ライオン「グスッ」(22)

ライオン「ううう・・・俺は別にとって喰おうってつもりじゃねえのに・・・」エグエグ

ライオン「なんでみんな俺のことを・・・」

ライオン「・・・?・・・このつり橋の先はいったことないな」

ライオン「こんなとこにつり橋があんのも始めて知った」ギシギシ

ライオン「だれかいる・・・すげぇ・・・太陽みたいだ・・・」

?「・・・」

ライオン「友達になりたいな・・・でもどうせ・・・」

?「・・・」

ライオン「ち、近づくぐらいなら!」

?「・・・」

ライオン「?」

?「なんですか?」ボソッ

ライオン「ぎゃぁ!」

?「失礼な・・・」ボソッ

ライオン「お、おおおまえ、おおおれがこっこわくないのか?」

ヒュウウ

?「ええまぁ」

ライオン「じゃ、じゃぁ・・・と、友達になって!」

?「かまいませんが」

・・・セケンバナシトカハンセイトカ・・・

?「へー・・・苦労してるんですね」

ライオン「そう!お前が初めての友達!・・・友達なんだ」グスッ

?「泣いてる?」

ライオン「うん・・・でも悲しくないんだ!うれしい・・・」

ライオン「温かい涙だ!多分お前がくれたんだ!ありがとう!」

・・・トキハナガレテ・・・

ライオン「すーごい嵐だなー、早くあいつんとこ行かなきゃ!」

ライオン「今日のおみやげ洞窟で見つけたこの琥珀!」

ライオン「あいつに似てるから思わず拾っちゃった!」

ライオン「はやくみせたげたいなー!」

ライオン「うわぁ・・・つり橋大丈夫かなこれ」

ライオン「い、行こう!」ミシミシ

ゴロゴロ

ライオン「うわっ嵐がひどくなってきた!」

ピシャーン ブチッ

ライオン「え」

ライオン「ううう・・・いたい・・・体、うごか、ないや」

ライオン「うわぁ・・・お空があんなに遠く・・ちっちゃく見える」

ライオン「・・・あいつ大丈夫かな」

ライオン「あいつだけは・・・泣かせたくない!」

ちょっとそのまんますぎないか

ガオオオオオオオ・・・ガオオオオオオ・・・

?「あ、ライオンの声」

?「雄たけびがあげられるんだね、あんなよわっちくても」

?「あれ、性にもなく泣いちまったよ」

?「死に際だからかな、ゆるんじゃったな」

?「冷たくないねぇ・・・温かいよ・・・」

>>9無口じゃないとこだけ違うかなーとかかってに思ってたんだけど

ライオン「あー、疲れちゃった」

ライオン「痛くて死ぬのだけはやだったんだけど・・・」

ライオン「でも友達できて良かったな・・・一人だけど」

ライオン「今度はお前みたいになりたいなー・・・なんて・・・」

ライオン「なんだか・・・あたたかいや・・・」

男「そうしてタンポポとライオンは死にましたとさー」

子供「はぁ!?何それ悲しいよ!たすけてあげよーよ!」

男「うそうそwwwでもねー、伝わるかなー」

やがて春がおとずれました

タンポポのいた崖の谷底には一面にタンポポが咲いていました

男「そのタンポポはライオンにとてもよく似ていましたとさー」

男「あい、めでたしめでたし」

子供「えー!死んだの!結局!?」

男「あの状況で助かると思う?」

ダンデライオンかw

子供「なんかいい話だって言われたけど、イマイチ」

男「著者がわるいのだ」

男「中二になったらもっかい読みなってか聞きな」

子供「わかった」

男「はい、じゃぁまたねー」

子供「またねー」





私「またねー」

>>15そうよーw

終わりです、完全に自己満でした

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