春「餃子の大食い勝負…ですか?」 末堂「ッしゃアアァァッッ!!」 (31)


・はやり「麻雀部限定、全国高等学校大食い選手権(1回戦)だぞっ☆」という現行スレの、一部を抜粋してキャラを少し変えて書き換えたSSです

・インターハイ敗退後に、宮守メンバーと海水浴に行った永水メンバー
 個人戦終了後に、宿題の終わった明星ちゃんと十曽ちゃんも連れて、改めて海水浴に行ったときのお話です

・内容はあまり変わってません


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402565142


 8月・インターハイ個人戦終了後、霧島神境の海


霞「さあ、みんなそろそろ帰りますよー!」

明星「ますよー」

湧「ええ! 嫌ですぅ、もうちょっとだけー!!」

小蒔「私もまだ帰りたくありません…」ウキワー

霞「暗くなる前に帰る準備をしましょう。いっぱい遊んでお腹すいたでしょう?
 どこかにお夕ご飯を食べに行きましょう」

明星「行きましょー」

湧「わあ! 湧はラーメンが食べたいですぅ!」

巴「いいですね、ラーメン。ここから歩いて10分くらいのところに美味しい中華料理屋さんがあるんです。そこに行きませんか?」

一同「「「さんせー!!」」」


 中華料理屋店内

湧「味噌チャーシュー麺大盛りで! あと餃子ください!」

小蒔「天津飯とサラダのセットお願いします」

初美「ジャージャー麺とライスお願いしますですよー」

春「海鮮焼きそばと…炒飯のセットで…」

巴「四川風担々麺と餃子をあと2皿ください」

霞「あら巴ちゃんそんなに食べれるの?」

明星「れるの?」

巴「ここの餃子、白菜が入っていてとっても美味しいんです。みんなで分けて食べましょう」





オマタセシヤシター

湧「キター! おいしそー!」ワーイ

霞「十曽ちゃん、先に食べてていいわよ」ワリバシー

湧「あ、すみません。ではお言葉に甘えて、いただきまーっす」

湧「ずぞっ ずぞぞぞぞぞぞぞぉぉぉ~っ」

湧「むぐむぐ、んんっ、うみゃーーい!!!」キャーッ


小蒔「十曽ちゃんは美味しそうに食べますね」ニコニコ

巴「姫様と六女仙そろっての外食なんて、いつ以来でしょう?」

霞「十曽ちゃんと明星が小学校を卒業する時に行ったわね。あれ以来じゃないかしら?」

明星「かしら?」

初美「十曽ちゃんが夏休みの宿題を終わらせていれば、もっと早くみんなで海水浴に来れたんですよー」

湧「うっううっ…反省してます…」ズルズル



ノコリオモチシヤシター

小蒔「全員そろったみたいですね。いただきます」ハムハム

霞「ラーメンなんて久しぶりだわ。おいしい」トンコツー

明星「おいしい…」モフーッ

初美「これは絶品ですねー」ホフホフ

湧「餃子もんまあーっい! あ、霞さんのとこ餃子ないですね。この皿持って行きましょう」ガタッ

霞「ありがと… あっ あぶない!!」

湧「えっ?」


    ドンッ


加藤「…てめぇッ、何しやがんだッッ!! 俺のアルマーニに油がついたじゃねーかぁッ!!」


