【がっこうぐらし!】慈「めぐねえハーレム?」【安価】 その3 (204)


 めぐねえにもし主人公補正があったら――というお話。
 その他にも色々ついてますけど

 3スレ目でございま

 注意
 R-18、ふたなり要素(めぐねえのみ)あり、オリキャラ要素あり、オリジナル展開主体、キャラ崩壊

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454262303


 考えてみれば私は、あの時から罪を犯していたのかもしれない。
 みんなを守ろうとして、必死で、目の前に立ちふさがるものに容赦はせず。

 でも、いくつかの困難は見てみないふりをした。

 胡桃ちゃんが自ら前線に立つ時。
 由紀ちゃんが逃避を始めた時。
 悠里ちゃんが私への対応を変化させた時。
 智夏ちゃんが影を見せた時。

 そして、マニュアルを見た時。

 ――あの時、異変がはじまった時から一週間弱の時間が経過した。
 仲間を増やして車を見つけ、武器を見つけて――段々と私達を取り巻く状況は好転してきている。
 けれど実際は、悪化しているのかもしれない。現状、消費しかないのだから。助けだって、期待できない。

 未だ答えの出ない問いの数々。
 それでもやっぱり、立ち止まるわけにはいかないのだ。

 たとえ私が困難から逃げているのだとしても。
 ……みんなには、生きていてほしいから。

【十日目 午後】

慈「……あれ?」

 目を開く。
 真っ暗な部屋の中、寝起きのぼんやりとしたい意識で周囲を見回し、私は自分の寝室代わりにしている生徒会室にいることに気づく。
 胡桃ちゃん、悠里ちゃんが運んできてくれたのだろう。
 身体は綺麗で、服もしっかり着せてある。
 ――二人とも、あれからどうやって休憩室から更衣室に向かったのだろうか。

慈「……ふぅ」

 考え、小さく息を吐く。
 ……今はどれくらいの時間なのだろう。
 とりあえずみんながいそうな休憩室に向かうとしよう。

慈「よいしょ」

 立ち上がり、布団の中から出る。
 時間があれば今夜も何かしら行動しておきたいし――急ぐとしよう。



【今日はここまでで。再開まで長くかかって申し訳ないです。
  ステの確認とオリキャラの設定変更しておきます】

 申し訳ないです。
 ステータスとか、リアルのあれこれやゲームで遅れました。
 これから更新できるときはしていこうと思います。

 オリキャラについては、どうなんでしょう? 一応このシリーズにと書いてくれたものですから、なんとも。
 私は別にいいんですけど、製作者の人がどう思うか。 人気的に借りたいのは智夏ちゃん?
 それとオリキャラは出してもらったもの全員出す予定です。


 ということで、今日は遅いので明日辺りに再開しようと思います。
 ステータスの再計算をしたのですが、もしかしたら間違いがあるかもしれません。
 桜の精神値最大は私の方でメモしていた通りの110に変更。
 その他ステータスはよほどおかしくなければ、これから書く通りでいきます

十日目 午後

【佐倉 慈】
 体力 50/100
 耐性 80/100
 精神 60/110
 力  44
 速さ 20
 賢さ 40
 技術 55

 『スキル』
 良回復 一日のはじまりに体力を10回復

 『持ち物』
 装備品:木刀(力+10 技術+5)
 鉄杭(力+5)スマホ、車のキー


 【丈槍 由紀】
 体力 80/80
 耐性 100/100
 精神 5/5
 力  20
 速さ 60
 賢さ 10
 技術 40

 『スキル』
 庇う 味方が死亡するダメージを受けそうな時、自分がそのダメージを受ける
 不認識 人間、かれらへの一切の攻撃行為を行うことができない

 『持ち物』
 装備品:なし
 ホイッスル


 【恵飛須沢 胡桃】
 体力 120/120
 耐性 90/100
 精神 60/80
 力  60
 速さ 60
 賢さ 20
 技術 20

 『スキル』
 シャベル愛好家 シャベルが関わるあらゆる判定にプラス補正。装備がシャベルに限定

 『持ち物』
 装備品:シャベル(力+10)

 【若狭 悠里】
 体力 90/90
 耐性 80/80
 精神 70/70
 力  20
 速さ 20
 賢さ 60
 技術 60

 『スキル』
 園芸の知識 一日最後の判定のコンマが3、5の時資源に+300

 『持ち物』
 装備品:なし 

【栗宮 天子】
 体力 70/70
 耐性 80/80
 精神 130/130
 力  30
 速さ 10
 賢さ 60
 技術 70

 『スキル』
 医術の心得 一日の終り、体力が一番すくないキャラを体力の1/3回復

 『持ち物』
 装備品:モップ(力+5)
 救急箱

【須戸部 智夏】
 体力 40/60
 耐性 110/120
 精神 60/100
 力  55
 速さ 60
 賢さ 20
 技術 65

 『スキル』
 隠密行動 隠密行動をとるコンマ判定の際、プラス補正
 病気がち 精神が半分以下になると各ステがマイナス10(体力、耐性、精神をのぞく)

 『持ち物』
 装備品:模造刀(力+15 速さ+10 技術+5)
 鉄パイプ(力+10)、ライト、常備薬、ロープ、家族の写真、スマホ 、短い木刀(力+8)


 【エバンス・イリシスシア】
 体力 60/60
 耐性 70/70
 精神 90/90
 力  20
 速さ 20
 賢さ 60
 技術 50

 『スキル』
 料理上手 夜食コマンドの際、追加で資源300を消費することで、判定にプラス20の追加効果
      使用するとめぐねえ、選んだ一人、そしてイリシスシアにも夜食効果が適用される。

 占い コンマ判定の安価の際、その数が奇数だった時、次の選択肢にヒントが表示される。

 『持ち物』
 装備品:なし
 タロットカード、食糧


 【北条 鈴美】
 体力 80/80
 耐性 60/60
 精神 100/100
 力  30
 速さ 20
 賢さ 60
 技術 30

 『スキル』
 集中力 探索パーティー参加時全員のファンブル効果を無効 。精神ダメージがある判定の際、奇数だとダメージ無効
 収集家 探索のパーティーに参加時発動。判定がクリティカルの際、教材かスキル本を入手

