カズマ「頭きたから奴らに薬盛る」 (42)

カズマ「という訳で惚れ薬作ってくださいウィズ姉様」



ウィズ「は…はい?」

カズマ「あっと…噛み砕き過ぎちまったな」

カズマ「悪い悪い。順を追って説明するよ」

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アクア「カ~ズマ。ちょっとシャンプー切れたから買ってきてー」

めぐみん「私は軽いお菓子1、2つお願いしまーす」ゴロゴロ…

ダクネス「後酒も尽きそうだから頼むカズマ」

カズマ「…………」

カズマ「なぁ…誰か1人くらい手伝ってくれてもいいのではないでしょうか…?」

アクア「何?か弱い女の子に重荷背負いながらこんな寒い外歩けっての?」

アクア「どう考えてもアンタが適任でしょうが」

カズマ「そう言って俺が単独でおつかい頼まれんの今月で6回目でございますが!?」

アクア「愚痴愚痴うるさいわね!それでも男か!馬鹿なの?ヘタレなの?死ぬの?」

アクア「あー…でも元々ヘタレか」

めぐみん「カスマですからねぇ」

ダクネス「クズマだからな」

カズマ「」ブチブチ

アクア「ま、そんな訳でよろしく~」


カズマ「最近何もこれと言った事件もトラブルも無いっていうかなんというか…」

カズマ「ここ最近あのポンコツ三人衆がヒッキーになりかけてきてるわ…」

カズマ「それだけならまだしも日が経つにつれて部屋の汚さは増すわ…」

カズマ「終いにはこの様に何でもかんでも俺に命令してこき使ったりとか…」

カズマ「分かるか!?俺が今どれだけ悲惨で辛くて苦しい目にあってるか分かるか!?今日なんかヘタレ・カスマ・クズマの三連呼だぞ!?あいつら俺のメンタル何だと思ってんだよぉっ!!」ユサユサユサユサ

ウィズ「わ、分かりました!事情は分かりましたから揺らすのやめてください!」

カズマ「だからあいつらを俺の虜にさせてあわよくば絶対服従の奴隷と化してやる…!クハハハ!」

ウィズ「ですが…切れた場合アクア様方からお仕置き…というかそれ私達もとばっちりくらいますよね?」

カズマ「だからその時の記憶が消える仕様の薬を作るのがお前の仕事だろ!」

ウィズ「ぇ、ええ!?しかし…」

カズマ「お前また金庫からこっそり金盗ったろ」

ウィズ「♪~💧???」

カズマ「バ・ニ・ル」

ウィズ「たっ…ただいまご用意してまいります!!」

カズマ「とびっきり強めの頼みますよー」

カズマ「さてと…はは~計画通り」

カズマ「まぁ人数分確保出来なかったのは癪にさわるのだが…」

カズマ「ウィズ曰く超強力みたいだし?数より質って言うし?」

カズマ「問題はそのエキスを混ぜた1つのクッキーを誰に投入するかだ…」

カズマ(やり方自体は簡単だ)

カズマ(適当にそこら辺からかき集めた菓子を4つの皿にを分け乗せると見せかけて、ターゲットにこれを渡す…)

カズマ(後はその奴隷担当を決めるだけだが)

カズマ「やっぱここは妥当に駄女神じゃね!?ストレス溜まる原因8割方あいつだし」

カズマ「いや待て…態々嫌な奴に付きまとわれても尚更イラつくだけだろ」

カズマ「ダクネスの性癖を直すって路線も無くは無い…」

カズマ「でも効力が曖昧な以上危なっかしい奴らに食わせる訳にもいかないか?というとめぐみ…」

カズマ「どうしよう…復讐する相手が定まらない」

カズマ「だからって無理矢理作らせておいてここで退くわけにはなぁ…」

カズマ「……>>5に食わせるか」

めぐみん

カズマ「昔は中二を除けばそれこそパーティの中で1番まともなロリータだったのに…」

カズマ「気づけば奴らと同格以下までに落ちてしまった」

カズマ「いかん!これはいかーん!!」

カズマ「よし!これはめぐみんに渡し、まずめぐみんを正気に戻すのを最優先としよう!」

カズマ「後めぐみんなら素直に事情話してもワンチャン許してくれる!」




カズマ「っ~す。買ってきたぞ」

アクア「遅ーい。どこで油売ってたのよヘタレ!」

めぐみん「そうですよーカスマさん」

ダクネス「まぁまぁ…時間をかけて質の良い物を購入してきたんだ。今回のクズマは大目に見ておかないか」

カズマ「は…はは…気にしなくても良いんだぞダクネスー」

カズマ(こいつら調子に乗りやがって…!だがそれも今日で最後だ)

カズマ(めぐみん…まずお前から更正してやる)ゴゴゴ…

カズマ「ところで、商店街で歌詞の詰め合わせ買ってきたんだけどどうだ?」

カズマ「皆で食べるか?」

アクア「お。じゃあお言葉に甘えて」

めぐみん「私もー今小腹空いてましたし」

ダクネス「では私も」





カズマ(無事めぐみんに薬盛れて早くも皆寝静まったか…)

アクア「zzz」

めぐみん「zzz…」

ダクネス「ふぁ……そこはさすがにだめだカズマぁ…」

カズマ(確か薬の効果が表れるのは摂取してから少なくとも10時間後)

カズマ(午後のおやつの時に混ぜて食わせたから朝にはデレモードに入ってる筈だ)

カズマ(うはぁ…明日の朝が待ち遠しィ……寝れねー)

カズマ(……俺は遠足の前夜のガキか)

カズマ(寝よ)



ユサユサ

カズマ「?」

カズマ(~誰だよ…人が気持ちよく寝てるのに)

めぐみん「起きてください!カズマ!」

めぐみん「もう皆起きてますよ!」

カズマ「うるさいな…も少し寝させてくれよめぐ」

カズマ「みん!?めぐみん!?」ガバッ

めぐみん「わわっ!びっくりした!」

カズマ「そりゃこっちの台詞だ!なんでお前がここに来てんだよ!」

めぐみん「何って……起こしに来たからに決まってるじゃないですか」

めぐみん「いつもそうでしょう」

カズマ「???」

カズマ(…そういえば昨晩薬が如何の斯うの言ってたな俺)

カズマ(つまり薬が効き始めた途端すぐ跳ね起きたのか…?)

カズマ(つい昨日まで昼頃になって起きてきていたあのめぐみんが!?惚れ薬スゲェ!)

カズマ「あぁ…と、とりあえずおはようめぐみ」チュッ

カズマ「ん?」

めぐみん「…」

カズマ「んー!んーー!?」ジタバタ…

めぐみん「いきなりどうしたのですかカズマ?いきなり暴れ出して」

カズマ「だからこっちの台詞だっての!ななっ…んで突然口付けしてんだ己は!」

めぐみん「え…理由も何も2人で決めた日課じゃないですかコレ」

カズマ「はぁ?」

めぐみん「起床時と就寝時…朝昼晩の食事時、後その他合わせて最低1日10回はキスするって」

めぐみん「あれ…もしかしてカズマ忘れていたのですか?」

カズマ「…………………」

カズマ「いや?覚えてたよ?」

めぐみん「そ、そうですよね。それならいいんですけど」

カズマ(アカン。これはアカン)

めぐみん「さぁカズマ。ご飯が冷めてしまいます」

めぐみん「早く皆の元へ参りましょう」テクテク

カズマ「おー」テクテク

めぐみん「♪」

カズマ「……」ギュッ

カズマ(触らぬ神に祟りなし)

カズマ(にしても躊躇なく手を握ってくる辺り流石は惚れ薬)

カズマ(…後今なんかご飯とか言ってなかったかこの子)

カズマ(え。朝飯の用意できてんの?)



ピカピカ…

めぐみん「それでは皆さん召し上がれ!」

カズマ「…」

アクア「…」

ダクネス「……」

めぐみん「…どうしました?食べないのですか?カズマ」

アクア「ね、ねぇ!ちょっとカズマ!!」ヒソヒソ

カズマ「何だよアクア…ってまぁ大体何をツッコミたいかは大方見当済みなんですが」ヒソヒソ

アクア「どういう事よこれ…朝起きたと思えば山積みになったゴミ屋敷がたった一晩でこんな新住宅みたいにこんな綺麗さっぱりになるなんて」

カズマ「匠の技術か何かじゃないっすかね(適当)」

アクア「そんなレベルじゃないわよ!特に床なんか磨きすぎてここに来るまでに3回は滑ってコケたわよ!」

カズマ「日頃の行いが悪いからなんじゃないかな(真面目)」

アクア「何それどういう意味よ!!」

めぐみん「あ、あの…お二人共…何を言い合ってるのかは分かりませんが一先ず食事を…」

ダクネス「美味」モシャモシャ

アクア「今それどころじゃないのめぐみん!口出し無用!」

アクア「大体、掃除料理その他諸々の雑用をなんでめぐみんに押し付けんのよ!」

カズマ「押しっ…てめぐみんが自分からやり出した事だろ!」

カズマ「なんで俺が犯人に仕立て上げられてるんだよ!?」

アクア「どうせヘタレてめぐみんに泣きついてきたんでしょうがこのヘタレ!」

カズマ「ヘタて…お前いい加」

バン‼

めぐみん「いい加減にしてくださいアクア!」

アクア「な、何よめぐみん…いきなり机叩いて」

めぐみん「さっきから言わせておけば…」

めぐみん「アクアはカズマの事を何だと思っているんですか!?」

アクア「はぁ!?な、何ってそりゃ怠惰で阿呆なヘタレ童貞に
めぐみん「冗談も大概にしてください!いいですか!?カズマはこのパーティーの仲間なんですよ!?旅を共にする者同士であるなら対等な関係を築くべきじゃないですか!?それを貴方の一存だけで雑用だのヘタレだの何も悪い事してないカズマを扱き下ろすなんて以ての外です!!アクアだってカズマに悪口言われたら嫌でしょう!?ちゃんと言われた時の相手の気持ち位考えてから発言してください!」

アクア「……いやで
めぐみん「でももへったくれもない!!」

アクア「…ぅぅ…」グスン

アクア「そこまで言わなくたっていいじゃないのぉー!?めぐみんが1番言葉の暴力使ってるじゃない!なんで私だけこんな仕打ち受けなきゃいけないのー!?」ドバッ…

アクア「めぐみんの意地悪ーー!!」

めぐみん「当然の報いですよ」

カズマ「ま、まぁまぁ…めぐみんもそう言ってやるなよ。この駄女神スイッチ入ると泣き止まないし」

めぐみん「カズマが良ければいい問題じゃありませんよ!私が納得いかなかっただけです!」

カズマ「女神かな」ボソッ

めぐみん「今何か言いました?カズマ」

カズマ「んーん?スープ美味しいなぁって」ズズッ

めぐみん「それは良かった!今日1番の自信作でしたから!」

アクア(誰も相手してくれない…)ジワッ

カズマ(うっほぉぉお!何コレ超気持ちいいんですけど!?)

カズマ(アクアのSAN値がどんどん削られてくのが良く分かるぞ~?)

カズマ(爽快!まさに超エキサイティング!!俺の目に狂いは無かった!)

カズマ(ね ん が ん の アクアキラー を て に い れ た! )

ダクネス「超美味」モシャモシャ

カズマ「ふひひ…あの駄女神が盛大に駄目出しくらってやんの!」

カズマ「一生泣きべそかいてろってんだ!はーっはっはっ!」

カズマ「……にしても…」

カズマ「めぐみんの行動が早すぎたせいで俺のやる仕事が無い…」

カズマ「掃除洗濯その他家事全部俺が取り掛かる前に終わっちまった」

カズマ「暇だ………」ゴロゴロ


カズマ「そうだ!折角めぐみんが俺の奴隷になったんだ!」

カズマ「暇ならめぐみんに相手してもらえばいいじゃないか」

カズマ「あいつ俺に対してベタ惚れだからきっと何しても構わないぞー?」

カズマ「……自由にしてくださいっ…」

カズマ「て言ったりなぁ!アッハッハ!」

カズマ「よぉし!午前中の行動は【めぐみんと遊ぶ】にけってー!」

カズマ「それじゃ早速めぐみんを呼んでこ」ガチャ
めぐみん「カズマー…今私の事呼びましたか?」


カズマ「…おう。呼びに行くつもりだった」

めぐみん「お!それは奇遇ですね!」

めぐみん「で、私に用事とは如何なるものなりか?」

カズマ「暇だから相手して」

めぐみん「喜んで!」ニコ

カズマ(笑顔眩し~…ここまできれいなめぐみんだとかえって相手しづれぇ……)

カズマ「とは言え、俺自身特別お前と何かやりたい事があった訳じゃなかったしなぁ」

カズマ「何しよう」

めぐみん「私に提案がありますが」

カズマ「ほうほう?はて…それは如何なるものなりか?」

めぐみん「>>33



子作り

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めぐみん「一緒に子作りでもしませんか?」

カズマ「………えー……」

カズマ「荷作り?」

めぐみん「いつもよりボケのレベルが落ちてますよカズマ」

カズマ「え、俺ってボケ役だったの?」

カズマ「って違うわ!そんな話をしてるんじゃねえ!」

カズマ「何だよそのノリは!?何ゲーム感覚でS○Xしようみたいな事言ってんのめぐみん!?」

めぐみん「何を今更。私達もうとっくに30回はSE○しているじゃないですか」

カズマ「逆にこの短期間でよくそんな関係にまで築きあげたなおい!」

カズマ「つーかその前に30回やって1度も妊娠しないって運がいいのかそれとも悪いのか!?」

めぐみん「いつも危険日にヤっていた筈ですけどね…なんでだろ」スリスリ

カズマ(お腹さすってる時点で軽く狂気感じるのは俺だけじゃない筈)

カズマ(記憶改変恐ろしい子)

カズマ(いや、この場合この薬をマジで作り上げたウィズに言うべきか…あいつどんな実験してんだよいつも!)

めぐみん「さぁカズマ。久々に2人で愛を育みましょう」

めぐみん「今度こそ新たな生命を我が体に宿してください」

カズマ「台詞だけ聞きゃギリギリカッコよく感じられん事もないがまるっきり変態発言だぞそれ!」

めぐみん「何をためらっているのです。さぁ!いつものように私の衣服を破って抱き締めてください」

カズマ「俺いっつもそんな大胆に行くの!?え!?割と積極的!?」

めぐみん「さぁ早く!もう私の魔力は溜まりに溜まってこれ以上我慢なりません!早くカズマの爆裂魔法を私にください!カズマのエクスプロージョンを私にください!カズマのエナジードレインをぉぉおおおっっ!!!」

カズマ「…………」

クルッ

カズマ「おうち帰る」ガチャ

ダダ…

めぐみん「……あれ、カズマー」

めぐみん「カズマ…?」





カズマ「ヤバイヤバイヤバイ…!アレもうめぐみんじゃないよ!ただのドが100個つく位の変態だよ!」ダダ…

カズマ「だって完全に今のレイプ目だったぞ!既に調教済ロリータだったぞ!?あ、そうだ!今度からレイプ目のレブみんと名付けよう!」

カズマ「って呑気な事言ってる場合じゃねぇ!殺される!つーか犯される!」

カズマ「ど、どうするどうする…勢いで逃げちまったけどコレ絶対追いかけてるよな…」

カズマ「よし!こうなれば>>38してこの場をやり過ごそう!」

殺そう

カズマ「あっと…待て待て。一旦落ち着け、俺」

カズマ「今の俺の戦力を確認しよう」

カズマ「まず俺のスキル【コミュ障】と時間的余裕の無さからして他者から力を借りるのはほぼ不可能」

カズマ「とするとめぐみん(病)と鉢合わせた場合俺は単独で戦わざるを得なくなる」

カズマ「でだ。今俺が出来る事と言ったら…」

カズマ「ウルトラ水流と」ピュルルッ

カズマ「狙撃と」ジャキッ

カズマ「ドレインタッチ」ワキワキ…

カズマ「今武器・アイテムがない事も含めまず最初の2つは効果が無いし」

カズマ「正直今のめぐみんにドレインタッチは逆効果だと言わざるを得ない」

カズマ「どうやって殺そう…」

カズマ「……>>42とかどうよ」

生殺し

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