幼馴染「それでボクを頼ってきたの?めんどくさいなあ」 (988)

男「お願いします!」

幼馴染「君の土下座なんか何度見たことか。そろそろ飽きたよ?」


上から声が降り注ぐ

睨むというよりダウナー的に気だるげな半目が見下ろしている

幼馴染は薄手のパーカーのフードを被っており、ただめんどくさがって切らないだけの黒い長髪がだらんと垂れ下がる


男「頼むよ勉強教えてくれ!」

幼馴染「自業自得だろまったく。ボクにとってはいい迷惑だよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464088644

まさか覚えていてくれた人がいたなんて
感激

書き直しかな?期待

>>5
いえ、今までのこのシリーズは完結しているので新作です




男「宿題!」

幼馴染「…え?」

男「しゅくだい!」

幼馴染「いやいやいや、テスト勉強とかじゃないのか?」

男「宿題とかめんどくさすぎて」

幼馴染「帰れ」

男「いやここ俺ん家だし」

幼馴染「土に」

男「言ってる意味が分からないなー(棒)」

幼馴染「じゃあ直球に。死ね」

男「バリア!バリアしたから跳ね返す!」

幼馴染「小学生か君は」

男「そんな小学生みたいなむn

幼馴染「タブーを踏み越える時は覚悟しておいたほうがいいよ?」

男「すいませんでした!だからその宿題破り捨てようとしないで!」

男「だいたいLINEで助けてって送って家まで来てくれた時点でやってくれるつもりだったくせにー」

幼馴染「もっと緊急事態かと思ったよ。危篤状態かと」

男「マジトーンで言うなよ」

幼馴染「ボクのトーンはいつだって同一で単一で平坦だよ」

男「だよなあ、お前がテンション上げてんのなんか見たこと無いもん」

幼馴染「だったらボクを喜ばせてみる?」

男「幼馴染!好きだ!」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「…」

男「…あの」

幼馴染「うん」

男「…せめてちょっとぐらい表情変えてくんない?」

幼馴染「反応に困ってね。そんな心の込もってない告白されても」

男「…そうすか…」

男「それはもしかして心が込もってればOKっt

幼馴染「しょうがないな…ほら貸して」

男「え?何を?」

幼馴染「決まっているだろ。宿題」

男「幼馴染様!」

幼馴染「様をつけるな」

男「幼馴染ちゃん!」

幼馴染「キモイ」

―――――
―――

幼馴染「…寝てるとコーヒー流し込むぞ」

男「はっ!寝てた」

幼馴染「何だ起きてたか」

男「俺に何しようとした!」

幼馴染「鼻からコーヒーとコーラを流し込もうかと」

男「ヒィッ」

幼馴染「ほら、ほとんどやってあげたよ」

男「うわっ、ありがたい。本当ありがたい」

幼馴染「ま、筆跡で疑われてもボクは知らないからそこは自分で切り抜けてね」

男「流石にそこまで見たりしないだろ」

幼馴染「だといいね」

男「で、宿題はお前のおかげで何とか終わったが」

幼馴染「うん、じゃあボクは読書でもしているよ」

男「帰らないのか?」

幼馴染「帰ってほしいの?」

男「いや、ぜひもっと一緒にいたい」

幼馴染「そ」

幼馴染「今日は親が家にいないんだよ。そんな家に帰っても寂しいだけだ」

男「だから俺んちに来たと?」

幼馴染「そう、それだけ。わざわざ君を助けに来たわけじゃないから。勘違いしないでね」

男「ツンデレセリフならそんな淡々というなよ」

幼馴染「ボクの性格はよく知っているだろう?」

男「…だな、デレないもんな」

幼馴染「…さあてね」

今日はここまで

ボクっ娘万歳!ボクっ娘万歳!

スレタイで幼馴染がどこぞの未来狸にしか見えなくなった

>>21
うわぁぁぁぁあqwwせdrftぎゅ

そりゃもうショートカットよ(戦争勃発)

黒髪ショートボブ以外考えられん

フード被ってるのは照れてるのを隠すためだっけか。作品違いだっけ。

まさかこんなに覚えていてくれた人がいたなんて嬉しすぎる
期待していなかったと言えば嘘になるがせいぜいいても2人か3人かと
そしてこんなに遅くなってしまったことが申し訳なく思えてきたよ。すまんかった

ちなみにこのスレを立てたきっかけは某安価のクーデレボクっ娘SSに影響されて


>>28-30,>>32
よろしい、ならば戦争≪クリーク≫だ。全員88mm≪アハト・アハト≫でヴァルハラ送りにしてやる!

個人的意見を言うとショートカットならボーイッシュな僕っ娘に似合うと思うの
ここの幼馴染のようにダウナー系クーデレは黒髪ロングなイメージ。あくまで個人的意見だが

誰かボーイッシュ系僕っ娘書いてもいいのよ


>>34-35
そのとおり、自分のSSです。覚えていてくれて感謝

幼馴染「夜も更けてきたね」

男「月がきれいd」

幼馴染「残念、出てないよ」

男「ちっ」

幼馴染「それじゃ、また明日ね。宿題家に置き忘れないでよ」

男「へいへい」


家の前

幼馴染「おはよう」

家が隣同士のためいつも一緒に行っている

男「おう、おはよう」

幼馴染「きちんと宿題持ってきたかい?」

男「もちろん」

幼馴染「本当に?」

男「当たり前だって。カバンの中にある」

幼馴染「…見せて」

男「えっと…」ガサゴソ


男「取ってくる!」

幼馴染「早くしなきゃ置いてくよ」

男「はぁ…はぁ…待たせた」

幼馴染「息整えてからでいいよ。みっともない」

男「スー、ハー、よし、行ける」

幼馴染「ん、じゃあ行こうか」

男「お前そのパーカーいつまで着るんだ?制服の上からじゃ暑いだろ」

幼馴染「ボクのトレードマークだもの」

男「暑いだろ」

幼馴染「…少し」

男「脱いじゃえ!」

幼馴染「やめろ、脱がせようとするなぁ変態」

>幼馴染「ボクだって女の子らしい格好したら可愛いんだからな」
これかいたひとだよな?

>>43
残念ながらそれは別の方です

生徒用玄関

友「よお仲良きお二人さん!」

男「おはようハイテンション」

幼馴染「おはようお調子者」

友「なあ男、下駄箱にラブレターでも入ってないのか?」

男「何だ朝から唐突に」

幼馴染「あるわけないだろう?ねえ男」ノゾキコミ

男「…無いな」

幼馴染「そりゃそうだね、うん、当たり前だ」

教室

男「ようやくパーカー脱いだか」

幼馴染「流石に授業中は着ているわけにはいかないからね。あーあ、私服高校に行けば良かった」

幼馴染「…これの匂い嗅いだりするなよ?」ジトー

男「お前俺のことどんなふうに思ってるんだよ」

幼馴染「変態」

男「」ガーン

友「そーいや俺たちの中で姐さんだけダントツに成績良かったよな。何でこの底辺校に来たんよ?」

幼馴染「別に意味は無いよ?近かったからって理由だよ」

友「本当かな?」

幼馴染「…どういう意味?」

男「そういえば俺にどの高校に行くか聞いていたよな」

幼馴染「全然関係ないね」

授業中

男子は校庭で体育、女子は室内で保健の授業


幼馴染「…」ジー

女「授業そっちのけで校庭なんか見てどーしたの?」

幼馴染「雲一つ無い良い天気だな、とね」

女「目は校庭を向いてたよー?」

幼馴染「気のせいじゃないかな」

女「実は男くんを目で追っていたんでしょぉ?」

幼馴染「…授業中は黒板を見るものだね」向き直る

数学

先生「宿題回収します」

男「げ」

幼馴染「は?」

男「……一枚、無い」

幼馴染「…この馬鹿」

男「くそっ、せっかくの努力が」

幼馴染「その努力はボクの努力だろ。もー、何やってんのさこの馬鹿は」

男「助けてくれ!」

幼馴染「もう知らない」

男「そんなこと言わずに!」

幼馴染「助けようにももう遅いよ…」

友「で、大将は宿題を倍出されたと?」

女「バカだねー」

男「うるさいうるさい、しょうがないだろ!」

幼馴染「しょうがなくないよ…ボクの努力を無にしてさ。ちゃんと持ってきたか確認もしたのに」

女「ばーかばーか」m9

友「ばーかばーか」m9

男「うっさい未提出常習者共!」

幼馴染「君も3馬鹿の一員だろ」ペシ

男「手伝ってください!」

幼馴染「教室で土下座しないでよ恥ずかしい…」

男「お願いします!」

幼馴染「めんどくさい」

男「そこをなんとか」

幼馴染「…無理」

男「お願い!」

幼馴染「そもそもボクは今日図書委員の仕事があってね」

男「…くぅーん」

幼馴染「そんな捨てられた犬みたいな目でこっちを見るな鳴くな」

男「…オネガイシマスヨオサナナジミサマ」

幼馴染「はぁ…図書委員の仕事を終えるまで待ってくれ」

男「」ヤッタ!

幼馴染「ほら、何してんの?」

男「え?待ってるんだろ?」

幼馴染「教室で待つ気かい?」

男「え?」

幼馴染「図書室行くよ」

男「いいのか?邪魔なんじゃ」

幼馴染「今日はボクだけで十分な仕事だから一人で引き受けた。そのボクの権限で貸切にしてあげるよ」

男「つまりあれか?俺と二人きりになるためにそれを―

幼馴染「早くしないと置いていくよ」

男「あ、待って待って」

男「にしても図書委員会だからって普通たった一人に任せるかね?」

幼馴染「もちろん。君と違って信頼されている」

男「で、お前はその信頼を裏切って掃除をサボっているんだな…」

幼馴染「君の宿題の参考書だが?」

男「ナマ言ってすいませんでした」

幼馴染「そこ間違ってる。代入値は72」

男「くっ?」

幼馴染「は?」

男「いえ、ありがとうございます」

夕方

図書室全体にオレンジ色の陽が差し込み、本棚の陰とコントラストを生み出す


幼馴染「…ほぉ」

男「…綺麗だな、夕日も、幼馴染も」

幼馴染「っ…ふぅ、嫌味として受け取っておくよ」パサ


パーカーのフードを被ってそっぽを向く幼馴染


男「そこは褒め言葉として受け取ってくれよ」

幼馴染「……そうだね、綺麗だね」

男「フードをかぶる前に顔が赤くなっていたのが一瞬見えたのは気のせいということにしてやる」

幼馴染「気のせいじゃない…………夕日のせいさ」

今日はここまで

幼馴染「もう最終下校時刻だ。流石にこれ以上は無理だよ」

男「ん、そうだな。もうそんな時間か」

幼馴染「…次」

男「え?」

幼馴染「……次ボクがここを掃除するのは再来週の水曜だよ」

男「…分かった、覚えておく」

幼馴染「じゃ、帰ろうか」パサ


パーカーのフードを被り直し、さっと立ち上がる



男「お前また髪手入れサボっただろ」

幼馴染「めんどくさいじゃん。シャンプーとリンスで洗うだけで充分でしょ」

男「櫛ぐらい入れろよ。せっかくの綺麗な髪が台無しだ」

幼馴染「めんどい」

男「しゃあねえな。俺がやってやるよ。ほら、こっち来い」

幼馴染「ん…じゃあ頼むよ」

幼馴染「~」


幼馴染が気持ちよさそうに息を漏らす

二人の間には会話は無い。しかし気まずい沈黙には程遠く、その息遣いが場を和ませ、ゆったりとした雰囲気を作り出す


幼馴染(撫でられているみたいだな…男に…)

男「~」サラリ

幼馴染「んっ…」

男「お、悪い、うなじに手が触れただけだ」

幼馴染「い、いや…気にしないよ…続けてくれ」

男「あぁ」


幼馴染(…悪くないなぁ)

男「はい出来た。ちゃんと毎日櫛でとかせよ」

幼馴染「めんどい」

男「せっかくの綺麗な髪」

幼馴染「さっき聞いた」

男「めんどくさがるな」

幼馴染「だったら君が毎日風呂上りにとかしてくれよ」

男「それは何だ?同棲のお誘いか?」

幼馴染「なわけあるか」


そう言ってフードを被る

幼馴染「じゃ、明日呼んだら来てね」

男「執事扱いですかお嬢様」

幼馴染「…執事姿もいいんじゃない?」

男「そんなこと言うならお前にもメイド服を着てもらおうか」

幼馴染「‥変態め」

男「同じ穴のムジナだ」

幼馴染「君と同じ穴になんて入ってたまるか」



男&幼馴染(今年の文化祭の出し物はぜったいに(メイド・執事)喫茶にしよう)

男「暇だな」

幼馴染「そうだね」

男「…」

幼馴染「…」ジー

男「何だよ、人の顔じーっと見て」

幼馴染「君の変な顔でも見ていたら暇つぶしになるかななんて」

男「誰が変顔じゃ」

幼馴染「ほら、物憂げな顔してみて」

男「え」

幼馴染「ほらほら」

男「こ、こうか?」

幼馴染「次はかっこつけた顔で」

男「」キリッ

幼馴染「うん、いいねいいね」

男「…いいねじゃねえよ」

男「じゃあ次はお前が俺を変顔で楽しませろ」

幼馴染「断る」

男「俺にはやらせたのに自分ではやらないのかよ」

幼馴染「もちろん」

男「じゃあ強制的に表情を変えさせてやる」

幼馴染「おもしろい、やってみなよ」

男「幼馴染は可愛いな、大好きだよ」

幼馴染「バーリア」ぱさ

男「あ、フードで顔を隠すなんてずるい!ルール違反!」

幼馴染「そんなルール聞いてないもん。残念だったね」

唐突に書きたくなってスレ立てたからもうネタ切れ

夏イベントはいくつか考えてあるけど本格的に暑くなってきてから書きたいし

なのでネタ募集します。お願いします

男「脱げ!それ脱げ!」

幼馴染「やめろ、触れるな、変態、ルール違反だ」

男「そんなルール聞いてない!」

幼馴染「…えっち」

男「」ビクッ

幼馴染「ボクを強姦しようだなんて…君がそんな人だったなんて」

男「う、う…」

幼馴染「…いいよ、女のボクじゃ…君に抵抗できないもん…」モジモジ

男「…お…あ…」

幼馴染「…優しくして、ね…」

男「わかったよ俺の負けだよちくしょぉぉおおおお!!!」

幼馴染「くすくす、へたれ」

学校

男「お…も…」

幼馴染「何やってるの?」

男「見てわからぬか…先生から色々運ぶのを言い渡されてな…にしてもあのやろうこれは多すぎだろ…」

幼馴染「だね、怪我しないように足元には気を付けてね」

男「おう…」

幼馴染「君が怪我するのは悲しいからね。そうなったらボクはとても悲しい」

男「その割にはずいぶん楽しそうだな!そう思うならちょっとぐらい持ってくれてもいいんじゃないか!」

幼馴染「やだよめんどくさい。ほらほら、技術科準備室はまだ一階上だよ」

男「…はあ」

男「終ったぁ…」

幼馴染「お疲れ様でした」

男「マジで疲れたよまったく…」

幼馴染「ご褒美は何がいい?」

男「くれるのか!?」

幼馴染「あげない」

男「ああ、わかっていたさ」

幼馴染「ちょっと…なんであれくらいでふらついてんの」

男「見た目以上に重かったんだよ…」フラフラ

幼馴染「男のくせに情けない」

男「もう7往復だぞ!」

幼馴染「おや…それはご苦労」

幼馴染「まったくしょうがないなあ、ほら、肩少し貸してあげるから」

男「悪いな。教室まででいいから」

幼馴染「あ、体重はかけないでね」

男「意味無いだろ!」

幼馴染「ボクと密着できるのが嬉しいくせに?」

男「まあ…役得かな」

幼馴染「ふふ、なら良し」

男「いやいや、体重かけずに肩に寄りかかれっつったってやっぱ無理だし意味ないし」

幼馴染「だろうね」

男「だろうねって、おm―うわっ」

幼馴染「ちょっ」


足がもつれて転んだ

幼馴染も巻き込んで


幼馴染「いっ…」

男「す、すま」


チュ


男「へ」

幼馴染「…転んだ反動だ。事故だね。ラッキースケベってやつだ」

男「いやいやいや、ちょっと」

幼馴染「さ、とっとと教室に行こうか」


絶対今のは自主的に唇重ねられた

教室で

男「今度どっか遊びに行くか?」

幼馴染「かまわないよ」

友「お、デートか?」

女「か?」

男&幼馴染『黙ってろ』

友「ぶー」

女「ぶーぶー」

当日

幼馴染「あれ?あれれ?」

母「どうしたの?」

幼馴染「…パーカーは?」

母「全部洗濯に出しちゃったわよ?」

幼馴染「バカァ!」

母「ふふ、たまには素直な気持ちを見せてあげなさいな」

幼馴染「く…ぅ…」

家の前

幼馴染「や、やぁ…」

男「なんだその格好!?」

幼馴染「えっ!?やっぱり変!?」

男「いや、驚いただけであって可愛い」

幼馴染「っ…なら、いいけどさ…」

幼馴染「しかしだね、やっぱりパーカーが無いと落ち着かない」

男「顔が赤くなっても隠せないからか?」

幼馴染「紅くなることなんて無いからね。今までもこれからも」

男「今日分かるな」ニヤニヤ

幼馴染「いいだろう。君の悔しがる顔を存分に拝んでやるよ」

幼馴染「で、どこいくの?」

男「ゲーセン」

幼馴染「…あ、そう」

幼馴染(ま、デートじゃなくてただ遊びにいくわけだしね)

男「」ニヤ

幼馴染「ホラーゲームだけはしないからね」

男「…ちっ」

今日はここまで

※二人は付き合っているわけではありません

ゲーセン

幼馴染「ホラーだけはしないって言っただろ!」

男「頼むよぉおおおお」

幼馴染「くどい!」

男「…だったらガンシューティングゲーで勝負して決めようじゃないか。ノーコンな」

幼馴染「いいだろう。ただしボクが勝ったら言うこと一つ聞いてもらうよ」

男「おっけえ…くっくっく」

幼馴染(ゲームならまず酷い負け方はしない。ガンシューなら勝てる可能性も十二分にある)

男「今更キャンセルは無しな」

幼馴染「ボクが逃げるわけないじゃないか」

The House of the Dead4


幼馴染「ホラーゲームじゃないかぁぁあ!」ズダダダダダ

男「ゾンビゲーとホラーゲーを一緒くたにするんじゃない!」ダダダダン

幼馴染「どう違うって言うんだ!うわっ、こっちにくるなぁああ、ひやぁぁあ」


男(可愛い)


幼馴染「あ」

男「え?あ」


幼馴染の顔を見ようと目を放した内にやられていた

男「よし、次のゲームで勝負だ」

幼馴染「次はゾンビゲーも無し」

男「ならこれはどうだ?」


タイムクライシス4


幼馴染「ゾンビゲーでも無さそうだね。これならボクも実力をだせるよ?」

男「よっし、勝負だ!」

幼馴染「虫の大群とか聞いてないよぉおおお」ダダダダダ

男「テラーバイト如きにビビるな二等兵!所詮は機械に過ぎんぞ」ダダダダダ

幼馴染「誰が二等兵だへっぽこ軍曹」

男「ふっ、俺はこのゲーム得意なのだよ」ボムポイッ

幼馴染「くっ、負けてらんないよ」

幼馴染「…普通に負けた」

男「かかか、ならホラーゲームに付き合ってもらおうか」

幼馴染「やだぁっ、絶対嫌だぁっっっ」

男「…お前がそんな感情を表に出すなんて珍しいよな」

幼馴染「そういう問題じゃないの…お願いだから、ね?」

男「うーん…」

幼馴染「じゃ、じゃあ…じゃぁ…」

幼馴染「わ、分かった。一緒にプリクラ撮ってあげるから、ね?」

男「それならOK」

幼馴染「…ふぅ」

男「怖がっている幼馴染も見たかったんだけどなあ」

幼馴染「見られてたまるかあ…」グヌヌ

男「じゃ、プリクラ行こうか」

幼馴染「やめろ、肩を抱くな、触れるな、恥ずかしい」

今日はここまで

数年前は秋葉でさえクレーンゲーム取り放題だったんだけど何であんな難しくなってんだ

幼馴染「プリクラなんて撮るの初めてだよ…」

男「友達といったりしないのか?女とか」

幼馴染「あれがそんな性格に見えるかい?」

男「見えない」

幼馴染「でしょ?」

男「さて、プリクラコーナーに来たはいいが…」

幼馴染「や、やっぱりやめない?」

男「何故」

幼馴染「こんな可愛げたっぷりな場所ボクには入りづらいよ…」

男「大丈夫だいじょうぶ」

幼馴染「何を根拠に」

男「だって幼馴染は十分可愛いからな」

幼馴染「っ///」カァ

幼馴染「あっ、無い…///」


急いでフードを被るしぐさをしたがパーカーではないためフードは無く、手は空をかくだけだった

男「いいもん見たなあ。くぁいいなぁ」

幼馴染「うるさいよ、もぉ…///」

男「ちょっと待った、そっちは女性限定だ」

幼馴染「え?カップルなら男でも入れるんじゃないの?」

男「最近はカップルでも男禁制なんてのもあるんだよ」

幼馴染「めんどいね」

男「今俺たちをカップルと認める発言があったな」

幼馴染「誰がボク達のことだなんて言ったよ」

≪撮るモードを選んでね♪≫


幼馴染「一人、カップル、友達…友達だね」

男「カップルな」タッチ


≪愛する二人を収めるよ♪≫


幼馴染「お、おい」

男「今だけだよ今だけ」

幼馴染「そんな言葉で誤魔化せると…まあいいか」

幼馴染「変なことするなよ」

男「へいへい」

≪はい、チーズ≫


男「」ホッペニチュ

幼馴染「ひゃわっ///」

≪カシャ≫

真っ赤な顔で驚いている幼馴染のプリクラが撮れた

幼馴染「なんだよこれ、大失敗じゃないか///」

男「いや、大成功大成功。フードありじゃ絶対顔隠されていたからな」

幼馴染「今後一か月は絶対パーカー手放さないからね…」

男「もうすぐ夏だぜ」

幼馴染「我慢するの…」

男「さーて、落書きは」

俺の嫁♡

幼馴染「いい加減にしろ」

男「一つだけあっても虚しいだろ?」

幼馴染「はいはい。もー」

ボクの旦那様

幼馴染「これでいい?」


(笑)をつけて「これでOK」ボタンにタッチする

今日はここまで

男「いやあ一生の宝ができたぜ」

幼馴染「そうかい、ボクも当分忘れられそうにない思い出になったよ…はぁ」

男「可愛い」

幼馴染「うるさい…」

男「付き合って」

幼馴染「やだ」

男「この流れならいけるかと…」

幼馴染「どうしてそう思ったんだ。ほら、そろそろ帰るよ」

男「ちぇー」

家にて

幼馴染「このやろっ!このやろっ!お前のせいで大変な目に遭ったぞバカー!」

母「あらあら、いくらもの投げてもお母さんには当たらないのよ?」

幼馴染「このっ、どんだけっ、恥ずかしい目に遭ったとっ!」

母「うふふふ、ずいぶん楽しんだようね?」

幼馴染「恥ずかしい目に遭っただけだったよっ!」

母「それだけでお母さんに物投げつけるの?」

幼馴染「どうせ当たってくれないじゃないかバカー」

休日

今日はパーカーを買いに行く

あのバカ母がまたわざとパーカー全部洗濯しちゃわないように予備をいくつか買っておかないと


幼馴染「…今日は男から誘われなかったな」

いつも遊ぼうとか宿題見てとか言われてたけど…どうしたんだろう


幼馴染「ま、いっか。とっとと買って帰って来よう」

服屋

いつも通りクール系のパーカーを買って


幼馴染「こういう可愛いのは…ううむ…似合う…かな…ん…と」

着たいような着たくないような…着たいような…


幼馴染「…うん、一応買っておこ…かな。あ、これは好きだな」

幼馴染「猫耳パーカー…人気なんだこれ…ぅゎ、尻尾付き…」

幼馴染「ん…男の声?そんなまさか」


男「ははは」


幼馴染「…間違いない、あの間抜け声…それにしてもやけに楽しそうだけど」


女「それでね~」

男「ああ」


幼馴染(女と一緒にいる!?え…そういうこと…まさか…男…女と)

友「おい置いてくなよ」

男「おせーんだよ」

女「だよー」



幼馴染「なんだ三馬鹿トリオか」



幼馴染「…何をホッとしているんだボクは」

幼馴染「やあ、奇遇だね三馬鹿ども」

男「おお、本当にいた」

友「流石女だぜ」

幼馴染「は?」

女「あたしが二人を連れてきたんだよー、幼馴染ちゃんが来るからって」

幼馴染「どっから仕入れたんだその情報は」

女「にぱー」


母にも言ってないはずだが恐ろしいなこいつは…

今日はここまで

男「で、何買ったんだ?」

幼馴染「誰が見せるか」

男「いいじゃん見せてくれよ」

幼馴染「いつか着て見せるよ」

友「今が良いぜ」

女「今ー」

幼馴染「うるさい、君たちがいるなら猶更見せたくない」

友「だったら大将と二人っきりなら見せるってのかYO」

女「YO!YO!」


幼馴染「何だこいつらのテンション…」

男「いつも通りだろ」

幼馴染「…帰ろ、男」

男「え、ああ、じゃあな」

友「おう、また明日な」

女「明日ねー」



男「二人きりになったら見せろよ?」

幼馴染「断る」

別の日、幼馴染の家にて


幼馴染「暇だなあ…男に会いに…行くのもめんどいなあ…むしろ来てくれないかなあ…」ダラァー


ピンポーン


幼馴染「えっ!?」キタイ


<幼馴染ー


幼馴染「男!?…しまった、この恰好じゃ出れない…えっと、えっと」オドオド

幼馴染「や、やあ…」

男「可愛い」

幼馴染「っ」パサ

幼馴染「いきなり来て何だ君は」


男「いや、そのパーカーだよ」

幼馴染「え?あ?…あぁ、そ、そうか…」


そういえばこの可愛いデザインのパーカー着ようかどうか迷っていたから手元にあったんだ

結局着てきちゃったな…


幼馴染「…に、あってる…?」

男「ああ、似合ってるよ。可愛い」

幼馴染「何度も言うな」

男「お前が聞いてきたんじゃないか、フードで顔見えないし外せよ」

幼馴染「い、や、だ」

幼馴染の部屋はめんどくさがりの部屋とは思えない程片付いていた

男「部屋の内装だけは女の子してるよな」

ついさっきまで歩いていたかのようにランダムに置き去りにされた動物のぬいぐるみ以外は


幼馴染「うるさいなあ…いいじゃん、好きなんだから」

男「このベッドにおいてあるのはまさかいつも抱いて寝て…?」

幼馴染「違う、違うから」

男「あ、懐かしいなこのぬいぐるみ。数年前に俺がゲーセンで取ってあげた奴だ」

幼馴染「え…覚えて、いたの?」

男「当たり前だろ。あんな大切な思い出忘れるわけがない」

幼馴染「…そう」パサ

男「ところでこのぬいぐるみけっこうほつれたりしているけど…良く抱きしめているのか?」

幼馴染「どういう観察眼をしているんだ君は」

―――――
―――

男「もう6月だな」

幼馴染「そうだね、もうすぐ夏だ…その割には梅雨の気配が全くしないね」

男「いいんじゃね?梅雨なんか無くても」

幼馴染「いや、ダメだよ…雨期は雨期でしか味わえない特別な雰囲気がある」

男「そういうもんか?」

幼馴染「そういうものだよ」

幼馴染「ねえ男、何で夏が近くなるとこう…哀愁を感じるんだろうね?」

男「幼馴染…?まだ夏休みまでけっこうあるぞ」

幼馴染「うん…昔はさ、まだ一か月以上あるのにカレンダーを見て指折り数えて行ってさ」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「ね、今年も遊ぼう?夕陽が落ちるまで」

幼馴染「計画も立てよう。あのバカ二人も誘ってどっか遠くに旅行だ」

幼馴染「来年は受験の年だ…そうなる前に、さ」


幼馴染の勉強机近くの壁には色々大学のパンフレットが「別れじゃない」と大きく書かれた紙と共に貼ってあった


男「そうだな、今年の夏休みも楽しもう」

幼馴染「うん!…うん」

男「あれ?今テンション上げなかったか?」

幼馴染「まさか。ボクははいつだって同一で単一で平坦なテンションだよ」

今日はここまで

秒速5センチメートルの新海誠監督の新作映画が夏にやると聞いて興奮した
見に行かなきゃ

男「もうこんな時間か」

幼馴染「帰るのかい?」

男「そうd…泊まってもいいか!?」

幼馴染「帰れ」

男「ちっ」

幼馴染「ふう、また明日ね」

男「ん?…ああ、また明日な」

男(そういや明日は日曜じゃ…そうかそうか、休みでも俺に会いたいのか)

幼馴染「ニヤついていないで帰れっての」

男「へいへい、明日な」

幼馴染「何でニヤついているんだ」グイグイ

男「分かった帰るよ、押すなって」

―――――
―――

幼馴染「たまには髪型でも変えてみようかな…」

母「そうねえ、ロングポニテなんか似合うと思うわよ?」

幼馴染「んむー、難しくない?」

母「女の子ならこのくらいの手間惜しんじゃだめよー」

幼馴染「そんなこと言ったってめんどいものはめんどいよ」

母「可愛くなりたいんでしょ?」

幼馴染「別に?」

母「男君に可愛いと言われたいんでしょぅ?」

幼馴染「…………別、に」

母「本当?」

幼馴染「………」

幼馴染「できたっ」

母「ふふ、似合ってるわよ?」

幼馴染「本当?か…か、わ、いい?」

男「ああ、可愛いよ」

幼馴染「…」

男「」ニヤニヤ

幼馴染「っ!何でいるんだぁ!///」

幼馴染「」ハッ


近くにあるパーカーを取り、顔を隠しながら後ずさる

幼馴染「もう一度聞く…何でいるんだ」

男「お前のお母さんにあげてもらった」

母「あらあら。お義母さんと呼んでもいいのよ?」ウフフ

幼馴染「勝手に話を進めるな!」

男「とりあえずポニテ似合っているぞ。可愛い」

幼馴染「うるさい」シュ


ぱっと髪を解いてパーカーを着る


男「ありゃりゃ、いつも通りになった」

幼馴染「…この恰好は嫌い?」

男「いや、パーカーっ娘は最高だと思う」

幼馴染「パーカーを着てれば誰でも?」

男「なわけあるか。お前だからいいんだ」

幼馴染「……そう」

母「あらあら。うふふ」

母「今日お母さんお友達と一泊旅行に行くからね」

幼馴染「は?」

母「だから明日まで帰ってこないけど男くん幼馴染ちゃんをよろしくね?」

男「了解ですお義母様」ビシッ

幼馴染「何が了解だ!何をさせたいんだ!こら!待て」

母「今夜はごゆっくりー」

幼馴染「今夜じゃない!ゆっくりでもない!」

男「で、どうする?」

幼馴染「本当に行ったよ…もー」

男「これは覚悟して今夜はしっぽり」

幼馴染「しないから」

幼馴染「…ま、明日までいないなら…一人じゃ寂しいかな」

男「オーケー、今夜はt」

幼馴染「臭いセリフ禁止」

男「むぐむぐ…」

男「漫画読んでいい?」

幼馴染「お好きにどうぞ」

男「ありがとう」

幼馴染「はーあ、夕ご飯どうしよう」

男「幼馴染の食べたい」

幼馴染「めんどい」

男「食べたい」

幼馴染「めんどい」

男「じゃあ一緒に料理を」

幼馴染「んー、まあ、それならいいかな」

今日はここまで

漫画読書中

男「…」

幼馴染「…」

男「…膝枕してほしいなぁ」

幼馴染「っ」パサ

急いでパーカーのフードを被る幼馴染

幼馴染「な、何だいきなり」

男「いやこの漫画読んでいたら羨ましくなってさ」

幼馴染「少女漫画の膝枕耳かきシーンねぇ…ふむ、耳かきならやってもいいよ」

男「待て、お前が手に持っているのはカッターナイフだ。耳を裂く気か」

幼馴染「さあ、横になりなよ。うふふふ」

男「オーケー、俺が悪かった」

幼馴染「…しい?」

男「え?」

幼馴染「してほしい?どうしても」

男「イエス!」

幼馴染「…言葉が足りない」

男「可愛くて優しいパーカーが似合う素敵な幼馴染に膝枕してほしいなあ。大好き、大好き!」

幼馴染「……ちょっと過剰かな」パサ

男「丁度良くがわからない!」

幼馴染「まあ、及第点はあげよう。おいで」

男「お、いいのか?」

幼馴染「まあ、特別…だよ。顔を覗き込もうとするな」グイ


フードを深く被って顔を隠すがその下はきっと照れているんだろうと予想がつく


幼馴染「ほら、おいでってば」


膝をぽんぽんと叩いて呼ぶ幼馴染


男「お、オジャマシマス」

幼馴染「もっと嬉しそうな顔をしてよ」

ぽふ

幼馴染「ん…収まりが悪いね」モゾモゾ

幼馴染「もう少し頭の角度を…」

男(うぉぉ、いい眺め…フードの陰に入っているダウナー気味な可愛い顔も…小さな胸も)

男(まな板じゃなかったんだな…下から見ると膨らんでいるのがわかる)

幼馴染「今肘を顔面に振り下ろせる絶好の位置にいることを忘れないでね」

男「す、すいません」

幼馴染「まったく…幸せかい?」

男「とっても」

幼馴染「うむ」

幼馴染(ボクもだ…)

幼馴染「男、足が痺れてきた」

幼馴染「男?」

幼馴染「男…まさか、寝た?」

幼馴染「…人の足を痺れさせておいて自分は快適に寝て…もう」


幼馴染「…いい寝顔だなあ」


サラリ、と髪に触れる


幼馴染「少しだけ…ね」ナデナデ

幼馴染「無理、流石に足限界」

幼馴染「そろそろ起きろっ」ペシッ

男「あうっ」

男「むにゃ…俺寝てた?」

幼馴染「ああ、おかげで足が痺れたよ」

男「悪い悪い。今どくよ」ムク

幼馴染「まったく…あれ、あれれ?」

男「どした?」

幼馴染「足が痺れて…立ち上がれない」ス

男「まあ、俺のせいだしな」


幼馴染の手を引いて立ち上がらせる


幼馴染「わっ…」トサ

勢い余って男に抱きつくようによりかかってしまう


幼馴染「ご、ごめん」

男「」ギュ

幼馴染「な、ぜ抱きしめる///」

男「いや、この流れはやった方がいいかななんて」

幼馴染「いい、もう恋愛漫画のトレースはいいから放して」

男「まだ足痺れてんだろ?もう少しこうしていろよ」

幼馴染「うぅ…これは仕方ないことだから、足痺れたせいだから」ギュ

男「はいはい」

今日はここまで

甘々満足

幼馴染「そろそろご飯作ろうかな」

男「俺も手伝うよ」

幼馴染「そう?じゃあカップ焼きそば買ってきて」

男「料理しようよ!」

幼馴染「めんどくさい」

男「そんなんじゃ良い妻にはなれんぞ」

幼馴染「知るか」

幼馴染「」ス

男「どこ行くんだ?」

幼馴染「めんどいけど、作ってくるよ。待ってて」

男「え?手伝うって」

幼馴染「待っててって。大人しくしていないと作らないから」

男「…そうか、じゃあ美味しいの期待してるよ」

幼馴染「うん」

台所

幼馴染「さて…母の無理やりレッスンが役に立つとはね…」
―――――
―――

母「うふふ…好きな人への愛を込めるのが美味しくなる秘訣よ。愛しています。って呟きながら料理するの」

―――
―――――


幼馴染「無い、絶対ありえない。そんなことできない」


―――――
―――

母「裸エプロンで作れば喜ばない男はいないわよー」

―――
―――――



幼馴染「…前言撤回、何一つ役に立つこと教えてもらってない…」

幼馴染「でも男は裸エプロンより裸パーカーの方が喜んでくれそうな気がするかな」

男「え!?まじで!?裸パーカーしてくれるのか!?」

幼馴染「しないから。というか大人しく待ってろって言ったよね」

男「でも裸エプロンもいいよn」

幼馴染「死ねっ!」ゲシッ

男「ぐあぁっ」


男「お…幼馴染にはパーカーが一番似合います…」ピクピク

幼馴染「よろしい」

幼馴染「ところで何食べたいの?」

男「ハンバーグ!」

幼馴染「めんどくさっ」

男「作ってくれないのか?」

幼馴染「んー、時間かかるけど…まあ大人しくしててね」

幼馴染「…おいしくなぁれ」ボソッ

幼馴染(しまった、母の料理する姿を見ていたからつい)

男「にやにや」ニヤニヤ

幼馴染「案の定聞いていたか…」

男「いやあありがたいなあ」

幼馴染「はいはい、もう少しでできるから待っててね」

幼馴染「はい出来たよ」

男「いただきます」モグモグ

幼馴染「…美味しい?」

男「ああ、流石幼馴染だな」

幼馴染「流石と言われてもねえ…」

男「あーん」

幼馴染「調子に乗るな!」

男「むぐっ」


ハンバーグを口の中に無理やり突っ込まれた

男「げほっ、こんな激しいあーんは予想外だったぜ」

幼馴染「良いから食えばか」

男「ご馳走様でした」

幼馴染「お粗末様でした。風呂沸いたけど君は………入るの?」

男「そりゃもちろん。わざわざ家まで帰って入ってくるのもめんどいし」

幼馴染「…」

男「え?ダメ?」

幼馴染「ま、いいけど」

男「俺は後で入るわ」

幼馴染「うん、じゃあ…」

幼馴染「うん、君が後?」


幼馴染(そしたらボクの入った湯船に男が入ることに…)


幼馴染「だ、だめ、やっぱりボクが後!///」

男「うん?そうか、じゃあ先に頂くよ」

今日はここまで

付き合っているわけじゃないけどお泊り
こういう距離感好き

男「あがったぞー」

幼馴染「う、うん、じゃあボクも…入ってくる…よ」


何故か風呂場に行くのにフードを被って行く幼馴染

幼馴染「…男が入ったお風呂…」

幼馴染「違う、ボクが入りたいわけじゃない。男に後に入られたくなかっただけ…」

幼馴染「いつもより匂いが違う気がする…ってそんなわけあるか。どんだけ汚いんだ。ありえない」

幼馴染「っくち!……」ブルブル

幼馴染「……早く入ろ」

幼馴染「…///」チャポ

幼馴染「…///」プクプク

幼馴染「男の…男ぉ…///」

幼馴染「あがった…よ///」

男「何か顔赤くね?」

幼馴染「…のぼせただけだよ///」

男「ああ、確かに長かったもんな」

幼馴染「えっ」

男「え?」

幼馴染(そ、そんなに浸っていたのかボクは…///)

男「…濡れた髪って何でこんな色っぽいのか」

幼馴染「っっ///」パサ

男「濡れた髪を乾かす前にフードを被るな!」

幼馴染「か、関係無い、ボクは髪型に拘りないもん///」

男「ほら、フード外せ。ドライヤーくらいかけろ」

幼馴染「や、やだ、見られたくない」

男「いいじゃないか濡れた髪ぐらい」

幼馴染「…そっちじゃない///」

男「…」ジー

幼馴染「な、何だよ…」

男「髪の匂い嗅いでいい?」

幼馴染「やっぱり君は変態だ」

男「は、いや、水に濡れた髪が色っぽくてつい」

幼馴染「変態め」

幼馴染「男」

男「ん?させてくれるのか?」

幼馴染「髪…乾かして、とかして。自分でやるのめんどくさい」

男「…了解」ニヤリ

幼馴染「な、なんだその顔は」

男「ほら、おいで」

幼馴染「…ん」

ほんのりと香る女の子の匂い、髪に浸透したシャンプーの匂い

水の染みた艶やかな髪質、水滴のついたうなじ

男「」ナデナデ

幼馴染「…ドライヤーは?」

男「櫛をした後だ」ナデナデ

幼馴染「それ櫛じゃない。よくて手ぐし」

男「嫌か?」

幼馴染「…ま、自分でやるよりはめんどくさくないからいいよ。君に任す」

男「じゃあもう少し手ぐしだな」ナデナデ

幼馴染「…///」

男「」スー

幼馴染「…」

男「手入れしないくせに髪は綺麗だよなあ」

幼馴染「…褒め言葉として受け取っておくよ」

男「本当は隠れて手入れしているとか」

幼馴染「そんなめんどいことするか。君に隠す意味も無い」

男「そりゃそうか…」

幼馴染「ほら、手を休めないで櫛」

男「はいはい」

今日はここまで

その後

幼馴染「ありがとね、満足した」

男「満足?」

幼馴染「あ、間違えた。えと、ま、髪整えてくれてありがと」パサ

男「整えたそばからフード被んなよ」

幼馴染「いいじゃん別に」

男「ん?何だこれ」

幼馴染「置手紙?母さんの?」


テーブルの上に置かれた裏返しの手紙

そこに書かれていたのは


「私のタンスに幼馴染用に見繕ったネグリジェがあります。これを

幼馴染「っー!」グシャグシャ


読んでいる途中でひったくられてクシャクシャに丸められる

幼馴染「あいつめ!何勝手に!勝手なことを!帰ってきたら!こうしてやる!こうしてやる!///」グシャグシャ

男「おぉ、すげえ」タンスパカッ

幼馴染「出すなぁっ!///」

幼馴染「ふぁーあ…そろそろ寝ちゃお?」

男「ネグリジェは?」

幼馴染「あれを着ると本気で思っているなら頭の病気だね。今すぐ脳みそこねくりまわしてあげようか?」

男「ハッハッハ。それにしてもあの人はぶっ飛んでいるな…」

幼馴染「同感。いつかぶっ飛ばしてやる」

男「一緒の部屋で寝ようぜ!」

幼馴染「いいよ。どうせ断ったってしつこいし」

幼馴染「その代わり、君が布団敷いてくれよ。めんどいから」

男「ん、了解」

幼馴染「二つね。流石に一緒の布団で寝るとかはしないから」

男「…ワカッテルワカッテル」

幼馴染「露骨に残念がるな」

幼馴染「少し離れてない?」

男「くっつけていいのか?」

幼馴染「まあ、くっつけるぐらいなら。入ってこないでね」

男「了解」

―――――
―――

男「おやすみ」

幼馴染「うん、おやすみ」

男「…スピー」

幼馴染「はやっ」


てっきり無理やりにでも入ってくるかと思ったけど


……そういやいつもこうだった

今日はここまで



幼馴染「ん…」

陽光を浴び、目を開ける

男「…」ジー

幼馴染「」

幼馴染「…」

幼馴染「っっっ!」バッ

男「どうした、飛び起きて」

幼馴染「な、なな、朝っぱらから…何…///」

男「幼馴染の可愛い寝顔と朝一番の顔を見ようかと」

幼馴染「見てどうするんだそんなもん!///」

幼馴染「ったく」


身体を起こしてそうそうパーカーを着る


幼馴染「次はフードを被って寝る」

男「次もお泊りあるのか!」

幼馴染「そんな輝いた目で見るな!」パサ

男「ちなみに何で?」

幼馴染「ふん、へたれの君なら手は出してこないから安心だものね」

男「分からんぞー、もしかしたら突然狼になってくるかもぜ?」

幼馴染「……問題無い」

男「え?」

幼馴染「だって君が襲い掛かってこようと余裕で殴り倒せるし」

男(…舐められてんな。筋トレしよう)

次の日、家にて

男「ふんっ、んっ、ふんっ」筋トレ中


ピロピン


男「ん?LINE?幼馴染からか」

『今何してる?』

『筋トレ』

『いいじゃん、かっこよくて』

さらに次の日、学校にて

男「筋肉痛なった…」

幼馴染「馬鹿」

男「馬鹿って言うこと無いだろ…」

幼馴染「昨日言った『かっこいい』は取り消させてもらうよ」

男「取り消す必要はないだろ…」

幼馴染「かっこいいなんて言われたからって筋トレしすぎて筋肉痛になるような馬鹿には仕方ないよ」

男「つつつ…」

幼馴染「大丈夫?」

男「大丈夫じゃないから肩貸して…」

幼馴染「やだ」

男「この間足の痺れたお前を支えてあげたじゃないか」

幼馴染「…いいよ」

男「やったぁ」ギュ

幼馴染「な、何故抱きつく、そんなことしていいなんて言ってないぞ」パサ

男「いやあ、バランス崩しちゃって。筋肉痛でうまく立てなくてさあ」

幼馴染「じゃ、じゃあ仕方ないね…」ギュ


幼馴染「じゃなーい!学校でやるなっ!」

友「よおー、お熱いねえおふたりさん」

女「なにいちゃついてんのかな?かな?」

幼馴染「いちゃついてなんかいない!///」

女「赤くなっちゃってまー」

友「どうせならもっといちゃつけばよいのだー!」

女「よいのだー!」

男「のだー!」

幼馴染「君までノるな馬鹿!」

今日はここまで

幼馴染「天気予報が嘘がついた…か」

男「まあ梅雨だからな。こういうこともあるさ」

幼馴染「…はぁ、折り畳みぐらい持ってくれば良かった。諦めて濡れて帰ろうか」

男「いや、ちょっと待ってろ」

幼馴染「は?」

男「走って取ってくる!」


幼馴染「お、おい!…本当に行っちゃったよ」

男「はぁ…はぁ‥‥取ってきた」

幼馴染「馬鹿じゃないの?」

男「ひでぇ…せっかく持ってきたのに」

幼馴染「ま、ありがとうね」

男「はい、お前の分」つ傘

幼馴染「…いらない」

男「は?」

幼馴染「わざわざ走ってくれたお礼だよ。一つの傘で一緒に帰ろうか」

男「相合傘か!」

幼馴染「声が大きいよ…」パサ

幼馴染「男、もうちょっと内側に入って。肩濡れてるよ」

男「密着することになるぞ?」

幼馴染「構わないよ。ほら」


互いの体温を感じる程に体をくっつける


男「…」

幼馴染「…雨音が心地好いね」

男「そうだな…」

幼馴染「もう少し、聞いていたい」

男「じゃあ、寄り道でもするか」

幼馴染「うん」

男「で、風邪引いたと」



男「俺が…」

何やってんだろうなあ、俺


男「…大人しく寝ていよう」

―――――
―――

幼馴染「…」ジィ

男「」パチ、パチ


瞬きをして幼馴染を見つめる


幼馴染「わわ、起きた///」パサ

男「夢でも会えるなんて幸せだなあ」

幼馴染「寝ぼけるな」ペチ

男「病人に暴力を奮うやつがあるか!」

幼馴染「なんだ、元気じゃないか」

次の日

男「お…治ってら」

男「ってことは今度は多分あいつが引いているな」

男「看病してやろう。うん、弱っているところを存分に見てやろう」

幼馴染「や、おはよう」

男「…風邪は?」

幼馴染「ひ弱な君と一緒にするな。看病したって移ったりしないよ」

男「…あ、そう、それは良かった」

幼馴染「残念そうにするな」ペシ

男「…はい」

幼馴染「はいじゃないよ」

男「ちくしょー!走ってやるー!」ダッ

幼馴染「おい、病み上がりだろ馬鹿」

学校

男「ゼー、ハー、気分悪い…」

幼馴染「馬鹿だね。保険室行く?」

男「我慢、我慢だ…」

幼馴染「ぶり返してもっと酷くなったらどうする。大人しく休め」

男「俺は…ひ弱じゃない」

幼馴染「はいはい。ボクが悪かったから、ほら、保険室行くよ。友くん、そういうことで先生来たらよろしく」

友「いえっさー」

女「保健室でしっぽりするのかな?やはは」

幼馴染「誰がするか」

保健室

養護教諭(保健室の先生)「よぉお二人さん、保健室でしっぽりしに来たのかい?すまねえなあ、おじさんがいてよ」ニッシッシ

幼馴染「録音したよ。これは教頭に抗議させてもらう」

養護教諭「げっ、おいおい冗談きついぜ嬢ちゃん。じゃ、じゃあ俺はちょこっと席外すから好きに使うといい。はっはっは」



幼馴染「うん、抗議は絶対にしよう」

男「やめてやれよ…」

幼馴染「セクハラ、だめ、絶対」

男「…俺は?」

幼馴染「君でもダメ」

にせHTML依頼が出てるな

男「幼馴染、そろそろ授業に戻っとけよ」

幼馴染「まさか、ついでだからここでサボらせてもらうよ」

男「サボるようなキャラでもないだろ?優等生キャラがいきなり不良になると印象悪くなるぞ」

幼馴染「一回程度じゃ大丈夫だよ。ボクだってたまにはそういう時もあるの」

男「どうなったって知らねえぞ」

幼馴染「そんな大げさなことじゃないっての。ほら寝ていろ」



男「膝枕」

幼馴染「調子に乗るな」

今日はここまで

>>242
ありがとう

眠ってしまった

寝つつも半分起きていると頭を撫でられているのが分かる

「早く良くなあれ」なんて言葉は聞こえないが慈しみをもって優しく撫でられているのを感じる


とても心地好い…とても…

幼馴染「おはよ」

男「んあ…今は…」

幼馴染「もうそろ下校時刻だよ」

男「何ぃ!?」

男「あ、ほんとだ!夕焼け小焼けだ!」

幼馴染「ボクまで一日サボリになっちゃったじゃないか。どうしてくれるんだい?」

男「責任は取る!結婚しよう」

幼馴染「どーしてそーなる」ジトー

秒速5センチメートルが実写化すると聞いて困惑中…
ジョジョやハガレンは怒りが沸いたけどこれは困惑しか浮かんでこない

映像の美しさが最大の長所である新海誠監督作品を実写化とか何がしたいんだ…

幼馴染「で、責任取ってくれると言うなら…」

男「言うなら?」

幼馴染「土曜日一日付き合ってもらおうかな。その頃には体調も戻っているでしょ」

男「デートのお誘いか?」

幼馴染「何を馬鹿な」
幼馴染「時は金なり。ボクの時間を奪ったんだから君の金で返してもらおうってだけだよ。破産するまで奢らせてやる」

男「時と金が等価値と言うなら金と一緒に俺の土曜日の時間を奪うことにならないか?」

幼馴染「ボクと過ごす時間はマイナスかい?」

男「いや、プラスだな」

幼馴染「そうだろ」


一瞬だけ笑みを零した幼馴染

当日

男「…雨かぁ…」

幼馴染「雨だね」

男「…どうする?また今度にするか?」

幼馴染「いや、今日行こう」

男「別に明日にしてもいいんだぞ?」

幼馴染「雨の日じゃないとできないこともあるよ?」


幼馴染がそう言って取り出したのはフードつきのレインコート

すまん…何故か気力が沸かず少なくて
今日は終わり

幼馴染「どう?」

水玉模様のレインコートを着てフードをかぶり、くるりと回る幼馴染


男「パーカーとはまた違った良さがあるな。なんだか子供っぽくて可愛い」

幼馴染「『子供っぽくて』というのが気になるけどまあいいだろう」

幼馴染「ほら、君の分も」

男「ペアルック!?」

幼馴染「レインコートにペアルックも何もないだろ」

男「で、どこに行くんだ?今日はお前に俺の時間を捧げる約束だったからな。どこまでも付き従うぜ!」

幼馴染「近衛兵のように?」

男「望みとあらば貴女のナイトになろう。永久(とわ)に」

幼馴染「プッ」

男「何故笑う。そこは紅くなるところだろう」

幼馴染「無茶言わないでよ」クスクス

男「近衛兵とか言い出したのはお前だろ」

幼馴染「そーだっけ?」

男「で、どこ行くんだ?二度目だが」

幼馴染「君の頭の中みたいなところだよ」

男「は?」

幼馴染「知らないかな?この辺にフラワーランドがあるんだ、けっこう綺麗なんだよ」

男「…誰が脳内お花畑だ!」

幼馴染「おお、分かっているじゃない」

男「やかましい!」

男「ところでそんなデートスポットに俺をさs」

幼馴染「違う。行きたかったけどカップルが多いところに一人で行くのは嫌だっただけ」

男「へー」ニヤニヤ

幼馴染「そのニヤケ顔をやめろ」グイー

男「いはははは」


ほっぺを思いっきり引っ張られた

幼馴染「ほら、行くよ」

男「ほっぺたが痛い」

幼馴染「そんなに強くしてない」

男「幼馴染の手でナデナデしてくれれば治る気がする」

幼馴染「てい」デコピン!

男「はうっ」

幼馴染「で、行くんだよね?」

男「ああ…ナデナデはしてくれないのか?」

幼馴染「…しょーがないなあ」


男の両頬に手を添える

真正面から男の目をまっすぐ見据え


幼馴染「痛いのとんでいけ」スリスリ

男「     」



幼馴染「…おーい?…固まってるよこの馬鹿」

男「…時計が3分進んでいる…誰か俺の時を止めやがったな!?ギアスか!スタンドか!」

幼馴染「馬鹿は馬鹿なことを馬鹿に言ってないでとっとと行く支度しろ馬鹿」

男「え?あ?はい」


男「…なんか怒ってる?」

幼馴染「早く支度しないでこれ以上時間無駄にしたら怒る」

男「わ、わかった。ごめんよ」

幼馴染「ほらほらとっとと」

男「レインコートで雨の中のお散歩ってのも悪くないな」

幼馴染「そうでしょ?雨音が耳に心地いいよ」

男「…手をつないでもいいか?」

幼馴染「だーめ」

男「可愛い幼馴染と繋ぎたいなあ」

幼馴染「…ダメだって///」パサ

男「フード被っても半透明だから見えてるぞ。顔が紅いの」

幼馴染「うるさい///」

男「フラワーランド…こう綺麗でもこの天気じゃなあ…」

幼馴染「…そうでもないよ」

男「とは?」

幼馴染「ほら、花に水滴が垂れている姿は美しいよ」

男「…だな」

幼馴染「……手、繋ぐ?」

男「え?」

幼馴染「こんな天気だからね。だぁれも人がいない。人がいないから見られる心配も無い」

男「…なら、繋ぐか」

幼馴染「うん」

少なくてすまん
今日はここまで

別の日

幼馴染「梅雨過ぎたね」

男「過ぎたなー」

幼馴染「本格的に暑くなるなあ…嫌だなあ…」

男「まあそれは皆思ってるよ。仕方ない」

幼馴染「今年こそは暑さに負けずパーカーを…」

男「やめなさい」

幼馴染「夏用パーカーだってあるんだよ!」

男「…大丈夫かなあ」

幼馴染「大丈夫だいじょうぶ、出来るだけ薄い素材でできているから」

―――――
―――

幼馴染「暑い…」

男「…諦めろ」

幼馴染「…うー」

男「何でそこまでこだわるんだ…」

幼馴染「…好きでしょ?」

男「お前が?もちろん」

幼馴染「…」パサ

幼馴染「…暑い!///」パサ

幼馴染「違う、パーカー姿///」

男「まあ、それは大好きだけど…他にもお前に似合う服装はある」

幼馴染「……すっごい不安なんだけど」

男「まあ任せろ」

男「これぞ幼馴染に与える夏コーデ」

男「白ワンピース、麦わら帽子、そしてヒマワリを一本!」

幼馴染「…どこから持ってきたこのヒマワリ」

男「うん、これぞ夏の少女のイメージ。これならゴッホも放っておかないな」

幼馴染「君はゴッホをヒマワリ専門画家とでも思っているのか」

男「なんだ、気に入らないか?」

幼馴染「まあ…ヒマワリはともかくワンピースはいいかな。少し子供っぽい気もするけど」

男「そんなことないよ、良く似合ってる」

幼馴染「そう?…君が言うならいいか」

幼馴染「で、今日はどこに行く?」

男「宿題お願いします」

幼馴染「…どこに行く?」

男「さっさと宿題終わらせたいんだ!」

幼馴染「さ、とっとと遊びに行こうじゃないか」

男「宿題ぃぃいいい!」

幼馴染「うるさい!だったら何で着替えさせたんだ!」

男「特に意味は無い可愛い」

幼馴染「君ってやつはー」

幼馴染「家で宿題するならこんな恰好する必要ないね」


というわけで


幼馴染「クーラー最大でいつものパーカー姿。これぞボク」

男「…自堕落め」

幼馴染「クーラーは文明の利器だよー」グテー

男「じゃあ宿題」

幼馴染「こんなクーラーの効いた部屋では寝たくなるね」

男「いや、宿題」

幼馴染「一緒に、寝ようか?」

男「!」

夕方


男「…やられた」

幼馴染「ふふ、宿題は明日の朝に頑張ってくれたまえ」

男「今からでもいい!宿題を手伝え」

幼馴染「断る。ボクと添い寝出来ただけいいじゃないか」

男「…お前が寝ている間にキス貰ったぞ」


幼馴染「」


幼馴染「…///」カァ


幼馴染「な、なな、なんて卑怯なことを!///」


男「冗談だよ、これであいことしてやろう」

幼馴染「…///」パサ

幼馴染「クソァッ!///」ゲシッ

男「おうふっ」グハッ

男「…じゃ、じゃあ本当にキスしてみるか?」

幼馴染「この流れでよくそんなことが言えるね…」

男「冗談だ、冗談」

幼馴染「はぁ…では明日ね」

男「ああ、明日な」



男「あ、結局宿題やらずに一日が終わってしまった」


男「……めんどくせ。明日早起きすりゃいいや」

学校

幼馴染「やあ、終わらせただろうね?」

男「え?なんのこと?」スッキリ

幼馴染「よーく眠ったようで…宿題をやってきた気配も全く無いね」

男「イエス!」

友「俺もだぜ!」

女「だってあたしやる必要ないしー」


幼馴染「いつも通りだね3バカトリオ」

今回の更新はここまで

ネタ切れのため夏イベント・ネタ募集

あれキスしてなかったっけ?

>>291

>>281で幼馴染が怒ったのは自分の意識が無いときにキスされたからであって初めてを奪われたとかは言ってない

幼馴染「で、馬鹿共どうするつもりだい?」

女「どうするの?」

幼馴染「君もだ」

女「あたしはやる必要ないもんねー、やはは」

友「宿題なんぞやらなくてもテストでいい点とればいい!」

幼馴染「とれないくせに」

男「幼馴染、宿題見せてくれ!」

幼馴染「うん、君は素直で大変よろしい。君だけに見せてあげるよ」

友「俺も!」

幼馴染「ダメ、君はテスト勉強でもしているといい」

友「さっきのは嘘だったんだー!頼むよ」

幼馴染「触れるな、しっしっ」

友「酷い!」

幼馴染「はい、ボクの宿題」

友「ありがとう!」

幼馴染「君じゃない」

男「恩に着る!」

幼馴染「お礼は次の休日にでもいただくよ」

男「おう、考えておこう」


女「ほほーう?」

友「ほっほーう?」


幼馴染「その興味を持ったぞみたいな目をやめろ」

休日

男「今日は早めに宿題終えたぜ!」

幼馴染「で、何でいちいちボクに報告?」

男「なんだ、てっきり遊んでほしいかと思って来たのに」

男「だったら女とでも―

幼馴染「分かった分かった。何でそこであれの名が出てくる」

幼馴染「で、今日はどんなアホなことを」

男「プール行こうぜ」

幼馴染「ぷ、プールか…うん、じゃああのアホどもにも連絡を」

男「いや、二人きりでだ」

幼馴染「二人きり…ま、まあ…君がそう言うなら…///」パサ



男「さあ!」

幼馴染「…」


ビニールプール<やぁ


幼馴染「…ていっ」ゲシ

男「ぐぉっ、何をする!」

幼馴染「こんなのは入れるか!ボクたちは高校生だよ高校生」

男「すんませんでした…」

幼馴染「はぁ…プール期待したのに」

男「冗談だよ。今から行こうか」

幼馴染「本当に?」ジィ

男「ああ、今すぐだ」

今日はここまで

幼馴染「じゃ、じゃあ…ちょっと待っててね。水着取ってくるから」

男「期待してるぜ」

幼馴染「されても困るよ。というか去年と同じ水着だし」

幼馴染「…これ、だよね」

幼馴染「…ん…念のため」ヌギヌギ



・・・



幼馴染「入らない…」

違う、太ったんじゃない、断じて違う

幼馴染「一年経てば…そんなものかな」


幼馴染「…今日行きたかったのに…」

幼馴染「…と、いうことで」

男「ふt」

幼馴染「」ジトー

男「俺たちゃ成長期だもんな、仕方ないよな」

幼馴染「」コクコク

男「それに太ってたらこんなに可愛くない」

幼馴染「それで誤魔化すつもりなら黙ってた方がマシだよ」ゲシゲシ

男「しかしだ!幼馴染が可愛いのは事実」

幼馴染「」パサ

幼馴染「ああもううるさい」

幼馴染(やっぱりパーカーは必須。フードは必須…///)

男「何フードで顔隠してんだよ」

幼馴染「うるさいうるさい」

男「しかし着れる水着が無いなら仕方ない。買いに行くか」

幼馴染「…君も女性用水着売り場に来る気かい?」

男「…難易度高いな」

幼馴染「入ってきたら一生変態呼びしてあげるよ」

男「だったら一人で」

幼馴染「ん…それもな…ぁ…」

女「はいはいはい!ここに女ちゃんがいるよー」

幼馴染「…何故いる。どうやって入った」

女「まあほら、気にしない気にしない」

幼馴染「いや気になるから」

男「気にしても仕方ない、女だし」

女「仕方なーいね」

幼馴染「…もういいや」

幼馴染「着いてくるなって言ったのに…」

男「可愛い幼馴染の水着姿がいち早く見たくて」

友「特に意味は無いけど呼ばれたから」

女「にぱー☆」


幼馴染「アホ二人帰れ」


友「男は良いのか!」

幼馴染「…いい」目逸らし

友「ブーブー」

女「ブーブー」

幼馴染「もうやだこいつら…」

デパート
水着売り場

女「これ似あうよー」

幼馴染「ビキニなんかもってくるな」

男「これとかどうか?」

幼馴染「どうかじゃない。そんな子供っぽいもの持ってくるな」

友「これは」

幼馴染「変態!」ゲシ

友「ぐはぁっ」

幼馴染「というか男子二人出てけぇ」

男「追い出された」

友「男なら特攻しようぜ大将!」

男「それやられたら本気で嫌われそうだからやめておこう」

友「あーあ、つまんねえ。俺等も漢の水着を買いに行くか!」

男「やめろ」

女「さーて、幼馴染ちゃんにはこれが似合うかなあ」

幼馴染「大胆すぎないか…?」

女「男くんはきっと喜ぶよぉ…」

幼馴染「…」

女「幼馴染ちゃん男くんに喜んでほしいんでしょ?」

幼馴染「……」

女「だぁかぁらぁ…」

幼馴染「・・・って騙されないぞ。あいつを喜ばせるならパーカーで充分だ」

女「えー、ほら買おうよー」

幼馴染「うるさい、この無難なので充分だよ」

女「あ、少し可愛いの選んでるー」

幼馴染「気のせいだ気のせい」

男「お、選び終わったのか?」

幼馴染「まあね」

女「教えてあげようかあ?」

友「知りてえなあ。だろ?大将」

男「え、ま…」


幼馴染「走るよ!」

男「え?はぁ?」


いきなり男の手を取って走り出した

幼馴染「ふぅ…巻いたかな」

男「追ってくる気配は無いな」

幼馴染「なら良かった」

男「二人きりになりたかったのか?」

幼馴染「なわけあるか。アホどもと一緒にいたくなかっただけだよ」

男「だろうな」ニヤニヤ

幼馴染「ニヤつくな馬鹿」

男「で、どうする?」

幼馴染「どうするも何も普通に帰るだけだよ」

男「なんだ、残念」

幼馴染「残念?」

男「ああ、もっと一緒にいたい」

幼馴染「ならまたゲーセンでも行く?」

男「いいのか?」

幼馴染「ま、ね」

ゲームセンター


幼馴染「相変わらず五月蠅いところだね」

男「ある意味ゲームセンターの証だな」

幼馴染「あまり一人で来たい場所ではないね」

男「慣れなきゃそうだろうな。プリクラまた撮るか?」

幼馴染「……もうあれはいい///」パサ

男「フードで隠すなよ。分かり切ってるぞ」ニヤニヤ

幼馴染「うるさいうるさい、そこには触れるな」

今日はここまで

男「さて何のゲームをするか」

幼馴染「ゲームより…君の腕が見たいな」クイ


男の服の裾を引っ張ってクレーンゲームの前に連れて行く


男「この可愛いぬいぐるみほしいのか?」

幼馴染「君の失敗する様子を見てからかってやろうと思っただけだよ」

男「そう思い通りにいくかよ。で、どれがいい?」

幼馴染「ん…これ」

男「さて速攻ゲットしてやるぜ!」

幼馴染「がんば」

男「どうせならもっと熱く応援してくれよ」

幼馴染「分かった。松岡修造流すよ」

男「遠慮します」

幼馴染「いいからはやくとって」

男「へいへい」

男「おっ、おっ、もうちょい…あー」

幼馴染「はい百円」

男「おう!」

・・・

男「あー」

幼馴染「はい百円」

男「おけー」

・・・

男「…だめだ」

幼馴染「ほら次」

男「…ところでこの百円どこから」

幼馴染「君の財布」

男「だと思った!」

男「ふー、とれた」

幼馴染「おお、ご苦労様」

男「まあ幼馴染が喜ぶのならいいか…」

幼馴染「じゃあそういうわけでこれは貰っておくね。君の忘れ形見に」

男「忘れ形見!?」

幼馴染「これを見る度に君を思い出すから…一生忘れないよ」

男「変なこと言うな!」

幼馴染「ふふ、ぬいぐるみ増えた」

男「そろそろ帰るか」

幼馴染「ん…そうだ、ね…」

男「どうした?」

幼馴染「…雨の音がする」

男「…本当だ」

幼馴染「男、傘持ってる?」

男「生憎」

幼馴染「…やだなあ」

今日はここまで

幼馴染「仕方ない、コンビニまで走るよ」

男「お、おう」


男に買ってもらったぬいぐるみを濡れないように抱えて走る幼馴染


幼馴染「うぅ…濡れる」タッタッタッタ

幼馴染「はぁっ…はぁっ…」タッタッタッタ

男「頑張れ、コンビニまで後少しだ」

幼馴染「頑張るような距離でもないのにこの土砂降りはなんなのさ…」

男「これも夏の醍醐味だよ」

幼馴染「そんなのいるか!」

―――――
―――

男「ようやく傘ゲット」

幼馴染「これでゆっくり帰れるね。一つでいいよ」

男「つまり相合傘がしたいと」

幼馴染「お金の節約だよ。他意は無いね」

男「…」

幼馴染「…何?そんなじろじろ見て…」

男「腹、透けてる」

幼馴染「…雨に濡れたんだ、こっち見るな」

男「いくらパーカー着たいからってそんな薄いパーカー着てくるから」

幼馴染「仕方ないだろ。パーカーはボクに必要なの。こういう時とか」パサ

男「だからフードで顔隠すなよ。見えない」

幼馴染「見ようとするな///」

幼馴染「もうちょっとそっち行け、肩が濡れる」

男「しょうがないだろ」

幼馴染「じゃあ無理やりにでも入る」ギュ

男「…密着してるぞ」

幼馴染「うるさい、仕方ないから」

幼馴染「ふう、ようやく帰ってこれた」

男「本当はもう少し一緒にいたかったんじゃないのか?」

幼馴染「雨の中は嫌だよ」

男「じゃあ家の中」

幼馴染「…」

男「ダメか?」

幼馴染「…」

男「…」


男「あ」
幼馴染「しゅ」


二人『ん?』


幼馴染「…君からどうぞ」

男「いやいやお前から」

今日はここまで
明日も数レス書く予定

幼馴染「宿題教えてくれと頼むのなら君がボクの家に来る理由はあるね…と」

男「よし、すぐ宿題持ってくる!」

幼馴染「あ、君の言おうとしたこ…と…行きやがった」

幼馴染「…少しぐらい部屋片づけておくかな」

男「きたぞー」

幼馴染「や、待っていたよ」

男「…なんだこの片づけようとして途中で飽きたって感じの部屋は」

幼馴染「別に汚くはないでしょ」

男「まあ、そうだな。部屋の隅に積み上げただけにしか見えないけど」

幼馴染「君の部屋よりはマシだ」

男「汚くないわ!」

幼馴染「使用済みティッシュはゴミ箱に入れなよ」

男「適当なこと言うな!」

幼馴染「じゃ、宿題やろか」

男「もう少しゆったりしていたっていいじゃないか」

幼馴染「そう言って夏休み後半まで宿題残していたことが何度あるか」

男「ぐっ……やります」

幼馴染「ん、頑張れ」

幼馴染「そこ間違ってる。代入値はそっち」

男「あ、そうか。すまん」

幼馴染「なぜ謝る」

男「…さあ?」

幼馴染「…そのちっちゃい消しゴム使いにくくない?」

男「使えないことは無い」


幼馴染「これ使いなよ」

男「お、MONO消し」

幼馴染「カバー取るな」

男「俺の名前は書いてないのか…」

幼馴染「あるわけないだろ。好きな人の名前を消しゴムに書くのは小学生だけだ」

男「じゃあまさか小学生のころには!」

幼馴染「さあね。書いていたとしても使い切ってるから確かめようは無いよ?」

男「そういや小学生のころ一つの消しゴムを大切に使ってたな。まさかあれが…」

幼馴染「まさか。君と違って物を大事にする性格だっただけだよ」

男「へえ?めんどくさがりのお前が?」ニヤニヤ

幼馴染「めんどくさがりと大切にしないは別だから」

男「そういや一度消しゴムがどっかに行ったって喚いて必死になって探してなかったっけ」

幼馴染「記憶のねつ造はやめてもらおうか」

男「俺の記憶力はかなりいいんだぞ。他にも消しゴム関連は…」


幼馴染「ほら手が止まってる。そこ解いてみろ」

男「え?どれ?あ…これ苦手な奴…」

幼馴染「うん、じっくり教えてあげるから」

幼馴染「…大分暗くなってきたね」

男「ん?そんなにやってたっけ」

幼馴染「時間なんて気づいたら過ぎ去っているものs」

―ヒュー、ガタタガタガタ―

幼馴染「っ」ビクッ

男「ああ、そういや台風が近づいてるって」

幼馴染「え…」

今日はここまで

あのおまじない今も受け継がれているのかな

あなたのせいでボクっ娘→クーデレ クーデレ→ボクっ娘になってしまった・・・すばらしい教えだ

男「さて、今日は宿題終わりっと…」

幼馴染「…君の頭なら今のうちにもっとやっておいたほうがいいんじゃないかな」

男「お前のところにくる口実は残しておいた方がいいだろ?」

幼馴染「そんなもの適当に作れ。君なら『一人じゃ寂しくて死んじゃう』で充分でしょ」

男「お前の目に俺は兎にでも見えているのか」

幼馴染「…そうだね。だからこれは君の代わり」ギュゥ

男「妙にくたびれてるぞそのぬいぐるみ…」

男「さて、俺の代わりも決まったことだし帰るか」


ヒュー、ガタガタ


幼馴染「っ…」

幼馴染「ま、待った。時には代わりではなく本物の、君が、必要な時があるんだよ」

男「いやいや、何その言い方、俺を何に使うっていうんだ」

幼馴染「それは…その…きょ」

男「きょ?」


ガタガタガタ、ガンッ


幼馴染「ひっ………………察して」

男「やだ!」(満面の笑み)

幼馴染「死ね!」

幼馴染「ということで君なら分かってくれると思って…」

男「帰るわ」

幼馴染「…今日の君は意地悪だね」

男「悪かった悪かった、怖がるお前が可愛くてつい」

幼馴染「死ね。そんな軽い褒め言葉で償えると思うな」


男「いや、あの、本当にすいませんでした…」


幼馴染「…ふん」

幼馴染「罰として明日まで帰るなよ」

男「むしろそれどっちからしてもありがたいご褒美では」

幼馴染「じゃあその部屋の隅で一晩中スクワット
      汗の匂いを巻きちらすウザったいオブジェクトとなるがいい」

男「普通に居座らせていただきます」

幼馴染「よろし… ―ガタンッ― ひっ」


男(可愛い)

幼馴染「と、りあえず、テレビでもつけようか」

男「音は小さめに」

幼馴染「大きめに」


「台風は明日には過ぎ去るようで」


男「良かったな」

幼馴染「何のことかな」

男「さっき察してくれとか言ってたくせに」

幼馴染「天気予報は何も関係ないから」

男「…」

幼馴染「何だその沈黙は」

男「ま、いっか」

幼馴染「何だその自己解決は」

今日はここまで
仕事疲れが無きゃ明日も更新する


>>374
クーデレボクっ娘好きが増えるのはとても嬉しい事です
それもこのSSのおかげとまで言ってくれるとは感涙極まる。ありがとうございます

あなたもクーデレパーカーボクっ娘SSを書いて布教してくれても良いのですよ
むしろもっと増えてほしい

幼馴染「さて、お風呂沸かそ」

男「おう」

幼馴染「君がね」

男「そんぐらいめんどくさがんなよ」

幼馴染「だってめんどくさいもん」

男「やってきたぞー」

幼馴染「ありがと」

男「人が働いているときにソファにだらけて本を読んでいるとは…いいご身分だな」

幼馴染「治まってきたからね」

男「確かに音が止んできたな」

幼馴染「違う」

男「別に隠さなくていいのに。怖いなら怖いって言えよ」ニヤニヤ

幼馴染「うるさい」

男「風呂あがったぞー、怖くなかったか」

幼馴染「うるさいっての…」

男「うわっ、テレビ音量でっかっ」

幼馴染「そう?適当に弄っといて。ボクも入ってくるから」

男「おう、前みたいにのぼせんなよ」

幼馴染「余計な御世話だよ」

お風呂

幼馴染(ふぅ…いい湯…)ブクブク

幼馴染(包まれてる気分…)


ヒュー ガタガタ


幼馴染「ま、またっ…」

幼馴染(お、男…呼べるわけがない…)

幼馴染「早く、出ないと…」

少なくてすまん
今日はこれだけ

「君の名は」見てきた
最高だった…映画館でボロボロ泣いた。今でも思い出すと涙が出そうになる…

青春時代に還りたい。学生時代に戻りたい


今学生の人はその一日一日をしっかり記憶に刻んでおいてほしい

恋人とかいなくたって

男友達との馬鹿な会話で笑うのも
女子と同じ教室で授業するだけでも、ちょっとプリント渡す程度の会話でも

独り暮らしで孤独に参りそうになったときに思い出せる大事な記憶となる


長文お目汚し失礼
再開する

男「あれ?思ったより、早かったな」

幼馴染「………さっきのぼせるなって言われたし」

男「怪しい」

幼馴染「うるさい。頭よろしく」

男「ああ。おいで」

幼馴染「ん」ポフ


男の前に背中を預けるように座る幼馴染


男「…」ギュ

幼馴染「な、に、何をしている…///」

男「いや、やっておいた方がいいかなって」

幼馴染「…調子に乗るな///」マジトーン

男「…すいません」パ

男(おかしいなあ。女が次そんなシュチュエーションになったらこうしなきゃダメだって)

男(…何であいつ"次"なんて言ったんだ?風呂上りに髪乾かして梳かしたことなんて言ってないんだが)


幼馴染(ちょっとすごんだだけで止めるとかヘタレめ)

幼馴染(なんていうのは意地悪が過ぎるかな)


男「」スンスン

幼馴染「やめて」

男「幼馴染の髪は良い匂いがする」

幼馴染「…………とっとと乾かして」

男「へいへい」

幼馴染(…ダメだな、もう少しやらせてあげようかと思ってたけど…やっぱり恥ずかしい)

幼馴染(というか…そんな変態なことはしてほしくない)

男「さて、ドライヤー」

幼馴染「ん?」

男「ん?」

幼馴染(前はその前に頭撫でてた…)

幼馴染「その…えと…前と、手順が違うな…と」

男「手順?特にないけど?」

幼馴染「いや、その…あ…ほら…ドライヤーの前に…」

男「ああ」

幼馴染「そう!」

男「なんだっけ?」

幼馴染「…おい」

男「いやあ言われないと今一思い出せないかな」

幼馴染「…あ、頭…」

男「頭?」

幼馴染「……………な、でて」

男「なで?」

幼馴染「頭撫でて…って…」

幼馴染(い、言えた…言った…言えた…///)

男「ああ思い出した思い出した」ナデナデ

幼馴染「ん…ぅ///」

男「もっと素直になってもいいのに」

幼馴染「充分だろ」
幼馴染(限界だよ)

男「もっと甘えたいんだろ?」ナデナデ

幼馴染「それは君だろう?」

男「お前だろ?」

幼馴染「君だろ?」

男「お前も…って終わらないな」

幼馴染「そうだね。とっとと…いや、丁寧に髪を乾かして」

男「はいはいお嬢様」

幼馴染「その呼び方は嫌」

男「お姫様」

幼馴染「もっと嫌」

男「幼馴染」

幼馴染「ん。よろしい」

ドライヤー<ブォォン

男「熱くないか?」ナデナデ

幼馴染「うん。問題無いよ」

男「やっぱり長いと手入れが大変だなぁ」

幼馴染「そうだね。だからめんどくさいんじゃん」

男「でも切らないんだな」

幼馴染「それもめんどくさいかな」

幼馴染「それに、君がやってくれるからいいじゃないか」

男「俺もめんどくさいと思ってる可能性は?」

幼馴染「役得なくせに」

男「互いにな」

幼馴染「………ん」

男「よし、終わり」

幼馴染「ありがと…寝る時間までまだあるね」

男「そうだな、まだ眠くもないし」

幼馴染「テレビでも見る?」

男「ホラー」

幼馴染「帰れ」

男「え?帰っていいの?まだまだ嵐は荒れて…」

幼馴染「帰らないで。でもホラーはダメ」

男「いいじゃんホラー」

幼馴染「よくない。適当にバラエティーでも流していよう」

今日はここまで

しまった。夏イベントほとんどやらずに9月になってしまった
せめてプールぐらいはやっておかないと

男「はいバラエティー」

幼馴染「右上に『夏の夜特別企画』とか書いてあるんだけど」

男「だから何だ?」

幼馴染「そういう場合は大抵ホラー企画…」

男「逃がすか!」ギュー

幼馴染「はっ、放せ。放せぇ!」


テレビ<ギャァアアア


幼馴染「ーっっ!」

男「くっくくく」

幼馴染「このぉっ///」

男「そろそろ夕食にしたいなあ」チラ

幼馴染「意地悪したからやだ」

男「本心は?」

幼馴染「めんどくさい」

男「…料理は女の子に必須スキル」

幼馴染「うるさい。作れるけど作りたくないの。というかこの間振る舞ったじゃないか」

男「……」グー

幼馴染「」ピク

男「…幼馴染の料理…食べたい…」

幼馴染「…」

男「…」グー

幼馴染「ああもう、分かったよ。ボクの負け」

男「!」

幼馴染「その代わり次は君の手料理をいただくからね?」

男「おう!」

幼馴染「…見られているとやりにくいよ」

男「前みたいに『美味しくなあれ』ってやるのが見たくて」

幼馴染「…不味くなってしまえ」

男「!?」

幼馴染「…………美味しくなれ」ボソッ

男「」ニヤニヤ

幼馴染「…何?」

男「いやあ楽しみだなって」

幼馴染「あそ、大人しく待っててね」

幼馴染「はいお待たせ」

男「おう、ありがとう」

幼馴染「味は保証しないよ」

男「美味しいに決まってる」

幼馴染「そ?」

男「幼馴染が『美味しくなぁれ』してくれたからな」ニヤニヤ

幼馴染「なっ///」カァア

幼馴染「き、聞いていたのか///」

男「いつ小声で言っててもいいように聞き耳立てていたからな」

幼馴染「君はもっと難聴鈍感であるべきだ!」

男「そんなハーレムもの主人公みたいな個性を求めんな」

幼馴染「…そろそろ寝よっか。部屋は別」

男「先に釘を刺されてしまったか」

幼馴染「釘は刺してない。明確に拒否しただけ」

男「荒らしは今日の夜中強くなるんだけどな」

幼馴染「…」

男「一人で大丈夫か?」ニヤニヤ

幼馴染「……」

男「まあそこまで言うなら声も届かない遠いお部屋で…」

幼馴染「分かった。君がそこまで言うなら同じ部屋で寝てあげよう」

男「同じベ…」

幼馴染「死んでしまえ」

次の日

男「…何もなかった」

幼馴染「あってたまるか」

男「今日は何をしよう!」

幼馴染「帰れ」

男「え、朝だよ」

幼馴染「帰れ。ボクはやることが色々ある」

男「ちぇー」

幼馴染「またね」

今日はここまで

そういえば>>1さんはどこでクーデレボクっ娘パーカー幼馴染みを知ったんだろうか

>>419
これまた難しい質問をなさる

ダウナー娘とパーカー娘は画像スレでハマった
ボクっ娘はひぐらし、クーデレは生徒会の一存の千鶴さんかな

幼馴染はどれが最初か分からん


とりあえず好きな属性を全部乗せで産み出したキャラがこのSSの幼馴染だからこれといった明確な元ネタは無い
逆にこれ全部をコンプリートしているヒロインが登場する作品があったら教えてほしいね

最近だと「からかい上手の高木さん」が最高にいちゃいちゃほのぼの日常物してて大好き

幼馴染「さて、男は帰ったし…」

幼馴染「…布団…男の寝た…」バフッ

幼馴染「…」スンスン

幼馴染「…二度寝したくなった」グテー

ピンポーン

幼馴染「んっ…っ、寝すぎた。…って昼か」

ピンポーン

幼馴染「はいはい…」


<幼馴染~いないのかー?


幼馴染「っ…男!?…わっ、あ、寝癖…あ、ん…えと…」

<いないのかな…

幼馴染「い、いるいる!」

幼馴染「や、やあ…さっきぶりだね」

男「あれ…寝癖」

幼馴染「ボクがめんどくさがりなのは知っているだろう?」

男「朝無かったと思うけど」

幼馴染「もっとよくボクを見てほしいものだね」

男「何か誤魔化そうとしてないか?」

幼馴染「気のせい、気のせい」

幼馴染「で、何の用で来たんだい?」

男「プール行かないか?」

幼馴染「ん、いいよ」

男「この間水着買ってたよな?楽しみだ」

幼馴染「あまり楽しみにされても…困るよ」

プール

幼馴染「…男、いこ。別のところ行こう」


女「逃がすかー!」

友「イェッサー!」


幼馴染「男!このバカども追い払え!」

男「諦めよう」

幼馴染「はあ、仕方ないなあ」

女「何だかんだ言っても幼馴染ちゃんいつもあたしたちといて楽しそうだしー」

幼馴染「ああもう何も言わないよ」

~着替え中~

幼馴染「……」

女「さあさあ早く着なよ」

幼馴染「とは言ってもね…少しくらい心の準備が必要なわけで…」

女「あたしに見られたって恥ずかしくないじゃん?」

幼馴染「君じゃないよ」

女「分かってる分かってる。男くんでしょぉ?」

幼馴染「……」

女「にっひっひぃ。幼馴染ちゃんは純粋で可愛いねえ」

幼馴染「…うるさい」

幼馴染「そういう女だって友に見られるのは恥ずかしいんじゃないのかい?」

女「全然?幼馴染ちゃんが恥ずかしがり屋すぎるだけだよ」

幼馴染「…」

女「やはは、あたしの弱点を探ろうたってむっだだよー」

幼馴染「そうだね、頭空っぽだもの」

女「照れますなー」

幼馴染「褒めてn…もういいや」

女「お、脱ぎましたな?」

幼馴染「…」

女「幼馴染ちゃん着てると目立たないけどそれなりに胸あるよねー」

幼馴染「…近づいてくるな」

女「自分の触ってろ変態!」

幼馴染「こっちのセリフだ!」

~合流~

男「なんか遅くなかったか?」

幼馴染「女子の着替えは長いものさ」

女「にひひー、長いもの長いもの」

幼馴染「別に待ってなくても良かったのに」

女「待ってなかったら幼馴染ちゃん泣いてただろうけどねえ」

幼馴染「そんなわけあるか」

女「で、で?男くんどうなの?幼馴染ちゃんの、し・た・ぎ♪」

幼馴染「水着だ!」

女「それはさておきー、感想をどうぞ?幼馴染ちゃんの水着はどうなの~?」

幼馴染「君が聞くのは違うだろう」

女「じゃあじゃあ幼馴染ちゃんからどーぞー」

幼馴染「…男、女の質問に応えなよ」

友「あ、そういう言い方しちゃう?」

男「そうだなあ、女の水着は…」

幼馴染「そっちじゃないだろ!」

今日はここまで
残暑がまだまだ続くからプールネタやったってセーフ!

男「で、感想だろ?」

幼馴染「う…うん…///」


友「」ヒソヒソ
男「エロい!」

幼馴染「」ゲシッ、ビシッ

男「あだっ!」

友「何で俺まで!」


幼馴染「もう一度言ってみ?」

男「可愛い、似合ってる。ライン美しい」

友「エロい!」

幼馴染「いっぺん沈んでこい!」ゲシッ

友「俺だけっ!」グハァ

女「とぉーっ!」キックッ!

友「ぎゃぁーっ!」ドッボーン

友「あっぷっ…あっぷっ、たす、助けてぇっ」

女「あっひゃっひゃ、あたし以外の女に『エロい』だなんて言った罰なのだー!」


幼馴染「さて、馬鹿二人がはしゃいでいる間にどっかいこ」

男「そうだな、ウォータースライダー行くか」


女「お昼ご飯時に集合ねー」


幼馴染「はいはい」

ウォータースライダー

幼馴染「あれ、こんなに高かったっけ…」

男「なんか冬の間に改築してたらしいよ」

幼馴染「男、ボク流れるプールの方に行きたくなったなあ」

男「怖くなったか?」

幼馴染「…正直に言うと…うん…」

男「じゃあ行こう!」

幼馴染「正直に言っても連れて行くのか!」

男「大丈夫、大丈夫、ジェットコースターにだって乗れるじゃないか」

幼馴染「いや、そうだけど…機械じゃないから…」

男「安全性が怖いって?そんなんで危険だったらやってないって」

幼馴染「頭じゃ分かってるけど…ちょっと、ひっぱらないで。引っ張るなって!」

男「このウォータースライダー浮き輪で滑るタイプなんだな」

幼馴染「…」

男「あ、二人用浮き輪貸し出してるな」

幼馴染「 !」

男「じゃ、一人用浮き輪二つ借りてくるわ」

幼馴染「二人用!」

男「なんだか不安がなくなったって顔してるな」

幼馴染「ん、安心したからね」


大きな二人用浮き輪を抱えている幼馴染と並ぶ


男「俺と一緒なら怖くは無いってか?」

幼馴染「そんなラスボス前みたいなセリフ言った覚えは無いよ」

男「でもそんな感じだろ?」

幼馴染「どうせ認めなかったら一人用に替えてくるとか言い出すんでしょ?」

男「はっはっは、先を読まれた」

幼馴染「何度も同じことされてるからね」

男「さて、次だな。心の準備は出来てるか?」

幼馴染「必要ないね」

男「前と後ろどっちがいい?」

幼馴染「前は譲ってあげよう」

男「じゃあ俺が後ろで」

幼馴染「後ろ譲って」

男「別に怖さは変わらないと思うけどなあ」

幼馴染「うるさい」

男「さてレッツゴー!」

幼馴染(男の背中だけを見てる。余計なことは考えずに―

―シュパァアア(滑る音)―

幼馴染「ーっっ!」

男「怖かったら叫んでもいいんだぞー!」

幼馴染「誰が…叫んだりなんかぁーっ!!」

男「やっほーっ!」

幼馴染「ぃゃぁあああっ!」


さっぱぁあああん!

男「いやあ楽しかったな」

幼馴染「うん、怖くはなかったね」

男「最後叫んでたじゃないか」

幼馴染「雰囲気を出すためね」

男「じゃあもう一回滑るか?」

幼馴染「上等!…次も君が前ね」

今日はここまで

プールでなんかやってほしいイベントでもあれば

男「本当にもう一度滑るんだな?後悔するなよ?」

幼馴染「もう慣れたもんね」

―――――
―――

幼馴染「やぁあああ!」ギュゥ


やっぱり怖かったのか男の背にしがみつく

手に収まる程度の小ぶりな胸が背中に押し付けられているのがわかる

幼馴染「あー、楽しかった」

男「俺に抱きつくのが楽しいならもっといいんだぞ」

幼馴染「全然違うよ」

男「次どこ行く?」

幼馴染「そうだね、まだお昼まで時間あるし…」

波のプール

幼馴染「揺られているのは気持ちいいねぇ」グテー

男「そうだな」

幼馴染「…男、もっとこっち来て」

男「ん?」

幼馴染「ボクの顔見て」

男「どうした?」

幼馴染「ていっ!」バシャァアン

男「あぷぅっ!」

幼馴染「ふふ、引っかかった」

男「このやろ!」バッシャァ

幼馴染「わっ、鼻に入ったっ」

幼馴染「ごめん、ちょっと待ってて」

男「トイレか?」

幼馴染「何ではっきり言うかなー、もう」


さて、俺は適当に漂ってるか

今日はここまで

プール内イベント随時募集中

残暑が続いている内に夏祭りイベントまで終わるか…終わらせなきゃ…

「へーい彼女?オレと遊ばなーい?」


そんな声が聞こえる。プールなんかでナンパする奴なんているのか


「ちょっとぉ、聞こえてないのかぁ?」


それにしてもナンパする肉食男子とは思えない高い声だが…


「君だよ、君」

男「ぶはぁっ、俺ェ!?」


巨乳の美女が覗き込んできた。スポーツでもやっていそうな引き締まったボディにボーイッシュを感じさせる顔立ち


「わっはは、いい反応ー。どうせ寂しい独り身なんでしょ?一日付き合ってよ」

男「い、いや俺は」

「この巨乳を見ても答えはでないかなあ?」

男「…」


幼馴染「何やってんのかな?ねぇ」

男「あ、幼馴染」

幼馴染「普通逆でしょに…何で君が絡まれてボクが助けるんだ」

「なあんだ、連れがいたのかあ」

幼馴染「そういうこと。ほら消えろ」シッシッ

男「…なんかすまん」

幼馴染「いいよ、別に何も無かったんだし」

幼馴染「…何もなかったよね?」

男「い、イエス…」

幼馴染「そ、なら良かったよ」

幼馴染「そろそろ女たちと合流する時間だ。ほら、お昼ご飯食べにいこ」

男「あ、ああ」

今日はここまで
すくなくてすまん

飲食スペース

女「聞いたよー逆ナンされたんだってー?」

友「ボーイッシュ巨乳美人だったんだってー?」

男「どっから聞いたんだお前ら!」

幼馴染「へえ、もしかして…黒幕は君たちか…」

友「めっそーもない!」

女「やははー、どーだろねー」

女「タコ焼きたこ焼きかき氷~♪」

友「焼きそばかっこめー!」


幼馴染「飯ぐらい大人しく食べられないのか」

男「だってこいつらだし仕方ない」


友「おい男!早食い勝負すっぞ!」

男「おう!」

幼馴染「君も同類じゃないか」

―――――
―――

友「よっしゃー!泳ぐぜー!」

女「やっは-!」

男「ひゃっほー!」

幼馴染「食べてすぐ泳ぎに行くな馬鹿ども!」


幼馴染「まったく…でもま、賑やかなのはいいことか」

女「ほらほら幼馴染ちゃんもレツゴーだよ!」

男「行くぞー!」

幼馴染「わ、わ、引っ張るな」

友「遊ぶなら今の内だぜー」

―――――
―――

夕方

男「いやあ楽しかったな」

幼馴染「そうだね。夏は十分楽しんだと思うよ」

友「いや、まだ一つ残ってるぜ姐御!」

女「そーだよ!今日の夜!夏祭り!花火!」

幼馴染「そうだね。祭…か」

幼馴染(和服…着て行こうかな)

女「このあたしが着付け手伝ってあげようか?ぐっふっふ」

幼馴染「一旦解散して夜現地集合しようか」

女「ちっ」

幼馴染「『ちっ』じゃない」

家にて

幼馴染「ん…難しいかな」

幼母「やってあげようか?」

幼馴染「いいの。ほっといて」

幼母「男君の前にぶかっこうな和服で出るの?」

幼馴染「そうならないように頑張っているんだよ…」

幼母「だから私がやってあげようか?って言っているんだよ?」

幼馴染「ボクでやらないと意味ないから…」

幼母「乙女ねえ」

幼馴染「うっさいよ、もう…」

幼馴染「分かってるようるさい!」
―――――
―――

幼馴染「よし、これでどう?」

幼母「うんうん、可愛いよぉ」

幼馴染「…変なところ無い?ちゃんと後ろもできてる?」

幼母「大丈夫よ、自信持ちなさい」

幼馴染「…ふふ」

幼母「笑みが零れてるわよ?」

幼馴染「っ///」

幼馴染「行ってくる!///」

幼母「楽しんでおいで」

訂正。最初の一文入れ忘れた


幼母「ほらほらもうすぐ時間じゃない?」

幼馴染「分かってるようるさい!」
―――――
―――

幼馴染「よし、これでどう?」

幼母「うんうん、可愛いよぉ」

幼馴染「…変なところ無い?ちゃんと後ろもできてる?」

幼母「大丈夫よ、自信持ちなさい」

幼馴染「…ふふ」

幼母「笑みが零れてるわよ?」

幼馴染「っ///」

幼馴染「行ってくる!///」

幼母「楽しんでおいで」

~ピンポーン~

男「はいはーい」
―――――
―――

男「ってあれ?幼馴染?現地集合じゃ?」

幼馴染「その前に…その…えと…うん、一緒に行こう?」

男「…うるさいのと合流する前に俺と二人きりでいたかった。と」

幼馴染「…………そうなる、かな///」

男「今日は素直じゃないか」ナデナデ

幼馴染「うっさいよ…他に言うことは?///」

男「ああ、浴衣可愛い」

幼馴染「っっ///」

幼馴染「よ、よし、行こう///」

男「何でそっぽ向くんだよ」

幼馴染「パーカー着てないから安心して君をまっすぐに見られないんだよ///」

今日はここまで
ミスはしないで行きたかったのに残念

おつ
そういえば別の人のクーデレパーカーボクっ娘幼馴染スレも立ってるな

>>496
素晴らしいですね。もっと増えることを切に願います

他の3属性はそれぞれあるけどパーカーっ娘スレは全く見ないからね
むしろ自分の書いたもの以外で初めて見た

幼馴染「ほ、ほら」

男「?」

幼馴染「手…繋いで///」

男「頭でも打ったか?」

幼馴染「なわけあるか!///」

男「じゃあ熱があるのか?」

幼馴染「確かに顔は熱いけど違う!///」

幼馴染「毒を食らわば皿までだよ…どうせ恥ずかしい思いしながら過ごすんだから…つまり、その///」


幼馴染「その…ボクは恥ずかしくても嬉しい思いをついでにするっ!それだけっ///」


男「…」

幼馴染(やっぱり言うんじゃなかった‥//)

男「」ギュ

幼馴染「わぁっ、無言で抱きしめるな。やめろ離せ///」

男「いやあ素直な幼馴染は可愛いなあ」

幼馴染「絶賛後悔中…///」

男「ついでだから色々やってよ」

幼馴染「色々?」

男「萌え袖」

幼馴染「///」チョコン

手をほとんど隠し指だけを袖から見せる。良い。実に良い

男「上目遣い」

幼馴染「///」ジィ

男「可愛い」

男「次ジト目…はいつも見てるからいいや」

幼馴染「あ?」ジト

女「お熱いですなー」

友「ですねえ」

幼馴染「うわぁっ、いつの間に///」

男「現地集合じゃなかったのか」

友「だって面白いもの見れそうだったし」

女「面白いもの見れたしー」

幼馴染「今すぐ忘れろ!///」

友「無理!」

女「無理~」

男「無理だぜ」

幼馴染「君はその必要無いの///」

友「おぉ~」

女「わぉー」

幼馴染「何なんだいったい///」

友「やっぱり夜の祭の雰囲気って特別だよなあ」

男「だよな。大好きだぜ」

幼馴染「男」チョイチョイ

男「ん?どうした?」

幼馴染「あのぬいぐるみ取って」

男「射的か。楽勝だぜ」


女「あたしあれー」

友「…何だあのデザイン。キモ」

女「そう?くぁいいよ~?」

男「落ちろぉぉおおお!」

オヤジ「ハッハッハ、半端な気持ちじゃだめだぜ。心と決意を精一杯込めな」

男「精一杯…幼馴染!」

幼馴染「ん?」

男「ゲットしたらご褒美くれ!」

幼馴染「…できたら…ね///」

男「よっしゃぁあああ、命を込めろぉぉぉお!!!!」



友「2発で取れたぞー」

女「わぁい」

男「ゲット!」

オヤジ「重り付けたのに…すげえな兄ちゃん」

男「これこそ愛のなせる業だぜ!」

幼馴染「臭いこと言ってんじゃない!///」

男「褒美忘れるなよ?」

幼馴染「今するとは言ってないし///」

男「褒美褒美ー」

幼馴染「五月蠅いウザイ」

男「褒美くれないと"可愛い"を連呼してやる」

幼馴染「…しょうがないな。目を瞑って」

男「おう」

幼馴染「あーん」

男「」アーン

幼馴染「ていっ」

男「っっ!あっぢゃぁあああ」


たこ焼きを放り込まれた

友「巫女の舞が始まるから見に行こうぜ」

女「委員長ちゃんの普段見られない姿だよねぇ」

男「おうっ」


と二人に付いて行こうとしたが


幼馴染「…」チョイ


幼馴染が服を掴んで引き留めた


男「どうした?」

幼馴染「…行かないで」

今日はここまで

パーカーっ娘SS量産していいのよ?

男「どうしたんだよ」

幼馴染「…君、巫女服好きじゃないか」

男「パーカー・巫女・浴衣は3大好きな衣装だからな」

幼馴染「…だからだよ」

男「嫉妬か?」

幼馴染「そんなとこ」ジィ

男「そんな睨まなくても変な気は起こさないぞ」

幼馴染「そういう問題じゃない」

男「じゃあ何だ?」

幼馴染「…きょ」

男「きょ?」

幼馴染「今日は…ボクは出来るだけ…素直になろうと頑張っているんだよ?///」カァ

男(可愛い)

幼馴染「だから…今年の夏祭りは…今回だけは…ボクだけを…見てよ///」カァァ

男「可愛い」ギュゥ

幼馴染「やめろっ、抱きしめるな、他の奴もいるだろっっ///」

男「いやつい。可愛いから」

幼馴染「二度も言うな、早く離せ!」

男「もっと幼馴染も女を見習って柔軟になれよ」

幼馴染「柔軟?あれはフリーダムって言うんだよ。もしくはトラブルメーカー」


~その頃~


女「ヒューヒュー、委員ちょちゃーん。こっち向いてー美人っー」

「巫女舞の最中に巫女様に話しかけるのはおやめください」


~~

男「まあ、確かにあそこまでカオスになれとは言わないが」

男「っ…そうだ、幼馴染が巫女コスを…」

幼馴染「断る」

男「いいじゃないかしてくれたって」

幼馴染「嫌だ」

男「」ショボン

幼馴染「そんな顔をするな」

男「だってー」

幼馴染「うるさい」

男「あ、巫女舞終わったっぽい」

幼馴染「…もうか」

少ないけどまた寝落ちしかけたので寝るよすまぬ

幼馴染「わ…わわわ」

男「おっと危ない」

巫女舞を見終わって再び露天通りに戻ってきた人波に飲まれそうになった幼馴染を抱き留める


男「狭いくせに人多いからなぁ」

幼馴染「…///」ドキドキ

女「幼馴染ちゃーん」

友「うっす大将!」

幼馴染「わぁっ」

とっさに男から離れる幼馴染


男「おうお前ら」

友「もう少しで花火始まるぜー」

幼馴染「いつも通りの場所で?」

女「そーそー、あそこら辺一帯は貸し切ってあるからねえ」


いつもながらどうやっているんだろう

神社の境内で一番高い場所、立ち入り禁止の小さな林道の先に開けた空間があり、そこから花火が良く見える


友「じゃあ俺たちは向こう行ってっから」

幼馴染「え?」

女「お二人共もごゆっくりねー」


男「二人っきりにしてくれたんだな」

幼馴染「さあ、あの二人がそうなりたかっただけじゃないの?」

男「お前だってあの二人の性格は知ってるだろ?」

幼馴染「まあ、馬鹿だけど悪い奴らじゃない………今現在ボクらを覗いていたもおかしくない!」

男「………気にしないでおこう。多分そうだとしても探すだけ無駄だ」

ひゅ~ ドーン

幼馴染「わぁ…」

男「綺麗だな」

幼馴染「うん……」


不意に幼馴染の手が俺の手に触れる

何も言わずにその手を握る


幼馴染「…」


見るとその顔は無表情だった…あ、見てると少し恥ずかしそうに…


幼馴染「こっちを見るな。花火を見ろ///」

男「あ、はい…ふ」

幼馴染「ふふ…///」


どちらからともなく軽く笑い、どちらかともなく身を寄せ合う


男「良い夜だな」

幼馴染「そうだね」

―――――
―――

巨大な花火が二人を照らし出す


幼馴染「好き」


花火の音に合わせて言ったその言葉はすぐに掻き消える


男「これで終わりなんだな。今年の夏祭りも」

幼馴染「…うん」

男「思い出は充分か?」

幼馴染「…いや、あと一つ…」

男「え?」


幼馴染が顔を近づけてくる。雰囲気と目が訴えてくる

目を閉じる

心音が花火の音よりも大きくなった。それは、どちらの鼓動なのか


チュ

幼馴染「ぷは…ん、これで充分、かな///」

男「いやあ俺もご馳走様だよ」ナデナデ

幼馴染「その言い方はやめてくれないかな///」


友「さて帰るかい大将!」

幼馴染「っ!!」ビクゥッ

男「お前ら、まさか」

女「ナニモミテナイヨー、ヤハハ」

幼馴染「うぅぅぅ…///」プシュゥゥ

―――――
―――

友「じゃあ俺たちはここでな」

女「やははー、ばいばーい」

男「次は学校でな。宿題忘れんなよ」

友「あたぼーよー!」

女「あたしはやらなくたって平気だしい?」


男「大丈夫かな。女はともかく友」

幼馴染「…///」

男「幼馴染?ぼーっとしてるけど大丈夫か?」

幼馴染「ん、少し考え事///」

男「じゃ、また明日な」

幼馴染「え?あれ?もう家の前?///」

男「ボーっとしすぎだろ」

幼馴染「…ボクとしたことが、ね///」

その夜

幼馴染「いくらなんでも恥ずかしいことしすぎだろボクはぁああ///」


枕に顔を埋めて足をジタバタさせる


幼馴染「こんな時大人ならお酒飲んで忘れられるのかなあ…もう///」

幼馴染「……そんなこと言ったってどーにもならないのに///」

次の日

幼馴染「夏休み最終日。流石に今日は家で大人しく宿題追込みしてるかな」

幼馴染「……行ったら邪魔になるよね」

幼馴染「………いつもいつも宿題貯め込みやがってもう。とっとと終わられてっての」

幼馴染「毎年そう言ってるのに…」


幼馴染「…はぁ」

幼馴染母「そんなに独り言言ってどうしたの?」ニヤニヤ

幼馴染「知らない」

ピンポーン

幼馴染母「んー?彼氏君じゃないの?」

幼馴染「彼氏って誰だよっ!///」

幼馴染母「早く行ってきなよぉ?」

幼馴染「あいつは今日来ないと思うよ。別の人でしょ」

幼馴染母「そう?じゃぁ私が出てくるわね」

幼馴染「…はぁ…男」

男「呼んだか?」

幼馴染「呼んでないっ、何でいるんだ」

男「つまりこういうことだ」ドッチャリ

幼馴染「ノートと問題集とプリントの山…山、やま…」


男「宿題お願いします」ドゲザ

幼馴染「君の土下座なんか何度見たことか。そろそろ飽きたよ?」

男「全然終わってないんだぁあああ!」

幼馴染「めんどくさいなぁ…」

男「お願いします」

幼馴染「うるさい死ね」

男「お願いします!」

幼馴染「だいたい毎年言ってるだろ。早めに終わせろと。分かってる?明日から学校だよ?」

男「すんませんでした…」

幼馴染「ま・い・と・し・言っているじゃないか!」

男「そんなこと言って、俺と二人でいられる口実ができたじゃないか」

幼馴染「こんな大量の宿題があって忙しかったら意味無いんだけど…」

男「今度埋め合わせるので…」

幼馴染「そう言う問題じゃない。埋め合わせは貰おうけど」

―――――
―――

男「ふいー、終わったぁ」

幼馴染「終わってない!」

男「…」ジー

幼馴染「な、何さ///」

男「膝枕してほしい」

幼馴染「っっ///」

幼馴染「な、何を言い出すかと思えば///」

男「してくれたら頑張れる気がする」

幼馴染「むしろ全部終わらせたらしてあげるからとっとと終わらせろ」

男「だめだ。今、今してもらわないと頑張れないー」

幼馴染「子供かっ!」

今日はここまで

次回か次々回には季節も変わって秋・学校二学期になるとおもう

イベント等募集

幼馴染「しょうがないなあ…ちゃんと宿題するんだよ?」

男「イエス!」

幼馴染「…はぁ…もう…あぁもう…///」カァァ


パーカーのフードを被り、少しスカートを捲る


男「うぉぉ!」

幼馴染「興奮しているとズボンに履き替えてくるよ」

男「精神統一します」


幼馴染「…本当に、恥ずかしいんだからね///」


男「堪能させていただきます」プニ


幼馴染「ん…///」


柔らかくて暖かい幼馴染の膝に頬をつけて寝る

男「良い匂い~」クンカクンカ

幼馴染「嗅ぐなぁぁっ///」

幼馴染「あ、ダメ、やめろ、うつ伏せになるなぁっ///」


うつ伏せになって股間に顔をうずめようと…


幼馴染「いいかげんにしろぉっ!///」バシン

男「ごめんなさいっ!」

再び横向きになって頬で幼馴染の太ももを堪能する

男「スベスベないい肌だなぁ」

幼馴染「そ、そう?///」


仰向けになるとフードの陰に紅潮してる幼馴染の顔が見える


幼馴染「あまりボクの顔を見ないでくれ///」モジモジ

男「可愛いなあ幸せだなぁあ」スリスリ

幼馴染「スリスリするなぁ///」

ああ…甘い香りと多幸感と優しさに包まれて…

幸せなまどろみの中…ああ、堕ちてゆく…


幼馴染「寝てんじゃないっ!」バシンッ

男「オキマシタァッ!」


幼馴染「さ、宿題再開するよ」

男「ああ、世界一素敵なぬくもりが」

幼馴染「またいつかね。いつか…///」

男「ぐぅ…」

幼馴染「ほらそこまた間違ってる」

男「え、えと?」

幼馴染「134pの公式。例題4の応用」

男「お、おうありがとう」

幼馴染「…ふぅまったく」

幼馴染「ふぁ…」

男「お、可愛い欠伸」

幼馴染「る…さい」


欠伸を噛み殺す幼馴染


幼馴染「それよりもう夜だよ?宿題まだ終わってないでしょ」

男「まあな…すまない」

幼馴染「謝るぐらいなら次はもっと早く終わらせてね」

男「夕ご飯作ってほしいなあ」

幼馴染「ダメ。家に帰って宿題とっとと終わらせろ」

男「手料理食べたら頑張れる!」

幼馴染「帰れ!」


一言で完全に拒絶された

家にて

男「追い込み…追い込み…猶更追込みじゃぁあああ」


頭に鉢巻を巻いて精一杯追い込む

コーヒーと栄養ドリンクで何とか…何とか今日中にぃぃいい


男「今も幼馴染は俺のことを想って応援してくれているんだ。俺も頑張らなければ!!」
―――――
―――

その頃

幼馴染「ふぁ…布団気持ちいいなあ」マッタリ

幼馴染はまどろみの中にいた

次の日

幼馴染「…朝だね」


男は宿題を終えられただろうか

心配する気はさらさらないがわざわざ手伝ってあげた手前気にならないでもない


幼馴染「終わってなかったらお仕置きかな」

幼馴染「…」ピンポーン


男の家のインターホンを押す


男「おはよう!」

幼馴染「で、終わった?」

男「いやあ良い天気だなぁ」

幼馴染「終わったの?ねえ」

男「今日はぐっすり眠れたぜ」


幼馴染「終 わ っ た の ?」


男「急がないと遅刻だぜー」ダダダッ


幼馴染「ねえ、終わったんだよね?ちょっと!」

学校

友「宿題終わらせたかー?」

幼馴染「君たちは?」

友「無論、やってない!」

女「やる必要ないし?」

男「同じく!」

幼馴染「君はやる必要あるんだよ!というかやっぱり終わらなかったのか!」

男「幼馴染様お願いします…」

幼馴染「様はいらない」

男「幼馴染ちゃん」

幼馴染「キモい」


幼馴染「自業自得だろ。友と揃って怒られてしまえ」

男「そんなー」

幼馴染「ふん、ボクの努力を無意味にしてさ。知らないからね」

男「怒ってる幼馴染も可愛い」

幼馴染「そんなんで許されると思っているのか」

先生「はい回収します」

男「終わらなかった…」

幼馴染「バーカ」

友「バーカ」

女「やははは」
―――――
―――

男「結局居残り言い渡された…」

幼馴染「当たり前だね」

友「くそ…俺もか」

女「二人とも頑張れー」


幼馴染「毎度のことながら何で君だけ御咎め無しなんだ」

放課後

男「ぐぬぬぬぬ」カキカキカキカキ

友「」グテー


幼馴染「ほらほら男、頑張って」

男「帰るなよ。今すぐ終わらせるから」

幼馴染「ん、飽きたら帰るから早く早く」

男「そんなこと言って本当は一緒にかえりt―

幼馴染「会話に使う頭を宿題に集中させろ!」

男「はいぃっ!」

今日はここまで
ちょい間が開くかもしれないのでネタ募集

男「終わったー」

幼馴染「はいよく頑張りました」

男「ハハハ、ナントカナッタヨ」

幼馴染「目が死んでるよ。大丈夫?」

男「だいじょばない…」

幼馴染「仕方ないなあ。労ってあげるよ。君は良く頑張った」ナデナデ

男「あ、これきもち…い…」

幼馴染「寝るな寝るな!ほら帰るよ」

男「友は?」

幼馴染「ほっといてもいいんじゃないかな」

別の日

幼馴染「なんか急に寒くなってきたね」

男「お前にとっては嬉しいんじゃないか?」

幼馴染「そうだね、これで厚手のパーカーを着られる」フフ

男「お、珍しい笑顔」

幼馴染「これはパーカーへの笑顔。君にじゃない」

男「はいチーズ」

幼馴染「えっ」

―カシャ―

男「よし、可愛い笑顔ゲット。永久保存版だな」

幼馴染「消せっ!」

男「嫌だ!宝物にするんだいっ」

幼馴染「何が『だいっ』だ。よこせ。消してやる」

男「はっはっは、渡さないぞ」

幼馴染「このっ!」

男「うわっ」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「…///」カァァ


写メを撮ったスマホを取られないようにと手を後方に伸ばし、それを奪おうとする幼馴染

そして体勢を崩し、幼馴染が男を押し倒すような形になってしまった


幼馴染「わ、これは…あの…その…///」

男「今日の幼馴染は大胆だな」

幼馴染「そんなんじゃないから///」

幼馴染「まったく、なんでそういう発想になるかな///」

男「今のはお前が悪いと思う」

幼馴染「事故じゃないか///」

男「事故だって思うなら堂々としてればいいのになんでそんなに顔隠しているんだ?フードで」

幼馴染「………ただの気まぐれ///」

男「じゃあ見ても問題無いな。フードをめくってもらおう」ニヤニヤ

幼馴染「や、やめろ。近づくな。また事故が起こるだろ///」

また別の日

男「秋と言えば!」

幼馴染「読書の秋」

男「…」

幼馴染「…」←読書中

男「…」

幼馴染「…」ペラ

男「…暇」

幼馴染「…あそ」

男「…」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「君も読めば?」

男「…あ、どうも」


幼馴染物の恋愛小説を渡された
ラブコメラノベならともかく少女向けの恋愛小説を読めというか…

男「…」ペラ

幼馴染「…」ペラ

男「…」ペラ

幼馴染(会話も無い静かな空間に男と二人…悪くない)

男「…」ペラ

幼馴染(むしろ。良い…)

男「…読み終わった」

幼馴染「どうだった?」

男「男に恋愛小説勧めて感想求められても困る」

幼馴染「じゃあいいよ」

男「ところでこれのヒロインの性格お前に良く似てるよな。影響受けたか?」

幼馴染「初版発行日見てみ」

男「あ、つい最近だ。なんだ偶然か」

幼馴染「そ。似てると感情移入しやすいのからいいけどね」

男「感情移入…この彼氏がするようなことしてほしいのか?かなり恥ずかしいことしてるぞこいつ」

幼馴染「そ、そんなことしなくていいから///」

今回の更新はここまで

また別の日

男「昨日の記憶がない。宿題出されたことも覚えていない…これは、まさか…」

男「そうか!俺は昨日別の人の体に―


幼馴染「宿題から現実逃避するな」ペシッ

男「あの子の名は!」

幼馴染「やかましい」ペチン

男「うう、この言い訳でいけると思ったのに」

幼馴染「先生に向かってそれを言った度胸は認めるよ。流石のボクも予想外だった」

男「結果宿題に上乗せで居残り出された…」

幼馴染「バーカ」

幼馴染「そろそろ色付いてきたね」

男「紅葉か?」

幼馴染「そう。ほら、校庭の木々」

男「綺麗だな。夕焼けと紅葉のセットか」

幼馴染「…」

男「それに幼馴染も―
幼馴染「いいからとっとと進めて」

男「あ、はい」

幼馴染(まったく、周りに人もまだいるってのに…)

幼馴染「ねえ、男」

男「ん?」

幼馴染「…時間は有限なんだよ」

男「…はい?」

幼馴染「…だからさ、今こうして大きな問題もなく学校で緩く過ごしている時間は無限じゃないんだ」

幼馴染「むしろ、もう終わりはすぐそこまで来ている」

幼馴染「バカやって騒いで。そんな君たちを見て笑って。ただただ好き勝手過ごして。好きな人と一緒にいるだけで幸せな」

幼馴染「そんな、時間は…貴重で…貴重で……」

幼馴染「…一度過ぎ去ったら、もう戻れないんだよ。こんな、緩く楽しい学生時代は……」

男「幼馴染………俺、俺は…」

幼馴染「だからとっととそれ終わらせてよ!ボクの時間を削るな!」

男「だったら手が止めるような話しないでくれる!?」

男「…幼馴染」

幼馴染「何?」

男「俺は…お前をずっt」

幼馴染「タンマ」

男「え?」

幼馴染「その先を今ここで言うつもりかい?他に人がいる教室で、居残り勉強中に」

男「…そうだな、じゃあ先送りに」

幼馴染「でもその言葉、いつか言ってね。もう一度、最後まで」

男「ああ」

幼馴染「…終わりそうかい?」

男「もう少し…かかるかな」


また宿題の手を止める

男「ふいー、宿題終わりー」

幼馴染「宿題終わった?」

男「ああ、職員室に提出しにいかなきゃ」

幼馴染「ボクも一緒に行くよ。荷物も持っていってそのまま帰ろう」

男「…また説教される…」ガクブル

幼馴染「ボクも隣にいてあげるから」

男「…手、握っててくれる?」ウルウル

幼馴染「…君って奴は」グリグリ

男「いでででで、冗談だって。足踏むな踏むな」

男「説教終わった…」

幼馴染「そう?じゃあ帰ろうか」

男「説教中隣にいてくれるって言ったのに…」

幼馴染「先生が説教中に心の休まりを隣に置くのは禁止とか言ったから仕方ないね」

男「おのれ極悪教師」

幼馴染「君の自業自得だよ」

男「体罰だ!訴えてやる!」

幼馴染「これ以上まだ恥を晒す気か君は」

男「もう暗いな」

幼馴染「紅葉を見ながら帰るってことのできる時間帯ではないね」

男「春なら夜桜を楽しめたのに」

幼馴染「それは来年の楽しみに取っておこうか」

男「だな…秋、秋か…」

女「秋と言えば紅葉狩りだよ!」

友「焼き芋食おうぜ!キノコ採りも捨てがたい!」

幼馴染「うわぁどっから沸いた!」

男「まさかお前ら学校終わってからずっと電柱の陰にいたのか…?」

幼馴染「流石にそれは無い…よね」


女「シルバーウィークがあるよね!山の日だってあるんだよ!」

友「つまりだ」

女「つまり」


友「山行こうぜーっ!」

女「いぇーい!」


男「相変わらず勝手に決めよる」

幼馴染「でもま、いいじゃない。バカ騒ぎ出来る貴重な時期なんだし」

今回の更新はここまで

―――――
―――

女「や~ま♪」

友「やーまっ」


幼馴染「紅葉綺麗だね」

男「幼馴染のほうg」

幼馴染「せっかくの素敵な雰囲気を壊さないでくれるかな?」

男「スイマセン…」

幼馴染「臭いセリフを吐くべき時と吐くべきでないときは分けてね?ボクだって嬉しくないわけじゃないんだから」

男「そこは嬉しいって言っておいてほしいなぁ」

幼馴染「断る」

男「声は喜んでるじゃないか」

幼馴染「いつもボクのトーンは平坦のはずなんだけどな」

男「お前のことはよく知っているからな。ちょっとの違いを聞き分けるぐらいは出来る」

幼馴染「…それは、嬉しいかな…」

男「聞き分けるのが?」

幼馴染「その前」

男「ちょっとの違い?」

幼馴染「わざとか」

男「お前のことはよく知っているからな。って部分だろ?」

幼馴染「ん…そう」

男「長い間一緒にいるってだけだが―いたっ、何故叩く」

幼馴染「一言余計」

2レスだけとか無いわ―
なので明日も更新する。更新しよう。更新したい。更新できるかな。更新できるといいな

幼馴染「…ふぅ…ふぅ…」

男「幼馴染大丈夫か?そろそろ休む?」

幼馴染「いや、いい。君なんかに負けてられないよ…ふぅ」

男「無理すんなよ。普段運動なんてほとんどしてないんだから、休み休み行こう」

幼馴染「でも…あの二人はとっとと先行っちゃうよ…」

男「あいつらにペース合わせてたら身が持たんぞ」


さっきも竹藪の中に「タケノコ探しだー」とか言って突撃して行ったし
マジでタケノコ採ってきたし


男「地図は貰ってあるしゆっくり行こう」

幼馴染「…ありがとう」

男「せっかくの二人きりだしな」ナデナデ

幼馴染「頭撫でるな///」パサ


フードを被る

幼馴染「…ふぅ」

男「水飲むか?」

幼馴染「ん」


リュックの中に入っているものではなく男の手にあるペットボトルを奪って飲む


幼馴染「ゴク…ゴク…プハ、ありがとう」

男「何故俺のを」

幼馴染「だって、リュックから取り出すの余裕も無かったし」

男「嘘つけ。俺と間接キスしたかったとかそんなとk―

幼馴染「」ゴクゴクゴク

男「だー!悪かった、悪かったから全部飲むな!」

男「マジで全部飲みやがった…」

幼馴染「はい。代わりにボクのをどうぞ」

男「…間接キス返しいただきます」

幼馴染「実際にキ…ス、したことあるのに、何を今更…間接程度で…///」

男「じゃあ何で顔が赤いんだ?」

幼馴染「覗き込んでこないで///」

幼馴染「ああもう、とっとと行こう。ボクは回復したよっ///」

男「無理すんなよ」

幼馴染「だから無理してないってば///」

男「でもここら辺の土ぬかるんでるから転びかねないし…ほら、俺が手を繋いでいてやるから」

幼馴染「……分かったよ。君の手を貸してもらうよ///」

男「急に素直になったな」

幼馴染「転んで服を汚したくないだけだよ///」

―――――
―――

男「この地図だとこの辺に…」

幼馴染「あのログハウスじゃないかな」

男「おお、あれだあれだ。女の持ち別荘…でかい」

幼馴染「毎年違うところに連れて来られるし…全部大きいし…本当謎の経済力だね」

男「…その割にはあいつの親は特別な仕事しているわけじゃないし…謎すぎる」

幼馴染「うん、気にしないでおこうか」

女「二人とも遅ーい」

友「待ちくたびれたぜー」


男「お前らが早すぎるんだよ」

幼馴染「いつものことだけどね」

友「いいから中に入れー」

女「入れー!」

男「へいへい」

幼馴染「ま、確かに疲れたからね。さっさと荷物置いて寛がせてもらうよ」

男「幼馴染、足疲れてないか?揉み解してやるよ」

幼馴染「君マッサージなんか出来たの?」

男「任せろ!」

幼馴染「じゃ、頼むよ」

男「…靴下脱いで」

幼馴染「え///」ドキ

男「ほら、早く」

女(男の声真似)「早く脱いで、脱いだのくれ」
友(男の声真似)「そしたら靴下しゃぶらせろ」
女(男の声真似)「素足も指もペロペロさせろ」


幼馴染「外野うっさい///」

男「黙ってろお前ら!」

今日の更新はここまで
明日も甘々頑張る。ボクっ娘は最高である。クーデレも最高。パーカーっ娘も最高

僕っ娘可愛いけど3次元だといたいだけだから2次元に頼るしかないなぁ

>>612
仮面ライダーカブトを見るのです
もしくは「ST 赤と白の捜査ファイル」という刑事ドラマもいいぞぉ

男「幼馴染綺麗な足してるな」

幼馴染「…褒められても、足じゃあんまり嬉しくないなぁ///」

男「褒めてるんだから素直に受け取ってほしいなぁ」

幼馴染「知らないよ…///」

男「足スベスベだな」

幼馴染「そ、そうかな?///」

男「さてマッサージ」

幼馴染「……ん…ふ…ぅ、ん、んぅ…///」

女「そんな息を漏らすほど気持ちいいの?」

幼馴染「そう…ん、だ、ね…ぇ。ん…声、漏れ…る…///」

男「そう感じてくれると嬉しいなぁ」

幼馴染「感じる…言うな、ぁ///」

男「さて、こんなもんでどうだ?」

幼馴染「ん…良かった、よ///」

女「そんなに気持ち良かったの?」

幼馴染「…ぅ、ん…///」

友「喘いでたもんな」

幼馴染「喘いでない!///」ゲシッ

友「うげぇっ」

女「おお、珍しい男くん以外へのお仕置き」


女「そんなに気持ちいいならあたしもやってもらおうかなー」

幼馴染「だ、ダメッ///」

友「何でお前が言うんだー?」

女「言うんだー?」

男「だー?」

幼馴染「…何でも、ダメ///」

女「独占欲?」

友「だな」ウンウン

幼馴染「うるさいっ!///」

女「さてそろそろ夕食だねぇ」

友「材料はさっき採ってきた山菜とキノコとその他諸々だぜ」

男「食えるの?」

幼馴染「怪しい…」

女「流石のあたしたちも毒食べさせるなんていたずらはしないよぉ」

友「流石にそれくらいは信じてほしいもんだぜ」

男「まあ、信じるけど」

幼馴染「あ、料理ならボクもするよ」

男「暇だなぁ」

友「暇だぜぇ」

男「まさかキッチンに出禁食らうとは」

友「『台所は女性の専用場なのだー』とかっぁ」

友「そういやどうだったんだ?幼馴染の生足は」

男「最高にスベスベしてた」b

友「俺も後で女にやっかなー」

今回の更新はここまで
お泊り中にやってほしいイベントでもあれば

自分はリアルでボクっ娘は見たこと無いがオレっ娘は友人にいた

田舎ではオレっ娘はさほど珍しくはない、年齢?それは聞いちゃいかんよ

>>621
仮にそれがオレ婆だとしても若いころはあったわけで…
羨ましい時代だなぁ

幼馴染「…君が思ったより料理できるのに驚きだよ」

女「ふふーん、あたしは何をするのもできる万能っ子なのですよ」

幼馴染「それでもボクのほうが上手だからね」

女「何々?女子力自慢?」

幼馴染「君には無いものだよ」

女「言うねえ?じゃあ勝負だよっ!」

幼馴染「望むところだ」

―――――
―――

幼馴染「はい完成だよ」

女「完成なのだー」

男&友『待っておりましたっっ!!』

幼馴染「どっちの方が美味しそうに見えるかな?」

女「もちろんあたしでしょ?」

幼馴染「ボクだよね?」

男「見た目と匂いは…」

友「甲乙付け難し…」

女「はい、あ~ん」

友「うん、1点+」

幼馴染「おい」

女「男くんにもあーん」

幼馴染「ちょちょ、ちょっと待った!」

男「ふぇ?」

幼馴染「『ふぇ』じゃないっ」

女「じゃああたしがするからー」

幼馴染「ダメ、女は友にだけやってろ」

男「じゃあ俺には?」

幼馴染「ボクがやってあげるわけないじゃないか」

男「やってほしいな」

幼馴染「うるさい」

男「幼馴染がやってくれなきゃ女n」

幼馴染「分かった分かった、ボクがやるよ…たく///」

幼馴染「ほ、ほら…あ…///」カァ

幼馴染「あー…ん///」

男「あーん」パク

幼馴染「ど、どど…ぅ?///」

男「やっぱ幼馴染の方が美味しいなぁ」

幼馴染「ほら///」ドヤ


女「真っ赤な顔でドヤってるー」

友「あーん出来るか対決になってるじゃないか」

幼馴染「うっさい///」

今日はここまで
少ないので明日も書く

女「で、で?」

幼馴染「ど、どっちのほうが…美味しい、か…な?///」


男「そりゃ」

友「もちろん」


男「幼馴染!」
友「もち女!」


男「…幼馴染だろ!」

友「何を言う女だろ!」

男「俺の嫁が作った料理が一番美味い!」

友「俺の妻の料理が不味いというか貴様!」


幼馴染「誰が嫁だよっ///」

女「いいぞーもっともっとぉ」

んで


友「結局決めらんないということでFA!」

男「そうなるな」コクコク


幼馴染「な、何だよそれ。ちゃんと決めてよ」

幼馴染「あ、あんな恥ずかしい事まで…させて、おいて…///」カァァ

女「全然恥ずかしくないよ?あーん」

友「」アーン

幼馴染「君たちみたいな恥も外聞も無い人種と一緒にするな///」


女「あんなこと言ってるよー」

友「親友二人に対して失礼だよなぁ」

幼馴染「本当に何で君たちと親友なんてやってるんだろうね」

女「あー、酷いんだー」

友「泣いちゃうぞー泣かせちゃうぞー」

男「いっけないんだーいっけないんだー」

幼馴染「悪かった悪かった、冗談だから」

女「じゃあもう良い時間だし…」

幼馴染「確かに夜d―

友「肝試しじゃー!」
女「じゃーっ!」


幼馴染「」


男「これは楽しみだな」

幼馴染「だ、ダメ。やめ、やめよう」

男「」ニヤニヤ

幼馴染「ニヤニヤするなっ!///」

幼馴染「ね、ねえ…君は嫌だよね?」

男「いや、楽しそうじゃないか」

幼馴染「…ぼ、ボクは不参加で…」

女「一人だけここに残るつもり?」

幼馴染「ぅ…」

友「ここだって出ないとも限らないし

幼馴染「何が!?」

男「大丈夫だいじょうぶ。ロクでもない悪戯はしても命の危険になるような悪戯をするような二人じゃないし」

幼馴染「…そ、ういう、問題…じゃ、無いんだけ、ど…」

今日はここまで

女「ということでついて来いなのだー」

友「だー」

幼馴染「………ぅぅ」

男「大丈夫だよ、俺が手を繋いでいてやるから」ボソ

幼馴染「た、頼んでないよ…でも、ありがと」ボソ

女「肝試し会場までもう少し歩くよー」

幼馴染(ど、どうせ墓場とかだろう…墓場ならご先祖様の墓参りに何度も行ったから怖くない。怖くない)

男(この二人のことだからそんな簡単にいくわけが…)

友(無いんだな。それが)
―――――
―――

女「はい着いたよー、森の洋館の廃墟なのだっ!」

幼馴染「  」

男「うっわ、雰囲気ばっちし」

幼馴染「む、無理。無理無理!」

女「聞こえないよー」

友「抵抗しても無駄なのだー」

幼馴染「お、男!止めて!」

男「止める理由が無いな」

幼馴染「は、廃墟は危険だよ。床が抜けたり瓦礫が落ちてきたりするから!」

女「ふふん、あたしに抜かりはないんだよ。これ作りものだから」

幼馴染「…え?」

女「パパが綺麗な洋館を買い取ってわざと廃墟っぽく仕上げたんだよー危険なんてあるわけなーい」

男「相変わらず意味不明な財力だな」


幼馴染「ま、まあ…それなら問題無い、かな…」

幼馴染(作りものと分かれば怖くなんてない。ただのお化け屋敷にビビるボクじゃない。ただのお化け屋敷にビビるボクじゃない)

今日はここまで

女「でもここは元はきちんと旅館として使われていた洋館なんだよー」

幼馴染「へ、へえ…」

女「昔々、大量殺人が起きた、ね」

幼馴染「」

女「最初は犯人が見つからず、大量殺人は3度、20名を軽く超える惨劇!そして旅館は廃業!」

幼馴染「ちょ…」

女「旅館の主やスタッフはアリバイがあり、泊まりに来た客に同じ人はいなかった」

女「なんと!主曰く『死んだ曾爺さんが言っていた。この洋館には隠し部屋が存在する』」

女「『親から子だけに受け継がれるその秘密は曾爺さんが教える前に不幸な事故で死んでしまったために自分はその場所や数すら見当すらつかない』」

女「『もしかしたら殺人鬼は1回目の殺人以降ずっとその隠し部屋に潜んでいたんじゃないか!』」

女「裏手にある作物畑は今も誰かが手入れしていてしかも誰かに食べられているのだ!」


幼馴染「何でそんな現実的なの…殺人鬼じゃなくて普通お化けとかでしょ…」

男(現実的か?)

