貴音「わたくしを食べてください……あなた様、響!!」 (52)

P「なに言ってるんだよ貴音……」

響「自分にそんなこと……できるわけないじゃないか!!」

貴音「早くしてください!さもなければ……わたくしがあなた方を食べてしまいましょう!!」ガバッ

P「貴音やめろ、響を離すんだ!!」

響「……」


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---某日、765プロ---

貴音「お疲れ様でした……」ガチャ

響「貴音は今帰りか?自分も今帰るからちょっと待ってて欲しいぞ!」

貴音「そうですか、待っていますよ響……」

=======================

響「お待たせ貴音!……どうしたんだ?」

貴音「何でもありませんよ、本日の夕食を見繕っていたのです」

響「どうせまたラーメンでしょ、自分も行きたいぞ!」

貴音「そうですか……、では行きましょうか、二十郎へ」

響「それは勘弁してほしいぞ……」

---ラーメン屋---

響「うまい、うまいぞ!さすが貴音、ラーメンのことなら貴音が一番だな!!」ズルズルッ

貴音「ふふ…らぁめんは文化、らぁめんは進化、らぁめんは可能性です」ズルルッ

響「意味わからないけど……すごいな、貴音は」ズゾゾッ

貴音「今にわかりますよ、響……」

響「?」

響「あぁーお腹いっぱいだぁ!」スリスリ

貴音「真、良きことです響……」

響「……」

貴音「……」

貴音「つかぬことを聞きますが……響は、わたくしのことをどう思っているのでしょうか」

響「……やけに貴音らしくない質問だな」

貴音「ええ、なぜか無性に聞きたくなりました」

響「……」

響「……きだ」

貴音「なんですか、響、良く聞こえません……」

響「自分、貴音のこと、大好きだって言ったんだ!!」

貴音「!!」

響「961プロの頃から、自分の隣にはいつも貴音がいてくれた……だから、今の自分があるんだ!!」

響「貴音は自分の大切な仲間……いや、それ以上の存在」

響「……だから、話してよ貴音、何か悩みがあるんでしょ?貴音がこんなこと聞くなんて、普通じゃない」

貴音「……」

貴音「……いえ、大丈夫です響。あなたの私に対する気持ちが聞けて、満足です」

響「そうなのか……」

貴音「……」

響「でも、これだけは覚えててほしいぞ貴音。自分はいつだって貴音の味方だからな!」

響「困ってる時は自分がどこにだって助けに行くし、全力で守ってあげるから!!」

貴音「光栄ですよ響……」クラッ


ドサッ


響「貴音!貴音!!しっかりしろ、貴音!!」

---病院---

響「貴音は、大丈夫なんですか!?」

医者「はい、命に別条はないようです……ただ」

P「ただ、どうしたんですか」

医者「貴音さんの検査をしているときに、少々おかしなことに気づきまして……」

P「と、いいますと……?」

医者「それが……貴音さんの身体のことなんですが」

響「もったいぶらないで教えて欲しいぞ!!」

医者「彼女、少なくとも『人間』では無いようなのです」

響「えっ……」

P「バカなことを言うな!貴音は765プロのアイドルだぞ」バンッ

響「そうだ、貴音が人間じゃないなんて、有り得ないぞ!!」

医者「……これは、貴音さんから採取した彼女の『血液にあたるもの』です……色は何色ですか?」

P「濃い、茶色……」

医者「成分を調べさせてもらいました。見てください、このNa濃度……非常に高い値を示しています」

P「まさか……これって……」

響「ラーメンのつゆ……なのか?」

医者「真に勝手なことですが、その他の体組織も調べさせていただきました」

響「貴音に何をしたんだ!!」

医者「申し訳ありません……髪の毛を数本と、筋繊維を少々」

P「傷が残ったらどうするんだ!貴音はアイドルだぞ!!」

医者「大丈夫、傷は残らないように処理してあります……が、彼女が人間でない以上、確実とは言えません」

P「まだ言うのか!これ以上は許さないぞ!!」

