春「シュークリームを作りま…す」霞「あらおいしそうね」 (28)



   ガチャッ

春「…小椋さん、試合、終わ りました…」

かのこ「あらお疲れ様! どうだった?」

春「…2位…」

かのこ「すごいわねぇ、あのスイーツ全部食べちゃうなんて… それじゃ、シュークリーム作りましょうか?」

春「…お願いしま す」

かのこ「材料が足りないから、クッキーシューじゃなくて普通のシュークリームになっちゃうけど、いいかな」

春「かまい ません」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407928102


・のよりん「麻雀部限定、全国高等学校大食い選手権(2回戦)…!!」プンスコ=3=3 のよりん「麻雀部限定、全国高等学校大食い選手権(2回戦)…!!」プンスコ=3=3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403857666/) の番外編

・↑を読んでなくても楽しめると思います。

・2回戦終了後に、はるるがパティシエのお姉さんにシュークリームの作り方を教えてもらうSSです。

・後日、はるるが永水メンバーにシュークリームを作ってあげます。

・キャラ崩壊



かのこ「よーっし、じゃ、クッキング、スタァートだよぉー!」

春「…」ワクワク

かのこ「…なーんて言うと思った?」ムフフ

春「 え…」

かのこ「わが秘伝のレシピを知りたくば、まずは私のシュークリームクイズに答えてもらうよぉっ!」


春「シュ、シュークリーム クイズ…」

かのこ「そだお! じゃ、第1もーん!」ジャカジャカジャーン


かのこ「シュークリームの命はなんといっても中のクリィーム! 今回みんなが食べたのはカスタードクリームと生クリームのブレンドだけど、さあ、この『生クリーム』の『生』とは、どういう意味なんでしょうかぁ!?」ドーン



① すぐくさっちゃうよという意味

② ゴムをつけないで出しちゃったよという意味

③ 新鮮とれたて濡れ濡れぐちょぐちょだよという意味



かのこ「さぁ―――っ! どれだぁーっ!?」

春「…」



春「…?」

かのこ「さあさあ、答えないと一緒にシュークリーム作ってあげないよーんっ」

春「さんばん…」

かのこ「しええええええええええええええっっっ!!!」

春「」

かのこ「やだ春ちゃん! もう濡れ濡れぐちょぐちょだなんて、早すぎだYO!
   むっふっふ・・・ お姉さんに見せてごらんなさーい?」


かのこ「ごめんごめんっ! かのこお茶目しちゃった」テヘ

かのこ「ほんとはねっ! 生乳、つまり牛乳から作ったクリームという意味なんだ。 植物油脂から作るホイップクリームと区別するために『生』ってつけてるんだよんっ♪」

春「へえ…」

かのこ「続いて第2もぉーんっ!」

かのこ「次はカスタードクリームについてだおっ! 春ちゃん、カスタードって何でできてるか知ってる?」

春「…黒糖?」

かのこ「ブッブッブーッのベロベロバァーッ」


かのこ「黒糖のわけないでSHO! カスタードはねぇ、薄力粉、牛乳、グラニュー糖、卵黄、バニラエッセンスから作られているんだよ!」

かのこ「カスタードクリームはフランス語で『クレーム・パティシエール』と言って、“洋菓子屋のクリーム”という意味なんだ」

かのこ「つまりカスタードクリームはパティシエの基本にしてすべてなの! 作り方は2ヶ月で覚えられても、極めるには5年かかると言われているわ」


かのこ「とゆーわけで作ってみようかー。 まずは氷を用意しまーっす」

かのこ「次に牛乳をお鍋に入れて火にかけ、バニラエッセンスをタラーリっ♪」

かのこ「そして濡れ濡れぐちょぐちょ春ちゃんのエッセンスもしぼって加えまーっす★」ギュッ

春「ほへっ」


かのこ「そして牛乳を絶頂寸前まで温めたら、ボウルに卵黄を入れて泡だて器でほぐし、残った卵白はローションとして有効活用しまーっす♪」ヌリヌリ

春「あひっ」


かのこ「むむう… 春ちゃん、すばらしく濃厚なコクのおもちだねぇ…って、それどころじゃないね! 次はほぐした卵黄にお砂糖を加えて混ぜてくよーっ」

かのこ「そしてここが大事! 見た目の目安は、2週間禁欲して出したときのあのちょっとだけ黄色っぽい白! アレと同じような色と粘り気になるまでゆっくりまぜまぜしまーっす♪」

