莉嘉「Pくんはどっちが好きなの?」武内P「は?」 (131)
マイペースにあげます
文才無いです
暇潰し程度にお付き合いください
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莉嘉「しらばっくれたって無駄だよー★Pくんが選んだってことはPくんの好みってことでしょー?」
武内P「いえ、私個人の好みだけで決められたと言う訳では」
みりあ「じゃあPは嫌いなの?」
武内P「!…いえ、嫌いなどと嫌悪感を抱く事などあり得ません」
莉嘉「じゃあやっぱり好きなんだ!キャー★ねぇねぇ、どんなところが?」
みりあ「教えて教えて♪」
武内P「ですから話が飛躍しすぎです」
未央「おー、おー盛り上がってますなーちびっこ達ー
なにやら面白そうだからまぜてまぜてー」
みりあ「うん、いいよー♪」
莉嘉「Pくんがアーニャちゃんと凛ちゃんのことが好きなんだってー」
凛「ブフッ!?」
アーニャ「?」
未央「…なんと!?」
武内P「誤解です」
みく「ピィィィイイチャァァアン?どういう事かにゃ?!」
かな子「Pさんがアイドル達のことをそんな目で見てたなんて…」
李衣菜「しかも二股、あれ?これはロックなんじゃない?」
武内P「…誤解です」
美波「…莉嘉ちゃん、あんまりからかうとPさんもこまっちゃうからダメだよ?」
莉嘉「むー、別に困らせてないもん
ただPくんをアタシに釘付けにするためにも好きなタイプを聞こうとしただけだよー?」
蘭子「我が友の好む供物…だと?(Pの好きなタイプですか?)」
未央「ほー、と言うことはPの好みって…」
CP「「「「…」」」」チラッ
凛「……何?」
アーニャ「счастливый…ですが少し照れてしまいます…ふふふ」
武内P「……ですから誤解です、そもそも私は何もその事に対して発言していないのですが」
莉嘉「えぇー?だって凛ちゃんとアーニャちゃんはPくんが選んだんでしょ?」
武内P「はぁ……確かに彼女達は私がスカウトしました、そこに私個人も引かれる何かがあったと言うことに間違いありません
…しかし」
卯月「凛ちゃん、顔真っ赤ですよ?大丈夫ですか?!」
凛「大丈夫、大丈夫だから」
未央「ほほーん?これは照れてますなー」
凛「照れてない!!と言うかPもそんなにばか正直に返さなくてもいいでしょ?!」
武内P「……申し訳ありません、ですが私があなた方に引かれたのは事実です
こうしてスカウトするに至った訳ですから私はアイドルとしてのあなた方の一番最初のファンだったのでは無いでしょうか?」
凛「~~っ!!」
凛「もう知らない!卯月、私先帰るから」
卯月「あ、凛ちゃんまってくださーい!!」
李衣菜「…行っちゃったよ、しかも顔真っ赤にして」
莉嘉「凛ちゃん可愛い★」
武内P「あの…渋谷さんは?」
未央「あーダメダメ、Pが今しぶりん追いかけても全力で逃げられるよ?そのまま通報コースまであるね」
武内P「……はぁ」
アーニャ「…P」グィグィ…
武内P「……?…どうかなさいましたか?」
アーニャ「アーニャもPのことЯ люблю тебя…好き……ですよ?」
武内P「……はい」
アーニャ「……ふふふ」
美波(…これはPさん絶対勘違いしてるな)
莉嘉「じゃあさPくん、アーニャちゃんと凛ちゃんどっちのが好きな人に近いの?」
武内P「……は?」
みりあ「みりあも聞きたーい♪ねぇPどっちー?」
武内P「……あの、私は」
CP「「「「…」」」」
武内P「…あなた方に順列をつけるなど」
CP「「「「…」」」」
武内P「……」
CP「「「「……」」」」
武内P「…申し訳ありません、部長に呼ばれていることを思い出しました」
みく「あ、逃げたにゃ」
