ミムラ「今日もいっぱい構って貰えて嬉しい」 (43)

ミムラ「はぁ…誰にも構ってもらえない…」

ミムラ「そうだ、SS書いてみよう。文章だけなら楽だろ」カタカタ

ミムラ「…ダメだ、ネタが思いつかねえ。普段引きこもってゲームばっかやてるから何も浮かばねえ」

ミムラ「そうだ、安価スレなら無知な俺でも書けるぞ!ネタは提供してもらえばいいや」

ミムラ「それに…ワイワイガヤガヤ楽しそうだな。これなら俺も構って貰えるかも」

ミムラ「よし安価スレたてるぞ!」カタッ



提督「安価で島風に>>3する」

提供「絶対する」



ミムラ「ワクワク…!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447071776

ミムラ

2: 握手

3: 頭を撫でる


ミムラ「頭撫でればいいのか。よし」

ミムラ「…」

ミムラ「ダメだ、島風の頭撫でたときのリアクションが思い浮かばねえ!」

ミムラ「まあいいや、安価こなせばいいだろ」カタカタ



提督「島風の頭を撫でた」

提督「次は>>6する」



ミムラ「はー、面白い人が来て面白い安価取ってくれねーかな」

ミムラ「お、レスがついたぞ」



4: つまんね

5: 殴る

6: 腹パン



ミムラ「は、腹パン…?」

ミムラ「やる気無くすわー。えー、書けねえよんなもん…」

ミムラ「あ、そっか。こいつ荒らしだな」

ミムラ「このスレは荒らしのせいで潰されましたーと。新しいスレ立てよう」カタカタ

ミムラがこんな健全な精神してる訳が無いんだよなあ…
元からSS書く気なんかなくてこの板を荒らすのが目的だとか言ってたし

とりあえず、りずむ

ミムラ「次のステップ立てよう」カタカタ



提督「安価で春雨ちゃんに>>3する」

>>3



ミムラ「今度はマトモなやつが来ればいいな」ワクワク



2: セックス

3: おっぱい揉む



ミムラ「キターーー!」カタカタ

ミムラ「ぬっひょひょひょ」カタカタ



提督「春雨!おっぱい揉むぞ!」モミモミ

春雨「ひゃあ////」

提督「次は>>6



ミムラ「いいぞいいぞ、盛り上がってきた!みんな俺のSSに注目してくれてる!」

ミムラ「俺の文章を求められてる!」

ミムラ「みんなに構って貰えてる!」

ミムラ「楽ちいいい!承認欲求満たされるウウウゥゥゥ!!!」

4: ksk

5: 脳姦

6: 殴る



ミムラ「は?」

ミムラ「…」

ミムラ「なんか、めんどくさいな…」

ミムラ「このスレはもういいや放置で。俺は悪くない。荒らしが悪い」カタカタ

ミムラ「さーて、新しいスレ立てるか」カタカタ



ミムラ「はー、いっぱいスレ立てたぞ」

ミムラ「そういや、放置したスレはどうなってるかな」ポチッ




安価で島風に>>3する

7: 腹パンはよ

8: まだ?



ミムラ「おお…俺が求められてる!」

ミムラ「普段は誰にも見向きもされない俺が、このスレでは求められてる!」

ミムラ「ああ^~気持ちええんじゃ、こいつら延々と放置して沢山俺を求めるレスしてもらおうか」

ミムラ「荒らした罰だ。連帯責任だ。バーカバーカ」

…一時間後…

ミムラ「どーれ、スレは伸びたかな?」カタッ

ミムラ「…」

ミムラ「…レスが、ついてねえ…」

ミムラ「は?嘘だろ?なんでさ」

ミムラ「…まあいいや。また新しいスレ立てるか」カタカタ

ミムラ「エロで釣れば人いっぱい来るだろ。ああ、構われたい構われたい構われたい…」カタカタ



それから数週間が経過した…



ミムラ「あー今日も誰にも構って貰えなかった…」

ミムラ「でもいいや、俺にはSS速報があるし。SS速報には、俺の居場所がある」

ミムラ「今日も安価SSスレ立てるか。今日こそは荒らしに邪魔されなきゃいいな」カタカタ



提督「安価で>>3を犯す」



ミムラ「ぐっふふふ、エロで釣ればええやろ」

ミムラ「さあこい!」カタカタカタッ ターンッ

2: ミムラ

3: ミムラ



ミムラ「は?何これ?」

ミムラ「また荒らしかよ萎えるわー、まあいいや。また新しいスレ立てるか」カタカタ



ミムラ「安価で>>3を虐待する」



ミムラ「…」リロード

ミムラ「…」リロードリロードリロードリロード

ミムラ「レスが来ねえ…」リロードリロードリロードリロードリロードリロードリロードリロードリロード

ミムラ「誰かレスしろよ!」リロードリロードリロードリロードリロードリロードリロード

2: 死ね

3: ミムラ

4: またミムラスレか

5: いい加減うぜえ

6: 運営さっさとこいつ焼けよ



ミムラ「…」

ミムラ「…………………」



ミムラ「俺の存在が認知されてる!!!!!!!!!」

ミムラ「有名人じゃん!!!!俺!!!!!」



ミムラ「それからも、俺は毎日毎日安価SSスレを立てた」

ミムラ「現実では、誰にも見向きもされず、誰よりも劣っていて、何にもできない俺だけど」

ミムラ「誰にも注目されず、友達も一人もできず、ゲームとオナニーしかできない俺だけど」

ミムラ「SS速報で、今や俺の名を知らない者はいない!!」

ミムラ「今やスレを立てれば、30秒でレスしてもらえる!!嬉しい!!!!!」

ミムラ「5分足らずで、コピペとかでスレが20番まで進む!!!みんなが俺のスレにレスしてくれる!!!」

ミムラ「嬉しい!!!!!!」

ミムラ「SS速報でなら、俺はチヤホヤしてもらえる!!構ってもらえる!!認めて貰える!!」

ミムラ「かつて俺ほどSS速報を荒らしたやつはいない!」

ミムラ「それもそのはず。俺が立ててるのは、SSスレなんだからな!!!SSスレなら、どんだけ立てても管理人は俺を規制できない!!」

ミムラ「ルールの裏をついた俺の鮮やかな手口!こんなん誰も思いつかなかったはず!俺頭いいーー!!」

ミムラ「俺だって、やればできるんだ!有能!荒らしの天才なんだ、俺は!」

ミムラ「俺だけの偉業だ!!!世界で俺だけのアイデンティティーだ!!!」

ミムラ「よっしゃ!これからはSS速報最強の荒らし兼作家として君臨するぞ!」



ミムラ「ふぃー、今日も荒らすか」カタカタ

ミムラ「馬鹿共が俺様に荒らしやら罵倒やらで対抗してくるのが滑稽だわwwwwwww」

ミムラ「よし、スレ立て完了!」カタッ



提督「おい>>3>>3「?」

提督「犯らせろ」



ミムラ「いつも通りに、また30秒くらいでミムラレスがつくだろうな」リロードリロード

ミムラ「そーらこいこいこいこいこい」リロードリロードリロードリロードリロードリロード

ミムラ「俺に構え俺に構え俺に構え俺に構え俺に構え俺に構え俺に構え俺に構え俺に構え」リロードリロードリロードリロードリロードリロード

…ところが…



ミムラ「…」

ミムラ「なんだよ、これ…」

ミムラ「1時間経ったのに…誰も俺にレスしてくれねえ…!」

ミムラ「ハァー…!ハァー…!」ガクブルガクブル

ミムラ「無視は嫌だ…!無視されるのは嫌だ!!!!!!」

ミムラ「何でだよ!!いつもなら、すぐにレスが来るはずだろ?」

ミムラ「そ、そうか。スレタイが悪かったのか。よし、新しいスレ立てるぞー」カタカタ



提督「>>3をレイプした」

>>3「ぐすん…」



ミムラ「さあ来い!ミムラって書けミムラって書け!!!」 リロードリロード

ミムラ「早く俺に構ってくれ!!荒らしてくれ!俺の存在を認めてくれ!!!」リロードリロードリロードリロードリロードリロード

ミムラ「かまって!!!」リロードリロードリロードリロードリロード

ミムラ「荒らしでもいいから!!!誰かレスして!!!!!!」リロードリロードリロードリロードリロードリロード

…1時間後…

ミムラ「なんでだよおおおぉぉ!!!」

ミムラ「こんだけスレ乱立したのに、何でレスがつかねええんだよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ミムラ「ハァ…!ハァ…!」ゼェゼェ

ミムラ「俺の居場所は!!!!!SS速報しかないんだ!!!!!」

ミムラ「SS速報でみんなに構って貰えることだけが俺の幸福なんだ!!!」

ミムラ「荒らされることが俺の存在証明なんだ!!」

ミムラ「いやだ…!無視されたくない…!」ガタガタ

ミムラ「うぷっ!」

ミムラ「オゲエエエエエエエエエエエエエッェエエエエエ」ビチャビチャビチャ

…1週間後…

あれからミムラはいくつものスレを立てたが

誰もミムラにレスをする者はいなかった

荒らしでも来てくれれば、彼の自尊心と承認欲求はどれだけ満たされただろうか

その荒らしさえ来なかった

完全な無視は、ミムラの心を凍り付かせた

なぜなら、SS速報住人に荒らされ、嫌われ、蔑まれること以外に、

彼が他者とコミュニケーションを取る手段は無かったからである




ミムラ「ハァー…!ハァー…!」

ミムラ「どうすりゃいいんだよ…!どうすりゃいいんだよ!!」

ミムラ「俺の居場所が無くなった…!」

ミムラ「あ、ぁああ、ああああ」ガクブルガクブル

ミムラ「誰も構ってくれない…!クソ!クソおおぉぉぉ!」

ミムラ「今日こそは…今日こそは!きっと誰か俺のスレにレスしてくれるはず!」カタカタ

ミムラ「俺はSS速報ナンバーワンの有名人なんだ!荒らしのスペシャリストなんだ!」カタカタカタッ ターンッ



>>3「提督に愛されたい」

>>3「まずは>>5しよう」



ミムラ「…」

ミムラ「…やっぱり無視されてる…!」

ミムラ「ぼっちは嫌だぼっちは嫌だぼっちは嫌だぼっちは嫌だぼっちは嫌だ!!!!」リロードリロードリロードリロードリロード



ミムラ「…ん?」


2: ミムラ

3: ミムラ

ミムラ「…!」

ミムラ「やったあああああああああああああああああ!!!!!!!!」

ミムラ「レスして貰えたあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」


ミムラ「うれしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!みんな俺のこと忘れてなかったんだ!!!」

ミムラ「俺、大勝利いいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」

ミムラ「構って貰えるの、レスしてもらえるの、幸せえええええええええええええええええええ!!!!!!!」

……

意気消沈してスレ立てをやめようかとも考えていたミムラだが、

スレを荒らして貰えた嬉しさによって彼は完全復活した

住人にとって荒らしコメントは攻撃のつもりでも

構ってちゃんのミムラにとっては餌でしかないのだ


その後も、勘違いした奴がミムラに餌をやり続け、

ミムラはそれを求めてクソスレを立て続けた


ミムラスレにレスをする人間が一人でもいる限り、今日も明日もミムラはSS速報を荒らし続けるであろう…

ミムラに荒らしという名の餌を与え続ける親切なSS速報住人達へ



どうかこれからも、可哀想なミムラに構ってあげてください

彼の居場所は、ここしかないのだから…



おしまい

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