 『持ち物』
 装備品:なし
 スペアの眼鏡、猫のボールペン、ブックマーク


 【赤井 桜】
 体力 90/90
 耐性 60/60
 精神 60/110
 力  30
 速さ 30
 賢さ 40
 技術 50

 『スキル』
 揺れない心 精神が0になった際のマイナス効果を無効 
 必中 敵に発見されていない状態での射撃、投擲の判定にプラス補正。

 『持ち物』
 装備品:なし
 弓と矢(現在6本)など弓道道具、ソーイングセット、水筒、竹刀(力+10)

【共通ステータス】
『資源』 2900
『消費量』 900 
『生産』 600



【好感度一覧】
由紀 55  「仲良くなれたかな」
胡桃 51  「笑顔がかわいいな」
悠里 55  「色々見てて不安……」
天子 35  「いい同僚です」
智夏 37  「まだよく分かんないかな」
イリス 31 「悪い人、じゃない」
鈴美 20  「人は見かけによらない……」
桜 86   「あの慈さんとお知り合いに……」 状態・依存




 多分、これで全部だと思います。
 長い間放置してしまってすみません。
 明日からご飯食べて寝なければ更新できる、と思います
 では今日はこれで

【案の上眠ってしまったので、夜コマンドまで進行】


慈「……ご飯どうなったのかしら」

 部屋を出てまず思ったのはそれ。
 私は夕食がそろそろだからと胡桃ちゃんを呼びに行って――まぁ、大変なことに。
 後始末は2人がうまくやってくれたみたいだし、とりあえずはご飯の心配だ。

慈「迷惑かけることになっちゃったわね……」

 呟き、廊下から休憩室へ。ドアをゆっくりと開いて中に入る。

由紀「あ、めぐねえ!」

 灯りのついた休憩室では、みんなが勢揃いしていた。
 いつもの長テーブルの席にみんな座っていて、一斉に私へと視線が集まる。

悠里「……」
胡桃「……」

 その中には勿論2人もいて。なにやら恥ずかしそうに目を逸らしていた。

慈「ごめんなさい。寝ちゃってた……みたい」

 なんて言い訳をしたらいいものか。悩んだ結果、私はそんなことを口にする。

桜「気になさらないでください」

智夏「うんうん。めぐねえ頑張ってるしね」

鈴美「大事になる前に休んでくれた方がいいわね」

 こくこくと頷く面々。
 由紀ちゃんは悠里ちゃんと胡桃ちゃんのことを不思議そうに見ていたけれど、彼女の隣の空いた席を元気よく示す。

由紀「めぐねえ、こっちに座って?」

慈「ええ。……ご飯の用意してくれたのね」

天子「イリスさんと悠里さんが頑張りましたよ」

イリス「じしんさく」

慈「ありがとう。いただきます。……ん、美味しい」

 テーブルの上に置いてあった、パンとソーセージのサンドと、サラダを口に。
 自信作と言うだけあって、その味は確かだ。

慈「はぁ……ホッとする」

悠里「――で、めぐねえ? 今日は何かする?」

 一口食べてお茶をすすり、ホッと一息。
 のんびりと食事をしていると、悠里ちゃんがおずおずと尋ねた。
 今日の夜の予定を聞きたいらしい。
 うーん。武器探しで遠出したし、みんな疲れてるかもしれない。
 慎重に決めるとしよう。

【今日はここまで。短くてすみません】


慈「今日、何をするか……」

 今は夜。
 でもまだまだ眠る時間でもない。
 何かできるならば、しておきたいところだが、


 夜コマンド
 1・夜食作り【資源200消費】
 2・会話 【生徒らと会話。好感度が変動】
 3・トレーニング 【自分を鍛える。各種パラを選択し、コンマ判定】
 4・探索 【朝~夕方コマンドと同じ。敵は少なめ】
 5・占い
 6・装備変更

 ↓


【4 探索】

 現在発生中のイベント


 【イベント『購買部』
 内容:『休憩室にある食糧だけでは心もとない。危険だが2階の購買部に行く必要性も出てくるだろう』】

 【イベント『モールへ』
 内容:『街を探索できるならば、モールへ行く価値はあるだろう。生存者がいる可能性もある。準備を整えて向かおう』】

 【イベント『ちょっとしたお願い』
 内容:『智夏ちゃんからの依頼。内容は不明だけど……何なのだろうか。
       ※条件あり  時刻夜限定 メンバー固定:慈、智夏』】
 
【イベント『部室棟の人影』
 内容:『部室棟にはまだ生存者がいるようだ。なんとかして合流しよう』】

 【イベント『安全圏内の探索』
 内容:『安全を確保した場所の探索を行います』】


 進行するイベント、及び参加メンバー
 ↓1

【ちょっとしたお願い  メンバー:慈、智夏】

慈「……今日は、みんな休んで」

 そういえば智夏ちゃんに頼み事をされていた。
 今日は彼女に付き合うとしよう。智夏ちゃんはよく頑張ってくれてるし。

悠里「ええ。分かったわ」

胡桃「ってことは寝ていいんだよな? よーし、一杯寝るぞ」

イリス「ねるこは、そだつ」

 怪しまれている様子はない。
 私は内心ホッとしながら、食事を進めた。


 で、食事を終えて。

智夏「約束覚えてくれてたんだね、めぐねえ」

慈「まぁ、こんな状況だから。よっぽど大切なことなんだと思って」

 私と智夏ちゃんは空き教室の中にいた。
 智夏ちゃんの頼み事。それが果たして何なのかは分からないけれど、今この危機的な状況で依頼してきたのだ。
 よほど重要なことなのだろう。

慈「それで――頼みごとって何?」

智夏「実は、薬を手に入れたいんだよね」

慈「薬? それって、何の?」

智夏「風邪薬かな。総合的なものなら、それがいいんだけど」

 ……よかった。そんな子じゃないと分かっているけど、ひとまず安心。

慈「でも、風邪薬? それなら栗宮先生が持ってなかったかしら」

智夏「あー、うん。持ってたけど、全然足りないし」

慈「そんなに使うの?」

智夏「ん。うちってすぐ病気なるし、身体弱いから」

慈「……」

 言って、にっこりと笑う智夏ちゃん。
 すぐ病気に……? 身体弱い……?

