香織「絶対に湯神の顔を曇らせてやる」(35)



とある昼下がり


ちひろ「やめといた方がいいって、絶対」

香織「やだよ」

ちひろ「だって、あの湯神君だよ?完全に骨折り損の草臥れ儲けになるって」

香織「あたしは湯神にギャフンと言わせてやらなきゃ気が済まないの!」

ちひろ「でも、湯神君ってやっぱり隙が無いっていうか・・・深入りしたら寧ろこっちが泥沼に嵌るよ」


ちひろちゃんはいつも湯神のこと庇うよね

そういとこムカつくけど、まぁもう別にいいかな。・・・ちひろちゃんには悪いことしちゃってたし

そもそも湯神にイラつくだけで、それに関わってたちひろちゃんに八つ当たりしてただけって節もあるしね。つまり湯神死ね



香織「やだ!あいつの弱味を握って、ふふふ・・・泣きっ面を踏みつけたり、香織様って呼ばしたり、生きてる事を後悔させてやる」

ちひろ「は、ははは・・・」


頬をぽりぽりと掻いて笑うちひろちゃん

転校してきてから何やら湯神といざこざがあったっぽいし、というか今もある感じだし、乗り気じゃないってのは少し感じ取れる


香織「湯神の奴、今日は後輩の子にパンを買わせてないから、自分から買いに行くらしいの」

ちひろ「なんでそんな事まで知ってるの?」

香織「さっきの放課で言い争ってたのを見たんだ。それに財布の中身も気にしてたみたいだし、学食もないよ。強いて云えば、弁当は早弁してたし、これは確定だよ!」


あたしは机を叩いた。それに合わせて、ちひろちゃんがビクッと身体を揺らした


ちひろ「へ、へぇ・・・そんなとこまで見てたんだ」


ちひろちゃんの笑顔が歪んだように見えた。気のせいかな



香織「今から行くっぽいし、ちひろちゃんも来る?」

ちひろ「えっ!?わ、私はいいかなー・・・なんて 」

香織「そう。じゃあ行ってくるね」


あたしはさっき教室を意気揚々と出ていった湯神の後を駆け足で追いかけた


ちひろ「い、いってらっしゃい・・・」


ちひろちゃんはそう言って小さく手を振っていた


――――
―――
――



ばいてん!


