【FGO】ベディヴィエール「アーサー王総選挙」【コンマ】 (129)

ベディヴィエール「アーサー王!」

オルタ「なんだ?」

セイバー「なんだ?」

サンタ「なんだ?」

乳王「なんだ?」

水着「なんだ?」

リリィ「なんです?」

X「?」

ベディ「あっ、いえ、お呼びしたのはセイバーのクラスのアーサー王です」

オルタ&セイバー&リリィ「私(です)か?」

ベディ「あ、青い方のアーサー王でお願いいたします」

セイバー「私か。どうかしたか?」

ベディ「はい。実はまたランスロット卿が――」


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ベディ「――と、いうことが先日ありまして」

トリスタン「まあ、このカルデアに来てからは日常茶飯事ですね」

ランスロット「おい待てベディヴィエール卿、王に何をお話ししたのだ? 私が卿に何かしたか」

ベディ「いえ、私ではありませんが……卿には秘密にしてくれと頼まれていますから」

ランス「そんな言い方をされては余計に気になる。それとも、それは王からの頼みか?」

モードレッド「はっきり言ってやれよベディヴィエール。『テメエはマシュに気持ち悪がられてる』ってな」

ランス「……なんだと?」

ベディ「モードレッド卿、それは言わない約束で……」

モード「言って聞かせなきゃいつまでたってもこのスケコマシにはわかんねえよ。まだ言葉を選んだ方だぜ?」

ランス「言葉を慎めモードレッド。私は騎士として礼節をもって女性に接しているだけだ」

モード「はっ、礼節だってよ。聞いたかトリスタン? 女と見るや食事に誘いに行くのがこいつの礼儀らしい」

トリス「気持ちはわからないでもありませんが、今は『マシュ・キリエライトがやたらと距離の近いランスロット卿を反抗期とか
そういう意味ではなくて純粋に気味悪がって怖がっている』などという話よりも、ベディヴィエール卿の話を聞くのが先決です」

ランス「」

ベディ「はぁ……全部言ってしまっていますよ……」

マーリン「それで? ベディはどうしたいんだい?」 ニュッ

モード「うおっ、どこから湧きやがった」

マーリン「はは、ベディが何やらおもしろそう……もとい、思い詰めたような表情をしていたからね。これは私が相談に乗ってあげなくてはと塔からやってきたのさ。徒歩で」

トリス「本音が漏れていますよ」

ベディ「はい。皆さんも日本という国があるのはご存知でしょう」

モード「俵野郎の国か」

ランス「玉藻殿の国か」

モード「」 チッ

ランス「おい、なぜ舌打ちをする」

モード「別に」

ベディ「そ、それでですね! 現代のその日本には、最も優れた女性を決めるための『総選挙』なるものがあるらしいのです」

トリス「最も優れた女性?」

ベディ「はい。何を基準とするのかはわかりませんが、そういったものがあると聞きました」

ランス「それを我らが王達で行うと?」

マーリン「王達ってのも面白い表現だけど、なるほどね。それで私たちにとって最も王にふさわしいアーサー王を選出しようということか」

ベディ「少し違います。我々の記憶と異なる点もありますが、どのお方もアーサー王であることに間違いはありません。この総選挙で我々が今後、『アーサー王』とお呼びする王を一人に限定しよう、ということです」

ランス「ふむ」

トリス「今回のようなことも少なくありませんし、王をお呼び止めする度に他の王にも御心労をお掛けするのは良いことではありませんからね。そういうことなら私は賛成です」

モード「良いんじゃねえか? 面白そうだしよ」

ランス「総選挙とやらをするのは良いとして、何を基準にするのだ?」

モード「強さだろ!」

トリス「器でしょうか」

マーリン「知力とか?」

ベディ「優しさなど如何でしょう」

ガウェイン「可愛さでしょう!」 バン!

マーリン「おや、お日様バスターゴリラ卿」

ガウェ「お、お日様……ゴリ……?」

ベディ「可愛さ、ですか? 凛々しさならわかりますが……」

ガウェ「ええ。私はこのカルデアに来て、初めて気付きました……我が王の愛らしさに!」

ガウェ「お行儀良く正座して、ご飯を口いっぱいにほおばっているお姿と言ったら……何故、あのお姿に気づくことが今まで出来なかったのか……」

モード「きめえ」

マーリン「キッモ」

ランス「(気持ちはわかるがここは黙っておこう)」

トリス「悲しい……私は悲しい……」

ガウェ「あの、何故皆さんそんなに私に厳しいのですか……」

マーリン「6章を思い出せばわかるよ」

ベディ「わ、私は決してそんなことは……」 アセアセ

ガウェ「ま、まあ良いです……。気を取り直して、こういうのはどうでしょう? 我々だけで決めるのではなく、このカルデアの皆さんにも王の魅力とは何か、聞いて回るのです」

ランス「なるほど、我々は王としてのアルトリア・ペンドラゴンしか知らない。他の側面も加味して、総合的に判断しようということだな」

ガウェ「その通りです。ここの者達なら、そういったことも十分わかるでしょう」

マーリン「『思い立ったが吉日』という言葉もある。早速聞きに行こうか。みんなで手分けしよう。と言っても、アルトリア一人に対しここにいる者一人では、私を入れても一人足りない。マシュにもお願いしようか」

ランス「では私g」

マーリン「いや私が行くから大丈夫だ」

ランス「…………」

モード「オレはランサーの父上でいいだろ!?」

トリス「それでは私はアサシンのアーサー王を」

ガウェ「では私はライダーの王について聞いてみます」

マーリン「じゃあボクはリリィを担当するよ。あの頃のアルトリアを知ってるのはボクだけだしね。それと、マシュにはアーチャーを担当してもらうよ。水着の女性について男が聞いて回るのは、外聞が悪いしね」

ベディ「私は青いアーサー王を」

ランス「それでは、私はオルタのアーサー王を」

ベディ「全員担当は決まったようですね。ある程度聞いて回ってから、またここに集合ということで。宜しくお願いします」

☆☆☆☆☆アーサー王総選挙ルール☆☆☆☆☆

これから騎士達がそれぞれの担当するアルトリア・ペンドラゴンについて、カルデアのみんなに聞いて回ります。
安価開始のレスから、↓1~10のレスのコンマ以下で判定を行います。

コンマ一桁目は以下のように対応し、コンマ二桁目がその点数となります。
1・2→強い
3・4→器量がある
5・6→賢い
7・8→優しい
9・0→可愛い
(例)00:00:00.37→器量+7ポイント
という感じです。
これらの総合ポイントによって、最優のアルトリア・ペンドラゴンを選出します。

但し、二桁目が0の時は-1ポイント、
コンマ以下がゾロ目の場合は+10ポイントですが、その時担当のアーサー王が出現します。

レスの際は既存のサーヴァント名、重複する場合はクラスも書いてください。
但し、担当内でかぶった場合は安価下とします。
他のアルトリアの時は問題ありませんが、1ポイント以上の範囲内で-1ポイントずつ減衰します。
クラスが別の場合は別人と判断します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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ベディ「私は青い王が担当ですね」

ベディ「個人的には、かつてのアーサー王そのままのお人柄で、英霊として召喚された今も騎士として仕えさせてくださる、器の大きい、優しい方です」

ベディ「さて、誰に聞いてみましょうか……」

>>↓1~10

またきます

>>1
獅子王が忘れられてない…?

>>26
6章の獅子王は最終戦でランサーだったので乳上様と同一カウントしてます。

あと、コンマ以下が00だった場合は-1と+10を両方適用します。
つまり+9します。

本当だ……顔見えないから見過ごしてた。
乳白アルトリアと黒乳上は別ですね。
総選挙にエントリーします。
担当は適当に考えます。
乳上クラスタの人達ごめん

酉消えてた、念のため

あと、このスレとは特に繋がりはありませんし酉も違いますが前スレです。
時間つぶしにどうぞ。短いですが。

【FGO】静謐「ナイチンゲール怖い」
【FGO】静謐「ナイチンゲール怖い」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1484133184/)

FGOは事前登録からやってるが、ガチャ運が悪いのと育成をちゃんとやり始めたのが最近だからにわかじみたとこは多々ある。
パラケルススについては、俺の中で錬金術士といえばパラケルススだったので割と適当だった。すまんな。
そして実はアルトリアは一人もいなかったりする。

ジャガーマン→優しい+3


ベディ「ジャガーマンさん」

ジャガーマン「我が名を呼ぶのは誰かっ!?」 シュバッ

ベディ「うわっ!」

ジャガー「あら、サー・ベディヴィエールじゃない。どしたん? そっちから声かけてくるなんて珍しい」

ベディ「いえ、実は――」

ベディ「(現状をこの方にそのまま伝えていいものだろうか? なんとなく嫌な予感がしますね)」

ジャガー「?」

ベディ「――我が王について、皆さんにお話を聞いて回っておりまして」

ジャガー「セイバーちゃん? 円卓の人達の方がよっぽど知ってるんじゃない?」

ベディ「セイバーちゃん……? あ、いえ、我々では騎士としての見方しかできませんから。仕える者として、王を深く知るのも重要なことなのです」

ジャガー「ふーん。愛されてるねえ、セイバーちゃん」

ベディ「……あの、その『セイバーちゃん』という呼び方は……?」

ジャガー「ん? ああ、なんか私としては『セイバーちゃん』って呼び方が一番しっくりくるのよねえ。他にもセイバークラスの人はいっぱいいるし、自分でもなんでなのかはよくわかんないんだけどさ」

ベディ「なるほど、そうでしたか」

ジャガー「あ、もしかしてこういうのって騎士的にはあんまり良い気分じゃなかったり?」

ベディ「いえ、他の者はわかりませんが、少なくとも私は良い事だと思います。我らにとってアルトリア・ペンドラゴンは王ですが、皆さんのように親しみを込めて、友として接してくださる方がいるというのは、悪いことではありません」

ベディ「(或いは、生前もそんな方がいれば……)」

ジャガー「それだけの人柄って事よね。肩書きがどうのこうのじゃなくて、仁徳とか人望とか……ヒトを惹きつける何かがあるってことじゃん?」

ベディ「…………ふふ、その通りですね。ありがとうございます」

ジャガー「それでなんだっけ、セイバーちゃんのイメージ?」

ベディ「そうですね。ジャガーマンさんから見て、我が王はどのような方ですか?」

ジャガー「んー……いっぱいいる?」

ベディ「あ、そうでした。ええと……その中でも、青いアーサー王については、どう思われます?」

ジャガー「え、青セイバーちゃん? そうねえ……優しい、かな?」

ベディ「貴女もそう思われますか!」 ガシッ

ジャガー「ひょえっ!」

ベディ「あ……いえ、すみません。嬉しさのあまり、つい」

ジャガー「びびびびっくりした~……襲われるのかと」

ベディ「そんなことしませんよ……」

ジャガー「でもそれはそれで……グフフ」

ベディ「そ、それでは私はこの辺りで。お時間を頂きありがとうございました」 ソソクサ



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ベディ「やはり少し変な人のようですね……いえ、英霊とは皆そんなものですか……」 ハァ

ジャンヌ(ルーラー)「サー・ベディヴィエール。私の部屋の前で何を?」

ベディ「えっ……あ、ジャンヌ・ダルク。すみません、ここは貴女の部屋でしたか」

ジャンヌ「いえ。しかし、私にご用というわけではないのですね」

ベディ「は、いえ、誰に、というわけではなく、このカルデアの皆さんに用があるといいますか」

ジャンヌ「皆に?」

ベディ「実は今、我が王について聞いて回っておりまして」

ジャンヌ「王? アーサー王ですか?」

ベディ「はい。騎士たる者、君主について知るのも義務ですから」

ジャンヌ「さすが、サー・ベディヴィエール、そしてさすがはその君主たる騎士王ですね。臣下からこれほど思われているとは」

ベディ「かの救国の聖女であるジャンヌ・ダルクにお褒めいただけるとは。恐縮です」

ジャンヌ「ふふ、その騎士然とした姿勢。かつてのジルを思い出します」

ジャンヌ「それで、アーサー王についてでしたか?」

ベディ「はい。中でも青き王についてお聞かせ願えればと」

ジャンヌ「そんなに畏まらないでください。私は所詮はただの村娘。王族でも、貴族でもないのですから」

ベディ「これも性分ですから。敬意を払うべき相手には、そうするべきです」 ニコ

ジャンヌ「仕方のない人ですね。しかし、そうですか、青いアーサー王について……」 ムム

ベディ「(しかし、この方は本当に王に似ていらっしゃる。瓜ふたつだ)」

ベディ「(その生涯ゆえに、英霊となった際に似てしまったのか、それとも生まれつきこうなのか。思わず畏まってしまうほどです)」

ジャンヌ「そうですね……一言で言えば、『器の大きい方』というイメージです」

ベディ「器、ですか?」

ジャンヌ「はい、しかし……。………………」

ベディ「……ジャンヌ・ダルク殿」

ジャンヌ「? はい?」

ベディ「思うことがあれば、正直に教えていただきたい。私は、我々以外から見た、我々の知らない王のことも、知らなければならないのです」

ジャンヌ「……そうですか。いえ、逆に言え失礼だったかもしれませんね」

ジャンヌ「私が思うのは、『その大きな器以上のものも抱え込んでしまう人』という印象も受けます」

ベディ「器、以上の……」

ジャンヌ「はい。どんなことでも一人でやり遂げ、受け止める器が、かの王にはありますが、『受け止め続ければ溢れてしまう』のは明白のこと」

ジャンヌ「どこか、少し張り詰めたような印象を、初めは抱いていました」

ベディ「…………」

ジャンヌ「しかし、このカルデアでいろいろな英霊たちと出会い、円卓の皆さんも加わって、最近は少し息抜きの加減も覚えたようですね。最初の頃よりは顔色のいい日が多いように思います」

ベディ「……ありがとうございます、ジャンヌ・ダルク殿」

ジャンヌ「いえ。あ、それでは私はこの辺で。オルタちゃんとゲームをする約束をしていますから」

ベディ「…………」 ペコリ


ジャンヌ→器量+1

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事前からでアルトリア居ないってどういうことよ…

>>54
ああ、すまん。リリィはいる。ガチャで出たことないってこと
うちのカルデアこんな感じ
http://i.imgur.com/QgdL9tR.jpg
http://i.imgur.com/xioP109.jpg
http://i.imgur.com/jImXnDj.jpg
http://i.imgur.com/M3nQ7NF.jpg
http://i.imgur.com/j4B7h50.jpg