 湧が、席の離れた霞の所へ餃子を運ぶとき、死角にいた加藤にぶつかり、餃子を服にかけてしまったのである


加藤「あ~あ、こんなゴマ油くせえ服もう着れねえよ! どうしてくれんだよああん?」

湧「ご、ごめんなさい…」プルプル

加藤「ごめんなさいですむかよッ!」

霞「申し訳ありません。クリーニング代をお出しします」ドタプーンッ

加藤「(うおッッ なんだこのチチィッッ!?)…ク、クリーニングだと? 俺のアルマーニは1級品なんだ! こんなにベッタリついた油が落ちるかよ!」

霞「…では、どうすれば…」

加藤「弁償しろ。20万で許してやるわ」

霞「20万!? そんなお金とても・・・」

加藤「ふん、金がねえんなら、あんたの体で払ってくれてもいいんだぜぇ…?」グッヘッヘ




?「おう、加藤」

 少し離れた席から、白いテーラードジャケットを身にまとった中年の男が声をかけた

 右目に海賊風の眼帯をし、スキンヘッドで顔中傷だらけのその男は異様なオーラを放っていた 

加藤「あ、館長!」

初美(か、館長? 組長の間違いではないのですかー?)ガタガタブルブル


独歩「ここは飯屋なんだ。あまりでかい声出すんじゃねえよ」

加藤「いや、しかし、俺のいっちょうら汚されて、黙ってられませんよッ…!」

独歩「そっちのお嬢さんもわざとやったんじゃないんだ… 何かチャンスをやろうじゃねえか」

加藤「チャンスって… 何か勝負をやるんすか? しかしこんな小娘たちと何を…」

独歩「ここは飯屋だ。飯屋でやる勝負ッつったらてめぇ、大食い勝負に決まってるだろがッッ…。 おい、末堂!」

末堂「へい、館長」ズオオッ

 
 独歩の前に座っていた末堂という男が立ち上がった
 
 その背丈はなんと宮守の大将をはるかにしのぐほどあり、がっちりとした体格で、その丸太のように太い腕には数本の血管がビキビキと浮き上がっていた


姫様&六女仙「・・・?」

独歩「姉ちゃんたち、この男と餃子の大食い勝負をしねえか? 負けた場合は、20万を払ってもらおう。しかしもし勝てたら、この件はチャラにしてやろうじゃねえか」

姫&六女仙「…!」

独歩「あンたら7人の中から、誰か代表者を一人出してもらって、サシの勝負をしよう。どうでえ、受けるかい?」ニタア

霞「いや、それは…」

春「私がやりましょう」スッ





小蒔「春ちゃん?」

湧「滝見先輩…!」

初美「はるる…」


 春は、末堂の前まで来てグッと胸を張ってみせた
  
 身長差は約50cm、体重は3倍ほどの違いがあるだろうか
 
 それは、大人と子供どころか、巨人と小人くらいの差があるように見えた


独歩「ほう…、肝が座っているな」ニヤリ 

独歩「この末堂は、ローカルの大食い大会で優勝したこともある。ただデカいだけではないぞ? それでもやれるか?」

春「構わ…ない。 ルールは?」

独歩「よし!では制限時間30分で、この1皿6個入りの餃子を何皿食べられるか、で勝負をしようじゃあねえか。
   おい、オヤジ、餃子をとりあえず10皿くらい焼いてくれッ!」

オヤジ「へい!」


巴「は、春ちゃん、こんなに大きい人と大食い勝負なんて、勝てるわけないよ! やめて!」

初美「しかもはるるは、今海鮮焼きそばと炒飯を食べ終わったところですよー?」

霞「春ちゃん、やめましょう。私今からお父様に連絡しますから…」

春「大丈夫… 見ててくれればいい…」ニコッ







オヤジ「へい、餃子10皿です!続けて焼いていきますか?」

独歩「そうしてくれ。よし、それでは勝負を始めるかッッ…」


 春と末堂はテーブルをはさんで向かい合って座り、それぞれ前に5皿ずつ餃子の皿を並べた


末堂「ふふん、こんな小娘と餃子勝負とは、茶番だな…」

春「…」


独歩「よし、二人とも用意はいいな?30分間餃子勝負だッ」

独歩「よーーーーーーい…」


     独歩「はじめぇぇぇぇぇいッッ!!」チェリヤアアアッ


春「いただきます」テアワセー

末堂「ッしゃアアァァッ!!」ムシャムシャバックバック



※春対末堂の1対1餃子勝負
 制限時間30分
 1皿6個で150g


末堂「ワシワシガツガツ」


初美「あのデカブツすごいですねー。いっぺんに2個口に入れてどんどん飲み込んでますよー」ヒソヒソ

小蒔「最初にタレを上からかけて、お皿を持ってかき込むようにして食べてますね。すごい迫力です…」

巴「それに対して春ちゃんは…」チラ


春「」チョンチョン

春「」パクッムグムグ


巴「1個1個小皿のタレにつけながら、もそもそ食べてますね…」


末堂「うしッッ」ターン


初美「わっ30秒で1皿食べちゃいましたよー?」

巴「は、春ちゃんはまだ3個目をかじっているところ… こ、これじゃあどんどん差がついちゃう…」カタカタ



開始2分経過


独歩「おいオヤジ!次の餃子はまだか? 末堂がもう5皿食い終わるぜッ」

オヤジ「ええ? 早いですね。 へい、おまちです!」ジュージュー


末堂「ガツムシャガツムシャ」


巴「あの人、5皿を3分かからずに食べてしまいました…」

初美「はるるはさっき、2皿を食べ終わったところ… スピードに倍以上の差がありますねー」


加藤「末堂は、神心会で1番の大食いなんだ。あんなちまちま食っとって、勝てるわけがねえ」

加藤「もう結果は見えてるな。よう巨乳の姉ちゃん、覚悟はできたかい?まあ、あんたなら、俺が用心棒してた組に行きゃあ20万くらいすぐに稼げるわ」ニヤニヤ

霞「・・・」

湧「滝見先輩…」ウルウル


 
開始4分経過


末堂「うしッッ」ターン


巴「は、8皿完食… 全然ペースが衰えませんね…」カタカタ

初美「あの人もう1kg近くの餃子食べてますよー…」カタカタ

巴「春ちゃんはまだ3皿しか食べてない…」カタカタカタ


春「…」モクモクニコニコ


小蒔「…でも、春ちゃん、美味しそうに食べてますね…」

巴「姫様…?」

初美「美味しく食べても、今はガツガツ食べないと負けてしまいますよー…」

小蒔「そうかもしれないけど… でももし私が餃子に生まれ変わるんだったら、春ちゃんみたいにきれいに食べてもらいたいですね…」

 

末堂「ふうっ」ゴクゴク


 末堂は一度手を止めて水でのどを潤しながら、対面にいる春の方を見た
 春は、食べ始めた時と全く変わらない様子で、淡々と笑みを浮かべながら食べていた


末堂(なんだこいつ・・・? もう2倍以上の差がついてるのに何をニコニコしながら食ってるんだ…?)

末堂(仲間のガキどもは青い顔してカタカタしてるってのに・・・ なんでこいつはこんなに落ち着いてるんだ…?)ムグムグガツガツ



開始5分 皿数

 春   4皿
 末堂  9皿





開始7分経過

巴「…春ちゃんが6皿、相手の人は12皿、まだ2倍の差がありますね…」

初美「はるるは相変わらずもそもそ食べて、デカブツはガツガツ食べてますねー」


小蒔「…男の人は水をたくさん飲んでますね」

巴「え?」

小蒔「ほら、見てください。男の人はもうコップで3杯も水を飲んでます。でも、春ちゃんはまだ1杯目の半分くらいしか水を飲んでませんよ」

巴「・・・確かにそうですね」

初美「速く食べるために、水で餃子を流し込んでいますねー」

小蒔「水をたくさん飲んでるぶん、お腹も早くいっぱいになるんじゃないかしら…?」


加藤「おうおう、ぺチャパイのねーちゃん、待ってても差は縮まらねーぞ。もうタオルを投げてあげたほうがいいんじゃねーか?」

初美「私のことですかー?」

加藤「お前しかいないだろww」

初美「願い下げですよー。はるるはあんなぶさいくなデカブツに負けたりしませんから」

加藤「な、なんだとぅ?!」

初美「30分経った後の、あなたのほえ面を見るのが楽しみですよー」

加藤「く、クソガキのくせに言うじゃねえか! お前あの女が負けたら、やばいDVDに出演させるからな!」

初美「上等ですよー」



湧「滝見先輩がんばってくださーい!」エーン

霞「春ちゃんごめんなさいね、がんばってー!」

明星「んばって-」


春「…」モクモク




開始9分経過

巴「・・・男の人、ペース落ちてきてますよね?」

霞「そうね、目が泳いでいるわ。さっきまでは食べる時は餃子しか見ていなかったけど、今はきょろきょろしながら食べている。集中力が切れてきているんだわ」

小蒔「食べ方も変わりましたね。かき込む食べ方ではなく、1個1個つまんで食べてます」


初美「おにーさんの友達さん、そろそろお腹いっぱいなんじゃないですかー?」

加藤「ば、ばか言えッ! 大食いってのはある程度食べたらペースは落ちて当たり前なんだッ!」

加藤「まだ6皿、1㎏近くの差がある。今から抜けるわけがねえッ!」


末堂(・・・きつくなってきたッ・・・)

末堂(もう俺は14皿、2㎏を越える量を食べているんだから、ペースは落ちて当然・・・)

末堂(それなのにッッ・・・)チラ


春「…」モクモクニコニコ


末堂(どうしてあいつは全然様子が変わらないんだ?)

末堂(ヤツももう8皿、1.2㎏以上食べてる… 普通はペースが落ちてくるはずッ・・・)

末原(くそう、人間を相手にしてる気がしねえッッ… サイボーグみたいだ…)


 
開始10分 皿数
 春    8皿
 末堂  14皿



開始12分経過

末堂「・・・・」モグモグ


加藤「す、末堂…?」

独歩「末堂のやつペースが落ちてきてンな」

加藤「も、もう2㎏を優に超えていますから、そりゃペースは落ちて当然・・・」

独歩「しかしあの子は…」チラ


春「…」モクモクニコニコ


巴「春ちゃん、大丈夫? 苦しくない?」

春「苦しい…? いや、全然…」モキュモキュ

巴「ほ、ほんとに…?」

春「この餃子、白菜の甘味…と肉汁がマッチして…すごいおいし… 皮のパリパリ感も最高…」ニコニコ


独歩(まだ味を楽しむ余裕があるのかッッ…?)

加藤(バカなッ! はったりだッ…! あんな小さな体にそんなにたくさん入るわけがねえッッ! もうそろそろ止まるはずだ…!)


開始14分経過


末堂「ふーっ」パタッ

加藤「末堂? な、何はしを置いてるんだ?」

末堂「いやなに、ちょっと休憩だ。 大丈夫だ、少し休んでまた食べるから…」


末堂(きついッ・・・。体中に鎖を巻きつけられているみたいだ・・・)

末堂(俺は、ベンチプレスでマックス270㎏を上げられるんだが… 今はこのはしが重くてたまらんッッ…)

末堂(ヤツだって、ポーカーフェイスを保ってるだけで、内心きついはずだッ…!)

末堂(ここは弱味を見せずに、逃げ切るッ…!)チラ


初美「はるるー!相手へばってますよー!」

巴「もう少しです! 抜かせますよぉー!」

春「…みんな、見てなくていいよ…/// デザートでも頼んで…待ってて…」ヨユー


末堂(・・・マジか・・・?)



開始15分 皿数

 春   13皿
 末堂  17皿

 
開始17分経過

加藤(末堂…)ハラハラ

独歩(・・・・)

末堂(…よし、少し腹が落ち着いてきた。ここで勢いよく食べて、まだまだいけるとアピールするか)

末堂「ふんっっ!」ガッ

末堂「バックバックモッシャモッシャ」ウオオオオオオオオ


小蒔「あ、またかき込んで食べ始めましたよ、相手の人…」

巴「ま、まだ余裕あるのかな?」ハラハラ

加藤「よっしゃ末堂! そのまま決めちまえぇぇ!」


末堂(ど、どうだ… 後半でこの勢いで食べてみせれば、戦意喪失するはず…ッ)チラ


春「…」ニコニコモクモク


末堂(こ、こっち全然見てねえええええええぇぇぇ!!! 俺のことOUT・OF・眼中ぅぅぅぅぅ!!!)ハアハアハア




開始19分経過

末堂「・・・・」ヒイハアヒイハア


初美「お友達さん、はしを止めて肩で息をしてますねぇ、もう限界なんじゃないですかぁ?」

加藤「…う、うるせえ…!」

加藤(限界になっててもおかしくねえ… 普通は2~3皿も食べれば満腹になる餃子を、マサの兄貴はもう18皿、2.7kgも食べているんだッ…)

加藤(俺なら多分5皿も食べれば限界だ… そ、それなのにあの女は…)チラ

春「…」モキュニコモキュニコ

加藤(じゅ、16皿も食べているッッ… しかも全然様子が変わらねえッ… あの小さな体の、一体どこに入っているんだ…?)


末堂「・・・」モクモク

巴「…相手の人、また食べ始めましたね…」

霞「ええ、でも勢いはないわね。姿勢も前のめりになって、ひじをついて食べてる。疲労が蓄積されている証拠だわ」

明星「証拠だわー」

小蒔「春ちゃんはしっかり背すじを伸ばしてきれいに食べていますね。表情も食べ方も全く変わらない」



開始20分 皿数

 春   17皿
 末堂  18皿



開始21分経過


春「・・・」タン


巴「春ちゃん18皿完食… ついに並びましたよ!」ハラハラドキドキ

独歩「…」

加藤「…」


末堂「・・・・」アセダラダラ

末堂(な、並ばれたッ…)

 
 末堂は顔を上げて春の様子を窺った 
 その表情からは1点の苦しみも曇りも感じられない


末堂(ま、負けるのか…? この俺が… こんな華奢な小娘に…?)

 末堂はその大きな手で餃子をつまみ、必死の思いで口に運んだ
 しかし餃子はもう口の中には入らなかった

末堂(こ、この俺が… 全力を出しても、かなわない・・・)


 修羅の道に生きてきた末堂は、幾多の真剣勝負を経験したことがあるが、ここまで屈辱的な思いは初めてだった
 ここまで、手も足も出ない、歯が立たないという思いは初めてだったッッ…


末堂「ぬううううッ…」ガタッ


 マサはテーブルに両手をついたまま立ち上がった


春「…?」


 その時、春は試合が始まってから初めて、マサの方を見た


春「・・・・・」

末堂「・・・・・」


初美「な、なんか見つめ合ってますよー?」

巴「ど、どうしたんだろう…?」


末堂(こ、この小娘… 勝ちを確信して… 俺を見下してやがるのか…?)

春「・・・・」ジーッ

末堂(くそっ! しかしもう俺は… 逆立ちしてもこれ以上は食えねえッ…!)ギリッ


春「・・・だいじょ…うぶですか…?」コクビカシゲー

末堂「!!??」

末堂(なああああああああああああああ!?)

末堂(か、か、かわうぃいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!)ズキューン



春「ぐあい… わるそ…」ミツメー

末堂(うおおおおおおおおおおおおおお!!! たまらねええええええええええええええ!!! かかかかかかっかっかか、かわいすぎるうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!)モエモエキューン

末堂(な、なんで今まで気がつかなかったんだ? 天使ッ!! 天使ッッ!!! いや女神がここにいるうぅぅぅぅ!!!111)

春「具合…悪いなら…休んだほうがいい…」

末堂「いいいいいいいや、なに、ちょっと考え事してただけですよ! ナハハ、ナハ、い、今から食べますから…」スワリー

春「・・・」

末堂「お、お嬢さん。 お嬢さんの名前は、なんていうんだい…?」

春「…? 滝見、春…」

末堂「たきみはる… 美しい名前ですね・・・」キリッ

春「///・・・餃子、おいしいね…」ニコオ

末堂(ふおおおおおおおおおお!! 女神の微笑みキタコレーッッ!!)

