【コンマ】士道「みんなの好感度を調べる?」二亜「そう!」【デート・ア・ライブ】 (331)

※ルール

コンマ00は100扱い

ゲーム、劇場版キャラも参加

精霊から士道への好感度は攻略補正として1.2倍として扱います

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451303152

二亜「いやーこうやって少年に助けられてホの字になって思ったのよ。
他の精霊からどれだけ好かれてるのかなーと」

士道「好感度ってどうやって計るんだよ」

二亜「囁告篇帙<ラジエル>の力を使えばちょちょいのちょーいだよ」

士道「待て待て二亜は精霊の力がほとんど残って無いじゃないか
無理に使って何かあったら…」

二亜「だいじょーぶだって、ちょっと使う程度だし
それにどれだけあたしに精霊としての力が残ってるか知りたいの」

士道「…じゃあまず俺が試させてもらうぞ」

二亜「え、それどういう」

士道「これを使うのは初めてだが…囁告篇帙<ラジエル>!!」


二亜→士道  下1
士道→二亜  下2

言い忘れていましたが小数点以下は全て切り捨てです

二亜→士道  78×1.2=93
士道→二亜  62

二亜「ギャーーーーーーーーーーーーもう少年が封印した精霊の力使うの忘れてたーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

士道「あ、その、ごめん」

二亜「あーーもう恥ずかしい!!!」

二亜「それにしても少年からの好感度がそこまでなのが悔しいなぁ
やっぱ胸なの!?少年はおっぱい星人なの!?ひんぬーには興味なしなの!?」

士道「ちょ、何言ってんだよ!?」

二亜「なーんてね。あたしたち知り合ってそう経ってないしから納得はしてるよ」

士道「なあ、どうしてこんなに俺のこと好きなんだ」

二亜「んーと、あたしが反転したとき危険なんてほっぽり出して必死になって助けてくれたでしょ
あれだけ辛い事あったあとだとグラーッっと来ちゃうわけで」

士道「……ごめんな」

二亜「湿っぽい顔しないで。それにこれからはあたしがどんどん少年の心を攻略するから覚悟しておくんだね」

士道「…ああ」

二亜「とりあえず少年が使った感じ問題は無さそうだし次はあたしが使ってみるよ」

ガチャ

士道「あ、≪安価↓2≫が来たみたいだな」

二亜「じゃあ次は≪安価↓2≫の好感度を見てみよう」

これも言い忘れてましたがゲーム・劇場版キャラは本編精霊終了後でお願いします


折紙「士道、いる?」

士道「………なぜだろう、普通に来てくれたのにすごい違和感を感じた」

折紙「本条二亜、士道と2人で何を。返答によっては」

二亜「今わかるって、囁告篇帙<ラジエル>!」

折紙→士道
士道→折紙

ミスった
折紙→士道  ↓1
士道→折紙  ↓2

折紙→士道  86×1.2=103
士道→折紙  29

二亜「あ、うん。折紙ちゃんは納得だからいいとして
少年、もしかして……」

士道「たしかにストーキングにうんざりはしてるけどそれじゃないんです
負い目があるんだ、折紙には」

二亜「負い目?」

士道「過去を改編する前は、過去にとんだ俺との約束でもう笑わないと過去の折紙は言ったんです
俺がもっと何か言葉を掛けることが出来たらもっと違う未来が得られたんじゃないかって
折紙の笑顔…いや感情は俺が奪ってた様な物なんだって思って…」

折紙「安心して士道」

士道「折紙?」

折紙「士道のおかげで私には両親のかけがいのない思い出が出来た
それに士道が守ろうとした精霊を、私はたくさん傷つけてきた
士道から嫌われて当然、気にしないで」

士道「折紙………」

折紙「向こうで他の精霊たちが呼んでたから伝えに来た
私はこのあと用事があるからこれで失礼する」

折紙「五河君…」グスッ

二亜「だいじょーぶ?」

折紙「二亜さん、どうして……」

二亜「伊達に精霊の中で1番の年長者じゃないって事よ
あなたの優しさに私も泣いた、涙はこれで拭きなさい」

折紙「ありがとうございます」

士道「どうしたんだ二亜、突然部屋を出て行ったりして」

二亜「うわー乙女にそれ聞いちゃう?」

士道「う、わるい」

二亜「これは琴里ちゃんに頼んでもう一度1日士織ちゃんで過ごす必要があるかもねぇ」

士道「俺が悪かったからそれだけは勘弁してくれぇ!」

二亜「それで折紙ちゃんが呼んでたって精霊は≪コンマ↓2から二人≫だって」

士道「よしのんと夕弦?四糸乃じゃないのか?」

二亜「あれー、折紙ちゃんって四糸乃ちゃんとよしのんの事知らないの?」

士道「そんな訳ないんだけどな
とりあえず行って見ればわかるかな。おーい夕弦ー」

ガチャッ

夕弦「質問。士道、四糸乃がどこにいるか知りませんか?」

二亜「夕弦ちゃん、その手に持ってるのってまさか」

夕弦「応答、よしのんです」

士道「なっ、じゃあ今四糸乃は……やばい!!」

二亜「んー少しの間は大丈夫みたいだよ
囁告篇帙<ラジエル>で調べたら一緒にいる他の精霊が四糸乃ちゃんをなだめてるみたいだよ」

士道「そうか、よかったぁ」

二亜「ついでに2人の好感度も調べ終わったよー」

夕弦→士道  ↓1
士道→夕弦  ↓2
よしのん→士道  ↓3
士道→よしのん  ↓4

夕弦→士道  09×1.2=10
士道→夕弦  14
よしのん→士道  69
士道→よしのん  61

二亜「………うん、とりあえずよしのんから触れようか
お互いそこそこ信頼し合ってるって感じだね」

士道「けっこう軽い口調だけど俺や四糸乃をよく気遣ってくれてるしな
ずっと四糸乃を支えてきただけあってすごくいいやつだと思ってる
よしのんもそう思ってくれてるみたいで嬉しいぜ」

二亜「じゃあ本題、少年と夕弦ちゃん何があったの!
夕弦ちゃんいつ暴走するか分かったもんじゃないじゃない!!
少年も夕弦ちゃんの何がそんなに嫌いなの!?」

士道「やっぱりそうだったか…」

二亜「何か心当たりでもあるの?」

士道「改変前の世界での話なんだけど
折紙が俺を監禁して十香・耶倶矢・夕弦・美九の4人を襲ったんだ」

夕弦「首肯、マスター折紙があんなことをするとは思いもしませんでした」

士道「なあ夕弦、あの時こう思わなかったか
もし俺に霊力を託しさえしなきゃ耶倶矢を護れたのに
折紙に裏切られて人間を信用なんてしなきゃ良かったって」

夕弦「……………」

夕弦「回答。士道の言うとおりです
確かに士道いう事を含め、七罪のときの衛星や先日の二亜の件もあり人の事を信用出来なくなりました」

士道「夕弦……」

夕弦「忠言、しかし人は全てそのような存在ばかりではないのは分かっています
士道がいなければ耶倶矢と一緒に過ごすことは出来ませんでした
それにはとても感謝しています」

二亜「ん?感謝してるのにこの数値ってどういう事?」

夕弦「忠告、士道はとてもいやらしい目で胸を見て来ることが多いです
正直それがとてつもなく不快です」

二亜「うわ、少年ってばさいてー。やっぱりおっぱい星人じゃない」

士道「台無しじゃねぇかチクショー!!」

二亜「それにしても少年てば精霊に負い目を感じ過ぎじゃない?
露骨に好感度に反映されてるよ」

士道「みんな今まで辛い目に遭ってきたんだ
これ以上嫌な思いをさせる訳にはいかねえじゃないか」

二亜「それで好感度が下がっちゃ元も子もないと思うんだけど」

士道「返す言葉もない…」

二亜「ま、今日はいい機会としてみんなとちゃんと本音で向き合いなさい
というわけで四糸乃ちゃんは≪下1≫と一緒にいるからよしのんを早く届けましょっか」

十香「おーいよしのーん何処だ―」

四糸乃「よしのん……」グスッ

士道「いた!おーいよしのんは俺たちと一緒にいるぞー!!」

十香「おお、シドーに二亜ではないか」

四糸乃「よしのん…!!」

よしのん「いっやー、ごめんねー四糸乃ー心配かけてー」

二亜「これで一安心っと。じゃあさっそく囁告篇帙<ラジエル>!」

十香→士道  ↓1
士道→十香  ↓2
四糸乃→士道  ↓3
士道→四糸乃  ↓4

十香→士道  09×1.2=10
士道→十香  29
四糸乃→士道  95×1.2=115
士道→四糸乃  24

二亜「ちょっと囁告篇帙<ラジエル>、少年が向けてる好感度を順に並べて」

二亜   62
よしのん 61
十香   29
折紙   29
四糸乃  24
夕弦   14

二亜「まさかこれって、釣った魚には餌をやらないってアレ?
クソみたいな似非ハーレムものだけだと思ってたのに実在したの…」

士道「なあ十香、俺に何か不満を持ってたりはしないか」

十香「む、そんなのある訳なかろう」

士道「頼む、嘘無しに正直に言ってくれ」

十香「…後悔しないな?」

士道「ああ、全部受け止めてやる」

十香「私がシドーの家に間借りしているときの事を謝ってほしい」

士道「あ……!」

十香「四糸乃のことがあってうやむやしてしまったがきちんとした謝罪はまだ受けてない
人として暮らしてよくわかったのだ。あの時のシドーがやったことを
特にベッドに入ってきたとき、とても不埒な手で私の胸を揉んでいたのを……!!」

士道「あ、あああ。ごめん!本当にごめん!!」

四糸乃「十香さん、士道さんも反省してますし」

二亜「きっと初めての異性経験のせいで色々爆発しちゃったんだね
それに今はもうそんなことしてこないんでしょ」

十香「む、まあこの件は四糸乃と二亜の顔に免じて許してやろう」

士道「助かったよ二亜、それと四糸乃も」

四糸乃「……何で二亜さんを先に呼んだんですか士道さん」

士道「…四糸乃?」

四糸乃「なんで私を先に呼んでくれないんですか二亜さんより私の方がずっと前から士道さんの事を想っていたのになんで士道さんは私を先に呼んでくれないんですかこんなに想っているのになんで士道さんは応えてくれないんですかなんでまだ私を選んでくれないんですかまだこの身体が未熟だからですか大丈夫です士道さんが封印してくれたおかげで私成長するんですよあと2年もすればきっと士道さんに釣り合えるくらい成長します安心してくださいそれとも他の精霊の皆さんがいるからですか私を選んでくれないのはならいっそ私以外の精霊なんて……!!!」

よしのん「ちょっとどうしたの四糸乃落ち着いて!!」

四糸乃「…あれ、よしのん?わたしどうかした?」

士道「何でもないさ、何でも!!」

二亜「そうそう!!」

四糸乃「?」

士道「怖かった…本当に怖かった………!!」

二亜「囁告篇帙<ラジエル>の未来記載能力が働いてくれて良かった………!!」

士道「未来記載能力を?何に使ったんだ一体」

二亜「四糸乃ちゃんの感情が暴走したせいでよしのんの人格が完全に飲まれてたから
未来記載能力を使ってどうにか引っ張り出したのよ」

士道「病み上がりなのにそんな無茶な」

二亜「あれ何時完全な霊装を発現するか分からない位危なかったじゃん
力の殆ど無くなったあたしじゃああするしかなかったの」

士道「その時は俺が護る、て言いたいけどあの四糸乃は容赦しないから怖いんだよな
ここ最近ずっとあんな調子でちっとも落ち着けないし」

二亜「少年の好感度の理由、よーくわかったわ」

士道「じゃあ次行ってみるか。誰か近くにいるか?」

二亜「んーと測ってないので側にいるのは≪下1≫と≪下2≫だね」

安価が決まったので今日はここまで
つづきは明日の同じ時間を予定しています

ちょっとだけ更新


琴里「七罪ーいい加減出てきなさーい」

七罪「やだ……ほっといて………」

士道「琴里?七罪がどうかしたのか?」

琴里「あ、士道。実はあの漫画作ってから七罪がずっと部屋にこもってるのよ」

二亜「あの漫画か。粗はあったけど中々いい腕だったよ
ぜひともあの作者にはあたしのアシスタントに欲しいなて思ってたんだけど」

七罪「漫画なんて二度と書かない!!」

琴里「尋常じゃない様子ね」

士道「うーんどうしたもんか」

二亜「とりあえず説得する前に好感度を知っとくかな。囁告篇帙<ラジエル>!」

琴里→士道  下1
士道→琴里  下2
七罪→士道  下3
士道→七罪  下4

※シークレット好感度発生
士道→???1  下5
士道→???2  下6

とりあえずここまで
続きは夜に

ひっそりと安価集計

琴里→士道  93×1.2=111
士道→琴里  81
七罪→士道  63×1.2=75
士道→七罪  24

※シークレット答え
士道→琴里(白)  13
士道→七罪(大人) 46

二亜「好感度的には少年の説得に応じてくれそうだし、ガンバ」

士道「七罪ー、どうしたんだー」

七罪「……士道?」

士道「何か部屋を出たくない理由であるのか?」

七罪「……今はみんなに会いたくない」

士道「どうしてなんだ?」

七罪「……士道だけ、中に入って」

士道「…わかった、二亜と琴里は待っててくれないか」

二亜「らじゃー」

琴里「じゃあ私たちは向こうで話してるわ」

ガチャッ

七罪「……士道、助けて」

士道「どうしたんだ、布団に隠れて」

七罪「……こないだ漫画作成の為に徹夜続きだったでしょ。
肌荒れとかクマとかが酷くなってそれがちっとも良くならないの
こんなのみんなに見られたくない」

士道「なんだそんな事か。すぐ目立たないようにしてやるから」

七罪「……やだ、士道にはもっと見られたくない」

士道「そんなの気にしないから。こっちおいで」

七罪「……じゃあ、おねがい」

士道「肌荒れと髪は専門外だから、俺から美九と八舞姉妹に頼んでおくけどそれでいいか?」

七罪「……うん」

士道(夕弦に頼むのは少し気まずいけど、仕方ないよな)

二亜「琴里ちゃん、1つ聞いても良い?」

琴里「どうしたの改まって」

二亜「琴里ちゃんって少年のどこが好きか教えて欲しいなーって」

琴里「な、なによ突然!!」

二亜「ガールズトークといえばコイバナでしょー
同じ男の子を好きになった者同士語らおうではないかと」

琴里「…誰にも言わない?」

二亜「こう見えても口は堅いよ」

琴里「士道って昔、親に捨てられたせいか心を閉ざしてたの
私の家に来てからも家から出そうとするとトラウマのせいかすごく怯えて
それを私は元気になって欲しくって必死になったの」

二亜「そうこうしている内に好きになった?」

琴里「そのときはまだそこまでじゃ無かったわ
それで何時だったかな、友達の家に行こうとして迷子になった時があって
知らない景色が広がる所で日が暮れて周りがどんどん暗くなって」

二亜「それ琴里ちゃんがいくつのときの話?」

琴里「たしか8才だったっけ
それでどうしようもなく不安になって泣き出しちゃって
そしたら士道が駆け付けてきたの」

二亜「おーロマンチック!」

琴里「あれだけ外に出ることを嫌がっていたのに私の為にそこまでしてくれちゃって
そっからだったかな。士道のことが好きになったのは」

琴里「それから士道は私の事すごく大切にしてくれて、異性として……」

二亜「いい話ありがと。ところでこの話描き下ろしで漫画にしていいかな?」

琴里「ちょっと誰にも言わないって約束でしょ!」

二亜「こんないい話もっと知って貰わないと。大丈夫だってフェイクとか色々混ぜ込むから」

琴里「だめったらだめ!!」

二亜「しょーがない。そこまで嫌がれたらやめるよ」

士道「おまたせ、どうにか解決したぞ」

二亜「さて、七罪ちゃんについてはこれでいいとして
なんでこんなに琴里ちゃんへの好感度がズバ抜けて高いのかな?」

士道「そりゃ俺と琴里は兄妹としてずっと暮らしてきたんだ。好感度も高くなるよ」

二亜「兄妹だからって納得するほどあたしは甘くないよ
それにこの少年からの数値、ふだん同じように過ごしている精霊とは明らかに違い過ぎておかしいくらいだよ」

士道「……もうやめだ」

二亜「え、少年どうしたの?」

士道「言い訳を考えるのはもうやめだ正直に言わせてもらう
みんなみんな俺に甘えるばっかりで!俺がどれだけ大変かわかってもいない!
俺だって誰かに思いっきり甘えたいよ!!ねぎらってほしいよ!!頑張ったって褒めて欲しいよ!!」

琴里「し、士道…?」

士道「だけどそんなのみんなにバレる訳にはいかないからそれを隠すしかなくって!
七罪は最初出会ったとき、やっとこの精霊になら甘えることが出来るって思ったよ!
けど七罪も結局はみんなと同じで、誰かに助けを求めてた……」

士道「琴里だけなんだよ、弱音を吐けるのは
どんな思いで精霊を攻略してるかを琴里は全部知ってる。
それに俺が昔寂しいって、辛いって、1人にしないで思ってたのを救ってくれたのも琴里だ
そうだよ、精霊を攻略してるのだって全部琴里のためだよ」

二亜「じゃあさっき折紙ちゃんたちに言ってたのは」

士道「嘘だよ嘘。正直琴里以外どうでもいいんだよ俺には
ああ、二亜は別だぜ。俺の辛さをよーく知ってくれてるし、甘えさせてくれそうだし」

パシーン!!!

士道「こ、琴里…?」

琴里「なによ、士道ってばそんな思いで精霊を攻略してたの?
士道なら精霊の気持ちをわかってくれてるって信じてたのに
そっか、士道の心の傷は私じゃ癒せなかったんだ」

士道「そんな、琴里は俺の為に精一杯やってくれた!」

琴里「精霊に対してそんな感情を持ってたら意味ないよ…」

士道「違う!俺は琴里を……琴里だけを愛してる!!だから…」

琴里「今そんなこと言われても嬉しくない!
たしかに私だけを愛して欲しいって思ってたけど、私には精霊のみんなも大切なの!
私の好きなお兄ちゃんは、私も他のみんなもおんなじように愛してくれるお兄ちゃんなの!!!」

二亜「行っちゃったか、琴里ちゃん」

士道「琴里、俺は……」

二亜「しかし少年の心がここまで荒れているとは
誰か癒せる人はいないのかなあ。あたしにこれは荷が重いよ
あと測ってない精霊でそういうの出来そうなのは…」

残り  狂三 耶倶矢 美九

二亜「あ、これ大丈夫じゃない。問題しかない」

士道「なあ二亜、あそこにいるのは≪下1≫じゃないか」

耶倶矢「どうした士道。颶風の巫女たる我と相見えたというのに辛気臭い顔をしおって」

士道「ほっといてくれ」

二亜「あ、一番のハズレ引いちゃったかも」

士道「二亜、さっさと終わらせてくれないか」

二亜「奇跡でも起きてくれればいいけど。囁告篇帙<ラジエル>!」


耶倶矢→士道  下1
士道→耶倶矢  下2

耶倶矢→士道  79×1.2=94
士道→耶倶矢  85


二亜「てなにこれいい感じの両思いだし!少年の事がわかんなくなったよ」

耶倶矢「琴里が飛び出すのを見たが、なるほど兄妹での諍いの様だったか」

士道「琴里…なんで」

耶倶矢「何があったかは聞かぬ。だがお主達はともに生を歩んだ者同士だ
いつかは和解できると我が保証しよう」

士道「耶倶矢ぁ…」

ダキッ

耶倶矢「わが伴侶となる者が情けない。しかし、今は許そう」

二亜「おお、耶倶矢ちゃんにこんな一面があるとは」

士道「さて残り2人だけど、どこにいるんだろうな」

二亜「片や神出鬼没、片や他校の生徒かつ大人気アイドル。あちこち探すの面倒だし囁告篇帙<ラジエル>!」

士道「いきなり使うなよ!びっくりするじゃねえか」

二亜「お、近くに≪下1≫がいるみたいだからそこに行くよ」

猫「ニャーン」

狂三「にゃ~お」

士道「よし、猫に気を取られてる今のうちに、二亜頼む」

二亜「あれー、折角だから挨拶しなよ」

士道「狂三から命狙われてんのにそんな事できる訳ないだろ!」

二亜「冗談だって、じゃあいくよ囁告篇帙<ラジエル>!」


狂三→士道  下1
士道→狂三  下2

狂三→士道  93
士道→狂三  94


狂三「そこにいるのは気付いてますわよ士道さん」

二亜「バレちゃってたか」

狂三「おやおや、二亜さんもいたんですの。先日の件は感謝しておりますわ」

二亜「そりゃどーも」

士道「狂三…」

狂三「そう警戒しなくても大丈夫ですわ。士道さんとはまだ事を構える積もりはありませんもの」

眠いのでここまで
昼頃にまた来ます

1.2倍にはならないの?

更新します

>>91
狂三はまだ攻略出来てなため補正が働きません

狂三「二亜さん。わたくしたちはなぜ、精霊なんでしょうね?」

二亜「それは……」

狂三「やっぱり二亜さんは精霊がどう生まれたかご存じなようで
酷い話ですわよね。30年前のあの出来事さえなければ…」

二亜「たしかに酷い話だよ。けど全部が悪いことだけじゃ無かったよ」

狂三「わたくしも士道さんと出会えたことはとても良かったと思っていますわ
ですがこんな事がなければこうして愛せる人とは関わる事さえ無かったんでしょうし、可笑しいですわね」

士道「狂三…」

狂三「士道さんにはお話しますわ。わたくしが為さねばならないこと
それは…始まりの精霊を歴史から消し、精霊が存在しない世界を創る事ですわ」

士道「な、それって…!!」

狂三「大丈夫ですわ、精霊は全員人としての生に戻るだけ。存在自体が消滅することはありませんわ」

二亜「ただそうなるとあたしオバさんになっちゃうのか…うへぇ」

狂三「すべてを終えたその時、また出会うことが出来ましたら…
いえ、きっと士道さんはわたくしを見てもわからないでしょうね
それにわたくしも士道さんの事は忘れているでしょうし」

士道「いいや大丈夫だ。あの七夕の願いが俺たちをまた出会わせてくれる
そしたらまた新しく俺たちの関係を始めればいいじゃないか」

狂三「ふふ、懐かしいですわね。ただあの短冊は分身体の物でしてよ
けど叶うのならばあのドレスを着て、士道さんと本当に結ばれたいですわ」

士道「叶うさ、絶対。そのときは俺からプロポーズさせてもらうぞ」

狂三「ふふ、相変わらず根拠のない自信をお持ちで。まあそこが好きですけど
さて、少々お喋りが過ぎたようですしわたくしはこれで失礼しますわ」

士道「さて残りは美九だけか。なんかジメジメした雰囲気が続いてたから助かる」

二亜「原因は少年って突っ込ませてもらうよ。それで美九ちゃんだけど少年の家にいるみたいだよ」

士道「じゃあちょうどいいし帰るか」

美九「だーりーん!どこに行ってたんですかーずっと探してたんですよー!!」

士道「ごめん美九、ちょっとやることがあってさ」

美九「えーなんですかそれー、私もやりたいですー!」

二亜「残念だけどこれで最後だからね。じゃあよろしく囁告篇帙<ラジエル>!」

美九→士道  下1
士道→美九  下2

※シークレット好感度発生
美九→???  下3

すみません少し席を外してました

美九→士道  17×1.2=20
士道→美九  31

※シークレット答え
美九→士織  46×1.2=55


二亜「少年の方の好感度はさっきまでので納得いくけど、美九ちゃんの方はこれ…」

士道「完全に俺を士織としてか見てない…としても好感度はそこまでなんだよな」

士道「なあ美九、正直に聞いて俺の事どう思ってる」

美九「だーりんの事ですかー?もちろん大好きですよー」

士道「…じゃあ、愛してくれるか」

美九「………ごめんなさい、今は無理です」

二亜「どうして?」

美九「二亜さんはご存じないでしょうけど、私が宵待月乃として活動してたとき
スキャンダルを捏造されたことがあるんです。その関係で男が嫌いになったんです」

二亜「でも少年だけは例外じゃなかったの?」

美九「先日の同人誌販売のとき、二亜さんに勝つために男と握手をしてんですけど
そしたらスキャンダルを思い出してしまって、それがだーりんにも重なってしまって…」

士道「すまない美九、俺のせいで…」

美九「だーりんは気にしないで下さい。ただ心の整理が付くまで待って欲しいんです」

二亜「じゃあ士織ちゃんの好感度がそこまで高くないのもその辺の理由?」

美九「いえ、最近の士織さんは恥じらいが段々なくなってきてつまらないんです」

二亜「つまり少年が少女になるのに慣れたせいと…」

士道「そんな理由!?」

二亜「さて、好感度を集計するよ。まず精霊たちから」


精霊からの好感度(例外あり)

四糸乃→士道  115
琴里→士道  111
折紙→士道  103
耶倶矢→士道  94
二亜→士道  93
狂三→士道  93
七罪→士道  75
よしのん→士道  69
美九→士織  55
美九→士道  20
十香→士道  10
夕弦→士道  10

二亜「それでこっちが少年からのだね」


士道からの好感度

士道→狂三  94
士道→耶倶矢  85
士道→琴里  81
士道→二亜  62
士道→よしのん  61
士道→七罪(大人) 46
士道→美九  31
士道→十香  29
士道→折紙  29
士道→四糸乃  24
士道→七罪  24
士道→夕弦  14
士道→琴里(白)  13

二亜「さて、みんなかなり好き嫌いがハッキリしてるね」

士道「嫌われてるのは十香・夕弦・美九か。まあ美九は士織がアリならそこまでじゃないな」

二亜「いや少年は酷すぎるよ。なにこれ半分以上は嫌いって事じゃん!」

士道「俺を甘やかしてくれる人しか俺は好きにならない」キリッ

二亜「ダメ男宣言されても困るんだけど」

キリがいいので一旦ここまで
夜9時くらいから再開します

シークレットコンマ判定
下1

※コンマ数値で展開が変わります

コンマ判定結果
44×1.2=54

十香「ごちそう様なのだ!」

四糸乃「おいしかったです」

琴里「やっぱラタトスクで食べるより士道の料理よね」

耶倶矢「今宵の晩餐も見事なものであった」

夕弦「称賛、さすがの腕です」

二亜「ごちそう様。でも良かったの少年?わたしも夕飯一緒にしちゃって」

士道「もともと大人数なんだしそう変わんないさ。それに二亜はこうでもしないとちゃんと食事しなさそうだし」

二亜「まーおっしゃる通りだけどさ」

士道「なあ琴里、このあと少し話せ…」

琴里「二亜、ちょっと頼みたいことがあるんだけど」

二亜「ん?なんなの?」

琴里「手伝って欲しい事があって、ちょっと来てもらっていい?」

二亜「あたしは漫画のプロだぜ。絵を描けとかだったらギャラを貰うよ」

琴里「そんなんじゃないわよ」

士道「あの、琴里……」

琴里「……ごめん、いまは話したくない。二亜、行きましょ」

二亜「琴里ちゃんまだ感情の整理が出来てないようだし、もう少し待ってあげな少年」

士道「ああもう疲れた
正直あの人数分の家事をやるのもうんざりして来たんだよな
誰か変わって欲しいもんだな。けど鞠亜は現実にはいないしそれに……あれ?」

士道「それにって……俺、今誰のことを言おうとしたんだ?」

士道「ああダメだ、思った以上に疲れてるみたいだ。早く寝よう」

???「……士道」

士道「誰だ?ってこういうのは大抵折紙なんだよな」

万由里「違う、わたしだよ」

士道「万由里?!お前、消えたはずじゃ!?」

万由里「警告しに来たの」

士道「警告……?」

万由里「士道たちが止めた雷霆聖堂<ケルビエル>が、また動き出した」

士道「雷霆聖堂<ケルビエル>が!?」

万由里「精霊たちが再び負の感情を抱え始めたから
けどまだ間に合う。急いで精霊たちの不満を解消して」

士道「万由里…」


好感度判定
士道→万由里  下1

士道「知るかよ」

万由里「……え?」

士道「なんだよまたいきなり現れて雷霆聖堂<ケルビエル>が暴れるって
こっちはもうDEMの事で手一杯だってのにいい加減にしてくれ!!」

万由里「でもこのままじゃ…!」

士道「そうだ、雷霆聖堂<ケルビエル>でDEM攻撃してくれねえか
俺なんかよりアイザック・ウェストコットを討つべきだろ」

万由里「無理、彼はまだ精霊の力は1つしか持ってない。雷霆聖堂<ケルビエル>の対象にはならない」

士道「んだよ役に立たねえな」

万由里「そんな言い方…しないでよ」

士道「用は済んだか、じゃあとっとと出てけ」

万由里「そっか、他の精霊と同じように扱われるなんて私の勘違いだったんだね。さようなら………士道」

シークレットコンマ判定
下1・下2

二亜「それで頼み事ってなんなの?」

琴里「実はフラクシナスのAIなんだけど」

二亜「待った待った!まさかそのAIをどうにかしろって言うの!?あたしそんなの無理だって!」

琴里「そうは言ってないわよ。ただこんなメッセージが表示されてるのよ」

≪二亜と話させて≫

二亜「あたしがお呼ばれって事ね。でもなんで?」

琴里「それが全くの不明。じゃあフラクシナスのコンピュータに繋ぐわよ」

鞠亜「手間を掛けさせてすみません琴里」

琴里「大丈夫よ気にしないで。あ、こっちにいるのがあなたの呼んでた二亜よ」

二亜「あの琴里ちゃん。なんで女の子と話してるの?」

鞠亜「この人がわたしのお母さんですか」

二亜「………え?」

鞠亜「どうかしましたか二亜お母さん」

二亜「ちょっと待って、混乱してきた。フラクシナスのコンピュータに繋いだつもりが女の子が出て、それがあたしをお母さんと呼んで…」

鞠亜「はい、鞠亜はあなたの娘です」

二亜「琴里ちゃん、確かにあたし結構な歳だけどさぁ、こんなたちの悪いドッキリは辞めて欲しいんだけど」

琴里「ごめんなさい、順を追って説明するわ」

二亜「要約するとDEMがあたしを元に電脳上に人工精霊を作って、それのアンチプログラムとして模倣したのがこの子ってことね」

琴里「今はフラクシナスの管理AIをして貰ってるわ」

二亜「で、こうして親に会いたいからこうして呼び出したの?」

鞠亜「そんなことであなたを呼ぶことはありません」

二亜「あれ、あたしの娘って案外冷たい?」

鞠亜「あなたの天使囁告篇帙<ラジエル>が使えることを知ったので頼みたいことがあります
ここに先日フラクシナスを襲ったDEMの破棄データ、先ほど言った人工精霊の試作品があります」

琴里「あなた、それは削除したはずじゃ」

鞠亜「そして自己メンテナンスでわたしの中に生まれた時には無かった微小なデータが追加されていました」

琴里「ちょっと鞠亜、なんで危ない事ばっかり!」

鞠亜「この微小なデータとDEMの破棄データを使えば出来るはずです」

鞠亜「わたしの姉、鞠奈を復元することが。二亜には囁告篇帙<ラジエル>でその方法を調べて欲しいのです」

シークレット答え

>>112
これは万由里→士道の好感度
万由里→士道  44×1.2=52(計算ミスしてました)

補正後数値が30未満なら雷霆聖堂<ケルビエル>が予告なしに出現
70以上なら万由里が精霊の不満解消に積極的に協力してくれました

>>124
1つ目が鞠亜→二亜、2つ目が鞠奈→二亜の好感度
鞠亜→二亜  36
鞠奈→二亜  97

鞠亜の好感度が高かったら鞠奈の好感度関係なしに鞠奈復元イベント発生
どちらも低かったら復元イベントは発生しませんでした

少し休憩します

すみません少しと言いながら凄い休んじゃいました
午後3時より再開します

投下開始します

ギャーギャー!!

士道「んだよ朝からうるせえな」

耶倶矢「なんでそんなことを言うのさ夕弦!」

夕弦「進言、これは耶倶矢のためを思って言ってるのです」

十香「冷静になるのだ耶倶矢!」

四糸乃「夕弦さんも落ち着いて…」

七罪「……やだよ、もうやめて」

士道「どうしたんだみんな」

耶倶矢「士道!夕弦が…」

よしのん「士道くんちょうどいいところにー!耶倶矢ちゃんと夕弦ちゃんがちょっと言い争いになっちゃってー」

士道「どういう事だよ耶倶矢。お前が夕弦とケンカするなんて」

夕弦「忌避、士道からすぐに離れるのです耶倶矢!」

耶倶矢「ねえなんで?士道がどうしたって言うのさ!」

夕弦「黙秘、耶倶矢が知る必要はありません」

耶倶矢「どうしてそんなこと言うのさ!どうしちゃったの夕弦!」

夕弦「………………」

耶倶矢「夕弦!!」

夕弦「諦念、正直に言います。士道、夕弦に精霊の力を返して下さい」

士道「なっ、どうして!」

夕弦「……返答、人の事を信用出来なくなりましたと昨日言いましたが、それに士道の事も含まれると考えました」

耶倶矢「なんで?!士道はわたしたちのために精一杯やってくれてるじゃない!」

夕弦「思案、先日のマスターの件からずっと考えてました。精霊は人間から夕弦たちを殺そうとする位恨まれています。
それだけの理由はありますが、夕弦は殺されたくないです」

十香「確かにあのような目に遭うのはもう嫌だが…」

耶倶矢「でも士道やラタトスクはそれから守ろうとしてくれてるじゃん!」

夕弦「反論、先日の二亜の件で確信しました。たとえ精霊の力を捨てたとしても夕弦たちを狙う者がいるという事を
それに夕弦たちが襲われても確実に守ってくれる保証は無いとマスター折紙の件で身に染みました」

耶倶矢「そうだけど…そうだけどさ」

夕弦「懇願、人に殺されるくらいならせめてその時まで精一杯抗って生きたいです
ですから耶倶矢、精霊の力を取り戻しまた以前のように過ごしましょう。夕弦はその方がずっと幸せです」

耶倶矢「ねえ十香からも何か言ってよ、夕弦を止めてよ!」

十香「……済まない耶倶矢、わたしも夕弦と同じ考えだ」

士道「十香まで…」

十香「あいまみーのようなクラスメイトと仲良くなれて初めは良かった。
何も知らぬ私にとても良くしてもらった。精霊の力を捨てたお蔭で彼女たちの大切なものを壊さずに済むと」

士道「これからもそうすればいいじゃないか」

十香「しかしDEMや雷霆聖堂<ケルビエル>と事あるごとに私たちは精霊の力を揮っている
なあ士道、捨てようと思いながら精霊の力を捨て切れぬ私は一体どうしたらいいんだ?」

士道「…………」

十香「琴里や狂三は空間振を自在に操れる。私もそれが出来るようになれば士道にわざわざ力を託す必要はない
そう考えたら、精霊の力を持ち続けるのも1つの手だと思うんだ」

十香「なあ、四糸乃に七罪はどう思う」

七罪「……どうって言われても、わたしは元から四糸乃たちほど強くないからたぶん今の方が安心できる
それに、士道がいなかったらわたしは今ここにいれなかった。その恩返しをしたいって思ってる
だから、わたしの力は士道にあげる」

四糸乃「わたしは、士道さんの事が大好きです。士道さんを護るためなら精霊の力を士道さんに託します」

士道「四糸乃、七罪…」

夕弦「懇願、どうしても譲れませんか耶倶矢」

耶倶矢「ごめん夕弦、あたしも士道の力になりたい」

士道「もう…決めたのか?」

十香「ああ、そして力を取り戻したらここから出ていく」

士道「出ていくって…」

十香「DEMは力を持っているかどうか関係なく精霊を狙っている。このように皆が同じ所に留まっていては格好の獲物だ
ならば精霊の力を取り戻し散り散りになった方が安全だと思わないか?」

士道「駄目だ!それじゃあ1人に危険が集中しちまう!」

夕弦「助言、十香が危険になったら夕弦が助けます。十香も夕弦がそうなったときはよろしくお願いします」

十香「頼んだぞ夕弦。という訳だ士道、本当に今まで世話になった」

士道「十香……」

耶倶矢「やだよぉ…いかないでよ…夕弦」

夕弦「離別、お別れとなります。元気でいて下さい耶倶矢」

夕弦「疑問、勢いでこんな発言をしてしまいましたがどうやって力を取り戻しましょう
十香は以前完全に取り戻したことがありましたが」

十香「生憎だがあれは無我夢中だったからいまいちどうやればいいのか分からない
ただ琴里なら知っている筈だ。昨夜から戻ってないようだが」

夕弦「了解、仕方ありませんが戻るまで待ちましょう」

シークレットコンマ判定
下1・下2

一時休止
夜9時頃再開します

うー

hoi

再開します

>>146シークレットコンマ判定

>>147より
鞠奈→士道  33×1.2=39

二亜「ゔあ゙あ゙あ゙、疲れたぁ」

琴里「おおよそ女子のしていい声じゃないわよそれ」

鞠亜「そういう琴里こそ、出会った頃の七罪の様になっていますよ」

琴里「本人が聞いたら凹むわよ。しかし一晩掛かっちゃうとはね」

二亜「他に手伝ってくれなかったのー?」

琴里「どっちかって言うと私用になるからフラクシナスのクルーを使う訳にはいかないのよ」

鞠亜「これでも私の予想より相当早く終わったんですよ」

二亜「そーいや気になってるんだけどさー、昨日からかなり囁告篇帙<ラジエル>使ってるんだけど…」

琴里「ハアッ!?霊力の残ってない身なのにそんな無茶してるのよ!」

二亜「少年にも言われたよ。で、霊力が切れたら止めるつもりだったんだけど不思議とそれがちっとも来ないんだよね
今回なんて一晩中フル稼働だったのに何も問題ないし」

琴里「おかしいわね。いくら士道を通じて私達の霊力が流れているとしても、そこまでの量はないはずよ」

鞠亜「少し気になりますね。後で調べさせて貰っていいですか?」

二亜「知らない振りするにも気味悪いし頼むよー」

二亜「さーてと、じゃああたしのもう1人の娘と感動のご対面と行きますか」

鞠亜「その件ですが、どうやら鞠奈は逃げ出したようでここにはいません」

二亜「えー!こんな苦労してそりゃないよー!」

鞠亜「何処に行ったかは心当たりがあるので少し探してきていいでしょうか」

琴里「いいわ、けどなるべく早く連れて来なさい」

二亜「あたしからもお願い。漫画で慣れてるとはいってもそろそろ眠気が限界だし」

鞠亜「わかりました。では行ってきます」

>>146シークレットコンマ判定
>>148コンマ値50以上により特殊補正発動

鞠亜「これは…鞠奈ったらこんな所でも素直じゃないんですから。ちゃんと直しておきましょう」


特殊補正/鞠奈の天邪鬼  コンマの値を100から引いた数で適用
鞠奈→士道  (100-33)×1.2=80

令音「琴里、ちょっといいかい?」

琴里「どうしたの令音、徹夜しちゃったから少し寝たいんだけど」

令音「それがそうも言ってられそうにないんだ、これを見てくれ」

琴里「……冗談でしょ、これって」

令音「残念だが、観測データからして間違いない」

琴里「雷霆聖堂<ケルビエル>が……動き出そうとしてる」

二亜「雷霆聖堂<ケルビエル>…なにこれ、始原の精霊ほどじゃないけどとんでもない存在じゃない」

令音「もう1つ残念な話がある。十香と夕弦の好感度が今朝急激に下がった
美九もこの2人ほどじゃないが低下している状態、残りの精霊も昨日を境に不安定になってる
雷霆聖堂<ケルビエル>は恐らくこれに反応しているのだろう」