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スパルタスク→優しい+6


ベディ「そろそろ、女性以外のお話も聞きたいところですね。誰か……」 スタスタ

「我が抱擁を受けるがいい!!」 ガバッ

ベディ「っ!?」 バッ

ベディ「す、スパルタスク!? 急に何をするのですか!」

スパルタスク「圧制者よ! おお、圧制者よ! 我が抱擁を避けるとは!」 ズン

ベディ「わ、私は圧制者ではありません!」

スパル「圧制者よ! 愛、愛、愛! これが我が愛である!」

ベディ「(女性以外とは言いましたが、話の通じる相手にしていただきたい!)」

ベディ「貴方に構っている暇はありません! 私は我が王について知らなければならないのです!」

スパル「王……?」 ピタ

ベディ「?」

スパル「王……騎士……ベディヴィエール……アルトリア・ペンドラゴン……」 ブツブツ

ベディ「(な、なにか変なスイッチを踏んでしまったのでしょうか?)」

スパル「……主従ぅ……? 主従! アーサー王!」

ベディ「!」

スパル「…………」

ベディ「(騒いだと思えば今度は沈黙……バーサーカーの中では話が通じる方かと思っていましたが、やはり所詮はバーサーカーですか)」

スパル「アルトリア・ペンドラゴンの騎士よ。かの騎士王のその優しさ、弱気を助け強きを挫くその誇り。まこと、法悦である」

ベディ「!?」

スパル「ははは、ははははは!」ズン、ズン…

ベディ「な、なんなんだったのですか、一体……?」 ハァ


~~~~~

スパルタクスなのか、ずっと勘違いしてたわ


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佐々木小次郎→強さ+9


佐々木小次郎「はは、災難であったな騎士殿」

ベディ「小次郎殿」

小次郎「実は先日、かの騎士王とスパルタクス殿が廊下で睨み合っているのを見たぞ。お互い武器は抜いていなかったので放っておいたが、先程の様子だと、その時に何か問答でもあったのかもしれんな」

ベディ「なるほど、そういうこともありますか」

小次郎「して、なにやら円卓の者たちで騎士王について聞いて回っているのだとか?」

ベディ「小次郎殿は剣筋だけでなく、耳も早いのですね」

小次郎「ははは。これはベディヴィエール卿、カルデアに来て口が達者になったようだな」

ベディ「そうでしょうか?」

小次郎「――――では、剣の腕も達者になったか、見てやろうか」 ヒュウ

ベディ「!!」

ギィイン‼︎

ベディ「っ!!」

小次郎「ふ、流すか、その腕で」

ベディ「……貴方の剣技こそ、尋常ではない。この狭い廊下にその長い獲物で、よくもここまで自在に」

小次郎「いやはや、流石は名高い円卓の騎士だ。一筋縄で勝てぬのも道理だな」

小次郎「ましてや、その王に勝とうなどと思うなら、骨を折る程度の鍛錬では足りぬか」

ベディ「…………」 チャキ

小次郎「すまない。いきなり斬りかかるなど、武芸者のすることではなかったな」 キン

ベディ「貴方は、もっと落ち着いた方かと思っていました」

小次郎「いやなに、かの有名な騎士王とはいつか手合わせを願いたいものだが、自分の技量がどれほどなのか見極めたくてな」

小次郎「なにしろ、このカルデアには古今東西の強者共がそろっている。武を極める者として、挑まぬわけにはいくまいよ」

ベディ「……我が王に害するというのならば、今ここで貴方を斬ってもいいのですよ」

小次郎「いや、止しておこう。戦う理由はあれど、殺しあう理由は無いのでな」 スタスタ

ベディ「…………」

小次郎「……ああ、そうだ」

ベディ「……?」

小次郎「騎士王についてだが私が思うに」

小次郎「『真に強き者』だと、そう感じる。輝く獅子の如くに」 スタスタ

ベディ「…………」

ベディ「ふぅ……」 キン

ベディ「襲われそうな者に襲われず、襲われそうもなさそうな者には襲われ……」

ベディ「(佐々木小次郎、ですか。注意する必要があるかもしれませんね)」


~~~~~

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ベディ「緊張したせいか、少しお腹が空きました。食堂に行ってみましょう。誰かはいるでしょうし」