医者「……貴音さんの筋繊維を拡大したものがこれです」

響「もう一枚は……なんの筋繊維なんだ?」

医者「こちらは、『ブタ』の筋繊維です。この二つを、コンピューターを使って重ねると……」

P「これは……」

響「完全に……一致してる……!?」

医者「そして、これが彼女の髪の毛の成分、主成分は植物性タンパク質……とりわけ小麦に多く含まれているものが主成分です」

響「チャーシューに、麺……」

P「バカな……こんなこと……っ!」

医者「これでお分かりいただけたでしょう……彼女は『人間』ではない、むしろラーメンに近い」

響「ウソだ……こんなの、ウソに決まってるぞ!!」

看護師「先生大変です!四条さんの姿が見当たりません!!」

P「なんだって!!」ガタッ

響「貴音!!」ガタッ

看護師「病室の窓を割って出ていったようです……」

医者「バカな……たしか病室は7階……急いで捜索を!警察にも連絡するんだ!!」

響「貴音!!」ダッ

P「響、待つんだ!!」ガシッ

響「離してプロデューサー、貴音を探しに行かなきゃ!!」

P「……もちろんだ、俺も行く。車の運転は任せろ」

響「プロデューサー……ありがとう」グッ

P「礼には及ばん、貴音は俺たちの仲間だからな、探すなら俺たちでやるのが筋ってもんだ!!」

響「うん……行くぞ、プロデェユーサー!!」

P「おうっ!」

>>1ってP「春香が千早を食ってるって!?」小鳥「!!」の作者?

---路地裏---

浮浪者「ふぃ〜、今日ももう夜になっちまったな〜っと」

浮浪者「ん、なんだかこっちからラーメンの匂いがするな……」クンクン

浮浪者「……って、なんか知らんがねぇちゃんが倒れてら……おーいどうしたい」ユサユサ

浮浪者「起きねぇな……良くみりゃ、物凄いべっぴんさんだな……ここならだれも来ねぇし、よし」カチャカチャ

浮浪者「一発ヤらせてもらうぜ、べっぴんのねぇちゃんよぉ!」グヘヘ

貴音「……」

貴音「(ここは……どこでしょう、病院を飛び出して、それから……)」

貴音「(……思い出せません。そんなことより、今は究極のらぁめんを作るのが先決です……)」

貴音「(らぁめんは文化、らぁめんは進化、らぁめんは可能性……)」

貴音「(自らがらぁめんへと進化したいま、為すべきことはただ一つ!)」

貴音「わたくし自身が、究極のらぁめんとして進化し、らぁめんの可能性を示す!!」ガバッ

浮浪者「うぉ、なんだねぇちゃん、起きてたのか……はは」ボロン

貴音「……手始めに、あなたから食材にしてくれましょう!!」ガシッ

浮浪者「な、何を言って……あ、頭が、ちぎれる!!」メキャメキャ……



うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

---Pの車---

『大変なことが起きております!!なんと、街が、街が……何者かによって、破壊されています!!』

『破壊というよりはむしろ、吸収、といったところでしょうか……!!』

『ここからではよく見えませんが、破壊された街の中心で一人の女性が立っています!!』

『なんとおぞましい光景でしょう……彼女の髪の毛と思われるものが、周囲のものをむしり取って取り込んでいるのです!!』

『信じられません……こんな……うわっ!!ガタガタッ』

『ひぃっ、髪の毛が、ヘリにまでっ!!……助けて、助けてぇぇぇぇえええ!!!』


ザ、ザーーーーーーーーーーーーーーーーーー


P「なぁ、これって……」

響「きっと貴音だ!急いで、プロデューサー!!」

貴音「ふふふ……感じます、わたくしが、らぁめんが見る見るうちに進化していくのがわかる、なんと面妖な気分でしょう」

貴音「次は魚介系の食材を取り込みに参りましょう……」スタスタ

自衛隊員「止まれ!止まらなければ打つ!!」ジャキ

貴音「……」スタスタ

自衛隊員「打て!!」バッ


ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!


