※時系列的にはアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」の13話の後くらいです。
ただ、起こった出来事などはアニメ準拠ですが、プロデューサーは武内Pではありません。
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「ほんとう、ですか?」
「もしかしたら私の勘違いかも知れないんだけどね」
「ンー……でも確かに、少し前から、プロデューサーと、目が合いません」
「アーニャちゃんもそう思う?私も、少し前から……具体的に言うと」
「アイドルフェスティバルが終わった後、くらいから」
彼女をスカウトした理由ーーー確かに見た目のビジュアルだけで目を引いたのは事実だ。
栗色の長い髪。
切れ長の目。
だがそれ以上に俺の目を、心を引いたのは彼女の挙動ーーー立ち振る舞いの美しさだった。
立ち振る舞いの美しさといった物は、ある程度の訓練や意識することで演出する事は出来る。
しかし普段、全く意識していない時に出る挙動には、その人間の内面が良く出るように思う。
「人の中身は、言葉ではない、挙動にこそ良く表れる」
とは、かつての恩師の言葉だったか。
全くの無意識で美しい立ち振る舞いが出来るのは、その内面の美しさの顕れであるという持論がある(あるいは普段の挙動から美しくあろうと常に意識しているのであればそれはそれで大したものであるが)。
その姿を見ただけで、心身共に美しい。
そう確信させる物があった。
それが、俺が彼女を、新田美波をスカウトした理由である。
アイドルとしての活動を始めた彼女は、見込んだ通り、いやそれ以上の器量だった。
プロジェクトのメンバーの中では最年長ということもあったが、真面目で面倒見が良かった。
メンバーの中で、ロシア人の父と日本人の母を持つハーフで、少しだけ日本語が苦手な娘がいた。
大人びて見えるが齢は15歳。
少女である。
スカウトして事務所に来たばかりの頃は不安そうにしていた。
そんな彼女に、美波は一番初めに話しかけた。
「こんにちわ、新田美波です。よろしくね?えっと……」
「ミーニャ ザヴート アーニャ。……あ、ええと、私の名前は…アナスタシア、です。アーニャは……えっと、ニックネーム、です」
「そうなんだ。ふふ、可愛いニックネームだね、アーニャちゃん」
それからも美波は何かとアーニャを気にかけ、二人はすぐに打ち解けた。
なんというか、波長も合ったのだろう。
その後二人はユニットを組むことになった。
LOVE LAIKA。
二人を組ませて曲を貰ってからはレッスンに、ただひたすらに、ひたむきに打ち込んだ。
対外的に初のお披露目となる舞台はミニLIVEだった。
二人にとっても初の舞台だ。
当然緊張もあっただろう。
ステージは時に残酷だ。一度上がってしまえば、もはや助けは他にない。
事実ステージに出る直前は表情は固かった。
だが彼女達が共に過ごしたレッスンの、長いようで短い期間は、彼女達の絆を何よりも強固な物としていた。
「ミナミ、ルカパジャーチィ。握手、しましょう?」
「……ええ!」
もうその時には美波がアーニャを引っ張るだけではない。
お互いがお互いを支えあい、寄り添いあって励ましあえる仲になっていた。
二人は見事初LIVEをやり遂げた。
その姿を見て、俺はこの二人はもう大丈夫だと思った。
その後はふたり共順調に活動をこなしてくれた。
そんな中で、このシンデレラプロジェクトに初の大舞台の話が舞い込む。
プロダクションのアイドル達と共に行う、アイドルフェスティバルである。