ガチャ

ベディ「こんにちは」

エミヤ(シロウ)「やあ、騎士殿。食事かな?」

ベディ「今日はエミヤさんが食事当番なのですね。楽しみです」

エミヤ「ブリテンの人間に白茶を淹れるのは些か気が引けるが……いや、君たちの時代には紅茶は流行っていなかったのだったか」

ベディ「そうですね。確か、白茶というのは中国のお茶でしたか?」

エミヤ「ああ、今日は中華の日だからな。マスターが新しく中華鍋を購入してくれたのでね。辛い物は平気か?」

ベディ「苦手というほどではないですね。ほどほどにお願いします」

エミヤ「承知した」

「あー腹減った、っと」 ガチャ

ベディ「おや」

エミヤ「やあ、ランサー。君も食事か」

クー・フーリン「おう、今日は手前が当番か、アーチャー」

ベディ「あの、なぜお二人はクラス名で呼び合うのです?」

クー「あん? ……そういやぁなんでだろうな」

エミヤ「なんとなくこれがしっくりくる、というだけの話さ。クー・フーリンなどと、いちいち呼ぶのは長ったらしいしな」

クー「エミヤってのも、アサシンの方と二人いるしな。俺も名前だけなら三人ほどいる。ま、おたくの王様よりは少ねえがよ」

ベディ「その王について、お聞きしたいことがあるのですが」

クー&エミヤ「セイバーか」

ベディ「……お二人も、我が王を『セイバー』と呼ぶのですね。ジャガーマンさんもそうでしたが、それもなんとなく、ですか?」

エミヤ「ふむ、彼女とは特に共通点も無いのだが」

クー「俺も知らねえよ。しかし、言われてみりゃあ確かにそうだな。セイバーのクラスは他にもごまんといるってのに」

ベディ「いえ、ジャガーマンさんと同じで、対等に接して頂いているということにしておきましょう」

エミヤ「そうしてくれると助かる」

クー「今更アルトリアだのアーサーだの呼ぶのは、ちと違和感があるしな」

ベディ「それで、お二人はどんな印象を?」

エミヤ「ふむ、一言で表すのならば、『強い』というのが一番だな」

クー「そうかぁ? 俺からすれば、『可愛らしい』お嬢ちゃんにしか見えねぇがな」

エミヤ「確かに可憐ではある。しかしランサー、あの聖剣は破格だろう」

クー「確かにな。ふん、たかが剣一本が対城宝具たぁ、規格外もいいところだ」

エミヤ「剣技も恐ろしいが、彼女自身の魔力量も凄まじい。もしも100年に一度の天才魔術師に召喚されていたのなら、誰も彼女には敵わないだろう」

クー「弱気じゃねえかアーチャー? やってみねえとわからねえぞ?」

エミヤ「持つべき王(モノ)が持つべき聖剣(モノ)を振るうのだ。私なら挑むよりも、撤退を進言するさ。分は弁えているのでな」

クー「俺の槍を防ぎやがった奴の台詞とは思えねえな。もう一度やってみるか、アーチャー?」

エミヤ「遠慮しておこう。また腕を潰されては敵わん」

ベディ「あの、お二人は勝負をしたことが?」

エミヤ「此奴が『修練だ』などと言って襲いかかってきたのだ。決して勝負と呼べるモノではないぞ、アレは」

クー「結局、凌ぎ切られたがな。二刀使いで盾持ちの弓兵なんざ、それこそ反則だっての」

ベディ「あはは……」

エミヤ「と、喋っている間にできたぞ。麻婆豆腐とチャーハン、春雨サラダに中華スープだ」

ベディ「ありがとうございます。とても美味しそうだ」

エミヤ「二人とも、ゆっくり味わいたまえ」



エミヤ→強い+3
クー・フーリン→可愛い+3
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型月ファンは設定厨ばかりなのに軽い気持ちでスレ立てたのが失敗

>>99が全てを表してる。
猛省の至り。

スレは完走しますが、既知の設定だけでなく、FGOの細かい設定についての下調べもちゃんとしながら書いていこうと思います。
よって投下ペースは落ちますがご了承ください。

6章が好きで、勢いで立てたスレでしたが、もっとしっかりします。
すまんの。

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