【咲】京太郎「滅びる世界の物語」【おでん汁】 (1000)


○このスレはオーディンスフィア×咲スレです

○安価要素と言うかコンマ判定多いです

○寧ろ、イベントや戦争の行く末までコンマで決めていきます

○故に割りとボロボロ人が死んでいきます 備えよう

○自分の推しキャラが死んでも泣かない精神でお願いします

○当然のごとくオーディンスフィアのネタバレがあります、ご注意下さい

○ぶっちゃけおでん汁のステマスレ

○つーか、京ちゃんをひどい目に合わせたい(本音)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453733159

ひゃあ!もう我慢出来ねぇスレ立てだー!!!!
とりあえずOPとか始める前にキャラメイクからいきまーす

まずこの世界にはおもに7つ勢力に別れています


一つは魔王オーダイン率いるラグナネイブル
女性はワルキューレに、男はバーサーカーになる事が運命づけられています
戦争ばっかりやってるので国力疲弊してるはずなのに、割りと元気な謎の国です
この国の出身となるとワルキューレの女の子達とキャッキャウフフ出来ます   多分な!!


二つ目は妖精女王が率いる妖精軍
周りは妖精とかドワーフとかエルフとかばっかです
人間では若干、形見が狭いかもしれません
が、展開次第では子持ちの女王様やお姫様なんかとも近づけるかもしれません


3つめは大国タイタニア
古から続く歴史ある国です
現在はエドモンドと言う老王が治めていますが、実際ポンコツ
昔は魔獣を打倒して名君と迎え入れられましたが、現在は重税やとんでも法の施行などで求心力は低下しています
実質、政治を牛耳っているのは宮廷魔道士だと言う噂がありますが定かではありません
ここに所属すると森の魔女とお近づきになれればいいな!


4つ目は炎の国
炎の王オニキスが治める国というか、火山です
尚、オニキス以外は全員女性と言う脅威の男女比を誇っています
しかも、全員、オニキスからすれば妹であり、お兄ちゃんの事大好きっ子と言うトンでも設定
ハーレム作ってるいけ好かないオニキス王に成り代わる展開があったりなかったりするかもしれない


5つ目は死の国
死の女王オデットが治める国です
この世界の人間は死後、この世界に行き、オデットのしもべとして働かされる運命です
その関係上、徘徊しているのは亡者ばかりです
ただし、生きたまま出入りする事が出来ない訳ではありません
この国に所属するとオデット様に踏んでもらえたりするかもない


6つめは亡国バレンタイン
かつてはこの世界でもっとも強い力を誇っていましたが、突如、滅んでしまいました
その繁栄の象徴であった魔力炉コルドロンは残っていますが、それは現在、妖精軍と魔王軍とが奪い合っています
尚、国は滅んでも何処かで住人が生きていると言う話もありますが定かではありません


最後はドラゴン達です
霊峰ウィンターホルンに住む彼らはこの世界において最強種です
普通の剣や弓ではそのウロコを貫く事は出来ず、その吐くブレスは強力無比
ぶっちゃけ倒すのが無理ゲだと言う話でしたが、最近はそうでもなくなってきたようです
彼らの仲間になるとツンデレワーグナーやデレデレベリアル、クーデレハインデルと仲良く出来ます
ただし、全員、トカゲですが



まぁ、何処を選んでも攻略できないヒロインと言うのは多分出てこないので!
こうニュアンス的にここに所属したいな!!みたいなので選んでくださいなー

って事でスタートする勢力を下1でー

あいあいー
じゃあ、初期所属国が決まったところで京ちゃんの境遇を決めましょうかー


まず出身ー


01~20 奴隷
21~40 平民
41~60 下級貴族
61~80 上級貴族
81~00 王族

下2でー

平民かー
タイタニアは特に何処かと戦争している訳じゃないんで平民だと安心ですね><

と言うわけで次はステータスです
基本的には戦闘力以外に決めるつもりはありませんでしたが
折角、平民で温和にスタート出来そうなんで、その他も決めていきましょうかー

って訳でー


戦闘力 下1
商業力 下2
政治力 下3


戦闘力7
商業力6
政治力67


これは酷いwwwwwwwwwww
戦闘力なくて商業力もなくて政治力だけ高いって事はどこかの国から逃れてきた難民だったんでしょうかねー
で、元々、下級貴族辺りだったんでそこそこ政治的能力を発揮出来る的な




まぁ、現在は爵位も何もないんで平民です
…で、このステだともう官僚目指すしかないんで仕事は官僚だとしてー


01~40 下っ端というかほぼバイトレベル
41~80 下級官僚
81~120 中級官僚
121~160 上級官僚
161~200 大臣クラス


政治力の+67加えて下2のコンマでー

中級官僚ですね
やだ、凄い妥当なところ…


後、一応ステは展開次第であがっていきます
最初は貧弱の坊やかもしれませんが血反吐を吐いて強くなろうぜ(グルグルおめめで)



               ,..  / ヽ ´⌒> 、

             /             \
            /      |  }!      \⌒
.           /  /   !   |   | ヽ   \
           /ィ  :|  \∧  | /| |! トー―
           | _|VT示r ∨j/示rx/ V(

            レ1(  弋,り   弋り {ソ V            __
             |/V{   ___   从|>ー―――r―――/ /
             ___/>、 V /  イ7   /     /――-、  \
          ___/   | | ー 77 /   /     /      ー―
         ノ  (    | |  / /    /     /
       /     \|   | | / /    /´ ̄ ̄ ̄
     /        !   ∨∨ /  /(
  _/\     /|/   ∨ / / /  ⌒ヽ
 ー  / \    / 人   〈 /  /       |
   し′     ̄  ,  >==≠  | /⌒ ト{_
             |    | |/    |/|   |::::}!
             |   \| {___/::/|   |::/




オっス、オラ京太郎!
元はラグナネイブルの貴族だったけど、あまりにも貧弱でバーサーカーにもなれなかったので
王に「死ね♪」って言われたから同盟国のタイタニアに亡命してきたゾ☆
まぁ、亡命と言ってもほぼ裸同然で焼け出されたもんだから家財も何も持ってないし、タイタニアではほぼ平民だけどな!!!
それでもなんとか勉強して中級官僚になれました
ビバ!タイタニア!!!
やっぱ戦争ばっかりしてる国はダメだな!!!!


京太郎「(…ま、何はともあれ、これから頑張ってタイタニアの為に尽くしていかないとな!)」

京太郎「(と言う訳で、まずはタイタニアの現状を確認しよう)」

京太郎「(まずタイタニアはこの世界で一番、歴史が古い国だ)」

京太郎「(治世も…まぁ、最善って訳じゃないが、最悪でもない)」

京太郎「(少なくとも、この数年戦争がないってだけで我が国王陛下 ―― エドマンド様の手腕は評価出来るだろう)」

京太郎「(まぁ、逆に言えばソレ以外はダメダメなんだが…げふげふ)」

京太郎「(ともかく、今のタイタニアは平和だ)」

京太郎「(魔王と妖精女王とも一定の距離を保っている)」

京太郎「(ともすれば、コウモリやろうと言われそうだが、今の状況はそれが最善だ)」

京太郎「(魔王も妖精女王もともに強力なんだから)」

京太郎「(歴史以外では両国に劣るタイタニアは、その両国に睨まれ過ぎないよう立ち回らなきゃいけない)」




京太郎「(ま、欲を言えば、バレンタインの首都跡地にある魔力炉、コルドロンが欲しい)」

京太郎「(あの見上げるほど巨大な鉄の炉からは無限に魔力が生まれいでると聞く)」

京太郎「(それがあれば我が国の魔法使いはより強力な力を発揮出来るだろうし…)」

京太郎「(魔力で出来た結晶 ―― 魔石を生産する事が可能だ)」

京太郎「(その魔石から作った武器は竜のウロコさえ切り裂くと言われているし…)」

京太郎「(それで出来た武器を配備出来れば、ドラゴンであろうと怖くない)」

京太郎「(でも、それに手を伸ばそうとすれば魔王や妖精女王との戦闘は避けられないんだよなぁ)」

京太郎「(最善は両国が戦争で疲弊したところを横殴りで奪う事なんだが…)」

京太郎「(しかし、森から無限に湧き出る妖精はまだしも魔王の軍勢はまったく疲弊しちゃいない)」

京太郎「(元々、バレンタインと殴りあってたところを、妖精から横殴りされてボロボロになったはずなんだけどなぁ)」

京太郎「(…あっという間に立ち直って、再び妖精と戦争始めてる辺り、ホント、あの国は異常だ)」

京太郎「(オーダイン様の政治力もヤバイが…男で戦えないなら死ね!がまかり通る社会だし)」

京太郎「(女も女で戦えなくなったら強い男に孕ませてもらえよ!!!だからなぁ…)」

京太郎「(
国民全体が蛮族ってレベルじゃねぇぞ)」


京太郎「(ちなみに我が国は炎の国との国交はありません)」

京太郎「(つーか、アレ国だって自分たちで言ってるだけだからなぁ)」

京太郎「(炎の王オニキスは傲慢ながらも話が分からない人じゃないらしいが…)」

京太郎「(あの国で国民として生活しているのはオニキスとその妹達のみ)」

京太郎「(この世界で流通している通貨も使えず、税収もなし)」

京太郎「(国の定義はまぁ色々と議論の余地はあろうが…)」

京太郎「(あそこに限っては国と言うよりも一つの大家族だと思ったほうが良い)」

京太郎「(まぁ、その大家族の中でオニキス王がハーレムを作ってるらしいんだが)」

京太郎「(…う、羨ましくない…羨ましくなんかないぞ…!!)」

京太郎「(男としてハーレムは夢だが…全員妹なんて明らかに狂ってる)」

京太郎「(近親相姦が普通だと受け入れるよりは慎ましやかな奥さん一人貰って、末永く一緒に暮らした方が良い)」

京太郎「(つーか、俺の安月給じゃ、嫁さん一人養うのが限界ってな感じだからなぁ…)」


京太郎「(ホント、世界って奴は世知辛いぜ…)」

京太郎「(せめてもうちょい税金が安くなってくれれば、俺の生活も楽になるのに…)」

「おい」

京太郎「あ、はい」

「さっきから地図を見て随分と暇そうじゃないか」

京太郎「あ、あははは」

京太郎「い、いや、違いますよ、別に暇してる訳じゃなくって…」

京太郎「ただ、我が国がこの先、どう世界に向き合っていくのかを考えていたんです」

「ほうほう。そりゃ感心だ」

「…だがな、うちは史料課であり、この国の歴史をまとめる部署だ」

「その辺は外交部にまかせておけ」

京太郎「ですよねー」

「ほら、それよりも仕事だ」ポスン

京太郎「これは?」

「王が我が史料課からの本をお望みだそうだ」

「面通しついでにお前が運んでこい」

京太郎「げ…マジっすか」


「げ、とはなんだ」

「もしかしたら覚えめでたく昇進と言う話になるかもしれんぞ」

京太郎「まぁ、そうなりゃ良いですけど…でも、エドマンド様でしょ?」

京太郎「王の名のついた通りで商いをしたら罰金とか」

京太郎「税を軽くしろって言ったら死罪とかそういうめちゃくちゃな法令出してる人なんですよ?」

京太郎「覚えめでたく昇進どころか、即座に首チョンパだって考えられるじゃないですか」

「まぁ、確かにそうだが…」

「しかし、あの方はお前が考えているような気難しい方ではない」

「どちらかと言えば臆病な方だ」

京太郎「臆病…ねぇ」

京太郎「でも、エドマンド様って昔、タイタニアを襲った魔獣を屠った英雄なんでしょう?」

「あぁ。そうだ」

「バレンタインとの戦争中、タイタニアを襲い、七日七晩暴れた魔獣を見事打ちとってみせた英傑だよ」

京太郎「…なのに、臆病ってどういう事なんです?」

「エドマンド様ももうお年だ」

「色々と弱気になられてもおかしくはないだろう」

「それよりも早く行け」コツン

京太郎「いてっ…はーい…」


京太郎「(ったく…人使いが荒いんだから)」

京太郎「(俺のような貧弱坊やが本を運んで怪我をしたらどうするんだっての)」

京太郎「(…ま、普段、史料課なんて殆どサラリーシーフ同然だけどさ)」

京太郎「(年に一度の大仕事と言えば、本がカビでやられないよう干す程度)」

京太郎「(それで少なくない給金貰ってるんだから、たまにはちゃんと働かないとな)」

京太郎「(…ま、その給金も大半が税金で持っていかれる訳だけど…っと)」

「……か」

「……だ」

京太郎「(…アレ?)」

京太郎「(あの特徴的な服装は…うちの魔法使いか?)」

京太郎「(でも、見ない顔だなぁ…)」




下1
1 もしかして曲者?
2 まぁ、気にしないでおくか


京太郎「(…もしかして曲者?)」ササ

京太郎「(うちは今、何処とも戦争してない平和な国ではあるけれど…)」

京太郎「(でも、魔王や妖精軍との戦いを左右する程度のちからはあるんだ)」

京太郎「(もしかしたら、オーダイン様か妖精女王が、うちの国の動向を探る為に出したスパイかも…)」

京太郎「(幸い、こっちには気づいていないみたいだし…)」

京太郎「(少し盗み聞きさせてもらうとするか)」ジィ

赤い魔法使い「…首尾の方はどうだ?」

白い魔法使い「問題ない。バレンタインの呪いもほぼ解析が終了した」

白い魔法使い「解呪は出来ぬが、掛ける事は問題なく出来よう」

京太郎「(…バレンタインの呪い?)」

京太郎「(それって…あの一夜にして滅びたっていう魔法王国の事だよな…)」

京太郎「(それの呪いを掛けるって…コレやばくないか…?)」

京太郎「(呪いってのがどんなもんか分からないけど…でも、間違いなく平穏なものじゃないだろ…)」

京太郎「(…出来れば、このまま聴き続けたいけど…)」

京太郎「(でも、このままこうしていても気づかれる可能性は増えそうだし…)」


下1
1 厄介事からはすたこらさっさだぜ!
2 ここまで聞いて見て見ぬふりなんて出来ない


京太郎「(…いや、ここまで聞いて見て見ぬふりなんて出来るかよ)」

京太郎「(既にここまで聞いてしまったんだ)」

京太郎「(出来るだけ息を殺して…情報を集めるんだ)」スッ

赤い魔法使い「…だが、それで口を割るかどうか」

白い魔法使い「アレは今まで我が身可愛さで我々の言いなりだった男よ」

白い魔法使い「二度と解けぬ呪いでプーカにさせられるくらいならば口を開くだろう」

白い魔法使い「秘術の事を教えれば、良し」

白い魔法使い「それでダメならば…延々と傷めつけ続けるまで」

白い魔法使い「プーカの生命力は並桁外れておるからな」

白い魔法使い「普通の拷問を幾ら行ったところで死にはすまい」

白い魔法使い「既に王の替え玉も用意してあるから問題はなかろう」

京太郎「(…王の替え玉…?)」

京太郎「(ってコレもしかしてエドマンド様に呪いを掛けるとか話してるのか!?)」

京太郎「(や、やべぇよ…コレ)」

京太郎「(秘術とか呪いとかプーカとか分かんないけど…)」

京太郎「(でも…こいつらが悪人だって事はわかるし…)」

京太郎「(こいつらを放っておけば…クーデターが起こるってことじゃねぇか…!)」





京太郎「(ど、どうする…?)」

京太郎「(この話をエドマンド様に伝えに行くか?)」

京太郎「(それとも…このまま聞き続ける…?)」

京太郎「(…どっちにしても長居をし過ぎた)」

京太郎「(両方ともリスクがあるけれど…)」



下1
1王のところに行こう
2このまま聞き続けよう


京太郎「(え、えぇい…!ここまで聞いたらもう同じだ!!)」

京太郎「(このまま最後まで聞き続けてやるよぉおお!!!)」

赤い魔法使い「では、決行は…」

白い魔法使い「焦るな。まだ時期ではない」

赤い魔法使い「だが、魔王と妖精女王の戦いは激化する一方じゃ」

赤い魔法使い「時間はそう長くはないぞ」

白い魔法使い「分かっておる」

白い魔法使い「だから、今月の末に再び王を問い詰めるつもりだ」

白い魔法使い「大人しく秘術の事を教えればよし」

白い魔法使い「それに従わぬのなら…」

京太郎「…っ」ゴクッ


下1 末尾
1 気づかれる
2 気づかれる
3 気付かれない
4 気づかれる
5 気づかれる
6 気づかれる
7 気づかれる
8 気づかれる
9 気づかれる
0 気付かれない

なんで20%をピンポイントで引くんだよwwwwwwww


白い魔法使い「この宮廷魔法使いウラズールの手によって…」

白い魔法使い「永遠の地獄を味わう事になるとな」

京太郎「(き、宮廷魔法使い、ウラズール…!?)」

京太郎「(って、今、どんな大臣よりも王に頼りにされてるっていう魔法使いじゃねぇか…!)」

京太郎「(コイツの言う事なら王は何でも聞いてしまうって言う…そんな噂もあるくらいの大物…!)」

京太郎「(しかも、この国が数多く召し抱えてる魔法使い達のトップでもある訳だから…)」

京太郎「(下手をすればこの国の実験を握っているんじゃないかって…そんな噂もあるような奴で…)」

京太郎「(そんな奴が…エドマンド様に呪いをかけて拷問?)」

京太郎「(しかも…替え玉まで準備してるだって…?)」

京太郎「(…こんなの…王宮で普通に話すような内容じゃないだろ…)」

京太郎「(…それとももうそんな風に話していても問題ないくらい王宮内は掌握されてるのか?)」ブル

京太郎「(だとしたら…この話は直接、エドマンド様に持っていくしか無い…!)」

京太郎「(ほかの人に話しても…俺の身が危うくなるだけなんだ)」

京太郎「(丁度、俺はこうして王に本を届けに行く仕事がある訳だし…)」

京太郎「(このまま王に…この話を伝えよう…!)」


~玉座の間~

京太郎「失礼します」

エドマンド「おぉ、どうした、見ない顔だな」

京太郎「(…これが我が国の国王陛下、エドマンド様)」

京太郎「(既に腰は曲がり、頭も毛も殆ど残っちゃいない)」

京太郎「(老齢によって身体も縮んだのか、今の王は王冠を含めて俺の肩程度)」

京太郎「(実際の身長は俺の胸程度までしかないだろう)」

京太郎「(正直、王冠や王笏なんかがなければ、何処にでもいるおじいさんって感じだが…)」

京太郎「(この人はかつて我が国を救った英雄だって皆が言っているんだ)」

京太郎「(きっと俺の話だって信じてくれるだろう)」

京太郎「…お初にお目にかかります、国王陛下」ササ

京太郎「私は先月から史料課に配属になりました須賀京太郎ともうします」

京太郎「この度は王が所望された本を届けに参りました」


下1
末尾偶数 亡命した須賀家の事をエドマンドは覚えてる
末尾奇数 忘れてた


エドマンド「そうか。そこに置いておいてくれ」

京太郎「(…まぁ覚えてないか)」

京太郎「(そりゃそうだよな)」

京太郎「(これが上級貴族ならまだしも俺の実家は下級貴族だった訳だし)」

京太郎「(十数年前に亡命してきた家の事なんて覚えているはずもないか)」

エドマンド「…どうした?」

京太郎「…いえ、何でもございません」

京太郎「ですが、王に本とは別にお届けしたい話がございまして」

エドマンド「余に話だと…?」

エドマンド「…良い。話してみよ」

エドマンド「余からの配属祝いとしてしばし耳を傾けてやろう」

京太郎「ありがとうございます、国王陛下」ペコリ


下1末尾
1 信じる
2 信じない
3 信じる
4 信じない
5 信じる
6 信じる
7 信じる
8 信じない
9 信じる
0 信じる


エドマンド「…ウルズールが余に呪いを掛け、秘術を聞き出そうとしている…か」

京太郎「はい。私は先程、その話を聞きました」

京太郎「あまりにも恐ろしい企てであるが故に身も震え、血も凍えそうではありましたが…」

京太郎「王の為、ひいては国家の為を思って、こうして王のもとへと来た次第であります」

エドマンド「…そうか。余は幸福だな」

エドマンド「よもや…このような何の力もない老いぼれをそこまで慕ってくれるものがまだいようとは」

京太郎「…国王陛下?」

エドマンド「…京太郎よ」

エドマンド「余がウルズールの傀儡であるという噂は聞いておるか?」

京太郎「……存じております」

エドマンド「そうか。……アレは事実だ」

エドマンド「余は…ウルズールに逆らえん」

エドマンド「魔法によって心を縛られ…謀略によって権力を奪われてしまった」

エドマンド「余はただのお飾りの王…」

エドマンド「国民を人質にされ…それを虐げるような法案を作らされるだけだ…」


エドマンド「だが、それでも…」

エドマンド「それでも王家に伝わる秘術だけは守ってきた…」

エドマンド「しかし…それももう限界かもしれぬ」シュン

エドマンド「よもや…ウルズールがそのような直接的手段に訴え出てくるとは…」

京太郎「国王陛下…お気を確かに」

京太郎「まだ時間はあります」

京太郎「宮廷魔法使いのウルズールをなんとかすれば、まだ…」

エドマンド「…この国にそのような力を持つものはおるまい」

エドマンド「アレはドラゴンすら操る力を持った本物の魔法使いだ」

エドマンド「並大抵の剣士では叶わぬし、魔法使いは全てあちらの味方と来ている…」

京太郎「……では、他の国ならば?」

エドマンド「…他の国だと?」

京太郎「えぇ。この国にはウルズールをどうにか出来る相手はいないかもしれません」

京太郎「ですが、他の国ならばウルズールをどうにか出来る英傑はいるはずです!」

エドマンド「…おぬし」


京太郎「俺は…俺はこの国が好きです」

京太郎「確かに色々と思うところはありますが…でも、とても平和で…」

京太郎「俺の生まれたラグナネイブルのように皆、常にピリピリしたりしていません」

エドマンド「…そうか。お前は…」

エドマンド「須賀家…聞き覚えがあると思うたが…」

京太郎「…はい。昔、国王陛下に亡命を認めていただいた須賀家の子です」

京太郎「その御恩を返したく思い、これまでずっと官僚を目指し続けていました」

京太郎「…ですが、私はラグナネイブルで不要の烙印を押されるような男」

京太郎「剣を持ってウラズールに立ち向かうのは不可能でしょう」

京太郎「…でも、私ならばこの国を出る事が出来ます」

エドマンド「…だが、その旅は過酷だぞ」

京太郎「覚悟の上です」

京太郎「俺は…俺はウルズールを絶対に許す事が出来ません」

京太郎「俺の好きなこの国をめちゃくちゃにしていたウルズールを…」

京太郎「国王陛下を操り、我がもの顔でのさばっていたあの魔法使いを…この国から放逐したいのです」

エドマンド「…………」


エドマンド「……余に出来る事はそう多くはないぞ」

エドマンド「精々…おぬしを外交部の所属にしてその旅にわずかばかりの賃金をくれてやる程度だ」

京太郎「身に余る光栄です、陛下」

京太郎「国の為に発つ私にとって、タイタニア外交部の言葉は100の兵にも劣らぬ味方になる事でしょう」

エドマンド「…分かった」

エドマンド「余はもう…何も言わぬ」

エドマンド「既に…余は生ける屍のような存在だ」

エドマンド「そこにおぬしという救い手が現れたのだから…そこに全てを掛けてみよう」

京太郎「ありがとうございます、陛下」

京太郎「必ずや、私はその期待に答えてみせます」

エドマンド「…うむ。だが、無理はするなよ」

エドマンド「余もこの国も…殆ど死に体だ」

エドマンド「そのようなモノのためにおぬしのような前途ある若者が死んではならぬ」

エドマンド「引き際と間違えるでないぞ」

京太郎「心しておきます、陛下」ペコリ

と言う訳で外交という名目で他の国に行く事になりました
あれー…最後まで聞く選択肢を選ばれた瞬間、絶対にプーカにされて死の国行きになると思ったのに…!!!
おのれ安価め…(´・ω・`)でも、すっごいおもしろい話の展開になったんでいいや


ではエドマンド王から京ちゃんに対するお小遣いを決めましょうかー
下1 コンマ分 Gが貰えます

32G…やったぜ、ミルクが買えるな!(錯乱)
これをさっきの商業力に加算して、現在の京ちゃんの商業力は38ですね


この数値分だけ護衛を雇ったり賄賂を送ったり出来ます
基本的な宿代などに関しては、給金で賄われるので気にしなくてオッケーです
…でも、なんでこのスレはガチファンタジーなのに外交やろうとしてるんだろうね!!!

では、まず京ちゃんが行くところを決めましょうか

魔王の国ラグナネイブルか、妖精女王の領域リングフォールドか、炎の国かー



とりあえずラグナネイブルでは永水勢が出てきて
リングフォールドでは大阪勢が出てきて
炎の国は奈良勢が出てくるつもりです


あ、後、ドラゴンって言う手もありますね
まぁ、まず間違いなく護衛は最後までついてきてはくれないでしょうが!!


と言う訳で京ちゃんの向かうところを下1でー

ここでドラゴンを選ぶ京ちゃんは英雄か頭のネジがぶっ飛んでるかのどっちかだなwwwwww
では、ドラゴンのいるウィンターホルンに向かうとして、その途中の護衛を決めましょうか


護衛のレベルが高ければ高いほど、道中の危険が少なくなり、旅はスムーズに行きやすくなります
簡単に言うとランダム表で悪い結果が出にくくなる感じですね

上級だと悪い結果の確率を一割にしてくれますが、その分お高いく30Gかかります
中級は悪い結果が出る確率が三割で、15G
下級は5Gですが悪い結果が五割になります


下1 という訳でどの護衛を選ぶか決めてくださいな

中級ですね
なんという堅実さ
ドラゴンを味方につけようとしているとは思えないレベルである

では、かるーくステータスー

                ____  _
              /     ' Y  __>
             /           ゙、  \
               /        |    |     `,=-
           /   i _l,-|‐ | | -ト.|_|  ヾ、
             |/ __ ゙、 ハ,ハ|゙、 |/|ハ∧| / ゙、
      ___, -‐::´| /ヘ ゙、,|≡≡ Y ≡NV ___ ゙、

     /:::::::::::::::::и{        丶  | ハ|   ̄
    // ̄ ̄\::::::::::゙、ィ-ャ  r ----┐ ,ノ
   //|::::::/::::::::::||::::::::::/\\_`ー-‐',...イ
  |/:::|::::/::::::::/::|| /「:ト、:::》   T ≫:::::::|
  /:::::::::::::::::::::::::/ ゙̄、::| `ー-,ァ ケ/「|`ーi、
 |:::::::::::::::::::::::::/     |;;|  o〈 // |;;|. / |
./:::::/ー-、:::/:::|    ||;;|   V   |;;|.  |
|::::/::o:::/ヘ|::::::|    /:/   o   |::|  |
|=|===彳 ||::::/    /:/       レ   |
|:::|::::::::::|:::イ、/    |´    o   ,イ   |
|:::゙、__;|:;/:::|     /       / |   |
|::::::::::::::::::::::/    /_      | |   |
!:::::::::::::::::::::|    /―┤  o ┌┤|   |
`ー-、::::::::::|    /       /|  | |   |
     ̄ ̄|o   |     / |   | |   |
//////////////////////////////////////////

名前:須賀京太郎

所属:タイタニア

戦闘力7
商業23
政治67

護衛:中級

目的:残り30日の間にウルズールを倒せる英雄を連れてくる

現在の目的地:竜のいる霊峰ウィンターホルン


では、今日はもうねまーす
明日は有給取ってるので昼辺りから適当に投下してるかもしれません
良ければまた見ていってくださいな(´・ω・`)というかもっとちゃんとしたOP作ってからスレ立てるべきだったね!!
世界観とか色々わかりにくくてごめんなさい

そもそも王様殺される訳じゃなくて秘術聞き出すまで拷問されるだけですしねー
とりあえず月末までは大丈夫っぽいので月末までになんとかしようぜ!って感じです

後、原作からして重い話だから重くなるのは当然なんだけど
ここまでストーリーがアクセル全開なのはコンマの所為だからな!!!


京太郎「(…まぁ、そういう訳で英雄探しに国を出るんだが)」

京太郎「(ぶっちゃけその英雄も並大抵の奴じゃいけない)」

京太郎「(なにせ、国王陛下はウルズールが竜を使役しているとそう言っていたんだから)」

京太郎「(竜…つまりこのエリオン最強の生物を前に、多少、強い奴くらいじゃ歯が立たない)」

京太郎「(最低でもそのウロコを切り裂けると言われる魔石製の武器…)」

京太郎「(サイファーを振るうほどの英傑でなければ)」

京太郎「(が、そんな英傑がそう簡単にタイタニアを救うためにやってきてくれるはずがない)」

京太郎「(有名どころじゃラグナネイブルのオーダイン王や、その娘…)」

京太郎「(はたまた妖精女王本人と、その配下にいる黒い剣士辺りだが…)」

京太郎「(そのどれも重要かつ重鎮であって、国を容易く離れる訳にはいかないだろう)」

京太郎「(少なくとも一ヶ月なんていう短い時間で腰を上げてくれるような人たちではない)」

京太郎「(だからこそ、ここで俺がするべきは…下手に人間の中で竜を倒せる英傑を探す事じゃなく…)」

京太郎「(同じ竜をぶつける事…!!)」


京太郎「(竜は確かに世界最強の生き物だ)」

京太郎「(その気まぐれで滅んだ国なんて歴史に幾らでも存在している)」

京太郎「(タイタニアは決して弱くはないが、竜 ―― 特に龍族最強と謳われるワーグナーを前にしては塵芥も同然だろう)」

京太郎「(かつてのバレンタインと同じく一夜にして国が滅んでしまってもおかしくはない)」

京太郎「(だが、そんな竜にも弱点はある)」

京太郎「(それは数少ない同族に対して、仲間意識が強い事)」

京太郎「(同じ竜同士であれば、本気で戦う事は出来ないし…)」

京太郎「(竜を操るなんて言う彼らをものとしか思っていないウルズールにも怒りを覚えてくれるはずだ)」

京太郎「(暴竜ワーグナーはさておき、賢竜ハインデルの方は温厚だと聞くし…)」

京太郎「(仲間を助ける為、俺の訴えにも耳を貸してくれるかもしれない)」

京太郎「(…つーか、貸してくれないと割りとこの国は終わりだ)」

京太郎「(この国の北にある霊峰ウィンターホルンはただ高いだけじゃなくて、万年雪だと言われている)」

京太郎「(夏でも雪が深く降り積もるその場所に足を踏み入れたら…恐らくかなりのロスタイムになる)」

京太郎「(…だが、成功すればもっとも見返りは大きい)」

京太郎「(距離的にもすぐ側だから…一番、早く事態を解決出来る)」

京太郎「(老齢の王にコレ以上の負担を掛けさせない為にも…俺がドラゴンを説得するんだ…!)」グッ


京太郎「(…まぁ、まずその為には護衛を雇わないとな)」

京太郎「(俺は自他共認める貧弱坊やな訳だし)」

京太郎「(ここからウィンターホルンまでの短い間とは言え、野盗に…)」

京太郎「(いや、それどころかゴブリンに襲われただけでも即座に死ぬ)」

京太郎「(俺の半分くらいの身長しかなくて…ドワーフの親戚みたいな連中だけど…)」

京太郎「(どいつもこいつもゲス野郎で、文字通り身体も腐ってるって話だからなぁ…)」

京太郎「(普通の兵士にとっては軽く追い払える程度らしいが…)」

京太郎「(俺には逆立ちしたってそんな真似は出来ない)」

京太郎「(まぁ、流石にウィンターホルンに一緒に登ってはくれないだろうけれどなぁ)」

京太郎「(ウィンターホルンはラグナネイブル領ではあるけれど…実質、ドラゴン達の支配領域なんだし)」

京太郎「(その上、人間に対して悪意を持つ小人族のトロルなんかが住み着いてるんだから)」

京太郎「(旅立ちに際して国王陛下からかなりの金貨をもらっているけれども…)」

京太郎「(傭兵に命を捨てさせるほど莫大なものじゃない)」

京太郎「(ま、ともかく…)」カランカラン

酒場のマスター「お、いらっしゃい」


酒場のマスター「何か飲むかい?」

京太郎「そうだな。とりあえずエールを一つ」

京太郎「後、今、手が空いてる護衛のリストが欲しい」

酒場のマスター「了解。ちょっと待っててくれ」

京太郎「(…ふぅ。さて…)」

京太郎「(腕の良い護衛が開いてくれていれば俺も楽なんだけれど…)」




大釜の炎で大地は沈む
鏃と刃で底打てど
たぎりは溢れん
ただ歩をば戒めるのみ


燭々たる6つ眼の獣が駆ける
救いの御手の導き手
苦痛を払うるは我が息子


死の凱旋で冥府の王は現る
漆黒を脅かすは
時に亡き彼の主の影


森を焦がし灼熱が来たる
人には抗えぬ炎の奔流は
いずれ世界樹に阻まれ消える


蛇の王が残りを喰らい尽くす
混沌と炎から生じ
母の手で眠る
大地に生命は絶え
終焉が満ちる


京太郎「…」


吟遊詩人「故に終焉を恐れよ。終焉に備えよ」

吟遊詩人「我らは滅びゆく運命」

吟遊詩人「それど滅びは、終焉は、無にあらず」

吟遊詩人「終焉の後、この世界にはあらたなる秩序が現れよう」

京太郎「……エリオン叙事詩か」

マスター「おまたせ。…ってなんだ」

マスター「お客さん、エリオン叙事詩は嫌いかい?」

京太郎「バレンタインで生まれた滅びの予言だろ?」

京太郎「常識的に考えれば好きになれるはずないさ」

マスター「まぁ、そりゃそうだな」

マスター「特に最近は物騒だ」

マスター「バレンタインが消えて、幾らか平和になると思ったが…」

マスター「魔力炉コルドロンをめぐって、魔王と妖精女王が戦争を続けている」

マスター「うちの国は今のところ平和だが…いずれは巻き込まれるだろうし」

マスター「こんな状況じゃ終焉とやらが真実味を帯びて感じられるのも当然さ」


マスター「ま、滅びよりも何よりも、俺達にとっては明日の飯の種の方が重要だけどな」

京太郎「違いない」クス

マスター「まぁ、その為にはお客さんもゆっくりして金落としてってくれよ」

マスター「うちはエールだけじゃなくてラムステーキも絶品だぜ?」

京太郎「そいつは心惹かれるが…こっちは急ぎでね」

京太郎「可能な限り早くに発ちたい」

京太郎「最低でも明日…出来れば、今日の内が良いな」

マスター「はぁ…そんな依頼初めてだよ」

マスター「お客さん、夜逃げでもするのかい?」

京太郎「どっちかっていうと…死ににいくってところかな?」

マスター「…事情は知らないが、若い内から自棄になるもんじゃないよ」

マスター「人生以外と前向いていればなんとかなるもんさ」

京太郎「ありがとうな」

マスター「良いって事よ」

マスター「それより行き先は何処だい?」

京太郎「ウィンターホルンだ」

マスター「じゃあ、この辺りがうちとしてはオススメかねぇ」

マスター「実力はそこそこあるし、予定も開いてる」

マスター「今、上で休んでるところだから、言えばすぐに準備を始められるだろうぜ」

京太郎「ありがとう。じゃあ、そいつで頼む」チャリン

マスター「毎度。じゃあ、ちょっと呼ばせて来るよ」


傭兵「よう。ご主人」

傭兵「新進気鋭の俺を雇うなんざ、中々、目が高いじゃねぇか」

傭兵「俺にまかせておけば、旅は常に順風満帆」

傭兵「どんな敵だって、一捻りにしてやるさ」

京太郎「(…若いな)」

京太郎「(俺よりもちょっと年下ってところか)」

京太郎「(そんな年でこうして独り立ちして傭兵できてるんだから)」

京太郎「(恐らく腕の方は確かなんだろう)」

京太郎「(…まぁ、ちょっとお調子者っぽいのが気になるけれど)」

京太郎「それが例え、ドラゴンでもか?」

傭兵「や、止めてくれよ、そういう冗談言うの」

傭兵「ご主人はハインデルの事知らないのかよ?」

傭兵「世界どころか未来まで見通す眼を持ってるって話だぜ?」

傭兵「冗談でもドラゴンを倒せるなんて言えないっての」ブル


京太郎「はは。悪い悪い」

京太郎「(…本当にヤバイ奴は知っている)」

京太郎「(少なくとも若さだけに任せて突っ込むタイプじゃないか)」

京太郎「(仲介料も決行高かったが、こりゃお買い得だったかもな)」

傭兵「で、ご主人の行き先はウィンターホルンだって聞いたが…」

京太郎「あぁ。その麓までで結構だ」

京太郎「頂までは一人でのぼる」

傭兵「…正気かい?」

傭兵「小憎たらしいトロルどもと悪霊たちがうようよいる山に一人で登るなんて」

傭兵「よしんば登り切れたとしても頂上にいるのはドラゴンだ」

傭兵「世界最強の生物がいる場所に何をしに行くんだよ」

京太郎「実は…」

傭兵「あーあー!」

傭兵「やっぱり言わなくても良い!」

傭兵「絶対に厄介事だって直感で分かるから!!」

傭兵「聞いたら後戻り出来ないって分かるから!!」

京太郎「…チッ」


傭兵「まぁ、何はともあれだ」

傭兵「頂ならともかく麓までくらいだったら依頼も受けるよ」

傭兵「どうせ道中に出るのはちょっとした野盗かゴブリン程度だろうしな」

傭兵「大船に乗ったつもりで任せてくれよ!!」



目的地:ウィンターホルン【通常到達日数七日】 下1

1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ????


