蘭子「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝2】 (143)



プロデューサーさん。

あなたは何かを信仰していますか?

あなたの想像する神様は、どんな方ですか?



私の想像する神様は、

「全知全能の父」なんかではなくて。

「とてつもない力を持った子供」なんです。


だって子供は、見える物が少ないから。

この世界のことを隅々まで見渡すことが出来ないから、世界は不完全なものになっちゃうんじゃないかって。



だからこそ、大人が「おせっかい」を焼いてあげなきゃ……ふふっ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455055200


「偶像喰種」シリーズ外伝の第二弾です。今回はらんらんが主役です。

第一作
【アイマス】響「教えて、教えてよ。自分の中に誰がいるの?」【東京喰種】
【アイマス】響「教えて、教えてよ。自分の中に誰がいるの?」【東京喰種】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430488825/)

第二作(前半)
響「まだ空っぽな明日は、限りなく黒に近いグレイ」【偶像喰種】
響「まだ空っぽな明日は、限りなく黒に近いグレイ」【偶像喰種】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439088444/)

外伝その1
凛「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝】
凛「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445011860/)


らんらんとカネキには2つくらい共通点がありますよね。


荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」

信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」

鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋

信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」

>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこのチキンを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】
ハート「チェイス、そこのチキンを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450628050/)

>>1大先生の新作です!
荒らし除けにキャラ変えた癖になにも学んでないのが見ただけで判る内容!
貴虎「つゆだく!そういうのもあるのか」 【仮面ライダー鎧武SS】
貴虎「つゆだく!そういうのもあるのか」 【仮面ライダー鎧武SS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453306136/)
貴虎「こってり!そういうのもあるのか」 【仮面ライダー鎧武SS】
貴虎「こってり!そういうのもあるのか」 【仮面ライダー鎧武SS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455035899/)


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                     グール
凛(ーー人と同じ姿をしながら人を食す存在"喰種")

凛(ーーその"喰種"として生まれた私が)

凛(--同じ"喰種"のプロデューサーに勧誘を受けて)

凛(ーー同じ"喰種"でありながらアイドルに憧れ続けた卯月と)

凛(ーー同じ"喰種"として生まれ人間に育てられた未央と一緒に)

凛(ーー『シンデレラプロジェクト』と名付けられた、"喰種"を集めて作られたグループに加わって)


凛(ーーアイドルの世界に足を踏み入れてから、数ヶ月が過ぎた)


凛(ーーアイドルを始めてすぐに)

凛(ーー美波とアーニャのユニット『ラブライカ』)

凛(ーー私と卯月と未央のユニット『ニュージェネレーションズ』の二組のデビューが決まった)


凛(ーーその時、色々と……主に未央とみくを中心にトラブルが起きたけど)

凛(ーープロデューサーと卯月と……それだけじゃなくて、みくと未央も含めた皆の力もあってトラブルを乗り越えられて)

凛(ーーまた新しく、私達3人、そしてプロデューサーは前を向けるようになって)

凛(ーーそして、前より力強く走り出せるようになった)


凛(ーーそして私達は始まりの春を乗り越えて、夏を迎えーーー)

凛(ーーシンデレラプロジェクトからまた一人、アイドルがデビューする)



凛(ーー熊本からやって来た14歳の女の子で)

凛(ーー『"喰種"とも人間とも言い切れない存在』ってプロデューサーは話してた)



凛(ーーその子の名前は『神崎蘭子』)



凛(ーー"喰種"の父親と人間の母親から生まれ、"喰種"特有の赫い眼を右眼にだけ発言させる)



凛(ーー"隻眼の喰種"と呼ばれる存在だった)


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短いですが今日はここまで。

蘭子の赫眼は右、楓さんは左に発現する設定にしています。


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P「ーーー今回は、神崎さんのソロCDデビューになります」


未央「おおっ! 今度はらんらんかあ~!」

卯月「一緒に頑張りましょうね、蘭子ちゃん!」

蘭子「うむ! 我が闇の力、今こそ解放せん! 紅き血の盟約に従い、魂を奏でようぞ……!」


卯月「……あ、あはは……」

未央「おおう、相変わらずの難解言語……」

凛「……」


凛(ーー私が蘭子の正体を知ったのは……アイドルを始めると決める前の、宣材写真の撮影を終えたとき)

凛(ーーあの時少しだけ感じた人間の匂いが不思議だったから、あとでプロデューサーに確認したんだっけ)

凛(ーープロデューサーから話を聞いて、納得して……私はそれ以上、特に何も思わなかったんだけど……)


莉嘉「ねえねえPくん!」

P「? どうしましたか、城ヶ崎さん」

莉嘉「何で蘭子ちゃんはソロなの? 美波ちゃんたちはコンビだし未央ちゃんたちはトリオなのに」

P「っ……」アセ


きらり「り、莉嘉ちゃん! きっとPちゃんも色々考えたんだと思うにぃ!? ね、Pちゃん!?」

P「! は、はい。神崎さんの活動の内容を考慮して、ソロデビューをしていただく事にしました」

蘭子「う、うむ。我が闇の波動の器はそうそう現れる物にあらず……」


莉嘉「んー……? 何かPくんにきらりちゃんも、いつもより慌ててない?」

杏「まだデビューを控えてる杏たちに申し訳ないって思ったんじゃないの? プロデューサーが変な事考えてるとは思えないしねー」

凛「…私もそう思うよ」

莉嘉「……そうなの?」



凛(ーー蘭子が『隻眼の喰種』だって事は、CPの全員が知ってるわけじゃない)

凛(ーー単純に匂いで気付くから、例外として私みたいに感覚の鋭い"喰種"に教えられるだけ)


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P『渋谷さんの他にも……同じく感覚の優れている双葉さん』

P『そして「事情を話せば秘密を守るのに協力してくれる子だ」と双葉さんが助言して下さった諸星さん。この御二方にも神崎さんの秘密は話しています』

P『ですが、神崎さんが「隻眼」だと言うことは、他のメンバーの方には伏せておいてください』

P『……シンデレラプロジェクトにおいて、軽視できない事だと判断しましたので』


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凛(ーープロデューサーはそう言って、蘭子の正体を皆に隠してる)

凛(ーー蘭子もそれに納得してるみたいで、自分から進んで正体を話そうとはしてないけど……)



李衣菜「うーん……確かに、蘭子ちゃんとユニットを組むのは色々と大変そうだよね」

みりあ「そうかな?」

美波「そ、そんなこと無いんじゃないかな……きっと……?」


蘭子「……」チラ

蘭子「……むぅ」シュン




ガシッ



蘭子「ぴいっ!?」

未央「らーんらんっ!」ムギュ



P「本田さん!?」

未央「おんやあ? 緊張してるのかいらんらんさんよう?」グリグリ

蘭子「な、なにを!? 我が陣を容易く破るとは……!?」

未央「えっへへー」ナデナデ


未央「初めてのアイドル活動だし、色々緊張したり上手く行かなかったりすると思うけどさ」

未央「そんな時はこの未央センパイが直々にアドバイスをくれてやろうではないか!」フフン


未央「……って感じで、困ったときはいつでもらんらんの力になるからさ。一人で抱え込んじゃダメだよ?」

蘭子「……!」


みく「まったく、未央チャンが言うと説得力が段違いにゃ。あれだけの事をやらかしたらにゃ~」

未央「うっ……わ、私の話はおいておいて欲しいカナー?」

みく「……まあ、未央チャンと同じ轍を二人も踏まれるのは困るにゃ。だから蘭子チャン、悩んだときは迷わずみく達に相談してほしいにゃ!」

蘭子「え、えっと……」アセ



蘭子「……うむ。……了解した……」フイ





凛「……」

凛(ーー本当に、隠したままでいいのかな)


今日はここまで。

凛は家業の事もあって嗅覚のみ他の喰種より多少優れている月山タイプ、
杏は視覚聴覚嗅覚すべてが天才的に優れているヒナミタイプという設定です。


雑コラ。隻眼の蘭子。

http://i.imgur.com/bNHlHTR.jpg

蘭子が隻眼なのはあれか
アニメで片目だけ黒くなる隻眼っぽい演出があったからか

>>17
これですね! 蘭子を隻眼にしたのは他にも色々と理由があっての事ですが!
http://i.imgur.com/wJH4IxA.jpg


~レッスン室~


ワンツースリーフォー

ファイブシックスセブンエイト


莉嘉「あーあ、あたしも早くCDデビューしたいなー」

みく「今はPチャンを信じるにゃ! きっとみく達のこともデビューさせてくれるにゃ!」

かな子「そうだよね! プロデューサーさん、ちゃんと私達に約束してくれたもんね!」

李衣菜「うんうん! あの時のプロデューサーには、ちょっとシビれたしね!」


莉嘉「それにしても……」

みく「どうしたにゃ、莉嘉チャン?」

莉嘉「やーっぱ怪しくない? Pくんと蘭子ちゃん」

みりあ「プロデューサーと蘭子ちゃんがどうかしたのー?」

莉嘉「なんかー、二人であたしたちに隠し事してるっぽい感じがするんだよねー」

智絵里「……確かに、あれだけの理由ならあんなに慌てたりしないかも……」


きらり「み、みんな! 秘密のこと考えるのはやめよ? Pちゃんも蘭子ちゃんも、きらり達にひどいこと考えるような子じゃないにぃ!」

みく「そりゃあPチャンがみく達に黙って、自分だけ利益を得るーとか考えてるわけないにゃ。Pチャンはそんな人じゃないにゃ」

李衣菜「でもさあ、蘭子ちゃんについてはそうとも言い切れないって言うか……」

みりあ「えー? 蘭子ちゃんは悪い子じゃないよ?」

李衣菜「……まあ、私もそう決めつけてるわけじゃないけどさ?」

かな子「でも、何を隠してるのかはちょっと気になるよね。うーん……」


莉嘉「……よーっし! じゃあ、皆で考えちゃおー☆」

きらり「えっ」

みりあ「わーい! みりあもやーるっ!」

きらり「にょ、にょわ……」

智絵里「わ、私も考えてみる……!」

きらり「み、みんなぁ……! ダメだよぉ? あんまり人の秘密に触れちゃ……!」

みく「まあまあ、どーせ大したことない秘密にゃ!」


みく「まず……蘭子チャンの秘密は、蘭子チャンがソロデビューすることに関係してると思うにゃ」

かな子「その理由を聞いた時に慌ててたもんね」

みく「つまり……四六時中一緒にいたらバレる可能性が高いってことじゃないかにゃ?」

智絵里「美波ちゃんとアーニャちゃんだって、お互いの事よく知ってるもんね……」

みく「そう! ずっと一緒にいたらバレちゃう秘密と言えば~?」


莉嘉「はいはい! 生活態度がだらしない!?」

杏「それ杏のことじゃん」


みりあ「はーい! 食べてるものが変!?」

杏「それも杏だね。目玉ばっか喰ってる喰種なんて杏くらいじゃない?」


かな子「あっ……感覚が鋭いから、相手の細かい匂いとか音が気になっちゃう?」

杏「杏、感覚には自信あるよ。慣れてるし気にするようなことじゃないけどさ」


李衣菜「実は赫子を二種類持ってる?」

杏「杏持ってるよ。羽赫と鱗赫」

みく「って言うか、それ隠すようなことかにゃ?」

智絵里「蘭子ちゃんは羽赫だけだって、プロデューサーは言ってたよ……?」



みく「……」

みく「ーーーなんで杏チャンにばっかあてはまるにゃあ!?」

杏「どやぁ」


かな子「杏ちゃん、すごい喰種なんだね」

杏「そーだろーそーだろー。と言うわけで杏は上流階級、つまり高等遊民になるよ」グダァ

みく「ふつう逆じゃない? 優れてる分働けにゃあ」

杏「やだ」


李衣菜「んー……どれもこれも、大したことないように思えるけどなあ」

莉嘉「そーだよねー……なに隠してるんだろ?」

きらり「き、きっと大したことない秘密だにぃ! だからぁ、もうやめ……」



智絵里「あっ」



みく「? どうしたにゃ智絵里チャン?」

かな子「何か思いついたの?」

智絵里「う、ううん。もしかして、もしかしてなんだけど……。多分、外れてると思うんだけど……」






智絵里「もしかしてーーーーーーーーーー」





智絵里「ーーー楓さんと同じ『隻眼の喰種』なのかなって」





きらり「うゆ……!?」

杏(あーあ……)


「「「…………」」」





ドッ


李衣菜「ないない!『隻眼』って確か、奇跡でもない限り生まれないんでしょ?」アハハハハ

みく「高垣楓だけでもすっごく稀なのに、そんな一ヶ所に2人も集まれるわけないにゃ!」ケラケラ

智絵里「そ、そうだよね……そんなわけないよね」シュン

かな子「智絵里ちゃん! そ、そこまで考えられるのって、私はすごいって思うな!」アセッ



きらり「にょわ……」ホッ

杏(智絵里ちゃんすごいなぁ……大当たりなんだけど)


李衣菜「んー、でもさ」

一同「?」

李衣菜「もし蘭子ちゃんが『隻眼』だったら……やっぱ、すごく強かったりするのかな?」

みく「『隻眼』相手じゃ、みく達が束になっても敵わないと思うにゃ。高垣楓も、昔はすごかったらしいし……」

莉嘉「えっ!? そーなの!?」

みく「そうにゃ。みくもお母さんから聞いただけなんだけど……まだ小学生って年には、既にメチャクチャ強かったらしいにゃ」

かな子「それなら私も聞いたことあるかも……。和歌山から東京まで、人間も喰種もすごい数の死体を残しながらのぼっていったって……」

みりあ「みりあも知ってるー! たしか『リトルバード』って言うすっごく強い喰種と、一対一で戦ったんだよね!」

李衣菜「縄張り争いだったっけ? その度に捜査官とか敵対してた喰種の集団とか、3桁単位で死んでたとか……」
            トリプルエス
みく「そりゃ、文句なしのSSSレートにゃ……」

智絵里「えっ……」ビクッ


李衣菜「ま、そんだけ強いのが二人もいてたまるかって話だよね」

みく「ぶっちゃけあり得ないにゃ」

莉嘉「そーいえば蘭子ちゃんの話だったっけ? 結局秘密って何なんだろ?」

みりあ「うーん……」


きらり(な、なんとかバレずにすんだにぃ……)

杏「……」



杏「……ねえ皆」

「「「?」」」


きらり「!? あ、杏ちゃん!?」

杏「……」シー

きらり「にょわ……?」


杏「まあ、蘭子ちゃんの秘密なんて大したことないって杏も思うけどさ」

杏「もし……もしもだよ? 蘭子ちゃんに限らない話なんだけどさ」

杏「もしもシンデレラプロジェクトに、実は『隻眼の喰種』がもう一人いて……」

杏「今の今まで、正体を偽って皆と接してたって分かったら……」



杏「みんなはその子に、今まで通りに接することは出来る?」



莉嘉「えっ?」

みりあ「うーん……」

みく「決まってるにゃ」

かな子「……そうだよね?」

智絵里「み、みんなもそう考えてるよね」

李衣菜「って言うか、当たり前じゃない?」





「「「そんなのーーーーーーーーーー」」」





「ほう……」

「「「!?」」」ビクッ


ベテラントレーナー「さっきから準備運動もせずに談笑とは、もう用意は万端らしいなあ……?」

みく「うげっ!?」

李衣菜「あっ……」


かな子「あっあの! わざとじゃないんです! 気が付いたら手が止まってて!」

ベテトレ「そーかそーか、デビュー前だからと言ってそれだけ無意識に弛む余裕があるんだなあ?」

莉嘉「これもう何言ってもダメなやつだ!?」

ベテトレ「ラブライカは既にレッスンを終えてると言うのに、貴様らと来たら……!」

杏「え、いつの間に?」

ベテトレ「"喰種"の身体能力に甘えてるんじゃないだろうなあ? そんな状態でデビューさせるわけにはいかないなあ? だから……」

みく「あ、ああ……!」



ベテトレ「ーーー今日は予定を変更して! 『喰種専用スペシャル地獄コース』だあああああ!! 人間なら耐えきれずに死ぬぞおおおおお!!!」



「「「いやあああああああああっ!!?」」」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日はここまで。

喰種専用スペシャルコースに耐えきれる人間のアイドルが、実は一人だけいたりいなかったり……?

乙!
あれ…みくにゃんって喰種だっけ?
ちょっと読み直してくるか…

>>30
『例外』としてらんらんだけ隻眼で、ほかは全員喰種の設定ですよー

あー、例外が人間であるわけじゃなくて隻眼が例外なのか…
読解と記憶力弱くて申し訳

>>32
いや……私としても『例外』は言葉のチョイス間違ってたかなぁと思います。
ミスリードを狙ってはいましたが、結果として分かり辛い表現になってしまいました。


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ベテトレ「ーーーよし、今日はここまで!」

シンデレラ喰種ズ「「「……」」」チーン


李衣菜「サヨナラダネッテサイゴノコトバミミニノコルカライタイヨイマモアイシテイルカラ……」

かな子「綺麗だね……」

智絵里「memoriesです……」



莉嘉「はー、ラブライカの曲ってほんとにいい曲だよねー。あとエボレボもー」グデー

みりあ「みりあも歌いたーい。蘭子ちゃんはどんな歌うたうのかなー?」グデー

かな子「やっぱり、ゴシックな感じなんじゃないかな?」ムクリ

みりあ「『ごしっく』って?」

みく「蘭子ちゃんがいつも着てる服みたいな感じにゃ」

李衣菜「おお! めちゃロックじゃん!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


P「ーーーこちらが、神崎さんに歌っていただくデビューシングルになります」カチッ

~♪

P「未だラフの状態ですが、神崎さんのイメージに合わせた曲作りを作曲家の方にお願いしました」

蘭子「おおっ! 魂の波動を感じる! 流石は瞳を持つ者!」

P「気に入っていただけたようで、何よりです。今回は神崎さんのソロデビューのための曲なのでーーー」

蘭子「!」

P「ーーーよって、神崎さん個人としての特徴を……」チラ

蘭子「……っ」シュン

P「あ……」


P「……すみません。軽率な発言でした」

蘭子「い、否。パンドラの箱は災厄を封じるために在り。ゆえに箱の創造を委ねられし双の手に罪は無く……」

P「……」パラパラ

P「災厄……自分のことをそんな風に言わないでください。神崎さんの正体を皆さんに隠しているのは、決して神崎さんが危険だというわけではなく……!」

蘭子「うむ……理解しているわ、我が忠実なる僕よ」

蘭子「……」スウッ

蘭子「ーーーさあ僕よ! 我が祭壇に次なる言の葉をくべるのだ!」バッ


P「神崎さん……」

P「……わかりました。続けさせていただきます」


P「ーーー今、作詞家の方に歌詞をお願いすると同時に……現在もう一つ、PVの企画を進めています」サッ

蘭子「ふむ。ロ…ローゼン……?」

P「ROSENBURG EKLIPSE(ローゼンブルク エクリプス)です」


P「『EKLIPSE』はドイツ語で『蝕』という意味で、『日蝕』『月蝕』などの単語に使用されます。ユニット名全体としては『薔薇の城を蝕むもの』という意味になるかと」

