このSSは
みほ「笑ってはいけない西住流?」
の本編に入れたかったけど削った部分などを紹介していきます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464961140
○:まほの差し入れ
――控え室
コンコン ガチャ
まほ「入るぞ」
エリカ「隊長!」
みほ「あ、お姉ちゃん」
まほ「これ。差し入れだ」スッ
みほ「これって……アイス?」
まほ「何を渡そうか考えたが、小さいとき、一緒に食べたのを思い出してな」
ケイ「へえ~~っ。いいお姉さんじゃない」
まほ「もちろん皆の分もある。良かったら食べてくれ」
ダージリン「ありがたく頂戴しますわ」
エリカ「ありがとうございます!!」
みほ「あのときと同じアイスだ……」
まほ「懐かしいな。あのとき、あたり棒をみほにあげたっけ」
みほ「うんっ」
パクッ ペロペロ モグモグ
まほ「みほ、どう? 当たりは出た?」
みほ「うう~ん……残念。『はずれ』だって」
まほ「やはりそうそう上手くいかないものだな」
ケイ「イエス! ラッキー! 見て!」
みほ「えっ?」
< 『 あ 』 >
ケイ「あたしのアイス棒、最初の文字が『あ』って出たわよ!」
みほ「ケイさん当たったんですか!? すごいです!」
ケイ「あれ? さらに文字が続いて……」ペロペロ
< 『 あ~あ はずれ 』 >
デデーン 西住 ケイ アウトー
みほ「ずるいウッ!」スパーン
ケイ「うぐッ!」スパーン
まほ「そういえばこういうアイスだったな。いろんなことが書かれているんだ」
エリカ「なんですかそれ……」
ダージリン「……アラ?」
< 『あ』 >
ダージリン「ん?」ペロペロ
< 『あた』 >
ダージリン「まさか、ホントに当たり!?」パクッ ペロペロ
<『 あたたか~い 』>
デデーン ダージリン アウトー
ダージリン「何でっ!!」スパーン
エリカ「意味わかんない……ってアレ?」ペロペロ
<『 た 』>
エリカ「もはや当たりでもはずれでもないじゃない……」
<『 たた 』>
エリカ「……んん??」
<『 たたり 』>
エリカ「」
デデーン ケイ ダージリン アウトー
ケイ「どわっ!」スパーン
ダージリン「ぐミッ!」スパーン
エリカ「え? ん? え、私どうしたらいいの?」
まほ「その棒、捨てるに捨てられないな……」
ダージリン「持っていても捨てても、どちらにせよ不吉ですわ……」
エリカ「え、隊長、ちょ」
まほ「そ……それではみんな、頑張ってくれ……」ガチャ バタン
エリカ「…………」
デデーン 逸見 アウトー
エリカ「うわウッ!」スパーン
(※ボツ理由:ネタがちょっと地味すぎ)
○:プラウダの没ネタ・バス
プップー プシュー
みほ「あ、ほかの生徒が乗ってきました」
カチューシャ「ノンナ、クラーラ、西住流が体験できるなんて楽しみね!」ザッ
ノンナ「そうですね。わたしもそう思います」ザッ
クラーラ「ニシズミ流はロシアでも有名ですね」ザッ
ケイ「あたしたちのほかにも参加者がいたのね」
ダージリン「ええ。だけど油断はできませんわ」
カチューシャ「到着するまでちょっと休むわ。着いたら教えて」ゴロン
ノンナ「ええ。どうぞゆっくりお休みください」
クラーラ「それなら子守唄、歌います」
クラーラ「わたし、カチューシャのために歌を覚えました」
カチューシャ「そうなの?」
クラーラ「ニッポン人は誰でも知っている歌といいます。聞いてください」スッ
ケイ「ワオ、バラライカだわ」
みほ「クラーラさんって、楽器が弾けるんですね」
~♪ポロローン
クラーラ「むっかし~♪ むっかし~♪ ウラシマは~~♪」
クラーラ「たっすけた亀に~♪ 寝取られて~~♪」
デデーン 全員 アウトー
みほ「うなあっ!」スパーン
ケイ「のおっ!」スパーン
エリカ「なんでウッ!」スパーン
ダージリン「うええっ!」スパーン
カチューシャ「なんちゅう歌なの!」ガバッ!
クラーラ「???」
クラーラ「カチューシャは、この歌を知らないですか?」キョトーン
カチューシャ「そんな目で見ないでよ! カチューシャが悪いみたいじゃない!」
ノンナ「クラーラはまだまだ日本語を勉強中です。多少の間違いは大目に見ましょう」
ノンナ「カチューシャ。あなたは寛大なお方。瀬戸内海のような広い心で許してあげてください」
エリカ「狭っ」
ケイ「ムフフン」
ダージリン「ウッフフ」
デデーン ケイ ダージリン アウトー
ケイ「アオ!」スパーン
ダージリン「ヒエッ!」スパーン
クラーラ「瀬戸内海? カチューシャの心には、牡蠣を養殖してるですか?」
カチューシャ「なんでそーいう所は詳しいのよ!」
(※ボツ理由:クラーラは別にこんな片言キャラではないため外して書きなおし)
○:テスト
コンコン ガチャ
亜美「みんな、ちょっといいかしら……相談があるの」
みほ「どうしたんですか?」
亜美「この体験教室を受けるにあたって、事前に簡単なテストをしたわね」
エリカ「ええ」
亜美「他の子にも受けさせたんだけど、その中にどうも成績が良くない子がいるのよ」
ダージリン「はあ」
亜美「それが家元の目に止まってね……こんな簡単なこともわからないようじゃ、戦車を動かすのにふさわしくないって……どうも戦車道から破門するかどうか審議するっていうのよ」
ケイ「ホワーイ!?」
みほ「そんな、厳しすぎます!」
亜美「ええ。わたしもそう思うわ。だからみんなでそこに行って、説得する手助けをしてほしいのよ」
――会議室
ザワザワ ガヤガヤ
亜美「ここに座ってね」
みほ「そんな……かわいそうだよ……」
ケイ「誰なのかしら。いずれにしても止めなくちゃね」
まほ「みなさん静かに。これから、ある人物について審議をします」
まほ「それでは、前へ」
桃「うう……」トボトボ
みほ「河嶋さん……!?」
まほ「河嶋桃。あなたは、本当に戦車道にふさわしい能力を持っているかどうか疑義がある」
まほ「その証拠がテストの解答に表れている。まずはこれ」パッ
< 『問.ドイツ軍のロンメル将軍の異名は「砂漠の〇〇」?』 >
まほ「まずは小手調べ。これの解説については適任者がいるな」
エルヴィン(パンチパーマ)「任せてください」
エリカ「あ、8500円」
みほ「ムグッ」(唇を噛みしめる)
ケイ「ウグウ」(唇を噛みしめる)
ダージリン「ヴッ」(唇を噛みしめる)
エルヴィン(パンチパーマ)「当然、答えは『砂漠の狐』。その由来は、彼は連合国の暗号で『FOX』と呼ばれていたこと、そして、北アフリカ戦線で活躍したことで、そこからサハラ砂漠が連想されたためだといわれている」
エルヴィン(パンチパーマ)「なお、この二つ名は彼の死後つけられたものだ」
まほ「素晴らしい。では、河嶋の解答を見てみよう。こちら」パッ
< 『 砂漠のうずら 』 >
デデーン 全員 アウトー
みほ「ウソッ!」スパーン
ケイ「ウソでしょ!」スパーン
エリカ「何でヨッ!」スパーン
ダージリン「もっとこうアアオ!」スパーン
エルヴィン(パンチパーマ)「死ぬ! 渇いて死んじゃう!」
まほ「書いてて疑問に思わなかったのか!?」
桃「だ、だって他に何も浮かばなくて……」
まほ「他にもある。次の問題だ」パッ
< 『問.いわゆるパンツァーファウスト(対戦車砲)を使用するとき注意することは?』 >
まほ「戦車道には直接関係ないが、関連する武器の基礎知識として出題した」
まほ「やや変化球の問題だったが、見事に答えてくれた者がいる。赤星」
小梅「はい。『射出時に後ろの空間が解放されていなければならないこと』です」
まほ「ありがとう。この武器は推進材が激しく噴き出すため、後ろに注意しないと大やけどのおそれがあるからだ」
まほ「では、河嶋の解答は?」パッ
< 『お酒を飲んでいるときは使えない』 >
デデーン 全員 アウトー
みほ「ぎゃん!」スパーン
ケイ「ウエイッ!」スパーン
エリカ「もう!」スパーン
ダージリン「あああっ!」スパーン
まほ「のんきか!」
まほ「戦場で『あ、ゆうべ飲んだから撃てないわー』とでも言うのか!」
桃「だって、だって……」
まほ「最後はコレだ!」バン!
< 問.鎚と金床作戦の概略を「背後」「重戦車」という言葉を使って60文字以内で述べよ >
まほ「難易度の高い問題にもかかわらず、満点をたたき出した者がいた。その人の解答を挙げよう」
< 『兵力を2つに分け、重戦車など耐久性のある部隊で敵を引きつけつつ、別の部隊が敵の背後に回り込むことで挟み撃ちにする戦術』(58文字) >
まほ「完璧だ。何も言うことはない。よくやったぞ丸山紗希」
紗希「…………」ニッコリ
4人『!?』
まほ「固定された部隊をもとに、激しく敵を叩く別動隊がちょうど鍛冶の鎚と金床に見立てられることからこう呼ばれる」
まほ「だがそれに比べて河嶋!」
まほ「お前は鎚と金床の意味をそのまま解釈している!!」バン!
< 『親方が金床に向かって鎚を振るう姿。その背後を弟子が見て学ぶことですぐれた技術を受け継ぎ、未来の重戦車職人を育てる作戦』(58文字) >
デデーン 全員 アウトー
みほ「ぐぎッ!」スパーン
ケイ「あっははアウ!」スパーン
エリカ「イイッ!」スパーン
ダージリン「うおうっ!」スパーン
まほ「最初から最後まで書いてあることの意味が分からん。0点だ」
まほ「それにンフフお、親方てフフッ」
まほ「あと重戦車職人って何なフュヒッ! ウフフ」
まほ「ンフ、ンフハハハwww」
デデーン 全員 アウトー
みほ「お姉ちゃんwww」スパーン
ケイ「www」スパーン
エリカ「隊長www隊長www」スパーン
ダージリン「まほさんwww」スパーン
まほ「ムフ……ゴホン! 以上のことから、河嶋桃は戦車道にふさわしい資質を備えていないことがわかります」
桃「い、いやだぁ……やめたくないよぅ……」メソメソ
まほ「しかし、こうして助命嘆願として多くの人が集まっていることも事実。したがって、皆に免じて破門は免れることとします」
桃「ええっ、ほんとう……!?」パアア
まほ「ただし! 制裁は受けてもらう」
デデーン 河嶋 アウトー
桃「!?」
ガチャッ!
しほ「…………」スタスタ
みほ「お、お母さん……!?」
まほ「家元によるおしりペンペンの刑だ」
しほ「悪い子! このっ! このっ!」ベシーン! ベシーン!
桃「ぎゃああんっ! ごめ゛ん゛な゛ざい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」ジタバタ
デデーン 西住 逸見 アウトー
みほ「うわあん!」スパーン
エリカ「ぎょおっ!」スパーン
桃「うう……グス……ヒック……もうしません(?)……」ピクピク
まほ「ではこれで審議を終わり……」
しほ「待ちなさい。まほ」
まほ「!?」
しほ「笑ったら罰を受けるのがここの掟。あなただけ見逃すわけにはいきません」
しほ「よって、同様におしりペンペンの刑に処します」
まほ「」
しほ「だいたい15年ぶりかしらね。あなたをこうするのは!」ベシーン! ベシーン!
しほ「昔を思い出すわ! あの頃まほは『伯方の塩』のコマーシャルが大好きで、あのセリフを真似していたの!」ベシーン! ベシーン!
しほ「でも小さいからきちんと言えてなかった! 覚えた言葉は『はだかのしほ』ってなってた!!」ベシーン! ベシーン!
しほ「それを面白がってあちこちで叫ぶもんだから、お母さんとっても恥ずかしかったわ!!」ベシーン! ベシーン!
まほ「ぴぎい゛っ!! お゛があ゛ざま゛っ!! ごめ゛ん゛な゛ざい゛!! ごめ゛ん゛な゛ざい゛!!!」ジタバタジタバタ
みほ「」
デデーン ケイ 逸見 ダージリン アウトー
ケイ「貴重なエピソードねオウッ!」スパーン
エリカ「こんな隊長見たくなかったアアア!」スパーン
ダージリン「なんの話ウワア!」スパーン
まほ「ウ……ウエッ……」ピクピク
亜美「ま……まあ破門は取り消されたし、結果オーライってことで戻りましょうか」スタスタ
みほ「ええ~~っ……」
(※ボツ理由:尺の都合。その代わりに桃ちゃんのぽんこつネタは別を採用)
○:おまけのワンシーン
ケイ「ねえダージリン」
ダージリン「はい」
ケイ「オレンジペコちゃんが言ってたことって本当なの?」
ダージリン「なんのことかしら?」
ケイ「料理は頭蓋骨がひび割れるくらいマズいって」
ダージリン「そんなことはありませんわ。ただ、新たな味覚への挑戦として、目玉焼きに少し変わった味付けをしただけ」
ダージリン「ところでみなさんは、目玉焼きには何をかけます?」
みほ「お醤油ですけど……」
エリカ「わたしも同じ」
ケイ「あたしはマヨネーズ!」
ダージリン「そう。普通ね」
エリカ「アンタあの子に何食わせたの」
ダージリン「粉のポカリをかけたものよ」
デデーン 西住 ケイ 逸見 アウトー
みほ「うえっ!」スパーン
ケイ「なんてことヲッ!!」スパーン
エリカ「いつか後ろから刺されるわヨッ!」スパーン
ダージリン「……ふたりで半分ずつ分けて食べたのだから、責任はとっています」
ダージリン「特に、黄身との相性は最悪でしたわ」
みほ「ひえぇ……」
ケイ「ジーザス!」
エリカ「アンタ、ファミレスのドリンクバーで混ぜ遊ぶタイプでしょ」
ケイ「え、じゃあアレは?」
ダージリン「?」
ケイ「アレよウッフフ」
ケイ「爆竹ブフゥwww爆竹のことはウエッヒヒwww」
デデーン ケイ 逸見 アウトー
ケイ「うひゃっひゃ!」スパーン
エリカ「言えてないじゃインッ!」スパーン
以上でおしまいです
ガルパンの映画は、見れば見るほど新たな発見があって面白いですね
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