京太郎「しっかし…」

傭兵「ん?」

京太郎「ほんとに優秀なんだな」

京太郎「若いからって馬鹿にしてたつもりじゃないんだが…」

京太郎「もっと血気盛んなタイプだと思ってたよ」

傭兵「ま、これでもそれなりに修羅場も潜ってきてるからな」

傭兵「ピンでやってくには実力だけじゃ無理だ」

傭兵「ある程度、何でも自分でこなせなきゃいけない」

傭兵「突っ込んで暴れて、それでご主人が死んだら洒落にならないだろ」

傭兵「気配を殺してゴブリンどもをスルーするなんてお手の物さ」

京太郎「なるほどなー」



どうせですし京ちゃんの料理ステとか決めちゃいましょうかー
下1 京ちゃん
下2 傭兵

あ、ごめんなさいコンマです


京太郎「…なのに料理は出来ないと」グツグツ

傭兵「うっせーな!そういうのはもう一人の仕事だったんだよ!!」

京太郎「もう一人って?」

傭兵「…俺と組んでた奴の事だ」

傭兵「つい2ヶ月前に死んじまったけどな」

京太郎「…悪い」

傭兵「良いんだよ。この業界じゃ良くある事だ」

傭兵「俺もいずれ死の女王のところに行く」

傭兵「その時、嫌ってほど恨み言をぶちまけてやるさ」

傭兵「…それよりご主人の料理はマジうまいな」ズズズ

傭兵「ご主人料理人か何かなのか?」

京太郎「残念だけど俺は官僚だよ」

傭兵「へぇ…勿体無い」

傭兵「マスターの料理よりもずっと上手いのに」

傭兵「ご主人ならエドマンド通りで店開けると思うぜ」

京太郎「はは。いっそ首になったら料理人ってのも良いかもな」

傭兵「そんときゃ是非とも用心棒として呼んでくれよ」

傭兵「ご主人なら安くしとくからさ」

京太郎「ちゃっかりしてるなぁ…」



目的地:ウィンターホルン【残り到達日数6日】 下1

1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ????


傭兵「おっと、ご主人、そっちじゃないぜ」

京太郎「ん?」

傭兵「実はこっちの道の方が近道なんだよ」

京太郎「…でも、地図にはそっちに道はないぞ」

傭兵「そりゃそうだろ」

傭兵「これは傭兵だけが知ってる近道みたいなもんさ」

傭兵「普通の地図じゃ炙ったって出てこねぇよ」

京太郎「…そんな道俺に教えちゃって良いのか?」

傭兵「ま、ご主人は悪い人じゃなさそうだしな」

傭兵「それに久しぶりに旨い飯を食わせてくれた礼だ」

傭兵「急いでるようだし、近道させてやるよ」

京太郎「ありがとう。助かるよ」



目的地:ウィンターホルン【残り到達日数4日】 下1

1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ????


傭兵「ふー…」

京太郎「大丈夫か?」

傭兵「あぁ。所詮はゴブリン三体だしな」

傭兵「この程度で負けるようじゃ傭兵は務まらないよ」

傭兵「…にしても」

京太郎「ん?」

傭兵「ゴブリンはずる賢い連中だから、普通、護衛がいたら襲ってこないんだがなぁ…」チラ

京太郎「うぐ」

傭兵「ご主人がよっぽど弱そうに見えたんかねぇ」クスクス

京太郎「う、うるさいなー!」


目的地:ウィンターホルン
【残り到達日数3日】(悪い確率が三割じゃなかったのでちょっと修正)
【残り時間27日】

下1

1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
8 慣れない旅路に熱を出してしまう(到達日数-1 次回、アクシデントが多くなる)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ????


京太郎「おー…すげぇ」

京太郎「まさかもうウィンターホルンのすぐ近くまで来れてるとは…」

京太郎「予定の半分以下じゃねぇか」

傭兵「ふふーん。これがやり手の傭兵って奴よ」

京太郎「いや、マジすげぇわ」

京太郎「感心してる」

傭兵「へへ」テレテレ

京太郎「…ま、もしかしたら残り一日の付き合いかもしれないけどさ」

京太郎「明日もよろしく頼むぜ」

傭兵「任せとけってご主人!」


目的地:ウィンターホルン
【残り到達日数1日】
【残り時間26日】

下1

1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
8 慣れない旅路に熱を出してしまう(到達日数-1 次回、アクシデントが多くなる)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 あまりにも貧弱すぎたので身体を鍛えて貰った(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ????

この傭兵ちょっと優秀すぎんよおおおおお!!!


傭兵「さて、到着っと」

京太郎「おー…でけぇ」

傭兵「雲を貫く霊峰ウィンターホルンとは良く言ったもんだよな」

傭兵「ここまで近づくと頂上すら見えないし」

京太郎「だよなぁ…これを今から登るのかぁ…」

傭兵「…念の為に確認するけどさ」

傭兵「マジで行くのかよ?」

京太郎「…ま、これでも一応、国の未来って奴を背負ってるんでね」

京太郎「行かなきゃ国は滅ぶとなれば…宮仕えとしちゃ行くしか無いだろう」

傭兵「…そうか」


下1
1 じゃあ、ここで契約満了だな
2 一緒に行ってやるよ
3 仕方ないから待っててやるよ
4 じゃあ、ここで契約満了だな
5 一緒に行ってやるよ
6 仕方ないからまっててやるよ
7 一緒に行ってやるよ
8 じゃあ、ここで契約満了だな
9 仕方ないから待っててやるよ
ゾロ目 ???


傭兵「じゃ、ここで契約満了だな」

京太郎「あぁ、ここまでありがとう」

傭兵「良いって事よ。これも仕事だしな」

傭兵「ご主人…いや、アンタは決して金払いの悪い依頼人じゃなかったし」

傭兵「こっちに対して特に偏見も持たなかったから俺もやりやすかったよ」

京太郎「それはこっちの台詞だよ」

京太郎「予定の半分の日数でここまで来れたのはお前のお陰だ」

京太郎「本当にありがとう」

京太郎「…じゃあ、元気でな」

傭兵「アンタの方こそな」

傭兵「ドジ踏んでトロルどもに殺されたりするんじゃねぇぞ」


目的地:ウィンターホルンの頂
【残り到達日数10日】
【残り時間25日】

下1

1 トロルから逃げまわって迷ってしまった(到達日数+1)
2 何事もなく、一日が進んだ(到達日数-1)
3 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
4 トロルに捕まった (→戦闘)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
7 雪崩に巻き込まれた!(→ アクシデント表)
8 吹雪で足止めされる(進捗なし)
9 バグベアに襲われた(→戦闘)
0 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
ゾロ目 ????


京太郎「ふぅ…」

京太郎「(…なんとか今日は特にトラブルもなく進めたな)」

京太郎「(まぁ…まだまだ先は長いから安心なんて出来ないんだけどさ)」

京太郎「(…それに一人って思ったよりも心細い)」

京太郎「(今まで何度か旅はした事はあるけれど…でも一人なんて事はなかった)」

京太郎「(でも、今は一人…しかも、不慣れな雪山で…)」

京太郎「(どんなことがあっても…一人で対処しなければいけない…)」

京太郎「(正直、怖いよ)」

京太郎「(特に…もし、トロルや悪霊なんかに捕まったらどうしようって今からでもビクビクしてる)」

京太郎「(一応、護身用の剣は持ってきてるけど…元々の俺があまりにもダメ過ぎるんだから)」

京太郎「(…でも)」

京太郎「(でも、俺がやらなきゃ…ダメなんだ)」

京太郎「(エドマンド様を…タイタニアを救えるのは今、俺しか居ない)」

京太郎「(だから…)」



目的地:ウィンターホルンの頂
【残り到達日数9日】
【残り時間24日】

下1

1 トロルから逃げまわって迷ってしまった(到達日数+1)
2 何事もなく、一日が進んだ(到達日数-1)
3 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
4 トロルに捕まった (→戦闘)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
7 雪崩に巻き込まれた!(→ アクシデント表)
8 吹雪で足止めされる(進捗なし)
9 バグベアに襲われた(→戦闘)
0 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
ゾロ目 ????

なんでこんなにコンマ優秀なんですかねぇ(困惑)
半分はアクシデントなのになんで引かないんだよおおおおおお


京太郎「(これでおおよそ二分目ってところか)」

京太郎「(物資も体力も予定していたよりも余裕はある)」

京太郎「(…やっぱ、これもあの傭兵が居てくれたお陰だな)」

京太郎「(今更だけれど…感謝しないと)」

京太郎「(国に帰ったら改めて飯の一つでも奢ってやるかな)」

京太郎「(まぁ…ちゃんと帰れるかどうかさえ定かじゃないんだけどさ)」

京太郎「(って弱気になるなよ、俺)」

京太郎「(一人の今、弱気になったら一気に崩れる…)」

京太郎「大丈夫だ…俺は大丈夫…」


目的地:ウィンターホルンの頂
【残り到達日数8日】
【残り時間23日】

下1

1 トロルから逃げまわって迷ってしまった(到達日数+1)
2 何事もなく、一日が進んだ(到達日数-1)
3 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
4 トロルに捕まった (→戦闘)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
7 雪崩に巻き込まれた!(→ アクシデント表)
8 吹雪で足止めされる(進捗なし)
9 バグベアに襲われた(→戦闘)
0 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
ゾロ目 ????


京太郎「(今日も順調…っと)」

京太郎「(なんとかトロルに見つかる事なくここまで来れている…)」

京太郎「(しかし、あいつらなんなんだろうな)」

京太郎「(見た目白い毛皮を来た黒い獣って感じなんだけど…)」

京太郎「(なんであそこまで人間の事を目の敵にするんだろう)」

京太郎「(聞いた話によると雪球とか投げつけたりしてくるらしいし…)」

京太郎「(……もしかしてあいつらにとっては遊んでるつもりとか?)」

京太郎「(いや、ないな、うん)」

京太郎「(幾ら種族が違うからって人間が死ぬレベルの雪球投げるのが遊びじゃないだろ)」

京太郎「(見た目は鼻水タラシた間抜けな感じだけど…明らかに人間に対して悪意がある生き物だな)」



目的地:ウィンターホルンの頂
【残り到達日数7日】
【残り時間22日】

下1

1 トロルから逃げまわって迷ってしまった(到達日数+1)
2 何事もなく、一日が進んだ(到達日数-1)
3 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
4 トロルに捕まった (→戦闘)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
7 雪崩に巻き込まれた!(→ アクシデント表)
8 吹雪で足止めされる(進捗なし)
9 バグベアに襲われた(→戦闘)
0 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
ゾロ目 ????


京太郎「ひぃいいぃい!」

トロル「ニンゲンだ!」ゴロゴロ

トロル「ニンゲンだ!!コロせ!!」バッ

京太郎「(こわいこわいこわいこわいこわい!!)」

京太郎「(なんかすっげえええええ物騒な事言ってるううううう!!)」

京太郎「(つーか、早ぇえええ!)」

京太郎「(俺の身長の半分しかないのにめっちゃはえええええええ!!)」

京太郎「(あぁ…くそ!!もうちょっとで半分だったのに…!!)」

京太郎「(トロルどものあほおおおおおおおおお!!!!)」


目的地:ウィンターホルンの頂
【残り到達日数8日】
【残り時間21日】

下1

1 トロルから逃げまわって迷ってしまった(到達日数+1)
2 何事もなく、一日が進んだ(到達日数-1)
3 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
4 トロルに捕まった (→戦闘)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
7 雪崩に巻き込まれた!(→ アクシデント表)
8 吹雪で足止めされる(進捗なし)
9 バグベアに襲われた(→戦闘)
0 何事もなく一日が進んだ(到達日数-1)
ゾロ目 ????


トロル「ニンゲン ドコだ!?」

トロル「ニンゲン サガす!!」

トロル「ニンゲン シね!!」

京太郎「(…やだ…ホントもうやだ…)」

京太郎「(あいつらマジでしつこすぎだって…)」

京太郎「(お陰でまったく前に勧めてないじゃないか…!)」

京太郎「(くっそ…あの傭兵のお陰で稼げた時間がドンドンと無駄になっていく…)」

京太郎「(このままじゃ…)」

ゴゴゴゴゴ

京太郎「…え?」

京太郎「(…なんだ、この地響きは…)」

京太郎「(まさかこれって……いや、そんな…)」

京太郎「(幾ら今の俺が最悪と言って良いほどついてないといっても、そんな事…)」チラ

雪崩「やっほ^^」

京太郎「うわあああああああっ!!!!」


下1

1 麓近く戻されてしまう
5 到達日数+1
2 到達日数+2
3 到達日数+1 
4 残念!!京ちゃんの冒険はここで終わってしまった!!
5 麓近く戻されてしまう
6 到達日数+1
7 奇跡的に助かった
8 到達日数+2
9 到達日数+1
0 奇跡的に助かった


別に竜に会えなくてタイタニアが滅んでもスレは続くんやで(ニッコリ)
と言うか、ぶっちゃけこの世界観だと死んでも話を続けられますしね

あ、ごめん。ゾロあります!
入れるの忘れてた(´・ω・`)


と言う訳でー下1

偶数 通りすがりのワルキューレ
奇数 通りすがりのドラゴン

なんやこの京ちゃんの強運wwwwwwwwwww


京太郎「(あぁぁ…くそ…)」

京太郎「(雪崩に巻き込まれて…もう身体中ボロボロだ…)」

京太郎「(生きてるだけでもマシっちゃマシだけど…)」

京太郎「(多分…腕とか折れてる…)」

京太郎「(荷物もどっか行っちゃって…多分、もう…ダメだ)」

京太郎「(…でも…諦めたく…ない…)」ズル

京太郎「(俺しか…いないんだ…)」

京太郎「(俺の大好きな国を護れるのは…今、俺しか…いない…から)」

京太郎「(例え、這いずってでも前に…前に進……)」ドサ

「…………」

その姿を上空から見ていたのは



下1
偶数 烈火のウロコを持つ天空の覇者
奇数 黄金のウロコを持つ聡明たる預言者


なんでデレやすい子の方を選ぶんですかねぇ…


下1

1 なんや可哀想やんけ助けたろ
5 中々、見所あるやんけ、うちのこうへんか?
2 なんや可哀想やんけ助けたろ
3 なんや可哀想やんけ助けたろ
4 残念だが当然、ここで死んでゆけ
5 中々、見所あるやんけ、うちのこうへんか?
6 なんや可哀想やんけ助けたろ
7 なんや可哀想やんけ助けたろ
8 残念だが当然、ここで死んでゆけ
9 なんや可哀想やんけ助けたろ
0 中々、見所あるやんけ、うちのこうへんか?

くそwwwwくそwwwwwww
なんだこのコンマに翻弄されてる感wwwwwwww


ハインデル「人の子か」

ハインデル「我らの力を借りにこんなところにまで来たその覚悟」

ハインデル「そして最後まで諦めなかったその強さは評価しよう」

ハインデル「…だが、無駄なのだ人の子よ」

ハインデル「世界はいずれ終焉に満ちる」

ハインデル「お前が必死になって助けようとする国もまた…滅ぶのだ」

ハインデル「我にはそれを先延ばしにしてやる事しか出来ない」

ハインデル「いや、そうして訪れる終焉の際に、お前がどれほど心痛めるかを思えば」

ハインデル「ここでお前を苦しませず死なせてやるのが慈悲だろう」

ハインデル「…許せとは言わん」

ハインデル「恨み言はいずれ全てが終わった後で聞こう」グシャ


京太郎「う…うぅ…」

京太郎「…………あれ、ここは…?」ムク

京太郎「(…暗い、寒い…大地も乾いて…命の息吹も感じられない…)」

京太郎「(風もなくて…ただ全てが停滞しているような世界…)」

京太郎「(生きるものの気配を感じられないし…これはもしかして…)」

京太郎「死の国…エンデルフィア…か」

京太郎「(…そうか。死んだのか、俺…)」

京太郎「(まぁ…当然だよな)」

京太郎「(雪崩に巻き込まれてもなんとか頑張ったけど…)」

京太郎「(途中で意識を失ってしまったんだ…)」

京太郎「(きっとトロルどもの玩具にされて死んでしまったんだろう)」

京太郎「(あーあ……ホント、馬鹿みたいだ)」

京太郎「(自分しかいないなんて…そんな英雄願望抱えてさ…)」

京太郎「(結局、何も救えずに…死んでしまうなんて…)」グッ


京太郎「(…でも…!)」

京太郎「(だけど…救いたかったんだよ…!)」

京太郎「(俺にとってタイタニアは第二の故郷だった!)」

京太郎「(ラグナネイブルじゃ、ゴミのようにしか見られなかった俺を…)」

京太郎「(人並みのニンゲンとして扱ってくれたあの国が俺は大好きだったんだ!!)」

京太郎「(例え馬鹿でも…大間抜けであっても…!!)」

京太郎「(俺は…!!)」

???「おぉ、この匂い…」

京太郎「…え?!」ビクッ

京太郎「(な、なんだ、この声…)」

京太郎「(まるで…冥府の底から響くような恐ろしい声は…)」

京太郎「(まさかこれが音に聞く死の女王オデットの声なのか…!?)」ビクビク


???「懐かしい…」

???「タイタニアの料理の匂いだ…」

???「あぁ…まぶたに今にも蘇る…」

京太郎「だ、誰だ…!?」

京太郎「お前は一体、誰なんだよ…!?」

???「…私か」

???「私はただの…亡者だ」

???「鎖に繋がれ、腐肉を貪られるだけのケモノにすぎない」

京太郎「ケモノ…?」

???「お前、タイタニアの若者だな」

???「あの国はどうだ?」

???「エドマンドは元気にしているか?」

京太郎「……それは」

???「…何かあるのか」

???「良い。私に話してみよ」

???「もしかしたら力になれるやもしれん」


京太郎「…で、俺は気を失って気づいたらここに…」

???「そうか。ウルズールが…」

???「前々から怪しいところがあったが…よもやそのような企みを持っていたとは…」

京太郎「知り合いなのか?」

???「そうだな。古い…古い知り合いだ」

京太郎「じゃあ、ウルズールの弱点とか知らないか!?」

???「それを知ってどうするつもりだ?」

京太郎「それは…」

???「お前は私と同じ死人だ」

???「今はその身に肉が残っていようとも、それはいずれ腐り落ちる」

???「後に残るのは醜悪な姿となった屍だけ」

???「この国でただ崩れ落ち、生まれ変わるのを待つだけよ」




下1
1 …そうだな
2 それでも…!


京太郎「それでも…!」

京太郎「それでも何か出来るかもしれない」

京太郎「確かに…俺は死人だよ」

京太郎「いや、生きてたって…殆ど役立たずだ」

京太郎「金も持ってなければ…剣の腕だってからっきし」

京太郎「でも…そんな俺にだって何か出来るかもしれない」

京太郎「あの国の為に…タイタニアの為に…」

京太郎「俺の事を受け入れてくれた大好きな国の為に…何かしたいんだよ!」

???「……」

京太郎「だから…教えてくれ」

京太郎「必要ならなんだってする!」

京太郎「タイタニアの為ならば…もう何も惜しくはない」

京太郎「死して骨になるのを待つ身でよければ喰らわれても構わない!」


下1
1 エドマンドは幸せものだな
2 エドマンドは幸せものだな
3 よかろう ならば持ってゆけ
4 ならば朽ちてゆけ、それが幸せだ
5 よかろう ならば持ってゆけ
6 エドマンドは幸せものだな
7 エドマンドは幸せものだな
8 ならば朽ちてゆけ、それが幸せだ
9 エドマンドは幸せものだな
0 良かろう ならばもってゆけ

さっきから京ちゃんに逆風が吹きまくっているwwwwwwww


???「ならば、朽ちてゆけ」

京太郎「なっ!?」

???「それがお前にとっての幸せだ」

京太郎「な、なんでだよ!!」

???「そう遠くない内にあの国は滅ぶ」

???「それも最悪な形でだ」

???「それはもはや、誰にも止められん」

???「ならば、それを見る事なく終わらせてやるのが…」

???「私に出来る最後の慈悲と言うものよ」

京太郎「で、でも…!」

???「…少し話しすぎたな…」

???「疲れてしまった…」

???「眠らせてもらうぞ…」

京太郎「おい!待ってくれよ!」

京太郎「頼むから…おい…おい!!」



京太郎「(…なんなんだよ)」

京太郎「(滅びとか…そんな事言って一人で納得しやがって…)」

京太郎「(お前はそれで良いかもしれないけど…俺は納得なんか出来ないんだよ…)」グッ

??「…ここに居たのか」

京太郎「っ!?」ビクッ

京太郎「(な、なんだ、さっきまで誰もいなかったはずなのにいきなり…)」

京太郎「(と言うか、コイツ…外套被ってるだけで中身は殆どない…)」

京太郎「(明らか実用とは程遠い鎌をその手に持っているし…)」

京太郎「(もしかして、コイツ…!?)」

レイス「オデット様がお待ちだ」

レイス「ついてこい」

京太郎「(……逆らわない方が良いよな)」

京太郎「(俺の予想が正しければ、コイツは死の女王オデットに仕えるレイスなんだ)」

京太郎「(オデットの命によって死の国を護り、時には脱走者を捉えるコイツらと…)」

京太郎「(武器も何も持たない俺が渡り合えるはずがない…)」

京太郎「(何をされるのかは分からないが、ここは大人しくついていこう)」


~死の女王オデットの宮殿~

京太郎「うわ…すげぇ…」

京太郎「(地面に堕ちてる無数の結晶が青く光ってる…)」

京太郎「(すげぇ幻想的な景色だ)」

京太郎「(…まぁ、その中に人の頭蓋骨が混ざっていなければ、の話だけど)」

京太郎「(…魔石の原料が生物が持つ魔素…所謂フォゾンであるって言うのは有名な話だけど)」

京太郎「(この青い結晶たちは人のフォゾンの塊なんだろう)」

京太郎「(そう思うと正直、踏むのを躊躇するけれども…)」

レイス「早く来い」

京太郎「あ、はい」

京太郎「(…でも、行かないと何されるか分からないし)」

京太郎「(ごめんな、何も知らぬ人…!)」

京太郎「(出来るだけ踏まないように気をつけて歩くから許してくれ…)」


レイス「オデット様、新しい住人を連れてまいりました」

オデット「ほぅ」

京太郎「お、おぉぉ…」

京太郎「(…ヤバイ、超綺麗だ)」

京太郎「(この宮殿の景色も凄かったけれど…)」

京太郎「(それとはまた一線を画する美しさをしている)」

京太郎「(勿論、死の女王と言うだけあって、肌も髪も真っ白だ)」

京太郎「(だが、それらが形作る造形は気品を感じさせる)」

京太郎「(死の女王…なんて呼び名に相応しい高貴さだ)」

京太郎「(まぁ、ぶっちゃけ人間じゃなくてバケモノだから、背骨や胸骨なんかがむき出しになってるし…)」

京太郎「(腕なんかもう殆ど骨だけどさ)」

京太郎「(でも、そんなの気にならないほど美しさと…)」

京太郎「(そして何より今にも黒いドレスから零れ落ちそうな素晴らしいおっぱいをしていらっしゃる!!)」

京太郎「(つーか、アレ、横から見たら間違いなく乳輪見えるよな!?)」

京太郎「(夜会用のドレスだってもうちょっとおしとやかだぞ!!)」



下1 オデットの反応ー


1 生理的に無理
2 まぁ、悪くはない
3 まぁ、悪くはない
4 生理的に無理
5 まぁ、悪くはない
6 まぁ、悪くはない
7 気に入った
8 生理的に無理
9 気に入った
0 気に入った


オデット「…まぁ、悪くはない」

京太郎「え?」

オデット「ほら、こっちに来なさい、哀れな死人よ」

京太郎「は、はぁ…」イソイソ

オデット「ふふ。魔石を踏まぬよう気をつけているのか」

オデット「私の宝石をそうも気にかけてくれるとは愛しい奴よ」スッ

京太郎「お、おおぅ」ゾク

京太郎「(あ、顎を、顎をツツってされるだけでこの快感…)」

京太郎「(ヤバイ、この人、捕食者だ…!)」

京太郎「(確実にこういう事になれてる…!)」ゴクリ

オデット「…それに反応も良い」

オデット「死んでまだ時間も経っていないから、身体の熱も残っている…」

オデット「ふふ。今日の相手はお前にしよう」

オデット「さぁ…私を温めておくれ」ヌギ

京太郎「っ!!!!!?」



京ちゃんはオデットをー

1 不満
2 満足
3 満足
4 不満
5 不満
6 満足
7 満足
8 不満 
9 不満
0 大満足
ゾロ目 ???


あ、下1で(小声)


京太郎「あー…」

京太郎「(搾り取られた)」

京太郎「(もう精も根も尽き果てるくらいに搾られまくった)」

京太郎「(いや、まぁ、その分、気持ち良かったけどさ!)」

京太郎「(ついさっきまで童貞だったからアヒンアヒン言ってましたよ!!)」

京太郎「(まぁ…でも、出来ればこれを生きてる時に味わいたかったなぁ…)」

京太郎「(つーか、死んでから童貞喪失ってのもどうなんだろう…)」

オデット「ふふ。中々に良かったぞ」

オデット「まだまだ荒削りだが見所はある」ナデナデ

京太郎「あ、ありがとうございます」

オデット「お前には私に尽くす名誉をやろう」

オデット「その身が崩れ、灰となるまで私に尽くすが良い」フフ


京太郎「(オデット様、マジでエロ綺麗)」

京太郎「(つーか、ついさっき死んだばっかの死人とセクロスするなんてマジロイヤルビッチ)」

京太郎「(…そんなオデット様に尽くすのも良いかもしれないな)」

京太郎「(どうせ俺は死んでしまったんだ)」

京太郎「(最後の希望にも見放され…)」

京太郎「(ここで朽ちてゆくだけ)」

京太郎「(それならこのエロ綺麗なロイヤルビッチに尽くして…)」

京太郎「(再び生まれ変わるその時まで…平穏に暮らすのが一番、なのかもしれない…)」





下1
1 諦める
2 諦めない


京太郎「(…いや、それでも諦めたくない)」

京太郎「(さっきあの声に言った言葉は事実なんだから)」

京太郎「(例え、希望などなくても…最後まで抗ってみせる)」

京太郎「(それが…今の俺がタイタニアの為に出来る唯一の事…)」

京太郎「(だから、まずは情報を集めないとな…)」

京太郎「(もしかしたらここから出る方法を知っている奴がいるかもしれないし)」

京太郎「(ここから出たいと思ってる奴は少なからずいるだろうから…)」

京太郎「(もしかしたらそいつらと協力出来るかも…)」

京太郎「(ってアレは…)」


下1
末尾偶数 筋肉むきむきマッチョなヒゲおやじ
末尾奇数 ドワーフ…?


?????「…」シュバー

京太郎「(…なんか筋肉ムキムキマッチョなヒゲおやじが空を飛んでる…)」

京太郎「(…ってアレ、ラグナネイブルのオーダイン王だああああああ!?)」

京太郎「(なんでこんなところに!?)」

京太郎「(もしかして妖精女王との戦争で討死されたのか!?)」

京太郎「(…あ、いや、違う)」

京太郎「(オーダイン王の顔には俺たちと違って死相が浮かんでない)」

京太郎「(あのオーダイン王は間違いなく生きている)」

京太郎「(オーダイン王はエンデルフィアと行き来して魔石を集め、自分専用のサイファーを作ったって話しだったけど…)」

京太郎「(まさかそれが本当だったなんて…)」

京太郎「(いや…こうしてはいられない…!)」

京太郎「(ともかくオーダイン王を追いかけないと…!!)」ダッ


オーダイン「…」イソイソ

オーダイン「っ!誰だ!?」バッ

京太郎「お、オーダイン王!不躾で申し訳ありません」バッ

京太郎「私はかつて御身の元で貴族であった須賀家の一人息子でございます」

オーダイン「…須賀家?」


下1
1 記憶にないな 
2 あぁ、あの家か
3 あぁ、あの家か
4 記憶にないな
5 まさか… 
6 記憶にないな
7 まさか…
8 記憶にないな
9 あぁ、あの家か
0 まさか…
ゾロ目 ???



オーダイン「…記憶にないな」

京太郎「…そうですか」

京太郎「須賀家は末端も末端でしたからそれも当然でしょう」

オーダイン「それでその須賀家の一人息子が何の用だ?」

京太郎「はい。オーダイン王に一つお願いがあって追いかけて参りました」

オーダイン「…お願いだと?」


下1
1 興味がない 去れ
2 作業しながらでよければ聞いてやろう
3 作業しながらでよければ聞いてやろう
4 興味がない 去れ
5 作業しながらでよければ聞いてやろう
6 興味が無い 去れ
7 作業しながらでよければ聞いてやろう
8 興味がない去れ
9 作業しながらでよければ聞いてやろう
0 言ってみろ
ゾロ目 ???

セメントおおおおおおおおおお!!!!
どうしてコンマは京ちゃんにここまで厳しいのか


オーダイン「興味が無い 去れ」

京太郎「っ!」

京太郎「で、ですが、これはオーダイン王にとっても決して悪くはない話なのです」

オーダイン「興味がないと言っている」

オーダイン「哀れな死人よ。儂には時間がないのだ」

オーダイン「あの冷徹な女王やその下僕どもが儂を見つける前に…」

オーダイン「この魔石を一つでも多く持って帰らねばならん」

オーダイン「それがラグナネイブルにとってもっとも正しい事なのだ」

オーダイン「お前の話しなど聞いている暇などない」

京太郎「…っ!」



下1
1 ならば、私がオデット様達を呼びます
2 ……分かりました


京太郎「(…ダメだ)」

京太郎「(ここで下手にオーダイン王を脅しても不興を買うだけ)」

京太郎「(本来の目的であるタイタニアを救う為に手を貸してもらう事からは遠ざかってしまう)」

京太郎「(…だから、ここはオーダイン王の言う通り…ここから去ろう)」

京太郎「(俺はあまりラグナネイブルに良い思い出はないけれど…)」

京太郎「(しかし、それでも故郷である事に間違いはないのだから)」

京太郎「(その国益の為に行動しているオーダイン王の邪魔をしたくはない…)」

京太郎「……分かり、ました」

京太郎「邪魔をして申し訳ありません」ペコリ

京太郎「(…だが、これからどうすれば良い?)」

京太郎「(冥界と現世を行き来出来る人なんて…オーダイン王くらいなもの…)」

京太郎「(ここから俺を連れだしてもらう事は出来なくても…)」

京太郎「(せめて…せめてタイタニアの危機だけでも伝えたかったんだが…)」

京太郎「(それも…敵わない)」

京太郎「(俺は…俺は本当に…無力だ…)」グッ



下1
偶数 どうしたんじゃ、おぬし
奇数 どうしたの?


京太郎「(…でも、何か方法はあるはずなんだ)」

京太郎「(昼も夜もないこの国にずっといるからあまり時間の感覚はないけれど…)」

京太郎「(でも、まだエドマンド様が襲われるには時間の猶予があるはず…)」

京太郎「(だから…諦めずに行動しないと…って)」

?「……」

京太郎「(…黒い鎧を着た女の子が蹲っている)」

京太郎「(この宮殿にいる亡者の顔は大体覚えたけれど…)」

京太郎「(あの子は初めて見たな)」

京太郎「(もしかして…最近死んだ子だろうか?)」

京太郎「(…だとしたら放っておけないよな)」

京太郎「(俺も最初は自分が死んだ事にかなりのショックを受けていた訳だし…)」

京太郎「(まぁ、それもオデット様にエロエロされて気持ちよさと同時に吹き飛んだんだが…)」

京太郎「(あの子は女の子で、そういう訳にはいかないだろうし…)」

京太郎「どうしたの?」

?「っ」ビク


?「あ…ぅ…」

京太郎「あぁ。待ってくれ。俺は敵じゃない」

京太郎「何もしないよ、ほら」パッ

?「……」

京太郎「ほら、ないなーい…」

京太郎「ばっ」パッ

?「っ!?」ビックリ

京太郎「はは、ビックリしたか?」

京太郎「何もないところからビックリ骨がー…なんてな」

?「……」



下1
1 良い人…?
2 良い人…?
3 信用出来ない
4 信用出来ない
5 …良い人!
6 信用出来ない
7 良い人…?
8 信用出来ない
9 良い人…?
0 …良い人!
ゾロ目 ???

コンマああああああああああああああ!!!!


?「…」プイ スタスタ

京太郎「あ…」

京太郎「(…失敗、しちゃったかな)」

京太郎「(今の手品…タイタニアのガキどもには結構、人気だったんだけど)」

京太郎「(まぁ、あの子は小柄ってだけで、もしかしたらそれなりな年齢だったのかもしれない)」

京太郎「……ま、とりあえず…だ」フゥ

京太郎「(…俺ってホント、何も出来ないのな)」

京太郎「(今にも消えてしまいそうな女の子一人励ます事すら出来ないなんて…)」

京太郎「(生きてる時も政治と料理以外には特に取り柄もなかったが…)」

京太郎「(死んでる時はそのどっちも活かせなくて…このザマだ)」

京太郎「(…こんな男がタイタニアを救おうとしてたんだからな)」

京太郎「(ホント…笑うしかねぇな…)」ハハ


オデット「京太郎」

京太郎「あ、オデット様」

オデット「ここに居たのかい」

オデット「探したよ」

京太郎「お手を煩わせてしまって申し訳ありません」

京太郎「それで何の御用でしょうか?」

オデット「今日の私の夜伽をお前に任せようと思ってね」

京太郎「こ、光栄です!」

オデット「ふふ。良い子だね」

オデット「また私の事を芯から暖めて頂戴…」

京太郎「誠心誠意ご奉仕させて頂きます!!」


下1
1 満足
2 大満足
3 大満足
4 不満
5 満足
6 大満足
7 大満足
8 満足 
9 満足
0 ???
ゾロ目 ???


オデット「あぁ…今日も気持ち良かったよ」

京太郎「ご、ご満足頂けたなら何より…です」ゼーハー

オデット「でも、お前の場合はもうちょっと体力をつけた方が良いかもしれないねぇ」クス

オデット「折角、私を満足させるだけのモノを持っているんだから、それを活かせばもっと良くなれるよ」

京太郎「あー…でも、今から鍛えても体力とかつきますかね?」

京太郎「俺、死んでいるんですけど」

オデット「死んでいたとしても関係ない」

オデット「人の強さとはその身に秘めるフォゾンの量によって決まるものなのだから」

オデット「そしてここはフォゾンに満ちた私の庭だ」

オデット「その気があるならば、ここの満ちたフォゾンがお前を鍛えてくれよう」

京太郎「鍛える…」

オデット「ふふ。興味惹かれたか?」

京太郎「…えぇ。少し」

オデット「では、レイスどもに話を通しておいてやろう」

オデット「手が空いていればお前の事を鍛えてやって欲しいとな」

京太郎「よろしいのですか?」

オデット「私は冷酷だと言われているが…閨をともにした相手に対する情くらいはある」

オデット「それくらいの希望は叶えてやる」チュ

京太郎「お、オデット様!ありがとうございます」

オデット「よいよい。その代わり…励めよ」

京太郎「はい!」


京太郎「(…よし)」

京太郎「(とりあえず…俺の目標が増えた)」

京太郎「(脱出出来る方法を探しながら…身体を鍛える)」

京太郎「(何時か来るべき時の為に…備えるんだ)」

京太郎「(…まぁ、その為にオデット様の慈悲を利用するようで申し訳ないけれど…)」

京太郎「(でも、今の俺にはそれしか方法がない)」

京太郎「(だから……せめてその日までは)」

京太郎「(来るかも分からないその日までは、オデット様に仕えよう)」

京太郎「(誠心誠意、我が王として戴いて…)」

京太郎「(その為に尽くし続けよう)」

京太郎「(…それが例え、かつての故郷を敵に回す事になっても)」


と言う訳で
下1



1 鍛える
2 情報を集める


京太郎「(身体は資本だ)」

京太郎「(俺が死んだ時もちゃんと身体を鍛えていればどうにかなったかもしれない)」

京太郎「(だから、とりあえず身体を鍛えよう)」

京太郎「と言う訳でオナシャス!」

レイス「…なるほど」

レイス「オデット様に鍛えて欲しいと言われて来てみれば…」


下1 
1 まったく才能がないな
2 伸ばせば人並みにはなるかもしれん
3 光るものがある
4 まったく才能がないな
5 伸ばせば人並みにはなるかもしれん
6 伸ばせば人並みにはなるかもしれん
7 ひかるものがある
8 まったく才能がないな
9 伸ばせば人並みにはなるかもしれん
0 光るものがある
ゾロ目 ???


