モバP「椅子から突起物が飛び出す装置」【安価】 (128)

P「って何だ? 説明書というか仕様書を読むか」ガサガサ

P「どれどれ、どうやらドッキリ番組で使う装置を事務所に置いてあると」

P「何で置いてあるんだ」

P「とりあえず座ってみるか」ドサッ



P「…………」

P「何も起きないな、もしかして壊れて」

ズンッ

P「ぐほぉ!?」ドサッ



P「誰もいない事務所の床に倒れながら俺は思った」

P「小学生のころのイタズラを思い出した、と」

P「尻が貫かれる勢いだった、俺じゃなきゃ死んでた」

P「しかし置いてあるなら使おう。 何気なく俺はこちらの安全な椅子に座って」

P「カメラ回して」コソッ

P「誰かが来るのを待てばいいわけだ」

犠牲者 デレマスのみ
↓1・2・3 からランダム

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泰葉「あ、おはようございます」

P「泰葉か、一人か?」

小梅「わ、私も……」

P「二人か。まぁまぁとりあえずそこに座って、最近仕事はどんな感じ?」

泰葉「私は……特に何も不自由なく、新年のお仕事も三人で成功させましたから」

P「うん、あれはよかったな」

小梅「えっと……映画……お仕事、頑張った……」

P「だよなぁ、学園の次はえっとなんだっけ?」

泰葉「主演で二つも、さすがですね」

小梅「タイトル……この前広告の――」

P「あ、そろそろだな」

小梅「?」

ズンッ

小梅「きゃひぃ!?!」ガダンッ

泰葉「えっ……!?」

ガシャーンッ

P「だいたい10秒ちょっとだったはずだ」

泰葉「だ、大丈夫ですか!? 何が!?」

小梅「椅子……な、何かぁ……」

P「机飛び越える勢いで跳ねたな、普段の小梅には想像もつかない」

泰葉「それより! 説明お願いします!」

P「ああ、ただのドッキリだから気にしなくていいぞ、椅子に座った人のリアクションが見たいだけだ」

P「しかしよかったな泰葉、二つも指定されたけどセーフだったな」

泰葉「は、はぁ……?」

小梅「あ、うぅ……? ……?」

P「さ、次だ! あ、二人は奥でモニターでも見ていてくれ」

泰葉「モニタ……こ、小梅さん立てますか?」

小梅「……? ……? ……??」

P「さて次に入ってくるのは誰かな」

↓1・2・3

P「次のお客様は」

拓海「誰が客だ」

雫「おはようございますー、プロデューサーさんは何をー?」

時子「どうせロクな事を考えてないんでしょ」

P「そんな事はない、お前達を見ている人の期待に応えられるように頑張っているところだ」

雫「いつもありがとうございますー♪ 頑張っちゃいますよー」

拓海「そりゃあ……そうだけどよ」

P「丁度いい、軽く井戸端会議だ。さ、かけてかけて」ワクワク

時子「妙な音が聞こえたわ」

P「気にしないワクワク」

時子「それが気になるって言ってるのよ」

拓海「よいしょ、っと……で?」

雫「お話は私たちのこれからでしょうかー?」

P「いいや、ほんの数秒で終わるからまずは紅茶でも」

拓海「んな柄じゃねぇけど……貰うもんは貰うか」

時子「フン……」

P「さん、に、いち、ゼロー」

雫「?」

ズンッ

拓海「っう!? 痛ってぇ!!? 熱っつ!」ガダンッ

時子「ちょっ……!」

雫「わっ? どうしましたー?」

P「あれ、思ったより大丈夫そうだな」

拓海「ぐおぉ……て、テメー……なんか妙だと思ったら……」

雫「椅子から何か出てますよー?」

P「楽しいドッキリ撮影だ」

拓海「あ、アタシの役目じゃねぇ……!」

P「いや、割と需要はあると思うぞ」

拓海「こんの――」

時子「ちょっと」ボタボタ

P「あっ」

拓海「おっ」

時子「……勝手に周りで何かするのは構わないけど」カチャン

時子「巻き込まないでくれる?」

P「あっ   あっ」



P「なんとか致命傷で済んだ」ジンジン

P「こうなったらドッキリを仕込んで目の保養で回復するしかない」

↓1・2・3

P「まずいですよ!」

輝子「えっ……? め、迷惑だったか……なら、帰る……机の」

P「そうじゃなくてな、ああ良心が痛むな」ワクワク

芳乃「心配は無用でしてー、そなたの心はそれを恥じておらずー」

P「照れますな」

芳乃「褒めていると受け取られたのならば幸いでー」

ほたる「それで、えっと……お話ですか? もしかして悪い話――」

輝子「きっと楽しい事……前みたいに、CDのお話……」

P「残念ながらそこまで大きな吉報じゃないよ、悪いお話でもないはずだ」

P「何せテレビのお仕事……とは確定してないけど、それに使えそうな画が撮れる」

芳乃「なるほどー、して、どのようなー」

ほたる「こんなに早くお仕事……私、よかったです、プロデューサーさんと会えて……」

P「そうかそうか」

ほたる「昔の私は、こんなに多く求められていなかったから、でも今はこん――」

P「ここで突然の」

ズンッ

ほたる「こんなあぅう!?」

輝子「フヒッ!?」

芳乃「ほー?」

ほたる「っ~~……」プルプル

P「良し」

芳乃「そうはみえませんがー」

輝子「だ、大丈夫……か? お腹痛いのか……?」

ほたる「……ぷ、プロデューサーさんっ……!」フルフル

P「おう」

ほたる「げ、芸能界って……油断できま、せん……っ」ガクッ

輝子「ほたるゥゥゥ!!!」



P「新たな一面を見せたところで次だ」

P「しかし刺さった後も椅子に座ってたのはもしかして中に」ゲフンゲフン

P「夜のテンションには、まだ早い」

↓1・2・3

P「悪化した気がするな」

仁奈「これはっ! 難しいでごぜーますよっ!」ピコピコ

杏「何が? 座って休憩してたらゲームしてる二人に囲まれた事が?」ピコピコ

P「あと一人もな」

こずえ「…………すぅー」

杏「寝てるから起こさない方がいいんじゃない?」

P「寝起きか、アリだな」

杏「プロデューサー、今何時か言った方がいいんじゃない?」

仁奈「二時でごぜーます! 仁奈は全然元気でやがります!」

P「ははは、元気だな、だが椅子にはちゃんと座ろうな、こずえも座ってるだろう? 寝てるけど」

こずえ「えへへー……」

仁奈「夢の中も楽しそうなのです!」

P「だな! そんな子にはプレゼントだ! カウントダウン!」

仁奈「数えやがりますか! さん、にー、いち、ゼロっ!」

ズドンッ

杏「わぎゃああ!?」ドタンッガシャッ

仁奈「杏おねーさんが飛んでるですよ!?」

こずえ「……ふわぁー」

P「あ、新記録」

杏「な、何か刺さった……ッ……ダメなところにめり込んだ……ッ……」プルプル

仁奈「あっ! プロデューサー! こんなところに割り箸が落ちてるでごぜーます!」

P「それは落ちてるんじゃなくて刺さってるんだよ」

こずえ「椅子ー……穴あけちゃったー?」

杏「ぐ……負けない……」ピコピコ

