男「迷子と触手と美少女と」 (76)

男「千年に一人の美少女?」-SS速報VIP
男「千年に一人の美少女?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474115513/)
の続きです

登場人物紹介



主人公、常軌を逸したマザコン

美少女

ヒロイン、想像を絶する美少女



自称親友、ほどよく変態

美少年

美少女の弟、言葉にならない美少年

ママ

真のヒロイン、筆舌に尽くしがたいビッチ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474805231

美少年「・・・」

迷子「びえーびえーうわーん!」

美少年「迷子かぁ」

美少年「クス、しょうがないなぁ」

美少年「めんどくさいしキモいしバッチぃからほっとこ☆」るんるん

迷子「わーんわんわん!」

美少年「あはっ☆あーゆーの見ても殺意しか湧かないや」

美少年「騒音だし公害だよネ、大好きな砂場で生き埋めになればいーのに」すたすた

男「鬼か」

美少年「」びくっ

美少年「お、おにいさん!ほほ本日もよいお日柄で!?」あせあせ

男「見てたよ、鬼畜の所業」

美少年「い、いやぁアレは交番に知らせてこようかと」引きつった笑顔

男「ばっちり聞いてたよ、殺意の衝動」

美少年「さ、殺意っていうかその・・・ボクなりの愛情というか」

男「へぇーあの狂乱の音色が愛情か」

美少年「し、獅子は子を千尋の谷に突き落とすそうですし?」

男「人は迷子に殺意を覚えたりしないんだ」

美少年「場合によってはありますって」

男「このケースに限っちゃ無いと断言するよ」

男「ほら声かけな」

美少年「チッわかりましたヨ」

男「てめー舌打ちしたな」

美少年「ぼく~?どうしたの~?」

迷子「おせーよ」

美少年「え?」

迷子「腹減ったわ、焼きそばパン買ってこいよ」

美少年「子供らしからぬ塩対応なんですけど」

男「僕の分もな」

美少年「あんたもか」

美少年「やっぱりほっときましょう」

男「まぁまぁ当然の報いなんだから」

美少年「うー…まぁおにいさんが言うなら」頬ぷくー

迷子「おいオッサン」

美少年「お、オッサン…?まさかボクじゃないでしょ」

迷子「お前しかいねーだろオッサン」

美少年「!!!」バリィィン

迷子「お、なんか割れた」

男「プライドの破片が刺さると危ないから離れよーね」

美少年「あ、あのネ~ぼく?お兄ちゃんは14才のピチピチピッチなんだヨ~?」青筋ぴくぴく

迷子「はぁ?オレ4才だし、オレのがピチピチだし、10才も離れてるとかジジイじゃん(笑)」

美少年「お、おにいさん・・・そろそろ殺害許可をもらえますか」ゆらぁ

男「生憎そんな権限はないよ」

美少年「はぁ…はぁ…ダメです!これ以上関わったらおかしくなりそう!」ぶるぶる

男「会いたそうなラブソング並みに震えてるね」

迷子「はぁー迷子とかダリー」

美少年「ぼく~?相手する方がダリーの分かってる~?」

迷子「ジジイうるさい」

美少年「じ、ジジ……ジジ…じ、じ……ジジジジジ」がくがく

男「自爆装置が作動したのかな」

美少年「コゾウ…これが最後の忠告だ。さっさと失せろ(※交番に)」

迷子「失せろだと?クク…バカめ」

美少年「なに…?」

迷子「最初から泣きつかせておけばよかったものを……オレを寂しがらせるからこうなるんだ」

男「甘えたい盛りだもんね」

迷子「オレはもう交番へは行かんぞ。母ちゃんを見つけるまで付きまとってやる!貴様らにナァ!!!」どんっ

美少年「」ズガーン!!!

男「素直に探してくださいって言えばまだ可愛げもあったろうに」

美少年「なんで…なんでキャワイイボクがこんな害虫の世話を……」

男「人畜無害な年の子になんてことを」

美少年「そ、そうだ!香水だ!いつも持ち歩いてる香水を惜しみなく吹き掛ければ匂いを嫌がってどっかに行くはず!」

男「男のくせに香水持ち歩いてんの」

美少年「エチケットですヨ!お高いヤツだけどしょうがないです!」シュッシュッ

男「こういうクッサイおばちゃんよくいるわ」

美少年「さぁこれでお前も!」

迷子「愚策だな」

美少年「な…なぜ消滅しない!?」

男「なぜ消滅すると思ったの」

迷子「オレはノウズにゲル状のバリアを分泌させることでバッド・スメルをシャットアウトするアビリティのゴッドなんだよ!」

男「翻訳すると鼻づまりだね」

美少年「鼻たれコゾウが!こうなったら奥の手だ」

男「いかんせん大人げないんだよなぁ」

美少年「百万ある。これで手を引け」ばさっ

男「現金はまずいよ現金は」

迷子「百万か…ふん、妖怪メダル買い放題じゃないか」

男「それ大きくなってから後悔するよ」

美少年「その金で好き放題におやつを食い散らかし、オモチャやゲームをかき集め、出所の知れない金を母親に追及され、ケツをひっぱたかれて泣きじゃくるがいい…!」

男「陰湿な上に教育にも悪い」

迷子「この金があれば万引きをしなくてもコーラが飲めるってのか…!?」

男「すでに教育が悪かった」

美少年「ありがたく受け取れ下等民族が」

迷子「ふっ!ことわる」

美少年「なんだとぉ!!!」

男「そこまで驚くことでもないだろ」

美少年「ば、バカな!大金を目にした人間は等しく地べたを這いずり靴の裏にこびりついた犬のフンを喜んでたいらげるはずだ!」

男「その金額でそこまで落ちぶれる人はいないはずだ、おそらくは」

迷子「金では転ばんよ、なぜならオレは……」

美少年「オレは…!?」ごくり

迷子「一人でお買い物できないからなぁっ!!!」ばばんっ

美少年「し、しまったぁぁぁ!!!」ズガーン

男「万引きはできるのに」

迷子「クク!つまりオレにはまだ"はじめてのおつかい"の出演権が残っているということだ」

男「残ってないよ」

美少年「下の毛も生え揃ってないガキの分際でナメやがってぇ!」

男「まだ下の毛は生えてないんじゃないかな」

迷子「ちゃんと剃ってるっつの」

男「剃るほど生えてた」

美少年「発育よすぎィ!」

美少年「施設に預けましょう」

男「飼い猫を保健所に引き渡すようなもんだよ、それ」

美少年「大丈夫です、とっておきの施設がありますから」

男「とっておきってどんな」

美少年「児童虐待を専門にしてると評判なんです」

男「おそらく悪評だね」

美少年「でもストレスフリーな環境ですから安心して働けますヨ☆」

男「働く側はね」

美少年「さっそく連絡してみますネ!」

男「してもいいけど通報するよ」

男「とかやってる間に迷子がいない」

美少年「はぁそうですか」

男「探そう」

美少年「じゃあ後はお任せしますネ☆」

男「いいよ、その代わり二度とツラ見せんな」

美少年「じょ、冗談ですってば?」

迷子「おいオッサン、付いてったら明日香キララに会わせてくれるってマジかよ」

不審者「まさかその年でそっちに食い付くとはね」

迷子「ナメんな、3才には父ちゃんのコレクション制覇したっつんだよ」

不審者「3才児の手の届く範囲にあっちゃいけないよ」

迷子「ほんとに明日香いんの」

不審者「会えるよ。あの車に乗ればね」

迷子「じゃあ乗る」

不審者「ちょろいね」

男「ダメだ手分けしても見つからない」

美少年「そうですネ、帰りましょっか」

男「情報交換しよう、こっちはあちこち行ったけど弟くんはどの辺探した?」

美少年「え?そこのベンチでツムツムがてら探してましたヨ」

男「ツムツムってなに」

美少年「スマホアプリです」

『※生まれて初めて年下を殴りました』

美少年「ほ、本気で腹パンかましてきた・・・ぉえっ」痙攣ぴくぴく

男「次は自慢の顔に入れるよ」

美少年「ちゃ、ちゃんとやりますから」

男「日暮れ時だし危ないな。一応おまわりさんには言ったけど」

美少年「きっと自力で母親を見つけたんですヨ、帰りましょ」

男「それはないよ」

美少年「どうして分かるんですか」

男「母親は交番にいた」

美少年「えっ」

男「おまわりさんもとっくに捜索中だったらしい」

