【咲】京太郎「滅びる世界の物語」霞「その4ね」【おでん汁】 (1000)


○このスレはオーディンスフィア×咲スレです

○安価要素と言うかコンマ判定多いです

○寧ろ、イベントや戦争の行く末までコンマで決めていきます

○故に割りとボロボロ人が死んでいきます 備えよう

○自分の推しキャラが死んでも泣かない精神でお願いします

○当然のごとくオーディンスフィアのネタバレがあります、ご注意下さい

○ぶっちゃけおでん汁のステマスレ

○つーか、京ちゃんをひどい目に合わせたい(本音)


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現在ステータス

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名前:須賀京太郎

所属:リングフォールド

力 88
        >戦闘力153/150
魔力 65

魅力 81


スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。



正直、ブリガンの魔盾は回数性にしようかと思いましたが
流石にそれは鬼畜過ぎるだろうと言うことで止めにしました(´・ω・`)代わりにスキル一個追加したけど、それでも流石に戦闘力引きすぎたかもしれない…


ブリガン「く…くそ…ぉ」

京太郎「どうした、ブリガン」

京太郎「ご自慢の盾がなくなった瞬間、顔が青くなってるぞ」

京太郎「その赤鼻も心なしか青ざめて見えるが」

ブリガン「黙れ!儂が貴様のような小僧に遅れをとると思うたか!」

ブリガン「魔盾がなくなり軽くなって丁度、良いわ!」

ブリガン「このまま貴様を捻り潰してくれる!」

京太郎「そうかよ。なら…」ダッ

ブリガン「(真正面!タイミングを合わせて…!)」

ブリガン「ふん!」ドゴォ

ブリガン「(やった…!今のタイミングは完璧だった!)」

ブリガン「(これで…)」

京太郎「…悪いが」フッ

ブリガン「な…っ!?」

京太郎「脇ががら空きだぜっ!」ズドン

ブリガン「ぐおおおおおおおおお!!!!」


動鎧術発動 ブリガンへのダメージが1あがる

【ターン3】

ブリガン ダメージ 3/10  鉄壁の魔盾4/4

須賀京太郎 ダメージ 0/10



下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 4ダメージを与える
4 3ダメージを受ける + 魔盾回復
5 2ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 1ダメージを与える
9 2ダメージを受ける + めまい
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???

動鎧術(攻):十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。


ブリガン「(て、的確に儂の腎臓を狙い撃ち…)」

ブリガン「(しかも、まるで全身の勢いを一点に集中させたような一撃…)」

ブリガン「(こ、これが本当に…拳による一撃なのか…!?)」

ブリガン「ぐ…うぅうぅ」ドサ

京太郎「膝をついたなブリガン」

京太郎「大人しくその首を差し出す気になったか?」

ブリガン「だ、黙れぃ…!貴様なんぞに…」スクッ

ブリガン「この儂の首をやれる訳が…なかろうが…!」ブン

京太郎「…だったら、その気になれるまで…」ヒョイ

京太郎「その身体切り刻んでやるよっ!」ザクッ

ブリガン「ぬうぅう…!」


【ターン4】

ブリガン ダメージ 4/10  鉄壁の魔盾4/4

須賀京太郎 ダメージ 0/10



下1
1 2ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 4ダメージを与える
4 3ダメージを受ける + 魔盾回復
5 2ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 1ダメージを与える
9 2ダメージを受ける + めまい
0 1ダメージを与える
ゾロ目 ???

動鎧術(攻):十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。


京太郎「攻撃も雑になってるぞ」

京太郎「どうやらアンタ、自慢の魔盾に頼りすぎてたみたいだな」

京太郎「昔はどうだったか知らないが…」

京太郎「今のアンタの身体はあまりにも痛みに弱くなってる」

ブリガン「小僧が…え、偉そうに…!」

ブリガン「貴様に…このブリガン様の何がわかると言うのだ…!」

京太郎「分からねぇよ。そもそも興味もないしな」

京太郎「俺が興味があるのはただひとつ」

京太郎「おっぱいの大きい女の人だけだ!」バーン

ブリガン「は…?」

京太郎「…で、お前はそんな人達の邪魔になるんだ」

京太郎「そろそろこの戦闘も騒ぎになり始めるだろうし…」

京太郎「そろそろ決着つけさせて貰うぞ」フワッ

ブリガン「っ!」


ブリガン「ま、待て!」

京太郎「あん?」

ブリガン「き、巨乳の女が良いといったな!」

ブリガン「ならば、儂の女をくれてやろう!」

京太郎「…アンタの女だと?」

ブリガン「そうだ。戦えなくなって…王から下賜されたワルキューレどもだ!」

ブリガン「昔は生意気だったが、儂の調教のお陰か今はとても従順だ」

ブリガン「どいつもこいつも昔は泣き叫んでいたが…今は…」

京太郎「…もう黙れよ」

ブリガン「…何?」

京太郎「…今ので分かった」

京太郎「俺とアンタじゃ…いや、ラグナネイブルって国とじゃ価値観も何もかもが違う」

京太郎「少なくとも…俺は巨乳貧乳問わず、女の人をモノ扱いするような奴らは絶対に許さない」

京太郎「…アンタは俺の敵だよ」

京太郎「命乞いしたって…許されると思うなよ…!」ダッ

ブリガン「ま、待て…!」

京太郎「トドメだ…ブリガン!!!!」ドゴォオ

ブリガン「~~~~~~~~っ!!!!!!」ドサ


京太郎「(…ったく、最後に胸糞悪い話を聞いちまったな…)」

京太郎「(必殺の腹パン神拳が見事に決まったが…全然、気持ちが晴れやしない)」

京太郎「(…さっきの一言でコイツがどれだけゲスなのか嫌ってほど分かったんだ)」

京太郎「(きっとコイツに下賜されたワルキューレ達は…)」

京太郎「(…いや、やめよう)」

京太郎「(あいつらは敵なんだ)」

京太郎「(敵に対して同情なんてして無事で済むほど…)」

京太郎「(俺はまだ強くない)」

京太郎「(それよりも今は…)」


下1
1 大将首貰った
2 大将首貰った
3 大将首貰った
4 妨害にあって逃がしてしまった
5 大将首貰った
6 大将首貰った
7 大将首貰った
8 妨害にあって逃がしてしまった
9 妨害にあって逃がしてしまった
0 大将首貰った
ゾロ目 ???


京太郎「よいしょっと」ザシュ

京太郎「(…さて、無事にトドメをさせた訳だが…)」

京太郎「(しかし、これどうしよう…?)」

京太郎「(これだけの巨体を持って帰るのは難しいし)」

京太郎「(首を切って持って帰るのも大変そうだ)」

京太郎「(とりあえず血で俺の名前を書いておいて…)」

京太郎「(俺がトドメを刺したって証拠を…)」

霞「京太郎!」スイー

京太郎「…女王陛下?」

京太郎「って、何してるんですか!」

京太郎「ここ最前線どころか、敵の本陣ですよ!?」

あ、一応、完全勝利はブリガン倒した時点で達成してます
トドメを刺したのは+αですね


霞「そっちの方こそ何をしてるの…!?」

霞「指揮系統を分断するだけで良かったのに…」

霞「敵の本陣に乗り込んで、ブリガンと戦うだなんて…!」

京太郎「いやぁ、急にチャンスが来たので」

霞「そんな軽く言うことじゃないわよ…!」

霞「京太郎が本陣に単騎突撃したと聞いて…」:

霞「私が一体、どれだけ心配したか…!」

京太郎「すみません、女王陛下」

京太郎「でも、ほら、見てください」

京太郎「ブリガンはこうして見事討ち取れましたよ」

霞「本当ね…」

霞「…まさか本当に無敵と謳われたブリガンを倒すなんて」

京太郎「これで女王陛下に相応しい男に近づけましたか?」

霞「…もう。馬鹿」カァァ

霞「これだけ活躍すれば…もう誰にも文句は言われないわよ…」


霞「…貴方は英雄よ」

霞「一時は壊滅の憂き目にあった私達が生き残れたのは貴方のお陰」

霞「本当にありがとう」

京太郎「ありがたきお言葉です、女王陛下」カシズキ

京太郎「ですが、これも女王陛下の祝福や西方侯の支援あっての賜物」

京太郎「私一人の力ではございません」

霞「……今のは女王としての言葉ではないのだけれど」

京太郎「じゃあ、霞さん、俺、ご褒美欲しいっす」デレデレ

霞「…い、今はまだダメよ」

霞「戦後処理とか色々あるから…」

霞「…でも、それが終わって、リングフォールドの宮殿に帰れたら…」

霞「私も…覚悟を決めるわ」ニコ

京太郎「うぉおっしゃあああああああ!」ガッツポーズ


春「…女王陛下」

巴「追撃戦はどうなさいますか?」

霞「…敵将を討ち取れた以上、あちらもかなり追い詰められているはず」

霞「下手にここで追撃すれば死兵となって襲いかかってくるわ」

霞「それに援軍があったとは言え、今回の戦いは私たちの被害も大きかったし…」

霞「戦果は十分だと皆に伝えなさい」

霞「…それと」チラッ

京太郎「ん?」

霞「…我軍に新しい英雄が誕生したことも」

霞「声高に…各国に伝わるほど大きく喧伝なさい」

春「……畏まりました」

巴「御意に従います」


霞「さて、京太郎君」

京太郎「うっす」

霞「これから私は名を天に返した妖精たちへの追悼や」

霞「生き残った妖精たちへ声を掛ける仕事があるわ」

霞「…でも、それが終わったら祝勝会」

霞「きっと英雄となった貴方にはいろんな女の子が近づいてくるだろうけれど…」スッ

霞「貴方の一番は…もう私が予約したんだからね」ポソ

霞「他の子に目移りしちゃ…ダメよ」チュ

京太郎「うへへ…勿論ですとも」

霞「うん。それじゃあ…また後でね」フワ

京太郎「はい。霞さんも事後処理頑張ってください」

ってところで第二次コルドロン戦争は終わりです
蓋を開けてみるとこの京ちゃん碌にダメージ受けてねぇ…
魔盾を回数制にしなかった時点で、ブリガンの戦闘力は140でも良かったかなぁと後悔してます(´・ω・`)おのれコンマの女神様…

後、京ちゃんは最大戦果をあげてまさしく英雄になった訳ですし
はっちゃん制の鎧もとても良いものを貰えることでしょう
と言う訳でブロムさんの時と同じく+20の下駄を履かせてー

下1で性能をー

98かー…うん、これはきっとヤエガキですね
ちょっと高くなってるのはブリガンが落とした魔法の盾を取り付けてるんでしょう
ってことで…


魔名鎧ヤエガキ・ 須賀京太郎の身体に合わせて作られた最高の鎧。2以下のダメージを無効にし、戦闘の度に2ダメージまで無効に出来る。

現在ステータス

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名前:須賀京太郎

所属:リングフォールド

装備
魔名鎧ヤエガキ 須賀京太郎の身体に合わせて作られた最高の鎧。2以下のダメージを無効にし、戦闘の度に2ダメージまで無効に出来る

力 88
        >戦闘力153/150
魔力 65

魅力 81


スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。

尚、ブリガンの時と同じくダメージ無効処理は魔盾によるダメージ無効→スキル効果消滅処理の順なので
一度だけ5ダメージでも何でも無効に出来ます
その代わり、2ダメージの無効効果は魔盾が無効になってからじゃないと発揮されません
つまり1ダメージとかでも鎧の効果は発揮されず、魔盾が削られてしまいます
まぁ、それでも一回ダメージ無効保証がある時点でかなりチートだと思うので許してください(´・ω・`)

と言いつつ今日はここまでです
次からはリングフォールドに戻って、色々とコミュやったり訓練したりする感じになると思います

E3甲撃破ゲージラストダンスで沼ってますがそろそろ始めます(´・ω・`)ラストまで大破撤退なんて一度もなかったのにもう4連続ダイソンが仕事しやがる…


~妖精女王の宮殿~

京太郎「(さて、ようやく国に帰ってきた訳だけれど…)」

京太郎「(うーん…まずどうしようかなぁ…)」

京太郎「(正直、俺としては霞さんの部屋に今すぐ吶喊かけたいんだけど…)」

京太郎「(でも、霞さんは女王で、まだ戦後処理とかが色々と残っているだろうし)」

京太郎「(宮殿の雰囲気事態も戦勝ムードに浮かれながらも)」

京太郎「(あっちこっちでバタバタしてる感じだからなぁ)」

京太郎「(今回の戦いで終わり…だなんて事はないだろうし)」

京太郎「(本格的に魔王との戦争の火蓋が切って落とされたんだと想えば…)」

京太郎「(何時ものように遊び呆けるのもなぁ…)」

京太郎「(うーん…)」


下1 @4
1 姫さまのところに行こう
2 ここはやっぱり霞さんだな!
3 春は大丈夫だったんだろうか
4 明星母さんに挨拶からだよな
5 そういや巴さんが怪我したって話だったっけ
6 わっきゅんと訓練の約束してたっけか
7 初美さんのところに顔を出せって言われてたっけ
8 アレは…西方侯?



京太郎「(アレは…西方侯…?)」

利仙「あら、京太郎さん」

利仙「いえ、今は妖精の国の英雄だと言うべきでしょうか」

京太郎「ちょ、止めて下さいよ」

京太郎「流石にそれは擽ったいですって」

利仙「ふふ。でも、貴方が成し得たのはまさしく偉業ですよ」

利仙「敵陣に一人乗り込んで、敵将の首を取ってみせたのですから」

利仙「今や貴方の名前は兵の士気をあげるに足るものになっています」

京太郎「まぁ、お膳立てされまくってましたからね」

京太郎「本来ならばあの手柄は西方侯がとっていてもおかしくはないものですし」

京太郎「譲られたものを必要以上に誇る気にはなりませんよ」

利仙「…京太郎さん?」ジィ

京太郎「え?」

利仙「…今は兵もいませんし、何時も通りでお願いします」

京太郎「…じゃあ、えっと…利仙さん」

利仙「はい」ニコー


利仙「しかし、京太郎さんは一つ思い違いをしていますよ」

京太郎「え?」

利仙「私はあのまま本陣へと駆け上がり、敵将を討つつもりなどありませんでした」

利仙「と言うより、出来なかったと言う方が正しいでしょうか」

京太郎「出来なかった?」

利仙「えぇ。そもそも私は戦闘で言えば、京太郎さんには及びません」

利仙「恐らくブリガンの前に立てば、かなり不利な戦いを強いられる事になるでしょう」

利仙「そんな私があの男の首を取ろうと想えば、そのまま自身の軍勢と共に駆け上がるしかありません」

利仙「ですが、それではあの男は一目散に兵を置いて逃げ出していた事でしょう」

利仙「無敵と謳われたあの男に追撃を掛けても…恐らく逃げ切られていたと思います」

利仙「京太郎さんがあのブリガンを討つ事が出来たのは、よくも悪くも一人だったからこそ」

利仙「一人ならばなんとかなるとあの男に思わせたからこそ、戦闘の余裕があったのです」

利仙「ですから、あのまま私が本陣に登っても、この結果はなかったはずですよ」


利仙「だから、今回の手柄は間違いなく貴方のものです」

利仙「いえ、序盤に我々がどれほど苦戦し、追い詰められていたかを思えば…」

利仙「貴方がいなければ、私が到着する前に本隊が壊滅していたかもしれません」

利仙「この戦争でもっとも勝利に貢献したのはやはり貴方以外にはありえないでしょう」

京太郎「も、持ち上げすぎですよ」テレテレ

利仙「ふふ。こう言っておけば、ナップルのぱふぇえを奢ってもらえるかもしれませんから」

京太郎「そんなに気になるんですか?」

利仙「えぇ。だって、うちの子がよく言うんですよ」

利仙「最近、宮殿に出入りしている獣人が売ってるぱふぇえは最高だって」

利仙「そんな事言われたら、やはりどうしても気になるではないですか」

利仙「元々、私は西方侯で…中央にあるこの宮殿にはあまり出入りしないのですから尚の事」チラッ

京太郎「あー…じゃあ、今から一緒に行きますか?」


下1 カリスマ使えます
偶数 はい。喜んで
奇数 実はまだ事務処理が残っていまして…

カリスマ使えばーですね
が、カリスマは一人につき一回なので使用は計画的にって感じです


利仙「はい。喜んで」ニコ

京太郎「って、誘っといてアレですが、利仙さん、事務処理とか大丈夫なんですか?」

利仙「私がここにいるのも負傷者を宮殿へと運びこむのを手伝う為ですし」

利仙「その作業ももう終わっている以上、付き合えますよ」

京太郎「それなら一人で言っても良かったんじゃ…」

利仙「…これもうちの子が言ってたんですが…」

利仙「件のぱふぇえは中々にサイズが大きいらしくて」

利仙「一人で食べきるのは結構、大変だという話を聞いていたのです」

利仙「ですが、恥ずかしながら、私はこっちで一緒にぱふぇえを食べに行けるような人は…」

利仙「姫様か京太郎さんくらいしかいなくて…」カァ

利仙「で、でも、領地では違うんですよ?」

利仙「ちゃんと一緒に食事に行くお友達だっています」

利仙「ぼ、ぼっちなんて事ないですから、変な心配はしないでくださいね」

京太郎「大丈夫です。分かってますよ」クス


京太郎「まぁ、ちゃんと領地で上手くやってるようで安心しましたよ」

利仙「まぁ、多くの人達に助けられてようやく…と言う感じですけれどね」

利仙「でも、これもお父さまから引き継いだ大事な役目ではありますし」

利仙「おろそかにする訳にはいかないとそう思ってるのですが…」

京太郎「…何かあったんですか?」

利仙「…たまに夢を見るんです」

利仙「女王陛下の後継者候補として、この宮殿を姫さまや京太郎さんと一緒に駆けた事を」

利仙「ちょっとしたイタズラに一喜一憂して、一緒に叱られて、カエル狩りに行って…」

利仙「その楽しかった日々を…時折、夢枕で思い出してしまって」

京太郎「…利仙さん」

利仙「…すみません。弱音を吐いてしまいましたね」

利仙「こういうの…他の人には中々、言えないものですから…」

京太郎「いえ、気にしないでください」

京太郎「寧ろ、幼馴染としてはそうやって弱いところを見せてくれた方がありがたいですよ」


京太郎「それに俺は普段、側にいて、利仙さんの事支えてあげる事は出来ませんしね」

京太郎「弱音のはけ口になるくらいお安い御用です」

利仙「ありがとうございます、京太郎さん」

利仙「…でも、幾ら幼馴染だって言っても、あまりそういう事言ってはいけませんよ」

京太郎「どうしてです?」

利仙「だって、貴方は女王陛下の寵愛を受けているんでしょう?」

京太郎「な、何故、それを…」

利仙「これでも女の子ですから」

利仙「女王陛下が貴方にそういう気持ちを抱いているかくらい分かります」

利仙「特に戦勝の宴では、女王陛下は貴方にベッタリだった訳ですしね」

京太郎「あ、あはは…」

利仙「そして女の子は、いつだって殿方に優しくされたい」

利仙「特別扱いされたいと思っている生き物なんですよ」

利仙「そんな子達に必要以上に優しくしてしまうと」

利仙「変に誤解されてしまうどころか、逆に気持ちを惑わせる結果になってしまいます」



利仙「もし、貴方が女王陛下の寵愛に応えたいとそう思っておられるのであれば」

利仙「そう言った事をあまり口にするべきではありません」

利仙「言うにしても私や姫様と言った幼馴染くらいにしておくべきでしょう」

京太郎「あ、利仙さん達には言っても良いんですか」

利仙「だって、私たちは一緒にぱふぇえを食べに行くくらい仲の良い幼馴染ですから」ニコ

利仙「いくらか特別扱いされるのは当然でしょう?」

京太郎「つまりもっと特別扱いしろって事ですね」

利仙「あら、そのようなはしたない事は言いませんよ」

利仙「…まぁ、してほしくないと思っている訳ではありませんが」

京太郎「はいはい。では、利仙さん」

京太郎「よろしければ、不肖の身であるこの私にエスコートする名誉を頂きたいのですが」カシズキ

利仙「ふふ。英雄である貴方が不肖の身であれば、この国の戦士達の面目が立たないでしょう」

利仙「…喜んでお受けいたします」スッ


下1 ぱふぇえの味はー
1 美味しかった (好感度+20)
2 期待はずれだった (好感度+10)
3 二人で一緒に食べた (好感度+30)
4 美味しかった (好感度+20)
5 期待はずれだった (好感度+10)
6 二人で一緒に食べた (好感度+30)
7 美味しかった (好感度+20)
8 期待はずれだった (好感度+10)
9 二人で一緒に食べた (好感度+30)
0 KANSETUKISS! (好感度+50)
ゾロ目 上昇量二倍

最大なんてカリスマ使う必要ないですねー
後、0は1からズラす事も出来まする
しかし、あくまでもズラすのは結果表だけなので、1ズラしてゾロとかにはなりません
なったらあまりにも鬼スキルだしな!!


利仙「(…なるほど)」

利仙「(このぱふぇえと言うのは…噂通りですね)」

利仙「(ナップルのしっとりとした甘さが引き立つ冷たいアイスに…表面のチョコレート…)」

利仙「(人気が出るのもうなずける味です)」モグモグ

利仙「(…ただ)」

パフェ「」ドーン

利仙「(…思った以上に大きいですね)」

利仙「(話を聞く限り、高級なナップルを使っている分、利益を出しづらくて…)」

利仙「(複数人で食べて貰うサイズにする事によって、その辺りのコスト削減を狙っているという事ですが…)」

利仙「(元々、小食な妖精だと、これ三人がかりではないと食べきれないのでは…)」



京太郎「利仙さん、大丈夫です?」

利仙「…大丈夫、と言いたいところですけれど」

利仙「そろそろお腹が一杯になってきました…」

京太郎「はは。利仙さんって結構、少食ですもんね」

利仙「えぇ。それでも…まぁ、半分はいけると思っていたのですが…」

利仙「ごめんなさい。誘った私がここでギブアップしてしまって」

京太郎「いえ、構いませんよ」

京太郎「俺も甘いモノは嫌いじゃありませんし」

京太郎「これくらいなら一人でも食べきれちゃいますから」

利仙「まぁ…京太郎さんは私と離れている間に大食漢になられたのですね」

京太郎「一応、これでも成長期ですからね」

京太郎「ガンガン食べて大きくなって強くならないと」


利仙「成長期…か」

京太郎「どうしました?」

利仙「…いえ、本当に見間違えたと思いまして」

京太郎「え?」

利仙「私がこの宮殿を離れたのはもう二年前ですが…」

利仙「京太郎さんはもうその時とは大きくかけ離れてしまいましたわ」

利仙「昔は顔にもまだ可愛らしさが残っていたのに…もう立派な殿方の顔になって」

利仙「戦場で会った時は一瞬、京太郎さんだと思えなかったくらいです」

京太郎「惚れなおしました?」

利仙「そうですね。…………少しは」

京太郎「え?」

利仙「だって、京太郎さんはそれくらい格好良くなっていたんですもの」

利仙「本当にびっくりしました」


京太郎「あんまり持ち上げられると調子にノリますよ?」

利仙「えぇ。是非とも調子に乗ってください」クス

利仙「少なくとも、私は、こうして京太郎さんの事を見ていてもあまり苦じゃありませんし」ジィ

京太郎「…あの、そんなに見られてると流石に食べづらいんですが」

利仙「ふふ。そうは言われましても…私はもう手持ち無沙汰な訳ですし」

利仙「こうして対面にいる京太郎さんを見るくらいしか出来る事がありません」

利仙「それに何も私は悪しように貴方の事を思っている訳ではないのですから」

利仙「恥ずかしがらず、そのぱふぇえを食べきってくださいな」

京太郎「う…うぅぅ」カァァ

利仙「ふふ。照れると若干、昔の面影が出てくるんですね」

利仙「そういうのも可愛らしいと思います」クス

京太郎「り、利仙さぁん…」

利仙「だーめ。私は惚れ直しちゃったんですから」

利仙「当分はこのまま京太郎さんの変化を楽しませてもらいますよ」クスクス




藤原利仙の好感度が117から147になった
藤原利仙は須賀京太郎の事を意識し始めている…




下1 @3
1 姫さまのところに行こう
2 ここはやっぱり霞さんだな!
3 春は大丈夫だったんだろうか
4 明星母さんに挨拶からだよな
5 そういや巴さんが怪我したって話だったっけ
6 わっきゅんと訓練の約束してたっけか
7 初美さんのところに顔を出せって言われてたっけ
8 こういう時は訓練だ!!




京太郎「(…アレから利仙さんにはずぅううっと見つめられ続けてた)」

京太郎「(西方侯になってから落ち着いたかとおもいきや…)」

京太郎「(利仙さんは変わらず人の事を弄ぶというかいじってくるタイプだった)」

京太郎「(天然でパフェの事をぱふぇえって言うくらい隙が多くはあるし…)」

京太郎「(一見、お淑やかなお嬢様っぽく見えるけれど)」

京太郎「(でも、実は俺らの中で一番、イタズラ好きだったのは利仙さんだったからなぁ…)」

京太郎「(まぁ、しかし、部下がいる前でああやって人を弄る事なんて出来ないだろうし)」

京太郎「(西方侯となれば、このリングフォールドを護る四大諸侯の一つだ)」

京太郎「(それに相応しい立ち振舞を常日頃から心がけているだろう事を思えば…)」

京太郎「(まぁ、それなりに息抜きになったんじゃないかな、と思う)」

京太郎「(実際、別れ際の利仙さんは会った時よりもツヤツヤしてたからなぁ…)」

京太郎「(俺が思ってた以上にストレスを溜め込んでるのかもしれない)」

京太郎「(普段から手紙のやり取りなんかはしてるけど…)」

京太郎「(今度、領地に遊びに行くのもいいかもしれないな)」

京太郎「(利仙さんはああ言っていたけれど、ちゃんと友達がいるのかどうかも不安だし…)」


初美「きょ・う・た・ろ・う・くーん♥」トテトテ

京太郎「お、初美さん」

京太郎「(…なんか気持ち悪いくらい上機嫌な顔でこっちに走ってきてる)」

京太郎「(よっぽど良い事でもあったんだろうか?)」

京太郎「何かあったんですk」

初美「死ねィ!」ドゴォ

京太郎「ぐおおお…!」

初美「…チ、また筋肉で我が魔拳を防いだのですかー」

初美「本当にズバ抜けた反応速度してやがるのですよー」

京太郎「それでもレバーは結構、クるんでやめて欲しいんですけどね…」フルフル

初美「でも、どうせ数秒もしない間に回復するでしょう?」

初美「これくらい男の甲斐性って事で受け入れるべきだと思うのです」

京太郎「…いや、それでも今の一撃はまったく心当たりないんですけど」

京太郎「何の理由もなく暴力を振るう理不尽系ヒロインは嫌われるぞ、初美ィ!!」


初美「ほーぅ、何の心当たりもないと?」ゴゴゴ

京太郎「え?」

初美「私のところに呼び出されたのもすっかり忘れてただけならいざ知らず…」

初美「西方侯と仲良く二人でデート用パフェ食べてたのに…」

初美「私はまだ食べに連れてってもらってないのを食べにいってたのに…」

初美「なーんの心当たりもないとそう言うのですかー?」

京太郎「す、すみませんでした…!」ドゲザー

初美「…はぁ。まぁ、良いですけどね」

初美「京太郎君がそういうところまったくダメなの分かってますし」

初美「別に私だって嫉妬とかしてる訳じゃないですから」

初美「えぇ。ここまで露骨に体型で扱い変えられると腹が立つなんて事はないのですよー」ゲシゲシ

京太郎「そ、それならその蹴りを止めて欲しいんですが…」

初美「何か言いましたかー?」グリグリ

京太郎「な、何でもないです…」


初美「つーか、京太郎君はもうちょっとこっちの事を構うべきだと思うのですよー」

初美「京太郎君の初陣って事で、私がどれだけ心配してたかもまったく知らないでしょう?」

初美「武器も鎧も量産されたものしか手渡す事が出来なかった私がどれほどの苦渋を感じたか」

初美「そういうののフォローをするのも京太郎君の役目じゃないんですかー?」

京太郎「申し訳ないです…」

初美「…………本当に申し訳ないと思ってます?」

京太郎「も、勿論です」

初美「実は私に踏まれてご褒美とか考えてないですかー?」

京太郎「いや、霞さんならともかく初美さんには…」

初美「せい!」ゲシゲシ

京太郎「い、いてて!いてててて!!」

初美「…はぁ、もう、まったく」

初美「腹が立つくらい正直なんですから」

初美「…まぁ、そんな京太郎君が申し訳ないと言ったんですし」

初美「本気で反省してるようですから許してあげますけどね」





京太郎「あ、ありがとうございます」スッ

初美「誰が何時、顔をあげて良いと言ったのですかー?」グリグリ

京太郎「さ、流石にそれは理不尽じゃないですかねぇ…」

初美「普段、人の事をドワーフ体型だとか馬鹿にしてる奴には丁度良い扱いなのですよー」

京太郎「…いや、でも、初美さん、ドワーフじゃないですか」

初美「リリパットだって言ってるでしょう?」

初美「ドワーフなんて種族はもう魔王軍に連れてかれた連中しか残ってないのですよー」

京太郎「…まぁ、そうかもしれませんけど…」

京太郎「でも、どうしてそこまで種族の呼び名にこだわるんです?」

初美「だって、ドワーフってなんだか髭面の小人族ってイメージじゃないですか」

初美「でも、リリパットだと、ほら、ちょっとかわいらしい妖精っぽくないですか」

初美「少なくとも、私に相応しいのはドワーフよりもリリパットって呼び名だと思うのですよー」キャピ

京太郎「いや、ねぇわ」

初美「…」グリグリ

京太郎「ひぎぃ」


初美「…それにまぁ、京太郎君には理解できないかもしれませんが」

初美「ドワーフの名はこの国に置いては反逆者と同義なのですよー」

初美「女王陛下が我々からドワーフと言う名前を取り上げたのは決して悪意がある訳じゃなく」

初美「その殆どが女王陛下に弓引いたという歴史を後に残さない為」

初美「自らの元に残ったリリパット達に必要以上の偏見を向けさせない為なのですよー」

初美「だからこそ、私はドワーフではなく、リリパットと言う種族に誇りを持っているのです」

初美「これは…女王陛下の…霞ちゃんの優しさだから」

京太郎「…初美さん」

初美「だから、私はそれを蔑ろにするドワーフと言う呼び方が好きじゃありませんし」

初美「魔王の元へと下った同族達の事を心底軽蔑しているのですー」

初美「あんな連中と一緒にされたくはない」

初美「そう思っているからこそ、私はリリパットの証であるこのトンガリ帽子を被り…」

初美「生きがいであった鍛冶も捨てたのですよー」


京太郎「…すみません。俺、そこまで知らなくて…」

初美「まぁ、京太郎君達からすれば、生まれた時からリリパットですしねー」

初美「私もその辺りの重い背景は意図的に口にはしませんでしたし」

初美「一部にはドワーフ呼びされてて、少し歴史の勉強をすれば…」

初美「リリパットじゃなくてドワーフじゃんって言いたくなる気持ちは分かるのですよー」

初美「実際、リリパットの中には、ドワーフと呼ばれたがる者もいますしね」

初美「こうして口にしたのはあくまでも私の考えってだけで」

初美「リリパット全体に適用出来るものではない事を覚えておいて欲しいのです」

京太郎「…分かりました」

初美「宜しい」

初美「…ま、シリアスな話はさておきまして」

初美「とりあえず、京太郎君は裸になりなさい」

京太郎「えっ!?」


初美「ほぉら、初なネンネじゃねぇんだからとっとと服を脱ぐのですよー!」

京太郎「や、止めて!私にイタズラするつもりでしょう!」

京太郎「エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!!」

初美「エロ同人って何なのですかー?」

初美「というか、抵抗すんなですよー!」

初美「良いではないか良いではないかー!」ヌガセヌガセ

京太郎「い、いやあっ!幾らなんでも童貞喪失がちっぱいリリパットは嫌なのぉっ!!」

京太郎「誰か!誰か助けてえええっ!!」

初美「ふっふっふ。助けなんて来るはずないのですよー」

初美「ほーら、道行くエルフナイト達も呆れた目で過ぎ去っていってるじゃないですかー」

初美「これも日頃、おっぱいおっぱい言ってるからなのですよー」

京太郎「お、おっぱいは悪くないだろおおお!!」


京太郎「お、おっぱいには夢と希望とロマンが詰まってるんだ」

京太郎「それを…それを初美さんのようなちっぱいに馬鹿にさせたりなんてしない!」キリリ

初美「よーし。良い度胸なのですよー」

初美「冗談のつもりでしたが、本気で脱がせてやるのですー」

初美「なぁに、最初はちょっと恥ずかしいかもしれませんが…」

初美「すぐに気持ちよくなるのですよー」

京太郎「く…こ、こんな奴に…」

京太郎「で、でも、リリパットになんて…」

京太郎「貧乳になんて決して負けたりしない…!!」キリリ



下1
偶数 ちっぱいには勝てなかったよ
奇数 大勝利である

カリスマ使う?(ゲス顔)


~初美の部屋~

京太郎「くすんくすん…」

京太郎「ごめんなさい…霞さん…」

京太郎「私…穢されちゃいました…」

初美「まったく…何時まで泣いてるのですかー?」

初美「流石に下着までは勘弁してあげたって言うのに…」

京太郎「それでも半裸にさせられるのは恥ずかしいんだよ!」

京太郎「つーか、宮殿飛んでるエルフ達に思いっきりガン見されちゃったんですけど!!」

京太郎「顔を真っ赤にしながら下半身凝視される身にもなってくれよ!!」

初美「はっ、京太郎くんが貧乳を馬鹿にしたのが悪いのですよー」

初美「弱いくせに挑発するからこういう目にあうのです」

京太郎「…いや、仮にも俺、この国最強の剣士で英雄なんですけど」

初美「こちとら何年、鍛冶や採寸やってると思ってるんですかー?」

初美「こと服を脱がせる事に関しては、私の右に出るものは早々いないですよー」ドヤァ

京太郎「すごいようでまったく凄くない事を自慢されても…」


初美「あの霞ちゃんの服でさえ、私は一秒かからずに脱がせられると言っても?」

京太郎「…師匠!俺を弟子にしてください!」ドゲザ

初美「いやぁ、流石にこの技術を悪用する気マンマンな人に教えるのはちょっと…」

京太郎「合意の上だから!合意の上ですから!!」

初美「それは霞ちゃんに対してで他の子はそうじゃないじゃないですかー」

初美「おっぱい相手に見境のない京太郎君に教えたら大変な事になるのですよー」

京太郎「いや、初美さんの中で、俺はどれだけスケベなんですか」

初美「とりあえず幼馴染の西方侯や姫様の胸を、チラチラ見る程度にはスケベですよね」

京太郎「ち、違うんや」

初美「何が?」

京太郎「あ、あんなおっぱいが目の前でチラチラブルンブルン震えてたらそりゃ目が惹かれて当然って言うか…」

京太郎「ほ、ほら、人間って元々、狩猟生物だったから、目の前で動くものがあったらそっちに視線が…」

初美「つまりスケベな気持ちはまったくないと?」

京太郎「…」メソラシ

初美「うむ。正直で宜しいのですよー」


初美「ま、それはともかく採寸ですよー」

京太郎「うぃーっす」

初美「ふむふむ…」ジィィ

京太郎「いやん、擽ったい…」

初美「今、真面目なところだからジッとしてなさい」

初美「じゃないと、私の魔拳がレバーではなく、下着に突き刺さりますよ?」

京太郎「すみませんでした…」


下1
1あくまでも一職人として(好感度+10)
2良い身体してますよね(好感度+20)
3…男を感じる(好感度+30)
4あくまでも一職人として(好感度+10)
5良い身体してますよね(好感度+20)
6…男を感じる(好感度+30)
7あくまでも一職人として(好感度+10)
8良い身体してますよね(好感度+20)
9…男を感じる(好感度+30)
0RAKISUKE
ゾロ目 上昇量二倍

なんでお前らカリスマ使わなくてもほぼ最高値引き当てるん…?


初美「(…しかし、アレですね)」

初美「(こうして採寸してると…やっぱり色々と意識しちゃうというか)」

初美「(勿論、これは大事な作業ですし…)」

初美「(下手に気を取られるつもりはないんですが…)」

初美「(でも…やっぱり半裸になった京太郎君と言うのは…)」

初美「(思いの外…ドキドキ…して…)」

初美「(今までエルフやユニコーンの裸を見ても…何とも思わなかったのに…)」

初美「(京太郎君だけ特別だって身体が思ってるみたいに…)」

初美「(胸がドキドキして…顔も少し赤くなっちゃうのですよー)」

初美「(あぁぁ…もう)」

初美「(ついこの間まで、鼻たれ坊主だった癖に…)」

初美「(今はもう身体全体が引き締まった立派な男に…)」

初美「(この国でも類を見ないほど…たくましい男になっちゃったんですから)」

初美「(…幾ら人間が妖精と成長速度が違うって言っても…)」

初美「(こんなの…卑怯ですよー)」


初美「(特に一番、卑怯なのが…)」チラッ

京太郎「…?」ブルン

初美「(いや、どれだけデカイんですかー…)」

初美「(下着の上からでもシルエット浮き出ちゃってるんですけど…)」

初美「(これでまだ全然興奮してないとか…嘘じゃないかって思うレベルですよー)」

初美「(本気になったら…一体、何処まで大きくなるんですかね…)」

初美「(私のこの小さい身体じゃ…もしかしたら受け入れられないんじゃ…)」キュン

初美「(ああああああああっ!)」

初美「(い、今のナシ!今のはナシです!!)」

初美「(私、京太郎君とエッチするところなんて想像してないですから!)」

初美「(この大きいので無理矢理、犯されるところ想像しながら子宮うずかせたりとかしてないですから!!)」マッカ

京太郎「…あの、初美さん?」

初美「ひゃいっ!?」ビクッ


京太郎「あの、なんか顔赤いですけど、大丈夫です?」

初美「だ、だだだだだだ大丈夫です」

京太郎「でも、さっきから同じ場所ばっかり採寸してますし…」

初美「こ、ここは特に大事なところですから!」

初美「1cmでもずれたら大変な事になりますし念入りに測ってるだけなのですよー」

京太郎「そう…なんですか?」

初美「そうなんです!」

初美「と言うか、こういう分野は私の方がずっとずっと得意なんですから!」

初美「京太郎君は安心して私に任せてくれれば良いのですよー!!」

京太郎「は、はぁ…じゃあ…お願いします」

初美「(…と、とは言え、もう大まか採寸は終わりましたし…)」

初美「(それに…これ以上、京太郎くんの半裸見てると変な気分になっちゃいそうですから)」

初美「(…ちょっと名残惜しい気持ちはありますけど…そろそろ服を着て貰いましょうか)」


初美「ま、もう大体、終わりましたし、服を着ても良いですよ」

京太郎「うぃっす」イソイソ

京太郎「…ってそう言えば初美さん」

初美「はい?」カキカキ

京太郎「なんで、いきなり俺の身体の採寸を?」

初美「あぁ。今回の戦争で京太郎くんが大活躍した訳ですし」

初美「女王陛下は京太郎くんに恩賞として、国宝の鎧を一つ与えるつもりだそうですよー」

京太郎「マジっすか!?」

初美「まぁ、国宝と言っても、私が打った鎧ですけどね」

京太郎「えー…」

初美「なんでそこでテンションが下がるんですかー」

初美「というか、これでも私、現役時代は、鍛冶で並ぶものなしと言われたほどの名鍛冶師だったんですよー!」

初美「その腕を求めて、よその国から剣士が訪れたくらい有名だったんですから!!」

京太郎「またまたご冗談を」

初美「むぅぅぅぅぅ…!」


初美「…ま、そんな冗談言ってられるのも今のうちなのですよー」

初美「あの鎧は私が作った中でも数少ない満足の行く作品ですから」

初美「その性能を見た時に土下座する京太郎君が楽しみなのですよー」

京太郎「はっ、日頃から初美さんに土下座している俺にそう安々と土下座させられると思うなよ!」

初美「…なんかそう考えるとやたらと安っぽく感じますね、京太郎君の土下座」

初美「まぁ、それはさておき…それも京太郎君専用の鎧じゃないですしね」

初美「ちょこっと打ち直して調整する予定なのですよー」

京太郎「…アレ、鍛冶って禁止じゃ?」

初美「調整ですから」

京太郎「いや、でも、調整って槌を打ったり…」

初美「調整と鍛冶は別物、良いですね?」

京太郎「アッハイ」

初美「宜しい」


初美「まぁ、楽しみにしててくれて良いと思いますよー」

初美「戦勝品であるブリガンの盾もつけて今までにないほどの防御力を発揮する予定ですし」

初美「京太郎君って武器のようにして鎧を扱うタイプなんで…」

初美「きっと力になってくれるはずなのですよー」

京太郎「…ありがとうございます、初美さん」

初美「…まったく、急に殊勝になって」

初美「でも、お礼なんて良いのですよー」

初美「霞さんの頼みだからこそ、こうして再び槌が持てる訳ですし…」

初美「それに…私自身、やっぱり鍛冶が結構、好きですから」

初美「それに戻れる理由が出来た事に…寧ろ、私の方が感謝しているくらいなのですよー」

京太郎「…初美さん」

初美「それより、ほら、今から私は調整で忙しいんですから」

初美「ぼうっと突っ立ってるだけなら邪魔になりますし、とっとと出て行くのですよー」

初美「それとも…鍛冶の為に薄着になる私のセクスィな姿を見たいのですかー?」チラッ

京太郎「今すぐ出ていきます」キリ

初美「少しは迷ってくれても良いんじゃないですかねー…」



薄墨初美の好感度が165から195になった
薄墨初美は京太郎に恋慕を超えたものを抱き始めている…

下1 @2
1 姫さまのところに行こう
2 ここはやっぱり霞さんだな!
3 春は大丈夫だったんだろうか
4 明星母さんに挨拶からだよな
5 そういや巴さんが怪我したって話だったっけ
6 わっきゅんと訓練の約束してたっけか
7 こういう時は訓練だ!!


京太郎「(…と、まぁ、さっきはそう言ったもののだ)」

京太郎「(やっぱり初美さんってすごいんだろうなぁ)」

京太郎「(さっき初美さんは調整と言ってたけれど…それは紛れも無く鍛冶の分野に入る訳で)」

京太郎「(仮にも反逆者への罰として与えられたものに一時の恩赦が与えられるほどの腕前があるんだ)」

京太郎「(日頃から馬鹿やってる相手だし、口には出来なかったけれど…)」

京太郎「(多分、本当に凄い鎧を準備してくれているんだろうな)」

京太郎「(正直、かなり楽しみなんだけど…でも、ソレ以上に心配って言うか…)」

京太郎「(さっき垣間見えたように…初美さんは鍛冶に対して未練があるみたいだしなぁ…)」

京太郎「(それをずっと禁止されている現状をどうにかしたいとそう強く感じる)」

京太郎「(でも、それはドワーフ…いや、リリパット達に与えられた罰な訳で…)」

京太郎「(幾ら英雄になったとは言え、俺がどうこう出来る話じゃないよなぁ…)」

京太郎「(霞さんに言ったところで…きっと困らせるだけだろうし…)」

京太郎「(…とりあえずその気持ちは胸の中に置いておくとして、今は…)」


春「…京太郎」スイー

京太郎「お、春か」

京太郎「あ、そうだ。言いそびれたけど…この前はお疲れ様」

春「…それはこっちの台詞」

春「京太郎のお陰で本当に助かった」

春「ありがとう」

京太郎「いや、感謝されるような事じゃないって」

京太郎「俺はやるべき事をやっただけだからさ」

春「……でも、そのお陰で私たちは何とか命を永らえる事が出来た」

春「それに関して感謝するなと言うのは、私達の命を軽視されているも同義」

京太郎「ぅ」

春「…だから、お礼」スッ

京太郎「これは…?」

春「…ナップル。京太郎の好物だって初美さんに聞いた」

京太郎「(…いや、別に好物って訳じゃないんだけど…)」




京太郎「(まぁ…俺が利仙さんとパフェ食べに行ってたのを知ってたくらいだし…)」

京太郎「(恐らく一人でパフェ食べてるところを見てそう考えたんだろう)」

京太郎「(幾ら初美さんでも春の好意を台無しにするような嫌がらせはしないだろうしな)」

京太郎「(それにまぁ、俺自身、ナップルが決して嫌いって訳じゃないし)」

京太郎「ありがとう。でも、こんな高いの良いのか?」

春「…寧ろ、英雄への謝礼としては安過ぎるくらいだと思う」

京太郎「その辺はなんか豪華な鎧を貰えるらしいから良いんだよ」

京太郎「つーか、あんまり春まで英雄扱いしないでくれよ」

京太郎「昔から知り合いだった人たちに英雄だ英雄だって言われるとなんとなくおさまりも悪いしさ」

春「…うん。分かった」

京太郎「うし。じゃあ…春って今、暇か?」

春「うん。特にする事はないけれど…」

京太郎「じゃあ、このナップル一緒に食べようぜ」

春「え?」


春「…でも、それは京太郎のお礼…」

京太郎「まぁ、そうなんだけどさ」

京太郎「でも、実は俺、今日はもうナップルを結構食べた後で」

春「そうなの…?」

京太郎「おう。それで明日まで放置ってなるとやっぱり味も落ちるし」

京太郎「それなら春と一緒に食べた方が良いかなってさ」

春「……具体的には」

京太郎「流石にこのまま齧ると色々とまずいし」

京太郎「丁度、剣が手元にあるから二つに割って半分こ…のつもりだけど」


下1 カリスマ使えます
偶数 分かった
奇数 …ちょっと待って


既に使わないって発言ありますし、このままいきますかー
後、ないのは霞さんとのエロです
コミュとってもキンクリですが、コミュらないとエロがあったという事実さえ残りません


春「…ちょっと待って」

京太郎「ん?」

春「…折角のお礼なのに私、半分も食べられない」

京太郎「うーん…じゃあ、1/4くらいにする?」

春「…ううん。そういうんじゃなくて」

春「まず京太郎が好きなだけ食べて欲しい」

京太郎「おう」

春「…で、残りを私が貰う」

京太郎「…………え?」

春「…それで万事オッケー」

京太郎「いやいやいやいやいや」

京太郎「流石にそれはちょっとまずくないか?」

春「どうして?」

京太郎「どうしててって…ほら、それってつまり食べさしって事だし…」


春「私は気にしない」

春「京太郎はこれくらいの頃から知ってるし」コレクライ

京太郎「流石に指の間で収まるほど小さくはなかったはずだぞ…」

春「…些細な問題」

春「大事なのは私が京太郎の幼馴染だと言う事実」

京太郎「その理論で言えば、俺、この宮殿に勤めてる人の大半と幼馴染じゃないかなぁ…」

春「…京太郎は私と幼馴染は嫌?」

京太郎「いや、別に嫌って訳じゃ…」

春「幼馴染になってくれたら…この胸を揉ませてあげると言っても?」ユサ

京太郎「ぼくきょうからはるちゃんのおさななじみになるー」キリ

春「…ん。良い子良い子」ナデナデ

京太郎「…ハッ、しまった…!?」

はるるかわいい


春「まぁ、そういう訳だから、私と間接キスしても食べさしを渡しても問題はない」

京太郎「…いや、でも」

春「…利仙さんとは出来たのに私には出来ないの?」ジィ

京太郎「み、見てたのか…」

春「…うん。じっくりばっちり」

春「そもそも、初美さんに報告したのも私だから」

京太郎「あー……なるほど」

春「…だから、私に誤魔化しは通用しない」

春「抵抗せず京太郎の食べ残しを私に渡すべき…」

京太郎「なんでそこまで俺の食べ残しが欲しいのかなぁ…」

春「……それは」

京太郎「それは?」

春「…………秘密」

京太郎「えー…」

春「幼馴染でも言えない事はある」

> 春「…………秘密」
>
> 京太郎「えー…」
>
> 春「幼馴染でも言えない事はある」
かわいい


京太郎「…まぁ、悪用する訳じゃないだろうし…」

京太郎「別に食べ残りくらい良いけどさ」シャク

春「…どう?」

京太郎「おう。甘くて美味しいよ」

京太郎「グレイプも良いけど、やっぱナップルのすっきりとした甘さが一番だよなぁ」

春「…そう。良かった」ニコ

春「それならドンドン食べて」

春「京太郎が一杯食べてくれた方が私も嬉しい」

京太郎「おう」シャクシャク

春「……」ジィ

京太郎「…」シャクシャク

春「…………」ジィィ

京太郎「…あの、春さん?」

春「…どうかした?」


京太郎「なんでそんなに俺の事ガン見してるんですかねぇ…」

春「手持ち無沙汰だし」

京太郎「くそ…またこのパターンか…!」

春「…後、京太郎の食べてる顔可愛いから」

京太郎「くそ…またこのパターンなのか…!!」

春「……ついでに、利仙さんもやってた」

京太郎「くそ…やっぱりまたこのパターンじゃないか…!!」

春「…………まぁ、京太郎が落ち着かないなら止めるけど」

京太郎「んーっと…まぁ、ちょっと手加減してくれると有り難いかなぁ…」

春「分かった。それじゃあ…」スッ

京太郎「え?」

春「…んっ♪」オシツケ

京太郎「え、えぇえええ…っ!?」


京太郎「ちょ、は、春、何やってんだ…!?」

春「…あててんのよ?」

京太郎「い、いや、意味分かんねぇよ…!!」

春「…だって、問題は私が手持ち無沙汰な事にあるから」

春「それを解消すれば京太郎の事をジロジロ見る必要もない」

春「だから、こうして背中から抱きつく」

春「そうすれば、私も幸せで京太郎も幸せ」

春「ハッピーエンドになる」

京太郎「い、いや、そのハッピーエンドは使い方間違ってるっていうか…」

春「…京太郎は幸せじゃない?」

春「私の胸、押し付けられて…幸せになれない?」

京太郎「超ハッピーに決まってるだろ!!」キリリ

春「…じゃあ、問題はない」

京太郎「うあー…」


京太郎「つーか…春の方は良いのかよ」

京太郎「一応、俺、男なんだけど」

春「…知ってる」

春「でも、こうしてお礼のナップルを私にも分け与えてもらった以上…」

春「私はその分の補填をしなければいけない」

京太郎「いや、そこまで自分を追い込まなくても」

春「…じゃあ、したい」

春「私が…京太郎に貰ったものを少しでも返す為にも」

春「もっともっと京太郎に尽くしてあげたい」

春「京太郎のしたい事をしてあげたい…」

京太郎「…春」


下1
1なら膝枕を…
2そんなの良いよ
3おっぱい揉ませてくれ!


京太郎「…分かっているだろうな、春」

京太郎「俺はこの王宮で名の通ったスケベ野郎なんだぞ」

京太郎「そんな男の前で、そんないじらしい事を言えば…」

京太郎「そりゃもうエロんエロんな事されちゃうかもって分かっているんだろうな…!」

春「…当然」

春「覚悟の…上」ニコ

京太郎「オーケー。よく分かった」

京太郎「ならば、俺も一人の男として…お前の気持ちに応えよう」

春「…」ドキドキ

京太郎「と言う訳で、おっぱい揉ませてください!」キリリ

春「本当に京太郎はおっぱい好き…♥」

春「…でも、良い…♪」

春「…一杯、揉ませてあげる…♪」スッ

ゾロかー…オーケー良いだろう
お前たちの執念に私もまた応えようじゃないか(爽やかな顔で)」


春「…はい。こっちに来て」ポンポン

京太郎「行くのは良いけれど…春、それって…」

春「…所謂、一つの膝枕」

春「この膝で京太郎の頭を受け止めてあげて…」

春「この胸で京太郎のエッチなリビドーを受け止めてあげて…」

春「この腕で私が京太郎にナップルを運んであげる」

春「これが今の私に出来る…最高のご奉仕だと判断した」

京太郎「な、なんて奴だ…」

京太郎「一つだけでも男を陥落させるのに十分なプレイを…同時に三つだと…」

京太郎「こ、こんなの…男なら逆らえる訳ないじゃないか…!!」

春「…じゃあ、おいで、京太郎…♥」

京太郎「はーい!今、いきまーす!」バッ


下1
1満足した(+20)
2そこそこ楽しかった(+10)
3京太郎の技巧にメロメロになった(+30)
4満足した(+20)
5そこそこ楽しかった(+10)
6京太郎の技巧にメロメロになった(+30)
7満足した(+20)
8そこそこ楽しかった(+10)
9京太郎の技巧にメロメロになった(+30)
0 AHEGAO(+50)
ゾロ目 上昇量二倍

カリスマ使う?(ゲス顔)

使うと使わないが同じですが、下1が使うになってますし今回は使いましょうかー


京太郎「(う…うぉおお…!)」

京太郎「(春のおっぱい!春のおっぱい!!春のおっぱい!!!)」

京太郎「(な、なんて柔らかさなんだ…!)」

京太郎「(まるで触ってる指がそのまま埋め込まれていくような柔らかさ…!)」

京太郎「(例えるなら底なし沼のような柔らかさが俺の指に絡みついてきて…)」

春「は…ぁん…♥」

京太郎「(も、もっともっと触れと俺に訴えかけてくる…!)」

京太郎「(貪欲に…まるで蛇のように俺の指を飲み込もうとしていて…!)」

京太郎「(まだ口でしか知らないけれど…霞さんのおっぱいとは…まったく違う…!)」

京太郎「(こんなおっぱい…一度、触ったらやみつきになっちゃうじゃないか…!)」

京太郎「(目の前でたぷんたぷんと揺れるおっぱいから意識が…手がまったく離れなくなる…!)」

京太郎「(うぉおお!今の俺は人間おっぱいマッサージ機だ…!)」モミモミ

春「ひ…うぅううっ♪」ビクンビクン



滝見春の好感度が129→159になりました
滝見春は京太郎に恋慕を抱き始めたようです…


よくよく考えてみると意識しているレベルでこのエロアプローチってどうなのさ、日向(賢者モード)
何もかんも京子スレのエロ春が悪いって事で許してください(´・ω・`)


下1 @1
1 姫さまのところに行こう
2 ここはやっぱり霞さんだな!
3 明星母さんに挨拶からだよな
4 そういや巴さんが怪我したって話だったっけ
5 わっきゅんと訓練の約束してたっけか
6 こういう時は訓練だ!!

【悲報】エロ待機中の霞さん出番なし
はるるのオッパイで満足しちゃったかー…


京太郎「(はぁ…すっごく良かった)」ツヤツヤ

京太郎「(はるるのご奉仕はまさに最高と言っても良かったな)」

京太郎「(戦争で荒んだ俺の心をこんなにも満たしてくれるとは…)」

京太郎「(やはり持つべきものはエロくて巨乳の幼馴染と言う事か)」

京太郎「(…ただ、流石に今回は甘えきっちゃったと言うか)」

京太郎「(ナップル貰った上におっぱいまで揉ませてもらった訳だからなぁ)」

京太郎「(しかも、それも数分とかじゃなくて一時間近くだし…)」

京太郎「(最後の方には春の顔は真っ赤だったし…)」

京太郎「(その上、全身を震わせながら立てなくなってたから…)」

京太郎「(多分、足がしびれてしまったんだろう)」

京太郎「(出来ればそれが治るまで側にいてあげたかったけれど…)」

京太郎「(何故かやたらと顔を見られるのを恥ずかしがってたし…)」

京太郎「(今は側にいない方がと思って離れた訳だけれど…)」

京太郎「(でも、いずれ今回のお詫びとお礼はしっかりしないとなぁ…)」


京太郎「(ま、それはともかく、今はもう夜だ)」

京太郎「(そろそろ疲れて来たし…もう部屋に戻ろう)」

京太郎「(春のお礼とかに関してはまた明日考えて…)」ガチャ

明星「…おかえりなさい」

京太郎「あ、明星母さん」

京太郎「帰ってたのか」

明星「えぇ。事務処理も一段落しましたし」

明星「それに我が子の顔も確認しておきたかったですから」

京太郎「え?」

明星「…これでも一応、心配だったのですよ」

明星「どれほど活躍したのかは聞きましたが…」

明星「それでも貴方が参加したのは戦争」

明星「何時、命を奪われてもおかしくはないところだったのですから」

明星「もし、取り返しのつかない事になってはどうしようと」

京太郎「…明星母さん」


明星「…まぁ、しかし、その顔を見ると心配はいらなかったようですが」

京太郎「え?」

明星「…鼻の下伸びてますよ」

明星「また何かスケベな事を考えていたんでしょう?」ジト

京太郎「あー…あ、あはははは」

明星「…まぁ、京太郎ももう年頃ですから、いけないとは言いませんが」

明星「少しそういう事を表に出さない方法を覚えなさい」

明星「そのように感情をすぐに表に出してしまっては」

明星「女王陛下と結ばれた後に苦労しますよ」

明星「この国は女王陛下を中心としていますが…それでも王配の座は権力を伴うものなのですから」

明星「正直なのは美徳ですが、それだけでは、利益拡大を狙う諸侯に取り込まれてしまいますよ」

京太郎「努力します…」

明星「宜しい」


明星「…ま、その辺りの事はとりあえず置いておきましょう」

明星「今日は貴方が戦場から帰ってきた日なのですから」

明星「何時もよりも料理は豪華にしてありますよ」

京太郎「って嬉しいけど…大丈夫なのか?」

京太郎「霞さんの方はまだまだ事務処理に追われてるって話だったけれど…」

明星「私の方はこの国に残って日頃から事務処理していましたし」

明星「戦後の処理は増えましたが、別にそれはパンクするほどのものではありませんでした」

明星「急いで処理しなければいけないものだけを処理しただけですが…」

明星「それでも帰ってきた息子にごちそうを作るだけの時間は作れましたよ」

京太郎「…そっか」

京太郎「じゃあ、そのご馳走を腹いっぱい食べさせてもらわないとな!」

明星「えぇ。…でも、その前に手を洗ってうがいをしなきゃダメですよ」

京太郎「えー」

明星「えーじゃありません」

明星「…もう。英雄になっても貴方は子どもなんですから」クス


京太郎「」モグモグ

明星「…どうですか?」

京太郎「美味しいよ」

京太郎「やっぱ明星母さんの料理は最高だな!」

明星「…まったく持ち上げすぎですよ」

明星「これでも人間の料理は不得手な方なんですから」

明星「お世辞も度が過ぎれば嫌味になってしまうのを覚えておきなさい」

京太郎「いや、お世辞じゃなくて本気だよ」

京太郎「戦場つってもあそこはほぼ砂漠で食べるものは味気ないものばっかりだったし」

京太郎「それに俺にとって家庭料理は明星母さんが作ってくれたものを指すんだから」

京太郎「やっぱりこの料理を食べると帰ってきたなぁって安心するよ」

明星「…そう、ですか」

明星「まぁ…そう言われて悪い気はしませんね」

明星「…でも」スッ

京太郎「ん?」

明星「…食べかすをつけるのはあまり感心しませんね」クス

京太郎「あー…ごめん」



明星「ここは私と貴方しかいないから構いませんが…」

明星「しかし、王配となれば、晩餐会などに出席する機会も増えます」

明星「その時にそんな不作法をするようなら…」ジィ

京太郎「だ、大丈夫だって」

京太郎「その辺りはちゃんと切り替えられるからさ」

明星「…………」ジィィ

京太郎「そ、それよりほら、パンがなくなっちゃったし…」

京太郎「おかわりいいかな!?」

明星「……えぇ。構いませんよ」

明星「でも、次にまた食べかすをつけているようなら…」

京太郎「もっと落ち着いて食べる事にします…」

明星「えぇ。そうしなさい」

明星「私もそんな風に一生懸命食べる京太郎が嫌いではありませんが…」

明星「これからは何時いかなる時でも気品を纏う者でなければいけませんよ」


京太郎「…んー、でもさ」

明星「でも?」

京太郎「王配の座についたら、これからは明星母さんの料理も食べられなくなるのかなーって思って」

明星「そうですね。宮廷料理人が女王陛下と共に合わせて作った料理を口にする事になるでしょう」

京太郎「だよなぁ…」

明星「何を寂しそうにしているんですか」

明星「貴方は見事、戦場で武勲を打ちたて、あの女王陛下の王配につける事がほぼ決まったのですよ」

明星「この国の男として、最高の名誉が与えられるのですからもっと嬉しそうにしなさい」

京太郎「うん。いや…俺も嬉しいとは思ってるよ」

京太郎「正直、霞さんとそういう関係になれるのは光栄で夢みたいだけど…」

京太郎「…でも、やっぱり俺にとっては明星母さんの料理は特別なんだよなぁ」

明星「……京太郎、一般的にマザコンは女性に嫌われる要素ですよ」

京太郎「うぐ…」


京太郎「し、仕方ないだろ」

京太郎「明星母さんは捨てられた俺の事を拾って…」

京太郎「今日まで立派に育ててくれたんだから」

京太郎「そりゃ…少しくらいマザコン気味でもしょうがないって」

明星「…………」

京太郎「って、明星母さん?」

明星「…いえ、何でもありません」

明星「それよりも京太郎…」

明星「他にお代わりはいりませんか?」

京太郎「あー…じゃあ、シチューをもう少し」

明星「はい。分かりまし…」スクッ

明星「あ…」フラ

京太郎「明星母さん!?」ダッ


明星「大丈夫です…少し立ちくらみがしただけですから」

京太郎「立ちくらみって…」

京太郎「…つか、よくみると母さん、目の下に隈が…」

明星「…気のせいでしょう」

京太郎「じゃあ、どうして今日は珍しくファンデーション塗ってるんだ?」

京太郎「普段は化粧なんて滅多にしないのに」

明星「…………それは」

京太郎「…明星母さん、無理してたんだろ」

京太郎「俺が帰って来るからって…徹夜して…」

京太郎「このご馳走の準備…してくれてたんだな」

明星「…………」


明星「…貴方はどうしてそういうところは敏いのでしょうね」

明星「女王陛下の気持ちには中々、気づかなかったくせに…」

京太郎「茶化すなよ」

明星「…大丈夫ですよ」

明星「私は人間ではなく妖精なんですから」

明星「少しくらい寝なくても問題はありません」

京太郎「じゃあ、なんで立ちくらみなんて覚えたんだよ」

京太郎「妖精の母さんが…いざとなればその羽で飛べる事が出来る人が」

京太郎「俺に抱きとめられるまで崩れ落ちてたんだ?」

明星「……」

京太郎「…一体、明星母さん、何日寝てないんだ?」

明星「…………一週間ほど」

京太郎「一週間…!?」


京太郎「俺がこの国を出てからほぼずっとじゃないか…」

明星「…だって、仕方ないじゃありませんか」

明星「京太郎があれほど絶望的な戦力差のあるところへと放り込まれたと考えたら…」

明星「どうしても…一人、安眠に浸る気にはなれなくて…」

明星「仕事もありましたから…そっちを優先して…」

明星「気付いたら…軽い不眠症が続いて…」

京太郎「……明星母さん」

明星「…それでも身体は元気なつもりでしたが…」

明星「貴方の顔を見て…少し気が抜けたんでしょうかね」

明星「こんな無様を晒してしまうとは…」

明星「…ごめんなさい」

京太郎「・・・いや、謝る事じゃないだろ」

京太郎「それより…」


下1
1 添い寝だ!
2 膝枕だ!!


京太郎「明星母さんが必要なのは今、安心して眠る事だ」

京太郎「俺の世話をする事じゃない」

明星「でも、まだ洗い物も残ってるのに…」

京太郎「そんなの俺がやっておくから大丈夫だよ」

京太郎「戦地帰りとは言え、強行軍で帰ってきたワケじゃないんだから」

京太郎「明星母さんの愛情たっぷりな料理で体力もバッチリ回復してるし」

京太郎「後の事は俺に任せてゆっくり休んでくれよ」

明星「……けど」

京太郎「あー…もう。仕方ないな」

京太郎「それじゃあ…」ダキッ

明星「ひゃあっ!?」ビック

京太郎「このままベッドに無理矢理運ぶからな」

明星「ちょ…き、京太郎!?」

明星「こ、ここ…これお姫様抱っこ…っ!!」マッカ


京太郎「抵抗しようとする明星母さんが悪い」

明星「さ、流石にそれは横暴過ぎますよ…!」

京太郎「息子にここまで心配させる母さんには言われたくないっての」ガチャ

明星「で、でも、幾らなんでも母にこんな扱いは…」

京太郎「義理だから問題ないな!」スタスタ

明星「な、何ですか、その超理論…!」

京太郎「それより…ほら」トサ

明星「ぅ…」

京太郎「折角、こうして寝室まで運んだんだしさ」

京太郎「ゆっくり眠ってくれよ」

明星「…………無理です」

京太郎「いや、無理って」

明星「自分で分かっていますから」

明星「この数日間、寝ようと思っても寝られない状態でしたし」

明星「今更、ベッドに入ってもそう簡単には眠れませんよ」

明星「だから…」

京太郎「分かった」

明星「え?」


京太郎「つまり添い寝をしろって事だな!」

明星「え、い、いや、違…っ!?」

京太郎「大丈夫。俺はちゃんと分かってるから」

京太郎「明星母さんがそこまで不眠症になったのは俺の事が心配だったからだろ?」

京太郎「つまり俺が側にいられれば寝られる!!」

京太郎「まったく穴のない完璧な理論だな!!」

明星「ざるのように穴だらけだと思うんですが」

京太郎「まぁまぁ。とりあえず一時間だけ試してみようぜ」

京太郎「それでダメだったら諦めるからさ」

明星「…分かりました」

明星「どうせ無駄だと思いますから、その言葉、忘れないで下さいね」



下1
1 スヤァ(好感度+20)
2 眠れなかった(好感度+10)
3 たくましさを意識してしまった(好感度+30)
4 スヤァ(好感度+20)
5 眠れなかった(好感度+10)
6 たくましさを意識してしまった(好感度+30)
7 スヤァ(好感度+20)
8 眠れなかった(好感度+10)
9 たくましさを意識してしまった(好感度+30)
0 身体に変な熱が…(好感度+50)
ゾロ目 上昇量二倍

ズラす?(ゲス顔)
下1でー

ゾロ目の処理は下1のコンマがゾロ目であるときにしか行いません
またカリスマがズラすのはコンマではなく結果表なので、コンマそのものは固定です
例えば22でゾロ目出してカリスマを使った場合、好感度+30になり、そこからゾロ目効果で二倍になるので+60になります
今回はそもそも78でゾロ目ではないのでそのまま据え置きですね

コミュの機会に関してはイベントが一段落した後ごとにやろうと思ってるんで色々と未定です
イベント次第じゃ妖精の国飛び出す事もありますしねー

と言う訳で下1でもう一度ー

現在ステータス

                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ
                         ∧   `
                        、
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /
                       /////// /   ∧
                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///
                     ///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
                       /// {///∨/ ∨{  r,/ ///////
                     {///|////////V__/ ////////
                    rく///|//////r=ミ// イ////////
                     //////}//////  }}////////////
                     .'//////|/////乂__ノ'////////////
                    ////////}///// ////////////////
             //////////|////r=ミ、/////////////

////////////////////////////////////////////////////////////
名前:須賀京太郎

所属:リングフォールド

装備
魔名鎧ヤエガキ 須賀京太郎の身体に合わせて作られた最高の鎧。2以下のダメージを無効にし、戦闘の度に2ダメージまで無効に出来る

力 88
        >戦闘力153/150
魔力 65

魅力 81


スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。


【好感度表】

姫様 100 特別な友人
明星 138 義理の息子…? ※カリスマ使用済み
霞 190 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 195 愛してる
はるる 159 好き ※カリスマ使用済み
湧 171 好き
利仙 147 意識している

とりあえず流石に二時超えるとヤバイんで今日はもう寝ます!!(´・ω・`)キリの良いところまで出来なくてゴメンネ
後、カリスマは訓練によって強化したり回復したり出来ます(´・ω・`)ので、使う使わないも気楽に考えてくださると嬉しいです
では、おやすみなさーい

ダイソンてめええええええええええええ!!!!(E3甲初戦撤退8連続提督からの魂の叫び)
なんで、ラスダンまでストレートでいけたのに今更、働き始めるかなぁ…
装備も何も変えてないっつーのにもう嫌になるぞ…(´;ω;`)腹立つからローソンの鹿島ちゃんに慰めて貰ってきます…


~ベッドIN~

明星「(…しかし、どうしてこんな事になってしまったんでしょう)」

明星「(義理の息子…しかも、人間と一緒に同衾するだなんて)」

明星「(そりゃまぁ…確かに昔は怖がるこの子と一緒に寝た事もありましたが…)」

明星「(しかし、これだけ大きくなって…)」

明星「(しかも、私の方が添い寝をされているだなんて…)」

明星「(正直、何か悪い夢ではないかとさえ思います)」

明星「(……でも)」

京太郎「ん」ポンポン

明星「(…この子の手は優しい)」

明星「(私の側で寝転びながら、一定のリズムで上から布団を叩いてくれて)」

明星「(疲れているのに眠れなかったはずの身体が…)」

明星「(この子の手でリラックスしていくのを感じます…)」


明星「(おかしい…ですね)」

明星「(私はこの子の事なんて魔剣の所持者くらいにしか思ってなかったはずなのに…)」

明星「(この子にあやされて…こんなにも安心してしまっている…)」

明星「(この子が無事で私の元に帰ってきてくれた事に…)」

明星「(こんなにも心安らいでしまっている…)」

明星「(…これはいけない傾向です)」

明星「(私はいざとなれば…この子を切り捨ててでも…)」

明星「(この国を守らなければいけない立場なのですから)」

明星「(…でも)」

明星「(…………でも、あぁ、私は…)」

明星「(もう…迷ってしまっている…)」

明星「(この子を切り捨てる事を…)」

明星「(冥界の女王に捧げる事を躊躇い始めている…)」


明星「(…例え、人間であっても)」

明星「(自分の子どもではなかったとしても…)」

明星「(過ごした時間全てを…否定する事は出来ません)」

明星「(私の事を明星母さんとそう呼んでくれる彼が…)」

明星「(少しずつ大きくなって…逞しく成長して…)」

明星「(私を抱き上げられるほどになった事が…)」

明星「(嬉しくて…仕方がない私がいるんです)」

明星「(…こんなのダメなのに)」

明星「(こんな風に絆されちゃ…判断を間違うって分かっているのに…)」

明星「(私は…もう昔のように…冷酷に切り捨てるような選択肢を選べなくて…)」ブル

京太郎「…明星母さん」ギュ

明星「あ…」


京太郎「大丈夫。俺はここにいるからさ」

京太郎「明星母さんに色々と心配掛けたけど…」

京太郎「俺は傷一つなく…こうして帰ってこれたから」

京太郎「何なら今すぐ裸になって確かめてもらっても良いくらいだぜ」

明星「(…京太郎、勘違いしてる)」

明星「(私が震えたのは…そういう意味ではないのに)」

明星「(変わっていく自分を止められない事が恐ろしいだけなのに…)」

明星「(…でも、こうして抱きしめられると…)」

明星「(……この子の暖かさとたくましさを…感じます)」

明星「(…さっき自分で成長した…なんて言いましたけれど)」

明星「(…これはちょっと…予想外なくらい…逞しくなってるかもしれませんね)」

明星「(まるで壁か何かのように…この子の胸は固くて…)」

明星「(トクントクンって脈打ってます…)」

明星「(この子の手と同じ優しい鼓動…)」

明星「(それが私の心を落ち着かせてくれて…)」



明星「…馬鹿な事言わないでください」

明星「これだけ大きくなった息子の裸を見たいと言う母親がいますか」

京太郎「はは。だよなぁ」

京太郎「ま、ともかく、それくらい俺はピンピンしてるからさ」

京太郎「明星母さんも安心して眠っちゃって良いんだぜ」

明星「……馬鹿」ギュゥ

京太郎「っと」

明星「(…本当にこの子は馬鹿です)」

明星「(いざと言う時は自分のことを切り捨てようとしていた私に…)」

明星「(最低とそう罵られても否定出来ない私に…こうも優しくするんですから)」

明星「(こんなにも…身体全部で私の事を包み込んでくれて…)」

明星「(安心させようと…してくれるんですから…)」ウツラウツラ


京太郎「…明星母さん」

明星「…どうやら私の負けみたい…ですね」

明星「眠気…来ちゃいました…」

京太郎「そっか。それじゃあ…明星母さんが眠るまでこうして側にいるよ」

明星「……眠るまで、ですか」

京太郎「あ、流石に寝顔を見られるのは嫌とか?」

明星「いえ、別にそういう訳ではないのですが…)」

明星「(…どうしてでしょう)」

明星「(この子が離れるというのが…どうにも物寂しいです)」

明星「(この逞しい身体が…私から離れると考えただけで…)」

明星「(数日ぶりに来た眠気に抗いたくなるほどに…)」

明星「(しかし…だからと言って、このままワガママで起き続けるのも…)」

明星「(明日からはまた執務がありますし…霞お姉さまのためにも体調を万全にしておかなければ…)」


京太郎「じゃあ、逆に起きるまで一緒にいて欲しい?」

明星「……」

京太郎「…あれ?明星母さん、ツッコミ…」

明星「…知りません」ギュゥ

明星「(……本当にこの子は…)」

明星「(どうしてそう人の地雷を踏み抜くのが得意なんでしょうか)」

明星「(そんな事、今の私に言われたら…)」

明星「(起きた時、貴方がいないのが寂しい私に言われたら…)」

明星「(…手放したくなくなるじゃないですか)」

明星「(この身体で…私とも子どもとも違う…男の身体で…)

明星「(ずっとずっと抱きしめて安心させて欲しく…な…る…)」

明星「…京太郎、少し…この…まま…」

京太郎「あぁ。分かってるよ」

京太郎「明星母さんが満足するまで…俺はずっと側にいるから」

京太郎「だから、心配せずにしっかり休んでくれ」

明星「う…ん…ありが…とう…」スゥ

とりあえずキリの良いところまで終わったんで仕事行く準備しまーす(´・ω・`)ダイソンの野郎、帰ったら覚えてろよ…

ヒャッハー!夏秋と引き続きアブゥが見事にやってくれたぜー!!!
…いや、なんで他に三体残ってるのに敵の庇うぶちぬいてカットイン決めるんですかねぇ
ホント頼りになりすぎて素敵だわ(´・ω・`)運40まであげた甲斐があったよ…
とりあえず開放感でハッピーな気持ちが収まらないのとこっちで色々と愚痴って迷惑掛けちゃったんで(´・ω・`)ゾロ目1ずらす券をやろう
後、ご飯食べてきたら今日もまたはじめまーす

普段、買わないチョコレート買いまくったから溶ける前に食べなきゃと思って
デザートついでにポリポリしてたら口の中めっちゃあまい…(´・ω・`)と言いつつはじめまーす


~妖精女王の宮殿~

京太郎「(…しかし、昨日はちょっとやばかったなぁ)」

京太郎「(勿論、明星母さんと添い寝をした経験はあるけれど…)」

京太郎「(でも、それはもっと昔…子どもの頃だった訳で)」

京太郎「(この年頃で添い寝となると…やっぱり、色々と意識してしまう)」

京太郎「(勿論、俺にとって明星母さんは母親なんだけれど…)」

京太郎「(でも、明星母さんの美貌は記憶にあるものからずっと変わってない訳で)」

京太郎「(その上、明星母さんもアレで、結構な巨乳なんだよなぁ…)」

京太郎「(つーか、俺が巨乳フェチになったのは恐らく明星母さんの影響が多大にあるし)」

京太郎「(正直、昨日の添い寝には色々とドキドキしたけれど)」

京太郎「(まぁ、でも、そのお陰で明星母さんは安らかな寝顔を見せてくれたし)」

京太郎「(恥ずかしい気持ちはあったけど、やってよかった…)」

初美「京太郎君!?」タッタッタ

京太郎「あれ?」


京太郎「どうしたんです、そんなに慌てて」

初美「一大事なのですよー!」

初美「このリングフォールドに不審者が押し入ってきたのです!」

京太郎「不審者…!?」

初美「聖騎士団やユニコーンナイトたちも破られて、もうこの宮殿に入り込んでいるとか…」

京太郎「ユニコーンナイトの親父まで…!?」

京太郎「って言うか、敵の狙いは…!?」

初美「分からないのですよー」

初美「だから、京太郎君には是非とも女王陛下と姫様の護衛を…」

京太郎「分かりました…!」

初美「あ…ちょっ」

京太郎「(…このタイミングでのこの国に不審者が入り込むだなんて…)」

京太郎「(相手の目的は分からないけれど、この宮殿にまで乗り込んできたのなら…)」

京太郎「(それは魔王の手のものである可能性が高い)」

京太郎「(だとすれば、危ないのは霞さんと小蒔さんだ…!)」

京太郎「(早く二人のところに行かないと…!!)」


~妖精女王の部屋~

???「…コレね」

???「(ティトレルの指輪…ようやく見つけた)」

???「(仮にも国宝だから女王が身に着けているものだと思ったけれど…)」

???「(こうして大事にしまっていてくれて助かったわ)」

???「(もしもの時は実力行使もしなければいけなかっただろうし…)」

京太郎「霞さん!」バンッ

???「っ!」

京太郎「…って、アレ…?」

京太郎「(…霞さんがいない)」

京太郎「(ってよくよく考えれば、今の時間は執務室か)」

京太郎「(くそ、慌てずにちゃんと初美さんの話を聞けば…)」

京太郎「(…って)」


京太郎「貴女は…」


        /    :,'   / / /   /   /   l !  l    | ∧     ∧
        \__   / ─┐l lケ /─┐/>  l{ 勹|||ト l  __ |  :'   | ∧
       i   ,' し'レ  ┘ イ-'L三 _,':!    '!  :j リ L.l| |  ! ̄卞| | _ ',
       | イ        |iリ ∥   | | \ ||  ,':/!: ∥ `| -:ト !  |    !
       レ'    ,'     ∨-' 二三__三 ┘|_/リ l  /|-壬┼─| |` ト、   |
                 | 歹イ:::::::::::泝        ̄_ レ匕イ   リ/:,  :, / /Y
       /     |     | / /::::::::::::::_}          テ≧ミト `'レレ  // //,'
.      /   /  |     | 廴{:::::;ん          /::::::::::::抃  斤升 イ/ ,
      '              | 匕:壬:ソ        {イ:::::::ん リ ,'   フイj/    「………」
     ,   l  /|       |     ̄            ヒ 三:y'  /| /  イ
     ,    |  i |         ::::::::::::           ̄ `   .::|     ヘ
        i   .:!       }               '    ::::::::::: ,':::::|    ∧
    l l   | |  |         、         __           ∧::::i       ∧
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京太郎「(…見慣れない金髪巨乳)」

京太郎「(しかも…顔もおっとりしてて美人というか可愛らしい系…)」

京太郎「(こんな子が妖精の国に出入りしていればすぐに気づくはず)」

京太郎「(と言う事は…)」

京太郎「も、もしかして貴女が不審者…」

???「っ!」ジャラッ

京太郎「(鎖…!?)」

京太郎「(しかも、あの先端についている赤い宝石は…)」

京太郎「(もしかして…これ噂に聞くサイファーって奴か…!)」

京太郎「(だとすれば…!!)」

???「ごめんなさいっ!」ヒュン

京太郎「っ!」ガキィン


???「(防いだ…!?私のサイファーを…!)」

京太郎「あっぶね…」

京太郎「(こっちは寝起きで鎧もつけてないってのに…)」

京太郎「(いきなりサイファー投げつけられるとは…)」

京太郎「(…顔はおっとり系だけど、覚悟を決めれば躊躇しないタイプか)」

京太郎「(厄介だな…)」

京太郎「(正直、好ましい人であるだけに相手しにくい)」

京太郎「…で、今の一撃で貴女は敵である事は分かったが」

京太郎「一体、この国に何のようだ?」

京太郎「この世でもっとも尊い巨乳の女性って事で返答如何によっては見逃しても良いんだけど」

???「…」スッ

京太郎「今、隠したそれ…もしかしてティトレルの指輪か?」

京太郎「じゃあ、アンタの目的は…妖精の国の国宝って訳か」


???「…妖精の国の国宝…ですか」

???「ですが、これは元々、バレンタインのもの」

???「貴方達妖精のものではありません」

初美「はぁ…やっと追いついた…」

初美「って噂の不審者…!」

???「っ」

京太郎「初美さん、下がって」

京太郎「…この人、サイファー持ってる上に、マジで強い…」

初美「(…京太郎君がここまで警戒するとは…)」

初美「(…どうやらユニコーンナイトをのしたと言う話は嘘ではないようですね…)」サガリ

???「…そこまで分かっているなら通してください」

???「見逃してくれるならば、何もしません」

???「私も不必要に人を傷つけたい訳ではないのですから」


京太郎「…で、そのティトレルの指輪を持ちだして何をするつもりなんだ?」

京太郎「魔王にでもくれてやって、報奨金でも貰うつもりか?」

初美「ティトレルの指輪を…!?」

???「…魔王にこの指輪を渡すつもりはありません」

???「これはあのコルドロンを…」

???「終焉を呼ぶあの魔の大釜を眠らせる為に使います」

京太郎「……コルドロンを眠らせる…?」

???「アレはこの世に災いしか齎しません」

???「バレンタインが滅びたのもあの釜の所為」

???「私は…ソレを止めなければいけないんです」

???「お願い…邪魔しないで」

初美「それならこの国に指輪があっても良いじゃないですかー」コソコソ

初美「女王陛下はコルドロンを積極的に使うつもりなんてないのですよー」

???「いいえ。そういう訳にはいかないのです」


???「コルドロンの主…」

???「バレンタインの王が冥府から蘇ったのですから」

初美「ば、バレンタイン王が…!?」ビクッ

???「あの人ならば…指輪がなくともコルドロンに命じる事が出来ます」

???「それを防ぐ為にはこの指輪でコルドロンを眠らせるしかありません」

???「…妖精にとって、この指輪は所詮、拾い物」

???「どうせ使うつもりがないなら通してください」

初美「…いいえ。それは正当な持ち主の手から妖精族に持ち込まれたものなのですよー」

???「妖精の嘘に騙されるつもりはありません」

初美「本当なのです」

初美「それは…バレンタインの遺児と共に…この国に預けられたものなのですから」

???「バレンタインの遺児…!?」


???「それは、もしかして…」チラッ

京太郎「…?」

京太郎「(…なんで俺の方を見てるんだろう)」

京太郎「(もしかして俺の溢れ出るフェロモンがこの人の事を誘惑しちゃったとか?)」

京太郎「(いやぁ、色男は辛いなー)」デレデレ

???「…いえ、例えそうであったとしても、私の目的は変わりません」チャキ

???「例え、相手が誰でも…私はバレンタインの人間として…」

???「王の凶行を止めなければいけません」

???「だから…っ」ヒュン

京太郎「っ!」ガキィン

???「…強引にでも押し通ります…!」

初美「京太郎…!」

京太郎「分かってる!」

京太郎「(例え相手が金髪巨乳であっても…国宝を盗み出そうとする盗人なんだ…!)」

京太郎「(事情はあるらしいが…こっちだって容赦はしない…!!)」




【??? 戦闘力140】
   VS
【須賀京太郎 戦闘力150】


【ターン1】


?? ? 0/10

須賀京太郎 0/10 ※なお、鎧はありません


下1
1 1ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを受ける
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを与える
6 4ダメージを受ける
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを与える
9 2ダメージを受ける
0 3ダメージを与える
ゾロ目 ???


???「いき…ますっ!」ヒュン

京太郎「く…っ」

京太郎「(やりづらい…!)」

京太郎「(剣や槍、斧なら戦闘経験はないけれど…)」

京太郎「(鎖…しかも、サイファーの使い手と戦うなんて初めてなんだ…!)」

京太郎「(どのタイミングで飛び込んでいけば良いのか、正直、分からない…)」ガキィン

京太郎「(ただ…っ)」

???「く…」

京太郎「(一撃は重いし、不規則な軌道だが…)」

京太郎「(決して受けられないほどじゃない)」

京太郎「(特に相手は踊るようにしてその鎖を振り回しているんだ)」

京太郎「(予備動作は大きいし…受け続ければ相手のテンポも見えてくる…!)」


???「せい…っはぁあ!」

京太郎「(一発…二発…)」ガキンガキィィン

京太郎「(そして…!)」

???「やああぁっ」クルン

京太郎「(一回転しながらの大技…!)」ガキィン

京太郎「(これなら…)」ダッ

???「な…!」

???「(しまった…一気に踏み込まれて…!!)」

京太郎「せ…やあああっ」ズバァ

???「く…うぅううっ」



【ターン2】


?? ? 3/10

須賀京太郎 0/10 ※なお、鎧はありません


下1
1 1ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを受ける
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを与える
6 4ダメージを受ける
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを与える
9 2ダメージを受ける
0 3ダメージを与える
ゾロ目 ???