貴音「何人にも、我進化の道は邪魔させません」グググッ

自衛隊員「な、なんだ……髪がかくばっていく……構わん、打ちまくれ!!」


ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ……


自衛隊員「弾が……弾かれる……、総員、撤退だ!!」

貴音「逃がしません……はぁっ!」ビュン

自衛隊員「ぐぁ……髪が、足にっ!……ぐあああああああぁぁぁぁぁ!!!」

貴音「光栄に思いなさい……あなた方も究極のらぁめんの一部になれるのですから……」

貴音「ここから海まで歩いていくのは相当な手間ですね……ならば!!」グググッ

貴音「ふむ……これならいけそうですね……はっ!!」バサァッ

貴音「ふふ、空から見る景色も、真、良きものですね……」

貴音「もう少し、もう少しで究極のらぁめんが……ふふふ」

=======================

『街一つを破壊し、自衛隊を壊滅させた生物はいきなりはえた銀色の羽で飛び上がり海の方へ移動を開始しました……』

P「そんな……これじゃ追いつけない」

響「貴音……このままじゃ、貴音、怪獣だと思われて殺されちゃうんじゃ……」

響「そんなの……いやだぞ!!何とかして……何とかしてよプロデューサー!!」

P「し、しかし……俺の力では、どうにも……」

響「そんな……貴音、貴音ぇぇぇぇぇ!!!」ガクッ


「二人とも、あきらめるにはまだ早いわよ!!」

P「その声は……」

響「伊織!!」

伊織「さぁ、二人ともこれに乗って!!」サッ

P「これは……」

伊織「水瀬財閥オリジナル超高性能戦闘機TM−8410よ。さぁ、早く!!」

P「すごいでかさだな……何人乗れるんだ、これ」

伊織「とりあえず765プロ全員くらいなら余裕で乗れるわよ、すごいでしょ?感謝しなさいよね、にひひっ」ドヤァ

春香「プロデューサーさん、響ちゃん!!」

響「皆……どうしてここに!」

小鳥「皆、貴音ちゃんの一大事って聞いて、すぐに集まってくれたのよ」

響「皆……ありがとう、ありがとう!!」

真「喜ぶのは、四条さんを助けてからだよ、響!」

響「そうだな……よーっし、行くぞ皆、765プロファイトー……」


一同「オー!!」

新堂「伊織お嬢様、見えてまいりましたぞ!!」

伊織「あれが……貴音だっていうの……」

P「なんておぞましいんだ……自分の周りのものを次々に取り込んでいく……」

響「新堂さん、早く、自分を貴音のところへ!」

真「行ってどうするんだよ!響まで取り込まれちゃうよ!!」ガシッ

響「だけど、貴音は、貴音は……自分の大切な、仲間以上の存在なんだ。それに……」

真「それに?」

響「自分、貴音のこと、大好きだから!!誰よりも、貴音のことが、好きだから!!」

真「響……」

小鳥「(キマシタワー)」





真「負けたよ響……でも、これだけは約束して……必ず帰ってくるって」

真「響はボクにとって、ダンスのライバルだ……いや、きっと、それ以上の存在だ!」

真「だから、響にいなくなってほしくない……だから、必ず帰ってきてね、約束だよ!」グッ

響「真……」

小鳥「(ダブルでキマシタワー!?)」