蘭子「む、蝕む……?」キョトン

P「はい。具体的なイメージはこちらに」スッ

蘭子「うむ……?」ジー


蘭子「……夜を統べる闇の眷属、この世に紅き…血の惨劇を……」ペラッ

ゴシックホラー人形「ヨヨシクオネナイシマス」


蘭子「」


P「神崎さんのイメージに合わせて、ダークな内容で……と考えています。出来れば、本格的なホラーを前面にーーー」チラ

P「ーーー神崎さん?」


蘭子「…こ、この紙片に紡がれしは過去の姿。既に魔翌力は満ち、闇の眷属たるときは終わりを告げた……」

蘭子「ーーー今こそ! 封じられた翼を解き放ち! 魂を解放させる時!」


P「……」ペラッペラッ

P「……企画の内容に、何か問題が?」

蘭子「うむ、うむ!」

P「……具体的に言うと?」

蘭子「ふふん。……っ!」


スウッ



蘭子「かつて崇高なる使命を帯びて!」クワッ


蘭子「無垢なる翼は黒く染まり!!」ババッ


蘭子「ーーーやがて真の魔王への覚醒がっ……!!!」ギョロッ



P「……」

P「あの、神崎さん。今言うべきことでは無いかもしれませんが……」

蘭子「? 申してみよ」





P「……人前での赫眼の露出は、なるべく控えてください」

蘭子「あっ」


P「そして……」

P「企画のイメージに相違があることは分かりました」

P「ですが、違いがよく分かりません」


P「……それが、重要な事なのですか?」


蘭子「なっ……!」

蘭子「……」プクゥ





スクッ


P「? 神崎さん……?」

蘭子「……案ずるな僕よ。我が闇の力は月の巡りを源に、再び満ちるであろう」プイ


蘭子「……闇に呑まれよ」ギィ


バタン


今日はここまで。

ちょっとだけ調べたところ、本来ドイツ語ではEKLIPSEを『エクリプセ』と発音するらしいのですが
こっちの方がかっこいいと思ったので『エクリプス』で通すことにします。


アニメでのあの演出、右眼でやってくれて本当に良かった…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


蘭子「はぁ……」トボトボ


蘭子(プロデューサー……)

蘭子(私のこと、全然わかってくれなかった……)


蘭子「……む?」



未央「みむっちー、今日はなに作って来たのー?」

アーニャ「いつもとは、ちょっと匂い、違いますね?」

かな子「ふふっ。今日はちょっとだけ、趣向を変えてみたの!」ゴソゴソ

かな子「じゃーん!」

アーニャ「シトー?」

未央「こ、これは……!」



未央「プリン!」

蘭子「何ッ!?」


未央「あ、らんらーん!」ブンブン

アーニャ「プリヴィエート、ランコ。調子、どうですか?」

蘭子「う、うむ。降誕の時を前にして、瞳の力を曇らせていたが……」シュン

未央「……? うまく行かなかったってこと?」

蘭子「……」コクン

かな子「そうなんだ……」

未央「……」


ポン


蘭子「ぴいっ!?」ビクッ

未央「ま、そんなこともあーるさっ!」ナデナデ

蘭子「な、何を……我が結界を易々と突破するなど……!?」アタフタ


未央「もー、一回上手く行かなかっただけで凹みすぎだよらんらーん? 成功は失敗のもとって言うじゃん?」ナデナデ

未央「だから、そんなに落ち込まなくたってだいじょーぶだいじょーぶ!」

蘭子「……同胞……」

未央「それに言ったでしょ? 困ったときはこの未央ちゃん先輩を頼れーって!」

アーニャ「ダー。言葉はこれからお勉強しますが、ランコの話はちゃんと聞きます」

かな子「うん! 私にできることなら、何でも力になるよ!」

蘭子「……未央ちゃん……アーニャちゃん……かな子ちゃん……」



蘭子「…………クックック」

蘭子「感謝するぞ、優しき同胞たちよ」

蘭子「だが心配無用! 我はいかなる困難をも越えて見せる!!」

蘭子「ナーッハッハッハ!!」


未央「うんうん! その意気その意気!」

アーニャ「元気、出ましたね。よかったです」

かな子「ファイトだよ、蘭子ちゃん!」

蘭子「フフフ……時に黄昏の娘よ、白銀の姫よ、母なる甘美の祝福よ」

未央「黄昏って私かな?」

アーニャ「はくぎん……しろい、私ですか?」

かな子「じゃあ、母なる甘美の祝福は私?」

蘭子「左様。その……ええっと……」

蘭子「……甘美なる……あっ……甘美なる……」グヌヌ


かな子「……プリンのこと?」

未央「ボキャブラリー切れかー。甘美ってみむっちに向かって使っちゃったもんね」アハハ


未央「そう言えばみむっち。そのプリン、誰宛?」

かな子「えへへ……美穂ちゃんや幸子ちゃん達にだよ! この前作ったクッキーも、すごく喜んでくれたんだー♪」

蘭子「ほう……か、甘美なる祝福よ。もし祝福が真のものであるならば、その御業、我が翼に加えようぞ!」

未央「……今のは何て言ったんだと思う?」

アーニャ「アー……」

かな子「うーん……あ! もしかして、蘭子ちゃんもお菓子作りしたいの? 一緒に作る?」

蘭子「!? い、否! ……いや、えっと、確かに楽園の礎には事欠かぬが……」

未央「違うっぽい?」

かな子「じゃあ……なんだろ?」

未央「うーん……あっ! もしかして、らんらんもプリン食べたいとか?」

蘭子「!」パアッ

蘭子「い、いかにーーーーー」



かな子「それは違うんじゃないかな?」

未央「えっ?」

アーニャ「……」

蘭子「……え?」


未央「え、何で何で? 今の話の流れじゃ『私も食べたい』しか無いって思ったんだけど……」

かな子「私もほかに思いつくわけじゃないけど、それだけは違うって思うなあ」

未央「……んん? 何でそう思うのさ?」

かな子「だって……」





かな子「私達、"喰種"だよ?」

かな子「お菓子を作っても、食べられないよ?」





蘭子「……!」ビク

未央「あー、そっかそっかそうだった! ごめんみむっち。私、それ完全に忘れてた」

かな子「そう言えば、未央ちゃんは周りの人が人間ばっかりだったんだよね。それじゃ思いつかなくても仕方ないよー」フフッ

アーニャ「お話はよく、分かりませんでしたが……食べたく、ない?」

未央「みたいだねー。ごめんねアーニャ、私達ばっかで喋っちゃって」

アーニャ「いえ、大丈夫です」

未央「らんらんもごめんね、変な勘違いしちゃって。本当は何て言ったのか……」クルッ



未央「……らんらん?」

かな子「あれ? 蘭子ちゃん、どこかに行っちゃった……?」


アーニャ「……ランコ……?」


蘭子「……」トボトボ


蘭子(……何も言わずに出て行っちゃった……)

蘭子(ごめんなさい。未央ちゃん、アーニャちゃん、かな子ちゃん)

蘭子(でも……あのままあそこにいたら、私が『隻眼の喰種』だってバレちゃうかも知れないから……)

蘭子(皆を怖がらせちゃうかも知れないから……)





「ランコ!」

蘭子「!」



アーニャ「ランコ、ここにいましたね」

アーニャ「どうか、しましたか? さっき、ランコのこと、怒らせちゃいましたか?」

アーニャ「何か悪いことしちゃったなら、アーニャ、謝りたいです。ちゃんと聞きますから……」


蘭子「アーニャちゃん……」

蘭子「……」


蘭子「ーーー同胞よ、我が目前より去れ」

蘭子「我が魂より出でしは汝とは異なる翼」

蘭子「触れれば羽をもがれ、散ることになるだろう……」


アーニャ「ら、ランコ……?」


蘭子「……闇に呑まれよ」クルッ



タッ



アーニャ「……ランコ」

アーニャ「どうして、逃げるんですか……?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


蘭子(……どうしよう)

蘭子(未央ちゃんも、アーニャちゃんも、かな子ちゃんも、みくちゃんも)

蘭子(『困ったときは頼って』って言ってくれた……)

蘭子(すごく、嬉しかった)


蘭子(でも、皆と仲良くなりすぎたら……私の正体がバレて、皆を怖がらせて……)

蘭子(プロデューサーも、私のために秘密を守ってくれてるのに……)





蘭子(…………)





蘭子(……寂しいなあ)


今日はここまで。

どちらかと言うと、プリンは市販のものより洋菓子店とかで作られた品が好きです。
http://i.imgur.com/jsh1wLS.jpg


あれ?隻眼の喰種も人間の食いもん食えなくね?