莉嘉「もう!逃がさないんだから!!」
美波「ダーメ、プロデューサーにも仕事があるんだから邪魔したらダメでしょ?」ガシッ
莉嘉「……むー」
今日はここまでです
凛「…」
凛「…はぁ、なにやってんだろ本当にバカみたい」
「凛ちゃーん、まってくださーい!」
凛「……卯月、ごめん置いて先帰っちゃって」
卯月「いえ、ちゃんと追い付いたから大丈夫です!えへへ」
凛「…ふふ、なにそれ」
卯月「それじゃあ帰りましょうか」
凛「……うん」
凛「……あのさ」
卯月「…?…どうかしましたか」
凛「わからないんだ、今の気持ちが」
卯月「?」
凛「Pは自分の好みだけでスカウトなんてする人なんかじゃないってわかってる、だからあの事だって莉嘉が勘違いして勝手に言ってるだろうって思う」
卯月「あはは…それはそうかも…」
凛「……だけどさ」
凛「Pが私の事が好きって聞いたとき嬉しいって…心のどこかで喜んじゃったんだ」
卯月「…そう…なんですか」
凛「……おかしいよね、嘘ってわかっててもそれでもなんだか嬉しかった」
卯月「いいんじゃないですか?それで」
凛「…え?」
卯月「凛ちゃんはPに好きって言われると嬉しいって気づけたじゃないですか」
凛「…」
卯月「!……ごめんなさい!よくわかりませんよね!!ふえぇ…」
凛「…ふふふ」
卯月「?…凛ちゃん?」
凛「ふふ、ごめん面白かったからつい」
卯月「ひぅ…酷いですぅ……」
凛「でもありがとう卯月、きっとそれだけで充分だったんだ」
卯月「?、充分…ですか?」
凛「……それとさ」
凛「ごめんついでに卯月に手伝ってほしいんだけど」
卯月「はい?」
武内P「…はぁ」
武内P(…昨日の城ヶ崎さんの質問責めから何かがおかしい)
武内P「…」ガチャ
アーニャ「…P、お出かけですか?」タッタッタ…
武内P「……アナスタシアさん……ええ少し打ち合わせに」
アーニャ「…上着忘れてますよ…?」
武内P「……ありがとうございます」
アーニャ「…ふふふ、お気になさらず…です」
李衣菜「何あれ、アーニャちゃんが新妻風になってるんだけど」
智絵里「今日の朝からずっとあんな様子らしいですよ?」
きらり「朝早くからPちゃんのお部屋キレイキレイしてたよー?」
アーニャ「P、まって…くれますか?」
武内P「?……なんでしょうか」
アーニャ「Обед……お弁当、作って来ました」
武内P「………は?」
アーニャ「…ママに作り方教えてもらいました……ふふふ」
武内P「……あ…あの、其処まで気をつかっていただかなくとも」
アーニャ「シトー?きをつかう?ニェット…違います
私もPと同じ…ですね?」
武内P「……同じ?」
アーニャ「Pの笑顔…?喜ぶところ……見たいです、ふふふ
……だから食べてくれますか?」
武内P「……しかし」
未央「ハートの風呂敷のお弁当とはまた気合いの入った愛妻弁当だねー、たまげたなー」
みく「そんな事言ってる場合じゃないにゃ、アーニャちゃんはアイドルなんだよ?!」
美波「…仕方ないんじゃないかな、ふふふ」
杏「……うわぁ…これは酷い、目が死んでるよ」
武内P「…ですから」
「……P、少しいい?」
武内P「渋谷さん…?!」
凛「…その…日頃の感謝も込めて卯月とお弁当作ったから
どうせ今日もコンビニでしょ?」
武内P「……は?」
アーニャ「…ごめんなさいリン…Pはお昼ご飯あります、私が作りました」
凛「!……どういう事?」
武内P「いえ、それは…」
凛「………でもさ、卯月とも作ったからどうしてもPに食べてほしいんだけど」
武内P「…ですが」
アーニャ「P?…どうするのですか?」
凛「…どうするの?P?」
武内P「…そ、その……」
「我が友よ…!!!」バタン!!!
