【咲】照「ライアーゲーム…」 (78)

・咲キャラが騙し合うSS二作目

・今回はゆっくり
・前作

【咲】久「ライアーゲームですって!」 - SSまとめ速報
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照「また開催するらしい…」

淡「えっ?この前やったばっかりじゃん!」

菫「何にしろ、私はもううんざりだ。照、代わってもらえるか」

照「うん。菫の仇をとれるよう頑張る」

菫「言ってくれるなよ…」

[会場]
照(今回の参加者は私、新子さん、園城寺さん、白水さん、辻垣内さん、末原さん、真屋さん…そして竹井さんか)

末原(前回から引き続いての参加はウチを含め、四人…。メンバーを変えた高校が思いの外多いな)

仮面M「今回のゲームを進行する仮面Mだよん。今回はベスト8以外にも二人ゲストがいるから紹介するね、よく知らんけど」ワカンネー!

憩「よろしくお願いしますよーぅ」

やえ「小走やえだ。よろしく」

久(……二人目、誰!?)

憧「え~っと、この方、奈良の晩成高校のエースで、全国の個人戦にも…(知らない人が多いだろうから、フォローしてあげなきゃ…)」

照「去年の個人戦以来だな、小走」

やえ「ふっ、思い出すよ。あの激闘を…」

久・憧(知ってるの!?)

やえ(あのおさげ、いかにも私のことを知らない雰囲気だったな。前回優勝者らしいが、実態はただのニワカだったようだ)

新作はやい(歓喜)
支援

うえのさんがかっこいいスレはここでしょうか?

[解説室]
仮面H「解説は私、Hじゃない仮面Hと!!」

仮面K「(いきなり無茶ブリ…いつものことだけど)ば、バストがKじゃない仮面Kがお送りします(石戸さんとか原村さんくらいかな…)」

仮面H「ゲーム進行はMじゃない仮面Mにお任せしています!!」

仮面K(後でなんか言われるよ…)

仮面H「さて、仮面K。今回の注目選手を教えてくれますか?」

仮面K「やっぱり前回優勝者の竹井さん、初参加の秀才小走さんと新子さんも…あと、個人戦三強も気になりますね…」

仮面H「だそうです。頑張ってください、末原さん、真屋さん、白水さん、園城寺さん!!」

仮面K「そのまとめ方はひどい!?」

仮面K「このレクリエーション、私の学生時代からあったんだよ(…赤阪さん、強かったなぁ)」

仮面H「仮面K、20年前はライアーゲームが連載してませんよ?」

仮面K「10年前だよ!!ギリギリ連載してたよ!!」

[会場]
仮面M「ゲームの説明をするよん。今回のゲームは『監獄ゲーム』って言うらしいねぃ。よく知らんけど」

智葉(いや、知っていてもらわなきゃ困るんだが…まぁ、この人なら大丈夫か)

仮面M「ってか、詳しいことはこの紙に書いてあるんだから、そっち読んでもらった方が早くねー?」

・監獄ゲームルール
1,鉄格子で分断された2つの部屋のうち、ゲーム開始時にプレイヤーがいる方を『シャバ』、いない方を『監獄』と呼ぶ

2,1ピリオド30分で、ピリオドの最後に『シャバにいる人のみで』、誰かの名前を書く投票を行い、最も多く名前を書かれた人が監獄送りとなる。但し、同票の場合は決選投票を行い、そこでも同票であれば、同票の中の一人が抽選で監獄送り

3,参加者はマイナス1億からスタートし、それぞれ自分の名前の刻まれたメダルを10枚受けとる。今回のメダルは『最終勝者一名の名前の刻まれたもの』のみ、ゲーム終了時に1億で換金できる。(原作ライアーゲームの椅子とりゲームのルールと一緒)

4,シャバにいるプレイヤーは任意のタイミングで、『現在シャバにいるプレイヤーのメダル5枚』を仮面に返却することで、監獄のプレイヤーを一人釈放できる

智葉「シャバ…酷いネーミングだ」

仮面M「今回もだけど、こんなゲーム原作にないから、勘違いしないでねぃ」

由暉子「質問いいですか?あの鉄格子の向こう側とこちら側でプレイヤー間のメダルの受け渡しをしてもよろしいですか…?」

仮面「大丈夫だよん。鉄格子を通しての受け渡し、会話はOK。ただし監獄の中の人は投票に参加出来ないからねぃ…他に質問がある人はいないみたいだねぃ」

仮面M「じゃあ、第1ピリオド開始だよん」

支援
シャバにいる人のメダルで復活ってことは二人復活させて見返りにメダルもらってわざと負けるって戦法がありか

フクヨなら仮面Fじゃね?

本当だ。次から直します

久(ヤバいヤバい…!これ、私が圧倒的に不利じゃないの!)

