勇者「押すだけで魔王を倒せるスイッチ?」(12)

博士「ホッホッ、それを使って魔王を倒すがよいぞ」

勇者(やったぜwこれで魔王を倒して富と名声をラクラクゲットだぜwww)

王「では勇者よ、辛く長い戦いになるだろうが、世界のために必ず魔王を討ち取ってくれ」

勇者「はっ、世界のため、陛下のためにこの私、命に代えても魔王を討ち取って参ります!」

勇者(まっ、スイッチ一つで倒せるんですけどねwwww)

王「さすがは勇者、実に頼もしい!」

姫「一目惚れしてしまいましたわ」

勇者(ぐへへへへwww)

勇者「とはいえすぐに魔王を殺しちゃ怪しまれるよな」

勇者「これから一年テキトーに博士んとこで時間潰すかww」

勇者「あの研究所色々なスイッチがあって飽きないしなw」

勇者「おーい博士、これは何のスイッチだ?」

博士「それは魔王城が停電するスイッチじゃよ」

勇者「じゃあこれは何のスイッチなんだ?」

博士「そっちは魔王がタンスの角に小指をぶつけるスイッチじゃよ」

博士「他にも魔王がハゲるスイッチ、魔王が階段から転げ落ちるスイッチとかがあるぞい」

勇者「魔王に何の恨みがあるんだよwwww」

そして一年はあっという間に過ぎていった

勇者「よーし、そろそろ魔王を討伐するかwww」

勇者「ポチっとなww」

勇者「うーん、いまいち実感がわかないな」

勇者「ま、とりあえず国王に魔王倒したって報告しに行くか」

勇者「勇者様の凱旋だなwwwww」

王「よくぞ魔王を倒してくれた、勇者よ」

王「何でも褒美をとらせるぞ、遠慮せずいいなさい」

勇者「いえ、私は当然のことをしたまでです」

姫「まあ、なんて素晴らしいお方なんでしょう」

王「姫もお前を気に入ったようだ、姫をやろう」

勇者(王子になったwwwwwこの国まるごとゲットだぜww)

そして時は過ぎていった

王「もうわしも長くはない、あとは任せたぞ、勇者よ」

勇者(王になったったwwww)

そして勇者は伝説になった

500年後

母「魔王を倒した勇者様のお話を読んであげるね」

息子「わーい、勇者様はカッコいいよね!僕、勇者様みたいになりたい!」

博士「ホッホッ、このSSはこれで終わりじゃ」

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