希とおそろい

希「やっほ～。俺君今日は早いやん」

俺「う～ん・・・隣の家がうるさくて早くに起こされた・・・んで、せっかくだし早めに登校してみた」ﾉﾋﾞｰ

希「ふ～ん・・・」ﾁﾗｯ

俺「ふあ～」ｱｸﾋﾞ

希「ふっふっふ・・・スキありっ！」ｶﾞｼｯ　ﾜｼｬﾜｼｬ

俺「ちょっ、何を！うわ、髪の毛で遊ぶな！」

希「ふふ、かわいくなったやん」ﾄﾞﾔ

俺「うわぁ・・・ってこれ」

希「ん、留めるものなかったからウチのシュシュ使ったよ」

ｶﾞﾗｯ
にこ「おはよう、希、俺」

絵里「おはよう。って俺君、それ・・・」

絵里「ふふっ、希とおそろいね」

希俺「あっ・・・／／／」

希「はっ、早くシュシュ返して！／／／」ﾊﾞｯ

俺「お前が勝手につけたんだろ！」

えりにこ「」ﾆﾔﾆﾔ

希「もー！変な事言わないで！／／／」

絵里「おや、希さん？関西弁どうしたんですか？」ﾆﾔﾆﾔ

希「しゃべり方なんてどうでもいいやん！もー、髪結ぶからにこっち鏡貸して！」

にこ「いいけど・・・はい」

希「／／／」ﾑｽｰ

にこ「希そのシュシュってさ・・・」

希「なにさ」

にこ「俺が付けてたやつだよね？」ﾆﾔﾆﾔ

希「～～っ！！！／／／」

園田さん

ｶﾞﾗｯ
俺「おーっす」

穂乃果「あ、俺君おはよう！」

ことり「おはよっ」

海未「おはようございます。時間ぎりぎりですよ」

俺「昨日遅くまで起きてたからなー。寝坊した」

海未「はぁ・・・って、ちょっとネクタイ緩すぎですよ」

俺「えー？だってきつく締めてんのってダサいじゃん」

海未「いいえ、服装の乱れは風紀の乱れ！そこに直りなさい、服装チェックです！」

俺「ひっ！？」ﾋﾞｸｯ

海未「ふむ、アクセサリー等はつけてないようですね。シャツは中に入れるっ！」ﾋﾞｼｯ

俺「は、はい！」ｲｿｲｿ

海未「ほかは・・・大丈夫ですね。ほら、ネクタイ直しますから座ってください」

俺「え、やってくれるの？」

海未「なにか問題でも？」

俺「いいえ、お願いします」

海未「もうちょっと頭を上げてください」ｼｭﾙ

海未「これでいいでしょう」ｷｭｯ

俺「あ、ありがとう・・・／／／」

穂乃果「これは・・・」ﾁﾗｯ

ことり「うん♪」ﾁﾗｯ

海未「なんです？二人とも」

ことほの「夫婦みたい♥」

俺海未「んなっ！／／／」

海未「なななな、何を言ってるんですか！」ｷｭｰ

俺「うぐぐ・・・首、しまって・・・」

ことり「わぁーっ、海未ちゃん首、首！」

穂乃果「苦しそうだよ！」

俺「・・・」ｸﾞｯﾀﾘ

海未「わ、私としたことが！申し訳ありません！」

ﾜｰ　ｷｬｰ

天然えりちゃん
生徒会室

絵里「・・・」ｶﾘｶﾘ

俺「・・・」ｶﾘｶﾘ

絵里「悪いわね、今日も仕事手伝ってもらっちゃって」

俺「別にいいよ、元々生徒会役員だし」

絵里「それもそうね」ｽﾏﾎﾁﾗｯ

絵里「あっ、4時44分だわ。なんか不吉」

俺「絢瀬ってそういうの気にするタイプ？」

絵里「いや、そこまで気にしないけど・・・なんかこれだけはちょっと気にしちゃうっていうか。そういえばこの間も偶然時計見たら4時44分だったのよ。最近4時44分見ることが多い気がしてちょっとね」

俺「あー、それって4時44分が印象に残りやすいから、みたいなのをネットで読んだ気がする。他のぞろ目も見てはいるんだけど444が不吉とかそういった印象があるからほかより覚えてるんだって」

絵里「つまり私自身が4時44分を気にしているから記憶に残りやすいってこと？」

俺「そうそう。まぁ、あとは絢瀬の場合生徒会の仕事でこれくらいの時間に作業してることが多いから毎日似たような時間に時計を見るってのもあるかもしれないけど」