母「リレーSSに書いた事が現実に起こるの?」【リレーSS】(32)


基本的なルール

・登場人物、実在の人物が死亡するのは禁止

・話を進めるレスは一人一日一回まで(感想評価はいくらでもOK)(日付けが変われば連投OK)

・ルール違反は無視。あとは自主判断で

以上、宜しくお願いします

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母「本当に?」

俺「本当だよ。この掲示板に立てられてある程度長く続いたリレーSSは書いた事がある程度現実に起こるんだよ」

母「う~ん、信じられないわ」

俺「その証拠に、2013年4月頃~2014年5月頃までこの掲示板で書かれていたある程度長く続いたリレーSSに」

俺「悪い事やって周囲のキャラから『悪い事するなんて悪い奴だな』と言われて『自分は悪くない! 自分は善人です!』」

俺「と言って自分がやった悪い事を誤魔化そうと酷い言い訳したり糾明を無視するキャラ達が途中から登場したんだよ」

母「ふ~ん、それで?」

俺「現実でもその頃、2014年は自分がやった悪い事を誤魔化そうとして有名になった人達が出てきたじゃん。時間差があるけど現実になるんだよ」

母「そうねぇ… …でもそれって偶然じゃないの?」


俺「それだけじゃないよ。最近またある程度長く続いたこの掲示板に立てられたリレーSSで『他人が一生懸命に積み重ねて来たものを踏み躙るのが楽しい』」

俺「というキャラが出てくるんだけど、現実にそういう人が現れたんだよ。これはもうこの掲示板に立てられたリレーSSに書かれた内容はSSが長く続くと現実になるんだよ。きっと」

兄「話は聞かせてもらった!」

母「あらお帰りなさい。欲しい物は買えた?」

俺「兄貴お帰り」

兄「“兄貴”ではなく“お兄ちゃん”もしくは“兄上”と呼んで良いぞ。それでだ」

兄「書いた事が本当に現実になるなら、宇宙人が地球にやって来て地球人が宇宙人の技術を手に入れる話を書くんだ! あとついでに宇宙人は美少女設定で」

友「意外と兄上も甘い様で」

兄「うっ 誰だ!?」

母「あらいらっしゃい」

俺「お前いつの間に」

友「初めましてお兄ちゃん、自分はこいつの友達です。それでさ」

友「巨大不明生物が現れて、その生物の特性がバイオミメティクスとかで人類に様々な恩恵になる話はどうだ? あとついでに30年間変わらない対戦車ヘリは更新で」

俺「う~ん、考えておくか… …お母さんは何か意見や要望ある?」

母「そうねぇ… …書いた事が本当になったというのなら、悪い事したり失敗したりして人生に蹴躓いてる人が立ち直って心を入れ替えて真っ当な人生を歩んで成功するという話は?」