これには当然、LOVE LAIKAも含めてユニット曲によるステージ、そしてシンデレラプロジェクトとしてのここまでの活動の集大成としての全体曲のパフォーマンスを行う必要があった。
だが、限られた活動時間の中でそれぞれのユニットを持つ彼女たちが更に全体曲を完成させるのは、容易なことではない。
そこで俺は、美波にシンデレラプロジェクトのメンバー全体のリーダーを任せることにした。
当然彼女の面倒見の良さ、リーダーシップ、メンバー間での信頼、そして頭の良さを見込んでのことだった。
そして、彼女はそれを引き受けてくれた。
思えばこれが、間違いの始まりだったのかもしれない。
美波は、当初足並みの揃わなかったメンバー達をなんとかまとめようとした。
そんな彼女たちをどうにか支援できないかと合宿を組むことにした。
しかしその時俺は別の仕事で合宿には同行しなかった。
なのでこれは伝え聞いた話だが、美波は息の合わないメンバー達をレクリエーションで団結させ、曲の完成度を上げたとのことだった。
それを聞いた俺は、見事な手腕だ、と。
彼女に任せて、本当に良かったと思った。
その裏で彼女が抱えた苦悩や重圧には、気づかないフリをしながら。
彼女の勤勉さ、責任感の強さは知っていたのに。
フェスティバルも近くなると、俺も日程や人員の調整でより忙殺されることが多くなった。
メンバーの心身のケアなんていう俺がやるべき仕事も、美波に任せるようになっていた。
そして彼女は進んでそれ以上の仕事をやろうとしていた。
こうなると最早俺は現場を彼女に丸投げしていたことになる。
もちろん美波がすべてをやっていたわけではない。
彼女の傍にいたアーニャも支えようとしていたし、各ユニット内でもそれぞれが役割をもって、目標に向かって尽力してくれていた。
しかしその中にあっても美波は、彼女は明らかに頑張り過ぎていた。
それを承知の上で俺は、忙しさにかまけて彼女に、甘えてしまった。
フェス当日。
或いは必定だった決壊が、最悪の、ある意味当然のタイミングで訪れた。
美波が、倒れた。
「リハーサル室で、練習付き合って貰ってたんです……そしたら……気分が悪いって」
頭が、真っ白になった。
「ミナミはリーダー、とてもがんばってました……」
絶望が、意識を支配していく。
俺の、せいだ。
「違います……私も夜遅くまで練習したりしていたので……すみません、もう大丈夫です」
フラフラだ。どこが大丈夫なんだ。
言わなければならない。
ごめん。
誰よりもこの大舞台に向けて頑張ったこの娘に。
ごめん。
俺が言わなければならない。
ごめん。
誰よりも負担をかけてしまったこの俺が。
彼女に向けて言わなければならない。
「美波、だめだ。ステージには、上げられない」
ごめん。
俺はこの時の彼女の顔をこれまでも、これからも忘れることは無いだろう。
その後、彼女の代役を神崎蘭子を名乗り出てくれ、アーニャと急造コンビにも関わらずステージをこなしてくれた。
アーニャも、初の大舞台に緊張があったはずである。
更に、固い絆に結ばれたパートナーをLIVE直前で失い、その心中は察するに余りある。
美波にとってだけではない。アーニャにとっての大舞台も、俺は壊したのだ。
だが、そんな状況にも彼女たちは最高のパフォーマンスを示した。
初めは美波の不在にざわついたファンも、惜しみない歓声をステージに送った。
しかし美波がこの時どんな気持ちでステージを見ていたのか、わからない。
こんな時にも俺は彼女の傍には居らず、ステージ裏を奔走していた。
やるべき仕事があるから。
そうだけど、違う。
怖くて、逃げたんだ。
本来自分が立つべきだったステージに立てず、本来受けるはずだった歓声を
受けられなかった彼女と。
それを台無しにしてしまった俺が。
同じ空間にいるのが怖かったんだ。
フェスは途中で雨が降ったりアクシデントはあったものの、
メンバーの機転やパフォーマンスで盛り上がりは最高潮に達した。
そしてラストの全体曲。
そこには美波の姿もあった。
「もう大丈夫なの!?」
「熱も下がったし、みんなが頑張ってるのに、寝てられないもの!」
辛くないはずはない。
熱が下がったと言っても、それは高熱じゃないというだけだ。
本当なら大事を取って休ませるべきである。
だが俺はステージに上がる許可を出した。
それは彼女のためなんかじゃない。
そうしないと俺の心が保たなかったから。
「全くの無駄なんかじゃなった」って、俺が言い訳をするためだったんだ。
彼女は病み上がりの身体で、傷だらけの心で、見事ステージを完遂した。
他のメンバー達と感極まって涙する彼女の姿を、俺は遠くから見ているだけだった。
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ーーーーーーーー
ーーー
「プロデューサーさん、お疲れさまでした」
「ああ、お疲れ、美波、アーニャ」
今日の収録の仕事が終わり、二人が挨拶に来た。
それに俺は無難な挨拶を返してやり過ごそうとする。
二人の目は、未だ見られない。
美波とアーニャは二人不安そうに顔を見合っている。
やはりこちらが抱える不穏は、相手に隠し通せるものではないらしい。
結局、担当アイドルを更に不安にさせている。
自己への嫌悪感は募る一方である。
「ああ、どうした?何か不安なことでもあるのか?」
苦笑しつつも恐る恐る二人の顔を見て言う。
「あ……いえ……」
とは言っても美波達にとっても切り出しにくい話ではあるだろう。
二人の目は見れなくとも、表面上の対応では普通通りに接してきたつもりである。
願わくば、このまま引き下がって欲しい。
「プロデューサー、アー、この後、お話し、聞いてくれますか?」
切り出したのは、アーニャだった。
驚きのあまり彼女の顔を見やる。
それは美波も同じようだったが、すぐに意を決したように俺の方に向き直り、
「少し、お聞きしたい事があるんです。ううん、少しじゃなくて、大事なお話です」
心臓の鼓動が大きくなる。
一瞬で背中に汗をかくようだ。
しかし、大事な話と言われてしまうと、もう俺には逃げ場は無い。
「事務所に行こう」
「あの……私たち、何か失敗してしまいましたか……?」
「……は?」
事務所の応接室で向かい合って座っている美波から発せられた言葉は全く予想してないものだった。
「……全く失敗なんかないぞ、二人は良くやってくれている」
「そう……ですか、ありがとうございます」
俺の否定の言葉に美波は礼を返すものの、釈然としない様子である。
「……プロデューサー、最近、様子、ヘンです」
アーニャの言葉に一度収まった心臓の鼓動がまた跳ね上がる。
「そ、そうか?ああ、最近また忙しいからな。もしかしたら疲れが溜まってるのかもしれない。それでお前たちを不安にさせてしまったなら俺の自己管理不足のせいだ、ごめんな」
「……そういうことじゃ、ありません。プロデューサー、目を合わせてくれません。今も、です」
驚いた。
言われた内容については図星なのだから驚くも何もないが、
この娘は、アーニャはこんなにも臆せず核心を突いてくる事を言えるようになっていたのか。
時系列はアニメなのにアーニャのプロデューサーが武内じゃないってどういうことだ?