>>54
「人工の」隻眼は無理ですが、「天然」の隻眼なら食べられる可能性があります。
原作無印や:reで大福やらリンゴやら食べてたり、執筆中に大量のビール缶が転がってる描写のあるイラストがあったり。
不味いのをあえて食べているという説はまだ捨てきれませんが、この話の中では「天然の隻眼の喰種は人間の食事が可能」という設定で通すことにしています。

隻眼の高垣できた。
http://i.imgur.com/Di0pcBi.jpg


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


コンコン


P「はい」

凛「プロデューサー、ちょっといい?」ギィ

P「ええ、構いませんが……どういったお話でしょうか?」

凛「うん……」


凛「……蘭子の事。ちょっと話しておきたくてさ」


~数十分前~


卯月「……あれ?」

凛「どうしたの卯月……あれ」



未央「……」ショボン



凛「未央? ……落ち込んでる?」

卯月「どうしたんですか、未央ちゃん?」

未央「しぶりん……しまむー……」

未央「……さっき、らんらんに会ったんだけどさ」


ーーーーーーーーーー


卯月「蘭子ちゃんが……」

未央「私、知らないうちに……らんらんを傷つけるようなこと言っちゃったのかなって思って、さ」

凛「……」


~現在~


凛「ーーーって事」

P「……! そのような問題が……!」

凛「これってさ、正体がバレそうだったから慌てて隠そうとしたってことだよね」


凛「……って言うか、『隻眼』って人間の食事できたんだ?」

P「はい。高垣さんと神崎さんは共に、人肉とコーヒーのみならずその他の人間の食事を摂取、消化することが可能です」

凛「そう言えば……ライブの時、楓さんも饅頭食べてたっけ」


凛「それで、さ。蘭子の正体を隠してた理由……確か『悪目立ちさせて孤立させないようにする』ためだったっけ」

P「……はい」


P「神崎さんより先んじて346プロに在籍している高垣楓さんですが……彼女には様々な噂がついて回っており、そして噂の大半が事実に根付いたものです」

P「『小学生の頃から多数の人間や喰種を相手に暴れまわっていた』『人間、喰種を問わず数え切れないほどの殺戮を犯した』」

P「『SSSレートである年上の喰種と互角に渡り合った』『それらの戦闘や殺戮は全て、一時的な退屈しのぎの繰り返しであり子供の遊びでしかなかった』」


P「……『"赫者"として完成した程、共喰いを繰り返した』……」


P「川島さんなど一部例外が存在するものの……346プロに在籍する喰種の大半は、高垣さんを畏れています」

P「それは人によって変わり、畏怖している方もいれば畏敬の念を持って高垣さんを見ている"喰種"もいます。日常的に接しているうちに、慣れて抵抗のなくなった方もいます」



P「それでも……ほとんどの"喰種"は、自分から彼女に近付こうとはしません」


P「高垣さんに関して言えば、それは自業自得と呼べるのでしょう。彼女自身それに納得していて、その上で輝いてみせると語っています。自分の手で、皆さんの畏れを無くしてみせるとも」

P「ですが、神崎さんは……かつて『災厄』とまで呼ばれた存在と同じ性を持って生まれ、自分と同じ存在がその『災厄』しかいない場所に足を踏み入れた神崎さんは……」



P「その正体を明かせば、同じように畏れられてしまうのではないか」

P「偏見で目を反らされて、理由もなく孤立してしまうのではないか」



P「……そう、考えてしまうのです」


短いですが今日はここまで。


凛「……うん。そっか」

凛「プロデューサーの言いたいことは分かったよ。ちゃんと蘭子のこと考えて正体を隠してたってことも」

P「……」

凛「……でもさ」



凛「それでもーーーーー」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


~夜 346プロ女子寮 蘭子個室~


コンコン


『ランコ、いますか?』


蘭子「……」

アーニャ『アーニャです。ランコ、開けてくれませんか。お話、しませんか』

蘭子「……」

アーニャ『アーニャ……ランコのこと、傷つけてしまいましたか。あやまりたいです。教えて、くれませんか』

蘭子「……」

アーニャ『……晩御飯の、時間です。ランコと一緒に、行きたいです』

蘭子「……」

アーニャ『晩御飯の「フリ」、いや……ですか?』

蘭子「……」


アーニャ『…………』

アーニャ『……また、来ますね?』



蘭子「……」

蘭子(……ごめんね、アーニャちゃん)


~女子寮 食堂~


『本日のおすすめ ハンバーグ(牛豚合挽)定食!!』



美穂(人間)「おいしいね、まゆちゃん!」

まゆ(喰種)「そうですねぇ、肉汁がたくさん染み出て……私もこれくらい上手に作りたいですよぉ」フフッ


周子(喰種)「んー美味しー」スッスッ

紗枝(喰種)「ほんまやわぁ」モドシモドシ

周子「(……さりげなーく押し付けたつもりだったのに。気付いてたか)」ボソッ

紗枝「(身体に毒やからー言うて、人に押し付けるんはあかん思いますえ)」ボソッ


みく「んー……」パクッ


ゴクン

モグモグ


みく(正体を隠す練習で慣れてるとはいえ、やっぱり不味いにゃあ)

みく(……ハンバーグなら人のお肉でやってもよくない? 人間がいる所でそれをやっちゃまずいってのは分かるけど……)


みく(……考えてる暇があるならさっさと食べよ)モグッ

みく「……あれ?」チラ

アーニャ「……」ボー


みく「あーにゃん? どうかしたにゃ?」

アーニャ「ア……みく」ハッ

みく「(…気持ちはわかるけど、ちゃんと食べなきゃダメにゃ。体調が悪いなら、みくがちょっと食べてもいいけど……)」コソッ

アーニャ「に、ニェット! 違います」

アーニャ「大丈夫です、ちゃんと食べます……」カチャ


みく「……?」

アーニャ「……」モグモグ


周子「はー、食った食ったー」ポンポン

美穂「美味しかったね!」


~女子トイレ~


周子「あー、吐いた吐いたー」ゲッソリ

紗枝「おつかれさんどした」

周子「……あのさ。心なしかあたしの食う量、ちょっと増えてたと思うんだけど」

紗枝「嫌やわぁ、うちのこと疑ってはるん?」

まゆ「押し付け合いは自分のためになりませんよ?」





アーニャ「けほっ……ごほっ」

みく「おえええええええ」


ーーーーーーーーーー


みく「そう言えば蘭子チャン、今日は来てなかったにゃ?」

アーニャ「はい……誘ったんですが、来てくれませんでした」

みく「何やってるにゃ蘭子チャン……まだ一回目だからいいけど、何回も食事をサボってたら怪しまれるようになっちゃうにゃ」

アーニャ「……」


みく「……何かあったの?」

アーニャ「……アーニャ、ランコのこと傷つけてしまいました」

みく「あーにゃんが? ……何したの?」

アーニャ「……それが……」


アーニャ「ーーーそれで、ランコが逃げてしまって……」

みく「プリンの話で? 良く分かんないにゃあ……」

アーニャ「みくは、分かりますか? どうして、ランコが怒ったのか……」

みく「……んんん? なーんかピンと来ないにゃあ」


アーニャ「そう、ですか。イズヴィニーチェ……ごめんなさい、みく」

みく「あーにゃんが謝ることじゃないにゃ。みくも良く分かんないし……今日はそっとしておいてあげるのが一番だと思うにゃ」

アーニャ「ダー…」

みく「……大丈夫にゃ。何がダメだったのかはみくには分かんないけど、あーにゃんの気持ちは伝わってる筈にゃ。だから、どうするかは明日考えよ?」

アーニャ「……そう、ですね。スパスィーバ、みく」

みく「どういたしましてにゃ。今日はゆっくり寝るといいにゃ!」

アーニャ「ダー。スパコイナイ、ノーチ。おやすみなさい、みく」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


みく「……んー」


みく(それにしても、蘭子チャンは何で逃げたにゃあ?)

みく(あーにゃんの話によると、まずかな子チャンが『一緒にプリンを作りたい』って誤解して)

みく(そのあと、未央チャンが『プリンを食べたい』と誤解したにゃ)


みく(……なんで、それだけで逃げるにゃ?)

みく(プリンが特別苦手だった? みくが特に、お魚を嫌ってるみたいに?)

みく(いや……それなら、プリンって知った時に嬉しそうにしないにゃ)

みく(食べたいってのはあり得ないだろうし……コーヒー以外を口にできる喰種は、隻眼の楓さんくらいって聞くし……)

みく(……)ピタ


みく(……隻眼?)






智絵里『ーーー楓さんと同じ『隻眼の喰種』なのかなって』





みく「…………」



みく「え、ホンマに?」


~蘭子個室~


アーニャ『ランコ。今日は、ハンバーグでした。みんな、ランコのことは疑ってませんでした』

アーニャ『…アーニャ、今日はもう寝ますね?』

アーニャ『スパコイナイ、ノーチ……明日また、お話して下さい』


スタスタスタ……


蘭子「……」



蘭子(そっか……今日、ハンバーグだったんだ……)

蘭子(怖がってないで、出てくれば良かったかな……)

蘭子(……でも、美味しくない演技できないかも……そしたら、隻眼だって……)

蘭子(…………)


蘭子(……まだ、残ってるかな)ムクリ


~アーニャ個室~


アーニャ「……」


ガチャ

タッタッタッタッタッ


アーニャ「……シトー?」キィ


蘭子「……」タッタッタッタッタッ


アーニャ(……ランコ?)

アーニャ(一体、どこに?)


アーニャ(ちょっとだけ……)コソッ


~食堂~


蘭子「……」コソコソ


カパッ


蘭子「!」

蘭子(まだあった……!)

蘭子(余った分はおかわり自由だし……もらってもいいよね?)キョロキョロ

蘭子「……」ソソクサ



アーニャ「……食堂?」コソッ

アーニャ(ランコ……? もう、人がいないから、食べる演技なんてしなくていいのに?)

アーニャ「……中で何が……」コソコソ


アーニャ「!」

アーニャ(いました……! ランコ、テーブルに座ってます)

アーニャ(……この臭い……。あまり好きじゃない、さっき嗅いだ……?)スンスン


蘭子「……」モグモグ


アーニャ(一体何をして……)スッ



アーニャ「えっ?」ピタッ

蘭子「?」クルッ


アーニャ蘭子「「あっ」」



蘭子「あ、アーニャちゃん……?」

アーニャ「ら、ランコ……?」





アーニャ「ハンバーグを、食べてたんですか……?」


一旦ここまで。

蘭子とカネキには、ハンバーグが好物の読書家と言う共通点がありますよね。

赫眼しぶりん。
一度やってみたかった
http://i.imgur.com/Sfk49dh.jpg

>>80
アーニャもください(土下座)


蘭子「あ、ああ……こ、これは……」

アーニャ「食事の訓練、ですか? でも、すごく美味しそうに食べてました……」

アーニャ「いつもは、そんな事、ないのに……」

蘭子「ーーー!」サアッ


蘭子「……」





蘭子「……ここまでのようね」


蘭子「同胞よ……否、我が片割れよ」

アーニャ「カタ、ワレ?」

蘭子「我が右方の眼を、その視界に捉えるといいわ」スッ


ギョロッ


アーニャ「!」

アーニャ「カクガン……右目だけ?」

蘭子「左様。我が魔眼は我が半身にのみ与えられしもの、我はヒトの母体と喰種の降魔によりこの世に降り立ちし者」

蘭子「……かの世紀末歌姫にして混血の魔王と同じ故を辿る者」



蘭子「我が名は神崎蘭子。そしてーーー」

蘭子「ーーー隻眼の喰種よ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


P「……それでも……?」

凛「……それでも、私達なら大丈夫じゃないか……って。私は思うんだ」

P「…………」


凛「私は、私一人のおかげで今ここにいるわけじゃない」

凛「卯月と未央と……そして、プロデューサーも。みんなのおかげで、悩みを吹っ切ってこの346プロにいる」

凛「その時に気付いた。私……卯月と未央となら、どこまでも一緒に走っていけるって。思いっきり、信頼できるって」


凛「だから蘭子のことも、あの2人なら……ちゃんと受け入れてくれるって確信してる」


凛「そして……」

凛「私は未央みたいにコミュニケーションが得意じゃないから、他の子達のことは分からないけど……」

凛「きっと、卯月や未央と似た人たちなんじゃないかって思ってる」

凛「だから、きっとーーーーーー」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アーニャ「せき、がん?」

蘭子「ええ。だからヒトのように食事も出来るし、喰種のように赫子を用いることも出来る」

蘭子「赫子はあなた達など容易く散らせるくらい強く重い……それはもはや恐怖の権化」

蘭子「貴女達はこのような怪物を抱え前に進もうとしていた……」


蘭子「……今まで黙ってて、ごめんね」


アーニャ「…………」

アーニャ「アー……つまり……」

蘭子「……」





アーニャ「私のこと、怒ってたわけじゃない、ですか?」


蘭子「へっ?」


アーニャ「アーニャ、ずっと……ランコ、私を怒ってる、そう思ってました」

蘭子「えっ……えっ?」

アーニャ「かな子のプリン……あれのことで、何か、へんなこと言ってしまったと思ってました……違いますか?」

蘭子「ええっ!? ち、違うよ!? あれはただ、私も食べたかったけど、そしたら隻眼ってバレちゃうって気付いて……」

アーニャ「そう、なんですか?」

蘭子「……」


蘭子「……怖く、ないの?」

アーニャ「ランコが、ですか?」

蘭子「う、うん……だって私、半喰種だし……普通の喰種よりずっと強いし……」

アーニャ「シトー?」

蘭子「あ、あれ……?」

アーニャ「……」


ポン


アーニャ「ダー!」


アーニャ「ランコ」

蘭子「は、はいっ」


アーニャ「今から、お話、しませんか?」

蘭子「えっ?」

アーニャ「アーニャ、ランコの言ってる事、ちょっと分からないです」

アーニャ「怒ってない事、分かりました。でも、それだけです」

アーニャ「だから……」



アーニャ「いっぱい、お話しましょう」

アーニャ「ランコのこと、いっぱい知りたいです」


蘭子「……!?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


蘭子(ーーアーニャちゃんの反応は、私が思っていたことと全く違ってた)

蘭子(ーー私はその時、アーニャちゃんが何を言ってるのか全然分かってなかったけど)

蘭子(ーーアーニャちゃんの部屋に2人で入って)

蘭子(ーー『隻眼』のことで、色々聞かれて)

蘭子(ーー私はいろいろと……)


蘭子(ーー私が聞いてた楓さんの噂とか)

蘭子(ーーだから、私も同じように怖がられるんじゃないかとか)

蘭子(ーー実際に戦ったことはほとんどないとか)

蘭子(ーー人の肉は、お母さんが焼いてくれたものしか見たことがないとか)

蘭子(ーーだから……あんまり、血を見るのは好きじゃないとか)

蘭子(ーー共喰いなんて、考えたこともなかったとか)

蘭子(ーープリンとハンバーグが好きだとか)

蘭子(ーーコーヒーは嫌いじゃないけど、どっちかと言うとミルクや砂糖を入れたものの方が好きだとか)

蘭子(ーー"喰種"のお父さんは、どこで何をしているか分からないとか)

蘭子(ーープロデューサーにスカウトされたことをお母さんに話して『アイドルをやってみたい』って言ったらすぐ、荷物をまとめろと急かされて)

蘭子(ーーおもいっきり抱きしめられたと思ったら、気が付いたら荷物と一緒にプロデューサーの車に乗せられてたこととか)

蘭子(ーーだから、何でいきなりそんなことになったのか分からなくて)

蘭子(ーーたまに一人になった時に、心細くて泣いちゃったこととか)

蘭子(ーープロデューサーが、皆に怖がられるかも知れないから、私が『隻眼』だってことは伏せてって言って)

蘭子(ーーどれくらいお話していいのか上手く摑めなくて、自分から話しかけることが出来なくて)

蘭子(ーー本当はすごく、寂しかったとか)


蘭子(ーー最初は少しずつ話してたはずなのに、気が付いたらたくさんの事をアーニャちゃんに喋ってた)


蘭子(ーーアーニャちゃんはそれを、ずっと黙って、真剣な顔で聞いてくれて)

蘭子(ーーそれで、アーニャちゃんのことも話してくれて……)


蘭子(ーーいっしょに寝ることになって、一つのベッドに2人で入って)

蘭子(ーーその時、アーニャちゃんは私を抱きしめて)

蘭子(ーー頭を撫でてくれて)


アーニャ『ランコ。セキガンの事はよく分からないけど、ランコのことは分かりました』

アーニャ『ランコ、とってもカワイイです。優しいです。あたたかいです』

アーニャ『パパとママが大好き。アーニャも、同じです』

アーニャ『アーニャ、パパとママにシベリアから日本に送られました。逃がしてくれました』

アーニャ『今、パパもママも会えないです。何してるか、わからないです』

アーニャ『会えなくて、寂しい……同じです』

アーニャ『アーニャとランコ、何も違わないです。ただの寂しがり屋……』


アーニャ『……ですね?』


蘭子(ーーそこまでして、やっと気付くことができたんだ)

蘭子(ーーアーニャちゃんは……)


蘭子(ーー私がどんな種族かなんて、気にしない子なんだって)

蘭子(ーー人間も喰種も隻眼も、何も気にしない子だったんだって)

蘭子(ーー私のこと……怖がるような子じゃなかったんだって)



蘭子(ーー私が怖がることは、何もなかったんだって)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


凛「ーーーきっと、蘭子のこと怖がらないでいてくれると思うよ」

凛「隻眼だって関係なく、ちゃんと仲間になれると思うよ」


今日はここまで。
蘭子の『両親に愛されて育ったんだろうな』感は異常。
アーニャの『パパ』『ママ』の言い方大好き。
録画したDVDで8話を繰り返し見ると、ちゃんみおがものっすごい仲間思いのいい子だってわかるよね。

>>81ちょっと待っておくれ

>>92
イベント走ったりクスリ飲んだり石叩き割ったり走ったりクスリ飲んだり走ったりしながら待ってます
あとリアルスタドリ飲みながら睡眠時間削って走りながら待ってます

今回と次回の投稿で終わると思います。

>>93
オルゴール終わるまで待っておくれ


凛「大丈夫。信じなよ、私たちのこと」

P「……」


P「分かりました」

P「あなた達を信じて、神崎さんのことを伝える方向で動こうと思います」

P「ただ……神崎さん本人の意向を確認してから、という話になりますが」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(ーープロデューサーは結局、蘭子ちゃんの正体を皆に話すことにしたみたいだ)