レイス「伸ばせば人並みにはなるかもしれん」

京太郎「ま、マジですか!?」

レイス「…何故、喜ぶ」

京太郎「いやぁ、だって、人並みにすらなれなかった訳ですし…」

レイス「どれだけ貧弱だったんだ、お前は」

京太郎「ぶっちゃけゴブリンとタイマンで負けるレベルですね」

レイス「下手をすれば体格の良い子どもにも負けそうだな」

京太郎「子どもの喧嘩を止めようとしてワンパンで沈んだ事もあります!!」

レイス「…はぁ、どうしてそんな男をオデット様があぁも気に入ってられるのかは知らないが…」

レイス「これも勅命だ。鍛えてやろう」


下1 コンマ/2だけ戦闘力があがります

戦闘力7+26=33ですね
人並みにはなった感じ…?


京太郎「ぜー…はー…」

レイス「ほら、何をやっている」

レイス「そろそろ身体が温まってきた頃だろう」

京太郎「いや、もう死んでますってば…」

レイス「まったく情けない…」

レイス「それではこの国の番人たるレイスは務まらんぞ」

京太郎「いやぁ…俺、オデット様のお側仕えなんで」

レイス「…お前、分かってないんだな」

京太郎「え?」

レイス「オデット様がお前を気に入っておられるのは、お前がまだ生者の温もりを残しているからだ」

レイス「だが、それもこの国で過ごせば過ごすほど失せていく…」

京太郎「…まさか」

レイス「お前がその温もりを失った時、今までと同じように寵愛を頂けるとは思わない事だ」

レイス「あの方は自身の役に立たぬものに対しては氷よりも遥かに冷酷だぞ」

レイス「お前が亡者達の群れに戻りたくないのであれば、ここで自身の価値をあげる事だ」

京太郎「こ、心しておきます…」



01~20 ほぼ病人と大差ないレベル
21~40 大体一般人
41~60 新兵
61~80 熟練兵
81~100 エリート兵
101~120 ネームドクラス
121~140 初期主人公組
141~160 ボスクラス
161~180 ドラゴンクラス(オーダインも多分、ここ)
200~ 終焉で出てくる連中

 

尚、京ちゃんは人並みレベルなんで戦闘力のキャップが100です
一応、ソレ以上にあげられなくもないですがー(´・ω・`)このまま鍛え続けても100で止まります
と言う訳で次の行動をー



下1
1鍛える
2情報を集める


京太郎「(…んな事聞かされたら、さらに頑張るしかないじゃねぇか…!)」

京太郎「って訳で倍プッシュお願いします!」

レイス「ふむ、なるほど」

レイス「どうやら根性だけは人並み以上にあるようだ」

レイス「ならば、遠慮はいらんな」ググ

京太郎「え?」

レイス「今までは初めてだと言う事で多少、手加減していたが…」

レイス「それほど元気であるならば全力でも大丈夫だろう」

京太郎「あ、あの…えっと…」

レイス「…ゆくぞ、少年」

レイス「冥界式ブートキャンプ…しっかりついてくるんだな!!」


下1のコンマ/2だけ戦闘力があがります

たった二回で京ちゃんの身体を十倍に鍛えるレイスさん超優秀

戦闘力33+42=75


京太郎「死ぬ…もう死んでるけど死ぬ…ぅ」プルプル

レイス「…驚いたな」

レイス「まさか最後までついてくるとは」

レイス「絶対に途中で脱落すると思ったんだが」

京太郎「こ、根性だけはあると言われましたんで」

レイス「なるほどな」

レイス「…オデット様がお前に目をかける理由が分かった気がする」

京太郎「え?」

レイス「…なんでもない」

レイス「…まぁ、今日はお前の身体も動かんだろう」

レイス「ゆっくり休んで明日に備えろ」

京太郎「はい。ありがとうございます」

レイス「礼などいらん。これも仕事だ」

レイス「(…だが、鍛えるのが存外、楽しくなってきたかもしれん)」

レイス「(身体が腐り落ち、レイスになってからずっとオデット様にお言葉を頂く以外に楽しみなどなかったが…)」

レイス「(…こういうのも良いかもしれないな)」

とりあえず現在のステータスー

                ____  _
              /     ' Y  __>
             /           ゙、  \
               /        |    |     `,=-
           /   i _l,-|‐ | | -ト.|_|  ヾ、
             |/ __ ゙、 ハ,ハ|゙、 |/|ハ∧| / ゙、
      ___, -‐::´| /ヘ ゙、,|≡≡ Y ≡NV ___ ゙、

     /:::::::::::::::::и{        丶  | ハ|   ̄
    // ̄ ̄\::::::::::゙、ィ-ャ  r ----┐ ,ノ
   //|::::::/::::::::::||::::::::::/\\_`ー-‐',...イ
  |/:::|::::/::::::::/::|| /「:ト、:::》   T ≫:::::::|
  /:::::::::::::::::::::::::/ ゙̄、::| `ー-,ァ ケ/「|`ーi、
 |:::::::::::::::::::::::::/     |;;|  o〈 // |;;|. / |
./:::::/ー-、:::/:::|    ||;;|   V   |;;|.  |
|::::/::o:::/ヘ|::::::|    /:/   o   |::|  |
|=|===彳 ||::::/    /:/       レ   |
|:::|::::::::::|:::イ、/    |´    o   ,イ   |
|:::゙、__;|:;/:::|     /       / |   |
|::::::::::::::::::::::/    /_      | |   |
!:::::::::::::::::::::|    /―┤  o ┌┤|   |
`ー-、::::::::::|    /       /|  | |   |
     ̄ ̄|o   |     / |   | |   |
//////////////////////////////////////////

名前:須賀京太郎

所属:タイタニア

戦闘力75
商業0(23)死んだ時にお金無くしたので
政治0(67)エンデルフィアに政治なんてないので



目的:残り18日の間にエンデルフィアを脱出し、ウルズールを倒す


現在地:死の国エンデルフィア



ってところでそろそろ夕飯の準備もしたいですし、京子スレの方も投下準備もするんで休憩しまーす
なんか質問とかしたい事があったら書いてってくださいな
極力答えます

乙 しかし元々の戦闘力でよく京太郎はこれまで生きてこられたなww

咲キャラにはいつ会えますか?

ゾロでキャップ外そうぜー

>>252
多分、良くも悪くも悪い人ってのと関わらなかったんでしょう
だからこそ初めて見る悪人、それも巨悪に対してここまで対抗しようとし続けられるんじゃないかなぁと

>>255
安価で尽く咲キャラに会えるルートから外れてるので…(メソラシ)
後、既に咲キャラと一人は会えてます

>>256
ゾロキャップはどうしましょうか
あんまりガンガン出られると怖いので…まぁ、10ずつくらい上限解放という形にしますか
特殊なフォゾンを吸収したって形なら才能限界を超えるって言うのもそれほどおかしい話ではないと思いますし


【残り18日:午前】

京太郎「(…さて)」

京太郎「(レイス…いや、師匠のお陰で俺の身体は人並み以上にはなった)」

京太郎「(今ならゴブリン一体か二体ならほぼ負けないはずだ)」

京太郎「(生きてる時は鍛えても殆ど無駄だったんだけどなぁ…)」

京太郎「(それだけオデット様の宮殿にフォゾンが満ちてるって事か)」

京太郎「(まぁ、まだもうちょっと強くなれそうだけど…)」

京太郎「(ここで満足するか、それとも本格的に情報収集を始めるか…)」

京太郎「(悩ましいところだなぁ…)


下1
1 鍛える
2 情報収集


京太郎「(…いや、これ以上鍛えても、俺が英雄に届く事は出来ない)」

京太郎「(これ以上鍛えて生存能力をあげても、時間を無駄にするだけだ)」

京太郎「(師匠とオデット様のお陰で人並みになれた今)」

京太郎「(単純な強さよりも今は情報の方が大事だよな)」

京太郎「(と言う訳で…)」



下1
1 アレは…ドワーフか
2 アレは…この前の女の子?
3 アレは…この前の女の子?
4 恐ろしい声の主に会いに行く
5 アレは…ドワーフか?
6 恐ろしい声の主に会いに行く
7 アレは…この前の女の子?
8 アレは…ドワーフか?
9 アレは…ドワーフか?
0 恐ろしい声の主に会いに行く
ゾロ目 ???

ゾロかー…ゾロかー…………
うん、イベントやな!!!


京太郎「(でも、誰から話しかけようか)」

京太郎「(外の亡者と違って宮殿内にいる人達はある程度言葉が通じるけれど…)」

京太郎「(でも、それはオデット様の慈悲があって狂わずにいられるだけだからなぁ)」

京太郎「(死の国から抜け出すか、或いはここで生者に情報を渡したい、なんて知られれば…)」

京太郎「(オデット様に密告されてしまうかも…)」

京太郎「(そうなった時…俺がはたして普通でいられるかどうか)」

京太郎「(いや…まず無理だな)」ブル

京太郎「(オデット様は側近の師匠でさえ冷徹だとそう言われるほどだし)」

京太郎「(裏切ろうとしている俺の事を許してくれるはずがない)」

京太郎「(だから、話しかける相手と話題は慎重に選ばないと…)」

オーダイン「…」バッサー

京太郎「(ってアレは…!?)」


京太郎「オーダイン王!」

オーダイン「…またお前か」

オーダイン「頼み事とやらを聞くつもるはないぞ」

オーダイン「以前も言った通り、儂はこの魔石を集めるのに忙しいのだ」

京太郎「えぇ。存じております」

京太郎「ですから…」チャキ

オーダイン「…何のつもりだ?」

オーダイン「貴様のような弱兵が剣など構えて」

オーダイン「よもや、この魔王と恐れられるオーダインを前に切り結ぶつもりではなかろうな」

京太郎「……そのつもりです」

オーダイン「やめておけ、亡者よ」

オーダイン「儂とて弱い者いじめをするほど無慈悲ではないし」

オーダイン「そのような時間もない」

オーダイン「お互い何の益もない事をする必要はないだろう」


京太郎「…確かに益はないでしょう」

京太郎「見てみぬふりをするのが一番なのだと私も分かっています」

京太郎「ですが、それは出来ません」

オーダイン「何故だ?」

オーダイン「まさかあの死の女王に絆されたとでも言うつもりか?」

オーダイン「やめておけ。アレは見目麗しいが、内に氷の棘を秘めた女よ」

オーダイン「今は良くしてくれていても、肉が腐り落ちる頃には見捨てられる」

京太郎「えぇ。そんな事は分かっています」

京太郎「俺にはオデット様を惹きつける何かはない」

京太郎「いずれ俺は寵愛をなくし、亡者の中に捨てられる事でしょう」

オーダイン「そこまで分かっていて何故?」

京太郎「…簡単です」

京太郎「俺はあの方に恩がある」

京太郎「例え、後に見捨てられるとしても、今、あの方から受けている情は本物です」

京太郎「俺は…それに応えたい」

京太郎「いずれあの方の気持ちを裏切るにせよ、今の私は…あの方の為に働く一人の男なのです」グッ


京太郎「受けた恩に関して、私は最大の報いを持って義と成す事を父から教わりました」

京太郎「それから外れぬ為に…私はオーダイン王」

京太郎「貴方に剣を向けなければいけません」カタカタ

オーダイン「…立派な志だが震えておるぞ」

京太郎「当然です。…俺は今まで碌に戦った事などないんですから」

京太郎「貴方の国でも戦えぬと烙印を押され、死ぬしかないところをなんとかタイタニアに亡命しました」

京太郎「この国に来て幾らか鍛えましたが…それでも最強の魔法使いである貴方には遠く及ばないでしょう」

オーダイン「…それでも抗うか」

オーダイン「……非礼を詫びよう、須賀の」

オーダイン「お前はただの亡者ではなく、一人の戦士だ」

オーダイン「故に儂はお前に対し…持ちうる最大の力で…」

オーダイン「この邪眼バロールで打ち砕く名誉をやろう」ガシ

京太郎「っ!!」


京太郎「(アレが…邪眼バロール…!?)」

京太郎「(まるで大岩のような魔石の結晶を、檻の中に閉じ込めた…世界最強のサイファー…!!)」

京太郎「(まるでモーニングスターのような武器の先端で青く輝く魔石は、まるで太陽のように美しいが…)」

京太郎「(俺程度ではかすっただけでも即死だ…!)」

オーダイン「怖気づいたか、戦士よ」

京太郎「…いいえ、オーダイン王」

京太郎「世界最強の魔法使いであり、偉大な英雄であり、聡明な統治者でもある貴方に…」

京太郎「本気になって貰える名誉に…感極まっているだけです…」ブルブル

オーダイン「そうか。ならば…ゆくぞ、戦士よ」

京太郎「お…おぉおおおお!!!」



【須賀京太郎:戦闘力75】

      VS

【オーダイン王:戦闘力170】


戦闘について説明します
戦闘は基本的に今までと同じコンマです
が、運によって出来事が変化するものとは違い、戦闘の基本には戦闘力が関わってきます
例えば、互角の相手であれば、コンマも半分ずつお互いにダメージを与える結果になりますが…
戦闘力が10離れる度に、コンマの中身が変動していきます
京ちゃんの方が低ければ、それだけ悪い中身が増え
京ちゃんの方が高ければ、それだけ良い中身が増える訳ですね

つまり今回は戦闘力が90離れているので…
奇跡が起こらない限りマトモにダメージは入らない形になりますね!!!
尚、勝敗の決着はどちらかが戦闘不能を引くか、死亡を引くか、或いは特殊条件をみたすか
そんなかんじになってます(´・ω・`)

と言う訳でー



末尾下1
1 中ダメージ
2 中ダメージ
3 大ダメージ
4 死亡
5 大ダメージ
6 大ダメージ
7 大ダメージ 
8 中ダメージ
9 中ダメージ!
0 初撃を躱した
ゾロ目 ???




京太郎「(まずはスピードだ!)」

京太郎「(あの武器の特性上…!)

京太郎「(下手に距離を取るよりも懐に飛び込んだ方が早い!)」グッ

京太郎「(臆するな…前に出ろ…!)」ダッ

オーダイン「甘いわあっ!」ゴッ

京太郎「(拳…しま…っ)」ガハ

オーダイン「このオーダインをバロールだけの男だと思ってもらっては困る」

オーダイン「儂が魔王と恐れられたのは幾千の魔法を操るからだけではない」

オーダイン「この鍛え上げた拳一つでさえのし上がれるからだ」

京太郎「が…ぐ…」

京太郎「(そう…だよ)」

京太郎「(オーダイン王は…魔法だけじゃなく肉弾戦にも強いってすっかり忘れてた…)」

京太郎「(世界最強の武器って言葉に惑わされて…くそ…!)」


オーダイン「どうした、地面に這いつくばって」

オーダイン「まだ儂は本気にすらなっておらんぞ」

オーダイン「その程度で、オデットへの義理が通ると思っておるのか」

オーダイン「立て」

オーダイン「貴様もかつては我が国民であったのならば」

オーダイン「その気概くらいは持ち合わせているはずだ」

京太郎「お…お…おぉぉおっ!」ヨロヨロ

オーダイン「…良くやった」

オーダイン「ならば…褒美に今度こそ、貴様を屠ってやろう」

オーダイン「安心しろ。苦痛はない」

オーダイン「その魂ごと砕いて…塵にしてやるだけだ」ブンブン ゴゥッ

京太郎「…っ」




末尾下1
1 死亡
2 死亡
3 死亡
4 死亡
5 死亡
6 死亡
7 死亡 
8 死亡
9 死亡
0 奇跡が起こった
ゾロ目 ???

くそwwwwwくそwwwwwwww
本当にもうこのスレのコンマは人の予定をぶっ壊してくれるなあああああ!!!!


京太郎「(…あぁ、死ぬんだな、と思った)」

京太郎「(迫り来るバロールを避けるす術は俺にはない)」

京太郎「(オーダイン王の拳を前に立っているのが精一杯だ)」

京太郎「(碌に身体が動かずに打ち砕かれるのを待つだけ)」

京太郎「(俺はきっとオーダイン王の言う通り、魂まで砕かれ…)」

京太郎「(この庭に満ちる無数の魔石の一つとなるのだろう)」

京太郎「(それは…決して怖くはない)」

京太郎「(人として俺は通すべき道を通した)」

京太郎「(例え、一夜限りの夢だとしても…)」

京太郎「(俺と一人の女として愛してくれた人を裏切らずに済んだ)」

京太郎「(…俺の終わりはなんともあっけないものだったが…)」

京太郎「(終わりの終わりは…そう悪くないものだったとそう思える)」

京太郎「(…………だけど)」


京太郎「(…どうしてだろうな)」

京太郎「(バロールが迫ってくる速度が…やけに遅い)」

京太郎「(俺はもう限界なのに…もう指の一つさえ動かすのも億劫なのに…)」

京太郎「(…そんな俺にさえ避けられそうなほど鈍い)」

京太郎「(勿論、相手は世界最強の武器だ)」

京太郎「(飛び込めば…命はまずない)」

京太郎「(だが、コレならば)」

京太郎「(この遅さならば…避けて一撃くらいは入れられるのではないだろうか)」

京太郎「(せめて一矢くらいはオーダイン王に報いて死ねるのではないだろうか)」

京太郎「(……いや、考えている暇はないよな)」

京太郎「(今は…動くべきだ)」

京太郎「(考えるよりもずっとずっと早く)」

京太郎「(オーダイン王がバロールを懐まで引き戻るまでの間に…その懐に飛び込んで…)」ヨロ


京太郎「…」フッ

オーダイン「(なんだ、奴の気配が消えた…!?)」

オーダイン「(だが、バロールからの手応えはない)」

オーダイン「(当たる前に消滅したのか…?)」

京太郎「…」ドス

オーダイン「な…に…!?」

オーダイン「(い、何時の間に儂の脇に…)」

オーダイン「(確かに…バロールの影でコイツの姿は隠れていた)」

オーダイン「(だが、それでも儂が放ったバロールを避けて懐に入り込めば分かる)」

オーダイン「(幾ら弱兵とは言え、こやつは一人前の戦士)」

オーダイン「(そのくらいの警戒は儂もしていたはずなのに…)」

京太郎「はは…やった…ぞ…」

京太郎「一矢…報いて…や…」ズルズル ドサ


オーダイン「(…気を失ったか)」

オーダイン「(だが、今の力は…一体なんだ)」

オーダイン「(儂は幾千の魔法を知り…その気配が分かる)」

オーダイン「(だが、コイツは今、何の魔法も使っていなかったはずだ)」

オーダイン「(それなのにこうして儂の懐に入ってきたと言う事は…)」

オーダイン「…まさかコイツ」

オデット「そこまでだ、盗人よ」

オーダイン「……オデットか」

オーダイン「相変わらず美しいが怖気の走る姿をしている」

オデット「お前の方こそ、怖気の走るものを持っているではないか」

オデット「お前の持つそのサイファー…それは私の庭から盗みとった魔石で作ったものだな」

オデット「それを持って私の庭に入り込んでくるとは…厚顔無恥も甚だしい」

オデット「その上、私の情夫を傷つけられたとなれば…あぁ、この冷たい身の内は今、怒りで滾っておるぞ」

オデット「それこそ地獄の業火のようにな」


オーダイン「…一応、言っておくが儂がこの男を傷つけたくて傷つけた訳ではない」

オーダイン「無謀にも、そして果敢にもその男が儂に立ち向かってきたのだ」

オデット「京太郎が…?」

オーダイン「お前の恩に報いる為だとな」

オーダイン「なんとも涙ぐましい話ではないか」

オーダイン「既に亡者となるのを待つ身ではあるが…大事にしてやれ」

オデット「…忠告感謝しよう」

オデット「だが、それと貴様の罪とは別だ」

オデット「幾度と無く私の庭に入り込み、大事な宝石を盗みだした貴様には…」

オデット「肉が腐り落ち、骨が砕け切っても尚許されぬレブナントの罰が待っている」

オデット「永劫を亡者に引き裂かれながら、懺悔に気を狂わせるが良い」

オーダイン「残念だがオデットよ」

オーダイン「このバロールが我が手の内にあるかぎり、貴様では儂は倒せん」

オーダイン「…だが、今回はこの小さな勇者に敬意を払い、大人しく退くとしよう」

オーダイン「さらばだ!」パアアァァ

オデット「っ!逃がすな!!!」


オデット「…チッ、オーダインめ」

オデット「サイファーの光でひるませている間に逃げ出すとは…」

オデット「さすがは魔法使い…既にサイファーの扱いにも習熟しているな」

京太郎「う…く…」

オデット「……京太郎」

オデット「……馬鹿な男よ」ダキオコシ

オデット「幾らか強くはなったようだが…あの男は世界最強の人間なのだぞ」

オデット「お前程度が逆立ちしても勝てるはずないではないか」

オデット「…………だが」

オデット「お前のお陰で…死者の魂が盗まれずに済んだ」

オデット「ありがとう、京太郎」

オデット「…本当にありがとう」チュ



須賀京太郎はスキル【蒼魔刀】を習得しました
蒼魔刀:戦闘における??を引いた際、一定確率で????にする




【残り17日:午前】


京太郎「んー…」ノビー

京太郎「(いやぁ、死人ってすごいな)」

京太郎「(普通なら俺、数ヶ月は流動食しか食べられないレベルのダメージを受けたと思ったんだけど)」

京太郎「(まさか半日休むだけでもう出歩けるまでに回復するなんて)」

京太郎「(まぁ、オデット様の献身的な看病のお陰もあったしな)」デレデレ

京太郎「(いやぁ…あのクールな女王様が閨以上に顔をとろけさせて…)」

京太郎「(俺の看病をしてくれる姿は最高だった)」

京太郎「(正直、これだけで頑張った甲斐があったって思えるレベルだ)」

京太郎「(…ま、でも、何時までもオデット様に甘え続ける訳にはいかないしな)」

京太郎「(時間もないんだし…動けるようになったんだから少しでも前進しよう)」

京太郎「(と言う訳で…)」


下1
1 訓練だ!
2 情報収集だ!!


京太郎「と言う訳で師匠!お願いします!!」ペコリ

レイス「…うむ。私としても別にお前を鍛えるのに吝かな訳ではないが…」

京太郎「どうかしました?」

レイス「…いや、思った以上に頑丈だな、と」

京太郎「え?」

レイス「あのオーダインの一撃を受けたのだろう?」

レイス「普通は身体がバラバラになり、二度と元には戻らんと思うのだが」

京太郎「なにそれこわい」

レイス「…それだけあの男が強大で、そしてお前が弱いと言う事だ」

レイス「強くはなったと言っても、多少はマシになった程度だ」

レイス「今後は自重と言うものも覚えろ」

京太郎「はい。すみませんでした」ペコリ

レイス「…まったく」


レイス「(…しかし、あのオーダインを相手に立ち向かうとはな)」

レイス「(死の国に堕ちて尚、目が死んでいないとは思ったが…)」

レイス「(そこまでの気概があるとは正直、思わなかった」

レイス「(…これはコイツに対する評価をもう少し改めなければならないかもしれないな)」

京太郎「…師匠?」

レイス「いや、なんでもない」

レイス「それより…病み上がりとは言え、容赦はせんぞ」

レイス「全力で鍛えてやるから…ついてこい」

京太郎「はい!」



下1 コンマ/2だけ戦闘力上昇
また下2コンマが70以上、或いはゾロ目だと…


レイス「…ふむ」

京太郎「どうかしました?」

レイス「…いや、お前…強くなったな」

京太郎「そりゃ師匠にみっちり鍛えてもらってますし」

レイス「いや、そっちではない」

レイス「お前の才能限界の方だ」

京太郎「才能限界?」

レイス「そうだ。生き物は全て先天的に持っているフォゾンが決まっている」

レイス「それによって肉体的な強さが変わる…と言うのは以前も話したと思うが」

京太郎「はい。で、ここではそのフォゾンに満ちているから現世よりも強くなりやすいと」

レイス「あぁ。その通りだ」

レイス「とは言え、あくまでも強くなりやすいだけ」

レイス「その魂が持っているフォゾンの許容量以上には強くなれないはずなのだが…」

京太郎「だが?」


レイス「その才能限界が上がっているらしいな」

京太郎「え?」

レイス「長年、オデット様に仕えて、死神と恐れられてきたが…このような事は初めてだ」

京太郎「って事は俺は何か特別な力があったりとか…!?」

レイス「…かもしれん」

京太郎「マジっすか」

レイス「それくらい前代未聞の話なのだ」

レイス「もはや、才能の限界に達している私としてはどうやって強くなったのか教えてほしいくらいだぞ」

京太郎「と言われましても…ぶっちゃけ俺も何があったのか分かりませんし…」

レイス「ふむ…そうか」

レイス「…まぁ、条件が分かれば、少しはお前の鍛えやすさも変わる」

レイス「何か思いつく事があったら教えてくれ」

京太郎「はい。分かりました」




須賀京太郎の戦闘力75+43→110/110(現在、戦闘力は限界に達しています)




【残り17日:午後】


京太郎「(さて、師匠が言うにはこれで今現在、俺はもう限界に達しているらしい)」

京太郎「(ぶっちゃけ師匠がどれだけ頑張ってもこれ以上強くはなれないそうだ)」

京太郎「(となると、やっぱり情報収集か…)」

京太郎「(或いは強くなる条件を求めて鍛錬に励むか)」

京太郎「(うーん…どっちが良いんだろうな)」


下1
1 一心不乱の鍛錬を!
2 やっぱここは情報収集やな


京太郎「(…いや、ここはやはり情報収集だな)」

京太郎「(今以上に強くなれるかもしれないのは魅力だが…それは本題じゃないんだ)」

京太郎「(今、大事なのは冥界から抜け出す事…)」

京太郎「(その為にも…)」





下1
1 アレは…ドワーフか
2 アレは…この前の女の子?
3 アレは…この前の女の子?
4 恐ろしい声の主に会いに行く
5 アレは…ドワーフか?
6 恐ろしい声の主に会いに行く
7 アレは…この前の女の子?
8 アレは…ドワーフか?
9 アレは…ドワーフか?
0 恐ろしい声の主に会いに行く
ゾロ目 ???


???「はぁ」

京太郎「(…特徴的な髭面に小人族特有の短身)」

京太郎「(…間違いないアレはドワーフだ)」

京太郎「(…でも、ドワーフがどうしてここに?)」

京太郎「(ドワーフって言えば…妖精族と親戚のような連中だろ)」

京太郎「(死ぬ時は他の妖精族と同じく天に名を返してフォゾンとして大地に吸収されるって聞いたんだが…)」

京太郎「(一体、どうしてこんなところにドワーフが?)」

京太郎「(もしかして…迷いこんじまったのか?)」

京太郎「あー…もしもし」

???「ん?」

京太郎「何かお困りですか?」

???「お前は…」



下1
1 あのオーダインに手傷を負わせたと言う…
2 お前ならもしかしたら…!
3 あのオーダインに手傷を負わせたと言う…
4 今は人と話す気分じゃない…
5 お前ならもしかしたら…!
6 あのオーダインに手傷を負わせたと言う…
7 あのオーダインに手傷を負わせたと言う…
8 今は人と話す気分じゃない…
9 あのオーダインに手傷を負わせたと言う…
0 お前ならもしかしたら…!
ゾロ目 ???

ホント、このスレは人のプロットを翻弄するなwwwwwwwwwww


???「…もしや…須賀家の…」

京太郎「アレ、須賀家の事を知っているんですか?」

???「あぁ。知っておるとも」

???「半妖半人の子…名は確か須賀京太郎…だったか」

京太郎「確かに俺は須賀京太郎ですが…」

京太郎「半妖半人って…?」

???「なんじゃ、知らなかったのか」

???「お前の母親は妖精じゃよ」

京太郎「母さんが妖精…?」

京太郎「いやいやいやいや、馬鹿な事言わないでくれよ」

京太郎「確かに俺は母さんの顔を殆ど見た事がねぇよ」

京太郎「生まれた時に死んじまったってそう聞いてる」

京太郎「でも、そもそも人間と妖精との間に子どもは作れないだろ」

???「それがそもそもの間違いじゃ」

京太郎「え…?」


???「確かに人間と妖精の生まれ方は違っている」

???「大地から生まれ出ずる妖精と、母から生まれ出る人間では子が出来るはずもなかろう」

???「じゃが、力ある妖精の中には人間に転ずる魔法を使えるものがいる」

???「それを十月十日切らさずにおれば…」

京太郎「……人間との子どもが作れる?」

???「そうじゃ」

京太郎「い、いやでもさ、そんな事したら…」

???「そうじゃな。普通は死ぬ」

???「いかに力のある妖精と言えど、途中で力尽きるだろう」

???「故に普通はそのような真似はしない」

???「…じゃが、お前さんの母親は別じゃった」

???「お前さんの父親に心から惚れ込んだ彼女は…」

???「その子どもを産みたいと心から願ったんじゃ」

京太郎「じゃあ…もしかして」

???「…おぬしの考えている通りじゃ」

???「おぬしの母親が死んだのは…おぬしを無理にうもうとした所為」

???「本来なら通らぬ通りを愛で押し通したからなのじゃ」

京太郎「っ!?」



???「かつてのリングフォールド伯…おぬしの父親は傑物じゃった」

???「弾圧されてきた妖精族にも優しく、融和を進めてきた」

???「…じゃが、妖精との間に子どもを作ったと本国に知れたリングフォールド伯はその資格を剥奪されたと聞く」

京太郎「で、でも、そんなのオーダイン王は知らなかったぞ」

京太郎「須賀家だって名乗ってもまったく分からなかったくらいなのに…」

???「当然じゃよ」

???「公式にはリングフォールド伯は既に死んでいる」

???「半妖半人であり、実験材料にされかねんかったお主とともにな」

???「そもそもかつてのリングフォールドはバレンタイン領」

???「かつてのリングフォールド伯が身分を偽り、ラグナネイブルの貴族になった事など分かるはずもない」

京太郎「じゃ、じゃあ、アンタはどうしてそんな事知ってるんだよ」

???「…そうじゃな、自己紹介が遅れた」

ブロム「儂の名はブラム」

ブロム「かつてお主の母親に救われ」

ブロム「そしてその愚かしい愛を止められなかった…リリパットよ」



京太郎「リリパット?」

ブロム「あぁ、ラグナネイブルではあまり聞き覚えがないか」

ブロム「妖精とドワーフの抗争は知っておるか?」

京太郎「あぁ。確か元々、仲が悪かったのがコルドロンの扱いをめぐって対立したんだっけか」

ブロム「左様。我らドワーフはアレを天佑の一種だと考えた」

ブロム「妖精族が生息地を広めるためにはフォゾンが濃くなくてはいけぬ」

ブロム「そのフォゾンを大地から吸い上げ、周囲にばらまくコルドロンがあれば、もっと繁栄が出来ると」

ブロム「だが、妖精はバレンタインが滅んだ中、唯一残ったコルドロンを怪しいと考えた」

ブロム「もしかしたら、バレンタインが滅んだ原因はコルドロンにあるかもしれない」

ブロム「故にその使用は最低限にし、使用には慎重を重ねるべきだとな」

ブロム「その意見の相違はいつしか大きな亀裂になり…」

ブロム「そして民族間の闘争になった後、ドワーフは負けた」

ブロム「妖精女王率いる妖精族にこてんぱんにされてしまった訳じゃ」



ブロム「その時、妖精女王の軍から逃れる為に一部のドワーフがオーダイン王を頼った」

ブロム「バレンタイン亡き後、世界でもっとも強いのはラグナネイブルじゃったからな」

ブロム「その上、当時はバレンタインが滅び、ラグナネイブルとリングフォールドが戦争を始めた時期」

ブロム「意趣返しの意味もあって、オーダイン王の味方をするドワーフも数多かった」

ブロム「じゃが、そうやって逃れられなかったドワーフ達も決して少なくはない」

ブロム「そんなドワーフ達に妖精女王は多大な慈悲を示したが…」

ブロム「しかし、それでも以前と同じく臣下として迎え入れるはずがなかった」

ブロム「ドワーフはその名をリリパットに変えられ…」

ブロム「そして得意であったはずの鍛冶の一切を禁じられてしまった訳じゃ」

京太郎「…なるほど」

京太郎「で、ブロムさんはリングフォールドのドワーフだからリリパットだと」

ブロム「左様。まぁ…戦争に負けた証であるこの名を気に入っておらんドワーフも数多いが…」

ブロム「儂は名を取り上げ、鍛冶を禁じられてよかったとそう思っておるよ」

京太郎「…どうしてだ?」


ブロム「…自慢じゃないが、儂はドワーフの中でも名鍛冶屋として有名じゃった」

ブロム「妖精女王の振るう石弓も黒の剣士の魔剣も…」

ブロム「全てコルドロンから得た魔石によって儂が作りあげた一品じゃ」

京太郎「ってアンタ、サイファー作れるのか!?」

ブロム「…あぁ、そうじゃ」

ブロム「儂は…サイファーを作れる」

ブロム「作ってしまえるんじゃ…」ブル

京太郎「もしかしてサイファーを作った事、後悔してるのか?」

ブロム「…アレはただの武器ではない」

ブロム「人の魂を…フォゾンを吸う度に際限なく強く…そして鋭くなっていく」

ブロム「フォゾンは世界をめぐり、そして命を芽吹かせると言う世界の理に反する武器じゃ」

ブロム「その上…アレは…あの魔剣は…」

ブロム「おぉ…口にするのも恐ろしい…」

ブロム「あんなものを…作るべきではなかった…」

京太郎「…ブロムさん」


ブロム「…じゃから、儂はもう二度と鍛冶などせんと心に決めた」

ブロム「じゃが…あの男は…儂にサイファーを作れとそう要求してきた」

京太郎「…あの男?」

ブロム「妖精女王の従兄弟、メルヴィンじゃ」

ブロム「妖精女王亡き後、クーデターを起こしたあやつが今はリングフォールドの実権を握っておる」

京太郎「…妖精女王がなくなった?」

京太郎「その上…クーデターだって…?」

ブロム「リングフォールドはもうボロボロじゃ」

ブロム「今のままでは魔王に対抗する事は出来まい」

ブロム「じゃが、それでも儂はコレ以上のサイファーを生み出したくはなかった…」

ブロム「あんなモノ…一つ残らず破壊するべきなんじゃ…」


ブロム「…じゃが、あやつはそれを理解してくれんかった」

ブロム「結果、儂はあやつの配下となった魔法使いに連れられて…」

ブロム「こうして生きたまま死の国に連れてこられたと言う訳じゃ」

京太郎「……じゃあ、早くココから出なきゃ」

京太郎「俺と違って、ブロムさんは死んでいる訳じゃないんだ」

京太郎「ずっとここにいたらブロムさんだって、いずれは亡者になってしまう」

京太郎「いや、妖精が死の国に辿り着いたなんて話は聞かないし…」

京太郎「もしかしたら永遠に死ぬ事なくさまよい続ける事になるかもしれない」

ブロム「…お主は優しいんじゃな」

ブロム「お母上と良く似ておられる」

京太郎「…ってそう言えば、そっちはまだ聞いてなかったな」

京太郎「ブロムさんは母さんの事知っていたのか?」

ブロム「あぁ。儂がゴブリンに襲われた時に助けられてな」

ブロム「そりゃもう…当時からお美しいお方じゃった」

ブロム「かつての妖精女王と合わせて…妖精の双月と呼ばれたほどにな」

京太郎「…妖精女王と合わせて…?」


ブロム「お主の母親は妖精女王の姉じゃ」

ブロム「いや、リングフォールド伯に恋しておらんかったら…」

ブロム「本来の妖精女王だったとそう言っても過言ではないかもしれぬ」

京太郎「えぇぇ…」

ブロム「…なんじゃ、疑っておるのか」

ブロム「そもそもそうでなければ半妖半人など産めるはずがないじゃろう」

ブロム「並の妖精であれば十月十日の間、ずっと人化の術を解かぬなど出来るはずもない」

京太郎「…いや、それは分かってるんだけど」

京太郎「どうにもスケールの大きい話でさ」

ブロム「…まぁ、お母上の事を今まで知らなかったのであれば当然かもしれんな」

ブロム「何にせよ、儂はそうやってお主の母親と知り合い…」

ブロム「そして最後までその側に仕え続けておった」

ブロム「当時はまだ妖精族とドワーフの対立も激しくはなかったからな」

ブロム「多少、変わり者程度で受け入れられたよ」

ブロム「じゃが…それもお主が生まれてからは…出来んようになった」

ブロム「あの方は天に名を返され…そして身体を大地ではなくお主に預けた」

京太郎「…俺に?」


ブロム「…お主は未熟児じゃった」

ブロム「どれほどあの方が愛を注いでも…一定以上、育たなかったんじゃ」

ブロム「まるで半妖半人など世の理に反する生き物など生み出さぬと言うように…な」

ブロム「じゃが、お母上はお主の事を殺したくはなかった」

ブロム「だからこそ、あの方は本来、大地に返すべき身体をお主に託し…」

ブロム「そしてお主が生まれた」

京太郎「……じゃあ、俺がなんとか生きられていたのも…」

ブロム「半妖半人などという不安定な生き物じゃ」

ブロム「普通はとうに死んでおったじゃろう」

ブロム「じゃが、その身体に満ちた母のフォゾンが…母の愛が…」

ブロム「お主をそこまで生かし続けておったんじゃろうな」

京太郎「………母さん」

ブロム「…さっきお主は何故、自分のことが分かったかと聞いたな」

ブロム「それは…その身体に残るフォゾンに見覚えがあるからじゃ」

ブロム「あの方の愛は…未だにお主の事を護っておる」

ブロム「本当に…本当に場の深いお方じゃった…」ポロ


京太郎「…泣いてくれるのか」

ブロム「当然じゃ。儂は…あの方にどれほど救われた事か…」

ブロム「あの方がおらんかったら…儂はとうに自身の命を絶っていたじゃろう…」

ブロム「そんなお方の愛が今もまだお前の中に残っておるのだから…」

ブロム「これほど…これほど嬉しい事はない…」

京太郎「…ありがとう、ブロムさん」

京太郎「そう言ってくれると…きっと母も喜ぶと思う」

ブロム「おぉぉ…おぉぉぉ…」ポロポロ

京太郎「…だけど、俺はそんな貴方に俺のようになって欲しくない」

京太郎「俺は死んでしまったけれど、貴方はまだ生きているんだ」

京太郎「何を悔やんでいるのかは知らないけれど…」

京太郎「まだやり直す方法はきっとある」

京太郎「諦めなきゃ、きっと道を開けるはずなんだ」


京太郎「俺、オデット様に直訴するよ」

京太郎「生きている妖精を冥界に連れてくる事が出来るんだ」

京太郎「きっと女王であるオデット様なら外に出してくれると…」

ブロム「無駄じゃよ」

京太郎「でも…っ」

ブロム「オデットは冷徹かつ頑固な性格じゃ」

ブロム「例え死んでおらぬとしても死の檻から囚人を解き放つ事はない」

ブロム「それに儂は…もう現世になど戻りたくはない…」

ブロム「例え、戻っても…ただまた武器を作らされるじゃろう」

ブロム「いや、エンデルフィアのすぐ側にラグナネイブルがある事を思えば…」

ブロム「オーダインのワルキューレたちに捕まり…またサイファーを作らされる事だって考えられる…」

ブロム「それなら…儂はここで良い」

ブロム「この死の世界で緩やかに朽ちるのが…世界にとっても儂にとっても最善なんじゃ」


京太郎「ブロムさん…」

ブロム「…それよりお主の事じゃ」

京太郎「…俺?」

ブロム「あぁ。お主はまだ完全に死んでおらん」

京太郎「いや、でも、俺、完全に死んだ自覚があるんだが…」

ブロム「それはあくまでも人間としてじゃろう」

ブロム「妖精としてはまだ死んでおらん」

ブロム「いや、お主が死ぬ事はまずないと言うべきか」

京太郎「…どういう事だ?」

ブロム「妖精は名を核として生まれる」

ブロム「母と父から与えられた真なる名を受け、大地のフォゾンが妖精という形になるのじゃ」

ブロム「無論、死んだ時はその名を天に返し、大地へとフォゾンを返す事になる」

ブロム「逆に人間は死んだ後、魂が冥界へと送られ、肉体は緩やかに朽ちていく」

ブロム「お主はその二つの特性を併せ持っておる…いわばハイブリットじゃ」

ブロム「その身体が妖精のものである以上、魂さえ生きて居れば、身体を作る事が出来る」


京太郎「…身体を作るって」

京太郎「じゃあ、もしかして俺、生き返れるって事なのか!?」

ブロム「あぁ。じゃが、それは大変な作業じゃ」

ブロム「下手をすれば大幅に弱くなってしまう事だって考えられる」

ブロム「…じゃが、ここは死の国エンデルフィア」

ブロム「死した魂がフォゾンとなって漂う場所じゃ」

ブロム「フォゾンを集めるのに掛かる工程はそれほど難しくはないじゃろう」

ブロム「問題は…ここから出る方法じゃ」

ブロム「儂を運んできた魔法使いやオーダインが出入りしている事から察するに…」

ブロム「間違いなくエンデルフィアから出る方法はある」

ブロム「じゃが、それは普通の住人ではあずかり知らぬ」

ブロム「知っておるとすればオデット直属の部下であるレイスか…」

ブロム「オデット本人だけじゃ」

京太郎「……」


ブロム「聞き出すのじゃ、京太郎」

ブロム「例え、力づくでも…自身を生ある者として認めさせなければ」

ブロム「お主はこんなところで朽ちてはならん」

ブロム「お前がここで朽ちては…あの方の愛が無駄になってしまう…」ギュ

京太郎「ブロムさん…」

ブロム「その為であれば…儂は協力を惜しまん」

ブロム「一時は断った鍛冶の腕も…お主のために振るおう」

ブロム「じゃから…頼む」

ブロム「お主はこんなところにおらんでくれ」

ブロム「あの方が死を賭してお主に託したものを無駄にしないで欲しいんじゃ…」

京太郎「……」




下1
1 分かった
2 …それは出来ない


京太郎「…分かった」

ブロム「おぉ…京太郎…」

京太郎「俺は…ここで朽ちてはいけない理由がある」

京太郎「守らなきゃいけない場所があるんだ」

京太郎「それを護る為ならば…恩義を受けた相手にさえ剣を向けよう」

京太郎「…だが、それはブロムさんも同じだ」

ブロム「え…?」

京太郎「一緒に出よう、ブロムさん」

京太郎「俺がそうであるように貴方もここで終わって良い人じゃない」

京太郎「俺は母の為に泣いてくれた貴方に…幸せになって欲しいんだ」

ブロム「じゃが、儂は…」

京太郎「…言っとくけど、ダメだなんて言っても無駄だぜ」

ブロム「え?」

京太郎「例えぶん殴って気絶させてでも、俺はブロムさんの事を現世に連れて行く」

京太郎「もうそう決めちまったからな」ニコ


ブロム「…おぉ…おぉぉ…」ポロポロ

ブロム「まったく…そういうトコロばかりお母上に似よって…」

ブロム「とんだ…とんだ頑固者じゃな」

京太郎「はは。ま、母親似って言われるのはむず痒いけどさ」

京太郎「でも、多分、母さんはここでブロムさんの事を見捨てるなんてしなかっただろうし」

京太郎「父さんは俺をそんな風に育てなかった」

京太郎「自分の愛した妻を殺した子どもだって言うのに…今まで普通に育ててくれたんだ」

京太郎「だから…俺はブロムさんの事を意地でも助ける」

京太郎「例えブロムさんが要らないって言ってもな」

ブロム「……分かった」

ブロム「現世になど未練はないが…お主がそうまで言ってくれてるんじゃ」

ブロム「儂も…お主についていこう」

ブロム「そしてあのバロールにも負けぬ最高のサイファーをお主に贈ろうではないか」

と言う訳でサイファーの形と性能を決めましょうかー

形は大体、武器であれば何でもオッケーです(´・ω・`)流石にお玉とか言われると却下しますが
武器の性能に関して、ブロムさんが名鍛冶師なんでコンマ+10くらいで
主な性能ですがー


00~20 並の武器よりも良いレベル
21~40 並の防具程度であればバターのように切れる
41~60 龍の鱗であっても切り裂ける
61~80 世界最強のサイファー、バロールと互角に渡り合える
81~100 新たなる世界の頂点
ゾロ目 ????


くらいを考えてます
と言う訳で武器の形とコンマを下1でー


バロールと渡り合えるレベルの日本刀ってブロムさん優秀すぎいいいいいい!!
しかも補正後ゾロですしー…これは特殊能力つけないといけませんね(ゲス顔)



つ【アマノムラクモ】:名鍛冶ブロムが打ったサイファー。戦場に漂うフォゾンを吸い、その切れ味をあげる。他にも特殊な能力を秘めているらしい。

では、現在のステータスー

                ____  _
              /     ' Y  __>
             /           ゙、  \
               /        |    |     `,=-
           /   i _l,-|‐ | | -ト.|_|  ヾ、
             |/ __ ゙、 ハ,ハ|゙、 |/|ハ∧| / ゙、
      ___, -‐::´| /ヘ ゙、,|≡≡ Y ≡NV ___ ゙、

     /:::::::::::::::::и{        丶  | ハ|   ̄
    // ̄ ̄\::::::::::゙、ィ-ャ  r ----┐ ,ノ
   //|::::::/::::::::::||::::::::::/\\_`ー-‐',...イ
  |/:::|::::/::::::::/::|| /「:ト、:::》   T ≫:::::::|
  /:::::::::::::::::::::::::/ ゙̄、::| `ー-,ァ ケ/「|`ーi、
 |:::::::::::::::::::::::::/     |;;|  o〈 // |;;|. / |
./:::::/ー-、:::/:::|    ||;;|   V   |;;|.  |
|::::/::o:::/ヘ|::::::|    /:/   o   |::|  |
|=|===彳 ||::::/    /:/       レ   |
|:::|::::::::::|:::イ、/    |´    o   ,イ   |
|:::゙、__;|:;/:::|     /       / |   |
|::::::::::::::::::::::/    /_      | |   |
!:::::::::::::::::::::|    /―┤  o ┌┤|   |
`ー-、::::::::::|    /       /|  | |   |
     ̄ ̄|o   |     / |   | |   |
//////////////////////////////////////////

名前:須賀京太郎

所属:タイタニア

戦闘力110/110
商業0(23)死んだ時にお金無くしたので
政治0(67)エンデルフィアに政治なんてないので


装備
【アマノムラクモ】:名鍛冶ブロムが打ったサイファー。戦場に漂うフォゾンを吸い、その切れ味をあげる。他にも特殊な能力を秘めているらしい。


スキル
蒼魔刀:戦闘における??を引いた際、一定確率で????にする



目的:残り16日の間にエンデルフィアを脱出し、ウルズールを倒す


現在地:死の国エンデルフィア

サイファーに関してはただのフレーバーと言う形ではなく戦闘時に発揮する幾つかのスキルと言う形で効果を見せられればな、と思ってます(´・ω・`)
まぁ、現状だもサイファーってだけで相手に与えるダメージが1段階あがる凶悪性能してるんですけどね!!!

と言いつつ流石に三時前なんで寝ます(´・ω・`)ブロムコミュ長すぎたわ…

あ、大事なスキル忘れてました


                ____  _
              /     ' Y  __>
             /           ゙、  \
               /        |    |     `,=-
           /   i _l,-|‐ | | -ト.|_|  ヾ、
             |/ __ ゙、 ハ,ハ|゙、 |/|ハ∧| / ゙、
      ___, -‐::´| /ヘ ゙、,|≡≡ Y ≡NV ___ ゙、

     /:::::::::::::::::и{        丶  | ハ|   ̄
    // ̄ ̄\::::::::::゙、ィ-ャ  r ----┐ ,ノ
   //|::::::/::::::::::||::::::::::/\\_`ー-‐',...イ
  |/:::|::::/::::::::/::|| /「:ト、:::》   T ≫:::::::|
  /:::::::::::::::::::::::::/ ゙̄、::| `ー-,ァ ケ/「|`ーi、
 |:::::::::::::::::::::::::/     |;;|  o〈 // |;;|. / |
./:::::/ー-、:::/:::|    ||;;|   V   |;;|.  |
|::::/::o:::/ヘ|::::::|    /:/   o   |::|  |
|=|===彳 ||::::/    /:/       レ   |
|:::|::::::::::|:::イ、/    |´    o   ,イ   |
|:::゙、__;|:;/:::|     /       / |   |
|::::::::::::::::::::::/    /_      | |   |
!:::::::::::::::::::::|    /―┤  o ┌┤|   |
`ー-、::::::::::|    /       /|  | |   |
     ̄ ̄|o   |     / |   | |   |
//////////////////////////////////////////

名前:須賀京太郎

所属:タイタニア

戦闘力110/110
商業0(23)死んだ時にお金無くしたので
政治0(67)エンデルフィアに政治なんてないので


装備
【アマノムラクモ】:名鍛冶ブロムが打ったサイファー。戦場に漂うフォゾンを吸い、その切れ味をあげる。他にも特殊な能力を秘めているらしい。


スキル
半妖半人:本来、世界にはあらざるイレギュラー。死亡しても心が折れぬ限り戦闘力を犠牲にして復活出来る。
蒼魔刀:戦闘における??を引いた際、一定確率で????にする



目的:残り16日の間にエンデルフィアを脱出し、ウルズールを倒す


現在地:死の国エンデルフィア

原作見てる限り、オデット様って杓子定規なくらい真面目なようで、意外と穴があるようでって微妙なところなんですよねー…
オーダインへの罰とは言え、一度、死んだブリガンの事をエンデルフィアの外に出していますし…
そうかと思えば死人じゃないはずのコルネリウスを頑なに外に出そうとしなかったりでー…
割りと自分勝手っていうか自分が価値観の中心にある人なのかなーって言う感じもします(´・ω・`)しかも、ビッチ確定
まぁ、ブロムの提案にうなずいた時点でそんなオデット様と敵対する事は確定したので、穏便に出るルートはもうないです


後、咲キャラはあんまり出せないって言うか、出すルートを尽く潰されて、
出したら出したで印象最悪なだけなんやで…(小声)
まぁ、既に二人ほど死んでますけどね咲キャラ(´・ω・`)
あ、それと今更なんですが、ラグナネイブルとリングフォールドの登場キャラ変えさせて下さい
最初はリングフォールド大阪で、ラグナネイブル永水のつもりでしたが逆の方が面白いな、と思ったので(´・ω・`)

途中そうしーん

後、すっげえええ今更ですが、おでんの世界観を下敷きにした別の話みたいになってるので(´・ω・`)このスレ見て原作買った人にはごめんなさいしなきゃいけない
原作で半妖半人がどうなるのかとか、かつてのリングフォールドは何処の支配地域だったのとか全然説明ないですからね!!!!!!
割りと原作で不透明な部分を自己解釈でやってってますが(´・ω・`)それでも良ければ付き合ってくださると幸いです
そして、原作も買ってくれると嬉しいです こんなスレよりも100倍面白いから!!!!(ステマ)

そしておでん知ってる人が来てくれるとは…(´・ω・`)おでん良いですよね、おでん
ポエマー夫婦と言い、イケプーカと言い、能登女王様と言い、好きなキャラが多すぎます(´・ω・`)まるでダメなオーダイン王略してマダオも好きよ
ただ、イングヴェイはその…まぁ、うん…………


京太郎「(さて…ブロムさんのお陰で大まかな方針が決まった訳だけれど)」

京太郎「(ただ、ろくな武器もない今の状態でオデット様の前に立つ訳にはいかない)」

京太郎「(まずはブロムさんが俺専用のサイファーを作ってくれるまで待たなければ)」

京太郎「(まぁ、それも一日で完成させてみせるって言ってた辺り…)」

京太郎「(ブロムさんがどれほど腕の良い鍛冶屋だったかっていうのが良く分かるんだが)」

京太郎「(そもそも鍛冶って数日から下手すりゃ一週間掛けてやるものだし…)」

京太郎「(ここには鍛冶をする為の炉すらない状態なんだ)」

京太郎「(その炉を作る作業からはじめなきゃいけないのに…)」

京太郎「(一日で完成させるとか正直、無茶だと思うんだけど)」

京太郎「(でも、ドワーフの中でも名鍛冶として有名だったブロムさんが出来るって言うんだ)」

京太郎「(俺に出来るのはそれを信じて待つ事くらいだろう)」

京太郎「(まぁ、或いは今の間に色々と話しを聞くくらいかな)」

京太郎「(死の国を出れば…もう当分、ここには戻ってこれないし…)」

京太郎「(…でも、誰に会いに行こうか?)」


下1
1 オデット様
2 師匠
3 黒い鎧を着た女の子
4 恐ろしい声の主
ゾロ目 ????


京太郎「師匠!」

レイス「…なんだ、どうした?」

レイス「もしかして才能限界を引き上げる条件に気づいたのか?」

京太郎「あ、いや…その辺はまだ…」

レイス「そうか。なら、何のようだ?」

レイス「正直、お前はこれ以上、鍛えても無駄だぞ」

京太郎「まぁ、それは分かっているんですけど…」

京太郎「でも、師匠と鍛錬以外で話した事ってあまりなかったじゃないですか」

京太郎「だから、ちょっと話してみたいなって」

レイス「……そうか」

レイス「とは言え、何か面白い話を持っている訳ではないぞ」

レイス「私が死んだのはもう何百年も昔だ」

レイス「今を生きていたお前とは価値観も違うだろう」


レイス「…それに生きていた頃の記憶はもうあまり鮮明ではない」

レイス「だから、お前の話を聞かせろ」

京太郎「俺の話…ですか」

レイス「そうだ」

レイス「その方が面白そうだからな」

京太郎「…じゃあ、話しますけど…でも、あまり後味の良いもんじゃないですよ」

レイス「ここにいる時点で殆どが皆、死人だ」

レイス「後味の良い話しなど最初から期待しては居ない」

レイス「それに私個人としてはお前の話に興味がある」

レイス「…ダメか?」

京太郎「そこまで言われてダメだなんて言えませんよ」

京太郎「じゃあ…まず生まれからして話ますけど…」

京太郎「あんまり突っ込まないでくださいね?」

京太郎「俺も…その正直、まだ受け入れられてる訳じゃないですから」

レイス「分かった。極力黙っていよう」


京太郎「…って訳で、俺は死んだ訳です」

レイス「…そうか」

レイス「色々と大変…いや、違うか」

レイス「無念だっただろうな」

京太郎「…ですね」

京太郎「俺が何とかしなければタイタニアは…」

レイス「…タイタニアか」

京太郎「師匠もご存知ですか?」

レイス「私はオデット様に現世との行き来を許されているレイスだぞ」

レイス「大まかではあるが現世の勢力図は知っているし…」

レイス「それに私は元タイタニアの騎士だ」

京太郎「え!?」

レイス「…今のお前に話しても理解できないだろうが…」

レイス「当時のタイタニアは世界の半分を支配していた強国だった」

レイス「だが、突如として空から現れたバレンタインとの戦争に敗北し…」

レイス「今の国土としてほぼ固まってしまった訳だ」


レイス「…しかし、それでも滅びる事のなかったタイタニアが…」

レイス「よもや今の時代に滅亡しようとしているとは…」

レイス「かつて多くの戦士たちが戦い、作り上げたあの国が…」

京太郎「……師匠」

レイス「…………すまない」

レイス「少し感傷に浸ってしまった」

レイス「こうして長年をレイスとして過ごして死や滅びにはなれたつもりだったのだがな…」

京太郎「…誰しも故郷は特別なもんですよ」

京太郎「謝る事なんてないです」

京太郎「…それより」

レイス「ん?」

京太郎「師匠って元々、男だったんですか?」

京太郎「それとも女だったんですか?」

レイス「…それわざわざ聞くような話しか?」

京太郎「だって気になるじゃないですか」

京太郎「師匠って外套で身体覆ってるだけでもう性別も分かんないですし」

レイス「…まぁ、お前にだけ話させるのもアレだから素直に応えるが…」


下1
偶数 男だ
奇数 女だ


レイス「元々、私は女だ」

京太郎「ほう…つまり女騎士…」

レイス「…言っておくが、お前が思っているような事はなかったぞ」

レイス「私はどちらかと言えば恐れられていたからな」

レイス「バレンタインとの戦争で死んだ時も、ボロボロになりながら遠距離から魔法を打ち込まれ続けた」

レイス「途中でこの国に召されたから分からんが、恐らく死体は原型も残ってないだろう」

京太郎「うへぇ」

レイス「言っとくが、この国にいる連中は皆、そんなものだぞ」

レイス「外に漂う悪霊…ガイストの女も一見美しいが」

レイス「その実、朽ちた身体を隠しているだけだ」

レイス「下手に色仕掛けなどされてだまされないようにな」

京太郎「こ、心しておきます…」


京太郎「(…師匠は女だったのかー)」

京太郎「(まぁ、でも、多分、女だからって甘く見られるような事はなかったんだろうなぁ)」

京太郎「(そもそも女だてらに戦場に立つ時点でかなりの腕前って事がわかるし)」

京太郎「(バレンタインに遠距離から魔法を打ち込まれまくったって事はそれだけ恐れられてた証だろう)」

京太郎「(さらに言えば、レイスはオデット様直属の武闘派なんだ)」

京太郎「(並大抵の実力ではレイスにはなれなかっただろう)」

京太郎「(そんな人が直々に稽古をつけてくれてたんだから…)」

京太郎「(俺がここまで強くなれたのも当然か)」

京太郎「(出来れば、そんな師匠とは戦いたくないんだけれど…)」

京太郎「(…いや、今はそんな事を考えている場合じゃないな)」

京太郎「(それよりもまだ少し時間はあるし…)」

京太郎「(後一回くらいは誰かと話せるかもしれない)」



下1
1 オデット様
2 黒い鎧を着た女の子
3 恐ろしい声の主
ゾロ目 ????


??「……」

京太郎「(…ってあの特徴的な鎧姿は…)」

京太郎「(この前、俺から逃げた子じゃないか)」

京太郎「(また一人でこんなところにうずくまって…)」

京太郎「(…他の人に話しかけられてないのか?)」

京太郎「(…いや、この前の感じだと話しかけられても無視してるだけなのかも…)」

京太郎「(…………まぁ、何にせよ、だ)」

??「……」

京太郎「(やっぱり女の子が暗い顔をしてるのは見過ごせないよな)」

京太郎「(と言う訳で…)」

京太郎「ハロー、そこのリトルレディ」

京太郎「ご機嫌はいかがかな?」キラァ

??「っ!?」



下1
1 なんか変なのが来た…
2 ……
3 り、りとるれでぃ?
4 なんか変なのが来た…
5 ……
6 り、りとるれでぃ?
7 ……
8 なんか変なのが来た…
9 なんか変なのが来た…
0 り、りとるれでぃ?
ゾロ目 ???


??「……」

京太郎「(あ、やべぇ)」

京太郎「(完全に外したわ)」

京太郎「(まったく反応がない…)」

京太郎「(これ前と同じパターンじゃないか…)」

京太郎「(い、いや、諦めない!)」

京太郎「(俺はまだ諦めないぞ!!)」

京太郎「(後顧の憂いなくこのエンデルフィアを出る為にも…)」

京太郎「(俺は必ず…この子を笑わせる…!!)」

京太郎「(…と言う訳で)」イソイソ

??「……」

京太郎「」ヘンカオ

??「……」


下1
1 無言でいなくなる
2 無言でいなくなる
3 …ぷっ
4 無言でいなくなる
5 …ぷっ
6 無言でいなくなる
7 無言でいなくなる
8 …ぷっ
9 無言でいなくなる
0 無言でいなくなる
ゾロ目 ???


??「……」スク

京太郎「お…」

??「……」スタスタスタ

京太郎「あー…」

京太郎「(…またダメだったか)」

京太郎「(どうやら俺じゃ大道芸人になるのは難しそうだな)」

京太郎「(…にしても、あの子…)」

京太郎「(この国にもう数日いるはずなのに顔色がこの前と同じだ…)」

京太郎「(…もしかしてあの子も…ブロムさんと同じで生きているのに連れてこられたのか?)」

京太郎「(…………いや、やめとこう)」

京太郎「(二度目のチャンスも失敗したんだ)」

京太郎「(ここで俺が話しかけたってきっとろくな返事が帰ってこないだろう)」

京太郎「(あの子とは縁がなかったとそう思って諦めた方が良いな…)」


京太郎「(…さて、そんな感じで一日が経った訳だけれど…)」

京太郎「ブロムさん、調子はどうだ?」

ブロム「おぉ、京太郎か」

ブロム「ついさっきようやく出来たばっかりじゃ」スッ

京太郎「お…おぉ、これが…」

ブロム「そう。儂の作る最後のサイファー」

ブロム「その名もアマノムラクモじゃ」

京太郎「アマノムラクモか。良い名前じゃないか」スッ

ブロム「…ただ、まだ調整は十分に出来ているとは言えん」

ブロム「細かい微調整はまた後々にやらねばならんが…」

京太郎「いや、それでも有り難いよ」

京太郎「この剣…持っているだけで力が伝わってくる」

京太郎「これがあれば…オデット様とだって互角にやれるかもしれない」

ブロム「…京太郎」


ブロム「…本気でやるんじゃな」

京太郎「あぁ。そうだ」

京太郎「…俺もさ、色々と考えたんだ」

京太郎「この国に馴染む機会なんて…幾らでもあるだろうって」

京太郎「こんなに俺に情けを掛けてくれてるオデット様のことを裏切って良いのかって」

京太郎「…………でも、やっぱり俺にとってタイタニアは特別なんだ」

京太郎「オデット様への恩よりも…俺は故郷の方が大事なんだよ」

京太郎「…だから、俺はやる」

京太郎「オデット様と戦ってでも…この国を出て…」

京太郎「タイタニアを救うんだ」

ブロム「……そうか」

ブロム「それだけの覚悟があれば…大丈夫じゃろう」

ブロム「儂はお主の後ろで幸運を祈っておるよ」

京太郎「…ありがとう、ブロムさん」スッ

京太郎「(…準備は出来た)」

京太郎「(…それじゃオデット様に会いに行くか)」


~死の女王オデットの庭~

京太郎「オデット様」

オデット「おぉ、京太郎か」

オデット「どうした、私の事を探していたのか?」

オデット「だが…夜はまだ先だぞ」

オデット「閨の相手をしてやる事は出来ん」

京太郎「…オデット様」ヒザマズキ

京太郎「今日はお暇を頂きに参りました」

オデット「……何を言っておる?」

オデット「お前は死人だ」

オデット「既にこの国以外に居場所はない」

オデット「それとも…閨の相手が出来ないのがそれほど気に入らなかったのか?」

オデット「それならすぐに準備をするから…」

京太郎「いいえ」

京太郎「いいえ…違うのです、オデット様」

京太郎「俺はオデット様の事を嫌ってなどいません」

京太郎「寧ろ、ここからの敬愛を抱いております」


オデット「…ならば、何故?」

京太郎「オデット様、俺は…やらなけれればいけない事があるのです」

京太郎「…私はタイタニアを救わねばなりません」

オデット「タイタニアを救う?」

オデット「巫山戯た事を口にするでない」

オデット「お前の国はここだ」

オデット「タイタニアなぞ放っておけば良い」

京太郎「そうはいきません」

京太郎「私にとってタイタニアとは…特別なのです」

京太郎「第二の故郷であり…私を受け入れてくれた居場所」

京太郎「それを護れるのが自分だけなのですから」

オデット「…だから、この国を出ると?」

オデット「この愚か者め!」

オデット「そも死人に現世での居場所などないわ!」

オデット「貴様の身体は既に腐り落ち、腐臭がただよい始めている!」

オデット「そんな身体でこの国を出ても、すぐに腐り落ちて動けなくなるだけよ!!」


オデット「そんなお前が、タイタニアを救えるはずなどない」

オデット「…だから、そのような馬鹿な事を考えるのはやめろ」

オデット「お前は…私が特別に目をかけている男なのだから」

オデット「この国にいれば何の不自由もさせん」

京太郎「ありがとうございます、オデット様」

京太郎「そのお言葉はきっと…世界を救った名誉よりも素晴らしいものでしょう」

オデット「なら…っ」

京太郎「ですが」

京太郎「……ですが、それでも俺はタイタニアを救いたいのです」

京太郎「オデット様の寵愛を戴く名誉よりも…」

京太郎「わが祖国に心奪われてやまないのです」

京太郎「…だからこそ、私は」スクッ

オデット「…何を?」


京太郎「聞け!この地に眠るタイタニアの勇士達よ!」

京太郎「今、諸君らの愛すべき祖国、タイタニアは危機に瀕している!」

京太郎「逆臣ウルズールが王を惑わし、政治は混乱」

京太郎「その上、ウルズールは王を拷問にかけ、王家の秘密を聞き出そうとしている!!」

京太郎「そのような事が果たして許されるだろうか!」

京太郎「否!!否であろう!!!」

ポォゥ

京太郎「数百年の間、栄光を戴き続けたタイタニアだ!!」

京太郎「もっとも諸君らが愛し、尽くして来た国だ!!」

京太郎「それがたったひとりの薄汚い魔法使いによって穢されようとしている!!」

京太郎「いや、今も穢されている最中なのだ!!!」

ポォォォゥ

京太郎「それを諸君らが見過ごせるはずがない!」

京太郎「だが、諸君らに身体はなく、私もまたこうして死に堕ちた身!」

京太郎「このままではタイタニアは逆賊の思うがままにされてしまう!!


京太郎「だからこそ!」

京太郎「だからこそ、諸君らの力を、魂を、フォゾンを!!」

京太郎「私に貸して欲しい!!」

京太郎「私の身体は特別製だ!!」

京太郎「諸君らの力があれば、再び受肉し、現世に戻る事が出来る!!」

京太郎「だから…頼む、タイタニアの勇士よ!!国民よ!!!」

京太郎「愛すべき国を護る為に、力を貸してくれ!」

京太郎「私にもう一度…祖国を護るチャンスをくれ!!」

ポォォォォォォゥ

オデット「魔石達の光が強く…」

オデット「…まさか本気で…」

京太郎「あぁ。そうだ」

京太郎「皆でゆこう」

京太郎「今一度、タイタニアを護る為に」

京太郎「大事な人を護る為に」

京太郎「諸君らは…再び剣を取る事が出来るんだ!!」


「おぉぉ…タイタニア…」

「そうだ…タイタニアだ…」

「あの人の愛した土地…」

「彼が護ろうとした国…」

「…滅ぼさせなどするものか」

「ウルズールを…倒せ…」

「王を守れ…!」

「我が弟を助け出すのだ…!!」

オデット「っ!」

オデット「(光が急に強く…)」

オデット「(それが京太郎に集まって……)」

オデット「(魔石になった者達の魂が…こんな力を発揮するなど…)」

オデット「(死の女王である私でさえ…知らなかった事なのに…)」


京太郎「……」シュゥゥゥゥ

京太郎「ふぅ…」

京太郎「(……成功、かな)」

京太郎「(正直、ぶっつけ本番だったから怖かったが…)」

京太郎「(でも…思った以上にフォゾンが集まった)」

京太郎「(まぁ、それも俺の人望とかじゃなくて)」

京太郎「(タイタニアの長い歴史が産んだ奇跡なんだろう)」

京太郎「(恐らく…こんな奇跡は二度と起こらない)」

京太郎「(でも…一度で十分だ)」

京太郎「(俺は…もう倒れない)」

京太郎「(俺の肉体を作ってくれてるフォゾンの…魂の為に生きる)」

京太郎「(それが終わるまで…その一つたりとて無駄にするつもりはない)」

京太郎「(…だから)」

京太郎「…オデット様」

オデット「……」


京太郎「…俺は生き返った、などとは言えません」

京太郎「この体は間違いなく偽りのもの」

京太郎「私本来のものではありません」

京太郎「ですが…何卒、お願い致します」ペコ

京太郎「一度だけで良いのです」

京太郎「俺を…俺を現世に戻して下さい」

京太郎「タイタニアを救うチャンスを…」

京太郎「俺の声に応えてくれた魂達に報いるチャンスをください」

オデット「……ダメだ」

京太郎「オデット様…」

オデット「…確かにお前からは今、生の波動を感じる」

オデット「死に満ちたこの世界には釣り合わぬ暖かくて優しい波動よ」

オデット「お前はさっき生き返った訳ではないと言ったが」

オデット「お前は…今、間違いなく生きている」

オデット「それも…並の生き物よりも強く、そして熱く」


オデット「…私はそんなお前が欲しい」

オデット「お前ならばこの冷たい世界で冷める事のない熱を私に与えてくれるだろう」

オデット「どんな情夫でも私に与えてくれなかった心からの安息を…」

オデット「愛した男達が皆冷たくなっていく恐怖から解き放ってくれるはずだ」

京太郎「……」

オデット「…京太郎」

オデット「お前が望むなら、私はお前を婿として迎えても良い」

オデット「私の全てを…この国の全てをお前にやろう」

オデット「冥府の王…それは甘美な響きではないか?」

京太郎「……いいえ。オデット様」

京太郎「俺は王になどなりたくはありません」

京太郎「私の心にあるのは今もただひとつ」

京太郎「祖国タイタニアの危機だけです」

オデット「馬鹿者が!!」


オデット「お前も…お前もそうなんだな…!」

オデット「どれだけ愛しても、慈しんでも…」

オデット「私を見てくれない!」

オデット「死の側にあるというだけで…私を本気で愛してはくれない!!」

京太郎「オデット様…」

オデット「お前に分かるか…私の絶望が!!」

オデット「私だって…好きでこの国の女王である訳ではない!!」

オデット「そう生まれてしまったから…そうあってしまうから!!」

オデット「だから、私はこの国を何とか形にしているだけなのに…」

オデット「なのに…お前たちは何時もそうだ…」

オデット「暖かで優しい生の事ばかり考えて…冷たく暗い死の事など…」

オデット「まるで省みようとはしない…」

オデット「恐ろしいものだと…嫌なものだと遠ざけようとする…」

オデット「どんな勇者も情夫も…それは変わらなかった……」


オデット「……お前は違うと思った」

オデット「私の魔石を踏まぬよう歩くその姿は優しくて」

オデット「死に対する敬意があると…そう思ったのに…」

オデット「お前も…私を裏切るのだな」

オデット「私の手を振りきって…生へ戻ると言うのなら…!」パチン

レイス「…お呼びですか、オデット様」

京太郎「その声は…師匠…!?」

オデット「…レイスよ。その男を殺せ」

オデット「何度でも何度でも殺し続けろ」

オデット「私に逆らい、この国から出ようとしている事を」

オデット「必ず後悔させてやるのだ」

レイス「…畏まりました」


京太郎「師匠…!」

レイス「…命令だ」

京太郎「…………俺は師匠と戦いたくない」

レイス「…私もだ」

レイス「たった数日とは言え…お前は出来た弟子だった」

レイス「出来れば戦いたくはない」

レイス「…だが」

京太郎「…えぇ。お互いに譲れないものがある」

京太郎「だから…」スゥゥ

レイス「…その青い光…サイファーか?」

京太郎「えぇ。俺がオデット様達に抗うには…武器に頼るしかない」

京太郎「例え、師匠でも…この刃に切り裂かれれば無事ではすまないでしょう」

レイス「だからと言って怯むと思うたか?」

京太郎「…そうあって欲しいと思いました」

京太郎「ですが、それが叶わぬのであれば…」スッ

レイス「……そうだ。雌雄を決するぞ、京太郎!!」



【須賀京太郎 戦闘力110】

     VS

【レイス     戦闘力120】



下1
1 弱ダメージを受ける
2 微弱ダメージを受ける
3 中ダメージを受ける
4 弱ダメージを与える
5 大ダメージを受ける
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + ???
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを受ける
0 弱ダメージを与える
ゾロ目 ???