美少年「じゃ、じゃあもしかして」

男「うん」

美少年「新しいお母さんを見つけたんですネ!めでたしめでたし☆」

男「顔出せ」

美少年「ごめんなさい顔だけはゆるして」

不審者「ここだよ」

迷子「はぁ?明日香キララいねーじゃん!騙したのかよ」

不審者「今日はマスカットナイトの収録で遅くなるんだ」

迷子「じゃあ待つよ」

不審者「不安になっちゃうくらい聞き分けいいね」

迷子「オレ明日香の大ファンなんだ、いつも父ちゃんと一緒に見てるから」

不審者「君の家庭環境はだいぶ問題ありと見たよ」

不審者「君はAVをたくさん見てるようだけど一般的な売り上げ順という物を知っているかい」

迷子「なにそれ」

不審者「みんな素人物とか有名女優とか芸能人のAV堕ちとかを挙げがちなんだけども」

不審者「実はそうじゃないんだ」

迷子「?」

不審者「大抵の人は顔やスタイルを大事にするんだけど・・・そういうのって中身が淡白でしょ」

不審者「だからね、凝っていくとみんな内容で選ぶようになるんだよ」

不審者「ただぶつかり稽古するんじゃなくて・・・ドラマ性であったり、ちょっと特殊なプレイだったり」

不審者「そういう・・・いわゆる・・・興味をそそる物に着目するんだ」

迷子「よくわかんねーけどたぶん4才児に聞かせる話じゃねーよな」

不審者「その程度のモラルはあったんだね」

不審者「人間って探求心が強いだろ、特に性欲が関わると止めどなくなる」

不審者「だからSMとか・・・鼻フックとか・・・スカトロとか・・・獣姦とか・・・刺激の強い物が欲しくなるんだ」

不審者「君にはまだ早いかな」

迷子「早いか遅いか聞かれてもまだ精通してねーからなぁ」

不審者「うん、モーマンタイ(はぁと)」

不審者「まぁ簡単に言うとね、内容が過激でレアな物っていうのが最も高価格で売れるんだよ」

不審者「しかも背徳的であればなお良し・・・」

不審者「おねショタ、近親、幼児同士の組み合わせなんかは絶品だね」

不審者「そろそろ分かってくれたかな、君がなにをさせられるのか」

迷子「おう、明日香キララに会わせてくれんだろ」

不審者「歪んじゃいるけど純粋無垢だね」

美少年「誘拐ですか」

男「うん、可能性はあるよ」

美少年「それなら警察にお願いするしかないんじゃないですか」

男「そうだけどあの子を見失ったのは僕らの責任だ」

美少年「ふーん、おにいさんの意外な一面を見た気がします」

男「なにが」

美少年「マザコンじゃなかったらわりと普通の人なんですネ」

男「すごい偏見だね」

美少年「だってそうじゃないですか」

男「否めないけども」

男「僕も昔、迷子になったことがあるんだ」

美少年「ほうほう」

男「あの時、僕を探しに来てくれたのは父だった」

美少年「へ?ママさんじゃないんですか」

男「うん、ママは来なかった」

美少年「それこそ意外ですネ、いつも愛し合ってるのに」

男「ちょうど僕が迷子になってる間、ママは知らない男といたみたいでね」

男「しかたなく父は一人で僕を探し回ってたんだよ」

男「後で知ったことだけどママは家族を捨てて駆け落ちする寸前だったらしい」

男「しょせん息子の僕とは遊びだったんだ」

美少年「むごい昼ドラですネ」

男「あの子には・・・あんな思いしてほしくないんだ」

美少年「一般的な主婦はそんなガードゆるくないと思いますヨ」

おまわりさんA「迷子の手がかり無しか。あんまり見つからんと事件性を帯びてくるぞ」

おまわりさんB「念のため応援要請しといたが交番勤務の管轄にある内に解決できるといいな」

ぶぉぉん ぶぉぉん

おまわりさんA「ん?」

どががががん!!!

おまわりさんA「道いく人が跳ねられてるぞ!!」

おまわりさんB「なんだあの暴走車は!ただちに撃ち殺してやる」

美少女「やふー!ポリスメン調子どう」クラクションぷっぷっぷー

おまわりさんAB「……」

美少女「ヒャッハー!無免許運転たまんねーな!」ぶぃんぶぃん

おまわりさんA「あの娘になら跳ねられてもいいな」

おまわりさんB「うん、許す」

『※美少女さんだから許されることです。よい子は絶対にマネしないでください』

友「なんか慌ただしいな。物騒な世の中だぜ」

友「俺も変な事件に巻き込まれねーようにしないとな」

友「さて、バスで痴漢するか」

美少女「いえーい!バインバインだぜぇ!」ぶぃぃん

友「え?」

どごんっ!

美少女「やったね!フルコンボだドン!」びゅーん

友「」ぴくぴく

男「いつからか町に屍が溢れてた」

美少年「それより手がかり発見ですヨ!」

男「ホント?」

美少年「ハイ!あの子の目撃情報はなかったですけど代わりに近辺で発生する誘拐事件についてアングラなSNSを基に調べてみました」

男「それで」

美少年「そしたらある違法サイトにたどり着きました。主に危険ドラッグや非合法な裏ビデオを転売してるみたいです」

男「なにそれヤバい」

美少年「そこは会員制で番号やアドレスはもちろん個人情報を軒並み登録しないと繋がらないんですが特に制限やウイルスはなさそうだったんで入会しておきました」

男「大丈夫なの」

美少年「大丈夫ですヨ、これボクの携帯じゃないですし」

男「え?誰の」

美少年「その辺歩いてた女の人にお願いして借りました☆」てへぺろ

男「あかんよね」

美少年「心配しなくても登録内容はその女の人から聞き出した個人情報ですヨ☆」

男「絶対あかんよね」

美少年「彼女は犠牲になったんです・・・」涙がキラリ

男「犠牲にしたの間違いだろ」

美少年「そしてそのサイトの運営が更新してるブログの新作チェック欄を見ると・・・ほら?」

男「目元にモザイクは入ってるけど、あの子の写真だね」

美少年「おとなしく撮らせてるあたり、なんか口車に乗せられて連れてこられたんでしょーネ」

男「遊園地に連れてくとかそういうことか」

美少年「好きなAV女優に会わせるとかかもしれませんヨ」

男「まさかそれはないでしょ」

『※ありました』

男「しかしあれだね、もはや事件だね」

美少年「ハイ、事件です」

男「これはいわゆるマジだ」

美少年「ハイ、マジです」

男「今までとテイスト違くない?」

美少年「今までって?」

男「いろいろあったじゃん」

美少年「ちょっと記憶が」

男「黒歴史だけど消そうとしないで」

男「警察に教えなきゃ」

美少年「警察はさっき謎の暴走車が起こした連続轢き逃げ事故の対応に追われてて忙しいみたいですヨ」

男「どこのどいつだよこんな時に」

『※このSSのメインヒロインです』

美少年「プリティ~~フェイス☆」ぱしゃっ

男「なにしてんの」

美少年「自撮りですけどなにか」

男「アヒル口やめてぶん殴りたい」

美少年「この写メを業者に送りつけます」ぴろりん

男「正気を失ったならそう言えばいいのに」

美少年「まぁ見ててください」

ぴろ~ん

美少年「返信きました」

男「なんて?」

美少年「出演OKだそうです」

男「出演?」

美少年「じゃあ行ってきます。おにいさんは交番で待ってていいですヨ☆」

男「ちょっと待ってどこ行くの」

美少年「あの子の監禁されてる場所に潜入してこようかと」

男「危ないって」

美少年「へーきですヨ、ボクこー見えてやる時はやりますから」

男「腕力ありそうには見えないけど」

美少年「たしかにおねえちゃんみたいな腕っぷしはないですネ、でも大丈夫です」

男「僕も行くよ」

美少年「あ、これ持っててください」

男「これは」

美少年「携帯GPSです。ボクの位置情報がリアルタイムで見れますから」

男「いや、だから一人で行かせらんないって」

美少年「おにいさん、ボクを信じてください」

男「無理だよ、普段の行いからして」

美少年「ここボケるとこじゃないですヨ」

美少年「えへへ、ほんとはボクもちょっぴり怖いんですけどネ」

男「それなら行かない方が・・・」

美少年「だから、もしもの時はかっこよく助けに来てくださいネ!おにいさん☆」ニコッ

男「弟くん…」

美少年「それにあのおねえちゃんの弟ですからなんとかなりますって」

男「だから不安なのさ」

美少年「遅れちゃってごめんなさい?」女の子走り

チンピラ「あぁさっきのとびきりキャワイイ写メ・・・うひょー!!!」

美少年「はじめまして、ポカポカ陽気な雲の揺りかごに戯れる青空の王子さま!美少年です☆」

チンピラ「ご、合成じゃない……だと…」

美少年「ボクの顔になにかついてます?」首かしげ

チンピラ「い、いや、どうもパンツが汗だくでね、こんなキャワイイ子が来ると思わないから」じわぁ

美少年「わぁっすごいシミ☆」きゃぴっ

チンピラ「これなら女優はいらねぇかもな。むしろ個人的に連れ去りたいぜ」

美少年「もー☆おじさまったらお世辞が上手なんですから?」人差し指つんつんっ

チンピラ「うっ……ふぅ」すっきり

美少年「あれ?栗の花の香りが」すんすん

チンピラ「気のせいだよ、行こうか」

美少年「ハーイ☆」

迷子「いつになったら明日香キララに会えんだよー」

不審者「待っててね、マッコイと枕したらすぐ来るから」

迷子「じゃあ待つ」

不審者「素直は素直なんだよなぁ」

不審者「(…相手役変更か、いくらルックスがいいにしても不自然だな)」

不審者「(妙なのだったらヤバいし一応アレを用意しとくか)」

チンピラ「着いたぜ、ここがロケ地だ」

美少年「へぇーこんな山奥にプレハブ小屋があるんだ」

チンピラ「あんま表立ってやれるこっちゃないからな」

美少年「ねぇ、おじさま」腕組みぎゅっ

チンピラ「あ?」

美少年「ボクね、不安なの。うまくできるか」

チンピラ「お、おほっ!だぁーいじょぶだぁ~!ちゃんと仕込んでやっから」

美少年「本番の前に教えてほしいな?」上目遣い

チンピラ「な、なにをだよ」

美少年「気持ちぃの……や・り・か・た☆」耳に息ふっ

チンピラ「ンギモヂィィィ!!!」どばどばばばばばばっ

美少年「プリティ奥義テクノブレーイク☆」ピース

こんこん

不審者「はいはい」がちゃっ

美少年「どーも見たままの妖精です☆」

不審者「うん、どっからどう見ても妖精だね。君が出演してくれる子?」

美少年「そーですヨ」

不審者「迎えに来た奴は」

美少年「グラブってました」

不審者「またか、なにかってーとグラブりやがって」

美少年「ボク男なんですけどイケますか?」

不審者「妖精に性別とかないからなんとかなるっしょ、入んな」

美少年「(妖精って性別ないんだ)」

不審者「じゃあ撮影始めるよ」

迷子「明日香は!」

不審者「さっき謎の暴走車に轢かれて全治13年だって、次に会う時は熟してるね」

迷子「はー!約束とちがうじゃん帰る!!!」

不審者「おいガキ」

迷子「」びくっ

不審者「あんまり大人をナメてっとおちんちん切り落とすぞ」

迷子「おちんちん?」

不審者「あ?おちんちんだよ、お前の股にぶら下がったおちんちん切り落とすって言ってんだ」

迷子「いつからオレが男だと錯覚していた…?」

不審者「なん……だと…」

美少年「女の子だったの?」

迷子「ちがうよフタナリ」

不審者「しっかり付いてるねぇ」

不審者「まぁいいや、ふたなりと妖精の絡みなんて前代未聞だ、こりゃ高く売れるぞぉ!」

迷子「ジジイなにしてんだよ」

美少年「次ジジイっつったらマジでコロ助」

迷子「なにそれゲーム?」

美少年「黙ってろクソガキ」

不審者「さ、いよいよ始めようか、まずは誰もがスキップするインタビューシーンから」

美少年「なんでスキップされるって分かっててテープ回すんですかネ」

迷子「無きゃ無いで寂しいからな」

不審者「そう、あっても邪魔だけど無いとモヤモヤする。それがインタビューシーンだ」

美少年「値打ちのないタイムロスですネ」

不審者「えーとじゃあまずはお名前から」

美少年「美少年です☆」

迷子「迷子と書いてマイコ」

不審者「どっかのブサイクグループが口説いてそうな名前だね」

不審者「じゃ思いきって感じるところ言ってみよう」

美少年「ち、チクビです・・・」頬赤らめ

不審者「オォヒョ!そっかそっかーマイコちゃんは?」

迷子「ぽこちんに決まってんだろーが」

不審者「はいカット、まだネタバレしないで」

迷子「は?」

不審者「ボーイッシュなロリかと思わせて脱いだら爆裂おちんちんタイム、これで2時間もつから」

迷子「何時間収録すんだよ」

美少年「あ、じゃあボクも女の子かと思ったら実は男の娘な方向でいきます」

不審者「それいただき。8時間もつよ」

迷子「インタビューメインじゃねーか」

不審者「よしよしタイトルは男の娘妖精さんとふたなりボーイッシュたんの触手悶絶イキ地獄に決まりだな」

迷子「タイトルでネタバレしてんじゃねーかよ」

不審者「じゃあ二人とも気持ち作る為にリラックスしよっか」ジャジャーン

美少年「それって・・・」

不審者「大丈夫、ちょっぴりチクッとするけどリラクゼーション効果アゲアゲだよ」

迷子「オレ注射NG」

不審者「じゃあここで解禁だね」ぐいっ

迷子「なにすんだよ、大声出すぞ!」

不審者「いいよ、これからいっぱい出してもらうから」

美少年「そこまでですヨ」

不審者「ん、なにが」

美少年「クス!これが目に入りませんか」スマホじゃーん

不審者「入らないかな、サイズからして」

美少年「物理的な話じゃなくて」

美少年「じゃーん」

テレビ電話『迷子の母親「迷子ちゃーん!」』

迷子「おーすげっ!母ちゃんたちが映ってる」

美少年「今までの様子も全部繋がってますヨ」

不審者「ほー…」

テレビ電話『男「弟くん!大丈夫か!」』

美少年「ハーイこちらリポーターの美少年でーす☆」

美少年「今回お邪魔させていただくのはなんとなんと!違法なアダルトビデオの撮影現場なんですネー!」

美少年「こちら今回の撮影に協力してくださるA(仮)さん!」

不審者「……」

美少年「早速インタビューしてみたいと思いまーす☆」

テレビ電話『男「ノリノリじゃないか」』

美少年「今どんなお気持ちですか~」

不審者「複雑だね」

美少年「喜んでください!これ警察関係者、各社メディア諸々に行き渡ってますから」

不審者「ふーん、なるほどなぁ」

美少年「位置情報やルートも随時送信されてます。つぅーまぁーりぃ~」

美少年「あんた、終わってますヨ☆」キラリん☆

テレビ電話『男「なんかキメてるし」』

テレビ電話『男「諦めて自首しな」』

不審者「あのさぁ」

美少年「なんです」

不審者「その画面に映ってるの君の知り合いと迷子ちゃんのお母さんだけだよね」

美少年「だから?」

不審者「おっかしいなー。自分で言うのもアレだけどこれ結構な大事件だしさ」

不審者「わざわざ中継するのに警察官も取材記者も野次馬もいない。しかも場所は小さな交番」

不審者「で、被害届も住所も犯行も取り押さえて強制捜査に踏み切れるだけの状況証拠を揃えておきながら……自首しろだって?」

美少年「なにが言いたいんですか」

不審者「いやぁ別に?ただ浅知恵だなぁと思ってさ」

美少年「言い逃れは見苦しいですヨ」

不審者「ぶふっ!がんばるなぁ」

テレビ電話『男「(やっべ、こいつめっちゃ勘がいい)」』

迷子「つまりどういうことだってばよ」

『※ハッタリです』

不審者「いつになったら警官隊が雪崩れ込んでくるのかなぁ、怖いなぁ」

美少年「もうすぐ来ますヨ、早めに観念した方が罪も軽くなるのでは?」

不審者「でもさぁ自首って犯行が露見した後じゃ効力が無いからなぁ」

美少年「今ならまだボクと迷子の被害は少なくて済みますから罪が重なることはありません」

不審者「こっちの犯行は組織的だし常習性がある。余罪をつつかれりゃ木っ端微塵さぁ」

美少年「ならボクらは供述を控えると約束しましょう。それでいいでしょ」

不審者「んんぅ?もうすぐ警察に助けてもらえるんだよね、安全が保証されててなんでそんな必死なの」

美少年「・・・!」

テレビ電話『男「6スレ目にして初めてリアルなピンチが訪れた」』

迷子「大人の話してるとこ悪いんだけどおしっこ漏れそう」

不審者「だってさ、妖精さん」

美少年「へ?」

不審者「便所なんかないからさ、口貸してあげてよ」

美少年「トチ狂ってもらっちゃ困りますネ」

迷子「どっちから出そっかな」

不審者「よかったね、好きな方を選べるよ」

美少年「雌雄選べてもオーダーしませんヨ」

迷子「うぅ!もれる~!飲むなら早くして~」

美少年「飲んでたまるか漏らせ」

テレビ電話『男「お子さん諦めた方がいいかもですね」』

テレビ電話『迷子の母親「新品産むからいいよ」』

ばきんっ

不審者「はい、通話しゅ~りょ~」踏みつけぐしゃっ

美少年「あぁ!ボクのスマホ!」

迷子「母ちゃん!」

不審者「お遊戯の時間はおしまいだ」

迷子「オレ諦めてまた産むってどういうことなんだよぉ!うわーん!」号泣だー

不審者「あ、え、えっと強く生きな」あせあせ

美少年「あーあ泣かした」

不審者「君が余計なことしなけりゃ防げた事故だよ」

不審者「まったく~おいたするからだいぶ予定が伸びちゃったじゃないか」

美少年「ボクらをどーするんですか」

不審者「怖がんなくていいって、やることは最初と変わらないから」

迷子「なんかあの箱うごめいてるぞ」

ぼごぉんっ

美少年「!?」

触手「ブゥジュジュルルル」にゅるにゅる

不審者「じゃあ撮影しようか、触手悶絶イキ地獄」

美少年「ちょっと外で気持ち作ってきます」

『※主食は血肉(人も可)な男優さんです』

男「はぁ、結局弟くんも迷子ちゃんも帰ってこなかった」

ママ「難しい顔してどうしたの」

男「ママ、実は・・・」

ママ「早くシャワー浴びましょうよ」

男「やっぱどうでもいいや」

ママ「オ゛ゲェ激しい!!」がくがく

男「」スパンパンパン!!!