智葉(まぁ、今回の監獄送りは十中八九)

憧(前回の最終勝者である)

末原(竹井さんやろうなぁ…)

照(竹井さんを除く9人の暗黙の了解だろうな)

支援

久「お願い、新子さんっ。私のメダルを4枚あげるから、新子さんのメダルを1枚だけ、もらえないかしら…!」

憧「申し訳ないけど、竹井さん。私もほぼ今回で脱落が確定している人にメダルを渡すだけの余裕はないわ」


久「荒川さんっ、お願いっ…!」

憩「ウチもそこまで仏ではありませんよーぅ」

久「………」

由暉子(前回からは想像も出来ないような慌てようですね…)

仮面M「第1ピリオドの投票が終わったみたいだねぃ。」

哩(竹井で濃厚だが、奴は前回いくつも策を講じていた。今回は…?)

仮面M「今回の監獄送りは …残念!竹井さんだぜぃ」

仮面M「ちなみに内訳は竹井さん8、宮永さん2らしいよ」

末原(前回優勝者とあろうものが…いや、それ故の敗北やな)

久「…ぐすん」

照(竹井さんは悄気たふりこそしているけれど…)

照(私には分かる。彼女の牙は…まだ抜けてない)

ヒッサかわいい

照(なぜなら普通の人は竹井さんのような状況に陥ったとき、見返りを期待せず全員にメダルを配りだしたりするだろう)

照(もっともそれは一時しのぎにしかならないのだけど。それでも大半の人はその場合投票先を変えただろう)

照(このピリオドで、本当に監獄送りになりたくないのであれば、手の講じようはあったはず。それでも彼女はそうしなかった。それは必ず彼女なりの考えあってのこと…)

照(ところで私への一票目は竹井さんのヤケクソだとしよう)

照(いくら竹井さんで確定していたとは言え、誰だ私に投票した人は)

憩「~♪」

[解説室]
仮面F「名前のアルファベット間違ってたよ…」

仮面K「予想外の指摘だったね…」

仮面F「話変わりますが仮面K、この状況をどうご覧になりますか?」

仮面K「竹井さん、残念でしたね。でも、まだ彼女の負けが確定したわけではないと思いますよ」

[会場]
仮面M「それでは第2ピリオド開始だよん」

怜(このゲームはメダルの持ち合いをすることでお互いに協力するメリットが生まれる…先手を打っとこか)

怜「白水さん、メダル1枚、交換してもらえんかな」

~5分後
怜(白水さん、新子さん、小走さんとメダルを交換できた)

末原(園城寺さんが動き始めた…でもその交換裏目に出させてもらうで)

末原「みんな、聞いてもらいたいんやけど」

怜「?」

末原「恐らく今回のピリオド、誰に投票しようと明確な理由があって投票する人はあんまおらへんのやないかと思う。…ところで園城寺さん、今まで何してた?」

怜「何ってメダル交換してただけやけど…?」

末原「誰とですか?」

怜「末原さんに…ましてみんなの前で言うメリットが見当たらんなぁ」

末原「白水さん、新子さん、小走さんですよね?」

末原「今、園城寺さんのメダルと3人のメダルが交換されてます。さて、ここで問題です。このピリオド、誰に投票すればゲームを有利に進められるでしょう?」

怜(ウチに投票先を誘導させるつもりやな…)

末原「今回のピリオド、園城寺さんを監獄送りにすれば、当人だけでなくさっきの3人にも損害を与えられます」

怜「はっ、たったメダルの2・3枚で因縁付けられるんか。敵わんわー」

末原「ウチは事実を述べたまでです」

怜「それが末原さんの選択なんやな。白水さん、新子さん、小走さん、どうやら末原さんはウチらに損害を与えたいみたいやで。これは投票で恩を返さなあかんなぁ」

末原(その3人にウチへ投票させたところで、過半数に園城寺さんに投票する動機が出来たんです。ムダですよ)

王者と憧の偏差値70overは生かされるかな

仮面M「第2ピリオドの投票が終わったみたいだねぃ」

照(私は末原さんの言う通りに園城寺さんに投票した。ただ、1つ気になること。園城寺さんは結果が『見えてた』んじゃないかな…ピリオドの最初から)

仮面M「今回の監獄送りは…残念!末原さんだぜぃ」

仮面M「ちなみに内訳は末原さん5、園城寺さん4らしいよん」

末原(失敗したな…ヘイトを集め過ぎたか)

末原(園城寺さんの仲間以外にウチに投票した人間がおる…何のために?)

