【艦これ】提督「初春とケッコンした」 (59)


初春「あっはっはっはっは!! 毛穴からユッケwww毛穴からユッケwww」

提督「wwwwww」

初春「うひー… うひー… プッ くっ、はははは!!!www 毛穴から窒素www」

提督「www ダメだダメだwww 死ぬww 死ぬぅwww」

瑞鶴「ちょっと提督!! 何時だと思ってるの!!?」バタン!

提督「スミマセン」

初春「あはははははwwwww ユッケで毛穴塞ぐでないwww」

瑞鶴「初春も!」

初春「」シュン

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瑞鶴「ほんっとにもー! いくら面白いからってこんな時間に騒がないで!」バタン

提督「………」

初春「………」

提督「寝るか」

初春「うむ…」


初春「―― ちょ、提督―― 先に瑞鶴に言われたばかりではないか…… あっ」

提督「初春が大きな声を上げたら来るかもな」

初春「くっ… やめ――」

提督「やめるのか?」

初春「~~っ!! こういう時は本当に意地が悪いの!!」

提督「いやぁ、弄り甲斐があるからつい」

初春「もうよい! 妾は寝る!」

提督「えー… まぁいいや」

初春「………」


初春「……… のう、提督よ」

提督「……… んー?」

初春「どのくらい経つかの?」

提督「そうさな… 大体十一ヶ月だ」

初春「式も上げ沢山の仲間達に祝福を受けたのう! いい思い出じゃ」

提督「ああ…」

初春「…… 少し、我が儘を言ってもよいか?」

提督「うん」

初春「一年… 一周年は… 貴様とどこかへ行きたい」

提督「どこかって… どこ?」

初春「それは貴様が考えるべきじゃ。妾が所望するのはここではないどこか、それだけじゃ」

提督「ここではないどこか、ね…」

初春「出来るなら、貴様も行ったことのない場所がよいな」

提督「俺も? うーん… 考えておくよ…」

初春「うむ! それでよい」ガバッ

提督「うあっ… お前もなかなか、現金な奴だな」クスッ

初春「貴様ほどではない」クスクスッ


<アンッ アアッ ソコ!ソコォ! アッ ンアアアッ

子日「」Zzz

若葉「」Zzz

初霜(初春声大きすぎ! 二人が起きちゃうじゃない!)///

若葉「………」

若葉(混ざろうかな…)

今日かここまでで… 短くてごめんなさい。
不定期、亀更新です。

1998年生まれは満17歳……あっ

>>7
酉が生年月日だなんて誰も言っていないじゃあないか!


初春「んあー… 風が心地良い天気じゃのう!!」ノビー

提督「せやな。あ~ 今日の朝食って当番だれだっけ?」

初春「球磨と木曾のはずじゃ」

提督「おっ、フレンチクルーラーかなぁ… シロノワールかなぁ」

初春「たまには球磨のも食べてやったらどうじゃ?」

提督「木曾は俺の胃袋を完全に掴んでるんだよ」

初春「どんな顔をして言っているのじゃ…」



提督「木曾が風邪か」

球磨「クマ。全員分の朝ごはんはとっても大変だクマ」

提督「手伝おうか?」

球磨「気持ちだけ受け取っておくクマよ。提督はいつも木曾の方を選ぶから、たまには球磨のも食べるといいクマ」

提督「ああ、期待してる」クスッ

球磨「…… よーっしクマ」

初春「妾は卵かけご飯で良いぞ~」フワァ~

球磨「しらすのサービスだクマ」

初春「おお! ありがたい!」キラキラ


球磨「ほれクマ」

提督「これは… ?」

球磨「ただのフレンチトーストクマ」

提督「…… 熊の焼き跡すごいな… どうやったんだこれ」

球磨「内緒クマ~♪ おかわり欲しかったら言うクマ!」

提督「うん… おっ、うまいなぁ」ホクホク

初春「……」

初春「大根おろしあるかの?」

球磨「流石に用意してないクマ」


子日「おはよ~」ボッサボサ

初霜「おはようございます」

若葉「おはよう」

初春「んお、おはようなのじゃ」

提督「やっはろー」

球磨(初霜の目にすごい隈が出来てるクマ… 妖精さんに防音シートでも頼んでおいてやろうクマ)