香織「お昼放課の売店はやっぱり人が多いなぁ・・・」


わいわいがやがやと蟻の巣に水を掛けた時の蟻の沸き具合如く、売店には人が溢れかえっていた


香織「っち・・・湯神はどこ行ったの」


人混みに入り、周りを探索する

けど湯神の姿は見当たらない

なんでこんな身長が低いんだろうと後悔する


若奈「ちょっと香織どうしたの?こんなとこでキョロキョロして・・・」

香織「あ、若ちゃん」


片手に紙パックのジュースを持って、あたしのところへ歩み寄ってきた



若奈「さっき湯神見たから、あんまりこの辺はウロつかない方が良いわよ」

香織「えっ!?どこで見たの!?」


そんな忠告よろしくあたしは心の中で『びんご!』って叫んだ


若奈「はぁ?・・・もしかして湯神を探してるの?」


湯神というワードを聞いただけで明らかに嫌そうな顔をみせた若ちゃん

いつも野球部の事でグチグチと言っているから、なんとなくその表情の意味が察しれる


香織「そうそう、あいつのダメな部分見つけて問い詰めて苦しめてやろうってね!にゃはは!」


高らかにあたしは笑って見せた


若奈「そ、そう・・・湯神ならパンの袋抱えて、教室の方へ歩いて行ったわ」



香織「あーもう!探してる時に入れ違いになったの!?面倒くさいなぁ!」

若奈「だったら頭突っ込まなきゃいい事じゃない」


それはさっきちひろちゃんにも言われた

けど変えるつもりは無いよ。恨みを晴らさなきゃ、この思いは止めどなく増幅していく気がする

そして、いつか風船が容量に耐え切れず破裂してしまうように、あたしの理性という名のリミッターも崩壊を迎えてしまうと思う


香織「嫌だよ!絶対にあいつの顔に泥を塗ってやるんだから!」

若奈「そう。やるかやらないかは香織次第だけど、私はやらない事をオススメするわよ」

香織「若ちゃんは知らないんだよ!修学旅行の時とか日直の時とかの私に対する無礼を!」



若奈「無礼って・・・あいつ誰にも構わず無礼を無料配布してるわよ」


そういえば、そうだね。やっぱりそうじゃん

あいつは最低だし、最悪だし、制裁をきっちりかっちり受けなきゃいけないんだよ


香織「じゃあ若ちゃんもしようよ!」

若奈「えっ!?嫌よ、絶対に。湯神とは関わりたくないもの・・・」


若ちゃんは先程よりももっと眉根を顰め、汚物を見させられてるような暗んだ顔を見せた


香織「うーん・・・でも悔しがる湯神の顔を想像しただけで楽しくてしょうがないよ?」


あたしは、にっこり質問した

そう言ってる事で発散出来てる部分もあるし、共感出来る友達がいるって事でも満足で、自然と笑みが零れちゃう


若奈「え、えぇ・・・そう、かもね」


若ちゃんがさっきちひろちゃんが見せたような歪んだ表情を見せながら、気持ち1歩だけ後退りをしていた



香織「ちぇー。ちひろちゃんも若ちゃんもつれないなー。いいよーだ、一人でやるから」

若奈「程々にしなよ?あいつと関わってもロクな事はないんだから」

香織「うん、わかってるよ。あいつの顔を土足で踏み躙ったら止めるから」


あたしは教室側の廊下を駆け足で走っていった


若奈「・・・・・・はぁ・・・なんでこうも私の周りの問題は湯神湯神って・・・頭が痛くなるわよ」


若ちゃんは頭を抱えていた。頭痛いのかな?


――――
―――
――



ろうか!



教室に向かってパタパタと足音を鳴らして走っていたら、パンの袋を片手に外を見つめていた湯神を見つめた


香織「あ、いたいた・・・・・・ん?窓の向こう見て何やってるの?・・・中庭に何かあるのかな」


湯神「・・・・・・はずなのに・・・いや・・・・・・」


窓の外?中庭ではバトミントンをする生徒達、天気は雲一つ無い快晴、生い茂った木々・・・そんなありきたりで当たり前のものしかない


香織「・・・何やってんの・・・・・・はっ!」


これは弱味を握れる予感!!

湯神が馬鹿な行動を写真に撮ってそれをネタに脅してやる!

ワクワクして、ドキドキが止まらない!



香織「ふふっ・・・ふふふふん!」


やばい、にやける・・・ついに念願達成と思うと興奮が止まらないっ!

いや、まだ決まったわけじゃない。落ち着こう。深呼吸だ、深呼吸・・・ゆっくり冷静に・・・・・・


香織「・・・・・・で、それにしてもあいつは何をやってるわけ?」


窓の外の木を指差し、ちょいちょいと動かしていた

は?本気で何やってるわけ?


湯神「1匹足りないな・・・」


1匹足りない・・・ボソッと零した独り言だったようだが、神経を尖らせて耳を澄ましていたあたしには容易に聞こえた


香織「1匹足りない?何が?」



あたしも何が何なのか分からずその場から木を見つめた

そして湯神が窓に身を乗り出して、木を見つめ、下を見つめた

木の下の傍には二宮金次郎の像・・・・・・違う。もうちょっと上を見てる・・・木の枝かな?