怜(残念やったなぁ、末原さん。ウチの能力は麻雀だけにしか使えない訳やない…第1ピリオドでの竹井さんの脱落、第2ピリオドでの末原さんの失策、全部ピリオドの始めにはわかってたんやで…もっとも、発表される結果がわかってただけやから、誰が投票したのかまではウチには分からずじまいやけど…それでもこのゲーム、ウチに勝てる人間はおらんやろ)

仮面M「それでは第3ピリオド開始だよん」

怜「白水さん、新子さん、小走さん、これも何かの縁やし、ウチら四人でチームを組まへん?」

哩「全員でメダルを交換するわけか」

怜「それだけやあらへん。投票において協力することで邪魔なプレイヤーに自由に落とせる」

やえ「確かにチームを組むのがベストに思える」

憧「賛成するわ。この四人の中から勝者を出しましょう!」

怜「そこでメダルの分配が問題になるわけやけど…」

やえ「そうだな、それぞれがメダルを3,3,2,2で持ち合う。但し自分のメダルは2枚の方にしておく…とでもすれば、まず裏切りは起きないんじゃないか?」

憧(一瞬で…流石ね)

智葉「あっちはチームを組み始めたみたいだな。こっちもそうせざるを得ないだろうな」

照(素直に組みたいって言えばいいのに…)

憩「ここにいる四人は確定として、このままでは4対4で引き分けになってしまいますよーぅ」

由暉子「(すごい人たちと一緒になってしまいました…)そうですね、やはり監獄の人たちを釈放してチームに加え入れるべきでしょうか」

照「このゲームは一度投票で遅れをとれば、下手したら負け続ける…やはり、初動が大事。そうしよう」

久(やっぱり第2ピリオドで末原さんに投票したのは『彼女』かしら…?)

久(もし、園城寺さんが落ちていたら…もっとも園城寺さんが『見えてた』としたら、そのifルート自体存在しないようなものだけど…メダルを交換しようとしただけの園城寺さんが落とされた訳だから、第3ピリオド以降チーム結成はおろか、メダル交換すら躊躇われる状況になったでしょう)

久(一方、末原さんが落ちて、結果として園城寺さんがきっかけとなってチームが2つ生まれた。彼女は恐らく多くのプレイヤーにメダルの持ち合いをさせたいでしょうから、末原さんに投票した…っていうのは飛躍し過ぎかしら)

久(そもそも末原さんの言ってたことは正しいけど、そんな大した差でもないし)

照「末原さん、竹井さん、条件によってはあなた方を解放してあげる」

末原「!」

久「鉄格子を通して会話するのって変な感じね…」

照「条件は自身のメダル10枚をこちらに渡すこと。…もちろん、見返りはある。私達のチームのメダルを全員で分配するから」

末原「呑みますから、出してもらえますか」

照「わかった」

由暉子「私のメダルを釈放に使ってください。釈放ように使うメダルは誰か一人に統一しておいた方がいいですから」

智葉「悪いな」

由暉子「いえ…これからチームでメダルを分け合うんです、私が損をするわけではありませんから」

◇由暉子のメダルを5枚使用して末原を釈放

照「竹井さんは?」

久「メダル10枚が条件なんでしょ?残念ね…私のメダル全部あげちゃって、払いようがないわ」

智葉(全部あげたってのは、流石に嘘だな…あげたのが事実だとしても少なくとも1,2枚は残してあるはず)

