モバP「だりやすかれんと緑のアイツ」 (26)



―――事務所


「ピニャ、ピニャーア」ゴロゴロ


加蓮「……なにあれ」

泰葉「さぁ……」


「ピーニャ…ピニャン」ノビーッ


加蓮(事務所に来たらよく分からないのが)

泰葉(ソファーでくつろいでた)


李衣菜「……ちょっとかわいい、かも」

加蓮「えっ」

泰葉「えっ」

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「ピニャッ?」


泰葉「あ」

加蓮「こっちに気づいた」


李衣菜「よーしよしよし、おいで~」

加蓮「ちょ、ちょっと李衣菜……! そんな得体の知れない生き物を――待ってそもそも生き物?」

「ピニャー!」トテチコ

李衣菜「おお~♪ 来た来たっ」

泰葉「意外と人懐っこい……」

李衣菜「よしよし」ナデナデ

「ピー、ニャー♪」

加蓮「……電池で動いてるんじゃないの、これ」

李衣菜「えー? こんなにふっかふかなのに」モフモフ

泰葉「おもちゃにしては……ちょっと動きが自然すぎる気がするけど」

加蓮「裏っ側にタグとか付いてるんじゃ……」ヒョイッ

李衣菜「あっ! 加蓮そんな乱暴しちゃダメだよ!」

「ピニャアン…♡」

加蓮「ってお尻の穴あった!?」

泰葉「じゃあやっぱり生き物?」

李衣菜「当たり前でしょ、まったくもう」

「ピニャピニャー」

加蓮「うぅ、わけ分かんない生き物のお尻見ちゃった……!」

李衣菜「ねぇ、キミどこから来たの?」

泰葉「さすがに言葉は通じないんじゃ……」

「ピニャ!」ピッ

李衣菜「あっちだって」

加蓮「当然のように意思疎通しないでよ……」

「ピニャ…」ジーッ

泰葉「え? あ……わ、私になにかようかな?」

「……」ジッ

泰葉「……えっと」


「…ピニャーン!」ピョーン

泰葉「へっ――」


びたーんっ


泰葉「※♭%#@$~~~ッッ!!!???」

「ピニャー♪」

加蓮「顔に張り付いたー!?」

泰葉「と、とって! とっへ~っ!」モガモガ

加蓮「や、泰葉! 待ってて今すぐ取るから! 離れなさいよこのっ、緑!」グイグイ

「ピーニャーピーニャー♪」

泰葉「い、いたいいたいっ! かっ加蓮もっと優しく……!」

加蓮「なにこの吸着力おかしいでしょ! 李衣菜も手伝っ――」

李衣菜「いいなぁ泰葉……」

加蓮「李衣菜!!」

李衣菜「わ、分かったよ……そんな怒んないでよ。……良い子だから、泰葉から離れてあげて、ね?」

「ピニャ…」


「ピニャッ」ピョイッ

泰葉「っぷは! はぁ、はぁ……!」

加蓮「李衣菜の言うことは聞くんだ……泰葉、大丈夫?」

泰葉「な、なんだか……ミントみたいないい匂いがした……」

加蓮「嘘!?」

「ピニャー♪」

李衣菜「いきなり飛びついたり、ミントの香りしたり……キミ、けっこうロックだね!」

「ピニャン!」フンス

泰葉「もう少しだけ嗅いでいたいかも……」

加蓮「えぇー……」

「ピーニャ?」

李衣菜「いいよ、って言ってるみたい」

泰葉「ほ、ほんと? ……じゃ、じゃあ……失礼します」ヒョイ

「ニャーピニャ」

泰葉「くんくん……ふふっ♪」

加蓮「泰葉までおかしくなった」

泰葉「加蓮もどうぞ? とってもいい匂いだから」

加蓮「わ、私まで巻き込まないでよ! 絶対イヤだからっ」

李衣菜「ほら、ミントと言えば加蓮なとこあるじゃん」

加蓮「私の曲汚さないで! なにが悲しくてこんな緑でブサイクな……!」


「ピニャ…」ウル…


泰葉「あ……」

李衣菜「泣きそう」

加蓮「ちょ」

「ピニャ…ピニャン」ホロリ

李衣菜「あーあ……泣かしちゃった」

泰葉「加蓮……。さすがに可哀想よ……」

加蓮「だ、だって、でも……!」

「…ピーニャ?」

加蓮「う……!」


「ピニャー…」トテトテ…

「ピニャ…♪」ピトッ スリスリ


加蓮「」キュン

加蓮「……そ、その」

「ピニャ」

加蓮「…………ご、ごめんね。ひどいこと言って」

「ピニャン♪」スリスリッ

加蓮「許して……くれるの?」

「ピニャピニャ」

加蓮「……ふふ。あったかいね、アンタ」ナデ…

「ピーニャァ♡」グリグリ

加蓮「ちょっと、もう……くすぐったいでしょ。ふふっ♪」


泰葉(いいお話……!)

李衣菜(うん……!)

加蓮「あ……ほんとにミントの香りする」ハスハス

「ピピニャン♪」

李衣菜「あはは、笑ってる」

泰葉「ふふ、かわいい……♪」

「ピニャンッ」

加蓮「意外と愛嬌あるじゃない。ねぇ、アンタ……ここに住む?」

「ピニャ?」

李衣菜「え、ここに住むって……」

泰葉「ああ、そっか。この子、どこから来たのか分からないものね」

加蓮「うん、隙間から入り込んで来たのかもしれないし。野良……猫? 犬? どっちか分からないけど」

「ピニャ? ピーニャア」

泰葉「あれ? 首振ってる……」

李衣菜「誰かに飼われてるのかな?」

加蓮「んー、リボン付いてるからそうなのかなぁ。残念……」

李衣菜「お? 加蓮、すっかりこの子にご執心?」ニヤニヤ

加蓮「えっ、あ、その! く、くせになるかわいさというか、なんというか……!」ゴニョゴニョ

泰葉「ふふ……♪」

「ピニャニャン♪」


がちゃり


P「ただいまー。おまたせぴにゃ、ご飯買ってきたぞー!」

泰葉「あ、Pさん。お疲れさまです」

李衣菜「おかえりなさい……って、ぴにゃ?」

「ピッ! ピーニャー♪」ピョイーン

加蓮「あ!」


P「お、みんなお疲れさま。……おーおー、悪かったなぴにゃこら太。遅くなった」ナデナデ

「ピニャ♪ ピーニャア♪」スリスリスリスリ


李衣菜「……すごく懐いてる」

泰葉「もしかして……」

加蓮「Pさんのペットなの!?」



―――


P「――ごめんな、なにも言わずにこいつ置いといて。家の自動給餌器が壊れちゃってさ、連れてきたんだよ」


ぴにゃこら太(ペット)「ピニャ!」


泰葉「そうだったんですか……どうりで人懐っこいはずです」

李衣菜「Pさん、ペットなんて飼ってたんですね。知りませんでした」

P「まー、独り暮らしも長いからな。癒やしをくれるぞ、こいつは。なー?」

ぴにゃこら太(ペット)「ピニャーン♪」

加蓮「ふふ、なんだかPさんが帰ってきたらすごく嬉しそう」

ぴにゃこら(ry「ピニャンピニャン」グリグリ

P「はは、甘えん坊なんだよ。……お前たちみたいにな?」

泰葉「こっ、ここまでじゃないです! ……た、たぶん……」カァ…

李衣菜「そ、そうですよ! こんなに甘えられるわけ……」モジモジ

加蓮「あ、甘えていいなら思い切り甘えてあげてもいいけど……」テレテレ

P「冗談で言ったんだが」

ぴにゃ(ry「ピーニャ! ピニャニャー♪」ピョンピョン

P「ん? どうした……あぁ、……ふふ、そっか」

李衣菜「なんて言ってるんですか?」

P「『仲良くしてくれて嬉しい』ってさ。ありがとな、三人とも」

泰葉「……ふふ。私たちも嬉しいです」

李衣菜「へへ、はいっ」

加蓮「だからなんで意思疎通出来るの?」

P「なにを言ってるんだ加蓮。犬や猫じゃないんだから出来るに決まってるさ」

加蓮「犬や猫じゃないんだ!?」

李衣菜「まぁどう見ても違うよね。緑の毛色って見たことないし」

泰葉「骨格からして違うものね」

加蓮「それはそうだけど……じゃ、じゃあなんなのこの子は?」

P「ぴにゃこら太はぴにゃこら太だぞ? それ以下でもそれ以上でもない」

ぴ(ry「ピニャ?」

加蓮「……無理やり納得しないといけない流れだよね、これ」

李衣菜「まぁなんだっていいじゃん! かわいいは正義って言うし!」

泰葉「ええ、そうね。Pさん、私に抱かせてくださいっ」

P「ああ、いいぞ。ほらいけぴにゃ、遊んでもらえ!」

緑「ピニャーン♪♪」ピョコーン

泰葉「きゃっ! ふふっ、もう顔に張り付いちゃダメだよ?」ナデナデ…

李衣菜「えー、私はむしろ張り付いてもらいたいんだけど」

加蓮「そ、それはちょっと……泰葉、私にも抱かせてっ」

泰葉「待って、もう少しだけ……もふもふ……♪」

李衣菜「次私ー♪」

加蓮「あっ、李衣菜ずるい! 私が先~♪」

緑「ピニャピニャ♪」


きゃいきゃい ぴにゃぴにゃ……


P「……うん、和む」ニコニコ



おわり



ちひろ「新種です。新種ったら新種なんです。新種。OK?」

というお話だったのさ
前回が最終回だと思った人、大丈夫自分もこれじゃ最終回だと思った

ネタが生まれる限りだりやすかれんは続く……

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