【安価】千川ちひろ「人ならざるモノ、超常なるナニカ」 (240)

ちひろ「ふーむ」

ちひろ「当事務所所属のアイドルに、ナニカが紛れこんでいますね」

ちひろ「なんとなく気配のようなものを感じます」

ちひろ「人外か、超常能力者か、あやかしの類か」

ちひろ「はたまた、もっと別の・・・」

ちひろ「一応、探りくらいはいれておきましょうか」

ちひろ「ちょうどプロデューサーさんもいませんし」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450776211

ちひろ「ええと、手近にある物で占いでもしましょう」

ちひろ「占いだなんて、いつ以来だったでしょうか?」

ちひろ「アロマディフューザーさんアロマディフューザーさん」

ちひろ「あなたの蒸気に、私の近くに“いる”人ならざるモノを映してください」

ちひろ「あなたの煙に、私のそばに“いない”超常なるナニカを見せてください」

もくもくもくもく

ちひろ「あっ、見えましたね」


蒸気の中に見えたアイドル>>3

あつみ

ちひろ「棟方愛海ちゃん」

ちひろ「意外ですね。彼女、普通の人間ではなかったんですか」

ちひろ「うーん、どうしましょうか」

ちひろ「人に害意があるタイプとは思えませんが」

ちひろ「一応、声をかけておきましょうか」

ちひろ「本人に自覚がないパターンもあり得ますし」

ちひろ「愛海ちゃん」

愛海「はいはーい。どうしましたちひろさん?」

ちひろ「はい。ええとですね・・・」

ちひろ(あれ、なんて言えばいいでしょうか?)

>>8

1 「単刀直入に、あなたは普通の人間ではありませんね?」

2 「(少し様子を見ましょう)最近、何か悩みはありませんか?」

3 「(面倒ですね。エナドリに一服盛りますか)愛海ちゃんにプレゼントですよ♪」

2

ちひろ「ええとですね」

愛海「あっ、もしかして!」ピコーン

愛海「いただけるんですか!?ちひろさんの!お山を!ふかふかさせてっ!」わきわき

ちひろ「そんな話じゃありませんっ!」

愛海「なんだぁ、違うのかぁ」しゅん

ちひろ(うーん、いきなり本題に入る感じではなくなっちゃいましたね)

ちひろ(少し様子を見ましょう)

ちひろ「愛海ちゃんは、最近悩みごととかはありませんか?」

愛海「悩み?悩みですか?」

愛海「私のささいな悩みなんて、アレをアレすれば一発で吹き飛んじゃいますよ☆」わきわき

ちひろ(うーん、絶妙にかみ合いませんね)

愛海「大きいのでも、小さいのでも!」わきわき

愛海「気軽にいつでもおさわりさせていただける女の子がいない、というのがしいて言えば悩みかもですね~っ!」わきょわきょ

ちひろ「あはは、そうですか・・・」

ちひろ(どう話を持っていけば・・・)うーん

愛海「あと、相談することと言えば、そうですね~」


愛海「私の正体が実は>>13ということぐらいですかね?」


ちひろ(ええっ!まさかの自白!?)

ヒダル神

愛海「私の正体が、実はヒダル神なことぐらいですかね?」

ちひろ「ま、まさかの自白ですか!?」

愛海「え、だって、ちひろさんが私に聞きたいことってそういうことですよね?」

ちひろ「わかってたんですか・・・?」

愛海「はい。だって、ちひろさんも初めて会った時から普通の人間って感じしませんでしたし」

ちひろ「そ、そうだったんですか!?」

ちひろ(ううっ、私は今日占いで愛海ちゃんがナニカ別の存在だと気付きました・・・)

ちひろ「えっ?でも、ヒダル神(ひだるがみ)、ヒダル神ですか!?」

愛海「はいっ!」

ちひろ「あの、そばにいると人を空腹にするという、妖怪やあやかしの一種の、あのヒダル神?」

愛海「そのヒダル神ですよ~っ☆」

ちひろ「意外すぎます・・・」

ちひろ「でも私、愛海ちゃんの近くで空腹感なんて・・・」

愛海「それはですねぇ」ゴソゴソ

愛海「これの力です!」バーン!

ちひろ「お札?」

愛海「はいはい。偉いお坊様に作っていただいた、私の力を抑えるお札です!」

ちひろ「そんな物が・・・」

愛海「元々それ程強力な能力ってわけではないんですけどねぇ」

愛海「それでもやっぱり人間の女の子たちといっしょにいたいなら、必要ですから!」

ちひろ「ええと、愛海ちゃんがヒダル神というのは、はい、わかりました・・・」

ちひろ「でも、その、愛海ちゃんといえば、女の子のふくよかな部位が好きじゃないですか?」

愛海「はいっ!いえいえ、別にふくよかでなくても大好きです!」

ちひろ「それはヒダル神とは関係ないんですか?」

愛海「それは完全に私の趣味ですねっ!!」

ちひろ(ヒダル神関係なかったー!)

ちひろ(ただの愛海ちゃんの趣味だったー!!)

ちひろ「人であるとか、そうでないとか関係ないんですね・・・」

愛海「お山が好きな気持ちに、壁なんてないんですよ」キリッ

ちひろ「ううっ、わかったようなわからないような」

愛海「そもそも、あたしが人にまぎれて生活をしようと思った理由が女の子のお山が好きだったからなんですよ」

ちひろ「そのために、お坊さんにお札を作ってまで人間の世界に?」

愛海「はいっ!お坊様にあたしのお山愛を何度も語ったところ、このお札を作っていただきました!」

ちひろ「どこのスケベ坊主ですか・・・」はぁ

愛海「いやぁ、あのお坊様には感謝してもしきれませんねっ!」わきわき

ちひろ「そうですか・・・」

愛海「いつかお礼をしたいと思っているんですが、このお札を渡された瞬間からそのお坊様が見えなくなってしまいまして~」

ちひろ「ん?」

愛海「いやぁ。謙虚な方がいらっしゃるものですよ」

ちひろ(僧侶に女性の話で誘惑する妖怪、そしてその能力を封じるお札、そして愛海ちゃんには感知できなくなった僧侶・・・)

愛海「いずれまたお会いしたい方ですっ!」

ちひろ(愛海ちゃん、魔除けのお札貼られただけだこれーーっ!!)

