ココア「もしも、わたし達が本当の家族だったら」 (54)

ココア「チ~ノちゃん」ぎゅ~

チノ「……やめてください」

リゼ「ココア、お客さんが来ていないからって、チノにくっ付き過ぎだぞ」

ココア「だって、チノちゃんはかわいい妹だも~ん」ぎゅ~

チノ「……妹じゃないです。ちょっと苦しいです」

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ココア「はぁ……。チノちゃんと本当の姉妹になれたらいいのに……」

ガチャ

千夜「それならいい考えがあるわ!」

ココア「千夜ちゃん!?仕事は?」

千夜「今日はお休みよ。シャロちゃんも一緒にね」

シャロ「まぁ、せっかくだし、ついて行ってもいいかなって――」

リゼ「シャロも今日はお休みか。とりあえず、座ってゆっくりしてくれ」

シャロ「は、はい!///では!///」

ココア「それで、いい考えって?」

千夜「今日、一日だけ、私たちで本当の家族みたいにやってみない?」

チノ「それって、おままごとですよね?」

リゼ「この歳になってやるのは、恥ずかしいな……」

ココア「おもしろそー!!ナイスアイデアだよー!!」

シャロ「ちょっと。二人だけで盛り上がらないでよ。私もやるのはイヤよ、おままごとなんて」

千夜「リゼちゃんと夫婦体験ができるかもよ~」ボソリ

シャロ(リゼ先輩と夫婦……!?)

~シャロ脳内~

リゼ「ただいま」

シャロ「おかえりなさい。あの……、お風呂にしますか?ご飯にしますか?そ、そそ、それとも……///」

アゴくいするリゼ

リゼ「もちろん、シャロに決まってるじゃないか」

シャロ「しぇんぱ~い!」

~~

シャロ「ほわぁ~~いいかも~~」

ココア「これで3対2だよ!」

リゼ「なんの勝負だよ……。でも、一日くらいなら、面白そうだし、やってもいいかな」

ココア「チノちゃんは?」

『ジ~~~~』みんなの熱い視線

チノ「…………(汗」

チノ「……分かりました。わたしも恥ずかしい以外、特に反対する意見もないですし」

千夜「それじゃあ決まりね。役はこのクジで決めましょ」

家族の役
ココア>>4 チノ>>5 リゼ>>6 千夜>>7 シャロ>>8
被ったら、その人だけやり直し

ココアの妹

義姉

ペットのうさぎ

シャロ「なんなのこれ……」

ココア「姑って、おばあちゃんだよね!?わたし、そんなに老けてないよ!」

リゼ「兄……。一体、誰の兄なんだ……?!」

シャロ「ちょっと、千夜!」

千夜「義理の姉って、なんか、昼ドラっぽくって面白そうでしょ?」

シャロ「でしょじゃなーい!!それになんでよりによって、私がウサギなのよ!!」

チノ「わたし、このまま進めていく自信がないです」

ココア「わたしも!チノちゃんのお姉ちゃんはうれしいけど、おばあちゃんの役なんてイヤだよ~!」

~ココア脳内~

ココア「チノちゃんや。いいお茶だねぇ~」よぼよぼ

チノ「そうですねぇ」よぼよぼ

~~

ココア「わたしはもっとキャッキャうふふなのを期待してたのに~!」

チノ「…………(呆れた目」

リゼ「仕方がない。もう一度、決めなおすか」

ココア「じゃあ、チノちゃんは変えないで……」

千夜「シャロちゃんもそのままで……」

シャロ「コラー!!」

チノ「勝手に決めないでください!」

千夜「それじゃあ、多数決ね。今のところ反対と賛成の数は同じ。リゼちゃんがどちらにつくかで運命は決まるわ」

ココア「さぁ~!リゼちゃんのアンサーは――?!」

>>25>>30で多いの
変えなくていいは1、二人とも変更は2、シャロだけ変更3、チノだけ変更4

1か3で多数決
>>32>>34

3

さん

3

ペットのシャロちゃん見たかったぜ

リゼ「そうだなぁ。確かにシャロの髪はフワフワしてるし、ウサギみたいに守ってあげたい可愛さはあるな」

千夜「でしょ?」

リゼ「ウサギのシャロを愛でるのも悪くはない――ゲフン、ゲフン、やっぱり、シャロ一人だけしゃべれないのもかわいそうだし、シャロも変えてもいいだろ」

シャロ「り、りじぇしぇんぱい!」キラキラ

シャロ「しぇ、しぇんぱいなら、いつでも私をモフモフしていいでしゅよ~」リゼの手をギュッ

リゼ「そうか?じゃあ……」モフモフ

シャロ(ほわぁ~~しあわせ~~)

チノ「あの……わたしは……?」

ココア「ねえ、チノちゃん……」

チノ「?」

ココア「チノちゃんは、わたしと姉妹になるのはイヤなの?」うるうる

チノ「ッ!?///」

チノ「別にイヤじゃないです……///」

ココア「本当に?わたしの事キラい?」うるうる

チノ「嫌いじゃないです///」

ココア「!」パァア

ココア「じゃあ、じゃあ。わたしの事、愛してる?」

チノ「あ……!愛してるとか、そんな……///」

千夜「どうやらあちらは変えなくてもOKみたいね」

リゼ「それじゃあ、チノ以外は変えるとするか。次はちゃんと誰の誰なのかをはっきりするぞ」

何の役?(誰の何であるかを明記だぞBYリゼ)
ココア>>36 リゼ>>37 千夜>>38 シャロ>>39

訂正
ココア>>40 リゼ>>41 千夜>>42 シャロ>>43

チヤの娘

ココアの姉

一家の大黒柱

ココアの妹

リゼ「随分と時間がたってしまったような気がするが、新たに実施したクジの結果を発表するぞ。まず、ココアは千夜の娘だ」

ココア「お~!おか~さ~ん」ギュウ

シャロ「順応早っ!」

千夜「あらあら。私、お母さんになっちゃった」なでなで

リゼ「そして、私はココアの姉で、シャロはココアの妹だ」

チノ「ずいぶん、まともになりましたね」

ココア「わぁ~い♪シャロちゃんとチノちゃんがわたしの妹に~♪」

リゼ「四姉妹かぁ。ちょうど年も順番通りだな。ココアとシャロは同い年だし、双子ってところだな」

ココア「それじゃあ、今から開始だよ♪」

――ここは木組みの家と石畳の街にある喫茶店”ラビットハウス”

ココア「ここに四姉妹の家族がいました」

チノ「何を話しているのですか?」

ココア「ナレーションだよ。こういうのは雰囲気を出したいからね

ココア「この子はチノちゃん。我が家のかわいい末っ子です」モフモフ

チノ「きゅ、急に抱き着かないでください」

シャロ「ココアとチノちゃんは相変わらずね」

ココア「そして、シャロちゃん。わたしの双子の妹。二人の妹がいて、わたしは幸せです。シャロちゃんも~」モフモフ

シャロ「なっ!ちょっと、暑苦しいわよ!」

リゼ「こらぁ。今はまだ仕事中だぞ」

ココア「あっ、お姉ちゃん。ごめんなさい」

ココア「一番上のリゼお姉ちゃん。カッコよくて、頼りになります」

千夜「うふふ。今日もみんな、仲良しでうれしいわ」ほほえま~

ココア「そして、一家の大黒柱の千夜お母さん。和菓子作りが上手な素敵なお母さんだよ」

リゼ「今日の店番は私達なんだからな。しっかりやるぞ」

ココア「は~い」

ココア「わたし達は交代でラビットハウスを切り盛りしています。今日はわたしとチノちゃんとリゼお姉ちゃんです」

がちゃ

青山ブルーマウンテン(以後青山「こんにちは~」

チノ「いらっしゃいませ」

青山「いつもの、お願いします」

ココア「かしこまりました!リゼお姉ちゃん!ブルーマウンテン、注文入ったよ!」

リゼ「お客さんの前でもやるのか!?///」

青山「ココアさん、いつの間にリゼさんの家の養子になったんですか?」

リゼ「いや。勘違いしないわけないと思っていたが、違うから(汗」

千夜「今日、一日、私達五人は家族なんです」

青山「そうでしたか~。なるほど、これは小説を書くいいアイデアになりそうです」

青山「普段は仲良し家族。しかし、夜は怪盗四姉妹と刑事である母親との戦い。親も子もお互いの正体を知らないまま送る日常……」

~~~~

そして運命の日……追い詰められた怪盗四姉妹

怪盗K「わぁ~!?行き止まりだよ!?」

怪盗R「ついに私達の宿敵、抹茶刑事とご対面というわけだな」

怪盗S、怪盗T「…………!」

抹茶刑事「ついに追い詰めたわよ!怪盗四姉妹!って――」

怪盗K「そんなわたし達を捕まえようとしていた刑事さんがお、もごもご!?」

怪盗R「しッ!ココアは何も言うな!」

怪盗S「Tちゃん。相手が動揺している今よ!」

怪盗T「はい、Sお姉ちゃん。モフモフバルーン展開……!」

バルーン『ティッピー ティッピー』モコモコモコ

怪盗R「逃げるぞ!」ダッ!!

抹茶刑事「ま、待って!」

怪盗、白いウサギ型バルーンに乗って逃走

抹茶刑事「そんな……!嘘のようなこと……!」ワナワナ

抹茶刑事「あなた達ッ!!」

抹茶刑事「夜遊びはお母さんが許しませんからねーーーー!!」

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