女(ふふふ、怖がってるこわがってるー)

女「ということでー、男くんと幼馴染ちゃんペアーとあたし&友くんペアーなのだー」

幼馴染「…ほ、本当にやるの?」

友「一人で帰ってもいいんだよ?」

幼馴染「ぅ………わ、分かったよ」ギュ


幼馴染が痛いぐらい手を握ってくる


女「1階、2階、3階にあるお札を探してきてねー」

―――――
―――

男「幼馴染、大丈夫か?」

幼馴染「ぃっ…お、男?だ、大丈夫…こ、怖くない…怖くないからぁ」


声が震えているけど指摘しないでおこう

でも可愛いので頭を撫でる

『バァァアアアア!!!』

幼馴染「ひゃぁっぁぁぁ!!」ギュゥ

男「大丈夫だよ、大丈夫」ナデナデ

幼馴染「だって、だってぇ…」ナミダメ

男「…やばい可愛い」

幼馴染「こんな時に言われても嬉しくないよぉ…」

男「普段なら嬉しいのか?」

幼馴染「ふ、ふだんなら…ってボクは何を言っt―

『ギェェエエエエエ』

幼馴染「男ぉぉっー」ギュゥ

―――――
―――

男「戻ってきたぞー」

幼馴染「」

女「お疲れちゃーん」

幼馴染「」

友「大丈夫か?」

幼馴染「」

男「幼馴染?」

幼馴染「」

男「幼馴染!」

幼馴染「ひゃぁぁっ」

男「おい、もう終わったぞ」

幼馴染「ほ、本当?もう怖いの無い?」ギュゥ

男「大丈夫、終わったからな」ナデナデ

その後、女の持ち別荘

幼馴染「なんかすっごい恥ずかしいこと言ってた……///」

女「あははー、幼馴染ちゃん座布団に顔埋めてるー」

友「でも耳が真っ赤になってるのは見えてるぜー」

幼馴染「うっさい出てけ!」

女「男くん置いて?」

友「じゃあ大将、後は頼んだぜ」

男「お、おう?」

幼馴染「………///」

今日はここまで
明日は更新できるか微妙なところ

糖尿病患者に糖分突っ込むとか鬼畜すぎるわ
にしても相変わらずこの人のボクっ娘幼馴染は可愛いけど最初の作品がバッドエンドだったからそこが少し不安かな?

>>677
あれはドラマチックな終わり方にしようとして盛大に失敗しちゃったんだ
もう冒険なんてしない。最期まで甘々に無難に終わらせる

幼馴染「男…」

男「どうした?」ナデナデ

幼馴染「あ、あいつら…行った?」

男「行ったよ」

男(聞き耳立てていそうだけど)


幼馴染「うぅ…さっきは君に恥ずかしいところを…見せたね///」

男「むしろ眼福だったが」

幼馴染「うっさいっ///」カァァ
ブン

男「うおっ…クッション投げるくらいなら俺は出て行っていいかな」

幼馴染「そ、それは困るっ///」

幼馴染「…んしょ///」


真っ赤な顔はそのままに男の隣に座り、パーカーを羽織ってフードで顔を隠す


男「今更フードで顔を隠す必要あるか?さっきから見放題だったぞ。赤い顔」

幼馴染「うるさい。ボクの気分の問題なの///」

部屋の外

友「」b グッ

女「ふっふっふ、効いたようだね」

友「あれ結構よくできてたもんな、俺も包丁持って徘徊してるおっさんを見たときビビったもん」

女「そうでしょ?あんなの用意した覚えないけど」

友「え」

女「幼馴染ちゃーん、お風呂一緒に入ろー」

幼馴染「ひゃっ。い、いきなり入ってくるな///」

女「お取込みちゅーでしたかー」

幼馴染「分かってて入って来ただろっ///」

女「にぱー☆」

幼馴染「にぱーじゃないっ///」

女「ということでお風呂行こー」

幼馴染「後で一人で入る」

女「だーめ♡」

幼馴染「良いから一人で行って来い!」

女「じゃあお風呂入らせない。お湯抜いちゃうもんねー」

幼馴染「ひ、卑怯だ…」

女「やははー」

お風呂

女「わー、幼馴染ちゃんおっぱいおっきー、きょにゅー、ばくにゅー」

幼馴染「わざと言ってるだろっ殴るよっ///」


胸の大きさ:女>幼馴染


女「モミモミー♪」

幼馴染「触るなっ、こっちに来るなっ///」

―――――
―――

女「良いお湯だったねー」

幼馴染「のぼせそう…///」

女「そんな長い間入ってないじゃーん」

幼馴染「誰のせいだと…///」

男「あがったのか」

女「二人も入っておいでよー」

友「一緒に入るか?」

男「ふざけんな」

――――― 
―――

女「しょーとーじかーん」

幼馴染「…遊んでいると時間が過ぎるのは早いね」

男「寝室は?雑魚寝か?」

女「部屋を二つ用意してあるよー」

幼馴染「別に全員で一つの部屋に寝てもいいと思うけどね」

女「部屋割りはあたしと友くん。男くんと幼馴染ちゃんだよー」

幼馴染「ちょっと待て」

幼馴染「ふ、普通男女で割るだろ。何故ボクと男なんだ」

女「だって。ねー?」

友「ねー?」

幼馴染「ねーじゃないっ!」

女「男くんと二人きりだよー?まんざらでもないくせにー」

友「くせにー」

幼馴染「そんなわけあるか///」

男「じゃあ女と一緒に寝るのか?絶対寝てる間にイタズラされるぞ」

幼馴染「た、確かに…」

女「にぱー☆」

幼馴染「部屋が二つしかないなら仕方ない…仕方ないね…うん…///」

友「俺と大将と女の三人で寝て姐御一人だけ別室ってのもありだぜ?」

女「あたしが真ん中で両手に花ー」

幼馴染「絶対ダメっ!」

男「予想はしていたけど…」

幼馴染「だ、ダブルベッド…///」

男「これ見ろよ。ローションとコンド○ムだ」

幼馴染「よこせっ。こうしてやる///」バッ


それらをまとめて窓の外に捨てる


男「てことは今頃あいつらはしっぽり…」

幼馴染「考えるのはよそう…///」

幼馴染「………で///」

男「で?」

幼馴染「ほ、本当に寝るの?…このダブルベッド……で///」

男「俺はそこのソファで寝てもいいが」

幼馴染「ぼ、ボクは…男がどうしてもというのなら…一緒に寝たって、いい…ん、だよ…///」カァァ

男「俺と寝たいのか?」

幼馴染「…男がどうしてもというなら、ね///」

男「幼馴染がどうしてもというなら一緒に寝てやるよ」

幼馴染「…ボクに言わせる気?///」

男「」ニヤニヤ

幼馴染「…こういうのは、男性である君に言ってほしい…な///」ウワメヅカイ

男「っ!一緒に寝よう!…はっ」

幼馴染「勝った………でも、思ったより恥ずかしい…///」

男「幼馴染良い匂いする」スンスン

幼馴染「シャンプーの匂いだよ…ん、鼻息くすぐったい…///」ドキドキ


幼馴染(…ベッドの中で抱きしめられるのって…普通に抱きしめられるのより…ドキドキする…///)

幼馴染(ちゃんと寝られるかな…///)

―――――
―――

幼馴染(ぜ、全然寝られないよ…///)ドキドキ

幼馴染(ああもう、動悸がうるさいっ///)

幼馴染(それなのに君は気持ちよさそうに寝ちゃって…///)

幼馴染(寝ちゃって…///)


幼馴染「お、起きて、る?」ヒソヒソ

幼馴染「寝てる?本当に起きてない?」ボソボソ

幼馴染「おーい、バーカ…好きだよー…」

幼馴染「…うん、寝てる」

幼馴染「…///」ドキドキ

二人とも結構大きいのねなんとなく幼馴染貧乳かと思ってた

幼馴染「…///」ツンツン

幼馴染「…男♡///」ギュゥ

幼馴染(これは練習…いつか自然にボクから出来るように…練習、だから///)

幼馴染「…男……す…す、好き…好き…♡///」チュ

幼馴染(言えた……この間の夏祭りの時みたいに…いつも自然に言えれば、いいのに…///)

幼馴染「……男ぉ///」スリスリ

幼馴染(男の匂い…)



男「んー、良く寝た。おはよう」

幼馴染「お、おはよう」

男「昨日良い夢見たよ」

幼馴染「へ、へえ…どんな?」

男「幼馴染から積極的にイチャついてきてくれる夢」

幼馴染「」ドキッ

男「でもあれ夢だったのかなぁ。なんか寝ぼけている間に起きた現実のような気も…」

幼馴染「ゆ、夢だよ夢。ボクがそんなことするわけないじゃない」

男「それもそうか」

幼馴染「…まだあの二人は起きてないみたいだしもう少しベッドの中でゴロゴロしていようよ」

男「それもいいな。あいつらが起こしに来るまでは」ギュ

幼馴染「わ、だ、抱きしめろとは言ってない///」

今回の更新は終了
また少し間が開く

>>694
幼馴染の胸は手にすっぽり収まる程度、揉める程度にはあるくらい
>>684で巨乳だの言ってたのは女の意地悪

前々作
男「このさい誰でもいいから彼女が欲しい!!!!」 幼馴染「…ふぅん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362493577

前作
男「俺はお前が好きだ」幼馴染み「ボクは君が嫌いだよ」
男「俺はお前が好きだ」幼馴染み「ボクは君が嫌いだよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381322446/)

こうだったはず

>>1のTSもの読んできた甘々で素晴らしかった、ただ完結して欲しかったよ…

そろそろ更新する
する、が作中月日すっ飛ばしてクリスマスイベントしていい?もう過ぎちゃったけど

>>712
途中でTS要素を絡めたネタが思いつかなくなって思いつく前に2か月経っちゃったのよね…
ネタ切れした時点で無難に終わらせときゃよかったものの…

―――――
―――

女「メリークリスマース、いぇーい!」

幼馴染「まだイブですらないんだけど。今日23日だよ」

女「そんなあたしは慌てん坊のサンタクロースっ」

幼馴染「友のところに行ってこい」

女「まぁまぁそう言わず。今日は幼馴染ちゃんにプレゼントなんだよ~」

幼馴染「…ボクに?」

幼馴染「って、なんなのこれっ///」

女「見ての通りミニスカサンタコスだよ~」

幼馴染「えーっと、次のゴミ出しの日は…」

女「悲しいなあ。せっかく高ーいお金出して買ったのになー」

幼馴染「全然悲しんでいるようには見えないけど。むしろ笑顔だけど」

女「にぱー☆」

幼馴染「にぱーじゃない。君が着ればいいだろう、持って帰れ」

女「あたし既にあるからー」

幼馴染「まあ、だろうと思ったよ」

女「着れば男くん喜ぶよー」

幼馴染「その手はもう食わないよ。絶対着ない」

女「男くん喜ぶよー」

幼馴染「今回は自前で用意してあるもんね。こっちを着るって決めてあるもの」

女「そりゃあぬかったなあ」


女「じゃああたしがこれ着て男くん誘惑しーちゃお」

幼馴染「どうやら君を縛り付けておく必要がありそうだね…」つロープ

女「あははー、掴まえてごらーん。にぱー」

幼馴染「ちょっと!これ持ってけ」

幼馴染「結局置いていって…」

幼馴染「…い、いやいや今回はこのサンタ風パーカーを買ってあるんだ。ミニスカコスなんて着てたまるか…」

プルルル

幼馴染「電話?」

女『下にミニスカ履いて上にパーカー着ればいいんだよ~男くんも見たいって言っていたよ~』

幼馴染「嘘つけ!盗聴器でも仕掛けてんのか君は!」

女『にぱー☆』


ブツッ


幼馴染「あ…男が見たい?…嘘だね。絶対嘘だよ」

幼馴染「いやでも本当だったら…いやそんなまさか…」

―――――
―――

12/24

ピンポーン

男「はーい」


インターホンが鳴ったので玄関に出る


幼馴染「…や」

男「サンタっぽい恰好したミニスカの顔隠した不審者だ!」

幼馴染「ボクだバカっ!///」

男「あ、なんだ幼馴染か」

幼馴染「声で分かってよ///」

男「で、何でフードで顔隠してるんだ?」

幼馴染「……それより、この恰好、どう…なの?///」

男「エロ可愛い」b

幼馴染「頭に余計な言葉付けるな///」

幼馴染「で、入っていい?」パサ

男「あ、フード脱いだ」

幼馴染「治まったからね」

男「赤面がか?」ニヤニヤ

幼馴染「まあ…そうだよ」

男「赤面したことは否定しないのな」

幼馴染「見られなければ…どうということは無いよ」

男「見たいなぁ」

幼馴染「やだ」

男の部屋

幼馴染「ねえ、悪いんだけど暖房付けてくれないかな」

男「そんな格好してるから」

幼馴染「一応君のため…なんだよ」

男「さては女に唆されたか」

幼馴染「我ながら本当何で何度でも引っかかるんだろうね」

男「俺に喜んでほしいからだろ?」

幼馴染「…で、喜んでる?」

男「幼馴染が自発的に。だったら喜びすぎて昇天してたな」

幼馴染「昇天までされたら困るから一生自発的にはやらないね」

男「とりあえず暖房はつけたぞ」

幼馴染「ありがとう。んー、ぬくぬく」

男「こたつ入ったらミニスカで来た意味無いじゃないか」

幼馴染「さっき見せたからいいじゃないか。日本でサンタにミニスカはダメな組み合わせだね。足が寒くて仕方ない」

男「じゃあオーストラリアにでも行って一緒に暮らすか?」

幼馴染「クリスマスのためだけにオーストラリアに行く気は無いね」

幼馴染「何してんの?君も早く入りなよ」

男「それ客の言う言葉じゃないだろ」

幼馴染「ボクは君にとってただの客人?」

男「そんなわけないだろ。嫁だな」

幼馴染「いきなり段階跳び過ぎだよ///」パサ

男「じゃあ彼女?」

幼馴染「…………返答保留///」

男「赤面してたら肯定と受け取るが」グググ

幼馴染「ダメ、フード取ろうとしないで///」グググ

男「今日はこうやって部屋でゆっくりしていいのか?」ス


幼馴染の対面に座る男


幼馴染「そっちに座るの?」

男「ん?隣に来てほしいか?そうかそうかそこまで言うならそうしよう」

幼馴染「い、言ってない。そこでいいから」

男「ちょっと詰めて」

幼馴染「いいって言ってるのに…やっぱり少し狭いよ」

男「密着できるからいいんじゃないか」ギュ

幼馴染「…もう///」

―――――
―――

幼馴染「…///」

男「あれ?心なしか体重が俺の方に…」

幼馴染「…今甘えたい気分になったってだけ。察してよ///」パサ

男「脈絡もなく無言で寄りかかられたら鈍感ラノベ主人公でなくても察しにくいんだよ」

幼馴染「ボクは男を信じていたのになぁ…///」

男「悪い悪い」ギュゥ

幼馴染「ん……頭も、撫でて///」

男「じゃあこのフード取っていいのな?」

幼馴染「……フードの中に手を入れて///」

男「えー」

幼馴染「いいでしょ?///」

男「はいはい。じゃあ珍しく甘えて来てくれた幼馴染の要望にお応えしよう」ナデナデ

幼馴染「ん…///」

男「っと隙あり!」バァッ

幼馴染「わっ…///」

男「確かに見たぞ。幸せそうな顔を」

幼馴染「あぁもう…見られた…///」

男「可愛いなぁ」ナデナデ

幼馴染「少しだけだよ…すぐまたフード被るからね///」

―――――
―――

男「もうこんな時間か」

幼馴染「そろそろケーキでも食べたいね」

男「ああ、冷蔵庫に入れたの持ってくるよ」

男「よいしょっと」

幼馴染「おい、流石にケーキは隣に座られると食べにくい」

男「本当は隣にいたいんだろ?」

幼馴染「これは本当。食べにくい」

男「残念。じゃあ対面で」

幼馴染「ん」

男「じゃ」


幼馴染「メリークリスマス」

男「メリークリスマス」

男「イブだけどな」

幼馴染「余計なひと言だっての」アム

今日はここまで

明日も更新予定

男「あーん」

幼馴染「え?あ、ぁ…あーん…///」

男「俺にもやってくれるか?」

幼馴染「え…///」

男「ダメか?」

幼馴染「いい…けど…///」カァァ

幼馴染「は、はい…ぁ…ん///」

男「あむ。美味しいな」

幼馴染「うん///」

男「ところで」

幼馴染「何?」

男「イブにメリクリ言ってケーキも食べて、明日何すんだ?だいたいやっちゃったが」

幼馴染「…そうだ、ね…えと…そ、その…///」パサ

男「何故フードを被る」

幼馴染「…‥と///」

男「ん?」

幼馴染「君と…イルミネーション……見に行きたい、かな…///」モジモジ

男「可愛い!」

幼馴染「だ、抱きしめるな、頬ずりするな、言葉にするんじゃなかったよ、もう…///」

幼馴染「ボクそろそろ帰るね」

男「泊まっていきゃいいのに」

幼馴染「クリスマス当日に改めて会うことに意味があるんだよ」

男「分からん」

幼馴染「君が分かる必要は無いね。じゃ」

次の日

男「あれ?ミニスカサンタコスは?」

幼馴染「あるわけないだろう。こんな寒い中にミニスカなんて着て来れるわけがないじゃないか」

男「そりゃ残念。でもその厚着も可愛いぞ」

幼馴染「…うん、ありがとう」パサ

男「フードももふもふなんだな」

幼馴染「真冬仕様だよ」

男「すごい人の数だな」

幼馴染「そうだね。こんなに素敵なイルミネーションだからね」

男「お前から『素敵』なんて言葉が出てくるとはな」

幼馴染「何さ…」

男「何でも無いさ」クック

幼馴染「もう」ス


幼馴染が何となく身を寄せてくる

頭を撫でつつ腕を組んだ


幼馴染「やっぱり……少し、恥ずかしいね」

男「やめるか?」

幼馴染「この人ごみだ。知り合いに見られる心配は考えなくて良さそうだ///」ギュ

男「実は今日はこんなのを持ってきてある」

幼馴染「何それ、マフラー?」

男「ああ、マフラーだ」

幼馴染「それにしては長くない?」

男「二人用だからな」

幼馴染「え///」カァァ

幼馴染「や、やだ。しないよ。そんな‥恥ずかしいの///」

男「周りの目は気にしないんだろ?」

幼馴染「いや…でも…その…///」

男「腕は自分から組んでいるのにこれはダメか?」

幼馴染「…分かったよ。うん…///」

男「うん、暖かい」

幼馴染「ボクは暑いよ…顔が///」

男「すごく大きなクリスマスツリーだな」

幼馴染「そうだね。このイルミネーションの中心にはふさわしいと思うよ」

男「ではこれを渡すにもふさわしいな」

幼馴染「え?」

男「メリークリスマス、幼馴染」

幼馴染「…こ、これって…え、その…///」

男「ただのネックレスだよ。それとも大人びすぎてたか?もっと子供っぽいデザインの方が良かったか?」

幼馴染「…その余計なひと言は君の照れ隠し…かな///」

男「ぅ…」

幼馴染「ふふ、互いに恥ずかしいばかりの贈り物だね」


幼馴染「ありがとう。そして今年二度目のメリークリスマス。好きだよ、男」


チュ

唇に柔らかい感触が訪れた

自然に視界を閉じ、口を開ける

互いの舌がお互いを求め、お互いに絡み合う


幼馴染「ん…んちゅ…ちゅぷ…れろ…ぷは…長い、よ…///」

男「幼馴染からしてきてくれたんじゃないか」

幼馴染「ディープなんか…するつもりはなかったよ///」

男「本当か?」

幼馴染「本当///」

男「ま、どっちにしても俺からも言わせてもらうよ。好きだよ幼馴染」

幼馴染「ん…///」

今日はここまで
とりあえずクリスマス編はこれで区切り

12/31

幼馴染「や」

男「おう」

幼馴染「上がらせてもらうよ。今日親は?」

男「今日もいない」

幼馴染「今日は休みだったんじゃないの?」

男「二人だけで過ごしたいってさ」

幼馴染「なるほどね」

男「逆に親がいたらどうしてた?」

幼馴染「ボクの家で過ごそうかと」

男「じゃあそうしようかな。幼馴染の家に行きたい」

幼馴染「えー」

男「ダメか?」

幼馴染「…」

幼馴染の家・部屋

男「良い匂いするなぁ」スンスン

幼馴染「嗅ぐな///」

男「幼馴染のベッド!」

幼馴染「ダイブするな変態っ!///」

男「幼馴染、おいで」

幼馴染「それは本来ボクが言う台詞…というかまだ明るい時間から寝ようとするな///」

男「ところで幼馴染」

幼馴染「何?///」

男「顔真っ赤」

幼馴染「っ」パサ


フードを被って顔を逸らす幼馴染

男「幼馴染は可愛いなぁ」

幼馴染「うるさいよもう///」

男「今年の終わりに幼馴染の真っ赤な顔を見られるなんて嬉しいなあ」

幼馴染「どうせ明日も『初恥ずかしがり』なんて言ってやってくる癖に」

男「それ良い考えだな」

幼馴染「やらないでね。絶対///」

男「よっしゃ勝った」

幼馴染「壁ハメとは卑怯な…」

男「出来るんだから正攻法だもんね」

幼馴染「ぐぬぬ…」

男「ところでそろそろお腹すかないか?」

幼馴染「ああ、ボクが作ってくるよ。蕎麦は冷たいのでいいんだよね?」

男「つけ蕎麦な。冷たい」

幼馴染「はいはい。ネギは多めにね」

男「ズルル…うん、美味しい」

幼馴染「そう?ふふ、誰が作っても茹るだけじゃあまり変わらないと思うけどね」

男「そんなこと無いぞ。ところで零時にはまだ早いが」

幼馴染「もちろんお代わりも作ってあるからね。そっちは零時寸前に食べよう」

男「なるほどな」

男「あの二人も今日ぐらいはゆったりしてるかな」

幼馴染「どうだろ…あの二人だし」

男「クリスマスにハロウィンのかっこうしたり正月の格好してたらしいぞ。ほら、写メ」

幼馴染「クリスマスツリーの前でジャック・オー・ランタンがサンタに抱きついてる…」

男「反対側からは正月の格好して七五三のちとせ飴咥えた女が」

幼馴染「サンタ困惑していそうだね」

幼馴染「ふぁ…」

男「可愛い欠伸だ。眠いのか?」

幼馴染「…るさい、除夜の鐘聞くまで…は…」

男「もうすぐだぞ。俺がひざまくらしてやろうか?」

幼馴染「猶更寝ちゃう…だろ…」

男「じゃあ」チュ

幼馴染「ん!?んー!、ん…んちゅ、ちゅぷ…んちゅ、ちゅ…れろ…///」


幼馴染「ぷはっ、な、ななな、何するんだ君はっ///」

男「ほら、目が覚めただろ?」

幼馴染「そんなことのためにキスするな馬鹿!///」

幼馴染「そろそろだね」

男「ああ、蕎麦用意して…あ、テレビも消して窓開けておこう」

幼馴染「…」

男「…」


ゴ~…ン‥ゴ~…ン‥


男「…」

幼馴染「…寒い」


ゴ~…ン‥ゴ~…ン‥


男「…おいで」

幼馴染「…ん」


ゴ~…ン‥ゴ~…ン‥


男「…」ギュ

幼馴染「…温‥かい///」ギュ


ゴ~…ン‥ゴ~…ン‥

幼馴染「男、今年もよろしくね」

男「ああ、今年もよろしく…あけおめは?」

幼馴染「それは夜が明けてから初日の出と共に言おうじゃないか」

男「二人とも寝坊して初日の出見逃したら?」

幼馴染「頑張って起きよう」

男「マジか」

男「幼馴染」

幼馴染「何?」

男「初キスなんていかが?」

幼馴染「………まったく君は………いい、よ///」カァァ

男「」チュ

幼馴染「ん…んちゅ…ちゅぷ…れろ…くちゅ…ちゅ、ぷ…///」

幼馴染「ぷは…♡男、頭…撫でて///」

男「ああ。可愛いよ、幼馴染」ナデナデ

幼馴染「ん…///」

幼馴染「ん……眠い…」

男「そうだな。寝るか?」

幼馴染「ん…君も…」

男「え?」

幼馴染「君も…帰んの面倒だろう?一緒に…寝よ?」

男「っ!?」♂

幼馴染「何想像してんだバカ!///」カァァ


幼馴染「ほら…おいで///」

男「おう」


幼馴染の寝るベッドに一緒に入る


幼馴染「目覚まし、かけたよね?」

男「ああ」

幼馴染「じゃあ…おやすみ」ギュ

男「おやすみ」


幼馴染(ドキドキして…眠れるかな…いや、眠いし…すぐ…寝ちゃ…う…)

―――――
―――

幼馴染「スー、スー」

男「幼馴染、幼馴染幼馴染」

幼馴染「ん…んにゃ…む…な、に…?」

男「愛してるよ」

幼馴染「ボク…も…好き…」

男「録音完了…じゃなくて起きろ。初日の出もうすぐだぞ」

幼馴染「え?あ、うん、起きる…っていま録音とか言ってなかった!?」

男「ほらこっちの窓から見えるはず」

幼馴染「ちょっと、録音してないよね?」

男「まっさかー」

幼馴染「…ボクのこと好き?」

男「もちろん。大好きだ」

幼馴染「うん、こっちも録音貰ったからね」

男「!?卑怯だ!」

幼馴染「君と同じことをしたまでだよ。ふふ」

男「あ、きた」

幼馴染「本当だ…きれいな夜明けだね」

男「幼馴染」

幼馴染「男」


男&幼馴染『あけましておめでとうございます』

男「そろそろ初詣行こう」

幼馴染「めんどくさい」

男「初詣ぐらい行こう」

幼馴染「えー」

神社

男「やっぱりすごい人だかりだな」

幼馴染「そうだね」

男「またロングマフラーするか?」

幼馴染「しない」

男「クリスマスの頃はしたじゃないか」

幼馴染「だって、明るいし…見られたくない///」

男「可愛いなぁ」ギュゥ

幼馴染「こんな明るい頃にはダメだって言ってるだろ///」グギギ

女「何手押し相撲してるのー?」

幼馴染「してないよっ///」

友「うっすお二人さん、初詣か?」

男「そりゃもちろん」

幼馴染「まあ、ね」

女「大晦日はイチャイチャしてた?」

幼馴染「君たちには関係ないだろ///」


友「おやおやぁ?」ニヤニヤ

女「おやおやぁ?」ニマニマ

男「おやおやぁ?」ニコニコ


幼馴染「何で君もそっち側に回っているんだっ///」

今日はここまで
初詣イベント終わったらどうしようかな…バレンタインイベントまで何にも考えていない

男「でだ、ここをどう攻略しようか」

友「そりゃもう眼前から敵をバッサバサ」

幼馴染「敵じゃない、参拝者だ。きちんと並べ」

女「暇だよー」

友「待ちたくないぜー」


幼馴染「順序も守れない人に神の施しは与えられないよ」

友「えー、幼馴染ちゃん神様なんて信じてんのー?」

女「やー、時代遅れー」

幼馴染「初詣に神社に来ておいて何をほざいているんだ君たちは!」

男「酷いやりとりだ」

女「はいはーい、提案」

幼馴染「何?」

男「お?」

女「今年の冬休みスキー行きましょー」

友「お、いいねいいねえ」

男「賛成」

幼馴染「スキー…か」

男「どうした?」

幼馴染「分かっているだろ、ボクはスポーツ全般…その…そんなに、上手…じゃないし…スキーも、やったこと…ない…し」

女「じゃあ男くんに教えてもらえばいいよー」

友「そうそう」

幼馴染「いや…そう、だけど…」

男「大丈夫だいじょうぶ、俺が手取り足取り教えてやっから」

幼馴染「それが一番不安なんだよっ!」

女「ということでもう断れないからねー」

幼馴染「…分かったよ。絶対にうまくなってやるからね」

男「そのコーチは俺が!」

幼馴染「ボクは独学でやるもんね」

友「さてはて?」

女「どうなるかな?」

チャリンチャリン、カランコロン


幼馴染(男といつまでも幸せに過ごせますように)

男(幼馴染と一生幸せに過ごせますように)


友(マカデミアンナッツ食べたい)

女(いあいあ にゃるらとほてぷ いあ にゃるしゅたん にゃるがしゃんな)
―――――
―――

男「何願ったんだ?」

幼馴染「ふふ、多分君と同じじゃないかな」

男「お前も一生栗きんとん食べて生活したいのか…」

幼馴染「何を願ったんだ君は!」

少ないのですが今回の更新はここまで

また間を開けて考えてからスキー編書き始めます
ネタを提供してくれれば早く書けるかも

数日中に再開予定
今日書けたら書く

今期アニメは恋愛ものが多すぎて悶え死にしそう。なんだこの神クール
クズの本懐もセイレンも風夏も最高すぎる

政宗くんのリベンジが入ってないぞ

―――――
―――

ピンポーン


幼馴染「や」

男「おう。覚悟はできたか?」

幼馴染「覚悟って何さ…」

男「ほら、スキーで大怪我とか大恥とか」

幼馴染「どっちも無いと思うよ」

男「ほう?自信満々だな?」

幼馴染「え?スキーってそんなに難しいの?」

男「初心者は必ず足を捻る。運が悪けりゃ捻挫する」

幼馴染「…ちょっと待ってて。湿布持ってる」

幼馴染「お待たせ」

男「ああ。じゃあ行くか」
―――――
―――

女「幼馴染ちゃん大怪我と大恥をかく準備はいいのー?」

幼馴染「言ってろ。ボクは簡単にマスターしてみせるよ」

友「男に手取り足取り教えてもらうのか?」

幼馴染「…さあ、ね」

車で移動中

男「で、どこのスキー場に行くんだ?」

女「あたしんちの別荘アーンドゲレンデなんだよー」

幼馴染「本当に君のお家の経済力はどうなっているんだ…」

女「普通のサラリーマンと専業主婦だよ~」

男「信じられん。まあ今更だが」

幼馴染「…こんなところまでくると流石に寒いね」

男「俺が抱きしめて暖めてやろうか?」

幼馴染「鳥肌が立つくらい寒いこと言うのやめてくれないかな」

男「問答無用っ!」ギュー

幼馴染「や、やめろっ、ひっつくなっ///」カァ

男「狭い車だから逃げ場はないぞ?」

幼馴染「っ///」パサ


男「フードを被っても無駄だっ」

幼馴染「だ、ダメ、脱がそうとしないで///」

友「そういやお前らってラッキースケベとかないよな」

幼馴染「必ずボクは避けるからね。させないよ」

男「あれ?以前事故チューを」

幼馴染「む…あれは…その…別に…事故j…いや、ジコ…だね///」


女「お熱いにゃー」

友「もっといちゃつけよー」

幼馴染「うっさい!///」

幼馴染「そういう君たちだってラッキースケベけっこうしていそうだけど。ドジだし」

女「ラッキーしなくても友君がさせってって言えば何でもするけどー?」

友「女は何でもしてくれるもんなー」

女「ねー?」

友「なー?」


幼馴染「こいつらに聞いたボクが馬鹿だった…///」

男「幼馴染は寒いところでも熱そうでいいなあ」

幼馴染「やかましいよっ///」

女「着いたー」

幼馴染「うわ…広い」

友「この山全部女の家の持ち物なんだってよ」

男「え」

幼馴染「…うわぁ」

今日はここまで
明日は書けない。明後日は夜遅くに少し書けるかどうかって感じ

この作者さんの作品ってこれが3作目?
他にも書いておられますか?
糖分が欲しいんです!

別荘


女「じゃあそれぞれの部屋に荷物を置いてきてねー」

幼馴染「ちなみに部屋は」

友「俺と女、男と幼馴染が相部屋で2部屋わけなんだな」

幼馴染「や…やっぱ、り…///」

男「今夜が楽しみだな」

幼馴染「な、何も無いからねっ///」

―――――
―――

荷物を置いたのちにスキーウェアを着て集まった


幼馴染「…」

男「不安か?スキー」

幼馴染「や、やってみなきゃわからないからね」

女「にぱー☆」

幼馴染「やめろ、君の笑顔は不安になる」

女「男くーん、なんか酷いこと言われてるよー」

男「いや、確かに不吉な笑みだった」

幼馴染「これはこうやって付ければいいのか」

男「そうそう。それでいい」

幼馴染「じゃあさっそくレクチャーを」

女「にぱー?」

男「さあどっちに?」

幼馴染「…レクチャー頼むよ、男」

友「やっぱり男がいいんだな」

幼馴染「女に頼むほうが心配なだけだから…///」

幼馴染「ま、まだ、まだ手を放さないでね男」

男「可愛い」

幼馴染「うるさい///」

幼馴染「そ、そもそも…ね、ここちょっと急すぎない?」

男「大丈夫、初心者でもこの程度ならそんな酷いことにならなない」

幼馴染「うぅ…」

男「ほら、放すぞ」

幼馴染「だ、ダメダメ、まだ駄目」

男「…可愛い。このまま遊んでいたい」

幼馴染「ぐ…後で覚えていろ…」

男「基本フォームはこうでブレーキかけたいときはちょっとずつ足を八の字に開くんだぞ」

幼馴染「う、うん…」

男「じゃ、放すぞ」

幼馴染「だ、ダメ、ダメダメ」

男「そろそろ滑ってみるべきだ。ここならそんなスピード出ないっ」パッ

幼馴染「ダメ、ダメだってぇぇええ」

スイー

幼馴染「ひぅっ―」


幼馴染「…す、滑れた!滑れたよ!!」

男「よしよし、よく頑張ったな」ナデナデ
男(ほとんど滑ったって言えない距離だけど)

幼馴染「うん、うん。ボクもコツを掴めたよ」フフン

今日はここまで

>>805
これいれて3作
それ以外にも二つ書いてたけどそれらはエタったので読んでももやもやするだけだと思う

現行だとこれ
糖分たっぷりだけどブラック成分もあるので見るのは自己責任で

女勇者「さあ魔王、人間を滅ぼそうよ」魔王「何を言っているんだ貴様は」
女勇者「さあ魔王、人間を滅ぼそうよ」魔王「何を言っているんだ貴様は」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438598471/)


>>792
政宗くんもいいよね。見てる
あと再放送で初めて見るけど冴えない彼女の育て方もすごくいい
ほんと今期は神クールだわ

幼馴染「ほら見て。ボクもそれほど運動音痴じゃなかったんだよ」スイー

男「そうだな、すごいすごい」

女「じょーずだねー」ニヤニヤ

幼馴染「このくらい軽い軽い」

友「じゃあもっと急なところ行くか?」

幼馴染「望むところだよ」

幼馴染「いやいや、急すぎるって」

女「さっきもそう言ってて大丈夫だったでしょー?」

幼馴染「い、いや、そうだけど…そうだけどっ」

女「そーれいっ☆」

幼馴染「わぁーっっ!」


幼馴染「わっ、たたっ、無理、無理っ、男!」

幼馴染(そ、そうだ八の字っっ!)


男「あっ、急に開いたら」

幼馴染「ぅわっ!!」

幼馴染「ーっ――」

男「だ、大丈夫か?」

幼馴染「足捻ったよ…」

男「大怪我にならなくて良かった」ナデナデ

幼馴染「言っておくけど君たちのせいだからね…特に女」

女「にぱー☆」

すまない、今日はここまで

女「男くんおぶってあげて~」

男「おう」

幼馴染「ま、待って。いい、そんなことしなくていいから///」

男「じゃあ歩けるのか?」

幼馴染「よ、よゆ…ゥ」

男「ほらやっぱり」

幼馴染「で、でもゆっくり行けば…」

女「やだ」

友「早くしねえと夜になっちまうからな」

男「夜の雪山とか遭難必至だからな」

幼馴染「………はぁ、なんでこうなるかな…」

久しぶりに速報覗いて、覚えのあるスレタイだったから来てみたら正解。俺にクーデレパーカーボクっ娘属性を植え付けてくれた人だ。
友の彼女が友好きすぎてバイブで処女散らしちゃったのってあなたの過去作であってますか

幼馴染「いや、ないっ、このかっこだけは絶対無いっ!///」

※お姫様抱っこ


女「ひゅー、ひゅー」

友「結婚おめでとうご両名!」

幼馴染「やめろバカどもっ///」カァァ

男「ほら、フード被れば問題無いだろ?」

幼馴染「こ、今回ばかりはフードの問題じゃないから///」

―――――
―――

別荘

幼馴染「…恥ずかしくて死ぬかと思ったよ///」ギロ

女「や~、眼福眼福ぅ」

友「ありがたやありがたや」

幼馴染「男、さっさと部屋に…っ―」

男「だ、大丈夫か?」

幼馴染「も、問題無い…から」

男「いや、足首見せてみろ」

幼馴染「え…いや、そ、それは…」

男「?」

幼馴染「あのバカがいるし、からかってきそうな奴もいるし」

友「」ニヤニヤ

女「にぱー?」

男「しょうがない、個室に連れて行く」

幼馴染「お、お姫様抱っこはもういいっ、やめろっ///」

男「じゃあ一人で行くか?」

幼馴染「……………………」

幼馴染「…肩、貸して///」

幼馴染「こ、これはこれで…///」

男「『良い』か?」

幼馴染「っ………恥ずかしいの方だよ///」

男「そうかな?」

幼馴染「そ……そう、だよ///」

幼馴染(顔が…近い…///)

個室

男「さて、足を見せて」

幼馴染「ん…ん、ぅ」

男「…腫れてるな」

幼馴染「誰のせいだか…」

男「悪かったって…ほら、シップ」

幼馴染「ん…つめ、た…」

男「また明日やるか?」

幼馴染「絶対やだ」

男「まあやりたくてもその足じゃなあ」

幼馴染「言っておくけど君に教えてもらえなくて残念とかそんなこと思ってないからね」

男「じゃあ来年―

幼馴染「絶対来ないっ」

幼馴染「それで?これからどうするの?」

男「どうするも何もないだろ。ゆったりまったりだ」

幼馴染「…悪かったね」

男「何がだ?」

幼馴染「…スキー、あまり、楽しめなかった…でしょ?」

男「いいんだよ。お前の怪我の方が心配だからな」ナデナデ

幼馴染「ん…怪我ってほどのものじゃないよ。ただの捻挫だって///」

女「なーにいちゃついてんのかなー?」

幼馴染「いちゃついてないっ///」

幼馴染「―ったぁっ///」


立ち上がろうとして足の痛みに再びソファに倒れ込む幼馴染


女「その様子じゃお風呂入れなさそうだねえ」

幼馴染「ま、まぁ…いや、風呂くらい…」

女「男くん、入れてあげて~」

幼馴染「はぁぁああ!?!?///」

女「もー恥ずかしくなるような関係じゃないでしょー?」

幼馴染「無理だよっ///」

女「無理じゃないよ~あたしだってよく友君と一緒に入ってるよー?」

幼馴染「君みたいな淫乱と一緒にするなっ///」

女「言っちゃったねー?言っちゃいけないこと言っちゃったね~」

幼馴染「え」

女「男くんは幼馴染ちゃんを大事にするけどヘタレじゃないよねぇ?」

幼馴染「ちょ、ちょっと…」

男「…いいだろう。俺も男だ」

幼馴染「だ、ダメッ、思い直してっ///」


幼馴染「絶対、ダメだってぇぇ///」

今日はここまで

>>824
多分そう…だったと思う
すまん、書いたような書いて無いようなであまり自信ない

乙です。

おんぶ展開に期待していたらそれ以上に嬉しいお姫様だっこ展開で最高でした。

>>1さんの三作品でクーデレパーカーボクっ娘幼馴染に目覚めました。ありがとうございます。

>>835
とても嬉しい言葉をありがとう
パーカー娘SSもっと増えるといいなぁ

脱衣所


幼馴染「………///」

男「……」

幼馴染「……///」


幼馴染「ねえ///」
男「なあ」


男&幼馴染『な、何(だ)?』


幼馴染「…///」

男「…」

幼馴染「き、君…どう、ぞ///」

男「え?あ…あぁ…えと…」

男「お、お前が嫌というなら…その、今なら…引き返せる、ぞ?」

幼馴染「……そ…///」

男「そ?」

幼馴染「そんなこと、いまさら言わないでよ…決心鈍る、から…///」

男「え、いいのか?」

幼馴染「もう、仕方ない…でしょ…///」

幼馴染「どうせあの女のことだよ。ボクが逃げようとしてもドアの向こうで待機しているだろうし///」

男「まあ、確かに」

幼馴染「それに…あれはなんだかんだでボクたちのことを考えて、してくれてるんだよ…///」


男「6割程度は自分が楽しむためにだろうけどな」

幼馴染「いや、6割5分はあるね」

幼馴染「と、とにかく。そういうこと…だよ///」

男「お前がいいって言うなら…とめない、が」

幼馴染「…ちが、うでしょ///」

男「え?」

幼馴染「き、君は…どうなの…その…入り、たい?///」カァァ

男「…………」コク

幼馴染「こ、言葉で…言ってよ///」

男「幼馴染と、一緒に入りたい」

幼馴染「…わ、分かったよ///」

幼馴染「…入ろう///」

幼馴染「こ、こっち向かないで。脱ぐから///」

男「この後風呂入るんだろ?」

幼馴染「でも脱ぐの見られるのは恥ずかしいの///」

男「そ、そういうものなのか?」

幼馴染「そういうものなの///」


幼馴染「言っておくけど一緒に風呂入るだけだからね。それより先は無いからね///」

男「……」

幼馴染「返事は!///」

男「は、はい。分かりました」

幼馴染「ちょっと、前、前隠して///」

男「えー、バスタオル付けたままお風呂に浸かるのはないだろー」

幼馴染「さ、最大限の譲歩がこれだから。限界だから///」

男「残念だ」

幼馴染「一緒に入るだけだっていったでしょ。早く隠せ///」

男「…」

幼馴染「…」

男「い、いい湯…だな」

幼馴染「う、うん…///」


銭湯のような広い浴槽に少し離れて浸かる二人


幼馴染「ね、ねえ…もう少し、こっち、きて…よ///」

男「お、おう」ス

幼馴染「…もっと…///」

男「…」パチャ

幼馴染「もっとってのっ///」ギュ

男「!?」


横から幼馴染が抱きついてくる

タオルが湯の中に沈み、柔らかい小さなふくらみが男に押し当てられる


男「い、いいのか?///」

幼馴染「み、見えてない…から。うん///」

幼馴染「ぼ、ボクのドキドキ…聞こえちゃって…る?///」

男「いや、でも…俺もドキドキしてるよ…」

幼馴染「ふふ…一緒、だね…///」

幼馴染「な、なんで君の…下…大きくなってるの…///」

男「し、仕方ないだろ。男なんだから。生理現象だ生理現象」

幼馴染「は、早く治めてよ…///」

男「無理。その柔らかい感触がある限り無理」

幼馴染「…じゃ、じゃあ…一旦…うん、出て…体洗ってきなよ…///」

男「分かった」

幼馴染「///」


何気に目で追っている幼馴染であった

今日はここまで
パーカー娘SS増えますように

乙です。

誰ですかこのSSに砂糖をたっぷり入れたのは……甘すぎて最高です。

私もパーカー娘SSは増えてほしいですが、ここもこれからも楽しみにしています。


ちなみに今年は男は幼馴染からチョコ貰えましたか?

ボクっ娘安価スレやってるんで
よかったら見てください

大分このスレに影響受けてしまってる気がしますがw

男「洗ってきた」

幼馴染「じゃあ次はボクが洗うから…その…うん…///」

男「?」


男に背を向けて体を洗う

男に自分を見るなとは言わなかった。見てと言うつもりもない

そして鏡で男がこっちを見ていることを確認しつつ何も言わない


幼馴染(気づかないふり…気づかないふり…///)ワシャワシャ

―――――
―――

脱衣所

幼馴染「…どう…だった?///」

男「え?あ、あぁ…えと、ドキドキした」

幼馴染「うん…ボクも…///」

女「おかえりー、どうだった?シた?」

幼馴染「なにもしてないよっ///」

友「どうだった?」

男「…返事に困る」

幼馴染「…///」ポカッ

男「ーって、何で殴るんだよ」



幼馴染「何で当然のように同じ部屋でダブルベッドなの…///」

男「そりゃしょうがないだろ。あいつらだし。それに、これが終わったら春休みまではこういうことも無いだろうし」

幼馴染「無い……か」

男「幼馴染?」

幼馴染「…」ギュ

男「…どうした?」ナデナデ

幼馴染「いや…その…おやすみ…///」

男「…ああ、おやすみ」

幼馴染「…そ、その前に…こっち、向いて…///」

男「ん?」

幼馴染「」チュ


幼馴染「こ、こんどこそおやすみ///」

今日はここまで

>>846
砂糖は定期的に大量投下するもの
もちろんバレンタインイベもやるよ。そしたらまたネタが思い浮かぶまで一旦更新終了かな

>>847
無論ボクっ娘スレはだいたいチェックしてます
期待してますよ

乙です。


>>853

バレンタインネタがあるならホワイトデーネタも……いえなんでもないです。

可愛いと言ってもらえるととてもありがたいです
クーデレパーカーボクっ娘幼馴染の可愛さは至高

>>856
了解

女「やー楽しいスキー旅行は終わりだねーもう帰る時間だよー」

幼馴染「結局ボクは何も進展なかったけどね」

女「そんなこと言ってぇ。男くんとは進展したんでしょ~?」

幼馴染「うっさいっ///」

友「ところで大将、冬休みの宿題はどうだい?」

男「わが友よ、貴殿はどうだい?」

友「できてるわけねーじゃーん」

男「俺もだぜ!あっはっはぁ」


幼馴染「男、絶対に手伝わないからね」

男「信じております」土下座

幼馴染「今から土下座するぐらいなら終わらせる努力をしようよ」

男「幼馴染と一緒にやりたいんだ!」

幼馴染「ボクがいたら進まないだろ。一人で頑張って終わらせて」

男「ぐぬぬ…」

幼馴染「そんな顔してもダメ。女も余計な手出ししないように」

女「わからないなー」ヤハハ

幼馴染「す・る・な・よ」

女「にぱー?」

数日後、幼馴染の自宅


ピンポーン


幼馴染「ん?男かな」


窓から顔を出す


男「宿題教えてくだs―

―ピシャン!


幼馴染「さて、アニメでも見ようかな。今期はスーパーラb―

ピンポンピンポンピンポンピンポン―


幼馴染「うるさいっ!教えないって言っただろっ」

男「たのむよぉぉぉぉ」

幼馴染「情けない声を出すなっ、早く終わらせて来い!」


ピシャン


幼馴染(まったく…冬休みは、もうほとんどないってのに…馬鹿)

また明日…すまん
疲れがたまってるな…

次の日

ピンポーン

<幼馴染ー宿題終わらせてきたぞー

幼馴染「男っ?」ガバッ

ガチャ

幼馴染「全く君は、もっと早く終わらせられないの?」

男「とりあえず中にいれてくれよ」

幼馴染「分かってるよ。ほら入って」
―――――
―――

男「じゃあ宿題をっ!」

幼馴染「帰れっ!」

男「ふははは、もう遅いぞ!お前は俺を部屋にあげた!」

幼馴染「ああもう…君を信じたボクが馬鹿だったよ…」

男「さあ、俺に宿題を教えるんだ!」

幼馴染「帰れ」

男「お願いします教えてください」

幼馴染「帰れ」

男「土下座しますから!」

幼馴染「帰れ」

男「何でもしますから」

幼馴染「帰れ」

男「それしか言えないのか!」

幼馴染「君が宿題やらないうちはね!」

幼馴染「というかね、君は昨日から今日にかけての1日に何をしていたんだい?それだけの時間あれば終わってもおかしくないはずだよ?」

男「その発想は無かった…」

幼馴染「じゃあ君は無駄に時間を浪費したのか!?」

男「本当に申し訳ない」

幼馴染「バカ!っ、見せてみろ」バッ

男「お?」

幼馴染「ぅゎ…真っ白オブ真っ白…」

男「綺麗だろう?」

幼馴染「頭が痛くなってきた…」

男「大丈夫?結婚する?」

幼馴染「今の君を見てるとそんな気持ちは遠くなっていくね…」

今日はここまで

幼馴染「早く帰って進めろ」

男「嫌です助けてください」

幼馴染「それこそ嫌だね」

男「頼むよ幼馴染~」ギュゥ

幼馴染「やめっ、離せ。こんな時に抱きしめるなぁっ///」ジタバタ

男「幼馴染可愛いよ幼馴染」

幼馴染「そんなことっ、ふんっ///」ゲシッ

男「ぐはぁっ!」

男「おま…腹蹴りはねえだろ…中身出る…」

幼馴染「この程度でどーにかなる君では無いって信じてるよ」ジトー

男「その割にジト目なんだな!」

幼馴染「いいから宿題進めろ。ここでやってもいいから」

男「本当か!?」

幼馴染「宿題終わるまでボクにはお触り厳禁。手を動かさない私語も厳禁ね」

男「   」

幼馴染「ほら手止まってる!」バシンッ

男「ひぃっ、そんな鞭どっから!?」

男「幼馴染~」

幼馴染「手を止めるな!」

男「はいっ!」

幼馴染「そこ違う。代入する値はこっち!」

男「いいじゃないか間違いぐらい!形だけでも終わらせれば提出できるんだから!」

幼馴染「ボクが手伝うなら手抜きは許さないよ。絶対に」

男「えー」

幼馴染「えーじゃない!」

男「あーやる気潰えた―」

幼馴染「もうすぐ終わるだろ。頑張れ」

男「なんかご褒美が欲しいよー」

幼馴染「はいはい、終わったら夕食作ってあげるから」

男「手作り!?」

幼馴染「そうだよ。それでいいよね?」

男「膝枕もお願いします」

幼馴染「…よくばりが過ぎるよ」

男「頼むよー」

幼馴染「うわ、ウッザ」

男「」

幼馴染「分かった分かった。膝枕もしてやるからとっとと終わらせろ」

男「ほんとか!?」

幼馴染「ただしこのタイマーが切れるまでにね。じゃなきゃ膝枕なし」

男「ちょっと待って!」

幼馴染「はい、スタート」

男「くっ、ぁあっ!!」

幼馴染「ほらほらがんばれ」

男「っっ」カリカリカリカリ

幼馴染(…うん、それでいい)

男「できたーっ!」

幼馴染「ふふ、やればできるじゃないか」

男「あー、頭使い過ぎた―」

幼馴染「子供か君は」

男「ダメだ、寝る」

幼馴染「まだそんな時間じゃないだろ」


幼馴染「そ、それに…その、さっき膝枕って…どうせ…寝る…な、ら、さ…」モジモジ

男「」スピー

幼馴染「」イラッ

―――――
―――

男「ん…ん、ぅ?あれ…膝枕…してる…」

幼馴染「起きたかい?そろそろ足が痺れそうだからどいてほしいね」ナデナデ

男「俺確かあのまま眠りこけたはずなんだが」

幼馴染「そうかい?ボクの膝の上に倒れ込んできてたけど?」

男「そうだったかなぁ…」

幼馴染「そうだよ。これは君に頼まれてやっていることだからね…///」

男「スベスベだなぁ」

幼馴染「頬ずりなんて許可してないんだけど…///」

男「」スンスン

幼馴染「嗅ぐなバカっ///」

今日はここまで

幼馴染「そろそろどいて」

男「お断りだ!」

幼馴染「いや、足痺れてきたから」

男「あ、すまん」ス

幼馴染「じゃ、夕食作ってくるよ」

男「え?もうそんな時間?」

幼馴染「そうだよ。君が眠りこけていたせいでね」

幼馴染(もう冬休みもほとんどないってのに…)


幼馴染「わ…」フラ

男「おっと」ガシ

幼馴染「はは…やっぱり足痺れていたみたい…///」

男「大丈夫か?」

幼馴染「か、顔見ないで…///」

―――――
―――

幼馴染「お待たせ」

男「頂きます」

幼馴染「ふふ。召し上がれ」

男「うむ」パク

幼馴染「美味しい?」

男「すっごく美味しい!」

幼馴染「それは良かった」

冬休み最終日

幼馴染「…」


時間を見る

来るならもう来るような時間

少し…寂しく思う


幼馴染「」スッ
―――――
―――

男「ん?」


ラインで幼馴染からメッセージが来た


<今何してるの?