提督「……… 花見でも行くか」

初春「なんじゃ、急じゃな」

提督「来るか?」

初春「行かない訳無いじゃろ」

若葉「若葉もいく」

初霜「えっ!? ちょ、それは」

初春「よいよい。二人の花見も良いが、それにしたって人数は多い方が良いの」

子日「じゃあ子日も行く~」

初霜「じゃ、じゃあ私も…」

提督「ん~っ」ノビー

提督「ふぅ… さて、飲みもん持ってくか」

初春「黒霧島」

提督「残ってるかなぁ… 途中スーパーかどっかで買えばいいか」

子日「ファ○タ~」

提督「無い。昨日最上と三隈が飲んでた」

子日「えぇ~?」

提督「…… しゃあないな。全部買っていこう」

初霜「だ、大丈夫なんですか?」

提督「ワハハ。大丈夫」


皐月「あれ~? 司令官、どこいくの?」

提督「少し向こうの方に公園あるだろ? そろそろ梅と桜がいい感じにな」

皐月「あ、花見!? 行ってもいい!?」

提督「おう。いいぞ」

皐月「やったぁ! じゃあみんな誘ってくるね!」

提督「ああ」ノシ


――― 玄関


提督(…… なんだって着替えにこんな時間かかるんだ…)

初月「………」

提督「…………」フワァ~

提督「」ムニャムニャ

初月「…………」

提督「……… !?」

初月「!?」

提督「………」

初月「………」


提督「…… え?」

初月「ん? なんだ、どうした?」

提督「……… えーと」

提督「誰?」

初月「… 聞いてないのか? 秋月型駆逐艦 三番艦の初月だ」

提督「…… ちょ、ちょい! はっちゃん!!」

ハチ「はいはーい? なんでしょう あら、そちらの方は?」

初月「初月と言う。本日付でこの鎮守府に着任と言われ来たのだが」

提督「……… ちょいまち」

提督「」prrrrr prrrrr

提督「もしもし、どうも、私です。ええ、それなんですが…… はぁ!? 今送った!?」

提督「闘いもほぼ終わりに近づいてるからって、貴方が気を抜いてては駄目じゃないですか? はい。大和にチクっておきますので、では」

初月「……」

提督「明日に書類が届くらしい」

初月「じゃ、じゃあ僕がここに来る事は誰も知らないということか!?」

提督「そうだな」

初月「な、なんだそれは… 普通に恥ずかしい奴じゃないか…」

ハチ「まぁ… ドンマイです」

提督「だな」

皐月「おまたせ~ 弥生と望月は行かないってさ~! ん、あれ? その子誰?」

初月「僕は――」

皐月「ボクっ娘… だと!?」


提督「なんだ、結構な大人数になったな」

球磨「楽しそうなことには積極的に頭を突っ込むクマ」

長月「頭を突っ込むのか?」

皐月「なんだかお腹すいたな~」

若葉「早くないか?」クスクス

瑞鶴「まぁ、今日くらい遊んでも許されるわよね」

初霜「瑞鶴さんはずっと訓練演習出撃の毎日でしたからね」

瑞鶴「あの一航戦が演習のたびにチクチク言ってくるのよ」ハァ

子日「――」♪

しおい「楽しみ~♪」

初春「何度見ても良い天気じゃ。提督、忘れ物は?」

提督「無いよ。たぶん」

初春「じゃ、行くかの」

全員「おー!」


初月「そ、その、僕はどうすればいい?」

翔鶴「付いていったらどうですか?」

初月「うあっ!?」

提督「どちらにしろここに来るなら歓迎会しなきゃな。付いてこいよ、初月」

子日「提督飲んでる?」

提督「え?」

初月「…… ははっ、ああ、行かせてもらおう」

翔鶴「遅くならないでくださいよ?」ノシ

提督「おーう」ノシ

初月「」ノシ

―― スーパー

子日「提督提督! これ買ってもいい?」

提督「何に使うんだそれ… 戻してきなさい」

子日「え~? はーい…」

初春「持ってきたぞ!」

瑞鶴「はいこれ」

提督「ちょっと多くないか… ?」

瑞鶴「何言ってるの。夜の分もよ」

提督「? あ、ああ」


初月「………」

長月「…… ん? どうした」

初月「!? き、君は」

長月「長月だ。それが欲しいのか?」

初月「い、いや! 僕は大丈夫だ」

長月「… まぁ、いらないと言うなら強制はしないが… うちの鎮守府ではそんなに細かい気遣い、我慢は必要無いぞ?」

初月「え?」

長月「長10cm砲ちゃんだったか? 欲しがってるじゃないか」

初月「あっ、こら!」

長月「そう叱るものじゃないさ。ほら、私がこれを持っていこう」ヒョイッ

初月「あっ」

長月「いいんだ。それとも、まだ他に欲しい物があるのか?」

初月「い、いや――」

長10cm砲ちゃん「」クイックイッ

長月「ん、どれだ? これか?」

初月「う、うう…」


店員「お会計―― になります」

提督「\\\」

瑞鶴「うわぁ… スーパーで買い物する金額じゃないわよ」

提督「大丈夫大丈夫」プルプル

瑞鶴「え… まさか、自費?」

提督「提督は大丈夫です」プルプル

瑞鶴「…… なんかごめん」


瑞鶴「ほら、小分けにすればみんなで持てるでしょ? 初月、ちゃん? 貴女も」

初月「あ、ああ」

長月「うちはあまり身内に遠慮しない」

初月「…… ああ」

初月「いいところだな」

皐月「でしょ?」

提督「ふぅ、行くか」

初春「うむ!」

―― 公園

皐月「おー、人もちらほらとしか居ないね」

提督「平日だしな」

瑞鶴「あ、あの桜良いわね。あそこにしない?」

提督「んにゃ、もっと良い所あるから」

瑞鶴「え、そうなの?」

初春「うむ。良く散歩にここまで来ていたからのう。どこに何があるかは大体知っておるのじゃ」

提督「こっち~」ノシ



初月「わぁ…」

瑞鶴「すごい…」

提督「せやろ」

皐月「場所取った~! にひひ」

球磨「ナイスポジションだクマ」

初霜「シート引きましょう」

若葉「ああ」

皐月「あ! あっちに川あるよ!」

球磨「クマッ!? 鮭居るかクマ?」

皐月「居ないんじゃないかな…」ハハハ


初月「ふぅ…」

提督「おつかれさん、早速何か飲むか?」

初月「あ、いや、僕は…」

提督「下戸? じゃカル○スでも」

初月「あっ… ありがとう…」

初春「緊張しておるのか? まぁ無理もないじゃろうが… もっと気を楽にしてくれて良い」


<ワーシャケダー! マジカクマー!? ドコクマー!


初春「少しキャラが濃くてあれな連中じゃが、皆貴様を歓迎している」

提督「キャラが濃いって… お前が言うのか?」

初春「なんじゃ、文句でもあるのかや?」

初月「…… 指輪」

提督「… ん?」

初春「うん… ?」

初月「二人は、ケッコンしているのか?」

提督「ああ」

初春「うむ!」ギュッ

初月「クスッ… いいな… そういう関係は、素直に羨ましく思う」

初月「あ、ああ! いや、提督のことがどうとかじゃなく、そういう関係、夫婦という関係。それ自体が羨ましいんだ」

提督「……」クスッ

初春「言うのう」クスクス

提督「飲むか?」

初月「ああ… 頂こう」


若葉「若葉、一発芸をする。夜戦時、魚雷カットインで敵戦艦を沈めた時に見せる初霜のドヤ顔」

若葉「私が、守ります! (シャッシャッシャッ ドーン) フッ」キラキラ

子日「wwww」

初霜「ちょ、やめてよぉ!!」///

提督「いいぞー!ww」

初春「ww」

初月「……」クスッ

瑞鶴「wwwww もっとやれー!ww」

皐月「はいはい! 僕は… えーっと、あ、いい感じの枝! 九一式徹甲弾の妖精さんのモノマネしまーす!」

皐月「…… !」

球磨「wwwww」

若葉「妖精さんに目を付けたかww」

妖精さん「wwww」

皐月「あれ、妖精さん居たんだww」

妖精さん「提督さんのフードに入ってましたw」

初月「これは分かったぞwww」

長月「ww」


球磨「三番! 球磨は阿武隈のモノマネをするクマ!」

球磨「ほーらね! そこにいたでしょ?」ドーン

長月「岩www」

皐月「岩wwwww」


初霜「ふぅ…」

提督「初霜は何かやらないのか?」

初霜「や、やりませんよ!」

初春「やってもいいのじゃぞ?」

初霜「やらないですって!」

初月「僕は見たいな」

初霜「初月さんまで!?」

初春「はーつしも! はーつしも!」

初月「はーつしも! はーつしも!」ハハハ

提督「アソレ」

瑞鶴「え? あ! はーつしも! はーつしも!」

初霜「う、うう…」


初霜「わかりました! わかりましたからそのコールやめてください!」

子日「あの、この前練習してたやつは?」

初霜「うえっ あ、あれ? あれをここで?」

提督「やれやれー」

初春「妾達以外誰も居らんて」

初霜「う、うう……」

初霜「じゃ、じゃあ… 芸人さんのパクリですけど… 四番、初霜… ダチョウ倶○部さんのあの定番ネタを、ドラマチックにやります」

提督「え、なんて?」

初春「まぁ良いww」


初霜「なっ、なんですかこのおでん! めちゃくちゃ熱そうじゃないですか! こ、こんなもの、一口でなんか食べられませんよ!」

初霜「…… ああ、確かに初ちゃんの言う通りだ… だが… 誰かがやらなきゃいけないんだろ… ?」

初霜「…… 俺がやる」

初霜「…… おいおい! この俺を忘れてもらっちゃ困るなぁ! 俺にだって、いい格好させろよ! 俺がやる!」

初霜「あ、貴方達… 私のために………  わかりました… 私がやります!」


長月「いいや! 初霜はここまで色々やってきた!」


初霜「―― !?」

長月「自分だけいい格好しようなんて、そうはいかない―― 私がやろう」

皐月「それは違うよ!」

長月「!?」

初霜「―― !?」

皐月「僕だって… 皆の力になりたいんだ! 僕がやる!」

提督「いや!」

皐月「!?」

長月「!?」

初霜「!!?」

提督「その役目は… 司令官である俺の物だ… お前達のやることじゃない… 俺がやろう」

初春「嫌じゃ!」

提督「!?」

皐月「!?」

長月「!?」

初霜「!!??」

初春「貴様がその熱々オデn―― プッ くっ… フフwww その熱々オデンwwを食べる姿などww見とうないww見とうないwww」

初春「妾がwwやろうwwww」


瑞鶴「いいえ!」

初春「!?ww」

瑞鶴「貴方なんかすごい見たそうだから提督にやらせたら!?」

初春「wwwww」

提督「流れ切るなよwwww」


初月「いいや」


瑞鶴「!?」

初春「!?」

提督「!?」

皐月「!?」

長月「!?」

初霜「初月さんまで!?」

初月「この二人はシステム上であれ硬い絆を結んでいるんだ。番が熱々オデン… クッ 熱々wwおでんwwを食べる所など、見たいはずがない!w 僕が守ろう!」

初霜「み、皆さん… そんな、私のために…」

初霜「でも… これは私が始めたこと… 私が、やらなければいけないんです!」


球磨「いいや!」


初霜「もういいでしょう!www」

若葉「」

子日「」

提督「入ってこないなぁって思ってたら二人笑い死んでたww」

球磨「球磨も危なかったクマww」

初月「いやぁ… 本当に楽しい場所だな、ここは」クックック

長月「…… それはなによりだ」クスッ

今日は早いですが更新は以上で。

これから間違えてもいいように酉を変えてやっていきます。
面倒をお掛けするかもしれませんがご了承いただけると幸いです。


しおい「見て見て! これ提督が作ってくれたんだよ!」

翔鶴「あら~ お花の冠ですか。ふふ、可愛らしいですね」

提督「やぁ、ただいま」

木曾「おかえり… 酔っ払いども」

球磨「木曾は寝てなきゃダメクマよ!? 何してるクマ!」

木曾「だいじょーぶだって…」

阿武隈「酒臭っ! あれ、その子は?」

初月「」

提督「歓迎会のつもりでいろいろ楽しくやってたら潰れた」

阿武隈「新入りの子じゃないですか! かわいそうですよ!」

若葉「おー!おーおーおーおーおーおー!」

子日「史上空前最強ばとーる!」

若葉「おー!おーおーおーおーおーおー」

皐月「デレレレレンデレレレレンww」

長月「天をきーりーさくーきょーだーいなーけんーw」

長月「うんめいのどあーひーらーかれーるーww」

瑞鶴「駆逐艦が一番うるさかったわ。とりあえず水持ってくるわね」

翔鶴「私もやりますよ」

提督「ああ、俺もやろう」フラフラ

これでいいでしょうか…


弥生「ただいm―― 酒臭!」

長月「おあえり~」

皐月「あっひゃひゃひゃwww おかえりおかえり~!」

望月「行かなくて正解だった」

弥生「ね」

提督「おら、水だ」

初春「かたじけない…」

子日「ありがとぉー」

しおい「あ、しおいも頂戴!」

提督「ん」

しおい「ありがとー! 喉渇いてたんだ~」

三隈「ファ○リーズ持ってきましたわ」

最上「僕も」

提督「すまんな」


初春「うーうー…」

提督「よいしょっ… と」

初春「初月はどうじゃった?」

提督「ただの飲みすぎ。大事にはならないよ」

初春「ならば良い… 貴様… 強いのじゃな」

提督「俺は皆より飲んでないからね」ハハハ

初春「そうじゃったかの… ?」

提督「なんかしてほしいことは?」

初春「んー… うなじを仰いでほしい」

提督「あい」パタパタ

初春「あ゛~いい気持ちじゃあ~」

提督「そ」パタパタ

若葉「若葉… 部屋に戻る」

初霜「私も~」

子日「子日…… △■×※のヒィ…」

提督「ああ… ほら子日、ちゃんと立って」

子日「んみゅ~ えへへぇ… ごめんねぇ」

提督「ん」ヒョイッ

子日「―― ふぇえっ!?」

提督「眠いんなら部屋まで送るって」

子日「う… うん」///

若葉「」バタン

初霜「」バタン

提督「…… どうした」

若葉「眠いぞ」

初霜「眠くて動けないです」

提督「嘘つけ」


瑞鶴「ははは、五往復お疲れ様」

提督「流石に疲れた」

初春「………」プクー

提督「初春?」

初春「妾も眠いのじゃ」

提督「じゃあ、部屋に帰って、どうぞ」

初春「~~~っ!」ポコポコ

提督「あーあー! 悪かったって!」

初春「ふん!」

提督「酔いはどんな感じ?」

初春「大方冷めたわ! 貴様の所為でな!」

提督「ははは… でもま、それなら夜も大丈夫かな」

初春「夜… ?」

翔鶴「まぁ… 静かに飲みましょうって事です」コトン

初春「酒というより、空気に飲まれておるな…」ククク

イムヤ「いいじゃない ほら、連れてきたわ」

初月「… 先ほどはすまなかった…」///

提督「いいんだ。こっちこそすまんかった。大丈夫か?」

初月「酒じゃなければなんとか… そうだな… りんごジュースか何かあれば」

三隈「どうぞ」コトン

初月「ありがとう…」


初春「途中からモノマネ大会になっての」

瑞鶴「そうそう、色々やらされたわ~」クスクス

島風「今度は島風も誘ってよね」

提督「ああ」

初月「すまない、その… ああ、それだ。一つくれるか」

翔鶴「どうぞどうぞ」

初月「ありがとう」

初春「…… フゥ」スッ

提督「ん… ? どうした」

初春「いや、本格的に眠くなってきたのじゃ」

提督「寝るか?」

初春「この空気を中断したくはないのじゃが…」

ハチ「ここに読み聞かせたら絶対寝てしまう絵本があるんですが」

初春「むしろ目が覚める本を読んで欲しいものじゃ」

ハチ「では、私達艦娘に関わる小話でも」

提督「へぇ…」

ハチ「とある鎮守府にdすね――」


<エェ~ ソレホントォ~? ウッソ~ww

<エェ…… ウッソ……

<……………


<ヒィィッッ!


初春「目が覚めたのじゃ」

ハチ「お粗末さまでした」パタン

島風「…………」ガタガタ

瑞鶴「…………」ガタガタ

翔鶴「…………」ガタガタ

イムヤ「…………」ガタガタ

三隈「ハチさん、なかなかお上手で」

ハチ「いえいえ」

最上「僕はくまりんこに良く聞かされてたから平気だったけどね」ニコッ

弥生「あれ、司令官は?」

初月「話が怖くなる頃に抜けていった」

望月「逃げたか」

提督「終わった?」ヒョコ

島風「て、提督~ ちょ、ちょっとトイレついてきて…」

提督「ん、おけい」

初春「妾も」

瑞鶴「私も」

翔鶴「わっ、私も!」

イムヤ「」チーン

ハチ「あら、やっちゃいましたか」


提督「大丈夫か?」

島風「う… うん、うん」

瑞鶴「うう……」

初春「今日はみんなで寝るっていうのはどうじゃろう」

翔鶴「い、いいですね!」

イムヤ「是非… お願いするわ」

ハチ「仕方ないですね」フゥ

初月「僕もいいなら、参加したい」

提督「意外と?」

初月「意外と…」ブルッ

弥生「どうする? もっちー」

望月「まぁ… ゲームなら明日できるし… 今日は初春の厚意に肖ろう」

弥生「二人参加します」

三隈「どうします?」

最上「うーん… 見たい映画あるから、僕はいいよ」

三隈「なら三隈も遠慮させていただきますわね」

提督「場所は… まぁ翔鶴瑞鶴の部屋でいいか?」

翔鶴「ええ…」


結局枕投げで盛り上がり徹夜した。


初春「」Zzz

提督「… ふぅ」ナデリコ

初春「… tのk… Tonight…」

提督「トゥナイト?」クスクス

初春「」Zzz

提督「」ウトウト

初春「」Zzz

提督「」Zzz

初春「…… ハッ」

提督「」Zzz

初春「……」クスッ

初春「それ」プニ

提督「あう…」

初春「もう夕方じゃぞ」

提督「仕方ないだろ… 徹夜明けでそのまま執務終わらせたんだから… 眠いわ」

初春「分からない事もないが… 夕食はどうするつもりじゃ」

提督「…… 食べるか」

初春「うむ!」


初春「ほれ、食べてみぃ」

提督「あーん… ああ、美味いね」

阿武隈「私的にはおっけーでしたから」

初月「料理というのも久々だった」

提督「いい味付けだと思うよ」

初春「一つ」

提督「はい」

初春「あーむ… うむ! なかなか良いものじゃ!」

初月「ありがとう」クス

提督「…… 今日は暖かいな」

初春「今日も、じゃ。ここ最近はずっと暖かいから、洗濯物がよく乾くのじゃ」

提督「ワハハ、そうだろうね」


提督「…… ちょっと出ようかな」

初春「ん? 何処へ行くのじゃ」

提督「少しな、来るか?」

初春「んー… そうじゃの… 行くぞ」

提督「うぃ」


提督「知り合いの所に行くだけだから、普段通りでいいけど」

初春「この服が楽なのじゃ」

提督「ならいいか」

初春「知り合い?」

提督「うん」


鳳翔「…… あら、いらっしゃい」

提督「やぁ」

鳳翔「あら提督さん! お久しぶりですね…… あの作戦の後にも来てくれないものですから… 少しさみしかったです」

提督「貴女こそ、お元気そうでなによりです」

初春「…… 鳳翔… かの」

鳳翔「…… 元ですけど」

提督「ああ… まぁ… 色々あった」

鳳翔「ですね」

初春「ふむ… 提督がうちに来る前の話かの?」

提督「ああ」

鳳翔「懐かしいですね」

初春「んん…… そんな知り合いが居たとは…」

鳳翔「それで、何かご注文は?」

提督「好きだったやつ、覚えてる?」

鳳翔「ええ、もちろん」

提督「それおねがい」

初春「妾はアルコールじゃない方が良いの…」

鳳翔「かしこまりました」


提督「…… ぷはー、美味しいな」

鳳翔「ありがとうございます」クスクス

初春「これが目的かや?」

提督「ああ… いや、別にあってな」

鳳翔「あら、何でしょう?」

提督「ここにならアレがあると思って」

鳳翔「あれですか?」

提督「うん、アレ。ほら、コレ」

鳳翔「ああ、アレ! ありますよ! あ、湿気ってるかもしれませんが」

提督「そんなに本気でやらないから大丈夫、もらえる?」

鳳翔「ええ。私は使いませんし… ちょっと待っててくださいね」

初春「置いてかれたのじゃ」

提督「まぁ… 直に分かるよ」


鳳翔「また来てくださいね。お待ちしています」

提督「うん、ありがとう。また来る」

初春「…… で、結局何なんじゃこれは」

提督「うーん」カミブクロヒッサゲ

初春「……」

提督「鎮守府に戻ったら教える」

初春「むぅ…」


提督「らーららーらーらーららーらーらーららーらららー」

初春「…… いい歌じゃの」

提督「だね」

初春「夜も深まったのう…」

提督「だね」

初春「…… 平和とはいい物じゃな」

提督「… だね」


提督「えーっと… えーと… あ、あった」っロウソク

初春「ロウソク?」

提督「うん。外戻ろう」

初春「う… うむ」


提督「よいしょっ… と」

初春「ほ、ほう! これはまた… 花火かや」

提督「ま、この季節ってのもなかなかいいだろ」

初春「そうじゃの! 妾にも一本!」

提督「そう急くな… 湿気って…… ないな! よし」

初春「他の者は呼ばなくても良いか?」

提督「…… まぁ… たまには二人きりでこういうのもいいだろ」

初春「…… そうじゃの」クスッ

提督「ほれ」

初春「うむ! では参ろうか!」


初春「おー!」シュババババ

提督「ははは」

初春「ほれ、貴様も!」

提督「ああ… よいしょっと」


初春「はっはっはっは! 楽しいのじゃ!」ブンブン

提督「あまり振り回すなよー」

初春「当てんから大丈夫じゃ!」ブンブン

提督(…… 花火の光で初春の顔が照らされている)

初春「」キャハハハ

提督(…………)

初春「綺麗じゃのー」

提督「―― 綺麗だ」

初春「そうじゃろ! 花火は好きじゃ~」

提督「……… そうじゃないんだけどな」クスッ

初春「ん? 何か言ったかや?」

提督「お前の方が綺麗だって言ったんだ」ヨイショット

初春「おぉう… 花火の火薬より臭いのじゃ」

提督「うっさい」


初春「ほれ! 次!」

提督「ん」

初春「おっほー! 緑色じゃ~」

初春「ほれ、貴様も… あれ、もう無いのかや?」

提督「あとは線香花火だけ」

初春「き、貴様やったかや?」

提督「二三本な~」

初春「それ何本入りなのかや」

提督「三十本」

初春「」

提督「すごい勢いで使っていったからな」クスクス

初春「かたじけないのう…」

提督「いいんだ」

初春「あ…… きれた」

提督「手持ちは終わりだね」

初春「線香花火は同じ数じゃ!」

提督「はいはい」

提督(見蕩れてたんだって言うのも… 軽く流されるんだろうな)クスッ


初春「おー……」パチパチパチ…

提督「………」パチパチパチ…

初春「…… !」

初春(…… なるほど… これは…… 先程の臭いセリフ… あながち冗談では無いのかもしれぬな)クスクス

提督(淡い光もまたいいな… どうしても目が行ってしまう)

提督「…… ん、落ちた」

初春「早いのう!」クスクス

提督「むー… なかなか落ちないな」

初春「妾の方が上手いからじゃ」

提督「線香花火に上手下手ってあるのか?」

初春「さぁのう」クスクス

初春「あ…… 落ちてしまった」

提督「まだあるよ」

初春「あと何本かや?」

提督「んー… 三本ずつ」

初春「ふむ…」

提督(あと三回しか見れないのか… )

初春(あと三回しか見れないのじゃな… )


初春「…………」パチパチパチパチ…

提督「…………」パチパチパチパチ…

初春「のう」

提督「ん?」

初春「花火は見なくても良いのか?」

提督「んー… 初春のを見てるからいいよ」

初春「… それじゃあ妾は貴様のを見ていよう」

提督「…………」

初春「…………」

提督「…… クスッ」

初春「……… クスッ」

提督「あっはっはっは!」

初春「はっはっはっはっは!」

提督「……… フゥ」

初春「…… クスッ」


((綺麗だ))


提督「な… 初春?」

初春「んー? どうした」

提督「…… 花火落ちそう」

初春「貴様もそろそろじゃな」

提督「あっ、ほんとだ… あー手が震える」

初春「何を緊張しておるか」クスクス


提督「なぁ、初春」

初春「なんじゃ」

提督「―― お前となら、永遠と一緒に居られるわ」

初春「………」

提督「………」

初春「………」

提督「え… いや、なんか言って下さいよ初春さん」

初春「… いや… 真正面から言われると少し…」

提督「え… ?」

初春「わああ! 見るな! 見るでない!」///

提督「あ、お前でも照れるんだ」

初春「妾だって貴様のことが好きなんじゃ!」

提督「っ……」

初春「そんな奴から、あんなくっさい言葉並べられてみぃ… 動揺せんのは本営の雲龍くらいのものじゃ」

提督「ああ…… あ、花火落ちた」

初春「あ… 終わりか」

提督「―― と思うじゃん?」


初春「え?」

提督「じゃーん」

初春「筒型… 打ち上げか!」

提督「打ち上げじゃなくて、湧き出る感じのやつ」

初春「ほう… 早速!」

提督「ああ」







初春「おお…」

提督「綺麗だな」

初春「うむ…」

提督「………」キュッ

初春「!」

提督「…… なぁ」

初春「もう臭いセリフやごめんじゃ」

提督「ごめんて」


提督「…… ずっと一緒に居ような」

初春「… うむ」クスッ

提督「ここの皆とも」

初春「うむ」

提督「……… またやろうな」

初春「うむ! また二人かや?」

提督「まぁ次… 次も、二人きりがいいかな」

初春「ふむ、それもよいな」

提督「それにだ」

初春「うん… ?」

提督「二人きりの方がよく見える」

初春「…… 馬鹿者」

提督「顔赤くないっすか」

初春「う、うるさい! 花火がちょうど赤いのじゃ!」

提督「そうですか」クスクス


初春「―― そうじゃな…」

提督「んー?」

初春「妾も、二人きりが良い」

提督「そっか」キュッ

初春「うむ… ふぅ」

初春(―― このまま時が止まってしまえば良いのに)

初春「―― 似合わぬな」クスッ

提督「そうかな?」

初春「… そう簡単に人の心を読むでない」

提督「ごめん」

初春「…… そろそろ終わりかや」

提督「段々勢いがなくなってきたね」

初春「―― 時が止まらないのなら… せめて花火は、止まらないでいて欲しいものじゃ」

提督「…… いいね、好きだよ、そういうの」

初春「妾は少し苦手じゃ」


初春「…… 見えなくなるのう」

提督「… ああ」

初春「―― またやりたいのじゃ」

提督「ああ」クスッ

初春「提督」

提督「うん?」

初春「顔見えるかや?」

提督「あー、いや見えない」

初春「妾も見えぬ… ふふっ」


初春「」チュッ


提督「―― また… 卑怯なタイミングでしてくるよな」

初春「何を言うか! 最高のタイミングじゃ」

提督「ああ、そうとも言う」

提督「………」ナデリコ

初春「………」

提督「―― 大好きだ、初春」

初春「―― っ!」ボフン

提督「…… どうした… 臭くないだろ」

初春「臭いわ! 馬鹿者! いや、臭くはない! ずるいわ!」

提督「滅茶苦茶言うな…」


初春「妾も好きじゃぞ、提督」

提督「ああ… お、見えてきた」

初春「…… 妾はどんな顔をしているかや?」

提督「どんな? 可愛いよ」

初春「言うと思ったわ」

提督「ワハハ」


初春「―― さ、戻ろうかの」

提督「… だね」

初春「………」

提督「………」

初春「………」ギュッ

提督「………」クスッ


翔鶴「あ、お帰りなさい」


初春「ただいまなのじゃ」
提督「ああ、ただいま」




初春「……」クスクス

提督「幸せだ」

初春「そうじゃの!」

提督「……… ずっと一緒だ」

初春「…… うむ」

提督「―― 愛してる」

初春「うむ! 愛しておるぞ、提督」

初春「これからもずっとな!」ニヒヒ





艦!

終わりです。初春の髪の毛もふもふしたい。
次もいつになるかわかりませんが、立てたらここに貼れたら貼ります。


過去作

提督「これをMK(三隈救出)作戦とする!!」
提督「これをMK(三隈救出)作戦とする!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448792747/)

【艦これ】提督「若葉とケッコンした」
【艦これ】提督「若葉とケッコンした」 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「木曾とケッコンした」 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「子日とケッコンした」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453633609/)


同じ提督と艦娘達ですが、ケッコン後はパラレル設定です。重婚じゃあありません。

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