ちひろ「ま、まぁ、なんにしろ、愛海ちゃんが人に害をなすようなモノでなくて良かったです」

愛海「害意なんてとんでもない!女の子大好きですよーっ!」わきわき

ちひろ「うーん、ほどほどにしないとそれはそれで害になるような?」

ちひろ「とりあえずは、当事務所のナニカの気配は愛海ちゃんでしたか」

ちひろ「一件落着ですね」


愛海「え、でもちひろさん。この事務所、まだまだ人でないモノたち、いっぱい“いる”気がしますよ?」


ちひろ「・・・えっ?」

【CASE1:棟方愛海・ヒダル神】終

【CASE 2】

ちひろ「まだまだたくさんナニカが存在するんですか、当事務所は・・・」

ちひろ「今までまったく気がつきませんでしたね」

ちひろ「ふむ。この期に他の子たちの事情も把握しておいた方が良いのかもしれません」

ちひろ「もう一回占いをしてみますか・・・」

ちひろ「アロマディフューザーさんアロマディフューザーさん」

ちひろ「あなたの蒸気に、私の近くに“いる”人ならざるモノを映してください」

ちひろ「あなたの煙に、私のそばに“いない”超常なるナニカを見せてください」


もくもくもくもく


ちひろ「よしっ、見えましたよ」


見えたアイドル>>31

ちひろ「速水奏さん」

ちひろ「いえ、まだ高校生だし、奏ちゃんでしょうか?」

ちひろ「ふむ、すごく大人びた、『雰囲気』のある子ですからね」

ちひろ「それも、ナニカの力を持っていたからでしょうか?」

ちひろ「ちょっと声をかけておきましょうか」

奏「おはようございます」

ちひろ「あ、来ましたね」

ちひろ「おはようございます奏ちゃん。今、大丈夫ですか?」

奏「・・・はい?」

ちひろ「ええとですね」

>>35

1 「単刀直入に、あなたは普通の人間ではありませんね?」

2 「(少し様子を見ましょう)最近、調子はどうですか?」

3 「(誰にでもこれなら確実。エナドリに一服盛ります)奏ちゃんにプレゼントですよ♪」

3

ちひろ「奏ちゃんにプレゼントですよ♪」にっこり

奏「へぇ、ありがと。いただきます」

ちひろ「はい、ぜひどうぞ!」

ちひろ(ふふふ。エナドリに一服盛ってしまいました)にっこり

ちひろ(これをやっておけば、大概の相手に確実ですからね)

ちひろ(さぁ、飲んじゃってくださいね、奏ちゃん)

奏「ねぇ。ちひろさんもいっしょに飲もうよ」

ちひろ「えっ!?」ビクッ

奏「せっかくちひろさんにもらったプレゼントだし、半分こしていっしょに飲もうよ」

ちひろ「え、ええとですね。奏ちゃんにあげたものですし・・・」あたふた

奏「もらったものだから、私の好きにしていいでしょ?」

奏「ね?グラスで、いっしょに」

コポポ、コポポ

ちひろ「あ、あはは、そうですねぇ・・・」あせあせ

奏「いいでしょ?それとも、私と同じものを飲むのは嫌?」

ちひろ「そ、そんな!とんでもないっ」ダラダラダラダラ

奏「それなら、ね?飲もうよ」

ちひろ「あ、あははー。で、でもですねぇ」

奏「ふふっ」

奏「ねぇ、ちひろさん。コレ、何が入ってるの?」

ちひろ「え゛っ!?」ドキッ

奏「笑顔で隠したって、わかっちゃうんだから」

ちひろ「え、えー?ナンノコトカ、ワタシ、ワカリマセンネー?」オロオロオロオロ

奏「へぇ?とぼけるんだ?」

奏「ふふっ、知らんふりして、女の子の飲み物に変なもの入れて」

奏「いけないんだ」ニコッ

ちひろ「ううっ」

奏「でも、飲んじゃうから」ゴクッ

ちひろ「へっ!?」

奏「だから、ちゃんと最後まで責任持ってね?」

ちひろ(えぇ~~っ!?)