武内P「その声は神崎さ………ん…?」
蘭子「ふ…ふ、ふーん?あ、あんたがわてしのぷろでゅくしゃー?」
武内P「……」
武内P「………は?」
蘭子「……ふ」
蘭子「ふぇーーーん!!!プロデューサーのばかぁあ!!!!」ダダダ…
武内P「神崎さーーん!!!?」
武内P「……」ペラッ…ペラッ
武内P「…ップ!?………はぁ」
武内P「……さすがにあの量はきつかったか」
莉嘉「あれだけのお弁当全部食べちゃったのー?」
武内P「…えぇ、せっかく作って頂いたので」
莉嘉「でもなんかそれも失礼ってカンジ」
武内P「……え?」
莉嘉「だってわざわざ作ったのにPくん嬉しくなさそうじゃん」
武内P「…それは………そうですね、失礼なことをしたのかもしれません」
莉嘉「だからPくんの気持ち、もったいぶらず言っちゃえばいいのに」
武内P「私の気持ちですか?しかし私は」
「…話は聞きましたよPさん」
武内P「!…千川さん、いつの間に」
ちひろ「そのPさんや他のアイドル達の問題は深刻です!!そ、こ、で私にいい考えがあります!!」
武内P「は?」
ちひろ「と言うわけで社員寮の一階をあくまで平和的に開けて頂きました、ここで1日ずつ交代で三人と同棲してみては如何ですか?」
アーニャ「ハラショー!!素晴らしい、ですね」
凛「………は?」
武内P「…いえちょっと待って下さい」
ちひろ「?……なにか問題でも?」
武内P「問題しかありません!何を考えているんですか?!」
ちひろ「大丈夫ですって、社員寮は各部屋に入る廊下も内部にあるのでスキャンダルにはなりません
それにこの事は極秘と専務にも通してあるので」
武内P「そういう問題ではありません!!そもそもどうして通ったんですか!?」
ちひろ「内緒です♪」
武内P(…一体何をしたんだ)
ちひろ「…それにPにしても悪いことばかりではありませんよ?」コソ
武内P「…?…それは一体」
ちひろ「恋に恋するこの時期には現実を見せつけるのが一番効果的です、申し訳ありませんが仕事人間のPと同棲なんて普通に苦痛なのでは?」
武内P「苦痛……ですか…?」
ちひろ「好きな人には構って欲しい、だけどPは仕事が恋人…私は場違いなのでは?とそうなるのが必然です」
武内P「しかし年頃の男女が一つ屋根のしたなど」
ちひろ「てを出すんですか?」ニコッ
武内P「……いえ、ありません」
ちひろ「なら問題ありませんね?」
武内P「…………しかし、彼女達が了承する訳がありません!」
アーニャ「…私はPと、いたいです」
凛「…いいよ……その…Pの生活リズムに言いたいこと沢山あったから丁度いいかな」
武内P「…………は?ちょっと待って下さい」
ちひろ「ふふふ、これで問題ありませんね?」
武内P「あの、言いたいことはまだ……待って下さい千川さん!!」
ちひろ「………あとPさん?有給一週間分はもう届けておきました」
武内P「……は?」
ちひろ「ごゆっくり休暇を楽しんでくださいね?」
武内P「」
ちひろ「……さぁて、これを企画化して参加券を発行しないと」
ちひろ(ふふふ、そのために一階フロアはトイレやお風呂などのプライベートルームを除く箇所はすべてカメラが設置してます
それを各アイドルに見せれば確実に何人かは釣れるはずですから)
ちひろ「…専務を丸め込むのは大変だったんですからしっかり仕事して下さいねPさん?」
いきなり黄◯伝説っぽいの
1日目
武内P「……」カタカタ…
アーニャ「…」パタパタ
武内P「…」カタカタ…
アーニャ「…」フキフキ
武内P「…」
アーニャ「…」キュッキュッ
武内P「…あの、私も手伝いましょうか?」
アーニャ「…?…邪魔しましたか?」
武内P「…いえ、そうではなく貴方にばかり家事をさせるのはどうかと思いまして」
アーニャ「ふふ、スパシーバ…でも大丈夫……アーニャは今楽しいです」
武内P「…しかし」
アーニャ「きっとPといるから、ですね?Обычный пейзаж、見慣れてます…だけど近くにいるだけで嬉しい」
アーニャ「とても素晴らしい…素敵な?事…だと思います、ふふふ」
武内P「……はぁ、そうなのですか?」
武内P(…千川さん、仕事人間云々はどこに行ってしまったのか)
アーニャ「!…遅くなりましたがお昼にしましょう」
武内P「もうそんな時間ですか、仕事に夢中で気がつかなかった」
武内P(…あくまで仕事人間を通すしかない、そもそも現実を見せつけるのが目的ならこれいがい手段がないのだが)
アーニャ「……やはり…Pはお仕事、大好きで…すね?」
武内P(!…効果ありか?)
アーニャ「Pのお仕事する姿…アーニャは好きです、素敵だと……思います//」
\\パーフェクトコミュニケーション//
アーニャ「ふふふ、すぐに準備しますね…?」
武内P(………えぇ)
武内P(………千川さん…こんなのどうしろと言うのですか)
武内P(…とりあえずは部屋内の把握だ、よくある添え付けの台所に風呂場とトイレがついているごく普通の寮だ)
武内P「………よし」ガチャガチャ…
武内P(風呂場にも鍵はかかる、これならあらかじめ用意して隠しておいた寝袋が使えそうだ
……さすがにトイレで寝るのは勘弁だ、夜彼女が使うことも考えても問題が多すぎる)
武内P(…いざというときの避難経路は社員寮の地図とともにメモ帳に記されている)ペラッ
武内P「……はぁ」
武内P(……後は夜就寝まで上手く彼女をかわし此処に逃げ込み1日が終わるのをまつ)
武内P(……そもそも何をどうしてこうなった)
アーニャ「…何をしてるのですか?」
武内P「っ!?……いえ、何でもありません」サッ
アーニャ「?…ご飯できましたよ…?」
武内P「…あ、ありがとうございます…ははは…」
アーニャ「???」
武内P「…ご馳走さまでした、とても美味しかったですよ」
アーニャ「スパシーバ…ふふふ、ありがとうございます」
武内P「…ですがなかなかに素晴らしい和食でした、これもお母様から?」
アーニャ「はい…私もママの和食、大好きです……Pにも気に入っていただけて嬉しいです」
武内P「ええ、確か多田さんも料理が得意なようで、お二人で料理関連の企画を考えるのも良いかもしれません」
アーニャ「リーナがですか…?」
武内P「ええ、前に一度彼女のお弁当を分けて頂いたのですがとても絶品でした」
アーニャ「……そう…ですか」
武内P「となると…三村さんも、他部署ですが十時さんも参加して頂けると良いかもしれません」
アーニャ「…」
武内P「?…アナスタシアさん?どうかしましたか?」
アーニャ「……何でもありません」
武内P「あぁ、すみません新田さんも得意そうですよね
彼女がいてくれる方が貴方も………あの…アナスタシアさん、どうかしたんですか?」
アーニャ「……」
アーニャ「…片付けますね」
武内P「…あ、あの」
アーニャ「……」カチャカチャ
武内P「???」
アーニャ「…」カチャカチャ
武内P「……」カタカタ
武内P「……あの」
アーニャ「……なんでしょうか」
武内P「何か、気にさわるような事を口走ったでしょうか?」
アーニャ「……いえ、お気になさらず」ツーン
武内P「…そうですか」
アーニャ「…」
武内P「……あの、やはり何か気にさわる事でも」
アーニャ「何でもありません」ツーン
武内P「……はぁ」
武内P(……怒ってる、絶対に怒ってる)
アーニャ「……」ツーン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
武内P「!まずい、寝てしまったか」
武内P(……最近仕事を詰め込み過ぎたようだ、しかしいくら休日とはいえ居眠りをするなど気が緩み過ぎている)スルッ…
武内P「!」パサッ
武内P「…毛布……!…アナスタシアさんは!?」ガタッ
武内P「……[ちかくのスーパーに行ってきます]…置き手紙まで
……気を使わせてしまったのか、一体私は何をしてるんだ」
武内P(…いつ出ていったのかはわからないがこの道を通れば帰る時だろうが見つけられるはずだ、彼女の機嫌が悪いのは間違いなく私が原因だ)
武内P(…理由はわからない、だが謝らなければ)
「少し遠いけど今日◯◯で花火やるって」
「夏ももう終わりだからなー、今年最後の花火になるよなー」
武内P「………花火か」
武内P「……」
アーニャ「…もうすっかり暗くなってしまいましたね…ンー、P心配しているでしょうか」
アーニャ「……はぁ」
アーニャ(少し子ども過ぎましたね、アーニャは悪い子です
Pも怒ってるでしょうか?)
アーニャ「Проанализируйте…ちゃんと謝らなければダメ…ですね」
「…アナスタシアさん!!」
アーニャ「P……ですか…?どうして」
武内P「…少し貴方に見せたいものがありまして、その……近くに車を停めています
…時間も押してます、ついてきてくださいませんか?」ギュ
アーニャ「…っ!?……構いませんが、どこへ?」
武内P「…ついてからの楽しみです」
アーニャ「……お楽しみ…ですか、ふふふ…ダー、連れていって?どこまでも」ボソ
武内P「?」
アーニャ「……ここは」
武内P「…あらかじめ調べておきました、ここなら人目を避けて見られますので」
アーニャ「?…シトー?どういう事ですか?」
武内P「東京の空では貴方が見てきた星を見ることはできない、ですからここでしか見られない星を…貴方に見せたかった」
アーニャ「……ここでしか見られない星…ですか?」
ピューーー
ババーーーーン!!!!
アーニャ「っ!!…これは」
武内P「…ええ、花火です…自然の奇跡の前には霞むかもしれません
しかし人はその奇跡を自分たちの力で手に入れたかった」
武内P「結局は届かなかったかもしれない、ですがきっとこの人々が描いた夜空は別の形で奇跡を手に入れた…そう私は思います」
アーニャ「…ふふ、ダー…そうですね…とても綺麗です」
武内P「貴方もそうなのでは?」
アーニャ「?」
武内P「私が北海道で出会った頃よりも輝いて見えます、貴方も描きたい夜空が出来たのでは無いですか?」
アーニャ「描きたい夜空?」
武内P「…星になれるか、そう貴方は私に聞いた事がありましたよね?
……しかし星になりたかった貴方はいつの間にか自分の輝ける空を探すようになっていたのでは無いでしょうか」
アーニャ「…ムズカシイです…ンー、イズニーチェ…よくわかりません」
武内P「…申し訳ありません」
アーニャ「…ですが私の星空は346の…みんなのもとです」
武内P「……そうですね、それを聞いて安心しました」
武内P「…」
武内P「………!?」
武内P(あれはライバル社のアイドル、噂にはなっていたがまさかあの俳優と交際していたのは事実だったのか
……しかし見られたらまずいのはこちらも同じ…!?)
アーニャ「…どうかしたのですか?…きゃっ!?」ギュ
武内P「…申し訳ありません、少しじっとしていてください」
アーニャ「!!!/////」
武内P「……っ」
武内P(早く行ってくれ、正直このままはキツイ)
「ほらー、ここ人少ないよー?」
「いいね、こっから見よーぜ」
武内P(何でこっちに来るんだ、っ!?どうする…?このままでは)
武内P「…申し訳ありません、後から文句は受け付けます」
アーニャ「……P?何を……んっ!!?」ムグッ
「そこに座れるところあるよ」
「ちょうどいいな……って、まずいって…人いるよ」
「…せっかく見つけたと思ったのにー、仕方ないし次探そー?」
「……そうだな、早くいこうぜ?」
武内P「……」
アーニャ「/////」
武内P「……ふぅ」
武内P「申し訳ありません、手のひら越しとは言え接吻まがいなことをして」
アーニャ「……P、手を貸してください」
武内P「…?…えぇ、構いませんが」
アーニャ「ん」チュッ…
武内P「っ!!?……アナスタシアさん…!?」
アーニャ「…アーニャはアイドルです…今は私の夜空で輝きます」
アーニャ「……だから今はこれでお預け…ですね?だからいつか……Pの星空を私にくれますか?」
武内P「…私の星空?それは今も同じなのでは」
アーニャ「……ダー、今も…だからPの星空が私は好きです」
武内P「…はぁ」
アーニャ「…ですがこの景色は私と貴方だけのものです、ふふふ」
武内P「……そうですね、ならばしかたありません」
アーニャ「?…どういう事?」
武内P「えぇ、今日だけはプロデューサーではなく貴方の私です
……お祭りをもう少し二人で楽しみませんか?」
アーニャ「……スパシーバ、ふふふ…行きましょう◯◯さん?」
武内P「はい……ところで貴方は何に機嫌を悪くなされていたのですか?」
アーニャ「ンー、わかりません…何の話ですか?」
武内P「……」
アーニャ「!…ハラショー、お店出てます」
武内P「………えぇ、何から見ましょうか」
アーニャ「シトー?あれはなんですか?」
武内P「…あれは」
アーニャ「…それでは寝ましょうか」
武内P「…」
武内P(…やはりこうなったか)
武内P「…えぇそうですね、その前に御手洗いに行ってきます」
アーニャ「…ダー、待ってます」
ガチャ
武内P「……ふぅ、あらかじめ用意しておいて助かった」
武内P(……いくらなんでも同じ空間で寝るのはまずいとは思わないのか
そこに疑問を持っていたのならばはじめからこんなことにはなっていないのだが)
武内P「…………しまった、寝袋を忘れた」
武内P(…速やかに取りに行けば気づかれないか)ガチャ
武内P「………ん?」ガチャガチャ
武内P「…」ガチャガチャ
武内P「……開かない」ガチャガチャ
「二人で眠るには少し狭い…ですね?」
武内P「……いつの間に入ったんですか?」
アーニャ「Порадуйтесь…今日はまだ終わってませんよ?◯◯さん?」
武内P「」
武内P「……great(泣けるぜ)」
1日目終了
常務「クローネ立ち上げるんですけど…」
武内「夜までアイドルと一緒とかむ~り~」
間あいてすみません、よる辺り上げます
いきなり黄金伝説っぽいの 二日目
凛「…………ねぇP、この部屋ベッド一つしかないけど」
武内P「……えぇ、ですが敷き布団ならば押し入れに」
凛「……そうじゃなくてさ…その」
武内P「……?」
凛「…プロデューサーは……アーニャと…………寝たの?」
武内P「!……わ、私はその……風呂場に布団を持ち込んでいましたので」アタフタ…
凛「……そうなんだ」
凛「そうだよね、プロデューサーに限って一緒のベッドなんてあり得ないか
……変なこと聞いてごめん」
武内P「……いえ」
武内P(……あらかじめアナスタシアさんに口止めをしておいて助かった
さすがに拡散されれば不味い、私にとってもアナスタシアさんにとっても)
凛「……それにしてもよく社員寮そのものを貸しきれたよね、ここの部屋はもともと誰かが使ってたんだよね」
武内P「……えぇ、確か若い男性社員が利用されていたとか
…………一応清掃されているみたいですが、やはり女性の貴方にはお気になられますよね」
凛「別に気にはならないけど、と言うかそんな事いってたら何処にも泊まれなくなるよ?」
武内P「……そう言うものなのですか?」
凛「そう言うものなの」
武内P「……はぁ」
凛「ふふふ」
武内P(……何故か機嫌は良さそうだ、この調子で何ともなく1日が過ぎてくれればいいが)
凛「……家庭用品使用感があるね、これも前の人が?」
武内P「?……いえ、その辺りは新品のはずですが」
凛「…………ふーん、じゃあアーニャか」ボソッ
武内P「……何かおっしゃいましたか?」
凛「……別に、ただこの包丁……刃の部分に指紋がついてるね
…アーニャは洗った後ちゃんと拭かなかったのかなって」
武内P「……いえ、そこまでは」
凛「………………ねぇ」
武内P「!」ビクッ
凛「……アーニャのご飯…美味しかった?」
武内P「……え、ええとても味わい深かったです」
凛「………………ふーん」
武内P「???」
凛「……」グツグツ
凛(……何やってんだろ私……アーニャに嫉妬してP困らせて
ジャンケンで負けて後回しになったんだし恨みっこ無しなはずなのに、P……やっぱり気にしてるよね?そう言う人だし)
凛(……後で謝らないと)ガチャ
置き手紙「クレープやきました、たべてください♪」
武内P「……」カタカタ…
武内P(……何故だ…何処で間違えた、先程まで鼻歌を歌いながらご機嫌な様子だったのにキッチンにたった途端にあの様子だ
……また何か私が気にさわる事を)
凛「…………ねぇ」
武内P「!……は、はい」ビクッ
凛「……アーニャがクレープ作ってくれたみたいだよ、良かったね」ドンッ
武内P「あ、アナスタシアさんが?」
凛「後一応朝御飯作ったから、別に無理して全部食べなくてもいいよ」
武内P「……貴方は?」
凛「…………忘れ物したからとってくる」ガチャ
武内P「???」
加蓮「で、わざわざ呼び出したと」
未央「……はぁ、ノロケならまだしもただの嫉妬話じゃん」
凛「……ごめん」
加蓮「まあ奈緒は抜きって時点でこんな事の気はしてたよ、と言うかP可哀想すぎない?最初から今に至るまで巻き込まれただけって言う」
凛「……それは」
加蓮「そもそもあのPが仕事無理矢理休みにされてただ振り回されてるだけだもん、もう大分滅入ってるんじゃない?」
凛「…うっ」
加蓮「……それも嫉妬…しかもP自体には何の否もないんだから普通に同情するよ」
凛「」
加蓮「……はぁ、凛はさ」
未央「……はーいストーップ…これ以上言うとさすがに泣いちゃうから」
凛「」
加蓮「!……あ……あはは…凛?ごめん、ちょっと言い過ぎたみたい、だからさ…その」
凛「……」
凛「…だって」
加蓮「?」
未央「?」
凛「……だって二番煎じなんて嫌、私がアイツの……Pの一番でいたいから」
凛「……アーニャの素直さが羨ましい、私だってもっと……素直にPに甘えたいよ」ウルウル
加蓮「」
未央「」
加蓮「……可愛い」ボソッ
凛「え?」
加蓮「!……何でもない、何でもないから!!あはは…」
加蓮(ヤバッ!?なにこの可愛い生き物、これがギャップ萌?)
未央(本田ぁ、なにやってるんだぁ!どうしてビデオカメラを持ってこなかったんだぁ!!)
未央「と言うか今同棲みたいなことしてるならもう吹っ切れちゃえば?」
凛「吹っ切れる?」
未央「そーそー、だって男の人と同棲してるんだよ?甘える位全然なんて事ないってー」
凛「……そう言うものなのかな」
未央「そう言うものだってー」
凛「……ありがと、私やってみるよ」
未央「うんうん、私はしぶりんを応援してるよー」
凛「ふふ、やっぱり未央達に相談して良かった……私はそろそろ戻るから」
未央「頑張ってねーしーぶりん♪」
加蓮「と言うか今ので迫れば一発で落ちないかな?」
未央「……いやー、あのPじゃん?ちょっと厳しいかな?わかんないけど
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はよ