智夏「あ、信じてない? すぐ体調崩す繊細な女の子なんだよ?」

慈「そ、そうなの。ごめんなさい。でもそんなところ見たことなかったから」

智夏「言われてみればそっか。イリスとかみんなに会ってからは一回もなかったかな」

智夏「でも今はちょっと危ないって自分で思うよ」

慈「……分かったわ。それで、もしものために薬が欲しいってことね」

智夏「うん。みんなにできるだけ迷惑はかけたくないから」

 にっこりと笑い、頷く。
 なんとなく違和感を覚えた私だけれど、彼女の気持ちは分かる。
 だから、できるだけ力になるつもり――

智夏「だから、街に薬を取りに行こう!」

 ――つもり……になるのは、早すぎたかもしれない。

【本当にちょっとですけど、今日はここまでにします】
【なるべく間を空けないようには気をつけたいと思いま】

(遅れました。再開致します)


慈「……で、みんなに内緒で行くのはどうなのかしら」

 ハシゴをできるだけ物音を立たせずに持ち運び。
 空き教室に取り付けると、私達は外の様子を窺う。
 夜だからかれらは少ない。でも、その分街にいる人数が気にかかるけれど――

智夏「でも、行かないと」

智夏「平気平気。自転車で行けばすぐだから」

慈「……自転車で行くのね」

智夏「ん。だって車だとみんなに気づかれちゃうし」

慈「それはそうだけど……」

 自転車で2人、街に。
 行く必要はあるのだろう。でも、危険性を考えると安易に頷くことはできないだろう。

慈(どうしよう……)


 1・考え直す
 2・実行

 ↓1

【1・考え直す】
 【今後、キャラのイベントは一回だけ実効か否かの確認が入ります】

慈「……智夏ちゃん」

智夏「なに? ……あ、もしかして日を改めたいとか?」

慈「え、ええ。智夏ちゃんもそうだけど、私も正直体力が持たなくて」

 約束をして、はしごまで運んでこれは申し訳ないけれど、今街に行って無事に帰ってこれる気がしない。
 ここはまたタイミングを計って実行に移さなければ。

智夏「そっか。じゃあまた今度」

慈「ええ。また智夏ちゃんに声をかけるわ」

智夏「うん。お願いね」

 すんなりと頷いて、受け入れてくれる智夏ちゃん。
 良かった。今日じゃないと駄目だとか言われたらどうしようかと。
 にこにこと笑う彼女を見て、ホッとする私。

智夏「……めぐねえ、お人好しだよね」

 そんな私へ彼女は言い放つ。

慈「お人好し?」

智夏「自覚ない? だって、内緒にする必要なんてないのに律儀にこそこそして、次の約束までさ」

慈「あ……。考えてなかった」

智夏「天然なのね」

慈「う、否定できません」

智夏「ま、言わない方がいいからうちとしても助かるよ。できるだけみんなに迷惑かけたくないし」

 じゃ、また。と一方的に会話を切り、智夏ちゃんは教室から出て行く。
 言わない方が迷惑がかからないかは――どうなのだろうか。私にははっきりと言えない。


 夜コマンド
 1・夜食作り【資源200消費】
 2・会話 【生徒らと会話。好感度が変動】
 3・トレーニング 【自分を鍛える。各種パラを選択し、コンマ判定】
 4・探索 【朝~夕方コマンドと同じ。敵は少なめ】
 5・占い
 6・装備変更

 ↓

【2・会話】

慈「……今日は、ゆっくりしようかしら」

慈「疲れたから、癒やされたい……」

 伸びを一つ。
 時間はあるし、誰かと話すのもいいかもしれない。

慈「誰と話そうかしら」


 ↓1 誰と話す? 仲間から一人選択(智夏除く)

【イリス】

慈「……イリスちゃんだ」

 教室を出て廊下を進んでいると、イリスちゃんを見つけた。
 廊下の端で窓の外を見つめている。星の灯りに照らされている彼女。まるで妖精みたいに神秘的な光景である。

慈「イリスちゃん」

 近づいて声をかける。

イリス「めぐねえ」

慈「何か考え事?」

イリス「……」コクン

イリス「まえの、こと」

 前のこと。
 きっと誰もが考えてしまうことだろう。

慈「そう。懐かしいものね」

イリス「……」

 無言で応えるイリスちゃん。
 中学生らしい彼女はこの現実をどう感じているのだろうか。
 考えすら及ばない。

 1・「智夏ちゃんとの仲はどう?」
 2・「昔のこと、教えてくれる?」
 3・(私の昔話でも……)

 ↓1

【2・昔のこと、教えてくれる?】

イリス「……」

慈「あ、えっと……駄目だったかしら?」

イリス「……ごめんなさい。すこし、つらいかもしれない……」

慈「辛い? ――あ」

 ここで私は自分のミスに気づいた。
 つい昔のことというのを、この異変がはじまる前のことだと思っていたけど、どうやら違うらしい。
 異変が起こってから、という可能性もあるのだ。友人や家族の生き死にが係わった話かもしれない。
 そもそも、異変前の昔のことを誰かに語るだけでも辛いかもしれないのに、私はちょっと無神経だったかもしれない。

イリス「きにしなくてもいい。……みんな、たいへんだから」

慈「……そうね」

 大人しいだけじゃない。年齢以上に大人びている。
 なんか、すごく申し訳なくなるくらいに……ね。

イリス「でも、りゅうがくまえなら」

慈「そ、そうっ? ありがとう、イリスちゃん」

 このまま会話が終わってしまうかと思っていたから、有り難い。
 私は安心しつつ、イリスちゃんの昔話を聞いた。
 留学前。異変から何年も前の思い出。それはもう現実味のない話で――まるで、妄想を見ているような錯覚を私は覚えた。