春「見たこ…とないので 分かりま せん」

かのこ「マジ? ダメよそんなんじゃ。 今度誰かに見せてもらいなさい。 ちゃんと粘り気具合も確かめて覚えておくのよっ!」


かのこ「きちんと色が出たら、そこに薄力粉を加えて軽く混ぜまーっす♪」

かのこ「そこへ、さっき温めた牛乳を加えて溶きのばしていくYO!」ネリネリ

かのこ「コツは、ゆっくり焦らすように、やさしくNE…♪ 一気にイカそうと思うと、ダマになっちゃうから注意だよっ!」


かのこ「粉気が完全に消えたら、はい、味見~。 ヘラですくってちょっと舐めてごらん」

春「…」ペロッ

かのこ「アウトォ――ッ!」

春「…え?」

かのこ「そんな舐め方で美味しいクリームが出ると思ってるの? 話にならん! まず舌を限界いっぱいまで出ぁーっす!」

春「…」ベロー

かのこ「はいそしたら、ヘラについたクリームを… ぺロッ ぺロッ と少しずつ、場所を変えながら舐める…」

春「…」ペロッ ペロッ ペロッ

かのこ「いいねいいね! そしたらいよいよ、ヘラの先っぽを… 大きな口をあけて… カプッと! やさしく包みこむ…」

春「かぷうっ」

かのこ「Oh! ナイス!!」



かのこ「そして、口の中で舌をやさしく動かして、ヘラの先のクリームをきれいになめとる…」ハアハアハア

春「…」ムグムグ

かのこ「さあ、ここでお手々も休んでちゃダメだゾ! 左手でヘラの下の方をホールドし、右手で、ヘラの柄を強目にしごきあげる!」

春「…」シュコシュコシュコ

かのこ「もっと激しくぅっ!」

春「…」シュコシュコシュコシュコシュコシュコシュコシュコシュコシュコ

かのこ「口もおルスにしちゃダメだよ! 右手でこすり上げながら、舌もしっかり動かす! この連携技はクリーム作りの肝だからねっ!
   これがうまくできなきゃ、美味しいクリームなんて夢のまた夢だよ!」



かのこ「はーい味見OKだったら、漉し器で漉しながら鍋に戻すよーん」トロトロ

かのこ「そして中火にかけ、木ベラを絶えず動かして、焦がさないようにまぜまぜこねこねするよっ」

かのこ「少しずつカタくなってくるからね…
   ハイそれじゃあここで、シュークリームクイズ第3もぉぉぉんっ!」

かのこ「この時、クリームは、どのくらいのカタさまで温めればいいのでしょーうか!?」バーン



① 生理前のおっぱいくらい

② アラフォー女のふくらはぎくらい

③ 半勃ちのクリーム棒くらい



かのこ「さあああッッ! どーれだぁぁ――ッッ??」



春「…??」

かのこ「ほらほらほらほら! 答えなきゃいつまでたってもシュークリームできないよぉ~?」ウリウリ

春「・・・①?」

かのこ「NOOOOOOOOoooォォッ!」オッパイワシヅカミー

春「あ゙ん゙っ///」

かのこ「ちがわいっ! 正解は、“②”でしたぁ~」ベロベロバー

かのこ「あのヨボヨボタプタプのアラフォー女のふくらはぎこそが、最高のクリームと同じ柔らかさなのよっ! だから、クリームを自分で作るためにはまず、アラフォーの脚にさわっておかないとダメだからねっ!」


かのこ「ふくらはぎのカタさになってツヤが出てきたら、バットに薄くのばして乾燥しないようにラップでおおいまーっす」

かのこ「んで、バットの下を氷水に当てて素早く冷やし、ボールに移して、木ベラでなめらか~になるまでまぜまぜすれば、完成だYO!」


クリーム「…」キラキラキラ

春「…おいしそう…」

かのこ「でしょ? このカスタードクリームは、シュークリームに入れてもいいし、甘~いローションとしても使えるし、顔に塗れば美顔パックできるし、嫌いな奴の家の玄関前にまけば、そいつのズッコケるとこ見れるし、とっても汎用性にすぐれた万能品なんだYO!」

かのこ「とゆうわけで、早速、ローションとしての使い心地を試してみようか…?」サワッ

春「次は シュー生地の、作り方…」スイッ

かのこ「あらっ」スカッ



ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー

とゆうわけで、春はシュークリームの作り方を覚え、後日、永水のメンバーにその腕をふるうこととなった。


初美「はるるがシュークリームを作ってくれるそうですよー」

小蒔「楽しみですねっ!」

霞「でも…春ちゃん一人で大丈夫かしら?」

巴「私ちょっと様子見てきますね」テケテケ






巴「な、なんか変なことしてましたよ春ちゃん、大丈夫かしら…?」

初美「どーしたんですかー?」

巴「牛乳をお鍋に入れて火にかけたと思ったら、急に自分のお股をこすり始めたんです…」

小蒔「どうしたんでしょう、お股がかゆいんでしょうか…?」

初美「…私も様子を見てきますよー」ピョコピョコ






初美「…」ハアハアハア

小蒔「ど、どうしたんですか初美ちゃん…?」

初美「ヤ、ヤバイですよはるる… 上半身裸になって、卵白を体にぬりたくってますう」

霞「…うーん、お祓いする時にも裸になるけど… なにかのお祈りかしら…?」

小蒔「今度は私が様子を見に行ってきます」ポヨンポヨン






小蒔「…?」

霞「どうだった? 小蒔ちゃん?」

小蒔「いえ… 木ベラにクリームをつけて味見をしてたんですけど、何か変なんです…」

巴「変?」

小蒔「えと、こうやって、木ベラの先を舐めながら、右手をものすごく速く動かしてこすってて…」シュシュシュシュシュ

霞「…妖しいわね… 今度は私が行ってみるわ」タプンタプン








霞「…???」

巴「ど、どうでした霞さん…」

霞「それが… 台所に行ったら、『ちょうど良かった』って言われて、ふくらはぎをモミモミされちゃったの」

初美「はい…?」

霞「なんか、『カスタードクリームの固さを調節するため』って…」



小蒔「一生懸命作っているみたいですね… もうしばらく静かに待ちましょうか…」

一同「「「…」」」





~そして30分後~

 ガラッ

春「できま…した」ホカホカホカ


初美「うわあああっ! すごいいい匂いですぅ!」

霞「あら! おいしそうね~」

巴「…すごい! シュークリームが輝いてます!」

小蒔「早速いただきましょう!」



初美「ぐわじゃくう! むんむんむん!」

巴「しゃくしゃくもぐもぐ!」

小蒔「もしゃもしゃもくもくゴクン!」

霞「むぐもっしゅモムモムごっくぅん!」


初美「うまああああっっっいいぃ!!」キャー

巴「とろけるようなおいしさです・・・」トローン

小蒔「こんなにおいしいシュークリーム、初めて食べました…!」カンドー

霞「すごいわぁ春ちゃん、とってもおいしいわ!」ドタプーン

春「…良かった…」ニコニコ



ワイワイ キャッキャッ オイシー!!

霞(・・・・)

霞(クリームの舌ざわりが良くって、とってもおいしい…)

霞(それなのに…)

霞(なぜかしら、どうして心がチクチクするのかしら…?)


春「…」




春「シュークリームを作りま…す」霞「あらおいしそうね」

カン



以上です
読んでくれた方メルスィー・ボックー
またどこかでノシ


春「ほ、本番…」ポッ

初美「何を考えてるんですかー?」





霞さんのふくらはぎふにゅふにゅくんかくんかスーハースーハー…

ふう… >>1ですが、よーく頭を冷やして冷静に考察してみると…

咲キャラは、おもちは目立つけど、脚が魅力的なキャラが少ないのではないか…?

哩、竜華、塞、玄とかは綺麗だけどまあ普通だし…

池田の脚はまんま大根だし、優希、初美、衣とかロリ族はサインペンみたいな脚してるお…

もっと、脂のノったジュースィーな脚になれば、咲はもっとスバラな作品になるのではないか…?

長々すんません

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom