穂乃果「黒のタイヨウ」 (148)


@高坂家 穂乃果ルーム



穂乃果「……」パチリ


穂乃果「……ん~~」ノビー


穂乃果「今日は…火曜日かあ」クシクシ


カイダンオリー…ガラガラ


高坂母「あら穂乃果、おはよう」トントントン…ジャー


穂乃果「おはよう、お母さん」


高坂母「相変わらず早いわねぇ。降りてきたとこ悪いんだけど、雪穂起こしてあげて?」


穂乃果「はーい」ピシッ


カイダンノボリー…ガラガラ


穂乃果「雪穂ー!起きなよっ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453132917



雪穂「………」

雪穂「ンー……マダネムイヨォォ…」ムニャニャ


穂乃果「火曜日は委員会の仕事があるんでしょ?遅刻するよっ」


雪穂「…イインカイ?……ぬぁーーー!そうだった!!!」ハネオキー


穂乃果「慌てなくても、時間まだあるよ?」ニッコリ


雪穂「ありがとお姉ちゃん!!急いで着替えなきゃっっ!ってアレ?何で私制服着てるの??」


穂乃果「知らないよ、制服のまま寝てたんじゃない?」


雪穂「うーん…?そうだったっけ…」ハテナー


穂乃果「あとコレ…カバンとお弁当ね。朝ごはんも、もうできてるよ」


雪穂「ありがと!あっでも今日から友達と待ち合わせしてるから食べてる時間ないやっ」アタフタ


穂乃果「あらら、そうなの…ならせめて行く途中にこれ食べていきなよ」チョコカロリーメイトッ!!


雪穂「さすがお姉ちゃん!やっぱりチョコだよねっっ!行ってきまーーーす!!」バビューン



穂乃果「いってらっしゃーーい」フリフリ

穂乃果「……友達と待ち合わせ…かぁ…」フムム

穂乃果「なら私も来週からあと20分早く起きないと…」カイダンオリー




穂乃果「……」モグモグムシャムシャバリバリゴクン

穂乃果「…ごちそうさまっ!それじゃ、行ってくるねお母さん」


穂乃果母「あっ穂乃果、帰りにお醤油買ってきてくれないかしら?」


穂乃果「…お醤油ならそこの引出しに入ってるのみたけど?」ユビサシ


穂乃果母「えっ?…あらホントだわ。いつの間に…」ヒキダシアケー


穂乃果「買ってきたの忘れてたんじゃない?行ってきまーす」ガララ


~~~~

@ほのことうみ集合場所



ことり「…あっ穂乃果ちゃんおはよー」スタスタスタ


海未「…おはようございます」ペコリーヌ


穂乃果「二人ともおはよー!」フリフリ



ことり「まだ集合時間40分前なのに…今日もダメだったね海未ちゃん…」アハハ


海未「そうみたいですね…穂乃果、アナタは一体何時からここで待ってるんですか……」アキレー


穂乃果「私もさっき来たとこだよ?」エヘヘ


海未「一度でいいから、ここで穂乃果を待ってみたいものです」


ことり「…これ以上の早起きは、さすがに私はキツいよ海未ちゃん…?」ジロリンチョ


海未「うっ…いつも巻き込んで申し訳ありません、ことり」タジタジ


穂乃果「…2人を待たせるなんてこと私にはできないよ」フフフ

穂乃果「さっ!行こっか」テクテク


~~~~


@オトノキ学園


キールコーンカーンコーン……


数学教師「ほんじゃ、この前の中間返すぞー」ピラピラ


エェーー!?ヤダーーー!


数学教師「はい、騒がなーい…はい、相沢ー五十嵐ーえんどぉー…」ポイポイポイ


相沢っぽいモブ「下に落とすのやめろや」

五十嵐っぽいモブ「阿久津真矢かよコイツ」



数学「よーし全員配ったなー!」

数学「…今回の90点代ははただひとりー!高坂だけだー!!」ヒューヒュー


エェー!??ヤッパリコウサカサンスゴーーーイ!!!


穂乃果「………あはは、どーも//」テレテレ


数学「いっつも満点取られて悔しいので今回は先生、東大の入試問題入れてみたんだけど…」

数学「高坂にはあんまり効かなかったみたいね…」エヘヘ


ハァァァァーー!!??
フザケンジャネー!!!
チューカンテストッテレベルジャネーゾ!!


数学「はい騒がなーい、平均点以下のイカレには追試があるからなー!忘れんなよっ!!」ビシィ



キーンコーンカーンコーン



穂乃果「…………」ギリッ



ことうみ「………」チラッ



ことり「……ご、ご飯食べよ!穂乃果ちゃんっ」ヒョッコリ

海未「…ご一緒させてもらいます」テクテク


穂乃果「……うんっ食べよ食べよ!!」ニコニコ



海未「…やはりスゴイですね穂乃果は、あんな難しいテストを…」モグモグモグ


ことり「ホントだよー、他の教科もほぼ満点だったし…」モグモグ


穂乃果「あはは、マグレマグレ!それより今日さ、用事あるからさき帰ってもらっていいよ?」モグモグ


海未「用事、ですか?」

ことり「なにかあるの穂乃果ちゃん?」


穂乃果「うんまぁねー、待たせるのも悪いからさ」アハハ


キーンコーン



淫行体育教師「今日はバスケするわよー」

イェーー!!ルカワサイコーー!!!
ゴリラダンクダヨネー!!


淫行「まずチーム分けよー」





ことり「バラバラになっちゃたね」フフフ

海未「負けませんよ?穂乃果」メラメラ


穂乃果「あはは…お手柔らかにね」

穂乃果(海未ちゃん根はちょっぴり体育会系なんだよなぁ…)アハハ


ピィー!ハジメーー!!



穂乃果(海未ちゃん以外は…特に大丈夫そうかな…)ダムダム

穂乃果「モブちゃん!…パス!」シュッ



海未「…甘いですっ!」パスカーット!

穂乃果(……速っ!!)

海未「とりゃーーー!」ソッコーカラノレイアーーップ


穂乃果「…ほぇースゴイね…」ボーゼン

海未「…さすがにバスケでは私には敵いませんか?穂乃果」フフン


穂乃果「」ピクッ

穂乃果「あはは…」

穂乃果「………みんなちょっと集まって…」


~~~

ことり(はぁー球技って苦手なんだよね…というか運動そんな好きじゃない…)トホホ

ことり(早くおうち帰って、スプラトゥーンやりたいなぁ…)ハァー



ワァーーースゴーイ!
ホノカチャンムソウダーーー!!

ことり「……ん?」



海未「ぐっ…」アセアセ

海未(私にディフェンスが3枚も…これじゃ身動きが…)アセアセ



穂乃果(ふん、遅いよっ!)パスカーット!!

穂乃果「モブチャンたちっ!そのまま海未ちゃんをチェックしてっっ!!」ダムダム



穂乃果(さて…と…!)メカラセンコウバチバチー

穂乃果「…ふっ!…はっ!!」ヨニンヌキーー

穂乃果「やぁ!!」


キャーゴリラダンクヨーーー!!!



ことり(……青峰かな?)





ピィー!シアイシューリョーー!!


海未「…参りました。私の完敗です」


穂乃果「そんなことないよ!海未ちゃんに卑怯な手を使ったんだし…」タジタジ


海未「…アレは卑怯などではありませんよ。れっきとした作戦です」


穂乃果「それでも授業で使うようなものじゃないよ…ねぇ、よかったら今度サシでやらない?」

穂乃果「本気の海未ちゃんと戦ってみたいな」


海未「……!」

海未「いいでしょう、機会があればいつでもお受けします!」


ほのうみ「」ガシィッ



ことり(ふえぇ…体育会系怖いよ……)ガクガク



@放課後 教室



ことり「じゃあねー」フリフリ

海未「穂乃果、また明日です」ペコリ


穂乃果「ばいばーい!!」フリフリ

穂乃果「さてと…」テクテクテク


ガラガラ


穂乃果「失礼しまーす」ペコリ


淫行「あら、どうしたの高坂さん?」


穂乃果「数学先生、いらっしゃいますか」キョロキョロ


数学「ここにいらっしゃるぞ」テクテク


穂乃果「先生、今日のテストで質問したいことが…」

数学「ほうほう」

穂乃果「ここの問題なんですけど……」


~~~~

@高坂家 穂乃果ルーム


穂乃果「…」カリカリカリカリ

穂乃果「…ん?……あっ!」ピコーン カリカリカリカリ

穂乃果「よしっ!解けたっ!!」ヤッタネー

穂乃果(あの先生性格は破滅してるけど、やっぱ教え方は他の先生より上手い…)


ホノカー!!ゴハンヨーー!


穂乃果「…!はーい!!」バタバタ



雪穂「ねぇ、お姉ちゃん?」モグモグ


穂乃果「ん?」モグモグ


雪穂「最近、めったに部屋から出てこないけど、何してるの?」ゴクゴク


穂乃果「んー特に何もしてないよ?マンガ読んだりスマホかまったり…」ゴクゴク


雪穂「ウソだぁー!じゃあ何でテストの成績あんなにいいのさっ」プンプン


穂乃果「テストで大事なのは直前からの勉強だよ」フフン


雪穂「そんなのいわれ

穂乃果「言われなくても分かってるって顔してるけどホントに分かってるの?」

穂乃果「テスト3日前までサボってたんなら、向こう3日はそれを取り戻すぐらいの勉強が必要ってこと」

穂乃果「雪穂みたいに1時間ぐらいやるだけじゃ利かないんだよ?」


雪穂「ぐぬぬぬ……」フルフル


高坂母「…お姉ちゃんの言う通りよ」モグモグゴクン

高坂母「……それじゃあ雪穂、今日帰って来た中間テスト見してもらおうかしら?」ニッコリ


雪穂「……へっ?」

高坂母「中 間 テストよ」


雪穂「………なぜ…ソレを……ご存じで??」ダラダラ




高坂母「穂乃果が教えてくれたわ」

高坂母「オトノキ中のテストの返却期間は昔から変わらないんだって」フフフ


穂乃果「ごちそうさまーっと」テクテクテク パタン


雪穂「まっ待ってよ、お姉ちゃん!!!!」スクッ

高坂母「いいえ待つのわあなたよ」ガシッ




キィー パタン…

穂乃果(さて、数学の続きやらなきゃ……)ヨッコイショ


チョット!!ナニヨコノテンスウ!??
ヒェーゴメンナサーーイ!!


穂乃果「…」カリカリカリ

穂乃果「…雪穂ったら」クスクス


~~~~

@オトノキ学園 講堂


ザワザワザワ…


海未「…いきなり全校集会とは、何ごとでしょうか…」


穂乃果「おばさんからはなにも聞いてないんだ?」チラッ


ことり「うん。何にも」ウーン



親鳥「…」ステージノボリー

親鳥「みなさんおはよう」テクテク

親鳥「もうちょいでこの高校無くなるので」バーン



全校生徒「」

海未「」

穂乃果「」

ことり(…お母さん緊張してるのかな?)


親鳥「弟や妹がいる生徒は要注意」ビシッ




@オトノキ学園 教室


海未「説明……はしょりすぎですっっ!!」バン


ことり「さすがにあれじゃ納得できないよね~」アハハ


穂乃果「……」


ことり「在校生は問題なく卒業できるらしいけど…」

ことり「今の1年生は後輩がいないってことになっちゃうんだよね…」ウーン


海未「卒業した後すぐに母校がなくなるのも何というかアレですよね…」


ことり「…穂乃果ちゃんはどう思う?」チラッ


穂乃果「うーん…まぁ私が卒業するまであるんなら別にいいかな」



ことうみ「………えっ」


穂乃果「…ん、どったの?」


ことり「…ううんっ!今から編入試験の勉強しろなんて言われたら困っちゃうもんね?」アセアセ


海未「え…えぇ、それは確かに億劫ですよね!」


穂乃果「……だよねー」ニッコリ






穂乃果「……じゃないよ、言いたいことあるんなら言えばいいのに」ジロ


ことうみ「!!」


穂乃果「…遠慮しないでっ!ほら、ほらほら!!」カモーン!!


海未「……正直、穂乃果は…廃校には反対するかと思ってました……」ウツムキ


ことり「わ…私も、穂乃果ちゃんならそう言うかなー…って」アハハ


穂乃果「ふーん?なんで??」


海未「なんでと言われると困ってしまいますが…その…フィーリングですかね?」


ことり「うん。穂乃果ちゃんならこう言うんじゃねーか的な…」



穂乃果(…なるほどねぇー………)

穂乃果「ゴメン…確かにちょっと無神経だったかもね」テヘヘ


海未「い…いえ…決して謝るようなことでは」アセアセ




穂乃果「うーん…廃校かぁ…ちょっと真剣に考えてもいいかもね……」

穂乃果「………」


ことり「あ…あの、穂乃果ちゃん?……コレ!?」


海未「そうですことり、コレは穂乃果がたまに陥る、ぼっすんがゴーグルかけるとなるアレに似た感じの状態です」

海未「しばらくそっとしておきましょうか…」




ことり「でも、つぎ移動教室だよ?」

海未「おい起きろサイドテール」スパコーン




~~~~


@高坂家 穂乃果ルーム



穂乃果(廃校問題かぁ…それを解決するってことは、つまり廃校の阻止だよね…)

穂乃果(部活の強豪校でもなければ、都内有数の進学校というわけでもない…)

穂乃果(特筆するアピールポイントはほぼなし………まぁだから廃校の危機に瀕しているんだろうけど)

穂乃果(既存のソレがダメだとすれば…新しく創り出すしか方法はない…)

穂乃果(いや…私と海未ちゃんが運動部に入ればあるいは……ダメだ、それじゃあ部全体が強いってことにはならない…)

穂乃果(多分そんなに時間もないだろうし……何か革新的で即効性のあるものじゃなきゃ…)




穂乃果「うーん………」

穂乃果「…こんなに考えたのいつぶりだろ……」

穂乃果「廃校阻止か…悪くないかも!!!」ニシシ



穂乃果「…とりあえずお風呂はいろ」ガチャ




穂乃果(アレ…雪穂の部屋電気付いてる…まだ起きてるのかな?)



穂乃果「ゆきほーー?」ガチャ


雪穂「」クピィークピィー


穂乃果「また寝落ちしてる…」ヤレヤレ

穂乃果「全くもう……ん?…コレ…」スッ



穂乃果「…………」



雪穂「…雪見大福は絶対あげなーい!!!」クワッ

雪穂「」ムニャニャニャ


~~~~


@オトノキ学園 教室



ことうみ「…はぁ??スクールアイドルぅぅ???」


穂乃果「期待通りのリアクションだね!」グッ

穂乃果「まぁ、コレ見てよ」ホイ




ことり「コレUTX高校のパンフレットじゃん」ペラリ

海未「UTXといえば今をときめく都内でもトップレベルの人気校ですね」フムフム


穂乃果「そう…最新の設備と校舎、多種多様な学科コース、可愛らしさと品の良さをあわせもつ制服」ビシィ

穂乃果「『来世がウジ虫でもいいから入学したい高校ランキング』1位の座に創設以来、君臨し続けてるんだよ!」



海未「…そしてその人気に拍車をかけているのが、スクールアイドルの存在というわけですか…」



ことり「…でもプロデュースするにしても、アイドルになってくれる子がオトノキにいればいいけど…」

海未「…えぇ、それに、仮にスカウトできたとしても、学校側にアイドルを育成する技術があるとはとても…」




穂乃果「…ん?なにか勘違いをしているね。」

ことうみ「??」




穂乃果「アイドルをやるのは私たちだよ?」



ことうみ「」




ことり「…私たちが……?」タラタラ

海未「冗談ですよね……?」タラタラ




穂乃果「他に代案があるんなら聞くよ?」

穂乃果「私は、夕べ2時間考えたけど思いつかなかったや」アハハ



海未(穂乃果の頭脳で2時間…ですか……)

ことり(それもう大気圏突破してない?突破してそう)


ことり「いやー…今さらいうのもアレだけど…まぁ?廃校も…まぁ?…仕方ないのかもね??」アハハ

海未「はい…時代の流れには逆らえませんよ。我々は所詮、チリに等しい存在なんです。全ては悠久のとk


穂乃果「2人に、廃校をとめてほしいって言われたときにさ…なんていうかこう…ビビっときたんだよね」


ことうみ「とめてほしいとは言ってない」


穂乃果「小学校も中学校も今までも…正直、退屈だった。」

穂乃果「勉強もスポーツもすぐできるようになったし…あんなの知恵の輪と一緒」


海未(……は?)

ことり(知恵の輪…?例えがよく分からない)


穂乃果「でも廃校問題は違う!私たちの身近で!かつ!!到底私たちの手に負えない!!!」

穂乃果「だからやる価値があるんだよ!やろうよ!!そのための作戦はいろいろ考えてあるの!!」バーン



ことり「……私はのったかな」

海未「ことりっ!?」


ことり「…ここまで何かに執着する穂乃果ちゃんは初めて…いつも周りを優先してるのに…」フフフ

ことり「多分穂乃果ちゃんなら一人でもやっちゃうんだろうだけど…それでも近くで見てたいかな。私は」


穂乃果「…ありがとう。ことりちゃん」ニッコリ

穂乃果「…で、海未ちゃんは?…ことりちゃんの言うとおり成功させる自信はあるよ?」

穂乃果「私たちにはそれだけのルックスもある。ソレに私がいるんだから」ニシシ


海未「…ぅ…しかしですね…」アセアセ


穂乃果「…」


穂乃果「やれったらやれ」ジロ




海未「…」ハァ

海未「…分かりました。私も協力させてもらいます。」ニッコリ


ほのこと「やったぁ!」パチンッ


海未「そのかわりっ!やるからにはハンパは許しませんよ!?」ビシッ


穂乃果「当たり前だよ。私がそんなマネするわけない」キッ

穂乃果「必ずスクールアイドルの頂点に立つよ…」


穂乃果「…まぁ、そんなものあるか知らないけどね」


今回はここまでです。
また書きためたら投下してきます。


続き投下してきます。

こっから若干テンポが悪くなるかもです。
申し訳ありません。



~~~~


@高坂家 穂乃果ルーム


穂乃果(細かい話は後だね…いま必要なのは情報)

穂乃果(というわけで海未ちゃんには都内のスクールアイドルとソレに関するイベントを一通り洗ってもらって)

穂乃果(ことりちゃんには校内でスクールアイドルをはじめる場合の手続きとかをおばさんに聞くように頼んだ)

穂乃果(そして私は…私たちの今後の方針について…)


穂乃果「宣伝、メンバー集め、練習メニューそれから……」ブツブツブツ



雪穂「……」ソーットノゾキー


穂乃果「…」ブツブツブツブツ


雪穂(後でお姉ちゃんのことyahoo知恵袋で相談しよう)ゾゾゾ



~~~~

@オトノキ学園 昼休み


海未「…私からの報告は以上です」ペラペラ


ことり「私からも以上ですっ」ピシッ





穂乃果「ラブライブとその頂点のA-RISEの存在…それにアイドルを始める前に部の創設が必要…かぁ」フムフム

穂乃果「……うんっありがとう2人とも!」ニッコリ


ことり「まずは部の創設に行くのかな?」


海未「…いえ、部の創設には5人以上必要だったかと…」セイトテチョーペラペラ


穂乃果「その通り、いま生徒会に申請してもダメだよ。ソレにもう一つ問題がR」ビシッ

穂乃果「似たような部がこの学校にはあるんだよ。名前は『アイドル研究部』」


海未「そんな部活聞いたことがありませんが…」フムム


ことり「わ、私も…」ハテナー


穂乃果「いーや、確かにあったはずだよ。部室棟2階の真ん中らへん」ペンクルクルー

穂乃果「似たような部の創設は認められていないからね…いくら頭数を揃えても意味が無いよ」


海未「アイドル活動を行うのとアイドルを研究するのは別物では?」


穂乃果「『アイドル研究部』は以前アイドル活動をしてた時期があったらしいの。」

穂乃果「その記録がある限り生徒会は多分認めてくれないよ。今年の生徒会長はかなり厳しいって聞くしね」ハァー




ことり「うん…ソレ結構うわさになってるよね…」アハハ


穂乃果「………」

穂乃果「……ことりちゃんイラスト得意だったよね?」

穂乃果「宣伝ポスターみたいなのお願いできるかな」ニコッ


ことり「うん。分かった!なるべく早く仕上げるねっ」グッ


穂乃果「よろしく!…ほいじゃいったん、かいさーん!!」スクッ

穂乃果「私、用事できたから…」ガラガラ

穂乃果「…お疲れーー!!」ダーッシュ!!


ことり「…行っちゃった…」ホェー

海未「直立状態からのあのアジリティー、やはり素晴らしいですね」ウンウン


~~~~

@生徒会室前 放課後


穂乃果(昼休みに『アイドル研究部』について調べたけど…)テクテク

穂乃果(…やっぱり…この方法が手っ取り早いんだよねぇ…)

穂乃果(2人はなんていうか知らないけど、最後は私に従ってもらうよ)



穂乃果「あっその前に…」ピポパポピ

穂乃果「…こんにちはです理事長……」

~~


穂乃果「…ダメです!どうしてもそこなんです!!」テクテク

穂乃果「ホントっ!?…ありがとうございますっ!!…じゃ、どーもです」ペコペコ

穂乃果「」ピッ

穂乃果「さて、と」




穂乃果「…失礼しまーす」ガチャッ


絵里「…あら、どうしたの?」サラサラカキカキ


穂乃果「2年の高坂です」ペコリ


絵里「……なにか用かしら」サラサラカキカキ


穂乃果「はい」











穂乃果「『アイドル研究部』という部の抹消をお願いしに来ました」


絵里「……」ピタッ

絵里「……何ですって?」ジロ



穂乃果「この部…部員数は定員に達していないし、さらに2年ほど前から活動を全く行っていません」

穂乃果「もはや部活とは言えません。…どうして残っているんですか?」キッ


絵里「…アナタには関係のないことよ」ピクッ


穂乃果「…」

穂乃果(まぁ…副会長の東條希の温情で部が存続しているのは分かってるんだよね)

穂乃果(おそらく部長の矢澤にこと親しいからだろうけど……)

穂乃果(そんなつまらない友情は認めないよ…私がアイドルを目指す上では邪魔だもん)





絵里「それに部員数は問題ないわ。創設時にはちゃんと8人いたもの。」キッ


穂乃果(そんなの知ってるもんね……ん?)ピク



穂乃果「……部員が減り始めた時期って、いつか分かりますか?」


絵里「アナタのいった通り2年前の…秋からよ。冬にはすでに1人だったわ」


穂乃果「…なるほど。ところで会長は生徒会役員に就任するのは初めてなんですか?」ニッコリ


絵里「なんの質問なの?…今年が初めてよ、何か問題が??」イライラ



穂乃果(それにしては、2年前の部の内情に詳しい…)

穂乃果(多分…この会長も部の存続をいやいや黙認してるわけじゃない…)

穂乃果(どっちと親しいのかは知らないけど…思った以上に厄介かも…)フムム

穂乃果(………!!!)ピコーーン



絵里「…あの…高坂さん…?」





穂乃果「」ハッ

穂乃果「…創設時に定員に達していたことは知りませんでした」ニッコリ

穂乃果「それならもう文句はないです!」

穂乃果「生意気なことを言って申し訳ありませんでした」ペコリ


絵里「…え、えぇ…こちらこそ…少し対応が悪かったわね」アセアセ


穂乃果「そんなことはないです」ニッコリ

穂乃果「それじゃ、失礼します」ペコリーヌ


キィ・・・パタン


絵里「なんだったのかしら……?」ボーゼン




穂乃果「……」スッ


穂乃果「…絢瀬絵里…東條希、それに矢澤にこ…」スマホタプタプ

穂乃果「やっぱり、実際に会ってみないと分からないことがあるよね」フムフム




穂乃果「まぁいずれにせよ…コレはもういーらないっと」ゴミバコポーイ

穂乃果「」テクテクテク




ヒラヒラ……パサッ





生徒会資料06

オトノキ学園 部活一覧

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
華道部…01年創設~~~10年廃部 備考…部員減少のため存続不可
茶道部…00年創設~~~10年廃部 備考…同上
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~
~~~~~~~~
~~~~~~~~







~~~~


@オトノキ学園 教室


キーンコーンカーンコーン



音楽教師「よッしゃお前ら全員アタマふれあぁああああ!!!」ブンブンブンブン

アラシフクーコノマチガー

生徒「」ブンブンブンブン

オーンマエヲダクー

音楽「もっと激しくぅぅぅうう!!それでいて静寂を守る様子でぇぇぇえええ!!!」ブンブンブン

生徒「」ブンブンブンブン



海未「部活の問題はいったん保留…ですか?」ブンブンブンブン

フキヌケールカゼニサーエ

穂乃果「そっ!まずはメンバー集めることにしようよ!」ブンブンブンブン

メーヲトージール

ことり「メンバーっって私たっっちさんにっっんじゃっっ!!」ブンブンブンブン

ことり「んんなかっったんっっっ!!?」ブンブンブブブン


ホロビューイマイメモリーイズスティー

音楽「……しゃにいんまいはぁぁぁぁぁ!!!!!!」カツラスポーン


穂乃果「…詳しい話は後だね!」ブンブン



キーンコーンカーンコーン




海未「では聞きましょうか」ヒョッコリ


ことり「メンバー探すんだよね?」スワリー


穂乃果「うんっメンバーは少なくても5人、多くて10人まで考えてるんだ」グッ


海未「10人ですかっ!?ずいぶんと大所帯ですね……」


ことり「そんなにたくさんにても大丈夫なのかな…?」アハハ


穂乃果「あくまで可能性だよ?」

穂乃果「差しあたっては、宣伝と両立してこっちからスカウトもかけていこうと思うんだ!」バーン


海未「受動と能動ですねっ」

ことり「なにいってるの海未ちゃん」イラ


穂乃果「宣伝は2段構えでいくよ」ウンウン

穂乃果「…それでことりちゃん!例のポスター出来てるかな?」




ことり「あっうん!気にいるかどうか分かんないけど……」ハイ


海未「おぉ!これは…」


穂乃果「スゴイよことりちゃんっ!さいっこうにOKだよ!!」


穂乃果「それじゃ早速、コピーイングからのプッティングだ!」レッツゴー


~~~~


海未「コピーはしましたが…」ペラーン


ことり「どうして9部…?」ペラペラリーン


穂乃果「穂乃果はロハスだからねっ!これ以上は地球に優しくないよ?」テクテク


海未「…穂乃果のことですし、なにか考えがあるのでしょう…?」テクテク


穂乃果「まぁねー!…よしじゃあ早速ここから貼っていこう!!」ビシィ


ことり「貼るってここ…トイレなんだけど…」




海未「トイレのちり紙にするのは確かにエコじゃないですね」


穂乃果「するわけないじゃんっ!」ジロ

穂乃果「コレをトイレの個室の中に…こーやって貼ってくの」ペタペタ

穂乃果「2人も手伝って!!」




穂乃果「よし、一年生用トイレは完了だねっ!」グレート!


海未「しかし解せませんね…なぜトイレの個室に?」フムム


ことり「トイレ中は退屈だからついつい見ちゃうってこと…だったり?」フーム


穂乃果「その通りだよことりちゃん!むかし本で読んだことがあるの!!」ピシ

穂乃果「他にやることが無くてつい気が緩みがちなトイレの個室は絶好の」コマーシャルスペース!!

穂乃果(まぁ、ホントは違う理由なんだけど)

穂乃果「この調子で2、3年用のトイレも貼っていこう」カイダンノボリー




海未「しかし穂乃果…これ普通に怒られませんかね?」ジト


穂乃果「大丈夫!理事長に許可取ってあるから」


ことり「さすほの」



~~~~~


@オトノキ学園 教室


海未「…ポスターは貼り終えましたね」フゥ


ことり「3年のトイレ臭すぎ…吐きそ…」オエップ


穂乃果「ようしっ!向こう2週間は私たちはひたすら練習するよ!」バーン


海未「練習ですか…ようやく、らしくなってきましたね」フフフ


ことり「あんま身体動かすの好きじゃないんだけど」ズーン


穂乃果「ことりちゃんの意見なんてかんけーなしっ!」イェーイ


海未「それでは練習メニューはこのわたs


穂乃果「穂乃果が考えてきたの!!」ピラッ!


ことり「わーい」パチパチ


海未「そこは海未でしょ!?海未の出番でしょ!?」バンバン


穂乃果「海未ちゃんの筋肉100%の脳筋メニューなんてこなせるわけないじゃん」ハァ


ことり「海未ちゃんのタイプってドラクエ6のハッサンだったよね?もう帰ってよ」ハァ



海未「」ズーン


ことり「で、どんな感じなの?穂乃果ちゃん」ワクワク


穂乃果「はいコレ!」スッ


――――――――――――――――――――――――――――

         ~練習メニュー~


・柔軟運動(1時間)

・ランニング(30km)

・腕立て、背筋、腹筋、スクワット(各100回×5セット)

・アイドルのダンス完コピ(目標は1日1曲!)

・柔軟運動(〃)









※( )の内容は随時更新されます。下方には修正されません。
 

―――――――――――――――――――――――――――――




ことり「しってた」





~~~~~


1週間後


@オトノキ学園 放課後


穂乃果「ポスターを貼ってから一週間」ノビー

穂乃果「全校生徒のほとんどがあのポスターを目にしただろうね」フフフ


海未「ボッチ飯の方が腹いせで破いていなければですがね」


ことり「でも…結局だれも来ないね…」ションボリ


海未「えぇ…放課後もなるべく遅くまで残っていましたが…だれひとり」ズーン


穂乃果「そりゃ、十中八九来ないだろうね」


ことり「はい!?」ギョッ


穂乃果「来たら、自分で『私はルックスに自信があります』って言ってるようなもんじゃん」

穂乃果「そりゃあ、来たくても来れないって」アハハ

穂乃果(ていうか来てもらっちゃ困るんだよねぇ…ミーハーの見ず知らずの人には)


海未「…どういうことですか?アナタがトイレの個室に貼って宣伝効果を狙うと…」


穂乃果「言ったでしょ?2段構えって。ちゃんとつぎの手は用意してあるんだから」





ことり「…ほぅ?」キコウカ


穂乃果「その前に2人にはアイドルに必要なものを列挙してもらいまーす!」バーン

穂乃果「…ほら言って。ほらほら早く!どんどん言って!!」ホラホラホラホラ


海未「…失礼ですが…容姿は必要かと…あとは歌唱力…運動神経…ですかね?」ウーン


ことり「外見だけじゃなくて、性格も大事だよね協調性とか…リーダーシップとか…」ウヌヌ



穂乃果「…なるほどね。…確かにいま挙がったのは全部だいじ。」

穂乃果「でもね…そもそも大前提となるのは…」フフン




穂乃果「……アイドルに興味があることなんだよ!!!」

穂乃果「ソレもかなり強い興味が!!」バビローン



ことうみ(…そんな大したことじゃねーな)イラ


ことり「…ソレは分かったけど…」


海未「さっきの話と何の関係が…??」マワリクドイナー




穂乃果「あはは、ごめんごめん。」

穂乃果「そのアイドルに興味がある生徒っていうのをあぶり出すんだよ」


海未「どうやってですか…?」


穂乃果「まぁ、とりあえず海未ちゃんは…」チラ

穂乃果「トイレに貼ってあるポスター全部はがしてきてくれる?」クイクイ


海未「フロムナウ?」

穂乃果「フロムナウ」



海未「…私をパシるというのですか?」


穂乃果「うん、よろしくね?」


海未「…」ハァー

海未「分かりましたよ。」スタスタ


ガラガラ…


穂乃果「それから、ことりちゃんはコレ!」usbメモリーダヨッ


ことり「なあにこれ?」






穂乃果「例のポスターの画像ファイルが入ってるの。詳細は少し私が変えたんだけどね?」

穂乃果「コレを今からパソコン室に行って印刷してきてくれないかな?」ニサンマイデイイヨ


ことり「りょーかいっ」ピシィ


ガラガラ・・・


穂乃果「……」

穂乃果「さて、と」スック

穂乃果「急がなきゃね…」タッタッタ


ガラガラ…


~~~~

ことうみ「ただいまーっ」ガラガラ


穂乃果「お、お帰りー、ありがとねー」フリフリ


海未「おや?なぜことりがそのポスターを?」


ことり「穂乃果ちゃんに頼まれたんだ。ビミョーに違うらしいけど」アハハ


穂乃果「よーし、じゃあ行こうか!!」スック






~~~~


海未「トイレの次は…昇降口の掲示板ですか」ペタペタ


穂乃果「ここも目につきやすいからねー」ペタペタ


ことり「どうしてトイレのをはがしてここに貼るの?」ペタペタ


穂乃果「ここなら確認できるからね!」


ことり「?」


穂乃果「ぃよーっし完了!」ペタペタペタットナ

穂乃果「2人とも今日はホントお疲れ!!」


ことり「うん、お疲れさま!…それじゃ私はコレで…」ソソクサ


海未「どこに行くんですかことり」ガシッ


穂乃果「ホントに疲れるのはコレからだよ」ガシッ




ことり「しってた」ズルズルズルズル




レスありがとうございます!

穂乃果ちゃんの心の声がどんどん増えていく気が…

続きです。



~~~~


@高坂家 穂乃果ルーム


穂乃果「ふぅ…さすがに筋肉痛が……」


穂乃果「でもコレからもっと忙しくなるよ…」ポチッ ウィンドゥズ!


穂乃果「身体は疲れても頭はうごくもんね」カタカタカタ



雪穂「…」ノゾキー

雪穂(大丈夫かな…うちのお姉ちゃん)



~~~~

@オトノキ学園 廊下


希「にこっち~~~!!」ワシワシワシー


にこ「ぬわぁー!?いきなりなにすんのよっ!」


絵里「こら希、はしたないわ」




穂乃果「…………」チラリ

穂乃果「…………」テクテクテク


~~~

絵里「…」ガラガラ


にこ「……あっ」


絵里「……?」チラッ


にこ「……」メソラシー


絵里「………」テクテクテク



穂乃果(……やっぱり)ニシシ


~~~

1週間後


@オトノキ学園 昼休み


ことり「あの…穂乃果ちゃん……?」モグモグモグ


穂乃果「ん、どったの?」モグモグ


ことり「アレから一週間、ダレも来ないんだけど……」




海未「何が2段構えなんですかね……??」


ことり「2段構えの2週間でムダに筋肉付いただけなんだけど…」


穂乃果「…正直、これだけやって誰も来ないのは想定外だったよ…」ガックシ

穂乃果「ゴメン2人とも!今回は私のやり方が悪かったよ!」バッ


海未「…謝らないでください、また3人で考えましょう」ニッコリ

ことり「うんっ!何とかなるよ」ビシッ


穂乃果「…ありがとっ!」エヘヘ








穂乃果(……だーから来てもらっちゃ困るんだって)ヤレヤレ

穂乃果(ポスターの仕掛けは、私が動いて初めて成立するんだから)





~~~~~


@高坂家 穂乃果ルーム


穂乃果「さーて、とれ高はもう充分でしょ」ポチットナ


穂乃果「コレをこっちに出力して……と」カチャカチャ



穂乃果(………)ジーッ

穂乃果(…やっぱり、トイレで見てるからほとんどの人がスルーか1度チラ見する程度…)

穂乃果(内容が少し違うことにもまるで気付いてない……予想通りだね)

穂乃果(でもホントに興味がある人は違う…欲しくても買えない商品を何度も見にくる子どもと同じ……)



穂乃果(…つぎで最終日……と)ポチ





穂乃果(うん…だいたい目処が立ってきた……5人!まずはこの眼鏡の子…初日から頻繁に立ち止まって内容を確認してる…)

穂乃果(ソレとこの赤髪の子は…止まりこそしないものの、通りがけに何度も目をやってる…)

穂乃果(あとの3人組は…まぁ完全に想定内だね)ニシシ




穂乃果「8人…か、きり悪いなー」ウムム

穂乃果「…まぁいっか。とりあえずは生徒資料…と」オシテポチリー

穂乃果「青のリボンは1年せぇ~……」カタカタカタ

穂乃果「小泉花陽と…西木野真姫…オトノキ中出身…おっこっちはお嬢様だねぇ」カチカチ






穂乃果(…んっ?この子さっき小泉花陽と一緒に…)ポチッ マキモドシー

穂乃果(やっぱり…えーっと星空凛…小泉花陽と仲がいいのかな…?)カタカタ

穂乃果(あっ住所がかなり近い…おそらく幼馴染ってとこだろうね…)フムフム

穂乃果(……悪くない…)ウン

穂乃果(まずは…小泉花陽と西木野真姫のことを調べて…それから……)



穂乃果「……」

穂乃果「よぉし!!」ガタン

穂乃果「…メンバー決定!この9人でいくよ!!」バーン



雪穂「お姉ちゃんうっさいっ!!」カベドーン





~~~~~~


@オトノキ学園 教室


海未「…では練習に参加しない…ということですか?」ジト


穂乃果「うんっ…今日は忙しくなりそうなんだー」ペンクルクルー


海未「なにか用事でもあるんですか?」


穂乃果「大丈夫!スクールアイドルに関係することだから」アハハ


ことり「…とか何とかいってサボるつもりか?」ピキピキ


穂乃果「違うってば!」


海未「放課後の練習はアナタは言い出したことです…」

海未「言いだしっぺがそれじゃあ筋が通りませんよ?」ゴゴゴゴ


穂乃果(う…思ったよりしつこい…仕方ないな…)グヌヌ

穂乃果「…ほら、最初に言ったじゃん!宣伝と両立させてスカウトをかけるって!」




ことり「じゃあスカウトしに行くってこと?」ピコーン

海未「それでしたらぜひ私たちにも……」メラメラ


穂乃果「海未ちゃんコミュ障じゃん」ジロ

穂乃果「それとことりちゃんは一回でも練習メニュー消化できてから私に文句言ってね」ジロ


海未「…私ってコミュ障なんですか?」

ことり「かしこまりー☆」ピシィ


穂乃果「それじゃ練習サボんないようにねー?よろしくー!」バビューン





海未「…あの…ことり?……私ってコm

ことり「そうだよ」


~~~~~


@オトノキ学園 音楽室前廊下


穂乃果(うーん…手伝ってほしいのはやまやまなんだけどなぁ…)テクテク

穂乃果(こういうのは1度失敗されると、一気にやりにくくなっちゃうし)スッ

穂乃果(3人一緒に行って…威圧感を出すのも良くない)ペラペラ

穂乃果(かといって2人にコレを見せるのはやっぱりね…)パタン




ポローン♪ポロローン…


穂乃果「…よし、今日もいるね…」ノゾキー


真姫「……」ポローンポロローン


穂乃果(この曲…やっぱり)ニシシ





真姫「……」フゥ


穂乃果「」ガラガラ

穂乃果「」パチパチパチパチ!!


真姫「ヴぇえ!?」ギョッ


穂乃果「あぁごめんね?驚かせちゃったかな…」アセアセ

穂乃果「ピアノがすごく上手だったから」アハハ


真姫「はぁ?…アナタだれよ」ツンケン





穂乃果「」ピキ

穂乃果(初対面の上級生に、この態度…持ってるね)ヒキツリ


穂乃果「私、2年の高坂穂乃果っていうんだ」ニッコリ

穂乃果「アナタ…西木野真姫さん…だよね?」ウィンク


真姫「はぁ?…なんで名前知ってるのよ」ツンケン


穂乃果「西木野さんって私のクラスじゃ有名人なんだよねー」

穂乃果「放課後たまに音楽室できれいな子がピアノ弾いてるって」

穂乃果「よく友達が話してるんだ」ニコパー


真姫「はぁ?…そんなの知らないわよ」ツンケン


穂乃果「だよねー…ところで西木野さんって…クラシックが好きなの?」ニコニコ


真姫「はぁ?…別に好きじゃないわよ」ツンケン


穂乃果(……この子『はぁ?』から始めないと口がきけないのかな…)ピクピク

穂乃果(これは想像以上にプライドが凝り固まってるね…)

穂乃果(……)フフフ






穂乃果「…でもさっきの曲って『ピアノソナタ第2番』だよね?」ニッコリ


真姫「……!」チラ


穂乃果「…あれ、違ったかな?」アセアセ


真姫「…そうだけど?」プイッ


穂乃果「」ニヤ

穂乃果「やっぱり!?私もショパン、スゴく好きなんだ!」ブンブン

穂乃果「だから西木野さんがその曲弾いてるの聴いてすごく嬉しかったの!!」


真姫「はぁ…?」イミワカンナイ


穂乃果「周りにクラシックの話出来る人なんて一人もいなかったからさ!」

穂乃果「だから同年代で話せる友達が欲しかったんだ!」ニコニコ


真姫「…!!ダレがともだt

穂乃果「実は私もピアノ弾けるんだ!良かったら聴いてくれない?」ヨッコイセ


真姫「ちょっ…ちょっとこっち来ないd

穂乃果「」ポロポロポローンポロローン





真姫(……!?)

真姫(リストだわ…!ソレも結構上手い……)


穂乃果(…ピアノなんて6歳で弾き飽きてるからねっ)ポロポローン

穂乃果(そりゃ現役のアナタには劣るけど…要所さへ落とし込めば…!)ポロリンラーン

穂乃果(…エクセレントだね)ポローン……


穂乃果「…どうかな?」ニッコリ



真姫「……」フッ

真姫「……良かったわ」パチパチパチ


穂乃果「ホントにっ!?ありがとう真姫ちゃん!!」スクッ


真姫「…!で、でも所々ミスがあったわ…まだまだね」プイ


穂乃果「あはは、厳しいなー」アセアセ

穂乃果「…あっ良かったらピアノ教えてくれない!?」ピコーン






真姫「はぁ?…どうして私がそんなこと……」イラ


穂乃果「その代わりといったら何だけど私が勉強教えてあげるよ?」


真姫「…見るから勉強できなさそうなアナタに教わることはないわ」プイ


穂乃果「」ピキピキピキ

穂乃果「…自慢じゃないんだけどさコレ見てよ!」スッ


真姫「なにコレ?模試の結果…?………!!!???」


穂乃果(…医者の一人娘なら医学部を目指すのは当然)

穂乃果(でも真姫ちゃんは最近、数学の成績があまりよろしくない)

穂乃果(…まぁ仕方ないよね。女の子はフツーそうだもん)

穂乃果(プライドの高い真姫ちゃんは先生に質問するのも恥ずかしいと思ってるだろうし)


穂乃果「ねっ!?お願い!私、教え方にも自信あるんだ!」

穂乃果「それにピアノ、もっとうまくなりたいんだよね」ニコ





真姫「……」ヌヌヌ

真姫「…分かったわよ!でも仕方なくなんだから!!」

真姫「この私がピアノを教える代わりに!仕方なく勉強を教わってあげるわ!!」フンッ


穂乃果「うんっ!ありがとう!!」ニッコリ


~~~~~

@オトノキ学園 中庭



穂乃果(はぁー…しんどかったなー)テクテク

穂乃果(厄介なのは3年トリオだと思ってたんだけど、彼女もなかなかだね…)ヤレヤレ


穂乃果(…さて、と…)ジロリ







アルパカ「」メルメルメー


花陽「慌てなくても大丈夫だよー、まだあるから」フフフ


アルパカ「」モッチャモッチャ





穂乃果「…」テクテク

穂乃果「こんにt


凛「かよちーーん!かーえろっ!」ダキッ


花陽「うわぁ!…びっくりしたぁー」


穂乃果「……」ピタッ

穂乃果「」クルッ スタスタスタ



凛「今日はモンハンクロスやるって約束したにゃ!さっ!かーえろー♪」ヒキズリー


花陽「凛ちゃん、引きずらないでえぇぇ…」ズルズルズル





~~~~~


@高坂家 穂乃果ルーム


穂乃果(星空凛…か、思った以上に小泉花陽にベッタリ…全然アプローチがかけれないや)カタカタ

穂乃果(小泉花陽…運動はからっきしで度胸もない…でもアイドルへの憧れは矢澤にこと同等以上…)カチッカチッ

穂乃果(欲しいね…いくらセンスがあっても、やっぱりアイドルに情熱がない人はいらない)

穂乃果(そういう人は往々にしてハンパに終わらせる…私が目指すのはそんなとこじゃないもん)

穂乃果(それに…アイドルのダンス程度なら練習でどうとでもなる…精神力も場数を踏めば…ね)



穂乃果「………2人同時か」フムム

穂乃果「いずれにせよあっちは…後回しだね」




雪穂「ねっお母さん!?なんかブツブツ言ってるでしょ!?」コソコソ

高坂母「そういう年頃なのよきっと」ノゾキー




~~~~~


@オトノキ学園


キーンコーンカーンコーン


在日体育教師「今日はサッカーやるアル」


相沢っぽいモブ「あれ?淫行先生は??」


在日「淫行先生は淫行の容疑で出頭中アル」ハナホジー

在日「さっさとチームにわかれるアル」





海未「また別のチームですね穂乃果」


穂乃果「………」チラ

穂乃果「…うん、そうだねー」ポーンポーンポーン


ことり「海未ちゃんこの前みたいにオフサイドがどうとかいうのやめてね?」

ことり「アレすっごくさむいから」ヤレヤレ


海未「負けませんよっ穂乃果!」

ことり「聞いてる?」





在日「」チラッチラッ

在日「はじめアル」ピィー




海未「…いっきますよーー!」ドリブルドリブルー


穂乃果「」スッ


海未「ソレソレーー!ってアレ?…ボールが無い」アレレ


穂乃果「」ポーンポーン


海未「……いつの間に!?」


穂乃果「やっぱ同時かなー…それっ」ケリアゲー

穂乃果「…オラァッッ!!」ウルフレジェンドッ!!


ことり「あれは吹雪のっ!?」


ギュオーン!!!

キーパー「へ」

チュドーン!!!



キャーッ!?キーパーノモブコチャンガー!??


穂乃果「救急車呼ばないと死ぬよその子」ピシ




ピーポーピーポー





@オトノキ学園 放課後



穂乃果「よしっ今からサッカーやろうか?」クイクイ


ことうみ「はい?」


海未「サッカーならさっきやったじゃないですか」


ことり「ただでさえ練習で身体バキバキなのに…」


穂乃果「大丈夫!そんなガチでやるわけじゃないからっ!」

穂乃果「それにことりちゃんは見ててくれればいいよ」


ことり「じゃあなおさら私いらないじゃん」ブーブー

穂乃果「いるんだよ」ギロリ



穂乃果「2人はさきにコートで待ってて?」ガラガラ

穂乃果「私もあとで行くから!」バビューン


海未「…では行きましょうかことり」スク

ことり「に、にらめばなんとかなると思ってるよね」ガクガク





~~~~~

@オトノキ学園 中庭


穂乃果(前はああ言ったけど…今回は2人にも手伝ってもらうよ!!)タッタッタ

穂乃果(…いたいたっ!そろってるね!!)タッタッタ


穂乃果「そこのお2人さーん!!」キキィッ!


りんぱな「??」クルッ


穂乃果「いまサッカーやるメンツ探してるんだけどさっ!良かったらどうかな!?」クイクイ


花陽「えぇーっと…先輩…ですよね?」オソルオソル


穂乃果「うんっ!私2年の高坂穂乃果っていうんだ!!」サワヤカー


凛「あの…えと…やめとくn…ます。いこ?かよちん…」


穂乃果「…あれっ!もしかして…星空凛ちゃん!?」


凛「にゃにゃ!?」クルッ


穂乃果「やっぱりっ!?陸上部の子が話してたの!今年はどうしても欲しい新入生がいるんだって!」




凛「…そうなんですか?」チラ


穂乃果(知ってるくせに)フフフ

穂乃果「うんっ!運動神経抜群でスーパールーキー間違いなしってね!」


凛「…すーぱるきー?」ニャニャ?


花陽「すっごく期待されてる新人のことだよ凛ちゃん」コソコソ


凛「なっ!そんなことないよ!?凛は短距離だけだし…」アタフタ


穂乃果「あと…サッカーやってるとこ良く見るけど好きなの?」ニッコリ


凛「…すきにゃ」


穂乃果「それに小泉花陽ちゃんだよね?」ニッコリ


花陽「どうして私の名前までっ!?」ピャアッ


穂乃果「アナタも先輩の間じゃ有名人だってことだよ!」ウィンク

穂乃果「友だち待たせてるんだ!さっ行こう!」






花陽「でも…私、凛ちゃんと違って運動オンチだから…」モジモジ


凛「……!」

凛「…あの…凛たちやっぱり…」


穂乃果「……」

穂乃果「うーんそれなら私たちのやるとこ見てるだけでもいいよ?」


花陽「……えと」ウツムキ


穂乃果「あっ!もちろんひとりで黙ってみてろってわけじゃないよ?」

穂乃果「こっちにも観戦するだけの子がいるの!」

穂乃果「…南ことりって子なんだけど…花陽ちゃん知らないかな?」ニッコリ


花陽「…あっ!知ってます!いつもアルパカにご飯あげてて…」

花陽「それで…よくお話させてもらってます」アハハ


穂乃果「…知ってるんだ!偶然だね!!」

穂乃果「じゃあ花陽ちゃんが来てくれればあの子も喜ぶと思うんだけどな」ニコニコ


凛「かよちんどーする…??」


花陽「私はいいよ?凛ちゃん」ニコ





凛「じゃあ凛も行くにゃー!!」


花陽「あの…そういうわけで…ご一緒させてもらいます」ペコリ


穂乃果(まともに敬語使えるの花陽ちゃんだけだな…)シミジミ

穂乃果「うんっ先いってるからさ!ゆっくりおいでよ!」ダーッシュ




穂乃果「」タッタッタ

穂乃果(やっぱり…星空凛はかなりの依存体質…人見知りが激しい反面、心を開くのは早い)

穂乃果(…一度依存が始まるとその子にべったり)

穂乃果(アレだけうるさい運動部の勧誘を蹴ってるのがその証拠だよ)

穂乃果(それに…そばにいたいからその子の行動をマネせずにはいられないんだよね)



~~~~




@オトノキ学園 サッカーコート


海未「…穂乃果遅いですねぇ」ポーンポーン


ことり「…あっ!帰りたい」

ことり「かーえろっと」テクテクテク


ダダダダ……キィィ!!


穂乃果「ことりちゃん」ガシ

穂乃果「勝手なマネされちゃ困るよ」ジロ


海未「…何してたんですか?」


穂乃果「1年生を2人誘ってたんだ」

穂乃果「スクールアイドルに入れようと思ってる2人をね」


ことり「え!?…じゃあこのサッカーって」


穂乃果「うん、手伝ってほしいんだ」

穂乃果「勧誘するのは星空凛ちゃんと小泉花陽ちゃん」

穂乃果「私と海未ちゃんで凛ちゃんのサッカーの相手をしてる間に」

穂乃果「ことりちゃんには花陽ちゃんにスクールアイドルの話をしてもらうよ」

穂乃果「花陽ちゃんもことりちゃん相手だったら心を開いてくれると思う」






ことり「えっと…すぐ勧誘しちゃってもいいの?」


穂乃果「ううん、ソレはあと」

穂乃果「あくまで私たちがスクールアイドルを目指してるってとこで止めておいて」


ことり「うん、りょーかいだよ」


穂乃果「それから海未ちゃんは絶対本気だしちゃダメだよ?」ピシ


海未「私に接待プレーをしろと?断固拒否します。武士道に反します。」

ことり「武士じゃないじゃん」


穂乃果「…武士道だかブシロードだか知らないけど」

穂乃果「そんなものスクールアイドルに必要ないから」ヤレヤレ

穂乃果「まぁ本気出したら、中学のころの黒れk」


海未「接待プレーでいきます」




りんぱな「」スタスタスタ


穂乃果「きたね、じゃあ手筈通りに」

ことうみ「」コクリ





~~~~~


海未「いやー驚きましたね!…私たちの完敗ですよ」ハァハァ


穂乃果「まさか2対1で敵わないなんてね…やっぱりスゴイや凛ちゃんは!!」ニッコリ


凛「そんなことないにゃー!海未ちゃんと穂乃果ちゃんもかなり上手だよー?」ニコニコ


ほのうみ(もうタメ口を隠そうとすらしてない…)


穂乃果「…もぉー謙遜しちゃってーー!!」コショコショ


凛「穂乃果ちゃんくすぐったいにゃー」アハハ




ほのうみ「…」フゥ

穂乃果「本気こそ出してなかったけど…やっぱりこの子できるね」コソコソ

海未「えぇ…訓練次第では私たちの域に達するかもしれません」コソコソ


凛「どったの2人ともー?」ヒョコ


穂乃果「ううん!今日は付き合ってもらってありがとね!」

海未「とても楽しかったですよ凛」ニッコリ


凛「こちらこそだよ!また誘ってほしいにゃ!」エヘヘ



ことり「3人ともお疲れ様ー!」テクテク

花陽「凛ちゃんスゴかったよ!!」テクテク





凛「かよちん、ありがとにゃー!」ダキッ

花陽「あわわ!」


穂乃果「…話はしてくれた?」コソコソ

ことり「うん」コソコソ


穂乃果(…ことりちゃんからの話を聞いた今、小泉花陽のアイドルに対する憧れはピーク)

穂乃果(身近にソレを目指す存在がいるんだもん、便乗したいにきまってるよ)

穂乃果(ただ言い出せないだけなんだよね)



海未「ではそろそろ…」チラ


穂乃果「うん…今日はいきなり誘ってごめんね?2人とも」


花陽「いえっそんな」アセアセ

凛「とっても楽しかったにゃ!」ニッコリ


穂乃果「実は今日2人に話があるんだ!」


りんぱな「ほぇ?」


ことり「花陽ちゃんには少し話したんだけどね?」フフフ


穂乃果「ソレは…」



次は真姫ちゃんです。

明日中には投下します。



~~~~~~~


@高坂家 食卓


穂乃果(まずは2人…クリアだね)モグモグ

穂乃果(次は…西木野真姫…)ゴクゴク



雪穂「えー!?またデザートおまんじゅうなのぉ??もうアンコ飽きたよー!」


高坂母「和菓子屋の娘がそういうこと言わないの!!」ガミガミ


雪穂「違うのたべたーーい!」

雪穂「お姉ちゃんケーキ作ってよぉ!ケーキ食べたいの!!」ダキ


穂乃果「…娘が横で洋菓子つくり始めたらお父さん激おこだよ」グイー






~~~~~


@オトノキ学園 昼休み


花陽「ぼっち西木野さん…ですか?」


穂乃果「うんっ仲良くしてあげてほしいの!」

穂乃果「真姫ちゃん、同級生の友だちがほしいっていってたから!」


花陽「えと、ぼっち西木野さんとお知り合いなんですか?」


穂乃果「うん!放課後ピアノ教えてもらったりしてるんだ」


花陽「あのぼっち西木野さんが…やっぱり高坂先輩はスゴイです!」キラキラ


穂乃果「穂乃果でいいよ?それに花陽ちゃんには敵わないよ!」

穂乃果「花陽ちゃんには誰とでも仲良くできる力があるもん」ニッコリ


花陽「…私にはそんなこと」モジモジ


穂乃果「いーやできるよ!…私のいうことは信じれるよね?」

穂乃果「自信持たなきゃダメだよ!花陽ちゃんはもう未来のスクールアイドルの一員なんだからさ!」グッ





花陽「…!わかりましたっ私やってみます!」


穂乃果「うんっその意気だ!」

穂乃果「あっでも真姫ちゃんと仲良くすることは凛ちゃんにはまだ内緒にしておいて?」


花陽「えっ…どうしてですか…?」


穂乃果「別に悪い意味じゃないよ?サプライズみたいなもんだから」ウィンク


花陽「で…でも」タジタジ

穂乃果「ヒミツにできるかな?」ニッコリ


花陽「…わ、わかりました」

穂乃果「エクセレント!じゃあ詳しく話すね?」

穂乃果「…守ってほしいことがいくつかあるんだ」ニッコリ




~~~~


穂乃果(教室でぼっち西木野ちゃんが花陽ちゃんに話しかけることはおそらくないはず)テクテク

穂乃果(…気が弱くて口はかたい…あういう子はやっぱりいいね)

穂乃果(少し似てるけどことりちゃんは気まぐれなとこがあるからなぁ…)ヤレヤレ



穂乃果「!」テクテクテク

穂乃果「おーい!海未ちゃんお疲れぃ!」


海未「穂乃果…私、別段サッカーが好きというわけではないんですが…」ポイット


穂乃果「あはは、ごめんごめん!…次から放課後になるし、私もたまに付き合うよ!」ポーンポーン


海未「いつまで続ければいいんですか?」


穂乃果「うーん…そうだねー」ポーン…ググググ

穂乃果「」パァン!!

穂乃果「そんなかからないと思うよ」サクセス!


海未(…蹴りでボールが…というかソレ私のなんですが)




~~~~~

@高坂家


穂乃果「ただいまーっと」ガラガラ

穂乃果「雪穂ー!ケーキ買ってきてあげたよー!」

穂乃果「あり?いない…部屋かな?」カイダンノボリー


ガチャッ


穂乃果「雪穂ー…あれっお友達?」


雪穂「お姉ちゃんお帰りー!うん、同級生なの!」


亜里沙「こんにちはです。絢瀬亜里沙です」ペコリ


穂乃果「…!いらっしゃい、ゆっくりしてって!」

穂乃果「あっそうだ!ケーキ買ってきたからよk


亜里沙「それケーキですよね!食べたいです!」


ほのゆき「」


亜里沙「??」ニコニコ


穂乃果(…あはは、外国の習慣恐るべしだね…)

穂乃果「うんっ2人で食べなよ!」





雪穂「わーい!うわ…たくさん買ってきたねー」


亜里沙「おいしそー!」ピョンピョン


穂乃果「たまにはね?…余った分は亜里沙ちゃんにあげるからさ!」

穂乃果「持って帰って家族と食べなよ!」


雪穂「えぇ!?お姉ちゃん!!」

穂乃果「なにか問題あるの?」ジト

雪穂「…ないです」シュン


亜里沙「わーい!ありがとうございます!!」


雪穂「…それじゃあ私はこのチョコケーキをー♪」フフーン


亜里沙「待って雪穂、ソレは私のお姉ちゃんの分だからダメだよ?」ペチン


ほのゆき「……」


穂乃果(うーんここまで来ると逆に…)

雪穂(…可愛いよね)ニッコリ


穂乃果「あはは…お姉ちゃんチョコケーキ好きなんだ?」





亜里沙「はい!チョコレートが大好きなんです!」

亜里沙「この前なんて、食べすぎて鼻血吹いてました!!」


穂乃果「へぇー良かったらお姉ちゃんの話たくさん聞かせてほしいな!」


~~~~~


@オトノキ学園 放課後


穂乃果「…最近、真姫ちゃんとはどうかな?」


花陽「はい、とっても仲良くなれました!最初は少し冷たかったんですけど」アハハ


穂乃果「真姫ちゃんはツンデレだからねー…根は優しい子でしょ?」


花陽「はいっ今では勉強教わったりしてます!」

花陽「真姫ちゃん数学がすごく得意で…教え方もとっても上手なんです!」エヘヘ


穂乃果「それは、い~いことだね!でもこんなに早く仲良くなっちゃうなんて…」

穂乃果「私の言ったとおりだったね!花陽ちゃんはやっぱりスゴイよ!」





花陽「え、えへへ…ありがとうございます!」


穂乃果「うん!じゃあ明日からは教室でも仲良くしてあげて?」

穂乃果「あと例の話もしてもらって大丈夫だよ!」グッ


花陽「えっと…もういいんですか?」


穂乃果「今まで変なこと言ってゴメンね?」

穂乃果「これで明日からはもっと仲良くなれるよ!」ニッコリ


花陽「そうですね!ありがとうございます!」


穂乃果「それじゃあまた明日ね!」バイバイ


花陽「失礼します」ペコリ





穂乃果「」クルッ テクテクテク

穂乃果「もーっと仲良くね」ニシシ




~~~~~

@オトノキ学園 音楽室前


穂乃果(ここに来るのちょっと久しぶりだなー)スッ

穂乃果(まぁ、次来るのはスクールアイドルになってからだね)ポチ


ガラガラ


真姫「!」クル


穂乃果「こんにちは!真姫ちゃん!!」テクテク


真姫「あら、どうしたの穂乃果先輩?」


穂乃果「今日はちょっと話があって来たんだ!」ピタ

穂乃果「…いきなりで悪いんだけどさ、真姫ちゃんスクールアイドルって興味あるかな?」


真姫「」ピク

真姫「そういえば何かポスター貼られてた時期があったわね…」

真姫「…興味ないわ、キラいなの。そういうチャラチャラしたものは」





穂乃果「…うーん…アイドルってチャラチャラしてるのかな?」


真姫「してるわよ!服装は下品だし…音楽は安っぽいし」

真姫「同じ人間として、恥を知ってほしいわね」フン



穂乃果「…そうなんだー…悲しいなー」



穂乃果「そのポスター貼ったのは…私なのに」


真姫「えっ!?」


穂乃果「興味がある人は2年1組までって書いてあったでしょ?アレは私たちのクラス」




穂乃果「スクールアイドルを目指してるのは…私なんだよ」ニッコリ


真姫「そ…そうだったのね…」

真姫「あ、あの…少し言いすぎt


穂乃果「さらにビックリ!何と真姫ちゃんと同じクラスの小泉花陽ちゃんも私と同じ!」

穂乃果「スクールアイドルを目指す仲間なの!」ニッコリ





真姫「……!!…は…花陽が!?」


穂乃果(…花陽ちゃんはやっぱりいい子だね)


穂乃果「知らなかったの?花陽ちゃんはアイドルが大好きなんだ!」

穂乃果「あっウソじゃないよ?明日花陽ちゃんに聞けば分かるから」

穂乃果「…それで話って言うのはね…真姫ちゃんもぜひ私たちの仲間になってほしいの!」


真姫「私が…アイドルに…?」


穂乃果「そう!一緒にスクールアイドル目指そうよ!」

穂乃果「大丈夫!私もいるし、花陽ちゃんもいるんだから!」


真姫「でも…私には…出来ないわ」

真姫「あれだけアイドルを批判して…今さらやるわけないじゃない」


穂乃果「どうしてもかな?」


真姫「…えぇ、お断りよ」





穂乃果「花陽ちゃんの頼みでも?」


真姫「…くどいわよ?」イラ


穂乃果(…ホントは興味津津のくせに…スマートじゃないねー)スッ

穂乃果(自分が傷つくだけなのに…)ピッ



ザザザー


『…いきなりで悪いんだけどさ、真姫ちゃんスクールアイドルに興味あるかな?』

『そういえば何かポスター貼られてた時期があったわね…』

『…興味ないわ、キラいなの。そういうチャラチャラしたものは』

『…うーん…アイドルってチャラチャラしてるのかな?』

『してるわよ!服装は下品だし…音楽は安っぽいし』

『同じ人間として、恥を知ってほしいわね』





真姫「……!!…どういうつもり?」




穂乃果「コレを花陽ちゃんに聴かせようと思う」ピッ

穂乃果「さきに言っとくけどコレは脅しじゃないよ?」


真姫「おもしろい冗談ね…脅しじゃなきゃ何だって言うのよ…」

真姫「ばらされたくなかったら、仲間になれってことでしょ?」キッ


穂乃果「なにも分かってないね…恥を知るのはアナタのほう…」

穂乃果「私はコレでもね…怒ってるんだよ?真姫ちゃん」

穂乃果「真姫ちゃんがクラシックをバカにされたら腹が立つのと同じ」

穂乃果「…花陽ちゃんが大好きなアイドルを良く知りもしないで、悪く言うのは許せないよ」

穂乃果「真姫ちゃんがアイドルに対する考えを改めないなら…」

穂乃果「あの子にこれを聴かせて、謝ってもらうよ?」


真姫「う…」






穂乃果「でも、いますぐ考えを改めてくれるなら話は別」

穂乃果「…どーする?」


真姫「………」

真姫「……わ、悪かったわよ」ボソ


穂乃果「ん?」


真姫「知りもしないのに…アイドルのことバカにして悪かったわ」


穂乃果「じゃあ…今はアイドルに対して悪い感情を持ってないんだね?」


真姫「…ええ」


穂乃果「なら、いいよ」バキバキィッ!!

穂乃果「…もうコレは使い物にならないね」ポーイ

穂乃果「さ、これで…真姫ちゃんがアイドル志望を拒む理由もなくなったワケだから」

穂乃果「もう一度、真姫ちゃんを勧誘するね」



穂乃果「勧誘する前にレコーダーを処分した意味は…わかるよね?」ニッコリ



真姫「…」フッ

真姫「……えぇ」


穂乃果「それじゃ改めて、真姫ちゃん…」





~~~~~


@高坂家


高坂母「あっ穂乃果!電話の横においてあったボイスレコーダー知らない?」


穂乃果「知らなーい」カイダンノボリー



キィ・・・パタン


穂乃果「…」ピポパポピ


穂乃果「…海未ちゃん?えーとね、明日から放課後のサッカーの相手はもう大丈夫だから!」

穂乃果「…うん、ありがとねーバイバーイ」ピッ




穂乃果(…コレで1年トリオはオッケー…3年生は少し厄介だね)

穂乃果(でも1年生とはちがってこっちには両方とつながりがある東條希がいる)

穂乃果(コレを利用しない手はないよ…それと同時に矢澤にこにも接触して…)







~~~~~

@オトノキ学園 屋上


穂乃果「はい、ラス1!」パン


まきぱな「う~…」


穂乃果「…はいしゅーりょぉ!2分休憩!全力で休んで!!」

穂乃果(基礎体力は付いてきたけど…まだまだだね…)


凛「あのー穂乃果ちゃん…凛、今日用事があるんだけど…」テコテコ


穂乃果「…そっか、分かったよ!!」ニコ

穂乃果「じゃあ凛ちゃんは早く次の練習メニュー終わらせないとね?」スッ


凛「」ペラリ

凛「ハ、ハードすぎるにゃ…」ペラリ


穂乃果「えー…花陽ちゃんは弱音なんて吐かないんだけどなぁ…」チラ


凛「!!ソッコーで終わらせるにゃ!!」ダダダダ


穂乃果(ちょろい…花陽ちゃん引き合いに出しとけばOKな気がするよ)






花陽「穂乃果先輩!休憩終わりました!」


穂乃果「いちいちそんなこと言わなくていいの!」クル

穂乃果「花陽ちゃんは誰かの指示が無いと動けない子なの!?」ビシッ


花陽「…!?すいません!」ペコリ

穂乃果「私に謝る必要はないよ!身体を動かして!」


海未「穂乃果!全員の体重、体脂肪率のデータ取れました!」

穂乃果「ありがとう、後でLINEで送って!」


ことり「穂乃果ちゃん!帰りたいです!」

穂乃果「この流れでよくそんなセリフが言えるね!でも清々しいから帰っていいよ!!」


ことり「やった~♪」ルンタッタ


凛「ふ…不公平にゃ…」ゼェッゼェッ


真姫「あきらめなさい凛。その場のノリと勢いは時として常識を超えるのよ」ゼェゼェ





ことり「ん?…穂乃果ちゃん…ドアの向こうに誰かいるよ?」キュピン


穂乃果「えっ?…ホントだ、私としたことが気付かなかったよ」キュピピン


花陽「…海未先輩、この人たちは円が使えるんですか?」

海未「当たり前です。逆に花陽は使えないんですか?」

花陽「使えるわけねーだろ」


穂乃果「」ガチャ

穂乃果「あれ?いない…ん?」チラ

穂乃果(一瞬、頭が見えた…あれは)

穂乃果「…気になるからちょっと見てくるね。海未ちゃんあとはよろしく」タタッ



海未「では花陽、とりあえず念を出してください、オーラ系統を調べましょう」

花陽「は?」





~~~~~


@オトノキ学園 3F 廊下


希「」テクテクテク


穂乃果「東條先輩!!」


希「ん?2年生の子やんか、どうしたん?」


穂乃果「いえ、見学するなら中に入ったらどうかなーと思いまして」ニッコリ


希「あはは、バレてたか。邪魔しちゃったかな?」


穂乃果「邪魔だなんて、とんでもないですよ!東條先輩にはぜひ私たちの活動を見てもらって…」

穂乃果「部活として認めてもらえたらなーなんて思ったり…」


希「…生徒会への申請はもうしたん?」


穂乃果「あっ!そんなことより!今からでも練習見ていきませんか!?」

穂乃果「私たちこれからまだまだやるんです!」


希「あーごめんな?コレから生徒会の仕事があるんよ」




穂乃果「そんなこと言わずに!さぁ行きましょうよ」グイグイ


希「あっちょっと…あかんて高坂さん…!」


穂乃果「」ピタ

穂乃果「あれ、私の名前知ってるんですね?」


希「あぁ…うんまぁね…?ほなまたー!」ピュー


穂乃果「…行っちゃった」ポツーン

穂乃果(…屋上で呼びとめるべきだったね…ふざけたコントしてる場合じゃなかったよ…)テクテク



~~~~

@オトノキ学園 屋上


花陽「うぉー見える!海未先輩のオーラが見えるよ!!」コォォォオ

海未「まだです花陽!まだ凝が乱れています!」



凛「はいあっがりーー!りーんの勝ちーー!!!」イヤッホーゥ!

真姫「ざんねーん!スペ3上がり禁止でーーす!!」ベロベロバー!!




穂乃果「5分持ち場を離れただけでこの有り様だよ」

穂乃果「んでことりちゃんマジで帰ってるし」





~~~~


@高坂家 穂乃果ルーム


穂乃果(まずはみんなの週末のスケジュール確認と…それから…)カタカタ

穂乃果(げっ…家遠いね…)

穂乃果(一応…アレを持ってと)カイダンオリー


ガラガラ


穂乃果「」ガチャ

穂乃果「んー…あっ…みーつけた」


~~~~


@オトノキ学園 屋上


穂乃果以外「はぁ??合宿ぅ???」


穂乃果「そっ!今週の金曜から土曜にかけて!みんなの予定は把握してるからね」

穂乃果「空いてないとは言わせないよ?」ニッコリ


真姫(放課後の練習でさえアレだけキツいってのに…)

花陽(泊りがけで練習なんてしたら私たち…)

凛(かっくじつに過労死するにゃ)



穂乃果「1年生はまだ入って時期が浅いでしょ?」

穂乃果「だからみんなで親交を深めようと思って!」


海未「親睦会も含めて…ですか」

ことり「親睦会だけでいいと思います!」


穂乃果「1年生のみんな、大丈夫かな」

まきりんぱな「はーい」


~~~~~



@アイドル研究部


にこ(まったく、数学意味不明だわ…)テクテクテクテク

にこ「」ガチャ…










穂乃果「こんにちは」



にこ「………」

にこ「あっ間違えましたー」パタン


にこ「」バァンッ!!

にこ「あんた誰よ!?」


穂乃果「2年生の高坂穂乃果です」

穂乃果「私は確実にスクールアイドルの頂点をとります」

穂乃果「だからスクールアイドルとして活動するために」

穂乃果「『アイドル研究部』への入部を希望します」ニッコリ


にこ「スクールアイドルの頂点……?」プルプル

にこ「…今すぐでてって!!!!」


穂乃果「どうしてですか?」


にこ「アンタみたいなふざけた下級生死んでもお断りよ!!」





穂乃果「ヒドイです…本当にダメですか?」


にこ「そう言ってんのよ!!早く出ていきなさいよ!!!」


穂乃果「そうですか…わかりました。」スクッ

穂乃果「にしても…ここ初めて入ったんですが…アイドル関係のCDやDVDでいっぱいですね!」キョロキョロ


にこ「勝手に触んじゃないわよ…全部にこのなんだから」


穂乃果「へぇ…そうなんですか!」テクテクテク ガチャ

穂乃果「また来ますね」ニッコリ




にこ「二度とくんなぁ!!!」バーン!!




穂乃果(にこ先輩ホントにアイドル大好きなんだ…)

穂乃果(さーて、次は…)テクテク




~~~~


花の金曜日


@東條家付近


希「あー生徒会しんどい…」テクテクテク


穂乃果「東條先輩?」


希「ほぇ!?…高坂さん!?」


穂乃果「こんばんは!どうしてこんなとこにいるんですか?」


希「それはこっちのセリフやん…ウチの家すぐそこやもん」

希「どしたんや?…何でポテチと2Lジュース片手にこんなとこ歩いてるのん…」


穂乃果「あはは、実はですね…」ガックリ





@東條家


希「なるほど…ケーキ作ってたら和菓子職人のお父さんに激怒され…」

希「ほで、近くにあったもん引っ掴んで家出してきたと…」


穂乃果「はい…出来かけのケーキをパイ投げの要領で顔面にぶつけられて…」

穂乃果「いくらなんでもひど過ぎますよっ!!」ドン


希「うんうん…事情も聞かんとそれはあんまりや」

希「でも…そろそろ帰った方がええんやない?お母さん心配するやろ」


穂乃果「あっお母さんにはさっき連絡入れたので大丈夫です」ニッコリ

穂乃果「というか東條先輩のご両親遅いんですね?」


希「あぁ…ウチ一人暮らししてるんよ」


穂乃果「そうなんですか!?あの、それじゃあもし良かったら今日…」チラチラ


希「あぁ…うん、ご両親にはちゃんと連絡しいや?」ニッコリ





穂乃果「ありがとうございます!」

穂乃果「家帰りにくかったので…ホント助かります!」ペコペコ


希「困ったときはお互いさまやろ?」ウィンク


穂乃果「…それじゃ、せっかくなんで他のみんなも呼んでいいですかっ?」ピコーン


希「えぇ!?ソレはさすがに…ウチ部外者やし…」アセアセ


穂乃果「すいません!さっき先輩がトイレ行ってる間にもう呼んじゃいました!」テヘペロ


希「えー!?ちょっと困るって高坂さん!!」

希「ウチ、きまずーてしゃーないやん!!」アセアセ


穂乃果「えーみんないい子だから大丈夫ですよ?」


希「頼むで早く取り消してや!ホントこま


ピンポーン…


穂乃果「あっみんな着いたみたいです」スマホタプタプ


希「はやっ!!??」




~~~~

@東條家付近


海未「…このスマホ壊れてませんか?さっきからマップの矢印が一向に動きません」ガンガン

ことり「ちょいちょいっ!?それ私のiPhoneだから!優しく扱ってくれないと!」


凛「なーんで合宿の集合場所が副会長の家なのー?」フワァ・・・

真姫「そもそも副会長って誰なのよ…」ヤレヤレ

花陽「絶望的に帰りたいです」テクテク


海未「…あっ着きましたね…」ピーンポーン





~~~~

@東條家


穂乃果「紹介するね!こっちは副会長の東條希先輩!!」スッ

穂乃果「そしてこっちはアイドル目指してるメンバーのみんなです!!」スッ


穂乃果以外「……」アッ…ドモ・・・

穂乃果以外(気まずいなー…)


穂乃果「ほんじゃまー乾杯ってことで穂乃果のジュース飲もう!」トクトクトクトク

穂乃果「かんぱーーい!!!!」イェーイ!!


穂乃果以外「か…かんぱーい」


全員「」ゴクゴクゴクゴク




~~~~~

@東條家 1時間後…


ことり「あっはっはっはwwwwwwwwwwww先輩のギャグさいこーーwwwwwwwwwwww」バンバン


希「あたりまえやーーんwwwwwwこれは大阪のころからのウチの鉄板やもんwwwwwwwwww」

希「まぁウチ……??大阪行ったことないやけどねーーーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」バビョーン


真姫「行ったことないんじゃないwwwwwwwwwwイミワカンナイwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

凛「行ったことないのにwwwwwwwwwwなんで大阪弁wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」バンバン


花陽「はいはーーーーいwwwwwwじゃあ次は花陽がーーー???wwwwwwwwwwww」スクッ

花陽「『交尾の途中でジャンプしちゃうカエル』のモノマネしまーすwwwwwwwwwwwwwwwwww」



花陽「……」シャガミー

花陽「……」キョロッキョロッ


花陽以外「……」


花陽「……」キョロキョロ




花陽「ぴよよ~んwwwwwwwwww」ピョーン

全員「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ドッ



海未「ぴよよ~んてwwwwwwwwwwwwww自分で言うなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」バンバン

希「ただしゃがんでwwwwwwwwwwジャンプしただけwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ジタバタ


凛「はいはーーーいwwwwwwじゃあつぎは凛がーーーー????wwwwwwwwwwwwww」



穂乃果「……」

穂乃果「コレは…想像以上だね…」アハハ






~~~~

@オトノキ学園 屋上


希「おっ今日もやってるやん」ガチャリ


ことり「希先輩!こんにちわ!」ペコリ


凛「あぁー希ちゃんまた生徒会の仕事サボってるにゃ―!」


希「堪忍やで凛ちゃん」アハハ


穂乃果「今日はみんなでダンス合わせようと思ってるんです!」

穂乃果「良かったら見ていってください!」ニコ


海未「客観的な意見も参考にしたいですしね」


希「ほんまに?ならウチが最初の観客やね!」




~~~



穂乃果「…みんな今日はお疲れ!明日は早朝5時にグラウンド集合ね」

穂乃果「遅刻したら地獄のペナルティが発生するのを忘れないように!」



ことり「あの!」

穂乃果「なにかな」

ことり「確実に寝坊するんですけどどうしたらいいですか?」

穂乃果「グラウンドで寝ろ」

穂乃果「それじゃ解散!あっ希先輩は少し残ってもらっていいですか?」


希「えっこれから生徒会あるんやけど…」


穂乃果「10分程度ですから」ニッコリ




~~~


穂乃果「どうでした?私たちのダンス!」


希「正直、驚いたわ…なんやのあのキレは」


穂乃果「体力づくりと筋トレを徹底してますから!まぁまだまだですけど」

穂乃果「これも全部スクールアイドルになるためなんです!!」


希「あぁ…うん、そうなんや」ウツムキ


穂乃果「実は私…3週間くらい前に部の申請に行ったんです…」

穂乃果「でも会長に『似たような部があるからダメだ』って言われちゃって…」

穂乃果「だから今度は『アイドル研究部』に入部させてもらおうと思ったんですけど」

穂乃果「ものすごい勢いで追い返されちゃいました」アハハ


希(にこっち…ミーハーがきたと思ったんやろね…穂乃果ちゃんたちはそんなんちゃうのに…)





穂乃果「みんな早くスクールアイドルになって…」

穂乃果「都内のイベントとかに出たいって言ってるんです」

穂乃果「でも部の創設もできないし…入部は断られちゃうし…」

穂乃果「私どうしたらいいのかなーって…」ションボリ


希「穂乃果ちゃん…わかった!ウチがなんとかしたるよ!」

希「にこっちにみんなを入部させるよう頼んでみるわ!」


穂乃果「ホントですか!?あっでも…もう少し待ってもらえますか?」

穂乃果「やっぱり自分の力でなんとかしたいんです!」

穂乃果「矢澤先輩に認めてもらえるよう、頑張ってみます!」ニコ


希「穂乃果ちゃん…うん、頑張りや!!」


穂乃果「はい、ありがとうございます!」




~~~~~

翌日

@オトノキ学園 アイドル研究部


にこ「」ガチャ


穂乃果「こんにちわ」ニッコリ

にこ「…!またアンタ…?前も言ったけど…」ピクピク

穂乃果「いえ、今回は違います!希先輩に『にこ先輩と2人で生徒会室に来てほしい』って言われたんです。」

穂乃果「だからそれを伝えに来ました!」ピシ

にこ「はぁ?…希が?」

穂乃果「はい!でも生徒会室に行く前ににこ先輩に聞きたいことがあるんです!」

にこ「…なによ」



穂乃果「…先輩ってむかしスクールアイドルやってたって本当ですか?」

穂乃果「それも…途中で仲間全員に逃げられて…」

穂乃果「結局、あきらめちゃったって聞いたんですけど…」ニヤニヤ

穂乃果「いやー…傑作ですねwwwwww」



にこ「……なんですって??」ギロリ





~~~~~

@生徒会室


ガチャ…

ほのにこ「失礼します」


希「ん…?穂乃果ちゃんににこっちやん」

絵里「なにかしら」


にこ「いや…希が呼んだんでしょ…」イライラ

希「え?ウチ呼んどらんけど…」


穂乃果「生徒会長!今日は話があってきました」

絵里「あなた…この前の…」

穂乃果「えぇ!あの時と同じです」














穂乃果「『アイドル研究部』という部の抹消をお願いしに来ました」


にこ「…はぁ!!??」


希「ちょ、ちょっと穂乃果ちゃんなに言うてるん!?」

穂乃果「え?なにがですか?」

希「話が違うやん!ウチがにこっちに頼んでみるって…」


穂乃果「あぁ…その話ですか」

穂乃果「じゃあいまここで頼んでもらえますか?希先輩」ニッコリ


にこ「…希、どういうこと?」イライラ

希「…にこっち、細かい話はええ…頼むで穂乃果ちゃんたちの入部を認めてあげてほしいんや!」

希「この子らはにこっちが思ってるような、ミーハーとは違う!」

希「本気でスクールアイドルを目指してるんや!!」






にこ「ずいぶんコイツと仲がいいみたいね…」イライラ

にこ「…入部させろですって?」


にこ「…だから、死んでもお断りよ!!!!」


希「にこっち!!なんでやの!?」

にこ「こんなイカレた人間にアイドルなんか出来るわけないわ!!」

にこ「本気でスクールアイドルを目指す!?笑わせないでよ!!」

にこ「コイツには…そんな気持ち一切ない!!」


希「…穂乃果ちゃん!にこっちに何を言うたん!?」

穂乃果「なにも言ってませんよ!私はただ入部したいっていっただけです…」


にこ「ウソ言わないで!私だけならまだしも…」

にこ「コイツはアイドルをバカにしたわ!!」

にこ「…『アイドルなんかやる人は、同じ人間として恥を知ってほしい』って言ったのよ!」






希「…穂乃果ちゃん…それ、ホントなんか?」


穂乃果「そんなこと言ってません!!!」

穂乃果「そんなこと…どうしてアイドルを目指す私がいうんですか!!!」


にこ「そんなの知ったこっちゃないわよ!!」

穂乃果「…もしかしてにこ先輩…穂乃果をハメようとしてませんか?」

にこ「…はぁ!!??」

穂乃果「廃部にされるのがイヤだから…私を悪者にして…」

穂乃果「…いくらなんでも卑怯すぎます…!!」


希「穂乃果ちゃん落ち着いて!にこっちはそんなことする人やない!!」


穂乃果「じゃあ私がアイドルをバカにしたっていうんですか!?」

希「そ…それは……」


にこ「…さっきから思ってけど、コイツとどういう関係なの?」

にこ「どうしてこんなヤツのことをかばうのよ…!?」


穂乃果「それはこっちのセリフです!!」





希「う…ウチはにこっちがウソをついとるとも思えんし…」

希「でも…穂乃果ちゃんがそんなこと言うなんて信じられへんよ…」

希「………」ウツムキ




絵里「希……一体どういうことのなの?」


穂乃果(あっいたんだ…)


希「えりち…」

絵里「…話してくれるかしら?」


穂乃果「待ってください!説明してほしいのはこっちですよ!」

穂乃果「前もそうですがどうして会長も希先輩もそんなににこ先輩にこだわるんですか?」


絵里「それは…」チラ

希「ええよ、えりち。穂乃果ちゃん…ウチが全部説明するわ」





~~~

穂乃果「なるほど…3人にはそんな関係が…」


希「ごめんな穂乃果ちゃん…」

希「ウチは穂乃果ちゃんたちがスクールアイドル目指してるの知っとったんに…」

希「でも…にこっちの『アイドル研究部』はどうしても守りたかったんよ」


にこ「希…」


穂乃果「穂乃果の方こそ…先輩たちのこと全然知らずに…」

穂乃果「すいませんでした!!」バッ

穂乃果「…希先輩は謝る必要ないですよ」ニッコリ


希「穂乃果ちゃん……」


穂乃果「それならもう文句はないです!」

穂乃果「生意気なことを言って申し訳ありませんでした」ペコリ








穂乃果「なーーーんて」

穂乃果「前回みたいにはいかないですよ?」






絵里「……??」



穂乃果「なーんか美しい友情物語みたいにしようとしてますけど…」

穂乃果「これってフツーに問題ですよね?公私混同も甚だしいですよ」



穂乃果「…生徒会長と副会長が、活動に不真面目な部長と裏で手引きして」

穂乃果「意欲的な活動を望む下級生の部の創設を妨害していたなんて」


希「裏で手引きなんて!?ウチらはそんなつもりや…」


穂乃果「でもこっち側からすればそう見えますよ?黙っていたんですから」

穂乃果「生徒会の不正は学校に報告する必要があります」


絵里「なっ!?待って…!!コレはあなたが部の申請を望むまえからあった話なの」

絵里「別にあなただけを捕まえてどうこうなんてつもりは…」





穂乃果「妨害されたのは事実です。仮に悪気が無かったとしても…」

穂乃果「学校には私の有利に働くように…独自の解釈で話すつm」


にこ「もうやめて!!」バン

にこ「…絵里と希は悪くない…もともとは全部私が頼んだことなの…」

にこ「……『アイドル研究部』は…廃部で構わないわ…」


絵里「ちょっと!!」

希「にこっち!?」


にこ「黙って!!!これは私の意思よ」





希「にこっちはそれでええん!?うt

穂乃果「黙ってください!!!!!!」


希「………!!」

穂乃果「…って言ってるんですよ?にこ先輩は…」ニッコリ

穂乃果「Nobody can stop it! 」



穂乃果「他でもない部長さんが望んでるんですから」テクテクテク

穂乃果「…生徒会長、廃部手続きをお願いします。それとコレは部の申請書です」ピラ

絵里(……にこ…)チラ

穂乃果「…受け取ってください?」ピラピラ

絵里(……ごめんなさい、にこ)スッ





穂乃果(さて…ここからだね…)


穂乃果「…これで『アイドル研究部』の部室は空きということなので」

穂乃果「あの部室は私たちが引き継ぎますね?」ニッコリ


にこ「えぇ…」

穂乃果「じゃあ生徒会長…申請書に印をお願いします。」

絵里「言われなくても分かってるわよ」ポン



穂乃果「…わーい、ありがとうございます!みんな喜びますよ!!」

穂乃果「アイドル資料が豊富なあの部室が使えるなんて!」ピョーン


にこ「は…ちょっと待って!アレは全部にこの私物よ!私が回収するわ!!」

穂乃果「またまたー冗談ですよね?あーんなたくさんあるのに」ニコニコ

にこ「本当よ!全部にこが買ったものよ!!」

穂乃果「へぇ…じゃあ証拠はありますか?」

にこ「……は??」

穂乃果「あれが全部先輩の私物という証拠です。例えばレシートであるとかー…」

にこ「そんなもの、残ってるわけないじゃない!!」バン





希「穂乃果ちゃん!ソレは暴論や!!」


穂乃果「それはこっちのセリフです!!!」バン!

穂乃果「部室に置いてあるものは部の備品と思うのが普通ですよ!!」

穂乃果「私には予算で落とした備品を廃部の腹いせに私物化しようとしてるようにしか見えません!!」


穂乃果「事実この高校は部活としての体をなしていれば…」

穂乃果「毎月最低1万円の予算が割り振られます…そうですよね会長?」チラ


絵里「えぇ…ソレは…事実よ」


穂乃果「あっ!予算の用途証明書があれば話は別ですが…」ウーン

穂乃果「そういうのって残ってますか?」





絵里「…!調べるわ!」ガタッ

絵里「…」ペラペラ

絵里(ダメだわ…予算が低い部活の用途証明書は年度末に全部…)

穂乃果「……どうですか?」

絵里「…2枚、残ってるわ…」ペラ



穂乃果「それじゃあ困ります!『アイドル研究部』は1年からあるんですから!!」

穂乃果「2ヶ月分しかないんじゃ、納得できません!」


にこ「…冗談じゃないわ…!アレにはにこの全財産がかかってるの!!」

穂乃果「だから!ソレを証明してほしいんですよ!!」ズイ

にこ「ムリだっつってんのよ!」ズイ

ほのにこ「」グヌヌヌヌ

穂乃果「…あっそうだ!だったらこれもまとめて学校に話します!」ピコーン

穂乃果「こういうのは仲介を挟まないとキリがないですから!」

穂乃果「では、行ってきますね!」ピシィ





にこ「待ちなさい!まとめてってどういうこと!?」

穂乃果「へ?生徒会の不正と合わせてって意味ですよ?」

にこ「ソレはさっき終わった話じゃない!」

穂乃果「勝手に終わらせないでください」

穂乃果「廃部と引き換えに不正を見逃すなんて言った覚えはないです。」

にこ「何ですって!?」

穂乃果「でもにこ先輩が部の備品って認めてくれれば話は別です。」

にこ「アンタ…私を強請る気…!?」


絵里「もういいわ…全て話してくればいいじゃない?」

絵里「私はどんな処分も受け入れるわ!」

穂乃果「………」

絵里「その代わり!私と希もついて行くわ。あることないこと言われたら敵わないもの。」





穂乃果(……やっぱり3年生は厄介だね…)チラ


穂乃果「……じゃあ生徒会長、副会長共に、解任される覚悟がある…ってことですね?」

絵里「…?処分を決めるのはアナタではないわ」

穂乃果「いいえ、私です。そちらが2人で来るなら…」

穂乃果「私は、理事長に報告する際には友だちを1人呼ぼうと思ってます」


絵里「…好きにすればいいじゃない」


希「……!穂乃果ちゃん…まさかことりちゃんを…?」


にこ「だ…誰よことり…って」

希「…穂乃果ちゃんと一緒にスクールアイドルを目指しとる子…」

希「ほんで…理事長の一人娘や」


穂乃果「今回の件で被害を受けたのは私だけじゃありませんから、友だちと一緒に行きます」

穂乃果「誰とは言いませんけど…まぁその可能性もありますね」


のぞえり「………」





穂乃果「ことりちゃんは指示を与えればその通りにしてくれます」

穂乃果「私が目を付けてる限りは…なんですけどね?」ヤレヤレ


にこ「あ…あんた…やっぱりイカレてる…」ゾゾ


穂乃果「失礼なこと言わないでください、さきにずるをしたのはそっちじゃないですか」

穂乃果「…私、なにか間違ったこといってますか?」


えりのぞにこ「………」


穂乃果「…じゃあ、ぐうの音もでなくなったところで…」

穂乃果「私からいくつか頼みがあります」ピシ

穂乃果「守ってもらえれば、不正の件は水に流し…」

穂乃果「そして部室にあるモノは全て、にこ先輩の私物と認めます」

穂乃果「…聞いてもらえますか?」





~~~~




高坂穂乃果の出した条件は

・3人は新生『アイドル研究部』へ卒業まで所属すること

・加入後は、『アイドル研究部』内では高坂穂乃果に従うこと





不正告発と私物の弱みを握られた3人は一蓮托生であり、全員がこの条件を飲まざるを得なかった。

さらに彼女は1人でも条件を反故にした時点で、両問題を理事長に報告すると脅しをかけた。

こうして3年生を新生『アイドル研究部』に縛りつけた高坂穂乃果は、

その日のうちに残りの5人を部に引き入れ、ようやくスクールアイドルとしての活動を始めるのだった。


練習は高坂穂乃果が考案したメニューをもとに園田海未、絢瀬絵里の指導によって行われ

その一方で高坂穂乃果はトラブルシューターとして、南ことりの留学や星空凛を悩ますコンプレックスなど

各メンバーの抱える問題、精神的な不安要素を早々に看破、その排除に力を注いだ。


そして1ヶ月後…




~~~~

@オトノキ学園 アイドル研究部


花陽「今週の土曜日は…」カタカタカタ


にこ「いよいよ私たちの初舞台ね!!」


真姫「ことり!寝坊するんじゃないわよ!!」


ことり「大丈夫!穂乃果ちゃんに迎えに来てもらうから!!」ピシッ


絵里「自分で起きる努力をしなさいよ……」ヤレヤレ


凛「う~…テンションあがるにゃーーー!!!」


希「今からあげてたら、当日までに燃え尽きてしまうやろ」フフフ


穂乃果「いよーし!さぁ海未ちゃん!エントリーシートに速く書き込むんだ!」ペシペシ


海未「アナタ最近、息を吐くように私を使いますね…」カキカキ







海未「…………」ピタ


絵里「あら?どうしたの海未?」


海未「…あの…私たちって…何ですか…?」


にこ「は?何言ってんのよ…」


海未「いえ、ですから…私たちの…」





海未「…グループ名です。」




穂乃果以外「………」


穂乃果「……あっ」ダラダラ


穂乃果以外「………」


穂乃果以外「穂乃果(ちゃん)?」ジロ





穂乃果「……忘れてた」




Fin.

3年生の下りがかなり強引な感じになってしまいました。

本当はえりちかをもっと話に絡ませたかったのですが、方向性が決まらず…亜里沙ちゃんが出た意味があんまりなかったです。

不満な点や気付いた点があったら、ぜひ教えてほしいです。

また書く機会があれば参考にさせてもらいます。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

それでは。


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年09月13日 (火) 12:47:53   ID: qbkPOegJ

穂乃果「黒の乳首」

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