【ガルパン】みほ「告白された…」 (949)

優花里「それは本当でありますか西住殿!?」

みほ「う、うん…」

優花里「お相手は誰でありますか!?」

みほ「それが違う学園艦の子で………知らない女の子なの…」

優花里(大変なことになったであります……)



完結を目指したいと思います

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458486707

同日

カチューシャ「なんですって!?それは本当なの?ノンナ?」

ノンナ「はい、間違いありません」

カチューシャ「それで相手は誰なのよ!」

ノンナ「グロリアーナの生徒……、ということです」

カチューシャ「それでミホーシャはなんて答えたの!!?」

ノンナ「西住みほは回答を保留したようですね」

カチューシャ「ノンナ!!私たちもいくわよ!聖グロなんかに遅れはとれないわ!!」

ノンナ「わかりました」

仕事が入ったので明日の朝つづきをかきます

継続高校学園艦

愛里寿「そろったようだな」

メグミ「はい」

まほ「どういうことだダージリン」

ダージリン「なんのことですの?」

カチューシャ「とぼけないで!!」

ケイ「そうよ!みほが卒業するまで皆アプローチはナシ、って話だったでしょ!!」

ダージリン「あら、告白したのは私ではありませんわよ?」

まほ「あの協定は私達6人だけのものではない。その部下達もだ。5つの学園艦の戦車道の隊長達が目を光らせておく、という話だったはずだ」

エリカ「元、ですけどね」

ダージリン「聖グロの戦車道受講者は整備班も合わせると500人をこえますわ。そのすべてに目を光らせるなんて不可能ですわ。」

オレンジペコ「みほさんはモテますから」

カチューシャ「ふんっ!なーにがカリスマ(笑)よ!部下の統率もできないの!?あなたの失態よ!!協定違反だわ!!」

ダージリン「………納得いきませんわね。」

オレンジペコ「はい。プラウダだってみほさんが三年生進級の際に大量の花束を送りつけて困らせたはずです」

カチューシャ「なっ!?なんで知ってるのよ!!?」

ダージリン「さあ?なんででしょうね」

カチューシャ「あれはいいのよ!!あれはプラウダ学園からとして送られたもの!アプローチじゃないわ!私が言ってるのはあなた個人に部下を統率する力があるのかということで……っ!!」

ダージリン「統率?あなたのは支配でしょうに」

カチューシャ「なんですって!!」


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ミッコ「なにこれ……」

アキ「【西住みほを見守る同盟】……だって」

ミッコ「見守るって会話じゃなかったよ…。ていうかなんでうちの学園艦でやるんだ…」

アキ「4つの学園の真ん中くらいにあるからね…」

ミッコ「というかミカもメンバーなのか……」

sageたままだった…
ごめんなさい出ます

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会議終了後

ミッコ「やっと、やっと帰った……」ハアハア

アキ「ずいぶん長いこと話してたね」

ミカ「わかり合うのに話し合いは必要なことさ」

アキ「ミカ、なにもしゃべってなかったじゃん」

ミカ「私は意見を持たないからね」

ミッコ「?…どういうこと?」

ミカ「私にはアキがいるからね」

アキ「もうっ!!ごまかさないでよ~///」

ミカ「フフフフ」ボロローン♪

ミッコ「???」

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その頃聖グロリアーナ

ローズヒップ「納得いきませんわ!!!」

ダージリン「落ち着きなさい、ローズヒップ。」

アッサム「1か月間の聖グロから外出禁止…ですか」

オレンジペコ「はい。」

オレンジペコ「告白した娘は?」

アッサム「まだ返事がないそうです」

オレンジペコ「そうですか…。今回の件でみほさんがなにか感づかれることがなければ良いのですが…」

ダージリン「それはないわね」

アッサム「ええ」

ダージリン「みほさん、鈍感だもの。」

オレンジペコ「……そうですね。」

ローズヒップ「アッサム!ペコ!どうしてそう落ち着いていられますの!?」

ダージリン「協定を破ったのだもの、仕方ないことですわ。」

ローズヒップ「それにしても罰が重すぎますわ!!だいたい何の権限があって…」

オレンジペコ「確かにそうかもしれません」

ダージリン「ふふっ、カチューシャを挑発したのはマズかったかしらね…」

オレンジペコ「すいません。ダージリン様」

ダージリン「あら、悪いことだけではないわ。しばらくは皆さんとゆっくり紅茶を楽しめるのだから」ナデナデ

オレンジペコ「あっ……、もうっ!ダージリン様っ!!///」

ローズヒップ「私も、私もナデてほしいのですわーー!!」ギュウウウ

ダージリン「ふふっ、本当に落ち着きのない娘ね…」ナデナデ

ローズヒップ「///」

アッサム「ダージリン様もたいがい鈍感ですわ…」

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その頃プラウダ高校

カチューシャ「みほのところにいくわよ!!」

ノンナ「良いのですか」

カチューシャ「ええ!もう各国が睨み合ってる状況は終わったわ!!準備なさい!」

ノンナ「わかりました」

みほ→ミホーシャですね
トリップ着けてみました

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その頃サンダース

ナオミ「おかえりなさい姐さん」

ケイ「HEYナオミ!ひさしぶり!あれ?アリサは?」

ナオミ「タカシにフラれて戦車道辞めました。」

ケイ「えぇ…」

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その頃黒森峰

まほ「着いたな」

エリカ「良かったんですか?帰ってきて」

まほ「ん?」

エリカ「そのまま大洗に行けば良かったじゃないですか」

まほ「あっ…」

エリカ「はぁ…戦車に載ってるときはあんなに鋭くてカッコイイのに…」ボソ

まほ「え?なんだって?」

エリカ「なんでもありません。行きますよ。」

まほ「ま、まって…」

エリカ「なんですか」

まほ「まだその…、心の準備が…」テレテレ

エリカ(カワイイ…)

まほ「な、なんだ…?」

エリカ「な、なんでもありません///そんなものは飛行船の中でしてください。ほら、行きますよ」

まほ「ちょっ…、まて、まってくれエリカ……」ギュウウ

エリカ「ちょっ…///子供みたいな抵抗しないでくださいよ!」

まほ「きんちょうする…明日にしよう!な!な!」ギュウウウウウ!

エリカ(隊長が私の腰に抱き着いてるううううう!!!!)

エリカ「ダメです。ほら行きますよ」///

まほ「なんでもするから!!」

エリカ「なんですって!!!!」(なんですって!!!!)

まほ「ひっ!!」ビクッ

エリカ「なんでもありません。ほら!出発しますよ!」(しまった!声に出てた…)

まほ「えりかぁぁああああ」ズルズルズル…

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愛里寿「大洗へ行く」

ルミ「本気ですか!?」

愛里寿「ああ」

メグミ「さっきしばらく西住みほには近づかないって…」

愛里寿「あんな協定気にするな」

アズミ「しかし見守る会の議長である隊長が真っ先に協定を破るというのは…」

愛里寿「議長なのは年下とはいえ大学生の私を立てただけに過ぎない。いざとなったら奴らは私の言うことなんて聞かないさ」

アズミ「わかりました」

愛里寿(私はあの4人のなかでみほと出会ったのが一番遅い。今回の件で焦りを感じた各国も動き出すはず…。)

愛里寿「ならば先手を打つ。」

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大洗女子学園食堂

沙織「華はあいかわらずよく食べるねえ~」

華「…?そうですか?普通ですよ?」

麻子「五十鈴さん、普通の女の子は牛丼5杯も食べない」

華「そうなんですか?」

沙織「麻子だってケーキバクバク食べてるじゃん。これでいくつめよ~?」

麻子「いいんだ。ケーキは別腹だからな」

優花里「お二人とも食べすぎです!」

沙織「そんなに食べてどうして太らないのよ~!」

麻子「私はしっかり運動してるからな」ニヤニヤ

沙織「私だってダイエットしてるもん!!」

華「沙織さんは間食が多いんですよ。」

麻子「そうだそうだ」ニヤニヤ

沙織「むぅ~」

みほ「あ、あはは」

華「?元気がありませんね」

みほ「いや、あ、えっと…」

優花里「西住殿」

みほ「な、なにかな優花里さん」

優花里「もしかして例の告白のことですか?」

みほ「う、うん…」

沙織「えっ?告白!?なになに?どういうこと!?みぽりん!?」

優花里「みなさんにお話ししてないのですか?」

みほ「う、うん…」


事情説明中…

優花里「ということがあったのですよ」

華「女の子から…ですか…?」

沙織「なにそれ!?なんでみぽりんばっかモテるのよーー!!」

麻子(まずいな)

優花里(はい。非常にまずいです)

そど子「こら!冷泉さんあなた最近また遅刻ばかりしてるそうね!!」

沙織「きゃあ!」

麻子「そど子か…急に出てくるな…」

そど子「なによこの遅刻数!2年までの遅刻の数を抜く勢いじゃない!!こんなのであなた卒業大丈夫なの!?」

麻子「うるさいな…」
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一年生チーム
あや「なんでそど子先輩がいるの?卒業したはずでしょ?」

梓「冷泉先輩が心配で見に来たんだって」

桂利奈「なにそれ~」

あゆみ「ちょっと過保護すぎない?」

優季「やっぱりそど子先輩って冷泉先輩のこと…」

あや「いや、さすがに女の子どうしはないでしょ~」

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バレー部
あけび「はい、キャプテン。あーんしてください///」

典子「わわっ!いやいやいや自分で食べれるよ!!///」

忍「キャプテン、ステーキ定食です。どうぞ」

妙子「あー!!ふたりともずるい!!キャプテン、私のハンバーグも食べてください!!!」


典子「だから!!自分のがあるからいらないよ!」

あけび「ちょっと私がキャプテンにあげるのよ?」

忍「何言ってるの、私よ」

妙子「私から貰ってくれますよね?」

典子「ええっと…その…ね?」

三人「はい?」ゴゴゴゴ

典子「いや…だから…」

三人「なんですか?」ゴゴゴゴゴ

典子「ああっ!もうっ!!全員の食べるよぉ!!ほら頂戴!!」

三人「キャプテン素敵…///」

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一年生チーム
優季「あれは?」

あや「…。」

梓「磯部先輩はあれで本当に気づいてないんだからスゴいよね…」

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桃「お前達!!」

沙織「きゃあ!」

華「河嶋先輩?どうされたんですか?」

桃「お前達…会長を見なかったか?」

沙織「もぉ~どうしてみんな急に大声出すのよ~」

優花里「会長ですか?みてませんよ?」

みほ「会長がどうしたんですか?」

桃「最近姿を見てないのだ…。」

華「そうなんですか」

桃「大学にもいらっしゃらないんだ!!」

みほ「はあ…」

優花里「会長ならそのうちひょっこり出てきますよ」

桃「確かにいつも会長はなにも言わずにいなくなるが…しかしな…。」

沙織「大学!?河嶋先輩!!大学生活はどうですか!?モテモテですか?たしか共学ですよね!?」

桃「あ、ああ…モテモテではないが…楽しいぞ?」

沙織「そうじゃなくって!!」

麻子「沙織、おちつけ」

華「大学ですか…私たちもあと一年ですね…」

優花里「大洗大学は共学なんですよね」

沙織「そうそう!!」

麻子「学園艦は女子艦、男子艦となることが多いからな」

沙織「そうなのよぉ!どうしてよぉ~」

華「兄妹で分かれることも多いと聞きます」

柚子「桃ちゃん、会長が心配なのね~」

桃「桃ちゃんっていうなぁ!!」

優花里「この二人はかわりませんね」

みほ「みんな、そろそろお昼休みおわるよ?教室に戻ろう?」

麻子「ああ」

華「そうですね」

そど子「ちょっと冷泉さん!!まだ話が終わってないわよ!!」

~~~が視点変更でーーーが時間変更のつもりです。
わかりにくくてすいません。今日は寝ます

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飛行船
エリカ「隊長、いつまで悩んでるつもりなんですか?あと一時間で大洗に着きますよ」

まほ「みほにメールなんて滅多にしないから勝手が分からない…」

エリカ「ああもう貸してください」バシッ

まほ「ああっ!」

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放課後大洗女子学園艦
ピロリ―ン
みほ「ん?メール?」

ぺパロ二「よお!」

みほ「きゃああああ!?って、ぺパロニさん!?」

ぺパロニ「うおぉ…そんなに驚くと思わなかった…ごめんな」

みほ「大丈夫です。ちょっと驚いただけだから。大洗に来てらっしゃったんですか?」

ぺパロニ「ああ。姐さん見なかったか?探してんだ」

みほ「アンチョビさんですか?見てないです。どうかしたんですか?」

ぺパロニ「最近姿が見えねーんだ学園艦中探し回ったのに」

みほ「あのー、アンチョビさんは大学にいかれたんですよね?陸にいるのでは?」

ぺパロニ「ん?いや姐さんは学園艦から陸の学校まで通ってんだ、毎日。」

みほ「ええっ!?毎日ですか!?」

ぺパロニ「ああ、だから夜には寮に帰ってくるハズなんだが…」

みほ「すごい距離ですよ…」

ぺパロニ「ああ、私がいないとお前達が心配だーっていってな」

ぺパロニ「ま、見てないならしょうがねえ。もうちょっと探してみるぜ」

みほ「はい私も見つけたら連絡します」

ぺパロニ「頼んだぜ、じゃあな!」

みほ「はい。」

みほ「あ、そうだ。メール来てたんだ」

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エリカ「返信かえってきませんね」

まほ「嫌われたんじゃ……」ガタガタ

エリカ「それはないと思いますよ」

まほ「なんて送ったんだ」

エリカ「近くに寄ったから今日泊めてくれないかって」

まほ「」

エリカ「隊長?どうしました?」

まほ「」

エリカ「隊長?もしもーし?」

まほ「と」

エリカ「はい?」

まほ「泊めてくれ!?そんなこと書いたの!?」

エリカ「はい。どうかしました?」

まほ「急過ぎるだろ!!」

エリカ「そうかもしれませんね」

まほ「そ、それにお泊りはもっと仲良くなってから…///」テレテレ

エリカ「え?いや、家族なんだから大丈夫でしょう」(隊長かわいい)

まほ「えっ?あっ、……そうか姉妹だったな…」

エリカ「忘れてたんですか!?」

まほ「そんなことはない」

エリカ「そうですか…」(忘れてたな…)

まほ「って!いやいやいや!やっぱりお泊りはダメだ!」

エリカ「まあ確かに急ですけど…聞いてみたらいいじゃないですか」

まほ「わたしがダメなんだ!みほに会いにくるだけで緊張して死にそうなのにお泊りなんか出来るわけないだろ!!」

ピロリ―ン
エリカ「あっ返信来ましたね」ピッ

まほ「わああああああああ」

エリカ「隊長」

まほ「エ、エリカ…?みほは何て…?」

エリカ「部屋のお掃除して待ってるね。ごはんはどうするのかな?だそうです」

まほ「」

エリカ「隊長、覚悟を決めてくださいよ」

まほ「あっ…」

エリカ「まだ何かあるんですか!?」

まほ「パジャマ持ってきてない」

エリカ「は?」

続きは夜書きます

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大洗女子高、校門前
エリカ「いいですか?『進級』、『廃校』、『近況報告』の3つの話をするんですよ?わかりましたか、隊長」

まほ「あ、ああ…」ガチガチ

エリカ「なに緊張してるんですか!しっかりして下さい!!」

まほ「む、無茶言うな!」

エリカ「各校の隊長達の前の時みたいにピシッとして下さいよ!」

まほ「猫かぶってたんだよ!!」

エリカ「知ってますよ!!!」

エリカ「ハァ…。落ち着いてください。ただ家族と会うだけですよ。親と話すくらいのカンジでいけば良いんです」

まほ「おっ、親…」ガチガチ

エリカ「あぁ…そういえばそうでしたね…。」

まほ「エ、エリカ…やはり無…」

エリカ「ああっ!もうっ!早く行ってください!!もう約束の時間ですよ!!もうみほ来てるじゃないですか!!」グイグイ

まほ「お,押すなエリカ…」

エリカ「じゃあもう私はホテル行きますから!!3つですよ!忘れないで下さいね!」ビシッ

まほ「えりかあぁぁぁ…」

みほ「あっ!お姉ちゃん!こっちこっち!」

まほ「あ、ああ…」(見つかった…)

みほ「お姉ちゃん久しぶり。急に泊まりたいなんて言うからびっくりしたよ。」

まほ「ああ…すまない、迷惑だったか?」

みほ「そんなことないよ!!私久しぶりにお姉ちゃんと一緒にいれて嬉しいよ?」

まほ「そ、そうか…?」テレテレ

みほ「ただ、近くに来るなら前もって言ってくれれば良かったのに。そしたらもっとおもてなし出来たのに…」

まほ「あ、ああ…すまない…」シュン…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
物陰
エリカ(隊長、謝ってばかりじゃダメです!!3つですよ!3つ!)

大洗生徒(なにあのコソコソしてる人…。不審者かな…?)

寝ます。全然かけませんでした。
構想はあるけど大きすぎて完結まで時間がかかりそうです。
レスは励みになります、ありがとうございます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まほ「そ、そういえば進級おめでとう。」

みほ「うん!ありがとう!おねえちゃんも大学合格おめでとう!」

まほ「あ、ああ…ありがとう…。」

みほ「おねえちゃんは大学でも戦車道やるの?」

まほ「あ、ああ…そのつもりだ…」

みほ「そうなんだ。」

まほ「ああ…」

まほ「…。」

みほ「…。」

まほ「そ、そうだ廃校、撤回になってよかったな!」

みほ「うん!おねちゃんたちのおかげだよ!あのとき助けに来てくれてなかったら…」

まほ「礼はいいんだ。家族だからな。助け合うのは当然だ。」

みほ「おねえちゃん……ありがとう。」

まほ「…。」

みほ「…。」

まほ「…。」

みほ(近況報告って…何を話せばいいんだ…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
物陰
エリカ(なに黙ってるんですか隊長!!大学のこととか家のこととかあるでしょ!)ジロジロ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みほ「そういえば今日の晩御飯はハンバーグだよ」

まほ「ハンバーグか…。エリカの好物だな…」

みほ「エリカさん…?」

まほ「あ、ああ!黒森峰の元副隊長でな!今は隊長で…」

みほ「いや知ってるよ!!?…なんで今エリカさんなのかなって…」

まほ「あ、ああ…そうだよな…すまない。」

みほ「いや怒ってはないけど…」

まほ「あ、ああ…」

まほ「そっ、そういえば進級おめでとう!」

みほ「ええっ!?さっき聞いたよ!?」

まほ「あ、あれ…?すまない…。」

みほ「どうかしたの?今日のおねえちゃん様子が変だよ?」

まほ「い、いや、なんでもないんだ」

みほ「体調悪い?」

まほ「そっ、そんなことないぞ」

みほ「ほんとう?」

まほ「あ、ああ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
物陰
エリカ(もう見てられないわ!!電話しましょう!!)プルルル…

警官「君、ちょっといいかな」

エリカ「えっ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
プルルル…
まほ(電話!!きっとエリカからだ!!)

まほ「すまない電話だ。少し離れ…」ブツンッ

まほ(ええええ!??切れた!?)

みほ「どうしたの…?電話?」

まほ「あ、ああ…だが切れたみたいだ。きっと間違いかイタズラだろう」

みほ「そうなんだ…」

まほ(えりかあああ!!なぜだああああ…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まほ「それでな、エリカったら卒業式の日に大泣きして先生に注意されてな!!」

みほ「う、うん…」

まほ「そのあとにあった3年の戦車道引退式の時もな」

みほ「う、うん…」

まほ「次期隊長としての心意気を読み上げがあるんだが、泣き声で全然何言ってるかわからなかったよ」

みほ「あはは…、エリカさんらしいね。」

みほ(おねえちゃん…さっきからエリカさんのことばっかり…)シュン

まほ(えりかああ…なぜ出てくれないんだ…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エリカ(や、やっと解放された…)ゼエゼエ

エリカ「隊長、見失っちゃたわね…大丈夫かしら…」

エリカ「って!着信多っ!!」

みほの部屋

みほ「そのあたりに座ってて、すぐに晩御飯作るからね」

まほ「あ、ああ…ありがとう。」

みほ「うん。」

まほ「…。」

まほ(することがない…)

みほ「~♪」

まほ(みほの部屋…あいかわらずクマのぬいぐるみばかりだな…。名前、何て言ったかな…)

まほ(写真…戦車と一緒に写ってる4人はⅣ号のメンバー達か…)

まほ(みほは大洗でもうまくやっているようだな…。)

まほ(お姉ちゃんはみほがいなくなってから少しだけ、…いやだいぶ寂しいよ。)

まほ「やっぱり、何か手伝わせてくれ」

みほ「そ、そう!?じゃあね…」

プルルルルル…

まほ「あっ…電話だ。すまない少し離れる。」

みほ「うん…」シュン

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「もしもし」

エリカ「あ、隊長!!すいません切っちゃって。大丈夫でしたか?」

まほ「大丈夫じゃない!!なんで出てくれなかったんだ!」

エリカ「す、すいません…。隊長今どこですか?」

まほ「みほの家だ」

エリカ「っ!やるじゃないですか!すごいですよ!がんばりましたね!」

まほ「なんか上から目線だな…。」

エリカ「そうですか?」

まほ「あのあと話すことがなくなって大変だったんだぞ!」

エリカ「ですよね…」

まほ「私が話してる間、みほは明らかに元気がなかったし!」


エリカ「はい…ごめんなさい…。」シュン

まほ「過去のことはもういいっ!エリカっ!私はこれからなにをすればいい?」

エリカ「そうですね…あれ、隊長今なにをされてるんです?」

まほ「いまから晩御飯だ」

エリカ「そうですか」

まほ「ふふん。うらやましいか?みほの手作りハンバーグだ!」

エリカ「はいはい、うらやましいです。」

エリカ(わたしはホテルで一人寂しくカップラーメンですよ…)

まほ「だろう?」フフン

エリカ「とりあえず晩御飯たべたらいいんじゃないですか?」

まほ「そのときの会話をどうすればいい!!?」

エリカ「ボコのことでも話してたらいいんじゃないですか?あのクマのことになるとほっといてもしゃべり続けますよあの子。」

まほ「ホントかっ!!助かったよエリカ!」

エリカ「あっ、ボコで思い出したんですが、ボコミュージアムでイベントがあるみたいですよ。誘ってみたら良いんじゃないですか?」

まほ「なっ!?わたしがみほを遊園地に誘う!?ムリだ!!」

エリカ「自信満々に否定しないでくださいよ…」

まほ「だいたいボコミュージアムってどこだ!!」

エリカ「ほらあの島田流がスポンサーになった…」

まほ「ああ…。ってだからムリだ!!」

エリカ「なんでですか」

まほ「キャラじゃない!!」

エリカ「いまさら何言ってるんですか……。それに姉妹で遊園地なんておかしくないですよ。普通ですよ普通。」

まほ「とにかくわたしにはムリなんだよエリカ…」

エリカ「そうですか…」

まほ「自分でも情けないとは思うが…」

エリカ「わかりました」

まほ「そろそろ切るよ。ありがとう」

エリカ「はい。わたしも近くのホテルに泊まってますので困ったことがあったら電話してください。」

まほ「ああ、頼りにさせてもらう。」ニコッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みほの部屋

みほ「おねちゃんおかえりなさい。御飯の用意できてるよ。」

まほ「あ、ああすまない。気づいたら長電話してしまってたよ」

みほ「ふふっ、大丈夫だよ」

まほ「ありがとう」

みほ「誰からだったの?」

まほ「エリカからだ」

みほ「また…エリカさん…」シュン

まほ「ど、どうしたみほ!?」

みほ「なんでもないよ。はやく食べよう?カレーも作ってみたよ!」

まほ「お、おお!好きなんだよ、カレー!!」

みほ「ふふっ、知ってるよ。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エリカのホテルの部屋

エリカ「疲れた…」

エリカ「本当に疲れたわ…。継続まで行って、黒森峰から大洗まで…、職質されて説教されて…」

エリカ「ホント…なにやってるのかしら…。」

エリカ「わたしにとってみほは恋敵…。なんで隊長の恋を手伝って応援してるのかしら…」

エリカ「今頃隊長はみほと楽しくハンバーグ食べてるのかな…」

エリカ「そしてわたしは一人寂しくホテルでカップラーメン…。」

エリカ「隊長にとってわたしは都合のいい人なんだろうな…」

エリカ「…。」

エリカ「……。」

エリカ「ダメね…。気分を変えてお風呂に…」

エリカ「でも、入ってる最中に隊長から電話が来たら…」

エリカ「やっぱり、お風呂は明日の朝にしよう…」

エリカ「フフッ、本当に…」

エリカ「嫌になるわね…」グス

寝ます

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まほ「ごちそうさま」

みほ「はい、おそまつさま。」

まほ「おいしかったよ。みほの手料理を食べたのなんていつ以来だろう」

みほ「お皿、洗っちゃうね。ちょっとまってて」

まほ「ああ、手伝うよ」

みほ「いいって!おねえちゃんはゆっくりしててよ!」

まほ「しかし…」

みほ「おねえちゃん今日はお客さんなんだから、ね?」

まほ「そ、そうか…」(かわいい…)

まほ「ふう…」ゴロン

まほ(やはりすることがないな…。エリカに電話してみようか…いや、困ってないのに電話なんてしたら怒られそうだな…)

まほ「それにしても疲れたな…」

まほ(思ったら今日は走り回ってばかりいたな…。やはりみほに甘えて休ませてもらおうか…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エリカのホテルの部屋

エリカ「はっ!」ガタッ

エリカ「…」

エリカ「泣き疲れて寝ちゃってたのね…」

エリカ「隊長から電話は…」

エリカ「ないわね…」

エリカ「もうこのまま寝ちゃおうかしら…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みほの部屋

まほ「はっ!」ガタッ

まほ「…」

みほ「あ、おねえちゃん起きた?」

まほ「ああ、いつの間にか寝てしまっていたようだな…」

みほ「うん、気づいたらおねえちゃんが床で寝てたから運んできちゃった」

まほ「そうか、ありがとう。すまないな。」

まほ(って!ここみほのベット!?)

みほ「えへへ、大丈夫だよ」

まほ(ベット!ベット!みほのベット!!)

みほ「あ、お風呂わいてるよ?入る?」

まほ「いやみほが入ったあとに入らせてもらうよ」

まほ(あああああ早く枕に顔を突っ込みたい!みほの香りを全身に感じたいっ!!)

みほ「あの…」

まほ(みほ…早く行ってくれ…一人にしてくれ…)

みほ「久しぶりに一緒に入らない…?//」

ベッド(小声)

まほ「いや、それはないだろう」キッパリ

みほ「っ!!…そ、そうだよね…」

みほ「ごめんなさい…変なこと聞いちゃって…」

まほ「ああ、気にするな」

まほ(ここが天国か…。エリカ…わたしはたどり着いたよ…)

みほ「じゃ、じゃ先に入ってくるね…」

まほ「ああ」

まほ「…。」

まほ「あれ?あれ?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
バスルーム

みほ「おねえちゃんはやっぱり、わたしのことなんて…」グスッ

みほ「いや、きっと急ぎすぎただけ…。きっとそうだよ…」

>>96 恥ずかしい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エリカのホテルの部屋

エリカ「で、せっかくのお風呂に一緒に入るチャンスを逃し、一人で入ったと」

まほ「あ、ああ…」

エリカ(なに?どういうこと?みほの方から誘ってきた?)

エリカ(まさかみほ、隊長のこと…)

エリカ(だとしたら…私に勝ち目なんて無いじゃない…)

まほ「な、なあエリカ…あれからみほの元気が無いんだ…わたしはどうしたら…」

エリカ「知りませんよ!!」

まほ「っ!?」

エリカ「あ、いえ…」

まほ「…。」

まほ「そうだよな…」

エリカ「隊長?」

まほ「少しエリカに頼り過ぎてたようだ…。すまなかった。自分でなんとかみほを励ましてみるよ」

エリカ「た、隊長…」

まほ「切るぞ。」ブツッ

エリカ「…。」ツーツー

エリカ「わ、私は…」

エリカ(隊長に想われるみほに嫉妬して…)

エリカ(そんなくだらないことで隊長との関係が壊れてしまった…)

エリカ(不器用な隊長の恋のお手伝い…そんな関係でも…傍にいられるだけで良かったじゃない…)

エリカ「ううっ…ううっ…ぐすっ…」ボロ…

エリカ「うあああああああ」ボロボロ

今日はここまでです

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みほ「あ、おねえちゃんおかえりなさい。」

まほ「ああ」

みほ「誰と話してたの?…またエリカさん?」

まほ「そうだ」

みほ「そう…」

まほ「どうしたんだ、みほ」

みほ「え?」

まほ「さっきから元気がないぞ」

みほ「そ、そうかな…」

まほ「こっちでなにか悩みでもあるのか?」

みほ「そっ、そんなことないよ!友達もたくさんできたし!」

まほ「ああ、そうみたいだな。人見知りのみほが一人で大洗に転校したと聞いた時は心配したが…無用だったようだ。」

みほ「うん…」

まほ「みほはわたしが傍にいて支えてやらなければいけないと思っていたが…もう必要ないみたいだな…」

みほ「…。」

まほ「少し寂しいよ、ハハ。」

みほ「…。」

まほ「…みほ?」

みほ「おねえちゃんはさ…」

まほ「ん?」

みほ「おねえちゃんは、どう?大学で友達出来た?」

みほ(少しイジワルかな…?)

まほ「えっ!?…あ、ああ!出来たぞ!」

みほ「ほんとう?」

まほ「勿論だっ!!」

みほ「嘘だよ」

まほ「えっ?」

みほ(でも、確認しとかないと…)

みほ「おねえちゃん、黒森峰でも友達いなかったよね?」

みほ「わたし、おねえちゃんが友達と呼べるほど誰かと仲良くしてるのみたことないよ」

まほ「そ、そんなことは…」

みほ「いつもエリカさんと話しててさ…」

まほ「そっ、そう!エリカ…」

みほ「じゃあエリカさんは、友達?」

まほ「えっ?」

みほ「おねえちゃんにとって、エリカさんは、友達?」

まほ「そ、それは…」

まほ「…。」

まほ「……。」

みほ「答えてよ」

まほ「エリカは…」

みほ「うん」

まほ「ただの後輩だ。仲のいい、な。」

みほ「…ほんとに?」

まほ「本当だ」

みほ「そう…なんだ…」

まほ「ああ」

みほ「そっか…ごめんなさい、おねえちゃん。イジワルなこと聞いちゃって」

まほ「あ、ああ…気にしてない。」

まほ(やはり今日のみほは様子がおかしい。)

まほ(…というか友達がいないのバレてたのか…上手く隠してたつもりだったんだが…)

みほ「そろそろ寝よっか、おねえちゃん」

まほ「あ、ああ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まほ「あ、あの…」

みほ「おっ、おねえちゃん!」

まほ「な、なんだ…」

みほ「お布団あるし…一緒に寝ない?」

まほ「なっ!?」

みほ「ダメ…かな?」

まほ「い、いやしかしな…」チラッチラッ

みほ「おねがい…。」

まほ「しょ、しょうがないなぁ。」

まほ(きたああああああああああ!!)

まほ(しかもみほから誘ってくれるなんて!!)

まほ(これはチャンスだ!!)

みほ「こうやってふたりで一緒に寝るのって久しぶりだね…」

まほ「そうだな…」

まほ(みほが、すぐ横にみほが寝てる!!)

まほ(バレないように…もう少しだけ枕を寄せて…)ススス

みほ(うぅぅ…我ながらすごく大胆なこと言っちゃったよう…)

みほ(おねえちゃんがすぐそこに…)

みほ(!!)

みほ(おねえちゃんが少し近寄ってきた…?気のせいかな?わからないけど…)

みほ(でも、これはチャンス…)

みほ(おねえちゃんが大学生になっちゃって…もう練習試合であうことも無くなっちゃったから…)

みほ(今日、この時が最後のチャンスかもしれない…)

みほ「お、おねえちゃんはさ…」

まほ「あ、ああ…」

まほ(もうちょっと寄ってもバレないかな…)

みほ「好きな人とか…気になってる人って…いる?」

まほ「!!?」

まほ(こ、これは…!!?)

まほ「ええっと…」

まほ(どう答えれば…)

みほ「わたしね…」

まほ「あ、ああ…」

みほ「この前聖グロリアーナとの練習試合のあとにね…、告白されたの…」

まほ「なっ!!?」

みほ「好きです、わたしと付き合ってくださいって…」

まほ「あ、ああ…」

まほ(この前の件か…)

みほ「それもね、女の子に。」

まほ「あ、ああ」

みほ「驚かないんだね」

まほ「驚いてるさ」

まほ(そうか、それで様子がおかしかったのか…)

まほ「それで、みほはどうするつもりなんだ。告白、受けるのか?」ドキドキ

みほ「ううん、知らない子だし…わるいけど…」

まほ「そうか…」ホッ

まほ(一緒に寝ようといってきたのも…)

まほ「それで急に好きな人、なんて聞いたのか」

みほ「ううん、それとは別。」

みほ「おねえちゃんはさ…女の子どうしの恋愛、ってどう思う?」

みほ「女の子が女の子のことを好きってやっぱり…キモチわるい…かな?」

まほ「そんな、…そんなことはないぞ!!」

まほ(当たり前だろう!!)

みほ「そ、そうかな…!?」パアア

まほ「好きという気持ちに性別は関係ないハズだ!」

まほ(血縁もな)

みほ「そっ、そうだよね!」

みほ「そ、それでね…改めて聞くんだけど…」

みほ「おねえちゃんは、好きな人って…いる?」

今日はここまでです

まほ「ええと…」

まほ(みほが好きといえれば楽なんだが…わたしにそんな度胸はない…)

みほ「もしかして…いるの?」

まほ「あ、ああ…いや…その…」

みほ(いるんだ…)

みほ「それって、わたしが知ってる人…?」

まほ「!!」

まほ(どうしようどうしようどうしよう…助けてくれエリカ…)

みほ「おねえちゃん…?」

みほ(もしかして…)

みほ「もしかして…エリカさんなの…?」グスッ

まほ「えっ!?」

みほ「やっぱり…そうなんだね…」

まほ「ま、まて早とちりするな…」

