阿笠「これを見てくれ新一!ボードゲームを拾ったんじゃよ!」 (36)

コナン「ボードゲーム?そのきったないのがか?」

阿笠「そうじゃ!この前散歩していたら近くの工事現場の土砂の中からこのボードゲームが飛び出ているのを見つけてのう。こっそりとってきたんじゃよ」

コナン「こっそりって…そういえば何かかいてあるな。掠れててよく見えねぇが… 「ジュマンジ」って書いてあるみたいだな」ゴシゴシ

阿笠「ジュマンジ…聞いたことのない単語じゃなぁ。きっと海外のボードゲームなんじゃろ」

コナン「開けてみようぜ、博士。中身が気になる」

阿笠「ああ、そうじゃな。よっと!」カチッ パカッ

コナン「…どうやら、スゴロクみたいだな。マスの数はそんなにないけど、真ん中に半球のガラスみたいなのがはまってるな」

阿笠「小さな人形が数体、サイコロが1つ入っとるな…随分古めかしいが」

コナン「マスにはなにも書いてないな。もしかして、このガラス球に止まったマスの内容が表示されるのか?」

阿笠「そうかもしれんが…こんな古いボードゲームに、そんな高度な機能がついているとはとても思えんな」

コナン「…なんか博士、このボードゲームからイヤな予感がするんだが」

阿笠「そうか?もしかしたら、オーバーテクノロジーで作られた物かもしれんぞ?とりあえず一度やってみようではないか新一!新一も気になっとるんじゃろ?」

コナン「…まぁ、気にはなるけどよぉ」

阿笠「よし!そうと決まれば早速やるぞい!ワシは歩美ちゃんや元太くんに連絡をとってくるからな」スタスタ

コナン「変なことが起きなきゃいいんだが…」

・・・

歩美「こんにちはー!博士!」

元太「よっ!コナンもいるのか」

光彦「こんにちは。…それですか?ボードゲームって」

灰原「まったく、なんで私まで…研究で忙しいのに」ブツブツ

コナン「ま、まぁ、そう言うなって。たまには息抜きも大切だぜ?」

阿笠「ああ、そうじゃ。みんなでやろうと思ってな、来てもらったんじゃよ。さ、やるぞい!このクジに番号があるから、みんな引いてくれ」スッ

1光彦
2元太
3歩美
4コナン
5灰原
6阿笠

阿笠「…順番が決まったな。それでは、みんな自分の人形を決めて最初のマスに置いてくれ」コトッ

ID変わりましたが1です

ピンポーン!

阿笠「おっ!やっときたのう…みんなちょっと待っとれ」スクッ

阿笠「…よくきたのう!さ、入っとくれ!」

蘭「すみません、遅くなっちゃって」

園子「お!ガキんちょもいるのね?」

世良「お邪魔しまーす!お、それがゲームボードかい?随分年季が入っているね」

服部「よっ!コナンくん、久しぶりやな!」

和葉「ちょ、ちょっと平次!靴ぐらい揃えろや!」

コナン「!?(な…なにぃ!博士のやつ、蘭たちにまで連絡してたのかよ!しかも服部まで!)」

阿笠「ワシたちはもう順番を決めてしまったからな。7から11のあいだで順番を決めてくれ」

ハーイ!

7世良
8園子
9服部
10和葉
11蘭

阿笠「…よし、決まったか?それでは、そこに残っている人形を選んで最初のマスに置くんじゃ」

阿笠「…では始めるぞ!最初は光彦くんじゃ。さぁ、サイコロを振ってくれ」

光彦「ふっふっふ!6を出してやります!それっ!」ポイッ

コロロロッ…1

光彦「い、1ですか!?さ、最悪です…ん?」

スススス…ピタリ

阿笠「な、なんじゃ今のは!光彦くんの人形が…」

コナン「勝手に動いてマスに止まったぞ!どうなってるんだ!?」

服部「磁石でも付いとるんとちゃうんか?機械仕掛けなんやろ」

蘭「み、見て!真ん中のガラス球に文字が浮かんできたわ!」

世良「本当だ!なになに?>>13

10万ボルト

世良「10万ボルト…だって」

光彦「は?意味がよく…」モクモク…

歩美「あっ!み、光彦くんの頭の上に…」

元太「雲が出来てるぞ!」

光彦「え?…うわっ!本当です!」ゴロロロロ…

コナン「!?あれは雷雲だ!みんな、光彦から離れろっ!」バッ!

ウワー!ハナレロー!キャー!

光彦「ちょ、ちょっと!皆さんボクを一人にしないでくださ…」ピカァッ!

ドンガラガッシャーン!

光彦「あばばばばばばばばっ!」ビリビリビリッ!

光彦「か……は」プスプス…

コナン「雷が光彦に落ちたぞ…もしかして、止まったマスの内容が現実になるのか?」

阿笠「な、なんてことじゃ…このゲームボードにそんな力があるとは!」

灰原「危険ね、もう止めにしましょう」

阿笠「そうじゃな!…あれ?なんじゃ?」グイッ

元太「どうしたんだよ博士!早く人形を退けろよ!」

阿笠「そ、それが…くっついてて離れんのじゃ!」グイッグイッ!

服部「なにバカなこと言っとんのや。そんなわけ…うおっ!ホンマや!全然動かへん!」グイー!

園子「あたしはもうやめるわよ!それじゃあさよなら!」ガチャガチャ

園子「あ、あれ?どうして!?ドアが開かないわ!」ガチャガチャガチャ!

和葉「こっちの窓も開かへん!閉じ込められてしもうた!」ガタガタ!

世良「和葉ちゃん、ちょっとどいて!はぁっ!」ブンッ!

ドカァッ!

世良「う、嘘だろ…ガラスに蹴りを入れたのにヒビひとつ入らない!」

蘭「こっちのドアもダメ…破れないわ!」

阿笠「どうやら…ゴールせねばこの部屋から出られんようじゃな」

コナン「ああ…部屋を出るには、誰かがゴールしてゲームを終わらせるしかねぇ」

服部「ならさっさとゲームを進めるしかあらへんな。次は誰や?」

元太「お、おれだ…いやだ!やりたくねぇよぉ!」

コナン「元太!お前が振らないと先に進まないんだ!サイコロを振れ!」

元太「わ…わかったよ」ポイッ

コロロロッ…4

元太「4か…」

スススス…ピタリ

歩美「見て!また文字が浮かんできたよ!」

コナン「今度はなんだ?>>18

氷河期到来

コナン「氷河期到来…マジかよ!」

ヒュオオオオー!

元太「ひっ!ひいいいいっ!さ、寒ぃよぉー!」ガタガタガタッ!

蘭「い、今は夏だっていうのに…」ガタガタ

園子「まるで冷凍庫の中だわ!凍死しちゃう!」ガタガタ

阿笠「は、早く次の人がサイコロを振るんじゃ!急がんと全員凍死してしまうぞ!」ブルブル

歩美「つ、次は歩美よ!えいっ!」ポイッ

コロロロッ…3

スススス…ピタリ

服部「さ、3か…今度はなんや?>>20

全員からアロワナで殴られる

服部「ぜ、全員から…アロワナで殴るぅ?なんやこれ!意味が分からへん!」

阿笠「い、いつの間にかアロワナを握っとる!」ビチビチッ

コナン「こ、この生きのいいアロワナで歩美を殴らなくちゃいないのか…ごめん!歩美ちゃん!」ブンッ!

歩美「あうっ!」ベチッ!

コナン「みんなも手に持ってるアロワナで歩美ちゃんを殴るんだ!そうしないと進まないぞ!」

ウオー!ゴメン、アユミチャン!

ベチベチベチベチッ!

歩美「うぅ…魚臭いよぉ」プーン

阿笠「そういえば、吹雪が止んどるな」

コナン「多分、次の内容が表示されると前のやつは消えるんだろう…危うく凍死するところだったぜ」

光彦「そうみたいですね」ヒョコッ

元太「うおっ!光彦、お前生きてたのかよ!」ビクッ

光彦「勝手に殺さないでくださいよ!雷が落ちた感覚はありますが、次の内容が出てきたら傷が治ったんですよ」

世良「プレイヤーが死んだらサイコロは振れないから、救済措置なんだろうね。ま、みんないっぺんに死んだらゲームオーバーだろうけど」

コナン「次はオレか…」ポイッ

コロロロッ…5

スススス…ピタリ

コナン「5か、結構進んだな。さて、内容は…」

>>23

光彦がゲーム終わるまで苦痛を味わう

コナン「…光彦がゲームを終えるまで苦痛を味わう、だってよ」

光彦「はっ?な、なんですか!?なんでボクだけけけけけけっ!」ズキズキズキィ!

光彦「ひぎゃああああ!あがばばばっ!うぎゃああああ!」ゴロゴロゴロッ!

コナン「すまねぇ光彦!すぐにゴールするからな!頑張ってたえてくれ!」

光彦「ふぎゃあああっ!あばああああああっ!あべべべべべべっ!」ジタバタ

阿笠「可哀想で見ていられん!次は誰じゃ!」

灰原「私よ!」ポイッ

コロロロッ…4

スススス…ピタリ

灰原「内容はなにかしら>>27

光彦がゲーム終わっても苦痛を味わい続ける
あと灰原がコナンとイチャラブセックス

スゴロクというより、サイコロを振って出た目の数だけ人形が進み、マスに止まることでガラス球に浮かんだ文字のことが起こるといった感じです

すみません、続きを書くのが困難になってしまったのでここで終わりにさせていただきます。安価してくださった皆様、有り難うごさいました。中途半端なところで切ってしまい、申し訳ありません。

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