京太郎「ふ…ぅっ!」ブン

レイス「遅いっ!」

京太郎「ぐあっ!」

京太郎「(く…師匠の鎌が俺よりも早く…)」

京太郎「(一瞬、早く飛び退いたが…肉が斬られた…)」

京太郎「(痛い…久しぶりの…肉の痛み…)」

京太郎「(だけど…)」

レイス「緊張しているのか、京太郎!」

レイス「何時もよりも動きが硬いぞ!!」

レイス「その程度で私に勝とうなど百年早い!」

レイス「一からやり直すのだな!!」

京太郎「く…この…っ!!」


下1
1 弱ダメージを受ける
2 微弱ダメージを受ける
3 中ダメージを受ける
4 弱ダメージを与える
5 大ダメージを受ける
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + ???
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを受ける
0 弱ダメージを与える
ゾロ目 ???


レイス「そぉら…次はこれで行くぞ!」

京太郎「(青い炎の魔法…!?まずい…!)」

京太郎「(この距離は避けられない…!?)」

京太郎「ぐあああああっ!!」

レイス「遠慮が残っているのか!?」

レイス「この程度の痛みで声をあげていては…」

レイス「タイタニアを救うなど夢のまた夢だ!!」

レイス「諦めろ!オデット様に許しを乞え!」

レイス「今ならまだ許してもらえるだろう!!」

京太郎「そんなつもりは…毛頭ありません…!」




下1
1 弱ダメージを受ける
2 微弱ダメージを受ける
3 中ダメージを受ける
4 弱ダメージを与える
5 戦闘不能
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + ???
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを受ける
0 弱ダメージを与える
ゾロ目 ???


京太郎「(ダメージレースは不利だ…!)」

京太郎「(ここで大きなダメージを与えないと…押し込まれる…!)」

レイス「馬鹿者め…!」

レイス「気持ちが逸って動きが大ぶりになっているぞ!!」

レイス「私はそんな戦い方を教えたか!?」

レイス「違うだろう!!」

レイス「貴様が持つ武器はなんだ!?」

レイス「最高の切れ味をもつサイファーだ!」

レイス「威力よりももっと早く、鋭く振って見せないか!!」



下1
1 弱ダメージを受ける
2 微弱ダメージを受ける
3 大ダメージを受ける
4 弱ダメージを与える
5 戦闘不能
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + ???
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを受ける
0 弱ダメージを与える
ゾロ目 ???


京太郎「(…そうだ)」

京太郎「(俺に元々、力はなくて…)」

京太郎「(俺が持っている武器は…サイファーなんだ…)」

京太郎「(もっと…早く鋭く…!)」

京太郎「(アテさえすれば…ダメージにはなる…!)」ヒュン

レイス「っ!!」ズバ

スキル
サイファー所持者発動
ダメージが一段階上昇する 弱 →中

レイス「ふふ…ようやく本気になったようだな」

レイス「…だが、まだこちらの方が有利だ」

レイス「一撃を入れた程度で気を抜いたりするなよ!!」

京太郎「当然…です…!!」


下1
1 弱ダメージを受ける
2 微弱ダメージを受ける
3 大ダメージを受ける
4 弱ダメージを与える
5 戦闘不能
6 中ダメージを与える
7 戦闘不能にする + ???
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを受ける
0 弱ダメージを与える
ゾロ目 ???


京太郎「(とは言ったものの…だ)」

京太郎「(生きている俺と死んでいる師匠じゃ…地力が違いすぎる…)」

京太郎「(俺はもう師匠の攻撃を食らいすぎて…血が流れすぎた…)」

京太郎「(だから、ここは下手に動いたりしない…)」

京太郎「(師匠の動きを…待つ…!)」

レイス「…後の先を取るつもりか」

レイス「なるほど。確かにそれならば、疲労を最小限にする事が出来る」

レイス「…本来ならば、そんな相手には遠距離から攻めるのが定石ではあるが」

レイス「…良かろう。お前の誘いに乗ってやる」グォオ

京太郎「っ!?」

京太郎「(師匠の形が変わった…!?)」

京太郎「(まるで骨で出来たような羽が生えて…)」

レイス「これが我々レイスの飛行形態だ」

レイス「私はこの形態からの高速戦闘を本来、得意とする」

レイス「ダメージを受け、疲弊したお前に…それを受け止められるか」

レイス「試してやろう!!!」バッ

京太郎「っ!」


京太郎「(ヤバイ…!)」

京太郎「(あの速度…あたったら終わりだ…!)」

京太郎「(今の俺じゃ…耐えられない…!!)」

京太郎「(だけど…俺の手にはサイファーがある)」

京太郎「(ブロムさんの打ってくれた…人の魂が形になった武器が…!)」

京太郎「(…当てさえすれば必ず勝てる…!)」

京太郎「(だから……真正面から飛び込んでくる師匠に構えて…!!)」

レイス「おぉおおおおっ!!!」

京太郎「でやあああああああああっ!!」

ザン

レイス「……な…に…っ」

レイス「(私の武器ごと…真っ二つ…だと……!?)」

レイス「(馬鹿な…私の武器はサイファーにも劣らぬはずなのに…)」

京太郎「おぉおおぉおお!!」

レイス「っ!」


ドシャァァアア

レイス「…………はは」

レイス「お前の…勝ちだな」

京太郎「…いいえ。違います」

京太郎「…これが世界最高の…いえ」

京太郎「世界最硬サイファーで…相手の武器を殺す力を持っていなければ」

京太郎「両断されていたのは俺の方だったでしょう」


サイファースキル
武器殺し:世界最高の鍛冶が打った世界最硬サイファーである証。戦闘表で7が出た時、相手の戦闘力を10低下させる。


京太郎「…それに何より」

京太郎「師匠が分かりやすく真正面から突っ込んできてくれなければ」

京太郎「俺はきっと師匠の動きを追い切れず負けていました」


京太郎「…何故です」

京太郎「勝つ方法は幾らでもあったでしょう」

京太郎「なのに…何故自分から負けるような真似を…」

レイス「…私も同じだからだ」

京太郎「え?」

レイス「…言っただろう、私は元タイタニアの騎士だったと」

レイス「…そんな私がお前の呼びかけに心動かないはずがない」

レイス「職務として立ちふさがったが…本当はずっと悩んでいた」

レイス「…私が護ろうとした国と…忠節の板挟みの中…」

レイス「私が選べるのは…こんな無様な結果だけだった」

京太郎「…師匠」

レイス「…だが、私は負けた」

レイス「お前の覚悟に…無様に翼を斬られ…」

レイス「こうして地に這いつくばる事しか出来ない」

レイス「…後は私にトドメをさせば、お前の勝ちだ」


京太郎「……出来ません」

レイス「…京太郎」

京太郎「俺は…師匠の事も、オデット様の事も傷つけたい訳じゃない!」

京太郎「本当は…俺は二人ともとても大事で…」

京太郎「でも…タイタニアを救えるのは俺しかいなくて…」

京太郎「だから…仕方なく戦っただけで…俺は…」ポロ

レイス「…………まったくお前は」

レイス「本当に…甘い奴だな」

レイス「そのような覚悟でこれから先、やっていけるのか不安だ」ボロ

京太郎「…師匠?」

レイス「…だから、私が手を貸してやろう」ボロボロ

京太郎「師匠、身体が…!?」

レイス「焦るな」

レイス「来るべき時が来ただけだ」

レイス「…私はもう長い間、レイスとして死の国の番人を務めた」

レイス「それもそろそろお役御免と言う事だ」

京太郎「っ!」


レイス「…だが、それに対する安堵よりも…」

レイス「今の私は出来の悪い弟子のことが心配で心配で仕方がない」

レイス「…だから、受け取れ」パァ

京太郎「これは…」

レイス「…私のフォゾンだ」

レイス「長い間、レイスをして務めた私の力がそこに詰まっている」

レイス「それを吸収すれば、お前の限界はさらに上がるはずだ」

京太郎「え…?」

レイス「…本当は気づいていたんだ」

レイス「お前が半妖半人であると聞いた時から…」

レイス「強いものの持つフォゾンを吸収すれば…より限界が引き上がっていくと」

レイス「お前がオーダインと戦って強くなったのも…彼の王の傷からフォゾンを吸収したからだろう」

レイス「だが…言えなかった」

レイス「言えば、お前が…遠くに行くような気がしたから」

レイス「…その結果が…こうなってしまった訳だがな」


レイス「…だが、私は負け、お前の歩みを留める事が出来ない」

レイス「それならば…お前の背を押して…ともに生きることを選びたい」

レイス「…受け取ってくれるか?」

京太郎「……勿論です」

京太郎「師匠がついていてくれれば…百人力ですから」

京太郎「ともに…ともに行きましょう」

京太郎「このフォゾン…決して無駄にしません」スゥゥ

レイス「…あぁ。良かった」

レイス「死した後、オデット様に仕える日々は悪くなかったが…」

レイス「……その果てに大きな意味を持つ事が出来た」

レイス「………ありがとう、京太郎」

レイス「私の大事な…で…」パラララ

京太郎「師匠……!?」



須賀京太郎は死神のフォゾンを手に入れた
新しいスキルが解放された
??:??だけ???攻撃を??にする事が出来る
須賀京太郎の戦闘力限界が120にあがった


京太郎「(…師匠は灰になり…そして消えた)」

京太郎「(恐らく…それは俺にフォゾンを渡してしまったからなんだろう)」

京太郎「(…もはや、師匠の形は…何処にもない)」

京太郎「(だが、残してくれたものがない訳ではないんだ)」

京太郎「(師匠の力強いフォゾンは…俺の中に残っている)」

京太郎「(師匠との戦いで出来た傷を埋め…そして俺を強くしてくれているんだ)」

京太郎「(…それを泣いたりなんて出来ない)」

京太郎「(そんな情けないところを見せれば俺の中にいる師匠に怒られてしまう)」

京太郎「(だから、今は顔をあげて…)」グイ


オデット「……」

京太郎「…オデット様」

オデット「…もう良い」

オデット「憎らしくも愛らしい我が情夫よ」

オデット「…お前のワガママを許そう」

京太郎「…え?」

オデット「…ずっとお前とレイスの戦いを見ていた」

オデット「その身体が傷つき…倒れる度にどれほど我が胸が傷んだ事か」

オデット「…私にはお前を傷つける事が出来ない」

オデット「どれだけ憎くても、その愛らしさには勝てないのだ」

京太郎「……」

オデット「あぁ…本当に憎らしや…」

オデット「……何処へでも…行くが良い」

オデット「お前の事など…もう知らぬ」

オデット「私の知らないところで…存分に生き続けるが良い…」


京太郎「……」




下1
1 必ずここに帰って来ます
2 無言で立ち去る



京太郎「…オデット様」

オデット「なんだ?」

京太郎「俺は必ずここに帰って来ます」

オデット「…そんな事信じられるか」

オデット「お前は…フォゾンから身体を作り出せるお前は事実上の不死なのだぞ」

オデット「事実、今のお前は死に背を向け、生へと戻ろうとしているではないか」

京太郎「確かにそうです」

京太郎「ですが…それは私に成すべき事があるからこそ」

京太郎「私はわたしが死んでしまった事を忘れてはいません」

京太郎「全てが終われば…わたしはオデット様の元に戻ります」

京太郎「そして…私の胸にあるこの思いの丈を貴女に伝えましょう」

オデット「…京太郎?」


京太郎「…私も同じです、オデット様」

京太郎「閨をともにした女性に対して情はあります」

京太郎「そんな相手が…こうも思いを伝えてくれたのですから」

京太郎「そのいじらしくも愛らしい思いに答えたくない男が何処にいましょう」

オデット「…本気か?」

オデット「本気で不死のお前が…私を愛すると?」

京太郎「はい。お約束します」

京太郎「私が不死であるならば、それはオデット様の心を温める為にあるのだと」

京太郎「私の持つ永遠を持ってして貴女の愛に報いる事を」

オデット「あぁ…京太郎…っ」ダキ

京太郎「…オデット様」ギュ

オデット「…その言葉は私の胸に根付いた暗い闇を照らしてくれた」

オデット「どれほどの男と結ばれても…決して埋まる事のなかった心の空白を埋めてくれた…」

オデット「嬉しい…嬉しいぞ、京太郎」

オデット「私は今…気が遠くなるほどの記憶の中、初めて満たされている…」


京太郎「…では、これからの記憶は全て満足で埋めてしまいましょう」

オデット「…その言葉、嘘にするのは許さんぞ」

オデット「もし、反故にすれば…私の持つ全ての力でお前を迎えに行こう」

オデット「そしてこの冥府の底に鎖でつなぎ…永遠に私だけのモノにしてくれる」

京太郎「それは怖い」

京太郎「では、そうならぬよう…早めに帰ってこなければいけませんね」

オデット「…ん」ギュ

京太郎「…オデット様?」

オデット「…その前に少しだけ」

オデット「少しだけ…愛を確かめさせてくれ」

オデット「お前を疑う訳ではない…ないのだけれど…」

オデット「…今の私はもっと深いところでお前が欲しくて堪らないんだ…」モジ

京太郎「…喜んで」チュ

仕方ないだろ!!!
あそこであんな選択肢取られたらどう考えてもオデットヒロインルートしかないんだよ!!!!!!
本当はいろんな国のロイヤルヒロインをつまみ食いしていく感じだったのにどうしてこうなったんだ!!!!

尚、ほっといたらオデット様死にます
死んで終焉が起こります
備えよう(震え声)

まぁ、折角なんでオデット様とのイチャイチャ判定しましょうかー


下1
1 満足
2 大満足
3 大満足
4 不満
5 満足
6 大満足
7 大満足
8 満足 
9 満足
0 ???
ゾロ目 ???




                        / |i /   /          ヽ  ヽ   ` ⇔ o。.
         。σ± ※ ‥ 。。    И /             ハ丿 `ヽ          つσ℃。
     ♂           //| .′ / }/.   /   イイ      :       ∇⌒▽Å。
                     ′ |     ′  ′:     i|  i    i :   :     .   Y⌒%
.    ρ           .。㏄    l i    !      i   | i|  |    i:| l | : i      :      .
    ゚                ⅰ  Ч| i  |│  | : |   | :トミ |     川|:!:| : |     ⅰ       :
    §     . *   ゚  ゜゚  | |   $| |:! iトミ_ !.i¦   | 」 _,].二二...,_乢LI」   !.   |      [)
    ゚  + ゚           q     |:L山 」┘ _,]..二⌒´  ´       ` |     |:  |    _ ...Ω吐_
     ‰ 。 .o:+゜    | i     ハ ,. ´          ___     |     |i  |   ^´  ゚: .    ゚  。
    β                | |   / : :     ____       ,x≠=ミ、.  |     |l  |       φ::. :.
   {$             |    ′ : : Y.x≠宀く              |     |i  |      ,哘::. :         ゚     オデット様は大満足したそうです
   &g_ _  ...o:+゜     |  i   :i . .: :i|      /           ;.     !:   |_ .。叱:: :: :. .       *
                      |  |   :|  : :八                     ′    :   Ю:: :: :. :..          : .
                |i И :|   : : 个 .     <   )      /′     .  ♭゚                 [)
                。o ☆|  /|i/ |  :! : : !へ. 〕ト、         /: : :         !                 :: :.
              ♂  ゜ / |   :|′;  :| /   \ 丶 .,___,,.. イ 、: : :i   i|    .             φ: .
              / :;     ′//⌒Y   \       ;  \::|   i|  :i   .              。:: :.
.          ρ +   /   ′  /⌒Y´    {     \      ,′、  |   i|  i|   丶             ..:: :. .
          ゚゜o  / ,。s%   (     {(   八__     丶   /   ,  !   _j!   i| 、、丶  \ _ , 。.。o+゜:: :. .
          §゜ 。%  /    \ -=ミ\(   ⌒丶、=ミ __,/   '^ ;  癶こ式.-‐‐-ミ  \:::: :: :. .
         ゚  ‰  /   / )/⌒≧=‐く      j}.  ヽ/`ヽ.    ゙人 ‐-  ..,,__j〕トミ  丶   \
          %  〉 ,/    {  {    / `ヽ___,ノ、   /  j}    i  ‐- ====ミ 丶  \  丶
             / ゚゜ %\ _j}ニ=-‐{   /   ) ) ノノ___,ノ.     :          丶  \
.          /     ′  {i  Y^ー=ミ \  {   (___くく-=ミ `Y丶    :          \  \  ⅰ
         /     :  _,,,乂,__j{   __) \}   {`¨⌒丶 ヽ:  \、,j__           ⅰ \.     i|
.        /.      i,.:´^ y‐==ミ/  `ヽ     \    }  ,j}     マニコ==‐-ミ   ,丿   丶.  j|


大満足したオデット様からの選別ー
下1のコンマ/2のお金がもらえます

商業力36ですね
オデット様大盤振る舞いすぎいいいい


ブロム「…昨夜はお楽しみじゃったようじゃな」

京太郎「いやぁ…あっはっはっはっは…」

京太郎「そ、その…当分、会えないからって中々、オデット様が離してくれなくて…」

京太郎「そ、その分、餞別は大分、もらえたからさ!!」

ブロム「儂は一向に構わんが…」

ブロム「しかし、あの女王がなぁ…」

京太郎「オデット様は寂しがり屋なんだよ」

京太郎「冷酷なのも生きている達の事を思っての事」

京太郎「下手に慈悲を示せば死者が現世に溢れかえって大変な事になるしさ」

ブロム「うーむ…理屈では分かるんじゃがなぁ…」

京太郎「それよりブロムさん、これからの事なんだけど…」

ブロム「分かっておる」

ブロム「まずはリングフォールドよりも、時間制限のあるタイタニアに行きたいのじゃろう?」

ブロム「儂も異論はない」

京太郎「ありがとう。助かるよ」


ブロム「じゃが…その度は決して容易いものではないぞ?」

京太郎「分かってるよ」

京太郎「ここはラグナネイブルの領地」

京太郎「しかも、下手に亡者が溢れ出ないようにワルキューレたちが上空から見張ってる」

京太郎「下手に出れば、すぐに捕まってしまうだろう」

京太郎「とは言え、ここで出なければ話は始まらないし…」

ブロム「つまり?」

京太郎「…タイタニアの外交官と言って信じてくれるならそれでよし」

京太郎「ダメならば武力を持って押し通る」

ブロム「…難儀じゃなぁ」

ブロム「…しかし、今はそれしかないか」

京太郎「ホント、ごめんな、ブロムさん」

ブロム「構わんよ。儂は一度、死んだ身だと思っておるからな」

ブロム「お主の好きなようにするが良い」



下1
1 巨乳ワルキューレに見つかる
2 メゲそうなワルキューレに見つかる
3 妖怪データすすりっぽいワルキューレに見つかる
4 なのよーなワルキューレに見つかる
5 病弱そうなワルキューレに見つかる
6 一年最強っぽいワルキューレに見つかる
7 見つからない
8 太ももが魅力的なワルキューレに見つかる
9 男装したワルキューレに見つかる
0 見つからない
ゾロ目 ???


京太郎「…」コソコソ

ブロム「……」コソコソ

??「」ピピー

京太郎「うお!?」ビク

??「はーい、そこの不審者ー」

??「ちょっと止まってなー」

京太郎「(…やっべ、見つかった)」ヒソヒソ

ブロム「(どうするんじゃ?)」ヒソヒソ

京太郎「(と、とりあえず友好的に行こう)」ヒソヒソ

??「なーにを話しとるんやっと」ストン

??「んー…やっぱこの辺や見ぃひん顔やなぁ」

??「この辺りの住人の顔は全部覚えとるんやけど…」

??「君、何者や?」


京太郎「自分はタイタニアの外交官です」

??「タイタニアのがいこうかーん?」ジトー

??「それがなんでタイタニアとの国境から離れたこの辺うろついとるんや」

??「この辺、エンデルフィアに近くてたまーに悪霊やらが出る危険地帯なんやで」

京太郎「えっと…それは…」

??「…まぁ、ええわ」

??「ともかく、外交官なんやったら証明書くらい持っとるやろ」

??「とりあえずそれ見せぇ」

京太郎「…」ダラダラダラ

??「…まさかもっとらへんなんて言わへんやろうな?」

京太郎「も、持ってたですよ」

京太郎「ただ、ちょっとなくしたというか…今は恐らくウィンターホルンの雪の中というか…」

??「ふーん…」


??「…ま、とりあえず捕縛やな」チャキ

京太郎「ま、待ってくれ!俺は本当にタイタニアの外交官で…」

??「外交官の証明も出来ひん」

??「ここにいる理由も説明出来ん」

??「そんな不審者の言う事信じるはずないやろ?」

??「ええから大人しくお縄につき」

??「沙汰はオーダイン様が下してくれはるわ」

京太郎「くそ…!やっぱこうなるのかよ…!!」





【須賀京太郎 戦闘力110】

      VS

【フナQレ 戦闘力120】


京太郎「(相手はワルキューレ…!)」

京太郎「(空を自在に飛び回る力を持っている…)」

京太郎「(あっちにはサイファーはないが…空をとられる事には注意しとかないと…!)」





下1
1 弱ダメージを受ける
2 微弱ダメージを受ける
3 中ダメージを受ける
4 弱ダメージを与える
5 大ダメージを受ける
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを受ける
0 弱ダメージを与える
ゾロ目 ???


??「まずは…」バッ

京太郎「ちょ、いきなり飛ぶのかよ!?」

??「当然やろ。自分の長所活かさんで戦うはずないやん」

??「そんでー」スッ

京太郎「ちょ、それ…!?」

??「ふふーん。ヴォルケーノの魔法薬…知っとるみたいやな?」

??「これを投げつけるとその場から爆発が広がって、広範囲に攻撃出来る…」

??「ま、廉価版やからそれほど威力はないけど…」

??「捕縛任務やったら結構これで十分なんやで」ポイッ

ドドドドドド

京太郎「ぐお!?」

下1
1 中ダメージを受ける
2 微弱ダメージを受ける
3 ダメージを受ける
4 弱ダメージを与える
5 大ダメージを受ける
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを受ける
0 弱ダメージを与える
ゾロ目 ???


??「はーっはっはっはー!」

??「一方的に攻撃される痛みと怖さを知るんやなあああ!!」

京太郎「くそ…なめやがって…!」

京太郎「そっちがその気なら…!」ガシ

??「ん?」

京太郎「そおい!」ブン

??「いたあああっ!?」

??「ちょ、投石とか何処の蛮族やねん!」

京太郎「知るか!降りてこないそっちが悪いんだよ!!」


下1
1 中ダメージを受ける
2 弱ダメージを受ける
3 中ダメージを受ける
4 中ダメージを与える
5 大ダメージを受ける
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 中ダメージを受ける
0 中ダメージを与える
ゾロ目 ???


??「もうあったま来た…!」

??「そっちがその気やったらこっちにも考えがあるで!」スッ

京太郎「次は一体、何の魔法薬を…」

??「ほいっと」バリーン

ピカァァ

京太郎「ぐあ…!?め、目が…!」

??「そして…ぇえ!」

??「ワルキューレ必殺!!上空からのとつげええええええええっき!!」

京太郎「っ!?」



「…まったくお前は本当に甘いな」



京太郎「え?」



京太郎のスキル【死戦】が発動!
死戦:戦闘中一度だけ中ダメージを無効にする



京太郎「…」スゥゥゥ

??「な…!?」

??「(今、確実に槍でとらえたと思ったのに…消えた…!?)」

??「(一体、何処に…)」

京太郎「く…うぅ」クラ

京太郎「(…今のは…師匠の声?)」

京太郎「(そうか。師匠が助けてくれたんだな)」

京太郎「(本当に…ありがとうございます、師匠)」


下1
1 中ダメージを受ける
2 弱ダメージを受ける
3 中ダメージを受ける
4 中ダメージを与える
5 大ダメージを受ける
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 中ダメージを受ける
0 中ダメージを与える
ゾロ目 ???


??「……なんや自分」

??「そんなとこにおったんか」

??「でも…一体、今、何をしたんや?」

京太郎「…企業秘密だよ」

京太郎「(…実際、俺も分かってないんだ)」

京太郎「(師匠が助けてくれたっていうのは分かってるけど)」

京太郎「(いきなり視界が霧がかったと思ったらまったく別のところに立ってたんだから)」

??「…まぁ、ええわ」フワァ

??「何をされたのか、知的好奇心が疼くけど…」

??「それは恐らくそう乱発出来る技やないやろうし」

??「…例え出来たとしても…」スッ

京太郎「な…!?」

??「…これだけのヴォルケーノを投げられたら流石に避けられへんやろ?」


??「しかも、これはさっきと違って廉価版やない」

??「本物の…正真正銘のヴォルケーノや」

??「こんなもん大盤振る舞いしてしもうたら懐も寒くなるけど…」

??「…アンタは危険や」

??「だから…必ずここで捕まえる!」ブン

パリリリリリリン

ドドドドドド

京太郎「ぐ…ああああぁあああっ!!」



下1
1 中ダメージを受ける
2 弱ダメージを受ける
3 戦闘不能
4 中ダメージを与える
5 戦闘不能
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 戦闘不能
0 中ダメージを与える
ゾロ目 ???


京太郎「っ…!」

京太郎「(やられっぱなしでいられるかよ…!)」

京太郎「(師匠が…師匠が助けてくれたんだぞ…!)」

京太郎「(オデット様も…涙をこらえて見送ってくれたっていうのに…)」

京太郎「(こんなところで負けて…捕まって…!)」

京太郎「た…まるかあああああああ!」バッ

??「なっ!?」

??「(ヴォルケーノの爆風に乗ってここまで飛んで…!!)」

??「(しま…!!)」

京太郎「おおおおおおおお!」ザシュ

??「きゃあああっ」ドサ


スキル
サイファー所持者発動 ダメージが一段階上昇する(さっき忘れてました、ごめんね)
中 → 大

??「(しまった…翼の部分が斬られた…)」

??「(これじゃ…飛べへん…)」

??「(うちの必殺の戦法が破られてしもうた…)」

??「(それに…)」ズキ

??「(…落下の衝撃で幾つか骨が折れとる)」

??「(まったく…こっちは元々ひ弱な情報戦闘員やっちゅうのに…)」ハァハァ

京太郎「はぁ…はぁ…」

??「(…あっちも満身創痍や)」

??「(恐らく…次の一撃で…決まる…!!)」



下1
1 中ダメージを受ける
2 弱ダメージを受ける
3 戦闘不能
4 中ダメージを与える
5 戦闘不能
6 中ダメージを与える
7 戦闘不能にする + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 戦闘不能
0 戦闘不能にする
ゾロ目 ???


京太郎「(…そろそろ限界だ)」

京太郎「(ここで決めないと…まずい…!)」グッ

京太郎「(だが、幸い…相手は翼を斬られてもう飛べないんだ)」

京太郎「(地上戦なら俺に分がある)」

京太郎「(だから、ここは落ち着いて…)」

??「ほい」パリーン

ピカァァ

京太郎「ちょ、また…っ!?」クラクラ

??「切り札は最後までとっとくもんや…っ」ダッ

??「でっ!」ガス

京太郎「ぐ…う…」ドサ

??「…はぁ、まったくてこづらせてくれるんやから」

??「…しかし、羽も切れて魔法薬も品切れ…」

??「…こりゃ仲間が来てくれへんかっらら運ぶのも難しいかもなぁ」フゥ

??「セーラ辺りが来てくれると働かずに済んでええんやけど」

ダメージ無効スキルとサイファーがあってなんで負けるんだよ!!!!!!wwwwwww
と思ったけど、そうか…オデット様を満足させるのに体力使いすぎたのか
それならしょうがないな(´・ω・`)

                ____  _
              /     ' Y  __>
             /           ゙、  \
               /        |    |     `,=-
           /   i _l,-|‐ | | -ト.|_|  ヾ、
             |/ __ ゙、 ハ,ハ|゙、 |/|ハ∧| / ゙、
      ___, -‐::´| /ヘ ゙、,|≡≡ Y ≡NV ___ ゙、

     /:::::::::::::::::и{        丶  | ハ|   ̄
    // ̄ ̄\::::::::::゙、ィ-ャ  r ----┐ ,ノ
   //|::::::/::::::::::||::::::::::/\\_`ー-‐',...イ
  |/:::|::::/::::::::/::|| /「:ト、:::》   T ≫:::::::|
  /:::::::::::::::::::::::::/ ゙̄、::| `ー-,ァ ケ/「|`ーi、
 |:::::::::::::::::::::::::/     |;;|  o〈 // |;;|. / |
./:::::/ー-、:::/:::|    ||;;|   V   |;;|.  |
|::::/::o:::/ヘ|::::::|    /:/   o   |::|  |
|=|===彳 ||::::/    /:/       レ   |
|:::|::::::::::|:::イ、/    |´    o   ,イ   |
|:::゙、__;|:;/:::|     /       / |   |
|::::::::::::::::::::::/    /_      | |   |
!:::::::::::::::::::::|    /―┤  o ┌┤|   |
`ー-、::::::::::|    /       /|  | |   |
     ̄ ̄|o   |     / |   | |   |
//////////////////////////////////////////

名前:須賀京太郎

所属:タイタニア

戦闘力110/120
商業36
政治67


装備
【アマノムラクモ】:名鍛冶ブロムが打ったサイファー。戦場に漂うフォゾンを吸い、その切れ味をあげる。他にも特殊な能力を秘めているらしい。


スキル
半妖半人:本来、世界にはあらざるイレギュラー。死亡しても心が折れぬ限り戦闘力を犠牲にして復活出来る。
蒼魔刀:戦闘における??を引いた際、一定確率で????にする
サイファー所持者:魔石によって作られた最凶の武器を所持している。戦闘におけるダメージを一段階上昇させる
武器殺し:世界最高の鍛冶が打った世界最硬サイファーである証。戦闘表で7が出た時、相手の戦闘力を10低下させる。
死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ中ダメージを無効に出来る。



目的:残り14日の間にタイタニアへと戻り、ウルズールを倒す


現在地:魔王の国ラグナネイブル

師匠のフォゾン吸収した時にあがってるんやで…(小声)
それはさておき、そろそろ時間なので今日はねまーす(´・ω・`)
明日にはラグナネイブル脱出出来ると良いな(白目)


多分、うちのコンマの女神様




 /               l::./::.::.::.::.:/::.::.::.::/::/::.:/::/::.::.:!::.ヽ\::.\::.::ヽ
∧               ,イ/::.::.::.:-≠─ァミイ:./::.::.::/::/::.::.::.|::、::'.::.::ヽ::.:ヽ::.:ハ
l              ハ::.::.::.::./::.//:::/气、::,イ::./}::.::.::/::.:}::.!::.::.:!::.::.ハ::.::.!
|                   /::/::.イ//:::/ヽ::.:://::.//::.::,イ::.:/::.:|::.::.:|::.::.::.:!::.:|
                  イ:://r斧≧x,∠::-‐.:::´///::.::.メi、/::.::/::.::.:j::.::.::.:|::. !
                / |//:{{ 沂c才心、::::::/ ̄:::/::./::/イヽ:/::.::.:/::.::.::.::j ::.|
       /      / Ⅳ  .:`¬-t少   ...::://:`:/´/::}:ハ::.::/::.::.::.::/::.::.|
        /      /   ∧  ::::::::::::: ...::::::::::::./ ̄ァミィ、/イ/::.}./ ::.::.::./::.::.: |
     /     /  //:|           , :::::.. 、んcテ心:::/|::.::/::.::.::.::/::.::.::.::|      京ちゃんが苦しんで、悲しんで、もがく姿って楽しいよね
      /      /   //::::|       ,       ..:ヾ幺:㌣}}::l::./::.::.::.::厶イ::.::.::|      一緒に楽しもうよ!
     ,′     _,.イ7{::::::l     \      :::::::::`¨"チィ|イ::.::.::/:/ヽ、::.|
     i     / /:::|::::::ト、       `        /∠ イ/:/   \|
     |   /    l:::::!::::::! \            / /::ハ::.::.:/
     | 〃     }::::|::::∧  ` ー──ァ──ァ彳ーィ::./ }::./
    ノ}/      ∧::|::::::∧      /     /'´   |/    l/
  /イ       /  ヾ、::::::ハ   /ヽ、

10離れるたびに確率が変動するわけで、少なくともフナキューレじゃオーダインには勝つには奇跡がいくつか必要

伝説のポケモンスレはどうなったんですね…

伝説って?

あぁ、私の書き方が悪かったみたいですね

ぶっちゃけレーダーとかないこの世界の情報戦闘員って、つまるところ強行偵察兵です
敵陣に近づいてその場所や陣の形、兵站の量など可能な限りの情報を持ち帰るのが目的であり、
多忙なオーダイン王に代わって情報分析をしたり参謀のような役割も果たします

その特性上、あまり腕力はありませんが、速さと生存能力に特化しており、決して戦闘力がない訳ではありません
ましてや、ふなキューレは王女直属部隊でありエリート中のエリート
血筋としても貴族と言っても良いくらいなので、優秀なのは当然です
まぁ、それでも元々の戦闘能力は100くらいなのですが、【ケミカルユーザー】と言うスキルで底上げされてます
魔法薬が切れない限り、戦闘力が20上昇するというスキルのお陰で、京ちゃんよりも格上となった、と言う形です



……と言う事にさせておいてください(´・ω・`)
うん、本当は咲キャラだからネームドクラスにしなきゃ → でもフナQが直接戦闘とか出来るはずないな → よし、間接攻撃型にしよう
くらいしか考えてませんでした(´・ω・`)本当に申し訳ないと思っている


後、師匠はあの時点で手加減してましたし、本当はもう10か20くらい上ですよ
それと戦闘力50しか離れてないじゃなくて、このスレのシステム的に50も離れているが正解です
>>605さんの言う通り、これだけ離れていたら、ガチで勝ち目がないので

後、ヴォルケーノ落とすのが必殺の戦法って割りと洒落にならないんやで…
この世界、魔法薬の威力がとんでもないですし(´・ω・`)ぶっちゃけ魔法薬オンリーでボス完封出来るレベル
それをぽこじゃか攻撃の届かない上空から投げつけてくるワルキューレは洒落になりません
正直、プレイ中にそんなの出てこられたらコントローラーぶんなげるレベルです(´・ω・`)だから、フナQは強いんやで

>>611
あぁ!!!

>>610
ポケモンスレはその…ほら、埋めネタだったし…(震え声)


ちなみに原作のワルキューレはこんな感じ
白鳥の湖を踊るバレリーナの衣装って言えばなんとなくイメージしやすいかも
原作のワルキューレの殆どが(と言うかグリゼルダ以外は)貧乳なので、咲さんにも似合うよ!!!