ゾロ目券使っちゃう?(ゲス顔)
下1


京太郎「(よし。このまま取り押さえて…)」

???「目覚めろ、炎よ!」チャリ

初美「京太郎、離れ…」

京太郎「え?」

ズガァアア

京太郎「が…あ…」

京太郎「(なんだ…今の…)」

京太郎「(目の前が赤くなったと思ったら…)」

京太郎「(いきなり衝撃が来て…俺が吹き飛ばされてた…)」

京太郎「(しかも、身体がボロボロで…何をされたか…まったく分からない…)」

京太郎「(勿論…卓越した魔法使いは印や詠唱なしに低級魔法を使う事くらいは出来るけど…)」

京太郎「(今のは低級なんて威力じゃねぇぞ…)」

京太郎「(間違いなく中級以上…)」

京太郎「(初美さんの警告がなかったら…一瞬で意識が吹っ飛んでもおかしくなかった…)」

って使うのか…!!
ごめんなさいかきなおしまーす(´・ω・`)


京太郎「(よし。このまま取り押さえて…!)」バッ

京太郎「大人しく…しろ!!」

???「きゃ…っ」ドサ

京太郎「(やった。捕まえたぞ…)」

京太郎「(後はこのまま…)」フニョン

京太郎「……ふにょん?」

???「あ…ん…っ♪」モジ

京太郎「(こ、この手にギリギリ収まらない柔らかな感触…)」モミモミ

京太郎「(これは…まさか…いや、もしかしなくても…)」モミモミクリィ

???「ん…んっ♪」ビクン

京太郎「(お、おおおおおっぱいじゃないか!!)」モミモミギュゥ

京太郎「(ち、違うぞ、俺はこういう事がしたくて押し倒した訳じゃなくて…)」サワサワ

京太郎「(た、ただ純然にこの人を取り逃がしたくなかっただけで…)」モミモミスリスリ

???「は…あぁ…♪」カァァ


京太郎「(にしても、この人の胸柔らかいなぁ…)」

京太郎「(こう俺の手にちょうどいい感じというか)」

京太郎「(まるで俺の為にあるようなって…そんな馬鹿な事を思うくらいに…)」

京太郎「(この感触が俺の心を引き付ける)」

京太郎「(春のおっぱいは霞さんのおっぱいもまた素敵だったけれど…)」

京太郎「(この人の専用感も決してそれに劣るものじゃ…)」モミモミ




       ,,、=-ー'''''"""'''''ー-x、,,
     、イ                "''''
 . /

/           ',     ヾ .  \
     /  /  i  i l  、   キ   '
. /  /   /  /i   | '   ',   ',
/  /   /i  ,' .|   l i.  ',   i
レ  ,'   ,' ,l  いi  l ト、,  l   l
  ..i .  i. l ,ノ.i....l、  l l "アーx、,'
  l  ,ムーア~、 ノ レ、 ',ノ  ノ   ノテ
  ,イ~  !  ',   ’   z=zxxュ _ て
   い  '        "~ zーx、”ミx、
シ、i              レ^汁i猿 ヾ,
  l   _xx=≠         rノ皿取. レ      「…グス」
.i i l 〃~           ー-⊂⌒)

l l l ~ ///  ’    /// i
l l .l                  . ; l
 | .l       r- - 、     . ノ

 |  iヽ、     'ー---’      イ
 |  |  為 、          ,イ~
 |  |   i ~>x __ x<~ |  i
 |  |   |  | |     ::::::::::::::::::|  l
 |  |   |/2ノ           |.へ.l
 |  -ー ̄ .|      、─--- ソ ヽ
~"      |      ’    /
         |_ ---- 、_./
        |        /

          |       /
        . |      /


京太郎「あ…」

京太郎「ご、ごごごごごごごごめんなさい」

京太郎「お、俺、いや、あの、その…」

???「う…うぅぅ…」ポロポロ

京太郎「(あばばばばばば)」

京太郎「(が、ガチ泣きしちゃってる…!!)」

京太郎「(そりゃそうだよな!!)」

京太郎「(いきなり男に押し倒されて思いっきり胸揉まれたんだもんな!!)」

京太郎「(そりゃあ普通の女の子ならまず泣いちゃうって!!)」

京太郎「(顔つきがおっとりタイプなこの人が我慢できるはずないって…!!!)」

京太郎「(お、俺の馬鹿!あほーーーーー!!)」

京太郎「す、すみません!いや、ホントマジで申し訳も…!」ドゲザー

エルフ憲兵「そこまでだ!」バーン

初美「…ふぅ。何とか間に合ったようですね」


京太郎「け、憲兵さん…!」

エルフ憲兵「知っているな、京太郎」

エルフ憲兵「我が国ではレイプはムチ打ち百回の刑と決められている」

京太郎「……はい」

エルフ憲兵「よし。殊勝な心がけだ」ガチャン

エルフ憲兵「連れて行け」

京太郎「…憲兵さん」

エルフ憲兵「…なんだ?」

京太郎「最後に一言だけ言わせてください」

京太郎「…俺もまたおっぱいに踊らされた哀れな犠牲者に過ぎないって事を…」

エルフ憲兵「…バカが」

エルフ憲兵「男は皆…おっぱいに惹きつけられる生き物なんだ…」

エルフ憲兵「だけど…それを堪えてこその男だろうが…」

エルフ憲兵「それを踏み外してしまった時点で…お前は男からケダモノになってしまったんだよ」

京太郎「…すみませんでした」ドナドナ

???「え、えぇっと……」


エルフ憲兵「…君が被害者か」

エルフ憲兵「すまなかった。奴の身柄はこちらで確保し、厳罰の上で反省を促す事にする」

???「あ、はい。その…それは良い…というか、あんまり良くないですけど…」

???「あの子も決して悪気があってやった訳じゃなくて、その…」

???「私も気持ち良かったですし…だから…」

エルフ憲兵「何、大丈夫だ」

エルフ憲兵「あのような男を無理に庇い立てする必要はない」

エルフ憲兵「ただ、我々としても調書を書かせてもらわなければいけないからな」

エルフ憲兵「少し君にもついてきて欲しいのだが」

???「え、えっと、あの…」

初美「あ、ちなみに拒否権はないのですよー」

???「え?」

初美「ほら、これ」チャリ

???「そ、それ、私の…!」

初美「今の騒動でゴタゴタしてる間にこそっと盗ませてもらったのですよー」ニヤリ


エルフ憲兵「…初美さん。仮にも憲兵の前で盗みは…」

初美「あ、大丈夫です。この子、我が国に押し入った不審者ですし」

エルフ憲兵「なんと。こんな可憐な子が…」

初美「さっきのもその戦闘中の事故のようなものなので」

初美「まぁ、ムチ打ち五十回くらいで許してやってほしいのです」

エルフ憲兵「…それでも五十回は要求されるんですね」

初美「巨乳に夢中になって揉んでたあの子の顔に腹がたったので」ビキビキ

初美「ま、それはともかく」チラ

???「っ」ビク

初美「…貴女が何者なのか察しはついていますが」

初美「幾らなんでもサイファーを奪われて、ここから脱出する事は出来ないでしょう」

初美「大人しくこの国の牢に入りなさい」

初美「そうすれば女王陛下と面会する機会くらいは作ってあげるのですよー」

???「…く」








須賀京太郎はスキル おっぱいテクニシャンを手に入れた
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)




京太郎「(…で、それから俺は数時間ほど牢屋に入れられて)」

京太郎「(隣のおっさんとおっぱい談義をしながら楽しんでいた訳だけれど)」

京太郎「(なんか処刑前に俺がやった事がレイプ未遂じゃないという判断が下ったらしくて)」

京太郎「(ムチ打ちを受ける前にこうして牢屋から出れたのだけれど)」

霞「……」

???「……」

明星「……」

京太郎「(…なんで俺、玉座の間にいるんですかねぇ)」

京太郎「(しかも、目の前には縛られてるさっきのおっぱい不審者さんがいるし)」

京太郎「(これ、一体、どういう状況なんだろう…?)」


霞「…さて、そこの貴女」

霞「まずは名前から聞きましょうか」

???「…美穂子です」

明星「美穂子と言えば…バレンタイン王族の生き残り…」

明星「…ここから北にあるイーリットの森に住む魔女とも呼ばれていますね」

美穂子「…はい」

霞「…そんな貴女がどうしてこのような真似を?」

美穂子「…お祖父様が……」

美穂子「かつてのバレンタイン王がこの世に蘇ったからです」

明星「…バレンタイン王が?」

霞「…ですが、あの方は国と一緒に身罷られたと聞きましたが」

美穂子「どのような方法でかは存じ上げません」

美穂子「ですが、あの方は…この世に再び現れました」

美穂子「その心に…虚無と憎しみを詰めて」

美穂子「骨だけになった身体で…冥府より這い出してきたのです」

明星「なんと…」


美穂子「お祖父様は私に仰られました」

美穂子「終焉を呼び、この世の全てを滅ぼすと」

美穂子「そして、その為に…」

霞「…コルドロンを使うつもりだと言ったのですか?」

美穂子「…はい」

明星「馬鹿らしい」

明星「アレは終焉なんて古くからある魔法使いどもの世迷い事です」

美穂子「…ですが、お祖父様はそう思ってはおられません」

美穂子「古くからこの大陸に伝わる…多くの予言」

美穂子「『獣』『冥府の王』『炎』『大釜』そして…『竜』」

美穂子「それらがこのエリオン大陸を滅ぼし…全てを無に帰すとそう信じておられます」

霞「……なるほど」

霞「その中の四番目…大釜の最有力候補であるコルドロンの力は未知数ですが」

霞「その主であり、もっとも通じたバレンタイン王が、その力があると言うのであれば…」

霞「予言の信ぴょう性も増すでしょう」


明星「女王陛下まで耄碌した魔法使いのたわ言を信じられると言うのですか!?」

霞「そういう訳ではありません」

霞「ですが、やはりコルドロンには細心の注意を払う必要があると感じただけです」

明星「…しかし、女王陛下」

明星「道具は所詮、道具です」

明星「その方向性を正しい事に誓えば、妖精族はもっと繁栄する事が…」

霞「…明星ちゃん。今は政策の議論を貴方をする時間ではありません」

明星「…出すぎた真似を致しました、申し訳ありません」

霞「…さて、それでは話を戻しましょうか」

霞「美穂子…いえ、森の魔女」

霞「貴方がこのティトレルの指輪を盗み出そうとしたのも」

霞「全てはバレンタイン王の企みをくじき、数多くの予言が示す終焉を回避する為だと言う訳ですね」

美穂子「…はい」


霞「…ふむ」

明星「女王陛下。所詮は盗人の戯言です」

明星「命だけは助かりたいが為に適当を申しているだけに過ぎません」

明星「そのように本気にされる必要はないでしょう」

霞「…そういう訳にはいかないわ」

霞「森の魔女…バレンタインの遺児がかつての故国で作られたサイファーを振るうと言うのは有名な話だもの」

霞「そして初美ちゃんに調べてもらったところ、あのサイファーは本物」

霞「少なくとも、彼女がバレンタインの王女である事に疑う余地はないでしょう」

明星「…では、国を再興させる為にコルドロンを欲しがっただけなのでしょう」

美穂子「国の再興になんて興味はありません」

美穂子「私は…ただ…」

霞「その辺りの事を議論しても仕方がないわ」

霞「大事なのは…彼女の言っている事が事実かどうか」

霞「それを早急に確かめる必要があります」


霞「…とは言え、我々は現在、魔王軍との戦端が開かれたばかり」

霞「下手に兵を出せば、魔王にその隙を突かれかねません」

霞「だから、ここで私達が出せるのは…」チラ

京太郎「…え?」

霞「…京太郎、貴方です」

霞「この国最強の剣士であり、この前の戦いではブリガンを倒した貴方ならば」

霞「ニンゲンの社会に問題なく溶け込める貴方ならば」

霞「たった一人でこの国を出て、情報の真偽を確かめる事が出来るでしょう」

明星「は、反対です!」

明星「京太郎は…既に十分な戦果をあげています!」

明星「英雄として広く喧伝された京太郎がいなくなるのは兵の士気に関わります…!」

明星「ましてや…女王陛下はこの子を王配にするつもりだったのではありませんか…!」

美穂子「…え?」


霞「…確かに私としてもこの決断は苦渋です」

霞「私はまだ京太郎に十分な恩賞を与える事も…」

霞「約束を果たす事も出来ていないのですから」

霞「…その上、この子はずっとこの国で過ごしてきて、少し世間知らずなところもあります」

霞「幾ら人間の社会に溶け込めるとは言え、悪い大人に騙されてしまう可能性もあるでしょう」

霞「…ですが、私は女王として、国を背負うものとして」

霞「この難局を前にベストでなくてもベターな答えを出さなければいけません」

霞「そして、それが…王配として見出した子を旅に出す事であっても…」

霞「躊躇う訳にはいかないのです」

明星「…女王陛下」

霞「…京太郎、私の頼みを聞いては貰えませんか?」

京太郎「…」


下1
1 霞に従う
2 従わない


京太郎「畏まりました、女王陛下」

明星「京太郎…!」

京太郎「…ごめんな、明星母さん」

京太郎「俺の事、色々と心配してくれているのは分かるし」

京太郎「正直、かなり嬉しいよ」

京太郎「…でもさ、明星母さん、前に言ってただろ」

京太郎「オレの役目は霞さんを支える事だって」

京太郎「だから、俺は霞さんの願いを叶えてあげたいんだ」

京太郎「勿論、明星母さんと…霞さんと離れるのは寂しいけれど」

京太郎「でも…それで駄々こねるほど子どもじゃないしさ」

美穂子「……」

京太郎「つー訳で、色々と準備しないとな」

京太郎「まずは初美さんのところに鎧の進捗確認を…」


美穂子「…待って」

京太郎「ん?」

美穂子「…貴方、鎖は使えるの?」

京太郎「え…?いや、まったく」

京太郎「俺が習ったのは妖精流の剣術だけだしさ」

美穂子「…そう。でも、一つお願いがあるの」

京太郎「お願い?」

美穂子「良ければ私のサイファーを持って行って」

京太郎「…え?」

美穂子「出来れば私も一緒に行ってあげたいけれど…」

美穂子「でも、私は罪人」

美穂子「少なくとも、真偽の確認が出来るまでこの国から離れる事は出来ないでしょう」

霞「…そうね」

霞「幾らなんでも国宝を盗み出そうとした子をそう安々と開放する訳にはいかないわ」

明星「バレンタインの王族だと言う話がなければ即座に処刑されていてもおかしくはありませんしね」


京太郎「…でも、どうして俺にサイファーを?」

京太郎「よくわからないけれど、アレは特別製の武器なんだろ」

美穂子「…私にとってはただの武器ではないわ」

京太郎「え?」

美穂子「でも、だからこそ、貴方にはアレを使う資格がある」

美穂子「私に代わって、アレを振るうに足る資格が」

美穂子「だから、それを持って行って」

美穂子「それを見せて私の名前を出せば、きっと手助けしてくれる人もいるはずよ」

京太郎「…でも、アレは一応、証拠品の一つなんだろ?」

京太郎「俺が勝手に持ち出す訳には…」

霞「構いません」

京太郎「霞さん…?」

霞「ここで自分の助命を乞うのではなく、サイファーを持ち出せと言うのには何か理由があるのでしょう」

霞「流石にその具体的な理由までは分かりませんが…」

霞「それは自分の為ではなく、京太郎の為なのだと判断しました」

霞「ならば、私がそれを止める理由はありません」

霞「どうせ鎖のサイファーなど誰も扱えませんし、好きに使いなさい」

霞「餞別としては心許なくて申し訳ないですが…」


京太郎「いいえ。霞さん」

京太郎「貴女の想いの篭ったものであれば、どんなものであっても我が胸の内を輝かせてくれるものになりましょう」

京太郎「貴女から贈られたものは須く、どのような宝石も勝てない宝になりましょう」

霞「…京太郎君」

美穂子「…………」

明星「…では、とりあえず」

明星「証拠品を管理している憲兵達に持ち出しの許可証を出しましょう」

明星「後は初美さんに進捗を確認して、持ち出し可能な金品のリストを作成させて…」

明星「…突貫になりますが、恐らく一日あれば出発の準備が整うでしょう」

京太郎「いや、何もそこまでガチな準備をしなくても…」

明星「馬鹿な事を言わないでください」

明星「貴方はもうこの国の英雄なのですよ」

明星「それが旅に出ると言うのであれば色々と手続きは必要ですし」

明星「絶対に帰ってきてもらわなければいけない以上、準備はしっかりと行わなければ」


霞「…ふふ」

明星「…なんでしょう、女王陛下」

霞「いいえ。意外と明星お母さんは過保護だな、と思って」

明星「違います。私はただこの国を思って…」

霞「はいはい。そういう事にしておきましょう」クス

明星「か、霞お姉さまっ」カァ

霞「…ともあれ、私も明星ちゃんに賛成よ」

霞「貴方はこの国から殆ど出たことがないんだから」

霞「その準備には慎重に慎重を重ねるべきよ」

霞「いずれ貴方には、私の隣で寝てもらわなければいけない子なのだから」

明星「…」カァ

美穂子「…っ」カァァ

霞「…って明星ちゃん、どうしたの?」

明星「い、いえ、何でもありません」プイ


~次の日~

京太郎「んー…」ガチャ

初美「どうですかー?」

京太郎「いや、思った以上にフィットしててびっくりしました」

京太郎「何時もの鎧以上に動きやすいですし…並の鎧とは比べ物にならないですよ」

初美「ふふーん。私の作品の中でも傑作と呼べるものですからねー」

初美「ま、京太郎君が幾らへっぽこ剣士でも、それさえアレば人並みにはなれるはずなのですよー」

京太郎「…いや、本当、ありがとうございます」

京太郎「ここまで凄いの貰えるのはちょっとマジで予想してませんでした」

初美「…な、なんでそこで素直になるんですかねー…」

初美「なんか…調子狂っちゃうじゃないですかー…」

京太郎「はは。それだけ初美さんの仕事が凄かったって事ですよ」

京太郎「それに…これからは当分、会えない訳ですし」

京太郎「その間のデレを先払いしておこうかと」


初美「…デレとかいらないですから、ちゃんと無事に帰って来るのですよー」

初美「貴方はこの国にとってもうなくてはならない子なんですから」

初美「いなくなったら…霞ちゃんも…他の皆も悲しむのですよー」

京太郎「分かってますって」

霞「…京太郎君」

京太郎「あ、霞さん」

霞「…ごめんなさいね」

霞「初夜もまだなのに無理を言ってしまって」

京太郎「良いんですよ、そんなの」

京太郎「昨日、言ったとおり、俺は霞さんの願いは極力、叶えたいとそう思ってますし」

京太郎「霞さんが言ってくれなきゃ俺の方から立候補してましたよ」

霞「…でも」

京太郎「はい。でもはもうなしです」ギュ

霞「あ…」

初美「…」ズキ


京太郎「別にこれが今生の別れって訳じゃないんですから」

京太郎「またすぐに会えますし、約束も果たせます」

京太郎「だから、そんな顔をしないでください」

京太郎「俺はそんな顔が見たくて、この国を出るんじゃないんですから」

霞「…えぇ」

京太郎「あ、でも、一つお願いが」

霞「何かしら…?」

京太郎「俺がちゃんと帰ってこれたら、今度こそそのおっぱい好きにさせて貰って良いですか?」

霞「…もう。本当に京太郎君はおっぱい好きなんだから」

霞「…でもね、あんまりおっぱいおっぱい言われると…私、拗ねちゃうわよ」

京太郎「え?」

霞「だって、貴方が好きにして良いのは…おっぱいだけじゃなくて私の身体全部なんだもの」

霞「…おっぱい以外もちゃんと愛してくれなきゃ…いやよ?」

京太郎「勿論でーす」デレデレ

思い合ってる二人を見て、片想いが心痛むのはやはりい

お尻に目覚めることはあるのだろうかww


明星「…まったく。何をデレデレしているんですか」

京太郎「あ、明星母さん」

明星「…はい。これ」スッ

京太郎「これは…?」

明星「私からの餞別です」

明星「ニンゲンの国のお金なんてこの国にはあまりありませんでしたが…」

明星「それでも何とかかき集められるだけかき集めました」

明星「貴方の旅の手助けになるでしょうし…もっていきなさい」


下1
コンマ./2だけG入手


京太郎「ありがとう。明星母さん」

明星「…いえ、お礼を言われるような事ではありません」

明星「我が子の出立にわずかばかりのお金を渡すのは母親として当然のことでしょう」

明星「…それよりも京太郎」

京太郎「ん?」

明星「良いですか、この国と違って外の世界では生水を飲んではいけませんよ」

明星「また、初対面の相手を軽く信用してはいけません」

明星「食事は三食しっかりと、栄養バランスも考えるのですよ」

明星「旅の最中はある程度仕方ありませんが、夜更かしは控えなさい」

明星「後、巨乳に関してついつい甘い顔をしてしまうのは貴方の欠点ですから、その辺りを突かれないように…」

京太郎「わ、分かった!」

京太郎「わかったから!!」

明星「…本当ですか?」

京太郎「あぁ。大丈夫だって」

京太郎「明星母さんがいなくてもしっかりやるからさ」


京太郎「…じゃあ、そろそろ行くよ」

初美「…京太郎、必ず帰って来るんですよ」

霞「…私は何時でも貴方の事を想ってるわ」

明星「……心が折れそうになったら何時でも帰ってきて良いんですよ」

京太郎「あぁ!それじゃ…皆」

京太郎「不肖、須賀京太郎…行ってまいります…!!」



下1 とりあえず目的地は…
1 冥府のすぐ側にあるラグナネイブルなら何か情報があるかも…
2 まずはタイタニアで情報収集だ
3 ちまちま情報収集するよりもウィンターホルン登ってハインデルに会おうぜ!!
4 とりあえずバレンタインの首都にでも行ってみるか


京太郎「(確かラグナネイブルは冥府から湧き出る死者の監視もしているんだっけか)」

京太郎「(となれば、死者の事に関して詳しいのは、やっぱりラグナネイブルだろう)」

京太郎「(まぁ、問題は俺がリングフォールドの出で…絶賛、戦争中だって事だけど)」

京太郎「(でも、俺が戦争に参加したのは一回きり)」

京太郎「(多少、顔を隠せば俺がブリガンを倒した男だとは分からないだろう)」

京太郎「(まぁ、それでも見つかった時は…その時考えるとしよう)」


下1
1 バレた
2 何事も無く到着
3 何事も無く到着
4 バレた
5 何事も無く到着
6 何事も無く到着
7 アレは…
8 バレた
9 バレた
0 何事もなく到着
ゾロ目 ???


~ラグナネイブルの街~

京太郎「(…うん。やっぱり大丈夫だったな)」

京太郎「(何度か上空をワルキューレが飛んだりしてビクつく事はあったけど)」

京太郎「(まぁ、俺くらいの剣士になれば気配とかオーラを殺すとか超よゆーだしな!!)」

京太郎「(…ただ、こうして無事に街に到着できたのは良いけれど)」

京太郎「(これからどうしようかなぁ…)」


下1
1 やっぱ情報収集の本場は酒場だろ!
2 ワルキューレ達の詰め所に顔を出してみるか
3 このまま王都まで行こうぜ!


京太郎「(やっぱ情報収集の本場は酒場だな!)」

京太郎「(こういうニンゲン、アルコールがはいると口が軽くなってしまうものだし)」

京太郎「(真偽の怪しいうわさ話なんかも色々と聞けるはずだ)」

京太郎「(それに…創作だとこういうところには大抵、情報屋がいるはずだしな)」

京太郎「(そういう人間を見つける事が出来れば、調査も大分、進むかもしれない)」

京太郎「(と言う訳でー)」カランカラン


下1
1 高一最強っぽいワルキューレがいた
2 巨乳のワルキューレがいた
3 メゲそうな顔をしたワルキューレがいた
4 何の!成果も!得られませんでしたああ!!
5 実は乙女っぽいワルキューレがいた
6 フナキューレがいた
7 面白い顔をしたワルキューレがいた
8 何の!成果も!得られませんでしたああ!!
9 なのよーなワルキューレがいた
ゾロ目 

ゾロ券使えるけど、ズラす?(ゲス顔)
下1

ってもう美穂子との戦闘で使ってるからないですね(´・ω・`)すっかり忘れてた


??「ふー…」タユン

京太郎「(は…!あ、あのバストサイズは…)」

京太郎「(目算で明星母さんレベルだと…)」

京太郎「(ワルキューレってどうにも細身な印象があったけれど…)」

京太郎「(こんなに素晴らしいおっぱいの持ち主がいたのか…!)」

京太郎「(これは…是非ともお近づきにならなければ…)」

京太郎「そこのアンニュイなため息をついてるお姉さん」スッ

??「え?」

京太郎「この私に、貴方の豊満な胸を満たすその悩み事を解決する栄誉をくださいませんか?」キラキラ


下1 カリスマ使えます
1 何なん、この人(ドン引き)
2 …悪い人じゃなさそう?
3 何なん、この人(ドン引き)
4 コイツ、もしかして…
5 …悪い人じゃなさそう?
6 何なん、この人(ドン引き)
7 …悪い人じゃなさそう?
8 コイツ、もしかして
9 コイツ、もしかして…
0…悪い人じゃなさそう? 
ゾロ目 ???


カリスマ使えよおまえらああああああああ!!
あ、後、今更ですが、前作でワルキューレ組にいたトキーや竜華は別の所に配置されてます(ある意味、バレバレですが)
後、京ちゃんは塞さんとか竜華に出逢えば、腰とか太ももの魅力に目覚めるんじゃないかな!?


??「(…変な人)」

??「(美人さんなんて他にも沢山おるのに…よりにもよってうちに話しかけてくるなんて)」

??「(この酒場でも正直、ちょっと浮いとるくらいやのに…酔狂な人やなぁ)」

京太郎「…お姉さん?」

??「…お兄さん、よその国の人やろ」

京太郎「え?」

??「誤魔化しても無駄やで」

??「うちの国の男に、そんな風に女に声を掛けるほどの教養なんてあらへんし」

??「ましてや、うちの顔知らへんなんて、この国の国民やったらまずありえへんからなぁ」

京太郎「…えっと、貴女は…?」

絹恵「…魔王オーダインの娘、絹恵や」

京太郎「(あ、アイエエエエエエエエ!!)」

京太郎「(敵国の王女!?敵国の王女、ナンデ!?)」


絹恵「その反応から察するに…本気で知らへんかったみたいやなぁ」

京太郎「(い、いや、ここでヘタレては男が廃る!)」

京太郎「(相手が魔王の娘だからって一体、なんだって言うんだ!)」

京太郎「(俺にとって大事なのは相手が巨乳かどうかって事だけ!!)」

京太郎「(幾ら王女だろうが…構うものかよ!!)」

京太郎「…これはお見苦しいところをお見せしました」

京太郎「お美しい方にお近づきになろうと声を掛けたつもりが…」

京太郎「よもや王女様だとは思いも寄らず」

京太郎「ですが、噂に違わぬ美しさです、絹恵王女」

京太郎「良ければ、そのおっぱいにキスさせて頂けませんか?」

絹恵「え?」

京太郎「あ」

絹恵「…おっぱい?」ジトー

京太郎「あー、いや、えっと、その今のは間違ったというか本音が出たというか…!?」


京太郎「と、とりあえず憲兵を呼ぶのだけは勘弁していただけると…!!」

絹恵「…ふふ」

京太郎「え?」

絹恵「あはは。そっちが素か」

絹恵「さっきのゴテゴテな口説き文句よりもそっちの方がええよ」

京太郎「(…なんか知らないが受けたらしい)」

京太郎「(良かった…ここで憲兵を呼ばれて打首になる未来はなかったんだな…)」

京太郎「(流石に敵国の王女にセクハラして処刑なんて情けなさすぎる死に方は嫌だからなぁ…)」

絹恵「ま、とりあえず、憲兵を呼ぶつもりはあらへんよ」

絹恵「ま、まぁ、流石におっぱいにキスはどうかと思うけど……」カァ

絹恵「…幾らか心配して話しかけてくれた訳やろうしね」

京太郎「…ありがとうございます」


京太郎「…で、絹恵王女」

京太郎「一体、何をそんなにお悩みだったのですか?」

京太郎「差し支えなければ、この私にその悩みを聞かせていただけないでしょうか」

絹恵「うーん…まぁ、タイタニアの人やったらええかなぁ」

京太郎「(…すみません。俺、リングフォールドの人なんです)」

絹恵「…そっちの方でももう話が行っとると思うけど、この前の戦争で妖精に負けてしもうてな」

絹恵「ブリガン将軍は戦死。率いてた軍も、もうボロボロや」

絹恵「幸い、まだ他にも戦力はあるやろうけれど…」

絹恵「手酷い敗戦に、国内が動揺しとる」

絹恵「本来やったら圧倒的大差で勝てるはずの戦力に、無敵のブリガンまでつけたんやから」

絹恵「それでも勝てへん妖精への苦手意識が強くなっとるんや」

京太郎「…なるほど」

京太郎「では、妖精との戦争を諦めると言うのは…」




絹恵「無理やな」

絹恵「お父様は、コルドロンに執着しとる」

絹恵「さらに言えば、この国ではコルドロンを手に入れたものが終焉の勝者になれるとそう信じられとるんや」

絹恵「世界の破滅に際して、勝ち抜く為にも、コルドロンを諦めるなんてありえへん」

京太郎「…でも、終焉なんてお伽話ではないのですか?」

絹恵「この国にとってはそうやない」

絹恵「国王であり英雄であるお父様が、終焉の予言を信じて」

絹恵「それに関する解釈まで出しとるんやから」

絹恵「この国では終焉が起こるとそう信じられとるし」

絹恵「それに備える為に国民総出で戦っとるんや」

絹恵「それに…何よりラグナネイブルは戦士たちの国」

絹恵「親兄弟を妖精達に良いようにされて黙ってられるはずがない」

絹恵「今は苦手意識が広がっとるけど…」

絹恵「次に勝てば、その意識も払拭されるやろ」


京太郎「では、どうして、それを悩んでおられるのですか?」

絹恵「…簡単な話や」

絹恵「その次の戦いはうちのお姉ちゃんが総大将の予定なんやけど…」

京太郎「(…アレ、これってかなりの国家機密なんじゃねぇ?)」

絹恵「…うちは後方支援。つまり…直接戦闘には関われへん部署におって」

絹恵「…もしお姉ちゃんが危ない時に、急いで助けに行く事が出来ひん」

絹恵「だからか、知らんけど…最近はずっと嫌な感じがして…」

絹恵「お姉ちゃんが死んでしまう夢まで見るんや…」

京太郎「…絹恵王女」

絹恵「…本当はうちお姉ちゃんに戦って欲しくない」

絹恵「勿論…お姉ちゃんはうちの誇りや」

絹恵「戦闘や指揮に関してお姉ちゃん以上の人材はお父様くらいやろう」

絹恵「ワルキューレ達にも尊敬されて、誇りとまで言われうrお姉ちゃんやったら…」

絹恵「だから…きっと大丈夫やってそう信じたいのに…」

絹恵「…でも、私……」


京太郎「…なるほど」

京太郎「つまり絹恵王女はその不安をどうにかしたいと」

絹恵「…うん」

京太郎「しかし、難しいですね」

京太郎「絹恵王女の不安は決して形あるものではありません」

京太郎「ご自分で理解されている通り、朧げなものです」

京太郎「それをどうにかしようとしても、霧に向かって剣を振るうようなものでしょう」

絹恵「……」

京太郎「…ですから、ここは発想を変えましょう」

絹恵「え?」

京太郎「絹恵王女はお姉さんの事が心配」

京太郎「それで良いではありませんか」

京太郎「例え、相手がワルキューレ達の誇りであっても…相手は肉親なのですから」

京太郎「不安を覚えるのも当然の事でしょう」


絹恵「でも…」

京太郎「下手にそれをどうにかしようとするから悩みになるのです」

京太郎「不安は不安でそのまま受け入れてしまいましょう」

京太郎「それに何も、不安そのものが悪いという訳ではないのですから」

絹恵「え?」

京太郎「不安という事はそれだけ身構えられているという事でもあるのです」

京太郎「もし、絹恵王女の不安が的中した場合、貴女はそれを采配に生かせる立場にあるのですよ」

京太郎「もしかしたら、貴女はその不安が故にご自身の姉の事を助けられるかもしれない」

京太郎「そう思えば、少しは気も楽になるのではありませんか?」

絹恵「…流石にそれは詭弁やない?」

京太郎「えぇ。詭弁でしょう」

京太郎「ですが、私、おっぱいの大きな女の子は詭弁を弄してでも励ます事を人生の銘としているので」

絹恵「随分と限定的な銘やなぁ…」クス


京太郎「まぁ、下心とも言いますけどね」

絹恵「…やっぱりおっぱい目当てなん…?」

京太郎「まぁ、それは九割ほどありますが」

絹恵「お、思った以上に多いんやね…」

京太郎「男は皆、おっぱいに弱いから仕方がないんです!」

京太郎「まぁ、それはさておき、残りの一割は少し情報が欲しくて」

絹恵「情報?」

京太郎「はい。最近、エンデルフィアから抜けだした亡霊の話を聞いた事がありませんか?」

京太郎「骨と皮だけの亡者だと言う話なのですが…」

絹恵「骨と皮だけ…それってもしかしてレブナントやろか?」

京太郎「レブナントって?」


絹恵「これはお父様が言っとったんやけど…」

絹恵「冥界に堕ちた死者の大半は、普通の亡者になるんやって」

絹恵「冥界の空気に飲み込まれ、正気を失った亡霊に」

絹恵「でも、それは時間の経過と共に少しずつ朽ちていって、最後にはただのフォゾンになる」

絹恵「でも、そんな死者の中でも特に罪深い人間には、死の女王から直接の罰が下される」

絹恵「その罰を受けたものが…レブナント」

絹恵「不滅の呪いを受けた彼らは朽ちてフォゾンになる事さえ許されない」

絹恵「永遠に冥界をろうそくで照らしながら、亡者にその身を貪られ続ける」

絹恵「その果てに骨が砕けてもずっと意識だけは残って…」

絹恵「世界の終焉までずっと砕けた骨のまま放置されるっていう…」

京太郎「…すっげぇ恐ろしい話ですね」

絹恵「うん…って、あ、ち、違うよ」

絹恵「うち全然、怖がってへん」

絹恵「オーダインの娘がこんな事で怖がるはずあらへんもん」フルフル

京太郎「大丈夫です。ちゃんと分かってますから」


絹恵「そ、それで話を戻すけど」

絹恵「最近、そのレブナントが冥界から抜けだしたって話を聞いた事があるんや」

京太郎「本当ですか!?」

絹恵「うん。しかも、普通のレブナントと違って王冠を被っとったらしい」

絹恵「で、ラグナネイブルでは死霊は全て冥府へと返す決まりになっとるから…」

絹恵「見つけたその子達が呼び止めて、冥府へと返そうとしたんやけど」

京太郎「けど?」

絹恵「…一人を除いて全滅した」

京太郎「え?」

絹恵「最後に残った子が言うには、そのレブナントは凄い魔法の使い手やったらしい」

絹恵「…ただ、おかしいのはレブナントも冥界の空気で正気を失ってるはずなんや」

絹恵「魔法なんか使える訳あらへんのに…嘘やろと思ったんやけど…」

絹恵「でも、ボロボロになって帰ってきたその子が嘘なんて吐ける余裕なんてないやろうし…」


絹恵「ただ、最後に残ったその子も…数時間後に事切れてしもうたから」

絹恵「真偽の程はどうなのか分からへん」

京太郎「…そのレブナントは一体、どっちの方角へ言ったとか分かりますか?」

絹恵「確かウィンターホルンの方角へと進んでたらしいけど…」

絹恵「…もしかしてそのレブナント追い詰めるつもりなんか?」

京太郎「えぇ。少し気になる事がありまして」

絹恵「…言っとくけど、死人と関わってもええことなんて一つもあらへんよ」

絹恵「私はこれでも普段は国境警備隊やから分かるけど…」

絹恵「あいつらにあるのは恨みつらみだけや」

絹恵「特にレブナントとなれば筋金入りの罪人やし、関り合いにならん方がええと思うよ」

京太郎「ご忠告感謝します、絹恵王女」

京太郎「でも、そのレブナントは俺が追いかけてる奴の可能性が高いので」

京太郎「そのご忠告に従う訳にはいきません」

絹恵「…そっか」


絹恵「ま、気をつけてな」

絹恵「アンタ、結構良い人みたいやし…」

絹恵「あいつらの狂気とかそういうのに呑まれたりしたらあかんよ」

京太郎「えぇ。ありがとうございます」

絹恵「…ん。じゃあ…私もそろそろ王都に戻るわ」

京太郎「今からですか?」

絹恵「うん。これでもうちはワルキューレの中でもかなり早い方やからね」

絹恵「流石にお姉ちゃんには勝てへんけど、今からならネビュラポリスにもたどり着けるはず」

京太郎「はぁ…凄いですね、ワルキューレって」

絹恵「ふふ。せやろ」

絹恵「この国の女は皆、立派な戦士なんや」

絹恵「男にだって簡単には負けへんよ」


絹恵「ま、これ以上、話してると流石に暗くなりすぎるし」

絹恵「おっちゃん、ここにお金置いとくね」チャリン

マスター「毎度どうも」

京太郎「…あ、絹恵王女」

絹恵「ん?」

京太郎「…その、俺がこういうのを言うのもおかしいと思いますが」

京太郎「無事にまた会える事を祈ってます」

絹恵「なんや、歯切れの悪い」クス

絹恵「でも、そうやなぁ」

絹恵「君は良い人そうやし、うちもまた会いたいな」ニコ

京太郎「…絹恵王女」

絹恵「あ、そや。君の名前聞いてなかったけど…」

京太郎「京太郎です」

絹恵「…京太郎か」

絹恵「うん。ちゃんと覚えたで」

絹恵「また会おうな」

京太郎「……えぇ。また」



絹恵ちゃんの好感度ー
ちゃんとコミュれたんで魅力補正で+81
下1


0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる

76+81で157ですね
もうバッチリ堕ちちゃってるじゃねぇか!!(ビターン)


絹恵「(ふふ)」

絹恵「(おかしいなぁ)」

絹恵「(他の国の男の人と話した事は何度かあるのに…)」

絹恵「(さっきの京太郎君の事はこんなにも心に残っとる)」

絹恵「(紳士なようでスケベで…不真面目なようで真面目で…)」

絹恵「(…そして、多分、とても優しい子)」

絹恵「(…あんな子、今まで会った事なかったわ)」

絹恵「(うちのまわりにいたのは…ずっと女をモノとしか思ってへん連中ばっかりやったし)」

絹恵「(他の国の人間の前で、あぁも自分をさらけ出せた事なんてなかった…)」

絹恵「(…時間ももうなかったから、さり際はちょっとバタバタしとったけど…)」

絹恵「(もうちょっとちゃんとお話したかったなぁ…)」

絹恵「(…まぁ、でも、また会おうってあの子もそう言ってくれたし)」

絹恵「(不思議な縁を感じる子やったから…きっとまた会えるやんな)」

絹恵「(……にしても)」

絹恵「(京太郎って何処かで聞き覚えがある名前なんやけど…)」

絹恵「(一体、何処で聞いたんやろうか…)」ウーン

なお、次に会った時は高確率で敵な模様


と一回、行動終わったんでラグナネイブルとリングフォールドの行動とかも決めちゃいましょうか(ゲス顔)



ラグナネイブル【戦力100】
下1
1 戦力が10回復
2 戦力が15回復
3 戦力が20回復
4 国内の混乱で戦力回復に失敗
5 戦力が10回復
6 国内の混乱で戦力回復に失敗
7 戦力が15回復
8 国内の混乱により戦力回復に失敗
9 戦力が20回復
0 諸君、我々は戦争が好きだ
ゾロ目 ???


リングフォールド【戦力100】
下2
1 戦力が10回復
2 戦力が15回復
3 戦力が20回復
4 国内の混乱で戦力回復に失敗
5 戦力が10回復
6 国内の混乱で戦力回復に失敗
7 戦力が15回復
8 国内の混乱により戦力回復に失敗
9 戦力が20回復
0 ベルドー、ちょっとこっちに来いや
ゾロ目 ???

コルドロン自体をどうにかすれば戦う理由がなくなる
逆に言えばそれ以外はどうしようもないだろうね

ラグナネイブルでゾロかー(白目)
うーん……どうしよ
普通に戦力50回復かタイタニアとの同盟軍かー…

いや、三賢人が牛耳ってるタイタニアと同盟するはずないな
同盟するなら炎の国とか
…あれ、終焉始まらね?

うーん…ちょっと思いつかなかったので戦力50回復にしときます
って訳でー


ラグナネイブル【戦力150】


リングフォールド【戦力115】


ですね
なお、ターンが過ぎる事にラグナネイブルの結果表の中に戦争が多くなってきます

>>373が言ってくれている通り、コルドロンぶっ壊せば戦う理由はなくなります
仇討を望む兵士達はいますが、オーダインならばそれを抑える事が出来るでしょう
ただ、ソレ以外で戦争を止める事は出来ません
あっちも生き残りを掛けて襲い掛かってくるので

全兵と援軍を投じた防衛側のリングフォールドと違って、ラグナネイブルは攻勢側だったからね
元々の国力考えたらあれで一部ってところでしょ。大敗したから同じくらいということで

ところで、なんで判定、自分の国より敵国の方が先なんですか

両方共ユーザー有利にしちゃったら単純計算で二倍チャンスがあるって事になっちゃうので…
こういったお互いの行動を決める結果表に関してはゾロはそれを指定したところでグッドイベントが起こります
戦争の時のように一つのコンマでお互いの結果を同時に決める形の場合は、ゾロ=自分達にとってのグッドイベントです


後、ラグナネイブルとリングフォールドでは国力もそうですが、兵の増え方も違います
作中でちょろっと言ってますが、妖精は人間ほどポンポン生まれる訳ではないので
またラグナネイブルが敗戦の後、ずっと国力を貯め続けたのに対して
リングフォールドはドワーフの反乱などで国が荒れ、回復に専念する事が出来ませんでした

まぁ、一番の理由はその辺りの差を結果表に加えるってのが面倒なだけなんですが!!!
ぶっちゃけ、その辺、加味すると妖精の方は戦力高いけど回復しにくくて、魔王軍の方はガンガン回復していくって言うクソゲー仕様になりますし
その辺の差をスタートラインを合わせる事によって、とりあえず解決しようと(´・ω・`)

>>384
とりあえず眠気で動かない頭で適当に書いちゃったので…
次からは逆転させます…(多分)


現在ステータス

                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ
                         ∧   `
                        、
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /
                       /////// /   ∧
                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///
                     ///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
                       /// {///∨/ ∨{  r,/ ///////
                     {///|////////V__/ ////////
                    rく///|//////r=ミ// イ////////
                     //////}//////  }}////////////
                     .'//////|/////乂__ノ'////////////
                    ////////}///// ////////////////
             //////////|////r=ミ、/////////////

////////////////////////////////////////////////////////////
名前:須賀京太郎

所属:リングフォールド

装備
魔名鎧ヤエガキ 須賀京太郎の身体に合わせて作られた最高の鎧。2以下のダメージを無効にし、戦闘の度に2ダメージまで無効に出来る

力 88
        >戦闘力153/150
魔力 65

魅力 81


スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)



【好感度表】

姫様 100 特別な友人
明星 138 義理の息子…? ※カリスマ使用済み
霞 190 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 195 愛してる
はるる 159 好き ※カリスマ使用済み
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 157 好き


                    -―――-
               ....::´::::::::::::::::::::::::::::::::::`::..、

                /::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::\::::\
              /:::/::::::::::::|:ト、::\::::::\::::::::::::\::::\
                /:::/ :l:::::::::::|:| \::\::::::|::::::::::::::::\:::::.
            /:::/::Ν::::::::::|:|´  ̄\八::|:::::::::::::::::::::::::::::.
              |::::i:::::l-\::::::l八 斧苧干 |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |:::::\l  __\{   乂hソ |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |l::::::l::|斥汽         |:::::::|::::::::::::::|::::::|
           八::::l∧乂ソ ,     ″   |:::::::|::::::::::::::|::::::|
               Y:::::::. ″          |:::::::|::::::::::::::|::::::|
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【リングフォールド 戦力115】




                          \
                            ', ヘ
                    / |_災壬从,,ノ .}
                     ', 弋从述少 /
            ,r、    彡,、_      /;レ   ,r、
            /;∧  从ミ `ー―'´ 从  ./;;;∧
              /;;;;;;∧  'lil弋晨ヲ^弋ミヲヽl  /;;;;;;;;∧
          /;;;;;;;;;;;∧ l'i|   ;;|、   l l} ∨;;;;;;;;;∧

            /;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽi   _ __  . j/  ∨;;;;;;;;;∧
           ./;;;;;;;;;;;;;;;;;/   ハ / ー`  ./.     ∨;;;;;;;;;∧
          /;;;;;;;;;;;;;;;;;/      j`tlililililililイ l.     ∨;;;;;;;;;∧
         ./;;;;;;;;;;;;;;;;;/      /      ハ.      ∨;;;;;;;;;∧
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

       |                      ノl      |
      ./|_______lー'´゙7____l`7__lヽ__/ /._____|' ,

      .,' .|      ゙´| i_Γl r‐' ⌒Y } Y ./ /_        | ',
       j. |     ,r'´ i--チr、} `7 /`i .l `´./ ,r、ヽ_|ヽ   .|  '、
      ,''' |     ゞ_ノ  `'   .(ノ ヾノ  ヽ/   ヽ_ノ   | ヾ .Y
     ,'  |                                |  ';, ヽ
    .,'   .|           Y´ ̄ ̄ ̄`Y             |  ,;'  ',
..__j__.|              |  Y ̄`Y_,.|           |    l
/ . __   /|───────┤ . | . _____──────.|t――┴―、
  / / ../;;;|              |  .| |    |            |∧  t‐‐、 ∧
. / /  /;;;;;;|              |  .| `l   l´         | .∧ ',  ヘ ∧
/ /  / ;;;;;;;|             .乂 `ー'  ノ             |  ∧ .',  .ヘ ∧
 /  /;;;;;;; /|              ` ̄ ̄´            |  ∧ .',  .ヘ ∧

【ラグナネイブル 戦力150】

このおっぱいが戦力115程度なんて嘘だろ!?

なぁに、一回くらい戦争で負けても国が滅びたりしませんよ
ちょこっと戦争に参加した全キャラが半分の確率で死ぬだけですし
まぁ、ティトレルの指輪を妖精の国に置いてる時点で、そのまま魔王軍に攻め込まれるけどな!!!!!!

ってところで今日はもう三時前なんでねまーす…(´・ω・`)流石にネムイ
最近、即興ダメ過ぎてほんとゴメンナサイ……(´・ω・`)


>絹恵「この国の女は皆、立派な戦士なんや」
>絹恵「男にだって簡単には負けへんよ」
そんな生意気なワルキューレを複数も調教で従順にとか
ブリガンは素晴らしい趣味をしていたんだな
ブリガンに下賜されていた調教済みワルキューレはどうしてんだろ

ブリガンの調教ってつまるところ戦う力をなくした女の子を自分に従うまで殴ったりして言うことを聞かせる感じですしねー
ただのゲス野郎なので特にテクや人心掌握に優れていたとかじゃありません(´・ω・`)後、ワルキューレは他の男に嫁いでると思います
あの国、ガチで戦えない人間には存在価値ないので

後、今回は半妖ではないので戦闘力上限は(おそらく)あがりません
変わりにスキルなんかで強くなっていく感じを想定しています(´・ω・`)と言いつつあっちの投下終わったからこっちやるぜヒャッハー

他の男に嫁いでも心折れてるんだろうな
ヒャッハー!


京太郎「(さて、色々と危ない橋も渡ったけれど…)」

京太郎「(その御蔭で有力な情報を手に入れる事が出来た)」

京太郎「(王冠を被ったレブナントがウィンターホルンの方面へと向かった…か)」

京太郎「(…その情報をもたらした相手に確認までとれなかったのは痛いけど)」

京太郎「(でも、それが確かならあの金髪巨乳不審者の言うバレンタイン王である可能性が高い)」

京太郎「(つか、他にレブナントが出てきていたら、国境警備隊の絹恵王女のところに報告が行っているだろうしな)」

京太郎「(ソレ以外に情報がないって事は、とりあえずそれに縋るしかない)」

京太郎「(…ただ、その行き先は霊峰ウィンターホルンかぁ…)」

京太郎「(万年雪で、獰猛なグリフォンやトロルが住みつき…)」

京太郎「(その頂上には竜がいるというエリオン大陸きっての秘境)」

京太郎「(そんなところに…一体、何の目的があるんだ?)」

京太郎「(それとも…旧バレンタイン領へと向かうための通り道なのか…?)」

京太郎「(…まぁ、なんにせよ…今はウィンターホルンに移動だな)」

下1
1 バレた
2 何事も無く到着
3 何事も無く到着
4 バレた
5 何事も無く到着
6 何事も無く到着
7 アレは…
8 バレた
9 バレた
0 何事もなく到着
ゾロ目 ???


ワルキューレ「…」バッサバサ

京太郎「(んー…)」

京太郎「(…おかしいな)」

京太郎「(さっきからやたらとワルキューレ達が空を飛び回ってる)」

京太郎「(タイタニアから入った時はそれほど警戒が厳しくなかったはずなのに…一体、どうしてなんだ?)」

京太郎「(勿論、こっち側にはエンデルフィアもあるけれど…)」

京太郎「(でも、ここはエンデルフィアへの入口があると言われているところからは程遠いところにあって…)」

京太郎「(こうも警戒を厳しくしなければいけない場所じゃないはずなんだけれど…)」コソコソ

ワルキューレ「ハッ」

ワルキューレ「見つけたぞ!侵入者…!」バッサ

京太郎「げ…」


ワルキューレ「お前が絹恵王女を誑かしたと言う人間だな」

京太郎「た、誑かしたって…」

京太郎「俺はただ絹恵王女の相談に…」

ワルキューレ「とぼけるな。既に調べはついている」

ワルキューレ「お前がブリガン将軍を殺した妖精軍の剣士である事はな」

京太郎「…マジか」

ワルキューレ「…絹恵王女は大層、悲しんでおられたぞ」

ワルキューレ「あの心優しい方をあぁも悲しませたお前を許してはおけない」

ワルキューレ「その首そぎ落として、妖精の国に突っ返してくれる!」

京太郎「…参ったなぁ…」

京太郎「…俺としては、特に戦闘の意思はないし」

京太郎「このままウィンターホルンに行かせてくれればそれで良いんだけど」


ワルキューレ「行かせると思うか?」

ワルキューレ「お前が言葉巧みに絹恵王女から国家機密を盗みだしたことは既に分かっているんだ」

ワルキューレ「どうせウィンターホルンを経由し、コルドロンの近くにいる友軍に情報を売り渡すつもりなんだろう」

ワルキューレ「ラグナネイブルの兵として…そんな事を許す訳にはいかない」

京太郎「俺としては別に国家機密を聞き出すつもりはなかったんだけど…」

京太郎「…ま、アンタのスタンスは分かった」

京太郎「俺も色々と事情があって大人しく殺される訳にはいかないからな」

京太郎「全力で抗わせて…」

バッサバッサ

京太郎「え?」

京太郎「(なんか空を覆い尽くすほどのワルキューレがこっちに飛んできてるんですけど…)」

京太郎「(これって…もしかしなくても…)」

ワルキューレ「ふん。貴様の実力は前回の戦いでこっちも把握している」

ワルキューレ「一人でお前の前になど立つものか」

ワルキューレ「我ら絹恵王女直属の国境警備隊…!」

ワルキューレ「その全員で相手をしてくれる!!」

京太郎「流石にちょっと…これは骨が折れるかなぁ…」

負ける気はないか


下1
1 ワルキューレ隊を殺して突破
2 ワルキューレ隊に重症を負わせながら突破
3 ワルキューレ隊に重症を負わせながら突破
4 手傷を負ってしまう
5 ワルキューレ隊に重症を負わせながら突破
6 ワルキューレ隊を殺して突破
7 ワルキューレ隊に手を出さず突破
8 手傷を負ってしまう
9 ワルキューレ隊を殺して突破
0 ワルキューレ隊に手を出さず突破
ゾロ目 ???

京ちゃん以上の人間なんてオーダインくらいしかいないレベルですしねー
ドラゴン相手でもそこそこ戦える京ちゃんがモブ集団相手に負けるはずないんで…

戦えない人間には存在価値の無い国で重症か


京太郎「…ふぅ」

京太郎「(何とかワルキューレ隊の突破に成功したか)」

京太郎「(しっかし…ホントしつこかったなぁ…)」

京太郎「(相手の戦意や勢いをそぐ為に何人か重傷者を出したけど…)」

京太郎「(それでも構わず、こっちに向かってきていたし…)」

京太郎「(俺の事がそれだけ憎かったのか)」

京太郎「(或いはそれだけ絹恵王女が好かれていたのか…)」

京太郎「(…ま、おそらく両方なんだろうな)」

京太郎「(ただ…そのしつこい追撃もウィンターホルンに入って止んだし…)」

京太郎「(とりあえずは一安心ってところかな)」

京太郎「(まぁ、この辺りもラグナネイブルの勢力圏内だから油断は出来ないけれど)」

京太郎「(この前のような大規模な追撃部隊が来る事はもうないはずだ)」

京太郎「(ウィンターホルンの気候は厳しく、風も強いから…)」

京太郎「(ワルキューレの集団が足を踏み入れるにはあまり適さない土地だからな)」


~魔王の都市ネビュラポリス~

ワルキューレ「…絹恵王女」

絹恵「…例の件か?」

ワルキューレ「…はい」

絹恵「被害は…どうやった?」

ワルキューレ「国境警備隊の中、七名が重症」

ワルキューレ「あの男は…ウィンターホルンに逃げ込みました」

絹恵「その七人は…」

ワルキューレ「…戦線復帰は厳しいでしょう」

絹恵「…そっか」

ワルキューレ「絹恵王女、如何致しましょう」

絹恵「…今回の件をお父さまに報告」

絹恵「それで…ワルキューレ隊は手を引くべきやな」

ワルキューレ「そんな…!?」


ワルキューレ「仲間が戦う力を奪われたというのに黙っていろと言うのですか…!」

絹恵「だけど、現実、並の兵士や須賀くん…いや、あの男には叶わへん」

絹恵「相手に命を取るつもりはないやろうけど…こっちの被害が増える一方や」

絹恵「そんな男を追いかけて、これ以上の無駄な犠牲を出すべきやない」

ワルキューレ「ですが、あの男は国家機密を盗み出して…」

絹恵「…だから、うちが行く」

ワルキューレ「え…?」

絹恵「今回の件、悪いのは全部、うちや」

絹恵「優しそうな顔をしとるからって騙されて…」

絹恵「口を滑らせてしまったうちがマヌケだっただけ」

絹恵「その尻拭いにこれ以上、犠牲を出させる訳にはいかへん」

絹恵「うちが…責任をとる」

絹恵「あの男を殺して…それでこの国の機密を守らへんかったらあかん」


絹恵「(…そうや)」

絹恵「(うちはラグナネイブルの王女)」

絹恵「(それで…あいつは妖精の国の人間やったんやから)」

絹恵「(うちに優しくしたのも…全部、嘘偽り)」

絹恵「(うちから情報を聞き出すのが目的やったんや)」

絹恵「(…それでも…心の何処かでもしかしたらってそう思っとったけど)」

絹恵「(でも、これだけの被害を出させて…もう迷ってなんかいられへん)」

絹恵「(あの男は…敵や)」

絹恵「(うちを騙した…悪い男なんや)」

絹恵「(絶対に…絶対に許さへん…)」

絹恵「(その首…必ず貰うで…!)」グッ



愛宕絹恵の好感度が20低下しました
愛宕絹恵は特殊ステータス 敵対になりました

敵対:お互いに対立した状態。コミュでの好感度上昇が無効になる



~霊峰ウィンターホルン~

京太郎「うっひゃー…」

京太郎「(でっけー…)」

京太郎「(そしてさっみー)」ブル

京太郎「(なんだコレ)」

京太郎「(雪山とか始めてきたけど…)」

京太郎「(雪ばっかりで何もなくて目印すらないし…)」

京太郎「(こんな過酷な土地だったのかよ…)」

京太郎「(…出来ればこんなところに足を踏み入れたくはないけれど)」

京太郎「(でも、麓の村じゃレブナントなんて見てないって言うしなぁ)」

京太郎「(さっき得た手がかりを繋ぐ為には…)」

京太郎「(この山の中に分け入って、レブナントの手がかりを探すか…)」

京太郎「(或いは未来さえ見通すと言う賢竜ハインデルに知恵を借りるしかない)」


京太郎「(ま、そのためにはまず準備からだな)」

京太郎「(えっと…妖精の国を出る時に貰った餞別が27Gで)」

京太郎「(ここまでの旅路で1G使ってるから…)」

京太郎「(残りは26Gか)」

京太郎「(これだけあればかなりしっかりとした準備が出来そうだけど…)」


下1
1 上級登山者セット 15G (バッドイベントが2割になる)
2 中級登山者セット 10G (バッドイベントが3割になる)
3 初級登山者セット 5G  (バッドイベントが半分になる)

※なお、一回の行動(妖精の国 → ラグナネイブルなど)ごとに旅費として1Gが必要になります


京太郎「(何事も中庸が一番)」

京太郎「(ってここでここは中級レベルにしとくか)」

京太郎「(そもそも俺は登山初心者で、上級セットなんて使いこなせる気がしないしなぁ)」

京太郎「(これからはお金も重要になってくるだろうし、節約節約っと)」



霊峰ウィンターホルン 【進行度0/10】

【ターン1】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 絹恵「待てや」
ゾロ目 ???


京太郎「(うん。順調順調)」

京太郎「(最初は不安だったが、今のところちゃんと地図通りに動けてるな)」

京太郎「(襲い掛かってくるトロル達もそれほど怖い訳じゃないし)」

京太郎「(装備の使い方もしっかりマスター出来てる)」

京太郎「(まぁ、まだ足元の方だから油断は出来ないけれど…)」

京太郎「(このペースでいければ、10日後にはウィンターホルンの頂上に到着出来るかな)」


霊峰ウィンターホルン 【進行度1/10】

【ターン2】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 絹恵「待てや」
ゾロ目 ???

なんでこそっと混ぜてた一割の絹恵ちゃん引くんですかねぇ…


京太郎「(さて、二日目だ)」

京太郎「(とりあえず体調その他は特に問題ない)」

京太郎「(寒さ対策の魔法薬もしっかりと効いてくれているし)」

京太郎「(今日も楽しい楽しい山登りを頑張りますか)」

絹恵「…待てや」ツイー

京太郎「…あ」

絹恵「…ようやく見つけたで」ストン

絹恵「妖精の国の剣士」

絹恵「……よくもうちを騙してくれたな」チャキ

京太郎「…絹恵王女」


絹恵「やめーや」

絹恵「アンタにそんな風に呼ばれると虫酸が走るで」

京太郎「…すみません」

京太郎「でも、俺は本当に貴女が王女だとは知らなくて」

京太郎「話しかけたのも純粋におっぱい美少女が心配だったから…」

絹恵「だから、やめーや!!」

京太郎「っ」

絹恵「…今更、言い訳なんて男らしくないで」

絹恵「そもそも…敵国の中に入り込んで騙すつもりなんてなかったなんて信じられる訳ないやろ」

絹恵「実際、アンタは自分の素性を伏せとって、自分から名前すら言わへんかったんやから」

絹恵「最初から騙す気まんまんやったとしか思えへん」

京太郎「…それは」


絹恵「それにや」

絹恵「アンタ、逃げる時に何してくれた?」

絹恵「うちの大事な部下に重傷を負わせて…ここまで来た訳やろ」

絹恵「…何処からどう見ても敵以外の何者でもあらへんやん」

絹恵「だから…うちはアンタと戦う」

絹恵「部下の敵を取る為に」

絹恵「自分の失態を償う為に」

絹恵「敵であるアンタの首を持って帰らへんかったら…」

絹恵「お父様にもお姉ちゃんにも合わせる顔があらへんのや…!」

京太郎「…絹恵…王女」

絹恵「…もし、アンタがうちの事を本気で心配しとった言うんやったら」

絹恵「ここで…死んで?」

絹恵「うちに大人しく殺されて…」

絹恵「うちの名誉を回復させる…礎になるべきなんや…!」

京太郎「く…っ!」



【愛宕雅枝 戦闘力140】
    VS
【須賀京太郎 戦闘力150】


雅枝じゃねいよ!!!!!!絹恵ちゃんだよ!!!!!
後、雅枝さんは今回出てきません
立ち位置的にもう死んじゃってる人なので


愛宕絹恵のスキル 高速戦闘の心得発動
一戦闘2回までコンマの十の桁が奇数である場合、相手から与えられるダメージを無効にする


ターン1


絹恵 0/10

京太郎 0/10 魔盾2/2


下1
1 1ダメージを与える
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを受ける
4 5ダメージを受ける
5 3ダメージを与える
6 4ダメージを受ける
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを与える
9 2ダメージを受ける
0 3ダメージを与える
ゾロ目 ???

動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。

くっそwwwwくっそwwwwwwww
有言実行しやがってwwwwwwwwwwww

一応、聞いておくけど
ワルキューレ殺し(ワルキューレ相手の時戦闘力が10上昇する)か絹恵ちゃんとの和解かどっちが良い?

ですよねー
まぁ、和姦に関しては後々に期待してくださいな
流石にこのシチュで和姦までいける気がしない!!


京太郎「待ってくれ…!」

京太郎「俺は別に、好き好んで貴女の部下と戦った訳じゃない!」

京太郎「首を差し出せと言われたから致し方なく…」

絹恵「問答…無用やって…!」バッ

絹恵「言っとるやろ…!」ブン

京太郎「く…っ」ガキン

絹恵「せ…やあああああっ!」ヒュヒュヒュヒュン

京太郎「(連続突き…!)」

京太郎「(く…捌ききれるか…!!)」ガキキキキィン

絹恵「ま…だまだあっ!」ブン

京太郎「(石づき…っ!)」ガキン

絹恵「は…あああっ!」

京太郎「(薙…!)」ガキィン

絹恵「こ…のおおお!!)」ブォン

京太郎「(振り下ろし…!受けられる…!!!)」


絹恵「はぁ…はぁ…」

京太郎「…絹恵王女」

絹恵「…なんでや!」

絹恵「なんで戦おうとせえへんのや!」

絹恵「アンタやったら…うちの事も倒せるやろ…!」

絹恵「本気でやったら…うちの分が悪い事くらい分かっとるはずやんか…!」

絹恵「これだけ攻撃して一撃も入れられへんうちに反撃の一発でも入れてくれれば…」

絹恵「…うちだって…うちだって諦めもつくのに…!!」

京太郎「…俺は」

絹恵「なんでなんや…!」

絹恵「なんでうちにそんな中途半端に優しくするんや…!!」

絹恵「どうせやったら…全部、裏切ってくれたほうが楽なのに!!」

絹恵「最初から全部、嘘やったら…こんな気持ちにならなくても済むのに…!!」

絹恵「なんで……なんでそんな悲しそうな顔で…うちの事を見るんや…!!!」


京太郎「…俺は貴女と戦いたくありません」

絹恵「またそんな綺麗事を…!」

京太郎「えぇ。綺麗事ですよ」

京太郎「実際…俺はこれまで何人も殺してきました」

京太郎「俺の手はもうラグナネイブルの将兵の血でどうしようもないくらい血濡れている」

絹恵「っ…だったら…!」

京太郎「それでも!」

京太郎「…それでも俺は知り合い相手に本気で剣を振れるほど割り切れません」

京太郎「一度、笑顔を見た相手と本気で戦えるほど…俺の心は強くないんです」

絹恵「……なるほど」

絹恵「君の気持ちは分かった」

絹恵「…でも、もうどうしようもないんや」

絹恵「うちはアンタの首を持って帰らへんかったら…もうどうにもならへん」

絹恵「お父様にも見放されて…何処にも居場所がないんや」

絹恵「だから…」チャキ


絹恵「…君のその迷いをうちは利用する」

絹恵「君がうちの事を利用しようとしたように…」

絹恵「そうやって迷ってる間に…うちはきみを…殺す…!」バッ

京太郎「くっ…!!」

絹恵「恨み言は…エンデルフィアで山程聞くわ…!」

絹恵「だから…今は…!」ガキィン

ドドドドドド

京太郎「(…なんだ、この地響きは)」

京太郎「(そしてこの音…)」

京太郎「(もしかして……)」チラッ

雪崩「」ドドドドドド

京太郎「(やっぱり雪崩…!?)」

京太郎「(くそ…戦闘の衝撃と声の所為か…!?)」

京太郎「(或いは麓の村で聞いた通り…トロルのイタズラ…!?)」

京太郎「(いや…どちらにせよ…このままじゃまずい…!)」

絹恵「し…ねえええっ」

京太郎「っ…絹恵王女っ!」ダキッ

絹恵「え…きゃああああああああああっ」




絹恵「(…あ…れ)」パチリ

絹恵「(…うち…生きとる…?)」

絹恵「(なんで…?)」

絹恵「(確か…覚えとる限りでは、京太郎君に押し倒されて…)」

絹恵「(それで雪崩に……)」ハッ

絹恵「京太郎君…っ」ガバ

京太郎「う…」

絹恵「(…あ、生きとる…)」ホッ

絹恵「(……って、何をうちはほっとしとるんや)」

絹恵「(うちにとってこの子は絶対に殺さへんかったらあかん相手やのに…)」

絹恵「(…だ、だから…これは違う)」

絹恵「(京太郎君の死体が流されて見つからへんようになったら大変やから…)」

絹恵「(だから、安心しただけで…)」


絹恵「(と、とりあえず…上に乗っかってるこの子を押しのけよう)」

絹恵「(い、今のままやったらまるで犯される一歩手前みたいな状態やし…)」

絹恵「(それに丁度、この子は意識を失っとるから…何処かで武器でも調達して…)」

絹恵「(この子の首を刎ねれば、それで…)」グイ ベト

絹恵「……え?」

絹恵「(…これ血?)」

絹恵「(でも、これうちのじゃない…)」

絹恵「(だって、うちの身体は雪崩に巻き込まれたとは思えへんくらいピンピンしてて…)」

絹恵「(じゃあ…もしかして…)」バッ

京太郎「ぐ…」ダラダラ

絹恵「っ!」

絹恵「(槍の穂先が…完全に刺さっとる…!)」

絹恵「(こっちの攻撃に構わず、飛び込んできた上に…)」

絹恵「(雪崩によってあっちこっちに転がったんや…)」

絹恵「(この子の鎧はかなりの業物みたいやけど…)」

絹恵「(雪崩の勢いで刺さる穂先までは止められへんかったって事か…!)」


絹恵「(どうする…?)」

絹恵「(このまま放っておけば…おそらくこの子は死ぬ…)」

絹恵「(既にかなりの重傷や)」

絹恵「(放っとけば失血死するやろう)」

絹恵「(……そう。何もうちが手を下す必要はあらへん)」

絹恵「(ただ、この子が死ぬのを見ていれば良い)」

絹恵「(…うちの事を庇おうとして…)」

絹恵「(代わりに死にかけているこの子を…)」

絹恵「(ただ、ずっと見ていれば…それで…)」グッ

絹恵「あぁああ…もう!」バッ

絹恵「(うちは…うちは何をしようとしとるんや…!)」

絹恵「(敵の…うちの部下たちの仇を…助けようとしてるなんて…)」

絹恵「(こんなん…普通やあらへん)」

絹恵「(でも…でも、どうしても見捨てられへん…!)」

絹恵「(この子がここで死んでええなんて…思えへんのや…!)」

絹恵「(だから…)」


京太郎「う…」

絹恵「…気づいた?」

京太郎「あ…れ?」

京太郎「絹恵…王女…」

絹恵「良かった。意識はしっかりしとるようやね」

京太郎「う…」ズキ

絹恵「あぁ。まだ傷が塞がったばっかりやから動いたらあかんよ」

絹恵「手持ちの魔法薬全部使ったけど、とりあえず今日一日くらいはじっとしとかへんかったら」

京太郎「…分かりまし…」ハッ

絹恵「…どうしたん?」

京太郎「き、絹恵王女!?」

絹恵「うん。そうやって言うとるやん」

京太郎「な、なんで俺の身体、抱きしめてるんですか!?」


絹恵「だって、君の身体から血が流れすぎて体温が下がっとったし…」

絹恵「このまま放置して死なれるのも後味が悪いやん」

絹恵「だから、悪いと思ったけど君の荷物漁らせてもらって…」

絹恵「とりあえず手持ちの着替えで覆って熱が逃げへんようにな」

京太郎「…だからって絹恵王女までその中に入る必要は…」

絹恵「ま、まぁ…なかったかもしれへんけど…」

絹恵「気休めって言うか…まぁ、手持ち無沙汰やったし…」

絹恵「命を助けてもらったお礼みたいな…そ、そんな感じや」カァァ

京太郎「…それは…まぁ、正直有り難いですけど」

絹恵「せ、せやろ」

絹恵「だから、君はもうちょっとこのままでいるべきや」

絹恵「魔法薬で傷は塞がったけど、体力までは回復しとらんし」

絹恵「なんでここに来たんかしらんけど…今日は一回休みやね」ギュ

京太郎「お、おうふ…」


絹恵「…ってあれ?」

絹恵「(この子の下…なんか熱くなってる?)」

絹恵「(と言うか、固くて、なんかこっちの方押し上げてて…)」

絹恵「(も、ももももももしかしてコレって…っ!?)」マッカ

絹恵「あ、あああああああの…っ」

京太郎「そ、その、すみません!わざとじゃないんです!!」

京太郎「男はどうしても寝起きにこうなっちゃうというか…!!」

京太郎「その上、絹恵王女の素敵っぱいがグイグイ来たら我慢出来ないというか…!!」

京太郎「男として反応しちゃうのはどうしても致し方ない事でして!!!」

絹恵「し、仕方ない事なん…?」

京太郎「は、はい。そりゃもう海に波が生まれるほど当然の摂理なんです!!」

絹恵「そ、そっか。そうなんや…」

絹恵「そ、それじゃあ…しょうがないな」

絹恵「う、うん。摂理やったら…仕方あらへんね」ギュゥ

京太郎「お…おぉぉ…」

あ、ウィンターホルンから別の所に移動するまで国ごとの行動は判定行いませんよー
またちょっとわかりにくいかもですが、絹恵ちゃんは京ちゃんの上に騎乗位スタイルでのっかってるだけで入ってはいません
その周りを布団のようにして着替えや防寒具などで覆って熱が逃げないようにしている感じですね


京太郎「あ、あの、絹恵王女」

絹恵「な、何や?」

京太郎「は、離れないんですか?」

絹恵「だって…は、離れたら君が死んじゃうかもしれへんやん」

絹恵「そ、それは嫌……ってほどやないけれど…」

絹恵「でも…なんかそういうのは違う気がするし…」

絹恵「それに…摂理やっ君も言うとる訳やから…」

絹恵「当分、このままでええかなって…」

京太郎「で、でも、そのおっぱいが…」

絹恵「え、えぇの!」

絹恵「今の君は重傷なんやからおっぱいとか気にしたらあかん!」

絹恵「そ、そういうエッチな子は…あ、後でお仕置きやで」

京太郎「お仕置き…だと…」ゴク

絹恵「そ、そうや。すっごい酷い事するんやからな」

絹恵「だから、今は大人しくしてへんかったらあかんよ」


絹恵「(…そうや)」

絹恵「(これは…緊急避難として当然の事やねんから)」

絹恵「(別に…私がこの子と抱き合うのが好きになったとか…)」

絹恵「(そんな事あらへん)」

絹恵「(そりゃ…まぁ…思った以上に身体が逞しいし…)」

絹恵「(肌に染みこんでくるこの子の熱は嫌なもんちゃうけど…)」

絹恵「(で、でも、うちは仮にも王女で…)」

絹恵「(そしてこの子は敵国の剣士なんやから)」

絹恵「(たった一度…こうして緊急避難で抱き合ったくらいで夢中になるはずあらへん)」

絹恵「(そこまでうちはチョロい女とちゃうんや)」

絹恵「(……でも)」ギュ

絹恵「(こうしてこの子の事を助けようとしたんやし…ちょっとくらい役得があってもええやんな)」

絹恵「(この子のたくましさと暖かさを身体一杯で感じて…)」

絹恵「(ちょっとくらい…心地良い気持ちになっても…)」

絹恵「(誰も文句は…言えへんはずや…)」


~次の日~

京太郎「(あー…)」

京太郎「(もう…昨日は本当に辛かった)」

京太郎「(まさかあのまま絹恵王女と抱き合ったまま一晩明かす事になるとはなぁ…)」

京太郎「(どれだけ大丈夫と言っても、絹恵王女は離れようとしなかったし…)」

京太郎「(それでいて…その性的な事には何も発展しなかったんだから)」

京太郎「(正直なところ、生殺し感が半端ない)」

京太郎「(一晩中勃起しっぱなしだったムスコからすっげぇムラムラが伝わってくる)」

京太郎「(でも、それを絹恵王女にぶつけるのはなぁ…)」

京太郎「(俺をこうして助けてくれた訳だけど、彼女は敵国の姫で)」

京太郎「(俺の事を異性として好いてくれている訳じゃなく、今回のこともただ恩を返してくれただけ)」

京太郎「(そんな彼女を襲ったら、そりゃもうレイプ以外の何者でもない)」

京太郎「(妖精の国じゃおっぱい好きのスケベ野郎として通ってる俺だが…)」

京太郎「(流石にレイプはちょっとなぁ…)」

京太郎「(出来れば、女の子にも喜んでもらいたい俺にとって、それは一時の欲望で選んで良いもんじゃない)」


絹恵「…さ、さて」

絹恵「これで…もう君は全快した訳やな」

京太郎「えぇ。絹恵王女のお陰です」

絹恵「…い、いや、うちは特に何もしとらへんっていうか…」

絹恵「うちはあの時、雪崩に気付いてへんかったし…」

絹恵「君が助けてくれへんかったら、あのまま雪ノ下で埋もれて死んでてもおかしくなかった」

絹恵「だから、その御礼をしただけであって…」

京太郎「えぇ。分かってます」

京太郎「昨日、一晩中、聞かせてもらいましたから」

絹恵「そ、それならええんやけど…」

京太郎「…で、絹恵王女」

京太郎「これから…どうするんですか?」

絹恵「……それは」


絹恵「…正直、迷っとる」

絹恵「勿論、最初は君の事殺して…お父様達のところに帰るつもりやったけれど…」

絹恵「今のうちは…もう君相手に戦おうって気持ちが湧いてこうへん」

絹恵「…もう心折られてしもうたんや…」

京太郎「…絹恵王女」

絹恵「…なぁ、君はどうすればええと思う?」

絹恵「うちは…これからどうするべきやろうか…?」



下1
1 国へと戻るべきでしょう
2 …どうせだったらついてきます?


京太郎「…どうせだったらついてきます?」

絹恵「…は?」

京太郎「いや、だって、絹恵王女は今、ラグナネイブルで居場所がないって言ってましたし」

絹恵「…いや、まぁ…居場所がない言うか…」

絹恵「肩身の狭い思いをしとるのは事実やけど…」

京太郎「で、俺を殺せばそれもどうにか出来るのにしたくないと」

絹恵「…うん」

京太郎「じゃあ、ラグナネイブルにこだわる必要なんてないんじゃないですかね」

絹恵「で、でも、うちは王女なんやで?」

絹恵「国税で生活してきて…英雄であるお父様の娘が…」

絹恵「お姉ちゃんの妹が国を裏切るなんて…そんな事…」

京太郎「んー…それじゃあ裏切るじゃなくて見聞を広めるって形ならどうです?」

絹恵「見聞を広める…?」

京太郎「えぇ。ラグナネイブルにずっといても、見えてくるのはラグナネイブルの見方だけ」

京太郎「他の国、他の場所に行けば、また別のものも見えてくるでしょう」

京太郎「それを探しに行くだけであって、決して国を裏切る訳じゃない」

京太郎「それじゃあ納得出来ませんか?」


下1 カリスマ使えます
1 納得出来ひん
2 …責任取ってくれる?
3 …それならまぁ
4 納得出来ひん
5 …それならまぁ
6 …それならまぁ
7 …責任取ってくれる?
8 …それならまぁ
9 納得出来ひん
0 納得出来ひん
ゾロ目 

んじゃ、カリスマ使って7ですねー(白目)
くそ…!誰だこんなスキル考えたのは…!!!
つーか、魅了型なのに戦闘力も高いとかマジチートじゃねぇか!(ビターン)


絹恵「……」

京太郎「勿論、妖精の国に与しろと言っている訳じゃありません」

京太郎「流石に自分の故国と敵になるのは心苦しいでしょう」

京太郎「ただ、このままラグナネイブルにいても、辛いだけならば…」

京太郎「他の国に目を向けるのも良いと思うんです」

京太郎「最近、治安も悪化したそうですがタイタニアはいい国ですし」

京太郎「ウィンターホルンの麓にある村を始め、こじんまりとした共同体は何処にでもあります」

京太郎「見つかるのが不安だと言うなら、イーリットの森もアリでしょう」

京太郎「あそこは人が隠れ住む事が出来るほど深い森ですからね」

絹恵「…それ本気で言うとるん?」

京太郎「敵国の王女に冗談でこんな事言うほど情勢が見えない男ではありませんよ」

京太郎「いざと言う時は…俺が絹恵王女の事を護る」

京太郎「そう覚悟を決めているからこそ…俺はこう言っているんです」


絹恵「…うちはお父様にさほど気にかけてもらってへんと言うても…王女やで」

絹恵「それを連れて逃げ出したなんて事になったら…」

絹恵「全軍を持って追われても文句は言えへんよ」

京太郎「それは正直、いまさらだと思いますよ」

京太郎「俺はもうあの戦争でブリガンを始め、多くの将兵を殺してますし」

京太郎「ラグナネイブルとしては是が非でも殺したい男である事に間違いはないでしょう」

京太郎「それに一つ二つ罪状が付け加わったところで、これ以上、悪くなったりはしません」

絹恵「……」

京太郎「まぁ、勿論、絹恵王女に強制するつもりはありませんよ」

京太郎「何も今、ここで決めなければいけない話と言う訳でもないんですから」

京太郎「一旦、戻って色々と考えてから答えをくれれば…」

絹恵「…そんな甘い国やないって」

絹恵「ここでうちがすごすごと負けて戻れば…間違いなくお父様からの罰が下る」

絹恵「任務失敗と機密漏洩の罪で…ワルキューレである事を奪われ…」

絹恵「何処か適当な国に嫁がされてもおかしくはないやろう」


絹恵「…だから、聞かせて」

絹恵「君は…責任を取ってくれる?」

絹恵「私を…一国の王女を国元から連れだして…」

絹恵「その一生を面倒見る覚悟が…君にあるん?」

京太郎「勿論です」

京太郎「さっきも言いましたが…そのつもりがなかったらこんなこと言いませんし」

京太郎「…それにあの国はあまりにも弱いものに対して厳しい国です」

京太郎「一度戦う力を失えば、もう人として生きていく事が出来ない」

京太郎「そんな国に貴女を置いておきたいとは到底、思えません」

京太郎「…だから、俺についてきてください」

京太郎「貴女の居場所がないと言うのなら、俺が作ります」

京太郎「俺が、貴女の事を必ず護りますから」

絹恵「~~っ」キュン


絹恵「…そ、そんな事言って…」

絹恵「ど、どうせ…うちのおっぱいが目当てなんやろ…」プイ

京太郎「まぁ、ぶっちゃけ興味を持った理由はそれですが!!」

絹恵「…やっぱり」ジト

京太郎「い、いや、でも今は違いますって」

京太郎「こうして絹恵王女と過ごして…貴女の事を知って」

京太郎「俺は一人の人間として貴女の事を高く評価しているんですから」

絹恵「………評価してくれてるだけ?」

京太郎「え?」

絹恵「…なんでもあらへん」スネー

京太郎「え、えっと……上から目線ですみません」ペコ

絹恵「…そっちやないもん」

絹恵「ほんと…肝心なところで鈍感やねんから…」


絹恵「…ま、ええわ」

絹恵「そこまで言われたら…うちの胸も決まったし」

京太郎「それじゃあ…」

絹恵「…うん。妖精の国の味方になるつもりはあらへんけど」

絹恵「君と一緒に王女以外の生き方を探すのもええかもしれへんね」ニコ

京太郎「絹恵王女…っ」パァ

絹恵「あ、それはもうなし」

京太郎「え?」

絹恵「うち、もう王女でもなんでもないんやし」

絹恵「君って言う詐欺師に騙されて、在野に下った一人の女の子なんや」

絹恵「敬語とかそんなかたっ苦しいのはもういらへん」

絹恵「自然体の君で…京太郎君で接して欲しいな」ニコ


京太郎「自然体の俺…ですか」

絹恵「あ、また敬語使っとるよ」

京太郎「あー…すみません…ってか、ごめん」

絹恵「ん」ニコ

京太郎「…ただ…えっとさ」

京太郎「まだちょっと違和感はあるんだ」

京太郎「俺はあくまでも一般市民で、絹恵は元とは言え王女な訳だしさ」

京太郎「でも…こうして自然体にって言ってくれてる訳だし」

京太郎「ちゃんと仲間として接する事が出来るように頑張ってみるよ」

絹恵「うん。うちもその時の事待っとるね」

京太郎「あぁ。…と、それはさておき」

絹恵「ん?」

京太郎「仲間になって記念におっぱい揉ませてください!!」キリリ

絹恵「…え、えぇぇぇぇ…」

京太郎「うへへへ、うへへへへへへ」

絹恵「………………もう」

絹恵「…流石に雪山で、とか嫌やから…ふ、麓に降りるまで我慢して」カァァ

京太郎「え?」


絹恵「だ、だから…!」

絹恵「うち、初めてやし…そ、そういうのはやっぱり…」

絹恵「ちゃ、ちゃんとしたところがええから…」ポソポソ

絹恵「い、今はおあずけ!」プイッ

絹恵「お、おっぱいは当分なしやで!」カクシ

京太郎「あ、うん」

京太郎「(…どうしよう)」

京太郎「(流石に冗談のつもりだったんだけど…)」

京太郎「(…でも、ここまで言わせちゃった以上、冗談でしたテヘペロなんて言ったら…)」

京太郎「(傷口に塩を塗るってレベルじゃないからなぁ…)」

京太郎「(…とりあえず俺がスケベキャラだってのは分かってもらえた訳だし…)」

京太郎「(ひとまずはよしとしよう…うん)」




愛宕絹恵の敵対状態が解除されました
愛宕絹恵の好感度が60上昇しました 137 → 197
愛宕絹恵は恋慕を超えたものを抱き始めているようです






現在ステータス

                     /イ         /    V ヽ、    `
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               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ
                         ∧   `
                        、
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /
                       /////// /   ∧
                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///
                     ///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
                       /// {///∨/ ∨{  r,/ ///////
                     {///|////////V__/ ////////
                    rく///|//////r=ミ// イ////////
                     //////}//////  }}////////////
                     .'//////|/////乂__ノ'////////////
                    ////////}///// ////////////////
             //////////|////r=ミ、/////////////

////////////////////////////////////////////////////////////
名前:須賀京太郎

所属:リングフォールド

現在地:ウィンターホルン

目的:ウィンターホルンでバレンタイン王の行方を探る


パートナー:愛宕絹恵 戦闘力140 高速戦闘の心得:一戦闘2回までコンマの十の桁が奇数である場合、相手から与えられるダメージを無効にする


装備
魔名鎧ヤエガキ 須賀京太郎の身体に合わせて作られた最高の鎧。2以下のダメージを無効にし、戦闘の度に2ダメージまで無効に出来る

力 88
        >戦闘力153/150
魔力 65

魅力 81


スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)



【好感度表】

姫様 100 特別な友人
明星 138 義理の息子…? ※カリスマ使用済み
霞 190 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 195 愛してる
はるる 159 好き ※カリスマ使用済み
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 197 好き


ステ備忘録
絹恵ちゃんの好きを愛情に書き換え+カリスマ使用済みに

ってところで今日はもうやすみまーす(´・ω・`)ネムイ
あっちの投下があったとは言え、あんまり進まなくてごめんなさい

瑞穂が出ないので30分後くらいから始めます(血走った目で)

今回、すっげええ掘りやすいところに来てくれたのは良いんですが…
なんか何時も以上に無慈悲なガチャン率高くないですかねぇ(´・ω・`)記録つけてるけど五割以上あるんですが
と言いつつ今から始めます


京太郎「で、絹恵はこれからどうする?」

京太郎「俺はこのまま山に登って例のレブナントの手がかりか…」

京太郎「或いはハインデルに知恵を借りようと思ってるんだけれど」

絹恵「そうやなぁ…」

絹恵「武器も折れて使いもんにならへん訳やし…」


下1
奇数 それでも一緒に行く
偶数 大人しく麓の村で待ってる


絹恵「…それでも一緒に居たいって言うたら…ダメ?」

京太郎「いや、ダメなんて事はねぇよ」

京太郎「俺としても絹恵が一緒って言うのは嬉しいし」

絹恵「それは…おっぱいがあるから?」

京太郎「勿論、それもある!!」キリリ

絹恵「う、うん」カァ

京太郎「まぁ、それとは別にやっぱ一人で旅ってのも味気ないもんだしさ」

京太郎「話し相手や火の番を変わってくれる人がいるってだけでも大分、違うし」

京太郎「そういう意味じゃ、絹恵が来てくれると本当に有り難いよ」

絹恵「…そっか」ニコ

絹恵「まぁ、でも、今のうちは武器もなくて、あんまり役には立てへんけど…」

京太郎「大丈夫だって」

京太郎「絹恵は俺が護るって言っただろ」

絹恵「~~っ」キュン

絹恵「……うん、期待しとる…ね」ニコ


霊峰ウィンターホルン 【進行度1/10】

【ターン3】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 ウサギのような獣人と出会う
ゾロ目 ???

さっきからゾロが近くて怖いんですけど…(震え声)


絹恵「んー…今日も順調やったなぁ」

京太郎「そうだな。…つか、絹恵」

絹恵「ん?」

京太郎「武器なくてもトロルくらいだったら殺れるんだな…」

絹恵「まぁ、これでも一応、元王女やしね」

絹恵「武器がなくても身を守る術くらいは持っとるよ」

絹恵「一応、軽くやけど魔法なんかも使えるし」

絹恵「流石に邪魔にはならん程度の自衛手段は持っとかへんと…」

絹恵「ついていくなんて言わへんよ」

京太郎「まぁ、でも、あんまり無茶しないでくれよ」

京太郎「自衛手段はあるって言っても今の絹恵は、武器がない事に代わりがないんだし」

京太郎「勿論、俺もいざって時は躊躇なく助けに行くつもりだけど、女の子の身体に傷がつくと一大事だからな」

絹恵「心配してくれてるん?」

京太郎「当然だろ」

京太郎「おっぱい美少女の心配をするのは男の義務だからな!!」

絹恵「…ブレへんなぁ、京太郎君は」


霊峰ウィンターホルン 【進行度2/10】

【ターン4】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 ウサギのような獣人と出会う
ゾロ目 ???

あ、そういや今回まだ料理技能判定やってませんでしたね
って事で

下1 京ちゃんの料理技能
下2 絹恵ちゃんの料理技能

今回の京ちゃんは料理作るなって真顔で言われるレベルのメシマズですね
んで、その分、絹恵ちゃんは王国に名を轟かせるレベルの料理人と…
やっぱり絹恵ちゃんはメインヒロインなんや(錯乱)


絹恵「ふぅ。お疲れ様」

京太郎「お疲れーっと」

京太郎「…しかし」

絹恵「ん?」ヒラヒラ

京太郎「前から思ってたんだけど雪山でその格好は寒くないのか?」

絹恵「あぁ。この服はマジックアイテムの塊みたいなもんやから」

絹恵「飛び上がる為の揚力維持や滑空のために重力緩和」

絹恵「その他、高度や寒さにおける気温の低下まで防いでくれる優れものやで」

絹恵「だからこそ、ワルキューレ達もこの辺まで偵察に来れるんや」

京太郎「なるほどなー」

京太郎「…やたらと色っぽい格好だって思ってたけど、一応、理由はあったのか」

絹恵「い、色っぽいって…」

京太郎「だって、空とんでるのにスカートで下着丸見えだし」

絹恵「あ、アレはアンダースコートやもん」

絹恵「下着やないからセーフ!!」


京太郎「まぁ、それはそれとしても…」

京太郎「胸元どころか肩まで露出してるその格好はどうかと思う」

絹恵「そ、それは…まぁ…元々、ワルキューレって突撃兵やし…」

絹恵「布地を少なくする事で飛行時間を伸ばして…」

京太郎「だからってその辺、露出して稼げるエネルギーなんか知れてるだろ」

京太郎「一時期、エルフナイト達と、アレは男を魅了して戦闘を有利にする為に露出してるんじゃないかって」

京太郎「そんな話さえしてたからな」

絹恵「き、京太郎君のエッチ…!」カクシ

京太郎「そうだぜ。俺はエッチでスケベなんだぜー」グヘヘ

京太郎「…だからさ」スッ

絹恵「え?」

京太郎「ここは別に戦場じゃないんだし、そこまでシビアに考えなくても良いからさ」

京太郎「予備の上着着とけよ」

京太郎「じゃないとエッチでスケベな俺に襲われるかもしれないしさ」

絹恵「…あ、ありが…とう」カァ


霊峰ウィンターホルン 【進行度3/10】

【ターン5】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 ウサギのような獣人と出会う
ゾロ目 ???


絹恵「…」クルクル グツグツ

絹恵「……」クンクン

絹恵「……」エヘー

京太郎「絹恵ー」

絹恵「ひゃい!?」ビク

京太郎「あれ?なんかタイミング悪かった?」

絹恵「う、うううううん、そんな事あらへんよ!」

京太郎「そっか。…あ、それどうだった?」

京太郎「着替えの中でも比較的新しいのを選んだつもりだったけど臭いとかなかったか?」

絹恵「だ、だだだだ大丈夫!」

京太郎「そうか?」

絹恵「うん!臭いどころかええ匂いするから!!」

絹恵「だから、大丈夫!!」

京太郎「そ、そうなのか。…まぁ、うん。それなら良いんだけど…」

絹恵「うん!!そ、それより、もうちょっとでご飯出来るから準備しといて」

京太郎「りょーかいっと」


霊峰ウィンターホルン 【進行度4/10】

【ターン6】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 ウサギのような獣人と出会う
ゾロ目 ???


京太郎「しっかし、アレだな」

絹恵「アレって?」

京太郎「絹恵が来てくれて本当に助かったわ」

絹恵「そ、そう?」テレ

京太郎「あぁ。絹恵のお陰で迂回しなきゃいけなかった崖を飛び越えられたし」

京太郎「何より、俺は何故か料理すると周りから真顔で止められるんだよなぁ」

京太郎「だから、これまで旅はパンと干し肉くらいの味気ないもんだったけど…」

京太郎「今はこうして毎回、美味しい料理が食えるし!」

絹恵「…本当に美味しい?」

京太郎「あぁ。これなら毎日でも余裕で食べられるくらいだぜ」

絹恵「ま、毎日って…」カァァ

京太郎「ん?」モグモグ

絹恵「う、ううん。なんでもあらへんよ」

絹恵「それより…そこまで言うてくれるとやっぱり嬉しいわ」ニコ


絹恵「…元々ね」

絹恵「うち、オカンに料理習っててん」

絹恵「オカンの料理…とっても美味しくてな」

絹恵「特に唐揚げはうちもお姉ちゃんも大好物やった…」

京太郎「……」

絹恵「…で、そのオカンが死んでしもうて…」

絹恵「お父様に…オカンの料理食べてもらおう思うたけれど…」

絹恵「ラグナネイブルの王女が何をしとるんやって怒られてしもうたから」

京太郎「…絹恵」

絹恵「…だから、そうやって云うてくれると…本当に嬉しい」

絹恵「誰かの為の料理するなんて久しぶりやし…」

絹恵「うちの料理はオカンの料理やから」

絹恵「そうやって認められると…オカンまで褒められた気になれるし…」

絹恵「本当に…本当に嬉しい」ニコ


霊峰ウィンターホルン 【進行度6/10】

【ターン7】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 ウサギのような獣人と出会う
ゾロ目 ???


京太郎「ふぅ…だいぶ寒さも強くなってきたな…」

絹恵「うん。…京太郎君の方は大丈夫?」

京太郎「おう。このくらいで音を上げるほど軟な身体はしてないぜ」

京太郎「この鎧も温度変化に強い素材で出来てるからな」

京太郎「見た目以上には暖かいぞ」

絹恵「…それならええんやけど…」

絹恵「でも、寒かったら何時でも言ってね」

絹恵「うちが温めてあげるから」

京太郎「…またこの前みたいに?」

絹恵「ま、まぁ…そ、そうやね」カァ

絹恵「あ、あぁやって温める以外に方法あらへんし…」

絹恵「き、緊急避難として…うん、緊急避難として仕方なくやね…」

京太郎「先生!俺、急に寒くなってきました!」

京太郎「そのおっぱいで温めてください」

絹恵「…うん。まだまだ余裕はありそうで安心したわ」ニッコリ

京太郎「えー…」

正直、前回10だったんで10で出しましたが…これグダるだけなんで10も要らなかったですねー
5とかで十分だったか、もっとグッドイベントやアクシデントを増やすべきだったかー…
その辺のバランス、頑張って次に活かします(´・ω・`)


霊峰ウィンターホルン 【進行度7/10】

【ターン8】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 ウサギのような獣人と出会う
ゾロ目 ???


京太郎「ふー…後、もうちょっとか」

絹恵「うん。もう少しで雲を超えられそうやね」

絹恵「そこを抜ければ竜の住む頂までもうちょっとや」

京太郎「正直、ここまで来るとトロルとかグリフォンもほとんど沸かないなぁ…」

絹恵「まぁ、あいつらは獣みたいなもんやからね」

絹恵「本能的に誰に逆らったらアカンか分かるんやろう」

京太郎「だったら、こっちにも近寄って来ないで欲しいんだけれど…っと」

???「あ」

京太郎「(…あのウサギのような獣人…)」

京太郎「(もしかして、宮殿の近くでナップルのシャーベットとかを売ってた商人か?)」

京太郎「(つーか、どうしてここに…?)」

京太郎「(こんなところで商いをしても客なんて滅多に来ないはずなんだが…)」


絹恵「なんや、プーカやないの」

絹恵「珍しいな」

プーカ「これはこれは」

プーカ「ラグナネイブルのお姫様、お久しぶりです」

プーカ「元気にしておられましたか」

絹恵「うん。おかげ様で」

絹恵「そっちの景気はどう?」

プーカ「まぁ、ボチボチってところですねー」ハハ

プーカ「最近は戦争特需で何処もかしこも物入りですが…」

プーカ「その分、仕入れ値もグっとあがって中々、大変です」

絹恵「なるほどなー」


京太郎「って、絹恵、この人と知り合いなのか?」

絹恵「うん。うちの宮殿にも出入りしてるプーカの商人さんや」

絹恵「以前、プーカ嫌いのブリガン将軍に因縁つけられてたのを助けた時からの縁やね」

プーカ「あの時は本当に助かりました…」

プーカ「姫様の助けがなければ、今頃、毛皮になっていたかもしれません…」

絹恵「うちの侍従もプーカやし、見捨てられへんかったんよ」

絹恵「それに宮殿に出入りするのを許されるほどの商人を、みすみす死なすのも国益に背くと思ったしね」

京太郎「…つーか、そもそもプーカってなんなんだ?」

絹恵「プーカとは呪いでその姿を変えられた人々」

絹恵「この商人さんも元々は人間やったらしいで」

プーカ「はは。お恥ずかしい話、色々とありまして」

プーカ「こうしてプーカの呪いで人間を辞めてしまいましたが」

プーカ「ですが、商いに関する情熱はまったく衰えてはいませんよ!」

プーカ「最近、うちの商品開発部が出したスイーツ料理が中々に好評ですし」

プーカ「こうしてウィンターホルンに足を踏み入れたのもその材料となるマンドラゴラを探しに来てるからなのです」

京太郎「なるほどー…」


プーカ「ですが、こうしてお客様と会えた訳ですし…」

プーカ「せっかくですから何か見ていかれますか?」

京太郎「…いや、雪山登るのに商品持ってきてるのかよ」

プーカ「意外と登ってる最中にワルキューレさん達と出会う事もあるものですから」

プーカ「これでも案外、馬鹿にできない額が売れたりするんですよ」

京太郎「ふむ…それじゃあちょっと商品を見せてもらおうかな」

プーカ「毎度どうも!」

プーカ「あ、勿論、商品を引き取る事も可能ですよ」

プーカ「トロルの毛皮は防寒具を作る材料として有名ですし」

プーカ「奥歯なんかは魔法薬の材料になるとかで結構高く買い取りますよ」

プーカ「グリフォンの羽なんかも魔法使いのローブとしては一流どころの素材ですしね」

京太郎「うーん…つっても一人旅だからほとんどそのへんの剥ぎ取りとかやってないんだよなぁ」

京太郎「何か売れそうなもの、売れそうなもの…」ゴソゴソ チャリ

プーカ「ん?」


プーカ「お、お客様、その鎖は…!?」

京太郎「あぁ、コレか」

京太郎「えーっと…まぁ、色々とあってどうにも説明しにくいんだが…」

京太郎「とりあえず盗んだものとかじゃなくて美穂子って人に託されたものなんだ」

プーカ「美穂子様に…!?」

京太郎「様?」

プーカ「あ、い、いえ、何でもありません」フルフル

プーカ「で、ですが、今の話、本当なのですか?」

プーカ「本当に…その鎖と託されたので?」

京太郎「あぁ。これを見せれば、誰かが味方になってくれるはずだってさ」

京太郎「もしかして心当たりでもあるのか?」

プーカ「…あ、あるというか、何というか…」

プーカ「……私共がその味方である可能性が高いですね」

京太郎「え?」


プーカ「致し方ありません」

プーカ「あの方からその鎖を託されるほどの方とあれば、私も商人としての顔を捨てましょう」

プーカ「赤字覚悟の大量放出でいきます!!」

京太郎「良いのか?」

プーカ「まぁ、これでも蓄えはそこそこある方ですしね」

プーカ「多少、商品を放出したところで首を括らなければいけないような結果にはなりませんよ」

プーカ「…とは言え、お客様たちの登山準備は万端」

プーカ「ここで私がお見せ出来る普通の商品ではおそらくあまり役には立てないでしょう」

プーカ「と言う訳で…」スッ

プーカ「こちらのマジックアイテムをお譲りするという形でどうでしょうか?」

京太郎「ま、マジックアイテムを…!?」


プーカ「えぇ。とは言え、今、手元にあるのはこれくらいしかありませんが…」



1 星の首飾り 最大HPを二割上昇する

2 木星の腕輪 与えるダメージと受けるダメージが1上昇する 
3 聖なる水晶(使い捨て) 戦闘不能になった時、一度だけ食いしばりを発生させる 
4 護符 状態異常が発生した時、四割の確率でそれを無効にする



プーカ「どれがよろしいですか?」


下1


プーカ「こちらの木星の腕輪ですね」

プーカ「中々、お目が高いですね、お客様」

京太郎「俺のバトルスタイルに一番合ってるのはやっぱこれかなって」

京太郎「…でも、本当にただで貰っちゃって良いのか?」

京太郎「これ買おうとすれば50Gはくだらないんじゃ…」

プーカ「なぁに、お近づきの印だとでも思ってください」

プーカ「流石にそうなんども無料で提供と言う訳にはいきませんが…」

プーカ「今回に限っては特別、と言う事で」

京太郎「…分かった。じゃあ、ありがたく戴いていくよ」

プーカ「はい。それと…お客様、雪山続きで少しお疲れではないですか?」

京太郎「まぁ…そうだな」

絹恵「暖かいベッドが恋しい気持ちはあるはなぁ…」

プーカ「そうでしょうそうでしょう。と言う訳で…」コンコン

プーカ「はい」シュワァン

京太郎「これは…」

あ、護符に変更ですか、了解でーす
かきなおしてきまする


プーカ「こちらの護符ですね」

プーカ「中々、お目が高いですね、お客様」

京太郎「状態異常の怖さってやつは耳にタコが出来るほど明星母さんに教わったからな」

京太郎「…でも、本当にただで貰っちゃって良いのか?」

京太郎「これ買おうとすれば50Gはくだらないんじゃ…」

プーカ「なぁに、お近づきの印だとでも思ってください」

プーカ「流石にそうなんども無料で提供と言う訳にはいきませんが…」

プーカ「今回に限っては特別、と言う事で」

京太郎「…分かった。じゃあ、ありがたく戴いていくよ」

プーカ「はい。それと…お客様、雪山続きで少しお疲れではないですか?」

京太郎「まぁ…そうだな」

絹恵「暖かいベッドが恋しい気持ちはあるはなぁ…」

プーカ「そうでしょうそうでしょう。と言う訳で…」コンコン

プーカ「はい」シュワァン

京太郎「これは…」



京太郎「青い魔法陣…?」

プーカ「プーカの秘術、転移の術でございます」

プーカ「まぁ、仲間のいる場所にしか繋げないものではありますが」

京太郎「いや、十分凄いと思うんだが」

絹恵「戦争の常識が変わるやないの…」

プーカ「えぇ。なので、お客様達にはぜひとも秘密にしておいていただきたいです」

プーカ「これがバレてしまうと世界中にいる仲間たちの立場が一気に悪くなってしまうので」

プーカ「ですが、それを約束して下さるのであれば」

プーカ「この寒く殺風景な世界より、我らプーカのかくれ里へと案内いたしましょう」

プーカ「どうです?」

京太郎「…まぁ、迷う理由はないよな」

絹恵「せやね。これだけサービスして貰っとる訳やし」

絹恵「恩を仇で返すほど恥知らずな人間やないつもりや」

プーカ「ありがとうございます」

プーカ「では、お二人様をプーカの隠れ地下街へとごあんなーい」シュゥゥ


~プーカの隠れ地下街~

京太郎「おぉぉぉ…」

京太郎「(…すげぇ)」

京太郎「(ここが地下か洞窟かは分からないけれど…)」

京太郎「(岩で囲まれただだっぴろい空間の中に立派な街が出来てる…)」

京太郎「(勿論、全部石造りで、妖精の街とは違うけど…)」

絹恵「…すっごい」

京太郎「予想以上だな…」

プーカ「はは。そう喜んでいただけると案内した甲斐があります」

プーカ妻「って貴方、その方たちは…」

プーカ「あぁ。美穂子様のお知り合いだよ」

プーカ妻「美穂子様の…!?」ビックリ

プーカ妻「まぁまぁ…こんな狭いところにようこそおいでくださいました」ペコペコ

京太郎「あ、いえ、とんでもないです」

絹恵「さっきまでウィンターホルンにいたうちらにとっては天国みたいですわ」


プーカ妻「まぁ、ウィンターホルンに?」

プーカ妻「あそこは寒かったでしょう」

プーカ妻「今、お風呂を沸かせますからね」

絹恵「お、お風呂まであるんか…」

京太郎「何から何まですみません」ペコリ

プーカ「いえいえ。私たちに出来ることと言えばこれくらいですから」

プーカ「ただ、重ね重ねになりますが、この事は他言無用におねがいいたしますね」

プーカ「それと…この街の場所も詮索しないでもらえるとありがたいです」

京太郎「勿論だ」

絹恵「約束します」

プーカ「はい。では…私はこれで」

プーカ「また明日の朝には今のようにして魔法陣を開きますから」

プーカ「今日一日、ここでゆっくり休んでください」


~客室~

京太郎「ふー…」

絹恵「いやぁ…ホント天国みたいやなぁ…」

京太郎「本当にな」

京太郎「風呂だけじゃなくてご馳走までして貰えて…」

絹恵「…でも、あの鎖って…」

京太郎「あぁ。バレンタインの王女から託されたもんだ」

絹恵「そんな王女の事を様と呼んで、ここまで歓待してくれるって事は…」

京太郎「…詮索はやめようぜ」

京太郎「一応、それが約束だった訳だしさ」

絹恵「…せやね」

絹恵「まぁ…とりあえず代わりの槍もこうしてもらえた訳やし」

絹恵「次からはもっと戦闘で役に立てるで」

京太郎「おう。期待してる」


絹恵「そ、それと…」モジ

京太郎「ん?」

絹恵「ほ、ほら、ここゆっくり出来そうな場所やん」

京太郎「そうだなぁ。ベッドもあるし、地熱の所為か暖かいし…」

京太郎「トロルどももいないからゆっくり寝られそうだ」

絹恵「う、うん。でも、まだ寝るには早過ぎるんちゃうかな?」

京太郎「いや、でも、明日もあるしさ」

絹恵「そ、それはそうやけど…」

絹恵「な、何か忘れとらへん…?」

京太郎「何かって?」キョトン

絹恵「~~~~っ!!!」マッカ

絹恵「あぁ!もう…!!」

絹恵「うちのおっぱい揉みたい言うとったやん!!!」

絹恵「折角、ゆっくり出来る場所には来れたんやから、揉まへんの!?」

京太郎「…あ」


京太郎「(…正直、忘れてた)」

京太郎「(つーか、流石に冗談のつもりだったし…)」

京太郎「(ここでその話が蒸し返される事になるとはまったく思ってなかったんだが)」

絹恵「…ど、どうなん…?」

絹恵「何時もチラチラうちのおっぱい見とるし…魅力がないって事はないやろ…?」

絹恵「い、今なら…ええんやで?」

絹恵「一応…その、勢いやけどええ言うてしもうたし…」

絹恵「約束破るのは…可哀想やから…あの…」シュル

京太郎「…」ドキッ

絹恵「…うちの事…好きにして…♥」


下1
1 おっぱいだ!
2 そりゃもう最後までよ(ゲス顔)
3 おっぱいだ!
4 が、我慢だ、俺…!
5 おっぱいだ!
6 おっぱいだ!
7 そりゃもう最後までよ(ゲス顔)
8 が、我慢だ、俺…!
9 が、我慢だ、俺…!
0 そりゃもう最後までよ(ゲス顔)
ゾロ目 

【速報】京ちゃん童貞卒業
まぁ、ここまで据え膳出されたらそりゃ食っちゃうよね!!!

って事で夜戦の満足度をー

下1
1 満足
2 大満足
3 大満足
4 不満
5 満足
6 大満足
7 大満足
8 満足 
9 満足
0 ???
ゾロ目 ???

そしてこのピンポイントで不満を引くコンマ運である

あ、なお、おっぱいテクニシャンは仕事してます
仕事してないと不満三割だったので


チュンチュン

京太郎「(…あー、朝かー)」

京太郎「(昨日は色々とありすぎたな…)」

京太郎「(プーカの商人に出会って、プーカの隠れ地下街に案内してもらって…)」

京太郎「(それで絹恵と…まぁ、そういう関係になって…)」

京太郎「(…で)」グッ

京太郎「(いちゃいちゃあふんあふんして…)」

京太郎「(いざ本番ってなった時に…!!)」

京太郎「(すぐに暴発しちゃった訳ですよ!!!)」

京太郎「(挿入して三こすり半もする前に昇天しちゃった訳ですよ!!!)」

京太郎「(…死にたい)」

京太郎「(こんなに死にたい気分は姫さまと利仙さんにおねしょしてたところを見られてた時以来かもしれない…)」ズーン


絹恵「き、京太郎君」

絹恵「朝やで、そろそろ起きひんかったら」ユサユサ

京太郎「あ…うん」モゾ

絹恵「お、おはよう」カァ

京太郎「お、おはよう、絹恵」

京太郎「(正直…顔が見れない…)」

京太郎「(昨日、エッチしたのもあるが…)」

京太郎「(ソレ以上に…情けなさすぎてなぁ…)」

京太郎「(仮にも護ると言った男がこんな体たらくだった訳だし…)」

京太郎「(男の威厳とかそういうものがマッハでヤバイ)」

絹恵「あ、あのね」

京太郎「お、おう」

絹恵「う、うちは…その…き、気持ち良かったから」

京太郎「え?」

絹恵「だ、だから、そ、そんな風に落ち込まへんでええで!」

絹恵「そ、それじゃあ…!あの…う、うち朝食の準備手伝ってくるから!」ダッ

京太郎「あ…」


京太郎「(…絹恵の言葉は嬉しい)」

京太郎「(だが、俺は知っている)」

京太郎「(俺が絶頂した時に、絹恵が『え、もう?』みたいな顔をしたのを)」

京太郎「(ぎこちない笑みで気持ちよかったって言ってくれた事を!!!」

京太郎「(精一杯、慰めようとしてくれたところを知ってるんだ…!!!)」

京太郎「(…で、そんな絹恵の気遣いが心に刺さって)」

京太郎「(一回射精して霞さんの事も思い出したら…二回戦と言う気分にもならず)」

京太郎「(そのままお互いの処理して、ベッドに戻った感じだったんだけど…)」

京太郎「(…このままでは…いけない!)」

京太郎「(いくら長旅で禁欲続きだったとはいえ…!)」

京太郎「(女の子を満足させられないような男のままではいけない…!)」

京太郎「(もっと…強くならなければ…!!)」

京太郎「(絹恵の事も霞さんの事も…あひんあひんって鳴かせられるような強いオスに…!!!)」

京太郎「俺は…絶対に…なる…!!」ググッ

あ、さっきの判定は絹ちゃんのです
まぁ、おっぱいでイかされたのは間違いないでしょうが、肝心の本番が挿入途中で終わりですし
マジカルちんぽの効果も発揮する前に終わったので、色々とお互いに不完全燃焼だったって感じなんじゃないでしょうか

霊峰ウィンターホルン 【進行度8/10】

【ターン9】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 ウサギのような獣人と出会う
ゾロ目 ???


~ウィンターホルン 頂上付近~

シュゥゥゥ

プーカ「あ、お客様」

プーカ「どうでしたか、プーカの隠れ地下街での夜は」

京太郎「あ、う、うん。す、素敵な夜だったよ」

絹恵「そ、そうやね。お陰で疲れもすっかりとれたし」

プーカ「…何かあったのですか?」

プーカ「なんだかおふたりとも少しぎこちないような…」

プーカ「もしかしてうちの者が何か不作法でも…?」

京太郎「い、いや、そんな事はないよ」

絹恵「う、うんうん。ちゃんと心からもてなしてくれたし」

京太郎「そ、それより、この前のマジックアイテムまたみせてもらえないか?」

京太郎「出来れば適正に近い価格で買おうと思うんだが…」

プーカ「いえ。美穂子さまのお知り合いの方に適正価格では売れませんよ」

プーカ「ただ…そうですね」

プーカ「出来るだけ仕入れ値に近づけて売るとして…」





 星の首飾り 最大HPを二割上昇する 20G
 木星の腕輪 与えるダメージと受けるダメージが1上昇する 25G
 聖なる水晶(使い捨て) 戦闘不能になった時、一度だけ食いしばりを発生させる 30G


プーカ「…こんなところでしょうか」

京太郎「」←残金16G





京太郎「…ごめん、手持ちがない…」

プーカ「い、いえ。そんな」

プーカ「謝らないでください」

プーカ「金は天下の回り物」

プーカ「ない時にはないものだと分かっていますから」

プーカ「また懐が暖かい時にご用命ください」

京太郎「…ありがとう」

プーカ「いえいえ。あ、それと」

絹恵「ん?」

プーカ「私達、プーカにその鎖を見せて、美穂子様の名前を出せば、皆、同じように協力してくれると思います」

プーカ「また旅先でプーカに出会ったら、その鎖を見せてあげてください」

プーカ「そのついでに美穂子様の話を聞かせてあげれば、きっと皆喜びますから」

京太郎「…あぁ。ありがとう」

絹恵「商人さんも気をつけてな」

プーカ「いざって時には転移術で逃げますから大丈夫ですよ」

プーカ「お二人のほうこそご武運をお祈りしています」

霊峰ウィンターホルン 【進行度9/10】

【ターン10】

下1
1 進行度1上昇
2 進行度1上昇
3 進行度1上昇
4 バグベアと遭遇した → 戦闘へ
5 進行度1上昇
6 進行度1上昇
7 進行度2上昇
8 吹雪に巻き込まれて道に迷った → 進行度1低下
9 フロストベンと遭遇した → 戦闘へ
0 絹恵と話す
ゾロ目 ???

なんだこの怒涛の0押しは…!!!


京太郎「(…と出発したもののだ)」

絹恵「…」

京太郎「…」

京太郎「(この前に比べると急激に会話がなくなった)」

京太郎「(まぁ、勿論、もう頂上付近で竜が近いってのもあるけれど…)」

京太郎「(でも、ソレ以上はやっぱり…この前のアレが尾を引いてるからだよなぁ…)」

京太郎「(どう贔屓目に見たって、アレは情けなさすぎるし…)」

京太郎「(擁護のしようもない失態だった)」

京太郎「(その所為でお互いどうしても気まずくなって…)」

京太郎「(会話がどんどん減ってしまっていってる)」

京太郎「(勿論…俺も何とかしなきゃとは思ってるんだが…)」

京太郎「(話しかけようとする度にあの夜のダメっぷりが脳裏に浮かんで…)」

京太郎「(心の中の躊躇いでストップを掛けてしまう)」


京太郎「(くそ…俺がまさかこんな情けない男だっただなんて…)」

京太郎「(おっぱい相手なら何回でも出来るのが自慢だったはずなんだがなぁ…)」

京太郎「(オナニーとセックスは違うと言うが…まさか二回戦にいけないほどだったなんて…)」

京太郎「(うぅ…考えれば考えるほど気分が沈んでいってしまう…)」

絹恵「…あ、あの…京太郎君」

京太郎「え?」

絹恵「と、とりあえずそろそろ休憩にせえへん?」

絹恵「このまま登ってったら竜のおる頂までもうちょっとやし…」

絹恵「その時、何が起こるか分からへん訳やから…」

絹恵「一回休憩して体力温存しといた方がええやろ」

京太郎「そ、そうだな」

京太郎「じゃあ…キャンプの準備するか」

絹恵「う、うん」


京太郎「(…しまった)」

京太郎「(その辺の計画性すら…今の俺の中にはなくなってるのか)」

京太郎「(どうやら…俺は自分で思っていた以上に追い詰められているらしい)」

京太郎「(もう竜も目の前なんだから…とっとと気持ちを切り替えないとな)」

京太郎「(…でも)」ハァ

絹恵「…京太郎君」ハイ

京太郎「あ、ありがとうな」

絹恵「うん」ストン

京太郎「…え、えっと」

絹恵「隣、ええやろ?」

京太郎「勿論、ダメなんて事はないけど…」

絹恵「…じゃあ」ギュ

京太郎「お、おうふ」


絹恵「…あ、あんな」

絹恵「京太郎君が…一体、何を考えとるのかくらいうちは分かっとるで」

京太郎「ぅ」

絹恵「…でも、それは考えすぎや」

絹恵「まぁ…その予想とはちょっと違う感じやったけど…」

絹恵「でも、うちはその前に十分、胸で気持ちよくして貰っとるし」

絹恵「そ、それに早めに終わって痛い思いせんで良かったって言うか」

京太郎「ぐふ」

絹恵「ああああっ!い、今のナシ!」

絹恵「え、えっと…その…だから…!」

絹恵「…うちが言いたいのは初体験としては悪くなかったって事なんや…!」

京太郎「…いや、そこまで気を遣わなくても」


絹恵「嘘でもお世辞でもないで」

絹恵「京太郎君は忘れとるかもしれんけど…うちはワルキューレなんやで」

絹恵「飛べへんようになったら、すぐさま戦場から下げられて、子どもを産まされるんや」

京太郎「…でも、絹恵は王女で」

絹恵「王女でも変わらへんよ」

絹恵「…いや、王女である方がもっと辛いって言うべきかもしれへんな」

絹恵「他のワルキューレたちは戦場で散る誉を得る事が出来るけど」

絹恵「うちはそう簡単に死ぬ訳にはいかへん」

絹恵「戦場に立つ運命やったとは言え、うちは王女や」

絹恵「そう遠くない内に戦場から下げられ、国益の為に結婚を強いられとったやろう」

絹恵「その相手までは分からんけれど…」

絹恵「でも、まぁ…初夜の前に好きになるなんてことはあらへんかったやろうね」


絹恵「でも、うちはこうして好きな男と結ばれた」

絹恵「ううん。ただ結ばれただけやのうて…」

絹恵「うちの事を一人の女として愛してくれた」

絹恵「うちの国の男のようにモノとしてじゃなく…」

絹恵「一人の人間として慈しんでくれた」

絹恵「そんなセックスが…悪い訳あらへんやろ?」ナデナデ

京太郎「絹恵…」

絹恵「うちはワルキューレではありえへん幸せを君から貰っとる」

絹恵「好きな人と一緒に過ごして、こうして抱きしめられるって言う…」

絹恵「お姉ちゃんでも手に入れられへんような幸せをね」

絹恵「だから…あの夜の事は気にせんでええんよ」

絹恵「アレくらいで幻滅するような軽い気持ちで君に身を委ねた訳ちゃうし」

絹恵「今も…こうして京太郎君に名前を呼ばれて…」

絹恵「ドキドキしとるくらいなんやから」ニコ


絹恵「まぁ…それでも気になる言うんやったら」

絹恵「つ、次は…一緒に頑張ろう?」

京太郎「え?」

絹恵「え、えって…つ、次もするんやろ?」カァァ

京太郎「…して良いのか?」

絹恵「わ、悪いなんて言わへんよ」

絹恵「さっきも言うたやろ」

絹恵「うちはもう君に十分すぎるものを貰っとるんやから」

絹恵「そのお返しをするんは、うちとしても吝かではないし…」

絹恵「それにいつまでも失敗して落ち込んどる君を見るのも嫌やもん…」

京太郎「…絹恵」ダキ

絹恵「…ん♥」スリ


京太郎「俺、絶対に強くなるよ」

京太郎「絹恵を心から満足させられるような男に…!」

京太郎「アヘ顔晒させるような性豪になる…!」

京太郎「約束だ…!」

絹恵「い、いや、そんな事約束されても困るんやけど…」

絹恵「…で、でも、まぁ、元気になったようでよかった」ニコ

京太郎「おう。もう超元気だぜ」

京太郎「今なら竜にだって負けないくらいだ」

???「ほう。そいつは面白い事聞いたな」ズシン

京太郎「え?」

絹恵「え?」

下1 現れたのは
偶数 赤いウロコを持つ飛竜
奇数 黄金の鱗を持つ地竜


???「竜の寝床のすぐ近くで、竜にも負けないなんて」

???「随分と度胸のある男やね」

京太郎「(お、黄金の鱗を持つ巨大なトカゲ…)」

京太郎「(これってもしかして…いや、もしかしなくても…)」

ハインデル「そこまで言うんや」

ハインデル「このハインデルに挑む覚悟があると思ってええんやろうね?」

京太郎「(は、は、ハインデルだああああああああ!?)」

京太郎「い、いえ、違うんです、賢竜ハインデル!」

絹恵「そ、そうです。私たちは別に貴方の事を見くびっている訳でも敵対しに来た訳でもありません!」

ハインデル「と言われてもなぁ…」

ハインデル「まるで見せつけるように目の前で抱き合われとる訳やし…」

ハインデル「…これは独り身なうちに対するカップルからの挑戦状やと受け取られても仕方ないやろ」

京太郎「っ!」パッ

絹恵「か、カップル…!?」カァァァ


ハインデル「ふふ。初心な反応やねぇ」

ハインデル「やっぱり人間はからかい甲斐があるわぁ」ケラケラ

京太郎「…ってからかい…?」

ハインデル「当然やろ」

ハインデル「ウチはこの世界を見通す目を持つ賢竜やで」

ハインデル「人の寝床のすぐ下で、二人が何をやっとったのかも知っとるわ」

ハインデル「勿論、この前、プーカの街でやっとった事もね」

絹恵「…っ」プシュゥ

京太郎「…では、ハインデルよ」

京太郎「俺の問いもご存知だとは思いますが…」

ハインデル「バレンタイン王の目的と行方やね」

ハインデル「森の魔女の言う通りや」

ハインデル「バレンタイン王は本気で世界を滅ぼすつもりでおるよ」

ハインデル「アレはもう世界に対する恨みと憎しみしかあらへん」

ハインデル「いずれ終焉の引き金を引くやろうね」


京太郎「終焉の引き金…?」

京太郎「じゃあ…ハインデルよ、本当にこの世界は終わるのですか…!?」

ハインデル「…分からん」

京太郎「え?」

ハインデル「いやぁ…情けない話やねんけどな」

ハインデル「実はうちの予知能力働かへんようになってしもてなぁ」

絹恵「予知が働かない…?」

ハインデル「と言うよりも、予知が外れるようになってしもうやって方が正確やね」

ハインデル「本来なら…そこの王女をかばっとる君が…」

ハインデル「うちの事を魔剣で殺しに来るはずやった」

京太郎「え?」

ハインデル「で、うちは男も知らず若い身空で天に召される訳や」

ハインデル「いくら病弱や言うても可哀想やと想わへん?」

絹恵「…そもそも竜って病弱なんですか?」

ハインデル「ワーグナーやベリアルに比べればうちは貧弱そのものやで?」


ハインデル「ま、それはさておきや」

ハインデル「うちはその為の覚悟を固めて…そしてその為に身を捧げるつもりやった」

ハインデル「終焉をもっとも良い結果で迎えるためにはそれが一番やって」

ハインデル「何千何万もの予知の結果、分かったからや」

ハインデル「…ただ」

京太郎「…ソレが外れた?」

ハインデル「そう。本来、魔剣の力をしらしめる為にうちを殺しに来るはずの君が」

ハインデル「魔剣を受け取らず、こうしてうちの前に立った」

ハインデル「いや、もっと言えば…この前起こったあの戦争でブリガンが死ぬ事もなかったはずなんや」

絹恵「…では」

ハインデル「そう。この世界は少しずつ予定された道からは外れとる」

ハインデル「あらゆる予知能力者の予想を覆す独自の道を進み始めとるんや」

京太郎「じゃあ…終焉を回避する事も…」

ハインデル「それは出来ん」

京太郎「え…?」


ハインデル「終焉はな、これまで覆ってきた未来とは違うんや」

ハインデル「アレはもう一種の呪い…」

ハインデル「世界の摂理と言ってもええやろう」

絹恵「世界の摂理…?」

ハインデル「そう。命の誕生にはフォゾンが必要なように」

ハインデル「そして命が死んだ時、フォゾンが大地へと還るように」

ハインデル「それは決して覆す事は出来ひん」

ハインデル「この世界は一度、滅びひんかったらあかんって」

ハインデル「この世界が出来た時からそう決められとるんや」

京太郎「…それは尋常ナラざる力を持つ竜であっても回避出来ないものなのですか?」

ハインデル「竜とは言っても、この世界の摂理に抗える力はあらへん」

ハインデル「何をどうやっても…終焉は起こる」

ハインデル「…だけど、その形はもしかしたら変わるかもしれへん」

京太郎「…終焉が変わる…?」


ハインデル「人間と同じや」

ハインデル「死という運命からが逃れられなくても…」

ハインデル「そこに至る道筋や死ぬ方法は変えられる」

ハインデル「死ぬまでに幸せな人生を歩むか」

ハインデル「それとも世界の全てから爪弾きにされるかは…」

ハインデル「その人間次第」

ハインデル「終焉は避けられず…されど、その形は変えられる」

ハインデル「いや、今も変わっとるとそう言うべきやろう」

京太郎「終焉は…変わっている…?」

ハインデル「ま、『獣』『冥府の王』『灼熱』『大釜』『最後の竜』」

ハインデル「この5つはいずれ出てきて…多くの命を奪うやろう」

ハインデル「後はそれをどう乗り越えるかだけ」

ハインデル「そしてその為に…」グッ

京太郎「っ!」ガキィン


ハインデル「おぉ、よう反応したな」

ハインデル「指先でちょっと弾いた大岩やけど…まさかそんな簡単に止められるとは思わんかったで」

京太郎「ハインデル…どうして…!?」

ハインデル「この難局を前に…うちが出来る事をしようと思ってな」

絹恵「出来る事…?」

ハインデル「そう。この世界に起こる終焉を回避出来るほどの力が二人にあるのかどうか」

ハインデル「それを確かめさせてもらう」

絹恵「…それはもしかして…」

ハインデル「勿論、うちを倒せとは言わへんよ」

ハインデル「サイファーもない二人が何百回叩いたところで」

ハインデル「ウチのウロコを貫く事は出来ひん」

ハインデル「…だから、代わりに…ここや」スッ

京太郎「喉元のウロコ…?」

絹恵「一つだけ逆になってる…もしかして…」


ハインデル「そう。ここが竜の弱点と言われる逆鱗や」

ハインデル「ここを打てば傷つく事はなくともそれなりには痛い」

ハインデル「で、うちはここを護りながら二人と戦う」

ハインデル「二人はここを協力して三回叩く」

ハイデル「…もし、それが出来れば、うちは二人の事を勇者と認め」

ハイデル「我が友人、ワーグナーと同じように…竜の力を授けよう」

京太郎「竜の…力…?」

絹恵「それは…もしかしてお父様の…」

ハインデル「そう。かの魔王オーダインもワーグナーによって力を得た」

ハインデル「あの魔王が年老いてもなお、あれほどの隆々とした身体を維持できとるのはその為や」

ハインデル「勿論、それほどの力を並大抵の人間にくれてやる訳にはいかへん」

ハインデル「…だから、気合入れろや、人間」

ハインデル「あんまり戦いは好きなタイプちゃうけど…」

ハインデル「世界の為、そして我が友人の為に…うちは容赦せえへんで…!」グアアアアアア




【ハインデル 戦闘力160】
      VS
【須賀京太郎 戦闘力150】+【愛宕絹恵 戦闘力140】


ハインデル「まず…小手調べから行くで…!!」


ハインデルの世界最強種の畏怖発動
このターン、二人はあらゆる行動が無効になる



【ターン1】

須賀京太郎 0/10 魔盾0/2

愛宕絹恵 0/10 高速戦闘0/2

ハインデル 0/3



下1
1 逆鱗を叩く
2 2ダメージを受ける 
3 逆鱗を叩く
4 5ダメージを受ける
5 逆鱗を叩く
6 4ダメージを受ける
7 逆鱗を叩く
8 3ダメージを受ける
9 1ダメージを受ける
0 逆鱗を叩く
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 逆鱗を叩く 
3 援護失敗
4 援護失敗
5 京太郎のダメージを無効に
6 援護失敗
7 逆鱗を叩く
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを1軽減
0 援護失敗
ゾロ目 ???



京太郎「(なんだ…このプレッシャー…!?)」

絹恵「(まるで心臓を鷲掴みにされたような感覚…)」

京太郎「(恐ろしい…!まるで死を前にしているように…動けない…!)」

絹恵「(これが…ドラゴン…!?)」

絹恵「(世界最強種の…力や言うんか…!?)」

ハインデル「流石に初見じゃ耐えられへんみたいやな」

ハインデル「せやけど…これくらい耐えてもらわへんかったら終焉は戦い抜けへんで…!」グ

ハインデル「そらああっ」ズバァ

京太郎「ぐ…っ!」


ハインデルの世界最強種の戦い方発動
ダメージを1上昇させる


須賀京太郎のヤエガキによりダメージは無効になった



【ターン2】

須賀京太郎 0/10 魔盾2/2

愛宕絹恵 0/10 高速戦闘0/2

ハインデル 0/3



下1
1 逆鱗を叩く
2 2ダメージを受ける 
3 逆鱗を叩く
4 5ダメージを受ける
5 逆鱗を叩く
6 4ダメージを受ける
7 逆鱗を叩く
8 3ダメージを受ける
9 1ダメージを受ける
0 逆鱗を叩く
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 逆鱗を叩く 
3 援護失敗
4 援護失敗
5 京太郎のダメージを無効に
6 援護失敗
7 逆鱗を叩く
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを1軽減
0 援護失敗
ゾロ目 ???


ハインデル「さて、これでその厄介な魔盾も終わりや」

ハインデル「次からは…ウチの爪や牙が噛み砕くで」

京太郎「…なるほど。そりゃ怖い」

京太郎「だが…少しずつ慣れてきた」

ハインデル「…ほぅ?」

京太郎「まだちょっと怖いけど…でも、身体は動く」

京太郎「だから…」フワァ

ハインデル「妖精直伝の風の魔法か」

ハインデル「確か君の戦法はその魔法を維持しながらの高速戦闘やったな」

京太郎「よくご存知で…!」

京太郎「それなら…俺の最大速度は知ってるよな」グッ

ハインデル「そうやなぁ…」

ハインデル「並の妖精を軽く凌駕する君の速度や」

ハインデル「このタイミングで飛び込んでこられたら、一撃くらいは受けるかもしれへんね」


京太郎「一撃どころじゃ済まさねぇよ」

京太郎「そっちが反応する間もなく…一瞬で三撃叩き込んで…」

京太郎「やる…!」バッ

絹恵「(真正面からの突撃…!?)」

絹恵「(でも、それじゃあ戦い方に気付いてるハインデルには…)」

京太郎「っ!」タタン

絹恵「(いや、違う、フェイント…!)」

絹恵「(あえてガードさせる事によって視界を遮り…)」

絹恵「(横から逆鱗を打つつもりなんか…!)」

京太郎「(これで…一撃…!)」

ハインデル「…甘いわ」ガキィン

京太郎「っ…!」


ハインデルの未来を見通すもの発動
ダメージを無効にする


ハインデル「ウチはこれでも竜の中で一番弱いけど…」

ハインデル「それでもその程度の攻撃やったら予知能力で何とかなるで」

京太郎「予知能力って使えないんじゃ…」

ハインデル「それはずっと遠くの、まだ確定しとらん未来を見たらの話や」

ハインデル「今、こうして目の前の、すぐ訪れる未来くらいやったら見通せる」

ハインデル「ま、うちは病弱やからあんまりガンガン使える訳ちゃうけど…」

ハインデル「それでも…それを超えるのは中々に骨やで?」

京太郎「くっそ…!」



【ターン3】

須賀京太郎 0/10 魔盾2/2

愛宕絹恵 0/10 高速戦闘0/2

ハインデル 0/3 未来を見通すもの 1/3



下1
1 逆鱗を叩く
2 2ダメージを受ける 
3 逆鱗を叩く
4 5ダメージを受ける
5 逆鱗を叩く
6 4ダメージを受ける
7 逆鱗を叩く
8 3ダメージを受ける
9 1ダメージを受ける
0 逆鱗を叩く
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 逆鱗を叩く 
3 援護失敗
4 援護失敗
5 京太郎のダメージを無効に
6 援護失敗
7 逆鱗を叩く
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを1軽減
0 援護失敗
ゾロ目 ???


京太郎「なら…その予知の限界が来るまで…!」

京太郎「何度だって…叩き続けるだけだ!」ダッ

ハインデル「はは。格好ええなぁ、男の子!」ガキィン

ハインデル「だけど…ウチを前にそれだけ持つんか?」

ハインデル「ウチだってやられっぱなしや…ないで!」ブン

京太郎「抜かせ…!」フワッ

京太郎「こっちは無敵だって言われてた男を倒したんだぜ…!」

京太郎「次は最強を下してやるだけだ…!!」


【ターン4】

須賀京太郎 0/10 魔盾2/2

愛宕絹恵 0/10 高速戦闘0/2

ハインデル 0/3 未来を見通すもの 2/3



下1
1 逆鱗を叩く
2 2ダメージを受ける 
3 逆鱗を叩く
4 5ダメージを受ける
5 逆鱗を叩く
6 4ダメージを受ける
7 逆鱗を叩く
8 3ダメージを受ける
9 1ダメージを受ける
0 逆鱗を叩く
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 逆鱗を叩く 
3 援護失敗
4 援護失敗
5 京太郎のダメージを無効に
6 援護失敗
7 逆鱗を叩く
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを1軽減
0 援護失敗
ゾロ目 ???

なんだこの英雄
若干不利なはずなのにノーダメで予知削り切るとかどうなってんの
その上、ここで絹恵ちゃんのゾロ目援護とかもうね(白目)


ハインデル「(なんて男や…!)」

ハインデル「(普通、うちの能力の事を知れば絶望するはずなのに…)」

ハインデル「(こいつはガンガン向かってくる…!)」

ハインデル「(世界の滅びがさけられないと知っても…)」

ハインデル「(その心に陰りがない…!)」

ハインデル「(…まぁ、セックスに失敗した時にはちょっと凹んどったみたいやけど)」

ハインデル「(でも、このひたむきさと一直線さは間違いなく英雄や)」

ハインデル「(…だけど、その心根は評価出来ても…)」

ハインデル「実力までは…まだ分からへんよなぁああ!」グワ

京太郎「っ!」スイッ

ハインデル「チ…うろちょろすんなぁ!」

京太郎「そっちこそ…その糞硬いウロコと予知どうにかしろ…よ!」タタタン

ハインデル「(またフェイント…!)」

ハインデル「(だが見えて…!)」クラ

ハインデルっ!」ガキィン



京太郎「…どうやら予知能力はそろそろ限界のようだな」

ハインデル「はぁ…まったく…こんなあっさりあかんようになるとは」

ハインデル「ほんと、自分の病弱っぷりが嫌になるで」

ハインデル「…ま、それでもこれでようやく五分ってところや」

ハインデル「まだ勝った気になって貰ったら困るで」

京太郎「そいつはどうかな?」

ハインデル「…何?」

京太郎「予知能力者さんは俺との戦闘に夢中になってたようだが…」

京太郎「もう一人忘れてないか?」

ハインデル「もう一人…ってまさか…!」クルッ

絹恵「せやあああああっ!」

ハインデル「ぐあっ」ガキィン


ハインデル「(しまった…!)」

ハインデル「(このタイミングで一撃を貰うなんて…!)」

ハインデル「(しかも…遠慮なしに突撃されたせいでめっちゃいたい…!!)」

ハインデル「(血が出るとかじゃなく、骨と肉に響くように痛い…!)」

ハインデル「…なるほど。これで一回やな」

京太郎「声震えてんぞ」

ハインデル「しゃあないやん!めっちゃ痛いねん!!」

ハインデル「まぁ…でも、所詮は痛いだけや」

ハインデル「戦闘に支障はない」

ハインデル「戦闘の結果だけ見ればうちの方が不利やけど…」

ハインデル「実力派こっちの方が上なんや」

ハインデル「こっから華麗に逆転劇決めさせてもらうで」

京太郎「そう簡単にはいかないと思うけどな」

ハインデル「…何?」


絹恵「…京太郎君がメイン張っててくれたお陰で動きに慣れてこられたわ」

絹恵「これまではずっと見とるだけやったけど…」

絹恵「これからは…そうじゃいかへんで」

絹恵「うちも本格参戦して…」

絹恵「竜狩りと…行かせてもらおうやないか…!」

ハインデル「く…!!」



愛宕絹恵はスキル 雷神を目指すものを覚えた
3ターン経過すると、その戦闘だけ戦闘力が10上昇する



【ターン5】

須賀京太郎 0/10 魔盾2/2

愛宕絹恵 0/10 高速戦闘0/2

ハインデル 1/3 未来を見通すもの 3/3



下1
1 逆鱗を叩く
2 2ダメージを受ける 
3 逆鱗を叩く
4 5ダメージを受ける
5 逆鱗を叩く
6 4ダメージを受ける
7 逆鱗を叩く
8 3ダメージを受ける
9 1ダメージを受ける
0 逆鱗を叩く
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 逆鱗を叩く 
3 援護失敗
4 援護失敗
5 京太郎のダメージを無効に
6 援護失敗
7 逆鱗を叩く
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを1軽減
0 逆鱗を叩く
ゾロ目 ???


ハインデル「調子にのるなよ、人間!」

ハインデル「この短時間で竜を見切ったつもりか…!」

絹恵「…私、お姉ちゃんには実力的には及ばへんけどね」

絹恵「観察力と分析能力だけにはお姉ちゃんにも負けへん自信があるんよ!」

絹恵「うちだって…慣れたらやれるんや…!」ヒュゥン

ハインデル「急に元気になりおって…!」

京太郎「よそ見してて良いのかよ…!」ブン

ハインデル「くっ」ガキン

ハインデル「ふ、二人掛かりなんて卑怯やと思わんのか!」

京太郎「だから、そのウロコと予知能力持ってる奴に言われたくないって…」グッ

ハインデル「(貯め…!?また突撃してくるつもりか…!)」

ハインデル「(だったらカウンターで…!!)」

京太郎「の…っ!」ダッ

ハインデル「うぉおお!」

絹恵「せやあああ!」ガキィン

ハインデル「(しま…!振り下ろした腕がズレされて…!)」

ハインデル「(喉元まで突っ込んで…!?」)」

京太郎「二発めええええ!」

ハインデル「いたああああああああああ!!!!」


【ターン6】

須賀京太郎 0/10 魔盾2/2

愛宕絹恵 0/10 高速戦闘0/2

ハインデル 2/3 未来を見通すもの 3/3



下1
1 逆鱗を叩く
2 2ダメージを受ける 
3 逆鱗を叩く
4 5ダメージを受ける
5 逆鱗を叩く
6 4ダメージを受ける
7 逆鱗を叩く
8 3ダメージを受ける
9 1ダメージを受ける
0 逆鱗を叩く
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 逆鱗を叩く 
3 援護失敗
4 援護失敗
5 京太郎のダメージを無効に
6 援護失敗
7 逆鱗を叩く
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを1軽減
0 逆鱗を叩く
ゾロ目 ???

【速報】京太郎 初めてダメージを受ける


ハインデル「な…めるなあああ!」ズシン

京太郎「しま…っ!」

京太郎「(胸元に飛び込んだ瞬間、身体で押しつぶされ…)」

京太郎「があああっ」メキメキ

ハインデル「そして…っ!」スッ

京太郎「(爪の振り下ろし…!?やば…!)」

ハインデル「ふん!」ズバァ

京太郎「あぐ…!」

ハインデル「(よし。このままこっちを倒して…)」

ハインデル「(すぐさまもう一人の方に…)」

ハインデル「(…ってあれ?)」

ハインデル「(もう一人の方は一体、何処に…)」

ハインデル「(いや、見えないと言う事は…逆鱗を打てる位置にいないという事…!)」

ハインデル「(今はこっちの方に集中した方がええ…!)」


絹恵「京太郎君に…ぃ!」グッ

ハインデル「ん?」

絹恵「何しとるんや…!この年増ドラゴン!!」

ハインデル「(槍を蹴った…!?)」

ハインデル「(いや、だけど、あの角度なら逆鱗は打てへん)」

ハインデル「(自分から武器を捨ててくれたんやから…)」

ハインデル「(これは好機…!)」

ハインデル「(このままこっちを戦闘不能にすれば…ウチの勝ちや…!)」

槍「」クルン

ハインデル「な…!?」

ハインデル「(馬鹿な…!槍が空中で曲がって…!?)」

ハインデル「(この辺りには風もなかったし…こっちの男が魔法を使った気配もなかったのに…!)」

ハインデル「(いや、それよりも…この槍を回避せえへんかったらあかん!)」

ハインデル「(この角度はマズイ!)」

ハインデル「(逆鱗にあたって…!)」

京太郎「う…おぉおおおおお!」ブン

ハインデル「っ」ガキィン


ハインデル「(下の男がウチの頭に剣を突き刺して…)」

ハインデル「(まずい…ダメージはないけど…間接の動きが鈍い…!)」

ハインデル「(このままじゃ…避けられ…!)」

絹恵「いっけええええええ!」

ハインデル「いったああああああああ!」バシ

絹恵「よし。これで三回目や!」

絹恵「さっさと京太郎君から足どけてや!!」

ハインデル「…ちょっと待って」

ハインデル「今、マジで痛いんや…」

ハインデル「人間で例えるなら…タンスに連続で小指を三回ぶつけたくらい痛いんで…」

絹恵「そんなん知らんわ!」

絹恵「はよ京太郎君返して!!」

絹恵「すぐ手当せえへんかったら危ないやん!!」


っとハインデル戦が終わりましたし、もう二時過ぎちゃったんでねまーす(´・ω・`)
明日はハインデル戦後のリザルトと、リングフォールドとラグナネイブルの判定とかから始めたいと思ってます

現在ステータス

                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ
                         ∧   `
                        、
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /
                       /////// /   ∧
                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///
                     ///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
                       /// {///∨/ ∨{  r,/ ///////
                     {///|////////V__/ ////////
                    rく///|//////r=ミ// イ////////
                     //////}//////  }}////////////
                     .'//////|/////乂__ノ'////////////
                    ////////}///// ////////////////
             //////////|////r=ミ、/////////////

////////////////////////////////////////////////////////////
名前:須賀京太郎

所属:リングフォールド

現在地:ウィンターホルン

目的:ウィンターホルンでバレンタイン王の行方を探る


パートナー:愛宕絹恵 戦闘力140 高速戦闘の心得:一戦闘2回までコンマの十の桁が奇数である場合、相手から与えられるダメージを無効にする


装備(2/3)
魔名鎧ヤエガキ 須賀京太郎の身体に合わせて作られた最高の鎧。2以下のダメージを無効にし、戦闘の度に2ダメージまで無効に出来る
護符 状態異常になった時、40%の確率でそれを無効にする

力 88
        >戦闘力153/150
魔力 65

魅力 81


スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)



【好感度表】

姫様 100 特別な友人
明星 138 義理の息子…? ※カリスマ使用済み
霞 190 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 195 愛してる
はるる 159 好き ※カリスマ使用済み
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 197 愛してる ※カリスマ使用済み

こそっと装備出来るアイテムは3つまでと言うエラッタを入れていくスタイル

乙です。

一応自分も>>694の認識ではいたんだけどダメージを受ける的な書き込みあったから自分が見落としで盾の判定変更あったのかと思ったんだ。すまんね

おっぱい
前の週でプチッとしてくれたのは竜華なんやろか

>>702
あれは純粋なハインデルで、今周からオーデンスフィアの重要キャラが咲キャラに変わった筈

そうなると竜華も竜(たぶんワーグナー?)なんだろうけど、それと>>340を加味すると
京ちゃんは今後竜の太ももに性的魅力を感じるようになる可能性が微レ存……?

>>701
あぁ、これは私の書き方で混乱させちゃったみたいですね、ごめんなさい
これまでダメージ加点形式でしたが盾が混乱させちゃいそうなので今度からHP減点方式に変えますかー

>>702
おっぱいでプチッとしてくれたに見えてそういうのもあるのか!と一瞬、思いましたが(´・ω・`)おっぱいで窒息しそうになるのもいいよね…
>>704の言ってくれている通り、アレは純粋なハインデルでCV若本です
まぁ、ベリアルみたく人に化ければメスになっちゃう可能性もありますが(´・ω・`)ワーグナーはリュミスだろうけど、ハインデルのAAが思いつかない

>>705
竜のふとももは別なので・・・(震え声)
後、咲ちゃんに関してはまぁ、お楽しみにしておいてください(´・ω・`)下手すりゃ出会わない可能性も高いですけどね!

んで、まず戦闘も終わった事ですし
ハインデルの好感度判定から行きましょうかー

下1 +81
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる


ハインデル「…ちょっと考えたんやけどな」

京太郎「えぇ」

ハインデル「やっぱ最後の一撃、ノーカンにせえへん?」

絹恵「はぁ!?」

ハインデル「だって、あんなん卑怯やん」

ハインデル「魔法も使ってへんのに空中で曲がるとか絶対、チートやんか」

絹恵「チート扱いせんといてぇや!」

絹恵「ちゃんとした技術や!!」

ハインデル「技術?アレが?」

絹恵「そう。槍って穂先に刃ついとってちょっと重いやろ?」

絹恵「だから、それに合わせて回転かければ空中で曲がるんや」

絹恵「ラグナネイブルでは、そうやって槍をブーメラン代わりにしたり」

絹恵「蹴って地面に立てたピンを倒して遊ぶのが…」

絹恵「ワルキューレ達の流行りなんやで」

京太郎「…いや、流石にその流行りは危なくないか…?」

絹恵「まぁ、ラグナネイブルやし」

京太郎「…その一言で納得できちゃうのが何だかなぁ…」


では、ハインデルの好感度は138ですね
人間の中では悪くないかな?的な感じなんでしょう


絹恵「それよりもや」

絹恵「こうしてウチらが勝ったんやし…約束通り力とやらを頂戴」

ハインデル「…なんか最初の頃と態度が違わへん?」

絹恵「いきなりよく分からん理屈で殴りかかってこられたらそうなるわ!」

京太郎「…まぁ、こればっかりは俺も同意だな」

京太郎「勿論、ドラゴンに対する敬意やらを失った訳じゃないけれど」

京太郎「ハインデルって大分、フレンドリーだし…」

京太郎「敬語使わなくても良いかなって」

ハインデル「ぐぬぬ…」

ハインデル「……まぁ、実際、二人の武器がサイファーやったらウチが負けとった訳やしなぁ…」

ハインデル「結局、マトモに一撃入れられたのは最後だけやったし…」

ハインデル「威厳なくなるのも当然かー」フゥ

ハインデル「ま、しゃあない」

ハインデル「約束通り、二人にウチの力の一部をあげるわ」

京太郎「やったぜ!」ガッツポーズ


ハインデル「じゃあ」ガリ タラァ

京太郎「ん?」

ハインデル「はい、これ」スッ

絹恵「…いや、はいって」

ハインデル「竜の血やでー」

ハインデル「多分、美味しいでー」

京太郎「いや、いきなり美味しいとか言われても」

ハインデル「もう察しが悪い人間達やねぇ」ヤレヤレ

絹恵「…もっかい逆鱗打たれたいんか?」

ハインデル「ごめんなさい。ちゃんと説明します」

ハインデル「…まぁ、アレや」

ハインデル「早い話、竜の力って先天的な強靱性やねんな」

ハインデル「何故、竜が強いかっていう疑問には」

ハインデル「元々、強いからやとしか答えられへん」


ハインデル「で、その強靱性を他人に分け与えるには」

ハインデル「その体に流れている血を呑ませて」

ハインデル「両者の間にある種族的な差を薄れさせて、契約を成立させるのが一番、簡単なんやな」

京太郎「…契約?」

ハインデル「そうや」

ハインデル「まぁ、契約や言うても特にウチは二人のことを縛るつもりはあらへん」

ハインデル「ウチの望みは、終焉に対して立ち向かい、この世界の運命を変える事」

ハインデル「そしてそれはこの世界におる限り、絶対にやらへんかったらあかん事なんやから」

ハインデル「実質、ノーリスクやって思ってくれて構わへん」

京太郎「…で、俺達はその代わりに」

絹恵「ハインデルから竜の力を分け与えてもらえると」

ハインデル「そういう事やね」


ハインデル「ま、そうやって強くなった力はウチ相手には効かへんけどね」

ハインデル「他の竜と戦う時には使えるし、まぁ、役には立つんちゃうかな?」

絹恵「そんな曖昧な…」

ハインデル「と言われても…ウチは今まで人間に力を分け与えた事なんてあらへんからなぁ」

ハインデル「あのワーグナーでさえオーダインと契約したけれど」

ハインデル「これでもウチは身持ちの固い女やねんで?」

ハインデル「ウチと契約することで人間がどうなるのかまでは分からへん」

京太郎「…予知は?」

ハインデル「さっきの戦闘で疲れたからもうとーぶん使わへん…」

ハインデル「ウチ、病弱やねん」グテー

絹恵「…何ともまぁ」

絹恵「これが賢竜とまで言われたハインデルの姿だとは…」


ハインデル「そうは言うけど賢竜とか人間達が適当に言うとるだけやん」

ハインデル「適当にバレンタインの王族に知恵とか授けとったら、国の守護竜として崇められるし…」

ハインデル「こっちはなんや面白そうな連中が空からやってきたから、この大陸での常識なんかを教えただけやったのに」

ハインデル「って、それはともかくや」

ハインデル「どーするの?」

ハインデル「飲む?飲まへん?」

ハインデル「ウチとしてはさっさと血を止めたいし、飲んで欲しいんやけど」

京太郎「…そりゃまぁ、リスクもないなら飲むだろ」

絹恵「ちょ、京太郎君、ええん?」

京太郎「ここでハインデルが何かを企んでる可能性はまずないからな」

京太郎「そもそも俺達にハインデルを倒す術がない以上、殺し合いならこっちが負ける」

京太郎「なのに、竜が自分の敗北を認めて…こうして自分の体を傷つけてくれてる…」

京太郎「いや、逆に言えば、こうでもしなければどうにもならない未来が見えてるんだろう?」

ハインデル「…さぁ。どうやろうねぇ」


京太郎「ま、どっちでも良いさ」

京太郎「俺にとって確かなのは…ハインデルが決して悪い竜じゃないって事」

京太郎「んで、俺たちの世界に終焉が迫ってきていて…」

京太郎「抗わなきゃ、俺の大事な人達が死んでしまうって事だけなんだ」

京太郎「だったら、多少のリスクくらいは飲み干してやるよ」

京太郎「ハインデルの望み通り、終焉に立ち向かってやる」

ハインデル「えぇ。答えや」

ハインデル「それじゃ…人間」スッ

京太郎「…おう」ゴクッ


下1
ハインデルの血の適合率 ゾロ目だとー…

高ぇよwwwwwww


京太郎「う…く」クラ ドサ

絹恵「京太郎君!?」

ハインデル「ほーぅ」

絹恵「ハインデル!これ、大丈夫なん!?」

ハインデル「大丈夫大丈夫」

ハインデル「ちょっと適合しすぎただけや」

絹恵「て、適合し過ぎたって…」

ハインデル「言ったやろ?」

ハインデル「ウチの血を取り込む事によって、種族の差を薄めるって」

ハインデル「どうやらこの子はウチとの相性が良かったみたいで…」

ハインデル「今、急速に身体が竜のものに近づいとる」

絹恵「りゅ、竜に近づいてるって…」

絹恵「も、もしかして人間止めるって事!?」

ハインデル「いや、ウチの血だけやったらまだそこまではいかへんよ」

ハインデル「ただ…ウチの異能くらいは使えるかもしれへんね」


京太郎はスキル 竜力継承・壱を覚えた
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する

京太郎はスキル 未来予知(偽)を覚えた
未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。


京太郎「う…うぅ…」ムク

絹恵「京太郎君、大丈夫…!?」

京太郎「あぁ…ちょっとまだ身体が熱いけどな」

ハインデル「どうや?ウチの力は」

京太郎「…いや、すげぇよ」

京太郎「体中に力が湧いて出てきて…まるで生まれ変わった気分だ」

京太郎「今なら何でも出来そうなくらいだぜ」

ハインデル「調子に乗り過ぎたらあかんでー」

ハインデル「竜の力を得たとは言っても、君はまだ人間なんやから」

ハインデル「ウチの能力も使えるようになったようやけど…」

ハインデル「油断だけはせんようになー」

京太郎「あぁ。ありがとう、ハインデル」


ハインデル「で、そっちの子はー?」

絹恵「…やるわ」

ハインデル「本当にええの?びびっとらへん?」

絹恵「び、びびってへんわ!」

絹恵「…まぁ、正直、ちょっと怖いけど」

絹恵「でも、京太郎君の言う通りやと思うし…」

絹恵「それに…今のままじゃウチは足手纏いや」

絹恵「少なくとも…終焉に立ち向かうなんて大層な事出来るとは思えへん」

京太郎「…絹恵」

絹恵「…だから、お願いします、ハインデル」

絹恵「ウチにもその力を分け与えてください」

絹恵「ウチにも…守りたいものが沢山あるんです」ペコリ

ハインデル「ええよー」

絹恵「…軽いなぁ」


ハインデル「ウチはもう最初からそのつもりやったからね」

ハインデル「それに今まで山程無礼働かれてるのに、今更、取り繕おうなんて片腹痛いわ」

ハインデル「ええからとっととウチの血を飲んで、契約しぃ」

絹恵「…それじゃあ遠慮なく…」ゴク

絹恵「う…すっごい鉄臭い…」

ハインデル「人間よりも遥かに身体大きい訳やしねぇ」

ハインデル「その分、血に鉄分増やさんと維持できひん訳ですよ」

ハインデル「寧ろ、ウチはマダ飲みやすい方やと思うで」

ハインデル「鉄分少なくて貧血になる事もままあるくらいやからなぁ」

京太郎「貧血になる竜とは一体…」

ハインデル「ほら、ウチ、病弱やし」

絹恵「そのネタまだ引っ張るんか…」


ハインデル「…さて、とりあえずこれで戦闘に関しての諸々は一段落した訳やけれど」

ハインデル「ここで一つウチからのアドバイスや」

京太郎「アドバイス?」

ハインデル「そう」

ハインデル「人の子らよ。まずはサイファーを集めなさい」

ハインデル「終焉とは世界の理。覆せぬ確定した未来」

ハインデル「それに歯向かうとなれば、世界の理から外れたものが必要となる」

ハインデル「それがサイファー」

ハインデル「人の欲が生み、世界の定めを覆すそれならば、終焉にも立ち向かえよう」

ハインデル「故に人の子よ。この世界に生きる矮小な者達よ」

ハインデル「サイファーを集め、自らを磨き、絆を紡げ」

ハインデル「この世界に生ける全てが、終焉へと立ち向かえるように」

ハインデル「お前たちがこの世界の英雄に…先導者になるのだ」

絹恵「ハインデル…?」


ハインデル「…あー疲れた」フニャア

京太郎「もうシリアスモードから抜けちゃってるのかー…」

ハインデル「やっぱ竜も人間も自然体が一番やと思うねんなぁ…」

ハインデル「ワーグナーとかはもっとしゃきっとしって言うけど…」

ハインデル「そんな四六時中、気を張ってたらいくら竜でも気疲れするしなぁ…」

絹恵「…今のをもっと続けてくれれば、ウチとしても尊敬出来るんやけど」

ハインデル「そうやって威厳ある竜で在り続けた結果がバレンタインの守護竜やからなぁ…」

ハインデル「もうあんなんは懲り懲りや…」

ハインデル「ってまぁそれはさておき」

京太郎「ん?」

ハインデル「サービスや」

ハインデル「ウチに聞きたい事があったら何でも一つだけ答えてあげるで」

ハインデル「勿論、ウチが答えられる範囲でやけどな」

京太郎「…じゃあ」


下1
1 性豪になる方法を!
2 …俺の両親って
3 終焉について


京太郎「ハインデル、俺の過去の事は分かるか?」

ハインデル「あー…それなぁ」

ハインデル「…本当に聞きたい?」

ハインデル「結構、重い話やで?」

京太郎「構わない」

京太郎「俺は今、十分すぎるほど幸せだからな」

京太郎「昔、何があっても…今の俺の幸せは揺るがない」

京太郎「そう信じているからさ」

京太郎「…ただ、まぁ…俺がどういう経緯で捨てられたのかは妖精の国に来たのかは誰も教えてくれないし」

京太郎「これを期にちょっと聞いてみようかって思っただけなんだ」

ハインデル「…そっか」

ハインデル「まぁ、そんだけ覚悟を固めとるんやったらええやろ」


ハインデル「まず君の出自はちょっと色々と特殊や」

京太郎「特殊?」

ハインデル「君がこうして旅に出る事になったキッカケの子…覚えとるか?」

京太郎「あぁ。森の魔女って言う金髪巨乳さんだな」

ハインデル「あの子が君の姪っ子や」

ハインデル「まぁ、血は半分しか繋がっとらへんけど」

京太郎「…………はい?」

ハインデル「端的に言えば、君はバレンタイン王族の血筋な訳やね」

ハインデル「それも最後のバレンタイン王が、妾に生ませて碌に顧みられもしなかった子」

ハインデル「バレンタイン王自身もヘタしたら忘れとるんとちゃうやろうか」

京太郎「い、いやいやいやいや…ちょっと待ってくれ」

京太郎「俺がバレンタインの王族だって…?」

京太郎「でも、俺は捨てられたんじゃ…」


ハインデル「捨てられたなんて事はあらへんよ」

ハインデル「まだ物心もついてへんかった君はあの日、バレンタインの悲劇が起こった時…」

ハインデル「母親と共にコルドロンの側にいた」

京太郎「…コルドロンの?」

ハインデル「そう。まぁ、その辺はちょっとややこしいんやけどな」

ハインデル「君の母親は、タイタニアのお姫様」

ハインデル「つまり現在のタイタニア王エドマンドーの妹君で…元々は、オーダインと結婚するはずやった」

ハインデル「でも、その前にタイタニアとバレンタインの戦争が始まってしもうてな」

ハインデル「世界最強国家のバレンタインから国を護る為、先代のタイタニア王が身を挺して戦争を終わらせた訳や」

ハインデル「だが、それは一時的なもの」

ハインデル「先代タイタニア王が亡くなった今、再びバレンタインから攻められると大変な事になる」

ハインデル「そう思ったタイタニア王エドマンドは…バレンタインとの和平を進めた」

ハインデル「自らも先代タイタニア王のようになると気丈な覚悟を見せながら」

ハインデル「既に婚約の決まっていた妹を嫁がせる事で…」

ハインデル「バレンタインとの戦争を回避しようとした訳や」


ハインデル「ただ、あのマダオ…オーダインの何処がええのか知らんけど」

ハインデル「タイタニアのお姫様はオーダインにぞっこんやった訳や」

ハインデル「伝え聞く英雄譚に心躍らせて、恋に溺れとった訳やね」

ハインデル「そんなところに敵国の王、しかも、英雄とはかけ離れたジジイに嫁げと言われたんや」

ハインデル「その時の絶望たるは…まぁ、一人の女として同情するくらいやったやろう」

絹恵「……」

ハインデル「…それでもまだバレンタイン王に愛されればマシやったかもしれへん」

ハインデル「でも、彼女は最低限、子を生ませた後はもう知らないとばかりに」

ハインデル「ずっと放っておかれ続けた訳や」

ハインデル「…そんな中、バレンタインとラグナネイブルの戦争は激化し」

ハインデル「進退窮まったラグナネイブルは玉砕覚悟でバレンタインの王都へと進軍を始めた」

ハインデル「いくらオーダインが魔王や英雄や言うても世界最強国家であるバレンタインに勝てるはずがない」

ハインデル「愛しい英雄が、死んでしまうと焦った君の母親は…最悪の手段に出た」

京太郎「…最悪の手段?」


ハインデル「ティトレルの指輪を盗み出し、コルドロンを暴走させたんや」

京太郎「…え?」

ハインデル「愛しい男を一人を救うため、タイタニアの姫君は国を滅ぼした」

ハインデル「…まぁ、勿論、彼女にそんなつもりはなかったやろうけど」

ハインデル「でも、暴走したコルドロンによって国は滅び」

ハインデル「生き残った住人たちには等しく呪いが降りかかった」

京太郎「まさか…それが」

ハインデル「そう。プーカの呪いや」

ハインデル「不死ではなくとも不老」

ハインデル「心を歪めれば、すぐさま身体が腐り落ち」

ハインデル「ゴブリンへと堕ちる」

ハインデル「だが、その魂が朽ちる事だけは許されず」

ハインデル「永遠をただ生かされ続ける…残酷な呪いや」


京太郎「じゃあ…じゃあ、アレか」

京太郎「あの人達が皆…人間じゃなくなったのは…」

京太郎「俺の母親の所為だってのか…?」

ハインデル「そうや」

京太郎「…っ」

ハインデル「君がプーカの呪いを受けへんかったのは呪いを放つコルドロンの影におったから」

ハインデル「そしてもう一人の王女が無事やったのはその身に持っていたサイファーが守ったから」

ハインデル「後の皆は全てプーカとなって…地下に隠れ住む事を余儀なくされた」

ハインデル「…まぁ、そんな惨劇を引き起こした彼女も報いを受けたんやけどな」

ハインデル「バレンタインが滅んだと聞いてやってきた魔王軍に助けを求めたものの」

ハインデル「オーダインにとって彼女は何の価値もあらへんかった」

ハインデル「そもそも婚約者ってだけで顔見せさえ済ませてへんかったからな」

ハインデル「ずっと夢見てた英雄は自分にまったく興味を持ってくれなかった」

ハインデル「ただ、コルドロンを見あげ嬉しそうにしていた姿に…」

ハインデル「国を滅ぼした重荷に苦しんでいた彼女は、完全に拠り所を失った訳や」


ハインデル「そんな彼女に残ったのは君しかおらへんかった」

ハインデル「憎らしい王の子であると同時に、自分の子である君しか」

ハインデル「…だから、彼女は君の事を全力で守ろうとした」

ハインデル「バレンタインが滅んだ今、そう血筋である君はオーダインにとって邪魔者でしかない」

ハインデル「いずれは必ず処刑されるとそう分かっとった訳や」

ハインデル「だから、彼女は君を連れて魔王軍の元を逃げ出し…」

ハインデル「その最中に魔王軍への攻撃を仕掛けようとする妖精軍に出会った」

ハインデル「でも、その時はもう度重なる追撃で、彼女はもうボロボロになり」

ハインデル「今にも息絶えてもおかしくはあらへんかった」

ハインデル「…だから、彼女は致し方なく、目の前におった妖精に君の事を託した訳や」

ハインデル「妖精国の宰相…明星に」

ハインデル「コルドロンを制御する指輪と共に」

京太郎「……」


絹恵「…京太郎君」

ハインデル「それからは君も知っての通りや」

ハインデル「その身分と才能に利用価値を見出した明星に育てられ…」

ハインデル「こうして今は妖精国の為に働いとる」

京太郎「…そっか」

京太郎「…どうして俺の過去を皆、ハッキリと口にしなかったのか不安だったけれど」

京太郎「そういう経緯なら…中々、言えないよな」

京太郎「…………ありがとう、ハインデル」

京太郎「色々とスッキリしたぜ」

絹恵「……大丈夫なん?」

京太郎「おう。まぁ…色々とショックは大きかったけど」

京太郎「でも、結局のところ、俺はバレンタインとタイタニアの血筋を引いてるってだけで」

京太郎「俺が俺である事は何も変わらないんだから」

京太郎「絹恵に心配されるほど動揺しちゃいないよ」


下1
1 面白いなぁ
2 ええやんこの子
3 面白いなぁ
4 うーん
5 面白いなぁ
6 面白いなぁ
7 ええやん、この子
8 うーん
9 面白いなぁ
0 面白いなぁ
ゾロ目 ???


ハインデル「(…面白いなぁ、この子)」

ハインデル「(肉体的にも人類最強クラスやのに)」

ハインデル「(精神的にはもっとタフや)」

ハインデル「(てっきりもっと動揺するもんやと思っとったんやけど…)」

ハインデル「(この子の言葉に嘘はない)」

ハインデル「(自分の過去の事をこうしてちゃんと受け入れとる)」

ハインデル「(ウチとの戦闘中も気圧されてたのは最初の方やし…)」

ハインデル「(…この子がはたしてどんな道を辿るのか…)」

ハインデル「(正直、ちょっと気になるけれど…)」



下1
奇数 ついてったろ
偶数 いや、それは事案発生やろ、アカンわ


ハインデル「…なぁ、京太郎」

京太郎「ん?」

ハインデル「君、面白いなぁ」

京太郎「そうか?」

京太郎「俺は何処にでもいるおっぱい好きでスケベな男だと思うけど」チラッ

絹恵「っ」カァァ カクシ

ハインデル「いや、これだけハードな事聞かされてもう平常通りって割りと凄いと思うよ」

ハインデル「うち、ちょっと君に興味が湧いてきたわ」

ハインデル「だから…」ズズズ

京太郎「え?」


            _____
          ,. :.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\

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.      /:.:/:.:.:.:.:/|:.:./:.:.:.:.:.: /  .:.: : :.|.:.:.:.:.:.:.:.:.
      ′:.:.:.i:.:/斗ァl:.:.:.:.:/ト、__i:.:|__亅:.:.:.:.:.:.:.i
    i:.:.:l:.:.:Ⅳ/ / :|:.:/ ノ  レ'|/}/:.:.:|:.:.:.:|    「ウチも一緒に行くでー」

    l:.:.八├┬─┬     ┬─┬┤:.:.:|:.:.:.:|
    |:.:.:.:.:.:| 乂::::ノ     乂::::ノ リ: : :|:.:.:.:|
    |:.:.:.:.:.:                   |:.:.:.:|} : |
    |:.:.:.:八                 |:.:.:.:|:.:.:.:|
    |:.:.:.:.:.:.:ヽ.     r‐、       イ:.:.:.:|:.:.:.:|
.    八:.:.:.|:.|:.:|:.:i>ー┬─┬セ爪./}:.:.://Y
       \|人乂|\|/, -‐'  }/厶ィ'"
         r‐'厂{/    -─\
         / {/  /     ヽ


京太郎「え…!?あ、あの…ハインデルさん?」

ハインデル「チッチッチ、ちゃうで」

ハインデル→怜「今のウチは可愛い可愛い預言者少女の怜ちゃんや」バーン

絹恵「いや、なんで人間の姿に…」

絹恵「って言うか、人間になれたの!?」

怜「まぁ、これだけ長く生きとったら変化の魔法の一つや二つくらいは覚えるし」

怜「それにドラゴンの姿やと人里に入った時に大混乱になるやろ?」

怜「だから、とりあえず姿変えてみたけど…どう?」

京太郎「おっぱいが足りないな!」

怜「そっかー…」

怜「まぁ、でも増量するのも面倒やしなー」

怜「京太郎に襲われへんようにこのままでもえっかー」

絹恵「いやいやいやいやいやいや」


絹恵「と言うか、ハインデル…」

怜「怜ちゃんやって」

絹恵「…怜もついてくるん?」

怜「うん。だって、君ら面白そうやし」

絹恵「そんな理由で…」

怜「それにまぁ…ウチは割りと死ぬ覚悟してここにおったんよ?」

怜「なのに殺されるどころか、こうして始めても奪われた訳やし…」ポッ

絹恵「ち、力受け渡しただけやん!!」

怜「まぁ、割りと今日で終わる予定やったんが先延ばしになってやる事なくなったんよね」

怜「だから、責任取ってウチの事を楽しませるべきやと思うな」

絹恵「いくらなんでも横暴すぎひんやろか…!」

京太郎「まぁまぁ」

京太郎「実際、怜が来てくれるなら、こっちも色々と助かるだろ」

京太郎「何せ、竜なんだ。こりゃもう怖いもんなしだぜ!」

怜「あ、ウチ、戦闘及び助言はまったくせえへんよ」

京太郎「え?」


怜「だって、ウチが手を貸したらフェアやないし」

怜「それに未来視の持ち主があまり世界に干渉し過ぎるのもあんまり宜しくないんよねぇ」

京太郎「どういう事だ?」

怜「前も言ったけど、ウチの未来視は今、ほとんど働かへん」

怜「それでもぼんやりと見えるもんはあるけど…まぁ、それは予言されている通りの滅びの未来や」

怜「それは滅びを覆せるという事でもあって、悪い事やないねんけど」

怜「でも、ウチが下手に行動すると、世界がそっちに傾いていってしまいかねへんねんなぁ」

京太郎「…良く分からないんだけど」

怜「まぁ、その未来を知る者が行動すれば行動するほど、世界はそっちに向かっていくって事」

怜「それを知るものが増えれば増えるほど、その延直線上にある未来が確定するって言うべきか」

怜「まぁ、何にせよ、ウチは本来、ここで脱落していた訳やし」

怜「あんまり世界に干渉すると悪い結果になりかねへん」


絹恵「…じゃあ、大人しくここで寝といてもええんちゃうの?」

怜「実はウチ、今までずっと寝溜めしとったんよねぇ」

怜「最後やからーって事でノンビリダラダラしとった所為で全然、眠くなくてなぁ…」

怜「久しぶりに千里眼やなくて、自分の目で世界を見るのもええかなって」

絹恵「思いっきり干渉しとるやん!?」

怜「見るだけやったら誤差やし大丈夫大丈夫」

怜「…それより」ニマー

絹恵「な、何なん?」

怜「…そんなに拒否しとるって事は、京太郎との二人旅がそんなに良かったん?」

絹恵「あ…ぅう」カァァ

怜「ふーん。そっか。なるほどねぇ」

怜「敵国の王女がここまでぞっこんになるなんて…京太郎も罪作りな男やなぁ」

京太郎「はい。先生!」

京太郎「罪作りなのはおっぱいの大きい女の子の方だと思います!」

怜「はい。貴重なご意見ありがとう。だが、却下や」

京太郎「そんなー」


怜「ま、安心し」

怜「ウチは別に二人のメイクラブを邪魔するつもりはあらへんし」

怜「京太郎にそういう興味がある訳ちゃうからなー」

怜「…………今はまだ」ポソ

絹恵「ね、今、最後に何付け加えたん?」

怜「んーん。なーんにも」ニッコリ

絹恵「嘘や!絶対、なんか言う取ったやん!」

怜「気のせい気のせい」

怜「……あ、それより、早く山を下ったほうがええで」

絹恵「またそんな風に誤魔化して…!」

怜「いや、これはマジで」

怜「そろそろワーグナーが帰ってきそうなんや」

京太郎「ワーグナーが?」


怜「うん。最近、仲良しドラゴントリオの最後の一人…ベリアルが人間に騙されてしもてなぁ」

怜「結果、無理矢理、言うこと聞かせられとるみたいやから、そいつら滅ぼしてやるわって息巻いとるんや」

怜「まぁ、相手がやたらと巧妙なんかまだ見つかっとらへんけど」

怜「でも、元々、人間があんま好きやないワーグナーが今、ガチギレしとる訳やしなぁ」

怜「無闇矢鱈と八つ当たりしたりする子やないけど、絶対に不機嫌やから離れた方がええで」

京太郎「…そうだな」

絹恵「流石に竜と2連戦は厳しすぎるし…」

怜「ついでに言えば、ワーグナーはウチよりもかなり強いからなー」

怜「ウチは割りと竜の中では最弱やし、逃げた方がええと思うよ」

京太郎「…それじゃこうしてアドバイスも貰ったわけだし」

京太郎「急いで山をおりますか」

絹恵「…そうやね」

怜「あ、ちょっと先に行っといて」

怜「ウチ、一応、ワーグナーに書き置きしてから行くから」

絹恵「…一緒についてこんでもええんやで?」

怜「無理矢理にでもついていくから安心し。ツンデレさん」ニコ

絹恵「つ、ツンデレなんかとちゃうもん…!!」


ワーグナー「」バッサバッサ ズシン

ワーグナー「はー…」

ワーグナー「(今日も収穫なしやったわ…)」

ワーグナー「(ホンマ、あいつら何処におるんやろ)」

ワーグナー「(ちょこまかして逃げまわって…ホンマ腹立つわ)」

ワーグナー「(いっそ人間全部焼き払ってやろうかなぁ…)」

ワーグナー「(…いや、流石にそれは人間の事気に入っとるベリアルもハインデルも悲しむやろうし)」

ワーグナー「(それに誇り高い竜としては八つ当たりするような真似はちょっとなぁ…)」

ワーグナー「(相手がサイファーを持ってるならまだしも…他の連中は竜を傷つける術がない訳やし)」

ワーグナー「(本気になるのもちょっと大人気ないって言うか…)」

ワーグナー「(…まぁ、ともかく今はハインデルやね)」

ワーグナー「(あの子、今、何しとるやろうか)」

ワーグナー「(また病弱や言うて貧血でも起こしてへんかな…?)」

ワーグナー「ハインデルー帰ったでー…?」

ワーグナー「(返事がない…おらへんのかな…?)」

ワーグナー「…ってん?」チラッ






旅に出ます さがさないでください
          はいんでる

追伸
なんかええ男見つけたからちょっとついてくわー





ワーグナー「……」

ワーグナー「……」

ワーグナー「……」

ワーグナー「は、ハインデルうううううううううう!?」



リングフォールド【戦力115】
下1
1 戦力が10回復
2 戦力が15回復
3 戦力が20回復
4 国内の混乱で戦力回復に失敗
5 戦力が10回復
6 国内の混乱で戦力回復に失敗
7 戦力が15回復
8 国内の混乱により戦力回復に失敗
9 戦力が20回復
0 ベルドー、ちょっとこっちに来いや
ゾロ目 ???


ラグナネイブル【戦力150】
下2
1 戦力が10回復
2 戦力が15回復
3 諸君、私は戦争が好きだ
4 国内の混乱で戦力回復に失敗
5 戦力が10回復
6 国内の混乱で戦力回復に失敗
7 戦力が15回復
8 国内の混乱により戦力回復に失敗
9 戦力が20回復
0 諸君、私は戦争が好きだ
ゾロ目 ???

戦争だああああああああああああああ


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.       \                |                        ,′
  ――‐ 、\           -、                       /
       / ≧=‐┬ 、_,.∠....___  \
      /     {∠二二二二二二ニ=\            //
    /    _ノ二二二二二二二二二≧=-   ___  -= /
   /     {二二二二/二二二二\二二二\   /  /

リングフォールド【戦力135】





               l    .,
        >\lヽ|ゝノ/ノ_,、_   .護  誰  俺
      ミ壬災从卅乍毛川夂   る  が   達
     マ卅从ミ从毛仆卅从ソ彡  .っ.   こ  .が
     少W从ダ彡卅儿乂从卞ミ  て  の   .護
     オ从W卅卞从毛叭災少大  ん   海   ら
    从毛;/lノヘl/ヘll/W\lW从ミ七 .だ   を   ず
     rミミ|ヘl     /    ノ .l/彡ヘ ?      に
      ,ヘ|ーt- =,,,_  ,,,,_,  ノノミヽ
   _, =.ハl .マ;示ダ、_tオHfチl///

-‐''゙´//ノlハ ` ̄´  `ー‐' /ノ/`ヽ_

/////// |.jヽ   ヽ_ ,r    λ/////`ー-、
///////ノlノ ヽ -==、  ,イ.l l ∨///////
///////l.ヘ.   ヘ.,illlli,|| / .//' ∨//////
////// . ゝゝ   '''''''||'  //'   ∨/////
/////   ヘ `ー- _~_//    |//////
////     `ー- ___./       ∨////
///    , ,             ∨///

//  |l  ノノ   __     /> , .∨//
/   .|L_,, __ 二|l二 ,=-=、/イ‐┼‐∨//
    |L_   ̄´   .|/ (ノ ノ |ニエ  ∨/
   ` ̄´             ヽ._| ,  ∨


ラグナネイブル【戦力150】



一応、戦力差によるダメージ差はギリなくなった感じですね
が、今回の洋榎は戦争系スキル持ちなんであんまり油断出来ない感じでしょうか


ハインデル「…あ、そうそう」

京太郎「ん?」

ハインデル「ラグナネイブルとリングフォールドやけどな」

ハインデル「そろそろ戦争すんで」

京太郎「…はい?」

絹恵「え?」

ハインデル「なんか魔王軍の方がブリガンの仇討や言うて大分張り切ってるみたいでなー」

ハインデル「大分、国内から戦力割いて、ぶつけるつもりらしいで」

京太郎「…じゃあ」


下1
1 戻らないと
2 …いや、まだだ


京太郎「急いで戻らないと…!」

絹恵「……」

京太郎「…って絹恵は…」

絹恵「…ううん。ウチは大丈夫」

絹恵「もうラグナネイブルに居場所はないから」

絹恵「色々と複雑な気持ちやけど、京太郎君についていくわ」

京太郎「…良いのか?」

絹恵「うん。でも…その、一つだけお願いがあるねん」

京太郎「お願い?」

絹恵「図々しいお願いやって分かっとるけど…」

絹恵「もし、お姉ちゃんと戦わへんかったらあかん時は…」

絹恵「命までは奪わんであげて欲しいの」

絹恵「その為やったらウチは…京太郎くんに何でもするから」

京太郎「…馬鹿だな、絹恵は」

絹恵「え…?」


京太郎「そんな事する必要なんてねぇよ」

京太郎「俺は最初から絹恵のお姉さんを殺すつもりなんてないし」

京太郎「最悪でも、捕虜にしてもらえるように働きかけるつもりだ」

絹恵「京太郎君…っ」パァ

京太郎「ま…こうして敵対してはいるけどさ」

京太郎「ハインデルが言うには終焉はこのエリオン大陸の全てで抗わなければいけない規模らしいし」

京太郎「総大将に選ばれるほどの実力者を簡単に冥府へと送るのもどうかと思うから…」

怜「…素直に絹恵の為やって言うてもええのに」

絹恵「あう」カァァ

京太郎「そ、そんな恩着せがましい事言えるかよ」

京太郎「俺はおっぱい以外に関しては紳士である事を心がけているんだ」

怜「そこでおっぱい以外って出てくる辺りが、何とも京太郎らしいなぁ」クス

怜「ま、何はともあれ、急がへんかったらあかんで」

怜「ここからやったら山を降りて、戦場に向かってって旅になるし…」

怜「下手したら間に合わへんかもしれへんよ」


下1
1 2ターン後に参戦
2 1ターン後に参戦
3 2ターン後に参戦
4 5ターン後に参戦
5 3ターン後に参戦
6 2ターン後に参戦
7 1ターン後に参戦
8 4ターン後に参戦
9 3ターン後に参戦
0 4ターン後に参戦
ゾロ目 

ここで最善を引き当てやがるかー(´・ω・`)ちくせう…


~第三次コルドロン戦争 妖精軍本陣~

霞「(…まさかこれだけ早く国内を立て直してくるなんてね)」

霞「(あっちは仮にも世界の強国で…)」

霞「(こちらは独立したとは言え、元々、国の一地方)」

霞「(マンパワーに違いがある事は分かっていたけれど…)」

霞「(でも…よもやここまでとは…)」

春「…女王陛下」

霞「…報告なさい」

春「はい。敵は以前よりもその数を増しているようです」

春「我が方との戦力差はおおよそ1.1倍ほど」

春「前回ほど全力さがある訳ではありませんが…」

霞「(…今回は京太郎君がいないものね)」

霞「(思った以上に早い再攻撃に、兵も幾らか動揺している…)」


霞「相手の総大将は?」

春「相手のワルキューレによる警戒が厳しく、そこまでは分かりませんでした…」

春「ですが、あのワルキューレの扱い方と、練度の高さから察するに…」

春「部隊の中核をなしているのは、オーダインの魔女の片割れ…洋榎の直属部隊かと」

霞「となるとそう大将は洋榎王女である可能性が高いわね…」

霞「…噂ではブリガンよりも戦上手と言う話だけれど」

霞「実際に戦ってみない事には…って感じかしら」

春「…はい」

霞「…ありがとう。下がっていいわ」

霞「また戦況が変化したら教えて頂戴」

春「…畏まりました」ペコリ

霞「(…困ったわね)」

霞「(…京太郎君がいないと言うだけで…こんなにも不安になるだなんて)」

霞「(昔から戦争の事が好きだった訳ではないけれど…)」

霞「(自分の半分も生きていない小娘を相手に不安を覚えるほど弱々しくはなかったはずなのに…)」


霞「(…でも、しっかりしないと)」

霞「(私はこの国の女王なのだから)」

霞「(少なくとも…そうあるべしと自分に言い聞かせて…)」

霞「(そしてその為に…あの子を旅へと出した今…)」

霞「(私が不安を表に出す訳にはいかない)」

霞「(…兵は皆、私の事を見ているのだから)」

霞「(ただでさえ不安がっている彼らの前で不安を見せれば…)」

霞「(ギリギリのところで拮抗を保ってるこの戦争が一気に傾きかねない)」

霞「(…だから、耐えるのよ、霞)」

霞「(再び、京太郎君と会えるその時まで)」

霞「(彼に恥じない…立派な女王でありつづけるの)」

今、洋榎の一人称確認しようと思って漫画開けたら洋榎がウチで絹ちゃん私だったじゃねぇか!(ビターン)
積極的スレの時にはちゃんと覚えてたのに完全に逆になってたわ…(´・ω・`)ごめんなさい、次の投下から直します…


~第三次コルドロン戦争 魔王軍本陣~

洋榎「んー…」

ウォーリアー「どうかなさいましたか?」

洋榎「…いや、オトンは一体、何を焦っとるんやろうなって思ってな」

ウォーリアー「…オーダイン様が?」

洋榎「だって、そうやろ?」

洋榎「後詰担当の絹恵がまだ帰ってきとらへんのに…」

洋榎「こうしてウチに出撃を命じとる訳やしなぁ…」

ウォーリアー「それは王がこれを好機を見られたからでは?」

洋榎「ブリガンを倒した男が、妖精の国を離れとるのは確かや」

洋榎「以前に比べれば付け入る隙が出来たのも事実やろう」

洋榎「…でも、うちらは前回の戦いで大敗しとるんやで?」

洋榎「戦力は十分にあるとは言え、戦力差はそう変わらん」

洋榎「…これでは泥沼になるで」


洋榎「(…それにいくら何でも絹に対してオトンは冷たすぎる)」

洋榎「(確かにあの子はちょっとうっかり機密情報を漏らしてしまったかもしれへんけれど)」

洋榎「(それは別に幾らでもリカバリーが効く範囲なんや)」

洋榎「(それをあぁも兵の前で責め立てたら…あの子の立場があらへん)」

洋榎「(…あの子が最後に例の男を仕留める為に飛び出したんも…)」

洋榎「(オトンが必要以上に強く当たったからやって言うのに…)」

洋榎「(未だに帰ってこうへん絹に…まったく心配する気配もないんやから)」

洋榎「(…前々から思っとったけれど)」

洋榎「(オトンにとって…うちらは一体、何なんやろうなぁ)」

洋榎「(やっぱりただの戦いの道具とか…)」

洋榎「(政略結婚の為の弾くらいにしか思っとらへんのやろうか…)」

洋榎「(…絹がおらへんようになってから、そんな事ばっかり考えてしもうて…)」

洋榎「(…この戦いにもイマイチ、集中出来ひん…)」


ウォーリアー「…洋榎様?」

洋榎「…分かっとる」

洋榎「今のは愚痴や、すまんかったな」

洋榎「(…それでも今は目の前の戦争にしっかりと目を向けんと)」

洋榎「(今のうちは総大将で、何千もの兵の命がうちの両肩に乗っかっとるんや)」

洋榎「(後を任せられる絹もおらへん今…この中の何人が帰れるかはうち次第)」

洋榎「(それをしっかりと肝に命じて…)」

洋榎「…まぁ、任せとき」

洋榎「これでもうちはオーダインの魔女」

洋榎「雷神の名にもっとも近い女とは…うちの事やしな」

洋榎「拮抗状態なんてすぐに突き崩したるわ」



愛宕洋榎のスキル ワルキューレ直属部隊発動
戦況とは別に相手にダメージを与える


ターン【1/10】

リングフォールド 【135/135】

ラグナネイブル 【150/150】


下1 戦況
1 魔王軍の戦力が10低下する
2 妖精軍の戦力が10低下する
3 魔王軍の戦力が15低下する
4 妖精軍の戦力が30低下する
5 魔王軍の戦力が20低下する
6 妖精軍の戦力が20低下する
7 魔王軍の戦力が30低下する
8 妖精軍の戦力が15低下する
9 妖精軍の戦力が10低下する
0 魔王軍の戦力が10低下する
ゾロ目 


下2 ワルキューレ直属部隊
1 妖精軍の戦力を10低下させる
2 失敗
3 妖精軍の戦力を5低下させる
4 妖精軍の戦力を20低下させる
5 妖精軍の戦力を5低下させる
6 妖精軍の戦力を5低下させる
7 失敗
8 失敗
9 妖精軍の戦力を10低下させる
0 失敗


霞「(く…やはり不安の影響は隠せないわね)」

霞「(まだ小規模なぶつかり合いだけど…こちらが押されている…)」

霞「(…まずいわ。弾みをつける為にも初戦は絶対にこっちが勝ちたかったのに…)」

霞「(このままでは一気に士気が傾いてしまう可能性も…)」

巴「女王陛下…ッ!」

霞「どうしたの…?」

巴「お喜びください!彼が…英雄が帰ってきました!」

霞「え…?」

京太郎「女王陛下、お待たせいたしました」

京太郎「貴女の第一の騎士、京太郎です」

京太郎「魔王軍との間で戦端が開かれたと聞き、急いで戻ってまいりました」

霞「あ…あぁぁ…」フル


霞「(…ダメ)」

霞「(抑えないと…)」

霞「(いくらこの窮地に彼が戻ってきてくれたと言っても…)」

霞「(今の私は女王…)」

霞「(何処にでもいる女の子のように…喜ぶ訳にはいかない…)」グッ

霞「…よくぞ戻ってきてくれました、京太郎」

霞「貴方がいればこの戦争は勝ったも同然でしょう」

霞「…早速、貴方に働いてもらいたいのですが…出来ますね?」

京太郎「勿論です。女王陛下」

京太郎「貴方の騎士は何時でも貴方の為に、剣を振るいましょう」

霞「…よくぞ言ってくれました」

霞「…さぁ、皆の者!声をあげるのです!」

霞「英雄の帰還を全軍に知らしめなさい!」

霞「魔王の兵に聞こえるまで…魔王の兵が怯えて身が竦むまで!」

霞「英雄の名を呼び続けるのです!」


京太郎!京太郎!京太郎!!

霞「…では、京太郎」

京太郎「えぇ。この歓声をすぐさま勝鬨に変えてみせましょう」

京太郎「ほかならぬ貴女の為に」

霞「…えぇ。期待しています」

霞「……ところで」

絹恵「…」モジモジ

怜「干し肉ウマー」モグモグ

霞「…後ろの女性二人は…?」

霞「と言うか片方がワルキューレ…しかも、かなり高位なものに見えるのだけれど…」

京太郎「ま、まぁ、その色々とありまして」

京太郎「でも、二人とも決して敵ではありません」

京太郎「ですが、その辺りの事を話している余裕はありませんし…」

霞「…そうですね。確かに今は一大事」

霞「その辺りの事は後でじっくり…二人っきりで話をさせてもらうとして」ジィ

京太郎「は、はい」

霞「…必ず無事で帰って来てね」

京太郎「勿論ですとも」


ターン【2/10】

リングフォールド 【125/135】

ラグナネイブル 【150/150】


下1 戦況
1 魔王軍の戦力が10低下する
2 妖精軍の戦力が10低下する
3 魔王軍の戦力が15低下する
4 妖精軍の戦力が30低下する
5 魔王軍の戦力が20低下する
6 妖精軍の戦力が20低下する
7 魔王軍の戦力が30低下する
8 妖精軍の戦力が15低下する
9 妖精軍の戦力が10低下する
0 妖精軍の戦力が10低下する
ゾロ目 


下2 ワルキューレ直属部隊
1 妖精軍の戦力を10低下させる
2 失敗
3 妖精軍の戦力を5低下させる
4 妖精軍の戦力を20低下させる
5 妖精軍の戦力を5低下させる
6 妖精軍の戦力を5低下させる
7 失敗
8 失敗
9 妖精軍の戦力を10低下させる
0 失敗


下3 京太郎
1 友軍と合流 HPが回復する
2 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
3 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
4 特に戦線に寄与出来なかった
5 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
6 バーサーカーを発見 戦闘へ
7 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
8 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
9 友軍と合流 HPが回復する
0 バーサーカーを発見 戦闘へ
ゾロ目 ???


京太郎「(…前線はまだ押されてるな)」

京太郎「(地上戦力であるウォーリアー達の練度もそうだが…)」

京太郎「(上空から援護するワルキューレ達の練度もかなりのもんだ)」

京太郎「(しかも、その全てが連動して前線を削り続けている…)」

京太郎「(…まずいな。相手はかなりの戦巧者のようだ)」

京太郎「(少なくとも力任せにこっちを押しつぶす事しかしてこなかったブリガンよりも…)」

京太郎「(よっぽど兵の使い方を分かってる…)」

京太郎「(戦力差はまだそれほど開いていないけど…)」

京太郎「(このまま続けられるとまずい…)」

京太郎「(これ以上、戦力差が開けば大変な事になるし…)」

京太郎「(早く前線に出て行かないと…!!)」

そもそも今の京ちゃんバサカでさえ負けないレベルなんで体力回復要らないんですよねー…
うーん…次からはグッドイベント引きやすくなるーとかに変えます(´・ω・`)


ターン【3/10】

リングフォールド 【110/135】

ラグナネイブル 【150/150】


下1 戦況
1 妖精軍の戦力が10低下する
2 妖精軍の戦力が10低下する
3 魔王軍の戦力が15低下する
4 妖精軍の戦力が30低下する
5 魔王軍の戦力が20低下する
6 妖精軍の戦力が20低下する
7 魔王軍の戦力が30低下する
8 妖精軍の戦力が15低下する
9 妖精軍の戦力が10低下する
0 妖精軍の戦力が10低下する
ゾロ目 


下2 ワルキューレ直属部隊
1 妖精軍の戦力を10低下させる
2 失敗
3 妖精軍の戦力を5低下させる
4 妖精軍の戦力を20低下させる
5 妖精軍の戦力を5低下させる
6 妖精軍の戦力を5低下させる
7 失敗
8 失敗
9 妖精軍の戦力を10低下させる
0 失敗


下3 京太郎
1 友軍と合流 相手の戦力分布が分かる
2 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
3 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
4 特に戦線に寄与出来なかった
5 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
6 バーサーカーを発見 さくっと倒す
7 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
8 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
9 友軍と合流 HPが回復する
0 バーサーカーを発見 さくっと倒す
ゾロ目 ???



湧「(あぁ…もう…!)」

湧「(相手の戦い方にほんっとうに腹が立つ…!)」

湧「(これ、地上戦力はほぼ牽制じゃん…!)」

湧「(こっちを足止めさせる為の肉壁みたいなもの…!!)」

湧「(で、その間に上空の精鋭ワルキューレ部隊がチクチクとこっちを削ってきて…!)」

湧「(真っ向からぶつかるんじゃなくて完全にいなされちゃってる…!)」

湧「(勿論、真っ向からぶつかって両軍に被害が出るのを期待してる訳じゃないけど…)」

湧「(このまま戦い続けたら…ジリ貧すぎる…!)」

湧「(何処かで一気に突撃を掛けないと…)」

湧「(でも、タイミングが…!)」

ワルキューレL「っ!」フワ

湧「(また突撃してくる…!)」

湧「全員、防御態勢に…」

京太郎「せ…やあああっ」ズバァ

ワルキューレL「きゃ…あああああああっ!!」

湧「京太郎…!?」


エルフナイトA「京太郎…!?」

エルフナイトB「京太郎だって…!?」

エルフナイトC「でも、京太郎は今、国を出ているはずじゃ…」

京太郎「そんなの決まってるだろ!」

京太郎「帰ってきたんだよ、俺は!」

京太郎「仲間の為に…この国の為に!」

エルフナイトA「おぉ…京太郎!」

エルフナイトB「本物なのか…!」

エルフナイトC「でも、コイツおっぱいって言わないぞ!?」

京太郎「戦場でおっぱいおっぱい言う訳ないだろ!!」

京太郎「だが、俺は本物だ」

京太郎「本物の須賀京太郎だ!」

京太郎「だから…全軍、俺に続け!」

京太郎「のらりくらりとこっちを躱そうなんてふざけた真似をしてる奴を食い破る!」

京太郎「女王陛下の胸に飛び込むつもりで…ついてこい!!」

エルフナイトA「あ、やっぱ京太郎だ!」

エルフナイトC「最後まで締まらない辺り、実に京太郎だぞ…!」

エルフナイトB「なら…おっぱいフェチの英雄様に続きますか…!」

エルフナイトD「うぉおお!女王陛下!うぉおおお!!!」


洋榎「…アカンな」

洋榎「敵の勢いが強くなっとる…」

洋榎「何かあったんか?」

ワルキューレ「ご、ご報告します!」バサ

洋榎「どうした?」

ワルキューレ「敵の一部がこちらに向かって突撃を開始しました」

洋榎「それも予想通りやろ」

洋榎「全軍に退却させてワルキューレ達に勢いを殺させるんや」

ワルキューレ「それが…その…」

ワルキューレ「その先頭にいるのが…以前、ブリガン将軍を倒した男だそうで」

洋榎「なんやて?」

洋榎「(…帰ってきとったんか)」

洋榎「(いや、それやったら最初っから出すか…或いは最高のタイミングまで伏せとくはずや)」

洋榎「(それなのにこのタイミングでやってきたって事は…)」


洋榎「…ふふ」

ワルキューレ「…絹恵様?」

洋榎「いや…なんでもない」

洋榎「ただ、敵にしておくのは惜しいくらいに格好ええ奴やと思ってな」

洋榎「(戦争開始直後に…友軍と合流するなんてな)」

洋榎「(…まるで吟遊詩人が語る英雄みたいやないの)」

洋榎「(となると…うちはその英雄に倒される魔王の幹部ってところか)」

洋榎「(…まぁ、フィクションやったら英雄譚に花を添えるだけの存在やろなぁ…)」

洋榎「(…でも、これは現実や)」

洋榎「(吟遊詩人たちが謳う夢物語や無い)」

洋榎「…全軍に通達」

洋榎「突撃してきた相手を中心に陣を鶴翼に」

洋榎「いくら英雄がおったところで何時までも勢いは維持出来ひん」

洋榎「相手の勢いが落ちるまでひいてひいてひいて」

洋榎「それから反攻に転じるんや」


愛宕洋榎のスキル ダメージコントロール発動
戦争中に一回だけダメージを2段階低下させる


ターン【4/10】

リングフォールド 【100/135】

ラグナネイブル 【135/150】


下1 戦況
1 妖精軍の戦力が10低下する
2 妖精軍の戦力が10低下する
3 魔王軍の戦力が15低下する
4 妖精軍の戦力が30低下する
5 魔王軍の戦力が20低下する
6 妖精軍の戦力が20低下する
7 魔王軍の戦力が30低下する
8 妖精軍の戦力が15低下する
9 妖精軍の戦力が10低下する
0 妖精軍の戦力が10低下する
ゾロ目 


下2 ワルキューレ直属部隊
1 妖精軍の戦力を10低下させる
2 失敗
3 妖精軍の戦力を5低下させる
4 妖精軍の戦力を20低下させる
5 妖精軍の戦力を5低下させる
6 妖精軍の戦力を5低下させる
7 失敗
8 失敗
9 妖精軍の戦力を10低下させる
0 失敗


下3 京太郎
1 友軍と合流 相手の戦力分布が分かる
2 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
3 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
4 特に戦線に寄与出来なかった
5 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
6 バーサーカーを発見 さくっと倒す
7 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
8 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
9 友軍と合流 HPが回復する
0 バーサーカーを発見 さくっと倒す
ゾロ目 ???


京太郎「(まずい…!)」

京太郎「(相手を食い破ろうと一気に突撃しかけたけれど…!)」

ワルキューレ「死ね!」

ワルキューレ「落ちろ!!」

京太郎「(完全に勢いを殺されて包囲されてる…!)」

京太郎「(くそ…これが最初から相手の狙いだったのか…!)」

京太郎「(しかも、単騎で何とか食い破ろうにも…)」

京太郎「(周りにいるのは指揮系統に関係ない奴ばっかり…!)」

京太郎「(完全に封じられた…!)」

京太郎「(このままじゃ…俺はともかく…)」

京太郎「(俺についてきた皆が圧殺される…!!」


ターン【5/10】

リングフォールド 【70/135】

ラグナネイブル 【125/150】


下1 戦況
1 妖精軍の戦力が10低下する
2 妖精軍の戦力が10低下する
3 魔王軍の戦力が15低下する
4 妖精軍の戦力が30低下する
5 魔王軍の戦力が20低下する
6 妖精軍の戦力が20低下する
7 魔王軍の戦力が30低下する
8 妖精軍の戦力が15低下する
9 妖精軍の戦力が10低下する
0 妖精軍の戦力が10低下する
ゾロ目 


下2 ワルキューレ直属部隊
1 妖精軍の戦力を10低下させる
2 失敗
3 妖精軍の戦力を5低下させる
4 妖精軍の戦力を20低下させる
5 妖精軍の戦力を5低下させる
6 妖精軍の戦力を5低下させる
7 失敗
8 失敗
9 妖精軍の戦力を10低下させる
0 失敗


下3 京太郎
1 友軍と合流 相手の戦力分布が分かる
2 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
3 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
4 特に戦線に寄与出来なかった
5 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
6 バーサーカーを発見 さくっと倒す
7 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
8 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
9 友軍と合流 HPが回復する
0 バーサーカーを発見 さくっと倒す
ゾロ目 ???



ワルキューレ「せ…やああ!」ガスゥ

エルフナイト「ぐぅ…!」ドサ

京太郎「おっちゃん!」

エルフナイト「俺の事は良い…」

エルフナイト「突撃は失敗だ…」

エルフナイト「お前だけでも…早く退却しろ…」

京太郎「でも…」

エルフナイト「お前はこの国の英雄なんだ…」

エルフナイト「ここで終わるような男じゃない…」

エルフナイト「俺たちを見捨てれば…どうにかなるはずだろう…」

エルフナイト「幾らでも替えの効く俺達と違って…お前は特別…だから…」

エルフナイト「早く…逃げ……」

ユニコーンナイト「聖騎士団!とつげええええええええええっき!」

ユニコーンナイト「汝らの頭上に輝く誇りある一本角に掛けて!!友軍を救出しろ…!!」

京太郎「聖騎士団…!!」


ユニコーンナイト「間に合ったか」

京太郎「ユニコーンのおっちゃん…!」

ユニコーンナイト「遅れてすまない」

ユニコーンナイト「敵軍の層が思った以上に厚くてな」

ユニコーンナイト「ココ以外でも不利な戦況で援護していたら遅くなってしまった」

ユニコーンナイト「だが、もう安心だ」

ユニコーンナイト「我らユニコーン聖騎士団」

ユニコーンナイト「ここの女王陛下の恩寵に報いる為にもここの戦線を支えよう」

ユニコーンナイト「お前は…」スッ

京太郎「…アレは」

ユニコーンナイト「恐らくここの戦況を管理しているバーサーカーだ」

ユニコーンナイト「アレを倒せば、戦況は幾分、こちらにも傾くだろう」

ユニコーンナイト「…出来るな、英雄」

京太郎「…任せてくれよ、おっちゃん」

京太郎「俺は…これでも旅に出て少しは強くなったんだ」

京太郎「目標さえハッキリと見えていれば…殺れる……!」ダッ


ターン【6/10】

リングフォールド 【60/135】

ラグナネイブル 【75/150】


下1 戦況
1 妖精軍の戦力が10低下する
2 妖精軍の戦力が10低下する
3 魔王軍の戦力が15低下する
4 妖精軍の戦力が30低下する
5 魔王軍の戦力が20低下する
6 妖精軍の戦力が20低下する
7 魔王軍の戦力が30低下する
8 妖精軍の戦力が15低下する
9 妖精軍の戦力が10低下する
0 妖精軍の戦力が10低下する
ゾロ目 


下2 ワルキューレ直属部隊
1 妖精軍の戦力を10低下させる
2 失敗
3 妖精軍の戦力を5低下させる
4 妖精軍の戦力を20低下させる
5 妖精軍の戦力を5低下させる
6 妖精軍の戦力を5低下させる
7 失敗
8 失敗
9 妖精軍の戦力を10低下させる
0 失敗


下3 京太郎
1 友軍と合流 相手の戦力分布が分かる
2 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
3 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
4 特に戦線に寄与出来なかった
5 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
6 バーサーカーを発見 敵戦力を30低下
7 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
8 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
9 友軍と合流 相手の戦力分布が分かる
0 バーサーカーを発見 敵戦力を30低下
ゾロ目 ???

あ、ごめんなさい、今のなしで
戦力差なくなったから戦況表変えないといけないの忘れてました…
ごめんなさい(´・ω・`)つ【ゾロ目1ズレる券】

ターン【6/10】

リングフォールド 【60/135】

ラグナネイブル 【75/150】


下1 戦況
1 妖精軍の戦力が10低下する
2 魔王軍の戦力が10低下する
3 魔王軍の戦力が15低下する
4 妖精軍の戦力が30低下する
5 魔王軍の戦力が20低下する
6 妖精軍の戦力が20低下する
7 魔王軍の戦力が30低下する
8 妖精軍の戦力が15低下する
9 妖精軍の戦力が10低下する
0 魔王軍の戦力が10低下する
ゾロ目 


下2 ワルキューレ直属部隊
1 妖精軍の戦力を10低下させる
2 失敗
3 妖精軍の戦力を5低下させる
4 妖精軍の戦力を20低下させる
5 妖精軍の戦力を5低下させる
6 妖精軍の戦力を5低下させる
7 失敗
8 失敗
9 妖精軍の戦力を10低下させる
0 失敗


下3 京太郎
1 友軍と合流 相手の戦力分布が分かる
2 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
3 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
4 特に戦線に寄与出来なかった
5 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
6 バーサーカーを発見 敵戦力を30低下
7 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
8 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
9 友軍と合流 相手の戦力分布が分かる
0 バーサーカーを発見 敵戦力を30低下
ゾロ目 ???

あ、65ですね…
ヤバイ、もう眠気で頭が回ってないっぽい…(´・ω・`)でも、とりあえず戦争が一段落するまで投下続けます…


洋榎「(おいおいおい…ちょっといくらなんでも理不尽過ぎひんか…?)」

洋榎「(さっきまでこっちがイケイケドンドンやったはずやのに…)」

洋榎「(今はもうほぼ互角の戦況やて…?)」

洋榎「(くそ…相手の突撃能力を甘く見たか…)」

洋榎「(…いや、ここは虎の子のユニコーン騎士団を後詰に出した相手を褒めるべきやな…)」

洋榎「(アレがなかったらこっちが全部、喰えてたのに…)」

洋榎「(…オトンに妖魔扱いされる手腕は伊達やないって事か…!)」グッ

ウォーリアー「…洋榎様、どうなさいますか?」

洋榎「…決まっとる」

洋榎「相手の戦力と士気を見誤った」

洋榎「包囲殲滅するはずの前線が完全に追いつかれて食われとる」

洋榎「…それを放っておく訳にはいかへん」

洋榎「前線に行くで!」チャキ

洋榎「友軍を助けるんや!!」

あ、ゾロ目券使う?(´・ω・`)完全に忘れてましたの
下1

あいあい。じゃあ、このままでいきまーす

ターン【7/10】

リングフォールド 【55/135】

ラグナネイブル 【45/150】


下1 戦況
1 妖精軍の戦力が10低下する
2 魔王軍の戦力が10低下する
3 魔王軍の戦力が15低下する
4 妖精軍の戦力が30低下する
5 魔王軍の戦力が20低下する
6 妖精軍の戦力が20低下する
7 魔王軍の戦力が30低下する
8 妖精軍の戦力が15低下する
9 妖精軍の戦力が10低下する
0 魔王軍の戦力が10低下する
ゾロ目 


下2 ワルキューレ直属部隊
1 妖精軍の戦力を10低下させる
2 失敗
3 妖精軍の戦力を5低下させる
4 妖精軍の戦力を20低下させる
5 妖精軍の戦力を5低下させる
6 妖精軍の戦力を5低下させる
7 失敗
8 失敗
9 妖精軍の戦力を10低下させる
0 失敗


下3 京太郎
1 友軍と合流 次のリザルトが一段階アップ
2 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
3 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
4 特に戦線に寄与出来なかった
5 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
6 バーサーカーを発見 敵戦力を30低下
7 ワルキューレリーダーを発見 敵の戦力を20低下
8 雑兵を狩りまくる 敵の戦力を10低下
9 ネキ「やっほ^^」
0 バーサーカーを発見 敵戦力を30低下
ゾロ目 ???

はーい、ゾロ目でズラしまーす
てかゾロ目券これまで三回出してるけど、ホントすぐになくなるのな!!(´・ω・`)覚えてなくても良いから楽だけど


京太郎「く…!」

京太郎「(敵の勢いが強くなった…!?)」

京太郎「(さっきまでこちらに押されていたはずなのに、今はどっしりと構えてる…!)」

京太郎「(もしかして…)」

バーサーカー「洋榎様だ!」

ウォーリアー「洋榎様が前線に出てこられたぞ!」

ドワーフ「者共…!奮戦するのじゃ…!」

ワルキューレ「王女様を背に背負って負けるは兵士の名折れ!」

ワルキューレL「今こそ妖精共を押し返す時!!」

京太郎「(洋榎…って事は総大将が出てきたのか…)」

京太郎「(なるほど…だったらこの強さも納得だ…!)」

京太郎「(あっちはもう完全に後がない状態なんだ…!)」

京太郎「(意地でもここを通すまいとするだろう)」

京太郎「(だったら…!)」グッ


京太郎「おっちゃん!」

ユニコーンナイト「分かってる!」

ユニコーンナイト「今、お前の道を作ってやるから」ガキィン

バーサーカー「うぉお!」

ユニコーンナイト「待っていろ!」ズシン

バーサーカー「ぐおぉ…!」ズサァ

ユニコーンナイト「者共!聞け!」

ユニコーンナイト「敵の総大将が出てきた!」

ユニコーンナイト「その首を取れば我々の勝ちだ!!」

バーサーカー「やらせる…ものかああ!」ブン

ユニコーンナイト「く…!」ガキィン

ユニコーンナイト「だから…皆、道を作れ!」

ユニコーンナイト「大きくなくて良い!」

ユニコーンナイト「我らが英雄が…京太郎が通れるだけの道を作るのだ…!」


ユニコーンナイト「京太郎は負けない!」

エルフナイト「負けない!!」

ユニコーンナイト「必ずや勝利を運んでくる!」

エルフアーチャー「運んで…来る…!」

ユニコーンナイト「だから、戦え!」

ユニコーンナイト「敵を穿て!」

ユニコーンナイト「一瞬で良い!」

ユニコーンナイト「戦場を決着させる為の道を作るのだ…!」

エルフサモナー「うおぉおおお!」

ワルキューレL「く…妖精どもがあああ…!」

ワルキューレL「ラグナネイブルを…甘く見るな…!!」

ワルキューレL「ここは絶対に通すものか…!」

京太郎「……そうかよ…!」

京太郎「だったら…!」タタタンッ

ワルキューレL「な…っ!?」

京太郎「アンタを踏み台にして…空から通させて貰う…!」


ワルキューレL「(しまった…!さっきの道を作ると言う話は…!?)」

ワルキューレL「(地上に目を引き付けさせる為のブラフだったのか…!?)」

ワルキューレL「(くそ…あの男の飛び出しに誰も反応出来てない…!!)」

ワルキューレL「そいつを止めろ!」

ワルキューレL「洋榎王女の元に行かせるな…!」

ワルキューレ「うぉお!」

京太郎「ふっ」グッ

ワルキューレ「(しま…捕まって…!?)」

京太郎「踏み台…ありがとさん…っ!」ダッ

ワルキューレL「くそ…!」

ワルキューレL「(ダメだ…ドンドン奥へと切り込まれていく…!)」

ワルキューレL「(敵の声に反応して空中戦力を集めたのがアダになった…!)」

ワルキューレL「(ワルキューレたちを足場にして…加速し続けていく…!)」

ワルキューレL「(せめて近衛が止めてくれることを祈るしか無いのか…!!)」


下1
1 不意打ち成功 1ダメージ
2 不意打ち成功 2ダメージ
3 不意打ち成功 3ダメージ

4 不意打ち失敗 
5 不意打ち成功 4ダメージ 
6 不意打ち成功 1ダメージ

7 不意打ち成功 2ダメージ
8 不意打ち成功 3ダメージ
9 不意打ち失敗 
0 不意打ち成功 4ダメージ
ゾロ目 HARAPAN☆


洋榎「(まずいな)」

洋榎「(戦況は完全に泥仕合の様相を見せ始めとる…)」

洋榎「(どっちが勝ってもおかしくはないけど…)」

洋榎「(その被害は間違いなく甚大や…)」

洋榎「(下手すりゃお互い壊滅状態で…戦争そのものが続行不可能になる可能性もある…)」

洋榎「(く…せめて絹がおったら…)」

洋榎「(…いや、それは弱気や)」

洋榎「(絹がおったらもっとウチの直属部隊を上手く使えたかもしれんけど)」

洋榎「(でも…今、うちの側に絹はおらへんのや)」

洋榎「(とりあえず配られた手札で勝負するしかあらへん…!)」

洋榎「(だから、今は…)」

洋榎「左翼、隙間が空いとるで!」

洋榎「もっとガッチリと相手を抑えこむんや!」

洋榎「ここで気を抜いたら終わりやで!!」

ワルキューレL「洋榎さま、逃げ…!」

洋榎「え?」

京太郎「み…つけたああっ」ズバァ

洋榎「が…っ!?」


洋榎「(な、なんや…今の…)」

洋榎「(声が聞こえたと思ったら…一気にこちらに何か突っ込んできて…)」

洋榎「(黒い弾丸みたいなのに切られてしもうた…)」

洋榎「(しかも、結構な深手で…このままじゃ…)」

京太郎「…見つけたぜ、洋榎王女」

洋榎「アンタは…」

京太郎「ブリガンを倒した男だって言えば、分かってもらえるかな」

洋榎「そうか…アンタが…」

洋榎「絹を誑かして情報持ち去った英雄さんって訳か…」

京太郎「まぁ、それは正直、狙った事じゃないんだけど」

京太郎「でも、まぁ、結果的にそうなったのは少し申し訳ないと思ってる」

洋榎「…へぇ」

洋榎「だったら…ウチの事を見逃してくれるとでも言うんか?」


京太郎「…」チラッ

洋榎「…ん?」

京太郎「……まぁ、俺はアンタに興味ないけど」

京太郎「降伏するって言うんだったら命までは取らないぜ」

洋榎「おい、ちょっと待て」

洋榎「今、何処見て言うた?」

京太郎「いやー…だってさ」

京太郎「絹恵はあんだけでかかったけど…洋榎王女はなんつーか」

京太郎「ワルキューレらしい体型っつーかなんつーか」

京太郎「…所謂、独特なシルエット…?」

洋榎「ほほーぅ…」ゴゴゴ

洋榎「…絹のサイズをどうして知っとるのかはさておいて」

洋榎「うちの事を独特なシルエット扱いやって…?」


洋榎「ウチだって好きで、胸が貧しい訳やないのに…」

洋榎「オカンの胸がどうして遺伝せえへんかったんか悩んでるのに…」

洋榎「ナイチチには生きる価値無しとまで言われたら…」

洋榎「もう止まれへんやん!」グッ

京太郎「いや、流石にそこまでは言ってないぞ」

京太郎「心の中では思ってるけど」

洋榎「~~っ!」ブツッ

洋榎「決めた…!」

洋榎「アンタは絶対に許さへん…!」

洋榎「ウチだって…ラグナネイブルの王女なんや!」

洋榎「ベッドの上で、子どもに看取られて死にたいなんて思ってへん…!」

洋榎「散る覚悟はもうとっくの昔にできとるんや…!」

洋榎「オトンから貰ったこのサイファーで…アンタと刺し違えたる…!!」


【愛宕洋榎 戦闘力150】
    VS
【須賀京太郎 戦闘力150】


愛宕洋榎の雷神に近き者発動
3ターンまで戦闘力を10上昇させる

愛宕洋榎のスキル 専属部隊発動
洋榎との戦闘中、ワルキューレたちが援護に現れる

愛宕洋榎のサイファースキル発動
一部の攻撃に氷結のバッドステータスが付与される

須賀京太郎のスキル 竜力継承発動
戦闘力が20上昇する


【ターン1】

須賀京太郎 10/10 魔盾2/2

愛宕絹恵 6/10 



下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える 
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 凍結
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 2ダメージを与える
0 2ダメージを受ける
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 京太郎のダメージを無効に 
3 援護失敗
4 京太郎に2のダメージ
5 京太郎に1のダメージ
6 援護失敗
7 援護失敗
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを無効に
0 援護失敗
ゾロ目 ???


洋榎「ワルキューレ達!」

京太郎「く…!」

京太郎「(さっき一撃与えたとは言え…まったく怯む気配がないな…!)」

京太郎「(それどころか、その手で、声で周りに指示を出しながら…こっちを追い詰めてくる…!)」

京太郎「(一人でなら竜の力で強くなった俺の若干、格下って感じだが…)」

京太郎「(周りを連携をとられると…一気に手強くなる…!)」

京太郎「(コレが…オーダインの魔女…!)」

京太郎「(指揮官としても、戦闘要員としても一流の力か…!)」

京太郎「(…だけど…!)」キュピーン

洋榎「ここぉ!」

京太郎「見えてるんだよ…そいつは!」ガキィン


須賀京太郎のスキル 未来予知(弱)発動
HP1を犠牲にしてダメージを無効に


【ターン2】

須賀京太郎 10/10 魔盾2/2 予知0/1

愛宕絹恵 6/10 



下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える 
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 凍結
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 2ダメージを与える
0 2ダメージを受ける
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 京太郎のダメージを無効に 
3 援護失敗
4 京太郎に2のダメージ
5 京太郎に1のダメージ
6 援護失敗
7 援護失敗
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを無効に
0 援護失敗
ゾロ目 ???


京太郎「(そして、ここでカウンター…!)」グッ

ワルキューレL「洋榎様!」バッ

京太郎「っ!」ガキン

洋榎「…助かったで」

ワルキューレL「いえ…!」

京太郎「(くそ…今のでやれたと思ったんだが…)」

京太郎「(だが…少しずつ洋榎王女の顔に焦りが浮かんでいる)」

京太郎「(さっきのダメージが聞いてきたのか…)」

京太郎「(或いは他に理由があるのか…)」

京太郎「(どちらにせよ…今は)」

京太郎「(この戦争を早く終わらせるためにも攻めるしかない…!)」


【ターン3】

須賀京太郎 10/10 魔盾2/2 予知0/1

愛宕絹恵 6/10 雷神@1



下1
1 2ダメージを与える
2 1ダメージを与える 
3 3ダメージを与える
4 5ダメージを受ける + 凍結
5 3ダメージを受ける
6 4ダメージを与える
7 5ダメージを与える
8 4ダメージを受ける
9 2ダメージを与える
0 2ダメージを受ける
ゾロ目 ???



下2
1 援護失敗
2 京太郎のダメージを無効に 
3 援護失敗
4 京太郎に2のダメージ
5 京太郎に1のダメージ
6 援護失敗
7 援護失敗
8 援護失敗
9 京太郎のダメージを無効に
0 援護失敗
ゾロ目 ???

そういやなんで洋榎ちゃんじゃなくて絹恵ちゃんになってるのってか
入ってるの4ダメなのに6ダメなの?(おめめぐるぐる)
ホントもうダメダメでごめんなさい…(´・ω・`)とりあえず決着はついたんでそこまで書いていきます…


洋榎「(コイツ…強い…!)」

洋榎「(これだけ周りをワルキューレ達に囲まれて…)」

洋榎「(雷の魔法でブーストしたウチもおるのに…)」

洋榎「(碌に手傷をおっとらへん…!)」

洋榎「(うちら相手にここまで圧倒するなんて…オトンくらいなもんやと思っとったけど…)」

洋榎「(まさか…もう一人いて…)」

洋榎「(それが…敵におるなんてな)」

洋榎「(…でも、泣き言は言ってられへん)」

洋榎「(コイツは…腹が立つ相手やけれど実力は本物)」

洋榎「(妖精の国の英雄なんやから)」

洋榎「(どうあっても…ここで仕留めとかへんかったらあかん)」

洋榎「(だから…)」グッ

ワルキューレL「洋榎様!?」

洋榎「(魔法が切れる前に…!)」

洋榎「(相打ち覚悟で突っ込む…!!)」ダッ

洋榎「う…おおぉおおおぉおおおぉおお!!」


京太郎「っ!」

洋榎「死ねやあああああっ」ズドン

京太郎「…………」ガキン

洋榎「…な…っ!?」

京太郎「…惜しかったな」

京太郎「でも、少し焦りすぎだ」

京太郎「俺はまだ防御札を二つ残してた」ポロ

洋榎「(鎧に合わせたんか白から黒になってて気づかへんかったけど…)」

洋榎「(今のはもしかして…ブリガンの盾!?)」

洋榎「(だとしたら、今のダメージは…!)」

京太郎「で…っ」ガシ

洋榎「あ…っ」グルン

京太郎「こいつで終わりだ」チャキ

洋榎「く…っ!」

洋榎「(…しまった、突撃を止められたのを魔法が切れた反動で…)」

洋榎「(こんなにもあっさり捕まってしまうなんて…)」


ワルキューレL「ひ、洋榎様…!?」

京太郎「…全員、武器を捨てろ」

京太郎「敵将、洋榎王女は捉えた」

京太郎「この戦争はもう終わりだ」

洋榎「うちの事はええ!」

洋榎「それよりこの男を殺すんや!」

洋榎「コイツは絶対に生かしておいたらあかん!」

洋榎「コイツがおる限り、ラグナネイブルは…!」

京太郎「ふっ」トン

洋榎「あ…」ドサ

京太郎「………さて、どうする?」

京太郎「アンタらの敬愛する王女様は気を失って俺の手に堕ちたが」

京太郎「最後の言葉通り、王女を殺すつもりで俺をやるか?」

ワルキューレL「く…」


京太郎「それでも俺は構わないぜ」

京太郎「あんたら程度なら洋榎王女を抱きかかえても切り捨てられる」

京太郎「そんな俺に一斉に跳びかかって、あるかどうかも分からない勝機を掴むか…」

京太郎「或いは王女の身を慮って降伏するか」

京太郎「好きな方を選ぶと良い」

ワルキューレL「…………降伏する」

ワルキューレ「隊長…!?」

ワルキューレL「聞き分けろ」

ワルキューレL「絹恵王女の行方が知れない今…洋榎王女まで失うわけにはいかない」

ワルキューレL「悔しいが…洋榎王女を落とされた時点で私達の負けだ」ポイ

京太郎「聞き分けが良くて嬉しいぜ」

京太郎「ま、安心しな」

京太郎「いくら魔王軍の捕虜って言ってもひどい扱いをさせないと約束するし」

京太郎「それに…絹恵王女にもすぐに会わせてやるからさ」ゲスカオ

現在ステータス

                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ
                         ∧   `
                        、
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /
                       /////// /   ∧
                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///
                     ///,'/ ∨/ ∨V〉 ' r/ |//////
                       /// {///∨/ ∨{  r,/ ///////
                     {///|////////V__/ ////////
                    rく///|//////r=ミ// イ////////
                     //////}//////  }}////////////
                     .'//////|/////乂__ノ'////////////
                    ////////}///// ////////////////
             //////////|////r=ミ、/////////////

////////////////////////////////////////////////////////////
名前:須賀京太郎

所属:リングフォールド

現在地:ウィンターホルン

目的:ウィンターホルンでバレンタイン王の行方を探る


パートナー
愛宕絹恵 戦闘力140
 L高速戦闘の心得:一戦闘2回までコンマの十の桁が奇数である場合、相手から与えられるダメージを無効にする
 L竜力継承・壱:ハインデル以外の相手と戦う時、戦闘力が20上昇する

装備(2/3)
魔名鎧ヤエガキ 須賀京太郎の身体に合わせて作られた最高の鎧。2以下のダメージを無効にし、戦闘の度に2ダメージまで無効に出来る
護符 状態異常になった時、40%の確率でそれを無効にする

力 88
        >戦闘力153/150
魔力 65

魅力 81


スキル
カリスマ:その存在自体が他者を惹きつける天性の才能。一人につき一度だけ相手の反応表を上下にズラす事が出来る。
動鎧術(攻):全身を覆う鎧を自らの身体のように扱う卓越した技術。鎧を着ている時、十の桁が奇数の場合、自身の与えるダメージが1あがる。
竜力継承・壱 ハインデルとの契約者になった証。その身に滾る隆々とした力は人間を遥かに超越している。戦闘力が20上昇する
未来予知(偽) ごく短期的な未来予知を限定的にだが行える。自分にダメージが発生した時、HPを1消費する事によって戦闘中、一度だけ無効に出来る。
おっぱいテクニシャン:その指はおっぱいを目覚めさせ、狂わせる。ありとあらゆるおっぱいをイかせる魔性の指先。おっぱい相手の夜戦に強くなる(フレーバー)



【好感度表】

姫様 100 特別な友人
明星 138 義理の息子…? ※カリスマ使用済み
霞 190 愛してる
巴 91 特別な友人
はっちゃん 195 愛してる
はるる 159 好き ※カリスマ使用済み
湧 171 好き
利仙 147 意識している
絹恵 200 愛してる ※カリスマ使用済み
ハインデル怜 138 面白い人間

あ、後、ネキの好感度も振っときましょうかー

下1 +81
0~30 嫌い
31~60 嫌いじゃない
61~90 親しみを感じる
91~120 特別な友人
121~150 意識している
151~180 好き
181~200 愛してる

109…
英雄としては評価してるけど、男としては微妙ってな感じですかね?

では、もう寝落ちしそうな感じなんでそろそろねまーす(´・ω・`)完全に悪役ムーブだったからゲスカオさせてみた 反省はしていない
次は戦後の描写ちょこっとやって、妖精の国のコミュに移っていきまする

君自身は良い女の子だが、君のお乳上がいけないのだよ!

瑞穂が出ないいいいいいいい!!
ちょっとこのままイベント終了となると悲しいので、もし、このまま出ない感じだと来週お休みを戴くかもしれませぬ
そして>>927には正直、クスリとした(´・ω・`)お乳上ってやっぱりバストトップなんだろうか


~妖精軍の本陣~

京太郎「って訳で」

洋榎「…うぅ」

京太郎「捕虜連れてきたぜー」

巴「…いや、捕虜って言うか」

春「敵軍の総大将…」

湧「それもオーダインの娘だよね、ソレ」

京太郎「おう。おっぱいは小さいけどな!」

巴「王女=おっぱい大きいの謎理論は辞めてあげなさい…」

春「…と言うか、どうする?」

京太郎「とりあえず武器とかは回収したしふん縛れば良いんじゃないかな?」

京太郎「あ、でも、手荒な扱いはしないであげてくれよ」

京太郎「一応、ちゃんとした扱いをするって絹恵と約束したからさ」


春「…絹恵って」

巴「もう一人のオーダインの娘じゃない」

湧「約束って…何があったの?」

京太郎「うーん…まぁ、色々あったけど」

京太郎「とりあえずは…おっぱいが大きかったからかな!」

絹恵「…ホント、京太郎君はブレへんなぁ」

京太郎「あ、絹恵」

春「絹恵って…じゃあ…」ビク

巴「この人が…!」チャキ

京太郎「あー、ストップストップ」

京太郎「絹恵に敵意はないからそう身構えないであげてくれよ」

絹恵「…うん。私は妖精軍に対して戦闘を行う意図はありません」

絹恵「私はもうラグナネイブルの脱走兵やから」

春「…脱走兵…?」


京太郎「まぁ、色々あってメンツ潰しちゃってさ」

京太郎「命を狙われたり、雪崩に巻き込まれたり」

湧「え…え…?」

京太郎「一晩中看病して貰ってたりしてたら、まぁ、仲良くなったと」

春「…一晩中?」ジト

絹恵「あ、と、特にやましい事はしてへんよ」

絹恵「あくまで一般的な手当と…そ、その…」カァ

絹恵「ひ、必要以上に冷えへんように抱き合ったりしとっただけで…」

巴「…良く分からないけど」

巴「とりあえず色々と大冒険だったのは良く分かったわ…」

巴「…それととりあえず…お疲れ様」

巴「色々と大変だったでしょう?」

巴「この子、おっぱいに対しては見境がないから」

絹恵「あ、い、いえ…大丈夫です」モジモジ

湧「…」ムッスー


洋榎「う…うぅん…」パチ

絹恵「あ、お姉ちゃん」

洋榎「絹…?」

洋榎「…良かった。じゃあ、アレは夢…」ハッ

洋榎「ってなんやこれー!?」スマキ

京太郎「よう。目が覚めたか」

洋榎「お、お前は…!あの時の変態!!」

京太郎「誰が変態だ誰が」

洋榎「人の胸を絹とくらべてようそんな事言えるな…!」

京太郎「俺はただ、おっぱいに対して全力なだけだ!」バーン

京太郎「そもそも、姉なのにおっぱい小さいそっちが悪い!」

洋榎「こ、このぉ!」ジタバタジタバタ

絹恵「あ、アカンてお姉ちゃん」

絹恵「下手に動くと縄が食い込んで大変な事になるで」


洋榎「でも…ウチはお姉ちゃんなんや」

洋榎「ウチと同じく変態に捕まってしもうた絹を助ける為に頑張らへんかったら…!」ビッタンビッタン

絹恵「な、なんかキモい動きしとるし…そう言ってくれるのは有り難いけど」

絹恵「私、別に捕まっとる訳ちゃうで」

洋榎「…え?」

絹恵「ほら、私、お姉ちゃんと違って縛られてへんし」

洋榎「…ホンマや」

洋榎「じゃ、じゃあ、絹はあえて妖精軍の仲間になったフリして、ウチの事助けに来てくれたんやな!!」

春「…」ジィ

巴「…」ケイカイ

絹恵「…例えそうやとしても今ので台無しやと思うなぁ」フゥ

絹恵「と言うか、私は妖精軍の仲間になった訳でもあらへんよ」

絹恵「今のウチはただの旅人やしね」


洋榎「…旅人?何を阿呆な事言うとるんや」

洋榎「絹はウチと同じラグナネイブルの王女なんやで?」

洋榎「それが勝手気ままな旅人になるとか許されるはずあらへんやろ」

絹恵「…そうかもしれへん」

絹恵「でもな、お姉ちゃん。私はもうラグナネイブルが…」

絹恵「…ううん。お父様の事を信じられへんのや」

洋榎「…絹!」

絹恵「お姉ちゃんだって分かっとるんやろ」

絹恵「お父様は…私達の事なんてまったく愛してへん」

絹恵「ただ、王女だから少しだけ特別扱いされていただけ」

絹恵「そうせえへんかったら兵に示しがつかへんかったからや」

絹恵「…それでも私はお父様の為に尽くしてきた」

絹恵「例え、顧みられる事がなくても…お父様の娘やから」

絹恵「何時か愛されるとそう思って…頑張ってきたつもりや」


絹恵「…でも、それももう無理」

絹恵「私は取り返しのつかへん失敗をしてしもうた」

絹恵「…ただでさえ愛されてへんかった私が戻ったところで…」

絹恵「もう何の手伝いもさせて貰えへん」

絹恵「きっと私はワルキューレとして…最悪の罰を与えられる」

絹恵「戦う機会を奪われ…碌に知らん男に嫁がされるって言う…」

絹恵「耐え難い罰を」

洋榎「お、オトンだって鬼やない」

洋榎「ウチも擁護したる!」

洋榎「だから、そないに自分を追い詰めへんでも…」

絹恵「…ううん。お姉ちゃん違うの」

洋榎「え?」

絹恵「私は…それで良いと思った」

絹恵「例え、罰を与えられるにしても…それでお父様の役に立てるんやって」

絹恵「何処に嫁いでもお父様の立場を盤石に出来るんやって…そう思って我慢しようと思った」


絹恵「…でも、この人がそれを拾ってくれた」

絹恵「本気で命を狙った私と戦わへんかったどころか…助けてくれて」

絹恵「自分が重傷になってでも、かばってくれた」

絹恵「…そんな彼が云うてくれたんや」

絹恵「ラグナネイブルに拘る必要はない」

絹恵「一緒に行こう」

絹恵「ずっと守ったるからって」

洋榎「…この変態がそんな格好良い事を!?」

京太郎「おっぱい相手にはシリアスになるに決まってるだろ」

京太郎「貧乳は黙ってろ」

洋榎「むっきゃー!!!」

絹恵「…ま、まぁ、うん。ちょっと変わったところのある子ではあるけれど」

絹恵「…でも、京太郎君は私の受け皿になってくれた」

絹恵「何処にも行き場がなくて…ただ、無念の最後を迎えるはずだった私に…」

絹恵「手を差し伸べて世界を広げてくれた」


絹恵「…だからね」

絹恵「だから、ウチは自分からラグナネイブルを出る事に決めたんや」

絹恵「結局、最後までウチのことを見てくれへんかったお父様より…」

絹恵「命がけで手を差し伸べてくれた…京太郎君の方を選んだんや」

洋榎「…絹」

絹恵「だから、ここにいるのは私の意思」

絹恵「私が彼と一緒にいたいから…ううん」

絹恵「……彼の事が好きやから一緒におるんや」テレ

春「…」ジトー

湧「…人誑し」ボソ

巴「…ホントこの子ってば…」ハァ

京太郎「あっれーおかしいなぁ…」

京太郎「身内からのコメントがすっごいセメントだぞぅ…?」


洋榎「き、絹は騙されとるんや!」

洋榎「コイツは三食よりもおっぱいの方が好きな変態なんやで!」

洋榎「そんな奴を絹みたいな真面目な子が好きになるなんて何かの間違いやろ!!」

京太郎「失礼だな!俺はただおっぱいで飯が食える程度だよ!」

洋榎「十分変態やないか!!」

洋榎「ほら、本当に、こんなヘンタイでええんか!?」

洋榎「よくよく考えてみぃ!」

洋榎「もっと嫌なところとか悪いところあるやろ!!」

絹恵「うーん…嫌なところ…」ナヤミ

洋榎「そ、そうや!好き云々よりもそっちの方を考えるんや!」

洋榎「そうしたら絹の今の気持ちが幻やって事にも気づくはず…」

絹恵「…ちょっと早かったところ?」

京太郎「ぐふ」

洋榎「がはっ」


エルフナイトA「…なぁ、今、早かったって…」

エルフナイトB「…もしかして京太郎、早漏なのか…?」

エルフナイトC「ウチの英雄は早漏かー…」

京太郎「ちょ、待って。マジで待って!」

洋榎「待たんわ!」

洋榎「お前、ウチの大事な妹に何してくれとるんや!!」ジタバタ

洋榎「くっそおおお!この縄が解ければ、今すぐどついたるにのにいいい!!」

京太郎「いやいやいやいや、落ち着いてくれ!」

京太郎「何も無理矢理、ヤった訳じゃないんだ!!」

京太郎「あくまでも同意の上でだな…」

霞「へぇ」ゴゴゴゴゴ

春「…あ」

巴「あぁ…」

湧「あー…」


霞「…何が同意の上なの?」

京太郎「か、霞さん…?」

霞「…答えなさい、我が第一の騎士よ」

霞「一体、何を同意の上でやってしまったと言うの?」

霞「偽りも隠しもせず…一言一句正確に私へと伝えなさい」

京太郎「…」ダラダラダラダラ

絹恵「あ、あの、女王陛下」

絹恵「違うんです」

絹恵「その…さっき言ったのは私が強引に誘ったからで…」

絹恵「決して京太郎君からアプローチがあった訳では…」

霞「…今は貴女には聞いていません」ゴゴゴ

絹恵「は、はい…」ビク


霞「で…京太郎?」

霞「これは女王としての命令なのですよ」

霞「何時迄もだんまりを決め込んでいられるとは思わない事です」

京太郎「え、えっと、その…」

京太郎「…………おっぱいには勝てなかったよ」

霞「………………はぁ」

京太郎「あ、あの…」

霞「……もう良いです」

霞「貴方がそういう子だと分かっていて、外へと出した私が一番、悪いのでしょうから」

霞「まさか相手が敵国の王女だとは思いませんでしたが…」

霞「これも予想してしかるべき事だったのでしょう」クル

京太郎「あの…女王陛下…?」

霞「…私は戦後処理に戻ります」

霞「貴方も適当に休みなさい」

霞「今回の働き、真に素晴らしかったです」

霞「…では」スタスタ


洋榎「…えーっと、つまりアレか?」

洋榎「…アンタ、あの妖精女王と恋仲なのに絹に手を出したんか?」

京太郎「いや、恋仲と言うか…王配内定だったというか…」

洋榎「…どう贔屓目に見ても最低やな」

絹恵「お姉ちゃん…」

洋榎「いや、今のはあらへんやろ」

洋榎「うち敵やけどあの妖精女王には同情したわ」

洋榎「王配にと思っとった男がよそで女ひっかけてきて…」

洋榎「それがしかも、敵国の王女とか…」

洋榎「怒るに怒れへんし、嫉妬する事も出来ひんやないか」

洋榎「そもそも、なんやあの答えは」

洋榎「絹に対してもあの妖精女王に対しても失礼すぎるわ」

洋榎「…アンタ、英雄としては一流どころかもしれんけど」

洋榎「男としてはほんっと最低のクズやな」


絹恵「お姉ちゃん…!何もしらんのにそんな事言わんで…!」

京太郎「…いや、事実だから良いよ」

絹恵「…京太郎君」

京太郎「…そもそもさ、これで良いんだ」

京太郎「俺は人間で、霞さんは妖精の女王なんだから」

京太郎「俺が王配に、なんて話自体、本来ならばありえないものだっただろうし」

京太郎「実現していても、あの人の迷惑になっていただけだ」

絹恵「…迷惑って」

京太郎「寿命が違いすぎるんだよ」

京太郎「俺は人間で、あの人は妖精だ」

京太郎「俺が死んだ後も、あの人は長い時間を一人で行きなければいけない」

京太郎「…それなら最初から結ばれない方が良い」

京太郎「ちゃんと一生を添い遂げられる妖精の男のほうがあの人にとっても良いはずなんだ」

京太郎「…それに俺は」

京太郎「(……バレンタインとタイタニアの王族で)」

京太郎「(いざとなれば終焉に立ち向かうと…ハインデルに約束した)」

京太郎「(何時死んでもおかしくはない俺が…あの人の心を何時迄も捕らえておくべきじゃない)」

京太郎「(最低な男として嫌われるのが一番なんだ)」


京太郎「…ま、それよりもだ」

京太郎「こうして戦争も終わったんだ」

京太郎「もうすぐ哀悼が始まるけれど…それが終われば戦勝の宴が始まるけど…」

京太郎「絹恵はどうする?」

絹恵「……私は騒ぐ気分にはなれへんよ」

絹恵「いくら旅人や言うても…ボロ負けしたのはうちの故郷やねんから」

京太郎「…そっか」

京太郎「んじゃ、適当に飲み物と食べ物だけ貰って、離れたところで休もうぜ」

京太郎「俺も今は騒ぐ気分じゃないしさ」

絹恵「…………うん」


~妖精女王の宮殿~

京太郎「…と言う訳で、かの王女の言葉は事実だと思っても良いと思うぜ」

明星「…何から反応すれば良いのやら」

明星「…とりあえずそこでラム肉食べてる少女がハインデルで」

怜「ウマー」モグモグ

明星「…そしてそれが終焉を予言したと」

京太郎「そうなるな」

明星「で、さらにはラグナネイブルの王女二人まで連れてきたと」

京太郎「一応、片方は同意の上だけどな」

明星「……ふぅ」

明星「…何やら女王陛下との間に溝が出来ているから何事かと思えば」

明星「よもや、これだけの情報と厄介事を持ち込んでくれるとは」

明星「息子がここまで有能で誇るべきか頭を抱えるべきか悩ましいくらいですよ」


明星「とは言え、今の件は女王陛下にお伝えします」

明星「貴方の言葉が事実なら、これは国をあげて対策しなければいけない事でしょうし」

明星「早急にこちらの対応を決められるよう頑張りましょう」

京太郎「…あ、明星母さん」

明星「…どうしました?」

京太郎「…あの、女王陛下の様子は…?」

明星「おかわりはありませんよ」

明星「内心は分かりませんが」

京太郎「…そっか」

明星「…まぁ、この件に関しては、私も貴方の為に少なからず働きかけたつもりですし」

明星「それを台無しにされた事に関しては、怒りも覚えていますから」

明星「私が貴方の味方になるとは思わない事です」

明星「謝罪したいなら直接、自分で謝罪なさい」

明星「では、またのちほど」スタスタ

京太郎「……」


下1 @5
1 姫さま
2 霞さん
3 春
4 明星母さん
5 巴さん
6 わっきゅん
7 初美
8 利仙さん
9 美穂子
10 怜
11 絹恵
12 洋榎


京太郎「(…そりゃ怒るよなぁ)」

京太郎「(明星母さんは俺が王配になれる事を内心、喜んでくれてたみたいだし)」

京太郎「(その為の心構えとかを説いてれくれたのも全部、俺の事を思っての事)」

京太郎「(それが旅に出てる間に…よりにもよって人間引っ掛けて帰ってきたんだから)」

京太郎「(王配の話が事実上、流れてしまった今、明星母さんの面目も丸つぶれだ)」

京太郎「(…勿論、俺も性欲に流されたとは言え)」

京太郎「(その辺の事をまったく考えてなかった訳じゃないけれど…)」

京太郎「(でも、こうしてハッキリと突きつけられると胃がキリキリするな…)」

京太郎「(まぁ、一番、辛いのは俺じゃなくて霞さんや明星母さんだろうし…)」

京太郎「(弱音なんて口に出来ないけれど…)」フゥ

美穂子「…どうしたの?」

京太郎「…あ」


京太郎「(…森の魔女)」

京太郎「(確か俺の姪っ子になるってハインデルは言ってたけれど…)」

美穂子「…?」クビカシゲ

京太郎「(…こんな可愛い子が俺の姪っ子なんて遺伝子はどうなってるんだろうなぁ)」

京太郎「(と、まぁ、それはさておき)」

京太郎「…もう釈放されたのか?」

美穂子「うん。と言うか…元々、軟禁状態だったから」

美穂子「宮殿の中を出歩くことは許されなかったけれど、ソレ以外に不自由はなかったわ」

美穂子「でも、貴方が情報を持ち帰ってくれたお陰で、こうして出歩く事も許されたの」

美穂子「ありがとう。助かったわ」

京太郎「お礼を言われる事じゃねぇよ」

京太郎「俺は妖精の国の事を想ってしただけだから」

美穂子「…そう。…あ、隣良いかしら?」

京太郎「ん…どうぞ」

美穂子「ありがとう」ストン


京太郎「(…座る姿も品があるよなぁ)」

京太郎「(コレが生まれながらにしての王女様って奴か)」

京太郎「(正直、格好はほとんど半裸みたいな感じだけど…)」

京太郎「(でも、やっぱりこの人は王女なんだな…)」

美穂子「…どうかしたの?」

京太郎「あ、いや…何でもない」

美穂子「…なんでもないはずなんてないでしょう?」

京太郎「え?」

美穂子「私はまだ貴方の事は知らないけれど…」

美穂子「でも、その…は、初対面からアレだったし…」

美穂子「こうして軟禁されて世話されている間も妖精たちから貴方の話は聞いたわ」

美穂子「昔からやんちゃで勉強嫌いで…そしてお…お、おっぱいが好きだって」カァァ


美穂子「でも、今の貴方はまったくお…おっぱいの事言わないし…」

美穂子「…何かあったのは丸わかりよ」

京太郎「…そんなにか?」

美穂子「えぇ。妖精たちも貴方は分かりやすいって言ってたわ」

美穂子「何か溜め込むとすぐに…そのあの事を言わなくなるって」

京太郎「…はは。そっか」

京太郎「んじゃ、これからは皆のことを心配させないようにおっぱいって言ってないとな」

美穂子「…そうじゃないでしょう?」

美穂子「大事なのは見た目を取り繕う事じゃなくて…」

美穂子「その心の支えを取る事じゃない?」

京太郎「…」

美穂子「私で良ければ相談に乗るわ」

美穂子「私はまだこの国に馴染めていないから」

美穂子「何を言われても話す相手なんていないわよ?」


京太郎「…どうしてだ?」

美穂子「え?」

京太郎「どうして俺にそんなに優しくしてくれる?」

京太郎「直接的ではないとは言え、俺は貴女の事を捕らえた男なんだぞ」

美穂子「…それは」

京太郎「……やっぱり俺がバレンタイン王の遺児だって知ってたからか」

美穂子「っ」

京太郎「…そうだよな」

京太郎「じゃなきゃ、サイファーなんて渡さないだろう」

京太郎「アレは貴女にとって…そしてバレンタインの王族にとって大事なもんだろうから」

美穂子「…………アレは私にとって母の形見でした」

京太郎「…そっか。そんなものを長々と借りてて悪いな」

京太郎「もう明星母さんには返してるから、数日もすれば手元に帰って来るはずだ」


美穂子「…怒らないの?」

京太郎「なんで、怒る必要があるんだよ」

美穂子「…だって、私は貴方の正体に気付いていたのに何も言わずに…」

京太郎「俺が遺児として育てられていないのは、それなりに理由があると…」

京太郎「そう考えてくれたからこそ黙ってくれてたんじゃないか?」

美穂子「…………えぇ」

京太郎「だったら、俺が怒る理由なんてねぇよ」

京太郎「寧ろ、そうやって妖精の国の意思を尊重してくれてありがとうと」

京太郎「感謝しなければいけないくらいだ」

京太郎「だから、そんな事気にしないでくれ」

美穂子「…分かったわ。でも…」

京太郎「ん?」


美穂子「はぐらかされはしないわよ」

京太郎「あー…ダメか?」

美穂子「ダメです」

美穂子「…もう分かってると思うけど、私にとって貴方は最後に残った身内だもの」

美穂子「悩んでいるところを見て放っておく事なんて出来ないわ」

京太郎「そうじゃなくても見逃されなさそうな気がするけどなぁ」

京太郎「貴女は結構、お人好しそうだし」

美穂子「…貴女じゃないわ」

美穂子「美穂子ってそう呼んで」

美穂子「私も京太郎さんって呼ぶから」

京太郎「なんでさん付け?」

美穂子「だって、私にとってはおじさんにあたる訳だし…」

京太郎「良いって。そんなの気にしなくても」

京太郎「俺を呼び捨てにさせるなら、そっちも呼び捨てにしてくれ」

美穂子「で、でも、身内とは言え、男の人を呼び捨てにするのは…」カァ

京太郎「…あぁ。なるほど、ハードルが高いか」

京太郎「…じゃあ、慣れるまで京太郎さんで頼む」

美穂子「…えぇ。ありがとう」


美穂子「…それで、京太郎さん?」

京太郎「…結構、グイグイ来るのなぁ」

美穂子「…ごめんなさい。嫌だったかしら?」

京太郎「いや、そんな事ねぇよ」

京太郎「…ただ、まぁ、あんまり面白い話ではないと言うか」

京太郎「100%幻滅される話だったから口にしたくなかっただけ」

京太郎「でも、ここまで心配されて、話さないのもフェアじゃないし…」

京太郎「最高に格好悪い話だけど聞いてくれるか?」

美穂子「えぇ。大丈夫よ」

美穂子「特に私は予定がある訳じゃないし」

美穂子「じっくり聞くわ」


京太郎「…と言う訳なんだが」

美穂子「…な、何というか…その…」

京太郎「遠慮しないでハッキリ言ってくれて良いぞ?」

美穂子「…妖精女王が可哀想だと思ったわ」

京太郎「だよなぁ…」フゥ

美穂子「…………でも」

京太郎「ん?」

美穂子「私は京太郎さんの選んだ答えは間違いだと思う」

京太郎「…間違い?」

美穂子「えぇ。だって、京太郎さんは自分が悪者になれば、一時の傷で済むとそう想っているかもしれないけれど…」

美穂子「妖精女王の…いえ、霞さんの気持ちはそんな軽いものじゃないわ」

京太郎「え…?」


美穂子「あの方は軟禁されてる私を慮ってか、これまで何度も訪問してくれたわ」

美穂子「そしてその時に話をされるのは、大抵、京太郎さんの事」

美穂子「勿論、それは私がバレンタインに唯一残った血縁者だっていうのもあるのだろうけれど…」

美穂子「でも、そうやって話をしてくれるあの人の顔はとても誇らしそうで…」

美穂子「そして何よりも幸せそうだったわ」

京太郎「……」

美穂子「私はまだ恋をした事がない」

美穂子「そんな私でも…あの人の気持ちが恋に収まるものではないとハッキリ分かるわ」

美穂子「…アレは愛よ」

美穂子「あの人は京太郎さんの事を心から愛している」

美穂子「家族として…一人の女として」

美穂子「京太郎さんの事を不可欠なものだと思っているはずよ」


美穂子「そこまで好きにさせられた相手との別離は…きっと一生、残るわ」

美穂子「永遠に恋が出来なくなってしまうかもしれない」

美穂子「ううん。下手をすれば誰かを愛する事にさえ臆病になってしまいかねないわ」

京太郎「…でも、それは」

美穂子「時間が癒やしてくれるとそう思う?」

美穂子「…でもね、私は時間ではどうにもならない傷と言うのもあると思うの」

美穂子「どれだけ時間が経っても忘れがたいトラウマのような思い出」

美穂子「…京太郎さんがあの人の心に与えようとしているのは、そういう類のものだと思うわ」

京太郎「…………」

美穂子「そんなものを与えるくらいなら、私、割りきってしまった方が良いと思うの」

美穂子「京太郎さんも妖精女王の事が好きなのでしょう?」

京太郎「…あぁ。それに偽りはない」

京太郎「俺はあの人の事を愛してる」


美穂子「だったら下手に偽悪的にならずに、皆で幸せになる方法を考えましょう」

美穂子「いずれ辛くなると言うのであれば、それを忘れるくらいの思い出をあげれば良いの」

美穂子「京太郎さんが全身全霊で霞さんの事を幸せにしてあげれば…」

美穂子「それはきっと一人残されたあの人が心の支えに出来るものだとそう思うから」

京太郎「……でも、俺は」

美穂子「もう一人の…絹恵さんの方も好き?」

京太郎「…情けない話だけどさ」

京太郎「最初に気になったのはおっぱいが原因だったけど」

京太郎「一緒に過ごしている内に…あの人の事を一人の女性として好きになっていった」

京太郎「そんな俺がそこまで霞さんの事を幸せに出来るとは…」

美穂子「…甘えないの」

京太郎「っ」


美穂子「出来る出来ないじゃないわ」

美穂子「京太郎さんは一人で二人の女性を好きになって」

美穂子「その心をもう離れがたいほどに捕らえてしまったんだから」

美穂子「その責任は例え何があっても取らなければいけない」

美穂子「(…そうじゃなきゃ、あのオーダインと…)」

美穂子「(…私の父と同じだとは…流石にまだ言えないけれど)」

美穂子「…それにね、二人の女性を好きになって何が悪いの?」

京太郎「え?」

美穂子「王族にとって一夫多妻はそう珍しい事じゃないわ」

美穂子「そして京太郎さんはバレンタインとタイタニアの両方の血を引いている」

美穂子「立派な王族なんだから、理屈をつければハーレムだって可能なはずよ」


美穂子「勿論、それは難しいけれど」

美穂子「でも、そうやってずっと俯いて、落ち込んでいるよりも…」

美穂子「ハーレムに向かって進んだ方が建設的だと私は思うわ」

京太郎「…美穂子」

美穂子「…以上が一人の女性として」

美穂子「そして京太郎さんの姪っ子としての私の意見です」

美穂子「参考になったかしら?」

京太郎「…あぁ。でも」

美穂子「でも?」

京太郎「…美穂子って格好だけじゃなくて、思想まで過激だったのな」

美穂子「か、過激って…」

美穂子「そ、そもそも格好は関係ないでしょう…?」


京太郎「いや、でも、ローブ纏っているとは言え、肌の露出度かなり高いし…」

京太郎「胸とかもう下着かってレベルなんだけど」

美穂子「こ、コレはバレンタインの伝統的な衣装だからよ」

美穂子「貴方も妖精の国に来ていなければ、こういう格好をしていたはずよ」

京太郎「……俺、バレンタインで過ごした記憶なんてほとんどないけどさ」

京太郎「あんまり記憶なくてよかったかもしれないって始めて思ったわ」

美穂子「え?」

京太郎「だって、男も似た格好って事はつまりパンツ姿で出歩いてるようなものなんだろ?」

京太郎「流石にそういう光景はちょっとなー…」

美穂子「そ、そこまで露出度高くないわよ」

美穂子「精々、お腹がちょっと露出するくらいだし」

京太郎「…今の美穂子みたいに?」チラ

美穂子「も、もう…今の目、ちょっとエッチだったわよ?」

京太郎「はは。悪い悪い」

京太郎「美穂子のヘソとくびれが眩しくてさ」


美穂子「京太郎さんが好きなのって…お、おっぱいだけじゃなかったの…?」

京太郎「おっぱいは勿論、至高にして究極であり」

京太郎「神の与え給うた唯一無二の完璧な存在だと思っているけれど!」

美穂子「あ、はい」

京太郎「でも、ソレ以外に反応しないって訳じゃないんだぜ」

京太郎「俺だって男な訳だし、おっぱい以外にも反応するっての」

美穂子「そ、そうなの…」カクシ

京太郎「…って言った途端、ヘソ隠す美穂子って可愛いよな」

美穂子「あ、ち、違…こ、これは別に京太郎さんが嫌いな訳じゃなくって…」

京太郎「大丈夫。その辺、わかってるし」

京太郎「それにもう美穂子のヘソは脳裏に焼き付けたからな」

美穂子「え…えぇぇぇぇ…」マッカ


京太郎「男が着ているのを見るのは嫌だけど…」

京太郎「でも、おっぱい大きな美少女が着ているところは眼福だな!」

京太郎「この辺りはバレンタインと言う国に本気で感謝したい」キリ

美穂子「…じゃあ、京太郎さんも体験してみる?」

京太郎「え?」

美穂子「私、お裁縫もそれなりに出来るから」

美穂子「布地さえあれば京太郎さんの分の服も縫ってあげられるわ」

京太郎「…いや、でも…」

美穂子「…嫌かしら?」

美穂子「出来れば、京太郎さんにはもっとバレンタインという国を知ってもらおうと思ったのだけれど…」シュン

京太郎「い、いや、そんな事はないよ!」

京太郎「俺ももっと自分の生まれ故郷を知りたかったところだし」

京太郎「いやぁ、楽しみだなー」

美穂子「ほんと?」パァ


京太郎「(…果たして誰が断れるだろうか)」

京太郎「(少なくとも俺は無理だ)」

京太郎「(おっぱい大きくて、可愛くて、優しくて…)」

京太郎「(ちょっぴり厳しいけれど、俺なんかの事を慕ってくれる姪っ子が…)」

京太郎「(申し訳無さそうに顔を俯かせるところを見て…)」

京太郎「(ダメだなんて…そんな天に唾するような事は出来ない…!)」

京太郎「(それにまぁ…生まれ故郷を知りたいって気持ちに嘘はない訳だし)」

京太郎「(ここは美穂子の好意に甘えておこう)」


下1 +81
今更だけど、美穂子の好感度ー

下2
1あくまでも一職人として(好感度+10)
2良い身体してますよね(好感度+20)
3…男を感じる(好感度+30)
4あくまでも一職人として(好感度+10)
5良い身体してますよね(好感度+20)
6…男を感じる(好感度+30)
7あくまでも一職人として(好感度+10)
8良い身体してますよね(好感度+20)
9…男を感じる(好感度+30)
0RAKISUKE
ゾロ目 上昇量二倍

キャップはラキスケ属性でもあるんですかねぇ(震え声)

とりあえず次スレー
こっちは990くらいまでやっていきます
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」絹恵「その5やね」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456030033/)


~美穂子の部屋~

美穂子「じゃあ、ちょっと待ってね」

美穂子「色々と採寸するから」

京太郎「あー…採寸って事は…」

美穂子「勿論、裸になって貰うけれど」キョトン

京太郎「…良いのか?」

京太郎「美穂子って見るからに男慣れしてない感じだけど」

美穂子「ま、まぁ、あんまり男の人に慣れているとは言わないけど…」

美穂子「でも、京太郎さんは血の繋がった身内な訳だし…」

美穂子「そこまで恥ずかしくはないわ」

京太郎「…そっか」

京太郎「まぁ、美穂子がそう言うなら遠慮なく…」スル

美穂子「…あ」


京太郎「どうかしたのか?」

美穂子「い、いえ…その…傷跡が…」

京太郎「あぁ。それか」

京太郎「ハインデルの爪で思いっきりグサってやられちゃってさ」

京太郎「後から手当したんだが…しかし、魔法薬とかも手元になくって」

京太郎「そうやって後になって残っちゃったんだよな」

美穂子「…ハインデルってもしかして」

京太郎「あぁ。多分、美穂子の思ってる通り、ドラゴンの…まぁ、うん、ギリギリドラゴンだな」

美穂子「え?」

京太郎「何でもない」

京太郎「まぁ、殺し合いとかじゃなかったから大丈夫だよ」

京太郎「傷ももう塞がってるしな」


美穂子「…どうしてそんな危ない事を…」

京太郎「バレンタイン王の行方を知ろうと会いに行ったら…まぁ、そこで色々とあってさ」

京太郎「あくまでもルールに則った上で一戦交える事になったんだ」

美穂子「じゃあ、お祖父様の行方は…」

京太郎「…悪い。そこまでは教えてもらえなかった」

京太郎「ハインデルが言うには自分が動けば動くほど未来が悪化するらしくてさ」

京太郎「俺達自身の手で勝手に探せって感じらしい」

美穂子「…そう、なの…」

京太郎「…まぁ、大丈夫だよ」

京太郎「バレンタイン王の企みは俺が絶対に止めてみせるさ」

京太郎「世界を滅ぼすなんて馬鹿げた真似…絶対にさせたりしない」

美穂子「…………うん」


京太郎「ま、それよりも早く採寸してくれよ」

京太郎「美穂子みたいなおっぱい大きい美少女の前で、こうやって半裸になるのはやっぱり恥ずかしいしさ」

美穂子「わ、分かったわ。じゃあ…」

美穂子「(…でも、この傷は)」

美穂子「(肺の部分から腹部までざっくりついた白い裂け目は…)」

美穂子「(私の所為で出来たも同然よね…)」

美穂子「(私が…最初から妖精のことを信用して…)」

美穂子「(指輪を盗み出すなんて事をしなければ…)」

美穂子「(その確認の為に京太郎さんがハインデルと会う事もなかったんだし…)」

美穂子「(この逞しい身体に…)」

美穂子「(見た目以上にガッチリしていて…いっそ綺麗なくらい筋肉がついているこの身体に…)」

美穂子「(ここまで痛々しい傷をつけられる事は…なかったのに…)」スッ


美穂子「…」ナデナデ

京太郎「…あの、美穂子?」

美穂子「…あ」ハッ

美穂子「ご、ごめんなさい。私…」ワタワタ

美穂子「べ、別に京太郎さんの身体が綺麗で見とれていた訳じゃなくって…」

美穂子「あ、あの、その…な、何というか…えっと…!」バタバタ

京太郎「ちょ、お、落ち着いて、美穂子!」

京太郎「メジャーが身体に掛かった状態でそんなに暴れられる…とおお!?」グラ

美穂子「きゃああっ!?」

京太郎「っ!」ダキッ

美穂子「あ…っ」

次からは次スレにいきまーす
>>1000は可能な限り(以下略

>>1000ならちっぱいに愛を

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