バビル2世「さぁいくぞロプロス紅魔館へ殴り込みだ」 (30)

バビル2世「ん?…ここは…」

バビル2世「おかしい、僕はバベルの塔で休んでいたはずだぞ…なのにここは森の中だ」



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バビル2世「幻覚か?幻覚なら超能力で破れるはずだ、試してみよう」

バビル2世「」

バビル2世「だめだ、景色が変わらない」

バビル2世「となるとここは本物の森とゆうことになるな」

バビル2世(しかしおかしい、ヨミが死んだ今バベルの塔に入れるものも強力な超能力もいないはずだ…)

バビル2世「まずはこの森をうろついてみるか」



魔理沙「なんてこったい、まさか飛んでる所をブン屋にぶつけられるとはな」

文「あややや、私はただ新たなネタを求めて駆け回っていただけですよ?まるで私が悪いみたいな言い方しないでください」

魔理沙「そうは言ってないだろ?」

文「言ってます」

魔理沙「言ってないぜ」

文「言ってます」

魔理沙「言ってないぜ!」

文「言ってます!」

バビル2世「むっ」ガサッ

魔理沙「ん?」

文「おや?」

魔理沙「……………」

文「……………」

バビル2世「……………」

文「えっと…」

魔理沙「……」

文「いや…」

バビル2世「…君たちはここらへんに住んでるのかい?」

文「えっ、えぇ一応……」

魔理沙「あんた外の人間か?」

バビル2世「外?」

魔理沙「ここは幻想郷だぜ?」

バビル2世「幻想郷?」

魔理沙「幻想郷ってのはな…」

バビル2世「………………」

魔理沙「「なるほど、別の世界とゆうことか」

魔理沙「」

文「なんだ知ってるじゃないですか」



バビル2世(幻想郷…忘れられたもの、存在が消えたものが流れ着く場所、しかし僕の存在をバベルの塔のコンピューターが忘れるだろうか?)

バビル2世(局長や伊賀野さんが、……父さんや母さんが僕のことを忘れるだろうか?)

バビル2世(……分からない)

魔理沙「…………」

文「なんか考え込んでますね」

魔理沙「……なぁなんか知らないけど忘れられたことを前提に考えなくてもいいんじゃないか?」

バビル2世「?」

魔理沙「ここには色んな程度の能力を持った奴がいてさ、外と幻想郷を繋げる奴もいるんだぜ」

魔理沙「だから忘れられてるってわけじゃないかもしれないぜ?」

バビル2世「…なるほど、ようはそいつ倒せば解決とゆうことか」

魔理沙「えっ」

文「さすがにそれは…」


バビル2世「名前は…八雲紫か」

魔理沙「!?」

文「あや?なんで知ってるんですか?」

バビル2世「ちょうど僕も人にはない力をもっていてね、君の心を読ませてもらったよ」

魔理沙「マジかよ!」

文「あややや!これは面白そうですねぇ!」

バビル2世「それで…その八雲紫がどこにいるか知ってるか?」

魔理沙「知ってるぜ!」

バビル2世「……嘘だな、知らないだろう」

魔理沙「げっ読まれた」

文「あやややや!これはこれは面白い!いいネタになりますよぉー!!」

バビル2世「正確には特定の場所にいないとゆうことか」

魔理沙「当たりだぜ…本当に心が読めるんだな」

文「 あややややや!いい!これはいい!見つけましたよォーー!!!」

バビル2世「…さっきからどうしたんだ?」

魔理沙「いつもの病気だぜ」

>>2


×バビル2世(しかしおかしい、ヨミが死んだ今バベルの塔に入れるものも強力な超能力もいないはずだ…)



○バビル2世(しかしおかしい、ヨミが死んだ今バベルの塔に入れるものも強力な超能力者もいないはずだ…)

文「あや、失礼しました!私、清く正しい射命丸文この幻想郷で新聞記者を務めております!」

文「と!ゆうわけであなたの能力について詳しく教えて下さい!さあ!さあ!」

魔理沙「お、おい、ちょっと落ち着け…こいつが困ってるだろ」

バビル2世「ハハハ…」

文「あやや…すみませんまたご無礼を」

魔理沙「そもそも心を読む能力ならあいつがいるだろ」

文「ああ地底の…」

魔理沙「別に記事にするほど珍しくはないんじゃないか?」

文「いえ、魔理沙さん彼女と彼には圧倒的な違いがあります」

魔理沙「種族?」

文「いえちが…いや違くないです…ええとそれもですが!ほらもっと違う所があるでしょう!?」

魔理沙「性別?」

文「」イラッ

魔理沙「じょ、冗談だぜ…」


文「…分かってます?」

魔理沙「い、いや分かんないぜ…」

文「……彼女は能力のせいで地底に引きこもっています、しかし彼を見てください」

魔理沙「…普通だな」

文「同じ能力でなぜこうも違うのか!」

魔理沙「確かに…」

文「ならば何か違いがあるはず!」

魔理沙「な、なるほど」

文「この社交的な態度!」

魔理沙「おお…」

文「人の目を見て話す!」

魔理沙「おお!」

文「しかもイケメン!」

魔理沙「おお!?」

文「素晴らしき取材対象じゃないですか〜〜!」

文「さあさあ取材!さあさあ取材!」

魔理沙「落ち着けって!」

バビル2世「なんだか知らないけど…僕の能力はテレパシーだけじゃないぞ」

文「な、なんと!他にも能力があるとゆうことですか!?」

魔理沙「へぇ〜マジかよ」

文「ど、どど、どんな能力ですか!?是非!是が非でも!見せてもらいたいです!」

バビル2世「簡単なものさ、まず精神動力(テレキネシス)」


フワッ


文「おお!大きな岩が空中に!」

魔理沙「浮かんだ…」

バビル2世「さっきのテレパシー」

バビル2世「」

文「…………」

バビル2世「…昨日の新聞の記事は『幻想郷のエンジニア川に転落!これが河童の川流れだ!』だろう」

文「おお!当たりです!」

魔理沙(実際は泳いでる河童をそれらしく撮っただけなんだけどな…)


バビル2世「あとはほとんど攻撃用だな、見せるにも相手がいないとだめだ」

文「ですって」

魔理沙「何がだ」

文「相手」

魔理沙「……いやだ、めんどくさい」

文「あや、珍しいですねぇいつもは喧嘩っ早いのに」

魔理沙「私をなんだと思ってるんだ…」

文「不良」

魔理沙「あぁん!?」

文「ほらそうゆうところ」

魔理沙「くっ…」

バビル2世(……むっ?)

バビル2世「…あっちの方向から声が聴こえる」

文「え?何にも聞こえませんけど…」

魔理沙「ん、あの方向は…博麗神社だなよっしゃ行ってみるか」

魔理沙(霊夢ならなんか知ってるかもしれないしな)

文「よぉし競争ですよ!」ブォン!

魔理沙「あっずりーぞゴラァ!!」バッ

バビル2世「!?」

文「あっ彼はどうします?」

魔理沙「そーいやそーだな…」




バビル2世「驚いたな…空を飛べるのか」

文「ほう、さすがに空を飛ぶことはできないのですね」

バビル2世「君は羽根があるからもしやと思ったが……そっちの君はまるで魔法使いみたいだな」

魔理沙「みたいもなにも魔法使いだぜ」

文「そうゆう能力なんですよ、ちなみに私は風を操る程度の能力です!」フフン

魔理沙「なに威張ってんだ」

バビル2世「本当に色々な能力があるのか」

バビル2世(すごいな、超能力者とは戦ってばかりだったからこんなにゆっくり見れるとは)

バビル2世(ここに来てよかったかもしれないな…ん?向こうの声が激しくなっているな)

バビル2世「二人とも、その博麗神社とゆうところに急ごう、気になることがある」

文「あやや、でもあなた飛べませんよ?」

魔理沙「どっちか抱えるか?」

バビル2世「心配ない、少し走る」シュッ

文「走るって…えっ早っ!?」

魔理沙「あっとゆう間に森の中に消えたな」






シュッ

バッ


バビル2世「むっ」ストッ

バビル2世「長い階段だな…」

バビル2世「!」

バビル2世「上から声が聞こえるな、急ごう」


ハァーーッ



〜〜博麗神社〜〜

霊夢「正 直 に 答 え な さ い」

霊夢「ウチの神社の賽銭箱の中身!盗ったのはあなたでしょう!」

アリス「知 ら な い わ よ !」

アリス「だいたい貧乏神社の賽銭盗むほど私は落ちぶれてないわよ!」

霊夢「」イラッ

霊夢「あなたみたいに人形とお話ししてるような根暗に言われたくないわね!」

アリス「」ムカッ

アリス「毎日毎日湿気たせんべいと緑のお茶もどきを飲んでる貧乏巫女に言われたくないわよ!」

霊夢「あぁ!?緑茶のどこが悪いのよ!」←緑茶派

アリス「あんな緑色の液体お茶なわけないでしょ!」←紅茶派

霊夢・アリス「「戦争よ!!」」


バビル2世「………」













バビル2世「あ、あの」

霊夢「あん!」ガルル

アリス「何よ!」フシュー

バビル2世「な、何かあったんですか?」

霊夢「泥棒よ ど ろ ぼ う!!」

霊夢「この金髪根暗がウチの賽銭盗んだのよ!」

アリス「だーかーら!私じゃないって言ってるでしょ!」

霊夢「じゃあ証拠は?」

アリス「はっ?」

霊夢「あんたじゃないっていう証拠は?」

アリス「いや、普通逆でしょ!だったら私だっていう証拠がないじゃない!」

霊夢「フンッ」

アリス「うわムカつく」

霊夢「残念だったわねぇ…ここに徹底的な証拠があるわ!」バンッ



『賽銭箱の中身はいただいたぜ アリス 」



アリス「…………」

バビル2世「…………」

霊夢「フフン」←得意げ

アリス「いや、これ…」

霊夢「どう?動かぬ証拠でしょう?」

バビル2世「…うーむ」






文「あやや、なにやら揉めてますねぇ」

魔理沙「………………」

魔理沙(どうしよう)

魔理沙(金が無いから霊夢んとこの賽銭盗んでアリスで誤魔化してたのすっかり忘れてた)

バビル2世「むっあれは……」

バビル2世「おーい!」



文「あや?」

魔理沙「あっ」



バビル2世「こっちにきてくれー!」



文「どうやらお呼びのようですね」

魔理沙「あ、ああそうだな…」



霊夢「あら、どうしたの?」

バビル2世「いや、あの二人も呼ぼうと思って」

霊夢「あれは…魔理沙と文ね」

バビル2世「ふむ、魔法使いの子は魔理沙というのか」

霊夢「そういやあんたの名前聞いてないわね」

バビル2世「バビル2世だ」

霊夢「ふーん変な名前ねぇ」

アリス「ちょっと霊夢…」

霊夢「あらなに自首?」

アリス「ちがうわよ!…魔理沙が来るみたいね」

霊夢「ええ」

アリス「なら好都合だわ」

霊夢「何がよ…言っとくけど弁護の余地はないわよ、あんたには動かぬ証拠があるんだから」

アリス「いまにそれも崩れるわ」


スタッ


文「あややこれはこれはお二方、お久しぶりです!」

霊夢「昨日会ったでしょ」









文「あやや!まさか見抜かれるとは、私もまだまだ修行が足りなませんねぇ…」

霊夢「そういうのいいから」

文「あや、これは失礼しました!」テヘペロ

霊夢「」イラッ

バビル2世「話をもどすぞ」

文「あや!すみません、えーっと…」

バビル2世「バビル2世だ」

文「あや!そんなお名前でしたか、というかまだ名前も聞いてませんでしたね」

文「それでバビル2世さん!あなたのお話を…」

霊夢「ハイハイ今ちょっと立て込んでるからあとでね」

文「え〜〜…」

バビル2世「じつは彼女…」

霊夢「霊夢よ」

バビル2世「霊夢の神社の賽銭箱の中身が盗まれたらしい」

文「あや、それは大変ですねぇ」

魔理沙「そ、そうだな…」

バビル2世「それで二人にも犯人を考えてもらいたいんだ」

霊夢「あら犯人なんて決まってるわよ」

文「あや、誰ですか?」

霊夢「そこの金髪よ」

魔理沙「え”っ」

霊夢「あんたじゃないわよ」

魔理沙「あっああ、そう…」

霊夢「こっちの金髪人形の方よ」

アリス「私は人形じゃないわよ!」

霊夢「あらごめんなさいあまりにも静かだからお人形さんかと思っちゃったわ(笑)」

アリス「」ムカッ

文「お、落ち着いてください…」

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