イリスの好感度が3上昇  合計34



↓1 誰と話す? 仲間から一人選択(智夏、イリス除く) あと一回で時間経過

【天子】

慈「……」ポケー

天子「先生、ずいぶんぼんやりしていますね」

慈「ふぇっ!?」

 休憩室。ぼんやりしていた私は声をかけられ、椅子からずり落ちかける。

慈「栗宮さん……びっくりするから止めてほしんだけど」

天子「あ、ごめんなさい。心配になったので」

慈「ちょっとぼんやりしてただけだから大丈夫。心配要らないわ」

天子「そうですか? では、何を考えてぼんやりしてたか聞かせていただけませんか?」

慈「デリカシーがないなぁと思っただけ」

天子「デリカシー……みんなの先生としては、難しいところですね」

慈「ええ……本当にね」

 聞いていい話とそうでない話。
 その区別をして、尚且つ相手を傷つけないように話を引き出して。
 本当、難しいことである。


 1・「気を遣いすぎかしら?」
 2・「栗宮さんは話を聞くの上手ね」
 3・「練習しておかないと」

 ↓1

【1・「気を遣いすぎかしら?」 クリティカルでござい】


天子「そうですねぇ。あの子達もただの子供ではありませんし」

天子「先生が気を遣っているのは、察してしまうかもしれません」

天子「そういうものを壁と感じることもありますし」

慈「そうよね。私が彼女たちの立場にいても、そう思うもの」

慈「まぁ最低限のデリカシーは必要だと思うけど」

天子「慈さんは自分で分かっていますし大丈夫ですよ。その気持ちを忘れなけれ
ば、きっと」

慈「……そうね。気負いすぎるのはやめないと」

天子「はい。あの子たち、私たちはこれからも苦境に立つでしょうし……」

天子「無理は、禁物です」

 目を細め、フッと笑う彼女。
 なんとなく違和感があったけれど、私は特に気にせず首を縦に振った。


栗宮天子の好感度が8上がりました 合計43


【今日はこれで落ちます。本当遅れてすみません】

 十一日目  医術の心得発動 慈の体力が回復
       日数経過 精神回復

 【佐倉 慈】
 体力 80/100
 耐性 80/100
 精神 110/110
 力  44
 速さ 20
 賢さ 40
 技術 55

 『スキル』
 良回復 一日のはじまりに体力を10回復

 『持ち物』
 装備品:木刀(力+10 技術+5)
 鉄杭(力+5)スマホ、車のキー


 【丈槍 由紀】
 体力 80/80
 耐性 100/100
 精神 5/5
 力  20
 速さ 60
 賢さ 10
 技術 40

 『スキル』
 庇う 味方が死亡するダメージを受けそうな時、自分がそのダメージを受ける
 不認識 人間、かれらへの一切の攻撃行為を行うことができない

 『持ち物』
 装備品:なし
 ホイッスル


 【恵飛須沢 胡桃】
 体力 120/120
 耐性 90/100
 精神 80/80
 力  60
 速さ 60
 賢さ 20
 技術 20

 『スキル』
 シャベル愛好家 シャベルが関わるあらゆる判定にプラス補正。装備がシャベルに限定

 『持ち物』
 装備品:シャベル(力+10)

 【若狭 悠里】
 体力 90/90
 耐性 80/80
 精神 70/70
 力  20
 速さ 20
 賢さ 60
 技術 60

 『スキル』
 園芸の知識 一日最後の判定のコンマが3、5の時資源に+300

 『持ち物』
 装備品:なし 

【栗宮 天子】
 体力 70/70
 耐性 80/80
 精神 130/130
 力  30
 速さ 10
 賢さ 60
 技術 70

 『スキル』
 医術の心得 一日の終り、体力が一番すくないキャラを体力の1/3回復

 『持ち物』
 装備品:モップ(力+5)
 救急箱

【須戸部 智夏】
 体力 40/60
 耐性 110/120
 精神 100/100
 力  55
 速さ 60
 賢さ 20
 技術 65

 『スキル』
 隠密行動 隠密行動をとるコンマ判定の際、プラス補正
 病気がち 精神が半分以下になると各ステがマイナス10(体力、耐性、精神をのぞく)

 『持ち物』
 装備品:模造刀(力+15 速さ+10 技術+5)
 鉄パイプ(力+10)、ライト、常備薬、ロープ、家族の写真、スマホ 、短い木刀(力+8)


 【エバンス・イリシスシア】
 体力 60/60
 耐性 70/70
 精神 90/90
 力  20
 速さ 20
 賢さ 60
 技術 50

 『スキル』
 料理上手 夜食コマンドの際、追加で資源300を消費することで、判定にプラス20の追加効果
      使用するとめぐねえ、選んだ一人、そしてイリシスシアにも夜食効果が適用される。

 占い コンマ判定の安価の際、その数が奇数だった時、次の選択肢にヒントが表示される。

 『持ち物』
 装備品:なし
 タロットカード、食糧

 【北条 鈴美】
 体力 80/80
 耐性 60/60
 精神 100/100
 力  30
 速さ 20
 賢さ 60
 技術 30

 『スキル』
 集中力 探索パーティー参加時全員のファンブル効果を無効 。精神ダメージがある判定の際、奇数だとダメージ無効
 収集家 探索のパーティーに参加時発動。判定がクリティカルの際、教材かスキル本を入手

 『持ち物』
 装備品:なし
 スペアの眼鏡、猫のボールペン、ブックマーク

 【赤井 桜】
 体力 90/90
 耐性 60/60
 精神 110/110
 力  30
 速さ 30
 賢さ 40
 技術 50

 『スキル』
 揺れない心 精神が0になった際のマイナス効果を無効 
 必中 敵に発見されていない状態での射撃、投擲の判定にプラス補正。精神消費増大

 『持ち物』
 装備品:なし
 弓と矢(現在6本)など弓道道具、ソーイングセット、水筒、竹刀(力+10)

【共通ステータス】
『資源』 2600 (-300)
『消費量』 900 
『生産』 600

【好感度一覧】
由紀 55  「仲良くなれたかな」
胡桃 51  「笑顔がかわいいな」
悠里 55  「色々見てて不安……」
天子 43  「さぁ、一緒に頑張りますか」
智夏 37  「まだよく分かんないかな」
イリス 34 「悪い人、じゃない」
鈴美 20  「人は見かけによらない……」
桜 86   「あの慈さんとお知り合いに……」 状態・依存


 十一日目。

慈「……うーん」
悠里「うー……」

 起きて身支度。
 朝食を済ませると私と悠里ちゃんは休憩室で頭を悩ませていた。
 隣り合って座る私達の前には帳簿。

慈「このままだとあと13日程度かしら」

悠里「そうね……。長いといえば長いけれど――」

慈「入手法も限られてるし、これから人数が増えるかもしれない。何が起こるかも分からないし」

悠里「できるだけ、状況を改善させておきたいわね」

慈「そうよね。何か考えておかないと」

 生き延びるために物資を確保する。
 それはこの生活部に人を招いた私のするべきこと。
 みんなに安全に暮らしてもらうためにも、手を尽くさないと。



 生活部コマンド(とりあえずコマンドだけ選んで、その後メンバーやら詳細を決定します)
 1・開発【選択不可】
 2・提案
 3・授業
 4・探索
 5・占い

 ↓1


【4 探索】

 現在発生中のイベント

 【イベント『購買部』
 内容:『休憩室にある食糧だけでは心もとない。危険だが2階の購買部に行く必要性も出てくるだろう』】

 【イベント『モールへ』
 内容:『街を探索できるならば、モールへ行く価値はあるだろう。生存者がいる可能性もある。準備を整えて向かおう』】

 【イベント『ちょっとしたお願い』
 内容:『智夏ちゃんからの依頼。内容は不明だけど……何なのだろうか。
       ※条件あり  時刻夜限定 メンバー固定:慈、智夏』】
 
【イベント『部室棟の人影』
 内容:『部室棟にはまだ生存者がいるようだ。なんとかして合流しよう』】

 【イベント『安全圏内の探索』
 内容:『安全を確保した場所の探索を行います』】


 進行するイベント、及び参加メンバー
 ↓1

【安全圏内の探索 メンバー 悠里、鈴美】



慈「出来る限り取りつくしておかないと……」

 楽をするためにも、せめて身の回りは調べ尽くしておこう。
 うん、と頷いて私はみんなを召集。早速会議をはじめた。



 で、10分くらい経って。

慈「さて……」

鈴美「安全圏内と言っても、油断はしないようにしないと」

悠里「そうね。めぐねえ、頼りにしてるわよ」

 今回の探索メンバーである三人で、私たちは休憩室から廊下へ。
 安全圏内である三階と屋上を探索することに。

慈「ええ、先生に任せて。今は武器だってあるんだから」フンス

鈴美「……子供っぽい」

悠里「こら鈴美ちゃん。かわいいじゃない」

慈「……」

 い、意外といいトリオよね。うん。



 1・仲間とお話(対象:悠里、鈴美)
 2・自由探索

 ↓1

【自由探索】

慈「ええと……とりあえず、周囲を探索しようかしら」

鈴美「……」コクリ

悠里「いいものがあるといいけど――」


1~20  資源
21~40 同行者の好感度アップ
41~44 誰かの武器、弾薬
45~66 資源
67~69 改良の材料
70~90 消費アイテム
91~98 R-18イベントのキーアイテム
99、00 これらの中から自由に選択

 ↓1 コンマ判定


【90 消費アイテム】

1 体力回復アイテム
2 全体体力回復アイテム
3 精神回復アイテム
4 全体精神回復アイテム
5 耐性回復アイテム
6 全体耐性回復アイテム
7 全ステータス回復アイテム
8 本
9 スキル本
0 好きなもの二つ



 ↓1 更に抽選 消費アイテムの種類をコンマ末尾で決定
         回復アイテムはコンマ二桁目で回復量決定

【全ステータス回復アイテム 回復量50 単体】

慈「……あら?」

悠里「めぐねえ、どうかした?」

慈「何か良さそうな物が――ほら」

鈴美「『薬草ジュース』? 胡散臭いわね」

慈「怪我にもいいらしくて、美味しいみたいよ。ほらパッケージにも」

鈴美「パッケージはそうでしょ自己アピールなんだから」

悠里「あはは……まぁでも、飲み物は大切だから。めぐねえ、持ってて」

慈「ええ。効果はあるだろうし」


【慈が薬草ジュースを入手。探索、コマンド時使用可能】



 1・仲間とお話(対象:悠里、鈴美)
 2・自由探索
 3・探索終了

 ↓1  あと二回で時間経過 あと一回で生活部コマンドへ戻れなくなります

【1 鈴美】

慈「鈴美ちゃん?」

鈴美「……どうしたの?」

慈「何かお話しない? あんまり話す機会もなかったから」

 探索の途中。鈴美ちゃんが悠里ちゃんから離れたのを見計らい、私は声をかけた。
 はじめは誤解された関係。怖がらさせてしまったし、できるだけ関係を改善させておきたいのだけど。

鈴美「話……何を話すの?」

慈「え? それは、ちょっと待って。今考えるから」

鈴美「……」ジトー

 ま、まずい。すごい目で見られてる。
 何かいい話題ないかしら……。

1・したいことってある?
2・そういえば提案ありがとう
3・馴染めてる?

 ↓1

 【今日はここまでで】
 【安価はここから↓1】

【なんか、安全圏内の探索のルールが曖昧だったので、きっちり決めます】
【四回、会話か探索かをするとコマンドの時間が経過。二回まで時間消費なしでコマンド選択に戻れます――ということでよろしくです】


【1 したいことってある?】

鈴美「したいこと?」

慈「え、ええ。こんな状況だからこそみんなの希望は大切にしたいから」

鈴美「……特にないわ」

慈「え?」

鈴美「今の現状でこの生活、他に望むことなんかないと思う」

慈「ふむ、なるほど……」

 静かに語る彼女へ、私は頷く。
 確かに今の私達の生活は贅沢だ。

鈴美「私は戦わないから尚更」

鈴美「強いて言うなら、その辺りに……」

 そう言って、彼女は目を逸らす。
 その辺り……? どういうことなのだろう?

鈴美「向き不向きはあるから、任せるけれど」

慈「??? え? 鈴美ちゃん、どういう――」

 尋ねようとするけれど、鈴美ちゃんは背を向け行ってしまう。
 ……ええと、つまり……戦わせろってこと?


 鈴美の好感度が3上がりました。合計23



 1・仲間とお話(対象:悠里、鈴美)
 2・自由探索
 3・探索終了

 ↓1  あと二回で時間経過 3以外を選ぶと時間経過確定

【2 自由探索 時間経過確定】


1~20  資源
21~40 同行者の好感度アップ
41~44 誰かの武器、弾薬
45~66 資源
67~69 改良の材料
70~90 消費アイテム
91~98 R-18イベントのキーアイテム
99、00 これらの中から自由に選択

 ↓1 コンマ判定

【20で資材】


 ↓1 コンマ二桁までで、その数字を10倍し資材量を確定

【と、今日はほんのちょこっとやって落ちます】

【資材10は中途半端なので切り捨てて、900獲得】
【三階、屋上の探索で資源入手の上限は1500】

鈴美「……集まったわね」

悠里「まだ結構残ってるものね。これならしばらく安心かしら」

慈「お菓子にジュース、カップ麺……みんな満足してくれそう」

慈「しっかり運んでおきましょう」

 ビニール袋に入れておき保管。貴重な食糧だ。大事にしなくては。

慈「――さて、と」

 時間はあともう少し、というところか。
 ……何をしよう。


 1・仲間とお話(対象:悠里、鈴美)
 2・自由探索
 3・探索終了

 ↓1  あと一回で時間経過

【2 自由探索 時間経過】


1~20  資源
21~40 同行者の好感度アップ
41~44 誰かの武器、弾薬
45~66 資源
67~69 改良の材料
70~90 消費アイテム
91~98 R-18イベントのキーアイテム
99、00 これらの中から自由に選択

 ↓1 コンマ判定

【ファンブル! ――ですが、これは関係なし】
【88で消費アイテムです】


1 体力回復アイテム
2 全体体力回復アイテム
3 精神回復アイテム
4 全体精神回復アイテム
5 耐性回復アイテム
6 全体耐性回復アイテム
7 全ステータス回復アイテム
8 本
9 スキル本
0 好きなもの二つ


 ↓1 更に抽選 消費アイテムの種類をコンマ末尾で決定
         回復アイテムはコンマ二桁目で回復量決定

【全ステータス回復アイテム 回復量70 を入手】


悠里「あ。いいものを見つけたわ」

鈴美「どうしたの?」

悠里「これ。医療の携帯キット」

慈「す、すごくいいものよね……」

鈴美「わかりやすくいいものね。ジュースより」

慈「こ、効果はすごいかもしれないわよ。ええ」

悠里「水とかも入ってるらしいから――はい、めぐねえ」

慈「これも私? 栗宮さんは?」

悠里「顧問だし、めぐねえで」

慈「――そうね。先生が管理しておきます」

 栗宮さんに渡すと、なんとなくだけど不安だし……。

慈「……よし、そろそろ切り上げましょう」

悠里「今回は大漁ね」

鈴美「役に立てて良かったわ」

慈(状況がちょっとは改善された、かしら)


【探索を終了します。時間経過】

 十一日目午後。

慈「カップ麺って美味しいわね、やっぱり」

慈「……ふぅ」

慈「できることが増えてきたけど、何を先にしたらいいやら……考えないといけないわよね」


 夜コマンド
 1・夜食作り【資源200消費】
 2・会話 【生徒らと会話。好感度が変動】
 3・トレーニング 【自分を鍛える。各種パラを選択し、コンマ判定】
 4・探索 【朝~夕方コマンドと同じ。敵は少なめ】
 5・占い
 6・装備変更

 ↓1

【1 夜食作り】

慈「……作ってみようかしら」

慈「余裕もあるし、たまには」

 ノートを閉じ立ち上がる。
 夜食作り。あまりいい思い出はないけれど、それでもやらなければならない時があるのだ。

慈「頑張らないと!」

 さぁ、やってみよう。

↓1 料理の出来コンマ判定
    (イリスのスキルを使用するか否か、書き込んでください)

【53 中くらい】

慈「……うん、できた」

 またも残り物でちょちょいと。
 おうどんのスープを薄め、ご飯、野菜で簡単な雑炊。
 出来は中々。これならまずいとは言われないだろう。

慈「この後よね、問題は……」


 誰かと食べる?(仲間の中から一人選択)
 ↓1

【栗宮天子】

 たまには大人同士、交流を深めてみようかしら。
 できた料理をテーブルに。私は栗宮さんを探し、すぐに見つける。
 休憩室の隅、椅子の上でぐったりとどこか虚空を見ている彼女。絶賛ボンヤリ中である。

慈「栗宮さん」

天子「……」ボンヤリ

慈「あの、栗宮さん?」

天子「……あ。慈さんですか。どうしました?」

 肩を揺すってようやく反応。
 目をしっかり開いていたはずなのに、何故か眠そうな顔をして彼女は私を見る。

慈「料理を作ったから一緒に食べようかなぁと。どう?」

天子「あら、めぐねえ先生のですか? はい、是非いただきます」

慈「呼称が不安定ね……」

 なんやかんや話しつつテーブルの席に。
 2つの器に入ったそれを見やり、栗宮さんが手を合わせて笑顔を浮かべた。

天子「あー、美味しそうですね。お夜食にはぴったりです」

慈「ええ。シメみたいで……」

天子「どうしました?」

慈「ちょっとだけ、お酒が恋しいなぁ……なんて」

天子「あはは、こんなご時世ですからね。街に行かないとないでしょうし。大人が羽目外せるメンバーでもありませんし」

慈「ええ。……それじゃ、食べようかしら」

天子「はい。いただきます」

 手を合わせ、スプーンを持つ。そして一口。

天子「……うん。美味しいです。ホッとしますね」

慈「うまく出来て良かったわ」

天子「めぐねえはいいお嫁さんになりますね」

慈「お嫁さん、ね」

慈(まったく真逆になりそうなのだけれど――)

天子「ごちそうさまでした。慈さんとお食事できて嬉しかったです。毎日してますけど」

慈「ええ。私も、毎日嬉しいわ」フッ


【天子の好感度が3上昇 慈の体力、耐性が20回復。マックスです】

【今日はここまで】

移転待ちで待機してましたが……ゲームとかしながら。待ってもこないので、明日か、明後日か明々後日かに更新しようも思いま。見つけてもらうためにも

 お約束の夕食後の寝落ちしたら申し訳ありませんということで、どうかひとつ

【なるほど、確かにそうですな。ではもしこのスレでR-18的なことになってまだ移転の告知がこなかったら、こっち畳んであっちに自主移動しますか】



【変動した数値でござい】


【佐倉 慈】
 体力 100/100
 耐性 100/100
 精神 110/110
 力  44
 速さ 20
 賢さ 40
 技術 55

 『スキル』
 良回復 一日のはじまりに体力を10回復

 『持ち物』
 装備品:木刀(力+10 技術+5)
 鉄杭(力+5)スマホ、車のキー


【共通ステータス】
『資源』 2100 (-500)
『消費量』 900 
『生産』 600

【好感度一覧】
由紀 55  「仲良くなれたかな」
胡桃 51  「笑顔がかわいいな」
悠里 55  「色々見てて不安……」
天子 46  「さぁ、一緒に頑張りますか」
智夏 37  「まだよく分かんないかな」
イリス 34 「悪い人、じゃない」
鈴美 23  「人は見かけによらない……」
桜 86   「あの慈さんとお知り合いに……」 状態・依存

 十二日目。

慈「……」

 朝がやってきた。
 のんびりする余裕はもう少しあるけれど、そろそろ何かするべき――なのかしら。
 判断が難しいけれど、私が決断しなくては。
 今日は何をしようか。



 生活部コマンド(とりあえずコマンドだけ選んで、その後メンバーやら詳細を決定します)
 1・開発【選択不可】
 2・提案
 3・授業
 4・探索
 5・占い

 ↓1

【4 探索】

 現在発生中のイベント

 【イベント『購買部』
 内容:『休憩室にある食糧だけでは心もとない。危険だが2階の購買部に行く必要性も出てくるだろう』】

 【イベント『モールへ』
 内容:『街を探索できるならば、モールへ行く価値はあるだろう。生存者がいる可能性もある。準備を整えて向かおう』】

 【イベント『ちょっとしたお願い』
 内容:『智夏ちゃんからの依頼。内容は不明だけど……何なのだろうか。
       ※条件あり  時刻夜限定 メンバー固定:慈、智夏』】
 
【イベント『部室棟の人影』
 内容:『部室棟にはまだ生存者がいるようだ。なんとかして合流しよう』】

 【イベント『安全圏内の探索』
 内容:『安全を確保した場所の探索を行います』】


 進行するイベント、及び参加メンバー2人も加えて記載を
 ↓1

【モールは特別なため、メンバーはあれこれ説明した後に後々決定しましょうか】

【イベント:モールへ】


慈「……そろそろかしら」

 資源は蓄えることのできない状況。
 自然に増えることはない。ならば、どこかから拾ってくるか、現在の状況を改善する道具を見つけてくるしかない。
 そこまで簡単にいく話ではないけれど……みんなと話すだけでもしておこう。

慈「――よし」

 きっと、今までの中で一番の危険な探索になるだろう。
 街にいる奴らは未知数。生存者も不明。長丁場になるというのも勿論。

 それでも、やるしかない。
 生き残るためには危険を乗り越えるしかないのだ。
 私は頷いて、生徒会室を出た。

【事情があって智夏ちゃんには目的がありますので、モールでは進行いたしません】


 とのことで休憩室。
 いつもの如く私達は作戦会議をはじめる。
 その主な議題は今朝私が思いついたモールへの遠征。生存者に資源、街の様子などなど――得られることは多い。
 でもデメリットも勿論大きくて、簡単に決められるようなことではない。

由紀「遠足だね!」

 由紀ちゃんはすごく嬉しそうだけれど。

胡桃「遠足、ね……」

鈴美「色々危なくはあるわね」

桜「けれど行かないとジリ貧というのもあるでしょう。悠里さん、どうですか?」

悠里「そうね、そろそろ買い足しておかないといけないかしら」

智夏「だよね。うちとしては行ったほうがいいと思うけど?」

イリス「……」コクコク

 反対者はあまりいないようだ。
 それはそうだ。行った方がいいのは誰でも分かる。でもメリットとデメリットの大きさ、その差が不明瞭すぎるのだ。
 どっちも大きいだけで、どうなるのか。それが全く分からない。

天子「そうですねぇ。遅かれ早かれ、いかないといけないでしょうし」

 それまで様子見をしていた栗宮さんが口を開く。
 いつもの調子で、のんびりと。

天子「早い者勝ち、という要素もありますし、時間制限というものも人間ならばありまして」

慈「……そうね」

胡桃「あたし達も助けを待ってる人達も時間勝負、ってことか」

由紀「時間勝負? 人気商品ってこと?」

悠里「え、ええ。……大切なものはすぐ失くなっちゃうから」

鈴美「決めても良さそうね」

智夏「それっきゃないっしょ。大丈夫だって、これだけのメンバーなんだから」

 決まった。学校から出てモールで探索を行うことが。
 やる気満々の輝いた目。不安げな目。各々の表情を前に、私は深く息を吐く。

慈「……それじゃ、メンバーを決めましょう」

慈「今後のために屋上の庭園の様子を見てもらったり、ここの留守を守るために最低でもここに一人はいて欲しいから――」

慈「それを考慮するわね」

 異論はない。みんなが首肯するのを確認し、私はメンバーについて思考をはじめた。


 ↓1~2 メンバーの構成
      めぐねえの車 4人まで
      高級車 7人まで
      留守番 最低一人

      現在メンバーを振り分けてください

 で、↓3~5くらい  どの案がいいか投票
            賛成できるものがないときは反対。賛成、反対、どれか二票入るまで安価をとりま。
            反対二票の場合、再安価


【今日はここまでで落ちま。待たせて短くて申し訳ない】

智夏には別の目的があるっぽいね

めぐねえの車
慈、智夏、桜

高級車
胡桃、鈴美、イリス、悠里、由紀

留守番
天子

 で決定します。


慈「――という感じでどうかしら?」

 大人一人は校内に残ってもらって、後は外出に同行。
 車の運転は私と胡桃ちゃんで。運転手が胡桃ちゃんなのは――なんか、ゲームとか割りと好きみたいだし。という曖昧な理由。
 まぁ大人が2人いるのだ。しっかり教えてあげれば大丈夫だろう。

胡桃「あたしが運転かぁ……めぐねえ、天子先生、しっかり教えてよ?」

天子「私はあんまり参考にならないかと」

悠里「……そうね。栗宮先生が残るなら、安心かしら」

鈴美「けれどそうなると、『遠足』中の怪我が心配になるわね」

由紀「そうだよねー。転んだら大変だよ」

智夏「――ま、リスクはどの選択肢にもあるよ。気楽にいこう! 気楽に」

桜「……では目的地も分かっていますし準備をはじめましょう」

イリス「……」コクリ

 話はまとまった。早速出掛けるための準備をすることに。
 私と胡桃ちゃんは車の運転について。由紀ちゃんと悠里ちゃんには屋上でモールまでのルートを確認してもらう。
 その他のメンバーは食糧とか、必要なものをリュックにつめてもらう。
 てきぱきと、各々が支度を進めていく。
 初めての本格的な遠征。学園生活部的には遠足だということになっているけど、そんな楽しい気持ちなんてなくて。

 とにかくみんなを守らないと。
 私はただそれだけを思い、窓の外を眺めた。



 ↓1 視点変更先の判定 (1~4 美紀 5~7 圭 8~0 ???)

【視点:藤田綾華】


リーダー「よし、いいぞ」

一同『……』コクリ

 暗い店内を、こそこそと潜んで進んでいく。
 それなりに連携のとれた動きで移動する男性達。そのちょうど中心辺りに私はいた。

綾華「ふぅ……っ」

 手には包丁。ピカピカに磨いたそれをしっかり握りしめ、私は周囲に気を配る。

綾華(止まらないように。音は立てないように……)

 街でも一番の大きいショッピングモール。その二階。ちらほらと奴らの姿は見えるけれど、こちらに気づいている様子はない。
 問題なく目的地に到着。ちょうど膝くらいの高さまで開いているシャッターをくぐり、中に。
 どうやらそこは、家具を置いてあるお店らしい。

リーダー「大丈夫か?」スッ

綾華「うん、これくらいは」

 差し出された手を握り、立ち上がる。
 体力だけは自信がある。拠点からここまでの移動でそれほど疲労はない。緊張した状態だからあんまり無理はできないけど。

綾華「でも本当にいるんだね。当たり前だけど、久しぶりに見たからなんか不思議」

綾華「――男の子にすごく苦労かけちゃってるよね」

リーダー「気にするな。今回だって本当はみんな綾華を連れて行くつもりなんてなかったんだ」

 周りに立っている男性達が頷く。
 ゾンビ――奴らを見て現実味を感じないほど平和ボケしているというのに、優しい人達だ。

リーダー「さて……行くか。綾華、サポート頼んだ」

綾華「ん。私にできることなら」

 ――さて。今回私が男性達に同行したのは、彼らのサポートが理由だ。
 医療に詳しい私が同行し、万一のための道具、もしくはその代用品を手に入れる。
 そのために無理を言って私を連れて行くように説得した。
 守られて、ただじっとしているのは性に合わない。それはもうとっくの前に分かっているから。

綾華(頑張ろう。うん!)

 だから、戦うのだ。

【藤田 綾華】
 体力 120/120
 耐性 150/150
 精神 90/90
 力  25
 速さ 20
 賢さ 40
 技術 20

 『スキル』
 癒やしオーラ 一日の終わりに一番耐性が少ない仲間の耐性を最大値の4分の1回復

 『持ち物』
 装備品:包丁(攻撃力+5)
 スマホ、携帯食糧、水、懐中電灯



綾華「……それで、どこに行くの?」

リーダー「一階。危険だけど、そこまで行かないと」

 一階、か。
 確か地下一階は食料品売り場だったような。そこは奴らが一杯いるらしいし、一階は言わずもがな危険だろう。

綾華「何か考えが?」

リーダー「階段を降りてすぐの位置に薬局がある。そこに入って目的のものを回収。っていうのが案だけど」

リーダー「実際店を見てもいないからどうなるか」

綾華「……そうなるよね」

 苦い顔をするリーダー。
 確かに先を見るようなこともできないし、どうなるかは進んでから確認するしかない。

綾華「でもお年寄りもいるからできるだけ早めに取っておきたい、ってことだね」

 リーダーは首肯。ここまで生きてこられたけど、でもだからこそ先を見据えて準備をするべきだ。
 ここから先、良いとは言えない環境の中で生きていくなら薬とか医療品は必要。
 危険でも行くしかない。

リーダー「とにかく、移動しよう。慎重に進めば大丈夫なはずだ」

 私たちは頷き、シャッターから外に出ると彼の後を進む。
 できるだけ見つからないように、囲まれないように。重苦しい緊張感の中、身を低くして進んでいくのは中々に疲れる。
 男の人はこれをほぼ毎日してたんだから、頭が上がらない。

綾華(役に立たないとね……)


↓1 判定 コンマ50以下でかれらに発見される


【短いですが落ちます】


ついでに忘れてる人向け


藤田綾華(ふじたあやか)
21歳 170cm Bカップ ストレートヘア(黒髪)

長所
体力がある、ゾンビについての知識が少しある、WHOに就職するのを目指しているので医療について詳しい。英語で話せる

短所
事故で左手を失った。(今は義手をつけている)

設定
バイトが休みだったから家で勉強していた時に近所の人がゾンビに噛まれてしまいそこから近所の人達がゾンビ化していくなか綾華は家のカーテンを全て閉め、家と窓の鍵も全て閉めて家の地下室に隠れていたが食料が足りなくなってしまい家の近くにあるみーくんと圭がいるショッピングモールに食料を調達しに行こうとしている。

持ち物
スマホ
包丁
携帯食料
水(500ml)
懐中電灯

『ちょっとバイオレンス、あんどR-18的なイベントの可能性が出てきたので、自主的に移転いたします』
『自動的にやってくれるかもしれませんが、現状いつになるか分からないので。その間違法なことしてるのも申し訳ないですし』
『Rの方に同じ名前で建てたので、続きはそっちで書きます』
『URLは貼っていいのか分からないので、やめときます』

『というわけで、ここは依頼出しておきます。前回のスレ同様勝手ですが申し訳ないです』

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