                      〈ヽ   〈ヽ  、
                     ,. .,_ _ノ \/ '、 〈 〉
               _,,/⌒>¬゛ノ_,.\∠`、 'ペ。

                ,「-‐/{  ,ィiヤ_ ニ===ニ _ヽ 〉
             /:} '⌒>‐ くi㌣ / /     `ヽヘ
              /ヽ, へ、: : :〈 { _,゙_ /, / ,イ ;   寸,
                ;  {   〉⌒丶、「 /{77ァ/、} ' ,'} l i ヤ}
            乂_゚。 ⅰ    ヤ芋ミh、′ノ/∠]「「}¦Y
             乂 `r ^ .,,,_ノ{ じc}ヾ  Y芯ぅリノノ }
                ‐ _ `寸h、_ノ;;;;;;} ー‐゜   {じノ /人 ノ
     ト、         ━‐___`ー'\;;;;;ト .,_ __    :':'ん);;;「
.       やh、ト、     〉━‐_寸h、` 'ノ ¬≧====彡:ト、リ       _,.ィ;〉_
.       ∨/}h、}h、   ⌒ ━‐_寸/h{   } \ 、    ′ ャ 。 `Y:::〈;;;;;)::ノ
        ∨///h、}h、:.、   ━‐ '//}〉 ‐¬二二},,       {‐、.:.:.:::ノ;;;;ノ::r′
        __寸,'///}h、ih、:.、  ━‐込、:;;;;;;|辷7 }《/ \  乂`、ミァ::ノ´
        ーー`'~ミ//}h、ih、:、.,,,__ト=ミr‐ー---‐彡ヽノノ   ` 7:::::ぃ
.        ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ _{  \丶、\〈ァ_,,.、rセ==ミ‐ _     しー'
          ‐‐‐‐‐‐_ ̄ ̄「 ``丶、`丶、   ⌒ヽ‐ ヽ ‐_
         ‐‐‐‐‐‐___,. ゝ.,_  \   ` ー=‐''"ヽ冖' ヽ‐
.            〉‐‐‐‐‐ _   ア´  ``'¬ァ¬彡彡ヘ__フ‐
          \ `ーr‐…‐--=ー---z‐''゛ ノ<:;;;トミ.,,,,,ノ

            `‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐/--rrく;ノトミアヤ━‐
            `` ト、    _,X⌒´へ`´|フフヘ 〉〈」━____
              寸}h、 ∨/Vムvム」/// 〉´⌒{━―
               寸/ }h、''〈 "´ ̄了<7∧-‐¬━‐ ̄`丶、

                寸//入_〉-‐=⇒/`ァ^、,.ノ i| \  } ':,
                 ーァ//∧.,,,,____」|  { /   八.,,_ヽ'  ゚,
                   '^ ^'´ j乂___j{ノ  。ヘ'      ` .,  \ ',
                     ,′ i{ 》 。゜         `  .,}

                          \  { 「。゜
                        j「゚。 {゜
                      /]‐ヤ ヤ
                        }ニj__',〉
                       ∨ /゚,
                           ヽ〈/^、
                         ` .,>

あ、こっちの方が分かりやすいかも
その旨は実際、平坦であった


                            (>    ()              , イ
                                 ト、  ∧ ()          //|
                          r'ニ>'ニ| l>イニハイl|         / ,  |
                     ノ^レ冖ミZz彡L/ ̄二ミ>、      /   / |
                   /V  {  ノ ト、7/ //  ,ニヽ     |  ̄ 7ヽ |

                     lハr冖ヘ∠ミノ 〉 / /  / l   ヽ    |  /   ∨
                   V八  ソ  jヽイL川   /l  ハ !l ト、    ア^ト- '´
                     `辷ーt廴∠ィソハ¨云ミメ、_/ 川 | l|  /  |
                     下辷__>彡く f{  ハ  _,ニヌイ_/ lr-ミヽ |
                      `¬廴_ \ ヽ`´   、〈シイ∧   廴___ン'/|
                           `ート、__〉     ゙  ハ∧ト、/ /  / l|
                             ,ム込、  ‐-, ヘニト、} >‐=彡 /
                          /   V>ー'´     />「ト、__/
                             /    V=ー< ̄\ / {^l l ハ
. ト、              r- 、            {      /  `ヽ≧z./  ハ l l 〉
. | \r---、       \ \__    r‐┴----イ    / __/  ∧ 〉   |
 \  ヽ  `丶、       \   \_j       ハ __/ /7  / Vl|  |
   \  ヽ   \{^ヽ、   \      l     /ヽ {  / /  /トl l八   !
     \   \   \  \    \  /   /ヽ、  `ーく rー-┐ Tl lイ〉ー'l
      \   \   \  \ rヘ、/     /   \   /   V   Tl l|   l|
       \   \   \   l{  ` ー─ '─------/  、ヽ}つ Vl {  ,リ
         \   \   \八             { rヘ _ソーァ=介トx_厶---ヘ、
          \   \   \` ーァ─ _,二ニ==¬テ / / // ハ \ニ二、 \
            ヽr----f厂 ̄ ̄〈 ∠>、_   ¬7  /ー=ニ´ '´ '  ヽ 冫  `ヽ、〉
               \  ヽ、     ∨     ≧z _/  /` ー-- ニ=イ  ∠\   ヽ  \
               \  ≧=--廴___(    /  />、 _____彡'´   ハ   \  \
                   />ミ入   〈    `¬7  /    ノ     )__∠彡} ヽ  ヽ--┘
             /   />ミーヘ、__ /  /` ̄ ̄>‐---イ   ノ  ハ  ト、__}
             V  /   / >ミ込、 /  /ー‐rー廴____ ノ ̄ ̄`ン/  l __j
                `¬{⌒ヽ、イ   _ >ミ/  /   ヽ     `>─__彡'ー‐rヘ┘  r-┐
                ヽミ>'^ブ´     /  />─トミ>─‐ァ'^マ´     | r、 \/ , /
                   └──¬7  バ ̄ ̄| ト、\//ヘ V77-─| l ヽ   //
                             /  厶⊥-─| | ヽ /   ∨ 厶=≦| l  〉 〈/
                         /  /r=冖ニ三| |  V    ∨二二 | | / ハ/

リメイクされて戦闘関係は全般的に良調整されてると思いますが…ドワーフ戦艦だけは許さん(血走った目で)
つーか、火炎放射が強すぎる
アレさえなければまだ張り付いて殴り続けるだけで済むんですががががが
まぁ、次、戦うのはメルセデスなんで比較的マシ…うん、そのはず…(震え声)

なんでや!胸の戦闘力は大事やないか!!!

まぁ、戦い方なんかは京ちゃんの方でもスキルになってますし(死戦がソレ)
フナQは戦闘力をあげるスキルを持ってたって言うのは割りと私の中で筋が通った説明だと思っていたんですが…
まぁいいやって言われるほど突っ込みどころありました…?(´・ω・`)
割りとてけとーにやってるので出来るだけ穴は埋めたいですし違和感などがあれば教えてもらえると嬉しいです

後、9時くらいから投下開始しまーす(´・ω・`)一番大事なこと言うの忘れてた

あぁいや、スキル云々とかは納得したんだけど、そんな戦闘力でヴォルケーノがあるから強いんやでって言われてもなーとは思ったってだけ

ゲームのメタ的説明はともかく爆撃機相手にするようなもんだからそら強いわ

そういえば>>496のオデット様のAA誰?

オデット様と比べたら大抵のキャラが貧乳なんだよなぁ…

>>622
えっと、魔法薬の有無でそれだけ上下するのが納得出来ないって事ですかね
とりあえず上昇に関しては>>623さんが言ってくれているように上空を飛び回る爆撃機から一方的に攻撃される形になるので
ただ、魔法薬のストックが切れた後ではその戦法は使えず、他のワルキューレ達と同じく一撃離脱が主体の戦法になります
が、フナQは速度はあっても力はないので上空から一方的に攻撃し続けるよりは火力もまた生存力も劣ります
じゃあ、なんでそんな魔法薬を他のワルキューレも持ってないんだって疑問なら、まず魔法薬はクッソ高いです
並の兵士には支給されませんし、また支給されたとしても専門知識が必要なので使いこなせるワルキューレは少ないです
その点、大貴族の娘であるフナQはお金も知識もあり、また非力な自分がどう戦場に寄与するか試し続けた結果、スキルとなるまで育ったって感じですね
まぁ、元々、言い訳から始まった説明なのでこれで納得してもらえなかったらごめんなさいと言うしかありません(´・ω・`)


>>624
>>625さんが既にURL出してくれてますがアトラク=ナクアのキャラクター、比良坂初音お姉さまです
見目麗しいお姉さまだけど、本性は蜘蛛のバケモノだったので代理AAにしてみました(´・ω・`)オデット様も本性、蜘蛛っぽいですし

>>626
主人公達の頭くらいありますしね、オデット様の胸
しかも、今にも乳輪見えそうな衣装とか、明らかに童貞を殺しにかかってきているレベル


と言いつつそろそろはじめまーす


「…ろ」

京太郎「う…うーん…」

「…きろ」

京太郎「オデット様…そこは…お、おぉ…」

京太郎「き、気持ち良いです…」

「…起きろ」

京太郎「もっとして…」

「…………」

「起きろと言っているのが分からないのか!!!」

京太郎「うぉおお!?」ビックゥゥゥ

京太郎「…ってアレ、ここは…」

京太郎「(…鉄格子にむき出しになった石壁…)」

京太郎「(もしかしなくても…牢屋…か?」

京太郎「(なんで俺はこんなところに…)」

京太郎「(…ってそう言えば…俺は負けたんだっけか)」

京太郎「(くっそー…後、ちょっとだったのになぁ…)」




「…馬鹿者」

「戦場に後ちょっともあるか」

「そもそも既に手の内が分かっていたにもかかわらず、引っかかったお前が迂闊過ぎるんだ」

京太郎「はは、相変わらず師匠は手厳し…」

京太郎「って師匠!?」バッ


                        -‐=ニ=‐-ミ

                        <     `ヽ   ハ >、
                      イ    li    ',    ',  ハ
                    / イ    || lト       ,   ハ
                        li |l l |リ人  l     ::.    :.
                     ; l 从∧ :|l |_斗≦ヽ   :l:::.   ::.
                    i从不≧N/弐ゞソ .|   |::::.     ::.
                     ハ }弐ツ.       |    |:::::..    :::..
                   }l |:l  ノ       l    |:::.::.. ',::.  ::..     「ようやくこっちを向いたか」
                        |l 人  _ _   l    |:::..   ',:::..  \
                   乂 : \ `゙     人   ハ::::....\  \..  \
                    从 i: :\_ イ   }   `><\.  \  \
                     } | : : : : :lト、___人     ,イ ⌒ヽ       \
                    _| 从:::.. ノ゙〒ニニニ>=イ      ヽ \   \
                  r=ニ ̄ ̄//≧≦三ニイ             \: \  \
                  /     /イ三三三ニ{             \=──‐、
                   ム斗<三三三三三ニ=ミメ、   _           \   〃 \
                斗<三三三ニイ三三三三/    ヽ 〃 >、____  \{{
           イ三三三三ニニ〃 三三三三{{       ハ   .∧V/////∧   }ト、
         イ三三三三三三ニ/ 三三ニニニ{{       ハ  / >=-ミ///∧___ \\
        /三三三三三三三 / 三ニニニニニ{{         }ト / |::   |\//////\|.//\
       l 三三三三三三三 〃 三ニニニニニニト、.      人/  :|::   |  \//////\
        八 三三三三三ニニ{ 三三三三三三ニニ>==r彡‐/   |::    |l   >マ仁ニ
       癶 三三三三ニニニ', 三三三三三三ニニニ ノ  /   |::   |l    ,イ三三
        >、三三三三三/\ 三三三三三三ニ<   / |    |::..   |l   /三三三
              ≧==ニニニイ、   ≫=‐-----‐=<ニニ彡イ |l:   |::   |l  /三三三
                  ハ__/\//||三三三三三三ニニ/  :|l:   |::   / ̄ ̄ヽ三三
                }',三|| o ||三三三ニニニニ /   |l:   |:: /       ̄ ̄
                | V/||ニニ||三三三三三三三≫、.__|l:   |::.ムニミ
               ,' ∧ ||ニニ||三三三三三ニイ∠ニニ}ミ≧ニミメ、   ヽ



京太郎「え…えぇぇぇぇ…」


京太郎「…もしかして師匠ですか?」

「…まぁ、お前と話していた時は既に声帯もなかったから当然かもしれないが」

「そんなに分からないか?」

京太郎「いや…一応、声に聞き覚えがあるかな、とは思いましたけど」

「けど?」

京太郎「……別人すぎやしません?」

「馬鹿。これが生前の私の姿だ」

「生まれた時からあの黒ローブ姿なはずないだろう」

京太郎「いや、そりゃ…まぁ、分かってましたけど」

「…何か言いたそうだな?」

京太郎「…言いたいというか、なんつーか…」

京太郎「…綺麗すぎてビックリしました」

「なっ」カァァァ


「下らない事を言うな!」

京太郎「あれ?もしかして師匠、照れてます?」

「う、うるさい!」ベシベシ

京太郎「いてて…って痛い?」

「…当然だろう」

「私はお前の身体を作っているフォゾンの一つだ」

「痛みくらいは与える事が出来る」

京太郎「…なんか理不尽な気がするんですが」

「こうして手を貸してやっているんだ。それくらい我慢しろ」

京太郎「はーい…」

京太郎「で、師匠はどうして生前の姿に?」

「うむ。レイスとしての役目を終えたのとお前の身体に取り憑いて生に近づいた所為だろう」

「こうして生前の姿でお前の前に出る事が出来るようになった」

「…まぁ、あくまでも私は死した魂であり、お前以外に触れる事も触れられる事も出来ないが」


京太郎「…じゃあ、この牢の鍵を取ってきてもらうとかは…」

「無理だな」

「そもそも私は既にお前の身体の一部になっている」

「こうしてお前の前に現れはするが、1mも離れられん」

「それ以上離れてしまったらお前という核を失い、私は世界に漂う他のフォゾン達と同じになってしまうだろう」

京太郎「同じって?」

「意思も何も持たず、ただ力になってしまうと言う事だ」

京太郎「マジっすか…」

「そうだ。…だから、お前は責任重大だぞ」ポン

「私はまだまだお前に教えてやらなければいけない事があるんだからな」

「そう簡単に成仏させてくれるなよ」

京太郎「…分かってますよ」

「うん。良い返事だ」ニコ

「では、これからの事だが…」

カツンカツン

「っ!」


「誰か来た。私は戻るぞ」

京太郎「あ、師匠…」

「どうした?」

京太郎「…どんな形であれ再び話が出来て嬉しかったです」

「…私もだ。ではまた」シュゥゥ

京太郎「えぇ。また」

京太郎「(…そう言って、師匠は消えた)」

京太郎「(出来れば色々と話もしたかったんだが…)」

京太郎「(でも、さっきから足音がこっちに近づいてくる)」

京太郎「(…足音から察する感じ…)」

京太郎「(恐らく…鎧を着た複数の人間)」

京太郎「(流石に男か女かまでは分からないけれど…)」

京太郎「(最低でも二人以上はいる…かな)」


??「よーっす。元気しとったか?」

京太郎「げ」

??「何がげ…や」

??「…そらあんだけズタボロにして連れてきたらそんな風に言われるやろ」ハァ

??「いやいやいや、私だって好きで傷めつけた訳ちゃうんやって」

??「私はどっちかって言えば平和主義者な方やん?」

?「平和主義者が魔法薬全部っぱで爆撃しないと思いますけれど」

??「それだけコイツが手強かったんやって」

??「それにサイファーも持っとったしな」

??「全力でかからんかったらこっちの方が殺されてたわ」

??「…まぁ、何にせよや」カチャカチャ

??「…出ろ、囚人」

??「オーダイン様がお呼びや」


~魔王オーダインの宮殿~

京太郎「(…俺の護送はワルキューレ三人)」

京太郎「(一人は俺を倒した奴で…)」

京太郎「(もう二人は知らない顔だ)」

京太郎「(その片方…紫がかった茶髪の方は恐らく新人かな)」

京太郎「(俺の事を警戒して身体が硬くなってる)」

京太郎「(もう一人の方は…多分、かなりのベテランだ)」

京太郎「(下手すりゃ俺を倒した奴よりヤバイ)」

京太郎「(…新人の方も緊張してるとは言っても一筋縄じゃいかなさそうだし…)」

京太郎「(…何にせよ、今は大人しくしといたほうが良いだろうな)」

京太郎「(俺と一緒に囚われていたであろうブロムさんも、サイファーも行方不明だし…)」

京太郎「(せめてそれらの情報だけでも聞き出してから行動に移さないと)」


??「オーダイン様、囚人をお連れしました」ペコ

オーダイン「来たか」

京太郎「…オーダイン王、お久しぶりでございます」ペコ

オーダイン「…お前はあの時の」

??「…お父様、知り合いですか?」

オーダイン「あぁ。エンデルフィアで一度、やりあった」

オーダイン「我の脇腹に傷をつけた憎らしい奴よ」

??「お、オーダイン様に傷を…!?」

??「では、今すぐコイツの首を…」

オーダイン「まぁ、待て」

オーダイン「その前に色々と聞きたい事がある」

京太郎「…なんでしょう?」

オーダイン「…おぬし、どうやってエンデルフィアを抜けだした?」

オーダイン「あれほどのサイファーがあろうと、おぬしの実力ではオデットは倒せぬはず」

オーダイン「よもや、三賢人と取引したのではなかろうな」


京太郎「三賢人?」

オーダイン「知らぬのか」

オーダイン「魔法の粋を極めようとする三人の魔法使い達の事よ」

オーダイン「奴らならば、お前をエンデルフィアから連れ出す事が出来ると思うたが…」

京太郎「確かに私は独力でエンデルフィアから出た訳ではありませんが…」

京太郎「それはともにいたドワーフ、そして私に剣を教えてくれた師匠と、オデット様の慈悲によるもの」

京太郎「三賢人などまったく知りません」

オーダイン「…なるほど。その言葉に嘘はなさそうだ」

オーダイン「…しかし、それでも解せぬ」

オーダイン「お前の実力もそうだが…何故、オデットが慈悲を示した?」

オーダイン「いや、そもそも、以前、エンデルフィアとやりあった時、おぬしは完全な死人であった」

オーダイン「腐り落ちるのを今か今かと待ちわびていたその身体には…しかし、今、死の気配が失せておる」

オーダイン「一体、どのような手品を使って生き返ったのだ?」


京太郎「手品ではありません」

京太郎「これは私の体質によるもの」

オーダイン「体質?」

京太郎「……私は事実上、不死なのです」

??「不死?」

??「いや、幾らなんでも出鱈目やろ…」

オーダイン「……」


下1
1 我を謀るつもりか
2 …なるほどな
3 …なるほどな
4 我を謀るつもりか
5 …なるほどな
6 …なるほどな
7 我を謀るつもりか
8 …なるほどな
9 我を謀るつもりか
0 …なるほどな
ゾロ目 ???


オーダイン「…なるほどな」

??「お父様?」

オーダイン「あの死の国で感じた気配…」

オーダイン「お主、妖精だな?」

??「え…っ!?」

京太郎「…半分はそうです」

オーダイン「…半妖半人か」

オーダイン「そんなもの存在せぬと聞いていたが…」

オーダイン「しかし、事実、お主はエンデルフィアへと堕ちた妖精と言うあり得ない存在であった」

オーダイン「それも半妖半人ならば納得がいく」

オーダイン「その貧弱であった身体が、我の一撃を耐えられたのも」

京太郎「…師が優秀であったからです」

京太郎「私は未だ変わらず弱々しいまま」

京太郎「事実、私はそこの彼女に敗北し、こうして囚われの身となってしまいました」


オーダイン「謙遜をするな」

オーダイン「彼女らは我の直属部隊よ」

オーダイン「それと互角に渡り合えるだけの強者がこの国にもどれほどいようか」

オーダイン「お前は間違いなく世界でも指折りの強者だ」

京太郎「…オーダイン王ほどの英傑にそこまで言って頂けるとは」

京太郎「光栄の限りです」

オーダイン「…さて、それでお前はタイタニアの外交官であるそうだな」

京太郎「その通りです、オーダイン王」

京太郎「訳あって、死した時に証明となるものを失ってしまいましたが…」

京太郎「私は間違いなく祖国タイタニアの外交部に所属する官僚です」

京太郎「この度はエンデルフィアから抜けだした際、無許可の侵入となってしまいましたが…」

京太郎「私に、ひいてはタイタニアにラグナネイブルへと弓引く意思はございません」

オーダイン「…ふむ」


オーダイン「…一体、どうしてそこまで必死に国へと戻ろうとする?」

オーダイン「お主が本当にタイタニアの人間であれば、彼女らから逃げる必要はなかったはずだ」

オーダイン「大人しく我の前に来て、こうして釈明のチャンスを与えてやれば」

オーダイン「すぐさまタイタニアへと確認し、お前の身柄も保証されたであろう」

京太郎「…私には時間がないのです」

オーダイン「…時間だと?」

京太郎「はい。実は…我が国は今、逆臣ウルズールによって混乱の極みにあります」

京太郎「王は魔法によってウルズールに逆らえず、市政は混乱するばかり」

京太郎「しかも、ウルズールは今月の末に…王に呪いを掛けると話しておりました」

オーダイン「呪い…よもやプーカの呪いか」

京太郎「そこまでは存じあげておりません」

京太郎「ですが…ウルズールはその呪いを持って王から秘術とやらを聞き出そうとしていました」

オーダイン「…タイタニアの秘術か」

オーダイン「あの老人どもめ…よほど自らの知らぬ魔法が許せんと見える」


オーダイン「…なるほど。お前が焦っていた理由は分かった」

オーダイン「お前の話が確かならば、タイムリミットまでに半月もない」

オーダイン「その為に我らの目から逃れようとしていたのだな」

京太郎「その通りです」

京太郎「…ですから、どうかお願いします」

京太郎「私をタイタニアへと返して下さい」

京太郎「このままでは王が…私の祖国が危ないのです」

京太郎「それを救えるのは…私しかいません」

京太郎「ですから…!」

オーダイン「……」

オーダイン「悪いが、それは出来ん」

京太郎「っ!オーダイン王!!」


オーダイン「お主の事情は分かった」

オーダイン「だが、我は王だ」

オーダイン「スパイの可能性のある人間をそう簡単に釈放してやる訳にはいかない」

オーダイン「ましてや、お主は一度、我の身体を傷つけておる」

オーダイン「お前がタイタニアの外交官だと言うのなら、それを盾にタイタニアへの譲歩を迫る事も出来よう」

京太郎「あ、アレは死の国に堕ちたが故の事!」

京太郎「国を失った私が一人で起こした凶行です!!」

京太郎「決してタイタニアにオーダイン王への叛意がある訳では…」

オーダイン「…どうだかな」

オーダイン「聞けば、タイタニアは妖精どもとも仲良くやっているそうではないか」

オーダイン「妖精と手を組んで、ラグナネイブルを責め滅ぼそうとしていても不思議ではない」

京太郎「そんな…タイタニアは同盟国ですよ!」

オーダイン「だが、タイタニアとてあのコルドロンは欲しいはずだ」

オーダイン「特に…タイタニアは数多くの魔法使いが住む国」

オーダイン「アレが生み出す魔力がどれほど魔法を強くするかと思えば…」

オーダイン「血迷うのも決して不思議ではないだろう」

京太郎「オーダイン王…!!」




オーダイン「……だが」

オーダイン「それでも、お主が本当に個人として我を襲ったのであれば」

オーダイン「一つの功績を持ってして、我はそれを許そう」

京太郎「…功績?」

オーダイン「お前の持っていたサイファーを献上するのだ」

京太郎「っ」

オーダイン「アレは我がバロールに劣らぬ強力な武器」

オーダイン「我が国の兵士が振るえば、妖精どもを震え上がらせる事が出来よう」

オーダイン「それをタイタニアからの使者が献上したとなれば」

オーダイン「タイタニアへの疑いも、そしてお主の罪も消す事が出来る」

オーダイン「どうだ?」

オーダイン「悪い話ではあるまい?」

京太郎「…」


下1
1 サイファーを献上する
2 献上しない

あ…っ<<プーカの呪い
ま、まぁ、その辺りは忘れちゃったって事で…(震え声)


京太郎「…出来ません」

オーダイン「どうしてだ?」

京太郎「アレは私がウルズールを倒すのに必要なもの」

京太郎「あのサイファーなくしては…私は恐らくウルズールに勝つ事は出来ないでしょう」

京太郎「それをオーダイン様に献上すれば…元も子もありません」

京太郎「それに何より…」

京太郎「アレは我が母の友人が、私の為に打ってくれたもの」

京太郎「一度は鍛冶を捨てた男が、その主義を翻して作ってくれたものなのです」

京太郎「それを手放せと言われても…出来るはずありません」

京太郎「どうか…どうか他の方法での恩赦を」

オーダイン「…ふむ」

オーダイン「………ならば、提案を変えよう」

オーダイン「お主の実力は良く分かった」

オーダイン「故に…我が軍門に下れ」

京太郎「え…?」


オーダイン「無論、猶予は与えてやる」

オーダイン「今からお主がタイタニアに戻り、ウルズールを討つまでは」

オーダイン「しかし、そこから先は、お主はもうラグナネイブルのモノ」

オーダイン「我が兵として、妖精どもからコルドロンを守るのだ」

京太郎「…どうしてですか?」

京太郎「どうして私程度の相手に恩赦の先払いのような真似を…」

オーダイン「先ほども言ったはずだ」

オーダイン「お主ほどの強者など世界を見渡してもそうはいないと」

オーダイン「そして我らは今、少しでも戦力を欲しておる」

オーダイン「終焉に備え、少しでも軍を強くせねばならん」

京太郎「終焉…?」

京太郎「まさかオーダイン王はあの叙事詩を信じておられるのですか?」


オーダイン「…あぁ、そうだ」

オーダイン「終焉は必ず来る」

オーダイン「それは避けられん事よ」

オーダイン「だからこそ、我は王としてそれに備えねばならん」

オーダイン「終焉の後、世界に立ち並ぶのが我が背にある国旗である為に」

オーダイン「最善を尽くすのが王の努めだ」

京太郎「…オーダイン王」

オーダイン「とは言え、我らは今、度重なる戦争で疲弊しておる」

オーダイン「…そこにいる絹恵の姉、洋榎もこの前の戦争で死んだ」

京太郎「(洋榎…)」

京太郎「(確かオーダイン王の第一王女で…)」

京太郎「(オーダインの魔女と呼ばれたほどの英雄だったはずなのに…)」

絹恵「…」

オーダイン「その穴埋めにお前の力が欲しい」

オーダイン「どうだ?」

京太郎「……」


下1
1 受け入れる
2 受け入れない


京太郎「…………分かりました」

オーダイン「そうか」

オーダイン「良く言った」

オーダイン「これよりお前は我が国の将だ」

オーダイン「…絹恵、縄を解いてやれ」

絹恵「…はい」スタスタ シュルル

京太郎「…ふぅ」

オーダイン「さて、本来ならば、このまま新たなる将の歓迎会と行きたいが…」

オーダイン「生憎とお主は多忙な身」

オーダイン「すぐさま国境近くまで運ばせよう」

京太郎「あ、あの…っ」

オーダイン「ん?」

京太郎「私と一緒に居たドワーフは…」

オーダイン「アレは人質として我が国に遺す」

オーダイン「お前が帰ってこなかった時にはあのモノの首が我が軍門にぶら下がると思え」

京太郎「っ…はい…」


と言う訳で京ちゃんの見送りー


下1
1 絹恵
2 ベテランだけどメゲそうなワルキューレ
3 ベテランだけどメゲそうなワルキューレ
4 一年最強っぽいワルキューレ
5 一年最強っぽいワルキューレ
6 フナQレ
7 フナQレ
8 絹恵
9 フナQレ
0 絹恵
ゾロ目 ???


恭子「…と言う訳で、うちが君の見送りや」

恭子「オーダイン様直属部隊の末原恭子。よろしくな」

京太郎「よろしくおねがいします。さっき牢屋まで迎えに来てくれた人ですよね」

恭子「そ。…で、君の名前は?」

京太郎「あ、そうでした」

京太郎「俺、須賀京太郎です」

恭子「じゃあ、須賀君やね」

恭子「…ちなみに不死ってのは本当なん?」

京太郎「えぇ。事実ですよ」

京太郎「まぁ、試してもらうってのは流石に困りますけど」

恭子「流石にそんな事せえへんわ」

恭子「…ただ、大丈夫なんかな、思うてね」

京太郎「大丈夫って…?」


恭子「うちらからすれば妖精は憎らしい敵や」

恭子「バレンタインとの戦争が終わるってところで横合いから殴りつけてきた卑怯モンや」

恭子「…でも、君にとってリングフォールドはオカンの故郷な訳やん」

恭子「なのに、ちゃんと戦えるんかなって」

京太郎「…それは」

恭子「…まぁ、君がええんやったら何も言わんけどね」

恭子「でも、戦場に出る前にちゃんと覚悟だけはしといた方がええで」

恭子「どんだけ強くても…戦場ではちょっとした油断で命を落とすもんやねんから」

恭子「…うちらの中でも無敵やった洋榎だって…」

京太郎「…末原さん」

恭子「…っと、なんか湿っぽい話してごめんな」

恭子「それより…そろそろ出発しよか」

恭子「今からならまだギリギリ月末前にタイタニアへとたどり着けるはずやしね」

京太郎「はい。お世話になります」


目的地:タイタニア

【予定到達日数12日】/【残り到達日数が半分になったら恭子は離脱します)

【残り13日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 暇なので周囲のフォゾンを吸収する(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 暇なので師匠と話す(到達日数-1、スキル成長の可能性)
ゾロ目 ????

グウェポジが一応、絹恵ちゃんです(´・ω・`)姉と胸のサイズが逆とかは聞こえない方向で


恭子「…ふぅ。今日はここまでやな」

京太郎「っ!でも…」

恭子「アカンて。この辺は迷いやすいんや」

恭子「うちらは空を飛べるからなんとかなるけど、君はどうにもならんやろ?」

恭子「だから、今日はここでキャンプや」

恭子「ジモッティの言う事はちゃんと聞いとき」

京太郎「…分かりました」

恭子「宜しい。じゃあ…まず料理やけど…」

恭子「須賀くんって料理出来るん?」

京太郎「まぁ、そこそこって感じですかね」

恭子「えー…怪しいなぁ」

恭子「そういうのって自信の裏返しな気がするわ」クス

京太郎「あ、あはは」

京太郎「そ、それより末原さんは?」

恭子「うち?うちは…」

下1
メゲ原さんの料理スキルー


恭子「…まぁ、可もなく不可もなくやね」

京太郎「ほうほう」

恭子「しゃ、しゃあないやん」

恭子「ラグナネイブルは女でも戦いに駆りだされる国やねんで」

恭子「料理なんて出来ひんのが普通やし!」

恭子「寧ろ、うちはラグナネイブル全体で考えれば出来るほうや!!」

京太郎「…じゃあ、とりあえず旅の料理当番は俺が担当しますね」

恭子「…うん。ごめんな」

京太郎「いえいえ。気にしないでください)」

京太郎「(…にしても、駆りだされるって…)」

京太郎「(ラグナネイブルのワルキューレは戦いで死ぬのが名誉だって考えてるのが殆どなんだけど…)」

京太郎「(末原さんはもしかして…)」

京太郎「(…いや、これはそう簡単に突っ込んでいい内容じゃないな)」

京太郎「(個々人の価値観にも左右されるものだろうし…とりあえず踏み込まないでおこう)」


目的地:タイタニア

【予定到達日数11日】/【残り到達日数が半分になったら恭子は離脱します)

【残り12日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 暇なので周囲のフォゾンを吸収する(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 暇なので師匠と話す(到達日数-1、スキル成長の可能性)
ゾロ目 ????


京太郎「(ししょーししょー」

―― …どうした、急に

京太郎「(いや、なんか何事もなくて暇で)」

―― …それなら目の前の娘と話せば良いだろう

―― 見目麗しい子だし、死人よりも楽しい話題も持っているはずだ

京太郎「(まぁ、末原さんは確かに綺麗ですけど…)」

京太郎「(でも、どっちかって言うと今は師匠と話したいなって)」

―― …まったく本当に変わったやつだな

―― しかし、以前も言ったが面白い話などないぞ

―― 私に出来るのは戦いの話だけだ

京太郎「(それでも良いんで話して下さい)」

京太郎「(俺、もっともっと強くなりたいですから)」

―― …そうだな

―― では…


下1
1 蒼魔刀:戦闘における??を引いた際、一定確率で????にする
2 武器殺し:世界最高の鍛冶が打った世界最硬サイファーである証。戦闘表で7が出た時、相手の戦闘力を10低下させる。
3 死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ中ダメージを無効に出来る。



―― では、まず死霊としての基本を教えてやろう

京太郎「(わーい、師匠大好きー)」

―― か、からかうな

京太郎「(師匠可愛いー!)」

―― も、もう…

京太郎「(師匠のおっぱいメロンー!)」

―― …笑っているうちにやめとこう、な?

京太郎「(…はい)」

―― …まったく。

―― …で、まず死霊の基本だが…身体による束縛がほぼない

―― その身体を形作っているのは魂を核としたフォゾンだけ

―― 故にそのフォゾンを一度、手放し、再び再構成に入れば…

―― 縄や壁と言った束縛も意味をなさない

―― あらゆる場所から脱出し、そして潜り込めるはずだ

京太郎「(…え?)」




京太郎「(じゃあ、ソノ気になればあそこから抜け出せたって事ですか!?)」

―― そうだな

京太郎「(なんでもっと早く教えてくれなかったんですか!!)」

―― 教えたところでそう簡単に使える訳ではないぞ

―― この技が使えるのは所謂ガイスト…その中でも魔術に長けた女だけだ

―― 下手に真似しようとすれば、身体に取り込んだフォゾンが霧散してしまう

―― 一度死んでいるお前の場合、良くて弱体化

―― 悪くてそのまま身体を失ってエンデルフィアへと逆戻りと言う事もあり得た

京太郎「(うぐ…)」

―― 今のお前が使うのにはリスクが大きすぎる

―― それよりもあそこでオーダインの慈悲を乞うた方がまだ勝算もあった

―― そう判断したからこそ黙っていたんだが…


―― …しかし、このままでいるつもりはないのだろう?

京太郎「(え?)」

―― …分かっていないのか

―― 良いか。オデット様にとってオーダインは仇敵だ

―― 安らかに眠る死者の魂を盗み出し、戦争に扱う大罪人だ

―― その元で戦うお前の事を見て、オデット様はどう思うだろうな

京太郎「(…それは)」

―― 言っておくがあの方は疑り深い上に嫉妬深いお人だぞ

―― 裏切ったなどと思われたら、並大抵の事では許してはもらえない

―― 幾ら人一倍寵愛を受けるお前と言えど、その憎しみから逃れるすべはないだろう

京太郎「(って事は…)」

―― オデット様の事を想うのであれば、オーダインに協力するのは止めるべきだ

―― 幸い…人質となっているのはあのドワーフだけ

―― アイツを見捨てれば、お前はすぐさまエンデルフィアに…オデット様の元へと戻る事が出来る


京太郎「(…でも)」

―― あぁ、分かっている

―― だからこそ、私はお前を鍛え上げようとしているのだ

―― いざという時、お前が多くの選択肢を持てうるように…な

京太郎「(師匠…)」

―― ……さぁ、やるぞ

―― ウルズールとやらを倒した後にはオーダインとの戦いが待っているかもしれないんだ

―― 感傷に浸っている暇なんてないぞ

京太郎「(…はい!)」




下1
1 失敗
2 大成功
3 成功
4 失敗
5 成功
6 成功
7 大成功
8 成功
9 失敗
0 大成功
ゾロ目 ??? 


京太郎「…」プシュゥゥ

―― …失敗か

京太郎「(ぐぅ…すみません…)」

―― いや、致し方ないだろう

―― お前はついこの間まで生きていて、死人としての経験もそう長くはない

―― 自分の体をバラバラにする事に忌避感があって当然だ

京太郎「(…はい)」

―― …だが、心しておけ

―― お前はもう死んでおり、今のこの時間はオデット様の慈悲によるものだという事を

―― お前の身も心もオデット様のものなのだ

―― あのような盗人に言いようにされてはいけないのだと

京太郎「(…師匠ってやっぱオーダイン王の事嫌いなんですか?)」

―― 同僚が何人もあの男に消滅させられて好きになれる奴などいないだろう

―― ましてや、あの男はオデット様の敵なのだ

―― こうして死人となった私をレイスとして拾い上げてくださったあの方の敵と言うだけで

―― 私にとっては唾棄すべき存在だよ

 


―― だから…

京太郎「(?)」

―― …いや、すまない

―― なんでもない

京太郎「(師匠?)」

―― 良いから身体を休めておけ

―― 明日もまた早いぞ

―― 見張りだったら私がやっててやる

京太郎「(…出来るんですか?)」

―― 出来るとも

―― 敵が来たら心臓を止めてやれば幾らお前が寝坊助でも飛び起きるだろう?

京太郎「(…やっぱりちゃんと起きてます)」

―― むぅ…


目的地:タイタニア

【予定到達日数10日】/【残り到達日数が6日になったら恭子は離脱します)

【残り11日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 暇なので周囲のフォゾンを吸収する(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 暇なので師匠と話す(到達日数-1、スキル成長の可能性)
ゾロ目 ????


恭子「うーん…」

恭子「(…予定通り…なんやけどなぁ)」

恭子「(でも、ちょっと予定通り過ぎるっていうかー…)」

恭子「(急いでいるはずなのに、予定通りにしかいかへん)」

恭子「(…出来ればうちがおる間に少しでもペース早めて…)」

恭子「(タイタニアに入った後の旅を楽にしてあげたいんやけどなぁ…)」

京太郎「…」ソワソワ

恭子「(…こうしている今も目に見えて落ち着きがあらへんし…)」

恭子「(焦って、無茶せえへんかったらいいんやけど…)」フゥ


目的地:タイタニア

【予定到達日数9日】/【残り到達日数が6日になったら恭子は離脱します)

【残り10日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 暇なので周囲のフォゾンを吸収する(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 暇なので師匠と話す(到達日数-1、スキル成長の可能性)
ゾロ目 ????


京太郎「お」

恭子「どうかしたんか?」

京太郎「あ、いや、この辺のフォゾンってやけに濃いなと…」

恭子「…なんや、自分魔法でも使えんのか?」

京太郎「いえ、感覚的に分かるだけなんですが…」

恭子「ふーん…でも、うちはまったく分からんなぁ」

恭子「生憎と凡人やさかい、魔法の才能もあらへんし」

恭子「空飛んどるのも陛下から賜ったマジックアイテムのお陰やさかい」

京太郎「…今更ですけど、そんなレベルのマジックアイテム量産できるオーダイン王ってホントすごいですよね」

恭子「そうやで。あの方は英雄や」

恭子「この荒廃した世界を治めるのはあの方以外にはあらへん」

恭子「うちらの国もオーダイン様やったら、終焉の先に連れてってくれるはずや」


京太郎「(…流石オーダイン王の直属部隊)」

京太郎「(大分、心酔してるみたいだな)」

恭子「ま、それより…折角やからちょっと休憩しよっか」

京太郎「いや、でも…」

恭子「ここから先はちょっと休めそうなところがないからな」

恭子「所謂、一つの山場やし、それをとっとと乗り越えるためにも身体を休めるんや」

恭子「な?」

京太郎「……分かりました」

恭子「ん。ええ子ええ子」ナデナデ

京太郎「ちょ、子供扱いしないでくださいよ」カァ

恭子「あはは、ごめんごめん」

恭子「なんか名前の所為か、弟みたいな気がしてな」

京太郎「まぁ、確かに両方共、名前にキョウが来ますけど」

京太郎「もう子供扱いされるほど子どもじゃないですよ」


恭子「ふふ。それじゃあちょっと今の間に狩りしてくるわ」

恭子「そろそろ干し肉も危ないし、須賀くんも新鮮な肉が食べたいやろ?」

恭子「ここで血抜きして今日の晩ごはんは豪勢にいこうや」

京太郎「豪勢に…って作るの俺なんですけどね」

恭子「その分、獲物狩ってくるんやし多めにみてぇや」

京太郎「分かってますよ」

恭子「うん。それじゃあ行って来ます」

京太郎「行ってらっしゃい」

京太郎「(…………さて)」

京太郎「(こうして一人になった訳だけど…)」

京太郎「(折角、フォゾンがこんなに濃いところにいるんだ)」

京太郎「(死の国と同じようにその一部でも吸収出来ないか試してみよう)」

京太郎「(師匠の言葉が正しければ…俺はフォゾンを吸えば吸うほど強くなれるはずだしな)」



下1
1 +3
2 +2
3 +2
4 +1
5 +4
6 +3
7 +5
8 +4
9 +1
0 +5
ゾロ目 ???


京太郎「(ヒャッハー!新鮮なフォゾンだー!!!)」

京太郎「(…って言いたいけど、あんまり吸収出来てないな)」

京太郎「(やっぱり死の国とは濃度がまったく違うし…)」

京太郎「(俺のやり方も良くないのかもしれない)」

京太郎「(…ま、でも、若干とは言え身体が強くなったのを感じるし)」

京太郎「(フォゾンを吸収すれば強くなるっていうその仮説は間違いじゃないんだろう)」

京太郎「(なら、慣れるまでこれを繰り返すだけだ)」

京太郎「(今の俺はまだあまりにも弱くて…)」

京太郎「(少しでも強く慣れる可能性にあたっていくしかないんだから)」



須賀京太郎の戦闘力が1あがりました



目的地:タイタニア

【予定到達日数8日】/【残り到達日数が6日になったら恭子は離脱します)

【残り9日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃により予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
4 野盗達の襲撃により負傷 (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 暇なので周囲のフォゾンを吸収する(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
0 暇なので師匠と話す(到達日数-1、スキル成長の可能性)
ゾロ目 ????


恭子「よーし。こっちやでー」

京太郎「ほ、本当にこれが近道なんですか…?」

恭子「そうやで」

京太郎「…でも、殆ど崖みたいなもんなんですけど!!」

恭子「まぁ、ちょっと険しいけど不死の君なら何とかなるやろ」

恭子「うちは最悪、滑空があるからなぁ」

京太郎「つっても…死んでも何のデメリットもない訳じゃ…」ガシ

京太郎「ないんですけどね…」ガシガシ

恭子「まぁ、それやったら死なへんように頑張るしかあらへんな…っと」フワァ

京太郎「あ、ズル!」

恭子「ふふーん。これもワルキューレの特権や」

恭子「それよりゆっくりと降りてかへんかったらあかんで」

恭子「ここさえこえればタイタニアの国境まですぐや」

恭子「焦って堕ちたりしたらあかんよ」

京太郎「…努力します」


恭子「はい。お疲れ様」

京太郎「はぁ…はぁ…」

恭子「どうやった?」

京太郎「メッチャクチャ大変でしたよ…」

京太郎「でも、ありがとうございます」

京太郎「お陰で最後にショートカット出来ました」

恭子「構わへん構わへん」

恭子「君やったらそれだけ根性あるかなっておもうて案内しただけやからな」

恭子「あんな断崖絶壁を頑張って降りてった君の覚悟があってこそや」

恭子「…ま、ただ、うちはラグナネイブルの人間」

恭子「これ以上は案内してやれへんけれど…」


下1
1 武運を祈っとるわ
2 武運を祈っとるわ
3 武運を祈っとるわ
4 もう捕まったらあかんで
5 …今度はラグナネイブルをちゃんと案内したる
6 武運を祈っとるわ
7 …今度はラグナネイブルをちゃんと案内したる
8 もう捕まったらあかんで
9 もう捕まったらあかんで
0 …今度はラグナネイブルをちゃんと案内したる
ゾロ目 ???


恭子「…聞いた話、大分大変そうだけど…」

恭子「このラグナネイブルで武運を祈っとるわ」

京太郎「ありがとうございます、末原さん」

京太郎「それじゃあお元気で」

恭子「…うん」

恭子「またな!」

恭子「絶対…この国に帰って来るんやで!!」




目的地:タイタニア

【予定到達日数6日】

【残り8日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃に激しく予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達に取り囲まれ、毒を受けてしまった (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 暇なので周囲のフォゾンを吸収する(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 無理が祟って熱が出てしまう(次回の表にアクシデントが増える)
0 暇なので師匠と話す(到達日数-1、スキル成長の可能性)
ゾロ目 ????


京太郎「(…って意気揚々と別れたのに…)」

京太郎「ぐ…」

京太郎「(くそ…あいつらこっちが一人になった瞬間を狙ってきやがった…!)」

京太郎「(何とか撃退出来たけど…身体に毒が回って…)」

京太郎「(コレじゃ…今日は碌に動けない…)」

京太郎「(チクショウ…折角…末原さんのお陰で余裕が出来たのに…)」

京太郎「(こんなところで…足止めをくらうなんて…!!)」グッ



目的地:タイタニア


【予定到達日数6日】

【残り6日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃に激しく予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達に取り囲まれ、毒を受けてしまった (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 暇なので周囲のフォゾンを吸収する(到達日数-1、戦闘力UP)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 無理が祟って熱が出てしまう(次回の表にアクシデントが増える)
0 暇なので師匠と話す(到達日数-1、スキル成長の可能性)
ゾロ目 ????


めがみさまの ゆえつのこえが きこえる!!(錯乱)




 /               l::./::.::.::.::.:/::.::.::.::/::/::.:/::/::.::.:!::.ヽ\::.\::.::ヽ
∧               ,イ/::.::.::.:-≠─ァミイ:./::.::.::/::/::.::.::.|::、::'.::.::ヽ::.:ヽ::.:ハ
l              ハ::.::.::.::./::.//:::/气、::,イ::./}::.::.::/::.:}::.!::.::.:!::.::.ハ::.::.!
|                   /::/::.イ//:::/ヽ::.:://::.//::.::,イ::.:/::.:|::.::.:|::.::.::.:!::.:|
                  イ:://r斧≧x,∠::-‐.:::´///::.::.メi、/::.::/::.::.:j::.::.::.:|::. !
                / |//:{{ 沂c才心、::::::/ ̄:::/::./::/イヽ:/::.::.:/::.::.::.::j ::.|
       /      / Ⅳ  .:`¬-t少   ...::://:`:/´/::}:ハ::.::/::.::.::.::/::.::.|
        /      /   ∧  ::::::::::::: ...::::::::::::./ ̄ァミィ、/イ/::.}./ ::.::.::./::.::.: |       クスクスクスクス
     /     /  //:|           , :::::.. 、んcテ心:::/|::.::/::.::.::.::/::.::.::.::|
      /      /   //::::|       ,       ..:ヾ幺:㌣}}::l::./::.::.::.::厶イ::.::.::|
     ,′     _,.イ7{::::::l     \      :::::::::`¨"チィ|イ::.::.::/:/ヽ、::.|
     i     / /:::|::::::ト、       `        /∠ イ/:/   \|
     |   /    l:::::!::::::! \            / /::ハ::.::.:/
     | 〃     }::::|::::∧  ` ー──ァ──ァ彳ーィ::./ }::./
    ノ}/      ∧::|::::::∧      /     /'´   |/    l/
  /イ       /  ヾ、::::::ハ   /ヽ、


京太郎「(それでも…前に進まなきゃ…)」フラフラ

京太郎「(もうちょっと…もうちょっとなんだ…)」

京太郎「(後少しで…タイタニアに戻って…)」

京太郎「(今も敵ばかりの宮殿の中…一人で耐えておられるエドマンド王に…)」

京太郎「(大丈夫だって…そう言って差し上げなければ…)」

京太郎「(逆臣ウルズールを排除して…タイタニアを取り戻さなければ…)」

京太郎「(でなければ…俺は一体、何の為に…)」

京太郎「(師匠を倒して、オデット様を泣かして…)」

京太郎「(ブロムさんを人質に取られても…ここまで来たのか…)」

京太郎「(俺が生き返った事も全て…無駄になってしまう…)」

京太郎「(だから…!)グッ



目的地:タイタニア


【予定到達日数5日】

【残り5日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃に激しく予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 肉体が限界に達して倒れてしまう(一日休み)
4 野盗達に取り囲まれ、毒を受けてしまった (一日休)
5 肉体が限界に達して倒れてしまう(到達日数-1)
6 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
7 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
8 肉体が限界に達して倒れてしまう(一日休み)
9 重病化(2日休み)
0 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
ゾロ目 ????


チュンチュン

京太郎「……」ハッ

京太郎「(…しまった!?俺は一体…何時から気を失っていた…!?)」

京太郎「(師匠!?)」

―― …一日ほどだ

京太郎「(一日…!?)」サァァ

京太郎「(まずい…ただでさえ時間の余裕がないっていうのに…)」

京太郎「(一日も無駄にしてしまったら…!!!)」

京太郎「(まずい…もう本当に時間がない…!)」

京太郎「(タイタニアに急がないと…!!)」



目的地:タイタニア


【予定到達日数5日】

【残り3日】

下1
1 ゴブリン達の襲撃に激しく予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達に取り囲まれ、毒を受けてしまった (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 フォゾンとか吸収してるヒマじゃないので突き進んだ(到達日数-1.5)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 無理が祟って熱が出てしまう(次回の表にアクシデントが増える)
0 師匠と話している暇じゃないので突き進んだ(到達日数-1.5)
ゾロ目 ????


京太郎「(…順調だ)」

京太郎「(…でも、これじゃダメだ)」

京太郎「(このペースじゃ…間に合わない…!)」

京太郎「(このペースじゃ…タイタニアにたどり着くまで後4日かかる…)」

京太郎「(だが、ウルズールが言っていた日は残り2日しかないんだ…!)」

京太郎「(もっとだ…もっと早く…急がないと…!)」

京太郎「(寝る間を惜しんででも…先に進まなきゃ…!!)」

―― …京太郎



目的地:タイタニア


【予定到達日数4日】

【残り2日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃に激しく予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達に取り囲まれ、毒を受けてしまった (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 フォゾンとか吸収してるヒマじゃないので突き進んだ(到達日数-1.5)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 無理が祟って熱が出てしまう(次回の表にアクシデントが増える)
0 師匠と話している暇じゃないので突き進んだ(到達日数-1.5)
ゾロ目 ????


京太郎「(…ダメだ…!)」

京太郎「(残り…残り一日…!!)」

京太郎「(どれだけ急いでも…間に合わない…!!)」

京太郎「(いや…でも…まだだ)」

京太郎「(夜通し歩けば…まだ何とかなるかもしれない…)」

京太郎「(タイタニアに辿り着いた時は…もしかしたら戦えない状態かもしれない…)」

京太郎「(だけど…ここで間に合わなかったら…!)」

京太郎「(エドマンド様との約束を…破ってしまったら…!!)」

京太郎「(その時こそ…タイタニアの終わりなんだ…)」

京太郎「(俺が諦めたその時に…タイタニアが終わるのだから…)」

京太郎「(諦めない…!絶対に…!!)」

京太郎「(最後の最後まで…あがき続けてやる…!!!)」

目的地:タイタニア



【予定到達日数3日】

【残り1日】



下1
1 ゴブリン達の襲撃に激しく予定よりも進めなかった(進捗なし)
2 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
3 何事もなく、一日が進む(到達日数-1)
4 野盗達に取り囲まれ、毒を受けてしまった (一日休)
5 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
6 順調すぎて予定よりも進んだ(到達日数-2)
7 フォゾンとか吸収してるヒマじゃないので突き進んだ(到達日数-1.5)
8 何事もなく一日が進む(到達日数-1)
9 無理が祟って熱が出てしまう(次回の表にアクシデントが増える)
0 師匠と話している暇じゃないので突き進んだ(到達日数-1.5)
ゾロ目 ????



コンマの女神様はご満悦のようです


    ∨: : ::/: : : : ::/: ; ≠/77─.-: /!: | !: : :‐ト l、!: : |: : : : ',: : : : : : |: :  ',
    ∨: /: : : : イ´: :/ // : : : : :/ : :! |: : : l l::!l:`:ト、: : : :! : : : : : | : : \
    ',::l: : : : : : l: : / /'  ,'⌒: / /:/  : : イ` !: |::∧|:\: | : : : : : l:!:l: : : : :
     ト、: : : : : j: / /   /: :/. ,':   l: ::/   リ レ  lヘ: : :|: : : : : :l:ト|: : : : ヽ
     | :!: : !: : V |_ 三!∠、  /   : :/--_./-   ヽ ',: :! : : : : :, :!  ヽ: : :\
      |: : l :| /{:::;、:::::::::::/ト     レ' イ::::::三::::ト、  ヽ:!: : : : :/::l       ̄
      ト、: ',:l ヽ 廴Y二!ニヽ .::::::::::::::.... 廴Y::ノ::イ` ゞ/:y: : :ノ:/: : !

.       ∧:',:!         :::::::::::::::::::::::    ̄ ̄   {イ: /:': : : :{
      :|  \   /////      '    /////⊂ レ イ:i 、: : ::
      :|   !:ト、                    ,'  /::/ \: ',
 |      ::|   ',:li:ヽ      `ー --         ノ: :{     \
 ',     :|    l::li::::'.,                ノフ ヽ:',
  ',    :|     ::li:::::::ト              <{: /   丶
      :|   /∧::li::::::ヽ >       イ    `
   ',       // ',::::li::::::::\  ` - ´  ,'
    ',.    //  ∨:li::::::::::::\       {.、


京太郎「(…あぁ、もう…分からない)」

京太郎「(俺は…進んでいるのか?)」

京太郎「(ちゃんと歩んでいるのか…?)」

京太郎「(分からない…)」

京太郎「(もう足元の感覚なんて…何もない…)」

京太郎「(でも…身体を動かさなきゃ…)」

京太郎「(何としてでも…前に進まなければ…)」

京太郎「(きっと…そうすればなんとかなる…)」

京太郎「(まだ…何とか出来るはずなんだ…)」

エドマンド「…京太郎よ」

京太郎「…エドマンド…様」

京太郎「(…あぁ、そうか)」

京太郎「(俺は…間に合ったんだ)」

京太郎「(エドマンド様が…暖かい表情で迎えてくれている…)」

京太郎「(良かった…本当に…良かった…)」


エドマンド「…良くやってくれた、京太郎」

エドマンド「余は…余は本当に幸せ者だ」

エドマンド「このようになってまで…余を助けようとしてくれる忠臣がいようとは」

京太郎「…もったいなきお言葉でございます…国王陛下」

京太郎「この京太郎…英雄を見つけてくる事は叶いませんでしたが…」

京太郎「代わりに…自らウルズールを倒す力を手に入れて…今、戻ってまいりました」

エドマンド「うむ…うむ…」

エドマンド「本当に…本当に良くやってくれた」

エドマンド「…ありがとう、京太郎」

エドマンド「本当に…余はお主に感謝しておる」

エドマンド「……だから」スゥ

京太郎「え…?」


エドマンド「自分を責めるでないぞ」

エドマンド「お主は…到底、達成出来ぬ偉業を果たしたのじゃ」

エドマンド「竜に殺され、死の淵に堕ちても尚…こうしてタイタニアを救おうとしてくれた」

京太郎「エドマンド様…!?」

京太郎「お、お姿が薄れて…」

エドマンド「余はそれで満足じゃ」

エドマンド「…間に合ったかどうかなど些細な事よ」

エドマンド「のう…京太郎よ」スッ

京太郎「え、エドマンド様…!

京太郎「わ、私はこうしてエドマンド様の前にたどり着きました!!」

京太郎「逆臣ウルズールは私が倒します!!」

京太郎「だから…!!」

エドマンド「……あぁ、そうじゃ」

エドマンド「京太郎よ、この国を頼む」

エドマンド「…ウルズールの手から…この国を救ってくれ」

エドマンド「それが余の・・最後の頼みじゃ…」

京太郎「エドマンド様!?」


京太郎「っ!?」ガバ

京太郎「はぁ…はぁ…」

京太郎「夢…?」

京太郎「(…いや、それよりも、ここは…!?)」

ガチャ

京太郎「っ!?」

傭兵「おっと、起きたのかい」

京太郎「お、お前は…」

傭兵「久しぶり。元気に…はしてないか」

傭兵「驚いたぜ。タイタニアの近郊で高熱出してぶっ倒れてるなんてさ」

傭兵「まぁ、でも、相変わらず悪運だけは強いみたいだな」

傭兵「荷物も全部無事だったぞ」ホラ

京太郎「…タイタニアの近郊?」

京太郎「倒れていた?」

京太郎「荷物…?」ハッ


京太郎「き、今日は!?」

傭兵「え?」

京太郎「今日は何日だ!?」

京太郎「月はもう変わったのか!?」

傭兵「…何を言ってるんだ?」

傭兵「月なんてもう3日は前に変わっちまってるよ」

京太郎「…………あ」ポロ

京太郎「あ…あぁあぁああああああっ」ポロポロ

傭兵「お、おい」

京太郎「あぁああああああああああああああああっ!!!」

さーて…とりあえず一区切りついた感じがしますがー
もうちょい…やる?(小声)

私もこのままじゃ収まりがつかないな!!
よーし、じゃあ、ウルズールぶっ倒すまでやりますかー!(倒せるとは言ってない)


京太郎「(…アレから俺は王宮に行ってみた)」

京太郎「(だけど、王は俺に会っては下さらなかった)」

京太郎「(もしかしたらウルズールの手下が側にいて会う事も出来ないのかとも思ったが…)」

京太郎「(王は以前より市政に出るようになっていた)」

京太郎「(だが、その振る舞いは酷いもの)」

京太郎「(まるであらくれか何かのように食事を平らげ)」

京太郎「(見目麗しい女性がいれば、手籠めにしようと手を伸ばす)」

京太郎「(確かに今までのエドマンド様は褒められた王とはいえなかったが…)」

京太郎「(しかし、あんな暗君めいた真似をするような人じゃない)」

京太郎「(…アレは間違いなく偽物だ)」

京太郎「(エドマンド様の姿形を下だけの…別人なのだろう)」

京太郎「(つまり…俺はエドマンド様を救う事が出来なくて…)」

京太郎「(俺の旅は…全て無駄になってしまった)」


京太郎「(…いや、分かっている)」

京太郎「(無駄では…無駄なんかじゃない)」

京太郎「(俺はこの旅でかつてから憧れていた健康な身体を手に入れた)」

京太郎「(出生の秘密を知り、母の友人と知り合い)」

京太郎「(そして掛け替えのない師匠と…そして愛すべき女性と出会った)」

京太郎「(…だが、その素晴らしさは今、俺の心に空いた穴を埋めてはくれない)」

京太郎「(俺にとってエドマンド様を助けるという大きな目標は…)」

京太郎「(それほど大きなものだったんだ)」

京太郎「(……………だが)」

京太郎「(あぁ…だけれど)」

京太郎「(何時までもこうしている訳にはいかない)」

京太郎「(俺は…エドマンド様にこの国の事を託されたんだから)」

京太郎「(例え、それが夢であろうと…思い込みであろうと…)」

京太郎「(王に戴いた方の最後の言葉は…絶対のモノ)」

京太郎「(…俺は必ずウルズールを倒す)」

京太郎「(そして…エドマンド様の無念を晴らし…何処かで繋がれているかもしれない我が王を救い出すんだ…!)」

なんてこった...


と言う訳でー
ウルズールを倒すための情報を手に入れましょうか
今回は情報屋に金を渡す事で情報を手に入れる事が出来ます
手に入れた情報次第では戦闘その他が有利に運ぶ事が出来るのでそれなりに重要です

値段や性能は護衛の時とほぼおなじで
30Gで雇え、九割仕事してくれる上級の情報屋
15Gで雇え、七割仕事してくれる中級の情報屋
5Gで雇えますが、五割しか仕事してくれない下級の情報屋の3つです


また今回は一度だけではなく複数回情報屋に頼む事が出来るので、その辺りのリソース監理も重要かもしれません
って事で情報屋の性能をー


下1(現在商業力36G)

>>785
スレ置いてこっか(ニッコリ)



それはさておき、上級ですねー
ではー

下1
1 成功
2 成功
3 大成功
4 失敗(テヘペロ
5 大成功
6 成功
7 大成功
8 成功
9 成功
0 大成功
ゾロ目 ???


京太郎「(…情報屋が言うには、ウルズールは三賢人の一人らしい)」

京太郎「(そしてその三賢人は今、タイタニアの地下水路を根城にしているそうだ)」

京太郎「(古の時代に作られたタイタニアの地下水路は、広大かつ複雑だが…)」

京太郎「(ウルズール達は竜の一人…ベリアルを使役しているらしい)」

京太郎「(自然、その根城はベリアルが出入り出来る大きな水路になるだろう)」

京太郎「(そこまで分かれば特定するのはそう難しくない)」

京太郎「(一つ一つ虱潰しに探せば、すぐに根城の痕跡は見つかるだろう)」

京太郎「(…問題はそれとは別に、ウルズールが変化の魔法の達人だと言う事だ)」

京太郎「(それも自身が変化するのではなく、他人を変化させるのが得意であるらしい)」

京太郎「(ウルズールと敵対していた大臣たちをカエルに変えて)」

京太郎「(そのもがき苦しむさまを楽しんでいた事もあるらしい)」

京太郎「(…つまり、奴と対峙するのは最低でもその対策が必要だ)」

京太郎「(幸い、カエル化を解除する魔法薬…メタモルフォーゼの売っている場所も情報屋は知っていた)」

京太郎「(後はそれを買うだけ…なんだが…)」


京太郎「…20G?」

魔法使い「それ以上は負からないよ」

京太郎「いやいやいやいや、ま、待ってくれ」

京太郎「20Gって言えば、かなりの金額だぞ」

魔法使いお「そりゃ魔法薬はそんなもんさ」

魔法使い「嫌なら良いんだぞ」

魔法使い「儂は別にカネに困ってる訳じゃないんだ」

魔法使い「そもそもこの店も道楽でやってるようなもんだからな」

京太郎「ぐ…」

京太郎「(…ダメだ)」

京太郎「(情報屋に頼った時点で俺の残金は6G)」

京太郎「(これじゃ…どう逆立ちしたって買えやしない…!!)」

京太郎「(どうしよう…)」

京太郎「(ウルズールを倒すには…この薬が必要なのに…!)」


下1
1 魔法薬なしで挑む
2 やっぱり魔法薬は必要だ


京太郎「(と言う訳で)」

京太郎「頼む!」

京太郎「護衛の仕事を俺に教えてくれ!!」

傭兵「ちょ、いきなりどうしたんだよ」

京太郎「…金が必要なんだ」

傭兵「なんだよ、水臭いな」

傭兵「宿代でも足りないのか?」

傭兵「俺は仕事終わったばかりで気分が良いし、幾らかでよければ貸してやるよ」

京太郎「…14G」

傭兵「すまん。さっきの話はなかった事にしてくれ」

京太郎「分かってるよ!」

京太郎「流石に14G貸してくれなんて言ったりしないって!!」

傭兵「…まぁ、それなら良いんだが」

傭兵「つーか…アンタ確か官僚だろ?」

傭兵「まじめに仕事勤めておけば14Gなんてすぐ手に入るだろうに」

京太郎「…官僚はやめた」

傭兵「はい!?」


京太郎「…ちょっと色々あってラグナネイブルのオーダイン王と約束してさ」

京太郎「今のゴタゴタが終わったらタイタニアじゃなくてラグナネイブルに務める事になったんだ」

傭兵「…そりゃああーた…なんつーか…」

傭兵「まるで吟遊詩人が歌いそうなレベルの急展開だな」

京太郎「…出来れば喜劇にしたいもんだけどな」フゥ

京太郎「ま、なにはともあれだ」

京太郎「俺は可及的速やかに14Gを手に入れなきゃいけない」

京太郎「で、そのためには…」

傭兵「護衛が一番…っと」

傭兵「なるほどね。理屈は分かった」

傭兵「何があったのかは知らないが、以前会った時とは見間違えるほど鍛えているし…」

傭兵「仕事を教える事に異論はねぇよ」

京太郎「じゃあっ!」

傭兵「…ただし!」ビシ

京太郎「お、おう」

傭兵「…飯の当番はそっちな?」ニコ

京太郎「…おう。それくらいならおまかせあれってな」


京太郎「じゃあ、早速…」

傭兵「焦るな焦るな」

傭兵「実は丁度良い事に大口の依頼が来ててさ」

傭兵「成功報酬かつ守秘気味はあるが…30G」

傭兵「二人で山分けしても15Gずつ入る」

京太郎「…でも、そういうのって危なくないか?」

傭兵「大丈夫だよ。本当にマジでヤバイのは俺もわかるし」

傭兵「それにこういうのは経験上、後ろ暗い連中が頼むもんだ」

傭兵「あっちからすりゃこっちしか頼れないんだから、ちゃんとしてれば問題ないよ」

京太郎「まぁ、それなら良いんだが…」

傭兵「よし!じゃあ、話も決まった訳だし!」ガシ

京太郎「うぉ!」

傭兵「折角だから飲みに行こうぜ!」

傭兵「最近、湿気た顔ばっかしてる相棒の為に俺がおごってやるよ!!」

京太郎「…ありがとうな」


と言う訳で依頼主ー

下1
1 森の魔女
2 迷子のカエル?
3 森の魔女
4 迷子のカエル?
5 森の魔女
6 迷子のカエル?
7 お忍びのバルカン
8 お忍びのバルカン
9 お忍びのバルカン
0 王冠被った怪しいジジイ
ゾロ目 ???


~数日後~

?「……」

傭兵「おっと、来たみたいだぜ」

京太郎「お、おう」

傭兵「良いか。前も言ったが、護衛ってのは最初の印象が第一だ」

傭兵「いざって時にこっちの指示に従ってもらう為にも、信頼関係を構築する必要がある」

傭兵「だから、最初は明るく、けれど、実力者っぽく行け」

傭兵「依頼主に安心感を与えてやるのも俺たちの仕事だ」

京太郎「わ、分かってる」

傭兵「よし。じゃあ…」

傭兵「そこの赤いローブを着たレディ」

?「ひゃっ」ビク グイ

?「あ、わわわわっ」ヨロロ

京太郎「っ!」


下1
0 間に合う
1 間に合う
2 RAKISUKE
3 RAKISUKE
4 間に合わない
5 間に合わない
6 間に合う
7 間に合う
8 間に合う
9 間に合わない
0 RAKISUKE
ゾロ目 


京太郎「おっと」ガシ

?「はぁ…」

京太郎「大丈夫ですか?」



                  _........----......._
              ,. : ´: : : : : : : : : : : : :`: : 、

             /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
              :': : :,: : : : : : : : : : : : :、: : : : : : : : ヽ
            /: : :/: : : :/: : : : : : : : : |: |: : : : : : : ∧
             .': : : ' : : : / : /: :,: : イ: : :|: }: : |: : :|: : :∧
            , : : : |: : : / : /l: /: / }: : ,:.イ : /: }: :}: :!: : :.
             | : : : |: : /:{:_/_}ム/ / : /、_|:_/: /: /: :|: : : :.
             {: / : | : ィ´}//イ /}: / / }/`ヽ:イ: : ': : : : :
          〉,: :, {: : | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} : /:|\: : |

          {八:{ \:{とヒこソ       ヒこソっ: イ: :|  \}
          |   乂ム     :.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:  ムイl: /            は、はい、大丈夫です…
             从{∧     _   _     人:∧{
              |/ >:../^} /⌒l、` .イ }:./ リ

                ___/-'-'-- 、/〉「-、/ '
          ,.. <:::::::::::::::{======ミ`ヽ|〉::`::::...._
         /⌒\\:::::::/`ヽ:::::::::::∨, {::::::::::::::::::>-、

          {==、 {:\/   〈7 ー、{ ̄|:::::::::::://,ィ^.
            ,   \Ⅵ       /   | ,::::::::/イ:.:./  ∧
         {      `|  、      |_/= ´イ:.:.:,イ  /  }
         |     Ⅳ    \      | ̄´:.:.:.:/= }イ   |
         |    /     }    /-r  ´    |
         ∧   ,       |    /__」        ,    |
        {:::,   /       |   ,:.|:.:|      {
        L∧ /      /   /:.:|:.:..        |    |
          、 '         /:.:.:.|:.:.:|      |    |
           \         }|.:.:.:|:.:.::.,     |    |
            \     /:|:.:.:.Ⅵ:.:.}      ,      |
               | ` ー ´|:.:.:.:|:.:.:.:.マ:.:.|      {
               | /    :,:.:.: |:.:.:.:.:.}:.:.|      |      |


傭兵「お、ナイスキャッチ、相棒」

京太郎「間に合ってよかったですよ、ホント」

?「あ…あ、ありがとうございます」

京太郎「いえいえ、それで…」

?「は、はい」フードカブリナオシ

?「私がお二人の依頼主…で良いと思います」

傭兵「目的地はかつてのバレンタイン首都だって言う話ですが…」

?「えぇ。急いで戻らなければいけなくなった…いえ、行かなければいけなくなったので…」

?「その、大変だとは思いますが…」



            /::::::::::::::::::::::::::::::\
         /:/:::::::::::::::::::::::::\::::ヽ
    (_)  /::::/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::ハ

 /\   /:::/::/::/::::::::::::::::ヽ::::::::::::V

    \  ハ:::::/::/:::::::::::::i:::::::i:::::::::::∧
        { V/:::/:::::::::::::::::::::::i:::::::::/. .〉
   ̄ヽ   ∧.V:::ハ:::::::::::::::i::::::::i:::::V . ハ
  ー-    { \Vハ:::人:::川:::::ハ::/. 〃 }
  / l   ハ  \ミ. .ヽV /. . 彡:フ  ハ        よろしくおねがいします
  し j   ∧  ヽ、ミ::::ヽ∨:彡::/   ∧
   /  〈  \__人`゙〒テ'"人 _/ 〉
 |     \__ イ  //∧ 〉、__ /
 |人_    ハ   } //!/∧/  ∧
        ハ   } {/∧//ハ  / }
        { ヘ   } !//∧/∧ / !_

         ∧ヘ  } !//ハ//∧.イ.\. . >―. ._
          /./. ∧  ト!//7\/∧.\. . . . . . . . . . . . .┐
       /./ . . ∧  !.!/j./  ∧/〉.ヽ\. . . . . . . . . .//
        /./ . . . .∧  !V./  ∧∨. . .\. \ . . ―. //
.       /./ . . . . . . i ヽ./  /. i. . . . . .ヽヽ. . . ー-. //
      /./ . . . . . . . {  Y   ノ. ハ. . . . . . .〉ヽ\. . ./
    / / . . . . . . . . ゝ /   /. .ハ . . . . . i. . ヽ.ヽ〃
.   / / . . . . . . . . . .ゝ{//ノ. . .i .i. . . . . ./ . . ヽ//


傭兵「なぁに、俺達はその道じゃ有名な名コンビですから」

京太郎「(結成したのついこの間だけどな)」

傭兵「大船に乗ったつもりで居て下さいよ!」

?「…は、はい…」ヒキ

京太郎「(…あー、この子、かなり大人しい感じなんだな)」

京太郎「(パーソナルスペースも広めだろうし…)」

京太郎「(関わるときは不愉快にさせないように細心の注意を払った方が良いかもしれない)」

傭兵「じゃ、時間も有限ですし、そろそろ出発しましょうか、ご主人!」

京太郎「あ、ところで名前は何と呼べば…」

傭兵「あ、馬鹿!」

傭兵「守秘義務があるって言ってただろ!ご主人で良いんだよ、ご主人で!」

京太郎「あ、悪い」

?「あ、いえ、大丈夫です」

?「それくらいは口にして大丈夫ですから」

咲「…私、宮永咲といいます」

咲「どうかよろしくお願いします」ペコリ



                     /:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..\
                    /:..:..:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:..:.:.:..:..:..:..:..:ヽ
                   ノ:..:..//:./:./:./:.:.:.;、:.:.:i.:.:.:.:.:..:.:、:.゙、

                   /、  / ,ィ_,A:.ハ.i.....i !|__|___|、:.:.:.:.i:.:i
                 /  )_:.i:.´|V ソ .|!:.:.:| !ト、:!、:|`|:i:.:.:|:.:|  __        ,.-‐┐     京ちゃん辛かったよね、苦しかったよね
   ___        ,:=''"/   .//:.:.|:.:.|ィ≠=、 !、:.:| z≠=、ハ:.:.i:.:.l/-―ァ    /   ノ      沢山沢山泣いちゃったよね
  (     ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ    //:.:.:.:ト、;!b:;;;;: ! ヽi  b:;;;;::i ソ:/:./_:.:.:.:. ̄`ヽ//   /        でも、大丈夫だよ 私が全部癒やしてあげる
  `ー-、__/    `      !\::.ム.! ー―'   ,  ┴--' ノ:/:ノ ):.:.rv‐/ /   / \_     京ちゃんが頑張っても報われなかった傷は全部私が埋めてあげるから…
  ___ノ          ノ   )、ヽ:、 "" r―‐┐ "" !ナケ' ̄フ'/ / //   /、`ヽ、 `ヽ
 f        __       ∧ ,.へ iヽ! \  、___ノ   / / / // / / /   '"  ̄ヽ!__/
 `ー-----r‐'" i        r/ /   ,  |ノ!   `ー----ァ'"   / i! '"  / 〈  i         ̄  `ヽ
       \  ヽ     !_ノ _/__ノ ヽ、  \ /  /  !、  i    V   、_    、____ノ
        )  | 、ヽ_,ノ、_/---、〈   `ーァ、___,、_/   !: : ̄ヽ,_/    `        )
        (_ノ  ソ  /:.: : : : : : _〉   ,,"   ゛、     ノ: : : :/       _`  /  (ヽ
          ヽ  |  |: : : : : : :/ 〈 \ 《      ゛、 /゙、: :/   ,.---‐二ノヽ___!、   \
            i  |  ゙、: : : : : i       ゛、     ラー=-|:(__,..イ `ー'´      7\_  )

















 /               l::./::.::.::.::.:/::.::.::.::/::/::.:/::/::.::.:!::.ヽ\::.\::.::ヽ
∧               ,イ/::.::.::.:-≠─ァミイ:./::.::.::/::/::.::.::.|::、::'.::.::ヽ::.:ヽ::.:ハ
l              ハ::.::.::.::./::.//:::/气、::,イ::./}::.::.::/::.:}::.!::.::.:!::.::.ハ::.::.!
|                   /::/::.イ//:::/ヽ::.:://::.//::.::,イ::.:/::.:|::.::.:|::.::.::.:!::.:|
                  イ:://r斧≧x,∠::-‐.:::´///::.::.メi、/::.::/::.::.:j::.::.::.:|::. !
                / |//:{{ 沂c才心、::::::/ ̄:::/::./::/イヽ:/::.::.:/::.::.::.::j ::.|
       /      / Ⅳ  .:`¬-t少   ...::://:`:/´/::}:ハ::.::/::.::.::.::/::.::.|  
        /      /   ∧  ::::::::::::: ...::::::::::::./ ̄ァミィ、/イ/::.}./ ::.::.::./::.::.: |  だから、もっといじめて…追い込んで…悲しませて…泣かせて…良いよね?
     /     /  //:|           , :::::.. 、んcテ心:::/|::.::/::.::.::.::/::.::.::.::|  
      /      /   //::::|       ,       ..:ヾ幺:㌣}}::l::./::.::.::.::厶イ::.::.::|  
     ,′     _,.イ7{::::::l     \      :::::::::`¨"チィ|イ::.::.::/:/ヽ、::.|
     i     / /:::|::::::ト、       `        /∠ イ/:/   \|
     |   /    l:::::!::::::! \            / /::ハ::.::.:/
     | 〃     }::::|::::∧  ` ー──ァ──ァ彳ーィ::./ }::./
    ノ}/      ∧::|::::::∧      /     /'´   |/    l/
  /イ       /  ヾ、::::::ハ   /ヽ、

尚、コンマの女神様と大正義幼馴染ヒロインは別人です(重要)
ってところでもう一時ですし、今日はこの辺にしましょうかー
今から無理に続けてもウルズール倒すところまではいけなさそうですし(´・ω・`)

あ、それはさておき、咲ちゃんはベルベット枠です
魔王の娘だからね、仕方ないね(´・ω・`)グウェポジも考えたんですが京ちゃんがオズワルド枠じゃないと厳しいなって
後、レジェンドスレ把握しましたー
うへへへへ、明日舐めるように一番下まで呼んでやるぜ(ゲス顔)

早いんじゃなくて何も考えてないだけなんやで…(´・ω・`)
フナキューレ辺りのもそうですし、スキル関係も今思い返すと説明失敗したなって言うのが多々…!!
まぁ、その辺、なかった事にならないよう頑張ってつじつま合わせられるよう頑張ります(´・ω・`)と言いつつ投下だヒャッハー!



傭兵「さて、ここから旧バレンタインまではおおよそ一週間ってところか」

京太郎「…しかし、道中は大分、危険そうだな」

傭兵「そうだな。妖精も魔王軍もピリピリしてやがる」

傭兵「下手すりゃ呼び止められて色々と調べられるかもしれん」

傭兵「ま、妖精の方はさておき、普段なら魔王軍はそれほど怖くはないんだが…」チラッ

咲「……」

傭兵「今回の依頼人が依頼人だ」

傭兵「下手に探られると大変な事になるかもしれない」

傭兵「下手すりゃ戦闘になるかもしれないって事は頭に入れとけよ」

京太郎「…あぁ。分かってる」



目的地:亡国バレンタインの首都
【予定到達日数七日】


下1
1 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
2 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
3 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
4 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
5 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
6 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
7 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
8 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
9 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
0 フォゾン吸収(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ??? 


「待て!そこのお前たち!」

傭兵「ゲ…早速かよ…!」

京太郎「…そっちは宮永さんの事を頼む」

傭兵「良いのか?」

京太郎「俺には依頼人を守りながら戦うなんて起用な真似は出来ないからな」

京太郎「適材適所って奴だ」

傭兵「りょうかい。それじゃ遠慮無く」

傭兵「ご主人、こっちへ」

咲「あ…はい」

京太郎「(さーて…相手は…)」


下1
1 エリート兵
2 熟練兵
3 エリート兵
4 ネームド
5 熟練兵
6 エリート兵
7 エリート兵
8 ネームド
9 ネームド
0 熟練兵
ゾロ目 ???

ネームドクラスかー…




下1
1 巨乳ワルキューレに見つかる
2 メゲそうなワルキューレに見つかる
3 妖怪データすすりっぽいワルキューレに見つかる
4 知り合いじゃない
5 知り合いじゃない
6 知り合いじゃない
7 知り合いじゃない
8 知り合いじゃない
9 知り合いじゃない
0 知り合いじゃない
ゾロ目 ???


京太郎「(…頭にイノシシの毛皮をかぶり、斧を構えたバーサーカー)」

京太郎「(…見るからに実力者だ)」

京太郎「(魔王軍の中でも上の方かもしれない)」

京太郎「(もしかしたら話し合いで戦闘を回避出来るかも…)」

京太郎「待ってくれ。俺はラグナネイブルの客将だ」

京太郎「名は須賀京太郎。オーダイン王に確認して貰えば分かる」

「そのような事する必要はない」

「この地に足を踏み入れた我が軍以外のものはすべからく拘束せよとのご命令なのだ」

「幾ら貴様が本当に客将であろうとラグナネイブル軍ではないのは事実」

「大人しく我らについてくるならばよし」

「そうでないならば…実力でひっ捕らえるまでよ」

京太郎「く…やるしかねぇってのかよ…!」



【バーサーカー 戦闘力110】

     VS

【須賀京太郎 戦闘力111】


下1
1 弱ダメージを受ける
2 弱ダメージを与える
3 中ダメージを受ける
4 弱ダメージを与える
5 大ダメージを受ける
6 中ダメージを与える
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを受ける
0 弱ダメージを与える
ゾロ目 ???


バーサーカー「せい!とおおおおぉおっ!!」ブンブン

京太郎「…っ」ヒョイ

京太郎「(…なるほど)」

京太郎「(まずは小ぶりの攻撃を繰り返し、こっちの実力を確かめるつもりか)」

京太郎「(…でも、それは俺相手にとっちゃ悪手だぜ…!)」

京太郎「(繰り返される攻撃は密度が濃いがそれをこうして受け止めるだけで…)」

バキン

バーサーカー「な…!俺の斧が!!」

京太郎「でやあああああっ」ザシュ

バーサーカー「ご…おぉおおぉおおっ!!」ドサ


スキル サイファー所持者発動
ダメージを一段階あげる 大 → 戦闘不能


京太郎「…ふぅ」

京太郎「(…何とか一撃で意識を失わせられたか)」

京太郎「(これ以上戦うと殺しかねなかったからな…)」

京太郎「(まぁ、武器は粉々だが、それは運がなかったと諦めてもらうとしよう)」


傭兵「ひゅー、流石だな、相棒」

傭兵「まさかそのレベルの奴を一蹴とは…恐れ入るぜ」

京太郎「この武器のお陰だよ」

京太郎「コイツじゃなかったらこうも簡単にはいかなかっただろうし」

京太郎「実力はほぼ互角だったから、もっと長引いてたはずだ」

咲「…それはやっぱり…」

京太郎「あぁ。もしかしてご存知ですか」

京太郎「これはサイファー」

京太郎「魔石で作られた特殊な武器です」

咲「…貴方もサイファーを」

京太郎「もって事は…」

咲「…あ、いえ、何でもありません…」


傭兵「…ま、ともかくだ」

傭兵「これだけの実力者をやっちまったんだ」

傭兵「騒ぎが大きくなって面倒なことになる前に急ごうぜ」

京太郎「…あぁ、そうだな」

咲「……」チャリ




目的地:亡国バレンタインの首都
【予定到達日数6日】


下1
1 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
2 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
3 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
4 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
5 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
6 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
7 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
8 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
9 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
0 フォゾン吸収(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ??? 


傭兵「…まずいな」

傭兵「この辺りは魔王軍が制圧してるってのに…」

傭兵「妖精どもが空を飛び回ってやがる…」

京太郎「一度、敗北したとは言え、まだ妖精軍もコルドロンを諦めちゃいないって事か」

傭兵「そのようだな…」

傭兵「ったく…ご苦労な事だ」

傭兵「戦争なんてしても喜ぶのは死の女王オデットくらいなもんなんだけどな」

京太郎「…さぁ、どうだろうね」

傭兵「なんだ。含みのある言い方じゃないか」

京太郎「…いや、何でもない」

「お前たち!そこで何をしている!!」

傭兵「チッ…また見つかったかよ…!」

傭兵「相棒…!頼んだぜ!!」

京太郎「あぁ。分かってる!!」


下1
1 エリート兵
2 熟練兵
3 エリート兵
4 ネームド
5 熟練兵
6 エリート兵
7 エリート兵
8 ネームド
9 ネームド
0 熟練兵
ゾロ目 ???


京太郎「(緑の鎧を着たエルフ…)」

京太郎「(確かエルフナイトだったか)」

京太郎「(昨日戦ったバーサーカーよりは格下だろうが…)」

「こんなところをうろついているとは…」

「お前たち、魔王軍の偵察兵だな!」

京太郎「…くそ、やっぱりこうなるのかよ…!」




【エルフナイト 戦闘力100】

      VS

【須賀京太郎 戦闘力111】


下1
1 弱ダメージを与える
2 微弱ダメージを与える
3 中ダメージを与える
4 弱ダメージを受ける
5 大ダメージを与える
6 中ダメージを受ける
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを与える
0 弱ダメージを受ける
ゾロ目 ???


エルフナイト「ふ…はあっ!」

京太郎「くっ…早い…!」

エルフナイト「ふふ…妖精の剣術を舐めてもらっては困る!」

エルフナイト「貴様ら人間なんぞに遅れをとる人間ではないわ!」

エルフナイト「今はコルドロンも奪われているが…」

エルフナイト「いつの日か必ずそれを取り返し」

エルフナイト「我ら妖精の楽園をこの地上に…」

京太郎「ご高説どうも…!」ザシュ

サイファー発動
中ダメージを大ダメージに

エルフナイト「ぐぉ…!く…その切れ味…サイファーか…!」

エルフナイト「しかも青く輝く魔石の剣…魔王軍でも上位のモノと見た!」

エルフナイト「相手にとって不足なし!いざ参る!!」



下1
1 弱ダメージを与える
2 微弱ダメージを与える
3 大ダメージを与える
4 中ダメージを受ける
5 戦闘不能
6 中ダメージを受ける
7 戦闘不能
8 大ダメージを受ける
9 中ダメージを与える
0 弱ダメージを受ける
ゾロ目 ???


京太郎「やめろ!もうアンタボロボロなんだぞ!」

京太郎「これ以上戦ったら死んでしまう!」

エルフナイト「うるさい!人間なんぞに心配される筋合いはないわ!!」

エルフナイト「我らの生息域を奪い、憎らしい人間どもめ!」

エルフナイト「貴様らを一人でも殺せるのであれば、我が生命など惜しくはない!」

エルフナイト「名を天に返してでも…貴様を屠ってくれる!」ブン

京太郎「(大ぶり…!?)」

京太郎「(だが、これを下手に受けてしまえば、コイツが…!)」

エルフナイト「うぉおおおお!」

―― 京太郎っ!

スキル
死戦発動 ダメージを無効にする

京太郎「く…う」クラ

―― 迷ってる暇はないぞ!

―― この男は必死だ。格下と甘く見てはとられるぞ

京太郎「(く…分かってます…!)」


下1
1 弱ダメージを与える
2 微弱ダメージを与える
3 大ダメージを与える
4 中ダメージを受ける
5 戦闘不能
6 中ダメージを受ける
7 戦闘不能
8 大ダメージを受ける
9 中ダメージを与える
0 弱ダメージを受ける
ゾロ目 ???


京太郎「くっそ…!いい加減に…!」

エルフナイト「うぉおおおお!!!」ダッ

京太郎「っ!」ザシュ

エルフナイト「く…うぅぅ…!」

エルフナイト「…甘いぞ、人間」

エルフナイト「今、私の命を取れたはずだ…」

エルフナイト「貴様がそのつもりであれば、我が名は既に天に帰っていただろう」

エルフナイト「…敵ながら一つ言わせてもらおう」

エルフナイト「それは優しさではなく…甘さだと言うのだ!」

エルフナイト「その手に剣を持っているのであれば、殺すつもりで振るってこい!!」


下1
1 中ダメージを与える
2 微弱ダメージを与える
3 大ダメージを与える
4 中ダメージを受ける
5 戦闘不能
6 中ダメージを受ける
7 死亡させる
8 大ダメージを受ける
9 大ダメージを与える
0 弱ダメージを受ける
ゾロ目 ???

やっべ、上のサイファースキル忘れてた…
はい、これでエルフナイト君は戦闘不能ですね
ぐだぐだで申し訳ないです
尚、戦闘での成長は並の相手だと殺すしかありません
オーダイン王レベルになると戦闘不能でも成長できますが(´・ω・`)


京太郎「それでも…俺は殺すつもりで武器を振るいたくはない…!」

京太郎「俺の手にあるのは我が友人が、身を守る為に打ってくれたもの!」

京太郎「誰かを傷つける武器など作りたくないと言っていた男が…」

京太郎「その主義を曲げて俺の為だけに作ってくれた武器なんだ!」

京太郎「むやみに誰かを傷つけ…あまつさえ殺すためのものじゃない!!」

エルフナイト「それが甘いと言うのだ、人間!」

エルフナイト「例え、何と言おうとその手にあるのは刃よ!」

エルフナイト「血を流すための武器よ!」

エルフナイト「それを躊躇うお前に…戦う資格などない!!」ダッ

京太郎「う…おぉおおお!!」ザシュ

エルフナイト「ぐ…あぁ…」ドサ

京太郎「はぁ…はぁ…」

京太郎「(…何とか殺さずに済んだか…)」

京太郎「(…だが、嫌な感じだ)」

京太郎「(胸の中がモヤモヤする)」

京太郎「(…この男の言葉に…迷っているのか、俺は)」


咲「…」

傭兵「…相棒」

京太郎「…あぁ。悪い」

京太郎「ボゥっとしてた」

傭兵「…いや、俺は良いんだが」

傭兵「…大丈夫か?顔色が悪いぞ」

京太郎「…大丈夫だ。問題はない」

京太郎「それより…早くここを離れよう」

京太郎「こいつは恐らく斥候だ」

京太郎「恐らく近くに妖精軍の部隊がある」

京太郎「長らくとどまっていれば…また戦闘に巻き込まれる」

傭兵「…そうだな」

傭兵「それでは、先に進みましょうか、ご主人」

咲「…あ、はい…」


目的地:亡国バレンタインの首都
【予定到達日数5日】


下1
1 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
2 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
3 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
4 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
5 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
6 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
7 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
8 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
9 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
0 フォゾン吸収(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ??? 


京太郎「(…人を殺す覚悟もなしに戦う資格はない…か)」

京太郎「(いきなり殺しにかかってきた奴に言われたくはないが…)」

京太郎「(…それでもその言葉に一部の正しさを認めている俺がいる)」

京太郎「(何だかんだで…俺は今まで誰も殺してはいないんだ)」

京太郎「(旅の途中で生き物を殺めた事はあっても…)」

京太郎「(それは『誰か』じゃない)」

京太郎「(…だから、俺はきっとまだ本当の意味で覚悟が出来ちゃいないんだろう)」

京太郎「(…人を殺す…本当の覚悟が)」

京太郎「(…普通に生きていたらそんなもん不要なはずなんだけどな)」

京太郎「(だが、俺は王の為にウルズールを殺すと…そう決めたんだ)」

京太郎「(何時までもなぁなぁではいられない)」

京太郎「(…早めに人を殺す事にも…慣れなきゃいけないんだ)」

傭兵「しっかし…アレだな」

京太郎「…ん?」


傭兵「バレンタインの土地ってのは…どうしてこんなに荒れ果ててるのかねぇ」

傭兵「あっちこっちも砂だらけで…緑の欠片も残っちゃいない」

傭兵「こういうのを確か砂漠って言うんだっけか」

咲「…以前はこうではありませんでした」

京太郎「え?」

咲「妖精の森にほど近いバレンタインは緑豊かな土地であったそうです」

咲「ですが、あの日…バレンタインが滅んだ日に、大地からフォゾンが失われ…」

咲「バレンタインに残ったのは死した大地のみとなりました」

傭兵「それって…」

咲「…はい。魔力炉コルドロンの暴走です」

咲「アレは決して無限に魔力やフォゾンを生み出すものではありません」

咲「大地からそれを吸い上げ、結晶化する特殊な炉と言うだけなのです」


咲「妖精たちがそれを必死に手に入れようとしているのも…」

咲「コルドロンが動けば、フォゾンに満ちたリングフォールドの森が危機に瀕するからでしょう」

傭兵「…なるほどなぁ」

傭兵「ただ、コルドロンをめぐって戦ってるだけじゃなくって…」

傭兵「妖精共にとっちゃ生存を賭けた闘争でもある訳か」

傭兵「…他人事だが、ちょっとは同情するぜ」

京太郎「(…生存を賭けた闘争…か)」

京太郎「(昨日のエルフがあぁも血まみれになってもまだ戦おうとしていたのもきっと…)」

京太郎「(そうしなければ生き残れないからなんだろう)」

京太郎「(…でも、俺は…)」

傭兵「…っと」

傭兵「そうしてる内にオアシスが見えてきたぞ」

傭兵「あそこでちょっと休憩して水を補給しよう」

京太郎「……そうだな」


~オアシス~

京太郎「(っと…随分とフォゾンが濃いな)」

京太郎「(…いや、考えても見れば当然か)」

京太郎「(宮永さんの話が正しければ、この国の大地は一度、死にかけているんだ)」

京太郎「(そんな中でこうしてオアシスが、緑が残っているこの場所は…)」

京太郎「(元々、フォゾンに満ちた場所だったんだろう)」

京太郎「(…そんなところからフォゾンを拝借するのはちょっと申し訳ない気がするけれど)」

京太郎「(でも…俺はまだ死ぬ訳にはいかないんだ)」

京太郎「(折角だから…少しくらいフォゾンを吸わせてもらおう)」

下1
1 +3
2 +2
3 +2
4 +1
5 +4
6 +3
7 +5
8 +4
9 +1
0 +5
ゾロ目 ???


京太郎「(…うん。そこそこ吸えたか)」

京太郎「(お陰で少し気分も良くなった)」

京太郎「(ま、根本的な解決にはなっていないんだけれど…)」

咲「……」ポォゥ

京太郎「え…?」

京太郎「(…あの光…)」

京太郎「(宮永さんの持つ何かが放つ光にフォゾンが集まっている…)」

京太郎「(…アレはもしかしてサイファー?)」

京太郎「(だとするなら、一昨日、彼女が反応したのも…)」

京太郎「(…いや、ダメだ)」

京太郎「(今回の依頼には守秘義務があるって話だしな)」

京太郎「(下手に踏み込んで報酬がもらえなくなってしまえば…)」

京太郎「(ウルズールを倒すと言う大義が果たせなくなってしまう)」

京太郎「(気になるけれど…質問するのはやめておこう)」


目的地:亡国バレンタインの首都
【予定到達日数4日】


下1
1 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
2 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
3 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
4 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
5 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
6 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
7 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
8 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
9 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
0 フォゾン吸収(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ??? 

妖精軍しつこいな!!!
あのエルフナイトが瀕死で情報伝えたとかなのかねぇ(´・ω・`)


「見つけたぞ!」

傭兵「あぁ…くっそ」

傭兵「幾ら何でもしつこすぎるだろ…!」

京太郎「…相棒、俺が」

傭兵「ダメだ。今回は俺がやる」

傭兵「迷ってる奴を戦場になんて立たせられるかよ」

京太郎「…相棒」

傭兵「なぁに安心しろよ」

傭兵「俺だって相棒ほどじゃないがそこそこやるんだぜ」

傭兵「エルフナイトの一人や二人くらい…」



下1
1 エリート兵
2 熟練兵
3 エリート兵
4 ネームド
5 熟練兵
6 エリート兵
7 エリート兵
8 ネームド
9 ネームド
0 熟練兵
ゾロ目 ???


エルフナイトB「何時から一人だと錯覚していた?」

傭兵「げ…」

エルフナイトC「我が友人を瀕死にしたお前らを追撃するのに一人のはずないだろう」

エルフナイトD「覚悟しろ」

エルフナイトA「我が剣を持って…友の敵を討つ!!」

京太郎「く…っ!」

傭兵「…くそ…二人はこっちが引き受ける!」

傭兵「相棒!そっちも無理すんなよ!!」

京太郎「あぁ…分かってる…!」




【エルフナイトエリート 戦闘力100+100】
         VS
【須賀京太郎 戦闘力114】


今回は特殊ルールの複数戦です
基本的に京ちゃんのコンマで戦闘結果が決まりますが、今回は相手が二人います
なので、京ちゃんと戦っている敵とはまた別に、もう一人コンマで結果を判定します
もう一人の方は攻撃だけではなく妨害なども入るので、今までどおりに戦うのが難しくなります

尚、従来通り一人を戦闘不能にするか死亡させればいつもどおりの戦闘になります
ただ、相手との戦況に寄ってはその場で撤退したり、死にものぐるいで攻撃してきたりもします
その辺はまぁ状況とかによりますので、あまり深くは気にしないでください(´・ω・`)つーか、これがテストプレイだしな!!


下1
1 弱ダメージを与える
2 微弱ダメージを与える
3 中ダメージを与える
4 弱ダメージを受ける
5 大ダメージを与える
6 中ダメージを受ける
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを与える
0 弱ダメージを受ける
ゾロ目 ???


下2
1 相手に与えるダメージが無効に
2 相手に与えるダメージが無効に
3 回避する  
4 弱ダメージを受ける
5 回避する
6 中ダメージを受ける
7 回避する
8 中ダメージを受ける
9 回避する
0 吐くダメージを受ける
ゾロ目 ???


京太郎「…俺だってまだ倒れる訳にはいかない」スッ

京太郎「アンタ達が俺の邪魔をするって言うのなら…こっちも全力で行く!」

エルフナイトA「その光…」

エルフナイトB「友の言っていたとおり…サイファーか!」

エルフナイトA「だが…我らに臆する気持ちはない!」

エルフナイトB「幾らサイファーと言えど、振るうのは二本の腕!」

エルフナイトA「我ら二人のコンビネーションならば」スッ

エルフナイトB「勝機はある!!」ビュォ

京太郎「っ!」

京太郎「(エルフナイト二人の連携攻撃…!?)」

京太郎「(だけど…そんなにブンブン振り回してたら…!)」ガキィィン

スキル
サイダー所持者発動 ダメージが大から戦闘不能に

エルフナイトA「がは…っ」

エルフナイトB「なんと…我らの剣ごと…!?」

炭酸かよおおおおおおおおおおお
何時かやると思ってたけど…何時かやると思ってたけどさああああああああああ


京太郎「…悪いが、こっちの武器はサイファーの中でも特別製でね」

京太郎「並大抵の武器じゃかち合ったところから崩れていくようになってるんだ」

京太郎「…その武器じゃもう戦えないだろうし」

京太郎「もうひとりは戦闘不能だ」

京太郎「勝機はないだろう」

京太郎「諦めて帰れ」

京太郎「俺達に妖精を害するつもりはない」

エルフナイトB「たわごとを…!」

エルフナイトB「そのような事信じられるか…!!」

エルフナイトB「私は一人になっても…友の敵を討つ…!!」

京太郎「く…この分からずやが!!!」


スキル
武器殺し発動 相手の戦闘力が10低下した


下1
1 中ダメージを与える
2 微弱ダメージを与える
3 弱ダメージを与える
4 微弱ダメージを受ける
5 中ダメージを与える
6 弱ダメージを受ける
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを与える
0 弱ダメージを受ける
ゾロ目 ???


エルフナイト「例え、武器が砕けてもやりようはある!」

エルフナイト「リーチの関係ない近接戦ならば!」ダッ

京太郎「しま…っ!」

エルフナイト「せえええええいっ」ズバ

京太郎「く…っ」

エルフナイト「浅いか」

エルフナイト「ならば、致命傷になるまで繰り返すだけよ!!」


下1
1 中ダメージを与える
2 微弱ダメージを与える
3 弱ダメージを与える
4 弱ダメージを受ける
5 中ダメージを与える
6 弱ダメージを受ける
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 弱ダメージを与える
0 中ダメージを受ける
ゾロ目 ???


京太郎「なら…こっちだって!」ブン

エルフナイト「っつぅ…!」


スキル発動
ダメージが微弱から弱に


エルフナイト「なんという切れ味よ…」

エルフナイト「背筋が凍ったわ」

エルフナイト「避けたと思ったところがすっぱりと切れている…」

エルフナイト「だが…諦めるつもりはないぞ…!」

エルフナイト「幾らサイファーであろうと…妖精の身軽さならば避けきる事は出来る!!」


下1
1 中ダメージを与える
2 弱ダメージを与える
3 中ダメージを与える
4 弱ダメージを受ける
5 中ダメージを与える
6 弱ダメージを受ける
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 中ダメージを与える
0 中ダメージを受ける
ゾロ目 ???


エルフナイト「ほぉら…どうした!」

エルフナイト「サイファーの切れ味を知れば怯むと思うたか!」ザシュ

京太郎「く…」

エルフナイト「臆するものか!」

エルフナイト「我らは女王陛下に忠誠を誓った時から消滅する覚悟は出来ている!」

エルフナイト「貴様ら人間などとは覚悟の質が違うのだ!!」



下1
1 中ダメージを与える
2 弱ダメージを与える
3 中ダメージを与える
4 中ダメージを受ける
5 中ダメージを与える
6 中ダメージを受ける
7 大ダメージを与える + 武器砕き
8 中ダメージを受ける
9 中ダメージを与える
0 中ダメージを受ける
ゾロ目 ???

あれ、一つ減らしたつもりだったんだけどなぁ…
ごめんなさい、コピペミスです(´・ω・`)

今までのミスと違って明らかにプレイヤー側が不利ですし…これはピョンピョンしましょうか(´・ω・`)
って事でー…
1スキルの成長
2戦闘力の成長

下1でどっちか好きなの選んでくださいな

スキル成長了解です
それじゃあー…


1 蒼魔刀:戦闘における??を引いた際、一定確率で????にする
2 武器殺し:世界最高の鍛冶が打った世界最硬サイファーである証。戦闘表で7が出た時、相手の戦闘力を10低下させる。
3 死戦:死霊としての戦い方を熟知している歴戦の証。戦闘中一度だけ中ダメージを無効に出来る。

下1で選んでくださいな

ピコーン

武器殺しは武器殺し・改に進化した

武器殺し・改:世界最高の鍛冶が打った世界最硬サイファーである証。戦闘表で3と7が出た時、相手の戦闘力を10低下させる




京太郎「そんなもの…こっちだって同じだ!」

京太郎「俺だって…俺だって死にたくない!!」

京太郎「だから…!」

京太郎「(…もっとだ!)」

京太郎「(もっと早く…コンパクトに…!)」

京太郎「(大ぶりじゃ…接近戦に持ち込まれたら不利じゃダメなんだ…!)」

京太郎「(俺の手にあるのは…世界最高のサイファー…!)」

京太郎「(当てさえすれば…勝てる…!!)」ビュォ!

エルフナイト「が…は…っ」

エルフナイト「…く…うぅ…リーチの短いこちらの方が接近戦は有利であるとそう思ったものを…」

エルフナイト「よもや…強引に振り回すとは…!」

京太郎「…だけど、まだ諦めないんだろう?」

京太郎「こっちも…もう分かってるんだよ!」

京太郎「さぁ…来い!」

京太郎「お前の心が折れるまで…戦ってやるよ!!」


下1
1 大ダメージを与える
2 弱ダメージを与える
3 大ダメージを与える + 武器殺し
4 中ダメージを受ける
5 大ダメージを与える
6 中ダメージを受ける
7 戦闘不能
8 中ダメージを受ける
9 大ダメージを与える
0 中ダメージを受ける
ゾロ目 ???

あ、なんか途中で武器殺し覚醒っぽいフラグ立てた所為でなんか描写が滅茶苦茶に…
ちょっとかきなおしまーす(´・ω・`)

京太郎「そんなもの…こっちだって同じだ!」

京太郎「俺だって…俺だって死にたくない!!」

京太郎「だから…!」

京太郎「(…もっとだ!)」

京太郎「(もっと早く…コンパクトに…!)」

京太郎「(大ぶりじゃ…接近戦に持ち込まれたら不利じゃダメなんだ…!)」

京太郎「(俺の手にあるのは…世界最高のサイファー…!)」

京太郎「(当てさえすれば…勝てる…!!)」ビュォ!

エルフナイト「が…は…っ」

エルフナイト「(…く…うぅ…リーチの短いこちらの方が接近戦は有利であるとそう思ったものを…)」

エルフナイト「(よもや…ここまで鋭く…そして正確に剣を動かすなど…)」

エルフナイト「(まさか…戦いの中で進化しているのか…?)」」

エルフナイト「…だ…がああっ!」

京太郎「…分かってるよ!」

京太郎「この程度じゃ諦めないんだろ!!」

京太郎「さぁ…来い!」

京太郎「お前の心が折れるまで…戦ってやるよ!!」


エルフナイト「う…おぉぉおぉぉおお!」

京太郎「(剣を懐に構えての突撃…!)」

京太郎「(一か八か…刺し違えるつもりか…!?)」

京太郎「(だけど…そんな自爆みたいな真似…落ち着いてさえいれば…!!)」ヒュン

エルフナイト「……が…は」ドサ

エルフナイト「…見事……」

京太郎「…はぁ…はぁ…」

京太郎「(…何とか…なった)」

京太郎「(こっちのダメージも深刻だけど…)」

京太郎「(本当に何とか…生き残る事が出来た…)」フゥ

エルフナイトC「く…我が仲間が…!?」

傭兵「良いのかよ、これ以上戦って…」

傭兵「言っとくが…相棒は俺よりも強いぜ?」

傭兵「このままじゃ全滅するんじゃないか?」

エルフナイトD「……今は退こう」

エルフナイトC「だが、人間どもよ、忘れるな」

エルフナイトD「我らは決して…お前達の事を許しはしない」


傭兵「ふぅ…おつかれさん、相棒」

京太郎「あぁ、そっちもお疲れ」

京太郎「お陰で何とかなったよ」

傭兵「そりゃこっちの台詞だって」

傭兵「流石に二対一はきつくてさ」

傭兵「相棒が勝ってくれなきゃ押し切られてたかもしれない」

傭兵「ま、それよりも…だ」

傭兵「今のでまた俺達は妖精共に目をつけられちまった訳だし…」

傭兵「次見つかったらもっとキツイ戦いになるかもしれない」

京太郎「…心しておくよ」

傭兵「そうしてくれ」

傭兵「情けないが…ここまで来ると相棒頼みだ」

傭兵「いざって時に戦えないってなると仲良く三人でお陀仏になっちまう」


目的地:亡国バレンタインの首都
【予定到達日数3日】


下1
1 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
2 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
3 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
4 妖精軍に見つかった!(戦闘へ)
5 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
6 何事もなく一日が過ぎる(到達日数-1)
7 暇なので咲と話をしてみる(到達日数-1)
8 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
9 魔王軍に見つかった!(戦闘へ)
0 フォゾン吸収(到達日数-1、戦闘力UP)
ゾロ目 ??? 


傭兵「…今度は魔王軍かよ」

傭兵「呪われてんのか、おい…」フゥ

京太郎「…どうする?」

傭兵「どうするもこうするもないだろ」

傭兵「この時期にコルドロンを守ってるだけあって…」

傭兵「あっちは精鋭揃いだ」

傭兵「その上、ここは砂漠で隠れる場所も殆どない」

傭兵「遠からず補足されるだろう」

傭兵「だから、今の間に出来るだけ有利な場所に移動して…)」


下1
1 エリート兵
2 熟練兵
3 エリート兵
4 ネームド
5 熟練兵
6 エリート兵
7 エリート兵
8 ネームド
9 ネームド
0 熟練兵
ゾロ目 ???

下1
1 巨乳ワルキューレに見つかる
2 メゲそうなワルキューレに見つかる
3 妖怪データすすりっぽいワルキューレに見つかる
4 知り合いじゃない
5 知り合いじゃない
6 知り合いじゃない
7 知り合いじゃない
8 知り合いじゃない
9 知り合いじゃない
0 知り合いじゃない
ゾロ目 ???


「見つけたぞ!こっちだ!!」

傭兵「くっそ…上空にワルキューレがいたのか…!」

傭兵「相棒!」

京太郎「分かってる…!」

京太郎「今、援護に…」

バーサーカー「そうはいかん!」

京太郎「お、お前は…」

バーサーカー「数日ぶりだな、サイファーの剣士よ」

京太郎「…もう傷は治ったのか?」

バーサーカー「お前の武器の切れ味があまりにも良すぎてな」

バーサーカー「魔法薬を浴びて数日安静にしていたらすぐにくっついたわ」

京太郎「そりゃ良かった」

京太郎「ついでに見逃してくれるともっと良いんだが…」

バーサーカー「無論、逃がすはずないだろう」

バーサーカー「ここで会ったが百年目!」

バーサーカー「先日の屈辱、ここで晴らしてくれるわ!!」



【バーサーカー+ワルキューレリーダー 戦闘力110+100】
            VS
【須賀京太郎 戦闘力114】


ダメージ
【バーサーカー /10】

【須賀京太郎 /10】

ダメージは限界値を超えると死にます
七割を超えると戦闘不能になります
サイファーはダメージを+1する効果があります
と、とりあえずこれでいきましょう(小声)



下1 戦闘表
1 2ダメージを受ける
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを受ける + 武器殺し
4 3ダメージを与える
5 5ダメージを受ける
6 3ダメージを与える
7 5ダメージを与える + 武器殺し
8 3ダメージを受ける
9 2ダメージを受ける
0 2ダメージを与える
ゾロ目 ???




下2 ワルキューレリーダーの援護
1 相手に与えるダメージが無効に
2 相手に与えるダメージが無効に
3 回避する  
4 弱ダメージを受ける
5 回避する
6 中ダメージを受ける
7 回避する
8 中ダメージを受ける
9 回避する
0 吐くダメージを受ける
ゾロ目 ???

とりあえず次スレー
【咲】京太郎「滅びる世界の物語」オデット「その2だ」【おでん汁】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454082425/)

そして吐くダメージはほら…腹パン食らったって事で…(震え声)


バーサーカー「貴様の戦い方は知っている!」

バーサーカー「相手に打たせて、武器を壊した後のカウンター」

バーサーカー「以前はまんまとやられたが…」

バーサーカー「今回はそうはいかんぞ!」

バーサーカー「行け!ワルキューレ!」

ワルキューレL「はああああっ」

京太郎「(くっそ…また上空から…!)」

京太郎「(ワルキューレは軽くトラウマだってのに…っ!)」

バーサーカー「そぉしてええええ!」ダッ

京太郎「っ!」

京太郎「な…めんなああああ!」ザシュ

バーサーカー「ぐおおおっ!!!」


スキル
サイファーによりダメージが1上昇!


ダメージ
【バーサーカー 4/10】

【須賀京太郎 2/10】




下1 戦闘表
1 2ダメージを受ける
2 2ダメージを与える
3 3ダメージを受ける + 武器殺し
4 3ダメージを与える
5 5ダメージを受ける
6 3ダメージを与える
7 5ダメージを与える + 武器殺し
8 3ダメージを受ける
9 2ダメージを受ける
0 2ダメージを与える
ゾロ目 ???




下2 ワルキューレリーダーの援護
1 相手に与えるダメージが無効に
2 相手に与えるダメージが無効に
3 回避する  
4 2ダメージを受ける
5 回避する
6 3ダメージを受ける
7 回避する
8 3ダメージを受ける
9 回避する
0 2ダメージを受ける
ゾロ目 ???


980 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお


バーサーカー「く…思った以上の太刀筋…!」

バーサーカー「まさか今のタイミングで反撃してみせるとは…」

京太郎「サイファーにおんぶ抱っこの剣士だとでも思ったか?」

京太郎「その通りだが…あんまり甘く見ると怪我するぜ…?」

バーサーカー「…なるほど。認めよう」

バーサーカー「俺が以前、敗北したのはサイファーによる力だけではなく」

バーサーカー「貴様の実力であった事を」

バーサーカー「…だからこそ、こちらも本気で行かせてもらうぞ」スッ

京太郎「っ!手投げ斧…まさか…!」

バーサーカー「ワルキューレよ!同時に前後から攻撃だ!」

バーサーカー「この男…確実にここで仕留めるぞ!!」

京太郎「くっそ…!!」


あ、続きは次スレでやりまーす
こっちは適当に埋めてくださいな
>>1000は出来るだけ考慮しまする

>>1000なら±1をゾロ目にできるようになる

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom