凛「卯月が倒れた?」未央「らしいよ」 (96)

※鬱要素あるかもです、苦手な方は注意して下さい


凛「…どうせ緊張で~とかでしょ?別に気にしなくてもいいよ」ソワソワ

未央「…ま、そうだね!」

凛「それよりも今は練習でしょ?」

未央「…しぶりん冷た~い」

凛「………」イラッ

凛(…お見舞い、行こっかな)ソワソワ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459173790

ーーーーー

卯月「…ぁ」

P「…目を覚ましましたか、島村さん」

P「島村さんの身に一体何が…」

卯月「…」

P「島村さん、何か話せますか?」

卯月「…ごめんなさい」ボソッ

P「…良いんですよ、少し時間を置きましょう」

卯月「…」

凛(すっかり遅くなった)

凛(さて、こっそりお見舞いに…)

未央「しぶりん?やっぱお見舞いに行くの?」

凛「…!?」ビクッ

未央「今日の練習ミス多かったしやっぱ気がかりなのかなって」

凛「…ごめん、でも心配だったからさ」

凛「やっぱ考えちゃって」

未央「しぶりんは仲間思いだねぇ…」シミジミ

未央「でも今Pが行ってるからあんまり邪魔しない方がいいかも」

凛「そっか…」

未央「明日にでも一緒に行こうよ!」

凛「…そうする」

ーーーーー

P「落ち着きましたか?」

卯月「…はぃ」

P「出来ればで構わないので何故こんな状況になったのか説明して頂けませんか?」

卯月「…」グッ

卯月「…じ、実はーーー」


P「…!?」

キャーテイデンダー

P「停電です!大丈夫ですか!?島村さん!」

卯月「Pさん!!!」

P「…がっ」ドサッ

卯月「…ぁぁぁ」

??「バラしたら、こうなる」

卯月「…分かりました…だから…Pさんを…Pさんを…」

??「二回めは、ない、一度だけだ」

卯月「…はぃ」

凛「えぇっ!?Pが怪我?」

マネ「ええ、停電の最中襲われたらしくて…今入院中だって…詳しくはまだ…」

凛(…この胸騒ぎは…裏がある気がする…)


未央「しーぶーりん!」ポン

凛「…わっ!?」ビクッ

未央「肩に手を置いただけでそんなに驚かなくても…」

凛「…未央、Pが…」

未央「知ってるよ、頭を怪我したって…こんなんでハゲちゃったらP…なんちゃって…」ジワッ

未央「Pぁ…Pぁ…」

凛「未央…」

凛「今日、二人のお見舞いに行こう?」

未央「うん!」

病院ー

凛「…P」

P「…やぁ」

凛「…やぁじゃないでしょ!」

凛「…なんで怪我したの?」

P「いやぁ停電の最中に机の角にな…」アハハ

凛「…頭大丈夫?」

P「精神の意味でも外傷の意味でも大丈夫だ」

P「…やっぱバレるか」

凛「なにが?」

P「いやぁ、頭の怪我は心配かけるから怪我とだけ伝えたんだけどなぁ」

P「結構バレないように頑張ったんだが」アハハ

凛「…まぁね」

P「ところで未央は一緒じゃないのか?」

凛「未央は卯月と会ってる。そろそろ来ると思うよ」

ガラッ

未央「P!大丈夫!?」

P「噂をすれば、か」

未央「じゃあしぶりんはしまむーのとこ行ってあげて!」

凛「…分かった、じゃ、P」

P「おう」


凛(何か…違和感がある)テクテク

アイマスのSSでPをプロデューサーと読まずに変な読み方するのはSS初心者かな?

凛「…卯月、入るよ」ガラッ

卯月「あ、凛ちゃん!お見舞い来てくれたんだ!」

凛「元気そうだね」

卯月「ただのめまいだから!元気!」

凛(卯月…)

凛「何があったの?」

卯月「ちょっと緊張でフラッと…」

凛「ふーん」

ガラッ

未央「しまむー!また会いにきたよー!」

卯月「…」

未央「…ごめん、テンション頑張ってあげたんだけどね、手、握るよ?」ギュ

卯月「…いえ、こちらこそごめんなさい…」

未央「…HEYしぶりん!そろそろ帰るYOU!」

凛「なんでラップ調なんだ」

未央「ツッコむの待ってました!」

>>18
私の書き方が悪かったということで水に流してくだせぇ

凛「じゃあ、明日も来るからまたね」

未央「しまむー頑張れー!」

バタン


卯月「…」

卯月「…ぁはは…ぁ…」

卯月「…」

ーーー
ーー

翌日ー

凛(うーん、やっぱり気がかりだなぁ…)

未央「しーぶーりん!今日オフだよ?」

凛「えぇっ!?」

未央「昨日の忘れ物取りに帰りに来たらしぶりんがぼーっとしてたからまさかとは思ったけど」

未央「まさかの私の忘れ物はしぶりんでしたぁー!」

凛「そっか、ありがと未央、じゃあPと卯月に会いに行こうかな」

未央「えぇ!?スルー!?」


未央「…そうだね!行こうか!」


酷い。なんでかな、やっぱりあの子のの方が、おかしい

そんな彼女をたぶらかすゴミは排除しなきゃ

精神をコロシテヤル



コロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテコロシテコロシテヤルーーー

凛「…痛っ!」

未央「どうしたのしぶりん?」

凛「なんか足から血がっ!」ポタポタ

未央「…大変だよ!?今日は病院に行くの止めよ!、救急箱取ってくる!」ドタバタ

凛(アイドルへの嫌がらせってやつかな、結構来るなぁ…)



未央「もう包帯巻いたから大丈夫だと思うよ」

凛「ありがと、未央」

未央「…最近物騒だからね、気をつけた方が良いよ」

凛「…うん」

未央「今日は事務所に泊まろう?」

凛「いや、帰れるよ」

未央「ええー、お泊まり会しよーよー」

凛「迷惑かけるし、また明日」

未央「…分かった、明日ね!」


まだまだ足りないか。もっともっと壊してあげなきゃ彼女を守れない

もっと、もっと

せいぜい頑張れ、彼女をたぶらかすクソアイドル!

ーーーーー

P「島村さん?入りますよー」ガラッ

卯月「ぁ…」

P「…私もこの通り怪我を負いました」

P「…せめて私にだけども言ってほしいなーと思うんですが」

卯月「…」フルフル

P「…そうですか。でも彼女らに隠し通すのも限界があるのでは…?」

卯月「…」

卯月「…バレちゃだめなんです」ボソッ

P「…が、頑張ります…」

翌日ー

凛「…卯月、大丈夫かな」

未央「さあ…」

凛「…そろそろライブのリハか、終わったら今日こそお見舞いに行こう?未央」

未央「…うん!」


控え室

凛「…衣装が破られてる」

凛(…ということは犯人はこのスタジオの中、つまり…)

凛(ファンからじゃないってこと?)

凛「とりあえず言ってこなきゃ…」フラッ

凛(…卯月が練習出来ないのにこれくらいで動揺してどうするんだ、私)

凛「…よし」

ーーーーー

未央「…しぶりん、大丈夫?」

凛「…まぁ、ね」

未央「このままじゃ危ないよ、しばらく休もう?」

凛「…でも練習が…」

未央「今はそれどころじゃないし、アイドル活動よりも自分の身を大切にしてよ!」

凛「未央…」


凛「分かった、しばらく休むよ」

未央「うん、でもこっそり病院行くとか駄目だからね?危ないから」

凛「…分かった」

凛(暇だなぁ…)

凛(危ないからって学校も休むことになったしやる事がない)

ピーンポーン

凛(…なんだ未央か)

凛「はーい」ガチャ

未央「遊びにきたよ!」

未央「ところで病院には行ってないよね?」

凛「まあ行ってないけど?」

未央「…よしよし、危ないからねー」

未央「じゃ、家で遊ぼっか!」

ーーーーー

P「渋谷さんが嫌がらせに遭ってた様なので一週間ほど休みを立ったらしいです、とりあえず無事で良かったです」ホッ

卯月「!?」ビクッ

卯月「………」

卯月「…Pさん、お話があります」

P「…?、どうしたんですか、島村さん」


やっと。やっと彼女を守れる。

早く彼女を保護して…

それから十分あの子を、コロシテアゲル

さあシネシネシネシネシネ!!!!!

P(なんやかんやあって私は走っている)タッタッタッ

P(…信じたくない)タッタッタッ

P(…でも早くしないと危険だ)タッタッタッ

P(嘘だと言ってくれよ…)タッタッタッ

ーーーーー

凛「じゃお茶でも淹れてくるよ」

未央「えー、淹れてみたーい」

凛「…分かったよ、茶葉はそこの棚にあるから」

未央「やったー!チェックメイト!」

凛「…チェス?」

ーーーーー

卯月「…未央、未央ちゃんが私を脅してるんです。これ以上凛に関わったらって…」

卯月「今二人が休みなら未央ちゃんが凛ちゃんの家に行ってるかも…!」

卯月「…嫌がらせが未央ちゃんの犯行だとしたら…」

卯月「…凛ちゃんの命が危ない!」


P「…!?」

卯月「…お願いPさん、行ってあげて下さい、私はまだ怪我で足が動かないので…」

P「…分かった、絶対助けてやるからな!」ダッ



卯月「…やっぱり素のPさんがいいです」

P(間に合え…!)ダッダッ


ーーー

未央「出来た!さあ飲んで飲んで!」

凛「…ありがと」ズズッ

未央「…いやぁー!やっとだよ!」

凛「なにが?」

未央「ついに私のものになるってこと!」

凛「…?」

未央「でもその前に殺さなきゃいけない人がいるからね!」

凛「な…なに…いって…?…」トロン

未央「そろそろ効いてきたね!」

凛「ま…さか…」トロン

未央「そうです!凛への嫌がらせは私!Pを殴ったのも私!」

未央「ぁははッ、あははははぁはぁぁぁぁっっっっっっっ!」

凛「そ…んな…」フラフラ

未央「ふふふ♪」

凛「………」スゥスゥ

未央「やった…やったぁぁぁぁぁ!!!!!」

未央「王手ッ!ふふふ♪」

P「着いた…!」

P「…やっぱりそこまで馬鹿じゃないか…」ガチャガチャ

P「…くそ…そうだ」

P「凛のお母さん、申し訳ない、窓ガラスは出世払いで払います!」パリーン

P「…いてぇ」

P「…探すか」

P「りーん!りーんー?どこだー?」

P「いない…?、これは…」

P「鎖と…手錠…?」

P「まさか…監禁!?」

P(…いや待て、ならなんでこんなところに置いてあるんだ、落ち着け)

P「なんだ?、手紙もある…」

ーーー

この手紙を見てるということは今鎖と手錠で身動きが取れないかな?

でも安心してね、






島村卯月を殺したらすぐに行ってお世話してあげるから♪

それでは未央行ってきます!

大好きなしぶりんへ

P「…なんだよこれ…」

P「…卯月」

P「…あいつの狙いは最初から卯月だった…凛はフェイク…」

P「…無事でいてくれ卯月!」ダッ

ーーー

凛「……んん」パチッ

凛「あれ…私…」ジャラッ

凛「て、手錠!?」


??「君に助けは来ない」

凛「!?…誰!?」

??「さぁ、私のトリックをお話しようか」

凛「…未央なの?加工が入ってて分かんないけど…」

??「…一つ言っておこう、私は君が嫌いなのでな」




??「君をさいっこうの形で殺したいんだよ」フフッ

??「さて、君には選択肢をあげよう」

??「未央を殺して外に出るか」

??「ただ助けを待つか」

??「未央を殺す道を選べばすぐに私が未央を殺して君を外へ出そう」

凛「…なんのつもり?」

??「言っただろう?私は君が嫌いなんだよ。君を使ったただのゲームさ」

凛「…下衆」

??「なんとでも言えば良いさ、さあ、どっちを選ぶ?」

凛「…そんな選択肢あってないようなものだと思うけどね」

??「ほう」

凛「私はーーー」






凛「助けを待つよ」

??「フフッ、やっぱり君は嫌いだよ」

??「トイレやシャワー、食事、最低限の物は用意してあるから精々頑張るといいさ」

凛「…こういうのって普通用意しないもんじゃないの」

??「そんな方法で君の精神を壊したくない」

??「もっといい壊し方があるのでね」

凛「…あっそ」


凛(…きっと誰か、Pや事務所の人が助けにきてくれる)

凛(…それまで頑張ろう)

ーーーーー

P「卯月!」ガラッ

P「あれ…誰もいない…」

卯月「あれ、Pさん」

P「!、大丈夫か?未央が…」

卯月「…?未央ちゃんなんてきてませんけど…?」

P「…なんだ、良かった…」ホッ

P(でも、それじゃあ未央はどこに…)

P「…未央はなんでおかしくなってしまったんだろうか」

卯月「…分かりません、でも許してあげたいなって」

P「だけど凛もお前も相当なショック…」

P「そうだ、凛にあいつ変な手紙書いてたんだよ」

P「なんか凛のことが好きで卯月を殺したら会いにいくって…」

卯月「…本当に未央ちゃんなんですかね?」

P「えっ…?」

卯月「…だって未央ちゃんそんな手紙書かないですから」

P「色々とおかしかったからなあいつ…」

ーーーーー

凛(あれから一週間がたった)

凛(幸い命に問題はない)

凛「…とはいえ誰も来ないなぁ」

??「やぁ元気かい?」

凛「一週間何も言わなかったくせに突然出てくるんだね」

??「忙しいかったんでね」

凛「で?何か用件でも?」

??「なんで誰も来ないかって言う話をしに来たんだよ」

凛「…別に聞きたくないんだけど」

??「良いじゃないか」

??「なぜか、それはね」

??「君は要らない子なんだよ」

凛「…ふーん」

??「信じてないようだね」

??「じゃあなんで君のPは来ないんだろうね?」

凛「…今探してるよ、多分」

??「じゃあ見てみる?」ピッ

【卯月「あれ、Pさん」 】

【P「!、大丈夫か?未央が…」 】

【卯月「…?未央ちゃんなんてきてませんけど…?」 】

【P「…なんだ、良かった…」ホッ】

??「…こんなに彼女の事はまるで恋人のように心配しているというのに」

【卯月「…分かりません、でも許してあげたいなって」 】

??「そして彼女も、」

【卯月「…だって未央ちゃんそんな手紙書かないですから」

【P「色々とおかしかったからなあいつ…」】

??「そして彼も」

??「心配しているのはーーー」






??「君じゃない」

凛「……ッ!」

凛「…違う、二人とも優しいからさ」

??「へぇ、君みたいな被害者よりも嫌がらせと監禁、彼女には脅迫、二人に暴行した犯罪者を先に心配するんだ」

凛「…うるさい」

??「ふふっ、やっぱり気にしてるんだ」

??「そういうところは好きかな!もっと素直になって壊れるさまが見たいね」

凛「…あんたに好かれたくないし」

??「じゃ、精々頑張ってね」



凛「…卯月のバカ…Pのバカ…」ボソッ

P(卯月はなんとか病院を退院した)

卯月「Pさん!」

P「お、卯月、もう大丈夫なのか?」

卯月「はい、それよりも未央…」

P「…行方不明ってな」

P「死んでるかもしれないな…」

卯月「…そんなことありません」

卯月「…未央ちゃん死なないですから…」

P「…そうだな、悪かったよ」

卯月「…こちらこそ」

P「…どこか行くか?」

卯月「そうですね!」パァァ

P(…あれから)

P(俺と卯月は退院したがNGの活動は休止、俺も無期限の有給休暇が与えられた)

P(…未央の居場所は分かっていない)

P(そして凛はどうしてるかな)

P(卯月と話すとき未央の話題は振ってくれるんだけどなぁ)

P(やっぱり被害者の凛のことになると話せないか)

P(だから俺は凛の話題は作らないことにした)

P(凛、お前はどこだ…?)

ーーーーー

凛「………」

凛「なんで」

【卯月「Pさん!」 】

【P「お、卯月、もう大丈夫なのか?」】

凛「あの二人は」

【P「…どこか行くか?」 】

【卯月「そうですね!」パァァ】


凛「…笑ってるんだろ」ポロポロ

凛「…違う、二人は悪くないんだ」

凛「未央だって悪くないんだ…きっと」

凛「…悪いのは何も出来なかった私なんだ」



凛「…誰も救えなかった私なんだ…」ポロポロ


卯月「…今日はありがとうございましたPさん!」ニコッ

P「…ああ」

P(卯月が喜んでるししばらくはこれでいいか…)

P(…さて、今日も凛を探すか)

ーーーーー

凛「………」

??「やぁ、すっかり落ち込んでますね?」

凛「………」

??「無視は酷いなぁ、それよりもサプライズがあります!」

凛「………」

??「なんと!特別に外に出してあげます!」

凛「…ぇ…」

??「…ただし一週間後の一日のみだけどね、彼や彼女に会うもよし、遊ぶもよし歌って踊るのもよし、」

??「…死んでもよし」

??「…死なずに逃げたら…それ相応の対処はさせてもらうよ。彼か彼女にね」ニヤッ

凛「………」

??「…元気出しなよ、面白くない」

??「一週間後が楽しみだよ、じゃ」



凛「………」

P(今日も見つからない)

P(凛…)

卯月「…Pさん」

P「…卯月か…どうした?」

卯月「…特に用は無かったですけど…」



卯月「…未央ちゃんが、見つかったんです」

P「…!?」

卯月「…一緒に未央ちゃんのところへ行きましょう?」

P「…ああ」



ーーー

未央「………」

P「…未央」

未央「…ごめんなさいP、卯月」

P「…凛にもあy」
卯月「未央ちゃん!」

卯月「…私、もう一度やり直したいな」

未央「………」

卯月「…やっぱり未央ちゃんいないと寂しいよ…」

未央「…ごめん、私だってやり直したい…」

未央「…でも迷惑かけちゃったし…」

卯月「…いいよ、もう」

卯月「…さぁ、戻って来て?」




卯月「未央」

未央「…うん」

P「…なぁ、凛はどこだ?」

未央「…!…知らないよ」

P「嘘つくなよ!」

P「変な置き手紙があったのも知ってるんだよ!」

未央「…なにそれ…そんなの知らなっ…」

卯月「…そんなに怒鳴っちゃ未央ちゃんが可哀想です」

P「…じゃあお前は凛が心配じゃないのかよ!?」

卯月「…じゃあ逆に戻って来ないかもしれない凛ちゃんと未央ちゃん、どっちを優先するんですか」

P「…俺は凛を選ぶ」

卯月「…じゃあ付き合えますか?」

P「…は?」

卯月「…恋人として付き合えますか?」

P「…意味わかんないけど…無理だ」

P「…凛は大事なアイドルだから」

卯月「…ふふっ、そういうと思ってましたよ、Pさん」

卯月「…今日のところは解散しましょう」

ーーーーー

凛「………」

??「付き合えないってさ、哀れだね」

凛「…やめてよ」

??「いよいよ明日だよ」

??「さてこうなったのも誰の責任かな、まぁ言うまでもなく未央なんだけどね」

凛「…やめてって」

??「まだ自分で背負うかい?つくづく嫌いだよ」

??「だから君は要らない子なんだよ」

??「所詮アイドル、他の子の引き立て役さ」

??「たとえ仲良くやれてもそこ止まり。決して親友になんてなれない」

凛「…やめてよ!

卯月・凛「卯月!」

卯月「ふふっ、正解」

凛「………」

卯月「さて、明日が楽しみだよ」

凛「………」

卯月「島村卯月、楽しみです!」

卯月「…とでも言えばいいかな?」

凛「………で」

凛「…なんで」

卯月「…忘れた?君が嫌いって」

凛「…下衆」

卯月「…まあ君も操り人形にしようかなって思ったんだけどね」

卯月「嫌いだから操るのも嫌気がさす」

卯月「…精々明日楽しんでね、じゃ」




凛「……ごめんね、みんな」

翌日ー

凛「…ご丁寧に鍵開けられてるよ」ガチャ

凛「…卯月、か」

凛(さてと私はPにでも会いに行くか…)

凛(まてよ、)

凛(会っても辛くなるだけ、か)

凛「…さて、どっかいい場所はないかな」テクテク

凛「…カフェか、ここで一休みしますか」


イラッシャイマセー

凛「…1人です」

凛「…疲れた、なんかもうめんどくさいなー」

凛「…はぁ」


??「…凛」

凛「…その声は…未央?」

未央「…ごめんね…凛」

凛「…いつもの呼び方でいいよ」

未央「……私さ、しぶりんのことが好きだったの、そしたら卯月がさ、」

未央「私とP、未央ちゃんと凛ちゃん。これで協定結びましょう」

未央「…って言ってきてさ、最初は断ったけど卯月に『じゃあ凛ちゃんとっちゃおうかな』って言われて…」

未央「…結んじゃった」

凛「…ふーん」

未央「…ごめん」

凛「…いいよ、もう過ぎたことじゃん?だから、もう、いいや…」

未央「………」

凛「いい暇つぶしになったよ、ありがと」

凛「…バイバイ」テクテク

凛「………」テクテク

卯月「…調子はどう?」

凛「…あんたこそPとはどうなのよ」

卯月「…まあまあかな」

凛「…ご愁傷様です」

卯月「決めた?」

凛「…うん、Pと会ってくる」

卯月「やっぱり嫌いだわ君」

卯月「…頑張ってね、凛ちゃん」ニコッ

凛「…はは、女優にでもなったら?」

凛「…バイバイ」スタスタ

P「…凛!?」

凛「…あのさぁ、なんでみんなこういうタイミングで出てくんの?」

P「…凛、お前凄いネガティブじゃないか?」

凛「…で?」

P「…いや、やめろよそんなのって思ってさ…」

凛「…卯月と付き合ってるPが?今更解散寸前のNGのアイドルを心配するの?」

P「いや卯月とは普通の関係…」

凛「いい加減にしてよッ!」

凛「助けに来てくれなかったくせに!」

凛「期待してたよ、ずっと…」

凛「でも来なかった!」

P「…ごめん」

凛「…すぐに謝るしさ、もういいよ」

凛「やっぱり自分が大事だから」

P「ちがっ…」

凛「…いままでありがと」

凛「…バイバイ」スタスタ




P「…凛」

凛「…言うことは言ったんだ」

凛「…あとは…」



凛「…死ぬだけか」

凛「…死ぬ」

凛「…死ねば楽に…」










凛「…なれるわけないよね」

凛「…卯月と話そう」

凛(たとえ叶わないとしても)

凛(それからでも遅くないよ)

ーーー

凛「…いた」

卯月「………」

凛「卯月!」

卯月「…うざいよ?」

凛「…私さ、卯月のこと好きだよ」

凛「…仲間思いだしPにも優しいし」

卯月「……るさい」

凛「…でさ、どんなことでも一生懸命でさ、笑顔も可愛くてさ」

卯月「…うるさい」

卯月「…死んでよ」

卯月「…死なないなら…」










卯月「私が殺してあげようか?」ギラッ

凛「…卯月」

卯月「…死ね!」

凛「………っ」グサッ

卯月「ぁはは、やったぁ、ははは」

卯月「…死のう」グサッ

卯月「…P…P…」

凛「…ダメ…か」

ーーーーー

P(凛と卯月が死んだらしい)

P(…残された俺はどうなるんだよ…そして一人残された未央は…)

P(NGはいつから狂ったんだろうか)


ーーー

未央「…ねーねーしぶりん、しまむーがたおれたんだってー」

未央「…ねーねーしぶりんおみまいいこーよー」

未央「…ねーねーしぶりん」



未央「…ねーねー」


終わり

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