父「ただいまー!おっ今日も家庭崩壊してんな」

ママ「おかえりなさい、あなた」

男「ちゃんと演技してよ父の時みたいに」

ママ「あらごめんあそばせ」

父「あれ演技か、自信あったのに」

友「こないだはいきなり跳ねられてびっくりしたぜ」

男「退院したんだ」

友「タフガイだからな」きりっ

男「バカと変態は治りが早いらしいよ」

友「ふっ!天は二物を与えちまったようだ」

男「残念な二物だね」

友「ニュース見たか」

男「うん、こないだの誘拐騒動、未解決事件になっちゃったね」

友「そっちじゃねーよ高橋杏里のMUTEKIデビューだよ」

男「ネットニュースの方か」

友「あんなチンパンジーでも需要あんのな」

男「中身より肩書きなんじゃない」

美少女「おっはよー!!」

男「朝からとびっきりだね」

友「なんかいいことあったの」

美少女「いやーそれがさ!弟が帰ってこないのよウケる」

男「ウキウキしながら言うことか」

美少女「あいつたぶん死んだね、確定!ひゃっほー」

男「こんなのと血を分けた弟くんが哀れだよ」

友「俺は美少女ちゃんになら死を望まれてもいいぜ」

男「大丈夫だよ、みんな望んでるから」

美少女「男くんなんか知ってる?」

男「知ってたような気がするけど忘れた」

美少女「あ~あ誰かの口から死亡確定しないかなー」

男「(仲が悪いのか単に性格が悪いのか)」

友「家出なら俺んちに来ればいいのに」

男「そんな汚点残せないよ」

友「俺を頼るのは汚点なのか」

先生「大変だみんな逃げろ!」

男「どうしたんですか」

先生「触手だ!触手の怪物が町に乗り込んで人食いまくってる!避難しろ」

男「人食い触手だって、逃げようか」

美少女「写メ撮ってこよ」

友「美少女ちゃんが行くなら俺も」

男「食われな」

触手「オデ・・・ニンゲン・・・クウ・・・」ブジョジョジュルブシッ

美少女「おーすげー」

友「東京10個分はあるな」

男「ドームで数えて」

美少年「にょろーん」ばばんっ

美少女「触手の上にメスガキが!」

友「美少年きゅん生きてたのか!」

男「どうなってんの」

美少年「ふふ、言うまでもなく怪物を操ってるのはボクです」

男「そこは事細かに言ってくれないと」

美少年「ボクにかかれば虜にできない生物なんていないんですヨ…ふふふ、うふふふふ」

男「なんか狂気を感じる」

美少女「どーしたあいつ」

友「レイプ目だぜ、あれ」

美少年「ぐふ、ぐひひ、あの後さんざん・・・さんざん・・・うあああああああああ!!!!」ヘドバン

友「おい大丈夫かぁ!!なにがあったぁ!?」

美少女「いーぞ、そのまま脳震盪起こして転落しろ。んで死ね」

男「その姉弟仲でよく今まで同じ屋根の下にいれたね」

男「そういえば誘拐された迷子は」

美少年「補食、咀嚼、消化の順で吸収されましたけど」

男「丁寧な解説ありがとう、できれば聞きたくなかったよ」

美少年「あの子が喰われてる間に逃げたはいいんですけど山中で謎の暴走車に跳ねられて生死をさまよいましてネ」

男「幼児を囮にしたんだからね、そのまま死んでもよかったんじゃないかな」

美少年「そこをこの触手こと"しょっくん"がさんざん・・・さんざん・・・いやぁぁぁあああああ!!!」ヘドバン

男「さんざんの先にはとてつもない闇が潜んでる」

男「あんなトラウマ抱えてんのに触手とつるむのはなんでかな」

友「あれの卵産ませられたんじゃね?」

美少女「それマジ?もっかい産卵してもらおーよ」

男「やめてあげて」

美少女「なんで?おもしろいじゃん」

男「こいつヤバい」

美少年「しょっくん、餌の時間だヨ~☆」

触手「ギボヂッギボヂッギボヂッギボヂッ!!!」ブチュゥルルル

友「おっ」にゅるっ

男「あ、友が絡め取られた」

美少女「そのままケツの穴みたいな口に運ばれて~の」

ぱっくんちょ

触手「ムチュムチュアハン」ばきっごりっぼぎぃっぐちゃっ

男「弱肉強食、どれだけ文明が発達しても生存競争は過酷なんだ」

美少女「あたしらが毎日いただく食べ物も命の上に成り立ってるんだから日々リスペクトだね」

『※R.I.P.友、マジRESPECT』

美少年「次は二人の番ですヨ~?」

男「あんなビオランテみたいな触手どーしろと」

美少女「最後にキスしとく?」

男「フラグ成立するからやめとく」

美少年「いっけぇ~☆」

触手「ボボボーボボーボボ!!!」しゅるっ

男「せめて死ぬ前にママの作った味噌汁を股に注いでワカメスープとかやりたかった」

美少女「願望がオッサン丸出しだわ」

びゅんっ しゅるるっ

美少女「およ」ぎちっ

美少年「よっしゃ!メスブタやんけ!」

男「僕が先じゃなくてよかった」

美少女「男くんじゃなかったら憎悪するセリフよ」

触手「グバハァァア゙ア゙ア゙!!!」お口くぱぁ……

男「さらば美少女よ永遠に」南無

ぱっくんちょ

美少年「やったやったぞやったんだ!ボクが、ボクがあのメスブタをやった!美少女に勝ったんだぁぁあ」ガッツポーズ

男「正確には触手のお手柄ね」

美少年「構いませんよーだ!これでボクも心置きなくヒロインになれますからネ!」

男「ヒロインはママだよ、バーカ」

触手「ヴヴ・・・」もぞもぞ

男「おや、触手が苦しそうに蠢いてる」

美少年「しょっくん、どちたのーぽんぽんいちゃいの~?」

触手「グッブゲェェベベベ!!!」ぴかぁぁぁん

男「光った」

美少年「やな予感」

どっかぁぁぁぁん!!!


男「昭和か」

美少女「はい!」じゃじゃーん!

男「マジシャンっぽくキメてるとこ悪いけどなにしたの」

美少女「おっとタネは明かせませんねぇ」

男「明かしてくれないと一生気になって寝れそうにないんだけど」

美少女「不眠不休でがんばっ」

男「こんなんで寝れない人生むなしすぎる」

そして一連の事件は無事、幕を閉じた

触手による被害は凄まじく多くの死傷者を出したが国の意向でいっぱい子作りしたのでなんとかなった

少子化も解決した


あれから誘拐された子の母親も新しい命を授かって幸せな家庭を築いた

美少女も弟の爆死を心から喜び、親の遺産が転がり込んでくるのをワクワクしなが待ってる

友の死をきっかけに町内の下着盗難件数は0になった


HAPPY

10年後

男「あれどうやったの」

美少女「えーもう覚えてないし」

男「頼むよ、ずっと寝てないんだ」

美少女「んーじゃあビビッとやってズバーンとしてスペシウム光線、これでいい?」

男「そんなテキトーじゃおちおち眠れないよ、詳細きぼんぬ」

美少女「きぼんぬって久しぶりに聞いたわ」

男「いいよそんなの早く言えよ」

美少女「ちょっと待って考えるから」

男「思い出すじゃなくて?偽造する気マンマンじゃん」

美少女「はーめんどくせ」ぶっ

男「屁こくな、こっち真剣だから」

美少女「はいはいピカッとぶっ飛ばしたよーおしまい」

男「あぁ今夜も寝付けない」


完結

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