末堂「はい、おいしいですねぇ! いやいや、いくらでもイケますねぇ!!」ムグムグ



初美「なんかあのデカブツ、急に気持ち悪くなったですよー?」

霞「…」

巴「…」

小蒔「杏仁豆腐おいしいですねぇ♪」アムアム



開始24分経過


末堂「もぐ・・・ むぐ・・・」アセダラララ

春「もきゅもきゅもきゅもきゅ」ニコニコ


春「…」タン

巴「春ちゃん、21皿完食… ペース落ちるどころか上がってませんか…?」

霞「相手の人はさっき19皿を完食したところ… 2皿差がつきましたね」


末堂(ぎょ、餃子1個が…すげえでかい壁に感じるッッ…!)

末堂(女神は21皿… 3kg越えても普通に食べてるッ… マジすごいっす! 食欲の女神だぁッッ!!)

末堂(おおう! 食べてる口元が超セクシーッ!! はあはあ、あのエメラルドグリーンの髪の毛を、もふもふくんかくんかしてええええッッ!!)ハアハア


 その時、末堂の目の前が急に真っ白になった
 独歩が、末堂の頭にタオルをかけたのである



独歩「終わりだ、末堂…」

末堂「・・・・」

独歩「勝つのをあきらめた時点で、お前さんの負けだ」


独歩「この勝負、ここまでだ。勝者はお嬢さん、あンただッッ…!!」

春「…」


巴「や…やった!」

初美「はるるの完全勝利ですよー!」バンザーイ

湧「滝見せんぱーい!!」ダキッ

春「…」ヨシヨシ

霞「すごいわあ春ちゃん!」

小蒔「クリームぜんざいもおいしいですねぇ♪」ハムハム

明星「ですねぇ♪」モムモム



<30分餃子勝負 最終結果>

・開始24分56秒、タオル投入により春のTKO勝ち

春  21皿と2個完食(餃子128個・3200g)

末堂 19皿と1個完食(餃子115個・2875g)



独歩「いやあ、驚いたぜ… こんな華奢な嬢ちゃんが末堂に勝っちまうとはな…」

独歩「なかなかいいものを見させてもらったぜッ… 約束通り、服の件はチャラにしようじゃねえか」

加藤「か、館長っ、それじゃ俺のアルマーニは…」

独歩「知るかい。雑巾ででも拭いておけぇ」

加藤「…そ、そんにゃあ」グニャア

初美(くっくっく… いい気味ですよー♪)


独歩「よしお前ら引き上げるぞ! オヤジ、会計はここに置いとくぜ。釣りはいらねえ」マンケンサンマーイ

オヤジ「へい、毎度!」

末堂(完敗だ… 気持ちわりいけど… なんか、充実した気持ちだぁ…)デレデレー

スタスタスタ

ドア「がらがら、ばたん!」






初美「いやーっ 一時はどうなることかと思いましたけど、すごいですねはるるはほんとにー!!」
  あのデカブツを完膚なきまでに叩きのめしちゃいましたよー!?

巴「私なんか感動しちゃいましたー!」

霞「すごいわねえ、黒糖じゃなくてもあんなに食べれるなんて知らなかったわぁ」

春「///…姫様の…ぜんざいおいしそう… 私も食べる…」

湧「ま、まだ食べるんですかー!?」

春「甘いもの…は別腹…///」


アハハハハハハハ

キャッキャッキャッ






?「…小娘ェ! 次はこの俺と勝負をしてもらおうかッッ…!」エフッエフッエフッ!!

春「…え?」


 地上最強の大食い勝負! ここに、開始…!!







    なわけない



カン

以上です

抜粋元はこちら→はやり「麻雀部限定、全国高等学校大食い選手権(1回戦)だぞっ☆」
はやり「麻雀部限定、全国高等学校大食い選手権(1回戦)だぞっ☆」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401369950/)

はるるが駅弁食べてますので、未読の方は良かったら覗いてください

シマッタッッ!!本当だミスってるごめんなさい
>>20の「マサの兄貴」を「末堂」に、
>>21の「マサ」を「末堂」に脳内変換お願いします
ちゃんと確認しないと駄目ですね

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