姉「母さんらしいけど、書いても叶うことは無いと思うわよ。ただいま」

母「あらお帰り。早かったわね」

兄「お疲れ様マイシスター」

姉「気持ち悪い」

俺「項垂れるなよ兄貴。で?叶うことは無いってのは?」

姉「文章は書いてる人の願望や思想が現れるの。つまりそういう登場人物を書く人がいるってことは」

姉「書いた人にそういうことがしたい、またはなりたいって思いがあるか、身近にそういう人がいたり、そんな事件が起こってるってことよ」

友「書いたことが現実になったんじゃなく、現実が書かれてるってことですか?」

姉「そうよ。某絵本みたいに晴れ時々豚が降ってくるならまだしも、現実に有り得る程度の一致なら本当に叶うとは思えないわ」

姉「…まぁ、気晴らしに考える程度なら面白そうだけど」

兄「ツンデレめ」ボソッ

姉「そうね、いい年して美少女宇宙人(笑)とか願う童貞が魔法使いになりませんように、とでも願ってやろうかしら。それで?言い出しっぺの願いは何なの?」


俺「俺の願い、というか目的は多勢で皆で楽しくワイワイとリレーSSをする事さ」

姉「ふ~んそう、成程ね」

友「…もしかして最初から書いた事が現実になる事はないと思ってたのか? 書いた事が現実になるって話は客寄せパンダ的な事だったのか?」

俺「まぁ、あのリレーSSが書かれた後に事件が起こってたからそういう可能性があるかもって思ったよ」

姉「それはだから事件起こした人もしくはその人に憧れてた人がリレーSS書いた後に事件を起こしたんでしょう」

母「あの大きな話題になったあの人達がリレーSSに参加もしくはすぐそばに居た人が参加してたの? 世間は狭いわね」

俺「他にも最近のリレーSSの『他人が積み重ねて来たものを踏み躙るのが楽しい』ってキャラ書いた人と実際やった人が別人だと分かってるし」

姉「そういうのは“ラべリングの自己成就予言”ってやつで説明出来るわ」

友「何ですかそれは?」

兄「しつこくしつこく言われると最終的には自分の方からそうなる傾向の事だな」

姉「そう。例えばとっても面白くて楽しい究極のゲームがあるけど、周囲の人から『面白くない』『楽しくない』と言われると本当に面白くなくなるのよ」

兄「そしてつまんないクソゲーが周囲から『面白い!』『楽しい!』と持て囃されているとこれは面白くて楽しい至高のゲームだと感じる様になるのだよ」

友「成程、つまり『他人の努力を台無しにするのが楽しい』ってキャラに影響されて実際楽しそうだと感じてやっちゃった人間が出て来たと」

兄「だな。他にも“豚もおだてりゃ木に登る”って言葉があるしな」

俺「兄貴達は物知りだな」


―――所変わって某寒い国・首相官邸―――

某寒い国首相「よく来た、同志」

某寒い国工作員「何用でしょうか、同志」

某寒い国首相「うむ。先ずはこの報告書を見てくれ、同志」

某寒い国工作員「はい……。 これは……、同志」

某寒い国首相「その資料の通り、その掲示板に立てられてある程度話が進んで時間が経つと書かれた内容がある程度現実に起こる様なのだ、同志」

某寒い国工作員(この資料、確証バイアスかかってませんか?同志)

某寒い国首相「という訳で新しい任務だ、同志。この掲示板にリレーSSを立てて我が国の利益になる事を書いてそのリレーSSを長続きさせるのだ!同志」

某寒い国工作員「任務了解しました、同志。さっそく立てます、同志」

某寒い国首相「あと、我が国が陰で動いていると他国に気取られない様にな、同志」

―――所戻って俺の実家―――

俺「あ、この掲示板に新しいリレーSSが立てられてる」

一同『どれどれ……』

俺「スレタイは、“某寒い国軍人「人類で初めて火星に降り立ったったwww」【リレーSS】”」

兄「さっそくスレ開いてみようぜ」


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―――某寒い国軍人「人類で初めて火星に降り立ったったwww」【リレーSS】―――

1 :以下、名無しが(ry

基本的なルー(ry

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某寒い国軍人「私はカモメwww火星は赤かったwwwこれは私にとっては小さな一歩だが、祖国にとっては偉大な一歩であるwww」

某寒い国軍人「さて、名言あらかた言ったし、作業を始めるか。先ずは拠点の確保だな……」

某寒い国軍人「持って来たこの野外に出力可能で色んな材料に対応可能な大型の3Dプリンターに火星の土を入れてっと……」

某寒い国軍人「エネルギーは持って来た原子炉を使ってと……」

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―――某寒い国・首相官邸―――

某寒い国首相「私は我が国が陰で動いていると他国に気取られない様にと言った筈だが?同志。これは露骨ではないかね?同志」

某寒い国工作員「大丈夫です、同志。我が国は諺が厳しい、ジョークが黒い、めったに笑わないといった特徴がありますがこのキャラにはそれらがありませんので、同志」

―――俺の実家―――

姉「……このリレーSS、一般人がリレーするの難しくない?」

母「そうね、お父さんなら書けるかしら」

俺「宇宙とか進化論とか大好きだもんな親父、部屋も石で溢れてるし」

兄「まさかパーパが書いてるとか」

俺「無い無い、ていうかなんだその呼び方」

友「でも、興味がある人しか書けなさそうではありますね」

姉「実際そうなんでしょうけど…最悪、1日1回縛りも抜け道はあるし」

兄「そこまでするなら初めからリレーにしねぇよ」

姉「だから『最悪』よ。誰も書き込まずに落ちそうになって、でも諦めきれないぐらいの、ね」

俺「しぶといなそれ…いや、まさか…」

兄「…まさか。方向間違っただけだろ」

友「ま、続きが来…おや」

母「あら、次が書き込まれたみたい」


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―――某寒い国軍人「人類で初めて火星に降り立ったったwww」【リレーSS】―――