P「アイツ、siri抑えたままゲームしてる」

仁奈「危ないから捨てておくでごぜーます」

P「あっ仁奈ちゃんそれ抜いちゃダメ! まだその突起物にはお仕事が、ああっ!」



P「ゲートを貫く矛は無事守られた」

P「次に刺激的なアイドルとして絶命しかねない我が拳を受けるのは誰か」

↓1・2・3

美優「あのっ……! 何か大きな声が聞こえましたけど……」

礼子「お昼時から賑やか……あら?」

P「そこに倒れている飴の化身は気にしないでください」

美優「は、はぁ……」

茜「おはようございます!! あれ、みなさんお揃いでなんですか?! もしかしてお食事ですか!!」

P「場所によってはお届けできるかもな」

茜「外食ですか!! それは楽しみですね!!!」

礼子「本当に食べに行くの?」

P「それも含めてお話しましょうか、まずは座って」

美優「えっと、本当に杏ちゃんは……」

P「大丈夫です! 私が育てた子なので!」

礼子「それがこの状況とどう関係があるのかしら……」

P「笑いの絶えない職場です」

茜「杏ちゃん無反応です!!」

P「まぁまぁお茶をどうぞ」

茜「いただきます!!」

礼子「……それで、何の話だった?」

P「ええ、実は」

P「現在撮影中でして」

ズンッ

茜「げほっ!!!?」

美優「茜ちゃん!?」

P「このように、椅子の一つに罠をしかけて座った人にズドンさせて貰っています」

礼子「…………」

茜「気管っ! 気管ですっ!! お茶が肺にボンバーしてま、げほっ!!」

美優「落ち着いて……! えっと、その……! まずは深呼吸……!」

茜「あとお尻が変ですっ! 何か開きました!? 閉じてますかっ!?」

美優「茜ちゃん、女の子がそんな事大声で言っちゃ……」

P「取れ高があります」

礼子「……何も言わない事にするわ」

P「恐縮です」

礼子「はぁ……」

P「どうしたんですか頭を抱えて、頭痛ですか?」

礼子「……そうみたい」



P「どうして頭を抱えていたんだろう」

P「棒が刺さるのは上じゃなくて下だよ」

P「ついでに言うと前じゃなくて後だよ」

↓1・2・3

詩織「これ……お土産です」

P「わざわざ申し訳ない、今回はどちらへ?」

ナターリア「きっと日本じゃないネ」モグモグ

周子「うんうん、京都の味しないって感じ」モグモグ

P「貴様ら」

詩織「い、いいんですよ……皆の分、とまでは行きませんが数はありますから……」

周子「だってさ」モグモグ

P「一旦止めろ」

ナターリア「お魚美味シー♪」

詩織「あの、お干物ばかり食べていますけどいいんですか?」

ナターリア「イインダヨー、これをご飯に乗せればもっと美味シイ?」

周子「ちょっとパリパリすぎて合わないかなー」

P「食べるだけか! もういい! 分かった、ちょうど良く天罰を食らわせてやる、時間だ!」

周子「へー、オシオキしちゃう? シューコ逃げなきゃ」

ナターリア「ナターリアも逃げるヨ」

P「しかし逃げられない! ゼロだ!」

ズンッ

詩織「んあんぅ!?」

P「ほーら周子オシオk アレェェェェ!?」

周子「えっ」ビクッ

ナターリア「何事ナノ!?」

詩織「はぁ、あ……」ピクピク

P「詩織ー!!」

詩織「プ、ロデューサーさんっ……何かが……私を突き抜けました……っ……」

P「大丈夫! 突き上げただけだから! そんな漫画の話もあっただろ!?」

