あかり「ゆるゆりwwwwはっじまーるよー」 (84)

ー校門ー

結衣「うーん、財布の中身が801万円でキリが悪くて困るなぁ」

京子「なにが困るんだよ」

京子「ん?なんだこれ、募金箱?」

結衣「ちょうどいいや、一万円くれてやるよ」

結衣「ほら、受け取れ貧乏人」ポイッ


結衣「はぁ~~~、私いい事したなぁ~~~」

京子「でも、これ恵まれない赤座あかりちゃんのための支援基金って書いてあるよ」

結衣「なに?あいつ寄付が必要なほど困ってないだろ」

あかり「ちょっとどいて」ドンッ

京子「うわっ!」

あかり「えへへ、いくら入ってるかなぁ」ゴソゴソ

あかり「わぁ~、やったぁ!一万円入ってたよぉ!」キャッキャッ

京子「おい、あかり」

あかり「ん?あぁ、京子ちゃんいたんだ」

京子「今私を押しのけたよね?」

あかり「ごめんね、お金箱しか見えてなかったから」

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結衣「あかりそんな乞食みたいなマネするほど金に困ってたのか?」

あかり「ううん、全然」

あかり「ただ、自分のお金で物を買うのがバカらしくなっちゃってさ」

あかり「だったらみんなに支援して貰えばいいかなぁって」

京子「あかりって十字架に触ったら溶けてなくなりそうだよね」

結衣「ちなみにその一万円誰が入れたと思う?」

あかり「さぁ?お金さえ入ってれば誰がくれたかなんて興味ないよ」

結衣「そうか、じゃあ教えてやるよ。その一万円は私が入れてやったんだ」

あかり「だから?」

結衣「ほら、人の善意を食い物にして生きてますって言ってみろよ」

あかり「あかりは人の善意を食べて行きてるよぉ~」

京子「言いやがった」

あかり「ぶっちゃけ結衣ちゃんがお金を入れてくれたとかどうでもいいよ」

あかり「大事なのはあかりの手元に一万円札があるっていうことだけだからねぇ!!!」

あかり「あっはははははははははははははははははは!!!!!!」

結衣「ネズミでも餌をくれる人には懐くっていうのに」

京子「どえれぇクールじゃん」


あかり「でも、よく考えてみてよ」

あかり「どこぞの死にかけてるクソガキのためにお金を払うより、近くのあかりにお金を渡すほうがずっと有意義だと思うよ」

あかり「だから、もっとちょうだい♪」

結衣「どこまでも面の皮の厚いやつだ」

あかり「結衣ちゃん、今手持ちはいくら?」

結衣「うーん、今は800万だな」

あかり「そっか、じゃあ2000万円でいいよ」

京子「なにがじゃあだよ」

ちなつ「あっ、募金箱だ」

ちなつ「私の写真入れてあげよう」ポトッ

あかり「ここはゴミ箱じゃない!!」ドンッ

ちなつ「きゃぁ!?」

ちなつ「いきなりなにするの!!」

あかり「あかりは!お金が欲しいの!お金以外はなにも入れちゃダメ!」プンプン

ちなつ「なにを言って……あっ、これ恵まれない赤座あかりちゃんのための支援基金って書いてある」

ちなつ「善意を踏みにじられた!!」ワーン

結衣「募金箱に自分の顔写真を入れるほうも相当だと思うんだけどなぁ」

あかり「なんで写真なんて入れたの?すごく怒るから、理由を言ってみ?」

ちなつ「かわいい私を見たら病気なんてどっか飛んでいっちゃうと思って」

スーパーあかり「はぁぁぁぁぁあ!!!!!」バシュンッ

京子「残念だけど、あかりの病気には効かなかったみたいだね」

スーパーあかり「怒りが限界を突破しちゃったよぉ」バチバチ

あかり「うーん、やっぱり一万円じゃ足りないなぁ」

あかり「あかりの欲を満たすにはこれっぽっちじゃ全然足りないよ」

結衣「お前人生舐めるのもいい加減にしろよ」

京子「お前が言うな」

京子「まぁ、結衣以外にこんな肥溜めみたいなところにお金を落とす人いないだろうね」

あかり「それじゃあ、あかりのとびきりかわいい写真を貼っとこう」ペタ

ちなつ「なにこの紅白の演歌歌手みたいな格好」

あかり「かわいいでしょ?」

結衣「不細工だよ」

綾乃「あら?こんなところに募金箱があるわ」

綾乃「仕方ないわね、歳納京子の靴下を入れてあげましょう」ポトッ

あかり「ゴミを捨てていかないで!!」ドンッ

綾乃「きゃぁ!?な、なにするのよ!!」

あかり「ここに書いてあるでしょう!?お金以外は入れちゃダメだって!」

綾乃「知ったこっちゃないわよ!!歳納京子の靴下を舐めれば幸せになれるでしょ!?」

京子「ここにまともな人間はいないのか」

千歳「んー、じゃあうちが入れといてあげるわ」チャリン

あかり「わぁ~い♪」ガサゴソ

あかり「……え?5円?」

千歳「御縁がありますように~、なんて」

あかり「この募金箱は一万円札以外受け付けてないんですよ」ポイッ

綾乃「カスねぇ」

あかり「一万円札以外は入れないでくださいって書き加えとこう」カキカキ

櫻子「募金箱だー」ペッ

結衣「ついにマジもんのゴミが入れられたぞ」

あかり「櫻子ちゃん、この文字が見えない?」

櫻子「えっと、恵まれない赤座あかりちゃんのための支援基金?」

櫻子「ゴミ箱じゃん」

ちなつ「あっ、本当だ」

スーパーあかり2「ふんっ!!」バシュンッ!

京子「また限界突破した」

綾乃「どこまで強くなるのかしら、ワクワクするわね」

あかり「もぉ~、みんな真面目にあかりのこと考えてよぉ」プンスカ

綾乃「真面目に考えた上での靴下よ」

京子「ゴミが入ってるだけでもありがたいと思え」

スーパーあかり「そんなのあかりのためにならないもん!!」バシュンッ

千歳「うちは赤座さんのことを思って5円玉を投入したんやけどなぁ」

あかり「ごめんなさい、誠意は金額の大きさで決めてますから」シュゥ


櫻子「あれ?いつの間にかゴミ箱がなくなってるよ」

ちなつ「本当だ。どこいったんだろう」


向日葵「なんですの、これ。唾液と汚い靴下しか入ってないですわ」ガサゴソ

結衣「あっ、あの雌牛がパクっていったんだ」

京子「ゴミ収集してくれるなんていい奴だな」

櫻子「向日葵、それ私のツバだよ」

向日葵「え!?さ、櫻子の!!?」ドキッ

櫻子「一応訊いとくけど、それをどうするつもり?」

向日葵「こうするまでよ!!」ハムッ!

櫻子「うん、わかってた」

向日葵「あぁ!!今!!私のお口の中が櫻子の唾液付き靴下で満たされてますわぁ!!!幸福で満たされてますわぁ!!!」レッツエンジョイペロペロ

ちなつ「鼻の下伸ばし切っちゃって、幸せそうな顔」クスッ

あかり「でも、その靴下は京子ちゃんのなんだよね」

向日葵「おうぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!?!」ゲロゲロゲロゲロ

京子「失礼しちゃうんだから」

結衣「よかったな。あかりの募金箱満杯になったぞ」

スーパーあかり3「キェエ!!!」バシュンッ!


第一部~あなたのクズを数えましょう編~ 完

ー生徒会室ー

綾乃「あっ、賞味期限が2001年のプリンが出てきたわ」

綾乃「そうか、大室さんに食べられないように隠しておいたんだっけ」

綾乃「一応冷蔵庫に入れときましょう」

ガラッ

櫻子「こんにちは!」

櫻子「今日のプリンはなんだろう!」パカッ

綾乃「大室さんには山賊の才能があると思うわ」

櫻子「わぁ~、なんだかレトロなプリンですね」

櫻子「いただきまーす♪」ハムッ

綾乃「あっ、ちょっとーー」

櫻子「ふぅ、今日のプリンもおいしかった♪」

綾乃「あれ?よくわからないけど大丈夫みたいね」

綾乃「じゃあ、この賞味期限が1192年のコンビーフはどうなのかしら……」


綾乃「大室さん、よかったらコンビーフも食べてみない?」

櫻子「いいんですか!?ありがとうございます!!」

櫻子「おいしい!おいしい!」パクパク

綾乃「へぇ、その気になれば痛みだって消せちゃうんだ」

ガラッ

向日葵「扉を開けるトイズ」

綾乃「人間の標準装備ね」

向日葵「櫻子はなにをそんなおいしそうに食べてますの?」

櫻子「コンビーフだよっ!杉浦先輩がくれたんだ!」パクパク

向日葵「あら、だったら私にも分けていただけないかしら?」

向日葵「昨日からたんぽぽの種しか食べてませんの」

櫻子「しょうがないなぁ、ほれ」

向日葵「ありがとう」モグモグ

綾乃「あの二人大丈夫かしら」

千歳「おかしいのは綾乃ちゃんのほうかもしれんで?」

綾乃「そんな訳ないでしょ!!」バチンッ!

千歳「やっぱ頭おかしいわ」ヒリヒリ


千歳「ええか、賞味期限が過ぎた物がおいしくないって決めつけはあかんよ?」

千歳「納豆だって誰かが食べるまでは腐った豆が食べられるなんて想像もせんかったはずや」

千歳「このコンビーフだって、ひょっとしたら旨味が濃縮されてて途轍も無くおいしくなっとるかもしれんで?」

綾乃「なるほど、一理あるわね……」

千歳「ちょろいわぁ、相変わらず綾乃ちゃんの脳みそはスッカスカやな」

綾乃「そうと決まれば話は早いわ!」

綾乃「大室さん!私にもコンビーフ分けてちょうだい!!」

櫻子「えぇぇ~?どうしよっかな~?」

綾乃「なんでもするから!!」

櫻子「じゃあコンビーフねだらないでください」

綾乃「はい」

櫻子「聞き分けがよくて助かるなぁ」パクパクパクパク

向日葵「ん?なんだかお腹の調子が……」

ブリュッ!!

向日葵「きゃあ!?ゲリ便ですわ!?」

櫻子「うっわ、向日葵漏らしたのかよきたなっ」ブリュット

千歳「大室さんもケツから火山噴き出しとるで」

向日葵「それによく考えてみたらそのコンビーフ激マズでしたわ、おぇぇ」ゲロゲロゲロゲロ

櫻子「そんな……うわ、これ賞味期限1192年だ」オロロロロロロ

綾乃「……千歳、あなたも食べてみなさい」

千歳「うん……」パク


ブバチュッ


第二部~イケナイ大腸編~ 完

櫻子「あっ、向日葵のうんこからたんぽぽが咲いてる」

綾乃「綺麗……」ウットリ


第三部~クソの花の咲く場所で編~ 完

ー家庭科室ー

櫻子「肉だぁーーー!!!!!!」ドンッ!

あかり「調理実習だぁーーー!!!!!!!」ドンッ!

向日葵「これは覇王色の覇気ですわね」

ちなつ「」ブクブク

結衣「」ブクブク

京子「」ブクブク

綾乃「」ブクブク

千歳「」ブクブク

千鶴「」ブクブク

りせ「」ブクブク

西垣「」ブクブク

撫子「」ブクブク

花子「」ブクブク

まりちゃん「」ブクブク

楓「」ブクブク

あかり「」ブクブク

櫻子「」ブクブク

向日葵「」ブクブク

あかね「」ブクブク

ともこ「」ブクブク

しまじろう「」ブクブク

トリッピー「」ブクブク

コロ助「」ブクブク

サザエ「」ブクブク

ピノコ「」ブクブク

まる子「」ブクブク

悟空「」ブクブク

ベジータ「」ブクブク

ハム太郎「」ブクブク

こうしくん「」ブクブク

つんく「」ブクブク

オバマ「」ブクブク

櫻子「それで、なに作るんだっけ?」

あかり「さぁ?あかりは生肉でもイケるタチだから聞いてなかったよ」

ちなつ「なんか豚の死肉を使った料理だってさ」

櫻子「人間って残酷な生き物だね」

向日葵「ただの豚肉のホイル焼きですわ」


櫻子「ホイル焼きなんてめんどくさい、直火で十分でしょ」ボー

あかり「味付けはワイルドに塩だけだよぉ」

ちなつ「それとちょっとのア・イ・ジョ・ウ」パッパッ

向日葵「きゃあ!?お肉が腐り始めましたわ!!」

あかり「ちなつちゃんの愛情は重すぎるんだよ」

櫻子「できた!!」

向日葵「ドブ川みたいな臭いですわね!」

あかり「なんでイモムシが蠢いてるんだろう」

ちなつ「お肉は?葉っぱとイモムシしかいないけど、どこに消えたの?」

向日葵「あっ、吉川さんの髪の毛!!」

ちなつ「へっ?」

ちなつ「うわぁ!?髪の毛にお肉が挟まってる!?」

あかり「ちなつちゃんの愛情が暴走したんだ」

ちなつ「やってしまった……よく見たら愛情だと思ってた物もイモムシの卵だったし」

櫻子「えっ?みんなはそれでいいの?」

櫻子「今私たちの手元にあるのは、ピンク色の毛がビッシリ張り付いてる肉と、イモムシとよくわからない葉っぱだけか……」

あかり「えーん!これじゃあ食べられないよぉ!」

向日葵「私にいい考えがありますわ」

櫻子「向日葵?」

あかり「そんな残飯どうするの?」

向日葵「まぁ見ててくださいな」

向日葵「この肉塊に砂糖と醤油、バターをつけて焼けば……」ジュー

ちなつ「あっ、すごい!おいしそうなステーキになった!」


ちなつ「って、んなわけあるかァァァァァァァァ!!!!!!」ガシャーン

ちなつ「ただのゴミじゃないのよォォォォォォォォォォオ!!!!!!」ドシャーン

櫻子「ちなつちゃんは元気だなぁ」

向日葵「結局ゴミがゴミになっただけでしたわね」

櫻子「このままじゃお昼ご飯抜きになっちゃうよ……」


あかり「そうだ!食材がないなら調達しに行けばいいんだよ!」

向日葵「えっ?」

ちなつ「それいい!」

ちなつ「今の時期だとカエルとかスズメが捕まえられるね!」

あかり「よーし、思い立ったが吉日だよ!!ケケケwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ちなつ「うんめぇ餌取ってくっからな!!」

タタタタタタ

向日葵「もう……いいですわよね」

櫻子「うん……ご飯いらない」


第四部~アマゾネスの喜劇編~ 完

あかり「京子ちゃーん、暇だよぉ……」

京子「馬鹿野郎!!」バチンッ!

あかり「痛い!?」

京子「休みが取れなくて暇なんて忘れちまった社畜だっているんだぞ!?暇とか言うな!!」

あかり「社畜だって中学生の頃は暇暇言ってたと思うよ」

結衣「むしろ暇だ暇だと自堕落に時間を使ってきたようなカスが社畜になるんだろ」

ちなつ「あれ?じゃああかりちゃんは将来社畜決定じゃないですか」

ちなつ「やぁ~~~い!お前の将来社畜~~~!!」

あかり「は、はわわわわ……結衣ちゃんどうしよう」

結衣「[ピーーー]よめんどくさい」

あかり「もう!真面目に考えてよぉ~!!」プリプリ

京子「今更プリプリ言ったってかわいくないんだよ」

ちなつ「虫唾が走るわ!」

あかり「ここには人の心を持った生き物はいないのかしら」

あかり「京子ちゃーん、暇だよぉ……」

京子「馬鹿野郎!!」バチンッ!

あかり「痛い!?」

京子「休みが取れなくて暇なんて忘れちまった社畜だっているんだぞ!?暇とか言うな!!」

あかり「社畜だって中学生の頃は暇暇言ってたと思うよ」

結衣「むしろ暇だ暇だと自堕落に時間を使ってきたようなカスが社畜になるんだろ」

ちなつ「あれ?じゃああかりちゃんは将来社畜決定じゃないですか」

ちなつ「やぁ~~~い!お前の将来社畜~~~!!」

あかり「は、はわわわわ……結衣ちゃんどうしよう」

結衣「死ねよめんどくさい」

あかり「もう!真面目に考えてよぉ~!!」プリプリ

京子「今更プリプリ言ったってかわいくないんだよ」

ちなつ「虫唾が走るわ!」

あかり「ここには人の心を持った生き物はいないのかしら」

京子「じゃあこれ使おう、真人間BOX」

ちなつ「いつものあの箱じゃないですか」

京子「今テキトーに中身作り直した。真っ当な人間になれるお題だけを入れてるよ」

結衣「へぇ、面白い。私を真人間に変えられるかな?」

あかり「結衣ちゃんはもう手遅れだよ」

京子「それじゃあ、あかりからどうぞ」

あかり「わぁ~い♪あかりはホワイトカラーに就職しちゃうんだから♪」ゴソゴソ

あかり「……アルバイト?」

ちなつ「へぇ、以外とまともなのが入ってるんですね」

あかり「中学生にアルバイトしろなんて狂ってるよ」

結衣「甘ったれんな。私は金持ちだから関係ないけど頑張れよ」

あかり「これは無理だね、次いこう」ポイッ

京子「じゃあ次はちなつちゃん」

ちなつ「私は今のままの私が一番だと思うんだけどなぁ」ゴソゴソ

あかり「ちなつちゃんはなに引いた?」

ちなつ「えっと、部室の真ん中で放尿する……」


ちなつ「バッチこいやおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!」ジョロロロロロロロ

あかり「すごいすご~い♪」キャッキャッ

結衣「真人間BOXになんでこんなのが入ってるんだよ」

京子「警察に捕まって刑務所でシゴかれたら更生できるかなぁって」

あかり「なかなかハードな手段もあるんだね」

京子「甘えは許せないタチだから」

京子「次結衣は……いいか」

結衣「なんでだよ」

京子「結衣にはなにしたって無駄だよ」

結衣「そんなのやってみなくちゃわからないだろ!」バンッ!

京子「じゃあ注射器握り締めながらしゃべるのやめてよ」

結衣「悪いな、ペンギンに空は飛べないんだ」プスッ

チュー

結衣「あ~~~……」ボケー

あかり「結衣ちゃんが飛んだああああぁぁぁぁぁ!!」

ちなつ「人間の不可能を覆しましたよ!!」

結衣「コケー、コケー」パタパタ

京子「人間にも空は飛べたんだ」

京子「さて、それじゃあ最後は私か……」ゴソゴソ

京子「あ」

あかり「なになに」

京子「出家……」

ちなつ「京子先輩っ♪」バリバリバリバリ

あかり「喧ww嘩はwwからっきしだよ三級品wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

京子「や、やめろォ!!俺に近づくんじゃねェ!!」

ちなつ「でも、これは京子先輩が考えたやつでしょう?悟りも開けそうだしいいじゃないですか」

京子「いやだ!!まだこの歳で悟りたくない!!」

あかり「甘えは許さないとか言ってた癖に」

京子「さて、それじゃあ最後は私か……」ゴソゴソ

京子「あ」

あかり「なになに」

京子「出家……」

ちなつ「京子先輩っ♪」バリバリバリバリ

あかり「喧w嘩はwからっきしだよ三級品wwwwwwwwwwwwwwww」

京子「や、やめろォ!!俺に近づくんじゃねェ!!」

ちなつ「でも、これは京子先輩が考えたやつでしょう?悟りも開けそうだしいいじゃないですか」

京子「いやだ!!まだこの歳で悟りたくない!!」

あかり「甘えは許さないとか言ってた癖に」

京子「そもそもこれあかりのために作ったんじゃん」

京子「あかりが全部やれよ」

あかり「えぇ!?あかりアルバイトなんて絶対にいやだよ!?」

ちなつ「出家はいいんだ」

京子「じゃあアルバイトはいいから、プラス結衣が引くはずだった分もう一回引いて」

ちなつ「あかりちゃん、このままだったら社畜だよ。それでもいいの?」

あかり「うぅ……社畜はいやだよぉ」ガサゴソ


あかり「……全力?」

京子「さっ、いってこい!!」


ー翌日ー

櫻子「おはよー。あれ?あかりちゃんは?」

ちなつ「部室の真ん中で放尿しながら念仏唱えてるよ、全力でね」


第五部~諸行無常の南無阿弥陀仏編~ 完

櫻子「ソレッ♪」ファサー

あかり「ちょっと櫻子ちゃん!!あかりのスカートめくらないでぇ!!」プンプン

櫻子「ごめんごめん、あかりちゃん今日はノーパンなんだね」

ちなつ「そこ陰毛が生えてきてるよ」

あかり「わっ、いけないいけない」ジョリジョリ

あかり「ふぅ、危なかった。あかりのおまんまんに毛が生えてたら世界が滅亡しちゃうからね」ツルツル

向日葵「赤座さんのマン毛と世界の滅亡になんの関係がありますの?」

あかり「陰毛が生えてるとお姉ちゃんが爆発するんだよ」

ちなつ「それで?」

あかり「世界が滅びる」

櫻子「あたまおかしい」

つまらない授業、つまらない掃除の時間、つまらない景色
あかりは毎日思うんだ
牛乳をお尻の穴から飲んでみたらどうなるのかって

ちなつ「じゃあ試してみればいいじゃん」

あかり「へっ?もしかして声に出てた?」

櫻子「うん、ガッツリね」

向日葵「赤座さんは毎日くだらないことに頭が支配されてますのね」

あかり「うぅ……///恥ずかしいよぉ///」モジモジ

ちなつ「いまさら恥じらったってもう遅いよ」

向日葵「大丈夫、赤座さんがくるくるぱーなのはもうみんな知っていることですわ」

櫻子「あちゃー、今日はスポイト持ってきてないや」

向日葵「当たり前でしょバーカ!!!」

あかり「あっ、あかりスポイト持ってるよ」

櫻子「わぁー!ありがとう、あかりちゃん!」

ちなつ「なんでスポイトなんて持ち歩いてるの?」

あかり「それはもちろん牛乳を……じゃなくて、あかりの唾液をちなつちゃんの耳の穴に注ごうと思って」

ちなつ「それ言い訳になってないからね?」

櫻子「あかりちゃんがそのつもりなら丁度いいや」

櫻子「あかりちゃん、肛門に牛乳流し込んでいい?」

あかり「えぇっ!?そ、そんなのダメだよぉ!!」ガバッ

ちなつ「とか言いながらしっかりマンぐり返ししてるじゃん」

向日葵「どうしたらここまで醜い生き物になれるのでしょう」

櫻子「ノーパンだからパンツをズラす手間が省けていいね」

あかり「早くっ、早くっ♪」

櫻子「それじゃあ、入れるよ?」ズブッ

トクトクトクトク

あかり「あぁ!!キテる!!キテるよぉコレ!!!!!!」ゾクゾクゥ


ちなつ「今のうちに給食食べとこう」モグモグ

あかり「ふぅ、おいしかった」

向日葵「赤座さんの肛門は味を感じ取ることができますのね」

ちなつ「相変わらず化け物じみてるなぁ」


櫻子「結局おいしかっただけでなにも起こらないんだ」

あかり「人間の体って不思議だね」

ちなつ「人間の体って、あかりちゃんの体はとてもじゃないけど人間だと思えないんだけど」

あかり「ちなつちゃん酷い!」グスン

櫻子「うわっ、あかりちゃんの目から牛乳が流れてきた」

向日葵「肛門から摂取したものが目から出てくるなんて、どういう構造なのでしょうか」


キーンコーンカーンコーン

ちなつ「あぁ、給食の時間が終わってしまった」

向日葵「今までの人生のなかで一番クソな時間でしたわ」

ー部室ー

あかりちなつ「こんにちはー」

京子「やぁ、二人とも」ファサー

京子「あれ?今日はあかりノーパンなんだね」

あかり「うん、だってパンツ履いてたら京子ちゃんが剥ぎ取っていくでしょ」

京子「まあね」

あかり「すごく不愉快なんだけど、なんでいつもあかりのパンツを強奪していくの?」

京子「なんでって、理由が必要?」

あかり「できればあって欲しいかな。そしたらなんとか自分を保てそうだから」


京子「んー……特に理由なんてないよ」


あかり「あはははははははははははははははwwwwwwwwwwww」ブンブンブンブン

ちなつ「あかりちゃんの自我が崩壊した!」

結衣「自分を保てなかったか」

あかり「あかりは生きてていいのかな?」

結衣「好きにしろよ」

ちなつ「それにしても、最近のあかりちゃんってノーパン率高いよね」

ちなつ「京子先輩対策もいいけど、ぶっちゃけ痴女にしか見えないよ?」

あかり「あかりだってパンツ履きたいよ。でも、最近家でパンツがよくなくなるんだ」

あかり「先週だけで102枚もなくなっちゃって」

ちなつ「へぇ、下着泥棒にでも狙われてるのかな」

結衣「仮にそうだとしても、確実にパンツを100枚以上も持ってるあかりは相当狂ってるぞ」

京子「よし!それじゃあ、あかりの家に遊びに行こう!」

京子「私たちであかりのパンツを取り戻すんだ!」

あかり「京子ちゃん……」ウルッ

ちなつ「うわっ、また牛乳が出てきた」

ーあかりの家ー

結衣京子ちなつ「おじゃましまーす」

あかり「えへへ、なにもない所だけどくつろいでてよ」

京子「つまんない部屋だね」

ちなつ「あっ、新発売のバイブだ」ドプッ

結衣「私たちはお客様だろ?早くお茶持ってこいよ」

あかり「ここは柵付き病院じゃないんだけどなぁ」

ちなつ「おい赤座!!飲み物はまだか!!おせぇんだよ!!」ガンッ!ガンッ!

京子「何秒待たせるつもりだよ幼稚園児が!!あぁ!?!?」

あかり「はいみんなお待たせ、水道水だよぉ」コトッ

結衣「おい、客を待たせた上に水道水だと?舐めてるのか?」

京子「この家はジュースも出せないの?」

あかり「だってお前らの態度が気に入らなかったから」


ちなつ「まぁいいけど、私水道水好きだし」ゴクッ

京子「なんやかんやであかりの家の水道水っておいしいしね」ゴクッ

結衣「本当だ、甘いや」ゴクッ

あかり「みんなは人生楽しそうだね」

京子「で、私たちにどうして欲しいんだ?」

あかり「え?よくわからないけど、なんとかしてくれるんじゃないの?」

京子「なにも考えてないよ」

あかり「でも、京子ちゃん『あかりのパンツを取り戻すんだ!』とか言ってたじゃない」

京子「よく思い出してみろ、あかり。私は遊びに行こうと言ったんだ」



京子「だからあかりの心を弄んでやったんだよぉwwwwwwwwwwwww」

京子「なにも考えてませんでしたぁwwwwwwwwwww」ベロベロバー

あかり「そうなんだ」


あかり「ところで、ここに京子ちゃんの髪で作った藁人形があるよ」スッ

京子「だからなんだよ」

あかり「えいっ!」ダンッ!

京子「ぐぇ!?」バタッ

ちなつ「すごい、藁人形で殴り倒した」

あかり「呪いの力だよぉ」

結衣「あっ、よく見たら京子の後頭部に十円ハゲがある」

結衣「ここから髪をむしったんだな」

あかり「そうだよ。結衣ちゃんも作ってみる?」ブチッ

結衣「私はいいよ、気持ち悪いし」

あかり「そっかぁ」ポイッ

ちなつ「こうやって京子先輩の頭はパイパンになっていくのでした」

結衣「さて、せっかくあかりの家にきたんだ、缶蹴りでもするか」

ちなつ「いいですね、すごく楽しそうです♪」

あかり「わぁーい♪」


あかり「なんで家の中で缶蹴りしようとしてるの?」

結衣「したくなったんだ、それ以上でもそれ以下でもない」

あかり「そっか。じゃああかりが鬼やるから、二人は隠れてていいよ」

結衣「!い、いいのか!!?やったぁ!!!!!!」

ちなつ「ゆ、結衣先輩!!は、早く隠れましょうwwwwwwwwwwwwww」

結衣「キキキッwwwwwwwwwwwwwwwww」タタタッ

あかり「なにが楽しいんだか」

ー2時間後ー

あかり「……」ペラ

あかり「あははっ」ペラ

あかり「ふふふっ」ペラ

あかり「あ、もう百秒経ってた」

あかり「よーし、すぐに捕まえちゃうんだからね」ペラ

あかり「あははは!」

あかり「はだしのゲンはやっぱり面白いよぉ」ペラ

ー外ー

ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク
ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク

ジュルジュル、ベチャッ………………ゴクンッ

あかね「ふぅ、おいしい♪」

ともこ「いつもあかねちゃんは水筒を持ち歩いてるけど、なにが入ってるの?」

あかね「私の妹が入ったあとの浴槽のお湯よ」

あかね「あかりのかわいいが溶け出しててとてもおいしいの♪」

ともこ「そうなんだ」

あかね「あかりの入ったあとのお湯はとってもかわいいんだから♪」

ともこ「うん」

あかね「それじゃあ、私の家は
ここだから」

あかね「ともこは自分の足で一人で歩いて帰ってね」

ともこ「うん」トテトテ

ガチャ

あかね「ただいま」

あかり「あ、お姉ちゃんだ。おかえりー」

あかね「深くは聞かないけど、どうしてあかりは空き缶の前ではだしのゲンを読みながら笑ってるの?」

あかり「成り行きだよ」

あかね「なら仕方ないわね♪」


あかね「あら?ラブドールが転がってると思ったら、これ京子ちゃんじゃない?」

あかり「そうだよ、さっき除霊してあげたら気絶したんだぁ」

京子「あぁ……」

ムクッ

あかね「どうやら目が覚めたみたいね」

あかり「京子ちゃん、おはよう」

京子「…………ワシはGですじゃ!!!」クワッ

あかね「これは京子ちゃんじゃないわ」

あかり「しまった!間違って京子ちゃんの魂を消滅させちゃったんだ!」

あかね「そのせいで悪霊に憑依合体されてしまったのね」

京子「ギギギギギギギギギギギギギギ……!!!」

あかり「まずいよぉ、このままじゃ広島と長崎がめちゃくちゃにされちゃう!」

あかね「君が代を歌えば出て行くでしょう」チヨニヤチヨニ

京子「ギギギ……ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


あかり「すごい!流石お姉ちゃんだ!」

あかね「ガハハハハ、あかりに褒められるのは気持ちがええのう」ピュピュッ

京子「うぅん……」

あかり「今度こそ京子ちゃんだよね、おはよう」

京子「おはよう……なんだか、暗い空間を漂ってる夢を見ていたよーー」

京子「って、うわぁ!?」

京子「オ、オナホが喋ってるゥーー!!?」

あかね「どうやら京子ちゃんはおかしくなってしまったみたいね」

京子「ハッ、そこの人!助けてください!オナホが人の言葉を喋っているんです!」

あかり「京子ちゃん、それはあかりのオナホだよ」

あかね「辛いだろうけど聞いてね、京子ちゃんは一度死んで生き返ったの」

あかね「そのショックでオナホが人間に、人間がオナホに見える身体になってしまったんだと思うわ」

京子「なぜ死なせてくれなかったのです!!」

あかり「知らないよ」

ガチャ
結衣「おいあかり、いい加減見つけてくれよ」

あかり「はい結衣ちゃんみーつけた」ポコペン

結衣「クソッ!見つかった!」

京子「また新たなオナホが……」

結衣「あぁ、起きてたのか。オナホを抱きしめてどうしたんだ?」

京子「あかりはオナホじゃない!!僕たちは愛し合っているんだ!!」

結衣「そんなオナホを愛してるですって?笑わせてくれますねw」

京子「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」ガリガリガリガリ

結衣「ついに狂ったか」

あかり「でも、京子ちゃんはいつもこんな感じだよね」

あかね「オナホ如きにあかりの名前を使われるのはムカつくわぁ」

結衣「とりあえず札束で引っぱたけばなんとかなるだろ」ペシッ

京子「治ったよ」

あかり「よかった」

京子「あっ、また十円ハゲができてる」

京子「薬塗っとかなきゃ」ヌリヌリ


あかね「そうか、あかりたちは缶蹴りをしてたのね」

あかね「よかったらお姉ちゃんも混ぜてちょうだい」

あかり「いいよ、お姉ちゃんみーつけた」ポコペン

あかね「あら、見つかっちゃったわ♪それじゃあ、あかりの部屋に行ってくるわね」

あかり「なんで?」

あかね「そこにパンツがあるからよ」ダッ

あかり「お姉ちゃんは間違ってるよ!!」ガシッ

あかね「あら~、あかりに捕まったらお姉ちゃん動けないわね」

結衣「私も既に捕まってる……どうすればいいんだ……!」ギリッ

コンッ!

悪霊「缶蹴ったーー!!!!」

あかね「G!!」

悪霊「今じゃあかねさん!早く行けぃ!!」

あかね「ありがとう!」ポイッ

悪霊「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

京子「悪霊には日の丸も効くのか」

結衣「わ、私もまた隠れよーっとwwwwwwwwwwwww」タタタッ

ーあかりの部屋ー

あかね「あぁ……本当にラピュタはあったんだ」

ガチャ

あかり「もう缶蹴りなんてどうでもいいや」

結衣「私も」

あかり「お姉ちゃん、チェックメイトだよ」

あかね「そんな……!!」

京子「てゆーか、あかりの部屋すごいパンツの数だな」

結衣「未開封のだけで1000着はあるぞ」

京子「これだけあるのにノーパンで学校に来るって、そんなに私に取られるのが嫌だったの?」

あかり「うん。それもあるけど、最近パンツを履くのが無駄なんじゃないかって思ってるんだ」

京子「そんなに追い詰められてたのか」

あかり「履いた瞬間パンツがなくなるんだよ」

結衣「なに言ってんだお前」

あかり「そりゃわからないよね。じゃあ、実際にパンツを履いてみせるよ?」

あかり「はい、装着」

シュンッ

あかね「 い た だ き ま す 」スチャ

京子「えっ?あかねさん?」

あかね「こうするととっても幸せな気持ちになれるのよ!」キャッキャッ

あかり「いつもパンツが消えるのは履いた直後、毎回そこを不審に思ってたんだ」

あかり「だからあかりは『あえて』お姉ちゃんの目の前でパンツを履いてみせたんだよ」


あかり「どうやらマヌケは見つかったようだな!!」

あかり「お姉ちゃんが下着泥棒の犯人だったんだね!!!」ドンッ

あかね「ハッ……しまった!!」

京子「履いた瞬間取られるなら最初っからわかってたでしょ」

あかね「ふふっ、してやられたわね」

あかり「どうしてお姉ちゃんはあかりのパンツを盗んでいくの?」

あかね「実はお姉ちゃんね、あかりのかわいいを食べて生きてる魔界探偵なの」

あかね「だから、こうやってあかりのパンツからあかりのかわいいを摂取してるのよ」


あかね「はむっ!!はむっ!!!」

あかね「ズルッ!!ズルルルルルルルルルッッッッッッ!!!!!!!」

あかね「パクパク!!!!!モグモグ!!!!!」

あかね「チュルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!」

あかり「そうなんだ」

あかね「あかりのパンツはもうお姉ちゃんの腹の中よ」

あかり「とにかく、頭のパンツだけでも回収するからね」グイッ

あかね「あぁ……私の魂が」バタッ

京子「あかねさんが倒れた」

結衣「尾獣を抜かれた人柱力みたいだな」

あかね「……」ドクッ!ドクッ!ドクッ!ドクッ!

京子「自分で自分を心臓マッサージだと!?」

ムクッ

あかね「お姉ちゃんは死なないわよ」

あかり「そうなんだ」

あかり「ところで、ここにお姉ちゃんの陰毛で作った藁人形があるよ」スッ

あかね「まぁ!私の陰毛を持ち歩いててくれたのね!嬉しいわ♪」

あかり「フンッ!!!」ダンッ!

あかね「ぐぇっ」

結衣「やったか!?」

あかね「でも、死なないわよ」

京子「なに!?」

あかね「昔、人の言葉を話す生意気な光る鳥をブッ殺したのよ」

あかね「そして、その血をすすって以来死なない身体になったの♪」

結衣「すごいや」

京子「さて、下着を盗んでた犯人も見つかったことだし帰るか」

結衣「そうだな。缶蹴りにももう飽きたし
こんな化け物がいるところになんかこれ以上居られるか!!!」

結衣「私は帰らせてもらう!!!」ピョンッ

京子「待ってよ結衣~」ピョンッ

あかり「なんで窓から飛び降りていくんだろう」

あかね「頭おかしいわね」


ー翌朝ー

あかり「んん~、昨日はクソみたいな一日だったなぁ」

ちなつ「おはよう」

あかり「おはよう、どうしてあかりのベッドの下から出てきたの?」

ちなつ「あかりちゃんが缶の前から動かないからずっと隠れて待ってたんだよ」

あかり「そっか。じゃあ缶ここに置いとくから、蹴っていいよ」

ちなつ「やったぁーーー!!!!!!!」コンッ!

あかり「よかったよかった」

ちなつ「もちろん朝ご飯はあかりちゃんの家で食べていくけどいいよね?」

あかり「別にいいけど、言い方が気に入らないなぁ」

ちなつ「だってあかりちゃんが真面目に缶蹴りしないからいけないんじゃない、ご飯くらいご馳走するのは当たり前でしょバーカ!!!死ね!!!」

あかり「ちなつちゃんにはなにか人として大事なものが足りないと思うんだ」

ガチャ

あかね「ペリカンアンコウみたいにあかりと同化して一つになりたいなぁ」

あかね「あら、あかりおはよう」

あかり「おはよう、もし寝てたらなにするつもりだったの?」

あかね「そんなことより、あかりのベッドに転がってるダッチワイフはなにかしら」

ちなつ「チーナはダッチワイフじゃないもん!!」

あかね「この小娘はどうやら口の聞き方を知らんようだな」

あかね「そしてその枕を離しなさい。それはあかりの物よ」

ちなつ「嫌ですよーだ!私の匂いを染み込ませてあげるんだからっ!」ギュウウウウ


パンッ!

ちなつ「うわっ!?枕が!!」

パラパラパラ

あかね「あぁ!せっかく中身を私の陰毛にすり替えてたのに!!」

あかり「えっ?」

あかね「抜かったわ」

あかり「この舞い落ちてくる縮れ毛は全部お姉ちゃんの陰毛なの?」

あかね「そうよ」

あかり「それじゃあ、あかりは今まで実の姉の陰毛を頭に敷いて寝てたってこと?」

あかね「まぁ、そうなるわね」

ちなつ「そして私はその陰毛がギッシリ詰まった枕に匂いを染み込ませようとしてたんですか?」

あかね「正解(エサクタ)」


あかりちなつ「あはははははははははははははははははははwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ブンブンブンブン

あかね「お姉ちゃんなんだか興奮してきたわっ!」ハァハァハァハァ


あかり「あかりはなにも見なかった」

あかね「そうなの」

あかね「実は、あかりの枕にはお姉ちゃんの陰毛がカッ詰まってるのよ」

あかり「あははははははははははははははははwwwwwwwwwwww」ブンブンブンブン

あかね「かわいいっ!」ゾクゾク

ちなつ「神様、あなたの創った世界はもう壊れてしまったみたいです」

あかね「あなたは比較的冷静なのね」

ちなつ「まぁ、私のお姉ちゃんがキチガイだった訳ではないので」

あかね「なかなか言うじゃない。あなた名前は?」

ちなつ「吉川ちなつです」

あかね「だっさい名前ねぇ」

ちなつ「えぇーーーん!!!!」

あかね「最近の子はメンタルが弱いわぁ」

あかり「あなたが強すぎるのよ」


あかり「あかりはなにも見なかったし聞かなかった、これは事実だし誰がなんと言おうと変わらないよ」

ちなつ「私はかわいい……私はかわいい……」ブツブツブツブツ

あかね「二人とも心を閉ざしてしまったわ、可哀想に」

あかね「まぁ、あかり以外はどうなろうが知ったこっちゃないけど」


あかね「さっ二人とも、ご飯用意してあるわよ。早く戻ってきなさい」パンッ

あかり「ハッ……目を開けながら夢を見ていたよ」

ちなつ「どうして私だけビンタしたんだろう」ヒリヒリ

あかね「さぁ、召し上がれ」

あかり「わぁーい!サーロインステーキ!あかりサーロインステーキ大好き♪」

あかね「ふふっ、お姉ちゃんとどっちが好き?」

あかり「サーロインステーキ」

あかね「あははははははははははははwwwwwwwwwwwwww」ブンブンブンブン

あかり「こわい」

ちなつ「どうして私にはもやしだけなんですか?」

あかね「小汚いあなたにはそれがお似合いかなーって(笑)」

ちなつ「理不尽だなぁ」モグモグ

あかり「はいちなつちゃん、あかりのお肉分けてあげる」

ちなつ「ありがとうあかりちゃん」

あかね「あはははははははははははははははwwwwwwwwww」ブンブンブンブン

ー学校ー

あかり「ちなつちゃんが制服のままでよかったよ」

ちなつ「でも、私昨日お風呂に入ってないんだよね。臭わないかな」スンスン

あかり「大丈夫、いつも通りの鉄棒みたいな匂いだから」

ちなつ「そっか、あかりちゃんの部屋の臭いが移ってなくてよかった」ホッ

あかり「ちなつちゃんは犬かなにかなの?」


ちなつ「あ、あかりちゃん。ちょっと待って」

ガチャッ

ちなつ「んむちゅにゅかれろあむにつわんよれむ」レロレロレロレロ

あかり「もー、ちなつちゃんってばまた結衣ちゃんの上履き口に含んで」

ちなつ「これだけはやめられない」ングング

ー教室ー

あかり「おはよー」

櫻子「おはよう、あかりちゃん」ファサー

向日葵「赤座さんは今日もノーパンですのね」

あかり「仕方なかったんだよ。泥棒さんがあかりのパンツを履く気力を根こそぎ奪っていくんだから」

櫻子「気力まで盗めるんだ。すごい泥棒だね」

向日葵「どんなすご技で追い詰められてますの?」

あかり「よくわからないけど、お姉ちゃんがあかりがパンツを履いた瞬間に剥ぎ取っていくんだぁ」

あかり「本当、泥棒さんには困ったもんだよ」

櫻子「えっ?それってお姉さんが下着泥棒なんじゃ……」

あかり「知らないよ」

櫻子「でも」

あかり「知らないよ」

向日葵「赤座さん……」

ちなつ「壊れないためには、こうするしかなかったんだね」グスッ

あかり「うぅっ……ノーパンだとお股が寒いよぉ」ガクブル

向日葵「私は30枚ほど重ね着してるのであったかあったかですわぁ」ポカポカ

ちなつ「……あかりちゃん」ヌギッ

あかり「ちなつちゃん?」

ちなつ「私のパンツ、履いていいよ」

ちなつ「今ならお姉さんも見てないでしょう?」プイッ

あかり「……うんっ!ありがとう!」

あかり「あっ、でもこれダメだ。陰毛がついてる」

あかり「汚いからいらない」ポイッ

櫻子「それじゃあ私の使う?私はパイパンだから絶対に陰毛はついてないよ」ヌギッ

あかり「わぁ~い♪ありがとう♪」


ちなつ「こういうときは笑えばいいんだよね」

ちなつ「……」ニコッ

あかり「はぁ~、お股がぽかぽかするよぉ」

向日葵「パンツ一枚でだいぶ変わるものですのね」

ちなつ「櫻子ちゃんは寒くない?」

櫻子「寒くはないけど、椅子に座るたびにまんこがくっついて困るなぁ」ペタッ

あかり「わぁ~、股間に吸盤がついてるみたいだね♪」

櫻子「そうだよ」ペタッペタッ

ちなつ「あ、いいこと思いついた」

ちなつ「櫻子ちゃん、おまんこで本物の吸盤みたいに壁に張り付けないかな?」

櫻子「うーん、どうだろう」

向日葵「グダグダ言わずに早くおやりなさい!!」バチンッ!

櫻子「痛い!パンツ履いてないんだから三角定規で叩くのやめろよ!!」

あかり「あの……あかり、櫻子ちゃんが壁に張り付いてるの早く見てみたいなぁ///」ウワメヅカイ

櫻子「(か、かわいい///)」キューン

櫻子「よぉーし!あかりちゃんにかっこいいとこ見せるぞぉ!」

ちなつ「いや、全然かっこよくないからね?」

櫻子「そりゃっ」ペタンッ

あかり「わぁ~!すごい!本当に張り付いた!」

向日葵「ゴキブリみたいですわね」

ちなつ「ゴキブリだってここまで気持ち悪くないよ」

あかり「櫻子ちゃん、ナメクジみたいでかっこいいよ!」

櫻子「えぇ///そうかなぁ///」テレテレ

櫻子「ちなみに、こうやって上手く力を入れたら移動もできるんだよ」ツツツツ

あかり「すごい!」

向日葵「壁を蹴ったらどうなるんでしょう」ガンッ!

櫻子「うわぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!?!!?!」ヒュー

あかり「あぁ!?櫻子ちゃんが落ちちゃった!!」

ちなつ「校舎の外側に移動するからこうなるんだよ」

ー放課後 部室ー

結衣「暇だなぁ」

結衣「そうだ京子、十万円あげるから今すぐ死んでくれないか?」

京子「金の力でなんでも思い通りになると思うなよ」

ガラッ

あかり「あかりが来たよ」

ちなつ「オラも!」

結衣「やぁ、二人とも。十万円あげるから死んでくれない?」

あかり「結衣ちゃんはお金の力を過信しすぎてるよね」

結衣「それにしても、今日はあかり震えてないんだな」

あかり「うんっ、今日はパンツ履いてるからね」ホラッ

ちなつ「改めて見ると、カブトムシの交尾柄なんてひっどいパンツだね」

あかり「仕方ないよ、櫻子ちゃんだから」

ガシッ

あかり「京子ちゃん……?」

京子「あかり、お前にパンツは似合わない」

あかり「まさか……」

あかり「頼む、あかりとパンツを切り離す……それだけはやめてくれ」

京子「パンツはトモダチ!!!!」グイッ!

あかり「いぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」エーン


あかり「うぅっ、京子ちゃんも頭おかしいの忘れてたよぉ……」グスッ

京子「うっほーい♪」キャッキャッ

ちなつ「どうして京子先輩はあかりちゃんのパンツに執着するんでしょうか」

結衣「狂人の考えは理解しようとするだけ無駄だよ」

京子「俺は悪くねェ!!!」

京子「マンコプターーー」ビラビラビラビラ

ちなつ「あかりちゃん、また陰毛が生えてきてるよ」

あかり「あっ、昨日剃らなかったんだ。剃刀持ってないし、あとでやるよ」


あかり「はわわ……また寒くなってきた」ガクガクブルブル

ちなつ「しっかり生やせば温かくなるのになぁ」

結衣「京子、あかりにパンツ返してやったらどうだ?どうせ川に捨てるんだろ」

京子「えー」

ちなつ「こんなことしたって、誰も喜びませんよ」

京子「私が喜ぶの!!!」

結衣「そうか」

あかり「うぅ……さ、寒いよぉ」ガクガクブルブル

京子「うーん……じゃあ、これでどうかな?」ハー

あかり「ひゃ!?な、なに!?」

京子「パンツは返さないけど、私の吐息で暖めてあげるよ」ハー、ハー

あかり「ひゃぅんっ//////」ビクンビクン

あかり「お、お股がジンジンしてきたよぉ///」

京子「おっ、温まってきたな」ハー、ハー

あかり「ひょっ///んっ///」

チョロ

あかり「あっ」チョロロロロロロロ

ちなつ「あっ、おしっこ漏らした」

京子「これも悪くねぇな」ペロペロ

結衣「こんな世界に誰がした」

ちなつ「おしっこを漏らしてるあかりちゃんを見て思い出したんですけど」

ちなつ「あかりちゃんって、お尻の穴に入れた物が涙と一緒に目から出てくるんですよね」

京子「なに言ってんの?」

ちなつ「例えば、こうやってあかりちゃんの肛門にボールペンをブチ込むじゃないですか」ズブッ

あかり「あうっ///」

結衣「それで?」

ちなつ「バーカ!」

あかり「酷い!」グスッ

ボトッ

京子「うわっ、本当に出てきた」

結衣「不思議ちゃんにも程があるだろ」

京子「面白い!どこまで通用するか試してみようぜ!」

結衣「じゃあ次は木刀だな」

ちなつ「はいあかりちゃん」ズブッ

あかり「あぅんっ///」

ちなつ「ブス!」

あかり「うわぁぁん!」グスン

ボトッ

京子「ひゃー、これも通るのか」

結衣「楽しくなってきたな!!」


ー30分後ー

京子「よぉーし、今度はグランドピアノだ!」

結衣「それっ!!」グググ

あかり「あぁぁぁががががががががががががこさ!れ?!!!んーん!?」ビクンビクン

ちなつ「ウンコマン!」

あかり「びぇぇぇぇぇえええええん!!」ポロポロ

ドスンッ

京子「通ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

結衣「私たちの完全勝利だな!!!」

ーあかりの家の前ー

あかり「ふぅ……結局またパンツ燃やされちゃったよ」トボトボ

ガチャ

あかり「ただいまー」

あかね「おかえり、あかり」にょきん

あかり「わっ!?もー、あかりのスカートの中から出てくるのやめてよぉ」

あかね「ごめんなさい、あかりがかわいかったから」ペロペロ

ジョリ

あかね「ん、あら……?これは……」


あかね「陰毛!!?!?!!」

あかり「あっ、しまった」

チュイン


ドカァァァァァァァァァァァン


火の鳥『また、人類が滅びてしまった』

火の鳥『次の人類こそ、きっと間違いに気づいて生命を正しく使ってくれるようになるだろう』


第六部~ゆるゆり 未来編~ 完

ー大室家ー

櫻子「はぁ、私が死ねって言ったらみんな死んでくれる世界にならないかなぁ」ブゥッ

撫子「んぅっ///めぐみダメよ///」

めぐみ「よかろうて」ペロペロ

花子「もっと丁寧に舐めるし!」

ブス「はい、花子様」ペロペロ

櫻子「ねーちゃんと花子は今日も相変わらずファック中かぁ」


櫻子「死ね!!」

めぐみ「はい」ピョンッ

ブス「死にます」ピョンッ

花子「あぁ!?二人が屋上から飛び降りたし!!」

櫻子「これで世界が少し綺麗になった」

撫子「ふぅ、汗かいちゃった」

撫子「櫻子、お風呂沸かしといて」

櫻子「えー、嫌だよ。自分でやりゃいいじゃん」

花子「今日の当番は櫻子だろし!花子たちの性奴隷を死なせた分償えし!」

櫻子「ちぇー、あいつらなら勝手に死んだだけじゃんか」シブシブ


ー風呂場ー

櫻子「うーん……やっぱり面倒だなぁ」

櫻子「浴槽洗ったり、お湯入れたり、入浴剤入れたり」

櫻子「仕方ない、このままお湯入れちゃえ。どうせねーちゃんレズだし気付かないでしょ」ジャー

櫻子「あっ……」ムズムズ

櫻子「お湯流してたらおしっこしたくなってきた……でもトイレに行くのめんどいな」


櫻子「そうだ!これを入浴剤代わりに入れちゃえばいいじゃん」

櫻子「私ってば冴えてるぅ~♪」ジョロロロロロロロロロ

櫻子「ねーちゃーん、お風呂沸いたよー」

撫子「遅い、これ以上私の機嫌を損ねたらあんたの乳首引き千切るからね」

櫻子「はいはい」

撫子「よっと」ズルッ

櫻子「(うわぁ……相変わらず胸抉れてるなぁ)」

櫻子「(パット外したら平ですらないなんて)」

撫子「……なにジロジロ見てんの」

櫻子「いやぁ、ほぼ正面なのに乳首が見えないなぁって思って」

撫子「ふんっ!!」ブチッ

櫻子「私の右乳首が!?」

撫子「ふふっ、洗濯機の中に放り込んであげる」ポイッ

櫻子「なんてことを!!」ピョンッ


櫻子「うわぁ!?この洗濯機回ってるよ!?」グルグルグルグル

撫子「右乳首のない妹が洗濯機の中で回転してるのは、なかなか奇妙な光景ね」

撫子「私が上がるまでそのまま右乳首と踊ってなさい」

櫻子「うわあああああああああああああ!!!!!!!」グルグルグルグル

花子「さっき奴隷がケツの穴から噴き出した牛乳拭かなきゃだし」フキフキ

花子「ふぅ、櫻子の制服で拭いたけど別にいいよねし」

花子「洗濯すれば気付かないでしょし」

ガラッ

櫻子「うわあああああああああああああああ!!!!!!」グルグルグルグル

花子「洗濯機の中でなにしてるし」

櫻子「花子!助けてくれ!」

櫻子「洗濯機に捨てられた私の右乳首を助けようとしたらこうなったんだ!!」グルグルグルグル

花子「わからん」

ピュンッ

ポトッ

花子「なんだし……?これ」

櫻子「あっ!それ私の右乳首だ!」

櫻子「よかった、洗濯機から飛び出てきたんだ」

花子「気持ち悪い!!」プチッ!

櫻子「あぁ!?私の乳首になんてことを!!」

花子「黙れし!洗濯機の中で反省しろし!」ポイッ

櫻子「ぉえっ、私の制服まで追加された」

ガラッ

撫子「はぁ……いいお湯だった」

櫻子「ねーちゃん!反省したから出してくれ!」

撫子「死ぬまで出さないから」

花子「クンクン……撫子お姉ちゃん、なんだかションベン臭いし」

撫子「えっ、嘘」

花子「お風呂からも臭ってくるし!」

撫子「まさか……櫻子あんた!」

櫻子「気がつかないほうが悪いんじゃん!!早くここから出して!!!」

撫子「汚らしい」ドポポ

花子「(撫子お姉ちゃん、抉れた胸に溜まったお湯を捨ててるし)」

花子「(お風呂上がりにちゃぷちゃぷ音がすると思ってたら、いつも胸にお湯貯めてたんだ)」

撫子「さっき死ぬまで出さないって言ったよな?あれ、マジだから!!」

撫子「おめェの命ねーから!!」パタン

洗濯機『あー!!あー!!あー!!あー!!』ガタンガタン

花子「これで櫻子の心も少しは綺麗になればいいのに」


番外編~大室櫻子の統失~ 完


ゆるゆりwwwwおしまい

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