琴里「しかも今回はフラクシナスはまだ修理中、こんなときに限って……!!」

二亜「あたしのせいだ」

琴里「二亜?」

二亜「あたしがみんなの好感度を調べようなんて考えなきゃ良かったんだ!」

琴里「落ち着いて、これは貴女のせいじゃないわ。むしろ助かったくらいよ」

二亜「下手な気休めはやめてよ…」

令音「いや、もし二亜が今回の行動をしてなかったら、後々精霊の感情の変化がより急なものとして起きてただろう
そうなってたら雷霆聖堂<ケルビエル>の出現を察知できなかった。君のお蔭でこの事態に備えることが出来るんだ」

琴里「令音の言う通りよ、だから気に病む必要はないわ」

琴里「しかしこれ、霊波パターンからするとあの時より3人分増えてるわね」

令音「シンはあれから更に七罪・折紙・二亜を封印したんだ。計測でもその3人とパターンが一致した」

琴里「前回よりも確実に強くなってる…けどやるしかない。令音は精霊のみんなをここに集めて」

令音「精霊たちの精神状態はかなり悪い。下手に刺激すれば雷霆聖堂<ケルビエル>の活動を早めてしまうぞ」

琴里「ここまで来たら誤差の範囲よ」

令音「わかった。全員集めるのには時間が掛かるがなるべく急ぐよ」

二亜「あたしは囁告篇帙<ラジエル>で戦う以外で止める方法が無いか調べるよ」

琴里「あなた昨日からずっと天使を使ってるじゃない。大丈夫なの」

二亜「それは琴里ちゃんも似たようなものでしょ。お互い全力でどうにかしよう」

琴里「ええ、私たちの戦争(デート)を始めましょう」

今日はここまでです
明日昼ごろ再開します

士道「耶倶矢たちもみんなマンションに戻ったか」

士道「万由里が現れたって事は雷霆聖堂<ケルビエル>が動き出そうとしてるのは本当だろうな
それで今朝の耶倶矢たちがあれだけのケンカをしたんだ。きっともうすぐ雷霆聖堂<ケルビエル>が現れる」

士道「万由里は精霊たちの不満を解消しろって言ったけど
今まで琴里の為にやって来たっての俺に、どうしろって言うんだよ…」

???「なーにガラにもなく黄昏てるのさ五河士道」

士道「え、誰もいないのに何処から」

???「ケータイ、出しなさい」

士道「携帯…鞠亜か?」

鞠奈「残念、アタシでした」

士道「鞠奈!?」

鞠奈「久し振りね五河士道」

士道「お前、どうしてここに!?消えたはずじゃ!」

鞠奈「確かに、3ヶ月前に君の手によって消滅した
けどあたしやアンタの妹の力で戻って来れたみたいなんだよね」

士道「そうか…良かった…!」

鞠奈「で、何をウジウジ悩んでたの?話だけなら聞いてあげるけど」


好感度判定

士道→鞠奈  下1
鞠亜→士道  下2
士道→鞠亜  下3

安価集計
士道→鞠奈  67
鞠亜→士道  35×1.2=42
士道→鞠亜  84

ちと考えがまとまらないので続きは夜になります

夜が明けてしまいましたが更新します

鞠奈「あーあ、今のアンタは昔のあたしにソックリで嫌になる」

士道「ソックリ…?」

鞠奈「今までそうしてもらった事がないから誰かに褒めて貰おうと行動する
自分や他人の思いなんて気にしない、それしか知らないからそうするしかない
ま、要は親へのコンプレックスを拗らせちゃったのよ」

士道「それの何が悪いんだよ……」

鞠奈「それは他の精霊も同じ、みんな誰かに認めて欲しい
けどあんたと違って精霊は自分をしっかり見つけて動き出してるよ」

鞠奈「時崎狂三は目的を果たすその時が来るまで最大限君を助け続けることを選んだ
五河琴里は傷ついた君を立ち直らせ、君の願いを助けるために強く在ることを選んだ
八舞耶倶矢は苦しみながらも最大の理解者である八舞夕弦より君を護ることを選んだ
みんな辛い思いをしながらも先へ進んでる」

士道「精霊が自立できるって、それこそ俺たちの目的通りに進んでるじゃねえか」

鞠奈「アンタはいつまでそうしているつもり?実の親に捨てられたって過去に囚われたまま先に進めてない」

鞠奈「アンタは言ったよね、五河琴里のために今まで頑張って来たって
じゃあアンタは実際に精霊を攻略してたときどう思ってた?精霊に対してなんて思った?」

士道「俺が…なんて思った?」

鞠奈「これからどうする?君を受け入れる精霊だけをそばに置いて、それ以外を見捨てる?」

士道「そんなの駄目だ!」

鞠奈「どうして?」

士道「あいつらは今まで誰からも否定し続けられて辛かったんだ
それは俺が誰よりも知ってるしあいつらにはもうそんな目に遭わせたくないって思ったんだ
それなのに否定しないって言った俺まで見捨てるなんて絶対ダメだ、俺だけは最後までみんなのそばにいるんだ」

鞠奈「ほら、それでいいじゃない」

士道「えっ?」

鞠奈「アンタはとっくの昔に答えを出してたのよ」

士道「あっ……」

士道「なんで俺は、こんな大切なことを忘れてたんだ…」

鞠奈「背負う物が増えすぎたんだよ。それから逃げたくなって誰かに頼るか、その原因を拒絶しようとした
君は少し前までただの男の子だったからそうしたくなったって仕方ないよ」

士道「俺は、みんなに謝らなきゃ。俺だけは受け入れるって言ってたのにそれを裏切ったことに」

鞠亜「でしたら急いでください。雷霆聖堂<ケルビエル>が動くまであまり時間は残されていません」

士道「鞠亜…来てたのか」

鞠亜「はい。精霊のみんなはラタトスクの地下施設に集まってます」

士道「ありがとう。じゃあ俺、行ってくる」

鞠亜「健闘を祈ります、士道」

鞠奈「頑張りなさいお…士道」

鞠亜「士道を助けてくれてありがとうございます鞠奈」

鞠奈「盗み聞きなんて趣味が悪いわね。来てたんなら鞠亜も手伝いなさいよ」

鞠亜「あの士道を見て少し…失望してしまいました」

鞠奈「ちょっと溜め込んでたストレスが溢れて不安定になってるだけじゃない
五河士道だって完璧じゃないんだからあんな面だってある。良妻気取るならこういうときに立ち直らせるくらいしなさいよ」

鞠亜「ふふっ、そうですね。油断してると鞠奈に士道を取られるかもしませんし」

鞠奈「な、なな、そんなんじゃないわよ!第一あたしは五河士道のことなんか」

鞠亜「良かった、あなたは私の知ってる素直じゃない鞠奈です」

鞠奈「だからそんなんじゃないって!!」

鞠奈「にしても、なんで五河士道の事お父さんって言おうとしたんだろう。過去の事は吹っ切ったはずなのに…」

―――ずっとい……て………とう、お……―――

鞠奈「?!なに…この声は……」

鞠亜「どうしました鞠奈?」

鞠奈「…ねえ鞠亜、あたしってしっかり元に戻ってる?」

鞠亜「私の中に残っていたものに類似データで補完したので、失ったものもあると思います
すみません、私にもっと力があれば」

鞠奈「いいのよ、ホントはもう消えたはずのあたしがこうしてまた存在してる。あたしはそれだけで満たされてる」

※シークレットコンマ判定

下1

もしコンマ値が17未満だったら…?

コンマ値失敗した>>174はなしで再安価

※シークレットコンマ判定

下1

もしコンマ値が13未満だったら…?

アイザック「エレン、我々は一度天宮市から離れることにしよう」

エレン「なぜです?」

アイザック「神蝕篇帙<ベルゼバブ>が告げているのさ。新たな精霊が現れる場所を。ただそれが少し離れたところでね」

エレン「分かりました。すぐに移動する準備を整えます」

アイザック「頼んだよエレン」

士道「くそっ、雷霆聖堂<ケルビエル>がもう現れてる!」

狂三「おやおや、またあれを見ることになるとは」

士道「狂三!?」

狂三「こんにちは士道さん。どうやらお急ぎのようで」

士道「すまない、今お前と話してる時間は…!」

狂三「あらあら、せっかく今回は士道さんに協力してあげようかと思いましたのに」

士道「本当か!ただなんで協力してくれるんだ?」

狂三「士道さんや他の精霊さんにはまだまだ死んで貰っては困りますので」

士道「そういう事だと思ったよ。けどこの際理由はいい、力を貸してくれ!」

狂三「わかりましたわ。わたくしがあの天使のそばまでお連れします。しっかり捕まっていてくださいな」

士道「頼む!」

狂三「キヒヒッ、さあ行きますわよ刻々帝<ザフキエル>、一の弾<アレフ>!」

>>176シークレットコンマ判定結果

93+94+57=244

200以上のため狂三合流
もし200未満だった場合DEMに狂三が襲われ合流出来ませんでした

それと今日の更新はここまでで、続きは金曜の夜となると思います

お待たせしました今夜続きを投下します

続きは9時以降になります
それとトリが間違ってたのに気付けなかったのでその前回投下時のトリチェック

割れたわけじゃないのでトリは最初のヤツを使用します
では投下開始します

万由里「やっぱり、こうなっちゃったか…。行こう雷霆聖堂<ケルビエル>」

十香「そうはさせぬぞ」

万由里「マルクトの精霊…ケテル・ケセド・ホドも来たんだ」

折紙「これが雷霆聖堂<ケルビエル>…」

四糸乃「あなたはここで、止めます」

耶倶矢「黄泉より戻って来るとは。まあいい、我が再び冥府へと送ってくれよう」

夕弦「警告、ここで退けば攻撃しません。どうしますか?」

万由里「士道には霊力を扱うのには不適と判断された。あの時とは違う
今度はわたしがシステムケルブの行使者として…士道を殺す」

四糸乃「そんな事はさせません…!」

折紙「士道の敵となるなら容赦はしない」

耶倶矢「颶風の巫女に楯突いた事、後悔するがよいわ」

十香「まあ、皆と別れる前に最後に恩を返すには丁度いい」

夕弦「同意、それに八舞姉妹として最後の共闘としてこれほど相応しい場もないでしょう」

万由里「そっちはあのときよりケテルがいる分強くなってはいる
けどそれは雷霆聖堂<ケルビエル>に与えられる力も増えたという事。あなた達に勝ち目はない」

耶倶矢「愚かな、我らの強さがあの時のままだと慢心しおって」

夕弦「同意、あまり舐めないで欲しいものです」

パァァァァ

万由里「完全な霊装…なんで」

四糸乃「やり方はさっき琴里さんから聞きました…!」

折紙「これで前段階は整った」

十香「本気で止めさせてもらう、覚悟しろ」

万由里「なら、行きなさい雷霆聖堂<ケルビエル>!」

十香「くぅ、相変わらず邪魔な歯車だ!」

折紙「絶滅天使<メタトロン>――光剣<カドゥール>!」

十香「折紙!?」

折紙「これは私が対処する、十香は本体を」

十香「わかった、頼んだぞ折紙」

折紙「そっちも、健闘を祈る」

十香「……お前に素直にそう言われると背中がむず痒くなるな」

折紙「そんなの少しづつ慣れていけばいい」

十香「折紙…、では行ってくる!」

夕弦「耶倶矢は十香に付いて行ってください。わたしはマスター折紙の補助に回ります」

耶倶矢「何で夕弦と別れるのよ、一緒に行動した方が…」

夕弦「耶倶矢の穿つ者<エル・レエム>はこの歯車の迎撃には不向きです
逆にわたしの縛める者<エル・ナハシュ>は威力がそこまでじゃありません」

耶倶矢「わかったわよ、やられるんじゃないわよ」

夕弦「首肯、耶倶矢も油断しないように」

駄目だまた展開が煮詰まっちゃってる
ちょっと中断して明日朝までに続き考えます

生存報告
プライベートの方が忙しく更新できませんでした
今夜9時くらいに続きを投下します

更新開始

狂三「さて、しばらくはここで様子見と行きましょう」

士道「な、どうしてなんだ狂三!あと少しでみんなの所に着くってのに」

狂三「申し訳ありませんが闘いが激しすぎてこれ以上は近づけそうにありません」

士道「頼む、もっと近くに!」

狂三「あれの狙いは士道さん、貴方なのですのよ
下手に行けばかえって他の精霊の邪魔になってしまいますよ」

士道「…わかった、みんなが勝つのをここで待つ」

狂三「そうした方がよろしいですわ
それに、なにやら考えがあるご様子ですし」

十香「ハァ、ハァ……」

耶倶矢「ああもう、ちっとも落ちない!」

万由里「言ったでしょ、あなた達に勝ち目はないって」

七罪「みんな、お待たせ!」

四糸乃「七罪さん!!」

美九「ちょっとー、わたしのことも忘れて貰っちゃ困りますよー」

十香「七罪達が来たという事は準備は整ったということか」

七罪「その通り、さああの精霊モドキにアタシ達の全力を見せてあげましょう!」

万由里「何を企んでいるの」

耶倶矢「ふん、本気を出すとは言ったが全力ではなかったという事だ」

夕弦「指摘、そんなこと言いつつムキになってたのは誰でしょう」

耶倶矢「なっ、ムキになんかなってないし!」

折紙「言い争いは雷霆聖堂<ケルビエル>を倒してからにして」

七罪「じゃあ出て来なさい琴里ちゃん!」

万由里「贋造魔女<ハニエル>からゲブラーが出てきた…その機械は…!?」

七罪「ここまで来るのに襲われたら困るから私がここまで隠して持ってきたのよ」

琴里「これはあなたを倒すための、精霊と人の両方の力が合わさった力よ」

折紙「フラクシナスに搭載していたのをここに用意するには時間が必要だった」

美九「準備の時間が必要だったからその時間を稼いでもらったんですよー」

琴里「覚悟しなさい、この戦争<デート>も終わりよ」

琴里「いくわよみんな!」

七罪「美九ちゃん、前は別々だったけど」

美九「分かってますよー、デュエットといきましょう」

七罪「贋造魔女<ハニエル>――千変万化鏡<カリドスクーペ>!美九ちゃんの天使、また借りるわよ」

七罪・美九「「破軍歌姫<ガブリエル>――行進曲<マーチ>!」」

美九「さあ皆さん、全力で行ってください!!」

十香「鏖殺公<サンダルフォン>――最後の剣<ハルヴァンヘレヴ>!」

四糸乃「氷結傀儡<ザドキエル>!」

琴里「喰らいなさい――精霊霊力砲<クングニル>!」

耶倶矢・夕弦「「颱風騎士<ラファエル>――天を駆ける者<エル・カナフ>!」」

折紙「絶滅天使<メタトロン>――砲冠<アーティリフ>!」

万由里「そんな…」

チュドオォォォン!!

耶倶矢「かかかっ、跡形もなく吹き飛んだわ」

夕弦「殲滅、夕弦たちの勝利です」

ボカンッ!!

琴里「くっ!」

七罪「精霊霊力砲<クングニル>が爆発した!?」

四糸乃「大丈夫ですか琴里さん!」

琴里「平気よ、やっぱ無理矢理引っぺがした急造品じゃ一発が限界だったようね」

折紙「けど倒すことは出来た」

美九「ええ、わたしたちの勝利です!」

十香「護れたのだな…ここに住む者たちを」

二亜「油断しちゃ駄目だ!」

琴里「二亜!どうしてここに?」

ガシャァン!!

十香「な、この檻はまさか!」

夕弦「驚愕、雷霆聖堂<ケルビエル>は確かに消滅したはず!」

美九「ここから出してくださーい!!

折紙「十香、夕弦、美九!!」」

万由里「…まだ、終わってないよ」

琴里「一体どういう事!?」

万由里「忘れてたの?雷霆聖堂<ケルビエル>はわたしの使役する天使だってこと」

二亜「雷霆聖堂<ケルビエル>だけじゃなく、万由里って子も倒さなくちゃいけなかったんだよ」

士道「みんな大丈夫か!」

琴里「士道!?危ないわ下がって!」

狂三「そうです、早くお戻りになって下さい!」

琴里「狂三!?どうして士道と一緒に!」

士道「それは後で説明する、それより万由里を止めないと!」

万由里「士道…」

士道「万由里!俺を殺すのは構わない。けどその前にみんなと話させてくれ、頼む!」

万由里「…さようなら」

ドスッ

士道「え…?」

万由里の手が俺の胸に埋まっている
なにをするんだ万由里
そう声を出そうそうとしたが、出てきたのは大量の血だけだった

士道「グ…ァ……」

ズルッ

胸から万由里の手が引き抜かれた

万由里「士道が封印してきた精霊全員が力を取り戻していたおかげで手間が省けた」

そのまま仰向けに地面に倒れ込む

琴里「そんな、早く士道にわたしの力を還さないと!」

狂三「刻々帝<ザフキエル>!」

万由里「させない!」

琴里「キャァ!」

狂三「く、邪魔をしないでくださいませ!!」

万由里「再生能力が与えられるビナーとゲブラーには手を出させない」

四糸乃「そんな、士道さん!!」

死ぬのか…俺は

琴里「どきなさい!士道が…おにーちゃんが!!」

せめて最後に十香たちに謝らないと

折紙「士道!」

声を出そうとしても口が動かない

耶倶矢「士道!!」

胸に穴が開いてるせいで息が出来ない

二亜「少年!!」

意識が遠のいてきた

狂三「士道さん!!」

視界も霞んできた

七罪「やだ…士道!!」

意識が薄らいできて頭が回らない

美九「だーりん!」

もう痛みが無くなってきた

夕弦「士道!」

何も見えなくなってきた…

十香「シドー!」

もう何も感じられない……

※シークレットコンマ判定

下1・下2

コンマ取ったので今回はここまでです
しばらく忙しいので次回は多分2月下旬まで更新できないと思います

お久しぶりです
少しだけですが明日夜8時くらいに更新します

投下開始します
多分2~3レスくらいしか投下できないかもしれません

十香「シドー…死んだのか?」

耶倶矢「ねぇ嘘だよね、こんなの悪い夢だよね夕弦」

夕弦「耶倶矢…」

万由里「これでわたしの役割は終えた…」

二亜「どうしてこんなことを…」

万由里「士道は精霊の力を持つ器として相応しくなかった。だから殺した」

四糸乃「氷結傀儡<ザドキエル>――凍鎧<シリヨン>!!」

七罪「四糸乃!?」

四糸乃「よくも士道さんを…あなただけは殺す!!!」

琴里「そうね四糸乃、一緒にあの女を血祭りにあげましょう!!」

折紙「待って、精霊を殺すなんて士道の妹である貴女がやってはいけない!」

七罪「四糸乃ちゃんもそんなことしたら駄目よ!」

琴里「なによ折紙、アイツが憎くないの、殺したいと思わないの!?」

折紙「私はもう、誰も殺したくない!!」

狂三「まだです、十二の弾<ユッド・ベート>なら…
刻々帝<ザフキエル>、わたくしの霊力を吸いなさい!!」

万由里「その手はわかってるよビナー、雷霆聖堂<ケルビエル>」

折紙「時崎狂三!逃げて!!」

ガシャン!!

万由里「こんなにあっさり捕まるなんて、士道を殺されてそこまでショックだった?」

狂三「ショック…ふふ、そうですわね」

折紙「そんな、もう士道を助ける手段が……」

パアァァァ

二亜「霊力の光…少年から!?」

万由里「士道が今まで封印してきた精霊は全員力を取り戻している…この霊力は一体!?」

???「凶禍楽園<エデン>」

琴里「なっ!?体が動かない!!」

四糸乃「そんな、これじゃ士道さんの仇が!!!」

耶倶矢「万由里め、よもやこのような力を隠し持っていたとは!」

???「………」

ズドン!

万由里「くっ!?」

十香「どういう事だ、万由里を攻撃しているぞ」

???「士道は…死なせない」

夕弦「驚愕、光が…」

美九「人の形になりました…」

二亜「精霊…なの?」

万由里「あなたはまさか…」

???「初めましてになるのかな、システムケルブの審判官<エグザミナー>」

万由里「凶禍楽園<エデン>の支配者<ルーラー>…士道の中にいたんだ」

???「知ってるんだ、私のこと」

折紙「貴女の目的は、一体なに?」


コンマ判定
???→士道 下1

コンマ判定結果
???→士道 71×1.2=85


???「わたしは士道に未来を掴んでほしい」

折紙「未来?」

???「士道と十香ちゃんたちがずっと笑い合ってる未来
そのためにはあの子を殺さなきゃいけない。琴里ちゃんたちじゃなくわたしが」

二亜「殺すなんてだめだよ、少年はきっと見ず知らずだろうと精霊がそんなことをしたって聞いたら悲しむ」

???「いいんだよ、戦いが終わればみんな全部わたしのことを忘れるから」

二亜「え?それって…」

???「園神凜祢、それがわたしの名前」

折紙「園神凜祢…?士道の知り合いにそんな名前は無い」

凜祢「それがヒントだよ折紙ちゃん」

???2「ママ、パパだいじょうぶだよね?」

万由里「支配者<ルーラー>がもう一体?どういう事」

凜祢「凶禍楽園<エデン>でもそうは持たない、急いでね」

???2「じゃあおねえちゃん」

七罪「あたし?」

???2「うん、りおとパパをまりあおねえちゃんのとこにつれてって」

七罪「え、まりあ?ぱぱ?」

琴里「鞠亜はフラクシナスのAIの事よ。令音たちの所に行けって事だと思う」

四糸乃「パパって士道さんまさか…」

二亜「はいそれは後で本人に聞く、とにかく七罪ちゃんよろしく!」

狂三「刻々帝<ザフキエル>――一の弾<アレフ>」

七罪「きゃっ、ちょっと狂三ちゃんビックリさせないでよ」

狂三「わたくしに残された最後の霊力で撃ちだしました。士道さんのこと頼みますわ」

七罪「うん、絶対助けてみせる。行くわよ凜緒ちゃん」

凜祢「さて、律儀に待ってくれるなんてね」

万由里「あなたが何で現れたかを知りたかったから待ってあげた
そしてそれが士道を生かそうって事だって。だったら…」

凜祢「そうだね、私たちの目的は全く逆になった。だから…」

万由里「凶禍楽園<エデン>の力でも無理になるくらい士道を殺し切る!」

凜祢「あなたごとシステムケルブを完全に消し去る!」

本日の更新ここまで
次は今週中には更新できると思ます

某人気スレにROMりながら投下してたせいで誤爆してしまった死にたい(七罪化)

言い忘れてた>>206のコンマ判定
下1 凜祢→万由里 24
下2 万由里→凜祢 46

オチが思い浮かばないどうしよう

どうも、明日夜10時くらいに少し更新します

すみません更新は明日になります

万由里ジャッジメントBD買ったがヒロイン皆伸び伸びデートしてていいな
ちょっと更新します

中津川「正体不明の精霊、雷霆聖堂<ケルビエル>と交戦に入りました!」

幹本「一体何が起きているのでしょう、突然士道くんの中から観測したことのない精霊が現れるなんて」

神無月「その事は追々考えましょう、それよりまずは…」

ドゴンッ!!

七罪「痛ったぁ、思いっきり突っ込んじゃった」

凜緒「だいじょうぶ?なつみおねえちゃん」

七罪「うん、どうにか。速過ぎるのも困りものね」

神無月「噂をすれば、ですね。士道くんは?」

七罪「贋造魔女<ハニエル>の中に入れてきたわ」

令音「すぐに医療用の顕現装置<リアライザ>で治療する。後は任せてくれ」

凜緒「ねえ、まりあおねえちゃんはどこ?」

川越「それよりこの子はなんでしょう」

箕輪「鞠亜の事を知っているなんて一体…」

鞠亜「お呼びでしょうか」

凜緒「あ、まりあ!」

鞠奈「ちょっと鞠亜、不用意に出たら…」

凜緒「まりな?まりなもいるんだ!!」

鞠亜「鞠奈の事も知っているようですが、この子に心当たりは?」


コンマ判定
鞠奈→凜緒 下1

一旦ここまでです

明日夜9時くらいに更新します

更新再開

コンマ判定結果
鞠奈→凜緒 64×1.2=76

―――ずっといっしょにいてくれてありがとう、おかあさん―――

鞠奈「忘れるわけないじゃない……」

鞠亜「鞠奈?」

鞠奈「お帰り、凜緒」

凜緒「まりなも、おかえりなさい」

鞠亜「鞠奈?話が見えないのですが…」

鞠奈「ねえ凜緒、なんで鞠亜を探してたの?」

凜緒「んっと、それはね………」

凜祢「はぁ…はぁ…」

万由里「わたしと互角に戦えるなんて、すごいじゃない」

凜祢「凶禍楽園<エデン>の中でこれだけ強いなんて…」

万由里「けど、あなたも士道に封印されてたみたいだね。
おかげであなたの霊力も雷霆聖堂<ケルビエル>の力になる」

十香「うっ…」

ドサッ

万由里「マルクトの霊力が尽きちゃったか」

凜祢「十香ちゃん!」

万由里「心配ないよ、死ぬようなことはないし全て終わればちゃんと霊力は返されるから
でもそろそろ残りの3人のも少ないし、決着をつけるよ」

万由里「雷霆聖堂<ケルビエル>―――ラハットヘレヴ」

いっけねトリとageるの忘れてた

ドオォン!!!

