アーニャ「ポッキーゲーム、とは、なんですか?」美波「知ってて聞いてるよね?」 (18)

タイトル通りのラブライカSSです。主にアーニャが壊れている百合モノになります。
知り合いの女の子から「美波とアーニャがポッキーゲームするSS書いてくれたら、ポッキーゲームしてあげる」と言われた気がしなくもなかったので書きました。
設定は基本的にアニメに寄せていますが、細かい相違点はご容赦下さい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478851639


~女子寮・アーニャの自室~

アーニャ「ミナミ、この、ヒヨクレンリ、というのは?」

美波「比翼連理ね。夫婦の仲がとっても良い、って意味だよ」

アーニャ「では、この、ショギョウムジョウ、というのは?」

美波「諸行無常。物事はいつも変わり続けるものだ、ってこと」

アーニャ「ダー、さすがミナミ、物知りです」

美波「ふふ、アーニャちゃんもすぐに覚えられるよ。でも難しい日本語を覚えたいだなんて、アーニャちゃんも勉強熱心だね。日常会話はもうほとんど問題ないのに」

アーニャ「ニェート、まだまだ、です。星巡る物語を紡いだ時、感じました。言葉を人の心に届けるには、意味が分かるだけでは、足りません。一番よい表現を使えるように、言葉を覚えたいです」

美波「そっか。じゃあ、いっしょに頑張ろう!」

アーニャ「はい! では、このラッカリュウスイ、とは?」

美波「落花流水の情。ふたりが惹かれ合っていることだね」

アーニャ「ではミナミ、この……」

美波「うん」

アーニャ「ポッキーゲーム、というのは?」

美波「ふたりでポッキーの端と端をくわえて、折れないように食べていくゲームのことね。……待って、急にジャンルが変わってない?」

アーニャ「ダー、事務所で、誰かが話しているのを聞きました。でも意味がわからなかったので、ミナミに聞こうと思っていた、です」

美波「でも、アーニャちゃんって出身は日本だよね? 絶対知ってるよね?」

アーニャ「」チラッ

アーニャ「私のいた地域にはなかった文化、です」

美波「今、何か見たよね?」

アーニャ「気のせい、です」

美波「気のせいじゃないと思うけど……。それに、日本出身でそんなことも知らないなんて……」ハッ

美波(いやいや、ダメよみなみ。人にはそれぞれの事情があるんだから、頭ごなしにウソと決めつけるのはよくないわ。アーニャちゃんを傷つけたら取り返しがつかないじゃない)

アーニャ「ミナミ?」

美波「ああうん、ごめんね。なんでもないの」

アーニャ「それで、ミナミ」

美波「うん」

アーニャ「聞いただけでは、よく分かりませんでした。実際に、してみても、いいですか?」

美波「ええ!? で、でもポッキーなんてここには……」

アーニャ「あります」 っ『ポッキー・大人の琥珀』http://cp.pocky.jp/otona-kohaku/product.html

アーニャ「こだわる大人に、甘いひとときを……」

美波「そのチョイス、やっぱり知ってて聞いてるよね?」

アーニャ「ゲームのために、BGMも、用意しました」ピッ

BGM:『Tulip』

美波「くちびるはしゃべるためのもので十分だと思うんだけど、ねえ、やっぱり知ってて聞いてるよね?」

アーニャ「ニェート、偶然です。さあミナミ、ポッキーゲームを、してみましょう!」

美波「えっと、その……。そ、そうだ、インターネットで画像を検索すれば実演しなくても分かるんじゃないかな!」カタカタ

検索結果:
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%80%80%E7%94%BB%E5%83%8F&safe=off&rlz=1C1LENN_enJP494JP494&biw=1302&bih=702&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiBg7DMz5_QAhVDyrwKHaAuDc8Q_AUICCgB#safe=off&tbm=isch&q=%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0&imgrc=rdxNVg8RRguokM%3A

美波(なんでこんなに男の子同士とか女の子同士が多いの!? ダメよ、こんなもの見せたらアーニャちゃんが禁断のオルゴールの小箱を開いちゃう!)

アーニャ「さあミナミ、私に大人の時間を教えてください」

美波「えっとね、あのねアーニャちゃん、こういうのは大切な人とすることでね?」

アーニャ「」チラッ

アーニャ「ミナミは、私の、大切な人です。ミナミにとって、私は大切な人じゃない、ですか……?」

美波「さっきからチラチラ見ている何かは誰が用意したの? 誰が私の反応を予測したの?」

アーニャ「なんのことですか? さあミナミ、さあ……!」

美波「待って、待って。あのね、こういうのは男女でやることだから」

アーニャ「いえ、女と女、男と男でもやるとぐーぐr……いえ、みくから、聞きました」

美波「もう検索してた! 手遅れだった! 違うのよアーニャちゃん、それはほら、特殊なケースでね?」

アーニャ「ンノー、でも、みくと李衣菜が言っていたのは、本当です」

美波「*ってそういう関係だったんだ……」

アーニャ「だから私たちも、さあ……!」

美波(うぅ……もう外的要因に頼るしかないわ……。誰か、藍子ちゃんでも文香ちゃんでもいいから誰か乱入してきて……。奏ちゃん以外なら誰でもいいから……!)

コンコン

美波「ほ、本当に来た! どなたですか!?」

蘭子「叡智に触れんとする我が同胞に、祝福の果実を携え馳せ参じたぞ!(勉強中のおふたりに、差し入れを持ってきました!)」

美波「ありがとう蘭子ちゃんありがとう! 今開けるからね!」

ビョンッ サクッ

美波「……え?」

蘭子「え、え、なに? 誰ですか? 帰れ? えっでも……はい分かりました帰ります!!(何者ぞ! ふん、この私に退けと申すか……まあよい、美酒は時を置くほど美味なるものぞ)」

美波「あ、ちょっと蘭子ちゃん!」

アーニャ「ンー、急用でも、思い出した、ですか?」

美波「……なんだか、バネが伸びるような音と壁に何かが刺さるような音がしたんだけど」

アーニャ「アー、もしかしたら」

美波「心当たりがあるの?」

アーニャ「『勉強に集中できるように』、パパのお友達が、人払いをしてくれるって、言っていました」ニコニコ

美波「」

美波(万策尽きた……。ううん、ここまで来たら女は度胸よ! そうよ、女の子どうしなんだからここまで意地になることでもなかったじゃない! 今こそもう一度ヴァルキュリアになるのよ、みなみ!)

美波「アーニャちゃん、やりましょう」

アーニャ「ミナミ!」

美波「うん、もう逃げないわ。みなみ、行きます!」

アーニャ「嬉しいです、ミナミ。では、お願いします」ンー

美波(ポッキーをくわえて待ってるアーニャちゃん……男の人が見たら、ひと目で理性が飛んじゃいそう……)

美波「く、くわえるね?」

アーニャ「」コク

美波(アーニャちゃんをこんな近くで見るのも久しぶり……。肌、白いなぁ。まつ毛も長いし銀色の髪もふわふわだし、瞳は本当に銀河を湛えているみたい。こんな綺麗な子が本当にいるなんて思ってもいなかったのに、なんでそんな子とポッキーゲームしてるんだろう、私……)

アーニャ「ミナミ、はやく……!」

美波「う、うん、いくね」

美波(気恥ずかしくてゆっくりとしか食べられないけれど、そのせいでアーニャちゃんの息遣いがはっきり感じられてしまう。もう、後には退けない。あと5センチ、3センチ、1センチ……)

………………。

…………。

……。

~30分後~

美波「そのまま流されて、ひと箱ぜんぶゲームしてしまった……」

アーニャ「ミナミ! ミナミ!」

美波「はいはい。どう? ポッキーゲームの意味は分かった? 分かったなら日本語の勉強に戻ろっか。戻ろうね?」

アーニャ「アー、ミナミ、ご存知、ですか?」

美波「な、なにを?」

アーニャ「ポッキーは、今、14種類も、味があります」ズララッ
※地域・期間限定品を除く

美波「そ、それがどうしたのかな?」

アーニャ「どのポッキーを使うのが、本当のポッキーゲーム、なのでしょう?」

美波「どれでもいいんじゃないかな! うん、きっとどれでもいいのよ!」

アーニャ「」チラッ

アーニャ「いいえ、ミナミ。私は言葉の意味を、正しく覚えたい、です」

美波「分かった、分かったから、また今度にしよう、ね?」

アーニャ「大丈夫、です。私とミナミは、落花流水の情に結ばれた、比翼連理の関係、です」

美波「学んだことをすぐに活かすのは偉いけど、ちょっと待ってほしいな? 今日はもうそういう気分じゃないから、ね? ね?」

アーニャ「この世は、諸行無常。そんなミナミの気持ちも、すぐに変わります。だから、大丈夫です」

美波「ま、待って。アーニャちゃん、落ち着いて。そうだ、私たちってアイドルでしょ? 摂取するカロリーには気を遣わないと!」

アーニャ「ダー、なら、カロリーを使うポッキーゲーム、ですね。分かりました。がんばりましょう」

美波「ちが、ちょ――!」



<Happy End>

~某居酒屋~

早苗「なーにが『ポッキー&プリッツの日』よ。私たちに回ってきた仕事を見てからものを言いなさいっての! だいたいねぇ、『鮭の日』だからって鮭フレーク工場のレポって安直すぎるわよ! せめて鮭とばにしなさいよ!」ヒック

瑞樹「あら、私はなかなか楽しんだわよ。『麺の日』でパスタ巡りだったから」

美優「私も、その、『チンアナゴの日』ということで水族館のお仕事でした。可愛かったなぁ……」

菜々「なんでナナは『磁気の日』担当だったんでしょう……。試供品でいっぱいピップエ○キバンもらっちゃって、たしかにすごくありがたいんですけど……。あ、店員さん、ウーロン茶のおかわりください」

礼子「よかったじゃない。年に一度のことなんだから、多少のことは笑って流してあげなさい」

志乃「そうそう…ほら、私がもらってきたワイン開けましょう……?」

早苗「そりゃ、『宝石の日』と『チーズの日』のふたりはいいでしょうけどね! あれ、そういえば楓ちゃんは何の日だっけ?」

楓「私は、記念のお仕事はありませんでした。もう悲しくて泣き寝ん入り……ふふっ」

美優「あはは……」

瑞樹「そういえば楓ちゃん、この前のあれ、どうなったの?」

楓「あれ?」

瑞樹「ほら、アーニャちゃんの」

菜々「そういえば、ポッキー&プリッツの日のことで何か相談されてましたよね?」

楓「ああ、あのこと。それなんだけど実は……」

瑞樹「おっ、何か女子会らしい話題になってきたじゃない!」

早苗「それで、実は……?」

楓「ひ・み・つ♪」

礼子「ま、そんなことだろうと思ったわ」

早苗「えーケチー! 教えなさいよー!」

楓「おいしいお酒がもっと入ったら、口が軽くなるかも……なんてね?」

<END>

・おまけ2

~女子寮・白坂小梅の自室~

幸子「!」ティン

ツカツカツカ 窓ガラッ

幸子「おめでとうございまーす!!」

小梅「ど、どうしたの幸子ちゃん……?」

幸子「はっ、ボクは何を」

輝子「な、何かいいことでも、あったのか?」

幸子「いえ、今日もボクがカワイイということ以外は特に。いったい何が……」

小梅「あの子のいたずらでも、ないみたい」

輝子「最近は身体を張った仕事が減ったせいで、ストレスが溜まったとか……?」

幸子「なんでですか! カワイイボクがそんな、これ以上怖い思いをする必要ななんてあるわけ無いでしょう! ない……ですよね?」

あずにゃん、誕生日おめでとう!

とりあえず思いついたネタは以上です。

ありがとうございました。

アーニャと同じ声してる某副隊長の部下?の中の人のパパが元スペズナズ

なのでパパのお友達(≒お友達のパパ)が使う武器は……というかなり苦しいネタ

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