(ーー次の日に、ミーティングを終わらせた後)

(ーー蘭子に『正体を伝えていいか』話し合うつもりでいたみたいだけど……)


(ーー残念なことに、ちょっと行動が遅かったようだ)


~翌日~


P「ーーー皆さん、おはようございm」

莉嘉「うわあすっごい! ホントに隻眼だったんだー!」

P「!?」



智絵里「蘭子ちゃんの赫子、本当に大きいね……! スタミナ切れもしないんじゃないかなあ……」ジー

蘭子「い、いや……我が翼は無垢なるもの、闇を開きしは遥か彼方での定め……」

みりあ「まだ試したことないんだー?」

李衣菜「ウッヒョー! すごい! なんかすごい! 強そう!」


かな子「蘭子ちゃん、本当に『プリンが食べたい』って言ってたんだね……。ごめんね、気付けなくて」

蘭子「い、否。我が衣は真の魔王を覆い隠せし衣たる故」

かな子「今日はプリンじゃないんだけど……よかったら、食べてくれないかな?」

蘭子「真かっ!?」



P「……えっ?」


(ーー蘭子ちゃんがプロデューサーとトラブルを起こした日の夜のこと)

(ーーみくちゃんが色々あって蘭子ちゃんの正体に気付いたみたいで)

(ーー翌日、寮を出る前に蘭子ちゃんに問い詰めにいったんだってさ)

(ーー蘭子ちゃんは蘭子ちゃんで、アーニャちゃんに全部言っちゃった後だったから)

(ーー特に抵抗もなく、みくちゃんに正体を教えたみたいだ)

(ーー先にプロデューサーに許可取った方が良かったんじゃないかとは思うけど……)

(ーーまあ、同じこと考えてたみたいだし別にいいか)


(ーーあとはもう、CPの部屋に来た子に次々に情報が伝わって)

(ーープロデューサーが来る頃には、『神崎蘭子は隻眼の喰種』だと全員が知っちゃってたってわけだね)


(ーー結局、プロデューサーが心配するようなことは何も起こらなかった)

(ーーまあ……)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『もしもシンデレラプロジェクトに、実は『隻眼の喰種』がもう一人いて……』

『今の今まで、正体を偽って皆と接してたって分かったら……』



『みんなはその子に、今まで通りに接することは出来る?』



『えっ?』

『うーん……』

『決まってるにゃ』

『……そうだよね?』

『み、みんなもそう考えてるよね』

『って言うか、当たり前じゃない?』





『そんなのーーーーーーーーーー』




莉嘉『すっごくカッコいいじゃん!』

みりあ『みりあ、隻眼のヒトとだって仲良くなりたいーって思うよ?』

みく『人による、としか言えないにゃ』

かな子『むしろ嬉しいよ! だって私のお菓子で喜んでくれるかもしれないから!』

智絵里『せ、隻眼だからって何も知らないまま拒絶するなんて……ダメだと思うな』

李衣菜『超ロックじゃん!』



きらり『……!』

杏『……そっか』



ベテトレ『ほう……』

『!?』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


杏(ーーーそんなの、昨日の時点で分かってたけどさ)


~事情説明後~


P「……そういう、事だったのですね」

きらり「ご、ごめんねPちゃん。Pちゃんに相談してからって、止めればよかったかも……」

P「いえ。私も同じことを考えていましたし、いい結果に終わったようなので。以後十分に注意していただければそれで結構です」

きらり「うん……」


莉嘉「あれ? きらりちゃん、もしかして蘭子ちゃんが隻眼だって知ってたの?」

きらり「うゆっ!」ビクッ

蘭子「何っ!?」

みく「……しかもそれ、蘭子ちゃんは知らなかったみたいにゃ?」

きらり「……うう……」


杏「あー待って待って。きらりだけじゃなくて杏も知ってた」ヒョイ

凛「……実は私も。私と杏は匂いで気付くから……」

卯月「ええーっ!? なんで教えてくれなかったんですか凛ちゃん!?」

未央「そうだよ! せめてらんらんには伝えても良かったんじゃない?」

凛「うっ」

杏「ハイハイ待った待った。杏たちはプロデューサーから黙っとけって頼まれてたんだよ。ハイ解説」サッ

P「っ……」ビクッ

みく「……Pチャン?」ジトー

未央「プロデューサー?」ジトー

P「……分かりました」サス


杏(ーー蘭子ちゃんの正体を皆に隠したとして。じゃあ、正体を知ってる杏たちは蘭子ちゃんにどう接するか)

杏(ーーそのあたりは4人でかなり揉めたけど、最終的にプロデューサーの判断によって)

杏(ーー『杏、きらり、凛ちゃんが正体を知っていることは、蘭子ちゃんには伏せておこう』ってことになったんだ)

杏(ーー『ボロが出やすくなり、またバレたときのCP間での不和が更に広がるかもしれない』ことと『蘭子ちゃんの交友関係を狭める可能性がある』こと)

杏(ーーあとは『隠し事をしてる状況下で杏たちが下手に手を出すと、蘭子ちゃんの複雑な心境に悪い影響を与えてしまうかもしれない』ことが理由だった)


杏(ーーま、蘭子ちゃんや杏たちのためを思ってこうしたプロデューサーには悪いけど)

杏(ーーこのままじゃ『蘭子ちゃんがかわいそう』ってヘイトをきらり達に向けられそうだったし、責任は全部押し付けさせてもらったよ)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


P「ーーーと、判断したのです。今まで黙っていて申し訳ありませんでした」ペコリ

P「……神崎さんにも。申し訳ありませんでした」

きらり「ご、ごめんなさいっ!」

凛「ごめんなさい」

杏「ごめんよー」


みく「……ちゃんと考えたうえでみく達に隠し事をしてたのは分かったにゃ」

みく「そ、れ、で、も! せめて蘭子チャンにだけはきらりチャン達のこと伝えるべきだったにゃ! 蘭子チャンすっっっっっごく寂しがってたにゃ!!」

李衣菜「まあまあ、いいんじゃないもう? 結果的にプロデューサーの心配することは何も起こらなかったわけだし」

蘭子「わ、我も気にしておらぬ! 瞳を持つ者は曇る瞳なりに秘術を得んとしていたし……!」

みりあ「蘭子ちゃんも気にしてないみたいだし、もういいんじゃないかなあ?」

みく「むー……それならいいけど……」


杏(ーーという事で、結果として蘭子ちゃんの居場所についてはどうにかなった)


杏(ーーあとはプロデューサーと蘭子ちゃんのコミュニケーション問題をどう乗り越えたかって話なんだけど……)


かな子「あっ、あのっ!」

P「? どうしましたか、三村さん」

かな子「えっと……プロデューサーさんと蘭子ちゃん、今うまくいってないって聞いたんですけど」

P「っ……ええ。それが、何か……」


かな子「えへへ。蘭子ちゃんの事知ったら、私も役に立てるんじゃないかって思ったんです」



かな子「ーーー私にいい考えがあります!」


今日はここまで。

投稿前にも書きましたが、次回の更新で外伝の前編を終了させる予定です。

乙です!
本編の方は外伝後編まで終わってから再開ですか?

乙!
CP揃ってる画像あげようとしたけど、直接しかできないからやめた
>>1に迷惑だろうから

>>105
これが終わったあとは本編第2章後編を書いて、
その後第3章を始める前に外伝後編を書く予定ですね。

>>106
全然オッケーむしろバンバン載せて

>>106
そもそも、imgerを利用した画像アップロードはそこまで難しいものでもないんです。

1、まずはこのサイトにアクセスし、
http://imgur.com/

2、トップページ上部よりUpload Imagesを選択。
http://i.imgur.com/vvHxvYA.jpg

3、そのあとblowse your computerを選択すればお使いのPCのドキュメント、ピクチャ等のデータ保存場所から画像を選択、アップロードできます。
http://i.imgur.com/ZPnLK0t.png

4、最後にShare LinkかDirect LinkのどちらかのURLをコピーしてコメントに張り付ければ画像投稿は完了です。
http://i.imgur.com/UM9c74B.jpg

ね、簡単でしょ?
スマートフォンおよびガラケーでの画像投稿は少し面倒臭いものがありますが、パソコンから投稿する分にはこれでできます。

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira102202.jpg

すいませんスマホなんでここに貼る事を許してくださいなんでもしまむら
この娘達が喰種の瞳とか考えただけでブルっときます
>>1は無理せず頑張ってください

>>109
迷惑ってそっちの事か…!

でも言ったからには頑張る


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー










P「……玉ねぎを切る大きさは、これでよろしいのでしょうか」

まゆ「うーん……もう少し細かくてもいいと思いますよぉ?」

P「分かりました。ありがとうございます」


まゆ「ああっ、ダメですよぉ!? 手を先に冷やしておかないと、べちゃべちゃになってしまいます!」

P「も、申し訳ありませんっ!」


卯月「み、未央ちゃーん! こ、これ、まだ生焼けなんですよね!? 焦げてたりしませんよね!?」

未央「だいじょーぶだって! だからさっきから何度も聞かなくていいよ!?」

凛「そうだよ。卯月は慌てん坊なんだから……」フッ

未央「しぶりんのは焼きすぎ! 肉汁全部逃げてるッ!!」

凛「……えっ!?」


みく「李衣菜チャン、なんでそんなに上手く作れるにゃあ?」

李衣菜「『料理の出来る喰種』ってロックじゃない?」

みく「ちょっとコメントに困るにゃあ。そんな理由で練習してたの?」

李衣菜「……まあ、やってる内に楽しくなってきたってのもあるけどさ」

みく「李衣菜チャンは単純にゃあ……」


莉嘉「これが『タネ』かぁ……」

みりあ「なんでタマネギを入れてるんだろ?」

莉嘉「……食べてみればわかるかも?」

みりあ「わあ!」

莉嘉「バレたら怒られるかもだから、コッソリ食べるよ」

みりあ「うん! せーの、で食べよ?」

莉嘉「オッケー☆ それじゃ……せーのっ」


ぱくっ


ーーーーーーーーーー


美波「ーーー待って! ここで吐かないで!? 外まで連れて行ってあげるから!」

みりあ「ーーっ、---っ!」プルプル

美波「そもそもつまみ食い以前に何で食べたの!? マズいの分かってたよね!?」

莉嘉「いけるかなって思って……でもダメだった……うぷっ」


輝子「フフ……そ、添え物のキノコ料理は任せろ……」

小梅「に、人間って……色々なものが食べられて、いいね……」

輝子「幸子ちゃん……喜んでくれる、だろうか」

小梅「すっごく喜んでくれるよ……きっと……」

輝子「フヒ……そうなってくれたら、嬉しいぞ……」

小梅「頑張ろう、ね……!」



杏「皆楽しそうだねえ」

きらり「杏ちゃんも一緒につくろー?」

杏「杏はいいよー」

きらり「むぇー」



杏(ーー蘭子ちゃんとプロデューサーの仲を取り持つための、かな子ちゃんの提案)

杏(ーーそれは、本人曰く『美味しいものを作って一緒に仲良くなっちゃおう』って話だった)


杏(ーー最初はプリンを作る方向で話が進んでた)

杏(ーーだけど、『自分で食べるわけでもないのに、作る人数が多すぎて暇な人が出てくる』ってことと)

杏(ーーあとは輝子とまゆちゃんが別件でキッチンを使っていたことから)

杏(ーー同じ蘭子ちゃんの好物であるハンバーグを作るのに、多くの人手が割かれることになったよ)


P「味付けは……このくらいで良いのでしょうか?」

まゆ「ちょっと待って下さいねぇ……」スッ


パクッ


全員「「「!?」」」


まゆ「んー…ケチャップはまだ足してもいいと思います」モグモグ

未央「ちょっ……ままゆ!? 食べて大丈夫なの!? って言うか味わかるの!?」

まゆ「分かるってわけじゃないですよぉ? でも、味の濃い薄いくらいは判断できます」

まゆ「まゆは、まゆのプロデューサーさんのために、お料理一杯練習しましたからぁ……」

まゆ「食べて吐いて食べて吐いて、プロデューサーさんの好きな味がどんな味なのか、一生懸命探ったんです……♪」


凛「えっ……? まゆのプロデューサー、人間なの?」

P「はい。ですが人間のプロデューサーが担当している喰種のアイドルは、佐久間さんただ一人です」

P「人間のアイドルを喰種のプロデューサーが担当するケースは少なくありませんが……」

凛「……まゆが"喰種"だって知ってるの?」

P「いえ……おそらく、知らないものかと」



P「……仮に知っていたとしても、それを上に知られてしまえば……」

凛「?」

P「……いえ。大した話ではありません」


杏(ーーそれで、当の蘭子ちゃんは何をしているのかって言うと)



菜々「そうそう。ゆっくりと焦らず『の』の字を……」

蘭子「『の』の字……『の』の字……」

アーニャ「Вкусный……さっきより、美味しそうです♪」



杏(ーー菜々ちゃんに頼み込んで、コーヒーを淹れる練習に付き合ってもらってる)

杏(ーー蘭子ちゃん曰く『私も皆にご馳走したい』だってさ)

杏(ーー熊本弁で言ってたからあくまで要約だけど……まったく、みんな律儀だねえ)


杏(ーーちなみに智絵里ちゃんときらりは、かな子ちゃんの指導のもと)

杏(ーー元々の目的だったプリン作りに勤しんでいるよ)


きらり「杏ちゃん、ほんとーに作らないの? とってもたのすぃーよ?」

杏「どーせ自分で食べるわけじゃ……」

杏「あ、智絵里ちゃん。まだ固まってる音してないから、蓋あけないほうがいいよ」

智絵里「わ、分かりました……!」


きらり「……」

杏「な、何だよ黙って」

きらり「……杏ちゃん、ちゃーんと見ててえらーいえらーい☆」ナデナデ

杏「うおお!? やめろぉ変な匂いのついた手で撫でるなー!」


今日はここまで。とりあえずまゆPについて挟んでおきたかった。まだ終わらなかったよ。

JAILシナリオ本で知ったけど、訓練すれば喰種でも料理の味見が出来るもんなんだね。


アニデレ最終巻、今日発送開始メールが届いて到着が土曜日……お急ぎ便使えば良かったなあ…


かな子「~♪」

杏「……」

杏「それにしてもさ。かな子ちゃんは、何でお菓子作りなんて始めたの?」

かな子「えっ?」

智絵里「わ、私も気になってました……自分で食べるわけでもないのに」

かな子「…あー……えっと……」モジ

杏「……言いたくないことなら、無理には聞かないけどさ」

かな子「うっ、ううん! そうじゃないの! 大丈夫、話せるよ」


かな子「私がお菓子を作るのは……人を幸せな気持ちにしたいから、なの」

かな子「ちっちゃい頃の私は、いっぱい甘やかされて育って……好きなだけ食べさせてもらえてたんだ」

かな子「それこそ、こんな体になっちゃうくらい……何も知らずにバクバク食べて育ったの」


智絵里「……」


かな子「それで、大きくなって、自分が食べてたものがどれだけ残酷なものか知って……すごく、悲しくなったんです」

かな子「私、こんなに多くの命を食べちゃったんだ。こんなに多くの人を悲しませちゃったんだ……って」


きらり「かな子ちゃん……」


かな子「……でもね」

かな子「ある時、学校でお菓子作りをするイベントがあって。初めて作ったお菓子をクラスメイトの皆に食べてもらって」

かな子「そしたら、すっごく喜んでくれたの!」

かな子「その時の笑顔が忘れられなくて……だからかな?」

かな子「だから、今まで奪った命の分、お菓子で人を幸せにしよう……って決めたんです」

かな子「……実はアイドルも同じなの。お菓子と同じように、人を幸せにできると思ったから……」



杏「……そっか」

智絵里「かな子ちゃんはすごいなあ……私なんて、自分のことばっかりで」

きらり「うんうん! かな子ちゃんはとーっても偉いにぃ☆」

かな子「そ、そんなことないよ~! に、人間の皆からしたら、何開き直ってるんだってなるかもしれないし……」


杏「いいんじゃない、それでも」

かな子「……杏ちゃん?」


杏「かな子ちゃんが今言ったようなこと、杏だってやってるよ。しかも目玉だけ取り出してあとはほとんど捨てるーとか、もっとタチの悪いこと」

杏「あとプロデューサーから聞いたんだけどさ。楓さんだけじゃなくて、346プロには過去に悪いことした喰種が他にもゴロゴロいるんだって」

杏「それを今、反省してアイドルとしてやり直そうって言うんだから……かな子ちゃんだけが開き直っちゃダメってわけじゃないでしょ」


杏「それに杏はそう言うの、やっぱ面倒臭いし。人の幸せを真っ先に考えられるかな子ちゃんのこと、杏は……」

杏「……まあ、嫌いじゃないよ」


かな子「……!」


杏「……な、なんだよ」


智絵里「……えへへ」ニコニコ

きらり「杏ちゃんやっさすぃー☆ いーこいーこ☆ はっぐはっぐ☆」ギュムギュム

杏「うぉー! やめろ! だから変な臭いのついた身体で抱ーきー着ーくーなー!」ジタバタ


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杏(ーーそれでまあ、何やかんやトラブルなりいつもとは違ったコミュニケーションなりがあって)

杏(ーー蘭子ちゃんに食べてもらうための御馳走は、なんとか完成したよ)

杏(ーーただ、やっぱりと言うか。失敗作を含めて、蘭子ちゃん一人に対して作った量が多すぎたから)

杏(ーー結局、社内にいたアイドルたちを集めて夜のハンバーグパーティーを開くことになった)



幸子「全く……料理番組のための特訓でしたっけ? 出来ないことを練習するのはいいことだとは思いますが!」モグモグ

幸子「少しは食べる人の事も考えて欲しいものです! さっきから肉汁が抜けてパッサパサなものばかり当たりますし……」モグモグ

幸子「ボクは優しいのでちゃんと残さず食べてあげますが!」モグモグ

友紀「えー? いいじゃん微笑ましくて。それに、キノコソテーは美味しいでしょ?」

幸子「そりゃ、輝子さんと小梅さんの作ったものですから。これはいいんです」

友紀「それで十分じゃん! ほら、あたしのあげるよー」ヒョイ

幸子「さりげなくボクの比較的美味しそうなのと友紀さんの見るからに失敗作なのをこっそり取り換えないでください!」


仁奈「このプリン、とってもうめーです! かえでおねーさんも! はい、あーん!」

楓「え、ええ……」

紗枝「どないしはったん、楓はん?」

楓「……私もCPの子達に誘われたから来ちゃったけど……よかったのかしら?」

紗枝「怖がらせやせーへんか言う話どすか? ええんとちゃいます、誘ってくれはったんやったら」

楓「……それなら、いいのだけど……」


紗枝「……蘭子はんの話、聞いとります?」

楓「ええ。『私と同じ』だと」

紗枝「シンデレラプロジェクトの皆、蘭子はんは仲間言うのに楓はんだけ怖いもの扱いはあかん思うたんとちゃいますの?」

紗枝「せやったら、そんな申し訳なさそうな顔するんは、逆に礼儀知らずのやるもんや思いますえ」

楓「……そうかもね」

紗枝「ほな。いい加減仁奈はんをいじめるんはやめたったらどうどす?」チラ

楓「? あら……」


仁奈「うー……無視しねーで欲しーですー…!」ブンブン

楓「ごめんね、仁奈ちゃん。食べるから……」

仁奈「えへへ。あーん、でごぜーます!」ビッ

楓「ん……」パクッ



楓「……ふふ。とっても美味しい」クスッ

仁奈「いっぱい食べるですよ! ほら、紗枝おねーさんも」

紗枝「えっ」

仁奈「お残しはダメでごぜーます!」

紗枝「あ、あきまへんー……」


茜「とても美味しいです! ごはんもう一杯おかわりしてきます!」ヒューン

未央「茜ちんの分だけでいいからねー?」


藍子「お疲れ様です、未央ちゃん。茜ちゃん、とっても喜んでますよ」

未央「えへへ、褒められるような出来じゃないと思うけどね」

藍子「そうですか? 私は、すっごく気持ちのこもった素敵なハンバーグだって思いますよ。……味は分かりませんけど、それは分かります」コソッ

未央「……そっか。ならいいや!」


藍子「ところで、このコーヒー美味しいですね。蘭子ちゃんが淹れてくれたんですか?」

未央「そーそー! ウサミン曰く、『まだまだですけど形にはなりました』ってさ。厳しいねえウサミンは」

藍子「ふふっ、菜々さんはプロですもんね」


藍子「蘭子ちゃんにも直接感想を言ってあげたいのですが……今どこに?」キョロキョロ

未央「あー。らんらんは今、プロデューサーと取り込み中だよ。ほらあっち」ピッ

藍子「ああ、本当ですね……今は二人っきりにしたほうがいいみたいですね」クスッ

未央「うんうん! 共に温かい目で見守ってやろうではないかー!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


蘭子「……」モグモグ

蘭子「美味しい……!」パァ

P「喜んでいただけて、何よりです。料理をするのは初めてでしたから」

蘭子「フフフ、魔力の精度は魂の在り様に左右される。優れた魂は優れた魔力を生み出すものよ」

P「……それは、私の事を認めてくれている……と?」

蘭子「うっ…うむ。我を案じるその在り方、伝わるわ。堕天し間もない我を拾いし者は貴方だったのだから」

P「私が神崎さんを守っていた、と?」

蘭子「左様」


P「……確かに、私の今までの方針は。神崎さんの正体を隠し通すと決めたことは、貴女のことを考えてのことでした」

P「人間には人間の。喰種には喰種の。どちらでもない隻眼の喰種には、それに合った立場や接し方があると」

P「しかし、それは間違いだったようです。差別する人など、シンデレラプロジェクトにはいなかったのに」

P「……ただ、貴女に寂しい思いをさせただけでした」

蘭子「……」

P「……」ズズ


P「……いい、コーヒーです」

蘭子「!」

P「安部さんに指導していただいたと聞いています。とても丁寧に蒸されていて……神崎さんの心遣いがよくあらわれています」


P「料理というものをしてみて、食べる人のことを考えて、貴女について思いを巡らせて。そして、ようやく気付くことが出来ました」

P「生い立ちより種族より、何より先に……」


P「……『神崎蘭子』そのものを、何よりも見るべきだったのだと」



P「神崎さん」

P「どうか、貴女について。再び私に話してはもらえませんか」

蘭子「……!」


蘭子「……よかろう」

蘭子「聞くが良い、我が僕……否!」



蘭子「ーーー我が友よ!」


ーーそれから、蘭子は自分のありのままを語り続けて。


ーープロデューサーは、静かに耳を傾けて。


ーーそして、ようやく二人は通じ合うことが出来てーーー





ーー『EKLIPSE』は『ENGEL』に生まれ変わった。


~続~


これにて外伝前編はおしまいです。

全体的に分かりにくくて申し訳ありませんでした。

外伝を書き始めた頃から結構迷走していたと思います。

とりあえず大体の世界観と主要人物の設定などを把握していただければ、それで十分です。

アニメ5~7話や9~13話範囲の話は、外伝後編や第三章以降に、読みやすい形で挟み込もうと考えています。


今後の話についてですが、外伝後編に入る前に、まず本編の第二章後編を完成させていく予定です。
少しだけ筆を休めて構想をしっかり練ってから、3月中旬、遅くとも4月始めに再開しようと思っています。


最後に、原作単行本風にシンデレラプロジェクトのプロフィールをまとめてみたので、それだけ載せてこのスレは終わりにします。

ここまで読んで下さりありがとうございましたm(__)m


追記。

>>109の喰種化画像は外伝後編あたりで載せようと思います。それまで待っててください。


渋谷凛(シブヤ リン)
http://i.imgur.com/iJeI8K8.jpg

8月10日生 しし座

B型

Size 165cm 44kg 80-56-81

Like 家族(ハナコ込み)、花、蒼色

Hobby 犬の散歩

Rc Type 羽赫



島村卯月(シマムラ ウヅキ)
http://i.imgur.com/PY1oGUe.jpg

4月24日生 おうし座

O型

Size 159cm 45kg 83-59-87

Like 家族、仲間、アイドル活動全般

Hobby 友達と長電話

Rc Type 尾赫



本田未央(ホンダ ミオ)
http://i.imgur.com/4jcPgWy.jpg

12月1日生 いて座

B型

Size 161cm 46kg 84-58-87

Like 家族、クラスメート、チキンカレー(作ること)、スポーツ

Hate 自分の食性

Hobby ショッピング

Rc Type 甲赫


双葉杏(フタバ アンズ)


9月2日生 花も恥じらうおとめ座

B型

Size 139cm 30kg ?-?-?

Like ゲーム、漫画、アニメ、寝ること、だらけること、目玉(食べ物として)

Hate 労働全般

Rc Type 羽赫・鱗赫(複合型)



諸星きらり(モロボシ キラリ)


9月1日生 おとめ座

O型

Size 182cm 60kg 91-65-87

Like かわいいもの(人も含む)、シンデレラプロジェクトのみんな

Hobby かわいいもの集め

Rc Type 甲赫



神崎蘭子(カンザキ ランコ)


4月8日生 おひつじ座

A型

Size 156cm 41kg 81-57-80

Like ファンタジー、ハンバーグ、プリン

Hate ホラー、ブラックコーヒー

Hobby 絵を描くこと

Rc Type 羽赫


前川みく(マエカワ ミク)


2月22日生 うお座

B型

Size 152cm 45kg 85-55-81

Like 大阪の家族、猫、菜々のコーヒー

Hate 魚(猫キャラと言う理由だけで優先的に押し付けられるため)、喰種捜査官

Hobby 猫カフェ巡り

Rc Type 尾赫



緒方智絵里(オガタ チエリ)


6月11日生 ふたご座

A型

Size 153cm 42kg 79-57-80

Like 四葉のクローバー、勉強、うさぎ

Hobby 四葉のクローバー集め

Rc Type 羽赫



三村かな子(ミムラ カナコ)


1月6日生 やぎ座

O型

Size 153cm 52kg 90-65-89

Like お菓子(作ること)、お菓子を美味しく食べてくれること、脂肪の多い肉

Hobby お菓子作り

Rc Type 鱗赫


多田李衣菜(タダ リイナ)


6月30日生 かに座

A型

Size 152cm 41kg 80-55-81

Like ロックな音楽、かっこいい衣装、女の子らしいもの、料理

Hate にわか扱いされること

Hobby 音楽鑑賞

Rc Type 甲赫



新田美波(ニッタ ミナミ)


7月27日生 しし座

O型

Size 165cm 45kg 82-55-85

Like スポーツ、勉強、新しいことへの挑戦

Hobby ラクロス、資格取得

Rc Type 甲赫



アナスタシア(--)


9月19日生 おとめ座

O型

Size 165cm 43kg 80-54-80

Like 星、家族、故郷、ミナミとの漢字の勉強

Hobby 天体観測

Rc Type 鱗赫


赤城みりあ(アカギ-)


4月14日生 おひつじ座

AB型

Size 140cm 36kg 75-55-78

Like おしゃべり、家族(新しく産まれた妹込み)、シンデレラプロジェクトのみんな

Hobby おしゃべり

Rc Type 鱗赫



城ヶ崎莉嘉(ジョウガサキ リカ)


7月30日生 しし座

B型

Size 149cm 36kg 72-54-75

Like 姉、カブトムシ、シール、オシャレ、346プロでの勉強会

Hobby シール集め

Rc Type 尾赫


以上です。お付き合いいただきありがとうございました。


とりあえず赫眼アーニャできたよ。
http://i.imgur.com/rRZ1pmW.jpg

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