男「幼馴染?」 幼馴染「……久しぶり」(345)

男「ふあ~あ」

女「どうしたの。いつにもましてだらけてるじゃん」

男「まあな。昨日徹夜で課題やってたからなー」

友「お前留年寸前だもんなー」

男「そこまでじゃねえよ! ちょっとさぼってたツケがま

わってきただけだっつの」

女「先生にもらった時からコツコツやらないから」

男「そういうお前はどうなんだ」

女「レディの口からそんなこと言わせるの?」

男「レディ関係なくね?」

友「レディ(笑)」ハン

女「んだとこら!」ギリギリ

友「うごっ!? ギブギブ……」プルプル

女「このまま落とす!」ギリギリ

男「落とすな落とすな。後始末がめんどいから。ほらほら

離れろ」

友「かっ、はぁ! 死ぬかと思った……」

女「今日はいつにもまして綺麗にチョークスリーパーが決

まったからね」

男「で、女も課題やってないんだろ?」

女「おうよ☆」

男「やってないなら最初からそう言えよ!」

友「つくづく面倒な奴だな」

女「んだとてめえ!」

男「はいはい、やめやめ。ホームルーム始まるから」

男(にしても、今日はクラスが騒がしいな。なにかあるの

か?)

男「なあ、今日何かあるのか?」

友「ああ、彼女とデートだぜ!」

男「お前の二次元の彼女との妄想話は聞いてない」

女「ああ。転校生のこと?」

男「転校生? この時期にか?」

友「ああ、それか。転校生がこのクラスに来るーって話だ

よな」

初めてだから切るところとか下手ですまん

女「親の都合かなんかじゃない? 風の噂だからちゃんと

したことは誰も知らないんだー」

男「なんか気になるな」

友「ああ、気になるな。謎の転校生、わくわくしてくるぜ

……」

女「あんたの頭はいつも能天気ねー……」

先生「ほらほら席に着け。ホームルームをはじめるぞ」ガ

ラガラ

委員長「起立。礼」



先生「まず初めに。男、ホームルーム終わったら職員室に

来い」

男「え!?」

女「あははーw さては課題の件だね」

先生「女。お前もだ」

女「……まあそうなるよね」

友「お前らざまあwwwwwwwww」

先生「友。お前もついでだ」

友「なにゆえ!?」

男・女「wwwwwwwww」

友「笑うな!」

先生「あーあー。静かにしろ静かにしろ」

友「理不尽すぎんだろ……」

事情あってノーパソに移動した


先生「あー。今日からクラスの仲間が一人増えることになった」

友「おっ。噂の転校生のおでましか」

?「…………」ガラガラ

女「うわ。可愛い……」

男(ん? こいつ……)

元のパソに戻るまで長文投稿出来んが許してくれ


友「まさかこんな美少女がくるとは! これは校内美少女ランキングに関わる一大事だ!」

女「いいから落ち着きなさいな」バシ

友「いてっ!」

男「お前そんなもん作ってたのか……」

先生「そこ。静かにしろと何度も言ってるだろうが」

男「す、すみません……」




先生「じゃあ、挨拶してくれ」

?「○○高校からきました。幼馴染と言います。よろしくお願いします」

男(幼馴染……? もしかして、あいつ!)ガタ

男「お前……! 幼馴染?」

幼馴染「……久しぶり」


友「え?なにお前ら知り合い?」

女「まさかの転校生と知り合いという急展開?w」

先生「お前ら静かにせんか。じゃあ、幼馴染はそこの空いてる席に着け」

幼馴染「はい」

先生「男も早く座れ。話が進められん」

男「あ、はい……」

男「あ、はい……」

男(どういうことだ? 内地から戻ってきたのか? それにしても連絡のひとつぐらい……)

女「ねえねえ。男は幼馴染ちゃんと知り合いなの?」

男「あ、ああ。あいつは幼馴染で高校に上がるときに内地に引越したんだが……」

友「くっそー! お前にあんなに可愛い幼馴染がいたなんて! 女!」

女「な、なに!?」

友「俺の幼馴染になってれ!」

男「頭がバカになりすぎてもうわけがわかんねえよ」

幼馴染「…………」ジー

男(こっちを見ている……。とりあえず休み時間にでも話かけてるか。いろいろ聞きたいがあるしな)

~休み時間~


女子A「幼馴染ちゃんってどこから来たの?w」

女子B「可愛いよね。もてるでしょ?www」

女子C「あ、幼馴染ちゃんって呼んでいい?www」

幼馴染「別にいいよ。親の都合で内地から引っ越してきたんだ。別に、そんなに可愛くないよ」ニコ

男(もう、ずいぶんとクラスに馴染んでるな。ま、あいつは昔から人懐っこかったからな)


女子A「男君とどういう関係なの?www」

女子B「なんか知り合いみたいな感じだったけど~?www」

女子C「もしかして元彼とか?www」

幼馴染「ばっ! 誰があんなバカと! あいつとはそんなんじゃ……」

男「バカで悪かったな。来い。ちょっと話がある」

幼馴染「え? ちょ、まっ」

~屋上~

男「で、いつ内地から戻ってきたんだ?」

幼馴染「久しぶりに会う幼馴染にその態度はないでしょ」

男「その幼馴染に何の連絡もくれずに突然戻ってきたのはどこの誰だ」

幼馴染「お父さんの仕事の都合でまたこっちに住むことにしたのよ。戻ってきたのは3日前」

男「じゃあ、お前が今住んでる家は?」

幼馴染「あんたん家の隣」

男(また今日から騒がしくなるな)

男「それにしてもなあ、連絡のひとつや二つくれてもよかったんじゃないのか?」

幼馴染「し、仕方ないじゃない! こっちも急だったんだから!」

男「はあ……。まあ、いいや。んじゃ、またこれからよろしくな」

幼馴染「うん」

友「(怪しいと思ってついてきてみれば)」

女「(そんなことだったとは)」


友「(これは面白いことに!)」

女「(なりそうな予感!)」

男「じゃあ教室に戻るか」

幼馴染「うん」

友・女「(見つかる前にエスケープ!)」


~誰もいなくなった屋上~

?「なによあの女。いきなり現れて私の男君となれなれしくして……フン!」


~昼休み~

友「はー! 腹減った!」

女「いやー、さっきの古典の時間はやばかったわ。おなかなりそうだったわ」

友「いや、実際鳴ってたの聞こえたんだけど」

女「あ゛あ゛ん゛?」

友「なんでもないです」

男「ふー。さっさと弁当食うかー……ってあれ?」

女「どったの?」

一応言っとくが12時過ぎあたりから長文連投するつもりだからよろしく

男「悪い。弁当家に忘れてきたみたいだから購買行ってくるわ。先食っといて」

友「心配せんでも待たねえよ」

男「てめえ……。まあいいや、行ってくるかな」

幼馴染「ちょっと」

男「ん? なんだ幼馴染かどうしt……って俺の弁当!? なんだ、お前が盗んでたのかっ!?」


幼馴染「違うわよバカ! あんたのお母様から、あんた弁当忘れてるから持っていってくれないかって頼まれて」

男(引越しの件おふくろ達は知ってたのかよ!)

男「そうだったのかサンキュー」

幼馴染「べ、別にお母様の頼みだから持ってきただけよ。特に深い意味はないわ」

女「おーおー、見せ付けちゃって」

幼馴染「そ、そんなんじゃないって!」

男「あ、ついでだし、お前も一緒に食おうぜ」

幼馴染「え? いいの?」

友「美少女大歓迎!」

女「私も可愛い女の子大好き!」ジュルリ

男「すまん。やっぱやめとこう」

友・女「すみませんでした!」


幼馴染「あはは。じゃあ、これからよろしくね」ニコ

男「!」

男(なんだろう。1年近く会ってなかったからか、俺に向けられたわけじゃないけど、今の笑顔にすごくドキッとした)

友「おーい、なに幼馴染ちゃんの笑顔に見とれてんだよ。さっさと飯食おうぜ」

男「み、みとれてたわけじゃねえよ。じゃあ食うか」

女「にしししー」ニヤニヤ

幼馴染「…………」

友「おっ! お前、そのミートボール美味そうだな! 俺のから揚げと交換してくれよ!」

男「あー、別にいいけど」

女「おっ。なんだいなんだいトレードかい。ちょっくらお姉さんも混ぜて混ぜてー」

男「お前はいったい何歳だ……」


女「レディに年齢聞くなんてデリカシーのないやつだね」

友「レディ(笑)」

女「んだてめーこらー!」

男「やめろやめろ暴れるな」

幼馴染「…………」

男「ん? どうしたんだ」

幼馴染「え? いや、ちょっと……」

男「もしかしてお前弁当忘れたとかじゃ……」

幼馴染「……そうみたい」

友「え? マジで?」

女「あちゃー。こりゃやっちゃったね」

男「どうする? 購買か食堂でも行くか?」

幼馴染「う、うん…………」

男「じゃあ、俺が幼馴染を購買まで連れて行っとくから、お前らは2人で食っといてくれ」

友・女「はーい」

男「じゃあ、いくか」

幼馴染「……う、うん」

男「友、女。帰ってきて弁当が空になってたら承知しねえからな」

友・女「……」ギク

~購買~

男「あー、こりゃ混んでんなー」

幼馴染「すごい人の数……」

男「お前が前行ってた高校ではこんなんなかったの?」

幼馴染「女子校だったからこんなに混んでなかったわ」

男「え? 女子校だったの?」

幼馴染「聞きたい? なかなかエグイわよ」

男「いや、やめとく……」

男(本気でえげつない話多そうし)

男「さて、そろそろ戦場に突撃しますかね」

後輩「あれ? 男先輩?」

男「あれ? 後輩?」

後輩「はい。男先輩が購買って珍しいですね」

男「あー、まあ俺はただの付き添いなんだがな」

後輩「付き添い? あれ? この美人のお姉さまは……
?」

男「ああ、こいつは幼馴染。もともとこっちに住んでたんだが、親の仕事の都合で内地に引っ越してて、戻ってきたんだ」

後輩「始めまして! 幼馴染先輩!」

幼馴染「は、はじめまして」

後輩「あ、あのあの! 幼馴染先輩!」

幼馴染「え? な、なに?」

後輩「お姉ちゃんって呼んでもいいですか!?」

幼馴染「え? 別にいいけど……」

後輩「じゃあ今度からお姉ちゃんって呼びますね! お姉ちゃん!」

幼馴染「あ、うん……///」

男「……なに照れてんだ」

幼馴染「そ、そりゃこんな可愛い子にいきなりお姉ちゃんなんて呼ばれたら照れるでしょ!///」

後輩「そんな、可愛いだなんて……///」

男(だあ、こいつらめんどくせえ……)

後輩「そうだ男先輩! よかったこのあとお昼ご一緒してもいいですか?」

男「ん? あー、すまん。教室に友達待たせてるから」

後輩「そ、そうですか……」

男「まあ、そうがっかりするな。また今度な」ナデナデ

後輩「! は、はいっ!」パア

後輩「男先輩! お姉ちゃん! また今度!」

男「おー、またな」

幼馴染「またねー」

男「…………」

幼馴染「……ねえ」

男「なんだ」

幼馴染「あの子いい子ね」

男「まあな」

幼馴染「もしなんかしてたら殺すから」

男「この一年のうちにどんだけ信用なくしたの俺!?」

幼馴染「さ、はやく教室に戻りましょ」

男「まだパン買ってないんだが……。つーかお前のために購買に来たんだろうが……」

~教室~


男「遅くなってすまん」

友「あまりに遅いからお前の弁当食っちまうところだった」

男「それしたらマジで怒るからな」

友「いいだろー。友達じゃねえか」

男「え? 誰お前?」

友「今日は一段と冷てえな!」

女「でさ、でさ。ここで質問したいんだけど」

男「ん?」

女「すばり、男と幼馴染ちゃんって付き合ってたりしたの?」

幼馴染「!」

男「な、なにをバカなことを……」

女「目が泳いでるよ?」

幼馴染「そ、そうよ! だ、誰がこんなバカとなんか!」

友「おっ。幼馴染ちゃん大きく出たねー」

女「そのわりには顔が赤いよー?」

幼馴染「あ、赤くない!」バッ

女「顔隠しても耳まで真っ赤になってるからわかるよー?」

幼馴染「っ……!?」ババッ

男「お前らもうすっかり仲良しだな……」

女「にひひー。女同士はそんなもんよ」


友「俺には幼馴染ちゃんが女のおもちゃにされてるようにしか見えないんだが」

男「こいつがおもちゃにされてるのは初めて見た」

友「女に勝てる女も見たことないな」

~放課後~


友「終わったー!」

男「うっ。疲れたー」

幼馴染「午後の授業ずっと寝たたじゃない」

女「そういう幼馴染ちゃんも寝てたけどね」

幼馴染「うっ。だって窓際気持ちいいんだもん……」

友「そうだ! 今から幼馴染ちゃんの歓迎会やらねえか」

本PCに戻ってきた

男「歓迎会?」

女「友にしては珍しくいいアイディアね」

幼馴染「え、いやいいよ。別に歓迎会なんて」

友「まあまあ、そう言わずに」

男「でも歓迎会つったって具体的になにするんだ?」

女「ようは楽しめたらいいんでしょ? じゃあゲーセンとかでいいんじゃない?」

男「適当だな……」

女「じゃ! とりあえず移動しますか!」

友「おい! 発案者は俺なのになんでお前が仕切ってんだ!」

幼馴染「……わざわざありがとう」

女「お礼なんて言わなくっていいって。さあ、しゅっぱーつ!」

友「だからなんでお前が仕切ってんだって!」

女「ほらほら幼馴染ちゃん行くよー?」

幼馴染「ちょ、わかったから、引っ張らないでよー」

男「ふー、誰といても女には振り回されるのか……」


~放課後の教室~

?「…………」

~ゲーセン~


幼馴染「ひっさしぶりねー、このゲーセンも」

女「あり、やっぱり知ってたのか」

幼馴染「まあね、もともとこっちに住んでたし」

男「まあ、ここから離れてたって言っても1年ぐらいだしな」

幼馴染「でも、なつかしいわね」

友「昔話はおいといて! この俺の素晴らしきUFOキャッチャーテクニックを見せてやるぜ!」

男「お前がとってるところ見たこと無いんだが」

友「うっせ! じゃあ行くぞ!」

~UFOキャッチャー~

友「くっそー! なんで取れないんだ!」

女「あんたのUFOキャッチャーテクニックとやらはやたらめった金をつぎ込むことなの?」

男「お前の腕前じゃいくらお金かけても無駄だよ。どけ」

友「あ、ちょ! 俺がやってる最中なのに!」

幼馴染(確かにこの調子じゃ諭吉が出ても取れなさそうね……)

男「こういうのは……ここをこうして……ほりゃ!」カタン

女・友・幼馴染「!」

男「ふー、取れた取れた」

幼馴染「すご……こんなでかいぬいぐるみ一回で取るなんて……」

女「どっかの誰かとは大違いね」

友「な! あれは俺が取りやすい位置まで持っていってたから一回で取れたんだ!」

男「はいはい、そういうことにしといてやるよ」

友「わかった男! じゃああの格ゲーで勝負だ!」

男「まじで? やめといた方がいいんじゃねえか……?」

友「やるったらやる!」

女「何むきになってんだか」フフッ

幼馴染「あはは。男が友に勝つに100円!」

女「あたしも男に賭けるから賭けになんないよ」

友「なにを! お前ら見てろよ!」チャリン

男「はいはいわかったわかった」チャリン


~5分後~

『YOU WIN!』

男「はいはい、圧勝~」

友「なんでだー! 男、もう一回だもう一回!」

俺「え? また? まあ、友のお金が減るだけだから別俺はいいけど……」

俺「またもや圧勝ー」

友「」

女「あまりのショックに抜け殻状態」

幼馴染「友って子供っぽいね」フフッ

男「つーか、子供そのもの」

友「うっせーよ! じゃあ、次はあれだ! 太鼓の達●!」

男「え。まだやんの」

幼馴染「がんばれー男」

男「はあ……」


この調子で俺たちは金がなくなるまでゲーセンで遊びほうけた。

~ゲーセン前~

男「あーあ、遊んだ遊んだ」

友「」

女「友は敗戦続きでHPが0だ」

幼馴染「今日は楽しかった! 二人のことも知れたし、本当にありがとう!」

女「いいっていいて。これからもよろしくね」

友「よろしくな!」

男(幼馴染も二人と仲良くなれたみたいだな)

女「ときに男よ」

男「な、なんだよ」

女「最初にとったそのでかいぬいぐるみ。誰にあげるの?」

男「ん? ああ、特に考えてなかったが……ってかあげる前提かよ」

女「そりゃそうでしょう。あんたがこんなファンシーなもん部屋に飾るつもり?」

男「いや、飾らねえけどよ」

友「男よ」

男「な、なんだよお前まで」

友「おぬしには3つの選択肢がある。ひとつ、そのぬいぐるみを幼馴染ちゃんにあげる。
ふたつ、女にあげる。みっつ、俺にあげる」

男「確実にみっつ目はないな」

女「さあ、どれを選ぶ?」ニヤニヤ

幼馴染「…………」ジー

男(女か、幼馴染か)

男「ほら、やるよ」ポイ

幼馴染「え? いいの?」ポス

女「さすが男! 女心をわかっておる!」

男「いや、お前にぬいぐるみは似合わないし」

女「やっぱわかってない。殺す」

男「それに」

友「それに?」

男「今日は幼馴染の歓迎会だしな」ニコ

幼馴染「………ぁりがと」

男「ん? なに?」

幼馴染「……っ! 知らない!」スタスタ

男「? なんなんだ?」

友「女心がわかってるだかわかってないんだか」

女「あんたが言うな」

連投はこの辺にしとく。このままだと書き溜めがなくなりそうで


~交差点~

男「んじゃあ俺たちはこっちだから」

友「おお、じゃあまた明日なー」

女「さよならー」

幼馴染「またね」

友「…………」

女「…………」

女「ねえ」

友「ん? なんだ」

女「あんた、わざと男に負けてたでしょ」

友「…………」

友「……なんのことやら」

女「ふーん。しらばっくれるんだ」

友「…………」

友「……久しぶりに会う幼馴染だ。親友として、男に格好のひとつやふたつ、つけさせてやりたいだろ?」

女「……優しいんだね」

友「……まあな」

~一方男宅~

男「なんでお前が俺の家に来るんだ」

幼馴染「別にいいじゃん。家隣なんだし。妹ちゃんは?」

男「妹なら部活だからまだ帰ってこねえよ。じゃなくてなんで俺の部屋まで来るんだ」

幼馴染「引越しがまだ全部終わってないから手伝って欲しいんだけど」

男「え。今から?」

幼馴染「タンスとかは運んだけど細かいものがまだなの」

男「…………」スタ

幼馴染「それでよし」

~幼馴染宅~


男「はー。変わってないなー」

幼馴染「変わってるほうが驚きよ。こら、この箱とこの箱あたしの部屋にもって来て」

男「へいへい。ぐっ。なんでこんなにこのダンボール重いんだよ……」

幼馴染「乙女の荷物は重いものなのよ。あ、中身見たら殺すわよ」

男「今更なに恥ずかしがってんだか」

幼馴染「さっきあんたの部屋に入ったとき、ベッドの下探ったらエロ本g―――」

男「すみませんでした! ってかいつの間に!?」

幼馴染「そういうところあんたは何も変わってないわねー」

男(むしろこういう立ち位置は変わっていたかった)

幼馴染「ぼさっとしてないでさっさと運んでよ」

男「はぁ……」


男「はぁー終わったー!」

幼馴染「ご苦労様。お風呂入ってく?」

男「は? いや、いいよ。俺んちすぐそこだし」

幼馴染「そう。じゃあ早く汗流した方がいいわよ」

男「? お、おう」


~男宅 脱衣場~

男「最後いやに優しかったな。一体なに考えてんだ?」ヌギヌギ

男「まあ、いいか。一風呂浴びて汗流すとする、か」

男「いや、待てよ!? まさか、あいつ!」

俺は大急ぎで服を着て部屋に向かう。


幼馴染「…………」ソー

男「やっぱりな」

幼馴染「!? 男!?」

男「まさか、俺が風呂に入ってる間に家捜しとはな」

幼馴染「…………」

男「お前のやることなんてお見通しだ。まったく、観念しろ……ってどうした?」

幼馴染は顔を真っ赤にしてうつむいていた。

幼馴染「……きなさ…よ」

男「……ん?」

幼馴染「パンツぐらい穿いてきなさいよこの変態!!!」ブン

男「ぐえ!!!」

俺は顔面にクーラーのリモコンを受けて部屋から追い出される。


男「……フルチンだ」

男(服着るのも忘れて急いで部屋に戻ったからな)

男「さ、さっきは悪かった。だから部屋から出てくれ」

幼馴染「いいからあんたは風呂に行け!!!」

男「は、はい!」サササ


幼馴染(いかがわしい本とかまだ隠し持ってないかなとか思って部屋にいたら)

幼馴染(まさか素っ裸で戻ってくるは……)

幼馴染(男の……裸……///)

幼馴染(何年ぶりだろ…見たの…///)

妹「あー! つーかーれーたー!」

幼馴染(い、妹ちゃん? 帰ってきたんだ)

妹「そうだ聞いてよお兄ちゃん! 今日学校でね!」バン

幼馴染「ひ、久しぶり。妹ちゃん」

妹「」

妹「幼馴染ちゃん……?」

幼馴染「うん」

妹「きゃー!!!」ピョーン

幼馴染「きゃっ!」ドサ

妹「なんで!? なんで!? なんで戻ってきてるの!? いやーひーさーしーぶーりー!!」ギュウウ

幼馴染「ちょっと妹ちゃん苦し……」

妹「もう! お母さんもお父さんも知ってるなら教えてくれたらよかったのに!!」

幼馴染「」ブクブク

男「その辺にしとけ妹」

妹「お兄ちゃん!? 聞いて、あのね! 幼馴染ちゃんがね!」

男「知ってる。知ってるから幼馴染をはなしてやれ。死ぬ寸前だぞ」

幼馴染「」

妹「幼馴染ちゃん! ご、ごめんね!」

男「やれやれ……」

幼馴染「軽く死ぬかと思ったわ。男もあがったことだしあたしも一風呂浴びますか」

男「そうか。じゃあさっさと自分の家に戻れ」

幼馴染「え? いや、あんたの家で入るけど?」

男「なんでだよ!」

妹「え!? じゃあさ、一緒に入ろうよ! 久しぶりに!」

幼馴染「いいよ」

妹「やったー!」

男「いや! 人の話聞けよ!」

幼馴染「あれ? 言ってなかったっけ? あっちの家まだ電気もガスも水道もきてないのよ」

男「聞いてねえよ! じゃあ、あれか!? それまでこっちで風呂入ったり飯食ったりすんのか!?」

幼馴染「いや、もうほとんどこっちの家で生活する」

もう書きだめとかいいから今自分が書いてるところまで開放するわ

男「は!? いや、普段は自分の家に戻れよ!」

幼馴染「だってあっちの家電気も通ってないからテレビも見れないし。いいじゃん」

男「……わかった。もう勝手にしてくれ」

幼馴染「言われなくてもそのつもり。妹ちゃんいこっか」スタスタ

妹「やったー! おっ風呂おっ風呂♪ 幼馴染ちゃんとおっ風呂♪」トタタタ

男「…………」

男「寝よう」

その後寝たりするなよ?

~次の日~


幼馴染「おはよう」

女「おはよー」

男「……おはよう」

友「おはよう……ってどうしたんだ?」

男「妹と幼馴染が隣の部屋で一晩中騒いでたせいでほとんど寝れなかった」

友「お気の毒に……ってか幼馴染ちゃん昨日お前の家に泊まったのか?」

男「……ああ」

友「死ね」

>>117大丈夫だ

男「お前に俺の気持ちがわかるまい」

女「で、どんな情熱的な夜を過ごしたの?」

男「お前人の話聞いてなかったのか」

幼馴染「妹ちゃんとずっとしゃべってただけだってば!」

女「ありゃりゃ。お姉さんの勘がはずれたか」

友「お前の勘は前からあてにならなかった」

女「そんなことない! この前のゲーセンの時だって!」

友「わーわーわー! わかったから黙ろうな!」

男・幼馴染「?」

~昼休み~


友「さて、腹ごしらえとしますか!」

男「いつにもましてテンション高いなお前」

友「あたぼうよ! 待ちに待った昼飯だからな!」

女「まあ、今日は3時間目体育だったしね」

幼馴染「あたしはまだ体操服持ってないから参加してないけど」

男「それって本当ずりーよな」ピピ

男「お? メールが来たぞ? 誰からだ?」

『男先輩! 食堂で待ってます! 後輩』

男「? なんで後輩が食堂で待ってるんだ?」

幼馴染「どうしたの?」

男「あ、いや、間違いメールみたいだ」

『なんで食堂で待ってるんだ? 送り先間違えてないか? 男』

男「さーて、飯を食うか『ピロリ』はやっ!」

『昨日約束したじゃないですか! 明日一緒にご飯食べようって(^_^)/ 後輩』

男「そんな約束をした覚えもないが……。まあ、あいつのことだ。昨日の会話で早とちりしたんだろ」

『わかった今から行く 男』

男「悪い。ちょっと後輩と約束してたの忘れててさ。今日は俺パスな」

女「えーなんだーのり悪いなー」

友「てめえ後輩ちゃんと一緒に飯食べるだと……?」

幼馴染「後輩? 昨日購買で会った子よね?」

男「あ、ああ。んじゃ俺行ってくるから」

幼馴染「あ、ちょっと待って。あたしも行く」

男「え?」

幼馴染「別にいいでしょ?」

男「いや、別にいいけど」

幼馴染「じゃ、あたしも食堂行くから。女ちゃんと友で2人っきりで食べてね♪」

女「!」

女「っく……! 仕返ししてくるとはね……!」

友「え? 何が?」

放出完了。ここからは10行づつぐらいで書けたらすぐあげるから

女「あんたは黙ってなさい」

男「おい、行くぞ」

幼馴染「んじゃ、そういうことで♪」

女「……幼馴染ちゃん。思ってたよりも手ごわそうね」

友「え? なんなの? ねえ?」


~食堂~


男「後輩はどこだー」

幼馴染「食堂って意外と人が多いのね」

男「まあなー。あ、いたいた。おーい」

後輩「!」

後輩は俺に気付くとすぐに手を振ってきた。

男「悪い。ちょっと遅れて」

後輩「いえ、そんなに待ってませんから」

後輩が俺の隣の幼馴染を見た瞬間、一瞬、かたまった。

男「あー、幼馴染も連れてきたんだけど。……悪かったか?」

後輩「…………」

後輩「………ひとりだと思ってたのに」ボソ

男「え?」


後輩「いえ、なんでもありませんよ! おねーちゃーん!」ピョーン

幼馴染「きゃっ!」ボフ

後輩「お姉ちゃんも来たんですね! もう大歓迎です! さ、一緒にご飯食べましょう!」

幼馴染「後輩ちゃん……///」

男「なにくねくねしてんだこいつは……」

男(それにしてもさっきのあの後輩の顔はなんだったんだ?)

後輩「男先輩! 早く食べますよ!」

男「お、おお」


その日後輩はやけにテンションが高かった

④ってなんかと思えば支援って意味だったんだなw

~放課後~

男「さーてさてさて帰るとするか」

幼馴染「いやー、後輩ちゃん可愛かったわー///」

女「食堂から帰ってきてずっとこの調子ね……」

友「なんかあったのか?」

男「いや、かくかくしかじかでな」

友「あー、後輩ちゃん可愛いもんなー。俺も惚れるわー」

女「……」イラ

男「お前のはただのスケベ心だろうが」

友「あ、ばれた?」

ガラガラ

おっと俺が期待してたレスと違うぞ

初めてって言ってたしそっとしといてやれ

でも>>1
個人的には淡々と投下してくれる方がありがたい

>>138
わかったすまん

後輩「男先輩!」

男「!?」ビク

幼馴染「あー! 後輩ちゃんだ!」

女「あー、この子が後輩ちゃん?」

友「何度見ても可愛いな……」

女「……」ツネリ

友「言ってえ!?」

男「なんだいきなり」

後輩「あ、いやたいしたことじゃないんですけど!」

男「ん?」

後輩「あの! 今週末予定空いてますか!?」

男「ん? いや、なにもないけど」

後輩「よかった! これ、叔父さんからもらったんですけど! よかったら一緒にどうですか!///」

男「遊園地のチケット?」

女「ああ、これ最近できた遊園地じゃない?」

後輩「よく知ってますね! あの、そのう、男先輩と一緒に行きたいんですけど……だめですか?」

男「!」

男「わ、わかった。じゃあ一緒に行こう」

後輩「やったー!」

男(後輩と遊園地かー。ってかこれっていわゆるデートってやつじゃ……)

幼馴染「……」ゲシ

男「痛って!?」

後輩「? じゃあ週末予定空けといてくださいね! さよなら!」

男「でもなんで後輩は俺と行きたがってたんだ?」

友「つくづく鈍いやつだな」

女「だからお前が言うなって」

~放課後 男部屋にて~


男「だからなんでお前らは俺の部屋にいるんだ」

幼馴染「別にいいじゃない漫画読んでるだけでしょ」

妹「私は幼馴染ちゃんがいるからいるだけだよー」

男「じゃあせめてお前らベッドから降りろ狭い」

幼馴染「そんなことよりさー」

男「人の話を聞け!」

幼馴染「週末本当に後輩ちゃんと遊園地に行くの?」

男「あ、おう」

妹「?」

幼馴染「…………」

男「どうしたんだよ」

幼馴染「あ、あたしはやめといたほうがいいかなーなんて思うけどー?」

男「なんで?」

幼馴染「…………」

幼馴染「ま。あんたの勝手だけど」バタン

男「? なんだんだよあいつ。突然不機嫌になったりして……」

妹「…………」ジー

男「な、なんだよ」

妹「お兄ちゃんって本当に女心がわかってないね」トタタタ

男「なんなんだよあいつら……」

~数日後 学校~


幼馴染「ねえ」トントン

男「なんだ。今は授業中だぞ」

幼馴染「週末さ。後輩ちゃんと遊園地行くじゃん?」

男「あ、ああ。そのことか」

幼馴染「あれってあたし行っちゃだめかな?」

男「は、はあ? いや、別に俺はいいけど……」

幼馴染「もちろん後輩ちゃんには聞くけどさ。ね、行ってもいいでしょ?」

男「だから俺は別にいいって。つーか、チケットとか持ってんのか?」

幼馴染「持ってない。でもパパに貰う」

男(確かにあの親父なら娘の欲しいものならどんなものでも用意しそうだな……)

男「まあ、好きにしてくれよ」



男「で、後輩に聞いたら、やんわり断られた、と」

~放課後 教室~

幼馴染「なんか文句でもある?」

女「まあ、普通に考えたらそうなるわよねー。あっはっは」

幼馴染「っ! そこまで笑わなくても!」

友「まあ、ようするにだ。後輩ちゃんはお前と2人で遊園地に行きたがってるってことだよ」

女「ま、そうなるでしょうね。幼馴染ちゃん。ライバイル出現だねー」

幼馴染「そ、そんなんじゃないけど! ちょっと気になったから……」

男「ま、お前は自分の心配でもしてろ。俺は楽しくやるから」

幼馴染「な、なによ! ちょっと後輩に誘われたからって鼻の下伸ばしていい気になって!」バン ダダダ

男「お、おい。冗談だって幼馴染!」

女「あちゃー。旦那、今のはいかんぜよ」

友「同感」


男「冗談のつもりだったんだけどなー」

女「恋する乙女は冗談を冗談ととれない不器用なもんなんです」

友「恋する乙女(笑)」

女「なんだてめえは!」ギリギリ

友「うぐ!? ぎぶあっぷ……」

男(にしてもなんであんなに怒ったんだ……)


結局週末まで幼馴染は口をきいてくれなかった

~デート当日~

男「待ち合わせ時間も確認したし、じゃあ出発するかな」

幼馴染「…………」ゴロン

男「…………いってきます」ガチャン

幼馴染「…………ばかやろー」



男「っと、待ち合わせはここでいいよな」

後輩「男先輩!」

男「うおっ!? びっくりした!?」

後輩「えへへー! どうですかこの服?」

男「に、似合ってるよ……」

後輩「あ、ありがとうございます///」

男(正直、制服から私服に変わるだけでここまで印象がとは思わなかった)

水色のワンピースのスカートは制服とは違う可愛さがあり、後輩の明るい感じがよく伝わってくる。

男「……まさかここまでとは」

後輩「なにがここまでなんですか?」

男「いや、なんでもない。行こうか」

後輩「そうですね」ギュウ

男「!?」

突然後輩が俺の腕に抱きついてきた。ささやかながらも成長している胸が俺の腕に押し付けられる。

後輩「? どうかしたんですか?」

男「いや、なんでもないよ」キリ

男(俺は今日、死ぬかもしれん)



後輩「…………フフッ」

~遊園地~


男「さあ、遊園地に着いたんだが」

後輩「人が多いですね……」

男「そ、そうだな……。まあオープンしてから間もないから仕方ないか」

後輩「そうですね。あ、あれなんてどうですか!」

男「しょっぱなからジェットコースターかよ……」



幼馴染「…………」コソ

幼馴染「そっちがその気でもこっちはつけさせてもらうんだから」

幼馴染「嬉しそうに腕なんか組んであのスケベ……」ギリ

女「うんうん。今の男君は実にいやらしい顔をしているね」

友「うらやま……もとい、けしからんな」

幼馴染「!?」バッ

女「おっはー。あら偶然だねえ」

幼馴染「な、なんでここに!?」

女「いやー、あたしたちも男君のことが気になってね? こんな面白そ……じゃなくて、珍しいこともないし」

友「女に誘われた時はどうしようかと思ったが、まあ暇だったしな」

幼馴染「……つけるなんて趣味悪いじゃない」

女「それは幼馴染ちゃんにだけは言われたくないなあ」

幼馴染「ぐっ!」

女(まあ、本当は友と遊園地に行きたかっただけなんだけどね。たまたま幼馴染ちゃんを見つけちゃったから)

幼馴染「……これからどうするの?」

友「そりゃあ、もちろん」

女・友「つ け る だ ろ !」

幼馴染「…………」

幼馴染(この人たちあたしよりたち悪い)

~ジェットコースター前~

男「いいいいいよいよだなああああ」

後輩「男先輩? 震えてますよ?」

男「そそそそんなわけなじゃいかかかか」

後輩「そ、そうですか……」

男(ちくしょう! 怖いに決まってんだろ! だって俺は……)

男(高所恐怖症なんだから!)

男(くう! 観覧車なら高いだけだから目を閉じていれば何とかなるのに!)

男(ジェットコースターで浮遊感と遠心力まで追加されるとお手上げだ!)

後輩「男先輩?」

男(くっ! これも目を閉じていればいいか!? しかし最近はやつは終わる時に写真を撮ったりするし!)

後輩「男先輩! 次ですよ!」

男「!」

男「もう乗るのか!?」

後輩「はい。思ったより周りが順調だったので」

係員「次のかたどうぞー」

後輩「あ! 今からですよ!」

男「え!? ちょ、ま、心の準備がまだ……!」

後輩「心の準備なんて終わった後でいいんです。さあ、いきますよ」

男「それじゃあ遅いんだって! いやああああああああ!」

~遊園地内 喫茶店~

後輩「すみません。そんなに怖かったんですか?」

男「いや、それほどでもないよ……。ちょっとびっくりしただけなんだ」

男(はっきりいって最悪だった。落ちるわ飛ぶわ回るわ高いわで、魂がどこかにいくところだった)

後輩「じ、じゃあ次はこれなんてどうですか?」

後輩は遠慮しながらパンフレットの地図に指をさす。

男「鏡の迷宮?」

後輩「全面鏡とガラス張りの迷路なんですよ。面白そうだと思いません?」

男「なんだか壁にぶつかりそうな迷路だな」

後輩「じゃあ次はこれに行きましょう! そうと決まれば善は急げです!」

男「あー、初回にしてもう考える気力がないー」

~ジェットコースター前~


幼馴染「ハァハァ……」

友「」

女「だから乗らないほうがいいっていったのに。幼馴染ちゃん頑固なんだから」

幼馴染「だって、せっかく来たんだし……」ハァハァ

女「ま、あたしは別にいいけどさ。友は死んでるけど」

幼馴染「で、男たちはどこへ?」

女「んー? 向かいの喫茶店に入ったけど」

幼馴染「…………」ジー

女「あのね。刑事の張り込みじゃないんだから……」

幼馴染「……似たようなもの」

女「……まあ、いいんだけどね。おっ、男たちが移動しだした!」

幼馴染「……!」

女「ほら友起きて! 移動するよ!」

友「ジェットコースターだけは……ジェットコースターだけは……」

~鏡の迷宮~

後輩「えーっと、この道さっき来たっけー」

男「まったく方向がわからん」

後輩「もう、全面鏡張りだけならまだしも、ちょこちょこ透明のガラスがあるから余計にわかりづらいんですよー」

男「ひとりだったら絶対に出れない自信がある」

後輩「男先輩方向音痴ですもんねー」

男「なんで知ってるの!?」

後輩「男先輩のことなら何でも知ってますよ」

男「怖い! なんかこの後輩怖い!」

後輩「あはは。冗談ですよ」

男「冗談じゃなかったら泣いてるよ……」



後輩「そう。冗談ですよ…………」フフッ


~鏡の迷宮~

女「あっれー。男をつけて迷路にくれば」

友「つけるどころか迷ってしまった!」

女・友「あっはっはっは」

幼馴染「笑ってないでゴールを探すわよ!!」

女・友「はーい」

幼馴染(やばい。せっかくだから楽しもうだなんて考えてたから)

幼馴染(もしもこの迷路内で男たちと鉢合わせしたらどうしよう)

幼馴染(そうならないためにもできるだけ早くこの迷路をクリアしなきゃ!)

幼馴染「ほら! ぼさっとしてないで早くゴールするよ!」

女「姉さんはりきってますねー」

友「これが噂の恋する乙女パワーってやつですかねー」

幼馴染「ふざけてないでほら!!」

~鏡の迷宮 ゴール付近~

男「もうそろそろゴールだと思うんだけどな」

後輩「もう結構歩きましたね」

男「あとでパンフレット見てみたら、この迷路意外に広いのね」

後輩「確かに。うちの学校のグランドぐらいありますよね」

男「まあ、その分楽しかったんだけど。あ、あれじゃねゴールって?」

後輩「あ、あれっぽいですね」

男「じゃあゴールするとしまs『ドシン』ん? なんだ?」

後輩「? さあ?」

幼馴染「(何やってんのもう!)」

女「(ごめん! 壁から覗いてたらバランス崩しちゃって!)」

友「(ホントごめん!)」

幼馴染「(ゴール目前ってところでやっとふたりを見つけれたのに! 見つかったらどうするの!)」

幼馴染「(ゴール目前ってところでやっとふたりを見つけれたのに! 見つかったらどうするの!)」

後輩「誰かいるんですか?」スタスタ

幼馴染・女・友「!」

幼馴染「(やばい! 見つかる! 早くそっちの壁の向こうに隠れて!)」

後輩「…………」スタスタ

幼馴染「(やばい! 見つかる!)」

後輩「…………」

幼馴染・女・友「…………」

男「誰かいたのか?」スタスタ

後輩「いえ、誰もいませんでした」

男「そうか」

規制

幼馴染・女・友「…………」ホッ


しかしほっとしたのもつかの間。

幼馴染たちは男たちと壁一枚のところにかくれていた。

もし後輩があと一回角を曲がれば見つかっていた。

これからノーパソにもどるからまた小刻みなる。

あと終わりは近い

しかし、ここは鏡の迷宮。

一部を除いて全面鏡張りなんだ。

結論から言って。


幼馴染たちは後輩に見つかった。

お互いが鏡に反射して。

幼馴染「…………ぁ」

後輩「…………」

幼馴染は見た。

目を見開き、頬を強張らせた後輩の顔を。

男「どうした? いこうぜ後輩」

後輩「あ、そうですね」スタスタ

男「?」スタスタ


後輩「いえ、ちょっとねずみがいただけですから」

~鏡の迷宮前~


男「いやー、結構面白かったな!」

後輩「そうですね。あ、ご飯食べましょうよ!

男「ああ、もうそんな時間だな」




女「ま、まああんなこともあるって元気だしなよ!」

友「そ、そうだって。気にすなよ」

幼馴染「………もういい。帰る」

女「え? ちょ、幼馴染ちゃん!? おーい!」

私は逃げるようにその場から消えた。


~男部屋 ベッドの上~

幼馴染「…………」ボフ

幼馴染(やらかした……)

幼馴染(運が悪かったとはいえ、下手に近づかなかったらよかった……)

幼馴染(ああ、もう。明日から後輩ちゃんにどんな顔すればいいんだろう)

幼馴染(もう「お姉ちゃん」なんて呼んでもらえないかな……?)

幼馴染(…………)

男の部屋に戻る辺りがなんとも

男「ただいまー」ガチャン

幼馴染(? 男が帰ってきた?)

幼馴染(あ、もうこんな時間)

時計の針はもう6時過ぎをさしていた

幼馴染(あたしいつまで布団に顔うずくめてるんだろ……)

>>1どこいった

男「ただいま……ってどうしたんだ? お前まさか朝からずっと寝てるのか?」

幼馴染「………違う」

男「……そうか。ならいいんだが」

幼馴染「……寝る」

男「お、おう? 晩飯はどうすんだよ?」

幼馴染「……いらないって言っといて」

男「……了解」バタン

さるさん邪魔だな

幼馴染(こういうとき男は何も聞いてこない)

幼馴染(いいやつだなあ。ホント)

幼馴染(それに比べてあたしは……最低だ)

幼馴染(もう寝よう。そして明日後輩ちゃんに謝ろう)

~次の日~

男「おはよう」

女「……おはよ」

友「…おはよう」

幼馴染「……おはよ」

男「どうしたんだ? お前らまで?」

友「何も知らないやつはいいよなあー」

女「ほんと」

男「?」

幼馴染「…………」

日が昇るまでの完結は望み薄か?

保守目安のコピペ持ってる奴おらんの?

長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!

>>225
おいふざけんな!
勝手に終わらしてんじゃねぇよ!

>>227
コピペにマジレスとかww
新参乙ww

>>227-228
黙って保守してろ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

これあってるの?古い?

寝る
起きるまで落とさないでね

1だ。ながいこと放置してすまない
まだ需要あれば続ける

~次の日~

男「おはよう」

女「……おはよ」

友「…おはよう」

幼馴染「……おはよ」

男「どうしたんだ? お前らまで?」

友「何も知らないやつはいいよなあー」

女「ほんと」

男「?」

幼馴染「…………」

~放課後~

幼馴染「…………」ピロリン

幼馴染(いったい誰からメールが……)

幼馴染「!」

幼馴染「行かないと……」

男「…………」

~屋上~


後輩「すみません、いきなり屋上なんかに呼び出したりしちゃって」

幼馴染「いえ……」

幼馴染「昨日のことでしょ? ごめんね、つけちゃったりしちゃって」

後輩「わかってるなら話が早いです」

後輩「もう私たちに近づかないでください」

幼馴染「!」

幼馴染「勝手についていったのはごめん。興味本位だったの……でも、私たちって」

後輩「私の気持ち知ってますよね? それでまだ同じことが言えますか?」

幼馴染「あ、あたしだって……男のこと!」


後輩「素直になれない最低女と、可愛い後輩。どっちを選ぶかは明白だと思いますが」

幼馴染「そ、そんなの! 聞いてみないとわからないじゃない!」

後輩「…………この」

男「話は聞いた」

幼馴染・後輩「!?」

幼馴染「な、なんで、男が……」

後輩「…………」

男「幼馴染の様子がおかしかったからな。あとをつけてきたんだ」

後輩「……っち。つけられやがって」

後輩「………それで、男先輩。ここに男先輩のことを好きな二人の女の子がいます」

男「…………」

後輩「答えを、聞かせてください……」

幼馴染「…………」

男「……幼馴染のしたことは、最低だと思うよ。いくら仲が良くたって許されることじゃない」

幼馴染「っ!」

後輩「ってことは!」

男「でも」

男「俺が後輩からの遊園地の誘いを受けたのは、ある種、あきらめだったんだ」


後輩「………? ど、うい、う、意味で、すか?」

男「悪い、後輩俺はお前のことが後輩以上に見れない」

男「俺は……幼馴染のことがずっと好きだったから」

幼馴染・後輩「!」

男「だから、ごめん。後輩」

後輩「…………」

後輩「………フフフ」

後輩「あははははははははははははははは!!」

後輩「ふざけやがってこのクそったれがぁあぁああああ!!!」

男・幼馴染「!?」

後輩「私よりもこのクソ女のほうが大切だあ!?」

後輩「ふざけてんじゃねええぞがああああ!?」

男「こ、後輩? どうしたんだ急に……?」

後輩「私はなあ、あの時からずっと。男君だけを見てきたんだ。ずっとずっと!!!」

後輩「あんたが1年間も男君をほったらかしてる間も!ずっとだ!!」

幼馴染「!」

後輩「そう。私たちは両思いなんだよお……あの時からなあ……」

あの時から

一年前、路地裏にて

男(ん? あれは……)

ただのコンビニ帰りだった。


DQN「いいから言うとおりにしろっつんてんだろうが!」

不良「調子乗ってると殺すぞ!」

チンピラ「さっさと剥いちまおうぜ!」

後輩「いや……やめて……いや!!」

男「おっとストップ。そこまでそこまで」

不良「なっ! 誰だお前!」

男「その子の彼氏です(真っ赤な嘘だけどな)」

チンピラ「ああん? 彼氏だ!?」

男「あーそうですそうです。あ、警察はもう呼ばせてもらいましたから」


DQN「はあ!? こいつ馬鹿じゃねえの!?」バッ

不良「だったらやべえ! さっさとずらかるぞ!」ダダダ

男「おー。とっとと消えろクズども」

後輩「………っひっく」

男「怖かったな。もう大丈夫だぞ」ポン

後輩「う、うわああああああああああああああああああああ!!!」

男「…………」ナデナデ


男「落ち着いた?」

後輩「あ、ありがとうございます……」

男「ま、無事でなによりだ」

後輩「…男さんはなんで……私を助けてくれたんですか?」

男「ん? いや、たいした理由なんてないけど」

後輩「え?」

男「ただ、思ったんだ。君がもしあいつらに乱暴されてたら、君を大切に思う人たちは……」

後輩「………」

男「だから、がらにもなく勇気出してみたんだよ」

後輩「………その、男さんはあの人たちに彼氏って///」

男「ああ、まああれは流れっていうか。でも」

後輩「でも?」

男「君みたいに可愛い女の子の彼氏だったらいいなーって」

後輩「…………///」



~回想終了~

後輩「だから」バッ

後輩「悪いのは全部そこのくそ女なんだよね? 男君は騙されてるだけなんだよね? 待っててね?」

後輩「いま、助けてあげるから」

後輩「そのクソ女の洗脳を今解いてあげるから」

男「違うんだ。俺は洗脳なんかされてない。幼馴染のことはずっとずっと、小さい頃から好きで、それで」

後輩「うっせんだよ! 誰が喋って言いッつッた!」

男「!?」

後輩「小さい頃からずっと好きだった? 嘘に決まってるよ。だって私は……」

後輩「男君は! 私だけのものなんだから!!!」ダダダ

幼馴染「!?」

男「っ! 危ない!」


ドンッ!


ドロ


男「……え?」

幼馴染「…………え?」

後輩「………………やだ。私。男君を。違う。私はただ。幼馴染から男君を守ろうとして」

幼馴染「!? 男!?」

男「うぐっ! バタフライナイフか…………」

後輩「違う違う違う違う違う違う違う!!!!私は刺してない! 刺したのはあの女だそうだあの女が悪い!私は何も悪くない!ああああああああああああああああああああ

ああ!!!」ダダダ

後輩は絶叫すると走って逃げていった。

幼馴染「いやだよ! ねえ! 大丈夫!? しっかりしてよねえ!」

男「……ってえ。ちょっと格好つけようとしたらこのざまかよ」

幼馴染「いいから! 喋らないで! 待ってね、今先生呼んでくるから」

男「こうなることは……わかってたんだけどなあ…………」

幼馴染「黙れ! しっかりしてよ! 今携帯で救急車も呼んだから!」

男「はは……やっぱ俺って昔から情けないまんまだ…………」

幼馴染「……してよ! ……ぇ…! …………!」

男(あれ……? 幼馴染の声も聞こえなくなってきたな……頭もボーっとする…………)

男(あれ……俺…………今何してんだっけ…………)

男(わかんねえや…………とりあえず、寝よう…………)

~病院~


医者「私たちは男さんに最善を尽くしました」

医者「しかし、いくら刃渡り数センチとはいえ」

医者「刺さり所が悪かったとしか言いようがありません」

医者「気の毒ですが」


医者「あとは男さんの戦いです」

医者「……では、失礼」

~病室~

幼馴染「…………」

男「…………」ピッ

幼馴染「…………起きてよ」

男「…………」ピッ

幼馴染「…………目をあけてよ」

男「…………」ピッ


女「…………幼馴染ちゃん。いる?」ガラガラ

幼馴染「……うん」

女「…………男は」

幼馴染「…………」フルフル

女「……そっか。お見舞いの果物。ここに置いとくね」

幼馴染「…………」

女「…………今回のこと。気に病んじゃだめだよ」

幼馴染「…………」

女「あたしにも責任はある、幼馴染ちゃんのせいじゃないよ」

幼馴染「…………」

女「…………今は、それだけ。じゃあ、またね」ガラガラ

幼馴染(…………)

幼馴染(女ちゃんも友も妹ちゃんもお母様もお父様もパパもママも)

幼馴染(みんなあたしは悪くないって言う)

幼馴染(じゃあ一体誰が悪いの?)

幼馴染(後輩ちゃん? でもあんなことされたら怒るもの当然だよ。男? いいや、男は何も悪いことしてない)

幼馴染(じゃあ一体誰が悪いの?)

幼馴染(教えてよ! ねえ! 神様!!)

~男の夢~


ザザザ


友B「やーいやーい!」

友C「お前なんか可愛くないんだよ! あっち行けよ!」

幼馴染「やめてよ! 痛い! はなして!」

友B「ちょーしのるんじゃねえよ!」

友C「このブス!」

幼馴染「っ!? ひ、ひどい……」

男「おい! お前ら! 幼馴染にあやまれ!」

友B「な、なんだよ!」

友C「お、お前そいつの味方するのか!」

男「そうだ! 幼馴染をいじめるな! 俺の大切な友達なんだ!」

友B「ふ、ふん!」

友C「お、覚えてろよー!」

男「こんどいじめたらただじゃおかないからな!」

幼馴染「…………」

幼馴染「…………ありがとう、男君」

男「あ、うん。お前もあいつらにいじめられたらすぐ俺に言えよ! いつでもやっつけてやるからな!」

幼馴染「う、うん!」

幼馴染「ところでね、男君」

男「ん? どこか怪我でもしたのか?」

幼馴染「ち、違うよ! その……」

幼馴染「私たちって大きくなったらけっこんするの?」

男「!」

男「けけけっけけっけこん!?」

幼馴染「うん。パパが言ってた」

男(お、おじちゃんめ…………)

男「さ、さあ? どうなんだろうなー?」

幼馴染「男君は私じゃいや?」

男「! い、嫌なんかじゃない!」

幼馴染「! じ、じゃあ大きくなったらけっこんしてくれる!?」パアア

男「も、もちろんだ!」

幼馴染「じゃあねじゃあね! けっこんしたらね! …………でね! ……!」


ザザア ザザ 

ザザア ザザ 


幼馴染「あんたには関係ないでしょ!」

男「何が関係ないだよ! どういうことだよ! いきなり内地に引っ越すって!」

幼馴染「パパの仕事の都合なの! 仕方ないでしょ!」

男「仕方ないじゃねえよ! なんで教えてくれなかったんだよ! いきなり明日引っ越すって……そんなの納得できるわけねえだろ!」

幼馴染「うるさい! あんたなんかにあたしの気持ちがわかるわけない!!」


男「なんなんだよ……ったく…………」アリガトウゴザイマシター

男「むしゃくしゃしてコンビにまで出てきたけど、なにもすることねえし…………ん?」

後輩「…………!」

DQN「……! ……!」

不良「…………!」

チンピラ「……! ……!」


男「…………」

男「……ちょうどいいうさ晴らしだ」


ザザア ザザ

後輩「…男さんはなんで……私を助けてくれたんですか?」

男「ん? いや、たいした理由なんてないけど」

後輩「え?」

男「ただ、思ったんだ。君がもしあいつらに乱暴されてたら、君を大切に思う人たちは……」

男(嘘だ。そんなこと一ミリも考えてなかった)

後輩「………」

男「だから、がらにもなく勇気出してみたんだよ」

男(嘘だ。嘘。俺はただ、自分の鬱憤を晴らしたかっただけだった)

後輩「………その、男さんはあの人たちに彼氏って///」

男「ああ、まああれは流れっていうか。でも」

男(俺は昔の幼馴染の姿を君に投影してただけだった)

後輩「でも?」

男「君みたいに可愛い女の子の彼氏だったらいいなーって」

後輩「…………///」

男(俺は幼馴染が好きなのに。あいつは俺の気持ちに気付かない)

男(俺はどうすればいい?)

ザザァ ザザ

男「俺は一体どうすればいい?」

友「さあな」

男「俺は一体どうすればいい?」

女「自分で考えたらー?」

男「俺は一体どうすればいい?」

妹「知らない」

男「俺は一体どうすればいい?」

後輩「私に聞かないでください」


わからない

わからない



俺はいったいどうすればよかったんだ?

幼馴染「しっかりしなさいよ! あんたッ!」

男「!?」

男「お前は……」

幼馴染「考えてる暇があったら動きなさいよ! いつまでくよくよしてんのよ!」


男(……そうか。そうだよな)

男(そろそろ…………起きよう)


ザザァ ザザ


男「…………よお」

幼馴染「……!」

幼馴染「あんた……!」

男「……ちょっと居眠りしてたわ」

幼馴染「…………っ」

幼馴染「うわあああああああああああああ!!」

男(これで、よかったのかな)

~後日 別病院~


後輩「…………」

後輩「なんで、あんなことしちゃったんだろう……」

後輩「……あんな、とりかえしのつかないことを」

男「なにがとりかえしのつかないんだ?」

後輩「!? お、男先輩!?」

男「おお、この部屋いい眺めだなー」

後輩「な、なんでここに!? 意識不明じゃ……」

男「あー、それな。あまりに長く寝てるから看護士さんが勘違いしただけ」

後輩「か、勘違いって……」

後輩「…………」

男「…………」

後輩「……あの」

男「言うな」

後輩「…………」

男「お前が悪かった」

後輩「っ!」

男「……でも」

男「俺も悪かった」

男「だから言わせてくれ」


男「ごめんな」


後輩「……いえ」


後輩「最後に男先輩に会えてよかったです」

~後日~


男「やりー! 12連勝!」

友「くっそー! もう一回だ! もう一回!」

男「え? またやんの?」

女「あんたも懲りないねー。もう負けたふりしなくていいんだよ?」

友「うっせえ! 次こそ本気出す!」

男「どこの受験生だよ……」

女「じゃあここはお姉さんが見本を……」

友「だー! 邪魔すんなー!」

意識が戻ったということで警察の取調べを受け

警察は後輩の起訴も視野に入れていたらしいが

男の必死の頼みにより、あの時後輩の心理状態は不安定だったとして

後輩の起訴は無しになった

後輩は内地の病院にて療養するということで、あっけなく転校した

幼馴染もまだ塞ぎこんでるが

友「くっそー! また負けたー!」

幼馴染「あはは……」ニコ


また前みたいに笑ってくれると思う


男「まだやんのかよ! あきらめろよ!」

友「うっせ俺は勝つまであきらめねえ!」

 
これでよかったのかな?

Fin


>>1

 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )  どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ  どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ   どうしてこうなった!

| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7  どうしてこうなった!
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘   どうしてこうなった!

| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ
|    | ( ./     /      `) ) ♪

エロは書いたことない上に上手く書けないので各自妄想してくれ

面白さが緩やかな弧を描く放物線の様に落ちていった

>>327

ものぼので終わらす予定が後半深夜のテンションで……
気が付いたら取り返しがつかないことになってたからあきらめた

間違いなく俺の黒歴史に名を刻むだろうからさっさと落としてくれていい

幼馴染「おっきくなったね」

男「幼のせいだよ」

俺が保守してたSSと違う…

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