【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく【安価SS】 (601)


≪このSSはクリア後のネタバレが潜んでいます。ご了承の方のみお読みください≫


2/15


「しょうがねえなあ」

惣治郎の呆れた声が耳に痛い。というか身体全体が痛い。どうしてこうなった。

……いや理由はわかっている。チャットを誰にも返していなかった。9人の女性から誘いがあったのに。それを知ったら昨日一緒に過ごして慰めた一番の悪友は「裏切り者!」と罵って1人走っていくだろう。だけど正直、自分も誰か一人を選べなかった。だからこそ、返さなかったのではなく、返せなかったのだ。

といったところで怒り心頭に発していた女性陣に通じるわけもなく、ボロボロに叩きのめされた。特に怪盗団の女性メンバーはさすが暴力沙汰に慣れていた。杏や真はわかるけど、春は終始にこにこしていた。一番精神に来た。

というわけで、9人の女性陣の印象はダダ下がってしまった。

あと一か月で、自分はこの街を出て、実家に戻る。

残り一か月、何とか誤解を――誤解ではない、きちんと、一人を、決めなければならない。

今まであいまいな態度をとっていた自分に、ケリをつけるのだ。



 【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく【安価SS】


※好感度は現在、全員0の状態です。最大で10。最初に10になった人がたった一人の運命の恋人です。
 最大にできなかった場合は全員とお別れになります。
 
※所持金は現在10万円あります。デート代やプレゼントを買いに行くという選択肢も出てくるかもしれません。その際の資金の目安として考えてください。足りない場合は相手に奢らせるという情けない姿をさらす羽目になったりします。相手によっては好感度が下がるかもしれませんのでお気を付け下さい。
 
※相手に対する答えが間違っていれば、好感度が減ることもあります。そのあたりは作者のさじ加減です。

※昼パートと夜パートに分かれています。デートのプランを考えるならば、相手のライフスタイルを考えましょう。
 そのあたりはできるだけゲームに準じようと思っていますが記憶に頼るので適当になるかもしれません。

※作者はできるだけ原作に忠実になるよう真面目に考えます。

※更新はのんびりとしていきます。


《残り30日》

2/16 昼


まず、チャットでとりあえずもう一度謝ろう。話はそれからだ。
相手は……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三



安価>>5、番号で

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483141399


好感度10が1人でも出たら1か月経ってなくてもその場でクリアー?
ちょっと勿体ないぜ
せっかくだから1か月丸々使って上げれるだけ上げて、
1か月最終日は好感度10同士のサドンデスにしようぜ
最後に1人決めればいいんだしさ

>>3
思い付きで考えてしまったもので、複数好感度10が出たら多分安価になるのかなあとか考えてます。
もう少し凝ったやり方があるかもしれないですけど、まだスタートしたばっかりなので、ゆっくり考えてみます。
安価とっちゃったら↓


『春、昨日はすまなかった』

『誤解を与えて、ごめん』


返事がない。今は授業中で当然だが、昨日が昨日だけに怖い。


『春は心配してくれたのに、それを無視したのは本当に悪かった』

『何をされても、文句は言えない』


 ――――

 ピロピロロン♪


『放課後、付き合ってほしい場所があるの』

『他に用事があるなら、そっちを優先させてもいいよ』


 文章からは春が何を思っているのかよくわからない。

 返事を保留して別の人にチャットを送ろうか?

 それともこのまま春と約束するべきだろうか?


1、HOLD

2、春と約束する


>>8

1
この春ちゃんは確実に怒ってますねぇ

他の人たちにもきちんと説明するべきだろう

だけどもし約束が重なっては大変だから、今は次のチャットで止めておこう


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉

5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>13

1


『昨日はすまなかった』

 ピロリロリン♪

『もういいよ』

『マスターからも説明してもらったし』

『竜司と一緒にいたんでしょ?』

『わざわざ付き合うことないのにね、君らしいけど』

『良かったら夜、ご飯食べない?』


 夜なら春との約束を早めに切り上げれば行けるだろう


『わかった』

『じゃあいつものファミレスで』







――――――――――――


大体の感じはわかったでしょうか?

昼にチャットを最大二名まで送れます。
一名のみの場合は夜に追加イベントがあります。日をまたいで2ターン過ごすより、好感度をよりあげるチャンスです。
時折作者の気分で相手からの誘いもあると思われます。その場合は気を付けてください。
爆弾が送られる可能性があります。今日は大丈夫なはずです。

キャラごとの難易度は設定はするつもりはないのですが、千早に嘘は無意味とか、原作に準じた特殊能力がある人物に関しては受け応えに注意した方がいいかもしれません。個人的に武見先生は一旦怒らせると難しいタイプではないかとは思います。
難しそうなキャラには安易ですがプレゼントを用意しましょう。プレゼントは安価で決めたいと思います。

では今回は春と杏のエピソードを投下します。また夕方にでも。ではでは

了解
つまりあるヒロインと2回過ごして好感度上げるなら
「1日目昼、2日目夜」と過ごすより「1日目の昼と夜、1日まるまる」過ごした方が効果的ということだな?

>>15

そうです
「1日目昼と2日目夜」だと最高でも☆(好感度を☆で表現していきます)2しか上がらないけど
「丸1日」だと☆3上がる可能性あるよという意味です。
ただ、時折爆弾投下します。爆弾というのは☆が減るイベントです。
☆MAXでも一気に☆7になる可能性があったりするかもしれません。修羅場とか修羅場とか修羅場とか。
爆弾は☆の数が多いほど落ちる可能性が高まるかもしれません。あくまで予定です。
好感度MAXにしても終わりにしない、はこういう感じで表現していこうかなと考えてみました。よければお付き合いください。


《浅草・スカイツリー》


春「やっぱり、ここは高いね。車も見えないよ」

春「東京って、世界って、こんなに広いんだね」

(春は浮かない顔をしている……)

春「昨日ね、君にその、酷いことしちゃったでしょう?」

春「だから、ちゃんと謝ろうと思って」

春「ごめんなさい」


1、そんなことないよ
2、何かあった?

>>21

1


春「そんなことない、か……」

春「…………」

春「君って、モテるんだね」

春「あ、疑ってるとかじゃなくてね!? 沢山の人を助けてきたんだなあって思って」

春「私も、その一人なんだなって、昨日帰ってから思ったの」

春「昨日いた女の人たち、みんな君のことが心配で、出所させるために頑張ってきたんだよね?」

春「私も、頑張っていたつもり……だったんだけど」

春「…………」

春「私ね、お父様の人脈を使っただけだった」

春「お父様にはもう従わない、なんて言っておきながら、お父様の遺産を使ってる」

春「……ほんの少しだけど、昨日いた人たちから、お話聞いたんだ」

春「どういう風に君に助けられたのか、君を助けたのか」

春「他の人は違った。みんな自分の力を精一杯使って、君を助けてた」

春「私はただ、お父様の遺産を使っただけ」

春「お父様だって、やり方は間違っていたけど」

春「それでも一人で、やってきたのにね」

春「…………」

春「スカイツリーはね、まだオープンする前に一度連れてきてもらったことがあるの」

春「私はまだ子供で、お仕事の話ばっかりでやっぱり退屈だったんだけど」

春「お父様ね、その時はいつもと違って、目をキラキラさせているように見えた」

春「男の人って、やっぱりこういうのが好きなのかなって思ったの」

春「お父様のパレスが宇宙で、オタカラがプラモデルだって知った時に」

(春は遠くを眺めている……)


春「君が帰ってきたからかな」

春「安心しちゃったのか、受験とか会社の株の事とか、色々落ち着いたからかな」

春「お父様のこと、やっと考える時間が出来たんだ」

春「君の事もね」

春「私、ずっと頼りっぱなし、人に助けられっぱなしの人生だった」

春「自分一人で成し遂げた事って、本当になくて」

春「私ね、君と一緒にいたい。これは紛れもなく、私の気持ち」

春「だけど、今のままじゃ、一緒にいるんじゃなくて……寄りかかってしまいそうで」

春「一人で立ちたい。そうじゃないと、あなたの隣に立てない気がする」

春「私、あなたの隣に立ちたいの。寄りかかるんじゃなくて、頼るんじゃなくて」

春「それには、お父様に反抗するって決めたのにお父様の遺産を使うような私じゃ、駄目だと思うから」

春「……今日は、ありがとね」

春「やっぱり、さよならは、好きになれないな」

(送ろうかの言葉を春は断って、タクシーを拾って帰って行った)



奥村春 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「おいこら! お前のせいで春が自信失くしちまってるじゃねえか!」

モルガナ「当たり前だけど、春は頑張っていたんだからな!?」

モルガナ「迷惑かけた大人たちにさらに頭を下げるって、なかなか出来ないことなんだぞ!」

モルガナ「春は本心見せたり甘えたりするのがそうそう出来ない性格だからな……」

モルガナ「自信を回復させる手段か……前は怪盗がそうだったけど、今はそれもなくなって、お前との繋がりも不安なんだろ」

モルガナ「お前ももうちょっとケアしてやれよ! いいな!」



※本編通りモルガナは大概の場合バッグの中にいます。会話も聞いています。
 モルガナの言葉がヒントになることも? プレゼントやデートプランなど、行き詰まったら相談してみましょう。


《ファミレス》


杏「んー、ここのチョコパ、やっぱおいしいんだよねー!」

杏「ほら、今日は君の奢りなんだから、ダイエットも一時中断ってことで!」

 所持金-3000
   ¥97000

杏「はい、これで昨日のことはチャラね!」

杏「あー、カロリー取り過ぎかも! 君にあげるつもりだったチョコも全部食べちゃったしさ」

杏「君のせいなんだかんね? モデル出来なくなったらどうするの?」

(杏は妙にテンションが高い……)

1、責任はとる
2、杏はどうなっても可愛い


>>28

2


杏「え、ちょ、……もう!」

杏「そういうこと、他の子にも言ったんでしょ?」

杏「君ってさらっとそういうのが言えちゃうんだよね。やっぱ怪盗団のリーダーだけあって悪いやつー!」

杏「勘違いさせるって、すっごく悪いことなんだから! もう」

杏「……あと」

杏「肝心なこと、言わないこともね」

杏「君、一人で勝手に全部背負って出頭してさ」

杏「そりゃリーダーではあったけど! 一言、言ってくれてもよかったじゃん……!」

杏「昨日の人たち、みんな君が出頭するっていうの知らなかったって言ってた」

杏「何だったら、私が出頭しても良かったのに」

杏「鴨志田の時から一緒にやってきたんだから、同じことなのに」

杏「わかってる。出頭するのは一度捕まって取り調べられて……死んだはずの君以外にいないっていうのは」

杏「でも、でもさ!」

杏「知ってるでしょ!? 私、志帆の時だってそうだった!」

杏「大事なこと抱えて、どっかに行かれること、すごく怖くて」

杏「……私、そんなに信用ないかな」


杏「…………」

杏「違う、駄目なんだ」

杏「こういうこと、訊いちゃう自分が……嫌だよ」

杏「多分、君が何を言ったって、今の私じゃ違うって思っちゃう」

杏「そんなの、カッコ悪い! ダサい!」

杏「駄々こねる、子供みたいな女じゃなくって」

杏「カッコいい女になるって決めたのに!」

(杏はしばらく泣いていた)

杏「……ごめん」

杏「あはは。いつかの時みたいだね」

杏「あの時も、君は私の話聞いてくれて、私は泣いてて」

杏「変わってないね、私」

杏「君は、カッコよくなったのに」

杏「…………」

杏「私、モデルももっと頑張っていくから」

杏「駄々こねるダサくてカッコ悪い女には、なりたくないから」

杏「メメントスも消えたけど、やっぱりこうやって、弱い部分って生まれちゃう」

杏「そういう人の光になりたいから」

杏「でも、できれば……」

杏「……今日は、ありがと!」


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「杏殿……いじらしいぜ……!」

モルガナ「おいこら! 杏殿を泣かせやがって!」

モルガナ「お前が一人突っ走るタイプなのは知ってるけどよ」

モルガナ「こりゃ割とみんな、お前が一人で何も言わず出頭したことに傷付いてるな」

モルガナ「そりゃ言えば止めるだろうから言わないっていうのはわかるけどな」

モルガナ「春といい、杏殿といい、特に怪盗団のメンバーはお前が何も言わなかったことに傷付いてるのかもな」

モルガナ「信用、か……失った信用を取り戻すって、なかなかできないもんだ」

モルガナ「みんなそれ知ってるんだよ。お前もそうだろ?」

モルガナ「心配かけまいと敢えて黙ってたら、お前からの信用を失ったと思ってお前から離れてくってのは、皮肉だよな」

モルガナ「口先だけでどうこうなるもんでもないし、まだあと一か月あるんだ」

モルガナ「ゆっくり考えていけばいい。今日はもう寝ようぜ」





高巻杏
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

川上貞代
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



2/16 昼

自分は来週から学校復帰予定だ。
誰かを誘ってみるか。

相手は……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三



安価>>34、番号で

今日はここまでにします。よいお年を!

べっきぃ

これって基本返事保留せずにすぐ返信した方がいいよな?
好感度一気に3つ上がるならそっちになると思う

>>35
1人に丸1日使うと作者のさじ加減になりますが、誰かとバッタリのパターンは増えます。
自然と爆弾や修羅場になる可能性も高くなります。
どちらを選ぶかは安価にお任せいたします。

ストーリー作る時間が欲しいので先に安価します、すみません



『今日は空いてる?』

 ピロリロリン♪

『今の時期、教師って忙しいんだよ』

『卒業式とか入学式とか。期末も終わったところだし』

『放課後すぐは難しいかな。夜なら大丈夫だけど』


 この感じなら、放課後にスケジュールを入れられるかもしれない。

 このまま川上と約束してしまおうか?

1、HOLD
2、返信する


>>41

2

あけましておめでとうございます。渋谷が赤く染まらなくて何よりです。


放課後が空いている。誰か誘ってみよう。

1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙

8、大宅一子
9、東郷一二三

>>44

あ、素で間違えた、無しです、すみません


『じゃあ夜、どこかに行く?』

『どこがいいかな、あまり近くだと生徒に見られるかも』

モルガナ「川上とは教師と生徒だからな、見られるとまずいかもしれないぞ」


1、自室に招く
2、新宿
3、井の頭公園
4、神保町
5、元町中華街


モルガナ「どうするんだ?」


>>47

4


『神保町とかどう?』

『それは国語教師に対しての挑戦よね?』

『オッケー、いいの見つけてあげる♪』


《神保町・古書店街》


川上「やっぱりこの古い紙の匂いっていいよね」

川上「普通の本屋にも寄らなくなってたからさ。久しぶりに読もうかな」

川上「わ、積木くずしとか。これ私が生まれる前だよ」

川上「ノルウェイの森の初版本もある! これ作品自体は30年ぐらい前なんだよね、有名になったのは映画化されてからだけど」

(川上は楽しそうだ……)

川上「君はどんな本が好きなの?」


1、本はあまり
2、ライトノベルぐらいなら
3、何でもイケる

>>51

3


川上「へえ、じゃあフィネガンズ・ウェイクとか勧めちゃおうかな」

川上「日本語に訳すのは不可能って言われてた本なんだけどね」

川上「ちなみにこれ読めたら頭おかしい人って思われるから」

川上「興味あったら読んでみて! 多分、3ページで挫折するから」

(よくわからないが川上は楽しそうだ……)

川上「冒頭部分だけでも読んだらわかると思うけど」

川上「まあ流石にそれ読めとは言わないけどね。ドグラマグラあたりがなんだかんだで落としどころかな」

川上「君が女の子だったら、不思議の国のアリスとかも結構大人が読んでも面白いんだけどね」

川上「言葉遊びの類じゃなければ、そうだなー」

??「あ」

川上「あ、君は」

祐介「どうも友達がお世話になりました、先生」

 !?

モルガナ(お前と面会できるの、川上だけだったろ?)

モルガナ(川上は署名運動する三島や他のメンバーがお前を助けようとした時、色々庇ってたんだよ)


※少年院に入れられた場合、面会できるのは三親等までの親族と弁護士、それから在籍している学校の校長、教師までらしいです
 惣治郎がどういう扱いになるのかわからないので、このSSではメンバーで面会できたのは冴さんと川上先生のみとしています


祐介「俺は美術書を漁りに来たんですが……お前と先生、二人でどうしてここに?」

川上「え? えっと」


1、偶然会った
2、参考書を選びについてきてもらった
3、何か食べに行かないか?

>>56

(攻略対象のみしかキャラを出さないとは言っていない)

祐介は意外だったわww
これ上手く処理しないと祐介経由で誰かにばれるパターンあるかな
1で


祐介「偶然か。随分楽しそうに見えたが」

川上「ほ、本が好きって聞いてね! ついテンションが上がっちゃったの」

川上「最近の子って活字離れが進んでいるからね」

川上「ライトノベルでもいいから読んでくれるといいんだけど」

祐介「ライトノベル……俺は詳しく知りませんが」

祐介「教師からライトノベルを勧めるというのは意外です」

川上「まあ、入り口というレベルだけどね」

川上「夏目漱石だって、新聞に連載していたころは」

川上「『最近の若者は夏目漱石のような軟弱な小説ばかりで、漢文などを読まないから国語力が落ちている』」

川上「なんて社説に書かれていたりしたの」

川上「そのあたり、今も昔も変わらないわね」

川上「古い人間が新しいものを拒絶するっていうのはよくあるけど」

川上「私は君たちみたいな子が、そうなってほしくはないな」

祐介「なるほど……勉強になります」

川上「あ、えっと。喜多川君」

川上「私達が二人会っていたこと、誰にも言わないでくれるかな」

川上「彼、微妙な立場であることに変わりないから」

川上「夜、教師と会っていたってなると、嫌な噂立てる人もいるかもしれないからね」

モルガナ(噂じゃなくて事実だけどな)

祐介「そうですね。わかりました」

祐介「あ、そうだ。東郷さんが俺にチョコをくれたんだが」

祐介「『義理です!』と怒っていたように見えたんだが、これはどう思う?」

川上「…………」

モルガナ(何か言えよ……)


1、お前に気がある
2、本当に義理だと思う

>>60

どっち選んでも一二三にダメージいかね?
安価なら下

2


祐介「まあ、義理だろうな」

祐介「ただ怒っていた理由がよくわからなくてな」

祐介「……おっとすまん、もう寮の門限の時間だ」

祐介「じゃあまたな。先生も、失礼します」

川上「はい、うちの生徒と仲良くしてくれてありがとね」

(祐介は帰っていった)

川上「…………」

川上「東郷さん、一昨日会った人の中にいる気がしたんだけど、気のせいじゃないよね?」

川上「君にあげる予定だったチョコの行き場がなくなって」

川上「食べるのも嫌になって、君を助けてた彼にとりあえず義理として渡したとか」

川上「そんな感じじゃないかな?」

(川上の目は冷たい……)

川上「とにかく、連絡くらいしなさい」

川上「みんな心配してるんだから、また何かあるんじゃないかって」

川上「……私、君が出頭したって知った時、泣いたんだからね?」

川上「君が出頭した理由や一人で抱えた気持ち、わからなくはないけど」

川上「一応大人の私でもそうなんだから、他の子供たちはもっときつかったと思う」

川上「そんな中、みんな頑張って君のこと助けようとしてさ」

川上「本当、この上ない問題児だよ、君って」

川上「……来月、実家に帰るんでしょう?」

川上「とにかく、他の子をフォローしてあげなさい」

川上「君なら大丈夫、と言いたいところだけど、一昨日のアレを見たらね……」

川上「君のことを心配したみんなにちゃんと応えてあげてね?」

川上「それじゃ、今日はこの辺で」

川上「久しぶりに本に囲まれて、楽しかったよ。今日はありがとね」


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「流石に川上は大人だな」

モルガナ「教師目線でもお前のことをちゃんと見てるぜ」

モルガナ「まあ信用は落ちてるようだけどな」

モルガナ「川上はこの調子でいけば問題ないだろ。今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




2/17(金) 昼

自分は来週から学校復帰予定だ。
誰かを誘ってみるか。

相手は……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>65

曜日設定忘れてました。多分合っているはず。
川上先生の本の趣味は完全に創作というか作者チョイスです。

9


『今日は空いてる?』

『今日は、取材も落ち着いているので、放課後から大丈夫です』

『どんな御用ですか?』


1、遊びに行きたい
2、対局したい
3、うちに来ない?


>>68


『久しぶりですね、あなたとの対局も』

『では、教会でお待ちしております』


モルガナ「昨日の祐介の話聞くとな……」

モルガナ「そうだな、プレゼント渡すっていうのもありかもしれないな」


1、プレゼントを買いに行く
2、止めておく

>>72



モルガナ「対局だけなら時間余るな」

モルガナ「他に予定入れるか?」


1、誰か誘う
2、誘わない

>>75

予算が心配だが1いくか

2

モルガナ「プレゼントか。一二三には何がいいかな」


>>80が決めてください


ちょっと安価遠かった……

ここで少しキャラの解釈を。
モルガナのヒントではなく、作者個人のキャラの捉え方ですが、攻略のヒントになれば。


・高巻杏
 さっぱりしている。引き摺らない、というより引き摺りたくないタイプ。
 修羅場になったらガンガン前に出る。相手が誰であっても引かない。駆け引き関係なく素直に言いたいことを言う。

・新島真
 意外に覚えている、というより優等生特有の潔癖な節あり。
 白黒はっきりさせるまでは忘れず、相手が誰であっても引かない。
 ただ杏と違って自分の気持ちを素直に言えない節があり、駆け引きはその分弱い。公式で恋愛オンチなので。

・佐倉双葉
 恋愛がそもそもきちんと把握できてないので、不安定になりやすい。
 修羅場? 子犬のようにジョーカーの陰に隠れます。

・奥村春
 意外と甘え上手?な面とオカン気質がある。重いと言われるのが嫌でジョーカーに対しては自分の気持ちを言えなくなっている面も。
 修羅場に関しては9人の中でもトップクラスで駆け引きが上手い筈。修羅場バレンタインで大人も含めて唯一笑ってたのがこの子だということを忘れるな。

・御船千早
 嘘は絶対通用しない、チート能力の持ち主。基本は素直で素朴、占い師だけあって聞き上手。
 修羅場は通常時はふわふわとして迫力がないが、好感度によっては思いつめて突拍子もないことをするかも(占いの会長を刺し違えるなどの発言から)

・武見妙
 絶対に自分を曲げないタイプ。他の子なら反応するような言葉もさらっと流すことも。
 修羅場はそう簡単に手のうち晒さないのではないかと思う。あしらいが上手い。あえて興味がないそぶりを見せることも?

・川上貞代
 教師と生徒という間柄、距離感を測りかねているかも。面と向かって甘えたり我儘を言うタイプではない。
 修羅場は相手が年下の場合、教師モードになって話を聞いてしまうかもしれない。

・大宅一子
 武見と似ているが、武見はさらっと流すのに対して言葉尻を捕らえるのが上手い。ジャーナリストだけに。下手な嘘は禁物。
 手の内を晒さないというのも武見と似ているが、切り捨てる武見と食い下がる大宅、という違いがある?

・東郷一二三
 それほど強く言うタイプではない。溜め込むタイプか。
 修羅場は口が特別うまい方ではないが、勝負師である以上、ある程度筋道は立てることができる。勝利まで諦めないか投了が意外と速いかは好感度次第。


できる限りゲームのキャラに忠実に行くつもりです。それでも解釈が間違っていたらすみません。いつか武見先生が難しそうっていったのは、ちょっとキャラの把握が出来かねていてどう動くかわからないからです。力不足ですみません。

プレゼントが原作に登場してないものならどう判定する?
連取りでしかもチョコでもいいのか?ダメなら安価は飛ばしてくれ

>>80
好感度上がるプレゼントの傾向から作者が独断と偏見で判断します。なので自由で大丈夫です。値段もこっちで決めます。

安価なら下でお願いします。


モルガナ「桜をあしらった髪飾りか、いいんじゃねえか?」

モルガナ「……にゃはあ、ふふふ~♪」

モルガナ「まだ一二三は学校だろ? お前の器用さなら出来るだろ」

モルガナ「百均あたりに行くぞ」


《百均》

モルガナ「フェルトが……色違いで3枚ぐらいでいいだろ」

モルガナ「ビーズも五本セットになってるな。3つ買ってくか」

モルガナ「あとヘアピンセットってとこだな。道具は屋根裏にあるし、これでいいか」


所持金  -756円
   ¥96244


モルガナ「一回家に帰って、作ってみようぜ」


 チクチクチクチク


モルガナ「さすがに手先器用にだな」

モルガナ「おお、いい感じじゃねえか!」


プレゼント『手作りの桜のヘアピン』


モルガナ「喜んでくれるといいな」

モルガナ「もうこんな時間か」

モルガナ「そろそろ一二三のところに行った方がいいんじゃないのか?」




《神田・教会》


一二三「お待ちしておりました」

(一二三は見た目からは以前の通りに見える……)

一二三「では、対局、参ります」

今日はここまでにします。ストーリー考えてきます。
手作りの髪飾り結構簡単にできますよ。手先器用さが超魔術師なんですから。

あくまで作者の意見ですが、一番的に回したくないなと思うのは春ちゃんです。
あまり腹黒要素を入れないよう、ちらみせ程度で済ませるよう頑張ります。改めて、今年もよろしくお願いいたします。

質問ですが、見たい修羅場の組み合わせってあります?
春ちゃんが修羅場強いっていうのは作者の偏見……入ってると思うのですが
メメントスで「シャドウの命乞いにゾクゾクする」とか言っちゃうしスプラッタ映画(元ネタSAWですよねあれ?)見る子ですし
ちょっと春ちゃんはそういうイメージが強いですね、個人的に。認知上の春とゲームの春がずれている……?

見たい修羅場の組み合わせがあれば、反映するかもしれないししないかもしれません。
ただ、ご意見があったらストーリー作りやすいなという作者の怠惰です。メメントス行ってきます。

あれ、これって修羅場を見るSSになったんですっけ(テンタラフー)
春ちゃんは何故か腹黒い子っていう風潮がありますけど、そして否定はしないですけど、
作者の解釈で一本芯の通った優しさを持った子というのは崩さないように頑張ります。

では続き投下します。


(プレゼントを渡した)

一二三「え、これを……私に?」

一二三「……嬉しいです。とても……嬉しい」

(一二三の心をガッチリと掴めたようだ!)ヨシッ!