詩織「崖に当たった波が高く跳ね上がるように……」

P「落ち着け! ここはビジネス街だ!」

詩織「清涼感……」ガクッ

P「海が足りない!!」ドドドド

周子「……行っちゃった」

ナターリア「綺麗な顔してル……」

詩織「…………」シーン

周子「…………」

ナターリア「……運ブ?」

周子「うん……そうしよっか」



P「オーシャンパワーによって詩織さんは回復した」

P「ロワイヤルで鍛えていなかったら即死だった」

P「ナイスな采配だった、俺」

↓1・2・3

P「…………」

文香「…………」ペラッ

ありす「…………」スッ スッ

P「会話も無しか!」

文香「……あ、すいません……一度夢中になると」

ありす「何か話があるんですか」

P「いや、特に無いけどさぁ、もう言った通りだし、仕事頑張れよとしか」

ありす「そうですか……」

P「……うーん、沈黙がきまずい、ここは誰か助け舟を!」

亜季「おはようございますプロデューサー殿っ!」

P「ナイスなタイミングだ!」

亜季「おや、お三方お揃いで、会議でありますか?」

P「というわけではないが、新しい風が欲しかったところだ」

亜季「私でよろしければいくらでも助力しましょう! 何をご所望でありますか!」

文香「……えっと」

P「二人をあっと言わせるような、でもここから動かずに盛り上げてほしい」

ありす「わざわざ亜季さんに頼まなくても……」

P「まずは座って座って」

亜季「なるほど、要するに空気を」

ズンッ

亜季「変えたあああいいったああ!?」

ありす「!?」ビクッ

文香「!!?」ビクッ

P「ドウシタ アキ!」

ありす「なんで無感情なんですか!」

亜季「て、敵襲であります……私の椅子の下部に死角が……損傷大……」

文香「……下、何もないです……よ?」

P「亜季ーッ!! 状況を報告しろ、亜季ィィィ!!」

亜季「バリケードに突撃兵が……」

文香「ば、バリケード……?」

P「仕方のない犠牲だった」

ありす「プロデューサーさん、何か知っていそうですね? これは何ですか!?」

P「はっ、まさか俺が諜報員として不意打ちを狙っているのがバレたのか!」

ありす「何のことですか!?」



P「オセロで負けていたら洗いざらい吐くところだった」

P「しかし流石に体を鍛えているおかげか、フラつきながらも一人で亜季は退場した」

P「『軍隊では突かれるのはよくある事』って言ってた気がすると思うらしいイメージがあるような無いような」

↓1・2・3

P「また静かになりそうで、実はならないメンバーだな」

千秋「何の事?」

幸子「ボクの周りには称賛の声が響き渡りますからね! 当然ですね!」

P「こっちの話、しかし褒め称える声は聞こえないな」

幸子「何でですか! ほら耳を澄ませば聞こえるでしょう!」

P「音葉の音色は聞こえるが」

音葉「邪魔をした……?」

P「いやいやとんでもない、続けて……もいいけど、少しは休憩したらどうだ、座って座って」

音葉「じゃあ……遠慮なく」

千秋「でも何かしら、そんなはずは無いのに……少し嫌な予感がする」

幸子「えっ、そ、その話詳しく!」

P「どうした幸子」

幸子「最近分かったんですよ! 誰かが嫌な予感を察したら敏感に感じ取る! これが変な事に巻き込まれない鉄則です!」

音葉「……私、やはり邪魔でしたか?」

千秋「いいえ、あなたは今回は普通、普通の梅木さんよ」

P(今回?)

千秋「気のせい、だと思いたいわ」

P「大丈夫大丈夫、だってここには幸子が居るんだ」

幸子「嫌な予感です!!」

音葉「……?」

P「何が起きても」

ズドッ

音葉「ッッ!!?」

P「幸子が」

音葉「ッ」グラッ

P「代わりに」

ドサッ

P「君には失望した」

幸子「どこから突っ込めばいいんですか!! 音葉さんッ!?」

千秋「ちょっと! 何が起きたの!?」

音葉「せん……り、つ経験……」ガクッ

P「どこから突っ込むって、はははは」

幸子「言ってる場合ですかッ! 何ですか? 標的間違ってませんか!? ねぇ!」

P「分かってるじゃないか」

幸子「そういう意味でなく!!」

千秋「ちょっとプロデューサー……内容も状況もまったくわからないんだけど……?」

P「三分の一だ、運が悪かったんだ」グスン



P「幸子の言い分はよーく分かったから後でもう一回座ってもらう」

P「それまでは俺は戦い続ける」

P「たとえ頬に千秋の平手が命中しようとも」ジンジン

↓1・2・3

P「卯月っ!」バッ

卯月「はいっ!?」

P「まずは座ってくれ」

卯月「えっと……」

P「いい、その位置だ」

卯月「……?」

飛鳥「大事な話かい? 無粋でなければ少し混ざってもいいだろう、仕事の話ならついでで構わない」

卯月「あ、飛鳥ちゃん! 立ってると疲れるよ、ここ座って!」スッ

P「あっ」

飛鳥「悪いね……飲み物、貰っていいかい?」

P「まぁ飛鳥でもいいか! 飲んで後悔はしないな?」

飛鳥「ボクが用意した飲み物だ」

P「そういう意味じゃないんだけどな実は」

夕美「あっれー? 何のお話?」

卯月「夕美さん! ただのお話ですよっ、ささ、どうぞ!」ススッ

飛鳥「ん……」ススッ

夕美「ごめんね、座っちゃうよ! で、プロデューサーさんは何をっ?」

P「なるほど」

夕美「なるほど?」

P「実は私事……じゃない、企画でドッキリカメラを仕込んでいて」

卯月「ドッキリ、ですか?」

飛鳥「あまり好きじゃないね、特に無理矢理人の素を引き出そうとする辺りが」

夕美「うーん……それで?」

P「それで」

ズドッ

夕美「ひゃああ!?」

P「今、実行中ということで」

卯月「夕美さん!!?」

飛鳥「…………」ドキドキドキ

夕美「痛ったぁ……! も、もうっ……女の子にしていいイタズラじゃないよ……っ!」

P「重々承知しているつもりです」

飛鳥「……ところでプロデューサー」

P「何だ」

飛鳥「その、何だろう……標的は夕美さんかい?」

P「誰でもよかった、今は反省している」

飛鳥「後半の嘘はともかく、仮に夕美さんが来ていなかった場合は?」

P「飛鳥がストライクショットだ」

卯月「えっ? じゃあ……」

P「もちろん!」



P「ははは、やたら甘いコーヒーだ」ボトボト

P「まったく、飲み物を粗末に扱ってはいけないぞ」

P「夕美さんは意外と寛容だった。でも表情が変わらないのが怖かった」



また夜に続きを書きます。

P「けっこう撮影されたな」

P「ちひろさんに頼んで事務所の動画チャンネルに載せておこうか」

P「今はなんだっけ、演技レッスンで撮影したお芝居の動画が上がって……どうでもいいか」

P「ひとまず撤去される前に俺と視聴者と俺と俺が楽しむために、誰かの来訪を待たねば」

P「そうだな……一度選ばれたけど引っかからなかった子も、時間空いたし忘れてるかな?」

P「とはいえ警戒されるだろう、具体的には倍くらい警戒されるだろう」

P「あと何人くらい試そう、とりあえず飽きるまでやるか!」

P「じゃあシャワーしてこよう、コーヒーでボトボトだよ」

P「その間に誰か来てるだろう、三人くらい」

↓1・2・3

P「私は帰ってきた」フキフキ

友紀「あれー? バスローブなんて羽織ってお金持ちー? あっははは! 凄い格好!」

P「失敬な、貴族の雰囲気が漂うだろう」

巴「サングラスと、バカデカいワイングラスのイメージしか出んが……」

裕美「えっと……お風呂上がりですか?」

P「正解です、裕美ちゃんには詩織さんから受け取ったおみやげをプレゼントです」パサッ

裕美「これは?」

P「あたりめ」

友紀「あっ! いいなー、あたしにも頂戴!」

P「お前は百円均一のスルメイカで我慢だ」

友紀「ちぇー」モグモグ

巴「そういえばどうして事務所の風呂なんぞ使っとるんじゃ」

P「それな、実はちょっと撮影していて、トラブルが起きたんだ」

裕美「トラブルですか……」

巴「風呂とどう関係あるんじゃ」

P「それがな、ちょうどこの場所で起きたんだ、具体的には」

ズンッ

裕美「いっ! あうっ!?」ドンッ

友紀「うぶっ!」

巴「なんじゃ!?」

バシャアッ

P「こんな感じに前回はコーヒーだったが今回は何だ友紀」ボトボト

友紀「こどもビール……」

P「偉いぞ、事務所で酒は控えたか。年長組も見習って欲しいな」

友紀「えへへ……」

巴「ちょっと待ったッ!! それよりも何じゃ!」

裕美「あはぁ……ッ……!」

巴「いつの間に事務所の椅子はこんな素敵拷問器具に変わっとる!」

P「今朝かな」

友紀「何で?」

P「成り行きかな」

裕美「お尻……痛い……」ビクッ

巴「誰じゃ! こんな晒し台用意したんはァ!!」

P「逃げるぞい!」シュバッ

巴「あっ!!」



P「逃げ切れたぞ」

P「さすがスタミナドリンクだ、疲れもバッチリ解消!」

P「ふう、穴掘りは重労働だな」

↓1・2・3

きらり「せやーっ☆」ドサッ

鈴帆「これで全部たい!」

奏「ふぅ……いつもこれを着てるの? 私には重そうね」

鈴帆「そんな事ないとね、誰でも気軽に纏えるのが真骨頂たい? これなんて似合うかもしれんね」

奏「今は遠慮しておこうかしら、またいずれ」

きらり「鈴帆ちゃん、きらりに似合う着ぐるみありゅー?」

鈴帆「当然たい! ばってん、すぐには用意できなかと、いずれ日を改めるたい! 約束ね!」

きらり「ばっちし☆」

P「変わったメンツだな、今日はそんなグループをよく見かける」

奏「ふふっ、私はただのお手伝い、お仕事終わりの二人に、ね?」

P「そうかそうか、それは疲れただろう、一旦休憩せぬか」ポンポン

きらり「Pちゃんのお隣ー☆」ギュム

P「うおっと、元気だなぁ」

鈴帆「ウチも見習わないといかんね!」

奏「そうね、私も……」

P「ああそうだ」

P「その椅子、貫くよ」

ズドッ

奏「っう!?」

きらり「にゅわっ?」

奏「っ……うんっ……!」

奏「……何、かしら……っ!」

P「ハッ……もしや何事も無いように振舞ってる!?」

鈴帆「……?」

奏「ヴァニタスは……動じないのよ……」

奏「何か期待したのなら、残念だけど――」

P「あっ、そんなに座ってたら」

ズドンッ

奏「っはうぅぅ!?」ビクッ

鈴帆「なんね!?」

きらり「奏ちゃん!? 突然どうしたにぃ! しっかりするにぃ!」

P「あーあー」



P「彼女は眠っているように目を閉じていた」

P「やはり蒼翼は二度削がれると墜落する」

P「堕ちたな」

↓1・2・3 後で書きます

菜々「ナナでーす! ところでプロデューサーさん」

P「おう」

菜々「さっきから奥の部屋にやたらと人が誰かに運ばれて来るんですけど」

P「なんだ、さっきから居たのね、じゃあ話聞いてる?」

菜々「話? ……まさか、何かよからぬお話ですか!? それでプロデューサーさんはこの場所で座って待機していると……!」

P「ある意味そうだな……ん?」

心「なになに大事な話? 深刻?」

櫂「二人居るって事は、何か共通のお話?」

P「おっと他にも居たか。何、話はするが決まった人選じゃないよ、訪れた順にだ」

櫂「だったら、混ぜてもらってもいいよね?」

心「同じく☆ ショッキングじゃない限りは受け止めるぞ☆ なんなら投げ返す☆」

菜々「な、ナナも大丈夫です!」

P「そうか……なら話そう。現在進行形で――」

P「ドッキリが進行している」

ズンッ

櫂「うわああったあ!?」ガタァンッ

心「おっとぉ! あんまり年上を驚かせちゃ駄目だぞ☆」

菜々「そそそそうですよっ! 心臓口からポーンってなると思いました!」

櫂「違うっ! 違うよッ! 何か、何か来たぁ! ズンって!」

心「ずん? あ、コレ?」

P「狙うべき相手を選べないせいで、望んだ結果にならない事を考慮して欲しい」

菜々「これ……けっこう長い……」

P「長い?」

菜々「あ、えーと! 棒がですよ! 決して十七歳がそんな想像をしたわけでは」ミミミン

心「何も言ってねぇぞ☆」

櫂「痛ったぁ……女の子にしちゃ駄目なやつ……」

P「それを言われのは二回目だ」

心「初犯じゃねぇのな☆」

櫂「あっ、何か……水着ズレるっ、変だよ……」

P「え? 水着着てるの?」

櫂「いいじゃんかぁ……おかげで物凄いズンって来たよ……」

菜々「もしかして服の下って――」



P「冬場でも立派な精神だな」

P「しかし防御力が薄いせいか、レッスン一時間後の菜々さんより膝ガクガクだった」

P「ロケットスタートしなくてよかったな」

↓1・2・3

P「さーて次はいったい誰が」ガチャ

清良「あら」

P「すいませんでした」

清良「……?」

肇「あの、どういう状況ですか……?」

沙理奈「あれあれ? また何かお仕置き案件? プロデューサー大胆♪」

P「いやいや誤解だ」

清良「お仕事ですか?」

肇「でもいつもの机じゃなくて、こっちの机で……何もないです」

P「仕事じゃないんだ、私事だよ」

沙理奈「じゃあ暇そうだねー、ねぇお話聞いてよプロデューサー、ねーってばー」

P「もしかして酔ってます?」

清良「こんなお昼から、駄目ですよ?」

沙理奈「まっさかぁ……でもお望みならこの空気に酔ってみるかも……覚ましてくれる?」

肇「沙理奈さ……じ、事務所ですよ?」

P「……分かりました」

肇「えっ?」

P「じゃあまずは座って」

沙理奈「はいはい、プロデューサーの頼みなら♪」

沙理奈「よいしょっ、で?」

P「そのまま、きっと目が覚めますから」

沙理奈「?」

ズドンッ

沙理奈「はやあんッ!?」ガバッ

肇「ええっ!?」

P「どうだ、明るくなっただろう」

沙理奈「ふあぁ……ぁ……」

清良「プロデューサー」

P「何かな、普段よく見る光景じゃないか」

清良「ちゃんと大丈夫な仕組みにしているのでしょうか」

沙理奈「違う…………そう、じゃな……ガクッ」

肇「沙理奈さん!?」

P「大丈夫だろう。割とけっこうな城門を貫いたが、決壊はしていないから」

清良「なら……」

肇「良くはないですよ!?」



P「しかし万が一決壊しそうになったらどうすればいいだろう」

P「ダム決壊」

P「壊してしまっても構わないのか?」

↓1・2・3

梨沙「でね、あの時って言ったら大変で大変で」

聖「でも……お仕事だけど皆で一緒……楽しそうです」

P「うんうん」

梨沙「……普通に入ってきたわね」

P「いいだろ、今は減るもんじゃないし」

聖「あの、座りますか?」

P「いいよ、立ってみておくから、誰かそのうち来るだろう」

蘭子「煩わしい太陽ね!」ガチャ

P「おう、今日は来客が多い、いいことだ」

蘭子「何かしら、私の助力が必要ならば喜んで杖を差し出そう!」

P「ならば二人の会話に混ざるべし、俺よりもとっつきやすいだろう」

蘭子「ククク、冒険の証をここに表せ、私も我が旅路の伝記で応じよう」

梨沙「えーと……」

聖「蘭子さんも、思い出のお話があるんですか?」

蘭子「いかにも、三の年月を経た歩みは螺旋の頂上に至るまで」

P「うんうん、色々あったもんな……まずは座って、新たな体験でページを増やそう」

蘭子「時は今!」

蘭子「遥か昔、あれは――」

P「話しているところ悪いが」

ズドンッ

蘭子「はきゅうんっ!!?」

聖「え、っ!?」

梨沙「んなぁっ!?」

蘭子「あ、えっ、ふえぇ!?」

P「どうしたどうした、決壊していないか確かめたいんだが」

蘭子「あ、ううんっ……! プロ、デューサー、おしっ、お尻……!」

P「どうした蘭子、目とか肩とか言動がガタガタだぞ。あと俺は尻じゃない」

梨沙「ちょっと! コレ何よ!?」

P「知りたいか、ならば今装置を元に戻すからそこに座って欲しい」

梨沙「嫌よ!?」

聖「蘭子さ……大丈夫……で、すか?」

蘭子「きゅう……」

P「今のうちに鞄からスケッチブックを」



P「蘭子は魔力を解き放たずに無事落ち着いた」

P「でも女の子が容易くお尻お尻言うのはよろしくないぞ」

P「お仕置きとして後でもう一回座ってもらおうかな、やめとこうかな」

↓1・2・3

ちひろ「プロデューサーさーん、ちょっといいですか?」

P「はい何でしょう、本日のゲストは千川ちひろさんです」

ちひろ「はい? ……えっと、ここに置いてた椅子をどこかに移動しましたか?」

P「コレだ」

ちひろ「……?」

P「この、中だ」

ちひろ「ちょっ……えっ、区別つかないんですよ? もし変に座った子が居たら」

P「手遅れです」

ちひろ「お話があります」

P「分かった」



ぐさぁーっ



ガチャ

あやめ「ただいま帰還! 今日はお菓子とアイスの差し入れを――」

P「チーン」

あやめ「プロデューサー殿ォ!?」

ライラ「プロデューサー殿ー? もしかして待ちきれずにお腹を空かせてしまったですか」

あやめ「何がありました!? お返事を!」

P「……イス」

ライラ「椅子ですかー? ふかふかで良い座り心地ですねー」ポフッ

あやめ「ムムッ……ここに何が」

ライラ「座ってアイスでも食べながら考えますよー」

あやめ「では、わたくしも隣に……しかしいったい何が」

P「……アッ」

ズドンッ

あやめ「なんんんッ!!?」

ライラ「おおお? これがニンジュツでございますか?」

P「座ったままの姿勢であんなに!」

あやめ「なあっ、何事ですか!? あっ、痛っ、ぬぐぐぐぅ……! というよりプロデューサー殿っ、実は元気でしょう……!」

P「そんなわけ無い、あやめと同じ仕打ちを受けている」チーン

ライラ「大きなアイスの棒ですねー、当たりだから飛び出してきたですか?」

P「当たりが出たら!?」

あやめ「二本目は要りません!!」

ちひろ「プロデュー……増えてる!?」

P「分身の――」

あやめ「違います! ちひろ殿これはいったい!?」

ちひろ「……あっ。 あやめちゃん、座った椅子は?」

あやめ「それです! それに座ったら、こう、この、こうなって、こうです!」

ライラ「綺麗な放物線ですよー」

ちひろ「これはその、置いてたものを悪用したせいで……巻き込んでごめんなさい」

P「悪用とはなんだ、いい画が撮れただろう」

ちひろ「撮る?」

P「あっ」



P「翌日まで椅子でぐさぁーっされてたけど俺は元気です」

P「椅子は無事に業者が回収していきました」

P「どんな業者だ」

P「めでたしめでたし」



おわり

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