北海道でスカウトした時には、慣れない言葉のせいか、
それともその美しい日本人離れした容姿のせいか、ほんの少し、人と話すのが苦手そうだった少女が。
彼女を変えたものがあるとすれば、それはやはり美波と、事務所の皆と過ごしたかけがえのない日々に依るものに他ならないだろう。
彼女の成長に感動に耽りたいところだったが、しかし俺は今裁判中の身であった。
慌てて思考を現実に引き戻し、取り繕うように返事をしようとする。
「……っ」
が。
声が出ない。
>>26
シンデレラプロジェクトとか346プロとかはアニメ通りにあって、イベントも
アニメ通りに開催されたけど、Pは武内Pじゃないですよ、というオリジナル設定みたいな感じです。
そこに、アーニャの言葉を黙って聞いていた美波が口を開いた。
「アイドルフェスティバルで……私が倒れて、プロデューサーさんや皆に迷惑をかけてしまった、からですよね」
意識が飛びそうになる。
「ッ!ミナミ、それは違います!」
「ううん、良いの、アーニャちゃん。私の自己管理が出来てなかったせいでアーニャちゃんにも、蘭子ちゃんにも、他の子達にも、現場のスタッフさんやそしてもちろんプロデューサーさんにも、物凄く迷惑をかけちゃった」
おい、待て。
待ってくれ。
「信用……失くしちゃいましたよね。ごめんなさい」
やめろ。
美波、お前は何を言ってんだ。
「みんなのおかげでフェスは成功したけど、私がプロデューサーさんにご迷惑をおかけした事実が無くなるわけじゃないですよね……」
違う。
あのフェスで一番悔しい、辛い思いをしたのは、お前じゃないか。
やめてくれ。
「でも、プロデューサーさん。アーニャちゃんは、私と違って最高のLIVEをやってくれました。だから、彼女には」
「……けるな」
「……え?」
「ふざけるな!」
絶叫する。
二人の少女は思わず身を竦めた。
「なんで……なんでそうなるんだよ!あのフェスで一番辛かったのはお前じゃねえか!」
むちゃくちゃに叫ぶ。
なんてひどいザマだ。
「私のせいで皆に迷惑!?信用を失くした!?それは……それは全部俺じゃねえか!」
「知ってたんだ!お前がリーダーとして頑張ってた事は!頑張り過ぎていた事は!」
「お前が責任感が強いことも、俺の期待に応えようとしてくれていた事も、そしてそれが負担になっていた事も」
「俺が!……俺が、お前に甘えすぎたせいで……お前たちの初めての大舞台を、滅茶苦茶にしてしまったんだ……」
「……プロデューサーさん……」
「その俺が……今更どんなツラ下げてお前たちをプロデュースすりゃいい?
まっすぐ目なんか見られる訳ないだろ……」
自分の失敗のせいで彼女たちを傷つけ、ケアもせずまた彼女たちを不安にし、
そして事ここに至ってまたみっともなく喚き散らして彼女たちに当たっている。
「……プロデューサーさんのせいなんかじゃ、ないですよ」
偽らざる本心を口にする。
避けられていると思っていた人からこれほどに想われていた。
自分の杞憂が素直に嬉しかった。
それと同時に悲しかった。
自分が倒れてしまった事が、これほどにこの人を傷つけてしまっていた事実に。
複雑な感情はいつしか一筋の涙となって自分の頬を伝っていた。
「なんだよ、それ」
「なんだってお前はそうなんだ。あんだけ頑張ってたのに、報われなかったんだぞ。それは俺がお前に仕事を押し付けたからなんだぞ。なのに、文句の一つも言ってこないのか。ふざけんなよ、なんだよそれ!」
止めろ。
止まらない。
「子供のくせに……たかだか19歳のガキのくせに!」
大人の振る舞いを求めたのは他ならぬ自分自身のくせに。
「なんで俺を責めない!なんで俺のせいだって言ってくれねえんだ!悪いのは全部俺だって、言えよ美波!」
喚きながら当たり散らす様は、どっちが子供で、どっちが大人かなど一目瞭然だった。
大人の男の人がこんなに取り乱すのは、初めて見たかもしれない。
本当に、この人のせいではないのに。
それなのに、心で血の涙を流す目の前の男性を哀れにすら思う。
しかし、この人が求めているのは断罪という救いだった。
そして、今度は一転して普段あまり慣れない感情が沸き上がってきていた。
これは、怒り?
