男「絶倫になったら人生変わるんだろうなあ!」(234)

男「フフフ……見つけた……ついに見つけたぞ!」

男「古代より中国の秘境にあるとされていた幻の泉……その名も『絶倫泉』!!」

男「ここに浸かれば人智を超えた絶倫ぶりを得ることができるという!!」

男「これで俺も性欲の神様だ!!」ドボーン

男「うおおおおおお!!! 五臓六腑に染み渡るうううううう!!!」

男「よーし! 早速日本に帰って女の子をヒィヒィ言わせてやるぞおおおおぉぉぉぉ!!」

<数日後>

男「まだだ! まだ終わらんよ!!」パンパン

風俗嬢「あんっ! ああんっ! わ、わたしっ! もうっイ、イキそ……!! お願い、このまま中で出して!」

男「お望み通り中に! 出してやるぜっ!!」ビュルルル

風俗嬢「ああああしゅごいのおおおぉぉ!! もう10回目なのにおチンポBINGBINGのままなのおおおお!!」ビクンビクン

男「まだまだいくぜ!! 怒涛の11ラウンド突入だ!!」

風俗嬢「ひゃああああああああ! これはもう16ラウンド確定いいいいいいいっ!! んほおおおおおおおおおっ!!」プシャアアア

男「もう俺のチンポなしじゃ生きられない身体にしてやる!!」パンパン

風俗嬢「な、なりましたあっ! もうあなたのおチンポなしじゃ生きていけない身体になってますうっ! 好きっ! 大好きっ!! だいしゅきだからもっといっぱいしてええええええええええぇぇぇっ!!」ビクンビクン

男「おらぁっ! 抜かずの11連発だ!!」ビュルル

風俗嬢「ふあああああああああああああああああああああああああああああ」ビクビクビク

男「フゥ……まだやるかい?」

風俗嬢「きょ、今日はもうお店閉まるから……あ、あのっ……」

男「ん?」

風俗嬢「お、お店上がったら……この後プライベートで会えないでしょうか?」

男「もちろん、構わないよ!」ニッコリ

風俗嬢「うれしい……! こ、これっ……私の連絡先です!! じゃ、じゃあ2時間後に駅前の広場で……」

男(おいおいマジかよ! 本番させてくれただけじゃなく連絡先まで貰っちまったぜ!!)

<数時間後>

風俗嬢「ま、待ちましたか?」

男「いや全然!」

風俗嬢「あの……実は是非会わせたい人がいるんです。私の妹なんですけど……」

男「へ? 妹さん?」

風俗嬢「はい。AV女優やってるんです!」

男「マジかよ」

風俗嬢「もうすぐここに来ると思うんで」

AV女優「お姉ちゃんお待たせ!! その人が例の!?」

男「あ、どうも」

風俗嬢「で、では早速、私たちのアパートまでご案内します!」

AV女優「うふふ、今夜は寝かせませんよぉ」

男(マジかよいきなり姉妹丼とか最高すぎるだろ)

この後滅茶苦茶セックスした。

姉(風俗嬢)「すごい……」ツヤツヤ

妹(AV女優)「最高……」ウットリ

男「どうだった?」

姉「もう最高でしたぁ……」

妹「私、久しぶりに本気でイッちゃった……」

男「それはよかった。なんならまだまだイケるぜ?」

妹「ねぇお姉ちゃん、この人ならいいんじゃないかな?」

姉「妹ちゃんもそう思う?」

男「え、なにが?」

姉キュバス「……実は私たち、サキュバスなんです」アクマミミー

妹キュバス「なんです」アクマシッポー

男「おいおい富士見ファンタジア文庫かよ」

姉キュバス「普段はこうして人間に化けて少しずつ男の方から精気を吸い取っていたんですが……」

妹キュバス「まさか私たちとこれだけやっても死なないなんて……素敵……」ジュッポジュッポ

男「お、おふうっ」ドピュ

妹キュバス「ああぁ……アレだけ出したのにまだこんなに濃厚こくまろおチンポみるく……」ウットリ

姉キュバス「あの……もしよかったら、一度私たちの世界へ来てもらえませんか?」

男「展開リニアモーターカーより早くね?」

妹キュバス「こっちにきたらセックスし放題ですよ!」

姉キュバス「男さんならきっとサキュバス界の官房長官くらいにはなれますよ!」

男「サキュバス界にも官僚制があるのか」(困惑)

妹キュバス「お姉ちゃん! もうこのまま連れていっちゃおうよ!」

姉キュバス「さあ行きますよ、男さん!」

男「えーい、もうどうにでもなーれ」ポワワワワワーン

<魔界的なところ>

妹キュバス「お母さんただいまー!」

姉キュバス「ただいま」

母キュバス「あら、なによアンタたち。連絡もなしに急に帰ってきて……」

男「あ、どうもお世話になります」

母キュバス「あら、その人は?」

妹キュバス「お土産! よかったら食べて!」(性的な意味で)

母キュバス「へぇ~美味しそうじゃない。いいの? 食べちゃっても」

姉キュバス「食べてみて! 多分びっくりすると思うよ!」

母キュバス「どれどれ……」

男「来いよ。どこまでもクレバーに抱きしめてやる」キリッ

母キュバス「ああああああああ~~~~~~~~~~~! しゅ、しゅごいのおおおおおおおお!!! ご近所さんにもおすそ分けしなきゃああああああああああ!!」プシャアアアア

その後、男の名は超絶倫人としてサキュバス界に知れ渡った!

男「セックス~セックスはいらんかね~」

ロリキュバス「ね~お母さ~ん! セックス買ってよぉ!!」

若妻キュバス「もう、仕方ないわねぇ。一回お幾らかしら?」

男「おっ! お嬢ちゃんみたいなかわいい子は、一回おまけしてあげちゃおうかな!」ニッコリ

ロリキュバス「お兄ちゃんありがとう! わあっ! とっても気持ちいいよぉ~!」プシャアア

若妻キュバス「あ、あの……その子が終わったら次は私も……」モジモジ

男「はいよろこんで!!」パコパコ

若妻キュバス「ああああぁぁぁぁぁっ!! や、やっぱり売上ナンバーワンンンンンッ!!」ビクンビクン

JKキュバス1「あ! 今日もあのセックス屋さん来てるよ!!」

JKキュバス2「本当だ! ちょっと寄ってこうよ!!」

JKキュバス1「すいませ~ん! セックスくださ~い!」

男「おっ、毎度! いつもありがとね!」

男「ふう……今日もいい汗かいたなぁ。やっぱ、みんなの幸せそうな顔見るのが一番の楽しみだな!」

妹キュバス「男さんお疲れ~」

男「お、妹ちゃんおっつ~」

妹キュバス「いま空いてる~?」

男「うん、空いてる空いてる。一発いっとく?」

妹キュバス「やるやる~! あんっ! ああんっ!!」ヌプヌプ

姉キュバス「……あ、やっぱり! もうダメでしょ。セックスの時間だから男さん呼んできなさいって、お母さんに言われたでしょ?」

妹キュバス「だって男さんの生おチンポみたら我慢できないよ~」ズッポズッポ

男「まぁまぁそう固いこと言わないで。ほら、お姉さんもこっちおいでよ」

姉キュバス「んもう……ああ……やっぱりしゅごいのぉ、これしゅごいのおおおおぉぉ……」ヌププ

男「喜んでもらえてうれしいよ。とりあえずお母さんも待ってるだろうし、3発ずつ抜いたら帰ろうか」

妹キュバス「お、おしりもぉ……おしりももっとズボズボしてぇ……」

<その夜>

男「えっ! 今日は俺のしたいプレイに付き合ってくれるんですか!?」

母キュバス「ええ。私も娘たちも、いつもお世話になってるから」

姉キュバス「おかげで私たちも人間界に出稼ぎいかなくてよくなりましたしね」

妹キュバス「一度男さんのおチンポ味わったら他のじゃもう満足できないもんね~」

男「みんな、ありがとう……!」

母キュバス「それじゃあ……まずはどうしてほしいのかしら?」

男「じゃあとりあえずアヘの顔して下さい!!」

母キュバス「はいアヘ」アヘェ

男「公務員かよ!!」パンパン

母キュバス「これじゃダメかしら……? あっ、はぅん……! あぁ……やっぱりこれよこれぇぇええ!」ビクンビクン

姉キュバス「わ、私は何をすればいいですか?」

男「え? じゃあ耳元で『な、名前で呼んで……』って囁いてみて!」

姉キュバス「な、名前で呼んでー」(棒)

男「この大根役者!!」パコパコ

姉キュバス「あああぁぁぁ!! だ、大根ですぅ! おまんこされてヨガリ狂うダメ大根でいいですぅ!! このおチンポじゃないとダメなんですううううう」プシャアアアア

妹キュバス「ねぇねぇ私はー?」

男「妹ちゃんは俺のこと『お兄ちゃん』って呼んでみて!!」

妹キュバス「アニキ!!」

男「オーダーちゃんと通ってないよ! でもそれはそれで興奮したのでよし!!」ドビュルル

妹キュバス「あはっ……いっぱい出たァ……」ウットリ

姉キュバス「あー妹ちゃんばっかずるーい」イイナー

母キュバス「私も久しぶりに人間界のオスの好み調べてみようかしら……」ムムム

順風満帆かに思われた男のサキュバス界での暮らしだったが、ある日大きな試練が彼の前に立ちはだかる!!

イケメン「やぁ、キミかい? サキュバス界隈で噂の男くんってのは」

ガチムチ「なんだ! 思ったより全然ひょろっちいただの優男じゃねえか!!」

男「へ? どちら様で?」

ガチキュバス「俺たちはインキュバス!」

イケキュバス「君が無限の精力をもっていると聞いて、ここまでやってきたのさ」

男「」

ガチキュバス「よし、それじゃあ早速味見といこうぜ!」

イケキュバス「ん? どうしたんだい、勃っていないように見えるが?」

男「そ、そりゃ男相手じゃ勃ちませんよ……」ゲンナリ

ガチキュバス「なんだ。超絶倫人といっても大したことないな」

イケキュバス「ああ……ここまで来たというのに、がっかりだよ」

男「なにこの言われよう」

ガチキュバス「おい、超絶倫人」

男「な、なんすか?」

ガチキュバス「オトコデヌケヤ」

男「えっ」

ガチキュバス「オトコデヌケヤ」

イケキュバス「あきらめろ。そいつは超絶倫人でもなんでもない。ただ人よりちょっと睾丸がハッスル気味なただの人間さ」

ガチキュバス「オトコデヌケヤ!」

男「……」

ガチキュバス「オトコデヌケヤ!!!」

男「やってやろうじゃねえかよこの野郎!!」ボッキーン

妹キュバス「あれ? 今日は男さんいないの?」

姉キュバス「なんでも、向こうで特別営業してるらしいよ」

妹キュバス「ふ~ん……あーあ、早く帰ってズッコンバッコンしてくれないかな~」

<ニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチ

<ニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチ……

<ハッフン!!

ガチキュバス「やるじゃねぇか……最高だったぜ……」ツヤツヤ

イケキュバス「ま、まさかこの僕がここまであられもない姿を人前で見せてしまうとは……君には驚かされたよ……」ウットリ

男「いや、礼を言うのは俺のほうだ。俺は今まで自分の可能性ってもんに、自分で蓋をしちまってた。でも、あんたたち二人に言われたおかげで気付いたよ。まだ自分に残されてた『新たな可能性』ってやつに……さ」

ガチキュバス「……また、3人でやろうや!」ガシッ

イケキュバス「そうさ……君とならいつだって交じりあえる……」ネットリ

男「ああ! またな! 相棒(直球)たち!!」ガシッ

こうして彼はサキュバスのみならずインキュバスまでをも魅了し、ついには魔界の官房長官にまで上り詰めたのだった!!

魔王「……」

男「魔王様」

魔王「ひっ!」ビクウッ

男「そろそろ『お時間』でございます……」

魔王「わ、分かった。分かったから……」ビクビク

男「魔王様には是非にも『お世継ぎ』を作っていただかなければなりませんので……」

魔王「きょ、きょ、きょ、今日は何人くらいいるの……?」ガクガク

男「ざっと『3000人』ほど女を集めてございます」

魔王「」

男「一人当たり『10秒弱』はある計算でございます」

魔王「わわわわワシはお前みたいに早打ち数打ちできないのだけれど!」

男「ご心配には及びません。僭越ながら魔王様の前立腺の位置はすでに把握しておりますので……」

魔王「」

男「魔王様自らが動かれずとも、このわたくしめが搾精にあたらせていただきます」

魔王「ふえぇ……」ブルブル

男「では魔王様、参りましょう……なぁに、夜はまだまだ始まったばかりでございます。今宵も存分にエネマグっていただかないと……」ニュププ

魔王「あ……あ……あ、あぁぁ……びゃあああああああああああああああああああ!!!!」ビュルルルルルルルル








-おわり-

ちょっと待って!なんでこんなホモくさい終わり方になったん!?

絶倫は世界を救うんだね

>>34
でもガチムチインキュバスにはちょっと会ってみたいの…

唐突な杉谷で草

>>36
わたしノンケだけど山田にこんな事言われたら正気保ってられる自信ないわ

いつものガチムチインキュバスのおっさん(60歳)と、先日メールくれた汚れ好きのイケメンインキュバスのにいちゃん(45歳)とわし(53歳)

>>38
ああ^~たまらねえぜ。

ホモネタばっかりになってしまった反省を生かして続きかいた!!

-第2章 勇者がやってきた!編-

男「魔王様!!」

魔王「ヒイイイィィッッ!!」ビクビク

男「? どうなされました?」

魔王様「やめてもうやめてもう強制射精はいやなのおねがいゆるしてもう無理やりビュルビュルさせられるのいやなのやめてもう死んじゃうもう本当に死んじゃうやめてやめてごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ガクガク

男「魔王様、ご安心下さい。次の夜伽の儀は来週の火曜日です」

魔王「ふえぇ……」

男「そんなことより! 一大事です!!」

魔王「ワシにとっては隔週の夜のイベントのほうがよっぽど一大事なのだけれど」

男「魔王様の討伐のため、勇者一行が旅立ったそうです!」

魔王「あっ、ふーん……」

男「いかがなされます?」

魔王「え? じゃあお前に一任するよ……」

男「分かりました! わたくしにお任せください!」

魔王「う、うん」

男「わざわざ魔王様の手を煩わせることのないよう、きっちり対処してまいります!」

魔王「いやあの、忙しかったらしばらくはそっち集中してやっててもらってもいいからね?」

男「いえ! 来週の夜伽の儀には必ず間に合わせます!!」

魔王「やめてよ」

<サキュバスの家>

姉キュバス「勇者退治ですか?」

男「うん。魔王様に一任されてね」

妹キュバス「またお仕事忙しくなっちゃうの?」

男「いや、俺もセックスしたいし毎日定時には上がるよ」

母キュバス「いまや男さんは一家の大黒柱ですから……とにかく、みんな揃ったことですし早速セックスにしましょうか」

妹キュバス「私いっちば~ん」ジュププ

姉キュバス「あーずるーい! 昨日も妹ちゃん最初にやったじゃなーい!!」

男「ははは、喧嘩しなくてもチンポは逃げないよ」

母キュバス「ああ……この硬さ、このテカリ……これぞまさしく一家の大黒柱……」ウットリ

<パンパンパンパンパン

<アンアンアンアンアンアンアン

<数日後>

側近「これが件の勇者一行の詳細です」

男「勇者、戦士、僧侶、魔法使い……へー、なんていうか、典型的なバランス系パーティーだね。性別は?」

側近「全て男です」

男「なるほど。プレイしてるのは小学生男子かな?」

側近「何の話です?」

男「それはいいんだけど、もうどの辺まで来てるの?」

側近「もう今日にでも魔界入りするかと」

男「進捗コンコルドより早くね?」

側近「まぁ、昔と違って我々も軍縮とかしてますから」

男「自分のこと棚に上げておいてあれなんだけど、たった4人ぽっちの人間にやすやすと侵入される魔界ってどうなの」

<タノモー!!

男「うわ来たよもう」

側近「巻いてきましたね」

男「とりあえず応接通しとこうか」

側近「いきなり魔物然とした私が出て行ったら、問答無用で襲いかかられたりしませんかね?」

男「あ、じゃあ俺が行くよ」

<城門の前>

勇者「たのもう!!」

男「はいはい、いま開けますよー」ギギギ

戦士「ついにここまできたな……」

勇者「ああ……」

男「すいませんねー、城内が広いもんで遅くなっちゃって」

戦士「むっ、待て。勇者よ、彼は人間じゃないか?」

勇者「確かに……ひょっとして、君は囚われているのか?」

男「いや、ちょっと故あって。まあこんな暑いとこで立ち話もなんだし中へどうぞ。麦茶冷えてますよ」

勇者「あ、いえいえそんなどうぞお気遣いなく……」

男「というか早く中に入らないと後ろにいる後衛2人の方死にそうですよ」

僧侶「ゼェハァ」グッタリ

魔法「コヒューッ、コヒューッ……」グッタリ

戦士「情けない……まだ魔王の前に立ってすらいないというのに」

勇者「まあこの3日間ほぼ不眠不休でここまで来たから無理もない」

男「勇者一行って割とブラックですね」

……

僧侶「あぁ……神よ、この一杯の麦茶に感謝します」ゴクゴク

魔法「ワシもうこれだけで魔王軍に寝返っちゃいそう」グビグビ

戦士「おい」

勇者「それで……君は何故魔王の元で働いているのだ?」

男「いやぁ色々あって」

戦士「そもそもお前、本当に人間か? どこの国の出身だ?」

男「俺はアレですよ。ちょっと前に一斉を風靡した異世界召喚系男子ってやつです」

魔法「異世界人じゃと?」

男「貴方たちから見ればね」

勇者「しかしいくら異世界人としても、それだけの理由で魔王の元で働くことになるとは思えないが?」

男「そこはもう成り行きというか……俺にはちょっと人とは変わった能力がありましてね」

僧侶「その能力というのは?」

男「身も蓋もない話なんですけど、絶倫なんですよ、俺。人並み外れて」

僧侶「」

男「もともとはこっちの世界に出稼ぎに来てたサキュバス姉妹の女の子たちに召喚されたんですけど」

魔法「ええのぉ~」

男「まぁ、その後色々あって気づいたら魔界の官房長官にまで上り詰めてました」

僧侶「どういうことなの……」

勇者「つまり君は自ら進んで魔王の元で働いていると?」

男「それなりに見返りもありますしね。魔王様はむしろ俺のこと嫌がってるみたいだけど」

戦士「これで決まりだな。魔王に加担している以上、この男は俺たちの敵だ」

勇者「男くん。君はさっき『自分は人並み外れて絶倫だ』と。そういったね?」

男「ええ。なにせ夢魔を相手にセックス屋から身を立てたくらいですから」

戦士「なんだよセックス屋って。つまるところただの売春夫じゃねえか」

勇者「なるほどね……ところで男君。君たちの世界には『勇者』はいないのかい?」

男「職業としてはいないですね。たまに人にできないようなことをやった人を称える称号として使われるくらいで」

勇者「そうか……では君は勇者にとって一番大事なことがなんだか分かるかい?」

男「そりゃ魔王を倒して人間界を救うとかそういうんじゃないですか? 現にそのためにここまで来てるんでしょ? まぁ言うほど魔王様人間界に手出してないはずだけど」

勇者「いや。実はそれは副次的な目的にすぎない」

男「えっ」

戦士「えっ」

勇者「勇者にとって一番大事なのは……実は『勇者としての血を後世に残すこと』なんだよ……」ボロンッ

戦士「な、なにチンポ出してんだ!!」

男「な……なんてデカさだ……魔王様のチンポの1.7倍はある……」ゴクリ

勇者「分かったかな? 君が誇る『絶倫』というのは、勇者にとってもまた必要な能力のうちの一つということさ」ギンギン

戦士「なにいってだこいつ」

男「コイツぁ……面白くなってきやがったぜぇ……」ニヤリ

戦士「なにいってだこいつ」

勇者「どうだい、男君。俺と今ここでやるかい?」

男「いいのか? 一たびコトが始まれば、ここは地獄になる……」

勇者「元より覚悟の上さ。ここで君を倒すことが出来ないようじゃ、魔王を相手にすることなど到底無理なのだろうからね」

男「面白ぇ……やってやろうじゃねえか!!」ボロンッ

戦士「あ、じゃあ俺たちはこれで……」

<玉座の間>

魔王「ゑっ!? 勇者たち城に入れちゃったの!?」

側近「はい。現在官房長官がこれと交戦中です」

魔王「マジかよ。ていうか官房長官が交戦中ってフレーズ斬新すぎない?」

側近「どうします?」

魔王「いやどうもこうも……なにもかも予想外すぎて頭の処理がおっつかないんだけど。とりあえず様子でも見に行こうか」

応接間<ウオオオオオオオオオオオ!! ヌップヌップヌップヌップ…

側近「こちらです」

魔王「うわぁ中の様子みたくないわーていうか見るまでもないわー」

側近「まあ官房長官のことですからね」

魔王「ここ開けて下手なモン見ちゃったらいよいよワシEDになっちゃうよ……」

側近「とはいえここまで来て見ないワケにもいきませんので開けますよ」ギギギ

勇者「喰らええぇッ!!」ガガガガガガ

男「ぐっ……ウ、ウオオオオアアアァァァ!!」ビュルルル……

勇者「どうした!? 異世界人の絶倫ぶりはこんなものか!?」

男(そんな……この俺が……セックスで、負ける……?)

『アキラメナイデ……』

男(こ、この声は……?)

姉キュバス『男さん頑張って! 勇者なんかに負けないで!』

妹キュバス『お兄ちゃんならきっと勝てるよ!! ファイト!!』

母キュバス『私も娘たちも……貴方のことを信じています。だから、勝って!』

ガチキュバス『お前と出会えたことは俺の一緒の誇りだ。お前は負けない。俺たちがついてる(ダブルミーニング)』

イケキュバス『君がいなくなったら、誰が僕たちを満足させてくれるんだい? 帰ってくるんだ、必ず』

男「お、お前ら……」

側近「なんか彼、幻覚みえてませんかアレ?」

魔王「あーもうめちゃくちゃだよ」

勇者「これで終わりだあぁぁっ!!」ドビュー

男「っ……」ガクガクガク

側近「痙攣してますよ」

魔王「なんつーかいい気味だよ」

勇者「ふぅ、これが勇者の力……さ。とはいえ君もなかなかの実力の持ち主……な、なにっ!?」

側近「あれ、勇者の様子がおかしいですよ。どうかしたんですかね?」

魔王「さぁ」

勇者「チンポが……チンポが抜けないだと!?」

魔王「勇者がなんつー発言してんだ」

側近「この発言だけ切り取って勇者ですなんて言われても誰も信じませんよ」

男「逃がさねぇ……俺には、支えてくれる仲魔がたくさんいる……あのバカ野郎たちのためにも、俺は負けるわけにはいかねぇんだ!!」グググ

勇者「ぬ、ぬぉ……括約筋に締め付けられると同時に直腸内壁がうねる様に俺のブレイブソードをしごきあげてくるだと……っ!?」

魔王「そんな実況しなくていいから」

男「絶倫ってのはなぁ……ただがむしゃらにやればそれでいいってモンじゃねぇんだ! そこには必ずテクニックなり、相手を思いやる気持ちなり、セックスに対する美学、そういうもんが絶対に必要なんだ!!」

魔王「初耳だよ」

勇者「くっ……!? 尿道の中の精液が吸い取られていくだとっ!? くそっ! いったいどんな技術を使ってるんだ!?」

魔王「ホントどんな技術を使ってるんだよ」

側近「彼ひょっとして身体の作りがベクトル的にこっち(魔物)側なんじゃないですか?」

男「勇者よ……果てちまいな。俺の中で」

勇者「あっ、あっあっ……」ブルブル

側近「きたない」

魔王「これを自分ちでやられてるって相当だよ。なんだったら訴えれば勝てるよ」

男「吸い尽くしてやるぜ! 最後の一滴までな!!」

勇者「う、う、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」ドビュルルルルルルルルルル

魔王「いやだからどうやって吸ってるんだよ」

勇者「か、完敗だ……この俺が、最後の一滴まで搾り取られるとは……」ハァハァ

魔王「ワシはそれをほぼ隔週でやられてるんだけどね」

男「いや……さすがは勇者だ……こっちももう、体力の限界だ……」フラフラ

側近「見てるこっちは精神の限界でしたけどね」

勇者「これで俺はもう、勇者失格だな……」

魔王「むしろ何に合格したらそんなことになるんだよ」

ガチキュバス「終わったのか!?」ドタバタ

魔王「えっ、どちら様?」

男「ああ……なんとか、勝ったよ……」

ガチキュバス「馬鹿野郎……心配させやがって!」

イケキュバス「やれやれ……でもまぁ、君の顔が見られて一安心だよ」

側近「増えた」

魔王「ちょっとワシの城セキュリティガバガバすぎんよー」

男「勇者とやってる最中……くじけそうになった時、お前らの声が届いたんだ。だから俺、頑張れたよ」

ガチキュバス「……ッ! さすがは俺の見込んだ男だ!! だから俺はお前の事が大好きなんだよ!!」

イケキュバス「ここに来るまでの間、彼はずっと君のことを心配していたからね」

ガチキュバス「そういうお前こそ、男が勇者と戦ってるのを聞いた時はこの世の終わりみたいな顔してたじゃねぇか!!」

イケキュバス「そっ、それは言わない約束じゃないか!!///」

男「ふふ……心配かけたな、二人とも」

魔王「えぐいわ」

男「とにかく今日は疲れた……。魔王様、すみませんが今日はフレックスしていいですか?」

魔王「え? あ、はい。どうぞ」

男「勇者」

勇者「な、なんだ……」

男「また、やろうや!」ニカッ

勇者「……! あ、ああ!! 次は負けない!! いつの日か必ず、君を乗り越えてみせる!!」

魔王「次はよそでやってね」

側近「ところで、勇者の他に3人この城に入り込んでるはずなのですが」

ガチキュバス「ああ、そいつらなら俺たちがさっき門の所でいただいたぜ」

魔王「うわぁ」

イケキュバス「あの人間の僧侶はなかなかだったね」

ガチキュバス「俺はやっぱり、あの戦士が一番美味かったな!! ま、男はやっぱ別格だけどよ!!」

男「はは、照れるぜ」

魔王「フレックスしてもいいから、後片付けだけはしといてね……」

-第2章 おわり-

やっぱりホモじゃないか!!

読み返してみたら>>70 は一緒の誇りじゃなくて一生の誇りだね
でも今更これ読んでるホモはそんな細かいこと気にしないよね

2章まで何故かホモになってしまったけど3章はホモ出さない!!
ここまで生き残ったノンケは安心して読んでほしい!

-第3章 魔王様は文系!編-

<男が登用される数日前>

魔王「なに? 新しい官房長官を採用したい?」

側近「はい。丁度今、ポストが空いておりますので」

魔王「ワシはてっきりお前が兼務しているものかと……」

側近「止むを得ずです。本来であれば私はラストバトルの前に魔王様の前座として勇者たちを挫き、レベルアップを促すためだけの存在です」

魔王「それ間接的にワシを倒すことに協力してるよね」

側近「何はともあれ、ちょうどいい人材を発掘いたしましたので」

魔王「なんていうかトップの座にいるワシがこんなこと言うのもなんだけど、魔族って基本事務作業できる能力持ってる奴少ないよね」

側近「ですので、今回は人間をピックアップいたしました」

魔王「ゑっ!?」

側近「なんでも、最近サキュバスの里に召喚されたそうで」

魔王「えっなにサキュバスそんなこと出来んの? それはそれでちょっと怖いんだけど!」

側近「魔族と人間との間に大規模な争いが起きなくなって早数百年。サキュバス達は必要な精力を得るために、異世界の人間たちの元へ出稼ぎに行っていたようです」

魔王「色々と苦労かけてたんだなあ……ていうか、そういう情報はもっと早く上げてもらえればこっちも対処のしようがあったのだけど」

側近「ですから人手不足なんですって。私もこの間里に下りた時にたまたまその情報を得たわけで」

魔王「む、すまんすまん……しかしサキュバス達は何故わざわざ異世界からその人間を召喚したのだ?」

側近「なんでも、どエライ絶倫だったかららしいですよ」

魔王「は?」

側近「夢魔たちにとって人間の精力を得るということは房事兼食事兼睡眠兼娯楽のようなものですから。それを際限なく与えられる人物となれば、それはまさに彼らにとっては神にも等しい存在です」

魔王「よくそんな人間見つけたねぇ」

側近「ええ、夢魔たちの間でもかなり大事にされているようですね。なんでも彼の営むセックス屋の売上は相当なモノのようですよ」

魔王魔王「なんだよセックス屋って」

側近「幸いなことに彼もこちらの提示した条件を気に入ったようで。あとは魔王様のご了承を得るのみです」

魔王「ま、それで少しでもワシらの仕事が減るならいっか。じゃ、採用で」

<数日後>

男「初めまして、魔王様」

魔王「お前が噂の異世界からやってきたという人間か……」

男「この度はこのような話を頂き、恐悦至極に存じます」

魔王「うむ。今後の働きを期待しているぞ」

男「はっ。では早速……」スタスタ

魔王「ちょ、ちょっと待って!」

男「はい? いかがなされました?」

魔王「いや、あの、いきなりワシに触れようとするとか恐れ知らなさすぎない!? 奈良公園の鹿だってもうちょっと遠慮するよ!?」

男「ははは、魔王様はユーモアのセンスもお持ちで。私好きですよそういうの。では……」ジリジリ

魔王「いやいやいやいや待って待って、ストップストーップ!! え、ちょっと待ってなんでそんなグイグイ距離詰めてくるの!? 嫌だよ初対面だよワシら!?」

男「あれー、おかしいなぁ……側近さん、話違くないですか? これ」

側近「まぁ、今回官房長官が何をするかは魔王様にお話ししておりませんので」

男「あぁ、なるほど」

魔王「えっ、なになに?」

側近「実は魔王様には早急に解決していただかないとならない課題があります」

魔王「か、課題!? 割と普段から仕事の積み残しがないように課題管理には気を付けてるはずなのだけど!!」

側近「もちろん、普段の執務のほうは問題ないのですが……魔王様。魔界の王たる貴方様には、そろそろ『お世継ぎ』を作っていただく必要がございます」

魔王「」

側近「仕事熱心なのは結構でございますが……このままでは魔界の将来にも関わりますので」

魔王「……うわぁ、公の場でクソ真面目にこういう指摘されるとすごい凹むわ……親に『そろそろ孫の顔が見たい』って言われた時と違ってはぐらかせない分、本気で凹むわ……」ゲンナリ

男「側近さん、魔王様って、ひょっとしてわらべのみかど?」 ※童帝

側近「はい」

魔王「うるせえ!!!」

側近「人間の貴方は意外に思われるかもしれませんが、魔王様は武官というよりは文官ですので」

男「へえ~、魔王業ってバリバリの体育会系だと思ってたけど文系なんだ。まあ確かに魔法とか使うんだろうしね」

側近「あ、文系といっても魔法はどちらかといえば理系の学問ですので……魔王様の場合『強いていえば』文系寄り、といった感じでしょうか」

男「あっ、ふーん」(察し)

魔王「やめろおおおおおおお!!!」

側近「まあ、魔王として重要なのは絶対的な能力の高さより魔族の象徴としての威厳とかそういう要素ですから」

魔王「その威厳にしたって、たった今ベコベコに凹まされたよ……」

男「つかぬ事をお聞きしますが、魔王様は女に興味はないのですか?」

魔王「お、お前たった数分前に出会ったばかりなのにそんなツッコんだ質問を」

側近「興味なくはないですけれど奥手なんですよ。というか『女に見向きもしない清廉で硬派なワシかっこいい!』って思ってるフシがありますね。実際は割とムッツリだと思います」

男「なるほど」

魔王「そこまで綿密にワシのこと分析してくれなくていいから!!」

側近「今までは私も多忙でそこまで気が回せませんでしたので……貴方なら魔王様の夜伽の手ほどきの一つや二つ、軽いものでしょう?」

男「そりゃもう、朝飯前の乾布摩擦レベルですよ」

魔王「それって結構つらいってことじゃないのか」

男「魔王様、ご安心ください。私に任せておけば必ずやお世継ぎを儲けることができるでしょう! それこそサッカリーグができるくらいのレベルで!!」

魔王「お前たちさ、こんな赤裸々に自分の性をコントロールされそうになる気持ちってわかる?」

<さらに数日後>

男「はい。というわけで私めが居候している家のサキュバス母娘に来てもらいました」

妹キュバス「すごーい! 本物の魔王様だー!!」

姉キュバス「まさか魔王様とセックスできるなんて……!」

母キュバス「不束者ですがどうかひとつ……」

魔王「……」

男「あれ? いかがなさいました?」

魔王「いや……あのさぁ、一応ワシはね? 魔族を束ねる王な訳であって」

男「はい」

魔王「いうなれば、まぁ全ての魔族の父といってもいいわけだよ」

男「はぁ」

魔王「うーんだから、なんていうんだろう……彼女たちを見てもなんかこう、身内っぽくていまいち興奮しないというか……」

男「何をおっしゃいます魔王様。魔王様は童帝じゃないですか」

魔王「うるせぇ!!」

妹キュバス「ど、童貞!? 魔王様が!?」ギンギン

姉キュバス「わわわわわ私もう! 我慢できません!!」ギラギラ

母キュバス「お前たち下がりなさい!! 魔王様の始めて<ロイヤルチェリー>は私のものよ!!!」キエエエエ

魔王「う、うわああああああああああああ!!」

男「さすが文系魔王様。性欲の獣と化したサキュバス達の前では為す術もないご様子」

魔王「ワ、ワシの純潔がああああああああああああああっ!!!」

<数時間後>

魔王「ひっく……ひっく……こんなのひどいよぉ……」メソメソ

姉キュバス「どうだった?」

妹キュバス「うーん……やっぱり男さんのが一番かな……」

姉キュバス「だよねぇ」

母キュバス「これ、二人とも……気持ちは分かりますが、まだ魔王様の御前ですよ」

魔王「もう帰ってよ君ら……」シクシク

男「魔王様。初めての性交渉が上手くいかないことはよくあることです。そう落ち込まないでください」

魔王「そのフォローがむしろ傷をえぐってるわ!!」

男「一応、サキュバスだけじゃなくて知り合いのインキュバスも呼んでおりますが……」

魔王「いいよ!! オスの夢魔相手に何させるつもりだ!?」ビクッ

男「いや、それがなかなかどうして。いざ男同士でことに及んでみると、自分でも気づかなかった新たな可能性に気付いたりするものですよ」

魔王「お前精神状態おかしいよ……」

……

男「というわけで、同じ魔族相手ではなかなか難しいかと」

側近「まぁ確かに歴代の魔王様の中には、戦争で攫ってきた人間を孕ませるのを好んだ方もいらっしゃいますからね」

男「おお、魔王らしい」

側近「しかしまぁ……当代魔王は普段はヘタレな文系魔王のくせに、どうしてそういう畜生の血筋だけ表に出てきちゃうんですかね」

男「辛辣ゥー!」

側近「ま、そういうことなら私が何とかしましょう」

男「へ? なんとかって?」

側近「魔界の財政予算を使って、人間界から売春婦を大量に雇うのです」

男「有り体に言えば魔王の子作り予算か……」

側近「昨今、人間界は不況にあえいでいますからね。何も無理に攫ってこなくても、適正な条件で募集をかければ十分な人員が集まるはずです」

男「どこの世界も同じなんだなあ……じゃあ、その辺の段取りは任せまっせ」

<さらにさらに数日後>

男「魔王様」

魔王「ん?」

男「本日の夜伽の儀ですが、今度は魔族ではなく人間の女をご用意いたしました」

魔王「えっ」

男「ご安心ください。攫ってきたのではなく正式に人間界で募集をかけたのです。その名も『魔王の子を産んでくれキャンペーン』!!」

魔王「限りなく最悪に近いキャンペーンだなそれ!! そんなんで人間が集まるわけないだろ!!」

男「いや、それがですね。当初300人を予定していた募集人員に対して1500人を超える応募がありました」

魔王「倍率5倍!? ちょっとおかしくない!? ワシ魔王だよ!!?」

男「おおむね皆金目当てです。背に腹は代えられず、応募してくる者がほとんどです」

魔王「なんだかちょっと傷ついたよワシ……」

男「なにせ10分程度の拘束時間で人間界の平均年収と同じくらいの報酬が得られますからね。さらに、魔王様の子を身籠った場合は出産までの給付金もこちら持ちですし」

魔王「……えっ?」

男「? いかがなさいました?」

魔王「えーっと、あの。10分ってどういうこと?」

男「ああ。魔王様には集まってもらった300人、今夜のうちに順繰りに種付けしてもらいます」

魔王「ゲェーーーーーーーッ!!?」

<次の日>

魔王「……」ゲッソリ

男「ふーむ、一晩かけてたった39人ですか。残りの261人には後日また足を運んでもらわないといけませんね」

魔王「いやワシ結構頑張ったと思うよ……」フラフラ

男「失礼ですが、魔王様ご自身が頑張ったかどうかより、今求められているのは結果ですから」

魔王「厳しいなぁオイ……」

男「とにかくこのペースでは埒があきません。そこで、件のサキュバスに頼んで私の元いた世界からあるモノを取り寄せました」

魔王「なんか嫌な予感がする」

妹キュバス「男さーん、持ってきたよ~」

男「おっ、妹ちゃんサンキュー!!」

妹キュバス「お礼に帰ってきたら一番にハメてね!! あといまここでチューして!」

男「うん、約束するよ。はいじゃごほうびのチュー」

妹キュバス「んっ……チュプチュパレロレロ」

魔王「……」

男「失礼しました……というわけで、これが『秘密兵器』でございます」

魔王「えっなにそれは」

男「これはエネマグラといってですね。まぁ射精を促す道具の一つでございます」

魔王「お前の元いた世界おかしくない!? なんでそんなモンのためだけに道具あんの!?」

男「これを使えば一晩に1000人越えも夢じゃありませんよ!」

魔王「夢は夢のままであってほしいよ!!」

<さらにさらにさらに数日後>

側近「その後、魔王様のお世継ぎの件はどうです?」

男「うーん……魔王様の前立腺の位置は覚えたんで搾精は問題ないんですけど、なかなかアタリませんねえ」

側近「そうですか……そろそろ次のやり方を考えないと、魔王様がもたないかもしれませんね」

男「あれ、そうなんですか?」

側近「最近夜伽の前の晩は膝を抱えて震えてますし、夜伽明けは一日中虚空を見つめていますからね」

男「うわぁ」

側近「それに予算も無尽蔵という訳ではありません。子作り予算以外にも割り振らないといけませんし」

男「あ、その呼び方定着したんだ……まぁ確かに毎回1000人以上募集してますからねえ」

側近「まったく……魔王様には昔から手を煩わせれてばかりです」

男「へぇ、もう魔王様の側近になって長いんですか?」

側近「それはもう。魔王様が小さい頃は私が面倒を見てあげたこともあるくらいです」

男「えっ側近さん魔王様より歳上!? いやー魔族って見かけによらないわー……あっ、そうだ!!」

<次の火曜日>

魔王「……」ガクガクブルブル

男「魔王様」

魔王「ハヒ」

男「今夜の夜伽の相手ですが……」

魔王「」ビクッ

男「ご安心ください。本日は少し趣向を変えてございます」

魔王「もうワシは火曜日のお前が怖くて怖くて仕方がないよ……」

男「さ、どうぞ寝室へ」

魔王「……えっ」

側近「今夜は私がお相手させていただきます」

魔王「ちょ、ちょっとタイム!!」

側近「はい」

魔王「ちょっと官房長官!? どういうことよこれ!?」ヒソヒソ

男「見ての通りです」

魔王「見ての通りって……あれ側近だよ!? いくら女とはいえあれ側近だよ!?」ヒソヒソヒソ!!

男「灯台下暗しということもあるかと思いまして」

魔王「灯台下暗しっていうか、なんならアレ灯台のランプ部分だよ!! もういっそ灯台のメインだよメイン!!」ヒッソォーッ!!!!

男「側近さんとも色々と相談したのですが、一度試してみてもよいのではないかという結論になりまして」

魔王「側近がそんなことを!? 信じられないんですけど!!」

男「側近さんの方は魔王様の相手を務めるのは割と吝かじゃない様子でしたよ」

魔王「ゑっ!?」

男「なんでも『いっそ自分の仕事だと思えば早くカタがつく分にはいいか』とのことで」

魔王「ああそういうビジネスライクな感じね!!」

男「まぁですが……昔から見知った仲同士でというのも、なかなか背徳感があってオツなものではないですか」

魔王「そんなの側近には求めてないもの!!」

男「ですが、ここで魔王様が無下に断ればきっと側近さんは傷つきますよ」

魔王「いやそうかもしれんけど! その前にまずワシの心のケアをしてほしかったけれど!!」

男「ええい情けない! 魔王様男でしょ!! 迷わずやれよ! やれば分かるさ!!」

側近「どうしました?」

魔王「え、えーとあの……マジなのですか?」

側近「はい」

魔王「ワシとお前、長い付き合いだけど……まさかこんなことになるとは」

男「お付き合いからお突き合いに発展することなんてよくあるじゃないですか」

魔王「お前はもうおだまり」

側近「まあ、長い付き合いだからこそですかね。正直、私は魔王様のことを誰よりも分かっているつもりですし。最初から人間などに任せずこう提案すべきだったのかもしれません」

魔王「側近……」

男「たまにAVでフェラが下手な女優を見てると『この下手くそ! 俺と変われ!!』って思っちゃうアレですよね」

魔王「ソレじゃないですよね!!」

側近「あ、割と近いですね」

魔王「ソレなんですか!!」(血涙)

男「では、今日の所は私もこれにて失礼します。魔王様、おきばりやす」

魔王「うるせぇ!」

側近「さぁ、魔王様。こちらへ」

魔王「う……」

側近「……こうして身体を並べて横になっていると、なんだか昔のことを思い出しますね」

魔王「あ、ああ……」

……

<数日後>

側近「身籠りました」

男「やったぜ。」

魔王「」

側近「これでお世継ぎ問題は解決ですね」

男「よかったですね魔王様! おめでとうございます魔王様!! 一撃必殺魔王様!!!」

魔王「えっと、あの……はい」

側近「それでは、官房長官にはこれまで私がやっていた業務を引き継いでもらいますので」

魔王「ゑっ!? どういうこと!?」

側近「一応、身重の身ですから。数か月後には産休をいただかないと」

男「いくら自分の側近とはいえ、出産間近まで仕事をさせるのはマタハラですよ、魔王様」

魔王「もういいよ……内政についてはお前らに一任するよ……とにかく側近は身体を大事にしてね」

側近「……分かりました」ニコ

-第3章 魔王様は文系!編 おわり-

あと私は元気です

-最終章 魔界よさようなら!編(前編)-

男「うっ!」ビュルルル

妹キュバス「あふぅ……」ウットリ

姉キュバス「お、男さん次は私も……」ウズウズ

男「うん、ちょっと待ってね。ふぅー」

母キュバス「そういえば最近お疲れのようですね?」

男「側近さんの仕事を引き継いでからこっち、やることが多くて」

姉キュバス「あまり無理しないでくださいね?」

母キュバス「そうです。貴方が倒れてしまったりしたら、私たちどうすればいいか……」

男「大丈夫だよ。帰ってくればこうやってストレス発散できるし」

妹キュバス「男さん、おかわり!」ズッチュズッチュ

男「あいよー」ドピュー

姉キュバス「次は私って言ったのに!!」

<翌日>

男「ふぅー、疲れたぁ」

魔王「なんだか元気がないようだな……どうしたのだ……?」ゲッソリ

男「仕事疲れですかね……最近朝起きるのがしんどくて」

魔王「そうか……お前には側近の仕事を全て引き受けてもらっているからな……」グッタリ

男「そういう魔王様こそなんだか元気がないご様子で?」

魔王「最近子供の夜泣きがすごくて……」

男「ああ……私はてっきり側近さんと2人目の子作りに励んでいるのかと」

魔王「実はそっちも結構すごいんだよ……子育てのストレスをそれで発散しとるらしくて」

男「おお……側近さん見かけによりませんね」

魔王「普通逆じゃない? ワシが読んだ育児本じゃ、出産後は性欲落ちることが多いって書いてあったんだけど」

男「魔王様育児本なんか読んでたんすか。うける」

魔王「だまらっしゃい」

男「しかしこうなると、何か精のつくものでも食べないと夏バテしちゃいますね」

魔王「そういえば最近ワシ、お前がもってきたアレしか食ってないわ。なんていったっけ? あの冷たくてツルツルしたやつ」

男「そうめんですか?」

魔王「そうそれ」

男「気に入ったんすか」

魔王「あれヤバいよ。薬味変えれば永遠に食べ続けられるよワシ」

男「そう言ってられるのも最初の3日間だけですよ」

勇者「たのもう!!」

男「あ……勇者か。そういや今日遊びに来るっていってたね」

魔王「あの、ここ魔王城なんですけど。しかも玉座の間なんですけど」

勇者「む……どうした? 二人ともいつもより元気がないようだが?」

男「夏バテかねー」

魔王「とりあえず早く扉を閉めんか。冷気が逃げる」

勇者「暑くてもちゃんとメシ食わないとダメだぞ」

男「そうだね。ということで魔王様、今夜は魔界ウナギでもとりますか。特上で」

魔王「ワシは今日もそうめんでいいや……」

勇者「魔王よ、本当に大丈夫か? 普段から顔色は悪いが、今日はどちらかというと腐った死体寄りだぞ?」

魔王「ていうか勇者に心配される魔王って……」

男「とりあえず、仕事片づけたらすぐ行くから応接間で待ってて」

勇者「承知した。……そうだ、この間のTENGAとかいうやつはまだあるのか?」

男「あ、それなら先週箱買いしといたから、後でお手伝いさんに持っていかせるよ」

勇者「かたじけない。あれは本当にいいものだ……是非こちらの世界でも同じものを作ってみたいものだ」

男「もしよかったら後でかたくり粉を使った類似品の作り方教えるよ」

勇者「なに!? そんな術があるのか!?」

魔王「史上最低の夏休み工作だな。ていうか人んちの応接間でそういうことするのやめてよ。今更だけど」

<定時後>

男「お待たせ―」

勇者「アッフン!!」ドビュルルル

男「こりゃまた随分消費したなー」

勇者「む……すまない、なるべく1本当たり3回は再利用するようにしているのだが」

男「それ気持ち悪いだろ」

勇者「どうだ? 君も1本!」

男「うーん、今日はパス」

勇者「むむ? 以前なら私と競って抜き比べをするほどだったというのに……?」

男「実は最近さぁ、性欲が弱くなってるような気がするんだよねー」

勇者「なん……だと……!」ガタッ

男「どしたの?」

勇者「……男よ」

男「ん?」

勇者「悪いことは言わない。いますぐここ(魔界)を離れた方がいい……」

男「えっ」

勇者「俺はてっきり、君は俺と同じ『祝福』を受けた特別な人間だと思っていたのだが……」

男「祝福?」

勇者「そうだ。通常、人間は魔界の瘴気には耐えられない。一度足を踏み入れれば徐々に生気を奪われる」

男「マ?」

勇者「ああ。このままでは、あの日インキュバスに襲われた俺の仲間たちのようになる……」

男「そういえば彼らはどうなったんですかね……」

勇者「戦士は村一番のもやしっ子に、僧侶は根暗な引きこもりに、そして魔法使いに至っては意識不明の重体だ」

男「パーティ壊滅しとるやんけ!!」

勇者「一戦(意味深)交えた仲として忠告しておく。魔界を去って元いた世界に帰るんだ」

男「そうは言っても……俺には魔王城での仕事も、慕ってくれてる仲魔もいるし」

勇者「だが、精力を失った君が夢魔と暮らすことなど無茶だ。それこそ猛獣の檻に生肉を放り込むようなものだ」

男「それはまぁそうかもしれないけど……というか、さっき言ってた『祝福』って何?」

勇者「ああ。これは我が勇者一族に代々伝えられている儀式なのだが……」

男「おっ、勇者っぽい設定きた」

勇者「俺の一族では、生まれてから5年が経つと勇者の泉で洗礼を受けさせられる」

男「……ひょっとして『いやーさがしましたよ』とか言う仲間いた?」

勇者「なんの話だ?」

男「あ、いや。なんでもない」

勇者「洗礼を受けると神の祝福を得て、絶大な精力とともに魔界の瘴気を跳ね除けることができるようになる」

男(なるほど……こっちの世界にも絶倫泉と同じようなものがあるのか。ひょっとして、俺の性欲が落ちてきたのは絶倫泉の効果が薄れてきたから?)

男「だったらさ、俺もその泉に行ってみたいんだけど」

勇者「……無理だ」

男「ひょっとして、勇者の血筋しか入れない系?」

勇者「いや、そういう訳ではないのだが……その泉は次代の勇者となるべき人間が生まれた時のみ湧き、それ以外の時は枯れてしまうのだ」

男「ということは、今はその泉はないの?」

勇者「ああ。最後に洗礼を受けたのはこの俺だが、もうかれこれ10年近く泉は枯れたままだ」

この>>1オナホ作るどころか片栗粉ケツに入れてそう

男「うーん、そっかー」

勇者「その泉がありさえすれば、俺の仲間たちも救うことができるのだがな……」

男「そうなの?」

勇者「ああ。さっき言った通り、泉の水には生気を与える力もあるからな」

男「なるほど……実はさ、俺が元いた世界にもそれと同じような泉があるんだ」

勇者「な、なんだと!? それは本当か!?」

男「ああ。俺もその泉に浸かってから、この体質を手に入れたんだよ」

勇者「何てことだ……それじゃあ君は、別世界の勇者だったのか……?」

男「いや、まぁ勇者というか……蛮勇奮って性欲のためだけに中国の奥地まで行ったのは確かけど……」

勇者「その泉に私を案内してくれないか!!」

男「えっ」

勇者「救いたいのだ! 仲間たちを! そして君を!!」

男「あ、はい」

>>151
ダイラタンシーにケツからダイブして尾骶骨ほぼイキかけたことならあります(小声)

<数日後>

男「ということで、一週間ほど暇をいただきたく」

魔王「ゑっ」

勇者「心配ない。此度の旅には俺も同行する」

魔王「いや、あの……心配というか、それだと魔界の業務が回らなくなるのだけれど……」

男「ご心配には及びません。そのあいだの仕事は彼らに任せています」

イケキュバス「事務作業なら僕に任せておきたまえよ……魔王様、これからしばらくの間、私が執務に当たらせていただきます……」ネットリ

ガチキュバス「力仕事なら負けねぇぜ!! 他ならぬ男の頼みだ、魔王様のことは俺に任せろ!!」クワッ

魔王「なにその熱視線! 身の危険感じるんだけど!!」ゾクゾク

男「ははは、大丈夫です。彼らもその道のプロですから」

魔王「その道ってどの道だよ!! 嫌だよワシの周りにこんな野獣解き放っていかないで!!」

勇者「よし、じゃあ行こうか!」

男「おう!」

魔王「ちょっと!!」

イケキュバス「さぁ魔王様。まずは我々からのご挨拶です……」ギンギン

ガチキュバス「大丈夫大丈夫、天井のシミを数えている間には終わるって……!!」ギラギラ

魔王「」

<サキュバスの里>

勇者「……この魔法陣は?」

男「ああ。ここに乗って俺の元いた世界と行き来できるんだよ」

勇者「これはひょっとして『旅人の扉』では……? 人間界では既に失伝した技術だ」

男「なんでもサキュバスが異世界の人間から精力を貰うために出稼ぎ行く用に残してたらしいよ」

勇者「なるほどな……」

妹キュバス「勇者と一緒とかこわーい……」

姉キュバス「お、男さんと一緒なら大丈夫だよ……」

母キュバス「もし娘たちに手を出したら……」

勇者「これはまた随分な嫌われようだな」

男「そりゃまあ勇者ときたら魔族の天敵だからね。大丈夫だよ、この人今は勇者っていうかただの絶倫お兄さんだから」

勇者「というか、何故彼女たちも一緒に?」

男「ああ。2人とも元々あっちの世界に出稼ぎに行ってただけあって、いろんなところに顔が利くからね」

勇者「む……そうなのか」

男「ゲスい話、向こうでの資金調達は彼女らにお任せってわけ」

勇者「それ……俗にいうヒモというやつではないか?」

男「人んちの引き出しとか宝箱勝手に開けるよりよくない?」

勇者「ぐうの音もでない」

<男の元いた世界>

妹キュバス「じゃ、早速社長さんに連絡とってみるね……あ、もしもし社長ですか? れおですぅ~! 新しいビデオの件なんですけどぉ~……」

姉キュバス「じゃあ、私も早速前のお店に顔出してきます!!」

男「二人とも頼もしいなぁ」

勇者「ビデオ? 店? いったい何のことだ?」

男「二人ともこっちの世界じゃそれぞれ有名なAV女優&風俗嬢だからね。その気になれば、すぐにお金引っ張ってきてくれるよ」

勇者「なるほど……参考までにそのAVと店とやらを見ておきたいのだが」

男「よっしゃ! じゃあ俺たちは宿泊も兼ねて花太郎で待機だ!!」

<数日後>

姉キュバス「お金集めてきました~」

妹キュバス「いや~、久しぶりの撮影だったから、あやうく男優さん絞り殺すところだったよ~」

姉キュバス「あ、私も~。もーうっかり72時間連続勤務してきちゃった!!」

男「……」

姉キュバス「あれ? どうしたんですか?」

男「まずいことになった……」

妹キュバス「どうしたの?」

男「目的地の泉のある場所が、紛争地域に指定されたらしい」

姉キュバス「ふーん、そう……」

妹キュバス「お姉ちゃんそれはない」

男「いやホント笑えないよ」

姉キュバス「えっ、そんなにダメでしたか……?」ションボリ

男「そうじゃなくて……まいったな。あの泉に行けないとなると……」

妹キュバス「そこに行けないとどうなるの?」

男「そしたら……俺は二度と魔界に戻れなくなる」

妹キュバス「ゑっ」

姉キュバス「ゑっ」

男「とりあえず中国行きのチケットは手配したが、これじゃあ……」

勇者「……俺の出番のようだな」

姉キュバス「あ、勇者だ」

妹キュバス「いままで何してたの?」

勇者「こちらの世界の性玩具とやらを片っ端から試していた」

姉キュバス「うわぁ……」

男「さすがに3日でこの店のAVをあらかた見終わっただけのことはあるな」

妹キュバス「ていうか、私たちが男さんのために稼いできたお金そんなことに使わないでよ!!」プンスカ

勇者「す、すまん。れおちゃん……」

妹キュバス「その名前で呼ぶな!!」

男「言っただろ。今の彼はただの絶倫お兄さんだ。ただ俺も勇者としてその行動はさすがにどうかと思う」

勇者「つまり、その紛争地域に乗り込むための『戦力』が必要なのだろう?」

男「えっ」

勇者「目的地まで、この俺が君をエスコートしよう」

男「エスコートって……」

勇者「心配ない。こう見えても俺は勇者だからな」

男「その肩書きがどれだけ頼もしいのか分からんけど、剣は飛行機に持ち込めないからね」

勇者「そこは心配ない。どうやらこの世界でも魔法は使えるようだからな」メラ

男「お前個室ビデオ店で火炎系呪文はヤバイよ」

妹キュバス「男さんを勇者と2人きりにするなんて危険すぎるよ! 私も一緒に行く!!」

姉キュバス「だ、だったら私も!!」

勇者「よし、決まりだな」

男「決まりだなっていうか……どういうパーティ構成だよこれ」

-後編へ続く-

魔界官房長官
勇者
夢魔
夢魔


あれ割とこのパーティ強くね?

>>171
でもイベントが終わったら仲間からはずれそう感ある

-最終章 魔界よさようなら!編(後編)-

<中国・威漢出省>

勇者「ここが目的の国か……」

男「ああ。だがここから先は立ち入り禁止のようだな。軍が周囲を警戒しているみたいだ」

勇者「あの兵士たちが持っている黒い鉄の塊はなんだ?」

男「あれは銃といって、鉄の弾丸を高速で撃ち出す武器だよ」

勇者「ふむ……強力なボウガンのようなものか」

妹キュバス「ここは私に任せて!」

男「どうするの?」

妹キュバス「へへ、いま中国じゃ私の出てるビデオめっちゃ流行ってるんだよ!!」

勇者「ああ……あの『エッチ大好きJKれおちゃんがおじさんたちを逆調教!? 無限の性欲におじさんたちもアヘ顔ダブルピースでもう限界ッ!!』シリーズか。あれは本当によかった」

男「見たの?」

勇者「全部みた。シーズン10までみた」

男「シーズン10て」

妹キュバス「にーはお~」ウッフーン

兵士A「超衝撃!!!!! 我発見神的AV女優!!!!」

兵士B「其本気!?? 逆調教女子校生玲央以限界親父脱精顔二重和平仕草的作品出演女優!? 我勃起不可避!!!!」

兵士C「我季節十迄全作品鑑賞済!!!!」

兵士D「至絶頂!! 出二回余男汁!!!!」

勇者「うーむ、噂通りすごい人気だ……」

男「なぜか読める中国語シリーズは無条件で草生える」

<ソーレ! グッポグッポ……

<アイヤー!!

姉キュバス「男さん、妹ちゃんが時間を稼いでくれてる間に私たちも先に急ぎましょう!」

男「うん、そうだね。行こう勇者」

勇者「……」

男「どうした?」

勇者「いいなぁ……俺もれおちゃんに抜き抜きしてもらいたいなぁ……」ウズウズ

男「ええい今になって催してるんじゃねえ!!」

<絶倫泉>

男「見えたぞ、あの泉だ」

勇者「……待て男、何か来るッ!!」

<ドゴォン!!

男「」

???「この泉に足を踏み入れる不届き者は誰だ……?」

男「なっ……!?」

巨漢「ここは我らが聖地。余所者が足を踏み入れるのは罷りならぬ!!」

勇者「なるほど、彼がここの番人というわけか……」

男「くっ、前に来たときはあんな奴いなかったのに……」

姉キュバス「こ、ここは私に任せてください!!」

巨漢「フ、面白い。お前のような小娘に何ができる?」

姉キュバス「ふふふ……一回でも私の身体を味わったらそんなこと言えなくなりますよ……?」ウッフーン

巨漢「ふん。貴様のような小娘の誘惑に乗る吾輩ではないわ」

姉キュバス「」ガーン

勇者「だったら俺と勝負だ!!」ボッキーン

巨漢「ほう……何処より訪れし者かは分からぬが佳き身体をしておる。いいだろう! 受けて勃つッッッ!!」バッキーン

男「そっちは受けるのか……」

姉キュバス「ふえ~ん、このままじゃ私役立たずですぅ~」エグエグ

勇者「うおおおおおおおおおおおおっ!!」ズッチュズッチュ

巨漢「ふはははははは!! これは久しぶりに楽しめそうだな!! ほら、もっと突いてこいッ!!」

姉キュバス「お、男さん、今のうちに泉に……」

男「あ、ああ……」

巨漢「おっと、そうはいかぬ!!」ドビュルルルルルルル

男「うわっ!? 行く手を遮るように射精された!?」

<ドシュウウウウウウウウン……

男「な……奴の精液が通ったところが『抉れて』いるッッッ!!!」

姉キュバス「あ、あわわ……」

勇者「なっ!? まさか俺を相手にしながらこれほどまでの短時間で射精できるとは!? コイツ、只者ではないッ!!」

巨漢「次は俺から行くぞ、若造!!」ズボォォォ

勇者「ぐっ、ぐああああああああああああッッッ!!」ブチブチブチ

男「勇者っ!! くそっ、括約筋が裂けてやがる!!」

姉キュバス「いたそう」

巨漢「どうだ!? これこそが吾輩の『最強の矛』!! 中国4千年が誇るチンポの大成だァァーーーーーーーッ!!」グポングポン

勇者「ぬっ、ぐおおっ!! な、内臓が……押し上げられ……ゲ、ゲボォッ!!」ビチャビチャ

男「勇者ッ!!」

姉キュバス「お、男さん! さっき射精した痕が……」

男「なっ……まわりの草が枯れ始めている?」

巨漢「吾輩の精液は触れたものの生気を奪う!! つまり、この者の命もあと僅かということよ!!」

勇者「ぐっ、お、おのれ……っ!! こんなところで……っ」

巨漢「死ねええぇぇぇっ!!」ドビュルルルルルル

勇者「ああああぁぁぁぁぁああああぁぁぁあぁあぁぁああああああッッッ!!」ビクビクビク

男「勇者アアァァーーーーーーーーーーッ!!」

勇者「」ドサリ

巨漢「さて……次はお前の番だ」

男「ぐ……なんて奴だ、あの殺人スペルマ相手じゃ、手も足も出ない!!」

姉キュバス「お、男さん……ここはもう一度私が……」

男「いや、無理だ……奴の恰好をよく見ろ。『ロッカーキーを足首につけている』……ッッ!!」

姉キュバス「そ、それってつまり……」

男「間違いない。奴は生粋の『ホモ』ッ! 奴が狙っているのは……この『俺』だッッ!!!」

巨漢「フ……どうやら気づいたようだな。ところで貴様、どうやら以前この泉に浸かったことがあるようだな?」

男「!!」

巨漢「盗人には、それなりの罰を与えんとな……!!」ニヤリ

男「くっ!!」

巨漢「喰らええぇっ!!」ドビュルルルルル

姉キュバス「男さん逃げてっっ!!」ドンッ

男「!? だ、ダメだっ!! そんなことしたら君が……」

姉キュバス『――ありがとう……男さんに会えて……本当に、よかった……」

男「や……やめろおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!」

姉キュバス「ああああああああああああっっ!!」ドシュウウ

男「あ……あ……」

巨漢「フ、身を挺して貴様を守ったか。だが次は外さん……」

男「こんな……なんでこんなことに……」

巨漢「喰らえええええっっ!!」ドビュルルルルル

男(――ああ、俺、こんなところで死ぬのか)

男(ごめんよ……みんな。せっかく俺を慕ってついてきてくれたのに……)

男(……ん?)

男(こ、これは……)

男「チンポが2本……聳え勃ってる……?」

イケキュバス「やれやれ……どうやら間一髪のところだったようだね」

ガチキュバス「土壇場で萎えるなんて、お前らしくないぜ」

男「お、お前ら……!」

巨漢「むう……新手が現れたか」

男「どうして……?」

イケキュバス「魔王様からお許しが出てね。加勢に来たってわけさ」

ガチキュバス「お前が死んじまったら、悲しむ奴らが大勢いるからな!!」

男「2人とも……ありがとう!」

巨漢「ふん、面白い。ならば全員まとめてBUKKAKEてやる!!」

男「!! 気をつけろ!! あのドロドロに触ると死ぬぞ!!」

ガチキュバス「よし! 俺たちで迎撃するぞ!!」

イケキュバス「ああ! 2人の力を合わせた絶頂射精で、奴の精液を押し返す!!」

男「無茶だ! 一旦引け!!」

ガチキュバス「男はな……惚れた男のためになら! 男を張るんだよォォーーーーッ!!」シコシコシコ

巨漢「全員まとめてあの世へ逝けええええぇぇぇっ!!」ドビュルルルルル

イケキュバス「させるかああっ!!」ビュブルルルルル

ドパァァァァアアァァァァァアアアアン!!

巨漢「ぐ……ぬっ!? なんという射精力だ! だがこれしきのことで……!!」

イケキュバス「い、今のうちに泉へ!!」

ガチキュバス「俺たちも長くはもたねぇ!! 早く!!」

男「分かった!!」

巨漢「させるものか……さぁぁせぇぇるものかよぉぉぉ!!!!」

<ガシッ

巨漢「なっ、なんだ!?」

勇者「ぐ……いけ、男よ……今は君だけが頼りだ……」

男「勇者!!」

勇者「早く行くんだ……俺たちは、君を……!!」

男「う」

男「うおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!」

男(皆……俺の為に……命を懸けてくれた……)

男(報いたい……! アイツらの気持ちに!!)

男(絶倫泉よ!! 俺にもう一度力を!!)

ドボーーーーーーン

――その性欲に、身を任せなさい。

巨漢「ハアッ!!」ドビュルッ

ガチキュバス「ぐほおっ!!」

イケキュバス「も、もはやここまでか……」

勇者「くっ……はっ!? なんだ……? 池が光って……」

<ザパアアアアァァァァァン!!

男「……待たせたな!!」ビキビキ

ガチキュバス「お、男……!!」

勇者「な、なんて凄まじいフルボッキだ……!!」

イケキュバス「すごい……ここからでも脈打っているのが見える!!」

姉キュバス「男……さん……!」

巨漢「ふん、泉の力を得たか。小賢しい……」

男「……一つ、俺はいつも傍にいる自分のチンポの限界を知らなかった」

男「二つ、絶倫になったことに慢心し、性の道を究めようとする熱意が一瞬鈍った」

男「三つ、そのせいで皆を泣かせた」

男「俺は自分の罪を数えたぜ。さあ、お前の罪を……数えろ」

巨漢「フフ……面白い。ならば見せてもらおう、貴様の力を!!」

男「ふんッ!」ビュッビュルッビュッ

巨漢「フ、なかなかの早撃ちだが……そんな威力では吾輩には勝てんぞ!!」

男「勘違いするな……今のはただのカウパー氏腺液だ」

巨漢「なにっ!?」

男「絶倫泉が俺に教えてくれた……己の性欲に身を任せろ、と」

巨漢「バ、バカな……泉がお前を認めたというのか!?」

男「今の俺は……森羅万象ありとあらゆるものに対して!! 『性欲』を持て余しているッッ!!」

巨漢「ぐっ……ならば全力で受けきるのみ!! 来いっ!!」

男「今の俺は!! 皆の力で勃っている!! 俺の射精は先に果てた者の『願い』と、後から突うずるっ込む者の『希望』!! ふたつの思いを二重螺旋(デオキシリボ核酸)に織り込んで、ASSへと続く道を掘る!!」

男「これが、俺のドリル(直球)だぁぁーーーーッ!!」

巨漢「ぐっ……ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

……

巨漢「…………」

勇者「……やったのか?!」

男「ああ……」

ガチキュバス「さすがは俺の男だぜ……」

イケキュバス「君のじゃないよ……僕のだ……」

姉キュバス「一番最初に男さんを見つけたのは私です……」

男「心配するな。俺はお前ら全員のものだし、お前ら全員もまた俺の大事なセックスフレンドだ」

巨漢「見事だ……この吾輩が、まさか射精で敗北するとはな……」

男「……以前勝手に泉に入ったことは謝る。すまなかった」

巨漢「フ……泉に認められたお前に、もはや吾輩が口を出すことはあるまい」

妹キュバス「はぁっ、はぁっ! ……遅くなってゴメン!!」

男「大丈夫、いま……全部終わったよ。さぁ、皆そこに並ぶんだ」

勇者「君……その股間の光は?」

男「俺が得た新たな力……『癒しのチンポ』だ」

勇者「癒しの……チンポ……」

男「さぁ、力を抜いて」ヌププ

勇者「うっ……はうっ、体の底から力が……みなぎってくる……! うおっ!? ズタズタにされたはずの括約筋が元に戻っている……!?」ヌッチヌッチビュルッ

イケキュバス「はぁはぁ……なんだ、この暖かさは……うっ!」ヌップヌップドピュ

ガチキュバス「ケツを突かれるたびに、湧き上がるこの感覚……ぐふぅっ!」グッポグッポドビュル

姉キュバス「あっ……男、さん……やっと、私にも挿入れてくれ……んっ、はぅん……ふわぁ!」グッチョグッチョプシャー

妹キュバス「私も私もー! ……あああっ! 前よりしゅごいのおお!! やっぱり男さんのが一番なのおおお!!」パチュンパチュンプシッ

男「ありがとう……泉の、皆のおかげだよ」

巨漢「……」

男「……さぁ、ケツを出せ」

巨漢「フッ……吾輩まで癒そうというのか。その奇跡のチンポで」

男「ああ。俺のチンポは誰を相手にしても決して下を向いたりはしない。俺のチンポは明日を紡ぐ希望だ。このチンポが、俺たちに新しい景色を見せてくれる……」

巨漢「フ……さすがは池に認められただけのことはある。吾輩の完敗よ……」グップグップブビャー

男「俺だけの力じゃ無理だったさ。サキュバスにインキュバス、そして勇者の――そこにいる皆のおかげだ」

妹キュバス「勇者の……? ふ~ん、だったら少しは見直してあげよっかな~?」

勇者「れおちゃん……!」

妹キュバス「だからその名前で呼ぶな!!」

男「よし、帰ろう! 『俺たちの世界』へ!!」

<魔王城>

男「――というわけで、ただいま戻りました。魔王様」

魔王「」ガクガク

男「いかがなさいました? そんなに震えて。冷房弱くしましょうか?」

魔王「あ、あのさお前さ……最終決戦で、なんか多方面から訴えられそうなセリフ連発してたよね……?」ブルブル

男「大丈夫です。パクリではなくオマージュです」

魔王「相手方の印象は最悪だよ!!」

男「それにしても厳しい戦いでした……今回の旅で、私はまた自分を乗り越えられたような気がします」

魔王「あのさぁ、乗り越えた先が立ち入り禁止区域ってこともよくあるからね?」

男「おかげで、泉の水も大量に確保できましたし、勇者や夢魔たちも無事こちらの世界に戻ってくることができました」

魔王「そうですか。よかったですね」

男「これで引き続き魔王様の元でお仕えすることが出来そうです」

魔王「……まぁ、とりあえずこれからも頼むよ……なるべくワシに危害は与えない感じの方向性で」

男「そうだ。お中元という訳ではありませんが、向こうの世界から揖保の糸を大量に仕入れてまいりましたので、魔王様のご自宅にお届けしておきました」

魔王「マジで? それはワシ地味にうれしい」

男「もしよろしければ、側近さんと召し上がってください」

魔王「うむ。いただくとしよう」

男「では、側近さんにもどうぞよろしく……」

<その夜>

魔王「ただいまー」

側近「おかえりなさいませ」

魔王「なんか官房長官がそうめん届けてくれたらしいのだけど」

側近「はい、大量に届いてますよ」

魔王「おー本当だ。ん? こんなウォーターサーバーあったっけ?」

側近「ええ。これも彼が手配してくれたようで。子供のミルク作りにも使えるから便利ですよ、と」

魔王「あいつ意外とこういうところ気が回るから文句言い辛いんだよなあ……」

側近「そんなことより魔王様」

魔王「ん?」

側近「今日はもう、子供たちを寝かしつけましたので……」

魔王「あ、そうなの。じゃあちょっと寝顔でも見t……」

側近「早速ですが、この火照った私の身体を慰めていただけますか?」ガシッ

魔王「ゑっ」

男『おかげで、泉の水も大量に確保できましたし……』

魔王「ま、まままままさか……」ガクガク

魔王「あ、あのさぁ……」

側近「はい? なんでしょう?」ギラギラ

魔王「あのウォーターサーバーの水、飲んだ?」

側近「はい」ギラギラ

魔王「も、もしかしてその水って、官房長官自ら入れてた?」

側近「はい」ギラギラ

魔王「あっ、ふーん……」(察し)

こうして男は夢魔たちと共に平和に暮らしながら魔界の官房長官を務めあげ、魔王もまたたくさんの子宝に恵まれたのでした。

-おしまい-

これ一応完結させたけどいつにもましてひどいよ

おつ。面白かった。
側近って魔王のことは恋愛感情なかった感じ?

>>220
小さい頃面倒見てた親戚のショタっ子が大きくなって脱がせてみたらその意外性にハマっちゃった感じじゃない?(適当

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