P「ふわとろおまんこ」(58)


P「中までローションたっぷり」




 765プロ事務所



小鳥「……」

P「……」


小鳥「終わりました?」チラッ

P「もうちょいです」カキカキ



小鳥「そうですか」

P「……」カキカキ


小鳥「……」

P「……」



小鳥「ところで」

P「……」カキカキ


小鳥「さっき何て言ったんですか?」

P「は?」



小鳥「……」

P「……」


小鳥「は?」

P「え? は?」



小鳥「……」

P「……」


小鳥「ちょっと待ってちょっと待って!!」ガタッ

P「お兄さん?」



小鳥「ふわとろおまんこってなんですのー♪」

P「HOOOOーーッ♪」


小鳥「……」

P「……」



小鳥「フンッ!!」バチィィン

P「いてっ!?」ドサッ


小鳥「だから何なんですか!?」

P「何の事だかさっぱり……」ヒリヒリッ



P「もし俺が変な事を口走ったとしたら、それはここ半月ほど休暇が取れなくて疲れてるからです」

P「ついでに言うと、これからしばらくは変な事を口走るかも知れませんが、それも疲れてるからです」


P「すみません、迷惑かけます」ペコリ

小鳥「ぐっ、そう言われると弱いピヨ……」



P「さっ、仕事を続けましょう」ニコリ

P(甘いな音無ぃぃぃぃぃ!! これでもう、お前は俺に強く出れまい)ニヤリ


P(俺は考えた。どうにかして、アイドル達に卑猥な事を言わせられないかと……)

P(そして、結論は出た。『おまんこ』みたいな単語は、間違っても若いアイドル達が言う筈がない)



P(仮に言ったとしても、俺が言わせたんじゃ、セクハラで会社をクビになる)

P(あくまで普通に、普通に。日常会話で下ネタを言わせたい。おまんこと言わせたい!!)


P(なら、どうするか? 録音して目覚ましやら他諸々に使いたいんだ!!)

P(ではっ、どうするか!!?)

他に書いた765。
P「ミサトさん!!」 小鳥「シンジ君!!」
P「ミサトさん!!」 小鳥「シンジ君!!」 - SSまとめ速報
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とか、他たくさん



P「よし、出来た書類を見せるか。真は……っと」キョロキョロ

P(おっ、居た。ソファーで雑誌を読んでるな)


P「おーい、まことー」タタッ

真「ほえっ? あれっ、プロデューサー、どうしたんですか?」チラッ



P「真が今度受けるドラマオーディション有るだろ? それに提出する書類が出来たから、一応お前にも目を通して貰おうと思ってな」スッ

真「わかりましたっ。間違ってる所が有るかどうか、見ればいいんですよね?」パシッ


真「ええっと……」

真「ふむふむ。なるほどなるほどっ。ふーーむ」ジィーッ



P「どうだ?」

真「大丈夫そうですね」


P「じゃあ、このまま出すぞ?」ポチッ

真「はい、お願いします!!」ニコリ



P「……」

真「?」


P「違うんだなぁ……」

真「何がですか?」キョトン



P「もうワンパターンやっとくか」

真「はい?」


P「こほん……では、改めて」

真「……」



P「真、このまま出すぞ!?」ポチッ

真「はぁ……じゃあ、それで」


P「なんだその受け答えはっ!!」

真「もうっ、何て言えばいいんですかっ!?」



P「それはだなっ……」

P(いや、待て!!)ピタッ


真「プロデューサー?」

P(あくまでも、自主的に言わないなら、それはセクハラじゃないのか?)



真「おーーい、聞いてますかーー? プロデューサーーー?」ペタペタッ ペチペチ

P(くそっ、簡単だと思ったが、案外難しいぞ?)


真「返事しないとぉ、ボクがほっぺに、ちゅ、ちゅ、チュー……しちゃいますよぉ? なぁんて。あは、ははっ」テレテレ

P(まずもって、幾つも答えが返って来る質問が駄目だったんじゃないのか?)



真「……」モジモジ

P「……」


真「んーーっ」スッ

P「そうだっ!!!」ガタッ



真「うわぁっ!? きゅ、急に動かないでくださいよっ」ビクッ

P「ん?」


P(しかし、このまま真へ続けるのは、流石に怪しまれるか……)

P(何か顔も赤いし、怒ってるみたいだしな)チラッ



P(だが、恋愛の達人ホエール先生の本を熟読している俺には、この程度のシチュエーションは問題なく切り抜けられるさ)

P「まこと……ごめんな?」ギュウッ


真「へっ? うわっ、あ、あっ、あのっ。ぷ、プロデューサー?」ドキドキッ

P(ソフトタッチとガチホールド、その中間の力で優しく抱き締める)



P「最近、なんか疲れてがたまっててさ? 変な事、口走っちゃったな?」ニコリ

真「いえ、ぼ、ボクに出来ることがあったら、何でも言ってくださいね」ドキドキッ


P「それなら今夜、一緒にディナーでも行くか? 大人のコース料理に付き合ってくれ」

真「はっ、はっ、はい!! いっぱいいっぱい、おめかしして行きますっ!!」コクコクッ




 数十分後 同所



P(言い訳は、『疲れてる』からの『大人のディナー』に誘う……上手く行ったな)

P(やはりホエール先生、あんたは恋愛の達人やで!!)


P「次はっ、と……」キョロキョロ

P(やよいがテーブルを拭いてるな。今度は、慎重に質問をしなくては)


P「やよい、ちょっといいか?」タッ

やよい「あっ、プロデューサー。どうですか、綺麗になりましたぁ♪」ニコリ


P「ありがとう。やよいのお陰で、いつも事務所はピカピカだよ。それで話なんだが……」

P「……」



P(いや、待てっ!! やよいに下ネタは許されるのか? 一度、考えてみよう)ピタッ

やよい「うっう?」キョトン


天使P(やよいはまだJC、中学生ですよ?)

悪魔P(だがお姉ちゃんだ!!)



天使P(まだ14歳、子供じゃありませんか!?)

悪魔P(だがお姉ちゃんだ!!)


天使P(お姉ちゃんなら仕方ありませんね)ニッコリ

P(よしっ、許可が出たぞ!!)



P「ああ、やよい?」

やよい「はいっ」


P「今週の土曜って、仕事は無かったよな?」

やよい「うっうー!! お仕事ですかぁっ!?」ピクッ



P「そうなんだ。単発で料理番組のアシスタントなんだけど」

P「やよいのスケジュールに、入れても良いかな?」ポチッ


やよい「はいっ!!」

やよい「お願いしますっ!!」



P「……」

やよい「プロデューサー?」


P「やよい、憂いを帯びた感じで頼めるか?」

やよい「うれい?」



P「もうワンパターンだけ付き合ってくれ」

やよい(もっと元気にってことかな?)


P「(スケジュールに仕事を)挿れるぞやよい!!!」ポチッ

やよい「ううううっううううううううう!!!! はい、はいっ、はーーーい!!!!!」ピョン



P「……」

P(伝わらなかったか……)ガクッ


P(入れてくださいって返事で良かったんだがなぁ……そもそも、俺の質問に『はいかいいえ』で答えが出せちゃ駄目なんだよなぁ)

P(どうするか。うーむ)



やよい(プロデューサー、怖い顔してる……)

やよい「あのっ、また私、何か間違えたんですか!?」


P「え? いやいや、やよいは何もしてないよ?」

やよい「うぅっ……だってプロデューサー、怖い顔してたもん!!」ウルウル



P(どうしてか泣きそうだぞ? だが、恋愛の達人ホエール先生の本を熟読している俺には、この程度のシチュエーションは問題なく切り抜けられるさ)

P「やよい……ごめんな?」ギュウッ


やよい「ぷっ、プロデューサー!?」ドキッ

P(ソフトタッチとガチホールド、その中間の力で優しく抱き締める)



P「最近、なんか疲れてがたまっててさ? ボーッと、しちゃってたのかも」ニコリ

やよい「疲れてるん、ですか? それなら私、肩たたきして上げようかなーーって」


P「あ、だったら今夜、ディナーに付き合ってくれないか? やよいの笑顔を見ながらご飯を食べれば、早く元気になれそうだ」

やよい「うっうー!! みんなのご飯を作ったら、すぐ行きますぅっ!!」コクコクッ




 数十分後 同所



P(結局失敗した……春香辺りなら、こっちの心情を察した上で、あえて言ってくれるかも知れないが)

P(俺は無垢なアイドルに卑猥な事を言わせたい!!)ギリッ


P「次はっ、と……」キョロキョロ

P(伊織が椅子に座ってジュースを飲んでるな。もはや形振りを構ってられない、力技で行くぞ!!)



P「伊織、ちょっといいか?」タッ

伊織「いいけど、なによ?」チラッ


P「声優の仕事を取って来たんだが、伊織って経験あったっけ?」

伊織「無いわ」

タイトルと>>1を書きたかっただけなんで、内容は思い付き



伊織「それにアンタ、今年はライブをメインにやるって……」

P「いや、出来ないなら仕方ないか」


伊織「っ、出来ないとは言ってないじゃない!!」キッ

P「特別な家柄で、背が小さくて、胸も小さくて、ツンデレな女の子の役だぞ?」



伊織「ふんっ、簡単よっ!!」

P「でもなー。声優って早口言葉が大事らしいぞ? 出来るか早口言葉?」


伊織「出来るわっ!!」

P(かかった!!)ニヤリ



P「じゃあ試すか……」

P「にゃんこ、こにゃんこ、まごにゃんこ」


P「これを三回、早口で言ってみてくれ」

伊織「わかった。にゃんこ、こにゃんこ、まごにゃんこね?」



伊織「見てなさい、楽勝よっ」

伊織「すーーっ、はーーっ……」


伊織「行くわ」

P「……」ドキドキッ



伊織「にゃんここにゃんこまごにゃんこ」

P(あっ、録音しないと)ポチッ


伊織「にゃんここにゃんこまごにゃんこ」

P「……」



伊織「まん……っ」

P「っシャッッ!!?」


伊織「……」

P(あれ? 踏みとどまった?)



伊織「あんた……」ジロッ

P「え?」


伊織「この変態っ!! ド変態っ!!! なに言わせようとしてんのよ!?」バシッ バシッ

P「痛たたたたたっ!! ぎぶぎぶっ、いおりんぎぶですよギブアップ!!」



伊織「バカっ、アホっ、ヘンタイ、ゴミムシ、ゾウリムシ、いおりん言うな、ミトコンドリアっ、死んじゃえ!!」バシバシッ

P「仕事は本当なんだって!! たまたま思い出した早口言葉がそれだったの!! 信じてくれ伊織っ!!」キリッ


伊織「信じられない!!」

P「ですよねー」



P(どうしてか泣きそうだぞ? だが、恋愛の達人ホエール先生の本を熟読している俺には、この程度のシチュエーションは問題なく切り抜けられるさ)

P「伊織……ごめんな?」ギュウッ


伊織「ちょっ、なにすんのよ!? はーなーせーっ!!」ジタバタ

P(ソフトタッチとガチホールド、その中間の力で優しく抱き締める)



P「最近、なんか疲れてがたまっててさ? ボーッと、しちゃってたのかも」

伊織「へっ? 何よアンタ、そんなに疲れてるの?」


P「ああ。だから今夜、お前とディナーを取れたら、元気になれそうなんだが……付き合って、くれないかな?」ニコリ

伊織「何よ突然……しっ、しっ、仕方ないわねっ。アンタの店選びのセンスを、私が判定してあげるわ!! ありがたく思いなさいよねっ」プイッ




 数十分後 同所



P(結局失敗した……かなり強引な作戦だったが、これも駄目か)

P(となると、残されたアイドルから次の作戦も限られて来るぞ?)


P(例えば今、響と並んでタウンマップを眺めている貴音……)

P(貴音に、昼食で何が食べたいと聞けば、十中八九『らぁめん』と返って来るだろう)



P(その単語が一回だけならば、『ざぁめん』と誤聴する事も可能だ)

P(だが実際は、『みそらぁめん』や『しおらぁめん』。ざぁめんにみそやしょうゆは無い!!)ギリッ


P(厳しい……らぁめんの誤聴は、余りにも厳しいっ……アウツ!!)

P(ここはやはり、初心に……いや、待てっ!! 浮かんだぞ!! 大逆転の超絶ウルトラCが!!!)ピクッ



P「貴音、響、ちょっといいか?」タッ

貴音「おや? どうかなさいましたか?」チラッ


P「キャンディーが二つ有るんだが、味の感想を聞かせて欲しい」スッ

響「はいさーい、自分にお任せだぞっ♪ ところで何味なの?」



P「それは、食べてからのお楽しみだ。ほら、受け取ってくれ」

P(急いで適当なの買って来ただけだから、味なんか確認してないんだよなぁ)


貴音「では、わたくしと響の『しょくれぽ』の腕前、是非ご覧くださいませ」パシッ

響「へへーん。伊達にロケばっか行ってないぞ」パシッ



P「……」

P(そうだ、何も言葉だけがエロスじゃない。『チュパ音』だって立派なエロスだ!!)


貴音「いざっ、参ります!! はむっ」パクッ

P(この超高性能腕時計型レコーダーで、そのチュパ音を頂くぜ!!)ポチッ



貴音「ふむふむ……」コロコロ

P(おっ、舌の上で転がしてるのかな? ここも使えそうだ)



貴音「フッ!!」ガリィィッ

P「ひいいいいいいっ!!?」ビクンッ



貴音「んむんむっ、この味は、んむんむ」ガリガリガリッ

P「何でいきなり噛み砕くんだよ……」


P(ヤバい、一瞬で背中に汗掻いた)ダラダラ

P(えっと、響は?)チラッ



ハム蔵「ヂュイヂュイッ!!」ガリガリガリッ

響「うわっ!? こらっハム蔵、勝手に食べちゃダメだぞ!!」


P「……」

P(知ってた……)



P「はぁぁっ……二人とも、ありがとう」ガクッ

P(次の作戦を考えよう)トボトボ


貴音「……」

響「……」



貴音「お待ちくださいまし!!」ガシッ

P「ん? どうした?」


響「何が有ったのか分かんないけど……自分たちも力になるから、そんな暗い顔しないでくれっ!!」ガシッ

P「ははっ、心配するなって」ニコリ


ねる



貴音「しかしっ!!」ウルウル

響「プロデューサー!!」ウルウル


P(どうしてか、二人が泣きそうだぞ? だが、恋愛の達人ホエール先生の本を熟読している俺には、この程度のシチュエーションは)

P「貴音、響……ごめん!!」ガバッ



貴音「きゃっ!?」ビクッ

響「あっ……」


P(ソフトタッチとガチホールド、その中間の力で優しく抱き締める)ギュウッ

P「最近、なんか疲れが溜まっててさ? ボーッと、しちゃってたのかも」ニコリ



貴音「……」

響「疲れてる、のか?」


貴音「で、あればっ。響?」チラッ

響「そうだな貴音っ!!」コクリ



P「今夜、一緒にディナーを……」

貴音「あなた様っ!!」


響「今日は空いてるかプロデューサー?」

P「えっ? あ、えーっと、空いてる……かな? たぶん」



貴音「それは行幸……」

貴音「今宵は響と共に、わたくしの部屋であなた様をおもてなし致しましょう」ニコリ


P「貴音の部屋で、か?」

響「そうだぞっ。自分と貴音で、料理とかマッサージとか、いーーーっぱい癒してあげるさー!!」ニコリ



P「でも俺、場所が……」

貴音「心配は無用」クスッ


響「後でメールするから、ここで待っててよねっ」

P「ああ、そう言う事なら……」コクリ




 数十分後 同所



P(結局失敗した……あの作戦でも駄目かよ)

P(何だかんだやってる間に、夕方になってるし)


P「今日の夕食はどうするかなーっと」ボソッ

小鳥「っ!?」ピクッ



小鳥「よ、よよっ」

P「ヨヨ? あんなビッチは嫌いです」チラッ


小鳥「よ、よっ、よかったら、夕食はどこかでご一緒しませんかァッ!!」

P「あっ、いいですね。じゃあどこかに……」



P「……」

小鳥「ピヨ?」


P「あれっ?」

P「あれあれっ!? あっれーーっ!!?」



小鳥「どうかしたんですか?」

P「やっちまった……既に五人と約束しちゃってるよ!? しちゃってるYOー!!!」アセアセ


P「あーーっ、あの本の通りにするんじゃなかったーー!!!」ジタバタ

P「結局下ネタも聞けなかったし、最低だーーー!! ぐああ、どうしよーー!!!」ゴロゴロ ジタバタ



小鳥「プロデューサーさん……」

P「ん゙あ゙あああああああああああ!!!」ゴロゴロ ゴロゴロ


小鳥「……」

小鳥「おまんこ……」ボソッ



小鳥「ふわとろおまんこっ!!」クワッ

P「ッッ!!?」ビクッ


P「……」

小鳥「……」



P「……」ジィーッ

小鳥「……」ドキドキ


P「俺と、結婚してください」

小鳥「はいっ!!」ニコリ




おわり

>>7の話に続く



他に書いたの
少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」
少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444045514/)

とか

タイトルと>>1しか考えて無かったからね。こんなオチになるのも仕方ないねっ

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