奏「・・・んん」かくんっ

ちひろ「あ、ええと、奏ちゃん?」

奏『はい』

ちひろ「あー、ホントに効いてます?」

奏『効いてるよ』

ちひろ「ううっ、すごく罪悪感が・・・」がくっ

奏『フフ、変なことするからだよ』

ちひろ「うぅ、やってしまいました」

ちひろ「でも、やってしまった以上はきちんとしないと」

奏『そう約束したからね。私が、勝手にだけど』

ちひろ「・・・完全にペースを握られてしまってますね」

ちひろ「ええと、質問しますね、奏ちゃん」

奏『うん。なんでも聞いていいよ?』

ちひろ「・・・あなたの正体は?」

奏『私は>>45

三上山の大ムカデ

奏『私は三上山の大ムカデ』

ちひろ「ムカデ!?奏ちゃん、ムカデなんですか!?」

奏『そうだよ?』

ちひろ「そんな・・・」

ちひろ「しかも、三上山の大ムカデと言ったら、あの絵巻に出てくる?藤原のなにがしに退治された・・・」

ちひろ「って、退治されたのならそのムカデ、もう死んでるじゃないですかっ!」

奏『あれ?そうなるのかもね?』

ちひろ「うそ・・・私の薬を飲んだら、偽証なんてできないはずなのに」

奏『そうなんだ』

ちひろ「奏ちゃん。ホントに効いてますか?」

奏『もちろん効いてるよ』くすっ

ちひろ「うぅ・・・でもムカデは退治されてるはずなのになぁ」

奏『さぁ?』

ちひろ「なら、もう一度正体を教えてください。本当の正体を」

奏『私は>>50

1 『本当にムカデだって』

2 『本当は(安価)だよ』

2淫魔

奏『本当は私、淫魔なんだ』

ちひろ「淫魔。淫魔、ですか?」

奏『そう。だから私、すぐにキスしたがるでしょ?』

ちひろ「・・・それも本当の話ですか?」

奏『さぁ?』くすくす

ちひろ「ううっ、奏ちゃんにからかわれているだけな気がしてきました」

ちひろ「うーん、でもムカデよりは淫魔の方が納得できるような?」

奏『ふーん。ちひろさん、私のことそんな風に見てたんだ?』

ちひろ「い、いえっ、そんなわけでは!」あたふた

奏『ねぇ、してみる?私と、キス』

ちひろ「ふぇっ!?」

奏『そうしたら、私のドリンクに一服盛ったって話。黙っててもいいけど?』

ちひろ「な、ななっ、なにを言って、奏ちゃんっ!」

奏『淫魔とキスするなんて、怖い?』

ちひろ「い、淫魔じゃなくてもキスなんてしませんっ!」

奏『そう?』

奏『気が変わったら、いつでもいいけど』くすっ

ちひろ「・・・本当の本当は、奏ちゃんの正体は何ですか?」

奏『うーん、私はね>>54

1 『ムカデだよ』

2 『淫魔だってば』

3 『ムカデでも淫魔でもなく、(安価)』

4 「それより、ちひろさんこそナニモノなの?」

奏『だから淫魔だって』

ちひろ「私、奏ちゃんが私の薬が効いてるって、もう信じてませんからね」

奏『ひどいなぁ。自分で盛ったくせに』

ちひろ「ううっ」

奏『いつか埋め合わせしてよね?』

ちひろ「・・・はい」

奏『ふふっ、いいの?淫魔にそんな約束しちゃって』

ちひろ「もはやそれも信じてませんから」

奏『そう?』

ちひろ「それで、淫魔、あるいはムカデ、あるいは別のナニカの奏ちゃん」

奏『何?』

ちひろ「奏ちゃんは人間に混じって、いったい何をしているんですか?」

奏『人間といっしょにいるのは、そうだなぁ。淫魔だから、としか』

奏『あ、ムカデ的には食べるためとか?』

ちひろ「もうどっちなんですか・・・」

奏『ふふ。どっちがいい?』

ちひろ「うーー。まだ淫魔の方が」

ちひろ「奏ちゃんは、キスをしたがることが多いですが、キスされた人はどうなりますか?」

奏『どうにもならないよ。私が満足するだけ』

ちひろ「えっ、そうなんですか?」

奏『うん。淫魔だから、キスした人を虜にできると思った?』

ちひろ「思ってました」

奏『残念。私がしたいだけ』

ちひろ「そうでしたか・・・」

奏『ああ、でも』

奏『実はもう私がちひろさんにキスしていて、ちひろさんが私に操られてるだけって可能性は否定できないよね?』

ちひろ「そうなんですよね」

ちひろ「私ももう何を信じていいのか・・・」がくっ

奏『もうちひろさんは私の虜だから、仕方ないよ』

ちひろ「洗脳しないでください・・・」

奏『フフ、可愛いなぁ』

ちひろ「からかわないでください」ぐすっ

奏『それで、私に聞きたいことはそれだけ?』

ちひろ「うーん、もう何を聞かされても信じられないので、質問は終わりにしようと思います」

奏『そっか』

ちひろ「ええと、私が手を叩いたら奏ちゃんは目が覚めます。はいっ!」パンッ

奏「ん・・・」ぴくっ

ちひろ「目が覚めましたか?」

奏「うん。満足した?」くすっ

ちひろ「ええと・・・」

ちひろ「正直、よくわかりませんでした」

奏「そう?」

ちひろ「うーん、もっとちゃんとできるはずだったのになぁ」むむむ

奏「またいつでも、声かけてくれれば付き合うよ?」

ちひろ「いえ、もう十分です・・・」がくっ

奏「そっか。あと、ちひろさん」

ちひろ「はい?」

奏「いつか埋め合わせしてくれるって話。考えておくから♪」くすっ

ちひろ「・・・やっぱり効いてなかったんじゃないですかっ」

【CASE 2:速水奏・(自称)三上山の大ムカデ、(自称)淫魔】終

【CASE 3】

ちひろ「やれやれ、ひどい目にあった気がします」

ちひろ「当事務所にこれ以上彼女くらい手ごわいアイドルがいなければいいのですが」

ちひろ「それでは占っていきましょう」

ちひろ「アロマディフューザーさんアロマディフューザーさん」

ちひろ「あなたの蒸気に、私の近くに“いる”人ならざるモノを映してください」

ちひろ「あなたの煙に、私のそばに“いない”超常なるナニカを見せてください」


もくもくもくもく


ちひろ「・・・見えたっ!」


見えたアイドル>>71

藍子

ちひろ「高森藍子ちゃん」

ちひろ「これもまた意外な子がきましたね」

ちひろ「いえ、でも、彼女の癒し系なオーラも、そう考えたらある意味納得のような」

ちひろ「ともかく、お話してみましょう」

ちひろ「藍子ちゃん」

藍子「あ、ちひろさん。おはようございます」ぺこっ

ちひろ「はい、おはようございます。それでですね、藍子ちゃん」

藍子「はい?」

ちひろ「>>75

1 「単刀直入に、あなたは普通の人間ではありませんね?」

2 「(少し様子を見ます)最近、どうですか?」

3 「(まったくこりてません。この手に限る。ドリンクに一服盛ります)藍子ちゃんにプレゼントですよ♪」

3

ちひろ「藍子ちゃんにプレゼントです♪」にっこり

藍子「わぁ、ありがとうございますちひろさん!」ぱぁぁ

藍子「いただきますね」カパッ

ちひろ「どうぞどうぞ♪」にっこり

藍子「んっ、んっ、」ごくごく

藍子「・・・んん」かくんっ

ちひろ「この手に限りますね」

ちひろ「しかし、なんの疑いもなく飲んでしまう子に一服盛るのも罪悪感があるものですね」がくっ

ちひろ「いえ、でもこれが一番簡単なんです」

藍子『zzz・・・』

ちひろ「よしっ、では藍子ちゃん。あなたの正体は何でしょうか?」


藍子『私ですか?私は・・・>>81

恋の妖精

(今日はここまでにします)

(安価の内容を次回までに考えておきます)

(次回は数日後になると思います)

(意見、質問等もあれば補足するかもしれないです)

続き書いていきます

藍子『私は・・・恋の妖精です』

ちひろ「妖精、ですか?」

藍子『はい。妖精です』

ちひろ(妖精・・・)じーっ

藍子『??』ぽわーん

ちひろ「うん。これは妖精ですね。納得できます」

藍子『え、あ、はい』

ちひろ「しかも、恋の妖精ですか?」

藍子『はい。みなさんの恋を応援したり、恋の成就を助けたりするんです!』

ちひろ「ふーむ。ふだんの感じからも納得の力、と言った感じですね」

藍子『みなさんを笑顔にして、役に立てるように、がんばってますっ』

ちひろ「良かった。藍子ちゃんも人に害をあたえるようなモノじゃないようですね」

藍子『もちろんですっ』にこっ

ちひろ(あれ?となると、もう質問することも無いような・・・)

藍子『ちひろさん。他にも私に聞きたいことがあったら、なんでも言ってくださいね』

ちひろ「えっ」

ちひろ「なんでも質問してしまっていいんですか?」

藍子『はいっ』にこにこ

ちひろ「・・・」


ちひろ「 >>92

恋愛から犯罪にいっても応援しますか?

