男「色んな異能力」 (24)

なんとなく、思いつく限りの色んな異能力を紹介するだけのお話です。
盛り上がるところなんてありません。

スタンドのような凝ったものではなく、でてくるのは単純なものだけです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471524799

男「異能バトルもので一番強い超能力っていったら、『炎を操る異能』だよな。」

男「鉄すら一瞬で溶かす超高熱の炎で攻撃したり防御したり、自分の身体や武器に炎を纏って格闘戦をこなせたり。」

男「想像以上に攻守ともに優れた便利な異能だよな。応用次第でいくらでも強くなれる。やっぱりこれが最強だぜ。」

幼馴染「そうかなぁ?」

男「なんだとぉ」

幼馴染「異能バトルで大事なのは何も戦闘能力だけじゃないよ。時にはそれをサポートする異能も重要なんだよ!」

幼馴染「例えば…『生命を癒す異能』とか……ね。」

幼馴染「異能バトルで傷ついた登場人物の身体を回復させてあげる人がいないと、みんな無茶なんてできないでしょ?」

幼馴染「そうでもないと最終回には『包帯ぐるぐる巻きの主人公』なんて図が出来上がっちゃうよ。格好悪い。」

幼馴染「それに、こういう異能には決まって補助的に身体能力を強化したりすることもできたりするんだよ。」

幼馴染「どう?少しは私の言いたいことわかってくれた? 戦うだけが全てじゃないってこと。」

男「ぐぬぬ」

オタク「そ、そうだよ!」

男「お前は……一応俺の親友のオタク!」

幼馴染「やっほー、オタク君。」

オタク「異能バトルっていうのは、戦うだけが全てじゃない。応用力が…ものをいうんだ。」

オタク「『あらゆるものを創造できる異能』っていうのはどうだい?」

オタク「[ぼくのかんがえたさいきょうの武器]を作ったり、[その場の状況に最も見合った便利なもの]を作り出したり……」

オタク「が、頑張れば巨大ロボットだって作れちゃうんだよ!! さ、最強すぐるじゃないか!!」ハァハァ

男「いや、最後のはお前の趣味じゃんかよ。」

幼馴染「オタク君って時々変になるよね…」

オタク「」ガーン

先輩「お。ウィッス。お前ら今日も仲いいな。」

男「あ、俺の所属している空手部の先輩!こんちゃっす!」

幼馴染「こんちゃっす!」

先輩「幼馴染ちゃんも元気そうだな。ところで今はなんの話をしてたんだ?」

幼馴染「漫画とかにでてくる超能力で一番は何かって話です。」

男「先輩はどう思うんすか?」

先輩「うーん。あんまり詳しくはないからすまないんだが……」

先輩「思いつくのといえば…『自在に獣化できる異能』とかは強そうだよな。」

先輩「鳥のような翼を生やして飛行したり、魚のように水中で自在に行動できるようになったり。」

先輩「なんといってもパワーだ!獣化することによって常人では考えられないほどの圧倒的な膂力を手に入れることができる。」

先輩「シンプルだが…それゆえに強力な異能だ。 どうだ?満足のいく回答だったか?」

男「なるほど……そういう最強もあるわけか…勉強になったっす!」

幼馴染「っす!!」

先輩「ははは。そうか。じゃ、また放課後にな。」

一匹狼の不良「…………」スクッ スタスタ

不良「『電気を操る異能』も強力だ……」

不良「高電圧の電流を受けてまともに立っていられる人間なんていないからな……同じく電気を操る異能力者以外にはな。」

不良「身体強化もお手の物だ……自らに電気を流して神経伝達を促すことで…高速で行動したりもできる。」

不良「ちょっとした応用で……機械をショートさせたり、電子機器をハッキングしたりも出来る……意外と何でもできる能力だ。」

不良「ただ…それだけ……俺が言いたいのはそれだけ…だ。」


男・幼馴染「…………」

男・幼馴染「意外とおしゃべりなんだな/だね。」

水を操る異能も強力だよな
ちょいと水の球を作って相手の顔にあてがえば、敵はほぼ100%溺死する
最小限の魔力で敵を殺害できる能力だ

>>6 作品によって扱い方が大きく変わる能力ですよね。

ちょっとした水を操れるだけだったり、大洪水を起こせるレベルだったり。
応用で雨を降らしたり……何故か氷まで操れたり。

能力バトルモノは結局はキャラを扱う作者の能力が一番大きいという

後輩「せ・ん・ぱ・いっ♡ おはよーございまーす!」ダキツキ

幼馴染「」ムッ

男「おう、おはよう……って、ちょっと暑苦しいぞ。」

後輩「別にいいじゃないですかー へるもんじゃないんだしぃ」

幼馴染「そうだよ。男だって嫌がってるよ!」

後輩「あ、幼馴染先輩。いたんですねー 影が薄くて全然気づきませんでしたー。」てへっ☆

幼馴染「む・か・つ・くぅ~」

男「まぁ、別にいいんだけどさ……こう毎日やられてると、流石に恥ずかしいっていうか…」

後輩「もぉ~ 先輩ってば。こうなったら……私の『眼をみた相手に催眠をかける異能』で先輩をメロメロにしちゃいますよっ」

男「!? まさか……おまえっ……?」

後輩「………なぁ~んて、冗談ですよ! 最近流行りの中二病?ってやつの真似ですぅ」

後輩「でも、本当にそんなことができたら人生やりたい放題ですよねぇ。」

後輩「嫌いな相手を都合のいいように操れるし、危険な目に遭ったら操ったお人形さんに助けてもらえばいいですもんね。」

後輩「先輩もメロメロにしちゃえますけどぉ そこは…私自身の魅力で勝負したいですからっ!!」

男「お、おう。随分と凝ったジョークだな……」

後輩「………(鈍感…)」

幼馴染「………(鈍感…)」

幼馴染「あ、あそこにいるのは! おーい!」

剣道部の女先輩「ん? キミは…幼馴染か。おはよう。」

幼馴染「おはようございます! 女先輩は朝練帰りですか?お疲れ様です!」

女先輩「あぁ、ありがとう。キミも偶には朝練に来ないか? 最近たるんでるんじゃないか?」

幼馴染「そうしたいのはやまやまなんですけどね……私には朝からこいつの面倒を見なければならない義務がありまして……」

男「いやぁ、幼馴染にはいつも世話をかけてるなぁ…めんごめんご。これから気を付けるさ。」

幼馴染「そう、じゃ。もう朝は起こしてあげないからね。これからは一人で頑張って。」

男「」

女先輩「クスクス キミたちは本当に仲がいいな…見ていて飽きないよ。」

幼馴染「あ、そうだ女先輩! 先輩って結構少年漫画とか好きでしたよね?」

女先輩「あ、あぁ。少し恥ずかしいがな…この年になっても週刊少年誌は毎週の私の楽しみの一つだ。」

男「それじゃあ女先輩! 先輩の好きな異能力ってなんですか?」

女先輩「………そうだな…少しコアかもしれないが『血液を自在に操る異能』が、私は好きだ。」

幼馴染「へぇ~ 確かに意外ですね…」

女先輩「血液は生物にとっての生命の源だ。それを自在に操るということの意味するものはずばり…」

女先輩「【限定的な不死】だ。」

女先輩「血液の持つ力を最大限発揮すれば、無尽蔵のエネルギーに…無尽蔵の再生能力、それらを手にすることが出来る。」

女先輩「戦闘手段も豊富だ。自らの血液で武器を作成したり、対象に付着させて凝固させれば動きを封じることもできる。」

女先輩「そしてなにより、リソースがなくなりそうなら……文字通り補給すればいい。」スタスタ

幼馴染「へっ…?なんですか…?」

女先輩「このようにな…」クビスジ カプッ

幼馴染「っつっっっ!!」

男「!!??????????」

女先輩「プハッ なんてな。 すまない、キミのその綺麗な首筋をみていたらつい、な。」

幼馴染「」ポケー

女先輩「ふふっ それじゃあ、な。今度朝練に来たときは私がみっちり相手してやるからな。期待してるぞ。」

女先輩「男君も。よかったら一緒に来い。相手してやる。それじゃ、あとは任せたぞ。」

幼馴染「」ポケー

男「……すげーのみちゃった。」



保健室の先生「あら、いらっしゃい。男君。 今日はどうしたの?また怪我したの?」

男「こんにちは。あ、あの…幼馴染がさっきからずっとポケーっとしてて…どこか気分が悪いのかな、と。」

背負われた幼馴染「」ポケー

先生「あら、大変……ベッドに横にして。すぐに診るから…」


診察中…


先生「ちょっとした貧血みたいね……大丈夫よ、ちょっと寝てればすぐ良くなるわ。」

男「ふぅ~ よかったぁ~ (貧血……まさか、な………)」

先生「ふふっ、あの子のことがそんなに大事なのね。ちょっと…うらやましいわ…」

男「まぁ、なんだかんだいってあいつは幼い頃からずっと一緒にいる…家族みたいなもんですから…」


先生「そう……なら…別にあの子とは[そういう関係]じゃないのね…」


男「え、それって…どういう…」

先生「こういう意味よ……」スッ オシタオシ

男「ちょ、えっ。」

先生「大丈夫よ。幼馴染ちゃんは私の『体内で様々な化学物質を合成できる異能』の力でぐっすり寝ちゃってるから。」

先生「ふふ 実は前から男君のこと。好きだったのよ。」ホッペニ チュ

男「…………」

先生「運動している子特有のたくましい身体。ちょっと地味目だけど整った顔立ち…」

先生「そしてなにより、情熱的だけど心優しい性格が私の心を撃ったの。」

先生「それにいっつも怪我してくるから…ちょっと母性本能もくすぐられるのよね…本当、困った子。」

男「………(何故だ…動けない…)」

先生「幼馴染ちゃんにご執心って聞いてたから遠慮してたけど…もうそんなことを心配する必要はないわね。」

先生「ふふっ 安心して。この時間、誰も邪魔する人はいないわ。」

先生「初めてなんてあっという間よ、天井のシミを数えているうちに終わるから……」

男「(や、やばい……!)」

幼馴染「ちょ、ちょっと待って! 何してるの!!」

先生「え、」

男「(幼馴染! 寝ていたはずじゃ!?)」

幼馴染「いま、なにしようとしてたんですか?」

先生「…………診察よ。男君のこの前の怪我が治ったか直接確認しているのよ。」

男「(あ、身体が動く)」

幼馴染「ふ~ん。」

先生「………男君、もう大丈夫よ。怪我は治ったわ。」

先生「それと、さっき言ったことは全部冗談よ。怖がらせてごめんなさいね……」

男「は、はぁ。そうですか。」

男「それより、幼馴染……お前、もう大丈夫なのか?」

幼馴染「……大丈夫。さっきは少し驚いたけど。」

幼馴染「それより、男。授業いこ。おくれちゃう!」タタタ

男「あ、待ってくれ~ しつれいしました~」タタタ


先生「これは……少しばかり状況が変わったわね。報告しなくちゃ。」

仮面の男「そろそろ……か。少し雲行きが怪しくなってきた…な。」

仮面「本当に例のアレが起こるのはこの街で間違いないんだな。」

少女「間違いない。ボクの『未来を予知する異能』の効果は絶対。」

仮面「そうだな。お前の能力は悪い予知だけはよく当たるからな。」

少女「訂正を求める。良い予知も絶対当たる。」

仮面「悪い悪い。じゃなければこの街に未来はないからな。」

仮面「それにしても……嫌な雰囲気だ……急ぐぞ…」

少女「」コクリ

フードを被った人物1「報告が入った。例の計画を実行するべき時がついに来た。」

2「よっしゃぁ! ようやく出番だ。暴れてやるぜぇ。」

3「やめろ、2。お前の持つ『あらゆる物質を消滅させる異能』は少々目立ちすぎる。」

2「はっ、ふざけんなっ。せっかくの機会なんだぜ。好きにさせろや。じゃなきゃてめぇを今すぐ消すぜ?」

3「やってみろ。その前に…お前など、俺の『空気を自在に操る異能』で瞬殺してやる。」

1「2、3。いい加減にしろ。仲間同士の殺し合いはご法度だ。」

1「今回は好きに暴れていい、と『彼』から通達が入っている。だが、羽目を外し過ぎるな。いつか足元を掬われるぞ。」

2「やりぃ。 それと、んなこたぁわーってるよ。」

3「ちっ。」

4「Zzzzzzzz……」


1「では、行くぞ。我らの崇高なる目的のために……」

男「いやぁ、今日も一日。何事もなく平和に終わったなぁ。」

幼馴染「そうかなぁ?」

男「結局のところさ。異能力なんてのはあっても碌なことにはならないよな。」

幼馴染「…………」

男「そりゃあ格好いいだろうけどさぁ……自分が持つってことはそりゃ誰か他の人間も持ってるってわけで……」

男「やっぱ一番なのは、こうして平凡だけど平和な毎日を送ることだよな。」

幼馴染「…………そう…だね…」

男「よしっ、じゃ帰るか。幼馴染。」

幼馴染「…うんっ。帰ろう。」



謎のピエロ「ミツケタ」



男が本当に『炎を操る異能』に目覚めることになるのは……もう少しあとのことであった。

短いですが終わりです。
本当はもっといろんな異能について書きたかったのですが、途中で

『あ、これ絶対キリないわ。あっても登場人物のネタなくなる』

ということに気付いたので早めに終わらせました。

この登場人物を使ってssは……気が向いたら書くこともあるかもしれません。


少しでも読んでくださった方、ありがとうございました。

一応、わかるとは思いますが…でてきた登場人物は実は男以外全員、当人が話していた異能を持っていた、という話です。

おまけ

男 『炎を操る異能』
…文字通り、炎を自在に生み出し操ることが出来る異能。本人の熱耐性も強くなる。実は本質は『熱を操る異能』であり、絶対零度を操ることもできる…という設定。
さらに、『ありとあらゆるものを燃やし尽くす地獄の炎』的なのが覚醒して、敵の能力すらも無効化することができるようになったりもする、かもしれない……

幼馴染 『生命を癒す異能』
…対象の体内細胞を活性化させ、自然治癒力を限界以上に高めることで欠損すらも癒すことが出来る。また、毒などを治療することもできる。なお、自分にも能力を行使できる。

オタク 『あらゆるものを創造できる異能』
…空気中にたどよう微量な粒子を集めて合成し、自分の想像した物体を創造できる能力。本人のイメージ力によって物体の完成度が異なる。

先輩 『自在に獣化できる異能』
…自らの遺伝子構造を自在に組み替え、瞬時に肉体を変異できる能力。シンプルゆえに強い。

不良 『電気を操る異能』
…おそらく説明不要であろう、万能すぎて主人公にはぴったりの異能。発想次第でなんでもできる。

後輩 『眼をみた相手に催眠をかける異能』
…洗脳系の異能。ハマれば強いが、応用力に若干乏しい…気がする。他者に暗示をかけて限定的に他者を強化することも可能。 例:「絶対に死ぬな」→治癒力アップorゾンビになってでも動き続ける 「絶対に勝て」→能力の強化

女先輩 『血液を自在に操る異能』
…地味に凶悪な異能。リソースさえ確保できればやりたい放題。血液による兵隊や構造物を作ることすら可能。

保健室の先生 『体内で様々な化学物質を合成できる異能』
…体内が一種の化学プラントとなっており、知識さえあればありとあらゆる化学物質を作り出すことが出来る。毒や麻薬はもちろん、揮発性のある爆薬などを作ることも可能。

ボク少女 『未来を予知する異能』
…本質は『思考能力を異常活性化させる異能』。本人の認識以上に活性化した脳は、無意識下で拾った周囲の細かな状況からそこで起こりうるあらゆる可能性を計算しつくし…未来のヴィジョンを映し出す。

仮面の男 『周囲のものを自在に操る異能』
…いわゆるサイコキネシス。自分からある一定の距離までのものを自在に操る。相手の能力に対するバリアとしてや、近・中距離での戦闘に有効。また、能力範囲内では自在にテレポートや高速移動ができる。

フードを被った人物1 『光を自在に操る異能』
…周囲の光量を自在にいじれる能力。光を奪って逆に完全な闇を作り出すこともできる。これを応用して知覚能力を上げたり、幻を映し出すことも可能。

2 『あらゆる物質を消滅させる異能』
…触れたものを一瞬で消滅させる。終わり。シンプルに強いけど、応用はほぼなし。

3 『空気を自在に操る異能』
…強力な風を操ったり、真空状態を利用してかまいたちのような攻撃もできる。また対象を真空状態に閉じ込めて殺したりもできる。意外と応用力のある能力。

4 『対象の能力を奪う異能』
…条件を満たした対象の能力を奪い、自分のものにすることができる。ただし、逆に対象に別の条件を満たされると、能力を奪い返されてしまう。チート。

『彼』 『重力を自在に操る能力』
…まさにラスボス、な能力。重力力場を自在に生み出し、対象を圧潰することができる。能力を限界まで行使することでマイクロブラックホールすら生み出せる。
また、マイクロブラックホールを利用することで空間を歪めて高速移動や瞬間移動、次元移動が出来る。さらに奥の手として時間すらも歪め…限定的ながら時間を止めることすら可能。


他にも色々考えてたのですが、とりあえずここまでです。

『とある』シリーズよりも『コード:ブレイカー』とか『ダブルクロス』が好きな人間なので、知識や雰囲気がそちらの方に流されてしまったかもしれません。

そろそろhtml化希望出してきます


血液を操るってので境界の彼方思い出した。
原作続きはよ

タッチアンドチェンジトゥーサバ
触れたものを鯖に変える能力
ただし変化できるものの大きさには限度があり、あまりにも巨大すぎるものは部分的に鯖化する

時止めがない、やりなおし

あと記憶操作とかな

概念持ち出して拡大解釈で何でも出来ちゃうような能力嫌い

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