そんな事を考えてた瞬間突然に


湯神「・・・・・・っ!」


湯神は上体を起こして、周りをキョロキョロと見渡した

そして、あたしに気付いたのかこちらへズンズンと歩いてきた


香織「はっ!?」

湯神「ん?あ!お前は、あいつの友達の!」


目をつけられ声をかけられてしまった



香織「な、なによ!?」

湯神「ちょっとこれ持っててくれ!」


持っていたパンの袋をあたしに無理矢理渡してきた


香織「はぁ!?いきなりなんなの!?あたしは湯神の奴隷とかじゃな――」

湯神「いいか、絶対に食うなよ?」

香織「食べないに決まってるでしょ!!」


そう言って湯神は窓に足をかけて、窓のすぐ傍にある木の枝に乗りかかった


香織「な、なんなの!?いきなり持ってろだなんて!あいつ生意気過ぎるんだけど!!」


というか人の買ったパンを勝手に食うとか、そこまであたしは卑しくないし、図々しくもないし、そもそもそれくらいの常識は持ってるし!


香織「つーか、なんであたしがあいつのパンなんか持たされなきゃいけないわけ!?ムカつくムカつくムカつくっ!!」



イライラする気持ちが抑えきれず地団駄を踏んでしまう


香織「ふんっ!こんなパンなんか窓から捨てて・・・・・・って、湯神!何やってんの!?」


思い返してみたら、湯神は既におかしい行動をとっていた。憤りで我を忘れていた


湯神「こっちの葉っぱのとこに雛が落ちて引っかかってんだ」


あたしは湯神が出た窓枠に手をかけて、覗き込んだ


香織「はぁ?雛って・・・・・・というか!やめなって!ここ2階だし落ちたら危ないじゃん!」

湯神「落ちる可能性があるならしないだろ。この木は丈夫だ」

香織「こんな時にまで何を言ってんの!?先生呼ぶよ!」


あたしの言葉を無視して、枝から枝をひょいひょいと渡っていく。その先湯神が目指していく方向に雛を見つけた



雛を見た瞬間に、あたしは湯神のしている事を非難しようとなんて出来なくなった。したら何かあたしは恨みや怨念を受けて呪われてしまうような罪悪感を感じそうだったから


湯神「・・・く・・・・・・よしっ・・・」


小さく茶色な子供の鳥を湯神は手のひらに乗せた

あたしは罵詈雑言も言えず、ただただ唾をごくりと飲み込み、黙って見ている事しか出来なかった


湯神「おい!お前!」


あたしを見て湯神が呼んだ


香織「なに!?」

湯神「これ一旦渡すから手を差し出すんだ」


案外、両方が伸ばせばギリギリ届きそうな距離感

でも、なんだか湯神に命令されて動くのは嫌だ



香織「はぁ!?なんであたしがそんな事しなきゃいけないの!?」

湯神「早くしろ」


湯神の言うこと聞くとか有り得ないし!でも雛を助ける為だから仕方ないじゃん!なんなのこれ!


香織「はいはい!すれば良いんでしょ!すれば!」


あたしは窓枠に身を預け、懸命に湯神のいる方向へ手を伸ばした

湯神も眉を顰ませ、全力を尽くして腕を伸ばした


香織「あ、やったっ――」




グラッ・・・





視界が揺らいだ


あたしの手の上に雛は乗った瞬間、喜びと緊張からの開放からか力が上手く入らず、腰が抜けてしまった

足が地面を離れたのを感じた。ジェットコースターに乗っているかのような浮遊感。でも安全バーの無い無性の恐怖


一気に目の前には緑一色の景色


香織「ひゃきゃぁぁあああああッ!!!」

湯神「おいっ!この・・・っ」


巨大な鉄球をぶち当てられたかのような途轍もない衝撃と痛みが腰に走ったのを感じた

目の前の景色が変わらない

あれ?もしかしてあたし死んだのかな?宙を浮いてる

周りを見渡すと、近くでバトミントンをしていた人達が悪魔でも見ているかの様な絶望的に不安な顔をしてこっちを見ていた



不意に・・・平常に冷静に、そして我に返って状況を見つめ直した


腰に違和感・・・・・・あれ、どうして・・・?