「……悔しかったのなんて、当り前じゃないですか」
「私だって、アーニャちゃんと一緒にステージに立ちたかった!」
「一緒にステージに立って、全部出し切って、ファンの人たちを喜ばせたかった!」
「あんなに沢山練習したのに!あんなに一緒に、頑張ったのに!」
「本当は私だって、最初から最後まで、みんなと一緒に喜びたかった!」
再び涙が溢れる。
それは目の前の男の人も、隣の少女も同様だった。
「だけど」
「この悲しさも、後悔も全部私の物です」
「リーダーを引き受けたのはプロデューサーさんに頼まれたからだけじゃない。私が挑戦したかったから」
「レッスンを頑張ったのは、そうしないと私が不安だったから」
「私が倒れたのは、私が自分の限界を知らなかったから」
「私がフェスで得たものは悲しみ、後悔……そして喜びと反省、次回へのモチベーション」
「いくら子どもだと言われても、これは絶対に譲りたくない……譲れないものです!それでも全部俺のせいだって言って、持っていこうとするんですかプロデューサーさん」
「俺のせい!俺のせい!俺が!俺が!」
「あなたは自分勝手です!思い込みが強くて、周りが見えてなくて」
「それで、真面目過ぎます……!」
「み、なみ」
呆然としていた。
俺が犯してきた数々の失敗、罪の中で最も重かったものは、傲慢。
俺はあのフェスで美波が失ったものにしか目を向けてなかった。
その裏で彼女が得た喜びや感動、『悔しい』という経験。それらは失ったものに対して余りに小さいものだと、勝手に判断し、見向きもしなかった。
何がプロデューサーだ。何が大人だ。
俺は、彼女にハッキリと声に出して言われるまで、その事に向き合おうともーーーいや。
気が付きも、しなかったじゃないか。
「ごめん、な美波」
「ごめん、ごめん、ごめん美波。お前の言う通りだ、ごめん」
堪えきれずに溢れてくる涙を抑えようと手で目を覆う。
この期に及んでも目を見て謝れないとは、本当に情けない話だ。
我ながら女々しい限りである。
「二人は、似ています、ね?」
「……え?」
「ミナミも、プロデューサーもマジメで、優しくて、ちょっと頑固、です」
「そして、ひとりで、抱え込んでしまいます」
「みんなで、分け合いましょう?」
「……そうですよ、プロデューサーさん」
「悲しいことも、悔しいことも、嬉しいことも」
「後悔も苦労も喜びも」
「全部は渡せないけど、分かち合うことならできます」
「それがプロデューサーさんと、私たちアイドルの、あるべき姿なんじゃないかって、思います」
そうだ。
そりゃそうだ。
そんな当たり前の事を、今まで忘れていた。
これが最後だ。ごめん。
そして、ありがとう。
本当に、どっちが大人でどっちが子供か、解ったもんじゃないな。
「それじゃあアーニャちゃん、準備はいい?」
「ダー、いつでもいいですよ、ミナミ」
深夜のレッスンルーム、着の身着のままのLOVE LAIKA。
「それじゃあ……聞いてください。『Memories』」
BGMはない。演出もない。観客は俺一人。
静かなレッスンルームに二人の歌声と息遣い、床を擦る音が響く。
別れの歌だ。
だが、別離の相手は過去の自分たち。
もちろん、全てを清算できたわけじゃない。
俺はこれからもこの事を忘れることは出来ないし、忘れる気もない。
だがそれは後悔をし続けるためじゃない。
過去の過ちを、すれ違いをより良い未来に生かすために忘れないのだ。
深夜のレッスンルームに、美波とアーニャの上がった息遣いと俺の拍手の音だけが鳴る。
こうして、3人にとってのアイドルフェスティバルは真の閉幕を迎えた。
「見てろよ、すぐにこないだのフェスよりデカい会場でLIVEさせてやる」
「LIVEももちろんやりたいですけど……色んなお仕事にも挑戦してみたいです、ねっ、アーニャちゃん?」
「ダー、色んなアイドル達と、一緒にお仕事、したいですね?」
「そうか?じゃあ今来てる依頼の中だと、ラジオ番組の収録が……」
これからはきっともう、何があっても大丈夫だ。
おしまい
アニメの方では美波が倒れた辺りの話は尺の関係もあっただろうけど
あまり掘り下げられなかったんで、その辺はもっと本人たちにも葛藤があったんじゃなかろうか、
と思って書きました。
ただ、武内Pは多分本人に罪の意識はあっただろうけどあまり感情を露わにするタイプの人じゃないのかなって
思ったので、こういう設定だけお借りしたオリPという形にしました。
不快になった方には申し訳ない。
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