ちひろ「恋愛から派生して犯罪に走る人がいた場合などは、それでも藍子ちゃんはその恋を応援しますか?」

藍子『犯罪ですか!?犯罪、犯罪はだめですよっ!』

藍子『もしそんな場面になったら、いいえ、そうなる前に止めるのが恋の妖精のお仕事です!』

藍子『もっとみなさんが幸せになれるように、導いていきます』

ちひろ「なるほどなるほど」

ちひろ(ふむふむ。ホントになんでも答えてくれそうですね)にっこり

ちひろ「それでは藍子ちゃん」

藍子『はい。なんですか?』


ちひろ「 >>96ですか?」

藍子ちゃん自身の恋はどうなの
気になってる人、例えばPさんとかどう

ちひろ「藍子ちゃん自身の恋はどうなのでしょうか?」

藍子『私の恋ですか?』

ちひろ「はい、気になってる人。例えば・・・」

ちひろ(例えば、誰でしょうか?)

ちひろ(とりあえず、私の知る限り藍子ちゃんに一番近しい男性といえば)

ちひろ「プロデューサーさんとかは、どう思っていますか?」

藍子『プロデューサーさんですか』

藍子『ええっと、まず前提として、恋の妖精の力では自分自身の恋には能力を使えないんです』

ちひろ「物語でありがちですねぇ」

藍子『なので、私自身はまだまだ恋に関しては未熟と言うか・・・』てれてれ

ちひろ「ふふふ。可愛いですねぇ藍子ちゃん」

藍子『それに、プロデューサーさんを引き合いに出されましたが』

藍子『女の子が身近な年上の男性に惹かれるのはよくある現象と考えています。これは恋の妖精としての知識として、ですが』

藍子『アイドルはだいたい、多かれ少なかれ担当のプロデューサーさんが好きだと思いますよ』

ちひろ(あらあら。意外と自身の恋には冷静ですかね、藍子ちゃん)

ちひろ(プロデューサーさん。脈があるような無いような)

ちひろ(ふふふふ。でも、藍子ちゃんが急に冷静な口調になったのをお姉さんは聞き逃しませんでしたよ!)にっこり

ちひろ(少し、薬の効能が弱まってきましたかね)

ちひろ「次の質問で最後ですよ」

藍子『はい、なんでもどうぞっ』

ちひろ(なんでも質問していいと言われると、自重できる気がしませんね!)


ちひろ「では藍子ちゃん、>>101 はどうでしょうか?」

理想の恋愛と実際にあった異性関係の一番の思い出

ちひろ「藍子ちゃんの理想の恋愛と実際にあった異性関係の一番の思い出はなんですか?」

藍子『私のですか?』

ちひろ「はい。答えられる範囲でかまいませんよ」にっこり

ちひろ(薬を盛っておきながらこんなことを言う私)

藍子『私の理想の恋愛。私の、理想・・・』

藍子『・・・』

藍子『・・・・・・』うむむ

ちひろ「あ、考えこんじゃいました」

藍子『むずかしいですね、改めて考えると・・・っ』うぬぬぬ

ちひろ「そんなに深く考えなくても。軽くでいいんですよ?」

藍子『ううっ、子どもみたいなんですけど、前はディ◯ニーのアニメのような感じが好きだった気がします』

ちひろ「あー。白馬に乗った王子様、みたいな」

藍子『ううう、恥ずかしいなぁ、子どもっぽくて・・・』かぁぁ

ちひろ「かわいいですねぇ」ほくほく

ちひろ「さてさて、理想のお話はここらへんでおいておきまして」

ちひろ「それでは本題。藍子ちゃんの実際の恋愛体験のお話にうつりましょうか」にっこり

藍子『私の恋愛体験談、ですか』

ちひろ「ええ。ぜひ聞かせてください」

ちひろ「薬が効いているうちに」にっこり

藍子『大したお話はありませんよ?』

ちひろ「いいんですよ」

藍子『えっと、そうですね。中学生の頃の話で』

ちひろ「中学生!初恋ですか?初恋でしょうか??」ワクワク

藍子『うーん、初恋ってどこまでいけば初恋なのかはよくわかりませんけど、初恋だったの、かな?』

藍子『中学生の頃、気になっている男の子がいたんですよ』

ちひろ「初々しいですねぇ。いいですよ~」ほくほく

藍子『でも、その男の子にはもうすでに付き合っている彼女さんがいて』

ちひろ「でましたライバル!盛り上がってきましたね!」ワクワク

ちひろ「それからどうなりましたか!?」ふんすふんすっ

藍子『へっ、あ、そのまま中学卒業しました』

ちひろ「え」

藍子『それからは一回も会ってないですね。SNSのアカウントだけ知ってるんですが、ほとんど絡んだこともないです』

ちひろ「え、え」

藍子『あれが初恋だったんでしょうか。やっぱり、初恋ってなかなか成就しないものなんですね』

ちひろ(藍子ちゃん、恋の妖精なのに・・・)

ちひろ(自分の恋愛は地味すぎるーー!!)

ちひろ(ごくありきたりな、おとなしい目の女子中学生じゃないですかーーっ!!)

ちひろ(まだまだ恋愛にすらなってませんよっ!)

ちひろ(初恋にカウントしなくてもいいくらいですからそれ!!)

ちひろ「ああ、でも藍子ちゃんらしいといえばらしいですね」

ちひろ「ライバルが出てきた時に『略奪愛か!?』とか思いましたけど、藍子ちゃんにそれはあり得なかったです」はぁ

ちひろ「では、ここらでお開きにしましょう」

ちひろ「藍子ちゃん、私が手を叩いたら目覚めますよ」パンッ

藍子「ん・・・」むくっ

藍子「あれ?私、眠ってましたか?」

ちひろ「はい。おはようございます藍子ちゃん」

藍子「ああ、すみませんっ!うっかり寝てしまいました」

ちひろ「いえ、こちらこそすみません」ぺこり

藍子「はいっ?」

ちひろ「いえでも、質問をする前と後でも不思議と藍子ちゃんに対する印象はまったく変わってないので、安心してください」

藍子「は、はぁ」

ちひろ(そうなんですよね)

ちひろ(藍子ちゃんが恋の妖精だという、衝撃の事実が判明したのに、まったく印象が変わりません)

ちひろ(ああ、言われてみればこの子は恋の妖精だったな。くらいの感じ)

