【モバマスss】植木ちゃんの見る風景 (19)


これはモバマスssです

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奏「ふぅ…今日も疲れたわ」

奏「まったく、みんな個性的すぎてまとめるのが大変ね」

奏「あの人に頼られてしまってるんだから、頑張らない訳にはいかないもの」

奏「なんて、本人に直接は言えないわね」

奏「この部屋にはあなたしかいないから、少しは心をさらけ出せるけれど」

奏「いつも、本当に誇らしげに咲いているわね」

奏「私はあなたが何を考えているか分からないけれど、きっと今も幸せなのでしょう?」

奏「…私、なんで植木に話しかけてるのかしら」

奏「不思議と、あなたに話しかけてると落ち着くの。なんでかしらね?」

奏「ふふっ、あなたに聞いても返事なんてないわよね」

奏「それじゃ、また明日」




奈緒「あー疲れた」

奈緒「加蓮のやつ、勝手にあたしのドリンクまで飲み干しきって…」

奈緒「そう言えばさ、昨日のフルボッコちゃん最高だったなぁ」

奈緒「まさかあの乱立した死亡フラグを全部掻い潜るなんて」

奈緒「あー…この感動を誰かと共有したいし語りたいけど相手もいないしなぁ」

奈緒「よし、いまなら他のメンバーはいないし語るか!」

奈緒「って、植木に語っても相槌もはいらねぇよな」

奈緒「まぁいいや、なんとなく楽しんでくれる気もするし、なんでかあたしも楽しいし」

奈緒「こんな場面他のメンバーに見られたら恥ずかしいけど、今なら大丈夫だよな」

奈緒「それでな!丁度植木の下に埋めてくれても構わないよ!ってセリフがあってーー」



唯「ねー聞いて聞いて!昨日ちなったんと服買いに行ったんだ~!」

唯「今着てる服だよ、大人っぽくてちょークールでしょ?!」

唯「今の唯を見たらみんなメロメロになっちゃうかなー?」

唯「んふふ~、キミも唯にクラクラしちゃった?」

唯「でもでも~、おかげでお財布は空っぽだよー…」

唯「コンビニでキャンディ買おうとして足りなかった時はドキッとしたなー」

唯「一緒にいたプロデューサーちゃんが払ってくれて助かったよもー」

唯「おおっとー、あぶないあぶないそろそろレッスンの時間だった」

唯「ほいじゃ、また後でねー」



アナスタシア「最近、凄く寒い、ですね?」

アナスタシア「アー、植木ちゃんは大丈夫、ですか?」

アナスタシア「寒過ぎると、усыхание…枯れてしまわないか、心配です」

アナスタシア「暖房、ずっとつけておきましょうか」

アナスタシア「それは、エコ?じゃないですね」

アナスタシア「でも、あなたが枯れてしまうのは、アーニャ寂しいです」

アナスタシア「冬の夜は、ズヴェズダ…星がキレイです」

アナスタシア「その代わり、とっても寒いから」

アナスタシア「今はつけておいて…あとでプロデューサーに、帰る前に、暖房止めてもらいましょう」




加蓮「もー、だから奈緒は心配しすぎなんだよね」

加蓮「小休止のたんびに水飲めー、って」

加蓮「帰りにポテト食べに行こ?って言っても凄く変な表情するし」

加蓮「その割にハッピーセットでフルボッコちゃん付く時は誘ってくるんだもん」

加蓮「ポテトって言えば、植物って塩水を撒くと枯れちゃうんだっけ?」

加蓮「冗談だよ?大事な話し相手だし」

加蓮「さーって、そろそろ帰ろっかな」

加蓮「あ、奈緒から連絡きてる」

加蓮「…あははっ、今日からハッピーセットがフルボッコちゃん第二弾なんだって」

加蓮「一緒に行ってあげよっかな」

加蓮「それじゃ、また明日ね」



文香「…ふぅ。ようやく、落ち着けます…」

文香「ゆっくりと一人で本を読む時間が、最近は少なくなってしまって…」

文香「失礼しました。今はあなたと二人、でしたね」

文香「ですが…騒がしい時間も、嫌いではありません」

文香「今まで知る機会もなかった様々な出来事や物事に、触れる事ができますから」

文香「…そう言えば、何故か最近は騒がしさが減った気がします」

文香「不思議ですね…何か、物足りない様な…」

文香「もしかしたら、慣れてしまったからかもしれません」

文香「今は静かなこの部屋で…ゆっくりと、ページを捲るとします」



凛「ふふ、今日出来る事は全部やったかな」

凛「もう直ぐライブも近いし、頑張らないと」

凛「…ようやく、なんだ」

凛「プロジェクトクローネだけでのライブって」

凛「今回は卯月も未央もお客さん側で」

凛「だからこそ、最高のステージを見せたいんだ」

凛「眩しいくらいの輝きを、蒼い風が吹き抜ける様に」

凛「私達九人で届けるんだ、全力で」

凛「それじゃ、また明日」



ありす「ふぅ、今日も疲れました」

ありす「でも、今日は明日提出する宿題もやらないと…」

ありす「科目は科学の植物です」

ありす「植物の構造を調べて、この空欄を埋めないといけません」

ありす「他の方々に教えて貰う必要もありません」

ありす「タブレットで検索して、いざとなったらあなたに教えて貰えばいいんですから」

ありす「もちろんあなたが植木だから喋れない事は分かっています」

ありす「ですから、葉っぱをちぎって…凄く怯えた表情ですね」

ありす「流石に冗談です、あなたは私の友達ですから」



ありす「…ところで、何故植物なのに顔があるんですか?」

…ダメだよ……

ありす「普通はそんな筈…そう言えば、教科書の植物の構成のページを写真に撮ったんでした」

ありす「それを確認して…あ、私達プロジェクトクローネの結成の時の写真がありました」

ありす「懐かしいですね…まだ半年も経っていませんが。見て下さい、ほら」

ありす「私達の集合写真です。みなさん、とても大人っぽくて綺麗ですね」

ありす「…あれ?何故でしょう?右端が余分に広いような…」

ありす「まるで、そこに本来は誰かが立っていたみたいな…」

…ダメだよ、ありすちゃ…

ありす「いつも騒がしくて、でも嫌いにはなれなくて。そんな優しい誰かが…この時、私の隣にーー





周子「おなかすいたーん」

周子「レッスン厳しいし焼肉誘ってみても誰もこないし、なんだかねえ」

周子「まーライブ近いし仕方ないよねー」

周子「どっかに一人で入れそーな焼肉屋ないかな」

周子「お、ちょうどタブレットあるやん。ラッキー」

周子「事務所の備品かな?うちのユニットで使ってる人見た事ないし」

周子「そーそー、もーすぐあたし達ライブなんだー」

周子「だから他の七人はお腹気にして誘いに乗ってくれないんだよね」

周子「んー…違和感はなくも無いけど、考えちゃいけない気もするし」

周子「やめとこっか、誰も幸せになれないし。変な事は考えないが吉かな」

周子「それじゃ、また明日ねー」

周子「…またいつか、ねー」


なんとなく息抜きにほのぼの書いていたつもりが…なんでしょう
兎も角、久しぶりにクローネで書いた気がします
お付き合い、ありがとうございました

過去作
モバP「チョコを受け取るな?」
モバP「チョコを受け取るな?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455349844/)

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モバP「妹が欲しい」 - SSまとめ速報
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モバP「元カノとプロデュース」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461513381/)


訂正>>11


周子「おなかすいたーん」

周子「あれ?植木ちゃん二つに増えてる」

周子「誰かが持ってきたのかな?まーいいや」

周子「うーん、レッスン厳しいし焼肉誘ってみても誰もこないし、なんだかねえ」

周子「まーライブ近いし仕方ないよねー」

周子「どっかに一人で入れそーな焼肉屋ないかな」

周子「お、ちょうどタブレットあるやん。ラッキー」

周子「事務所の備品かな?うちのユニットで使ってる人見た事ないし」

周子「そーそー、もーすぐあたし達ライブなんだー」

周子「だから他の七人はお腹気にして誘いに乗ってくれないんだよね」

周子「んー…違和感はなくも無いけど、考えちゃいけない気もするし」

周子「やめとこっか、誰も幸せになれないし。変な事は考えないが吉かな」

周子「それじゃ、また明日ねー」

周子「…またいつか、ねー」

ヒェッ

ほのぼのかと思ったらホラーだった、乙

日常系ギャグだと思ってたら

宮、村……フランシスコ……?

乙乙

うえきちゃん…

ほのぼのと言われてきたのにこの仕打ち

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