照「あげた?誰に?」

久「さぁ、忘れちゃったわ…宮永さんかも知れないわね」

照「冗談は止して…みんな、どうする?」

由暉子「メダルをあげた相手は園城寺さんチームで、竹井さんはあっちと繋がっているのかもしれませんね」

照「でも監獄にいて、投票も出来ない彼女にあっちが自分たちのメダルを渡して、釈放もせず寝かしているとは考えにくい」

憩「ウチ、竹井さんのこと観察しとりましたけど、収監されてから現・園城寺チームの人間と接触しとりませんでしたよーぅ」

智葉「本当か。なら、竹井さんが向こう側と繋がっている可能性はぐっと落ちるな」

頭がこんがらがってきた

憩「ここで竹井さんを仲間に出来なければ、向こうが竹井さんを抱え込んで5対5になりかねませんよーぅ」

照「仕方ないな…(もともと竹井さんのメダルが必ずしも必要って訳じゃないし)」

照「私達のメダルを分配してあげるから、私達に協力するって条件なら出してあげる」

久「分かった。協力するわ」

◇由暉子のメダルを5枚使用して久を釈放

末原「これで6対4、園城寺さんたちに勝てますね」

智葉「問題はメダルの分配だ。六人もいるから、一人にどうしても1枚しかもらえない名前のメダルも出てくる」

智葉「今私達の手元にあるのは、私、宮永、荒川、末原が各10枚で計40枚だけ。それを分けると7枚が四人、6枚が二人か」

照「7枚の人は自分のが2枚いかないように…」

憩「後輩のウチと真屋さんが6枚でええかな、真屋さん」

由暉子「はい」

久「あら、私にも7枚貰えるのね」

照「そうでもしなきゃ、竹井さん裏切りそうだから…」

久「…」

憩「じゃあ、今回の投票先は園城寺さんにでもしましょーぅ」

智葉「…にしても変だな」

末原「何がですか?」

智葉「これだけ派手に動き回ったんだ。向こうも馬鹿じゃない、こっちが六人組だということには気がついているはず。にも関わらず、買収も何もする気配がない」

憧「買収をしない!?」

哩「何故…?」

怜「その、信じてもらえんかも知れんけど、このピリオド何もせずに6対4で勝てるっていう未来が見えたんや…」

憧「6対4で勝てる?今あっちは人手を集めて六人組になってる。普通に考えたら真逆、4対6で負けるわよ」

やえ「こっちの見返りも期待せず、あっちを裏切るメンバーが二人もいると?」

怜「信じがたい話なんは分かっとる。でも何もせずに投票で勝てるという未来は、こちらが何か能動的に行動を起こせば、変わってしまうかもしれんし…」

憧「私には実は園城寺さんが宮永さんたちのスパイで、私達に出鱈目吹き込むために動いてる、って言われた方が信用できるわよ…」

哩(それにそんな信じがたい相手の裏切り者がいるとして、その人は私達の投票先を把握していなければならないはず…当然そんな情報は向こうの誰も知らないだろう)

やえ(俄には信じられないが…考えれば考えるほど、そんな展開があり得ない理由が浮かんでくる…)

やえ(だが、園城寺の表情…とても嘘をついている人間のそれではない)

やえ「新子さん、白水さん。ここは園城寺さんを信じてみないか」

憧「えっ…!?」

やえ「私も正直、園城寺さんの話を完全には信じてない…でも私には園城寺さんが私達を騙そうとしているようには見えない」

やえ「それに、この話が嘘か間違いだったとして、まだ勝機がなくなるわけじゃない」

やえ「このピリオド、あっちのチームは釈放にメダルを10枚も使った。こっちはこの話が間違っていたとしてようやく5枚だ」

やえ「それに私達は少人数で、メダルの配分に余裕があるが、あっちは全員に2枚ずつさえ配れないはず…いくらでも買収できるさ」

哩「確かに」

憧「…分かった、それでいいわ」

怜「…小走さん、あんたええ人やなぁ」

?「竹井さん、『これ』返すわ…」

久「あぁ、なるほどね…了解」

仮面M「第3ピリオドの投票が終わったみたいだねぃ」

末原(6対4でウチらの勝ちのはずや…)

やえ(さて、園城寺が本当のことを言っていたかどうか…)

仮面M「今回の監獄送りは残念、荒川さんだぜぃ」

仮面M「ちなみに内訳は荒川さん6、園城寺さん4らしいよん」

憧(園城寺さんの予知、当たってる…)

由暉子(なんで私達が負けてるんでしょうか?)

一体何が起きてるのか

久「あら、どうしてかしらね…?」

智葉「荒川が監獄送り…?」

照「何でかは分からないけど、ただでさえ投票で負けてるのにメンバーが減るのは不味い。釈放しよう」

末原「今回はウチのメダルで統一しましょうか。じゃあ、皆さんウチのメダル、出してもらえます?」

◇末原のメダル5枚を使用して憩を釈放

憩「即時釈放、感謝しますよーぅ」

あっ

仮面M「それでは第4ピリオド開始だよん」

哩「園城寺さん、疑って申し訳ない…」

憧「私も、ごめんなさいっ…!」

怜「気にせんといて。むしろこんな嘘臭い話に乗ってくれたみんなにウチが感謝せなあかん」

やえ「良かった…ところで園城寺さん、今回のピリオドの結果は見えるか?」

怜「朗報やで。今回も何もせず6対4で勝ちや。どこの誰がこんなことしてるんか分からんけど、その人にも感謝やな」

やえ(確かに朗報だ。でも単なるラッキーで済ませてはいけない問題な予感がする)

やえ(このチームのメダル分配一人分で、向こう二人の買収など出来ないし、提案すれば協力するんだから隠す必要もない。一体何故…?)