みほ「うっ…ううっ…」ポロポロ

まほ「み、みほ!?おちつけ!」

まほ「エリカとはなんでもない!!」

みほ「嘘だよ!だってエリカさんの話してるときのおねえちゃん凄く嬉しそうだもん!!」

みほ「いつも仏頂面のおねえちゃんが、おねえちゃんが…あんなに…うっ、うう…」ポロポロ

まほ「み、みほ…」

みほ「それでも!一緒に泊まりたいって言ってくれたから!もしかしてって!」

みほ「おねえちゃんにそう言ってもらえて、わたし本当に嬉しかったんだよ!?」

みほ「それなのに!おねえちゃんがする話はエリカさんの話ばっかりで!」

みほ「ああ、おねえちゃんは本当にエリカさんのことを大事に思ってるんだなって…」

まほ(わたしが…?エリカのことを…?)

まほ(考えたこともなかった…)

まほ(そういえば、いつもそばにいて支えてくれていたのは…)

みほ「そんなことばっかり考えて…胸が苦しくなって…っ!」

まほ「…。」

まほ「みほ…」ギュッ

みほ「あっ…」

まほ「気づかないあいだに、寂しい思いをさせてしまってたようだな…。すまなかった」ナデナデ

まほ「本当に…エリカとはなんでもないよ」

みほ「でも!エリカさんのことばっかり…!」

まほ「それは…みほと久しぶりに会って…わたしも緊張してたんだ…」

みほ「なにそれ…?緊張してたらエリカさんの話になるの…?」

みほ「ただの後輩って…どうしてそんな嘘つくの!?」

まほ「う、嘘じゃない!!エリカは本当に…!!」

みほ「じゃあ!どうしておねえちゃんのパジャマからエリカさんの匂いがするの!!?」

まほ「そ、それは…!」

みほ「もういいよ!おねえちゃんの嘘つき!!おねえちゃんなんて…おねえちゃんなんてっ…!!」

みほ「大っ嫌い!!」ダダダッ

まほ「みほ!!?どこに行くんだっ!?みほーー!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エリカのホテルの部屋

プルルル…
エリカ「!!!」ガタッ

エリカ「電話…!隊長から…!」ピッ

エリカ「あ、あの…」

まほ「もしもし!エリカか!」

エリカ「ど、どうしました?隊長?」

エリカ(声、震えてないわよね…?)

まほ「困ったことになったんだ…」ゼエゼエ

エリカ(隊長…息上がってる…?)

まほ「みほが…!」

エリカ「あ、あの…隊長…」

まほ「なんだ!?」

エリカ「怒って…ないんですか…?」

まほ「ん?ああ、あれはわたしが悪かった。怒鳴られてもしかたない」

エリカ「そんな…隊長は悪くありませんよ…!」

まほ「いやわたしはエリカに頼りすぎていたんだ。みほに言われて気づいたよ」

エリカ「みほに…?」

まほ「あ、ああ…一人でなんとかするなんて言いながら、今こうやってエリカに頼らなければならないのが…って!そうだみほだ!!」

エリカ「どうしたんですか?」

事情説明中…

エリカ「みほが出て行ったんですか」

まほ「ああ…。驚かないのか」

エリカ「あっ、いえ!驚いてますよ?ただちょっと整理が…」

エリカ(なにそれ!?完全に告白されてるじゃない!!)

まほ「追ったんだが…見失ってしまった…」

エリカ「…わかりました。わたしも探してみます…」ピッ

エリカ「…。」

エリカ「とにかく…着替えましょう。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

みほ「はぁっはぁっはぁっ…」

みほ(飛びだしてきちゃった…)

みほ(でも…まぁ…いいか…)

みほ「おねえちゃんを撒くなんて…わたしこんなに足速かったかなぁ」

みほ「それとも…おねえちゃんが本気で走らなかったのかな…」

みほ(本気でわたしを止める気がなかったのかも…)

みほ「なんだか…すべてがどうでもいい気分…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「はぁっ!はぁっ!どこだ…!どこにいるんだみほ…!」

まほ「おちつけ…!むやみに走り回っても見つからない…!」

まほ(みほが行きそうなところ…)

まほ(どこだ…)

まほ(なにか…)

まほ(なにかないか…!?)

まほ「戦車…」ボソッ

まほ「…!そうか…!!」

まほ「大洗女子学園…!!」

今日はここまでです
遅筆ですいません。終わるのかこれ…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

プルルル…

みほ「ん…。」

みほ(!!)

みほ「…」ピッ

みほ「もしもし」

エリカ「あら、本当に繋がったわ。試してみるものね」

みほ「…なんのようかな…?」

エリカ「携帯をもってるかどうかすら確認しなかったのね…隊長らしいわ…」

みほ「だから、なんなの!?」

エリカ「そうね。あなた、今どこにいるの」

みほ「エリカさんに言う気はないかな」

エリカ「言いなさい」

みほ「いやだ」

エリカ「言いなさい!」

みほ「いやだ!」

エリカ「言えっていうのがわからないの!!?」

みほ「いやだっ!!」

エリカ「…。」

みほ「…。」

エリカ「…あなただって、わたしに聞きたい事があるんじゃないのかしら?」

みほ「…。」

エリカ「…まぁいいわ。もう場所は特定出来たから。今から行くから動くんじゃないわよ」ブツッ

みほ「…。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エリカ「久しぶりね、本当に動かなかったのね。」

みほ「…。」

エリカ「あなた、なにか勘違いしてるようね。」

みほ「…。」

エリカ「わたしと隊長は付き合ってないわよ」

みほ「…。」

みほ「おねえちゃんに聞いたのかな…?」

エリカ「ええ」

エリカ「はやく帰りなさい。隊長が心配してるわ」

みほ「…帰れないよ。」

エリカ「なんでよ」

エリカ「隊長に嘘つかれたから?嘘じゃないって言ってるでしょう」

エリカ「あとあのパジャマはわたしのよ。」

みほ「…なんでエリカさんのをおねえちゃんが着てるの?」

エリカ「隊長が忘れたからよ。単純でしょ?」

みほ「信じられないよ」

エリカ「信じなさい。隊長があんな女の子らしいパジャマ持ってるわけないでしょう」

みほ「自分で女の子らしいって…」

エリカ「う、うるさいわね!」

みほ「確かに…おねちゃんはあんなパジャマもってない…」

エリカ「え、ええ。でしょう?」

みほ「なんでエリカさんがおねえちゃんの服を把握してるの?」

エリカ「わたしは知らないわよ!」

みほ「…」

エリカ「あなた…何を勘違いしたのよ…」

みほ「あぅ…」

エリカ「だいたい、隊長は寝間着派でしょう」

みほ「なんで知ってるの?エリカさんがおねえちゃんの寝間着を」

エリカ「合宿の時よ!」

みほ「そう…」

エリカ(みほ…まだ疑ってるわね…)

エリカ「ほら。もう誤解は解けたでしょ?だったら…」

みほ「…ほんとうに誤解なの?」

エリカ「だからそうだって…」

みほ「うん。たしかに二人が付き合ってるっていうのは誤解だったかも知れない。」

みほ「じゃあ、エリカさんはおねえちゃんのこと好きじゃないの?」

エリカ「…」

エリカ「好きよ」

みほ「…やっぱり…そうなんだね…」

エリカ「そうね。でもだから何?わたしと隊長はまだ付き合ってないわ。」

みほ「うん…」

エリカ「まだ諦めるには早いんじゃない?」

みほ「エリカさん…」

エリカ「わかった?」

みほ「…」

みほ「でも、やっぱり帰れないよ…わたし、おねえちゃんに酷いこと言っちゃった」

エリカ「そんなこと…隊長は気にしてないわよ。」

みほ「でも…わたし…わたし…」グス…

エリカ「ああ…もう…泣かないでよ…」

エリカ「ほんとうに世話のかかる姉妹ね…」ボソッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エリカ「落ち着いた?」

みほ「うん…」

エリカ「じゃあ、わたしはもう行くわ」

みほ「えっ…」

エリカ「なによ」

みほ「い、いや…」

エリカ「そう。じゃあ、隊長にちゃんと謝るのよ?」

みほ「はい…」グスッ

エリカ「ああっ!もう!ほら泣かない!」

みほ「ううっ…でもっ…!」ポロポロ

エリカ「泣きやみなさい。西住流は常に前を向いているんでしょ?だったら泣いて立ち止まってる暇なんてないはずよ」

みほ「西住流…」

エリカ「ええ」

みほ「エリカさんは…優しいね…」

エリカ「そうね。自分でもそう思うわ」

みほ「でも、おねえちゃんは譲れない」

エリカ「…調子はもどったようね」

みほ「はい」

エリカ「じゃあ、もういくわ」

エリカ「あっ、最後にひとつだけ」

みほ「はい」

エリカ「あなたと隊長は家族なのよ?」

みほ「はい」

エリカ「この意味がわかる?」

みほ「わかってます」

エリカ「…ならいいわ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
プルルル…
エリカ「あっ、もしもし隊長ですか?」

まほ「ああ!エリカか!?」

エリカ「はい、みほが見つかりました」

まほ「ほんとうかっ!!?」

エリカ「はい」

まほ「今どこだっ!?」

エリカ「あ、帰るように言っておいたのでじきに帰宅すると思います」

まほ「そ、そうか…」

エリカ「隊長は今どこにいるんですか?」

まほ「大洗女子学園だ。」

エリカ「ふうん。そうですか」

まほ「てっきりここにいると…」

エリカ「もしかしたら帰ってる最中にみほに出会うかも知れませんね」

まほ「そ、そうなのか?」

エリカ「はい、惜しかったですよ」

まほ「そうか…」

まほ「エリカ」

エリカ「はい」

まほ「今日はすまなかった。自分の未熟さを痛感したよ」

エリカ「いいんですよ」

まほ「だからこれからはできるだけエリカに頼らないように…」

エリカ「そんなこと言わないでください。わたし、なんだかんだ隊長のお世話するの好きですから」

まほ「お世話…」

エリカ「だから、これからもじゃんじゃん迷惑かけてくれていいんですよ」

まほ「エリカ…ありがとう…」

エリカ「はい。…もう切りますね」

まほ「ま、まって!」

エリカ「はい?」

まほ「なんで…どうしてエリカはわたしの為にここまでしてくれるんだ?」

エリカ「…」

まほ「西住流だからか?隊長と副隊長だからか?だったら」

エリカ「違います。わたしが隊長と一緒にいるのは」

エリカ「隊長が好きだからです」

まほ「なっ…///!?エ、エリカ!?」

エリカ「じゃあ、切ります。隊長も早く帰ってください。いつまでもパジャマ姿だと風邪ひきますよ」

まほ「ちょっ…!ちょっと待てエリカ…いまのはどういう…」ピッ

エリカ「ふう…」

エリカ「結局、こうやって助けちゃうのよね」

エリカ「でも、隊長が困ってる。それを助けたいという気持ちは本心よ。間違ってないわ」

エリカ(まあ、今回はみほも助けちゃったけど…)

エリカ(隊長はみほのことが好き…。でも、きっといつか…)

エリカ(わたしのやりかた…逸見流で…隊長を振り向かせて見せるわ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みほの部屋 布団の中

みほ(結局、わたしはおねえちゃんに”妹として”大事にされてるだけなんだと思う)

みほ(あれだけ言ったのに気づいてもらえなかったんだもん)

みほ(パジャマのことは勘違いだったけどエリカさんのことを話すあのときの感じ…)

みほ(きっとおねえちゃんはエリカさんのことが好き。おねえちゃん自身は気づいてないみたいだけど…)



エリカ『あなたと隊長は家族なのよ?』


みほ(分かってるよエリカさん。わたしとおねえちゃんの関係は一番近いようでいて実は一番遠い)

みほ「でも…きっと…」

まほ「ん?どうした、みほ」

みほ(いつか振り向かせてみせるよ…わたしなりの”西住流”で…)

みほ「ねえ…おねえちゃん」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エリカ「みほにボコミュージアムに誘われた?」

まほ「ああ、どうしようエリカどんな服を着ていけば良いかな!?」

まほ「というか一日だけ滞在の予定だったから着替えの服持ってきてない!!」

エリカ「はぁ…。そうですね…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今日はここまでです
昨日は寝落ちしました
やっと一日終了。やっとカチューシャが書ける…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ホテル

クラーラ「ゆうきのやいば…」

ノンナ「同志クラーラ?さっきから何を観てるんです?」

クラーラ「プリキュアです。」

ノンナ「またですか…そんな低俗なものをみるのはいい加減やめるべきです」

クラーラ「プリキュアが低俗…?プリキュアは少女の希望であり憧れなのですよ?」

ノンナ「ハァ…」

ピリリリリリリリリリ!!

クラーラ「携帯、なってますよ」

ノンナ「ああ、そろそろカチューシャを起こす時間ですね」

クラーラ「あら、カチューシャ様が待ち受けなんですね」

ノンナ「はい。これは卒業式の時の写真ですね」

クラーラ「卒業式…ですか…」

ノンナ「はい。泣いてるのを必死に隠しているカチューシャは最高でした」

クラーラ「はい」

ノンナ「これも見てください」

クラーラ「はい」

ノンナ「これは入学式のときのカチューシャです」

クラーラ「いまより小さいですね」

ノンナ「はい。ですが、さきほどの卒業式の画像を見てください」

クラーラ「少し伸びました…か?」

ノンナ「はい。2.5センチ伸びました」

クラーラ「そうですか。良かったですね」

ノンナ「…さっきから返事が適当ではないですか」

クラーラ「そんなことありませんよ」

ノンナ「そしてこれが一昨日カチューシャがおもらししたシーツです」

クラーラ「いい匂いですね」

ノンナ「まちがえました。これは昨日牛乳を拭いた雑巾です」

クラーラ「ぶち殺しますよ」

ノンナ「適当に返事をするからです」

ガチャ!!

カチューシャ「ちょっとノンナ!!起こしてっていったでしょ!!」

ノンナ「申し訳ありません。同志カチューシャ。忘れてました」

カチューシャ「まったく!寝過ごしたらどうするつもりだったのよ!!」

クラーラ「そうですよ、同志ノンナ」ニヤニヤ

ノンナ「クラーラ貴様…」

カチューシャ「そうよ!カチューシャが昨日徹夜で考えた第2次五時間計画が無駄になったらどうするつもりよ!」

ノンナ「申し訳ありません…。」

カチューシャ「もういいわよ!!速く朝食すませてミホーシャのところに行くわよノンナ!」

ノンナ「はい」

クラーラ「…」

ノンナ「クラーラはお留守番ですね」ニヤニヤ

クラーラ「…手が滑りました。」ブンッ

ノンナ「…」ベチャッ

カチューシャ「うわくっさ!!なんの臭いよ!!雑巾!?」

ノンナ「クラーラ…喧嘩を売ってるのですか?」

クラーラ「手が滑ったんですよ」

ノンナ「くだらない嘘はやめなさい」

クラーラ「嘘ではありませんわ」

ノンナ「…」ギリッ

バリ―ン!!

カチューシャ「きゃあ!?」

ノンナ「…今日こそ息の根をとめてあげますよ」

クラーラ「上等です」

カチューシャ「こらーーー!!喧嘩はやめなさいっていつも言ってるでしょ!!いい加減にしないと二人ともシベリア送りよ!」

クラーラ「カチューシャ…」

ノンナ「チッ」

カチューシャ「はあ…なんでこんな仲悪いのよ…」

明日はやいんで寝ます

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みほのアパートの前

愛里寿「ここだな」

ルミ「はい」

愛里寿「では行ってくる」

ルミ「待ってください隊長私たちも…」

愛里寿「いらない」

ルミ「しかし…」

愛里寿「邪魔。いらない。私はみほと二人で行きたい」

ルミ「えっ…」

愛里寿「では行ってくる。三人とも送ってくれてありがとう。」スタスタ

ルミ「じゃ、じゃま…」

メグミ「どんまい」

アズミ「しかたないわよ。隊長にとって初めての歳の近い友達だもの」

メグミ「しかし困ったわね。家元から隊長を見守るように言われたのに…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みほの家

ピンポーン

まほ「ん…」

みほ「…だれだろ…」ガチャ

愛里寿「みほ…おはよう…」

みほ「愛里寿ちゃん…?」

愛里寿「急に来てごめんなさい。」

みほ「う、うん。大丈夫だよ。どうしたの?」

愛里寿「あのね、今日ボコミュージアムでイベントがあるの…それでね…」

みほ「えっ!?」

愛里寿「どうしたの?みほ」

みほ「い、いや!?なんでもないよ!?」

愛里寿「そうなの?」

みほ「でも、今日は用事があって…。明日なら行けるよ!」

愛里寿「あしたは…学校…」

みほ「そ、そっか…」

愛里寿「用事、ってなに?」

みほ「え、えっと…買い物かな…?」

愛里寿「ならイベントの後に買い物…行こう?私、付き合うから」

みほ「え、えっと…」

みほ(なんとか誤魔化さないと…)

愛里寿(みほ、慌ててる…?…ん?)

愛里寿「この靴…だれの?」

みほ「!?」

愛里寿「中に…だれかいるの…?」

みほ「あ、あのね…」

愛里寿「…お邪魔します」

みほ「愛里寿ちゃん!?」

まほ「ああみほ、朝ごはんはわたしが作るよ。なにが食べたい…って、ん??」

愛里寿「」

みほ「ああ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サンダース

ケイ「さて…」

アリサ「んー!!んー!!」

ケイ「ナオミ、外して。口のだけでいいわ。手錠はそのままね」

ナオミ「はい」

アリサ「ぶはぁ!!なにするんですか姐さん!!」

ケイ「久しぶりねアリサ」

アリサ「あ、はい。お久しぶりです、姐さん。じゃなくてっ!!」

ケイ「ちょっとあなたに聞きたい事があってね。どうせ逃げるでしょうから元隊長特権を使わせてもらったわ」

アリサ「やっぱりですか!!サンダース中の生徒から追いかけられたんですよ!!」

ケイ「でしょうね」

アリサ「生きた心地がしませんしたよ…」

ケイ「それでね」

アリサ「スル―ですか…」

ケイ「あなた、戦車道やめたそうね。なんで?」

アリサ「…それは…」

ケイ「うん」

アリサ「タカシに…フラれたから…」

ケイ「嘘ね」

アリサ「っ!本当です!!」

ケイ「そのタカシ君に聞いてきたわ。あなた告白すらしてないじゃない」

アリサ「それは…」

アリサ「…」

学園艦中から追われるアリサ想像したらワロタ

自演してんじゃねえよ

>>229
ごめん。どうしても言いたくなった

アリサ「…」

ケイ「どうしたの?」

アリサ「いえません…」

ケイ「私にも?」

アリサ「…はい」

ケイ「しょうがないわね…。ナオミ!もってきて!」

ナオミ「はい。」ガラガラ

アリサ「それは…!?」

ケイ「あなたが得意の諜報能力で得たタカシ君の盗撮写真、動画、タカシ君との甘い日々を妄想した日記、ポスター…」

アリサ「なんで!!!?それは厳重に…!!!」

ケイ「この寝顔なんてどうやって撮ったのよ…」

アリサ「なんで隊長が持ってるんですか!!!!」

ケイ「うるさいわね…。…隊長特権よ」

アリサ「便利すぎる!!」

ケイ「ほらまだ言う気にならない?」

アリサ「…」

ケイ「しょうがないわね。じゃあこの写真達から…」

アリサ「ちょっ、隊長?なにを…!?」

ケイ「あなたが言わないならしょうがないわ。これから一枚ずつ破いていくから。」

アリサ「…」

ケイ「あっ、パソコンも押収してるから。バックアップはもう無いわよ。もちろんネット上のも」

アリサ「えっ」

ケイ「あと最後に風紀委員に通報するわ」

アリサ「えっ」

ケイ「じゃあ、まずいちまーい」ビリイ!

アリサ「ぎゃあああああああああああああああ!!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エリカ「で、このチビッ子も来たんですね」

まほ「ああ…断り切れなかった…」

みほ「…どうしてエリカさんまで来てるの?」

エリカ「あら、いけないかしら?」

みほ「べつに…そういうわけじゃないけど…」

エリカ「そう。ありがとう」

みほ(おねえちゃんと二人きりだと思ったのにな…)

愛里寿「みほ。こっち。もう始まる」

みほ「う、うん…」

エリカ「あいかわらずガラガラですね…今日日曜日なのに…」

まほ「あ、ああ…そうだな…」

エリカ「隊長、どうしました?」

まほ「いや…なんでもない…」

まほ(なんなんだエリカは…!?私は告白されたんじゃないのか!?なんで平然としてるんだ!!)

エリカ「あっ!隊長!もう始まります!急いでください!!」ギュ

まほ「ちょっ//エリカ…」

まほ(もしかしてあの告白はわたしの勘違いか…?)

エリカ「ああっ!あのチビッ子もう入ってる!!…どうしましょう隊長。わたしたち優待券持ってません」

まほ(いやそんなはずはない。)

エリカ「隊長?」

まほ(とにかく落ち着け…意識するな…)

エリカ「隊長?聞いてるんですか!?」ガシッ

まほ「ひゃい!?」

エリカ「!!?」

まほ「なんだ!!」

エリカ「え、えと…だからチケット…」

まほ(なんなんだエリカは!!こっちの気も知らずに!!)

まほ「チケットなんてそこに売ってるだろ!!」

エリカ「いやでもそれじゃあ特別席で見れませんが…」

まほ「特別席!?そんなものいらんだろう!!」

エリカ「そっ、そうなんですか…?」

まほ「ああ!!」

エリカ「じゃ、じゃあ買ってきます…」

まほ「ああ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


みほ「あ、あれ?おねえちゃんは…?」

愛里寿「みほ。もう暗くなる。立ったら危ない」

愛里寿(西住まほ…。先手は取れなかったが…これでみほと暫く二人きり…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みほの部屋の玄関

カチューシャ「ん!んん!」ピョンピョン

ノンナ(インターホンにギリギリ届かないカチューシャかわいい…)

ノンナ「カチューシャ。のりますか?」

カチューシャ「あ、当たり前よ!!自分から言い出すのをまっててあげたのよ!!」

ノンナ「すいません」ヒョイ

カチューシャ「ミホーシャ!!カチューシャが遊びに来たわよ!!」ピンポーン

カチューシャ「…」

ノンナ「…」

カチューシャ「…」

ノンナ「…出ませんね」

カチューシャ「そうね…」

ノンナ「出かけているのでしょうか」

カチューシャ「そんな…」ジワッ

ノンナ「カチューシャ落ち着いてください。まだ決まったわけではありません。あっ」ガチャ

カチューシャ「ドア…あいてるわね…」

ノンナ「…はい。鍵をかけ忘れたんでしょうか」

カチューシャ「靴…ないわね…」

ノンナ「…はい。」

カチューシャ「やっぱり…いないのね…」グスッ

ノンナ「カチューシャ落ち着いてください。すぐに帰ってくるかもしれませんよ。」

ノンナ「それにこれはチャンスです」

カチューシャ「えっ?」

ノンナ「今のうちに部屋に盗聴器を仕掛けましょう」

カチューシャ「…」

カチューシャ「いいアイディアね!!」

ノンナ「はい」

今日はここまでです
久しぶりでIDの変え方忘れたとかじゃありません。ええ。
ではおやすみなさい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
愛里寿サイド

ボコ「おい!今ぶつかっただろ!!」

ボコ「ちょっ、何をする…」ボコボコボコボコ

ボコ「やーらーれーたー」グテッ

愛里寿「…ボコ、いつもどおりだね…」

みほ「うん…そうだね…」

愛里寿「ジュース、ある…いる?」

みほ「ごめん。いらないかな…」

愛里寿「これ…優待者限定の…ボコストラップ…」

みほ「うん…ありがとう…」

みほ(こうしてる間にも…おねえちゃんはエリカさんと二人きり…)

愛里寿「みほ…元気ない…」

愛里寿「ショー、楽しくない…?」

みほ「ううん。そんなことないよ。」

愛里寿「そっか…」

愛里寿(みほ…明らかに元気がない…)

愛里寿(ショー、面白くないの…?)

愛里寿(二人と離れ離れになったから…?)

愛里寿(それとも…私といることが楽しくないの…?)

愛里寿(そういえば…今日はもともとボコミュージアムに行く予定だったらしい…)

愛里寿(優待券はないけど…)

愛里寿(みほは最初、今日の予定は買い物って…)

愛里寿(嘘…つかれたの…?)

愛里寿(ううん。みほが私に嘘つくわけない。)

愛里寿(じゃあ…なんで…)グスッ

みほ(はやく終わらないかな…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まほサイド

まほ「んっ?あれっ!?」

エリカ「どうしました?隊長」

まほ「…みほは?」

エリカ「いませんよ」

まほ「何で!?」

エリカ「なんでって…隊長がそれでいいって言ったんじゃないですか」

まほ「はぁ!?」

エリカ「みほならチビッ子と一緒に特別席にいますよ」

まほ「…」

まほ「あっ」

エリカ「思い出しましたか」

まほ「うん…」

エリカ「まあこうなったら二人でショーを楽しみましょうよ」

まほ「うん…」

エリカ「なにか買ってきますよ。食べたい物とかありますか?」

まほ「じゃがりこ…」

エリカ「わかりました」タタタッ

まほ「…えっ。てことはエリカと二人で観るのか…?」

まほ「///」

まほ(いやいやいや落ち着け)

まほ(そもそもエリカはわたしに告白したつもりは無いんじゃないか?)

まほ(隊長のお世話をするのが好き…みたいな意味なのかもしれない…)

まほ「あれ…?あの時エリカなんて言ったんだっけ…」

まほ(なんせ突然だったからな…驚きで真っ白になってしまった…)

エリカ「わたしがどうかしたんですか?」

まほ「うわあああ!!?」ビクウッ

エリカ「隊長…驚きすぎですよ…」

まほ「ちょっと驚いただけだ!!それでじゃがりこは!?」

寝ます

エリカ「ええ…隊長が何味が好きかわからなかったんでいくつか買ってきました」

まほ「そうか…ありがとう」

エリカ「どれがいいですか?」

まほ「…チーズ」

エリカ「定番ですね」

まほ「王道と言え。王道とは王が通る道のことだ」

エリカ「フフッ、お母さんのマネですか?」

まほ「あ、ああ…」

まほ(自分で考えたんだが…)

エリカ「あっ、暗くなった。もう始まりますね。」

まほ「あ、ああ…」

まほ(いまのはダサかったかな…)

ボコ「ようお前ら!!よく来たな!」

まほ「…」ポリポリ…

ボコ「おい!今ぶつかっただろ!!」

まほ「…」ポリポリポリ…

ボコ「ちょっ、何をする…」ボコボコボコボコ

まほ「…」ポリポリポリポリ…

ボコ「やーらーれーたー」グテッ

まほ「…喉乾いた」

エリカ「あっ、お茶も買ってありますよ」

まほ「本当か!?」

やっぱりあとで書きます

エリカ「はい。…ちょっと待ってくださいね…。はい、どうぞ」

まほ「助かる!!」ピトッ

エリカ・まほ「!!?」

エリカ(今!隊長と手が触れた…///)

まほ「///」

エリカ(顔…赤くなってないわよね…!?)

まほ(って!いかんいかん!平常心、平常心…)

まほ「…」チラッ

まほ(暗くて顔がよく見えない…)

まほ(エリカ…本当になにを考えている…?)

まほ(直接聞いてみるか…?)

まほ(なんて、わたしにそんな度胸ないがな)

まほ(…とにかく、いつも通り接するしか…)

まほ(ん?いつもどおりって…)

まほ(わたしはいつもエリカとどう接してきたっけ…?)

まほ(えっと…思いだせ…)

まほ(みほに泊まりの約束を取り付けてもらって…)

まほ(会話の話題も考えてもらったな…)

まほ(パジャマも借りて…)

まほ(晩御飯のときの話題も…)

まほ(今日のイベントもエリカが調べてくれたんだっけ…結局なぜか一緒に行くことになったが…)

まほ(みほのときも…)

まほ(…)

まほ(わたしはやはり最低だな。自分では何もせず文句ばかり…)

まほ(そういえば今着ている服もエリカが用意してくれたものだったな…)

まほ(そうだよな…よく考えたらエリカがわたしに惚れるハズがないじゃないか…)

まほ(こんな迷惑しかかけない先輩…)

まほ(しかしだからこそ…変わろうと決めたんだ)

まほ(あれ?変わる?じゃあいつもどおりではダメなのでは…)

まほ「ぐぬぬ…」

エリカ(隊長…?)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聖グロリアーナ 

オレンジペコ「そんなことが…」

クラーラ「はい…」

アッサム「要はカチューシャにおいて行かれたわけですね」

クラーラ「あっ…うう…」グス

オレンジペコ「ああっ…もう!アッサムさん!」

アッサム「あら?私?」

オレンジペコ「そうですよ!」

クラーラ「それにノンナも酷いんです…」

オレンジペコ「ノンナさんですか?」

クラーラ「はい…」

アッサム「興味ありますね」

クラーラ「私がプラウダに来たとき…とても親切にしてくれたのがノンナです…」

クラーラ「ノンナは寡黙ですが…ずっと仲は良かったと思います…」

オレンジペコ「はい」

アッサム「それが急に険悪になったと」

クラーラ「はい…」

オレンジペコ「それはいつごろからですか?」

クラーラ「私がカチューシャ様のもう一人の側近に選ばれたときからです」

オレンジペコ「…」

アッサム「…」

オレンジペコ(これは…)

アッサム(ブリザードのノンナ…。案外子どもっぽいですね…)

オレンジペコ(はい…。理由はわかりましたが…どう説明しましょうか…)

クラーラ「それに!」

アッサム「はい?」

クラーラ「ノンナはっ!ノンナはプリキュアを低俗なアニメというんですよ!!」

アッサム「えっ?ええ…?」

クラーラ「アニメといえば日本人の心!!しかも国民的アニメであるプリキュアを低俗だと!!そういうんですよ!!あのノッポ!!」

オレンジペコ「クラーラさん落ち着いてください」

クラーラ「わたしは落ち着いてます!!」

アッサム「プリキュアですか…久しくみてませんね…」

オレンジペコ「たしかに,高校生がみるものでは…」

ダージリン「あら?私もプリキュアは好きですわよ」

オレンジペコ「え?」

アッサム「ダージリン様!?いつの間にいらっしゃったんですか!?」

ダージリン「ティ―タイムになっても誰も部屋にこないんですもの」

アッサム「すいません…」

ローズヒップ「ダージリン様!!私はいましたわ!!」

ダージリン「あら、そうだったわね。ごめんなさい」ナデナデ

オレンジペコ「ダージリン様…本当ですか?」

ダージリン「ええ」

ローズヒップ「それに!!プリキュアも好きですわ!!」

ダージリン「あら?そうなの?」

ローズヒップ「はい!!」

ダージリン「でも残念ね…ペコは好きではないみたいよ」

ローズヒップ「あら?ペコ、本当ですの?」

ダージリン「そうなのよね?ペコ?」

オレンジペコ「…いえ…私も好きです…」

アッサム(ダージリン様は本当にペコをいじめるのがお好きですね…)

ダージリン「そう。ペコとは好みがあうようですわね」

オレンジペコ「はい…」

ローズヒップ「ダージリン様!!私もですわ!!」ピョンピョン

ダージリン「フフ、そうね…」ナデナデ

ダージリン「それでね…カチューシャの側近さん」

クラーラ「クラーラです」

ダージリン「そう…それでねクラーラさん」

クラーラ「はい…」

ダージリン「あなたはカチューシャにおいてかれたわけじゃないわ」

クラーラ「えっ?」

ダージリン「あの子はね…いつも頼れる部下を後ろの安全なところに残しておくのよ」

ダージリン「自分が何か困ったときの為に。そして自分に何かあったときの為に」

クラーラ「そ、そんな…そんなことカチューシャ様は一言も…」

ダージリン「きっと恥ずかしいのね」

クラーラ「…」

ダージリン「それにノンナさん。彼女もなかなか気難しい性格で…」

クラーラ「ノンナの話は聞きたくありません!!」

ダージリン「まぁそういわないで。彼女もね、戸惑っているのよ」

クラーラ「戸惑ってる…?」

ダージリン「そう。あなたとの関係の変化に。」

クラーラ「…」

ダージリン「急な関係の変化、それにいつもしているカチューシャの世話までされて…」

ダージリン「本人が気づいてるかは知らないけれど嫉妬してるんでしょう。」

クラーラ「嫉妬…」

ダージリン「そう。でも彼女だって妬いてるばかりじゃないわ。」

クラーラ「えっ?」

ダージリン「彼女なりに歩み寄ろうとしてるはずですわ」

クラーラ「…」

ダージリン「心当たりはないかしら?」

クラーラ(そういえば卒業式の話だって私が適当に返事をするまでは普通に話してましたね…)

クラーラ(あれは…ノンナなりに歩み寄ろうと…?)

ダージリン「あるようね」

クラーラ「はい…」

ダージリン「彼女もあなたともとの仲の良い関係に戻りたがっているハズですわ」

クラーラ「…」

ダージリン「不器用な彼女のことよ。多少きついことを言われるかもしれませんわ」

クラーラ「…」

ダージリン「でも、あなたは余裕をもって…お姉さんになって接してあげて」

ダージリン「そうすればきっと彼女とまた仲の良い関係に戻れるはずですわ」

クラーラ「そうだったんですか…」

ダージリン「さあ、あなたはここにいていいのかしら?カチューシャはあなたがホテルにいると思っているからこそ安心してみほさんの所へ行けるのよ?」

クラーラ「そうだったんですね…ダージリンさん、ありがとうございました!!」

ダージリン「フフ、よろしくてよ」

クラーラ「では、私は戻らせていただきます!」

ダージリン「ええ」

オレンジペコ「またいつでも来てください。」

クラーラ「はい!!では、ごきげんよう!!」バタンッ

ダージリン「ええごきげんよう」

ダージリン「…」

ダージリン「いきましたわね」

アッサム「はい。しかしまさかカチューシャにそんな深い考えがあったとは…」

ダージリン「あら、カチューシャの考えなんて知りませんわ」

アッサム「え?」

ダージリン「話が長くなりそうだったから適当な話をしただけですわ」

ローズヒップ「ダージリン様、お見事ですわ!!」パチパチ

アッサム「えっ?」

ダージリン「これ以上ティータイムの時間がなくなるのは許せませんわ」

ローズヒップ「そうですわ!」

アッサム「…ノンナさんのこともですか?」

ダージリン「そもそも私、ノンナさんとはほとんど面識がありませんわ」

アッサム「えぇ…」

ダージリン「さあみなさんお茶にしましょう。準備してくださる?」

ローズヒップ「はい!!」

オレンジペコ「もしかしてプリキュアがお好きというのも…」

ダージリン「それは本当ですわ」

オレンジペコ「…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ボコミュージアム

愛里寿「…おもしろかったね」

みほ「うん…」

まほ(エリカのこと考えてたら終わってた…)

エリカ(それなりに面白かったわね…島田流のチビッ子のおかげで隊長と二人きりで観れたし。)

まほ「あっ、みほじゃないか」

みほ「おねえちゃん…」

愛里寿「みほ。あのね…」

みほ「おねえちゃん、どこにいたの?」

まほ「ああ…優待の特別席のチケットがなくてな…後ろで観てたよ」

みほ「エリカさんと?」

まほ「ああ」

みほ「そう…」

愛里寿「…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
物陰

ルミ「なにあれ!!さっきから隊長のことまったく見てないわよあの子!!」

メグミ「これは…」

アズミ「…もう少し様子をみましょう…」

今日はここまでです
もともとエリカはあまり好きじゃなかったけどSS書いてたら愛着がわいてきました
おやすみなさい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
フードコート

愛里寿「みほはカレーにしたんだ」

みほ「う、うん…」

愛里寿「私は、とんかつ。」

みほ「うん。おいしそうだね」

愛里寿「みほ…一口いる?」

みほ「えっ?」

愛里寿「私も…カレー…食べたい」

愛里寿「だから…」

みほ「う、うん…」

愛里寿「はい。みほ、あーんして…」

みほ「え、ええ!!///」

愛里寿「?」

みほ「あーんするの?///」

愛里寿「いや?」

みほ「えと…」

愛里寿「みほは…私のカレー…いや?」

みほ「そんなことないけど…」

愛里寿「じゃあ…」

みほ「う、うん…」

エリカ「いや、なんでですか!!?」

みほ「!!?」

愛里寿「?」

エリカ「なんで鍋!!?」

まほ「こんなに大きいと思わなかったんだよ…」

エリカ「フードコートで鍋って!普通にありえませんよ!!」

まほ「だって…せっかく大洗にきたんだ…名産を食べたいじゃないか…」

エリカ「だから!!遊園地のレストランで食べるものじゃないでしょう!!」

まほ「怒鳴らないでくれエリカ…もう少し小さいものだと…わたしだってこの量は予想外だったんだ…」

みほ「おねえちゃん…」

愛里寿「…」

エリカ「あんこう鍋…隊長これ一人で食べれるんですか…?」

まほ「が、がんばる…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
物陰

ルミ「あーー!!惜しい!!」

メグミ「西住みほ…どうやら隊長のことを無視してるわけではなさそうね…」

アズミ「ええ。というよりなにか他のことに気を取られているような…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聖グロリアーナ

アッサム「ちょっとペコ」

オレンジペコ「はい?」

アッサム「…あなた、ダージリン様のこと…どう思ってるの?」

オレンジペコ「お慕いしてますよ」

アッサム「そう…いや、そうではなくて…」

オレンジペコ「ああ、勿論尊敬もしています」

アッサム「…」

ローズヒップ「なにしてるんですの二人とも!!急ぎますわよ!!」

オレンジペコ「はい」

アッサム「…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まほ「はあ、はあ…」

愛里寿「大丈夫…?」

まほ「あ、ああ…なんとか、食べ切ったぞ…うっ…」

みほ「おねえちゃん凄く苦しそう…。ごめんなさい…カレーでおなか一杯になっちゃって全然手伝えなかった…」

まほ「いや…いいんだ…」

エリカ「顔とお腹がすごいことになってますよ。何か産むんですか?」

まほ「エリカは辛辣すぎるだろ!!…もうちょっと心配してくれても…」

エリカ「心配してますよ。あたりまえじゃないですか」

まほ「そ、そうか…?///」

みほ「…」

愛里寿「みほ…次、コーヒーカップ…」

みほ「えっ?でも、おねえちゃんが…」

まほ「はは…いいんだみほ…わたしは休んでるから皆で楽しんできてくれ…」

みほ「でも…」

エリカ「隊長はわたしがみておくから大丈夫よ。二人でいってらっしゃい」

みほ「!!おねえちゃんはわたしがみておくから!!エリカさんは愛里寿ちゃんと…」

エリカ「そうはいってもね…」

愛里寿「わたしは…」

愛里寿「わたしは…みほと行きたい…」

みほ「愛里寿ちゃん…!?」

愛里寿「みほは…いや…?」

みほ「そんなこと…ないよ」

愛里寿「じゃあ…行こう?」

みほ「うん…」

愛里寿「~♪」

みほ(愛里寿ちゃん…どうして邪魔するの…?)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みほの部屋

カチューシャ「ノンナ!!盗聴器は設置できたの!?」

ノンナ「はい。」

カチューシャ「ならとっとと逃げるわよ!!」

ノンナ「はい」ガチャ

華「あっ」

沙織「ん?」

優花里「えっ?」

ノンナ「」バタン

麻子「どうした?沙織」

沙織「幻覚…じゃないよね…」

カチューシャ「ちょっと!!どうしたのよノンナ!!いきなりドア閉めて!!」

ノンナ「カチューシャのってください」

カチューシャ「は?いきなりどうしたのよノン…きゃあ!?」

ノンナ「逃げます」

今日はここまでです
順調に構想から話がズレてきてる
おやすみなさい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聖グロリアーナ
ローズヒップ「ダージリン様の紅茶、とってもおいしかったですわ!!」

オレンジペコ「…」

ダージリン「ふふ、そう?たまには自分でいれるのも悪くないわね」

アッサム「…」

ダージリン「あら?アッサムどうかしたの?元気がないように見えるわ」

ローズヒップ「アッサム、そうなんですの?」

アッサム「いえ…なんでもありませんわ」

ダージリン「そう…。じゃあ皆さん、片づけてくださる?」

ローズヒップ「はいですわー!!」

オレンジペコ「…はい」

アッサム「…」

ダージリン「あら?アッサムどうしたの?」

ローズヒップ「アッサム!早くいきますわよ!」

アッサム「…申し訳ありません。ダージリン様にお話があるので二人にしてもらえませんか」

ローズヒップ「!?」

オレンジペコ「…それは…片づけたあとではいけないんですか?」

アッサム「…」

ダージリン「かまわないわ」

ローズヒップ「ダージリン様!?」

ダージリン「ごめんなさいね。片づけはペコとふたりでやってくれるかしら?」

ローズヒップ「…はい」

オレンジペコ「わかりました」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダージリン「それで?おはなしってなにかしら?」

アッサム「…短刀直入にききます。ダージリン様はペコのことをどう思ってますか」

ダージリン「あら?ロマンチック?」

アッサム「…」

ダージリン「ふふ…冗談よ。そんなに怖い顔しないで」

アッサム「…してません」

ダージリン「してるわ。なにをそんなに必死になっているのかしら」

アッサム「…オレンジペコはダージリン様をお慕いしていますわ。恐らく、一人の女性として」

ダージリン「知っているわ」

アッサム「っ!ならっ!どうしてペコの想いに気づかないふりをしますの!?」

ダージリン「…」

アッサム「ダージリン様!!」

ダージリン「そうね…どうしてといわれると…」

ダージリン「…ペコって、イジメたくならない?」

アッサム「は?」

>>345
単刀直入です間違えました

ダージリン「想い届かずしょんぼりするペコ…あっ、あの子意外と表情が豊かなのよ?」

アッサム「…好きな子をいじめる小学生みたいですわ」

ダージリン「ふふ…そんなこと言わないで。私だって考えがあってしているの」

アッサム「考え…ですか?」

ダージリン「ええ。あの子は今聖グロの隊長なのよ?そして聖グロは戦車道の名門。」

ダージリン「気持ちに返事をして戦車道の結果に影響があってはいけないわ」

アッサム「…それは…もし告白されてもお断りするということですか?」

ダージリン「……そうはいってないわ」

アッサム「…」

ダージリン「…」

アッサム「ダージリン様に考えがあったとしても…ペコがかわいそうですわ。」

ダージリン「そう?」

アッサム「はい。ダージリン様、ペコの前では特にローズヒップを可愛がってますよね?」

ダージリン「本当、よくみてるわね」

アッサム「やはりですか…」

ダージリン「ええ」

アッサム「…下級生の間ではダージリン様はペコを隊長にしたことを後悔してるのではという噂まででているそうですわ」

ダージリン「あら?そうなの?それはいけないわね」

アッサム「ダージリン様はローズヒップのことはどう思っているんですか?」

ダージリン「あら?ローズヒップのことはなんともおもってませんわよ」

アッサム「…意外ですね」

ダージリン「そう?」

アッサム「ええ。ということはあの子の気持ちにも気づいているんでしょう?」

ダージリン「ええ…でも告白されても断るでしょうね。」

アッサム「…理由を聞いてもいいですか」

ダージリン「簡単よ。あの子は素直すぎるの」

ダージリン「どんな無茶な作戦でも私の指示には必ず従う。あれは妄信といってもいいわ」

アッサム「はい」

ダージリン「だからよ」

アッサム「え?」

ダージリン「ただのYESマンに興味はないわ。自分の意志と考えがあってなお私についてきてくれるペコの方がかわいい。それだけよ。」

アッサム「…そうですか」

ダージリン「話は終わりかしら?このことは誰にも言ってはダメよ?」

アッサム「…まだですわ」

ダージリン「…ああ、噂のことね。これからはローズヒップをかわいがりすぎるのはやめるようにするわ」

アッサム「…」

ダージリン「じゃあ、二人のところに戻るように。」スタスタ

アッサム「…なぜですか…」

ダージリン「…?」

アッサム「なんでそんなことができるんですか…」

ダージリン「…」

アッサム「ダージリン様だって知ってるはずでしょう…想いに気づいて貰えない苦しみを…!!」

アッサム「隊長だから想いに答えられない?ペコが戦車道に私情をはさむわけないでしょう!!」

ダージリン「…」

アッサム「ただのYESマンに興味ない?好きな人の前ではそうなってしまうのはしょうがないことだって…貴方は知ってるはずです…!!」

ダージリン「アッサム」

アッサム「だって他でもない貴方がそうだったんですから!!」

ダージリン「アッサム!!」

アッサム「何から逃げているんですか!ダージリン様!!」

ダージリン「黙りなさい!!」

アッサム「いいえ黙りません!!大学生になってから、あなたはかわってしまった!!」

アッサム「アールグレイ様との再会によって!!」

アッサム「やはりアールグレイ様のこと…」

パチンッ!!

アッサム「きゃあ!!」

ダージリン「いい加減になさい!!そのことは話すなと言ったはずよ!!」

アッサム「ダージリン様…」

ダージリン「勝手な妄想で人のことを…」

ダージリン「アッサム、命令よ。部屋に戻ってなさい。無礼に対する処分は後ほどするわ」

アッサム「ダージリン様…」

ダージリン「返事は!?」

アッサム「………はい」

今日は終わりです
なぜかローズヒップがアッサムのこと呼び捨てにしてるけど気にしない
おやすみなさい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ボコミュージアム

エリカ「まったく…大丈夫ですか?」

まほ「あ、ああ…もう苦しくないよ。だいぶマシになった」

エリカ「本当ですか?」

まほ「ああ…すまないな…また迷惑をかけてしまった」

エリカ「気にしないでください。いつものことですから」

まほ「はは…」

まほ「…これでも、変わろうと思ってるんだがな…」

エリカ「…」

まほ「…」

まほ「はは…」

エリカ「……べつに…無理に変わる必要なんてないんですよ。」

まほ「しかしな…」

エリカ「わたしは…隊長はそのままでいいと思いますよ」

まほ「…」

エリカ「迷惑をかけたっていいんですよ」

エリカ「あなたが部下のことを大切に思ってることはみんな知っていますよ」

エリカ「むしろ部下としては多少迷惑をかけられるくらいが心地いいくらいです」
まほ「…」

エリカ「…」

まほ「…エリカ」

エリカ「はい」

まほ「ありがとう」

エリカ「いえいえ」

愛里寿「ただいま…」

エリカ「あら、おかえりなさい」

まほ「おかえり」

みほ「うん…」

エリカ「? どうかしたの?」

みほ「ううん。なんでもない。それよりおねえちゃん体調は…」

まほ「ああ。心配かけてすまなかったな…もう大丈夫だ」

みほ「そうなんだ…良かった…」

愛里寿「…うん」

エリカ「じゃあ、隊長も復活したことだし皆で残りのアトラクションまわりましょうか」

愛里寿「…うん。」

愛里寿(こんどこそ…みほに…告白するんだ…)

愛里寿(でもやっぱり二人が邪魔…どうしよう…)

プルルルルルルル…


みほ「電話…ごめんなさい…すこし離れます」

エリカ「ええ」

愛里寿(二人きりになれる…場所…)

愛里寿(観覧車が理想だったけど…)

愛里寿(二人きり…夕陽を背景に想いを伝える…)

愛里寿(ベタだけど…きっとみほには有効…)

愛里寿(…破たんした計画をいつまでも引きずっていてもしょうがないか…)

愛里寿(それに私にその方法はきっと似合わない)

愛里寿(きりかえていこう)

みほ「みんな…!」

エリカ「あら、おかえりなさい」

みほ「大変なの…!わたし、帰らなきゃ…!!」

愛里寿「?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大洗
そど子「それで…中は荒らされた様子は無かったのね?」

みほ「はい…」

そど子「何か盗られたりは?」

みほ「してない…と思います…」

そど子「本当に?」

みほ「は、はい…」

そど子「ふーん…」

麻子「おいそど子」

そど子「そど子って呼ばないで!」

麻子「なんで風紀委員が捜査してるんだ。空き巣は犯罪だ。警察が動くべきだろ」

そど子「知らないわよ」

麻子「は?」

そど子「だから知らないの。なぜか風紀委員の担当なのよ」

麻子「そんなこと…!」

そど子「そう決めたのは前生徒会長よ。」

麻子「…角谷先輩が…?」

そど子「そうよ」

麻子「そんな…!なにを考えて…」

そど子「だから知らないって言ってるの」

麻子「そど子!!」

沙織「落ち着いて!麻子!」

華「そうですよ。会長にもなにか考えがあるんでしょう」

麻子「しかし…」

みほ「麻子さん、…ありがとう」

麻子「…西住さん…大丈夫なのか?」

みほ「うん…西住流の家元だからね…昔からこういうことはあったんだ…」

麻子「…」

みほ「最近はこういうことも無くなってたんだけどね…」

麻子「西住さん…」

そど子「あら、今回は西住流は関係ないかもしれないわよ?」

そど子「とにかく、施錠はしっかりするように」

みほ「はい…」

そど子「それと…引っ越すなら転居届を忘れないようにね」

みほ「はい…」

そど子「相談してくれたら風紀委員もできるだけサポートするから」

みほ「はい…」

麻子「そど子はもう風紀委員じゃないだろ」

そど子「うるさいわね!!」

沙織「みぽりん!よかったら新しい部屋が決まるまで私の家に泊まらない?」

華「私の所に来ていただいても…」

麻子「…私の所でも…」

沙織「麻子と一緒じゃみぽりんが寝坊しちゃうでしょ!!」

麻子「そんなことはない、私が寝てても西住さんが起きればいい」

沙織「自分も起きるっていう発想はないんだ…」

エリカ「…隊長は混ざらなくていいんですか?」

まほ「そうは言ってもな…家は熊本だぞ…」

エリカ「こんな時くらい、帰って来いっていったらいいじゃないですか。」

まほ「…」

アズミ「…」

メグミ「…」

愛里寿「…」

ルミ「隊長!隊長が気にすることじゃないですよ!!」

愛里寿「…いや、私も一緒に出たんだ。戸締りもしっかり確認すべきだった…」

ルミ「だから…!」

メグミ「ルミ!!」

ルミ「でも…!」

アズミ「黙りなさい!」

ルミ「っ…」

愛里寿「ああ…そう気を使わないでくれ…」

愛里寿「…出直そう」

ルミ「…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホテル

カチューシャ「なんとか撒いたわね…」

ノンナ「はい…」ハアハア

カチューシャ「私を抱いてるとはいえノンナにあそこまで食い下がるなんて…信じられないわあのモジャ毛…」

ノンナ「秋山優花里、ですね…」

カチューシャ「ええ…。なにか、鬼気迫るものを感じたわ…」

ノンナ「はい…」

カチューシャ「まあでも流石にノンナには追いつけなかったようだけどね!!」

ノンナ「はい。ですがカチューシャ、これからどうしましょう。」

カチューシャ「そうね…ミホーシャにも周りにも警戒されてるしあまり迂闊なことはできないわね…」

クラーラ「というかカチューシャ様、なにしに行かれたんですか?なんで追われてるんです?」

ノンナ「…」

カチューシャ「…」

クラーラ「?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜 聖グロリアーナ

クラーラ「つまりですね、0が過去で1が未来というなら今は0.5じゃないのか、と」

オレンジペコ「は、はい…」

クラーラ「そう思うわけですよ、私は!」

オレンジペコ「はい…」

クラーラ「オレンジペコさんはどう思いますか!?」

オレンジペコ「え…えっとですね…」

オレンジペコ「私はそのお話を知らないので歌詞から判断するしかありませんが…」

クラーラ「はい」

オレンジペコ「そもそも0.5というのは1の半分、という意味しか持ちません」

オレンジペコ「0と1の平均。それが0.5です。」

クラーラ「え、ええ…」

オレンジペコ「では過去と未来から考えて今はその半分、平均なんでしょうか」

クラーラ「…」

オレンジペコ「あの、私が言ってること、伝わってますか…?」

クラーラ「す、すうがくは苦手で…」

オレンジペコ「数学、ではありませえんが…」

オレンジペコ「そもそも過去・今・未来の区別は極めて曖昧で特定の2点をとりあげて【過去】と【未来】に区別しているだけです」

クラーラ「あ、あの…」

オレンジペコ「過去と未来。その狭間に今は存在する。というだけです」

オレンジペコ「ですので、安易に0.5だとするのは…」

クラーラ「」

オレンジペコ「え…えっとですね…!」

アッサム「懐かれてますね」

ローズヒップ「ペコは聞き上手ですからね…」

アッサム「たしかに。とはいえもう相当な時間電話しているのでは…」

ローズヒップ「そうですわ。ペコも律儀に反応するから…」

アッサム「いままで話せる相手がいなくて溜まっていたものを吐き出しているんですかね」

ローズヒップ「それにしてもこれだけ長い間話題を振り続けられるなんて…」

アッサム「オタク、というやつでしょうか」

ローズヒップ「ええ。まったく、嫌ですわ。」

アッサム「あら、アッサム。あなただってエンジンの話をしているときはあんな感じですわよ?」

ローズヒップ「う、うるさいのですわ!!」

オレンジペコ「はい、はい、はい…ええ、またいつでも電話してください、…ではおやすみなさい。失礼します。」ガチャ

ローズヒップ「やっと終わりましたの?」

オレンジペコ「はい。」

アッサム「上級生に懐かれるなんて…さすがペコね」

オレンジペコ「懐かれるなんて…そんなことありませんよ。ただ良い話相手が出来ただけです」

アッサム「ふふっ…ペコらしいわね」クスクス

オレンジペコ「はい…あれ?そのお荷物、どうされたんですか?」

ローズヒップ「ああ、さっきから私も気になってたんですわ」

アッサム「ええ…少し、聖グロを離れることになりまして…」

オレンジペコ「!そうなんですか!?」

アッサム「はい」

ローズヒップ「それで、いつ帰ってきますの?」

アッサム「わかりません。…ですがきっとすぐですわ」

ローズヒップ「そうですの…」

アッサム「ええ…きっと…」

オレンジペコ「…?」

アッサム「…ペコ」

オレンジペコ「はい、なんですかアッサムさん」

アッサム「最近、ダージリン様の様子、おかしいと思わないかしら?」

オレンジペコ「!?」

ローズヒップ「アッサム!?急になにを言いますの!?」

アッサム「お昼のクラーラさんへの態度…ダージリン様がお客様を無下にするなんて以前ならありえませんわ」

アッサム「積極的すぎるみほさんへのアプローチも最近はなりを潜め…」

オレンジペコ「たしかに…」

ローズヒップ「きっとそのみほさんに愛想を尽かしたんですわ!!」

オレンジペコ「それにしても…」

アッサム「でしょう?」

ローズヒップ「ちょっと!!ふたりとも無礼ですわよ!!」

アッサム「ええ…そうね、忘れてください。」

オレンジペコ「アッサムさん…」

アッサム「では、私はもう行きますわ」

ローズヒップ「…」

アッサム「ペコ。私がいない間…ローズヒップと…、ダージリン様を頼みますわ」ボソッ

オレンジペコ「アッサムさん…?」

アッサム「では、二人とも…ごきげんよう」

寝ます
最近忙しくて、しばらく書けなくなるかもしれないです
おやすみなさい

本当ですね
>>397はローズヒップでおねがいします

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ダージリン 一年生後期

ダージリン『アールグレイ様!』

アールグレイ『あら、どうしたの?ダージリン』

ダージリン『さきほどの戦い、お見事でしたわ!』

アールグレイ『あら、ありがとう』

ダージリン『大胆でありながら優雅。まさにあれが聖グロの戦い方ですわ!』

アールグレイ『そうかもしれないわね』

ダージリン『はい!!』

アールグレイ『ええ…そうかもしれない…』

ダージリン『アールグレイ様…?』

アールグレイ『今回は勝った』

アールグレイ『でも、大会では負けたわ』

ダージリン『あ、あれは…黒森峰が戦車や戦略…醜くも勝ちに固執した…』

アールグレイ『そうかしら?』

ダージリン『え?』

アールグレイ『ねぇ、ダージリン。果たして勝ちに固執するのは醜いことなのかしら』

ダージリン『アールグレイ様、それは…!』

アールグレイ『それは?』

ダージリン『それ、は…』

アールグレイ『…』

ダージリン『醜い、ことではないでしょうか…』

アールグレイ『……そう』

ダージリン『…』

アールグレイ『ふふ、少しいじめすぎたわね。ごめんなさいダージリン』ナデナデ

ダージリン『そんな…!アールグレイ様は悪くありません…!』

アールグレイ『そうよね。優雅に、そして淑女の嗜みをもって…それでいて勝つ。』

アールグレイ『それが聖グロリアーナの目指す戦車道だものね』

ダージリン『はい…!』

アールグレイ『だから…来年は勝ちましょう』

ダージリン『はい。今度こそ、黒森峰にっ…!』

アールグレイ『ええ、期待しているわよ…』

ダージリン『そんな…もったいないお言葉ですわ…』

アールグレイ『謙遜しないで、ダージリン』

アールグレイ『私にはわかる。あなたには才能があるわ』

アールグレイ『私が保証してあげる。だから自信をもちなさい』

ダージリン『アールグレイ様……はいっ!!』

アールグレイ『ふふっ…いい子ね…』ナデナデ

ダージリン「///」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
深夜 聖グロリアーナ ダージリンとアッサムの部屋

ダージリン「っ!!」ガバッ

ダージリン「夢…ですの…」

ダージリン「昔の夢をみるなんて…」

ダージリン「アッサム…はペコたちの部屋ですわね…」

ダージリン「…」

ダージリン「…寝てしまいましょう」バサッ

ダージリン「そうよ…そんなことないわ」

ダージリン「私は…間違ってない…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
夜 外

アッサム「さて…これからどうしましょう」

アッサム「飛び出してきたのですが…」

アッサム「考えなしにというのはマズかったかもしれません」

アッサム「まず、寝床が必要ですね…」

アッサム「今夜はホテルに泊まるにしても毎日となると出費が…」

アッサム「いっそ、実家に帰りましょうか…」

アッサム「…いや、」

アッサム「ダージリン様のことが終わるまでは帰れません」

アッサム「今のダージリン様はおかしい。それがアールグレイ様のせいなのかはわかりませんが…」

アッサム「もしも…ダージリン様があの時のように苦しんでいるのなら…見過ごせませんわ」

アッサム(たとえそれによって本当にダージリン様から勘当されたとしても…)

アッサム「まぁ…まずはこれからのことを考えないと…」

アッサム「困りましたね…」

アッサム「…」

アッサム「あっ」

アッサム「そうですわ、そうしましょう。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
愛里寿の部屋

プルルルルル…

アズミ「隊長…お電話です」

愛里寿(面倒だな…)

愛里寿「でも、出ないと…」

愛里寿「お母様…?」ガチャッ

千代「もしもし、愛里寿?」

愛里寿「はい。お母様」

千代「今日の事、三人から聞いたわ」

愛里寿「…はい」

千代「今回のことで分かったでしょう?もう西住流と関わるのはやめなさい」

愛里寿「…」

千代「そもそも島田流と西住流は相いれないわ」

愛里寿「お母様、いつまでもそんな…」

千代「愛里寿」

愛里寿「…はい」

千代「あなたは負けたのよ?」

愛里寿「…はい」

千代「それなのに相手の大将と馴れ合おうとして…」

千代「恥を知りなさい」

愛里寿「…」

千代「わかったわね?今後西住流とは関わらないように」

愛里寿「…」

千代「返事は?」

愛里寿「…」

千代「聞こえてないのかしら?」

愛里寿「はい…お母様…」

千代「…」ブツッ

ツーツーツーツー…

愛里寿「…」グスッ

愛里寿「うぅ…グスッ…みほ…ううう…」

三人「…」

寝ます

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
朝 プラウダ ホテル

ノンナ「クラーラ。いつまで寝ているつもりですか。」バサッ

クラーラ「うっ…」

ノンナ「起きなさい。もう昼ですよ」

クラーラ「う、うう…同志ノンナ…あと五分…」

ノンナ「ダメです」

クラーラ「…」

ノンナ「?」

クラーラ「…」スピー

ノンナ「だから!寝ないでください!」ドスッ

クラーラ「ぐふぁ!!?」

ノンナ「まったく…油断も隙も無い…」

クラーラ「み、みぞおち…」

ノンナ「昨日は何時に寝たんですか?どうせ夜更かししたんでしょう?」

クラーラ「そんなことありません!」

ノンナ「ほう、何時ですか」

クラーラ「3時くらいです!!」

ノンナ「…」スッ

クラーラ「?」

ノンナ「…」ガシッ

クラーラ「えっ…?」

ノンナ「…」ギュウウウウウウ

クラーラ「四の字がためっ…!?」

ノンナ「…」ギュウウウウウウウ

クラーラ「痛い!ちょっ…タンマ…!ぐ、ぐるしい…」

ノンナ「…」ギュウウウウウウウウ

クラーラ「ちょっ…ノンナ!ノンナ!ギブです!」

ノンナ「…」ギュウウウウウウウウウ

クラーラ「ギブ…ノン…」

ノンナ「…」


ガチャ!!!!


カチューシャ「こらノンナ!!クラーラをいじめちゃダメっていってるでしょ!!」

ノンナに首四の字固めされたい

ノンナ「カチューシャ…」

カチューシャ「はやく解きなさい!!」

ノンナ「…はい」スッ

クラーラ「ぶはあ!!はぁ、はぁ…」

カチューシャ「まったく…ほらノンナ!おひるごはん作って!!」

ノンナ「はい」

クラーラ「あっノンナ、私フィッシュアンドチップスがいいです」

ノンナ「…なんですかそれ」

クラーラ「知らないんですか?イギリスの…」

ノンナ「それは知っていますが…はぁ…自分で作ってください」

クラーラ「無理です!私料理できません!」

ノンナ「なら諦めてください」

クラーラ「くっ…」


ピンポーン


カチューシャ「!?」

ノンナ「!?」

クラーラ「あら、誰ですかね」

ノンナ「まさか…風紀委員…」

カチューシャ「で、でも…正体はバレなかったはず…!」

ノンナ「置いてきた盗聴器からバレたのでは…」

カチューシャ「クラーラ!待ちなさい!」

クラーラ「はい?」ガチャ

カチューシャ「あっ…」

ノンナ「カチューシャ!!逃げ…」

カチューシャ「ええ!!」

クラーラ「あっ!アッサムさん!」

アッサム「はい」

アッサム「プラウダの皆さんごきげんよう…ってどうかしたんですか?」

カチューシャ「…」

ノンナ「…」

ノンナ「いえ…なんでもありません…」

アッサム「そ、そうですか…」

カチューシャ「あなた…ダージリンのところの…」

アッサム「はい。今日はお願いしたいことが…」

カチューシャ「ふーん…。とりあえず言ってみて」

アッサム「はい。」

アッサム「しばらく泊めてください」

カチューシャ「え?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聖グロリアーナ

ガチャ

ローズヒップ「…あっ!ダージリン様!おはようございますわ!!」

オレンジペコ「おはようございます。お早いですね」

ダージリン「あら、二人ともおはよう」

ローズヒップ「はい!!」

オレンジペコ「もう朝食は済まされたんですか?」

ダージリン「ええ。ただ食後の紅茶はいただけそうにないわね。残念だけれど」

オレンジペコ「そうなんですか?」

ダージリン「昨日はなかなか寝付けなくてね…恥ずかしながら少し寝坊してしまったのよ」

ダージリン「それに今日は講義が早くに入っているの。だからもう行かないと…」

ローズヒップ「そうなんですか…」

ダージリン「そんな顔しないで…朝が早い代わりに今日は早く帰って来れそうなのよ」

ローズヒップ「そうなんですか!!」

ダージリン「ええ。…それでアッサムはどこにいるの?」

ローズヒップ「え?」

ダージリン「アッサムもそろそろ出ないと遅刻してしまうわ」

オレンジペコ「アッサムさん…ですか?」

ダージリン「ええ。昨日はあなたたちの部屋に行ったんじゃないの?」

ローズヒップ「…来ましたわ」

ダージリン「やっぱり」

オレンジペコ「そのあと…アッサムさんは聖グロから出ていかれましたが…」

ダージリン「は?」

オレンジペコ「ダージリン様?ご存じなかったんですか?」

ダージリン(アッサムが聖グロを出ていった?)

ダージリン「そんな…」

ダージリン(部屋から出ていきなさいを聖グロから出ていきなさいと勘違いしたの…!?)

ダージリン(いや…普通間違えませんわよね…)

ダージリン(どうしましょう…)

オレンジペコ「ダージリン様がご存知ないとなると…アッサムさんはどこに向かわれたのでしょうか…」

ローズヒップ「いつ帰ってくるかも言いませんでしたわ」

ダージリン「?アッサムは辞めたわけではないの?」

オレンジペコ「は、はい…すこし離れるとおっしゃってました…」

ダージリン「なんだ…」

ダージリン「そう…良かった…」

ローズヒップ「まったく、ダージリン様に一言も言わずに行くなんて…」

ダージリン「まあ、大学もあることだし…しばらくすれば帰ってくるでしょう…」

ダージリン(そうね、放っておいて向こうから謝ってくるのを待っていればいいわよね…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
プラウダ ホテル

カチューシャ「…」

カチューシャ「つまり…ダージリンと喧嘩して一方的に出てきたはいいけど寝るところもお金もないから助けてくれ…と」

アッサム「はい。その認識で間違いありません」

クラーラ「カチューシャ様!いいじゃないですか!困ってるようですし助けてあげましょうよ!」

カチューシャ「ええ…うーん…まぁいいけど…」

アッサム「本当ですか!?ありがとうございます!!」

ノンナ「良いんですか?カチューシャ」

カチューシャ「べつに…断る理由はないし…」

カチューシャ「それにね…」

ノンナ「はい」

カチューシャ「ダージリンったら大学で全然友達いないみたいなのよ」ボソボソ

カチューシャ「話せる子がいなくて寂しそうなダージリン…」

カチューシャ「想像しただけで面白そうじゃない!!」

ノンナ「え、ええ…そうですね…」

ノンナ(あなたも人の事言えないのでは…)

カチューシャ「ただね、泊めてあげるのは構わないんだけど。あなた、大学は大丈夫なの?」

アッサム「心配いりません。先ほど休学届を出してきました」

カチューシャ「そ、そう…」

カチューシャ(本気ね…)

カチューシャ「それじゃあ、カチューシャ達は昼の船でプラウダへ戻るつもりだったけど…あなたも来る?」

アッサム「はい。最初からそのつもりでした」

カチューシャ「あなた割と図々しいわね…」

アッサム「そうですか?」

クラーラ「アッサムさん!これでしばらく一緒にいられますね!お話しましょう!!」

アッサム「はい。よろこんで」

寝ます

クラーラ「アッサムさん!!私、もう一度フィッシュアンドチップスが食べたいです!!」

アッサム「いいですよ」

クラーラ「ありがとうございます!!」

アッサム「はい。今作りますね」

ノンナ「‥」

ノンナ「アッサムさん。あまりクラーラをあまやかさないでください」

クラーラ「ノンナはだまっててください!!」

カチューシャ「だから喧嘩するなって言ってるでしょ!」

アッサム(やはり、仲はよろしくないようですわね)

カチューシャ「はぁ…クラーラは早く荷物まとめときなさいよ。あと一時間で出るんだから」

クラーラ「はい!」

アッサム(まさか…聖グロから離れることになるとは一昨日までは考えもしませんでした
わ)

アッサム(ダージリン様、私はまだ聖グロには帰れません)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聖グロリアーナ



クラスメイト「ダージリンさん、ごきげんよう」

ダージリン「え?ええ…ごきげんよう…」

ダージリン「…」

ダージリン(ダージリンさん…ね、慣れませんわね…)

ダージリン(高校の同級生はダージリン様と呼んでくれるのだけど…)

ダージリン(……)

ダージリン(アッサム‥今頃何をしているのかしら…)

ダージリン(ついカッとなってしまったけど…まさか出ていってしまうなんて…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
黒森峰

エリカ「隊長!おはようごさいます!」

まほ「ああ…エリカ…おはよう」

エリカ「今日はいい天気ですね」

まほ「あ、ああ‥」

エリカ「…」

エリカ「隊長‥やっぱりみほのことが心配ですか?」

まほ「…」

エリカ「やっぱり帰ってこさせたほうがよかったのでは?」

まほ「そうかもしれんな…」

エリカ「みほ、お母さんとも仲直りできたんですよね?なら黒森峰に帰ってきても‥」

まほ「いや。みほはあっちで大事な友達が出来たらしい。」

まほ「…それに一度は逃げたものを黒森峰は受け入れないさ…」

エリカ「確かに…そうですね…」

エリカ「でも大学なら…」

まほ「ああ、お母様もそう考えているようだ。だから一度帰ってくるように今説得中らしい」

エリカ「どうしても娘を黒森峰大学にいれたいんですね」

まほ「ああ…帰ってきたらそのことを話すつもりなんだろう」

エリカ「…隊長は」

まほ「ん?」

エリカ「みほが帰ってきたら…嬉しいですか?」

まほ「ああ、嬉しいさ」

エリカ「そうですか…」

まほ「また二人で戦車道をやりたいな」

まほ「まあ…みほがどう思ってるかはわからないけどな、はは」

エリカ「…みほもきっとそう思ってますよ」

まほ「そうかな?はは…」

エリカ「…」

まほ「…」

エリカ「…」

まほ「…」

エリカ&まほ「「あの…」」

まほ「あっ…」

エリカ「隊長、お先にどうぞ」

まほ「あ、ああ……エリカ」

エリカ「なんですか?」

まほ「エリカはその…進路は決まったのか…?」

エリカ「はい。黒森峰大学に進学するつもりです」

まほ「そ、そうか!」パアア

エリカ「ただ…戦車道の実績は問題ないんですけど、……学力が…」

まほ「ん?勉強?そんなのエリカなら行けるさ!」

エリカ「そ、そうですかね…」

まほ「ああ!」

エリカ(隊長…勉強はできるのよね…)

まほ「わからないところがあれば聞いてくれれば教えるぞ!」

エリカ「はい。ありがとうございます」

まほ「ああ!」

エリカ「あっ、…着きましたね」

まほ「えっ?ああ…お別れだな」

エリカ「はい。じゃあ隊長、大学頑張ってください」

まほ「ああ…」

まほ「あっ、そうだ」

エリカ「?どうしました?」

まほ「さっきなにか言いかけてたが、なんだったんだ?」

エリカ「ああ…」

まほ「?」

エリカ「隊長。大学でご友人はできましたか?」

まほ「!!?」

まほ「…ああっ!!たくさんできたぞ!!」

エリカ「そうですか…」

まほ「嘘じゃないぞ!!?」

エリカ「わかってます、では」

まほ「あ、ああ…エリカも高校がんばれ…」

エリカ「はい。行ってきます」

エリカ(絶対に落ちられないわね…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大洗女子学園 食堂


沙織「あっ!ゆかりん!!こっちこっち~」

優花里「お二人ともおはようございます!ここにいらしたんですね!」

沙織「ゆかりん、おはよー!」

華「今日はお会いするのは初めてですね、優花里さん」

優花里「はい!お二人ともおはようございます!」

優花里「それであの…西住殿は…」

麻子「西住さんなら今日は休みだ」

沙織「わぁっ!麻子!?だから急に出て来ないでよ!」

華「生徒会のお仕事は終わったんですか?」

麻子「いや、遅れたのは後藤さんに捕まったからだ」

沙織「ああ…」

華「ゴモヨさん、張り切ってますね」

麻子「まったく…そど子がいなくなって平和になると思ったのに…」

沙織「麻子は遅刻しすぎ!も~しっかりしてよ麻子は生徒会長なんだよ!?」

麻子「無理なものは無理だ」

沙織「最近ずっと遅刻してきてるでしょ!そんなことじゃまた留年…」

麻子「それは問題ない」

沙織「え?」

麻子「生徒会長だからな。遅刻ぐらいどうとでもなる」

沙織「ええっ!?麻子だけズルくない!?」

華「まさかそのために…」

麻子「ふふ…」ニヤリ

優花里「…」

華「優花里さん…?」

優花里「…えっ?…あっ、はい!なんでありますか?」

華「いえ…元気がないようでしたので…」

沙織「ゆかりん…」

華「やはり、みほさんのことですか?」


優花里「は、はい…」

麻子「西住さんが心配なら放課後でも家に寄ってみたらどうだ?」

優花里「…」

麻子「前にも西住さんが風邪にかかったときにお見舞いにいっただろ?」

麻子「まぁ、今回はお見舞いとは違うが…」

優花里「はい…。ですが…」

華「?どうかされたんですか?」

優花里「…風邪をひかれたときはお見舞いという明確な理由がありました」

優花里「ですが、今回は…」

優花里「正直、なんと声をかければいいのかもわかりません」

優花里「そもそも私がいくことは西住殿にとって迷惑になるのでは…」

沙織「ゆかりん!!」

優花里「はい…」

沙織「みぽりんはそんなこと思ってないよ!!」

優花里「そうでしょうか…」

沙織「友達が心配して家にきてくれるのを迷惑なことなんて、みぽりんは絶対思わないよ!!」

優花里「…」

麻子「…自信がないのか?」

優花里「…はい」

麻子「…」

麻子「そういえば、西住さんのお母さんから電話があってな」

優花里「…」

麻子「お母さんは西住さんを黒森峰に帰させるつもりのようだ」

優花里「!!?」

麻子「生徒会としては生徒の意志を尊重すると言ったが…」

麻子「空き巣がおこったのは事実だ。生徒会としても強く反対することはできない」

沙織「そんな…!」

麻子「それに犯人も捕まっていない」

優花里「っ…」

華「麻子さん!」

麻子「勿論、秋山さんを攻めてるわけじゃない」

麻子「というか女の子が一人で犯人を追うなんて危なすぎる」

麻子「急に走り出したから止められなかったが…」

優花里「…」

麻子「お母さんは具体的にいつ引っ越させるつもりかはおっしゃらなかったが…」

麻子「もしかしたら西住さんは今頃引っ越しの準備をしているのかもしれないな」

優花里「そんな…!!」

沙織「麻子!なんとかならないの!?」

麻子「無理だ」

華「そんな…」

麻子「そもそも西住さんの一人暮らしの仕送りをしているのはお母さんだ」

麻子「その気になればいつでも連れ戻せるさ」

沙織「まこぉ…」ウルウル

優花里「私…行ってきます…」

沙織「え?」

優花里「こうしてはいられません!!西住殿を説得してきます!!」

麻子「そうだな。お母さんの意見を断れるとしたら西住さんだけだ」

麻子「本人が強く拒否すれば…」

沙織「そっか…そうだよね!!みぽりんが嫌っていえば良いんだよね!!」

優花里「行ってきます!!」ダダダダダ

沙織「えっ!?みんなで行くんじゃないの!!?」

華「行ってしまいましたね…」

麻子「というか午後の授業どうするつもりなんだ。サボるつもりか」

沙織「…」

華「…」

麻子「な、なんだ…二人とも…」

沙織「麻子って生徒会長だよね?」

麻子「うっ…」

華「優花里さんを公欠扱いにすることもできるはずですよね」

麻子「…」

沙織「…」ジー

華「…」ジー

麻子「ううっ…」

麻子「はぁ…。わかった。なんとかするよ」

沙織「さすが麻子!!」ギュウ

麻子「ぐえぇ、苦しい!離せ沙織!」グイ

華「やっぱり麻子さんは優しいですね」

麻子「まぁ…西住さんのことはっ…秋山さんにっ…まかせよう…!!」グイグイ

沙織「うんっ!」ギュウウ!!

華「そうですね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
プラウダ ホテル

アッサム「クラーラさん。用意はできましたか?もう出るそうですよ」

クラーラ「はい!!」

クラーラ「あっ、あとクラーラでいいですよ!!」

アッサム「え、ええ…」

アッサム「そういえば…クラーラさんは留学生なんですよね」

クラーラ「はい!そうなんですよ!!」

クラーラ「あと、クラーラです!!」

アッサム「え、ええ…では、クラーラ」

アッサム「プラウダはどのよううな所ですか?」

クラーラ「うーん。一言でいうと忙しいです」

アッサム「え?」

クラーラ「プラウダは大学も学園艦の中にあるんですけど」

クラーラ「学生は強制的に学園艦の為に働かされるんですよ」

アッサム「!そうなんですか?」

クラーラ「はい。そのおかげで学費はすごく安いのですが…」

クラーラ「みんなも働いているので一人だけサボるわけにはいかないですし…」

クラーラ「風紀委員怖いですし…」

アッサム(なるほど…ダージリン様の言っていた支配とはこのことですね…)

クラーラ「アッサムさん?どうしました?」

アッサム「いえ…なんでもありません」

クラーラ「そうですか?」

アッサム「はい…。というか」

アッサム「その…すごい量の荷物ですね…」

クラーラ「はい!!DVDや漫画、小説もあります!!」

アッサム「重そうですね…」

クラーラ「でも、大切なものなので!!」

アッサム「そうですか…」

アッサム(ああ、思い出しました。クラーラさん。ペコと長電話していた人ですね)

クラーラ「プラウダのことならなんでも聞いてくださいね!!」

アッサム「はい。よろしくおねがいしますわ」

ノンナ「…随分と、偉そうな口をききますね」

クラーラ「!!」

ノンナ「急に後輩が出来て興奮しているんですか?」

クラーラ「違います!!ノンナは黙っていてください!!」

ノンナ「ふん…。」

カチューシャ「ほら三人とも!!なにしてるのよ行くわよ!!」

ノンナ「はい」

アッサム「行きましょう。クラーラ」

クラーラ「はい!」

クラーラ「うぐぐぐぅ…重い…」ググググ

アッサム「…少し持ちましょうか?」

クラーラ「すいません…」

アッサム「はい」グググッ

アッサム(重いですね…)

クラーラ「あっ、アッサムさん」

アッサム「はい。なんですか」

クラーラ「ちょっと、耳を…」

アッサム「はい?」

クラーラ「ノンナは無視していいですから!」ボソッ

アッサム「はぁ…」

アッサム(副隊長二人がこんなことでいいのでしょうか…)

アッサム(あっ、そういえば今はほかの方が副隊長でしたね)

アッサム(…まぁ、私が考えることじゃないですね)

ノンナ(…)

寝ます
劇場版のDVD発売まで一か月切りました!.
クラーラのキャラが分からなすぎるんで早く復習したいです
おやすみなさい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聖グロリアーナ


教授「2人でグループを作ってください」

ダージリン「えっ」

ダージリン(どうしましょう…)

生徒A「私と組んでくれますか?」

生徒B「ええ。喜んで」

生徒C「組みましょう。D様」

生徒D「よろしくてよ」


ガヤガヤ…

ダージリン(ど、どうしましょう…)

ダージリン(私も誰か誘ったほうが良いのでしょうか…)チラッ

ダージリン(あ、あれは…!!)

ダージリン(高校の同級生…よね?名前は思い出せないけれど…)

ダージリン(あの子なら…)

ダージリン「あっ、あの…」

生徒E「私もグループにいれてくださいませんか?」

ダージリン「あっ…」

生徒F「よろしくてよ。あなたEさんね?私、一度あなたとお話ししたいと思っていたのよ」

生徒E「光栄ですわ」

ダージリン(どうしましょう…)

ダージリン(どんどんグループが出来上がっていきますわ…)

ダージリン(はやくしないと…!)

教授「全員組めたようですね。」

教授「…あら、あなたどうしたの。はやく誰かと組みなさい」

ダージリン「え、ええ…」

ダージリン(だ、だれか…!)


シーン


ダージリン「……」

ダージリン(誰もいませんわ…)

教授「あなた、ダージリンさんね。はやくしなさい」

ダージリン(そんなこと言われましても…)

教授「しょうがないわね…そこのあなた達、ダージリンさんと組んであげてくれないかしら」

生徒「わかりました」

ダージリン「……ありがとうございますわ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
プラウダ

カチューシャ「着いたわよ!」

アッサム「…寒いですね…」

ノンナ「これくらい普通です」

クラーラ「しばらくしたら慣れますよ!」

カチューシャ「とりあえず学生寮に案内するわ!ついてきなさい!」

アッサム「はい」

クラーラ「うっ…。ぐぅぅ…」グググ

アッサム「…手伝いますよ」

クラーラ「あ、ありがとうございます…」

カチューシャ「まったく…しっかりしなさいよ!」

クラーラ「すいません…」

ノンナ「そうですよ。自分で持てる分だけもってくるべきです」

クラーラ「余計なお世話ですっ!!」

ノンナ「っ…」

アッサム「……」

カチューシャ「…こっちよ」

アッサム「はい」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガヤガヤ…


アッサム「とても視線を感じるのですが…」

クラーラ「皆さんアッサムさんが気になるんですね…」

ノンナ「よそ者なのだから当然です」

カチューシャ「着いたわ!」

生徒「おかえりなさいませカチューシャ様、ノンナ様、クラーラ様。大洗の視察、お疲れさまでした。」

ノンナ「はい」

クラーラ「カチューシャ様、視察に行かれてたんですか?」

カチューシャ「え、ええ…」

生徒「荷物をお運びします」

アッサム「えっ?あの…」

クラーラ「アッサムさん。預けちゃってください」

アッサム「わかりましたわ。」

生徒「カチューシャ様、こちらの方は…」

カチューシャ「新しい入居人よ!後で紹介するわ!とりあえず私たちの荷物持っていってくれる?」

生徒「わかりました」テクテク

カチューシャ「じゃああなたの部屋に案内するわ」

アッサム「はい。お願いします」

カチューシャ「あなたの部屋は四階よ。この階段を登るわ」

アッサム「はい」

カチューシャ「この寮はね一つの階に五部屋あるの。そしてそれが六階まであるわ」

クラーラ「ということはこの寮には30人いらっしゃるのですね」

クラーラ「いいえ。見ての通り一階は玄関と食堂ですので25人ですね」

ノンナ「クラーラなにを寝ぼけたことを言っているのです。一部屋に二人入るのですよ」

クラーラ「……」

アッサム「一部屋に二人ですか…」

カチューシャ「驚いた!?この寮はね、ルームシェアなのよ!」

アッサム「いえ、聖グロリアーナではダージリン様と一緒の部屋でしたので特に驚きませんが…」

ノンナ「聖グロでもルームシェアを?」

アッサム「はい」

カチューシャ「なんだ。つまらないわね」

アッサム「同じ部屋を他人と共有することによって社交性が身に付くんですよね」

ノンナ「……」

カチューシャ「へぇ…そうなの…」

アッサム「?カチューシャさん?」

ノンナ「……」

クラーラ「プラウダは人数が多いですからね…一部屋に二人押し込まないと部屋が足りないんですよ…」

アッサム「あら…そうですの?」

クラーラ「はい。もともと一人用のところに二人入れるので部屋が凄く狭いです…」

カチューシャ「狭くないわよ!」

クラーラ「狭いですよ!テレビ置いたら足の踏み場が無くなりましたよ!」

カチューシャ「それはあなたが整理整頓できてないからよ!」

ノンナ「そうです。だいたい、部屋にテレビを置いているのはあなただけですよ」

クラーラ「そんな!?テレビは生活必需品でしょう!?」

ノンナ「一階に共用のものがあるでしょう」

クラーラ「それじゃダメなんです!!」

ノンナ「なぜです」

クラーラ「なんでもです!!」

ノンナ「あなた部屋で何を見ているんです」

クラーラ「ノンナには関係ないでしょう!」

ノンナ「……」

カチューシャ「だから喧嘩しないで!!」

クラーラ「……」

ノンナ「……」

カチューシャ「…それで、ここが二階。」

カチューシャ「そして三階。一番手前の部屋がカチューシャの部屋よ」

アッサム「はい」

カチューシャ「そして一番奥がクラーラ。その一つ前がノンナよ」

アッサム「なるほど」

クラーラ「なんでノンナの隣なんですか」

ノンナ「……」

カチューシャ「うるさいわね。抽選よ抽選」

アッサム「皆さん同じ階なのですね」

カチューシャ「ええ!」

カチューシャ「そしてこの上の階、四階の一番奥。そこがあなたの部屋よ」

クラーラ「私のちょうど真上ですね!!」

カチューシャ「ええ。そうなるわね…邪魔するわよ!!」ガチャ!!

生徒「きゃあああ!!ってカチューシャ様!?」

カチューシャ「紹介するわ!!この子!!今日からあなたのルームメイトよ!!」

生徒「えっ!!えええっ!!?」

カチューシャ「詳しい話は後でするわ!!とにかく今日からこの子と一緒の部屋だから!!荷物をまとめておきなさい!!」

生徒「え、えと…」


クラーラ「カチューシャ。生徒が混乱しています。もう少し詳しく説明すべきかと」

クラーラ「そうですね。アッサムさんはプラウダ生ではありませんし…」

カチューシャ「そうかもしれないわね…」

アッサム「私からもよろしくお願いしますわ」

カチューシャ「しょうがないわね…」

プルルルルルル…


ノンナ「…カチューシャ。電話です」

カチューシャ「…誰から?」

ノンナ「生徒会からです」

カチューシャ「はぁ…めんどくさ…」

クラーラ「アッサムさんのことでしょうか…」

カチューシャ「十中八九そうでしょうね…どう説明したものかしら…」

カチューシャ(面白そうだからつれてきたなんて言えないし)

ノンナ「私も一緒に行きますよ」

カチューシャ「そう!?なら行くわよ!!ノンナ!!」

ノンナ「はい…では行きましょう」

カチューシャ「よいしょっ…っと…じゃあ私は生徒会と話をつけてくるから!!」

アッサム「はい。お願いします」

クラーラ「いってらっしゃいませ」

アッサム「クラーラ。なぜカチューシャはノンナさんに肩車されているのですか」

クラーラ「私もよくわかりませんが…たぶん身長を気にしているのでは…」

アッサム「ああ…」

クラーラ「はい…」

アッサム「これからどうしましょうか…」

クラーラ「もうすこしで晩御飯の時間ですね!!それまでお話しましょう!!」

アッサム「そうですね…そうしましょうか」

クラーラ「はい!!」

アッサム(ずいぶん人懐っこい性格のようですね)

寝ます
毎日更新できるように頑張ります

クラーラ「じゃあ私の部屋にいきましょう!!」

アッサム「はい」

生徒「あの…」

クラーラ「さあ!さあ!」

アッサム「え、ええ…」

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クラーラの部屋

クラーラ「どうぞ、適当なところに座ってください」


ぐちゃあ…


アッサム「……」

アッサム(いや、散らかりすぎでしょう…)

クラーラ「あれ?どうしたんですか?」

アッサム「いえ…そもそも足の踏み場がないのですが…」

クラーラ「ああ…ちょっと待ってくださいね。今片づけますから」

アッサム「ええ…お願いしますわ…」

アッサム(あの部屋の子…置いてきてしまったけど大丈夫でしょうか…)

クラーラ「…はい!片付きましたよ!」

アッサム「…はい。失礼しますわ…」

アッサム(片付いたというかあったものを積み上げただけでは…)

クラーラ「はい!」

アッサム(今にも倒れてきそうですね…)

アッサム「凄い量ですね…すべて本ですか?」

クラーラ「漫画、小説…いろいろあります!!」

アッサム「そうなんですか…これらはすべて読まれたんですか?」

クラーラ「はい!全部読みましたよ!!」

アッサム「すごいですね…」


アッサム(もしかしたらペコより読書家なのでは…)

クラーラ「ふふ」ニコニコ

アッサム「?どうかしましたか?」

クラーラ「憧れだったんですよ。自分の部屋に友達を呼ぶこと」

アッサム「そうなんですか?」

クラーラ「はい!一つ夢が叶いました!」

アッサム「そんな…大げさです」

クラーラ「そんなことありませんよ!!」ニコニコ

アッサム(強引だと思いましたが…そういうことでしたか)

クラーラ「そういえば、アッサムさんはアニメ見ますか?」

アッサム「いえ…みませんね」

クラーラ「本当ですか!?」

アッサム「ええ」

クラーラ「もったいないですよ!!」

アッサム「そ、そうですか?」

アッサム(さっきから私、そうなんですかとそうですかばかり言ってるような…)

クラーラ「だって聖グロって寄港地横浜ですよね?いいなぁ、羨ましいです!!」

アッサム「そうですか?」

クラーラ「大都会じゃないですか!!東京も近いですし!!」

アッサム「うーん…、住んでいる限りあまりそうは思いませんが…」

クラーラ「そんなことありませんよ!それに比べて、うちはドがつく田舎…うう…」

アッサム「で、でも私は不便を感じてませんよ?」

クラーラ「アッサムさんはここに来たばっかりじゃないですか!プラウダをしらないだけです!!」

アッサム「ま、まぁそうですが…」

クラーラ「イベントがあると思っても、あるのは東京!大阪!なら田舎者はどうしたらいいんですか!!」

アッサム「え、えっと…クラーラ…」

クラーラ「あっ…。…すいません、熱くなってしまいました…」

アッサム「い、いえ…」


ピンポンパンポーン…

『晩御飯の用意が出来ました。今日は臨時集会を行います。生徒は大食堂にあつまってください』


アッサム「おや」

クラーラ「大食堂ですか…」

アッサム「それはなんですか?」

クラーラ「おっきい食堂ですよ。名前の通り。プラウダ生の集会に使われます。今日は晩御飯と一緒に行うようですね」

アッサム「集会ですか」

クラーラ「はい。アッサムさんの紹介でしょう。カチューシャ様が生徒会を説得して下さったようですね」

アッサム「なるほど、それで晩御飯もですか」

クラーラ「はい。いつもは各寮の食堂で食べるんですけど。」

アッサム「そうなんですか」

クラーラ「はい。では向かいましょう」

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大食堂

カチューシャ「というわけで!!新しい仲間を迎えたわ!!今日は飲みなさい!!このカチューシャが許すわ!!!」

カチューシャ「新しい同志に乾杯!!」

生徒一同「ウラーーー!!!!」

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晩御飯終了後


アッサム「ふぅ…」

クラーラ「お疲れさまです」

アッサム「流石にあれだけの人数の前で話すのは緊張しましたわ…」

クラーラ「良くできていましたよ。自己紹介」

アッサム「ありがとうございます」

クラーラ「私は初めてあの前に立った時は緊張してまともに話せませんでしたよ。アッサムさんはすごいです」

アッサム「クラーラもあそこに立ったことがあるのですか?」

クラーラ「はい。副隊長になったときに」

アッサム「そうでしたか」

アッサム「そうでしたか」

アッサム「…ところで、皆さんが飲んでいたのは…」

クラーラ「あはは…ジュースです…」

アッサム「…そうですか」

カチューシャ「あっ!アッサム!いたわね!」

アッサム「私がどうかしましたか、カチューシャ」

カチューシャ「ええ!あなたには初の労働をしてもらうわ!!」

アッサム「はい」

カチューシャ「あれ?驚かないの?」

アッサム「そうですね。タダで泊めてもらわせているわけですし」

カチューシャ「ふーん…驚くと思ったのに」

カチューシャ「私、労働なんてしたことありませんわ!みたいな」

アッサム「いえ、私は割と働きますよ」

アッサム「料理や掃除、洗濯など…まあ労働とは違いますが」

カチューシャ「あら?そうなの?聖グロのお嬢様はそんなことしないと思っていたわ」

アッサム「いえ、ダージリン様は一切しませんが…」

カチューシャ「ああ…やっぱり…」

アッサム「はい…」

カチューシャ「まあいいわ。あなたには厨房で今日使った皿やコップを洗ってもらうわ」

アッサム「皿洗いですか」

カチューシャ「ええ、もちろん一人じゃないわ。何人か当番の子がいるはずよ」


アッサム「わかりました」

カチューシャ「それで、今日からしばらくあなたには仕事を教えるコーチをつけるわ」

アッサム「はい」

カチューシャ「ニーナよ」

ニーナ「アッサムさん、よろしくおねがいします」

アッサム「はい。よろしくおねがいしますわ」

カチューシャ「ニーナは後輩だけどしっかり仕事教えてもらうのよ!」

アッサム「はい」

ニーナ「じゃあ、いきましょうか」テクテク

アッサム「はい」テクテク

寝ます

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厨房


アッサム「すごい量の食器ですね…」

ニーナ「ええ。これを手分けして洗っていきます」

アッサム「わかりました」

ニーナ「説明はいらなさそうですねえ。じゃあちゃっちゃと終わらせちゃいましょう」

アッサム「はい」

ガチャガチャ…

ニーナ「おお、アッサムさん上手ですよ」

アッサム「そうですか?」

アッサム(皿洗いに上手とかあるのでしょうか…)



ニーナ「いやぁ、こりゃあコーチとかいらないかも知れませんね」

アッサム「そうですね」

ニーナ「あはは…」

アッサム「……」

ニーナ「……」

アッサム「そういえば…」


ニーナ「はい?なんですか?」

アッサム「カチューシャはこの労働をしているのですか?」

ニーナ「はい、してますよ」

アッサム「…へぇ」

ニーナ「どうかしました?」

アッサム「意外ですね。てっきりカチューシャは例外なのかと…」

ニーナ「あはは…いくらあのちびっこ隊長の力が強くても学園艦の決まりには逆らえませんよ」

アッサム「学園艦の決まり?ということはこの労働は本当に全員しているのですか」

ニーナ「そうなんですよ。学費が安いのはうれしいんですけどねぇ…」

アッサム「ふーん…そういうものですか…」

ニーナ「はい」

ニーナ「あっ、あとちびっこ隊長のことはちゃんと様をつけないとダメですよ」

アッサム「え、ええ…」

ニーナ「そのときの気分によりますけど、最悪粛清されちゃいます」

アッサム「粛清…ですか」

アッサム(私は普通に呼び捨てにしているのですが)

ニーナ「はい」

アッサム「具体的にはなにをされるのですか」

ニーナ「そんなこと…口にするのも恐ろしいですよぉ」

アッサム「そうですか…」

アッサム「ですがあなたはよんでないようですが」

ニーナ「こっそり、ですよぉ」

ニーナ「ちびっこなんて呼んでるのがバレたらどんな目にあわされるか…」

アッサム「たしかに…カチューシャは身長に気にしているようですね」

ニーナ「ええ…まったく、あのちびっこ隊長は身長が低いことを認めようとしないんですよぉ」

アッサム「……」

ニーナ「そうそう、この前の話なんですけどね」

アッサム「ええ」

ニーナ「あのちびっこ隊長が嬉しそうにチケットみたいなものを見せびらかしてきたんですよ」

ニーナ「んで、よくみてみたら大学用に買った電車の定期券」

アッサム「ん?」

ニーナ「いや、あんた子供料金で乗った方が安いんじゃないか?って」

カチューシャ「……」

ニーナ「もちろん口には出さなかったんですけどねぇ」

ニーナ「アッサムさんもそう思いませんか?」

アッサム「……」

ニーナ「…あれ?アッサムさん?」

カチューシャ「へぇ…」

ニーナ「えっ」

カチューシャ「あなたの考えは分かったわ」

ニーナ「そ、その…カチューシャ様…」

カチューシャ「粛清ね」

ニーナ「」

カチューシャ「ノンナ!!」パチン!

ノンナ「はい」

ニーナ「」ズルズル…

アッサム「……」

カチューシャ「まったく…」

アッサム「あ、あの…」

カチューシャ「ああ、そうそう。あなたを呼びに来たのよ。今後の話をしようと思ってね」

カチューシャ「皿洗いは終わったかしら」

アッサム「…いえ、まだ少し残ってます」

カチューシャ「ならいいわ。終わったら私の所に来てくれる?」

アッサム「はい」

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カチューシャの部屋

カチューシャ「まず最初に聞いておきたいんだけど」

アッサム「はい」

カチューシャ「あなた、いつまでいるつもり?」

アッサム「…そうですね」

カチューシャ「ああ、べつに追い出したいわけじゃないわ。カチューシャは寛大だから。いつまでいてくれてもいいわ」

アッサム「…ありがとうございます」

カチューシャ「ただ、まずそれは知っておかないといけないと思っただけ」

アッサム「はい」

カチューシャ「あなた、ダージリンと喧嘩したのよね?アールグレイのせいで」


アッサム「喧嘩、ではございませんわ。私が一方的にまくし立てただけです」

カチューシャ「…こんなときまで主人をかばわなくてもいいのよ?」

アッサム「かばってなどいません」

カチューシャ「そう…で、あなたは聖グロにいられなくなって飛び出してきた…っと」

アッサム「はい」

アッサム(アールグレイ様が関係あるかはわかりませんが)

カチューシャ「それで、私が拾ったわけだけど…あなたこれからどうしたいの?」

アッサム「ダージリン様を救います」

カチューシャ「はぁ!?救う!?」

アッサム「はい。ダージリン様は説明した通りおかしいのです」

カチューシャ「おかしいって…」

アッサム「そのままの意味です。今のダージリン様は様子がおかしいのです」

カチューシャ「そ、そう…」

アッサム「はい」

カチューシャ「で、そのダージリンをもとに戻す、ってのね」

アッサム「はい」

カチューシャ「…どうやって?」

アッサム「え?」

カチューシャ「手だてはあるの?」

アッサム「……」

カチューシャ「……」

アッサム「…えっと…」

カチューシャ「…あきれた。なにも考えてなかったの?」

アッサム「…はい」

カチューシャ「…はぁ。まぁいいわ」

アッサム「……」

カチューシャ「それでダージリンを元に戻せたらあなたは帰るのかしら」

アッサム「いえ、…そうではありません」

カチューシャ「そうなの?」

アッサム「ダージリン様への無礼が許されたとき、ですわ」

カチューシャ「?許されるためにあなたはダージリンを救うんじゃないの?」

アッサム「違います。それは私が勝手にすることですわ」


カチューシャ「…あなたね…、追い出されてるってのにどこにそんな余裕があるのよ」

アッサム「……」

カチューシャ「で、どうすればあなたはダージリンに許されるのよ」

アッサム「わかりませんわ」

カチューシャ「…ええ。まぁその答えはなんとなく予想してたわ…」

アッサム「もうしわけありません」

カチューシャ「いいわよ。全部解決するまでいればいいわ。それまでカチューシャが面倒みてあげる。」

アッサム「…恩に着ます」

カチューシャ「……」

カチューシャ「…案外、ダージリンはもうあなたのことを許してたりして」

アッサム「……」

アッサム「…それは無いと思います。」

カチューシャ「ふーん…」

カチューシャ「まぁ、あなたの思っていることは分かったわ」

アッサム「ええ」

カチューシャ「…なら、もう話は無いわけだけど…」

カチューシャ「まあ、これだけは言っておくわ」

カチューシャ「生徒会と風紀委員には気をつけなさい」

アッサム「…はい」

カチューシャ「言いたいことも言ったし…もう戻っていいわよ」

アッサム「はい…失礼します…」

カチューシャ「あっ!そうそう忘れてたわ!」

アッサム「…なんでしょう」

カチューシャ「これっ!これを明日までに覚えるように!!」ペラッ

アッサム「…なんですかこれ」

カチューシャ「偉大なるカチューシャをたたえるのに必要なものよ!」

アッサム「…わかりました。では」

カチューシャ「待ちなさい!!」

アッサム「…なんですか」

カチューシャ「この学園艦にいる間は呼び捨てはダメよ。様をつけなさい」

アッサム「……」ギリッ

カチューシャ「…わかった?」

アッサム「…はい。おやすみなさい、カチューシャ様。」

カチューシャ「ええ。おやすみ」

アッサム「……」バタン

カチューシャ「……」


カチューシャ「ダージリンがいるのに様をつけさせるのはさすがに可哀想だったかもしれないわね…」

カチューシャ「いや!!ダメよ!!プラウダの子は全員私を様付けで呼ぶべきなのよ!」

カチューシャ「でも…なにも睨まなくたっていいじゃない…」

カチューシャ「それにしてもダージリン。…なにやってるのよ」

カチューシャ「…アールグレイ、ね」

寝ます

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クラーラの部屋

コンコン…

クラーラ「は~い。今出ま~す」ガチャ

アッサム「あっ…クラーラ。突然すいません」

クラーラ「アッサムさん!!遊びに来てくれたんですか!?」キラキラ

アッサム「え、ええ」

クラーラ「ちょっとまってくださいね!今飲み物を…きゃあ!?」ズデン

アッサム「…大丈夫ですか」

クラーラ「はい…。あはは、ころんじゃいました…」

アッサム「慌てすぎですよ」

クラーラ「すいません…。部屋に友達が来てくれたのって初めてで…」

アッサム「そうですか…」

アッサム(社交的に見えますが…案外友人は少ないのでしょうか…)

クラーラ「はい!それでご用件はなんですか!?」

アッサム「はい。聞きたいことがありまして…」

クラーラ「わかりました!知ってる事ならなんでも答えますよ!」

アッサム「ありがとうございます」

アッサム「ではおたずねしたいのですが…」

クラーラ「はい!」

アッサム「プラウダは大学もこの学園艦にあるんですよね?」

クラーラ「はい!そうですよ」

アッサム「では、大学というのは電車で行かなければならないほど遠いところにあるのですか?」

クラーラ「え?電車?」

アッサム「そもそもこの学園艦には電車が通っているのですか?」

クラーラ「いえ…ありませんが…なぜそのようなことをお聞きになるのですか?」

アッサム(プラウダは工業的に発展していると聞くので、もしかしたら…と思ったのですが)

アッサム「はい、実はニーナさんという方が…」


説明中


クラーラ「ああ…同志ニーナ…せめて安らかに…」ポロリ

アッサム「あの…」

アッサム(粛清というのはそこまで恐ろしいものなんでしょうか…)

クラーラ「はい…。お話は分かりました」

クラーラ「お話に出てきた電車の定期とはプラウダの大学のために買ったものではありません」

アッサム「そうなんですか?」

クラーラ「はい。そもそもカチューシャ様は大洗の大学へ行こうとしていたんですよ」

アッサム「ええ!?」

クラーラ「あはは…カチューシャ様はミホーシャさんのことをとても気に入られたようでして」

クラーラ「誘ってもプラウダに来ないならいっそ自分が大洗にいってしまえと…」

アッサム「なんというか…すごいですね」

クラーラ「はい。カチューシャ様の一度決めたことに対する行動力はすごいです」

クラーラ「ですが、これは生徒会とノンナの猛反対によってなくなりました」

アッサム「でしょうね」

クラーラ「はい。そもそもプラウダは高校を卒業しても船を下りる必要がありませんから」

アッサム「絶大な統率者であるカチューシャを手放すわけないですよね」

クラーラ「はい。生徒会はともかく、カチューシャ様はノンナさんに反対されたことがそうとうショックだったらしいです」

アッサム「……」

クラーラ「カチューシャ様とノンナ、二人が違う部屋なのはそれに関係しているのですが…」

アッサム「そういえばあの二人は違う部屋なのですね。てっきり一緒だと思っていました」

クラーラ「はい。一応、ノンナがいなくてもカチューシャ様が一人で起きられようにという理由らしいですが…」

アッサム「なるほど」

アッサム「そういえば今カチューシャの部屋には同居人がいるのですか?」

クラーラ「いません。ノンナにも」

アッサム「そうですか…」

アッサム(そういえば部屋にはカチューシャの荷物しかありませんでしたね)

クラーラ「ええ。この寮で一人部屋なのは三人だけです」

>>619
ノンナさんではなくノンナです

クラーラ「カチューシャ様、ノンナ、そして私」

アッサム「!…クラーラにもなにか理由があるのですか」

クラーラ「あはは…いいえ、私は部屋が散らかっているからです…」ショボン

アッサム「…片づければいいのでは?」

クラーラ「この量はちょっと…」

クラーラ「それに私は副隊長でしたから…多少のことなら許されちゃうんですよ…」

アッサム「…そうですか」

クラーラ「ええ…」

アッサム「…その後、カチューシャとノンナの仲はどうなったのですか」

クラーラ「特になにもないと思います」

クラーラ「喧嘩したとも仲直りしたとも聞きませんね…」

アッサム「そうですか」

クラーラ「…ところでアッサムさん」

アッサム「はい、なんですか」

クラーラ「言われたんですよね?カチューシャ、ではなくちゃんと様付けで呼ばないと」

クラーラ「粛清されちゃいますよ。ふふっ」

アッサム「…その粛清というのはそれほど恐ろしいものなのでしょうか」

クラーラ「わかりません。」

アッサム「…そうですか」

クラーラ「そもそも滅多にされることじゃないです。知っている限り粛清されたことがあるのはニーナだけですね」

アッサム(…少なくとも生きては帰れるようですね)

クラーラ「あっ、ダメですよ?」

アッサム「なにがですか」

クラーラ「今、死なないなら様付けで呼ばないでおこうって考えたでしょう?」

アッサム「……」

クラーラ「ふふっ、図星ですか?」

アッサム「…ええ、驚きました」

クラーラ「だって、アッサムさん顔に出ててわかりやすかったです」

アッサム「…そうですか?」

クラーラ「はい。…そんなに呼ぶことが嫌なんですか?」

アッサム「私が様付けで呼ぶのは先輩を除いてダージリン様だけですわ」

クラーラ「でも…」

アッサム「クラーラ、わかっていますわ」

クラーラ「……」

アッサム「だからこの話はもうおしまい。私は部屋に戻りますわ」

クラーラ「アッサムさん…」

アッサム「ではおやすみなさい。クラーラ」

クラーラ「はい…」

アッサム「……」バタン

クラーラ(アッサムさん帰っちゃいました…)

クラーラ(私、余計なことを言ってしまったでしょうか…)

クラーラ「せっかく来てくれたのに…」

寝ます

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みほの部屋

みほ「ああっ!」ブンッ!!

バキ!!

ドン!!

みほ「……」ハアハア…

みほ「まずい…」

みほ(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)

みほ「このままじゃ…おねえちゃんが…」

みほ「エリカさんにとられちゃう…!」

みほ「もうっ!!」ブンッ!!

ベキィ!!

みほ「……」

みほ(物にあたっても仕方ない…)

みほ(でも…!!)

みほ「ああああああ!!」ブンッ!!

みほ「どうして…!!どうして愛里寿ちゃん…」グスッ

みほ「ううっ…」

みほ「エリカさんはおねえちゃんが好き…」ボソッ

みほ(エリカさんの気持ちはうすうす気づいていたけど…)

みほ(直接聞いたのは間違いだった…)

みほ(わたしに言ったってことはもう止まらないってこと…)

みほ(遊園地でも…ちゃっかり付いてきたし…)

みほ(こうしている間にも…おねえちゃんとエリカさんは…)

みほ「あああああっ!!」

みほ「まだなの!?いつまで寄港するの!?」

みほ(今は地元に寄港してて、おねえちゃんも学園艦に戻ってるだろうけど…)

みほ(出港してしまえば…!しばらく会えないはず…!)

みほ「黒森峰の子に教えてもらおう…!」

みほ「……」

みほ「あれ?」

みほ(わたし、黒森峰の子で電話番号知ってる人いない…)

みほ「…ははっ」

みほ「わたし、おねえちゃんのこと言えないじゃん…」

みほ「おかしいなあ…友達はそれなりにいたはずなんだけど…」

みほ「話す人に困ったことは無かったし…」

みほ「みんなと…仲は…良かったはず…」

みほ(でも、わたしが転校したときもなんの連絡もしてこなかったよね…)

みほ(友達なら…急に転校したら驚いて連絡するよね?)

みほ「いや…連絡先知らないからできなかったのか…」

みほ(そもそもなんで知らないの?聞いてよ)

みほ(じゃあ…仲良くしていたあの人たちは…)

みほ(わたしが仲がいいって勝手に思い込んでただけ…?)

みほ(みんなわたしが西住流だから付き合ってくれてただけ…)

みほ「そうだよね…わたしみたいな子…友達になんかなりたくないよね…」

みほ(エリカさんくらいかな…)

みほ「っ!!」

みほ「……」ピッピッピッ…

みほ「あった…」

みほ(エリカさんの電話番号…)

みほ「……」

みほ(エリカさんに出港日を聞く…?)

みほ「でも、それは…」

みほ(エリカさんには何を考えているかバレるよね)

みほ「いつになったらあなたはおねえちゃんと会えなくなりますか?」

みほ「それ、わたしイヤな人過ぎない…?」

みほ「じゃあ、お姉ちゃんに聞く…?」

みほ(でも、そしたら学園艦に来るように誘われるだろうし…)

みほ(まぁ、断ればいいか…)

みほ「おねえちゃんに聞くのなら電話じゃなくて直接聞いたらいいよね。明後日実家に戻るんだし」

みほ「…少し、落ち着いたかな」

寝ます

今更だけど、大学生は学校教育法上も「学生」という(中高生は「生徒」)し、生徒会にあたるものは通常「(学生)自治会」。

プラウダにせよ聖グロにせよ、大学学部勢再登場の際にはご参考にしてくださいませ。

>>657
そうなんですか
ありがとうございます。参考にします

みほ「…部屋、散らかしちゃったなぁ。片づけないと…」

みほ「うん。ついでに引っ越しの準備もしちゃおう」

みほ「エリカさんの本音を知っちゃった以上、はやく黒森峰に戻らないと…」

みほ「あっ…これ…」

みほ「みんなで撮った写真…ケースにヒビが入っちゃってる…」

みほ「座布団投げた時に当たって落としちゃったのかな…」

みほ「……」

みほ(そっか…黒森峰に帰るってことは…みんなと会えなくなっちゃうんだよね)

みほ「……でも、」

みほ「それでも、戻らなくちゃ…」

みほ「それでも、戻らなくちゃ…」

みほ「黒森峰にみんなみたいな友達はいないけど…」

みほ「でも…大洗におねえちゃんはいないから…」

みほ「……」


ピンポーン


みほ「?」

みほ「誰だろう…」

みほ(学校のみんなはまだ授業中だよね…)チラッ

みほ「…ん?」

みほ「優花里さん…?」ガチャ

優花里「西住殿!!よかった!!いらっしゃいました!!」

みほ「え、えと…私がどうしたの?」

優花里「聞きましたよ西住殿!!黒森峰に帰ってしまうというのは本当ですか!!?」

みほ「えっ?」

優花里「その反応…やっぱり本当なんですね!!」

みほ「お、落ち着いて優花里さん」

みほ「その話はだれから聞いたの…?」

優花里「冷泉殿からです!」

みほ「麻子さん?」

優花里「はい!!お母様からそう伺ったそうです!!」

みほ「そっか…」

みほ(お母さん…)

短いですけど今日はここまでです
明日はもう少しかけるようにします
優花里が麻子を冷泉殿と呼んでたのか麻子殿と呼んでいたのか思い出せない…

そんな時はガルパン 呼称 でググってチェックだ

>>674
呼称をまとめてくれているサイトがあるんですね知らなかったです
ありがとうございます。参考にします

優花里「それでそれで!!本当なのですか西住殿!!」

みほ「え、えと…とりあえず、上がる?」

優花里「はい!」

みほ「ど、どうぞ…」

優花里「お邪魔します!!」

みほ「うん…」

みほ(黒森峰に帰るって…どういうこと…?)

みほ(黒森峰に再度転校するつもりってことはみんなには言ってないハズ…)

みほ(一時的に戻るってことかな…)

みほ(お母さん…麻子さんに何を言ったの…?)

優花里「!!?」

みほ「あっ」

優花里「に、西住殿!?どうして部屋がこんなに荒れているのでありますか!!?」

みほ「えっと…」

優花里「荒らされた様子は無かったって…!!やっぱり違うところに引っ越すべきですよ!!」

みほ「あの…」

優花里「新しい住居が見つかるまで時間がかかるというのなら是非私の家に!!」

みほ「優花里さん…あの…」

優花里「ええ!そうしましょう!!是非!!」

みほ「優花里さん!話を聞いて!!!」

優花里「な、なんでしょう…」

みほ「まず、麻子さんはなんて言ってたの?」

優花里「え、えっと…お母様が西住殿を黒森峰に連れ戻そうとしていると…」

優花里「そして西住殿は今頃帰る準備をしているかもしれないと…」

みほ(なるほど…)

みほ(お母さん、一度戻って来いとしか言ってなかったけどやっぱり帰らせるつもりだったんだね)

みほ(これは好都合かな。一週間前だったら断ってたけど…)

みほ(連れ戻そうとしてる、か)

みほ(皆にはそう見えてるんだね)

優花里「あの…西住殿…?」

みほ「あっ…あのね…」

みほ(わたしは自分の意志で帰るってことを説明しないと)

優花里「はい」

みほ「その…」

みほ(どう説明しよう…?)

みほ「……」

優花里「……」

みほ(本当のことを言う…?)


優花里「?」

みほ(でもおねえちゃんが好きなんて…)

みほ(じゃあ嘘をついて…)

優花里「西住殿?」

みほ「……」ジッ

優花里「な、なんでありますか…?」

みほ「……」

みほ(いや、やっぱり正直に本当のことを言おう)

みほ(わたしに嘘を吐き通せるとは思えないし)

みほ(なにより友達に嘘をつきたくない)

優花里「そんなに見つめられると…照れるであります///」

みほ「優花里さん」

優花里「は、はい///」

みほ「全部話すよ」

みほ「この土日のこと、黒森峰でのこと」

みほ「わたしがどう育ったのか、とか」

みほ「…おねえちゃんのことも」

みほ「だから、わたしは自分の意志で黒森峰に帰るってことをわかってほしいな」

優花里「えっ」

みほ「驚くと思うけど…、ちゃんと聞いてね?」

寝ます今日はここまでです

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プラウダ アッサムの部屋


アッサム「……」ガチャッ

生徒「あっ…あのお帰りなさい…」

アッサム「ただいま、ですわ」

アッサム(居候の身ですから贅沢は言えませんがやはり狭いですね)

アッサム(荷物を置いたら二段ベッドと一人一つの机だけですか)

アッサム「あら」

生徒「はっ、はい!なんですか?」

アッサム「この二段ベッド…私は上と下どちらで寝ればいいですか?」

生徒「あっ、あの、上でお願いします」

アッサム「わかりましたわ」

生徒「……」

アッサム「ごめんなさい」

生徒「えっ」

アッサム「急に同居人が出来て、あなたにとっては災難でしかないでしょう」

生徒「い、いえ…気にしていません」

アッサム「そう。ありがとう」

アッサム「よいしょ…っと」ギシ

アッサム(二段ベッドって…初めてですわ)


アッサム(思ったより高いのですね…)

アッサム「ふぅ…それで…」

アッサム「…カチューシャをたたえるのに必要なもの…ですか…」ペラッ

アッサム「ああ…」

アッサム(…やっぱり『カチューシャ』ですね…)

アッサム(ええっ!?歌詞ロシア語表記ですの!?読めませんわよ!!)

アッサム(これを明日までに覚えろって…)

アッサム「はぁ…」

生徒「……」

アッサム「あっ、そうですわ」

生徒「はっ、はい!」

アッサム「さきほどカチューシャに言われたのですけど…、『生徒会に気を付けろ』、とはどういうことでしょうか」

生徒「え…?あっ、えっと…ですね…」

生徒「プラウダは大学と高校が一緒のこともあって人数が多いですから…」

生徒「その労働力をまとめる生徒会がとても強い力を持つんですよ」

生徒「だから注意しろ、ということじゃないでしょうか…」

生徒「生徒会に目をつけられると単位がとれず進級できなくなったりとかしますし」

アッサム「それは…」

生徒「カチューシャ様はその生徒会の横暴を嫌いなんども衝突をしています」

生徒「しかし流石のカチューシャ様も生徒会には…」

アッサム「……」

生徒「生徒会は戦車道の予算の決定も行っていますから…」

アッサム「……」

生徒「あの…」

アッサム「…なるほど。わかりました」

生徒「そ、そうですか…」

アッサム「教えていただきありがとうございますわ」

生徒「い、いえ…」

アッサム「じゃあ、私はもう寝ますわ」

生徒「そうですか…じゃあ電気切りますね…」

アッサム「べつに電気は切らなくてもいいですよ?」

生徒「いえ…特になにかすることもないですし…」

アッサム「そうですか」

生徒「はい、じゃあ切りますね…」

アッサム「…あっ」

生徒「どっ、どうかしましたか…?」

アッサム「カチューシャの歌詞を教えてほしいのですが…」

生徒「えっ」

アッサム「歌の内容などはいらないので発音だけ教えて下さい」

生徒「……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みほの部屋


みほ「…これが、私のきもち」

みほ「全部、話したよ」

優花里「……」ボーゼン

みほ「……」

優花里「……」

みほ「あの…」

優花里「……」

みほ「あの…優花里さん…?」

優花里「……」

みほ「やっぱり、驚いた、かな…?」

みほ「でもっ…!これが本当の…っ!!」

優花里「ぐすっ…」

みほ「?」

優花里「ううっ…ううっ…ぐすっ…」

みほ「えっ?えっ?」

優花里「うわぁぁあああああん!!」

みほ「ええっ!?泣き出した!!?」

盗聴器「……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プラウダ ノンナの部屋

ノンナ「これは…」

ノンナ「大変なことを聞いてしまいました…」

今日はおわりです.全然かけなくてごめんなさい
いまさら変えるのはめんどうなので生徒会で行こうと思います
継続を出したいけどミカの一人称がわからない。「私」でいいのかな…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


みほ「優花里さん…」

優花里「zzz…」ギュゥゥ

みほ「朝だよ…。おーい…」

優花里「zzz…」ギュゥゥ

みほ「起きない…」

みほ(あのあと泣き疲れて寝ちゃうまでずっと泣き続けて…、結局優花里さんと話せなかったなぁ…)

優花里「えへへ…にしずみどの~」ギュゥゥ

みほ「いつの間にか抱きつかれてて動けないし…」

優花里「うへへ…」

みほ(このままじゃ学校遅刻しちゃうよ…)

みほ「どうしよう…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

聖グロリアーナ

オレンジペコ「あっ、おはようございますダージリン様」

ダージリン「ええ…おはよう…」

ローズヒップ「おはようございますですわ!!ダージリン様!!」

ダージリン「…ローズヒップは今日も元気ね…」

ローズヒップ「はいですわ!」

ダージリン「そう…」

ローズヒップ「……」

オレンジペコ「やはりダージリン様元気がありませんね…」

ローズヒップ「そうですわね…」

オレンジペコ「昨日学校から帰られたときからずっとです」

ローズヒップ「……」

オレンジペコ「やっぱりアッサム様のことでしょうか…」

ローズヒップ「多分そうですわ」

ローズヒップ「まったく…。無断で出ていくなんて…」

オレンジペコ「あと3日で出港してしまいますし…学園艦には帰ってこないつもりなんでしょうか…」

ダージリン(アッサム…どこにいるの…?)

ダージリン(あなたがいないと私は…)

ダージリン(……)

ダージリン(まさかもう戻ってこないつもりなんじゃ…)

ダージリン(そ、そんなことないわよね…?)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みほの部屋

優花里「西住殿ごめんなさいっ!」

みほ「あはは…大丈夫だよ…」

優花里「私のせいで西住殿が無断欠席に…」

みほ「だから大丈夫だよもう学校に連絡したし」

優花里「うぅ…。申し訳ありません…」

みほ「それより大丈夫なの?」

優花里「えっ?」

みほ「昨日家に帰ってないよね?」

優花里「あっ」

みほ「両親が心配してるんじゃ…」

優花里「……うわっ…すごい数の着信が…」

みほ「やっぱり…」

優花里「すいません西住殿ちょっと電話してきます」ガチャ

みほ「うん」

みほ「……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

みほ「それで、どうだったの?やっぱり怒られた?」

優花里「はい…凄く心配されました…」

みほ「無断で外泊しちゃったもんね…」

優花里「はい…」


みほ「……」

優花里「……」

みほ「…それで、あの…」



優花里「…っ!!西住殿!!お腹がすきました!!朝ごはんにしましょう!!」

みほ「……」

みほ「……うん。そうしよっか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プラウダ 朝


アリーナ「おはようございますアッサムさん」

アッサム「えっと…」

アリーナ「今日からあなたの指導係になりましたアリーナです」

アッサム「あの…ニーナさんは…」

アリーナ「誰ですか?知りませんね」

アッサム「えぇ…」

寝ます
やっと時間が出来たんで書いていきたいと思います
タンクカーニバルは落ちました

トリップ変えます

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アッサムの部屋
アッサム「はぁ…」ガチャ

生徒「あっ…、おかえりなさい」

アッサム「はい…」

生徒「どうでしたか…?」

アッサム「とっても疲れましたわ。皿洗いだけでこんなに疲れるなんて…」

アッサム「私、体力ないんですかね…」

生徒「みなさん最初はそんな感じですよ直に慣れます」

アッサム「そうでしょうか…」


コンコン…

アッサム「?どなたですか?」

ノンナ「ノンナです。アッサムはいますか?」

生徒「!!?」

アッサム「はい。…どうぞ」

ノンナ「失礼します」ガチャ

アッサム「なんですか?」

ノンナ「カチューシャが呼んでいます。はやく部屋に行ってください」

アッサム「わかりました」

ノンナ「はい。」

アッサム「それだけですか…?」

ノンナ「ええ、では」

生徒「あっ、あのっ、ノンナ副隊長っ…!」

アッサム「?」

ノンナ「はい?」

生徒「……」

生徒「いえ…なんでも、ないです…」

ノンナ「?そうですか」

生徒「……」

ノンナ「では失礼します。…そういえば」

アッサム「はい?」

ノンナ「クラーラがあなたのことをさがしてましたよ」

アッサム「?なんのようでしょう?」

ノンナ「さあ?知りません本人に聞いてください」

アッサム「わかりました」

ノンナ「どうせ下らないことでしょうけど」

アッサム「……」

ノンナ「では」ガチャバタン

アッサム「……」

アッサム「はぁ」

アッサム「…とりあえず呼ばれてるらしいのでカチューシャのところへ行ってきます」


生徒「は、はい…」

生徒「あの…」

アッサム「はい?」

生徒「その…」

アッサム「?」

生徒「ノンナ副隊長とは仲が良いんですか?」

アッサム「はぁ…、仲が良い、というほどではありませんが…」

生徒「そ、そうですか…」

アッサム「それがどうかしましたか?」

生徒「いえ…なんでもないです」

アッサム「そうですか…、では行ってきますね」ガチャ

生徒「はい…」

生徒「……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

カチューシャの部屋

コンコン…

アッサム「アッサムです。入りますよ」

カチューシャ「ええ」

アッサム「はい。」ガチャ

アッサム「それで…話というのは…」

カチューシャ「ええ。あなたに少し頼みがあってね」

アッサム「頼み…ですか?…なんでしょう」

カチューシャ「ええ、まず聞きたいんだけど」

アッサム「はい」

カチューシャ「あなたはノンナとクラーラの今の仲をどう思う?」

アッサム「……。良くありませんね」

カチューシャ「そう思う?」

アッサム「はい」

カチューシャ「そうなのよ。ただ最初から仲が悪かったってってワケじゃないのよ?原因はわからないんだけどね、去年くらいから険悪なの」

アッサム「はあ…」

アッサム(わからないんですか…)

カチューシャ「カチューシャも仲直りさせようとしてるんだけどね。いっつも何かあるたびにいがみ合ってて」

カチューシャ「ほっといたら喧嘩しだすし…」


アッサム「……」

カチューシャ「……」

カチューシャ「それでね、頼みっていうのはね」

アッサム(嫌な予感がする)

カチューシャ「二人が仲直りするように手伝ってほしいのよ」



アッサム「……」

アッサム(やっぱり…)

カチューシャ「…そんなに露骨に嫌そうな顔しないでくれる?」

アッサム「ですが…」

アッサム「なんで私なんですか?」

カチューシャ「それはね…」

カチューシャ「……」

アッサム「?」

カチューシャ「なんというか…、私じゃダメみたいなのよ…いくら言っても…聞いてくれなくって」シュン…

アッサム「ああ…」

アッサム(まあノンナはそうでしょうね)

カチューシャ「だからあなたにも二人の仲直りを手伝ってほしいのよ」

カチューシャ「見たところクラーラとは仲良いみたいだし…。」

アッサム「まぁ…そうですね」

カチューシャ「…お願いできるかしら?」

アッサム「……」

アッサム「…わかりました」

アッサム(まぁ、やれるだけやってみましょう)

カチューシャ「ほんと!!?」

アッサム「ええ、協力しますよ」

カチューシャ「じゃあとりあえず数日間任せてもいいかしら!?」

アッサム「へ?」

カチューシャ「実は私、これから数日間プラウダを離れるのよ」

カチューシャ「私がいないとあの二人絶対喧嘩すると思うのよ。だから喧嘩になる前に止めてちょうだい!」

アッサム「えぇ…」

カチューシャ「当然、わたしも力を貸すわよ!!同志達のことについてあなたに任せっきりにするほど無責任じゃないわ!!」

アッサム「いやしかし…」

カチューシャ「今回は二人を連れて行きたくないのよ…」

アッサム「……」

カチューシャ「ダメ…?」ウルウル

アッサム「クラーラはともかく、私が本気のノンナを泊められるとは思えないのですが…」

カチューシャ「……」

アッサム「正直、私には荷が重いような気がします…」

カチューシャ「……」

アッサム「……」

カチューシャ「…やってくれるんなら私のこと様付けで呼ばないでいいわよ?」

アッサム「やります」

カチューシャ「……」


寝ます
>>764
泊めるは止めるです

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


アッサム「失礼しました」バタン

アッサム「ふぅ…」

アッサム「引き受けてしまいた」

アッサム(ああ言われると引き受けるしかないですね)

アッサム(仲直りですか…)

アッサム(さてどうしましょうか…)

ノンナ「カチューシャとの話は終わったのですか?アッサム」

アッサム「ノンナ…ええ、終わりました」

ノンナ「なんの話だったんですか」

アッサム「……」

アッサム(当然、正直に言うわけにもいきませんね)

アッサム「……」

ノンナ「アッサム?」

アッサム「秘密、です」

ノンナ「……」

ノンナ「…そうですか」

アッサム「はい」

ノンナ「そういえば」

アッサム「はい?」

ノンナ「聖グロの女生徒が西住みほに告白したそうですね?」

アッサム「ええ。そうらしいですね」

ノンナ「その女生徒はどうなりましたか?返事はもらえたのでしょうか」

アッサム「わからないですね…。私が聖グロから出るまでは返事はもらってなかったかと…」

アッサム「そのあとどうなったかはわかりません」

ノンナ「そうですか」

アッサム「それがどうかしましたか?」

ノンナ「驚かなかったんですか?女が、女に告白したんですよ?」

アッサム「そうですね…、うちの場合ダージリン様が分かりやすくみほさんのことを気に入ってますからね…。後輩達もファン止まりでそれ以上には行かないと思っていましたから」

アッサム「そういう意味では驚きましたね」

ノンナ「なるほど」

アッサム「そのせいで今ダージリン様は聖グロから出られませんしね」

ノンナ「…謝りませんよ?」

アッサム「べつにそういうつもりで言ったのではありませんよ」

ノンナ「……」

アッサム「……」

ノンナ「…しかしプラウダにも西住みほのファンは多いですからね…。暴走しないようにしっかりと見張っておかないといけませんね」

アッサム「…カチューシャのことですか?」

ノンナ「違います」

アッサム「そうですか」

ノンナ「ええ、では」スタスタ

アッサム「……」

アッサム「ふぅ…」

アッサム「とりあえずクラーラのところに行きましょうか」

ノンナ「西住みほ…」ボソッ

寝ます
続きは明日書きます

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
食堂

アッサム「……」ズルズル

アッサム(クラーラ…、いませんね…。どこにいるのでしょう…)

アッサム(部屋にいないとなると…そもそも寮にいるのでしょうか)

アッサム(いないとしたら、プラウダのことは分かりませんし…探しようがありませんね…)

アッサム(しかし…)

プラウダ生「……」ジィー

アッサム(さっきから…プラウダの生徒達からの視線が辛い…)

アッサム(だれも話かけて来るわけでもなく…ただ好奇の目を向けてくるだけ。よくいう転校が多い子の苦悩というものなんでしょうか…)

アッサム(聖グロからきたというが珍しいというのは分かりますが…)

アッサム(それに…、誰とも話さずごはんを一人で食べるというのは寂しいものですね)

アッサム(……クラーラも、このような思いをしてきたのでしょうか…)

アッサム(そういえば、ダージリン様は今誰とお食事をされているのでしょうか)

アッサム(……)

アッサム(このラーメンおいしいですね…)ズルズル

アリーナ「あっ」

アッサム「あら、アリーナさん」

アリーナ「アリーナ、でいいですよアッサムさん。あなたのほうが先輩なんですから」

アッサム「そうですか?ではアリーナ。クラーラを知りませんか?」

アリーナ「クラーラ副隊長ですか?」

アッサム「ええ…さっきから探しているのですが…部屋にもいなくて…」

アリーナ「うーん…。わからないです…」

アッサム「そうですか…。まぁお昼ですし、どこかで食事してるのかも知れませんね…」

アリーナ「あっ…なら、もしかしたら…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
戦車倉庫

アッサム「……」ピョン

アッサム「クラーラ、いますか?」キィーガチャ

クラーラ「わぁああ!!?誰ですか!?ってアッサムさん!!?」

アッサム「そうですが…驚きすぎじゃないですか?」

クラーラ「…すいません」

アッサム「いえ、謝らなくてもいいですが…」

クラーラ「普段この時間は誰も来ませんから…」

アッサム「ええ。まさか戦車の中で昼食を食べているとは思いませんでした」

クラーラ「あはは…」

アッサム「いつもここで食べているんですか?」

クラーラ「ええ…まあ…」

アッサム「食堂で食べたらいいじゃないですか」

クラーラ「まぁ…そうなんですけどね…」

アッサム「……」

クラーラ「あはは…」

アッサム「ずっと一人でごはんを食べて…寂しくないんですか?」

クラーラ「それは…そうですけど…」

アッサム「なら何故です」


アッサム「一緒に食べる人がいないんですか?」

クラーラ「……」

アッサム「…なら、私と食べましょう」

クラーラ「!!」

アッサム「あなた、知らないでしょう?誰かと一緒に食べるというのはとても楽しいことなのですよ」

クラーラ「……」

アッサム「?…クラーラ?」

クラーラ「……」

アッサム「もしかして…私と食べるのは嫌ですか?」

クラーラ「!?いえ!!そうじゃないんです!!」

アッサム「そうなんですか?」

クラーラ「はい…」

クラーラ「その…思い出しちゃうんですよ」

アッサム「思い出す…」

クラーラ「はい…」

クラーラ「二年のころまでは私も食堂で食べていたんですよ」

アッサム「そうなんですか?なら…」

クラーラ「…ノンナと」

アッサム「ああ…」

クラーラ「はい…食堂で食べていると一緒に食べていたころを思い出しちゃうんですよ」

クラーラ「それに前、食堂で食べていたらノンナと目が合ったんですけど…、反らされちゃって…」

アッサム「……」

クラーラ「それが少し、悲しくて…」

クラーラ「だからこうして、誰とも会わない…戦車の中で…ううっ…」

アッサム「…そういうことでしたか、ごめんなさい勝手なことを言いました」

クラーラ「ぐすっ…いいえ、アッサムさんは悪くないんです…私が…」

アッサム「何を言っているんです。私が100%悪いんですよ」

クラーラ「……」グスッ

アッサム「…ではこうしましょう」

クラーラ「?」

アッサム「明日から私もここでごはんを食べます」

クラーラ「えっ?」

アッサム「それなら問題ないでしょう?」

クラーラ「それは…」

アッサム「クラーラは私と一緒に食べるのは嫌ですか?」

クラーラ「そんなことないです!!」

アッサム「良かった。では…」

クラーラ「でも悪いです…。わざわざ私に合わせてくれなくても…」

アッサム「合わせているつもりはありません」

クラーラ「嘘です…同情しているだけです…」

アッサム「嘘ではありませんよ」

クラーラ「嘘です!!」

アッサム「違います。信じてもらえませんか?」

クラーラ「なんで…」

アッサム「そんなの決まっているじゃないですか」

クラーラ「?」

アッサム「クラーラと仲良くなりたいからですよ」

クラーラ「え!?」

アッサム「あなたのことがもっと知りたいからです」

クラーラ「えっ?えっ?」

アッサム「クラーラ。私と友達になってくれませんか?」

クラーラ「……」

アッサム「…だめですか?」

クラーラ「でも…!」

クラーラ「でも…私といても楽しくないですよ…?いっつも一人で一方的に話しているだけで…」

アッサム「私はクラーラの話、好きですよ」

クラーラ「///」

アッサム「////」

アッサム(これは…自分で言っておきながら、だいぶ恥ずかしいですね…)

アッサム(誰かと友達になるのってこんなに恥ずかしいことでしたっけ…?)

クラーラ「……」

クラーラ「…ひとつ、約束してください…」

アッサム「なんですか?」

クラーラ「私から急に離れないでください…いなくならないでください…」

アッサム「?どういうことですか?」

クラーラ「私のこと、嫌わないでとは言いません。ただそのときは理由を教えて欲しいんです」

アッサム「それは…」

クラーラ「私、馬鹿だから…今でもなんでノンナに嫌われたか分からないんです…」

クラーラ「ダージリンさんは、ノンナは側近に選ばれた私に戸惑っているだけと言っていましたが…」

アッサム「…あれはあんまり参考にしない方がいいですよ」

クラーラ「だから…」

アッサム「……」

アッサム「わかりました。もしクラーラのことを嫌うことがあれば理由をお話しますよ」

アッサム「まぁ、そんなことないと思いますけどね」

クラーラ「……っ!!」パァァ

クラーラ「アッサムさん!!」ギュウウウ

アッサム「ふふ、苦しいですよ?クラーラ」ナデナデ

クラーラ「絶対ですよ!?約束しましたよ!?」

アッサム「はい、約束しました。なんなら指切りしますか?」

クラーラ「?なんですか?それ」ギュウウウ

アッサム「しりませんか?二人が約束を守ることを誓いあう儀式みたいなものですよ」

アッサム「ほらクラーラ。小指を出してください」

クラーラ「こうですか?」

アッサム「はい。…こうして指を絡めて…」

クラーラ「///」

アッサム「ゆーびきりげんまんうーそついたら針千本のーます♪」

アッサム「ゆ―びきった」

クラーラ「これで…」

アッサム「はい。私は約束は守ります。ノンナとは違いますよ」

クラーラ「う…」

アッサム「ん?」

クラーラ「う……うぇぇえーん」ギュウウウ

アッサム「ふふ、苦しいですって。もう、クラーラ聞いてますか?」

アッサム(そういえば…クラーラはノンナのことで聖グロに相談に来ていたのでしたね)

アッサム(ノンナはともかく、クラーラは仲直りしたいと思っているようですね…)

アッサム(これは少し光が見えたかもしれません)

寝ます

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


アッサム「ということがあったのですよ」

カチューシャ「……」

アッサム「クラーラはノンナとの仲直りを望んでいます。それが分かっただけでも収穫です。それにクラーラとも仲良くなることが出来ました」

カチューシャ「へぇ…」

アッサム「?カチューシャ、どうかしましたか?」

カチューシャ「どうかしましたか?じゃないわよ!!」

アッサム「?」

カチューシャ「私はノンナとクラーラを仲直りさせる手伝いを頼んだのよ!!」

アッサム「はい」

カチューシャ「クラーラを口説けなんて誰も言ってないわ!!」

アッサム「口説く?なにを言っているんです?私はクラーラと友達に…」

カチューシャ「アッサムのバカーー!!もーー!!」

アッサム「カチューシャ?落ち着いてください」

カチューシャ「…はぁ…、無自覚なのね…。あなたやっぱりそういうところダージリンに似てるわ…」

カチューシャ「いや…、どちらかというとアールグレイね…」

アッサム「アールグレイ様と?一緒にしないでください」

カチューシャ「……」

アッサム「……」

カチューシャ「…もういいわ…」

アッサム「はぁ…」

アッサム(なんで怒られているのでしょう)

カチューシャ「クラーラと仲良くなるのはいいけど、ほどほどにしなさい。あの子がアッサムがいたらノンナと仲直りしなくていいって考えるかもしれないから」

アッサム「…それはそうですね」

カチューシャ「わかったならいいわ。いい?ほどほどにね?…じゃあ頑張って」

アッサム「はい。どこにいるのか存じませんがカチューシャも頑張ってください」

カチューシャ「ええ」ガチャ

アッサム「ふぅ…」

アッサム「さて、そろそろクラーラも着替え終わったころですかね、部屋に戻りましょうか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大洗 

沙織「……」

華「……」

麻子「……」

麻子「西住さんは今日も休みだな」

華「…そうみたいですね」

麻子「…ああ」

沙織「って、なんでよー!!」

華「沙織さん」


麻子「沙織、落ち着け」

沙織「みぽりんのことはゆかりんに任せるようって言うから任せたのにー!!みぽりん来ないじゃないのー!!」

麻子「……」

華「どころかその優花里さんまで来てないようです」

沙織「そうなの!!?」

麻子「西住さんのほうは休むという連絡があったが秋山さんからは連絡すらない」

沙織「えええ!?それってマズくない!!?」

華「はい。優香里さんが無断で休むとは思えません」

麻子「わかってる。だから放課後に秋山さんの家に行くつもりだ」

華「私も行きます!!」

沙織「私も!!…っていうか放課後じゃ遅いよ!!今すぐ行こう!」

華「!そうですね。早い方がいいです放課後まで待っていられません」

麻子「…いや、授業…」

沙織「そんなの昨日のゆかりんみたいにすればいいじゃん!麻子は生徒会長なんだから!!」

華「!!そうです!そうしましょう!」

麻子「だっ、ダメだっ!!」

沙織「……」ジィー

華「……」ジィー

麻子「うっ…」

麻子「し、しかし生徒会長として…何度も不正を許すわけには…」


沙織「麻子!!!」

華「麻子さん!!!」

麻子「あぅ…」

沙織「お願い麻子!!」ギュゥゥゥ

麻子「ぐええぇぇ…だからっ、抱きつくな…!!」

華「私からも、お願いです…」ギュゥゥゥ

麻子「わかった!…わかったからっ…苦し…っ!!」

沙織「ホント!?ありがとう麻子!愛してるよー!」ギュゥゥゥ!!

華「はい!私も愛してます!!」ギュゥゥゥ!!

麻子「」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大学選抜

愛里寿「今日の練習は以上だ、解散」

大学生「お疲れ様でした!!」

愛里寿「……」テクテク

アズミ「隊長、元気ないわね」

メグミ「当然よ。あそこまで言われたらね」

アズミ「確かに、家元もあの言い方はひどいわね」

メグミ「ええ。私達、何か隊長の助けになれることはないかしら…」

ルミ「……」

ルミ「た、隊長!」

メグミ「!!」

アズミ「!!」

愛里寿「…ルミ…どうかした?」

ルミ「え、えっと…」


愛里寿「…?」

ルミ「その…」

愛里寿「なに?」

メグミ(あのバカ…なんにも考えずに話しかけたわね…)

アズミ(はぁ…しょうがないわね…)

アズミ「隊長、この後のご予定は?」

愛里寿「…ない。録画してるボコをみて寝る…」

メグミ「な、なら!みんなでどこか出かけませんか!?気分転換に!!」

愛里寿「気分転換…?いや、必要ない」

アズミ「で、では…」

ルミ「そうです隊長!もう一度大洗へ行きましょう!」

愛里寿「!!」

メグミ「ちょっ…」

アズミ「このバカ…!!」

愛里寿「必要ない。大洗に用は無い」

ルミ「あの時はタイミングが悪かったんですよ!もう一度会えばきっと」

愛里寿「必要ない!!!」

ルミ「!」

愛里寿「……」

ルミ「……」

メグミ「……」

アズミ「……」

愛里寿「…すまない。ルミ達が気を遣ってくれていることはわかっている」

ルミ「隊長…」

メグミ「ですがあの時、西住みほの様子は変でした」

アズミ「はい、なにか事情があったのかも…」

愛里寿「ああ、だが」

愛里寿「あのとき多少タイミングが悪かったにしろ、みほは私のことをみていなかった」

ルミ「ですからもう一度…!!」

愛里寿「くどい」

ルミ「!!」

愛里寿「それに、私を大洗に連れて行ったらお母様に怒られるぞ」

ルミ「そんなこと…!」

愛里寿「もう、いい…」

愛里寿「もういいんだ…」

愛里寿「放っておいてくれ」グスッ

三人「……」

寝ます
このスレで終わらなかったら新しく建てます
エリカとまほはすぐに出るけどみほはもう少し後です

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継続高校

アキ「……6」

ミカ&ミッコ「ダウト」

アキ「うっ…」

ミッコ「どうかな~」ペラッ

アキ「うう…」

ミッコ「ん~と……へへっ!…やっぱり嘘ついてたね!」

アキ「む~。さっきから私ばっかり…」

ミッコ「アキは表情に出すぎなんだよ」

アキ「二人とも強すぎるんだよ!!特にミカ!!1」

ミカ「そうかな?2」

ミッコ「3」

アキ「そうだよ!ポーカーフェイスうますぎ!4!」

ミカ「表情を特別意識しないことだね。アキは力みすぎなんだよ。5」

ミッコ「そうそう。なにか賭かってるわけじゃないんだし、気楽にやればいーんだよ。気楽に。6」

アキ「うーん。……7」

ミカ&ミッコ「ダウト」

アキ「ぐっ……」

ミカ「……」ポロローン

ミッコ「あはははは!!アキ弱すぎ!!」

アキ「むー……んっ?」

アキ(11、9、1、8、7、4…)

アキ(嘘つきばっかりかー!!!)

ミカ「ふふ」ボロローン

アキ「……」

ミッコ「あはははは!!…ん?」

アキ「……」

ミッコ「アキ?」

アキ「……」プルプル

ミッコ「アキ…?…もしかして怒った…?」

アキ「……」

ミッコ「ごめんって!笑いすぎたよ!!」

アキ「……」

ミッコ「ん?」

アキ「ずっるーーーい!!!!」

ミッコ「なっ、なに!?」

アキ「二人ともずっるい!!嘘つき!!」

ミカ「ズルい…」

ミッコ「嘘つきって…そういうゲームだし…」

アキ「だってさっきから私ばっかりカード増えていくし!!」

ミッコ「それはアキが弱いから…」


アキ「むぅぅぅう……」プクー

ミッコ(ふくれてるアキかわいい…」

アキ「なに!?何か言った!?」

ミッコ「うわっ!?な、何でもないよ!!」

ミッコ(声に出てた!?)

アキ「もういい!!ダウトなんてもうしないもん!!」

ミッコ「アキ…そんなにマジにならないでさ…」

アキ「二人で私をいじめるんでしょ!」

ミッコ「そ、そんなことしないよ!」

アキ「とにかくもうしない!」

ミカ「アキ。卑屈になってはいけないよ」

アキ「……」

ミカ「確かに負け続けかもしれない。でも、卑屈になって挑戦することをやめてしまったらそこで終わってしまう。それは悲しいことだよ」

アキ「……」

ミッコ「……」

ミカ「ね?」

アキ「…それもそうだね」

ミカ「ああ」

アキ「よーし次は負けないよ!!」

ミッコ「ああ!そうこなくっちゃ!!」

ミカ「とはいえ」

アキ「ん?なに?」

ミカ「アキは弱すぎるね。全部表情に出てしまっている」

アキ「」ガーン


ミッコ(ズバッというなぁ…)

ミカ「なにかハンデをつけようか」

アキ「ハンデ?」

ミカ「ああ」

ミッコ「うーん…ハンデかぁ、ダウトでハンデって思いつかないなぁ」


アキ「…じゃあさ!」

ミッコ「ん?」

アキ「『ミカは私にダウトを見破られたら1つなんでも言うことを聞く!』」

ミッコ「なっ…」

ミカ「……」

アキ「えへへ…どうかな?」

ミッコ「いやいやいや、それは流石に…」

ミカ「いいよ。それで行こう」

ミッコ「えっ!?」

アキ「やった!」

ミッコ「ホントにいいの!?いくらミカでも…」

ミカ「かまわないよ」

ミッコ「でも…」

アキ「じゃあ決まり!後からやっぱりナシとかダメだからね!!」

ミカ「要は一度も嘘がバレなければいいんだろう?」

アキ「凄い自信だね!『なんでも』だからね!?」

ミカ「ああ」

ミッコ「……」


アキ「よーし!!1!」

ミカ「2」

ミッコ「…3」

アキ「4!」

ミカ「5」

アキ「………」ジィィィ……

ミカ「…なんだい?私の顔に何か付いてるかな?」

アキ「…いや、なんでもないよ」

ミカ「そっか」

ミッコ「6」

アキ「7!」

ミカ「8」

アキ「…ダウト!!」

ミッコ「!!」


ミカ「……」ペラッ

ミッコ「…8」

アキ「くっ…」

ミカ「フフ、残念だったね」

ミッコ「プレゼント~」

アキ「うっ…」ドッサリ

ミッコ「ねぇ」コソコソ

ミカ「ん?」コソコソ

ミッコ「本当にこんなルールでいいの?いくらハンデだからって…」コソコソ

ミカ「そもそもゲームに対するハンデではないけれどね」コソコソ

ミッコ「なら…」

ミカ「アキが楽しくゲームが出来るのならそれでいいさ」コソコソ

ミッコ「…最悪、ペナルティ覚悟で毎回ミカの番にダウト宣言してくることも
…」コソコソ

ミカ「ああ。でもアキは純粋だからね、そんなこと思いつきもしないだろう」コソコソ

ミッコ「……」チラッ

アキ「うぇえ…カードがたくさん…」

ミッコ「……」

ミッコ「確かに。そうかも」コソコソ

ミカ「だろう?」コソコソ

ミッコ「……」

ミカ「それにね、ミッコ」コソコソ

ミッコ「?」

ミカ「どんなルールだろうと私は負けるつもりはないよ。一度もアキにダウトをとられずあがって見せるさ」コソコソ

ミッコ「…マジ?」コソコソ

ミカ「ああ」コソコソ

アキ「そこーーーー!!!」

ミッコ「!!」ビクッ

アキ「そこ!!なに話してるの!!反則だよ!!」

ミッコ「ええっとぉ…」

アキ「言い訳無用!!」

ミカ「いや、アキが私に勝ってどんな無理難題を押し付けるつもりなんだろうなって二人で話してたのさ」

アキ「えっ?ミカ、知りたいの?」

ミカ「ああ」

ミッコ(助かった…)

アキ「…ミカが」

ミカ「うん」

アキ「あの怪しい会に入ってる理由が知りたい」

ミカ「ん?」

ミッコ「怪しい会って…『西住みほを見守る同盟』のこと?」

アキ「うん」

ミカ「……」

ミッコ(私も知りたいかも…)

アキ「ねえ、ミカ。教えてよ」

ミカ「……」

アキ「あの会普通じゃないよ。皆、みほ、みほ…ってさ…」

アキ「ううん、そんなことはどうでもいいの」

アキ「それに。その会に、どうしてミカが入ってるの?」

アキ「理由を聞いても全然教えてくれないし」

ミカ「……」

アキ「もしかして」

アキ「もしかして……ミカはみほさんのことが好きなの…?」

ミカ「……」

アキ「ねぇ、どうして…?」

ミカ「……」

ミッコ「……」ゴクリ…

アキ「……」

ミカ「…言えない」

ミッコ「!!」

アキ「そう…」

ミカ「ああ」

アキ「でも、もし私がダウトとれたら…その時は正直に教えてもらうからね」

ミカ「ああ。約束しよう」

ミッコ「……」

アキ「ミッコ。速くカード出してよ」

ミッコ「えっ?ああ、…9」

アキ「10」

ミカ「ダウト」

アキ「!!」

ミッコ「!!」

ミカ「ミッコ。確認してくれるかな?」

ミッコ「ああ……、いや10であってる」ペラッ

ミカ「そっか、残念。ならカードを貰うね」ササッ

アキ「……」

ミカ「……」

ミッコ(く、空気が重い…)

全然かけなくてすいません
頑張って完結まで書くつもりです


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黒森峰 西住家の前

エリカ「ううううう…」

エリカ(まさか隊長のお家に呼ばれるなんて…)

エリカ(夢のよう…、だけど)

エリカ(緊張する…。隊長、重要な話って何かしら…)

エリカ「でも、もう着いてからかれこれ三十分くらい経ってるし…これ以上隊長を待たせるわけにはいかないわね…」

エリカ「……」

エリカ(覚悟を決めなさい、逸見エリカ)

エリカ(そうよ…インターホンを押すだけ…)

エリカ「…よしっ!!」

エリカ(押すわよ…)

エリカ(押すわよ…、押すわよ…)プルプル

エリカ(もう少し…もう少しよ…はやく押しなさい!逸見エリカ!)

まほ「家の前でなにをしてるんだ?」ガチャ

エリカ「きゃああああああああ!!?」

まほ「うわぁぁぁああ!??」

エリカ「って、隊長!?なんで!?」

みほ「びっくりした…急に大声を出さないでくれ…」

エリカ「すいません…でもどうして…」

まほ「家の前でずっと立っている不審者がいるって聞いてな…きっとエリカのことだと思って迎えに来たんだ」

エリカ「不審者!?」

まほ「ああ…」

エリカ「ふしんしゃ…」ガーン

まほ「しかし家の前でずっとなにをしてたんだ?着いたなら言ってくれれば良かったのに」

エリカ「いえ、なんでもないです…」

まほ「そ、そうか…」

まほ「とりあえず入るか?」

エリカ「!はっ、はい!お邪魔します!!」

まほ「そんなに緊張しなくてもいいぞ」

エリカ「は、はい…」

エリカ(あれ?なんだか今日の隊長はカッコいい…)

まほ「こっちが私の部屋だ」

エリカ「は、はい」

しほ「逸見さんね。いらっしゃい」

エリカ「お、お邪魔します!!」

しほ「ええ、ゆっくりしていきなさい」

エリカ「はい!ありがとうございます!」

しほ「まほ。ちょっとこっちへ来なさい」

まほ「はい。お母様」

エリカ「?」

しほ「まほ、あなた…」

まほ「はい」

しほ「……」

まほ「……」

しほ「……」

まほ「…お母様?」

しほ「…なんでもないわ」

まほ「そうですか…」

エリカ「どうしたんですか?」

まほ「いやなんでもない。こっちだ、エリカ」

エリカ「は、はい…」

しほ「……」

まほ「ここが私の部屋だ」ガチャ

エリカ「おじゃまします…」

まほ「ああ…」

エリカ「ここが…」

エリカ(隊長の部屋…)

エリカ「……」

まほ「何か飲み物を取ってくる。適当なところに座っててくれ」ガチャ

エリカ「あ、はい…」

まほ「ああ」バタン

エリカ「……」キョロキョロ

エリカ(私、本当に隊長の家にいるのね。なんだか実感ないわ)

エリカ(隊長の部屋……戦車ばっかりね)

エリカ(表彰状もたくさん…)

エリカ「あれ?このメダル戦車道のじゃないわね…」

エリカ「…剣道!?隊長、剣道もできるの…!?」

エリカ(そうよね、隊長は西住流だものね…)

エリカ「でも、この数はすごいわね…」

エリカ「剣道、柔道…華道もあるわね…」

エリカ「あ痛っ…」ドンッ

エリカ「しまっ…」

ドサッ

エリカ「あっちゃあ…」

エリカ「積んである本、倒しちゃっわね…」ヒョイ

エリカ「ん?なにかしらこれ…料理本?」

エリカ(…隊長料理するの?)ペラッ

エリカ「って読んでる場合じゃないわ!速く戻さないと」

エリカ「隊長が戻って…ん?」

エリカ「これは…!!」

エリカ「隊長の…制服…!!」

エリカ「……」

寝ます

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