阿笠「予定通りに物事をこなせるようになるアメじゃ!」 (23)

コナン「予定通り?どういうアメなんだ博士?」

阿笠「例えば朝7時起床、7時半に朝食、8時に学校に行くと1日の計画を立てたするじゃろう?」

コナン「まあ寝坊したりして計画通りにいかないことも多いけどな」

阿笠「ところが!このアメを舐めれば一度インプットした予定を体が自動的に動いて実行してくれるのじゃよ!もちろん寝坊なんか心配しなくていいぞい!」

コナン「おお、すげえな!流石博士だぜ!」

阿笠「予定はこのコンピューターに入力する。するとデータがアメの中に出力され…」ピピピ ゴト

阿笠「予定がインプットされたアメが出てくるというわけじゃ!」

         し!     _  -── ‐-   、  , -─-、 -‐─_ノ
  二 売    // ̄> ´  ̄    ̄  `ヽ  Y  ,  ´     )   三 え
  十 れ    L_ /                /        ヽ  十  |
  五 残    / '                '           i  路 マ
  ま り    /                 /           く  !?  ジ
  で が    l           ,ィ/!    /    /l/!,l     /厶,
  だ 許   i   ,.lrH‐|'|     /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、_iヽ
  よ さ  l  | |_|_|_|/|    / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/   / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
  ね れ   _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ      ,イ ̄`ヾ,ノ!
   l  る  「  l ′ 「1       /てヽ′| | |  「L!     ' i'ひ}   リ
     の   ヽ  | ヽ__U,      、ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,      ヾシ _ノ _ノ
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  レ'⌒ヽ/ !   |   〈       _人__人ノ_  i  く            //!
人_,、ノL_,iノ!  /! ヽ   r─‐- 、   「      L_ヽ   r─‐- 、   u  ノ/
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ハ キ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`hノ  )  モ    |/! 「ヽ, `ー /)   _ ‐'
ハ ャ   ヽ/   r-、‐' // / |-‐ く    |     > / / `'//-‐、    /
ハ ハ    > /\\// / /ヽ_  !   イ    (  / / //  / `ァ-‐ '
ハ ハ   / /!   ヽ    レ'/ ノ        >  ' ∠  -‐  ̄ノヽ   /
       {  i l    !    /  フ       /     -‐ / ̄/〉 〈 \ /!

コナン「博士!俺にもそのアメ使わせてくれよ!」

阿笠「おお、いいぞい。ただし一度入力した予定は何がなんでも実行することになるから注意するんじゃよ」レロレロ

コナン「わーてるって!コンピューター借りるぜ!」

阿笠「それじゃワシはこれから9時から9時10分までトイレじゃからのー」

コナン「トイレまで予定に入れてんのかよ…」

十数分後

コナン「よしアメ完成!早速食うか!」レロレロ

コナン「それにしても博士遅いな?もう9時10分過ぎてんのに…」

コナン「まあいっか!まず最初の予定は…」

●朝9時半~12時 元太と光彦を誘って公園でサッカーをする

コナン「結構長い時間とったけど休日だからなー体でも動かすか!」

コナン「光彦の家についた!よし!」ピンポーン

コナン「返事がねえな…留守か?」

コナン「まあいいや!元太を誘えば…」


元太母「ごめんなさい、元太ったら昨日食べ過ぎでお腹壊して今病院に…」

コナン「ま、マジかよ!?」


コナン「しょうがねえ、相手がいないんじゃしょうがねえから家に…」

コナン「ぐ…うあああ!体が勝手に動く!予定は変更できないんだった!」グググ

コナン「公園で一人寂しくサッカーか…畜生」

コナン「まあいいや!シュート!」ドカッ

コナン「しまった!蹴り飛ばしたボールが止まっていたトラックの荷台に!」

トラック「」ブロロロロロ

コナン「ま、待てー!待ってくれ…行っちまった」

コナン「ボールもなくなったんじゃサッカーはできないな。帰るか…」

コナン「と思ったら帰れねー!ボールがなくとも続けろってか!?」グググ


歩美「あ、コナン君!」

灰原「何をやっているのかしら江戸川君。虚空を延々と蹴り続けて」

コナン「見りゃわかんだろ…サッカーだよ!」ブンブン

歩美「ボールはどうしたの?」

コナン「ボールがなくともサッカーしなきゃいけねえんだよ!クソ!」ブンブン

灰原「哀れね江戸川君」

コナン「うるせえ!」ブンブン

●昼1時~2時 ポアロで昼食を取りながら推理小説を読む

コナン「やっと終わった…今度はゆっくりと時間を過ごせそうだぜ…」

コナン「えーと、楽しみにしてた推理小説の最新刊はこの辺に…ないぞ!?」

コナン「おっちゃんの競馬雑誌しか置いてねえ!どうなってんだ!?」


ブックオフ

店員「合計800円で買い取らせて頂きまーす」

小五郎「なんだよ…メガネの坊主の小説全部売っ払っても二束三文にもなりやしねー」

コナン「予定は変えられねーんだ!競馬雑誌で我慢するしかねえ!」

コナン「えーとポアロは……しまった!今日は休みだって!?」

コナン「しょうがねえ…事務所で飯食うか…」

コナン「なっ!?ポアロの前で座り込んでしまったぞ!休みでもポアロのとこにいろっていうのか!?」グググ

コナン「寒い中地べたに座り込んで競馬雑誌を眺めなきゃいけねえなんて…」ビュービュー

通行人A「何やってんだあの子…」

通行人B「なんであんなところで雑誌を…」

コナン「クソ…人目が痛い…早く終わらねえかな…」

コナン「やべ、シッコ行きたくなってきた。トイレ……動けねえ!」

コナン「まずいぞ、まだ30分以上ある!漏れちまう!」

●昼2時30分~5時 光彦の家で遊ぶ

コナン「やばい!もしこれで光彦の家がまだ留守だったら…」

コナン「トイレに行けずに洩らしちまう!」

コナン「お願いだ光彦!家にいてくれ!」ピンポーン

光彦母「はーい?」

コナン「光彦君いますか!!!」

光彦母「え、ええ…いますけど…」

コナン「それとトイレ貸して!」ダダッ

光彦母「え、ちょっと今は…!」

コナン「トイレトイレトイレ……ここだ!」

コナン「早くしねえと…もうギリギリだ!」バタン

光彦「うわ!なんですかコナン君!僕は今用を足して…」

コナン「わ、悪い!ちょっと待ってるから…あれ!?」ジジー

光彦「ちょっと!何ジッパーを降ろして…」

コナン「……そういえば今は3時!まさか…」

●昼3時~3時5分 光彦の家でトイレ

コナン「しまった!この予定も変えられない!」ボロン

光彦「うわあああああコナン君!」

コナン「いっっっけええええええええええええ」ジョボボボボボボボボボボボボボボボボ

光彦「ひやあああああああああコナン君!僕におしっこをかけてごぼぼぼぼぼぼぼ」ゴクゴクゴクゴクゴク

コナン「悪い……光彦!」

コナン「あれ以来考え直したんだが」

コナン「やっぱり予定は自分の力で立てて実行すべきなんだと思った」

コナン「ちなみに博士は間違えて朝9時から夜9時10分までトイレとしてしまったようで半日間トイレに籠りっぱなしだったそうな」

コナン「真実はいつも一つ」


終わり

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