モバP「サキュバスアイドル水本ゆかり」 (32)

「Pさん……♡」



目覚めたその瞬間から、今自分が見ている光景は夢だと思った。
目覚めたのに『夢』だなんて表現はおかしいかもしれないが……けれど、そうとしか思えなかった。

「Pさん……うふふ、面白い顔♪ まだ、寝ぼけているんですか? いつかの私のように」

「……俺は、寝ぼけているのか?」

「さあ、どうでしょう? でも、どちらでもいいじゃありませんか」

ここは、事務所の一室。外は暗く、すでに夜になっていることがわかる。

そして……ソファーで寝ていた俺の身体の上に、ひとりの少女がまたがっている。
艶めかしい息遣いは静かに荒々しく、舌なめずりをする顔つきは普段の彼女とは程遠く。

「はーっ♡ はーっ♡ やっと……やっと、あなたを味見できます。ずーっと、我慢していたんですよ?」

なにより、彼女の頭から生えた2本の山羊のような角と、背中から伸びる漆黒の翼が……彼女が、俺の知る清純令嬢ではないということをまざまざと見せつけていた。

「君は……誰なんだ」

「ゆかりですよ? あなたが情熱的なスカウトをして、あなたがプロデュースをしている水本ゆかり。忘れちゃいましたか?」

「……忘れるわけないだろう。毎日顔を合わせているんだから」

「ふふ♪ その通りですね♪」

角と翼をのぞけば、彼女の格好はいたって普通。学校の制服に、まっすぐおろした艶やかな長髪。
だからこそ、ブラウスを突き破って伸びる一対の黒が、その存在を異様なまでに主張していた。
今までの経験など、何ひとつ頼りにはならない。これは、俺の知らない水本ゆかりだ――

「気になります? これ」

「……本物、なのか」

「ええ。サキュバスって、知っていますか」

「本で読んだことくらいは」

「ですよね。でも、サキュバスは空想上の生き物ではなく、実在するんです」

くすくすと笑いながら、背中の翼をバサバサと動かすゆかり。彼女の意のままに動いていることは明白だった。

「ふふ。尻尾だって、ちゃんとあるんですよ?」

スカートの中から、にゅるりと這い出る黒い鞭のようなもの。先端がハート型になっているのは、まさしく絵で見たことのあるサキュバスのそれと同じだった。

「かわいいと思いませんか?」

尻尾を手に取り、自慢げに見せつけてくる。年相応の柔和な笑顔は、皮肉にも今まで何度も目にした彼女の姿と重なるもので。

「先端が濡れているのは……先ほどからずっと、こっそり自慰をしていたからですよ♪ Pさんの寝顔を前にして、興奮してしまいました♡」

だからこそ、この少女はゆかりであって決定的にゆかりでない。そう感じられた。

「サキュバスは……君以外にも、たくさんいるのか」

「はい。私の家族もそうですし、意外と隠れているものですよ」

「……俺の知識だと、サキュバスは精を吸って生きるらしいが」

「そうですね。でも、実はなくても生きていけるんです。人間と同じ食事をとるだけでも、栄養は摂取できますから」

意外と融通がきくんだな、なんてことを思う。

「けれど……時折、本能が疼くんです。人間の精が欲しいって……♡」

「それで、時々人間を襲うのか。こんなふうに」

「正解です♪」

答えながら、ゆかりは俺のネクタイに手をかける。
しゅるしゅると手際よくほどき終わると、そのままシャツと肌着を脱がせにかかってきた。

「ふふっ……あぁ、少し汗臭い。でも好きです、この匂い♡ Pさんの男の匂い♡」

すんすんと鼻を鳴らしながら、細く美しい指で俺の胸板をなぞる彼女。
その瞬間、俺の身体は電流が流れたかのような刺激に襲われる。

「うふふ♪ 精の匂いが強くなりました♡ 興奮してくれているんですね……うれしいです♪」

ゆかりの視線は、むくむくとふくらんでいる最中の俺のズボンの根元に注がれている。
気づけば彼女の瞳は深紅に染まっており、俺はそれから目を離せなくなっていた。

「なあ、ゆかり」

「なんでしょう」

「これは、夢なのか?」

「ふふ……さあ、どうでしょう」

また、はぐらかされる。

「Pさんは、どちらだと思います?」

「……夢、と思いたいな。これが現実だとしたら、混乱しすぎて頭がおかしくなりそうだ」

「ふふ……なら、夢でいいですよ。どちらにせよ、私がすることは変わりませんから」

「……なるほど」

「でも」

一呼吸おいて、ゆっくりと、ゆかりは俺の耳元に口を寄せて。



「……おかしくなって、いいんですよ?」

ささやくように、惑わすように。
その声に、脳みそがガンガン揺らされるような感覚を味わった。

「Pさん、予想以上に冷静だから……そういうところが愛しいのは事実ですけれど。もっと、バカになってしまってください」

カチャカチャと、ベルトを外す音。
先ほどと同じ手際の良さで、ついにズボンまでおろされてしまった。

「はあぁ……♡ また、匂いが強くなって……身体が火照ってしまいます♪」

もう我慢できないといった様子で、自らの衣服も脱ぎ始める。
白く、細く、均整で美しい裸身。
それに釣り合わない尻尾と翼が、月明かりに照らされ妖しくうごめいていた。
……まるで、歪な芸術品。歪なのに完成している、そう思わせてしまうものだった。

「思わず、全部脱いでしまいました。Pさんは、まだ一枚残っているのに」

彼女の裸を目にした時点で、すでに俺のモノは限界まで励起していた。
確かに、今までに一度も担当アイドルに劣情を催さなかったかといえば嘘になる。これほど無防備な美少女を相手に、そういった気持ちを一切抱かないのは不可能だ。
だが、これほどはっきり目に見える形で、自らの性欲をまざまざと見せつけられることになるとは……

「うふ……あはは♪ おちんちん、とっても苦しそう……今、邪魔な布を外してあげますね♡」

優しい手つきで、最後の砦が取り払われる。
モノと布が擦れるくすぐったさで、どうにかなってしまいそうだった。

「わあ……! これが、夢にまで見たPさんのおちんちん……はああっ♡ いい匂い♡ いい匂いがこんなにっ♡♡」

俺の情けない気持ちと裏腹に、それは天井に向かって誇らしげにそり立つ。

「もうっ、もうだめっ♡ 私、さきにしちゃいます♡ オナニーしちゃいますぅ♡」

くちゅくちゅと、液体がかき混ぜられる音が部屋に響く。
清らかな少女だった彼女が、ハァハァと息遣い荒く恍惚の表情を浮かべている。
俺に秘所を見せつけるように、股を目いっぱいに開いて。

「Pさん、ちゃんと見てくださいね……私の、んっ……オナニー♡」

それを聞くだけで、見るだけで。ますます俺の中の劣情が膨れ上がり、股間は今まで見たことないほどに膨張していく。
もともと、ゆかりは15歳とは思えないほどの色気を感じさせる少女だった。だが、今のこれは……その比ではないし、まず性質が違う。

「ゆびぃ、いっぽんっ、にほんっ、ああっ……ううん、まだ入っちゃいます♡」

ぐちゅぐちゅに抜き差ししていた右手の指をいったん抜くゆかり。その瞬間にも、彼女はだらしなく口を開けて喘ぎ声を漏らす。

「うふふ♡ はーっ♡ はーっ♡ 入れちゃいますよ……Pさんのおちんちんの匂い嗅ぎながら、ぶっとい尻尾入れちゃいます♡ あぁ、私、どうなってしまうのでしょう♪」

ユラユラとうごめく尻尾が、彼女のぐちょぐちょに濡れた秘所に狙いを定め、そして。

「はああああんっ♡♡♡ なにこれぇっ♡ ひらない、わらひこんなのはじめてぇっ♡♡」

勢いよく突き刺されたその瞬間、彼女は今まで聞いたこともないような嬌声をあげた。

「さっきもしっぽでおなにーしたのにい♡ ぜんぜんちがうぅ♡♡ Pさんのにおいかぎながらするおなにー、しゅごしゅぎましゅううっ♡♡♡」

「ゆかり……」

もう、俺の知っているゆかりはどこにもいないのだろうか。
一番情けないのは、そんな悲しみを抱きながらも、確かな性的興奮を覚えている俺の男としての本能だった。
ある程度冷静でいられたさっきまでとは違う。彼女の痴態を前にして、理性はどこかへ吹き飛んでしまっている。

「ダメ、ダメですよっ♪ Pさんはみているだけ……わらひのおなにー、みているだけしかゆるしませんからぁっ」

それでも俺が何もしていないのは、身体を縛る不思議な力で動けないようになっているからだ。これも、サキュバスの能力なのだろうか。

「イクっ、いきましゅっ! おちんちんの匂いをオカズにぶっとい尻尾でいっちゃいましゅううううう!!」

湧き上がる肉欲とともに、俺のモノの先端にも何かがこみ上げてくる。
……限界だ。

「んんっ……あああああああああっ♡♡♡♡」

獣のような叫び。
絶頂を迎えるとともに、ゆかりは股間から勢いよく潮を吐き出した。

「………っ!!」

ほぼ同時に、俺のモノからも勢いよく白濁した液が噴き出した。

「はあ、はあ……あは、あははははっ♪」

しばし放心状態にあったゆかりだが、俺がイったことに気づいた途端、にやにやと凄絶な笑みを浮かべる。

「Pさん、イっちゃったんですね♪ アイドルがオナニーしているのを見るだけで、手で触ることもなしに、イっちゃったんですね……♡」

一発出したことによる性欲の一瞬の収まりと、最悪なまでの羞恥心が、俺の理性をわずかながら取り戻してくれた。
だが、それも長くは続かないだろう。俺はこのまま、間違いなく彼女に食べられる。
精を吸いつくされ、その後どうなるのかはわからないが……とにかく、彼女の思うがままにされてしまうのだろう。

まともに何かを言えるのは、これが最後。
たとえ無駄だとわかっていても、言えるだけのことは言っておこう。

「……ゆかり」

「うふふ、なんですかぁ? もう、私のぐちょぐちょおまんこにおちんちん入れたくなっちゃいましたか?」

「女の子がおまんこなんて下品な言葉使っちゃいけません」ペシッ

「あいたっ。あ、ごめんなさい」

「………」

「ええと……おまんこがダメだとすると……なんと呼べばよいのでしょう」

「………」



え? 素直?


「……あっ」

俺の反応を見て、ゆかりがハッとした顔になる。

「う、うふふ♪ 本番をお望みでないなら、まずはおちんちんを手でしごいて」

「おちんちんも下品だから禁止」

「あ、ごめんなさい」

「………」

「………はっ」

もう一度試してみると、また焦ったような表情を浮かべるゆかり。

………まさか。

「ええと、ええと。おちんちんも、おまんこも言ってはダメ……そうなると」

俺はさっき、彼女はゆかりであってゆかりでないと考えた。
今まで接してきた彼女は仮面をかぶった姿で、今夜本性を現したのだと。
だが――

「わかりました! せっくすをしましょう!」

「直球すぎるから禁止!」

「きゃっ、ごめんなさいっ」

彼女は、ゆかりでなくて、ゆかりである。
今までの、素直で『なんでも言うことを聞けちゃいそう』なんてことを平然と言ってしまうゆかりも、ちゃんと本物の水本ゆかりだったのではないだろうか?

「あの、Pさん。おまんこのことはなんと呼べばよいのでしょう……」

「いや。ほら、アソコとか」

「そ、そんな恥ずかしい言い方できませんっ」

「おまんこって言うほうが恥ずかしいだろ!」

ああ、間違いない。
この天然……俺の知っているゆかりだ。

さっきまでのサキュバスゆかりも、確かに彼女の本性なのかもしれないが……一度ペースを乱すと、今までの清純令嬢ゆかりが飛び出してくるようだ。
……というより、たったこれだけのことでペースを乱されることを考えると。

「なあ、ゆかり」

「はい?」

「さっき、サキュバスは精を吸わなくても生きていけると言ったな」

「言いました」

「……君、精を吸った経験は」

「………」

頬を赤らめ、尻尾をほにゃほにゃとみょうちくりんな揺らし方をさせる。

「……処女なのか」

「しょ、処女じゃないです! ちゃんと尻尾で膜は破りました!」

「それはつまり、男とやったことはないということでいいな」

「………はい」

サキュバス的にはよっぽど恥ずかしいことなのか。ついには大きな翼で顔を隠してしまうゆかり。

「だ、だって……お母さんが、本当に好きになった相手以外に股を開いてはダメだって」

「サキュバスガード固いな!」

人間より固いまであるぞ、これ。

「それなのに、さっきあそこまで乱れられたのが逆にすごい」

「あれは、サキュバスの本能です。生まれつき、性に関する知識と技術は人間よりもずーっとたくさん持っているんです」

「知識や技術があっても、経験がないんじゃなあ~」

「う、ううっ……」

その時の俺は、先ほどまでの追い詰められた状態から解放された安心感と、目の前のサキュバスを言葉で押していることへの優越感で……端的に言えば、少し調子に乗っていた。


だからだろう。彼女の瞳が、再びギラリと紅く光ったことに気づかなかった。

「……なら、見せてあげます」

「え?」

身体が動かない。また、金縛りを受けてしまった。

「経験がなくても、Pさんをしっかりキモチよくさせられるということを……」

一発出したとはいえ、美少女の裸身を前にして俺のモノはまだまだいきり立っている。
そいつのすぐそばに顔を近づけ、ゆかりはごくりと息をのんだ。

「はあぁ……何度嗅いでも、いい匂い♡ また、昂ぶってきてしまいました……♪」

「お、おい。ゆかり」

「ふーーっ」

「ひぐっ!?」

吐息を吹きかけられ、敏感になっている俺のイチモツがびくりと震える。

「ふふっ♪ かわいい♡」

「君、まさかこの体勢は」

「ええ。フェラチオで、イかせてあげますね」

にこり、と。
この場にそぐわない綺麗な笑顔で、彼女はそう答える。

「ちゅっ……んっ……じゅる♪」

柔らかく温かいゆかりの口が、俺のモノを優しく包み込む。
押し寄せる快感の波に、再び理性が吹き飛びそうになってしまう。
止めようにも、金縛りを受けた俺にはどうすることもできず。

「じゅるるっ♡ どうれふか……きもひいいれふかぁ?」

「うっ……ゆかり、やめ」

「らーめ♪ んっ……じゅるるるっ!」

中の精子を、すべて吸い上げられてしまうのではないか。
そんなことを考えてしまうほど、彼女のフェラはすさまじかった。
……そういえば、この前プールに行ったとき、ものすごく長い間息を止めていられたっけ。あれはつまり、それだけ肺活量がすごいということで。

「じゅっぽじゅっぽ! ふふっ……んう♡」

根っこまで咥えて、激しい上下運動を続けるゆかり。左手で髪をかき上げながら、右手で自分の秘所をいじっており、尻尾はアナルへと伸びている。なんとも器用な真似をしながら、彼女は彼女自身と俺を絶頂へと導いていく。

「ゆ、ゆかり、俺もう……!」

「じゅるっ……ん、らひひゃいまふか? いいれふよぉ、いっぱいくらはい♡」

モノを抜こうとするも、ゆかりはそうはさせまいとピストン運動をさらに激しくしてきた。

「じゅるるるるる!! じゅっぽじゅっぽ!!」

「ううっ! あっ」

絶頂は、一瞬でやってきた。
せりあがってきていた精子が勢いよく飛び出し、ゆかりの口へそのまま注がれていく。

「~~~~~~♡♡♡」

ほぼ同時に、彼女も全身をビクンと震わせる。
向こうも絶頂に達したらしい。

「んくっ……んん……ぷはぁ♡」

「……全部、飲んだのか」

「うふふ。だって、初めて味わう極上の品ですから」

そうか、サキュバスにとっては、精子はそういうものなんだ。
しかもゆかりは、今までそういった経験をしたことがなくて……つまり、俺が初めて彼女に精子を飲ませたことになる。

「………」

バカ、興奮するな。


「Pさん……気持ちよかったですか?」

「………あぁ」

「ふふっ♪ よかったです♪」

「ゆかり………」

2回イかされて、ようやく気づく。
彼女はどこまでも純粋な少女で、どこまでも純粋なサキュバスなのだ。

「そろそろ……挿れたくなってきましたか? 私のおまん……あ、アソコに」

少女としての彼女が俺を選び、サキュバスとしての彼女が俺を誘惑する。ただ、それだけのことなのだ。
そこに気づいた途端、頬を赤らめ興奮しながら恥部をさらすゆかりの痴態が……なんというか、愛おしく感じられるようになってしまった。

「ゆかり」

「はい♪」

だからこそ、俺は。



「……これ以上は、駄目だ」

「えっ?」

彼女の願いを、振り切らなければならない。

「俺は、水本ゆかりのプロデューサーだ。フェラまでさせておいて何言ってるんだって話だけど……最後の一線だけは、守らないといけない」

本当に、ぎりぎりのぎりぎり。最後の最後の一線にすぎないけれど。
そこを守るという意地があれば、俺はまだ、彼女のプロデューサーでいられると思った。

「俺は、君のプロデューサーでいたい。トップアイドルに導く、その日までは」

「………Pさん」

紅く染まったゆかりの瞳が、元の黒色に戻る。
それはおそらく、彼女の性的興奮が収まった証拠なのだろう。

「やっぱり、PさんはPさんですね。優しくて、かっこいいです」

「年下の女の子に素っ裸にされて、2回もイかされた男のどこがかっこいいんだ」

「いいんです♪ 私は、かっこいいと思います。だから、好きになったんです」

くすくすと笑う彼女の表情は、まさしく清純令嬢そのもので。

「今日は、諦めます。けれど、いつか必ず……あなたを私の、虜にしますから」

その一言とともに、ゆかりの姿がすーっと消えていく。
それと同時に、俺の意識も急速に闇に沈んでいって――

ちゅんちゅん  ちゅんちゅん


「………ん、あ」

目が覚めると、自宅の布団の上だった。
寝ぼけ眼で時計を確認すると、朝の6時。

「………いやにリアルな夢だったな」

しかも、内容がひどい。
きっと、俺のゆかりへの劣情があんな夢を見せたのだろう。

「しっかりしないとな」

俺はプロデューサー! アイドルに邪な感情は抱かない!
それを再確認できただけ、あの夢を見たかいはあったと思うことにしよう。

事務所へ着いて、朝の会議のための資料の確認をする。
そうしているうちに、俺の担当アイドルがやってきた。

「おはようございます、Pさん」

「ああ、ゆかり。おはよう」

「今日も暑いですね」

「本当にな。あとでアイスでも買ってこようか」

「わあ、うれしいです♪」

ニコニコと無邪気に笑う彼女を見て、ほっとする。
やっぱり、ゆかりはゆかりだ。

「あ……そうだ。Pさん」

「ん?」

ぽん、と手を叩いて、ゆかりが俺の元へ歩み寄ってくる。

「次に見る夢……楽しみにしていてくださいね♪」

「………え?」

耳打ちされた言葉の内容に、俺は固まるしかなかった。

「ふふっ」

一瞬だけ妖艶な笑みを見せた彼女は、すぐに普段の穏やかな表情に戻り。

「レッスン、行ってきますね」

足取り軽やかに、部屋を出て行ってしまった。


「………」

父さん、母さん。
どうやら俺は、とんでもない子をプロデュースしているようです。
でも、なんとかやり抜こうと思います。

彼女が俺を堕とすのが先か、俺が彼女をトップアイドルにするのが先か。

「……勝負だな」

こうして。
サキュバスアイドル水本ゆかりと、プロデューサーである俺の戦いが始まったのだった。


おしまい

おわりです。読んでくださった人に感謝を
エッチで純粋なサキュバスゆかりが書きたかった。それだけです。

おつおつ、すばら

おつ

続けてもいいんやで


おしまい?まだまだこれからでしょう

乙乙
「夢の中だからセーフ」とかまだ色々あるだろ、続きはよ


夢の中へウフッフフーン!

本番はどこ……?ここ……?


だがまだお前ならやれるはずだ

父上が人間で母上がサキュバスだったら父上羨ましすぎる
そしてこのスレ読むまでこの子15歳だと思ってなかった
3Dモデルでも色気が溢れ出てる

ゆかゆかのりこは3人とも時間歪めてるから……
法子(13)ゆかり(15)有香(18)

まだいけるっしょ!

エロくて清純……相反するはずの属性が止揚されてる すごい

>>29
ただクラシカルハーモニーや清純令嬢のグラより、3Dってちょっとキリッとしてるよね

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