伊織「こどもの日」 (17)


伊織「ねぇ? アンタ今日が何の日か知ってる?」ソワソワ

P「ん? そりゃ俺はプロデューサーなんだから、カレンダーの日付けはチェック済みだよ」

伊織「ふ、ふーん」





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P「今日はアレだよ。ハサウェイ・ノアが銃殺された日だろ?」

伊織「誰よ!?」

P「え!? マフティー動乱を知らないのか!?」

伊織「知らないわよ! ってか銃殺とか縁起悪いわね!」

P「えぇ……」

伊織「大体プロデューサーの仕事と一切関係ないじゃない!」




P「うーん、そう言われてもなぁ……」

伊織「はぁ……他には何かないの?」

P「他? そうだなぁ……」

伊織「…………」



P「あっ! 思い出した!」

伊織「やっと思い出したのね!」




P「地井武男さんの誕生日だ!」

伊織「惜しい! いや、全然惜しくない!」

P「これも違うのか」

伊織「一部はあってるけどね! だけど、なんなのよアンタは! もう路地裏にでも行ってなさいよ!」

P「確かに路地裏に好んで行ってたよな」

伊織「ちい散歩はもういいわよ!!」

P「でも、そう言われると散歩したくなってきたなぁ。一緒に行くか?」

伊織「そ、それはまた後で行きましょうか」




伊織「……じゃなくて!」

P「うーん、5月5日だろ? えーっと……」

伊織「…………」



P「あっ!」

伊織「!?」パァ




P「今日は端午の節句だな!」

伊織「正解だけども!!」

P「ちまきや柏餅は用意したから……あとは鯉のぼりを……」

伊織「というか何で準備してんのよ! 男の子の催しでしょ!?」

P「まぁ、一応こどもの日でもあるし?」

伊織「はぁ……アンタに聞いた私が馬鹿だったわよ……」

P「どうしたんだ拗ねちゃって。伊織もまだまだ子供だなぁ」

伊織「ふんっ! どうせ私はまだまだお子様よ! 悪い!?」



P「…………」

伊織「な、何よ?」

P「ごめんごめん。少しからかいすぎたな」

伊織「え?」



P「おーい! そろそろいいぞー!」



「はーい!」





P「せーの!」



P&娘「ママ! お誕生日おめでとうー!」



伊織「ア、アンタ達どうして?」

P「そりゃ妻の誕生日を忘れる旦那はいないだろ」

娘「ママの誕生日を忘れる娘はいないわよ!」




P「いやぁ、子供の日の準備を隠れ蓑に、誕生日の準備するの大変だったんだぞ?」

伊織「…………」

娘「ママ?」

伊織「ううん。何でもないの……アンタ達、本当にありがとう。とても嬉しいわ」

娘「どういたしまして!」

P「でも、いきなりあんな事を言うから焦ったよ」

伊織「うっ! 我ながら大人気ないことをしたわね……恥ずかしいわ……」




P「でも伊織の可愛いところが見れたからいいかな!」

伊織「なっ! いきなり何を言い出すのよ!」

P「さて、そろそろ食べようか!」

娘「はーい!」

伊織「ちょっと!」




P「伊織」

伊織「ふふっ、そうね」

娘「?」

P「今日はこどもの日でもあるからな。これはパパとママからだぞ」

娘「本当!? わーい♪」

P「ちゃんとお礼を言わないとダメだぞ?」

娘「パパ! ママ! ありがとうございます!」

伊織「どういたしまして」




P「それにしても、ちまきとケーキは合わないな……」

伊織「なんで一緒に食べてんのよ!」

P「いやぁ、せっかく準備したし……」

娘「あはは! パパ馬鹿みたい!」

P「くっ! 段々とママに似てきたな!」

娘「ヘンタイ! ドヘンタイ! ヘンタイターレン!」

P「な、何を教えてるんだよ!」

伊織「あらぁ? 私は知らないわよ」

P「そんなわけあるか!」

娘「あはははは!」



伊織(ふふっ、今日は本当に嬉しかっわ。だから……これからもちゃんと私の事を祝いなさいよね! っなーんて!)



伊織「にひひっ♪」



終わり



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