 +★1つ

一二三「では一手二十秒早指しで……」

一二三「参ります!」

 …………、

一二三「我が東郷キングダムの軍勢≪レギオン≫……貴様の成りを簡単に許したりはせぬ!」

一二三「王手!」

一二三「……対局、ありがとうございました」

(以前より指し筋が鋭くなっている気がする……)

一二三「もう、八百長はなしですから」

一二三「本気の世界で戦っているんです。強くならなければ、それは修練不足というものですよ」

一二三「貴方はもう……戦わなくていいのですよね?」

(一二三の目は不安げだ……)

1、ああ
2、どんな場所でも戦いはある


>>97

2


一二三「…………!」

一二三「そう、ですね」

一二三「貴方はそういう人ですね」

一二三「きっとどこに行っても、理不尽と戦うのでしょう」

一二三「……では私も理不尽と戦うことにします」

一二三「バレンタインの件で」

一二三「貴方は、私のことを」

一二三「どう、思っているのですか?」

一二三「正直に、答えてほしいです。お願いします」

一二三「こんなことを愚直に訊くなど、悪手かもしれません。ですが」

一二三「貴方の気持ち、もう一度確かめたくて」


1、わからなくなっている
2、一二三だけを見ている
3、他に好きな人がいる


>>101

1
外れても許せ


一二三「わからない、ですか」

一二三「正直、意外です」

一二三「貴方も、迷うことがあるんですね」

一二三「……、わかっては、いたつもりでしたが」

一二三「一人で舞い上がっていただけ、と思い知らされるのは、辛いですね」

(一二三は目を伏せている……)

一二三「ですがそれでも」

一二三「貴方が正直に話して下さっているのは、わかります」

一二三「伊達や酔狂で片手間に私を助けたわけではないことも、わかっています」

一二三「貴方にチョコを渡そうとした方々は、皆さん素敵な人ばかりでした」

一二三「貴方を助けるために、様々な方面から尽力なさったと聞きました」

一二三「私はそれに比べると、微力だったかもしれません」

一二三「でも、それでも」

一二三「貴方が私を助けたいと思って、助けてくださったこと」

一二三「私も微力ながら、貴方の助けになれたこと」

一二三「それは私の中で、人生の王手へと至る一手となったことは、本当です」

一二三「色恋沙汰においては、二歩をしてしまうほどの初心者ですが」

一二三「わからない、ということは、まだ私に感情が残っていると」

一二三「そう、信じさせてください。貴方が明確な指し筋を示すまで」

一二三「……今日は、これで」

(一二三は沈んだ顔をして帰っていった……)


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「一二三の奴、流石にショックを受けていたな」

モルガナ「お前、女関係に関しては本当酷い奴だな……」

モルガナ「ただ、一二三は他の同世代と比べて、既に棋士として活躍してるからな」

モルガナ「目標とか曖昧なことじゃなく、既に勝負の場に何度も挑んで、負けも何度も経験してるんだ」

モルガナ「そのあたり、少なくとも表向きは切り替え早いと思うぜ。失敗を引き摺っていられる世界じゃないからな」

モルガナ「といっても、どう切り替えるかは未知数だけどな」

モルガナ「……お前、本当にちゃんと一人を考えてるんだろうな?」

モルガナ「明日は休日だな。今日はもう寝ようぜ」




高巻杏
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

※プレゼントと合わせての★二つアップです。




2/18(土) 昼

今日は休日だ。
誰かを誘ってみるか。

相手は……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>106

9


一二三『すみません、今日は対局があって』

一二三「無理をすれば、夜会えないこともないのですが」

 ピロリロリン♪

 !

(誘いのチャットだ)

千早『千早です』

千早『あの、今日、あなたと会うのが吉と出て』

千早『良かったら、新宿に来てもらえませんか?』


どうしようか?

1、一二三をこのまま誘う
2、千早の誘いに乗る
3、他を誘う



>>110

2


(一二三には断りの連絡を入れて、千早に返信する)

『良かった、断られたらどうしようかと』

『いつもの場所で待っていますね』

モルガナ「どうする? プレゼントでも持っていくか?」


1、持っていく
2、止めておく

>>113

1
プレゼント選択が出る人は一筋縄でいかないと考えてOK?
あるいは単純に怪盗団ではないから?

1

>>112

一二三の選択肢で前後しちゃったからややこしくなってしまったけど、
相手に一日使ったらプレゼントの選択肢が出るという設定
べっきぃの時は、選択肢を見間違えてプレゼントの選択肢が出なかった。ごめんよべっきぃ

プレゼントは失敗するとただのムダ金になるので注意してください。
突発的なイベントでお金使うこともある、予定です



モルガナ「千早へのプレゼントか、何にする?」

 所持金
 ¥96244

>>117

よくわからんから上で


モルガナ「四つ葉のクローバーのキーホルダーか」

モルガナ「渋谷の地下モール探せばあるだろ、行ってみようぜ」


《渋谷・地下モール》


店員「プレゼントですか? でしたらこちらのスワロフスキーがお手頃かと」

 -2980

 所持金
 ¥93264

店員「ありがとうございました」

モルガナ「……け、結構するんだな。こんなものなのか?」

モルガナ「まあプレゼントに手間をかけなきゃ金かけるしかねえよな。早く行こうぜ」

今日はここまで。

ちょっと再確認の為におさらい。


・昼パートと夜パートに分かれています。丸一日を相手に費やすこともでき、好感度が上がりやすくなります。
 ただしその場合は誰かが乱入する可能性が高くなります。絶対ではありません。

・連れて行く場所は誘った場合に安価でいくつか候補出します。

・プレゼントは相手に一日費やした場合、選択肢が発生します。所持金が絡むイベントも発生するので兼ね合いを考えましょう。
 プレゼントは自由に決めてください。こちらも自由に判断します。

・相手から誘いが来る場合もあります。好感度が低いキャラから優先して来るようになっていますが作者の気分の方が大きいです。
 作者の誘導に乗りたくねえ!って人は安価をとって外しましょう。誘いに乗った場合、丸一日を相手に費やすことが決定し、行く場所も相手次第になります。先にチャットで言ってくれることもあれば単なる待ち合わせ場所としてしか言ってくれない場合もあります。誰かと鉢合わせたくないからここを選ぶということができないということです。逆もまたしかり。

・ゴールは3/14日、好感度MAXの中から一人を選ぶ! 区切もいいのでこれにします。


他に何かご不明な点はあるでしょうか? 
作者の頭の中ではあったのですがよく考えたら明示してなかった法則もあったので、改めて明記させていただきます。とはいえながらでやってきたのでルールが適当になって申し訳ないのです。

相手の誘いに乗った場合は普段より選択肢をわかりやすくしようかなと思っています。
それで好感度が上がりやすいにつながれば。

べっきぃに関しては、次プレゼントする時特例で(べっきぃの心にヒットすれば)★二つあげます。チャンスは一回だけです。


《新宿》


千早「あ、来たんですね」

(プレゼントを渡した)

千早「あ」

千早「ありがとう、ございます」

(千早の心は掴めなかったようだ……)

千早「こういう開運グッズみたいなものを見ると、自分のやったことを思いだしてしまって」

千早「自業自得ですけどね」

(千早は苦笑している……)

千早「にしても……」

(千早はタロットを次々とめくっていく)

千早「何というのか、以前と違ってあなたの運勢は安定はしてるんだけどごちゃごちゃしているというか」

千早「周りのアルカナの方が混乱している感じです」

千早「以前はあなたが巻き込まれていた感じだったのが、今はあなたを中心に混乱が起きている」

千早「どう考えてもバレンタインの事ですよね!?」

千早「いくらマスターが言い繕ってくれても、私に嘘は無意味なんですから!」

千早「むむむぅ……!」

(千早はこちらを睨んでいる……)

千早「でも今日はあなたと会うのが吉と出たので」

千早「今日はさっさと店じまいですね。行きましょう」

千早「初詣です!」



《明治神宮前》


千早「私個人の感情はともかくとして、あなたは大きな出来事を乗り越えました」

千早「出所してから寺社仏閣の類、来ていないでしょう?」

千早「神々への感謝の為のお参りは大切なんですよ」

千早「手順はわかりますか?」


1、手水?
2、お賽銭?
3、お辞儀?


>>131

※ググるの無しですよ!

わからぬが、それっぽくていいな
1


千早「いやいやいや」

千早「あなたは人の家に入るとき、玄関で挨拶しないんですか!?」

千早「まずは鳥居の前で一礼、お辞儀をして、神様のおうちに入らせていただきますと挨拶するんです」

千早「参道の真ん中は歩いちゃダメですよ。そこは神様が通る道ですから、客人である私たちは橋を通って道を譲るんです」

千早「手水のやり方は、私の真似をしてくださいね」

千早「神社の場合は二礼二拍手一礼が基本です。お賽銭は投げちゃダメですよ、手から転がすように落とすんです」

千早「お願い事をする前は、住所と氏名を言うんですよ。神様があなたの家を訪ねる時、住所がわからないんじゃ困りますから」

(いつものおっとりとした様子とは打って変わって、言葉が多い)

(参拝を終えた)

千早「あ、甘酒とお神酒がありますね」

千早「…………」

千早「あなたは勿論、甘酒ですね」

千早「私は……えっと……」

千早「お神酒、戴きます!」

(千早はくっと煽るように一気に飲んだ!)

千早「………っ!」

千早「くう」コテン

 !?

モルガナ「お、おい!? 千早、もしかして酒飲めないのに飲んじまったのか!?」

千早「……くー、そんなこと……」

モルガナ「わ、ワガハイの声が聞こえている!?」

千早「今度こそイケるかと思ったのに……」

??「ちょっと」

 !?

武見「何やってんの、モルモット君?」

モルガナ「た、武見? なんでここに」

武見「どうしたの、診せて」

千早「……くー」

武見「顔が赤いし、お神酒の紙コップ」

武見「どう見てもアルコールにやられたね。君、近くで休める場所ないか聞いてきて」

(武見は呼吸と脈を確認している)

(肩をトントンとたたいて大声で呼びかけ始めた)

武見「聞こえる!? 医者ですけど!?」

千早「……歯医者さんですか?」

武見「歯医者ではないです!」

武見「意識はあるみたいだね。正常ではないけど」

武見「ここどこだかわかる!? お名前言えますか!?」

モルガナ「とにかく、休める場所探しに行こうぜ!」


 …………、


《武見医院》


武見「はあ、なんでよりによって救急もうちに回すかね」

千早「……うう、すみません」

武見「点滴打ってる間はじっとしてて。吐きたかったら吐けばいいけど」

武見「飲めないのわかってて飲んだの?」

千早「……お酒、イケる女になりたくて」

武見「だからってお神酒で倒れたんじゃ神様もビックリだよ」

武見「君、知らなかったの?」

千早「彼の前でお酒飲んだことないです……ぐう」

武見「無理に喋らない。水分は点滴で補給してるけど、しばらく喉が渇くと思うから」

武見「ミネラルウォーターあるからそれ飲ませていいよ」

武見「こういう時スポーツドリンク飲ませるやつもいるけど、急性アル中の場合はスポーツドリンクやお茶じゃなくて、水ね」

武見「君も覚えておくといいよ。急性アル中に出会う場面もこれから増えるだろうしね」

千早「……覚えました」

武見「あなたの場合は自分の体質を知ることが先」

千早「……あなた、バレンタインの時にいた人……」

武見「ああ」

武見「あなたもいたっけ」

武見「今はそんなこと気にしなくていいよ。ゆっくり休みなさい」

千早「……ええっと」

(千早は身体を起こした)

武見「だから、今は身体を休めて」

千早「何かいいことがあったんですね。おめでとうございます」

(それだけ言うとまた千早はベッドに潜って今度は寝息を立てはじめた)

武見「…………」

武見「何この子?」


1、いいことがあったのか?
2、どうしてあそこにいた?

>>136

1


武見「ああ、噂には聞いてたけど話題の占い師ってこの子か」

武見「不思議な感じの子だとは思っていたけど」

武見「君も大概物好きだね、私にしてもこの子にしても」

武見「私があそこにいたのは、新薬も開発が順調で、あの子の症状もだいぶ落ち着いてきたから」

武見「今日は午後から休診だから、せっかくだからお参りしてたら」

武見「そしたらまさか、こんなことになるとはね」

(武見は溜息を吐いている……)

武見「色々私としては君にもこの子にも言いたいことはあるけど」

武見「さすがにこの状況で言う気にはならないよ」

武見「はい、6870円ね」

 !?

武見「診療代。保険証後日持ってくるよう彼女に伝えてね」

武見「君が払うの。当たり前でしょう?」

(武見が見たことがないほどにこやかに笑っている……!)

モルガナ(おい、ここは払っておこうぜ)

 -6870

 所持金
 ¥89374


武見「素直な子は好きだよ」

武見「まあこれでバレンタインの事はチャラにしてあげる」

武見「安くついたと思ってね」

 武見+★1


※千早のお酒弱い設定は中の人から借りました。

 …………、


千早「う、ううん?」

千早「あ? えっと?」

千早「うえ……」

武見「起きた? まあしばらく吐き気は続くだろうね」

武見「吐きたくなったら吐けばいいよ。診療代はモルモット君に出してもらったから」

千早「な、なんですと!?」

千早「あ、えっと、あうぇ?」

千早「……、あ、保険証……」

武見「意外と細かいところに気付くね」

武見「後日持ってきてくれればいいよ」

千早「いえ、今、持ってます……」

武見「持ち歩いてるんだ? こっちは助かるけど財布落としたら危ないよ?」

千早「身分証明が出来なかったら困るので……」

千早「何度も職質されました……」

武見「そう、大変だね」

千早「吉と出たはずなのになあ……」

武見「別に、お酒飲めたら大人ってわけじゃないでしょ」

武見「体質なんだし」


1、無理はよくない
2、千早は千早のままでいい
3、甘酒の方が美味しい


>>140

2


武見「…………」

武見「彼はこう言ってるけど?」

千早「私は、私のまま……」

千早「……、あ、あ、あんたはずるいんよ!」

千早「いつの間にか主導権握っとるん! うちのが年上やのに!」

千早「あぐっ!」

武見「はあ、急に大声出すから頭痛もするでしょ」

武見「まだアルコール抜けきってないんだから」

千早「す、すみません……」

千早「…………」

千早「あの、あなたは彼の、」

武見「その話はまた今度にしましょう」

武見「今はあなたは患者で私は医者だから」

千早「歯医者さんじゃなかったんですね」

武見「…………」

武見「それは本当にどこでそうなったの?」


 …………、


(千早を送っていくことになった)

千早「今日は、すみませんでした」

千早「でも神様にお参りもできましたし」

千早「あなたの穢れもとれたようです」

千早「あのお医者さん、いい先生ですね。運勢も良かったです」

千早「死神の逆位置が見えました」

千早「リスタート、再出発……物事の好転の兆し」

千早「むむむぅ……私も負けていられません!」

(千早は張り切りだした……!)

千早「もう大丈夫です」

千早「あ、バレンタインの事は、今度聞かせてもらいますからね! あの先生の事も! 他の女性の事も!」

千早「でも、今日は……楽しかったし、嬉しかったです」

千早「あなたも、気持ちに迷いが見えます」

千早「占い師なら、その迷いから背中を押したいところですけど」

千早「今の私では、邪な気持ちなく背中を押すことはできそうにないんです」

千早「ちゃんと、迷いを祓ってくださいね?」

千早「あなたならできますから」


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「千早が倒れて武見と出くわして、てんやわんやな一日だったな」

モルガナ「でも比較的穏やかに終わったな。吉ってのはそこか?」

モルガナ「武見とも会話できて、少しとっかかりが見えたしな」

モルガナ「今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★☆☆☆☆☆☆☆☆



2/19(日) 昼


今日は休日だ。
誰かを誘ってみるか。

相手は……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>145

6


武見『今日? 空いてるけど』

モルガナ「どこに誘うんだ?」


1、ルブラン
2、銀座(寿司屋)
3、池袋(プラネタリウム)
4、お台場海浜公園
5、上野(美術館)


>>148

4
これってもうどのキャラと絡むかどうか決めてる?

4

>>147
基本的に安価で決まったのを見て、そのスポットに出ておかしくなさそうなキャラの中から適当に選んでます。
今回修羅場になるかと思ったら別の修羅場になりました。なぜこうなったのかよくわかりません。


モルガナ「プレゼントするのか?」

モルガナ「出費のペースが速いような気もするが……どうするんだ?」


1、プレゼントする
2、プレゼントしない

>>151

モルガナ「プレゼントするのか。何にするんだ?」


>>154


今日はここまで。基本自分は安価見てから決めてます。誰が出るかは、できるだけ全キャラのイベントが同じ量になるように調節したいかなあと思っていますが今回みたいな不思議エピソードもあるので何ともはやです。

あ、忘れてた、安価なら下


モルガナ「どうする? 他にも予定入れるか?」

1、入れる、攻略対象のキャラ名
2、入れない

>>58

サボテンの鉢植えで大丈夫か?出来れば綺麗な花の咲くやつで

短期バイトで軍資金が増やせるならじゃんじゃんプレゼントするんだが…

今日は忙しくて更新は明日になりそうです。すみません。

お詫びとかでもないのですが、作中武見先生とのデートの次の日からジョーカーが学校に復帰します。その一部を予告しようかと思います。


2/20(月) 予告

川上「放課後、生活指導室まで来るように」


杏「教師とそういう関係とか、マジありえないんだけど!?」


真「放課後にプライベートにまつわる話……不健全に聞こえるのは、私だけかしらね?」


春「大丈夫。君にはやましいことなんてないんだから。だから私たちがついていても大丈夫だよね?」


双葉「こ、これでも私だってやれるんだぞ!? 本当だぞ!? ……応援ぐらいは」


竜司「な、なんかお前より女子たちが殺気立ってるぞ? どうしたんだ?」


祐介「俺に至ってはできることすらなさそうなんだが……」


モルガナ「この危機を乗り越えなきゃお前は無事に三月を越えられないぞ!」

強制的にイベントぶっ込みたいと思います。ジョーカーピンチです。たまにはこういうハプニングもないとダレてしまうので。
より楽しめるように頑張ります。見たい組み合わせとか語ってくれたら作者が楽になるかもね!?
では、お酒は体質に気を付けてください。作者みたいに日本酒一升瓶一気飲みなんて馬鹿な真似は絶対にしないように。あ、お酒は二十歳になってから


2/20(日)

《お台場海浜公園》


武見「昼のお台場ってのも悪くはないね」

武見「どっかでイベントでもやってるのか、ちょっと人多いけど」

武見「このあたりにまでは人来ないしね」

(プレゼントを渡した)

武見「へえ、ありがと」

武見「前のは特殊な肥料配合したのを実験してみたら、枯れちゃってね」

武見「……嘘だよ。単に水をやりすぎたみたい」

武見「過剰に栄養や水分を与えてもダメになるのは、植物も人間も同じだね」

(武見の心をガッチリ掴めたようだ!)ヨシッ!

 +★1


??「あれ……お前」

竜司「何やってんだ? って」

竜司「エライ美人連れてんなおい!」

武見「君は?」

竜司「あ、こいつのダチっス」

武見「坂本竜司……ああ、名前は知ってる」

武見「彼からたまに聞くよ」

竜司「お前たまにしか俺の事話さねえのかよ」

武見「仕事の関係で付き合ったしね。優秀なモルモット君だったよ」

竜司「モルモット……ってああ!?」

竜司(おい、薬の出所って)

(頷くと竜司は大げさに驚く)

竜司「あんた医者なの!? 見えねえ!」

武見「よく言われるよ」


武見「君、足が悪いの?」

竜司「へ? わかるんスか?」

武見「整形外科は専門外だけどね」

武見「姿勢や歩き方見れば、足を庇ってることぐらいわかるよ」

竜司「おお、なんかすげえ」

竜司(なあおい、お前ばっかりずりぃぞ!)

竜司(あんな美人女医とか、俺ぜってぇ通うし!)

竜司(紹介してくれよ、な?)

モルガナ(こら、竜司! 武見は真面目に実験してたんだぞ!)

竜司(何だよお前もいたのかよ)

モルガナ(悪いかよ!)

モルガナ(お前こそどうしてここにいんだよ)

竜司(あっちでイベントやっててさ)

竜司(おふくろが好きなスターでてるとかって、うるせえの。今時スターって言葉もねえよ)

竜司(俺はその付き合い。俺も美人女医とデートしてえ)

モルガナ(お前は武見のお眼鏡にはかなわないと思うぞ)

竜司(え、診察の時は眼鏡してんの?)

モルガナ(いや意味違うし。駄目だこいつ)

(竜司のスマホが振動した)

竜司「あ、お袋からだ」

竜司「悪ぃ、飲み物買って来いって頼まれてんだ」

竜司「また明日な!」

竜司「じゃあ先生も! こいつのこと、あんがとございました!」

武見「どうも」

(竜司は去って行った……)

武見「彼も怪盗の一人?」


1、そうだ
2、どうかな?

>>174

2


武見「ふうん。秘密ってわけ?」

武見「生意気ね、元モルモットの癖に」

(武見はくつくつと笑っている)

武見「君とは反対なようで、どっか似てるね、彼」

武見「君も、肩を震わせて笑うんだね。そういうのは、男友達だからこそかな」

武見「友達、か」

武見「そう言えば君が来る前、千早がうちに来たよ」


1、千早が?
2、呼び捨て?

安価>>178

1


武見「支払いは終わってたし、こっちも何の用だと思ったよ」

武見「そしたら『友達になりませんか!?』って言われたの」

武見「理由は知らない。まあ君絡みなんだろうけど」

武見「『それが吉と出たんです!』としか言わないし」

武見「その割には千早は私の事苗字でさん付けだし。まあ私の方が年上なんだけど」

武見「本気で脳神経外科勧めようかと思ったよ」

武見「でもあの子、本物だね」

武見「私全然占いとか信じてなかったけど、何も言わないのにズバズバ当てるし」

武見「かと思えば世間知らずで、ものすごく突拍子もない事言ったりするし」

武見「私の人生にはいなかったタイプだから、正直反応に困るけど」

武見「友達とか必要ないって思ってたしね」

武見「基本、一人が好きだったし。医者になってからはやっかみとひがみばっかりだったしね」

武見「でもさ。わかんないよね」

武見「君のことだって、年下なんて興味ない、なんて思ってたしね」

武見「まあ今のところは断る理由もないし、こっちのペースに合わせてくれてるのがわかるし」

武見「あれだけ危なっかしい子なら、しばらく見てて飽きないかなって思うことにする」

武見「……そろそろ移動しない? さすがに冷えてきたし」

武見「風邪を引かれたら、気分がよくないしね」

(武見とお台場を歩いて回った……)


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「武見と千早か……不思議すぎる組み合わせだな」

モルガナ「駄目だ、会話の様が想像できん」

モルガナ「でも千早の事を話している武見は穏やかだったな」

モルガナ「武見って敵多そうだしな。それに対して千早が誰かに悪意を持つところって想像できないしな」

モルガナ「明治神宮に行ったのが吉って、本当はこれの事なんじゃないか?」

モルガナ「明日は学校復帰初日だろ? 今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★☆☆☆☆☆☆☆☆



2/20(月) 朝

モルガナ「本当に久しぶりだな、お前の制服姿を見るのも」

モルガナ「復帰初日から遅刻とかまずいだろ。早く行こうぜ」


※イベント日なので安価無しです

ちょっとなんで武見と千早が友達になっているのか自分も良くわかりません。安価SSってこういうことが起こるから面白いですね。

次から(主にべっきぃの)修羅場投下します。キャラ崩壊起きたらすみません。起きないとは思いますが。


《秀尽学園・教室》 


川上「ということで、今日の朝のホームルームは終わり」

川上「期末試験乗り越えたからってだらけすぎないように」

川上「あ、ちょっと君」

(川上に手招きされた)

川上「放課後、生活指導室まで来るように」

(川上は別のクラスへ授業に行った……)

杏「…………」

杏「川上のやつ、バレンタインの時にいたよね?」

杏「教師とそういう関係とか、マジありえないんだけど!?」

(声は抑えているが、かなり怒っている……!)

モルガナ(あ、杏殿、落ち着け! 聞かれたらまずいだろ!)

杏「へえ、まずいことしてるわけ?」

モルガナ(こいつも復帰したばかりで、噂でもヤバいのはわかるだろ!?)

牛丸「席に付け」

牛丸「期末試験の解放感に酔いしれるのも今のうちだぞ貴様ら」

杏「…………」



 放課後

《生活指導室》


モルガナ「なんでお前らもいるんだよ?」

真「放課後にプライベートにまつわる話……不健全に聞こえるのは、私だけかしらね?」

杏「一度はっきりさせておきたかったの。いても問題ないよね?」

春「大丈夫。君にはやましいことなんてないんだから。だから私たちがついていても大丈夫だよね?」

(とても断れそうにない……!)

モルガナ「厄介なことになってきたぜ……!」

(川上がやってきた)

川上「…………」

川上「他の子呼んだ覚え、無いんだけどな」

杏「そりゃ、勝手に来たんで」

川上「うーん、彼がいいならいいんだけど」

川上「何というか、これもしかして、面倒くさい感じのやつかな?」

杏「あんたバレンタインの時、一緒にいたでしょ?」

真「教師と生徒。随分とインモラルな関係ですね?」

川上「…………」

(川上がこちらを睨んでいる……!)

モルガナ(な、なあ。これヤバいって)

モルガナ(とにかく何でもいいから言えよ!)


1、心配して様子を見に来てくれただけだ
2、特別な感情はない
3、教師と生徒の関係だ

>>186

3


春「うん。わかりやすい言い訳だね」

春「みんなわかってるの。だからね、中途半端に先生を庇うと、逆に先生の方が大変だと思うから」

(一蹴されてしまった……)

モルガナ(余計な茶々入れるな引っ込んでろ!ってことだな……)

モルガナ(とにかく何があってもいいように心構えはしとけよ!)

真「先生。あなたと彼の関係はなんですか?」

(川上は三人の視線をじっと受け止めている……)

川上「……教師と生徒ではあるよ」

川上「確かに私は彼に特別な感情を持ってる。彼にはたくさんのことをしてもらった」

川上「だから、私の感情を彼に受け入れてほしいとは思っているよ」

川上「でも、私は教師でもある」

川上「私は教師としての志を思い出した」

川上「二度とそれを忘れたくはないの」

川上「私がいい教師じゃないのは確かだよ」

川上「それでも色々考えてはいる。……これでもね」

 ガタン!

杏「何それ? ふざけないで!」

(杏が立ち上がって怒鳴り始めた!)

杏「そんなの、信じられるわけないでしょ!?」

真「あ、杏?」

春「……杏ちゃん。ちょっと待って」

杏「真だって春だって、おかしいって思うでしょ!? こんなの!?」

真「確かに、おかしいけど……」

春「杏ちゃん。ちょっと待って」

川上「…………」

杏「真だってさっきはあんなに怒ってたでしょ!?」

真「そ、それは当然」

真「いくらなんでも守るべき節度は、あると思う……」

杏「生徒に手を出す教師なんか信じられるわけないじゃない!」

川上「……っ!!」

春「杏ちゃん……!」

杏「学校に、訴えれば……もう今のこの学校なら揉み消しなんて……!」


真「う、訴えって、まだ話も聞いてないのに」

杏「話は十分に聞いたじゃない! 『特別な感情を持ってる』ってはっきり自分から言った!」

杏「それじゃ、足りないの!?」

真「い、いや、十分に足りると思う……だけど……」

杏「なら行こう!」

川上「……っ!!」

モルガナ「ちょ、おい、杏殿!?」


 ガッシャン!!


全員「!!??」

春「…………」

春「杏ちゃん。無視されるのは、寂しいよ」

(春が座っていたパイプ椅子を床に叩きつけていた……!)

春「何度も呼んだんだけどな」

春「…………」

春「あ、ど、どうしよう」

春「椅子、壊れちゃった。ご、ごめんなさい!」

川上「…………え、えっと」

川上「椅子、4つしかなくて」

(無言で自分の椅子を春に差し出して、自分は立ち上がる)

春「ありがとう」

春「杏ちゃんも座ろ?」

杏「…………う、うん……わかった……」

(杏も椅子に座った)

全員「…………」

春「先生」

川上「は、はい!?」

春「杏ちゃんが何でこんなに怒っているのか……傷付いているのか」

春「わかるかわからないかで、私は判断を変えようと思っています」

春「先生が本当に教師としての志を思い出せたなら、わかるはずです」

川上「…………」

川上「傍から見たら」

川上「私のやってること、鴨志田先生のやってたことと、変わりなく映るかもしれないね」

杏「……っ!!」

真「あ……」


川上「高巻さんの担任だったのに、気付けなかった」

川上「いや……多分、あの頃の私なら」

川上「気付いていても、我が身可愛さに無視していたと思う」

川上「その鈍感さに、高巻さんが怒っているなら」

川上「謝っても、謝りきれないね……」

杏「…………」

川上「高巻さんが傷付くのは当然だと思う」

川上「二度と学校が、教師が信じられなくなっても仕方ないと思う」

川上「気付かなかったにしても見て見ぬふりをしていたにしても、何もしなかったことには変わりないから」

杏「…………」

真「…………それは……」

真「私も、同じです」

杏「真……?」

真「今だって、なんでこんなに杏が怒ってるんだろうってわからなかった」

真「春より付き合い長いのにね。私の方こそ、鈍感だった」

真「ごめん、杏。私、あなたの傷に気付かなかった」

杏「…………」

杏「先生」

川上「うん」

杏「もう、志帆みたいな子を出さないって、そのために全力を尽くすって、約束できる?」

川上「するよ」

杏「何に誓って?」

川上「そうだね」

川上「怪盗団が奪い返してくれた教師としての志に、かな」


全員「…………」


杏「ごめん、なさい」

杏「先生の感情……侮辱するようなこと、言って」

川上「私はもっと酷いことをしたよ」

杏「それでも……ごめんなさい」

真「杏……」

真「訴えるとかは、無しにする。それでいいよね?」

杏「うん。そんなやり方、私が一番嫌いな、力で揉み消そうとした奴らと変わらない」

杏「一番カッコ悪い。私、間違えるとこだった」

杏「春も、ありがとう」

春「…………」

春「……私は……」


真「えっと」

真「すみません。色々と、暴走してしまって」

真「結局彼を呼んだ理由って、何だったんですか?」

川上「え? ああ、忘れるとこだった」

川上「普通に担任としての仕事」

川上「彼、このままじゃ留年するから」


 !?