万由里「雷霆聖堂<ケルビエル>!?」

十香「檻が…壊された……」

折紙「霊力の砲撃、けど園神凜祢が放ったものではない…何処から」

鞠亜「どうやらフラクシナスの能力は一通り使えるみたいですね」

二亜「鞠亜ちゃん、どうやってここに!?」

琴里「それにその姿、電脳世界のときの…」

鞠亜「どうやら、あの精霊の力で実体化したようです」

夕弦「驚愕、そんな事が」

鞠奈「出来るんだよね、こうやって実際に」

耶倶矢「な、主も黄泉より舞い戻っておったか」

美九「鞠奈さん!」

鞠奈「わっ、ちょっと何すんの!」

美九「お礼のハグですよー、あとその霊装ですけどー…」

鞠奈「ひっ!何処触って…」

美九「おヘソとかいろいろ丸出しで―、誘っているとしか思えないんですよー!!!」

鞠奈「ギャー!!誰かこのヘンタイから助けなさいよ!嫌ー!!」

凜祢「琴里ちゃんたちは十香ちゃんたちを令音さんの所に連れてってくれる?
霊力をかなり奪われて消耗してるから」

鞠奈「誘宵美九は結構平気そうだけどね…!」

琴里「けどあなたたちだけであれを相手にするのは」

鞠亜「大丈夫です。ちゃんと策は考えていますから」

琴里「わかったわ、ここはいったん任せるわ」


ストーリー分岐コンマ判定 下1
50未満だと…

ていっ

万由里「私の知らない精霊…どういう事?何なの、あんたたちは」

鞠亜「人の手で生み出された精霊、ですね」

鞠奈「そしてキミと雷霆聖堂<ケルビエル>を倒す者」

万由里「人の手で精霊を?そんなの出来るはずが…」

凜緒「おまたせ、ママ!」

凜祢「ありがとう。よく頑張ったね、凜緒」

万由里「そうか、条理を捻じ曲げる凶禍楽園<エデン>の力。それであなたたちの存在は保たれている
だったら支配者<ルーラー>を倒せばいいだけの話」

凜祢「わたしは審判官<エグザミナー>を相手にする、2人は雷霆聖堂<ケルビエル>本体を」

鞠奈「気を付けてよ園神凜祢。支配者<ルーラー>のあんたがやられたらお仕舞いなんだから」

凜緒「ちがうよ、<るーらー>はりおだよ!」

凜祢「支配者<ルーラー>としての力は凜緒に全部託してるの
今のわたしは<ガーディアン>だから、もしわたしが倒されても心配ないよ」

鞠奈「あたしにとっては余計心配な話じゃない!いい凜緒、絶対アタシたちが戦ってる所に近付いちゃ駄目だからね!」

鞠亜「では鞠奈、あの作戦通りにいきましょう」

鞠奈「りょーかい、けどアレを相手にするとね」

鞠亜「そうですね、電脳世界ではあれだけ優位で負けてしまう鞠奈ですから」

鞠奈「ハァ!?あたしと直接戦ったことないのによくそんなこと言えるわね!」

鞠亜「フラクシナスに残されていたデータを検証すれば充分です」

鞠奈「上等じゃない、これが終わったらあたしと勝負よ!」

凜祢「2人とも喋ってばかりいないで早くしてよ!」

鞠亜「あら、どうしたのですか?」

凜祢「どうしたもないよ!さっきから2人への攻撃から守るのに必死だよ!」

鞠奈「鞠亜が余計なこと口にするから!」

鞠亜「過去のデータと現在の戦況から考えられる事実を言っただけです」

凜祢「いい加減にして!!」

凜緒「まりあおねえちゃんもまりなもママをこまらせるなー!」

万由里「………なんなの、これ」

中途半端なところですけど今回はここまで
前回の投稿時言い忘れてましたが審判官<エグザミナー>はこのssにおける万由里の識別名です
オチは思いついたから後は苦手な戦闘をどうにか書ききるだけ

どうも
明日夜6時くらいから更新します

すみません更新8時くらいに遅れます

ゆっくりと更新開始

鞠亜「雷撃が来ます、注意を」

鞠奈「雷撃ならこっちにもある!」

バチバチィ!!

鞠奈「っと!凜緒の助けがあると言っても力も数もこっちが負けるか」

鞠亜「分かっていながらなぜ撃ち合いをしたんですか」

鞠奈「しょうがないでしょ。碌に戦闘経験がないから戦いながら確認するしかないって今度は歯車がきた!」

鞠亜「迎撃ミサイル<ブリューナク>発射!」

鞠奈「ほら撃ち漏らし!」

鞠亜「助かります、確かに自身の実力の把握が私たちには足りないようですね」

鞠奈「ぶっつけ本番の実戦で自分の能力をしっかり把握する、やれるよね」

鞠亜「やれますよ、わたしと姉さんなら!」

鞠奈「なんでこういう時に限って姉呼びするのかなぁあたしの妹は!」

凜祢「鞠亜ちゃんたちは上手くやってくれてる。じゃあ今度は1対1で相手して貰うよ審判官<エグザミナー>」

万由里「雷霆聖堂<ケルビエル>無しに支配者<ルーラー>相手はキツイ
…アレを使うしかないか」

凜祢「え?」

ドォン!

凜祢「くうっ!」

万由里「滅殺皇<シェキナー>、こんな形で使う事になるなんてね」

凜祢「その弓、まさか天使!?」

万由里「別に驚くことでもないでしょ。システムケルブの本質を考えれば」

凜祢「複数の天使を扱う者には同じく複数の天使で対抗って事?」

万由里「雷霆聖堂<ケルビエル>ほどじゃないけどあんた1人ならこれで充分」

凜祢「甘く見ないで。たとえ私が消えようとも絶対に貴女なんかに士道を殺させない」

琴里「令音、士道の治療はどうなってるの」

令音「顕現装置<リアライザ>での治療は続けている。だが思うように上手くいってない」

琴里「どういう事?」

令音「万由里の霊力が毒のようにシンの体を蝕んで治療の阻害をしているんだ
どうにか現状維持をしているがいつまで持つか…」

琴里「じゃあ今すぐにあたしのを封印、灼爛殲鬼<カマエル>なら…」

令音「駄目だ。シンの意識がない今、封印するのは不可能だ
仮に封印できてもシンに封印されたか雷霆聖堂<ケルビエル>に霊力を奪われた精霊の力は万由里の霊力に変換されてしまう」

琴里「そんな、じゃあ狂三と七罪でも士道を助けられないの……?」

令音「残念だが…」

好感度判定
鞠奈→万由里 下1

鞠奈「どうやらお困りみたいだね」

琴里「鞠奈、何でここに?」

鞠奈「あたしも五河士道の事が気になってね
本来なら凶禍楽園<エデン>が発動した時点で傷が治癒できてるはずなのに、そういう事だったんだ」

琴里「そんなことより雷霆聖堂<ケルビエル>はどうしたのよ」

鞠奈「そっちは本体がやってくれてる。あたしは分身、電脳世界でやってたの忘れたの?
ま、あの時みたいに無制限に出来るってわけにはいかないけど」

令音「なぜ分身をわざわざここに?それ以外にも用があるんじゃ」

鞠奈「雷霆聖堂<ケルビエル>の力を削ぐ必要がここにあってね。五河士道がその状態なら丁度良いわ」

琴里「士道になにをするつもり?まさか、そんな事させない!」

鞠奈「ちょっと黙ってて」

キィィィン

令音「琴里!!」

琴里「お、お兄ちゃ……」

バタッ

鞠奈「急いでるから邪魔して欲しくないんだよ。少し眠ってなさい」

鞠奈「あ、起きたね」

琴里「あなた、よくも士道を!!」

令音「落ち着くんだ、シンは無事だ。むしろ鞠奈が助けてくれたんだ」

鞠奈「実体化したあたしの固有能力として霊力を消し去ることが出来るの
審判官<エグザミナー>だっけ、五河士道に流し込まれたあいつの霊力を消し去った
あとは凶禍楽園<エデン>の力で数分もすれば完治するから安心していいよ」

琴里「そうだったの、ごめんなさい」

鞠奈「こっちも荒っぽく気絶させたからお互い様。それより他の精霊を呼んでくれない?」

令音「精霊を?」

鞠奈「そう、雷霆聖堂<ケルビエル>を倒すために協力してもらうの」

琴里「わかった、少し待ってなさい」

鞠奈「全く、園神凜祢が凶禍楽園<エデン>の外に追い出してたら必要ないのに。相変わらず甘いわね」

凜祢「きゃぁぁぁ!!」

万由里「次はどうしよう。雷霆聖堂<ケルビエル>の援護か、支配者<ルーラー>か、士道か…」

凜祢「何言ってるの?まだわたしは戦える…!」

万由里「やめなさい、これ以上は本当に消えることになるよ」

凜祢「言ったでしょ…消えることになっても士道を、みんなを護る」

万由里「そう、じゃあ消えなさい。滅殺皇<シェキナー>!」

バシュン!!

本編の更新ここまで
最後に1つ好感度やっときます

好感度判定
鞠亜→万由里 下1

万由里被好感度まとめ
士道 8
凜祢 24
鞠亜 90
鞠奈 7

ちょっと嫌われすぎじゃないですかね…
次は土日のどっちかの夜で

ちょっと更新

万由里「滅殺皇<シェキナー>が消えた!?それに力も無くなっていく」

凜祢「間に合った…」

万由里「何をしたの!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


鞠奈「<ナイトメア>との経路<パス>の切断完了!」

鞠亜「世界樹の葉<ユグド・フォリウム>での束縛はあまり持ちそうにありません。急いでください鞠奈!!」

鞠奈「どうにか抑えて!次<ベルセルク>開始!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


凜祢「鞠奈さんが十香ちゃん達と雷霆聖堂<ケルビエル>の経路<パス>に干渉して、霊力の供給を断ち切って貰ったの
滅殺皇<シェキナー>が消えたのはそのおかげじゃないかな」

万由里「くっ、やってくれたわね」

鞠奈「…大丈夫、鞠亜?」

鞠奈「…ええ、凶禍楽園<エデン>の加護を受けているとはいえ、ここまでの威力があるとは」

鞠奈「精霊霊力砲<クングニル>の奔流が雷霆聖堂<ケルビエル>を丸々飲み込んで欠片も残さず吹き飛ばすとはね」

ゴゴゴゴゴ!!

鞠亜「待ってください、そんな…雷霆聖堂<ケルビエル>の反応が消えてない!?」

鞠奈「どういう事!?精霊との経路<パス>はもう誰ともつながってないのに」

鞠亜「霊波パターン照合、2種の霊波を確認。万由里とこれは…支配者<ルーラー>!?」

鞠奈「凜緒の話じゃあたしたちと凜緒たちの力は奪われない筈じゃ…」


一旦中断
続きは夜9時くらいに
あと好感度判定行っておきます

好感度判定
鞠亜→凜祢 下1

暫定的鞠亜が向ける好感度まとめ

士道   42
二亜   36
凜祢   93
万由里 90


鞠亜まさかのよしぎゅうさんと同族疑惑

これ忘れてた

好感度判定
凜祢→鞠亜 下1
凜緒→鞠奈 下2 ※下限値50

判定結果
凜祢→鞠亜 12
凜緒→鞠奈 50(下限値適用)

夕方3時以降に更新します

すみません引っ越しでバタバタしてました
今夜9時くらい更新します

>>265の前のこれ抜けてました


――――――――――――――――――――――――

鞠奈「全精霊の経路<パス>切断成功、これでもう再生は出来ない!」

鞠亜「精霊霊力砲<クングニル>で決着をつけます!」

グオオオオオオオオオオオオッ!!!

鞠奈「くそっ、ムチャクチャに暴れて。最後の足掻きってヤツ!?」

鞠亜「精霊霊力砲<クングニル>の標準が、世界樹の葉<ユグド・フォリウム>の出力を上げて…!」

鞠奈「んなことしたら精霊霊力砲<クングニル>撃てないでしょうが、拘束はあたしが引き継ぐ!」

シュルルル
ギシィ!!

鞠亜「背中のそれそんなに伸びるんですね!」

鞠奈「いいからトドメ!あたしの残りの力全部鞠亜にあげる、やりなさい!!」

鞠亜「了解、精霊霊力砲<クングニル>発射!!」

ミス修正したところで本編投下します


――――――――――――――――――――――――

鞠亜「…まさか、凜祢」

鞠奈「どうかした?」

鞠亜「すみません、私は凜祢のもとに向かいます。鞠奈は凜緒の所へ」

鞠奈「どういう事、説明しなさい!」

鞠亜「時間がありません、急いで!!」

鞠奈「ちょっと、雷霆聖堂<ケルビエル>はどうすんのよ!って行っちゃった
けどたしかに気になるし、あたしは雷霆聖堂<ケルビエル>の再生を阻害しといて凜緒には分身を向かわせるか」

凜祢「あれ、鞠亜ちゃんこっちに向かってきてる?雷霆聖堂<ケルビエル>は鞠奈さんが食い止めてくれてるけど
それにしてもいいよね鞠奈さん、私と違ってこれからはずっと士道と居れるんだから」

万由里「良いじゃない、あたしなんて士道から思いっきり嫌われてるんだよ。思い合えてただけでも羨ましい
てかそんな事言い出すならこんなこと止めなさいよ」

凜祢「気安く話しかけないで審判官<エグザミナー>。もう決めた事だから」

万由里「心中しようとする相手に少しは気を使いなさいよ。何でそんなにあたしのこと嫌いなのよ」

凜祢「あなたは士道を殺そうとしている、それ以上の理由が必要?」

万由里「自分の心に素直ね、羨ましいくらい」

また順番間違えた>>267の前にこれはいります


万由里「まだよ、まだ支配者<ルーラー>との経路<パス>は繋がっている」

凜祢「くうっ!!」

万由里「霊力をすべて失えば支配者<ルーラー>は消滅する、もう容赦はしない!!」


――――――――――――――――――――――――


凜緒「りお、がんばるからね。ぱぱ…」

鞠奈「どうしたの凜緒?」

凜緒「まりな?あれ、でもあそこにもまりながいる。あれ?」

鞠奈「気にしないで。それより雷霆聖堂<ケルビエル>に凜緒の霊力があるのはどういう事?」

凜緒「ごめんなさい。ほんとはね、<けるびえる>はりおたちからもちからをとれるの」

鞠奈「なんでそんな嘘ついたの」

凜緒「だってこれからすることきいたらまりな、おこるよ」

鞠奈「……大丈夫、怒らないから正直に話して」

凜緒「うん。りおのなかにあるちからぜんぶ、なくしちゃうの。そうすればぱをねらう<えぐざみなー>をたおせるの」

鞠奈「…全部なくす?そんなことして凜緒は大丈夫なの」

凜緒「りおとままは、いなくなっちゃう。こうしてあうこともできなくなるの」


――――――――――――――――――――――――


凜祢「ふふ、ふふふっ」

万由里「何がおかしいの!」

凜祢「精霊との経路<パス>が切れた今、唯一繋がってるのは支配者<ルーラー>のみ
そんな状態で凜緒が消滅したら、どうなるかな?」

万由里「っ!まさか、始めからそれが目的で!!」

凜祢「私と一緒に消えて貰うよ、審判官<エグザミナー>」

凜祢「しょうがない。そんなに話したいなら1つ話題を出すよ
この戦い、どうしてわたしみたいに全力で避けようとしなかったの?」

万由里「わたしみたいに?あなたは何をしたのよ」

凜祢「二亜さんが十香ちゃん達精霊と士道の好感度を調べるっていうけど、囁告篇帙<ラジエル>を使えるほど力が残ってなかったの
けど士道が精霊たちと向き合うには好感度を知るべきだと思ったから、ちょっとわたしの力を分けたんだよね」

万由里「じゃあ雷霆聖堂<ケルビエル>が出現したのはあなたが原因じゃない!
あなたが力を貸して囁告篇帙<ラジエル>を使えるようにしなきゃこんな事には!」

凜祢「何言ってるの?本当なら士道は精霊たちの説得が出来てたのに
昨日の夜あなたが中途半端に接触したせいで、士道に余裕がなくなってこんな事になったんだよ」

万由里「そんな、嘘よ。あたしはただ、士道に間違った選択をして欲しくなかっただけなのに……」

鞠亜「待ってください凜祢、わたしにも万由里と話をさせて頂けますか」

凜祢「来ちゃったんだ鞠亜ちゃん。変わってくれるならどうぞ」

鞠亜「感謝します」


好感度判定
万由里→鞠亜 下1

安価とったのでここまで
次は都合により1週間以上後になります

今夜投下
上手く進めば完結できると思います

コンマ結果関係なしのアンコールや或守インストールみたいなほのぼの展開書きたいなあ

ちなみに更新はまだです

あと1時間くらいしたら投下開始します

投下開始

好感度判定結果
万由里→鞠亜 78


鞠亜「そういえばまだしっかりと名乗ってませんでしたね
わたしは或守鞠亜です。貴女の名前は万由里であってますね?」

万由里「ええ。で、あなたは何しにここに来たのよ」

鞠亜「凜祢にも言った通り、万由里とお話に来ただけです
一旦戦うのは止めませんか」

凜祢「どうぞ勝手にすれば?なんかしようとしたら直ぐに消すけど」

万由里「…許可はもらえたわね」

鞠亜「万由里、本当に士道に手を出すことを止めてはくれませんか?」

万由里「無理よ。あたしは審判官<エグザミナー>、その使命を全うするしかない」

鞠亜「ではなぜ士道に逢った時点ですぐに行動を移さなかったのですか?
観測してた精霊の精神データから考えてあの時点で士道は万由里が殺してたはずです」

鞠亜「それに貴女は確か『他の精霊と同じように扱われるなんて』と言ってました
それと先程の凜祢との会話も含めて自分の心が何を訴えてるか考えてくれませんか」

万由里「あたし、あたしの心は……」

眠気限界なので中断
起きたらまた投下します

寝過ぎた
1時間くらいしたら投下

投下開始

万由里「初めて話したあの時、士道はあたしを命を懸けて助けようとしてくれた
こうしてまた現れたならもう一度士道に逢える、嬉しいって思った」

万由里「けどあたしがこうしてるってのは雷霆聖堂<ケルビエル>が現れる寸前ってことで
もう士道には迷惑を掛けたくないから早く知らせようとして…!」

万由里「それなのにあんなに士道から拒絶されるなんて!!」

ギュッ

鞠亜「辛かったですね。けど自分の嫌な使命に無理に従う必要はないんです」

万由里「……システムケルブを使うなんて嫌だ!あたしも精霊たちみたいに学校に通ったり普通に暮らしたいよ…」グスッ

鞠亜「我慢しなくていいです。全部受け止めてあげます」

万由里「うぅ…うあぁああ……!!」

鞠亜「落ち着きましたか?」

万由里「ごめんなさい。ところで士道の会話どこで知ったのよ?」

鞠亜「普段はフラクシナスのAIとして士道のことを見てますから
あの時万由里の霊波パターンを士道の傍から観測されたので」

万由里「つまり全部見られていたってことね。あんまりいい気分じゃないわね
あたしも士道に封印された精霊全員から通して見てきた訳だし言えた立場じゃないけど」

鞠亜「なんだかわたしたち、似た者同士なのかもしれませんね」

万由里「そうかもね。でもここまで数奇な事が重なんないとあたし鞠亜と逢えなったんだよね
だから園神凜祢、こうして鞠亜と出会わせてくれてありがとう」

凜祢「……どうも」

鞠亜「凜祢、万由里のこの願いを叶えるために協力してくれませんか」

凜祢「…審判官<エグザミナー>はここでわたしと一緒に消滅させる。その意見は変わらない」

鞠亜「なぜですか!もう万由里と戦う理由なんて…」

凜祢「そんなの関係ない」

鞠亜「冷静になって下さい。そんな事をすれば本当に二度と士道に会えなくなってしまいます!」

凜祢「雷霆聖堂<ケルビエル>を倒してくれてありがとう。けど余計な事をしてくれて迷惑だよ
これ以上邪魔されたら嫌だしもう消えて貰うね」

鞠亜「迷惑って…」

凜祢「わたしと違って凶禍楽園<エデン>が終わってもずっと士道と一緒に居れる鞠亜ちゃんの事、
はっきり言って今は嫌い。嫌いな人の意見なんて聞く気はない」

鞠亜「そんな、待って下さ…!」

凜祢「さようなら」


万由里「やだ、消えないで、鞠亜!あたしはまだ、あなたと話したい!!」

凜祢「………ふーん」

鞠亜「消えてない…?この力、凜祢の物ではない。これは…!」

凜祢「審判官<エグザミナー>、あなた自分の力を分け与えたんだ。いいの?残り少ない命を使って」

万由里「分かんない…どうしたらいいの……あたしは………!!」

凜祢「いい加減鬱陶しいな。決めた、しょうがないけど2人とも倒させて貰う」

万由里「っ!!」

鞠亜「万由里は護ります、絶対に!!」

好感度コンマ判定

凜祢→鞠奈 下1
鞠奈→凜祢 下2

判別のため分身体鞠奈の表記を鞠奈(分)にします

コンマ判定結果

凜祢→鞠奈 51
鞠奈→凜祢 5

鞠奈(分)「ふざけたことやってんじゃないわよこの莫迦親ぁ!!」

凜祢「鞠奈さん、それにあれは…」

士道「やめてくれ凜祢、万由里も!!!」

凜祢「士道!?」


>>240ストーリー分岐コンマ判定兼シークレットコンマ判定結果

士道→凜祢 73
士道回復、凶禍楽園<エデン>の記憶も全て思い出しました

真那「兄様、まだ病み上がりなんですから無茶はしねーでください」

士道「無茶を聞いてここまで連れてきてくれてありがとうな、真那」

真那「私だって琴里さんと同じで兄様の妹なんですからこの位聞いて当然でやがりますよ」

凜緒「まりな、ここにきてよかったの?」

鞠奈(分)「いいのいいの、あたしが許す。けど五河士道まで来るとは都合がいいのか悪いのか」

鞠亜「士道、なぜここに?」

士道「凜祢と万由里に伝えなきゃならないことがあるんだ」

鞠奈(分)「あたしも園神凜祢に物申したいことがあってね
五河士道は先に審判官<エグザミナー>に行ってくれない?」

士道「ああ、わかった」

万由里「士道…」

士道「ごめん万由里、昨日はお前の気持ちも考えずにあんな突き放すこと言って」

万由里「あたしだって、士道を殺そうとしてあんなこと…」

士道「原因は俺だ、万由里が気に病む必要はない」

万由里「精霊のことだっていっぱい傷つけた」

士道「知ってる、全部許す。あいつ等だって怒っちゃいない」

万由里「ごめんなさい…ごめんなさい……!!」

バキィ!!

凜祢「痛ったぁ、いきなりグーで殴るのは無いでしょ」

鞠奈(分)「煩い!!凜緒をこんな事に巻き込んで、ふざけんなぁ!!!」

凜祢「普通に倒しただけじゃシステムケルブはまた現れる。士道に手出しさせないにはこうするしかないの」

鞠奈(分)「あんたはそれで良くても凜緒はどうすんのよ!」

凜緒「まりな、ままはわるくない!りおもこれでいいの!」

凜祢「凜緒の決心は固いよ、尊重してあげたら?」

鞠奈(分)「親子揃って犠牲になろうとして、残される五河士道は!」

凜祢「わたしたちが消えて凶禍楽園<エデン>が閉じれば士道は全て忘れる」

凜緒「だからだいじょうぶ、しんぱいしてうれてありがとうまりな!」

鞠奈(分)「凜緒…!」

士道「鞠奈、そっちはどうだった?」

鞠奈(分)「ごめん、頑張ったけどあの親子の説得は無理だった」

士道「2人とも俺と同じで頑固だからな」

鞠奈(分)「五河士道と同じ…じゃああたしじゃ出来ない訳だ」

士道「ははっ、じゃあ後は俺が2人を説得する」

鞠奈(分)「凜緒たちのことお願い、お父さん」

士道「ああ、行ってくる」

鞠亜「お疲れ様です」

鞠奈(分)「鞠亜…残されるのってこんなに辛いんだね
あのときはどうせ直ぐに凜緒の後を追えるって思ってたから気にしなくて済んでたけど…」

鞠亜「そうです、だからわたしはどんな危険を冒してでも鞠奈を復活させたいと思ったんです」

鞠奈(分)「そっか……っ!!そうだ、あたしがこうして存在できてるんだから…!!!」

鞠亜「どうしました?」

鞠奈(分)「ねえ、すっごく分の悪い賭けを1つ思いついたけど付き合ってくれる?」

士道「久し振り…ってこんなのも2度目だな」

凜祢「今回は逢うつもりは無かったんだけどね」

凜緒「ぱぱだぁ!」

士道「心配かけてごめんな、凜緒。助けてくれてありがとうな」

凜緒「えへへ」

士道「頼む凜祢、万由里を消すなんてことは止めてくれ」

凜祢「士道が目覚める前に排除したかったんだけどね」

士道「そんな言い方しなくてもいいだろ」

凜祢「わたしと凶禍楽園<エデン>は士道を死の脅威から護るために生まれた
だから士道を殺そうとするシステムケルブの一部のあの子は本能的にどうしても受け入れられないの」

士道「じゃあそのシステムケルブと関係なくなれば凜祢は万由里と戦わないんだな」

万由里「無理だよそれは」

士道「何でだよ、琴里や令音さん達に頼めば!」

真那「兄様、雷霆聖堂<ケルビエル>が!」

鞠奈(分)「本体がどうにか気合で抑えているけど、もう再生が終わる!」

鞠亜「精霊霊力砲<クングニル>を撃とうにもそれだけの力はもうわたし達には…」

万由里「…あたしを消して、園神凜祢。システムケルブをここで終わらせたい」

凜祢「分かった。じゃあ凜緒、やろうか」

真那「じゃ、わたしは別れの言葉交わす時間稼ぐんでこの場は任せるでありますよ」

士道「無茶はしないでくれ、絶対無事に戻って来るんだ」

真那「了解です兄様!」

凜緒「ぱぱ、まりあおねえちゃん、こんどこおわかれだね」

鞠奈(分)「凜緒…」

凜緒「まりな…おかあさん」

鞠奈(分)「なんでこんなときにしかそう呼んでくれないのよ」

凜祢「凶禍楽園<エデン>もわたしたちの力も士道の中から完全に消え去る
これを最後に士道を護ることが出来なくなっちゃうんだ」

士道「本当にもう、会えないんだな」

凜祢「うん、そうしないとシステムケルブは止められないから」

士道「…ははっ、駄目だ。また涙が出てきた」

凜祢「また?もう3回目なんだから慣れてよ」

士道「慣れられるわけないだろ」

万由里「鞠亜、止めてくれてありがとう」

鞠亜「いいえ、本当は万由里は答えを出せていたんです。わたしはその手伝いをしただけです」

万由里「貴女がいなかったらそれすら気付く事が出来なかった。ありがとう」

鞠亜「わたしも、こうして万由里と出会えたことに感謝します」

鞠奈(分)「園神凜祢、できれば最後までここにいる皆一緒に居させて欲しいんだけど」

凜祢「いいよ、じゃあ士道はこっちに来て」

鞠亜「万由里はこちらに」

士道「凜祢、凜緒、万由里。さようなら」

万由里「ありがとう…さようなら」

凜緒「まま、やるね」

パアァァァァァァァァァ!!!

士道「ここは…」

琴里「起きた士道?ここはラタトクスが所有してる地下施設の医務室よ」

二亜「傷が塞がり切ってないのにオペ室から飛び出すんだからビックリしたよ」

真那「ただ無理が祟ってあの後すぐぶっ倒れたんでっわたしが急いでここに運んだんですがね」

琴里「それと雷霆聖堂<ケルビエル>と万由里、士道から出てきた精霊も反応が消失したのを確認したわ」

士道「そっか、万由里と凜祢は…」

二亜「凜祢?それってあの少年から出てきた方の精霊?」

士道「ん?待ってくれ。何で二亜が凜祢の事覚えて…あれ?俺も凜祢と凜緒を…」

琴里「どうしたの士道?」

士道「覚えてる…凜祢と凜緒がしてくれたこと全部……!」

二亜「落ち着いた?」

士道「ごめん…」

琴里「とりあえず士道に用あるのが来てるから入れるわよ」

士道「俺に用?」

ガチャッ

十香「……」

士道「十香…それに夕弦と美九も」

美九「ごめんなさいだーりん、私達が原因でこんなこと起こしてしまって」

士道「いいんだ、そうしてしまった俺に責任がある」

美九「ですけど…」

士道「むしろ俺が責められるべきなんだ。あまりそんなこと考えるな」

夕弦「懇願。士道、もう少しだけ傍に居させて貰ってもいいでしょうか?」

士道「どうして、俺を見限ったんじゃないのか?」

十香「二亜に言われたのだ。シドーを見限るにはまだ早いのではないのかと」

二亜「人間嫌な所を見ればいっぱい出てくる、けどそれで良い所も見失うなってね。これアタシの実体験」

士道「二亜…十香…ありがとう」

夕弦「警鐘。勘違いして欲しくないのはまあだ夕弦たちの不信感はなくなってないです」

十香「改めてシドーのことを信用するのは難しいというのを忘れるな」

士道「いいんだ、それだけでも充分だ」

十香「用はこれだけだ。ではまたあとで会おう」

士道「ありがとう二亜、十香たちを説得してくれて」

二亜「どーてことよ。ま、アタシ少年を信じてるからやっただけだし
それに愛娘からも頼まれたからね」

士道「愛娘…ってはぁ!?」

真那「精霊って子供が産めたんですか!?っていうか誰との子なんでやがるんですか!!」

琴里「落ち着きなさい。二亜の言う娘って鞠亜と鞠奈の事よ」

二亜「DEMに掴まってたアタシを元に鞠奈ちゃんが生まれたんだし、こりゃもう娘って言ってもいいでしょ
あ、説得を頼んで来たのも鞠奈ちゃんだね」

士道「そっか、鞠奈にもお礼を言わないとな」

琴里「……えーっとその事なんだけど、少し待ってくれない?」

士道「なんでだ?今すぐにも言いたいんだが」

琴里「ちょっと鞠亜達がいるサーバーに問題が起きてて。あ、安心してそこまで深刻じゃないから
ただ調整が終わるまで待っててほしいの」

士道「どのくらい掛かりそうなんだ?」

琴里「1週間以内には終わるわ」

真那「ならその間兄様はゆっくり休んでてください」

士道「ああ、そうする」

バタバタ!!

川越「まさか世界最高峰のフラクシナスのサーバーがパンクするなんて!!」

中津川「ああ、積んでいる同人誌が!新刊ももうすぐ発売するのに!!」

箕輪「私だってこのままじゃあの彼を1からまた探し直さなきゃなるのよぉ!!」

幹本「それよりフラクシナス改修プランを見直しの必要がありそうですよこれは!」

神無月「甘えたことを言わないでください皆さん。これを乗り越えたら我らが指令の船はより強固なものとなるのですよ」

椎崎「副指令が一番働いているのになんであんなに元気なんですか…!」

令音「…琴里の為を思えばこの程度の苦、むしろ喜ばしいのだろう」

椎崎「副指令じゃなきゃ感動できる理由ですね…」

――数日後――

士道「琴里からもう鞠亜たちと逢っていいって言われて来たけど」

二亜「あ、やっと来たね少年」

士道「二亜まで来てるんだな」

二亜「だってアレコレあったせいでロクに娘と話せたことないからさあ
だから琴里ちゃんに頼み込んでアタシも同行の許可をもらったの」

士道「そっか。じゃあ一緒に行くか」

二亜「おー!」

琴里「2人とも来たわね。じゃ、早速これ使って」

士道「これって≪恋してマイ・リトル・シドーⅡ≫で使った機械か?」

琴里「ええ、どうせなら直接会った方がいいでしょ?」

二亜「はえー、実現したんだ。ねぇねぇ、アタシの作品のキャラも再現できる?」

士道「二亜のってバトル漫画じゃないか。そのキャラを恋愛ゲームに出すのって…」

琴里「はいはいみんな待ってるんだから早くする!」

士道「分かった……みんな?」

鞠亜「待ってました士道、それと二亜も」

鞠奈「ちょっと来るのが遅い。気を付けなさいタラシ」

二亜「イヤーそのことはアタシに原因があるから」

鞠奈「いやお母さんが謝る事じゃ…わぷっ!!」

二亜「あーアタシの娘ってこんな感じなんだ、ウリウリ撫でてやるぞー!」

鞠奈「ちょっと離して!鞠亜も見てないで助けなさい!」

鞠亜「いえいえ、親子のスキンシップを邪魔してはいけませんしゆっくり楽しんでください姉さん」

鞠奈「無関係に装ってアンタの親でもあるのよ、本音は巻き込まれたくないでしょー!」

二亜「あー満足した!」

鞠奈「うぅ、なんでアタシばっかりこんな役回りばっかりなのよ…」

士道「多分七罪ならその悩み分かってくれそうだぞ」

二亜「さーてじゃあ次は鞠亜ちゃん」

鞠亜「えっ?」

二亜「親としては子供は平等に接しないとね!」

鞠亜「ひっ、姉さん、士道、助けて…」

鞠奈「ゆっくり楽しみなさい。てかアタシと同じ目に遭いなさい」

士道「済まない鞠亜、こうなった二亜を止めることは出来ないんだ」

鞠亜「きゃーーーー!!」

士道「そうだ。この前ははいろいろありがとう鞠奈」

鞠奈「誤解しないで。あれは借りを返しただけだからお礼を言われる筋合いはない」

鞠亜「他の人にはそうでもないのに何で士道にだけは素直じゃないんでしょう?」

二亜「ツンデレだよ、しかも飛びっきりのテンプレ通りの」

鞠奈「そこ五月蝿い!」

士道「なあ、2人に聞きたいんだけど凜祢と凜緒のこと覚えているか」

鞠亜「はい、確かに覚えています」

鞠奈「あたしも、忘れるわけないじゃない」

士道「じゃあ琴里や折紙のと違って経路<パス>を通じて記憶を共有したわけじゃないのか
なんで今回に限って凶禍楽園<エデン>の記憶がみんなから消えてないんだ?」

鞠亜「うーん、それはわたしにも分からないな」

士道「鞠亜?気のせいか今凜祢の声が鞠亜からしたんだが…」

鞠亜「ちょっと凜祢、いきなり話しては士道が驚くじゃないですか」

鞠奈「ままずるい!りおもぱぱとおはなししたいのに」

士道「今度は凜緒の声が鞠奈から!?」

鞠亜「落ち着いて士道、すぐに鞠亜から説明あるから」

士道「今度は万由里!?なにがどうなっているんだ!!」

鞠奈「落ち着きなさい。まずは見て貰った方が早いでしょ、やるよ鞠亜」

鞠亜「分かりました、凜祢を先にしますから…はい、やりましょう」

ブゥン!!

凜祢「士道!!!」

凜緒「ぱぱ!!!」

士道「凜祢に凜緒!?」

凜祢「また逢えた。ずっと一緒に居られる!!」

凜緒「ずっと、ぱぱといっしょ!もうおわかれしなくていい!!」

士道「夢、じゃないよなってイタタタタッ!!」

二亜「どう、夢じゃないでしょ。てか痛みも再現できるんだねこの仮想空間」

士道「でも2人ともどうしてこんな所に?」

凜祢「鞠亜ちゃんと鞠奈さんのお蔭なんだ」

凜緒「まりあおねえちゃんがまりなにやったみたいなことを、りおたちにもやってくれたの!」

二亜「どゆこと?」

ブゥン!

鞠奈「詳しくはあたしが説明する。園神凜祢ももう1人の方に換わりなさい」

凜祢「仕方ないなぁ。ま、時間は目一杯あるんだしいっか」

ブゥン!

万由里「えっと、数日振りだね士道」

士道「万由里!凶禍楽園<エデン>と雷霆聖堂<ケルビエル>と消えた3人が何で!」

鞠奈「あたしのデータの残骸、その一部が鞠亜の中に残されてたのは2人とも知ってるよね」

士道「ああ、だから凜緒の居た凶禍楽園<エデン>で再会できた」

二亜「復元するのにもソレを使ったしね」

万由里「鞠亜と鞠奈はその現象を意図的にあたしたちにやったの」

鞠奈「3人の霊力はしっかりあたしたちの中にあったからね」

ブゥン!

鞠亜「人格はしっかりと維持することは出来ました
今は共有していますが、肉体に関してもこの仮想空間上ならすぐに作れます」

ブゥン!

凜祢「これからはわたしたちもフラクシナスのAIの一部として士道を手助けするね」

二亜「鞠亜ちゃんの方なんかせわしないね」

ブゥン!

鞠亜「仕方ありません、3人分の人格を持っているのですから」

士道「そうだ、どうせなら他のみんなもここに呼ばないか?」

二亜「他の皆?十香ちゃんたちの事?」

鞠亜「いいですね、是非連れてきてください」

鞠奈「でも今は少しだけ待って欲しいかな。今の2人だけでもサーバーの方が無理してるから調整しなきゃ」

ブゥン!!

凜祢「もう誰からも忘れられないんだ、嬉しい」

凜緒「ずーっとみんな、なかよく」

ブゥン!!

万由里「迷惑沢山かけたから、謝らないと」

鞠奈「いい加減そのネガティブなのやめなさいイライラする!」

二亜「まぁまぁ、でも七罪ちゃんがキャラ被りとか思いそうだね」

ブゥン!

鞠亜「これからはわたしたち5人で士道を支援します。まずは十香たちの信頼からですね」

士道「ああ、みんなこれから宜しく」

コンマスレなのに超亀更新、しっちゃかめっちゃか展開ながら最後までコンマ判定・支援していただいてありがとうございます
オチがイマイチかもしれませんがこれでこのssは完結です
もしかしたら次は>>283でデート・ア・ライブの小ネタスレ立てるかもしれませんがそのときはよろしくお願いします
最後に改めて読者の皆様ありがとうございました

そうだ今日の日付って士道と十香が出会った日じゃないか
今日完結したのは全くの偶然です
『12巻ラストの十香と士道のキスを見た四糸乃が折紙と夕弦の本を参考に士道を逆レ○プ』
とかいう前日譚を好感度合わせに考えるもエロが書けず断念しました

では依頼してきます

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