新堂「着きました、四条様の真上でございます!」

響「それじゃ、皆、行ってくるぞ……」

伊織「いい、そのブースターはあなたの脳から直接信号を受け取って動くの。落ち着いて操縦しなさい」

響「ありがとな伊織……それじゃ、改めて」

P「待て響!俺も行く……伊織、ブースターバックパックをもう一つくれ」

伊織「どうせそう言うと思って、用意しておいたわよ、ほら」ガシャ

P「うお、予想以上に重いな……」

伊織「しっかりしなさい、男でしょ……」

響「プロデューサー……それじゃ、皆、今度こそ行ってきます!!」バッ



貴音「魚介の旨みが吸収されて、より一層究極に近づきました」

貴音「さて、次は……何奴っ!」クルッ

響「自分だぞ貴音。迎えに来た」

P「俺も一緒だ。もうこんなことはやめよう(貴音の動きが止まった?)」

貴音「……」

響「さぁ、帰ろう貴音、皆が待ってるぞ」

貴音「ふふふ……まさか生きた食材が未だに残っていようとは……是非、究極の一部へ!!」ビュッ

P「うおっ」ビュバッ

響「ぐっ」シュバッ

貴音「ふふ、ずいぶんと活きのいい食材です……ならば、私も本気を出しましょうか!」ヒュン

P「来るぞ響、気をつけろ!!」

貴音「ちょこまかと鬱陶しい……さすがにそろそろ捕まって欲しいものです」

響「やめろ貴音!自分たちのことがわからないのか!!」

P「違う……貴音には俺たちの声が届いていないんだ、何とかして近づかないと!」

響「そんなこと言ったって……」


ビーーーーーーーーーーーーーーービーーーーーーーーーーーーーーーー


P「なんだ、まさか……燃料切れか!?」

貴音「急に動きが悪くなりましたね……疲れてしまったのですか、ふふふ」ビュウッ

響「うぎゃー、捕まったぞ!!」

P「くっ、足に絡みついて締め付けてきやがる……!!」

貴音「それでは、いただくとしましょうか」

P「こ、このままじゃ取り込まれる……なんとかして逃げないと」

響「貴音ぇ!自分たち迎えに来たんだ!離してよぉ」ジタバタ

貴音「(遠い昔に聞いた声……誰の声だったでしょうか)」

貴音「……少し考え込んでしまいました。食材は新鮮なうちに食すとしましょう」

P「ここまでか……」

響「……」


ヒュルルルル…グワシャーーーン!!

貴音「ぐぁっ……あぁ……」ピシピシ

P「いったい何が……」

響「貴音の髪が、凍っていく……?」

伊織『二人とも、無事!?』

P「伊織……無事だが、一体何をしたんだ!?」

伊織『TM−8410に搭載した冷凍弾で貴音の髪を一時的に凍らせたわ。今のうちに、貴音を何とかしなさい!!』

響「伊織!貴音に攻撃しちゃダメじゃないか!」

伊織『仕方ないでしょ、こうでもしないとあんたたちが危なかったんだから……大丈夫、凍らせたのは髪だけよ』

P「……行くぞ響、もう髪の氷が融けはじめてる」

響「うん!貴音、今行くからね!!」

…貴音っ…貴音っ…!


貴音「(誰かが、わたくしを呼んでいる……誰が、いったい誰が?)」


…目を覚ませっ!…俺たちの声が聞こえるかっ!?…


貴音「(あぁ、懐かしい、この声は……)」


……お願いだ、目を覚ましてくれー!!


貴音「響!!」ガバッ

響「貴音っ!!」

貴音「あぁ、響、響……わたくしは、わたくしはぁ!」ボロボロ

響「わかってる、わかってるぞ貴音……」グスッ



貴音「私は、自らの欲に負けて、なんとおぞましいことを……」

P「……」

貴音「あなた様、響、一つお願いがあります」

響「……」

貴音「わたくしを……食べてください!」

響「そんな……」

貴音「聞こえませんでしたか?よく聞いてください……」

貴音「わたくしを食べてください……あなた様、響!!」

P「なに言ってるんだよ貴音……」

響「自分にそんなこと……できるわけないじゃないか!!」

貴音「早くしてください!さもなければ……わたくしがあなた方を食べてしまいましょう!!」ガバッ

P「貴音やめろ、響を離すんだ!!」

響「……」

響「自分、貴音と一つになれるなら、それでもいいよ」

貴音「響……」

響「言ったでしょ、自分はいつでも貴音の味方だって。だから、貴音のためなら自分なんだってできる!」

P「響……お前は本気で貴音のことを」

貴音「……響、わたくしはあなたを食べることなどできません!」

貴音「あなたを殺すくらいなら、この命、自らの手で……」

響「やめろ、貴音!!」


ビーーーーーーーーーーーーーーービーーーーーーーーーーーーーーーー


P「今度は何だ!?」

伊織『あんたたち、今すぐそこから離れなさい!政府が本格的に貴音の攻撃を決定したわ……今からここにミサイルが飛んでくる!』

P「なんだって!?」

伊織『それも一本や二本じゃない!街が壊滅状態なのをいいことに大量のミサイルが発射されてる!』

P「なんてことだ……」

伊織『私たちもミサイルの迎撃にまわるけど、とてもじゃないけどすべては撃ち落としきれない!』

伊織『って言ってる間にもうほとんど距離がないわ、貴音を連れて逃げて、早く!!』

響「貴音、逃げよう!このままじゃ危ないよ!」

貴音「今更逃げたところで間に合わないでしょう……水瀬伊織、聞こえますか」

伊織『……えぇ、聞こえてるわ』

貴音「あなた方はみさいるの迎撃は中止して早急に二人の迎えに来てください」

伊織『あんたはどうすんのよ、貴音』

貴音「私は、迎えが来るまで二人を守ります」

響「貴音!?だめだ、そんなの……死んじゃうよ」

貴音「議論をしている暇を与えてはくれないようですね……二人ともここから動かないでください」グググッ

貴音「ぐうっ……先ほどの氷のせいでうまく髪を動かせません」

響「貴音ぇ……」ボロボロ

貴音「大丈夫、あなた方を守る分ぐらいには防壁をこしらえることができます故……」

響「貴音はどうするんだよ……!」

貴音「心配いりません……大丈夫ですよ響」

伊織『着弾まであと5秒……衝撃に備えて!!』



ズガガーーーーーーーーン


貴音「ぐふっ……あがぁっ!」ゲホッ

伊織『第二波、着弾まで5秒……』


ドガガガガーーーーーーーーーーーン


貴音「ぐぅ…うあぁっ!」ガクッ

伊織『だ、第三波、着弾5秒前……見てられないっ!』


ゴガガガガガーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


貴音「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

響「貴音ぇ……!!」

無視しないで>>14の質問に答えてくれないかな?
違うなら違うの一言くらい言えるでしょ?

伊織『ミサイル攻撃、終了……うっ、ぐすっ』

響「貴音!大丈夫か!!」

貴音「ふふふ……いささか無理をしすぎたようです」バタッ

響「貴音!!」

貴音「響、あの時の質問に対する響の答え、真、嬉しいものでした」ゴッホゴホッ

響「しゃべっちゃだめだ貴音」

貴音「響、言わせてください、わたくしも、あなたのことが大好きです。愛しています」

響「うん、うんっ……!!」

貴音「これからも、わたくしと仲良くしてくれますか……」

響「あたりまえだぞ!だから、貴音、今は安静にするんだ!!」

貴音「……」


ビーーーーーーーーーーーーーーービーーーーーーーーーーーーーーーー


伊織『大変よ!政府のやつら、街ごと貴音を吹き飛ばす気よ!』

伊織『ついさっき、政府はさっきのミサイルがゴミに思えるくらいのやつを発射したわ』

伊織『なんとかして、そこから逃げるのよ!!』

貴音「……」ムクリ

響「……貴音?」

貴音「どうやら、行かなくてはならないようですね……」グググッ


バサァッ


響「ぎ、銀色の翼……」

P「美しい……」

貴音「響、あなたと過ごした数年間、本当に充実しておりました」

貴音「わたくしの隣で太陽のような笑顔のあなたを見て、いつも勇気をいただいておりました」

貴音「そして、いつしか思うようになったのです、あなたのことが愛しいと」

貴音「響、先ほどあなたは、『貴音のためなら何でもする』と言ってくれましたね」

貴音「わたくしも同じ気持ちですよ、響。あなたのためならこの命、惜しくはない」

響「貴音……ダメだ、行かないで!!」

貴音「あなた様、響を、765ぷろの皆を頼みます」

貴音「私の最期の晴れ舞台、とくとご覧にいれましょう!!」バサッ

響「貴音ぇーーーーーーーーーーーーーー!!!」

貴音「さようなら、愛しい人……」

身体が、悲鳴をあげている

あんなに、熱く滾って、無限の力に満ち満ちていた私の身体は

今にも壊れそうで

しかし、響への愛が、わたくしを動かします

響を守りたい、そう思うだけで、身体は動いてくれる




わたくしの身体の何百倍もの大きさのみさいるが目と鼻の先に迫った時、脳裏をよぎったのは

究極のらぁめん

ではなく

響の、愛しい顔でした

---しばらくして---

響「はいさーい、戻ったぞぴよ子!」

小鳥「お、お帰りなさい響ちゃん!」

真「おかえり、響!今日も作っておいたよ!」

響「お、ありがとな真!うーん、いい匂いだぞ」クンクン

響「それじゃ、いただきまーっす!!」ズルルッズルッ

響「うまい!やっぱりらぁめんは最高だぞっ」ズルルルルルッ


あれからちょっと経って、765プロはまた動き出して、自分今、とっても嬉しいぞ
貴音がいなくなってから寂しくなっちゃったけど、自分には765プロの皆がいるし
真は毎日自分にらぁめんを作ってくれるし、なんくるないさー!

見ててね貴音、自分、頑張るから!貴音に負けないくらい、頑張るから!
らぁめんは文化、らぁめんは進化、らぁめんは可能性、だよね!!

小鳥「プロデューサーさん、これ……」

P「あぁ、この前の健康診断の結果ですか」

小鳥「はい。……響ちゃんのデータを見てください」

P「こ、これは……」

--------------------------------------------------------------おわり---------------------------------------------

終わりです
くれぐれもらぁめんの食べ過ぎにはご注意あれ

>>14および>>32
申し訳ありません
黙々と投稿していたので気が付きませんでした

やっぱり、わかっちゃうもんなんですかね、こういうのって(笑)

起きたら大変なことに……

元はと言えば私が気付かなかったのが悪いのですし
今度書くときはレスをちょいちょい見ながら書くので、ご勘弁を


では、せっかくなので……以下、765プロのアイドル達のみんなへのメッセジをどぞ



春香「前作『P「春香が千早を食ってるって!?」小鳥「!!」』もよろしくね」

小鳥「作品は『SSちゃんねる』様にてまとめられてますよ、興味があったら是非見てくださいね!」

貴音「前回といい、今回といい、私の役割は『食べること』だという風潮……」

千早「いいじゃないですか、四条さん。開始早々食べられる私よりはましです、今回に至っては出番ゼロだし……」

やよい「うっうー、貴音さんのおかげでssが書きやすいって、>>1さんが言ってました!!」

貴音「……ありがと、ございます」ファサ

俺「貴音にはらぁめん以外にもガンガン食べて、どんどんネタになって欲しいな」

春香、小鳥、貴音、千早、やよい、俺「あははははははははははははは……」

春香、小鳥、貴音、千早、やよい「ってなんで俺さんが!?改めましてよろしくお願いします!」

----------------------------------------------本当の本当に終わり-------------------------------------------------

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