杏「はあ!?」

春「も、もしかして、出席日数が」

川上「そ。足りないの」

真「でも、過去の罪はもうなくなったはずじゃ」

川上「それとこれとは話が別みたいでね」

川上「まあ流石に、そもそもの判決が間違っていたとなると、検察の責任もあるみたいだけど」

川上「それは損害賠償とか、慰謝料? よくわからないけど、お金で解決するものであって」

川上「出席日数が足りない現実は変わらないわけ」

真「で、でもそれじゃ!」

川上「でも、彼は少年院の中でも態度が優良だったこと。事件解決に貢献したこと。何より過去の暴力事件の判決が間違っていたこと」

川上「それらを加味して、彼だけ特別な追試を受けてもらうの」

川上「それと、課題。これをこなせば単位認定できるから」

杏「って多っ!!」

川上「学校総出で、かなり無茶なやり取りしたからね」

川上「元々彼は前歴のある生徒を更生させたという実績作りが目的で、前の校長が転入させたから」

川上「前歴をひっくり返して、きちんと学習の機会を与えたという宣伝のため、という学校の事情もあるんだけどね」

川上「まあそこに付け込んだんだけど」

川上「それ全部二月中に提出して。あと今週の木・金は特別試験だから」

川上「試験自体は難しくはないし、君の二学期までの成績なら大丈夫だろうとは思うけど、一応勉強はしておいて」

(課題の山が重い……)


《秀尽学園・廊下》


杏「……その、みんな」

春「大丈夫。何も言わなくていいよ」

杏「…………」

(杏は自己嫌悪に陥っているようだ)

春(真ちゃん……ちょっと)

真(ん?)

春(私、先生に謝りに行ってくるから、杏ちゃん元気づけてあげて)

真(それは、私がやっても……気付いたのは春なんだし)

春(私は、真ちゃんが鈍感だとは思わないよ)

春(私が気付いたのは、私も婚約者とかのことで)

春(杏ちゃんと似たような経験があるってだけだからだと思う)

真(でも……)

春(その頃のこと、私何も知らないから)

春(まだ真ちゃんの方がいいと思うんだ)

春(それに先生に謝りにいくにしたって、真ちゃんも心の整理がついてないでしょ?)

真(だから、それは春だって同じじゃない)

春(私の方が大人との交渉は慣れてるよ)

真(……、わかった)

真「ごめん。先にあなたは帰ってて」

春「あとでルブランで合流するから。課題も多いけど手分けすれば何とかなるよ」

真「私達は用事を済ませてから行くから。あとでね」


 春は川上に会いに、真は杏を励ましに行くようだ


モルガナ「なあ、様子を見に行かねえか?」

モルガナ「このまま帰ってもいいけど、いくらなんでもどっちも不穏すぎるだろ」

モルガナ「なんだったらお前がいけない方は、ワガハイが見ておいてやるよ」

 どうしようか……


1、春と川上の様子を見に行く
2、杏と真の様子を見に行く


>>194

※どっちのエピソードも見れます。
 ただジョーカーが行った方が好感度に関わります。

2

了解です。続きは明日で。

杏の態度や反応がちょっとキャラ崩壊してないかなと不安だったんですが、自分の中ではこう動きました。
すっと自分の椅子を差し出すジョーカーとそれを当然のように受け止める春ちゃんはさすがだと思うのです。

まあまだべっきぃの受難は続くんですけどね(春という刺客が…!)
べっきぃのバレ修羅場では絶対杏絡めようと思ったのです。そしたらこんな感じに。
多分べっきぃは取り繕ってはいたけど心臓バクバクしていたと思います。でも教師の信念を伝えることはできたのはゲーム本編からの成長ではないかと思うのです。
キャラ崩壊やキャラ考察についてはここではいくら話しても大丈夫です。ぜひ参考にしたいので。
好感度も今回の武見先生のように、プレゼント&丸一日余計な乱入なしなら一気に★4つ獲得できるので、満タンにすることは難しくはないと思うのです。課題があるので今週は学生たちとの交流が中心となりますけどね。ゲームでのテスト勉強みたいに誘いが来る感じにしようかと思っています

考えているのがバイトイベントです。春にお金借りるという選択肢もあったのですがそれはあまりにもひどすぎて却下。

・杏は理想の自分と現実に乗り越えられていない自分にギャップを感じている
・真は心の機微がよくわからないのは自覚している。(実務能力は高いけど、白黒はっきりつけるタイプは感情の機微を読み取れない人が多いと思う)
・春はお父様の遺産を使うことも嫌がっている。もう少し深い理由があるのかも?
 春ちゃんはべっきぃと二人きりになってから本番です、胃がキリキリ痛くなります。

ルブランに戻って課題が一段落したら、双葉のイベント挟もうと思っています。

自分なりにキャラクターたちの掘り下げは頑張ってるつもりですが、まだまだですね。精進します
大宅さんは泣いていいと思う、人気ないなあ

双葉の盗聴アプリってまだ生きてるのかね

>>203
盗聴アプリはルブランや屋根裏には仕掛けていません。このSSでは。
もう盗聴でこっそり孤独を紛らわせなくても、双葉はルブランに行くことができるようになりましたから。


《中庭》


(杏は一人座っている)

真「さすがにまだ寒いね。今日はまだ暖かい方だけど」

真「何か飲む?」

杏「……ココア」

真「うん」

(自販機で買ったココアを杏に渡したようだ)

杏「……私さ、ここで初めて、鴨志田の心を盗むとかそういうの、聞いたんだ」

真「うん」

杏「その時は竜司に関係ないって言われてさ」

杏「ホントムカついたよ。だって当事者だし」

杏「でも私がさっきしたこと、あの時のまんま」

杏「彼と先生の関係、本人同士が納得してるなら」

杏「少なくとも先生には非はないよね」

真「そうね」

真「川上先生は鴨志田みたいな、自分の欲望の為に生徒に手を出すような人じゃない」

真「そんな人が、罪悪感にかられて、一生徒の遺族に個人的にお金を払い続けるなんて、そんなことするわけない」

真「償い方こそわからなくて迷っていたけど、先生はそれを、怪盗団が救ってくれたと言った」

真「メメントスでの活動、無意味じゃなかった」

杏「……真」

杏「さっきの私、本当に最低すぎるよね」

真「先生はわかってくれてたよ。春も」

真「杏があの時、どれだけ傷付いていたか、それに気付いていなかった……私が一番駄目だよ」

杏「そんなこと、ない」

杏「真がまとめてくれなかったら、彼がいなくなった後の私達、バラバラになっていただろうし」

真「一番に助けようっていったのは杏じゃない」

真「一番に名乗りを上げるって、中々できないことだと思う」

真「春は正攻法しか知らない私たちを、うまく調整してくれて」

杏「春は大人の世界を見てたもんね」

真「そうだね。大人の対応が一番できたのが、春だった」

真「多分、どれが欠けても、彼を助けることはできなかったよ」


真「杏は傷付いた経験があるからこそ、一番最初に立てる」

真「杏はそういう役割なんだと思う」

杏「そう、なのかな」

真「……今度は、春だけじゃなくて」

真「私も、気付いていきたい」

真「私、やっぱり優等生の仮面被ってた頃の癖が抜けないのか」

真「そういう心の機微に疎いところが、どうしてもあって」

真「私もそういうところ、直さないといけないと思う」

杏「真は凄いと思うけど」

杏「隣の芝生は、ってやつなのかな」

真「きっと、そうだね」

(不思議と穏やかな空気が流れている……)

杏「ねえ、春は?」

真「春なら川上先生に謝りに行くって」

杏「そう」

杏「大丈夫かな」

真「何か、心配?」

杏「春なら大丈夫、だとは思うけど」

杏「なんか最近、春がよそよそしくなったように感じない?」

真「…………」

真「私、やっぱり鈍いね」

真「バレンタインの事で多少よそよそしくなっても仕方ないかな、ぐらいにしか思ってなくて」

杏「いや、私もちょっと、なんとなーく変な感じってだけなんだけど」

杏「なんか、そういうだけでもなさそうっていうか」

杏「上手く言えないんだけど、ambivalenceな感じっていうの?」

真「アンビバレンス……同一対象に対する矛盾した感情……」

杏「あ、フィーリングで使ってたけどそういう意味なんだ。やっぱりよくわかんないけど」


真「春とも話さないといけないかもね」

真「一番彼に救われたと思っているの、多分春だと思うし」

杏「春って正義のヒロインに憧れてたし、正義のヒーローに助けられるってシチュエーション好きそうだよね」

真「ジョーカーとかまさにそれじゃない? 確かに、春はシチュエーションに酔うところはあると思う」

杏「設定作り込むタイプだしねー」

杏「囚われの花嫁を奪いに来た怪盗とか、本当にまんまだし」

真「…………」

杏「……大丈夫かな? 川上と二人にして」

真「ここは任せるしかないと思う」

真「春は強いし、ね」

杏「うん。それは知ってる」

杏「だからライバルとしては手強いよ」

杏「真も、春も、川上も、双葉だって」

真「それはきっと、みんな同じ風に思ってるよ」

真「本っ当に、私達のリーダーは悪い男ね」

杏「本当マジでそうだし! あんな優柔不断なんて思わなかった!」

(不穏な空気になってきた……!)

杏「あれ? リーダー?」

(杏がこちらに気付いた!)

真「…………」

真「鉄・拳・制・裁!」

 ドゴォ!

(真の拳が鳩尾に入った!)

杏「ちょ、ちょっと真!?」

真「安心して。我ながら綺麗に急所に入ったわ」

杏「いや安心できる要素ないんだけど。めっちゃ痛がってんじゃん」

杏「でもなんかすっきりした!」

真「でしょ?」

(二人は笑っている……)


 好感度が下がってしまった……


高巻杏
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(元から0だったため変化なし)


 ※一緒に課題をこなした時の好感度が上がりやすくなった!
  (後述します)


《国語科準備室》

 コンコン

川上「どうぞー」

春「あの……」

川上「あ、ああ」

川上「えっと……うん」

川上「どうしたの?」

春「さっきは、杏ちゃんがすみません」

春「杏ちゃんは悪い子じゃないんです」

春「杏ちゃんにとってその、センシティブな部分に触れちゃったから……」

川上「それはどう考えたって私が悪いよ」

川上「奥村さんが謝る事じゃない」

春「あと、椅子……」

川上「あ、え、う、うん」

川上「……奥村さんって、ただ大人しい子なのかと思ってたけど」

川上「怪盗団のメンバーなだけあって、大胆な事するね」

春「あの時は杏ちゃんがだいぶヒートアップしてたから」

春「何か、インパクトあることしないといけないなって思って」

川上「こっちは寿命が5年は縮んだけどね……」

川上「話はそれだけ?」

春「…………」

春「先生。先生は、彼のこと、特別な感情を持ってると言いましたけど」

春「もっとはっきりした言葉で、言えますか?」

川上「う……」

川上「…………」


川上「好きだよ。彼の事が」

川上「一人の異性として」

春「そうですか」

春「私も彼の事を、愛しています」

春「誰にも奪われたくないです。先生にも、誰にも」

川上「……うわあ」

川上「若いってすごい。こんなに剛速球で答えられるとは思わなかった……」

春「……それより」

春「先生、さっき騙しましたよね?」

川上「……騙した……?」

春「嘘というか、正確なことを言ってないって感じなんですけど」

春「『怪盗団が奪い返してくれた』って杏ちゃんに言いましたけど」

春「うちのリーダーが、メンバーを先生に教えてたとは思えないんです。そういう人だから」

春「だから先生にとっては、『怪盗が奪い返してくれた』ですよね」

春「嘘じゃないけど、私達の言葉で言うなら、そう」

春「認知の食い違い……って、真ちゃんや双葉ちゃんなら言うのかな」

春「それを利用して上手く誤魔化したなって」

春「ああ言えば杏ちゃんは、というかみんなは引き下がらざるを得ないです」

春「自分のやってきた事を否定することになりますから」

春「でも先生の中では、助けてくれたのは彼だけであって、杏ちゃんや他の人は入らないはず」

春「だって知らないんですから。あとで知ったとしても、それでも先生にとって手を差し伸べてくれたのは彼だけだったはず」

春「私に言わせれば、杏ちゃんを誤魔化して騙したようにしか思えませんでした」

春「嘘じゃない分、悪質ですね」

川上「……随分悪い方向に捻じ曲げて捉えてる気がするんだけど」

川上「まあ、あなたの言い分はわかった。それで?」

春「質問していいですか?」

川上「何?」

春「彼への想いと教師としての立場、二つに一つしか選べないならどっちをとりますか?」


川上「……難しい質問するね」

川上「あと、質問じゃなくて脅迫に聞こえるんだけど」

春「そうですか?」

川上「残念ながら脅迫を受けるのはこれが初めてじゃなくてね」

春「脅迫になるか、質問になるかは、先生の答えによると思います」

川上「ふーん」

川上「答える前に、こっちから質問してもいい?」
 
春「はい」

川上「単に彼に近付く女を排除したいってだけなら、さっきの流れを止める必要はなかったでしょ」

川上「そのままばらしてしまえば良かった。違う?」

春「違います」

春「それだと、彼にもダメージじゃないですか」

春「先生だけをピンポイントで撃つ」

春「私結構、射撃得意なんですよ」

川上「……手強い子だなあ。あくまで本心言わないつもりなんだ」

川上「君、笑顔で人を刺せるタイプでしょ?」

春「人は刺したことがないので、なんとも」

川上「ぇ」

春「シャドウを真っ二つにするのは楽しかったですけど」

川上「シャ、シャドウ?」

春「怪盗団の活動にまつわる話です。まあ、今は関係ないですね、すみません」

川上「いや否定してよ。怖いよ。真面目に答えられたし」

川上「うーん。もうちょっと質問いい?」

春「先生が答えに必要だと思うなら、いくらでも」

川上「誰の為にこの質問をしてるの?」

春「…………」

春「……すみません、質問の意味が分からないです」

川上「そうかな? わかりたくないだけじゃない?」

川上「高巻さんの為に怒っているようにも思えるし、私を脅しに来たのかなとも思ったけど」

川上「それなら黙って裏で噂でも流せばよかった」

川上「わざわざ予告しに来るようなやり方は、怪盗団流なの?」

春「…………」

春「できれば穏便にいければ、それに越したことはないじゃないですか」

川上「いや、この状態を穏便って言える奥村さんって本当末恐ろしいよ」

春「質問は、もういいんですか?」

春「私、自分でも思ってたより気が短いみたいです」

春「質問に答えてほしいんですけど」



川上「あー、うん」

川上「まず、質問の前提が間違っていて」

川上「彼への想いと教師の立場、私は両立させるよ」

川上「そうじゃないと、想いが叶ったって言えないから」

春「……それは、狡くないですか?」

川上「かもね。でも」

川上「私、いい教師でもないしいい大人でもないしいい女でもないからね」

川上「悪い大人は、狡いものだよ」

春「…………」

春「私は先生が、悪い先生だとも、悪い大人だとも、悪い女だとも思ってないですよ」

川上「最後のは何故か嬉しくない……」

春「私、悪い大人、いっぱい見てきましたから。ちょっと前まで全部が悪く見えてたけど」

春「今は話せば、わかるようになってきました」

春「先生は、いい先生です」

川上「ん……そ、そう?」

春「はい。そう思います」

川上「えっと……」

川上「結局奥村さんは、何しに来たの?」

川上「最初からばらす気がないなら、今の質問には別の意味があったんでしょう?」

春「…………」

春「……すみません。話せません」

春「認めたく、無いから……」

川上「……まあ、私に話せないなら、他の人に話しなさい」

川上「一人で抱え込むと、ろくなことにならないから。これ経験談ね」

春「…………」

春「じゃあ、この辺で、失礼します」

春「長々と、すみません。ありがとうございました」

川上「それは大丈夫。私で良ければいつでも話ぐらい聞くよ」

川上「私は先生であなたは生徒だからね」

春「ありがとう、ございます」

(春は出て行った)

川上「…………」

川上「……ぷっはー! 疲れた……」

川上「怪盗団のメンバーってみんなあんなに怖いのかな。次は私の寿命縮めないでくれると嬉しいけど」

川上「絶対20年は縮んだよ……死ぬわあんなの何度も来られたら……」

川上「また来るのかな……対応考えないとな……」


《国語準備室前・廊下》


春「…………」

春「あれじゃ、まるで……」

モルガナ「春!」

春「も、モナちゃん? ダメじゃない、校内歩き回ったら」

春「とりあえず私の鞄に入って?」

モルガナ「春、大丈夫か?」

春「私は平気だよ?」

モルガナ「嘘を吐くなよ。絶対無理してるだろ」

春「…………」

春「私ってやっぱり、奥村の娘なんだね」

モルガナ「……春……?」

春「……時間かかっちゃったね。早く合流しないと」

春「モナちゃんも心配してくれたんだよね? ごめんね」

春「ごめんね……」

モルガナ「春……」



《ルブラン》


(怪盗団のメンバーが集まった)

竜司「久しぶりにこのメンツが揃った気がするな」

祐介「一週間しか経ってないんだがな」

祐介「事情は聞いたが、俺に至ってはできることすらなさそうなんだが……」

竜司「俺も……」

真「そう言わないで。みんなで手分けすれば捌けない量ではないわ」

春「文系なら私得意だよ」

杏「私は英語しか手伝えそうにないけど……」

双葉「こ、これでも私だってやれるんだぞ!? 本当だぞ!? ……応援ぐらいは」

竜司「応援だけなら俺だってやってやんよ」

双葉「…………」

祐介「理数系は真か」

真「ま、一応ね」

モルガナ「杏殿が英語、それ以外の文系を春がカバーして、理数系を含めた全教科を真が見る感じになるのか」

竜司「俺そんなことになるなら留年選ぶわ」

杏「こら竜司! マジな話なんだからね!」

真「洒落になんない」

春「デリカシーがないと思う」

双葉「最低だな」

竜司「な、なんかお前より女子たちが殺気立ってるぞ? どうしたんだ?」

祐介「そうか? いつも通りじゃないか?」

竜司「そうかあ?」

モルガナ「…………」


《自室》


モルガナ「やれやれ、とんだ一日だったな」

惣治郎「おーい、双葉がそっち上がってもいいか?」

モルガナ「双葉か。久しぶりに見る気がするな」

(双葉が上がってきた)

双葉「…………」

双葉「その、できることがなくてごめんな」

双葉「私、数学はできると思うけど、学校の授業にあっているかとなると……」


1、気にするな
2、気持ちだけで嬉しい

>>216

1


双葉「それじゃ嫌なんだ!」

双葉「…………」

双葉「な、なんだろう」

双葉「なんか、みんなといても苦しいんだ」

双葉「杏や真や春の顔を見ると、呼吸がしづらくなる」

双葉「前まではあんなに楽しかったのに」

双葉「戦い、辛かったけど、でも、それでも楽しかった」

双葉「お前が帰ってきて、また楽しくなれると思ったのに」

双葉「なんでだ? どうしてこうなった?」

双葉「なあ、私、何かおかしくなったのか?」

双葉「課題、手伝うって言ってた三人見て、すごく気分が悪くなった」

双葉「お前を助けてるだけなのに、なんで……」

双葉「……大事な、仲間なはずなのに」

双葉「私が手伝えないから、なのか? 何も出来ないから」

双葉「なあ、なんか、私、おかしくなっちゃった」

双葉「おかしく、なっちゃったよ……」

(涙声になっている……)

モルガナ「双葉、大丈夫か?」

双葉「……お前と話せば、気分が治るかと思ったけど」

双葉「治らない。余計にひどくなる」

双葉「……ごめん、今日は帰る」

双葉「お、応援はする! それは絶対だからな!」

双葉「じゃ、じゃあ。サラダバー!」

(最後だけ不自然にテンション高く帰っていった)



『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「とにかく!」

モルガナ「この危機を乗り越えなきゃお前は無事に三月を越えられないぞ!」


※課題終了に必要なターンは7です
 放課後(昼)で1ターン、夜で1ターン、一日2ターンこなせます
 課題では怪盗団の女性陣が誘ってくれます。断る(スルーする)こともできます。
 一緒に課題をこなせば好感度はあがります。1ターンで★1つです
 現在杏と真から誘いが来やすくなっています。この二人の誘いに乗った場合に限り、誰かの乱入の可能性が激減します
 2/28までに完了できなければゲームオーバーになります。気を付けてください


モルガナ「…………」

モルガナ「みんな、いろいろ悩んでるみたいだな」

モルガナ「お前が一番の原因であることには変わりないぞ! しっかりしろよな!」

モルガナ「だけど多分……そうじゃなくても、いずれ向き合わないといけないことだったんだろうな」

モルガナ「双葉、嫉妬してる自分に気付いてないみたいだ」

モルガナ「そういう感情の処理がわからないんだろうな」

モルガナ「色々あって疲れただろ。今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★☆☆☆☆☆☆☆☆



 2/21(火) 放課後


モルガナ「チャットが来てるな」


杏『さっさと課題終らせよ! 君ならすぐ終わるって!』

真『こういうのは後回しにしたら大変よ。試験もあるし早めにした方がいいと思う』

春『課題、大丈夫? わからないところは一緒に考えるから』

双葉『えいえいおー! どうだ、やる気でたか? なら今やるのだー!』


モルガナ「どうするんだ?」

1、課題の誘いに乗る
2、誰かを遊びに誘う

>>220

2


モルガナ「遊びに行くのか? まあまだ時間はあるけどな」

モルガナ「誰を誘うんだ?」


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>225

何で遊ぶかなぁ…馬鹿野郎…


モルガナ「双葉と遊ぶのか」

モルガナ「スケジュールはまだ空いてるな。どうする?」

1、一日遊ぶ
2、他の人を誘う


>>229

2


モルガナ「誰を誘うんだ?」


1、高巻杏
2、新島真

4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>232

8

安価に関しては取りたかったら頑張れとしか言いようがないのです……
そのあたりは読者のモラルにゆだねるしか。私からは何も言えないです。

私から強制はできません。モラルにゆだねます。今回はこれで行きます。


モルガナ「双葉をどこへ誘う?」

1、ルブラン
2、秋葉原
3、井の頭公園
4、原宿
5、池袋(プラネタリウム)

>>240


モルガナ「大宅をどこへ誘う?」

1、自室
2、銀座(高級寿司屋)
3、浅草(スカイタワー)
4、元町中華街
5、お台場海浜公園

>>243

安価とるルール決めてないなら作者が後から言うと安価守らないことになるからな
安価なら下

4

安価了解しました。

唐突ですが自分、明日から11日まで旅行に行くので、次の更新は早くて12日の夕方になるかと思います。
昨日から文章量が激増したりイベントテコ入れしたのはこのためです。
書き込みはできるので、せっかくですから安価のルールについて話し合いましょうか。

春ちゃんと川上先生のバトルはいかがだったでしょうか。生温いですか? そう感じたなら多分それはまだ好感度が両者ともに低いからです。自分だったらこの場には居合わせたくはないですが。べっきぃは頑張ったと思います。
春もただ腹黒思考展開しまくる子じゃなく、葛藤が描けたらなあと思いつつ。
世紀末覇者先輩は頑張れ。双葉は修羅場に耐えられるメンタルを身に着けられるのか心配です。

ご意見があったらどんどん書き込んでください。できる限り取り入れたいと思います。
では今日はこれにて失礼します。サラダバー!

自分が書くと他の二次キャラも理屈こねる傾向があります。それはすみません

春に関しては、うーん。感情にまかせてなじっていい相手か無意識に見てるんだと思います。父親や婚約者、シドウパレスにいたテレビ局のプロデューサーのシャドウは心情の汲みようがないですが、べっきぃは非がないので、(教師と生徒の関係はさておき人格的に)杏みたいに感情を表に簡単には出せない結果がアレだと。椅子ぶっ壊してるあたり、春も杏と同じくらいキレてはいたと思います。春は純粋にジョーカーとられてたまるかっていう方ではありますが。べっきぃ生きてて良かったなー

上は自分でした。スマホは勝手が違うのです。
ヤンデレフラグを立てるか折るかは安価次第…多分

うーん、みんながあっけらかんとしてたら修羅場にならないし、やっぱり春ちゃんは笑顔で近づいて人刺すタイプだと思うんですよね。ペルソナがまさにドレスの中に凶器隠してますし
あとヤンデレ化しそうなのはひふみんですかね。あるとすれば、ですが。
他は大人だしその分節度があるから。それはそれで怖い修羅場になるのですが。
真は、安価とらないと描写も何もないのです…他のキャラもそうですけどね

皆さんあまりヤンデレはお好みでない感じでしょうか? ヤンデレ化するにしても理由はちゃんと描写していくつもりではあるのですが

みんな単にヤンデレ落ちに飽きてるだけだと思う
大人同士の健全な修羅場も見たいけどね
武見と大宅とか?

>>256
今回は比較的まともな(?)修羅場ではあったと作者は考えてたりします。
杏がヒートアップしたのをなんだかんだで止めたり、べっきぃは気持ちを察して、春もべっきぃの気持ちや決意聞いて一旦は引いて、っていう。
自分はヤンデレ化するよりはこういう方向で書いていきたいのですが、もちろん安価次第ではヤンデレ化も十分にある脆さがあるのは春とひふみんかなぁっていう感じです。

適当っていうか、アドリブで書いてるんだな

>>258
安価SSですからね。
武見先生に友達ができるという作者にしても謎展開があります。他のメンバーもそうなると面白いですね


双葉『ん? 課題はいいのか?』

双葉『お前がいいならいいぞ!』

双葉『は、原宿? わ、わかった!』


《原宿・竹ノ子通り》

双葉「う、うう……ひ、人がいっぱい」

双葉「こ、これは私の課題だな、うん!」

双葉「けど、原宿、詳しくはない。ググる暇がなかった」

双葉「な、なあ、原宿といえば、なんだ?」

 原宿といえば……

1、服かな
2、クレープだろ


>>263

1


双葉「なるほど、服か」

双葉「う、私、ネットでしか服買わない……」

双葉「よ、よし! 今日は、お店で服を買う事が私の課題だ!」


《原宿、古着屋》


双葉「これ全部古着なのか!?」

モルガナ「ヴィンテージ物は値段張るものもあるからな」

モルガナ「寝かせた方が味が出るってのは服も似たようなもんだ」

双葉「モナもファッション興味あるのか?」

モルガナ「怪盗はセンスも良くないとな!」

双葉「もう廃業したけどなー」

店員「いらっしゃいませ、お客様」

双葉「ひっ! き、来ました」

店員「どのようなものをお探しですか?」

双葉「う、うん。そ、そうだな……」

(双葉は悩んでいる……)

双葉「お、おお!? これ! この感じがいい!」

(双葉はオーバーオールが気になるようだ)

店員「よろしければ試着も可能ですが」

双葉「いいのか!?」

双葉「な、な、ちょっと行ってくる! ど、どこにも行くなよ? 振りじゃないぞ!」

(双葉は何着か持って試着室に入っていった)

モルガナ「なあ、もしかしたら買うことになるかもしれないぞ」

モルガナ「金はちゃんと持っているか?」


 所持金
 ¥89374

1、買ってあげる
2、今度にすると諭す

>>266

2


双葉「な、な? どうだ?」

モルガナ「似合ってると思うぞ。双葉らしい」

双葉「えへへ。そうか」

双葉「でも、今日は買うの止めとく」

双葉「小遣い足りないしな」

双葉「服試着するのとか、もう何年やってないだろ」

双葉「こうして、直に見るって、やっぱり違うんだな」

双葉「ネットで十分だと思ってたし、実際殆ど通販で揃うけど」

双葉「触って目で確かめて、そういうのも悪くないな!」

双葉「…………」

双葉「なあ、また、課題一緒にやってほしい……」

双葉「他のところも、行きたい。でもやっぱり、一人じゃ怖い」

双葉「もうすぐお前は実家に帰るけど、それまでは……約束ノートの達成、手伝ってほしい」

(双葉からの信頼を感じる……)

 双葉+★1



 夜


大宅『久しぶりじゃん。こっちも大きな仕事上がってさ』

大宅『中華街? いいねえ、久しぶりに腹いっぱい食うか!』


《元町中華街》


大宅「いやあ、久しぶり」

大宅「ララちゃん以外のとこでゆっくり飲んだり食べたりって久しぶりだわ」

大宅「んで? バレンタインのあの女たちは結局どうする気?」


1、わからない
2、すみませんでした
3、一子だけだ

>>270

1


大宅「わかんないってアンタさあ……」

(大宅は呆れている……)

大宅「それでもあんなことしても憎み切れないのは君の凄いとこだと思うけどね」

大宅「私も仕事柄、いろんな奴見てきたけど、ホント君って不思議だわ」

大宅「ジゴロの才能あるんじゃない? 君」

大宅「すぐに結論出せとは言わないけどさ、絶対きっちりカタつけないと許さないかんね?」

大宅「私にしたって、軽い女のつもりないし」

大宅「それにさ。まあ私自身が女の修羅場に慣れてるってわけじゃないけど、見てはきてる」

大宅「でもさ、みんながみんなそうじゃないっしょ」

大宅「思いつめたらヤバそうなのとか、後がなさそうな奴とかいたしね」

大宅「君さ、他の全員切り捨てて一人選ぶ覚悟は出来てる?」

(大宅の目は真剣だ……)

大宅「それで他の女が簡単に納得するとは到底思わない。私だって思うつもりはないし」

大宅「けどさ、君がちゃんと答え出さなかったら、諦めるにも諦められない子とかもいるわけじゃん」

大宅「そこら辺、一回釘刺しとこうって思ってさ」

大宅「…………」

大宅「さ、辛気臭い話はおしまい!」

大宅「君のおかげでさ、獅童のスクープが社に認められて出せるようになったし」

大宅「社会部に戻れそうな感じも出てきてさ。今日はそのお祝いで、パーッといっちゃおう!」

大宅「さすがに高校生にタカリはしないって! おごりよおごり。ほら、食べなよ」

(大宅の不安とこちらを心配する気遣いが伝わってくる……)


 大宅+★1つ



『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「むしゃむしゃむしゃむしゃ」

モルガナ「うひょひょ! この酢豚、美味いぜ! 肉まんもコンビニとはわけが違う!」

モルガナ「……はっ!」

モルガナ「あー、お前未だ課題取り掛かってないだろ? 大丈夫か?」

モルガナ「まあ今日はもう寝ようぜ。明日からでも間に合うさ」



高巻杏
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★☆☆☆☆☆☆☆☆




 2/22(水) 放課後


モルガナ「誘いが来てるぞ」


杏『こういうのはさっさと終わらせよ? まあ私は宿題残すタイプだけど今回はヤバいっしょ』

真『計画は立ってる? 今回の課題は落とすわけにはいかないわ』


モルガナ「どうするんだ?」


1、課題の誘いに乗る
2、誰かを遊びに誘う

>>275

1


モルガナ「そうだな、そろそろ課題にも取り組まないとな」

モルガナ「どっちに返信するんだ?」


1、杏
2、真

>>278

2


真『そう、やる気みせてくれてよかった』

真『ルブランでやりましょう。放課後直で行くから』

モルガナ「ま、課題は早めに終わらせるに越したことはないな」

モルガナ「真が見張ってればサボれないだろ。せいぜい頑張れよ、ニシシシ」

モルガナ「…………」

モルガナ「一雨来そうだな」

続きは明日からで。久しぶりの更新となりました。
好感度MAXまで上げるのは、運がよければ一日で★4上げることも可能なので、それほど難しくはないかと。思うのですが。どうなのでしょう。たぶん大丈夫です。
これでデートしてないのが覇者先輩のみとなりました。なぜこんなにも覇者先輩が不遇な扱いなのかは作者にもわかりません。
作者の中で覇者先輩は恋人というより戦友のイメージが強いからかもしれません。だとしたら申し訳ないのです。

大宅が言った「後のなさそうな奴」が誰の事を指しているのかはご想像にお任せします。
何かご質問やご要望があったらできる限り取り入れたいと思うので、どんどん意見はウェルカムです。


《ルブラン》


真「ごめんなさい、営業中にお邪魔して」

惣治郎「コイツの課題見てくれるんだろう? ならむしろ歓迎だよ」

惣治郎「一応こいつの保護司だからな。留年なんてさせたら目も当てられねえ」

惣治郎「悪いけど嬢ちゃん、頼むわ」

惣治郎「コーヒーなら何杯頼んでもいいぞ」

真「ありがとうございます。お構いなく」

真「さて。課題は……手つかずね」

真「とにかく片付けてしまいましょう」

(しばらく真の教えを受けて課題を進めた……)


 課題残り6


 ザ、ザ、ザザ、ザザザ……

真「あら、雨かしら?」

惣治郎「みたいだな。どおりで客足が遠いわけだ」

惣治郎「悪いが店番頼むわ。買い出しに行ってくる」

惣治郎「雨だから客も来ないと思うが、来たら待たせてくれ」

(惣治郎が出て行った)

真「…………」

真「ね、ねえ」

真「私のこと、好き?」


1、急にどうした?
2、何かあったのか?
3、頭痛い?

>>286

1
場合によっては殴られるのも厭わぬ


真「は?」

真「何、その反応? 殴るわよ」

(真の機嫌を損ねてしまったようだ……)

真「……まあでも、そうなるよね、私が訊くと」

真「いや、そのね……」

真「好きって、どういう感情なのかなって」

真「確かに私、あなたと一緒にいるのは心地いいんだけど」

真「恋愛感情……になるのかって聞かれると、自信を持って頷けないっていうか」

真「確かにあなたが出頭した時、私なりに頑張ったんだけど」

真「多分それがほかの仲間でも同じことしてたと思うし」

真「そう思うと、君だけに……特別な感情をもっているのかって」

真「そもそも特別な感情ってなんだろうって」

真「なんか、中途半端な気がして」

真「すごくもやもやするっていうか……」

(言葉に上手くできないようだ……)

真「恋愛オンチなのよね、結局」

真「ずっと、決まった正解のある問題しか解いてこなかったから」

真「こういう問題になると、本当に経験がないんだなって……」

真「…………」

真「ごめんね、変なこと聞いて。忘れてくれる?」

真「うん、結構時間経ったね」

真「どうする? 用事があるなら私は帰るし、このまま課題付き合ってもいいし」


 どうしようか……

1、続ける
2、今日は切り上げる

>>289

1


真「そうね、集中力が切れてないなら一気に片付けた方がいいと思う」

(真の指導は的確だ)


 課題残り5


 ザー……ザー……


真「今日はこのあたりで止めておきましょう」

真「このペースなら充分月末までに間に合うと思う」

真「にしても、雨上がらないね」

真「マスターも帰ってこないし」

真「ねえ、コーヒー淹れてくれない?」

(真の希望でコーヒーを淹れた)

真「美味しい」

真「口にする物の温度で心理的な温度も変わるというけど」

真「あったかい物を飲むと、ホッとするよね」

真「まだ寒いし、受験も終わったから」

真「どうしようかな」


1、何かやりたいことでも?
2、どこか行きたい場所がある?

>>292

2


真「え、行きたい場所?」

真「えっと。お、温泉とか?」

真「今の時期って名所何があるんだろ? 梅の花とかそろそろなのかな」

真「そんなに深く考えてるわけじゃないんだけど」

真「受験終ってから、ツーリングに嵌ってるの」

真「今は普通免許しか持ってないし、近所しか走ってないんだけど」

真「大学行って時間が出来たら、大型二輪の免許取ろうかと思ってて」

真「バイクはね、中古を色々当たってみようかと思う」

真「今のでもいいんだけどね」

真「で、遠くを旅してみたい」

真「やっぱり、私の世界って狭かったから」

真「色々なとこ見て回りたいな、なんて」

真「勿論、大学の勉強はちゃんとするけど」

真「机の上だけじゃね、わからないことがあまりにも多すぎるから」

真「特に目的地決めずにぶらぶらするのも、悪くはないかなって」

真「そういう、計画を立てずに行き当たりばったりとか、今までやらなかったこと」

真「色々、やってみたいの」

(近い未来を語る真は楽しそうだ……)

 真+★3つ


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「真のやつ、将来の事はちゃんと考えてるな」

モルガナ「でも今の自分の気持ちについては整理がついてないみたいだな」

モルガナ「それが悪い、という訳じゃないんだが……」

モルガナ「案外、アンバランスなのかもな。真って」

モルガナ「課題もやったし、疲れたろ。今日はもう寝ようぜ」


高巻杏
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★☆☆☆☆☆☆☆☆



 2/23(水) 放課後


モルガナ「誘いが来てるぞ」


杏『課題進んでる? 手伝うから早く終わらせよ!』

真『焦らなくても大丈夫だけど、試験もあるし早めに終わらせた方がいいと思う』

双葉『ふぁい乙ー! 乙は余計か。でも早く乙って言わないとなー』


モルガナ「どうするんだ?」


1、課題の誘いに乗る
2、誰かを遊びに誘う

>>296

1


モルガナ「誰の誘いに乗るんだ?」

1、杏
2、真
3、双葉

>>300


今日はここまで。作者の真に対する感想がなんとなくわかったでしょうか。こんなイメージです。

みんなの期待を裏切って自分の好きなキャラを推していく姿勢、私は好きです。
しばらく平穏な時間が続くと思います。平穏な時間あってこその修羅場です。
今強制イベントで怪盗団の女子たちの修羅場を考えているんだけど、どうしても震源地がとある人物になってしまうんだよなあ。誰とは言わないけど。
まあそのイベントはしばらく先です。できる限り平穏に課題をこなしつつ好感度を上げていきましょう。


双葉『ふふん、私の応援の凄さは知ってるだろ?』

双葉『じゃあルブランで待ってるな!』


《ルブラン》


双葉「惣治郎、コーヒー。あとカレー」

惣治郎「はいはい」

モルガナ「お前応援どころか邪魔してないか?」

双葉「うーん、じゃあネット徘徊でもするかなー」

(双葉は暇を持て余しているようだ)

 カランコロン

惣治郎「いらっしゃい。おや、アンタは」

双葉「う」

一二三「あ、すみません。……お邪魔でしたか?」

惣治郎「いいや。こいつが課題しこたまくらってな」

惣治郎「必死こいてやってるとこだ」

一二三「課題、ですか?」

(経緯を説明した)

一二三「それは大変でしたね」

一二三「私も手伝いたいところではあるのですが」

双葉「はっ!」

一二三「?」

双葉「初めまして、じゃなかった……」

双葉「こ、こんにちは!」

一二三「え? こんにちは」

双葉「…………」

双葉「ひ、久しぶりに……他の人間と会話できた……」

モルガナ「いや今のただの挨拶だろ」

双葉「な、なあ、確か、お前、将棋の名人だったよな?」

双葉「ネットで対局、見たことある!」

一二三「え? 名人、まではいかないのですが」

一二三「一応プロではあります」

双葉「ふふん。実はな、私も将棋はできる!」

一二三「そうなんですか?」

双葉「良ければ相手してやるぞ!」

惣治郎「なんで双葉が上から目線なんだよ」

惣治郎「あー、嬢ちゃん。すまねえな。無視しても構わねえぞ」

一二三「は、はあ……」


1、相手してやってくれ
2、双葉はこういうゲームに強い
3、面倒ならスルーで

>>306

3


双葉「お前、私を厄介者扱いしてないか?」

(双葉を怒らせてしまった……)

一二三「私の方は構いませんが」

一二三「将棋はどの程度経験がありますか?」

双葉「えっと、ルールと駒の動かし方だな!」

一二三「ではハンデとしては、こちらが下手、四枚落ち、一手二十秒の時間制限、そちらの取った駒は使わないでよろしいでしょうか?」

双葉「よ、よくわからないが滅茶苦茶ハンデ付けられてる感……!」

双葉「よ、よし、やるぞ!」


 …………、


一二三「ふははは! この東郷王国≪キングダム≫、四天王がおらずとも王は不滅!」

双葉「な、なにおう! 召喚、ネクロノミコン!」

モルガナ(いや現実じゃ召喚できねえよ!)

一二三「しかし不発に終わった!」

双葉「なんだと!?」

モルガナ(いや何で通じるんだよ!?)

一二三「ゆけ、永久凍土魔術≪エターナルフォースブリザード≫!」

一二三「王手!」

双葉「ぐぬぬぬ……!」

一二三「……対局、ありがとうございました」

一二三「お世辞ではなく、あなたは素人とは思えないほど強かったです」

双葉「……ぐ、ぐう、情けをかけられた……」

一二三「いえ、本当に筋道が通っていて、素晴らしかったです」

一二三「本当に駒の動かし方しか知らないのですか?」

双葉「うん。知らない」

双葉「でも、パターンがあるのは知ってる」


双葉「将棋のAIは将棋のパターン数10の220乗とされる実践上の数字」

双葉「実践上ってのは最善手や意味のある手ってことだな」

双葉「それを計算して最善手を求める」

双葉「けど理論上、意味のない手も含めるとさらに膨大なパターン数が存在する」

双葉「だから現在のコンピューター技術では解析できてない」

双葉「解析できないから人間に負ける」

一二三「あなたは」

双葉「双葉でいいぞ」

一二三「双葉さんは、プログラミングをなさっているのですか?」

双葉「得意中の得意だ!」

双葉「将棋もチェスも囲碁も、結局はパターンを記憶している方が勝つ」

双葉「究極に言えば、記憶力のゲームなんだ」

双葉「私は一二三の対戦、何度か見てるからな! 一二三の得意なパターンは知ってる」

双葉「まあ、知ってるだけじゃ対応できなかったけど……」

一二三「なるほど」

一二三「確かに、プログラマーの目線ですね」

一二三「非常に数学的に美しい、論理的な指し筋でした」

一二三「初心者と思って、少し侮っていたようです」

一二三「今度も同じ条件でいかがですか?」

双葉「ふふん? いいのか? 一二三のパターンはわかってきたぞ」

一二三「さて、対戦後も同じことが言えるでしょうか」

一二三「双葉さんには肝心な視点が抜けています」

双葉「な、何おう!?」

双葉「ぐ、ここまで喧嘩を売られて引くわけにはいかない……!」

惣治郎「いや最初に絡んだのはどう見てもお前だったろ」

一二三「いかがですか?」

双葉「やるに決まってる!」

一二三「では、参ります!」


 …………、


一二三「対局、ありがとうございました」

双葉「…………」

惣治郎「双葉ー、おーい?」

(双葉が放心するほどぼろ負けしたのが盤面を見てわかる……)

双葉「なんだ!? 全然今までと違ったぞ!?」

双葉「全然見えなかった! なんでだ!?」

一二三「先ほど、双葉さんは究極的には将棋は記憶力のゲームだと言いました」

一二三「確かに、その側面はあります。将棋は双方が最善手を繰り返していれば、必ず先手が勝つゲームです」


一二三「ですが敢えてそれに寄らない方法もあります」

一二三「千日手狙いと言われる定跡です」

一二三「簡単に言うと、引き分け狙いといえばいいのでしょうか」

双葉「ひ、引き分け?」

一二三「最善手を狙うことが最善とは限らない、と言うことです」

一二三「将棋では稀ですが、チェスは比較的引き分けが多いので、負け越しそうだと思えば引き分け狙いに持っていくことがあります」

一二三「最善手を狙うことは、なるほど数学的には美しい」

一二三「ですが将棋は心理を読み取るゲームでもあります」

一二三「数学に寄らない論理的思考と言うのが存在しますから」

一二三「ただ盤面を見るだけではなく、相手の表情や空気からどの指し筋を狙っているのかを見極める」

一二三「それが肝要になってきます」

一二三「双葉さんは相手が必ず最善手を狙ってくると思ったから、混乱しここまで大きく負けたのです」

双葉「…………」

一二三「あ……」

一二三「す、すみません!」

一二三「調子に乗りすぎてしまいました……」

一二三「その、将棋の事になると、つい熱くなってしまい」

双葉「一二三、すごいな!」

一二三「はい?」

双葉「全然思いつきもしなかった! そんな思考もあるんだな!」

双葉「チェスとか将棋ってパターンのゲームだから、覚えてもつまらないかと思ったけど」

双葉「覚えてみる! それだけじゃないってわかったから!」

双葉「なあ、また将棋やってくれるか?」

一二三「…………」

一二三「私で良ければ、いつでも」

双葉「よし! 惣治郎、一二三にコーヒー奢れ!」

惣治郎「テンションたっかいなあ、おい」

惣治郎「まあ、嬢ちゃん。よかったらまた付き合ってやってくれ」

一二三「はい」

一二三「ここは……」

一二三「居心地のいい、場所ですね……」


 一二三+★1つ

 課題残り4

(一二三は対局があるとのことで帰っていった……)


双葉「結構時間が経ったな」

双葉「どうする? 今日は切り上げるか? それとも続ける?」


 どうしようか……

1、続ける
2、今日は切り上げる

>>311

1


双葉「続けるのか? なら付き合うぞ!」

 …………、

双葉「相変わらず客来ない店だなー」

惣治郎「ほっとけ」

惣治郎「サテンなんざ忙しい方が逆に居心地悪いもんだ」

双葉「そうだな。ゆっくりできる雰囲気は大事だ」

双葉「でもお前はゆっくりしてられないぞ? 課題は進んでいるか?」


1、双葉の応援のおかげで
2、双葉は受験大丈夫なのか?


>>314

1


双葉「そうだろそうだろ? 私のナビは完璧だからな!」

双葉「…………」

双葉「でもちょっとだけ、課題落としてほしい、なんて」

双葉「変なこと、思ってたりする……」

双葉「お前も落ちたら、私と一緒になるから」

双葉「私だけ、一歳年が違う」

双葉「やっていけるかな……」


1、言わなきゃわからない
2、不安なのはみんな同じだ

>>317

2


双葉「みんな、同じ……」

双葉「……でも、やっぱり違うんだ」

双葉「その、私が変わってる人間だっていうのは、自分でもわかってる……つもり」

惣治郎「…………」

双葉「よく言えば、個性的だとか」

双葉「でも、『変わってるね』って言われるたび」

双葉「『お前は私たちのグループには入れない』って言われてる気がしたんだ」

双葉「『個性的』って言葉は、よくわからないからとりあえずそうレッテルつけておけばいい」

双葉「そんなふうに感じてた」

惣治郎「双葉……」

双葉「お前達は違う。みんなは違う」

双葉「でも、みんな年上で、やっぱりそれに甘えてるところはあると思う」

双葉「今度は同い年どころか、年下だ」

双葉「そういうところに甘えることは、もうできない」

双葉「言い訳ができなくなるんだ」

双葉「それが怖くないって言ったら、嘘だ」

双葉「…………」

双葉「けどな」

双葉「みんなに助けられた時、みんなでお前を助けた時」

双葉「私、無力じゃないって思えた」

双葉「今までのは結局、自信がない事への言い訳だったんだ」

双葉「自信があろうがなかろうが、やらないと……全てが終わる時が来る」

双葉「私、お前のいるこの居場所を守りたいと思ってる」

(双葉は真剣な眼差しでこちらを見ている)



双葉「いつでも帰ってこい、地元に戻って嫌な目に遭ったら」

双葉「お前なら、地元でも居場所、きっと作れるだろうけど」

双葉「ここも、お前の居場所だ」

双葉「絶対に守る。約束する」

双葉「それには、自信がないからって引きこもるような、前の私のままじゃ駄目だ」

双葉「怖いけど、でも、それを理由に……したくない。もう」

双葉「えへへ」

双葉「学校に行ったら、大人の魅力でメロメロにしてやるんだ!」

双葉「それでな、いっぱい友達作って、カナちゃんとももっと仲良くなって」

双葉「お前がいつ帰ってきてもいいように、ここを守っとく」

双葉「惣治郎も、そうだろ?」

惣治郎「ああ」

惣治郎「ま、お前がいようがいまいが、ここは俺の店だからな」

惣治郎「誰に言われずとも、守っとくさ」

双葉「惣治郎、素直じゃないなー」

惣治郎「ふん、言ってろ」

惣治郎「ほら、そろそろ腹減ったろ。カレーしかないからカレー食え」

双葉「おー! お前も休憩してカレー一緒に食べよ!」

双葉「惣治郎も! どうせ客来ないんだから」

惣治郎「ほっとけ!」


 双葉+★1つ

 課題残り2


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「双葉、新しい学校で上手くやっていけるか心配だったが」

モルガナ「あの調子なら大丈夫だな」

モルガナ「一二三とも仲良くなったな。まあどっちもなんか、厨二病ってのか?」

モルガナ「ああいうの持ってるし、論理的な思考とかはどっちも得意そうだから」

モルガナ「多分気は合いそうだな。周りがワケわかんないことになりそうだが」

モルガナ「課題もだいぶ進んだな。今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



 2/24(木) 放課後

《秀尽学園・教室》

川上「はい、初め」

 …………、

川上「はい、おしまい」

川上「どう? なんとかなりそう?」


1、なんとか
2、かんとか

>>322

2


川上「あのね、こっちは結構教師としての進退がかかってるんだけど?」

川上「試験にも余裕の返答ね。まあ二学期までの成績考えたらわかるけど」

川上「課題も並行してやってね」

川上「……あのさ……」

川上「……いや、なんでもない。今は試験と課題に集中して」

川上「…………」



モルガナ「川上のやつ、なんか様子がおかしかったな。何かあったのか?」

モルガナ「明日、試験が終わったら一回詳しく訊いた方がいいかもしれないな」

モルガナ「誘いが来てるぞ」


杏『まだ日にちあるけど、さっさと片付けよ! 英語なら任せて!』

真『課題の進捗状況はどう? 見張っててほしいなら、そうしてあげるけど?』

春『課題、大丈夫? 文系ならわかるから一緒に頑張ろ』



モルガナ「どうするんだ?」


1、課題の誘いに乗る
2、誰かを遊びに誘う


>>325

1


モルガナ「課題も半分以上終ったし、そろそろ片付く頃だな」

モルガナ「誰の誘いに乗るんだ?」


1、杏
2、真
3、春

>>328

2

了解です。お疲れ様でした。
>>319で課題残り2とありますが、正しくは3です

★0杏殿だけになっちまった……

双葉とひふみんの相性はいいと思うんです。自分だけですか?
今回双葉の好感度の上りが少ないのは選択肢ミスってるからです。間違いじゃないよ。
皆さん優先的に狙ってるキャラとかいるんでしょうか。割と平均して上がってるなと言う印象です。もっと人気集中するかと思ってました。

将棋は駒の動かし方すら調べません。この為にググりました。なので適当かと。
引き分け狙いがチェスでままあるのは確かです。将棋は少ないみたいですね。

好感度の上がり方は、さじ加減による部分とそうでない部分があって、例えば1ターンのみ過ごせば確実に★1は上がります。
丸一日を過ごすと一気に★3つの可能性の代わりに誰かとばったり会うパターンが増えます。それが吉と出るか凶と出るかはわかりません。ただ今のところは好感度下がるパターンは少ないかと思います。★少ないので。
プレゼントなどはさじ加減になりますね。ただゲームの印象から外れないようにゲーム内でも印象良かったプレゼントやコープのエピソードから理由を考えてます。

今課題の誘いは杏と真はかなり簡単に上がりやすくなっていて、双葉と春は上がりにくいです。

そして今気付いたのですが、好感度と言うよりジョーカーの場合は信頼度ですよね。好感度は既にMAXの筈だから。

確かに作者のさじ加減によるところが大きいのは確かです。好きなというか、恋愛エピソードにおいては動かしやすいキャラとがいるのは確かですし。
ですがそれがキャラの不公平感にならないように工夫したいとは思っています。
基本的に安価とっていけば好感度(信頼度)は上がっていくはずです。

ぶっこみイベントも好感度取る上ではバランス考えるつもりではあります。ご理解いただければと思います。


真『わかった。ルブランね』


《ルブラン》


真「だいぶ終わらせてはいるけど、まだ半分近くは残ってるから」

真「一気にやってしまいましょう」

(真の教えでハイペースで進んだ)

 課題残り2

真「あなた、教えがいがある」

真「課題、か」

真「…………」

真「休憩しない? 休息も必要でしょ」

真「…………」

真「なんだろうな、難しいね」

真「あ、ごめん、何言ってるかわからないよね」

真「……時間ができて、色々なところ回ってみて」

真「それが楽しいのは事実なんだけど」

真「楽しいだけじゃなくて……」

真「何だろう、何かが足りない気がするの」

真「それを言葉にしたいんだけど、できないというか」

真「それがなんか……もやもやしてて」

真「元々白黒はっきりしないことが嫌いではあったんだけど」

真「今一番白黒はっきりしてないのは、私なのかもね」


1、真はちゃんと考えてる
2、迷いのない人間なんていない
3、白黒はっきりさせないといけないのか?

>>336

3


真「…………」

真「そう、だね」

真「そうなんだけどね」

真「私も、確かにはっきりさせないと気が済まない性分ではあるけど」

真「必須ではなかった。だけど……」

真「あのね、時間が出来て……いや、あなたが帰ってきてから」

真「時々、考えることがあるの」

真「どうしてお姉ちゃんは、パレスができるほど歪んでしまったんだろう」

真「どうしてあんなに勝ち負けにこだわったんだろう、って」

真「…………」

真「その答え、お姉ちゃんのシャドウを見てもわからなかった」

真「ただただ、目的と手段が入れ替わって歪んだお姉ちゃんを目の前にしたことが、ショックで」

真「パレスができるのはメメントスのレールから外れた人間」

真「怠惰に流されなかった、でも……負の感情を抑えられなかった人間」

真「考えてる。というより、ずっと頭から離れてくれない」

真「なんでかな……」

モルガナ「……メメントスは消滅したんだ。パレスもそれに伴って消えた」

モルガナ「オタカラを奪って、新島は元の、真の姉ちゃんに戻ったはずだ」

モルガナ「それじゃ駄目なのか?」

真「…………」

真「わかんない……」

(真は辛そうだ……)

真「……ごめん。変な話して」

真「大丈夫。必ず私の中で答えを出すから」

真「どうする? このまま課題片付ける?」


 どうしようか……

1、課題を続ける
2、今日は切り上げる


>>339

1


真「じゃあ、もう少し続けようか」

(真の教えはわかりやすい……)

 課題残り1

 …………、

真「もうこんな時間になったね」

惣治郎「いっつも悪いな、嬢ちゃん」

真「いえ。勉強は嫌いじゃないので」

真「…………」

(しばらく沈黙が続いた……)

(先ほどの事を考えているのだろうか……)

 カランコロン

惣治郎「いらっしゃい……おお」

真「お姉ちゃん!?」

冴「あら、真もいたの」

真「ちょ、え、どうしてここに」

 がしゃん!

真「あ、カップが……! 痛っ!」

(慌てて拾おうとして、手を傷付けてしまったようだ)

冴「ちょ、どうしたの?」

冴「ごめんなさい。水道借りていいですか?」

惣治郎「ああ、片付けはこっちでやるんで」

惣治郎「おいお前、上に救急箱ぐらいあるだろ。持って来い」

真「お姉ちゃん、私一人で大丈夫だから……」

冴「何言ってるの。手の傷なんか片手で手当てするの難しいわよ」

(屋根裏から救急箱を持ってきた)

(真は冴に手を引っ張られ、水道で傷口を洗っている)

真「…………」

冴「ごめんなさいね。どうしたの真、あなたらしくない」

真「いや、ちょっと、考え事してて……」

真「急にお姉ちゃんが現れたからビックリしちゃった」

冴「現れたって、妖怪みたいに。もう」

冴「ほら、手当てしてあげる」

真「うん……ありがとう」

冴「どうしたしまして」

(真はバツが悪そうだが、まんざらでもなさそうだ)

(冴は優しく微笑んでいる……)


冴「傷は浅いけど、範囲がちょっと広いわね」

冴「しばらく家事しなくていいわ」

真「お姉ちゃん、忙しいんじゃないの?」

冴「しばらく暇ができたの。仕事が一段落したから」

真「そう。よかった」

真「お姉ちゃんも休まないとね」

冴「そうね。色々余裕がなかったから」

冴「あ、カップは弁償します」

惣治郎「今更そんなこと気にすんなって」

惣治郎「あんた、顔柔らかくなったな」

冴「……ありがとうございます」

冴「料理もずっと任せっぱなしだったわね。もう真の方がきっと上手ね」

真「そんなことない、多分」

冴「でもまだ子供ね、こうやってると」

真「……もう大学生になるんだけど?」

冴「ごめんね、どうしてもね」

冴「世界を救った怪盗団の一員であっても、やっぱりあなたはわたしの妹なのよ」

真「……うん」

惣治郎「はいよ、姉さんへのコーヒーだ」

冴「好きなブレンド、覚えてくれたんですね」

惣治郎「それが仕事だかんな」

惣治郎「もっと愛想を良くしろってうるせえやつもいるが……」

モルガナ(双葉の事だな)

真「愛想のいいマスターって想像できないですね」

惣治郎「嬢ちゃんも言うねえ」

(しばらく穏やかな時間が続いた)

 真+★3つ


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「なんか真、悩んでいるようだが……」

モルガナ「姉妹仲は良さそうだったよな?」

モルガナ「まあ真が話してくれないと、わからないか」

モルガナ「課題ももう僅かだな。今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★☆☆☆☆

佐倉双葉
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★☆☆☆☆☆

川上貞代
★★★☆☆☆☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



 2/25(金) 放課後

《秀尽学園・教室》


川上「はい、試験初め」

 …………、

川上「はい、おしまい」

川上「お疲れ様。帰っていいよ」

川上「…………」


モルガナ(なあ、川上のやつやっぱり様子がおかしくないか?)

モルガナ(訊いてみたらどうだ?)


1、訊く
2、訊かない

>>344

1

わかりました。今回はここまでにします。お疲れ様でした。
先に言っておくと、今回べっきぃは好感度の上下はありません。代わりに時間経過もないです。べっきぃ贔屓になっちゃうので
これからのヒント……かどうかはわからないけど
教師としてなんかジョーカーに言いたいことがあるのか女性として言いたいことがあるのかどうか

真も吹っ切れている部分と悩み続けている部分とあるようです。
では失礼します。疑問質問ご意見ご要望はできる範囲で答えていきます。


(何かあったのか訊いてみた)

川上「うーん……」

川上「いや、その質問が出るってことは今のところ何もないってことなのかな」

川上「ちょっといい?」


《生徒指導室》


川上「うーん」

(川上は難しい顔をしている)

川上「正直私が当事者になってるから話ややこしいんだけどね」

川上「私なりに高巻さんや新島さん、奥村さんをそれなりに見たり、担任に様子を訊いたりしたんだけど」

川上「感想としては、なんか危ういんだよね」

川上「担当した部活で人間関係のトラブルが起きそうな時に感じる特有の雰囲気っていうか」

川上「まあ、今の状況でトラブルが表に出てない方がおかしいんだけどね」

川上「でもね、普通の部活より、怪盗団って君たちにとってすごく意味の大きい場所でしょ?」

川上「このままじゃ空中分解しそうな気がしてね」

川上「私はやっぱり、君にだけじゃなくて怪盗団に助けられたって思ってるし」

川上「そうでなくても教師だし、助言してあげたいんだけど」

川上「…………」

川上「とにかく、何かトラブルが起きそうだって思ったら」

川上「誰かに頼る事」

川上「事が大きくなったら本当に大変だから」

川上「……ここで、私に任せてって言えないのが、狡い大人なんだろうなあ……」

川上「でも私以外にも、頼りになる大人はいるはずでしょ?」

川上「勿論友達でもいいし」

川上「でも信頼できる人間じゃないと、逆に君の信用落としかねない話題ではあるから」

川上「そのあたり、慎重にね」


※信頼度★5以上の相手に『相談する』の選択肢が出来ました!

 信頼度★5の相手を選んだ場合、『相談する』の選択肢が出てきます。
 誰について相談するかを選ぶと、1ターン消費して助言がもらえます。
 相談することでも信頼度は上がります。
 ただし、接点のないキャラについて相談しても、有効な助言は期待できないでしょう。(例外有)
 助言をもらうことでそのキャラの事がよくわかるようになりストーリーに関わるかもしれません。攻略のヒントにしましょう。


川上「まあ、うん。とにかく、一人で解決できるとは思わないように」

(川上との話が終わった)


モルガナ「チャットが来てるぞ」


杏『課題もラストスパート、一気に行っちゃおう!』

双葉『・・・ --- ・・・ お、応援が必要か?』

春『もうちょっとで終わるみたいだね。早く終わらせよ?』


モルガナ『課題の誘いに乗るのか?』


1、乗る
2、今日は止めておく

>>352

1


モルガナ「誰の誘いに乗るんだ?」


1、杏
2、双葉
3、春


>>355

2

了解です。お疲れ様でした。

今回の相談コマンドは、各キャラが他のキャラをどう思っているのかという視点を魅せるのも面白いかな、と
あと、プレゼントの方向性ですね。ここが作者のさじ加減過ぎたので、助言もらう時に「そう言えば~~に悩んでるって言ったたな」
みたいなヒントが生まれるかもです。

あとわかると思うのですが、千早だけ特別扱いになって、『相談』とは別に『占い』が増えます。
千早が説明するとは思うのですが、『占い』は未来に起きる危険性の高いトラブルを予見する代わりに5000円対価が必要です。
千早が詳しく説明しますが、占いの場合は好感度は上下しません。千早にも相手にも。
普通の相談はできます。★5つになったら試すのもありかもしれませんね。詳しくは千早が相談コマンドオンになってから。

今日は短いですがこれで失礼します。杏殿嫌われてるの……?


《ルブラン》


双葉「お、あと少しみたいだな」

双葉「ふふん、できたらご褒美があるぞ!」

双葉「できるまで内緒だ! 頑張れよー」

(なんとなく双葉が急かしてる気がして手を急いだ)


 !!課題クリア!!


双葉「おー、できたのか!?」

双葉「ふふん、実はな」

双葉「頭の疲労にはブトウ糖の摂取が効果的」

双葉「トリプトファンはメラトニンやセロトニンの生成に欠かせないアミノ酸だ」

双葉「それが不足するとストレスに弱くなるって言われてる」

双葉「それを両方摂取できるものを用意したのだ! 惣治郎!」

惣治郎「はいはい」

(惣治郎が冷蔵庫を開けると、中から何かを取り出した)

惣治郎「双葉の手作りプリンだ」

双葉「どうだ、どうだ? いいご褒美だろ?」


1、すごいな
2、ありがとう
3、我々の業界でもご褒美です


>>360

3


双葉「我々の業界“でも”ってなんだ、でもって」

双葉「ヘンタイ枠はオイナリだけで十分だぞ!」

双葉「ふふん、しかしそんなお前でもやっぱり嬉しいのか」

双葉「……良かった」

モルガナ「なあ、ワガハイの分はあるのか?」

双葉「モナも一口食べてみるか?」

(双葉の手作りプリンを食べた)

(しっかりとした舌触りと強い甘みが来て、美味しい)

双葉「ど、どうだ?」

モルガナ「美味いじゃないか! 正直双葉の手作りと聞いて不安だったけどな」

惣治郎「その様子じゃ猫も気に入ったようだな。プリンにしとけって言ったのは俺からのアドバイスだ」

惣治郎「正直初心者がいきなり包丁扱うのは怖すぎる」

双葉「惣治郎は過保護だ!」

双葉「…………」

モルガナ「? 何か双葉は自分では気に入ってないみたいだな」

双葉「うん……」

双葉「美味しいって言ってくれるのは嬉しいけど」

双葉「私はこれ、惣治郎のコーヒーに合わないと思う……」

惣治郎「そうか? そんなことないと思うが」

双葉「いや、もっと合わせることができるはずだ!」

惣治郎「俺だっていきなりカレーのレシピ作ったわけじゃない。試行錯誤してきたんだ」

惣治郎「今はこんだけできりゃ十分だよ」

惣治郎「俺のコーヒーのことまで考えてくれて、ありがとな」

双葉「カ、カレーだけじゃいつか潰れそうだからな!」

惣治郎「おいおい、そこはこの店のこだわりなんだよ」

双葉「うーん……」

(双葉はプリンの出来に納得できてないようだ)



 カランコロン

惣治郎「いらっしゃいませ……ああ、先生ですか」

川上「すみません。ちょっと気になって」

川上「課題はどう?」

双葉「終ったぞ! 私が見張っておいたからな!」

惣治郎「こら双葉、敬語を使え。四月から通う学校の先生だぞ」

川上「そうだったね、佐倉さんのところも受験受けてたんだった」

川上「私の事は自由に呼んで大丈夫。元から生徒に人気あるタイプじゃないしね」

川上「にしても課題終ったんだ。ホント、よかった」

川上「終ってなかったら土日返上でやらせるとこだったよ」

川上「この課題作るのも私も含めて色んな先生が協力という名の残業させられたんだからね?」

惣治郎「感謝します」

川上「あ、いえ。こちらこそ突然すみません」

川上「コーヒー貰おうかなと思ったんですが、お邪魔でしたか?」

惣治郎「そんなことありませんよ。先生なら歓迎です」

川上「ありがとうございます」

川上「あれ? プリンメニューに入ったんですか?」

(余っていたプリンを見つけたようだ)

惣治郎「いや、それは双葉が作ったモノで」

双葉「コイツも惣治郎も美味しいって言ってくれるけど、私はなんか違う気がするんだ」

双葉「コーヒーに合わせたいって思ったのに、なんか違う」

川上「そうなんだ」

双葉「べっきぃならどうもがががが!?」

(恐ろしい勢いで川上が双葉の口を塞いだ!)

川上(なんで知ってるのかな……? 怪盗団全員知ってるとか?)


1、言ってません
2、わかりません
3、自分しか知らないはずだ

>>365

3

最近更新少なくてすみません。時間が色々と。
元々ゆっくり更新なので、速度は温かく見守っていただければと思います。


惣治郎「あ、あの、先生?」

川上「すみません課題ちゃんとできてるのか確認するので上に上がりますねすぐ済みますんで!」

(強制的に双葉と共に自室に上がらされた!)



《自室》


双葉「ぷはっ!」

双葉「す、すみません……」

川上「えっと、怒ってないから。怒ってないからどこで知ったのか言ってくれる?」

双葉「あの、こいつからじゃなくて、怪盗団の他も知らない」

双葉「私その、ずっと引きこもってて」

双葉「その時、ルブランに盗聴器仕掛けてた」

モルガナ(そう言えばこいつ、ワガハイたちの仲間になるまで盗聴器をルブランに仕掛けてたんだったな)

川上「…………」

双葉「誰かの声が聞きたくて、でも外に出るの無理で」

双葉「そしたらこいつがべっきぃを呼んでた」

双葉「ルブランの公衆電話から」

双葉「気になったから公衆電話の履歴からべっきぃの経歴探った」

双葉「そしたら川上先生だって、知って」

双葉「だ、大丈夫! 言わない、絶対言わない!」

双葉「なんでお前がそんな仕事をしたのか、私知ってる!」

双葉「脅されていたんだろ? ずっと罪の意識に怯えていたんだろ?」

双葉「罪の意識って、消えてくれない。それ、私もわかる……」

川上「…………」

双葉「それにな! ハッカーは情報の意味と価値を誰よりも理解してなくちゃならない」

双葉「情報を簡単に漏らすハッカーは二流だ。だから、絶対に言わない」

双葉「約束する……します」


川上「……うーん」

川上「そんな涙目で言われると、私が悪いみたいじゃん」

川上「まあ、理由はわかったし、佐倉さんだけならいいよ」

川上「でもべっきぃってもう呼ばないで。ね、それは本当にお願い。もう辞めたし」

双葉「ん、うん」

双葉「すまない。川上はべっきぃのイメージが強くて、つい」

川上「とりあえず泣き止んでくれる?」

川上「えっと、プリンをコーヒーに合わせたいんだっけ?」

川上「私で良かったら教えてあげるけど」

双葉「本当か!?」

川上「国語以外には家事ぐらいしかできることないしね」

川上「まあ、今回だけ。情報を黙ってもらう代わりに情報提供、ってところかな」

双葉「わかった! 惣治郎にキッチン使わせてもらうように頼んでくる!」

(双葉は階段を駆け下りていった)

川上「…………」

川上「ふう、焦った……」

川上「まあ、佐倉さんの事は入学後見とくよ」

川上「佐倉さんの事情も複雑だしね。ちゃんとした学校生活送れるよう、ちゃんと見守るから」

(川上の微笑みは優しい)

 川上+★1つ



(どういう交渉をしたのか、惣治郎はキッチンを開けてくれた)

(川上のやり方は双葉のやり方とは違っていたらしい)

川上「まあ、気を付けるべきとこはこんなところかな」

川上「佐倉さんのも食べたけど、十分に美味しいんだけどね」

川上「コーヒーに合わせるなら、もっとなめらかな方が口当たりいいし、甘みも軽い方がいいと思うから」

双葉「上白糖の代わりにグラニュー糖……牛乳と生クリーム、卵黄と卵白の配率……オーブンや蒸し器ではなく湯煎で……スに気を付ける……」

川上「そんなとこかな」

川上「上白糖よりグラニュー糖の方が甘みが軽くなるし」

川上「生クリームが多い方がコクが出てくる」

川上「卵白が多いと舌触りに影響が出てくる」

川上「オーブンや蒸し器だと安定してるんだけど、どうしても火が強くなりすぎるから、湯煎の方が滑らかに仕上がるよ」

惣治郎「ほう、先生、料理上手なんですね」

川上「い、いえ、上手って程では」

双葉「上白糖の代わりにグラニュー糖……牛乳と生クリーム、卵黄と卵白の配率……オーブンや蒸し器ではなく湯煎で……スに気を付ける……」

惣治郎「双葉が呪文のように繰り返しているな」

川上「後は粗熱取って冷やすだけだね」


川上「じゃあ私、そろそろ失礼しますね」

双葉「え? 帰るのか?」

惣治郎「お前な、先生の都合も考えろよ」

川上「後は冷蔵庫で冷やすだけなんだけど、そこまでルブランのキッチンを占領するわけにはいかないからね」

川上「課題が終わったことも確認できたし、私は失礼するよ」

川上「今日みたいに直接教えるのは難しいけど、レシピならまた分けてあげる」

双葉「本当か!?」

惣治郎「すみません、先生。お世話になりました」

川上「いえ」

川上「双葉さん達に助けられなかったら、私きっと、教師を辞めていましたから」

惣治郎「……そう言っていただけると、ありがたいです」

双葉「なんで惣治郎が礼を言ってんだ?」

惣治郎「だから、大人には色々あるんだよ」

惣治郎「本当にすみませんでした、先生。今度、コーヒーサービスします」

川上「ありがとうございます。ぜひ」

川上「じゃあね、佐倉さん。入学式で会うのを待ってるから」

(川上は帰っていった)

双葉「えへへへ」

双葉「次はもっと美味しいプリン、作ってやるぞ!」

惣治郎「おう、頑張れよ」

(ルブランの空気は温かい……)

 双葉+★2つ



双葉「あ、忘れてた」

(双葉がスマホを弄り始めた)

 ブー、ブー

(自分のスマホが振動する)


 〈グループチャット怪盗団〉


双葉『課題終ったぞー』

杏『マジ? やったじゃん!』

真『試験の結果次第だけど、まあまず大丈夫でしょう』

竜司『リーダー、お疲れ!』

祐介『しかし帰ってきても、忙しないな』

春『ごめん、さらに忙しなくて申し訳ないんだけど』

春『みんな、明日と明後日の休日って空いてない?』

竜司『なんで?』

春『別荘に招待しようと思って』

春『怪盗団の最後の思い出づくり、したいなって』

祐介『それ自体は構わないが、明日と明後日とは急だな』

春『ごめんなさい、別荘自体はいつでもいいんだけど、シェフの都合が明日の晩しかどうしてもつかなくて』

祐介『シェフ?』

春『竜司くん、フォアグラ食べたがってたじゃない?』

竜司『え、まじ!? フォアグラ!?』

双葉『竜司を甘やかすことはないぞー』

杏『そうだよ、春にばっかり負担かけちゃうし』

春『私が言いだしっぺなんだし、私が負担するのは当然じゃないかな』

真『そこで割り勘って発想にいかないんだ…』

春『車で2、3時間ぐらいかな』

春『雪のスポーツは無理かもだけど、雪自体は残ってると思う』
 
春『温泉もあるよ。プライベートな温泉だから他のお客心配する必要ないし』

双葉『プライベート温泉!』

春『どうだろ? リーダーが無理ならキャンセルするけど』



 ※行くことを選べば土日は特別イベントです
  怪盗団以外のメンバーとはデートできなくなります
  怪盗団のメンバーは全員確実に★2つ上昇、選択肢次第でそれ以上に上がることも勿論あります
  行かなければ土日はこれまで通りです
  強制イベントではありません


モルガナ「フォアグラ……バカ竜司と同じはシャクだが、ワガハイも食べたい……」


1、行こう
2、疲れてるから、ごめん


>>373

1


春『よかった!』

真『何で行く? 車?』

杏『もうモルガナカーは使えないもんね』

春『車はこっちで用意するよ』

真『私が運転するし、レンタカー借りてもいいけど』

春『あのね、ちょっとそのあたりややこしくて』

春『周りの人がね、私のことを心配してるの』

春『だからね、厚意に甘えた方が楽になったりするんだ』

竜司『そんなもん?』

春『そういうものだよ』

春『車も用意してくれるって言ってるし、お言葉に甘えた方がね』

春『向こうの面子とか、そういうのもあったりするから』

祐介『春の心配してるのに、面子が大事なのか?』

春『そうも言えるかもしれないけど、私は悪く捉えるのは止めたかな』

春『大人が心配してるんだから、子供の私達はそれに素直に甘えてもいいのかなって』

杏『ま、春がそれでいいならいっか』

双葉『なあなあ、私、伊勢海老食べたい!』

祐介『双葉、駄目だ。伊勢海老は観賞にこそふさわしい』

竜司『相変わらずそこなのかよ』

杏『我儘を止めるとかじゃないんだね』

春『とりあえず、シェフにはリクエスト送ったよ』

竜司『早っ!』

春『食材は早めにお願いしないとね』

真『じゃあ私たちは早めに用意しておきましょうか』

春『リーダーと双葉ちゃんは四軒茶屋駅前で待ってて』

双葉『了解!』

春『最後の思い出、楽しみだね』



双葉「惣治郎! 明日から旅行行くぞ!」

惣治郎「えらく急だな、おい」

双葉「春の別荘に招待された!」

双葉「私は旅行の用意する! だから先に帰る!」

惣治郎「待った待った。俺ももうすぐ火落とすから」

惣治郎「お前も行くのか? ならあんまり夜遊びすんなよ」

(双葉と惣治郎は帰っていった……)


春『よかった!』

真『何で行く? 車?』

杏『もうモルガナカーは使えないもんね』

春『車はこっちで用意するよ』

真『私が運転するし、レンタカー借りてもいいけど』

春『あのね、ちょっとそのあたりややこしくて』

春『周りの人がね、私のことを心配してるの』

春『だからね、厚意に甘えた方が楽になったりするんだ』

竜司『そんなもん?』

春『そういうものだよ』

春『車も用意してくれるって言ってるし、お言葉に甘えた方がね』

春『向こうの面子とか、そういうのもあったりするから』

祐介『春の心配してるのに、面子が大事なのか?』

春『そうも言えるかもしれないけど、私は悪く捉えるのは止めたかな』

春『大人が心配してるんだから、子供の私達はそれに素直に甘えてもいいのかなって』

杏『ま、春がそれでいいならいっか』

双葉『なあなあ、私、伊勢海老食べたい!』

祐介『双葉、駄目だ。伊勢海老は観賞にこそふさわしい』

竜司『相変わらずそこなのかよ』

杏『我儘を止めるとかじゃないんだね』

春『とりあえず、シェフにはリクエスト送ったよ』

竜司『早っ!』

春『食材は早めにお願いしないとね』

真『じゃあ私たちは早めに用意しておきましょうか』

春『リーダーと双葉ちゃんは四軒茶屋駅前で待ってて』

双葉『了解!』



双葉「惣治郎! 明日から旅行行くぞ!」

惣治郎「えらく急だな、おい」

双葉「春の別荘に招待された!」

双葉「私は旅行の用意する! だから先に帰る!」

惣治郎「待った待った。俺ももうすぐ火落とすから」

惣治郎「お前も行くのか? ならあんまり夜遊びすんなよ」

(双葉と惣治郎は帰っていった……)



モルガナ「といっても、まだ時間はあるんだよな」

モルガナ「でもあまり遠くに行ったら明日ばてそうだな」

モルガナ「誰か自室に呼ぶか?」


 どうしようか?


1、呼ぶ
2、今日は休む

>>378

1


モルガナ「怪盗団のメンバーは旅行の準備があるだろうからな」

モルガナ「呼ぶなら他のやつにしとけよ」


 誰を呼ぼうか


1、御船千早
2、武見妙
3、川上貞代
4、大宅一子
5、東郷一二三

>>381


2


モルガナ「武見を呼ぶのか」

モルガナ「武見になら色々相談できるかもしれないな」


 どうしようか

1、他のキャラの事を相談する
2、他愛ない雑談をする

>>385


モルガナ「武見を呼ぶのか」


武見妙
★★★★★☆☆☆☆☆


モルガナ「武見になら色々相談できるかもしれないな」


 どうしようか

1、他のキャラの事を相談する
2、他愛ない雑談をする

>>385

1


モルガナ「相談するのか」

モルガナ「誰の事を相談するんだ?」


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早

7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>388

9

お疲れ様でした。次回更新に乞うご期待。
武見先生ってひふみんと接点ないから大したアドバイス言えないと思いますが……

べっきぃは怪盗団のみんなに苦労するタロットの元に生まれたようです。しょうがないね。

旅行はずっと考えていたのですが、何をどう考えても春の財力に頼らざるを得なかった。割り勘じゃ祐介がアウトなのです。
怪盗団最後の思い出です。いいですか、怪盗団最後の思い出です。楽しくしたいと思います。

乙です。
旅行の言い出しっぺが春ちゃんってのがなぁ、最後の晩餐的なもの感じる
武見はひふみん知らないなら☆の挙がり方変わるの?

>>390
1ターン消費するので、武見先生の★は一つ上がります
ただ、有効なアドバイスがないだろうと。
武見先生がひふみんを知っている場合、ひふみんが喜ぶプレゼントのヒントがもらえるはずでした。
今回の場合は世間的な報道と怪盗団がそれをしたということしか武見は知らないので、情報それだけで相談していくの……です
武見先生はひふみんの印象しか話せないとは思いますが

安価先になりますが、>>400 締切で武見先生にひふみんについて相談したいこと自由に書いてみてください
信頼度には影響しない、はず。ただプレゼントの話は無理だろうということです。
相手知らないのにどんなプレゼントがいいかと言われてもすごく困ったここ最近の現実の話。
武見先生なら千早だろと思い込んでた節があったので、今ちょっと困ってます。頑張って書いてみます。

人数少ないんですかね。なにか物足りなさがこのSSあるんでしょうか。改善していくので意見はどんどんお願いします。 


そう言えば相談内容(誰の事を相談するか)によってはぽかんとするだけで信頼度が上がらないって言ってませんでしたっけ……
自分そのつもりで書いてたんですが、今見返すと相談は無条件に信頼度上がるみたいに捉えられるなって思ってしまいました。

このまま書いてもいいし、再安価してもいいのですが、どうしましょうか。

では改めて、相談コマンドの使い方

・相談するコマンドは★5つ以上のキャラに発生
・誰の事でも相談できるが関わりのないキャラの事を相談しても何も変化なし
・場合によってはプレゼントのヒントがもらえることも
・有効なアドバイスができた場合は相手もうれしくて★が上がる
・★が一定数以上あるので相手もジョーカーの事を信頼しています、なので相談で★が下がることはありません
・爆弾にぶつかりたくない場合に敢えて相談コマンドを選ぶというやり方もできなくはないかもしれません


では>>386から戻ります。失礼いたしました。



モルガナ「相談するのか」

モルガナ「誰の事を相談するんだ?」


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早

7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三


>>398

千早しかいないな
ゲーム中では双葉診たりしてたけど

なんで自分で取ってんだ……

安価下です、まとめてたらエンター押してた

5

すみません、今回は色々と
双葉面識あるのかな、ちょっと不明なのでこのSSではなしで行きます。
明日からちゃんとします。旅行編は頑張るので見捨てないでやってください。


《自室》


武見「ふーん」

武見「忙しいとは聞いてたけど、元気そうじゃない」

武見「ただこの部屋、乾燥がきついね。ウイルスは気温より湿度だから加湿を大事にね」

武見「で? 何?」

(最近の千早の事を訊いてみた)

武見「たまにチャットするよ」

武見「どこかに出かけたりとかはしてないけど。寒いし」

武見「そう言えば新宿でまたキャッチに引っかかったとか水商売に引っ張られそうになったって言ってたな」

武見「もうちょっとあの子は……しっかりできないのかな」

武見「飽きはしないけど、不安にはなるかな」

武見「あの子ももうちょっと欲持ったら、あの子ほどの能力あるなら一回数十万とか取れるだろうに」

武見「まだ冷える時期続くし、風邪を引かれたら自動でうちで面倒見ることになりそうだから」

武見「まあそれが気になってるかな。体調管理なんて自己責任だけど、あの子はどうも不安になるほどふらふらしててね」

(武見は外で占いをしている千早の体調を気にしているようだ)

モルガナ(何か身体温めるモノ贈るといいかもな)

 武見+★1つ

(明日から一泊の旅行に行くことを伝えた)

武見「へえ、旅行か」

武見「いいんじゃない? 青春らしくて」

武見「別に一日二日会えないからってどうってことはないよ。毎日会いたいってタイプでもないし」

武見「雪が残ってて温泉があるなら、ヒートショックには気を付けてね」

武見「まあ十代が気にすることじゃないだろうけど」

(その後も他愛ない雑談をして、武見を送った)

武見「じゃあね」



『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「課題も終わって、旅行も決まって、若干慌ただしいけどいい感じじゃねえか」

モルガナ「双葉のプリンも美味しかったな」

モルガナ「今日はもう寝ようぜ。明日に備えないとな」




高巻杏
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★☆☆☆☆☆☆☆

佐倉双葉
★★★★☆☆☆☆☆☆

奥村春
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★☆☆☆☆

川上貞代
★★★★☆☆☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆




(明日から旅行だ……)

(楽しい思い出になるだろう……)

(…………)

(課題や試験の疲れが出たのか)

(強烈な眠気が襲ってきた……)

旅行編は次回より。
ではでは、おやすみなさい。

《??????》

ここは……

ベルベットルーム?

しかし、イゴールも、その従者もいない

代わりに、幻影……仲間たちの幻影が、記憶を話してる。



杏「私、モデルももっと頑張っていくから」

杏「駄々こねるダサくてカッコ悪い女には、なりたくないから」

杏「メメントスも消えたけど、やっぱりこうやって、弱い部分って生まれちゃう」

杏「そういう人の光になりたいから」

杏「でも、できれば……」


(杏の幻影が消えた……)



真「ね、ねえ」

真「私のこと、好き?」

真「時々、考えることがあるの」

真「どうしてお姉ちゃんは、パレスができるほど歪んでしまったんだろう」

真「どうしてあんなに勝ち負けにこだわったんだろう、って」

真「…………」

真「その答え、お姉ちゃんのシャドウを見てもわからなかった」

真「ただただ、目的と手段が入れ替わって歪んだお姉ちゃんを目の前にしたことが、ショックで」

真「パレスができるのはメメントスのレールから外れた人間」

真「怠惰に流されなかった、でも……負の感情を抑えられなかった人間」

真「考えてる。というより、ずっと頭から離れてくれない」

真「なんでかな……」


(真の幻影が消えた……)


双葉「な、なんだろう」

双葉「なんか、みんなといても苦しいんだ」

双葉「杏や真や春の顔を見ると、呼吸がしづらくなる」

双葉「前まではあんなに楽しかったのに」

双葉「戦い、辛かったけど、でも、それでも楽しかった」

双葉「お前が帰ってきて、また楽しくなれると思ったのに」

双葉「なんでだ? どうしてこうなった?」

双葉「なあ、私、何かおかしくなったのか?」

双葉「課題、手伝うって言ってた三人見て、すごく気分が悪くなった」

双葉「お前を助けてるだけなのに、なんで……」

双葉「……大事な、仲間なはずなのに」

双葉「私が手伝えないから、なのか? 何も出来ないから」

双葉「なあ、なんか、私、おかしくなっちゃった」

双葉「おかしく、なっちゃったよ……」


(双葉の幻影が消えた)



春「私ね、君と一緒にいたい。これは紛れもなく、私の気持ち」

春「だけど、今のままじゃ、一緒にいるんじゃなくて……寄りかかってしまいそうで」

春「一人で立ちたい。そうじゃないと、あなたの隣に立てない気がする」

春「私、あなたの隣に立ちたいの。寄りかかるんじゃなくて、頼るんじゃなくて」

春「私も彼の事を、愛しています」

春「誰にも奪われたくないです。先生にも、誰にも」

春「私ってやっぱり、奥村の娘なんだね」


(春の幻影が、消えた)


みんなどこか、危うさを孕んでいるように感じる。
この旅行は、どういう意味を持つのだろう。

示唆してくれていたベルベットルームの住人は、もういない。
ここはベルベットルームではないからだ。
これは、単なる夢なのだろうか……それとも……


…………
………
……




??「起きろー!!」


 !?



 2/26(土) 朝

《自室》


モルガナ「おい、起きろよ! もう予定の時間過ぎてるぞ!」

モルガナ「スマホも何回か鳴ってた!」

(竜司や真、双葉からチャットが来ている……)

モルガナ「急げよ! 遅刻だぞ!」

(全員に詫びの返信をして、急いで支度した)



《四軒茶屋駅前》


双葉「遅い!」

モルガナ「悪いな、こいつが寝坊して」

モルガナ「ご主人もいるのか」

双葉「惣治郎は見送りだ」

惣治郎「嬢ちゃんにも礼を言っとかねえとな」

双葉「本当はもうちょっと早く合流して寄りたいところがあったらしいけどな」

双葉「それ杏と真とで済ませてごめんって春からチャットきた……」

惣治郎「まあ、こいつも疲れてたんだろ。今更言っても仕方ねえよ」

 ブー、ブー

春『もうすぐ駅前に付くよ、多分すぐわかると思う』

双葉「…………」

惣治郎「…………」

モルガナ「…………」

惣治郎「本当にすぐ分かったな」

双葉「す、すごい場違い感……」

モルガナ「遠くからでも圧倒的な存在感だな……」

モルガナ「まあ春ならリムジンぐらいは普通なのかも……普通か?」

(真っ白で凄まじく長いリムジンから運転手が下りてきた……!)

運転手「本日の運転手を務めさせていただきます、佐々木と申します」

惣治郎「え、あ、はい」

運転手「残りのお二方は男性一名、女性一名と聞いておりますが」

惣治郎「いえ、俺はこいつらの見送りに来たのと、あと一言礼をと思いまして……」

運転手「お気遣い、ありがとうございます。心を込めて運転させていただきます」

全員「…………」

運転手「お荷物はトランクに詰めさせていただきますが」

双葉「だ!? 大丈夫です!↑」

運転手「かしこまりました。そちらの方もよろしいですか?」

(急いで頷いた)

(運転手がドアを開いた)

運転手「ではどうぞ」


《リムジン車内》


(車内とは思えないほど豪奢な内装とふかふかのソファだ……!)

運転手「春様、これで全員でございますか?」

春「はい、全員です。お世話になります」

運転手「こちらこそいつもお世話になっております。では目的地まで佐々木が運転いたします」

運転手「仕切りをいたしますので、そちらの会話はこちらには聞こえなくなります。何かありましたら仕切り窓のボタンを押してください」

(すーっと音もなく運転席との間に黒いガラスの仕切りが上がる)

春「え、えっとね」

春「ごめんね、ビックリしたよね?」

杏「いや、まあ正直それほど驚いてないっていうか」

竜司「ディスティニーランド一晩借り切ってたしな」

祐介「まあ目立ってはいたが」

真「それにしても、静かだね、リムジンって」

双葉「モルガナカーはガタガタだった」

モルガナ「仕方ねえだろこんな高級車と一緒にすんなよ!」

春「とにかく全員無事に合流できてよかったよ」

春「本当はもっと目立たない方がいいかなって思ったんだけどね」

双葉「うわ、レンタルリムジンって一時間で40k飛ぶ……」

真「ま、まあ。うん。春がいいならいいんだけど」

竜司「後で請求こねえよな?」

祐介「俺は払えない」

杏「キッパリ言いすぎでしょ、私もだけど」


真「それで、どんな感じのスケジュールを考えてるの?」

春「朝訊いたんだけど、向こうはまだ雪残ってて、ウィンタースポーツできるんだって」

春「だから向こうに着いてランチ食べたらゲレンデ行かない?」

竜司「異議なし!」

杏「道具とかは貸してくれるの?」

春「うん。大丈夫」

モルガナ「まあそんなもんじゃねえか? ぎちぎちに予定固める必要もないだろ」

春「夜はちゃんとフレンチ頼んでおいたよ、期待していいから」

竜司「春様ありがとうございます」

春「様ってそんな」

祐介「竜司は春の召使いになった方が将来安定するんじゃないか?」

杏「ありえる」

真「ありえる」

双葉「ありえる」

モルガナ「バカ竜司の将来はみんな不安だよなー」

竜司「全員そこまで言うかよ!?」

春「でも竜司くんは誰かの召使いに収まる器じゃないと思うよ」

竜司「ありがたきお言葉!」

双葉「さすが春、飴と鞭を使い分けている!」

春「え、私まだ鞭使ってないよ?」

竜司「まだ、っつった? この美少女怪盗まだっつったぞ?」

春「もう! それはもういいじゃない!」

真「ならついでに私の世紀末ネタも使わないでほしい」

杏「女豹ネタも封印してほしい」

双葉「あれ? みんな怪盗服気に入ってなかったのか?」

春「私は怪盗服は気に入ってるよ?」

祐介「俺も気にしてないな」

竜司「初めにジョーカーが変身したのを見た時はびっくりどころじゃ無かったぜ」

(楽しく移動中を過ごした……)


《別荘》


双葉「とうちゃーく!」

春「うん、やっぱりこれぐらいの大きさが広すぎずちょうどいいよね」

春「私ここの別荘が一番好きなんだ、一番落ち着く広さだから」

杏「普通にペンションとか経営できそうなんですけど……」

祐介「7人と猫が泊まれる広さを広すぎず……だと……?」

竜司「もう今更春の感覚に驚くのは止めようぜ」

竜司「それより飯! 腹減った!」

真「それよりペアはさっき決めた通りに、先に荷物置きましょ」

 

          部屋割り

    春&真     ┃  杏&双葉


 ジョーカー&モルガナ ┃  竜司&祐介



春「ごめんね、さすがに各部屋にベッドは一つしかなくて」

杏「私達はいいよ、キングベッドだから二人で寝ても余りそう」

真「じゃあ私たちも一緒に寝る?」

春「真ちゃんがいいならそうしよっか」

真「女の子同士のお泊りって感じ、こういうのなのかな?」

モルガナ「あと、ワガハイらはいつも通りだから構わんが」

竜司「俺祐介と一緒に寝るとか絶対嫌だかんな!?」

祐介「俺も床でいい、なんというか、落ち着かない」

祐介「敷布団も要らないぐらいカーペットがフカフカだ。毛布があれば十分だ」

春「いや、一応布団一式は四人分用意してたんだけど」

春「まあ、必要になったら言ってね。持っていくから」

春「とりあえずリビング行こうか」



《別荘・リビング》


双葉「おー、暖炉がある」

祐介「でも火がついていないな」

春「暖炉興味があるならつけようか?」

(意外にというのか、慣れた手つきで暖炉に上手く火をともしていく)

杏「あれ? でも私たちが来る前からここ暖まってたよね?」

春「ここは普段、管理人さんがいるの」

春「お布団とかシェフとかも全部管理人さんが手配してくれてね」

双葉「そう言えば車の中でも何度かチャットしてたな」

真「今はいないの?」

春「シェフを迎えに行ってるみたい。先に着いていたらどうぞ自由におくつろぎくださいって」

竜司「あれ? じゃあ飯は?」

春「今はシェフいないから、自分たちで作ることになるけど」

杏「まあホテルじゃないんだし、当然だよね」

竜司「あー、だから春あんな変な頼みごとしてきたのか」

モルガナ「春がお前に? 何頼んだんだ?」

竜司「カップ麺。俺が一番詳しそうだからって」

双葉「そのチョイス、ナイス春!」

春「いや、でもさすがに昼からそういうつもりじゃなかったんだけど」

春「材料冷蔵庫にあるから何か作ろうよ」

(女子たちが作ってくれることになった……)

男子共「…………」

竜司「だ、大丈夫だよな? 料理の腕は」

祐介「真は家事をしてるし、大丈夫だと思うが」

竜司「なあ、誰が主導でメニュー決めると思う?」


1、杏
2、真
3、双葉
4、春

コンマ00~24が1
   25~49が2
   50~74が3
   75~99が4

>>415

双葉と春が読めない
でも双葉はプリン作れるし春も食材費無視するなら全然大丈夫そう
P4はな、ムドオンカレーやらお麩ライスがな……

春……春か……

ちょっと考えます。今日はここまで。
ちなみに春の好みは設定資料集曰く
「素材を生かした料理。一方でブルーチーズやくさや、珍味と呼ばれる尖った味や香りにも魅力を感じている」

爆弾じゃないですかこれ? 頑張ります。いつもお付き合い下さり感謝です。


祐介「とりあえず様子を見に行ってみないか?」

竜司「だな。手伝う姿勢見せとかねえと色々うるさそうだ」


《キッチン》


竜司「おーい、なんか手伝うことあるか?」

杏「ない。ってか四人でも多いし」

竜司「即答かよ。ないならいいんだけどよ」

双葉「うお!? なんか、この包丁ギザギザしてる!?」

真「それパン切り包丁だよ」

春「パンを朝焼いてくれていたみたい。軽く焼いてレバーのパテとかでも塗って食べようか?」

春「他にも色々パンに乗せて美味しい物はあるけど、でもこれじゃ料理っぽくないな……」

杏「うわ!?」

真「どうしたの!?」

杏「いや、鍋取ろうと思ったら予想より異様に重くてビックリしたんだけど」

春「あ、それダッチオーブンだよ」

春「そうだ。ポトフでも作ろうか」

祐介「ポトフ?」

真「フランスの家庭料理。日本で言う……おでんみたいな感じになるのかな」

杏「野菜メインのスープと思ってれば大体合ってる」

竜司「まあ任せるわ。(失敗がなさそうなメニューだし)」

春「あ、待って。先にパン焼くから、パンに乗せる物を冷蔵庫から適当に出して持って行ってくれる?」

真「あとお皿とね」

祐介「分かった」



《リビング》


(軽く焼かれたバケットに色んな具材が並べられた)

杏「真と春がまだ料理してるけど、先食べていいって」

双葉「包丁扱うの何人もいても仕方ないって言われた……」

竜司「春って料理上手いのか? なんか常に専属のシェフがいるイメージなんだけど」

春「流石にそれはないよ、料理が上手いかはまあ、うん。自分ではわからないけど」

(先ほどのダッチオーブンとやらを春が両手に持ってやってきた)

祐介「もうスープが出来たのか?」

春「まだだよ。せっかくダッチオーブン使うなら、やっぱり暖炉でしょ?」

春以外「???」

春「ダッチオーブンってキャンプとか、アウトドアでよく使うんだよ」

春「蓋の上にも炭置くこと出来るから」

春「それを同じ感じで、暖炉の中でもダッチオーブン使えるんだよ」

モルガナ「春は結構アウトドアの知識持ってるんだな」

春「昔は薪割ったもんね」

祐介「だから得物が斧だったのか……」

春「なんかね、映画見て斧触ってみたくなったから大人に頼んだらガールスカウトに連れてかれたの」

竜司「……なんか今の意味わかんなかったの俺だけ?」

杏「私もちょっとわからない……」

双葉「斧が出る映画?」

(周囲の困惑をよそに春はマイペースに暖炉の上にダッチオーブンをセットしている)

真「一人で大丈夫?」

春「慣れてない人が手伝うとかえって危ないから」

(上手くセットできたようだ)

竜司「モルガナ、モルガナ」

モルガナ「なんだ?」

竜司「暖炉のそばに行って『上手に焼けましたー』って言ってみろ」

モルガナ「なんだそりゃ?」

双葉「おー、狩りゲーなら私得意だぞ! モナはオトモな!」

杏「今はゲームよりさっさと食べよ?」

春「あとは放っておけばオーブンの方は大丈夫だから」

真「結局全員で一斉に食べることになったわね」

(いただきますをして、バケットにそれぞれ好みの具材を乗せていく)


双葉「イクラをパンに乗せるのか!?」

春「キャビアがクラッカーに合うんだからイクラもパンに合うよ」

春「キャビアは夜のメニューにあるから、今はないんだけど」

祐介「このチーズ、色合いが不思議だ……味も塩はきついが奥深い」

真「私は苦手かも……ロックフォール? 青かびチーズの王様……って説明書に書いてある」

モルガナ「杏殿は何かけてるんだ?」

杏「ハチミツ! ハニートースト!」

竜司「よく主食に甘い物食べてられんな」

竜司「俺はこのパテ?ってのが好きだ」

真「結構簡単に作れるらしいわね。私も覚えようかしら」

(みんな思い思いに食べている……)

春「あ、そろそろかな」

(春がダッチオーブンを取り出した……)

(テーブルの真ん中に置くと蓋を開ける……!)

杏「お、美味しそうにできたね!」

春「まあ失敗しようのない料理ではあるんだけどね」

真「これ無水料理なのよ」

竜司「無水?」

真「野菜の水分だけで、水とか出汁を入れてないの」

双葉「ほえー、これ全部野菜の水分なのか」

真「栄養を逃がさない調理法ね。ダッチオーブンって蓋が重いから水分逃げないんだって」

真「私もちょっと欲しいかも」

春「一応コンソメとか塩コショウで味付けはしてるから、味薄くはないと思うよ」

竜司「食ってみりゃわかるって、早く食べようぜ!」

(春が全員にポトフを配っていく……)


祐介「ではいただこう」

(一口スープを啜った)


全員「…………」

全員「????」


竜司「……うーん?」

真「いや、この調理法で失敗するはずはないんだけど」

杏「味付けどうこうじゃないよね、これ?」

春「アレ? な、なんだろう、何間違えたかな!?」

祐介「俺は薬膳料理みたいで結構好きなんだが」

双葉「すごい、なんか、うん。食べられなくはないけど」

モルガナ「……これ、セーフルームで食ったトマトの味に似てないか?」

春「あ」

春「……そうだった」

春「あ、あのね!? だってね、使わないと勿体ないじゃない!?」

春「折角育ってくれたのに……」

(どうやら月光ニンジンと太陽のトマトを普通のニンジンとトマトと入れ替えて使ったようだ……)

(味自体はお世辞にも美味しいとは言えないが……)


1、確かに薬膳みたいだ
2、手際が良くてびっくりした
3、この味で厳しい戦いを乗り越えられた

>>423


杏「本当にそう、本っ当にそう!」

真「なかったらきつかった……」

モルガナ「基本物理で殴る竜司や祐介にはわかんないだろうなー」

竜司「え、ここでなんで俺ディスられてるの?」

祐介「俺もなのか?」

杏「これなかったら本っ当にきつかったから。なんだろ、あるのとないのとで全然違うっていうか」

真「備えある時の安心感というか」

モルガナ「この野菜があったからスキルばんばん使えたんだしな!」

真「味の正体わかったらなんか懐かしくなってきたわね」

竜司「へへっ、まあ今からゲレンデに行くんだし、気力充実させますか!」

(久しぶりの味を堪能した……)

春「…………」

春(ありがとう)

春(いつも君の言葉が、私を助けてくれてる)

春(……嬉しかったよ)

(春が自分だけにそう囁いた……)

 春+★1つ


竜司「食った食った! さて、と」

(玄関の方から音が聞こえてきた)

春「あ、管理人さんかな」

管理人「やあ、春ちゃん。久しぶりだね」

春「お久しぶりです」

管理人「お友達を呼んで遊びたいなんて、春ちゃんにしては珍しいなって思ったんだよ」

管理人「いいお友達なんだね」

春「はい。大切な友人達です」

真「すみません、自己紹介が遅れました」

(それぞれが自己紹介をしていく)

管理人「いや、よろしく。春ちゃんのお友達なら大歓迎だよ」

祐介「管理人ということは、普段からここに住んでいるんですか?」

管理人「いやいや、10日に1回ぐらい中に入って点検するだけだよ」

管理人「近くに住んでるからね、他の所有者の別荘も管理してる」

竜司「そんな仕事があるんすね」

管理人「特に春ちゃんのお父さんには昔からお世話になっていたからね」

管理人「正直、お父さんの事は残念で仕方がないけど」

管理人「でも今の春ちゃんを見たら、きっと安心するよ」

春「…………」

春「そうだと、いいんですけどね」

モルガナ「……春……」

管理人「昼ごはんは食べたみたいだね。それじゃあゲレンデまで送るよ」

管理人「ちょっと遠いからね。車の方が早い」

真「あ、じゃあ私が運転します」

管理人「春ちゃんのお友達なんだし、遠慮しなくていいから」

杏「お言葉に甘えよっか」

真「うん」

竜司「ウェアとか大丈夫なんすか?」

管理人「レンタル屋がゲレンデのふもとにあるよ」

管理人「そこも話は通してあるから大丈夫」

春「ありがとうございます。お世話になります」


《ゲレンデ》


双葉「雪山だー!」

真「こら、人がいるんだから!」

杏「私スノボがいいなー」

竜司「俺もスノボ派ー!」

祐介「俺はスケッチをしたいんだが」

春「邪魔になるからスキーでいいよね?」

双葉「私、スキーもスノボも無理だ……」

モルガナ「ソリか雪だるまでも作るか?」

双葉「ソリあるのか?」

春「あるよー。それもいいな」

真「私、スノーモービルやりたいな」

竜司「真はやっぱバイクのイメージだよな」

双葉「真以外乗れないんじゃ?」

祐介「スノーモービルは資格が必要ないらしいな、子供でも乗れるらしい」

杏「どうしよう。どれも楽しそう」

祐介「バラバラにやるんじゃだめか?」

竜司「ボッチ思考だぞ、それ」

杏「折角だしみんなで一緒にやりたいよね」

真「リーダーに決めてもらう?」


 どうしようか……

1、スノボ
2、スノーモービル
3、ソリ
4、スキー


コンマ00~24が1
   25~49が2
   50~74が3
   75~99が4


>>430

お疲れ様です。今日は遅めの更新と相成りました。
kskの意味も含めて今日はここまで。ではでは失礼いたします。

2希望。

無事に2となりました、おめでとうございます。

春も照れはあるんじゃないかなあとは思います。
ただ、その行動が相手にどう伝わるかについてはちゃんと理解していると思います
杏はそういうのそもそも意識してはしないし覇者先輩は照れが走ってできないし双葉は意味が分かってないから素直に受け止められるかと

感想や考察こないかなって寂しいのです。
コンマなら偶然に頼るので意見も言いやすいかなぁって
すみません、さみしがり屋なんです


杏「スノーモービルってやったことない! 楽しみ!」

双葉「モナはどうするんだ?」

モルガナ「流石にワガハイを乗せるわけにはいかないだろうし、どこかでのんびり景色でも見るかな」

真「あ、ごめん……」

モルガナ「今更気にすんなって。ワガハイ、今夜のご馳走目当てだしな」

モルガナ「銀世界ってのも初めて見たし、ワガハイは十分満足してるさ」

春「モナちゃん、あそこが管理人さんの経営してるお店なの」

春「寒くなったらあそこに行ってね、話は通しとくから」

竜司「ま、そうと決まったらとりあえず申し込むか」

杏「じゃあどれにするか決めよっか」


 …………、


竜司「どうして女の服選びってのはこんなに時間かかるんだ?」

祐介「こっちは着替えて申込みも終わったぞ……」

モルガナ「淑女には淑女のたしなみってもんがあるのさ」

モルガナ「そのあたり理解できないようじゃ、なあ?」

竜司「うるっせえよどうせ俺だけ義理ももらえてねえよ! 裏切り者ども!」

祐介「まだバレンタインのこと引き摺ってるのか」

モルガナ「意外と執念深いな」

竜司「ちげーの、女どもが冷たすぎるんだよ!」

竜司「あれだけの死闘を共に潜り抜けた仲間に対して義理もねえってひどくね!?」

モルガナ(こっちは熱すぎて大火傷状態だけどな)

竜司「決めた。ナンパ行く」

祐介「前も同じこと言ってなかったか?」

モルガナ「懲りねえ奴だな」

竜司「ゲレンデでナンパしない方が馬鹿だろ!?」

祐介「開き直ったぞ」

竜司「俺がどれだけ男の魅力に溢れているか、一回女どもに思い知らせてやる」

竜司「お前らはいい、俺一人で行く! 行ってみせる! そして思い知らせてやる!」

(竜司は走っていった……)

モルガナ「時間に間に合わなくなったらバカ竜司は置いていっていいぞ、ワガハイが面倒見とくから」

祐介「……俺にはあそこまでの情熱はないな」

モルガナ「アレは情熱っていうより、ただのバカだろ」


(女性陣がやってきた)

モルガナ「みんな似合ってるな」

春「ふふっ、そう? モナちゃんは言葉が上手いね」

モルガナ「ワガハイは素直な感想を言ったまでだ。紳士だからな!」

杏「あれ、竜司は?」

(経緯を説明すると全員呆れ顔になった)

双葉「どう戻ってくると思う?」

杏「前は……お兄さん方に追いかけられたんだっけ」

真「そうだったわね」

春「そ、そうなんだ」

双葉「ゲレンデにもそういうのいるのか?」

真「珍獣みたいに言わない……珍獣かもしれないけど」

春「どうする? 待つ?」

杏「待ちたくはないけど、まだ時間はあるし、時間つぶしは必要なんだよね」

杏「それが竜司待ちってのが腹立つけど」

真「同感」

双葉「じゃあじゃあ、どんなふうに戻ってくるか予想しよう!」

杏「成果なしに一票」

真「右に同じく」

モルガナ「ワガハイも同意」

祐介「結果は目に見えている」

春「がっつぎ過ぎはよくないよね」

双葉「あれ、全員同じじゃつまんない」

春「といっても、他に予想なんて……」

竜司「おーい!」


全員「!!?」


(何と竜司が美女二人を連れている……!)


竜司「へへっ、さっき知り合った」

美女A「あら、お友達ですか?」

美女B「え、でも美人さんばっかりじゃない!」

竜司「いやあ、お姉さん達の方が、やっぱり大人の色気? に溢れてるっていうんですか?」

竜司「見習わせてやってください!」

女性陣「…………」(怒)

美女A「うわあ、にゃんこ可愛い!」

竜司「あ、そいつモルガナって言います」

美女B「触ってもいいです?」

竜司「全然大丈夫っす!」

モルガナ(お、おい、ここは竜司のパレスの中か!?)

祐介(竜司、そろそろこのあたりにしといた方が)

真「…………」

(真が美女Aのポケットに手を突っ込んだ!)


竜司「お、おい!?」

真「勧誘マニュアルですね。これぐらい覚えたらどうです?」

美女A「え? えっと」

美女B「そんな意味は決してなくて、ただお友達が欲しくて」

真「この程度のマニュアルも暗記できないようじゃ、こういう馬鹿しか吊れなくてノルマ達成できませんよ」

真「ちなみに私は法学部で、姉は検事やってます」

真「お二人に困ったことがあるなら、いつでも相談に乗りますけど」

美女達「…………」

美女A「い、いこっか」

美女B「そ、そうね」

(美女たちは慌てて走り去った……)

全員「…………」

真「春、さっきこの方はなんて言ったっけ?」

春「色気を見習わせてやってほしい、みたいなこと言ってたね」

竜司「あのー、えっと」

杏「色気と媚の見分けもつかないバカを助ける真って本当に優しい」

竜司「あの、騙されていたところを助けていただきありがとうございま」

双葉「調子ぶっこいてたこいつになんもなしっていうのは年下の私は寂しいな」

竜司「皆さんのスキーウェア姿はとても可愛らしく素敵で」

杏「でも色気ないんでしょ?」

真「ないんだよね?」

春「竜司くんの主観の問題だから全然構わないんだけどね?」

双葉「しかし答えは一つ。てめえは私らを怒らせた!!」

(女性陣が竜司ににじり寄っていく……!)


 …………、


モルガナ「とりあえず行って来い。竜司は……」

竜司「…………」

モルガナ「ワガハイが見とく」

春「ごめんね、モナちゃん」

真「じゃあ行こっか」



《スノーモービル受付》


真「すみません、一人減ってしまったんですけど」

指導員「一名様キャンセルですね、かしこまりました」

杏「双葉も乗れるのかな?」

双葉「ちょっと自信ない……」

祐介「UFO乗れるんだから大丈夫だろう」

真「習うより慣れろよ、まずはチャレンジ」

指導員「ではご案内いたしまーす!」



(スノーモービルのエンジンがかかった)


 ――――


 銀が後ろに流れていく――!

 身体に受ける冷たい風もその疾走感によって掻き消される!


 ――――


杏「楽しい! 一時間ってあっという間過ぎ!」

双葉「もう一回乗りたい!」

春「次は違うコースの一時間半のやつに申し込もうか」

春「さすがに竜司くんをこれ以上放っておくのは可哀想だし、次は竜司くんの分も入れるね」

祐介「俺も行こう」

(春と祐介はまた申し込みに行った)

杏「あー、一応あのバカの様子も見に行くね」

双葉「さすがに頭冷えてるだろ」

杏「入れ違いになったら嫌だし、二人はここで待っててよ」

真「うん、わかった」

(杏と双葉がゲレンデの方に向かった)

(真と二人きりになった……)

真「…………」


1、バイクの気持ち良さがわかった気がする
2、さっきの詐欺、どうやって見抜いた?


>>440

2


真「え? だって竜司に限らず普通は怪しいでしょ」

真「悪質なキャッチについては去年、結構調べたからね。金城関係で」

真「まあその辺で勘が働いて、あとは挙動を観察してってところ」

真「ポケットの膨らみが明らかにスマホとかじゃなかったしね。ゲレンデに本は普通持ってこないでしょ」

真「…………」

真「色気ない、か」

真「まあ返す言葉は私に関してはないんだけど」

真「趣味もそうだし、今でも思考が固いなって自分でも思う時あるし」

真「……恋愛オンチ、だしね」


1、欲しいのなら手に入れればいい
2、自然体が一番いい
3、冴さんのシャドウ参考にする?


>>443

2


真「自然体、か」

真「…………」

真「自然体って一番難しいんだよね」

真「でも、うん」

真「君がそう言ってくれるなら、私は私のまま頑張る」

真「頑張ってみる」

 真+★1つ


(春と祐介が戻ってきた)

春「…………」

真「あっ……」

祐介「次は30分ほど時間が空くらしい」

春「杏ちゃんや双葉ちゃんは?」

(竜司の様子を見に行ったことを告げるとゲレンデの方に合流しようとなった)

(ただ何故か真は立ち止まっている)

春「真ちゃん、行こう?」

真「…………」

真「……うん……」

春「…………」

真「…………」


《別荘、リビング》


竜司「いやあ、楽しかったー!」

杏「竜司はしゃぎ過ぎ! もはや奇声発してるだけだったじゃん」

真「…………」

春「…………」

杏「……二人とも、疲れた?」

杏「無理ないか。春は私達もてなそうと頑張ってたし真は引率になっちゃってたし」

春「そんなことはないよ、そもそも私がみんなに頼んだんだもん」

真「引率は昔から慣れてるよ、気にしないで」

杏「……そっか。大丈夫ならいいんだけど」

双葉「…………?」

杏「ねえ、まだディナーまでは時間あるんだよね?」

杏「私、春が言ってたプライベート温泉がすっごい気になってんだけど!」

春「そうだね、雪で身体冷えちゃったし身体温めようか」

双葉「温泉! 入りたい!」

真「男子は後からでいいよね?」

祐介「俺は構わん」

竜司「プライベート温泉って結局何なの?」

春「そのまんまだよ。このあたり源泉が湧くから、ここの別荘立てる時に買い取ったの」

春「あまり広くはないけど、露天風呂だし風情はあると思うよ」

祐介「俺は春の『あまり広くはない』といった類の言葉だけは信用しないと決めている」

竜司「同感」

竜司「ま、ちゃっちゃと入ってこいよ。俺らはここでだべっとく」

双葉「露天風呂♪ 露天風呂♪」

杏「星、見えるかな!?」

真「冬で空気が澄んでるし、晴れてるからきっと見れるんじゃない?」

春「お月様も綺麗だよ。じゃあ悪いけど私たち先にお湯をいただくね」

(女性陣は露天風呂の為に別荘の裏口から出て行った)

竜司「…………」

竜司「…………」

竜司「………っっしゃあああ復讐の時間じゃあ!!!」

祐介「ど、どうした?」

モルガナ「殴られ過ぎてバカが更にバカになったか?」

竜司「温泉ときたら決まりきったイベントがあるだろ!!」

祐介「……まさか?」

竜司「とにかくついて来い、いいからついて来い!!」

今日はここまでにします。お疲れ様でした。
P5の女性陣は基本気が短い気がする。
あと竜司は懲りないところがいいと思います。

あ、忘れていたのですが、
今このまま何もイベントなくても、この旅行が終わると


高巻杏
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★★☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★☆☆☆☆☆☆


4人の信頼度ってこうなるんですね。

ネタバレになるんですが、まあ怪盗団に修羅場訪れるんですけど、それを乗り越えるまで怪盗団メンバーの★は満タンにはなりません。
★9つが限度です。

イベントみたい人はいるだろうから安価は落としますが、真の★はこれ以上は現在のところ上がりません。。ご了承ください。

春の相手の呼び方が思い出せないのは、もうなんというのか。申し訳ありません
マコちゃんだったっけ? って今でもなってます。他は呼び捨てだからわかりやすいんですけどね。
(面倒だから真ちゃんで統一したら駄目かなやっぱり)
後、モナが地味にわかりにくいです。現実とパレスでのコードネームがごっちゃになるのが。

スタートの時間、なかなか合わせられなくて申し訳ないです。上手く書けるかってのもあるので。
ただ、うーん。これからは20時前後スタートで統一したいと思います。努力義務で勘弁してください。
21時になってもスタートしなかったらこいつ今日は書けなかったんだなって思っていただければ。

ずれそうになったり安価がない部分の投稿はその限りではないですが、安価部分はそんな感じで行きたいと思います。

あと今更ですが、皆さんは大人コープの年齢を幾つぐらいだと思ってますか?

自分は

千早→21
武見→26
川上→27
大宅→28

あと冴さんが28(真と10違い)と考えてます。
だからなんだと言われたらそうなんですが、年齢がたった一歳違うだけでも結構考え方、ひいては展開ってずれてくるのです。
千早が21歳といわれるのと22歳といわれるのとでは印象ちがいませんか? べっきぃが27と28だと印象ちがいませんか?
なんかそんな違いがあります。


《露天風呂・外側》


モルガナ「おい止めろバカ紳士とか関係なくバレたらお前殺されるぞ!」

祐介「覗きって本当にやる気か?」

竜司「やられっぱなしでたまるか!」

モルガナ「っつーか普通に犯罪じゃねえか!」

竜司「元怪盗がそんなことで怯えるか!」

モルガナ「仲間に対してする事じゃねえだろ! どうなっても知らないぞ!」

祐介「で、どうする気だ?」

モルガナ「祐介もいつの間にバカ感染ってんだよ!?」

祐介「女性の裸体はいつだって美のモチーフにされてきた。興味がないといえば嘘になるな」

竜司「よっし話は決まった!」

祐介「しかし、石垣となると。よじ登るのか?」

竜司「お前らが協力してくれるなら肩車とかも割といけるじゃねえかって思うんだけどな」

モルガナ「いやムリだろ。3メートルはあるぞ」

竜司「へっへっへ。そこでこいつが役に立つ!」

竜司「デジカメだ! 中古の安く買っといたんだよ!」」

モルガナ「何でゲレンデに持ってこなかったんだよ?」

竜司「別にスマホで問題ないしな」

竜司「でもこいつはスマホと違って音が出ない」

竜司「んでこいつだ」

竜司「自撮り棒!」

祐介「なんだそれは?」

竜司「普通は自分に向けて撮るんだけどな。これ付ければ1メートルは伸びる上に、手元でシャッターが押せる」

竜司「へへっ、ハイテクだろ?」

モルガナ「予想以上にマジで用意してたな……」

竜司「これならこっそり写真を撮ることも難しくないだろ?」

竜司「まあ難点は画面が見えないってとこか」

モルガナ「お前、何でそういうことには頭を回転させんだよ……」

竜司「しっ! 来た!」


杏『うわ、やっぱ広っ!』

双葉『泳げる! これ絶対泳げる!』

真『ちゃんとかけ湯してからよ』

春『あと、髪もまとめといたほうがいいよ。ここの温泉、ちょっと金属含んでるみたいで髪がぱさぱさしちゃうから』

春『そっちの蛇口は普通のお湯だよ』

杏『先シャンプーしようか?』

春『そうだね。双葉ちゃん、髪洗ってあげようか?』

双葉『ええ!?』

杏『あ、いいかも! 人に洗ってもらうの気持ちいいし!』

真『な、何かでも、気恥ずかしいかも』

杏『今更私達の間で何言ってんの! ほら、春も!』

春『え、私も!?』

双葉『いや言いだしっぺは春だったじゃんか』

真『髪洗って身体洗ってから入りましょうか……寒いし早く入りたいけど』


 カシャカシャ


竜司(ミッション1、コンプリート)

竜司(結果は……)

祐介(駄目だな、というかそもそも外に出ていないようだ)

竜司(なんだよ洗い場は中かよ)

祐介(あと気温が低いせいか湯気がすごいな)

竜司(ちっ、出てくるの待つか)

モルガナ(ワガハイは暖炉の前に帰りたいがこいつら放っておくと何するかわからんしな……)

竜司(そう言いつつ、モルガナも本当は見たいじゃねえの?)

モルガナ(ワガハイが女性の嫌がることをするわけないだろ! 紳士だぞ!)

祐介(とにかく気づかれそうになったら逃げるぞ)

祐介(シャドウと違って倒せないからな)


 …………、


双葉「うおー、やっぱり露天風呂も広いな!」

杏「うう、寒い、早く入ろ!」



竜司(きたきたきたー!)

祐介(さっきより声が鮮明だな)



真「個人でこれだけの設備って、やっぱりすごいのね」

春「家族だけじゃなくて、色んな人招く場所でもあったから」

春「まあ、色々あったんじゃないかなって思うけど」

双葉「確かになんか金属の匂いがちょっとする」

杏「なんか効能あるの?」

春「うーん? 疲労回復とか美肌効果とか、……適当にあると思うけど」

真「温泉の殆どの効能は科学的に証明されてないものばかりよ」

杏「マジで!?」


 カシャカシャ


竜司(ミッション2、コンプリート)

竜司(結果は……)

祐介(湯気でどうしてもレンズが曇るな)

竜司(モルガナ、湯気防ぐ方法なんかねえか?)

モルガナ(あっても教えねえよ!)



双葉「…………」

双葉「やっぱり杏のそれは、凶器だな!」

杏「へ? 何が?」

真「双葉の言いたいことがわかる自分が嫌だ……」

春「杏ちゃんはスタイルいいねって言いたいんだよ」

杏「う、うーん」

杏「一応モデルやってるしね」

杏「でもちゃんと引き締めないとダメなんだよね」

杏「なんて言うのかな、メリハリないとやっぱりきついし」

真「充分あると思うけど……」

双葉「嫌味か!」

杏「じゃなくてさ、これマジなんだって」


春「胸が大きすぎると服が映えないんだっけ?」

杏「そうそれ!」

杏「ブラとかさ、雑誌で紹介したり店頭に並べてるのって大体Bなの」

杏「Bがブラのデザイン的には一番映えて見えるんだって」

真「そうなの?」

双葉「私、そういうお店行ったことない……」

杏「今度一緒に行く?」

真「行ったことあるの!?」

春「え、ないの?」

真「え? えっと……」

真「さ、サイズだけ確認してあとはお姉ちゃんに任せてた……」

真「それがずっと続いてたから……」

春「なんかそういう妹っぽいところ、初めて聞いたかも」

双葉「ってかさりげなく回避してるけど春も結構大きいよな!?」

春「え、何で怒ってるの?」

春「私は……ううん?」

春「自分ではよくわからないな」

杏「春は大体全部ゆるく着るよね」

春「締め付けられるの好きじゃないし」

春「下着は店員さんに任せちゃうかな、それが一番だし」

双葉「は、裸みせたりするのか?」

春「いや、しないよ? 服の上からで大丈夫」

杏「そうそう、こんなふうにしないって」

春「きゃ!? ちょ、杏ちゃん!」

真「ちょ、ちょっとスキンシップ過剰じゃ」

杏「今日は無礼講、無礼講!」

春「杏ちゃん、杏ちゃんも当たってるから!」

杏「あはっ、当ててんのー!」

真「双葉、この二人に天誅を下すわよ」

双葉「眼鏡はなくてもナビは万全! 任せろー!」



竜司(だー、がまんできるか!)

竜司(やっぱ登って直接見る方がはええよな!)

モルガナ(結局そうなるのかよ!)

祐介(湯気が酷いし仕方ないな、美の為だ)

モルガナ(祐介も乗り気だな……)

モルガナ(ワガハイはもう知らん……)

竜司(おい、お前も来いって!)


1、行く
2、登る
3、覗く


モルガナ(選択肢実質一つじゃねえか意味ねえよ!)

(石垣を登った……!)

 びゅん!

竜司「んが!」

 びゅん!

祐介「ぐはっ!?」



杏「あのバカども、やっぱり覗きに来た!」

真「タオル巻いててよかった」

双葉「狙い正確だったな!」

春「予備の弾丸はまだ用意してたんだけど」



(今迂闊に動くと危険だ……!)



杏「もういない?」

真「油断しちゃダメ。双葉」

双葉「くらえ、アメリカ直輸入のストロング水鉄砲!」



(頭の上からお湯が降ってきた!)

(思わぬ攻撃に手を滑らせてしまう!)



  どさっ!


 ゴロゴロゴロゴロ!


竜司「どわあ!?」

祐介「ちょ、下手に動くな!」

モルガナ「ワガハイまでなんでだー!?」


 バシャーン!


春「そう言えば下は川だったっけ」

春「綺麗な川だよ。夏は泳ぐと気持ちいいんだ」

真「春が言うならきっとそうね」

双葉「ったく、油断も隙もないな」

杏「これでやっとゆっくりのんびりできるー!」


(女性陣は温泉を満喫したようだ……)

すみません今回安価なかった……お遊び回になりました。

武見先生意外と年をかなり上に考えてる人多いんですね。
自分は新薬を大学時代から研究してたのかなあとか考えてました。
でも26はないか。ただパンクなファッションもあって若く見えるのです。
べっきぃはアラサーって明言されてるから27,28なんでしょうけど(あらうんどさーてぃー、一応30にはいかないはず)
他は不明ですね。千早は下手したら高校も行ってなさそうな感じがする。

すみません、風邪ひきました。ジョーカーとリンクしているのでしょうか
ここのSSはなんというか、P5のキャラを借りたギャルゲーだと思ってください。
色々とご意見はあるでしょうけどすみません、後々返信します


《別荘・リビング》


男性陣「…………」

杏「あれー、なんで私たちが上がったばっかりなのにこっちでお風呂済ませてんのー?」

竜司「あ、はい、あの、管理人さんのご厚意です」

真「なんで管理人さんはそんなご厚意をしてくださったのかしら?」

祐介「……俺たちがその、ずぶ濡れになっていたから」

春「なんでずぶ濡れになったの? 私達が知らない間に何かあった?」

男性陣「…………」

双葉「モナ待てー! お前はバカ三人を止めなかった罰としてドライヤーの刑だー!」

モルガナ「止めろー! それは人間が考え出した悪魔の発明だー!」

(双葉はモルガナを追いかけまわしている……)

杏「現実に鞭があったら百叩きしてやるのに」

真「とりあえず指を詰めてもらおうかしら」

春「まだ寒いのかな、震えてるね。入っていいよ、暖炉の中に」

(命の危険を感じる……!)

管理人「春ちゃん、ディナーできたってさ」

春「あ、はい。わかりました」

春「じゃあみんな行こうか」

杏「やっほー! 待ってました」

真「やっぱりお腹空いたよね」

双葉「モナは乾かした!」

杏「お疲れー」

(女性陣はダイニングルームへ移動した……)

竜司「ふー、命拾いした……」

祐介「やはり相手の同意をとらないとダメだな」

モルガナ「明らかにそういう問題じゃねえだろ!」

モルガナ「ま、淑女たちの怒りは一応治まったみたいだし、早く行こうぜ」



《ダイニングルーム》


モルガナ「…………」

竜司「すっげえ本格的!」

杏「燭台がそれっぽい!」

祐介「絵もレプリカのようだが、それなりの価値はある代物だ」

双葉「これどういう席順で座ればいいんだ?」

春「私だけ決まってるけど、あとはみんな好きなとこでいいよ」

竜司「春だけお誕生日席?」

真「お誕生日席……もう少し言い方があるでしょうに」

真「春は招待した側だから、いろいろあそこでやり取りがあるんでしょう」

春「うん、大体マコちゃんの言ったとおりかな」

モルガナ「は~る~!」

春「? どうしたのモナちゃん?」


   席

  1 2 3
 _______
        | 7
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  4 5 6


1、ジョーカー
2、モルガナ
3、竜司
4、杏
5、祐介
6、真
7、双葉
8、春

 計8名


モルガナ「ワガハイの席は!?」

春「ごめんね、無いの」

モルガナ「…………っ!!?」

春「料理も七人分しか頼んでないの」

杏「猫の席用意しろっていう方が無理でしょ」

竜司「諦めろ、モルガナ」

モルガナ「そ、んな……ワガハイは、ワガハイは……!?」


春「でもその代わり、私のあげるから」

モルガナ「え!?」

春「私フレンチは食べ過ぎてあまり好きじゃなくて」

春「シェフに見つかったら気分良くないだろうから、みんな内緒にしてね」

モルガナ「は、春……!」

春「私の膝の上で食べればいいよ。ごめんね、これで我慢し」

モルガナ「は~る~! お前はいい弟子だ!」

モルガナ「ワガハイ、お前に何かあったら絶対いの一番で助けに行くぞ!」

春「え? う、うん」

真「でもそれじゃ春がお腹空くでしょ」

春「だから竜司くんにカップ麺頼んでおいたの」

竜司「なるほどなー。最初からそういうつもりだったんだな」

春「じゃあシェフ呼ぶね」

 ちりんちりん……


 …………、


《リビング》


祐介「至高の味だった……」

真「伊勢海老とキャビアってあんなに美味しくなるんだね……」

竜司「松坂牛とフォアグラのコンボ……!」

双葉「……大丈夫か、モナ? ボーっとしてるけど」

モルガナ「本物の美味は人を酔わせるんだな……」

杏「モルガナは猫だけど、同感……」

杏「あの最後のデザートの飴細工を目の前で作っていくとことか、すごかったね……」

春「喜んでもらえたみたいでよかった」

(春はカップ麺を啜っている……)

真「う、なんか、ごめんね?」

春「え? 竜司くんセレクトのカップ麺、美味しいよ?」

春「フレンチはもう私いいよ。あればっかりじゃ飽きちゃうよ」

竜司「俺は飽きない、絶対飽きない」

杏「さすがにその姿見るとなんか申し訳ない気持ちになってくる……」

春「いや、私は本当にいいんだよ? 最初からそのつもりだったし」

春「みんなこの後もう寝る?」


竜司「えー、まだ8時過ぎたあたりじゃねえか。早すぎだろ」

真「折角の旅行なんだし、少しぐらい羽目を外してもいいわよね」

春「じゃあ、もしよかったらこれからも付き合ってくれる?」

春「地下室があるの。そこの鍵をとってくるね」

(春はカップ麺を置いてリビングを出て行った……)

祐介「地下室、か」

杏「核シェルターがありますって言われてももう春ならありかもって思えてきた」

双葉「…………」

双葉「雪山……ペンション……」

双葉「こんなゲームがあったな」


  こんや 12じ だれかが しぬ


双葉「ってやつ」

真「な、何それ?」

竜司「なんだそりゃ?」

祐介「知らないな」

杏「私も知らない。ってかここ別荘でペンションじゃないし」

双葉「あれ、みんな知らないか? モナも……」

モルガナ「ゲームはわからん」

双葉「だよなー」

双葉「ちぇ、通じないならいいや」

真「…………」

真「え、えっと」

真「こんな場所に地下室なんて、どういうつもりだったんでしょうね?」

真「ってか、春遅くない?」

竜司「鍵見つけるのに手間取ってるんじゃねえか?」

真「麺、伸びちゃうよね。春もう食べないのかな?」

祐介「わからないがまだ食べるんじゃないか?」

真「…………」

(暖炉の中でぱちぱちと火が爆ぜる……)

春「おまたせ」

真「!!」

春「あれ? 私何かしたかな」

杏「いや、地下室ってなんだろって思って」

春「くればわかるよ。あ、カップ麺持っていこうかな」


《地下室》


双葉「すっげー!!! これマジですごいぞ!!」

竜司「双葉のテンションあがり過ぎだろ!」

モルガナ「でもこれはすごいな。ここはオーディオルームか?」

春「うん。オーディオというか、シアタールームかな」

(春がリモコンを押すと120インチのスクリーンが下りてくる……!)

竜司「でけえ!」

祐介「圧巻だな」

双葉「三管式プロジェクターに7,1CHスピーカー!」

双葉「これ本当に映画館並みだぞ!」

春「……そうなの? よくわからなくて」

(春は座ってカップ麺を食べ続けている……)

管理人「よっと、調整終ったよ」

春「すみません、ありがとうございます」

管理人「これ知識ないと難しいよね、春ちゃんがわからないのも無理ないよ」

管理人「正直自分はここのシアタールームを任されていたようなものだから」

杏「あ、そうか。来るときそれで映画借りようって言ったんだ」

春「そうそう」

真「これは迫力あるわね……!」

双葉「……私、持ってきてなかった」

竜司「俺聞かされてすらいないんだけど」

祐介「右に同じく」

杏「双葉はリーダーの遅刻のせいだし、竜司はどうせ普通にアクション映画とかだろうし、祐介はワケわかんない映画持ってきそうだもん」

春「時間がちょっと余ったから折角ならって話だったから」

春「映画のソフトは他にもたくさんここにあるよ」

管理人「ここの棚の中にあるよ」

管理人「あとは普通に家でやるような感じと同じだから」

管理人「じゃあ自分は今夜はこれで帰るね」

管理人「明日の朝また来るから」

春「はい。ありがとうございました」

全員「ありがとうございましたー!」

管理人「はい、じゃーねー」

(管理人は帰っていった……)


春「多分だけど、双葉ちゃんの好きそうなのはあるとおも」

双葉「SFだーーーーー!!!」

双葉「すごいすごい! これヤバい!」

双葉「凄い、天国! 私、ここで暮らす!」

真「あー、でもここは春が好きなの選んでいいと思うよ」

祐介「まあそうだな。散々甘えてきたしな」

春「え、いいよそんなの。遠慮なんかしなくていいよ?」

杏「まあまあ。フレンチとかさ、すっごく美味しかったし」

双葉「春の好きな映画っていうのも興味あるな」

竜司「そうそう。少しでも返させてくれって、な」

(自分も頷くとようやく春は棚に向かって吟味し始めた)

春「私の好きなのもここに確か」

春「あ、うん。私のだ」

春「これにしよっか」

春「あ、でも……私とマコちゃん以外は見れないんだった」

春「R-18だから……」

竜司「え」

杏「え、え?」

真「そ、そうなの?」

春「あ、前から見たかったんだけどね!? ちゃんと18の誕生日になるまで待ったよ!?」

祐介「それって、つまり……」

双葉「そういう、やつ……?」

春「う、うん……」

春「やっぱり、女の子がこういうの見るの……おかしいかな……?」


1、おかしくない
2、むしろ歓迎だ
3、全員で見よう


>>479

2


春「か、歓迎? 本当に!?」

竜司「大丈夫大丈夫。俺らは受け入れる」

真「う。うん。えっと。頑張る」

杏「興味は、うん、無いって言ったらウソだよね」

祐介「春が見るようならば美の鑑賞としても見れるものなのだろう」

双葉「わ、私も見る! R-18なんか法律ってわけじゃないからな!」

春「あ、うん。ありがとう。良かった、わかってくれて」

モルガナ「…………」

モルガナ(なあ、前に見に行った時、春が見た映画って確か)

(確か、春の好きな映画は……)

春「じゃあ見ようか。『グロテスク』っていうんだけど」

モルガナ「押さえろー!! もうタイトルからしてヤバいのわかるだろ!!」

春「へ、え!?」

(春と見た映画を思い出して春から無理矢理DVDを奪い取った!)


竜司「な、なんだ!?」

(パッケージを見てみた……)

竜司「俺の予想していたR-18とは違う……」

真「暴力描写も確かに規制の対象ではあったわね」

杏「うわ、パッケージだけでエグい……」

祐介「ここに美はあるのか……?」

双葉「ググってみたらイギリスで発売中止になったりアマゾンで取扱いを自粛してるとか、すごい作品だな、これ……」

モルガナ「これカップ麺啜りながら見ようとしてたのか、春……」

春「ご、ごめんね!? 刺激強すぎたかな!?」

春「えっとね、次はね、もっとマイルドな奴にする!!」

春「どれにしようかな……」

真(みんな集合!)

真(これ春に任せたらダメなやつ、ここはやっぱり公平に行きましょう!)

真(さっきの美味しい料理が惨劇に変わる!!)

祐介(だ、だな……)

杏(リーダー、説得!)

(やはり公平にくじで行こうと春に提案した)

春「そ、そっか。せっかくレンタルしたんだしね」

双葉「私がこの中から珠玉のSF作品を見つけてやろう!」

杏「私普通にデスティニーとか借りたんだけど」

真「……任侠もの……」

(公平にくじ引きで決めよう)


1、杏セレクト
2、真セレクト
3、双葉セレクト
4、春セレクト


コンマ00~24が1
   25~49が2
   50~74が3
   75~99が4

>>483

ちなみにグロテスクは実際にある映画です。耐性ない方はあまり見ることは勧めません。
今日はこれにて失礼します。ではでは

はい

映画二本見るので、、これ明日に回そうかと思ったけど今やっときます

1、杏セレクト
2、双葉セレクト
3、春セレクト

コンマ00~33が1
   34~66が2
   67~99が3

映画二本見てやっと一日が終わります。平和な一日でした。ではでは。
あ、安価は直下で。


真「あ、私!?」

双葉「もう一人は?」

春「あ、私だ」

真「――――」

杏(真にしては珍しく表情がくるくる変わってるね)

双葉(真怖いの苦手なんだな、私の家に来た時も停電&落雷で腰抜かしてた)

祐介(春が入る前の話だから春は知らないんだったか)

竜司(なんか面白いから黙って見てようぜ)

春「マコちゃんの選んだのってなんだっけ?」

真「これ! 『その男、凶暴につき』」

杏「……う、うん」

双葉「杏はあまり興味なさそうだな、わかるけど」

竜司「アクションある?」

真「いっぱいあるわ」

祐介「俺としてはカメラワークや美術に何が使われたかが気になる」

モルガナ「祐介はそうだろな」

モルガナ「で、春は何見るんだ?」

春「何にしようかなー」

春「…………」

春「『ミザリー』かな」

真「だ、大丈夫?」

モルガナ「というか、真も任侠の暴力は大丈夫でなんでこっち側の描写はダメなんだ?」

真「だ、駄目とは言ってないけど!?」

杏「声裏返ってるけど」

杏「それ耐性ない奴でも見れる? 私も正直あまりグロイのはちょっと」

春「大丈夫だと思うよ。私これ最初に見たの小学生の頃だったし」

モルガナ「とりあえず真のから見ようぜ」


 …………、


真「この虚無的な終わり方が好きなんだよね……」

祐介「乾いた世界観だな、評価されるのは十分にわかる」

竜司「アクションは面白かったけど正直ストーリーあんま入ってこなかった」

杏「ちょっと難しいかも」

春「私結構好きだけどな。暴力には暴力だけど制裁の暴力もまた暴力、ってことでしょ?」

双葉「???」

モルガナ「男の世界観だからなー、まあ女子受けはよくないだろうな」

真「…………」


1、面白かった
2、これが漢の世界だな
3、真はこれを取り締まるんだな

>>492

1
てか安価取れても取れなくてもどうでもいいよ

ちょっと時間が無くなったので今日はこれで失礼します。
よろしければ安価がどうでもいいとはどういう意味か、後学の為に教えていただければと思います。


真「お、面白かった? 本当?」

祐介「監督の出世作とあって興味深い」

竜司「真はこういうの好きなんだな、なんとなくわかってたけど」

真「わかってた!? なんで!?」

モルガナ「色々と世紀末なところじゃねえか?」

双葉「怪盗服は色々反映されてたみたいだからな」

春「じゃあ、次は私の見ようか」

竜司「これってホラー?」

春「幽霊やゾンビは出ないよ、大丈夫」

杏「幽霊やゾンビが出ないなら大丈夫、私は」

春「出ない出ない。じゃあ見ようか」


 …………、


春以外「…………」

杏「確かに幽霊もゾンビも出なかったけど、怖い……」

祐介「人というより、あの女性が怖い気がするが」

双葉「あと痛い……」

春「みんなが痛がってるあのシーン、原作の小説では斧で足を切断してたんだけど」

春「映画ではマイルドになったんだよね」

竜司「マイルドの意味間違えてないか……?」

春「リーダーはどうだった?」


1、今のこの状況が映画と同じだな
2、春はヒロインの気持ちわかる?
3、猟銃はないか?


>>498



春「猟銃? さすがにないかなあ」

春「お父様もさすがにそういうの持ってなかったと思うし」

春「でも猟銃のレプリカでもあったら面白かったね、そしたらミザリーごっこができるね!」

竜司「いやしねえよ!? 怖いわ!!」

モルガナ(その場合、春がヒロインの猟奇的ファンで、お前を監禁して斧で足を切断することになるな)

モルガナ(……何故か簡単に想像できてしまうな、その図)

 春+★1つ


春「ねえ、いったん休憩しない?」

杏「というか、今何時?」

双葉「12時前だな」

モルガナ「一旦リビング戻らねえか? ちょっと空気入れ替えようぜ」

春「だね。ノンカフェインのお茶でも淹れようか?」

竜司「あー、ジュースって冷蔵庫入れてたっけ?」

春「竜司くんがいろいろ買ってきてくれたもんね。冷やしてるよ、大丈夫」

竜司「んじゃ、一回休憩入れようぜ」


《リビング》

(暖炉にまた春が火を灯した……)

春「はい、お茶だよ」

杏「あ、このお茶美味しい」

真「落ち着く香りね……」

双葉「真がやっと喋った!」

真「え!? う、うん」

祐介「さすがに疲れたな、そろそろ休むか?」

双葉「うー、私あのコレクション見たい……」

真「わ、私も付き合うよ? 双葉一人だけに夜更かしとかさせられないし」

竜司「止めないのかよ」

杏「このままじゃ寝れないからじゃない?」

春「双葉ちゃんなら使い方わかると思うし、自由に見ててくれていいよ」

竜司「リーダーは……」

(かなり、眠い……)

祐介「眠そうだな」

竜司「俺は折角だし双葉の見たがってるSF見ようかな、一本ぐらいで切り上げるけど」

双葉「私は完徹だー!」

真「適当に切り上げさせるから」

モルガナ「別に修学旅行ってわけじゃないんだし、好きにすればいいんじゃないか?」

春「そうだね。私は休もうかな」

(自由な夜になりそうだ……)


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「まあ竜司のバカのやったことはさておいて、楽しい一日だったな!」

モルガナ「あのディナー、至高の味だったぜ……!」

モルガナ「今日はもう寝るか。流石にイベント盛りだくさんで疲れたしな」



 …………

 ………

 ……


お疲れ様でした。26日はこれでおしまいで、次回から翌日になります。
ところで曜日とかは2017年の2月のカレンダー参考にしているはずなんですが、すごいずれてるんですよね。
現実は26日、27日は(日)(月)どっかで日付飛ばしているかもしれません。チェックはしていたつもりだったんですが。
なので閏年じゃないんですけど、29日入れて調節します。それで合う、はず。3月1日が水曜日スタートになるはずなので
こちらのミスで申し訳ありませんがそういうことにしてください。

あと安価に関しては、もうそれ否定されるとこのSSの意義が無くなりそうなので、そのあたりはもう勘弁してやってください。
一応、ホワイトデーで選べるのはたった一人です。それは安価で決まります。それだけは決定しています。
誰ENDになるかは皆さん次第です。


 2月27日(日) 朝

《別荘・リビング》


竜司「おはー、ふぁあ」

祐介「おはよう、気持ちのいい目覚めだった」

真「…………」

双葉「…………」

モルガナ「あれ、春と杏殿は?」

竜司「二人で朝食作ってくれてる」

祐介「俺たちも一応手伝うと言ったんだが、真と双葉見といてやれと言われてな」

モルガナ「……で、その二人は何でこんな放心状態なんだ」

竜司「二人とも寝てないんだとよ」

モルガナ「全部見るって張り切ってた双葉はともかく、真もか?」

祐介「部屋に戻ったら春はまだその時起きていたらしくてな」

竜司「『こういう時ジェイソンが来たらって想像すると楽しいよね』とかそんな話したんだとよ」

モルガナ「……春も話す相手が悪かったな」

祐介「ここは静かだからな、静けさは想像力を掻き立てるものだ」

祐介「俺としてはここはスケッチに素晴らしい場所なんだが」

モルガナ「そしてここまで話題にされても二人とも無反応なあたり、重症だな」

真「…………」

双葉「…………」

竜司「真は規則正しい生活で徹夜慣れしてないらしいし、双葉も昨日あれだけはしゃいだら体力無くなるよな」

(パンの焼けるいい匂いがしてきた……)

杏「おまたー、ってやっぱり二人ともリカバリーしてない感じ?」

春「もう大体できたんだけど、うーん」

真「……食べる……」

双葉「……飲む……」

春「これ無理に食べてもらうより、あったかいお茶でも飲ませてベッドに連れてった方がいいかな?」

竜司「これ見る限りそれがいいな」

春「リラックスできるフレーバーのお茶淹れてくるね、少しは寝やすくなるかも」

真「……大丈夫……」

双葉「……行ける……」

祐介「いやムリだろう、一回休んだ方がいい」

モルガナ「ワガハイも賛成だ。そんなんじゃ下手したら事故になるぞ」

(全員の意見で真と双葉は寝てもらうことにした……)


《ダイニングルーム》


竜司「真と双葉が寝るなら、俺たちどうする?」

杏「二人置いてゲレンデ行くわけにもいかないよね」

春「うーん、本当は帰る前にみんなで行こうかと思ったんだけど」

春「お土産屋さんでマコちゃんや双葉ちゃんの代わりに買ってくるのどうかな?」

春「勿論トランプぐらいはあるんだけど、私達が出かけなかったら二人ともかえって気を遣いそうじゃない?」

竜司「全員で行動しないとダメってわけでもないしな、それでもいいぜ」

祐介「なら俺が残ろう」

祐介「土産買う金がない」

杏「切実だね、それ……」

(真と双葉は寝かせて祐介が別荘に残り、竜司と杏と春がお土産を代わりに買ってくることになった)

モルガナ「ワガハイたちはどうする?」


1、別荘に残る
2、お土産を買いに行く

>>506

2


竜司「土産屋ってどこにあるんだ?」

春「ゲレンデのちょっと先にあったと思うよ。管理人さんに送ってもらおっか」

杏「管理人さんに何でも任せちゃってるね。お願いします」

管理人「いやいや、自分は任せてもらえる方が嬉しいけどね。じゃあ行こうか」



《お土産屋》


モルガナ「結構大きいな、ここ」

杏「お菓子がたくさんある!」

竜司「土産の定番だもんな。にしてもチーズが多いな、ここ」

春「ここら辺、チーズが有名なんだって」

春「あと、瑪瑙が有名だったかな」

竜司「めのう?」

春「うーんと、こういうやつ。縞模様の石で、綺麗なやつは宝石にも使われるんだって」

竜司「んでこの薄くスライスした奴はなんだこりゃ? ……コースター?」

春「ペンダントとかもあるね。綺麗」

モルガナ「地酒とかもあるんだな。ウイスキーって日本でも作ってるのか」

杏「水が綺麗そうだよね、ここら辺」

モルガナ「あとこのわけわからんご当地マスコットはどこにでもあるな」

杏「え、かわいいじゃん」


 所持金
 ¥89374


モルガナ「色々買えるけど、どうする?」

 三つほどに絞ろうか……


1、ナチュラルチーズ       ( 680円)
2、チーズのお菓子        (1200円)
3、瑪瑙のペンダント       (3500円)
4、高山のウイスキー       (4200円)
5、ご当地マスコットキーホルダー ( 300円)

>>509
>>510
>>511

(重複可・無論プレゼント用です)

4

あれ?書き込めてるかな?
1で
連投になってたら↓


店員「3500円が1点、4200円が1点、680円が1点で、合計8380円になります」


 -8380円

 所持金
 ¥80994


 ナチュラルチーズ、瑪瑙のペンダント、高山のウイスキーを手に入れた!


春「おじ様へのお土産は何がいいかな?」

杏「チーズかお酒の二択だよね。チーズでいいんじゃない?」

竜司「問題はあの検事さんだよ。全然予想付かねえ」

春「ご当地マスコット好きだったら可愛いよね、マコちゃんも筆箱そういうの使ってた気がするし」

モルガナ「全然想像つかないな、真ならなんとなくわかるんだが」

杏「飾るタイプでもなさそうだし。お菓子が無難じゃない?」

杏「私もお菓子買わなきゃ」

竜司「ダイエットするって言ってなかったか?」

杏「モデル仲間やスタッフに配るの」

杏「そういう気遣いも大事になっていくんだから」

春「杏ちゃんは頑張ってるね」

竜司「いや、それにかこつけて一緒に菓子食いたいだけだぞこいつ」

杏「ぎく!」

モルガナ「まあ、お菓子は土産物らしく保存も効くし、悪くないんじゃないか?」

竜司「俺ちょっと祐介に二人の様子聞いてみるわ」

竜司「……音沙汰がないってよ。まだ寝てるみてえだな」

春「マコちゃんには悪いことしちゃったな、苦手ならそう言ってくれれば避けたのに」

春「もうちょっとライトなやつに」

竜司「俺、春の信用できない言葉リストに『これ怖くないから大丈夫』を追加することにする」

杏「同じく……」


春「うーん」

杏「どうしたの?」

春「いや、どうしようかなって。スケジュール」

春「昼食はね、バーベキューにしようと思ってたの。冷蔵庫空けないと困るし」

竜司「バーベキュー!」

杏「めっちゃいいお肉入ってたよ!? いいの食べて!」

春「その為に用意したんだもん、むしろ食べてくれた方が嬉しいな」

春「ただ、昼食までまだ時間があるからどうしようかなって」

モルガナ「なんか歯切れが悪いな、どこか行きたい場所でもあったのか?」

春「う、うん。あのね、鍾乳洞」

竜司「鍾乳洞?」

春「午後からだと結構人が混んじゃうから、午前中行こうかなって思ってたんだけど」

春「3人置いていくわけにはいかないしね。今度にする」

杏「……なんか思い出あるの? そんな顔してるけど」

春「うーん、特別な思い出ってわけじゃないんだけど」

春「ここに来た時は行くことにしてるの。絶対そうしないといけないわけじゃないんだけど……」

(あまり春は話したくないようだ……)


1、鍾乳洞に行こうか
2、別荘でみんなでゆっくりしよう

>>516

1


春「え、でも……」

竜司「春が行きたいって言ってるんだし、あいつらも文句はねえだろ」

杏「だいぶお世話になったもんね。いいよ、ちょっとぐらい。ね?」

春「…………」

春「うん、ありがとう……」

モルガナ(……なんかあまり嬉しくなさそうだな)



《鍾乳洞》


(観光用に最低限の明かりは付けている。すれ違う人はまばらで少ない)

春「…………」

杏「ここ、パワースポットか何か?」

春「うん、そうらしいね。私はあまり良くわからないけど」

春「…………」

竜司「……あんまり楽しくなかったりする?」

春「え!? そういうわけじゃないんだよ!?」

春「えっと……」

春「昔、お父様と来たことがあるの。本当に小さい頃だけど」

春「お父様と二人の記憶って、他には殆どなくて」

春「お父様の気持ちがわからなくなった時、ここに来る機会があったらできるだけ来るようにしてたの」

春「そうしたら、お父様に触れられる気がしてた……実際は思い込みでしかなかったんだけど」

杏「……そっか」

竜司「思い出めぐりか。じゃあ俺らもまじめにやるか」

春「うん。ありがとう」

春「もうあの別荘も売っちゃうしね」

杏「え!?」

竜司「え、マジか!? なんで!?」

春「単純に、私一人じゃ維持できないし」

春「他にもね、お父様から受け継いだものを処分することは進んでて」

春「まあそれでもあの別荘は比較的思い入れ強いし」

春「それでかな。思い出作りたいなって」

杏「そっか。そうだよね……」

春「…………」


1、またみんなで旅行に行こう
2、思い出はこれからもたくさん作れる
3、次は絶海の孤島かな


>>519

1


春「…………」

春「何言ってるの?」

杏「え?」

春「……あ、ごめん、洞窟って音が反響するから声が聞こえづらくて」

春「なんて言ったのかなって」

モルガナ「まあ、またみんなでどっか行こうなっていう話さ」

春「うん。そうだね」

春「どこかに行けるといいね」

杏「…………」

竜司「どわっ!?」

春「わ!? 竜司くん、気を付けてね、ここ滑りやすいから」

竜司「わりぃわりぃ、おい、お前らもここ天井低いから気をつけろよ」

モルガナ「なんで竜司が先導してるんだよ」

春「竜司くんはそれでいいんだよ。行こうか」

杏「…………」

杏(あのさ、ちょっと……)

杏(……いや、いい。旅行終わってからで)

モルガナ(杏殿? 大丈夫か?)

杏(大丈夫……やっぱり、帰ってからにする)



《別荘》


双葉「おっかえりー!」

竜司「お、復活してる」

杏「真は?」

祐介「キッチンでバーベキューの下ごしらえをしている」

春「そう言えばマコちゃんには昨日の夜に言ってたんだった」

春「私も手伝ってくるね。男子は炭と網焼きのセットを庭に持って行ってくれる?」

杏「おー、本格的!」

真「エビとかの下ごしらえはできたけど、ってか午前中はごめんね」

杏「いいっていいって。お土産買ってきたよ」

真「ありがとう、お姉ちゃんも喜ぶよ」

モルガナ「食べたらどうする?」

春「ゲレンデもう一回行こうか」

竜司「スノボvsスキーvsソリの対決な!」

祐介「俺はスケッチがしたいんだが」

双葉「オイナリは絵の事ばっかりだなー、もう少し他の事もやったらいいのに」

祐介「パソコンばっかりのお前に言われたくないんだが」


 …………

 ………

 ……


《ルブラン》


 カランコロン

惣治郎「おう、帰ったか」

双葉「たっだいまー!」

惣治郎「テンション高っけえな、おい」

双葉「惣治郎、お土産! チーズ選んだ」

惣治郎「お、つまみによさそうだな」

惣治郎「明日も学校あるんだろ、今日は手伝わなくていいからそろそろ休め」

モルガナ「御主人の言葉に甘えようぜ」



高巻杏
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★★☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆



『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「いやあ、さすがに疲れたな」

モルガナ「でも楽しかったな! ああいう風に普通に旅行するって怪盗やってたらなかなかできなかったしな」

モルガナ「伊勢海老にキャビアにフォアグラに松坂牛……また食べたい……」

モルガナ「ま、今日はもう寝ようぜ……」


 ブブブブ、ブブブブ、


 SNSの着信だ……


モルガナ「誰からだ?」



千早『すみません、少しだけいいですか?』

千早『あなたとあなたの周りに『塔』のアルカナが見えるんです』

千早『『塔』、積み上げてきたものの崩壊』

千早『タロットの22の大アルカナの中でも最も良くないアルカナの一つです』

千早『不安にさせて申し訳ないんですけど』

千早『本当に、気を付けてください』



モルガナ「…………」

モルガナ「千早がここまで言うって、よっぽどだよな」

モルガナ「まあとにかく、もう休もうぜ」

モルガナ「その時が来るまで、何もわからないさ」


 …………

 ………

 ……

27日これでおしまい。26日で時間使いすぎだろってちょっと思ったので早めに切り上げました。
28日から以前の通りになります。ではでは。

相談コマンドについては選べないキャラは選択できないようにしましょうか。ややこしいですしね。
ウイスキーは、管理人さんが買ってくれました。自分で飲む用じゃないので大丈夫です、きっと。



高巻杏
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★★☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆

御船千早
★★★☆☆☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★☆☆☆☆

川上貞代
★★★★☆☆☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆






 2月28日(月) 放課後


モルガナ「千早の言葉は気になるが、当面は普通に過ごすしかないな」

モルガナ「課題も提出したし、しばらくは好きに行動できるだろ」

モルガナ「誰を誘うんだ?」



1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>529


モルガナ「スケジュールはどうする? 他のやつも誘うのか?」

1、1日一緒に過ごす
2、他の人を誘う

>>531

すみません、>>531>>533でお願いします

7

5
千早の相談コマンド早く見たい

まさかかぶるとは


モルガナ「スケジュールはどうする? 他のやつも誘うのか?」

1、1日一緒に過ごす
2、他の人を誘う

>>537


モルガナ「他に誰を誘うんだ?」


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙

8、大宅一子
9、東郷一二三

>>540

5



川上『はいはーい。課題お疲れ様』

川上『会いたいって? しょうがない問題児だなあ、了解』

川上『といっても仕事山積みだし、夜になっちゃうけど』

川上『もしよければルブランのコーヒー飲みたいな』

川上『どうせ佐倉さんにはばれちゃってるし、いいかなって』


モルガナ「ルブランか。どうする?」

1、自室に呼ぶ
2、他の場所を提案する

>>543

1


川上『さんきゅー。コーヒー楽しみにしてる』


 (千早に誘いをかけた)


千早『お誘いありがとうございます』

千早『あの、よければ新宿の私のところに来てほしいんですけど』



モルガナ「うーん」

モルガナ「どうする?」

1、他の場所に誘う
2、いつもの場所に行こう

>>546

ksk


千早『はい。お願いします』

千早『待っていますね』


モルガナ「お前も本当女泣かせな奴だよな、知ってたけど」

モルガナ「本当にひとりを決める気あるんだろうな?」

(モルガナの視線が痛い……)

安価祭りになっちゃいましたが今日はこれで。風邪が酷いです、気を付けてください。
Xデー(強制イベント)いつか予告した方がいいですか?


《自室》


川上「あっはは。佐倉さんにはすっかりばれちゃったね。気軽でいいけど」

川上「なんかここに来るのも久々な気がするな、ちゃんと掃除してる?」

(川上はコーヒーを飲んでくつろいでいる)

(そう言えば土産があった)


1、ナチュラルチーズを渡す
2、瑪瑙のペンダントを渡す
3、高山のウイスキーを渡す
4、止めておく

>>553

1


川上「へえ、チーズか。ありがと。これ普通に食べた方がいいよね?」

川上「カプレーゼにでもしようかな。あ、今一緒に食べる?」


 川上+★2つ (>>122参照)


(結局一緒に食べることになった)

川上「旅行か、三年だと卒業旅行になるもんね」

川上「君ももうすぐ実家に帰るし」

 ピピピピピ

川上「うん? ……はあ……」

(スマホの画面を見て溜息を吐いている)

川上「あ、ごめん。せっかく久しぶりに二人なのにね」

川上「…………」

川上「いや、本当に何もないんだって。そんな目で見られても」

川上「ちょっとね、親から色々とね」

川上「ま、君は余計なこと考えずに自分の将来考えてればいいの」

川上「その将来の中に私の事も考えてくれてたら、うん。私は幸せなんだけど」

川上「…………」

川上「君ってさ、モテるじゃん。いっぱい人を助けてきたわけで、私もその一人で」

川上「私も、さ。……一人の女として、見てくれてる?」


1、見てる
2、今更だ
3、不安にさせてる?

>>556

1


川上「……そっか。ありがとう。嬉しいよ」

川上「…………」

川上「あー、ごめん、変なこと訊いて」

川上「いやまあうん、ちょっとね」

川上「…………」

川上「でもこういうのは、悪いことじゃないんだろうね」

川上「君と私じゃ、未来の意味は違うのかもしれないけど」

川上「君はまだこれからで、私はもう決めた道を歩んでいるけど」

川上「それでもきっと、同じように未来について不安には思ったりして」

川上「でもそれは、今まで未来の事なんか考えられなかった以前の私の事を考えたら」

川上「きっと、幸せなことなんだと思う」

(川上が頭を肩に乗せてきた……)

川上「私は頼りない大人だけど」

川上「何かあったら、言ってね?」

川上「私は、君がどんな選択をしても、君の事を応援する」

川上「君の選択次第で立場は違ってしまうかもしれないけど、それだけは絶対、ね?」

川上「だから、君が答えを出してしまうまでは」

川上「……少しだけ、私の不安を和らげてほしいな……」

川上「やっぱり、君の隣がいいから……」

(川上の表情は切ない……)


 川上+★1つ


《新宿・路上》


千早「…………」

千早「やっぱり、『塔』が……」

(千早の顔は深刻だ……)

(そう言えば土産があった)


1、瑪瑙のペンダント
2、高山のウイスキー
3、今は止めておく

>>560

1
今日はもう投下ないのかな


千早「え、コレを私にですか!?」

千早「綺麗なアゲート……嬉しい……」

(喜んでもらえたようだ)

 千早+★1つ


千早「……むむむむぅ!」

千早「はあ、駄目です……」

千早「何度視ても、『塔』のアルカナばかり」

千早「死の運命すら覆したあなたのことだから、大丈夫だとは思うんですけど」

千早「なんていうのか、うーん」

千早「あなたに力を与えていた人たちの、『崩壊』」

千早「つまり……仲間割れが起きる可能性が、その、……」

千早「すみません、断言させてもらうと、100%です」

千早「それぐらいはっきりと視えてるんです」

千早「何か予兆はありませんでしたか?」

千早「これだけの大きな崩壊ならば、予兆はあるはずなんですけど」

(そう言われても、思い当たる節はない……)

千早「……うーん」

千早「月が替わる頃に何か動きがあると思います」

千早「3月に入ってから……多分最初の金曜日あたりに」

千早「……詳しいことは視えなくて。ただ」

千早「おそらく、全員がバラバラの道を選ぶことになります。あなたが何もしなければ」

千早「そうなった時、そこにあなたが築き上げてきたものは、もうありません」

千早「…………」

千早「で、でも!」

千早「運命は変えられるって、あなたが教えてくれたじゃないですか!」

千早「前の私だったら、諦めろって言ってたと思いますけど」

千早「でもきっと、乗り越えられます! 多分!」

千早「えっと、その、だから……!」

千早「が、頑張ってください!」

(千早の不器用な励ましが心に響く……)


 千早+★1つ


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「川上もいろいろ考えているみたいだな」

モルガナ「川上はお前とだいぶ年齢離れているしな。恋愛観も違うだろ」

モルガナ「まあ直接お前に言わない辺りは大人なんだろうが、それでも不安な時期なんだろうな」

モルガナ「……にしても千早の言葉が気になるな」

モルガナ「仲間割れ、か……」

モルガナ「3月最初の金曜日ってなると、3月3日か」

モルガナ「頭には留めておこう。今日はもう寝ようぜ」



高巻杏
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★★☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★☆☆☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



 2月29日(火) 放課後


モルガナ「今日はどうするんだ?」

 誰を誘おうか……


1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三

>>565

途中寝落ちしてすみません。べっきぃは十代とはまた違う悩みのお年頃なのです。
皆さん色々不安に揺れているのか、今日はシリアス成分が若干多めでした。ジョーカーがさっさと一人に絞らないから……
次の投下はいつも通り20時~21時の間を予定しています。では失礼いたします。

すみません、次の安価は>>567

安価は直下でお願いします、すみません

うーん、皆さんあまり面白くない感じですかね?
イベントむしろかなり詰め込んでる感じなんですけど、それがまずいのか……
それとは関係なく、3月編(後編)は次スレ立てようかと考えています。
絶対三月の方が文章量多いので収まりがきかず、それなら前後編で分けた方がいいかな、と

怪盗団の仲間割れはかなり深刻になるので。胃がキリキリ痛い……でもこれをきちんと向き合わないとハッピーエンドは訪れないという
怪盗団仲間割れイベントはキャラの信頼度によって反応が違う、なんてことが起きたりしてきます。その際は信頼度示すので、皆さんでお考えいただく感じで。
今週はゆっくりといつもの通りに。

あと投げ出すつもりはありません。楽しみにしてくださってる方、いらっしゃってるようなので。
色々と失礼しました。頑張って安価を取り入れていきたいと思います。できればみんなが納得できるENDがいいですね。

千早も相談コマンド解禁されましたよ、★5以上あればいいので。
ただ千早の場合ゲームとはかなり異なる設定になります(相手にあなたの想いが届きましたとかありゃチートなので)
まだイベントが起きてないので春もまだプレゼントは有効です。ウイスキーが心に響くかは別の話。
★をどうするかは皆さん次第です。ただ言えるのは、皆さんの中に武見スナイパーがいる……!


モルガナ「まだスケジュールは空いてるな、誰か誘うか?」

1、一日予定を入れる
2、別の人を誘う


>>577

1



モルガナ「どこに誘うんだ?」

1、自室
2、浅草(スカイツリー)
3、月島(もんじゃ屋)
4、池袋(プラネタリウム)
5、神保町


>>581

また寝落ちしてました。すみません

1だ!


《自室》


武見「ここって意外と乾燥してないんだよね」

武見「下で調理とかしてるからかな」

(そう言えば土産があった)

1、高山のウイスキーを渡す
2、止めておく

 直下で


(お土産を渡した)

武見「へえ、ウイスキー? よく買えたね、未成年なのに」

武見「ありがとう、持って帰るよ」

武見「…………」

武見「何?」


1、飲んでみてほしい
2、嬉しくなかった?
3、酔ったところがちょっと見たい

>>586

1


武見「今ここで? お土産ってそういうものだっけ?」

武見「いいけど、味見でも君には飲ませないよ」

(ウイスキーをロックで注いだ)

武見「お酒自体は嫌いじゃないんだけどね、だから嬉しいんだけど」

 武見+★1つ

武見「私そんなに変わんないんだよね、だから見てても面白くないと思うけど」

(平気でカパカパ空けている!)

 ……カランコロン……

モルガナ(げ、この足音)

??「……すみません、マスター……上にいます?」

武見「…………」

真「ちょっといいか、な……!?」

武見「こんばんは」

真「…………」

真「す、すみません。あ、大した用じゃないから。じゃあまた!」


 真-★1つ


武見「…………」

武見「別に私に遠慮する必要なんかないのにね」

(気まずい空気になった……!)

モルガナ(おい、なんか言えよ!)


1、ごめん
2、向こうとは約束がなかった
3、武見は何も悪くない

安価>>590


武見「ダブルブッキングとかやったなら馬鹿のやる事でしょ」

武見「君の方が酔ってるの?」

(武見の口調がキツい)

武見「…………」

武見「人ってなんでお酒飲むんだと思う?」

武見「感覚を鈍らせて理性を摩耗させるアルコールという薬物」

武見「私はお酒の味は嫌いじゃないけど、薬物としてのお酒は嫌い」

武見「意味がないもの。現実から逃げたって」

武見「アルコールで現実逃避する暇があったらその時間を研究に当てたい」

武見「目標が決まっていたころの私は、そう思ってた」

武見「でも今は、その目標は自分じゃなくて他人に委ねるものだから」

武見「君が選んでくれること、期待するしかないってなったら、お酒飲んで心と時間を誤魔化すしかないね」

武見「……珍しく酔ってるみたいだね、私」

武見「こんなこと、素面じゃ言えない」

武見「別にさっきの事は怒ってないよ、これは本当」

武見「……いや、怒っていたのかな。それとも、怖かったのかな」

武見「君が、あっちを選んだらって……」

武見「……やっぱり酔ってる。判断が鈍ってるね」

武見「ウイスキー、美味しかったよ。お土産、ありがとね」

武見「じゃあ」

(武見は無言で見送りを拒絶した……)


『!!モルガナTALK!!』


モルガナ「間が悪いとしか言いようがないな」

モルガナ「武見も意外と繊細なんだな、意外とといったら失礼だがもっと強いイメージを持ってたからな」

モルガナ「信用が下がらなかっただけマシだと思うしかない、か」

モルガナ「さあ、今日はもう」


 ブブブブ、ブブブブ、


モルガナ「誰からだ?」


杏『ごめん、明日ちょっと話せない? ちょっと気になることがあるんだけど』

春『良ければ二人で話せないかな。明日君の言葉が聞きたくて』


モルガナ「…………」

モルガナ「千早の言葉を信じるなら明日の1日じゃなくて金曜日の筈なんだが」

 どうしようか……


1、杏の誘いに乗る
2、春の誘いに乗る
3、断って明日別の人と過ごす

>>595




高巻杏
★★☆☆☆☆☆☆☆☆

新島真
★★★★★★★★☆☆

佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆

奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆

御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆

武見妙
★★★★★★★☆☆☆

川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆

大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆



え~
1

お疲れ様です。2月編はここまで。
三月絶対このスレに収まりそうにないので、新スレたてた方がキリいい気がしてならないのです。
なので明日3月編立てます。

爆弾も投下しますよってこういうことです。真は仕方ない、
好きな人が自室に恋敵連れ込んでいてお酒飲ませていたらそりゃ逃げたくなるでしょう。
一日過ごすのデメリットがそろそろ出始めるぐらいに★が溜まってきたのでした。

みんなジョーカーが誰を選ぶのか、自分を選んでくれるのか怖いようです。皆さんは誰を選ぶのでしょうか。
その前に無事にホワイトデーを迎えるのが先ですね。ではでは。

【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486111568/)

後編立てました。
ルールのおさらいとかもできるので。杏の会話はいつも通りの時間に投下します。
このスレはしばらく残しておきます。時機を見てHTML化を頼みます。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom