【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」照「京咲照」咲「京咲でしょ!」 (1000)


 非安価
 京太郎スレ
 未来妄想の京咲
 1日1回、3-5レスの小ネタを投下

 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ?」咲「京咲だよっ!」
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 【咲-Saki-】京太郎「一家団欒」咲「宮永家!」
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445021542

 歴代シチュエーション

 ・1スレ目で頂いたシチュエーション!(組み合わせた都合で投下順になってます)

 14
 【仕事場にお弁当を届けに行く咲ちゃん】

 72
 【一緒にスーパーで買い物】

 84
 【休日にまったり耳かき】
 151
 【久しぶりに姉も誰もいない二人っきりの京咲】

 158
 【照にあすなろ抱きされて耳元で囁かれる京太郎】
 159
 【照の誕生日京太郎独占】
 181
 【照の誕生日京太郎独占権プレゼント】

 125
 【内弁慶】

 148
 【鍋料理】

 149
 【紅葉狩りに行く】
 156
 【子供達と一緒にお風呂はいる】
 【川の字で寝る】
 157
 【旅館で家族風呂】

 174
 【子供に「伯母さん」と呼ばれる照】

 180
 【膝の上に座って充電】

 152
 【優希と和が訪ねてくる】
 203
 【高校時代の麻雀部員との会話】

 150
 【告白した時のこと】

 235
 【子供の名前を考える夫婦とDQNネームをつけたがる照】

 75
 【突然の大雨に濡れてしまったので三人でお風呂】
 160
 【宮永家全員とヤる】

 275
 【看病】

 276
 【酔っ払って前後不覚に陥りながらなんとか家に帰って玄関に倒れ込み、むくれながらスーツを脱がそうとしたらすごい勢いで手を振り払って「止めてくれ、家に妻がいるんだ」と喚いて気を失う京咲】

 161
 【子供の授業参観などの学校行事】

 226
 【夫婦喧嘩してから仲直りまで】
 227
 【子供達が京ちゃんを独占していることに嫉妬して、パパは10年も前からママのなのーって嫉妬する咲ちゃん】

 277
 【押入れを整理してたら高校時代のセーラー服出てきて、ついつい着ちゃう咲ちゃん】

 274
 【お産間際のみやながけ】

 201
 【咲ちゃんは友達が少ない】
 271
 【京咲家デートの割合】

 1スレ目で頂いたシチュエーション全て完遂!


 ・2スレ目で頂いたシチュエーション!(組み合わせた都合で投下順になってます)

 864
 【界さんが京ちゃん呼びする理由】
 989
 【両親視点での生活風景】

 994
 【出産前後の京咲】

 988
 【恋人になってからの初デート】

 ↑完遂
 ↓未投下

 476
 妊娠発覚時の様子
 477
 結婚前、界さんに嫁さんにくださいな挨拶をする京ちゃん咲ちゃん
 480
 バレンタイン
 481
 京太郎と照の浮気疑惑
 482
 カン(物理)
 888
 子供が風邪を引いたら自分が代わりになってあげたいと思う京咲
 987
 結婚初期の話
 990
 プロポーズ
 991
 重婚が法的に認められてテルーと京ちゃんの子が誕生、という照の夢オチ
 992
 友情破壊ゲームをプレイしたのに、さらに絆が深まった京咲
 993
 照視点で何か
 996
 照と京ちゃん夫婦に間違われて咲ちゃん嫉妬
 998
 家族みんなでトランプ遊び
 999
 みんな幸せな風景
 1000
 京太郎たちが3年の卒業式

 ・3スレ目で頂いたシチュエーション!(組み合わせた都合で投下順になってます)
 ↓未投下

 862
 京咲最大のプレゼントは感謝の言葉
 901
 女子会にて少女マンガ等でよくある壁ドン顎クイetc.の話で盛り上がるもよく考えたら全て京ちゃんにされていた咲ちゃん
 905
 男女の双子について。ヨスガ
 906
 ペットのカピパラの話で盛り上がる


 希望シチュなんかは感想にくっつけといてくれても単レスでも拾うんでいつでも募集してます
 ではいつもの時間にまた来ますね


 1/6

 481
 京太郎と照の浮気疑惑

 996
 照と京ちゃん夫婦に間違われて咲ちゃん嫉妬


 『あの宮永プロに熱愛発覚!?』

 『日本代表宮永照! ついに婚期が訪れた!?』

 『恋愛は小鍛冶健夜に大勝利!? 宮永照の恋路を探る!』


 須賀咲ちゃんです。激おこです。

 朝から新聞の一面を賑やかすニュースが目に入ります。

 お姉ちゃんは世界ランカーの現役女子麻雀プロ。

 高校卒業からプロ入りして、ずっと最前線で戦い続けている。

 それに、美人だ。男性ファンも多い。


 『ついに「宮永姓」卒業か。女子麻雀プロのジンクスを覆すか!?』

 『お似合いの長身男性! ファンも思わず安心!?』


 あんなぽんこつ、お似合いじゃないもん!


 『クールな宮永照が甘える一面も!?』


 おい。外でやっちゃダメだって言ったよね。

 今や日本を代表する宮永照の熱愛発覚ともなれば、新聞記事は大いに沸く。

 私が言うのもなんだけれども、お姉ちゃんかわいいし、ぐぬぬ。

 それに『いろんな意味で』小鍛冶健夜の再来とも言われるお姉ちゃんだ。

 普通ならば男性ファンの嫉妬の嵐が予想されるも、何故か安心したとの声もあるらしい。

 確かにお姉ちゃんは美人なのだが、こう、胸にも乏しいのでアイドルというわけでもない。

 麻雀にストイックというイメージなので、安心したという声も出るのだろう。

 ふーんだ! 残念でした! 根も葉もないゴシップだからお姉ちゃんの婚期はまだまだ遅れちゃうもんね!


 2/6

 「あー、咲。あんまり気にしないほうがいいぞー」

 「外で何をしてたのかが問題だよ!」


 もー、お父さんは黙ってて!

 そりゃ京ちゃんとお姉ちゃんで出かけることも多いし、デートみたいなことも許してるけどさ!

 立場が立場なので、お姉ちゃんも気を使って変装しているはずなのに。

 こ、この前なんか……。


 『お姉ちゃん……それ、何のつもり?』

 『咲のコスプレをしてみた。

  咲の髪型のウィッグ。モブ顔。完璧。

  あ、胸の大きさでバレちゃうかも』

 『黙れ同類。

  このまま持ってる包丁で刺すよ!?』

 『やだ。京ちゃん怖い。助けて』

 『さ、咲。それはさすがにシャレにならんぞ』

 『京ちゃん。アレは嫁さん違います。

  私が嫁さんです』

 『お ね え ち ゃ ん ! ?』


 あの時は本当にやっちゃおうかと思ったよ。咲ちゃん大人。

 お父さんなんかケタケタ笑ってたし。もー!


 「ほ、ほら、咲の好きな本にもよくあるシチュエーションだろ?

  プレゼントするために付き合ってもらうとか」

 「!?

  そ、そうなのかな。

  それなら仕方ないかな!」

 (宮永界ですが、娘がちょろいです)


 デュフフフフフ。

 そっかー。そうだよねー。こう言うシチュエーションって言ったらそれだよね。

 文学少女咲ちゃんだから喜んじゃっても仕方ないよね。

 あー、それなら許しちゃおっかなー!


 「ほら、京ちゃん帰ってきたぞ」


 待ってて京ちゃん! お嫁さんが今いくよ!


 3/6

 「京ちゃん! おかえりなさい!」

 「おう。ただいま」

 「えへへー」

 「?」


 そんなとぼけた顔しても嫁さんにはわかっちゃうんだから。

 ……大丈夫だよね。なんか本気でとぼけた顔しているみたいだけど。

 いやいや、そんなはずないよねー。だよねー。


 「どうした。機嫌がいいな」

 「そりゃもう!

  ところでー。京ちゃん。

  何かあるんでしょ?」

 「へ?」

 「……またまたー、とぼけちゃってー」

 「?」


 あれかな。とぼけた振りをして後でこっそり渡すとかそういうのもあるもんね!

 良かったね、京ちゃん!

 私は文学少女だからいろんなシチュエーションを知ってるよ!

 あはははは!

 ……いや、自分を騙すのはやめよう。

 京ちゃんの顔を見れば嘘ついてるかなんかわかるもん。

 ここは率直に聞こう。


 「私にプレゼントは?」

 「え、ないぞ」


 静まり返る玄関。



 「宮永界ですが。家庭の空気が最悪です」


 お父さんは夜食に必ずカップラーメン食べさせる刑に処すね。


 4/6

 「あー、あの件で機嫌悪かったのかァ。

  いや照さんと出掛けるなんていつもの」

 「いつものことでも! 有名になったらダメなの!」

 「ご、ごめん」

 「……何してたの」

 「いや、普通に照さんを迎えに行っただけだよ。

  本当にいつもどおり」

 「……むー」


 玄関で口論。

 と言っても、京ちゃんはあっけらかんとしていて困り顔。

 そりゃ私だって京ちゃんが浮気するなんて思ってない。

 だって、根がチキンな京ちゃんがそんなこと出来るわけないし!


 それに、京ちゃんは酔っ払ってても私のことを思ってくれてるのに、浮気なんてするわけないもん。

 それはわかってる。

 でも、でもね。


 「お嫁さんはね。

  世界で唯一、この人のお嫁さんです! って言えるんだよ!」


 結局、私にとって文句があるのはここなんだ。

 女の子にとってお嫁さんは憧れ。

 一番好きな人のお嫁さんだって、自分は『須賀』咲ちゃんなんだって普及できるのが嬉しいんだ。

 それなのに、こうして世間ではお姉ちゃんが京ちゃんのお嫁さんみたいに扱いを受けているのが辛い。


 「咲。ごめんな。

  もう少し考えるべきだった」

 「ううん。私もごめんなさい。

  京ちゃんはいつものことをしただけだし、お姉ちゃんだって悪くないもん」


 この件は誰も悪くないんだ。

 だから静まるまで我慢して……。


 「咲。大丈夫。そろそろ始まるテレビを見ればいい」

 「お姉ちゃん!?」


 え、いつの間に!?

 というか京ちゃんの後ろにいるならわかるけど、なんで家の中でソファーに座ってお菓子食べてるの!?

 とりあえずご飯食べられなくなるからすぐに没収! そんな顔してもダメ!!


 5/6

 お姉ちゃんが映したテレビ番組には、なんとお姉ちゃんが映っていた。


 『いやー、小鍛冶健夜の再来と呼ばれた宮永さんにも春が来ているようで、安心ですねー!』

 ー目線を隠した小鍛冶プロの写真が映るー

 『いや、本当に安心しました。本当に!』


 ちょ、ちょっとこれは小鍛冶プロが可哀想なような。


 『いえ、あの人は妹の旦那なんですよ。

  何かと世話を焼いてくれるので、つい甘えてしまうんです』

 『えぇ!? それでは!?』

 『ええ。残念ながらまだ私には春は来てないんですよ。

  いつかは子供も欲しいな、とは思うんですが、『今はまだ』時期じゃないです』

 『あ、あらー。それは残念です。

  おっと、テレビの前の男性ファンは安心したのかな?』

 ースタジオに笑いが起こるー

 『妹には何かと苦労をかけているので、旦那と幸せそうにしているのを見るのが嬉しいですね』

 『そうだったですかー』

 『妹夫婦は、見ている方が恥ずかしくなるくらいラブラブですよ』


 6/6

 「予期していたわけじゃないけれど、全世界に発信できた。

  咲、良かったね」

 「お、お、お、お、おねえちゃぁぁぁん!?」

 「うん、お姉ちゃんだよ」


 私も京ちゃんも顔とか出てないし、疑惑も晴れたと思うけどぉぉぉ!?

 なにこれ!? すっごく恥ずかしい!

 というかこれ和ちゃんとか優希ちゃんとかが見てたらまた弄られるんじゃ!?

 もー! なにを考えていいかわからない!

 京ちゃんも顔を赤くしてるし!

 お父さんは腹を抱えて笑ってるし! 明日お弁当作らないから自分で買ってね!


 「これで一件落着」

 「そ、そうだけどさぁ」

 「まぁまぁ。照さんは有名人なんだから、仕方ないよ」

 「ブイ」


 あ、アラサーが声出してブイって……。

 まぁ今回の件はお姉ちゃんのファインプレーかな?

 一件落着!


 『なんでこれからも街中で彼と歩いているのが見つかっちゃうかもしれないですね』


 テレビから流れる音声に、お姉ちゃんがニッコリ笑ってこっちを見る。

 ……これが本当の狙いかぁ!! カン!!

投下完了
前スレシチュは埋まったらまとめます


 1/6

 862
 京咲最大のプレゼントは感謝の言葉


 ふっふっふ、須賀咲ちゃんです。

 今日は一つ企み事をしています。

 優希ちゃんから聞いた、夫婦の愛を確かめる方法。

 感謝の気持ちを込めて『愛してる』と言ってみる、を実行しようと思います!

 本当は熟年夫婦の旦那が嫁に言うらしいんだけど、面白いからやってみよう!

 家族にお願いして今日は二人っきりになります。

 京ちゃんが帰ってきます。

 言います。

 なんだ、簡単じゃん!


 『どーせ咲ちゃんには言えないだろうから、言えなかったら罰ゲームだじぇ!』


 ぐぬぬぬぬ……。私にだって言えるもん!

 聞いた話によると、熟年夫婦はそういうことを言わなくなってるとか、だから難しいらしい。

 まだ結婚して数年の咲ちゃんにはお茶の子さいさいなのだ!

 ……そういえば


 『京ちゃんと付き合ってから、愛してるっていつ言ったっけ?』


 2/6

 あ、あれ? おかしいな。

 付き合った時も好きとか言ったし、結婚の時に京ちゃんに言われたけど、自分から言った記憶がない。

 え、情事の時? ノーカンだよ!

 思えば京ちゃんとはもう10年以上の付き合いになるわけで


 「あ、あれ!?」


 急にすごく恥ずかしくなってきた!?

 よく考えたら私と京ちゃんが夫婦扱いされるようになったのが中学1年生だから、それで今の年齢を考えると……。

 もしかして、14年ぶんくらい溜まってる?


 「ちょ、ちょっと待って!」


 なぜか汗が出てきたよ。

 あ、匂いとか大丈夫かな!?

 し、下着ももっと可愛いのにしないといけないし。

 そもそもちゃんと準備できてないじゃん!

 京ちゃんの好物も揃えてあげないとダメ!

 い、急げー!!


 3/6

 京ちゃんの好物ばかりの豪華な食卓。

 外に行くのかと言わんばかりの可愛い服装。

 化粧、口紅、香水。

 わ、私は何をしているんだろう……。

 ただ愛してると言うだけなのに、それが出来ない!


 「ただいまー」

 「きょ、京ちゃん!?」

 「夕飯のいい匂いがするなー。

  ……咲? これから出かけるの?」

 「出かけないよ!

  そ、その、あ、愛し」

 「ん?」

 「何でもない!

  とっとと風呂入って、ご飯食べて!」

 「お、おう」


 な、何でー!?

 ま、まだチャンスはあるはず。

 ご飯食べている時に世間話みたいに自然に言えばいいんだ! 咲ちゃんかしこい!


 4/6

 「咲、今日のご飯はいつもより豪華じゃん!」

 「う、うん。それでその、あいし」

 「何かの記念日だっけ?」

 「そういうわけじゃないんだけど、その」

 「よ、良かった。

  焦っちゃってさ。俺が記念日忘れてたのかなって」


 無理、無理無理無理ー!!

 こんなの言えるはずないよ! 恥ずかしいー!

 結局、言えないままご飯は進み、京ちゃんもビールを開けていい感じにお酒がまわってきました。


 「俺さ」

 「?」

 「仕事でいろいろあって、疲れてきて、もうダメかなーって思うと咲が好物を用意してくれてるんだ。

  本当に感謝してるんだよ。

  咲ー、愛してるぞー!」


 ……え?


 「え、咲? どうした!?」

 「ち、違うの。泣いてないもん!」

 「ごめん。何か悪い事言ったなら謝るから、ごめん!」

 「違うの! 京ちゃんは悪くないの!!」


 5/6

 「落ち着いたか?」

 「うん」

 「……じゃあ、どうぞ」

 「本当はね。

  今日お洒落して、京ちゃんの好物用意して、いつもありがとう、って言うつもりだったんだ」

 「そんな。俺より咲が」

 「聞いて!」

 「はい」

 「そ、それでね。その、京ちゃん!」

 「はい!?」

 「いつもお仕事お疲れ様です! いつもありがとう! あ、あ、あ、

  愛してる!!」


 い、言っちゃった。

 何かもー当初の予定とは違くて、こんな泣きながら言うつもりとか全くなかったのに、もー……。

 京ちゃんが悪いんだから……。


 「それを言うために、今日はそんなかわいい格好してるのか」

 「う、うるさい」

 「さっきからずっと挙動不審だったのは、恥ずかしかったから?」

 「うっ」

 「咲」

 「な、何さ」


 京ちゃんなんか知らないもん。

 って、え


 6/6

 「咲ー!!」

 「ひゃぁぁぁぁぁ」


 京ちゃんが抱きついてきた!?

 あ、これ酔いも入ってるでしょ! お酒結構飲んでたもん!


 「咲、お前可愛すぎ」

 「や、きょうちゃんはなして」

 「かわいいかわいいかわいい」

 「ふにゃぁぁぁぁ……」


 耳元で囁かれて力が抜けちゃうぅぅぅぅ。

 え、なに、抱っこしてどうするつもりなの。


 「下着もかわいいじゃん。期待してたんだ」

 「!!」


 やめてそう言われると濡れちゃうから! 準備OKになっちゃうから!

 ベッドに強引に、あ、やだ、やめ、京ちゃん、あぁ

 あ


 か、かん……

こいつらまた盛ってる…
前スレ埋め、ありがとうございます


 1/3

 901
 女子会にて少女漫画などに良くある壁ドン顎クイetc.の話で盛り上がるもよく考えたら全て京ちゃんにされていた咲ちゃん



 「女子の憧れについて語りましょう」

 「のどちゃんどうした」

 「いつものことじゃないかな……」


 須賀咲ちゃんです。また女子会です。

 最近になって、具体的には和ちゃんが誕生日を迎えてから女子会の比率が上がっている気がする……。

 私はともかく、付き合ってくれる優希ちゃん優しいなぁ。


 「それはですね。焦っているからですよ」

 「ナチュラルに心を読まないでくれるかな!?」

 「のどちゃん……」


 優希ちゃんの眼差しが生やさしいんだけど、和ちゃんわかっているのかな……。


 「さて、結婚するにはどうしたらいいか教えて下さい」

 「のどちゃん。私も未婚だじぇ」

 「和ちゃん。私に聞いても仕方がないってわかってて聞いてるよね!?」


 自分で言うのもアレだけど、私は京ちゃんがいないとお姉ちゃんみたいになってたと思うよ!

 こう、喪女一直線というか、結婚とは懸け離れた人生を送っていたのは間違いないと思う。


 「合コンとかすればいいんじゃないかな」

 「そうそう、のどちゃんは美人なんだから合コンでもすれば一発だじぇ」


 和ちゃんは焦っているみたいだけど、女の子でも見惚れる美人さんなんだからそんなに焦る必要はないと思うんだ。

 そのがっつきっぷりを隠してにっこり笑っていれば男の子なんて一発で落とせると思うんだけど……。


 「その、友達に誘われて何回か行ったりしたんですが、どうもうまくいかず」

 「えー。そのおっぱいを使えば一発だと思うんだけどなー」

 「なんか和ちゃんが何をしたのか聞きたくないんだけど」

 「ふ、ふふふ。もう合コンなんて真っ平御免です」


 いや、本当に何をしたの……。


 「和ちゃんのおっぱい使えばうちの旦那だって一発で落とされちゃうもん」


 あーあ、京ちゃんはおっぱい星人だもんなー。

 ……あれ、何で二人ともジト目でこっち見てるの?


 2/3


 「やっぱり女の子には憧れのシチュエーションがあるんですよ!」

  女の子の憧れシチュって言ったら、やっぱり壁ドンです!

  いいですよね! ドキドキします!

  痛くない程度で、でも女の子じゃ抵抗できないくらいの力で片腕を押さえつけられます。

  そこから、こう、残った片腕で顎をクイっと持ち上げて強引にキスされたいです!」
 
 「のどちゃんが合コンで引かれた理由がわかった気がするじぇ」

 「私も思った」


 和ちゃん……。どうしてこうなった。

 お酒に弱いんだね……。最近はお酒を飲んでいなくてもにたようなテンションな気がするけど。


 「でもわかる気がするじぇ。

  無理やりされたいーってのは女の子の憧れだじょ」

 「そうですよね! 無理やりベッドに押し倒されるなんて憧れます!

  もちろん好きな人に限ります!」

 「うん、それはわかるよ。

  やっぱり女の子はみんなそう思うよねー」

 「ここぞというときにヘタレたり、鈍感だったりするとその時点で男として見れなくなりますよね!

  いわゆる草食系男子はダメです! 肉食とは言わなくてもリードはして欲しいです!

  まぁそんなシチュエーションなんてないんですが!」

 「咲ちゃんなら経験あるんじゃないか?」

 「えー」


 優希ちゃん。そこで私に振る?

 どう答えても和ちゃんの逆鱗に触れる気がするんだけど!

 ……ってニヤニヤしてる。確信犯だった。

 肉食ねぇ。うーん……。


 3/3

 『俺は、咲のことが好きだ』

 『俺は咲と一緒にいたいんだよ!』

 『そんなの知らない!

  気づいた時だよ!

  お前と離れたくないって思ったら、言うしかなかったんだ!』

 『離れて行って欲しくないんだ。

  咲っ! 付き合ってくれ!』


 『だから、さ。恋人らしいことをしたいんだ』


 『や、やめてくれ。

  家に妻がいるんだ!』


 『仕事でいろいろあって、疲れてきて、もうダメかなーって思うと咲が好物を用意してくれてるんだ。

  本当に感謝してるんだよ。

  咲ー、愛してるぞー!』

 『下着もかわいいじゃん。期待してたんだ』


 「ふぇっ」

 「咲ちゃん顔真っ赤」

 「何を妄想したんですか!

  これだから既婚者は! 羨ましいです!」

 「ち、ちちちち違うもん!

  別に無理やりベッドに押し倒されたりだとか! 壁ドンから顎クイだとか! スカイツリーで強引な告白なんてされてないもん!」

 「のどちゃん、どう思う?」

 「有罪ですね。

  のどっちのどっちの刑に処します」

 「何なのそれ!?」

 「聞かないほうがよさそうだじぇ」


 え、ちょ、和ちゃん何する気なのかな!?

 そんな手をわきわきさせながら近づいて、ちょ、やめ……!


 「痛くしませんから! 優しくしますから!」

 「咲ちゃん自業自得」

 「理不尽だよっ!」


 この後、死ぬほどくすぐられました。カン……。

投下完了
1巻読んでたら咲ちゃんが「ぅひ」って鳴いてることに気づいた


 1/16

 990
 プロポーズ

 須賀京太郎です。今日はとっても重要な日。

 咲は家でぐだぐだしていたいーと、言っていたけれども、今日だけは外デートが必要なんだ。


 「京ちゃん。今日は暑いし混んでるよー。家でゴロゴロしよ?」

 「咲。今日はどうしても、外のデートに付き合ってくれないか」

 「わ、わかったよ。たまには外デートも良いもんね」


 幸いにして外は晴れ、うん、歩いて散歩するには十分な天気。


 「どこいくのー」

 「東京周りでデートしよう。渋谷とか六本木とか。希望があるなら秋葉原でも」

 「うえぇ。人多いの苦手……」

 「おいおい、たまには付き合ってくれよー」

 「だ、大丈夫大丈夫! ちょっと待ってて!」


 自分用のバッグに、こっそり買ったプレゼントを忍ばせ、心臓の鼓動を抑える。


 「化粧整えるから待ってて!」

 「あ、咲。駅で待ち合わせな。

  俺は先に行くよ」

 「え、ええぇぇー!?」


 二人で使う最寄駅。

 いつもは家からデートするものだけれども、今日だけはそうじゃない。

 ちゃんとコイツに、ロマンチックな思いをしてもらいたいし。

 まぁ、緊張してて顔を合わせられないってのもあるけどさ。


 2/16

 あの時と同じように、駅で待ち合わせ。


 「もー、京ちゃんどうしたの!?」

 「え?」

 「何か雰囲気おかしいもん」

 「そ、そんなことないぞ。まぁ久しぶりのデートをしよう」


 咲が相変わらずジト目で見つめてくるが、頬を掻きながら目線を逸らす。


 「たまにはちゃんとしたデートをしたかったんだってば」

 「はいはい。エスコートしてね」

 「了解。お姫様」

 「なにが姫だ」


 懐かしい。中学・高校時代によくやっていたやり取り。

 今の俺と咲は恋人同士。

 高校一年で恋人になって、大学の四年を過ぎて、社会人になっても変わらない。

 俺はそこそこの企業に就職して、咲は就職に失敗して家で家事をしている。

 そのことに焦っているのがよく分かる。だからこうして、仕事が休みの日にはデートに誘っているんだ。

 まぁ今日は、それだけが目的なわけではないんだけれどね。


 3/16

 未だに心に残る、咲の才能。

 嶺上牌に届く唯一のオカルトと、姉という存在。

 あの時の咲は照さんと戦うために生み出された存在だった。

 だが、そのしがらみを解いた時、もし咲が本気で麻雀プロを目指していたら……。

 これは俺の憶測だけれども、「宮永照」を容易に超える存在になったのではないか。

 プロになればきっと、最強姉妹として広告塔に使われるかもしれない。

 そうなれば麻雀界はもっと発展したかもしれないし、咲もこうして普通の就職に困らず、大金を得ていただろう。

 それをさせなかったのは、俺、須賀京太郎だ。

 咲は大会の後、麻雀へのモチベーションを完全に失った。

 部活に所属している以上、最低限のことはしていたが、そもそも麻雀の練習といってもひたすら打つくらいしかできない。

 もともと、咲が麻雀に戻ったのは姉に会う、その一点だ。

 後に強い人たちと戦いたい、となったのかもしれないが、咲はその才能を生かそうなどと考えていなかった。

 そしてその姉への執着の部分に須賀京太郎が入り込んだ。

 その後、咲は麻雀より俺を優先することとなり、あの時の咲の力はどんどん失われていった。

 照さん曰く、「牌に愛されなくなった」とのことだが、何のことだか凡人の俺にはわからなかった。


 結果だけを言おう。残りの2年間で咲が全国へ行ったことは一度もない。


 負い目はある。就職面接で何度も落とされる咲を見て、落ち込んでいる咲を見て、俺のせいではないかと自問自答した。

 高校のあの時、俺は咲を手に入れた。

 その時、こうなる未来も見えていたし、乗り越えてやると思っていた。

 それでも、咲が辛い思いをしているのには、耐えられそうになかった。


 4/16

 「咲!」

 「ぅひ! ……京ちゃん!

  いきなり後ろから声かけないでよ!」

 「あ、あれ? ごめん。ちょっと寝てた」

 「歩きながら寝てたの!?

  もー、京ちゃんはー!

  エスコートしてくれるんじゃないの!」

 「わかったわかった。気をつけますよ、と」


 やばいやばい。本来の目的を忘れてはいけない。

 今日はローマンチックなデート!

 ……このぽんこつ、何も気づいてない気がする。

 隠しているつもりとはいえ、ここまで気づいてくれないといざって時がどうなるかワクワクしてくる。

 よし、いつもの気分に戻って、緊張も取れた!


 「じゃあお姫様をエスコートしますか!」

 「街中でなにやってんの……」


 ジト目で見られた。

 そうそう、咲はそういう反応をしてくれなきゃな!


 5/16

 『あの日』と全く同じデートプラン。

 前は高校生でお金に余裕がなかったからってのもあったけれど、俺はあえてこのデートプランを選んだ。

 いろいろな店を回って、面白い品物を探して、咲が好きそうな本屋に入って、社会人の財力で買ってやる。

 咲はあんまり何かを求めたりはしないからなァ。

 俺と図書館に行くなり、本屋に行くなりが唯一の楽しみなのかもしれない。

 それはそれで、出不精なのを何とかした方がいいな。


 「あー、そろそろ夜だね」

 「夜はまだまだこれからだろ?」


 あの時とは違う行動制限。

 もっと遅くまで動ける年齢に財力。


 「でもこの時間にどこ行くか決めてるの?」

 「東京スカイツリーからの夜景がめちゃくちゃ綺麗らしくてさ。

  どうしても見たいんだよね」

 「スカイツリーかー。行くの……あ!」


 咲が何かに気づいたようで、顔を赤くする。


 「お、思い出の地巡りも悪くないっしょ」


 おそらくこちらの考えていることまでは考えついてないはずなので、ゴリ押しで通す!


 6/16

 「咲。今日は一番高いところにまで行くぞ」

 「え!?」

 「お金は俺が出すから大丈夫だよ」

 「ちょ、ちょっと怖いんだけど!」

 「前に行けなかったし、気になるじゃん。

  俺にくっついておけばいいからさ」

 「う、うー!!」


 何か文句があったようだが、強引に押し通す。

 高さを展望デッキまで上げ、夜景を楽しむんだ。

 それに、こっそり予約したレストランが、そこにある。

 今日の外デートに行きたくないと言われていたら、ちょっとへこんだかもしれない。


 7/16

 「こ、こ、怖いよ!

  高すぎて怖い!」

 「それなら俺の手を離すなよー」

 「それも恥ずかしいんだよ!」

 「おい」


 東京スカイツリー展望台。

 視界に広がる東京の夜景。イルミネーションは俺の語録力じゃ言葉に表せないほど綺麗で、俺も咲もしばし見入ってしまった。


 「す、すごいねー!」

 「確かに怖いけど、ここまで来ると凄さが勝るよね」

 「あ、でも座れそうな場所あるかな?」

 「それなら大丈夫」

 「?」


 咲と手を繋ぎ、心臓の鼓動が伝わってないことを祈りつつ、目的の場所まで歩く。


 「スカイレストランってトコ、予約しといたから」

 「え?」

 「いいから、座って」


 8/16

 心臓がバクバクしてきて咲のことを考えている余裕がない。

 鈍い咲ですら、これから何か起こるのかとそわそわしている。

 普通の女の子ならプロポーズくらい想像がつきそうだが、咲はどうなんだろうな。

 見ている限りだと、プロポーズされるとすら思ってなさそうだ。

 全く、ぽんこつはこれだからな

 ぽんこつ、か

 ……


 それも含めて、俺はお前のことが好きになったし

 これから一生、一緒にいたいと思ってる


 ……


 9/16

 「咲」

 「ふぇ。

  はぃ……」

 「これを受け取ってくれ」

 「?」

 「三ヶ月分、ってほどは出せなくてごめん。稼いだ金で買った」

 「これ、まさか」


 10/16

         __,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__

           > ´ ̄  /   `   `、  、
     、 -  ´    /   '     } ヽ ヽ\  \
      `  ̄ >'  /   ,: |    ∧/! |   } ヽ  ヽ
        /,ィ  / ' / /|   _/,.ム斗}-/  ハ   :.
       {/.'   ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ }  |    .
       /  イ/{ : ! ィ斧从}/   Vzソ ノ /イ ,:
     <__  ´// 从{ Vソ /         / イ- 、  |
          {'{  { ,    '           /' ⌒ }  |
           从Ⅵ              /.: ノ  |
            叭   v_ ̄ヽ      ,rー'   从
  「咲」         、           イj   / /
                 :.          < |'  /}/
                 、__   ´    } イ从/
                    |        |/ 


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         ,. : : : :´: : : : : : : : : : : : : `: :.、
     , . : ´: : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
    /: : : : : ://: : : : /: : : : : : : : : : : : : : ヽ: ヽ
     ̄ ̄/': ': : : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : ∨:.、

       //: /: : :--/-|、 : |: : : : : |: : : : : : : : : :.
     / /: :': : : : :,:  l: |: : : |: : : : : |:i: : : : : : |: : :|
            /: : :|: : : :/_ l: |: : : |: : : :`ヽ、: : : : : |: : :|
       |: : /|: |ィ´斧ミ从: : ∧:{、 : : |:|\: : : :': : :.'
       |: /イⅥ:{ 比::(_,   、{ ィ斧ミ:/:|:|: ヽ: /: : /
       |'  |:/|、|弋zソ     ん::::(_ ∨:}: : :/: : /
        |Ⅵ :.:.:.:  ,  弋こソ l/|: :イ: : ,  「なぁに、京ちゃん」

          人   、     :.:.:. /: j' ,ノ/:/
            、    ´    ム:イ-' /:イ
            / ::`:::-,--==≦「イ:/:イ
          { {:::::::::∧  , -┴::::ヽ


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                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ
                         ∧   `
                        、
    「結婚しよう」               ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /


 13/16

 言葉はすんなり出てきた。

 それを言うのが当たり前だったからかもしれない。

 心が決まったのがついさっき。

 こいつのぽんこつっぷりを見せられたってのがもうダメだ。

 俺はコイツにベタ惚れだよ。もう認めるしかない。

 でも理由だけは、絶対に本人には言ってやらねー!


 14/16

 しばらくの無言。

 咲は震えている。

 何か間違ってしまっただろうか。でももう俺の思いは伝えた。

 あとは咲の気持ちだけだ。


 咲は俯いている。

 その表情を伺うことはできない。


 「京ちゃん。私就職もできなかったんだよ」

 「だから俺が養ってやる」

 「ぽんこつだから、家事だって迷惑かけちゃうよ」

 「ぽんこつな咲が好きなんだ。

  だから俺はお前と一生一緒にいたいと思ったんだ」


 咲は、俯いている。

 俺は、咲の返事を待つ。


 15/16

     /::.:.:.:.:!:.:.:.|.:.:.:.:.:|: : ::| : : : :|: : | | .i: : | | i:. :.:.:.:.i:.:.:.:.|
.    / : : : :i: : : |: : : | ! : ::| i: : :.:|::|::::::i i::::|::|::|::::::::::::i:::::::|
   / : : : : |: : : :!:.:.:.:ト、ヽ:.;!、i: :.:.:|::|、゙、'i´|:フiナi:|::::::::::::|:::::::|

   / : .:.:.:i:.:|:.:.:.:.:ヾ、:.'i´ヾ.::|!ヾ、:::゙、ヽハハヽハノ |ハ::::::::::|:::::::|
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 彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___       ;==─-ソ::::::/ /:::!
      ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄`     ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ

         ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;;  ,     """ /ノ.;:‐'::/
       i.;イ:::;ハ、::゙、 """    ___      /:::::/
       ソ レ  ` ヾヽ    ヽ´  ノ   ィ´::/リ    「よろしくおねがいします!」
              ` 、__    ̄  , ' |!;/
                 _"_〕ー--‐'    |__
                /:.::/:|       |:/\


 16/16

 「だから外デートに誘ったんだね」

 「途中で気づいた?」

 「全く気づかなかったよー。

  もー、京ちゃんは本当に……」

 「今回のデートも、告白した時のデートをそのまま使ってさ。

  最後のスカイツリーも今回は展望台に上るってことで、前より上の関係になりたい、とか考えてたんだけどなぁ」

 「えっ……!

  た、確かにあの時と同じだ!」

 「気づいてなかったのか」

 「う、うぅぅ」


 赤くなってそんなジト目で見られても、可愛いとしか思えないぞ。


 「これから界さんところに行って伝えてくる」

 「え、もう行くの!?」

 「咲は貰います。俺が養いますって伝えないとな」

 「……もー! 京ちゃんは!!」


 少しは気が安らいだかな?

 主婦になってくれれば、楽になるだろ?

 主婦になるということで、咲の就職活動は……カン!

投下完了
今日含めて四日くらい過去編が続きます

咲の言葉は、普段家事をやっているけど、ぽんこつだからドジをしてしまい、迷惑をかけることがあるよ、って意味ですね

こんな文章力ではリクエストをしてくれた人に答えられたのか心配ですね。以後気をつけます。

今日の夜には界さんから咲ちゃんを嫁にします宣言のリクエストを消化します


 1/8

 477
 結婚前、界さんに嫁さんにくださいな挨拶をする京ちゃん咲ちゃん


 こんな日が来るなんて、思ってもみなかった。

 中学で知り合って、高校で付き合って、大学も一緒。

 中学一年からだから、もう十年近い付き合いになる。生きてきて半分とまでは行かないが、長く一緒にいるわけだ。

 夫婦なんてからかわれて、恋人になって、ずっと一緒にいたいと思った。

 その感情は嘘じゃない。


 「あ、あの。お父さん」

 「界さん、お邪魔します」

 「おー、京ちゃん。いらっしゃい」


 気さくに声をかけてくれる界さん。

 この人との付き合いも咲と同じ中学生時代からで、その時に会ってからいろいろと良くしてくれている。

 それなのに、物凄く緊張する。

 高校時代に咲と付き合うことを報告した時も緊張したけれども、その比じゃない。

 これから界さんに伝えなければいけないことは、一人の女の子の人生に関わることだ。

 考えた。咲と一緒になるために、二人で考えた。

 この日のために、と言っていいのかわからないが、そこそこいい企業に就職できたつもりだ。

 咲のことだって誰よりも考えている自信がある。

 咲は俺が支えていく。そう決めた。

 まだ早いかもしれない。若すぎると言われるかもしれない。

 それでも俺は、咲と一緒にいるって決めたんだ。

 ……本人には一回しか言わないけどさ。


 2/8

 「界さん。今日は大事な話があって来ました」

 「きょ、京ちゃん」

 「ほう……?」


 今まで十分考えたんだ。

 今は考えるな!

 思っていることを言えばいい!


 「界さん」


 唇が乾く。

 心臓が飛び出そうだ。

 震える手を握りしめろ!


 「俺たち、結婚します。

  娘さんを、咲を俺にください」


 3/8

 「……」

 「……」

 「お、お父さん」


 界さんの表情が今まで見たことがないくらい真剣だ。

 こんな顔も出来るのか、と思った。

 これが父親の視線。心が射抜かれたようだ。

 手を更に強く握りしめる。


 「お父さん。

  わ、私も、京ちゃんと結婚したい」


 咲も緊張しているのか、震える声で俺の後押しをしてくれる。

 愛おしそうに撫でる指輪は、俺がプレゼントした指輪だ。


 「咲。少し京太郎君と話がある。

  部屋にいなさい」


 俺と咲がビックリした。

 界さんが俺のことを「京太郎君」と呼んだのは、初めて出会った時以来だ。

 それだけ真剣に考えているんだと思うと、俺だって負けられない。

 これは男と男のぶつかり合いなんだ。

 咲の手を軽くなぞり、部屋に行くのを薦める。

 心配そうな目でこちらを見ていたが、目で強く律した。

 大丈夫だ。俺に任せろ!


 4/8

 居間に残った俺と界さん。

 界さんは、タバコに火をつけ、視線を外した。

 お互い黙ったまま、時間が過ぎていく。

 時計のカチ、コチと言う音だけが聞こえる。

 何分経ったのかわからない。

 界さんがポツポツと語り始めた。


 「咲は、まぁ、手にかからない子でね。

  照と喧嘩することはあっても、俺たちに何かを言うことなんてなかった。

  ……家族麻雀に限らず、アイツにはいろいろと我慢させてきた」

 「小さい頃、ああいった性格になってしまったのも、すべて俺たちが悪い。

  君に会う前にいた友達は一人だけだった」

 「中学の頃、君と出会って君の話をする咲は眩しかったよ。

  今までそんな強気に出られる相手なんていなかったからね。

  その相手が男だったと言うのは、当時複雑だったなー」

 「高校に入って、女の子の友達も出来て、大分安心した」


 界さんはタバコを吸いながら、昔を懐かしむように話した。

 その間、俺に視線は一切向けず、過去だけを見ていた。

 すると突然、真剣な表情でこちらを射抜いた。


 「当時、男手一つで育ててきた。

  人一人を養うなんてのは簡単なことじゃない。

  それは君にはわからない」

 「っ」

 「君が真面目なことはわかっている。

  だが、真面目なだけではダメなんだ」

 「……界さん」


 自分がまだ、世間に揉まれてないなんてことは、わかってる。

 じゃあどうすればいい。どうすればわかってもらえる?


 5/8

 「まぁ聞け。

  結婚式の費用は?

  養うならば、子供は作るのか?

  子供と咲を養えるだけの給料はあるのか?」

 「結婚式くらいは挙げたいだろう。

  いや、何が何でも挙げさせる」


 考えてなかったわけじゃない。

 でも、今の俺たちに出来るのは「将来こうしたい」という願望だ。

 それだけの力と金がない。

 一緒にいるだけで幸せと言うのは、間違いなのかもしれない。


 「俺は父親失格だよ。

  一度家族を崩壊させたんだ。本来は何かを言う資格なんてない。

  それでも、それでも! 咲には人並みの幸せを掴ませてやりたいんだ」


 界さんの気持ちは痛いようにわかる。

 俺が咲の幸せを何よりも考えているように、界さんも咲の幸せを何よりも考えているからだ。


 「君が咲のことを想うように、俺も咲の幸せを祈っている」

 「じゃあ、界さんはどうしたら認めてくれますか。

  俺は咲のことが好きです。

  将来設計だって、若造の考えだと言われたらそれまでです。

  一緒にいるだけで幸せなんて言って、否定されたら終わりです。

  でも、それでも、俺は咲は一緒にいたい。

  認められるためならば、なんだってします!」


 6/8

 結局、俺に出来ることは熱意を伝えることだけだ。

 どんな精密な将来設計だって、うまくいかないことがある。

 でも、今の俺には若さと熱意がある。

 いや、それしかないんだ。

 それならばそれを武器にするしかない!


 界さんは一息ついて、タバコの火を消した。


 「認めてないなんて言ってねーぞ?」

 「え?」


 先ほどまでの空気が弛緩した。

 呆然とする俺に対して、いつもみたいに笑う界さん。


 「ただ結婚式だとか、これから住む場所だとかは気になってさ」

 「は、はぁ」

 「二人で色々と考えたんだろうが、まだ若いんだ。

  色々と我慢することも多いだろう。

  お金はないと幸せになれないぞ」


 割と裕福な家庭で過ごしてきたので何も言えない。


 「結婚式のお金なら、うちも出すさ。

  住む場所も、安定するまではうちを使ったって構わない。

  もう少し親を頼りなさい。

  咲も京ちゃんも、幸せになりなさい」


 顔を叩かれた気分になった。

 今まで自分たちでなんとかすることしか考えてなくて、親を頼るなんて考えてなかった。

 そうだ。咲を幸せにするんなら、俺のプライドなんて安いもんだ。

 だから、この涙は悔しいから泣くんじゃない。

 嬉しいから流すんだ。男だって、それなら泣いていいはずだ。


 「お願いします……っ!!」


 7/8

 「これでいーんだよな」


 誰もいなくなった部屋で呟く。

 いつかこんな日が来ると思ってはいたが、本当に早かった。

 京ちゃんとの付き合いも10年以上になる。

 初めて会ってからこんなに長い付き合いになるなんて思わなかった。


 「照がいるから、これをあと一回か。

  それに照の相手はこう簡単にはいかねーだろ。

  あー、しんどい」


 照の相手は誰になることやら。

 こんなの柄じゃない。

 自分が同じように妻を貰いに行った時も、あんな真剣な表情をしていたのだろうか。

 ……俺はその時の約束を果たせなかったなぁ。

 今でこそ和解したとはいえ、一時期でもああなってしまったんだ。

 悔やんでも悔やみきれない。

 俺と嫁だけならまだ自業自得だろう。

 照と咲には本当に申し訳ないことをした。


 「よし、飲むか!」


 娘がいる奴にこの気持ちを分けてもバチは当たるまい。

 ちょうど、弁護士の知り合いが長野にいる。

 昔のように無理やり連れ回すのもいいだろう。


 「お父さん。ありがとう」


 後ろから娘の声がした。

 驚いて振り向けば、閉まっていない扉に急いで階段を降りる音。


 「こっちこそ、ありがとうな」


 妻と別居した時に、俺についてきてくれた。

 いつだって我慢させてきた。


 咲。幸せになれよ!


 8/8


 「京ちゃん。ちょっとお義父さんって呼んでみてくれよ」

 「はい?

  お、お義父さん」

 「お前にお義父さんと呼ばれる筋合いはない!」

 「えぇぇ!?」

 「いやー。一回言ってみたかった!」

 「お父さん! 何やってるの!」

 「おう咲。最初から聞いてたんだろ?」

 「さ、咲!? 聞いてたのか!?」

 「ひゃぅ!? き、聞いてないもん!」

 「あっはっは。顔真っ赤だ。

  熱烈な大好きアピールだったもんなー」

 「お父さん!!」

 カン!

投下完了
咲ちゃんのお料理教室。オムライスでも作らせますか(錯乱)


 1/5

 863
 京咲が結婚後に宮永家に住んでなかったら

 987
 結婚初期の話


 須賀咲ちゃんです!

 ……須賀! 咲ちゃんです!

 え、えへへ、ぅひひひ。

 宮永咲ちゃんは須賀咲ちゃんに進化した!

 というわけで、新婚ホヤホヤの須賀咲ちゃんです。

 半年ほど前に結婚式を挙げ、京ちゃんと同棲生活を始めました!

 京ちゃんはお仕事、私は近所のスーパーでパートをしています!


 「須賀さん。これお願いできる?」

 「は、はひ」

 「須賀さんは頑張り屋さんねぇ。

  おばちゃん嬉しいわぁ」


 ぅひひひひ。同じパートの人たちに『須賀さん』と呼ばれるたびにニヤけが止まりません!


 「須賀さんは新婚さんなんだっけ?」

 「は、はい。半年くらい前に結婚しました!」

 「あらあら。若いっていいわねぇ」


 そ、それにしても他のパートさん達によく絡まれる気がする。

 みんなニコニコしながら話しかけてくれるので、人見知りの私でも安心できます!

 本当、優しい人が多くて私は恵まれているなぁ。


 2/5

 「旦那さんも若いの?」

 「は、はい。

  中学校からの付き合いで」

 「あら! 本当!?

  まー、ロマンチックじゃない!

  羨ましいわぁ」

 「中学生の頃からの付き合いでそのまま結婚だなんて!

  いやぁ、須賀さんは愛してもらっているわねぇ」

 「あ、あいして……」

 「照れちゃって!

  もー、須賀さんかわいい!

  旦那さんにいじめられたら、おばちゃんに言うのよ?」

 「やぁねぇ。

  新婚さんよ? 毎日よろしくやってるに違いないじゃない」

 「そういえばそうね。夜にいじめられちゃってる、とか?」

 「「キャー!」」


 よ、夜にいじめられ……は、恥ずかしいぃぃぃ!

 確かにいじめられるほうが好きだけど、京ちゃんが疲れている時は私が頑張ったり……って違う!


 「須賀さん顔真っ赤!」

 「私の娘にしたいわぁ」


 も、もみくちゃにされるぅぅぅ。


 3/5

 「でも旦那さんが働いているなら、須賀さんは早く元気な子供を産みたいんじゃないかしら?」

 「ちょっと、それはセクハラじゃない?

  それにまだ若いし、お金の問題もあるでしょう」

 「あ、ごめんなさいね。

  須賀さんが可愛いから、ついいじめちゃうわ」

 「もう少し二人っきりの新婚生活を楽しみたいもんね?」

 「こ、子供……ぁぅぅ」


 そ、そう言えばそうだよね。

 その、あの、夫婦になったってことは、いつでも子供を作っていいってことで……。

 私のお父さんも、京ちゃんのお父さんも、お金のことは気にしなくていいって言ってたし。

 わ、私としても京ちゃんとの愛が形になるのはやぶさかじゃないかなっていうか……。


 「こ、子供は欲しい、です。はい」

 「それなら、須賀さんも早く子供が欲しいってアピールしなきゃ!」

 「うふふ。それならいい方法があるわよー。

  男なんて言葉で言うよりもっと単純なんだから!」

 「そうよね!

  パッとして、ガッとヤって逃げられなくすれば一発よ!」

 「ふ、ふえぇぇぇ」


 ど、どうしよう。みんなノリノリだよぉ。

 でも効果的なアピール方法があるなら、聞いてみたい、かも。

 あ、あくまで一般的な方法を聞くだけで、実行するとは決まってないし。


 「まずは……ね?」


 え、本当にそんなことするの!?

 みんなやってるの!?


 4/5

 ……
 …

 「ただいまー」


 今日も疲れた……。

 新入社員だから覚えることがいっぱいあるし、まだまだ怒られることも多い。

 でも、こうして毎日頑張って咲を養うって決めたのは自分自身だ。

 何より、帰ってきた時にトテトテと出迎えてくれる咲がいるだけで俺は頑張れる。

 ……本人には絶対言わねーけど。

 そう言えば、今日は出迎えがないな?

 聞こえなかったのかな? ま、まさか倦怠期には早いだろうし。


 「咲?」

 「な、なぁに。京ちゃん」


 何だ、出迎えてくれてるじゃないか。

 ? 何でそんなところに隠れているんだ。

 そんな壁から顔だけ出すように隠れるなんて。

 いやぁ、それにしても咲のエプロン姿はいいなぁ、って……!?!?!?


 「さ、咲。お前、その!?」

 「うぅぅぅぅぅ」


 うん。

 これ。

 裸エプロンじゃねーか! ありがとうございます!!


 5/5

 「……」

 「ち、違うの!?

  こ、これはパートの人たちがこうした方がいいってね!?」

 「……」

 「そ、その。私はパートだし、きょ、京ちゃんが喜ぶなら少しくらい頑張ろうかなって」


 ほう。


 「そ、それに。こ、子供も欲しいかなって」


 ほう。


 「か、勘違いしないでよね!?

  別にこの格好をしたくてしてるわけじゃ、その」


 何を勘違いしろって言うんだ。


 「咲」

 「な、なぁに」

 「いただきます!!」

 「きゃぁぁぁ!?

  その、晩御飯出来てるし! お風呂も沸いてるし!」

 「咲にする!」

 「ご、ごーいんだよ!」

 「咲も強引な方が好きじゃん」

 「そ、そうだけど。や、ひゃう。

  きょ、京ちゃ……んっ」


 えぇい。うるさい口は塞いじゃいましょうねー。

 じゃあ俺は咲とよろしくやってるから! カン!!

投下完了。こいつら また 盛ってんな…
渋の京咲を見て、咲ちゃんエプロン似合いすぎィ


 1/10

 >>476
 妊娠発覚時の様子


 須賀咲ちゃんです。

 京ちゃんを裸エプロンで出迎えたあの黒歴史の日から三ヶ月くらい経ちました。

 さ、さすがにもうやらないよ!

 あれは恥ずかしいもん! 絶対にヤダ!

 で、でもまぁ、京ちゃんがどうしてもって言うなら、考えなくもないかなぁ、なんて。


 「須賀さん。体調悪そうだけど大丈夫?」

 「そうねぇ。顔色悪いわよ」

 「だ、大丈夫。です」


 とは言うものの、本当は大丈夫じゃない。

 なんでかなぁ。最近何かと気持ち悪いんだよねぇ。

 風邪かな。京ちゃんに心配させないように、早めに病院に行った方がいいかな。


 「少しくらい休んで来てもいいのよ」

 「少しと言わず、本当に辛かったら休ませなさいよ」

 「だ、大丈夫れふ……。

  うっ」

 「須賀さん!?」


 う、うぇぇぇぇぇぇ。は、吐き気が。

 このままだとゲロインになっちゃう!

 おしとやかな文学少女咲ちゃんのイメージが崩れちゃうぅぅぅ。



 ……あ、ダメだこれ。我慢できない。吐いてこよう。


 2/10

 「ちょっと須賀さん。

  病院に行った方がいいんじゃないの?」

 「体調悪い?

  どんな感じ?」

 「その、最近吐き気が出てきて、腹痛や頭痛がするんです。

  あとは味覚が変わったのか、酸っぱいものを食べたくなって……」

 「えっ」

 「須賀さん。それって」


 ……?

 パート仲間の人たちがニヤニヤし始めたよ?


 「きゃー!?

  須賀さん!」

 「須賀さん! 今すぐ病院に行きましょう!」

 「え、そんな大げさな」

 「そう言えば時期的にはおかしくないわね!」

 「産婦人科に行くのよ!」


 え

 産婦人科って、まさか

 え、えぇぇぇぇぇ!!?


 3/10

 ……。

 あの後、為されるがままに病院に行って、その結果は……。


 「きょ、京ちゃんになんて言おう……」


 はい。見事に出来ちゃってました。

 いざこうなってみると、頭が混乱してどうしたらいいかわからない。

 体調が優れないことも相まって、すごく不安になる。


 「よ、喜んでくれるかな。

  迷惑だって言われたらどうしよう」


 大丈夫だと思うけれど、不安になる。

 涙まで出てくる。不安になるのは妊娠の初期症状だって言うけれど、どうしてもダメだ。

 私は嬉しいけれど、まだ若いし、京ちゃんがどう思うのか、不安で仕方ない。

 私たちはまだまだ裕福じゃない。お金のことだってあるし、子供を育てられるほど立派な大人になれてない。


 「咲!」

 「え、きょ、京ちゃん!?」


 と、不安になっていたら玄関がすごい勢いで開いて、京ちゃんが出てきました!

 あ、あれ。仕事が終わるのがまだまだ時間がかかるはずなのに、それまでに心の準備をしようと思ったのに!


 「咲のパート先から電話があった。

  大丈夫か?」

 「だ、大丈夫」

 「……」


 なんとか涙を隠して、京ちゃんの顔を見ないようにするけれど、京ちゃんに肩を掴まれて顔を見つめられます。


 「泣いてるぞ。咲、ちゃんと答えてくれ」

 「う、そ、その」


 きょ、京ちゃんが鋭い。

 えぇい。もうどうにでも、なれ!


 4/10

            _,.......---............_
         ,. : ´: : : : : : : : : : : : : :` : : . 、
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
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      ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
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 5/10

 「えっ」

 「……」


 玄関に沈黙が訪れる。

 京ちゃんは呆然としていて、私も俯いているから表情が見えない。

 や、やっぱり迷惑だったかな。なんて泣きそうになっていると。


 6/10

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                 ⌒\ ∨   ヽ___
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           / イ | l{   { ∨/      '    }   ∧ :   :.
          ´  | {|从三三 /   三三三 /  /--、| ∧{
                {从 |     ,            ムイ r 、 }} /} \
               |                ノ ' }/イ/
                {               _,ノ
 「咲!!」            人       _,..::ァ       r }/
                     `     ゝ - '   イ   |/
                        `  ーr  ´  ___|_
                     ___|     |//////|


 7/10

 しまりのない顔で京ちゃんが抱きついてきた!?

 うひゃあ!?


 「この、この! 心配させて!

  嬉しいぞ、このやろー!!」

 「わぁぁぁ!?」


 私の頭をもみくちゃにする京ちゃん。


 「う、嬉しいの?」

 「当たり前だろ!

  もう、病院に行ったって聞いて本当に心配したんだぞ!」

 「ぅひ」


 京ちゃんが収まらないようで、私の体をギューって抱きしめる。

 うげぇぇぇ。嬉しいけど今は気持ち悪いからだめぇぇ!


 8/10

 「京ちゃん。正座」

 「はい」


 あれから数十分。熱の治った京ちゃんを正座させます。


 「女の子の髪の毛を安易に触ったらダメって言ったでしょ!

  彼女でも奥さんでもダメなの!」

 「うっ」

 「もー、女の子は髪型に気を使ってるんだからね!」


 くしゃくしゃになった髪の毛を整えながらお説教です!

 京ちゃんは女心がわかってないんだから!

 ……まぁ、家の中ならいくらでもやっていいけどさ。


 「いや、でも嬉しくて、さ」

 「……もー!」


 許しそうになっている自分が憎いぃ!


 「京ちゃん。その、本当に嬉しい?」

 「?」

 「だって、私たちまだ若いし、お金だって」

 「咲」


 京ちゃんが手を伸ばして、私の頭に手を乗せようとして、途中で止める。

 ……もー!!


 「こういう時はいいの!」

 「お、おう」


 理不尽?

 女の子はこういうものなの!


 9/10

 京ちゃんが私の頭に手を乗せて、残った腕でゆっくり抱きしめる。

 今度は手を動かすのではなく、乗せるだけで安心させてくれる。


 「咲、大丈夫だよ。

  俺嬉しいよ。

  咲も、この子も、全部俺が背負っていくからさ」


 ふぇ。

 ……。

 まったくもー!

 きょ、京ちゃんはわかってないんだから!


 「私たちで、でしょ?」


 そう言って私も京ちゃんを抱きしめる。

 京ちゃんに抱きしめられるとポカポカする。

 さっきまでの不安が消えていく。

 ああ、安心するなぁ。

 まだまだ不安はいっぱいで、自分が親になるなんて考えもつかないけれども。

 京ちゃんと一緒に、少しずつ経験して行こう。

 産まれてくるこの子のためにも。

 私がお母さんなんですよ、って、胸を張って言えるように。


 10/10

 「咲が妊娠した!?

  初孫だぁぁぁーー!!」

 「この中に子供が……」

 「お姉ちゃん、触る?」

 「うん」

 「さ、咲。お父さんにも触らせてくれ!」

 「え、嫌に決まってるじゃん。

  あ、お母さんはいいよー」

 「咲ー!?」

 「界さん……」

 「ぐ、ぐぬぬぬぬぬ。

  それはそれとして、咲もいろいろ不安定だろうし、しばらくうちに暮らした方がいいんじゃないか?

  母さんもいるし、経験者がいた方が何かといいだろう」

 「えっ、京ちゃん、どうしよう」

 「うーん。俺がいない間の咲が心配だし、ここは言葉に甘えた方がいいんじゃないか」

 「お父さんが珍しくいいことを言った。

  咲、妊娠中の京ちゃんの相手は任せて」

 「お ね え ち ゃ ん ! ?」


 この後、京ちゃんのお父さんとお母さんが宮永家の改築を提案してくれて、現代に続くよ! カン!

投下完了。過去シリーズ完
次回からてるてる強化週間。京咲照イイよね…


 1/5

 >>993
 照視点で何か


 京ちゃんぺろぺろしたい。宮永照です。

 最近、麻雀関係でとても忙しい。

 でも、私にとって麻雀は全てではない。

 麻雀は好きだけれども、あくまで仕事であって、京ちゃんとイチャイチャしたいし、咲をギュッと抱きしめたい。

 この年でもたまにはお母さんに甘えたい。お父さんはどうでもいい。……やっぱり、ちょっとだけ甘えたいかも。

 定期的にこんなアンニュイな気持ちになってしまって、麻雀のモチベーションも下がってしまう。

 もちろん、モチベーションを含めて調整するのがプロだけれども、私だって人間なんだから仕方ない。


 「早くオフシーズンになってほしい」


 遠征に来てしまえば、宮永家に帰ることは出来ない。

 私の唯一の休息場所すらなくなってしまって、とっても不機嫌だ。

 まだまだ初日だと言うのに、こんな調子で大丈夫なのだろうか。

 いや、これでも私は宮永家の家計を支える稼ぎ頭。私の成績が宮永家の献立を左右する!

 頑張れば京ちゃんが頭を撫でてくれるし、咲はお弁当に力を入れてくれる。

 この遠征が終わって家に帰れば、子供たちが私を出迎えてくれるはず。

 私が甘やかすせいか、子供たちは咲より私に甘えたがる傾向がある。

 家に帰ると嬉しそうに駆け寄ってくる子供たちが愛おしい。

 もちろん、お母さんである咲が大好きなのはわかるが、こうして好き放題甘やかせるのはお姉ちゃんの特権だ。


 「よし」


 そうと決まれば、気合を入れて成績を残さないと。 

 ……私もお母さんになれば咲みたいな気持ちになるのかな? 京ちゃんはよ。はよ。


 2/5

 「まずは腹ごしらえ」


 ホテルの一室、本来ならば素敵な外食を勧められるところだけれども、最初の一食は決まってる。

 私は咲のお弁当じゃないと力が出ない。

 ちゃんとお弁当箱を洗うことを条件に、今日も咲に作ってもらった。


 『いいから、水に漬けておいてくれればいいから!』

 『大丈夫。お皿くらい洗える。私だって東京で生活していた』

 『この間、石鹸で洗っていたよね!? 前より退化したよね!?』

 『久しぶりで危うかっただけ』

 『危ういのはお姉ちゃんの体だよ! いいから言う通りにするの!』


 全く、咲は失礼。

 ……あ、ホテルに洗剤はない。危ないところだった。


 「あれ?」


 包みを解いてみると、一枚の紙が出てきた。

 なんだろう、これ。

 包みの上に何かが乗っかってるから、ふりかけかと思った。


 『照さんへ。応援してますね!』

 『お姉ちゃんへ! 無理はしないこと!』


 ……。

 全く、朝忙しい中、二人でこんなものを用意していたなんて。


 3/5

 さぁ、落ち込んでなんかいられない。

 私はプロだ。私はお姉ちゃんだ。

 格好いいところを見せないといけない!

 うまく行ったら京ちゃんとデートだ。特別に咲も連れてきてあげよう。

 優勝したら子供を欲しがってみよう。きっとワンチャンある。

 そっと私の聖書(バイブル)の『アカギ』を仕舞う。

 宮永照、出陣!


 『さぁ、タイトル戦初戦になります。

  宮永プロ、意気込みの方はどうでしょう!?』


 4/5

     /    .:: : .:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::: : : i
   /          / .   /::.:::::    .:::;:イ :/:.::::::::::::::::!   !
  // ..::::_ /: .::::::::/::::::::::::;:イ::;ィ:::::::::::::::::://::/:::::::::::::::::/:: . : :!
 /;/´ ̄ /: .::::::/:;:-‐/T77i ̄:::; -‐' /::7ナー-、_:::/:::レ::!: |

 ´    /: :.:::∠:::イ   ___!:::/   /ノ!ナ|::::::://::::::::::::: :!
      /.:::::::::::::::::;ヘ! ァ"7::::::::iヾ     '´,;-ァ=!::;ィ、 /::::::::/::: : !
     /;:イ::::::::::::::::{ヽ|.'{  b::::::::!      h::::レ:::i>'::::::::/イ:: : !、
    // /:::::::::::::/::|  ! ` ゝ:::ン_        ,!'_::::;ン/:::::::/ i::: : 、ヽ、
   .!/ !/:::::::::/:::::ヽ i   , , ,   ,     , , , i:::::::/ /:::::: : : iヽヽ
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    /:::::://::::::::::::::;ハ     _  _     !:i:::、::::::、::::::::. : : :i  ヽ!
  ∠./‐' /:::::::::::/   > 、      ̄    /v、::ヽ:::丶:::::::.. : :!
       /::/::::/ _,ノ:::::::::` r 、     ,  イ、/  ' !::::/\::::.、: :!    「今日の私は強いです!」
     /::/;/  `ヽ、__;ィ:|:ー-`〒´-‐:':´::|    レ'  ヽ;ハノ
    //        _,..-'´:|::::::::::::||:::::::::::::::::!丶,、
        _,... -―'::´:::| :::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::|:`ー-、


 5/5

 「お、照さんの出番だ」

 「お姉ちゃん頑張れー!」

 「今日の照は絶好調だな。読みが冴えてる」

 「一点読みが多いので、見ていてヒヤヒヤしますね」

 「今日のお姉ちゃん……。

  ちょっと調子に乗りすぎてやらかしそうな気がする」

 「おいおい。まさか照さんに限ってそんな」

 「京ちゃん。お姉ちゃんに幻想抱いてない?」

 「……やらかしそうだなぁ」

 「俺はむしろ麻雀以外のところが心配だぞ。

  この前のフライデーしかり」

 「前はお菓子食べてるところ撮影されてましたねぇ」

 「そのままお菓子のCM出演しちゃうあたり、お姉ちゃんらしいといえば……って」


 「「「あっ」」」


 カン!

投下完了
照編が続きます

感想、ありがとうございます。
今までのスレの感想も何度も読み直して活力にしています。

今から次回投下までシチュ募集します。(残っている19個のシチュは、書き溜め済、校正しながら投下待ち)

↓ みんなの京咲照妄想を分けてくれー!


 1/5

 984
 照とロッカーに入ってしまって嫉妬する咲ちゃん


 今日はお姉ちゃんの応援! 須賀咲ちゃんです!

 日本代表レベルの実力を持つお姉ちゃんともなれば、マネージャーやスポンサーも本気。

 私たちの助力なんていらないんだろうけれども、家族の応援は別腹だよね!

 と、言うわけで、今日は私と京ちゃんが現場に行って応援するよ!

 ちなみに、お姉ちゃん特権で控え室にまで入れます。

 試合まで時間がないお姉ちゃんを京ちゃんと行かせたんだけれども、……私が迷子です。

 でも侮る事なかれ! 他の人に聞いて目的地に着くって事を覚えたよ!


 「あ、あの、あの、宮永照の応援のものです……」

 「ああ、噂の家族さん? あっちですよー」


 ……噛まずに言えるのはもう少しかかるかな!

 そもそも、京ちゃんにはちゃんと迷子を連れて行く義務があるんだよ!

 私とお姉ちゃんとお母さんを放置したらどうなるかわかるよね!?

 もー、京ちゃんってばわかってないんだから!


 「京ちゃん、お姉ちゃん。ここー?」

 『ちょっ、ヤバイですって照さん!』

 『そうだよね。奥さんがいるのに嫁さんのお姉ちゃんのお尻を揉みしだくのはまずいよね』

 『照さぁぁん!?』


 え、ちょっと待って何事!?


 「二人とも! 何してるの!」

 「さ、咲!?」

 「見ての通り」

 「照さん!?」

 「ロッカーの中に一緒に入ってお尻を揉みしだかれただけ」

 「マジで勘弁してください!」


 ……ふー、OK。落ち着け咲ちゃん。

 嫁さんは優しいから理由くらいは聞いてあげないとね! 暴力系ヒロインは良くないもんね!

 理由聞いたから許すとは言ってないけど……ね!?


 ………
 ……
 …


 2/5

 京ちゃんと手を繋いで控え室に入る。

 うん、人の体温って安心する。

 京ちゃんを専属マネージャーにしたいくらい。

 名残惜しいながらも、京ちゃんの手を離す。


 「着きましたね、照さん」

 「うん。京ちゃんのおかげで迷わなかった」

 「いや、照さんの方がここに来てるでしょ。

  なんで俺が案内しているんですか」

 「私はお菓子を食べるのに集中する。

  京ちゃんは私を案内する。

  WIN WINの関係」

 「せめて麻雀に集中してくださいよ!?」

 「今さら麻雀を考えても仕方ない。

  そうプロは甘くはない。

  私は打つべき時に合わせて調整しているから、今日はその結果を出すだけ」

 「おお、格好いいですね」


 ふふん。京ちゃんに褒められた。

 私もお菓子ばかり食べているようで、麻雀の世界に関しては頑張っている。

 何より、プロのライバルたちは高校生の比ではない。

 プロの世界とは、それこそ高校時代に傑出していた魔物が当たり前で、その中でさらに才を見出す世界。

 油断をしてしまえばすぐに喰われる。

 それでも、私は京ちゃんがいる限り負けない。


 「照さん、何やってるんですか」

 「嬉しいから」


 褒められた嬉しさに、クルクルと回ってみる。

 ……あれ、方向が


 「あっ……」

 「照さん!」


 京ちゃんの手が私に伸びる。

 あれ、何が……?


 3/5

 凄まじい音を立ててロッカーの中に飛び込む私と京ちゃん。

 私に痛みはなく、固く暖かい腕に包まれ、音に反比例した安心感を与えた。


 「痛っ」

 「京ちゃん!?」


 京ちゃんはその分の痛みを一身に背負ったようで、呻き声を上げる。

 大人がロッカーに入ってしまったわけで、入る際に腕や肩、押し付けた際に頭も打ったようだ。

 どうにか外に出ようと思っても、勢いで扉が閉まってしまい、一瞬暗闇に包まれる。


 「えっ」


 ドキッとする、男の子の匂い。

 鍛えられた胸板、体のどこを触っても、咲と違って固い。

 体をギュッと抱きしめられて、少し痛いけれども、その痛みが逆に嬉しい。

 そして、抱きしめられた際に……。


 「あっ」


 お尻を鷲掴みにされて、変な声が出ちゃった……。


 「んっ、ダメ、京ちゃ」

 「……あ、照さん!?」


 意識を混濁させていたのは一瞬だったようで、荒々しく、痛みがないように外に出してくれる京ちゃん。


 「ご、ごめんなさい!」

 「京ちゃん……」


 彼の胸板に頭を乗せる。

 ……チューしちゃダメかな。さすがに咲が怒るかな。


 「ちょっ、ヤバイですって照さん!」


 …
 ……
 ………


 4/5

 須賀咲ちゃんです。割と怒ってます。

 本気で体が痛そうな京ちゃんにも、飄々としているようでシュンとしているお姉ちゃんにも怒ってます。


 「ラッキースケベはいいとして、いやよくないけれども!

  危ないでしょ!」

 「ご、ごめん」

 「ごめんさい、咲。

  私の不注意で京ちゃんを怪我させてしまった」

 「いや、怪我ってほどじゃ」

 「京ちゃんはちょっと黙ってて!」


 このままだと京ちゃんが下手な言い訳でお姉ちゃんをフォローする。

 本当に女心がわかってないんだから!

 お姉ちゃんに手を伸ばす。怒られると思ったのか、お姉ちゃんがビクッと体を揺らす。


 「京ちゃんじゃなくて、お姉ちゃんも危ないでしょ」

 「咲……」


 それに構わず、ゆっくり抱きしめる。

 京ちゃん、こんな時にフォローされても、お姉ちゃんが余計落ち込んじゃうでしょ?


 「まぁ京ちゃんは頑丈だし体は固いし男臭いし女心わかってないから怪我してもいいとして」


 本当はよくないけど。


 「お姉ちゃんは女の子なんだし、嫁入り前だし、何より、試合前でしょ」

 「咲……」


 全く、お姉ちゃんも自分のことは考えないんだから!


 5/5

 「うん。ありがとう咲」

 「どーいたしまして。

  京ちゃんは帰ってからお仕置き」

 「えっ」

 「嫁さんのお姉ちゃんのお尻を揉みしだいておいて許されると思ってたの?」

 「ごめんなさい!」


 まぁ、本当は嘘。お仕置きなんてしないけどね。

 せ、狭い場所でお尻を揉みしだくプレイ……い、いや何でもないよ!?


 「咲。この借りは試合で返す」

 「そーこなくちゃ。

  頑張って、お姉ちゃん!」

 「照さん! 応援してます!」

 「ありがとう。

  ……それと、咲」

 「なぁに、お姉ちゃん」


 ? お姉ちゃんが私の耳元に顔を近づける。


 「傷物になったら京ちゃんに貰ってもらうから大丈夫」

 「……またそういうこと言うー!!」


 私が言い返す前にヒラリと身をかわし、控え室を後にするお姉ちゃん。

 ……よろけてるけど、あれは多分ヒラリと身をかわしたかったんだろう。


 「京ちゃん。胸板固くて気持ち良かった。

  お尻くらいならまた今度揉ませてあげる」

 「照さん!?」

 「お姉ちゃん!?」

 「じゃあ、行ってきます」


 お姉ちゃんはこんな時でも、営業スマイルではなく、身内用の表情でVサインを出す。

 うん、お姉ちゃん、頑張れ! カン!

投下完了。ARC-V見直していたら遅れてしまった
たくさんのシチュありがとうございます。宮永姉妹丼が人気なのかな?

遊園地に着いた瞬間、咲・照・宮永母・娘・界さんが迷子
それを見つけだす京ちゃんとその息子……小ネタにしようかな?


 1/6

 480
 バレンタイン


 鼻歌を歌いながら、須賀咲ちゃんです。

 明日のバレンタインのために仕込みを行ってまーす。

 ふふふ、専業主婦になった咲ちゃんにとって、お菓子作りなどお茶の子さいさいなのだ!

 市販のチョコレート溶かすだけとも言うよ!

 まぁ今回はちょっとだけ凝ってみて、チョコレートケーキを作るつもりだよ!

 京ちゃん喜んでくれるかなぁ……。

 ……っと、ここまではいいんだけれども、うちには問題児が一人います!


 「咲。チョコレートを溶かせばいいの?」


 そう、このぽんこつお姉ちゃんだ。……私もぽんこつだけど家事は出来るもん。

 何事にも最大火力で行おうとする料理スタイルは麻雀のスタイルとは真逆。

 まず、包丁の持ち方から教えなければならないんだけど……。


 「お姉ちゃん! またそんな持ち方して!」

 「逆手持ち。カッコいい」

 「また変な本読んだでしょー!」


 こんなことをしだすからお姉ちゃんがキッチンに入ると戦争なのです。

 でも、そんな姉でも思うことがあるようで、今日は比較的真面目なんだ!


 「お姉ちゃん、ドキドキしてる?」

 「っ!!」


 ……ハァ。そりゃそうだよね。

 お姉ちゃんの初恋の人にチョコレートを渡すんだもんね……。


 2/6

 お姉ちゃんを横で見ていると、緊張しているのが丸わかりだ。

 いつものクールな表情でもなく、ボケーっとしている表情でもなく、営業スマイルでもない。

 ここにいるのは、恋のために必死なお姉ちゃん。……それ人の旦那なんですけどー。


 「お姉ちゃん落ち着いて。成功するまで横で指南しててあげるからさ」

 「咲」

 「うん。好きな人には美味しいものを食べてもらいたいもんね」


 私だってそうだ。

 京ちゃんに美味しいものを食べてもらいたいと思って、献立はかなり工夫している。

 初めてバレンタインのチョコを作った中学生。

 あの時は酷かったなー。

 形をうまく作れなくて、半泣きになりながら渡したんだよね。

 それを空気を読まずムシャムシャ食べてくれた京ちゃん。あっけらかんと美味しいぞ、って言ってきて、思わず腹パンしちゃったね。

 それでも渡すまでの緊張と言ったらなかったよ。

 だからお姉ちゃんをこうやって支援してあげる咲ちゃんは優しいのだ。

 お姉ちゃんだから、ちょっとだけ、助けてあげるんだからね!


 「咲、この先どうすれば良い?」

 「はーい。ちょっと待っててねー」


 自分の方の仕込みを終わらせ、後は冷まして渡すだけ。

 時間が空いたので、プルプルしているお姉ちゃんのために、妹が頑張っちゃうよー!


 3/6

 「唾液を入れるって聞いた」

 「唾液なんて入れてどうする気!?

  また漫画知識でしょ!」

 「?」

 「女の子なら、好きな人には美味しいものを食べて欲しいでしょ!

  余計なものを入れるのは恋する乙女レベル減点!」

 「なるほど」

 「だから髪の毛とか入れてる漫画を参考にするのはダメ!」

 「うん。わかった。

  咲、教えて?」

 「オネエチャンカワイイ」

 「咲?」

 「う、うん。とりあえず今回は簡単なものにして、味わって食べてもらおう?」

 「……うん。咲、一つだけお願いがある」

 「なぁに?」

 「そ、その、言いにくいんだけど」

 「?」

 「ハート型のチョコを、どうしても作ってみたい」

 「……大丈夫! 型に嵌めるだけだもん!

  一緒に、がんばろ?」

 「うん。頑張る」


 4/6

 そして迎えた当日。少し早めに帰宅して、チョコの前でジーッと座る。

 ちょっと型が崩れちゃったりして、やっぱり咲が作ったものには及ばない。

 そうなると、咲より早く渡したほうがいいのかな。

 でも、踏み台になっちゃうみたいで、悔しい。


 『女の子はね、美味しく食べてもらいたいって、作るんだよ』


 ……っ!!

 京ちゃんが帰ってきた?

 早く行かなきゃ!


 「私は後で行くから、ゆっくりでいいよー」


 ……咲、ありがとう。

 タタタタと、駆け足で玄関まで向かう。


 「京ちゃん。おかえりなさい」

 「うお、照さん。ただいまッス」

 「そ、その、に、荷物を」

 「照さんに重いもの持たせられませんって」

 「そ、その、こ、これ」

 「?」

 「ちょ、チョコ。

  一応、手作り」

 「……え?」


 5/6

 彼の反応が固まる。

 だ、だって京ちゃんは咲の旦那。

 受け取れない、って言われたら、立ち直れないかもしれない。


 「やっぱり「うおおおおおお! 照さんの手作りチョコだー!!」」


 ……え?


 「嬉しいッス! 嬉しいッス!」

 「え、え、あうう」

 「これ、ここで食べてもいいですか?」

 「あ、それ、形崩れちゃってて、美味しくないかも」

 「うまーい! めっちゃ美味しいですよ!」

 「本当?」

 「はい! いやー、美人の照さんにチョコもらえるなんて俺は幸せ者だー!!」

 「……」



 「えへへ」


 6/6

 「もー、普段からかってくる癖に、こういうところは純情なんだからー」


 一部始終を見ていたが、予想通りです。

 だって私の旦那なら絶対に喜ぶに決まってるもんね!

 さて、あとは……


 「咲ー。ただいま」

 「おかえりなさい。どうせお姉ちゃんのチョコ食べたんでしょ?」

 「うっ」

 「というわけで、夕食は私が作ったチョコレートケーキです!

  食べられるだけ切って食べてねー」

 「え、今回の咲のチョコ……」

 「チョコレートケーキじゃ満足できない?」

 「み、みんな用だろ?」

 「……ふふーん、はい。

  そう言うと思ったから、今回はカップチョコ。

  もう十年以上もらってるんだから、今年はこれとチョコレートケーキね」

 「やったぁー!」

 「もう。ホワイトデーのお返し、待ってるよ?」

 「任せとけって!」


 カン!

投下完了


 1/6

 【会社の飲み会】


 須賀咲ちゃんです。私に女子力があるのかどうかわかりません。須賀咲ちゃんです。

 昔よりは家事などにも気合を入れていて、飲み会に着ていくようの服も何着か持ってます!

 というわけで、京ちゃんの飲み会に、何故か私も参加することになりました!

 う、うう……。コミュ障の私にこんなことをさせるなんて……。

 でも、逆に考えれば酔った京ちゃんの直デレを見られるというわけで、ハイリスクハイリターンなんです!

 ……緊張したら、京ちゃんから離れないもん。


 「あ、噂の須賀さんの奥さん!」

 「この前はごめんなさいね」

 「ひゃ、ひゃい。大丈夫です。

  こちらこそ、ありがとう、ございます」

 「「かわいいー!」」


 あ、前回いろいろと助けてくれた人だ。ちょっと安心したかも。

 女性相手ならまだなんとか喋れると思うんだ。


 「お、君が噂の須賀の嫁さん?」

 「あ、課長だー。浮気しちゃダメですよー」

 「しねーよ!?」

 「課長の顔怖いんだから気をつけて下さいよー」

 「え、どうやって気をつけるの?」


 どうやらこの人は偉い人なのに弄られ役も兼任しているらしい。でも社会経験のない咲ちゃんは縮こまることしかできません。


 「あれ、奥さん。随分古いガラケー使ってるじゃん」

 「は、はい。機械が苦手で」

 「おい須賀ァ! 嫁さんにくらい新しいスマートフォンくらい買ってやれよ!」


 須賀って怒鳴り声で咲ちゃんも泣きそうになっちゃったよ!


 「いぃ!? 課長!」

 「普段から支えてもらっているなら、少しでもいいものをプレゼントしてあげるのが男の甲斐性ってもんだろ?」

 「は、はい。その通りだと思います」

 「あ、あの、上司さん」

 「……ん?」

 「京ちゃ……旦那は新しいものにしようって言うんですが、私が機械苦手なんで、断っているんです。

  あまり裕福ではないので、そのお金を貯めて、家族で何かしたいなって考えてたり、その……」

 「咲……」

 「……須賀。嫁さん。酒が入っていたとはいえ、他人の家の事情も知らず、無礼を働いて申し訳ございません。

  須賀ァ! 本当にいい嫁さんじゃないか!!」

 「え、あ、はい。いい嫁さんです!」

 「それならもっと、稼げるようにならねーとな?」

 「ハイ!!」


 2/6

 その後、京ちゃんはその上司に連れて行かれ、何やら上に上がるための方法見たいのを話しているみたいです。

 台風が過ぎ去った私は、隅っこの方でチマチマと飲んでいようかな、と思っていたところ、先ほどの女性職員にもみくちゃにされちゃう!?


 「須賀さんカッコよかったよー!」

 「あの上司に気に入られるなんて相当だよ!」

 「ふざけてるように見えて、人を見る目が違うからね。

  私たちは弄ってるけど、あれはそこまで読んで今のままでいいって結論づけているタイプだから」


 な、何やら仕事中の人の性格診断のようなのが怖いよぉ。

 京ちゃんも言っていたけれど、『これはこういう奴』と評価を下したり、自分が使う時にどう使うか、などで意外な所で自己評価は語られているようです。

 しゃ、社会って怖い。私が面接で落ちる理由がわかった気がする……。

 和ちゃんなんて生ぬるかったよ……。なんとなく察していたけれど、女子会とか言いながら緩めにしてくれていたんだ……。

 人の悪口だとか、評価付けだとか、どうするかだとかの話に巻き込まれて頭がふらふらするー。

 こ、こういう時はラインで京ちゃんに助けを求める!

 ガラケーでもラインくらいできるもん! チャットで、こう!



 ん、咲からラインだ。

 なんですぐそこにいるのに?


 『><』


 ……ああ、女子会に耐えられないから助けてくれ、と。

 はいはい、今行きますよー。


 3/6

 「ふぇぇ」

 「咲は本当にコミュ障なんだからなァ」

 「そういうお前も、嫁さんのピンチにはすぐ来るんだよなァ」

 「うっ」

 「この前酔った時だって、嫁さんのこと」

 「おい、それは言わないでくれって」

 「言ってください」

 「咲!?」

 「知りたいです。すっごく知りたいです」

 「そうそう、こいつ酔うたびに嫁さんの惚気を始めるから、それを教えちゃうぞー」

 「ま、待ってくれぇー!!」


 私の知らないところで、酔った京ちゃんは私にデレているらしい。

 もー、本人の前でちゃんとデレてくれればいいのに! デヘヘ!


 「そう言えば、須賀さんってあの宮永プロの妹さんって本当?」

 「あ、聞いたことある!

  よく見れば似てるよね」

 「は、はい。宮永照は私の姉です」


 うう、よく言われるけどなんか恥ずかしい。


 「キャー! あのクールな宮永プロの妹さん!?」

 「私もファンなの! あー、サイン欲しいわぁ」

 「ダメよー。須賀さん困らせたら悪いじゃない」

 「クールでやわらかな表情! 女の子にも人気なのよー」


 え、クール? やわらかな表情?

 すみませんそれ別人です。私にそんな姉はいません。


 4/6

 「そう言えば須賀。

  お前、宮永プロと熱愛疑惑が立ってたなァ」 

 「ゲッ、課長!?」

 「こんないい嫁さんがいながらお姉さんにまで手を出すとはふてぇやつだ」

 「ち、違うんです。あれは」

 「あんなクールで良くできて、気が利いてなんでも出来そうなお姉さんと出掛けるなんて、うらやましいぞ!」

 「……!?」


 京ちゃんもひいてるし。

 お姉ちゃんへの一般人イメージってそんなに良かったんだ。

 実際は、休日ともなればあんなにダラダラぐだぐだ、京ちゃんに甘えて気が向いたときに子供と遊んでるんだよねぇ。


 「宮永プロ、休日は何してるのかしら」

 「やっぱりオシャレに気を使ったり、スタバでコーヒーを飲みながら本を読んだり、Macを華麗に使ったりしてそうよねぇ」

 「は、ははは……」


 し、真実は絶対に言えないよね。


 『もー、お姉ちゃん。同じものばかり着ると、服がヨレヨレになっちゃうから新しいの買ってよー』

 『京ちゃん。買ってきて』

 『いや、自分で買いましょうよ……』

 『男の子は、女の子に服をプレゼントして脱がせたいって聞いた。

  京ちゃんの好みの服を買っていい。もちろん脱がしてもいい』

 『照さぁん!?』

 『も、もー、お姉ちゃん何言ってるのさ』

 『ところで、咲が持ってる白いワンピースは京ちゃんの趣味?

  咲ならもっとオシャレに縁がなさそう』

 『『』』


 お、オシャレに関しては、私も深くは言えないけどさ!

 ちなみに京ちゃんは女の子女の子していて、あまり露出がないものが好きです!


 5/6

 『京ちゃん。コーヒーを飲んでみたい』

 『はいはい』

 『もー! お姉ちゃんはせめて私にお願いしなよ!』

 『ありがとう京ちゃん。……ぐえー』

 『苦いのダメなのになんでストレートで飲んだの!?』

 『ミルク入れてください!』

 『京ちゃんのミルク?』

 『お姉ちゃん、それ以上いけない!』


 ミルクと砂糖たっぷり入れてるし……、太るよ……。


 『京ちゃん。新しいパソコンが動かない』

 『いや、照さんタブレット使ってたじゃないですか』

 『このまっくぶっくえあーっていうの』

 『なんでわざわざそっちを買うんですか』

 『事務所がこっちの方がイメージに合うって勧めてきた』

 『俺もMacはそんなに詳しくないんですが』

 『京ちゃん。わかりづらいからもっと近くで教えて』

 『え、これくらいですか?』

 『う、うん。もうちょっと近くてもいいけど、今はこれくらいでいい』

 『?』

 『お姉ちゃん……』

 『な、なんでもないもん』


 隙あらばくっつこうとするし……。

 基本的に機械はダメダメだし……。

 うん、お姉ちゃんのイメージを崩さないように、愛想笑いで切り抜けよう!


 6/6

 「もー、大変だったよ」

 「ははは、ありがとうな、咲」


 そうこう凌いで、なんとか帰り道。

 暗くなった道を、おしゃれした私と京ちゃんが歩く。

 思えば、最近こんなにおしゃれしてデートするなんてなかったなぁ。


 「それにしても、お姉ちゃんってイメージだけならすごいんだね」

 「俺もビックリした。

  まぁ、あの人営業スマイルすごいし」

 「むー。まぁ、お姉ちゃんなんてダラダラぐだぐだ虫でちょうどいいんだもん」


 もし世間の思う通りのお姉ちゃんだったら……鳥肌が立つよ。

 私たちにとってのお姉ちゃんは、あれでいいのだ。


 「咲だったらああはいかないしなァ」

 「む。そういうこと言う」

 「こう、営業スマイルしようとして、グギッって」

 「そ、そこまでは行かないもん!」


 もー! 京ちゃんったら失礼なんだから!

 ……? 京ちゃんがモジモジしてる。


 「咲、寒くないか?

  手、貸せよ」

 「ぅひ」


 わ、わ、わ。いきなり手を握られちゃった。

 むー。自分が握りたいだけなんじゃないの? ……えへへ。


 「今日の私、上着の下に白いワンピース着てるんだ」

 「へ、へぇ」

 「……」

 「あー、咲。俺も明日休みだし、ちょっと遠回りして帰ろっか」

 「もー、仕方ないなぁ。

  ちょっとだけ、だよ?」


 微妙に顔を俯いて、上目遣い攻撃! 和ちゃんから教えてもらったんだ。

 ま、まぁ、今日はご飯も作ってきたし、明日は用事がないし、ちょっとくらい遅くなってもいいよね?


 ……ちなみに、宮永家に着いたのは朝でした。カン!

投下完了。咲ちゃん誕生日おめでとう投下でした


 1/4

 998
 家族みんなでトランプ遊び

 999
 みんな幸せな風景


 「やったぁー! 一抜けだ!」

 「京ちゃんが一位か。

  おっと、俺も一抜けだ」


 須賀咲ちゃんです。家族みんなでババ抜きをしています。

 さっきから勝つのは京ちゃんとお父さんばかり……ビリは私とお姉ちゃんとお母さんでループ。

 ぐぬぬ、麻雀だと真逆なのに……。

 今回はお母さんも一抜けし、私とお姉ちゃんの一騎打ち。


 「咲は顔に出るからなァ」

 「照は無表情なのに、嘘をつきたい時だけ営業スマイルになるのがいけない」

 「お父さんは黙ってて。

  これは姉妹で京ちゃんを賭けた戦い」

 「賭けてないからね!?

  なんでナチュラルに人の旦那を盗ろうとしてるの!」


 油断も隙もないよ!

 で、でも勝った後に言い出さないだけマシなのかも……?

 いや、よく考えたらこう考えさせられること自体がおかしいよ!


 「あっはっは。

  咲。負けられないな」

 「いやいや、界さんは止めてくださいよ」

 「お父さんは自分の娘を何だと思ってるの!?」


 どこの世界に姉妹丼を推奨する父親がいるの!


 2/4

 「咲。何も賭けないと人は真剣になれない」

 「私に得が一個もないよ!?」

 「不合理に身を委ねてこそギャンブル。

  狂気の沙汰ほど面白い」

 「お姉ちゃん、私の部屋の『アカギ』持って行ったでしょ!」

 「咲だって前に精液麻雀がどうとか言ってなかった?」

 「あ、あれは夫婦だからいいの!」

 「親の前でなんて言い争いをしてるんだ」

 「前に真似をしてみたら公式戦で負けちゃった。

  私じゃあの人には届かない」

 「何やってるんですか照さん!?」

 「照!?」

 「お姉ちゃぁぁん!?」


 あ、アレか! ものすごいドヤ顔で決めようとした裸単騎待ち!

 お姉ちゃんにしては珍しいことをするな、と思ったけれど!

 しかも負けてたし! 一応プロでしょ! え、冗談だよね!?


 「チャンピオンはエンターテイナーでなければならない」

 「たぶん照さんにそういうキャラは求められていないと思います」

 「照に無表情で言われると本気なのか冗談なのかわからんなー」

 「あれはあれで考えがあったんだけれども、失敗した(´・ω・`)」


 文句を言いながらも、私が二枚。お姉ちゃんが一枚。ジョーカーは私。


 「これがババ抜きの面白いところですね」

 「ここにいる『ババ』はもう抜かれちゃったけどな。

  なぁ母さん」


 あっ……。

 お父さんが首を絞められながら隣の部屋に連れて行かれちゃった……。


 「お母さん、仕事は続けられる程度にヤっちゃっていいよ!」

 「さ、咲ィ!?」


 ま、お父さんだし。


 3/4

 「咲。今あなたは追い詰められている」

 「見ればわかるよ!」

 「ふ、ふふふ。これで京ちゃんは借りていく」

 「まぁまぁ。咲、落ち着いて。

  照さんも買い物くらいなら付き合いますから」

 「え、本当!?」

 「京ちゃぁぁぁん!?」


 何堂々と浮気宣言してるのぉぉぉ!?


 「本気でいく」

 「照魔鏡まで使う!?」

 「しまった。トランプのオカルトなんて持ってないから意味がない」

 「それに照魔鏡のデメリットを考えるとジョーカーを引きそうですね」

 「お姉ちゃん……」


 なんか哀れになってきたよ。

 もう私はお姉ちゃんがわからないよ!

 あのテレビの中のかっこいいお姉ちゃんはどこにいるんだろう。


 「隙あり」

 「あ」


 とかなんとか言ってる間にサクッと取られちゃった。

 でも、そっち側は確か……。


 「と、隣か……」

 「まだそのネタ引っ張りますか」

 「裏ドラに関しては私もお姉ちゃんも支配の外なんだから諦めなって……」

 「ま、まだ終わってない!

  こ、この裸単騎には魔法がかけてある!」

 「アラサーアニオタ独女め……」

 「咲! それ以上はいけない!」


 こうは言うけど、京ちゃんがいなかった時の私の未来の姿を見ている気がしてつらいよ!


 4/4

 「はい、終わり」

 「う、うううううう」


 自分からフラグを建てて行ったせいでお姉ちゃんの負けでした、とさ。

 我ながら勝てると思わなかった。

 涙目でうずくまるお姉ちゃん。

 みなさん。これが日本代表トップ麻雀プロ(アラサー)の私生活です。


 「ほら、京ちゃんとお姉ちゃん。出かけるよ」

 「咲?」

 「もう遅いけど、三人でデートしよ?」

 「咲……」

 「ほら、照さん。行きましょう」

 「京ちゃん……」


 涙目のお姉ちゃんぺろぺろ……じゃない! なんでもない!

 ま、お姉ちゃんも普段頑張っているし、一番お金を入れてくれているし、ご褒美は必要だもんね?


 「京ちゃんはちゃんと女の子二人を楽しませるように!」

 「はいはい。お姫様方」

 「お姫様。えへへ」

 「さぁ京ちゃん。お姉ちゃん! 行くよ!」


 私が自分から外デートを提案するなんて珍しいんだからね?

 じゃ、行こう!

 ……そういえば?


 「お父さんの呻き声も止まったね」

 「それ、界さん大丈夫なのか!?」


 いや、お父さんの安否とかどうでもいいし。

 ……あれ、お父さんもお母さんも家にいない?

 まさかとは思うけれど、ヤっていいとは言ったけどそうじゃないよ!? カン!

投下完了
京咲も書きたい京照も書きたい、アラサーのどっちも書きたい


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 >>986
 何かと頼りにされる咲ちゃん(の夫)


 「咲さん。旦那さんを貸してください」

 「嫌だよ!? 和ちゃんどうしたの!?」

 「のどちゃん……人の旦那を奪おうとするのはさすがに引くじょ」

 「いいえ、ゆーき。女の子は人の旦那にこそ惹かれるのです。

  現に今の京太郎君はすごく魅力的じゃないですか!」

 「まぁそこは否定しないじょ。

  何かと頼りになるしなー」

 「優希ちゃん!?」

 「実際、ショタ好きじゃなければちょっと年を取っている風な男に惹かれると思うんです」

 「確かにそうかも。私の友達にもそういう人多いじょ」

 「大学で普通に遊んでいた友達が、年上のおじさまと不倫しているって話をよく聞きます」

 「あー、それ私も聞くなぁ。清楚系の友達が意外にそういうことしてるんだじょ」

 「本人たちは隠す気もなく、普通に話してくるんですよねー」

 「『私不倫してるんだー』とか、いやぁよくある話だじょ」

 「人妻の前でよくその話できるよね!?」


 須賀咲ちゃんです。今日も女子会です。

 和ちゃんが不穏な目つきでこちらを見ています。いや、もう本当にやめて……。


 「のどちゃん、またなんかあったのか?」

 「ふ、ふふふ。それを聞きますか。聞いちゃいますか」

 「あっ、やっぱりいいです」


 思わず優希ちゃんも標準語に。

 そういえば、大人になってからの優希ちゃんは素になると普通の喋り方をするけれど、まさか


 「おっと咲ちゃん、それ以上はいけないじぇ?」

 「ぅひ!?」


 ま、まさかこっちも!?

 京ちゃん。(元)清澄女子麻雀部が怖いです……。


 2/6

 「頼りになる男性は魅力的ですよね

  京太郎君は背も高いですし、力もあるし、日曜大工なんかも出来そうですね」

 「あー。たまにやってくれるなぁ。

  私のお父さんと一緒に本棚作ったり」

 「私もタコスをまた食べたいじぇ」

 「それなら今度お願いしてみようか?」

 「咲ちゃん、本当か!?」

 「私も是非お願いします!!!!!」

 「うわぁ……」


 和ちゃん必死すぎ……。


 「もう! 聞いてくださいよ!

  この前、父に言われてお見合いをしたんです」

 「のどちゃんがお見合いかー。

  そのおっぱいを使えば一発だじぇ」

 「本当だよねー。清楚な格好をして、上目遣いでもすれば一発じゃないかな」

 「……19戦19敗」

 「じぇ!?」

 「ファっ!?」

 「ふ、ふふふ。まぁそんなに多くない数字ですが、負けが込んでいましてね」

 「いやいや、のどちゃん。19回もご破談になっているのに多くないって……」

 「日本のすべての男性人口と比べれば、統計的に見ても微々たる数です!」

 「えぇ……」

 「そのデジタルには無理があるじょ」


 い、いやさすがにそこまで行っちゃうといろいろとおかしいんじゃないかな!?

 どう控えめに見ても和ちゃんは美人さんだし、アラサー付近と言ってもむしろ結婚適齢期でしょ!?

 そのくらいの年齢と、見た目、公務員ってスペックでそれはおかしいよ!

 一体何をすればそんなに破談になるの!?


 「最初は本当に嫌だったんですよ。いや、今でも嫌なんですが。

  それでも、父の態度がですね?」


 3/6

 1回目

 『和、こちらの方に挨拶だけでもしておきなさい。

  人柄も良いし、安定した企業に勤めている方だ。

  しかし、ちゃんと見極めるんだぞ』


 2回目

 『和。この方はこれから伸びる方だ。

  顔見知りになっておいて損はないだろう。

  お前をその辺の男にはやれん』


 5回目

 『……和。その、なんだ。

  無理にとは言わないが、今回もお見合いを用意したぞ』


 10回目

 『いや、その、な?

  お節介だったらお節介で構わないんだ。断ってくれても構わない』


 15回目のお見合い終了後

 『和。お前の友達に良い方はいないのか?

  恋愛結婚は良いぞ。うん。お前が良いと言う方ならばそれで良いだろう』


 16回目のお見合い終了後

 『そういえば十年ほど前か、お前が話題に出していた男の子がいたじゃないか。

  今でも交流は続いているのか?

  ……むしろその男の子以外に知り合いはいないのか?』


 17回目のお見合い修了後

 『和。よければ私がその男の子と掛け合おうか。

  何? すでに結婚している?

  そんなことを言っている場合か!』


 18回目のお見合い修了後

 『私の旧友に宮永界という男がいてな』


 19回目のお見合い修了後

 『何を迷うことがある奪い取れ!

  今は悪魔が微笑む時代なんだ!』


 4/6

 「と、いうことがありまして」

 「ちょっとぉぉぉー!?」

 「わーお、過激だじぇ」


 え、和ちゃんのお父さん何言ってるの!?

 冷静に考えても頭おかしいんじゃないかな!?


 「あの過保護な父がこう言う態度になってきたという事実が、何よりキますね」

 「いやいやいや、ここまで来ると和ちゃんに何か原因があるんじゃない?」

 「いやー、若い娘にこれだけお見合いを用意する方もなかなか狂ってるじょ」

 「私は普通にお見合いをしているつもりなんですが」

 「と、とりあえずどんな感じに?」

 「それでは、咲さんを頼らせていただきますね」


 い、一個一個直していけば大丈夫なはず。

 やだよ! 絶対に京ちゃんは渡さないよ! 和ちゃんに勝てる気がしないもん!


 「まず、いつもの服を着てお見合いに向かいます」

 「アウト!」


 この年齢、あの露出服でお見合いに行ってるの!?

 しかも和ちゃんのお父さんが紹介する人なんだから、かなりまともな人でしょ! そりゃダメだ!


 「次にお互いの自己紹介で、金髪で高身長じゃなかったらアウトですね」

 「なんでさ!」

 「せめて写真で断ってやるべきだじょ……」

 「ヤンキーに壁ドンされる女の子に憧れているんです!」

 「特定個人を指しすぎだよ!」

 「あとは白馬に乗った高身長金髪の王子様!」

 「えっ、京ちゃんが王子様……?」


 ないわー。私嫁さんだけどそれはないわー。

 あっ、優希ちゃんが笑い転げてる。


 5/6

 「かなり高レベルでこじらせてるじょ……」

 「私のお姉ちゃんでもこのレベルはないよ」


 ちなみに、私のお姉ちゃんに聞くと、『京ちゃんがいい』としか返ってこないよ!


 「あとは挨拶代わりに職業、年収、運動歴、名前が須賀京太郎かを聞きますね」

 「いやもうお見合いでやっちゃいけないことの役満じゃん……。

  というか最後は何さ……」


 最後のはともかく、割とこじらせてるだけでダメだこれ!

 ネタで言っているのかと思ったらキョトンとしてるし!

 私服がマイノリティだと自覚していた和ちゃんはもういない!

 というか大学の和ちゃんの友達は、合コンの時とかに誰か教えてあげなかったの?


 「咲ちゃん咲ちゃん。

  多分、大学にいるのどちゃんの友達はライバルを減らしたり、相対的に自分をよく見せるために止めなかったんだと思うじょ。

  のどちゃん。プリクラで自分だけ前に出てたこととかないかー?」

 「? いつもそうですよ。

  何かと前に出てくれと言われます」

 「のどちゃんそれ罠だじぇ。

  プリクラを撮る瞬間に自分だけ下がって、小顔に見せて他の人の顔を大きく見せるのは女の子の必須スキルだじょ」

 「えっ」

 「あっ、親しい友達にでもやるから、悪意はないと思うじぇ。

  それでそのプリクラを使って男を釣るんだじょ。

  顔が大きいってそれだけで引かれちゃうし、後ろに小顔の自分がいればのどちゃんレベルでも踏み台にできちゃうじょ」


 えっ、そうなの!?

 女子会こわい! 女の子こわい!

 周りにお姉ちゃんしかいなくて、旦那さんもちの自分がいかに恵まれているかわかったよ!


 6/6

 「う、うう。

  な、なんにせよ旦那さん借りていいですか?」

 「どうしてこの流れで借りていいって言われると思ったの!?」

 「のどちゃん諦めろー。

  もう試合終了だじぇ」

 「今思えば、運動ができる高身長金髪イケメンと優良株すぎました。ぐぬぬ。

  あんな王子様みたいな人いませんよ!」

 「いやぁ、うちの旦那が王子様はちょっと……」

 「あっはっは。逃した魚は大きいってか。

  ……私は咲ちゃんが別れたらもらうつもり」

 「優希ちゃん何か言った?」

 「なんでもないじぇー」


 ? どうしたんだろ。

 というか、京ちゃんは私とお姉ちゃんの相手で忙しいの! ダメなの!


 「では私はipsして京太郎君にぶっ込みますので、京太郎君が咲さんに挿れるのでいいですか?」

 「何がいいと思ったの!?」

 「ipsで……みんなを笑顔に……。

  こうなったら、京太郎君に私の子供を孕んでもらいます」

 「どうしてその結論になるのかな!?

  100歩譲って、和ちゃんが子供を産む側でしょ!?」

 「えっ、譲ってくれるんですか!?

  言質を取りました。これは父と法廷で使います」

 「それが狙い!?

  ダメ、絶対にダメー!!」


 全く、和ちゃんは本当に油断も隙もないだから!

 京ちゃんは私のなんだからね! カン!

投下完了
途中からリクエストが関係なくなる風潮サーセン


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 122
 照の試合中継をおうちでテレビ観戦京咲


 宮永照について語るスレ66110



  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:goburei

 日本を代表するプロ雀士、宮永照について語るスレです


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 最近不調だね


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sukoyan

 男と遊んでいるからいけないんだよ
 麻雀の女神はストイックに麻雀と向き合う人に微笑むからね!


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 麻雀の女神(喪女)


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 麻雀の女神(すこやん)


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 麻雀は年を取っている方が脂がのる競技でしょ
 てるてるはまだまだ20年前のすこやんくらいの年


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sukoyan

 10年前だよ!?


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 10年前でも相当前なんだよなぁ……


 2/8

  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 あの辺りの世代で第一線で活躍できてるのは宮永照くらいだからなぁ


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 あの辺りの世代の現役って、天江衣・大星淡・江口セーラ・愛宕洋榎辺りかぁ


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sigeru

 しげるーん♪


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 ここの連中の比較対象は常にしげるんとかすこやんだからなぁ
 てるてるももう10年戦えばいい線いくんじゃないか


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 元世界ランク1位と元世界ランク2位と比較されるくらい期待されてるんだよ


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:harvest

 この前の対局、てるてるが昏倒した時には心臓止まるかと思った


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 彼氏に介抱してもらってた。裏山


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 てるてる支えても胸があたらなさそう


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 てるてるは尻で勝負してるし


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 あれ彼氏じゃなくて、妹の旦那じゃねーの?


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sumire

 めっちゃ抱きついてたんだけど、妹の旦那だった方が問題じゃねーの!?


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 物騒なオカルトが多い中、相手にダメージを与えないてるてるは天使


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:harvest

 あの竜巻でぶん殴ったらそこそこダメージでそう



 3/8

  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 ところで、女性雀士のスレって結婚して名字が変わったらどうすんの?


 名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 さぁ? 前例がないから……


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 なんで語呂合わせが『貰い手』な時にそんな話題出すんですかねぇ


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:harvest

 てるてるは妹の旦那に貰ってもらうから大丈夫


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sumire

 大丈夫じゃねーよ!?


 名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sukoyan

 二度と麻雀できない体にしてやる


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 なんかスレ内に怨念がこもってない?


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 てるてるには結婚して欲しくないと言うよりも、すこやんの様になって欲しくない


  名前:以下、名無しに変わりまして地獄からお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:wasizu

 は? てるてるが結婚とかマジねーし


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:jun1rou

 アイドル雀士じゃないんだし、結婚くらいさせてやれよ……


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sukoyan

 は? させるわけないじゃん


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:???

 こいつこえぇ


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sukoyan

 小娘に結婚とか早すぎるから


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sigeru

 てるてるの打ち筋はまだまだ甘い。しかし、あいつが結婚するならフグ刺しでも食わせてやるか


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sukoyan

 は? まずアンタから潰すわ


  名前:以下、名無しに変わりまして雀士がお送りします 投稿日: ****/**/ ** **:**:**: ID:sigeru

 おう、待ってるぜ、小娘


 4/8

 須賀咲ちゃんです。今日はお姉ちゃんのタイトル戦です。

 最近不調不調言われるお姉ちゃんだけれども、いつもベスト8までは安定して残ってます!

 お姉ちゃんは日本トップレベルだから求められるものが違うんだよね……。

 今のお姉ちゃんの海外戦なんか、日本という国を背負って戦ってると言っても過言じゃないもん。

 そのプレッシャーに押しつぶされそうになっていた時期も知ってる。

 それでも! 私にとってはお姉ちゃんが最強の雀士だもん!


 「頑張れ、お姉ちゃん!」

 「あぁ、今回の照さんなら行けるぞ!」

 「この決勝卓でも、読みが冴えてる。

  油断しなければいけるよ!

  頑張れー! おねえちゃぁぁーん!」

 「今年はまだ無冠だし、ここで取っておきたいな」


 凄まじいプレッシャーがあるだろう中、お姉ちゃんはいつもの動作で牌を切る。

 麻雀を打つ時のクールフェイスは、私たちにとっては珍しい。

 それでも少しの疲れが出ているのか、表情に僅かな汗が浮かんでいる。


 「照さん、疲れてるなぁ」

 「うぅ……、お姉ちゃんのことだから、ポーカーフェイスを崩したって感じじゃなさそうだし。

  さすがにここまで来ると疲れてるよ」

 「照さん、頑張って下さい……っ!」


 私は息子を膝に乗せ、京ちゃんは娘をギュっと抱きしめる。

 普段やんちゃな息子もお姉ちゃんの勇姿を目に焼き付け、お父さんっ子な娘はお父さんに抱きしめられて嬉しそう。

 まぁ、この年齢でお姉ちゃんを応援しろって言うのも無理な話だよね……。


 5/8

 「張った!」

 「いや、ダメだよ」


 そうこう言っているうちにラスト一局。

 お姉ちゃんとトップの差はあと少し。いつもの麻雀ならば無理をして一位を狙う場面ではないけれども、このタイトル戦に限っては別。

 求められるのは総合力ではなく、短期決戦。

 お姉ちゃんの頬を汗が滴り落ちる。


 「切らなきゃいけないのはトップの人の上がり牌。

  しかもお姉ちゃんの位置からじゃ読みにくいと思う」

 「うわっ。で、でもここで逃したらツモられるかもしれないし」

 「どっちにしろ、切れない。

  お姉ちゃん、お願いっ!」


 咲ちゃんテレパシー伝われ! なんて思って見るほどこっちも緊張する。

 お姉ちゃんの長考。後にして考えれば、それは数秒にも満たない時間だったと思う。

 でも、私たちには永遠にも等しく感じられた。


 6/8

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 /   .::: /.: :: :/.: :: ::/.::ノ 乂 }     /iヽ } `ヽ:: :: }:: .: .::
/  .::  /イ:: :/.::;; -゙ ニ  ヘ } ヽ   .: :: :::}   ヽ;;_ノ.::

  .::  { !ィ 二         ヘ   ヽ  .: :: :;;}      ニー._
  .::   / ヽ ヤ:.         ヘー-、  .: ::':: :}     〃/ ヽ
     /   ヽヤ:.         ヘ _ - ‐ 、::}     〃/  .ハ
.    /    ィ  ヽヤ::.        ヘ    :: }     〃/     ヽ


 8/8

 それは私の得意技。

 不調だったとは思えないほど淀みなく、自信満々に行われたそれに私は息を飲んだ。

 もしかして、お姉ちゃんはもう一つ上の領域を目指して、不調だったのかもしれない。

 仕上がっている自分を変えようとして、負けが込んでもそれを続けるのはとても難しい

 でも、お姉ちゃんはそれに負けず、こうして一皮剥けたんだ。

 おめでとう、お姉ちゃ


 「咲ィィィィィ! 照さんが勝ったぞぉぉぉぉ!」

 「わふっ! きょ、京ちゃん!」


 ちょっと! 人がシリアスムードで考え事をしているのになんでくっついてくるの!

 やめてってば!

 もー! そんな強くギュッとしちゃダメだってば! 準備できちゃうってば!

 子供も見てるんだからやめてってば! ひゃう!?


                . . .-‐…‐-. . .
                 ... ´. . . . . . . . . . . . . \
           /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
            /. . ./. : : : : : : : : : : : i: . . . . ハ
         /. ./. . ./: : i: :i: : : : :i: : : i: ',: : : :i: : :,

            ′ー―ァ: :/: :从: : : ト--ミ: i: : : :|: : :'
          ′: : : ://⌒/ }: : :リ }: :ハ:|ト: : :i: : : ,
.         /: |l: : : |l ∨__|{  }: : / レ'  }| }: : i: : : :i
       /: :从: : 八《´んハ. j/ r==ミ /: ::/| . . .|

        // _ }ト: : :ハ 弋 ソ     :::::: 厶イ: |: . . | 『今回の勝利は、家族に伝えたいです! ブイッ!』
      /^  / }|l: ≧ゝ} ::::::  ′__    /-' i: :|: . . |
.      ' .i / / }: : ::::::人    f  ノ ./:::::: i: :|: : i |
.      i し' ./ .i} i: ::::i:::::>o。..   < i::::::::/::/: :/: |
    ノir―-ミ  |:∧:::八::::::::::r'ス´ / ゝ-、 :/}: / }/
   f入 `ー  〉 /'  V_ゝ/.〈 Ⅹ  /  i`/イ、_
   辷ーく  /   /   /  rヘ/__rヘ_/   |    ヽ
   { ̄`  入    i   /  | /:::| / .       /  ハ
.   Y   i 圦   |.  `> 1 /::::|l ∧ _彡  /
    ハ.  // ‘, 」:::/ /  |/::::::|l/ \    /     |
.   /八_//   ‘ {:::;′〈 .   |ト、/    〉__ i  \/


 あ、お姉ちゃんのVサインだ。

 もー、今日はお姉ちゃんの好物でご飯を作ってあげようかな! カン!

投下完了
某スレと同じ日にゲロを投下し、笑顔でも被った奇跡。なんか嬉しい
女子会ネタはまた仕入れてこよう


 1/9

 998
 京咲照で海水浴


 「海だー!」

 「もー、年を考えて叫んでよねー」

 「咲ぃ。そんなこと言うなよー」

 「京ちゃんは年を取ってもカッコいいよ」

 「!? て、照さんありがとうございます」

 「あ、お姉ちゃん抜け駆け厳禁!」

 「? 咲はダメだと思ったんじゃないの?」

 「う……。わ、私としては、年をとった分大人の対応をした方がいいんじゃないかな、って言っただけであって……。

  そ、その……、京ちゃんはいつでも、格好いいよ!」

 「お、おう。その、咲も水着似合ってるよ」

 「ぅひ」

 「京ちゃん。私は?」

 「照さんは美人なんでスッゲー似合ってますよ!」

 「ム」

 「ふふーん」


 須賀咲ちゃんです。今日はこの三人で海に来ました。

 子供は親に預けて、三人だけのデートです。

 ……普通は二人だけでデートするものだと思うんだけどなぁ。

 チラッとお姉ちゃんを見てみると、キョトン?といった顔でこちらを見返してくる。

 もう、仕方ないなぁ……。


 2/9

 「海に入る前にはちゃんと準備運動をするんだぞ。

  あと二人とも浮き輪は用意した?

  何より、俺から離れるなよ」


 うっ、ちょっとキュンっと来たよ。

 って、お姉ちゃんまで雌の顔をしないの!


 「もー、大げさだよ」

 「咲、泳げたっけ?」

 「……泳げません」

 「照さん。泳げますか?」

 「泳げない」

 「必ず俺の言う通りに動く事!」


 そういうと京ちゃんは、シートを貼ったり日傘を立てたりし始めました。

 私はとりあえずシートにお弁当を置いたり、ジュースの準備。

 お姉ちゃんは……、何をしたらいいかわからずオロオロしてます。


 「照さんは早めに準備運動を始めちゃってください。

  咲も終わったらやるんだぞ」

 「ほら、お姉ちゃんもまずは日焼け止め! 塗らないと大変なことになるよ!」

 「日焼け止め、京ちゃんに塗ってもらいたい」

 「ダメ! おとなしくしなさい!」

 「むー」

 「むー、じゃない!」


 ジタバタ暴れるお姉ちゃんを抑えて、背中の日焼け止めを塗る。

 前はもちろん自分でやらせるよ!


 「咲ばかりずるい。お姉ちゃんが塗ってあげる」

 「きゃっ。もー。……ってダメだって、そこは違うよ! く、くすぐったい!」


 そんなこんなで姉妹間でキャットファイトを繰り広げていると、京ちゃんが前かがみになっていた。

 ……こらー! どっちに発情したか言ってみなさーい!


 3/9

 「咲……お前体固すぎ」

 「は、半分を保てないよぉ」

 「照さん。もうちょっと運動しないと体壊しますよ」

 「きょ、京ちゃん痛いっ。ダメ、あ、ゆるしてっ」


 長座体前屈で伸ばしてもらったけれども、二人とも直角を保つことすら出来ず、後ろに倒れていっちゃうよ。

 京ちゃんが二人とも支えて少しずつ前に倒すんだけれども、まったく進みません。


 「まぁ、こんなもんでいいか。

  二人分の浮き輪も膨らませましたし、足首も回しましたし、そろそろ行きますか」

 「おー」

 「お姉ちゃん、テンション高いのに棒読みなんだね……」


 しかし、いい年をした大人が子供も連れずに三人で、しかも男一人女二人だとどう思われてるんだろうね。

 両手に華だし、私と京ちゃんが夫婦に見えないだろうから、ちょっと悔しいなぁ。

 でも、何も考えていない顔をしているお姉ちゃんを見ると、まぁ許せるかな!

 今日は二人とも思いっきりリラックスして欲しいんだ。

 京ちゃんもお姉ちゃんも、いつも大変だからね。

 さて、海に入ろうかな……って。


 「ひゃぁ!」

 「おっと!」

 「わっ」

 「ほいさ!」


 ……砂浜で順番に転ぶ私とお姉ちゃんをしっかり支える京ちゃん。

 これ、結構すごいんじゃないかな!?


 「うぅ、京ちゃんありがとう」

 「いやまぁ、慣れたよ」

 「京ちゃん。お礼」

 「えっ!?」

 「腕に抱きつくの禁止!」


 もー、油断も隙もない。


 「転ぶと危ないから先に手をつなぐ」

 「はいはい」

 「もー! きょ、京ちゃん。私も」

 「どうぞ、お姫様」


 ぐぬぬ……。なんで嫁さんよりリードしてるのかな!?

 そして、二人の女の子と手をつないでいる京ちゃんはどんな風に見られているんだろう……。


 4/9

 「疲れたー!」

 「おいおい、まだ全然泳いでないぞ」

 「京ちゃん。私も疲れた。

  咲と休んでるから泳いでくるといい」

 「そうですね。ちょっと体動かしたいし。

  咲ー、うろちょろして迷子になるなよー」

 「ならないよ!」

 「咲はおっちょこちょいだから」

 「照さんも動かないでくださいよ!」

 「(´・ω・`)」


 そう言うと京ちゃんは腕を回しながら海の方に向かって行きました。

 ……はっ! 京ちゃんナンパされたりしないかな!?

 ぐぬぬ、追いかけたいけれど、この砂浜で走ったら間違いなく転んじゃうし。


 「ねぇー、君たち、今暇?」

 「かわいいじゃん。俺たちと遊ぼうよー」


 ひぇぇぇ!? こっち!?

 生まれてこのかたナンパなんてされたことなかったけど、お姉ちゃん狙いなのかナンパされちゃいました!

 ど、どどどどどどうしよう!?

 思えば京ちゃん以外の男の人とまともに会話したのは中学生が最後だよ!?


 「あ、ああああああの!? 人違いです!?」

 「人違いって……」


 違う、そうじゃない。

 なんか哀れみの目で見られるようになった気がする!?

 ち、ちゃんと言わないと!


 5/9

                 ~~    ~~
                   -―――-    ~
              ~ .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  }

            } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {
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           .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }
         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }   「人妻ですっ!」
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|

       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
.          { レヘ::八     _.. ‐~‐-、   イ ::::::::::::/  {
           }   ∨个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ:::/|/∨
                 \|  _≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス
                r=Ti:i:i:i:i:i:7____/i:i:i:i:i:i:i/ ∧  }
               {  ∧i:i:i:i:i:i:i:i:|   /i:i:i:i:i:i:i/   / ∧ {



 「あら、残念」

 「じゃあそっちのお姉さんは」


 6/9

           -‐──‐-

       . ´          `ヽ、
      /
     /                 ,   「二号です」
   / /   /|    ト、        ′
 ∠._/   / i|    i \      〕
    〔  |/ 八〔\ .'   \   /
.     |∧ :| ┯:┯  V ┯:┯∧ /   j
    ' ∧|  乂ノ     乂ノ   ∨、   |
.     /:Ⅴ         ""  ノ   |
    /::::入_           _  < / /| /
  /\ /∧ノ  へ ̄ ̄/  \リイ/ / 〔′
   ̄\\  r‐'   \/  //\ /
     \ヽーヽ └─ー/─'  \
      丶ー|   〉 〈   |  〈

           |  .〈∧/    !__/
           |        | |


 「「「」」」


 7/9

 「ちょ、お姉ちゃぁぁぁん!?」

 「どうしたの、咲?」

 「まるで私がおかしいみたいな言い方やめてよ!?」

 「おい、やべーぞこいつら……」

 「逃げようぜ……」


 お姉ちゃんの発言にドン引きしているナンパさん二人組。


 「咲! 照さん!」

 「京ちゃん! 遅いよ!」

 「京ちゃん、待ってた」


 そこに現れる京ちゃん。

 もうちょっと早く来てくれれば格好良かったのに! 濡れ濡れだったのに!

 なんか色々と台無しのタイミングだよ!


 「この子、さっきお姉ちゃんって言ってたぞ」

 「やべーぞ姉妹丼じゃねーか」

 「くそっ! 世の中は理不尽だ!」

 「そう言うなよ。お前には俺がいるじゃねーか」

 「そう言えばips細胞で男同志でも子供が出来るらしいな」


 この人たち、なんかムーディーな雰囲気を醸し出してるよ!?

 あまりの衝撃的発言に壊れた!?

 ちょ、とりあえず離れよう!?


 8/9

 「今日は楽しかった」

 「そ、それは良かったです」

 「よくないよ……。すっごく疲れたよ……」


 脱力感たっぷり。もう何もする気が起きません……。

 あの後、お姉ちゃんが迷子になるわ、私も迷子になるわで大変でした。

 だって、お姉ちゃんはおトイレ探して帰ってこないし、私は屋台にフランクフルトを買いに行ったら場所がわからなくなっちゃったんだもん。

 まぁ、京ちゃんが買ってきてくれたんだけどね。


 「京ちゃんのフランクフルト。美味しかった」

 「そ、そうですか」

 「ちゃんと『買ってきてくれた』って入れてよ!?」


 その言い方は絶対に確信犯でしょ!?

 京ちゃんのフランクフルトを知らないくせに! 知らないくせに!


 「家族みんなでお風呂に入った時に見たよ」

 「むきー!!」


 落ち着け、私。そうじゃない。

 お姉ちゃんのペースにハマったら負けだ!


 「咲は」

 「ひゅい?」


 お姉ちゃんが私のほっぺを両手で押さえて、じっと見つめてくる。


 「咲は楽しかった?」


 ……ぅ。


 「楽しかったよ!」

 「よかった。京ちゃん、大成功」

 「やりましたね! 照さん!」


 ぇ?


 9/9

 「最近、家事ばっかりで外出られてないだろ?

  みんなで話して、咲を気分転換させてやろうって」

 「咲に話したら図書館って言い出しそうだから、秘密だった」

 「たまには外でないとね。

  咲は出不精だからなァ」

 「咲。いつもお疲れ様」

 「子供の世話も大変だろ。ありがとうな」


 あ、あれ? 私が二人に楽しんでもらいたかったのに、実は仕組まれてたの?

 や、やばい。にやける。えへへ。


 「ど、どうせ海にした理由だって、京ちゃんは水着のお姉さんが見られるからでしょ」

 「ぅ。いや、そんなことは」

 「お姉ちゃんだって、京ちゃんに水着でアピールするためでしょ」

 「うん」


 そこは否定してよ。


 「もう、本当に二人とも……いい話にするつもりなんだから。

  えへへ。ありがと!」


 こちらこそ、いつもお仕事お疲れ様です! カン!

投下終わりです


和「三号です」
優希「四号だじぇ」

乙です

まこ「5号じゃけぇの」
ヒッサ「6号よ」

そんな未来が見えるww


 1/5

 888
 子供が風邪を引いたら自分が代わりになってあげたいと思う京咲


 須賀咲ちゃんです……。子供が風邪を引いちゃいました。

 息子が引いてしまい、うつらないように娘は隔離。お母さんが面倒を見てくれています。

 子供が風邪を引いた、それだけで宮永家は大事件!


 「よしよし、ちょっと我慢してくれ……。

  ね、熱が38度もある!」

 「本当か、京ちゃん!

  いますぐすいのみと氷嚢買ってくる!」

 「咲は病院の診察券を取ってきてくれ。

  ……やっぱ俺が行くから咲はここで見ていてくれ」

 「さすがに迷わないよ!

  で、でもわかった」

 「京ちゃん。私はどうしたらいい」

 「え。照さんは、その」

 「わかった。関西から麻雀仲間の看護士を呼んでくる」

 「照さんそれはやりすぎですっ!」


 え、お姉ちゃん関西からここまで呼ぶのはさすがに引くよ! それに看護士呼んでどうする気!?


 「て、照さんは咲と一緒に見ていてください」

 「わかった。なんでもする」


 な、何にもしないでほしいなぁ……。

 とにかく京ちゃん! 早く行ってきて!


 2/5

 「すいのみと氷嚢。あとはレトルトのおかゆとプリンを買ってきた!」

 「お父さんありがとう! じゃあどいてて!」

 「え、おじいちゃんとしてちゃんと見るぞ」

 「お父さん、邪魔」

 「て、照まで」


 こういう時、やっぱり私か京ちゃんに甘えたいと思うから、二人には準備をしてもらって、私は背中をさすってあげる。

 悔しい。本当に悔しい!

 母親として、この子たちのためならばなんだってできる。命だって投げ捨てられる覚悟だ。

 誰だって親バカになるもん。

 せめて辛さだけでも変わってあげたいのに、それすら出来なくて歯痒い。

 今できることは氷嚢をタオルに包んで熱を冷ますのと、定期的にすいのみで水をあげること。

 息子の前で何時間も正座して、うとうととしていても水を求められたらすぐにすいのみを差し込んであげる。

 それに加えて、汗をかいてきたらすかさず拭いてあげる。

 水がなくなったので補給しようと思っても、息子が不安そうに私の指を掴むので離れられない。


 「咲、私が水を入れてくる。氷嚢もタオルも変えよう」

 「うん」

 「咲も休んだほうがいい」

 「もうちょっとで京ちゃんが来るから、それまではやる」


 疲れた、などということはなく、辛さは感じない。

 一番感じる辛さは、心にくる。

 胸が痛い。変わってあげたい。少しでも楽にしてあげたい。

 じっとなんてしてられない。


 3/5

 京ちゃんが帰ってきて、京ちゃんとお父さんと息子が一緒に病院へ。


 「咲。家のことは私がやるから寝なさい」

 「すごく心配だけど、任せたよ」


 その間に私は小休憩で仮眠。

 息子が心配で寝られないかと思ったら、逆に「帰ってきた時のために体力を残さなければ」と思い、すぐに寝付くことができた。

 親って、すごい。子供が関わるとなんでもできる。

 二時間くらい張り付いて看護することだって、全然辛くない。

 とりあえず今は、寝よう。




 気づけば京ちゃんが帰ってきて、また息子をベッドに寝かせていた。

 京ちゃんが先ほどまでの私の位置に座って、すいのみと汗拭きを繰り返していた。


 「京ちゃん」

 「起きたか、咲」

 「どうだった?」

 「普通の風邪。薬を飲んで寝てれば治るはずだ。

  しばらくは俺が見てるから、咲は家事を終わらせちゃってくれ。

  照さんが仕事増やしてるぞ」

 「……あー。わかった。

  その、大丈夫、なんだよね?」

 「ああ。絶対に大丈夫だ。俺に任せろ」


 京ちゃんに言われて決意!

 自分の頬を叩いて気合を入れ直し、洗濯物や食事や掃除などをまとめてこなしちゃいます!


 4/5

 「ほら、ちょっとでいいからおかゆ食べで」


 京ちゃんがなんとかご飯を食べさせようとしている。


 「あーん。よしよし。いい子だ!

  もうちょっと食べられるか? よーし、いい子いい子!

  これだけ食べられたら薬を飲もうな。イチゴ味だから大丈夫。

  もし薬もちゃんと飲めたら、プリンを食べていいぞ。

  あ、ダメだダメだ。プリンはちゃんと全部終わってから!」


 普段、子供と接する時間が短いのに、すごく手馴れてる。

 ちょっと嫉妬しちゃうな。でも、カッコイイよ。


 「全部終わったな!

  お、プリンはお母さんに食べさせてもらいたいってさ」

 「甘えん坊だねー。

  よしよし。ほら、アーン」

 「一気に食べちゃダメだぞ」

 「はいはい。少しずつね。

  もう一個。アーン」


 これも二人の共同作業。

 言葉がなくてもわかる。京ちゃんも私と同じ思いだったんだ。

 そしてそれは、私たちのお父さんお母さんが通った道なんだろうね。


 5/5

 「熱は下がりました。

  もう元気になりましたよ」

 「よかったなー!」

 「二人とも、頑張った。少し休むべき」

 「ただ、その……」

 「あー、もしかして、アレかな?」

 「アレ? どうやら、風邪を引けば構ってもらえると覚えてしまったみたいで」

 「はっはっは! 親なら誰でも通る道だ。

  甘やかしちゃダメだぞ!」

 「今、咲が叱ってます。

  まぁほどほどにですけどね」

 「それならその間に別室に預けられてた娘……と私に構うべき」

 「? そうですね、照さんも一緒に行きますか」

 「よし」



 「もー! 仮病なんて覚えちゃダメなんだからね!」


 親は子供の仮病くらい見透せるんだからね! カン!

投下終わり。ほのぼの定期

ほのぼの定期ってどうせ次あたりでまた盛るんだろ!
なんにせよ乙です


 1/6

 【ハロウィン】

 126
 いつもの調子じゃなくてガチ本気で京太郎に迫る照

 220
 ほのぼの定期って、次あたりでまた盛るんだろ!


 「トリックオアトリート」

 お姉ちゃん……珍しく朝早いね。須賀咲ちゃんです。

 休日のお姉ちゃんは朝食を食べたら寝なおすことが多かったのに、なぜか元気に戻ってきました。

 それに、どこで買ったのかヴァンパイアのコスプレをして、悪い顔、どこかのDVDのパッケージ絵になるような顔してる……。


 「トリックオアトリート」

 「はいはい。

  あっ、お菓子切らしちゃってる。どうしよう」

 「それなら悪戯する」

 「もー、やめてよ何する気……?

  いやどこ行く気!?」


 急にパッと笑顔になったお姉ちゃんが、マントを翻しいそいそとどこかへ向かおうとしてる。


 「京ちゃんに悪戯してくる」

 「何で!?」


 最近のハロウィンはお菓子を渡さなかったら旦那を持ってかれるの!?

 ちょっとハードすぎるよ! 追いかけたいけど、家事を疎かに遊ぶわけには……ぐぬぬ。


 「ちょっとだけだからね!

  寝てるんだから起こしちゃダメだよ!」

 「了解。トランザム」


 嬉しいのか、スキップを踏んで……あれ、お姉ちゃんスキップできたっけ……あっ、転んだ。

 まぁ、お姉ちゃんも京ちゃんを起こしたりはしないだろうし、大丈夫かな……?


 2/6

 ……

 「お邪魔します。

  悪戯しにきました」


 声を抑えて京ちゃんの部屋に侵入する。

 夜は結構いびきがすごい京ちゃんも、朝方になってくると静かに寝ているみたい。

 仕事をしているような真剣な顔でもなく、普段浮かべている楽しそうな笑いでもなく、赤ちゃんのように無防備な表情で寝ている。


 か

 かわ

 かわいい


 普段はとっても頼りになる京ちゃんが、無防備に寝ているってだけでかわいい。

 これが好きって気持ちなのかな。

 咲は毎日これを見てるのかな。ずるい。

 私も早起きして……ダメそう。

 寝顔を見るために『1京ちゃん』で咲が写メ撮ってくれないかな。

 ちなみに『京ちゃん』は姉妹間取引の単位。内容はないしょ。

 京ちゃんポイントを貯めると何かが起こる。


 「トリックオアトリート。

  お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ」


 絶対に聞こえない程度の小声でトリックオアトリート。

 寝ている時の京ちゃんは何をしてもそうそう起きないらしい。

 試しに、頬をつついてみる。……固い。

 あっ、寝間着がはだけている。直してあげ……。

 ちょっと待って。その前に堪能する。


 3/6

 ジャージの前のファスナーが全部開いているので、上半身が丸見え。

 ……咲が堪能した後? まぁいい。

 ゆっくり、起こさないように人差し指で京ちゃんの胸板を突く。


 「お、おぉぉ」


 思わず感嘆の息を漏らす。

 男の人の胸板ってこんなに固いんだ。

 抱きついたりはしたけれど、こんなにじっくりと触ることなんてなかった。

 少し加えて、手のひら全体で触ってみる。

 す、すごくゴツゴツしてる……。女の子とは全然違うんだね。

 私や咲も大きくないけど、女の子特有の柔らかさはある。

 ……ちなみに、来世で京ちゃんに揉んでもらうために成長をまとめて溜めているだけだもん。


 「むふー」


 胸板をずっと触っていたくなるけれど、ここは我慢。

 他にも触りたい場所はある。

 例えばその……腹筋。

 最近スポーツができていないと言っていたが、かつてがっつり鍛えられたその腹筋は割れている。

 そこに指を垂らしてみると、くすぐったいのか京ちゃんが呻いた。


 「あっ……zzz」

 「かわいい、かわいい、かわいい」


 そんな様子がいじらしくて、ついつい虐めてしまう。

 一通り腹筋を堪能して、一旦離れる。顔も体もすごく暑くなっている気がする。


 4/6

 これだけされても全然起きない京ちゃん。

 やっぱり、疲れているのかな?

 あまり起こさないように気をつけつつ、せっかくのチャンスを堪能しよう。

 というわけで、二の腕で腕枕をして欲しかったけれども、今日はやめよう。

 ちなみに、咲は京ちゃんの二の腕が大好き。私は胸板が好き。胸板枕やってもらいたいな……。

 寝汗をかいていたのか、京ちゃんが少し汗ばんでいる。

 それを見た途端、ボーッとして、気づけば胸板を舌で舐めていた。


 「んっ……zzz」

 「!?」


 自分のした行動なのに、ビックリする。

 すぐに離れようと思ったけれども、京ちゃんの匂いに包まれてそのまま胸枕をしてもらう。

 ……咲が羨ましいなぁ。これをいつでもしてもらえるんだもん。

 京ちゃんの匂いに包まれて、お酒を飲んだ時のような陶酔感。ボーッとして何も考えられない。

 顔を上げると、無防備な京ちゃんの顔。

 気持ちよさそうに寝てる。

 唇が柔らかそう。

 食べたらお菓子みたいに甘いのかな。

 呆然として自分が何をしているのかわからない。

 もうちょっと、もうちょっと伸ばせば……


 「!?」


 唇に触れた瞬間、正気に戻った。

 自分が何をしたのかわかって、顔が真っ赤になる。

 咲と京ちゃんを裏切って申し訳ないだとか、初めてのキスの感覚だとかに惑わされて正常な思考が出来ず、自分の部屋に走り込んでしまった。

 ……


 5/6

 「京ちゃん。お姉ちゃんの様子がおかしいんだけれど、ナニしたの?」

 「えっ、俺は照さんと一回も顔合わせてないぞ?」

 「あれ? 朝起きた時お姉ちゃんいなかった?」

 「俺は咲が起こしてくるまで寝てたよ。

  そういや最近、寝てるうちに上半身脱いじゃうみたいで、朝寒いんだよね」

 「そ、そうだね! 早く直さないとね!」

 「?」


 じ、実は朝、京ちゃんの体を堪能するために私が脱がせているなんて言えないもん!

 だって京ちゃんの二の腕枕……ぐへへへへへ。


 「咲ー」

 「なぁに、京ちゃん」

 「トリックオアトリート!」

 「京ちゃんまで……」


 ジト目で見返す。もー、いつまでたっても子供なんだからー。


 「じゃあ何かお菓子作ってあげるから」

 「今お菓子ないの?」

 「うん。だから作るから……きゃっ!」


 え、なにこれ、どゆこと

 あすなろ抱き?

 あ、まさか!


 6/6

 「きょ、京ちゃん。ダメ!」

 「えー、いいだろー」

 「今日は……んむっ」

 「唇もーらい!

  もっと悪戯するぞ」

 「ダメ、今日はその、可愛くないやつだから……」

 「……」

 「ね? だからせめて、明日とか……」

 「その反応がかわいい」

 「ぅひ」

 「咲……」

 「ひゃう!?

  耳元で囁かないでぇ……」

 「今日は休ませないぞ」

 「ドキッ」

 「今興奮した?」

 「し、してない! してないもん!」

 「じゃあ、発情してるかチェックしないとな」

 「ちょ、やめ、恥ずかし、……あっ」

 「びしょびしょじゃん」

 「」


 う、うるさーい! 咲ちゃんは京ちゃんに抱きつかれた段階で準備OKになっちゃうの! カン!

投下終わりです

>>220
なぜバレた

乙です
照が一線越えることはあるのかな


 1/6

 1000
 清澄麻雀部全員での同窓会で盛大にのろける京咲とかさ


 転機は、高校三年生の頃だった。

 両親が別れ、麻雀の全国大会への夢を諦め、まこと幽霊部員で麻雀部を存続させていた。

 こんな状況で全国大会なんて行けると思っていなかったし、自分自身諦めていたわ。

 そんな中、麻雀部に入りたいという酔狂な新入生が来たの。


 『あの、麻雀部の部室ってここでいいんですか?』

 『ええ。あなた、新入生?』

 『はい! 麻雀に少し興味があって、見学に来ました!


 彼は金髪で高身長、肩幅や体つきを見ると、運動をしていたのかもしれない。

 自分がよく知る副会長と比べると、やはり体つきが違う。


 『須賀京太郎です! よろしくお願いします!』


 そして彼は入部して、麻雀部の一員となったの。

 その後、和や優希が仲間入りして、それでも部員が一人足りないという時、彼は幼馴染を連れてきてくれた。



 うん、冷静に考えてみて?

 どう考えても私に気があると思うわよね!?

 同好会以下の人数で、私とまこに興味がないとまずこない麻雀部!

 もともと麻雀をやっていない初心者!

 というかそもそも体育会系!

 女子にも気さくに話しかけてくるコミュ力!

 部員が一人足りないとなれば、知り合いを連れてきてくれる!

 私たちが大会で忙しいとなれば、雑用を買って出てくれる健気さ!

 高身長の金髪イケメン!

 わりとお金持ち!!

 国士無双13面待ちと思ってもいいじゃない!?


 2/6

 『きた、きたわよまこ! 私にも春が来たのよ!

  どう考えても私に気があるとしか思えないわ!』

 『お、おう』

 『まぁ、私が須賀君に惚れるかどうかは彼次第ってところねー?

  ほら、私って悪女キャラだしー?』

 『そんなに気になるなら、それならこっちからもアプローチをかけたほうがいいんじゃないかのう』

 『ふふふ。甘いわよ!

  私の悪待ちの特性を忘れたのかしら!?

  ここはあえて厳しくして、全国大会が終わるまで待つのよ。

  そして終わった後、優しく須賀君を抱きしめて、『お疲れさま、私には体くらいしかあげられるものがないけど』なんて、なんて!

  きゃーっ!!』

 『そううまくいくかのう?』

 『辛いことばかりでも、生徒議会長を頑張っていた私に、神様が私にくれたご褒美よ!

  ごめんね、まこ。私は先に彼氏を作るわ!』

 『久は男に幻想を持ちすぎじゃないかの』

 『あらー、嫉妬しちゃってー。ごめんねー?』

 『うぜぇ』


 3/6

 『部長。咲と付き合うことになりました』

 『!?』


 全国大会終了後、彼が放った一言はそれだった。


 『ほら、言うたろ?』

 『甘いわね、まこ!

  これは彼なりのツンデレよ!

  言ったでしょう? 私の特性は悪待ち。

  どんなに汚れていようと、最後にこの竹井久の元にあれば良い!

  あっ、その時は須賀久だったわね。きゃー!』

 『もうダメかもわからんね』

 『甘いですね部長』

 『和!?』

 『恋愛に 悪待ちなんて ありえません(笑)

  攻めない恋愛、待ち続ける幼馴染は敗北ヒロインと相場が決まっています。

  最近の男にウケるのはクレイジーサイコレズですよ』

 『和は必死ねー! 須賀君は私のことが好きだから最終的に私のところに帰ってくるのにー!』

 『須賀君は私のことが好きなんですよ? 公式設定に勝るものはありません。

  何より、常に胸の方ばかり見てましたからね』

 『あ、あのー、二人とも。あの二人はもう恋人同士なんだじぇ。諦めて祝福してあげようじぇ』

 『優希は偉いのう』


 4/6

 そして十年後。清澄麻雀部同窓会


 「ふふふ。今日のためにいろいろと仕上げてきたわ」


 出来る女! 美人OLとして自分磨き。

 常にブランド物に気をつけて身だしなみ、悪女のように男を使い捨てるテクニックも磨いた!

 セックスレスだとか、結婚していて意外と合わなかっただとか、大人の女性として指導してあげないといけないわよねー!

 は、初めてだけどそこは須賀君に優しくしてもらいたいっていうかー! きゃーっ!


 「須賀君、まだかしら』

 「一番最初は私ですよ、『竹井』さん」

 「あら、『原村』さん。彼はまだ来てないわ」

 「そうですか』

 「えっと、悪待ち(笑)でしたっけ?」

 「えぇ、私の人生はいつだって悪待ちで生きてきたわ。

  麻雀部もそう、全国大会もそう、私はいつだって最後の勝利者なのよ!」

 「宇宙の心は竹井さんだったんですね(笑)」

 「何笑っているのよ」

 「恋愛に 悪待ちなんて ありえません!」

 「ふふ、信じられないというならば、この後の結末を見ていればいいわ!」

 「あの二人と同じ席にいることがどれだけ大変か……」

 「? 何か言った?」

 「いいえ、なにも」


 5/7

 今日は清澄麻雀部の同窓会

 ついに狙いの彼が来た!

 振り返って、彼に視線を向ける。

 そこにはーーーー



 「もー、京ちゃん。ちゃんと手を繋いでよー」

 「おねむの双子を担ぎながら手を繋ぐってのも中々難しいんだよ!」

 「でもちゃんと私の手も握ってくれるんだ?」

 「当たり前だろ。離したらすぐにどっかいっちゃうじゃん」

 「えへへー。離しちゃダメだからねー」


 人前でも関係なくイチャイチャしだすラブラブ夫婦(子持ち)がいた。

 え、なにこれ、砂糖吐くんだけど。


 「咲はいつも迷子になるんだからなァ」

 「ム。そういう京ちゃんだって出張行ったら寂しくてため息ついてるんでしょ」

 「い、いやそんなことねーし」

 「寂しくないの?」

 「うっ、……そ、そりゃ咲がいなくて寂しいってのは」

 「へっへー、引っかかったぁ」

 「あっ! そういう咲だって、俺が帰ってこないと落ち込んで夕飯のグレードが下がるって、界さんが言ってたぞ!」

 「そ、そんなことないもん!

  お父さんの食事の手を抜くのは昔からだし!」

 「それはそれで界さんがかわいそうなような」


 6/7

 えっ。

 なにこれ。

 TPOを弁えて欲しいんだけど。

 独女だらけの集会でこれはないでしょ。


 「和ちゃん聞いてよ!

  京ちゃんったらね! 飲み会でノロけすぎて素面になった時からかわれてるんだよ!」

 「そうですか。死ねばいいと思いますよ」

 「和は直球だのう……」

 「毎度毎度女子会で惚気られればこうもなります!」

 「女子会の時ののどちゃんも大概だじょ……」

 「優希! 聞いてくれよ!

  咲の奴、この間海に行った時ナンパされて涙目になりながら『人妻ですっ!』って言ってたんだぜ!」

 「京太郎も私の気持ちをちょっと考えて欲しいじぇ。

  割り切ってるけど、割り切ってるつもりだけど」

 「?」


 えっ、なに、和も優希も聞き慣れてるの?

 どういうことなの?


 「あっ、竹井先輩!」

 「えっ、ああ、久しぶり、須賀君」

 「お久しぶりです!」

 「竹井さん、お久しぶりです」

 「咲も元気そうで良かったわ」


 気押されてる場合じゃないわね。

 年長者として、話の流れを掴まないと。


 7/7

 「そういえば須賀く」

 「聞いてくださいよ!

  咲の奴、俺が寝てる間に勝手にキスしてきたんですよ!

  そんなことされたらこっちもビックリしてそのまま抱きしめちゃいますよ!」

 「あー! その話するんだ!

  聞いてくださいよ!

  この間、休みの日にちょっと横になっている間に京ちゃんが家事をやっちゃったんですよ!

  休みの日くらい休んでって言ってるのに聞かないですよこの旦那は!」

 「なんだと!

  咲が普段家事で疲れてるのに俺に手伝わせないからいけないんだろ!」

 「毎日仕事で疲れてるのは京ちゃんでしょ!

  私は帰ってきた京ちゃんが美味しそうにご飯を食べてるだけで幸せなの!」


 ちょ、やめて! 独り身にその攻撃は効く。やめて!

 そ、そうよ! まこや和や優希に助けを求めるのよ!


 「あっ、咲さん。せっかくなので子供の面倒は私たちがみますね」

 「やっぱり子供は可愛いじょー!」

 「元気でいいのう!」

 「わ、私も」

 「そう言えば竹井さんは二人と話したがっていましたよね。

  積もる話もあるでしょうし、子供は私たちが預かりますのでお構いなく」


 和ァ! 図ったわねぇ!!


 「そう言えば竹井さんに会うのは久しぶりでしたね」

 「俺たちも会いたかったんですよ! 今日はたくさん話しましょう!」

 「ファっ!?」


 こ、このバカップルがぁぁぁぁーーーっ!!

 あ、悪待ちはこんなので負けないわよ! カン!

投下終わりです。新キャラ登場

>>229
てるてるをどうするかは迷ってる


 1/4

 999
 友情破壊ゲームをプレイしたのに、さらに絆が深まった京咲


 「京ちゃん、うまいなぁ」

 「このゲームはコツがあるんですよ。それさえ出来ればもう巻き返せません」


 須賀咲ちゃんです。ただいま桃鉄をみんなでやっています。

 みんなゲームをするタイプではないんだけれども、お姉ちゃんがプレゼントされて持ってきたので、触ってる感じです。

 うう、それにしてもこのゲーム難しいよぉ。私ずっと最下位で、貧乏神がついててまともに動けなくて借金地獄。

 お姉ちゃんは3位だけど、ゴールに辿り着けないからお金がなくて、ちまちま観光名所を回る旅みたいになってる。

 お父さんは最初のうちに何度かゴールに入っていたおかげで、なんとか2位。


 「コツ?」

 「最初は運ですが、とにかくお金は移動系に全部使うんです。

  連続でゴール出来ますし、密集地帯なら振れば確定ゴールです。

  ゴールで貯まった金でまた移動系を買って、残った金で物件を攻めていく感じです」

 「なるほど」

 「このやり方ならある程度は上位に行きますし、貧乏神をつけられても速攻で返せます。

  物件が増えれば増えるほどゴールのお金はどうでもよくなりますので、ある程度勝ち確定になったら物件漁りですね。

  物件買えばまた決算ですごい金額が入るので、最後に高額物件を揃えて守りに入れば終わりです。

  他にも戦法はありますが、とりあえずこれが一番簡単ですね」

 「そうすると資産、移動の差が取り返せないもんなぁ。

  これ、もう勝ち確定?」

 「他の人が全員で協力してキングボンビーかハリケーンボンビーを押し付ければワンチャンありますね。運頼りですが……」


 う、京ちゃんがこっち見てる。

 なにさー。嫁さん見捨てて一人で豪遊してさ!

 もう借金しかないし、買える物件もほとんど京ちゃんが買っちゃってやることないもん!


 「あれ?」

 「おっキングボンビーに変化か」

 「おっきくなった」

 「もーやだー!!」


 2/4

 ボンビーが巨大になって、次から地獄を見せると言い放つ。

 もう何もできなくて、やりたくなくて、コントローラーを投げてしまおうかと思った、その時!


 「この瞬間を待っていたんだーっ!」


 京ちゃんが移動カードを使って私からキングボンビーを奪い取った!

 え、え!? 何が起こったの!?


 「メカボンビーRXでキングボンビーを退治してやる」

 「そ、そんなこと出来るの?」

 「まぁ見てなって」


 なんだかわからないけれど、窮地を助けてもらったのかな?

 そ、そうだとしたら嬉しいな。えへへ。


 「いけー、メカボンビー!」

 「これ、勝率100%なのか?」

 「いえ、50%くらいです」

 「それ、大丈夫なのかー?」

 「やってみなけりゃいけないでしょ」


 そう言って京ちゃんがこっちを見る。

 ちょ、ちょっとドキッとしたよ! ちょっとだけ!


 3/4

 「「「「あっ」」」」

 検討虚しく、メカボンビーRXは破れちゃいました。

 怒りのキングボンビーがサイコロ10個で借金を作らせる。


 「まだ、数回なら耐えられるんですが、サイコロが多いと困りますね」

 「早めにボンビラス星に行くのがいいんだっけ?」

 「あそこは勝ち確定状況だと天国ですよ」


 しかし、なかなかボンビラス星に連れて行ってもらえず、サイコロ10個を連発されて京ちゃんの持ち資金はゼロになっちゃった。

 さらに追撃のサイコロ10個で物件を売り払い、その後ボンビラス星で物件を売って資金を作ってました。


 「京ちゃん……」

 「泣くな泣くなしょぼくれるな!

  まだ行けるって!」


 しかし、そんな希望を打ち砕くようにすぐにキングボンビー変化。サイコロ10個を連発されて物件が壊滅。

 残った農林水産も、次に進化したハリケーンボンビーに飛ばされて京ちゃんには何もなくなっちゃった……。


 「京ちゃん……」

 「ぐぬぬ、あー咲にも負けちゃいそうだぜ。

  でも、まだ諦めないぞ!」


 そうは言うけど、残り期間は短く、決着。

 お父さんが1位、お姉ちゃんが2位、私が3位、京ちゃんが4位になりました。


 4/4

 「おーい、いつまでむくれてるんだよ。

  最下位じゃなくて良かったじゃん」

 「京ちゃん。わざとやってたでしょ」

 「へ? いーや、お金に余裕があるから咲に施しをやろうと思っただけだって!」


 何を言ってもこの返ししか返ってこない。

 表情すら合わせてくれない。私に見られたら嘘だってバレるからだ。

 私はもう、京ちゃんの声だけで嘘だってわかるんだからね!


 「ゲームだと、嬉しい」

 「……おう」

 「でも! 現実でも自分を犠牲にして私を助けるなんてやったら本当に怒るんだからね!」

 「ばっか、そんなことしねーよ」

 「嘘だ。絶対する」

 「……善処するよ」


 大人になっても、指切りげんまん。

 でも、きっと二人とも守らない。京ちゃんは私や子供達が危なかったら命を張って助けるだろうし、私だってそうだ。

 この話は続けても水掛け論にしかならないからここでおしまい!

 それだけ愛されてるってことで終わりにしておこうかな! カン!

投下終わりです。無難に桃鉄
照和久のせいで、気をぬくと咲ちゃんが空気化するから京咲アピール

修正。リクは2スレ目999ではなく992でした
2スレ目分もあと三つですね


 1/9

 1000
 京太郎たちが3年の卒業式


 宮永咲ちゃんです。

 時の流れは早いもので、気づけば私たちも三年生になりました。


 「きょ、京ちゃん待ってよぉ……」

 「いや、もう待ってるから……。ゆっくり来なよ」

 「うう、ごめんね? 一緒に遅くなっちゃって」

 「いつものことだし、気にしてねーよ」


 うん、やっていることは中学生の頃と全く変わらないんだけどね!

 違う場所は、私たちの距離。


 「その、手、組んでいいぞ」

 「それは恥ずかしいからダメ!

  手をつなぐくらいなら……」


 宮永咲と須賀京太郎は、高校生で恋人になりました!

 それが、この高校生活を彩りのあるものに変えた関係です。


 2/9

 「咲は昔っから、何にも変わらないよなァ」

 「ム。そんなことないもん」

 「だって、麻雀だってあんまり気合い入れてなかったろ?」

 「京ちゃんと遊ぶからいいんですー」

 「そんなこと言ってさ。また俺と優希と和以外、友達できなかったじゃん」

 「うう……」

 「後輩だって、ムロマホが苦手って……あんなにいい後輩はいないぞ?」

 「だってぇ……」

 「ホント、咲は俺がいないとダメなんだから、俺から離れるなよ」

 「はーい」


 ふふふ。顔を真っ赤にして言ってる京ちゃんかわいい!

 全く、京ちゃんも私がいないとダメなんだから!


 今日は私たちの卒業式。

 面倒臭い式辞は置いておいて、私はとっても必要なものがあるの。


 「京ちゃん。第二ボタンちょーだい!」

 「お、おう」


 ムフフー。彼女なんだからもちろん優先権があるもんねー!

 寝取ろうとしていた人たちは残念でしたー!

 これで京ちゃんの第二ボタン、心臓は私のものです!


 「ってなんで前閉めないの?」

 「そのボタンが最後」

 「え?」

 「ボタン全部取られちゃったよ……」


 ……えっ?


 3/9

 「第二ボタンだけは勘弁してもらったんだけどさ。

  なんか他のでいいから欲しいって」


 「な、な、な、なんでそこでOK出しちゃうの!?」

 「えっ。でも咲がいるって話したし」

 「むー!

  彼女がいるのに第二ボタン渡す人がいる!?」


 そしてもらう方ももらう方だよ!


 「って言っても、あげたのは和とかマホ相手にだぞ?

  恋愛感情とか抜きで、思い出にって」

 「余計ダメな人だよ!」


 和ちゃんはこじらせてるからともかく、マホちゃんはいけない匂いがするよ!

 あの子は私とかお姉ちゃんと同じ匂いがする! 京ちゃんと相性が良すぎるよ!

 優希ちゃんですら自重してるのに、あの子は妹分の立場を生かしてやりたい放題すぎるんだから!


 「まぁ、でも俺には咲がいるし、関係ないだろ」

 「ぅひ。

  そういう急なデレは反則!」

 「?」

 「他には来なかったの?」

 「あー、ちょっと話す程度の後輩とかよく来たよ。

  でも顔を覚えてる程度だしなぁ」

 「京ちゃんにとっての顔を覚えている程度って」


 それは人によっては惚れちゃうよ!

 喪女相手にでも普通に話す京ちゃんは、いろんな子に人気です。

 コミュ力が高いので誰相手にでも仲良くなれるんだけど、特に人気がある相手がコミュ障と後輩相手なんだよね。

 面倒見の良さに惚れちゃうよ! ソースは私!


 4/9

 「咲さん。ついに卒業ですね」

 「思えばいろいろあったじょ」

 「そうですね。

  私と咲さんで『俺とお前でスーパーのどっち』した日も懐かしいです」

 「何その単語!?

  覚えがないよ!?」


 和ちゃんがおかしくなったのはいつだろう……。

 京ちゃんと私がくっついてからおかしくなった気がするんだけど……。


 「須賀君とも気づけば3年間の付き合いですね」

 「和みたいな美少女とお近づきになれるなんて、いい三年間だったぜ!」

 「ム」

 「ほら、お嫁さんが拗ねてますよ」

 「まだ嫁さん違います!」

 「咲とは大学も同じだし、3年の付き合いじゃないすまないし」

 「咲ちゃん咲ちゃん。遠回しにお墓に入るまで一緒って言ってるじょ」

 「いぃ!?」


 あ、京ちゃんが顔を赤くしてる!

 もー、大きい図体してそんな顔するのは卑怯だよ! 可愛い!

 どーせ私を嫉妬させたくて和ちゃんにデレデレしてるんでしょ、知ってる!

 というか、そうじゃなかったら頬を抓っちゃうもん!


 5/9

 「のどちゃんも祝福できるようになったみたいで本当に安心したじょ。

  いやマジで」

 「いいえ、優希。

  私はデジタル的に行動しているだけですよ?

  まだ勝負はついていません」

 「勝負?」

 「のどちゃん……。

  そんなことを言ってると行き遅れちゃうじょ」

 「私が行き遅れるなんて、そんなオカルトありえません!」

 「そうだよねー。和ちゃんは美人さんだし、相手だって選り取りみどりでしょ」

 「だよなー! くー、和の恋人になれるやつが羨ましいぜ!」


 もー、京ちゃんったらまたそんなこと言って。

 でも、和ちゃんはこの三年間もモテモテだったし、大学もレベルの高い女子大に行くし、行き遅れとは縁がないんだろうなぁ。

 うん。和ちゃんが結婚できないんだんてありえないよね!

 きっと大学に行ってもモテモテで、彼氏に困らないんだろうなぁ。

 優希ちゃんも男友達との付き合いが得意そうで、本当に羨ましい。

 私に京ちゃんがいなかったら……、うぅ、想像するのも怖いよ。


 「京ちゃん先輩!」

 「おっ、マホか」

 「えへへ! 卒業おめでとうございます!」

 「なんか照れるな」


 (無)邪気が来たか!

 マホちゃんは私の天敵です……。和ちゃんや優希ちゃんはマホちゃんの側面を知らないんだもん!


 6/9

 『宮永先輩は須賀先輩の恋人なんですよね?』

 『う、うん。そうだよ』

 『京ちゃんって呼び方も宮永先輩しかしてないですよね!?』

 『私とお姉ちゃんだけかな?』

 『わかりました! 私も京ちゃん先輩って呼びます!』

 『なんで!?』

 『?

  宮永先輩をコピーすれば私も京ちゃん先輩の恋人になれるってことですよね?

  マホはコピーが得意です!』

 『どういう理屈なの!?

  私が彼女なんだから諦めてよ!?』

 『なんで諦める必要があるんですか?

  マホは京ちゃん先輩が好きだから努力するんです!

  えへへ』

 『え、いや、えぇー!?』

 『だから安心して別れていいですよ!

  マホにおまかせあれ! です!』


 あ、あれは別次元の生物だよ。日本語が通じなかったよ!

 それでも、京ちゃんたちの前では普通のマホちゃんなのが怖いよ……。


 7/9

 「これであの時の清澄麻雀部もみんな卒業ねぇ」

 「竹井先輩!」

 「ふふっ、久しぶり、須賀君、咲、優希」


 わ、わ、わ。ぶちょ、じゃない、竹井さんまで来てくれたんだ!


 「みんな、元気かの」

 「染谷先輩!」

 「後輩の晴れ姿はいいのう。

  ……ところで、優希。久しぶりにタコスを食べに行かんかの?」

 「……。

  京太郎! 咲ちゃん! ちょっと最後にタコスを買いに行くじょ!」

 「え、どうしたんだよ」

 「いいから早く!」


 優希ちゃん、強引だなぁ。

 でも、これでタコスも食べ納めだし、優希ちゃんと染谷先輩と一緒にタコスを食べに行きます。


 「竹井先輩、悪待ち()の成果はどうですか?」

 「あら、和。いたの?

  そっちこそ、自慢のデジタルは3年間じゃ機能しなかったみたいね」

 「デジタルは統計的に見るものですから。

  短く見積もっても80年近く連れ添うとして、3年は大した時間じゃありません」

 「悪待ちだって、最終的に私のものにするための作戦よ?」

 「マホは若さをアピールできない人は見苦しいと思います!

  宮永先輩を一番コピーできるのはマホです!」

 「「あ”!?」」


 8/9

 急に優希ちゃんに連れ出されたりもしましたが、本当に解散の時間です。

 高校3年間、本当に色々とあったなぁ。

 最初は何もないと思っていたけれど、麻雀部に入ってから激動の毎日。

 友達ができて、お姉ちゃんと和解して、京ちゃんと恋人になった。

 うん、本当に楽しい3年間だったよ!


 「では、これでお別れですね」

 「咲ちゃんまたなー!

  大学生になっても、みんなで女子会しようじぇ!」

 「おい、女子会じゃ俺が混じれないだろ」

 「それでは、『京太郎君』はまた別の時にお誘いしますね」

 「!?

  うおおおおーーーッ!?

  和が俺のことを名前で呼んでくれたぞー!」

 「ふふっ」


 あ! 和ちゃんあざといよ!

 まぁ、優希ちゃんも呼んでるし、名前で呼ぶくらいならいいけどさ。

 ちゃんと私を見ててよね、って手をつないでアピールしてみます。

 み、みんなの前だと恥ずかしい!

 優希ちゃんと染谷先輩がニヤニヤしてて直視できない!


 9/9

 ……

 これから大学に行って、就職して、ずっと京ちゃんと一緒にいるのかな。

 高校からの帰り道、この道を通るのもきっと最後。

 京ちゃんと手をつないでこの道を通るのも、もしかしたら最後。

 自然と、ぎゅっと強く握ってしまう。


 「大丈夫だって」

 「?」

 「みんなまた会えるよ。

  女子会誘ってくれるって、言ってたろ?」


 ……そっちじゃないんだけどなぁ。

 まぁ、京ちゃんに女の子の気持ちを悟れって言っても、仕方ないかな!


 「ありがと、京ちゃん」

 「それに、さ」

 「?」

 「お、俺はずっと一緒だから」


 ……

 もー、すぐにそういうこと言う!

 そういうこと言えば満足すると思ってるんでしょ!


 「手、離したら迷子になっちゃうんだからね」

 「その時は探すよ」

 「そこは、手を離さないって言うところでしょ!」

 「咲は手を繋いでてもすぐに迷子になるからなァ」


 全く、本当に女心がわかってないんだから!

 そんな京ちゃんの手は、咲ちゃんが離してあげません! カン!

投下終わりです

乙です
この後、和も久も拗らせて10年経つことが確定してるんだよな…
拗らせて10年経ったマホが見たいです(恐いもの見たさ)


 1/5

 991
 重婚が法的に認められてテルーと京ちゃんの子が誕生、という照の夢オチ


 「照さん、照さん」


 ん、京ちゃん。もうちょっと寝かせてほしい。

 今日は仕事がなかったはずだし、本当にもう少し休みたい。

 最近、記憶を奪う使い手や、夢を見させる使い手と対局したせいで疲れている。

 そんな相手と戦って、何のオカルトも持たず君臨する人がいると聞くけれど、私にはまだ遠い。

 というわけで私は寝る。京ちゃんを抱き枕にして寝る。


 「照さん。俺たちの子供が早く出かけようって、怒ってますよ」


 !?


 「え、何、京ちゃんもう一回言って」

 「どうしたんですか、今日は俺と照さんのデートですよ。

  咲にも許可もらったじゃないですか」


 突然のことに動転する。

 いつもはポーカーフェイスで過ごせてるはずなのに、胸がドキドキする。


 「ム。今週は許すけれど、来週は私と京ちゃんのデートなんだからね」

 「照さんが普段忙しいのはわかりますが、子供はやっぱりお母さんと一緒に遊びたいんですよ」

 「私が普段世話をしているんだから、このままじゃ私がお母さんと間違えられちゃうよ。

  早く行ってきなよー」


 京ちゃんと咲が言っていることがわからない。

 未だに混乱する私。

 咲を別室に引っ張って行って聞き出した話によると、どうやら私は京ちゃんの第二夫人らしい。

 なんやかんやで重婚法が発表され、それを受けて私と京ちゃんが子供を作った。

 咲よりはるかに遅れてしまったけれども、私も子供を授かったことを喜んでいたはず。

 なぜか忘れてしまっていたけれど、そういうことになっているんだ。

 よし、デートに行こう。

 好きな男の子と同じ名字を使いたいというのは、女の子としての憧れだ。

 念願の『須賀』照としてのデート……


 えへへ


 2/5

 「て、照さん。俺が抱っこしますよ」

 「だ、大丈夫」

 「でも手がプルプルしてますよ!?

  危ないから!」


 失礼な。赤ちゃんの抱っこくらい私……須賀照ちゃんにもできる。

 それに、今日だけはこの子を離したくない。

 そう、普段仕事で疲れていて、育児のほとんどを咲に任せている以上、こういうところでお母さんをしないといけない。

 子供の顔を覆い隠すようにギュっと抱きしめる。

 絶対に離すもんかと抱きしめる。……京ちゃん曰く、私の全力は全然力が入っていないらしい。


 「まぁ、辛くなったら代わりますからね。

  照さん。今日は遊園地ですよ」

 「うん。楽しみ」

 「じゃ、行きますか」


 こうして、私たちは一時の休みを夫婦として過ごした。

 メリーゴーランド、コーヒーカップ、子供に乗れるものは少なかったけれど、十分楽しめた。

 遊園地の最後と言えば観覧車。最後に乗り込む。


 「照さん。楽しかったですか?」

 「うん。夢みたいに楽しかった」

 「それは良かったです」


 本当は、このまま終わらせたい。

 けどそれは、『宮永』照が許さない。


 「ねぇ京ちゃん」

 「なんですか?」

 「私と咲、どっちが好き?」


 京ちゃんは呆れ顔でこう言った。


 「二人とも好きですよ。

  だから俺は二人と結婚したんじゃないですか」


 3/5

 …

 うん、やっぱりそうだよね。


 「京ちゃん。いや、私の夢の中の京ちゃん。

  今日は1日ありがとう」

 「え、どうしたんですか?」

 「私の子供。名前も顔も知らないけれども、私の子供でいてくれてありがとう。

  きっとまた会えるから、その時にもっと遊ぼうね」


 朝から子供の顔すらもやがかかったように見えなかった。

 だから抱きついて顔を覆い隠していた。自分がその事実を認識したくなかったんだ。


 「京ちゃんは、私と咲を選べと言われたら、咲を選ぶ」

 「!」

 「ありがとう。本当は最初からわかっていたんだ。

  それでも、少しだけ、この幸せに浸っていたかった。

  本当に楽しかった」

 「て、照さん?」

 「なんで、って顔してるね。

  だってそれが私の好きになった京ちゃんだもん。

  私は『咲を一番に愛してくれている京ちゃんを女として好きになった』。

  損をしてるよね。それでも、女の子だから仕方ないの。


  『貴方は須賀京太郎じゃない』

  『今度はいつか、現実でこうしよう』」


 ……

 …


 4/5

 「照さん! 照さん!」

 「……?」

 「大丈夫ですか?」


 京ちゃん。……仮眠室のベッド?

 記憶がない。どうしたんだろう。


 「照さん。対局後に倒れたんですよ。

  夢に関するオカルトって呟いてましたけれど、大丈夫ですか?」

 「そう。対局は勝った?」

 「いや、今は照さんの体調の方が」

 「京ちゃん、プロとしてあの場に立っている私は、それが何より大切」

 「……僅差で照さんが勝ちました」

 「それなら良かった」


 納得できないような顔で京ちゃんが答える。

 まだこれが夢の中かもしれない。

 胸が痛い。チクチクする。

 でも、聞かなければいけない。


 「京ちゃん。大事な話がある」

 「はい?」

 「咲のことは好き?」

 「はいぃ!?」

 「もしかしたら対局に関わる。真面目に答えて」

 「えっ、対局って、えっ!?

  ……まぁ、好きだから結婚したんですよ」


 うん、良かった。本物の京ちゃんだ。

 ちょっと辛いけれども、やっぱり嬉しい。


 「そんなことより、いくらプロでも限度があります!

  照さんだって大事な家族です。

  体を大事にしてください」

 「京ちゃん……」

 「わかりましたか!?」

 「うん、わかった」


 それでもやっぱり、私はこの人が好きなんだなぁ。

 咲に分けてもらえないか相談してみよう。そうしよう。


 5/5

 「起き上がれますか?」

 「少し甘えれば大丈夫」


 そう言って京ちゃんに思いっきり抱きつく。

 全力で抱きついたのに身じろぎ一つしない京ちゃんはすごい。


 「照さん軽すぎです。お菓子以外も食べてください」

 「京ちゃん成分を吸入してから考える」


 京ちゃんの呆れ顔が目に浮かぶ。うん、今の私はこれでいい。


 「京ちゃん帰ろう」

 「わかりました」

 「手をつないで」

 「いぃ!?」

 「じゃないと迷子になる。訴訟も辞さない」

 「新しい脅迫ですね……。

  はい、どうぞ。【お姫様』」

 「うん」


 私と京ちゃんの距離感は『今は』これでいい。

 それでもいつか、あの夢のように


 「京ちゃんお菓子」


 咲と一緒に、あなたの隣に立ちたいな。 カン!

投下終わりです

>>270
10年後マホは焦る年齢じゃなさそうだけど把握

乙です
調べればわかちゃうかもしれんが、内容的に表題を最後に持ってきても良かったかも
>>278
25歳であのままだと…

>>280
確かに、最初に何のシチュかわからない状態で読んでもらう方が面白そうですね
ちょっと一個それで試してみますので、00時から投下します
人がいたら、どっちの方がいいか教えていただけると幸いです

 1/4


 須賀咲ちゃんです!

 今日は土曜日。京ちゃんと今週分の食材を買うためにスーパーに行きます!

 しかし、その前に腹ごしらえが必要で、簡単なファミレスでご飯を食べよう、という話になりました!

 場所については、田舎には選択肢がなく、チェーン店です……。


 「咲はあまりチェーン店こないよね」

 「高校時代にはカップうどんとかサラダうどん食べてたよ」

 「外にも出るの面倒臭かったんだろ」

 「う、うるさい!」


 京ちゃんの胸をポカポカ叩く。ぐぬぬ、胸板固すぎ! 今夜スリスリしちゃうもんね!


 「何頼むのー?」

 「久しぶりにオムライスでも食べてみようかなー」

 「えっ」


 えっ、京ちゃん何言ってんの?


 「京ちゃん! オムライスなんて食べちゃダメだよ!

 「え、ええっ!?」

 「周りの視点からすれば、『あらー、旦那さん嫁さんにオムライスも作ってもらえないの?』って見られちゃうでしょ!」

 「お、おう」

 「こういう時は、家だと食べられないものを頼んでよねー」


 もー、普段「なんでもいいぞー」なんて言うくせに、オムライスくらい言ってくれれば作るもん!

 こっちは京ちゃんが『なんでもいい』って言う事をわかってて、数個選択肢を与えてから決めさせてるんだからね!

 もちろん栄養配分は考えているので、好きなものばかりは食べさせません!


 2/4

 ちょっと注意して、自分のメニューを開く。うん、ピザにしようかな。

 ……あれ、京ちゃんションボリしてる。オムライスを食べれなくて落ち込むなんて、大人でしょ!


 「もー、夕飯にオムライス、作ってあげるから」

 「えっ」

 「私が作った方が美味しいでしょ?

  それとも、咲ちゃん特製オムライスは食べたくない?」

 「食べる! 咲の(オムライス)が一番好きなんだ!」


 ひゅい!?

 う、うん、重要なとこ省かれたせいで愛の告白みたいになっちゃったよ。

 不意打ちは卑怯だよぉ……。えへへ。

 ……ん?

 気づけばお客さんがみんなこっち見てる?


 「すみませんお客様。もう少し声を抑えていただけると……」


 ぅひ!?

 やだ、周りに聞こえてた?


 「素面でよくあれだけバカップルできるなー」

 「この後オムライス作ってもらって、デザートに奥さんだろ?」

 「もしもし、壁殴り代行サービスですか?」


 デザートなんてないもん! ……多分!

 恥ずかしくなったので、その後は会話も少なく撤収しました!


 3/4

 はい、今日はオムライスを作ります!

 子供にも大人気、お姉ちゃんにも人気で、宮永家の主力メニューです!

 あのクックパッドに載っている、トロットロのオムライスを作っちゃうよ!

 まず、ケチャップライスを作ります。

 オリーブオイルににんにくを入れて、弱火で熱し、香りが出てきたらベーコン投入!

 中火に変えて、ちょっと熱する。ベーコンの油が出てきたら、玉ねぎとウインナーを投入。

 玉ねぎが透明になってきたら、ミックスベジタブルを入れて中火で炒める!

 ケチャップとチリソースを入れて、コンソメと塩コショウで味の調節。

 混ぜ合わせれば、ケチャップライスの完成!

 暇そうなお姉ちゃんに人数分盛らせるよー。

 その間にメインである卵を作るよ!

 まずは卵を持って、突起にカン!(物理)

 フライパンにサラダ油を入れて、といた卵を投入!

 ここが一番のポイントで、強火で熱しつつ、卵がフライパンにくっつかないように揺する。

 そうするとぷくっぷくの卵が出来るので、少し固まった卵をフライパンから直接ケチャップライスに乗っける!


 完成!


 4/4

 「おお、ご飯の味調整もバッチリだ。

  咲が腕を上げてるな」

 「卵がとろとろふわふわ……、どうやって作るんだろう」

 「咲、これうまいぞー!」

 「えへへ、お店のより美味しいでしょー!」


 なんたって、『愛』が詰まってますからね!


 「トロけてるから、他のオムライスとは見た目が違うんだな」

 「そうなの。ふっくりさせたかったからこのレシピで作ったよ。

  これなら型崩れしないんだ」

 「咲、今度は黄色い卵を開くと中からご飯が出てくるのも食べたい」

 「うっ、型崩れしないようにするの難しいんだよー。

  でもちょっと頑張ってみる」

 「頑張ってくれたら京ちゃんも頑張ってくれるはず」

 「姉妹間の通貨は俺なんですか!?」

 「咲が頑張ったら1京ちゃん。

  私が頑張ったら1京ちゃん」

 「その通貨で何が出来るんですか?」

 「「な い し ょ」」

 「え、咲も肯定派だったの!?」

 「界です。一緒にいるのに話が回ってきません」


 でゅふふふふ。咲ちゃんの料理の力を見たか!

 え、姉妹間取引の1京ちゃんって何に使うのかって?

 ……ないしょ。 カン!


・今回のシチュエーションはこれでした!

 482
 カン(物理)
 67
 咲ちゃんのお料理講座

投下終わりです。
最初にタイトルで読めない展開と最初にタイトルつけるスタイル
どっちが楽しめたか教えていただけると幸いです

これだとどう書き込めばいいかわからないですね
タイトルを前にした方がいい、という場合は『前』
タイトルを後にした方がいい、という場合は『後』

で大丈夫です。あと一応これも書き溜め使っているので、読んでいただければ幸いです

乙です
タイトルの位置は内容によりけりな部分もあるからなぁ
>>273の夢落ちみたいな物だと、ネタバレ感が半端ないので
もし統一するなら後かな
あと、どうでもよい話だけど、ケチャップライス作った時に、いつご飯を投入したのだろう?
工程がそれなりに書かれているので、気になってしまうw

おっつおつ
カン(物理)はこう捌いてきたか
保守派な俺は『前』派かな

 3/4

 はい、今日はオムライスを作ります!

 子供にも大人気、お姉ちゃんにも人気で、宮永家の主力メニューです!

 あのクックパッドに載っている、トロットロのオムライスを作っちゃうよ!

 まず、ケチャップライスを作ります。

 オリーブオイルににんにくを入れて、弱火で熱し、香りが出てきたらベーコン投入!

 中火に変えて、ちょっと熱する。ベーコンの油が出てきたら、玉ねぎとウインナーを投入。

 玉ねぎが透明になってきたら、ミックスベジタブルを入れて中火で炒める!

 ケチャップとチリソースを入れて、コンソメと塩コショウで味の調節。

 ご飯を入れてかき混ぜて、全体にケチャップが回ればケチャップライスの完成!


 暇そうなお姉ちゃんに人数分盛らせるよー。

 その間にメインである卵を作るよ!

 まずは卵を持って、突起にカン!(物理)

 フライパンにサラダ油を入れて、といた卵を投入!

 ここが一番のポイントで、強火で熱しつつ、卵がフライパンにくっつかないように揺する。

 そうするとぷくっぷくの卵が出来るので、少し固まった卵をフライパンから直接ケチャップライスに乗っける!


 完成!

>>291
いつも細かく読み込んでくれていて嬉しいです
ご飯投入は最後です。実際に作れるレシピですよー

>>292
カン(物理)は難産でした。料理教室のリクが来たのでどうにかできました

ではいつもの時間に投下しますー。おやすみです


 1/5


 「いけー! がんばれー!」


 いろんな親御さんたちが応援して盛り上がる幼稚園の運動会。

 須賀咲ちゃんです。

 今日は息子の晴れ舞台、および娘がトラウマを負わないか心配する日です!

 息子は身体能力に優れているから大丈夫だろうけれども、娘は運動がダメダメなので心配で夜も眠れなかったよ!

 何より心配したのは、どんな服を着ていけばいいのかわからなかったところです!

 京ちゃんが選ぶようなオシャレ系はダメだろうし、私は部屋着か、デート用の気合を入れたやつしか持っていないので……。



 『咲ー。何を着ていけばいいんだ?

  何着ていってもいいって言われても……困るよね』

 『うー、ワンピースとかだとまずいよね』

 『もっと動きやすい服装がいいんじゃないか? ジャージとか』

 『京ちゃん京ちゃん。ジャージを着ていくと『あの人気合入ってますね……』って言われるからやめたほうがいーぞ』

 『お父さんが恥をさらした話だね』

 『て、照ぅ……』

 『オススメとしては男女共できる長袖Tシャツに普通のジーンズにスニーカーだ! 動くにしても問題ないし、日焼け対策の長袖。

  あとは細かいところにクリームを塗っておけば大丈夫!』

 『お、おお。お父さんが役に立っている……』

 『よし、みんなで応援するぞー!』

 『京ちゃん京ちゃん。初めての運動会はまずパパ友ママ友を増やすことを意識すること!

  咲がそんなことできるわけないんだから、そのコミュ力でみんなと友達になっちゃえ!』

 『はい!』

 『咲はその分、お弁当だとかジュースだとか、ちょっとしかお菓子を作っておいて、子供達が楽しめるように準備しておきなさい!

  残ったお菓子を使ってママ友を作ること!』

 『は、はぃ』


 初めてお父さんを頼もしいと思ったよ。

 やっぱり、宮永家にみんなが住むって判断は、間違ってなかったんだよね! えへへ


 2/5

 当日。子供達が緊張しているのが見てわかるけれども、親としての初めての運動会なので親も緊張しているのです。

 子供達が競技を行う前に、京ちゃんはいきなり横にいた人に話しかけはじめた!?


 「いやー、子供の運動会なんて初めてで、何をやったらいいのかわからないんですよ。

  どれくらい来てますか?」

 「うちは二人目だから結構来てますよ」

 「そうなんですか!? よければ色々と教えてください!」

 「私にわかることならばもちろんですよ。

  失礼ですが、お年は?」

 「25です!」

 「おお! お若いのに大変ですね」

 「そうなんですよ大変です。でも、子供がいると毎日が楽しいんですよ!

  家族みんなで助けて貰ってますし、あっ、今もあなたに助けてもらってます!

  えーっと、そう言えば名前も聞いていませんでしたね。

  私は『須賀京太郎』です。あちらが妻の『須賀咲』です」


 そう言いながら京ちゃんがこっちをチラッと見た。

 周りの人の視線が一気に私に向く。怖いよ!?


 「そいつ内気なんで適当に弄ってやってくださいね」


 京ちゃん!?


 「あと、全日本代表プロ雀士宮永照の妹なんですよー! 自慢の俺の嫁です!」


 京ちゃぁぁぁん!?


 「私とママ友になりましょうよー」

 「奥さん本当にお若くて羨ましいわ……」

 「う、は、はい。宜しくお願いします……!」


 3/5

 京ちゃんのコミュ力で、一気に周りの空気が弛緩して、知らない人がいなくなっちゃいました。

 京ちゃんは嫁が好きアピールをしたことで弄られキャラになって、私はお姉ちゃんの妹って立場で一気に輪が広がりました。

 これ、狙ってやったんだろうけど、京ちゃん凄すぎるよ!

 
 「咲がやったらママ友ぼっちになるだろ……。

  ここからは子供達のこととも関わるんだから俺経由でも友達作ろうな」

 「う、うん。わかった。子供のためなら頑張る」


 そうだ。私個人の友達はともかく、ママ友は作っておかないといけない。

 子供達が安心して遊ぶために必要なんだ。子供のためなら、須賀咲ちゃんはなんだってできるのだ!

 でも今後が不安で仕方ないよ……。


 「ほらっ! あいつら走るぞ!」

 「え、ビデオビデオ!」

 「おじいちゃんがやるから安心しろー」


 最初は息子のレース! 細かいルールは親には伝わってないです。

 最初から一気にトップに踊り出し、かなりの差をつけてゴール!


 「やったぁぁぁぁーーーっ!」

 「京ちゃん! あの子すごいよ!」

 「孫の勇姿を撮らねば!」


 も、もう、お父さんは大げさだなぁ。

 私は機械苦手なんだからちゃんと撮っておいてよね!


 「あの子うちの子なんですよ! あの子うちの子なんですよ!」


 え、なんか聞き覚えのある声が……って!?


 「お姉ちゃん!? なんでここに!?」

 「仕事にキャンセルが入った。応援する」


 ああ……京ちゃん、不安要素が増えたよ……。


 4/5

 そして今度は娘のレース。

 こっちは不安で仕方がない。始まる前から行きたくない行きたくないとぐずっていたんだ。

 その気持ちはとてもよくわかるけど、心を鬼にして今日は行かせました。


 「ガンバレー!」

 「ファイト!」


 京ちゃんとお姉ちゃんが声をあげて応援するも、途中で転んで泣き出してしまった。

 まずい、ああなったら動かない。そう思った私が娘のところまで行って説得しようとすると、京ちゃんに制された。

 怒った顔で京ちゃんに文句を言おうと思ったら、京ちゃんは無言で指を指した。


 その先には私より早く飛び出して娘を説得している息子。


 静まり返る応援席。娘は泣きながら息子の腕に捕まって立ち上がる。


 そしてゆっくり、歩きながらだけど、ゴールすることができました!


 会場大歓声!


 私も京ちゃんもお父さんもお母さんもお姉ちゃんも泣いてます。

 周りのママ友たちも感動して泣いてます。

 席に戻ってきた子供達を、思いっきり抱きしめてあげました!


 5/5

 「ほら、なんとかなったろ?」

 「ム。そうだけどさ……」


 今は休憩時間ということで二人ともご飯を頬張っています。

 私は多く作ったもののおすそ分けなどをコミュ障なりに頑張ったよ!

 ご飯を食べ終わったのか、子供達が元気に取っ組み合いを始めました。


 「コラー、何してるの! 怪我させちゃだめ!」

 「……?」

 「パパとママの真似!」


 壁ドン から 顎クイ して、キスはこの前怒ったから頬にして、ゆっくりベッドに乗せてのしかかる……。


 「きゃーっ!?」

 「ちょ、お前ら、どこで見て……!?」

 「ごめん。この前トイレに行かせた時にちょっと見られた」

 「照さん!?」

 「お姉ちゃん!?」

 「あのタイミングで盛ってる方が悪い。説得するのは大変だった」

 「「ご、ごめんなさい」」


 割と本気で怒ってるお姉ちゃんの前に謝ることしかできないよ……。


 「あらー、まだまだ夫が求めてくれるなんて、羨ましいわー!」

 「須賀さん可愛いからねー。うちの旦那も頑張ってほしいわよ」

 「え、あぅ、あぅぅ」


 「まだまだ若いといいなー!」

 「嫁が可愛いうちはまだまだ勃つからな! ヤレるうちにやっとけよ!」

 「あ、はい。え、ええ」


 有名バカップル夫婦として広まってしまい、何かとお世話を焼いてもらえるようになりました……。カン……。


 985
 子供たちの運動会とか
 989
 子供達がよその子とおままごとをしたせいで須賀夫妻の(主に夜の)家庭事情が赤裸々に

投下終わりです
今回みたいにオチとお題が直結してるものは後ろに持ってくる感じで調整しますねー。普段は前でいきます
2スレ目分は前回投下で全部終わったんですが、早く3スレ目分も進めないといけないですね


 1/8

 123
 照と京太郎のデート(with咲)


 宮永照です。

 今日は京ちゃんとデート。すごく楽しみ。

 貯めた京ちゃんポイントを使うと、咲は渋々許してくれた。


 『咲、貯めた京ちゃんポイントでデート一回』

 『うっ、もうそんなに貯まってたの?

  わかったよ。公序良俗に反することはしないこと!』

 『わかった。

  ……咲、もう一つお願いがある』

 『えっ、お弁当を作るとか?』

 『あの、えと、その。

  デートについてきてほしい』

 『……え?』


 咲にお願いするのは結構勇気が必要だった。

 最近ますます格好良くなってくる京ちゃん。そんな京ちゃんと一緒にいると恥ずかしいのか胸がドキドキしてしまう。

 これがきっと恋心。

 辛くて、嬉しくて、ときめいて、一緒にいたいけれど、緊張する。

 咲がいればきっと大丈夫。

 うん。メインは私だから咲と京ちゃんのデートにはさせないけれどね。

 それに咲とも一緒に遊びたい。

 わがままなお姉ちゃんのお願い、聞いてくれてありがとう。


 2/8

 「外デートするのも久しぶりですね」

 「いつも子供がいたから仕方ない」

 (京ちゃんとお姉ちゃんが夫婦で、子供がいるみたいな話してるけど、今日はスルーしてあげる……ぐぬぬ……)


 今日は目一杯お洒落してのデート。

 京ちゃんはジーンズにシャツと結構ラフな格好。大学時代に着ていたらしい。

 私は一応有名人なので、ウィッグをつけて誤魔化す。

 いつもならカツラを被ったりもするけれど、今日はもっと素直にデートしたかったんだ。

 咲に話したら許してくれた。ありがとう、咲。


 「その、照さん。今日はすごく気合が入ってますね」

 「うん。京ちゃんも格好いいよ」

 「いぃ!? ……照さんも綺麗ですよ」

 「本当?」

 「ええ。照さんは綺麗系で、咲はかわいい系って感じですよね」

 「……」

 「咲?」

 「なんでもなーい。

  今日はお姉ちゃんを敬う日なんだから、ちゃんとお姉ちゃんとデートすること!」

 「はいはい」


 咲がすごく複雑な表情で許してくれた。嬉しい。

 京ちゃんに褒められた。とっても嬉しい。

 かわいいって言われることはあんまりなかったけれど、京ちゃんに綺麗って言ってもらえたならそれで十分。

 自分がアラサーだし、それ以上なんて望まないよ。


 「照さん! スキップすると転びますよ!」

 「あー、もう……。京ちゃん。手を繋いであげて……」


 3/8

 咲の計らいで手を繋げた。嬉しい。

 京ちゃんは咲とも繋ごうとしたけれど、咲が『今日はダメ!』って言ったから私とだけ繋いでいる。

 こうして手を繋ぐと、京ちゃんと距離が近くなる。すごくドキドキする。

 自然と匂ってくる京ちゃんの匂い。あれ、昨日はシャンプーを替えたのかな?

 私は利きシャンプーが出来るくらい匂いを判別できるんだけれども、京ちゃんの匂いが一番安心する。

 お父さんというか、頼れる男の人の生活臭。……好き。


 「咲……絶対に迷子になるなよ?」

 「な、ならないもん。

  最悪、GPSで探しに来てね?」

 「その前にスマホ落とすなよ。そうだ、首からかけておこう」

 「そこまで子供じゃないもん!」


 うん。やっぱり二人とも息ぴったり。

 でも、やっぱり咲が迷子になるのは不安だよね。


 「京ちゃん。咲とも手をつないであげて」

 「え、お姉ちゃん?」

 「咲が迷子になったら大変だから。お願い」

 「はいはい。分かりましたー」

 「ムー」

 「京ちゃんポイント使うから、ね?」


 ふふふ。これはこれでお姉ちゃんポイントをゲットできたかな?

 いい歳した大人がみんなで手をつないで歩いている、しかも男一人に女二人だ。

 世間にはどう思われているのかな?

 あ、京ちゃんが困ってる。かわいい。


 4/8

 デートの内容はそんなに凝ったものじゃない。

 フラフラと散歩をして、思いついたところに行く。

 まずは歩いていたら公園にたどり着いたので、一休憩。


 「ハァ、ハァ……」

 「お、お姉ちゃん体力なさすぎ」

 「咲に言われるってひどいな……」

 「ム。私は最近子供の世話で体力ついてきたもーん」


 ぐぐぐ。咲に負けるのは悔しい。

 そう言っているうちに、咲がシートを広げてくれた。

 そういえば、もうお昼ご飯の時間だ。


 「お弁当作ったんだよー」

 「おっ、それは期待!」

 「あ、あんまり期待しないで」

 「え?」

 「はいはい。開けるよー」

 「さ、咲。待って」


 そう言っても咲は止まらず、お弁当のフタを開ける。

 そこにあるのは、咲に手伝ってもらって私が作ったお弁当。

 かなり協力してくれたとはいえ、どうしても咲に比べると形も味も自信がない。

 う、やっぱりやらなければよかったかな。


 5/8

 「て、照さん。これ、もしかして」


 やっぱりバレちゃったかな。

 私の中が後悔で満ちる。

 せっかくのデート、これでダメになっちゃったら嫌だな。


 「(´・ω・`)」

 「照さんが作ってくれたんですか!?

  俺、すっげーうれしいです!」

 「(´・ω・`;)!?」

 「これ、食べていいですか!?」

 「あ、でも、味見はしたけど味に自信が……」

 「いただきます!

  ーーーうっまーい! すごく美味しいですよ!」




        . :´: : : : : : : : : : : : : : : : :` 、    
      /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : .    
     /: : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : : : : ∧    
    /: : : :/: : : | l: : :/ | : : : : |!: : |: :|: : : : : :,    
    ̄ ̄ ̄| : : : N: :/__:| : : : : ト、__|: :|: : :|: : :′
       i| : : : | ∨ 八:ト、: : | N: リ: : :|l : : |
.        八: : { l  ____ ` \| ___|/ | : 八: : |l
      /:リ \N '~⌒``     ´⌒``〕/ ;__: :八
.     /:/: : : :ハ """"  '  """" '// /: 〔、: :、
    .: /:__: : : :圦 lヽ  r    ┐  // /: : /): :\     「えへへ」
    /: l l\\: : : :| .!     ノ  .:'_/ 厶 "/: ト、: :ヽ
    .'  |八 :\\__| .!>  __ . イ´ 、__フ‐<ヽ.: :| \:|
.     .′ V.rヽ _|___       |   /_〔 ̄ | V    〕
        //.へ`ー-:.、Υ   八      l  |


 頑張って、良かった!


 6/8

 それからショッピングモールに向かい、季節に合わせた服を見繕って、次はスイーツ巡り。


 「照さん、何にします?」

 「トリプル!」

 「お姉ちゃんだとそれしかないと思ったよ……。

  あ、私はシングルでいいや」

 「二人ともカップな……。

  絶対にこぼすから」

 「ム!」

 「京ちゃんひどい」

 「照さんはトリプルでしょう!

  おとなしくカップにしますからね!」

 「「はーい」」


 そんな京ちゃんの指揮のもと、アイスを食べる。

 スイーツは大好き。お菓子も大好き。

 ふと、自分はいい、とアイスを食べなかった京ちゃんが手持ち無沙汰なことに気づいた。

 私の手の中には、トリプルのアイスが入ったカップと、それを掬うスプーンがある。

 ……

 咲の方をチラッと見る。

 咲はため息を一つ吐いた。やっぱりダメかな?


 「お姉ちゃん、今日はいいよ」


 !!


 7/8

 「きょ、京ちゃん!」

 「うお!? どうしたんですか、照さん」


 鬼気迫る表情で近づいたせいか、京ちゃんが後ずさる。

 落ち着け、私。深呼吸。


 「(;´・ω・)っあ、あーん」

 「て、照さん!?」

 「京ちゃん。貰っときなよ」

 「咲まで!?」


 京ちゃんは一瞬迷った末、観念した風に食べてくれた。


                   _. . : : : : ̄ ̄ ̄: : : : : . 、
               ,. : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
             ,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
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        /: : :从|: : : :/|:`イ: |: : : : ∧: :.:|: : : : /: : : : : :|: : : : : |
      / : : : ィ: :{: : :/ィ-、 }:∧: : : | -}:|-|---く: : : : : : ,: : : : : :|

          ̄´  |: ∧: :| _)雫ミ从: : :|  _}∧:_:/ }ヽ : : : /: : : : : :
           |: : : Ⅵ V::ノ   \|´_)笊雫ミ/: : : :/:/: : : : : : ,     「ありがとう。二人とも」
           |: : : ,: |    ,      V:::::ノノ' : : イ:.イ: : : : : : ,′
           |: : :j:从            /:/ /' ノ: : /: : :/
           |: : ,|: {: : .    _      ´ ィ: ー ´: : :/: : :/
           |: :/|: 从: : : . ‘ ’      イ |: :/ : : :/: : :/
           |:/ 从{_r--'´` ー 、-=≦   ∨: : : /: : :/
           }'   / ||:|       ∧    /,': : : /: : .イ
             / ||:|    /   _,./ / : イ:/\
              / ∧:{   /⌒\´/   ´  ´     、
             ,   {:.:\、 ,′  /     ,. ---――‐`ヽ、
          /  ∧:.:.:. ∨  /_,.:.―:.:.´:.:.:.//    Ⅵ |


 8/8

 楽しい一日はすぐに終わってしまう。

 私たちのデートも、これで終わり。

 明日は日曜日だからみんなでゆっくり休む日。

 正直、私も疲れてしまった。


 「お姉ちゃん。疲れちゃったんじゃない?」

 「咲こそ。足が震えてる」

 「二人とも、もうちょっと体力つけてください」


 京ちゃんだけはまだまだ平気なのか、あきれ顔だ。

 もう少し、もう少しだけデートしていたいなと思ったら、自然と歩みが遅くなった。

 そんなことをすれば二人に置いていかれてしまうな、と思ったけれど、二人と距離が離れることはなかった。

 みんな、何も言わず、歩幅が揃ってゆっくりになっていた。


 「いやー、今日は楽しかったですね!」

 「お姉ちゃんにデレデレしてたもんね」

 「えぇ!?」

 「嘘だよ。今日はそうしてもいい日だもん」

 「?」

 「また、誘ってもいい?」

 「そんなこと聞かなくても、いつもいろんなところに行ってるじゃないですか」

 「そーだよお姉ちゃん。今更」

 「照さんが一番忙しいと思うんで、暇があったらいつでも誘ってください!」

 「宮永家にいる間は、みんな一緒なんだからね!」


 うん。そうだよね。

 咲と京ちゃんと、ずっと一緒にいたいな。カン!

投下終わりです


大人3人で手繋いで歩いてるのって確かに異様な光景かも


 1/5

 須賀咲ちゃんです! 最近京咲成分が足りないと思います!

 乙女なお姉ちゃんや壊れた和ちゃんや手遅れの竹井さんがいてもここは京咲スレです!

 京ちゃんは私の! 私のなの!!


 「咲ー。ちょっといいかー?」

 「なぁに、京ちゃん」

 「日曜日、ちょっと出かけてくるから照さんと子供たちを任せていい?」

 「えー? どこに行くの?」

 「界さんと家具を買いに行くんだよ」

 「はいはい。あまり無理しないでね?」

 「いや、買い物だし」

 「ぎっくり腰とか、笑えないんだよ!」

 「大丈夫だって」


 お父さんがぎっくり腰をした時なんか、何もできないーって言って大変だったんだ。

 京ちゃんにもそうなって欲しくないから、それとなくお父さんを酷使するように仕向けておこうかな!

 お母さんも出かけるって言ってたし、日曜日に家にいるのは私とお姉ちゃん、子供たちかぁ。

 うん! 一日頑張ります!


 2/5

 今日はお弁当を作る必要がない代わりに、四人分の昼食が必要。

 どう控えめに見ても私(迷子)とお姉ちゃん(迷子)と娘(迷子)がいる時点で外に出かけるのはダメ!

 家で子供たちと遊んであげないといけないんだよね。

 まぁそこそこ食べられるものを作って、夜の準備をして、掃除をして……ちょっと大変かも。

 子供の相手はお姉ちゃんに任せようかな。


 「さき……朝ごはん……」

 「トーストがあるから食べちゃって!

  すぐにお昼ご飯だからお菓子は食べちゃダメ!」

 「うぅ……京ちゃんは……?」

 「京ちゃんは出かけてるよ」

 「(´・ω・`)」

 「そんな顔しないの!

  今日は子供たちの相手をしてもらうんだから二度寝しちゃダメだよ」

 「うん。1京ちゃんね」

 「ぐぬぬ……」


 弱みを握ればすぐに京ちゃんを持って行くんだから……。

 なんにせよ、家事が終わるまでは何も出来ないんだから、お姉ちゃんに任せたよ!


 3/5

 こういう時、双子は二人で遊んでくれるからいいよね!

 娘が不安だけど、息子が連れ回してくれるから、外に出なければ安心。

 お姉ちゃんもいるし、大丈夫!

 ……本当に大丈夫?

 こそっと、心配になって覗いてみます。


 「あっ」

 「……えっ?」


 そこには、キスをしている双子がいました。

 その双子はまごう事なき我が子でした。

 ……何やってるのぉぉぉーーー!?


 「ちょ、ちょっと!」

 「咲。こっちに来て」

 「えっ、お姉ちゃん?」


 珍しくお姉ちゃんが力強く私を引っ張って外に連れ出す。


 「あの子たちは『大好きな両親の真似』をしたいだけ。

  それを咲が叱るとおかしな事になる」

 「うっ、え?」

 「それに、どうしてやってはいけないのか、ちゃんと教える必要がある」

 「うん。これは思春期に関わりそうだもんね」

 「二人で頑張ろう」

 「お姉ちゃん!」


 姉妹で抱き合い、いざ出陣!


 4/5

 「だーめ。

  ちゅーって言うのはね、家族じゃない、本当に好きな人のためにとっておいてあげるんだ」


 お姉ちゃんが、すごくお姉ちゃんしてる……!

 うまく説明できなくてどうしようと考えていた私より先に、とっとと説明を始めてしまった。


 「今感じている『好き』、とは違う『好き』があるんだ。

  それを感じると、とっても辛いけど、とっても幸せで その人のことしか考えられなくなっちゃう。

  まだまだ早い話だけどね」


 お姉ちゃんが営業スマイルで諭していく……。

 というかそれ、お姉ちゃんが今経験している感情なのかな……。


 「パパとかママのほっぺたにしてあげるのは大丈夫だから、次はそうしようね」


 お、おお。すごい。うまくまとめた。

 ……本当は母親の自分がやらなければいけなかったんだろうなぁ、と思うと自己嫌悪。


 「そんなことない。

  『両親の真似をして好きな相手にキスをしてはいけない』理由を説くのは、実の母親じゃ難しいと思う」


 お姉ちゃんがフォローしてくれているけれど、やっぱりちょっとだけ辛いかな。

 もっともっと、お母さんとして頑張っていかないとね。


 「うわっ」


 そう思っていると、子供たちが飛びついてきた!

 二人とも私とお姉ちゃんの頬に嬉しそうにキスをして、笑ってどこかへ走り去っていった。……あ、娘は転んだ。転んだ娘は息子が起こした。


 5/5

 「本当に、仲が良いね」

 「自慢の子供ですから!」


 まるで私たちのように仲が良いのは、心から自慢している。

 何より、私とお姉ちゃんは一度喧嘩別れしてしまったわけで、この光景を見ると少し複雑なんだ。

 でも、それすらも子供たちは治してくれたと思う。子供って、本当にすごい!


 「あの子たちのおかげで私たちはこうなれた」

 「うん、そうだね」

 「子供って本当にすごい。

  だからそろそろ三人目がいてもいいと思う」


 ぅひ!?

 お姉ちゃん!?


 「そ、その、お金とかの問題はあるけど、私としてもやぶさかじゃないというか」

 「咲は賛成なの?」

 「う、うん」

 「わかった。言質は取った。

  私も初めてだけど、頑張って京ちゃんに孕ませてもらう」


 は?


 「えっ!?」

 「私は『三人目がいてもいいと思う』と言っただけ。

  この家の誰が産むとは言ってない」

 「なにその屁理屈!?

  それじゃお母さんでもOK見たいな言い回しじゃん!」

 「咲……。親子丼はちょっと……」

 「姉妹丼も大概だよ!?」

 「実際に日本で、母親と姉を孕ませて、どっちと結婚してもいいよ、って話を聞いたことがある。

  その話のオチは妹も孕ませていたって話。だからなんの問題もない」


 実話があるから大丈夫ってどういうこと!?

 お、お姉ちゃんの目が本気だ! いや、いつも本気だったね……。

 う、うぅ。なんにせよ三人目を作るのは私なんだからね! カン!


 905
 男女の双子について。ヨスガ
 127
 子供が親の真似をしてキスとかしてた

投下終わりです。運動会の前にこの話を挟む予定でした

>>320
ま、迷子になられたら洒落にならないから仕方ないよね

みんなは子供たちになんて呼ばれてるんだっけ

照おばちゃんとか宮永さんとか和おばちゃんとかタコスおばちゃんとか呼ばれてショック受けたりするのかね


 >>331-332

                     /:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..\
                    /:..:..:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:..:.:.:..:..:..:..:..:ヽ
                   ノ:..:..//:./:./:./:.:.:.;、:.:.:i.:.:.:.:.:..:.:、:.゙、

                   /、  / ,ィ_,A:.ハ.i.....i !|__|___|、:.:.:.:.i:.:i
                 /  )_:.i:.´|V ソ .|!:.:.:| !ト、:!、:|`|:i:.:.:|:.:|  __        ,.-‐┐
   ___        ,:=''"/   .//:.:.|:.:.|ィ≠=、 !、:.:| z≠=、ハ:.:.i:.:.l/-―ァ    /   ノ
  (     ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ    //:.:.:.:ト、;!b:;;;;: ! ヽi  b:;;;;::i ソ:/:./_:.:.:.:. ̄`ヽ//   / 「パパ! ママ!」
  `ー-、__/    `      !\::.ム.! ー―'   ,  ┴--' ノ:/:ノ ):.:.rv‐/ /   / \_
  ___ノ          ノ   )、ヽ:、 "" r―‐┐ "" !ナケ' ̄フ'/ / //   /、`ヽ、 `ヽ
 f        __       ∧ ,.へ iヽ! \  、___ノ   / / / // / / /   '"  ̄ヽ!__/
 `ー-----r‐'" i        r/ /   ,  |ノ!   `ー----ァ'"   / i! '"  / 〈  i         ̄  `ヽ
       \  ヽ     !_ノ _/__ノ ヽ、  \ /  /  !、  i    V   、_    、____ノ
        )  | 、ヽ_,ノ、_/---、〈   `ーァ、___,、_/   !: : ̄ヽ,_/    `        )
        (_ノ  ソ  /:.: : : : : : _〉   ,,"   ゛、     ノ: : : :/       _`  /  (ヽ
          ヽ  |  |: : : : : : :/ 〈 \ 《      ゛、 /゙、: :/   ,.---‐二ノヽ___!、   \
            i  |  ゙、: : : : : i       ゛、     ラー=-|:(__,..イ `ー'´      7\_  )







  /  : : : : .:|:.:|: : :| : :./! :.,.'|: : : |',: : : : ト: : :ヾ::       ',
. /  : {   : !_,|.-‐|‐:.,' {: : :| |: : :ィ¨',゙ ̄:|ヾ、, : !:    |:: i
/: : : : |: : |: :ィ":,'マ:.!::,' .',.:.::| |: : : | _,.',: : | ヽ:`ト:. : : |:: |

: : : : : {: : { :,'.|:.| ',:レ   ヽ;| |: : : |  ,≧:|_  マ:|',:. :  |:: }
__,.ィ: : '.: :',:.{:.|/ _,.ィ==ミ   ヾ,: :! ィ ,..'⌒.ヾ、.ソ !!: : :リ::./
.  l: : : ',:.:.',', ィ".,' ⌒: ヽ    ヽj  i_::::::::: !ヽ .リ:.: :,'::/
.  |: : : : :,:.A | { :::::::::: }        .ィ゙::::::::: ノ / /: /!/
.  |: : : : /\'ヽ. 辷;;;;;ノ        `゙'''''´  .//ノ-‐''" ̄ ヾ 「(照)伯母さん! (界)おじいちゃん!」
  .レi: : / ヽ∧ ⊂⊃   `     ⊂⊃  " /: : : :..: : : : ̄` ' 、
ー==,.∨ ̄ミ=',      .___,   .    /≡ィ゙\: : : : : : :
_/      .: : ゙∧                /ヽ   `ヽ\: : : : :: : : : \
 _/ : : : : : : /{"゙,ヽ          ,   へ ::    - \: : : : : : : ヾ
/: : : : : :ィ‐'"__} ',:. >   . __, . - "〃ヽ \,.'       ヾ: : : : : :  ヽ
: : : : : __/      ' ,: : \      {__,.. '       ノ:\


                _  -‐==‐-
             /. . . . . .      `
   -‐==ニ二      ‐‐- _         `ヽ
       /                : . . .
      /  /  /          `ヽ  : : : :

       /  /  .i     .ト           : : : . __ニ=-.
      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「(和)おっぱい! (優希)タコス!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
      |:.| }: : : :ゝ          ‐-    /   !/i|:.:.:/    i
        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
              \    -‐  /. :    /          ヽ
                >‐──.、. : : :.   /        -‐‐、  /
                _,「  . : :): .   /       イ  ニ=-  ~
              / f .:|  : :r     /   //     ~ ‐-ヽ
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              / 〃7/:::::::::::::::::/::::::/7:::::从::::: |ト::::::::::i:::::::::::::::ハ
           / / //:::::::/:::://i:::::/ /i::::| ':::::|l :::::: i:::::::::::i:::::il
            / j:::::::/:::::::/__::/  |{ |:::i  i:::ハ.∧:::::|: i:::::::i:::::|l
             { /:::::/:::::/i{  |{ ̄~|圦:::; i/ j/-j::::/:::|::::::il::: |l
                /7::::i::::/ ィ 弌ト、.   乂/'-/=ミ::/ j::i:::::::|l::::リ
          _ / |{::::ト::{〈 ら:::::::}`     ´んぅト/ /!::::::リ::/

.               八:::|从とつー '        ら::::/ 〉 ::::;:イ:::{
              >、 } 〃〃   ,   ` ーrっ// ノ::八

                 /⌒              〃〃/}_rくノ )}
             /::::::::::/\   ^ ` ~ 、    / >=へ
                {:::::从:{   >        _  < /:i:::::::::::ヽ  「竹井」
                  ゝ:::(八    _}>-=≦/{_    {八::::::::ハ::}ト
                   /i |   `>/::::\    }::/ レ'
              ---=ニ¨:::::::い  / '::::::::::入   ´
       __  /      i:::::::::ヾ/ ':::::::::::/  `ヽ


雑談された設定は取り入れていくスタイル
久和には本当に申し訳ないと思っている


         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/          i::::::::::::::::::::::::!
         /  / ::::::/    ..  :: :::::::/             |::   ::::::::::l
          i::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ              |::::::....    1
        i:::::::/::::::::::::::::::::_:::::::_:/           |:::::::::::::::::::::::::\
         i/::::{:::::::::::::::::: ̄:::::::>'´   `ヽ、_        _>─:-:::::::::::::::::::\
       ノ:::::::!::::::::::::::::::::::/___ _   ノ  ノ  '´   \::::::::::::::::::::::::::::〉
     /::::::/:::i::::::::i:::::::::{´ィ::::::::::::::ヾミ- `ヽ    ,--==ヒ--、V::::::::::::::::::::::〈
    //::::〈:/::ハ::::::ハ:::::{:::;仆::::::::::::::::}  `   }   /イ:::::::::j ヾ` ハ:::::::::::::::::::ヽ::ヽ
  ///:::::::::::V::ハヽ:::{ \::{N {::っ::::::く    ├ ‐┤{:::::::r''   / /:::}::::::::::ヽ:::::ハ:::}
  〈/ {::/:::::::/:::::::ヽ ヾ、 `ヽ  ゝ;;;;;∠    /   { P...::7  ' /ノノ:/:/:::〃:ノ ソ
  ′ V:::::::::{:::::i::::::\__   \        /    \ ̄´   / /::://;:く<
     V:::::∧::ハ::::::::::::::::ハ    ` ー─ ´     丶  `丶、_ ィ'::::::::::l:::::〉、:ヽ
     〉:::ハ:〈 ヽ〉:ノ=‐7`                    /:::::::::::///  〉::〉 「まこおばちゃんでいいんじゃよ?」
     ソ´  `  /: . :┤          ` ー──-       /:::::::::ノ 〃   ソ
       , .<´: . : . 〈    \             /:::::::V  ′
    , .<: . : . : . : . : . :\     丶       . .<:<_V∨

 ,. .<: . : . : . : . : . : . : . : . :\     ` ー <: . : . : . : . : .\


                _  -‐==‐-
             /. . . . . .      `
   -‐==ニ二      ‐‐- _         `ヽ
       /                : . . .
      /  /  /          `ヽ  : : : :

       /  /  .i     .ト           : : : . __ニ=-.
      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「まこちゃん!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
      |:.| }: : : :ゝ          ‐-    /   !/i|:.:.:/    i
        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
              \    -‐  /. :    /          ヽ
                >‐──.、. : : :.   /        -‐‐、  /
                _,「  . : :): .   /       イ  ニ=-  ~
              / f .:|  : :r     /   //     ~ ‐-ヽ
            /  | : :ハ  : :!   /|  /           i
           /   __ i: . : :、/|__ ∠  / ‐  //          |
          /`-‐ /   / |  __ -‐/   /             |


  /  : : : : .:|:.:|: : :| : :./! :.,.'|: : : |',: : : : ト: : :ヾ::       ',
. /  : {   : !_,|.-‐|‐:.,' {: : :| |: : :ィ¨',゙ ̄:|ヾ、, : !:    |:: i
/: : : : |: : |: :ィ":,'マ:.!::,' .',.:.::| |: : : | _,.',: : | ヽ:`ト:. : : |:: |

: : : : : {: : { :,'.|:.| ',:レ   ヽ;| |: : : |  ,≧:|_  マ:|',:. :  |:: }
__,.ィ: : '.: :',:.{:.|/ _,.ィ==ミ   ヾ,: :! ィ ,..'⌒.ヾ、.ソ !!: : :リ::./
.  l: : : ',:.:.',', ィ".,' ⌒: ヽ    ヽj  i_::::::::: !ヽ .リ:.: :,'::/
.  |: : : : :,:.A | { :::::::::: }        .ィ゙::::::::: ノ / /: /!/
.  |: : : : /\'ヽ. 辷;;;;;ノ        `゙'''''´  .//ノ-‐''" ̄ ヾ 「まこお姉ちゃん!」
  .レi: : / ヽ∧ ⊂⊃   `     ⊂⊃  " /: : : :..: : : : ̄` ' 、
ー==,.∨ ̄ミ=',      .___,   .    /≡ィ゙\: : : : : : :
_/      .: : ゙∧                /ヽ   `ヽ\: : : : :: : : : \
 _/ : : : : : : /{"゙,ヽ          ,   へ ::    - \: : : : : : : ヾ
/: : : : : :ィ‐'"__} ',:. >   . __, . - "〃ヽ \,.'       ヾ: : : : : :  ヽ
: : : : : __/      ' ,: : \      {__,.. '       ノ:\


                   __
             -‐<:::::::::::::::::>へ
          /:::::::::::::::\:::::/:::::::::::::\、

          /:/::::::::::::::::、:::::∨:::::::::ィ:::::::::::ヽヽ
           /:/:::::::::::::::::/::\::::/:::::|::::::::::::::ヽ:ヽ
          l::::l::::::::::::::::::l ` `´ ´  |:::::::::::::ヽ:!:::i
       /:::::!:::::::::::::::::i         l:::::::::::::::::::\
      」::::::::::::::\::::/       \::/:::::::::::::〉

      /:::/:::::::::::::::::{`ヽ、__   、_,、__-‐´〉:::::::::::::::::ト.,
     ∨ヘ:::::::;;:へ::「 ̄ ̄ ヽ  /  ̄ ̄レ`ヽ:::ノ::∧:/
        ノ:ゝト{  `       L__!       1 レ::く
      //::::::、',        /  、       //:::::、::\
    〈::/ {:::::::::::`ゝ__ / 、 \ __ ィ´:::::::::}ヽ::::〉
    ヽ  {::::::::::::::\' ' ' '___     ' ' ' ' ノ::::::::::::ノ 〉;′   「て、照れるのう」
       `ヽ:イ:ヘ:::>.(_二二ニつ <:j::∧:::/   '′
        ´ ´ `_>.─i ー--‐ i´-::ノ__'_ `

       ┌、、:.. ̄:..:..:..:..:.〈′     ト/:..:..:..:..:.. ̄>、
      ∧:ヽ:..:..:..:..:..:..:..:..',    ,-/:..:..:..:..:..:..:../:..:∧

       / ヽ:..ヽ:..:..:..:..:..:..:..ト、__/:..:..:..:..:..:..:.〃:./ ヽ
     ∧、  \:.\:..:..:..:..:..ヽ   /:..:..:..:..:..:../:/  /∧




               _,. =-―‐-= 、
            ,. <: : : : : : : : : : : :`ヽ、

            /: : : : : : : : : : : :ー- 、 : :、 \
          /ィ´ / : : : : : : : : : : : : \ \: ヽ
        // イ : : : : : : : : : : : \: : : :ヽ: ヽ:ヘ

        /;ィ" / : : : : : : : : j: :、 : : : : \: : :.';ヘ、ハ
.       /:,.' .l :/:,': : : : : : :/|: : lヽ、 : : ヽヽ: : ';ヽミ '、
      /:/  l/ ,': : : : : :,イι !ト、l `ミー-=ゝ.: : :',: : ヾ\
      ,':/  .l: :l: : : : : /    ヽ ヾ _, -‐'' ヽ.: : :!: :゙l} ヾ:、
     f:,'    {: :! : : : :/ー-      ´-‐,_-ュ、゙,: : l゙!: :{    ゙;
    {f     V{l: : : :,' ,_=ミ_     ,ィ7圭r`} l: :,!': : !    ,!
    ゙{    V!.: : :Kf'r伐ミ`     ゞ=≠ リ:/j: : リ
     `ー--'  ゙',: : N゙ ゞ='-'  ,   ////ィ'/: :.厶ィ スヽ
             ヽ:.{ ト、///       (f´イ': : ;:'  / \゙,   「お姉ちゃんって呼んでいいのよ!」
              ,rゝぃゝ、   ー~ー ' ィヽlェォ'   /   ゙;
         _,. -―込_ノ~゙f' `≧,‐ - < /.,イ/i   /リ     ー- 、
      , ';.ィ フ´ : :_:_:_;ノ   {ー=ーt'`ー!:.f: :l、ヽ ム'      、!   \
     fi'  f: :,r ´冫fハ、   弋   l.   V、: :ゞヽ\   _   \  /
     ぃ  V: : :( 弋ミ\.   ',.  l    );\: :X `i}/       ヾ
        ゙ーノ \: :\ ヾ三\.  ', l ,.ィ彡ニ;ィヾ!ノ'   ,r―=ァー- 〉



               ,..  / ヽ ´⌒> 、

             /             \
            /      |  }!      \⌒
.           /  /   !   |   | ヽ   \
           /ィ  :|  \∧  | /| |! トー―
           | _|VT示r ∨j/示rx/ V(

            レ1(  弋,り   弋り {ソ V            __
             |/V{   ___   从|>ー―――r―――/ /
             ___/>、 V /  イ7   /     /――-、  \   「竹井!」
          ___/   | | ー 77 /   /     /      ー―
         ノ  (    | |  / /    /     /
       /     \|   | | / /    /´ ̄ ̄ ̄
     /        !   ∨∨ /  /(
  _/\     /|/   ∨ / / /  ⌒ヽ
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   し′     ̄  ,  >==≠  | /⌒ ト{_
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    V: ..}:::::::::__,. /         \:::::::::::::::::::::::::川 : . !: . : . : . : . : .}

     ヽ:.:',‐ ´     ,           ー― -、:::::7: . : .:..!. : . : . . : . .:,
      ヽ:}                      ー{..: . : . :.i. : . : . : . : .,   「……」
       ',!                ,}    ,イ: . : . :.:リ: . : . : . : .,
       i               イ/〃   / {: . : . : /: . : . : . : .,
       ., u         ,.. '"  /     ,'  ',: . : . :{: . : . : . : ./
        .、       _,.ィ'" -‐ ´        ,人: . : . : . :i!: . : .,
        i:.ヽ                  /  ヽ: . : . : i: . : .,
        ',: . : .’ - ,_           イ     ヽ: . : .:i: . :.ノ
        \: . : \: .: . : }: . . . .ァ  __ '"         }==彡
          `  _:.\: . リ: . : ./  ',          /: . ノ: . : .ヘ
              、}===/   ',        /: . : ./}: . : . :ノヘ
              ノ: . : ./} __,.j       /,': . : ./:;:}. : . /: . :}

まこさんは面倒見の良いし料理上手いし、結婚早そうな気がする

この双子、すこやん見たら悪魔呼ばわりしそう


 >>348

 ・TVを見る双子。息子視点

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      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「あらふぃふだ!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
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        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
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                >‐──.、. : : :.   /        -‐‐、  /
                _,「  . : :): .   /       イ  ニ=-  ~
              / f .:|  : :r     /   //     ~ ‐-ヽ
            /  | : :ハ  : :!   /|  /           i
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 ・TVを見る双子。娘視点

\\// Y=ニニニニニニニニ∨   ∧ニニニニニ/⌒丶/  ./  { }ニ}ー-、    /  {}}   厂 ̄ ̄ ̄⌒ヽ__
=ニ∨/   }ニニニニニニ厂 ̄    〈  }==ニニ/⌒7  ー=彡  }.//}______厂 ̄}   {}} /      O ,ィ彡'´
ニ∨/  .ノ==ニニニ/  }ニ:Y  }  }==厂   ,.   -────-  /ニニニ}__/    {}}ニニニニニニ⌒ヽ___
ー=彡'"´ニニニニ/   人ニ{   ノ/⌒´  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶/  ⌒ヽ  {}}ニニニニニニマ
ー'=ニニニニニ/   /  ヽ=ニニニニヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\/⌒⌒ヽ         〉ー=彡⌒´
ニニニニニニ/   /    ノ===ニニニ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ      ̄`ヽ     {ニニニニニニニニ
==ニニ\    /     ⌒ヽニニニニ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.          \   \ニニニニニニ
=ニニニ/    ′         }=ニニ/:.:.:.:.:.:.:.: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ : }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.        }     Y⌒ ̄ ̄`ヽ
ニニ/\     γ⌒ヽ__rく==ニ′: : :i:.:.:./|:.:.:./{ハ: :./ |:.:/\:.:./ハ:.:.:|:.:.:.:.:.i        }     }      }
ニ/ー-  ⌒7 ̄}      /{.   i:.:.:.:.: :|:.:/ :l:.:./   ∨ レ'  ∨  }Ⅵ:.:.:.:.:.|       Y      /       /
ニニニニニ/⌒ /      /   } 〃|:.:|.:.:.:.Ⅳ  V                |:.:.:.:.:.|   / ̄ ̄⌒)    /     /
ニニニニニ}           ⌒)/  {{ |:.:|.:.:.:.|   ___,.   、____  |:.:.:.:.:.|____/,ィ彡'´  Y⌒ヽ/   /==ニ
ニニー=彡 ヽ_ _  O       |:.:|.:.:.:.| ´                ` |:.:.:.:.:.|:ニ/  /   /       /==ニニニ
ニニニニ\      >`¨´       |:.:|.:.:.:.| ,斗ぅ芋ミ      斗ぅ芋ミ  |:.:.:.:.:.| {__/   ./⌒ヽ     /ニニニニニニニ
ニニニニ厂⌒ヽ/\}  ,ィ彡'⌒    |:.:|.:.:.:.| {. 乂辷ソ::::::::::::::::::乂辷ソ .} |:.:.:.:.:.|  /    /==ニニニ\/    / ̄ ̄ ̄
:ニニニ/⌒)      \/     〃  |:.:|.:.:.:.|ハ   :::::::::::::::::::::::::::::    ハ|:.:.:.:.:.| ./    /ニニニニニニニ〉    /
=ニ/   _}ヽ   ー=彡'´    |:.:|.:.:.:.lヽ{        '         }ノ|:.:.:.:.:.| | __/===ニニニニ/⌒\/
/   __)   }          |:.:|.:.:.:.|:.人     __       人 |:.:.:.|: | | |=====ニニニ/O  Y
  /  / \/  ___________}\ |:.:|.:.:.:.l: :|:.:|:...    ̄ ̄    イ:l:.: :|:.:.:.|: | | |===ニニニ/ `¨´ /|
/ニニニ〉    Y  {ニニニニニニニニY.|八:.:.:.ト、|:.:|:.:.r‐}` ー--‐  {‐ァ: |:.|: : |:.:.:.|: | ∨ニニニニ/     / :|
\===/     |   〉ニニニニニニニニ   \l:_:|-‐'{厂         ア}ー- .:_:|:.: 八|===ニニ/       /  ヽ___/
  \/    /  /====ニニニニニ_ ,. <     |        |    ノ/=ー-、ニニ〈    〃   /ニニニニニニニニニニ
   `¨´ ̄ ̄`ヽ====ニニニニニ〈           |        |            〉/\_//   {ニニニニニニニニニニニ
⌒ヽ ー───ニニニニニニニニニ∧           ヽ       /           ∧    { {____/ニニニニニニニニニニニ





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            / j:::::::/:::::::/__::/  |{ |:::i  i:::ハ.∧:::::|: i:::::::i:::::|l
             { /:::::/:::::/i{  |{ ̄~|圦:::; i/ j/-j::::/:::|::::::il::: |l
                /7::::i::::/ ィ 弌ト、.   乂/'-/=ミ::/ j::i:::::::|l::::リ
          _ / |{::::ト::{〈 ら:::::::}`     ´んぅト/ /!::::::リ::/

.               八:::|从とつー '        ら::::/ 〉 ::::;:イ:::{
              >、 } 〃〃   ,   ` ーrっ// ノ::八

                 /⌒              〃〃/}_rくノ )}
             /::::::::::/\   ^ ` ~ 、    / >=へ
                {:::::从:{   >        _  < /:i:::::::::::ヽ  「ヒッ、怖い! 助けてパパ……!!」
                  ゝ:::(八    _}>-=≦/{_    {八::::::::ハ::}ト
                   /i |   `>/::::\    }::/ レ'
              ---=ニ¨:::::::い  / '::::::::::入   ´
       __  /      i:::::::::ヾ/ ':::::::::::/  `ヽ



きっと麻雀適性もこの通り

すこやんは未だ独身なのだろうか…


 1/8

 994
 タイムカプセル


 「タイムカプセル?」

 「そうよ! 全国制覇……とはならなかったけれど、この6人組で偉業を成し遂げたのよ!

  私たちが老いた後、埋め起こしてみるってのも面白いんじゃない?」

 「おー! じゃあ私はタコスを……」

 「優希ちゃんやめて! カプセル内が大変なことになっちゃうよ!」

 「ちぇー」


 宮永咲です。

 清澄高校麻雀部、初出場で全国2位記念ということで打ち上げをしたんですが、急に部長が思いついたみたいです。


 「って言っても、入れるものなんてないですよ」

 「麻雀牌でも入れちゃうかー?」

 「ゆーき。これからどうやって麻雀するんですか」

 「普通は小学校の頃遊んでいたもの、なんかが主流なんじゃないかのう。

  あとは手紙が一番メジャーかもしれんの」

 「手紙……、いいわね、まこ!

  みんなで未来の自分に対しての手紙を書きましょう!」

 「まぁ、無難なところですね」

 「いつ開けるんですか?

  おじいちゃんおばあちゃんになってからだと忘れそうですね」

 「うーん。あまりこういうことを言いたくはないんだけれども、開ける頃にはいなくなっている人がいる、なんてこともよくあるらしいわ。

  だから期限は10年、ってことにしましょう。

  ちょうどみんなが就職して、結婚なんかもして、一番頑張っている時期に過去からの応援の手紙! って感じよ!」

 「おおおおお、部長が真面目なこと言ってるじぇ……」

 「ゆーき……」


 2/8

 とは言ったものの、書く内容が思いつかないよう……。

 10年後の私、一体何をしてるのかな?

 同じく、横で何を書くか迷っている京ちゃんを見る。

 この全国大会で京ちゃんと恋人同士になったことを思い出して、顔が熱くなる。

 ううう、未だに慣れないよ。恥ずかしい……。

 そこで気づく。

 私と京ちゃんは、10年後もちゃんと恋人でいるのかな?

 急に怖くなってくる。

 些細な喧嘩で別れてしまうことだってあると聞くし、京ちゃんと別れるなんて考えたくない!




          ,  ´    /V    <⌒`
        /,     /   ∨      ̄\___
       ' /       '     ∨   、 < ̄ ̄´
       / /    ,  |      V   l | V \
     '  .'  / l |  | l     | } 、 | }  、`
     |  |  { |{ |  {∧ l   |//V /   \
     } ∧ ∨从>-、从  |'___}イ }、r----                 「なぁーにしけたツラしてんだよ、咲」

     /イ' 从 {  =====∨\ }  ̄  |ノ `\   ____
      乂  \           リ    |  ,. : :´: : : : : : : : : :`: : : .
       \__、              人/: : : : : : : /: : : : : : : : : :`: 、
     /⌒7/{込、  ,  ―--‐  イ/: : ,: : : : : :/: /: :/: : : : : : : : : : ヽ
     /////\\//≧   __ ィ///: : : :/ : : : /|_/: :/: :/: :/): : : : : : : .  っ
    {////// V///// ̄} //////,--、/: : :/_ /`ー'--'-/-く: : :/: : : : : :.  っ
    ///>-//}/////// ()//// 〈  {: /  ===   /:イ: //\': :/: : : : :|
   ,'////////≧=--- 、////////⌒ー--}         |://:/}:\: / : : ,
   {////////////////// ̄}¨´  r‐―ノ       /' /、/イ: /`/: :
   ` <_////////////// |    〉               ヾ>jイ:イ: : /     「ぅひ」
      |//// -=<__()__ノ--≦:く     ,....::⌒\        /: : : : :,
      |////////////////////乢\  `ヽ、:.:.:У     ,:⌒V:∧: :{
      |////////////()//// ̄Vノ >,   __      ,イ_ノ/ \|
      ////////rく(ヽr,// く...、......∧---/........\/: イ ̄ }://イ
      //////// し'--く/  {:.:`\....、 /........//r、/ )-、
      ,'/////////ノ---' \  ` ー-`、∨.....イ/r'-、 ーく
     //////////∧            [二] ̄  ∧_二}´


 3/8

           ,. : : : ¨¨¨: : : .、

          /: : : : : : : : : : : : `: 、
         ,:': : : : : : : : : :,: : : : : : : : .、
          /: : : : : : : : :/: : : : : : : : : `:、                 ___
         ': : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :.            _   - /`ヽ´-<⌒
       /イ: : : : : : :./: : : : : : : :/: /: : }: : .      ,  ´    /    、  ヽ
       | |: : : : :_:_:/:,: : :/: -/-、'}: :/: : :.|     /        /  / | ヽ   \
       { {: : : :/-、{イ : / ,ィ斧ミ' /: ,' :/ : |     .'         |  /|_,/l_イ| \  \_
       八 : : 、  |: /{ 〈ソ /: イ: / \{     }        {  | }/__ 从 、 |` ̄ ̄
           }: :イ八 }/  :.:.   ( {:/イ   `    ,'           |  芯 {、 从}
      r―く_/    、   、_ ノ `        /イ      {⌒Ⅵ    、\{
     _/ --- 、`ヽ、 /_>--  ´               、ト     乂_      ノ `
   「  / ̄::`ヽ Ⅵ、ヽ-、               }∧  /从    ー '
   | /l::::::::::::::::::∨ヽ}` { ∧             __/' '     _   /
   | イ::|::::::::::::::::::::∨ \〉' }          , - ≧=- 、    ,.:'    ̄
   | ハ::Ⅵ::::::::::::::::::∨、_{  ∧         , ´ , ´: : : : : :ヽ  /  `ヽ、
   Ⅵ|::::::、::::::____〉::|!:l「:::::::.      /   /: : : : : : : : :}:、_ r-/:/ ハ
    `'|:::::::{:∧    ' :::|!:∧_:〉     ,    l: : : : : : : : : :|、:`¨´:/ /: |
     |::::::::: ̄:.    Ⅵ!:{:::} |'     /   Ⅵ: : : : : : : : |  ̄   : : : |
     |::::::::::::::::::.    マ::::::| |    /      } : : : : : : : : |   / : : : : |


 なんやかんやで、考えてたことは京ちゃんにバレちゃいました……。


 「そんなくだらないこと考えてたんだ」

 「くだらなくなんてないよっ!」


 ム……としながら言い返すけれど、京ちゃんは呆れ顔。


 「今までも喧嘩なんてたくさんしてるし、もう4年目の付き合いだろ」

 「だって……」

 「それに、10年後の話だったらもっとプラス思考で考えればいいじゃん」

 「プラス思考?」

 「た、例えば、結婚……とか」

                    ,. - ――-- 、

                 , -、´     - 、    、
                ,.:/           \   \
                  / '   |  、    \  \   ヽ
                   / |   |  | ヽ l  ヽ   :.   |
                 / _,∧{ | _|__,从  | |-、  l   |
                 ̄ / ∧ {'Ⅵ___ ヽ、 l ノィ { ∧{
               { /ィ从\ Vソ '  ∨| |、 从{  \
       ,. : : :¨¨¨¨ ー: :': : :〃     u /イ}/ } /∧
     ,. :´: :,: : : : : :、: : : : : :/ ` ー、 _     //////{
     /: : : ,: : :∧: : :|: : :|: : : 、   `ヽ`_....イ </////`> 、
    .': ,: :/:.|、/__{,: : |、__,lィ: |: :ヽ  _}/∧  \/////////>

    {: {: :|: :|/__ 从: { }:_/ヽ:}:、:∨,ィ////〈   「//////////////> 、   「結婚!?」
     '.: : {: :|{{__}} ∨{{__}} }∧\}'///////{  ///////////////////}
     ∨从{u //////// ム: } ///////// Y////////////////////|

      乂_\  ∠ヽ  人∨///////// (_)////////////////////|
      __l、_,.- ≧r- r≦_と,..--ィ `¨¨ヽ、//////////////|////////|
     { \::::::::「 ̄ ̄ ̄ ̄ 〉|/ ,ィ,-     \////////////////////|
     |  \,-ァ     r〈∨ // ,.--、  /⌒\//////// |////////|
     /    {´_〉 ---- 〈_,`{ノ/{ノ///`>/////\////// |////////|
    乂  /∨´ 、    }イハ/////// {////////\//// }////////}
     { ´   {     ̄  ∨ }/////// \////////\/_ノ/////// /
     乂__ノ\____/__乂//////////\//////////////////



 4/8

 「だ、だだだだだだ誰と!?」

 「いや、そりゃ……恋人とだろ」

 「きょ、京ちゃんとってこと!?」

 「そ、その時の恋人が俺とは限らないだろ!?」

 「……ぅぅ」

 「な、泣くな泣くな!

  わかったよ……」


 京ちゃんの言葉に泣きそうになっていると、京ちゃんが急いで手紙を書き始めた。

                     ____
            ,. ´ __    `¨¨ヽ

         ,   ̄`  /  ヽ       `ヽ
        /  _     ,:   ∨   、    :.
      / /,´      /    |    ヽ     .   『10年後の俺へ
    / //'  ' /  ' /   l| | :  :  ∨   :
    l// / , / ' l| | |     | | |  |   |   |   咲を悲しませていたら
  _/ ィ / { l |__|_{ |∧   }/ ' / l  |   ∧
   ̄  {〃  Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}      針千本飲ますからな!』
       / ,  从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
        / イ从 l ム        Vり ム'  ノ/}'
      ´    \∧  '        ,r ' /
            、  v   ァ    / 从/
                  \ `こ     イ  _|、
               ` r  ´   //∧
                  /|     /////∧


 そして、恥ずかしそうに顔を背け、手紙を渡してきた。


 「これでいいだろ!」

 「こ、これって」

 「勘違いするなよ!?

  結婚するって意味じゃないぞ!」


 そのあとに、「それに、そういうのはもっとちゃんとした立場になってから言わせてくれ」と、小声で繋げたのをちゃんと聞こえた。

                  _........----......._
              ,. : ´: : : : : : : : : : : : :`: : 、

             /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
              :': : :,: : : : : : : : : : : : :、: : : : : : : : ヽ
            /: : :/: : : :/: : : : : : : : : |: |: : : : : : : ∧
             .': : : ' : : : / : /: :,: : イ: : :|: }: : |: : :|: : :∧
            , : : : |: : : / : /l: /: / }: : ,:.イ : /: }: :}: :!: : :.
             | : : : |: : /:{:_/_}ム/ / : /、_|:_/: /: /: :|: : : :.
             {: / : | : ィ´}//イ /}: / / }/`ヽ:イ: : ': : : : :
          〉,: :, {: : | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} : /:|\: : |    「えへへ、これで許してあげる!」

          {八:{ \:{とヒこソ       ヒこソっ: イ: :|  \}
          |   乂ム     :.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:  ムイl: /
             从{∧     _   _     人:∧{
              |/ >:../^} /⌒l、` .イ }:./ リ

                ___/-'-'-- 、/〉「-、/ '
          ,.. <:::::::::::::::{======ミ`ヽ|〉::`::::...._
         /⌒\\:::::::/`ヽ:::::::::::∨, {::::::::::::::::::>-、

          {==、 {:\/   〈7 ー、{ ̄|:::::::::::://,ィ^.
            ,   \Ⅵ       /   | ,::::::::/イ:.:./  ∧
         {      `|  、      |_/= ´イ:.:.:,イ  /  }


 5/8

 「なぁ、咲はなんて手紙を書いたんだ?」

 「内緒!」

 「おいおい、俺のは見せたじゃん!」

 「えー?

  だってこれ、10年後に見せるものでしょ?

  今見せたら面白くないじゃん」

 「ぐっ、確かに……。

  ってことは10年後には見せてくれるんだな!」

 「えっ、ちょっ」

 「いーや、ダメだぞ。絶対に見せてもらうからな!」

 「きょ、京ちゃぁぁん……」



              _____
          ,. . : ´: : : : : : : : : `: : . 、
        ,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ、
      /: : : : : : : : , : ,: : : : : : : : : :\: \

     /___,__: : : /: /__{:|: : :|: : : : : ヽ: ヽ
    ' __,./_/___/_/|:|__|--==: V : : : V: ::. 『10年後に宮永咲はいません!

    /: :,: : : l : |: :|{ -| |-:l:| : : |l{,:-|--:|、|: : : :V: :
   ' : /:/: : : : |´八: { {: 从: : :{ \} 、}|:∧: : : | : |    須賀咲ちゃんになってます!
  / イ|:l': : : :{: | ,ィチ雫ミ  \_:、 ィチ雫ミ: |: }: :| : |
     l'|: : : :∧{{ _)::刈      _):刈 V|/: /: : |  須賀咲ちゃんへ! ちゃんと京ちゃんのいい嫁さんになるように、家事を頑張ること!
     |: : :,: :{人 弋zり     弋zり ノ'}: /}: ,: |
     |: :∧:乂l}         ,         /イ ノ/}/  いい嫁さんになってなかったら針千本飲ましちゃうからね!』
      l/ \叭                 ムイ://
           ゝ     ´`      イ}: /}'
            \>       </|/
            从 :|  `´  |: :/
             /⌒ |      |⌒\
           /.........∧     /...........\


 カンっ!

 ……カン?


 6/8

 おまけ


           ,. : : ' ¨ ̄ ¨': ‐- 、
         _,/ : : : : : : : : : : : : : : : :\
   x‐―‐(./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\
  /:./: : :/:/: : /: :/ : : : : : : : : : : : : :.ヽ: : : :ハ
 ,' /: :/ :/:/: : /: :/ : / :i: ! : !: : :!: : : : :ハf⌒Y⌒)

 !,': :/ : ,' : : :/_」⊥、:! :.| :! : !: : :! : : !: : :.ト--ヘ⌒\         『10年後の私へ!

  !:/| : :.|:.!: :イハハ: !: ! :.!: !:斗--!、 : |: : : !: : : !:ヽ.\\
  { i:! : N\| xぅトN ヾヾ| 从从/ メ : : :|: : : !: :! !: ハ )     タコスばっかり食べてるかー?
.   从: :! }: ハ〈.ん::i}     z=ミ、 |: : :.i: : :,' : | |: : :!
    ヽ|/: : :! v少         .....  !: : ,': :./: :.,' ,': :./      今の私は失恋して辛いじょ。
    イ !:fヽ.! :::::  '     ::::: ,': :.厶イ: : / 厶ィ'

     乂 |. }:.ゝ、   v フ    /: :/: :/: :./         でも! 10年後の私ならこれも笑い話にして、もーっといい男を捕まえられてると信じてるじょ!』
      _|. Vリ/ > 、     ,. イ仏厶仏イ
     /ヽヽV 厶r:::个ー'^ー'"⌒}―- 、__
    { \〉J }::::::::::∧ r‐x┐ ,|::::::::::::::::`:7

    ヽ`ー'  ノ::::::::::::::::\ヾ!ト'  !:::::::::::::::::∧
.    /ゝ―:彳{::::::::::::::::::::::ヽい〉 |:::::::::::::::/ ハ
    |::::::::::::::人\ー― - 、::::\/::::::,. イ / |
    |`ー―'  〉 !\: : : : : :>-r<:./| /   !




     /:.:.:.:.:.::/ヽヽ:.//|::::.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:ヽ
     ノ:.:. :.:.::::|``゛゛´""'' |::::.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:::::.:.:i
    i´..::..:.:.::::/       |:::.:.:.:.:.:.:.:!::::: ::::: i          『10年後のわしへ。
  _ノ:.:.:.:.:::;<_         、:::::....:.... \::::::.:.:.!
  i;ハ:.:::i.::::i _ヽ      __.>、:::.:.:.:.:..|::::::.:.:|            正直検討もつかんが、なんだかんだうまくやっていると信じているよ。
    !::::|;ハ:!f' r:::ヽ     _´__i::;:::::;:::::ヽ:::.:.:!
.    >.:|:::::! b:::::i)_i´ '"f'::::::ヾ、::ノ!:::ハ|:::.:.:゙、           この年に生まれた絆は、その時になっても大事にするんじゃぞ』
  /ィ.:.::゙、::! ゝンi´h !.   P::::::ノノ!. レ ノ:::.:.i、.:i
.  i;ハ.::::::::!ーy' ,ィ' .i h゙、   `ー‐ 'ノ   ノ:::::::::.ハ!
    ヽ:::i:::>/ .i/ | ||`ー--‐'/ ̄::::/:/::/
      レVノ     |    イ:::,:;;;::/;人:i
      |        |-‐'´  .|_"  '"  ゛
     ._|     /     トミ:、_
 ,/ ̄:.:.:._)_    /      |:.:.:.:.`ー-、
<:.:゛、:.:.:.:/__:.:.`ヽ_/iー-、  -‐-i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ー-,、


 7/8

           ,∠、  /            ヽ
            /   |: :/                  \へ
     / ̄¨ヽイ     |:/ / / /||:! ! | !         .|
     !:   〈〈:     /:{: ': ,': ':::|::|: l::l: l::l  ,ィ: ! l    ,!
     ∨   ノ¨ト==イ: :! l斗十ナナノ.:|: /::l. /十ト、l:     i〉
      ¨フ´/ !: : : :! 、トト、!ィチ^:丁:::}/ :::}'::::::!ノ :: !: l   リ
.     /: 〃 |: : : :|ミソ :::〈 l{::::::::| :::::::::::::::rf示、 ノ ノ/ /
     レイ ト、_|: : : :l ヽ  弋:zソ       !::::}l }イノイヽ
     |.: : :|: : : : .: |     ::::::::      ,  辷リ !:. :. :.:ト、 \
     |.: : :|: : : : .: ト、            :::::: |: : : : | ⌒
     / : : :|: : .: .:  lミ、Y       ‐ -    ノ: : :. :.|
.    /, : : : |: : .: .:  l   !  ヽ           イ|: : !:.|
   //   : :|: : : :  :ハ  |   `  . _ x<: : |: :!: : :|:. :!
.  //  . :/!: : : :   ∧. !       |  |: : : :.|: :!: :. :.、|
  //   . ::/∧: : .:   ∧`ヽ.      l ヽl、:: : |: :l : : : : ト
. //  . ::/厶 ヘ.:     ∧  \   `ヽ.  ヽl : l : : : : | ヽ
//   , <   \      \  \    ∨  `|: :. :. :.|   \


 『10年後の私へ

  きっと10年後にはips細胞も実用化して須賀君と咲さんを同時に孕ませることが出来ているに違いません。

  ここ数年で二人とも私のものにする予定です。

  おそらく10年後には忘れている可能性があることをここに記しておきます。

  10年後の私は夫婦丼ばかり食べずに、夫婦丼+親子丼の可能性があることを思い出してください。

  焦らずに精通が来た後まで我慢するんです。大丈夫、ips細胞は無限の可能性なんです。

  きっとあの悪待ち(笑)はかわいそうなアラサーになっていることでしょう。

  恋愛に悪待ちなんてありえません。

  デジタル勝利の美酒を共に飲むことが出来ないのが残念です』


 8/8

      〃:::::::::::::::/::::〃::::‐ン:/   |│」 |ヽl゙¦::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::l
     //::::/:::::::/::::丿/::丿:/    リ !l l i:`ー  '、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
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  .//j 丿::::./ シイ'''''7广 ̄                ゙ ^:::::::::::1::::::::::::::::::::::│
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 彳 !│::::l::::' ,'ノ  〃                    ¦:::::::::::│:::::::::::!:::::::1
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    lil::::::::::::::: ヽ         _,,          丿’:::::::::::::::,':::::::::::::::,':::::::亅
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 『10年後の私へ。

  きっと10年も待てば悪待ちも成功して、この世の全てをデジタル(笑)で解決出来ると信じているレズもどきも改心している頃かしら?

  いいえ、そんなのはもうどうでもいいわね。それより須賀君よ。

  私は人生悪待ちで生きてきたわ。きっとこの悪待ちも成功するはず。

  今は別の女の子に浮気していても、須賀君が本当に好きなのはこの私ってわかっているんだから、もう、ツンデレね。

  きっと10年後には幸せな家庭を作っているんでしょうね。

  子供は2人か、3人かしら? あらやだ、まだ早いかしら。

  私としては共働きがいいと思うんだけれども、須賀君がどーしてもというならば専業主婦でも悪くないと思うわ。

  もし意固地になっていたら、この手紙を見て思い出して、須賀君に優しくしてあげてね』

投下終わりです。京咲AAが豊富だったからどうしても使いたかった。やっぱり京咲はNo.1!
双子が京咲そっくりで、前回のリクエストでキスしているのは業が深い

>>355
前に宮永照スレを書いた通り…


後ろ二人はもう終わりですね……(ロジェ並感

2つ投下します


 1/4

 906
 ペットのカピバラと戯れる


 「あぁ……、カピー(二代目)に会いたい……」

 「そういえば、最近会ってないよねー」


 須賀咲ちゃんです。京ちゃんがホームシックを起こしています。

 京ちゃんの実家にいるカピちゃんは二代目、私たちにとっては生まれたばかりの赤ちゃんの頃から知っています。

 何より、動物好きのうちの旦那さんにとって、カピちゃんと長い間会えないのは辛いのかな。


 「うちでも動物を飼う?」

 「いや、その場合はほとんど咲が面倒みることになるんだぞ」

 「うぅ、自信ない」

 「それに、ペットというかペッツというか、もう父母姉嫁息子娘で六人いるし……」

 「?」


 黄昏れる京ちゃん。え、なにどうしたの?


 「じゃあ、たまにペットショップでも行かないか?」

 「やっぱり寂しいんだ。

  それなら実家に一緒に行こうよ」

 「いやぁ、ペットを見に実家に帰ったなんて恥ずかしい」

 「えー。そこはお義父さんとお義母さんに顔を見せに行くってことでいいじゃん。

  孫を見たがってると思うよ?」


 わ、私としても『お義父さん』と『お義母さん』のポイントは稼ぐ必要があるしね!

 でゅふふふふ。この響き、なんかいいなぁ。


 「それになぁ。うちに帰ると、親が子供達を甘やかしちゃうからさ」

 「あはは。京ちゃんの家、わりとお金持ちだもんねぇ」


 カピバラを飼うために必要な施設を一式揃えている京ちゃんの実家は、大豪邸です。

 まず、家に温水プールがある時点でとんでもないよね……。

 あの龍門渕さんと比較しても、何ら劣ることがないってすごいと思う。

 そんな人がお義父さん、お義母さんなんて、未だに実感が湧かないなぁ。


 2/4


 「よく考えたら、京ちゃんって凄い人?」

 「えっ?

  いや、俺自身は特に何もしてないし……。

  それを言ったら、日本代表雀士の照さんが姉にいる咲だって大概だろ」

 「あー、そういえばお姉ちゃんって凄い人なんだねぇ」

 「凄いも何も、インターハイ団体個人3連覇、そのままプロ入りしてルーキーオブザイヤー。

  何個かタイトルにも手を出してるんだぜ」

 「い、言われてみるとお姉ちゃんって凄いんだね」


 その代償なのか、家にいるとぽんこつ度が増していて全く凄いと思えない……。

 口を開けば『京ちゃんお菓子』

 動いたと思ったら気まぐれに子供と遊ぶ。

 事あるごとに京ちゃんを取ろうとする。

 ……うん。やっぱり凄いと思えない。

 テレビの中で活躍している宮永照と、自称須賀照を名乗るお姉ちゃんが同一人物……。

 これは詐欺だよ!

 一番似合ってるのが、お菓子のCMに出演しているお姉ちゃんだと思うよ!


 「といっても、家にいるときのお姉ちゃんを見ると信じられないよね」

 「まぁな。

  家にいるときくらいはゆっくりしてもいいんじゃないか」


 もー! 京ちゃんはお姉ちゃんに甘いんだから!

 た、確かに家にいるときにだらけるのを許してる私も私だけどさ……。


 3/4

 「なんでこんな話になってたんだっけ」

 「カピちゃんに会いたんでしょ?

  行こうよー」

 「こ、今回はやめとく。

  でも、子供達を動物園に連れて行って、その結果カピバラに触るんだったらいいよな」

 「ジトー」

 「うっ。で、でも子供達も動物園に行きたがってたじゃん」


 動物園じゃ京ちゃんの仕事の疲れが取れないでしょー!

 まぁでも、実家に戻るのは面倒くさいらしいし、ここで妥協するしかないかなぁ。


 「咲」

 「なぁに、京ちゃん」

 「俺は、ペットを見たくなったら、咲とペットショップで見て触るだけでいいんだ。そんなに気を使わなくてもいいんだぞ?」

 「ふふふ!」

 「な、なんだよー」

 「私だって、京ちゃんとのデートは本屋巡りしたり、図書館に行くだけでいいんだからね!」

 「ハハハ……」


 二人とも、相手のことばかり考えて馬鹿みたいだね!

 でも、こうして心配してくれていることが、とっても嬉しいよ!


 4/4

 ・動物園にて


 「おお……かたい……」

 「照さん、カピバラの体毛は凄く硬いんです。

  ここのみんなは人馴れしてますけど、ビックリさせると危ないんで気を付けましょう」

 「わかった。気をつける」


 お姉ちゃんはカピバラに思いっきり抱きつきたいのをこらえているのかオドオドと近づいています。

 あ、あれ逆に警戒されてるんじゃないかなぁ。

 逆に京ちゃんはカピバラ慣れしているようで、自分の思い通りに触れてるみたい。う、うらやましい。


 「照さん。こっちのカピはかなり人馴れしているみたいなんで、思いっきり行っても大丈夫ですよ」

 「ほ、本当?」

 「はい、ギュってしてください」

 「か、かたい」

 「ヘヘっ、固いですよね。見た目からしてモフモフしてそうなのに、こいつらは本当に固いんですよ。

  慣れてくるとそれが可愛く思えるんですよね」

 「かわいい、かわいい、かわいい」

 「おお、照さんも静かにテンション上がってますね。

  ぬいぐるみのカピバラだとスッゲー柔らかいんで、買って帰ります?」

 「う……、咲、買っていい?」


 そ、そこで私に振る?


 「まぁお姉ちゃんのお小遣いで買う分にはいいと思うけれども、結構高いし、何より、子供達に奪われないようにしないとね。

  あんな高い物を使えるってなったら、金銭感覚壊れちゃうからね。ちゃんとお姉ちゃんが保管して、子供が寝た後に使うこと!」

 「うん。頑張る。ありがとう、咲」


 もー。どっちがお姉ちゃんかわからないよ! カン!


 1/6

 999
 高校時代にできた戦友


 「あらあら」

 「あっ……」


 須賀咲ちゃんです。今日はものすごい偶然に巻き込まれちゃいました。

 息子と娘を公園に連れて行って、ベンチでボーッとしていると、見覚えのある人がこちらに歩いてきました。


 「宮永咲さん。覚えているかしら?」

 「ええっと、石戸霞さんですよね?」

 「ええ。もう10年前にもなるわね。

  会ったのは一度きりなのに覚えていてくれて嬉しいわ」


 私にとってもあのインターハイは特別なものだからね。

 それに、石戸さんはすごく一部が特徴的というか……、忘れられない風貌をしていたので……。


 「宮永さん。でいいかしら?」

 「ええっと、実はその、宮永は旧姓でして」

 「あら! ご結婚なされていたのね!

  おめでとうございます!」

 「あ、ありがとうございます!」

 「あちらのは宮永さん……じゃなかったわね。

  貴女のお子さんですか?」

 「はい! その、今の苗字は須賀と言います」

 「須賀さん、ね。覚えたわ。

  あらあら、うふふ。お子さんも須賀さんにそっくりね」


 事情を話すと、石戸さんはまるで自分のことのように喜んでくれました!

 えへへ。石戸さんは私なんかより包容力があってお母さん適性がありそうで、羨ましいなぁ。


 2/6

 実は、人見知りの私が一度あっただけの石戸さんを覚えていたのはもう一つ理由があります。



                _  -‐==‐-
             /. . . . . .      `
   -‐==ニ二      ‐‐- _         `ヽ
       /                : . . .
      /  /  /          `ヽ  : : : :

       /  /  .i     .ト           : : : . __ニ=-.
      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「いいほうのおっぱいおねえちゃん!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
      |:.| }: : : :ゝ          ‐-    /   !/i|:.:.:/    i
        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
              \    -‐  /. :    /          ヽ
                >‐──.、. : : :.   /        -‐‐、  /
                _,「  . : :): .   /       イ  ニ=-  ~
              / f .:|  : :r     /   //     ~ ‐-ヽ
            /  | : :ハ  : :!   /|  /           i
           /   __ i: . : :、/|__ ∠  / ‐  //          |
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              /:::/::::::::::::|:ト、::\::::::\::::::::::::\::::\
                /:::/ :l:::::::::::|:| \::\::::::|::::::::::::::::\:::::.
            /:::/::Ν::::::::::|:|´  ̄\八::|:::::::::::::::::::::::::::::.
              |::::i:::::l-\::::::l八 斧苧干 |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |:::::\l  __\{   乂hソ |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |l::::::l::|斥汽         |:::::::|::::::::::::::|::::::|     「子供って本当にかわいいわねぇ」
           八::::l∧乂ソ ,     ″   |:::::::|::::::::::::::|::::::|
               Y:::::::. ″          |:::::::|::::::::::::::|::::::|
.               |::l::从 __ _      |:::::::|::::::::::::::::::::八
              八::\::::l┌ヘ)`    /|:::::::| :::::::::/::::/
              \:::Y 二二〉‐=≦  |:::::::|::::::::/::::/
                 ∨ ┬_]┘:::::|   从::::::|:::: /:: /
                  /    八:::::/l_/⌒∨:|:::∧:/
              /  ノ/:::::://  /∨:::|⌒    、
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 石戸さん、高校時代と全く変わってないよ!?

 私やお姉ちゃんもそこそこ大人びたとは思うし、高校時代の同級生もそう。

 でも、石戸さんはまるで高校時代からそのまま出てきたかのように若々しいよ!?

 もともと大人びていたとかそういう次元じゃないよこれ!?

 そして和ちゃんが我が子にディスられてるよ! 残当。


 3/6

 「あ、あの、石戸さんはすごく若々しいですね」

 「あら、お世辞でも嬉しいわ」


 お世辞じゃないよ!

 相変わらずびっくりするほど大きいおっぱいで息子を抱きしめながら謙遜を言う石戸さん。

 あっ、息子が嬉しそうだ! えぇい、母のおっぱいじゃ不満か!?

 まったくもう! 本当に京ちゃんに似ておっぱい好きなんだから!



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          _ / |{::::ト::{〈 ら:::::::}`     ´んぅト/ /!::::::リ::/

.               八:::|从とつー '        ら::::/ 〉 ::::;:イ:::{
              >、 } 〃〃   ,   ` ーrっ// ノ::八

                 /⌒              〃〃/}_rくノ )}
             /::::::::::/\   ^ ` ~ 、    / >=へ
                {:::::从:{   >        _  < /:i:::::::::::ヽ  「ムー……」
                  ゝ:::(八    _}>-=≦/{_    {八::::::::ハ::}ト
                   /i |   `>/::::\    }::/ レ'
              ---=ニ¨:::::::い  / '::::::::::入   ´
       __  /      i:::::::::ヾ/ ':::::::::::/  `ヽ



 お兄ちゃんを取られて不満なのか、涙目で抗議する娘。

 ご、ごめんね。お母さんまな板で本当にごめんね!


 「ほら、石戸さんに迷惑かけないの!」

 「あら、迷惑なんかじゃないわよ。

  私でよければ遊ばせてくれないかしら?

  娘ちゃんも一緒に、ね?」


 まるで聖母のような微笑みで娘に笑いかける石戸さん。


                     /:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..\
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                   ノ:..:..//:./:./:./:.:.:.;、:.:.:i.:.:.:.:.:..:.:、:.゙、

                   /、  / ,ィ_,A:.ハ.i.....i !|__|___|、:.:.:.:.i:.:i
                 /  )_:.i:.´|V ソ .|!:.:.:| !ト、:!、:|`|:i:.:.:|:.:|  __        ,.-‐┐
   ___        ,:=''"/   .//:.:.|:.:.|ィ≠=、 !、:.:| z≠=、ハ:.:.i:.:.l/-―ァ    /   ノ
  (     ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ    //:.:.:.:ト、;!b:;;;;: ! ヽi  b:;;;;::i ソ:/:./_:.:.:.:. ̄`ヽ//   /    「おねえちゃん!」
  `ー-、__/    `      !\::.ム.! ー―'   ,  ┴--' ノ:/:ノ ):.:.rv‐/ /   / \_
  ___ノ          ノ   )、ヽ:、 "" r―‐┐ "" !ナケ' ̄フ'/ / //   /、`ヽ、 `ヽ
 f        __       ∧ ,.へ iヽ! \  、___ノ   / / / // / / /   '"  ̄ヽ!__/
 `ー-----r‐'" i        r/ /   ,  |ノ!   `ー----ァ'"   / i! '"  / 〈  i         ̄  `ヽ
       \  ヽ     !_ノ _/__ノ ヽ、  \ /  /  !、  i    V   、_    、____ノ
        )  | 、ヽ_,ノ、_/---、〈   `ーァ、___,、_/   !: : ̄ヽ,_/    `        )
        (_ノ  ソ  /:.: : : : : : _〉   ,,"   ゛、     ノ: : : :/       _`  /  (ヽ
          ヽ  |  |: : : : : : :/ 〈 \ 《      ゛、 /゙、: :/   ,.---‐二ノヽ___!、   \
            i  |  ゙、: : : : : i       ゛、     ラー=-|:(__,..イ `ー'´      7\_  )


 娘まで堕とされた!?

 京ちゃんのおっぱい好き遺伝子は娘にも感染してたの!?

 お、お母さんは私だもん!!


 4/6

 「石戸さんはすごいですね。

  娘は人見知りなのに、すぐに打ち解けるなんて」

 「あら、そうなの?

  二人ともとてもいい子ですね」

 「そんなに母性に溢れていて、大和撫子の見本みたいで、なんでもできそうで、羨ましいです」

 「そんな、褒めすぎよ。

  私だってまだ未婚なんだから、須賀さんの方がよっぽど立派よ」

 「えっと」


 つまり、石戸さんはまだ結婚してないってことかな?

 う、うぅ。私の周りには和ちゃんとか竹井さんみたいな例がいるから迂闊につつき辛いよ。


 「たくさんお見合いのお話や許嫁もいたんだけれどもね」

 「へぇ、そうなんですか」


 ここで「石戸さんなら選び放題ですよね」と言わないのが和ちゃんで学習した私だよ!

 慎重に、慎重に、言葉を選ぶ咲ちゃんです。


 「まったく、私にはもう決めてある相手がいるのにね」

 「あ、好きな人がいるんですか?」

 「えぇ、平行世界で結ばれているんだけどね。

  この世界ではなかなか会えなくて」


 ……ん?


 「え、えっと?」

 「薄い本が計4冊出ていて、今年の夏にまさかの5冊目で夢オチからの大逆転勝利したのよ?

  そろそろこの世界でも会えるといいんだけれども」


 うん。

 電波さんだこれ!?

 それに5冊って……、私でも1冊しか出てないのに! しかもおまけみたいな扱いだったし!!


 5/6

 「あ、あの」

 「何かしら?」

 「そろそろお夕飯を作らなければいけないので、お暇しますね」

 「あら、そう?

  お時間とらせて申し訳ないわね。

  よかったらまた子供と遊ばせてね?」

 「は、はい」

 「これ、連絡先よ。

  子供を預かって欲しいときなんかは、いつでも言ってね?」

 「あ、それは嬉しいです!

  では、失礼します!」


 なんとなく嫌な予感がしたので撤退したけれども、ちょっと失礼だったかな?

 並行世界って言い出されたけれども、実害はなかったわけだし、和ちゃんや竹井さん相手と違って子供たちも懐いていたもんね。

 電波さんなのかもしれないけれど、和ちゃんや竹井さんとは違って、本当にいい人な気がする。

 うぅ、もうよくわからないよ……。

 ……そういえば石戸さん。


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   ',:乂_           `     !ヘ:ノ       「なんで長野にいたんだろう?」
   ',: : : : 丶、     ー-‐     j
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 6/6


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 カン!

投下終わりです。最初は京霞純愛長編スレの予定だったというどうでもいい舞台裏

>>367
京咲でみんなの未来に、笑顔を…
半年以上合流できない幼馴染がいるなと思ったら、京咲は年単位で会話してなかった

おつー
この霞さん何十年経っても加齢する気配がないんですが
あと照も懐きそう…

5冊目のタイトルを教えていただけませぬか


子供を預けるとしても鹿児島まで行くのか…


 今日も二つ投下します

                                      __
                                    /´ ̄ \     ¨¨¨   、
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                          / イ /  , { \ ∧ ´ \  | } /l }  |`\
                        _...-――-Ⅵ / 从- \ { ,ィ==从}/ イ_,ノ   ,
                     ,. : ´: : : : : : : :/ イ/ ∧ ィ= `     /'   , / /
                    /: : : : : : : : : : : : : : :/ イ从{   、          | ハ}         「みやながけ」
                  /: /: : :/: : : ,: : : : : : : : 、: : : :叭  v ― 、  ,  从{
                  .': /: : :/: : : /: : /: : : : : : }: : : : ::. \ `こ   /   |\
                  |: ': : :/: : : /: : /: : :イ: !: /: : : : :∧:、` r ´       !  、
                  {/: : : r-、/: : :/': / l: l , : ,:.|: : : : |:_\ :.     / |   ∨、
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 1/5

 須賀咲ちゃんです。今日は子供達と一緒にお買い物です!

 早いうちからお手伝いさせておかないと、家事もできない子になっちゃうからね!

 自由奔放な息子はともかく、将来お嫁さんに行くことになる娘にはちゃんと仕込んでおかないと!

 家事ができない女の子って、それだけでポイント下がっちゃうからね。


 「咲、お菓子買っていい?」

 「ダメ! 甘やかしちゃダメ!」

 「私の分」

 「もっとダメ!」

 「咲はケチ」


 そう、問題はこの姉である。

 買い物を手伝ってくれると言うから連れてきたのに、まるで子供が一人増えたような気分だよ!

 子供達には優しく、ダダ甘ながらもよく躾けてくれるお姉ちゃん。

 しかし、私と京ちゃんに対しては自分が子供になったかのように甘えの限りを尽くします。


 「家にプロ麻雀煎餅があるでしょ」

 「甘いものが食べたい」

 「だーめ。

  もー、そんなに甘いものばかり食べてると太るよ?」


         -─===‐-ミ
    ´.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: 、
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 .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :ト、: .: .: .: .:`、
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 .: .:|.: .::| |.: :‐/、|.: .: :l .:|   -‐.:|、.: .: ::.
 .: .:|.: .::| |.: :/  |.: .:八ノ    ハ:.:|::. :.
 .: 八.: :|┬─┬}/  ┬‐┬‐ .:.:|`ヽ}

 .:/⌒ヽ} | :::::: |   三 | :::::|  .'.:.::|
 .:{    '└─┘    ̄ └‐┘ l.: .:|       「ふ、太ってない」
 人_    u              j.: .:|
 i.:.: .: .>      )‐┤    イ.l: ::'
 i.: .: .:i .: : _;〕ト  _/| h ≦.:.:.|: 八/
 ト、.: .:|/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/

 | \{ .,_  \|     |/ ハ
   / ヽ >   |    ノ / ∧



 うん。太ったんだね。


 2/5

 宮永家は京ちゃん、お姉ちゃん、お父さん、お母さん、息子、娘に私と、7人分の食事が必要になります。

 だからこうして数日おきに買いに来なければならないんだけど、この人数分の食事を毎日用意するって結構大変なんだよね。

 何より、この食材を持って帰るのがものすごく大変です。

 メニューを考えて、たくさん揃えて、カートでレジを通して、そこで私は気づきました。


        ,. . . -――- . . .、

      ,. :' : : : : : : : : : : : : : : : :>.、
    ./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
   /: : : : : : : : : : : : : ,ィ: : : : : : : : : : : :ヽ

   /. . . . . . . .    / l: : : : : ト、 : : : : : :.
  ,' : : : : : : : : : : : : /  l . . . . l .',: : : : : : : :.
  ,' : : : : : : :l: :,i : : / U l: : : : :!  ',: : :l: : : : :.
  i: : : : : : : :l /{ : /-一' レl: : ノー-,: : l: : : : : i
  !: : : : ;、: :レ l〃⌒ヾ  l/ 〃 ヾ: :l : : : : : !    「……誰もいない!?」
  ',: : f⌒\{  {l   l}    {l  l}Ⅵ : 、 : : !
  ',: {      乂_ノ     乂ノ .l: : :} \ノ
   ',:乂_          `    .!ヘ:ノ
   ',: : : : 丶、 U   ,--、 u  ノ

    ヽ{\ : : ㍉      ̄   ,, ''
       `^≧|   ┬ァiフ¨
      ///∧   Kヽ、

     //////∧    }//> , 、
    / \//////∧ー―l///// } 


 ちょ、ちょっと待って!?

 今日はお姉ちゃんがいるから子供達を任せても大丈夫かな、なんて思ったけれど、まさかの全滅!?

 私も人のことは言えないけれど、いくらなんでも酷いよ!

 うーっ! やっぱり京ちゃんがいる日にすればよかった! そうすれば荷物も持ってもらえたのに!

 我ながらこの四人で買い物に来るのは無理があった!

 この大型スーパーじゃ探すのも一苦労だし、どうしよう!


 3/5

 「お、いたいた。咲ー」

 「京ちゃん!?」


 そんなこんなで途方に暮れていると、エスカレーターから京ちゃんがやってきました。

 仕事帰りに寄ったのか、スーツ姿の京ちゃん。毎日見ているけどイイよね……って違う、そうじゃない!


 「きょ、京ちゃん。実は」

 「ああ。咲で最後だから大丈夫」

 「は?」

 「迷子」


        ,. . . -――- . . .、

      ,. :' : : : : : : : : : : : : : : : :>.、
    ./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
   /: : : : : : : : : : : : : ,ィ: : : : : : : : : : : :ヽ

   /. . . . . . . .    / l: : : : : ト、 : : : : : :.
  ,' : : : : : : : : : : : : /  l . . . . l ',: : : : : : : :.
  ,' : : : : : : :l: :,i : : /   l: : : : :l  ',: : :l: : : : :.
  i: : : : : : : :l /{ : /   .レl: : :ノ .__ ',: :l: : : : : i
  !: : : : ;、: :レ l〃⌒ヾ  l/ 〃 ヾ: :l: : : : : :l
  ',: : f⌒\{  {l   l}    {l  l}Ⅵ: :、 : : !
  ',: {      乂_ノ     乂ノ l: : } \ノ
   ',:乂_           `     !ヘ:ノ       「えっ?」
   ',: : : : 丶、     ー-‐     j
    ヽ{\ : : ㍉        ,, イ
       `^≧|   ┬ァiフ¨
      ///∧   Kヽ、

     //////∧    }//> , 、
    / \//////∧ー―l///// }


 4/5

 「わ、私は迷子じゃないよ!

  みんながいなくなったんだよ!?」

 「咲、見苦しい」

 「お姉ちゃん!?」


 京ちゃんの後ろからひょっこり姿を現わすお姉ちゃん。

 京ちゃんに首根っこ掴まれている息子に、京ちゃんの手を掴んで離さない娘。

 た、確かに全員いるけど!


 「何言ってるんですか。

  照さんも迷子だったじゃないですか」

 「私は迷子じゃない。

  どのお菓子を買うか迷っていただけ」

 「放っておいたら帰れなくなってますよね……」

 「そんなことない。京ちゃんが来てくれる」

 「やっぱり迷子じゃないですか」


 呆れた顔をしてため息をつく京ちゃん。

 あれほど言ったのにお菓子コーナーにいたんだ……。あとで怒るよ!

 ちなみに、息子はおもちゃコーナー、娘はどう迷ったのか本屋さんで絵本を探していたらしいです……。


 5/5

 「京ちゃん。どうしてきたの?」

 「いや……、この面子で出かけるとか絶対にこうなるだろ……」

 「か、返す言葉もないです」


 うう……、京ちゃんに迷惑かけちゃった。

 さすがに私だけなら迷わないよ! スーパーくらい一人で行かなきゃ主婦できないもん!


 「界さんが俺に言ってくれたから良かったけど、今度からは気をつけてくれよ」

 「ご、ごめんね。

  っていうかお父さんが言ってくれたんだ?」

 「おう。

  界さんと二人で迎えに来たんだよ」

 「……えっ?」


 ここにいるのは、私・京ちゃん・お姉ちゃん・子供達。


 「お父さんは?」

 「そう言えば分かれて探していたから、そろそろ合流しないと、っと携帯だ。

  もしもし、界さん。

  全員集めたんで合流しましょう」

 『さすが京ちゃんだな。

  ……ところで、その勢いで俺を探してくれないか?』

 「何言ってるんですか!?」

 『いや、見覚えはある場所なんだ。

  京ちゃんと一緒に通った場所で、さっきカラスがいたところ』

 「せめて動かない場所を目印にしてください!」


 ああ……やっぱり二次災害だよ……。

 結局、夕飯が遅れてお母さんにも怒られました。……お母さんだって迷子になるくせに! カン!


 987
 子ども達と一緒にスーパーで食材お買い物
 135
 DNAに刻み込まれるレベルの迷子属性


 1/5

 997
 京咲大学時代の照視点


 「京ちゃん。そっちにある本とって」

 「えー……。こたつから出るの面倒臭い。

  咲もちょっとは動けよ」

 「ヤダ。ぬくいんだもん」

 「それに、俺の膝の上に咲がいるんだから、咲が動いてくれないと俺も動けないぞ」

 「うーっ……」

 「うー、じゃありません」

 「……」


 宮永照です。妹が爛れた毎日を送っています。

 これはお姉ちゃんとしてしっかり一言言ってあげないといけないよね。


 「京ちゃん、お菓子」

 「京ちゃんはお菓子じゃありませんってば。

  ……って照さん。いつの間にこたつに入っているんですか」

 「私は麻雀で疲れた。

  だからこたつに入る資格がある」

 「ここ俺の借りてるアパート……。

  いや、なんでもないです。好きにしてください」

 「お姉ちゃんは自活能力が皆無だからね……」

 「咲は失礼。

  私は一足先に社会人になって、自分の力でお金を稼いでいる」

 「じゃあマネージャー雇ってくれますよね?

  次の試合俺は行かないんで……」

     /: : : /.: :/: : ::j: :| ト :|.     |: : : :|: :|   _i: :∧: :|i: :
   /: : : : /.: : :|: : : :i: :| |.:/ `ヽ  |: : : |i: :|  '´ |:/  V .|::
  /: : : : : : !: : : :i: : : :|ヾ| , ィ, ニ、ヾ、 .|: : :八/ ,=ヾ,ニ、ヾ、 |::
/: : : : : : : : |.: : :八: : :| 〃 /少iハ ヾ|/ ミ、 /少L心 ヾ

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|: : : : |:\{ !  {斗ニ刀:::::::::::::::::::::::::::{斗ニj匀
.       i: : : : |:::::::ハ  气l∪iリ:::::::::::::::::::::::::::气l∪ikリ

.       l: : : : |:::::::i l{',、 乂Zソ          乂ZZソ
       |: : : : |:::::::j         ,
        |: : : : |:::::::{
        |: : : : |::::::::ヽ      ,ィ⌒ー'⌒ヽ.
        |: : : /|: |:::::::::::> .   `-⌒ ⌒'‐′      . <          「ぐぬぬ……」
       |: : / 乂|:∧:::| 、::::≧=   ___   <---
 


 2/5

 「ぐぬぬ、じゃないよお姉ちゃん。

  これでも私たちは大学生なんだから、場合によってはお姉ちゃんの面倒を見れないし」

 「そんなことを言って。

  咲はちゃんと大学に行ってるの?」

 「行ってるもん」

 「この前の月曜日の話なんだけど」



            _,.......---............_
         ,. : ´: : : : : : : : : : : : : :` : : . 、
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
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    .': : : /: : : : : :/: : : :/: :.| : : : : |: : : : : : : :、: : :.'.

    |: : : |: : : : : /: : : ,イ: : ,:|: : : : :ハ: : :l: :|: : : :V: : '.
    |: : : |: : : : 、|__/_}__/Nノ: : N、|_}_,:|: : : : | : : :'.
    |: : :ハ: |: : : ハ: / /:イ  }: :/:/ }: ∧:/: : : : ト、}: :.|
    {: : {-从: : :{/ ̄ テ雫ミ/イ /イ }イ雫}: : /:/:| リ\}

    八:{、:、__ \:lヽ  Vり         ヒり/:イ:/: :|
      `\}、: 、    /:/:/:/:/:/:/:/:/ ム:/:人: :{   「この前の月曜日……ああっ!?」
     , --r--,\ ,-- 、_____  人: /  \〉
      /  |::| |::::::>  ____ソイ⌒∨
    {   ,::, {::::::::::::∧-,  r/:::::://|   }
    |   \、\::::::::::∨- /:::::://:/

    |     { 、、\:::::::∨/::::://:∧    |



 咲が何かに気づいたようだけれども、もう遅い。


 『朝早いけれど、私には二人を見守る義務がある。

  あわよくば朝食をもらおうなんて思っていない』


 あの日、たまたま、そう、たまたま近くに寄ったので、京ちゃんのアパートに寄ることにした。

 インターフォンを鳴らして入れてもらおうと思った、その時だった。


 『あっ……、ダメ、京ちゃ……』

 『なぁ、いいだろ、咲』

 『ダメだって……もう、昨日たくさんしたでしょ』

 『そんなこと言って、咲だってもう準備満タンじゃん』

 『ひゃう!? 触っちゃダメ!

  そ、それに、今日は朝の一限があるでしょ!』

 『今日の一限は出席は取らないし、先に行った高久田から先生が遅れるってメールが来たぞ』

 『ほ、ほんと?

  な、なら、いいよ……』


 3/5

               ,..-‐:.':.´ ̄:.`:.ー.、
               /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::、.....:.、::::、:.:.、::..:.\
             /:.:.:...:;:.:.::::::i :i:::: i::......i::...i......i...   \
          i:.:.::::::i :i..::;i_;:!-、ハ:::::i:::}-トi、::i:::::i:... ヽ

            | ...:::i:::::|/ハ:|!|;ノ |::::|:::|、ハ|`i:::::i:::::..:.:゙、
             |.::::::::|::::::|/;xf'‐-、 |;ノiノf==、イi:::ハ:i::::::.:.゙、
             |::i::::::|:::::::i(! b.:::..:i ............0:::.::})|::i::ヾiヽiー-ヽ
.           |:::!::::fヽ::i::゙、 `ー'::::::::::::::、`ー' ,!ノ::::::|
             ヾ!、::ヽ ヽ!ヾ ""::::::::::::::::::::"" i:::,、::::|         「だ、ダメダメダメ! それ以上はダメ!」
            ヽ、:`:ー:::、   ! ̄ヽフ   /,ノ \i         ,、
               ヽiヽi、` , 、 ` ̄´ /             /./ /フ
       r、            ヽ|  ` ーイー-――ァー,-、    _   /./// ,.-,
.   ヾヽ.  | i     _,....-‐:.:'〔'   _/:.:.:.:.:.://  ヾi  |i ノ ´ ∠- '/
   ,...__ヽ丶 | .!  ,イ、、:.:.:.:.:.:.:.ト._´/:.:.:.:.:://   r-、|  | ´ 、    ∠.._
   `ー-、`ヽ`  Vヽ.,、 、\:.:.:.:.:i   /:.:.:,;.:."イ  | /  ゙、  ヽ   ヽ  ,ィ―ー‐'
   ⊂二     ー' ,イ >ー`ー-ヽ./-‐"-‐'ノ==  レ'     ヽ√i    ,ノ
      ヽ /   / .V `ー-┬'`i'ー―'´  ヽヘ      ;ヘ,メ、   /〉


 顔を真っ赤にして私に飛びかかる咲。

 私だって非力な咲には負けな……、あれ、いい勝負だ。


 「て、照さん。聞いてたんですか」

 「ここは玄関の隣が台所なんだから、そんなところでする方が悪い」

 「い、いや、エプロンをしてる咲が性的だったので」

 「何言ってるの京ちゃんのバカァ!!」


 彼女の姉が目の前にいるのに惚気始めないでほしい。


 「爛れた毎日を過ごすのは良くない」

 「ふ、普段はちゃんとしてるもん!

  それにお姉ちゃんに言われたくない!」

 「でも、今日フラッとここに寄ったら咲が京ちゃんの腕の中でぬくぬくしていたんだけど」

 「べ、別に彼女なんだから彼氏の家にいたっていいじゃん!」


 おお、咲が開き直った。

 何年も付き合っているのに未だに恋人だとか、彼女って言うと赤面する咲にしては珍しい。


 「……あれ?」

 「どうしたんだ、咲」


 4/5

                    _..................._
               ,. : : :´: : : : : : : : : : : : `: : . 、

              /: : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : \
             /: : : : : : : : /: : :,: : : : : : : : : : : : : : ヽ
            ,:': : : /: : /: /: ': : :/: : :,ハ: : : : : : : :、: : : : '.
              /: : : /: : /: /: :,|: : :l: : : | | : : | : : : : ∨: : : .
          /: : : :' : : :|: :| : /|: : : : : :.| |: :l|:|: : : |: : |: : : : :.
            /: : : : |: :|: :{: :|: :! { : : |、: :| }: :l|:|: : : |: : | : : : : |
        /: : :/ : |: :|--Ⅵ、{_从: :{ \{ ム斗|-: : |: : | : : : : |

         |: : /ィ: :{: :| ,イ斧ミ、` ∨ ー',ィ斧ミ、|: /: : ': : : : : |
        l: イ {: : :从{ 比刈     比J刈 }イ : / 、: : : : '     「なんで私のアパートじゃなくて京ちゃんのアパートに来るの?」

        ' l  |: : : : }  Vzソ     弋こソ /: :イ  }: イ: ,
           |: ∧: |  `¨   ,     `¨¨ ムイ__,ノ:/ }:/
           |/ }从              /: :/}/ /
              / }: 、   ‐-----‐ 、   イ: :/ /
                  l从` .       ィ   |:从
                      ` ーr = ´    |、
                     /|      |::\
                  ,..:<:::::/     /::::::::>:..._
              ...:<:::::::::::::/      /:::::::::::::::::::::::::::> 、





/`ヽ            .  - ─ ─-  .
 /`ヽ   . - ───<_人 _ : : : : : : : : :.┼  .
/  /´    __.rr.─‐┐ノ:´Y´ .: : : : : : : : :_ 人 _: \
し '   r<´  |ll:    | : : : : : : /. : : : : : :.`Y´. : : : ヽ
   } └ .─ ┴‐─ ┴,. : ://: : : : / : : : : :!: : : : : _人_

、 .斗 ‐‐─ァ── <:./: :/: /: /: : /: : : : :.:/:i: : : : :.`Y´
 > ´  ̄ フ./: : :/: : :.// :./_:/_:/:_: /. : : : : :/:/: : :! : : : ∧
___..斗< /: : :/i: : : :{: : /: /: /: : /`ヽ. :./:/: :i: :.! : : :/:∧
.       /: : /´:!: :.:从: :芹竿ミx.:|: : :./:/:`メ: :.! : :/:/:.∧
     /: : /!/ |: : : |人{弋 _メckj /:/:/. :ム:リ :/:/: /:.∧        「咲、さらば!」テルーン

.    /: : /人.N: : : |  ⌒ ー ''     「笊ckくj /:/:./: /:.∧
    /: : //: : ヽ!: : :.| """"        辷..ソXl|: : :/: /: /:.∧
.   /: : //__人_:j: : : |        ,   """ノリルイ⌒ `ヽ/:.∧
  /: : //: :.`Y´.|: : : ト、    、_       /. :i: :.:|      `マ}
ー/: : //: _人_: :.j: : :.:|:.|\     ー '     . イ. :人_ |    i
∨`Ⅴ「ー`Y´─.! : : |:.|.  \    .  イ: :.!:.`Y´. ! ___ 人 ___
 \ \       !: : ::l:.|     ̄「:i: : : : :j: :.:|: : :l: :.:l   `Y´
   \ \    从: :.j:.|      |N\: : :l: : :!: :.リ:.:.リ    l
      ト、\   人: l:.|      } jト、 \j : リ: :/: :/
     | .\ \   ヽ j\ _ _j ハハ  ` <': :./
     |:::\\ \     \   ⌒ } i    `<}ト、
     |: :: :::\\ \      \   .N      // ト、


 5/5

 「ちょっ、待ちなさい!

  お姉ちゃぁぁぁん!」

 「さ、咲。落ち着け!」

 「京ちゃんも違和感なしに受け入れてたじゃん!

  浮気だ! 浮気だ!」

 「そんなんじゃないって!

  あの人放っておく方が危ないだろ! マジで!」

 「……百里あるね」

 「だろ?」

 「でもそれとこれとは話が違うもん!

  覚悟!」

 「飛びかかってくるなって!

  ……あっ、軽っ。弱っ!」

 「もー!!」

           -‐──‐-

       . ´          `ヽ、
      /
     /                 ,   ヒョコッ
   / /   /|    ト、        ′
 ∠._/   / i|    i \      〕
    〔  |/ 八〔\ .'   \   /
.     |∧ :| ┯:┯  V ┯:┯∧ /   j     「よく考えたら帰る方法考えてなかった。泊めて」
    ' ∧|  乂ノ     乂ノ   ∨、   |
.     /:Ⅴ         ""  ノ   |
    /::::入_           _  < / /| /
  /\ /∧ノ  へ ̄ ̄/  \リイ/ / 〔′
   ̄\\  r‐'   \/  //\ /
     \ヽーヽ └─ー/─'  \
      丶ー|   〉 〈   |  〈

           |  .〈∧/    !__/
           |        | |


 「……咲」

 「……京ちゃん」

 「仲直りしようぜ」

 「異論はないよ……」


 うむ。姉のおかげで仲直りできたね。

 さすが私。できるお姉ちゃんだ。カン!


 投下終わりです。3スレ目分のシチュ終わりました。待たせすぎて申し訳ない
 三週間とか待ってもらえてるんだろうか…猛省…

 >>388
 きょ、京咲は……?

 >>391
 とらで宮守編で検索して購入!

 >>394-395
 ワープであってます

今日も二つ

                    ,..   ̄ ̄  、

                  /⌒ '    ⌒\     ヽ
                / ,   ,      | |  :.  .
                  { 〃  / , :  | | l |l|   :
               /  / {| _|_/{ { | }-}/、| | |           _... -----. . 、
              / イ , ∧ {_,从 } /,ィtォ } / :、        , : ´: : : :': : : : : : : \
                 {/}| 从芯 ∨'  ゞ' /イ} | \   ,..::´: : : : ,: : : : : : : : : : : :ヽ
                   ,'∧l{∧   '    }'l从     / : : /: ': :, : ,: : : : 、: 、: : : : : :.
                 ´  \}ム    _,  人/    /: : ,: |:_|_: :|: :|: : !:!: |: |: :|: :|: : |
                    /∧:.、 ´   ,.:' |∧    /: イ: :!{:Ⅵ:从:{: :从⌒l|、:, : |: : |
                     _,{\∧ `¨¨  「rィ/>-- 、  ':从斧ミ \ィ斧ミ、}:/: /: : :,
               r=r<//\{___    |/イ/////// |:/: {Vリ   Vリ /: イ }: :/
               //{|//////∧、__`_r//〉/////////},:叭  '   "" ' r-':}:/
               ///|{/////〈 ∧    /イ//__/////,'///{|  、 、     ィ: /:イ
          __, --ァ===-////\ム、 //r<ヽ ヽィ//{////{/:::`:::ュ=≦  〉:::::`:::::....、
            二/ /´/〉/|//////////「 ̄ ヽ ヽ ' }!//|////|:::::::::::::::|-、 r/:::::::::::::/ハ
           / ' / /〉/|//////////{     } l l |//j//// { 、 :::::::::l ̄`/::::::::::イ /  }
           {    '//l∧////////// ̄ ̄乂   /\|//// |:.:.\、:::、 /:::_,...イ:.:./ /  :
            /|    イ////}////////////////{,イ///\///| 、:.:.:.: ー∨イ:.:._,イ:/   |
          {/|>'/∧/// |///////////////\()///// ヽ/ 〉   ̄'{_,} ̄    }    |
          ∨ ̄// ∧/ |//////// (_)////// \///////∧     |:.:.:.l      |     |=、
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           ∨////   |/////////////////////\////{ }  {:.:.:.:.:|     ,    | |
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             〈二二二二二二二二二二二二二二二二二_/


 1/7

 121
 照に京太郎と結婚することを伝える時の咲さん


 宮永咲です。まだ宮永咲です。

 京ちゃんにプロポーズされて、京ちゃんは私のお父さんに許しを貰いました。

 京ちゃんの家族にも伝えたんだけれども、何事もなくOKを貰いました。久々に行った京ちゃんの実家、すごかったよー。

 というわけで、私は個人的に伝えなければならない相手がいます。


            ,. : : : ̄ ̄ ̄ ̄: : : : .、

            /: : : : : : : : : : : : : : : : : :`ー: イ
           ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :<´
         .': : : : : : : : : : : : : : : |: : : ,: : :、: : :
         /: : : : : : : : : : : : : : : :{: : :ハ: |:|: : {:|
        .' : : : : : : : : : |: : : : : : :Ⅳ:{´ 从}: : :\
        |: : : : : : : : : : {: : : : : : :|ィ斧ミ  Ⅵ:{ー'
        |: : : : : : : : : : :Ⅵ: : : :从 マソ  乂_〉   「お姉ちゃん、話があるんだ」
          ,: : : : : : : : : :r \∧: : \     }
         |: : : : : : : : : 乂 `    ̄      /
         Ⅵ:∧: : : : : : : : ー 、      ´,
        从{  、: : ,: : : : :从 > ..___/

              ∨ `ヽ: : {     ,
                __}Ⅵ    {
           / ̄一-- ̄ \  |`ヽ
          /  ,..:::―- 、 \ \ ∨}∧
        /   /::::::::::\:::\ \ \'/ }
         {   /:::::::::::::::::::、:::::` 、   ヽⅥ
        、  ,:::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::..、  〉
            Ⅵ::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::r<_{:、
            {::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::| |::::::::}


      /              \
      / .::::::::..::::::::. ::::::::::::.. ::::::::...  ヽ
.   / / .::::::::::::::::::::::::. :::::::::::::.::::::::::::. :. i

   / /;.:::::::::::;ィi::i:::i  i:.|:::   |::. ::::::..::  |
.  / i |  :.:ハ!_|.|.:|:::::i::|:::::::::::::::::::::::::::::. |
 / ..|.:|::!:::::'|´|_И:!::::i::|::::::::::::|::::::::::::::::: |   「どうしたの、咲」

./ .:/!:{:ハ:::i:f"|:ヽ|:::::::i::|-、::::::|:::::::::::::::::::.|

i/   |::::::};ハ{. Lン|:::::;ル'^ }::::::|::::::::::::::::::: |
     |:::ノ   "" j/  /::::::|:::::::::::::::: :: |
    |::::.、        '^リ::::::!:::::::::::::::: : | |
    |::::ハ`       !:::::/:::i::::::::::::i: |ノ
    |/   ヽ.__,..::、  /::::/:::/:::::::/:/!: /
           V | /::ノi!:/!:::::ノソ }ノ
          ,..-‐y/‐j/フ‐'" ̄\
     ,...-‐'"            `ー- 、

   r=、´                   `ir、
  /\ヽ、                     ||.ト、
 ハ   | |:|                    ||.| |
. i ゙、  | |:|                   ||.|/!
|  ゙、 !.i:i                   ||.||


 2/7

 お姉ちゃんはいつものように振り向いてくれた。

 これから何を言われるのか、わかっていないんだろう。

 うー、心が重い。でも、これは私がやらなければいけないことだ。

 私は、宮永咲は京ちゃんと結婚する。

 そして、おそらくだけど、お姉ちゃんも京ちゃんのことが好きなんだ。

 普段からかっているようで、誰よりも乙女なお姉ちゃんのことを知っている。

 だからこそ、とても言いづらいんだ。

 でも、言うんだ。今度は何も伝えられずに仲たがいなんて、したくないから!


           ,. : : : ¨¨¨: : : .、

          /: : : : : : : : : : : : `: 、
         ,:': : : : : : : : : :,: : : : : : : : .、
          /: : : : : : : : :/: : : : : : : : : `:、
         ': : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :.
       /イ: : : : : : :./: : : : : : : :/: /: : }: : .    「私、京ちゃんと結婚する」
       | |: : : : :_:_:/:,: : :/: -/-、'}: :/: : :.|
       { {: : : :/-、{イ : / ,ィ斧ミ' /: ,' :/ : |
       八 : : 、  |: /{ 〈ソ /: イ: / \{

           }: :イ八 }/  :.:.   ( {:/イ   `
      r―く_/    、   、_ ノ `
     _/ --- 、`ヽ、 /_>--  ´
   「  / ̄::`ヽ Ⅵ、ヽ-、
   | /l::::::::::::::::::∨ヽ}` { ∧

   | イ::|::::::::::::::::::::∨ \〉' }
   | ハ::Ⅵ::::::::::::::::::∨、_{  ∧
   Ⅵ|::::::、::::::____〉::|!:l「:::::::.


               /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
           /: : :/ : : : : : : : : : : : : : i : : : : : : : : : ヽ
             /: : :/: : : : : : : :./|: : : : : :| : : : : : : :ヽ : : :.
         /: : : i: : : : : : : |: | |: : : : : :|ヽ:.:i: : : : : :i : : i

            ′: : :|: : :i.: : :./|: | |: : : : : :| i:.|: : : |: :.| : : |
          / : : : : |: : :|:|i: :|‐|‐ト: : : :|i:斗‐|┼: i:.|: :.| : : |    「……そう」
.         /: : :/|八 : |八 |_.レ'.._|: : :八/__.}/∨}/: : | : : |
        厶イ  |: : ヽ{{ 午不か}/  午示下}.: : :| : : |
           |: : : :| 弋__ソ       弋__ソ  レ': : : |
           |: : : :|ハ                /| : : : : |
           |: : : :|ヽ}       '        /´| : : : : |
           |: : : :|: :人    _    /.: :.| : : : : |
           |: /i: |: |: : `: :._     ィ: : i: : :.| : :i.: :.|

           {/.人{: |/}: :厂}   ー  .{ア}_l_: : |: : i :. ′
            ,. -‐乂¨ ̄{¨       ¨}   ¨八/}/
          r<. 、       |          |        >、
       /   \\      |          |    //  \


 3/7

 お姉ちゃんは振り返ると、それだけ言った。

 どうしていいかわからなくて、顔を上げられない。

 お姉ちゃんは今どんな顔をしているのだろうか。

 抑揚のない声で返答され、怖くなってしまう。


 「お父さんたちにはもう話した?」

 「うん。お父さんとお母さん。

  京ちゃんのお父さんとお母さんにも話したよ」

 「じゃあ、私が最後だったんだね」


 そこで一旦言葉を切られる。もしかして、最後にしたのを怒ったのかな?

 そう考えて泣きそうになっていると、お姉ちゃんは私の頬を両手で挟み、顔を持ち上げた。


     /    .:: : .:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::: : : i
   /          / .   /::.:::::    .:::;:イ :/:.::::::::::::::::!   !
  // ..::::_ /: .::::::::/::::::::::::;:イ::;ィ:::::::::::::::::://::/:::::::::::::::::/:: . : :!
 /;/´ ̄ /: .::::::/:;:-‐/T77i ̄:::; -‐' /::7ナー-、_:::/:::レ::!: |

 ´    /: :.:::∠:::イ   ___!:::/   /ノ!ナ|::::::://::::::::::::: :!
      /.:::::::::::::::::;ヘ! ァ"7::::::::iヾ     '´,;-ァ=!::;ィ、 /::::::::/::: : !    「おめでとう、咲」
     /;:イ::::::::::::::::{ヽ|.'{  b::::::::!      h::::レ:::i>'::::::::/イ:: : !、
    // /:::::::::::::/::|  ! ` ゝ:::ン_        ,!'_::::;ン/:::::::/ i::: : 、ヽ、
   .!/ !/:::::::::/:::::ヽ i   , , ,   ,     , , , i:::::::/ /:::::: : : iヽヽ
   / /::::::::::/:::::::::::゙、_|              |:|:::/_ノ:::::::::. : : ゙、 \ヽ
    /:::::://::::::::::::::;ハ     _  _     !:i:::、::::::、::::::::. : : :i  ヽ!
  ∠./‐' /:::::::::::/   > 、      ̄    /v、::ヽ:::丶:::::::.. : :!
       /::/::::/ _,ノ:::::::::` r 、     ,  イ、/  ' !::::/\::::.、: :!
     /::/;/  `ヽ、__;ィ:|:ー-`〒´-‐:':´::|    レ'  ヽ;ハノ
    //        _,..-'´:|::::::::::::||:::::::::::::::::!丶,、
        _,... -―'::´:::| :::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::|:`ー-、


 お姉ちゃんは、本当に嬉しそうに、見惚れる笑顔で笑っていた。


 4/7

 「咲が結婚できると思わなかった」

 「うっ、で、でも、恋人はずっといたもん!」

 「そうだったね。

  本当に京ちゃんには感謝してもしきれない」


 私を抱きしめ、嬉しそう気持ちが声にも漏れているようだ。

 こんなにテンションの高いお姉ちゃんは久しぶりに見る気がする。

 私のことを抱きしめて離してくれない。苦しいと思わないのは、お姉ちゃんも私同様非力この上ないからかなぁ。


 「咲、これからたくさん辛いことがあると思うけれど、京ちゃんを疑っちゃダメだよ」

 「お姉ちゃん?」

 「京ちゃんは、咲のことを誰よりも好きで幸せにしたいって思ってた。

  きっとこれから、二人で辛いことがたくさんあると思う。

  そういう時は、まず私やお父さん、お母さんに相談しなさい。

  必ずしも二人だけで解決することがいいこととは限らないから。

  言いたいことはたくさんあるけれど、ね」


 お姉ちゃんが私を抱きしめてくれた。


 5/7

                   _. . : : : : ̄ ̄ ̄: : : : : . 、
               ,. : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
             ,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
           /: :,: : : : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ

             /: : :/: : : : : /: : ,: : : : : : : : : : : : :,: : : ヽ: : : : : : .
          ,: : : /: : : : : /: : /: : : : :|: : : : : : : : |: : : : :∨: : : : :.
          /: : /:,: : :_:_:/: : /: : : : : :i: : : | : : : : l: : : : : :|: : : : : :
        /: : :从|: : : :/|:`イ: |: : : : ∧: :.:|: : : : /: : : : : :|: : : : : |
      / : : : ィ: :{: : :/ィ-、 }:∧: : : | -}:|-|---く: : : : : : ,: : : : : :|

          ̄´  |: ∧: :| _)雫ミ从: : :|  _}∧:_:/ }ヽ : : : /: : : : : :     「山の上に花は咲いたね。
           |: : : Ⅵ V::ノ   \|´_)笊雫ミ/: : : :/:/: : : : : : ,
           |: : : ,: |    ,      V:::::ノノ' : : イ:.イ: : : : : : ,′    咲、幸せになりなさい。
           |: : :j:从            /:/ /' ノ: : /: : :/
           |: : ,|: {: : .    _      ´ ィ: ー ´: : :/: : :/     本当に、おめでとう。
           |: :/|: 从: : : . ‘ ’      イ |: :/ : : :/: : :/
           |:/ 从{_r--'´` ー 、-=≦   ∨: : : /: : :/
           }'   / ||:|       ∧    /,': : : /: : .イ
             / ||:|    /   _,./ / : イ:/\
              / ∧:{   /⌒\´/   ´  ´     、
             ,   {:.:\、 ,′  /     ,. ---――‐`ヽ、
          /  ∧:.:.:. ∨  /_,.:.―:.:.´:.:.:.//    Ⅵ |
            {__  ,  \:.:.:{_/--  ´:.:.:.:.:.:.:./ ,      マ |



      / : : : : : : |i : : : |i : : : : : :|i : : :|i :| : : : :| : : : : : : : : : : :∧
     . : : : : : : : : : |i : : | |i: :|: : :|: :|i : : :|i :| : : : :| : : : : : : : : : : : : :.

     /: : : : : : : |: : : |i : : |_||__|_:|ノ|i: : : |\,.___: :ト、 : : : : :|: : : : :.
.    /: : : : : : : : |: : : |/´l.八_|: : :| |i : : :||八: : : :|/|/\ヽ: :i: :| : : : : :.
   /: : : : : : : : : |: : : |ヽ:斗====ミ|.八: : : |  斗====ミ、 Ⅴ: i|: : : : : :i     「おねえちゃ……」
.  / : : : :__|: : :i|: : : |〃 ,イ斧心 ′ \: |    笊i心.  ヾ | : リ: : : : : :|
  ´ ̄ ̄   il : :八: : :|″ ._)::::::hi}    ヽ   ._)::::::h}   |: /: : :/ : : |
       |i: : : |r\|   乂___ツ         乂___ツ  . |/: : :/: : : :j
       |i : : :|l`ハ  `ー       ,      ─‐ :' /: : ,イ: : :|: ,
       |i ,: :∧    """"               """"  厶イ'/:|i /|/
       l/|: : :人__                     ,__/: ル' '′

         { |: 八: : 从        ー─         /: : /'′
        |/  \: : \    /´        ヽ     ,イ: /
        '     \ ト、: ,   _,   ─   ノ   , : : /
                 ヽ \:>         _ <: /
                     ヽ: : 〕   ─   〔: :/l: /


 そこから先は言葉にならず、泣いていた。

 お姉ちゃんはずっと、私を抱きしめてくれていた。


 6/7

 ……
 …


 咲は落ち着かせて帰らせた。

 本当は送って行ってあげたかったんだけれども、咲にも思うところがあったようだし、タクシーを呼んでお金を握らせて帰らせた。

 それに、情けないけれど、私も気持ちを整理する必要がある。

 咲が結婚……それはとてもうれしい。

 その相手はもちろん私もよく知っている、京ちゃんだ。

 京ちゃんならば咲を悲しませない。それは『私が誰より知っている』


          /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
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    .//.:/.:.:.:..:.:.:.l:.:.::八.:.:.:.:.| ´  ∨ }.:ハ.:.:.:|.:.:.:.:.|:.:.:.:.丶
   /.:′|.:.:.:.:|.:.:.:|'⌒  \.:.{    ,.斗==ミ|.:.:.}:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.
  ./.:.i{.:. |.:.:.:.:|:.:.:.|      \  " 乂ソ |.:./.:.:.:ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.    「京ちゃん……」
.  / .:八:.:{.:.:.:.:ト.:i:.| 斗=气      ´ "" }/ }/ |!.:.:.:.:.:.:.丶
 .:.:.:.:.:.:.:.:.イ.:.:i|::乂〃 Уソ             リ.:.:.:.:.:.:.:.:|

./.:.  '"   |i:.:.リ.:.:.:ハ ´""  ′        __/::}.:.:.:.:.:|:.:.|
´      |i:/.:.:.:.:.:::::::.             /:::::i|::/.:.:.:.:.i|.:.:|
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:込、    ´ '      イ:::::::リ/.:.:.:.:.:八:i|
      i:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:|:::::::.....       /|::::::/.:.:.:./  :リ
      |.:.:.:.:.:.ト.:.:.:.:.|:::::::::::::>.、_     |:::::/.:.:./   ′

       八.:.:.:|.:| \:|:::::::::|i::_, く}        ト/.:/
       \{──<´ ̄  \\      |:イ \_
      /⌒      \    ::::\     |:::|  } =- .,_
      /            丶    、::::、   }:::}  }        、
.     /                 ::::  /::/
    /             `、     :::∨::/           ∧


 宮永照は、京ちゃんのことが好きだ。

 ……好きだった、と言えるほど、私は気持ちの整理が出来ていないらしい。

 最初は嫉妬していた。私と咲が仲たがいしている最中、誰よりも咲の近くで、咲を笑わせ続けた人だった。

 二人が付き合うようになって、彼の人となりを知った。

 今時の男の子で、学業も平凡。麻雀はとても弱い。スポーツはとてもすごい。

 何より、そのコミュニケーション能力。彼と関わる人全てを笑顔にしてしまっていた。

 気づけば私は、『咲を笑顔にする京ちゃんに惹かれていた』んだ。

 きっと、『咲と別れて私と付き合おうとする京ちゃん』だったら嫌いな人になってしまう。

 私の初恋は、どうやっても実ることがない。ずっとずっと、わかりきっていたことだった。


 7/7

             ,. . : : : : :  ̄ ̄ ̄: : : : . . .、

           ,. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `: . 、
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        .' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : :\: : : : : \

       /: : ,: : : ,: : : : : : : : \ : : \ : : : \: : : :\: : : : : :.

       .': : /: : :/: : : : : : : : : : :ヽ: : : :ヽ: : : : ヽ : : : ∨: : : ∧
       /: :〃: : :|: : : : : |: : : : : : :|、: : : :|、_: :|: : : : :|: : : : : :.
      ,: : :':|: : : :|: : : : : {: : : : : : :| \イ:l´\: : |: : : , :|: : : : : : .
      /: : :|:|: : : :|: : : :_,∧: : :| : : {  \},.ィtr‐、: : /}/: : : : : : :|
     ′: : |:{: : : :{:´「´: | 从:{\: :\ ィ雹(_心 イ: /⌒Y: : : |: : |      「京ちゃん、大好きだよ」
     ': : : : 从: : :∧:{ 从{   \` ー` 乂こソ |:/ )  } : : : : : |
   /: : . :イ: : :\: :{ ,イ¨雹芯            /' ,..-_ノ: : : :|: : |
   ,': :/ |: : : : :从\:. 乂zリ               /: |: |: : : : :|: : |
  ー ´   : : : : : : |: : ∧     '           ム: |: |: : : : :|: : |
       ,: : : : : |: : {:∧        _ ,     イ |: : |: |: : : : :|l : |
       Ⅵ: : : :|: : |: :个:..          <   |: : |: |: : : : 从: !
        ∨ : : ∨ |: : {: : : : : :≧=-r ´   /⌒|:/: : : :/ Ⅵ
         \: : :\}: : \: ヽ : / ∧  _,/   /'/: : ,.く
          \: } \>:,.イ /⌒\/     ,.- /:/、  \
            \   //  ,'  /    / /イ- 、 \ ∧
              /,イ   / /    //´     \ \∧


 毛布を被って、静かに泣いた。

 カン


 1/5

 242
 部長の話
 270
 10年後のスーパーマホっち


 「なんで結婚できないのか会議をするわよ」

 「増えたじょ……」

 「もうやだ……」


 須賀咲ちゃんです。女子会に2名ほど追加されました。

 しかもその対象が竹井さんとマホちゃんって……もうやだ。次はこないもん!


 「竹井さんは悪待ちするのでは?」

 「あら、和。いたの?

  呼んだ覚えはないのだけれども」

 「いえいえ、普段の私たちの女子会に顔を出すなんて、厚顔無恥ここに極まれりですね」

 「和先輩は難しい言葉を使いますね!

  男は賢い女の子より『きゃーっ!』とか『かわいいー!』って言っておけばいいんです!

  賢い女より男を立てて媚びる女です!」


 地獄絵図だよ! 今回は本当に心が折れそうだよ!


 「咲ちゃんごめんな……。

  私が引き受けるつもりだったんだけど、知らないうちにのどちゃんが咲ちゃん呼んでたんだじぇ」

 「う、ううん。大丈夫だよ優希ちゃん」

 「咲ちゃんは優しいな。

  (三人とも、おこぼれをもらいたいなら咲ちゃんの味方になればいいのに…)」


 私の味方は優希ちゃんだけだよ!

 なんとか今日1日乗り切ってみせるよ!


 2/5

 「マホ、馬鹿な女は嫌われますよ?」

 「逆ですよー。変に自分賢い!ってしてる女の子は女子会でハブられるんですよ!

  女の子は周りに合わせて、話からハブられないようにするのが定石だってマホ知ってます!」

 「麻雀の定石は覚えられないのにそういうところばかり賢くなって……」

 「麻雀はできても結婚できないけど、女子力を磨けば結婚できるんです!

  マホ、友達から教えてもらいました!」


 こわっ! マホちゃんパワーアップしてる、こわすぎるよ!


 「えと、そんなことないと思うんだけどなー……」

 「咲ちゃん咲ちゃん。

  女の子って、道を歩く時はどんなに邪魔扱いされても横に広がるだろ?」

 「う、うん。私はよくわからないけれど、よく見るよ」

 「アレって、ハブられないように、他のやつより後ろにいたくないってことなんだじぇ。

  女の子界隈で権力争いは本当にあるんだじょ……」

 「もうやだー!!」


 なんで私は、女の子の常識を叩き込まれているんだろう……。

 喪女だから知らなかったツケがここで払われているんだね……。


 3/5

 「またマホはそんなことを言って……」

 「和先輩ももっと媚び媚びーってやれば一発で落とせますよぉ」

 「そんなテクニックありえません!」

 「えへへー!」

 「和ちゃんが押されてるじぇ……」


 ああ……大惨事だよ……。


 「あら、和負けちゃったのー?」

 「竹井先輩も、雑学が詳しいってマイナスですよね」

 「……あ?」

 「男の子の話を聞く時に、なんに対しても『なにそれ! 教えて教えてー!』ってやるのは定番中の定番ですよ?

  自分で答えられる雑学に対して、そういう対応できますかー?

  マホはできます! ギャルのコピーしましたから!」


 マホちゃん!?

 あ、でも普通の女の子として生きることを考えれば、麻雀力よりよっぽど便利なものをコピーしたよね。


 「わ、私が教えてあげればいいじゃない!」

 「やれやれです。

  それじゃー男を立ててあげられないじゃないですか!

  ドヤ顔早口で雑学の話なんてされたら大抵お男の人はドン引きですよ!」

 「それはマホが正しいじょ。

  久先輩が求めているのが対等な相手ならいいけど、それが恋愛感情に発展するかは久先輩次第。

  年下辺りを狙うなら無駄に知識を持ってない方が便利だじょ」

 「そ、そうなんだ」

 「男をたてるのって難しいんですよー。

  それこそ、自分が本当に知っていても、知らない風に装うのが真の女子力です!」


 な、なんかマホちゃんがこの中で一番正論言っている気がするよ……。

 優希ちゃんもよく知ってる辺り、やっぱり大学の女子会を経験している人は違うんだなぁ。


 4/5

 「ってことは、この10年間でマホちゃんはモテモテだったの?」

 「はい! 何回か覚えてませんけれども、モテました!」

 「彼氏は何回くらいできたの?」

 「0回です!」

 「「「「」」」」


 えっ?


 「マホ、それだけ言っておいて彼氏が出来たことがないんですか?」

 「和。ここは引き分けにしておいてあげましょうよ。かわいそうだし(笑)」

 「マホはどうしても好きな人がいるんで、告白されたらお断りです!

  でも……」


 ぅ。やな予感。


 「思わせぶりな態度とか、実質恋人なんじゃないかって人を何人か作って練習してました!

  実際に付き合うとかの単語を出させないのがポイントです!

  もちろん付き合ってないのでボディタッチなんてNGです!

  デートの調査とか、男の人はどうやれば喜ぶのかとかを徹底的に調査しました!」


 うわぁ……。


 「何人かはうまく制御できないで付き合おうって言うんですが、そういう人はお友達だと断言して切っちゃいますね。

  あくまで女子力を高めるための練習ですから!」


 これが本物の悪女……。


 5/5

 「料理も出来て、仕事も決まりましたし、男を立てる術も勉強しました!

  マホの本命はこれから実らせます!」

 「う、うん。頑張ってね……?」


 もうこの子と関わるまい。そう誓いました……。

 なんにせよ、京ちゃんと私はもう結婚してるし、京ちゃんが浮気なんかするわけないって信じてるもん。

 それにマホちゃんの好きな人ってのが京ちゃんとは限らないし、私はもう関係ないもん!!


 「なるほど、女子力。……それが有効ってことは、私にとってはこのまま悪待ちするのが一番ってことね!」

 「恋愛に悪待ちなんてありえません」

 「原村ァ……」

 「なんですか竹井」

 「マホ、頑張っちゃいます!」

 「さすがにこれはやりすぎ。咲ちゃんたちは私が守ってあげるからな」

 「そんな、大げさだよぉ」

 「ちなみに、普通の女子会ではマホの言ってたことは当たり前のように出てくるって覚えておくといいじょ」

 「え”……」


 もうやだ。私の居場所は宮永家にしかないんだもん。

 今日は京ちゃんに甘えよう……。カン!

投下終わりです
これでリクは二つ残して消化できたはず。残り二つは浮かばないんでまた後日
後でシチュ募集するかも

 ・1スレ目で頂いたシチュエーション

 14
 【仕事場にお弁当を届けに行く咲ちゃん】

 72
 【一緒にスーパーで買い物】

 84
 【休日にまったり耳かき】
 151
 【久しぶりに姉も誰もいない二人っきりの京咲】

 158
 【照にあすなろ抱きされて耳元で囁かれる京太郎】
 159
 【照の誕生日京太郎独占】
 181
 【照の誕生日京太郎独占権プレゼント】

 125
 【内弁慶】

 148
 【鍋料理】

 149
 【紅葉狩りに行く】
 156
 【子供達と一緒にお風呂はいる】
 【川の字で寝る】
 157
 【旅館で家族風呂】

 174
 【子供に「伯母さん」と呼ばれる照】

 180
 【膝の上に座って充電】

 152
 【優希と和が訪ねてくる】
 203
 【高校時代の麻雀部員との会話】

 150
 【告白した時のこと】

 235
 【子供の名前を考える夫婦とDQNネームをつけたがる照】

 75
 【突然の大雨に濡れてしまったので三人でお風呂】
 160
 【宮永家全員とヤる】

 275
 【看病】

 276
 【酔っ払って前後不覚に陥りながらなんとか家に帰って玄関に倒れ込み、むくれながらスーツを脱がそうとしたらすごい勢いで手を振り払って「止めてくれ、家に妻がいるんだ」と喚いて気を失う京咲】

 161
 【子供の授業参観などの学校行事】

 226
 【夫婦喧嘩してから仲直りまで】
 227
 【子供達が京ちゃんを独占していることに嫉妬して、パパは10年も前からママのなのーって嫉妬する咲ちゃん】

 277
 【押入れを整理してたら高校時代のセーラー服出てきて、ついつい着ちゃう咲ちゃん】

 274
 【お産間際のみやながけ】

 201
 【咲ちゃんは友達が少ない】
 271
 【京咲家デートの割合】

 ↑投下済


 ・2スレ目で頂いたシチュエーション

 864
 【界さんが京ちゃん呼びする理由】
 989
 【両親視点での生活風景】

 994
 【出産前後の京咲】

 988
 【恋人になってからの初デート】

 481
 【京太郎と照の浮気疑惑】
 996
 【照と京ちゃん夫婦に間違われて咲ちゃん嫉妬】

 990
 【プロポーズ】

 477
 【結婚前、界さんに嫁さんにくださいな挨拶をする京ちゃん咲ちゃん】

 863
 【京咲が結婚後に宮永家に住んでなかったら】
 987
 【結婚初期の話】

 476
 【妊娠発覚時の様子】

 993
 【照視点で何か】

 480
 【バレンタイン】

 998
 【家族みんなでトランプ遊び】
 999
 【みんな幸せな風景】

 888
 【子供が風邪を引いたら自分が代わりになってあげたいと思う京咲】

 992
 【友情破壊ゲームをプレイしたのに、さらに絆が深まった京咲】

 1000
 【京太郎たちが3年の卒業式】

 991
 【重婚が法的に認められてテルーと京ちゃんの子が誕生、という照の夢オチ】

 482
 【カン(物理)】
 67(4スレ目)
 【咲ちゃんのお料理講座】

 ↑投下済


 ・3スレ目で頂いたシチュエーション

 862
 【京咲最大のプレゼントは感謝の言葉】

 901
 【女子会にて少女漫画などに良くある壁ドン顎クイetc.の話で盛り上がるもよく考えたら全て京ちゃんにされていた咲ちゃん】

 984
 【照とロッカーに入ってしまって嫉妬する咲ちゃん】

 986
 【何かと頼りにされる咲ちゃん(の夫)】

 998
 【京咲照で海水浴】

 1000
 【清澄麻雀部全員での同窓会で盛大にのろける京咲とかさ】

 985
 【子供たちの運動会とか】
 989
 【子供達がよその子とおままごとをしたせいで須賀夫妻の(主に夜の)家庭事情が赤裸々に】

 905
 【男女の双子について。ヨスガ】
 127(4スレ目)
 【子供が親の真似をしてキスとかしてた】

 994
 【タイムカプセル】

 906
 【ペットのカピバラと戯れる】

 999
 【高校時代にできた戦友】

 987
 【子ども達と一緒にスーパーで食材お買い物】
 135(4スレ目)
 【DNAに刻み込まれるレベルの迷子属性】

 997
 【京咲大学時代の照視点】

 ↑投下済


 ・4スレ目で頂いたシチュエーション

 122
 【照の試合中継をおうちでテレビ観戦京咲】

 126
 【いつもの調子じゃなくてガチ本気で京太郎に迫る照】
 220
 【ほのぼの定期って、次あたりでまた盛るんだろ!】

 123
 【照と京太郎のデート(with咲)】

 331
 【双子から何て呼ばれているか】
 348
 【すこやんをテレビを見た双子の反応】

 121
 【照に京太郎と結婚することを伝える時の咲さん】

 242
 【部長の話】
 270
 【10年後のスーパーマホっち】

 ↑投下済
 ↓未投下

 124
 京咲の結婚式での照と清澄の様子
 125
 宮永姉妹に襲われる京ちゃん

見たいシチュあればお願いします
既存キャラならOK。新キャラはちょっと待ってね

仕事で疲れた京太郎に膝枕しつつ耳掃除をする咲ちゃんをば


 1/5

 442
 危しマホにちょっとデレてしまった京ちゃん


 「京ちゃん先輩! 久しぶりです!」

 「マホ……か?」


 夢乃マホです! 目標は宮永先輩から京ちゃん先輩を奪い取ることです!

 今日はプラン1、京ちゃん先輩と偶然を装って再開するミッションです!

 話すのは帰り道、電車から降りたところです!

 あくまで今日であったのは「偶然」ですよ! 「偶然」!


 「いやー、大きく……はなってないけれど、マホも大人になったな」

 「えへへ、そうですか?」

 「うん。なんというか、雰囲気が大人びたよね」

 「京ちゃん先輩にそう言ってもらえるなんて、マホ感激です!」


 これがマホの努力の成果です!

 マホは起伏が乏しい体とは言えませんし、京ちゃん先輩の好みから外れていることも理解しています。

 でも、無い物ねだりをするのは間違っています!

 マホにはマホの強みがあります。そう、『かわいい』路線です!

 放っておけない、弄りがいがある、良く懐いてくる……。

 後輩には後輩の強みがあるんです!

 もちろん、妹扱いされる、恋愛対象とは見られないと言ったデメリットがあることも重々承知です。

 ですが! 自分を見失って迷走するよりはよっぽどの強みになるはずです!

 背伸びをしない化粧、無理に大人びない服装。

 そして、今のマホは料理などの家事もバッチリです!

 自分が頼られるはずなのに気づけば後輩の女の子に依存していた……男の人の弱いポイントです!


 2/5

 「今日はたまたまここに寄ったのか?」

 「はい!

  背が高くてカッコよかったので、京ちゃん先輩かなーって思って、つい声をかけちゃいました!」

 「おいおい。カッコ良いって……」

 「め、迷惑でしたか?」

 「そ、そんなことないさ!

  嬉しいよ」


 最後の言葉を言う時には、ちょっとあざといくらいに見上げて目を潤ませて言います!

 両手はグーにして胸の前で媚びるのも忘れません!


 「京ちゃん先輩はマホのことを褒めてくれたのに、マホが京ちゃん先輩を褒めちゃいけないなんて、不公平ですから!」

 「既婚者を口説いちゃダメだろー」

 「えへへー」


 おっと、無理には押しません。

 ここで無理に押せ押せになってしまっては悪待ち(笑)とデジタル(笑)と同じになってしまいます。

 あくまで今のマホは『偶然』京ちゃん先輩と再会した後輩ですから!

 京ちゃん先輩が宮永先輩を立てている以上、押せ押せになっても拒絶されるだけです。

 少しずつ、少しずつ、京ちゃん先輩の心に夢乃マホを浸透させていくんです。

 もっとも、口説いていることを『否定』はしません。こういったさり気ない部分が少しずつ浸透していくんです!

 今のマホはあくまで後輩、今のマホはあくまで後輩。……自分に言い聞かせます。


 3/5

 「そういえば、京ちゃん先輩はカピバラを飼っていましたよね」

 「おお、よく覚えてるな」

 「マホは天竺鼠を飼っているって話、覚えてますか?」

 「あー……、そういえば言ってたね」

 「えへへ」


 今日するのは世間話だけです。

 京ちゃん先輩とマホには、ペットを飼っているって共通点がありますから!


 「カピバラってどうやって飼っているんですか?」

 「懐かしいなぁ。それはーーー」


 マホはあくまで聞き役に徹します。

 男の人は自分の知識を自慢したい部分があります。もちろん、そうでない方もいますけど。

 それを少しずつ刺激しているんです!


 「それでカピが乗っかかってきてさ。

  なんとかどかすんだけれど、重くて重くて……」

 「すごいですね!

  マホには出来ないです!」


 自分には出来ないことをアピールします。

 同時に、先輩を持ち上げることも忘れません。


 「あ……、すみません先輩。

  今日はそろそろお暇しないと」

 「そ、そうか。ごめんな、話し込んじゃって」

 「いいえ! 京ちゃん先輩の話、とっても面白かったです!

  良かったらまた聞きたいです!

  カピバラに触ってみたくなりました!」


 名残惜しいですが、別れを切り出すのは自分からです。

 マホが京ちゃん先輩目当てで擦り寄っていると思わせないためです。

 さて、ここは撤退して……。


 4/5

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                l : : 刈,r==く      ,zx、ノノイ / : ::/`マママ
                | : : : :| l/l/  ,     ⌒ヽ.   レ⌒Y            「ほ、本当ですか!?」
                | : : : :|   ┌ ―┐  l/l/l ノんノ
                | : : ,仆、   マ. 丿     rく__/|
                l : : !i ト、「>rf^h_, ィ ノ|人|: :/
               /イ: :|寸〈V j i  |   i匕>、 レ′
               人| ,rく〉V l i  | ̄>′  \`
                    〉 i_〉⊥i, hく      ∧
                  ∧/ ,r一'   |rヘ、   /ヽ',
                  / r| 〈 / ̄ヽ  >く   l∧
                   / 〈 \レ': : : :/ `ヽノj_, /  !
                    /  | `ー\::/      ̄`ヽ ト一
                  V     ∧        `|
                 V     / \         |
                〉ー<     \    , イ
                /           >---く  |


 5/5

 ……

 …


 「ふ、ふふふ」


 京ちゃん先輩と別れて、自分の部屋で毛布に包まります。

 予想外の展開で、急接近できました。……京ちゃん先輩はとってもコミュニケーション能力が高くて、こういうことが出来るんです。

 正直、完全に予想外ですが、使える手は使います。カピちゃんも触りたいですし。

 何より、京ちゃん先輩が前よりずっと格好良くなっていて、マホの胸がキュンキュンしちゃってます。我慢できません。


 「それじゃあ、今日も鎮めますか」


 どうしても我慢できない時、マホには特別な手段があります。


 『咲。ただいまー』


 京ちゃん先輩



 『おかえりなさい。京ちゃん。

  ほら、スーツ脱いで』


 宮永先輩


 『ちょっとゆっくりさせてくれよー』

 『だぁめ。シワになっちゃうんだから!

  そうなったら誰がクリーニングに出すと思ってるの!』


 二人のコピーは完璧


 『マホにはいつも迷惑をかけていてごめん。

  マホはいい嫁さんだなァ』


 そこにマホを移し替えて。


 「はい! 京ちゃん先輩。愛してます!」


 ほら、完璧


 カン!


 即興を一つ
 引き続きシチュは募集します。以前書いたシチュと新キャラ系はごめんね

 >>435
 1スレ目170にありますのでよければどうぞ!


 1/8

 434
 照のプロ仲間が家に遊びに来たりとか

 440
 照の女子(プロ)会


 「数え、くらいくれてやる」


 私に勝てるのはテルだけだった。


 「亦野せんぱーい。

  私のためのハンデづけお疲れ様でーす」


 全ては私の引き立て役。


 「役満くらいくれてやる」


 仮に一回負けたとしても。


     /                  \
 _人_ '                      ` 、  \
  Υ'/ /  /              ト、        丶
   / /  /         |    | | Χ     }
  .′   il  /   |  | \ | / `、  リ   |
  i | _|l__∧ト、八  |   メ´  ニニ  /   } |
  | |   ||  `>x、\|   斗チ芋ミ、∨   ,′j
  | |l   l|斗示芋ミ、    ''h!::::::::}  ,′    ,
  |l 八  И'h!::::::}      乂___ノ /     /

  ||  \| 乂__ノ       /i/i/ /     /l|

  .八   ゝ /i/i/i    i       / /  / / |
   ‘,\ ハ      r    ア  /l/ /  /:: |  「ちょと反省してテクニカルになったスーパーノヴァあわいちゃんがボッコボコにするよ!」
     ト、  込、         _ノ   //  ,イ::: l|
     |l l\ \> .,_       /∨  /l|:  八_
 |ヽ.  八l_\ \-─=ー ァ--<  /   / 八 {  \ `ヽ
 | | ./ /´  ハ 〕     { 〉     ,′ /   ` ヽ  \∧
 | |/─、_ / |∨  __ Ⅴ__=|   /     〕\  \
 | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\)     |  ,′         \ 丶 


 最終的に勝つのは私。

 テルと一緒に暴れまわって、その次の年は亦野を困らせて好き勝手にやった。

 私に敵なんていない。私が右を向けばみんな右を向く、私が左を向けばみんな左を向く。

 私は白糸台麻雀部のてっぺんなんだーーー!!


 2/8

 なんてやっていたら。



         /               ヽ \
            /   ./              :.
        /   ′ /|     :∧         ::.
.       / 7  | ./ !     | ∨    |    |
       ′ !   | / ̄`∨   |´ ̄Ⅵ    |     |
       |  |   r≠ミ、∨  | r≠ミx   |     |
       |  |  从 r':::::}!八  〃r'::::::}!》  |     |  「あわ?」
       |  |  ハ弋)ソ   \{ 弋)ソ |   |     |
       {  |   :i ,,,  ,     ,,,, /  八   !
.        |   :}          /7 /     |
        八   人   v  フ   / /}    八
         \{\( >...       仏イ/    /:  \
.           /    ≧ー <    |/   /:    \
          /   厂 ̄ |      /   /:.      \
         //   /   /|    /   ∧::..       ::.
.      //'    /   ∧   //   /  \::.      |
.     // /   /   /\  / /   /    \::.    |
     l(  /   /   /  /   /   /        \:..   |


 私が3年の時に、誰も友達がいなかったのだ!!

 正確に言えば、3年までは誰かしらが側にいたんだけれども。

 先輩たちがいなくなった瞬間、誰も近寄らなくなっちゃった。

 まるで、今まで私の近くにいたのは先輩への義理だったと言わんばかりに……。

 それでも意地っ張りな私は自分を直さずそのままでいた。

 ……仮に直していたとしても、女子のカースト制度を考えると、仲良くなるなんて出来なかったよね。

 しかし、一度ぼっちになってしまえばあとは転落一直線。

 高校を卒業してプロになっても、新しく友達ができるなんてことはなくーーー。


 3/8

 「うわーん! テルー!」

 「よしよし」


 こうして、テルーに頭を撫でられている。

 テルですら大苦戦するプロの世界。私もスーパールーキーとして鳴り物入りで参戦したんだけれども、その成績がいいとは言い難い。

 同期の中ではトップクラスに値するとはいえ、もうプロ入りから7年。『同期の中では』なんて言い訳通用しないよっ!

 世間では『宮永照の後継者』だと散々持ち上げられた末の結果、しかも私自身のビッグマウスも相まって風当たりも強かった。

 その中でも一番響いたのが、『宮永咲なら宮永照の後継者として申し分なかった』という記事だ。正直泣いた。

 サキは高校一年がピークで、そこから先は麻雀に本腰を入れてないのに、伝説だけを残して去ったせいで持ち上げられているのだ。

 いざという時に頼れる友達すらいなかった私は、こうしてテルに頼るしかなかった。

 テル、そして社会人になった亦野は、時々私のことを慰めてくれるのだ。


 「立場上マスコミに付け回されるのは仕方ない。

  そう言ったものに関わらないようにするべき」

 「だってぇ……。何かとサキと比較されるんだもん」

 「うん。咲は戦績にほとんど傷をつけずに麻雀界から消えたから、仕方ない」

 「高校2年、3年ではパッとしなかったくせに……」

 「全国まで来なかったから、逆に取材も薄かったのが大きい」


 テルの前だというのに、咲に当り散らしてしまう。

 自分の妹がそんな扱いを受ければテルも怒るかな、と体を強張らせていたのだが、反してテルは私を抱きしめてくれた。


 「淡は素直だから、悪意に対しても素直でいちゃうんだよね」


 結果を残している時はそれでも良かった。全てを結果で黙らせることが出来たからだ。

 でも、今はプロの世界。

 何より、どんなに自分が頑張っても、目の前のテルに勝てる気がしない。

 そう、どんなに甘えても、『宮永照はライバル』であり、競う相手なのだから。


 4/8

 「あれ、照さん。帰ってたんですか?」


 急に聞こえた声にビクッとしてテルから離れる。

 弱いところを見せるのはテルの前だけ!


 「京ちゃん。今は女の子の時間」

 「あっ、すいません」

 「……あ、やっぱりちょっと待って。

  ちょっと子供達を連れてきて」

 「? わかりました」


 なにやらよく分からない会話をして、男は去っていった。

 えっ、もしかして私、テルに男関係ですら負けてるの……?


 「テルーの彼氏?」

 「そうだったらいいんだけどね。

  咲の旦那さん」


 いつもクールなテルが、男を見ている時だけ熱に浮かされたような目をしていた。


 「それって」

 「いつか姉妹丼を目指してる」

 「食べられる側なのに!?」


/`ヽ            .  - ─ ─-  .
 /`ヽ   . - ───<_人 _ : : : : : : : : :.┼  .
/  /´    __.rr.─‐┐ノ:´Y´ .: : : : : : : : :_ 人 _: \
し '   r<´  |ll:    | : : : : : : /. : : : : : :.`Y´. : : : ヽ
   } └ .─ ┴‐─ ┴,. : ://: : : : / : : : : :!: : : : : _人_

、 .斗 ‐‐─ァ── <:./: :/: /: /: : /: : : : :.:/:i: : : : :.`Y´
 > ´  ̄ フ./: : :/: : :.// :./_:/_:/:_: /. : : : : :/:/: : :! : : : ∧
___..斗< /: : :/i: : : :{: : /: /: /: : /`ヽ. :./:/: :i: :.! : : :/:∧    ブイッ!
.       /: : /´:!: :.:从: :芹竿ミx.:|: : :./:/:`メ: :.! : :/:/:.∧
     /: : /!/ |: : : |人{弋 _メckj /:/:/. :ム:リ :/:/: /:.∧

.    /: : /人.N: : : |  ⌒ ー ''     「笊ckくj /:/:./: /:.∧
    /: : //: : ヽ!: : :.| """"        辷..ソXl|: : :/: /: /:.∧
.   /: : //__人_:j: : : |        ,   """ノリルイ⌒ `ヽ/:.∧
  /: : //: :.`Y´.|: : : ト、    、_       /. :i: :.:|      `マ}
ー/: : //: _人_: :.j: : :.:|:.|\     ー '     . イ. :人_ |    i
∨`Ⅴ「ー`Y´─.! : : |:.|.  \    .  イ: :.!:.`Y´. ! ___ 人 ___
 \ \       !: : ::l:.|     ̄「:i: : : : :j: :.:|: : :l: :.:l   `Y´
   \ \    从: :.j:.|      |N\: : :l: : :!: :.リ:.:.リ    l
      ト、\   人: l:.|      } jト、 \j : リ: :/: :/
     | .\ \   ヽ j\ _ _j ハハ  ` <': :./
     |:::\\ \     \   ⌒ } i    `<}ト、
     |: :: :::\\ \      \   .N      // ト、


 て、テルーが分からない……。


 5/8

                _  -‐==‐-
             /. . . . . .      `
   -‐==ニ二      ‐‐- _         `ヽ
       /                : . . .
      /  /  /          `ヽ  : : : :

       /  /  .i     .ト           : : : . __ニ=-.
      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「あっ、ビッグスター!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
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        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
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         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \  「こら! 走るな!」
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、


 子供がドタドタと騒がしく走ってきたと思ったら、先ほどの男に捕まえられて持ち上げられる。

 それでもバタバタと暴れるが、男ががっしりと掴んでいるために動けないみたい。


           -‐──‐-

       . ´          `ヽ、
      /
     /                 ,
   / /   /|    ト、        ′
 ∠._/   / i|    i \      〕
    〔  |/ 八〔\ .'   \   /
.     |∧ :| ┯:┯  V ┯:┯∧ /   j    「私と京ちゃんの子だよ」
    ' ∧|  乂ノ     乂ノ   ∨、   |
.     /:Ⅴ         ""  ノ   |
    /::::入_           _  < / /| /
  /\ /∧ノ  へ ̄ ̄/  \リイ/ / 〔′
   ̄\\  r‐'   \/  //\ /
     \ヽーヽ └─ー/─'  \
      丶ー|   〉 〈   |  〈

           |  .〈∧/    !__/
           |        | |


 「「」」


 6/8

 「えっ、は?」

 「照さん……またそんなこと言って」

 「冗談」


 て、テルが冗談を言うなんて、この男何者!?


 「この子は、淡のファン」

 「また冗談でしょ……」

 「ううん。『ビッグスター』って、覚えてる?」


 覚えてるよ。

 私がスーパールーキーとして参戦した時に名付けられた異名だ。


 「この子、淡の麻雀カードばっかり集めるくらい、淡が好きなんだよ」

 「……えっ」


 先ほどから男に羽交い締めされている子供を見る。


               ,..  / ヽ ´⌒> 、

             /             \
            /      |  }!      \⌒
.           /  /   !   |   | ヽ   \
           /ィ  :|  \∧  | /| |! トー―
           | _|VT示r ∨j/示rx/ V(

            レ1(  弋,り   弋り {ソ V            __
             |/V{   ___   从|>ー―――r―――/ /
             ___/>、 V /  イ7   /     /――-、  \    「ビッグスター!」
          ___/   | | ー 77 /   /     /      ー―
         ノ  (    | |  / /    /     /
       /     \|   | | / /    /´ ̄ ̄ ̄
     /        !   ∨∨ /  /(
  _/\     /|/   ∨ / / /  ⌒ヽ
 ー  / \    / 人   〈 /  /       |
   し′     ̄  ,  >==≠  | /⌒ ト{_
             |    | |/    |/|   |::::}!
             |   \| {___/::/|   |::/


 まだ喋るのに慣れていないのか、それだけを繰り返す。

 でも私がいることが本当に嬉しいみたいで、羽交い締めにしている男を蹴り、殴り、振りほどこうとしている。


 7/8

                ,. --- 、        ____
                  /,  ´ ̄ ̄` '⌒´     \
           、_/_/⌒ヽ , /            ヽ
            ,---、  / //    :       ヽ :.
           ,  / ̄-/ /' {   | |       | :
          / __   ̄,./ /-' l| l | |___ l |    |
            .:' /   ,イ _| | |ア__l { { | / }`| |    |
       /       ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 |    |
    /\'´        /{  | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
    ////\ r---  ´八 !∧  ̄   ,:  :.:.:  }/ノ/ リ   「コイツ、大星淡さんのファンでして……。
.   ///////\      \}∧         u 八/
  //////////〉        込、  __    ,.: /     騒がしくてすみません」
  ///////// /          }>、   ` イ |从
 ,'//////// /   _      /--、l ` ̄ :,   |--、
.///////// /  イ/////\   {////}   /  「///|
'//////// /´// {////////ー '|////|   ,   |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \    |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、



 男が困ったように、謝った。


 「私に、ファン?」

 「普段そういう声は聞こえないのかもしれないけれど、淡にだってファンはいる」

 「嘘?」

 「子供がそんな嘘つけるわけないでしょ」

 「……」

 「淡。あなたの味方は確かにいる。だからもうちょっとだけ、頑張ろう?」


                _, -──-  .,_
               '´         `丶、
            /              \

           ,          /         \
.           /     .   /            ヽ
           ′     / /              `、
.          .' /   /,     // /|   |       `
         i     . /    」_ ′/  |   | i|  . i
.         i |   j/,    /イ`メ、   |  小 ||   ト.!
          j .|  ∨/    / |/ ヽ  |  ァT丁l   | |
         ノ i|  V    j 抖竿ミ    ノ ノ ,ノイjノ   | i  「うんっ!」
___ ____彡' , i|  i| j   八|:x:x:    /ィ竿ミ 刈    | }
 ̄¨ え≠  / 八 i|/l   |  |        :x:x:/ ノ    | ′
 /  -‐ '    ハ  八  ト、  ヘ.__ `  厶 イ   ノ
/    __,.斗‐=≠衣  ヽ八\ 丶.__ソ  . イ(⌒ソ  イく
     jア¨¨^\   \   \ >-=≦廴_  ア /ノヘ\
  斗ァ'′     \   \   ヾ. \___ ⌒ヾく<,_ `ヽ )ノ
/圦 |       、\   ヽ   、∨tl  `ヽ . ∨ V\ i
 { `|           Vi:\  ハ  i } |    } i }  ∨,} }
≧=- |         辻_V\`i}  i } |  /} iハ}   辻ノ
   ノ          ¨〕V//リ  iノ ////V〔    ¨〕


 8/8

 「じゃあ、気をつけて帰ってね」

 「俺が送りましょうか?」

 「大丈夫! 同い年だし敬語もいらない!」

 「そうか?」

 「うんっ!」

 「ビッグスター!」

 「大星、また遊びに来ていいよ。

  この子も待ってる」

 「もちろん! あわいちゃんはファンに優しいのだっ!」

 「元気なヤツだなぁ」

 「お前の名前は?」

 「須賀京太郎だよ」

 「きょーたろー……。よし、また今度子供に会いに来るからねっ!」

 「おお……。子供の相手をしてくれるなら嬉しいよ」

 「なんか騒がしいけど、どうしたの?」

 「あっ、サキ!」

  ふっふっふ。

  ネオニュービッグスターあわいちゃんはもうサキには負けないからね!」


        ,. . . -――- . . .、

      ,. :' : : : : : : : : : : : : : : : :>.、
    ./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
   /: : : : : : : : : : : : : ,ィ: : : : : : : : : : : :ヽ

   /. . . . . . . .    / l: : : : : ト、 : : : : : :.
  ,' : : : : : : : : : : : : /  l . . . . l ',: : : : : : : :.
  ,' : : : : : : :l: :,i : : /   l: : : : :l  ',: : :l: : : : :.
  i: : : : : : : :l /{ : /   .レl: : :ノ .__ ',: :l: : : : : i
  !: : : : ;、: :レ l〃⌒ヾ  l/ 〃 ヾ: :l: : : : : :l
  ',: : f⌒\{  {l   l}    {l  l}Ⅵ: :、 : : !
  ',: {      乂_ノ     乂ノ l: : } \ノ
   ',:乂_           `     !ヘ:ノ       「?」
   ',: : : : 丶、     ー-‐     j
    ヽ{\ : : ㍉        ,, イ
       `^≧|   ┬ァiフ¨
      ///∧   Kヽ、

     //////∧    }//> , 、
    / \//////∧ー―l///// }


 カン!

新キャラは無理だと言ったな。淡ちゃんで勘弁な!
子供時代のまこのAAってないんだね……


 1/6

 436
 まこから見た和久マホ
 438
 子供達とまこの雀荘へ遊びに
 445
 まこさんは誰かと結婚したんだろうか


 慌ただしい足音。

 走ってここまで来ているのだろうが、転んでなければいいんじゃが。

 何度言っても直らんしのう。




                _  -‐==‐-
             /. . . . . .      `
   -‐==ニ二      ‐‐- _         `ヽ バタン!
       /                : . . .
      /  /  /          `ヽ  : : : :

       /  /  .i     .ト           : : : . __ニ=-.
      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「まこちゃん!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
      |:.| }: : : :ゝ          ‐-    /   !/i|:.:.:/    i
        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
              \    -‐  /. :    /          ヽ
                >‐──.、. : : :.   /        -‐‐、  /
                _,「  . : :): .   /       イ  ニ=-  ~
              / f .:|  : :r     /   //     ~ ‐-ヽ
            /  | : :ハ  : :!   /|  /           i
           /   __ i: . : :、/|__ ∠  / ‐  //          |
          /`-‐ /   / |  __ -‐/   /             |









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        i:::::::/::::::::::::::::::::_:::::::_:/           |:::::::::::::::::::::::::\
         i/::::{:::::::::::::::::: ̄:::::::>'´   `ヽ、_        _>─:-:::::::::::::::::::\
       ノ:::::::!::::::::::::::::::::::/___ _   ノ  ノ  '´   \::::::::::::::::::::::::::::〉
     /::::::/:::i::::::::i:::::::::{´ィ::::::::::::::ヾミ- `ヽ    ,--==ヒ--、V::::::::::::::::::::::〈
    //::::〈:/::ハ::::::ハ:::::{:::;仆::::::::::::::::}  `   }   /イ:::::::::j ヾ` ハ:::::::::::::::::::ヽ::ヽ
  ///:::::::::::V::ハヽ:::{ \::{N {::っ::::::く    ├ ‐┤{:::::::r''   / /:::}::::::::::ヽ:::::ハ:::}
  〈/ {::/:::::::/:::::::ヽ ヾ、 `ヽ  ゝ;;;;;∠    /   { P...::7  ' /ノノ:/:/:::〃:ノ ソ
  ′ V:::::::::{:::::i::::::\__   \        /    \ ̄´   / /::://;:く<       「おうおう、元気か、坊主」
     V:::::∧::ハ::::::::::::::::ハ    ` ー─ ´     丶  `丶、_ ィ'::::::::::l:::::〉、:ヽ
     〉:::ハ:〈 ヽ〉:ノ=‐7`                    /:::::::::::///  〉::〉
     ソ´  `  /: . :┤          ` ー──-       /:::::::::ノ 〃   ソ
       , .<´: . : . 〈    \             /:::::::V  ′
    , .<: . : . : . : . : . :\     丶       . .<:<_V∨

 ,. .<: . : . : . : . : . : . : . : . :\     ` ー <: . : . : . : . : .\


 2/6

 「染谷先輩、すみません。

  また預かってもらっても……」

 「構わんよ。うちの娘も張り合いが出るじゃろ」

 「今日は俺と娘で図書館に行く約束なんで、あの子を連れて行くと大変なことに……」

 「どうぞ、ごゆっくりー」

 「まこちゃん!」

 「まこちゃんは忙しいから、上で娘と遊んでてくれないかのう」

 「うん!」


 元気よく返事をしたと思ったら、バタバタと家の中に走り込む。

 何かあるたびに預かっておるから、もはや自分の家みたいな感覚なのかのう。

 ま、何か問題起こした時にはあの両親の比じゃないほど雷が落ちるけぇ、物は壊さんしいいことじゃ。

 あの坊主と、もちろん娘の方も小さい頃から面倒を見ているから子供がもう二人いる気分じゃ。

 遊んでやりたいが、お客さんの相手をしなけりゃならんしの。


 「まこちゃん。さっきの子、また来たのか」

 「いいじゃん。俺たちが構ってやるよ」

 「お兄ちゃんの方は麻雀弱いし、しっかり教えてやるからさ」

 「おんしら、そんなことをしたら妹の方にトバされるぞ。

  お兄ちゃんっ子じゃし」

 「あ、あの嬢ちゃんは何者なんだ……」

 「ただの女の子じゃよ。たーだーの」


 ケタケタと笑いながら、あの二人の娘を思い浮かべる。

 間違いなくブラコンじゃろ。兄にひっついて離れようとせん。

 麻雀は咲の血を引いとるじゃろうが、あの絵本好きを見ると麻雀には興味ないじゃろうし。

 無理やりやらせん限りやりたがらんし、ダイヤの原石も磨かなければなんとやら。


 3/6

 それにしてもーーー


       /::::::::::, -‐ ´\::::::::::::::::/`::ー-、
      /::::::::::r'´:::::::::::::::::::\:::::::/:::::::::::::::::::`ヽ
     /:::::::::::::i:::::::::::::::::::iへ::::ヽ:/:::/:|:::::::::::::::::::|
    i::::::::::::::::!:::::::::::::::::::|:\\Y:://i:::::::::::::::::::!

.    | :: :: ::ノ     :: ::|```゛゛'"´´´ !::: :    \
    |:::::::::i...:::::::::::....::::.::::|        |::::...:::.......::::::..i
.   !:::::::::!::::::::::::::::::::::::ノ  u      、::::::::::::::::::::::::!、
   /::::::/::::::::::::::::ー/-、__      _,_-_'__、:::::::::::::、:::::`i
 /;ィ::::i:::彡!::::::∧/=テ=ミ`く  ソ彡-.、-、Τ、::、:::::iヽ::!

/:::/i::::::::V r‐、::::|´|'´i´:::: .i`  |   ! .i :::: ! 〉i::::|:::|:::/
!;/ i:::::::::::゙、  `ヾ、 ! 弋;;;;;ン   iー┤弋;;、ノ ' i::/:ヾイ、
|! !:::ト:::::::i:\_ 丶___ /   . \____, i':|::::ハ;ノ   「久と和とマホはなんとかならんのか」
.  ヽ| ヽ::人:、:::::\  """      `  """ /i:|〈
      W ヾヽヽ:i 、U   ー====ァ   ∠/ハ|
      _,..-‐:.´:.シ  \    ̄ ̄ _/:.:.:.:.|.iヽ
  ,..-‐:.´.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、   ` ーr‐:.':.´:.:.:.:.:.:.:.:!.i;;ト、

<´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙、     〈 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:..//:/∧
、\\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙、_  ,..-|:.:.:.:.:.:.:.:.//:/./ |

/__ ` 、ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ-`‐' ̄|:.:.:.:.:.:.://:/i /  |
 ̄\  \:::`ー-、:.:.:.:.:.:.:.:.\   |:.:.:.:.:.//:/ |/   i


 最近の悩みの種はこれじゃ。

 年を増すごとに行動がエスカレートしてきておる。

 正直、あの三人がどうやったって京太郎を落とすなんて無理無理じゃ。

 マホは頭が良いから、無理とわかりながら努力している……気がする。

 問題は残り二人じゃ。行動が行動ゆえに、完全に女として見られなくなっとる。

 いや、京太郎が不倫を始めたら修羅場も修羅場なんじゃが、京太郎の事をちゃんと見ていればそれはない、ってわかるじゃろうし。

 ちょっと前の和は他の人を探したり、失恋に強くなったかと思ったんじゃが、お見合いの連敗が堪えたようじゃの。

 久は……、匙を投げるわ!

 アレが一番重症じゃ! 自分の状況も何もかもわかっとらん!

 マホは磨いてきた自分がある。それこそ、京太郎を諦めれば一瞬で寿退社を狙えるレベルじゃ。

 和は……、マホに比べれば劣るが、それにしても容姿端麗の公務員。無理やりにでも意識改善をすればどうにかなるじゃろ。

 久はもうどうにもならん! 美人OLではあるが、あの面倒臭い性格のアラサー処女を貰ってくれる男なんぞおるんか?

 かなり妥協しなけりゃなるまいが、それに気づく頃にはアラフォーかのう……。


 4/6

   /::::::iミ\/|:::::::::::`i::::::::::\

    |::::::::::|`゛゛""|::::::::::::::!、__:::::::::i
  ノ:::::::::::!     └_、_:::::::::::::i::::::::|
  /::::::::/ニ=、 ./ ,オ:::`N;::::N::::::::::i
. ん::::/:i´{.|:::oi.|-{  i;;;;oノ'/V;r-、:::::|    「もっとも、わしもそれを教えてやるつもりはないぞ」
  \|ァ人 ー'ノ, `ー---'    ^.}:::ヾ:、
   /::;:::::! ̄         __,ノ:::i::::ト、i
   |/|:::::丶   ̄`   ,.イ:::::::;ィi::|::ノ リ
     ):人N`ー、__  / |;:、:/ |人|
    '´    '^ヽ;;|      !
         ,r/       >ヽ------、_
     _,.-':.:.ト__-‐/:.:.:.:.:.:.://  ゙、
    ,.<i:.:.:.:.:.:.:.|´  `/:.:.:.:.:.:.://   ,.-‐i
    /ヽヽ:.:.:.:.:.i   /:.:.:.:..//   /   |


 思い込んでいる人間に何を言っても無駄じゃし、下手をすれば絶交になる。

 現にマホはともかく、和や久は友達が減っとる。というか、あの夫婦に絶交されないのが不思議なレベルじゃ。

 わしにできることはあいつらが過ちに気付いた時、まだ友達でいてやる、それだけで十分なんじゃ。



              ____

             /:::::::::::::::::::::::`::ー-..、___,...
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::\
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::|`、
          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::;:-‐:´:::::::::::|彡/::::::゙、
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::ト;;::|:::::::::::)

       __ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::;| ゙i:::::::::/

      /:/:,::::::::::::::::::::::r‐‐;::|::::::::/::/::/<.  |:::::::/
       |//:::/:::::::::::::::::::::::{ ⌒И:::::::N V  `_,/:::::::゙、  「わしにも守るべき者がある。
       |,:ハ:::::::::::::::::::::::::\  \;/   ヽ、//:::,:::ハ::|
         ゙、:::::::::::::::::::::::::/       ""|/!;::ハ:ハ|   久、謝りはせんよ」
         |ハN:::::::::::::::八     ,、    〉
            )::::::/  \    L >,-´
           _,.K´/     冫 、   /
       _,..-‐.:´.:..:..:.\   イ、  `ー '
      /‐‐>、__.:..:..:..:..:..:..\__ ヾヽ
     |::/__   \:..:..:..:..:..:..\-‐\\
.     |::y'´  ̄`! \;,,;,:..:..:..:..:.\ ゙、:.丶、
.     レ /    ゙、  \`ー-、,,;..:..:\|..:..:.〈


 5/6

 「全く、咲も母親ならそれくらいの立ち位置でいいじゃろ。

  また『お母さん』としての振る舞いを教えてやろうか」


 roof-topのお母さんは『最強』なんじゃ。

 悲しいが、旧友だろうが切り捨てるべき者は切り捨てる。

 社会人なんじゃ、己で這い上がってこい。

 もちろん、相応の振る舞いをしている須賀夫婦には、持ちつ持たれつでやっとるがの。




    /:::::::::::::::Y::____::::::::::::::::゙、:::::::::::::::::::::::::\
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   |:::::::::::/ミヽV///∧::::::::::::::::!;::::::::::::::::::::::::::::::::|

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|::/ |:::|`ト;;! !|::.|  | ヽ {:::::::ノ / /ノ/⌒ }:::::::|::::::::::::::、::::|
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     `  \:\ `ー' _ , -‐:..:..´:..:..:..:..:\:|.:..Wーニ
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         ∠=、゙、:..:゙、.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..\ 「聞いとるか、咲」




        ,. . . -――- . . .、

      ,. :' : : : : : : : : : : : : : : : :>.、
    ./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
   /: : : : : : : : : : : : : ,ィ: : : : : : : : : : : :ヽ

   /. . . . . . . .    / l: : : : : ト、 : : : : : :.
  ,' : : : : : : : : : : : : /  l . . . . l .',: : : : : : : :.
  ,' : : : : : : :l: :,i : : / U l: : : : :!  ',: : :l: : : : :.
  i: : : : : : : :l /{ : /-一' レl: : ノー-,: : l: : : : : i
  !: : : : ;、: :レ l〃⌒ヾ  l/ 〃 ヾ: :l : : : : : !
  ',: : f⌒\{  {l   l}    {l  l}Ⅵ : 、 : : !
  ',: {      乂_ノ     乂ノ .l: : :} \ノ
   ',:乂_          `    .!ヘ:ノ
   ',: : : : 丶、 U   ,--、 u  ノ     「ぅひ」

    ヽ{\ : : ㍉      ̄   ,, ''
       `^≧|   ┬ァiフ¨
      ///∧   Kヽ、

     //////∧    }//> , 、
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 6/6

             /:::::::::::::::::::::::`::ー-..、___,...
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       __ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::;| ゙i:::::::::/

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       |//:::/:::::::::::::::::::::::{ ⌒И:::::::N V  `_,/:::::::゙、   「しっかり旦那を支えてやるんじゃぞ」
       |,:ハ:::::::::::::::::::::::::\  \;/   ヽ、//:::,:::ハ::|
         ゙、:::::::::::::::::::::::::/       ""|/!;::ハ:ハ|
         |ハN:::::::::::::::八           〉
            )::::::/  \   `ー-/
           _,.K´/     冫 、   /
       _,..-‐.:´.:..:..:.\   イ、  `ー '



                 ~~    ~~
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              ~ .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶
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            } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {
           { /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
           .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }
         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }    「はい……」
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|

       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
.          { レヘ::八     _.. ‐~‐-、   イ ::::::::::::/  {
           }   ∨个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ:::/|/∨
                 \|  _≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス
                r=Ti:i:i:i:i:i:7____/i:i:i:i:i:i:i/ ∧  }
               {  ∧i:i:i:i:i:i:i:i:|   /i:i:i:i:i:i:i/   / ∧ {


 専業主婦をしているなら、家を守るは母の仕事!

 可愛い後輩ともう二人の子供のためにも、咲も甘やかさんぞ?


 カン!

今までが遅すぎたので、今後はなるべく早めにリクに応えたい所存
なので定期時間は無理かも


 1/5

 439
 この前の霞さんの話のつつとか


 この世界では、石戸霞よ。


 話せば長くなるけれども、私と京太郎さんの馴れ初めを語っていこうと思うの。

 あれは……いつかの世界のインターハイ全国大会のことだった。

 私の胸を見て鼻を伸ばして歩いている彼の首筋を手刀でーーー


 コホン、『この世界の話』は万人向けじゃないわね。


 あとは、そう、私が麻雀で神を降ろした際、払うために男性の精液がなんやかんやの理由で必要だった時の世界。

 京太郎さんを無理やり拉致して……。


 『この世界の話』もダメ。馴れ初めには向いてないわ。


 では次の世界の話。ここなら絶対に大丈夫。

 この世界での霞と京太郎は確実に結ばれる世界。

 そう、この世界の話をしましょう……。


 2/5

 石戸霞は、全てに縛られて生きてきた人間だった。

 持てる全ては姫さまのため、お家のためと尽くしてきた。

 姫さまの代わりが務まる仕事として、天倪として生きることを強いられていた。

 それに対して不満を持っていたことなんてなかった。それが私の役目だと、それしか知らなかったのだから。

 だが、その考えは全国大会に行った時、須賀京太郎とあった時に変わることになる。

 清澄の部長によって引き合わされた二人は、最初は何気なく世間話を楽しんでいた。

 しかし、些細な行き違いで口論になったのだ。思えば、霞も京太郎も我を通すような者ではない。

 彼らが譲らなかったこと、それは非常にくだらない内容。

 霞は自分より京太郎の方が大変だと怒った。

 京太郎は霞の今の立場は疲れてしまうと怒った。

 お互いを思う、しょうもない痴話喧嘩にしか見えない。

 だが、霞にとっては、初めて男と全力で口論し、自分のことを心配してくれたという事実が心に残った。

 その後も、空いた時間を生かして何度も会い、お互いの理解を深めた。

 ……だが、一度帰ってしまえば距離が遠すぎて会うことすら叶わない。

 霞は携帯電話すら持っていないので、家の電話から京太郎の電話にかける、ということで二人は喜んだ。

 少しずつ、少しずつ、彼らはお互いに恋心を抱いて行った。


 ーーーそう、あの日までは


 「石戸霞。許嫁を用意した。

  これと結婚して、子を孕め。なるべくすぐだ。

  高校は中退しても構わん」


 神代本家の命令は、絶対だった。


 3/5

 ふふっ、『その世界での私と京太郎さんの馴れ初め』はこんな感じよ。

 ここから先の話は必要ないわよね?

 この世の中には、いろんな世界がある。

 私が知っている中では、私との出会い方が4パターンもあったわ。

 彼が他の方と結婚している世界を見たこともあります。

 そもそも出会わなかったことの方が、圧倒的に多いかしらね。

 私はそれを見ることが出来る。

 私に取り付いた悪神が、そういうオカルトを持っていた。

 そして、私を待つ未来。私が真っ当に幸せな道を歩んでいる世界なんてなかった。

 ただ一つ、先ほど私が話した、須賀京太郎が石戸霞を救ってくれる世界を除いて、だ。

 あの世界の私は本当に嬉しそうに笑っていたのよ。

 それを成し遂げたのは、須賀京太郎。


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   |::::::::┃ : :::::::::::::::::|    ``         `` ,′:::::::::::|    「それ以来、私は京太郎さんに尽くすことを決めたのよ」
   |:::::::::‘:::::::::::::::::::::::|\       r‐ ┐    人::::::::::::: |
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 4/5

 彼を愛している。

 その気持ちは誰より負けない。いろんな世界を見てきたからだ。

 だから私は、あの人が幸せであればそれでいい。

 今、咲さんと結婚して、京太郎さんはすごく幸せそう。

 それならそれでいいの。



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       |  :::::::::::|::::::: |::l:::::::l´l:::::l` |::::::::::: |:::/--、|::::::八:::::|  「ただ、彼が幸せでなくなった時は……。
       l :::::::::::::|::::::: |/\::|-\{- |::::::::::/l/ -、 И/::::::::::|
      !::::::::::::::|::::::: | ,,xぅ气芹ミ,ノ::::/ 斗ぅ冬,, ノ:::::::::::::|    どんなことをしても、彼を幸せにしようとするでしょうね」

.        !:::::::::/!::::: |〈 lh__,j刈   ̄    |h_j | 》/:::::::::::::|
.       !::::::八 ‘:::::: | 乂辷ソ        乂_ソ ;:::::::::::::::;
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        ‘:::::::::::::::|:::::|\       、 _,     .イ::::::::::::::/
        ‘:::::::::::::|:::::|:::::l` .        . イ::::|::::::::::::/
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          \::八::::|:∧\     l| |\ノ |:::::|:::::::::|
              _\:::::|':::∧、\   l| |  ⌒i|:::::|:::::::::|
            /  \:::::::∧\\ l| |   八:: |:::::::::ト、
          /     \:: ∧ \ソ' |     \::::::: | \




 天倪になって、産む機械にされるしかなかった私を救ってくれた。

 それは別世界の霞だったとしても構わない。石戸霞が向かうBad Endのうち、一つを救ってくれただけで構わない。

 私は、あなたのためだけに生きて、あなたの知らないところで死にます。




 カン……?


 5/5

                 . : ´: : : : : : : : : : : : :`: .

                /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
                   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\___
               /: : : : : : : : : : : : : : : ト、: : : : : : : : : : ∨: :二ニ=‐-
                 /: : : : :./: : : : :|: : : : : :| ': : :.:.l : : : : : : ∨: : :.`丶
             |: : : : : :|: l: :|:.l |: l: : : : | _|:l : :l\: : : : : :∨: : : : : :\
          /: :|: : : : : :|: l: :|:.l |八: : : :|  |八:.|‐-\: : : : ∨\ ̄ ̄`丶
         /: : :从: : : : : |八人Nノ \: :l   ⌒|   |: : : : :!`丶     \
         /: : ://:/\ : 从   __,,.  \   ≦三≧ル^Y:.\|    \
       /: : :/ /:/  |: ∧l,r≦彡'´   ,       てノ| }|\: |
.      /:.:/   /:/   :|/〈∧てノ、、   ______   `` |_ノ  ‘:|
     //   ./:/    |\`∧    厂     `Y  人     |    「か、霞ちゃんの黒歴史ノートが酷いですよー」
.    /´    l:/    从: l ̄    〈__   -‐┘       |
            |      ‘:l    ≧=-  __  -=≦
                    |       |    ∨
                    . .-=≦___   __≧=- . .
                  / :  :    ` ´   :  ::  \
                 /   ::  :          :  ::    |
                --┤ Y::  : . . . . . . . . . .:  : Y   |‐―┐
                「 ̄ ̄ ̄ ̄\              l__, ┴― 1
                |            ー――――一        /|






            /    .:      \
         ―-′|   / ,.     ヽ

      /  ....,  ノ / /    |l  |  |
.     /  / / /|爪/ /__./ :;  |   |  | |!
     ′/  . :/f⌒彡/7  |ヽ/  ハ |  | :从
     |/   /.:/∧ |!Yん弐Ⅳ!//⌒!/}  |/
        . :/| | ∨ 弋炒`   rテミく/  ハ  }!  「そういえばあの頃、一目惚れしたーって騒いでた時期がありましたね……」
        | ||! ∧ト  "   ,  炒ノムイ  | /
        |リ    /  \ ー    イ7/|| j!/
          ーイ   />ー 、   / }ノ
       /   `ー-  /  ヽ }ヽ
      /               | | (
.      八   ヽ          | | |\
    r<二ヽ__l!_      | | |  ー――――  、
    ∨        \    {八ト   \ー―    \
     \―――-    \   !\\    \__    \
      〕!      \  \/|::::::\〉  _____    \



 カン!

投下終わりです
2レス目はそんなスレを書こうとしていた名残

専用の霞スレでやるネタをここで使っちゃうか迷う
というわけで、人がいたら即興で書きます。霞・淡のシチュがあれば↓にどうぞ!

495(ちょっと改変)と496やります
ちょっと待って


 456
 京ちゃんエロ本所持なお巨乳もの
 495
 胸の大きい人を見て鼻の下を伸ばす京ちゃんを見て本気出す霞


 私は石戸霞よ。運命に縛られた女……。

 そんな重い女を救ってくれた京太郎さん……。

 今日は『たまたま』長野の方に用事があったので、『たまたま』京太郎さんのお家の近くにいるの。

 ああ、もちろん会おうなんて考えてないわ。

 私は一つ救ってもらったし、今彼が幸せの絶頂にいるんだから、それを崩そうなんて考えていない。

 しかし、私にも出来ないことはあるの、そう、京太郎さんが実際にどう思っているのか、それがわからないの。

 そう、私が神通力で手に入れた、彼が会社用の資料と偽って冊子の中に混ぜてある、この書物。



                 ...-―――-...
               /:::::::::::::::::::::::::::::::::\
             /::::/:::::::::::::::::::::::::ト:::\::\
           /::/::/:l::::l::::|l::l::::::::::::i‘:::::::ヽ::::ト、

           .:::::l::::l:l:l::::l::::リ:ハ:::::::::リ-‘:::|::|l:::|i|
            |:::::l::::l从/i::// }::::::/__ l::|::リ:::|i|
            |:::::l::::|,斗≠ト 厶イ,斗=ミル::::::|i|
            l::八:::l〈 V炒    V炒 〉|l::::::リ |
            |:::::个ト、 ,,    、  ,,, ,小::/ !
.          ‘::::::i:∧      __     //::/  ノ ーーー巨乳大全集があるのだから
             ‘::::i::::分、   ` '   ...:i/::/i
             ‘::∨:::::::i〕i=-  -≦::/::/:::|
            ‘::i:::::l:::|∧   l ∨:/::::::|

             /‘:::::l:::| ∧_// ∨:/::::|
            /  /‘卅li   ∨/  Ⅳ:::::::ト 、


 これを見ると、京太郎さんは大きな胸の人が好きなはず。

 見ている限り、須賀さん(咲)は……あまり大きいと言えない。

 そうなると、京太郎さんは日々の交わりに不満を抱いているではないかしら。

 本当は得られる幸せを、少し諦めて妥協しているのかしら。

 確かに、悪神様の力を見て透視する限り、須賀さんはとてもいい奥さんをしています。

 二人が結婚している、ということは間違いなく須賀京太郎さんの最高の幸せでしょう。

 二人を別れさせるなんて事は、間違いなく京太郎さんの『不幸』を招きます。

 しかし、ほんのすこしの欲望で、酔った勢いで、たった一度の過ちを起こしてしまってはいけません。

                    -―――-
               ....::´::::::::::::::::::::::::::::::::::`::..、

                /::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::\::::\
              /:::/::::::::::::|:ト、::\::::::\::::::::::::\::::\
                /:::/ :l:::::::::::|:| \::\::::::|::::::::::::::::\:::::.
            /:::/::Ν::::::::::|:|´  ̄\八::|:::::::::::::::::::::::::::::.
              |::::i:::::l-\::::::l八 斧苧干 |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |:::::\l  __\{   乂hソ |:::::::|::::::::::::::|::::::|   「どうしてあげればいいかしら」
              |l::::::l::|斥汽         |:::::::|::::::::::::::|::::::|
           八::::l∧乂ソ ,     ″   |:::::::|::::::::::::::|::::::|
               Y:::::::. ″          |:::::::|::::::::::::::|::::::|
.               |::l::从 __ _      |:::::::|::::::::::::::::::::八
              八::\::::l┌ヘ)`    /|:::::::| :::::::::/::::/
              \:::Y 二二〉‐=≦  |:::::::|::::::::/::::/
                 ∨ ┬_]┘:::::|   从::::::|:::: /:: /
                  /    八:::::/l_/⌒∨:|:::∧:/
              /  ノ/:::::://  /∨:::|⌒    、
.              _ノ  /::://   /   ∨|      \
           _//  /::://   /       ゙:| \     \
          / //  /'"´ /  /         ゙:.  }        ,
.      /  / , '"   /  /            ゙o.j      / :
      /   {/   /  /               ゙:\   /   :
.     /  /     /  /                |::l:::\/
    /  /   /  /                |::|\:::\  ト.
    {  ./   /   /  . . . . . ..             ノ´| ∧:::::| ||
    {  {   /   / . : : : : : : : : : . .        . : : : :l / |:::::| ||
    { :八 : : { : : : {: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 八  |:::::| ||
    {   l\ { : : : {: : : : : : : : :_:_: : : : : : : : : : : : : : : /  /|:::::| ||
    {   |  \: : : \ : : -=ニ二ニ=- 、: : : : : : : : :/  / |:::| ||
    {   |   / ̄ ̄[二二フ二フ二二二二二二[  /   .ノ:::ノ  :|人


 この二人の関係を保ちつつ、京太郎さんの欲望を開放させ、欲求を満たしてあげる。

 思いつくことは二つあります。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::::\::::::::::.
::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \::::: |:::::::::::.
::::::::l:::l:::::: /:::::::::::::: l::::::::::::::|-―‘:::::|:::::::::::::
::::::::l:::|::: /::::::::: /:::::l::::::::: |::|   ‘::|:::::::::::::|
::::::::l:::|::/ l/: /::::/:l::::::::: |::l __,  ‘|:::::::::::::|  ・1つ、私の力を使って『巨乳への欲求』を消去する
::::::::l:::l::l'´|:::::/::::/ |:::::: /l/ ´ ,,____|:::::::::::::|
::l:::::l:::l::l l: /l:::/  :|::/ ,x≦斧⌒|:::::::::::::|   ・2つ、私の体で満足してもらった後、京太郎さんの記憶を消す

::l:::::|八{ l/´|/,,_ノ´   h_刈   |:::::::::::::|
::l:::::|  x≦芹⌒`     辷ソ  |:::::::::::::|
::l:::::l /{h_j刈           '''  |:::::::::::::|
八从{ 乂_少^        、     |:::::::::::::|
ー ||                      八::::::::::
`ー:||、             _     /::::::::::::/
:::::::l|::\        ‘’  /:::::::::::::::/



 一番無難なのは1の選択肢のように見える。

 しかし、これは京太郎さんの精神を改造することになるわ。

 そんなことが許されていいはずがありません!

 なので、私には2の選択肢しか残っていないわ。

 こちらでも記憶消去を促すことになるけど、基本的に須賀さんの方に仕草が変わったりでバレることがない。

 でもそのためには、私の体を捧げる必要があります。

 私が犠牲になれば……、二人の関係をより磐石にすることが出来るのよ!

 石戸霞! 頑張るわ!

           ,  ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::..ヽ
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;、:.:.:.:.:.:.:::::ヽ:::..:.ヽ
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.       i !:、::::l::::l!、:_」L::::l:::l --+HL_:::l:::.;リノ:::.:.:...|
        ! .l:::::トゝ:!´__::_ヽ:川  ,,z=-zy/j;イ:::::::::::::::.|   「す、須賀京太郎さん!」
        | .l :::::. lv'筰:卞 ヽ. ´ b::::::::jヽ .!l::::::::::::::.|
       l ::::::::l! .辷.ノ      ー.―   ll::::::::::::::.|
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.         l::::: :::.l.    ャー‐ッ     /:::l:/::: :.l
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              |     | | | |∧| {   :  ハ  V  、\  ̄´
               | | {/--{ 从  | , |-|、 |  、 \`

            ' | ,..- | | | ,ィtォ=ミ∧ |,ィtォ、} / |l ハ\_、
          /イ{ { r 从 { Vソ   ∨' Vソ/イ |∧}
            ∨乂   \            |/ j' リ
            }∧ ー:.          `   ムl/
            /  、 八    _ _   人    「……はい? どなたですか?」
               }イ/|\        /
              「<l|  `  .__/_
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    {///////}////////////////∨'//////////////|//|

      |///////|///====//////l///////////////|//|



 あ、ダメよ、これは無理よ。

 他の世界で見てきたとはいえ、直視するのは眩しすぎるわ!




   /  /     |  ハ       |  | i 、 ヽ  \     \_
.   i  /     |  | |       |  | |、 i  ゙、 、 \_     _>
   |  i   | i  |  | |       |  ハ ハ _i!_ i   \ ヽ` ̄ ̄
   |  |   |+--|、_|! |   | i! ,/.ィ'|"i´ ハ  | i  ヾ 、 ヽ
   |  |   |.|ヽ |、_|王!ー  |./i .;"´/=、!/ | ! |   \ 、i      人
.   !. r|   i.|、!,,ィ'":::._iミi!  |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_   \      `Y´
.   | |^!.  N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ
    ! | i、i、 ゙、  ` ̄ ̄   メ(        /^|イ `、|     ←霞にはこう見える
   ノi \ヾi:.、、         i!      i ノリ   `
    |  ヽ__i                 |イ|/
    ヽ i、  i    ____....,     |/
      ヽ!、  i\   `ー-- ―'´  /、!
       i !i 、 \     ̄´  /!/       人
         |ハ,i、! 、 \      / ./.|       `Y´
         ト、! ゙、  `ー---'′ /|V


                    -――-
                  / . : : : : : : : . \
                     / : :::::::::::::::::::: : : : : \   タタタタタ
                  ′:::::::::::::::::::::::::::::|:::::::|:|
               |::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::|八

               |::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/
               |::::::::l:::::::::::::::::::::::::|::::′
               |::::::::l:::::::::::::l:::::::::::|:::|
               |::::::::l:::::::::::::l:::::::::::|:::|
               |::::::::l:::::::::::::|::::::::/|:::|   「ま、ま、ま、ままた出直してきますー!」

                 /|::::::::l:::::::::::::|:::::/ `゙丶
.                //|::::::::l:::::::::::::|::/     /\
              / !:::::|:::::::::::::/     /   ∧
                // { !::::|::::::::::/    /   { ',
            / {   ‘::::::::::/    { ,   ∨ 〉
             j{  \_j-<         〉 '    ∨
             / /  l__ノイ 〉       /  |     ‘,
.         /  |   /::::/∨____/__/_|    /,
          /    |l/:::::::/|ニニニニニニニ|   / |
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: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i     「!?」
.: : 丶    \゙、        `> リ  `
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ    U     ,....-ィ /
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >


 ふぅ、危うく既婚者なのを忘れて求愛行動をとるところだったわ。

 ま、まずはこの世界の京太郎さんの写真から慣れていきましょうか。

 ここに悪神様に撮っていただいた京太郎さんのプライベートショットがあります!

 あら、悪神様素晴らしい腕前ですね……。

 きゃっ! ぬ、ヌード写真なんてはしたない!

 少しずつ慣れて、須賀夫婦のための礎としてなれるように修行します!

 次こそ……


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    |:::|:::l:::|::::::::::::|:::::l|:::|\::::: l::| 八:::::::::: |:ト、::::::::::::: l::|    ̄ ̄`   l:::|::::: |:::::::::::::::|::::::::::::::|
    |::l|:::l:::|::::::::::::|:::::l|从  \j八 ___,\:::: lノ \:::::::::l::|  _____     |ノ|::::/|::::::::::::::从:::::::::::|
    |::l|:::l:::|::::::::::::|:::::l|  _,,x竓芹苧笄ミ\{    \:::|ノ ァ芹苧苧笄ミx, ノイ ,::::::::::: /:::::::::::::::八
    |::l|:::|八::::::::八:: l|ァ'^´|. :|: : : : l: :l           \    |. :| : : : |: :f癶> ,:::::::::: /::::::/::::/
    |从::l::::::\::::::::\   乂: ー‐: :ノ             乂: ー‐: :ノ    ,:::::::/:::/::::::::/
.       ‘:::::::::::::\{\{   ´ ̄ ̄                     ̄ ̄`   厶イ::::/:::::::::::/


 待っていてくださいね、京太郎さん!


 ・みやながけ

: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ    U     ,....-ィ /     「咲、家の前におっぱいが大きい女子高生くらいの女の子がいて、名前を呼ばれたと思ったら逃げ出したんだが」
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >

                    _..................._
               ,. : : :´: : : : : : : : : : : : `: : . 、

              /: : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : \
             /: : : : : : : : /: : :,: : : : : : : : : : : : : : ヽ
            ,:': : : /: : /: /: ': : :/: : :,ハ: : : : : : : :、: : : : '.
              /: : : /: : /: /: :,|: : :l: : : | | : : | : : : : ∨: : : .
          /: : : :' : : :|: :| : /|: : : : : :.| |: :l|:|: : : |: : |: : : : :.
            /: : : : |: :|: :{: :|: :! { : : |、: :| }: :l|:|: : : |: : | : : : : |
        /: : :/ : |: :|--Ⅵ、{_从: :{ \{ ム斗|-: : |: : | : : : : |

         |: : /ィ: :{: :| ,イ斧ミ、` ∨ ー',ィ斧ミ、|: /: : ': : : : : |
        l: イ {: : :从{ 比刈     比J刈 }イ : / 、: : : : '

        ' l  |: : : : }  Vzソ     弋こソ /: :イ  }: イ: ,
           |: ∧: |  `¨   ,     `¨¨ ムイ__,ノ:/ }:/
           |/ }从              /: :/}/ / 「京ちゃん、病院行く?」
              / }: 、   ‐-----‐ 、   イ: :/ /
                  l从` .       ィ   |:从
                      ` ーr = ´    |、
                     /|      |::\
                  ,..:<:::::/     /::::::::>:..._
              ...:<:::::::::::::/      /:::::::::::::::::::::::::::> 、

 カン!

初めての即興でグダグダでした。ごめんなさい
次からはお題いただいて10-20分くらいで書き上げ、って感じになると思います
淡の方は明日まとめて投下します。猛省……


 1/5

 496
 息子が淡に麻雀を教えてもらう
 そして娘の淡への反応


 「ビッグスター!」

 「違うよ! 私の異名はーーー」


     /                  \
 _人_ '                      ` 、  \
  Υ'/ /  /              ト、        丶
   / /  /         |    | | Χ     }
  .′   il  /   |  | \ | / `、  リ   |
  i | _|l__∧ト、八  |   メ´  ニニ  /   } |   「The Big Star ! 」
  | |   ||  `>x、\|   斗チ芋ミ、∨   ,′j
  | |l   l|斗示芋ミ、    ''h!::::::::}  ,′    ,
  |l 八  И'h!::::::}      乂___ノ /     /

  ||  \| 乂__ノ       /i/i/ /     /l|

  .八   ゝ /i/i/i    i       / /  / / |
   ‘,\ ハ      r    ア  /l/ /  /:: |
     ト、  込、         _ノ   //  ,イ::: l|
     |l l\ \> .,_       /∨  /l|:  八_
 |ヽ.  八l_\ \-─=ー ァ--<  /   / 八 {  \ `ヽ
 | | ./ /´  ハ 〕     { 〉     ,′ /   ` ヽ  \∧
 | |/─、_ / |∨  __ Ⅴ__=|   /     〕\  \
 | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\)     |  ,′         \ 丶


 「?」

 「わかんないかー」


 期待の超新星! The Big Star ! 大星淡ちゃんだよ!

 プロの麻雀は気合だけで勝てるほど甘くはないけれど、テルーたちのおかげで相当いい線いくようになったよ!

 やっぱり、自分にファンがいるって聞いて超新星爆発!

 『スーパールーキーついに開花!』なんて見出しも貰っちゃって、調子に乗りまくりの淡ちゃんなのだ!

 そしてその切っ掛けになった、キョータローとサキの息子に会いに来たよ!

 麻雀を教えてあげようかな、と思ったんだけど、とてもルールが覚えられそうな年齢じゃないし、そもそもアウトドア派みたい。

 淡ちゃんも最初は昔みたいに一緒になって暴れてたんだけれども、子供の無尽蔵な体力にはついていけなかったよ……。

 子供はやっぱり好きなだけ暴れたと思ったら寝てしまい、一人でバラバラになったドンジャラを片付ける。


 「もー! 体力多すぎ!」

 「子供と張り合ったらダメだって。

  大星、明日筋肉痛だろーな」

 「うう……」


 前に来た時も張り切りすぎて遊んだら、翌日動けなくなったよ……。

 わ、若い頃は大丈夫だったのに、まだ若いつもりでも、運動量が違うんだね……。


 「キョータローは平気なの?」

 「俺は慣れてるから、うまくセーブするんだよ」

 「なにそれずっこい!」

 「ずっこくない」


 キョータローもサキも同い年のはずなのに、自分よりずっと大人に見える。

 これが子供を持つ親のイメージなのかな。ずっこい!


 2/5

 「ところでさー」

 「なんだ?」

 「あれ、なに?」


 私が指差す先には、サキをミニマムにしたような少女が一人。

 さっきからずっと、恐る恐るこちらを覗いているんだよねー。

 それも、何故か涙目。淡ちゃんなにもしてないよ!



               //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                /::::::::::::::::::::::/::::::/:::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::ヽ
              / 〃7/:::::::::::::::::/::::::/7:::::从::::: |ト::::::::::i:::::::::::::::ハ
           / / //:::::::/:::://i:::::/ /i::::| ':::::|l :::::: i:::::::::::i:::::il
            / j:::::::/:::::::/__::/  |{ |:::i  i:::ハ.∧:::::|: i:::::::i:::::|l
             { /:::::/:::::/i{  |{ ̄~|圦:::; i/ j/-j::::/:::|::::::il::: |l
                /7::::i::::/ ィ 弌ト、.   乂/'-/=ミ::/ j::i:::::::|l::::リ
          _ / |{::::ト::{〈 ら:::::::}`     ´んぅト/ /!::::::リ::/

.               八:::|从とつー '        ら::::/ 〉 ::::;:イ:::{   「ムー……」
              >、 } 〃〃   ,   ` ーrっ// ノ::八

                 /⌒              〃〃/}_rくノ )}
             /::::::::::/\   ^ ` ~ 、    / >=へ
                {:::::从:{   >        _  < /:i:::::::::::ヽ
                  ゝ:::(八    _}>-=≦/{_    {八::::::::ハ::}ト
                   /i |   `>/::::\    }::/ レ'
              ---=ニ¨:::::::い  / '::::::::::入   ´

 「俺の娘だよ。

  人見知りで怖がりだから、あんまり驚かさないでやってくれ」

 「私、なにもしてないよ!」

 「あー、あとお兄ちゃんっ子だから、大星に嫉妬してたのかもね」

 「へぇー」


 確かに、倒れてるお兄ちゃんをよく見て、次に私を見てる。

 うーん、確かにそうかも。でも、他にも要因がありそうな……。


 「キョータロー。私のこと淡って呼んでみて」

 「ハァ?」

 「いいからゆるーす!」

 「なんだよ、淡」


 うおっ!? 男の人に名前で呼ばれたことなんてお父さん以来だからちょっとドキッとした!

 ……やっぱり、妹ちゃんはさっきより泣きそうな顔でこっち見てる。

 ファザコンでブラコン。サキーは大変だねぇ。


 3/5

 「拗ねんな拗ねんな。

  おいで」


 キョータローが手を広げると、パアッとお日様のような笑顔を浮かべ、妹ちゃんが飛び込んできた。


                     /:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..\
                    /:..:..:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:..:.:.:..:..:..:..:..:ヽ
                   ノ:..:..//:./:./:./:.:.:.;、:.:.:i.:.:.:.:.:..:.:、:.゙、

                   /、  / ,ィ_,A:.ハ.i.....i !|__|___|、:.:.:.:.i:.:i
                 /  )_:.i:.´|V ソ .|!:.:.:| !ト、:!、:|`|:i:.:.:|:.:|  __        ,.-‐┐
   ___        ,:=''"/   .//:.:.|:.:.|ィ≠=、 !、:.:| z≠=、ハ:.:.i:.:.l/-―ァ    /   ノ
  (     ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ    //:.:.:.:ト、;!b:;;;;: ! ヽi  b:;;;;::i ソ:/:./_:.:.:.:. ̄`ヽ//   /    「パパー!」
  `ー-、__/    `      !\::.ム.! ー―'   ,  ┴--' ノ:/:ノ ):.:.rv‐/ /   / \_
  ___ノ          ノ   )、ヽ:、 "" r―‐┐ "" !ナケ' ̄フ'/ / //   /、`ヽ、 `ヽ
 f        __       ∧ ,.へ iヽ! \  、___ノ   / / / // / / /   '"  ̄ヽ!__/
 `ー-----r‐'" i        r/ /   ,  |ノ!   `ー----ァ'"   / i! '"  / 〈  i         ̄  `ヽ
       \  ヽ     !_ノ _/__ノ ヽ、  \ /  /  !、  i    V   、_    、____ノ
        )  | 、ヽ_,ノ、_/---、〈   `ーァ、___,、_/   !: : ̄ヽ,_/    `        )
        (_ノ  ソ  /:.: : : : : : _〉   ,,"   ゛、     ノ: : : :/       _`  /  (ヽ
          ヽ  |  |: : : : : : :/ 〈 \ 《      ゛、 /゙、: :/   ,.---‐二ノヽ___!、   \
            i  |  ゙、: : : : : i       ゛、     ラー=-|:(__,..イ `ー'´      7\_  )


 それをがっしりと抱きとめるキョータロー。

 あの勢いで飛び込まれても身じろぎ一つしない。やっぱり男の子ってすごいよね!

 なんかこう、家族の微笑ましいやりとりを見ていると、私もニヤニヤしてくる。

 よーし!


         ´          ` 、
      /              \
.     /   ,   | |   ト、      :.
    /  / /  | | \| \ /  |
    .′ /|../__`八 |  / __.Ⅴ   |
    |i  / _ \ヽ  / _\  |    「カメレオーン!」
    |i   { 〈 厄 ) }  { 〈 厄 )リ  |
.    八   >x 二/   \二vヘ、|
     ,.ヘ_人    v ア     >/´_ヽ
   /  、 > ≧=‐::r‐=:::ト< \/_∧
  ./ 、/ / x<  ._/  /ヽ∧   i
  /  / / ノ   \ ∨ /   } 、}   |


 仲良くなろうと、持ちネタを披露!


  /  : : : : .:|:.:|: : :| : :./! :.,.'|: : : |',: : : : ト: : :ヾ::       ',
. /  : {   : !_,|.-‐|‐:.,' {: : :| |: : :ィ¨',゙ ̄:|ヾ、, : !:    |:: i
/: : : : |: : |: :ィ":,'マ:.!::,' .',.:.::| |: : : | _,.',: : | ヽ:`ト:. : : |:: |

: : : : : {: : { :,'.|:.| ',:レ   ヽ;| |: : : |  ,≧:|_  マ:|',:. :  |:: }
__,.ィ: : '.: :',:.{:.|/ _,.ィ==ミ   ヾ,: :! ィ ,..'⌒.ヾ、.ソ !!: : :リ::./   「……!」
.  l: : : ',:.:.',', ィ".,' ⌒: ヽ    ヽj  i_::::::::: !ヽ .リ:.: :,'::/
.  |: : : : :,:.A | { :::::::::: }        .ィ゙::::::::: ノ / /: /!/
.  |: : : : /\'ヽ. 辷;;;;;ノ        `゙'''''´  .//ノ-‐''" ̄ ヾ
  .レi: : / ヽ∧ ⊂⊃   `     ⊂⊃  " /: : : :..: : : : ̄` ' 、
ー==,.∨ ̄ミ=',      .___,   .    /≡ィ゙\: : : : : : :
_/      .: : ゙∧                /ヽ   `ヽ\: : : : :: : : : \
 _/ : : : : : : /{"゙,ヽ          ,   へ ::    - \: : : : : : : ヾ
/: : : : : :ィ‐'"__} ',:. >   . __, . - "〃ヽ \,.'       ヾ: : : : : :  ヽ
: : : : : __/      ' ,: : \      {__,.. '       ノ:\


 やった! 笑った!

 キャンディーはこのまま兄妹で分けてねー!


 4/5

 「妹ちゃんは麻雀できるの?」

 「ドンジャラで遊んだことはあるよ。

  それに、ルール覚えられる年齢じゃないだろ」

 「へー」

 「染谷先輩の家、……ああ、雀荘なんだけど、そこに行くときにはちょっとやるらしい」


 うーん。淡ちゃんの直感が言ってる!

 妹ちゃんは麻雀強くなるよ! 私みたいに!


 「それに、絵本を読んであげたほうが喜ぶし」

 「えっ、キョータローが絵本読むの?」

 「おう」

 「読み上げてあげるの?」

 「ああ」

 「なにそれ超ウケる!」

 「世の中のお父さんを敵に回すぞ……」


 だってー、こんなにガタイが良くて、ハスキーボイスが絵本を読み上げてるって。

 全然イメージに合わないもん。


 「サキーが読んでるほうが違和感ないよ」

 「あいつは読み上げるのが上手くてなァ。

  テンポ良くて心地いいから、俺と息子が先に寝る」

 「へぇー。サキもテルと同じで本好きなんだ?」

 「本好きというか、一時期は本の虫ってくらい噛り付いてたよ。

  中学生の頃なんか昼食食べずに本を読んで昼休みが終わって、泣きそうになりながら授業受けてたし」

 「ウケる!」

 「だよな!」


 やっぱり姉妹だ! テルとよく似てる!

 テルはお菓子で誤魔化してたんだよねー。


 5/5

 「照さんだって絵本を読んであげたりするんだぞ」

 「えっ、なんか意外!」

 「そう思うだろ?

  読み上げてるうちに先に寝ちゃうんだ」

 「あっ! それなら違和感ない!」

 「そういう時は娘が涙目になってこっちに来るんだよ。

  そこから代わりに読んであげるんだ。

  あんまり読み上げるの得意じゃないんだけど、嬉しそうに聞いてくれてなァ」

 「なにそれ! かわいいー!」


 なんかテルーらしい!

 いいお姉ちゃんみたいなのに、どこか抜けてるんだよね!


 「寝ちゃったな」

 「そうだね」


 そんな風に話していたら娘ちゃんも寝ちゃって、ここに寝入った子供が二人。

 どっちも寝顔がかわいいー!

 なんかこう、子供っていいな。

 そう言えば、私もそのうち子供が出来るのかな……。

 花の高校生を女子校で過ごして、大学に行かないで麻雀プロだから出会いなんてないんだけどさ。

 こうして子供をあやして寝かしつけて、隣には旦那さんが……。



                                 ___
                        _   - /`ヽ´-<⌒
                     ,  ´    /    、  ヽ
                 /        /  / | ヽ   \
                    '         |  /|_,/l_イ| \  \_
                      }        {  | }/__ 从 、 |` ̄ ̄
                   ,'           |  芯 {、 从}
                    /イ      {⌒Ⅵ    、\{       「どうした、淡」
                    、ト     乂_      ノ `
                   }∧  /从    ー '
                     __/' '     _   /
                 , - ≧=- 、    ,.:'    ̄
              , ´ , ´: : : : : :ヽ  /  `ヽ、
            /   /: : : : : : : : :}:、_ r-/:/ ハ
              ,    l: : : : : : : : : :|、:`¨´:/ /: |
          /   Ⅵ: : : : : : : : |  ̄   : : : |
            /      } : : : : : : : : |   / : : : : |


 「あわわわわ!?」

 「えっ」

 「なんでもない!」


 やっば! なにこれ恥っず!

 ……私にも。いつかそんな日が来るのかなぁ。カン!

投下終わりです
霞さんネタ書きたい。何かあればどうぞ

今話題の天使ちゃん→悪魔 の番組見て
夜中に一人でトイレにいけなくなっちゃったみやながけ一同

乙。今回に限らないけどAAの使い方上手いなァ
淡の良くも悪くも子供っぽい部分がイイカンジに活きててすばら

霞さんネタは、楽しそうになぜか姫様や六女仙の話をしはじめる霞さん

23時頃には霞さんネタ投下したい

>>527
ググったんですがよくわからなくて…、ホラーかな?


 1/7

 石戸霞です。

 いろいろな世界の京太郎さんを巡って旅をした時の話。

 前回の続きの話よ。

 なんとしても許嫁との結婚をさせたい神代。

 それに対する、須賀財閥・龍門渕財閥の攻防。

 上でお父様方が何かをしている間に、私は清澄高校に転入。

 京太郎さんのお父様から言われた一言がこれよ。


 『君は普通の高校生の生活をしていなさい』


 普通、普通とは何かわからなかったの。

 私にとっての普通とは、姫様を最優先で守り、家のために鍛錬を積み、子をなすことにある。

 だけど、その中に入った異物……、そう、それが京太郎さん。

 須賀京太郎さんは、私に知らない世界をたくさん教えてくれた。


                 ____

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       | |:::l::::::::::::∧八{ 从:::: Ν --И::/|:::::::: |:::|
       | |:::l:::::::::: | x竓斧 \{ 斧≧|/ リ:::::::/:: |   「これは一つの世界の物語」

.          八ト、:::::l::|〈 _)刈     __)刈 》::::::/::::::|
.           \l∧  Vヅ      V_ツ厶:::::::::::: |
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 2/7

 『霞さん。カラオケ行きましょうよ!』

 『ビリヤードに行きませんか?』

 『ダーツとか面白いですよ!』

 『ボウリングにハマってるんです!』


 彼が先導してくれる遊びは、いつも刺激的なものばかり。

 遊び相手と言えば、老人か女の子しかいなかった私にとって、とっても新鮮だった。

 何より嬉しかったのは、こうして引っ張ってくれること。

 石戸霞は『みんなのまとめ役』であり、お家のために、滅私奉公を義務付けられていた。

 誰かを先導し、意見をまとめるのは自然と私になっていた。

 そんな私の手を引き、何も知らない私の世界を広げてくれたの。


 『霞さんは頑張りすぎです!』

 『高校生なんだから、もっと遊びましょうよ!』


 雪が溶けるかのように、私の心を溶かしてくれた京太郎さん。

 大和撫子のように彼の三歩後ろを歩こうとしたけれども、彼は私の手を取って走り回る。

 私は引っ張られて頑張ってついて行ったの。

 彼は私を飽きさせなくて、色々な遊びを教えてもらって、私は一人の女としての幸せを享受していたわ。


          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
       / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | |
.      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |
     /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{
       /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__
.      / / :|  ::|/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `「⌒:.   「霞さんっ!」
.       //  /|  ::l、   :    ー‐   \{  | /  ー‐    j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.
     / _,/:.:..|  ::| \ !           j/        ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
        / :.:.:.:.:{  ::|\ハ_,          ノ            ,___/{:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧
.    /:.:.:.:.:.:.:.::′ ::|:.:.|\圦                       / j/l/.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.∧
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 そう、私は幸せだった。


 3/7

 そんな日々も長くは続かなかったわ。

 ある日、痺れを切らした神代家が刺客を送り込んできたの。


 「いたぞ! こっちだ!」

 「石戸霞は絶対に殺すな!」

 「腹は狙うなよ!

  腕や足は潰して構わん! どうせ後々なくなる予定だ!」



              ,...-―:.:.:.:.:.:‐-..、_
                /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.`ヽ
           /:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::.:.:::.:i、:::...:.:.:.:.:.:\
          /:.:.::::::.:.::::::|:::::/:.:.:.| 、:::::、:::::、:.:ヽ、

             !:.::::::::/::::::::|::::!::::::::i|  i:::i:::i::、::、.:.:.iヽ、
           | .:: .:: |:: ::::!:..ハ....::::|   i::| .i: i   i i i
            |..::::::i:::|::!:::::|-:| ゙、::::|! ‐i:大ハ:}::i:::::}:l
           | :::::::|::リ.!、::{_、| 丶i| ィ≠i/ |:::j!:::ハ!   「逃げてっ! 京太郎さん!」
          |.::::::;ヘ、! メo!:::i゙   `  b::..}) i、ノ!イ
          |:.:::.{ i::|゙ ー‐'       ̄  !ノ:i.:i
             |;:::::ー-!:!       '    !::::i:.i
.             |:、:::::::::|:\    ー    /:::/:.i
             |.::i:::.:.:.|/|゙  、 _ ,ィ:::|:.:.:./:.i
           |_;:i .:.:.:|  !    リ \|.:.:.:i..:i
           /  ゙、:.:.|  、_  _/  i!:.:.:.:.ト、
         /    i:_:|   ゙、  /   /!:.:.:.:.i `ヽ
       /        |:::|ヽ   ヽ./  /i.::.:.:.:i   ハ


 そんな私たちを守ったのは、皮肉にも霧島神社で鍛えられた護身術だった。

 人を倒すのに筋肉はいらない。刺客を投げ飛ばし、鍛え上げられた手刀で昏倒させ、私たちは学校から脱出したの。


         , - ------ 、

        /::::::::::::::::::::::::::::ヽ
      ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    ./::::::::::::::::::/`ヽ:::::::::::::::::::::::::::',

    ハ:::::::::::::::i   o ',::::::::::::::::::::::::::i  「逃がすな! 石戸の娘は霧島で子供を孕み続ける定めにあるんだ!」
     i:::::::::::::::::::::ヽ_ ノ:::::::::::::::::_:::::::,'
    ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/o ',:::/

     ゝ-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i__ ノ/
    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
   ./:::::::::::::::::::::::::::r ニヽ::::::::::::/
ー、/:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽィ′:::/
:::::::`ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
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:::::::::::::::::i::::::::::::::::/` ̄´
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:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i


 4/7

 「霞さん。平気ですか?」

 「ええ、京太郎さんは?」

 「俺は大丈夫です。それより、霞さんですよ!」

 「いいえ! 京太郎さんの方が危ないのよ!

  私なら、最悪殺されはしないわ」

 「霞さん!」

 「京太郎さん!」


 やっとの思いで脱出したというのに、私たちは言い争い。

 それでも、内容はお互いの身を案じるもの。


 「へへっ、なんか出会った時を思い出しますね」

 「あっ……」


 そう、私たちは出会った時、こんな風にお互いを想って口論していたわ。


 「何も変わってないのね」

 「いいえ、俺はあの時より、ずっと霞さんのことが好きになってます!」

 「も、もう。京太郎さんったら」

 「霞さん……」


 一息つくと、彼は私の肩を掴んだ。


 5/7
                     ____
               ,. ´ __    `¨¨ヽ

            ,   ̄`  /  ヽ       `ヽ
           /  _     ,:   ∨   、    :.
          / /,´      /    |    ヽ     .
       / //'  ' /  ' /   l| | :  :  ∨   :
       l// / , / ' l| | |     | | |  |   |   |
     _/ ィ / { l |__|_{ |∧   }/ ' / l  |   ∧
      ̄  {〃  Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
          / ,  从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
           / イ从 l ム        Vり ム'  ノ/}' 「俺と一緒にフランスに来てください」
         ´    \∧  '        ,r ' /
               、  v   ァ    / 从/
                     \ `こ     イ  _|、
                  ` r  ´   //∧
                     /|     /////∧
                「  |   //////////> 、
              , </∧ /   {///////////////> 、
            , </////// ∨__∨//////////////////>、


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          ′: : : : : : : : : : :./: ::::::::::::::::::::::::::::‘,::::::::::::::::.
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        |: : : : : : :::::::::::::::::::|::::::::::|:::::|::::::::|/jノ l|:::::|:::: /
.       |: : : : : ::::::::::::::::: : 八:::::::|:::::|::::::::斤i「 ノ|/}/

.         |: : : : ::::::::::::::::::::::::/|\八人:::: | ヒリ  |
        |: : : ::::::::::::::::::::::::::{  |:::::::::::::::|\|     乂_
.       |: : : ::::::::::::::::::::::::::::\|:::::::::::::::|   ``   /
.         |: : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::|        , j
        |: : : ::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::|        /  「えっ……?」
.       |: : : :::::::::::::::::::::::::::::: /:|:::::::::::::::|: : : . .__/
      |: : : ::::::::::::::::::::::::::::_/: :|:::::::::::::::|/⌒|:::::::::|

        |: : : ::::::::::::::::::::::: /⌒゛┃ ::::::::: |-、从::::::::|
.       |: : :::::::::::::::::::::::: /    |::::::::::::::| | ト、\::::.
      |: ::::::::::::::::::: -‐く    ‘ :::::::::: ト、j_j \\:._
       |::::::::::::::/    ゚'*。  ‘::::::::::::| ゚'*。  ヽ⌒\
       |::::::::/        ゚'*。‘::::::::::|   ゚'*。 ',   }
       |::: / -- 、      |    ‘:::::: |     ゚'*{ \\
       |::/     \     l    ‘:::: |゚'*。     ゚'*。\\
       l/       丶    ',    l:::::|   ゚'*。    ゚'* \\


 6/7

 「実は、俺にハンドボールのスカウトが来ていて、フランスに招待されてるんです」

 「そ、そうなの?」

 「はい。両親にも海外に行ける伝はもらっていますし、逃げるならうってつけですよ」

 「で、でも、これ以上迷惑をかけるわけにはいかないわ」


                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | | 「
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //   「俺が霞と一緒にいたいんだ。ダメか?」
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、


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   |:::::::: l :::::::::::|l::::::::::::|\从::l __}八{:::::::::::::l:ノ    从::::リ:::::::: 八 j
   |:::::::: l ::::::::::八::::::::::|  ,,xぅ斧笄ミ\::::::::|斗ぅ斧x )/:::::/:/  ノ
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   |:::::::::::::::::‘:::::::::::::::|\\     //  `丶/ / / / | !
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 -‐'^´     ‘:::::::::: |   \\ //    / / / /  /   ト、




 そして私はフランスに渡り、京太郎さんと幸せな日々を過ごしたの。

 これは私と京太郎さんが結ばれた一つの世界。

 別の世界に関しては、また今度語りましょう。カン!


 ……カン?


 7/7

 ・7年前の石戸家


 「え、好きな人ができた?

  わかった。許嫁は解消しておくぞ」

 「あらまぁ。霞も高校生ですしね。

  良かったわね、あなた」

 「霞はいつも我慢ばかりする子だからな。

  相手はいい男であってほしいものだ」

 「ええ。何かあったら、すぐに言うのよ?」



 ・7年前の神代家


 「今時許嫁の教養なんてあるわけないじゃろ」

 「跡継ぎがいなかった時用の許嫁ですからねぇ」

 「恋愛結婚最高じゃ!」

 「ワシはエンディング5分前にはどんな奇跡が起こっても許される派じゃ!」



            /    .:      \
         ―-′|   / ,.     ヽ

      /  ....,  ノ / /    |l  |  |
.     /  / / /|爪/ /__./ :;  |   |  | |! ←既婚者(許嫁と結婚)
     ′/  . :/f⌒彡/7  |ヽ/  ハ |  | :从
     |/   /.:/∧ |!Yん弐Ⅳ!//⌒!/}  |/
        . :/| | ∨ 弋炒`   rテミく/  ハ  }!   「神代の反応はこうだったような……。
        | ||! ∧ト  "   ,  炒ノムイ  | /
        |リ    /  \ ー    イ7/|| j!/     内容がやけに具体的で怖いですよー」
          ーイ   />ー 、   / }ノ
       /   `ー-  /  ヽ }ヽ
      /               | | (
.      八   ヽ          | | |\
    r<二ヽ__l!_      | | |  ー――――  、
    ∨        \    {八ト   \ー―    \
     \―――-    \   !\\    \__    \
      〕!      \  \/|::::::\〉  _____    \


 カン!



 523
 黒歴史ノートを読んで凹む霞パパ「今どき許嫁とかSOA…」


 用意していた話と噛み合ったレスがあったので仕上げて投下
 レス見たときドキッとした

 >>528
 AAに頼りすぎかなぁ…って思ってたとこなんで嬉しいです
 これからも適度にAA使っていきます
 子供キャラ喋らせるのはAAないと難しいですね。まこのがマジで欲しい

>>529
たぶん、「ノロイちゃん」の事だと思われ

焦ったせいで誤字が…
>>537は「許嫁の教養」ではなく、「許嫁の強要」ですね

>>539
ありがとうございます!


 1/5

 444
 子供たちの七五三をする京咲


 須賀咲ちゃんです……。最近オチ担当以外してないけど京咲スレです……。

 今日は子供達の七五三の日! 我が子を思いっきり愛でるのだ!


 「イマイチ七五三ってどうしたらいいかわかんないよね」

 「ハハッ、慣れてきたらもうやらなくなるものさ」

 「界さんに教えてもらえて助かってますよー」

 「おっ、世辞がうまいねぇ」


 お父さんを立てているように見えて、お父さんが会場に来るまでに迷子になったことは内緒です。

 まぁそんなこと言っても、お父さんやお母さん、染谷先輩に助けてもらって今の私たちがいるんだけどね!


 「京ちゃん、ちゃんと写真撮ってよね」

 「おう。咲が撮るとブレブレになるからなァ」

 「手ぶれ補正が甘いんだよ!」

 「咲がカメラを構えると、ブレてるを通り越してガクガクしてるし」


 ムー、失礼な!

 夫婦に役割分担ってものがあるでしょ!


 「本当は髪置きの儀は女の子が行うもんだが、男の子がやることもあるし、一緒にやってよかったな」

 「へぇ、そうなんですか!」

 「ちなみに、次は5歳の男の子、その次は7歳の女の子がやるんだ」

 「咲と照さんもやった時期があるんだよなァ」

 「そういやアルバムがあったはず。

  帰ったら見るか?」

 「お、是非!」

 「「ダメ!」」


 わっ、お姉ちゃんとハモるなんて珍しい。

 ……ってそうじゃないよ! 子供の頃の写真なんて恥ずかしいもん!

 だいたい今日は子供達が主役の日でしょ!


 2/5

 息子も娘もソワソワしてる。

 娘は見知らぬ人の前でやるのが恥ずかしいのか、ずっと俯いて涙目だ。

 あっ、京ちゃんダメだよ! 安易に助けるのはよくないよ!

 全く、そういうところ甘いんだから! 咲お母さんはちゃんと厳しく躾けます!

 ……あ、あんまり甘やかすと私まで染谷先輩に雷落とされちゃうしね。

 そして、大問題は息子です。

 じっとしているのが大の苦手。数秒じっとしていたら嫌になって動き出す息子です。

 どれくらいじっとしていられないかというと、遊園地に連れて行ってアトラクション待ちの時間でどこかに飛び出すくらいダメダメです。

 もう既にじっとしていられないのか、さっきから抜け出すタイミングを見計っているのが見え見えだ。

 ふふふ、でも私はそんな子たちのお母さん。

 どうしたらいいかなんて、とっくに対策済みなのだ!


 3/5

     /::.:.:.:.:!:.:.:.|.:.:.:.:.:|: : ::| : : : :|: : | | .i: : | | i:. :.:.:.:.i:.:.:.:.|
.    / : : : :i: : : |: : : | ! : ::| i: : :.:|::|::::::i i::::|::|::|::::::::::::i:::::::|
   / : : : : |: : : :!:.:.:.:ト、ヽ:.;!、i: :.:.:|::|、゙、'i´|:フiナi:|::::::::::::|:::::::|

   / : .:.:.:i:.:|:.:.:.:.:ヾ、:.'i´ヾ.::|!ヾ、:::゙、ヽハハヽハノ |ハ::::::::::|:::::::|
.  /.:.:.:.;ィ'|:.:.:i:.:.:.:.::i ヽ:|  ヽ!  ヽ::ゝ  `'  リ |::::::i:ノヽ:::|
 彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___       ;==─-ソ::::::/ /:::!
      ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄`     ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ

         ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;;  ,     """ /ノ.;:‐'::/
       i.;イ:::;ハ、::゙、 """    ___      /:::::/
       ソ レ  ` ヾヽ    ヽ´  ノ   ィ´::/リ   「ちゃんと手を繋いでいてあげてね?」
              ` 、__    ̄  , ' |!;/
                 _"_〕ー--‐'    |__
                /:.::/:|       |:/\


                _  -‐==‐-
             /. . . . . .      `
   -‐==ニ二      ‐‐- _         `ヽ
       /                : . . .
      /  /  /          `ヽ  : : : :

       /  /  .i     .ト           : : : . __ニ=-.
      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「わかった!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
      |:.| }: : : :ゝ          ‐-    /   !/i|:.:.:/    i
        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
              \    -‐  /. :    /          ヽ
                >‐──.、. : : :.   /        -‐‐、  /
                _,「  . : :): .   /       イ  ニ=-  ~
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/: : : : |: : |: :ィ":,'マ:.!::,' .',.:.::| |: : : | _,.',: : | ヽ:`ト:. : : |:: |

: : : : : {: : { :,'.|:.| ',:レ   ヽ;| |: : : |  ,≧:|_  マ:|',:. :  |:: }
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  .レi: : / ヽ∧ ⊂⊃   `     ⊂⊃  " /: : : :..: : : : ̄` ' 、
ー==,.∨ ̄ミ=',      .___,   .    /≡ィ゙\: : : : : : :
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 4/5

 これで大丈夫!

 息子は娘の面倒はちゃんと見るから我慢してじっとしているし、娘はお兄ちゃんっ子だから落ち着く!

 我ながら頭がいいと思うよ!

 二人とも本当に仲がいいんだ!

 何せ、私の自慢の子供たちですから!


 「あらー、二人ともすごく偉い子ですね」

 「そうでしょうそうでしょう!」


 ちょっと親バカになるくらい許してほしい。

 そしてなんやかんやして、無事に終わりました。


 「二人とも、よく頑張った」

 「照さんもわざわざ来てくれてありがとうございます」

 「子供のためなら問題ない」


 Vサインをするお姉ちゃん。わざわざ行事のために時間を作るなんて律儀だなぁ。

 これから学校に入ったら、どんどん余裕がなくなると思うんだろうし、今のうちに見ておきたいのかな。


 「お子さんたち二人とも仲が良くて、羨ましいですね」

 「えへへ」

 「こんなに仲が良い双子なんて珍しいですよ!」

 「そ、そうですか?」

 「……ところで、失礼かもしれませんが一つよろしいですか?」

 「はい、なんでしょう?」


 5/5

 「どちらの方のお子さんですか?」

           -‐──‐-

       . ´          `ヽ、
      /
     /                 ,
   / /   /|    ト、        ′
 ∠._/   / i|    i \      〕
    〔  |/ 八〔\ .'   \   /
.     |∧ :| ┯:┯  V ┯:┯∧ /   j    「わた」
    ' ∧|  乂ノ     乂ノ   ∨、   |
.     /:Ⅴ         ""  ノ   |
    /::::入_           _  < / /| /
  /\ /∧ノ  へ ̄ ̄/  \リイ/ / 〔′
   ̄\\  r‐'   \/  //\ /
     \ヽーヽ └─ー/─'  \
      丶ー|   〉 〈   |  〈

           |  .〈∧/    !__/
           |        | |

            _,.......---............_
         ,. : ´: : : : : : : : : : : : : :` : : . 、
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
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    .': : : /: : : : : :/: : : :/: :.| : : : : |: : : : : : : :、: : :.'.

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    |: : : |: : : : 、|__/_}__/Nノ: : N、|_}_,:|: : : : | : : :'.
    |: : :ハ: |: : : ハ: / /:イ  }: :/:/ }: ∧:/: : : : ト、}: :.|
    {: : {-从: : :{/ ̄ テ雫ミ/イ /イ }イ雫}: : /:/:| リ\}

    八:{、:、__ \:lヽ  Vり         ヒり/:イ:/: :|
      `\}、: 、    /:/:/:/:/:/:/:/:/ ム:/:人: :{   「私ですっ!!」
     , --r--,\ ,-- 、_____  人: /  \〉
      /  |::| |::::::>  ____ソイ⌒∨
    {   ,::, {::::::::::::∧-,  r/:::::://|   }
    |   \、\::::::::::∨- /:::::://:/

    |     { 、、\:::::::∨/::::://:∧    |
    |     | \__>、_}'__>´/}   |
    |     |    `ー=-r-- ´ ,:   |


 お姉ちゃん、それ絶対にやると思ったよ!

 あっ、お姉ちゃん悔しそう! 私だって負けっぱなしじゃないんだからね! カン!


 1/5

 528
 楽しそうに何故か姫様や六女仙の話をし始める霞さん


 「あら、須賀さん」

 「あ、石戸さん!」


 今日も公園のベンチで子供を遊ばせていると、石戸さんが声をかけてきたよ。

 最近、石戸さんがよく公園に来てくれて、子供の相手をしてくれるんだ。


 「最近どうですか?」

 「ど、どうと言われても……」

 「ふふふ、旦那さんとは仲が良いみたいですね」

 「うぇぇ!? だ、誰から?」

 「デパートの人たちから、『おしどり夫婦』って有名でしたよ?」

 「や、やだ。恥ずかしい……」


 何かと一緒に行って、子供たちが迷子になるのをみんなが探してくれているから有名になっちゃったんだよね……。

 運動会の件もあるし、話しかけられることもチラホラ……。


 「須賀さんは今幸せですか?」

 「えっ」

 「旦那さんがいて、子供たちがいて、幸せ?」

 「あ、はい、その」


 2/5

           __

       ,. ' ´:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.`  、
      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶
     /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶
    ,/:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i....:.................ヽ
    l:.:.:.:./:.:.:.:./:.:.:.,:.:.:.|:.:.:.:.:l.:..:i.:..:...:....:.....',
    li:.:.:.|:.:.:.:.:l:.:.:./l:.:./!:i:.:.i:ハ:.:|l:.l:.:.:.:l:.:.:...i
   |:.r‐!:l:.:.`iー/‐ァァT':.:/フTナiT´:.:.|:トi、|

    {:.{ ‐N、:.:{r―r-r l/!'―r-i'|:.:.:,リ:リヽ!
    ヽ!ヽ _ `{. _ヒソ    _ヒソノ/イ:|
     `ヽ!ゝ ////////////j:i:/|ハ!   「幸せ、です」
   ,∠_ ̄〈: :` こ__ー--_ュ,/く'
  i: : : :ヽ 、ヽ : : ヽ 丁:i : : i: :ハ

  |.: : : : :ヽi :ヽ: : : V: : |: : :}:/ : l
  {: : : : : : :} : : ヽ: /: : :l : : l': : : |
  ハ: : : : :ヽ! : : : V: : :/: : :/:/ : ヘ








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:::::::::::l::/|::七| l::::::::::::::l::::::|:::::::::ヘ

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::::::r-l  __ j/}/`/ ィ:/::::| |
::::::| }  、、 ̄`   _ ィ::::::::::l ;  「そう! 良かった!」
{::从_       '   ̄`∧::::::;' /
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:::::::ヽ:::::\       ィ:::::::::;′
ヘ::::::::V  >ー.<::::: |:::::::::i  


 3/5

 「ど、どうして聞いたんですか?」

 「だって、結婚して子供を産んで、いい旦那様に巡り合えて女の子にとって幸せの絶頂!

  そんな状況でしょう?

  相手がいない身としては、興味津々なの」

 「そ、そうなんですか」

 「でも、須賀さんが幸せだと私まで嬉しくなっちゃう!

  子供も本当に楽しそうで、須賀さんによく懐いていますし、いい家庭なんでしょうね」

 「あ、はい。

  自慢の家庭ですから!」

 「うふふ……」


 石戸さん。いい人だなぁ。

 私たちの幸せを見て、嫉妬するどころか本当に嬉しそう。

 自分のことのように喜んでくれる。

 子供の相手も無償でしてくれて、ぞんざいに扱うこともなく、子供が喜ぶことをしてくれる。

 子供が楽しそうだと石戸さんも楽しそう。

 こんな聖母みたいな人がいたんだ……。和ちゃんも見習ってよ!

 なんか最初に疑ってたのが申し訳ないよー!


 「霞さんは長野に何をしに来たんですか?」

 「仕事と観光、ってところね。

  仕事も趣味みたいなものだから、時間を持て余しているの」

 「巫女さんだと跡取りとかあるんですか?」

 「うふふ、お父さんが優しくて、そういうのに縛られない人なの」


 人生を満喫してそうで羨ましいなぁ。私だって負けてないけどね!

 そう言えば、永水の他の人たちは何をしているんだろう……。


 4/5

 「巫女さんって家に縛られるイメージがありました」

 「そう? まぁ、私が特別なのかもね。

  私と一緒にインターハイに出た人は覚えてる?」

 「す、少しだけなら」

 「先鋒が私たちが守るべき姫。それ以外の四人と、中学生の二人を合わせて六女仙。

  かなり格式が高い家に生まれているから、私以外はみんな許嫁と結婚したわね」

 「えっ、そうなんですか!?」

 「ああ、許嫁と言っても、恋愛結婚できなかった時用の許嫁よ。

  恥ずかしながら男の子に縁がなくて……」

 「な、なんか軽いんですね」

 「それに、私の友達の薄墨初美ちゃんって子。インターハイ副将のちっちゃい子は覚えてる?」

 「その人なら覚えてます!」

 「あの子は高校卒業と同時に結婚して、そのまま妊娠出産したわ。

  許嫁との結婚だったけれども、旦那さんを尻に敷いて子沢山の幸せな家庭を築いているの」

 「へぇ……、そうなんですか」

 「あとは、狩宿巴。この子はちょっと覚えてないかもね」

 「すみません……」

 「この子は料理がとてもうまくて、許嫁の旦那さんをメロメロにしちゃったの。

  霧島のおしどり夫婦って言われているわ。あなたたちみたいに、ね」

 「そ、そんなぁ」


 クスクスと笑う霞さん。弄られてるのがわかるよぉ。


 「……あら、ごめんなさい。もうこんな時間。今日はお暇しますね」

 「あ、ありがとうございます。その、今度暇だったら誘っていいですか」

 「ええ、もちろん! お待ちしているわ」


 石戸さんと一緒にいると、なぜか安心するんだよね。

 えへへ。自分から友達を誘うなんて、京ちゃん以来かも、次に会うのが楽しみだなぁ。


 5/5

 ふぅ、うまく誤魔化せたかしら。

 他の子達の話をしだすと、ちょっと聞きたくないような話になっちゃう。

 今話した二人はいい家庭を築きあげているんだけれども、全てがそううまく行くわけじゃないのよね。

 それこそ、恋愛結婚でも揉め事で離婚する人がたくさんいるわけで、許嫁との結婚でうまく行く方が特殊なのよ。


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.         ‘:::::::::::::\}:::::|   、、、      ,   、、 ,:::::::::::::::;
        ‘:::::::::::::::::|:::::|              ′:::::::::::;「憂鬱になる話を、須賀さんに聞かせたくないわ」
        ‘:::::::::::::::|:::::|\       、 _,     .イ::::::::::::::/
        ‘:::::::::::::|:::::|:::::l` .        . イ::::|::::::::::::/
.           ‘:::::::::::|:::::|:::r|   `  ┬=≦l |:::::|:::::::: /
          \::八::::|:∧\     l| |\ノ |:::::|:::::::::|
              _\:::::|':::∧、\   l| |  ⌒i|:::::|:::::::::|
            /  \:::::::∧\\ l| |   八:: |:::::::::ト、
          /     \:: ∧ \ソ' |     \::::::: | \



 須賀さんには、ずっと笑顔でいてほしいのよ。

 とってもいい子なんだから。

 霧島に残った子達は全て、許嫁と結婚をしたわ。

 別に霧島神社が悪いわけじゃない。ただの男女の揉め事の話よ。

 夫婦仲がうまくいかず別居状態、離婚、そんなことがザラにある、俗世の話と何も変わらないわ。

 私はこうして霧島を飛び出して、好きに仕事と趣味に費やせるから本当に幸せよ。

 ほんの少し、京太郎さんと須賀さんの幸せを見せてくれれば、私は満足なんだから。

 あっ、そういえば小説の〆切が近かったわ。

 ごめんなさい。詳しい話はまた今度、ね? カン!

投下終わりです
はっちゃんと巴さんの良妻になりそう感


 1/9

 【未知との遭遇】


 須賀咲ちゃんです。早速ですが、迷子です……。

 うぅ……、ここはどこ? 山の中みたいな雰囲気だよぉ。

 こんなところ、近くにあったかな?

 そもそも、私はどうしてこんなところにいるんだろう。

 今まで何をしていたかの記憶がおぼろげで、よく思い出せない。

 家の外に出た記憶がないんだけれども、なんでこんなところにいるんだろう。


 「あっ、お屋敷だ……」


 見覚えのない家を見つける。

 こんな大きな屋敷、近場にあったっけ?

 長野にあるお屋敷なんて、龍門渕さんと京ちゃんの家くらいしか覚えがない。

 どちらにせよ、ここの人に場所を聞けば帰れるよね!

 旦那さんとお姉ちゃん、子供達がお腹をすかせてるだろうし、早く帰らないと!

 だから、人見知り咲ちゃんはちょっと休んでて! せーの!


 「ご、ごめんください」


 屋敷の門を潜ってみると、そこには季節を無視した様々な花が咲き乱れていた。


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            ,xへ|   // / ,.へ.\


 2/9

 で、でも、中には人の気配が全くしないよ。

 それどころか、生き物自体の気配がしない。

 ううう……だんだん怖くなってきたよ。


 「あ、あの! 誰かいませんか!」


 意を決して叫ぶ。

 もうやだよー! 助けて京ちゃん……。


 「……こんなところで何をしてるの」

 「わぁー!?」

 「……呼ばれたから来たのに」

 「ご、ごめんなさい!」


 いきなり後ろから声をかけられて叫んじゃったよ。


     /        /      ,                        \
    /      /       /|       |        ',      ',      ヽ
  γ/     /        /  .!        | \ヽ\   ',        ,      ヽ
  ./_    __/ /    /   _ !        | _  ヽヽ ヽ  ,         '      、 \
      ̄   〃    /~ ´`´ ',      |´`  ヽ~ 、 .!     ! ',\    ヽ\、
      / !/ {  〃          !     !    ヾ  ヽ|      |ヽ   ヽ、   }
       /  , ./ ! _ ≧==== ヽ! \  _|=====≦   ||l   | | |    ヽ, /
    ./      、{ ! ̄{::::o::::::}          {:::::o::::::::} ミ、| l    ' 〃      ',
   /     〃  |  弋::::::::ノ        弋::::::::::::ノ  〃 |  /  \       '
        //   .!                     /  ムイ    \    |
   !,'!   /, '     .|   ' '     '       ' '           ヽ      、ヾ |  「まぁ、いいけど」
   |!%  /,'  ,'    |                        {   、     ', ,/
    % |!'  !   '                       / .|       !
          l   ヽ       ,-‐-‐--,             ノ   ヽ    |
         ,!    ヽ       ̄ ̄          ィ--    |  ヾ  | |
          丶  {   |  、             イ  /l    '  | | / '
           \!  !  !     _   < |/! /   !   イ  / }/ /
               ヾ _|  |           ! V   ムイ
         ._        ヘ--!    ----―‐、
       /  <三三ニ>'" ', !  /|      ヽ--==ニ> ̄ ̄`ヽ
     /   /三三>'"    V /  |      /三三三"      ヽ


 そう言って彼女は家の中を指差した。


 「立ちっぱなしもダルいから、中で話す」

 「は、はい」


 知らない人の家の中に入るのは怖いけど、背に腹は変えられないよね。

 出来れば電話だけでも借りられればいいんだけどなぁ。

 ……『ここがどこかわからないけど迎えに来て』なんて言ったら、京ちゃん怒りそう。


 3/9

 中はとっても広くて、そこだけで迷子になってしまいそうだった。

 居間に通されたと思ったら、彼女はサラッとお茶を出してくれた。わ、悪いことしちゃったかな?

 見た目は高校生くらいかな? 私より年下みたい。

 見覚えがある気がするけど、よく思い出せないや。


 「なんでここにいるの?」

 「あ、あの、気付いたらここにいて、よかったら電話を貸してもらえませんか?」

 「電話はない」

 「えっ!? そ、そんな、どうしよう。

  ここから帰る方法がわからなくて、地図か何かありませんか?」

 「……地図を教えても、貴女が一人で帰れると思えない」

 「うぐっ」


 初めて出会った人に迷子癖がバレるなんて……。


 「大丈夫、そのうち人が来るから、ゆっくりしていけばいい」

 「う、うん」


 この子のお父さんかお母さんが来るのかな?

 うう、この年になって恥ずかしいけれど、どうしようもないもんね。

 そんなこんなで待つことを決めると、女の子のお腹がぐぅーっと鳴った。


 「私はご飯にするけど、貴女も食べる?」

 「そ、そこまでしてもらうわけには……。

  そうだ! 良かったら私が作りましょうか?」

 「本当?」

 「うん! 料理は得意なんだ!」

 「じゃあお願い」


 一瞬だけ立ち上がったと思ったら、すぐに私に譲ってくれた。

 私が言うのもなんだけれども、初めて会った人の料理で大丈夫なのかな……?

 でも、せっかく作るんだから腕を奮うよ!


 4/9

 「美味しい。こんなに美味しいご飯は久しぶり」

 「そ、そんな、言われると恥ずかしいな」


 どうやら、舌には合ったみたい。よかったぁー。

 ちょっと調理器具が古かったけど、京ちゃんの実家で慣れてて良かった。


     \ー―――‐`         }
       \         --- 、 __ノ_⌒ヽ
      /⌒    /     /    Y^ ,
    ー=≠       /           |   ',
.   /     /      / /         \_
   /     /     / / /        /      Y´
.  /  / /   / _/_/イ_/,  、__/ ∧
  | /./ /   /´/|/´-l/   // /`^ヘ |   | l|
 八{ /  j/ ll ∧ :|芹苧豕 /l/苧豕, ∧|   | l|
   / イ / Ν/-、| | 乂_ソ}/   ヒソノ∧八 リノ

.     {  | \、_jノ        、   ,   ∨ 「この料理を毎日食べられる旦那さんが羨ましい。
     \八  厂〕ト       _  人  i|\)
        )/(\ノ/}>   ´ イi:i:ト、)ノ /   いい嫁さん」

            (\\\   爪 i:i:i:i:i:|∧
         ⊂ニ=---、__〉\:i:i:i:|  \
         /:i:i⊂ニニヽ \{\ |:i:i:i|   } ̄ |

          _____
       ... : ´: : : : : : : : : : `: : : ..
     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : 丶
  / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : :\

.  ′: : : : : : : : : : :|.: : : : : : : : : :.|: : : : : :ヽー'⌒
  |: : : : : i: : : : : i: :l: : : : :i: : : : : :l\ : : : : |
  |: : : : : |: : : : : |:∧: |: :.:l: : : : :.i:l⌒ヽ.: : :.|
  |: : : : : |: : : : : |匕Ⅵ: /ト、: : /从   |: : : |
  |: : : : 八: : : :.i:|:{   V ノ ∨ ,ィ   |: : : |  「えへへ」
.  : : : : : : ヽ: : 从   _      ≠⌒ Ⅵ:/}
  \: : :{⌒\:.{  r==ミ    , ::::::::::Y
    乂: \r'     :::::::::::        uノ
     丶、:_ー‐、   r‐ ー'  フ /
        _ヘr─ァ、ー ┬ 、 ≦-─、
      /⌒ヽ\     \   }    ノ}\


 そこまで褒められると照れちゃうよー!

 ……あれ、なんか違和感がある。

 そうだ。私ーーー


      / :::::/::::::::::::::::::::.:.::::::::::::::∧:::::.:.:.:|:..:.:.:.|:.:.:::|i::.:.:|
     /   !  / ::::::/:::::::::::::::::|:| |::::::|:::|:::::..:.:i:::::::|:i:.:.:l
.    /............|........|..//.ハ.......:.ハ..:::| | !: : |:: |:::....:...|:::::::|::.:.:|
    /.:.:::;:イ::|!:::::::l//メ、|::::::::!'i:::::|::| i:::::|i:::|::i:::::::::|:::::::::.:.:i゙、
  /:.::/ .|::|:!:::://'´`ヽ!::::::| _、::|V-‐!::::|、::!|:::::::::|:::::::::.:.:|

  //    |/:::V::!|  <ヽヽ:::|  V'"´゛ヽ、!ヽi::::::::::ト、:::::./i|
        !::::::::|:r-、弋ノ  ヾ   f´:i  ヾ ゙、::::::/) }:ル'
       r‐|::::∧:ト、.\ ,     _ゞ',、  /  i:::/ ' /W
      人:|i:/:.:.::゙、 \ `ー-、    `i. ヽ  ,..N./:.:.:.:`ー-、
    ,イ ゙、゙、:.:.:.:.:.:\ ヽ   `ー--‐' /_.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,,:.:-‐'´>、  (ーーー旦那がいるなんて、言ったっけ?)
    ! ゙、 ゙、゙、:.:.:.:.:.:.:ヽ         / /:.:.:.:.:.:,,:.:"_, -‐-´i::::|
.   /i ゙、. iヽ\:.:.:.:.:.:.\      ,ク´:.:.:.,,:.:"´イ´/     i::!
   i |  ヽi: :\\:.:.:.:.:.!ヽ  _, -‐'´i:.:/:./: / /     i| リ
.   i  | i ヽ: : :.\\:.:.>'´:.:.:.:,; -=i:./: :/ /    ハ |
   |   ゙、 ゙、 |\: : :\\i:.:.:/:.:.:.:.:.:..| : / /     i | ノ


 5/9

 「あ、あの」

 「どうしたの?」


 妙な圧迫感。

 この感覚には覚えがある。

 とても久しぶりに感じる。

 そうだ。これはあの時の感覚だ。

 ーーー私が麻雀をしていた、高校1年生の時に感じたものと同じだ。


 「心配しなくていい、迎えが来たみたい」

 「えっ?」


 彼女はそんな私を尻目に、マイペースに玄関の方を眺めていた。


                ---
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         |::::::|::l:|::|八 !从{:::/:::/::::/--.l::::|::|:::|l::|
         |:::八从斧苧ミxl厶厶イ- 、从::::|:::|l::|
         |::::::::| |l^乂_ツ     斧ミv' 厶イ: 八|
         |:::: 人|l  、、     Vツ }/:::::::::/ ノ
         |::::::::::从      '  、、 /:::::::::/   「須賀さん。迎えに来たわよ」
         |::::::::::::::l\   `ー   ..イ::::::::/
.        八::::::::::: l    ┬‐=≦:::|::::::/
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.      ´ 〈 |∧::::|  \  ノl  l゙` |::::{
   /l   l   |: : }=|    \/  :|   |::::|\
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 /  l   l Lノ: : :l:::|: : \ ./   |: : : : :.\ |
./   ll   /   /ミ|    /    从    `゙丶
    リ  /     |:::〈   /   /         ,
   /〈 |     八::::l  /   /            ′
      l       }:::l ./    /           |
      | : : : . /::ノ/    /: : . .      . . : :,
  \  人: :./:://: : : : /.: : : : : : : : : : : : : : :./
 \ \{ Χ://\__/: :-‐=‐-: : : :___.. イ |

   \ \{::{`l≧====≦三三三三三l  |:::l:::| 〉


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           .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }
         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }    「石戸さん……」
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|

       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
.          { レヘ::八     _.. ‐~‐-、   イ ::::::::::::/  {
           }   ∨个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ:::/|/∨
                 \|  _≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス
                r=Ti:i:i:i:i:i:7____/i:i:i:i:i:i:i/ ∧  }
               {  ∧i:i:i:i:i:i:i:i:|   /i:i:i:i:i:i:i/   / ∧ {


 6/9

 「私が泣かせていたみたいな雰囲気はやめてほしい。

  私はご飯を食べていただけ」

 「わかっているわ。須賀さんはとっても精細だから」


 旧知の知り合いのように話す二人に空気が弛緩する。

 よ、良かった。石戸さんの知り合いだったんだ。

 でも、和ちゃんや優希ちゃんだけでなく石戸さんにまで迷子の迎えに来てもらうなんて恥ずかしい……。


 「その、私は『須賀咲』って言います。良かったら帰ったらお礼を……」

 「ご飯美味しかった。私のことは『シロ』と呼んでくれればいい」

 「シロさん! 本当にありがとうございました!」

 「またご飯を食べさせてくれる?」

 「ええ、是非! ……あっ、でも電話ないんですよね」

 「大丈夫よ。私が今度案内するわ」

 「石戸さん……もう何から何まで……」


 もう石戸さんに甘えすぎて辛くなってくるよ……。


 「これはご飯のお礼。持って行って」

 「えっ?」


 そう言ってシロさんが差し出したのは、先ほどシロさんが使っていたお椀だ。

 いつの間に洗ったのか、綺麗になっている。


 「持って帰ればわかる」


 ? どういうことだろう。


 7/9

           ___/ / /        \   \
           ⌒フ / ,  /   l 〈     \\ \
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           〈 /   |  |八Ν__八{   | _\  ∨  l|′
          /    l|  l ァ┼ ┬ \N┬‐┬  | |  リ
        〃   / l|\_从 乂゚_ノ     乂゚ノノ}∧l/}
          八/ / ,八 入         、   ,,, ,′ ト、ノ   「今度遊びに行くから、それで食べさせて」
.             { /   }\__              ′ |
.            从  八{ 込、   ∠>  . イ^| }八
                ∨  \从_}> . __ イ 八jノ  )
                   / \__  Κj/
                    _/  //〉_∧ ‘,
               /:.∨ ,///   ∨ }: : ..
            . .:´: : : : :∨//\__//∨: : : : : `ト、

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 彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___       ;==─-ソ::::::/ /:::!
      ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄`     ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ

         ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;;  ,     """ /ノ.;:‐'::/
       i.;イ:::;ハ、::゙、 """    ___      /:::::/   「はい! 任せてください!」
       ソ レ  ` ヾヽ    ヽ´  ノ   ィ´::/リ
              ` 、__    ̄  , ' |!;/
                 _"_〕ー--‐'    |__
                /:.::/:|       |:/\


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            /:::/::Ν::::::::::|:|´  ̄\八::|:::::::::::::::::::::::::::::.
              |::::i:::::l-\::::::l八 斧苧干 |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |:::::\l  __\{   乂hソ |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |l::::::l::|斥汽         |:::::::|::::::::::::::|::::::| (……素直じゃないんだから)
           八::::l∧乂ソ ,     ″   |:::::::|::::::::::::::|::::::|
               Y:::::::. ″          |:::::::|::::::::::::::|::::::|
.               |::l::从 __ _      |:::::::|::::::::::::::::::::八
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              \:::Y 二二〉‐=≦  |:::::::|::::::::/::::/
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           _//  /::://   /       ゙:| \     \


 8/9

 そこから先はよく覚えていない。

 気がついたらベッドで寝ていた。

 夢かな、と思ったけれど、いつの間にか置いてあるシロさんのお椀が夢じゃないことを示していた。

 石戸さんと連絡が取れたら、改めてお礼をしなきゃいけないよね。

 そういえば、『持って帰ればわかる』ってどういうことだろう?


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  (     ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ    //:.:.:.:ト、;!b:;;;;: ! ヽi  b:;;;;::i ソ:/:./_:.:.:.:. ̄`ヽ//   /    「ママ!」
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 `ー-----r‐'" i        r/ /   ,  |ノ!   `ー----ァ'"   / i! '"  / 〈  i         ̄  `ヽ
       \  ヽ     !_ノ _/__ノ ヽ、  \ /  /  !、  i    V   、_    、____ノ
        )  | 、ヽ_,ノ、_/---、〈   `ーァ、___,、_/   !: : ̄ヽ,_/    `        )
        (_ノ  ソ  /:.: : : : : : _〉   ,,"   ゛、     ノ: : : :/       _`  /  (ヽ
          ヽ  |  |: : : : : : :/ 〈 \ 《      ゛、 /゙、: :/   ,.---‐二ノヽ___!、   \
            i  |  ゙、: : : : : i       ゛、     ラー=-|:(__,..イ `ー'´      7\_  )



 そんなこんなで家事をしていると、娘が後ろから抱きついてきました。



  /  : : : : .:|:.:|: : :| : :./! :.,.'|: : : |',: : : : ト: : :ヾ::       ',
. /  : {   : !_,|.-‐|‐:.,' {: : :| |: : :ィ¨',゙ ̄:|ヾ、, : !:    |:: i
/: : : : |: : |: :ィ":,'マ:.!::,' .',.:.::| |: : : | _,.',: : | ヽ:`ト:. : : |:: |

: : : : : {: : { :,'.|:.| ',:レ   ヽ;| |: : : |  ,≧:|_  マ:|',:. :  |:: }
__,.ィ: : '.: :',:.{:.|/ _,.ィ==ミ   ヾ,: :! ィ ,..'⌒.ヾ、.ソ !!: : :リ::./
.  l: : : ',:.:.',', ィ".,' ⌒: ヽ    ヽj  i_::::::::: !ヽ .リ:.: :,'::/
.  |: : : : :,:.A | { :::::::::: }        .ィ゙::::::::: ノ / /: /!/
.  |: : : : /\'ヽ. 辷;;;;;ノ        `゙'''''´  .//ノ-‐''" ̄ ヾ 「これ!」
  .レi: : / ヽ∧ ⊂⊃   `     ⊂⊃  " /: : : :..: : : : ̄` ' 、
ー==,.∨ ̄ミ=',      .___,   .    /≡ィ゙\: : : : : : :
_/      .: : ゙∧                /ヽ   `ヽ\: : : : :: : : : \
 _/ : : : : : : /{"゙,ヽ          ,   へ ::    - \: : : : : : : ヾ
/: : : : : :ィ‐'"__} ',:. >   . __, . - "〃ヽ \,.'       ヾ: : : : : :  ヽ
: : : : : __/      ' ,: : \      {__,.. '       ノ:\


 あれ、何かくれるのかな?

 ……本のしおり? 幼稚園で貰ったのかな?

 あっ、二人でお揃いだ!

 私も本好きだって、わかるんだ。えへへ、嬉しいなぁ。


 「えへへ、ありがと!」

 「えへへー!」


 みやながけに起こった、ちょっとした幸せ。カン!


 ……カン?


 9/9

                     _  \ー- 、
                   ∠二 _  ̄\ヽ   !
              -=_,,ニ二_   ヽ  )}  }
              / _,, -‐     ゝ   ノ、
                 / /              ヽ
              / /                 }
            .ノ       /           ヽ`ヽ、
          /.     /     /    l   !   l   ヽ
         /  /    /     / /   .}   l .l  }ヽl⌒ )
         ./  /       / /}∠!_  ./l__l__ l  l  l
        / ./ /   {  /7____|  /´j_∠!_/! リ  }
       (/{  { /   \{/(。::厂`;ノ ´(。厂)トノ\人
         乂 .八ハ  /   l ,,,`¨      ¨,,, ∧    ,ゝ  「貴女は京に会わないの?」
           `   )/从  l、      `   / }   .l
           _,,,../l \{::\   , 、 ./、ノヽ/)ノ

        ,, -<//////∧ \::::>..._ ,,..イ∧ ヽ
      /  \ ヽ/////∧  \  / .}///l  }
    ./      .、.}/////∧   〉∧ .|///l  l
  /        }.l//////∧  ,.ヘV∧ .l.//∧ .l
 /             ////////∧/ }::::} Y////∧ノ
.〈         , イ/////////∧ノ:ハ:ヽl.//////\
./\      / }////////////∧イ  Vl.////////ハ


           ,  ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::..ヽ
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;、:.:.:.:.:.:.:::::ヽ:::..:.ヽ
       // .:./..::::/.:::;:::::::::::/ ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';::::....;

        /,'::.:::;'.:::::/.:::l!::::::::::;'  .';::::::::::l:::::::::l:::.:.:..i
        /.i::::::::|:::lL::-亠 : :::l  ̄丁T!::‐!::::::l:l:::::.:.::|
.       i !:、::::l::::l!、:_」L::::l:::l --+HL_:::l:::.;リノ:::.:.:...|
        ! .l:::::トゝ:!´__::_ヽ:川  ,,z=-zy/j;イ:::::::::::::::.|
        | .l :::::. lv'筰:卞 ヽ. ´ b::::::::jヽ .!l::::::::::::::.|
       l ::::::::l! .辷.ノ      ー.―   ll::::::::::::::.| 「ま、まぁそのうち、ね?」
          l :::::: l. ,,,    '     '''    'l:.:::::::::: .|
        l::::::::::l             /l:::::::::: .|
.         l::::: :::.l.    ャー‐ッ     /:::l:/::: :.l
         l:::: ::::::>...            イ:::::/ :: ::::::l
.          l:::: :::::::::::::>.....___ <  |:l:/:::: ..::::::'
          l::: .:::::: :::::/:::::l     /:::::::::.:::::: /
.           l::: :::::..:::/{:::::::|    /::::::::.:::::::::/
          l:: .:::.::/ ゝ´ll  /,':::::::::::::::::./> 、
         l: .::::::///  ! / /::::::::::::::: イ./   ヽ
.           l:.:::::/  ,'  /  /::::::::::::::;.' /    | .i
.          l=;/   l /   ,;:::::::::::::::,' /       ! l
           ,':::l  ./      i:::::::::::: / /    / l! .l
        /::丿, '     /!:::::::::::;' /    /     !

                    / / `ヽー、     ー、   `ー /´
               _ -‐ァ'/       ´⌒ヽ  、 ヽ、_ 彡 ´
              /⌒ィ'´ /            ',  \  ヽ
                /´ア´ /  / /       !   ',   ヽ
            ({ /  ノ  / /       ! l    \   、   \
             `Y ィ´   / /    i l  '.   、 ヽ.  ',_  `ー-
             / /    /イ/i{    j{ j  、      \ ヾ  ̄´
            , ィア,' イ  /`7~ヽ   ハ 八  (ヽ    ト、 }  ー、
           j/ / { { イzx、_エ、  j |~~、 ヽ Y`ヽ }! ソ \}⌒j

             ´ {  ヽハ、{i  佞i「ヽ. ハ{\{zュ.jYハ }  〉ハ    ヽ.
             ∨   ハ `  ̄   \{ ヽ `芒!リイ ノ /イ     ハ
              ヽ { j! !    、     } ヽ!  〈 /フ   j!  / リ (素直じゃないのはどっちだか……)
               `ヘハ ト          j       /´j}   ハ ノ
                  `  \  ゚ `   /    / ノ j_ノ ´
             _ -=ニ7⌒ヽ __ .. イ    / `7=ュ。_

            イ  「ニニニ7   人j  ハ   〈  /ニニニ´⌒ヽ
           ´ i  ニニニ{  /l] `Y  ',   V /ニニ/    '.
               l  ニニニ、/!  [! (   '.   Vニニ7       }
      /     ハ  ニニニニニ|  マ、  ィハ    Vニ7        ′
     /       ',  ニニニニニ|  マ、ィ´  。    V       /


 本当にカン!

投下終わりです
キャラも出揃ったのでしばらくは既存キャラの掘り下げでいきます


 1/6

 542
 酔っ払った京太郎と二人きりになる久


 竹井久よ。

 今日はちょっと帰りが遅くなっちゃったわね。

 上司のためにも、付き合いだけでも花を持たせてあげていたらこんな時間になっちゃったわ。

 やっぱり出来る女は辛いわぁ。

 ……あれ、あそこにいるのは和じゃない?


 「あら、竹井さんじゃないですか」

 「和? こんな遅くにどうしたの?」

 「いえ、旦那さんが酔っ払ってしまったので迎えに」

 「だ、旦那!?」


 えっ、なにちょっと待って。おいカメラ止めろ。

 和が私より先に? えっ、待って、ちょっと待って。


   /: . : ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V: . : . : . : . : . : . : .',
    {: . :.:7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Vヘ: . : . : . : . : . : . : ,
   !: . : ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}ソV: . : . : . : . : . : . :,
   ,: . :.{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ::::V: . : . : . : . : . : . :.

    . : .{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}: . : . |: . : . : . : . :..
    V: .',:::::::::::::::::::::::::::::::-- ―― -- 、:::::::::::::::::::::::::::::::i: . : .:.i. : . : . : . : . .,
    V: ..}:::::::::__,. /         \:::::::::::::::::::::::::川 : . !: . : . : . : . : .}

     ヽ:.:',‐ ´     ,           ー― -、:::::7: . : .:..!. : . : . . : . .:,
      ヽ:}                      ー{..: . : . :.i. : . : . : . : ., (結婚式の招待状来てないんだけど)
       ',!                ,}    ,イ: . : . :.:リ: . : . : . : .,
       i               イ/〃   / {: . : . : /: . : . : . : .,
       ., u         ,.. '"  /     ,'  ',: . : . :{: . : . : . : ./
        .、       _,.ィ'" -‐ ´        ,人: . : . : . :i!: . : .,
        i:.ヽ                  /  ヽ: . : . : i: . : .,
        ',: . : .’ - ,_           イ     ヽ: . : .:i: . :.ノ
        \: . : \: .: . : }: . . . .ァ  __ '"         }==彡
          `  _:.\: . リ: . : ./  ',          /: . ノ: . : .ヘ
              、}===/   ',        /: . : ./}: . : . :ノヘ
              ノ: . : ./} __,.j       /,': . : ./:;:}. : . /: . :}


ヽ./ : : : : : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : ヽ    ヽ冫
:: |: : : : ::/::/: : : /」: : : /}: : : :}゙`「丁ヽハ:!:!: !:  }
-ィ: : : |_,'_,,|-‐''/ / / .}: : /.|: :|: |:::/. }:|:|:. リ !.|. ト.、
: :ト、::ィ゙ |: ::|\/ //.  /: :/ !: :!/!/  !从:/|:.| !∧冫
: :|人小|ヽ:!.ィ爪沁ヽ. /./ /,.イ爪心ヽ.! イ/.//′
: :l: : ヾ |/{:::::::::⊂ ::::::::::::::::::::: ! :::::ィ./ .ト,ムノ:! ニヤニヤ
:γ⌒ⅵヽ弋二;;ノ ::::::::::::::::::::::::':ゝ-.″ | }: : : :|

',:{ :::`               、       .レ′ : :!.
..',\                   ノ:   ::::!
: : :| `ー´\       ,____.,.      / !:! !  !
: : :|.     ` 、    `ーi!′  /|: :. !:! !  ::!
: : :|         }`   .. __ , イ  |::|: |:|: :|  |
: :: }     ィ‐┤.        ├ .、|::|: |:|: :|  {


 2/6

 「って、須賀君じゃない!」

 「はい。『咲さんの』旦那さんを迎えに行っていたんですよ」

 「原村ァ……」


 こ、このデジキチ、私をからかうためにわざわざわかりにくい言い回しをしたわね!?

 ふ、ふふふ。それすなわち和も須賀君と何も起こっていないという証明よ!


 「京太郎君はよくここの飲み屋を利用しているんですが、たまに飲みすぎてしまうんですよ。

  咲さんに任せると二次遭難になりますので、私が迎えに行くんです」

 「へ、へぇー。そうなの」


 何よ! 私の方がよくわかってます、ってアピールじゃない!

 でも和が一歩先を進んでいるのは確かね。

 悪待ちは何も考えずに逃避することじゃない。

 全てを理解した上で悪い待ちに取ることを言うのよ。

 現状の把握はとても大事ね。

 ふふん、和。やられたままじゃ終わらないわよ。

               __
           , : . : . : . : . : . : . : . : . . ,
        , : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : .,
       /: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : \
     /: . : . : . : . : . : . : . : .x: . : . : . : . : . : . : . : . ,
    , : . : . : . : ./. : . : . : . : ./ \へ. : . :\: . : . : . : .,    「どう? 良かったら私が代わりに送るわよ?」

    /: . : . : . :.:/: . : . : . : . :/    \ヾ` 、ヾ、: . : . : . ,
   . : . : . : . : ,'. : . : . : ./:.:/      `   ーヘ: . : . : . ヘ
    ,: . : . : . : . : . : . : . /:.:/          ,.ィ' V: . : . :ヘ:ヘ
    {: . : . : . ,'. : . : . : 7」:,'--、       ィ'"   V: . : . :ハヾ、
    : . : . : . : . : . : . :7 {:ソ              V: . : . ハ ヾ、               _
   , . : . : 7. : . : . : , {,'           ,。x=ュ、Y: . : . :.}  ヘ             /.ノ   ,.,
    : . : . , : . :{: . :., ,斗==x、      イ´ ハ }`,': . : . :.:.i   ',           , '  '  / .ノ
    ,. : . : . : . i!: ..イ´ん'.  ハ `       r’:::. }  ハ: .ヘ: . : ,     マヽ      ,   , ' ./ /
    ,: . : .{: . : .',: ..{.ヽ V .:::. }         乂ュノ  ハ: . :.',. : リ     マ ヘ   / ., ./ /
    ヘ: . :.',. : . : . :iヽ  ` - '            ,: . : . : . 7      , ヽ_/   ` ’ ./
     V: . : . : . ヽ{: ..ヘ          ’     川: . : }:/       ,  ',     .ム、
     ヽ: . :\: . : . : . : 、       _  ‐ァ    人: . : . ソ          }   Y   / ノ ,
       、: . :.:\: . : . : ハ    ‘  -     /: .:..\: . ヽ        ハ     / / ノ
        、: . : . ヘ: . : . : }-  _      ィ - -== __ヽ: . \     ヘ',    ‘¨ゝ- '/ヽ
         ): . : . :}: . : .ノハ   ̄  ¨  .i!マ;::;:;:;:;:;:;:;:;:;〃7-、:ヘ     ヾ\    イノ=7
         ハ: . : . :i!: ..// ハ        ` マ:;:;:;:;:;:;:;:;:7:;7ニニ\     }ニ`≦-=≦ニ7,
       /: . : . : .//:;:;:{           }:;:;:;:;:;:;:;:7:;7ニニニニへ     ∧、ニニニニニニノ=ヽ
       {: . : . : /:;:;:;:;:;:;:;ム         ,イi!:;:;:;:;:;:;:7:;7ニニニニ}ニニへ、 ヽ,ニ≧ー-'ニニニ}
       \: . : {:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ム- -- 、  ´ 」:;:;:;:;:;:7:;7ニニニニ}ニニニニニ≧。ヘ\ニニニニニニ{、

     /=、\: ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ム_  --   ̄!:;:;:;:;〃/ニニニニニi!ニニニニニニニヽニ:\ニニニニニハ


 3/6

          ,>─.:::.──- .ィ─-、._
    __┌.、/          \/:::::|
    |:::::::∨′  .: : : : : : :. : : :.  ',::::::::}
.   ,ゝ::::/ : : : : : : : : : : :ト、:: : : :  :∨::::゙i
    {::::/  ,.! ! !:.:.|:.| :| :| ', :!:!:}: : : ',;;;;ィ゙
    ヽ ! .{: :{:| | | 」|:.| :|: :ィ‐十ト|:|:} : : }:::::\
   / |/{ |.!.| {斤人|ヽj\| .レ゙リリル: :ノ::::ィレ′

   ヽ:::::.{',从|レィ==、   ィ==x .リ/:|」|

     ├┤| :沁 ::::::::    :::::::: ノ/: : !  「では、お言葉に甘えますね」
     |:.:.|',| : :人    r─‐┐  ハ/  /:|
     |:.:.|::| : : |> , `.-- ' ,∠// /! :|
     |:.:.|::|   .:|ィ‐=_,,} ー  {.__//゙ /_.| i|
     |...:|::| ! :リ.|::::{_   __.//゙ / ヽ!|
     |:.:.|:.| ! / /_,ヽ.∠ィ'/ /─=||
     |:.:.|:.| / /─'、,..ィ‐-、_,..|:|  |_    ||
     |:.:.|:.i!:../. :::      .:. . |:∨ ゙<  小.
     |:.:.|:.{ !      :∨:: . ヽ`>、 ∨ |. )
     |.:.:| | {     .:::      :} ! :!
     |:..:|∧ ',: : . .: : . : i.     ..ノ|: | リ
     |:../ ヾ.\__, : : :人: : : : :,.イ〃.ノ/
     ゝ |  `ーイ:: ::::/:|:::::::::/゙_.∠.ィ゙/
      |  ::\.|_ :::/ ::! ::,ィ゙    {"
      ∧  ::::\ } : ::::: ::/    ∧


      , ':::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::i:i::::ヽ\
.     /"::::::::::/:::::::::/:::::::/^i::l从ヘ::::::::ヽ.
    /::::::::::::/:::::::::/:::::;〃 lノ'"   \::::`、
    !:::::::::::::l:::::::::/:::,//    /_⌒ !ゝ;ミヽ
    |:::::::::::::|:::::::/-;サ=、   ,ィr^㍉.l::::::}゙i;|

    l:::::::::::::{ :::l;/;==;、    ゙、c.ノ' i::::::l l|
      !::::::::::::::\;《,{ cj      '' l:::::| ′「…んぁ?」
     `、::::::::::::::`ヽ,゙ ‐'    `   ム::;!
      ヽ::::::::::::::::::::\``  ._っ  /;;ノ
       \:::::::::::::::::ト}, _    _.、<;彡、
        \ヽ;;:::;ノ    ̄ K::: {:::::::ヽ._

          `゙Y彡ヽ、., ___ |,\:\:::::::::`ヽ.
           ∧::::::::::::::::::`ヽ._ノヽ::\;::::::::}
            /:::::\;心:::::::::::::}\ .|/∧.ヽ,ノ
         /==-、__:::::`ヽハノ:::::::Y〈 |

          /"     \ ̄`.==、/|:::l .|


 4/6

 なんやかんやで、和はそのまま帰ってしまった。

 ……え?

 よくわからないけれど、これってチャンスじゃない!?

 酔っ払った須賀君、程よく酔った私、ここから導きだされる結論は一つ!


 『あれ、俺なんでこんなとこに寝て……』

 『あら、起きたの? 須賀君』

 『竹井先輩!? え、なんで裸で!?』

 『……大丈夫、昨日のことは忘れるから、ね』

 『お、俺、なんてことを』

 『気にしないで。のせられた私も不注意だったから』

 『……竹井先輩。いや、久。

  俺、責任取るから』

 『だ、ダメよ須賀君。

  あなたには奥さんが』

 『ずっと前から好きだったんだ!』

 『須賀君……実は私も』

 『さぁ、あのデジキチに勝利宣言しに行こう!』

 『ごめんね、和。私は先に幸せになるわ!』


 京久キタコレ!

 グフフフフフ。それじゃあ早速、ホテルを探して。

 ……ほ、ホテルってどうやって探すのかしら。それにチェックインとかどうすればいいのかしら。


 5/6

 「う、うーん」

 「やばい!」


 須賀君が起きそう!

 いや、かなり悪酔いしているから、起きても混濁状態なはず。そのうちに既成事実を作ればいいのよ!


 「さきぃー……」

 「なんだ寝言ね」

            _,...---、_,.、

           / : /: : / : : ヽー-、
            /. : :, !: iハ!/メ、.i | \
            イ : :{ ヽN  'i:!/!人iヽi
         _1: : :i(    _ 丶:\
        /   `Yリヽ   '、_)'´!`ー`
      /:::..     |  ,. _/
.      /.::、::    ト、ィ'
      / ::::::|::    !;-!
    /  ::::|::     ! ヽ、        ,:-‐クヽ
    /    ::!::..   ⊥__!_      /  ..:ノ)
   /     |::::..         ̄`''''''' ′..::::::::::ノ
.  /:     |::::.....      ..............:::_,:::-‐'′
 /::      `ー‐┬---r―'''''''"" ̄__
./__       /!   i      / iu-゙、
/----、\   ::::/ |::  ⊥ __,...-‐'.i...:ヒノ
 ̄ ̄`ー`ー`ー-、/ |::.         _,.-‐'"

 「咲!咲!咲!咲ぃぃうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
  あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!さきさきさきぃううぁわぁああああ!!!
  あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
  んはぁっ!咲のショコラブラウンの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
  間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
  漫画1巻の咲かわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
  アニメ2期放送されて良かったね咲!あぁあああああ!かわいい!咲!かわいい!あっああぁああ!
  コミック14巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
  ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…シノハユもアニメもよく考えたら…
  咲 は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
  そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!長野ぉぉぉぁああああ!!
  この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?エプロン姿の咲が俺を見てる?
  エプロン姿の咲が俺を見てるぞ!咲が俺を見てるぞ!玄関から咲が俺を見てるぞ!!
  嫁さんの咲が俺に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
  いやっほぉおおおおおおお!!!俺には咲がいる!!やったよ界さん!!ひとりでできるもん!!!
  あ、コミックの咲ぃぃぃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
  あっあんああっああんあ咲ぃぃ!!さ、咲ぃぃぃ!!照さぁああああああん!!!界さぁぁぁあああん!!
  ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け! 」


           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::;/:::::::::::::ヾ::::::::::::::::::ヽ
          /:::::::::::::::::::::::::::::::::;//::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::゙,
         /:::::::::::::::::::::::::::::;/   lVi::::::i::::::::ハ::::::::ミ:::::::::::::::ハ
        /":::::/:::::::::::;/      \ゝVi:::::::::::::::i::::::::::::::::l
        /;イ::::/::_:;:-;;-- 、    , -──-\:::::::::::l::::::::::::::::|
       〃|:::/:::::::〃___ -        - ___ ∨:::::::|:::::::::::::::l
       |l |:/::::::::y";x==、     ,,:=;==ミ;、 Y;::::::}:::::::::::::::|

       || |l:::::::∧《 7c:::::i`      '"ic:::::::::i ヾ;|:::y':::::::::::::::|
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      _, -‐=|:::::::::::::::::::::::\   \       l;::::::::::::::::::::::::ヽ、
     /ヘ \ \::::::::::::::::::::::::ヽ、   \ー 、 ,ヘ、:::::::::::::::::::::〉i


 6/6

 「もー!

  京ちゃんまた酔っ払って!

  竹井先輩、わざわざありがとうございます!」

 「い、いえ、大したことじゃないわ」

 「今度時間がある時にでもお礼しますね」

 「う、うん。わかったわ。

  と、とりあえず今日は帰らせてもらうわね」

 「遅くまで付き合わせてごめんなさい。

  ほら、京ちゃんも謝って!」

 「うーん。さきぃー……。

  かわいいよ咲……」

 「ち、ちがっ! 私じゃないでしょ! もー!」


: \: . : . : .ヽ: . : . :ヘ
、: . :ヾ 、: . : . ヘ: . : . :.,
ヽ\: .:ヘ\: . : ヘ: . : . :,
、: \\:.ヘ ヽ: . :.}: . : . :,
 ``ヾ、 ヘ:} ヘ: .:i: . : . : .,
.     ソ  .}}ソ',: . : . : .
        ´ ∨: . : . ,

    ,, ~ー-‐'  .∨: . : ..,
--'"          }: . : . :.
 ,ィ         |: . : . : .

  , ィ ⌒ `ヽ    |: . : . : .,
 / ィf升ミュ、ヽ  .i: . : . : . ,  「ま、負けないもん!」
  〃ィf♀ミ,ヾ,  :i: . : . }: . ,
  ヾヾゞ=彡ィ’  |:. :. :. !: . :,

   ヾ=ニ='"    .i : . : .リ: . :.
           iヘ: . :/: . : .
  /i/i/i/   !} }:./: . : . }
         J i ノ: . : . : .:
          イ´: . : . : . :

         〃}: . : . : . :/

         / .ノ: . : . : ./
_ ,ィ~==ァ  {ノ.: . : . : ./
 ̄ ´     /: . : . : . /
      /: . : . : .ノ: .,'


        ,. . . -――- . . .、

      ,. :' : : : : : : : : : : : : : : : :>.、
    ./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
   /: : : : : : : : : : : : : ,ィ: : : : : : : : : : : :ヽ

   /. . . . . . . .    / l: : : : : ト、 : : : : : :.
  ,' : : : : : : : : : : : : /  l . . . . l ',: : : : : : : :.
  ,' : : : : : : :l: :,i : : /   l: : : : :l  ',: : :l: : : : :.
  i: : : : : : : :l /{ : /   .レl: : :ノ .__ ',: :l: : : : : i
  !: : : : ;、: :レ l〃⌒ヾ  l/ 〃 ヾ: :l: : : : : :l
  ',: : f⌒\{  {l   l}    {l  l}Ⅵ: :、 : : !
  ',: {      乂_ノ     乂ノ l: : } \ノ
   ',:乂_           `     !ヘ:ノ       「?」
   ',: : : : 丶、     ー-‐     j
    ヽ{\ : : ㍉        ,, イ
       `^≧|   ┬ァiフ¨
      ///∧   Kヽ、

     //////∧    }//> , 、
    / \//////∧ー―l///// }


 カン!

投下終わりです。そろそろ京咲のターンにしたい
作った後、改変するシミュレーターがあることを知った


 1/5

 125
 宮永姉妹に襲われる京ちゃん


        ,..-―へ/ . : : :ヽー- 、

        彡';´.:/.: : : ; : : ヽ: : .、ヽ
         //: : i: : : : :ハハ: : ;ハ:i、 iヾ、
   ー--‐':´: : : : |: : : | |   ゙、: ! И人ト、
   \__: : : /: :ヽ!、: |!    V     ハ
       / : /: : :/   r- 、 __, -‐'   !
        !:∠:イ´   丶、 _     _,..ノ
        |ハ:(        U   ̄ ̄   /  「グヘヘ……さきぃ……」
        |;ヘー\            /
            \: ;ヽ、   r--‐'′
           r―┴┐ ├┬┐
          ノ::::::::::::::|i  ! _|O|_
          /:: ̄ ̄ ̄\「:::: ̄:::::::\


        . :´: : : : : : : : : : : : : : : : :` 、
      /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : .

     /: : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : : : : ∧
    /: : : :/: : : | l: : :/ | : : : : |!: : |: :|: : : : : :,
    ̄ ̄ ̄| : : : N: :/__:| : : : : ト、__|: :|: : :|: : :′
       i| : : : | ∨ 八:ト、: : | N: リ: : :|l : : |
.        八: : { l  ____ ` \| ___|/ | : 八: : |l
      /:リ \N '~⌒``     ´⌒``〕/ ;__: :八 「きょうちゃんおかし!」
.     /:/: : : :ハ """"  '  """" '// /: 〔、: :、
    .: /:__: : : :圦 lヽ  r    ┐  // /: : /): :\
    /: l l\\: : : :| .!     ノ  .:'_/ 厶 "/: ト、: :ヽ
    .'  |八 :\\__| .!>  __ . イ´ 、__フ‐<ヽ.: :| \:|
.     .′ V.rヽ _|___       |   /_〔 ̄ | V    〕
        //.へ`ー-:.、Υ   八      l  |


         ,. : :´: : : : : : : : : : : : : `ヽ、
      ,. : :´: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : ヽ

     --/: : : : : : /: : ': : : : : : :V: : : ∨: : ',
     / : : : /: ': /l:|: :|:!: : :!: :、: |: : l: : :V: : :
   /': : : /: ': :{:/ハ七从: : |\:`lー/: : : | : : |

    /: :イ7: :{: :从{ __ {/\{  _从ハ : : /: : :.|
   '´   |: 八: :| ((__))     ((__)) |: :/} : ハ:|
       |: 人\〉:.:.       :.:/:イ ノ: , }'
       |/  `ム   , ‐--‐、   ムイ: /   「もー……」
          个 . ー― ‐'   个从{
           \:}`}>-<{:/}/

           _,..イ,'    V:\

        r<:´::::::::::::{--、 , -|:::::::::`ーr-、
       / ∨:、::::::::::∧, ---、/::::::::::::::/::/∧
       ∧ \:\:::::::∧  /:::::::::::///
        l  ヽ \ー<、_∧ ,:::::::::> ´ィ´   }
        |   } \//ヽ、∨/´/// }     |


 2/5

 須賀咲ちゃんです。死屍累々です。

 京ちゃんは酔っ払って帰ってくるし、お姉ちゃんも付き合いでお酒を飲んできたみたい。

 京ちゃんはまぁまぁ飲めるけど飲みすぎてこうなる。

 お姉ちゃんは弱いからちょっと飲むとこうなる。

 二人とも面倒見ることになる私のことも考えて欲しいんだけどなぁ。


 「ほら、どっちかお風呂に入って」

 「咲が一緒に入ってくれなきゃやだ!」

 「京ちゃんお風呂!」

 「ハァ……」


 私も酔っ払いが相手だと辛辣だよ!

 ちなみにお父さん相手なら、玄関から放り出して朝まで放置するよ!

 京ちゃんとお姉ちゃん相手だからこうして面倒なことをしてあげてるんだからね!


 「もー、わかったよ。

  じゃあ私が二人とも入れてあげるから順番に、ね?」

 「さきぃ……」


           -‐──‐-

       . ´          `ヽ、
      /
     /                 ,
   / /   /|    ト、        ′
 ∠._/   / i|    i \      〕
    〔  |/ 八〔\ .'   \   /
.     |∧ :| ┯:┯  V ┯:┯∧ /   j
    ' ∧|  乂ノ     乂ノ   ∨、   |
.     /:Ⅴ         ""  ノ   |  「三人で入れば楽だよ」
    /::::入_           _  < / /| /
  /\ /∧ノ  へ ̄ ̄/  \リイ/ / 〔′
   ̄\\  r‐'   \/  //\ /
     \ヽーヽ └─ー/─'  \
      丶ー|   〉 〈   |  〈

           |  .〈∧/    !__/
           |        | |


 「お姉ちゃん本当は酔ってないでしょ!?」


 もー! 油断も隙もない!

 あっ、でもお姉ちゃん本当に辛そう。……うぅ。


 3/5

 「ハァ……、ハァ……」

 「きょ、京ちゃん……」

 「うぅ……うっ……」

 「おかし……、おかして……」

 「二人とも黙って入る!」


 なんか如何わしいことは言わないの!

 放っておいたほうがゲロまみれになるのは避けたいので、結局二人とも一緒に入れることにしました。

 なんで姉妹丼みたいなことになってるの……もー!

 京ちゃんもお姉ちゃんも酔った時の記憶は消えてるから大丈夫……だよね?


 「二人とも仕事で疲れてるんだし、私に出来ることを頑張らないとね」


 うん。嫁さんには嫁さんに出来ることを頑張ろう!


 「さき……」

 「きょうちゃん……」

 「何やってるのそこぉぉぉぉ!?」


 京ちゃんが私の名前を呟いたと思ったら、お姉ちゃんが京ちゃんに抱きついた!?

 ちょ、やめて待って!? 二人とも裸なんだよ!?


 「さきじゃない……?」

 「むないたかたい」


 和ちゃん相手だけじゃなく、お姉ちゃん相手でも私じゃないって判別つくんだ……ってそうじゃない!


 「ダメ! 何やってるの!」

 「さきだ!」

 「さきもいっしょ?」


 二人とも幼児退行しないの!

 ほら! お風呂の中は危ないから早く出るの!


 4/5

 「きょうちゃん……」

 「さき……」


 ふぅ、何とか二人ともお風呂から出して、ベッドに寝かせたよ。

 京ちゃんもお姉ちゃんも、うまく服を着させられなかったからちょっとはだけている。

 お風呂上がりで色っぽい二人。服がはだけている。同じベッド……。

 如何わしいにも程があるよ! もう!

 でも二人とも寝入っちゃったし、私の筋力じゃ二人を動かせないし。

 それにしても、二人とも色っぽいなぁ。京ちゃんはガッシリしているし、お姉ちゃんは美人だし。

 あ、京ちゃんの胸元開いてる。

 ……京ちゃん、さっきお姉ちゃんに抱きつかれたせいかおっきくなってる。

 な、なんか私まで変な気分になってきた。

 いや、お姉ちゃんの横でなんて……そんな、……いや正直興奮するけど!

 いつもは京ちゃんが強気で、私もちょっと無理やりな方が好きだし、京ちゃんに押さえつけられると興奮するし。

 でも今なら、屈強な京ちゃんを文学少女咲ちゃんが無理やりできちゃうし、隣にお姉ちゃんいるとか……。

 ……

                ,. . : : :――: : . .

               ,. : ´: : : : : : : : : :_: : : :`: .、
            , :´: : : : : : : : : : : : : : \: : : : :\
           /: : :, : : : /: : : : | : : : : : : ヽ: : : : : ヽ
          .': : : : /: /: :.|: |: : :|:|: : : |: : : : :.∨: : : : :.
        /: : : : : |: ': :|: |: {:, -|:{---|、:|:|: : : |: : : : : : .

        ': : : : : : :|_{:__|: {: :V: :V\: }、:|:|: : : |: : : : : :.:|
       /: :/: ,: : :´|:|V:{:从: { \}ィチ雫ミ: : : ,:_:_: : : : :|
       |: :イ |: : :|:从ィ雫ミ \   _)::刈 }: : // V: : : |
       '  l |: : :乂{ _):::}     Vzり/:イ   } ノ : /リ
          |: ∧:.∧ Vり            _,..イ:/}/  「バレなきゃセーフ!」b
          |:/ V : :.   '         イ:イ:/ /
          }'  {/ 人     v ァ    ..:  |/ '
               `       イ  |

                     `_ T´     |⌒\
      r-,-、        _,....´./'   /´............`:......_
      / / /`>、  _,.. <.........../-、  r/...................................>、
     {   ' /  ∨{...\.........../   `/......................_> ´ ̄ V..、
      ,   〈`、ノ,:|:.\.\_{  /---__,...>:.:.´/  , -- |...|
      }\_∨/ 乂:.:.:.` ̄`Vイ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.> ´ |  /     ...|
      |\_ ̄ 〉∨` ̄「 ̄ ̄/ ̄ ̄´====  ∨      |..|
      |............. ̄}/   L__/           l  {      |..|
      ∧............... |   /:./:.:.|              |       |..|
     「 ` ̄ ̄ ̄}  ,:.:./:.:.:.:|           V}        |..|
     |        | /:.:.:|:.:.:.: |             |      V〉
     |        | ,:.:.:.: |:.:.:.: |       ::.     /|       }'


 5/5

 ・次の日


                ,. --- 、        ____
                  /,  ´ ̄ ̄` '⌒´     \
           、_/_/⌒ヽ , /            ヽ
            ,---、  / //    :       ヽ :.
           ,  / ̄-/ /' {   | |       | :
          / __   ̄,./ /-' l| l | |___ l |    |
            .:' /   ,イ _| | |ア__l { { | / }`| |    |
       /       ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 |    |
    /\'´        /{  | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
    ////\ r---  ´八 !∧  ̄   ,:  :.:.:  }/ノ/ リ   「体がだるい……」
.   ///////\      \}∧         u 八/
  //////////〉        込、  __    ,.: /
  ///////// /          }>、   ` イ |从
 ,'//////// /   _      /--、l ` ̄ :,   |--、
.///////// /  イ/////\   {////}   /  「///|
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///////////// |l///////////ヽ// \    |////> 、
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.   / :.:.:.|:.:.:.: /^l:.: : ||:.:.:.:.:.:.:| ヽ:.:.:.:.:.ハ:.:.:|:.:.:.:.:.:.ヽ:.::.:.::.
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/    イ从:.:.:| ィ/笊匁、 \:.:..   ノ{:::::::ハ |:.:r-x:.:.:.:.:.: |

ー    |:.:.:.\| i| ノ{:::::ハ      乂ー-ソ j/  V:.:.:.:.:|
      |:.:.:.:.:.:. 从乂ーソ               .:.:.:.:ハ|  「もー、お酒飲みすぎだよぉ」
      |:.:.:.:.:.:.∧      ′    ""     /:.:.:./
      |:.:.:.:.:.:.:.:ハ ""             厂:.:.:/j/
      |:.:.:八|:.:.八      r-,     /:.:.:.:/
      |:./  \:.:{\          /  |:.::/
      |:     \  >  .. _  イ   リ/
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     |: : : : : : : :| : : : : : |: : :|: : : / {: :.|:|:.|
     |: : : : : : : :l: : : : : :.|: : :|: : : |_ノ: :从:j (起きて最初に京ちゃんの横顔を見れた。幸せ)
     |: :,: : : : : : ,: : : : : :|: : :|: : : | |: : | '
     |: :| : : : : : : : : : : : |: : :|: : : | |: : |
     |: :,: : : : : :/: : : : : ,: : : : : : :|ィ}: : ,
     |: :{: : : : :/: : : : : /: : : :|: : :.| , : /
     |:/|: : : : ,: : : : : : {: : : :/: : //:イ_
     |' ,: : : /: | : : : : | ̄ /: イ /::/ /  ヽ

         \: {/、: : :.从 /   /::/ /    :.
       / }/{  \{     /::/ /       }
       {  |::|           /::/ /      |


 カン!

どうしても京咲を投下したかった。初期の咲ちゃんに回帰させたかった
今日は本当に終わりです

今、京ちゃんの子どもたちいくつだっけ
あわあわがアラサーかアラフォーの頃に京ちゃんの息子さんにずっと好きだったとか言われたら浪漫かなとふと思いついた


 1/8


 須賀咲ちゃんです。

 シロさんの屋敷から帰って数日後、宮永家に来る人が増えました。


           ___/ / /        \   \
           ⌒フ / ,  /   l 〈     \\ \
           /  / /  /  /| \      ∨ \ \
         /  / /  /-~/-| {  \~ー 、'   \ )
           〈 /   |  |八Ν__八{   | _\  ∨  l|′
          /    l|  l ァ┼ ┬ \N┬‐┬  | |  リ
        〃   / l|\_从 乂゚_ノ     乂゚ノノ}∧l/}
          八/ / ,八 入         、   ,,, ,′ ト、ノ
.             { /   }\__              ′ |  「咲。ご飯」
.            从  八{ 込、   ∠>  . イ^| }八
                ∨  \从_}> . __ イ 八jノ  )
                   / \__  Κj/
                    _/  //〉_∧ ‘,
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      |:.:.:.:.:.:.:.:ハ ""             厂:.:.:/j/  「ちょっと待ってくださいねー」
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      |:./  \:.:{\          /  |:.::/
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                  __]       {___
                _/三l       /三三三≧=-__
           _x<三ニ/´ /     /ニ三三三三三三三>

.         r≦三三ニニ/      /三三三三三三三>´
         /|三三三三ニ{____/ニ三三三三三三>´      \


 うん。シロさんが家にやってくるようになったのだ。

 なぜか京ちゃんやお父さん、お母さんが遅い日に限ってやってきて、子供と遊んで帰っていく。

 みんなが遅い日なんて、そうそう多いわけじゃないから来る回数も多くはないんだけれども、やけに子供たちも懐いている。

 不思議な雰囲気の人だなぁ……。


 2/8

 「そう言えば、家の人はいいんですか?」

 「私は一人ぐらし」

 「えっ、あんな大きな屋敷に一人ぐらしって、女子高生くらいですよね?」

 「私は霞と同い年」

 「……!?」


          _____
       ... : ´: : : : : : : : : : `: : : ..
     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : 丶
  / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : :\

.  ′: : : : : : : : : : :|.: : : : : : : : : :.|: : : : : :ヽー'⌒
  |: : : : : i: : : : : i: :l: : : : :i: : : : : :l\ : : : : |
  |: : : : : |: : : : : |:∧: |: :.:l: : : : :.i:l⌒ヽ.: : :.|
  |: : : : : |: : : : : |匕Ⅵ: /ト、: : /从   |: : : |
  |: : : : 八: : : :.i:|:{   V ノ ∨ ,ィ   |: : : |  「うっそだー!」
.  : : : : : : ヽ: : 从   _      ≠⌒ Ⅵ:/}
  \: : :{⌒\:.{  r==ミ    , ::::::::::Y
    乂: \r'     :::::::::::        uノ
     丶、:_ー‐、   r‐ ー'  フ /
        _ヘr─ァ、ー ┬ 、 ≦-─、
      /⌒ヽ\     \   }    ノ}\


 えっ、嘘っ!?

 だって、石戸さんと同じってことはお姉ちゃんと同じってことで……。

 アラサーでしょ!? 石戸さんもだけど、どう見ても高校生だよ!?


 「まぁ、信じてもらえなくてもいいけれど、私は貴女に会ったことがある」

 「嘘っ!?」

 「直接は会ってないけれど、高校インターハイ2回戦の宮守女子先鋒」


 あ、あぁぁぁぁーーー!!

 思い出した! そう言えば優希ちゃんと戦った人だ!

 あんまりにも若すぎるから紐づけられなかったよ!

 えっ、石戸さんもシロさんも、なんで変わってないの!?


 「私と霞の見た目に関しては考えないほうがいい」

 「は、はい……。というか仲がいいんですね……」

 「まぁ、霞とは腐れ縁」


 なんかもう驚きすぎてどうでもよくなっちゃったよ。


 3/8

                _  -‐==‐-
             /. . . . . .      `
   -‐==ニ二      ‐‐- _         `ヽ バタン!
       /                : . . .
      /  /  /          `ヽ  : : : :

       /  /  .i     .ト           : : : . __ニ=-.
      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「シロー!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
      |:.| }: : : :ゝ          ‐-    /   !/i|:.:.:/    i
        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
              \    -‐  /. :    /          ヽ
                >‐──.、. : : :.   /        -‐‐、  /
                _,「  . : :): .   /       イ  ニ=-  ~
              / f .:|  : :r     /   //     ~ ‐-ヽ
            /  | : :ハ  : :!   /|  /           i
           /   __ i: . : :、/|__ ∠  / ‐  //          |
          /`-‐ /   / |  __ -‐/   /             |



      //ア    /  / イ   :ト、    \      \        \   \
.     // /     /  /  |    | \    \      \       \   \
.      /′i    /  /i   |    │  \      `ヽ      `ー- 、      Y⌒ヽ}
     {  |  ,:イ   :ハ`¨´`T´   |  、  \ト、  ヽ `ー- 、    \_   }
         |  | |  ト、ハ≫=zzz、   !   `¨´`¨´`¨´`¨´   |  |\    ヽ`ヽノ\
.      人  | |  |  代 {  __} \|    ィ=- ..,,__\ト、 j │ \    }     \
         \! 〉、 !  :. 乂_フ     ´下¨¨“_卞ゝ  jイ  ノ    ヽ  ノ      i
           /  ヽ ハ             弋  `フ ノ  j/`ヽ    j/       | 「はいはい」
.           / /   / :.    ,      `¨¨´        ノ      ト、   ト、  }
         i  |  i :从                       /  ト、   | ヽ.  ; } /
         l 人  ト、  ト、    _          rー-イ  イ ! \ !   } / j/
         ∨  \! ∨V .>   `       イ {ス人jヽノ jノ    jノ  j/
               , ´∠ニニ>、 _ ... イ   /  \
                  / /ニニニニニ7   λ    /    /入
              /  {ニニニニニ7/「八.  /     //二\



 あ、シロさんになついてる我が息子がやってきたよ。

 シロさん、面倒くさがり屋みたいだけれども、子供の面倒はよく見てくれるんだよね。

 時々、息子や娘をギューっとして動かないのは多分、面倒になったから抑え込んでるんだと思う。

 やけに手馴れてるなぁ、と思ったけれど、石戸さんと同年齢なら納得かな。

 石戸さんとシロさんがしっかり者すぎて、お姉ちゃんがこの人たちと同じ世代とは思えないよ……。

 あ、でも外にいるときのお姉ちゃんはしっかりしてるんだもんね。うーん、なんだかんだでみんな年上なんだなぁ。


 4/8

 「咲、前に渡したお椀はある?」

 「あ、はい」

 「そう、それならいい」

 「あ、あの、あれにはどういう意味が?」

 「……別に、ただちゃんとしまっておいてね。

  私がご飯を食べるのに使うから」

 「いつもは違うの出しちゃってますけど、あれの方がいいですか?」

 「……どっちでもいい。でも、大事にすること」


 いつもボケーっとしているように見えるシロさんが、真剣な目でこっちを見ていた。

 う、うーん。貰ったものだし大事にするけれど、どういう意図があるんだろう。


 「じゃあ、そろそろ私はお暇する」

 「あれ、もう帰るんですか?

  良かったらうちの旦那さんやお姉ちゃんが挨拶を……」

 「……また今度ね。

  今日は忙しくなると思うから」

 「?」


     \ー―――‐`         }
       \         --- 、 __ノ_⌒ヽ
      /⌒    /     /    Y^ ,
    ー=≠       /           |   ',
.   /     /      / /         \_
   /     /     / / /        /      Y´
.  /  / /   / _/_/イ_/,  、__/ ∧
  | /./ /   /´/|/´-l/   // /`^ヘ |   | l|
 八{ /  j/ ll ∧ :|芹苧豕 /l/苧豕, ∧|   | l|
   / イ / Ν/-、| | 乂_ソ}/   ヒソノ∧八 リノ

.     {  | \、_jノ        、   ,   ∨ 「じゃ、またね」
     \八  厂〕ト       _  人  i|\)
        )/(\ノ/}>   ´ イi:i:ト、)ノ /

            (\\\   爪 i:i:i:i:i:|∧
         ⊂ニ=---、__〉\:i:i:i:|  \
         /:i:i⊂ニニヽ \{\ |:i:i:i|   } ̄ |


 私の制止も聞かず、シロさんは帰って行った。

 まるで最初からいなかったように、気配を消した。

 うーん。やっぱり不思議な人だなぁ。


 5/8

               __  /⌒ヽ
                 ⌒\ ∨   ヽ___
              _, ----`      ∨   `ヽ、
           /´               |     \
          / ____    /  l|     | :.     \
            ///    /   |     |l |  :       ヽ
              /  /   //  ,∧    / ,イ  l| :.  .  .
          / イ / // : l  |    ' / !  从 |  :   :.
         .'/  ' ' /-|-{ {  |  /}/  | / } }  |    .
         }'  / |Ⅵ { 从  '  ,     }/ /イ   }     .
           / イ | l{   { ∨/      '    }   ∧ :   :.
          ´  | {|从三三 /   三三三 /  /--、| ∧{
                {从 |     ,            ムイ r 、 }} /} \
               |                ノ ' }/イ/  「咲!」
                {               _,ノ
                  人       _,..::ァ       r }/
                     `     ゝ - '   イ   |/
                        `  ーr  ´  ___|_
                     ___|     |//////|


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         ,. : ´: : : : : : : : : : : : : :` : : . 、
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
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    |: : : |: : : : : /: : : ,イ: : ,:|: : : : :ハ: : :l: :|: : : :V: : '.
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    |: : :ハ: |: : : ハ: / /:イ  }: :/:/ }: ∧:/: : : : ト、}: :.|
    {: : {-从: : :{/ ̄ テ雫ミ/イ /イ }イ雫}: : /:/:| リ\}

    八:{、:、__ \:lヽ  Vり         ヒり/:イ:/: :|
      `\}、: 、    /:/:/:/:/:/:/:/:/ ム:/:人: :{  「ぅひ!?」
     , --r--,\ ,-- 、_____  人: /  \〉
      /  |::| |::::::>  ____ソイ⌒∨
    {   ,::, {::::::::::::∧-,  r/:::::://|   }


 後ろから京ちゃんに抱きつかれた!?

 もー! いつの間に帰ってきてたの! 驚かすのはダメー!


 「それやっちゃダメだって言ったでしょ!」

 「う、でも今回は許してくれよ!」

 「? どしたの」


 興奮冷めやらぬ表情で、京ちゃんは汗だくだ。走って帰ってきたんだろう。

 そんな急いで一体何が……


 6/8


          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
       / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | |
.      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |
     /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{
       /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__
.      / / :|  ::|/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `「⌒:.
.       //  /|  ::l、   :    ー‐   \{  | /  ー‐    j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.  「俺、出世したぜ!」
     / _,/:.:..|  ::| \ !           j/        ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
        / :.:.:.:.:{  ::|\ハ_,          ノ            ,___/{:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧
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      {八: : :|:,: :},ィ≠≠ミ     \|  --      从: : : :/}/: : : : : : ,: |
      l  、 : |: V            ィ≠≠ミ、 / |: : : イ/⌒V: : : :/:/
       \|: ,  :.:.:.:.     '             |:/ /⌒} }: : :/}/  「ほ、本当!?」
         V{                  :.:.:.:.:.  /    ノ 人:,:' /
         人      __              _ イ:/

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 7/8

 興奮する京ちゃんを何とか抑えて、食卓に座らせました。


 「前のプロジェクトでうまくいったのが評価されたみたいだ!」

 「京ちゃんすごいよ!

  言ってくれればもうちょっと豪華な夕食にしたのに」

 「いや、別にいいんだよ。

  咲のご飯はいつも美味しいからなァ」

 「も、もー。

  そんなこと言っても、今からじゃ豪華に出来ないよ。

  あ、生姜焼きぐらいなら一品付け加えられるよ」

 「ヘヘっ、じゃあ頼むよ!」

 「はーい。

  ちょっと待っててねー」


 やったぁ! 京ちゃんの頑張りが評価されたんだ!

 ふふっ、なんだか私まで嬉しくなっちゃうな。

 今日はダメだけど、明日のご飯は豪華にしてあげよう!

 お姉ちゃんにも伝えたら、きっと一緒に喜んでくれるよね!

 ……そう言えば、京ちゃんとシロさんはすれ違わなかったのかな?

 タイミング的には玄関で会ってそうだけど、偶然だなぁ。


 8/8

                    _,,.. -=Z__
                . -‐=二..,,_ '"´⌒``ヽ、
         . -‐=く             `ヽ、

        /                  `ヽ、    `ヽ、
.      , ´   '~ア   ,      \     `ヽ、    `ヽ、
     , ´ / /    :|      ヽ、     `、    ー-ミ
     ,′ イ  :|    :|\      `ヽ、  `、 `ヽ、 {
    {/ ;ノ|  . :|   :,  j|  `ヽ、     `、   `、  \;
     {/:ノ  ;八  { 八( ̄ ̄\    〈\} }\`,    `、
.     {: .;ノ|:┼‐ \ \_Z斗≠=ミ\ヽ、! } } :}j    ;
.      乂l 人」斗=ミ\Ζ 乂_,ノ  }ハノ `,丿      \j
      人 ハ}乂丿               |  \ `;(\ノ
       \ハ   ,                 ノ   `:, }ミ、
.           }                厂`、   :}}  ;ハ 「あれはあくまで京の頑張りの成果」
         ∧             . : ! ;   从 ;八j
          / /\   '⌒      . : . : . j j ;,:仏イ
.        / / : : ;ヽ、      _...:::ア . :/|人ノ
.         {ー|: :/{: : : : :Tニニア¨}:/___/ /⌒\
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        ‘:::::::::::::::::|:::::|              ′:::::::::::; 「ふふっ、そうね」
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          /     \:: ∧ \ソ' |     \::::::: | \


 カン!

京咲かわいいするお姉ちゃんたち
後でシチュ募集するかも

>>600
だいたい3-4歳くらいですね
あわあわが結婚できるなら、結婚すると聞いて息子は拗ねそう

タイトル抜けてた

443
京太郎出世する


 ・みやながけ

 須賀咲
 旦那さん大好きお母さん。周りに振り回されるが本人も大概。専業主婦のお嫁さん

 須賀京太郎
 嫁さん大好きお父さん。酔うとデレるサラリーマン

 宮永照
 京咲大好きお姉ちゃん。実は乙女。プロ雀士日本代表

 宮永界
 家族大好きお爺ちゃん。娘たちにぞんざいに扱われる。まだ仕事してます

 宮永母
 常時迷子なお婆ちゃん。一緒に住んでるけど、原作に出るまで出番はない

 京咲息子
 わんぱくで外で遊ぶのが大好き。妹の面倒を良く見る

 京咲娘
 お父さんっ子、お兄ちゃんっ子。絵本が好き


 咲ちゃん妊娠を機に、改修した宮永家に須賀夫婦が同居
 表札には「宮永」「須賀」があり、みんなで住んでいる


 ・みやながけを取り巻く人たち

 原村和
 喪女その1。お見合い19連敗中。悪待ちだけは許さない。小学校の先生です

 竹井久
 喪女その2。アラサールートにずっぷり。デジタルだけは許さない。美人OLやってます

 片岡優希
 精神的にいい女に成長。常識的に京咲を守る子。社内のムードメーカー

 染谷まこ
 一児の母。厳しく強いお母さん。まこ娘と京咲子供は仲が良い。roof-topで頑張ってます

 夢乃マホ
 ギャルをコピーしたスーパーマホっち。男の弱い部分を攻める子。OLだよ

 大星淡
 「The Big Star」プロ雀士。最近みやながけに遊びに来ます

 石戸霞
 高校生から老いてません。本人が語るのは黒歴史かオカルトか? 結構売れてる小説家

 小瀬川白望
 高校生から老いてません。霞さんと仲が良い? 働かなくても生きる極致に到達しました


 ・ちょい役

 薄墨初美
 旦那を尻に敷く人妻。子沢山なしっかり者。薄墨家を継いでます

 原村恵
 娘が喪女になって壊れた。宮永界の旧友。最近お見合い相手を探すのが楽しい

 高久田誠
 京咲とは中高大と一緒。京咲のために大学の出席は代返してました

 小鍛冶健夜
 未婚。ネットに怨霊として出現。現役復帰し、世界2位のプロ雀士


 みやながけ、みやながけを取り巻く人たちからリクエストどうぞ
 どのキャラが好きかとかどんなシチュが好きかとか教えてくれるとリクを受けやすい
 ↓の頂いたシチュは書き溜め中。思いついたら投下します。他のは全部消化したはず

 124
 京咲の結婚式での照と清澄の様子

 437
 新婚旅行

 522
 霞さんも女子会()に参加してみよう

 525
 咲ちゃん以外が参加の女子会

 529
 夜中に一人でトイレに行けなくなったみやながけ一同

ちょい役に
亦野誠子
一般企業に就職(?)。淡の相談役の一人

狩宿巴
許嫁との関係は良好で、霧島のおしどり夫婦と呼ばれている。料理上手

が抜けてるぞー(冗談)


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                       ´              \__

                         /                    マ三三三三三三ニ=-
                  /     /           \     ∨ /⌒> 三三三ニ=-
                         ,′          ヽ           \三三三ニ=-
                   /     _/ │  ∧          .     | ニ二  -=ニ\三三三ニ=-
.                /    / /│ '|  |\  :.       :. i   |\        ̄`丶三三三
           __/      / /  │/│  |   :. |\       :.   |             \三三
         _/´/ /    /| \| | |  |  |│ ::.     |   八   ー―‐=ニマ三\  マ三
       厂| |∨//    人 レl   | ト-|  |  |│ ::.     │ \ \       `マ三)  }三
__,,...  -┤│レ/゙∨   /\l |_|斤テ外八 ^ト--|/--│              ー=ニ二 `マ  /_三
       ││|{ {.  /  ∧ンリ 乂ツ   \|斗テ外、.|       卜、        丶、______ く_三三
       | ∨\八  {  /  Y::/::/  ,    乂)ツ 》│    | /\       \≫==≪\ マニ三
__,,,... -‐ヘ_ \,,>\∨廴_,人          ::/::/ / リ│  │  >ー──=ミ〃    `ヽ∨ニ三
          ̄    \__,))       ヽ      ∠/_7  イ /⌒)丿    \_ノ{ -‐~‐- }ノ三三   「あわー……」
                      ≧=‐   -=≦ / ∧|/ / ,.二二二二∨|\___/| ̄ -=

                                 / /  厂∨ / -――=マ 〉|      |
                               ((⌒´     ∨ 〈       ∨/l.     │
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.  / .:八:.:{.:.:.:.:ト.:i:.| 斗=气      ´ "" }/ }/ |!.:.:.:.:.:.:.丶
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´      |i:/.:.:.:.:.:::::::.             /:::::i|::/.:.:.:.:.i|.:.:| 「本当に淡は甘えん坊なんだから、もういい年でしょ」
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:込、    ´ '      イ:::::::リ/.:.:.:.:.:八:i|
      i:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:|:::::::.....       /|::::::/.:.:.:./  :リ
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       八.:.:.:|.:| \:|:::::::::|i::_, く}        ト/.:/
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 _人_ '                      ` 、  \
  Υ'/ /  /              ト、        丶
   / /  /         |    | | Χ     }
  .′   il  /   |  | \ | / `、  リ   |
  i | _|l__∧ト、八  |   メ´  ニニ  /   } |
  | |   ||  `>x、\|   斗チ芋ミ、∨   ,′j
  | |l   l|斗示芋ミ、    ''h!::::::::}  ,′    ,
  |l 八  И'h!::::::}      乂___ノ /     /

  ||  \| 乂__ノ       /i/i/ /     /l| 「テルーの膝枕気持ちいいんだもん!」

  .八   ゝ /i/i/i    i       / /  / / |
   ‘,\ ハ      r    ア  /l/ /  /:: |
     ト、  込、         _ノ   //  ,イ::: l|
     |l l\ \> .,_       /∨  /l|:  八_
 |ヽ.  八l_\ \-─=ー ァ--<  /   / 八 {  \ `ヽ
 | | ./ /´  ハ 〕     { 〉     ,′ /   ` ヽ  \∧
 | |/─、_ / |∨  __ Ⅴ__=|   /     〕\  \
 | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\)     |  ,′         \ 丶


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                        _. . : : : : ̄ ̄ ̄: : : : : . 、
                    ,. : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
                  ,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
                /: :,: : : : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ

                  /: : :/: : : : : /: : ,: : : : : : : : : : : : :,: : : ヽ: : : : : : .
               ,: : : /: : : : : /: : /: : : : :|: : : : : : : : |: : : : :∨: : : : :.
               /: : /:,: : :_:_:/: : /: : : : : :i: : : | : : : : l: : : : : :|: : : : : :
             /: : :从|: : : :/|:`イ: |: : : : ∧: :.:|: : : : /: : : : : :|: : : : : |
           / : : : ィ: :{: : :/ィ-、 }:∧: : : | -}:|-|---く: : : : : : ,: : : : : :|

               ̄´  |: ∧: :| _)雫ミ从: : :|  _}∧:_:/ }ヽ : : : /: : : : : :
                |: : : Ⅵ V::ノ   \|´_)笊雫ミ/: : : :/:/: : : : : : ,
                |: : : ,: |    ,      V:::::ノノ' : : イ:.イ: : : : : : ,′ 「そんなこと言って、子供に見られてるよ」
                |: : :j:从            /:/ /' ノ: : /: : :/
                |: : ,|: {: : .    _      ´ ィ: ー ´: : :/: : :/
                |: :/|: 从: : : . ‘ ’      イ |: :/ : : :/: : :/
                |:/ 从{_r--'´` ー 、-=≦   ∨: : : /: : :/
                }'   / ||:|       ∧    /,': : : /: : .イ
                  / ||:|    /   _,./ / : イ:/\
                   / ∧:{   /⌒\´/   ´  ´     、
                  ,   {:.:\、 ,′  /     ,. ---――‐`ヽ、


            -‐==‐-
         ´            `
      /             ヽ

     / ,      !   :  |   |     i
.    / |i  , ‐‐i|  .:ト、_|‐‐ |  :i|  |
    l :/:|i  | |/八 .:|     | |  :i|  |
    |/ :〔!|  N ○ \|  ○ |ノ  ,リ
.   〔 八! l圦 ,,   '   ,, l //  |
       N |  .  v ァ  . ∨/  .:| 「あわっ!?」
        ヽ|:| l_≧=ァ≦ト /_,′  八
       ノ厂| l  〔,   / / `丶、 `

      /∧ i| |  「⌒ / /  /∧
    / イ′ j ト、∧  / ′´ .イ
   :'  /    | |\ハヒ/| |ニニ/   〉    :
  /  ノ〈    i i   >ニ| |  ´y'    !     |
  .' /   〉  / j / ノ<i| |  〔___!   ト、〕
. 〔′|  `ー‐'  ///  | |  i| Υ─|  | .′


        /   /  //  . :〃  . :iト、|:. |             ヽ    ヽ  ヽ
      乂 .′ / ,イ .:/ !   . :i| |:. |\: .                  ハ
      .′ i`ーァ′/ ! .:i |   . : | |:. |  \: .  ヽ: .  ____ i-‐ ´   .
     .′  !/ . : ′| .:| |   . : | |:. |   \: .        ̄| ̄ ̄ `ヽ:
        /i|  :|. :|  | .:| |   . : ! |:. |_,,-‐====‐\   . : :|   . :|: . i
    j〃 . :i|  :|. :|‐===┼-  | : j   -‐     \: .    . : |   . :|: . |
    /  . :i|  :{. :!  \八  . : | jノ   , -‐ __,,.⊥   . : }   . :|: . 人
   ′ . : 八  Ⅵ ≫=ミ、 . : !     ≫≦Y⌒'マハ:、  . : .′ . :|: . : .\
   i . :i    . :\{ハ 《  )i:::::::ハ\{     ″{ .)::i::::::::::}::} 》 . : /  . :/!: . \: .\ 「あわいちゃんは優しいから、テルーを分けてあげるのだ!
   | . :|   . :i   '. ヾ い;::::::jj         八∨乂 _;ノ:ノ  . :/  . :  |: .    : .`ー-
   | . :|   . :| . :| . :l'.   V辷ク            ゞ゚-‐ '  . :/   . :/ . :|: .  .     ほら、おいで!」
   | . :|   . :| . :| . :|ハ               /    . :/   . :/ .:.:|: .    : .
   | . :|   . :| . :| . :| :.       ,        /  . . : .′ . / . : :|: .     : : . .
   | . :|   . :| . :| . :|  :.             /  ,. : ,イ  . :/  . : 人: .       : : : . . .
   |..:i:|   . :| . :| . :|   ゝ.     、   ノ .′ // / . : : /  . :.:/  \: .\: .
   l :从  . : :| . :| . :{   / > .        { /'   / . : / . : : .:′    \: .\: .
   乂{: \. : :!\〉、:\_/   . : .:〕jッ。.     . ィV`ヽ /. :/ . . : :/       \: .\: . .
    `\ \{   \;/  . : .://{{   ` ´ | |│ ,// . : .:/             \: .\: . .


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  (     ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ    //:.:.:.:ト、;!b:;;;;: ! ヽi  b:;;;;::i ソ:/:./_:.:.:.:. ̄`ヽ//   /    「!」
  `ー-、__/    `      !\::.ム.! ー―'   ,  ┴--' ノ:/:ノ ):.:.rv‐/ /   / \_
  ___ノ          ノ   )、ヽ:、 "" r―‐┐ "" !ナケ' ̄フ'/ / //   /、`ヽ、 `ヽ
 f        __       ∧ ,.へ iヽ! \  、___ノ   / / / // / / /   '"  ̄ヽ!__/
 `ー-----r‐'" i        r/ /   ,  |ノ!   `ー----ァ'"   / i! '"  / 〈  i         ̄  `ヽ
       \  ヽ     !_ノ _/__ノ ヽ、  \ /  /  !、  i    V   、_    、____ノ
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            i  |  ゙、: : : : : i       ゛、     ラー=-|:(__,..イ `ー'´      7\_  )


               ,..  / ヽ ´⌒> 、

             /             \
            /      |  }!      \⌒
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           /ィ  :|  \∧  | /| |! トー―
           | _|VT示r ∨j/示rx/ V(   「てるー!」

            レ1(  弋,り   弋り {ソ V            __
             |/V{   ___   从|>ー―――r―――/ /
             ___/>、 V /  イ7   /     /――-、  \
          ___/   | | ー 77 /   /     /      ー―
         ノ  (    | |  / /    /     /
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/    イ从:.:.:| ィ/笊匁、 \:.:..   ノ{:::::::ハ |:.:r-x:.:.:.:.:.: |

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      |:.:.:.:.:.:. 从乂ーソ               .:.:.:.:ハ|  「お、お姉ちゃんがお姉ちゃんしてる……」
      |:.:.:.:.:.:.∧      ′    ""     /:.:.:./
      |:.:.:.:.:.:.:.:ハ ""             厂:.:.:/j/
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: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
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: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ    U     ,....-ィ /  「咲も俺の膝の上から降りなさい」
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >

                  ,. : : : : :  ̄ ̄ ̄: : : .、
               ,. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、

              /: : : ,: /: :/: : : イ: :|: : ,: : : 、: :ヽ
             /: : : : /_/_:/:': ': : / |: _}_:/: :|: :.∨: : :.
           /: : : :.,ィ/://:l{: |: |: :.| }: /:/:}`: : : :|: : : :.

            /: :.//: :|: {:{:从:{从: :| /:イ:/:イ/ |: : :|: : : :.|
              {:/  ' : : {: |/' Ⅵ  \  / '   }: : :, : : : }
              {: :,: :从 ィ=ミ     ィ≠ミ/: : /-、: /
              |:/: : :{` :.:.:. '     :.:.:.:. ム: :/ Yl}ィァ  「聞こえなーい!」
               ∧: :从     __   _   /:イ__///ア
               ∨  、   V  ノ 、 ヽイ: : ////
                   ` .   ....:::}  }'/ 〃- く
                ___   `T ´/:|    /, - }-、
                /:/::::::`ー-´l/::イ}   とイ-、 ノ、\
                 /:/:::::::/-/:/:.:八      / ∨ \


 カン!

 616
 照に甘える淡と、淡に対抗して照に甘える兄妹   を見ている咲ちゃん

サッと早くお出ししたかった
文量足りなかったのでAA劇場にまとめましたすみません


 1/6

 615
 和久の逆光源氏計画(成功する見込みなし)


 「あぁ、子供って可愛いわねぇ……」


 竹井久よ。今日は和や優希と一緒に、あの二人の子供と遊んであげてるの。

 何かと二人でイチャイチャばかりしているみたいで、お呼ばれすることも多いのよね。


 「呼ばれてるのは私と優希ですよ。

  それに染谷先輩の三人です。間違えないでください」

 「原村ァ……」

 「今日はたまたま染谷先輩が来れなくて、代理として呼ばれただけじゃないですか」


 うるさいわねこのデジキチ!

 た、確かに高校でも数ヶ月しか一緒にいなくて、2年も年が離れていればこんなもんだろうけど、二人とも軽薄じゃない!?


 「夏までの付き合いの先輩と、そこから1・2年以上一緒にいた人たちでは頼みやすさも違うと思いますが」

 「うるさいわね!

  それに何よ! さっきから私の心を読んでいるみたいに!」

 「心を読めるなんてありえません。

  ……ありえませんが、分かりやすい人の先を読むのは難しくないですから」


 ぐぅぅ、言わせておけば……。

 いいえ、ここで和に合わせていたらずっと青筋を立てたまま終わってしまうわ。

 今日はせっかくの息抜きなんだから、もうちょっと気を抜きたいからね。

 ……それにしても。


 2/6


                _  -‐==‐-
             /. . . . . .      `
   -‐==ニ二      ‐‐- _         `ヽ
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      /  /  /          `ヽ  : : : :

       /  /  .i     .ト           : : : . __ニ=-.
      ./ . :/    |      | ヽ      : : : :\
    / . :/    {      i‐-ヽ     : : : :._\       \
    ./  .: :{   i  ',       ! ___\   .: : :/ ヽ:\: : :ニ=- ̄ 「竹井!」
   /   : : :|  i : :|     | |≠r:::rュミヾ  i{ .ハ ∨:∨ミ、
  ./ /|: : :i  :.{ : : !`ヽ    !|  {つ:i!::::} `ヽ| 〉j. 〉: : :}
 //  |: : ', : :i: : :!ニミヽi\{   乂zzソ     /|: : !|
      |: :i:ヽ : ム:.:|fっi!:}             {: :i : :|‐-─ 、-
        |: ト: : \ヽ|匁ソ ,            / i/| : :|:.:.:.:.:./  ヽ
      |:.| }: : : :ゝ          ‐-    /   !/i|:.:.:/    i
        t|ノノ~|/Vハ    くi    ノ /.     ヽ/       |ゝ、
              \    -‐  /. :    /          ヽ
                >‐──.、. : : :.   /        -‐‐、  /
                _,「  . : :): .   /       イ  ニ=-  ~
              / f .:|  : :r     /   //     ~ ‐-ヽ
            /  | : :ハ  : :!   /|  /           i
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                 . '               ヽ
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         //  ! /    . : /|.:. .:.:ト、ト、: : :| : : : : : : : :.
          //  |//  . : .:/  |ハ: : |   \ト、 : : : : .: .:|
          〃   ′  . : :/    乂{ _,,-‐ ¨ ヽ.: .:|.: .:.|
          {{   i :|  . : :/ー--    ′イニミ、 :i: : |Y: :|
          {!   | :|  . :/ _ ニミ    ィf乏心 〉!: :.|ノ. .′
           `ー- ヽ|  : :i 〃乏ハヾ    乂zク ′ノ.: .:,'      (何よ、可愛いじゃない!)
                ヽ.:.:.:|ハ乂zク      /:/:/:/ :イ: : :/―_ァ 、
.                 人.:{ヽV:/:/:   ′   (イ. ! :ノニニ/`ヽi
               _ヽ_:込、   ~~´  .ィ)j=={ニニ7
             __∧ニ厂「`≧=-  <ニニ/. : :{ニニ/      マニニヽ
            . ´ =ァ :`¨¨´. :ノニニニ|-‐‐-「ニニi : : 人_/        マニニ〉
         〃  / : : :/:/ニニニニ{    !ニニニ| |: : :{>、)    ___マア
         {{  { : /: :ハ:i:iマニニニハ  |ニニニj人: : :ヽ   ノ     〈
            \ 人{: : : {  マi:i:`マニハ ムニア´i:i:i:>、: :} /   ___
         /  `ー-、) ヽマi:i:i:`マャjア´i:i:i:i:i:/Уjノ   , イ_ ノ  }
.           { ̄`ヽ、 `ヽ._|  `ー-[二]-‐‐一'' / _,/  !  __ノ
            \   `Tヽ、_|     /i:i:i:|    〈イ     レ'´


 3/6

 え、何これ須賀君の息子かわいすぎじゃないの!?

 なぜか呼び捨てにされてるけれど、ミニマムになった須賀君って感じがしてグッドね!

 あぁぁぁぁ、この子も須賀君みたいにカッコよく成長するのかしら。

 今の須賀君、大人の風格が出てきて本当にイケメンなのよね。

 高校の時の子供っぽさと人懐っこさもいいけれど、ダンディーな雰囲気も合わせて本当にいいのよ!

 思わず思い出しただけで……うっ。ふぅ……。


 冷静になれば、この子も須賀君そっくりなわけで、須賀君みたいに成長するわけよね。

 ……逆光源氏計画ってのもありかしら?

 あぁ、でもこの子が結婚できる歳になったら私は40歳後半じゃない……。

 いくらなんでも、いやでもこの子めっちゃかわいいし、ああでも、うう……。


      /: : : : : : : : : :/ : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : ミ; . :.゙':、
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.   /: : : : :.|: : : : : :レ゛:./.: : ;.,''"´  ,/'"  //:::/|:lヽ.:.\!
   i: : : : : :|: : : : : :.|/.: :-∠_     ,/     /' {::/ 从|,!.:`.:ミ、
  i゙: : : : : :|: : : : : : |: : :./_ ><,         ゙{ ' ヽ!: :ヽ:ヘ
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. |: : : : : : :.|: : : : : :.:|  ゙ {:::::c /   `       ,z==;、 /!: : : l' |:!
. |: : : : : : : |: : : : : : |i,   ` "’         ,_)::ハ l}`/.:|: : :.| |l
. |: : : : : : :.:|: : : : : : i l J  、、、       {:::。;// /:.:.|: : :,! リ  (ワンチャンあるわよね!?)
. |: : : : : : : :|: : : : : :,i:.}               、 `"  /:.:.:.|: :./ ,/
  !、: : : : : : |: : : : :;/'リ               `゙ /:.:.:.:.l:.:/
  \: :ヽ: : ;!: :.:,/ハ、      , -,     /:.:.:.:.://

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