腰を見るとあたしの腰に腕が巻きついていて、その腕は上から伸びていた

辿っていくと湯神が右手に枝、左手にあたしを抱きかかえて、ぶら下がっていた


香織「ゆ・・・がみ・・・・・・」


あまりにも巨大過ぎる恐怖を味わったからか喉が震えて上手く声が出せない


湯神「早く保健室から布団持ってこい!」


湯神はバトミントンをしていた子達に思いっきり叫んだ


香織「あ、あぁ・・・あっ・・・ひぐっ!」


目尻が熱くなり、ダムが一気に崩壊したかのようにあたしの目からとんでもない量の涙が溢れ出した



湯神「なんで泣いてんだ?」


湯神の訳の分からないツッコミを無視して、あたしは感情に逆らわず思いっきりおいおいと泣いてしまった


程なくして、バトミントンをしていた人達が教員2人を連れて、保健室の布団を持ってきた


湯神「助からないわけないんだから、もう泣くなよ」


湯神の木を握っている手から真っ赤な血がたらたらと手首を流れているのが見える


香織「るっさい!うるさいうるさいうるさいうるさい!!!」

湯神「はぁ?」

香織「元はと言えば誰のせいだと思ってるわけ!?意味分かんない!本当に有り得ないし!」


あたしは湯神に怒鳴り散らした

2分ほど罵詈雑言を浴びせ、とにかく怒鳴り散らした


間も無くあたし達の下に布団がセットされ、湯神が「行くぞ」と声を発し、一緒にボスンと布団へ着地した



湯神「ふぅー・・・大丈夫だったか?」


額に汗を服の袖で拭って、そうあたしに問いかけてきた

助かった。・・・・・・いや、助けられた。あの湯神に


香織「雛は大丈夫・・・」


安心したのか心も身体も怯えてる

震えて力が出ない


湯神「雛じゃない。お前だ、お前」


・・・・・・え・・・?


湯神「怪我はないのか聞いてるんだ」


嘘っ・・・こいつがあたしの心配なんてするわけない



湯神「おい?嘘だろ。そんなに痛かったか?」


あたしの一番見たかった普段絶対に見せないような焦った顔


・・・・・・でも、こんな時に見たくなかった


湯神「聞いてるのか?腰が痛いのか?」


そう言って、湯神はあたしの腰を摩った


ってぇ・・・この野郎ッ!!!


香織「ぎゃあっ!?ちょっ!な、何触ってんの!?セクハラだよ!絶対セクハラ!」

湯神「なんだよ。そんなに元気なら大丈夫じゃないか」

香織「はぁ!?舐めてんの!?」


あたしは湯神の胸倉を掴みかかった



湯神「そうか。大丈夫か・・・ほんと良かった」


湯神はあたしに真っ白な歯を見せてニカッと笑った


そしたら腕から肩、首から頭皮へ、ゾクゾクと鳥肌が立ってきた

心臓がバクバクと破裂寸前なのではないかと疑ってしまう程の動きした

脳天が噴火でもしてしまうんじゃないかってくらい顔全体が熱く火照ってしまった


な、なにこれ・・・おかしい・・・初めてな感覚


何かを思い出した。そうだ、あの時と同じ・・・こいつの財布を拾ってあげた時と同じ顔をしていた


香織「っ!!」


胸倉を離し、ぷいっと顔を逸らした



湯神「じゃ俺はこの雛を戻すから」

香織「へ・・・?」


いつの間にか離していた雛を拾い上げて、湯神はひょいひょいとまた木を登り始めた


教員「やめんか、危険だぞ!」


教員が湯神に声をかける

そんなことお構い無しに湯神は登り、雛を巣に戻した

そしてまた気軽にポスっと布団の上に着地した


そんな姿をあたしを含め、あたしの叫び声を聞いて集まった野次馬、バトミントンをしてた人達、呼ばれて来た教員達はポカンと唖然とした表情をして見ていた


湯神「はぁ・・・」


溜め息を吐いて、手首をぐねぐねと振っていた



湯神「あ、そうだ」


湯神があたしを見て訪ねてきた


湯神「420円」


香織「は?」


湯神「パン代」


香織「は?」


湯神「お前のせいでそのパンがダメになっただろ」


湯神の指差す方には袋から零れ地面に落ちていたパンがあった


香織「・・・・・・」


あたしはこの後、湯神と一緒に教員に説教を受け、教室に戻った後、皆からの謎の声援を受けて、湯神に420円を渡した


――――
―――
――


次の日、湯神は左手首にぐるぐるとテーピングを巻いて現れた

どうやら昨日の1件で手首を捻っていたらしい。ザマァみろ


ちひろ「湯神君大丈夫?」

湯神「これが大丈夫に見えるか?」

ちひろ「ごめん」

湯神「大丈夫なのか、と聞くなら状態を見て言うものだ」


湯神とあたしの1件は学校中を轟かせたニュースになった

修学旅行の時のようなヒーローだなんだって噂も立っている



・・・・・・・・・。



でも、今回はそう言わざるを得ないとあたしは思う

なんていうか、結局皆が見ている前で助けられたし・・・

でも、あいつのした無礼に対しては許されない


でも、でもでも・・・・・・


ちひろ「無理して箸で食べようなんてしなくていいって。家庭科室からスプーンかフォーク借りよう?」

湯神「時間の無駄だ」

ちひろ「だ、だからって利き手じゃない方でご飯食べるのもアレだって・・・」

湯神「くっ・・・このっ・・・」

ちひろ「あ、もう・・・はぁぁ・・・・・・」



いつものように湯神観察

苦しんだ表情で箸をカチャカチャ鳴らしながら、弁当を食べるのに苦悩してる

本当に滑稽だね

あぁ・・・あたしが見たかったのはこういう苦しんでる顔なんだよ

達成感を得れ・・・・・・・・・・・・・・・








ない


・・・・・・・・・なんだこれ・・・やだな・・・

・・・・・・胸がズキズキする・・・



若奈「ちひろちゃん、湯神なんてほっといてご飯食べましょ?時間が無くなるわ」

ちひろ「え、あー・・・うん」


スタスタとあたし達が囲んで座っていた席にちひろちゃんが戻ってきた


香織「・・・・・・」

ちひろ「っげ・・・香ちゃんどうしたの?すごい顔してるけど」

香織「ムカつくの」

ちひろ「え?」

香織「ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく・・・っ!!」

若奈「ちょっと香織?」


机の下で地団駄を踏み、頭を掻きむしった

胃の中の物が逆流して吐き出してしまうじゃないかってくらい気持ち悪くて仕方ない



カチャカチャという箸を滑らせる音にイライラする


早く口に運ばないもどかしさにイライラする


誰にも助けを呼ばない湯神にイライラする


自分で何でも解決しようとする湯神にイライラする



何も行動しないあたしにイライラする



香織「ああああああぁっ!!もうっ!!!」


ちひろ「っ!?」


勢いよく椅子を引き、立ち上がった

あたしは湯神の横まで駆け寄った



そして箸を奪った


湯神「返せよ」

香織「うるさい!黙れ!」

湯神「うるさくないだろ」

香織「口を開けろ!」

湯神「は?」

香織「だから口を開けろって言ってんの!」

湯神「何キレてんだ――むぐっ!?」

香織「食べさせてやるから・・・大人しくしててよ」


これで気持ちが晴れるなんて思わない



湯神「ごくっ・・・なんだよ、それ。俺は人に貸しなんか作りたくない。そもそも貸しなんて作ってもロクな事は無い」


でも少しは楽になってる


香織「あるよ!アホ!ハゲ!」


心臓のペースもなんだかこいつといると狂わされるけど


湯神「はぁ!?禿げてないだろ」


落ち着くから、まぁいいや


香織「あたしの貸し返させてよ!バカ湯神!!」



もうちょっと湯神観察は続けよう




おわり!

湯神くんSSとか初めてだわwww
おもろかった

>>31 32 ???

湯神くんには友達がいない です

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月17日 (日) 19:25:06   ID: PhiO2Udh

おおおお!湯神SSだ!

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