ちひろ「不思議な子ですねぇ」

藍子「・・・?」ぽわーん

【CASE 3:高森藍子・恋の妖精】終

【CASE 4】


ちひろ「ふぅ。思っているより当事務所には多勢のナニカがいるみたいです」

ちひろ「いっぺんに調査はできませんが、プロデューサーさんが留守の間になるべく調べておきましょう」

ちひろ「占い、いってみましょう」

ちひろ「アロマディフューザーさんアロマディフューザーさん」

ちひろ「あなたの蒸気に、私の近くに“いる”人ならざるモノを映してください」

ちひろ「あなたの煙に、私のそばに“いない”超常なるナニカを見せてください」


もくもくもくもく


ちひろ「見えた!」


見えたアイドル>>114

幸子

ちひろ「輿水幸子ちゃん!」

ちひろ「意外というか、かなり目立つタイプの彼女なんですが・・・」

ちひろ「今まで私、まったく気付いていなかったんですね」がくっ

ちひろ「まさか幸子ちゃんがナニカ別のモノだったなんて」

ちひろ「これは調査しないと!」

ちひろ「幸子ちゃーん」

幸子「これはこれはちひろさん。おはようございます!カワイイボクに何かご用ですか?」

ちひろ「はい、実はですね」


ちひろ>>118

1 「単刀直入に、あなたは普通の人間ではありませんね?」

2 「(様子見です)最近、幸子ちゃんは特にカワイイですよ」

3 「(一服盛るに限ります)幸子ちゃんにプレゼントですよ♪」

1

ちひろ「単刀直入に言います。あなたは普通の人間ではありませんね?」

幸子「ぶえっ!?」びくっ

幸子「や、やややだなー!ちひろさんってばぁ!」オロオロ

幸子「ボボボ、ボクがいくらカワイイからって、普通の人間じゃないわけがっ!」

幸子「そんなわけが、な、ないじゃないでづかぁーっ!」キョドキョドキョドキョド


ちひろ(ああ、確定です。この子は人とは別のナニカですね)

幸子「ともかくっ!ボクはそんなんじゃないですからっ!違いますからぁ!」ぶんぶん

ちひろ(うーん、困りましたね)

ちひろ(どうにか幸子ちゃんの正体をつかんでおきたいところなのですが、自白してくれる雰囲気じゃないですし)


ちひろ「そうだ、>>121しましょうか」

薬を嗅がせる

ちひろ「この手に限ります」がばっ

幸子「もがっ!もががががっ!」ばたばた

幸子「・・・んん」かくんっ

ちひろ「やっぱりこれが一番確実ですね」


幸子に薬は効いた?>>125

効きすぎた

ちひろ「さて、それでは幸子ちゃん」

幸子「ボクの名前は輿水幸子、14歳、11月25日生まれ」

ちひろ「えっ?」

幸子「B型、142cm、山梨県出身、左きき」

ちひろ「ちょ、ちょっと?まだ何も質問は・・・」

幸子「今朝食べたものは牛丼、アタマの大盛り」

ちひろ「こ、これはっ!」

幸子「最近xxxのロケでこっそりxxxしてしまったが、それだけは秘密にしたい」

ちひろ「薬が効きすぎたーーっ!!」

ちひろ「えっ、これ、どうしましょうか!?」

幸子「実はxxxと公表しているが、本当は」

ちひろ「わーっ!わーーっ!!それたぶん言ったらダメっぽいやつですよ幸子ちゃん!?」


幸子「そして、私の正体は>>131


ちひろ「そしてどさくさまぎれに正体言っちゃった!?」

リャナンシー

幸子「私の正体はリャナンシー」

ちひろ「リャ、ナンシー?」

ちひろ「ええと、リャナンシーってなんでしたっけか?」うーん

幸子「リャナンシーとは、男性を誘惑する少女の姿の妖精の一種である」

ちひろ「あ、薬の効果で説明してくれるんですね」

ちひろ(・・・一瞬、便利だなとか思ってしまいました)

幸子「我々リャナンシーは男性を誘惑し、常に愛の言葉をささやくものである」

ちひろ「幸子ちゃん、口調まで変わってしまって」

幸子「そして、我らリャナンシーの愛を受け入れた者から生気を吸い取る代わりに、詩や歌の才能を与えるのだ」

ちひろ「ん、生気を吸い取る?」ぴくっ

ちひろ「ちょっとマズイかもしれませんね」

ちひろ「詳しく聞かせてください、幸子ちゃん」

ちひろ「幸子ちゃんは人間にまぎれて、何をするつもりですか?」

幸子「うっ・・・ボクは、プロデューサーさん、に、愛の言葉を・・・」

ちひろ「幸子ちゃん?幸子ちゃん!?」

幸子「カワイイ、ボクを、プロデュースして、もらっ、て・・・」

幸子「・・・きゅう」ぱたり

ちひろ「さ、幸子ちゃーーん!!」

ちひろ「や、やばいです」あたふた

休憩します
夜にまた来るかも

続きは近日中ということで

続き書きたいんだけど飲み会多くて安価に人が集まる時間帯はグデングデンに酔ってまして
朝の4時くらいでいいなら書けるんだけど安価はその時間無理だよね
大掃除が早く片付けば明日の昼過ぎくらいに書けるかも




幸子「ううっ」むくり

ちひろ「あ、幸子ちゃん!目が覚めたんですね?」

幸子「んん、なんだか記憶が曖昧なような・・・?」

ちひろ「大丈夫ですか幸子ちゃん?」

ちひろ(記憶が曖昧なら都合が良いですね)

幸子「・・・バレちゃったんですよね。ボクがリャナンシーだってこと」

ちひろ「え゛っ!?」ビクっ

ちひろ「幸子ちゃん、やっぱり記憶が?」

幸子「いえ、その、記憶は曖昧なんですが、ぼんやりと自分の正体を自白したおぼえがあるので」

ちひろ「あ、あはは、そうでしたかっ」

ちひろ「はい。知ってしまいました」

すまんダメだ
一回寝る

夜中に起きてもう一回書き始めるかもしれない

トリップtest

お久しぶりです
期間が空いたけど、書き溜めとかしてないのでタラタラ書いていきます

ちひろ「幸子ちゃん。改めて聞きます」

ちひろ「幸子ちゃんはリャナンシーとして、どのような意図で当事務所に?」

ちひろ「そして、先ほど聞いた『生気を吸い取る』という行為についても、詳しく説明してください」

ちひろ「人に害をなすことなのか、そうでないのか」

幸子「あはは、なんだかコワイですねー」

幸子「・・・もし、ボクが人を害するような存在だったらどうなっちゃいますか?」

ちひろ「・・・」

ちひろ「適切に処理します」

幸子「うわぁ・・・」

ちひろ「だから、なるべく正直に答えてくださいね」

幸子「うぅ、おっかないですねぇ」

幸子「この事務所でアイドルをする目的、は、そうですね」

幸子「カワイイボクをプロデューサーさんが見つけてくれたから、ですかね?」

ちひろ「スカウトされた時という意味でしょうか?」

幸子「はい。そうですね」

幸子「『この人だ』と、その瞬間に決めました」

ちひろ「・・・その点について、詳しくお願いします」

幸子「はい。ボクたちリャナンシーは人間の男性に恋をします」

幸子「そして、その人に対して愛を語りかけ、誘惑したりもします」

幸子「何度も、何度も」

幸子「その人が自分を見てくれるまで、愛を囁くんです。ずっと、何度も」

幸子「そして、その人がボクの愛を受け入れてくれた瞬間。『生気』を吸い取ります」

幸子「ボクたちリャナンシーにとっては、それが愛が成就した瞬間なんです」

ちひろ「なるほど」

幸子「生気を吸い取った男性は、寿命が縮むかわりに才能を得るそうです」

幸子「作詞や音楽、芸術の才能を得て、短命に終わるのだとか」

幸子「普通のリャナンシーはその後もその男性に添い遂げ続けるんだそうです」

幸子「ボクはまだプロデューサーさんに愛を受け入れてはもらえていませんけどね」

ちひろ「ふむふむ。そういうことでしたか・・・」

幸子「それで、ちひろさん」

幸子「ボクはどうなりますか?」

幸子「プロデューサーさんに目をつけた、リャナンシーであるボク」

幸子「ボクのしていることは、人間から見れば驚異かもしれません」

幸子「ボクの愛は、プロデューサーさんを傷つける性質のものなんですよね?」

幸子「ボクは、その、どのように『処理』されてしまうんでしょうか?」ブルッ

ちひろ「うーん。まったく問題ありませんね」

幸子「へっ?」

幸子「も、問題なし?えっ?まったく問題無いんですか?」

ちひろ「はい」

幸子「いやいや、だって、プロデューサーさん寿命が縮まっちゃうかもなんですよ?」

ちひろ「うーん、それは、プロデューサーさんが幸子ちゃんの愛を受け入れた場合」

ちひろ「すなわち、自分のアイドルに手を出した場合の話なんですよね?」

幸子「えっと、まぁ、そうなりますね・・・」

ちひろ「そんな人が寿命が縮まろうが死んでしまおうが、自業自得じゃないですか」

幸子「えー」

幸子「そんないい加減な感じで良いんですか?」

ちひろ「はい、もちろんです!」

ちひろ「むしろ、芸術方面の才能が伸びるならプロデューサー業としては好都合じゃないですか!」

ちひろ「アイドルに手を出すような人でも仕事の能力が成長して、しかも短命で終わるなんて!」

ちひろ「むしろ最高じゃありませんか!!」

幸子「うわぁ。プロデューサーさん、大事にされてないなー・・・」

ちひろ「そんなわけで、幸子ちゃんの恋路
には何も障害はありません!」

幸子「うーん、うーん?微妙なお墨付きをいただいてしまったような?」

ちひろ「まぁまぁ、あまり気になさらず。幸子ちゃんは自由に恋をして良いんですよ!」

幸子「・・・良い、んですか?」

ちひろ「ええ」

幸子「そっか」

幸子「ボク、ちゃんと好きになっても良いんですね」

ちひろ「もちろんです♪」

幸子「なんだか、ちひろさんと話せてよかった気がします」

ちひろ「そうですか?もし何かあったら、私に相談してくださいね」

ちひろ「そのためのアシスタントですから!」

幸子「はい!頼りにしちゃいますよー!」

ちひろ「いつでもどうぞ!」


幸子「ええと、それで、他にボクに質問は無いんですか?」

ちひろ「うーん、他に聞いておくべきこと。そうですねぇ」


ちひろ「 >>160はどうですか?」

ミス
このレスの安価下

ちひろ「伝承によっては、リャナンシーは吸血鬼だったりその眷属だったりするんですが」

ちひろ「幸子ちゃんは血が必要だったり吸血鬼の主人が居たりします?」

幸子「吸血鬼?吸血鬼ですか?」

幸子「いえ、ボクの知る限りでは血を必要とするというのは聞いたことがないですね」

幸子「吸血鬼の主人、というのも何のことやら・・・」

ちひろ「なるほど。知らないというなら、特に大丈夫そうですね」

幸子「むしろ血を見るのは苦手なくらいですねー」

ちひろ「これは吸血鬼ではあり得なさそうですね」

ちひろ「もし吸血鬼だったら、少し警戒が必要だったかもしれませんが・・・」ぼそっ

幸子「??」

ちひろ「いえ、こちらの話です。幸子ちゃんへの質問は以上になります」

幸子「そうですか?」

ちひろ「いろいろ失礼なことを聞いてしまい、すみませんでした」ペコリ

幸子「いえいえ!むしろボクが話を聞いてもらったくらいでっ!!」

ちひろ「そうですか?でも、お詫びにこのスタドリを受け取ってください」スッ

幸子「え゛っ!?」

幸子「こ、これには何も入ってませんよね・・・?」ビクビク

ちひろ「入ってませんってばっ!!」

【CASE 4:輿水幸子・リャナンシー】終

【CASE 5】


ちひろ「ふぅ。当事務所にはけっこうな数のナニカがいるのでしょうかね」

ちひろ「様々な問題を抱えたアイドルがいるやもしれません。なるべく解決していかないと」

ちひろ「それでは、引き続き占いで探していきましょうか」

ちひろ「アロマディフューザーさんアロマディフューザーさん・・・」

もくもくもくもく

ちひろ「見えました!」


見えたアイドル安価2下

ほたるちゃん勉強しておきます

今日はここまで

ちひろ「白菊ほたるちゃん」

ちひろ「彼女が人とは違うナニカ」

ちひろ「あるいは超常な能力を持ったモノ、ですか」

ちひろ「不幸体質と言われている彼女。確かに、可能性がありますね」

ちひろ「運というのもしょせんは現象の偏りですが・・・」

ちひろ「そこに、ナニカ異質な力が働いているとしたら?」

ちひろ「調べなくてはいけませんね」

ちひろ「それに、彼女が自身の異質に気がついていないとすれば」

ちひろ「それもまた危険です。なんらかの保護策を練らないといけませんね」

ちひろ「何にせよ、まずはほたるちゃんに話しかけてみましょう」


ほたる「・・・」てくてく

ちひろ「おはようございますほたるちゃん」

ほたる「あ、すみませんちひろさん。おはようございます」ペコ

ちひろ「ほたるちゃん。少しお話したいことがあるのですが、今大丈夫でしょうか?」

ほたる「は、はいっ、え、えっと、あの、まさか・・・倒産ですか・・・?」

ちひろ「へっ?いえ、倒産はしませんよ?」

ほたる「ああっ!すみません、すみませんっ」ペコペコ

ほたる「『お話がある』って言葉を聞くと、どうしても前の事務所が潰れた時に呼び出された時を思い出してしまって・・・」

ちひろ「そうでしたか・・・」

ちひろ(やはり、不幸な体質というのはあるのかもしれませんね)

