大室あかり生活日記 (1000)

何の変哲もない、平和な毎日を送る大室あかりの生活日記です。

様々な書法で書きますがご了承下さい。

次から始まります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452585145


〇月×日火曜日
記録者:あかり

お姉ちゃんが日記帳を買ってきました。

今日からみんなと交代で1日の出来事を日記に書いていきます。


今日は、私の学校の入学式でした。

私は同い年の妹の櫻子ちゃん、幼稚園からずっと一緒の向日葵ちゃんと同じクラスになれました。

櫻子ちゃんは相変わらず向日葵ちゃんに対抗心を燃やしてるけど、3人で帰っている途中、また3人一緒になれてよかったねと言っていました。

向日葵ちゃんも、とっても嬉しそうでそのあとは櫻子ちゃんを真ん中にして手をつないで帰りました。

中学校も平和に過ごせますように。


コメント
撫子:入学おめでとう。
よかったね、あかり。
勉強とかで分からないことがあったらすぐにおいで。
ひま子によろしくね。

櫻子:誰にも言うなって言っただろ!
でもあかりもヒマワリも一緒で安心した
家でも学校でもよろしくね!

花子:↑ひま姉の漢字が書けないからってカタカナにするなし。
あかりお姉ちゃん入学おめでとう。
あかりお姉ちゃんなら中学校も平和に過ごせるし。
花子もがんばるから、あかりお姉ちゃんも頑張ってね。



あかり「えへへ...なんだか恥ずかしいなぁ///」


あかり「でも交換日記みたいでとっても素敵だよぉ!」


コンコン


あかり「はーい」


ガチャ


撫子「ごめんね、あかり」



撫子「大した用事じゃないんだけどさ、日記帳使ってくれてありがとう...///」


あかり「ううん、あかりの方こそコメントしてくれてありがとうだよぉ」


あかり「なんだか新しいコミュニケーションでとっても楽しいよぉ!」


撫子「そっか...じゃあ買ってきて正解だったかな」


撫子「ねえ、入学式の後の話、詳しく教えてくれる?」


あかり「うん、いいよぉ」


あかり「えっとねー...」



櫻子『まーた向日葵とあかりが一緒のクラスかぁ』


向日葵『あら、私は嬉しいですわよ?』


向日葵『あかりと一緒になんてどれほど心強いか...』


あかり『そ、そんなこと無いよぉ!』


あかり『あかりだって櫻子ちゃんと向日葵ちゃんが一緒にいてくれてホッとしてるんだよぉ?』



櫻子『...私だって』


櫻子『私だって3人一緒じゃないと落ち着かねーよ!///』


向日葵『最初から素直にそう言えばいいじゃないですの』


あかり『えへへ、櫻子ちゃんが一番嬉しそうだよね』


櫻子『そりゃそうだ!』


櫻子『あかりがいなかったら学校の授業受けられないし』


向日葵『あかりに頼りすぎですわ』


櫻子『向日葵がいなかったら勉強できないし』


あかり『あんまり迷惑かけちゃダメだよ?』



櫻子『そもそもお前らは私を子ども扱いしすぎなんだよ!』


向日葵『はいはい、さっさと帰って明日の準備しますわよ』


あかり『その後ワックに行くんだよね?』


櫻子『うん!』


あかり『櫻子ちゃん、いつもみたいに3人で手繋ごっか』


向日葵『そ、それはもう恥ずかしいと言うか...///』


櫻子『今更なに照れてんの?』


ギュッ


向日葵『あ...全く...///』


櫻子『あかりも!』


ギュッ


あかり『えへへ...あかりたちずぅっと仲良しでいようねっ』


向日葵『当たり前ですわ...///』


櫻子『もちろんだよ!』



あかり「こんな感じだったよぉ」


撫子「やっぱりあかりたちは3人でいるのが一番だよ」


あかり「えへへ...///」


撫子「いい話が聞けてよかった、ありがとうあかり」


撫子「これからも櫻子とひま子の事よろしくね」


あかり「うんっ!」


撫子「ふふ...おやすみ、あかり」


あかり「おやすみ、お姉ちゃんっ」


ガチャ


パタン


P1.終わり

こんな感じで1日1ページ更新していきますので、よろしくお願いします。
それでは、また。



〇月×日水曜日
記録者:櫻子

今日の給食はいそべあげだった。

おいしかった。

あかりはとなりの席の子と友だちになってた。

私も友だちになった。

ヒマワリも友だちになった。

明日も楽しみだ!


コメント
撫子:中学生になったんだからもう少し勉強しなよ。

友達出来てよかったね、ちゃんと仲良くするんだよ?

あとプリン返せ。


あかり:吉川ちなつちゃんって言うんだよ。

櫻子ちゃんと同じでとっても可愛い子だからすぐに仲良くなれるね!

あと、宿題学校に忘れてたからあかりのカバンに入れてあるよ。

後で取りに来てね。


花子:早速あかりお姉ちゃんに迷惑かけてるし...。

中学校ってどんな感じなの?

後で教えて。

あとアイス返せ。



櫻子「あかり以外辛口すぎるだろ!!」


櫻子「アイスも食べちゃったしプリンも食べちゃったから無いしなぁ...うーん...」


コンコン


櫻子「はーい」


ガチャッ


あかり「もう、宿題忘れてるよ?」


櫻子「あ、そうだった!」


あかり「あかりも手伝うからすぐに終わらせちゃおっか」


櫻子「うん、ありがとなあかり!」


あかり「どういたしましてだよぉ」



櫻子「よっし、終わったぁ!」


あかり「お疲れ様、はいおやつだよぉ」


櫻子「おーサンキュー!芋チップスじゃん!」


櫻子「...あれ?でもこんなの買ったかなぁ」


櫻子「これってもしかしなくてもあかりの芋チップス?」


あかり「そうだよぉ?」


櫻子「じゃあ食べられないよ!あかりの分が無くなっちゃうじゃん!」



あかり「あれ?聞いてないの?」


櫻子「?」


あかり「櫻子ちゃんの宿題が終ったら買い物に行くってお母さんが言ってたよぉ」


あかり「だからそこであかりの芋チップスは買えるからこれを櫻子ちゃんにあげようと思って...えへへ」


櫻子「そうだったんだ...じゃあもらおうかな」


櫻子「ありがとあかり!さすが私のねーちゃんだな!」


あかり「同い年だけどね、ふふっ」



あかり「じゃああかりは準備してくるね」


ガチャッ


パタン


櫻子「いやー勉強した後のうすしおは最高だな!」


櫻子「あー...」


櫻子「...」



コンコン


撫子「はーい」


ガチャッ


櫻子「ね、ねーちゃん」


撫子「櫻子?」


櫻子「プリン食べてごめん!これあかりから貰った芋チップスだけど...ちょっとだけあげる!」


撫子「...」クスッ


ナデナデ


櫻子「え...?」


撫子「いいよ、私は」


撫子「もう怒ってないから、花子のとこに行ってあげな」


櫻子「わ、分かった...ごめんね、ねーちゃん!」


タッタッタッ...


撫子「...」



あかり『撫子お姉ちゃん』


撫子『あかり?どうしたの?』


あかり『日記に書いてあったでしょ?プリンのことなんだけど...』


撫子『ああ...あれがどうかした?』


あかり『あかりね、櫻子ちゃんにあかりの芋チップスあげるから』


あかり『櫻子ちゃんだったら、きっと謝りに来ると思うんだぁ』


あかり『その時、きっと芋チップスをあげるっていうと思うから』


あかり『そしたら許してあげて欲しいなって...ダメかなぁ?』



撫子『...全く、あかりはお人好しだね』


ナデナデ


あかり『わ...えへへ...仲良しが一番だよぉ』


撫子『分かった、ちゃんと言ったら許すよ』


撫子「本当によく見てるんだね、あかり...」



コンコン


花子「はい」


ガチャッ


櫻子「ごめん花子!」


花子「...もう黙って食べない?」


櫻子「約束する!本当にごめん!」


花子「ならいいし、花子ももう怒ってないから」


櫻子「...なんかみんな優しくなった?」


花子「調子に乗るなし、さっさと着替えて買い物行くよ」


櫻子「へーい」


花子「...」



あかり『花子ちゃーん』


花子『あかりお姉ちゃん、どうしたの?』


あかり『えっとね...ごめんね』


花子『え?』


あかり『櫻子ちゃんが勝手にアイス食べちゃったんでしょ?』


花子『あかりお姉ちゃんが謝ることじゃないし...』


あかり『ううん、櫻子ちゃんに言っておかなかったあかりも悪いんだよぉ』



あかり『だから...櫻子ちゃんが謝りに来たら許してあげてくれないかな?』


あかり『きっと反省してると思うから...ね?』


花子『...考えておくし』


花子『その代わり、今度花子と一緒にお出かけして?』


あかり『うん、もちろんだよぉ!』


あかり『て言うかお出かけならいつでも行くよ?』


花子『い、今の言葉忘れないから!』


花子「...あかりお姉ちゃんはさすがだし」



櫻子「いやー...本当に」


撫子「あかりは」


花子「いい子だし」


あかり「ックシュッ!」


あかり「?」


あかりー、いくわよー


あかり「はーいっ」


P2.終わり



〇月×日木曜日
記録者:花子

今日の体育の授業で、100メートルのタイムを計りました。

記録は19秒で、クラスで1番早く走れました。

未来やこころは相変わらずさすが花子様、と言ってさわいでいました。

明日は持久走があるので、それもちゃんと走り切ろうと思います。

走りきれたら、あかりお姉ちゃん、次の土曜日花子と遊んでください。



コメント

撫子:よくがんばったね花子。

持久走のコツはリズムだよ。

みんなに惑わされないで自分のリズムで走りな。

応援してるよ。


あかり:すごいよ花子ちゃん!

あかりはそんなに早く走れなかったから羨ましいなぁ。

土曜日は何して遊ぶか考えておくね!

花子ちゃんなら走り切れるよ、でも無理はしないでね?


櫻子:すごいな花子!

とりあえず前向いてウデふっとけば大夫丈!

あと多分あかりも早かったと思うぞ!

応暖してるからね!



花子「櫻子漢字間違いすぎだし...」


花子「まぁでも...いっか...」


花子「なんかすごく緊張する...」


花子「...」


コンコン


あかり「はーい、開いてるよぉ」


ガチャ


花子「あかりお姉ちゃん...」



あかり「花子ちゃん、どうしたの?」


花子「き、緊張して眠れない...」


あかり「そっか、じゃああかりと一緒に寝る?」


花子「うん...ありがとう」


あかり「どういたしまして、先にベッドに入ってて?」


花子「分かった...」



あかり「おまたせ、消すよぉ」


カチッ


花子「ねぇ、あかりお姉ちゃん...」


あかり「なぁに?」


花子「あかりお姉ちゃんは緊張しなかったの?」


あかり「あかりはねぇ...」



あかり『えっほ、えっほ...』


撫子『がんばれー!あかりー!ひま子ー!櫻子ー!』


あかり『あ、撫子お姉ちゃんだぁ!おーい!』


撫子『は、走って走って!』


あかり『あ、そうだった!』


櫻子『あかりーつかれたー!』


向日葵『がんばりなさいな、櫻子!あかりも疲れてるんですのよ!』


櫻子『そんなこといってもぉ!』



向日葵『もぅ、どうして櫻子は...きゃっ!』


コテッ


櫻子『向日葵!』


あかり『向日葵ちゃん!』


ダッ


撫子『ひま子...って早っ!』



あかり『向日葵ちゃん大丈夫!?』


向日葵『だ、大丈夫ですわ...いたた...』


櫻子『怪我してんじゃんか!大丈夫なわけないだろ!』


櫻子『きゅ、救急車...!』


あかり『櫻子ちゃん、落ち着いて』


あかり『走ってたから頭に血が上ってるよ?』


櫻子『そ、そっか!ふぅ...ふぅ...』


向日葵『あかり...』



櫻子『...よし、もう大丈夫』


あかり『うん、さすが櫻子ちゃんだよぉ』


櫻子『さてどうしようかな...』


向日葵『どうするも何も無いですわ、お二人共早く行ってください!』


あかり『歩けないくらい痛がってる向日葵ちゃんを放って行く場所なんてないよね?』


櫻子『あかりの言う通りだ...よし、あかりは左な!』


あかり『うん、了解だよぉ!』


グイッ


グイッ


向日葵『きゃっ!ちょ、ちょっと二人共!?///』


向日葵『何してるんですの!?///』



櫻子『なにって...肩貸してるだけじゃん』


あかり『3人一緒にゴール、だよね?』


櫻子『もっちろん!』


向日葵『あかり...櫻子...っ』


櫻子『よーし、ちょっとおっぱいが邪魔だけど頑張って運ぶぞぉ!』


あかり『えへへ、おー!』


向日葵『な、なんですって!?///』



あかり「その後二人で向日葵ちゃんを運びきったんだよね」


花子「...すごい」


あかり「そんなことないよぉ、親友だから当たり前だよ」


花子「その後は?」


あかり「学校と地域と警察と、3回も表彰されたんだよぉ」


あかり「もちろん、3人一緒にね」


あかり「ニュースにもなってね、撫子お姉ちゃんが録画してあるから言えば見せてくれるよぉ」



花子「あかりお姉ちゃんとひま姉は今更として...櫻子もすごいし」


あかり「櫻子ちゃん程友達想いな子はいないんじゃないかな?」


花子「それは言い過ぎだし」


あかり「えへへ、少しはリラックスできたかな?」


花子「...うん、十分だし」



花子「あかりお姉ちゃん」


あかり「んん?」


花子「明日頑張るから...見ててね?」


あかり「もちろんだよぉ...おやすみ、花子」


花子「おやすみ、お姉ちゃん...」



花子「ふっ...ふっ...」


櫻子「いっけえええ花子おおお!!」


あかり「花子ちゃーん!その調子だよぉ!」


撫子「花子!いいペースだよ!」


未来「さ、さすが花子様...はぁ、はぁ...」


こころ「死にそう」


未来「顔色一つ変えないでよくそんな事が言えるね!?」



みさき「見てなさいよ...!」


ダッ


花子「みさきち...」


みさき「はぁ...っはぁ...っ!」


みさき「ぬ、抜いたっ!」


みさき「あっ!」


ズリッ


花子「みさきち!」


ダッ


あかり「!」


櫻子「なんだ、花子!?逆走したぞ!?」


撫子「へぇ...」



みさき「いったたた...」


花子「みさきち、大丈夫?」


未来「花子様!」


こころ「みさきちー」


みさき「この程度...大丈夫なんだけど...っ!」


花子「...無理するなし」


グイッ


みさき「わっ!ちょっと花子!?」


花子「未来、左お願いだし」


未来「はいよー!」


グイッ


みさき「うわぁ!///」



花子「こころ、みさきちの顔色見てて」


こころ「任せて」


みさき「あうぅ...///」


あかり「...覚えてる?櫻子ちゃん」


櫻子「へへっ、忘れるわけないじゃん」


撫子「帰ったらDVDの整理しとかないとね」


花子「...4人一緒に、ゴールしよう」


みさき「あ、ありがとう...///」


未来「うん!」


こころ「おー」


P3.終わり



〇月×日金曜日
記録者:撫子

今日は友人のバイト先で遊んできた。

雰囲気の良い店だから今度みんなで行こうね。

そこで買ったケーキが人数分あるから、櫻子に注意しながら食べてね。

あとよくがんばりました花子、お姉ちゃんは感動しました。

学校と警察と地元団体から連絡があって、表彰されるみたいだからそのつもりでよろしく。



コメント

あかり:わぁい!ありがとう撫子お姉ちゃん!

ケーキってことはめぐみさんの所に行ったのかな?

みんなで行けるの楽しみだなぁ

いちごのショートケーキごちそうさまでした!



櫻子:いいなぁ、ねーちゃんの友だち

ケーキ食べ放台なんだろうなぁ

あと私に注意ってなんだ!

チョコレートケーキありがと!



花子:恥ずかしかった...

別に表彰されるようなことはしてないんだけどね。

でも嬉しかった。

モンブランごちそうさまでしたし。



撫子「放題の字はこうだよ...っと」


撫子「さてと...」


カチャ


撫子「ケーキケーキ...ふふっ」


撫子「ロールケーキおいしいんだよね...いただきます」


撫子「はむ...」



撫子「...太らない、よね」


撫子「...」


サワサワ


撫子「...」


.........
......
...


櫻子「ペターン」


花子「ペターン」


あかり「プニッ」


.........
......
...


撫子「......」



コンコン


あかり「はーい」


ガチャッ


撫子「...」


あかり「撫子お姉ちゃん?」


あかり「どうしたの?」


撫子「...」


グイッ


あかり「うわぁ!」


トサッ...


あかり「な、撫子お姉ちゃん...?」


あかり「なんだかお顔か怖いような...あはは...」



撫子「...」


プチプチッ


あかり「ボ、ボタン取っちゃダメだよぉ!?///」


撫子「問答無用!」


プチッ


バッ


あかり「あー!あかりの...!///」


撫子「...」


プニップニッ


撫子「...」


あかり「な、撫子お姉ちゃん...?///」


撫子「...」


サワサワ


撫子「...」


あかり「...?///」



撫子「不公平だよね」


撫子「なんであかりが私と同じぐらいあるの?」


撫子「何食べたの?」


撫子「ねぇ...」


ガクッ


あかり「撫子お姉ちゃん!?」


撫子「く...」



めぐみ『撫子の妹のさ、あかりちゃんだっけ?』


めぐみ『あの子すっごく可愛いよね!』


めぐみ『私好きだなー...』


撫子『は?』


めぐみ『いや恋愛的な意味じゃないから…』


めぐみ『その目クセになるからやめて?』


撫子『...』


めぐみ『引かないでそれはさすがに傷つくから』


撫子『はいはい...』



めぐみ『藍と美穂は?』


撫子『帰ったよ、寄ったのは私だけ』


めぐみ『そうなんだ...なんか嬉しいな///』


撫子『いいから、ケーキ下さい園川さん』


めぐみ『つれないなぁ…どれにする?』


撫子『ロールケーキと、いちごのショートケーキ』


撫子『あとモンブランとチョコレートケーキ』



めぐみ『妹の分?』


撫子『まあね、今日は一番下の子が頑張ったし』


めぐみ『お祝いってわけね、はいお待たせ』


撫子『ありがと、これお金ね』


めぐみ『まいどありー』


撫子『ケーキ屋でその台詞聞くと浮きまくってて面白いね』


めぐみ『ははは、またね』


撫子『うん』



めぐみ『そう言えばさー』


撫子『?』


めぐみ『あかりちゃんって撫子と胸の大きさ変わらないよね』


『あかりちゃんって撫子と胸の大きさ変わらないよね』



撫子「くっ...」


撫子「ごめんあかり...」


あかり「だ、大丈夫だよぉ...?」


あかり「撫子お姉ちゃんこそ大丈夫?」


撫子「大丈夫...」


撫子「おやすみ...」


カチャ...


パタン...


あかり「...」


プニッ


あかり「撫子お姉ちゃん...」


P4.終わり

パンツのお姉ちゃんはパンツ被らないお姉ちゃんに生まれ変わってます。
決して撫子さんに受け継がれているとかは無いです、きっと、恐らく、多分。



〇月×日土曜日
記録者:あかり


今日は花子ちゃんとお買い物してきました。

クッションやお洋服、お揃いのキーホルダーも買ったんだよね。

あかり、大切にするよ。

あとレストランで迷惑掛けちゃってごめんね。

撫子お姉ちゃんと櫻子ちゃんにもお土産があるから花子ちゃんから受け取ってね。



コメント

撫子:楽しめたみたいでよかったね。

花子も嬉しそうだったよ。

あと、洋服すごく似合ってて可愛いよ。

マシュマロクッションありがとね。


櫻子:いいなー、明日は私と行かない?

ソファーにクマのクッション増えてたのはあかりだったのか

ぬいぐるみありがとう!

でもなんでニワトリ?


花子:とっても楽しかったよ。

花子の服も選んでくれてありがとう。

レストランの事はあかりお姉ちゃんは悪くないし。

デートしてくれてありがとう。



あかり「デートの文字がひょろひょろしてるよぉ、ふふっ」


あかり「花子ちゃんとお揃いのキーホルダーはどこにつけよっかなぁ」


あかり「カバンがいいかな?」


コンコン


あかり「はぁい」


ガチャッ


花子「あかりお姉ちゃん、今いい?」


あかり「いらっしゃい花子ちゃん、どうぞだよぉ」


花子「おじゃましますし」


パタン


花子「...」モジモジ



あかり「んん?どうしたの?」


花子「ひ、引かないでね...?///」


あかり「え、うん...?」


花子「...あかりお姉ちゃんっ!///」


ギュッ


花子「今日すっごく楽しかった!///」


あかり「えへへ、よかったね花子ちゃんっ」ナデナデ


花子「も、もっと撫でて!///」



あかり「いいよぉ」ナデナデ


花子「はふぅ...///」


あかり「今日は甘えんぼさんだね、花子ちゃんっ」ナデナデ


花子「だってデートだし...///」


あかり「ふふ、そうだねぇ」


あかり「ねぇ、どこが楽しかった?」


花子「えっとね...///」



あかり『ゲームセンターだよぉ!』


花子『すごい音だし...』


あかり『そうだね...お休みだからいっぱいお客さんが来てるんだねぇ』


花子『何か取るの?』


あかり『ううん、あかりは櫻子ちゃんみたいに上手に取れないからね...えへへ』


あかり『あれ、やってみよっか!』


花子『ジェリーフィッシュシューティング...?』



あかり『うん、迫り来るクラゲを打ち落とすゲームだよぉ』


花子『クラゲが何したんだし...』


あかり『太平洋で大量生産して漁業を困らせたとか?』


花子『現実的すぎて嫌なんだけど!』


あかり『まあまあ、お金を入れてスタートだよぉ!』


チャリンチャリン


時は戦国...


花子『ええー...戦国時代の話なの...?』


あかり『これオープニングが長いから飛ばしちゃうけどいい?』


花子『うん...』


ポチッ


ホラガイの敵ー!


あかり『よーし、がんばるよぉ!』


花子『は、始まったの!?』



あかり『花子ちゃん打って!』


花子『う、うん!』


.........
......
...


クリアー!


あかり『第一ステージ突破だね!』


花子『意外と難しいね...』


あかり『花子ちゃん危ない!』


バン!


あかり『ふぅ、ダメージない?』


花子『...///』


あかり『花子ちゃん?』


花子『あ、うん...///』


花子(かっこいいし...///)


花子「とかー...」



あかり『ここのレストラン美味しいんだよぉ』


花子『お店の中もキレイだし』


あかり『何にする?』


花子『このハンバーグセットがいい』


あかり『ドリンクバーも付いてるしねぇ』


あかり『じゃああかりはパスタにしようかなっ』


花子『決まりだし』



あかり『すみませーん!ハンバーグとパスタセットお願いします!』


かしこまりましたー


花子『ドリンクバーいこっ』


あかり『うんっ』


あかり『あかりが入れるよぉ』


花子『あ、ありがとうだし...///』


あかり『何がいい?』


花子『うーん...メロンソーダ』


あかり『はーい、これだね』


ジョボボボ...


あかり『んん?』




あかり『メ、メロンソーダにしては茶色いね…』


花子『うん...これお茶じゃない?』


あかり『あかりが押してるこのボタンは...』


花子『...メロンソーダだし』


あかり『じゃこっちのお茶のボタンは...』


ジョボボボ


花子『...お茶だし』


あかり『どうなってるのぉ!?』



あかり「あー...あれはごめんね...」


花子「あかりお姉ちゃんのせいじゃないし...でも」


花子「ちょっと面白かったし...ふふっ」


あかり「もぅ、花子ちゃんてば...あはは」


花子「やっぱり...花子はあかりお姉ちゃんが一番好きだし...///」



あかり「ありがとう、あかりも花子ちゃんのこと大好きだよぉ?」


花子「ーっ!///」


ボフボフ


あかり「えへへ...明日はみんなでお出かけみたいだから早めに寝よっか」


花子「うんっ///」


花子「ねえ、お姉ちゃん...///」


花子「き、今日も一緒に...///」



あかり「うん、いいよ?」


あかり「おいで、花子っ」


花子「えへへ...///」


スリスリ


撫子「...」コソッ


撫子「天使が遊んでる...」



P5.終わり

あかね「ここに三枚のパンツがあるでしょ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452924443/)
とりあえずパンツのお姉ちゃんこっちで暴れてますのでよろしければ...。
あかあか補充になれば幸いです。
出過ぎた真似をしてしまいまして申し訳ない。

イッチ優しすぎィ!
今日も楽しみにしてるで~



〇月×日土曜日
記録者:櫻子

今日は大室家全員でショッピングした

ねーちゃんの友だちのバイト先にも行った

プリクラも取った

なんか人生で一番楽しかった

またいきたいな



コメント

撫子:今日は久しぶりに私もはしゃいだよ。

あの子はめぐみって言うからまた遊びに行ってやりな。

最後のプリクラ、櫻子見切れてるよ。

また行こうね。


あかり:あかりもすっごく楽しかったよ!

めぐみさんいい人だよね。

あかりにぬいぐるみ取ってくれてありがとう!

またみんなで行きたいね!


花子:花子も楽しかったし。

ケーキのお姉さん、櫻子とよく似てるね。

プリクラは筆箱の底に貼ったし。

やっぱりみんな揃って行くと楽しいね。



櫻子「みんな楽しんでたもんなー、提案した私に感謝して欲しいぐらいだよ!」


櫻子「プリクラもいっぱい撮ったし...うわ、ホントに見切れてるよ...」


櫻子「...そうだ!」


コンコン


あかり「はぁい、開いてるよぉ」


ガチャッ


櫻子「あかりー、ねーちゃんと花子呼んでリビングで語り合おうよ!」


あかり「ふふ、今日の事だよね?」


櫻子「うんっ!」



あかり「もちろんいいよぉ、一緒に行こっか!」


櫻子「よし!行くぞ!」


パタン


コンコン


花子「はい」


あかり「花子ちゃん、今大丈夫?」


花子「!」


花子「ま、待って!///」


花子(片付けなきゃ...!)


あかり「はーい」



花子「も、もういいよ///」


ガチャッ


あかり「わあ、花子ちゃんのお部屋はいつも綺麗だね!」


花子「えへへ...それでどうしたの?あかりお姉ちゃん」


櫻子「私もいるぞー!」


花子「あ、見切れた櫻子」


櫻子「プ、プリクラの事でいじるの禁止!///」


あかり「今日のお出かけ楽しかったねーってみんなで振り返ろうって思ってね」


あかり「花子ちゃんもどうかな?」


花子「うん、花子もいくし」



あかり「じゃあ後は撫子お姉ちゃんだけだね、3人で呼びに行こっか」


櫻子「おー!」


花子「...おー///」


パタン


コンコン


撫子「ん?」


櫻子「ねーちゃん、開けてー」


撫子「はいはい、開いてるから入っていいよ」


ガチャッ


櫻子「おっじゃまー!」


あかり「撫子お姉ちゃんのお部屋っていい香りするよねぇ」


花子「甘い香りだし」



撫子「みんなでどうしたの?」


櫻子「ほら、今日買い物行ったじゃん?」


撫子「うん」


あかり「それでたくさん楽しい思い出が出来たよね?」


撫子「...うん」


櫻子「なんか私の時と反応が違う」



花子「それで、今日の思い出をみんなで話し合おうって思ったんだし」


撫子「なるほどね...」


櫻子「思いついたのは私だぞ!」


撫子「たまにはいい事思いつくね、櫻子」


撫子「じゃあリビングで話し合う?」


あかり「うんっ!」


花子「いこ?」


撫子「ん、いいよ」


櫻子「あーまた反応が違う!」


撫子「はいはい、気のせいよ」ナデナデ


櫻子「子ども扱いすんな!///」



撫子「さて、言い出しっぺの櫻子は何が一番楽しかったの?」


櫻子「全部!」


あかり「えへへ、櫻子ちゃんらしいね」


花子「適当とも言うし」


櫻子「あーでもあれかなぁ...」



櫻子『こんにちはー!』


花子『こんにちは』


めぐみ『初めまして、めぐみよ』


あかり『お久しぶりですね、めぐみさんっ』


めぐみ『あかりちゃーんっ!』


ギュッ


めぐみ『あー会いたかったよー!可愛いいなぁ!』


あかり『ちょ、ちょっとめぐみさん...恥ずかしいですよぉ...///』


撫子『...ごほん』



めぐみ『ありがとね、撫子!』


めぐみ『妹ちゃん達ホントに可愛いね!』


撫子『いいから早く離れなよ』


櫻子『ねーちゃんはあかりの事になるとちょっと凶暴になるからなー』


めぐみ『そうなの?』


花子『うん』



櫻子『昔私とあかりと向日葵で公園で遊んでたらさー、髪の毛がピンク色の変な子が...』


櫻子『ここはチーの縄張りよ!なんて言い出してね』


花子『確か口喧嘩になってひま姉が人質になったんだよね』


めぐみ『人質って...』


あかり『それで櫻子ちゃんとあかりで向日葵ちゃんを取り戻したんですけど...』


櫻子『その後水浸しにされてあかりが泣いちゃったんだよな』


櫻子『その時たまたま通りがかったねーちゃんが鬼みたいな顔して追っ払ったんだよね』


撫子『大人気ないと思ったんだけど体がつい...』



めぐみ『へぇ、意外な一面ね』


撫子『美穂に言ったら許さないからね』


めぐみ『い、言わないよ!』


花子『花子がいじめられたらどうする?』


あかり『あかりが助けにいくよぉ!』



櫻子『私がいじめられたら?』


あかり『あかりと向日葵ちゃんで助けにいくよっ!』


撫子『わ、私がいじめられたら...?』


あかり『みんなで』


花子『助けに』


櫻子『いくに決まってんじゃん』


撫子『...好きなケーキ取ってきていいよ///』


櫻子『マジで!?やったあ!!』


あかり『ありがとう、撫子お姉ちゃんっ』


花子『ありがとうだし、えへへ...』


めぐみ『みんないい子だね、撫子』


撫子『うん...///』



櫻子「いやー、あのケーキ美味しかったなぁ!」


撫子「私はもっと良いもの貰ったよ」


花子「なに?」


撫子「...ヒミツ」


あかり「えへへ...」


櫻子「あかりは?」


あかり「あかりはねー...」



あかり『みてみて櫻子ちゃん!』


あかり『じゃーん、メガネだよぉ!』


櫻子『おお!なんか頭良さそう!』


花子『実際悪くないし』



撫子『櫻子も掛けてみたら?』


櫻子『どれどれ...』


カチャ


櫻子『どうだー!』


花子『バカっぽさをカバーできてないし』


櫻子『なんだとー!?』


あかり『まあまあ...花子ちゃんはどうかな?』



花子『は、花子は似合わないか別に...』


あかり『そんなこと言わずに、ほら!』


カチャ


花子『うぅ...///』


撫子『なかなか似合うんじゃない?』


櫻子『様になってるなー』


あかり『ね?』


花子『うぅー!///』



あかり『撫子お姉ちゃんはもうメガネ掛けないの?』


撫子『あー...そうだね、コンタクトあるし』


撫子『でもちょっと掛けてみようかな...』


カチャ


撫子『どう?』


あかり『わぁ...なんだかすごくカッコイイよぉ...///』


撫子『ほ、ホントに...?///』



櫻子『うん、似合ってるよ?』


花子『カッコイイし』


撫子『そっか...じゃあ買おうかな..』


あかり『伊達メガネだし、オシャレでいいと思うなぁ』


櫻子『じゃあみんなで色別々にして買おうよ!』



花子『それいいね、じゃあ花子は黄色だし』


櫻子『私は緑!』


あかり『あかりは赤だよぉ』


撫子『私は青だね』


<ありがとうございましたー


あかり『えへへ...姉妹全員でお揃いっていいよねっ///』


花子『花子もそう思うし』


櫻子『私もー!』


撫子『...ふふ、私もだよ』



撫子「なるほどね」


花子「あかりお姉ちゃんはお揃いにするの好きだよね」


あかり「みんなで同じ物を持つって繋がってるみたいでいいと思わない?」


櫻子「あー...確かに!」


撫子「このメガネ、大切にしないとね」


花子「もちろんだし」


あかり「花子ちゃんは何が一番楽しかった?」


花子「花子は...」



櫻子『さすがにこの時間になると人がヤバいな...』


撫子『お昼時だしね、どこかで休もうか』


あかり『そうだね...花子ちゃん大丈夫?』


花子『平気だし...でも』


櫻子『花子だけ小さいか迷子になりそうだな』


花子『く、悔しいけど櫻子の言う通りだし...』



櫻子『しょーがないなー、ほら』


ギュッ


花子『あ...』


櫻子『これで迷子にならないだろ?』


花子『櫻子じゃ不安だし』


櫻子『なんだとー!?』


あかり『じゃあこうしよっか!』


ギュッ


櫻子『おお...』


あかり『あかりと櫻子ちゃんが手を繋げば大丈夫だよね?』



櫻子『ばっちりだな!』


花子『逆が良かったし...』


あかり『撫子お姉ちゃんっ』


ギュッ


撫子『わ、私も...?///』


あかり『撫子お姉ちゃんだけ仲間はずれなんてあかりが嫌だもんっ』


撫子『...///』


撫子『ありがとう、あかり...///』


櫻子『あー!ねーちゃんがデレた!』


撫子『う、うるさい...///』



櫻子「へ?そこ?」


花子「うん」


花子「櫻子の何気ない気遣いとかには感謝してるし...」


櫻子「な、なんか改めて言われると照れるな...///」


あかり「ふふ、良かったね櫻子ちゃんっ」


花子「撫子お姉ちゃんで最後だし」


撫子「私はね...」



<3.2.1...


カシャッ


あかり『これで姉妹全員で撮り終わったねぇ』


櫻子『あー!私ちょっと見切れてる!』


花子『日頃の行いが悪いからだし』


櫻子『関係ねーよ!』


撫子『じゃあ落書きしにいこうか』


櫻子『ヒゲスタンプ置いてー...にひひっ』


花子『あ!櫻子やめろし!』


あかり『花子ちゃんと櫻子ちゃんはホントに仲良しだねぇ、ふふっ』


撫子『ハートでも描こうかな』



撫子『さて、落書きも終わって...あかりはなにしてるの?』


あかり『えへへ、みんな二人づつ撮っていこうかなって』


花子『最初に花子とあかりお姉ちゃんが撮るし!』


櫻子『じゃあ次私!』


撫子『最後の方がじっくり楽しめるのに...ふふ』


櫻子『じゃあ最後!』


花子『今更遅いし...』


.........
......
...



あかり『あかりが撮り終わったから次は櫻子ちゃんだね!』


櫻子『よーしばっちこい!』


花子『行きたくないし』


あかり『実は花子ちゃんが一番最初に行きたかったりするんじゃないかな?』


撫子『確かにね』


花子『ちょ...っ///』


櫻子『よーし最初は花子だな!行くぞー!』


花子『ば、ばかっ!///』


.........
......
...



櫻子『次は花子の番だな!』


花子『あかりお姉ちゃん!///』


あかり『あかりが最初でいいの?』


花子『最初がいいし...///』


花子『その次は撫子お姉ちゃんで、終わりだし』


櫻子『わざとだろ!』


撫子『はいはい、どうどう』


櫻子『鳥じゃねーよ!』


あかり『お馬さんをなだめる時にいう言葉なんだけどね...あはは...』


.........
......
...



花子『撫子お姉ちゃんの番だし』


撫子『じゃあ...小さい順から来な?』


花子『花子から?』


撫子『うん、行くよ』


ポーズをキメてね!


撫子『ねえ花子』



花子『なに?』


撫子『今日は楽しかった?』


花子『うん、もちろんだし』


撫子『ふふ...なら良かった』


撫子『その...いつもありがとね』


花子『花子こそ...いつもありがとうだし』


はいチーズ!



撫子『櫻子、おいで』


櫻子『はいよー!』


次は腕を組んでみよう!


櫻子『ガラじゃないなー、へへっ///』


撫子『たまにはいいんじゃない?』


撫子『櫻子』



櫻子『ん?』


撫子『いつも...きつい事ばっかり言ってごめんね』


櫻子『気にしてないよ?』


櫻子『ねーちゃんは私のために言ってくれてるって知ってるからね』


櫻子『感謝してるんだよ?』


撫子『...いつの間に大人になったの?』


櫻子『さあね!』


はい、チーズ!



撫子『お待たせ、あかり』


あかり『はーいっ』


最後は好きなポーズをとってみよう!


あかり『こうかなぁ?』


撫子『...ね、あかり』



あかり『ん?』


撫子『あかりには、本当に感謝してる』


撫子『小さい時から花子の面倒見てくれたり、櫻子の相手してもらったり』


撫子『ひま子が困った時だって、真っ先に駆け付けてあげてたね』


あかり『そうだっけ?』


撫子『うん』



撫子『私が辛い時や苦しい時...あかりは何も言わないで支えてくれた』


撫子『ありがとうなんて言葉じゃ伝えられないくらい、感謝してるよ』


あかり『えへへ...照れちゃうよぉ///』


あかり『あかりだって、撫子お姉ちゃんに助けられてばっかりだよ?』


あかり『あかりが泣いてる時とか、悲しい時は誰よりも早く来てくれたよね...///』


あかり『あかりの中で、撫子お姉ちゃんはヒーローなんだよぉ///』



あかり『でも、撫子お姉ちゃんが疲れたりした時はあかりに教えて欲しいな』


ギュッ


あかり『守られてばっかりじゃ姉妹じゃないでしょ?』


撫子『...ありがとう、あかり』



さん!


撫子『ねえ、こっち向いて?』



に!


あかり『こう?』



いち!


撫子『動いちゃダメだよ』


カシャッ


.........
......
...



撫子「かな」


あかり「はぅぅ...///」


櫻子「ねーちゃんあかりとキスしたの!?///」


撫子「好きなんだから当たり前じゃない」


花子「ぬ...抜け駆けだし...」


撫子「なんと言われようとファーストキスは私だから」


花子「ぐぬぬ...!」



櫻子「じゃあ4人みんなでキスすればよくね?」


あかり「えええ!?///」


撫子「...採用」


花子「異議なし」


櫻子「じゃあみんな一斉に真ん中に顔持って行くんだよ!」


あかり「こ、心の準備が...///」


櫻子「さん!」


花子「に」


撫子「いち」


P6.終わり

>>93
楽しみにして頂けているようで...ありがとうございます。
とても励みになります、駄文ですが今後ともよろしくお願いします!



〇月×日月曜日
記録者:花子

筆箱にプリクラを貼ったら未来やこころに羨ましがられました。

先生にも仲良しですねって言われました。

その後シール交換でいくつかあげました。

あかりお姉ちゃん、櫻子ありがとう。

お迎え来てくれて嬉しかった。

あと、賞状と贈り物をたくさんもらったので額縁に入れておきました。



コメント

撫子:ちょっと恥ずかしいな...。

私もシール交換とかよくやったよ。

あかりが迎えに来てくれたんだ、よかったね。

賞状は花子の部屋と、リビングと玄関に飾っておきました。



あかり:未来ちゃんもこころちゃんも喜んでたね!

あかりの持ってるシールも今度あげようかな。

みんなで帰れて楽しかったね。

賞状おめでとう!



櫻子:私もヒマワリにくれって言われた

シール交かんとかまだあったんだね

花子のクラスメイトはおもしろいな!

送り物のおかしおいしかった



花子「漢字違うしまた食べたのかし!」


花子「...まあ、いいし」


花子「うーん...」


コンコン


撫子「開いてるよ」


ガチャッ


花子「撫子お姉ちゃん」



撫子「いらっしゃい花子、どうしたの?」


花子「なんとなくお話したいし」


パタン


撫子「いいよ」


撫子「こっち座りな」


ポンポン


花子「あ、これあかりお姉ちゃんが買ってきたクッション」


撫子「そうだよ、すごくふかふかで気持ちいいんだ」


花子「えいっ」


モフッ


花子「えへへ...撫子お姉ちゃんの香りがする...」


撫子「ふふ、恥ずかしい事言わないの」


撫子「それで、今日はあかり達が迎えに来たんだよね?」


花子「うん」




未来『あー!花子様の筆箱にプリクラが!』


こころ『遺影?』


花子『死んでないし...昨日みんなで撮ったやつだし』


未来『一番背の高い美人な人は?』


花子『撫子お姉ちゃんだし』


こころ『お団子付いてる可愛い人はー?』


花子『あかりお姉ちゃん...///』


先生『このちょっとつまづいて見切れてる子は?』


花子『櫻子だし...って先生!?///』


未来『いつの間に!?』



先生『うふふ、花子様が楽しそうにお話してたからつい、ね』


こころ『恥ずかしいしー』


花子『花子の台詞だし!///』


未来『ねーねー花子様!』


未来『後でそのプリクラ頂戴!』


花子『うん、いいよ』


未来『へへ...とっておきのシールと交換ね!』


こころ『ユニコーン』


未来『違うよ?』



キーンコーンカーンコーン


未来『終わったー!』


こころ『帰る?』


花子『うん、賞状とか重たいし...』


あーあー、校内放送です


大室花子さん、大室花子さん


花子『花子?』



ご家族の方がお見えです


正面玄関まで来てください


花子『なんだろ...』


未来『行ってみよっか』


こころ『おー』



あかり『あ、来た来た』


櫻子『花子ー!』


向日葵『お久しぶりですわね、花子ちゃん』


花子『あかりお姉ちゃん!』


花子『ひま姉に櫻子も...どうしたの?』


あかり『今日表彰されるって言ってたからね』


櫻子『荷物いっぱいあるだろうと思って迎えに来てやったぞ!』


向日葵『最初に言い出したのはあかりでしょうに...』



花子『あかりお姉ちゃん...ありがとう...///』


花子『ひま姉もありがとう、正直いっぱいあって困ってたし』


花子『ついでに櫻子も』


櫻子『ついでってなんだよ!』


あかり『はいはい、櫻子ちゃんも花子ちゃんも喧嘩しちゃダメだよぉ?』


未来『ほへー...』


こころ『花子様楽しそう』


櫻子『は、花子様...?』


向日葵『あはは...』



あかり『えっと、未来ちゃんとこころちゃんかな?』


未来『はい!』


こころ『はいー』


こころ『あかりお姉さんですよねー?』


あかり『うん、そうだよぉ』


あかり『よく花子ちゃんがお風呂で話してくれるから、あかりもはなしてみたいなぁって思ってたんだぁ』


花子『ちょ...っ///』


未来『ほほう?』


こころ『意外』


櫻子『何それ知らないんだけど』


向日葵『あらあら...ふふっ』



花子『忘れろし!///』


花子『は、早く帰ろ!///』


あかり『うん、じゃああかりはこれ持つね?』


ガサッ


櫻子『じゃあ私これー!』


ヒョイッ


向日葵『私はこれを』


カサッ


花子『あ、ありがと...じゃまた明日!///』


未来『ばいばーい!』


こころ『おふろー』


花子『こころ明日覚えとけし!///』


あかり『えへへ、仲良しだねぇ』


向日葵『私達の小学生の頃を思い出しますわね』


櫻子『だなー』



花子「っていう話をしてたし」


撫子「確かにあかり達の小学時代もそんな感じだったね」


撫子「いつも3人で帰ってきて金曜になると絶対泊まってたし」


撫子「楓が赤ちゃんの時だって3人で世話してたしね」


花子「その話詳しく聞きたいし!」


撫子「今日は遅いからまた今度ね」


花子「わかった...」


撫子「あかりとお風呂入ってきな?」


花子「っ///」


花子「お、おやすみ!///」


ガチャッ


パタン


撫子「ふふっ...おやすみ、花子」


P7.終わり



コメント

あかり:うん、分かったよ。

無理しないでね、あかりはいつでもお部屋にいるから。


櫻子:ねーちゃん元気ないの?

後でアイス買ってくるから元気だしなよ!

バニラがいい?チョコがいい?

とりあえず両方買ってくるね!


花子:わかったし。

撫子お姉ちゃん大丈夫?

花子でよかったら話聞くから。

はやく良くなるといいね。



撫子「...」


ガチャッ


あかり「撫子お姉ちゃん...」


パタン


撫子「...あかり」



あかり「うん」


ギュッ


撫子「ごめん...ちょっとこのまま...」


あかり「...うん」


撫子「...あのさ」


撫子「あかりはどう思う?」



しっかりしてくださいね、大室さん


撫子『...はい、すみません』


本当に反省してるんですか?


めぐみ『あちゃー...面倒な先生に捕まっちゃってる...』


美穂『あんなのいいがかりよね』


藍『筆箱のプリクラと伊達メガネだっけ...』



美穂『だいたいそんな事でいちいち目くじら立てなくったっていいのにね』


めぐみ『うん...』


これは没収ですよ


撫子『!』


撫子『困ります!』


藍『あら?』



撫子『その二つは私の物です』


撫子『それにそのメガネは妹達と...!』


学校にこのような物を持ってくる貴方が悪いのでは?


撫子『そんな...!』


いいから没収です、早く帰りなさい


撫子『...っ』


何ですかその眼は...


撫子『...失礼します』


ガラッ


バンッ!



撫子『...』


藍『撫子...えっと...』


めぐみ『あの先生は意地悪だからさ...大丈夫、他の先生に言えば返してくれるよ』


美穂『元気だして?』


撫子『ごめん...先に帰る...』


美穂『あ、撫子!』



あかり「そんな事があったんだね...」


撫子「うん...」


撫子「学校の規則には書かれてないんだよ...?」


撫子「それなのに...」


あかり「うん...」


ナデナデ


あかり「お姉ちゃん」


撫子「なに...?」



あかり「大丈夫、ちゃんと返ってくるよぉ」


撫子「どうして...」


あかり「お姉ちゃんがあかりを頼ってくる時ってどんな時だと思う?」


あかり「苦しい時とか辛い時だよね」


あかり「その苦しい時を終わらせるのが、あかりの役目だから」


あかり「今は気休めでも返ってくるって思った方が辛くないでしょ?」


撫子「でも...」



あかり「...悔しいんだよね」


撫子「...」


あかり「本当はその場で取り返してきたかったんだよね...」


あかり「でもそうすると色んな騒ぎになってあかり達やめぐみさん達にも迷惑になるって思ったんだよね?」


あかり「だから黙って我慢したんだよね?」


撫子「...そうだよ」


撫子「悔しいよ...あかり達との大事な思い出なんだから...」



あかり「ありがとう、お姉ちゃん」


あかり「あかりに相談してくれて...あかり達の事をこんなにも大事に思ってくれて...」


撫子「当たり前だよ...」


あかり「...いいんだよぉ、泣いちゃっても」


あかり「ドアの鍵、閉めたよね?」



あかり「ずっとお姉ちゃんじゃ疲れちゃうもんね」


あかり「お姉ちゃんが辛い時は、お姉ちゃんじゃなくていいんだよぉ」


あかり「撫子ちゃん」


撫子「......っ」


ギュッ


撫子「う......っ...ひ...っく...」


撫子「あかり......っ...」



撫子「...っ......」


あかり「よしよし...もう大丈夫だからね」


ナデナデ


あかり「...」チラッ


コソッ


櫻子「...」


花子「...」


あかり「...」フルフル



撫子「...いこっか」


花子「うん...」


スッ...


撫子「うああ...っ......かえせよぉ......っ!」


あかり「よしよし...」



あかり「...落ち着いた?」


撫子「グスッ...うん......」


あかり「えへへ...泣くと櫻子ちゃんみたいになるのはやっぱり姉妹だね」


撫子「わ、忘れて...///」


あかり「ね、一緒に寝ていい?」


撫子「...うん、むしろお願い」



あかり「えへへ...いいよぉ」


あかり「じゃあお風呂入ってくるね」


撫子「うん...」


ガチャッ


パタン


あかり「...もういいよ」



コソコソ


櫻子「どんな感じ...?」


花子「撫子お姉ちゃん元気になった...?」


あかり「まだ元気いっぱいって言う訳じゃないかなぁ...」


櫻子「元気いっぱいのねーちゃんとか怖いんだけど」



あかり「とりあえず明日撫子お姉ちゃんの学校に行ってみようかなって思うの」


花子「花子も行くし」


櫻子「当然私もだよな」


あかり「昨日言ったばっかりだもんね」


櫻子「人質じゃないけどねーちゃんのピンチだしね」


花子「撫子お姉ちゃんのピンチは花子達で助けるし」



あかり「よーし、頑張るよぉ!」


櫻子「おー!」


ガチャッ


撫子「あ、あのさ...私も一緒に...って何やってんの?」


櫻子「ん?作戦会議!」


花子「それより...一緒にって何?」


撫子「う...」


あかり「もしかしてあかりと一緒にお風呂入りたいの?」


撫子「...///」


花子「ずるいし!」


櫻子「じゃあ4人で入ればいいんじゃね?」


あかり「昨日から櫻子ちゃんが大胆すぎて心臓が止まりそうだよぉ!///」



花子「賛成!」


撫子「わ、私は別に...///」


櫻子「けってーい!」


櫻子「よっしゃ行くぞあかり!」


あかり「えええ!?///」


ザバァ...



撫子「はぁ...」


あかり「ひぃ...」


櫻子「ふぅ...」


花子「へぇ...」


櫻子「ほ!」



あかり「ほって...あははっ」


花子「相変わらず櫻子はバカだし」


櫻子「えーいいじゃん別にー」


撫子「ふふ...」


櫻子「あ、ようやくねーちゃん笑った」



撫子「え?」


花子「ずっと暗い顔してたから心配してたんだよ?」


撫子「そっか...ありがとね」


櫻子「あかりのおっぱいがまた大きくなってショック受けてんのかと思ったよ」


撫子「...何?」


あかり「櫻子ちゃん!///」



櫻子「へ?」


花子「...確認しなきゃいけないし///」


ジリジリ...


あかり「あ、あれれ...撫子お姉ちゃんと花子ちゃん...ちょっとおめめが怖いかなーなんて...あはは...」


あかり「助けてえええ!///」


P8.終わり

こんなのできました。
大室あかりちゃんのイメージ
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira099348.png



〇月×日火曜日
記録者:あかり

今日は櫻子ちゃんと向日葵ちゃんと一緒に生徒会へ入りました。

向日葵ちゃんと櫻子ちゃんは副会長になる為に、あかりは2人のお手伝いをする為に入りました。

杉浦先輩はかっこよくて、池田先輩はすごく優しい人でした。

会長は...いい人だと思います。

あと、お友達のちなつちゃんがごらくぶ?に誘われて入ったみたいです。

撫子お姉ちゃん、返してもらえてよかったね。



コメント
撫子:あかりも生徒会に入ったんだね。

ひま子と櫻子のサポート、よろしくね。

ごらくって言うんだからなんか遊んだりするのかな。

ありがとうあかり、櫻子も花子もありがとう。



櫻子:↑プリン10個買ってこい!

私たち3人は何があっても一緒だよね!

てか会長の声聞こえた?

ごらくブは杉浦先ぱいがなんか言ってたなー



花子:↑調子に乗るなし。

あかりお姉ちゃんおめでとう。

花子も中学生になったら生徒会入ろうかな。

ごらくぶって珍しい名前だね。



あかり「ほんとにごらく部って何する部活なんだろ...?」


あかり「後でちなつちゃんに聞いてみよっと」


あかり「そう言えば確か生徒会で書かなきゃいけない書類があったんだよねぇ...」


コンコン


櫻子「もひゃむひむむ!」


ガチャ


あかり「あー、またお菓子食べてる!」


櫻子「ングッ...私のだからいいの!」



あかり「太っちゃうよぉ?」


櫻子「う...っ」


あかり「これからはちゃんと控えようね?」


櫻子「わ、分かった...」


櫻子「それでどしたの?」


あかり「櫻子ちゃん、杉浦先輩がくれたあの紙もう書いた?」


櫻子「あーそれならね、向日葵呼んだから一緒に書こうかなって」



櫻子「あかりにもメールしたと思うんだけど来てない?」


あかり「んん?来たかなぁ...」


スッスッ...


あかり「来てないよぉ?」


櫻子「おっかしいなぁ確かに送ったんだけ......あ」


櫻子「ごめん、向日葵に2回送ってた」



あかり「もう、櫻子ちゃんってば」


櫻子「あははっ」


あかり「ふふっ」


あかり「櫻子ちゃんのお部屋でする?」


櫻子「んーどっちでもいいけど散らかってきたしついでに片付けるから私の部屋でしよっか」



あかり「偉いね櫻子ちゃん、撫子お姉ちゃんが聞いたらひっくり返っちゃうよぉ!」


櫻子「だろぉ!!よーしやるぞぉ!」


あかり「あかりも手伝うよぉ!」


キライジャナイモンキライジャナイモンキライジャナイモン!!


あかり「んん?あかりの携帯だよぉ」


櫻子「誰から?」



向日葵:あかり、こんばんは。

櫻子が今日頂いた書類を一緒に書きたいと言ってたのですが、あかりにも伝わっていますの?

同じメッセージが2回も来たので気になって...知っているなら構いませんわ。


あかり「向日葵ちゃんは優しいねぇ...お返事しなきゃ」


あかり:こんばんは、向日葵ちゃん!

櫻子ちゃんから聞いたから知ってるよぉ。

教えてくれてありがとう、向日葵ちゃんは優しいね!

お茶用意して待ってるからいつでも来てね!



櫻子「向日葵ってあかりにはこんなふうに送るんだなー...」


あかり「櫻子ちゃんは?」


櫻子「ん」


向日葵:今どこですの?


櫻子:こうもん


向日葵:忘れ物ですわ


櫻子:もってきて


向日葵:取りに来なさい


向日葵:さもないとこの財布の中身は頂きますわ


あかり「財布忘れちゃダメだよぉ!?」



櫻子「いやーうっかりしてたよ」


あかり「もう、次は気をつけようね?」


櫻子「うんっ!」


あかり「じゃあ片付けしよっか」


櫻子「おー!」



あかり「えーと、ゴミ...ゴミ......これなに?」


櫻子「ん?どれ?」


あかり「微妙に中身の残ってるペットボトル...」


櫻子「あー...それ先月のやつだから飲むなら飲んでいいよ」


あかり「お腹壊しちゃうよね?」


櫻子「そしたら看病したげるよ、へへっ」


あかり「そんないい笑顔で言われてもぉ...」


あかり「とりあえず捨てちゃうね?」


櫻子「ほーい」



あかり「ふぅ、ゴミはこんなものかな?」


櫻子「だね、あとは掃除機かけて終わり?」


あかり「そうだね、じゃあ掃除機持って...」


ピンポーン


あかり「あ、来たのかな?」


櫻子「はやっ」



あかり「あかりが出るから櫻子ちゃんは、お部屋のお掃除終わったらリビングに来てね!」


櫻子「りょうかーい!」


ガチャ


あかり「いらっしゃい、向日葵ちゃんっ」


向日葵「お邪魔しますわ、あかり」


あかり「今櫻子ちゃんのお部屋のお掃除してるからリビングで待っててくれるかな?」


向日葵「あら、私も手伝いますわよ?」


あかり「ううん、櫻子ちゃんにやらせてあげて」



あかり「櫻子ちゃんが自分からお掃除するって言ったんだもん、見守ってあげない?」


向日葵「確かに...珍しい事ですわね」


向日葵「分かりました、終わるまであかりとお話しても?」


あかり「うん、もちろんだよぉ!」


向日葵「ふふ、ありがとうございますわ」


向日葵「...生徒会の先輩方はすごい人ばかりでしたわね」


あかり「そうだねぇ...」



綾乃『みんなに紹介するわ、新しい生徒会の仲間よ!』


櫻子『お、大室櫻子です!一年生です!よろしくお願いします!』


向日葵『同じく一年生の古谷向日葵ですわ、どうぞよろしくお願いします』


あかり『同じく一年生の大室あかりです、よろしくお願いします!』


千歳『すごいなぁ、綾乃ちゃん...大収穫やでー』


綾乃『勧誘したわけじゃないのよ?この子達が自分から志願してくれたの』



千歳『へー...やっぱりみんな副会長狙っとるん?』


向日葵『まあ、そうですね』


櫻子『私は向日葵に負けたくないから!』


あかり『ふふ、そんな事言って...向日葵ちゃんと離れるのが嫌だったからだよね?』


櫻子『ば、ばか!///』


向日葵『あ、あかり!///』



櫻子『私も知ってるぞ!あかりが生徒会に入ったのは私が目的なんだろう!?///』


あかり『うん、あかりは2人のお手伝いがしたいから生徒会に入ったんだよぉ?』


向日葵『...櫻子が心配だからではなくて?』


あかり『ち、ちがうよぉ...あはは///』



櫻子『それに向日葵!///』


向日葵『わ、私!?///』


櫻子『お前だってあかりも入るって分かってから急に積極的になったよな!?///』


向日葵『っ!?///』


向日葵『き、気のせいですわよ!///』



千歳『ふふふ、みんな仲良しやなぁ...』


綾乃『ええ、元気いっぱいだしね...可愛いわ』


千歳『綾乃ちゃんには歳納さんがおるんとちゃうー?』


綾乃『な、なんで歳納京子の名前が出るのよ!///』



櫻子『としのーきょーこ?』


あかり『生徒会の人ですか?』


千歳『ちゃうで、歳納さんは茶道部の部室を占領しとる困ったさんなんやで』


千歳『な、綾乃ちゃん?』


綾乃『そ、そうよ!今日と言う今日は追い出して罰金バッキンガムなんだから!///』


向日葵『ば、罰金...?』


千歳『歳納さんのとこはこの子らの説明が終わってからでもええんとちゃう?』


綾乃『そ、そうね...コホン』



綾乃『私は二年生の杉浦綾乃、生徒会副会長よ』


千歳『うちは池田千歳、綾乃ちゃんと一緒のクラスなんよ』


綾乃『わからない事や困ったとこがあったら私か千歳に聞いてね』


あかり『あの、会長さんは...?』


りせ『...』


綾乃『えーと...』



西垣『生徒会長の松本りせだ、と言っているぞ』


綾乃『わあ!?西垣先生!?』


西垣『お、新入生か』


西垣『私は西垣奈々、理科教師だ』


あかり『大室あかりです!よろしくお願いしますっ』


向日葵『古谷向日葵です、よろしくお願いしますわ』


櫻子『同じく大室櫻子です!よろしくお願いします!』


あかり『西垣先生は生徒会の顧問の先生なんですか?』


西垣『厳密には違うがまあそんなところだな』



西垣『大室が二人居たが姉妹か?』


櫻子『はい!一応私が妹で...』


あかり『あかりがお姉ちゃんです!』


西垣『ふふ、仲良き事は美しきかな、だ』


西垣『では私は職員会議の時間が迫っているから失礼するよ』


ガラッ


ピシャッ


綾乃『西垣先生は自由な先生だけど、結構頼りになるのよ?』


向日葵『そ、そうですか...』



綾乃『さて、入会早々申し訳ないけれどこの書類を書いてきて欲しいの』


向日葵『これは...?』


綾乃『手続きみたいなものよ、保護者の印鑑と自分の名前、決意表明を書いてきて貰いたいの』


綾乃『期限はとりあえず一週間ぐらいかしら...送れるようなら気軽に連絡してね』


あかり『わかりましたっ』



千歳『そや、うちらと連絡先の交換せえへん?』


千歳『そしたら連絡もしやすいし個人的な相談なんかも乗れるで』


櫻子『いいですね!じゃ私からお願いします!』


綾乃『いいわよ、赤外線でいいかしら...』



向日葵「スイッチのオンオフが早いというか...」


あかり「しゃんとする所ではぴしっとしてるって事だよね」


向日葵「その通りですわ」


あかり「すごいよね、生徒会って...お茶飲もっと」


カタッ


あかり「うわぁっ!?」


向日葵「あ、あかり?大丈夫ですの?」


あかり「えへへ...ちょっと足が痺れちゃって転んじゃった」



向日葵「私の手に捕まって...ってあら!?」


あかり「わわわ!?」


ドサッ


向日葵「...!///」


あかり「いたた...向日葵ちゃん大丈夫...?」


向日葵「だ、大丈夫ですわ...///」


向日葵(あかりにのしかかるような体制に...///)


向日葵(しかも息が触れるほど近く...)



あかり「え、えっと向日葵ちゃん...?///」


向日葵「あ、あかり...///」


あかり「...///」


向日葵「あの...っ///」


ガラッ


櫻子「終わったぞー!」



櫻子「って何やってんの?」


向日葵「っ!?///」


バッ


あかり「お、おかえり櫻子ちゃん!///」


櫻子「ただいま...?」


櫻子「まあいいや、プリント書いちゃおうよ!」


向日葵「そ、そうですわね...///」



櫻子「なんだー?向日葵もあかりも暑いならクーラーつければいいじゃん」


櫻子「顔真っ赤だぞ?」


あかり「気のせいだよぉ!///」


向日葵「そうですわ!///」


櫻子「ならいいんだけど...」


あかり「か、書こっか向日葵ちゃん!///」


向日葵「そうですわねあかり!///」


櫻子「?」



櫻子「うーん...」


向日葵「...」


あかり「...」


櫻子「あー...」


あかり「ちょっといいかな、櫻子ちゃん」


櫻子「ん?いいよ」


あかり「なるほどね...ここはこう変えた方がいいかも」


櫻子「あ、ホントだ!サンキューあかり!」


あかり「どういたしましてっ」



向日葵「...」


向日葵「う、うーん...///」


あかり「?」


あかり「向日葵ちゃんも?」


向日葵「ええ...見てくださいます?」


あかり「いいよぉ!」


あかり「ふむふむ...」


向日葵「...///」



あかり「うーん...あかりがアドバイス出来るところはないかなぁ...」


あかり「撫子お姉ちゃんに聞いてみたらどうかな?」


トントン


ガラッ


撫子「呼んだ?」


櫻子「はや!」


撫子「部屋の前通りがかったらあかりに呼ばれた気がしてね」



撫子「ひま子も来てたんだね...いらっしゃい」


向日葵「お邪魔してますわ、撫子さん」


撫子「ちょっと...おいで」


向日葵「はい...?」


撫子「...あかりはまだ渡さないよ」ボソッ


向日葵「!?///」


撫子「なんてね、ふふ」


向日葵「も、もう!///」


撫子(いくらひま子でもホントに渡すつもりは無いけどね)



あかり「撫子お姉ちゃん、向日葵ちゃんの作文見て欲しいんだぁ」


撫子「ん、いいよ」


撫子「これ?」


向日葵「は、はい...///」


撫子「ふむ...」


撫子「...いいんじゃない?」


撫子「分かりやすいし、何が言いたいのかすぐ理解できる」


向日葵「よかった...」



撫子「あかりのは?」


あかり「これだよぉ」


撫子「どれ...」


撫子「...ふふ、あかりらしい決意表明だね」


あかり「どういうこと?」


撫子「まっすぐだって事、櫻子」



櫻子「うう...」


撫子「...」


撫子「...ま、櫻子にしては頑張った方じゃない?」


櫻子「マジで!?」


撫子「うん、良くも悪くも櫻子らしいよ」


櫻子「よっしゃー!終わったー!」



撫子「お疲れ様」


あかり「結構疲れたねぇ...」


向日葵「ですわね...」


撫子「お風呂湧いてるよ、ひま子今日は泊まっていく?」


向日葵「そうですわね...お言葉に甘えて泊まらせてもらいますわ」


櫻子「じゃあ私の部屋で寝よっか!」


あかり「さんせーいっ」


向日葵「うふふ、ではまずお風呂に入りましょうか」


あかり「おー!」


櫻子「おー!」



シュル...


パサ...


あかり「向日葵ちゃんは相変わらず大きいねぇ...」


向日葵「あら、あかりだって大きくなったじゃありませんの」


櫻子「...」


あかり「えー、あかりは全然だよぉ...///」


向日葵「た、確かめてあげますわよ?///」


櫻子「おっぱい禁止!とっとと入れテメーら!」



ザパー...


あかり「はふぅ...」


向日葵「気持ちいいですわね...」


櫻子「うん...眠くなる...」


あかり「...いっいゆっだっなっ♪」


櫻子「あははん♪」


あかり「いっいゆっだっなっ♪」


向日葵「あははん♪」



あかり「...ぷっ」


櫻子「あっははは!///」


櫻子「なんだよあははんって!あははは!///」


向日葵「ふふふ...櫻子も言ってましたわよ...ふっ!///」


あかり「あはは!///」


櫻子「あー笑った笑った...」


あかり「...あははん♪」


櫻子「ぶっ!」


向日葵「...んふっ///」


向日葵「それは禁止ですわ!///」


櫻子「上がろ上がろ!///」


あかり「はーいっ///」



あかり「わあ、向日葵ちゃんのパジャマ可愛いね!」


向日葵「そ、そう?///」


櫻子「ゴマにもコショウってやつ?」


向日葵「馬子にも衣装ですわ...全く」


あかり「電気消すよぉ」


向日葵「いいですわ」


櫻子「あーい」


カチカチッ



あかり「えへへ...向日葵ちゃんがお泊まりしてくれると3人で眠れて嬉しいよぉ...///」


向日葵「ふふ、私も嬉しいですわよ...///」


櫻子「わ、私だって...///」


あかり「ねえ、向日葵ちゃん、櫻子ちゃんっ」


向日葵「はい」


櫻子「なに?」


あかり「...ずっと、ずうっと仲良しでいようねっ///」



向日葵「...当たり前ですわ」


向日葵「私の生活にあかりや櫻子がいないなんて考えられませんもの...///」


櫻子「私もあかりと向日葵がいなかったらつまらないなんてもんじゃないだろうなー...」


櫻子「へへ...いつもありがとう向日葵、あかりっ///」


向日葵「こちらこそありがとうあかり、櫻子...///」


あかり「えへへ...幸せだよぉ...///」


P9.終わり

長くなってしまった上に遅れてしまって申し訳ない...。

1つ質問ですが、長さはどの程度が読みやすいですか?
今日の分か、昨日までの分ぐらいかどちらか教えて頂けましたらありがたいです。
では。



〇月×日木曜日
記録者:向日葵

昨日はお世話になりました。

朝ごはんまで頂いてしまって...ご馳走様でした。

生徒会の先輩方とは上手くやっていけそうですわ。

あと、ごらく部と言うのは皆さんで集まっておしゃべりしたりお菓子を食べたりする部らしいです。



コメント

撫子:今日はひま子が書いたんだね。

気にしなくていいよ、ひま子も私達の姉妹みたいなもんだし。

生徒会の方も順調みたいでなにより。

うちの高校にもそんな部活ないかな。

あとひま子今日も泊まりでしょ?

寝る前に私と花子から話があるから部屋に来なさい。



あかり/櫻子:昨日のお泊まり楽しかったね!

櫻子ちゃんもすっごく喜んでたよ!

今日も楽しみ!

バッキンガムだぞー!

としのうきょうこー!



花子:すごい事になってるし…。

朝起きたらひま姉がいてびっくりした。

ちなみに朝ごはんはあかりお姉ちゃんが作ったみたい。

ごらく部って楽しそうな部活なんだね。

あとひま姉、撫子お姉ちゃんと一緒に待ってるし。



向日葵「え、ええー...」


向日葵「なにかしら...すごく嫌な予感が...」


向日葵「とりあえず行ってみましょうか…」


コンコン


撫子「いいよ」


カチャ...


向日葵「し、失礼しますわ」


パタン...



撫子「座って」


向日葵「はいぃ...」


ギシッ...


花子「...ひま姉、あかりお姉ちゃんと何があったし」


向日葵「な、何もありませんわよ!?///」



撫子「ひま子...隠したって無駄だから」


撫子「あかりの反応を見れば分かるけど...なんかあったんでしょ?」


撫子「既に怒ってるけど白状しなさい」


向日葵「じ、実は昨日...///」



向日葵『あかり...///』


あかり『...///』


向日葵『あの...っ///』


向日葵「と言うことがありまして...///」


撫子「なにそれ羨ましい...」


花子「抜け駆けはダメだし...」


撫子「まあ何もしてないならいいんだけどね...」


撫子「そうだひま子、生徒会の話聞かせてよ」


向日葵「生徒会ですか?構いませんわ」


向日葵「あれは放課後の事でしたわね...」



綾乃『うん、3人分しっかり預かったわ』


千歳『お疲れ様やで』


綾乃『それにしても随分早かったわね...内容もしっかりしてたし』


あかり『えへへ、3人で一緒に書いたからすらすら書けたのかもね』


櫻子『かもなー、向日葵ってば早くしろってうるさいし』


向日葵『私は櫻子がうんうん唸っている声の方がうるさかったですわ』


あかり『はいはい、二人共ストップだよぉ』



綾乃『ふふっ、本当に仲がいいのね』


櫻子『幼馴染みですから!』


千歳『綾乃ちゃん、そろそろとちゃう?』


綾乃『あら、もうそんな時間?』


向日葵『なにかあるんですの?』


綾乃『ええ、部活動の見回りよ』



綾乃『問題が起きてないかとか、ちゃんと活動してるかとか...そんなところね』


櫻子『すげー...かっこいい!』


千歳『ふふ、大室さんらも一緒に行くんやで?』


櫻子『あ、そっか!』



あかり『もう、櫻子ちゃんってば...あははっ』


向日葵『しょうがないですわね...ふふっ』


櫻子『えへへ...///』


綾乃『...本当に仲良しなのね』


千歳『ええなぁ...』


綾乃『よし、まずはごらく部からよ!』


櫻子『おー!』


あかり『おー!』


千歳『おー』


向日葵『わ、私もやるんですの...?』


向日葵『おー...///』



ガラッ


綾乃『歳納京子ー!!』


櫻子『としのーきょーこー!』


向日葵『こ、こら櫻子!』


あかり『櫻子ちゃん!先輩だよぉ!?』


京子『なんかいっぱい来た!?』



結衣『新入生の子かな...3人も入ったんだな』


千歳『おかげさまで大漁やでー』


ちなつ『あ、あかりちゃんだ』


あかり『ちなつちゃん、やっほーっ』


綾乃『き、今日と言う今日は追い出してやるんだから!///』


京子『まーまー落ち着いて、ほらお菓子でも食べなよ?』



千歳『ほんなら頂こかなー』


櫻子『じゃ私も!』


結衣『君もこっちに座りなよ』


あかり『あ、あかりですか?』


結衣『うん、はい座布団だよ』


あかり『あ、ありがとうございますっ』


向日葵『もう...吉川さん、隣り失礼しますね?』


ちなつ『うん、いいよ』


綾乃『みんな馴染みすぎよ!もう!』



京子『ほらほら綾乃も隣りに座りなよ?』


綾乃『え、あ、う...しょうがないわね...///』


京子『はい、綾乃!』


コト


綾乃『あ、ありがと...///』


京子『千歳もほいっ』


コト


千歳『はぁー...ええ匂いのお茶やなー』



結衣『えっと、あかりちゃんだっけ?』


あかり『はい、先輩は...』


結衣『船見結衣、よろしくね』


あかり『はい、よろしくお願いしますっ』


ちなつ『結衣先輩、あかりちゃん、向日葵ちゃん、お茶だよ』


ちなつ『私が煎れたんだけどどうかな?』



向日葵『...うん、素晴らしいですわ吉川さん』


あかり『あかりもこんなにおいしいお茶飲んだの初めてだよぉ』


結衣『ちなつちゃんはお茶を煎れるのが上手だね』


ちなつ『お姉ちゃんが茶道部だったからちょっと憧れてて...///』


向日葵『ところでごらく部はいつもこんな感じなんですの?』



ちなつ『うん、適当にだらだらして過ごして帰りたくなったら帰る感じかな』


あかり『あはは...船見先輩もですか?』


結衣『まあね...あと、結衣でいいよ』


あかり『ゆ、結衣先輩...?///』


結衣『うん、そっちの方がいいな』



撫子「ちょっと待って」


向日葵「は、はい...?」


花子「船見...」


撫子「結衣...」


向日葵「えっと...花子ちゃん?撫子さん?」


向日葵「目が笑ってませんわよ...」


撫子「...うん、ごめんね」


花子「続けてひま姉...」


向日葵「分かりましたわ...」



あかり『でもなんだか恥ずかしいですね...///』


結衣『そうかな?』


あかり『上級生の先輩に名前で呼ぶのって慣れてなくて...』


結衣『私で慣れればいいさ、ね?』


あかり『は...はい...///』



向日葵『...吉川さん、すこし場所を入れ替えて頂いてもらえます?』


ちなつ『え?いいけど...』


向日葵『ありがとうございます...よいしょ』


向日葵『あかり』


あかり『向日葵ちゃん、どうしたの?』


ギュッ


あかり『ふえ?///』


向日葵『なんとなく手を握りたかっただけですわ…///』


あかり『そっか...えへへ...///』


結衣(なんとなく、ね...)



向日葵『櫻子は...』


櫻子『このお菓子おいしい!』


京子『だろー!?いやーその味が分かるなんてさくっちゃんはなかなかやるねぇ!』


櫻子『そんな事ないですよー!うめー!あはは!』


綾乃『そ、そんなにおいしいの...?』


千歳『どうなんやろ...マゾチップスて書いてあるけど...』



綾乃『絵からして辛そうね...』


綾乃『で、でもこれを食べれば歳納京子が話しかけてくれるはず...!///』


ガサッ


京子『お?』


櫻子『杉浦先輩?』


千歳『まさか綾乃ちゃん...』



綾乃『...南無三!』


ガサガサガサッ


京子『!?』


櫻子『ええ!?』


ポイッ


京子『あ、綾乃...』


綾乃『...』



綾乃『...い』


櫻子『胃?』


綾乃『何なのよこれ!痛いじゃない!』


千歳『綾乃ちゃん...これハバネロ使うてるからそら痛なるわ...』


京子『あっははは!綾乃唇真っ赤だぞ!』


櫻子『杉浦先輩すげー!あれ一気に食べるなんてさすが副会長!』



京子『ひー!ひー!だ、大丈夫か綾乃...ぶっ!』


綾乃『わ、笑わないでよ!もう!///』


京子『あー笑った笑った...綾乃って案外おもしろいんだな』


綾乃『あ、案外ってなによ!///』


京子『ほら、氷置いてやるから舌出して?』


綾乃『え、ええ!?///』


京子『早くしないと溶けるぞー?』


綾乃『わ、分かったわよ!///』



綾乃『あ、あー...///』


京子『ほほー、ぷりぷりですなぁ...ほいっ』


綾乃『あいがと...むぐっ///』


京子『いいってことよ、へへっ』


櫻子『杉浦先輩楽しそうだなー』


千歳『せやなー...』ドクドク


櫻子『うわ!?池田先輩鼻血やべえ!!』



向日葵「こんな感じでしたわ」


向日葵「その後はごらく部の皆さんと連絡先を交換して解散しましたわ」


撫子「なるほどね...ひま子」


向日葵「はい?」


撫子「あかりの手は柔らかかった?」


向日葵「え、ええ...///」


花子「...ひま姉も敵だし!」


向日葵「ええ!?///」


P10.終わり



〇月×日金曜日
記録者:櫻子

はなきん!

金曜日の安心カン?ってすげーよな!

てか数学とかマジでぜんぜんわかんねー!

明日はヒマワリとあかりとで遊びに行ってくるんだけどお土産何がいい?



コメント

撫子:金曜日の安心感は分かる。

いつもより遅くまで起きてても土曜日があるからね。

日曜の夕方なんて憂うつだけど。

適当なお菓子でいいから楽しんでおいで。


あかり:土曜日が間にあるからなんとなく安心するのかなぁ?

あかりはあんまり夜更かしできないから羨ましいなぁ。

今日の数学は難しかったけど楽しかったね!

明日は楽しみだね!


花子:二連休って事だから余裕が出るのかな。

花子もなんとなく安心するし。

算数より難しくなるの?

花子もお菓子でいいからひま姉によろしく。



櫻子「みんなお菓子好きだなー」


櫻子「さてと、どうしようかな?」


櫻子「うーん...宿題残ってるしなぁ...」


櫻子「そうだ!」


コンコン


撫子「ん?」


ガチャッ


櫻子「ねーちゃん、宿題教えて!」



撫子「珍しいね...いいよ、その椅子に座りな」


櫻子「へへ、ありがと!」


パタン


キシ...


撫子「どんな問題?」


櫻子「エックスとワイなんだけどいまいち分かんないんだよなー...」



撫子「簡単だよ、問題見せて」


櫻子「ほい」


ペラッ...


撫子「なるほどね...まあ中学一年生ならこれぐらいか」


櫻子「えっと、エックスがあかりでワイが向日葵で...」


撫子「ストップ、なにそれ?」


櫻子「え?今日教えてもらったんだけど?」


撫子「誰に?」


櫻子「あかりと向日葵とちなつちゃん」



櫻子『うー...わかんねー!』


櫻子『エックスってなんだよ!正体現せよ!』


向日葵『それじゃ問題になりませんわよ...』


櫻子『あかりー教えてー』


あかり『うん、いいよぉ』


櫻子『サンキュー!』



あかり『そうだねぇ...まずエックスとワイを他のものに置き換えてみよっか』


櫻子『他のもの?なんで?』


向日葵『櫻子が分かりやすいように、ですわ』


向日葵『例えばエックスをみかん、ワイをリンゴと考えてみなさい?』


櫻子『2みかん×リンゴ=5...腹減った!』


向日葵『なんでそうなるんですの...』


あかり『まあ4時間目だし仕方ないかな...?』



ちなつ『じゃあエックスをあかりちゃん、ワイを向日葵ちゃんに置き換えたら?』


櫻子『あかりと向日葵か...』


櫻子『2あかり×向日葵=5...なんか分かりやすい!』


あかり『なんで!?』


ちなつ『それであとはあかりちゃんと向日葵ちゃんを合体させて...』


向日葵『が、がががが合体!?///』



櫻子『2あかり向日葵=5...ふむふむ』


ちなつ『その2人から産まれた5人の子どもは...』


あかり『お願いちなつちゃん櫻子ちゃんにヘンな事教えないでぇ!!///』


ちなつ『変じゃないよ、生命の神秘だよ?』


向日葵『数学の時間に教える事では無いですわ!///』


櫻子『できたー!』


あかり『なんでぇ!?///』



ちなつ『わたしの教え方上手でしょ?』


櫻子『めっちゃ分かりやすかった!』


櫻子『特にあかりと向日葵が掛け合って子どもが』


あかり『わー!わー!///』


向日葵『もう...なんなんですの...///』


櫻子さん、前に出てこの問題を解いてください。


櫻子『はーい!』



櫻子『えっと...エックスがあかりでワイが向日葵...』


櫻子『あかり+向日葵=10...10!?』


櫻子『子沢山じゃん!』


え、ええ?


あかり『もうやだ...///』


向日葵『帰りたいですわ...///』



櫻子「こんな感じだったかな?」


撫子「...櫻子、ここのエックスとワイは誰でもいいんだけど」


撫子「あかりと私の方が分かりやすくない?」


櫻子「へ?ねーちゃんとあかり?」



撫子「そう、いつも一緒だからそっちの方が分かりやすいかなって」


櫻子「どれどれ...あかりとねーちゃんを足すと4...」


櫻子「確かに想像しやすい!」


撫子「それは櫻子の頭がいいからだよ、賢いね櫻子」


櫻子「へっへへーん!もっと褒めてもいいんだよ!?///」


撫子「うん、偉い」


撫子「偉いから今度から私とあかりで計算しなよ?」


櫻子「まっかせとけ!」


撫子(よし)



櫻子「よーし解きまくるぞー!」


撫子「ココアでも入れてくるか」


櫻子「私のもよろしく!」


撫子「はいはい」


ガチャッ


パタン



櫻子「えっと、ねーちゃんとあかりを引いたらマイナス...マイナスってなんだ?」


櫻子「...まさか」


あかり『撫子お姉ちゃんと合体だよぉ!』


撫子『よし、おいであかり』


あかり撫子『合体!』


あかり撫子『あーでもここいらないから-2しちゃお』


ブチッ


り子『』


あか撫『これでスッキリね』



櫻子「...数学ってこえぇ」


櫻子「気分転換してこよ...」


ガチャ


パタン...


花子「あれ、櫻子?」


櫻子「花子...どしたの...?」


花子「別に...ってすごい顔してるし...」



櫻子「数学の闇を知ったよ...」


花子「闇...?そんなに難しいの?」


櫻子「大事な物が消えるんだよ...」


花子「ええ!?」


櫻子「はぁ...ちょっと部屋の中散歩してくる...」


花子「い、行ってらっしゃい...」


櫻子「おー...」


フラフラ...



花子「数学...怖すぎるし...」


花子「...怖い話聞いたら寒くなってきたし」


花子「ココア飲も...あれ、撫子お姉ちゃん?」


撫子「あ、花子。ココア飲む?」


花子「うん、ありがとう」


撫子「どういたしまして、ちょっと待っててね」


花子「了解だし」



花子「...」


花子「な、撫子お姉ちゃん...」


撫子「ん?」


花子「数学って誰か死ぬの...?」


撫子「...なんで?」


花子「櫻子が言ってたし...」



撫子(あー...だいたい予想できる)


撫子(マイナスが出たんだろうな...)


撫子「まあ櫻子の考え方によっては...何人か死ぬね」


花子「考え方で人数が変わるの!?」


撫子「多分私かな?」


花子「え...え?え?」


撫子「違った、私とあかりの一部だ」


花子「ちょっと意味わからないし...」



撫子「ネタばらししてあげよっか?」


花子「うん...」


撫子「エックスとワイって言う文字が出てくるんだけど」


撫子「櫻子が分かりやすいようにあかり達が変えたんだって」


撫子「確か最初はあかりとひま子だったかな」


花子「またひま姉だし」


撫子「ひま子はあかりとも櫻子とも婚約してるからね」


花子「初耳なんだけど...」


撫子「まあその話は今度ゆっくりしてあげる」



撫子「それで、その覚え方で引き算するとどうなると思う?」


花子「あかりお姉ちゃん-ひま姉?」


撫子「=...そうだな、-2とか」


花子「...確かになんか後味悪いね」


撫子「でしょ?」


撫子「足し算だけならいいんだけどね」


花子「どうして?」



撫子「あかり+撫子=2 とするよ?」


花子「うん」


撫子「これを説明すると...」



撫子『あかり!』


バァン!


あかり『撫子お姉ちゃん...みて...?』


フギャーフギャー!


あかり『あかりたちの赤ちゃんだよぉ...えへへ...』


撫子『よく頑張ったね、あかり...ありがとう...』


撫子『しかも双子だ...ふふっ...お疲れ様...』


チュ


撫子「こうなるの」


花子「数学の先生に怒られそうなんだけど...」


P11.終わり

大体ゆるゆりレギュラー出揃ったので少し安価出してみます。
土曜日さくあかひまでお買い物に出掛けた際に出会う人物を↓3人まで。

りせ会長まで了解です!
また0時に来ます、では。

言い忘れてました、京子ちゃんもまた次の機会に優先的に出していきます。
ご協力感謝します!



〇月×日土曜日
記録者:あかり、櫻子、向日葵


3人でお出かけしてきたよぉ!

途中で西垣先生と会長と結衣先輩にあったんだぁ

おかしいっぱい買ってきたから9時にみんなリビングに集合な!

感謝しろ!

調子に乗りすぎですわ櫻子。

今日もお世話になります、楓も呼んでいただいてありがとうございました。



コメント

撫子:結衣先輩って例のあの子かな?

ありがとね櫻子。

お菓子はみんなで食べるからリビングに置いとくね。

いいのいいの、今日も泊まっていきな。



花子:結衣先輩...。

あかりお姉ちゃん気をつけてね。

おかしありがと。

ジュース持って待ってる。

楓が来てくれて花子も嬉しいし。



あかり「気をつけるって何だろう?」


櫻子「実はめっちゃヤンキーとか?」


向日葵「そのような先輩には見えませんでしたけど...」


櫻子「人は見かけによらないって言うんだぞ?」


あかり「うーん...今度聞いてみよっか?」


向日葵「聞いたところではいそうですとは言わないと思いますわ...」



櫻子「まあなー...そろそろ9時かな?」


ガチャッ


撫子「お待たせ」


ガチャッ


花子「ジュース持ってきたし」


楓「楓もお手伝いしてるの!」



あかり「偉いね、楓ちゃんっ」


楓「えへへ...」


花子「むー...」


あかり「花子ちゃんもありがとうだよぉ」


花子「...えへ///」



撫子「花子は本当にあかりっ子だね」


櫻子「ねーちゃんもじゃん」


向日葵「櫻子もですわ」


楓「お姉ちゃんもじゃない?」


花子「楓もだし」


撫子「...あかりは誰っ子なんだろ」



あかり「あかりはみんな大好きだよぉ!」


向日葵「あかりはあかりですものね、ふふっ」


あかり「?」


櫻子「まあこの話はまた明日でいいじゃん、とりあえず今日あった事話そうよ!」


楓「ききたい!」


花子「花子も聞きたいし...よっと」


櫻子「あかりの膝の上に乗るのはもう当たり前なの?」


花子「当たり前だし」


撫子「最初はどこに行ったの?」


あかり「向日葵ちゃんと待ち合わせの後はね...」



あかり『揃ったしまずどこに行く?』


櫻子『んー...なんか行きたいところある?』


向日葵『お任せしますわ』


あかり『じゃあ一人づつ行きたいところ言っていこっか』


あかり『それからじゃんけんして行く順番決めよ?』



向日葵『名案ですわね、私は先日オープンしたファンシーショップに行ってみたいですわ』


櫻子『私はゲーセン!』


あかり『あかりは映画館かなー』


櫻子『よーし行くぞー!』


あかり『最初はグーっ』


向日葵『じゃんけん...』


『『『ぽん!』』』



あかり『えへへっ』グー


櫻子『まずは映画館だね』チョキ


向日葵『そのようですわね』チョキ


向日葵『行きますわよ...』


櫻子『じゃんけん!』


『『ぽん!』』



向日葵『ファンシーショップですわ』パー


櫻子『おし、じゃあ行こ!』グー


あかり『おー!』


ー映画館ー


櫻子『なんか観たい映画でもあるの?』


あかり『このわんわんが出てくる映画が見てみたいなぁって思ってたんだよぉ』


向日葵『アイラブスヌープー...可愛らしい映画ですわね』



櫻子『面白そうじゃん、早速ポップコーン買って入ろ!』


あかり『うんっ』


向日葵『ジュースも忘れずに、ですわ』


本日はーご来館頂きましてー...


あかり『あ、予告だ』


櫻子『あのカメラマン好きなんだよなー』


向日葵『映画泥棒の事ですの?』


櫻子『そうそいつ!』



百万円以下の罰金を...


あかり『罰金...』


櫻子『...バッキンガム』


向日葵『...ふっ』


あかり『...ぷっ』


櫻子『なんだよ...笑うなよ...ふふふ...』



『...あかりちゃん?』


櫻子『あ、ごくらく部の』


あかり『ごらく部だよ、櫻子ちゃん...結衣先輩?』


向日葵『む...』


結衣『覚えててくれてたんだ、嬉しいな』


結衣『隣なんだけどいいかな?』



あかり『はい、もちろんいいですよぉ』


向櫻あ結


向日葵『...櫻子、席を替えて下さい』


櫻子『へ?なんで?』


向日葵『ジュースあげますわ』


櫻子『くれんの!?やったー!』


サッ


櫻向あ結


向日葵『失礼しますわ、あかり』


あかり『えへへ、いらっしゃい向日葵ちゃんっ』



結衣『仲、いいんだね』


向日葵『ええ、幼稚園からずっと一緒ですから』


結衣『へぇ...』


向日葵『...』


結衣『...』


あかり(なんだか気まずいよぉ...)


櫻子『ウーロン茶うめえ!』



ブーッ


あかり『あ、始まるみたいだよぉ!』


結衣『みたいだね...あかりちゃん、私のポップコーンチーズ味だから食べてごらん?』


あかり『いいんですか?』


結衣『うん、どうぞ』


あかり『ありがとうございますっ』


サクッ


あかり『えへへ、おいしいですねっ』


結衣『ふふ、良かった』



向日葵『...こちらにうすしお味のポップコーンがありますわよ』


あかり『ホント!?』


向日葵『ええ、どうぞ』


あかり『ありがとう、向日葵ちゃんっ///』


サクサクサク...


あかり『うすしおおいしいなぁ...』


向日葵『あかりはうすしおが大好きですものねぇ』チラッ


結衣『ぐぬぬ...リサーチ不足か...』


向日葵(ドヤァですわ)


櫻子『あ、スヌープーだ』


あかり『可愛いねぇ』


櫻子『ね!』



スヌープー!


あかり『あ...スヌープー...』


会いたかったよ!


櫻子『よかったなぁ...スヌープー...』


向日葵(ここでさり気なくあかりの手を...ってあら...?)


あかり『うぅ...ぐすっ...』


向日葵(しまった...あかりは左手で涙を拭っている...!)



結衣『...』ギュッ


あかり『あ...結衣先輩...///』


結衣『会えて良かったね、スヌープー...』


あかり『...はいっ』


結衣『...』チラッ


向日葵(不覚ですわ...)


結衣(ふふん)



お忘れ物のないよう...


向日葵『あかり、こちらから!』


結衣『こっちの方が空いてるよ』


あかり『え、えーっと...』


櫻子『こっちから行こ?』


グイッ


あかり『あ、櫻子ちゃん...///』



櫻子『どしたの?』


あかり『う、ううんなんでもないよぉ!///』


櫻子『そう?』


櫻子『あ、そこにいると邪魔になっちゃうよ?』


グッ


あかり『わあっ///』


櫻子『よっと』


ギュッ



結衣『!』


向日葵『!?』


櫻子『大丈夫?』


あかり『う、うん...///』


向日葵(...意外な伏兵ですわ)


結衣(敵は多い...か、ふふっ)

...…...
...…
...



結衣『じゃあ私はここで』


あかり『はい、また!』


向日葵『ええ、では』


櫻子『さよならー!』


向日葵『さて...次はファンシーショップですわね』


櫻子『行くぞー!』


あかり『おー!』



ーファンシーショップー


あかり『わぁ、可愛いぬいぐるみがいっぱいだよぉ!』


櫻子『向日葵はぬいぐるみ買いに来たの?』


向日葵『ええ、楓のお部屋に置こうと思って』


あかり『楓ちゃんきっと喜ぶよぉ』


櫻子『よーし私が選んでやるからな!』


ダッ



あかり『あ!待って櫻子ちゃん!』


向日葵『ふ、二人とも行ってしまいましたわ...』


向日葵『もう...選びながら探そうかしら...』


向日葵『...あ、これなんて似合いそうですわ』


『...』


ピタッ



向日葵『あ、ごめんなさい...ってあら?』


りせ『...』


向日葵『会長もお買い物に?』


りせ『...』コクッ


向日葵『そうだったんですか...こちらのぬいぐるみを?』


りせ『...』コクッ



りせ『...』ブンブン


向日葵『いえ、元々私が必要で買おうと思ったものではありませんので』


向日葵『このぬいぐるみも会長に買って頂けると幸せだと思いますわ』


りせ『...///』



りせ『...』ゴソゴソ


りせ『...』スッ


向日葵『こちらのストラップを、私に...?』


りせ『...』コクッ


向日葵『...ありがとうございます、会長っ』



りせ『...』ブンブン


りせ『...』ペコ


向日葵『では、私も失礼しますわ』


りせ『...』


りせ『...///』


.........
...…
...



櫻子『あ!向日葵みっけ!』


あかり『ごめんね向日葵ちゃん!』


向日葵『大丈夫ですわ...あら?何か買いましたの?』


櫻子『おう!パジャマ三つ買ったんだけど...へへっ』


あかり『えへへ...』


向日葵『?』



さくあか『『はい、向日葵』ちゃん!』


向日葵『これは...ウサギ?』


櫻子『私は鳥!』


あかり『あかりはわんわんだよぉ』


櫻子『向日葵が泊まりに来た時間はこれ着て寝ようって話してたんだよな、あかり!』


あかり『うん、あかり達がずっと一緒って言うお願いも込めてだよねっ』



向日葵『ありがとうございます...櫻子、あかり...///』


向日葵『大事にしますわ...ずっと...///』


櫻子『へへ...///』


あかり『えへへ...///』


櫻子『よし、楓のぬいぐるみ探すぞ!』


あかり『おー!』


向日葵『お、おー...///』


.........
......



櫻子『高ぇ!』


あかり『あのお店で買うのは無理だね...』


向日葵『仕方ありませんわ...よく見ればあのぬいぐるみも結構な値段してましたし...』


櫻子『...てことはゲーセンで取るしかないな!』


あかり『櫻子ちゃんは上手だもんねっ』


向日葵『上手と言うよりゴリ押しですわ』


櫻子『そんなに褒めても何も出ねーぞ!はっはっは!』


向日葵『褒めてませんわ』



ーゲームセンターー


櫻子『よーし解散!』


櫻子『楓の好きそうなぬいぐるみを探すぞ!』


あかり『はーいっ!あかりはこっちに行くよぉ!』


向日葵『では私はあっちに』


櫻子『じゃあ私はそっちだ!』



櫻子『ふんふふーん♪』


櫻子『お…?』


櫻子『このウサギなんていいんじゃないか?』


櫻子『よーし落とすぞぉ!』


カチャンカチャン


ピロリン



櫻子『ここだぁ!』


ウィーン


ピタッ


櫻子『完璧!』


ピロリンピロリンピロリン


ピタッ



櫻子『うえ!?止まった!?』


ピロリンピロリンピロリン


櫻子『これどうやって取るんだよ...』


『ん?お前は大室妹じゃないか?』


櫻子『むむっその声は...』


櫻子『......先生!』


西垣『正解だが西垣先生と呼んでくれ』



櫻子『そうだ!西垣先生!』


西垣『なんだ、忘れていたのか?』


櫻子『はい!』


西垣『ふふっ、素直でよろしい』


西垣『さて、見たところこのぬいぐるみを取りたいようだが...』


櫻子『そうなんですよ、でもUFOが下まで行かなくて...』



西垣『未確認飛行物体だから低空飛行はしたくないのだろう』


西垣『どれ大室妹、200円入れてみろ』


櫻子『200円ですか?はい』


カチャンカチャン


西垣『失礼するぞ』


スッ


櫻子『お、おぉ...///』


櫻子(西垣の手が私の手の上に...)


櫻子(綺麗な手だなぁ...///)



西垣『ここでどうだ?』


カチッ


櫻子『っ///』


櫻子(や、柔らかい...!///)


櫻子(...なんで私こんなに心臓バクバクいってんの?///)


櫻子(疲れてんのかな...///)


西垣『よし、そのまま落としてくれよ...』



ポトッ


櫻子『ってすげええええ!』


西垣『なに、理科の授業を真面目に受ければこのくらい朝飯前だ』


櫻子『理科ってすげえ...!』


西垣『じゃあな大室妹、私は今度こそジェリーフィッシュシューティングで1面をクリアーしなければいけないんだ』


櫻子『あ、ありがとうございます!///』


西垣『ふっ、また授業でな』


コツコツコツ...




櫻子『...かっこいい...…!』


あかり『あ、いたいた...ってそれ取ったのぉ!?』


櫻子『ふぇ?』


あかり『すごいよ櫻子ちゃん!さすがだね!』


向日葵『探しましたわよ櫻子...それいくらで取ったんですの?』


櫻子『え...えっと...400円かな?』


向日葵『信じられませんわ...』



櫻子『...へへ、理科の授業を真面目に受けてれば余裕だよ!』


あかり『へー、あかりも頑張って勉強しないとね!』


向日葵『お、奥深いんですのね、理科...』


櫻子『よし!プリクラ撮ってお菓子かって帰るぞー!』


向日葵『そうですわね、お夕飯までには帰りたいですし』


あかり『向日葵ちゃんは泊まって行くんだよね?』


櫻子『楓も連れて来いよ、花子も喜ぶし』


向日葵『そうですわね...お邪魔しますわ』



櫻子「で、これがそのプリクラとパジャマ!」


櫻子「どう?」


花子「鳥...櫻子らしいし」


あかり「どうかな?」


楓「あかりお姉ちゃんすっごく可愛いの!」


向日葵「ち、ちょっと恥ずかしいですわね...///」


撫子「いいんじゃない?可愛いよ」



花子「いいなぁ...」


櫻子「今度花子の奴も買ってきてやろうか?」


花子「うんっ」


楓「楓も欲しいの...」


向日葵「ええ、いいですわよ」


楓「えへへ...ありがとうお姉ちゃんっ」


撫子「...私は別に」


あかり「お姉ちゃんっ」


撫子「あかりとお揃いで」



あかり「えへへ、楽しみだねっ!」


櫻子「みんなのも揃ったら今度はパジャマパーティーだな!」


向日葵「ふふっ、楽しみにしてますわ」



ー???ー


??「えっと...好きなものはうすしおだっけ...」


??「あれ、珍しいじゃんゲームもしないでさ、何やってんの?」


??「ん?メモだよ」


??「忘れないようにね、ふふっ」



ー???ー

??「...」


??「...」ギュッ


??「...///」



ーゲームセンターー


お、お客様...終了時間ですので...


??「もう少しでクリアーできそうなんだが...ダメか?」


申し訳ございません...


??「そうか...またくる」


...あの人毎日来てるのにまだ1面クリアーできないの?


P12.終わり

えぇーりせひま、さく西、結あかになってまうん?
ひまあかさくだと思ったのに…

>>353
特定のカプとかは決めずにその場限りでダラダラやってる感じですね。
あくまでその日限りとして楽しんで頂けたらなと思います。
紛らわしくなってしまい申し訳ない...。

〇月×日日曜日
記録者:花子


あかりお姉ちゃんは誰っ子なのか。



コメント

撫子:撫っ子


櫻子:櫻っ子


花子:花っ子


向日葵:向日っ子


楓:かえでっこ



あかり「なにこれ!?///」


撫子「あかりが一番懐いてる人を探してるんだけどね」


櫻子「なかなか決まんないんだよなー」


花子「当然花子が一番だし」


向日葵「わ、私はその...日頃の行動を見てですね!///」


楓「えへへー」



あかり「そ、そうだ!みんなの根拠を話して一番納得できる人があかりが一番懐いてる人って事で...」


撫子「いいね、じゃあまず私から」


撫子「あれはまだ花子が産まれる前だったかな...」



あかり『お姉ちゃん、おママゴトしよ!』


撫子『ママゴト?別にいいけど...』


櫻子『ねーちゃんは犬役ね!』


撫子『やだよ』


あかり『お姉ちゃんはお父さん役だよぉ!』



撫子『お父さん...旦那か...』


あかり『櫻子ちゃんはね、お姉ちゃんの子ども!』


櫻子『はーい!』


撫子『あかりは?』


あかり『あかりは奥さんだよぉ!』


撫子『奥さんか、似合ってるんじゃない?』


あかり『えへへ、じゃあ始めるよ!』



櫻子『かーさんお腹空いた!』


あかり『はい、おやつですよぉ』


撫子『あんまり甘やかしちゃダメだぞ、あかり』


櫻子『とーちゃんのケチ!』


あかり『まあまあ、ちょっとだけだから...ね?』



撫子『しょうがないなぁ...』


あかり『はい、あなた』


撫子『え、あ......ありがとう...///』


櫻子『ご馳走様!』


撫子『はやっ』


あかり『じゃあねんねしましょうねー』


櫻子『おやすみ!』


撫子『櫻子はホントに理解できてるの...?』



撫子『ぐー.........むにゃ...』


あかり『ホントに寝ちゃった...よいしょっ』


パサッ


撫子『小さいからタオルで十分だね』


あかり『うんっ』


あかり『...お姉ちゃんっ』


撫子『なに、あかり?』



あかり『...実はね、お姉ちゃんにプレゼントがあるの!』


撫子『ホント?嬉しいな』


あかり『はい、お姉ちゃん!』


パカッ


撫子『これって...あかりが大切にしてるおもちゃの指輪じゃん』


あかり『お姉ちゃんにあげるっ』


撫子『いいの?』



あかり『うん!』


あかり『...それでね、いつかお姉ちゃんの本当のお嫁さんになるの!』


撫子『ば、ばか...///』


撫子『...ま、待ってるから///』


ナデナデ


あかり『えへへー...うんっ』



撫子「こんな出来事があってね」


あかり「...///」


花子「あかりお姉ちゃんの顔が真っ赤だし...」


撫子「今でもちゃーんと覚えて待ってるからね…?」


あかり「も、もう...///」


向日葵「...ふふっ」



撫子「ずいぶん余裕だね、ひま子」


向日葵「ええ、私はあかりと婚約してますから」


花子「!?」


撫子「いつ...?」


あかり「えええ!?///」


櫻子「どういう事だ向日葵!?」


楓「お姉ちゃん嘘は良くないの...」



向日葵「嘘ではありませんわ、ちゃんとここに肌身離さず持っていますもの」


カサッ...


夫になる人:おおむろあかり、おおむろなでしこ


妻になる人:ふるたにひまわり、おおむろさくらこ


撫子「あ...これ懐かしい...」


花子「なにこれ...全部ひらがなだし」


櫻子「...なんか、思い出した///」


向日葵「あかりは?」


あかり「な、なんとなく...///」


楓「お姉ちゃん説明してー!」


向日葵「ふふ...いいですわ」


向日葵「これは...」



あかり『ねーねー、これなにかな?』


櫻子『.........け!』


向日葵『平仮名しか読めてないよ』


あかり『あかりお姉ちゃんに聞いてくるね!』


タッタッタッ...


コンコン


撫子『はーい』



ガチャッ


あかり『お姉ちゃん、お邪魔します!』


撫子『いらっしゃい、あかり』


パタン


撫子『どうしたの?』


あかり『お姉ちゃん、これなんて読むの?』


撫子『これ?これはね...婚姻届けって読むんだよ』


あかり『こんいんとどけ...?』



撫子『そう、ここの夫って言うのはお父さんの事、妻って言うのはお母さんの事だよ』


撫子『それで、ここに旦那さんになる人の名前を書いて、ここにお嫁さんになる人の名前を書く』


あかり『へー、ありがとうお姉ちゃん!』


撫子『夫のところにお姉ちゃんの名前を書くんだよー』


あかり『はーいっ』


ガチャッ


パタン


撫子『...///』



タッタッタッ...


あかり『きいてきたよ!』


櫻子『おー!何だって?』


あかり『えっとね、ここに旦那さんになる人の名前をかくの!』


向日葵『へー、こっちは?』


あかり『お嫁さんだって!』



櫻子『じゃああかりの名前をこっちに書いてー...』


夫になる人:おおむろあかり


あかり『あかりパパだよぉ!』


櫻子『こっちに私の名前を書いてー...』


妻になる人:おおむろさくらこ


櫻子『夫婦!』



向日葵『さーちゃんだけずるい!』


向日葵『ふんふーん♪』


妻:になる人ふるたにひまわり、おおむろさくらこ


向日葵『これでいいの!』


櫻子『ひまちゃんもお嫁さん?』


向日葵『うん!』



櫻子『じゃあお嫁さんっぽい事しなきゃね!』


あかり『お嫁さんっぽいこと?』


向日葵『なにするの?』


櫻子『うーん...喋り方変えてみようよ!』


あかり『どんなふうに?』


櫻子『ですわーとか付けたらいいんじゃないかな?』


向日葵『こ、こう...ですわ?』



櫻子『うん、あかりのお嫁さんっぽい!』


あかり『向日葵ちゃんかわいい!』


向日葵『もっと練習するするねですわ!』


あかり『...あ、そう言えばお姉ちゃんの名前も書いてって言ってたんだった』


キュッ


夫になる人:おおむろあかり、おおむろなでしこ

妻になる人:ふるたにひまわり、おおむろさくらこ



向日葵「こんな感じでしたわよね」


花子「ひま姉の喋り方にはそんな秘密が...」


撫子「まさかあかりの名前が夫側にあるなんてね...」


あかり「うぅ...恥ずかしいよぉ...///」


櫻子「って事はあかりは私の嫁?」



向日葵「嫁は私と櫻子ですわ」


櫻子「じゃあ次は私だな!」


花子「その前に花子が話す」


櫻子「えー!!」


楓「花子お姉ちゃんだー!」


花子「あれは花子が小さい頃の台風の日の夜だったし」



ビュオオオオ


花子『うぅ...こわいよぉ...』


花子『撫子お姉ちゃんのお部屋は遠いし...うぅ...』


ガタガタガタッ


花子『わっ!?』


花子『もうやだぁ...停電して見えないし...ぐすっ』


キィ...



花子『だ、誰!?』


カチッ


あかり『花子ちゃん、大丈夫?』


花子『あ、あかりお姉ちゃん...どうして...』


あかり『停電しちゃって花子ちゃんが怖がってないかなーと思ってね』


あかり『懐中電灯持ってきて良かったよぉ』



花子『あかりお姉ちゃん...』


あかり『怖かったよね...もう大丈夫だよぉ』


花子『あかりお姉ちゃんっ!』


ギュッ


あかり『えへへ、よしよし...』


花子『ありがとう...お姉ちゃん...っ』


あかり『どういたしまして...とりあえず今日はあかりの部屋で寝よっか』


花子『うん...///』



ガチャッ


パタン


ビュオオオオ


あかり『風が強いね...』


花子『お家飛ばされないかな...?』


あかり『うん、大丈夫だよぉ』


あかり『もし飛ばされちゃってもあかりが守ってあげるからね』



花子『は、花子もあかりお姉ちゃんの事守ってあげるし...///』


あかり『あはは、その時はよろしくねっ』


花子『だ、だから...///』


ギュッ


花子『抱きついても変じゃないし...///』


あかり『そうだね...よしよし』


花子『えへへ...///』



櫻子「それのどこがあかりが花っ子って理由になんの?」


花子「花子を一番に守ってくれるって事はずっと花子と一緒って事でしょ?」


花子「ずっと一緒にいたいって思ってくれるんだから花っ子に違いないし」


向日葵「なるほど...意外な観点に目をつけましたわね」


櫻子「今度こそわた


楓「楓の番なのー!」



楓『んーっ!』


楓『ぜ、全然開かないの...』


楓『お姉ちゃんはお出かけでいないし...どうしよう...』


コンコン


向日葵ちゃーん



楓『あかりお姉ちゃんの声なの!はーいっ』


ガラッ


楓『いらっしゃい、あかりお姉ちゃん』


あかり『あ、楓ちゃん!元気?』


楓『元気なの!』


あかり『えへへ、ならよかったよぉ』


あかり『向日葵ちゃんいるかな?』


楓『お姉ちゃんは今ちょっとお出かけしてるの』


楓『でもすぐ帰って来ると思うからお家で待ってて!』



あかり『ありがとう楓ちゃん、じゃあおじゃましまーすっ』


楓『あ、そうだあかりお姉ちゃん...』


あかり『どうしたの、楓ちゃん?』


楓『これ開けて欲しいの...』


あかり『芋チップスの袋かぁ...よーしっ』


あかり『むむむっ...えいっ』


バリッ


楓『あいたの!』


楓『ありがとうあかりお姉ちゃん!』



あかり『どういたしまして、楓ちゃん』


楓『一緒に食べよ?』


あかり『いいの?』


楓『うん、楓があーんってするの!』


あかり『えへへ、じゃあ...あーんっ』


パリッ



楓『美味しい?』


あかり『うん、とっても美味しいよぉ!』


あかり『今度は楓ちゃんだね、あーんっ』


パリッ


楓『おいしいの!』


あかり『ふふっ、よかったねぇ』



楓「美味しかったね、あかりお姉ちゃんっ!」


あかり「うん、すっごく美味しかったね!」


撫子「純粋だ...」


向日葵「ですわね...」


花子「さすが楓だし」


櫻子「ようやく私の番だな!?もう邪魔されないよな!?」


撫子「いいから話な」


櫻子「よっしゃ!あれはね、私達が花子ぐらいの時...」



チャプン...


櫻子『きもちいいねー...』


あかり『ねー』


櫻子『あかりは熱いのとぬるいのどっちが好き?』


あかり『あかりはねー...熱いのが好きかなぁ』



櫻子『私と一緒だね!』


あかり『えへへ、ね!』


櫻子『それでさ、あかりに相談があるんだけど...』


あかり『なに?』


櫻子『最近この辺がむずむずするんだよね...』


あかり『なんでだろ?』


櫻子『分かんない...ちょっと見てく


向日葵「ストップですわ!///」



櫻子「えー何でだよ!」


向日葵「あ、あなた楓も花子ちゃんもいる前なんて話をしようとしてるんですの!///」


撫子「教育に悪すぎる...」


花子「?」


楓「?」


あかり「......」


撫子「...あかり?」


あかり「...」


向日葵「き、気絶してますの...」



櫻子「えええ!?」


撫子「結局あかりは誰っ子か決まらなかったね」


花子「仕方ないし...でもみんなが取り合うくらいあかりお姉ちゃんが人気だって分かったし」


向日葵「そうですわね...ふふっ」


櫻子「おーいあかり起きろー!」


楓「あかりお姉ちゃん起きてー!」



『『『『『お誕生日おめでとう』』』』』


『はい、私からのプレゼントだよ』


『いつもありがと、あかり!はい!』


『あかりお姉ちゃん、おめでとう...花子も嬉しいし...///』


『私からですわ、どうぞ...おめでとう、あかり』


『あかりお姉ちゃんおめでとうなの!うすしお買ってきたよ!』


『えへへ...撫子お姉ちゃん、櫻子ちゃん、花子ちゃん、向日葵ちゃん、楓ちゃん...』


『みんなみんな、だぁいすき!』


P13.終わり

乙乙~
毎日更新でこの量とパフォーマンスは桁違いやろ...
イッチが無理してないかだけが心配

>>400
お褒めのお言葉、お気遣いありがとうございます。
書かせて頂くからには楽しんでもらいたいので多少の無理は承知の上です。
と言うかむしろ私も結構楽しんでますw

〇月×日月曜日
記録者:撫子

教科書に載ってたんだけど、昔の人は髪の毛すごく長かったみたい。

それで思いついたんだけど髪型変えてみない?

例えば櫻子があかりの髪型にしてみたりさ。

どうかな?



コメント

あかり:とっても面白そうだね!

あかりはやってみたいなぁ。

髪が長いと洗う時大変だよね。

花子ちゃんはあかりが洗ってるけど大丈夫かな?


櫻子:私もやってみたい!

でもあかりのお団子ってあかりにしか出来なくね?

ついでに制服も交かんしてみる?

ねーちゃんが花子の制服着てみるとか


花子:花子もやってみたい。

ちょうどかみ切りたいって思ってたし。

制服もやるの?

だったらあかりお姉ちゃんの制服着たいな。



撫子「制服か...」


撫子「ま、大丈夫でしょ」


撫子「さて、みんな乗り気みたいだしちょっと頑張ってみようかな」


ガチャッ


パタン



ゴソゴソ...


チョキチョキ


キュッキュッ...


撫子「よし、できた」


撫子「あとはこれを箱の中に入れて...と」



コンコン


ねーちゃんいつやんのー?


撫子「もうやるよ、今から行くからそこで待ってな」


へーい


撫子「さて、行きますか」


ガチャッ



撫子「お待たせ」


パタン


櫻子「おせーぞねーちゃん!」


あかり「えへへ、楽しみだよぉ」


花子「でも誰が誰の髪型にするの?」



撫子「これで決めるといいよ」


ポン


櫻子「なにこの箱...あねいもうとビーオーエックス?」


あかり「姉妹BOXじゃないかな?」


花子「これでどうやって決めるの?」


撫子「この箱の中に名前を書いた紙が入ってる」


撫子「それを私から年齢順に引いていって全員が引き終わったら紙を開ける」


撫子「で、その紙に書かれてある人の髪型にするってわけ」



あかり「なるほどぉ...」


櫻子「花子の髪型引いた人はどうすんの?」


撫子「ストレートにして伸びるまで待つ」


花子「花子が花子の紙を引いたら?」


櫻子「丸刈り!」


あかり「ええ!?」


撫子「そんなわけないでしょ...はい」


ポン


ポン


ポン



花子「お、同じ箱が3つ...」


あかり「あ、でも横にあかりたちの名前が書いてあるよぉ」


撫子「そ、あかりはあかりの箱を、花子は花子の箱を引いて」


撫子「引く人と同じ名前の紙は入ってないからね」


櫻子「ねーちゃん暇なの?」


撫子「うるさい」



撫子「さて、じゃあ早速私から...」


ゴソゴソ


撫子「これかな」


カサッ


撫子「じゃあ次はあかりだね」


あかり「よーし、いっくよぉ!」


ゴソゴソ


あかり「これっ」


カサッ



撫子「次、櫻子だよ」


櫻子「よーし!」


櫻子「おりゃ!」


ズボッ


ガサッ


あかり「ダイナミックだねぇ…ふふっ」


撫子「はい、花子」


花子「よし...」


ゴソゴソ


花子(あかりお姉ちゃん...あかりお姉ちゃん...)


カサッ



撫子「...よし、みんな引いたね」


あかり「なんだかドキドキするね!」


櫻子「もしあかりの髪型だったら毎日あかりにお団子作ってもらわなきゃなー」


花子「櫻子の髪型もくせっ毛だから意外と大変だし」


撫子「じゃあ私から開くよ」


カサッ...



花子


花子「あ、花子だし」


あかり「撫子お姉ちゃんは美人さんだからきっと似合うよぉ」


撫子「あ、ありがとう...///」


櫻子「髪伸ばしたねーちゃんかー...想像できねー...」


撫子「...とりあえず髪は切らなくても良さそうだね」



あかり「じゃあ次はあかりだね!」


カサッ...


櫻子


櫻子「私じゃん!」


撫子(ちっ)


花子(ちっ)



あかり「えへへ、早速変えてみよっか!」


櫻子「じゃあ私が整えたげるね!」


あかり「うん、じゃあお願いね」クルッ


櫻子「よーし、まずお団子解いてー...」


櫻子「アイロンでー...ふんふーん♪」


あかり「えへへ...♪」


櫻子「あとは髪留めをっと」


パチッ



あかり「じゃーん!」


櫻子「どうだー!」


花子「うわ、可愛さ以外そっくりだし」


櫻子「まあ私の方がすこーしだけあかりより可愛いからしょうがないね!」


撫子「逆だよ逆...」


あかり「なんだとー!」



撫子「はいは...今のあかり?」


あかり「えへへ、似てた?」


花子「び、びっくりしたし...」


櫻子「さすがあかりだな!」


あかり「ねー!」


櫻子「私は誰なんだろ...えい」


カサッ...


撫子


撫子「私だね」


櫻子「ねーちゃんの髪型かぁ...ちょっと切らなきゃダメだよね」



あかり「どんなふうになるんだろ?」


花子「なんとなく予想できるし」


撫子「櫻子、動くとハゲるよ」


櫻子「マ、マジか...こえー...」


チョキチョキ...



撫子「意外と髪傷んでないんだね」


櫻子「んー?まあね」


櫻子「ねーちゃんと同じシャンプー使ってるからかな?」


撫子「なるほどね...ふふ、さらさらだよ」


ワシャワシャ


櫻子「あははっ...なんかくすぐったい...んふふ...」


撫子「もっとやってほしい?」



ワシャワシャ


櫻子「やめろって...くふふ......っ」


撫子「もうお姉様に逆らわないと誓いなさい」


あかり「撫子お姉ちゃん楽しそうだねっ」


花子「すごくいい笑顔だし」


ワシャワシャ


櫻子「や、やめ......ぁん...っ///」


撫子「!?///」



パッ


櫻子「ふぅ...ふぅ...よくもやったなー!」


撫子「はいはい、毛先整えるから座って...///」


櫻子「んー、分かった!」


撫子(櫻子は頭が弱いんだ...///)


撫子(あーびっくりした...今度あかりにやってみよ...)


チョキチョキ



撫子「はい、終わったよ」


櫻子「どーよ!」


あかり「わあ、撫子お姉ちゃんみたい!」


花子「黙って大人しくしてれば、ね」


櫻子「なん......何だって?」


撫子「真似しない」


櫻子「真似なんてしてない」


撫子「お願いしますやめてください」


櫻子「しょうがねーなー!」



あかり「あはは...」


花子「中身は変わらないね...」


花子「最後は花子だし」


カサッ...


あかり


花子(やった!)



あかり「花子ちゃんがあかりの髪型なんだね!」


櫻子「ちょっと切る?」


花子「うん、て言うかちょっとじゃなくてバッサリ切る」


撫子「いいの?」


花子「あかりお姉ちゃんの髪型だから...別に...///」



撫子「そっか、じゃああかりよろしくね」


あかり「うんっ」


あかり「目閉じててね?」


花子「ん...」


チョキチョキ


あかり「花子ちゃん髪もすっごく綺麗だよね」


あかり「キラキラしてて宝石みたいだよぉ?」



花子「あ、ありがと...///」


チョキチョキ


あかり「長さはこのくらいでいいかな?」


花子「いつも思うんだけどこの長さでどうやってお団子作ってるの?」


あかり「こうだよっ」


サッ


あかり「はい、完成!」



花子「は、早い...」


撫子「相変わらずの早業だね」


櫻子「てか最初にお団子結びを教えたのって誰?」


あかり「それはね、撫子お姉ちゃんだよぉ」


花子「そうなの?」


撫子「うん、あれはまだあかりたちが4歳ぐらいの時かな...」



撫子『ふわぁ...さて、そろそろ寝ようかな...』


コン...コン...


撫子『誰だろ...開いてるよ』


カチャ...


あかり『お、お姉ちゃん...グスッ』


撫子『あ、あかりどうしたの!?』



撫子『どこか痛い?櫻子に蹴られた?大丈夫?』


あかり『う、うん...あのね...』


撫子『うん...』


あかり『こ、怖い夢みて...眠れなくなっちゃって...』


撫子『そっか...よし、じゃあお姉ちゃんと寝よ?』


あかり『いいの...?』


撫子『ダメなわけないでしょ?』


あかり『ありがとう、お姉ちゃんっ!』


撫子『どういたしまして、ほらおいで』


あかり『はーいっ』



モソモソ...


あかり『えへへ...おちつくよぉ...』


撫子『よかったね...』


ナデナデ


あかり『ねぇ、また怖い夢みたらどうしよう...?』


撫子『んー...』


撫子『そうだ、お姉ちゃんがあかりにおまじないをしてあげる』


あかり『おまじない?』


撫子『うん、怖い夢を見なくなるおまじない』



あかり『ホント!?』


撫子『ホント』


あかり『やってやって!』


撫子『いいよ、後ろ向いて?』


あかり『はーい!』


クルッ


撫子『いい子だね、ちょっと待ってね...』


サッサッ...


クルッ



撫子『はい、できたよ』


あかり『わあ、あかりの頭にマルができた!』


撫子『そのお団子があかりのことを守ってくれるからね』


あかり『えへへ...ありがとう、お姉ちゃん!』


撫子『どういたしまして』


ナデナデ


あかり『ねえねえ、やり方教えて!』


撫子『いいよ、まずここの髪を持ってー...』



撫子「その時に覚えたんだよね?」


あかり「うんっ」


あかり「だから、花子ちゃんのお団子にもおまじないがあるんだよぉ」


花子「怖い夢をみないように?」


あかり「ううん」


あかり「花子ちゃんがずっと元気でいられますようにって」


花子「...ありがとう」


花子「お、お姉ちゃんっ///」


ギュッ



あかり「どういたしまして、ふふっ」


櫻子「いいなー、今度はみんなであかりの髪型にしてみる?」


撫子「朝が大変そうだね」


あかり「向日葵の反応が楽しみだなぁ」


櫻子「もしかしたら私と間違えるかもよ?」


花子「それは...無いとは言い切れないし」


櫻子「よーし明日あかりは私の真似して過ごせよ!」


あかり「えへへ、面白そうっ」



櫻子「んでねーちゃんは花子の制服着て高校な!」


櫻子「花子はあかりの制服でー、あかりは私の着るんだぞ!」


櫻子「私はねーちゃんの着て学校に行く!」


撫子「いやさすがにサイズが合わないから」


P13.終わり

〇月×日火曜日
記録者:あかり


ドッキリ大成功!

ちなつちゃんにはちょっと悪いことしちゃったかな?

向日葵ちゃんにはすぐバレちゃったね。

櫻子ちゃんも撫子お姉ちゃんのものまねお疲れ様!



コメント

撫子:私の方は特に何も無かったよ。

まあ髪型変わってないから当然だけど。

さすがひま子だね。

櫻子も私の真似してたの?


撫子:お疲れ様あかり。

ちなつちゃんびっくりしてたね。

ひま子はおっぱいがあるから分かったんだよ。

真似なんてしてないよ。


花子:撫子お姉ちゃん二回書いたのかと思った...。

花子もみんなに驚かれたよ。

ひま姉はなんで分かるの...。

花子もあかりお姉ちゃんの真似してみようかな。



あかり「櫻子ちゃんなりきってるなぁ...」


あかり「もうお部屋には行ったのかな?」


あかり「ちょっと確認してみよっと」


コンコン


櫻子「開いてるよ」


ガチャ


あかり「櫻子ちゃんまだ真似してるの?」


パタン



櫻子「まあね」


あかり「撫子お姉ちゃんのお部屋には行った?」


櫻子「やだよ!どーせ怒られるんだから!」


あかり「だよね...あはは...」


櫻子「それにしてもさ、今朝は面白かったよね!」


あかり「ちなつちゃんでしょ?」


櫻子「そうそう!ちなつちゃんだよ!」



櫻子『よし...行くぞあかりっ』


あかり『任せてっ』


ガラッ


あかり『おはよー!』


櫻子『おはよ』


ちなつ『櫻子ちゃんと...えっと...お、おはよう!』



あかり『うん、おはよ!』


櫻子『...私は?』


ちなつ『え?あー...えっと...』


櫻子『私のこと忘れちゃったの?』


ちなつ『お、覚えてるよ!うん!』


あかり『私といつも一緒にいるじゃん!』


ちなつ『さ、櫻子ちゃんと一緒!?』



ちなつ『分かった!あかりちゃんでしょ!?そうやって私をからかおうとしたって無駄よ!』


櫻子『あかりちゃんはこんな喋り方する?』


ちなつ『も、もう分かんないわよ!降参!』


あかり『えへへ...』


櫻子『へへっ』


ちなつ『?』



あかり『ちなつちゃんっ』


ちなつ『あれ?今あかりちゃんの声が...』


櫻子『ちなつちゃん!』


ちなつ『え!?櫻子ちゃん!?』


あかり『こっちだよぉ』


ちなつ『も、もしかして...こっちがあかりちゃん...?』


あかり『えへへ、大正解だよちなつちゃん!』



ちなつ『って事は...』


櫻子『へへっ、まだまだだね!』


ちなつ『あーもうびっくりした...あかりちゃんはともかく櫻子ちゃんは誰の真似なの...?』


櫻子『ねーちゃんだよ、うちの』


あかり『今日1日はものまねして過ごすんだぁ』


ちなつ『なるほどね...ふふ、みんな仲いいんだね』


あかり『うんっ!』



ちなつ『それで向日葵ちゃんにもやるんだよね?』


櫻子『うん、あのおっぱいが吹っ飛ぶぐらい脅かしてやる』


ちなつ『これもお姉ちゃんの真似?』


あかり『多分櫻子ちゃんの素なんじゃないかな...あはは...』


ガラッ


『おはようございます』


あかり『あ、来た...コホン』



向日葵『おは...あら?』


あかり『おはよ、向日葵!』


櫻子『おはよ、ひま子』


向日葵『あかりに櫻子...何やってるんですの?』


あかり『え!?』


櫻子『瞬殺!?』



ちなつ『すごい...大正解だよ向日葵ちゃん!』


向日葵『え、ええ?』


ちなつ『なんで分かったの?』


向日葵『それは...毎日必ず顔を見ていれば髪型や声を少し変えたくらいで見間違えたりしませんわ』


向日葵『それに、大切な幼馴染みですもの』


あかり『すごい...』


櫻子『ぐぬぬ...やるな向日葵...』



ちなつ『それに...大好きな2人だもんね』ボソッ


向日葵『な、な!?///』


ちなつ『ふふふっ』


ガラッ


西垣『よし授業始めるぞ...えっとこのクラスの欠席者は大室姉と...』


あかり『います!ここにいますよぉ!』



あかり「西垣先生が頭にいっぱい?を出してたね」


櫻子「まあ向日葵でもないかぎりすぐには分かんないだろうしね」


あかり「生徒会でも凄かったよね!」


櫻子「あーあれな...」



あかり『失礼しまーす!』


櫻子『失礼します』


向日葵『失礼します』


綾乃『いらっしゃい、大室さんと古谷さん...あら?』


千歳『大室さんのお姉ちゃんの方が来てへんなぁ...おやすみ?』


あかり『ちゃんといますよ?』


綾乃『え、ええ?』



櫻子『...』


綾乃『も、もしかして大室あかりさん...?』


櫻子『いや、違います』


千歳『ど、どないなってるんや...?』


向日葵『...もう、悪ふざけが過ぎますわよ、あかり、櫻子』


あかり『えへへ...ごめんなさいっ』


綾乃『え!?あ、あれ!?』


櫻子『へへっ、実は髪型変えたんです!』



千歳『なるほどなぁ...そら分からんわけやわ』


綾乃『そういう事だったのね...声までそっくりだから全然分からなかったわ』


あかり『向日葵ちゃんにはすぐバレちゃったんですけどねっ』


向日葵『ま、まぁ...///』


綾乃『ふふっ、さすが幼馴染みね』


千歳『うちらも今度やってみる?』



綾乃『ええ!?』


櫻子『面白そうですね!明日やりましょうよ!』


向日葵『私も先輩方さえ良ければ...』


りせ『...』グッ


あかり『会長さんはオッケーみたいだねっ』


千歳『うちは全然かまへんで?』



綾乃『じ、じゃあ親睦会も兼ねてやってみましょうか...///』


櫻子『やったぁ!』


向日葵『これで私もあかりと同じ髪型に...///』


あかり『んん?向日葵ちゃん何か言った?』


向日葵『な、なんでもないですわ!///』


りせ『...///』


千歳『ふふっ、なんか楽しみやわー♪』


綾乃『なんか緊張してきた...』



あかり「杉浦先輩って髪長いよね」


櫻子「そうだよなぁ、あのポニーテールの長さは結構あるぞ...」


あかり「会長さんもだよね?」


櫻子「まあそしたらねーちゃんみたいに伸ばしてみるのもありかもね!」


あかり「ね!」



あかり「それにしても向日葵ちゃんはあかりたちのことよく見ててくれてるんだねぇ...///」


櫻子「なんかさ...恥ずかしくなるよな...///」


向日葵『毎日顔を見ていれば分かりますわ』


向日葵『大切な幼馴染みですもの』


あかり「...///」


櫻子「あーなんかあっついなー...///」


P15.終わり

〇月×日水曜日
記録者:櫻子


今日はなんもない平和な1日だった

給食おいしかった

あと体育楽しかった

意外とドッジボール得意かも



撫子:平和が一番だよ。

高校に入ると給食が懐かしいな。

ドッジボールどうだった?

チームの子に任せっきりじゃなかった?



あかり:今日は本当にのほほんとしてたね。

磯辺揚げだったもんね、良かったね櫻子ちゃん!

チームにちなつちゃんがいたんだったよね?

すごく助かったって言ってたよぉ。



花子:暖かかったしまさに春って感じだったね。

だからって晩ごはんまでちくわにする事はないと思う。

花子もドッジボールした事あるよ。

なかなか当たらなくて難しいし。



櫻子「日記も平和だなぁ...」


櫻子「こういう時はねーちゃんにあかりの話でもしておこっと」


櫻子「あっかりんあっかりーん♪」


コンコン


撫子「開いてるよ」


ガチャ


櫻子「ナッデリーン!」



撫子「叩かれたいの?」


櫻子「じ、冗談だよ!」


パタン


櫻子「暇だからねーちゃんにあかりの話でもしようと思ってね」


撫子「そうだったんだ...そこ座っていいよ」


櫻子「はーい」


キシッ...



櫻子「はー...ねーちゃんの椅子は極楽だなぁ...」


撫子「椅子なんてどれも一緒だと思うけどね、はいお菓子」


櫻子「サンキュー!」


バリッ


モグモグ...


撫子「全部食べないでよ?」


櫻子「ん!」


撫子「それで...今日のドッジボールの話?」


櫻子「んぐ...まあね」


撫子「そっか、じゃあ聞かせて?」


櫻子「いいよ!」



櫻子『ドッジボールって試合でもすんのかな?』


あかり『どうなんだろう?』


はーい2人組作ってー


櫻子『試合じゃないみたいだな...あかり、私と組もう?』


あかり『...ちょっと待ってね』


櫻子『?』



向日葵『2人組...うーん...』


あかり『...』チラッ


ちなつ『よりによってここで2人組って何よ...誰かいないかしら...』


櫻子『あーなるほどな...』


あかり『向日葵ちゃんとちなつちゃんってまだ気軽にペアになれるほど仲良しじゃないんじゃないかなって思って』


櫻子『まあねー...』



あかり『櫻子ちゃん、あかりは向日葵ちゃんのとこに行くけどいいかな...?』


櫻子『うん、もちろん!』


櫻子『私がちなつちゃんと組めばいいんだね?』


あかり『えへへ、助かるよぉ』


櫻子『よし、行くぞー!』


あかり『おー!』


トコトコトコ



あかり『向日葵ちゃんっ』


櫻子『ちなつちゃーん!』


向日葵『あ、あかり?』


ちなつ『あれ、櫻子ちゃん?』


あかり『えへへ、一緒に組まない?』


櫻子『私と一緒にやろ!』



向日葵『あ...ありがとう、あかり...///』


あかり『えへへ、どういたしましてっ』


ちなつ『い、いいの...?』


櫻子『当たり前じゃん、私達友達でしょ?』


ちなつ『...あ、ありがと...櫻子ちゃん...///』


じゃあパス練習、始めてー


櫻子『パスか...確かこうだったよね?』ポンッ


ちなつ『そうそう...えいっ』ポンッ



櫻子『なんか楽しいね!えい!』ポンッ


ちなつ『...ふふっ、確かにね』ポンッ


あかり『いっくよぉ!』


向日葵『お、お手柔らかにお願いしますわ...』


あかり『はいっ』ポンッ


向日葵『わ、えいっ』ポーン



あかり『おっと...はいっ』ポンッ


向日葵『あ...えいっ』ポーン


向日葵(ボールが私の腕の中へ来ますわ...)


あかり『こっちかな...はいっ!』ポンッ


向日葵『えいっ』ポーン


向日葵(運動が苦手なのもちゃんと覚えてくれてますのね...///)


あかり『ボ、ボールさん待ってぇ!えいっ!』ポンッ



ピピーッ


身体は温まったかな?


じゃあ今から試合しましょうか!


櫻子『お、やっぱ試合だよね!』


櫻子『ちなつちゃんと一緒のチームがいいなぁ、ね!』


ちなつ『ねっ』



あかり『試合かぁ...頑張ろうね、向日葵ちゃん!』


向日葵『え、ええっ』


あかり『あかりが守ってあげるからねっ』


向日葵『お...お願いしますわ...///』


あかり『えへへ、任せて!』


じゃあチーム分けは...こっちとそっちね



あかり『櫻子ちゃんたちとは別々になっちゃったね...でもっ』


櫻子『あかりと敵かぁ...結構久しぶりだけど』


あかり『負けないよぉ!』


櫻子『負けねーぞ!』



櫻子『うん、楽しみだよ!』


ちなつ『楽しみ?』


.........
......
...


あかり『うん、向日葵ちゃんも知ってるけどあかりと櫻子ちゃんは何する時も一緒だったでしょ?』


向日葵『ええ、そうですわね』


あかり『だからね、あんまり櫻子ちゃんと勝負する事が無かったの』



あかり『だからとっても楽しみなんだよぉ!』


向日葵『...ふふっ』


.........
......
...


ちなつ『よーし、私も頑張っちゃうんだから!』


櫻子『あかりと向日葵をぶっ飛ばすぞー!』


ちなつ『おー!』


.........
......
...


向日葵『私も...櫻子だけには負けませんわ!』


あかり『その意気だよぉ向日葵ちゃん!』


向日葵『あかり、おっぱい組の力を見せてやりましょう!』


あかり『な、なにそれぇ!?///』



試合開始!

ピピー!


あかり『あ、ボール!』


櫻子『頂きっ!』


ちなつ『櫻子ちゃんすごい!』


櫻子『へへっ...まずは向日葵だぁ!』ブンッ


向日葵『わ、私!?』



向日葵『ええと...ええと...えいっ!』ピョン


あかり『向日葵ちゃんの避け方は可愛いなぁ...よっ』バシッ


あかり『櫻子ちゃん覚悟ぉお!!』ブンッ!


櫻子『はっや!なんで!?』ヒョイ


バシィッ!!


ピピー!


ちなつ『あ、あかりちゃんなんでこんなに速く投げられるの!?』



櫻子『分かんないけど...とにかくあかりがヤバい!』


あかり『ふっふっふ...』


向日葵『さすがあかりですわ...でもどうしてあんな剛速球を?』


あかり『花子ちゃんとよくボール遊びしてたからね、それのおかげかもっ』


向日葵『た、多分違うと思いますわよ...』



櫻子『作戦変更!くらえあかりぃ!!』ブンッ


あかり『まだまだだよぉ!』バシッ


櫻子『げっ、取られた!』


あかり『ごめんねちなつちゃん!』ブンッ!


櫻子『避けて!』


ちなつ『ええ!?無理無理無理!!』



ちなつ(当たる...っ!)ギュッ


バシッ!


櫻子『ふぅ...間に合った...』


ちなつ『さ、櫻子ちゃん...助けてくれたの...?』


櫻子『へへっ...友達だもん、当たり前じゃん!』


ちなつ『あ...ありがとう...///』



櫻子『さーて...反撃開始だぁ!』ブンッ


あかり『よっと!』ヒョイ


バシィッ!


ピピー


...…...
...…
...



櫻子『はぁ...はぁ...』


あかり『ふぅ...ふぅ...』


向日葵(コートの中にいるのはあかりと櫻子と私がと吉川さんだけ...)


ちなつ(櫻子ちゃんもかなり疲れてきてるけど...あかりちゃんはそれ以上に疲れてるはず!)


向日葵(あかりは私を庇いながら逃げたりボールを掴んでいた...でもそれは櫻子も同じこと)


ちなつ(...多分私でも、いまならあかりちゃんに当てられる!)


向日葵(あかりと協力すれば櫻子も当てられるはず...)



櫻子(ボールは私が持ってる...あかりの気が緩んだ瞬間に投げる!)


あかり(そろそろキツいよぉ...でも向日葵ちゃんは守らなきゃ...!)


向日葵『...あかり!』


あかり『ふえ?』


櫻子『今だああああ!!』ブンッ


あかり『うわっ!?』



あかり(逃げなきゃ...でももう疲れて速く動けないよぉ...!)


向日葵『待ってましたわ、櫻子』


ダッ


向日葵『あなたがボールを投げるのを...!』


バシィッ!


ピピー



櫻子『え!?』


ちなつ『うそ!?』


あかり『向日葵ちゃん!?』


向日葵『これでいいんですの...あかりは私を庇いながらでは櫻子にボールを当てることはできない...』


向日葵『私が外野に回ればあかりは思う存分動けますわ…』



向日葵『それに...ボールを残していける...』


ポンッポンッポンッ...


スッ...


向日葵『さあ、あかり...』


向日葵『櫻子と決着を着けて』



あかり『向日葵ちゃん...ごめんね、守ってあげられなくて...』


向日葵『十分守ってくれましたわ...さあ』


あかり『...うんっ』


ギュッ


あかり『ありがとう、向日葵ちゃん...』


向日葵『では私は外野に行きますわ...』


トコトコトコ...



あかり『...ごめんね、ちなつちゃん』


ビュン!


バァン!


ちなつ『きゃああ!』


ピピー


櫻子『え...!?』



ちなつ『す、すごいボール...さすがあかりちゃんね...』


櫻子『ちなつちゃん!』


ちなつ『ごめんね櫻子ちゃん...ここまで守ってくれたのに...』


櫻子『ちなつちゃん...』


ちなつ『私...外野で見守ってるからね』


ちなつ『頑張って、櫻子ちゃん!』


櫻子『...うん!』


スッ...


ギュッ



櫻子『あかり...』


あかり『櫻子ちゃん...』


櫻子『今まで何回か競ってきたけどさ、勝負着かなかったよね』


あかり『そうだね...引き分けばっかりだったよね』


櫻子『決着、つけよっか』



あかり『それで...終わったらみんなで給食食べようね』


櫻子『うん...!』


櫻子『...いくよ!』


あかり『...っ!』


キュッ!


櫻子『でやあああああ!!』



キーンコーンカーンコーン


あら、時間ね


さくあか『『えええええええ!?』』



櫻子「って感じだった」パリパリ


撫子「言われてみればあんたとあかりは運動会でもずっと一緒の組だもんね」


櫻子「たまにさ、ゲームで別々になったりするけど絶対引き分けになっちゃうんだよねー」パリパリ


撫子「全く同じって事なんでしょ、きっと」


撫子「...あとさっきから食べすぎ」



櫻子「えーいいじゃんっ」パリパリ


撫子「全く...」


撫子(同じ...か...)



櫻子『ねーちゃん、ねーちゃん!』


あかり『お姉ちゃん!』


撫子『ん?どうしたの?』


櫻子『えへへ...あのね!』


あかり『せーのっ』


さくあか『『いつもありがとう!』』



撫子『え...な、なに?』


櫻子『はい、これあげる!』


スッ


あかり『学校でね、お姉ちゃんに手紙を書こうって授業をしたんだぁ』


櫻子『それで一緒に書いたんだよ!』


撫子『そっか...ありがとう、二人とも』



櫻子『えへへ、行こ!』


あかり『うん!』


タッタッタッ...


撫子『...』


ピリッ


撫子『...お姉ちゃんいつもありがとう』


撫子『あかりたちはお姉ちゃんが犬好きです』


撫子『いつまでも一緒にいようね...あかり、櫻子より』


撫子『...ふっ、犬好きって...』



撫子(...)


櫻子「ん?なに?」パリパリ


撫子「なんでもないよ」


撫子(私にしてみたら...)


撫子(あかりも櫻子も花子もひま子も楓も)


撫子「同じくらい可愛いけどね...」


櫻子「なんか言った?」パリパリ


撫子「うん、太るよって言った」


櫻子「ええ!?」


P15.終わり

〇月×日木曜日
記録者:花子

今日は未来とこころとみさきちで遊びました。

楽しかったです。

公園で遊んでると犬が入ってきてびっくりしました。

みさきちと花子で追い返してやりました。



コメント

撫子:いつもの仲良し4人組だよね。

また家に連れておいで。

怪我はない?

あんまり無茶しちゃダメだよ。


あかり:みんな相変わらず仲良しだね!

来る時はクッキー作っておくから楽しみにしててね!

わんわんもみんなと遊びたかったのかな?

花子ちゃんかっこいいね!


櫻子:みさきちも居たのか!

私もみさきちみたいなぁ

犬大きかった?

みさきちつよっ!



花子「櫻子はなんでみさきちを見たがるの?」


花子「まあいっか...とりあえずあかりお姉ちゃんのとこ行こ」


コンコン


あかり「はぁい、開いてるよぉ」


ガチャッ


花子「あかりお姉ちゃん、今から大丈夫?」



あかり「うん、大丈夫だよ」


パタン


花子「お邪魔します」


あかり「いらっしゃい、花子ちゃん」


花子「そう言えばメガネ掛けてるんだね」


あかり「うんっ」


カチャ...


あかり「宿題する時とか遠くにお出かけに行く時は必ず掛けてるよぉ」



花子「花子も勉強する時は掛けてるし」


あかり「実は櫻子ちゃんも掛けてるんだよぉ?」


花子「そうなの?」


あかり「うん、最近は生徒会の時も掛けるようにしたみたいだよ?」


花子「なんで生徒会の時だけ...」


あかり「向日葵ちゃんに賢く見えるって言われてから掛けはじめてるよぉ」


花子「ひま姉はみんなで持ってるの知ってるの?」


あかり「うん、そしたら私も欲しいですわって言ったから今度2人で買いに行くんだぁ」



花子「...花子も行く」


ズイッ


あかり「え、でも学校のかえ


花子「花子も行く!」


ズイッ


あかり「あかりは大丈夫だけどひま


花子「花子も行くし!」


ガシッ


あかり「わ、分かったから落ち着いて!///」



花子「約束だし」


あかり「う、うん、約束ね...///」


パッ


あかり「ふぅ...」


あかり「あ、そうだ...みさきちゃん達のお話聞きたいなっ」


花子「公園の事?いいよ」



未来『花子様ー次なにするの?』


こころ『かくれんぼ?』


花子『この公園じゃ狭すぎるし...』


みさき『縄跳びとかは?』


花子『...うん、いいと思う』


未来『じゃあ縄跳びで


バウッ!!



未来『い、犬!?』


みさき『しかも結構大きいんだけど!』


こころ『ばうっ』


花子『...言ってること分かったの?』


こころ『全然ー』


グルルルル...!



未来『ジャングルジムに避難だぁ!』


こころ『わー』


みさき『ちょ、ちょっと置いてかないでよ!』


花子『みさきち!早く!』


パシッ


みさき『あ...///』


グイッ



花子『大丈夫?』


みさき『う、うん...///』


未来『それにしても元気だなぁ...』


バウッ!バウッ!


花子『あの犬がいなくならないと遊ぶどころか帰れないし...』


みさき『犬の苦手なもの...』


花子『?』


みさき『嫌いなものをいっぱい置いておけば嫌になって帰るんじゃない?』



こころ『おー』


未来『さっすがー!』


花子『すごいしみさきち...全然思いつかなかった...』


みさき『むふん...別に大したことじゃないんだけど!』


未来『でも犬の嫌いなものってなんだろ?』


こころ『チョコレート』


花子『嫌いと言うか死んじゃうし...』



みさき『キャットフードは?』


未来『そもそも持ってない...』


花子『そっか...みんな何持ってる?』


未来『あめ』


こころ『シール』


みさき『学校に食べ物持ってきちゃダメなんだけど!』


花子『花子は...100円玉1枚だし』


『『『『うーん』』』』



花子(あかりお姉ちゃんならどうするのかな...)


みさき(花子より先に...でも...)


バウッ!


みさき(こわい!!)


花子『...よし』


未来『何か思いついたの?』



こころ『囮作戦』


みさき『ええ!?』


未来『またまたこころってばー』


花子『囮は花子がやる』


未来『えええ!?まさかの本気!?』


みさき『な、なんで!?』


花子『この中だったら花子が一番足が速いし』


花子『花子が犬と追いかけっこしてる間にみんなは逃げられるし』



未来『でも花子様はどうするの!?』


花子『花子は大丈夫だし』


みさき『...何が大丈夫よ!』


バッ


ズサッ


花子『みさきち!』


未来『なんで飛び降りたの!?』


こころ『あ、犬...』



バウッ!


みさき『体力ならみさきの方があるんだけど...!』


みさき『だからその100円で犬のおやつ買ってきて!』


花子『なるほど...』


みさき『な、なるべく早く帰ってきてね...』


バウッ!


ダッ


みさき『は、早く行って!』


ダッ



花子『ありがと、みさきち!』


バッ


ズサッ


タッタッタッ...


花子『はぁ...はぁ...スーパーに売ってるかな...』


.........
......
...



いらっしゃいませー


花子『犬のおやつ...犬のおやつ...』


花子『あった!』


花子『56円...意外と安いし』


カサッ


花子『これください』


チャリン


はい、100円お預かりしまーす



44円のお返しです


花子『あ、レシートいらないです』


ダッ


ありがとうございましたー


.........
......
...


みさき『し、しつこすぎ...なんだけど...!』


バウバウッ!


未来『目に見えてバテて来てるよ...花子様早くー!』



こころ『ガブッ』


みさき『縁起でもないこと言わないで!』


花子『お待たせ...買ってきたし!』


みさき『遅かったじゃない...は、早くそれを犬に...!』


花子『んー...っ!』


バリッ


花子『えいっ』


ポイッ



バウ...


ハグハグ...


みさき『さ、作戦...大成功...なんだけ...ど』


ガクッ


花子『みさきち!』


未来『大丈夫!?』



こころ『水、はい』


みさき『あ、ありがと...』


ゴクッゴクッ...


みさき『ぷは...どうよ...花子よりかっこよかったでしょ...?』


花子『うん、かっこよかったよ...みさきち』


みさき『むふん...』


未来『すごく満足した笑顔だ...』



花子『とりあえずここから離れよ?』


花子『みさきちは花子が背負っていくし』


こころ『みさきちゃん運ばれてばっかりだね』


未来『そういう事言わないの』



花子「その後みさきちを家まで送って帰ってきたし」


あかり「なるほどねぇ...そんなに怖いわんわんだったの?」


花子「あれは絶対噛み付いてくる奴だし...」


あかり「あ、あはは...危ないね...」


花子「ねえ、お姉ちゃん」


あかり「ん?」



花子「花子も頑張ったよね?」


あかり「うん、もちろんだよぉ」


花子「じ、じゃあ...その...///」


ナデナデ...


花子「...///」


あかり「ふふ、こうでいいかな?」


花子「うん...///」



キィ...


コソコソ...


ジッ...


撫子「...」


櫻子「ねーちゃんなにやってんの?」


撫子「天使の観察...かな」


P17.終わり

申し訳ありません...今日の更新はお休みします...。
待って下さってる方には本当に申し訳ないです...。
明日には通常通りになるので少々お待ちください。


〇月×日土曜日
記録者:撫子

土曜日だね、みんなお疲れ様。

今更だけどめぐみが泊まりに来てるから気を付けてね。

撫子さんだよー。

あかりちゃんうへへー。



あかり:お疲れ様!

確かにめぐみさん来てたね。

しかも日記も書いてるみたいだし...あはは。

撫子お姉ちゃんも嬉しそうでよかったよぉ。


櫻子:おつかれー!

ケーキ屋の人だよね?

家の中なのに甘い香りがすると思ったよ!

あかりうへへ!


花子:お疲れ様だし。

ケーキ屋さんで会った人だね。

よろしくお願いします。

あとあかりお姉ちゃんに変な事しないでね。



撫子「...」バシッバシッ


めぐみ「痛い痛い!蹴らないで!」


撫子「全く...ちょっと目を離したらこれなんだから...」


めぐみ「えへ、ごめんねっ」


撫子「...なんかイラッとしたからもう一回蹴っていいかな」


めぐみ「却下!拒否する!やめてください!」



撫子「はぁ...まあいいか、部屋行こう」


めぐみ「待ってましたっ」


ガチャッ


ガチャッ


撫子「ここが私の部屋...めぐみ?」


めぐみ「へー...ここが櫻子ちゃんのお部屋なんだね...」


櫻子「あ、ケーキのねーちゃんじゃん!」


めぐみ「やっほー、お邪魔してるよ」


櫻子「あ、そうそう...ねーちゃんがすげー顔して立ってるから...」


めぐみ「え?」クルッ



撫子「...ハウス」


めぐみ「犬扱い!?」


撫子「ごめんね櫻子」


バタン


櫻子「ねーちゃんこえー...」


バタン


撫子「勝手に出歩かない」


めぐみ「はーい」



撫子「それで...なにを教えてもらいたいって?」


めぐみ「撫子の姉妹関係!」


撫子「...」


めぐみ「いや冗談じゃなくて本気で」


撫子「知ってどうするの?」


めぐみ「え?どうもしないけど...」


撫子「じゃあ言う必要ないね」


めぐみ「わーダメダメ!知って...自慢する!」



撫子「人に話されるのは嫌だから」


めぐみ「言わない!言わないから!」


撫子「言わないでどうやって自慢するの?」


めぐみ「ぐぬぬ...」


撫子「...絶対言わない?」


めぐみ「言わない!」


撫子「はぁ...いいよ」



めぐみ「やったあ!さすが撫子!」


めぐみ「じゃあさ、ずばり撫子から見た櫻子ちゃんとは!」


撫子「櫻子か...」


撫子「...うん」


めぐみ「はいダメ、ごまかすの禁止!」



撫子「...櫻子はね」


撫子「うるさいしめんどくさい」


撫子「...でも」


めぐみ「でも?」


撫子「...いい子だよ、すごく」


撫子「花子はあかりの事しか言わないけどなんだかんだ言って櫻子の事も好きだしね」


めぐみ「ほうほう?」



撫子「あの子の笑顔は誰かを元気にできる笑顔だから...何度も救われたよ」


撫子「あと...あの子はバカだけど人の気持ちには誰よりも敏感なんじゃないかな」


撫子「そういうところも含めて櫻子はいい子だね」


めぐみ「なるほどねぇ...」


めぐみ「普段はバカバカ言ってるのも愛情の裏返しって事?」


撫子「...さあ、ね」


めぐみ「照れてる撫子も可愛いよ!」



撫子「...」バシッ


めぐみ「痛い!けどなんか嬉しい!」


撫子「なにそれ...」


めぐみ「次は...花子ちゃんかな」


撫子「花子ね...しっかりした子だと思うよ」


撫子「多分私よりあかりの背中を見て育ったんじゃないかな」


めぐみ「なんで?」



撫子「あかりも結構しっかりしてるんだけど、たまに抜けてるんだよね」


撫子「そこのところもあかりそっくりでね...ふふ」


めぐみ「最近は髪型も真似してるの?」


撫子「あれは単なる思いつき」


撫子「あと...櫻子のフォローは花子が一番上手いんじゃない?」



撫子「あの子が櫻子に対して辛口なのも櫻子の事をちゃんと分かってないとできないことだからね」


めぐみ「なるほどねぇ...」


撫子「あとあかりに似てすごく優しい」


めぐみ「撫子、顔がゆるんでるよ?」


撫子「...」バシッ


めぐみ「いたっ!なんで!?」


撫子「めぐみが変な事言うから」


めぐみ「理不尽だよぉ...なんちゃって」



撫子「...」


めぐみ「ごめん!怒らないで!その手を下ろして!」


撫子「全く...」


めぐみ「じゃああかりちゃ


撫子「あかりはね、本当に優しい子」


めぐみ「あ...は


撫子「私が落ち込んでたり、櫻子が悲しんでる時は絶対に1人にしないで何も言わずに支えてくれるんだよ」


撫子「あかりほど天使な子はいないと思うんだけど」



めぐみ「そ、そうだ


撫子「これだけじゃなくてあかりは本当に気が効くし周りをよく見て行動できる子」


撫子「あれがほしいな、って思ったらすぐにあかりが持ってきてくれる...ほんとに忠犬みたいな子」


めぐみ「あ、あのそれくらいに


撫子「あと本当に可愛い、すごく可愛い...」


撫子「めぐみには言ったかな、あかりは昔私のお嫁さんになるって言ったんだよ?」


撫子「ふふ...可愛いよね...しかもたまに私の真似するんだよ?」



撫子「こっそりあかりの部屋を覗くとね、鏡の前で腰に手を当てて」


撫子「櫻子、ちゃんとしな」


撫子「とか」


撫子「花子、偉いよ」


撫子「なんて...可愛いでしょ?」


めぐみ「お姉ちゃんに憧れる年頃だしねー...」


撫子「それで


めぐみ「わ、分かった!あかりちゃんが大好きで仕方ないのは分かったから!」



撫子「別にあかりだけじゃないけどね...満足した?」


めぐみ「うん、私はね」


撫子「?」


めぐみ「...もーいーよーっ!」


ガチャッ


櫻子「ねーちゃん...///」


花子「恥ずかしいし...///」


あかり「あ、あはは...///」


撫子「...」


撫子「...え?」



撫子「いつから?」


めぐみ「私が撫子の部屋に入った時からだよねっ」


あかり「うん...///」


撫子「...ちょっとまって」


撫子「もしかして」


櫻子「全部」


花子「聞いてたし...///」


撫子「...」


撫子「もうやだ恥ずかしぬ...///」


めぐみ「あはは...ほら、愛しの妹達が何か言いたそうだよ?」



撫子「なに...///」


櫻子「え、えっと...///」


櫻子「ねーちゃんのクールな感じとか...すごいかっこいいと思う...///」


花子「落ち着いてて頼りになるところもかっこいいし...///」


あかり「...お姉ちゃんっ!///」


あかり「いつもあかり達の事気にしてくれてありがとう!///」


あかり「あ、あかりもお姉ちゃんの事大好きだよぉ!///」


櫻子「わ、私もねーちゃんの事大好きだから!///」


花子「花子も大好きだし...///」



撫子「...」


めぐみ「あらら、感極まっちゃった?」


撫子「べつに...っ」


めぐみ(声が震えてるよ、撫子...ふふっ)


あかり「お姉ちゃんっ!」


ギュッ


櫻子「ねーちゃん!」


ガバッ


花子「...撫子お姉ちゃん」


キュッ


「「「いつもありがとう」」」


P18.終わり

〇月×日日曜日
記録者:あかり

今日は櫻子ちゃんとお散歩してきました。

途中で変な道に入って迷っちゃったよね。

でも京子先輩に助けてもらって無事に帰って来れました。

ちょっとした冒険だったね。



撫子:遅いと思ったら迷子になってたんだね。

慣れた道でもふとした瞬間に迷うから気をつけること。

京子先輩?

まあ怪我なく帰ってきてくれてよかったよ。


櫻子:いやー帰れなくなるかと思ったよね!

ごめんね、色々連れ回しちゃって...。

あの人急に出てきてビックリしたよね!

また探険しようね!


花子:大丈夫だったの...?

2時間もどこ行ってるのかと思ったら迷子だったんだ...。

ごらく部の人?

今度は花子のコンパス貸してあげる。



あかり「探検って木へんだよね?」カキカキ


あかり「あ、そうだ...京子先輩にお礼言わなきゃ」


ゴソゴソ...


あかり「えっと...京子先輩は...あった!」


今日はありがとうございました!

ちゃんとお礼がしたいのでよかったら今度生徒会室に来てください。

杉浦先輩も喜びますから是非!


あかり「これでいいかな...送信っ」


ポンッ



あかり「あとはお返事待ちだね...そうだ!」


コンコン


櫻子「はーい」


ガチャッ


あかり「櫻子ちゃん、お風呂入るんだけど一緒に入る?」


櫻子「入る!」


あかり「じゃあバスタオルと着替え持ってきてね、リビングで待ってるよぉ」


櫻子「おっけー、すぐ準備する!」


あかり「ふふ、慌てなくて大丈夫だからね?」


パタン...



あかり「櫻子ちゃんとお風呂は久しぶり...ってわけでもないね、えへへっ」


ピロン


あかり「んん?誰かな...」


あかり「わあ、京子先輩だ!」


気にしなくていいよ!

まあ近々プリン食べに生徒会行く予定だったしねwww

綾乃が喜ぶの?

まあいいや、わざわざありがとねあかっちゃん!


あかり「あかっちゃんって...気に入ったんだねぇ...」


ガチャッ



ガチャッ


櫻子「おまたせー!」


あかり「あ、櫻子ちゃんっ」


櫻子「あれ、誰と話してんの?」


ヒョコッ


あかり「京子先輩だよぉ、今日連絡先交換したからお礼してたんだぁ」


櫻子「なるほど、さすがあかり!」


櫻子「私も後で言っとこーっと」



あかり「じゃあお風呂入ろっかっ」


櫻子「おー!」


ガチャッ


シュルッ


パサッ...


櫻子「む...おっぱいの気配...」


あかり「け、気配?」


ムニッ


あかり「うわぁ!?///」



櫻子「むむむむ...」


ムニュムニュ...


あかり「さ、櫻子ちゃん!///」


櫻子「よし、変わってないな!」


あかり「ええー...///」


櫻子「入ろ!」


ガチャ


あかり「もう...///」


パタン



キュッ


シャー...


あかり「それにしても今日はたくさん歩いたね」


櫻子「あーうん...ごめんね?」


あかり「ううん、怒ってるんじゃないんだよぉ」


あかり「ただ京子先輩がいたからビックリしちゃって...ふふっ」



櫻子『迷った!』


あかり『うそぉ!?』


櫻子『平気平気、携帯で調べれば...』


ゴソゴソ


櫻子『調べれば...』


ゴソゴソ...


櫻子『...』


ゴソ...


櫻子『忘れてきた...』



あかり『じゃああかりので調べるね?』


櫻子『うん、お願い...』


あかり『えっと』


ピーッ


プツッ


あかり『...充電切れちゃったみたい』


櫻子『うえええええ!?』



あかり『ま、まずは見覚えのある道を探そっか!』


櫻子『こんなとこ知らねーよ!』


あかり『お、落ち着いて!』


『あれ、なにしてんの?』


あかり『あ、えっと...歳納先輩?』


京子『おー、覚えててくれたんだ!』


京子『嬉しいなぁ...でそれでどしたの?』


櫻子『実は散歩してたら迷子になっちゃって...』


京子『なるほど、迷える子羊ってわけか!』



あかり『羊さんじゃないけど迷ってるのは確かですね...えへへ...』


京子『どれ、可愛い後輩のために人肌脱いでやるか!』


櫻子『ええ!?ここで脱ぐんですか!?』


あかり『そういう意味じゃないから!///』


京子『...ぷっ』


京子『あっはははははは!!』



京子『はー...面白いなぁさくっちゃん...』


櫻子『そうですか?』


京子『うん、めっちゃ気に入った!』


京子『ごらく部こない?』


櫻子『行きます!』


あかり『櫻子ちゃん!?生徒会は!?』


櫻子『あ、そうだった!』



京子『ちっ、あと少しだったのに!』


櫻子『危ねー...あかりがいなかったらごらく部に入ってた...』


あかり『ノリで生きすぎだよぉ...』


京子『まあいいや、それで迷ってるんだっけ?』


京子『通学路が近いからそこまで案内したげるよ』


櫻子『本当ですか!?』


あかり『ありがとうございます歳納先輩!』


京子『あー京子でいいよ、ね?』


あかり『京子先輩...分かりましたっ』


櫻子『じゃあさっそく行きましょー!』


京子『おー!』


あかり『あ、待ってよぉ!』



チャプ...


櫻子「その後連絡先交換したんだっけなー...」


あかり「追いかけるのすごく疲れたんだよぉ?」


櫻子「あはは、ごめんごめん」



あかり「もー、置いてかないでよ?」


櫻子「うん、置いてかないよ」


クルッ


ギュッ


あかり「もう...///」


櫻子「へへっ///」



あかり「の、のぼせちゃう前にでよっか///」


櫻子「えーもうちょっとだけ!///」


あかり「わぁ!?///」


バシャバシャ...


花子「むー...」


撫子「今日は櫻子に譲ってあげな?」


ナデナデ


花子「...仕方ないし」


P19.終わり

〇月×日月曜日
記録者:櫻子

今日から夏服!

半そでまださむい

てか雨ばっかりでたいくつ

ひま

〇月×日月曜日
記録者:櫻子

今日から夏服!

半そでまださむい

てか雨ばっかりでたいくつ

ひま



撫子:梅雨が近いからね。

風邪引かないように注意すること。

あとそろそろ折りたたみ傘持っていきなよ。

勉強。


あかり:ちょっと涼しいよね。

パジャマは長袖でいいかな?

何かゲームする?

宿題終わったらだけど...。


花子:衣替えもう少しおそくても良かったと思う。

雨は仕方ないし。

外に遊びに行けなくてつまらないのは分かる。

勉強。



櫻子「勉強ばっかじゃん!!」


櫻子「こうなったら意地でもしてやんないもん!」


櫻子「...」


櫻子「ひまだなぁ...」


櫻子「あ、そうだ!」


コンコン


櫻子「...あれ?」



コンコン


櫻子「あかりー」


ガチャッ


櫻子「お?」


あかり「くぅ...んん...」


櫻子(寝てる...)


パタン...


櫻子(ゲームしようと思ったんだけどなー...)



あかり「んー...えへへ...」


櫻子(どんな夢見てんだろ?)


櫻子(電気...つけたらあかりが起きちゃうか...)


櫻子(どうしよっかな...)


櫻子(まあいいや、ゲーム機ぐらい手探りでも分かる...はず!)


ゴソゴソ...



櫻子「ゲーム...ゲーム...」


あかり「うー...」


櫻子「...起きてない、よね?」


あかり「あれ...だれ...?」


櫻子「寝ぼけてるのか...ふふふ...」


櫻子「コホン...向日葵ですわよーボインボイン」


あかり「向日葵ちゃんかぁ...いらっしゃい...」


櫻子「あかりは眠たいんですの?」



あかり「うん...なんだか雨の音を聞いてると眠たくなって...」


櫻子「なるほど...雨か」


櫻子(私も聞いてみようかな...)


サー...


ピチョンッ


ケロケロケロ...



櫻子(あー...確かに眠たくなるなぁ...)


櫻子「ふわぁ...ねむ...」


あかり「えへへ...向日葵ちゃんも寝ようよぉ...」


櫻子(あ、そっか...勘違いしてるんだっけ)


櫻子「いいですわよ、隣に入るですわ」


モゾモゾ...



あかり「あったかいねぇ...」


櫻子「そうだあかり、私の事どう思ってますの?」


櫻子(なんちゃって!)


あかり「向日葵ちゃんはねぇ...大好きだよぉ...」


あかり「頑張り屋さんだし...お勉強も...できるし...」


あかり「あかりの自慢の向日葵ちゃんだなぁ...」


櫻子(...なんか面白くないなぁ)



あかり「あったかいねぇ...」


櫻子「そうだあかり、私の事どう思ってますの?」


櫻子(なんちゃって!)


あかり「向日葵ちゃんはねぇ...大好きだよぉ...」


あかり「頑張り屋さんだし...お勉強も...できるし...」


あかり「あかりの自慢の向日葵ちゃんだなぁ...」


櫻子(...なんか面白くないなぁ)



櫻子「櫻子の事は?」


あかり「大好き...だよぉ...」


あかり「櫻子ちゃんがいないと...あかりはダメになっちゃうなぁ......」


櫻子「え?」


あかり「えへへ...ねえ、櫻子ちゃん」


櫻子「うわ!?///」


ガバッ



櫻子「お、起きてたなあかり!///」


あかり「あれだけ喋らされたら誰だって起きちゃうよぉ?」


櫻子「あ、え、そ、そうだ!///」


櫻子「どういう事だよ!ダメになっちゃうって!///」


あかり「そのままの意味だよぉ?」


あかり「あかりは櫻子ちゃんからたくさん元気や勇気をもらってるからね」



あかり「生徒会も櫻子ちゃんが入るって言ったからあかりも入ったんだよ?」


櫻子「そ、そうだったの?」


あかり「うんっ」


櫻子「あー...じゃあさ」


櫻子「ひ、向日葵と私ならどっちが大事...?///」


あかり「うーん...両方かな?」



あかり「あかりの左手は向日葵ちゃん」


あかり「右手は...」


ギュッ


あかり「櫻子ちゃん専用なんでしょ?」


櫻子「懐かしいなぁ...そんな事言ってたね」



向日葵『あーちゃん遊ぼ!』


櫻子『あかりは私のだよ!』


向日葵『なにそれあーちゃんは物じゃないもん!』


櫻子『でもダメ!』


向日葵『ひとりじめしないでよ!』


あかり『うーん...そうだ!』



あかり『はい、向日葵ちゃん!』


向日葵『?』


あかり『櫻子ちゃんはこっち!』


櫻子『手?』


あかり『うん!』


向日葵『これでどうするの?』


あかり『あかりは今からふたりのものです!』



あかり『でもあかりは1人しかいないからはんぶんこだよぉ』


あかり『左は向日葵ちゃん専用ね』


あかり『右は櫻子ちゃん!』


櫻子『じゃあ右手で私と遊ぶの?』


あかり『うん!』


向日葵『私は左手?』


あかり『そうだよぉ!』


あかり『これでケンカにならないよね?』


向日葵『...うんっ』


櫻子『ありがとうあかり!』


向日葵『左は渡さないからね!』


櫻子『こっちだって同じだもん!』



櫻子「結局あの後3人で遊んだんだよね?」


あかり「うん...今でも向日葵ちゃんは覚えてるかな?」


櫻子「あー...覚えてるんじゃない?」


櫻子「だってさ、向日葵のやつあかりと歩く時は絶対左側に行くもん」


あかり「あ...確かにそうだね」


櫻子「もしかしたら無意識かも?」



あかり「それなら嬉しいなぁ...ねえ櫻子ちゃん」


櫻子「ん?」


あかり「櫻子ちゃんが今寝転んでる場所、あかりの右側なんだよぉ?」


櫻子「マジで!?」


バッ


櫻子「ホントだ...無意識にこっち側に来たんだけど...」


あかり「えへへ、当たり前になってるって事だね」



櫻子「って事は私の特等席だな!」


ガバッ


あかり「わあ!?もう...///」


櫻子「右側は渡さないもんねー!///」


ガチャッ


花子「じゃあ花子は膝の上だし!」


ボフッ


あかり「は、花子ちゃん!?///」



櫻子「あ、ずるいぞ!」


花子「ふふん、早い者勝ちだし」


あかり「あはは、花子ちゃんだけ仲間外れはやだもんねっ」


撫子「私は?」


櫻子「ね、ねーちゃん!」


撫子「悲しいなー私も欲しいなー」


撫子「あーあかりの背中が空いてるー」


撫子「ここ私の特等席ね」


ギュッ



あかり「な、撫子お姉ちゃん!?///」


撫子「嫌だった?」


あかり「い、嫌じゃないけど...///」


櫻子「むー...右側は全部私のもんだぁああ!!」


ギャーギャー...



向日葵「...!?」


向日葵「今何か...遅れをとったような気が...」


向日葵「...楓、少しあかりの家に行ってきますわ」


楓「楓もいくー!」


ギャーギャー...


ガラッ



向日葵「おじゃましま...あら?」


あか......は私の...だ!


あ...お姉ちゃん......ものだし!


......りは私の......!


向日葵「...」


ドスドスドス


バン!



櫻子「ひ、向日葵!?」


花子「ひま姉だし」


撫子「ひま子?」


あかり「ふえ?///」


向日葵「あ、あかりは......」


「私のものですわああああっ!///」


ギャーギャー...


P20.終わり



〇月×日火曜日
記録者:花子


家の前にかたつむりがいたので持ってきました。

夏休みの自由研究のためにかんさつしようと思います。

かたつむりってなに食べるんだろ?

ちなみに名前はさくらこです。



撫子:夏休みの自由研究はさくらこにするんだね...。

なに食べるんだろ、私も知らないな。

虫かごの中に入れてるんだ。

私も色々調べてみるからね。


あかり:さくらこちゃん可愛いね!

自然に生きてるさくらこちゃんはコケとかキャベツを食べるみたいだよぉ。

あと、さくらこちゃんに寄生虫がいる事もあるから気をつけてね。

あかりも調べてみよっと!


櫻子:なんで私なんだ!

ねーちゃんもあかりも絶対楽しんでるだろ!

虫なんていねーよ!

コケ食べねーよ!



花子「なるほど...じゃあさくらこのカゴにキャベツ入れておけばいいんだ...」


パタン


トテトテ...


花子「キャベツ...キャベツ...あった」


ブチッ


花子「はい、さくらこ」


カパッ


ポイッ



花子「いっぱい食べてね」


ガチャッ


撫子「花子、さくらこの事調べてみたよ」


あかり「あかりも調べたんだぁ」


バタン


花子「ありがとう、助かるし」


あかり「どういたしまして、まずは寿命なんだけど...」


撫子「さくらこは結構長生きするみたいだよ」



花子「そうなんだ...こんなに小さいのに?」


あかり「うん、さくらこちゃん達は外にいると鳥とかに食べられちゃうんだけど...」


あかり「カゴの中にいれば安全だからね!」


花子「鳥が食べるんだ...」


花子「自由研究に使えそうだし、もっと教えて欲しいし」


あかり「うん、いいよぉ!」



撫子「花子、さくらこの殻はいつからくっ付いてるか知ってる?」


花子「殻...?」


花子「...ナメクジぐらい大きくなってから...見つけてくるのかな?」


撫子「はずれ、正解は生まれた時からだよ」


花子「生まれた時から付いてるの?」


撫子「うん、さくらこの殻の中には内蔵が入っててね」



撫子「それを守る為に殻があるんだってさ」


花子「へー...じゃあ殻はさくらこの一部なの?」


撫子「そうなるね」


花子「なるほど...」


あかり「ちなみにさくらこちゃんと殻は筋肉でくっついてるから無理に剥がそうとすると死んじゃうんだよぉ...」


花子「し、死ぬの?」


あかり「うん、でも普通に生きてる分には大丈夫だから心配ないよぉ」


あかり「よかったね、さくらこちゃんっ」


さくらこ「...」



花子「ちょっと気になったんだけど...」


あかり「んん?」


花子「さくらこの体の柔らかい部分ってヌメヌメしてるよね」


撫子「そうだね...テカってるし」


花子「じゃあ水とかもあげなきゃいけないの?」



あかり「うん、湿気は必要みたいだよぉ」


あかり「濡れてないと死んじゃうみたいだし...」


花子「さくらこは意外にデリケートだし...」


あかり「一応殻の中に入って自分で濡らせられるんだけど、限界があるからね」


花子「じゃあ水やりはマメにしないと...」



撫子「他に気になることは?」


花子「殻の巻き方なんだけど...」


花子「右巻きしかいないの?」


撫子「ううん、この種類のさくらこは右巻きが多いけど別の種類に左巻きのさくらこもいるんだよ」


撫子「花子には少し難しい話かもしれないけど、一応説明しておくと...」


撫子「日本のさくらこは種類で巻く方向が決まってて、ほとんどが右巻き」



撫子「でも殻の巻き方って遺伝子で決まるみたいでさ、その遺伝子が機能してない時とかは左巻きになるんだよ」


撫子「早い話が突然変異だね」


花子「うーん...頭が二つある蛇みたいな感じ?」


撫子「それで間違いないよ」


花子「なるほど...さくらこは奥が深いし」


さくらこ「...」


あかり「ちなみに本来右巻きのはずが、突然変異で左巻きになっちゃったさくらこちゃんはね」


あかり「なかなか交尾がうまくいかないんだって」


花子「交尾?」



あかり「卵を生むためには交尾しないとダメでしょ?」


花子「うん」


あかり「その時交尾に使う交尾孔っていう穴があって...」


撫子「...あかり、ストップ」


撫子「なんか分からないけどその話はあんまり良くないと思う」


あかり「そう?じゃあまた今度だねっ」


花子「分かったし」



花子「あ、そうだ」


花子「さくらこの殻の色についても聞きたいんだけど...」


撫子「色?」


花子「うん、図鑑で見たさくらこは綺麗な緑の殻持ってるのが多かったんだけど...」


撫子「それは仕方ない」


撫子「花子が見たさくらこは温かいところに住んでいるさくらこだと思うよ」



花子「なんで?」


撫子「ん...じゃあ問題」


撫子「さくらこの殻が茶色いのはなぜでしょうか」


花子「えー...なんでだろ...」


花子「...土に似せるため?」


撫子「正解、土に似せたら鳥に見つかりにくいからね」



撫子「じゃあ温かい南国のさくらこは?」


花子「葉っぱに似せてるの?」


撫子「そう、南国は緑がたくさんあるからね」


撫子「この辺じゃ綺麗でもちょっと浮くから緑のさくらこはすぐ食べられるんだよ」


あかり「色や模様ですごく高いお金で取引されるさくらこちゃんもいるんだよぉ?」


撫子「あと、わざとピンク色とか紫色にしてるさくらこもいるみたいだね」



さくらこ『わたしにはどくがあるんだぞー』


鳥『ひいぃ』


あかり「こんなふうに威嚇してるんだって!」


花子「へー...さくらこすごいし」


さくらこ「でしょ」



花子「さくらこの天敵って鳥しかいないの?」


あかり「...」


撫子「...」


花子「?」


あかり「えっとね...マイマイカブリって言う虫さんがいるんだけど...」


花子「マイマイカブリ...なんか可愛いし」


撫子「名前はね...」



花子「どういう事?」


あかり「マイマイってなんだと思う?」


花子「マイマイ?」


花子(マイマイ...?)


花子「分からないし...」


あかり「...さくらこちゃんの事だよぉ」


花子「え?」


撫子「マイマイカブリ...さくらこをかぶる」


撫子「何となく分からない?」


花子「...?」



さくらこ『げ!マイマイカブリひまわりだ!』


ひまわり『おほほ、おいしそうなさくらこですわね』


さくらこ『へん!からにいればこわくないよーだ!』


ひまわり『あまあまですわ!』


ジュワッ


さくらこ『うわ!なんかとけた!』


ひまわり『わたくしのだえきでとかしてたべてしまいますわ!』


さくらこ『やめろー!』



あかり「こんな感じ...なんだけど」


花子「ひま姉怖すぎるし...」


撫子「...」



あかり『あかりマイマイだよぉ』


なでしこ『マイマイカブリ』


あかり『わあ、こわいよぉ』


なでしこ『こわくないよ、あけて?』


あかり『ホントに?』


なでしこ『うん』


あかり『あけたよぉ』


なでしこ『おじゃまします』


あかり『わあ、だ、だめだよぉ』


なでしこ『かわいいよ』


あかり『だ、だめぇ』



撫子「...いいんじゃない?」


花子「え...」


あかり「な、撫子お姉ちゃん...?」


撫子「いやさくらこの自由研究にマイマイカブリの事書いてもって事だからね」


花子「び、びっくりしたし...」


あかり「あはは...」



あかり「他に聞きたい事はある?」


花子「ううん、もう無いから大丈夫」


花子「さっそく下書きしてくる」


トコトコ...


撫子「まだ夏休み始まってないのに熱心だね...」


あかり「早いうちから初めておいて損は無いよぉ」


撫子「それもそうだね」



撫子「...あのさ、あかり」


あかり「んん?」


撫子「夏休みになったらどこか行かない?」


あかり「いいね、海とか山口かなぁ?」


撫子「あかりが行きたいところでいいよ」



あかり「え?でも櫻子ちゃんと花子ちゃんに


撫子「私と2人で...ね?」


バタバタバタ...


バン!


櫻子「さっきからさくらこさくらこってなんだよ!」


櫻子「なんでかたつむりが私なんだよ...ってねーちゃんとあかり何してんの?」


撫子「...何でも無い、それより宿題終わったの?」



櫻子「あ、まだだ」


あかり「じゃあ一緒にやる?」


櫻子「やる!やるやる!」


櫻子「宿題持ってくるから待ってろよー!」


バタバタバタ...


撫子「やれやれ...」



あかり「でもホントなんでさくらこちゃんなんだろ?」


撫子「かたつむりってなんか一生懸命前に進んでるって感じ、しないかな」


あかり「...なるほどね、ふふっ」


撫子「花子に聞いてみないと分からないけどね」


バタバタバタ


櫻子「持ってきた...ってなんで2人してニコニコしながらこっち見てんの?」


撫子「別に」


あかり「なんでもないよぉ」


P21.終わり

なんだよ山口って...www
全く気付きませんでした、山口ではなく山です。



〇月×日水曜日
記録者:撫子

ジメジメしてて嫌な感じだね。

部屋の中にカビ生えてない?

特に櫻子。

あと乾燥機壊れてるからしばらく部屋干しになるよ。



〇月×日水曜日
記録者:撫子

ジメジメしてて嫌な感じだね。

部屋の中にカビ生えてない?

特に櫻子。

あと乾燥機壊れてるから部屋干しになるよ。



あかり:あかりのお部屋もジメジメしてるよぉ。

櫻子ちゃんのお部屋は大丈夫みたい。

あと今日は櫻子ちゃんは向日葵ちゃんのお家でお勉強してるからいないよ。

分かった!


櫻子:








花子:髪の毛が変な感じだし...。

櫻子いないんだ。

勉強ってめずらしいね。

分かったし。



撫子「さて、と...」


パタン


撫子「乾いたかな...」


ベチャッ...


撫子「...まだか」


撫子「臭いがこもって嫌なんだけどな...部屋干し」


撫子「まあ仕方ないか...」


ガチャッ



バタン


撫子「...」


ザー...


撫子「静かだなぁ...」


撫子(櫻子がいないだけでこんなに静かになるんだ...)


撫子(なんか物足りない感じもするけど...たまにはいいか)


ガチャッ


花子「あれ、撫子お姉ちゃん何やってるの?」



撫子「ぼーっとしてる...花子は?」


花子「さくらこの観察だし」


撫子「なるほどね」


花子「よいしょ...」


カタッ


花子「相変わらずゆっくりだし...ふふっ」



ザー...


花子「...」


撫子「...」


花子「静かだね」


撫子「ね」


花子「...あかりお姉ちゃんは何やってるのかな」


撫子「覗きに行く?」



花子「...ちょっと、だけ」


撫子「ん」


スッ


キィ...


撫子「...」


花子「どう...?」


「それでね、櫻子ちゃんが...」


「それでそうなっちゃって...」


「あはは...ねえ、今度はちなつちゃんの...」



撫子「友達と電話してるみたい」


花子「つまんないし」


撫子「まあまあ、そう言わないで」


ナデナデ


花子「...仕方ないし」


パタ...ン



花子「ホントに静かでやる事もないね...」


撫子「いいんじゃない?」


撫子「たまにはさ、ゆっくりした時間を過ごすのも」


花子「...そうだね」


撫子「ほら、耳をすませてごらん」



花子「...」


ケロケロケロ...


ザー...


花子「...いっぱい聞こえる」


撫子「小さい頃あかりにも教えてあげたんだ」


花子「そうなの?」



撫子「うん、ゆっくりした空間じゃないと聞こえないけどね」


花子「確かに...普段なら気にしないもんね」


撫子「あかりはよく聞いてるみたいだよ」


花子「あかりお姉ちゃんはいつもゆっくりした雰囲気だしてるし」


撫子「あー...確かに」



撫子「安心するよね」


花子「うん」


花子「撫子お姉ちゃんの近くも安心するし」


撫子「ありがと、花子」


花子「どういたしまして」


ザー...


撫子「...そう言えばさ、話したっけ」


花子「なにを?」



撫子「日記買ってきた理由」


花子「ううん、聞いてない」


撫子「そっか…じゃあまた今度」


花子「今言わないの?」


撫子「うん」


花子「どうして?」


撫子「なんとなく、かな」


花子「ふふ...分かったし」



花子「ねえ、撫子お姉ちゃん」


撫子「ん?」


花子「もう電話終わったかな?」


撫子「どうかな...」


花子「あかりお姉ちゃんの電話が終わったら3人でこうやって外の音聞きたいね」


撫子「...そうだね、きっと」


撫子「幸せな時間なんだろうな...」


ガチャッ



あかり「2人で何やってるの?」


花子「噂をすれば」


撫子「なんとやらってね」


あかり「?」


花子「あかりお姉ちゃん、こっちに座って」


ポンポン


あかり「うん、いいよぉ」



ボフッ


花子「ちょっとだけ...いいかな?///」


あかり「?」


花子「えいっ」


ポフッ


あかり「わっ...えへへ、膝枕して欲しかったの?」


花子「うん...///」


花子(雨の音だけじゃなくてあかりお姉ちゃんの音も聞こえるし...///)



花子(はぁ...すごく温かい......)


花子(それになんか...気持ち...いい......)


花子「......すぅ...」


あかり「眠たかったのかな?」


撫子「安心して寝ちゃったんじゃない?」


あかり「だと嬉しいなぁ...」



撫子(...なんだろ、私も眠たくなってきた)


撫子「......っ...」


あかり「あれ、撫子お姉ちゃんも?」


撫子「何の事?」


あかり「えへへ、涙出てるよぉ」


撫子「あ...」


あかり「あかりに寄りかかって」


撫子「いいの?」


あかり「もちろんだよぉ」



撫子「じゃあ...」


トンッ


撫子(ああ...暖かい...)


撫子(すぐ眠れそう...)


撫子「おやすみ...あかり...」


あかり「おやすみなさい、撫子お姉ちゃんっ」


あかり「...えへへ」


あかり「あかりも寝ちゃおうかな...ふわぁ...」


あかり「おやすみなさい...」


ザー...


......
...



ガチャッ


バタン


櫻子「はー終わった終わった...」


向日葵「あなたが日頃から勉強していれば明日の小テストで焦らなくてもいいんですのよ?」


櫻子「うぐ...わ、私は生徒会で忙しいんだよ!」


向日葵「家に帰ってからも生徒会ですの?」


櫻子「家に帰ってきたらほら、色々やる事がね?」


向日葵「ないでしょうに...」



ガチャッ


櫻子「ただい...ま?」


向日葵「あら...」


あかり「んん...えへへ...」


撫子「ふふ......」


花子「すぅ...すぅ...」



向日葵「何か掛ける物を持ってきた方が良さそうですわね...ふふっ」


櫻子「私も一緒に寝る!」


ボフッ


あかり「うーん......」


向日葵「こ、こら櫻子っ」


櫻子「いいじゃん、あかり温かいよ?」


櫻子「向日葵もさ、こっちおいでよ」


向日葵「で、でも...///」



櫻子「ほら早くっ」


グイッ


向日葵「あ...もうっ///」


櫻子「へへ...温かいなぁ...」


向日葵「ええ...とても...」


P22.終わり

〇月×日木曜日
記録者:あかり

今日はあかり帰ってこないらしい

ヒマワリとメガネ買いに行くっていってた

そんでさっきヒマワリの家でとまるってきた

そんなわけでちょっとヒマワリの家に乗り込んでくる!



撫子:ああ、伊達メガネの事か...。

ひま子だけ持ってなかったもんね。

私のところにも連絡あったよ。

乗り込みたいのは分かるけど今日はひま子に譲ってあげな。


櫻子:あかりいないとつまんねーよー

いいじゃんみんなで楽しくゲームすればさ

今日あかりと対戦しようと思ってたのに

花子やる?


花子:櫻子は変な技ばっかり使うからいや。

おとなしくさくらこの観察でもしてろし。

でもあかりお姉ちゃんがいないのって珍しいよね。

また静かな夜になるのかな。



櫻子「静かな夜かぁ...」


パタン


櫻子「はあ...」


櫻子「あかりー、お菓子食べよー」


シーン...


櫻子「まあそうだよな...はぁ」


櫻子「向日葵の奴、空気読めってなんだよ...」


櫻子「私がいっつもあかりを独り占めしてるから?」


櫻子「むむむ...」



櫻子「でもあかりは私のあかりだしなぁ...」


花子「さっきからうるさいし...あとあかりお姉ちゃんは櫻子だけのあかりお姉ちゃんじゃないんだけど」


櫻子「じゃああかりの好きなゲーム知ってる?」


花子「クラゲカート」


櫻子「ブッブー、ナモモンだよ」


撫子「あれ、ナモクエじゃなかったっけ」


「「「ん?」」」



花子「...とりあえず櫻子はなんでナモモンだと思ったの?」


櫻子「私とゲームする時は絶対それだから...ねーちゃんは?」


撫子「私がやってると一緒にやりたいって言うから...花子は?」


花子「あかりお姉ちゃんレースゲームが得意って...」


櫻子「...ゲームだからダメなんだ」


櫻子「好きな食べ物!」



櫻子「ハンバーグ!」


撫子「肉じゃが」


花子「ホットケーキ」


「「「...」」」


櫻子「よ、よく行く店...」


櫻子「ワック」


撫子「映画館」


花子「ファンシーショップ」



櫻子「...もしかしてだけどさ」


撫子「あかりの一番の好み知らなかったとか...」


花子「ショックだし...」


撫子「...もしかしてさ、ずっと付き合っててくれたのかな」


櫻子「どゆこと?」


撫子「本当はあんまり好きじゃないけど無理して付いてきてくれて、私達の事を想って好きだって嘘ついてるんじゃ...」



花子「あ、あかりお姉ちゃんは嘘なんてつけないし...」


櫻子「いや...あかりは嘘がうまいんだよ」


花子「え?」


櫻子「痛いのに痛くないとか、お腹減ってるのにもういらないとかさ...そう言う優しい嘘は得意なんだよ」


花子「...確かに」


撫子「なんだろうすごく不安になってきた...」



櫻子「乗り込む?」


花子「...」


撫子「...帰ってきてからでもいいんじゃない?」


櫻子「それもそっか!」


櫻子「そっちの方がゆっくり聞けるしね!」


花子「でもなんて聞くの?」


櫻子「へ?」


花子「好きなもの教えてーって言うわけにもいかないし」


櫻子「...」


撫子「振り出しに戻る、か」


.........
......
...



チャプ...


あかり「えへへ...温かいねぇ...」


向日葵「ですわね...ふぅ」


あかり「ちょっと疲れちゃった?」


向日葵「いえ、肩の力が抜けただけですわ」


あかり「向日葵ちゃん肩凝りそうだもんねっ」


向日葵「どこ見て言ってますの...///」


あかり「えへへ」



向日葵「えっと、あかりにすこしお願いが...」


あかり「んん?」


向日葵「...や、やっぱりいいですわっ///」


あかり「ええ!?その言い方はすごく気になるんだけど!?」


向日葵「あ、後で言いますわ!///」



あかり「後っていつ?」


向日葵「えっと...後は後ですわ...///」


あかり「むー...じゃあ絶対だよぉ?」


向日葵「分かりましたわ...うぅ...///」


あかり「そろそろ出る?お顔が真っ赤だよぉ?」


向日葵「だ、大丈夫ですわ!///」


ザパァ


向日葵「あ...立ちくらみが...///」


あかり「ひ、向日葵ちゃん!?」


バシャッ



向日葵「あかり...///」


あかり「のぼせちゃったんだね...今涼しい風入れるから待ってて!」


ガチャッ


あかり「タオルタオル...」


ポフポフ


あかり「寒くなってきたら言ってね?」


向日葵「ええ...ごめんなさいあかり...///」


あかり「ううん、あかりこそ長話にさせちゃってごめんね」


向日葵「ふふ...あかりは何も悪くないのにすぐ謝って...」


向日葵「昔から変わりませんわね...」



あかり「向日葵ちゃんだって変わらないよ?」


向日葵「変わりましたわ...喋り方...呼び方...」


向日葵「何もかもを変えたんですのよ...」


あかり「大事なところは変わってないよぉ」


あかり「優しいところとか、あかりや櫻子ちゃんが間違ってたらちゃんと直してくれるとことか」


あかり「頑張り屋さんすぎるとことかもね」


向日葵「あかり...」


あかり「えへへ...向日葵ちゃんの事なら撫子お姉ちゃんや櫻子ちゃんより詳しいと思うよぉ?」


向日葵「は、恥ずかしい事を言わない!///」


あかり「えへへっ」


...……
......
...



櫻子「...」


撫子「...」


花子「...」


(((眠れない...)))


櫻子(いつもあかりと一緒の部屋で寝てるわけじゃないけど...)


撫子(この落ち着かなさは何...)


花子(あかりお姉ちゃん...)



櫻子(...)


ゴロン


櫻子(...あーもー!)


ゴロン


櫻子(寂しい...のかな?)


櫻子「...寂しくないもん」



撫子(...)


カチッ


撫子(...)


スッスッ...


まだ起きてる?



キャンセル 送信



撫子(...)


まだ起きてる?


櫻子も花子も寂しがってたよ


キャンセル 送信



撫子(...)


寂しいな、


キャンセル 送信


撫子(...やめよ)


カチッ



花子(...)


花子「寂しい...」


花子「お姉ちゃん...」


花子「...っ」


ジワ...


花子「...」


ブンブン


花子「...」


ジワァ...


花子「...グスッ」


.........
......



あかり「それでお願いって?」


向日葵「お、覚えてたんですのね...///」


あかり「うん、気になって仕方なかったんだよぉ?」


向日葵「え、えっと...///」


向日葵「...ひ、向日葵......///」



あかり「ふえ?」


向日葵「向日葵...って呼んで欲しくて...///」


あかり「いつも呼んでるよね、向日葵ちゃんって...」


向日葵「そ、そうではなくて!///」


向日葵「よ、呼び捨てにして欲しいんですの!///」


あかり「え、ええ!?///」


向日葵「私ばかりあかりと呼んでいては不公平ですわ!///」



あかり「そ、それは櫻子ちゃんもじゃないの!?///」


向日葵「櫻子は今関係ないですわ!///」


向日葵「私が!///」


向日葵「呼び捨てで!///」


向日葵「呼んでもらいたいんですの!///」


あかり「わ、分かったから落ち着いてぇ!///」



あかり「い、一回だけだよぉ...?///」


向日葵「ダメですわ、ずっと呼んでもらわないと」


あかり「ずっと!?///」


向日葵「ええ...学校でもお出かけの時でも...///」


あかり「うぅ...慣れないから恥ずかしいよぉ...///」


向日葵「花子ちゃんのことはたまに呼び捨てにするそうですわね?」


あかり「な、なんで知ってるのぉ!!///」


向日葵「本人から聞きましたわ」



あかり「絶対言わないって約束したのにぃ!もうっ!///」


向日葵「さ...あかり早く...///」


あかり「うぅ...わかったよぉ...///」


あかり「ひ、向日葵...///」


向日葵「はい、よく出来ましたわあかりっ///」


ギュッ


あかり「ちょ、ちょっと向日葵ちゃん!?///」


向日葵「なんですの?」ムスッ


あかり「今は抱きしめちゃダメ!!///」


あかり「あかり熱があるみたいだから移っちゃうよぉ!?///」


向日葵「その熱なら...大歓迎ですわ...っ///」


あかり「うわああああん!!///」


.........
......
...



櫻子「今あかりの声がしたような...」


撫子(今あかりの声が聞こえた気が...)


花子「お姉ちゃん...」ポロポロ


P22.前半終わり

〇月×日金曜日
記録者:櫻子

あかりは土曜と日曜と月曜日は家族サービスに徹すること。

拒否権はありません。

さみしかったし。

ばか



あかり:ご、ごめんね!

こんな事になるって思わなかったから...。

家族サービスって何すればいいのかな?

順番はもう決まってるの?



櫻子「まず私」


花子「ぐすっ...次は花子だし...」


撫子「...」


あかり「な、撫子お姉ちゃんは最後でいいの...?」


撫子「うん...」


あかり「分かった...けど...」


あかり「そろそろあかりもお風呂入りたいなーなんて...」



櫻子「ダメ」ギュッ


花子「ダメだし」ギュッ


撫子「...」ガシッ


あかり(しばらく入れそうにないよぉ)


花子「...学校、どうだったの?」


あかり「ふえ?いつも通りだよぉ」


櫻子「...」



櫻子『あかりぃぃいいいいいいい!!』


バン!


あかり『さ、櫻子ちゃん!?』


ちなつ『元気ねぇ...おはよ、櫻子ちゃん』


櫻子『どけどけどけぇ!』


ダダダダ


ドンッ


あかり『げふぅっ!?』


ちなつ『あちゃー...モロに入った』



櫻子『今日は絶対ぜっったい家に帰ってこいよな!』


ギュッ


あかり『わ、分かったから...おちついて...』


櫻子『やだ!今日は何が何でも離れないもん!』


向日葵『櫻子、あかりが苦しそうですわよ...?』


櫻子『うるせーおっぱい!もうあかり貸してやんないからな!』



向日葵『あ、あなたのあかりでは無いでしょう!?///』


櫻子『向日葵のあかりでもねーよ!』


ちなつ『始まった...あかりちゃんも大変だね』


あかり『あ、あはは...』


あかり『櫻子ちゃんも...ひ、向日葵ももうやめようよぉ...///』


櫻子『...向日葵?』


向日葵『はい?』



櫻子『いや、お前じゃなくて今...』


あかり『どうしても呼んで欲しいって...///』


櫻子『...向日葵が言ったの?』


向日葵『ええ、そのお願いをする為にあかりを家へ呼んだんですのよ?』


ちなつ『結構大胆だね向日葵ちゃん...』



櫻子『...い』


あかり『櫻子ちゃん?』


櫻子『ずるい!私だって呼び捨てで呼ばれたいのに!!』


向日葵『じゃあお願いすればいいじゃない...』


櫻子『...恥ずかしい///』


ちなつ『本人目の前にして言っといて今更恥ずかしい...?』



あかり『そうだよね...櫻子ちゃんだけちゃん付けは良くない...よね?』


ちなつ『えーっと...そうなんじゃないかな...?』


櫻子『良くない!』


あかり『じゃあ櫻子ちゃんも...さ、櫻子って呼べばいいの...?///』


櫻子『まあそれなら...///』


向日葵『...』


ちなつ『ムスッとしてる向日葵ちゃん可愛いね』


向日葵『どうも...』


ちなつ(機嫌悪そう...)



向日葵『ふん...』


あかり『向日葵も機嫌直して...ね?』


向日葵『...考えておきますわっ』


ガタン


あかり『あはは...』


ガラッ


授業始めるわよー



ちなつ『はいはい、離れてね?』


櫻子『やーだー!』


あかり『だ、大丈夫だから...先生に怒られちゃうよぉ?』


櫻子『それは...うぅ...』


トボトボ


ちなつ『モテモテだね、あかりちゃん』


あかり『あはは...嬉しいけど大変だよぉ』


ちなつ『でしょうね...』


...……
......
...



櫻子『あかりの前は私だって言ってんだろ!!』


向日葵『誰がいつそんな事を決めたんですの!?』


ギャーギャー


綾乃『今日も元気ね...でもなんかいつもと雰囲気が違うわね』


千歳『うーん...結構本気で言い合っとる感じはするなぁ...』


あかり『ス、ストップだよぉ2人とも!』


ガラッ



京子『綾乃ー!プリンくれ!』


結衣『こら京子!』


ちなつ『おじゃましまーす...またやってる...』


綾乃『と、歳納京子!?///』


千歳『いらっしゃいー』


あかり『ちなつちゃん!』



京子『なんか今日は一段と賑わってんなー...プリンここ?』


綾乃『え、あ、うん...そ、そこの一番上に...///』


結衣『ねえあかりちゃん、少し話さない?』


櫻子『ダメ!!です!!』


向日葵『ダメですわ!!』


バッ


あかり『え、ええ!?』


千歳『どないなっとるん...?』


ちなつ『複雑な関係ってヤツですかね』



あかり『あ、あはは...すみません結衣先輩...』


結衣『ううん、大丈夫...連絡先京子から聞いたから今度


櫻子『あかりは渡しません!!』


ギュッ


向日葵『譲れませんわ!!』


ギュッ


京子『おー...すごい事になってる...』



京子『あかりちゃんってモテモテなの?』


綾乃『そうね...あの子は優しい子だし1年生の中でもかなり信用されてるって聞いてるから...』


京子『へー...あかりちゃん!今度遊ぼうよ!』


櫻子『無理です!!』


向日葵『ごめんなさい!!』


あかり『あ、あかりの意見は!?』



京子『へへっ、冗談だよ...面白いなぁ』


ちなつ『胃が痛くなってきましたよ...』


櫻子『がるる』


向日葵『ぐるる』


あかり『あはは...』



櫻子「これがいつも通り?」


あかり「あ、あはは...」


花子「...あかりお姉ちゃん」


撫子「お願いがあるんだけど」


あかり「な、何かなぁ...?」



花子「花子も」


ガシッ


撫子「私も」


ガシッ


「「ずっと呼び捨てがいいんだけど?」」


あかり「さすがに無理だよぉ!///」


P24.終わり(後編)

直前でメモ帳の内容消えてしまったので少しだけ遅れます、申し訳ない...。
1時ぐらいにはいつも通り投下できると思います。

〇月×日土曜日
記録者:花子


撫子お姉ちゃんが部屋から出てこない...。

櫻子が嬉しそうに帰ってきたし。

何したの?

あと明日楽しみにしてます。



撫子:





あかり:撫子お姉ちゃん大丈夫かな...。

二人でご飯食べに行ったんだよぉ。

楽しかったね!

あかりも楽しみにしてるよ。


櫻子:ねーちゃん全然出てこないけど大丈夫かな

ご飯食べに行った!

めっちゃ楽しかった!

花子も明日ご飯食べに行くの?



花子「...ご飯食べに行っただけ?」


櫻子「うん!」


あかり「それだけじゃないよぉ!もう!///」


花子「なんであかりお姉ちゃんは顔真っ赤なんだし...」


櫻子「それはねー...」



櫻子『あかりー、ご飯食べに行こー?』


あかり『いいけど...ホントに家族サービスってそれでいいの?』


櫻子『うん!』


あかり『そっか、じゃあ行きたいところとかある?』


櫻子『うーん...あかりにエスカレートしてもらおうかな?』


あかり『エスコートだよぉ...分かった、じゃあはいっ』


スッ


櫻子『え?』



あかり『エスコートだよね?』


あかり『手をどうぞ、お姫様っ』


あかり『なんちゃってね、えへへ』


櫻子『か、かっこいい...!』


あかり『そうかな?』


櫻子『うん、じゃあよろしくお願いね、あかりセバスチャン!』


ギュッ



あかり『セ、セバスチャン...よーし、がんばるよぉ!』


テクテク


櫻子『ところでどこに行くの?』


あかり『前に花子ちゃんと行ったレストランに行こっかなって思って』


櫻子『ドリンクバーが変になってたところか...』


あかり『な、直ってると思うよぉ...たぶん...』



櫻子『怪しいなー...』


あかり『あはは...』


あかり『ねえ、櫻子ちゃん』


櫻子『あ』


あかり『?』


櫻子『あかり今なんて言った?』


あかり『ねえ櫻子ちゃん...あ...』



櫻子『...ふんっ』


あかり『ご、ごめんね櫻子ちゃん!つい癖で...///』


櫻子『ちゃん付けする度に何するんだっけ?』


あかり『ここでやるのぉ!?///』


櫻子『私はどこでやられても平気だけどね!さあこい!』バッ


あかり『うぅ...もぅ!///』


ギュッ



櫻子『えへへ...あかりとハグはあったかくて気持ちいいなぁ...///』


あかり『は、恥ずかしいよぉ...///』


櫻子『いいじゃん、あかりは嫌い?』


あかり『好きだけど人前じゃさすがに...///』


櫻子『えー...まあいっか、家に帰ったらいっぱいくっついてられるし!』


あかり『そ、そうだね...あはは...///』


あかり『あ、付いたよ櫻子ち...っ///』


櫻子『今危なかったでしょ?』



あかり『早く入ろ!ね!///』


櫻子『珍しくあかりが慌ててるな...えへへっ』


あかり『もう!///』


カラン


いらっしゃいませー


おふたり様ですか?


櫻子『はいっ』


お席にご案内しますねー



こちらにどうぞ


カラッ


櫻子『お、個室みたいになってんじゃん!』


あかり『ホントだぁ、これならゆっくり食べられるねっ』


ご注文が決まりましたらお呼びくださいー


櫻子『何にする?』


あかり『うーん...』



櫻子『いっぱいあるなぁ...』


『『あ、そのカルボナーラ...』』


あかり『...二人でカルボナーラ食べよっか!』


櫻子『うん!』


あかり『えへへ...なんか嬉しかったなぁ...』


櫻子『ハモったの?』


あかり『うん...櫻子もあかりと同じ事考えてるんだなぁって思ったら』


あかり『すっごく嬉しいなぁって...///』



櫻子『そっか...えへへ...///』


櫻子『私が頼むよ?』


あかり『うん、お願いね』


櫻子『了解ー...ん?』


櫻子『なにこれ...パフェ?』


櫻子『これも頼んでいい?』


あかり『んん?いいよぉ』


櫻子『ありがとあかり、えいっ』


ピンポーン



すぐ参りますー


お待たせしました、ご注文どうぞー


櫻子『カルボナーラ大盛りと、このパフェください!』


かしこまりましたー


あかり『楽しみだねっ』


櫻子『うん!』


櫻子『...あのさ、あかり』


あかり『んん?』



櫻子『私の事すき?』


あかり『うん、大好きだよぉ』


櫻子『ホントに?』


あかり『うんっ』


櫻子『絶対?』


あかり『絶対だよぉ』


櫻子『そっか...えへへ...///』


櫻子『私もあかりのこと大好きだよ!』



あかり『ありがとう、櫻子ちゃんっ』


櫻子『あー!』


あかり『わー!今のは許して!///』


櫻子『ダメ!許さない!ほら早く!』


あかり『うう...もう...///』


ギュッ


櫻子『はー最高...///』


あかり『もう...///』



櫻子『...あかり、ちょっとこっち向いて?』


あかり『なぁに?』クルッ


カラッ


お待たせしましたー


櫻子『えいっ!///』


チュッ


あかり『さ、櫻子ちゃん!?///』


...ここに置いておきますね、失礼しましたー



あかり『あ、はい...///』


櫻子『...』


あかり『...』


『『わああああ!!///』』



櫻子「その後は恥ずかしくて会話にならなかったなぁ...」


あかり「うぅ...お会計の人の目が優しかったよぉ...///」


花子「むー...ほっぺに...明日はもっと...」ブツブツ


あかり「は、花子ちゃん?もっとってなにかな...?」


花子「何でもないし、明日楽しみにしててねっ」


あかり「花子ちゃんが怖いと思ったのは初めてだよぉ...」


...……
......



撫子「...」


撫子(あかり...)


P25.家族サービス前編終わり

改めて遅くなってしまって申し訳ないです...。
また明日から0時更新に戻ります、では。

〇月×日日曜日
記録者:撫子

お疲れ様

私の分のご飯はいらないからね

あと部屋に入らないで

お願い



コメント

あかり:撫子お姉ちゃん...。

一応お部屋の前に置いておくよ。

ちゃんと食べてね。

明日、撫子お姉ちゃんの番だからね...?



櫻子:ねーちゃんいらないの?

せっかく花子とあかりが作ったのに

まあいっか、そんな時もあるよね

早く元気になってね



花子:あかりお姉ちゃんと一緒に作ったから少しでもいいから食べて?

そうしないとたおれちゃうし...。

早く良くなってね。

撫子お姉ちゃんがいないと寂しいし。



撫子「...」


パタン...


撫子「...」


カチャッ...


バタン...


あかり「撫子お姉ちゃん...」


櫻子「うーん...なんか元気がないって言うか...暗いっていうか...」


花子「...壊れそうだし」



あかり「だよね...」


あかり(...よしっ)


あかり「あのね、櫻子ちゃん」


櫻子「ん?」


あかり「あかり明日学校休む」


櫻子「へー...」


櫻子「え?」



花子「い、今なんて...?」


あかり「え?学校休むって...」


櫻子「えええええええ!?」


花子「な、なんか嫌な事あったの!?」


あかり「と、特にないけど...なんで?」



櫻子「小学校の時皆勤賞貰ってたあかりが休むんだよ!?」


花子「なにかあると思うし!」


あかり「ご、ごめんね...?」


あかり「撫子お姉ちゃんが心配だからね...多分学校休むと思うんだぁ」


櫻子「あーなるほど...」


花子「じゃあ花子も休むし」


あかり「メッだよぉ?」



花子「なんで?」


あかり「花子ちゃんの家族サービスは終わったでしょ?」


櫻子「そうだぞ花子!一日中あかりにベタベタしちゃってさ!」


花子「家族サービスなんだから当たり前だし!」



花子『あかりお姉ちゃん、次はあっち行こ?』


あかり『いいよぉ、あのお店は...服屋さんかな?』


花子『うん、服だけじゃなくてアクセサリーとかも売ってるよ』


あかり『へー...花子ちゃん入った事あるの?』


花子『1回だけ、でもよく覚えてないし』


あかり『なるほどね、はいっ』


カランカラン



花子『ありがとあかりお姉ちゃん...はい』


あかり『ありがとう、花子ちゃんっ』


カランカラン


いらっしゃいませー


あかり『えーっと...花子ちゃんのサイズの服は...ここらへんかな?』



花子『そうだね...でもちょっと身長伸びたんだよ?』


あかり『ふふ、知ってるよぉ?』


あかり『牛乳のおかげかな?』


花子『ふふん...』


あかり『あ、この色花子ちゃんにピッタリなんじゃないかな?』


花子『赤色?』


あかり『うんっ』



花子『でも赤はなんとなくあかりお姉ちゃんっぽいし』


あかり『でもあかりと花子ちゃんは姉妹でしょ?』


花子『うん』


あかり『あかりの血も入ってるって事だよね?』


花子『そうだね』


あかり『じゃあ花子ちゃんの中にもあかりが入ってるから赤は花子ちゃんの色でもあるよねっ』


花子『すごく強引な理屈なんだけど...』



花子『...ふふ、なんだかあかりお姉ちゃんらしいし』


あかり『えへへ、そうかな?』


花子『うん、試着してみるから見てくれる?』


あかり『もちろんだよぉ!』


花子『じゃあちょっと待っててね』


シャッ


花子『よいしょ...』


パサッ...



花子『...牛乳』


花子『もっとがんばって...』ペタン


花子『あ、これよく見たらワンピースだし...』


花子『これから夏だし丁度いいかも...』


ガチャッ


花子『お待たせ、どうかな...?///』


あかり『わあ...!』


あかり『とっても可愛いよぉ花子ちゃん!』



花子『そ、そう...?///』クルッ


あかり『うんうん!すっごく似合ってる!』


花子『じゃあこれにしようかな...///』


あかり『あ、待って!』


花子『?』


あかり『実はコレとかコレとか...コレも似合うと思うんだけどどうかな?』


花子『あかりお姉ちゃんが言うなら...』



あかり『えへへ、ありがとねっ』


シャッ


花子『これヒラヒラなんだけど...///』


花子『こ、こっちはフリフリ...///』


花子『...これ水着だよね?///』


あかり『どう?』


花子『...な、中に入ってきて!///』


グイッ



あかり『うわぁ!?』


花子『なんで水着なの!?///』


あかり『似合うかなって思ったんだぁ』


花子『いくら何でも恥ずかしすぎるし!///』


花子『だ、だから...ここで見てて...?///』


あかり『うん、分かったよぉ!』



花子『うぅ...あかりお姉ちゃんだからいいけど...///』


パサッ...


あかり『...』


花子『...これからだから、絶対大きくなるから』


あかり『う、うん...』



櫻子「あかりもしかして...」


あかり「?」


花子「撫子お姉ちゃんの血だし...多分...」


櫻子「まさか花子を着せ替え人形にするとはなー...」


あかり「櫻子ちゃんにも買ってあるよぉ?」



櫻子「あー私宿題しなきゃだから部屋に


ガシッ


あかり「ね、ちょっとだけだから...」


櫻子「あ、あかり?笑顔が怖いぞ...?」


あかり「大丈夫だよぉ、すぐに終わるから...」


櫻子「うわあああ!!///」


花子「ご愁傷様だし...」



ガチャッ...


撫子「これ、ありがと...」


カタッ


花子「あ、撫子お姉ちゃん...」


撫子「...櫻子はなんでオレンジ色のフリフリスカート履いてるの?」


花子「あかりお姉ちゃんの中の撫子お姉ちゃんが目覚めたんだし...」


撫子「?」


あかり「櫻子ちゃん!次はこっち着てみよっか!」


櫻子「やめろよぉおおお!!恥ずかしいわ!!///」


P26.家族サービス中編終わり

〇月×日月曜日
記録者:あかり


今日は日記おやすみです。

あかりとお姉ちゃんはもうご飯食べたから大丈夫だからね。

あとお姉ちゃんのお部屋に近づいちゃダメだよぉ!

ちゃんと明日には元通りのお姉ちゃんになってると思うから少しだけ我慢してね。



櫻子「と書き残してから数時間...」


花子「さすがに気になるし...」


櫻子「でも近づくなって言われてるんだよ?」


花子「うーん...」


櫻子「...近づかなかったらいいのか!」


花子「何言ってるの?」



櫻子「近づかずに会話を聞けばいいんじゃんってこと!」


花子「どうやって聞くんだし...」


櫻子「...」


花子(固まった...)


櫻子「...アイツを使おう」


花子「アイツって誰だし」



櫻子「コイツだあ!」ガシッ


花子「あ!さくらこ!」


櫻子「私?」


花子「違うし!」


櫻子「コイツの殻に携帯を付ければ...」


花子「さくらこが潰れるからやめろし!」



櫻子「えーじゃあどうすんのさ」


花子「はぁ...花子に任せて」


ゴソゴソ


花子「これとこれで...」


ペタッ


花子「できた」



櫻子「なにこれ、糸電話?」


花子「片方を撫子お姉ちゃんの部屋に入れてきて」


櫻子「それが一番難しいよ!」


ガチャ...


あかり「糸電話じゃ多分聞こえないと思うよぉ...あはは...」


櫻子「あかり!」


花子「あかりお姉ちゃん!」



櫻子「ねーちゃんは?」


あかり「今は疲れて寝てるよ、だからちょっとだけ静かにしてあげてね?」


花子「分かったし...それでどうだったの?」


あかり「うん...もう大丈夫だけど...」


あかり「何があったかは言えないの、ごめんね?」


櫻子「えーなんでだよ!」


あかり「お姉ちゃんとの約束だからね」



あかり『櫻子ちゃんも花子ちゃんも学校に行ったみたいだね...よしっ』


コンコン


あかり『撫子お姉ちゃん、あかりだよぉ』


...


あかり『入っちゃうよ...?』



キィ...


あかり(真っ暗だよぉ...撫子お姉ちゃんは...)


撫子『...』


あかり(お布団の中かな...)


パタン...


あかり『撫子お姉ちゃん...』



撫子『...来ないで』


あかり『え...?』


撫子『来ちゃダメ...』


あかり『どうして?』


撫子『...どうしても、お姉ちゃんの言う事聞きなさい』


あかり(...)



キシッ...


あかり『隣、座るね』


撫子『...出てって』


あかり『やだ』


撫子『わがまま言わない』


あかり『わがままは撫子お姉ちゃんの方だもん』



撫子『私はいいの』


あかり『じゃああかりもいいよね』


撫子『...』


あかり『ねえ、撫子お姉ちゃん』



あかり『あかりが...嫌な事しちゃったんだよね』


撫子『...』


あかり『ごめんなさい...何したか覚えてないけど...』


あかり『あかりがお泊まりから帰ってきた時に何かしちゃったんだよね...』


あかり『あかり、ちゃんと謝りたいから...いつもの撫子お姉ちゃんに戻ってほしいから...えっと...』


撫子『...』



あかり『何が嫌だったか教えてほしいなぁ...なんて...』


撫子『...』


撫子『あかりは受け入れてくれるの...?』


あかり『んん?』


撫子『何が嫌だったかをちゃんと言えば、あかりは受け入れてくれる?』


あかり『う、うん...』



撫子『そう...』バッ


ドン


あかり『え...えっ!?///』


あかり(動けないよぉ...それに撫子お姉ちゃんのお顔が近い...///)


撫子『あかり』


あかり『な、何かなぁ...?///』



撫子『何が嫌だったか、教えてあげる』


撫子『ひま子のとこに泊まる時に1回ちゃんと家に帰って来なかったこと』


撫子『...それだけ』


あかり『嘘だよね?』


撫子『...』


あかり『撫子お姉ちゃん、恥ずかしい時とか嘘つく時は目で必ず右の方を見るんだよ?』


撫子『...っ』パッ



あかり『全部言ってくれないと...受け止めてあげられないよ...?』


撫子『でも...っ』


あかり『大丈夫だよぉ』


あかり『あかりは撫子お姉ちゃんの事、嫌いになったりしないから...ね?』


撫子『...花子達に言わないって約束して』


あかり『うん、約束するよぉ』



撫子『ひま子と櫻子...』


撫子『羨ましかった...名前で呼ばれててね...』


撫子『花子もたまに呼んであげてるんでしょ...?』


あかり『...うん』


撫子『ふふ...』


撫子『私だけ...姉だから...年上だから』



撫子『呼ばれなかったのが悲しくて、羨ましくて...嫉妬してた』


あかり『撫子お姉ちゃん...』


撫子『...あかり、お願いがあるんだけど』


あかり『なぁに、撫子お姉ちゃん』


撫子『...名前で...呼んで...っ』ポロ...


あかり『...撫子』


撫子『あかり...っ』


ギュッ



撫子『...っ......』ポロポロ


あかり『大丈夫だよ...みんな学校に行っていないから...言いたいこと言ってもいいからね...』ナデナデ


撫子『...わ...私が...っ』


撫子『一番あかりの事...っ...知ってるから...』


あかり『うん...ずっとあかりの事見ててくれたもんね...』


撫子『あかりは私のなんだよぉおお!!うわあああぁぁ!!』


あかり『えへへ...ありがとう、お姉ちゃん』


あかり『それと、ごめんなさい撫子さん』



撫子『許さない......っ』グスッ


撫子『ふ、2人きりの時は撫子って言わないと...許さないから...』


あかり『うん、約束するよぉ』


撫子『あ、あと...普段はお姉ちゃんでいいから...』


あかり『ふふ、分かったよ』


撫子『...もう一つ、お願いが...』


あかり『んん?』



撫子『......して...』


あかり『?』


あかり『何をするの?』


撫子『キス......///』


あかり『えええええええ!?///』



撫子『家族サービスだよね...?』ニヤッ


あかり『そ、そうだけど...ほ、ほっぺでいい...?///』


撫子『......///』スッ


あかり(わぁ、目を閉じて唇尖らせてる撫子お姉ちゃんも綺麗だよぉ)


あかり(...これそういう事だよね?)


撫子『...』


あかり『い、いいいい1回だけだよ!?///』



撫子『ん...1回でいいから...』


あかり『...っ』ゴクッ


チュ...


撫子『...好き、だよ』


あかり『あ、あかりも大好きだよぉ!もぅ!///』


撫子(あかりにはまだ早いか...ふふ)


撫子『あかり、一緒に寝よ?』ポフポフ



あかり『い、いいの...?///』


撫子『学校休むって言ってあるんでしょ?』


撫子『どうせ私も遅刻してまで行っても仕方ないし...それに...』


ギュッ


あかり『わぁ!///』


撫子『あかりといる方が大切だからね』


あかり『も、もう!!///』



あかり(...恥ずかしかった......///)


ガチャッ


撫子「あかり...どこ......」


あかり「あ、お姉ちゃんっ」


櫻子「寝起きだなあれ...よーし...」



櫻子「あーあー...あかりはここだよぉ!」


花子「後で怒られても知らないよ...」


あかり「櫻子はいつ聞いても上手だね!」


撫子「あかり...」ノソノソ


櫻子「へへーん!そのまま散歩でも


ガシッ


櫻子「へ?」



撫子「ん...」


チュ


櫻子「...」バタン


花子「え......え?」


あかり「お、お姉ちゃん!?///」


撫子「あれ、あかり...?」



撫子「じゃあこれは...」


櫻子「///」


撫子「...」


ダダダ


バタン!


ガチャン!


あかり「お姉ちゃん!?」


花子「よ、予想外すぎる...」


櫻子「///」


P.27家族サービス後編終了

〇月×日火曜日
記録者:櫻子

久しぶりにみんなそろった気がする

今日は鍋!

材料買ってくるから欲しいのあったら言ってね

ヒマワリとカエデも呼んどいたから!


コメント

撫子:心配かけたみたいでごめん。

もう大丈夫だから。

鶏肉多めにお願い。

大人数だね...ひま子と楓のお箸出さなきゃね。


あかり:よかったね!

いつもの賑やかなお家に戻ったよ!

あかりはお豆腐がいいな。

私は白菜で。

かえではまろにーちゃんがいいの

あと私の名前が漢字で書けないってどう言う事ですの!?


花子:おかえり、撫子お姉ちゃん。

花子はつくねでいいし。

あとおなべ重たいから気をつけてね。

この前あかりお姉ちゃんが重たすぎて落としちゃったみたいだから。



あかり「見てたの!?///」


花子「うん...手伝おうと思ったら落としちゃったから」


あかり「うぅ...恥ずかしい...」


花子「まあでもほんとに重たいから仕方ないし」なでしなでし


あかり「ありがとう花子ちゃん...」


花子「ふふん」



楓「楓もなでなでするー!」なでなで


あかり「えへへ、ありがとう楓ちゃんっ」


楓「元気になった?」


あかり「うん、花子ちゃんと楓ちゃんのおかげで元気いっぱいだよぉ!」


楓「よかったねっ!」


花子「な、なんで花子の方見て言うんだし...///」



あかり「そうだ、櫻子ちゃんが帰ってくるまで退屈でしょ?」


あかり「あかりのお部屋で人生ゲームしよっか!」


楓「やりたいの!」


花子「やるし」


あかり「じゃあ行こっ」スッ


楓「はーいっ」



花子「あかりお姉ちゃんは一番弱いから楽勝だし」


あかり「あかりだってやる時はやるんだよぉ!」


ガチャッ


パタン...


撫子「...」


向日葵「...」


向日葵(なんで私は正座させられているのでしょう...?)



撫子「コホン...ひま子」


向日葵「は、はい!」


撫子「これからは私も手加減しないからね」


向日葵「...えっと、人生ゲームの事ですか?」


撫子「そう...だね、人生のゲームだよ」


撫子「...あかり争奪戦」ボソッ


向日葵「!!///」



撫子「もう吹っ切れた...姉としてあの子の傍に居られればいいと思った事もあったけど」


撫子「これからは1人の人間として、ね...?」


向日葵「わ、私もだって...!///」


向日葵「確かに一緒にいた時間は少ないかも知れませんが一番恋人と言う位置に近いのは私ですわ!///」


撫子「...ふふっ」


向日葵「...?///」


撫子「ひま子は相変わらずだなって...」



撫子「好きになったら一直線だもんね...やっぱり櫻子と似てるよ」


向日葵「な、なんで櫻子が出てくるんですの!?///」


撫子「櫻子もあかり一直線だからね、それが恋なのか家族愛なのか...私にも分からないけど」


向日葵「はぁ...ライバルが多すぎますわ...」


撫子「お互い頑張ろ」



向日葵「はい...」


撫子「それで...今日も生徒会だったの?」


向日葵「はい...その事で少し問題が」


撫子「なに?」


向日葵「実は...」



りせ『...』カキカキ


綾乃『...』カキカキ


千歳『綾乃ちゃん、チェックオッケーやで』ポン


綾乃『ありがとう千歳...すこし休憩しましょうか』


櫻子『ああぁー...パンクが頭しそう...』


向日葵『逆ですわ...でも少し疲れますわね...』



櫻子『そんなでっかいおっぱいぶら下げてるからだろー...』


向日葵『ないよりマシですわ...』


櫻子『もっぺんいってみろー...』


綾乃『みんなジメジメした空気と慣れない作業で参ってるわね...』


りせ『...』


綾乃『心なしか会長も気だるそう...』


千歳『綾乃ちゃんもちょっと元気ないで?』



千歳『綾乃ちゃんもちょっと元気ないで?』


綾乃『千歳もじゃないの?』


櫻子『あー...』


向日葵『ふぅ...』


あかり『...』サラサラ


綾乃『はー...って赤座さん?』


あかり『はい?』サラサラ


千歳『えらい静かやなーとおもたらずっと手動かしてたん...?』



綾乃『これ全部終わってるの...?』


あかり『え?そうですよぉ』サラサラ


綾乃『明らかに赤座さんに渡した枚数より多いんだけど......』


あかり『櫻子ちゃんと向日葵ちゃんからもらってるんですけど...ダメでした...?』サラサラ


櫻子『うそ!?ご、ごめんあかり!』ガタッ


向日葵『やけに減りが早いと思ったらいつの間に...!』ガタッ


あかり『ううん、気にしないで』サラサラ

あかり『あかりはみんなと一緒に帰りたくてやってるだけだから...』サラサラ


あかり『だから...』サラサラ


あかり『...』サラサラ


櫻子『あかりは集中してる時は全然喋らなくなるもんなぁ...』


向日葵『その静かさ故に終わったと同時に声を出してびっくりさせられた事もありましたわね...』


綾乃『...私もうかうかしてられないわね』


綾乃『千歳、赤座さんに負けないくらい頑張るわよ!』


千歳『そうやな、うちら2年生が任せっきりなんも良くないしなぁ』


りせ『...』サラサラ

撫子「どこに問題があるの?」


向日葵「あかりが頑張りすぎていないか心配なんですわ...」


撫子「なるほどね...」


撫子「...でも、多分無理してても私には言ってくれないと思う」


向日葵「え...?」



撫子「あかりが本音を言えるのは...多分あの子だけだよ」チラッ


振り出しに戻る...またぁ!?


いくらなんでも弱すぎだし...


あかりお姉ちゃんがんばってー!


向日葵「花子ちゃん...?」


撫子「うん」


向日葵「どうしてそう思ったんですか?」


撫子「花子は相談事があると一番先にあかりのところに行くんだよ」


撫子「その時にあかりも花子に相談してるのをよく見るからね」



撫子「あかりにとっては花子が一番相談しやすいんじゃないかな」


向日葵「じゃあ花子ちゃんにコッソリ聞いておいてもらえます...?」


撫子「花子に株を奪われちゃうよ?」


向日葵「構いませんわ」


向日葵「高感度なんかよりあかりの方が大切ですもの」


撫子「ふふ...分かった、明日にでも花子に聞いておくよ」


向日葵「よろしくお願いしますわ」



撫子「ひま子」


向日葵「はい?」


撫子「ひま子のそういうところ...すごくいいと思う」


撫子「私は好きだな」


向日葵「あ、ありがとうございます...///」


撫子「でもあかりは」


向日葵「渡さない、ですわよね?」



撫子「...ふふ」


向日葵「ふふふっ...」


撫子「ライバルだけどさ、花子や櫻子と仲良くしてあげてね」


向日葵「当然ですわ...むしろ私の方がお世話になってるぐらいですのに...」


撫子「あかりと櫻子とひま子は三位一体って感じだよね」


向日葵「実際そうですわ...ふふっ」


ピンポーン


あかりー、ねーちゃーん、はなこーあけてー



撫子「さて、晩ご飯にしようか」スッ


カチャン


櫻子「サンキュー!お、もう向日葵来てたのか!」


向日葵「ええ、少し前に」


櫻子「...ねーちゃんと向日葵なんかあった?」


撫子「何かって?」


櫻子「2人ともやさしい顔してるからさ、何も無いんだったらいいけど」


向日葵「...ふふ」


撫子「...」クスッ

向日葵「私と櫻子とあかりの話をしてたんですわ」


櫻子「マジで!?後で聞かせてね!」


櫻子「あとはい、材料ね」


ガサッ


撫子「ご苦労様、櫻子」


向日葵「ありがとう、櫻子」


櫻子「な、なんだよ...くすぐったいからやめろよ!///」


うわーん!また借金だよぉ!


借金地獄だし


あかりお姉ちゃんが気の毒になってきたの...

櫻子「あかりが借金ってことは人生ゲームだな...!」


ガチャ


櫻子「体で払ってもらおうかー!!」


あかり「えええええ!?」


バタンッ


とりゃあああ!


ちょ、ちょっと櫻子ちゃん!///


やめろし櫻子!あ、あかりお姉ちゃんの服が脱げる!


プロレスごっこー?


撫子「...」スッ


向日葵「...」スッ


「「やめろ!!!!」」


P28.終わり

〇月×日水曜日
記録者:花子

今日はみさきちを家に呼んでみました。

あかりお姉ちゃんとクッキーを一緒に焼いて、みんなで食べました。

みさきちもとってもよろこんでました。

ありがとう、あかりお姉ちゃん。



撫子:そうだったんだ。

私も会いたかったな。

余ってるクッキーは食べていいの?

私からもお礼を言うよ、ありがとうあかり。


あかり:みさきちゃん可愛かったね!

クッキーも美味しそうに食べてくれてよかったよ。

余ってるのは食べていいよ。

また呼んであげてねっ。


櫻子:いーなーみさきち

私も遊んでみたい!

今度私がいる時に連れてきてね!

クッキーいただき!



花子「櫻子はなんでみさきちに会いたいのかな...」


花子「まあいいか...とりあえずクッキー食べよ」


パタン


花子「さくらこはクッキー食べるかな?」


カパッ


花子「...」


花子「やめとこ...」


さくらこ「...」


カチッ



花子「はむっ」


サクサク


花子「ん...やっぱりおいしい」


花子「...」チラッ


花子「はぁ...全部食べなかったらいいよ」


櫻子「ぃやっほぅ!」ダダダダ


花子「絶対全部食べないでね?」



櫻子「分かってるよ!どれじゃあこのウサギを...」


花子「あ、それはみさきちが焼いたやつだし」


櫻子「みさきちが焼いたの!?」


花子「何驚いてるの...みんなでやったんだから当たり前だし」


櫻子「そ、そっか...いただきます...」


櫻子(最近の犬ってすげーな...)


サクッ



櫻子「ん!甘い!うまい!」


花子「生地はあかりお姉ちゃんが作ったからね」サクサク


櫻子「たまに失敗するけどなー」サクサク


花子「たまにだから」サクサク


櫻子「相変わらず花子はあかりに優しいなー」ワシワシ


花子「ちょ...髪の毛が...もう...//」


櫻子「それでどんな感じだったの?」


花子「えっとね...」



花子『はい、入っていいよ』


みさき『お、おじゃまします...』


花子『そんなに緊張しなくていいし』


みさき『き、緊張なんてしてにゃいんだけど!?』


花子『噛んだし...』


みさき『うぅ...///』



トタトタ...


あかり『おかえり花子ちゃん、いらしゃいみさきちゃんっ』


花子『ただいま、あかりお姉ちゃん』


みさき『おじゃまします!!///』


あかり『ふふ、元気いっぱいだねぇ、ジュースとか取ってくるからリビングで待っててね』


花子『うん、ありがとうあかりお姉ちゃん』



みさき『あ、ありがとうございますっ!』


あかり『えへへ、気にしないで』


トタトタ...


花子『今のがあかりお姉ちゃん』


みさき『花子がよく言ってるお姉さんね?』


花子『うん、とっても優しいし』



みさき『でしょうね...可愛いお姉さんだね』


花子『あげないし』


みさき『欲しいなんて言ってないんだけど...』


花子『...まあとりあえずリビングに行こ///』


みさき(どんだけあのお姉さんの事好きなの...)


花子『ここがリビングだし』



みさき『キレイな部屋...あ、あのクッションうちにもあるやつなんだけどっ』


花子『あかりお姉ちゃんが買ってきたやつだし』


みさき『へー...みさきとお姉さん似てるのかな?』


花子『さあ...』


ガチャッ


あかり『お待たせ、ジュースだよぉ』


トン



あかり『プカリもあるからねっ』


コンッ


花子『なんでプカリ...』


みさき『ありがとうございますっ』


あかり『えへへ、じゃあさっそく始めよっかなぁ』


みさき『?』


花子『昨日借金地獄に落ちたのに?』


あかり『じ、人生ゲームじゃないよぉ!』



あかり『じつはね...じゃーんっ』


コトッ


花子『なにこれ...生地...?』


あかり『正解、今日のおやつは手作りクッキーなんだぁ』


みさき『今から焼くの...?』


花子『多分』


あかり『そうだよぉ、でもその前に...』


ガラッ



あかり『はい、型抜きだよぉ』


みさき『え...?』


花子『花子は猫の形にする』


あかり『みさきちゃんは?』


みさき『ウサギにしようかなー...』


花子『みさきち、やり方わかる?』


みさき『バカにしないでよ!クッキーの型くらい...』グッ



みさき『えいっ』スポン


みさき『...あれ?』


花子『型を外す時はもう少し静かにあげるとキレイに取れるし』


みさき『そ、そうなんだ...ありがとう...///』


あかり『ふふ...っ』


花子『あかりお姉ちゃんはしないの?』


あかり『うん、あかりはよくやるから今日は花子ちゃんとみさきちゃんにお任せしようかなって』


あかり『分からない事があったらなんでも聞いてねっ』


みさき『うんっ』


花子『分かったし』



花子「そうやって型を取っていくうちにみさきちがだんだんあかりお姉ちゃんに慣れてきて...」


花子「また一緒にお菓子作ろうって約束したんだし」サクサク


花子「そう言えば櫻子はなんでいなかったの?」


櫻子「あー...ちょっと、ね?」


花子「?」


ドスドスドス



櫻子「げっまずい!」


花子「まずい?」


バン


向日葵「もう!櫻子!探しましたわよ!」


櫻子「私は探してないよ!」ダッ


向日葵「あ、こら待ちなさい!」


櫻子「待つわけないじゃん、へへーんだ!」ダッダッダッ



向日葵「あかり!!今ですわ!!」


あかり「えーいっ!!」バッ


櫻子「うわあ!?///」


ギュッ


櫻子「う、裏切ったなあかり!!///」


あかり「さすがにあれは櫻子ちゃんが悪いと思うな...あはは...」



花子「な、何がどうなってるの?」サクサク


向日葵「櫻子が私の...その、下着を...///」


花子「隠したの...?」


向日葵「付けてるんですの!///」


花子「...?」


あかり「あかりは向日葵ちゃんから聞いただけだから詳しく知らないんだけど...櫻子ちゃんがまたおっぱいの事でいたずらしたみたいなの」


櫻子「してないもん!向日葵のブラジャーつけてあそんでただけだもん!」



向日葵「だからそれを大人しく返しなさい!///」


向日葵「あとあかり、今...」


あかり「え...あ!ご、ごめんね向日葵ちゃん!」


向日葵「またですわ!」


あかり「えええ!?」


櫻子「スキありっ!」スルッ


向日葵「あっ!?」


あかり「ま、待ってよ櫻子ちゃん!」



櫻子「あばよー!」


ダダダダ...


向日葵「追いかけますわよあかり!!」


あかり「う、うん...あかり疲れたよぉ...」


花子(...花子と未来とこころもあんな感じになるのかな?)サクサク


未来『花子様のブラジャーゲット!!』


花子『未来、今返したら許してあげるし...』


こころ『わー鬼だー』


花子(...ないかな、うん)サクサク


P29.終わり

〇月×日木曜日
記録者:撫子


暑くなってきたけどみんな大丈夫?

って書こうとした矢先に、だもんね。

脱水症状だけでよかった。

ちゃんと気をつけるんだよ?



コメント
あかり:





櫻子:





花子:でも珍しいね、あかりお姉ちゃんが倒れるなんて。

櫻子が看病は任せろって言ったっきり出てこないけど...。

ちゃんと出来てるかな?

ちょっと心配だし。



撫子「確かに...」パタン


撫子「ちょっと様子でも見てみようかな」


コンコン


はーい


ガチャッ


撫子「どう...って何やってるの?」


櫻子「一緒に寝てた、顔色も結構良くなってるし大丈夫だよね?」


撫子「...うん、もう大丈夫そうだね」



撫子「お疲れ様、櫻子」


櫻子「ま、大した事はしてないけどね!」ドヤァ


撫子(これが無かったならな...)


撫子「あんまりうるさくするとあかりが起きるから部屋から出ない?」


櫻子「あーごめん、出られないんだよね」


撫子「なんで?」


櫻子「実はねー」



あかり『うー...頭が痛いよぉ...』


櫻子『水飲まないからだよ全く...』


櫻子『はい、冷えピタ』ピトッ


あかり『ありがとう...だって家の中で脱水症状になるなんて思ってなかったんだもん...』


櫻子『はいはい、あかりはそういうところが抜けてるって言われるんだよ?』パタパタ


あかり『うぅ...て言うかなんでうちわで扇いでるの?』



櫻子『へ?扇ぐといいんじゃないの?』パタパタ


あかり『それは熱中症だよね...あはは...』


櫻子『へーそうなんだ!じゃあ扇がなくていいの?』


あかり『うん、ありがとね』


櫻子『どういたしまして!冷蔵庫でプカリ冷やしてあるからそれもって来るね!』



あかり『あ...』


キュッ


櫻子『お?』


あかり『...』


櫻子『どしたのあかり?』


あかり『え、えっと...あはは...どうしたんだろ、あかりってば...』


あかり『よく分からないけど服掴んじゃった...』



櫻子『ふむ...』


スッ...


櫻子『あかりちょっとごめんね』


モゾモゾ


あかり『櫻子ちゃん...?』


櫻子『おー、あかりの布団あったかい!』


ギュッ



あかり『えっと...どうしたの...?』


櫻子『いやさ、寂しいのかなって思って』


櫻子『だからこうやってあかりが寂しくないようにピッタリくっついてるんだよっ』


スリスリ


あかり『そっか...ありがとう櫻子ちゃん...』


ギュッ



櫻子『...あかりってたまに素直じゃないよな』


あかり『えへへ...ごめんね?』


櫻子『ううん、いいよ』


櫻子『あかりが素直になれない時ってちょっと怖い時だもんね』


あかり『怖い時...?』


櫻子『そっ』



櫻子『さっき服掴んだ時のあかりの心の中を当てます!』


あかり『お、おー...?』


櫻子『むんむんむん...見えた!』


櫻子『ずばり!あかりが寂しいって引き止めちゃったら櫻子ちゃん迷惑じゃないかぁ...です!』


櫻子『...どう?』


あかり『...正解だよぉ』


あかり『すごいね、櫻子ちゃん...どうして分かったの?』



櫻子『何年姉妹やってると思ってんだよ...それにさ』


あかり『?』


櫻子『私だって向日葵やねーちゃんに負けないぐらいあかりの事すきなんだよ?』


あかり『ホントに?』


櫻子『うんっ』


あかり『えへへ...あかりも櫻子ちゃん大好きっ』


櫻子『へへ、ありがとっ』



櫻子『...うまく言えないけど、あかりにされて迷惑な事はないから』


櫻子『なんでも言ってね、約束だよ?』


あかり『うん、約束だよぉ』


櫻子『えへへ、なんか今日は私がねーちゃんみたいだな』


あかり『櫻子お姉ちゃんだねぇ、ふふ...』


櫻子『なんかそれいいな!』


あかり『花子ちゃんからお姉ちゃんって呼ばれないもんね...』



櫻子『今度から花子に呼ばせようかな?』


あかり『あんまりイタズラしちゃメッだからね?』


櫻子『分かってるよ、あかりは病人なんだからもう寝たら?』


あかり『眠たくはないんだよねぇ...ふわぁ』


櫻子『眠たそうじゃん!』


あかり『い、今のはホントに違うからね!?』


櫻子『問答無用!ほら寝ろさあ寝ろ!』


あかり『無理だよぉ!』



櫻子「それでさっき寝たんだけど、起きた時に私がいなかったら寂しがるだろうなーと思って」


撫子「なるほどね...じゃあご飯できたら呼ぶからその時に一緒に来るんだよ」


櫻子「はーい」


撫子「それじゃあよろしくね」


バタン...


櫻子「お姉ちゃんかぁ...」



あかり「んん......」


櫻子「...あかりが妹だったらよかったのに、なんてね」


あかり「...」


櫻子(...そう言えばあかりの大好きってなんなんだろ?)


櫻子(私のすきはすきで...あかりの大好きは...あれ?)


櫻子(すきってなんだっけ?んん?)



櫻子(...あーもーいいや、わかんね!)


櫻子(でも多分向日葵があかりに言ってるすきは大好きじゃなくてすきなんだよな...)


櫻子(ねーちゃんもあかりにすきっていっつも言ってるもんなぁ...)


櫻子(花子は...わかんね)


櫻子(じゃあ私は?)


櫻子(すき...あれ?)



櫻子(これって向日葵と一緒じゃね?)


櫻子(って事は...私はあかりと結婚するのかな?)


櫻子(...もしかして私...あかりのこと...)


櫻子(愛してる...!?)


あかり「んん...暑くて眠れないよぉ...」モソ...


あかり「あれ、櫻子頭抱えて...もしかして櫻子ちゃんも頭痛いの...?」



櫻子「い、いや...違う...と思う...///」


櫻子(な、なんか顔見れない!///)


あかり「...熱中症かな?」


あかり「お顔も真っ赤だし...大変だよぉ!?」スッ


櫻子「ス、ストップ!///」


あかり「な、なんでぇ!?」



櫻子「すぐ治るから!多分!///」


あかり「え、ええ...?」


櫻子「そ、そうだあかり!私気付いたんだけどさ!///」


櫻子「私とあかりが結婚して愛し合って向日葵と一緒なんだ!///」


あかり「何言ってるかさっぱりだよぉ!?///」


P30.終わり

〇月×日金曜日
記録者:あかり


みんな1週間お疲れ様!

楽しい休日の始まりだよ!

土日の予定はもう決まってる?

あかりはまだ何も決まってないよ。



撫子:お疲れ様。

貴重な二連休だね。

私もまだ決まってないかな。

どこか遊びに行く?


櫻子:お疲れ!

ようやく休みだ!

私は日曜日ヒマワリと勉強だってさ

だから遊びに行くなら日曜日がいいな


花子:↑サボろうとするなし。

お疲れ様。

花子も予定は特に無いよ。

家でゆっくりするのもありだし。



あかり「確かに無理にお出かけする事もないよね」パタン


ブーッブーッ


あかり「んん?あかりの携帯?」


ブーッブーッ


あかり「電話だ...誰だろう?」スッ


あかり「はい、もしもし?」



「ふっふっふっ...私が誰だか分かるかな...」


あかり「えっと...だ、誰ですか...?」


「私はミラクるん...あ、ミラクるん知ってる?」


あかり「知ってますよぉ、たまに花子ちゃんが見てましたから!」


「マジで!?妹!?」


あかり「はいっ、とっても可愛いんですよぉ」



「よし決めた!明日遊びに行くから!」


あかり「ええ!?さすがに誰か分からない人はお家に上げられませんよぉ!?」


「あ、そっか...ってミラクるんって言ったじゃん!」


あかり「さすがに声が違うから分かりますよ...」


「ちぇー、しょうがないなぁ」


「京子先輩だよー、あかっちゃん」



あかり「あ、京子先輩だったんですね...びっくりしましたよぉ!」


京子「ごめんごめん、ちょっとしたいたずらだよ」


京子「でもホントに行っていいの?」


あかり「もちろんですよぉ、って言うか京子先輩こそ大丈夫ですか?」


京子「へ?私?」


あかり「あかりと櫻子ちゃん以外全然知らないし...なんだったらごらく部の皆さんも一緒にどうですか?」



京子「え、いいの...?」


あかり「はい!みんながいた方が絶対楽しいと思いますよぉ!」


京子(電話越しでも光が見える気がする...!)


京子「そっか...ありがとうあかりちゃんっ」


京子「んじゃ明日の昼ぐらいに1回電話するからねー!」


あかり「はーい、分かりましたっ」


京子「こっちこそありがとね、おやすみー」



あかりの「おやすみなさい、京子先輩っ」


プツッ...


あかり「...よーし、クッキー作っちゃおうかなっ」


ガチャッ


櫻子「あれ?まだ起きてたの?」


あかり「うん、明日京子先輩達が来ることになったからね」


あかり「その時にクッキー出そうかなって思って...だから今から作るんだぁ」



櫻子「え、今から...?」


あかり「うんっ」


櫻子「そっか...でも...」


あかり「?」


櫻子「えっと...ほら...///」


櫻子(あーもー!なんで言えないんだよ私!///)



櫻子(一緒にやるって言いたいだけなのに...うぅ...)


あかり「...ふふっ、誰かにお手伝いしてほしいなぁ」


あかり「あかりひとりじゃ大変だなぁ、困ったよぉ」


櫻子「わ、私がやる!///」


あかり「うん、ありがとう櫻子ちゃんっ」


櫻子「っ///」


櫻子「べ、別に...眠くないだけだから...///」



あかり「えへへ、じゃあさっそく作っちゃおうか」


櫻子「おー!」


あかり「卵とバターを混ぜてー...」カチャカチャ


櫻子「そう言えばなんで京子先輩くんの?」


あかり「花子ちゃんとお話したいみたいだったよぉ?」


櫻子「花子?なんでまた...」


あかり「ほら、たまに見てるでしょ?」



あかり「えっと...ミラクるんだっけ」


櫻子「ああー!あれか!」


櫻子「...ん?てか京子先輩はミラクるん好きなんだ?」


あかり「みたいだねぇ...よし、ちょっと冷蔵庫に入れて寝かせなきゃ」


櫻子「私が手伝うのは?」


あかり「型抜きお願いできるかな?」


櫻子「まっかせろー!」



櫻子「...あ、いい事思いついた」


あかり「?」


櫻子「明日さ、私とあかりと花子は確実にみんなと遊ぶじゃん?」


あかり「そうだね」


櫻子「その時にさ、向日葵かねーちゃんも混ぜようよ!」


櫻子「そしたら4人と4人でぴったりじゃん!」


あかり「確かにそうだねぇ...じゃあ向日葵ちゃんがいいかな?」



櫻子「うん!」


あかり「えへへ...楽しみだねっ」


櫻子「パーティーみたいになるかもね!」


あかり「じゃあいっぱい作らないとね...ふふっ」


あかり「そろそろいいかな...」コトッ


櫻子「お、これを私が型抜きすればいいんだな?」


あかり「うん、お願いねっ」


櫻子「よっしゃー!任せろ!」



櫻子「まずはー...星でしょー?」グッ


櫻子「次はマル...四角...」グッ


あかり(櫻子ちゃんすごく手際いいのに...なんで生徒会の八方お仕事はあんなにゆっくりなのかな?)


櫻子「ネコー...イヌー...」グッ


櫻子「...」


櫻子(ハートかぁ...///)


櫻子「あ、あかり...あのさ...///」



あかり「んん?」


櫻子「い、一緒にこの型取ろうよ!///」


あかり「ハート?いいよぉっ」


櫻子「じゃあ私が先に手を乗せるから...あかりは私の手に自分の手を重ねてね?///」


あかり「はーいっ」


櫻子「...よしっ」グッ



あかり「えいっ」ピトッ


櫻子「...っ///」


櫻子(あかりの手がすごく柔らかい...!///)


櫻子(でもなんか...すごく...つよい?かたい?)


櫻子(頑張ってきたって手だよな、これ...)


あかり「櫻子ちゃん...?」


櫻子「...あかり」



ギュッ


あかり「わあ!?///」


櫻子「あのさ、たまには休んでいいんだよ?」


あかり「な、何のこと...?///」


櫻子「あかりの手、ねーちゃんより固かったよ?」


櫻子「それってねーちゃんより頑張ってるって事じゃない?」


あかり「そうなのかな...?」



櫻子「絶対そうだよ!」


櫻子「だからちょっとは休んで......!?///」


櫻子(ヤバイ!全然気付いてなかったけど顔が近すぎる...!///)


櫻子(このままじゃ...///)


あかり「櫻子ちゃん...///」


櫻子「あ、あかり...?///」



あかり「キス...したいんでしょ?///」


櫻子「はあ!?///」


あかり「わ、分かるよ...櫻子ちゃんの事...///」


櫻子「あ、あかり...///」


櫻子「...いいの?///」


あかり「...うん///」


櫻子「あかり!///」バッ


ゴンッ



櫻子「いってええええええ!!」


櫻子「...夢...?」


櫻子「嘘でしょ...///」


櫻子「あーもー!///」


コンコン


ガチャッ


あかり「櫻子ちゃん大丈夫!?」


櫻子「うん...頭打った...」



あかり「み、見せて!」バッ


櫻子「大丈夫だよら朝食は痛いけど...」


あかり「...うん、ホントに大丈夫そうだね...びっくりしたよぉ...」


櫻子「びっくりしたのは私だよ!!夢の中であかりと...!///」


あかり「あかりと...?」


櫻子「...やっぱなんでもない!ふん!///」


あかり「ええ!?」



櫻子「...///」チラッ


櫻子(土曜日になってるし...やっぱ夢か...///)


あかり「もう...昨日はいきなりキスしようとしてきたり...どうしたの櫻子ちゃん?」


櫻子「!?///」


ちなつ「大丈夫?」ヒョコッ


結衣「いますごい音がしたけど...」チラッ


京子「さくっちゃん落ちたのー?」ヒョコッ


櫻子「あれえええ!?///」


P31.終わり

今日は仕事で帰れそうにないのでお休みします...申し訳ない。
明日はちゃんと来ますので少しだけお待ちください。

〇月×日日曜日
記録者:櫻子

今日は何もないすばらしい1日だった





撫子:サボるな。

でも確かに何もなかったね。

たまにはこんなだらだらするのもいいかも。

また明日から頑張ろうね。


あかり:短いね...でもなんだか櫻子ちゃんらしいかも。

あかりもゆっくりできたよ。

花子ちゃんとずっと日向ぼっこしてたなぁ。

ネコさんになった気分だったよ。


花子:短すぎるし。

なんかもうちょっと書いてよ...。

でも何もしない日っていいよね。

日向ぼっこした時ちょっと寝ちゃったから眠たくないし。



櫻子「いいなぁ、私もあかりと昼寝したかったなぁ...」パタン


櫻子「そしたらいっぱい...」


花子「いっぱい?」


櫻子「うわあ!?///」ガタッ


花子「大げさ過ぎるし...」


櫻子「ひ、人が考えてる時に急に話しかけるな!!///」



花子「考えてたって何を?」


櫻子「何でもいいだろ!別にあかりの事とかじゃないんだから!///」


花子「誤魔化し方が下手すぎるし...」


櫻子「う、うるさい!もう!///」


花子「そんな櫻子に今日の日向ぼっこの様子を細かく教えてあげるし」


櫻子「鬼か!」



あかり『ふわぁ...お昼下がりは眠たくなるね...』


あかり『あ...あんなとこに日向が出来てる...』


あかり『ちょっと日向ぼっこしようかなぁ...』


コロン


あかり『あったかーい...えへへ...』


コンコン


あかり『はーい...』



カチャッ


花子『あかりお姉ちゃん、ちょっと...って何やってるの?』


あかり『日向ぼっこだよぉ、花子ちゃんもする?』


花子『で、でも...ちょっと恥ずかしいし...』


あかり『お部屋の扉を閉めて鍵掛けとけば誰も入ってこないから大丈夫だよぉ?』


花子『...』バタン


カチャッン



花子『鍵よし...扉よし...』ガチャガチャ


花子『...あかりお姉ちゃんっ///』


トコトコ


コロン


花子『えへへ...あったかいし...///』



あかり『でしょー?』


花子『うん...ふわ...』


あかり『ふふ、花子ちゃんも眠たくなっちゃったかな?』


花子『うぅ...まだ平気だし...』クシクシ


あかり『まぶたが重たそうだよぉ?』


花子『大丈夫...』



あかり『そっかぁ...あかりの方が先に寝ちゃいそ......』


カクッ


花子『...勝ったし……』


花子『うぅ...あかりお姉ちゃんがぼやけて見える...』クシクシ


花子『でも...せっかく2人っきりになれたんだから...』


花子『ほっぺたに...ちゅー......』



花子『ちゅー...したいし......』


モソッ


花子『ようやくほっぺた...』


花子『でも...もう限界...』


ツルッ


チュ


花子(あれ...ほっぺたにしては柔らかすぎたような...)


花子(まあいっか...このまま寝ちゃお...)



花子「で、目が覚めたらキスしたまま寝てて」


櫻子「うわああ!!それ以上聞きたくない!///」


櫻子「てかあかりは私んだぞ!!///」


花子「いつ誰がどこで決めたの?」


櫻子「生まれた時から!私が!この家で!」


花子「はぁ...」



ガチャッ


撫子「何騒いでるの?」


櫻子「聞いてよねーちゃん!花子のやつあかりは私のじゃないって!」


花子「あ...」


撫子「...誰が誰のって?」


櫻子「あかりは私の!」



花子「それ以上は...」


撫子「...私の教育が悪かったみたい、櫻子、もう容赦しないから」


櫻子「へ?よく分かんないけど負けないもんね!!」


花子「...花子だって負けないし」


ガチャッ


あかり「ふわぁ...まだ少し眠たいよぉ...」



あかり「あれ、みんな揃ってどうしたの?」


櫻子「あかり」


花子「あかりお姉ちゃん」


撫子「あかり」


あかり「えーっと...お、お邪魔しちゃったかな...?」


ガシッ


花子「邪魔なんかじゃないし」



ガシッ


櫻子「むしろちょうど良かったよ!」


ガシッ


撫子「これで誰が一番か決められるね」


あかり「な、何の話かなぁ!?」


花子「...」


櫻子「...」


撫子「...」



「「「...この中で一番好きなのは誰?」」」


あかり「え、ええええ!?///」


あかり「ちょっと待って本当にどういう事!?///」


花子「どうもこうもないし」


櫻子「この中で一番好きな人に抱きついて欲しいんだけどさ」


撫子「あかりがするのはそれだけだよ」



あかり「ええ...よく分からないけど一番好きな人のところにいけばいいんだね?」


花子「うん」


櫻子「じゃあ...移動して」


あかり「んー...」


撫子「...」


あかり「...このままでいいかなぁ」


花子「?」


櫻子「ど、どういう事?」



あかり「だってあかりにとってはみんな一番だから」


あかり「誰かひとりを選ぶなんてできないよ」


あかり「それに...今までずっと一緒に暮らしてきたから」


あかり「みんな一緒の一番はダメ?」


花子「...ふふっ」


櫻子「あかりらしいなぁ...ふふ...っ」


撫子「ホントにね...なんかバカらしくなってきちゃった」クスッ



あかり「え、あれ?あかり変な事言った?」


花子「ううん...変じゃないし」


ギュッ


櫻子「でも変じゃね?みんな一番ってことはみんなと...アレでしょ?///」


撫子「いいんじゃない?あかりらしくて...私は構わないよ」


あかり「何の話!?///」


櫻子「んー?あかりがねー」


櫻子「みんなと付き合うって話!」


P32.終わり

〇月×日火曜日
記録者:花子

月曜がきらいになりそうです。

学校はめんどうだし...。

サ〇エさんのおわりの歌とかもう聞きたくないです。

また頑張ろ。



コメント
撫子:サ〇エのエンディングはダメだね。

気分が憂うつになる。

でもなんでいきなり月曜の話なの?

頑張ろうね。


あかり:月曜日ってちょっとやだよね...。

でもみんなに会えるからあかりはそんなに嫌いじゃないなぁ。

昨日大変だったもんね...あはは。

お疲れ様、また頑張ろうね。


櫻子:月曜に限ったことじゃなくね?

私いつもイヤなんだけど

まああかりに起こされるのはキライじゃないよ!

てか昨日なにがあったの?



花子「忘れたの?」パタン


櫻子「だって何もなかったじゃん!」


花子「はぁ...昨日あかりお姉ちゃんがいないってひとりで騒いでたのは誰だっけ」


櫻子「花子じゃね?」


撫子「アンタだ」


あかり「あはは...」


櫻子「あれーそうだっけなー思い出せないなー」ギュッ



あかり「わ...もう、櫻子ちゃんは甘えん坊さんなんだから」ナデナデ


花子「絶対思い出してるし...」


撫子「あかりは?」


あかり「うん...ちょっと大変だったよね...」



向日葵『どういう事ですの!?///』


あかり『お、落ち着いて向日葵...ちゃん!///』


櫻子『そうだそうだー!落ち着けおっぱい!』


向日葵『落ち着いていられますか!!///』


向日葵『どうして!///』


向日葵『あかりと!///』


向日葵『櫻子が!///』


向日葵『付き合う話になってるんですの!?///』



櫻子『違う違う、ねーちゃんも花子も一緒に、だってば』


向日葵『あああああもう!!///』


あかり『まあそうなるよね...///』


向日葵『あ、あかりは何も思いませんの!?』


あかり『だってあかりが決めたことだからねぇ...』


あかり『みんなと、ずっと一緒に』


あかり『仲良しでいたいから...ね?』



向日葵『うぅ...ですが...』


向日葵『いい話にしようとしてるみたいですけど二股どころか三股ですわよ?』


櫻子『そこはみんな平等にって決めたから問題ないよーだ!』


向日葵『そんな...でも...』


あかり『...んん?』


向日葵『私だって...グスッ...』



櫻子『あ、あれ...?』


向日葵『私だってあかりと付き合いたいですわ!!』


櫻子『おお!?///』


向日葵『だいたいずるいのよ櫻子ばっかり!!///』


櫻子『私!?』


向日葵『あなたは家でヘマしてもあかりが飛んできてくれるからいいかもしれないけど!!』



向日葵『私はあかりが泊まりに来てくれない限りないのよ!?』


あかり『ひ、向日葵ちゃん喋り方が...』


向日葵『あーちゃんは黙ってて!!』


あかり『昔に戻ってるよぉ...』


向日葵『しょうがないでしょ!?』


向日葵『私だってあーちゃんといっぱい仲良くなりたいの!!///』



向日葵『なのに全部さーちゃんが持ってっちゃって!!』


向日葵『だからズルイって言ってるの!!分かった!?』


櫻子『は、はい...』


向日葵『はぁ...はぁ...コホン』


向日葵『と、とにかく今日から...その...///』


向日葵『あかりは私とも付き合うこと!いいですわよね!?///』


あかり『は、はい!///』



撫子「まあこれでめでたくみんな仲良くあかりと交際中って事だもんね...」


櫻子「あかり今何股?」


あかり「その言い方止めてよぉ!///」


花子「4股で楓も増えたら5股だし」


撫子「モテモテだね、あかり」


あかり「なんでそうなるの!?///」


ガチャッ



向日葵「あかり、あんまり叫ぶと声が枯れますわよ?」


あかり「はーい...じゃなくて!」


向日葵「?」


あかり「はぁ...もう疲れたよぉ...」


向日葵「一緒に寝る...?///」クイッ


櫻子「ばか!今日は私の番だろ!///」グイッ


花子「今日は花子だし...!」グイッ


撫子「そこのカレンダーには私の名前があるけど」グイッ



向日葵「...私の家で」


櫻子「お、いいじゃん!」


向日葵「もちろんあかりと私は相部屋で」


花子「解決策になってないし」


あかり「...うん、みんなで固まってリビングで眠ればいいんじゃないかな...」



あかり「さすがに疲れちゃったからね...あはは...」


あかり「でも...嬉しいんだよ?///」


あかり「あかりがみんなの事大好きで」


あかり「みんながあかりのこと大好きになってくれて...」


あかり「えへへ...あかりは今はとっても幸せだよぉ!///」



花子「...///」ドキン


櫻子「!///」ドキッ


撫子「...///」キュン


向日葵「...っ///」ドキッ


花子「...やっぱり花子の番だし!///」


櫻子「だっ!違うだろ!?///」



撫子「はいはい、わたしの番だから喧嘩しない...///」


向日葵「わ、渡しませんわ!///」


あかり(えへへ...みんな仲良しだなぁ...///)


あかり(みんな、みんなだぁいすき...///)


P33.終わり

あかり日記2冊目建ててきました。
大室あかり生活日記 2冊目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455549511/)
残レスを見るとあと2回ほどこちらで短めに更新していきたいと思います。
読んで下さっている方々、レスして下さっている方々に最大の感謝を...ありがとうございます。

〇月×日木曜日
記録者:撫子

私の問に全て答えよ

1つ、なぜこんなに部屋が汚いのか。

1つ、なぜ扉が開けっ放しなのか。

回答権はひとり1回です。



櫻子:はい。

なぜ部屋が汚いかというとヒマワリのせいです。

私は悪くないです

本当です


向日葵:はい。

私のせいではありません。

悪いのは櫻子です。

本当です。


あかり:はい。

みんなでかくれんぼしてたの

だから散らかっちゃって...ごめんなさい。

扉もその時に開けっ放しにしちゃってて...ごめんねお姉ちゃん。



撫子「許した」パタン


花子「よかった...」


楓「ありがとう!」


あかり「お姉ちゃんも一緒に出来たら良かったのにね」


撫子「さすがにかくれんぼは...櫻子とひま子はまだやってるの?」


櫻子「お前が荒っぽく探すからだろ!?」



向日葵「あなたが変なところに隠れるからでしょう!?」


ギャーギャー


撫子「喧嘩するほどって奴だね」


あかり「ねっ」


撫子「でも何でいきなりかくれんぼ?」


あかり「それはねー...」



あかり『かくれんぼ?』


櫻子『うん!』


向日葵『でもなんでまた...』


櫻子『花子と楓もいるしみんなで遊びたいじゃん?』


楓『うん!』


花子『それだけ?』


櫻子『ううん、それだけじゃない』



櫻子『あかりと向日葵は覚えてるかなー...』


あかり『?』


向日葵『もう少し具体的に言ってくれないと分かるものも分かりませんわ』


櫻子『私達が花子と同じぐらいの時にさ、かくれんぼしたじゃん』


櫻子『それ思い出してね...なんか懐かしいなーって思ったらやりたくなっちゃってさ!』


あかり『えへへ、あかりもちゃんと覚えてるよぉ』



あかり『向日葵ちゃんが押し入れで』


向日葵『ストップですわ!!!!///』


花子『ひま姉...』


楓『お、お姉ちゃん...あのね...』


向日葵『ち、違...ただ泣いてただけで...あっ...///』


櫻子『自爆してやんのー!』


向日葵『ーっ!///』



向日葵『私が鬼役ですわ!!』


あかり『ええ!?』


向日葵『さあ早く隠れなさいな!!一番最初に見つかった人は恥ずかしい話をしてもらいますわ!!』


櫻子『なんだよそれ!』


花子『恥ずかしい話って...』


楓『絶対見つかれないの!』



向日葵『さあ始めますわ!!50数えるまでに隠れるんですのよ!?』


向日葵『ほらいーちっ!』


櫻子『やべっ、逃げろ!!』


あかり『隠れるんじゃないのぉ!?』


花子『鬼ごっこみたいになってるし』


楓『楓達も隠れよ?』


.........
......
...



櫻子『ここなら大丈夫だろ...へへっ』


あかり『よかったのかなぁ...勝手にお姉ちゃんの部屋に入っても...』


櫻子『後で片付けとけば大丈夫っしょ!』


あかり『さ、櫻子ちゃん声が大きいよぉ!』ヒソヒソ


櫻子『あ、そっか...ごめんごめん』


櫻子『...あのさ、あかり』


あかり『んん?』



櫻子『さっきの話の続きなんだけど...向日葵が泣いちゃったってやつ』


あかり『うん、それがどうしたの?』


櫻子『あの時さー...先にあかりを見つけたでしょ?』


櫻子『なのになんで向日葵がいきなり現れたんだろって』


あかり『あれはね、櫻子ちゃんに見つかりそうになった時にお布団で向日葵ちゃんを隠したからだよぉ』


櫻子『なるほどね...』


ドスドスドス...


櫻子『やべ...来てる...』



あかり『怒ってるね、向日葵ちゃん...』


櫻子『そうだ!布団の中に...』モゾモゾ


あかり『入れそう?』


櫻子『あかりも早く!』


あかり『あかりも!?///』


櫻子『早くしないと...うわっ!?』グラッ


バタン!


向日葵『そこですわぁ!!』


バンッ


向日葵『櫻子!あかり!見つけ...ました...わ...』



櫻子『ちぇっ、見つかっちゃったかー...』ムニッ


櫻子『あれ?あかりは?』ムニッ


向日葵『あ、あああなたどこ触ってますの!?///』


櫻子『は?』ムニッ


あかり『ぁぅ...///』


櫻子『...』


『わあああああ!?///』


花子『絶対かくれんぼしてないし...』


楓『えへへー』



撫子「すけべ」


向日葵「すけべ」


花子「すけべ」


楓「すけべー」


櫻子「やめろよぉ!///」


あかり「つ、次からはちゃんと言ってね...///」


櫻子「...言ったらしていいの?」


あかり「か、考えとく!!///」



向日葵「では私が!」


撫子「年功序列って言葉があってね?」


花子「花子が先だし!」


楓「楓も触るー!」


櫻子「こうなると思ったよ!もう!///」


あかり「あはは...///」


P32.終わり

こちらはこれにて終了です。
また、2冊目でお会い出来たら光栄です。
では。

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