  明日の用意とか>

そう送ると、十分ほど経ってから


<来ないの?

と返ってきた


 来てほしいのか?>

と送る

今日はここまで
2月中にバレンタインイベントまでたどり着けるのか…!

20と数分後


<来い


 何で命令口調なんだよw>


<いいから


男「…まあいいか。行こう」



<来い


また来たので「分かった、行くよ」と送っておいた

―――――
―――

幼馴染「まったく…察しがいいんだか良くないんだか…日で変わるのかな。スイッチでもあったりして」


ピンポ~ン


幼馴染「男っ」


跳ね起きるように立ち上がって玄関に行く

扉を開ける前に一呼吸入れる


幼馴染(よし)


ガチャ

幼馴染「やあ、遅いじゃないか」

幼馴染「やあ、遅いじゃないか」

男「呼んでおいてその言いぐさは無いだろ」

幼馴染「君が悪い」

男「えー」

幼馴染「で、スイッチはどこ?」

男「何の話だよ」

少ないけどここまで

幼馴染の部屋

男「で、何で呼んだんだ?」

幼馴染「……」

男「どうした?」

幼馴染「それ、聞く?」

男「そりゃ呼び出されたわけだしな」

幼馴染「君だってくだらない理由でボクを呼ぶことあるじゃないか!」

男「くだらない理由じゃない!宿題だ!」

幼馴染「尚悪いよ!」

男「じゃあ何だ?特に理由は無いのか?」

幼馴染「…に」

男「え?」

幼馴染「きみ、に…会いたいってだけじゃ…だめ、なの…?」

男「…」

幼馴染「…///」

男「可愛い」

幼馴染「うるさいよっ///」

男「そうかそうか、俺に会いたいだけだったかぁ」

幼馴染(…うぅ、言うんじゃなかった…///)

男「幼馴染は可愛いなぁ」ニヤニヤ

幼馴染「うるさいうるさい、忘れろっ///」


ギュ


幼馴染「っっ///」カァァ

男「好きだよ幼馴染」ギュゥ

幼馴染「…………もう、何なの今日の君は…///」

今日はここまで

―――――
―――



男「最後に一日中一緒にいられて満足か?」

幼馴染「最後ってわけじゃないでしょ…」

男「じゃあ不満足なのか?」

幼馴染「…もちろん、満足してるよ」


そう言って男の肩に寄りかかる幼馴染

頭を撫でると「ん…」と心地よさそうな声を出した


幼馴染「…もう、少し…」

男「はいはい」ナデナデ

幼馴染「~♪」

始業式当日

幼馴染「おはよ」

男「おう」

幼馴染「寒いね」

男「そうだな。お前フード完全に被ってるもんな」

幼馴染「ついでに萌え袖」


暖かそうなモコモコの袖から指だけチョコンと見せる幼馴染


男「可愛い」

幼馴染「ふふ」

男「ところで手袋はしてないのか?」

幼馴染「してないことに意味があるんだよ」


そう言って男に手を差し伸べてくる


男「…」

幼馴染「ほら、早く」

男「言ってくれないと分からないなー」

幼馴染「いいから早くしろバカ」ギュッゥゥ

男「あいだだだだ」


力いっぱい両手で手を握りしめられた

骨が!骨がきしむ!


幼馴染「改めて」ス


握りしめられた手が離され、再び差し出される


男「これでいいのか?」

幼馴染「…いや、こう…だね」


握った手を変え、指を絡めてくる幼馴染


男「今日は積極的だな」ニヤニヤ

幼馴染「…」ギュゥゥ

男「あいだっだだ!」

男「今きっとおまえは顔真っ赤―

幼馴染「」ギュゥゥゥゥゥゥゥ

男「いだだだだだだだだだ!!!」

―――――
―――

始業式後

先生「おら宿題集めるぞ。言った通り忘れた奴は居残り勉強な」

先生「冬休み前に言ったから忘れる奴はいないだろうがな」


男「」ドヤァ

友「調子良さそうじゃねえか大将!」

男「ああ、今回はやってきたからな!」

幼馴染「ボクのおかげでね」

女「流石幼馴染ちゃんだよ~」

男「違う!俺が100%頑張ったのだ!」

幼馴染「女、そのバカのプリント破いていいよ」

女「わーい!たーのしー!」

男「やめろっ!頼むから!」

先生「とっとと宿題持って来い!」


男「くっくっく…あれ…」

幼馴染「…どうしたの?」

男「…」

男「………」

男「!!!!!!!!!」


友「…どんまいだぜ旦那」

女「やははー、忘れてやーんの!」


幼馴染「ボクの苦労…ご褒美…」

男「す、すまん幼馴染」

幼馴染「最低。死ね」

男「ぐはぁ!」

今日はここまで
実は今回全くラスト考えてないのでいつも通りの日常でフェードアウトになりそう


終わり近いのん?

男「あ、あのー…」

先生「そうかそうか、忘れたか…」ゴゴゴゴゴ

男「」ガクブル

先生「たった一人で居残りだなぁ。せっかく始業式の日はすぐ帰れるはずだったのになぁ」

男「あ、明日まで待って」

先生「ダメだ。今日やるなんて許さんぞ」

男「信じてください!持ってくるのを忘れてしまっただけなんです!やったんです!」

先生「知るか。持ってきてない。これが全てだ」


男「」チラ


女「幼馴染ちゃーん、男くんが捨てられた子犬みたいな目で見てくるよー?」

幼馴染「そのままドブ川に流しちゃってもいいんだけどね…」

幼馴染「先生、ちょっといいですか?」

先生「何だ?」

幼馴染「男の宿題はボクが確認しています。忘れたのは間抜けでもやっていたのは本当です」

男「幼馴染ぃ…」ウルウル

幼馴染「黙れゴミ」

男「」

先生「だから何だ?忘れたことには変わりないのだろう?」

幼馴染「自分で言うのもなんですがボクは成績優秀でずっと良い生徒だったはずです」

先生「まあそうだな。だから自分に免じて見逃せと?」

幼馴染「はい。ボクが証言します。男はきちんとやっていたと」

先生「…ふむ」

先生「わかった。そこまでいうからには一度だけチャンスをやろう。次の宿題では絶対にしないからな」

幼馴染「ありがとうございます。…ほら、君も頭を下げろ。ボクにも土下座しろ。感謝しろ。敬え」

男「ははー」


先生「言っておくが明日の朝一番だからな。朝のHR始まる前にもってこいよ」

男「いやもうありがとうございます幼馴染様!」

幼馴染「様付けするな」

男「これで今日はアニメ見れるぜ」

幼馴染「許さないよ」

男「え」

幼馴染「ボクが助けてあげたんだから今日は放課後ボクと過ごしてもらうからね」

男「いや見たいアニメが」

幼馴染「ちょっと先生にさっきのを無しにする交渉を」

男「ごめんなさい幼馴染様に付き従わせていただきますぅ~」ギュゥゥ

幼馴染「やめろこんなところでひっつくな!///」


女「こんなところでいちゃついてる~」

友「お熱いにゃ~」


幼馴染「いちゃついてなんかない!///」

今日はここまで

>>904
>>1000近くで一旦終わりになります
終わりを決めずに何スレもだらだらやると途中で迷走してエタるので

次の日:朝

幼馴染「おはよ、男」

男「ああ」

幼馴染「ちゃんと宿題持ってきた?」

男「もちろんだぜ!」

幼馴染「見せて」

男「そんなことしなくたってなぁ」

幼馴染「見せろ」

男「はい」

幼馴染「やっぱりプリント抜けてる!取ってこい」

男「はい!」

幼馴染「まったく、少し早めに起こしに来てよかったよ…」
―――――
―――

学校

友「うっす姐御、どうだった?」

幼馴染「三度往復させた…」

女「流石幼馴染ちゃ~ん」

友「わざとだな?大将」

男「まっさかー」

幼馴染「わざとだったら殺してやるから」

~2月

幼馴染「よし、施錠確認」

幼馴染「絶対あいつには邪魔も手伝いもさせない」


毎年毎年自分でチョコレートを作ろうとすると女が邪魔しに来る

最終的には色々アドバイスしてくれて手伝いまでしてくれる…が


幼馴染「それで完成してもなんかモヤモヤする。自分で作ったように思えない」

幼馴染「だから今年こそは…」

女「今年こそは?」

幼馴染「ひゃぁっ!」

今日はここまで

幼馴染「な、なな、何で…」

女「やははー、あたしだからねー☆」

幼馴染「帰れっ!」

女「さあ今回も邪魔しまくって挙句アドバイスしまくってあたし流チョコレートにしてあげるよー」

幼馴染「帰れって言っているだろ!」

女「もったいないなぁ。あたしのアドバイスあった方が上手に作れるのになぁ」

幼馴染「そ れ が 嫌 な ん だ」

女「失敗してもいいのぉ?」

幼馴染「そのために今日から作り始めるんだよ。何度失敗しても良いようにね」

女「幼馴染ちゃんもつまらなくなったなー」

幼馴染「女からの評価なんてどーでもいいの」

女「大好きな男くんからの評価さえあればいいって?」

幼馴染「そこまで言ってない!///」

幼馴染「お願いだから帰ってくれないかな…いや本当に」

女「幼馴染ちゃん、親友を邪険にするの…?」

幼馴染「そ、その言い方はズルいよ…」

女「じゃあ一緒にチョコ作りだよー」

幼馴染「お断りだよ!親友というなら邪魔するな!」

女「おー、いい返し」

幼馴染「早く帰れ!」

女「しょーがないなー、帰ってあげるよー」

幼馴染「元から来るな」

女「これ置いていくねー」

幼馴染「余計なことするなー」

女「お断りー」ピョンッ

幼馴染「結局変な袋置いてった」

幼馴染「お菓子作りの本…男子が喜ぶトッピングの仕方…飾りすぎて引かれないプレゼント…」

幼馴染「あいつは遠まわしにボクを不器用とでも思っているのか。でもま、ありがたいと言えばありg…」


「失敗して引かれたときのためのフォロー術百選」


幼馴染「…やっぱり馬鹿にされてる」

「熟読必須 by女ちゃん」と付箋づけられたその本だけをゴミ箱に放り投げて台所へ向かう


幼馴染「よし」

今日はここまで

3月になっちゃったけどバレンタインイベ継続

新しいボクっ娘クーデレ幼馴染スレがあったので>>1さんだと思ったら別人さんでした……

これを期にもっとボクっ娘クーデレ幼馴染スレが増えてほしいです。

片手に料理本、頭に今までの知識と経験、心に男を思い浮かべて挑む


幼馴染「美味しくしなきゃね。男のために…ふふっ」
―――――
―――

幼馴染「よし、こんなものd―ブルルルルッ―ん?」

スマホが鳴っている。見ると女からだった


幼馴染「もしもし?何?」

女『チョコ作りはどー?』

幼馴染「ボクにできないわけ…いや、あの菓子作り本は役に立ったよ。順調」

女『幼馴染ちゃん素直になったねー』

幼馴染「うるさい。それだけ?」

女『あれ忘れてないかなーってさー』

幼馴染「あれ?」

女『女の子なら唾液と血も混ぜなk―ブツッ


幼馴染「さて、仕上げに入ろうかな」

幼馴染「ラッピングも…良し、あんまり気合い入りすぎてるように…うん、見えないね。よし」

幼馴染「あまり舞い上がらないように…そう、あくまでボクはクーデr…クールに、ね」


ゴミ箱に捨てたあの本が脳裏をよぎるが思考の外にうっちゃっておく


幼馴染「あとはその日が来るのを待つだけだ。ふふ」

2月14日


幼馴染「お、男…その…」

男「おう、チョコか!」

幼馴染「さっさと言うなバカ!///」

男「何だよ焦らされたかったのか?」

幼馴染「もういいよ。はい」

男「おぉぉぉお!」


幼馴染「なんだかなぁ…」

今日はここまで

>>930
もちろん見てるよ。クーデレボクっ娘幼馴染スレ最高

欲を言うとパーカーっ娘スレも欲しいなあ誰か書いてくれないかなぁ

男「」モグモグ


幼馴染(今回は一切女の手を借りてない自作…ちゃんと作れているかな…)

幼馴染(男の反応が気になってしまう…聞き、たい…)


幼馴染「ね、ねえ男…」

男「ん?」

幼馴染「ど、どう…おい、しい?」

男「ああ、とっても甘くて美味しいよ」

幼馴染「ほんと?良かった…」パァァ


男(とても珍しく満面の笑みを浮かべる幼馴染。可愛い)

幼馴染「まあボクだからね。失敗は無いよ」

男(いつものクールな表情に戻りやがった…)

幼馴染「精々感謝してたべるk―ん!?


チョコを口に含んだままキスをする


幼馴染「ん!?んー、ん…んぷ‥ちゅ、ちゅぷ…んちゅ…ちゅ、ちゅぷ、パキ、くちゅ…れろぉ…///」

幼馴染「ぷ、ぷはっ、な、ナニ…な、何、を、するんだ///」カァァァ

男「美味しいかどうか気にしてたっぽいから分けてやろうかと思って」ニヤニヤ

幼馴染「だ、だからって…何で、口移し…///」

男「で、どうだったんだ?自分で食べた感想は?」

幼馴染「あ、甘すぎる…よ♡こんな、甘くしたつもり……ないんだけど、な…///」カァァ

男「そうか?俺の口にはちょうど良かったけどな」

幼馴染「ど、どうでもいいから、こっち見ないで…///」パサ

男「フード被るとむしろ見たくなる!剥ぎたくなる!赤くなってるんだろ!」

幼馴染「やめろ、離せ、ダメ、今は絶対ダメェェエ////」


幼馴染「あ」パサァ

男「やっぱり可愛いなぁ」

幼馴染「うるさいうるさい、見ちゃダメって言ったのにぃぃ///」

今日はここまで
この甘々は皆への遅めのバレンタインってことで…もうホワイトデー直前だけど

バレンタインイベントとホワイトデーイベントやって終わろうかと思ったけどそれだとけっこうレスがあまりそうなんだよなぁ
途中に短い小ネタ挟むか悩み中
10レス程度残してくれるなら感想レスで埋めてもいいのよ?

幼馴染「き、君は人の気持ちとか考えないのか///」

男「幼馴染が俺のことを好きだってk―グハァッ


言い終わる前に殴り飛ばされた


幼馴染「察しがいいのはいいけどズレてるんだよ!///」

男「いいじゃん可愛い顔なんて隠さなくて」

幼馴染「分かっているなら見ようとするな///」

男「ところで俺のことが好きだということに否定は―

幼馴染「今更聞くなバカ!今更言わせようとするなバカ!」

男「フード被られてちゃ怒られてるのも迫力ないなあ。怒りには顔がついてないと」

幼馴染「…そんな顔してないんだよ///」

幼馴染「…バレンタインだしついでに言うよ」

男「うん?」

幼馴染「男、好き。以上///」

男「…」

幼馴染「………///」

男「え、それだけ!?」

幼馴染「チョコと顔と言葉でこれ以上何を望むっていうんだ!///」

男「ハグ」

幼馴染「…………む、ムリ…///」

男「えー」

幼馴染「ぼ、ボクからじゃ…無理…///」

男「じゃあ俺からなら良いのか?」

幼馴染「‥…………後ろ、から…なら///」


男「」ギュ

幼馴染「ヒゥッ///」

男「好きだよ、幼馴染」ギュゥ

幼馴染「み、耳元で………言わない、で…///」



幼馴染「ボクも、す…好き」

今日はここまで

ああ…クーデレボクっ娘幼馴染スレが増えてる…素晴らしい

あとはホワイトデーイベントをやってこのスレを締めようと思っています
なのでけっこうレス余るだろうし感想レスくれると嬉しいです

次の日:学校

友「へい相棒!嫁からチョコはもらったかい?」

幼馴染「誰が嫁だ」

男「あらー?友は幼馴染のことだとはいってないはずだが?」

女「あーららー?」

幼馴染「くっ、ぅ…」

男「で、もらったっけ?」

幼馴染「あげただろバカ」

男「ということだ。お前は?」

女「もちろんあげたよー」

友「ああ、イチゴジャムの入ったチョコだったな」

幼馴染「え」

友「ちょっと味が妙だった気もするけど美味しかったぜ?」


幼馴染「………女、まさか本当に…」

女「にぱー?」

放課後

幼馴染「いつまで経っても成長しないねえ君は。また居残りとは」

男「うるせー、成長しなくても前には進んでんだよ」

幼馴染「そこ、その式だと答えがマイナスになっちゃうよ」

男「やべっ」ケシケシ


幼馴染「ふう、やっぱり前に進んでないね。むしろ後退してる」

男「答えを間違ってマイナスにしただけだろ!」

幼馴染「君の進歩もマイナスだってことを暗示しているね」

男「ちがうわっ!」

幼馴染「でもまあ…進歩しなくたって時間は過ぎ去っていくよ。自覚すらしない内に…」


まだ日が落ちる時間は早い

今は、美しい夕焼けが夜に変わろうとしてるそんな頃


男「いや、それだけはない」

幼馴染「え?」

男「俺が進歩しなくても…いや、してるけど」

幼馴染「してない」

男「うるさい」


男「俺が進歩しててもしてなくても、俺たちの仲は進歩してる。そうだろ?」

幼馴染「な、何をこっぱずかしいこと言っているかな…君は///」

男「顔紅いぞ」ニヤニヤ

幼馴染「うるさい。えと、ボクのパーカーは…あった///」パサ

今日はここまで
多分次回か次々回で幕引きとなる

次作はやるつもりだけどいつもみたいに1日2・3レスだと立て逃げ判断されてHTML化されるらしいので10レスぐらい書き溜めてから

…実は前回から1年以上間が開いたのって50レスほど書き溜めてた新作がデータ飛んでやる気も飛んだからなんだよね…うっ、トラウマが

ホワイトデー近日

女「もーすぐ白い日だねー」

幼馴染「ホワイトデーね」

女「男くんどんなプレゼントしてくるかなー?」

幼馴染「いつも通りでしょ。安定を期待しているよ」

女「さー?もしかしたら今年は嵐が吹くかもよー?」

幼馴染「嵐が吹くホワイトデーって何だ」

女「なんだろねー?」

幼馴染「ま、まさか何か変なこと吹きこんでないだろうね!」

女「何も言ってないよー?」

幼馴染「本当に?」

女「うん、何にも」

幼馴染「怪しい…」

女「気のせいだよー」

幼馴染「怪しいなぁ」

女「してないってぇ」

3/14:朝


男「よう」

幼馴染「ん」


学校に向かって歩き出す


幼馴染(ほ、ホワイトデー今日、だよね…)

男「―それでさあ昨日の友の奇行が」

幼馴染(女、何も吹き込んでないよね…)

男「幼馴染?」

幼馴染(いつ渡してくれるのかな…)

男「何そわそわしてるんだ?」

顔を覗き込む


幼馴染「ぅわっ、な、何でもないから」

幼馴染(で、でも…渡すなら早く…)

男「」ニヤニヤ

幼馴染「分かってやってるだろ君は!」ギリギリ

男「痛い痛い痛い、放課後、放課後まで待て」

幼馴染「そう?」パッ

男「くっ、驚かす作戦が」

幼馴染「だったら顔に出すな」

学校

女「幼馴染ちゃんそわそわしてるねー?」

幼馴染「べ、別にしてないけど?」

友「してるしてる。ほれ女」

女「ありがとー」

幼馴染「ボクの前で渡すな!」

放課後

幼馴染「男、そ、その…///」

男「分かってる分かってる。焦らして悪かったよ」

幼馴染「思ったよりこじんまりしてる…焦らしまくった癖に///」

男「大事なのは気持ちだよ」

幼馴染「それ渡す側の言うことじゃないから///」

今日はここまで
30レス以上余るけど小ネタも思いつかないし明日完結かな

男「あ、食べる前に」

幼馴染「ん?」

男「この間さ、俺たちの仲は進歩してるって言っただろ?」

幼馴染「君自身は進歩してないとも言ったね」

男「………ごほん。俺はこの日常が続けばいいと思ってる」

幼馴染「…うん」

男「でも、それでも進みたいとも思ってる。前へ」

幼馴染「…進んでいるよ、時間は…むしろ進ませたくなくても」


幼馴染「現に…ボクと君は別々の大学に行く。家が隣同士でも、確実に会える時間は減っていくんだ」

幼馴染「それでも、進みたいと…思う、かい…?」

男「…ああ、進みたい」

幼馴染「そう…なん、だ…」

男「…」

幼馴染「…」

男「でも、どうせ進みたくなくても先に進んでしまうなら、俺たち自ら歩みを進めてやりたいんだ」

幼馴染「それはどう、いう…?」

男「…そのクッキーをいれてある袋、奥の方を見てみてくれ」

幼馴染「クッキーということはばらすのか…」

ガサコソ―


幼馴染「……これ、は…」

男「見ての通り、指輪だよ」

幼馴染「っ///」パサ


幼馴染「こ、ここ、ん…なもの渡して、どうする、つもり…///」

男「どうするもなにも」

幼馴染「た、確かにその…うん、もうすぐ結婚できる年齢だけど、その…今渡されても…どっちも仕事とかしてないし、大学行くし…///」モジモジ

男「誰が結婚指輪なんて言ったよ?」

幼馴染「え……」

男「婚約指輪、じゃだめなのか?」

幼馴染「そ、それ…は、えと…///」

男「婚約指輪を渡すにしても早いかもしれない。でも渡したいんだ。俺たちの仲を、一歩進めたいんだ」

幼馴染「…///」

男「受け取って、くれないか?」

幼馴染「ま、まったく、しょうがないな…君は…///」


幼馴染「これで、いいだろ?…君に、予約されてあげるよ…///」


そして指輪をつけた後に…パーカーのフードをとった幼馴染

幼馴染「やっぱり…恥ずかしいな…///」

男「どっちが?」

幼馴染「指輪も、君を真正面から見るのも」

男「だったら、いつも通りフードを被ればいいじゃないか」

幼馴染「君は剥がしに来るだろう?それに…今日だけは特別に、君の顔を見たいんだ///」

男「別々の大学に行っても終わったら毎日会おう」


幼馴染「休日にはどっかに遊びに行こう」


男「大型連休には4人で旅行でも行って」


幼馴染「いつまでも幸せに」


男「いつまでも一緒に」


幼馴染「ずっとね」

男「ずっとな」

幼馴染「大好きだよ。男」


そう言ってクッキーを口に入れる


幼馴染「うん、美味しい」

男「お前のことを想いながら作ったからな」

幼馴染「ふふ、今日はちゃかさないであげるよ」

―――――

―――

数年後


男「式あげる会場が決まらない!」

幼馴染「それでボクを頼ってきたの?めんどくさいなあ」

男「だから二人で決めようぜ?」

幼馴染「この間『一人で決めてびっくりさせてやるぜ』とか言ってなかった?ま、君らしくていいけどね」フフ




~完~

これにてこのスレは完結になります
最後のが蛇足になってないか不安ではあるけれど

次スレは「幼馴染」「ボク」のワードが入っているスレタイにするのでそんなSSを見かけたら覗いてみてください
書き溜めてからになるので少し時間がかかるかもしれません

このスレと次スレは繋がっておらず続きとかではありません

明日になったらHTML化依頼出すのでHTML化されるまで感想くれるととても嬉しいです


最後に、このスレを最後まで見てくれてありがとうございます
クーデレパーカーボクっ娘幼馴染SSが増えますように

あえて言おう盛大に乙であると
私がずっとアーダコーだ言ってた結婚までやってくれて感謝の極みです

HTML化依頼出してきました
そして沢山の感想レスありがとうございます。これは次回へのやる気の燃料にさせていただきます

>>982
実は本当に結婚するENDを入れようかどうかは最後の最後まで迷っていました。何度書いても蛇足にしかならず
最後にスレタイと絡めたネタを思いついてこれならばと書いた次第ですが蛇足にならず喜んでもらって良かったです


改めて一年近くこのスレに付き合っていただきありがとうございました。また新作にてお会いしましょう

クーデレパーカーボクっ娘幼馴染を書いてもいいんですよ?
むしろ量産されて欲しいです。沢山増えて定番になってそのまま1大ジャンルにまで上り詰めてほしいです

少なすぎるから普及のために書いているというのもあるのですから

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月04日 (木) 16:23:36   ID: WsnTZ9-i

おもしろい

2 :  SS好きの774さん   2016年08月08日 (月) 02:27:37   ID: ExsYzkD1

可愛い

3 :  SS好きの774さん   2016年08月13日 (土) 19:32:33   ID: FkjyNiKZ

やったぁぁぁこの人の作品大好きぃぃ良いい

4 :  SS好きの774さん   2016年09月10日 (土) 22:10:36   ID: T0kGxoeL

面白い素晴らしい

5 :  SS好きの774さん   2016年09月14日 (水) 22:25:18   ID: pE1m0rv1

ガンバー

6 :  SS好きの774さん   2016年09月16日 (金) 01:31:34   ID: JSklnzF-

ナンパされるのをどう避けるか

7 :  SS好きの774さん   2016年10月03日 (月) 02:00:30   ID: NL8F4oHG

秋と言えば紅葉!
デートで山に見に行こう!

8 :  SS好きの774さん   2016年10月05日 (水) 17:02:07   ID: m2OduEee

初読み。いやぁ凄く良い、ダウナー系クーデレパーカーボクっ娘いいよぉ。私もその手の子が好きなので、続きが楽しみです。

9 :  SS好きの774さん   2016年12月26日 (月) 01:42:31   ID: fcPG16Gq

このシリーズの作品は本当いい。頑張ってください。

10 :  SS好きの774さん   2017年01月02日 (月) 20:33:40   ID: djoNn3ex

更新キター

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom