ルルーシュ「僕が外から変えて...」スザク「俺が中から壊す」(236)

初めての方は初めまして、前作から見てくれた人はありがとうございます。ジャガー大佐です。駄文ですが、ご了承下さい。
前作は『ルルーシュ「恋はパワーなんだろ?」シャーリー「うん!」』ルルーシュ「恋はパワーなんだろ?」シャーリー「うん!」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1473078890/l30)
です。

タイトルからわかる通り、入れ替わりものです。このssを書くきっかけは最近、cm流れる映画です。まだ見ていませんが...時間軸はナリタ戦前です。 足りないところが幾つかあるかもしれませんが、それでも宜しければ、どうぞ。

~アッシュフォード学園 生徒会室~

ルルーシュ「• • • •」カキカキ

スザク「• • • • 」カキカキ

シャーリー「• • • • •」カキカキ

ミレイ「今日は今まで貯めてきたものの処理って言ったけど、やっぱり暇ね~」

ルルーシュ「会長、まだ10分しか経ってないですよ?」

ミレイ「わかってるわよ~ねぇ、シャーリー。今日は暑いから、ちょっと窓を開けてくれる?」

シャーリー「え?...仕方ないですね」ガタッ スタスタ バン

ミレイ「ありがとね~」

ルルーシュ(キョウトから機体が沢山支援として届いた...これでかなり戦力が上がっただろう...次に攻めるとすれば...そうだな...)

ルルーシュ「.......ナリタかな...」カキカキ

シャーリー「....ナリタ?どういうこと?ルル」ピトッ

ルルーシュ「えっ?...ああ、シャーリー。独り言だよ、気にしないでくれ。」

シャーリー「ふーん...あっ、そういえば、ナリタといえば私のお父さんが働いてるところだね」


スザク「気になるね、聞かせてくれないかい?シャーリー。」

シャーリー「いいよ、お父さんはね...」ゴニョゴニョ

スザク「へー、そうなのか。」

ミレイ「こら!そこ、私語禁止!」ビシッ

シャーリー「えー、それは無いですよ、会長。」

ミレイ「禁止は禁止! あっ、シャーリー。これの計算よろしくね。」スッ

ビュー

シャーリー「はい...あっ、紙が...」

バサバサ

ルルーシュ「仕方ないな...」ガタッ

スザク「僕も手伝うよ。」ガタッ

シャーリー「2人ともありがとう...あっ、ルル!足元に紙が!」

ルルーシュ「...えっ?うわっ!」ツルッ

リヴァル「スザク!お前の足元にも!」

スザク「えっ?...うわっ!」ツルッ

ミレイ「面白いくらい滑ってるわね、2人とも...でも、このままだと...」

ルルーシュ スザク 「「うおっ!!」」アタマガツン!

シャーリー「...うわ~思いっきりぶつけたね...」

ルルーシュ「」

スザク「」

ミレイ「気絶してるわね...皆、保健室まで運ぶわよ!」

皆「「「「はーい」」」」」

~数十分後 保健室~

ミレイ「それにしても、2人とも。目覚めないわね~」

シャーリー「もしかして...打ちどころが悪かった?」

ミレイ「結構時間経ってるけど、目覚めないということは、そうなるわね...」

シャーリー「そ、そんな...私のせいだ...」

ミレイ「いいえ、2人の不注意よ。シャーリー、自分を責めちゃ駄目。わかった?」

シャーリー「...わかりました。」

ガラッ

C.C.「...失礼する。そこの馬鹿を引き取りに来た。」(制服を着ています)

ミレイ「えっ?でも、まだ寝ているけど...」

C.C.「構わん、そのうち目覚めるだろ。...よいしょっと、ではな。」ガラガラ

シャーリー「誰だろ...あの人」


カレン(C.C. わざわざ制服着てまで来るとは...)

ガラッ

セシル「失礼しますね...枢木スザクはここに居ますか?」

リヴァル「ここに居るけど...貴女は?」

セシル「ああ...私はスザク君の上司よ。」

リヴァル「上司?ということは..軍の関係者!?」

セシル「まぁ、そうなるわね...今日の訓練の時間になっても、来ないから引き取りに来たの。引き取ってもいい?」

ミレイ「えぇ...いいですけど...気絶してますよ?」

セシル「大丈夫ですよ...ロイドさん、来て下さい。」

ロイド「え~仕方ないな~」スタスタ

セシル「そっち、持って下さいね...せーのっ! では、失礼しますね。」ガラガラ

シャーリー「嵐のように次から次へと...2人とも、忙しいんだね...」

ミレイ「そうね...仕方ない...人手が少なくなったけど...2人の分も頑張るわよ!」

リヴァル「え~...あいつら...後で覚えてろよ。」

ミレイ「ほら、ぐだぐた言わないで、行くわよ!」

シャーリー「ああ、会長!待って下さいよ~」

~クラブハウス~

C.C.「ほら、ルルーシュ。起きろ!」バンバン

ルルーシュ(...うーん、頭が痛いな...ここは、何処だ?)スッ

C.C.「やっと起きたか...今日は大切な議題があるんだろ?ほら、行くぞ」グイッ

ルルーシュ「...どういう状況なんだ...」

C.C.「ルルーシュ?どうしたんだ?」

ルルーシュ「ルルーシュ?僕はスザクだよ?」

C.C.「スザク?寝惚けたことを言うんじゃない!お前はルルーシュだろ」

ルルーシュ「はぁ?」カラダジィー

ルルーシュ「...どういうことだ。僕が...ルルーシュになってる」

C.C.「はぁ...頭の打ちどころが悪かったんだったな...そのうち、元に戻るだろ...いいから、来い」グイッ

ルルーシュ「お、おい...ちょっと待ってくれよ...」ズルズル


~特派 トレーラー内~

ロイド「ほら~スザク君、そろそろ起きてくれないと困るんだけどな~」ユサユサ

スザク(...うっ! 頭が痛い...ここは?一体...)ガバッ

セシル「やっと起きたようね...まだ乗りこなしてないんだから訓練の時間には遅れないようにって言ったのに...」

スザク「訓練?どういうことだ?...それと貴女は...」

セシル「えっ?もしかして、記憶喪失!? そうなると困るな...」

スザク(...ん?この姿、この形...まさか、スザクか!?どうして、俺がスザクに...まさか...そういうことか)

ロイド「スザク君?どうしたの~?」

スザク(確か、スザクがこの前言ってたな...ロイドとセシルとか言う奴と働くことになったって...こいつらがそうか?)

スザク「いえ...大丈夫ですよ。ロイドさん」

ロイド「そう?なら、いいけど~」

スザク(やはりか...仕方がない、ここはスザクを演じるとするか...)

~黒の騎士団 基地~

ルルーシュ「ここは...」

C.C.「忘れたのか?黒の騎士団の基地だよ。」

ルルーシュ(黒の騎士団!?、何故僕がここに...ルルーシュ、君は何をしているんだ...)

C.C.「その様子...記憶を失ったような感じだな...仕方ない...今までのことを手短に話すとしよう...」

C.C. ギアスの契約、ルルーシュが黒の騎士団を建ててゼロとして行動を始めたことを説明する

ルルーシュ(そんなことを...ルルーシュ、君はなんてことをしたんだ...)

C.C「さて...確か、昨日のお前の言葉だと、コーネリアがナリタに向けて軍を進めているからそれに対する計画を建てるんだったな...」

ルルーシュ「ああ...そうだったな(ここは演じるしかない!)」

C.C.「安心しろ、万が一の為に内容は昨日、お前が書いたからな。今日は私が代役として話すから、お前はこれを被って立ってろ。」スッ

ルルーシュ(これが...ゼロの仮面...ルルーシュはいつも、これを被っていたのか...)カポッ

C.C.「よし、行くぞ。あっ、そうそう これに着替えておけよ、ゼロの衣装だ。全くお前のファッションセンスを疑うよ...」 スッ

ルルーシュ(僕もだよ...)

~ランスロット 操縦席内~

スザク「へっくしょん!」

セシル「スザク君...大丈夫?」

スザク「い、いえ...大丈夫ですよ。それにしても...かなりの暴れ馬ですね、これは...」

ロイド「僕とセシル君が作ったからね~これを乗りこなせないと困るよ~?」

スザク「わかっています、何としてでも乗りこなしてみせますよ。」

セシル「でも...上手くなってるわね、昨日は動かすこともままならなかったのに...」

スザク(あいつ...動かすこともままならなかったのか...全く、脳筋め!)ウォォン

~次の日 アッシュフォード学園~

ルルーシュ(あれから大変だったな...1番驚いたのは、カレンが騎士団に参加してたことかな...帰った後にナナリーに言動でバレてしまったかどうか、不安だな...)

ナナリー「お兄様?どうしました?」

ルルーシュ「いや、何でもないよ。そろそろ時間だ、行こう ナナリー」

ナナリー「...そうですね(やっぱり昨日からお兄様がおかしいですね...まるでスザクさんのよう...)」

ルルーシュ(何としてでも、ルルーシュに会わなくては...)

~その一方~

スザク(昨日の訓練では何とか動かせるようになったな...それにしても、この身体はすごいな...無茶をしたと思ったが、全然痛くない...)

スザク「いける!いけるぞ!この身体なら...フフフハハハハハ」ダダダダダッ

カレン「あれは...スザク...頭の打ちどころが悪かったのかな...」

この行為は見た者が噂になり、尾びれがついて、終いにはアッシュフォード学園の都市伝説の1つになった...

~アッシュフォード学園 生徒会~

シャーリー「ねぇ、ルル?聞いた?何でも、今日の朝早く高笑いをしながら物凄い速さで走る男が目撃されたんだって」

ルルーシュ(もしかして...ルルーシュの仕業か...)ハァ...

カレン(スザクのことね...)ハァ...

ウィィーン

スザク「3人とも、今日も天気だね」ハハッ

シャーリー(何あれ...)

カレン(ダサい...)

ルルーシュ(ルルーシュ...僕の真似かい?それでも、酷すぎるよ...)

スザク(何故だ...何故、3人とも固まっている...スザクはこういうことをするのではないのか!?)

スザク「...ルルーシュ、ちょっとこっちに来てくれ(くっ、自分の名前を呼ぶことになるとは...)」

ルルーシュ「...わかった。(自分に呼ばれるなんて、不思議な気分だな)」ガタッ

~屋上~

ルルーシュ「ルルーシュ...どういうことだい...これは」

スザク「わからない...確か、昨日、頭を思いっきりぶつけたんだったよな...」

ルルーシュ「あの後、C.C.?だっけ。あの時の女の子に聞かせてもらったよ...君がゼロだってことを...」

スザク「いつかは知られると思ったが、こうも早く知られたか...C.C.め...余計なことを...」

ルルーシュ「でも、大切なのはこれからどうするかだよ。僕が君を演じて、君が僕を演じるってことでいいよね。その間はしばし、休戦だ。」

スザク「それがいいだろう...今、俺達が争っても良いことには何1つ無いからな...」

ルルーシュ「ルルーシュ、1つだけ言わせてもらうけど、僕はあんな変なこと言わないよ?」

スザク「何!? なら、どう振る舞えばいいんだ...」

ルルーシュ「それはね...」

こうして、ルルーシュとスザクはお互いを演じる上で大切なことを話し合い、生徒会に戻った。

~生徒会室~

ミレイ「遅かったわね、2人とも。」

ルルーシュ「いえ...頭を打って大丈夫だったか確認してたんですよ。(これで良いんだよな、ルルーシュ)」

スザク「まぁ、大丈夫だったから良かったですけどね...(ああ、大丈夫だ、スザク)」

ミレイ「そう...なら良いけど 2人とも、席に着いてね」

ルルーシュ スザク 「「わかりました」」

ルルーシュ(1番の敵は会長だよな...時々、妙に閃くから...)

スザク(逆に会長さえ押さえてしまえばバレる危険性はクリアされるからな)

ルルーシュ スザク ((何としてでも会長にだけは気付かれないようにしなくては!!))

ミレイ「...ん?どうしたの?2人とも そんな、私を見つめて...」

スザク「いえ、何でもないですよ。」カキカキ

ルルーシュ「それよりも、今日の議題は何ですか?」カキカキ

ミレイ「そうね~昨日の続きかな~誰かさん達が途中で抜けたから終わり切ってないんだよね~」

ルルーシュスザク 「「」」

ルルーシュ「それは...失礼しました...」

スザク「その分は補いますよ...」

リヴァル「お前達には、俺達の倍の量をやってもらうからな!」

ルルーシュ「構わんよ、それくらいどうということはない」

リヴァル「おっ?いつもの調子が戻ってきたようだな。安心したよ」

シャーリー「良かった...てっきり、頭をぶつけた拍子に意識が入れ替わったかと思ったよ...」

ルルーシュスザク「「」」ギクッ

ミレイ「そんな訳ないでしょ、シャーリー...ん?、2人とも どうしたの?」

ルルーシュ「い、いえ...何でもありませんよ...」アセアセ

スザク「ああ...シャーリー そんなこと、あるわけじゃないか」アセアセ

ミレイ「ん~怪しい~」

ルルーシュ「そんなに俺達を見ないで下さいよ...会長」アセアセ

スザク「今日も暑いなぁ...全く 誰か、窓開けてくれない?」アセアセ

シャーリー「ああ、それなら私が開けるよ」ガタッ スタスタ バン

ルルーシュ「ありがとう、シャーリー」ニコッ

シャーリー「」ズキューン

ルルーシュ「ん?...どうかしたか?シャーリー」

シャーリー「な、何でもないよ、ルル」カァァァ

スザク「顔が赤いよ?保険室に行こうか?」

シャーリー「だ、大丈夫だよ。心配しないで」

ルルーシュ「そうか...なら良いのだが...君が倒れたら困るからな。」

シャーリー「えっ...」

ミレイ「シャーリー、手が止まってるわよ?」

シャーリー「...ああ、すみません。」カキカキ

シャーリー(どうしよう...しばらく、ルルの顔が見れないよ...)カキカキ カァァァァ

ルルーシュ(シャーリーの様子がおかしい...勘付かれたか?)

スザク(スザク...もう少し、気をつけろよ...バレたら色々と困るからな)

~数分後~

ミレイ「よし!皆、終わったようだし。今日のところは終わりとしますか。」

ルルーシュ「そうですね。」ガタッ

シャーリー「ね、ねえ...ルル、後でちょっといい?」

ルルーシュ「ああ、構わないよ。」

ルルーシュ(や、やばい...バレたか!?)

スザク(もう駄目だ...ここまでか...)

~生徒会室前~

ルルーシュ「それで、シャーリー。何の用だ?」

シャーリー「えーとね、今週末、空いてるかな?遊園地のチケットを貰ってね...ルルが良かったら でいいんだけど」モジモジ

ルルーシュ(なんだ...そんなことか...)ホッ

ルルーシュ(でも、今週末はナリタに行くからな...ここは)

ルルーシュ「すまない、シャーリー。今週末は既に用事があるんだ。その代わりといってはなんだが、来週の土曜日でも構わないか?」

シャーリー「えっ?...う、うん。良いよ。」

ルルーシュ「そうか...なら、良かった。」ニコッ

シャーリー(ルルとデート!ルルとデート!やった!やった!)

シャーリー「やったァァァ!!」ダダダダッ

ルルーシュ「シャーリー...一体どうしたんだ?」

ウィィーン

スザク「スザク...バレたか?」

ルルーシュ「いや...バレてないよ」

スザク「そうか...なら良い。これからもお互い頑張ろうな。」

ルルーシュ「ああ...僕が外から変えて...」

スザク「俺が中から壊す」

ルルーシュ「こんなやり方はしたくはないけどね...」

スザク「贅沢を言うなよ...」

ルルーシュ「わかってるって...だが、ルルーシュ。僕がやるからには人命を奪うようなことは避けるからね。結果よりも過程が大切だから。」

スザク「構わんさ...お前は昔からそういう男だからな...」


今日はここまでにします。明日はナリタ戦。一体どうなるかお楽しみに...

~次の日 特派 トレーラー内~

ロイド「スザク君、今日は念願の実戦だよ~戦果を上げてくれることを期待してるからね~」

スザク「やってみせますよ、これまでの成果を出して見せます。」

セシル「くれぐれも...無茶はしないでね。」

スザク(あいつらは、もうナリタに向かっただろうか...スザク、頼んだぞ)

~黒の騎士団 ナリタ支部~

ゼロ「それで...作戦実施前に頼んでおいたことはやってくれたか?」

カレン「大丈夫です。鉱夫達は既に避難させました。」

ゼロ「一応聞いておこう...どんなやり方で?」

カレン「はい、放送で土砂崩れが起こるから避難しろと呼びかけておきました...あっ、ご心配なく 発掘場しか聞こえないようにしていますから...」

ゼロ「そうか...ならばいいが...」

ゼロ(これで、無駄な血が流れることはない...)

----シャーリー『お父さんはね、ナリタ鉱山で働いてるの。1度働き始めると周りのことが見えなくなっちゃうんだって』----

ゼロ(....!? まさか...)


ゼロ「カレン...出てくる時に鉱夫達が何か言ってなかったか?」

カレン「?...ああ、確か...あの放送があったのに リーダーは相変わらずだよなとか言ってましたね。」

---シャーリー『それとね、お父さんは、リーダーなんだよ!』---

ゼロ(まずい...このままではシャーリーのお父さんが土砂崩れに巻き込まれてしまう!!)

ゼロ「カレン...余っている無頼はあるか?」

カレン「ええ...ありますけど...」

ゼロ「少し野暮用が出来てな...別行動をさせてもらう...」

カレン「えっ!?でも...」

ゼロ「カレン...これは君を信じているから言っているんだ。君はこの組織の要なのだからな...」

カレン「ゼロ...そこまで私のことを...」

ゼロ「だから、紅蓮を君に渡した。無論、昨日のうちに操縦方法は確かめたのだろ?」

カレン「大丈夫です!わかりました。」

ゼロ「現場での指揮は任せた。頼んだぞ」ガタッ

~格納庫~

ゼロ「これで、僕が居なくても、作戦はうまく行くだろう...しかし、シャーリーのお父さんが避難していないとは...」

C.C.「ルルーシュ、どうした?」

ゼロ「C.C.か 犠牲者が出そうなのでな...避難させて行こうとしているんだ...」

C.C.「お前もお人好しだな...いつもなら、『多少の犠牲は構わん!』とか言いそうだが...」

ゼロ「何を言っている。この世に無駄な存在など居ない!(ルルーシュならそう言いそうだな...)」

C.C.「そうか...なら、私も連れて行け。いざという時には役に立つぞ?」

ゼロ「しかし...乗る場所が無いぞ?」

C.C.「安心しろ...こんなことのために、お前用の無頼を用意させた。複座にしてな。」

ゼロ「いつの間に...まぁ、いい。ならば行くぞ!」

---こうして、水面下で黒の騎士団の工作が進められる中、コーネリアによるナリタ攻略は行われた。ナリタがもうすぐ完全に制圧されるかと思われた時、団員による山崩れが起こり、コーネリア軍の正面部隊がやられ、コーネリア軍は孤立することとなった。町にも被害が出ると思われたが、団員達により、既に住民は避難されていた...ただ1人、シャーリーの父親を残して---

ゼロ「山崩れが既に行われたか...確か、ここら辺に鉱山があるはず...ここまで山崩れが起きないうちに避難させなくては...」

C.C.「そろそろだな...」

ゼロ「C.C. お前、操縦は出来るか?」

C.C.「何を言っている?私はC.C.だぞ?」

ゼロ「その答えだと出来るようだな...すまないが、俺の変わりにこれを着てくれ」カポッ

C.C「? どういうことだ。」

ルルーシュ「演出だよ、こうした方が民衆からの支持をさらに得ることが出来る。俺が合図したら、来るんだぞ(本当は怖がらせない為だけどね ゼロはテロリストだから)」

C.C.「ふーん...いいだろう、やってやるよ。」

ルルーシュ「頼んだぞ。」

~ナリタ鉱山 発掘場~

シャーリー父「もう少ししたら、休憩にするか...」

タッタッタッタッ

ルルーシュ「山崩れが起こってますよ。急いで避難しないと!」ゼエゼエ

シャーリー父「...ん?誰だね、君は」

ルルーシュ「俺の名前はルルーシュ•ランペルージ。娘さんとは仲良くやらせてもらっています。」

シャーリー父「娘?...ああ、君があのルルーシュ君か。いつも、シャーリーが君の話ばかりしているよ。」

ルルーシュ「そうなのですか...それより、急がないと出口が塞がれてしまいます。避難しないと!」

シャーリー父「ああ...何か放送されていたような気がするな...あれは避難警報か...わかった、行くとしよう」

タッタッタッタッ

~ナリタ鉱山 入口~

ルルーシュ「何とか出口まで着くことが出来ましたね...」

シャーリー父「それにしても、君はすごいな。最短ルートで出口に来るとは...調べていたのかね?」

ルルーシュ「ええ...まぁ、好きなので...」

ゴゴゴゴゴ

ルルーシュ「まずい...このままだと土砂に巻き込まれる!」クイッ

ウォォォン

ゼロ(C.C.)「何か、お困りかな?」

ルルーシュ「お前は...ゼロ!」

ゼロ「どうやら、まだ逃げ遅れていた人が居たようだな...少し狭いが、乗れ。このままでは巻き込まれるぞ。」

シャーリー父「ありがとうございます。」

ゼロ「よし、行くぞ「

ミスった...しかも、名前付け忘れてた...

~一方 コーネリア軍本隊~

ロイド「それにしても、すごいね~スザク君 君が予想した通り、山崩れが起こったよ...あのまま、前に居たら、巻き込まれていたね~」

スザク「ははは、勘ですよ...(そりゃそうだろ、俺が考えたんだからな。)」

コーネリア「だが、お陰で本隊が巻き込まずに済んだ。枢木、お前の処遇を考えておこう。」

スザク「ありがとうございます(よし、これで多少は立場が良くなるだろう...)」

スザク(しかし...やはり騎士団は優秀だな...特にカレン...あいつに紅蓮を与えて良かったよ...しかし、このままではまずいな...ならば)

スザク「ランスロット、前に出ます」ウォォォン

ロイド「頼んだよ~」

スザク(多少は活躍しておかないとな...皆、悪いがやられてもらうぞ)

カレン「...ん?何だ、あの機体。皆を片っ端から倒してる...このままだと負けるかも...なら、先に潰す!」

スザク(やはり、来たかカレン!しかし、負けるつもりは無い!)

ガシィィン

カレン「くっ...強い しかも、無駄な動きがない!隙も...」

スザク(そろそろか...)

ウォォン

ゼロ(ルルーシュ)「待たせたな、カレン」(既にシャーリー父は避難済み)

カレン「ゼロ!」

ゼロ「巻き返すぞ、ここから」

カレン「はい!」

スザク(2対1か...しかし、機体スペックはこちらが上だ!)

ガシィィン

ゼロ「くぅぅ...2人がかりでこれか...」

C.C.「私に任せろ...試したいことがある...」

ゼロ「ん?...まぁ、いい。頼んだ」

C.C.(機体越しで効くかはわからんが...食らえ!)

スザク(...ん?何だ、これは...)

----マリアンヌが死んだ画面が映る---

ルルーシュ「母さんが...母さんが...何故だ!父さん、何故母さんが死んだんだ!」

シャルル「....お前に言うことは何もないィ」

ルルーシュ「どうして!母さんが殺されたんだぞ!」

シャルル「お前は...まだ未熟だァ...未熟なお前に話すことなぞ何もないィ」

ルルーシュ「ふざけるなァァァァァァァ」

--------

スザク「うわァァァァァァァ」

ゼロ「!?...C.C. 何をした?」

C.C.「なに、ショックイメージを見せただけだ...」

スザク「うおぉォォォォォォ」

C.C.「!! ルルーシュ!避けろ!」ダン

ダァァン

C.C.「くっ...」バタッ

ゼロ「うおっ! C.C. どうして...」

コーネリア「もういい...全軍撤退するぞ 」

扇「...ん?ブリタニア軍が撤退していく...俺達が...勝ったのか?」

団員達「「「「うおおぉぉぉぉぉ!!!!」」」」

カレン「何とか...勝てたのか...あれ?ゼロは?」

~少し離れたところ~

ルルーシュ「C.C. ...大丈夫なのだろうか...」

C.C.「....〇〇〇〇...」ボソッ

ルルーシュ「!? 何だ今の名前は?」

C.C.「やっと呼んでくれたね...私の名前...」ゴニョゴニョ

ルルーシュ「C.C. ...良い名前じゃないか...」

C.C.「....うーん、おっ?勝ったのか?」バッ

ルルーシュ「ようやく目覚めたか...心配したぞ」

C.C.「何を言っている...私は死なないんだぞ?」

ルルーシュ「馬鹿、死ななくても、痛いことは変わらないだろ...それと良いことも聞けたよ...」

C.C.「ふん、盗み聞きとは趣味が悪いな。」

ルルーシュ「良い名前だと思うぞ?C.C.なんかよりずっといい」

C.C.「....もう捨てた名前だ...」

ルルーシュ「ありがとな、庇ってくれて...」ニコッ

C.C.「」キューン

C.C.「では...お礼を返しもらおうか。一回だけだ...名前を呼べ、大切に、心を込めてな...」

ルルーシュ「ああ...ありがとう、〇〇〇〇...」ギュー

C.C.「悪くないな...人に呼ばれるのも...」

カレン「」カベカラジィー

カレン(ゼロに呼ばれてきたけど...何やってんの...見てるこっちが恥ずかしくなるじゃない...)

カレン「....おほんおほん」

ルルーシュ「!!」サッ カポッ

カレン「迎えに来ました...やるのは勝手ですがもう少し人目に届かないところでやって欲しいですね...それと、そちらの方は?」

ゼロ「ああ...私の大切な仲間だ。」

C.C. カレン 「「」」

ゼロ「....ん? どうした?」

カレン「い、いえ...行きますよ」

ゼロ「ああ...」

一度、休憩します。

~その夜 シャーリーの家~

シャーリー父「いや~今日は色々なことがあったなー あっ、そうそう シャーリー お前がいつも話してたルルーシュ君と偶然あったぞ」

シャーリー「....!? ルルに?」

シャーリー父「ああ、彼のお陰で命拾いしてな...言わば、命の恩人ってわけだ...性格も良さそうだし...シャーリー、いい人を見つけたな」

シャーリー「ルルが...お父さんを...」

シャーリー父「そういえば、昨日 来週の土曜日に約束をしたとか嬉しいそうに言ってたが...相手は彼なんだろ?頑張れよ 応援してるからな」

シャーリー「も~お父さんたら~」

~同時刻 アッシュフォード学園 クラブハウス~

ルルーシュ「...ただいま、ナナリー」

ナナリー「おかえりなさい、お兄様」

ルルーシュ「ちょっと疲れたな...」

ナナリー「お兄様...聞きたいことがあります...」

ルルーシュ「ん?何だ?」

ナナリー「....貴方は誰ですか?」

ルルーシュ「」

ナナリー「ずっと違和感がありました...お兄様の声だけど、違う...まるでスザクさんのようでした...」

ルルーシュ「」ギクッ

ナナリー「その様子...スザクさんですね?」

ルルーシュ「...ナナリーには敵わないな...そうだよ、僕はスザクだ。」

ナナリー「どうしてこのようなことに...もしかして、あの時に?」

ルルーシュ「ああ...頭をぶつけて...気が付いたらこれだよ...」

ナナリー「そうですか...こうなっては仕方ないですね。わかりました、私も協力しましょう。」

ルルーシュ「ナナリー...助かるよ」

ウィィーン

C.C.「...話は聞かせてもらった。あの時、寝惚けいなかったんだな...」

ルルーシュ「...C.C. 事情が事情だからね...」

C.C.「わかっているさ...お前にもルルーシュに付き合ってもらうぞ」

ルルーシュ「入れ替わった時からそうする覚悟は出来ているよ...」

ルルーシュ「さて...このことをルルーシュにも伝えないとね...」

prrrrr

スザク「ん?スザクから電話が来ている 何の用だ?」

ピッ

スザク「どうした?スザク」

ルルーシュ「ルルーシュ、ナナリーとC.C.にバレた」

スザク「」

ルルーシュ「ナナリーは自力で、C.C.はやり取りを聞いて知られたよ...」

スザク「そうか...それで2人とも何と言った?」

ルルーシュ「協力してくれるってさ。バレないようにするために」

スザク「そうか...まぁ、いつかは知られたことだ 早めに2人に知られてむしろ、良かっただろう...」

ルルーシュ「ナナリー曰く、僕の演技はまだ甘いって」

スザク「だろうな...ナナリーはずっと俺と一緒に住んで来た。1番にバレるだろう人物は会長かナナリーだと思っていたよ...」

ルルーシュ「ナナリーが協力してくれるからバレる可能性が更に下がるね。これなら、当分やっていけるよ。そういえば、ルルーシュ...今日はどうしたんだ?最後、暴れてたけど...」

スザク「昔のことを思い出してな...」

ルルーシュ「そうか...あっ、C.C.の名前を聞いたんだけど知りたいかい?」

スザク「何!?あいつの本名?是非頼む」

ルルーシュ「いいよ...彼女の名前はね...」

こうして、スザクはルルーシュにC.C.の本名を伝えた後、明日の打ち合わせをして電話を切った。

ナナリーの協力もあり、スザクのルルーシュを演じる力は更に上がり、バレる要素がほぼ無くなった...ただし...

女生徒「ルルーシュ君、ちょっとこれ運ぶの手伝ってくれる?」

ルルーシュ「勿論さ、女の子に重たい荷物を持たせられないからね。」ニコッ

女生徒「」ズキューン

この天然で口説き落とすことを除いて...

こうして、知らないうちにルルーシュファンクラブが設立される程、口説き落としながら、学園生活を送って行った...

~金曜日の夜、シャーリーの家~

シャーリー「明日はルルとデートだ...おしゃれしなきゃねー」ワイワイ

シャーリー母「シャーリー、嬉しいそうね...」

シャーリー父「そうだろうな...好きな子とデートをするんだぞ。彼は私の命の恩人だ...頑張って欲しいね...」

~同時刻 アッシュフォード学園 クラブハウス~

ルルーシュ「うーん...どうしようかな...」

ナナリー「スザクさん、どうしましたか?」

ルルーシュ「いやね...明日、シャーリーと遊ぶ約束をしたんだけど、何を着て行こうか、悩んでいたんだよ」

ナナリー「そうだったのですか...そうですね...私に任せてもらえますか?」

ルルーシュ「えっ?でも目が見えないよね?」

ナナリー「雰囲気でわかりますよ いざという時は咲世子さんにも手伝ってもらいますから安心してください」

ルルーシュ「そうか、咲世子さんが居たか...なら安心だね
じゃあ、お願いしようかな」

ナナリー「任せて下さい」

その頃...ルルーシュはというと...

スザク「今日も訓練、大変だったな...だが...この身体にも慣れてきた...多少の無茶でもどうにかなる...スザクはやはり、恐ろしいな...」

スザク「まぁ、今は俺がそうなのだがな...そういえば、スザクからキョウトに行って、桐原に正体を明かしたと言ってたな...勿論、入れ替わったことは明かしてないと言ってたが...まぁ、桐原なら大丈夫だろう...」

スザク「さて、俺は俺で出来ることをするとしよう...」

~次の日 アッシュフォード学園 クラブハウス~

ナナリー「ほら、スザクさん。今日はシャーリーさんと遊ぶ約束をしたのでしょう?起きて下さい。」

ルルーシュ「う...うーん。ん?ここは?ナナリー?」

ナナリー「...もしかして、お兄様ですか?」

ルルーシュ「ああ...俺だよ。ルルーシュだ。久し振りだな、ナナリー」

ナナリー「お久しぶりです、お兄様。でも、どうしましょう...」

ルルーシュ「どうした?」

ナナリー「実は昨日、スザクさんから明日、シャーリーと遊ぶ約束をしたと聞いたのですよ。それで、私が服選びを」

ルルーシュ「何!?シャーリーと遊ぶ約束を!?スザクの奴...いつの間に...」

ナナリー「どうしますか?」

ルルーシュ「仕方ない...行くとしよう...場所も聞いているか?」

ナナリー「ええ、聞いてます。」

ルルーシュ「だが、やるとしたらとことんやってやる!シャーリー、覚悟しろよ」

~数分後、駅前広場~

シャーリー「やばい!昨日、楽しみ過ぎて眠れなかったから、ちょっと遅れちゃった...ルル、怒ってるかな...」タッタッタッ

ルルーシュ(まだか...シャーリー...もう20分も遅刻だぞ...)

シャーリー「あっ、居た! おーい、ルルー」

ルルーシュ「おっ、シャーリー。遅かったな、何かあったか?」

シャーリー「ごめん、楽しみ過ぎて、なかなか寝れなくて...起きるのが遅くなっちゃった。」

ルルーシュ「そうか...怪我をしていないか心配したよ...おっ、シャーリー。今日は気合いが入ってるな」

シャーリー「まあね...ルルとデ....遊ぶ約束したからね」

ルルーシュ「なんていうか...その...綺麗だぞ、シャーリー」

シャーリー「」ドキーン

シャーリー「そ、そう?ありがとう」テレテレ

ルルーシュ「そろそろ、電車が来るからな。急ぐぞ。」ガシッ

シャーリー(自然に手を握られちゃった...どうしよう...胸がドキドキするよ...)

うおっ...青臭い...

すみません...今日はここまでにします...
元に戻ったルルーシュはシャーリーを無事エスコートすることは出来るのか 明日は書くのが遅くなります
また見てギアス!

見てくれる人がもう少しコメを下さるなら、安価取ろうか悩んでいますがね...

では、続きを書きますかね...

~その頃、アッシュフォード学園 クラブハウス~

ナナリー「お兄様、上手くエスコートが出来るでしょうか...」

C.C.「どうかな...あいつは女心がわからんからな。しくじる可能性大だぞ。」

ナナリー「そうならないことを祈りましょう」

C.C.「....そうだな」

C.C.(あの後、スザクから入れ替わった経緯を聞いたがこうも易く入れ替わったりするものだろうか...偶然にしては出来過ぎている...そして、今日のルルーシュが元に戻ったこと...何か関係しているのか?)

ナナリー「どうしました?」

C.C「...ああ、あの馬鹿がどんなしくじりをやらかすか考えていたところだよ。」

ナナリー「素直じゃないのですね...本当は心配しているのに...」

C.C.「ばっ、馬鹿!私がそんなことするはずないだろ...」

ナナリー「ふふ...そこもC.C.さんの良いところだと思いますよ?」

C.C.「はぁ...お前達は変なところで似ているな」ボソッ

ナナリー「何か言いました?」

C.C.「いや、何でもない」

~遊園地~

シャーリー「着いたァァ さぁ、遊ぶぞ~」キャッキャッ

ルルーシュ「シャーリー...そんなに楽しみだったのか?」

シャーリー「当たり前だよ!この為に何日も計画してたんだから!」

ルルーシュ「そうか...なら、行くぞ」

シャーリー「何処から行く?ルルが行きたいところからでいいよ?」

ルルーシュ「そうだな...」

ルルーシュ(遊園地なんて初めて来たからな...うーん...あのでかいところからにするか...)

(はぁ...黙って見守っても大丈夫かと思ったら、もうやらかそうとしているな...相変わらず順序ってものをわかってないな...ルルーシュは...)

ルルーシュ(....!? 誰だ?)

ルルーシュ、周りを見回す

シャーリー「どうしたの?ルル?」

ルルーシュ「い、いや...なんでもないよ...」

シャーリー「ふーん...それで何処から行くの?」

ルルーシュ(やはり、気のせいだったか...)

(そんな訳ないでしょ)

ルルーシュ(誰だ!お前!)

(僕の声をもう忘れたの?心外だな...僕達は友達だろ?)

ルルーシュ(まさか...お前、スザクか?)

スザク(そうだよ...ルルーシュ、最初から観覧車を乗ろうとするなんて順序としては間違ってると思うよ?)

ルルーシュ(どうしてお前が俺の心に居るかは知らんが...なら、どうすればいいんだ?)

スザク(仕方ないな...そうだね...ならそこのジェットコースターはどう?)

ルルーシュ(ん?...あっ...あれは駄目だ...)

スザク(どうしたの?ジェットコースターで何かあった?)

ルルーシュ(あれは見るからに早く動くだろ?俺は心臓が浮くような感覚になるのが嫌なんだよ...)

スザク(でも...ランスロットで出撃する時って、そんな感覚するよね?)

ルルーシュ(あれは、無理矢理堪えているんだ あれは一瞬だからまだ何とかなるがな...)

スザク(なら、これも我慢しなよ...シャーリーをエスコートするんだろ?)

ルルーシュ(いや、あれは駄目だ...無理なものは無理なんだよ...)

スザク(ええーい、焦れったいな 仕方ない、強行手段を取るか)

ルルーシュ(お、おい...何をするつもりだ)

ルルーシュ(スザク)「そこのジェットコースターはどうかな?」

シャーリー「良いね、じゃあ、行こうか」

ルルーシュ(スザァァァァク!!!)

スザク(腹をくくれ ルルーシュ これも今日を成功させるためだ)

ルルーシュ(...なら、ジェットコースターを乗ってる時は俺の身体を使え)

スザク(えー...仕方ないな...)

~ジェットコースター 乗り場~

シャーリー「でも、珍しいな...前にルル、早く動く乗り物が苦手って言ってたよね?」

ルルーシュ(ああ...言ったな...)

ルルーシュ(スザク)「あれから、頑張って克服したんだよ。」

ルルーシュ(スザク!変なことを言うんじゃない!)

スザク(そんなこと言ってもな...僕はジェットコースター好きだよ?)

シャーリー「へー...そうなんだ...あっ、順番が来たよ 乗ろ?」

ルルーシュ(スザク)「ああ!」

ルルーシュ(もう駄目だ...おしまいだ...)

ルルーシュとシャーリーを乗せたジェットコースターは段々と登って行く...

ルルーシュ(この世の終わりだ...ナナリー...愛しているぞ...生まれ変わってもまた、お前の兄になりたいよ...)

スザク(ルルーシュ...少し黙っててもらえないかな...)

ルルーシュ(ふざけるな!誰のせいでこんな目に遭ってると思っているんだ!?)

スザク(えっ?でも、君が言ったんでしょ?)

ルルーシュ(お前が俺の身体を使って言ったんだろうが!...ああ、そんなこと言ってる間にもうてっぺんに...)

シャーリー「ちょっと怖いな...」

ルルーシュ(スザク)「大丈夫だ、俺がついている」ニコッ

シャーリー「ルルーシュ...」ポッ

ルルーシュ(お前...俳優になったらどうだ?主演男優賞は余裕で取れるぞ?)

スザク(茶化さないでよ...あっ、落ちるよ?)

シャーリー「きゃあああああァァァァァァァ」

ルルーシュ(うわああああああァァァァァァァ うっ...気持ち悪い...)

スザク(やめてくれよ...幾ら平気だからと言っても、君の身体なんだ 僕まで気持ち悪くなる)

ルルーシュ(そんなこと言われても困るゥゥゥゥゥゥ)

スザク(うーん....まあまあかな...)

ルルーシュ(どうしてお前はそんな冷静に分析出来るんだァァァァァァァ)

スザク(えっ?好きだからだよ?)

ルルーシュ(お前が羨ましいよォォォォォォ)

ジェットコースターが走り終わり、降りる

シャーリー「はぁ...怖かった...でも、楽しかったな...ルルはどうだった?」

ルルーシュ(スザク)「うーん...体感としてはまあまあだったかな...」

シャーリー「本当に克服したんだね...ルルは強いな」

ルルーシュ(スザク)「そんなことは無いさ、君が居たからだよ」

シャーリー「...もー ルルったら...」マンザラデモナイ

スザク(さて...ルルーシュ、もういいよね?)

ルルーシュ(• • • • • • •)チーン

スザク(ルルーシュ?もしかして...気絶してるのか?仕方ないな...このままやるしかないか...)

シャーリー「それで...次は何処に行く?」

スザク(ルルーシュが気絶しているうちに乗れるものは乗っておくか...)

ルルーシュ(スザク)「そうだね...じゃあ、コーヒーカップは?」

シャーリー「いいよ じゃあ行こうか」

~コーヒーカップ 乗り場~

スザク(まだ気絶してるな...ルルーシュ 君が今日、シャーリーをエスコートするんだろ?いい加減起きて欲しいな...)

シャーリー「おっ!意外と空いていたからもう乗れるよ」

コーヒーカップに乗る

シャーリー(えへへ...ルルと一緒...嬉しいな...)

スザク(シャーリー...良い笑顔だな...ルルーシュ、君にも見せてあげたかったよ...)

コーヒーカップが回りだす

シャーリー「意外と速いね...ルル、大丈夫?」

ルルーシュ(スザク)「ああ、大丈夫だよ」

シャーリー「なら良かった」

ルルーシュ(....うーん ん?ここは何処だ?...って思ったより速いぞ これ しかも目が回るゥゥゥ)

スザク(やっと気が付いたかと思ったらこれか...君は目が回るのも駄目なのかい?)

ルルーシュ(...ああ そうなんだよ...)

シャーリー「ルル?顔色悪いけど、無理してない?」

ルルーシュ「ちょっとな...まぁ、もうすぐ止まるから大丈夫だ。」

シャーリー「そう...でも心配だな...」

コーヒーカップが止まる

ルルーシュ(うう...気分が悪い...でも、今日は何とかシャーリーをエスコートしなくては...)

スザク(その意気だ!頑張れ ルルーシュ 応援してるよ)

ルルーシュ(他人事のように言いやがって...後で覚えていろよ スザク)

シャーリー「ルル...まだ顔色悪いね...乗り物系は避けようか...あと1つ行ったらお昼にしよう」

ルルーシュ「そうするか...なら、そうだな...そこのお化け屋敷にしよう」

シャーリー「ルルが行きたいならそこにしよう!(本当は苦手なんだよね...)」

スザク(げっ...お化け屋敷か...)

ルルーシュ(おや?スザク お前にも苦手なものがあるのか...というか、お前の実家は神社だろ?)

スザク(お化け屋敷は昔、入って泣いたことがあってね...それ以来苦手なんだ...ルルーシュ、他にしてくれないか?頼むよ)

ルルーシュ(嫌だね、お前も痛い目を見ろ!)

スザク(ルルゥゥシュゥゥ!!!)

ルルーシュ(お前の言葉だ 腹をくくれ スザク)

スザク(そんな...あまりにも酷過ぎるよ...)

ルルーシュ(フフフフハハハハハ お前のその声が聞きたかったよ)

スザク(君も悪趣味だね...)

ルルーシュ(なんとでも言え 俺は苦手なものを2連続も乗せられたのだからな)

睡魔と戦っていた...何とか勝てました...

ルルーシュ「シャーリー、行くぞ」

シャーリー「う、うん...」

~お化け屋敷内~

シャーリー「こ、怖いよ...ルル...」

ルルーシュ「何を言っている、シャーリー。この程度で怖がっていては奥に進んだら大変だぞ?」

シャーリー「足の震えが止まらないよ...」プルブル

ルルーシュ「仕方ないな...」ギュウ

シャーリー(抱きしめられてる...何だか安心する...)

ルルーシュ「もう大丈夫か?シャーリー」

シャーリー「うん、大丈夫。でも、ルルの足も震えてるよ?」

ルルーシュ「」ガクガク

ルルーシュ(スザァァァァァァァク!!!)

スザク(だって...怖いんだよ...)

ルルーシュ(平常心を保て それが無理ならナイトメア戦を思い出せ それに比べれば怖くないだろ、こんなの!)

スザク(怖いのベクトルが違うよ...)

ルルーシュ(うるさい!いいから、平常心を保て)

スザク(努力する)

シャーリー(ルルも...怖いんだ...でも、頑張ってる...私も頑張らないと!)

シャーリー「ほら、ルル 行くよ!」グイグイ

ルルーシュ「お、おう...」

こうして、ルルーシュ達は無事にお化け屋敷を抜けたのである...その間にしばしばスザクが叫び、ルルーシュに怒られたのは言うまでもない

~フードコートのテーブル席~

シャーリー「じゃあ、お昼買ってくるけど、ルルのリクエストってある?」

ルルーシュ「特にないな、君の好きなものでいいよ」

シャーリー「いいの?なら、買ってくるね」

ルルーシュ(スザク...お前があんなに取り乱したのを見るのは久し振りだな...ナナリーが大怪我をした時以来だな...)

スザク(あの時は、僕より君の方が取り乱していたでしょ...)

ルルーシュ(そうだったか?まぁ、いい ジェットコースターとコーヒーカップの件はお前のあの狼狽えで無かったことにしてやる。感謝しろよ?)

スザク(はぁ...本来の目的を忘れつつないか?シャーリーをエスコートするんだろ?)

ルルーシュ(忘れるはずがないだろ それはそれ、これはこれだ)

スザク(なら、良いのだが...)

シャーリー「ルル~持ってきたよ~これでいいかな?よいしょっと」コトッ

ルルーシュ「オムライスか...なかなか美味そうだな...」

シャーリー「あっ、ケチャップがかかってないね。かけてあげるよ」

ルルーシュ「ああ...頼む」

シャーリー「よし、出来た。はい、ルル」

ルルーシュ「」

ルルーシュ(こ、これは...)

スザク(は...♡だと...)

ルルーシュ(本能でわかる、これは♡の部分に切れ込みを入れたり、ケチャップを広げたら駄目な奴だ...)

スザク(シャーリー...わざとじゃないよね...)

シャーリー「...ん?食べないの?」

ルルーシュ(天然だ...天然でやったんだ...)

スザク(やるしかないよ...ルルーシュ)

ルルーシュ(わかっている!うおぉぉぉぉ)スッ

ルルーシュ、端っこから食べる

スザク(ベストではないが...なかなかいい判断だと思うよ)

コメントありがとうございます。頑張って書きたいと思います。睡魔に勝てなかったので、せめて書きたいところまで書きたいと思います。

シャーリー(....ん? あっ、♡で書いちゃった...どうしよう...でも、ルルが気にしてなさそうだから、大丈夫なのかな?...)

ルルーシュ(こ、このまま食べていけばいいか?スザク)パク

スザク(恐らく大丈夫だと思う...)

ルルーシュ(恐らくだと困るのだが...)パクパク

ルルーシュ「....ふぅ、ごちそうさま。」

シャーリー「もう食べ終わったんだね...ルル、気にしなかったの?」

ルルーシュ「ん?...♡のことか?君が書いたんだ 気にするはずがないだろ」

シャーリー「そ、そう...」カァァァァァ

スザク(ルルーシュ...君が結婚詐欺師にならないことを心から願うよ...)

ルルーシュ(する訳ないだろ!)

シャーリー「じゃあ、私も...」

ルルーシュ「待て、シャーリー。俺がかけよう...よし、これでいいか。」

スザク(ルルーシュ...君って奴は...ここで♡を書くかい?)

ルルーシュ(うるさい!俺が感じた恥ずかしさの一部を感じてもらうだけだ)

スザク(君は昔から執念深かったもんね...やれやれ)

シャーリー(こ、これは...でも、ルルがせっかく書いてくれたんだ 頑張らないと!)

シャーリー「」モグモグモグモグモグ

スザク(す、すごい...ものすごい速さで食べ進めてる...)

ルルーシュ(何がシャーリーをここまで突き動かしているんだ...)

スザク(動かした張本人が言うかい...)

シャーリー「ふぅ...何とか食べ終えられた...」

ルルーシュ「早いな....」

シャーリー「そろそろデザートを取って来ようかな...」スタッ

ルルーシュ(まだ食べる気か...)

スザク(女の子ってのは甘いものは別腹だってナナリーから聞いたことがあるよ)

ルルーシュ(そうなのか...と話し合ってるうちにもう持ってきたぞ...しかも、でかい...)

シャーリー「よいしょっと...あっ、ルルはこっちね」パフェスッ

ルルーシュ(く、食い切れるのか?)

スザク(行け!ルルーシュ!)

ルルーシュ(くぅ...覚悟を決めるか)パクパク

シャーリー「....はい、ルル あーん」スッ

ルルーシュ(嘘...だろ...このタイミングでよこしてくるか?)

スザク(これは食べるしか選択肢はない!)

ルルーシュ(わかっている!)パクッ

シャーリー(あれ?...これってもしかして間接キス?...は、恥ずかしいィィ...)カァァァァ

ルルーシュ(あ、頭が...痛い...)

スザク(アイスクリーム頭痛って奴だね )

ルルーシュ(でも食い続けなければ...)パクパクパク

ルルーシュ「....ふぅ.... 今度こそごちそうさま。」

シャーリー「早っ! 私、まだ半分だよ?」

ルルーシュ「....好きだからな...」

シャーリー「そ、そうなんだ...」

~数秒後~

シャーリー「....食べ終わった...ごちそうさま」

ルルーシュ(シャーリーを待っている間に何とか頭痛が引いたな...)

スザク(僕も痛かったからね...痛みが引いてくれて良かったよ...)

シャーリー「じゃあ、そろそろ行こうか」

ルルーシュ「そうだな...」

その後、ルルーシュ達はあちこちを歩き回り、沢山のアトラクションに乗った 時々、ルルーシュかスザクが叫ぶことがあったが、何とかシャーリーをエスコートすることは出来たのであった そうして、時間は夕方になり...

シャーリー「それじゃあ、最後に観覧車に乗ろう」

ルルーシュ「そ、そうだな...」

ルルーシュ(つ、疲れた...)

スザク(僕もだよ...)

~観覧車内~

シャーリー「今日はありがとう。お陰で楽しめたよ。」

ルルーシュ「そうか?なら良かった...」

シャーリー「でも、無理はしないでね?ルルが倒れたら困るんだから」

ルルーシュ「はは...気をつけるよ」

シーン

シャーリー ルルーシュ ((会話が続かない...))

シャーリー「えーと...ルル、この前はお父さんを助けてくれてありがとう。お父さん、喜んでたよ」

ルルーシュ(この話題は俺はわからん。スザク、頼んだ)

スザク(こればかりは仕方ないね...任せてくれ)

ルルーシュ(スザク)「なに、当然のことをしたまでだよ。偶然通りかかった時に山崩れが起きてね、ばったり居合わせたら一緒に避難しただけだよ」

シャーリー「でも、最短ルートで行ったって聞いたよ?そのお陰で短時間で出口につけたみたいだし」

ルルーシュ(スザク)「一応、行く前に調べていたからな。何処行けば良いかはわかっていたんだよ」

シャーリー「そうなんだ...まぁ、私が言いたいのはお父さんを助けてくれてありがとうってこと。」

ルルーシュ(スザク)「当然のことをしたまでさ」ニコッ

シャーリー「もし良かったらでいいんだけど...また、一緒に遊びに何処かに行ってもいい?(これってある意味お付き合いして下さいって言ってるのと同じかな?)」

ルルーシュ「ああ、大丈夫だよ。ただ、忙しいから時間が合うかはわからないけど...」

シャーリー「えっ?良いの? やったァ」ルンルン

スザク(ルルーシュ、さりげなく約束したけど、大丈夫かい?)

ルルーシュ(シャーリーの気持ちを無碍には出来んだろ)

スザク(まぁ、君が良いなら構わないか...)

ルルーシュ「おっ、そろそろ終わるな 降りるぞ」

電車に乗って駅前広場まで行く

~駅前広場~

シャーリー「観覧車でも言ったけど、本当に今日はありがとう。」

ルルーシュ「構わんさ、このくらいで良いなら、これからも言ってくれ」

シャーリー「うん!じゃあ、また月曜日にね」タッタッタッタッ

ルルーシュ「...行ったな...」

スザク(ルルーシュ、無事エスコートし切れたね)

ルルーシュ(スザク、お前のお陰だよ 今日はありがとうな)

スザク(何を言っているんだ、僕達は友達だろ?当たり前じゃないか)

ルルーシュ(...ところで、お前がここに居るってことは今日、お前の身体はどうなっているんだ?)

スザク(うーん...寝ているんじゃないかな?)

~特派 トレーラー内~

スザク「くぅ....くぅ...」スヤァ

セシル「スザク君、朝からずっと寝てますね...」

ロイド「このままだと今日の訓練は中止かな~そろそろ起こす?」

セシル「疲れているんでしょ やめなさい!」クビシメ

ロイド「く、苦しい...しないから離して...」

-------

ルルーシュ(まさかと思うが...まぁ、ありえないことは無いな)

スザク(うーん...戻れないし、明日になれば戻るかな?)

ルルーシュ(戻るんじゃないか? さて、そろそろ学園に帰るぞ)

~アッシュフォード学園 クラブハウス~

ルルーシュ「ただいま、ナナリー」

ナナリー「おかえりなさい、お兄様」

C.C.「お前のことだ どうせ、散々やらかしたんだろ?」

ルルーシュ「違うな、間違っているぞ 俺は今日、やらかしてなんかいない」

スザク(やらかしそうにはなったけどね...)

C.C.「そんなまさか...女心がわからないお前が何もやらかしていないだと?...お前、咲世子だろ?」

ルルーシュ「酷い言いようだな...俺は本物だよ...」

C.C.「そんな...じゃあ、誰か入れ知恵したな?」

ルルーシュ「まぁ...否定はしない」

C.C.「誰だ、そいつは」

ルルーシュ(スザク)「僕だよ」

ナナリー「...この感じ、スザクさんですね」

C.C.「ん?ということは...今日、ルルーシュはシャーリーと遊んでいた時に、ルルーシュの身体にはスザクも居たということか?」

ルルーシュ「そうなるな...」

C.C.「どういうことだ?入れ替わったり、戻ったかと思ったら、2人とも居るとか...」

ルルーシュ「さぁ、そこのところは俺もスザクもわからん」

C.C.「....スザク、昨日、寝る前に何か考えたことはあるか?」

ルルーシュ(スザク)「うーん...強いて言うなら、シャーリーと遊ぶのなら、僕じゃなくてルルーシュであった方が良かったなと考えたよ」

C.C.「うーん...それがルルーシュを元に戻らせた要因になるのか?まぁ、明日になればわかるか」

ルルーシュ「そうだな...そろそろ時間だし、夕食にしよう」

こうして、ルルーシュ達の長い1日は終わったのである

何とか書きたいところまで書けた...この続きはまた後で書きます。また見てギアス!

何故ssを書いているのかと訊かれたら、
暇を見てはssを読み
時間を作ってはssを書く
読みたいから読み
書きたいから書く
俺に大義名分なぞ必要ないのさ
と地獄2人組風に答えます

続き書きますね

~次の日 特派 トレーラー内~

スザク「うーん...ん? ここは...まさか...」

ロイド「スザク君~やっと起きたね~」

スザク(やはり...ここは特派か...結局、入れ替わったままか...)

ロイド「ん~?どうしたの~ がっかりして~」

スザク「いや...腹が減ってるのにこれから食べるものに生命の危機を感じているのですよ...」

ロイド「セシル君の食事は色々やばいもんね~わかるよ~」

セシル「...ロイドさん、今なんと?」ゴゴゴゴゴ

スザク(ロイド...御愁傷様...骨は拾ってやるよ...)

セシル「ちょっとこっちに来ましょうね~」

ロイド「やめて~死ぬ~」ズルズル

スザク(さて、飯を食いに行くか...)

~アッシュフォード学園 クラブハウス~

ルルーシュ「ふぁ~ よく寝た...って、戻ってないね...」

ナナリー「おはようございます、スザクさん」

ルルーシュ「ああ、おはよう。ナナリー」

C.C.「結局、ルルーシュが戻ったのは昨日1日だけか...」

ルルーシュ「うーん...何か理由でもあったのかな?」

C.C.「わからん...私なりに調べてみることにするよ...ところで、スザク お前は使えるのか?仮にもルルーシュの身体なんだ やろうと思えば使えるんじゃないのか?」

ルルーシュ「そもそもやり方がわからないからね...使うにもどう使えばいいのやら...」

C.C.「仕方ないな...」カキカキ

C.C.「ほれ、これを読んでみろ」スッ

ルルーシュ「えーと...ルルーシュ•ヴィ•ブリタニアが命じる 死ね! って物騒だな」

C.C.「おかしいな...ギアスが発動しない...」

C.C.「...スザク お前の名前で言ってみろ」

ルルーシュ「えっ?...枢木スザクが命じる 死ね!」キュィィーン

C.C.「ほぉ...どうやら、本当の名前で言えば使えるようだな...」

ルルーシュ「そうなのか...ところで C.C. ギアスは何かステージみたいなものは無いのか?」

C.C「お前は鋭いな...良いだろう、ルルーシュには言ってないがお前には教えてやる。ギアスには狂化ってものがあってな...使い続けると進行速度が加速し、使わなくても進む...ある程度進むと暴走してな...本人に使う気が無くても、使ってしまうんだ...特徴は常時、ギアスが発動していることかな まぁ、カラコンとかでどうにか出来る」

ルルーシュ「そんなことが...C.C.何故ルルーシュにこのことを言うなかったんだ?」

C.C.「訊かれなかったからな」

ルルーシュ「でも...C.C. 本当にそこで終わりかい?そこで終わったのなら、君がルルーシュにギアスを与えた理由がわからない 君は願いを叶えて貰いたいからギアスを与えたのだろ?」

C.C.「...スザク もう少し経ったら教えてやろう 私がルルーシュにギアスを与えた理由をな...」

スザク「はぐらかそうとしても無駄だからね。ちゃんと言ってくれよ?」

C.C.「ああ..約束だ。必ず言おう」

ピンポーン

ルルーシュ「おや?朝早くから誰だ?」

ルルーシュ「どなたですか?」ガチャ

スザク「俺だ スザク」

ルルーシュ「ルルーシュ...どうしたんだ?」

スザク「飯を食いに来てな...まだ食べてないだろ?」

ルルーシュ「まぁ...食べてないけど...」

スザク「入れさせてもらうぞ」

ナナリー「おや?...この感じ お兄様ですね おはようございます、お兄様」

スザク「ああ、おはよう、ナナリー」

咲世子「ナナリー様から事情は聞きました、ルルーシュ様、お久しぶりです」

スザク「お久しぶりです、咲世子さん」

咲世子「その様子...朝食はまだですね?今、用意します」

その後、ルルーシュ達は朝食を摂り、スザクはこっそりルルーシュにギアスの狂化を教えた

スザク「そんなことが...わかった、注意しよう スザク、教えてくれてありがとな」

ルルーシュ「元々、君のことだからね。知るべきことだよ」

スザク「うーん...それにしても、昨日は元に戻ったのはどういうことだろうな...確か、強く思ったからだったか?」

ルルーシュ「今はその可能性が1番高いね...」

C.C.「2人とも、話の途中で悪いが伝えたいことがある」

スザク「どうした?C.C.」

C.C.「ああ...キョウトに頼まれた日本解放戦線の片瀬の救出だがな...先程、コーネリアが片瀬の捕獲のために動いていることがわかったんだ」

スザク「...となると、俺もそれに参加することになるか...コーネリアのことだ、降伏なぞ聞き入れず徹底的に殲滅しに行くだろうな...」

ルルーシュ「そうなると、人の命が失われてしまう...」

スザク「それを何とかするのがお前の仕事だろ?安心しろ、遠回しに手伝ってやるさ」

ルルーシュ「可能な限りでいいからね...関係を疑われたら、君の立場が危うくなる」

スザク「安心しろ、俺を誰だと思っている? さて、そうなるとすぐに戻った方がいいな 」

ルルーシュ「お互いに頑張ろうね、ルルーシュ」

スザク「ふっ...当たり前だ」

こうして、ルルーシュは特派に戻り、スザクは黒の騎士団を率いて、無駄な血が流されないようにする為に解放戦線の基地に向かった...

片瀬「何?ブリタニア軍がここを攻めてくるから避難しろ?」

ゼロ「ええ、貴方にここで死んでもらっては困りますからね」

片瀬「悪いが、それは出来ない話だ。我々は日本を取り戻すために戦ってきた、ここで逃げることは出来ん」

ゼロ「命あっての日本解放だと思いますがね...」

片瀬「その代わりと言ってはなんだが、四聖剣を君に預ける 彼らはここで失われてはならない人材だからな」

ゼロ「四聖剣を...片瀬中将 感謝する」

片瀬「なに...仮に私がここで死んでも君なら託せると思っただけだ...この前の山崩れを起こす前に市民を避難させたことは君を信じるのに値出来る行為だからな」

ゼロ「しかし、万が一は逃げることを勧めますよ? 」

片瀬「わかった...考えておこう」

片瀬(すまんが、その約束は果たすことは出来ない...ここで身を埋めるつもりだ 私1人の死で皆を救えるのならな...)

ゼロ「...というわけだ 君達には我々と共に行動してもらう 我々の今回の役割はブリタニア軍の目を惹きつけている間に解放戦線のメンバーを逃すことだ」

藤堂「なるほど...君達を囮にか...ゼロ、お前は信じるに値する人間だ 前回の行動でそれは証明されている ならば、私にもやらせてもらおう 構わないか?」

ゼロ「奇跡の藤堂が味方か...心強いな」

藤堂「四聖剣に任せて、私が黙って見ているわけにもいかないからな...いいな?皆」

千葉「藤堂さんが仰るのなら...」

朝比奈「藤堂さんが一緒なら鬼に金棒ですよ」

卜部「これほど頼もしいことはないですね」

仙波「うむ、是非お願いしたい」

藤堂「異論は無いようだな...そういう訳だ 四聖剣共々よろしく頼む」

ゼロ「こちらこそ、よろしく頼むよ」

ゼロ(藤堂さんも一緒ならこれ以上頼もしいことはない...何としてでも皆を救って見せるぞ)

ゼロ「皆!ここで無駄な血を流す訳には行かん 何としてでもここを死守するぞ!」

団員達「「「「うぉぉぉぉぉ!!!!」」」」

こうして、戦線を殲滅しようとするブリタニア軍と戦線を逃がそうとする黒の騎士団の戦いが蓋を切って落とされた

スザク(さて...協力すると言ったが堂々とは出来んからな...ドサクサに紛れてやるとしよう...)

コーネリア「どうやら、黒の騎士団には藤堂鏡志郎と四聖剣が協力しているようだな...枢木、確か藤堂はお前と関わりがある人物だったな。万が一、戦うことになっても大丈夫か?」

スザク「確かに思い入れはありますが、敵として現れたのなら、戦うまでです」

コーネリア「そうか...ならばいい」

ウォォン

藤堂「その機体 スザク君か 噂は聞いている 相手にとって不覚無し! いざ、勝負」

スザク(いきなりか...しかし、誰が相手でも負けるつもりはない)

キィィィン

スザク(くっ...押されている...これが経験の差か...)

藤堂「動きが鈍いぞ?その程度で私を倒せると思うなよ?」

スザク「ま...まだまだァァァァァァァ」

キィィィン

藤堂「ほう...なかなかやるな...」

スザク「ここで負けられない 悪いが動きを止めさせてもらう!」

キィィィン

藤堂「このままではまずいな...少しずつだが押されつつある...場所を移すぞ!」

ウォォン

スザク(そうだ、それでいい...これで、協力が出来るというものだ)

スザク「スザク、聞こえるか?これから藤堂を追う形でお前に協力する コーネリアがそちらに向かっているはずだ」

ゼロ「何?いつの間に?...確かに向かって来ているな...近くには誰もいない...このままだとまずいな...僕で止められるかはわからないがやれることはしよう」

コーネリア「ほう...ゼロが相手か...ここに貴様を倒してしまえば黒の騎士団は空中分解する 片瀬の前にお前を倒すとしよう」

キィィィン

ゼロ(ぐっ...機体のスペック差がありすぎる...)

コーネリア「思ったより弱いのだな ならば、ここで死ね ゼロ!」

ゼロ(まずい、やられる...)

「ゼロは日本を取り戻す存在 ここで失わせてたまるか!」ウォォン

ドォォン

ゼロ(....ん?当たっていない...なっ!)

片瀬「良かった...無事のようだな...ごふっ...」

ゼロ「何故だ!何故助けた!」

片瀬「君は...ここで死んではいけない...まだ為すべきことがあるはずだ.....皆を...日本を...頼んだぞ...」

ゼロ「うわァァァァァァァ」

コーネリア「これは思わぬ収穫だな...」

その時、何処からかチャフグレネードが投げ込まれる

バァァン

コーネリア「何!? 機体の動きが...くっ、ゼロ 今日のところは見逃してやる 捕獲ではないとはいえ、目的は達したからな 全軍撤退するぞ」

こうして、片瀬の死と引き換えにスザクは皆の命を守ったのである...

~日本解放戦線 基地~

ゼロ「くっ...守れなかった...守るべき人を...」

藤堂「ゼロ...君は片瀬の死に際に何を聞いた?」

ゼロ「皆を、日本を、頼むと言われた...」

藤堂「ならばここで泣いている訳にはいかないだろ?片瀬の願いを叶えるためにも...」

ゼロ「...そうだな ここで立ち止まる訳にもいかん ありがとう、藤堂」

藤堂「構わんよ、それと片瀬が死んだ今、日本解放戦線は実質崩壊したも同然だ...私達もこれからは黒の騎士団に参加しよう 」

ゼロ「感謝する」

その一方...

~特派 トレーラー内~

ロイド「おめでとう~スザク君 あの藤堂を相手に渡り合えるとは思わなかったよ~」

スザク「いえ...ほとんど負けていたも同然ですよ...」

セシル「またまた、謙遜しちゃって...今日は腕を振るっちゃおうかな~」

ロイド「それは...ちょっと...困るな~」

セシル「ロイドさん そんなに食らいたいなら、食らわせてあげますよ?」ゴゴゴゴゴ

ロイド「ひぃ 逃げろ~ あっ、スザク君 さっきユーフェミア様が呼んでたよ~」タッタッタッタッ

セシル「こら、待ちなさい」タッタッタッタッ

スザク(ん?ユフィが俺を?何の用だろう...)

~提督府 副総督の部屋~

スザク「お呼びでしょうか?ユーフェミア様」

ユフィ「そんなかしこまらなくてもいいのですよ?気軽にユフィと呼んで下さい」

スザク「そんな...滅相もない ところで、話とは?」

ユフィ「ええ...お姉様...おほんおほん 提督から護衛のために騎士を任命するよう、言われていましてね。それで、スザク 今回の戦いぶりから貴方にしようと決めたのです」

スザク「そんな...自分には身に余りますよ...」

ユフィ「むぅ~ だったら、これならどうです 貴方は私の騎士になりなさい これは命令です」

スザク「...わかりました...謹んでお受けします」

スザク(まさか...俺がユフィの騎士になるとは...予想外だぞ...どうするべきか...)

~次の日 アッシュフォード学園 食堂~

ルルーシュ「なるほど...それで、ユーフェミア様の騎士になったのか...すごいな、ルルーシュは」

スザク「忘れていると思うがこれはお前の身体だ。お前のことだぞ?」

ルルーシュ「そうは言っても戻らないしな...」

スザク「そこでだ...俺なりに考えたのだが お前が強く思ったことで俺が戻ったのなら、お互いに自分のことを思えば元に戻れるのではないか?」

ルルーシュ「うーん...わからないけど、やってみる価値はあるね」

スザク「ならばやるぞ!」

ルルーシュスザク「• • • • • •」

ルルーシュ「....成功だな」

スザク「ああ...でも、常に考えてないと引き戻されるような感じがするね」

ルルーシュ「そうだな...辛いがそこは目を瞑るしかない まぁ、取り敢えず、元に戻れる手段がわかっただけいいとしよう」

スザク「それじゃあ、これからどうする?」

ルルーシュ「今日のところは元の身体でどこまでやれるか試してみよう 制限時間があったら、困るからな」

スザク「そうだね...じゃあ、そろそろ授業だし教室に戻るとしよう」

その後、授業を受けながら常に思考するのにルルーシュとスザクは苦労したが、なんとか乗り切ることが出来た...が、問題は昼休み直前の授業前に起こった

ルルーシュ「ふう...これを乗り切れば昼休みか...」

女生徒「ちょっと、ルルーシュ君 いい?」

ルルーシュ(...ん? 俺に何の用だ?)ガタッ

ルルーシュ「何の用だ?」

女生徒「えーと...その...あの...こ、これ」スッ

ルルーシュ「これは...手紙?」

女生徒「そ、それじゃあ」タッタッタッタッ

ルルーシュ「...なんだこれは?」

シャーリー「どうしたの?ルル」

ルルーシュ「ああ、シャーリー。いきなり手紙を渡されてな...」

シャーリー「手紙?ちょっと見せて」

ルルーシュ「ああ...」スッ

シャーリー「えー なになに 『貴方のことがずっと好きでした 昼休みに屋上に来て下さい 返事待ってます』...って、これ ラブレターだよ!」

ルルーシュ「何ィ!」

ルルーシュ(や、やばい...動揺したせいで意識が無くなりかけた...)

シャーリー「ん?ルル、大丈夫?」

ルルーシュ「あ、ああ...大丈夫だ...しかし、俺にラブレターなんてな...」

シャーリー「ルルはモテるもんね~ファンクラブも作られるほどだし...」

シャーリー(作ったの、私なんだけどね...)

ルルーシュ「そうなのか...でも、困るな...仕方ない、断ってくるか」

シャーリー「えっ?断っちゃうの?」

ルルーシュ「よく知らない人を愛せるほど、俺は器用じゃないんだよ」

一旦休憩します

~昼休み 屋上~

ルルーシュ「...そういう訳だ すまないが付き合うことは出来ない」

女生徒「...そう」

ルルーシュ「本当にすまない」

女生徒「大丈夫だよ どうせ、断られると思ったし...これで自分の気持ちに区切りが出来たよ ありがとう」

ルルーシュ「いや...違うな、間違っているぞ」

女生徒「?」

ルルーシュ「涙が出ている」

女生徒「あっ...」

ルルーシュ「君に俺なんか相応しくない。もっといい人と出会えるはずだ そのことを切実に祈っているよ それではな」スタスタスタ

女生徒(...やっぱり諦めきれないよ...そんなこと言われたら...ルルーシュ君に勝る人なんて居ない...)

???(ふーん...なんとなく見ていたが、ルルーシュ...君がC.C.の気持ちを奪えた理由がわかった気がするよ...せっかくだ この子は利用させてもらうとしよう...ふふふ...)

謎の人物にルルーシュは狙われていることを知らず、その後、午後の授業を受け無事に放課後になったのである...

~ 中庭~

ルルーシュ(今日のところはなんとか過ごすことは出来たが毎日こうだときついな...)

スザク「ルルーシュ...すまないが、明日はまた入れ替わることになってもいいかい?」

ルルーシュ「ちょうどそのことを考えていたところだ...そうするとしよう このままだとお互いしんどいからな...」

ミレイ「ルルーシュ!ちょっと問題が起きたわ!」タッタッタッタッ

ルルーシュ「どうしました?会長、そんなに慌てて」

ミレイ「生徒会室にこれが置いてあったのよ」

スザク「なになに 『今日、君が無惨に断った少女は僕が連れ去らせてもらった 返して欲しければC.C.とともに屋上に来い』? ルルーシュ...これって」

ルルーシュ「ああ...今日、告白されてな...断らせてもらった...そのことなのだろう」

ミレイ「ねぇ、そこに書いてあるC.C.って誰?」

スザク「そ、それは...」

ルルーシュ「猫の名前ですよ、この前道を散歩してたらC.C.に一目惚れしてしまった人が居ましてね。買い取らせて欲しいだのしつこかったんですよ...」

ミレイ「なるほどね~それでこんな手段を取ったと...ルルーシュ、絶対に渡しては駄目よ?」

ルルーシュ「当然ですよ...スザク、行くぞ」

スザク「あ、ああ...」

~屋上に続く階段~

スザク「それにしても、ルルーシュ よくあの場でとっさに誤魔化せたね」

ルルーシュ「そのことか...会長のことだ。きっと疑問に思うだろうと考えていたんだよ」

ルルーシュ「しかし、会長は行く前に気になることを言ったな...」

スザク「確か、シャーリーの姿も見えないって言ってたね」

ルルーシュ「シャーリーの身に何か起こってないといいのだが...」

スザク「行くしかないよ、ルルーシュ」

ルルーシュ「そうだな...ここで考えても何も変わらない...行くぞ」

~屋上~

???「へ~よく疑問に思わずに来たね まぁ、そのお陰で2人はまだ大丈夫なのだけど」

女生徒 シャーリー「んーんー」

ルルーシュ「女生徒に飽き足らず、シャーリーまで...」

スザク「お前の目的はC.C.ではないのか!?」

???「そのことか...まぁ、C.C.のことも気になるけどそのうち、勝手に君達が言ってくれると思うからね。」

ルルーシュ「言うわけがないだろ...メリットが無い」

???「ふーん...そう言いながらこの状況を乗り越えるパターンを何個も考えているね」

ルルーシュ「何!?俺の考えが読めるのか?」

???「答えるつもりはないよ、でもさっきから気になるね。なんで、君達は同じ言葉をずっと繰り返し考えているんだい?」

ルルーシュ(俺は俺だ 俺は俺だ 俺は俺だ 俺は俺だ)

スザク(僕は僕だ 僕は僕だ 僕は僕だ 僕は僕だ)

ルルーシュ「お前には関係ないことだ お前の名前は何だ?」

???「それぐらいは答えてあげるか...僕の名前はマオだよ」

ルルーシュ「そうか...そのサングラスは何だ?」

マオ「君ならもうわかっているんじゃないか?何のためにつけているかなんて」

ルルーシュ「...ギアスか」

マオ「正解だよ」

ルルーシュ「...なるほど、そういうことか。何故、お前がC.C.を探し、ギアスのことを知っているのか それは」

マオ「そう、僕もギアスを持っているからだよ」

ルルーシュ「その様子...お前のギアスは心を読むギアスか」

マオ「当たりだよ だが、わかったとしても対策のしようがないだろ?」

スザク「...たしかにな」

ルルーシュ「では聞こう、何故シャーリーまで連れ去った。俺を呼び出すなら女生徒だけでいいはずだ」

マオ「ああ、彼女のことか...それはね、ウザかったからだよ」

ルルーシュ「....は?」

マオ「心を読めば読むほど、惚気話ばかり聞かせやがって...だからだよ」

スザク「ふっ、単純な男だな」

マオ「...枢木スザク 君に人のことを言えるのかい? 自分の父親を殺したくせに...」

ルルーシュ「そんな馬鹿な ありえないことを言うな」

マオ「...では彼の動揺はどう説明するんだ?」

スザク「うっ...」

ルルーシュ「...スザク、まさか本当なのか?」

スザク「...ああ、僕は...父さんを殺した...」

マオ「君は父親を否定し、殺した やり方が間違っているとね しかし、それにより取り返しのつかないことになった だから、君は真っ先に死ぬようなところに立っているんだね しかし、悲しいな 君は父親と同じだよ」

スザク「違う!俺は...あいつとは...」

ルルーシュ「スザク、しっかりしろ!」

マオ「残念だが、ルルーシュ 彼に君の声は届いてないよ」

ルルーシュ「くっ...卑怯な真似を...」

マオ「僕は事実を言っただけさ 後は彼が勝手にしただけだ」

ルルーシュ「....仕方ない 出来るかはわからないが、これに賭けるしかない」

マオ「何をするつもりだ?...なに、考えるのをやめただと?」

ルルーシュ「」バタッ

マオ「一体、何をするつもりだ?...何?枢木スザクの身体から声がもう一種類聞こえるだと!?」

ルルーシュ(スザク!しっかりしろ お前はお前だ 他の誰でもない 過去にしてしまったことは変えられないがその罪は償うことが出来る 俺とお前が一緒なんだ 出来ないことがあるはずがない!)

スザク(...ルルーシュ)

マオ「何ィィィィ スザクの意識を取り戻しただと!?」

スザク(ルルーシュ)「マオ、お前には信じられないだろうな、人を信じることをやめたお前に。俺はスザクを信じた スザクも俺を信じた その結果がこれだ」

マオ「くっ...だが、それで何が出来るって言うんだ 心を読めるのは変わらないんだぞ?」

ルルーシュ(ふっ、決まっている やるぞ、スザク)

スザク(ああ!)

スザク「うぉぉぉぉぉ」ダダダダダダ

マオ「闇雲に突進するとは...間抜けだな」

ルルーシュ(ふっ、それはどうかな?)

マオ「殴ろうとしたって、考えが読めるんだ...何ィ!?」

ルルーシュ(右だ!)

スザク(左だ!)

マオ「ど...どっちだ...」

スザク「両方だ!」ブン

マオ「両方...だと...」バタッ

ルルーシュ「...呆気ないものだな」スッ

スザク「ルルーシュ...助かったよ」

ルルーシュ「お前も危なかしいな...そうだ、こうしよう」

スザク「ん?何をするつもりだい?」

ルルーシュ「なに、簡単なことだ...ルルーシュ•ヴィ•ブリタニアが命じる!死ぬな!」キュィィーン

ルルーシュ「これでもう、お前は死ねなくなったというわけだ」

スザク「...ふっ、ルルーシュらしいな 」

ルルーシュ「お前に死んでもらっては困るからな...さて、こいつはどうしようか...」

スザク「警察に突き出す?」

ルルーシュ「いや、恐らく逃げ出すだろう...ここは1つ、こいつの願いを叶えてやるとするか...と、その前にシャーリー達を助けないとな」

シャーリー「....ぷはっ ありがとう、ルル」

ルルーシュ「なに、当然のことをしたまでさ」

シャーリー「もしかしてだけど...2人って、入れ替わってた?」

スザク「まさか、こんなことからバレるとはね...」

ルルーシュ「そうだな...シャーリー、合っているよ こうして、意識してないとまた入れ替わってしまうんだ」

シャーリー「そうなんだ...辛くない?」

ルルーシュ「そりゃ辛いさ だから、今後は定期的に戻るようにするんだ」

シャーリー「ということは、明日はまた入れ替わるの?」

スザク「そうなるね」

シャーリー「そうなの...仕方ない、私も手伝ってあげるよ 。会長にバレたら色々厄介だからね」

ルルーシュ「それは助かるな」

シャーリー「気絶してるこの子は私が家に送っていくからルル達はルル達で頑張ってね」

スザク「ああ...頼んだよ」

シャーリー「任せてよ、よいしょっと じゃあね、ルル、スザク君。 また明日」スタスタ

ルルーシュ「さて...シャーリー達のこともどうにかなったし、こいつを連れて行くとするか」

~クラブハウス~

C.C.「それで、こいつを連れてきたと...」

ルルーシュ「ああ、会いたがっていたからな。 安心しろ、身動きが取れないようにしっかりと結んである 誰かの協力が無いと解けないようにな」

C.C.「そうか...まさか、こいつが生きていたとはな...」

スザク「どういう関係なんだい?」

C.C.「昔、孤児だったこいつを拾ってな 母親代わりに育てていたんだよ。ギアスを与えたら暴走してな...可哀想だったから殺したはずだったが...」

マオ「うーん...あれ、ここは? あっ、C.C. 会いたかったよ!」

C.C.「そうか...久しぶりだな マオ」

マオ「オーストラリアに別荘を建てたんだ。一緒に住もうよ」

C.C.「残念だが...それは出来ない...すまないな、マオ」カチャ

マオ「どうしたの?C.C. 銃なんか突きつけちゃって...危ないよ?」

C.C.「くぅ...撃てない...」プルプル

ルルーシュ「...C.C. お前の気持ちはよくわかった...お前はこいつに楽になって欲しいんだな ならば、俺が手伝うとしよう スザク、こいつの目を開いたままにしてくれ」

マオ「何をするつもりだ?」

ルルーシュ「心が読めるお前の苦痛を取り除いてやるんだよ...ルルーシュ•ヴィ•ブリタニアが命じる!C.C.とギアスのことを忘れろ!」キュィィーン

マオ「...君は誰だ?」

C.C.「お前と関わりのあった人間だよ...」

マオ「そうなのか...思い出せないな」

C.C.「時には思い出さない方がいいことがある。覚えておけ」

ルルーシュ「さて、記憶を失ったこいつはもう放してもいいな スザク、解くぞ」

スザク「ああ...」

ルルーシュ「お前とは色々あったが...まぁ、頑張って生きろよ 」

マオ「うーん...なんで、君達と会ったのか理由は忘れたけど、すまないことをしたね」

スザク「わかっているなら、いいさ」

マオ「それじゃあ、もう行くとするか。 また会えたら今度はいい形で会えることを期待してるよ。それじゃあね」スタスタスタ

C.C.「...ルルーシュ 本当にありがとう 」

ルルーシュ「お前の問題は俺の問題だ。俺達は共犯者だろ?」

C.C.「ああ...そうだな」

スザク「これにて一件落着ってことだね」

その後、ルルーシュ達はC.C.に元に戻る方法を見つけたことを教えた

C.C.「ほう...そんな方法が...しかし、安定しないのが欠点だな」

ルルーシュ「ああ...明日からはまた入れ替わるとするよ。現状を維持するにも今日1日が精一杯だからな」

C.C.「他にも方法が無いか考える必要があるな」

スザク「そうだね...今日はもう帰るとするよ」

ルルーシュ「それじゃあな、スザク。明日からまたよろしく頼む」

こうして、ルルーシュ達は元に戻る方法を見つけたが、入れ替わる生活を続けることにした。この時はまだ、ユーフェミアがスザクを騎士に任命したことが波乱を呼ぶとは2人は気づかなかったのである...

今日はここまでにします。また見てギアス!

構成を考えるのに時間がかかり遅くなりました。

待ってないかもしれないけど、敢えて言おう。待たせたな

~次の日 総督府~

ユフィ「今日、皆さんをお呼びしたのは他でもありません。私の騎士を紹介する為です。」

ザワザワガヤガヤ

スザク(やはり、大勢に見られるのは緊張するな...)スタスタ

ユフィ「彼が私の騎士、枢木スザクです」

スザク(これで俺も後には引けなくなったというわけだ...引くつもりは無いがな)

~アッシュフォード学園 生徒会室~

ミレイ「聞いたわよ~スザク ユーフェミア様の騎士になったんだって?凄いわね」

スザク「未だに実感が湧きませんよ...」

ミレイ「皆、喜んでるわよ 1名除いて」

ニーナ「スザク殺すスザク殺すスザク殺す」ブツブツ

シャーリー「ニーナちゃんはユーフェミア様のことが好きだもんね 確か、ファンクラブにも入ってたよね?」

ニーナ「会員番号 000002 だけど」

リヴァル「格が違う...予想以上だ...」

~次の日 総督府~

ユフィ「今日、皆さんをお呼びしたのは他でもありません。私の騎士を紹介する為です。」

ザワザワガヤガヤ

スザク(やはり、大勢に見られるのは緊張するな...)スタスタ

ユフィ「彼が私の騎士、枢木スザクです」

スザク(これで俺も後には引けなくなったというわけだ...引くつもりは無いがな)

~アッシュフォード学園 生徒会室~

ミレイ「聞いたわよ~スザク ユーフェミア様の騎士になったんだって?凄いわね」

スザク「未だに実感が湧きませんよ...」

ミレイ「皆、喜んでるわよ 1名除いて」

ニーナ「スザク殺すスザク殺すスザク殺す」ブツブツ

シャーリー「ニーナちゃんはユーフェミア様のことが好きだもんね 確か、ファンクラブにも入ってたよね?」

ニーナ「会員番号 000002 だけど」

リヴァル「格が違う...予想以上だ...」

連続カキコだ...やってしまった...

ナナリー「話が戻しますが、スザクさんが任命されたのは喜ばしいことです。 どうでしょう、皆さん。祝賀会でも開きませんか?」

ミレイ「良いわね、やりましょう」

ニーナ「申し訳ないけど、パスさせてもらうわ」

ルルーシュ「反対している人を無理矢理参加させるほど、俺達は鬼ではない。 ショックだったんだろ?しっかり休めよ?」

ミレイ「じゃあ、ニーナは欠席ね。それじゃあ、祝賀会をする準備をしますか。皆、頑張るわよ~」

皆「「「「はーい」」」」

~その後 特派 トレーラー内~

スザク「はぁ...疲れた...会長め、こき使いやがって...俺は主賓なんだがなぁ...」

ロイド「スザク君、疲れてるね。どうしたの~?」

スザク「ああ、ロイドさん。明日、学園で祝賀会があるんですよ その準備をしましてね」

ロイド「ふーん 祝賀会ね~....そうだ、僕も行くとしよう」

スザク「えっ?どうして来るのですか?」

ロイド「まぁ、僕にも用があるんだよ 婚約者が居るからね~」

昨日は体調が優れなかったので、そこまで書けませんでした...

続き書きます

スザク「ロイドさんに婚約者って居るんですね...」

ロイド「まぁ、見合いで婚約したんだけどね~好きでなった訳じゃないよ~」

スザク(...となると、何か理由があるな...ロイドは兵器に目がない...もしかして、それが理由かな...)

ロイド「彼女のとこ、僕の好きなものがあるんだよね~ 初めて聞いた時は興奮したよ~」

スザク(学園...兵器...となると...相手は会長!?)

スザク「もしかして...僕をこの前、引き取った時に会ってましたか?」

ロイド「ああ、あの時ね~うん、会ってたよ~見合いの時に見覚えがあったからね~」

スザク(...決まりだな)

スザク「まぁ、ロイドさんが来るのは構いませんが セシルさんは来るのですか?」

ロイド「彼女は用事があるからね~来れないって~」

スザク(用事か...気になるな...)

ロイド「君も関係無い訳では無いからね~」

スザク「もしかして、総督から何か言われているのですか?」

ロイド「うーん...総督ではないな~」

スザク(コーネリアではない!? では誰だ...まさか、あいつではないだろうな...)

ロイド「まぁ、お楽しみってことで我慢してよ~」

スザク「...わかりました」

------

ルルーシュ「...そうなのか ロイドさんに婚約者が...」

スザク「ああ、俺の予想が正しければ相手は会長だ アッシュフォード家は没落寸前だからな...政略結婚という訳だろう...」

ルルーシュ「会長が...好きで婚約したって訳じゃないんだよね...」

スザク「そうだろうな...家のためにって言うのが本音だろう...」

ルルーシュ「事情はよくわからないけど、そういうのは良くないだと思うよ 好きでもない人と結婚するなんて間違ってる」

スザク「だが...お前が首を突っ込める案件ではないだろ」

ルルーシュ「...聞いてみるよ 会長に 本当にそれでいいのかって やれることもやらないで黙って見てるなんて僕には出来ない」

スザク「お前は昔からそうだったな...はぁ、好きにすればいいさ」

ルルーシュ「やれることはするつもりさ 連絡ありがとう」

スザク「ああ、また明日な」

ルルーシュ「うん それじゃあ」

ピッ

ルルーシュ「さて...会長に聞くことも大事だけど、ロイドさんが言ってた用事ってのが気になるな...万が一に備え、黒の騎士団を動かせるようにしておくか...」

C.C.「ほう...何か考えがあるようだな...まぁ、お前の考えが当たることは滅多にないが...備えておいて損はないか...私に任せておけ、すぐに動けるようにしておく」

ルルーシュ「助かる」

C.C.「お前は祝賀会に向けて寝ておけ。何か起こりそうな気がする」

ルルーシュ「そうするかな...じゃあ、悪いけど一足先に寝させてもらうよ」

スヤァ

C.C.「入れ替わった今、お前が黒の騎士団団長だからな...お前には頑張ってもらわないと困る」

~同時刻 提督府 副提督の部屋~

コーネリア「そうか...お前なりに覚悟は出来ているのか...」

ユフィ「ええ...今のブリタニアはナンバーズを差別していますから...そんなこと、あってはなりません なんとしてでも変えなくては...」

コーネリア「お前なりに考えがあるんだろ?私に出来ることがあったらいつでも言ってくれ」

ユフィ「ありがとうございます、お姉様」

コーネリア「今日はもう遅い、お前ももう寝ろ それではな」

ピッ

ユフィ(実行したいことはあるのですがね...今の状況ではまだ...スザク、貴方の活躍次第で出来るかもしれません...頼みますよ...)

~次の日の朝 アッシュフォード学園 生徒会室~

ミレイ「ふぅ...溜まってた仕事も終わったし、一休みしますか...昼から祝賀会だもんね...」

ウィィーン

ルルーシュ「会長、今 大丈夫ですか?」

ミレイ「あら、ルルーシュ ちょうど事務仕事が終わったところよ」

ルルーシュ「そうですか...聞きたいことがありましてね...」

ミレイ「ん?何かしら」

ルルーシュ「風の噂で聞いたのですが、お見合いしたそうですね...しかも、婚約されたとか...」

ミレイ「ああ、あれね...まぁ、好きでした訳ではないわよ 少しでも家のためになればと思ってやっただけで」

ルルーシュ「でも、本当に良いのですか?好きでもない人と結婚するなんて」

ミレイ「まだ決まった訳じゃないけどね...そうでもしないと家が危ないし...」

ルルーシュ「家 家ってそんなに家が大事ですか」

ミレイ「これでも、アッシュフォード家の主だからね...仕方ないわよ」

ルルーシュ「仕方なくない!心から望んでいるのか?」

ミレイ「そうじゃないけど...でも...」

ルルーシュ「でもじゃない!会長...いや、ミレイ! 君の本心を知りたいんだ!」

ミレイ「る、ルルーシュ...そこまで熱くならなくても...はぁ...わかったわよ 本当はしたくないわ」

ルルーシュ「それなら断ればいいじゃないか 君の人生は君のものだ 家に縛られた君なんて、俺は見たくない!」

ミレイ「簡単に言ってくれるわね...まぁ、考えておくわ...貴方の言うことも一理あるし...」

ルルーシュ「わかってくれればいいんだ...したくないことをするなんて間違ってるからね...」

ミレイ「そうね...あっ、そろそろ最後の確認をしないと ルルーシュ、一緒に手伝ってくれる?」

ルルーシュ「もちろんですよ」

そして、最後の確認をした後、スザクの騎士就任の祝賀会が始まったのであった...

ミレイ「スザクの騎士就任を祝って、乾杯!」

皆「「「「「「乾杯!」」」」」

ガヤガヤ

カレン(ここで、スザクを始末しておくべきかな...)スチャ

ルルーシュ「カレン どうしたんだ?そんな気難しい顔して...」

カレン「ルルーシュ、今はちょっと」

ルルーシュ「待つのは君だ、カレン ここでそんなことは認められない これは没収させてもらうよ」ボソッ

カレン「あっ...」

ルルーシュ「まったく...目を離せられないな、君は...」

カレン(くっ...ここは諦めるしかないか...)

ルルーシュ(危なかった...ルルーシュにカレンに注意しろって言われてて良かったよ...)

ロイド「おっと、もう始まっていたようだね~」

リヴァル「あんたは...確か、スザクの上司だったか どうして、ここに?」

ロイド「もちろん、スザク君を祝いに来たんだよ~ 頼まれてることもあるんだけどね~」

スザク「ん?それは何ですか?」

ロイド「残念でした~ スザク君、君に任務だよ~ お偉い方が船で行くから君に迎えて欲しいんだよ~」

スザク「場所は何処ですか?」

ロイド「えーと、確か 神根島とかいう場所だったよ~」

スザク「神根島...わかりました、行きます すまない、皆 先に失礼する」

リヴァル「命令だもんな 仕方ないな」

ルルーシュ「...C.C. 聞こえたか?」

C.C.『ああ...聞こえたよ すぐに黒の騎士団を回すとしよう』

カレン(ん?こんな時に何? あっ、収集命令が出てる...)

カレン「すみません、体調が良くないので、私も失礼します」

シャーリー「そうなの?ちゃんと休んで体調良くしてね?」

カレン「うん じゃあ、これで」

ルルーシュ(よし、俺もドサクサに紛れて行くとしよう...)

期待

>>138 コメントありがとうございます

期待されているなら応えないとね

~黒の騎士団 基地~

カレン「ゼロ、どうしますか?」

ゼロ(ルルーシュのことを助けたいのだが、そんなことを言えない...疑われないようにするには...こう言うか)

ゼロ「神根島に行き、枢木スザクとランスロットの捕獲をする。私が囮になろう」

カレン「しかし...危険なのでは?」

ゼロ「リスクを恐れていては何も出来ない お前達が頑張っているのに私だけが動かないのはおかしいだろ?」

藤堂「ゼロの言う通りだ 紅月 ここは一仕事してもらおう」

カレン「...わかりました」

ゼロ「シュナイゼルも動いていると報告を受けている 皆、周囲の警戒を怠るな」

~神根島~

スザク「さて...ここで待てと言われたが...ん?プラベートチャンネル?」

ルルーシュ「ルルーシュ、そちらに向かう 悪いが一芝居してくれ...」

スザク「何をしたいのかはわからないが...いいだろう」

ルルーシュ「では....ゴニョゴニョ」

スザク「なるほど、わかった」

-----

---

スザク「うおぉォォォ」

キィィン

ゼロ「よし、ここまで連れて行けば」

バチバチ

スザク「なっ...機体が...」

ゼロ「よし、装置が起動したな これより、スザクを引き込む カレン、念のために私の近くで待機しておけ」

カレン「わかりました」シュタッ

ゼロ「これで落ち合えたな、ルルーシュ」

スザク「スザク、何故来た?」

ゼロ「君を助けたいんだよ 誰に会うかも気になるしね」

スザク「だからといっても、身体張り過ぎだろ...ん?」

ゼロ「なっ...あれは...」

~同時刻 ブリタニア軍潜水艦~

ユフィ「何故、ミサイルを打とうとしてるのです! すぐに止めなさい」

艦員「しかし...これは命令です 準一級なので、例えユーフェミア様でもすぐには止められないかと...」

ユフィ「むぅ~ だったら!」

艦員「ユーフェミア様 何処へ!」

ユフィ「スザクは私の騎士です 私が守ります!」タタタタッ

ユフィ(ゼロがルルーシュであることは間違いないでしょう...後は確かめるだけ 間に合って下さい)

----

--

カレン「このままではゼロが危ない!すぐに行かないと」タタタタッ

スザク「このままではやばい!スザク、お前だけでも逃げろ」

ゼロ「そんなこと出来ない!君を残して逃げるなんて」

スザク「このわからず屋がァァァァァァァ」

ゴォォォォォ

ゼロ「まだ死ねない!俺も!ルルーシュも!」キュィィーン

スザク「何をするつもりだ」

ゼロ「ランスロットを借りるぞ!」

ゼロ「うおォォォォォォ」

ダァァン

スザク「ミサイルを...撃ち落とした...」

ゼロ「ふぅ...何とかなったか...」

カレン「ゼロ!大丈夫ですか!」ハアハア

ユフィ「スザク!」ハアハア

スザク(カレンとユフィが来た...俺達を心配したのか?...ん?)

グラグラグラ

ゼロ「じ、地震が...」

スザク「くっ...揺れが酷いぞ」

ゼロ「うわァァァァァァァ」

スザク「うおォォォォォォ」

ガツン

カレン「ゼロとスザクが頭を思い切りぶつけた...ん?何処かに飛ばされる!」

四人「「「「うわァァァァァァァ」」」」

----

--

藤堂「ゼロ達が居なくなった...勢いのせいで言えなかったが...何故、式根島を神根島と偽っていたんだろうか...」

そう、藤堂の言う通り 今までルルーシュ達が神根島だと思っていた島は式根島だったのである...

~神根島~

スザク「...うっ! 頭が...って、身体が元に戻ってる! ルルーシュ達は何処だろう...ん?」


カレン「スザク...何見てんだ...」(タオル1枚です)

スザク「こ、これは...事故なんだ!わざとじゃ...」アセアセ

カレン「わざとだろうがわざとじゃなかろうが関係ない!くたばれェェェェ」

スザク「こ、ここは...逃げる!」タタタタタッ

カレン「待てや こらァァァァァァァ」タタタタタッ

ゼロ「うーん...おっ、身体が元に戻ってる...ん?騒がしいな...スザクがカレンに追いかけられてる...」

ユフィ「ゼロ...話があります」

ゼロ「これはこれは、ユーフェミア様 何の話でしょうか」

ユフィ「貴方は...ルルーシュですね?」

ゼロ「」

ユフィ「どうですか?反論はありますか?」

ゼロ「な、何を証拠に...」アセアセ

ユフィ「貴方の行動には優しさがある 何処となく懐かしい感じが...私の知っている限り、そんなことをするのはルルーシュ 貴方だけです!」

ゼロ「....ふっ、敵わないな ユフィには」カポッ

ユフィ「やはり...ルルーシュでしたか」

ルルーシュ「久しぶりだな ユフィ」

ユフィ「そんな訳ないでしょ?つい最近、近くに居たのだから...」

ルルーシュ「ま、まさか...」

ユフィ「ええ...スザクから何処となく貴方の感じがしました 入れ替わってましたね?」

ルルーシュ「そこまで見破られるとは...想定外だよ...」

ユフィ「私を誰だと思っているのですか?腹違いとはいえ、貴方の妹ですよ?」

ルルーシュ「そうだったな...昔の俺を知っているなら見破るのも他愛もないか...」

ユフィ「ところで...ここは何処でしょう...」グゥー

ルルーシュ「さぁな...」グゥー

ユフィ ルルーシュ「「あっ」」

ユフィ「お腹が...空きましたね...」

ルルーシュ「そうだな...だが、俺は食材集めには向いてないぞ」

ユフィ「それでも、出来ることはあるでしょ?」

ルルーシュ「...蒔き集めでもするか そのうち、スザクが食材を取ってきてくれるだろう...あいつはお節介焼きだからな」

ユフィ「スザクのことを信頼しているのですね」

ルルーシュ「当然だ あいつは俺の親友なのだからな」

見てるよ

>>148 コメントありがとうございます これなら、いけそうですね...決めました 次次回作は安価入れることにしましょう

我が名はジャガー大佐。このssの書き手だ

....放置してすみませんでした。色々、忙しかったもので...

ユフィ「では、スザクに伝えないと...」

ルルーシュ「その必要はない」

ユフィ「えっ?」

ルルーシュ「ここに飛ばされる時に俺とスザクが頭を思い切りぶつけただろ?」

ユフィ「ええ、ぶつけましたね 思い切り」

ルルーシュ「あれによって元に戻ってたのだが...もう1つ不思議なことが起こってな 俺とスザクは心で情報交換出来るようになったんだ...」

ユフィ「えっ?どういう意味ですか?」

ルルーシュ「...わかりやすく言うとテレパシーみたいなものだよ 当然、オンオフ切り替えられる」

ユフィ「そんなことが...」

ルルーシュ「それが出来るようになったからな...もう、スザクに伝えたよ 快諾してくれた」

ユフィ「便利なものですね...」

ルルーシュ「そう...だな...いきなりで困惑しているが不便ではないな 遠くに居ても伝えられる ましてや、環境がどんな時でも」

ユフィ「ところで..カレンさんはルルーシュがゼロだということを知っているのですか?」

ルルーシュ「言えるわけないだろ 彼女はゼロを信頼している その正体が俺だと知ったら動揺して行動に支障が生じるからな」

ユフィ「でも...この状況でカレンさんだけ知らないっていうのは...」

ルルーシュ「....そうだな だが、状況が状況でも一生こうではないだろ」

ユフィ「まぁ...そうですが...」

ルルーシュ「今は腹を満たすことを考えるんだ ほら、蒔きを集めるぞ」スタスタ

ユフィ「あっ...待ってください」スタスタ

期待

~一方その頃~

カレン「スザク、償いはしてもらうからね」

スザク「とほほ...仕方ないな...ん?ちょっと待って」

カレン「どうした?」

スザク「....よし カレン 償いは僕が君達の食料を確保することでどうだい?」

カレン「まぁ...それでいいけど 大丈夫なの?」

スザク「それぐらいどうということないさ こう見えても、昔 キャンプをして食べられる食料について教わっているんだ」

カレン「そうなんだ...じゃあ頼んだよ」

スザク「任せてくれ」スタスタ

カレン「...大丈夫かな 一応見ているか...心配だし」

~数分後~

スザク「よし、こんなものか...」

カレン「すごい...こんなにたくさん...」

スザク「それじゃあ、2人のもとに行くとしよう」

>>153 コメントありがとうございます

スザク「食料持ってきたよ~」

ゼロ「ああ...蒔きを集めておいたぞ 既に火を付けておいてある」

カレン「でも...飲み水の確保は?」

ユフィ「ご安心を ろ過装置を作っておきました まぁ、正式なものではないので そこまでの効力はありませんが 海水を直接飲むよりはずっといいでしょう」

カレン「あんた...お飾りの姫様かと思ったけど ちゃんと動けるんだね...」

スザク「ユーフェミア様は基本的なキャンプ知識は持っているからね さっ、ご飯を作るとしよう」

ゼロ「ほう...この感じだと七草粥が作れるな...非常時用にα米を持っておいてよかった...」

スザク(ルルーシュ...僕、α米のあの食感が好きではないな...)

ルルーシュ(贅沢言うな 食えるだけマシと思え)

カレン「それじゃあ 私は食料の下ごしらえをしておくよ」

ユフィ「では私は食器を...」スッ

ゼロ「持ってきていたか 流石だな」

ユフィ「こんなことがあろうかとってやつですよ」

~数分後~

スザク「そろそろかな...」

ゼロ「おっ、いい感じに出来ているな 若干焦げているが...」

ユフィ「私、おこげ好きですよ?」

ゼロ「食べ過ぎは良くないがな それにお粥の焦げている部分は美味くない」

カレン「それじゃあ、装うから食器渡して」

スザク「はい」スッ

カレン「....はい」

ルルーシュ(気のせいか...俺の分だけ少し多いぞ)

スザク(逆に僕の分だけ少し少ない...)

ゼロ「カレン...装う時は平等に装えと教わらなかったか?」

カレン「多かったですか?それは失礼しました」

ゼロ「まぁ...構わんが 今後は気をつけろよ」

カレン「了解です」

ユフィ「それでは 全員に行き届いたことですし 食べるとしましょう」

4人「「「「いただきます」」」」

カレン「...ん? ゼロはともかく、なんであんたが食事前の挨拶を知っているんだ?」

ユフィ「私は日本が好きですからね 食材に感謝する 素晴らしいことではないですか」

カレン「ブリタニアの中でも友好なのが居るんだね...見直したよ」

ユフィ「それは光栄ですね ここだけの話ですが近いうちに行政特区を作ろうと考えています」

ゼロ「ほう...それは興味深いな 聞かせてもらおうか...おっ?これ、焦げてる部分が多いぞ」

ユフィ「私はエリア11と呼ばれるこの土地に日本を蘇らせたのですよ しかし、私の力で出来ることは少ないのです...せめて この形でどうにか出来ることは...と考えた末 思い付いたのがこの行政特区です」

ゼロ「しかし...志は評価するが、他の者に利用されないか?行政特区内で問題が起きたらどうする?」

ユフィ「そこで、考えたのが貴方達、黒の騎士団です。貴方達は日本人の希望 黒の騎士団がバックに立てば表立って変なことをする者は居ないでしょう」

ゼロ「私がそれに同意するとでも?」

ユフィ「私は信じています 作戦の中に少しでも犠牲を減らそうとする貴方の心を」

カレン「ゼロ...」

ゼロ「ふっ...私も舐められたものだな...だが、弱者が強者に虐げられることは私は認めることが出来ない 君の考える行政特区が少しでもそれを軽減出来ると約束出来るのであれば協力しよう」

ユフィ「では...」

ゼロ「ああ黒の騎士団、総力で協力しよう」

ユフィ「ありがとうございます」

ゼロ「なに 私達の第一目標は日本解放だ その目的に少しでも近づけるのであればそれでいい しかし、これで我々の活動は終わりではないからな カレン」

カレン「貴方の考えることであれば...」

ゼロ「ありがとう、カレン」

スザク(しかし、ルルーシュ 仮面の目を開けるところから食べるのってかなりシュールな光景だね)

ルルーシュ(スザク...こう見えてもかなり大変なんだぞ 口に運ぶまでの過程がな)

スザク(まぁ、頑張ってくれよ ところで、ルルーシュ さっき言ったことは本心かい?)

ルルーシュ(当然だ ユフィの考えることはいいことだと思う 俺達がサポートすれば行政特区は成功するだろう)

スザク(まぁ、僕と君 2人でやって出来なかったことはなかったしね)

ルルーシュ(そういうことだ また入れ替わったとしてもこの力で情報交換出来るし 大丈夫だろう)

スザク(ふっ、例えそれが修羅の道でも...)

ルルーシュ(俺達なら越えていけるだろう...)

カレン(なんか...私だけ孤立してる感じがするな...)

ゼロ「さてと 食べ終わったことだし 食後の挨拶をしよう」

4人「「「「ごちそうさまでした」」」」

ゼロ「寝床のことだが、安心してくれ 洞窟を見つけた ここからそう遠くはない」

ユフィ「寝袋も人数ありますよ」

カレン「なんというか...ご都合主義みたいだね...」

スザク「そんな...見えない力が動いているようなこと言わないでよ ぞっとする」

~数分後 洞窟内~

ゼロ「少し気になることがあってな ここに扉のようなものがあるんだ」

カレン「大きい..」

スザク「なんだろう...これは...」

ユフィ「確かに気になりますが、今日はもう遅いですね もう寝るとしましょう」

ゼロ「そうするか...では寝るとしよう」

誤字が所々に多いですね...脳内補完をしていただければ幸いです

~数分後~

ユフィ「ルルーシュ...起きていますか?」

ゼロ「今、その名を呼ぶな」

ユフィ「良いではないですか、カレンさんはもう寝ています」

カレン「」スヤァ

ゼロ「そうか...ならいいか それでなんだ?」

ユフィ「こうして、皆で寝るのは久しぶりですね...あの頃に戻れますかね...」

ゼロ「うーん...それは、難しいのではないか?状況が状況だしな ブリタニアにとってテロリストである黒の騎士団のリーダーが死んだはずの皇子である俺だとわかったらただではすまないだろう」

ユフィ「どうにかしたいですね...」

ゼロ「そうだな...また皆で仲良く過ごしたいよ 姉上とユフィ ナナリーと俺 しかし、血を流し過ぎた...果たして叶うのかな...」

ユフィ「それでも最低限でしょ?貴方は頑張りました」

ゼロ「実際に頑張ったのはスザクだよ ついこの前まで俺達は入れ替わっていたのだからな...」

ユフィ「そうでしたね...しかし、貴方が血が無闇矢鱈と流れることを好まないのを私は知っていますよ?」

スザク(そうだね)

ゼロ「ふっ...いつの間にスザクに感化されていたか...まぁ、事実だし否定はしないさ」

ユフィ「ふぁ~そろそろ寝ますか」

ゼロ「そうだな おやすみ、ユフィ」

ユフィ「おやすみなさい、ルルーシュ」

ルルーシュ(....起きているだろ?スザク)

スザク(バレていたか...)

ルルーシュ(当たり前だ ツッコミを入れてただろ)

スザク(あれ?した覚えはないが...)

ルルーシュ(無自覚か...まぁ、いい 今日は遅いから寝るぞ!)

スザク(わかったよ...)

~次の日~

ゼロ「ふぁ~ ん?また入れ替わってる」

スザク「起きたか...スザク」

ゼロ「ルルーシュ...どうやら1日しか持たなかったね...」

スザク「そうだな...だけど、元に戻る方法が見つかっただけ良かったとしよう」

ユフィ「そうですね...2人がいざという時に戻れる方法は多い方がいいです」

ゼロ「...そうだね」

カレン「...うーん ん?皆、早起きだね」

スザク「そうかな?昨日採った食材が残っているから朝食も作っておいたよ」

ゼロ「そうか、ならいただくとしよう」

~朝食後~

ゼロ「さて、食べ終わったことだし 昨日、気になったことを片付けるとしよう」

スザク「うーん...どうやら、扉みたいだけど、一部っぽいね 下に続いてる どうにか見ることが出来ないかな...」

ユフィ「流石に無理では...ん?揺れていませんか?」

カレン「そうじゃない!地面が沈んでいるんだ!」

ゼロ「落ちるぞ!皆、衝撃に備えろ!」

-----

---

カレン「痛たたた...尻が痛い...」

ゼロ「大丈夫か?皆」

スザク「大丈夫だけど...ん?あれは...」

シュナイゼル「どうしてここに...」

ユフィ「シュナイゼル兄様!」

ゼロ「シュナイゼル...何故ここにいる!」

シュナイゼル「こちらの台詞だが話は後だ 全員、ゼロを捕らえろ!」

カレン「させるかァァァァァァァ」ボコッ

ゼロ「流石だ、カレン! ん?見知らぬ機体があるな 土産に持って行かせてもらおう」

スザク「あっ、待て! うっ...腰が...」

ユフィ「大丈夫ですか、スザク!」タタタタタッ

スザク「大丈夫だ、ユフィ 演技だよ」ボソッ

ユフィ「そう...なら、良かった」ボソッ

ゼロ「よし...基本的な動かし方は同じか...カレン、乗れ!」

カレン「はい!」タタタタタッ

ゼロ「よし!行くぞ!」

ウォォォン

シュナイゼル「逃げられたか...」

スザク「へ、陛下 あっ、痛たたたた...」

シュナイゼル「無理をしなくてもいい 安静にするんだ」

スザク「わかりました...」

ユフィ「シュナイゼル兄様 あの機体は?」

シュナイゼル「ガウェインだよ しかし、あれを盗られるのは痛いな...」

~黒の騎士団 潜水艦内~

カレン「なんとか戻ってきました スザクの捕獲は出来ませんでしたが...」

藤堂「いや、構わん お前達が戻ってきただけで充分だ しかも、機体を盗ってくるとはな...」

ゼロ「見たところ、最新型のようだがな...ところで、私達が居ない間はどうだった?」

扇「ああ...かなり混乱していたよ...なんとか俺と藤堂で沈めたがな...」

C.C.「それよりピザをくれ ピザを」

扇「主にこいつのせいでな...」

ゼロ「はぁ...やれやれ C.C. 戻ったらピザをやるから落ち着け」

C.C.「本当か!? 約束だからな 絶対だぞ」

ゼロ「まぁ...いつも通りで良かった...」

~同時刻 アヴァロン内~

シュナイゼル「まぁ...色々あったが無事で良かったよ ミサイルをランスロットが打ち落としたが実行者がゼロだから今回は目をつぶろう」

ユフィ「ゼロと交流を図ってみました、話が通じそうですよ」

コーネリア「どうかな...確かにあいつらは無闇に犠牲を出さないがやっていることが正しいこととは言い切れん」

ユフィ「物事に正しいかどうか判断をつけるのは私達ではありません。民衆ですよ、お姉様」

コーネリア「しかしな、ユフィ...」

シュナイゼル「いいじゃないか 今日のところは帰るとしよう」

ロイド「スザク君~ 無事で良かったよ~」

スザク「ろ、ロイドさん...近いです...」

ロイド「君以外にランスロットを使いこなせる人は居ないからね~ それにしても驚いたな~ ミサイルを撃った時、セシル君があんなに怒ったのは見たことなかったよ~」

セシル「あ、あれは...あまりにもやることが唐突だったので...」

ロイド「まぁ、セシル君らしかったけどね~」

続きは今日中に書きます

ふぅ...なんとか落ち着いたな...

お待たせしました 続きを書きます

~次の日 黒の騎士団基地~

ゼロ「話は既に聞いている 元枢木政権のメンバーだった澤崎がフクオカ基地を占領して『日本』と宣言 名乗っているようだな...そして、コーネリア達は鎮圧しようとするも嵐のせいで出来ていないと...」

カレン「どうしますか?」

ゼロ「調査の報告によると澤崎が使っているのは中華連邦製のナイトメアらしい キュウシュウは中華連邦に近い
恐らく、奴は中華連邦の傀儡なのだろう...そんな奴に日本を名乗らせるわけにはいかん。倒しに行くぞ」

藤堂「ゼロ...昨日、お前から聞いた話だが確かだろうな...」

ゼロ「あの話か...それは間違いない。 ユーフェミアはあの時、行政特区を作りたいと言った。 私達に協力を要請するともな勘違いしている輩もいるから改めて言っておく。 我々の第一目的が日本解放なのであり、それが終着点ではない。弱者が強者に虐げられる限り、私達の戦いに終わりはないのだ」

藤堂「そうか...だそうだ 扇、これでお前の疑惑も無くなったか?」

扇「ああ...ゼロ、改めて君を信用しよう...」

ゼロ「ほう...いつの間にか疑われていたか...悲しいな、私は君達のことを仲間だと信じていたのだが」

C.C.「だが、これで疑惑は無くなった...もうお前を疑う奴は居ないだろう...」

ゼロ「そうならば嬉しいがな...」

ゼロ(澤崎さん...何故、貴方が中華連邦なんか言いなりになっているのですか...)

~一方その頃 特派 トレーラー~

ロイド「スザク君~君にいい知らせだよ~ ランスロットにフロートユニットを乗せたからね~まぁ、あくまでも試作品だから どうなるかはわからないけど、まぁ頑張ってよ~」

スザク「...それってどんな効果があるのですか?」

セシル「簡単に言うなら空を飛べるようになるのよ。だけど、消費するエナジーが多いから そこは注意して戦ってね」

スザク「短期決戦型ですね...設計図を見る限り、地上戦になったら身動きが取り辛くなりますから...」

ロイド「流石スザク君~理解が早くて助かるよ~ じゃあ、頼んだよ~」

スザク(俺には特に関係がないがスザクには澤崎は関わりのある人物だ...作戦に支障が出なければ良いのだが...)

~数時間後 キュウシュウ近海 アヴァロン~

コーネリア「ようやく嵐が静まるな...作戦開始の準備を出来ているか?」

ギルフォード「準備完了しています」

コーネリア「そうか...ならばいい」

オペレーター「報告します、キュウシュウ基地から迎撃ミサイルがこちらに向けて放たれました!」

コーネリア「放っておけ 見せてやろう 澤崎 我が軍の技術をな」

オペレーター「着弾しました しかし、防御システムで無効化されているので被害はありません」

コーネリア「ふっ...これがブリタニアの技術力だよ」

~キュウシュウ基地~

澤崎「ば、馬鹿な...確かに着弾したはず...」

オペレーター「指令、報告があります。黒の騎士団が我が基地に向かって攻めて来ました。」


澤崎「何ィ 通信は出来るか?」

オペレーター「既に図りましたが駄目でした 通信拒否されています。」

澤崎「くそ...ブリタニア以外に黒の騎士団まで...私は地位を得て豊かに暮らしたかったのだがな...」

オペレーター(駄目だ、こいつ...こんなのが指揮官なんて...)

~一方その頃~

C.C.(どうした、スザク...いつものようなキレが無いぞ...まさか動揺しているのではないだろうな)

ゼロ(どうにかならないのか...戦いたくない...話せばわかるはずだ)

C.C.「スザク...お前は知らないようだから教えてやる。澤崎は仲間を売って中華連邦に尻尾を振った輩だ 間違ってもそんな奴に話が通じると思うなよ」

ゼロ「そんなことが...澤崎さんがそんなことを...」オロオロ

C.C.(うーん...目を覚まさせるつもりだったが逆効果だったか...ん?ルルーシュからプライベートチャンネルで通信が来てる 繋げるか)

スザク「スザク!しっかりしろ このままでは勝てる相手に勝てないぞ! いつものお前らしくない!」

ゼロ「だ、だけど...」

スザク「ここまで言ってもわからないか!?...ん?こんな時にプライベートチャンネル?ユフィからだ、何の用だ?」

C.C.「こちらにも来ている 繋げるか」

ユフィ「聞こえますか?2人とも」

スザク「どうした?ユフィ」

ユフィ「スザク...入れ替わっているとしても貴方は私の騎士です!ルルーシュ、貴方もそうですよ? 」

ゼロ「でも...僕にそんな資格は...」

ユフィ「資格とか関係ありません!...スザク、命令です 私を好きになりなさい!」

スザク「はい?」

ゼロ「えっ...」

ユフィ「その代わり、私が貴方を好きになります 自分の信念を見失わないで!」

ゼロ「貴方といういつだっていきなりだ 出会った時も...皇女と打ち明けた時も...学校を決めた時も...僕を騎士だと決めた時も...」

ユフィ「ええ、そうですよ...私は いきなり気付いてしまったのですからね」

ゼロ「ふっ...だけど君のいきなりに僕は助けられたのかもしれないな...ありがとう」

C.C.「話の途中で悪いが、包囲された このままだと危ういぞ...」

ユフィ「スザク!死なないで!」

ゼロ「ああ...俺は死なない!君の為にも!」キュイイーン

C.C.(こんな形で迷いを断ち切るとはな...スザク、お前らしい)

ゼロ「心配させてすまなかったな C.C. ルルーシュ だが、俺はもう迷わない!」

スザク「ふっ、それでこそ俺の親友というものだ この包囲を突破するぞ!」

ゼロ「ああ!C.C. 例のアレを使うぞ」

C.C.「アレか...いいだろう ハドロン砲発射!」

ドォォーン

スザク「すさまじい威力だな 俺も負けていられん!」

~数分後~

ゼロ(ふぅ...包囲を突破し、親玉も捕らえたな)

スザク(スザク 、今回はお前が連れて行け アレをやるぞ)

ゼロ(アレか...まだ不安定だが...いいだろう...)

ゼロ スザク((• • • •))

ゼロ(...成功だな...)

スザク(...ああ、でも何故 このタイミングで元に戻ったんだ?)

ゼロ(あの後、ユフィに元に戻って帰還してくれと頼まれてな)

スザク(そうか...じゃあ、連れて行くよ)

ゼロ「ちょっと待て 帰りにエナジーフィラーが切れてたらたまらないからな ほら、これを使え」

スザク「ああ...ありがとう」

~数分後 アヴァロン~

スザク「枢木スザク 帰還しました」

ユフィ「スザク...お帰りなさい」

スザク「ユーフェミア様...」

ユフィ「こら!ユフィと呼びなさい」

スザク「は、はい...ゆ、ユフィ...」

ユフィ「それでいいのです。貴方は私の騎士であり、大好きな人です。貴方が一緒にいるならば私は何だって出来ます」

スザク「そんな...大袈裟ですよ...」

ユフィ「いいえ、本当です。だから、スザク 私の騎士として支えてくれますか?」

スザク「...イエス•ユアマジェスティ」

次は学園祭ですが、その前に1つ話を挟むつもりです。ですが、今日はここまでにします...

また見てギアス!

~次の日 アッシュフォード学園 教室~

ルルーシュ「くそっ...スザクめ...人の身体だからって酷使しやがって...次の日になっても入れ替わってなかったせいで筋肉痛で動くのが辛い...」ダラダラ

シャーリー「ん?あれは、ルル? どうしたんだろう?...おーい、ルル~ どうしたの~」タタタタタッ

ルルーシュ「...シャーリーか 全身が筋肉痛でな...身体を動かすのが辛いんだよ...すまないが、肩を貸してくれないか?」

シャーリー「うん、筋肉痛は大変だもんね~ ほら、肩に捕まって?」

ルルーシュ「......ありがとう 少し楽になったよ...」アセアセ

シャーリー「顔が痛くて歪んでいるように見えるけど...今日は学校休もうよ 私の方から伝えておくからさ」

ルルーシュ「そう...だな...理由はわからないが意識が遠くなっていく感じが...」

シャーリー「た、大変だ! 早く連れて行かないと! 前、ナナちゃんを部屋に連れて行ったことがあるから...確かこっちかな...」

~クラブハウス~

咲世子「そんなことが...シャーリー様 ありがとうございます」

シャーリー「いや、私は当然のことをしたまでですよ ところで、ルルを横にしてあげたいんだけど ルルの部屋はどこですか?」

咲世子「それならば、そこの角を曲がったところにあります」

シャーリー「ありがとうございます ルル、もうすぐだからね」

ルルーシュ「...シャーリー...ありが....愛して...」

シャーリー「る、ルル!こんな時に何を言っているの!こ、こっちで合ってるよね」カァァァァァァ

~ルルーシュの部屋~

シャーリー「ふぅ...これでいいかな...本当はルルが目を覚ますまで見てあげたいけど...看病で休めないし...ごめんね、ルル 咲世子さんに頼んでおくから 元気になってね」

ポトッ

シャーリー「ん?今、何か落ちた音が...えっ!?これは...ゼロの仮面...どうして、これがルルの部屋に...もしかして...ルルが? そうだ、スザク君に聞こう! ルルと入れ替わっているなら知ってるもんね...違って欲しいけど...あっ、もうこんな時間!行かないと!」

タタタタタタッ

シャーリー「咲世子さん!ルルはお願いします!」

咲世子「かしこまりました シャーリー様も授業にお遅れなさりませぬようお気をつけ下さい」

シャーリー「ありがとうございます それでは私はこれで」タタタタタタッ

ウィィーン

咲世子「おや、C.C.様 お帰りなさいませ」

C.C.「ああ、ただいま たまには外でピザを食べるのも悪くないな...ん?どうした?」

咲世子「いえ、先程、シャーリー様がルルーシュ様を運んで来まして...何か理由はわかりますか?」

C.C.「うーん...昨日のアレかな...ナイトメアの操縦は意外と身体を使うからな...しかも、昨日の動きは激しかった...あれは筋肉痛になっても仕方ないだろう...あいつは筋肉痛で倒れるくらいひ弱だからな...仕方ない、共犯者である私が看病してやろう」

咲世子「お願いします 私は洗濯物を畳む作業がありますので...」

C.C.「これくらいどうということはない 任せろ」スタスタスタ

ウィィーン

C.C.「ルルーシュ、大丈夫か? おや、思ったより酷い症状だ...これは急いで処置しなくては...ん?ゼロの仮面がこんなところに...誰かに見つかる前に元に戻しておいてやるか」

~数時間後 昼休み~

シャーリー「あの後、なんとか間に合ったけど...あのことが気になって勉強に身に入らなかったな...スザク君に聞かないと...あっ、居た!おーい スザク君、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

スザク「ん?なんだい?」

シャーリー「もっとこっち寄って」

スザク「わ、わかった...」

シャーリー「違ってて欲しいのだけど...もしかして、ルルってゼロなの?」ボソッ

スザク「」

シャーリー「ち、違うよね?」

スザク「シャーリー...答える前に1つだけ聞きたいことがある どうして、そう思ったんだい?」

シャーリー「ルルが筋肉痛で動くのも辛そうだったからクラブハウスまで送ってあげたのだけど、その時 ルルの部屋で...その...ゼロの仮面を見つけたんだよ」

スザク「...そうなのか シャーリー、これから僕の言うことを驚かずに聞いてくれると約束してくれるかい?」

シャーリー「う、うん...」

スザク「確かにルルーシュはゼロだ 入れ替わった時に僕も知ったからね」

シャーリー「そ、そんな...」

スザク「だけど、ルルーシュはルルーシュなりに頑張っているんだよ この世界を変えようとしてね 僕が軍に入って中から変えようとしたけど、ルルーシュほど影響を与えられなかった...認めたくないが、ルルーシュが動かなかったら僕はここまでの立場を得ることは出来なかっただろう...」

シャーリー「確かに...ゼロが動いたことで少しずつだけど変わりつつある...でも、こんなこと間違っているよ!」

スザク「確かに間違っているかもしれない...でも、何をするにしてもリスクは伴うものだ...僕もルルーシュも自分達なりにそれを減らそうとしてきたけど血は流れることは避けられなかった...君が僕達を否定するのは構わない だけど、わかって欲しいんだ 差別が正当化しているこの世界を少しでも変えたいと思う僕達の想いを...」

シャーリー「...わかったよ ルルやスザク君の想い やってることは良くないことだけど、誰かがやらないと何も変わらないんだよね?」

スザク「ああ...」

シャーリー「...隠していたのは嫌だったけど、スザク君達を止めることは私には出来ないよ...だけど、無理だけは絶対にしないでね?」

スザク「ああ、約束するよ」

シャーリー「...ふぅ すっきりした もちろん、このことは誰にも言わないから安心してね?」

スザク「君なら言わないだろうと信じていたからね 僕達の秘密を明かすことが出来たんだ」

シャーリー「そうなんだ...あっ、もうすぐ昼休みが終わっちゃう それじゃあまた後でね、スザク君」タタタタタッ

スザク(....これで良かったんだよね ルルーシュ)

ルルーシュ(ああ、シャーリーならわかってくれる そう確信していたよ)

スザク(正直ハラハラしたよ...シャーリーに聞かれた時は)

ルルーシュ(想定外だったな...これからはもう少し上手く隠さなくては...)

スザク(それよりルルーシュ、体調はどうだい?)

ルルーシュ(シャーリーのおかげでな...まだ筋肉痛で全身が痛いが...)

スザク(それは...申し訳なかったね...)

ルルーシュ(いや、仕方なかったことだ 気にするな)

スザク(今日はゆっくりしていてくれ 授業や生徒会の内容は後で伝えるからさ)

ルルーシュ(...わかった 頼んだぞ)

~次の日~

スザク「それで...どうして俺達は補習なんだ...」

ルルーシュ「仕方ないだろ?遠征とかで何日も学校に行っていなかったんだから」

スザク「くっ...仕方ない...さっさと終わらせるぞ!」カキカキ

~数十分後~

スザク「はぁ...なんとか終わった...」

ルルーシュ「ルルーシュ、そろそろ行かないと!今日は学園祭だろ? 君は来賓の護衛をするんじゃないか!」

スザク「まったく...学園祭の直前まで補習しているのは俺らぐらいだぞ...お前も実行委員長としてしっかりやれよ」

ルルーシュ「わかってるさ、それじゃあね」タタタタタッ

スザク「ああ!」タタタタタッ

~生徒会室~

スザク「それで...来賓は君か...」

ユフィ「ええ、今日はお願いしますよ ルルーシュ」

スザク「ふっ、わかっているさ やるならばとことんやってやる 全力で君を護衛するよ」

ユフィ「頼もしいですね、それでこそ私の騎士です」

ウィィーン

ミレイ「スザク、打ち合わせは終わった?来賓に1番近い存在である貴方が最も相応しいと思ったから頼んだけど...」

スザク「ええ、既に終わりました。それでは参りましょうか、ユーフェミア様」

ユフィ「そうですね...行きましょうか」

~放送室~

ミレイ「本来は別の生徒の役割でしたが、今回は来賓である貴方様にやってもらいましょう」

ユフィ「本当にやるんですか?」

ミレイ「当然です そうしなくては始まりませんから さっ、お願いします」

ユフィ「 わ、わかりました...これよりアッシュフォード学園文化祭を始めます」

ミレイ「ユーフェミア様、アレを」

ユフィ「わ、わかっています...に、にゃあ~」

~中庭~

『に、にゃあ~』

皆「「「「「うおォォォォォ」」」」」

ルルーシュ「始まったか...さて、僕も頑張るとするかな」

リヴァル「ルルーシュ、口ばかり動かしてないで手を動かしてくれ お前は料理が上手いから作る担当になったんだぞ」

ルルーシュ「わかっている それにしても、なんなんだ?この焼きそばを買う列は...作っても作ってもキリがない...」

リヴァル「そりゃそうだろうよ 皆、お前の焼きそば目当てで並んでいるからな」

C.C.「ところで、ピザはまだか?ピザは?」

リヴァル「ずっと疑問に思っていたのだけど、この子は誰だい?君につきまとっているけど」

ルルーシュ「幼馴染とでも思ってくれ C.C.!巨大ピザは午後のプログラムと言っただろ 今は忙しいんだ 後にしてくれ」

C.C.「無理だ!これ以上は待てない!お前のカードを使ってピザを頼んでもいいか?」

ルルーシュ「勝手に使ってろ!今は話してる暇もないんだよ」

リヴァル「そういう訳だから、すまないがまた後にしてやってくれないか?」

C.C.「むぅ~仕方ない ここは退いてやるとしよう 感謝するんだな」スタスタスタ

ルルーシュ「やっと邪魔者が居なくなった...これで作るのに専念出来る...」

リヴァル「頑張れよ、ルルーシュ 俺も手伝うからさ」

ルルーシュ「猫の手も借りたいとはこんな状況を言うのだろうな...」

~その一方~

スザク「通して下さい~ あっ、押さないで こら、そこ!勝手に写真を撮らない!」

ユフィ「構いませんよ、私の写真の1枚や2枚」

スザク「そうやって許すと段々エスカレートするものですよ おい!色紙とペンを突き出すんじゃない!」

スザク「くっ...だから来るべきではないと言ったんだ...」

ユフィ「私はこの日を楽しみにしていたのですがね...あっ、美味しそうな匂いがしますね 行きましょう!」スタスタスタ

スザク「ちょっと...待って下さい...おい、お前ら もう少し離れろ! ...まったく油断も隙もあったもんじゃない」

ユフィ「すみません 焼きそば1つ」

ルルーシュ「まいどあり~ ってユーフェミア様!?」

ユフィ「あら、ルルーシュ ここで働いていたんですね」

ルルーシュ「ええ、まぁ...はい、どうぞ 熱いので注意して下さい」

ユフィ「ありがとうございます はふはふ...美味しいです!」

ルルーシュ「それは良かった...」

スザク「お前...こんなところに居たのか...まぁ、頑張れよ」

ルルーシュ「お互いにね」

ユフィ「スザク、次はあそこに行きましょう!」タタタタタタッ

スザク「ち、ちょっと待って下さい...」タタタタタタッ

ルルーシュ「振り回されてるな...ルルーシュも...」

「すみません 焼きそば3つ!」

ルルーシュ「まいどあり~はい、どうぞ」

~一方その頃~

シャーリー「ナナちゃん、どう?楽しい?」

ナナリー「ええ、楽しいですよ それにしても、驚きましたね...来賓でユフィ姉様が来るとは思いませんでした...」

シャーリー「私はナナちゃんがユーフェミアの妹だったことに驚いたよ...」

ナナリー「言ってませんでしたか? それより、色々なお店がありますね」

シャーリー「うん!そうだね 食べ過ぎそうで不安だけどね」

ナナリー「もう遅いと思いますが...さっき、一通り出店の食べ物買いましたよね?」

シャーリー「ははは...もう食べちゃったよ」

ガヤガヤワイワイ

ナナリー「うーん...人が多くなってきました...少し休憩しませんか?」

シャーリー「そうだね...じゃあ、あそこで休憩しよう!」

~生徒会室~

ナナリー「確かにここなら人は来ませんね」

シャーリー「でしょ?...ん?誰か来るよ」

スタスタスタ ウィィーン

スザク「はぁ...疲れた...ユーフェミア様、こちらです」

ユフィ「ありがとう、スザク...あら、ナナリー こんなところで会うとは思いませんでした 元気そうですね」

ナナリー「ユフィ姉様 お久しぶりです」

シャーリー「わ、わわ...本物だ...」

スザク「シャーリー...もっと肩の力を抜いて」

シャーリー「そ、そんなこと言われても...」

ユフィ「スザク、申し訳ないですが ナナリーと少しだけ2人きりにしてくれませんか?」

スザク「ああ...構わないよ シャーリー、構わないよね?」

シャーリー「う、うん じゃあ、ナナちゃん 終わったら呼んでね」

ウィィーン

ユフィ「さて...言いたいことは沢山ありますが、まずはお茶を淹れるとしましょう」

ナナリー「ユフィお姉様のお茶...楽しみです」

~数分後~

ユフィ「はい、どうぞ 舌に合うかわかりませんが...」

ナナリー「...美味しいです 懐かしい味ですね...」ゴクゴク

ユフィ「ええ、コーネリアお姉様が茶葉を本国から取り寄せていましてね 今日、こちらに行く時に持っていけと渡されました」

ナナリー「コーネリアお姉様が...ところで、ユフィお姉様 今日来たのは学園祭だからだけではないですね?」

ユフィ「流石、ナナリー わかっていましたか...そうです、貴方やルルーシュ達に会いに来ました 表向きは死んだことになっていますがここで暮らしていることはルルーシュから聞きましたから...」

ナナリー「お兄様が...その様子だと入れ替わっていることも知っていますね?」

ユフィ「ええ...知っていますよ 時折、昔のルルーシュらしい優しさが垣間見れるのですぐにわかりました..」

ナナリー「お兄様は隠し事が苦手ですからね...」

ユフィ「あっ、そうそう ここに来た最大の目的は発表したいことがあるからです」

ナナリー「発表したいこと?何ですか?」

ユフィ「実は前々から計画していたことがありましてね...このエリア11の中に行政特区という形でですが、日本を復活させようと思うのです それで、全てが解決する訳ではないですが...私のやれることはこれくらいなので...」

ナナリー「行政特区ですか...いい考えだと思いますが悪用される可能性もあるのでは?行政特区内で荒事が起こることもあり得ますよ?」

ユフィ「そこで考えたのが黒の騎士団です 彼らはブリタニア軍にはテロリストと見られていますが民衆には正義の味方と思われていますからね 彼らの協力があれば揉め事は少なくなると思います」

ナナリー「しかし...表立って協力を仰ぐことは困難を極めますよ?」

ユフィ「ええ、だから当日、ゼロを会場に呼び、彼の口から協力してもらえることを言ってもらうつもりです」

ナナリー「...なにか考えがあるようですね 私の口から言えることは頑張って下さいと言うことだけですが...」

ユフィ「それだけで充分ですよ ...もうこんな時間! 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものですね」

ナナリー「そうですね...もっと話したいですがこれ以上は無理でしょう」

ユフィ「今日はありがとう、ナナリー 楽しかった」

ナナリー「こちらこそ、楽しかったです」

----

--

スザク「ナナリーとはどうだった?」

ユフィ「ええ、相変わらず元気そうでした」

スザク「それなら良かった...それで、あのことはいつ言うんだ?」

ユフィ「もうすぐ言うつもりです 午前の部終了の放送のついでに言おうと思います」

スザク「それならもうすぐだな...準備をしに行こう」

ユフィ「なんだか緊張してきました...」

スザク「今日のために何回も練習してきただろ?自信を持て 君なら出来るさ」

~放送室~

ユフィ「午前の部はこれにて終了です 午後の部開始までしばらくお待ち下さい」

ユフィ「それともう1つ...私、ユーフェミア•リ•ブリタニアは行政特区日本を富士山周辺に設立することを宣言いたします!そこでは全ての人が平等です!」

~中庭~

ザワザワガヤガヤ

ルルーシュ(ユフィ...ここで言うんだね...)

テレビクルー「おい、音声を拾え!しっかり採るんだぞ」

『繰り返します 私、ユーフェミア•リ•ブリタニアは富士山周辺に行政特区日本を設立します!そこでは全ての人が平等です!』

『ゼロ!貴方も来て下さい 待っていますよ』

ルルーシュ(さぁ、これから忙しくなるな...)

~放送室~

ユフィ「ふぅ...疲れました...」

スザク「お疲れ ところで、今更だが放送で発表したのはどうしてだ?」

ユフィ「意外性ですよ こんな形で発表するとは思わないでしょ?」

スザク「まぁ...そうだが...」

ユフィ「これからは大変ですね...でもその前に今はここを抜け出すことが最優先です ルルーシュ、頼みましたよ?」

スザク「任せろ 指一本触れさせん」

その後はルルーシュが頑張ったことにより、特に問題は起こらずに午後の部が進み、無事学園祭は終わりを迎えた...

~クラブハウス~

C.C.「ピザが~ピザが~」

ルルーシュ「しっかりしろ C.C. 素人がいきなり巨大ピザを作ることは無理だったんだよ...」

C.C.「あともう少しで完成だったんだぞ! なのに、あそこでミスをしやがって...くそっ、私のピザが...」

ルルーシュ「はぁ...今日は好きなだけピザを食わせてやる だから、もうくよくよするな お前のそんな顔見たくない」

C.C.「!! 言ったな...今日は手加減はせんぞ?」

C.C.「もしもし、ランペルージですが 照り焼きとミックス、バジルにツナマヨ、マルゲリータをそれぞれ5枚下さい...ええ、場所はいつものところでお願いします」

ガチャン

ルルーシュ「おいおい、そんなに食べられるのか?」

C.C.「私を誰だと思っている?C.C.だぞ」

ルルーシュ「そうか...無理はするなよ」

この後、来たピザをC.C.は3分で食べ切りスザクを驚かせ、ご満悦な顔をして寝たのであった...

すまん...眠い...一旦落ちます

よし、スザクがギアスをかけちゃってユーフェミアを殺す展開にしようか

>>206 さぁ、どうなるでしょう...

続き書きますね

~数日後 黒の騎士団フジ支部~

ゼロ「さて、報告が正しければ今日、行政特区の式典が行われるはずだ」

カレン「会場の工事も既に終了していますし、招待客も会場に向かっていますからね」

藤堂「これで終わりとは思わないのは我々も彼女もそうだろう...これは始めの一歩に過ぎない...これを足がかりとする そうだな、ゼロ?」

ゼロ「ああ...その通りだ もうすぐ発表する時間だ 行くとしよう 皆、万が一の為に周囲の警戒は怠るなよ」

団員「「「「了解」」」」」

ゼロ(ここから全てが始まる...なんとしてでも今日は成功させるぞ)キュィィーン

~行政特区式典会場~

ユフィ「いよいよですね...」

スザク「ああ、今日のために色々あったな...姉上をなんとか説得し、協力をしてもらった...彼女の協力が無ければ反対派によって計画は潰されていただろう...」

ユフィ「ええ、お姉様には迷惑をかけましたね...」

スザク「ここまでの努力を水の泡にしないように、今日は成功させるぞ!」

ユフィ「うう...緊張してきました...」

スザク「顔色が悪いぞ?スザクからこちらに向かっていることは報告を受けている 発表する時間まで部屋で休むといい」

ユフィ「そうします...」スタスタ

スザク(この後、スザクはユフィと最後の打ち合わせをする...こういう時に暴走をしていなければいいのだが...)

~数十分後~

アナウンサー「そろそろ、発表する時間です ゼロはまだ姿を現していませんが、本当に来るのでしょうか...あっ、黒の騎士団の機体が来ました! ゼロです!」

ユフィ「皆さん、手を出さないで下さい 彼は大切な来賓です!」

スザク「...皆、武装解除しろ」

兵士「し、しかし...」

スザク「ユーフェミア様の命令だ!聞けないのか?」

兵士「...わかりました」

ユフィ「少し、時間を頂きますね ゼロ、一緒に来て下さい」スタスタ

ゼロ「ああ...了解した」スタスタ

~ユーフェミアの部屋~

ゼロ「ふぅ...やっと息がつける」カポッ

ユフィ「お疲れ様です スザク 今後の行動は今まで打ち合わせした通りでいいですね?」

ルルーシュ「そうだね...ここから始まるんだ...」

ユフィ「うぅ...そう思うと緊張してきました...」

ルルーシュ(顔色が悪い...ユフィも緊張しているんだな...気を紛らわしてあげないと...)

ルルーシュ「そういえば、ユフィにはまだ言ってなかったことがある」

ユフィ「? 何ですか、それは」

ルルーシュ「ギアスと言ってね 簡単にいうと強い催眠術みたいなものだよ...ルルーシュのこの身体にはその力があるんだ 絶対遵守って言ってね もっとも、最近は使ってないけど」

ユフィ「そうなのですか...その力を使えばどんなことも命じられるのですか?」

ルルーシュ「そうだよ...君がしたくないことも命じることが出来る 例えば--」キュィィーン

ルルーシュ(日本人を皆殺しにしろと言いそうになったが、例え話にしては物騒だな...ここはそうだな...)

ルルーシュ「君が勇気を出せなくて言えないことを言わせることも出来る」キュィィーン

ユフィ「...何だか勇気が湧いてきました 貴方のお陰ですね、スザク ありがとうございます」

ルルーシュ「?? まぁ、力になれたなら嬉しいよ それじゃあ行くとしよう」

ユフィ「そうですね」

~行政特区式典会場~

ユフィ「今日はお越し頂きありがとうございます それでは...ここに行政特区日本を設立することを宣言します!」

ワーワーパチパチ

ユフィ「それと1つお願いがあります 日本人を名乗る皆さん! これで日本が帰ってきたわけではありません ここから始まるのです! 私の力だけで出来ることはここまでですが 皆さんの協力があれば更に前に進むことができます どうか、私に力を貸してくれませんか?」

民衆1「俺達の力で良ければ喜んで貸すぜ!!」

民衆2「ここから始まるか...悪くないな...」

民衆3「皆、異議は無いよな!!」

民衆「「「「ああ!!」」」」

ユフィ「皆さん...ありがとうございます」

ゼロ「...我々も協力しよう」スタスタ

ゼロ「この行政特区はまだ力が弱い 強大な力で潰される可能性もあり得る しかし、私はそれを許すことは出来ない 我々の力で守ることが出来るのであれば喜んで力を貸そう」

ユフィ「ありがとうございます...」

~行政特区式典会場周辺~

カレン「ここからか...これから忙しくなりますね」

扇「そうだな...いつの日か俺達の子孫が笑って暮らせる場所

をここから作って行くんだ...」

藤堂「この選択に後悔はない...皆、気合を入れていくぞ!」

団員「「「「「おう!!!」」」

C.C.(ふっ...問題が起こりそうな気がしたが気のせいだったか...ルルーシュ、スザク お前達には毎回驚かされるよ...次はどんなことをしていくのか楽しみだ...)

こうして、式典は無事執り行われユーフェミアはより多くの支援を獲得したのである...

~数日後~

カレン「ゼロ!また、行政特区内で暴動が!」

ゼロ「はぁ...また、反対派か...これで18回だぞ」

扇「しかし、第三者である俺達が介入するしかないだろう...」

藤堂「この地道な努力の積み重ねが力をつけていくのだ...いつかはわかってくれるだろう」

ゼロ「それならばいいのだがな...さて、話はここまでにしよう 皆、行くぞ」

団員「「「了解!!」」」

最近の黒の騎士団は行政特区の暴動が起こった時の対処 第三者である彼らだからこそ、出来る所業である 今の彼らは実質防衛隊として活動しており、ブリタニア軍内の評価も変わりつつあった...

ということで血染めのユフィ回避です しかし、これで終わったわけではないのでご安心を...続き書きます

~一方その頃~

コーネリア「今のところ、ユフィの行政特区は成功だな...最初に計画を聞かされた時は驚いたが 前、出来ることがあれば言ってくれと言ったのは私だからな...喜んで協力したが...まさか黒の騎士団が支援するとは思わなかった...だが、彼らが協力してくれたお陰で暴動が起きた時、こうして行政特区の安全は確保されている...彼らを見る目を改める必要があるな...」

ギルフォード「...姫様 報告があります」

コーネリア「ギルフォード どうした?」

ギルフォード「実は...実験体が脱走しまして...」

コーネリア「実験体?そういえばそんなものもあったな...だが、1人では何も出来まい」

ギルフォード「それが...機体を強奪して脱走しました...向かった先は行政特区です」

コーネリア「行政特区だと!?...そういえば、実験体になったジェレミア卿はゼロに恨みを抱いていたな...」

ギルフォード「どうしますか?」

コーネリア「このままでは問題が起こる...速やかに鎮圧するのだ!私も向かう!」

~行政特区 ユーフェミアの部屋~

ユフィ「...ええ、わかりました」

スザク「どうしたんだ?ユフィ」

ユフィ「実はこちらに何者かが向かっているようで...このままでは問題が発生するから速やかに鎮圧するようにと」

スザク「なるほど...そういうことか わかった、ルルーシュにも伝えておこう」

ユフィ「お願いします」

-----

--

ゼロ「ふぅ...何とか鎮圧出来たな...」

スザク(ルルーシュ、そちらに何者かが向かっているらしい どうやら、ブリタニア軍関係のようだ 悪いが協力してくれないか?)

ルルーシュ(構わんよ ここは守らなくてはならない場所だからな)

ゼロ「皆、今報告が来た 何者かがこちらに向かっているそうだ ここで荒事をさせる訳にはいかない 何としてでもここを防衛するぞ!」

団員「「「「了解!」」」」

~行政特区周辺~

ゼロ「もうすぐ来ると思うが...ん?あれか?」

カレン「は、速い!」

ジェレミア「あなたはぁぁぁゼロぉぉぉぉ 死んでいただけませんかぁぁぁ」

ゼロ「...オレンジか」

ジェレミア「私はオレンジではないぃぃぃぃ」

藤堂「どうやらこいつがそうらしいな...報告によるとかなり手強い敵らしい...」

ゼロ「しかし、ここで我々が負ける訳にはいかない!絶対に勝つぞ!」

ウォォン

スザク「こちら、ランスロット これより加勢する!」

ゼロ「ほう...ブリタニア軍も助けに来たか...尚更負ける訳にはいかないな」

~数分後~

カレン「くっ...全然弱らない...むしろ更に強くなってる...このままじゃ...」

ゼロ「カレン!諦めるな! しかし...このままではいけないのは確かだな...ここは私に任せてもらおう 考えがある」

ゼロ「おい、オレンジ! お前の敵は私だろ なら、さっさとかかってこい!」

ジェレミア「だからぁぁぁ私はオレンジではないぃぃぃぃ」

ルルーシュ(かかった!よし、ここから離れるとしよう スザク、すまんがお前も来てくれ)

スザク(わかった!)

ゼロ「ここから離れる!皆、すまないがついてこないでくれ!」

藤堂「何をする気だ、ゼロ!」

ゼロ「...言えないことだ 悪いな、藤堂」

藤堂「そうか...だが、必ず戻って来い!」

ゼロ「もちろんだとも こっちだ、オレンジ! 来い!」

ジェレミア「ゼロぉぉぉぉぉぉぉぉ」

-----

--

~神根島周辺~

ゼロ「ここまで来れば大丈夫か...C.C. お前はここから脱出しろ」

C.C.「ルルーシュ、何をするつもりだ?」

ゼロ「機体に歯が立たないというのならば機体ごと水に沈めるだけだ スザクには手伝ってもらうが...お前まで迷惑を掛けたくないからな...」

C.C.「ならば、それは私に任せてもらおう 私は死なないからな...」

ゼロ「しかし...」

C.C.「他に方法は無いんだろ?なら、適任者は私だ 私達は共犯者だろ?」

ゼロ「...すまない」

C.C.「構わんさ これくらい、どうということはない」

ゼロ「よし、ならば実行に移そう! スザク、足止めは頼んだぞ!」

スザク「ああ、任せてくれ」

---

-

スザク「うおおぉぉぉぉぉぉぉ」

キィィン

ジェレミア「無駄なことをぉぉぉぉ」

C.C.「おっと、よそ見はいけないな」

ガシッ

ジェレミア「ぬおぉぉぉぉ機体がぁぁぁ」

C.C.「悪いがお前には私に付き合ってもらうぞ」

ザバァァン

~神根島~

ゼロ(すまん...C.C. お前の犠牲は無駄にしない)

スザク「ルルーシュ!無事か!」タタタタタッ

ゼロ「スザク、迎えに来てもらってすまんな...」

スザク「これくらい大丈夫だよ...ん?通信?」

スザク「枢木です えっ?どうしてそんなことが...」

ゼロ「どうした、スザク」

スザク「...君を捕まえようとブリタニア軍がこちらに向かっている 今回の騒動の元凶が君だってことにしてね」

ゼロ「何故そんなことを...俺達は守っただけなんだそ」

スザク「わからない...どうやら、シュナイゼル陛下の命令のようだ」

ゼロ「おのれシュナイゼル...俺を捕まえて黒の騎士団を弱体化させるつもりか!」

スザク「このままではやばい...どうする?ルルーシュ」

ゼロ「どうせ、捕まるならお前に捕まる方を選ぶ さぁ、やれ スザク」

スザク「...わかった だけど、条件がある いいよね?」

ゼロ「ああ、構わんが...」

------

--

~数分後 アヴァロン~

コーネリア「すまんな、ゼロ...恩を仇で返すことになってしまって...出来る限りの手は尽くそう」

ゼロ「• • • • •」

コーネリア「黙りか...そりゃそうだろうな こんな仕打ちはあまりにも酷すぎる」

コーネリア「本来は牢に一度入れるのだが...父上がお前に会いたいようでな これから本国に向かう」

スザク「自分にゼロを連れて行かせてくれませんか?」

コーネリア「...そうだな いいだろう 枢木、お前が連れて行け」

スザク「ありがとうございます」

~ブリタニア本国ペンドラゴン 宮殿 皇帝の部屋~

シャルル「お前がゼロかァ 枢木、ご苦労であったァ すまんが仮面を取ってくれんかァ」

スザク「...はっ」

カポッ

ルルーシュ「• • • • •」

シャルル「やはり、お前かァ ルルーシュゥ お前には平和に生きていて欲しかったがァ 仕方あるまいィ」

スザク「陛下、お願いがあります」

シャルル「どうした、枢木ィ」

スザク「ゼロを...ルルーシュを捕らえたのは自分です そこでお願いなのですが...自分をラウンズにしてくれませんか?」

シャルル「ほう...友を売って上に上がることを望むかァ いいだろうゥ 枢木ィ、お前をラウンズにしてやるゥ」

スザク「ありがとうございます」

シャルル「それでは...ルルーシュゥ お前から毒牙を抜かせてもらおうゥ シャルル•ジ•ブリタニアが刻むゥ」キュィィーン

スザク(あれは...ギアス!)

----

--

シャルル「これでいいだろうゥ 枢木ィ、お前にはこいつの監視をしてもらうゥ いいなァ?」

スザク「...了解です」

~数時間後 エリア11 提督府~

スザク「枢木スザク、ただいま戻りました」

コーネリア「スザク、聞いたぞ?ルルーシュを売ってラウンズにしてもらったそうだな お前ほどの人間がどうしてそんなことを...」

ユフィ「スザク...」

スザク「...これはスザクに頼まれたことだ」

ユフィ「!! 貴方は...ルルーシュですね?」

コーネリア「ルルーシュ?まさか、この前、ユフィから聞いたルルーシュと入れ替わっているということは...」

スザク「本当のことです 久しぶりですね、姉上...」

コーネリア「本当にルルーシュなのか...でも枢木に頼まれたということはどういうことだ?」

スザク「それは...」

~数時間前 神根島~

スザク「僕と入れ替わってくれ そして、もし機会があったらラウンズにしてくれるように頼むんだ」

ゼロ「しかし...それではお前が...」

スザク「僕より君の方がユフィ達を支えることが出来る 君は頭がいいからね 頼む、ルルーシュ」

ゼロ「お前まで...すまない、スザク 必ず、この借りは返す」

----

--

ユフィ「そんなことが...」

スザク「そうして、俺達は入れ替わり、俺はスザクを売った...俺がもう少ししっかりしていればこんなことには...」

コーネリア「...しかし、過ぎてしまったことはどうにもならないな これからどうしていくつもりだ?」

スザク「スザクのふりをしていくつもりだ...いつ、スザクが帰ってきてもいいようにな...」

ユフィ「それなら私達も協力しましょう、いいですね お姉様」

コーネリア「ああ...もちろんだとも」

スザク「...ありがとう、2人とも」

スザク(スザク、この借りは必ず返す それまで待っていてくれ...)

---終わり---

一期はこれで終わりです いかがだったでしょうか 足りないところが幾つかあったと思いますが...

当然ですが、R2も書くつもりです ですが、その前に書きたいものがあるのでそれが終わった後ということになりますが...

続きを書いたらリンクを貼るのでそれまで待っていただければ嬉しいです

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