ココア「 私 も つ な げ て み た い 」 (17)

このSSは「ご注文はうさぎですか?」に「ムカデ人間」の話が登場し、ココアが「ムカデ人間」を再現させるために他の四人(チノ、リゼ、千夜、シャロ)を巻き込む話になります!!

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378814728←忍「 つ な げ て み た い 」を見て、参考にしました。

ちなみに、上記のSSと似ている部分もありますので、ご了承くださいませ!


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475073020

書く前に注意。いつもチノの頭に乗っているティッピーはタカヒロと共に用事で出掛けているという設定ですので、登場しません。また、タカヒロもですが。

ココア「クラスメイトが話していた映画をレンタルして見たけど、怖かったな! でも、実際にこんなものが出来たらどうなるのかな・・・気になる。・・・・そうだ!! 私も真似すればいいんだ。そうと決まればさっそく・・・。」

コンコンッ。チノ「はい?」

ココア「チノちゃん。私だよ!」

チノ「ココアさん?」ガチャ

ココア「チノちゃん。今、暇? ちょっと聞きたいことがあって?」

チノ「いいえ。今、新作のボトルシップを作るのに忙しいですけど、用があるのなら手短にお願いします。」

ココア「うん♩ さっそくだけど、チノちゃんは人間で「ムカデ」とかを作ることって可能だと思う?」

チノ「なんですか、その変な質問は・・・。でも一応、答えます・・・可能なはずはありません。そんなの小説やアニメの話ですよ!」

ココア「普通はそうだと思うよね♩ で・も・、それが可能なんだよ、実際に♩♩」ニコニコッッ♩♩

チノ「!?(き、今日のココアさんはなぜか不気味です!!??)」ゾクッ!?

ココア「それでね、チノちゃん。ちょっとチクッとして痛いと思うけど、我慢してね?」

チノ「えっ!? あっ・・・・」チクッ

チノ「」ドサッ。

ココア「ふふふっ♩♩♩」

ココアの部屋にあるDVDのタイトル→【ムカデ人間】

ココア「でも、当然チノちゃんだけじゃ足りないから後二人・・・。ううん、予備も加えて三人ぐらい居た方がいいよね! となると、その三人は・・・」

しばらくして

ガチャン。リゼ「すまない、遅くなった!!」

千夜・シャロ「「あっ、リゼちゃん(先輩)」」

リゼ「千夜にシャロっ!? お前達もか。」

千夜「ええ。ココアちゃんに呼び出されて・・・」

シャロ「私もです。」

リゼ「そうか。私もだが、ココアの奴、一体どういう用件なんだ?」

千夜「私も分からないわ。いきなりココアちゃんから「頼みたい事があるから来てくれないかな?」なんて連絡があって! 正直、今日はお店がお休みだったから来れたのだけれど・・・」

シャロ「私もバイトがお休みだったんですけど、いきなりココアから連絡が来まして。ただ、その詳しい用件を聞きだす事は出来ませんでした・・・」

リゼ「う~ん・・・。(なんだろう、この胸騒ぎは!!!???)」

ココア「あっ、みんな。いらっしゃい♩ 来てくれて嬉しいよっ♩」ニコッ♩

リゼ「あっ、ココア。」

千夜「ココアちゃん。頼みたい事ってなにかしら?」

シャロ「せっかくの休みなんだから、すぐに済む用事でお願いね!」

ココア「うん、大丈夫だよっ♩ すぐに済む用事だから。だけど、その前に、はい! コーヒー飲まない?」

リゼ「おっ、すまないな!」ズズズ

千夜「じゃあ、いただこうかしら。」ゴクゴク

シャロ「私はいい・・・」

ココア「あっ、シャロちゃんはコーヒーじゃなくて、普通にお茶ねっ♩」

シャロ「まぁ、それならいただくけど・・・」ズズズ

リゼ「そういえば、チノのやつはどうしたんだ? さっきから姿が見えないようだが」

ココア「チノちゃんは今、ボトルシップに熱中してるみたい!」

千夜「チノちゃんらしいわねっ♩」

シャロ「ところで、ココア。用事はな・・に・・・か・・・。あ・・・れっ・・・!?」フラッ。

リゼ「おいっ、シャロ、どうした!?」

千夜「あらっ!? 何かしら・・・眠気が・・・・。」フラッ。

リゼ「千夜っ!? んっ、なんだ・・・私も眠気が・・・・」フラッ。

ココア「ふふふっ♩♩♩」

リゼ「ココア・・・。お前、まさか・・・飲み物に・・・」zzz

千夜・シャロ「「」」zzz

ココア「これで、全員揃ったね。」

リゼ「はっ!? ここは・・・!?」

周りを見回すと・・・どこかの地下室だった。

リゼ「ここは確か、普段は使われていないラビットハウスの地下室だ! でも、それより千夜とシャロは?!」

千夜・シャロ「「ウ~ン」」

リゼ「近くにいたかっ!? おいっ、千夜、シャロ、起きろっ!!!」

千夜「はっ!? わ、私はどうなったのかしら?」

シャロ「確かに、ココアが用意してくれた飲み物を飲んだら、いきなり眠くなって・・・。って、何よこれっ!?」ギシギシ

千夜「ど、どうしてベッドに縛られてるのかしら?!」ギシギシ

リゼ「どう考えてもココアの仕業だな! ココアのやつ、飲み物に睡眠薬でも入れてたんだろう・・・それで眠くなったんだな!」

千夜「どうしてココアちゃんが・・・」

リゼ「分からん! ただ、一つ言える事は嫌な予感しかしないってことだ!」

シャロ「・・・・」ガタガタ

<ココアさん。や・・・やめてください・・・・正気ですかっ!?

千夜「何か聞こえるわっ!?」

リゼ「この声はチノかっ!?」

シャロ「チノちゃんの身に何かあったの!?」

ガチャン。ココア「あっ! みんな起きたんだっ♩」

チノ「リゼさん、千夜さん、シャロさんっ!?」

千夜「チノちゃん!!」

リゼ「おい、ココア! 私達をどうする気だ!?」

シャロ「こんなことして、冗談では済まないわよっ!!」

ココア「ごめんね! さぁ、チノちゃん、みんなの隣に並んで?」

チノ「・・・・・」ガタガタ

リゼ「チノっ!! 大丈夫かっ!?」

チノ「リゼさん、ダメです。早くここから逃げないと・・・」

リゼ「どういうことだっ!?」

ココア「チノちゃんにはさっき説明したんだけど、三人はまだだったからこれから説明するね♩」

千夜・シャロ・リゼ「「「・・・・・・・」」」ゴクッ。

ココア「でも、説明するだけじゃ面白くないからいっそのこと、この映画を見て答えを出してもらうかなっ♩」ピッ。

画面に出たタイトル→【ムカデ人間】

リゼ・千夜「「ム、ムカデ・・・人間??」」

シャロ「あっ、この映画は・・・・」ブルブル

リゼ「シャロ、知っているのか?」

シャロ「は、はい。聞いた事だけはあります。私、ホラーとか怖いものは見ないんですが、その中でも一番見たくない映画として覚えていまして・・・」ガタガタ

ココア「今から始まるよ♩ あっ、でも映画自体は長いから、肝心な部分だけ見せるね。」

映画終了及び説明終了後

千夜「・・・・・・・・・」

シャロ「こ、ココア。まさか、この映画の真似をしようって考えてるんじゃないでしょうね・・・・!?」ガタガタ

ココア「正解♩ さすが、シャロちゃん、頭がいいね!」

リゼ「ふっ、ふざけるなっ!!! ココア、お前・・・本気でそんなこと・・・」

チノ「ふっ、震えが止まりません!」ガタガタガタガタ

ココア「予想通りの反応をしてくれて嬉しいな♩♩」ニコッ♩

リゼ「くそっ!誰か助けに来ないのかっ!!」

シャロ「大声で呼べばきっと・・・」

ココア「あっ、騒いでも無駄だよ! 今、チノちゃんのお父さんはティッピーと一緒に用事で出掛けてていないし、ここは地下室だから外まで声も響かないよ!」

千夜「で、でも、時間が経てば家の人が心配して、きっと探しに来るわ!!」

ココア「そのことも大丈夫だよ! 実はさっき、千夜ちゃん家とリゼちゃん家に電話して、今日はチノちゃん家でお泊り会だって電話したからね♩」

千夜・リゼ「「えっ!?」」

ココア「もちろん、シャロちゃんは一人暮らしだから問題はないし、それに明日もお休みだからね!」

シャロ「・・・・・・」

チノ「ち、父もティッピーも明日には戻って来るって・・・」

ココア「その話だけど、さっきチノちゃんのお父さんから電話があってね・・・用事が長引きそうだから、帰るのは明後日になりそうだって! チノをよろしく頼むって言われたよ♩」ニコッ♩

チノ「あ・・・あ・・・・あああ」ブルブル

ココア「だから、これで心置きなくみんなを繋ぐ作業に入れるね♩ さて、誰を先頭にしようかな?」

リゼ・チノ・千夜・シャロ「「「「!?」」」」

ココア「ちなみに先頭は一番栄養が行き届くんだよ。つまりは一番元気でいられるんだ!」

千夜「こ、ココアちゃん。私を先頭に・・・・・してもらえるかしら?」

シャロ「ずるいわよ、千夜。先頭が・・・・元気になるなら・・・・私がせ、先頭に・・・・」

リゼ「千夜、シャロ!? し、正気か・・・・!?」

チノ(千夜さんもシャロさんも現状に見切りを付けている感じです・・・・・)ガタガタ

ココア「先頭が二人か・・・。どっちにしようかな?」

千夜「おねがい、ココアちゃん。私とココアちゃんは親友よね?」

シャロ「ココア。前に私がココアの宿題を手伝った時の恩、忘れたわけじゃないわよね?」

ココア「う~ん、でも、ここはやっぱり、先頭はリゼちゃんにしようかな!」

千夜・シャロ「「えっ!?」」

リゼ「な、なんだとっ!? ふざけるな・・・どうして私なんだ! 私は先頭も真ん中もお断りだ!!」

ココア「それだよ、リゼちゃん。リゼちゃんみたいな反抗的な態度を取る人が先頭にある意味理想的なんだよね♩」

リゼ「くそぅっ!!」

ココア「それじゃあ、リゼちゃんが先頭、真ん中は千夜ちゃんとシャロちゃん、チノちゃんは予備かな!!」

チノ「!?」

ココア「じゃあ、道具を取って来るから待っててね♩」

バタンッ!!

シャロ「こ、このままじゃあの映画みたいに、本当にムカデに・・・・・」ゾゾゾッ

リゼ「くそぅ、コンバットナイフがあればこんな縄すぐにほどけるのに、今日に限って忘れるとは・・・」ギシギシギシギシ

千夜「ココアちゃん・・・・どうしてこんなことを・・・・。いつもなら、こんなことしないのに・・・!」

チノ「ココアさん・・・・」

シャロ「チノちゃん。チノちゃんは予備としてひとまず免れるみたいだけど・・・私はどうすればいいの?」ポロポロ

チノ「シャロさん・・・」

千夜「私もホラーは平気だけれど、こういうのはダメなのよ・・・。それにココアちゃんがあんな状態じゃあ・・・もう、諦めるしかないのね・・・」

リゼ「こんな時にコンバットナイフも護身用のモデルガンも無いなんて・・・・くそぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!!」

チノ「千夜さん・・・リゼさん・・・」

ガチャッ。ココア「みんな、お待たせ♩ さて、始めようかっ♩♩」ニコニコッ♩♩♩

チノ「ココアさん」

ココア「んっ、どうしたの、チノちゃん?」

チノ「ココアさんはどうしてこんなことをするんですか?」

ココア「それはね・・・・」


ココア「つ な げ て み た い」


ココア「からだよっ♩」

チノ「ココアさん・・・・・」

ココア「んっ?」

チノ「つなげなくても、いいじゃないですか・・・。だって、ココアさんは私やリゼさん、シャロさんに千夜さんと「絆」で繋がっているじゃありませんかっ!!!!!」

おしまい

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