2 :以下、名無しが(ry

――― 一方その頃、時を同じくして、火星の反対側では ―――

某ウサ国軍人「人類で初めて火星に降り立ったったwww」

某ウサ国軍人「でもまぁこの事は軍事機密でしばらくは表に出ないだろうな」

某ウサ国軍人「なんてったって宇宙条約違反な領有をしようとしてるんだからな」

某ウサ国軍人「取り合えず、先ずは拠点の確保だな……」

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―――某寒い国・首相官邸―――

某寒い国首相「これはまさか、同志」

某寒い国工作員「はい、これはおそらくですが、同志」

―――某ウサ国中央情報局―――

某ウサ国諜報員「フッフッフ、我々が掴んだ情報によるとこの掲示板に立てられてある程度話が進んで時間が経つと書かれた内容がある程度現実に起こる」

某ウサ国諜報員「あの国の思う通りにはさせないぜ!」

―――俺の実家―――

俺「別勢力か、王道って言や王道だな」

兄「思ったより早かっ…お、また続きが」

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―――某寒い国軍人「人類で(ry【リレーSS】―――

3 :以下、名無しが(ry

――― 一方その頃(ry ―――

某島国宇宙飛行士「やっと…やっと成功したんだ!国内技術だけで…!」

某島国宇宙飛行士「…ああ、着いただけなのに呆けてちゃいけないな」

某島国宇宙飛行士「火星に生命体がいた、もしくはいる。その可能性があれば、将来地球から移住できるかもしれない」

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―――某日出る島国・某学生寮―――

苦学生「…と、こんなもんか」

苦学生「『リレーSSに書いた事が現実に起こる』。まさかとは思うけど、願掛けにはなるかな」

苦学生「…いつか私も、宇宙に…」


留学生(同居人)「それで宇宙に行けるのか?同志」

苦学生「ヒャッ!? いつの間に!?」

留学生「私はずっとこの部屋で日課の筋トレをしていたぞ、同志」

苦学生「気が付かなかった… また気配消してたの? あと同志というのも止めて」

留学生「む、すまない、つい癖で… …ところでさっきの話なんだが」

苦学生「ああこれね… さっきも言った通り単なる願掛けだよ」

留学生「だがそのスレ“某寒い国軍人「人類で(ry【リレーSS】”には書いた事が現実になるとは一言も書かれてないんだが?」

苦学生「それは前にこの掲示板に立てられたあるリレーSSで、ある程度レスが増えて」

苦学生「月日が経ったら、書かれた内容がある程度現実に起こったからだよ」

留学生「それは本当なのか? 確証バイアスかかってないか?」

苦学生「何それ?」

留学生「自分の立てた仮説に都合のよい証拠だけを集めてしまう心理の事を確証バイアスという」

苦学生「成程… …そう言われてみれば…」

留学生「それに文章は書いてる人の願望・思想・身近に起こった事件の影響が現れるというそうじゃないか」

留学生「今、火星では送り込まれた人工衛星や探査機がUFO等を撮影していて、その正体は米国や我が祖国が極秘裏に送り込んだドローン等じゃないかと噂されている」

苦学生「今は無人機械だけど、ゆくゆくは有人もあり得る、ってこと?」

留学生「そうだ」

苦学生「…まぁ、確かに我が国が独自技術だけで火星に行ける可能性は低いね。私も正直、奨学金でいっぱいいっぱいだし」

苦学生「でもさ、想像してみるぐらいは良いじゃないか」

留学生「実現しなくても、か?そんな不確かなものに頼るよりは」

苦学生「だーかーら、『願掛け』だよ。叶えてください、じゃなくて、祈ったし叶えるぞ、って言うほうが正しいかな。壁に「○○大学絶対合格」とか張ったり、受験前に御守り買うようなもの」

苦学生「自己暗示だよ。あと、自分が書いた話がどう続くか、って興味もあるんだ」


留学生「どう続くかと言っても、リレーSSだから王道やテンプレが多用されるんじゃないか?」

苦学生「確かにリレーSSだからリレーし易い様に話が展開されるのが普通ね」

留学生「この“某寒い国軍人「人類で(ry【リレーSS】”の題材になってる火星の植民の話は結構あってテンプレが充実していると言えるだろう」

苦学生「それもそうね。そういえば、最近やってたリレーSSも『忠臣蔵』と『眠れる森の美女』が元ネタで話が進んでたわね」

留学生「知っている人が多いであろうネタだな。それに沿って話を進めれば楽にリレーSSが出来るだろうしな」

苦学生「他にもそのリレーSSは『まどマギ』や『カイジ』『アカギ』『グンマー』『さるかに合戦』『エイリアン』『戦略大作戦』『アメリカ横断ウルトラクイズ』とかのネタが出て来たわね」

苦学生「確か『ハンター×ハンター』『魔法を捨てたマジョリン』『東方』『新ゲッターロボ』『紺碧の艦隊』『大日本帝国第七艦隊』『英仏海峡の空戦』『国定忠治』も出て来たわね」

留学生「……ネタ入れ過ぎじゃないか? そんなにネタを入れたらカオスになってリレーし難いのでは?」

苦学生「リレーSSは確かにリレーし易い様に王道やテンプレを用いて流れが作られるけど、リレーSSだからこそはっちゃける人達も居るのよ。“旅の恥はかき捨て”みたいなものね」

留学生「成程……む、“某寒い国軍人「人類で(ry【リレーSS】”の続きが書き込まれたみたいだぞ、同志」

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―――某寒い国軍人「人類で(ry【リレーSS】―――

4 :以下、名無しが(ry

――― 一方その頃、時を同じくして、火星に着陸した某島国宇宙飛行士のご近所では…… ―――

某ナチス軍人「我が某ナチスの科学技術力は世界一ィィィ! できん事は無いイイィーーーーーーッ!!」


超光速通信機『無事、火星に着いた様だな』

某ナチス軍人「総統閣下ァッ! はいッ! 無事に火星に到着しましたっ!」

超光速通信機『先ずはよくやった。そしてこれからの君の任務について、分かっているな?』

某ナチス軍人「心得ております! この火星を万難を排して我らの領土とするのが私の使命でありますっ!」

超光速通信機『よろしい。期待しているぞ』

某ナチス軍人「ジークハイルッ!!」

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―――南米某所―――

老人「……フッ」ニヤッ

―――某寒い国・首相官邸―――

某寒い国首相「…次々と火星に人が送り込まれているな、同志」

某寒い国工作員「はい、そういう流れが始まってしまった様です、同志」

某寒い国首相「リレーSSの流れか… 方向はこちらの望み通りにしたいものだな、同志」

―――某ウサ国中央情報局―――

某ウサ国諜報員「チッ、新しい勢力に、超光速通信機か… こっちも超ハイテクな物を出して他の勢力を出し抜ける様にするか…」


―――俺の実家―――

俺「さて、俺もそろそろリレーSSに参加しようかな」

兄「ここはやはり宇宙人登場だな。現実でも火星では送り込まれた人工衛星や探査機がUFO撮影していて、それは宇宙人が送り込んだ探査機じゃないかと噂されているからな」

友「いや、それよりもロシア人が持ち込んだ原子炉の影響で、長い眠りから火星の生物が目覚めて巨大化するというのは?」

母「なら、日本も火星に行かなくちゃね」

姉「日本ならもうすでに… あ、そうか、火星のロシアの反対側がUSAでその間が某島国でご近所がドイツなら地球の地理を当てはめれば某島国は英国と捉える事も…」

俺「そうするとドイツと英国の反対側に俺達日本だな。地球の地理を当てはめれば。まぁ火星の話だけど」

友「ドイツと英国がご近所なら、他の勢力で“某半島王国”と“某町政権”も登場させてご近所にしちゃいますか?」

兄「第二次世界大戦時の欧州枢軸か。それだと英国大変だな」

姉「? イタリアは分かるけどもう一つの方は?」

友「フランスですよ」

兄「フランスは第二次世界大戦最初期に英国から文字通り後ろから刺されたからな。それで反英で枢軸に協力したのさ」

友「メルセルケビール海戦は少なくない戦死者出ましたしね。その所為かその後フランスで不時着した英国人パイロットがフランス一般市民に追い回されて殺されるという様な事が起きましたしね」

母「英国とフランスは元から仲悪いでしょ。大半のフランス人は権威を大事にしないけど、大半の英国人は権威を大事にする。その所為でノリが合わないのよ」

俺「……取り合えず火星で世界大戦を始めるのか?」

兄「それはそれで面白そうだが、そうするとますます門戸が狭くなるんじゃないか?」

友「そうですか?史実を元にした戦記はよくあるジャンルですよ」

兄「俺も好きだけどさ。教養が無いと書けないネタだと、方向によっては人を選びかねないだろ」

姉「理系だとそこまで詳しく習ってない場合もあるし、忘れてしまってる社会人もいるかもね」

兄「そうそう。だからこそ読んでる分には面白いんだし調べて書くって方法もあるが、これはリレーだ。横入りし辛いと思われるんじゃないか」

兄「もうちょい気軽なネタのほうが良いと思う。男の目的は、『大勢の人と』皆で楽しくリレーSSする事なんだろ?」

姉「だから美少女設定の宇宙人書こうぜ、とか言わないわよね」

兄「………」

俺「目が泳いでるぞ」

兄「………駄目?」

姉「そんな顔しない」


友「ふっ、意外と兄上も甘い様で」

兄「うっ またか!?」

友「リレーSSはどんどん話が進めばどんどん色々なものが積み重なって来る! 自分とは考えが違う他人も関わって来るからカオスに成り易い!」

友「長くリレーSSを続けたいのであれば初めから仮令雨が降ろうが槍が降ろうが一寸先が闇だろうがリレーしようとする覚悟が必要不可欠!」

友「それにアルスラーン戦記だったかな? こんな科白を聞いた事があります『一流の用兵は砂漠をラクダで越える。超一流の用兵は馬で砂漠を越える』」

兄「ふん、リレーSSは超一流だけでやれと言うのか? この世の中に超一流がどれだけいると思っているんだ?」

兄「ほとんどの人が一人前に成れれば立派と言える! 戦いは数だよ弟の友人! リレーSSの参加者も多い方が良いだろ!?」

友「だけどリレーSSは長く続くとちょっとの不注意で前に出て来た設定と新しく出て来た設定が玉突き事故を起こすなんて事もありますよ! 技量がないと!」

兄「だからと言って万人向けやお気軽さを蔑ろにしていい訳じゃないだろ!」

友「毒も食らう。栄養も食らう。両方を美味いと感じ―――血肉に変える度量こそリレーSSには肝要…!」

兄「…成程、確かに…!」

俺「それじゃお気軽に万人向け目指して軽ーく書くか」

友「あれ?」

母「毒も食べて栄養も食べて両方を血肉に変えるんでしょ? ならお気軽さもね」


―――某日出る島国・某学生寮―――

苦学生「……ナチスがご近所に来ちゃった……」

留学生「“招いていないのに来る客はタタール人よりひどい”だな」

苦学生「そうね……でもこの後どうなっちゃうのかしら?」

留学生「………“キノコと名乗ったからには籠に入れ”」ボソッ

苦学生「う、それってロシアの諺で、言った事は最後まで責任持ってちゃんとやれ、結果も受け入れろ!って意味の言葉だっけ?」

留学生「まぁ、そうとも言う。 む、また更新された様だな、同志」

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―――某寒い国軍人「人類で(ry【リレーSS】―――

5 :以下、名無しが(ry

――― 一方その頃、時を同じくして、某島国宇宙飛行士達から火星の反対側に位置する場所では…… ―――


博士「う~む、開発した反重力装置の実験で、家ごと火星まで来てしまうとは……」

助手「地球から火星まで約5400万~1億km程……なのに地球から飛び出しちゃってから意外と早く着いた様な……」

博士「地球は太陽系を秒速約30kmで公転し、太陽系は秒速約240kmで銀河系を公転し、銀河系は秒速約600kmで移動しているそうだ」

助手「…反重力装置の影響で地球に置いて行かれた…? ……あと、宇宙船じゃない家で宇宙を無事に漂流出来ちゃったのは……」

博士「反重力装置が発生させた力場がバリアに成った様だな。ちなみにそのバリアの範囲は反重力装置から半径約100m位か」

助手「そもそも火星に辿り着けた訳は?」

博士「どうにかこうにか反重力装置が発生させた力場を解析して制御して軌道計算して方向を変えて火星に無事に着陸したのだ」

博士「研究室にでかいコンピューターあるし。ちなみに今は反重力装置のバリアは発生させていても惑星などの重力などから外れない様に設定した」

助手「……取り合えず食料は米とインスタント食品と缶詰に庭の家庭菜園……」

博士「火星から脱するには反重力装置を弄くって何とかするか、研究室の資材を使って脱出用宇宙船を作るかだな」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

兄「……どこら辺が軽い話?」

俺「反重力装置らへんかな」

友「取り合えずこれで火星には某寒い国軍人・某ウサ国軍人・某島国宇宙飛行士・某ナチス軍人・博士・助手の5勢力で6人居る事になるな」

姉「その内の2勢力は宇宙条約第二条の領有の禁止を破る事を明言しているわね」


母「ところで、何でこの博士さんと助手さんは火星に来れたのかよく分からないのだけれど?」

姉「えっと...なんて説明すれば分かり易いかな?」

俺「普通に、ドラえもんの秘密道具の“地球下車マシン”の凄いやつと言えば分かり易いんじゃないかな?」

友「というかこの博士が作って実験したと言っている反重力装置はそれを元ネタにしたんじゃないのか?」

母「あぁ、あの身に着けていると、自転している地球の影響を受けなくなって、ダイヤルでその影響度合いを調節出来るあれね」

兄「地球は自転していて、赤道付近だと自転速度が時速約1700km。日本だと自転速度が時速約1400km」

兄「で、のび太のバカは地球下車マシンを使い過ぎてぶっ壊しちまって危うく死にかけたんだよな...」

母「調子に乗ると駄目よねぇ~。つまり反重力装置は家ごと地球下車マシンなわけね」

姉「まぁ詳しく言うならその地球下車マシンが地球の自転の影響から抜け出すのに対してこれは公転からも抜け出しちゃったという訳ね。家ごと」

俺「更に言うとこの反重力装置から半径約100mの範囲が影響範囲で、家以外にも庭が付いているってわけ」

友「ついでにバリア機能付きで簡易宇宙船になったと。おまけにある程度方向が変えられて、家に研究室があってでかいコンピュータがあると」


姉「ところで家が吹っ飛んで火星に行く事を望んでいるの?」

俺「いや、書いても現実にならないって言ってたじゃん。ならどんな事を書いても問題無いだろ?」

姉「まぁそうね」

―――某寒い国・首相官邸―――

某寒い国首相「これは……どこかの家が吹っ飛んで火星に行く事が無い様に祈ろうか、同志」

某寒い国工作員「さすがに家が吹き飛んで火星に行くのは現実に起こらないのでは? 同志」

某寒い国首相「だが、昔この掲示板に書かれていて長く続いたリレーSSに、政治家じゃない友人の言葉に耳を傾けて国の行動を決定した女王が登場した」

某寒い国工作員「え?」

某寒い国首相「そしてその女王とその友人は後で迷惑を被った国民から非難されたのだよ、同志」

某寒い国工作員「……最近ニュースでそんな話を聞いた事がありますが、まさか本当にある程度、書いた事が本当になるのですか? 同志」

某寒い国首相「だからそう言っているだろう? 同志」

某寒い国工作員「この掲示板でリレーSSし続けて大丈夫でしょうか? 同志」


―――俺の実家―――

友「それにしても、お前が主張していた昔あったリレーSSに書いた事が本当になったって話、具体的にはどんな話だったんだ?」

母「そういえばかなり抽象的で具体的説明に欠けていたわね」

俺「う~ん、具体的に言うと……一例だけど、そのリレーSSに飛空艇が出てくるんだけど、その飛空艇を建造するのに国が援助してくれなかったから」

俺「私財で建造したキャラが登場するんだけど、その飛空艇、実は国が建造を手助けしました、そのキャラは嘘を吐いているという話になったんだ」

兄「…その飛空艇の名前、デ・ハビランド・モスキートって名前じゃないだろうな?」

友「確かに経緯が似ているかも…」

俺「いや、これはさ、“私の手柄です”と言っていた人が後から“違う、お前の手柄じゃないぞ”と言われるところがあのニュースと似てない?」

母「ああ、もしかして……確か『現在のベートーベン』と呼ばれる人のニュースだったかしら?」

――― 一方その頃、現在のベートーベンは…… ―――


―――オーストリア・ウィーン郊外・ウィーン中央墓地―――

観光客「ウィーン中央墓地という名前なのにウィーン郊外とはこれいかに」

某島国観光客「うちの国には東口に西○デパート、西口に東○百貨店がある駅があるぞ」

ガイド「こちらの中央にあるのがモーツアルトの記念碑で、右奥がシューベルトのお墓、そして左奥がベートーベンのお墓です」

ガイド「ベートーベンさんは1770年12月16日頃誕生で、1827年3月26日に56年と約3カ月の生涯を終え、そして今このウィーン中央墓地にお墓があります」

ガイド「もうすぐベートーベンさん没後190年です。……皆さんはベートーベンさんの曲の中で何が好きですか?」

某ウサ国観光客「俺はアランフェスタ協奏曲だな!」


観光客「……アランフェスタ協奏曲って……」

某島国観光客「アランフェス協奏曲じゃ……」

某ウサ国観光客「そうともいうかな? かっこいい感じな曲だよな!」

ガイド「……う~う~」シクシクシク……

某ウサ国観光客「え? 何でガイドさん急に泣き出したんだ?」

観光客「アランフェス協奏曲はベートーベンさんの曲じゃないからな」

某ウサ国観光客「えっ!?」

某島国観光客「更にいうとかっこいい感じなのはアレンジされたものだよ」

某ウサ国観光客「えぇっ!?」

観光客「元のアランフェス協奏曲は哀愁漂う曲なんだよ」

某ウサ国観光客「ええぇっ!?」

ガイド「う~う~」シクシクシク……

幽霊「私の~お墓の前で~ 泣かないで下さい~」

某島国観光客「あ、あの幽霊は!?」

観光客「ま、まさか!?」

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