【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその6】 (1000)


このスレはスレタイ通り
ブラック・ブレットを安価で生き残っていくスレです


基本的にコンマと安価で進めていく
選択肢を出してそこから選んでもらう感じですが
選択肢の中には自由安価があります
自由安価は脈絡のないもの、不自然なものは却下させていただく場合があります
このスレからは
安価の連続取得(コンマは除く)は禁止にする予定です


基本的なシステムなどは全て【http://goo.gl/5Gbakx】このsswikiに


前スレ
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその5】
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその5】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403779440/)
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその4】
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその4】 - SSまとめ速報
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【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその3】
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【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその2】
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【安価で】ブラック・ブレット【生き残れ】
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401004642/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404917815


→武器関連


陽羽に言われて傷ついたからってわけじゃないけれど

とりあえずは武器を並べる……なんてあからさまな事もせず

件の魔改造ハンドガンを取り出す

花菜「……使う?」

陽羽「空中で使えば姿勢制御に使えそう」

花菜「冗談よ」

陽羽「陽羽はちょっと本気だったけどねー」

花菜「……空中で手榴弾爆発させて制御するより安全ね」

陽羽「ごめん、冗談だから」

会話から身を引いた陽羽に笑みを向けつつ

ハンドガンを机に置く

冗談はここまでにして……と



1、武器改造
2、武器製造
3、武器交換
4、武器購入(本来は移動→武器屋を選択)
5、武器制作依頼(本来は電話→未織を選択)


安価下


1時回ったのでここまでで
お疲れ様でした


まだ購入してないけど、アサルトライフルを作るのかな……?

基盤は持ってる武器からだから
対物ライフルか、スナイパーライフルを壊す必要があるね

あららやっちゃった
前は武器製造でハンドガンからハンドガン作ってたから行けるのかと
アサルトライフルしか作れねえのか


今日はちょっと無理そうなのでなしで


武器関連に関してはSSwikiに追記しておきましたが
掻い摘むと

武器改造はステ一部を作り変える
武器製造はステ全部・武器種類を作り変える
武器交換は仲間や余りとの装備交換
武器購入・制作依頼はそのままの意味


>>21
アサルトライフルかどうか聞いただけなので
作るものは次の安価次第です

あと、武器購入とかも武器関連にまとめたほうがよさそうですね


明らかに短い時間になりそうだけど再開


魔改造……魔製造?

と、言われては私も頑張るしかない

そう意気込みつつ

手持ちの武器を脳内でリストアップ

余っているパーツは残念ながら無い

ゆえに

別種のモノに作り替えるには少し手が込みそうね

もっとも、ある程度の知識はあるし

出来ない事はないんだけれど

サイレンサーはともかく、レーザーサイトをつけたり

セミオートであるハンドガンをフルオートにしたりはできない

基盤より大きいものは当然作れないし……制限が出来てしまう

もちろん、それはあくまでオプションだから

それ以外の部分は何とか出来るはず



1、ハンドガンから波状(ハンドガン、銃剣(軍用ナイフ使用)、散弾銃)
2、対物ライフルから波状(対物ライフル、ショットガン、アサルトライフル、グレネードランチャー)
3、スナイパーライフルから波状(対物ライフル、スナイパーライフル、ショットガン、アサルトライフル)
4、爆弾をつくる
5、その他(ソドミー、ゴスペルなど)


安価下


取り出したのは

最近めっきりと使わなくなった対物ライフル

対人で使った際の悪い意味での衝撃は抜けていなくて

今でも人に向けると……それはともかく

花菜「今日はこの子をなんとかしようかと思うの」

陽羽「威力残したまま軽量化して反動で腕を飛ばすのー?」

花菜「こ、怖いこと言わないで……」

考えただけでゾクゾクする

それはもちろん、悪寒がして――と、明言できない自分が恐ろしい

花菜「とりあえずこれをバラバラするわ」

陽羽「そういうのって資格とかいるんだよね? 本当は」

花菜「民警だから大丈夫よ。そうでなくても大丈夫だけどね」

今までどれどの銃をばらし、組み立ててきたかを考えれば……ね


1、対物ライフルを作る
2、ショットガンを作る(威力→ 重量↓ 装弾→)
3、アサルトライフルを作る(威力↓ 重量↓ 装弾↑ 連射↑)
4、グレネードランチャーを作る(威力↑ 重量↑ 装弾↓)


安価下


ここから別のものに作り変えるのではなく

そのまま対物ライフルを作り直す

もちろん、崩したものをそのまま組み立てていっても何も変わらないから

オプションはないけれど、微細な修正を施す

それは威力をあげたり、重量を下げたり……

陽羽「花菜が使うなら当然強化だよねー」

花菜「そうね……」

じゃないとする意味はないし

けれど憩ちゃんに持たせるなら

出来る限り小型化するべきかしら……?

必ずそうしなくちゃいけないなんてことはないけれど

陽羽「別に陽羽が使ってもいいよ? ゼロ距離でのそれはガストレアの弱点なら吹き飛ばせると思うし」

自信満々な陽羽はニコッと笑う

それはもう突撃銃でいいんじゃないの? と

言葉を浮かべながらも言わずに次を考えた



1、威力を重視する(威力測定に+3)
2、精度を重視する(命中補正がつく補正値は判定)
3、連射性を重視する(威力測定+1 命中測定- 判定次第で全体)
4、装弾数を重視する(重量測定+2)
5、平均的に向上する
6、小型化する(補正測定を全てマイナス補正とする)
7、その他


安価下


盛大に意識不明になってたので、続きは明日にします

ありがとうございました


花菜「小型化することにしましょう」

陽羽「流石だねー」

陽羽は感心したように言うと

銃身の内部を手に取り

滑らかな内側を指でなぞる

陽羽「憩に?」

花菜「そこはまだ……ね」

でも

多分そうなるかもしれない

対物ライフルなら遠くから撃てる

もちろん、相応の訓練は必要だけど

接近戦をさせるよりはましだものね


小型化する以上

多少のスペックダウンは避けられない

でも……出来る限りそれは抑える

それを余裕でできると自負するつもりはないけど

花菜「……うーん」

小さいものから大きいものまで

テーブルの上に並ぶ様々なパーツと睨み合い

頭の中で完成品をいくつも作り上げていく

対物ライフルとしての機能を残したまま

持ち運べるようにする

分解から組立までが自分でできれば苦労はないんだけどね……と




01~10 60(95)
11~20 65(90)
21~30 65(85)
31~40 65(80)
41~50 70(75)
51~60 75(70)
61~70 80(65)
71~80 85(60)
81~90 90(55)
91~00 95(50)

安価下コンマ判定(反転 12→21)

対物ライフル(重:50 装:5 弾:25/25 威:664)→基準スペック

花菜の物理等知識 学者+50 射撃系武器特化+10 計60のコンマ補正

判定AA(BB)  AAは重量以外  BBは重量


判定→06+60=66=80(65)

重:50→32(点以下切り捨て)
装:5→4
威:664→531

対物ライフル改(重:32 装:4 弾:20/20 威:531)


花菜「こんな感じかしら……」

再構築し終えて一息つく

削りに削りながらも残しに残した結果

重量は約35%減少

他は約20%減少

これ以上は余計にバランス崩しちゃいそうだし……だめね

陽羽「最初と比べるとなかなか」

陽羽は軽々しく振りつつ

銃口を鏡へと向ける

花菜「……対物ライフルはそうじゃんないわよ?」

陽羽「陽羽的には、この程度ならこのまま撃てるよー」

楽しげに笑う陽羽からライフルへと視線を移す

……あとは貴方を誰が使うかだわ


陽羽なら突撃銃のように使う

真希ちゃん達には渡すだけ……無駄よね

私が使うならいつも通り

憩ちゃんはどうかしら?

アサルトライフルと拳銃とかを渡す予定だけど

仮にこれを渡したとして……

おそらく習っていても基本の域を出ないものだろうから

普通に使うだけよね

花菜「……陽羽は誰がいいと思う?」

陽羽「せっかく小型化したなら憩達じゃないかな? 花菜は装備多いし、そのままでいいかもだけど」



1、自分で持つ
2、陽羽に渡す
3、憩に渡す
4、真希に渡す
5、真望に渡す
6、その他


安価下


花菜「そうね……良く解らないけど私のお古が嬉しいって言っていたし、憩ちゃんに……?」

言いつつ陽羽から受け取ろうとすると

普段ならすぐ渡してくれるはずなのに

ライフルは私と陽羽の間で悲鳴を上げる

花菜「陽羽?」

陽羽「陽羽にもくれないの? 花菜のお古」

花菜「うん?」

黙って頬を膨らませる陽羽に思わず笑いながら

その頭を優しく撫でる

花菜「ふふっ、あんまり褒められたものじゃないのよ? 武器の劣化版を渡すなんて」

陽羽「別に武器じゃなくていいけど……」

花菜「し、下着とかは流石に」

陽羽「なんで下着になるの!?」

花菜「だって普通のシャツは大きいじゃない……」

陽羽「アクセサリーは!?」

花菜「その手があったわね……ふふっ、考えておくわ」



・憩に対物ライフルを渡します
・夜に移ります


→5日目 夜 再開位置固定 自宅


イベント判定 安価下コンマ一桁


1 蓮太郎+延珠
2 電話(聖天子)
4 タクハイビンデース
6 木更
8 隣人


ゾロ目奇数  どこかで騒ぎ


→5日目夜  自宅


真希「なんだかんだ平和だったね」

真望「そうだね。良かった」

時間も時間で子供が観るようなものはやっていないからか

2人は嬉しそうに言ってテレビを消す

憩は夕方から変わらず

私が渡した対物ライフルを抱きしめていて

そのまま一緒にお風呂に入ろうとしたのだけは

なんとか阻止したけど……まさか一緒に寝るなんてことは――

憩「えへへっ」

笑顔を見る限り可能性を捨てられなかった


里見くん達からの連絡はなく

そしてニュースでも一切の報道はない

重ねて騒ぎも聞こえないし

おそらくは本当に平和な一日が周りでも流れていたのでしょうね

お姉ちゃんは犯人を追い回しているのかもしれないけど……

陽羽「花菜、もう夜だよ?」

花菜「解ってるわよ?」

陽羽「じゃぁ、部屋に布団しかないと」

花菜「ま、またみんなで寝るの?」

真望「それが一番いいと思う」

真希「それでも場所取りになるけどね」

憩「えへへっ」

花菜「……もぅ、貴女達は」


1、移動
2、電話
3、陽羽と交流
4、真希と交流
6、真望と交流
7、憩と交流


安価下


対象選択

1、未織
2、香織
3、延珠
4、木更
5、美菜
6、弘一
7、蓮太郎
8、影胤
9、菫


安価下


→木更に電話


木更『もしもし?』

花菜「こんな時間にごめんね? 大丈夫?」

木更『ええ、全然問題ないわよ』

丁度寝るまで暇だったしと

木更ちゃんは付け加えて笑う

花菜「ありがとね、憩ちゃんにお休みくれて」

木更「別に気にしなくていいのに……里見くんと違って助けられてるんだから。経済的にね」

花菜「ふふっ、そう?」

笑い話にされる里見くんにごめんねと一言心の中に呟いて

木更ちゃんと他愛のない話を続ける


陽羽が確認した通り

里見くん達にも、聖天子様達にも怪我はなかったと木更ちゃんは安堵の息とともに漏らす

弾は対物ライフルで

1kmは離れた場所からの狙撃だったらしい

防弾仕様のガラスを破るためにそれを使ったのは解る

でも1km離れた相手、しかも雨風のある中を走る車の中の人物を狙撃するなんて

ちょっと解らない

やろうと思うことではなく、それが出来てしまうことが

花菜「……どんな相手なのかしらね」

木更「まだ全然わかってないわ」

悪態をつく木更ちゃんの奥で布団の擦れる音が微かに響いた


1、憩ちゃんにも武器を持たせることにしたわ
2、そういえばね? 真希ちゃん達。木更ちゃんと同じくらいだったわよ? 料理
3、ねぇ、お古を貰うのってそんなに嬉しいことなの?
4、そういえば、延珠ちゃんの学校は?
5、その他


安価下


花菜「ねぇ、お古を貰うのってそんなに嬉しいことなの?」

木更『急に何?』

花菜「それが……憩ちゃんにちょっとしたものを上げたんだけど。そしたら陽羽が膨れちゃって」

簡潔にそう話すと

木更ちゃんは「えっ」と、間の抜けた声を出し

すぐに花菜らしいといえばらしいけど。と、苦笑混じりの声が響く

花菜「な、なに?」

木更『それは嬉しいわよ。相手が使い古したものってそれだけ思いが篭ってるっていうか大切にされてきたものってことでしょ?』

花菜「そう言われれば……」

木更『だからそれを貰うって事はいわば信頼とか愛情を目に見えるものとして受け取ったようなものなのよ。相手からしてはね』

便利な物置替わりみたいだわ。と

空気を木っ端微塵にしそうな言葉は流石に飲み込む


花菜「じゃぁやっぱり、陽羽にもそういうもの上げるべきなのよね?」

木更『気持ちがあれば良いんじゃない? 陽羽ちゃんが膨れたのはどちらかといえば貰ったことへの嫉妬だろうし』

花菜「でも、お古をくれないのって」

木更『お古をほしがるなんて相当好きな証拠なのよ? 普通は何もかも新品が良いはずよ』

さっきと言ってることが違うような……

木更『でも、新品だなんて言わずに古いものが良いって言うんだからどんなものでも嬉しいって思わない?』

花菜「そ、そうかしら……手作りの拳銃とかでも?」

木更『う、うーん? 花菜は真っ先にそっちなの?』

花菜「身を守れるし……ある意味折りたたみ傘よりも必要だわ」

思ったことを口にしただけで

木更ちゃんからは呆れたため息が返る

私って……ズレてるの?

小さく落ち込む私に木更ちゃんから声が届く

それは、「やっぱりアクセサリーにしときなさいよ」と、陽羽と同じような言葉だった


とりあえずここまで

ありがとうございました


武器作成とかのシステム(仮)追加

sswikiに追加しておきましたが
時間かかりそうなので説明は後日
なので可能であれば目を通していただけると幸いです


アサルトは威力x連射数のためにしようとか考えているため基本威力は極小


再開も明日になりそうです


出来そうなのでこんな時間ですがやっていこうかと


アクセサリーとは言うけれど

私はそういうのあまり付けないのよね

花菜「う~ん」

ハンドガンという名のアクセサリーとか……ないわよね

適当な言葉にため息を着くと

そういえば。と、木更ちゃんが切り出す

木更『警察官のお姉さんいたわよね?』

花菜「ええ」

どうかしたのかしら?

木更ちゃんに何かするとは思えないし

でも、そこには普段なら。と言葉が浮かぶ

もしも裏に関わっている方のお姉ちゃんなら手を出さないとは言い切れない

不安を胸に言葉を待つと

木更ちゃんは何の気なく続ける

木更『延珠ちゃんが言ってたんだけど、狙撃事件の時にいたらしいわ』


里見くんからはそんなこと聞いてない

っていうことは

意図的に黙ってたか

言う事でもないって思ったのか

延珠ちゃんから聞いてなかったのか……多分

警官だし、いても不思議じゃないって思ったのね

花菜「何か言われたの?」

木更『特には言われなかったらしいけど……なんだか怖い顔してたって』

聖天子様を狙われたからっていうわけじゃないのは

もうすでに解ってる

花菜「……そう、ありがとうね。わざわざ」

木更『花菜のお姉さんの事だしね。話しておいたほうが良いって思ってね。それじゃぁね』

木更ちゃんがそう言って電話を切り

ツーツーと音が響く


お姉ちゃんのこと

聞くなら里見くんか延珠ちゃんよね

お姉ちゃんに直接聞いても

答えてはくれないかもしれないし

ふっと息を吐いて携帯をしまう

そのまま部屋に戻ると

4人の子供達はすでに横になっていて

可愛らしい寝息を立てている……にも関わらず

あからさまに私のポジションが4人の中央に開いていた

花菜「……ここに寝ろと?」



1、あえてソファへ
2、中央で
3、陽羽の隣
4、真希の隣
5、真望の隣
6、憩の隣


安価下


花菜「ふふっまったくもう……」

起こさないようにと苦笑しつつ

子供達の誘いに乗って真ん中に横になる

夏場の暑さがさらに増し増しになり

ちょっとだけ寝苦しさも感じる

けれど

だからこそ幸せを感じる……というのは

変かしら?

何処へ行くわけでもない問を誰かに投げかける

答えは当然のように無く

だんだんと重くなっていく瞼を閉じて

子供達の寝息に合わせて深く息を吐く

花菜「……お休み」

ここから増えることはあっても

減ることだけはありませんように。と

心の中で願った


・一日を終了します

────────────────────────────────────────

 交友関係(好感/信頼 相手からの印象)  2ヶ月目 5日目 現在

  山科 陽羽 (83/87  絶対に失いたくない人) 
  山科 憩   (51/56  信頼する家族) 交流+1 交流+1
  山科 真希 (57/57  優しいお姉さん) 
  山科 真望 (57/57  優しいお姉さん) 
  山科 香織 (61/62   分からず屋な妹) 
  天童 木更 (35/36  死なせたくない人) 交流+1

  里見 蓮太郎(31/32  言動を躊躇う異性)
  藍原 延珠 (22/22  仕事仲間)
  司馬 未織 (35/34  ちょっとした好意)

  室戸 菫   (19/20  仕事仲間)
  千寿 夏世 (07/07  その他のプロモーター) 
  伊熊 将監 (-29/-14  敵)
  蛭子 影胤 (15/15   護衛対象)

  蛭子 小比奈(07/08 料理当番)
  片桐 玉樹 (07/05  その他の民警)

  片桐 弓月 (03/03  その他の民警) 
      聖天子(14/16  気になる民警)


           序列:920番  所持金 1555.7万円

────────────────────────────────────────


この短期間で書き方を忘れた

中断します。可能であれば夜に再開


6日目朝イベント判定

安価下

16 蓮太郎「悪い……ちょっと頼まれてくれねぇか?」
3 悠河「すみません、迷惑かもしれないんですが……」
5 ガストレア討伐依頼
98 男性「話がある。付いてきて貰おう」


6日目 朝 自宅


目覚めたら脱水症状で倒れている……なんていうことは運良くなかった

とでも言うほどではないけれど

じっとりとした汗に呻き

窓を開けるともう夏だぞと言わんばかりの熱気が流れ込み

思わず顔を顰める

花菜「………………」

聖天子様の狙撃事件から早2日

あいも変わらずな街模様に安心しつつも不安を感じながら

ふっと息を吐く

今日はどうしようかしら……



1、移動
2、電話
3、陽羽と交流
4、真希と交流
6、真望と交流
7、憩と交流
8、武器関連
9、特訓


安価下


→陽羽と交流


陽羽「花菜ぁ……おはよーぅ」

花菜「あらあら……」

間の抜けた挨拶とともに居間へと出てきた陽羽は

額に浮かぶ汗を手で拭いながら冷蔵庫を開けると

中に頭を突っ込む

――って、こらこら

気持ちよさそうねと傍観しかけた頭を振って

陽羽を冷蔵庫から引き剥がす

花菜「ダメでしょ、そんなことしちゃ」

陽羽「暑いんだもん……汗だってもう凄いし」


誰のせいなのかしら……と

言いかけた口を抑えて苦笑する

おそらくだけど

憩ちゃん達も暑さで苦しんでそうだわ

お布団を洗濯したりなんだりしたほうが良さそうね

中でカビが繁殖したら大変だもの

などと考えながら

今度は冷凍庫を開けようとした陽羽の襟首の後ろ側を掴む

花菜「ダメ」

陽羽「ぁう」

こういうところはやっぱり子供ね



1、一緒にお風呂入りましょ
2、みんなでプールにでも行く?
3、アイス食べる?
4、かき氷食べる?
5、その他


安価下


花菜「みんなで事務所に涼みに行きましょうか」

陽羽「あれ……事務所にエアコンなんてあったっけ?」

花菜「……うん」

木更ちゃんがちょっと前に欲しかったのよ。と

お金に余裕があるからと買ってきたエアコンが

正直

そこまで広くないし、以前のままでも良かった気はしなくもないけれど

なんでも

従来のエアコンよりも燃費が良く

節約に向いているとかなんとか

……それで十数万円かかるのだから

長い目で見たほうが良さそうだ。と、里見くんはぼやいてたわね


木更ちゃんには

もう少し大きめの買い物とかには勉強して貰った方がいいのかしらね?

里見くんと延珠ちゃんそして木更ちゃんの3人だった時は

かなり節約に気を使っていた……ってわけでもないわね

あれは節約よりもただの我慢って言ったほうが良さそうだし

陽羽「んーとりあえずシャワー浴びる。このままじゃ汗臭いし」

花菜「そうね。先入っちゃって良いわよ。真希ちゃん達起こして朝食も用意しておいてあげるから」

陽羽「はーい」

でもまぁ怪我の功名というべきか

特定の金融会社が出す10日で1割が優しいとかいう誤った知識を修正できたし

下手したら一生払い続けることになる借金よりは安い買い物よね

花菜「……でも、向こうには悪いことしちゃったわね」


木更ちゃんを騙したであろう光風ファイナンスさんに

しっかりとお話をした翌日

ある意味気さくだったお兄さん達は揃って退居してしまったのである

私のせいかと里見くんに聞いたら

お姉ちゃんが警察だからじゃないか? と

言ってくれたけど……多分、私のせいよね

今の4階はテナント募集中

……借りて小さな学校も考えたけど

1階と2階の問題もあって即刻切り捨てた

花菜「……それにしても暑い」

ならエアコンを付ければいいとは思う

でも

今から電気代跳ね上げるのもなぁ……と

ちょっとずるい自分に苦笑した


・事務所に行きます


安価下イベント判定


1 怪我してる女の子
3 蓮太郎「ん?」
5 男性「おい」 
9 香織「あら……」


イベントなし

昼に移行します


メンバー固定


陽羽、花菜、憩、木更、真希、真望、延珠


昼イベント判定安価下


2 香織「里見くん、いる?」
4 聖居「山科花菜を出して貰いたい」
6 男性「山科・手地嶋ペアはいるか?」
8 依頼


6日目 昼  事務所

→聖居から電話


特にすることもなく

木更ちゃん達も含めて7人でトランプに興じる

8切りだの11バックだの

様々な要素を取り入れたそれは中々に面白かった……のに

一本の電話がそれを裂く

憩ちゃんが電話を受けて顔を顰めて私を見ると

憩「います……けど?」

と、あからさまに嫌そうに呟く

花菜「どうかしたの?」

憩「電話。聖居の人から」

花菜「……うん?」


花菜「もしもし……代わりました」

身に覚えはないし

もしかしてお姉ちゃんが何かしたの? と

結構失礼なことを思い浮かべながら受話器を受け取る

『退院したと伺いましたが、大丈夫なのですか?』

花菜「ええ」

男の人のちょっと高めの声

官僚クラスの人ではないだろうことは

なんとなく解った

『では、里見蓮太郎と代わっていただきたい』

花菜「代わる……? 電話ですか?」

『そうではありませんよ山科さん。貴女が本来請け負うべきだった護衛の任務をです』


里見くんは狙撃を許しはしたものの

被害は車一台程度に済ませた

にも関わらず認められないのかしら?

花菜「……里見くんでは不満でしょうか?」

『彼では相応しくありません』

きっぱりと

さも当たり前にように彼は言う

失礼な言動をした可能性は十分あるし……

どうするべきかしら

お姉ちゃんよりも先に何とかするために

参加するべきかもしれない

でも、しないほうが自由に動けて良いかもしれない



1、失礼ですが、里見くんは何がいけないのでしょう?
2、解りました
3、解りました。ただし、里見くんも加えさせてください
4、その他


安価下


花菜「失礼ですが、里見くんは何がいけないのでしょう?」

『全てです! 言動は汚らしく、聖天子様に向けてでさえ礼儀作法を弁えない!』

花菜「っ!」

『そしてそんな野蛮な男が聖天子様という清廉潔白なお方のお側にいるなどありえません!』

同僚に対してそこまで怒鳴る方がありえない

そう言ったらどうなるのかしら

そう考えながらちょっと響いた耳をさする

花菜「け、けれど……1度目を守り抜いた実績はあるでしょう?」

『守りぬくなど我々にも可能です。いえ、僕一人でも可能です』

あぁ……この人はダメね。と

その一言で見なくても解った

聖天子様どころか、誰の命も任せてはおけない。と


時間過ぎたのでここまで。ありがとうございました


明日は可能であれば昼頃に


……電話の相手は言うまでもなく保脇殿です


ちょっとだけやります


さて……と

どうするべきなのかしらこれは

里見くんはこの人――護衛隊長である保脇さんにひどく嫌われているようだし

恐らく里見くんも直感、あるいは直接対峙してこの人の本性に気づいて

嫌っているかもいれない

であれば、互の為を思って入れ替わるのが良いのかもしれない

花菜「…………」

でも、それを聖天子様は……って

それを言う必要はないわね

元々私が頼まれていたことだもの

『どうでしょう?』

冷静さを取り戻した彼は

ふっと息を吐いて問う



1、元々頼まれていたのは私ですし……ええ、代わります
2、里見くんも含めて、私も参加するというのはいかがでしょう?
3、ごめんなさい、お断りします
4、その他

安価下


花菜「里見くんも含めて、私も参加するというのはいかがでしょう?」

『何を仰るのですか? 里見蓮太郎は粗暴な――』

花菜「けれど、力があるわ」

『それはっ』

あからさまに嫌そうに言葉が止まり

うぐぐ……と悔しそうな呻きが聞こえる

花菜「彼を外すのはリスクが高い。最も安全に聖天子様を守るには、粗暴でも彼を起用するべきだわ」

『し、しかしッ』

花菜「里見くんは私が止める。貴方が心配するようなことは起こさせない……それでいいでしょう?」

心配するべき場所が少しずれているような気がするけれど

そこにはあえて何も言わない

花菜「気に入らないのだとしても……ううん。だからこそ、利用するべきよ」


『利用……だと?』

花菜「ええ。大切なものを確実に守るためにね」

本性が滲み出て

敬語の欠片が吹き飛んだ相手の口調に気づき

思わず苦笑しながら続ける

花菜「どうかしら?」

『くっ……』

花菜「別に無理にとは言わないわ」

『……しかし、そうでなければ貴女は来ないというのでしょうっ!?』

その怒り混じりの声に沈黙を返すと

電話の奥の保脇さんはため息をつく

『良いでしょう……ッ、だが、言うからにはしっかりと里見蓮太郎を見ていて貰う』


そう吐き捨てるようにして彼は電話を切る

……温いわね

私の返事も聞かずに切っちゃうなんて

これじゃ口約束ですら成立しないわ

花菜「…………」

ちょっとだけ悪い心が出てしまった自分の胸に手を当てて

軽く深呼吸

意外そうな目で見る木更ちゃんに苦笑しつつ

慌てて護衛任務を受けることにした。と、告げる

木更「平気なの? 体」

花菜「ええ、もう平気よ」

心配そうな木更ちゃんにそう返して陽羽を見る

陽羽「やれやれだねー」

花菜「相手が仕掛けやすそうだったのがいけないのよ……なんて」

ごまかした笑い声を漏らすと

苦笑していた陽羽は「8切り!」 と机にトランプを叩きつけて

7が4枚の革命を起こして上がる

陽羽「虐めはダメだよー」

花菜「……英字カードのみの私にそれは禁句だわ」

……当然の如く、最下位だった


・夕方に移ります


早いけどここまで
ありがとうございました


ストーリーに関係するものはコンマではなく普通にイベントを起こすべきだと思う

花菜さんとファイナンスの話は
机のど真ん中に小太刀直入にしつつ
単刀直入に話をする穏やかなものでした


可能であれば21時か22時ころに開始します

表花菜は比較的優しい技で(試合)終わらせようとしそう
裏花菜は比較的危険な技で(人生)終わらせようとしそう


再開位置固定→事務所


夕方イベント判定安価下(反転 12→21)


01~10 香織「……ねぇ? 里見くんはいるかしら?」

26~40 男性「山科・手地嶋ペアはいるか?」

89~00 依頼 


38の反転83はイベント無しの方向です

→ 6日目 夕方 事務所


憩ちゃんがチラチラと見ていた電話は

あの電話以降鳴ることはなく

当然、依頼もなかった

花菜「……意外と静かなものなのね」

木更「情報規制されちゃってね。花菜達の活躍なんて殆ど伝わってないわよ」

花菜「なるほどね……」

だったら依頼数が活躍前後変わらないのも無理ないわね

でも、全く伝わらないってわけではないだろうし

下手に伝わってると

変なことになりそうだわ


花菜「そういえば、延珠ちゃん」

延珠「む?」

花菜「里見くんはどうしたの?」

延珠「知らん!」

花菜「そ、そう……」

そういえば……と

今更気になったことに対して

延寿ちゃんはプイッと顔を背けて言い捨てる

何をしたんだか……

詳しく聞けば解るかしら?

聞くにしろ聞かないにしろ

夕方はどうしようかしら


1、移動
2、電話
3、木更と交流
4、延珠と交流
5、陽羽と交流
7、真希と交流
8、真望と交流
9、憩と交流


安価下


1、香織
2、美菜
3、弘一
4、未織
5、影胤
6、小比奈
7、聖居



安価下


→未織に電話


花菜「未織ちゃん、今空いてる?」

未織『空いてるよ~』

未織ちゃんはそんな茶化した声で返すと

ふっと息を吐く

そこに不穏なものを感じた私に応えるように

未織ちゃんはトーンを落とした声で紡ぐ

未織『お姉さんが来たで』

花菜「え?」

未織『金髪の女の子。それもイニシエーターを探してるらしいんやけど……調べられへんかって』

金髪の女の子

イニシエーター……

それを調べて欲しい? 未織ちゃんに?


花菜「それで?」

未織『うちの取引相手にもいないわけやないんやけど……序列は1000台でも低いゆーて』

花菜「……1000でも低い?」

未織『1km以上離れた状態、かつ風雨の中、かつ3連発を逸らすことなく狙撃する実力持ちやからな』

花菜「そんなこと……」

当然、私にもそれはできない

1km離れた所から……という程度なら出来るかもしれないけれど

そこに雨風に加えて3連発となると

相当な訓練を積んでいても難しい

なにせ、雨で視界が揺らぐ中、風による弾道のずれまで計算に入れて命中させているんだから

未織『お姉さん曰く、序列は少なくとも100は行ってるはずって』

花菜「……そう」

未織『なんか知らんかなって思ったんやけど……その感じだと知らなそうやね』


未織ちゃんはいつものように苦笑を交えると

まぁええか。と話を終わらせる

未織『それで、ウチに何か用事でもあるん?』

花菜「あら……無いけど声が聞きたかった。とか言われたいの?」

未織『そんなん言われたらウチ、今すぐ会いにいくで~?』

花菜「ふふっ、そう?」

冗談っぽく返してきた未織ちゃん

その明るさを借りて心の中のモヤモヤをかき消す

今は未織ちゃんとの用事を――



1、実は発注したい武器があるの
2、じゃぁ……会いたいわ。未織ちゃんに
3、実は冗談じゃなく話したかっただけなの
4、里見くんがどこにいるか知らない?
5、今日、泊まりに来ない?
6、その他


安価下


1、ハンドガン(10万)
2、ショットガン(30万)
3、アサルトライフル(50万)
4、スナイパーライフル(100万)
5、対物ライフル(300万)
6、グレネードランチャー(500万)
7、ロケットランチャー(1000万)
8、短剣(20万)
9、小太刀(30万)
0、剣(30万)
11、斧(40万)
12、金鎚(50万)
13、槍(30万)
14、鞭(15万)
15、爆弾(5万~)
16、その他特殊兵器(外骨格(70万)など)


安価下2

()内部は最低金額

お金が足りるならいくつでも選択可


所持金 1555.7万円


花菜「そうね……アサルトライフルとロケットランチャーをお願い。あと延珠ちゃんに上げてるあの靴」

未織『いきなり戦争でも始めるってくらいの準備やね』

花菜「さすがにこの程度で戦争なんてしないわよ」

未織『例えや、例え。花菜ちゃんがこんなに武器発注しかもロケランなんて物騒な代物発注するなんて珍しいやん』

明るい口調で言うものの

その中にはどこか不安そうな色が感じられる

花菜「ふふっ、別にそういうのじゃないの。ただ、うちからもう一人戦線に加わろうって子がいるからその子のためよ」

未織『花菜ちゃんと陽羽ちゃんで十分なのに増員するん? 2人で軍隊潰せるレベルやのに……』

花菜「な、何言ってるのよ……そんなわけ無いじゃない」

装備が違いすぎて歯が立たない可能性だって……でも

陽羽のスピードがあれば出来なくもないかもしれないわ

……やるわけないけれど

花菜「とりあえずお願いできるかしら?」

未織『ええよ。断る理由なんてないからな~けど、無茶はさせへんで?』


花菜「ええ、解ってる」

未織ちゃんはそう言っても不安そうにため息をつき

絶対やで? と、繰り返し呟く

それに対して無言で通すわけにも行かず

ましてふざけるわけにも行かずに「解ったわ」と答えると

ようやく収めてくれた

花菜「お姉ちゃんの件も教えてくれてありがとうね」

未織『ええって。花菜ちゃんの身内のことやし……例のこと関係かもしれへんしな』

花菜「……そうね」

お姉ちゃんが調べているからか

未織ちゃんは狙撃事件がその裏の何かと関わりがある可能性も疑っているのかもしれない

でも、お姉ちゃんが裏の何かとつながっているのに知らないのはおかしいような……ううん

もしかしたらお姉ちゃんの知らない部分で計画されたことかもしれないしその可能性も捨てきれない

花菜「いずれにしても……注意しておかないとね」



・夕方を終了します
・武器完成予定は11日目の夕方です


とりあえずここまでありがとうございました


武器の値段は性能とかから安いべきじゃないなーという感覚でつけてます

終わった後何伸びてんのかと思ったら安定のDOじゃねえか
類友でキチガイ呼び込んでキチガイ同士楽しんでんのか>>1が心労でエタりそうで心配だ

DOってこのスレ一人しかないじゃん……

#うんこ

はい変更

キチ達の戯れでエタるか心配した直後のこの流れは流石に草生える
>>1がキチの一部で自演してんかこのスレ……

もう終わりだな……

つーかコレ>>1ってことはネカフェに居たのか?

いやもう無理だろなんだそのとってつけたような言い分……
普通に0時回って書き込んでたの忘れてただろイッチ……

コレか
多分wifiを引っ張れば良いんだな

ちな物理的に動かなければ普通に入れる模様

ん?どゆこと?
トリップも>>1とは違うから別人なんじゃないの?
いや的外れな事言ってたらスマン。

>>317
注意:>>1のID

全然関係ないスレで全然関係ないスレでのことならまだしも
ここの人口の100~1000倍近いVIPやなんJの人口ですら同じスレそれも日付変更したばっかでそこにしか書き込んでない書き込みでのID被りなんて見れない



これ豆な

ちなみに家庭用無線LANの届く距離はだいたい木造建ての1階から発信したとして3階で繋がるギリギリな
コンクリのマンションだともっと電波遮断されるからタダ乗りできるのは多分±1階の住人くらい

そもそもIDの片割れ(信用するなら)がネカフェって言ってる時点でマンションはないでしょ……

自演の内容がね……
「乙」とか「面白い!」とか「楽しみにしてます」ならほほえましくて見て見ぬふりできるのに
毎回毎回気に入らん奴に喧嘩売ってる内容なのは、いやぁ~きついっす

         ,r"´⌒`゙`ヽ
       / ,   -‐- !、

      / {,}f  -‐- ,,,__、)
    /   /  .r'~"''‐--、)
  ,r''"´⌒ヽ{   ヽ (・)ハ(・)}、
 /      \  (⊂`-'つ)i-、

          `}. (__,,ノヽ_ノ,ノ  \  
           l   `-" ,ノ    ヽ   頼む、どうか彼を許してやってくれ彼はゴリラなんだ
           } 、、___,j''      l


DOのシステム知らないで速攻身バレして姿隠すものの溜飲が下がらず2時間悩んだ末に返すレスが別人だから~IDの切り替え方とか知らないから~むしろ教えてほしいわ~
マジでゴリラが知能訓練用に2chに書き込んでるんじゃないかと疑うレベル

なんか全レス始めとるwwwwwwww

すげえなDOもはやこのスレの主役じゃないか

っていうか俺そのものが悪いかどうか置いといてさ
>>290でそんなに間違ったこと言ってないよな?
このスレ見る限り完全にキチガイじゃんDO
まさかここまでとは思わなかったわ


なんか凄いことになってる……
ネカフェ利用したりもしてますし
被る可能性は今後も高いかもしれません

>>404
間抜けもここまでくると好き

この間抜け具合はお前しかいないと信じてたよ

空気悪くしてる俺が言うのもなんだけどこの現状で立派にスレの空気悪くしてる一人だよって他人に言える精神すげえな
アスペかよ

なあなあ一つだけ聞いていい?
あっそ(半ギレ)からの酉晒しってマジで何がしたかったの?
未だに理解不能なんだが

つうか俺もともとROM専だからDOが消えたら喜んで消えるんだけど

そうだな数字と/で11個英語が大文字小文字で52個あって末尾DOになる可能性って63分の1だけど
たまたまブチ切れて酉晒すときにたまたまその日の末尾がDOになってあるよな

ねーよ

末尾Pなんてのならともかく
DOは良くあることだしな
俺スマホだが、Id変えまくればDOだろうがSOだろうが出せるわ

>>433
じゃあやってみろよ
20回変えてるうちに出せたら褒めてやるわ

別スレでチェックしてても検索してやるからな

結局3台持ちか
すげえな3台持っててこんだけ拙い自演みたことないぞ
末尾oも使ってええんやで

IDブチブチでワロタwwww

出ねえじゃねえかwwww

末尾Pは糞だな

キターヽ( ̄▽ ̄)ノ

>>461
お前もうちょいレパートリーねえのかよ

428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :sage :2014/07/20(日) 23:08:50.82 (p)ID:ZgiMzOPVO(3)
末尾Pは気持ち悪いな

で、今度はID:NMsPneHDOが消えてるんだろ?

>>463
判別しやすくて良いだろ?
ほら、DOだぞ

ID:NMsPneHDOまだかよ
きたら謝るよ

来いよID:NMsPneHDO
俺の努力を無駄にするつもりか!

あと15分……厳しいか?

キターヽ( ̄▽ ̄)ノ

あああああああああああああああああああ(ブリrブリrブリrビリブリ

申し訳ございませんでしたあああああああああああああああああ

まあちゃんと謝ったからこれからもDO煽りながら仲良くケンカするけどそれは許してね

……でコレなんの意味あんの?
自演かどうかに影響あんの?
末尾Pがウザくて頑張っちゃったんだが

逃げたか1

いやないけど、ゴメン
結局自演してない証明になんないし

>>477
毎日来れてる人ならともかく
そうじゃない>>1だからどうとも言えねぇ
単純に来れないだけかもしれないし
そうじゃなく隠れてる可能性もある

俺はもう寝る

ズゴーーーーーーーーーー

結局3台持ちじゃねえか謝って損したわ自演野郎

お前やっぱりアホだろ

この中に>>1がいる(名推理)
でもあれも荒れてたからな…ん?(閃き!)


エタるな!(名推理)


公共回線も多用する以上いつかはなると思っていましたが
どうこう言った所でどうしようもないということは明白なので、いつも通り再開していこうと思います


夜の再開位置選択

1、事務所
2、自宅
3、街道



安価下


自宅→イベント判定


13 香織「……ごめん、ちょっと、良いかしら」
 5 蓮太郎「よう」
 7 帰り道でのイベント
 9 美菜「はいはーい。ご報告ー」


安価下コンマ一桁


→ 6日目  夜


夜になって帰ってきた我が家

それが襲撃されている……なんていうことはなかった

ドアを開けた瞬間の爆発も警戒したけど

どうやらそこまではしないらしい

陽羽「玄関入った瞬間に反応地雷とかあるかも……」

花菜「怖いこと言わないでよ……私、それで一度下半身飛びかけたんだから」

真希「え?」

花菜「……ふふっ、なーんて」

冗談っぽく笑ってみたものの

憩ちゃん達はじぃっと見つめて頷く

何に納得したのよ……一体


あの時お姉ちゃんが解除してくれなかったら……ね

いい思い出がないのが辛い

なんて、愚痴をこぼすわけにもいかずに苦笑しつつドアノブに触れると

階段側から声がかかってきた

悠河「こんばんは」

花菜「あら……こんばんは」

悠河「珍しく全員揃っているんですね」

憩「学生の人こんばんは」

憩ちゃんは事務所に行くときに会う事が多いのか

珍しく何の警戒もなく挨拶をして

彼もまた笑顔で返す。いかにもな好青年

顔立ちも良いし、性格も良い

憩ちゃんは好きになっちゃったのかな……?

と、勝手に繋げたことに気づかれたのか

巳継くんの瞳が私を見つめた


花菜「どうかしたの?」

悠河「あ……いえ、これといってどうかしたわけではないですよ」

陽羽「悪いけど、花菜はダメだよ」

悠河「僕はそんなつもりないんですけどね……」

苦笑する巳継くんを陽羽は一瞥し

私のことを見上げる

陽羽「入ろ、家」

花菜「陽羽……」

陽羽は直感で、だろうか?

巳継くんのことを少し警戒しているみたいだわ

今の巳継くんからさっきとかは感じられないけど……



1、ごめんね巳継くん。おやすみなさい
2、話があるなら聞くわよ?
3、こらこら、ダメでしょ陽羽
4、ぅん……? そんなつもりってどんなつもり?
5、その他


安価下


花菜「話があるなら聞くわよ?」

悠河「………………」

花菜「巳継くん?」

彼は少し困ったように笑みを浮かべて

困りましたね……と、独りごちる

なんのためらいもなく話せないような話なのか

それとも、別にないのに妙な勘繰りをしてしまったのか

後者なら悪いことをしちゃったわね……

花菜「あの、巳継く――」

悠河「なら、少しお願いがありまして」

話を聞くを超えたお願い

聞くといった以上は即刻断るわけにはいかない

とりあえずきくだけならと大切な前置きを施して耳を傾ける

悠河「明日の休みに少し付き合って欲しいんです」


花菜「……付き合う?」

悠河「はい」

引け目を感じるその言葉に続いて

彼は隣人の山科さんに頼むようなことではないかもしれないんですがと言いつつ

ハニカミながら零す

悠河「恥ずかしながら僕はこれといった異性の知り合いはいないんですよ」

花菜「それは……でも、どうして異性を?」

悠河「なんと言えばいいか……学校で色々あって女性に贈り物をしなければいけなくなってしまったんです」

本当に困った様子の彼に対して

さすがに陽羽も遠ざけるような発言はせずに黙り込む

……ただ様子見しているだけかもしれないけど

真希「それで学生のお兄さんは」

真望「お姉ちゃんの手を借りたいんだね」

悠河「そういうことになるかな……お願いできませんか?」



1、ごめんなさい。明日はちょっと
2、ええ、大丈夫よ(昼から同行)
3、私はそういうの疎いから……ごめんなさい
4、その他

安価下


決まったところでここまでにします。ありがとうございました


明日は可能ならお昼頃に


巳継くんの年代が女性と言うと

私たちのような上の世代に感じるけれど

でも、見える人格を考慮するなら

同年代でしょうね……まぁそうでなかったとしても

恐らく私では役に立てるようなことは――でも

頼れる相手が他にいないと言われて断ることなんて

花菜「ええ、大丈夫よ」

悠河「本当ですか? ありがとうございます」

花菜「ふふっ、あんまり期待はしないでね」

出来るわけがなかった

陽羽「……陽羽も行くからね」

悠河「ああ、それは構わないよ」

陽羽の敵意が含まれた視線に対して

巳継くんは宥めるような笑みを浮かべた


→ 6日目 自宅 夜


巳継くんとの話を終えて家に戻ってすぐに

目に入った雑誌を見つめる

どう見ても

銃器関連の名前しか見えないものとか

写真に写るモデルは服ではなく武装してるものしかない

花菜「無謀だわ……」

巳継くんは女の子のアドバイスを期待してるのよね……?

都合よく

私みたいな体型の女の子への贈り物とかじゃないわよね?

……まぁ、私みたいな女の子なんてそうそういないんだけど


1、電話
2、真希と交流
3、真望と交流
4、陽羽と交流
5、憩と交流
6、イベント待機(判定)

安価下



01~10 蓮太郎訪問(+ティナ)
11~20 香織訪問
21~30 真希・真望交流
31~40 憩交流
41~50 男性訪問
51~60 ティナ訪問
61~70 美菜電話
71~80 香織訪問(怪我)
81~90 蓮太郎達訪問
91~00 陽羽交流

安価下コンマ反転(12→21)


香織の訪問

特殊日程につき判定


135 特殊イベント

その他で通常


安価下コンマ一桁


→香織訪問(通常)


香織「――というわけなのよ」

言いたいことをすべて言い尽くしたのか

プシュッと心地いい音を鳴らす

と言ってもビールとかではなく、ただのコーラである

飲めないわけではないし

愚痴っているにもかかわらず飲まないのは

未だ犯人を捕らえられていないからだ

……でもねお姉ちゃん

花菜「それを私に言われても……」

香織「解ってるわよ」

ならなんでわざわざ私に言いに来るのか

とは聞くまでもない

たとえ捜査本部ができていても、お姉ちゃんはその輪から確実に弾かれる

そして友達は少ない

よって、愚痴るべき相手がいないのである


香織「詰まり詰まってため息しか出ない」

花菜「その荷物が重くて気だるいんじゃなく?」

言いつつ指差すお姉ちゃんが持ってきた大きな荷物

ゴトッという危なげな音から

馴染み深いスナイパーライフルに違いないことはすぐに解った

花菜「どうしてスナイパーライフルなんて持ち歩いてるの?」

香織「この前の襲撃で反撃すらできずに逃げられたから」

花菜「だから?」

香織「次に発火炎が見えたら撃ち返そうと思ってね……でも中々現れてくれないのよ」

その残念そうな声は

犯人が現れないことに対してだろうけど

撃てない事が残念なのか

出てこないことが残念なのかが判別できない

香織「……恐らく、聖天子様と斉武の極秘会合を確実に狙える方法があるんでしょうね。最悪だわ」

花菜「そうね。それが事実なら護衛なんてむしろ邪魔にしかならないし……」


極秘であるにも関わらず確実に狙えるということは

その情報が漏れているということにほかならないし

その情報を漏らせるなんてその関係者だけだものね

香織「いっそ電話にすればいいのに」

花菜「盗聴されたら困るし……」

香織「死ぬよりましでしょう?」

花菜「そうかもしれないけど、政治的な話が漏れると未来が先回りで潰されちゃうわ」

香織「斉武との話でそれが動くと思ってるの? ありえないわ。斉武は聖天子様の壁。その逆も然り」

聖天子様の方針は

斉武代表とは確かに相容れない

どちらにとっても壁となるかはともかくとして

戦争が起こる以外の変化は確かに難しいかもしれない

香織「斉武も聖天子様も解ってるだろうに……案外、斉武が殺し屋を雇ってそうね。でなければ聖天子様の自作自演」

花菜「そ、そんなことっ!」

外で言ったら不敬罪どころの話じゃない

そういう前にお姉ちゃんはため息をつく

香織「ただの憶測よ。聖天子様がそんな卑怯な手を使うとは思えないしね。天童の方はまぁ……アレだけど」


聖天子様の傍にいる天童家の当主

天童 菊之丞

あの人が聖天子様を殺そうとしてる?

それは多分ない

お姉ちゃんもそれは解ってるはずだけど……

ふとお姉ちゃんへと目を向けると

お姉ちゃんの目は積まれた雑誌に向かっていた

花菜「どうかしたの?」

香織「貴女……もっと女の子らしい雑誌は買わないの?」

花菜「そ、それは関係ないでしょ!」


1、それより、狙撃の犯人の話をしましょ
2、それより、あの重傷の警官さんは?
3、だったらお姉ちゃんはどうなの?
4、それで……どうするの? 愚痴は言うだけ言ったみたいだし、帰るの?
5、でも……そのことで話というか相談があるんだけど
6、その他自由



安価下


今日はここまでです。ありがとうございました
もう少し早く、あるいは長くしたいけど都合上無理です


香織さんの趣味は……アドバイスに向いているのかいないのか……


花菜「あ、あのね。お姉ちゃん」

香織「なによ改まって」

自分のことについて

色々と探りを入れてくるかと思ったのかもしれない

お姉ちゃんは少し嫌そうな顔をする

その部分をつきたいのは山々だけれど

今はそうではなく

花菜「そのことで話があるの」

香織「そのこと……? なに? 女の子らしさ云々?」

花菜「うん」

お姉ちゃんに対してとはいえ

こんな私が女の子らしさで相談するのは恥ずかしいとは自分でも思う

だから少し照れ隠しに顔を背けただけなのに……

香織「な、なに乙女してるの……? 似合わないわよ?」

そんな傷つくことを言われてしまった


花菜「そんなこと言わなくたっていいと思うんだけど」

香織「いや……だって。女の子らしさの欠片もないボディビルダーな女の子が照れ笑いしてたらどう?」

花菜「それかなり失礼なこと言ってるよ?」

香織「……そうね。ボディビルダーは訂正。花菜が照れ笑いしてたらどう?」

二度目は言わなくていいから。と

お姉ちゃんを軽く睨むと

何故か嬉しそうに苦笑して「はい、はい」と、ぶっきらぼうに零す

香織「でも急にどうしたのよ。女の子らしさだなんて」

花菜「それは……」

香織「もしかして里見くん? それとも……お隣さん?」

花菜「違うってば……もぅ」

香織「あらあら、図星で言い返せないの?」

ここでむっとして返すと思うツボ

だからあえて

そう思うなら思っておけばとため息混じりに返すと

つまらないわねぇとお姉ちゃんも溜息をついた


香織「それで?」

花菜「うん……言わずもがな女の子らしくないでしょ? 私」

香織「そうね」

花菜「けど色々あって女の子への贈り物選びに付き合うことになっちゃったのよ」

それが隣の巳継くんから頼まれたことだとは言わない

彼自身の個人的なことだし

さっきの今で言ったら絶対にからかってくるし

香織「なんて無謀なことしたの……その子」

花菜「そんな絶望しなくても」

香織「でも待って。まだ可能性はあるわ。相手が貴女並みの重度な銃火器オタクとか。そうだわ! 司馬令嬢だったりするかも」

お姉ちゃんはそう言いながら私を見る

久しぶりに見るお姉ちゃんの普通の笑顔には疲れが隠れる

だからといって……馬鹿にされるのは嫌だわ


1、だからお姉ちゃんも手伝って欲しいの(明日の行動に誘う)
2、そういうお姉ちゃんはどうなの?
3、こっちはこれでも真面目なお願いなのに……
4、だから教えて欲しいの。お姉ちゃんに女の子らしさを
5、その他


安価下


花菜「だから教えて欲しいの。女の子らしさを」

香織「女の子らしさねぇ……単純に言うなら可愛いもの。でも最近は変わってるから……」

お姉ちゃんは言いながらどこか遠くを見つめる

警察として若い子たちと関わることが多いのかな……

因子を持つ子供達ではなく

私たちとそうかわからない年齢の子達と

香織「金一封とかどう?」

花菜「……それはないかな」

香織「そうよね」

金一封だなんて

巳継くんは高校生だし

もしそうでなくてもそういうのって喜ばれないと思う

……自信ないけど


香織「まぁ、冗談はともかく。女の子らしさなんてスカートで笑顔で大きくて細くて柔らかそうならOKじゃないの?」

花菜「うん?」

よくわからないと首を傾げた私に対して

お姉ちゃんは温かい瞳を向けて続ける

香織「そもそも、女の子らしさってなんなのって話よ」

花菜「そう言われても……」

それが解らないから聞いてるわけで

聞かれても困るわ……と目だけで訴えるとお姉ちゃんは笑う

香織「私からすれば、高い声で、胸があってアレが無いそんなので十分女の子らしいと思う」

花菜「………………」

香織「でも、可愛いものが好き。長い髪。良い匂い。料理ができる。裁縫ができる。そういう部分で判断する人もいる」

花菜「つまり?」

香織「人によって女の子らしさなんて様々。貴女だって料理ができる。それだけで女の子だーって考えられなくもないのよ?」

そこで料理しか出てこないのは

私の女の子らしさがそれだけしかないっていうことなのかしら……


香織「要するに女らしさに明確な定義なんてない。だけどあえて言うなら。花菜のスタイルは女の子らしさは無いかも」

花菜「うっ」

香織「お腹も足も腕もこんな堅くしちゃって……」

花菜「ちょっ……やっ」

お姉ちゃんはツンツンっと私のお腹や腕などを突く

痛かったりはしないけれど

どことなくこそばゆく何より恥ずかしい

けれど止めてといってもお姉ちゃんは止まらず

それどころか指で肉を摘む

花菜「っ……」

香織「仕事の関係上仕方ないかもしれないけど……これはちょっと」

花菜「か、勝手に触っておいて何言ってるのよ」

香織「事実だし……」

花菜「お姉ちゃ――っ!」

嫌な感じがして咄嗟に床を蹴り

ソファの肘掛の外側に手を当てて強く押して体を追加速させる

けれどお姉ちゃんは逆に肘掛の内側を蹴って飛び出し

ソファから投げ出された私の体を床へと撃ち落とす

花菜「痛っ……なにす――ぁっ」

香織「でもここは一応柔らかいのね……ふふっ女の子らしさ発見だわ」

花菜「ど、どこ触って……っや、止めて!」

香織「貴女が女の子を捨ててるならそれを拾ってあげようとしてるのよ? 表面上ではなく、内面的に」


花菜「本当に何言ってるのか解らないんだけど……ッ」

香織「表面上は知識とか容姿。内面的は精神よ」

花菜「そうじゃなくて……」

香織「したい話が違う?」

私の上に乗るお姉ちゃんは

適当にそう言ってにこっと笑う

香織「違わない。話すんじゃなく実技になるだけ」

花菜「ふ、ふざけないで」

手首の部分を力強く押さえつけられ

かろうじて浮くのは肩の部分

組み伏せる技術はさすがのものでなかなか抜け出せそうにない

花菜「本気で抵抗するよ? 私……こういうの嫌いだから」

香織「姉より優れた妹なんて存在しないわ。共に実戦経験があって尚且つ、武装なしの体術勝負だし」

花菜「っ…………」

互いに自分たちの倍以上の年齢の男性と戦った経験があって

そこに警察官として武器なしでの対人訓練を積んでいるお姉ちゃんには

力技だけでは勝ち目がなかった


時間だしここまで

ありがとうございました


お姉ちゃんは一応炊事洗濯、裁縫は一通りできる……かもしれない


香織「このままじゃ貴女、貞操を失うわよ?」

花菜「っ……嫌……っ!」

右手の指の関節一つ一つに集中して

お姉ちゃんの手に抉りこませようと動かしても届いてはくれない

その届くか届かないかの絶妙な距離感がいらだちを募らせる

太ももの部分を抑えられているせいで

背中を蹴ることもできない

体を大きく揺さぶっても

お姉ちゃんは嘲笑を浮かべたまま私を見下ろす

香織「どうしたのよ。対ガストレアばかりで対人戦を疎かにしていたの?」

花菜「人相手なんて私は嫌いっ!」

香織「……花菜。敵はガストレアだけじゃないわ」

花菜「それはわかって――ッ!」

答えきる前に

ワイシャツのボタンがお姉ちゃんによって食いちぎられ

中の下着が露出する

相手が同性でしかもお姉ちゃん

だから恥ずかしくないなんてことはなく

むしろ煽られた羞恥心が激しく揺れ動いて顔を真っ赤にしていく


香織「恥ずかしい? 隠したくて仕方がない?」

花菜「もう止めて……お願いだからッ」

香織「それで止まってくれた相手がいた? ううん、居なかった。じゃぁどうすればいいか……解ってるわよね?」

お姉ちゃんは過去を思い出してか

わずかに表情を曇らせる

どうすればいいか……

流れに身を任せて全てが終わるのを待つか

死に物狂い……ではなく、殺す気で抵抗するか

私達は今までずっと後者で生きてきた

だから今もそうしろって言うの……?

香織「次はそのシャツを引きちぎる。今度こそ貴女の柔肌……柔肌? まぁ、柔肌であろう部分を露出させるわ」

花菜「っ…………」

嫌味に文句を言う余裕さえない

どうする……どうする……ッ!?



1、流れに任せる
2、殺す気で抵抗する
3、どうしてこんなことするの……?
4、その他


安価下


花菜「どうしてこんなことするの……?」

香織「貴女に女の子らしさを教えるため」

花菜「こんなの違うッ!」

本気で嫌で

本気で怒って言い放つ

けれどもお姉ちゃんはどこか儚げな表情で首を振る

香織「シャツ一枚剥がれたくらいで恥じらうなんて女の子らしいとも思わない?」

花菜「そんなの誰だって……」

香織「顔真っ赤で、ちょっと泣きそうになるのは乙女だわ」

言われて解っても

自分ではどうしようもなくて目を瞑る

そのあいだにも

お姉ちゃんの嬉しそうな笑い声が鼓膜を揺らす

香織「普段男勝りな貴女がそんなだと……すごく唆る。これがギャップ萌えってやつなのね」


花菜「ちょっと……お姉ちゃん?」

お姉ちゃんまで顔を赤くして

熱を持った瞳を私へと向けてくる

心なしか私達の体温が上がってる気がする

視界がぼやけていくような不安定な感覚

香織「……ちょっとだけ。ちょっとだけ」

花菜「や……ほんと、これ以上は……ッ」

お姉ちゃんの顔が段々と近づく

頑張って左右に振っても壁のような床に阻まれる

花菜「お姉ちゃ――」

陽羽「……止めた方が良い?」

花菜「な、なんで聞く必要あるの!?」

部屋のドアを開けて聞いてきた陽羽に少し強く言い放つ

陽羽「キスは仲良しっていう……」

花菜「これは強引すぎるわよ!」


陽羽によって事なきを得た


香織「貴女が女の子らしさが知りたいって言うから私は……」

花菜「限度っていうものを考えてよ……本気で」

しょぼんと俯くお姉ちゃん

聞いた私のせいかもしれないと思うことは

ちょっとなくもないけれど正座をさせる

香織「冗談のつもりだったのよ……でも貴女の反応があまりにも女の子だから可愛くて」

花菜「だからって……」

香織「妹にちょっとアレになるなんてどうかしてるわよね……疲れてるのかも。私」

ため息をついたお姉ちゃんは

ソファに体の重み全てを預ける

香織「……悪かったわ」

花菜「……………………」


1、良かったら泊まっていく?
2、ちゃんと休んでね?
3、そこまでしたいなら別にいいけど……
4、その他


安価下


花菜「そこまでしたいなら別に良いけど……」

香織「なんか嫌々ね」

花菜「別にそんなつもりはな――」

い。という言葉だけは

空気に触れることなく消えていく

研ぎ澄まされた感覚だったなら躱せたかもしれない

あるいはそうであったとしても

躱さなかったかもしれない

ただただ静かに

時間の流れさえ感じないような静寂の中で

ちょっと言葉にしにくい感覚に身を委ねる

未織ちゃん達よりもちょっと得意げなそれは

ほんの少し胸が苦しくなった

……酸素不足という形でだけど


香織「……なにかしらね。率直に。ただ言葉にするなら美味しいわ」

花菜「え?」

香織「良く解らないけど、そうね。寒い時に飲む温かいスープのような感じ」

お姉ちゃんはそう言いつつ

嬉しそうに微笑む

キスが美味しいというのは解らないけど

寒い時の温かいスープというのはなんとなくわかる

あの染み渡る感じは本当に心地いい

花菜「……本当に疲れてるんじゃないの?」

香織「そうかもしれないわ……」

ふっと一息ついて

お姉ちゃんは立ち上がる

香織「帰るわね……それじゃお休み」

お姉ちゃんは笑顔で家を出ていく

……泊めてあげても、良かったかしらね



・夜を終わります

────────────────────────────────────────

 交友関係(好感/信頼 相手からの印象)  2ヶ月目 6日目 現在

  山科 陽羽 (84/88  絶対に失いたくない人) 交流+1
  山科 憩   (52/57  信頼する家族) 交流+1
  山科 真希 (58/58  優しいお姉さん) 交流+1
  山科 真望 (58/58  優しいお姉さん) 交流+1
  山科 香織 (64/64   分からず屋な妹) 交流+1 特殊交流+2/+1
  天童 木更 (36/37  死なせたくない人) 交流+1

  里見 蓮太郎(31/32  言動を躊躇う異性)
  藍原 延珠 (23/23  仕事仲間) 交流+1
  司馬 未織 (35/34  ちょっとした好意)

  室戸 菫   (19/20  仕事仲間)
  千寿 夏世 (07/07  その他のプロモーター) 
  伊熊 将監 (-29/-14  敵)
  蛭子 影胤 (15/15   護衛対象)

  蛭子 小比奈(07/08 料理当番)
  片桐 玉樹 (07/05  その他の民警)

  片桐 弓月 (03/03  その他の民警) 
      聖天子(14/16  気になる民警)


           序列:920番  所持金 1555.7万円

────────────────────────────────────────


とりあえずここまで

ありがとうございました


香織さんはお疲れのようです


再開します

安価下コンマイベント判定


3 7  9


描写選択


1、ティナ

2、香織


安価下


6日目 夜 街道


『邪魔だ。殺せ』

マスターの冷酷な命令が告げられる

けれど私にはそれを嫌という権利も何もない

警察官を襲うのはこれが2度目

前回は偶然出会ってしまった事故だけど

今度は違う……命令

手を抜いたりはできない

殺さなければいけない

ティナ「………………」

『ティナ・スプラウト。良いな?』

ティナ「はい」

通話を終えて一息つき

手に余るアタッシュケースを引きながら歩く

向かう先は対象の住む家

対象は山科香織

私の周辺を嗅ぎ回っているらしく

マスターの目に止まってしまったらしい


ただの警察官だからすぐに済むはずだ。と

マスターは言ったけれど

狙撃せずに始末するのは簡単とは言難い

ティナ「…………明日に遅らせる?」

マンションだから銃火器は当然使えない

いたずらに目撃者を増やして

マスターに何人殺させられるか解らないからだ

殺したくはないけれど殺さなければいけない

その葛藤の末に生み出される考えは

いかに早く、苦しませずに絶命させるかというもので

その方法に悩んでいたせいか

「きゃぁっ」

ティナ「っ!」

歩くことに気を回せず

角を曲がった先で誰かとぶつかってしまった


「ごめんね、大丈夫?」

ティナ「ぁ……はい」

仕事帰りだろうか

目の前のスーツを着込んだ女の人は

心配そうに私へと目を向けて――

「――貴女」

ティナ「ッ!」

ジャリッとかすかな音が聞こえた時にはすでに遅い

左の脇腹が嫌な音ともに圧迫されて体が浮く

肺から絞り出される空気が口をこじ開けて逃げていった瞬間

離れていたはずの壁が真横に現れて右半身を強く打つ

倒れ込んだ私に

パラパラと壁の破片が降る

遅れてやってきた痛みにしかめつつ

見下ろしてくる女の人を見定める

ティナ「あなたは……山科香織。ですね」

彼女は答えず

左足を勢いよく振り上げた


咄嗟に力を解放して場を飛び退く

あの勢いでは地面を蹴るだけ……

ダメージを受けた足では直ぐに動けない

大丈夫。なんとかできる

考えを刹那にまとめて敵を見る

ティナ「終わ――」

言葉が消える

意図的にではなく

腹部を強打した拳によってせき止められた

ティナ「かはっ」

背中を強く打って呼吸が止まる

ターゲットは地面を蹴ったにも関わらず

それをダメージどころか移動手段として蹴って飛んだ

逃げた私を追うように……明らかにただの警察官が出来ることではなかった


香織「……貴女のマスターは?」

ティナ「お答え……できません」

香織「そう」

初めから期待していなかったことを表すような冷淡な声

冷酷さを持つ瞳

それらが私へと向けられる

殺さないようにとか

目撃者を増やさないようにとか

生易しいことを気にしていられる相手ではない

梟の因子を持ち

狙撃することをメインとしてきた私

けど、それでもたった一人で序列98位まで上がった

ティナ「……貴女を殺します」

香織「殺してくれても構わないわ。すでに私は死んでいるのだから」


それが罠だと警戒する

けれど相手は動かずに私を見つめる

香織「別に深く考える必要なんてないわ。殺す相手を特定の個人だなんて考えてたら貴女も死ぬわよ」

ティナ「あなたは……」

香織「人を殺して生きていくなら。自分が生きる為に食べてきた食材と考えなさい。有象無象の取るに足らない一部だってね」

なんて悲しい瞳をしているのだろう。と

思わず見つめた私に対して

彼女は冷笑を漏らす

香織「ほらまた考えた。子供だわ。見た目そっくり……でもね。おいたをしたら叱られるのよ」

ティナ「………………」

香織「私の同僚を貴女は傷つけた。だから私は貴女を潰す。貴女の陰に隠れた屑もまとめてね」

ティナ「それはできません。あなたはここで私が殺します」

イニシエーターと生身の人間で力の差は歴然

本気で相手をすれば……殺せるはず

そう判断して相手を強く見つめて身構えた


なかなか動けない

先に動けば一瞬で捉えられて

首の骨を砕かれてしまう

そんな不安が脳裏を過ぎる

共に装備はない

でも、警察官なら拳銃をもっていてもおかしくない

香織「来ないの?」

ティナ「あなたの動きが常人のものとは思えませんので」

香織「あら……そう? 色々習ってるし。天童流も少し真似てるからかしら」

ティナ「……そうではないのですが」

これが通常の警察官に求められる

最低スペックなのだとしたら

ガストレアだって相手にできそうです

香織「なら遠慮なく私から行くわね」

ティナ「!」


会話を唐突に断ち切ったターゲットは

地面を強く蹴って跳躍

そのまま迫ってくるかと思えば

右側にあった壁へと左足を突き出す

ティナ「ッ!」

ガンッと壁が唸って彼女の体が私へと迫る

香織「……天童流戦闘術、隠禅・黒天風」

壁を蹴った反動を使っての空中回し蹴り

容易く躱して反撃の構えを取る

空中での回転は止めることはできない

私の重い一撃は

生身の人間であるこの人の背骨を砕いてしまうかもしれない

そのことに躊躇して

でも……殺すなら関係ないと躊躇いを飲み込む

意を決して

狙ってと言わんばかりの背中が見えた瞬間を狙って踏み出す


ストレートに伸びた拳を彼女の手が掴む

がら空きの背中はやっぱり誘いだったのですね……でも

ティナ「まだです!」

地に足の着いていない彼女の体めがけて

左足を振り上げる

香織「動かないで……ねッ!」

ティナ「っ!」

当たる直前

彼女は私の手を軸にして横ではなく縦回転の動作を作り

ぶれた私の背中を押し飛ばして後方へと飛び退く

よろけた体を無理やり動かしてそのあとを目で追う

着地と同時に地面を蹴り飛ばして私へと迫るその姿は鬼のようにも見える

ティナ「あなたは本当に警察官ですか……?」

香織「警察官よ。お望みならバッジを目に捩じ込んであげるわ」

右ストレートをかわしつつ身を翻して

相手との立ち位置を逆転させる

小回りのきくこの体でなければ

まず間違いなく壁に追い詰められていましたね……マスター。無理かもしれません

体術勝負では厳しいです


香織「もっと攻めてきたら? 悪いけど……息切れは望めないわよ?」

ティナ「………………」

どうしたら良いか

答えはひとつしかない

でもそれができるかどうか……

香織「……あら。逃げるつもり?」

ティナ「!」

香織「正解ね。ふふっ……そういう人は何人も見てきたから解るのよ」

驚いた私に向かって

彼女はくすくすと不気味な笑みを浮かべながら

冷たい瞳を向けてくる

香織「まずは足を切り落とす。再生できる体だとしても切り離されれば無理でしょう? バラニウムではないとしても」

ティナ「……恐ろしい人ですね」

投げ出された自分のガンケース

あそこにある爆弾さえ拾えればなんとか出来るかもしれない


けれど爆弾は取れそうにない

それさえも読まれていれば確実に終わる

香織「逃がさないわよ。絶対……」

ティナ「………………」

言葉とは裏腹に

笑みを浮かべる彼女は万能ナイフを取り出す

あれで足を切り落とすつもりだとしたら

多少は耐えられるイニシエーターでさえ悲鳴を上げるだろう

でも……私は

カバンの中で眠っていたシェンフィールドが目を覚まし

周囲に羽音のような音が響く

香織「シェンフィールド……貴女まさか――」

ティナ「っ!」

知っていたことに驚きながらも

生まれた隙を逃さずに力を全力で使って突進

彼女の足が地面から離れて

そのまま壁へと頭を打ち付ける

香織「っぐ……待ちなさ――」

後頭部を強打して

流石にふらつく彼女の横顔を蹴り飛ばす


血だらけの彼女は動かない

生身の人間なら死んでもおかしくない打撃の後

蹴り飛ばしたのだから当然といえば当然

でも油断はできない

死んだふりをして確認に来たところを襲われたらひとたまりもない

自分のガンケースを回収して

中に入っていたハンドガンを取り出して8発全弾撃ち尽くす

偶発的なものではない以上

必ずしなければいけないことだから……

ティナ「……ごめんなさい」

流れ出ていく赤い血を一瞥して駆け出す

彼女が追ってくることはなかった



・山科香織が襲撃され、敗北しました


香織の設定は花菜の設定と職業とその役職で確定させた


→再開位置固定 病院

メンバー固定  花菜・陽羽


→ 7日目 朝 病院


電話が鳴り響いたのがもう数時間前

今に至るまで

瞬きをしたのか、呼吸をしたのか

立っていたのか、座っていたのか……それさえも解らない

解るのは

機械に囲まれて、管がいくつも通っていて

目を閉じたまま身動ぎ一つしないお姉ちゃんを見ていたということだけ

陽羽「……もう休もう?」

花菜「休めない」

陽羽「花菜」

花菜「お姉ちゃんが寝てるんだから……私が起きてなきゃ」

陽羽「陽羽が起きておくから……だから休んでよ。花菜……っ」

ぎゅっと腕を掴んできた陽羽を見つめる

お姉ちゃんと仲が良かった陽羽が平気なわけはなく

当然のように私と一緒に起きていて寝ていない表情はかなり窶れて見えた


お姉ちゃんはなんとか生きたままここに運ばれ、治療された

銃声が響いたらしく、すぐに発見されたから。らしい

それでもこのまま息を引き取る可能性は

高すぎるほどに高い

頭から血を流して、体のあちこちに8発の銃創があったらしい

犯人が自分でやって通報したのだとしたら……殺す

そうでなかったとしても……殺したいッ

握り締めた拳が震える

噛み締めた唇が切れて血が垂れる

花菜「……お姉ちゃんっ」

陽羽「花菜……」

花菜「……………………」


1、移動
2、電話
3、陽羽、貴女は休んでなさい


安価下


1、事務所
2、自宅
3、商店街
4、現場
5、外周区
6、連太郎のところ
7、巳継のところ
8、実家
9、未織のところ



安価下


→ 連太郎の家


蓮太郎「き、急にどうしたんだ?」

花菜「聖天子様の護衛に私達も加わる事になったわ」

それに対して里見くんは何も言わず

どこか気味悪そうにでも心配そうに私を見つめる

花菜「なに?」

蓮太郎「相当無理してんだろあんた……何があった?」

花菜「……………………」

延珠「ん? どうかしたのか?」



1、どうしてそう言えるの?
2、それよりも、狙撃事件の時の話を聞かせて?
3、ふふっ、何言ってるの?
4、別の部屋に行きましょ
5、お姉ちゃんがね……危篤なの
6、その他



安価下


花菜「どうしてそう言えるの?」

蓮太郎「今日のあんたの笑顔は見ていて不快だ。イライラする」

花菜「え?」

蓮太郎「いつものあんたらしさがないんだよ。すげー暗いんだ」

里見くんは残念そうに呟いて

私から目をそらす

言葉にはしていないけれど

見ていられないという意思表示かしらね……

花菜「蓮太郎くん、私……そんなに酷い顔してる?」

蓮太郎「ああ」

陽羽「だから言ったんだよー? 休んだほうがいいって」

陽羽を一瞥し

連太郎くんを見つめて下を向いて頬に触れ、ゆっくりと上に動かすと

薬指の部分が目元に触れ、僅かに残っていた水分で濡れた


安価下コンマイベント判定


1 3 5 


ゾロ目なんて関係なくていい?
それともイベント起きたほうがいい?

蓮太郎からの行動発生判定だけど


なら無しで。ヘタレだしある意味当然ではあるかな


蓮太郎「っ…………」

里見くんは何かを躊躇って黙り込む

見つめてくるその目に目を向けて

ごめんなさい。と言葉を返す

花菜「確かにいつもの私ではないわよね……」

延珠「デザートを勝手に食べたのであろう? 陽羽」

陽羽「そんな冗談に乗るようなことじゃないんだよ……」

陽羽も暗く言葉を漏らして

場違いだと感じた太陽が雲に隠れて部屋を暗くする

合わせて延珠ちゃんも静かになって

嫌な空気が立ち込める


1、お姉ちゃんのことを話す
2、ごめんね。でも話さない……弱々しい私なんて見たくないでしょ?
3、蓮太郎に抱きつく(理由は話します)
4、蓮太郎に泣きつく(理由は話しません)
5、その他


安価下


花菜「実はね。昨日の夜にお姉ちゃんが襲われたの」

蓮太郎「襲われた……? 無事なのか?」

花菜「………………」

それに対しては首を横にも縦にも振れず

少しだけ考えてから口を開く

花菜「今は集中治療室……だけど、ダメかもしれないって」

蓮太郎「なんだよそれ……そんなのッ」

里見くんはやり場のない感情を溜め込んだ拳を震わせて

すまない。と頭を下げる

蓮太郎「聞いていい内容じゃねぇし、あんたにどうこう言うべきじゃなかったな……」

花菜「ううん、気にしないで。すぐに言わなかった私も悪いから」

そう言いつつ

来るまでに幾度となく練習した笑みが溢れる

それがあまりにも痛々しかったのか、目を見開いた里見くんは

目を伏せてもう一度謝罪の言葉を呟いた


花菜「相手は不明。でもあまりにも酷い状態だった……聞いただけでも体が痛みそうなほどに」

蓮太郎「……あんた、このあとは?」

花菜「約束があるけど」

蓮太郎「行くのか?」

花菜「ええ……相手が困っていることだし。お姉ちゃんを傷つけた犯人は気になるけれどそれを探すついでに終わらせられそうだし」

プラチナブロンドの髪色のイニシエーター

お姉ちゃんが探していたのはそんな相手

だから

襲撃してきたのもその子である可能性は高い

蓮太郎「それ、俺が代わるのは無理なのか?」

花菜「女の子が必要って話だから」

蓮太郎「そうか……じゃぁせめて犯人の手がかりは? 俺も手伝えるなら手伝うから教えてくれ」


里見くんが手伝ってくれれば

当然効率は良くなるだろうけれど……

どうしようかしら

お姉ちゃんの敵は私がうちたい

やられた分以上にやり返したい

それ以前に

里見くんまで襲われるようなことになったら……私は


1、プラチナブロンドの髪色の女の子だと話す
2、話さない


安価下


決まったところでここまで

ありがとうございました


……ティナ危うし


花菜「プラチナブロンドの髪色の女の子」

蓮太郎「ん?」

花菜「お姉ちゃんはその子を追っていたわ」

蓮太郎「プラチナブロンドって……」

そう言いながら里見くんが私から目を逸らしたのは

記憶の中に潜り込んでいったのだとすぐに理解する

里見くんはその特徴を持つ子を知っている

そして、そんなまさか。と

思わずにはいられないような付き合いなのだと感じ取る

花菜「……知ってるのね?」

蓮太郎「っ………」

ビクッと震えた里見くんは私を見つめて後退っていく

そんなに私が怖いというのかしらね

でもまぁ……それはどうでもいい

花菜「蓮太郎くん、その子。呼び出せるかしら」


蓮太郎「ま、待ってくれ。あいつがそんなことするような奴には思えないし……人違いだ」

花菜「…………」

里見くんはその子を守ろうと

必死ともとれる表情で否定する

お姉ちゃんを傷つけた……そんな言葉では片付かないようなことをしたかもしれない子を

里見くんは庇おうとしてる

花菜「……困ったわ」

延珠「ッ、蓮太郎下がれ!」

陽羽「ダメだよ花菜!」

一歩

たった一歩里見くんに向かって踏み出しただけで

私の体を陽羽が抑え、延珠ちゃんが私達の間に割り込む

花菜「どうしたの?」

陽羽「蓮太郎は敵じゃない」

花菜「何を言っているのか解らないわ」

陽羽「なら今すぐその手を放して……抜刀したら私も手加減できないよ」


手のひらを圧迫デコボコとした感触に言われて気づき

目を向けると、

5cm程露出した刃が妖しく光り、私を映す

花菜「………………」

その中の私は微笑む

あまりにも柔らかなそれに思わず安堵してしまいそうではあるが

そこには隠しきれない危なさが含まれているのだと察して目を瞑る

自分がしようとしたことを本能に問う

答えは単純だった

開かないならこじ開けろ。言わないなら言わせればいい

たったそれだけだと彼女は言う

花菜「……ごめんなさい、蓮太郎くん」

一言告げて手を離すと

カチッと鞘に収まった音がなる

蓮太郎「いや……俺こそ悪い。でもそいつとの話は俺にさせてくれないか?」

花菜「どうして?」

蓮太郎「もし本当に犯人なら、香織さんと瓜二つのあんたが会うのは不味いだろ?」


花菜「でも、目があった瞬間の反応で解るわ」

蓮太郎「それは……けど、街中でいきなり乱戦とかなったらどうすんだ」

花菜「なる前に狩――……んたんに話でもできれば場所を変えることもできるはずよ」

譲りたくないという気持ちが全面に押し出ていく

最悪乱戦になって

どれだけの人が犠牲になっても構わないだろうと身体が疼き

仮初の平和によって怠惰に支配され、生きることの大変さを忘れ

あろうことか自分たちを守ってくれる子供達を虐げるような人間がどれだけ犠牲になろうと

報復をするという行為に支障などないでしょう? と、嫌な部分が囃し立ててくる

蓮太郎「でも駄目だ。絶対に安全だって保障がない。あんたも、あいつも」

花菜「…………………」



1、私が心配なの? それとも、その相手が心配なの?
2、……余計なことはいいわ。その子の名前は?
3、蓮太郎くん。私と戦いましょう? 勝った方が何か一つ命令できる……もちろん、ゲームじゃなく戦闘よ
4、ねぇ蓮太郎くん。私は貴方に失望したくないの。お願いだから私に味方して
5、そこまで信頼されてないなんて思ってもみなかった……もういいわ。勝手にして
6、……解ったわ。蓮太郎くんを信じる。でもね、嘘や誤魔化しはだめよ? 絶対に、ダメだからね?


安価下


花菜「……解ったわ。蓮太郎くんを信じる」

蓮太郎「花菜さ」

花菜「でもね、嘘や誤魔化しはだめよ? 絶対に、ダメだからね?」

私、あるいはその女の子のために

嘘や誤魔化しをしてしまいそうな里見くんに釘を刺す

意地悪とかではなく

里見くんのために言ってるのだけど

そうとは気づいてないのか

冷や汗を拭った里見くんは乾いた肯定の返事を返す

花菜「じゃぁ……お願い」

蓮太郎「ああ」

陽羽「花菜、一旦家に戻って準備しないと」

花菜「……そうね」

さり際にもう一度里見くんを見つめて絶対よ。と告げる

私に貴方を傷つけさせないで……と、心の中で祈った


・昼に移ります
・昼はイベントです(悠河との買い物)


短いけどここまで

ありがとうございました


昼は悠河とのデート
……この危険な精神状態で


→ 7日目 昼 商店街


悠河「今日はありがとうございます」

花菜「ふふっ、私はまだ何もしてないわ?」

悠河「それでも……大事な時間を割いて貰っているわけですから」

巳継くんはそう言いながらのほほんとした笑みを浮かべる

いつも見る制服とは違う私服

私は良く知らないけれど

今時の高校生のファッション……だというのはなんとなく解る

それを理解している現役高校生に

ろくな学生生活を経験してこなかった私がアドバイス出来るものなのかどうか

陽羽「むぅ……」

花菜「どうかしたの?」

陽羽「別に? 行くなら行こーよ」

陽羽は巳継くんを一瞥して前を歩いていき

そのあとを私達は見つめる


悠河「何かあったんですか?」

花菜「ううん……別に何も」

お姉ちゃんのことを放ったらかして巳継くんに付き合ってるわけじゃない

それは陽羽も解ってるはず

ただ巳継くんが気に入らないだけかしらね

その理由は解らないけど

悠河「ところで、聞いても?」

花菜「うん?」

悠河「女性は良く花をプレゼントすると良いと聞くんですが本当ですか?」

花菜「…………」

へぇーそんな話があるのね。と

すぐに疑問が浮かんだ私は多分役に立たなそうね

でも……けど

ふふっ……アハッ


花菜「私は好きよ」

悠河「そうなんですか?」

花菜「ええ、だって綺麗で、香りもいいし。それに――」

すぐ近くの生花店をみやると

自分では何もできずそのままでは朽ち果てていくだけで

助けて欲しくて、見て欲しくて、手を差し伸べて欲しくて

一心不乱にアピールする哀れで惨めな姿が映る

花菜「………………」

悠河「山科さん?」

その声にハッとして瞬きすると

沢山の花が見える

どれも咲き誇っていて綺麗で

そこから溢れ出てきている優しい香りは素晴らしいものだった


心の中に燻る何かが私の瞳を曇らせる

考えを……歪ませる

花菜「っ……」

悠河「大丈夫ですか?」

声に反応して目を向けると

巳継くんの困った表情が目に映る

花菜「ちょっと……考え事しちゃって」

悠河「考え事ですか?」

花菜「うん。花を送られた時はいいけどそのあとのことを考えるとどうなのかしら……って」

それっぽいことを言いながら

巳継くんと並んで陽羽のところへと向かう

自分が先に行ったにも関わらず

陽羽は「それはダメ」と、私達のあいだに割り込んだ


悠河「……結局どういうものが良いんでしょうか?」

花菜「う、うーん……」

人によって女の子らしさなんていうものはバラバラだし

そんなの当人次第だってお姉ちゃんは言ってたけど……

やっぱり可愛いものかしら?

それとも

お金がかけられた高いものがいいのかしら……?

うーん。

持論はあれど

女の子らしさの欠片もない私が

女の子へのプレゼントなんていうものを選ぶのに付き合うのは

やっぱり……無謀だったかしら



1、ねぇ、巳継くん。その女の子はどんな人なの?
2、やっぱり可愛い物が良いんじゃないかしら。そうね……このぬいぐるみとか
3、き、気持ちがこもってれば……多分へいきじゃない? なんでも
4、ごめんね巳継くん……私、女の子らしくなくて
5、お、お店の人に聞いてみましょ?
6、その他



安価下


花菜「ねぇ、巳継くん。その女の子はどんな人なの?」

悠河「……?」

花菜「巳継くん?」

巳継くんは何故か不思議そうに私を見下ろして

すぐに納得して苦笑する

何がおかしいのかしら……?

花菜「なぁに?」

悠河「いえ、それより相手のことでしたね」

花菜「……ええ」

その露骨な逸らし方に疑問を覚えつつも

巳継くんの言葉に耳を傾ける

下手に詮索するべきではないものね

悠河「素敵な人ですよ。優しくて、周りからも好かれてて頼られてて、頼りになって……」

花菜「あら……」

好青年な巳継くんがそう言うなら

学校の生徒会長さんなのかしら?

それとも……風紀委員? クラスのマドンナ的な人?

悠河「凄く尊敬してます」

花菜「ふふっ……そう」

空を見上げる巳継くんはどこか嬉しそうで楽しそうだった


花菜「素敵っていうことはあまり可愛いものは好まないのかしら?」

悠河「……ピシッとしたものしか着てるの見たことないので」

花菜「そうよね。学校だし……携帯は?」

悠河「シンプルなものですね。キーホルダーとかは付けてなかったと思います」

巳継くんは少し考えてそう答える

学校だから制服しか見とことはなく

携帯はシンプルでキーホルダーの類は無し……ね

花菜「万事きゅ」

陽羽「……なら天誅ガールズ。BDBOXでどうかなー?」

悠河「天誅ガールズ?」

にゅっ。とでも形容すればいいのか

唐突な割り込み方をした陽羽はそんなことを言う

けれど

悠河「……多分それはもう持ってると思うよ」

意外な答えで却下されてしまった


陽羽「そっかーじゃぁどういうのが良いんだろうねー」

悠河「それが解らなくて困ってるんだ」

陽羽の素っ気ない物言いに

巳継くんは自然に言葉を返す

それに対して陽羽はむっとする

私はそんな子に育てた覚えはないんだけどなぁ……なんて

いつもの私みたいな冗談を頭に浮かべる

花菜「……どうしたものかしらね」

木更ちゃん達に電話して相談する?


1、ねぇ巳継くん。ちょっと他の人に相談していい?
2、……私が欲しいと思うものとかじゃダメよねぇ
3、巳継くんはどう思う?
4、ごめんね……役にたてなくて
5、その他


安価下


花菜「……私が欲しいと思うものとかじゃダメよねぇ」

陽羽「あはは……それじゃダメだと思うよー?」

すぐにそう言って苦笑した陽羽を出し抜くつもりがあったのかは解らないけれど

答えを躊躇った巳継くんは私を見つめて優しく笑う

悠河「それでもいいと思います」

陽羽「えっ」

花菜「ど……どうして?」

悠河「山科さんは女性ですからね。僕がこうだと思うものよりは絶対に適しているはずです」

彼はどこからそんな自信が沸くのか

はっきりとそう言い放つ

確かに生物学上は異性かもしれない

けれど私はお姉ちゃんにですら女の子らしさがないと言われるような人

でも……巳継くんはそれを知らないのよね


悠河「だから山科さんがほしいって思うものを教えてください」

花菜「本当にそれでいいの?」

悠河「はい」

巳継くんは伊達や酔狂でそう言っているわけではないと

優しげな瞳で語る

花菜「でも……」

正直困る

私が本当に欲しいものなんて

普通の女の子が求めるようなものでは確実にない

木更ちゃん、あるいは未織ちゃんなら喜ぶだろうけど

そうではなさそうだし




1、ご、ごめんなさい。私にはやっぱり無理……ここに欲しいものなんてないんだもの
2、そ、そうね……可愛いもの。ぬいぐるみ。とか?
3、……お化粧品とか? 最近疲れてて隠さなくちゃいけないし
4、栄養ドリンクが欲しいわ
5、……力が欲しい。なんてね。ふふっ
6、その相手が巳継くんを好きなら。巳継くんとの時間が欲しいって思うんじゃないかしら?
7、その他



安価下


花菜「そ、そうね……可愛いもの。ぬいぐるみ。とか?」

適当なことを言いながら

近くに置いてあったくまっぽいぬいぐるみを抱きしめる

花菜「これなんて好みだわ」

悠河「これですか?」

花菜「ええ」

昔は好きだったぬいぐるみ

それと引換にライフルを手にしたのはもう10年前

今の私には似合わないなぁと思いつつ苦笑していると

巳継くんも笑う

やっぱり似合わな――

悠河「新鮮ですけど……いいと思いますよ。山科さんがそういうのを持っていても」

花菜「……え?」

悠河「女性が可愛らしいものを抱いていても変だとは思わないですよ」

彼はまるで

私の心を見透かしたようにそういった


花菜「で、でも、その……私っ」

こんな体してるのよ? なんて服を脱ぎそうになって

慌てて理性で押し込む

ぬいぐるみが似合う?

夏場でも同世代の子が切るような露出の高い服とかを知らず

長袖の残念な服なのに……?

陽羽「……まぁ、普段格好良い花菜が可愛いもの抱いてるのはいいと思う」

花菜「陽羽……」

悠河「最近聞いたんですが、こういうのってギャップと言うらしいですね」

花菜「み、巳継くんまで」

急に煽てられて

思わず頬が染まりそうになってぬいぐるみに顔を埋める

それが良くなかったのか、良かったのか

悠河「……普段の山科さんは女性ですが。こうして見ると女の子ですね」

そんなことを言われてしまった


とりあえずここまで

ありがとうございました


巳継くんによる花菜さんを花菜ちゃんにビフォーアフターしよう企画……嘘です


花菜「や、止めてってば……本当。私そういうの似合わないんだからっ」

悠河「そうですか……」

私のことなのにも関わらず

巳継くんは何故か残念そうにそう呟く

ぬいぐるみからちょっとだけ顔を上げて

巳継くんを見つめると彼は微笑む

残念そうだったのは演技であるかのように

悠河「山科さんは普段、自分は女性……あるいは女の子らしくはないと考えてませんか?」

花菜「……それが?」

悠河「多くの子供達に好かれる程の優しさと暖かさ……言い換えれば母性を持ち、力強さを兼ね備えている普段の山科さんは女性らしい」

陽羽「………うん?」

悠河「そして今、ぬいぐるみを抱きかかえて恥じらっている姿は女の子らしいと思います」


花菜「ちょっと巳継く――」

言いたいことを察して

止めようとぬいぐるみから離した片手を巳継くんが掴む

花菜「っ!」

悠河「経験を語る手ですね」

花菜「ぁ、あの……巳継くん。その……」

悠河「女性らしさと女の子らしさ。両方を兼ね備える山科さんは理想の女性だと僕は思いますよ」

天然なのか、それともからかっているのか

悪意のない笑顔を向ける巳継くんから目をそらす

なんなの……なんなのよ

私のことそんな褒めたりして……

花菜「何が――」

陽羽「恥ずかしいことストーップ!」

悠河「っと」

花菜「は、陽羽」

何が目的なのかと聞こうとしたところで

我慢しきれなくなった陽羽が割り込む

自分の波打つ胸に手を当ててため息をつく

助かった。と、なで下ろして陽羽を見ると

あからさまに不服そうな瞳を巳継くんへと向けていた


陽羽「何企んでるの?」

悠河「企んでるなんて……僕はただ山科さんが否定することを否定したかっただけで……」

陽羽「……それにしたって花菜の手を掴んだりする必要はないって思うんだけど」

確かに急でびっくりしたけど

私は別にそのくらいのことは……と

言いかけたところで陽羽が私を一瞥する

どう見ても「黙ってて」という威圧の瞳に口を閉じるしかなかった

悠河「そういえばそうですね……すみませんでした」

気づいたように頭を下げ、巳継くんは謝罪の句を述べると

そのまま言葉を続ける

悠河「でも、山科さんが僕をムキにさせたんですよ?」

花菜「え?」

悠河「素敵な人なのに自分を卑下するような言動ばかりするものですから」

陽羽「だ、か、らぁッ!」

悠河「すみません、思ったことをすぐに口にしてしまうんです」

陽羽をからかうように巳継くんは苦笑しつつ

私へと目を向ける

その目を見ていられなくてぬいぐるみに隠したけれど

それさえも恥ずかしく感じてぎゅっとぬいぐるみを握り締める

……ブツッと嫌な音がした


花菜「あっ……」

悠河「え?」

花菜「っ……」

恐る恐るぬいぐるみを見ると

首の接合部分から綿がはみ出し

握りしめていたお腹の部分には指が食い込んでいた

食い込んだ指を引き抜くとそこからも綿がはみ出てきて

可愛かったクマのぬいぐるみは無惨な遺骸へと変貌を遂げる

巳継くんはそれを見て驚く

ううん、誰が見ても驚くよね

握り締めただけでぬいぐるみに指が食い込んで

破裂したように綿が出てきて……

花菜「ぁ……その……っ」


1、ごめんなさいっ!(レジ直行して購入そのまま逃げる)
2、俯く
3、ほ、ほら……やっぱり私にはこういうのは似合わないのよ……解ったでしょ?
4、普通の女の子や女性がぬいぐるみを掴んでてこうなる? ならないわ……ねぇ、こんな私が本当に女の子らしい? 女性らしい?
5、その他


安価下


花菜「ごめんなさいっ!」

もうひとつのぬいぐるみを手にとってその場から逃げ出す

慌てて追ってきた陽羽と巳継くんを周りのものを障害物として駆使しつつ躱して

サービスカウンターに新しい方と代金を置く

「こちら袋は――」

花菜「全部要らない」

言い捨てて通り抜けようとすると

店員さんの慌てた声が後を追う

「おきゃ――」

花菜「こっちにあるからそれも要らない」

今度こそ。と

店員の制止の言葉に耳を貸さずに外に出て

そのまま逃げる

振り向かずにカーブミラーなどで背後を確認

追ってくる気配も何もないと解ったところで路地裏に飛び込んで一息つく

買ったばかりのボロボロのぬいぐるみは

私を嘲笑するように笑っていた


花菜「馬鹿みたい……」

ぬいぐるみと対面しながらそう漏らす

巳継くんに女の子や女性らしいと言われて

否定しながらもどこかで嬉しいと思ってた

でもそんなの……幻想だったわね

花菜「これが現実なのよ……ぬいぐるみなんて私には絶対に似合わない」

握れば壊れてしまうんだもの

……ふふっ、短い短い夢みたいな時間だったわね

あきらめを紡ぐ頭の中に

巳継くんの驚いた表情が浮かんで

思わずぬいぐるみを抱きしめて壁に背中を押し付ける

花菜「…………っ」

寄りかかった壁のデコボコが少し痛かったからか

ちょっとだけ泣きそうだった


安価下コンマ判定一桁


157 陽羽

2346890 悠河(特殊能力により確率上昇)


そんなところに来たのは

不良とかでも、子供達でも、陽羽でもなく

悠河「……ここにいたんですね」

花菜「み、巳継くんっ!?」

まさかの巳継くんだった

ちゃんと振り切ったはずなのに

しかも路地裏に逃げ込んだのに

どうして……

悠河「安いぬいぐるみだったから、簡単に破けちゃったみたいですね」

花菜「ぬいぐるみよ? 安くても変な革で作られているわけではないんだから……握ったくらいでこうはならないわ」

自虐しているような気分になって

たまらずふふっと声を漏らしながらぬいぐるみを巳継くんに見せつける

花菜「これ。新品なのよ? 信じられる?」

悠河「破けた場所以外は綺麗ですから」

花菜「…………」

悠河「……もう逃げるのはなしですよ? 僕はそんなに走れる方ではないので」


私が後退ったのを見て逃げると思ったのか

彼は苦笑しながら私を見つめる

女の子らしいと言ってくれた

女性らしいと言ってくれた

理想の人だと言ってくれた

それをすぐに、目の前で裏切ったことが

少し……申し訳ない

悠河「偶然接合部分を掴んでしまっただけかもしれませんし、気にすることはないですよ」

花菜「………………」



1、どうしてそこまで私に女の子だと思わせたいの?
2、ごめんね巳継くん……裏切っちゃって
3、……ふふっ。良いのよそんな取り繕わなくて。解ってるわ。私が普通の女の子にも女性にもなり得てないなんてことくらいね
4、ぬいぐるみに穴を開けちゃった私を見てどう思った?
5、女の子へのプレゼントはいいの?
6、その他


安価下


花菜「どうしてそこまで私に女の子だと思わせたいの?」

悠河「そうですね……」

答えに悩んで巳継くんは顎に手を当てて俯くと

私を見て微かに頷いて

どこか照れくさそうに目をそらして口を開く

悠河「僕が普段見る山科さんは本当、大人のお姉さんっていう感じなんですよ」

花菜「…………」

悠河「でもさっきの山科さんは……ちょっと言うのは恥ずかしいですが。可愛らしさがありました」

そう言いながら私を見た巳継くんは

またすぐ目をそらして下を向き

近くの小石を軽く踏み転がす

悠河「僕はそれを否定して欲しくないな……と」

花菜「どうして?」

悠河「否定されて、もしも無くなってしまったら。もう二度と見れなくなってしまうじゃないですか」


巳継くんは微笑む

目の前でぬいぐるみを破裂させるような私なのに

なのに……まだ可愛いだなんて世迷言を

悠河「僕はまだそんな山科さんを見たいんです」

花菜「本気で言ってるの?」

悠河「この場でふざけるなんてこと。僕はしません」

巳継くんは真面目な面持ちでそう言って

私が見せつけていたぬいぐるみを掴み、

逆の手で持っていた袋を私に差し出す

悠河「僕は山科さんにこれを持っていて欲しい」

花菜「これ……」

袋の中から外へアピールするその膨らみは

私が壊したぬいぐるみの形と同じだった


花菜「待って、これは巳継くんが女の子に送るために買ったものでしょ?」

悠河「僕は一言も女の子に贈るためとは言ってませんよ?」

でも。と

巳継くんは言いながら苦笑する

悠河「結果的には女の子で合っているかもしれませんね」

花菜「っ……じゃぁ、まさか」

悠河「騙すような真似をしたことは謝ります。でもどうしてもプライベートで山科さんと一緒に居たかったんです」

花菜「な、何言ってるのよ……巳継くん」

悠河「隣に住む大人な女性のことを知りたいって思うのは変でしょうか? 僕の友人はそんなことないと言ってくれたんですが」

巳継くんは本当に不思議そうに呟く

変なのかしら……変じゃないのかしら……

なんにしても恥ずかしいわ


1、あ、あのね巳継くん……私達はただの隣人よ?
2、別に変ではないかもしれないけど……恥ずかしいとは思わないの?
3、……馬鹿ね巳継くんは。貴方ならもっといい相手ができるはずよ?
4、お、おかしいんじゃないかしら。ほら……年齢だって違うわけだし
5、ば、馬鹿っ……そんな恥ずかしいこと言わないで……
6、その他


安価下


花菜「あ、あのね巳継くん……私達はただの隣人よ?」

悠河「それは解ってます」

花菜「じゃぁどうして……」

悠河「誰だって他人から知り合いになって、知り合いから友人、親友、恋人、夫婦と変わっていくものですから」

巳継くんはにこやかな笑みを浮かべながら

私の手から壊れたぬいぐるみを奪って

新しいぬいぐるみと入れ替える

悠河「少しずつでも関係が進展していってくれれば……僕は嬉しいです。いえ、むしろその方がより深く、より広く知れて嬉しいですよ」

花菜「っ……な、何言って……るのよ……」

そんなことを言われたことはなくて

どう返して良いか解らなくて

どう反応して良いか解らなくて

貰ったばかりのぬいぐるみを抱きしめて俯く

悠河「やっぱりそうしていると女の子ですね。山科さんは」

花菜「っ……み、見ないで!」

ちょっとだけ強く言ったその言葉に対し

巳継くんはそれは困りましたね。と苦笑すると

悠河「僕の目を奪ってるのは山科さんですよ」

そう、冗談めかして囁いた


とりあえずここまでにします

ありがとうございました


……巳継くんによる花菜攻略作戦開始中?


花菜「巳継くんって意外と悪い子なのね」

悠河「そうですか?」

花菜「だって……そういうこと平然と言うし」

私が知ってる限りでは

酷いことを平然という人は数多く知ってるけど

そんな……女の子を褒めるというか

恥ずかしくなるようなことを言う人はいない

悠河「でも。言わせる山科さんも悪い人だと思いますよ?」

花菜「私が?」

悠河「普段大人であるにも関わらず、こんな可愛らしい一面をお持ちなんですから。魔性の魅力というものですね」

花菜「だ、だから……そういうのが悪いって言ってるのよ……」

自分が自信ない部分を逆に自信持って褒めてくれることが凄く嬉しくて

壊れないようにぬいぐるみを抱きしめて顔を埋めながら

綻びそうな表情をなんとか整える


悠河「すみません」

花菜「べ、別に謝らなくても……いいの」

謝られたら言ってくれた言葉を取り消されてしまうような気がして

悪い人と言いながら謝られるのはなんだか嫌だった

花菜「う、嬉しかった……から」

悠河「………………」

当然の如く私より身長の高い巳継くんに見下ろされているのを感じて

本当に自分がただの女の子のような感じがして

より恥ずかしくなって顔が赤く染まっていく


1、ぬ、ぬいぐるみありがとう……大事にするわ
2、巳継くんって。他の女の子にも平気でそういうこと言えるの?
3、ありがとう。今日……巳継くんと一緒に居れてよかったわ
4、ゎ、私の頼まれごと終わりだから……またね!
5、巳継くんの前では……私。女の子になれるかもしれないわ
6、その他


安価下


恥ずかしさを隠しきれないまま顔を上げて

巳継くんに笑みを向ける

花菜「ぬ、ぬいぐるみありがとう……大事にするわ」

悠河「そう言って貰えると僕も嬉しいです」

巳継くんは本当に嬉しそうに笑って言うと

街道へと戻る道から差し込む光を一瞥し

私のことをもう一度見る

その瞳には少しの躊躇いが見て取れた

花菜「……巳継くん?」

悠河「……山科さん」

花菜「な、なに……?」

また恥ずかしくなるようなこと言われるのかと

思わず身構えた私を気にすることなく

巳継くんは真剣な瞳を一度閉じて……開く


安価下コンマ判定一桁

コンマ 2 7 以外陽羽ストップ


悠河「あの――」

陽羽「見つけたぁッ!」

悠河「ッ!」

背後からの大声に巳継くんが驚いて振り返る

声を聞いてすぐ陽羽だと気づき

陽羽は巳継くんの体の横から私へと怒りの瞳を向ける

だよね……怒ってるよね

陽羽「なんでそうやって一人でいなくなるかな……」

悠河「追いかけた僕達も悪――」

陽羽「あなたのせいだよ。あなたが花菜に変なこと言って。惑わせて、混乱させて……もう止めてよ!」

悠河「僕はただ……」

怒った陽羽は巳継くんを鋭く睨み

困った様子の巳継くんは数歩後退り首だけを動かして私を一瞥する


悠河「僕はただ山科さんの素敵な部分を無くしたくなかっただけだ」

陽羽「そう言ってればなんでも許されるわけじゃないよ。陽羽は嫌い……嘘っぽくて」

悠河「嘘だなんて……」

巳継くんは首を振り

悲しそうに私を見て、陽羽を見る

その素振りさえもに食わないのか

陽羽は巳継くんの手を掴んで強く引き

巳継くんの二歩前に進まされた足に足を絡めて地面から離す

悠河「くっ……」

陽羽「もう花菜に変なこと言わないって約束しないと投げるよ」

花菜「陽羽……」



1、陽羽、やりすぎよ
2、確かに困ったけど……でも、嬉しかったわ
3、黙っておく
4、巳継くん……嘘だったの?
5、巳継くんは嘘なんて言ってないと思うわ。そんな子じゃ……ないと思う
6、その他



安価下


花菜「巳継くん……嘘だったの?」

悠河「え?」

花菜「……っ」

そんなことを言うのは心苦しい

でも、陽羽が嘘っぽいといったことが気になって

聞かずにはいられなかった

だって……どちらを信じるかと言われれば

間違いなく陽羽だもの

花菜「ねぇ……巳継くん。どうなの?」

悠河「確かにそう見えるかもしれませんね……でも僕は思ったことを言っただけです」

花菜「じゃぁ」

悠河「少なくとも僕は嘘なんてついてはいません」


悠河「普段の山科さん達を見ていて、みんなを笑顔にできる優しさがあるのだと、暖かさがある女性だと思っていましたが」

陽羽「………………」

悠河「今日、そんな女性である中にも可愛らしさがあるのだと実感しました」

花菜「っ……また」

そんな恥ずかしくなるようなこと言って。と

言う前に巳継くんは言葉を紡ぐ

悠河「さらに、誰かが全力で守りたくなるような人であると……今まさに体感してます」

花菜「…………」

悠河「例え僕の言葉が嘘だとしてもそれだけは変わらない真実ですよ」

そこまで言われて

陽羽も嘘だ。とは言えずに

巳継くんから手を離す

悠河「……投げないのかい?」

陽羽「……あなたの音に違和感は感じるけど、嘘は感じなかったから」

悠河「音……?」


陽羽「声が震えてない。嘘をつくときに不安になる動悸もない。だから陽羽は貴方を放したんだ」

悠河「…………………」

陽羽「でも。今日はもう終わりにしよーよ。約束はもう終わりだよねー?」

陽羽は打って変わって笑みを浮かべて言い

それに対して巳継くんは小さく息を吐いて口を開く

悠河「そうだね」

花菜「……巳継くん。ごめんね疑って」

悠河「気にしてませんよ。最初に騙したのは事実ですから」

巳継くんは笑顔でそう言うと

ポケットから携帯電話を取り出す

悠河「その代わりというわけではありませんけど……連絡先交換しませんか?」



・悠河とのイベントを終了します
・夕方に移ります
・巳継悠河の連絡先を手に入れた


安価下コンマ判定一桁


1 3 5  お姉ちゃん


→ 7日目 夕方 病院


花菜「……まだなんだね」

巳継くんとの約束を終えて病院へと戻ると

お姉ちゃんが目を覚ましている。なんていうことを期待した

でも……やっぱりそんなことはなかったらしい

香織「…………………」

陽羽「香織」

お姉ちゃんは眠ったまま動かない

このまま……死んじゃうのかな

そんな嫌なことまで浮かぶ頭を強く振ると

涙がどこかへと飛んでいく

花菜「っ……」

陽羽「花菜……もう行こう」


陽羽に手を引かれてようやく体が動く

いなかったらずっとこのまま立ってたのかな……

花菜「……ねぇ、陽羽」

陽羽「うん?」

花菜「お姉ちゃん、目を覚ましてくれるわよね?」

陽羽「……香織がどれだけ頑丈かは花菜が一番知ってるはずだよ」

花菜「そうだね」

宥めるような言葉とは裏腹に

陽羽の手は不安そうに握る手に力を込める

……頑丈だったからこそ

意識不明にまで追い込まれたことが不安

それは私達2人が共通して感じることだった


1、移動
2、電話
3、陽羽と会話


安価下(移動しない場合、場所は街道となります)


→ 陽羽と会話


陽羽「……ていってやっ」

花菜「ちょっと。壊さないでよ?」

ぬいぐるみと自分の手を戦わせる陽羽に

優しく注意する

まぁ、握りつぶしたような私よりは安全――

陽羽「それが嫌なら自分で持ってれば良いじゃん」

花菜「え?」

陽羽「お隣さんからの大切な大切なプレゼントなんだよねー?」

花菜「べ、べつにそんなものじゃ……ないわよ」

嫌味な言い方にも強くは言い返せず

むしろ気恥かしさを感じて陽羽から目を離す


花菜「そ、それよりなんで意地悪言うのよ」

陽羽「意地悪?」

花菜「だ、だから……外で持ってるのは恥ずかしいって私言ったでしょう? なのに……」

陽羽「可愛いし良いじゃん」

それはそうだけど。なんて

自負めいたことは言える訳もなく

隠せない顔をなんとか真面目に戻して陽羽を見下ろす

花菜「一体なんなのよ……」

陽羽「お隣さんとの買い物は気晴らしになればなって思った……でもなんか嫌だった」

花菜「嫌?」

陽羽「2人が仲良くしてるのが嫌だった。花菜の隣が陽羽じゃなくて悠河になっちゃいそうで嫌だった」

唐突な悲しげな雰囲気と言葉に

少し戸惑って立ち止まると数歩進んだ陽羽は手をだらんと下げて

ぬいぐるみの足が地面に触れる


陽羽「……ねぇ、花菜」

花菜「な、なに?」

陽羽「花菜は悠河のことどう思ってる……?」

どう思ってるのか……

答えが如何なるものであれ

突然聞かれて即答できるようなものではなく

言葉に詰まって俯く

それでも陽羽の影が私に振り向いたことを知らせた

陽羽「好き? 嫌い? 隣にいて欲しい? 抱きしめて欲しい?」

花菜「ちょ、ちょっとま――」

陽羽「陽羽は真面目に聞いてるのっ!」

花菜「陽羽……」

陽羽「どうなの? ねぇ……花菜」


1、好きよ
2、嫌いではないわ
3、解らない
4、ただのお隣さんよ
5、そうね……できれば。抱きしめて欲しいかもしれない
6、その他



安価下


花菜「嫌いではないわ」

陽羽「……好きでもない?」

花菜「そ、そこまではちょっと」

自分でも良くは解らない

巳継くんの言葉は凄く嬉しかった

困らせたにも関わらず

私のことを気遣ってくれて、笑顔を見せてくれていて

その笑顔と言葉に

胸が高鳴らなかった。と、否定をすれば嘘になる

花菜「……でも、多分恋とかはしてないから」

陽羽「………………」

花菜「似合わないとか、どうとかじゃなくて。私には……」

人を好きになることも

人を愛することも許されてはいると思う

けれどそれを恋愛感情に昇華させることはきっと。許されてはいないと思うから

花菜「私には、そんな権利はないから」


陽羽「そんなことはないと思うよ?」

花菜「ううん……あるわ」

だって私はたくさんの命を奪ってきたのだから

全員とは言わない。けれど、

その人たちの中には誰かと結ばれていたり

誰かに恋をしていた人がいたかもしれない

花菜「私はたくさんの恋を奪ったの。そんな私が出来て言いわけがないの」

陽羽「……でも、花菜は人が助けたいんだよね? 人に幸せになって貰いたいんだよね?」

涙を溜め込む私の体の抱きつ様に陽羽は身を寄せて

ましたから見上げてくる

陽羽「もしも誰かから好きだって言われたらどうするの? 付き合って欲しい。結婚してほしいって言われたら。どうするの?」

花菜「それは……」


1、付き合わない
2、付き合う
3、私は適当な人と付き合って別な人と幸せになって貰うわ
4、その他


安価下


花菜「私は適当な人と付き合って別な人と幸せになって貰うわ」

陽羽「……え?」

花菜「そうすれば解決するでしょう?」

陽羽には悪いけれど

それは悪ふざけでもなんでもない真面目な答え

でも、気づいた時には頬にヒリヒリと叩かれた痛みが残っていた

陽羽「ふざけないでよ」

花菜「ふざけてなんて――」

陽羽「ふざけないでよッ!」

言葉だけでなく

アスファルトの地面を強く踏んで私を睨みつける

叩かれた音と

その大きな声に驚いたみんなの目が私たちへと向けられたのを気配で感じた


陽羽「好きでもない相手と付き合って、結婚して……花菜が今まで守ってきた意味はどこ行くの!?」

花菜「それは……」

陽羽「そんなことなら守らなくても良かった! 心を壊してまで、大きなもの背負い込んでまで! なんで守ったの!?」

花菜「………………」

別に人を殺さなくても生きてはいけた

寄ってくる男の人たちの要求を受け入れて

体を差し出して、飽きるまで弄ばれて

そのままお別れして忘れる。そんな生活でも生きていけたはず

なのに襲われた時に私は自分を守るために戦った

自分の心を壊し失ってまで体を守った

それは……

陽羽「花菜にも恋して欲しいよっ! 嫌だけど、苦しいけど、辛いけど、でも陽羽笑うから、喜ぶし、祝福するから……幸せな顔見せてよッ!」

花菜「ッ……」

陽羽に体を強く揺さぶられて視界がぶれる

周りの喧騒が私達を見ながら横を抜けていくのがそこに入っては消えて

最後には陽羽の悲しそうな顔が視界を埋め尽くした


花菜「陽羽……」

陽羽「花菜は陽羽達の希望なんだよ? 希望が絶望で終わるなんてそんなのあんまりだよ……っ」

ぎゅっと掴まれた裾の部分からシワが広がる

下に引かれているせいか

肩に変な重さがかかって少し痛い

花菜「私が希望なの?」

陽羽「当たり前だよ……」

花菜「………………」

抱きしめて

少しだけ涙をこぼす陽羽の頭に手を置く

私も恋していい……かぁ


1、ありがとう。陽羽
2、ねぇ……陽羽は私が巳継くんや蓮太郎くんと恋仲になるのは嫌なの?
3、少し考えさせて。嬉しいけど。でも……大事なことだから
4、その他


安価下


花菜「ねぇ……陽羽は私が巳継くんや蓮太郎くんと恋仲になるのは嫌なの?」

陽羽「嫌だよ」

花菜「なんで?」

陽羽「……そんなの聞かないでよ」

陽羽は少し怒ったように言うと

私から離れて目元を拭う

陽羽「だから馬鹿菜なんだよー?」

花菜「それは関係ないと思うんだけれど……」

陽羽「関係あるよ……ある。鈍花菜の方が良いかもしれないけどね」

花菜「どんかな……?」

よくわからない言い草に首を傾げると

陽羽は小さく笑ってぬいぐるみを抱きしめる

陽羽「陽羽は言ったよ? 恋しても良いって……だからもう権利がないとか言わないでね?」

花菜「……そうね」

考えておくわ。と

そのあとの続くはずだった言葉を飲み込んで

陽羽に対して微笑む

……それ以前に、こんな私が恋愛なんてろくにできるとは思えなかった


・夕方を終わります
・夜に移ります


【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその7】
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその7】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406902821/)


次スレ

とりあえず今日はここまで
ありがとうございました


こっちのスレは埋めてしまっても構いません


……陽羽は花菜が恋してくれないと恋できないゆえの力説である。○か×か

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