ちひろ「まぁ、気軽な雑談程度に聞いて欲しいことなので。安心してください」

ほたる「はい・・・」

ちひろ「それではですね」


ちひろ>>188

1 「単刀直入に、あなたは普通の人間ではありませんね?」

2 「(様子見です)最近、ほたるちゃんに変わったことはありませんでしたか?」

3 「(この手に限ります)ほたるちゃんにプレゼントですよ♪」

KSK

ちひろ「ほたるちゃんにプレゼントですよ♪」にっこり

ほたる「わぁ、私が貰ってもよろしいんですか?」

ちひろ「もちろんです。どうぞどうぞ♪」

ほたる「すみません。いただきます」

ほたる「んっ、んっ」ごくん

ほたる「・・・うぅ」

かくんっ

ちひろ「この手に限ります」

ほたる『うーん、うーん・・・』

ちひろ「さて、ほたるちゃん。お薬は効いていますか?」

ほたる『すみません、効いているみたいです』

ちひろ「そうですか」

ちひろ「ではほたるちゃん。聞かせてください」

ほたる『はい』

ちひろ「あなたがどういった存在なのか、あなたの知る範囲で」

ほたる『わ、私は・・・』


>>194

姑獲鳥

ほたる『私は、姑獲鳥(こかくちょう)・・・の』

ちひろ「姑獲鳥?」

ちひろ(どんな鳥でしたっけか?)カタカタ

ちひろ「姑獲鳥。こかくちょう。あるいは、うばめ」

ちひろ「ああ、思い出しました」

ちひろ「いくつかの伝承が混ざって実態がはっきりしませんが、幼児に害をなす妖怪の一瞬ですか・・・」

ちひろ(ほたるちゃんが姑獲鳥?なんだか、妙ですね)

ちひろ(姑獲鳥は目当てを付けた子供に、血印で病や呪いをかけるという・・・)

ちひろ「まさか!」ハッ

ちひろ「ほたるちゃん。先ほどは言葉をさえぎってしまいましたが、あなたはもしや・・・?」


ほたる『私は・・・>>198


1、姑獲鳥に呪いをかけられた子供です

2、姑獲鳥の雛です

ちひろ「あなたはもしや、姑獲鳥に呪われた子供なのでは?」

ほたる『いいえ、ちがいます』ふるふる

ほたる『すみません。違うんです。私は・・・』

ほたる『姑獲鳥の雛。姑獲鳥、そのものなんです・・・』

ちひろ「っっ!」

ちひろ「・・・教えてください、ほたるちゃん」

ちひろ「あなたは、姑獲鳥とは何なのか」

ちひろ「そして、本当に子供に害をなす存在なのかを」

ほたる『・・・』

ちょっと次回まで考えときます

書くか
一個か二個くらい安価出せるといいな

ほたる『すみません。せっかく、悪い方に考えないようにしていただいたのに』

ほたる『私の正体は、姑獲鳥』

ほたる『人の子を襲う化物です』

ちひろ「!! やはり人の子を・・・!」

ほたる『はい。少し、姑獲鳥について説明したいと思います』

ちひろ「お願いします」

ほたる「姑獲鳥は鳥の皮を被った、というんでしょうか?鳥の姿を纏った化物です」

ほたる「そしてその皮を脱ぐとほとんど人間のような姿になります。今の私がそうですね」

ほたる「しかし、いくら人に姿が近かろうと、それは決して人間ではありません」

ほたる「それゆえでしょうか。人に、人間に、強い憧れがあります」

ほたる「人間の子どもに執着心を抱くのも、そのためです」

ほたる「姑獲鳥は・・・標的にした人間の子どもに血印で呪いをかけ、時に命を奪います」

ほたる「そうすることで、自身の欲求が満たされるのだそうです」

ほたる「私もいずれ成鳥の姑獲鳥になれば、そうなるのでしょう」

ほたる「すみません。それが、姑獲鳥という化物の性質なんです」


ちひろ「・・・っ」

ちひろ「そう、でしたか」

ほたる「・・・すみません。私は化物です」

ちひろ「いえ、ほたるちゃんがいかなるモノであろうと構わないんです」

ちひろ「ただ、当事務所のアイドルたちに手出ししないのでさえあれば」

ほたる「・・・。」

ちひろ「引き続き聞かせてもらえますね、ほたるちゃん」

ちひろ「あなたが当事務所に来た理由、意味を」

ほたる「・・・。」

ほたる「私は人間が好きです」

ほたる「人間に憧れています」

ほたる「人に、人間になりたいと願っています」

ほたる「でも、私は人間じゃない」

ほたる「人間に似た姿をした化物」

ほたる「それでも、少しでも人間に近づきたい」

ほたる「私にだって、他のアイドルの子たちみたいに輝かしい舞台に立つことはできるんじゃないかって・・・」

ほたる「でも、やっぱりダメなことばかりで・・・」

ほたる「これまで所属してきた事務所も、みんなみんな倒産してしまいました」

ほたる「姑獲鳥というのはもしかすると、ただいるだけで周囲を巻き込んで不幸にしてしまうのかもしれませんね」

ほたる「・・・多くの人を不幸に巻き込んでなお、私はまだ人間に近づきたくて」

ほたる「そうして、今はこの事務所に流れつきました」

今日こそは

ほたる「それでもまだ人間にはほど遠くて」

ほたる「人間にどれほど憧れようと」

ほたる「みんなみたいに、他のアイドルの子たちみたいに、キラキラしたくても」

ほたる「そうはなれなくって・・・」

ほたる「どれほど人間の真似をおぼえようと、私はただのまがいもので」

ほたる「人間の、女の子たちが、羨ましくて・・・」


ほたる「憎いです」


ちひろ「・・・」

ほたる「私がどれほど望んでもなれない姿」

ほたる「強く人間を望んで、近付いてしまったからこそわかること」

ほたる「私は人間にはなれない」

ほたる「あんな風に・・・キラキラできない」

ほたる「私は輝けない・・・」

ほたる「どれほど真似事が上手くても、それは偽物」

ほたる「化物は、化物のまま」

ほたる「あの子たちが憎い、羨ましい、欲しい・・・」

ほたる「私も人間になりたい」

ほたる「自分の運命にあらがいたい」

ほたる「・・・最近、少し他の姑獲鳥が人の子を殺める理由がわかる気がするんです」

ほたる「すみません」

ほたる「化物で、すみません」

ほたる「運命にあらがいたいなんて大きなことを言いながら、分不相応な大望を抱き」

ほたる「あまつさえ人の子を憎んでしまう」

ほたる「私はそんな・・・化物です」


ちひろ「なるほど。ほたるちゃんのこと、よくわかりました」

ちひろ「あなたがかなり危険だということも」

ほたる「・・・」

ちひろ「私から一つ提案できることがあります」


ちひろ「私はあなたを人間にすることができます」


ほたる「!!」

ほたる「本当ですか!?」

ちひろ「はい」

ちひろ「・・・ただし、それには代償が必要なんです」

ほたる「代償?」

ちひろ「あなたの魂です」

ほたる「たましい・・・」

ちひろ「そうですね。例えば、ほたるちゃんは『生まれ変わり』を信じますか?」

ほたる「・・・一般的な程度には。人間に生まれ変われたらな、と考えないこともありませんし」

ちひろ「あなたを人間にする契約には、あなたの魂が必要です」

ちひろ「あなたはこの後の人生を、人間として生きられます」

ほたる「私が、人間に・・・」

ちひろ「ただし、死後にその魂は永久に彷徨います」

ちひろ「人にも、元の姑獲鳥にも、ナニモノにもなれません」

ちひろ「一度の人の生を全うした後は、永遠に人間に生まれ変われなくなる、ということです」

ほたる「永遠に・・・」

ちひろ「それでも構わないとあなたが言うのであれば、この契約は成立。ほたるちゃんは人間になれます」

ちひろ「・・・今すぐに決めろ、とは言いませんが。姑獲鳥のあなたは当事務所にとって危険です」

ちひろ「このまま成鳥になるようなことがある前に決断してもらう必要があります」

ほたる「・・・人間に成れるのは一度だけ、か」

ほたる「すみません。理不尽な選択、ですね」

ちひろ「・・・はい」

ほたる「私、やっぱり不幸なのかな」

ほたる「人間に憧れて、少し近付いてみれば考えもしなかった二択」

ほたる「化物のまま人に焦がれて身を滅ぼすか、ただ一度の人生に魂を投げ捨てるかだなんて」

ほたる「運命にあらがうって、自分の憧れる姿を目指すって、こんなにも難しいんですか?」

ちひろ「・・・私に見つかったのが、運の尽きかもしれませんでしたね」

ほたる「すみません。でも、私決めました」

ほたる「いろいろ気にかけていただき、ありがとうございます。ちひろさん」

ほたる「すみません。私は・・・」


1、私は自分の力で運命にあらがいます。人間に成るその契約は必要ありません。

2、人生が一度きりなのはみんな同じです。なら私は人間に成りたい。


安価↓

ほたる「人生が一度きりなのは、みんな同じです」

ほたる「私はチャンスには全て飛びこんできました」

ほたる「アイドルになろうと決めた時も、人間に近付きたいと望んで、輝きたいと願った時も」

ほたる「だから、今回も同じです」

ほたる「ちひろさん。私は人間に成りたいです」

ほたる「私を人間にしてください」


ちひろ「・・・本当に良いんですね?」

ちひろ「ハッピーエンドにはなれませんよ」

ちひろ「死後、あなたの魂はもうナニカに生まれ変わることは無い」

ちひろ「永遠に輪から外れます」

ちひろ「それはそれで、あなたの望んだかたちではないはず」

ちひろ「ただ一度の願望のためだけに、間違った選択をしてはいませんか?」

ほたる「・・・。」

ちひろ「もう一度だけ、考えてみてください」

ちひろ「本当に人間になりますか?」

ほたる「私は・・・」

1、もう一度考えてみる

2、人間に成ることに後悔はしません

3、逃げ出す

安価↓

ほたる「すみません。人間に成るこの契約を拒んだ場合、私はどうなりますか?」

ちひろ「相応の処理をさせてもらいます」

ほたる「そう、ですか」

ちひろ「覚悟は決まりましたか?最後の確認です」

ちひろ「人間になり、死後は魂を捨てるこの契約。あなたは受け入れますか?」

ほたる「・・・」


1、決意にかわりありません。人間に成りたい

2、誰かの力は要りません。自分の運命には自分であらがいます

3、逃げ出す

安価2↓

ほたる「決意はかわりません」

ほたる「私を、人間にしてください!」

ちひろ「・・・わかりました」

ちひろ「目をつむってください」

ほたる「はい」すっ

ちひろ「心の中で『契約に従い人間になる』と唱えてください」

ほたる(『契約に従い、人間に成る』)

パチン!

ちひろ「・・・目をあけてください」

ちひろ「ほたるちゃん。あなたはもう人間ですよ!」にこっ





P「ただいま帰りました」

ちひろ「お疲れ様ですプロデューサーさん」

ちひろ「あれ?どうされました?少しスーツが濡れてますが・・・」

P「車を下りたら、一瞬だけ通り雨のようなものが降ってきまして。いやぁ、ついてなかったなぁ」

ちひろ「今タオルを用意しますね」

P「ありがとうございます、ちひろさん」

ほたる「お疲れ様です、プロデューサーさん。おかえりなさい」

P「あれ?」

P「ほたる、か?ああ、いや、ほたるだよな・・・」

ほたる「どうかしましたか、プロデューサー?」

P「なんだか今日のほたるは見違えるような気がして・・・ははっ、おかしいな」

ほたる「担当を褒めるのがお上手ですね、プロデューサーさんは」くすっ

P「いやいや、お世辞じゃないさ」

P「なんだか、今日のほたるはキラキラして見えたんだ」

ほたる「!」

ほたる「今日はですね、うーん、レッスンがすごく上手くいったような気がするので、そのせいかもしれませんね」

P「そうか。ほたるがアイドルとして成長してくれているようで嬉しいよ」

ほたる「これからも、プロデュースよろしくお願いしますね。プロデューサーさん!」にこっ

P「もちろんだ!」



ちひろ(ハッピーエンドにはならない、なんて言いましたが)

ちひろ(ほたるちゃん、幸せそうですね♪)

【CASE 5:白菊ほたる・姑獲鳥 → 人間】終

ちひろ「さてさて」

ちひろ「当事務所にはまだナニカ人ならざるモノたちがいそうな気配はしますが・・・」

ちひろ「プロデューサーさんも帰ってきたところですし、今日はこれでお開きですね」

ちひろ「私も久しぶりに力を使ったので、疲れましたし」

ちひろ「よくわかった子も、よくわからなかった子もいますが、調査には一定の収穫があったものと考えましょう」

ちひろ「もしまた、必要な時がきたら」

ちひろ「もう一度調べることもあるかもしれませんね」

ちひろ「それでは!」


調査終了

雑談スレでアイディアを募集してから2カ月もかかりましたが、お付き合いありがとうございました
区切りが良さそうなのでここら辺で終了します

無事終了した後には蛇足でしかないんだが
ほたるバッドエンドIFとかいる?
一応想定だけはしていたんだけどさ

よし、スッキリ終わったあとに余計なことはやめときましょう

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom