TOKIOかな

戦士「あの店は最悪だな、まったく」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

戦士「チャーシューメンを名乗るなら、分厚さに関係なく５枚は必要だろ」

戦士「常識だ、常識！」

戦士「・・・口直しだ、あそこに行こう」



ーーー　ラーメン荘　歴史を刻め本店　ーーー

戦士「豚ダブル」

店長「ニンニクは？」

戦士「ニンニク増し、野菜増し増し、油増し、カラメで」



店長「おまちどうさまです」



戦士「御馳走様。美味しかったです」ﾆｺｯ

店長「いつもありがとうございます。また来てください」

戦士「また来ます」ﾆｺｯ


戦士「ここは二郎インスパイア店で本当の二郎ではないが、良い店だ」

戦士「もし私がエドに住んでいたら本当の二郎ラーメンを食べれるんだが」

戦士「あいにく私はナニワ住み。インスパイアを食すしかない」

戦士「まあ、少し足を運べば天下一品本店に行けるのはあり難いがな」

>>2
その方向性もありかも

>>3
歴史を刻めってチェーンだったの！？

>>6
『ラーメン荘の本店』というのが正しい呼び方かもしれません
各支店ごとに好きに名乗っています

戦士「空腹が満たされ、今私は大変眠い・・・」

戦士「帰ろう」

戦士「？」


ーーー自宅ーーー

戦士「良い休日だった」

戦士「明日からまた仕事の日々か・・・」

戦士「仕事は嫌いだが、ラーメンを食すためにもきっちりお金を稼がねば・・・」

戦士「では、おやすみなさい」








戦士「んん、よく眠れた・・・ん？」

戦士「・・・あ！」

戦士「歯を磨いていなかったああああああ！！！」

戦士「やばい、やばい！ニンニクの臭いが非常にやばい」

戦士「ギルド内外で『息が臭い女』なんて異名をつけられたら死にたくなる・・・」

戦士「そんな異名、絶対に嫌だ・・・どうすれば・・・」

戦士「そうだ！」




ーーーギルドーーー

僧侶「あら、おはようございます戦士さん」

僧侶「・・・どうして鉄仮面を装備しているんですか？」

戦士「防御力を上げるためだ」

僧侶「でもでも、戦士さんは攻撃至上主義者でしたよね？」

僧侶「『守りなんて必要ない！攻撃される前に敵を倒せばな！！』っていうのが口癖なのに、急に防御力を気にするなんて」

戦士「いや、まあ」

僧侶「『装備の重量が上がれば剣速も拳速も落ちてしまう。だから私は身軽を選ぶ！』って一昨日言ってたばかりなのに」

戦士「う、うん」

戦士「とにかく！今日は鉄仮面を装備して仕事するから！」

ーーー馬車内ーーー

僧侶「雪山に住んでいるドラゴンの生態調査かあ」

僧侶「戦闘は避けなきゃですね。私たち二人じゃ敵いませんし」

僧侶「・・・本当に鉄仮面を装備していくんですか？絶対調査の邪魔じゃないですか。視界狭めてますよ、それ」

戦士「問題ない」

僧侶「・・・そうですか」

戦士「あ、雪が降ってきたな」

戦士「もうそろそろ雪山に着くぞ」




ーーー雪山ーーー

僧侶「うう、寒い」

戦士「鍛え方が甘いから寒いと感じるんだ」

僧侶「私は僧侶なので、体を鍛えたりしないんです！」

戦士「職業なんて関係ない。言い訳にするな」

僧侶「うう・・・」

戦士「！」

僧侶「どうしました」

戦士「い、いや。なんでもない」

戦士「（鉄仮面が冷えてきた・・・まるで顔の周りに氷が張り付いているような・・・）」

戦士「（た、耐えねば・・・大見えなんて切るんじゃなかった）」

>>7
そうなのか
たぶん同じ店が近くにあるからさ
明らかに寂れた新幹線の高架下に場違いに人が並んでるから気になってたんだよ

>>11
大阪市の東淀川区にある店のことですよね？
それ、本店ですよ

ドラゴン「」ｸﾞｶﾞｰ

僧侶「あ！いました、あれがドラゴンです」

戦士「図鑑に載っている情報よりずっと巨大だな」

僧侶「ええ、これほど大きいとはビックリです」

戦士「じゃあ早速取り掛かるか」

僧侶「はい」




僧侶「スケッチブックどうぞ」

戦士「む？色鉛筆がないぞ」

僧侶「あ、忘れちゃいました」

戦士「・・・仕方ない、白黒でいいか」




戦士「」ｶｷｶｷ

僧侶「ドラゴンの鱗が落ちてたので拾ってきました」

戦士「カバンに入れといてくれ」



戦士「」ｶｷｶｷ

僧侶「ドラゴンの卵の殻がありました」

戦士「それもカバンの入れといて」



戦士「」ｶｷｶｷ

僧侶「ドラゴンの糞をこんなにたくさん見つけましたよ」

戦士「絶対カバンに入れるなよ」

>>12
マイホーム周辺が特定されてしまった
天下一品の本店って京都だから違うと思ったのに・・・
昔、二郎系食べてあまりの油にお腹下した事あったから敬遠してたんだよね、今度行ってみるわ