照「…裏切り者が、二人」

末原「竹井さん、あっちのメダル何枚で裏切ったんです?」

久「何で私が裏切った前提なのよ!?」

智葉「全員メダルを出せ。あっちとメダル交換した人間がいれば、分配したメダルが減っているはずだ」

~3分後
智葉「…全員のメダルが減ってない?」

久「ほら、私のもちゃんとあるわよ!」

憩「つまり、向こうは見返りも要求せずにメダルを渡したってことになりますよーぅ」

末原「メダルを出せないなら一目瞭然ですけど、隠し持っているのを暴くのはムリですね」

由暉子「寝返ったとなると、向こうのメダル全員分を2枚ずつとかでもないと割りに合いませんよね」

照「…それも二人。見返りもなしで。相手がそんなメダルの大安売りを始める訳がない」

由暉子「そう言えば竹井さんのメダル、行方不明でしたよね。それと引き換えにメダルをもらったとか」

憩「だとしたら、相手は検討ハズレも良いとこですよーぅ。私達は園城寺チームを壊滅させ次第、竹井さんには真っ先に監獄へお引き取りいただくつもりですよーぅ」

久「本当に裏切るわよ!?」

照「やめて、こんな時にケンカはよくない」

照(でも竹井さんメダルを渡しもせず分け前だけ貰ってるんだから、そのくらい言われても仕方ないような気も…)

憩「どう考えても裏切り者がいるってのはムリがありますよーぅ。今回の結果は何かの偶然が重なったものですよーぅ」

智葉「自分が投獄されてよくそんな呑気なことが言えるな。明らかにこの中に二人、裏切り者がいるはずだ」

末原(裏切り者の口論で早30分)

由暉子(大丈夫でしょうか、このチーム…)

仮面M「第4ピリオドの投票が終わったみたいだねぃ」

智葉(さて、どうなる?…)

仮面M「今回の監獄送りは残念、末原さんだぜぃ」

仮面M「ちなみにで内訳は末原さん6、園城寺さん4らしいよん」

憩「最悪ですよーぅ」

由暉子「最悪?」

照「第3ピリオドの最後、末原さんのメダルで荒川さんを釈放させたよね。仮に今回負けたとしても、末原さんのメダルを使う予定だった…」

智葉「ところがルールで、監獄にいるプレイヤーのメダルは釈放に使えないことになっている」

照「だから末原さんを釈放するために、私達は更にもう1つメダルを切り崩さないといけない」

久「裏切り者の情報で、向こうが狙ってやっていたら、相当質が悪いわね」

照「仕方ない、私のメダルを出して。これで末原さんを釈放する」

◇照のメダル5枚を使用して末原を釈放

末原「どうも」


仮面「それでは第5ピリオド開始だよん」

智葉「今私達の10枚残っているメダルは私のと荒川のもののみ。厳しいな」

憩「訳が全く分かりませんよーぅ」

由暉子「裏切り者の目的は何なのでしょうか」

照(裏切り者は大金が入る方法でもあるんだろうか…?それともチームよりも安全な方法でも?)

照(………!)

照「…分かった」

久「?」

末原「何がですか?」

照「『裏切り者の目的とその黒幕』が」

照「みんな、聞いて欲しい。裏切り者の目的が分かった。まず確認したいんだけど、園城寺さん達も裏切り者が誰なのか分かってないんじゃないかな?」

やえ(…!当たりだ)

智葉(園城寺達もこちらの裏切り者を知らなかったのか?てっきり奴らが唆したものかと)

照「反応を見る限り、当たってるみたいだね。…結論から言うと、黒幕はあなたでしょ?竹井さん」

久(…バレたか)

うえのさんにすぱいされたいですね

うえのさん
ああうえのさん
うえのさん

照「第3、4ピリオドで園城寺さん達に協力してた一人めは竹井さんだ」

由暉子「でも竹井さんはメダルを2枚ずつ持ってましたよね?なんで裏切りなんか」

照「答えは簡単。最終勝者メダルが3枚以上入る見込みがあるから」

智葉「3枚?やっぱり、竹井は自分のメダルを隠し持っていたのか。でもどうやっても、竹井に勝ち目なんてないんじゃ…」

照「いや、勝てる」

照「これは竹井さん単独の作戦じゃない。竹井さんのメダルを3枚以上持っている人間が、彼女を除いても恐らく『二人』いる。」

照「その一人めはウチのチームのメンバーで第3、4ピリオドで園城寺さん達に協力した人間。もう一人は園城寺さんチームで様子を伺っている人間だ」

照「この3人を竹井チームとする。作戦の概要はこうだ」

照「まず、竹井チームの狙いは竹井さんのメダル以外を釈放によって消費させること。そしてその後、竹井チーム以外の人間を投獄させるように工作すること」

照「だから園城寺チームの裏切り者からチームの投票先を聞いて、竹井さんとこっちの裏切り者はそれに合わせて投票した。これが第3、4ピリオドの真相」

照「ひとまず、最大勢力である私達を削る…そしてこれ以上私達が釈放が出来なくなるタイミングで竹井チームは園城寺チームに矛先を変える」

照「つまり、今度はこっちの投票先に合わせて投票する。要するに竹井さんとこっちの裏切り者は本来の持ち場に戻るわけだ」

哩「!」

照「そこまで竹井チームは園城寺チームの投票に便乗していたけれど、そこからは状況が逆転、園城寺チームのメダルを削る気だ」

照「最悪、竹井チームは竹井さん以外のメダルを失っても大丈夫。そしていよいよ、どちらかのチームが人を落とすタイミングで…」

憧「待った、ぶっちゃけるけどこっちはメダル3枚貰ってる人もいるのよ?こっちに裏切り者がいるらしいけど、竹井さんのメダルを3枚貰ったところでその人が裏切るメリットは少ない」

照「なら、そっちの裏切り者はメダル4枚持ちかもしれないし、その人が抗ったところで4対6で負けるはず。」

照「そうなればどうせ、3枚持ちのメダルから釈放に使われる。と、なれば結局竹井さんに就くはめになる。いずれにせよ、大した問題じゃない」

照「話を戻す。旧2チームが本命一種類を除いてメダルを使ってしまい、いよいよ人を落とすタイミングになる」

照「ちなみにこの時、双方の本命に竹井チームのメダルが残っていれば、彼女達には尚ベターだろうね」

照「それぞれのチームが相手の落とすメンバーを指名するわけだけど、この時竹井チームメンバーは仲間以外が落ちるように、話し合いを進める」

照「例えば、竹井さんなら簡単だ。園城寺チームの裏切り者は『竹井さんは途中参加だし、宮永チームの核には思えない。むしろ念のために、宮永を落としておくほうが安全だ』なんてね」

久「…」

照「こんな感じで邪魔な人間を落としていく。もっとも、竹井チームが投票を握ってるんだから、力及ばずチームの決定が気に食わないものになれば、共謀してそっちを負けさせればいい」

照「もっとも早い詰みのパターンは、こっちの純メンバー二人、園城寺チームの純メンバー一人を落とした場合」

照「この時旧2グループの純メンバーはそれぞれ二人。竹井チームは三人残っているんだから、投票の便乗を止めて単独で勝てる。この時、竹井チームの存在が知られていなければ、ただの4対3の状況にしか見えなかっただろうね」

照「竹井チームの勝ちパターンはまだある。力及ばずチームの誰かが落ちても、最後の土壇場2,3人でチームメンバーを復活させて奇襲、ゲーム決着もあり得る」

照「この時、竹井チーム全員でシャバにいるメンバーのメダル5枚を集めるのは容易だけど、残りの人間は本命以外残ってないし、復活させようとする人間のメダルもないはず」

照「そしてこの作戦の恐ろしいところはもう1つ。もし早々と何らかのアクシデントで計画が止まっても、竹井さん含め、なに食わぬ顔で旧チームに参加できること。もっとも竹井さんは今バレたけど」

照「こんなものかな。少人数ながら、投票を支配できる良い作戦だ。でも、露見してしまった今、これには明確な弱点がある」

照「『本命メダルが竹井さんだと明らかなこと』…園城寺さん、さっきまで私達は敵同士だった。でも今は竹井さんという共通の敵がいる」

照「今こそ私達が狙われているけれど、次は園城寺さん達に標的が変わる。2つのチームで協力して、このピリオドで『竹井さんを落とそう』」

照「一時的とは言え、大同盟を組めば7対3。竹井チームは手の打ちようもなく、作戦失敗する」

怜「…えぇで。乗ったる」

待ってる

末原「…第1ピリオドで終わったかと思ってましたけど、大した人ですね竹井さん。第3、4ピリオドは完全に操っていたんでしょう?」

久「あら、末原さんに褒めてもらえるなんて嬉しいわね」

末原「でも、悪行も流石にここでお終いですか。竹井さんと言えども、7人を敵に回しては勝ち目はありませんよね」

久「7人がかりで私を狙い撃ちかー。第1ピリオドほどじゃないけど、割りと私も傷付くのよ」

久「ただ、宮永さんの話を聞いてなかったの?私の仲間の正体が割れてない以上、いつ私が釈放されてもおかしくないわよ」

久「末原さん達が勝つためには、園城寺チームの壊滅と私の仲間を完全に落とすことの二つが絶対条件。大変ね」

久「敵ながら応援してない訳じゃないのよ?末原さん達がそれを達成した暁には、私も同額の賞金を受け取れるもの♪」

末原(腹立つなぁ…この人)

久「種はもう蒔き終わったわ…裏切りの芽を完全に摘み取れるかしらね?」

末原(そうや…竹井さんだけやない。ウチを除くにしても、宮永、荒川、辻垣内、真屋の誰かが竹井さんと繋がってる)

末原(一体誰が?)

久「…それに、私がこのピリオドで落ちるなんて誰が決めたのかしら?」

末原「!?」

1日1レス定期

仮面M「第5ピリオドの投票が終わったみたいだねぃ」

智葉(ここで竹井が落ちて一安心、…か?)

仮面M「今回の監獄送りは残念、宮永さんだぜぃ」

仮面M「ちなみに内訳は宮永さん6、園城寺さん4らしいよん」

照「…うっ」

智葉「園城寺…!」

怜「…残念やったなぁ、宮永さん。ウチもそんなアホやない」

怜「ここで竹井さんを落とせば、今度こそ2チームでの勝負になる。そうなれば、ウチらが喰い潰されるだけやしな」

怜「だからまず、宮永さん達から潰させてもらうってだけの話や」

照「…話の分からない人」

すみませんミスです。

投票先の内訳が 園城寺4→竹井4 でした。

結果は変わりません

憩「かなりの危険水域ですよーぅ」

末原「宮永さんを今すぐ釈放しましょうか?」

智葉「…待て。宮永にも悪いが、少し考えなきゃならないことがある」

支援

[解説室]
仮面F「かなーり、ややこしくなって来ましたね?」

仮面K「そうですね。ここら辺で現在の状況をまとめてみましょうか」

・現在の状況(照の仮説)

【宮永チーム】
久が実質離脱状態にあり、現在は五人。(その内一人は竹井チームの裏切り者)照は収監中。
一応は最大勢力。但し、度重なる釈放と久が実質メダル持ち逃げしたため、メダルは初期の半分にまで減っている。

【園城寺チーム】
現在は四人。(その内一人は竹井チームの裏切り者)
少人数だが、メダルは未だ無傷。怜による未来視が可能

【竹井チーム】現在三人。宮永チーム、園城寺チームに一人ずつ潜伏中。そのため、情報戦では有利。
竹井チーム以外のメンバーを落として、久を勝たせるのが第一目標。

[会場]
仮面M「それでは第6ピリオドスタートだぜぃ」

智葉「竹井はもうこのチームには戻らないだろう。釈放から一度もチームのために動いていなかったしな」

由暉子「只でさえ足りないメダルを持ち逃げされてしまいましたね」

憩「宮永さんの所持分も含めて、チーム内のメダルはウチと辻垣内さんが8枚ずつ、末原さんと宮永さんが4枚ずつですよーぅ」

末原「本命メダルは辻垣内さんか荒川さんでしょうけど、宮永さんを今釈放するのにさえ、崩さないといけないんですね」

憩「やむを得ませんよーぅ。ただ、そろそろ竹井チームの矛先が園城寺達に向かうはずですよーぅ」

智葉「問題は私と荒川のメダルのどちらを残すかだ」

由暉子「あぁ、このチームにも竹井さんの仲間がいるんでしたね」

末原「ウチらとしては、竹井チームの人間のメダルを本命とはしたくないですからね」

憩「身内で争っていても仕方ないし、ウチのを釈放に使っていいですよーぅ」

◇末原のメダル4枚、憩のメダル1枚を使用して照を釈放

怜「…んっ、マズイな。このピリオド何もしなければ3対7で負ける」

哩「さっきはあれで良かったと?竹井さんを落とせば、シャバは9人。一人買収すれば最大勢力になれたのでは?」

やえ「宮永の言っていた通り竹井チームの本命メダルは竹井で間違いない。でも、あそこで竹井を落としただけでは、作戦は止まらないかもしれない」

やえ「依然として竹井チームの裏切り者は残っているし、二人だけでも票の調整を続けられるからな」

哩「3対7か…奇しくもさっきの竹井さんの窮地と同じ状況」

やえ「彼女は私達が宮永チームを攻撃したから良かったものの…。竹井チームは調整のため、宮永チームは報復のため、確実に仕留めに来るだろうな」

怜「…んっ、マズイな。このピリオド何もしなければ3対7で負ける」

哩「さっきはあれで良かったと?竹井さんを落とせば、シャバは9人。一人買収すれば最大勢力になれたのでは?」

やえ「宮永の言っていた通り竹井チームの本命メダルは竹井で間違いない。でも、あそこで竹井を落としただけでは、作戦は止まらないかもしれない」

やえ「依然として竹井チームの裏切り者は残っているし、二人だけでも票の調整を続けられるからな」

哩「3対7か…奇しくもさっきの竹井さんの窮地と同じ状況」

やえ「彼女は私達が宮永チームを攻撃したから良かったものの…。竹井チームは調整のため、宮永チームは報復のため、確実に仕留めに来るだろうな」

また連続で貼っちゃった

すみません

憧「じゃあ、どうするのよ?」

怜「作戦はシンプル。3人取り返すだけや。もともと分が悪いし、最悪負債さえ消せればええし、買収して逆転するで」

怜「まずは身内からやな」

怜「なぁ、このチームの裏切り者さん。このまま竹井の指示に従うのも考えものかもしれへんで」

怜「確かに竹井チームの人間は竹井を勝たせるのがベストではある。でも、竹井の作戦は宮永に暴露された」

怜「これで竹井チームの優位性は一気に揺らいだ。仕組みがバレれば実行は一気に難しくなる」

怜「なら、竹井と向こうの裏切り者は普通に宮永に協力して2枚だかを確定させにきてもおかしくあらへん」

怜「そうなれば、竹井チームで唯一宮永チームのメダルを持ってないあんたは困るやろ?」

怜「三枚。ウチのチームの全員のメダルを三枚になるよう渡す。だから、名乗り出てこっちに正真正銘協力してくれんかな」

怜「みんなもそれでええかな?」

やえ「構わない」

哩「あぁ」

憧「いいわ」

怜「それで…?裏切り者は?」




















憧「……私だけど」

怜・やえ・哩「…お前か!」

怜「約束やしな。全員新子さんにメダル渡したって」

憧「どうも。…ほら、竹井さんのメダル3枚。第1ピリオドにタダでもらったの」

やえ「もう一人の竹井の仲間は?」

憧「…あぁ、辻垣内さんよ。辻垣内さんは4枚持ってる。」

憧(…辻垣内さんが裏切り者ってのは嘘だけどね。まだ完全には竹井チームの勝ち目を消したくない)

憧(園城寺チームはもう私を切れないし、不都合が生じれば嘘ってバラしてもいいし)

憧(取り敢えず園城寺チームに肩入れするけど、状況が変われば竹井チームでもやっていけるように)

白水「4枚?竹井が核なのに?」

憧「うん。最初は私も4枚だった。多分竹井さんの当初の作戦は、私と辻垣内さんを最終局面まで残らせて、そこから自分を釈放させるつもりだったんだと思う」

憧「メダルの分配なり、釈放なりで確実に終盤のメダルの持ち分は少なくなる。そんな中、秘密裏に4枚ずつ持っているペアのアドバンテージは絶大。これを利用しない手はない」

憧「後々確実に釈放してもらうための4、4、2の分け方だったのよ。ただ、実際には想定より早く他人に出してもらえたんだろうだけど」

憧「ただ、私にとって不味かったのが、竹井さんが宮永チームに勧誘されたこと」

憧「辻垣内さんはともかく、竹井さんは自分のメダル2枚しか持ってないし、普通にチームに参加した方が楽」

憧「だから私は第3ピリオドに竹井さんにメダルを1枚返した。こうすれば、竹井さんにメリットが生まれるからね」

憧「そこからの作戦は宮永さんの推測通り。まさか見破られるなんて思ってなかった」

憧「…で?あと二人買収するのよね?」

怜「うん。あっちの人数考えれば、2枚ずつ配れば落ちるやろ。この買収で、このピリオドで確実に決めるで」

憧「それだとお三方は1枚ずつしか残らないけど、いいの?」

やえ「そうは言っても新子さんがその3枚を手放す気はないんだろ?」

憧「うん、遠慮する」

哩「あっちの本命メダルはどうしとると?竹井チームには情報漏れているはずだが」

憧「荒川さんと辻垣内さん。どっちも10枚ないけど」

やえ「新子さん、もう1つ質問したい。あっちのチームの本命メダルを1枚しか持っていないのは誰だ?」

憧「あぁ、そっか。その人を買収すればいいのか。…ええっと、誰だったかな?確かに竹井チームでその話聞いたんだけど」

憧「ちょっと竹井さんに確認してくる。まだ竹井さんは私が園城寺チームに就いたと思ってないし」

哩(…ん?)

久「新子さん、さっきから随分と園城寺チームで話し込んでた様子だったけど」

憧(…観察されてたか。勘づかれてるかな?)

憧「園城寺さんが負ける未来が見えたから、対策立てようとしてただけ」

憧「私が裏切り者だってバレてないし、チーム皆が疑心暗鬼になってる」

久「本当?」

憧(鋭いな…ならいっそ、脅そうかな)

憧「…嘘。バラしちゃった、私が裏切り者だって。メダルと引き換えに」

久(…面倒なことしてくれたわね。荒川・辻垣内メダルで新子さんを見捨てるつもりだったんだけど)

久「で、園城寺チームは宮永チームの買収に動くのね」

憧「そうね。私の記憶が正しければ、辻垣内さんと真屋さんが辻垣内メダル1枚持ち。宮永さんと荒川さんと末原さんが荒川メダル1枚持ちよね」

憧「宮永チームは誰でも2枚ずつで裏切るわね。ちなみに竹井さんは荒川メダル辻垣内メダルともに2枚持ちよね」

久「大した記憶力ね」

すみません

こちらの都合でエタらせていただきます

自分でも読みにくく、分かりにくかったので、読者さんには迷惑をお掛けしました

スレ立ての時点でプロットは完成していたのですが、釈放の条件が甘すぎて不自然な所が多数見つかり、全編書き直しをしようとしていました

こんな形で終わってしまい、読者さんには申し訳ないです

依頼出してきます

まじかい
なにはともあれ乙

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