シャロ「な、なんで私が目の前にいるの!?」ココア「あれ?私がいる……」 (128)

ココアちゃんとシャロちゃんが入れ替わるお話

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444389221

シャロ(ある日私は、ココアと入れ替わってしまった。よく漫画とかアニメで人と人が入れ替わるというお話がある。私も小さい頃、そういう漫画を読んでいて『入れ替わってみたいな』と思った時期もあったっけ……そこで千夜にからかわれたのよね、「シャロちゃんと私が入れ替わったらいろいろと貧相になっちゃうわー」って言われて…)

シャロ(冗談だということはわかっていたけど、そのときの私は傷ついた。っていうか今言われても傷つくわ…多分。まあ、その後千夜が「なんて冗談♪私もシャロちゃんと一度入れ替わってみたいわ」とか言ってたんだけどね……私はそれ言われて素直に嬉しかったな…///)

シャロ(って話がそれてしまったわね。ある日にココアに呼び出されたのよね。『新作のパンができたから、シャロちゃんきてくれないかな?メロンパンもあるよ!』ってメールが来て…)

シャロ(バイトの時間とかぶっていたから迷ったけど、私はメロンパンが食べたいという衝動に負けてバイトを急きょ休んでラビットハウスに行ったのよね。店長、ごめんなさい!千夜にもメールが来たらしいけど、その日は用事があって行けないということだったからしかたなく私一人で行った)

シャロ(そこで私はそんな夢みたいな出来事起こるわけないと思っていた入れ替わりを体験することになる)

シャロ(そう、これはココアと入れ替わってしまうちょっとした不思議なお話……)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

【ラビットハウス】


ココア「よし!できた!見て見てチノちゃん。これが新作のパンだよ!美味しそうでしょー」

チノ「いい香りです。1個食べてもいいですか?」

ココア「もちろん!」

チノ「………」モグモグ

ココア「ど、どうかな?」

チノ「お、美味しい……さすがココアさんです。こんなにおいしいパンは産まれて一度も食べたことがありません」

ココア「ほんと!?良かった~」

チノ「でも最近ココアさんパン作りをしてなかったのに、どうして急に作り始めたんですか?」

ココア「んー、一番の理由はお姉ちゃんに負けたくないから!かな?」

チノ「モカさんに…ですか」

ココア「うん、この間お姉ちゃんがラビットハウスに来たときチノちゃん好みのパンをどっちが作れるかって言ったの覚えてる?」

チノ「そんなことがありましたね…でも結局作ったパンはみんなで食べましたが」

ココア「それでお姉ちゃんのパンを食べたんだけど、やっぱり私はまだまだだなって思っちゃって…」

チノ「そうですか…」

ココア「お姉ちゃんにも負けないパンを作って皆に食べてもらいたいし、お姉ちゃんにも食べてもらうんだ」

チノ「モカさん喜んでくれるといいですね」

ココア「そうだね~。よし!完成したし、とりあえず皆に試食してもらわなきゃ!ってことでシャロちゃんと千夜ちゃんにメールしなきゃ」

チノ「リゼさんには連絡しないんですか?」

ココア「リゼちゃんにはバイト中にあげることにするよ」

チノ「そうですか。リゼさんなら絶対おいしいって言ってくれる気がします」

ココア「だといいな~」

チノ「それにしてもたくさん作りましたね。特にメロンパンが…」

ココア「そのメロンパンはシャロちゃん用に作ったんだ!シャロちゃん、メロンパン好きだから…」

チノ「そういえばそうでしたね」

ココア「よし、メールで来た!送信っと…」

チノ「い、いつの間に!」

ココア「早く来ないかな~♪」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【シャロ家】


シャロ「さーてバイトの準備しなきゃ」

 ピロン!

シャロ「あらメールね?誰からかしら?」



From:ココア


『新作のパンができたから、今からシャロちゃんきてくれないかな?メロンパンもあるよ!』



シャロ「今からバイトあるってのに…でも……」

シャロ(メロンパン………食べたい。特にココアが作ったメロンパン……食べたいわ!)

シャロ「仕方ない、今日はバイト休みにしてもらおっと。せっかくだし千夜のことも呼んでみよっと」

シャロ「千夜ーー」

千夜「何かしらシャロちゃん?」

シャロ「私今からココアのパンを試食しに行くんだけど千夜も一緒に行かない?」

千夜「あら?シャロちゃんにもココアちゃんからメール来ていたのね」

シャロ「あんたにもメール来てたんだ」

千夜「ええ。でも悪いけど私ちょっと用事があるからいけそうにないわね」

シャロ「そ、そう。なら私一人で行ってくるわ」

千夜「ごめんね」

シャロ「じゃあまたね千夜」

千夜「うん、いってらっしゃいシャロちゃん」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラビットハウス 1階】


リゼ「う、美味い……」ポロ

ココア「そのパン私の自信作なんだ!えへへ、リゼちゃんの口に合ったみたいで嬉しいよ」

チノ「泣くほどおいしかったんですか」

リゼ「…なっ//泣いてなんかいないぞ!」

ココア「後はシャロちゃんと千夜ちゃんだね。早く来ないかな」

リゼ「なんだ、あいつらも来るのか?」

ココア「うん、そろそろ来てもいい時間なんだけど…」


カランカラン!


シャロ「ココアー、いるー?」

ココア「っ!来た!いらっしゃいシャロちゃん千夜ちゃ……ってあれ?千夜ちゃんは?」

シャロ「千夜は何か用事があるから行けないって。それで私一人で来たわ」

ココア「そっかー。それは残念だな~」

シャロ「あんたたち同じ学校なんだから学校ですぐ渡せるでしょ」

ココア「それもそうだね」

シャロ「それであんたの作ったパンは?食べてもらいたいってことで来たんだけど」

ココア「はっ、そうだった。シャロちゃん用に私の部屋でラッピングしていたの忘れてた…今取ってくるからちょっと待っててー」

リゼ「そういえばシャロ」

シャロ「な、なんでしょうか?先輩」

リゼ「今の時間たしかシャロバイトしている時間だよな?今来れたってことはバイト休みだったんだな」

シャロ「………店長から急きょ休みを頂きました」

リゼ「そ、そうか…」

シャロ(ってこれじゃあ、パンを食べたいがためにバイトを休んだって思われるじゃない!確かにその通りなんだけど…)チラ

リゼ「…………」ジー

シャロ(っ!…私を見ている、あれは軽蔑の眼差しよ~!リゼ先輩に『いやしいやつだ』とか思われてるんだわ~)ウワーン

リゼ「…………」ジー

リゼ(パンを食べるためにバイトを休む………シャロって、可愛いところあるな…)

チノ「それにしてもココアさん遅いですね。何してるんでしょうか?」


ドタン!バタンズデン!


チノ「!?」

リゼ「!?」

シャロ「!?」


ウワーン!ダレカキテー



リゼ「…ココアの声だな」

シャロ「はぁ、ちょっと様子見てくるわ」

チノ「すいませんシャロさん。お願いします」


【ラビットハウス 2階】


シャロ「全く何してるのよ……」

ココア「えへへ…実は、いちいち持っていくの面倒だから一気に全部持っていこうと思ったらたくさんのパンのせいで前が見えなくなっちゃって…」

シャロ「それで階段から降りている途中転んでしまったってわけね」

ココア「おおー!よくわかったね、シャロちゃん!シャロちゃんはもしかして読心能力が使えるとか!?」

シャロ「この状況見れば誰だってわかるわよ!そんなことよりパンを早く持っていかないと…パン一つ一つ袋詰めしていたのが幸いだったわね。ほらっ、私も手伝ってあげるから」

ココア「ごめんね、シャロちゃん」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ココア「よし全部拾ったよ」

シャロ「2人で分けてもこんなにあるなんて……あんたどんだけ作ったのよ」

ココア「いや~メロンパン大好きなシャロちゃんにいっぱい食べてもらいたいな~って思ってたらつい……」

ココア「シャロちゃんが私の美味しいパンを食べて幸せな気持ちになってほしいからこんなに作ったんだー」

シャロ「そ、そう…//私のためだったのね//」

ココア「あはは!シャロちゃん赤くなってるー!」

シャロ「べ、別に赤くなんかなってないわよ///ほら!早く持っていくわよ」

ココア「はーい」

シャロ「……っと、階段があるから気を付けなさいよ。私が先頭でいくからついてきて」

ココア「うん」

シャロ「………」

ココア(シャロちゃんの髪いい匂い……何のシャンプー使ってるんだろ…)ツルッ

ココア「え?…え!?うわーーー!」ドタン!

シャロ「え?何!?ってひゃあああ!!」ガタンドタン!

シャロ(何!?私たち階段から落ちてるのこれ!?ってココア私に抱き着いてるしー!!死ぬ~~!!!)


ゴロゴロドタンバタンガン!


リゼ「な、何事だ!敵襲か!?」

ココア?「いたたたた………ち、違いますよ先輩…」

チノ「ココアさん!シャロさん!大丈夫ですか!?」

シャロ?「いったぁー……頭がくらくら…」

リゼ「全くお前ら何してるんだ!」

シャロ?「ご、ごめんねシャロちゃん……」

ココア?「いたた…全く……あれほど気を付けなさいって言ったのにもう!………って、え?な、なんで…」



















ココア(シャロ)「な、なんで私が目の前にいるの!?」シャロ(ココア)「あれ?私がいる……」

すいません訂正です
>>14は、なかったことにしてください

シャロ「そ、そう…//私のためだったのね//」

ココア「あはは!シャロちゃん赤くなってるー!」

シャロ「べ、別に赤くなんかなってないわよ///ほら!早く持っていくわよ」

ココア「はーい」

シャロ「……っと、階段があるから気を付けなさいよ。私が先頭でいくからついてきて」

ココア「うん」

シャロ「………」

ココア(シャロちゃんの髪いい匂い……何のシャンプー使ってるんだろ…)ツルッ

ココア「え?…え!?うわーーー!」ドタン!

シャロ「え?何!?ってひゃあああ!!」ガタンドタン!

シャロ(何!?私たち階段から落ちてるのこれ!?ってココア私に抱き着いてるしー!!死ぬ~~!!!)


ゴロゴロドタンバタンガン!


リゼ「な、何事だ!敵襲か!?」

ココア?「いたたたた………ち、違いますよ先輩…」

チノ「ココアさん!シャロさん!大丈夫ですか!?」

シャロ?「いったぁー……頭がくらくら…」

リゼ「全くお前ら何してるんだ!」

シャロ?「ご、ごめんねシャロちゃん……」

ココア?「いたた…全く……あれほど気を付けなさいって言ったのにもう!………って、え?な、なんで…」



















ココア(シャロ)「な、なんで私が目の前にいるの!?」

シャロ(ココア)「あれ?私がいる……」

ーーーーーーー

ーーー


チノ「えーと、つまり階段から落ちた拍子で2人の中身が入れ替わった…ということですか?」

リゼ「そうか…2人とも頭を打ったせいで、こんなことを言っているのか」ウゥ

ココア(シャロ)「ち、違います先輩!転びましたが頭は正常です!信じてください!ちょっとココアも何か言いなさいよ!」

シャロ(ココア)「う~ん、多分これは私の夢だよ!」

ココア(シャロ)「ココアぁーーーー!!」

シャロ(ココア)「ためしにシャロちゃん私のほっぺをつねってみてよ。それで解決だよ」

ココア(シャロ)「自分自身のほっぺをつねるのは、なんか嫌なものね……えいっ!」ギュッ!

シャロ(ココア)「痛い痛い痛い!シャロちゃん!力強すぎるよー!」

ココア(シャロ)「…………」

シャロ(ココア)「もう……ってあれ?何も変化なし…ってこれは夢じゃない!?」

ココア(シャロ)「あんたねぇ~」

シャロ(ココア)「怒らないで~シャロちゃん」

リゼ「にわかに信じがたいな」

チノ「ええ。でも2人が演技しているとは思えません。する理由もないし、ましてやシャロさんがそんなことするわけないですからね、つまり…」

リゼ「私の言う通り、頭をぶつけたせいで二人がおかしくなった……」

チノ「ということになりますね」

ココア(シャロ)「だから、ちがーーう!!!ほんとに入れ替わったのよ!」

チノ「…と言われましても」

リゼ「そうだ!二人に何か質問していけばいいんだよ!私はシャロに、チノはココアに」

チノ「名案です」

リゼ「じゃあ私からシャロに質問するぞ」

ココア(シャロ)「は、はぁ」

リゼ「昨日学校帰りにシャロと私で『クレープ屋』に寄ったけど、シャロはイチゴクレープを食べたよな?」

ココア(シャロ)「え?昨日は確か『アイスクリーム店』に先輩と一緒に行ったはずですが……昨日はそもそもクレープ食べてないですよ」

リゼ「当たってる……なら!そこで私に起きたハプニングを言ってみろ!」

ココア(シャロ)「ハプニングってもしかして、食べている途中に先輩が誤ってアイスを落としちゃったことですか?」

リゼ「ああ、その通りだ…あのアイス……期間限定だから楽しみにしていたのに…!ちょっとしか食べれなかったのが無念だ」ググッ

ココア(シャロ)「な、なら!2人でまた食べに行きましょう先輩!だから元気出してください」

リゼ「ああ、ありがとう…」

チノ「なら私はココアさんに質問します」

シャロ(ココア)「何かな?何でも聞いて!」

チノ「ココアさん今週でうちのお皿何枚割りましたか?」

シャロ(ココア)「へ?えーと、4枚だね」

チノ「正解です……私の大事にしていたプリンをココアさんは食べましたよね?そのときココアさんと喧嘩しましたが、いつしたか覚えていますか?」

シャロ(ココア)「一昨日だね。あのときはごめんね~」

チノ「正解です」

ココア(シャロ) (今週だけでお皿を4枚割るって、何したらそんなに割るのよ)

リゼ「うーむ、信じられないが2人の中身が入れ替わったってのは間違いないようだな」

チノ「こんな不思議なことがおきるなんて…」

ココア(シャロ)「もう!バイトとか学校とかこれからどうすればいいのよー!」

シャロ(ココア)「う~ん、でもシャロちゃんの生活を一度でいいから体験してみたいなって思ってたから私としては全然オッケーだよ」

ココア(シャロ)「私は全然オッケーじゃないわよ!」

シャロ(ココア)「え~、シャロちゃんは嫌なの…?」シュン

ココア(シャロ)「え?」

シャロ(ココア)「私の事…嫌い?」ウルッ

ココア(シャロ)「ぐっ!べ、別に嫌いじゃないわよ」

シャロ(ココア)「ほんと!?私もシャロちゃん大好き~」エヘヘ

ココア(シャロ) (なんか調子狂うわ…)

シャロ(ココア)「でも、自分自身に言ってみるみたいでなんか変な感じするな~」

トニカクモトニモドルホウホウヲカンガエナサイ! エエー!ソンナアセラナクテモダイジョウブダヨー


リゼ「なんかシュールな光景だな…」

チノ「あんなに表情が柔らかいシャロさん初めてみました。中身はココアさんですけど」

リゼ「でもなんとかしないといろいろまずいよな…」

チノ「私たちも2人を元に戻す方法を考えましょう」


ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

ココア(シャロ)「もうこんな時間だからまた明日考えましょ」

シャロ(ココア)「そうだね」

ココア(シャロ)「とりあえずあんたは私の家に行きなさい。場所は甘兎庵の隣だから道はわかるでしょ?」

シャロ(ココア)「うん」

ココア(シャロ)「それとココア!周りにこのことを言うんじゃないわよ!」

シャロ(ココア)「えー!なんで!?」

ココア(シャロ)「変な噂が流れるかもしれないでしょ。『私入れ替わったの』って言い続けて見なさい、頭おかしい人って思われるでしょ」

シャロ(ココア)「千夜ちゃんに話そうと思ったのにな」

ココア(シャロ)「千夜にも話すんじゃないわよ。千夜は鋭いから気を付けなさいよ」

シャロ(ココア)「任せて!私演技には自信あるから!」

ココア(シャロ)「なら、普段の私の真似を今してみなさいよ」

シャロ(ココア)「よーしわかった!見ててシャロちゃん!」

シャロ(ココア)「……ウッ、ウン!アー」

ココア(シャロ)「…………」

シャロ(ココア)「皆さんごきげんよう。私、シャロよ。今日の朝のティータイムはいつにもまして最高だったわ。おほほほほほ!」

ココア(シャロ)「全然違うじゃなーい!私普段こんなじゃないわよー!!」

シャロ(ココア)「そうかな?でも大丈夫!本番はなんとかするから」

ココア(シャロ) (はぁ…こんなんで本当に大丈夫なのかしら、不安だわ……)

シャロ(ココア)「あっ、そろそろ行ったほういいね。じゃあね~シャロちゃん」


カランカラン!


リゼ「行ったなココアのやつ」

ココア(シャロ)「ええ…」

チノ「シャロさん、リゼさんと一緒に私たちも2人が元に戻る方法を考えますので安心してください」

リゼ「まあ、何か困ったことがあったら遠慮なく言ってくれよ」

ココア(シャロ)「チノちゃん、リゼ先輩、ありがとうございます」

リゼ「おっ、私もそろそろあがらせてもらうぞ」

チノ「リゼさん、今日もお疲れ様でした」

リゼ「ああ、お疲れ。じゃあな」

カランカラン!


チノ「………」

ココア(シャロ)「………」

チノ「……さて、シャロさん夕食をこれから作るので奥の部屋で待っていてください」

ココア(シャロ)「え?私も手伝うわ」

チノ「いえ、大丈夫ですよ。今日は簡単な料理ですので。シャロさんは今日いろいろと疲れたと思いますので奥でゆっくりしててください」

ココア(シャロ)「そ、そう?ならお言葉に甘えて…」

チノ「私はキッチンに行きますので、何かあったらキッチンまで来てください。では」スタスタ

ココア(シャロ) (なんか気まずい……)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【甘兎庵前】


シャロ(ココア)「ふう、やっと着いたよ」

シャロ(ココア) (千夜ちゃんにばれないように完璧な演技しないと……よしいける!)ブツブツ

千夜「~~~♪」ガチャ

シャロ(ココア)「あっ千夜ちゃん!ただいまー!」

千夜「え?」クル

シャロ(ココア)「はっ」

シャロ(し、しまった。いきなりやっちゃったー……シャロちゃんは『千夜ちゃん』なんて言わないもんね。ばれてないかな?)ドキドキ

千夜「……あらシャロちゃん、おかえり」ニコ

シャロ(ココア) (よかった…ばれてないみたい)ホッ

千夜「…?どうしたの?安心した顔して」

シャロ(ココア)「え?なんでもないょ…なんでもないわ」

千夜「そう。今日は寒いから風邪ひかないようにね」

シャロ(ココア)「う、うん。心配してくれてありがとね!千夜t…千夜!」

千夜「なんだかシャロちゃん、さっきから口調がおかしいけど何かあったの?」

シャロ(ココア)「え!?べ、別に?私はいつも通りだけど?」ドキドキ

千夜「………もしかして」ジー

シャロ(ココア) (はわわわわ…)ドキドキ

千夜「私に何か試しているのね!?」

シャロ(ココア)「へ?」

千夜「一体何を試しているのかしら!?漫才?それともコント!?」

シャロ(ココア)「あはは……」

シャロ(ココア) (いつもの千夜ちゃんで安心したよ…)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

投稿量少なくてすいません

 夜

【ラビットハウス】


チノ「シャロさん、私が作ったオムライスいかがでしたか?」

ココア(シャロ)「うん!とても美味しかったわ。ごちそう様チノちゃん」

チノ「お粗末様でした。では私はお皿を片付けてきます。シャロさんは適当にくつろいでいてください」

ココア(シャロ)「え?いやいやさすが悪いわよ。泊めてもらう上に料理まで作ってくれて…せっかくだから私にも手伝わせて」

チノ「いえ、気にしてませんよ。ゆっくりしててください」

ココア(シャロ)「そ、そう?ならお言葉に甘えて部屋でゆっくりしてるわ」

チノ「はい、ではまた」スタスタ

ココア(シャロ)「………」

ココア(シャロ)(チノちゃん私のこと避けてるのかな…)

【ココアの部屋】


ココア(シャロ)(ココアの部屋って案外整理されてるものね。もっと散らかってると思ってたけど)

ココア(シャロ)「はあーあ、それにしてもいまだに信じられないわ。中身が入れ替わるなんて…」

ココア(シャロ)(そういえば小さい頃は本の影響で入れ替わってみたい!なんて思ってた時期があったわね……まさか本当に入れ替わってしまうなんて)

ココア(シャロ)(今の私からすれば早く戻りたい……これが成長したっていうことなのかしら?なんてね…)

ココア(シャロ)(少しベットで横になろうかしら……ん?これは…パジャマ?ココアのかしら?)

ココア(シャロ)(まったく脱ぎ捨てておくなんてだらしないわね。片付けておこうかしらね……)

ココア(シャロ)(……ココアのパジャマ…どんな匂いするのかしら…)

ココア(シャロ)「…………」キョロキョロ

ココア(シャロ)「だ、誰も見てないわよね……ち、ちょっとくらい…いいわよね?」

ココア(シャロ)(そ、そうよ!これは誰のパジャマか確かめるために『仕方なく』やる事なんだから)

ココア(シャロ)「…………」クンクン

ココア(シャロ)「こ、ココアのだ……ココアのパジャマだ……うへへ……」スーハー

チノ「シャロさん失礼しますね」ガチャ

ココア(シャロ)「ひゃあっ!!!?」ビクッ

チノ「あっ………!」

ココア(シャロ)(……………)

チノ(…………)

チノ「シャロさん、今何をしていましたか?」

ココア(シャロ)「べ、別に!?ただベットでくつろいでいただけよ!」

チノ「そうですか?私にはココアさんのパジャマを嗅いでいたようにしか見えませんでしたが」

ココア(シャロ)「ごめんなさい!!!ほんの出来心だったんです!だから誰にも言わないで!お願いチノちゃん!!」ガバッ

チノ「はぁ…まったくシャロさんがこんな変態だったとは……幻滅しました」

ココア(シャロ)「うぅ…何でもするから許して……」

チノ「い、今何でもって言いましたよね?」

ココア(シャロ)「ひっ!」

ココア(シャロ)(はっ!?しまった!)

チノ「ならお願いがあります」

ココア(シャロ)(うぅ……何をされるのかしら……)

チノ「え、えと……あの…………その…」モジモジ

ココア(シャロ)「な、何?」

チノ「わ、私と一緒に……お風呂に入ってくれませんか?////」

ココア(シャロ)「…え?」

【風呂場】


チノ「……………」

ココア(シャロ)「……………」

チノ「……………」

ココア(シャロ)(どうしてこうなった)

チノ「あ、あの……シャロさん」

ココア(シャロ)「ふぇ!?な、何チノちゃん?」

チノ「私と入るのそんなに嫌でしたか?」

ココア(シャロ)「へ?全然そんなことないわよ!?」

チノ「そうですか…私今日シャロさんに気を使わせてしまったと感じたので……」

ココア(シャロ)「ううん、そんなことはないわ。むしろチノちゃんと一緒にお話しできるから嬉しいわ♪」

チノ「そ、そうですか……安心しました」ニコッ

ココア(シャロ)「~~~~~!!////」

ココア(シャロ)(か、かわいい~~!///その笑顔は反則よ…)

チノ「どうかしましたかシャロさん?」

ココア(シャロ)「ああ、うん、何でもないわ…」

ココア(シャロ)「ココアがチノちゃんのこと妹にしたくなるの分かる気がするわ」

チノ「え?」

ココア(シャロ)「私もチノちゃんみたいな妹が欲しい…」

チノ「へ?////しゃ、シャロさん!?」

ココア(シャロ)「あっ……」

ココア(シャロ)(しまった!声に出てた…)

しばらく書けてなくてすいません
もう少し時間をください



ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー


チノ「シャロさん、髪を乾かすくらい自分でできますから…いいですよ別に」

ココア(シャロ)「ううん、私がしたいだけだから私に任せて」

チノ「そうですか。では、せっかくなのでお願いします」

ココア(シャロ)「は~い」ブォーー

チノ(…シャロさんの手つき、気持ちいいです。髪を乾かしてくれるなんて、いつぶりでしょうか)

ココア(シャロ) (チノちゃんの髪ってふわふわ、サラサラしてるのね。いいなぁ…毎日手入れとかしてるのかしら)

チノ(この感じ……そういえば、私が小さい頃、母がこんな感じに髪を乾かしてくれましたね…)

チノ(……懐かしいです。お母さん……お母さん…)グス

チノ「…お母さん」

ココア(シャロ)「ん?何か言ったチノちゃん?」ブォーー

チノ「いえ…何でもありません」

ココア(シャロ)「そう?」

ココア(シャロ) (…?チノちゃん泣いてる?)


ーーーー

ーー

チノ「シャロさんありがとうございました」

ココア(シャロ)「うん」

チノ「では、私は部屋に戻りますので…」

ココア(シャロ)「あ、あの…チノちゃん!」

チノ「うぇ!?な、何ですか?」

ココア(シャロ)「えーとさ、私と一緒に寝ない?なんて…」

ココア(シャロ) (何言ってるのかしらね…私は)

チノ「…別にいいですよ、一人で寝れますから。では…」

ココア(シャロ)「待って!」グイッ

チノ「…!」

ココア(シャロ)「今夜だけでも…ダメかな?」

チノ「…今日のシャロさんは変です。他人のパジャマの匂いを嗅いだり、私と一緒に寝たがりますし…」

ココア(シャロ)「うう……パジャマのことはもう忘れて…」

チノ「はぁ…わかりました。今日は一緒に寝ましょう、シャロさん」

ココア(シャロ)「…うん!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【チノの部屋】


チノ「………」

ココア(シャロ)「………」

チノ「………」

ココア(シャロ)「チノちゃーん、寝た?」

チノ「…まだ起きていますよ」

ココア(シャロ)「そ、そう…」

ココア(シャロ) (勢いで一緒に寝ようと言ったものの、なんか気まずい…何か話さないと……そうだ!)

ココア(シャロ)「え、えーと…チノちゃん」

チノ「何ですか?」

ココア(シャロ)「さっき髪乾かしている時泣いてたけど何か悩みでもあるの?」

チノ「…泣いてなんかいません。シャロさんの見間違いです」

ココア(シャロ)「そう?」

チノ「ただ、思い出していただけです」

ココア(シャロ)「え?」

チノ「シャロさんに髪を乾かしてくれた時の手つき……それが母が髪を乾かしてくれたときの手つきと似ていたので……なんだか懐かしくて」

ココア(シャロ) (そうか……チノちゃんのお母さんはもういないんだ…)

チノ「ちょっと懐かしく感じてしまって…」

ココア(シャロ) (お母さんがいなくてつらい気持ち…私もわかる)

ココア(シャロ) (私が一人暮らしをして数年経つけど、親に会いたい、寂しいという気持ちがいつも湧き出てくるもの)

チノ「母は私が幼い頃たくさん面倒を見てくれました」

ココア(シャロ) (チノちゃんはきっと寂しく感じているのね、なら……)

チノ「…って聴いているんですかシャロさん」

ココア(シャロ)「…チノちゃんはさ、多分寂しいって思ってるんだよね?」

チノ「はい?」

ココア(シャロ)「お母さんに会えなくて、寂しいんでしょ?」

チノ「違います……といえば嘘になりますが…」

ココア(シャロ)「うんうん、私もわかるわ。一人暮らししてるといつも寂しく感じちゃうのよね。帰ってきても部屋には誰もいない、迎えてくれない…」

チノ「………」

ココア(シャロ)「そんな私だからチノちゃんの気持ちがわかるの」

チノ「…そうですか」

ココア(シャロ)「だからね?」ダキッ

チノ「ちょ…!シャロさん!?いきなり何するんですか?」

ココア(シャロ)「寂しい時は、こ…こんな風に甘えてもいいのよ///」ナデナデ

ココア(シャロ) (何やってるんだろう私。恥ずかしい…//)

チノ「ちょ…」

チノ(…でもなんだか暖かくて安心します…まるで………お母さんのような…)

チノ「シャロさん…」

ココア(シャロ)「何も言わなくていいわ。寂しい気持ちが無くなるまでこうしてあげるから…」

チノ「う…うぇ……」ポロポロ

ココア(シャロ) 「ふふっ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ココア(シャロ)「落ち着いた?」

チノ「…はい。見苦しい姿を見せてしまい、すみませんでした」

ココア(シャロ)「さ、明日もあるしもう寝ましょ?」

チノ「はい、おやすみなさいシャロさん」ギュッ

ココア(シャロ) (すっかり私に甘えちゃって♪そういえば、ココアのほうはうまくやっているかしら…?)


ーーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー


【甘兎庵】

シャロ(ココア)「さて、そろそろ寝ようかしらね」

千夜「ふふっ♪今日はなんだかいつもより楽しくシャロちゃんとお話できたわ。なんだかシャロちゃんじゃないみたい」クスッ

シャロ(ココア) 「そ、そんなことないわよ。それとも何?誰かと入れ替わった、とでも言うのかしら?」

千夜「そうじゃないわ。ただ、なんとなく」ニコ

シャロ(ココア) 「何よそれ……とりあえず私はもう寝るわ。おやすみ」

千夜「うん、おやすみシャロちゃん♪」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【シャロの家】

シャロ(ココア)「ふうー疲れたーー!」ゴロ

シャロ(ココア) (慣れない口調で話すのも大変だよ…千夜ちゃんにはばれてないよね?それにしても…)

シャロ(ココア) 「はぁーあ、明日はシャロちゃんの学校に行かなくちゃいけないんだよね…」

シャロ(ココア) (一度は通ってみたかったお嬢様学校に行けるのは嬉しいけど、その反面シャロちゃんの素振りをして学校生活送らなきゃいけないから不安だよ…)

シャロ(ココア) 「ってもうこんな時間!もう寝なきゃ!夜更かしは美容の大敵だからね!それじゃあ、おやすみなさーい」ゴロ

シャロ(ココア) (そういえば、明日は何かのテストがあった気がするけど……まあいっか……)



ココア(シャロ) 「………zzz…エヘヘ、オネエチャンニ…マカセテー……ムニャ」


ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーー

【ココア&千夜が通っている学校】


千夜「あら、おはようココアちゃん」

ココア(シャロ)「お、おはよう」

千夜「今日も勉強頑張ろうね!」

ココア(シャロ)「うん」

ココア(シャロ) (ふーん、これがココアと千夜が通う学校か…)キョロキョロ

千夜「ココアちゃん?どうかしたの?」

ココア(シャロ)「ううん、なんでもないよ」

千夜「変なココアちゃん。でもそんなココアちゃんも好きよ」

ココア(シャロ)「うぇ!?///い、今…すすす、好きって……///」

千夜「どうしたの?ココアちゃん。いつもならここで『えへへ、私も千夜ちゃんのこと大好きだよー』とか言うのに」

ココア(シャロ)「…へ?あ、あー、そうだったね!なんか急に恥ずかしくなっちゃって…えへへ……」

ココア(シャロ) (あんたたちいつもこんなことやってるの!?)

千夜「はぁ…それにしても今日はテストがあるわねー。ココアちゃん大丈夫?」

ココア(シャロ)「え?テスト?」

千夜「うん、今日授業でテストを行うって前の授業で先生が言ってたじゃない」

ココア(シャロ)「えーー!!?」

千夜「…もしかしてココアちゃん、忘れてた?」

ココア(シャロ)「………」

千夜「しかも今日はココアちゃんの苦手な現代文と古典のテストなのに……ココアちゃん、健闘を祈ってるわ」

ココア(シャロ) (何よそれ!?そんなこと一言も聞いてないわよー!ココアー!!)


キーンコーンカーンコーン


千夜「あら、朝のホームルームが始まるわ」

ココア(シャロ) (あーもう!!いきなり問題が起こるなんて)

担任「うーす、それじゃ始めるぞー、日直号令ー」

ココア「はぁ…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ココア(シャロ) (ついにこの時間が来てしまったわ…)

千夜「ココアちゃん、私は応援してるわ!たとえダメで先生から怒られたとしても私はココアちゃんの味方よ!」

ココア(シャロ)「じゃあ、補習も一緒に参加してくれるよね」ニコ

千夜「…ココアちゃん、ごめんなさい」

ココア(シャロ)「なんでよー!」



ココア(シャロ) (まったく、どうすんのよ……勉強はおろか、参考書すらまともに見ていないってのに…)

先生「それでは今からテストを行う!制限時間は50分間だ!それでは始め!!」ピッ

ココア(シャロ) (考えても仕方ないわね。覚悟決めてやるわ。それに点数が悪くてもどうせ困るのはココアだし…)

ココア(シャロ) (さてと、まずは問一の問題っと……ん?なにこれ?簡単じゃないこんなの。はい次……)カキカキ

千夜「………」チラッ

千夜(ココアちゃん、ものすごい勢いで書いてるわ……本当は勉強していたのかしら?)

先生「こら!宇治松!何キョロキョロしてるんだ?カンニングか?」

千夜「い、いえ違います……すみません」

先生「次やったら0点にするからな!」

ココア(シャロ) (はぁ……まったく千夜のやつ、何してるのよ…)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回はここまでです
書き留めていた文を今回で全て投稿したので、また書き留めていきます
読んでくれている方、レスしてくれる方、ありがとうございます
気づいた点とかありましたら、教えてください

~数日後~


先生「この間のテストを返そうと思うんだが…お前ら!ちゃんと勉強したのか?全体的に悪かったぞ!」


ザワザワ デモムズカシカッタヨネアノテスト シカタナイジャン


先生「うるさい!静かにしろ!」バンッ

生徒's「ひっ…」ビク

先生「とにかくこんなんじゃあ成績のつけようがない。だから50点以下の奴らは補習を行い、後日再テストを行う!いいな?」


エエー!? フアンダ… セメテ40テンカラニシテヨー


先生「ちなみに今回のテストの最高点は95点!最低点は12点だ!」

先生「50点以上取った奴も安心するなよ!次回のテストで駄目なら容赦なく落とすからな!それでは今からテストを返す!佐藤!」

千夜「先生すごい怒ってるわね。なんか不安になってきちゃった…」

ココア(シャロ)「そうだね。千夜ちゃんはどうだったテスト?」

千夜「正直自信ないわ。わからない問題も多かったし…ココアちゃんは?」

ココア(シャロ)「……私もあんまり自信がないんだ」

千夜「そうだよね~、あのテスト難しかったし…」

ココア(シャロ) (簡単に解けすぎて逆に不安なんだけど…でも千夜は難しかったって言っているし……)

千夜(ココアちゃん…やっぱり駄目だったのね。ここは私が励まさないと……)

千夜「ココアちゃん!安心して!ココアちゃんがもし補習だったら私も一緒に参加するから!」

ココア(シャロ)「うん、ありがとう千夜……ちゃん」

ココア(シャロ) (千夜のこの優しさは誰に対しても平等なのね。そこが千夜のいいところ…だけどなぜか胸がズキズキする。何なの?この気持ち…)

先生「次、宇治松!」

千夜「はい!」

先生「お前も今回出来が良くなかったぞ。しっかり復習するように」

千夜「…はい」スタスタ

ココア(シャロ)「千夜ちゃん、どうだった?」ヒソヒソ

千夜「………」ピラ

ココア(シャロ)「44点…」

千夜「駄目だったわ。補習と再テスト決定ね」

ココア(シャロ)「千夜ちゃん……」

千夜「でも大丈夫よ。ココアちゃんと一緒に補習に参加できるから♪」

ココア(シャロ)「私、補修にでること前提なの!?」

ココア(シャロ) (とはいえ、不安だけど…)

先生「保登!」

ココア(シャロ)「は、はい!」

千夜「ココアちゃん、どんな結果でも現実をしっかり見なきゃだめよ」

ココア(シャロ) (…ほんと失礼なやつねこいつは)スタスタ

先生「保登……先生はもう、先生は…ウッ」

ココア(シャロ) (あれ?先生泣いてる!?よほど結果が悪かったのね、はぁ……もう潔く…)

先生「感動したぞ!!!」

ココア(シャロ)「へ?」

先生「現代文、古典で20点台を超えたことが無いお前がまさか……まさか、クラスのトップだなんて!」

ココア(シャロ)「え、つまり…」

先生「95点だ。保登、良く頑張ったな」


スゲー アノホトサンガ!? テンペンチイノマエブレガ!? ザワザワ


千夜「えーー!?」

先生「きっとかなり努力したんだろうな。この努力を忘れないでこれからも頑張るんだぞ!」

ココア(シャロ)「はい!」

ココア(シャロ) (あ~よかった。補習にならなくて。おまけにクラスでの最高点とった人がまさか私だったなんて……嬉しい!)スタスタ

千夜「………」

先生「以上だ!再テストについては来週に行う!補習は今日の放課後に行う!補講対象者は参加するように!」


キーンコーンカーンコーン


先生「それでは日直!号令!」


キリーツ レイ! アリガトウゴザイマシタ


ココア(シャロ)「見て、千夜ちゃん!私一位だったよ」ニコニコ

千夜「…うぅ、まさかココアちゃんに負けるだなんて…文系の苦手だったココアちゃんが95点……」

ココア(シャロ)「うん!すごいでしょ!?」

千夜「ココアちゃんの裏切り者ーー!」ダッ

ココア(シャロ)「えー!?なんでよ!?」

~放課後~


先生「それでは本日の補習を終了する!ちゃんと復習してくるんだぞー」


アーヤットオワッタ サ、カエリマショウ コノアトパフェタベニイカナーイ?


千夜「さて、帰ろっと…」

ココア(シャロ)「千夜ちゃん!」

千夜「ココアちゃん!どうしたの?てっきり先に帰っていたのかと…」

ココア(シャロ)「なんか千夜ちゃんと一緒に帰りたくてね」

千夜「待ってくれてありがとう、ココアちゃん」

ココア(シャロ)「さ、かーえろ?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ココア(シャロ)「補習どうだった?」

千夜「うん、先生が丁寧に教えてくれたから、大丈夫だったわ。この調子なら再テストも合格できるわ!」

ココア(シャロ)「一回できただけで安心しちゃダメだよ…?」

千夜「………」クス

ココア(シャロ)「…?どうしたの?」

千夜「いや、なんだか今日のココアちゃん、なんだかシャロちゃんみたいだな~って」

ココア(シャロ)「へ?ど、どうして?」

千夜「ココアちゃんの反応というか返しがなんかシャロちゃんに似てたから、それにやけに心配性というか…」

ココア(シャロ) (まずい…!)

千夜「もしかしてシャロちゃんとココアちゃんが入れ替わった……なんてね!」

ココア(シャロ)「そ、そんなこと…ありえないよ」

千夜「クス…そうね」

ココア(シャロ) (千夜のやつ、もしかして気づいてる?)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


千夜「ねえココアちゃん、この後甘兎庵でゆっくりしていかない?何か和菓子でもだすから」

ココア(シャロ)「う~ん、でもこの後バイトがあるし」

千夜「そうよね……バイトがあるから仕方ないよね…ごめんね無理しちゃって、じゃあまたねココアちゃん……」ズーン

ココア(シャロ) (ああ、もう…)

ココア(シャロ)「あっ、そういえば今日はバイトが無いんだった!だから行こうかな~」チラ

千夜「ほんと!?」パァァ

ココア(シャロ)「う、うん/// 私うっかりしてたよ~」エヘヘ

千夜「それじゃあさっそく行きましょうココアちゃん!」

ココア(シャロ)「うん」

ココア(シャロ) (千夜のあんな悲しそうな顔見たら放っておけないわよ……とりあえず、チノちゃんに今日バイト行けないことを連絡しとかないとね)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




【シャロ家】


シャロ(ココア)「ふいー、ただいまー」ガチャ

シャロ(ココア) (さてと、着替えてバイトに行く準備しないと…)

シャロ(ココア) (お嬢様学校ってなんでこんなに疲れるんだろう?言葉づかい、礼儀とか気を付けないといけないし)

シャロ(ココア) (今日なんか『桐間さん最近、お嬢様としてのオーラが感じられないわよ』なんて言われちゃったし…)

シャロ(ココア) (お嬢様のオーラって何!?私ってそんなにお嬢様に見えないの!?…って)

シャロ(ココア)「そろそろ、バイトの時間だ。行かないと」

シャロ(ココア) (シャロちゃんはこんな忙しい毎日を送っているんだね……私、何だかシャロちゃんのこと尊敬しちゃうな)

シャロ(ココア) (ラビットハウスに帰りたい……チノちゃんと会いたいよ…)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

すいません>>74間違えました



千夜「ねえココアちゃん、この後甘兎庵でゆっくりしていかない?何か和菓子でもだすから」

ココア(シャロ)「う~ん、でもこの後バイトがあるし」

千夜「そうよね……バイトがあるから仕方ないよね…ごめんね無理しちゃって、じゃあまたねココアちゃん……」ズーン

ココア(シャロ) (ああ、もう…)

ココア(シャロ)「あっ、そういえば今日はバイトが無いんだった!だから行こうかな~」チラ

千夜「ほんと!?」パァァ

ココア(シャロ)「う、うん/// 私うっかりしてたよ~」エヘヘ

千夜「それじゃあさっそく行きましょうココアちゃん!」

ココア(シャロ)「うん」

ココア(シャロ) (千夜のあんな悲しそうな顔見たら放っておけないわよ……とりあえず、チノちゃんに今日バイト行けないことを連絡しとかないとね)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




【シャロ家】


シャロ(ココア)「ふいー、ただいまー」ガチャ

シャロ(ココア) (さてと、着替えてバイトに行く準備しないと…)

シャロ(ココア) (お嬢様学校ってなんでこんなに疲れるんだろう?言葉づかい、礼儀とか気を付けないといけないし)

シャロ(ココア) (今日なんか『桐間さん最近、お嬢様としてのオーラが感じられないわよ』なんて言われちゃったし…)

シャロ(ココア) (お嬢様のオーラって何!?私ってそんなにお嬢様に見えないの!?…って)

シャロ(ココア)「そろそろ、バイトの時間だ。行かないと」

シャロ(ココア) (シャロちゃんはこんな忙しい毎日を送っているんだね……私、何だかシャロちゃんのこと尊敬しちゃうな)

シャロ(ココア) (ラビットハウスに帰りたい……チノちゃんに会いたいよ…)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【甘兎庵】


千夜「はい、おまちどおさま!『海に映る月と星々』です」

ココア(シャロ)「ありがとう」

ココア(シャロ) (このメニュー名も相変わらずね…味は文句なしだけど)

千夜「ココアちゃんどう?美味しいかしら?」

ココア(シャロ)「うん、甘くてとても美味しいよ!この栗だんごもいいね」

千夜「ふふっ、ココアちゃんに美味しいって言ってもらえてうれしいわ」

ココア(シャロ)「疲れたときにはやっぱ甘い物が一番だね」

千夜「なら、『花の都三つ子の宝石』とか『雪原の赤宝石』、後『千夜月』なんかもいいわ。食べる?」

ココア(シャロ)「さ、さすがの私でもそんなに食べられないよ~」

ココア(シャロ) (ほんとはもっと食べたいけど太っちゃうし……今はココアの体だから太らせちゃったらまずいわよね…)




『海に映る月と星々』
http://imgur.com/1NsPUT5.jpg


『花の都三つ子の宝石』と『雪原の赤宝石』
http://imgur.com/G1zmTua.jpg


『千夜月』
http://imgur.com/b0LxWrl.jpg

ありゃ画像間違えました
訂正して投稿します


【甘兎庵】


千夜「はい、おまちどおさま!『海に映る月と星々』です」

ココア(シャロ)「ありがとう」

ココア(シャロ) (このメニュー名も相変わらずね…味は文句なしだけど)

千夜「ココアちゃんどう?美味しいかしら?」

ココア(シャロ)「うん、甘くてとても美味しいよ!この栗だんごもいいね」

千夜「ふふっ、ココアちゃんに美味しいって言ってもらえてうれしいわ」

ココア(シャロ)「疲れたときにはやっぱ甘い物が一番だね」

千夜「なら、『花の都三つ子の宝石』とか『雪原の赤宝石』、後『千夜月』なんかもいいわ。食べる?」

ココア(シャロ)「さ、さすがの私でもそんなに食べられないよ~」




『海に映る月と星々』
http://imgur.com/1NsPUT5.jpg


『花の都三つ子の宝石』
http://imgur.com/OJPw85V.jpg


『雪原の赤宝石』
http://imgur.com/G1zmTua.jpg


『千夜月』
http://imgur.com/b0LxWrl.jpg

ココア(シャロ)「ところで千夜ちゃん。何で急に私のこと誘ったの?何かあった?」

千夜「…別に?ただなんとなーくココアちゃんと何か話がしたかっただけよ」

ココア(シャロ)「…そっか」

ココア(シャロ) …(嘘ね。何か悩んでいるように見えるわ…まったくなんで千夜はいつも一人でかくして一人で思い悩むのかしら……そういうところ昔から変わってない)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ココア(シャロ)「ごちそうさまでした!」

千夜「お粗末様でした。何か飲み物持ってくる?」

ココア(シャロ)「あ、水があるから大丈夫だよ」

千夜「そう?」

ココア(シャロ)「それより私と話したいんでしょ?千夜ちゃん!」

千夜「ええ!」

ココア(シャロ)「それじゃあ何話そっか?千夜ちゃん」

千夜「ふふふ、よくぞ聞いてくれましたココアちゃん……今からはなす話題は、ずばり!!恋バナよ!!!」

ココア(シャロ) (ぇ、えええええええええええ!!!こ、恋バナ!?///)

千夜「あれ?ココアちゃんどうかした?」

ココア(シャロ)「い、いやなんか予想外な話題だったから…」

千夜「大丈夫♪今は私たち二人だけだから誰にも聞かれる心配はないわ」

ココア(シャロ)「ていうか!甘兎庵営業しなくていいの?そろそろバイトの時間でしょ!?」

千夜「今日は休みにしたから大丈夫♪」

ココア(シャロ) (店を閉じてまで私と話したいだなんて、そんなんでいいの!?千夜!)

千夜(ココアちゃん、明らかに動揺してるわ。可愛い♪)

千夜「それで?ココアちゃんには今好きな人がいるのかしら?」ニコニコ

ココア(シャロ) (どうしよう…なんて答えよう。ココアって好きな人いるのかしら……そんなこと聞いたこともない。ここは無難に)

ココア(シャロ)「ところで千夜ちゃん。何で急に私のこと誘ったの?何かあった?」

千夜「…別に?ただなんとなーくココアちゃんと何か話がしたかっただけよ」

ココア(シャロ)「…そっか」

ココア(シャロ) …(嘘ね。何か悩んでいるように見えるわ…まったくなんで千夜はいつも一人でかくして一人で思い悩むのかしら……そういうところ昔から変わってない…)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ココア(シャロ)「ごちそうさまでした!」

千夜「お粗末様でした。何か飲み物持ってくる?」

ココア(シャロ)「あ、水があるから大丈夫だよ」

千夜「そう?」

ココア(シャロ)「それより私と話したいんでしょ?千夜ちゃん!」

千夜「ええ!」

ココア(シャロ)「それじゃあ何話そっか?千夜ちゃん」

ごめんなさい。またミスしました
疲れてんのかな俺…

千夜(ココアちゃんったら動揺しちゃって可愛い♪)

千夜「それで?ココアちゃんは今気になっている人とかいるのかしら?」

ココア(シャロ) (どうしよう…ココアの好きな人か……チノちゃんとかかしら?そもそもいるのかどうかもわからないし、ここは無難に…)

ココア(シャロ)「んー?今はいない…と思う?」

千夜「思うってどういうこと?」

ココア(シャロ)「千夜ちゃんが言ってる好きってLIKEじゃなくてLOVEのほうなんだよね?」

千夜「ええ」

ココア(シャロ)「私、まだそういうのわからないんだ。チノちゃんとかリゼちゃん、千夜ちゃんシャロちゃん皆大好き」

千夜「………」

ココア(シャロ)「でも、その感情がはたしてLIKEなのかLOVEなのかわからない。だから思うって答えたんだけど…」

千夜「なるほどね」

ココア(シャロ) (ココアなら多分こんな感じに言うわよね?多分)

今日はここまでにします
たくさんのミスしてしまって本当にすみません

千夜「ココアちゃんらしい答えね」

ココア(シャロ) (…ホッ)

千夜「まあ、ココアちゃんにもLILEとLOVEの好きの違いがわかる日がくるわ」

ココア(シャロ)「『にも』って………千夜ちゃんはわかるの?」

千夜「うん。だって私好きな人がいるから。もちろんLOVEの方のね」

ココア(シャロ)「え…」ズキ

千夜「ってあら!つい流れで言ってしまったわ…///」

ココア(シャロ) (千夜って好きな人いたんだ……私には何にも言ってくれなかったのに……)

千夜「それでね、…ココアちゃん?聞いてる?」

ココア(シャロ)「え?…う、うん…聞いてるよ」

千夜「話しを続けるわね、それでねーーーーーーーーー」ペラペラ

ココア(シャロ) (千夜に好きな人……それもLOVEのほうの…いったい誰なの?)

ココア(シャロ) (リゼ先輩かな?それともチノちゃん?も、もしかして…私だとか……/// ううん、それはないわよね。そもそも私たちは仲の良い幼馴染みだし…そう幼馴染み……)

千夜「ーーーってわけなの。わかるかしら?この気持ち…」ハァ

ココア(シャロ)「え?う…うん、なんとなく」

千夜「だからね!私今度告白してみようと思うの!」

ココア(シャロ) (告白……)ズキ

ココア(シャロ)「へ~、そうなんだ…」

千夜「だけどね、もし……もし告白して断られて、それで今までの関係が崩れてしまうんじゃないかって思うと……」

ココア(シャロ)「千夜ちゃん…」

千夜「暗い雰囲気にしちゃってごめんね…こんなつもりじゃなかったのに」

ココア(シャロ)「ううん、全然気にしてないよ………ねえ千夜ちゃん」

千夜「…?」

ココア(シャロ)「えと……その、千夜ちゃんの好きな人って結局誰…なの?」

千夜「え?……あれ?そういえばまだココアちゃんに言ってなかったっけ?」

ココア(シャロ)「う、うん」

千夜「あらやだ、私ったら」

ココア(シャロ)「で、誰なの?」

千夜「う~ん、ただ教えるのもつまらないし……そうだ!ココアちゃん当ててみて。私がヒントだすから!」

ココア(シャロ)「う~ん、それでも別にいいけど…」

千夜「では早速一つ目のヒントから!一つ目は、優しい人!」

ココア(シャロ) (優しい人ねぇ、千夜の周りにいる人って優しい人ばかりだから……っていうかこの町で優しくない人なんているのかしら?)

ココア「うーん、それだけじゃあわからないな~」

千夜「ふふっ、なら二つ目のヒント!二つ目は、怖がりやさん!」

ココア(シャロ) (怖がりやさん?…チノちゃんかしら?)

ココア(シャロ)「あー、わかった!チノちゃんでしょ!?」

千夜「ぶぶーー、残念!違うわ」

ココア(シャロ)「え?違うの?」

ココア(シャロ) (うーん、チノちゃんではない。なら他に誰が?)

ココア(シャロ)「う~、わからないから次!」

千夜「うん、三つ目はね、強がりやさん!」

ココア(シャロ) (…私の知る限り強がりやさんな人は思いつかない……あーーもー!いったい誰なのよ!!こんなまどろっこしいことして!!!)

千夜「ココアちゃんわかった?」

ココア(シャロ)「……全然わからない、もっとわかりやすいヒントないの?髪の色とか好きなものとか……」

千夜「…それ言っちゃったら答えすぐわかってしまうから」

ココア(シャロ)「う~ん、今までのヒントだけじゃわかりそうにないから降参!千夜ちゃん、答え教えてちょうだい!」

千夜「あっ、待ってココアちゃん、これが最後のヒントだから…長いけど聞いてくれる?」

ココア(シャロ)「…いいよ」

ココア(シャロ) (…長い?)

千夜「ありがとうココアちゃん…。その人はね、血液型がA型で誕生日が7月15日、身長が151cmでね…」

ココア(シャロ) (…………………え?…そ、それって……)

千夜「くせ毛の金髪でカチューシャを着用していて甘兎庵の隣に住んでいる子でお嬢様学校に特待生で入学したとっても頭がいい子。でもその子は貧乏だからバイト掛け持ちで頑張っていてお化けがとても苦手で怖がりでコーヒー摂取すると酔っちゃってとてもハイテンションになる子で兎が嫌いなのに最近ワイルドギースという野良兎を飼い始めた子で強がりやさんで素直じゃないけど私のこと実はしっかり見てくれて、からかうと面白い反応してくれて………」

ココア(シャロ)「」

千夜「そして………幼い頃からずっと一緒だった……私の」






















千夜「大切な大切な幼馴染み」

ココア(シャロ) (……………ええええええぇぇぇぇ!!!!)

千夜「ふふっ♪ここまで言えばもうわかるよね?ココアちゃん」

ココア(シャロ) (ち、千夜の好きな人って……私だったの!?いや、たしかに嬉しいけども!そ、それにしても…///)カァァァ

千夜「…ココアちゃん?おーい」

千夜(ココアちゃん、顔真っ赤だけど…熱でもあるのかしら?)

ココア(シャロ) (千夜の好きな人は私……千夜の想い人はこの私……フヘヘ///)

千夜「おーーい、ココアちゃーん」ブンブン

ココア(シャロ)「ううぇあ!??ご、ごめん千夜ちゃん、ぼーとしてて」

千夜「もしかして、驚いた?」クスッ

ココア(シャロ)「……驚くよそりゃ」

千夜「たしかに幼馴染みのことが好きって言ったら無理もないかもね。ところで…ココアちゃん!」

ココア(シャロ)「な、何?」

千夜「さっきから顔真っ赤だけど大丈夫?熱でもあるんじゃ…

ココア(シャロ)「うぇ!?そ、そんなことないよ!」

千夜「ほんとかな~」コツン

ココア(シャロ)「!!!???//////」

ココア(シャロ) (な、ぁぁ…// 千夜と……おでこ合わせ…あわわ……///)

千夜「ちょっと熱いわね。大変!もしかしたら風邪かも!」

ココア(シャロ)「風邪じゃないから。だ、大丈夫だから安心して?」

千夜「う~ん、自分の体の事だしココアちゃん本人がそういうならいいけど。でも決して無理はしちゃダメよ。何か具合悪かったら私にすぐ言うこと!」

ココア(シャロ)「…ありがとう千夜ちゃん」

千夜「うん!だって私たち、親友でしょ?」

ココア(シャロ) (千夜ってやっぱり…優しい。それに友達思いだし……誰に対しても平等に接して優しくしてくれる。千夜のこういうところに私は惚れたのかも)

ココア(シャロ)「うん!」ニコッ

千夜「それにしてもシャロちゃん遅いわね。もしかしてまた兎に追いかけられてるのかしら」

ココア(シャロ) (中身が私じゃなくてココアだからそれはないわね。まあ、ココアのことだからどこか寄り道でもしてるんだと思うけど…)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【お嬢様学校】


先生「桐間さん!なんですか、この小テストの結果は!」

シャロ(ココア)「ごめんなさい…」

先生「バイトで忙しいのはわかりますが、勉強を疎かにしていけません。学生の本業はあくまでも『勉強』ですからね!」

シャロ(ココア)「はい…」

先生「というわけで今から再テストを行うわよ!」

シャロ(ココア)「え~!」

先生「え~!じゃありません!同じ問題ですから今日の授業を聞いていれば解けるはずです!」

シャロ(ココア) (どうしよう……寝ていたから余計にまずいよ…)アワワ

先生「では今から始めますよ!ほら準備して!」

シャロ(ココア)「うぅ……ダレカタスケテェー!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【甘兎庵】


千夜「シャロちゃんどうしたのかしら?そろそろバイトの時間なのに…もしかして何かあったのかしら?」

ココア(シャロ)「ほんと遅いねー」

ココア(シャロ) (ココアのやつ何してるのよ!もうすぐバイトの時間だってのに……休まれると困るわよ!)

千夜「…私ね、最近心配なの」

ココア(シャロ)「心配?」

千夜「うん、ココアちゃんも知っていると思うけど、シャロちゃんいつもお金に困っていて貧乏だからバイト掛け持ちしながら頑張ってるのよ」

ココア(シャロ)「うん……」

千夜「学校が終わったらバイトに行って、帰ってきたら授業の復習、予習をする。そんな毎日をシャロちゃんはおくっているの」

ココア(シャロ)「………」

千夜「こんなに頑張っているのに生活は良くならないし、この間なんか『贅沢禁止しなきゃ…』って声をシャロちゃん家から聞こえたの…」

ココア(シャロ) (聞かれてたか…)

千夜「だから私この間シャロちゃんにお金貸してあげようと思って話したら『千夜は余計な心配しなくていいのよ!』って怒られちゃった」

千夜「こんなに頑張っているのに生活は良くならないなんてかわいそうじゃない!だから私もなんとかシャロちゃんのために支えてあげようって思っているんだけど何をしてあげたらいいのかわからなくて……」

千夜「シャロちゃんの身近にいるのに何もしてあげられない私自身が悔しくて……」

ココア(シャロ)「…………」

千夜「シャロちゃんいつか過労で倒れてしまうんじゃないか、って考えるといてもたってもいられなくなるの……」グスッ

ココア(シャロ) (千夜…あんた私のことをそんなに考えてくれてただなんて……)

千夜「ねえ、ココアちゃん。私、シャロちゃんのために何をしてあげたら良いのかな?もう私、何をしてあげればいいのかわからないの…」ポロポロ

ココア(シャロ) (…!千夜!)ギュッ

千夜「こ、ココアちゃん!?」

ココア(シャロ)「私ね、思うんだ」

千夜「…?」

ココア(シャロ)「千夜ちゃんはさっき何をしてあげたらいいかわからないって言ってたけど、シャロちゃんにとってはね…千夜ちゃんがそばにいるだけで充分なんじゃないかって」

千夜「え…?」

ココア(シャロ)「どんなに忙しくて大変でも大好きな人や大切に思っている人と会ったり話したりするとね、そんな疲れ、忘れてしまうものなんだよ。そして前向きに頑張れるの」

千夜「でも、シャロちゃんは私のこと嫌いって思っているかもしれないし……」

ココア(シャロ)「千夜ちゃん!それ本気で言ってるの!!」

千夜「…!」

ココア(シャロ)「あのシャロちゃんが千夜ちゃんのことを嫌いだなんて言うと思ってるの!?」

千夜「………」

ココア(シャロ)「シャロちゃんもね、きっと、いや絶対に千夜ちゃんのこと大好きだと思ってるはずだよ」

千夜「…そうかしら」

ココア(シャロ)「うん!たしかにシャロちゃんは過酷な毎日をおくっているかもしれない、でもそこまでシャロちゃんが頑張ってこられるのはきっと千夜ちゃんのおかげなんだよ」

千夜「…!」

ココア(シャロ)「千夜ちゃんの挨拶、会話、それだけでシャロちゃんは嬉しく感じているはずだよ」

千夜「……」

ココア(シャロ)「だからね、千夜ちゃんは気づいてないかもしれなかったけど自然にシャロちゃんの支えになっていたと思うの」

千夜「…シャロちゃん」

ココア(シャロ)「千夜ちゃんは今のままで大丈夫……だから自信持って!そして…シャロちゃんのこと、これからも支えてあげて」

千夜「グスッ……こ、ココアちゃぁぁん!!」

ココア(シャロ) (全く、千夜ったら…しょうがないわね)ニコ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


千夜「ココアちゃん、今日はいろいろごめんなさいね」

ココア(シャロ)「ううん、私も千夜ちゃんとお話できて楽しかったよ!」

千夜「ふふっ、ありがとうココアちゃん」

ココア(シャロ)「じゃあそろそろ帰るね。じゃあ千夜ちゃんまた明日ー!」

千夜「じゃあねーココアちゃん」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【ラビットハウス】


ココア(シャロ)「ただいまー」ガチャ

シャロ(ココア)「シャロちゃぁぁぁん!!」ガバッ

ココア(シャロ)「うわっ!い、いきなり何すんのよ!」

シャロ(ココア)「今日学校でね、私が小テストの結果悪かったからって、ずっと補習やらされたんだよ!?」

ココア(シャロ)「勉強しなかったココアの自業自得でしょ」

シャロ(ココア)「あんなの勉強してもわからないよー!」

ココア(シャロ)「それに補習って何よ。再テストしたんじゃないの?」

シャロ(ココア)「…そ、それは」

リゼ「前回行った小テストと同じ問題だったのにも関わらず、合格できなかった」

シャロ(ココア)「り、リゼちゃん!」

ココア(シャロ)「…どういうことかしらー?」

リゼ「それに小テストの解説授業を聞いてなかったんだよな?」

シャロ(ココア)「リゼちゃん!どうしてそれを…」

リゼ「シャロと同じクラスの後輩から聞いたよ。お前なぁ……授業中に寝るってのはどうかと思うぞ…」

シャロ(ココア)「リゼちゃん!これ以上言わないで~」

リゼ「その補習のせいでバイトにも行けなかったんだろ?後で電話しといたほうがいいんじゃないか?」

シャロ(ココア)「あ、あはは……」タラー

ココア(シャロ)「ココア~~~?」ゴゴゴゴゴ

シャロ(ココア)「ひぃっ!こんなに怖い自分の顔初めてみたよ…」

ココア(シャロ)「何してんのよ!!あんたは!」

シャロ(ココア)「うわーん、ごめんなさーーーい!!」

リゼ「まったくココアのやつは…」

チノ「はぁ、ココアさんらしいです」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ココア(シャロ)「まったく……」

シャロ(ココア)「うぅ…ほんとごめんね?シャロちゃん…」

ココア(シャロ)「もういいわよ。で、あんたはなんでここにいるわけ?」

シャロ(ココア)「それは…」

リゼ「私が呼んだんだ」

ココア(シャロ)「リゼ先輩が!?」

リゼ「実は…お前たちを元に戻す方法が見つかってな」

ココア(シャロ)「ほ、ほんとですか!?」

シャロ(ココア)「リゼちゃん!どんな方法なの!?」

リゼ「ああ、本当だ。実は親父の知り合いに有名な薬の研究者がいてな、親父にお前ら2人のことを話したら、すぐ作ってくれたんだ」

チノ「…薬ってそんな短期間で作れるんですか?」

リゼ「さあな、私も薬に関してはさっぱりだからな」

チノ「いいかげんですね…」

シャロ(ココア)「これを飲めばいいんだね?」

リゼ「ああ、だが少し問題があってな…」

シャロ(ココア)「えっ、なになに?」

リゼ「飲めば戻るんだが、問題は…その……薬の飲み方なんだ」

シャロ(ココア)「もー!もったいぶらないで早く教えてよ」

リゼ「えっと、そ……その///…く、くち…//」

シャロ(ココア)「?」

ココア(シャロ)「?」

リゼ「く、口移しで飲まなきゃダメなんだ!!///」

ココア(シャロ)「」

チノ「」

シャロ(ココア)「……………え?」

ココア(シャロ)「く、口移しですってぇぇぇ!?///」

リゼ「なんでも……お互いの唾液を必要とするらしくてな。そのお互いの唾液の成分が薬と調和し合って効果がでるらしい…」

チノ「…ほんとですか?それ」ジトー

リゼ「ほ、ほんとだよ!親父が言っていたんだから間違いない」

ココア(シャロ)「ですって。ココア、どうする?」

シャロ(ココア)「口移し…口移し、シャロちゃんと……口移しだなんて////」ボソボソ

ココア(シャロ)「…こりゃダメね」

チノ「ココアさん!!!」

ココア(シャロ)「ひゃぁい!!ち、チノちゃん?」

チノ「まったく、しっかりしてください」

ココア(シャロ)「ご、ごめんね…」

リゼ「まあ、飲むかどうかは2人に任せるが」

シャロ(ココア)「しゃ、シャロちゃん…どうする?」

ココア(シャロ)「…もちろん、飲むに決まってるでしょうが」

シャロ(ココア)「で、でもシャロちゃんの…ふ……ファーストキスが…///」

ココア(シャロ)「…そんなの気にしないわよ。それに、これは戻るためには仕方のないことなんだからノーカンよ、ノーカン」

シャロ(ココア)「あっ!そっか!」

ココア(シャロ)「それに……ココアとキスするの、嫌じゃないし…//」

シャロ(ココア)「………え?///」

チノ「シャロさん!それってどういうことですか!?」

リゼ「チノ、落ちつけ」

ココア(シャロ)「言葉の通りよ。別にココアとキスするのは嫌じゃないわ。でも安心して。ココアのこととるつもりはないから」

チノ「そうですか…」

次で終わらせます
読んでくれる方、レスしてくれる方、ありがとうございます

シャロ(ココア)「元に戻ったらいーっぱいお姉ちゃんに甘えてもいいんだからね♪」

チノ「そ、そんなことしません…!////」プイッ

ココア(シャロ)「ココア、そろそろいい?」

シャロ(ココア)「うん!」

リゼ「じゃあ私たちは二階に行くから終わったら呼んでくれ」

シャロ(ココア)「へ?どうして?」

リゼ「どうしてって……お前は、私とチノがいる前でキスできるのか?」

シャロ(ココア)「あ……そっか…//」

ココア(シャロ) (私だってリゼ先輩にこんな、き…キスシーンなんて見られたくないわよ…///)

リゼ「じゃあ、チノ私たちは上に行くぞ」

チノ「そうですね」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


シャロ(ココア)「なんだか入れ替わるっていうのもあんまり良いもんじゃなかったな…」

ココア(シャロ)「あらそう?私は結構楽しかったけど」

シャロ(ココア)「え~!?」

ココア(シャロ)「でもまあ、あんたの体でしばらく過ごしてきたけど、やっぱり自分の体が一番しっくりくる感じがするわ。なんか落ちつかないというか」

シャロ(ココア)「あっ、それ私も思ってたんだー。なんか自分が自分じゃ無くなっていく感じがして……」

ココア(シャロ)「そうね。でもま、しばらくの間だったけど、演技頑張ってくれてありがとね」

シャロ(ココア)「シャロちゃんこそありがとう!こうなったのも本当は私のせいなのに…迷惑かけちゃってごめんね」

ココア(シャロ)「もういいわよ。それから戻る前に私から一言!」

シャロ(ココア)「?」

ココア(シャロ)「チノちゃんのお姉ちゃんとして振る舞うのもいいけど、たまにはお母さんみたいな振る舞いもしてあげなさい」

シャロ(ココア)「へ?それってどういう……」

ココア(シャロ)「言葉の通りよ。覚えておきなさい」

シャロ(ココア)「は、はぁ…」

ココア(シャロ)「ココアからは何かある?」

シャロ(ココア)「正直、シャロちゃんと入れ替わってからの生活は大変だったよ」

シャロ(ココア)「口調変えなきゃいけないし、お嬢様としての振る舞いをしなきゃいけないし、勉強は難しいし、学校の後はバイト、しかも掛け持ちだし…」

ココア(シャロ)「それは……悪かったわね」

シャロ(ココア)「ううん、たしかに大変だったけど毎日が充実していたし、お嬢様学校に一度通ってみたいな~って昔から思ってたからいい機会だったし」

シャロ(ココア)「それにね、こんな忙しい日々をシャロちゃんは毎日おくっているんだなって考えたらシャロちゃんのこと尊敬しちゃった」

ココア(シャロ)「…べ、別にそんな大したことしてないわよ」

シャロ(ココア)「私からすればすごいことだよ!…だからね、あんまり無理しちゃダメだよシャロちゃん」

ココア(シャロ)「……あんたに言われなくてもわかってるわよ」

ココア(シャロ) (まったく、千夜に心配され、おまけにココアにも心配されるなんて、余計なお世話よ………まあ、嬉しいけど)

シャロ(ココア)「じゃあそろそろ飲もっか」

ココア(シャロ)「ええ、って最初はどっちが飲むのよ」

シャロ(ココア)「えーと、じゃあシャロちゃんお願いね!」

ココア(シャロ)「わ、私!?」

シャロ(ココア)「私だと上手くできるかわからないし、こぼしてしまいそうだから」

ココア(シャロ)「私だって上手くできるかわからないわよ。まあ、やってみるけど…」

シャロ(ココア)「うん、お願い」

ココア(シャロ)「……じゃあ、いくわよ」

ココア(シャロ)「…………」スッ

シャロ(ココア)「…………」

ココア(シャロ)「……ンッ…」ゴク

シャロ(ココア)「……!///」

ココア(シャロ)「……ん……ん……」コクコク

シャロ(ココア)「…んん…ん……!」コクコク

シャロ(ココア) (シャロちゃんのキス……気持ちいい、幸せ…)

ココア(シャロ)「………ん…」

ココア(シャロ) (よし、ココアにも薬おくりこめたわね。そろそろ離れて……)ソッ

シャロ(ココア)「…んんっ、ちゅっ……」ガシッ

ココア(シャロ) (ちょっ!!!???ココア!?)

シャロ(ココア)「ちゅる……はむ、んぅ……」ギュッ

ココア(シャロ)「ん、っ……ちょ……ゃめっ………」

シャロ(ココア)「ん、んっ………はむ…」

ココア(シャロ) (だ、ダメだ。ココアのやつ、何か変なスイッチ入ってるー!………抵抗しようにも力が……)

シャロ(ココア)「ちゅっ…ん………くちゅ…」

ココア(シャロ) (…もうダメ……頭がぼーっとして……ふわふわする…)



リゼ「気になるからココアとシャロには内緒で陰から見ていたが…」

チノ「あわわわわわ//////」

リゼ「チノにはまだこの光景は早かったみたいだな……」



ココア(シャロ)「ん、っ……ん……ちゅる………」

シャロ(ココア)「くちゅ………はむ…」



リゼ(……あ、あれがキス…唇と唇を合わせあって……あんな、激しい……///)ドキドキ

リゼ(私もいつか、あんなふうに誰かとキスするときが来るんだろうか……なんてな…///)

リゼ(……それにしても長くないか?)


ガチャ


千夜「こんにちはー。シャロちゃんいるかしらー?って……」

リゼ(あっ…)

ココア(シャロ)「ちゅっ……はむ…………」

シャロ(ココア)「くちゅ………ふぁ、ん……」

千夜「………………え?」


そのとき突如、シャロとココアの体からまぶしい光が放たれた!


ピカーーーーーーーーーーー!!!!


リゼ「うわっ、眩しいっ…」


ココア「ぷはっ……」

シャロ「………」

ココア「何!今の光!?ってあれ?」

シャロ「………」

ココア「戻ってる……私の体だ!やったー、元に戻れたー!」

シャロ「………」

ココア「シャロちゃん、やったよ!私たち元に戻れたよ」

シャロ「…きな……す…のよ」

ココア「へ?」

シャロ「いきなり何すんのよ!口移しだけのはずでしょ!?なんであんなに長くやる必要があったのよ!」ウルウル

ココア「ん?ああー…それはごめんねー……」

シャロ「私が離れようとしたらあんた急に肩つかんできて、離れようにも離れること出来なかったし…」

ココア「あはは、ごめんね。私キス初めてだったからどんな感じかわからなくて。いざしてみたら、とても気持ち良かったもんだからつい…」エヘヘ

シャロ「もー!!……」

リゼ「お前たち、無事に戻れたか?」

シャロ「リゼ先輩!」

ココア「あっ、リゼちゃん!うん、無事に戻れたよ」

リゼ「そうか。それは良かったな」

ココア「あれ?チノちゃんは?」

リゼ「あー、チノならちょっと熱がでたから部屋で休んでるよ」

ココア「ほんと!?それは大変!お姉ちゃんが看病してあげなきゃ!」

リゼ「だ、大丈夫だ、熱はそんなに高くなかったから」

リゼ(本当は、陰で様子を見てたらチノがそのまま倒れてしまったんだけどな)

ココア「ほっ、それならよかった」

シャロ「まったく、もうココアと入れ替わるなんてこりごりだわ」

ココア「えー、シャロちゃんそれひどいー」


ソレニシテモアンタツクヅクアネオーラナイワヨネ ソンナコトナイモン!


リゼ(まあ、なんにせよ二人が無事元に戻れてよかったよ………ただ…)チラ

千夜「……………」

リゼ「あーお前たち、楽しんでいるところ悪いんだが……」

シャロ「はい?」

ココア「んー?」

リゼ「その、入り口に千夜がいるから、話しかけてやってくれ」

シャロ「…へ?」クルッ

ココア「え?」クルッ

千夜「…………」ゴゴゴゴゴ

シャロ「」

ココア「」

リゼ「…あ、あー私はチノの様子でも見てくるかな」

シャロ「あ、あの…千夜?」

ココア「おーい、千夜ちゃーん…」

千夜「二人ともどうして…」

シャロ「え?」

千夜「どうしてさっき二人でキスしてたの…?」

シャロ「え?…キス!?な、なんのことかしらーココア?」アセアセ

ココア「い、いやだなぁ千夜ちゃん。私とシャロちゃんは決してキスなんかしてないよ。ほら!あれだよ。友達としてのスキンシップで抱き合っていただけで……」

千夜「嘘なんでしょ?私途中からばっちりと見ていたから」

ココア「」

シャロ「」

千夜「二人ともひどいわ…」

ココア「えーと、千夜ちゃん。それには深いわけが…」

千夜「『シャロちゃんは千夜ちゃんのこと絶対大好きなはずだよ』ってココアちゃん言ってくれたのに…!」グスッ

ココア(へ?私そんなこと言ったの?)

千夜「あの時、悩んで悲しんでた私…馬鹿みたい……」

ココア(な、なんのことだか全然わからないよー)

シャロ「千夜ちがうの!ほんとは私…!」

千夜「グスッ……うぅ……ココアちゃんとシャロちゃんのばかぁぁぁぁぁぁ!!!」ダッ

シャロ「ちょっ、千夜!」

ココア「シャロちゃん、追うよ!」ダッ

シャロ「ええ!このまま誤解されたままなんて冗談じゃないわ!」ダッ

ココアシャロ「「待ってー千夜(ちゃん)!!」」

ティッピー「まったく、さわがしいのぉ…」


ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

ーーーー

ーー


シャロ(こうしてココアとの入れ替わり生活は終わった。あれから大変だったわね)

シャロ(千夜が誤解してラビットハウスを出て行った後、ココアと二人で追いかけて千夜をつかまえて、必死に説得して、バイトの店長い謝罪して…)

シャロ(千夜、最初は信じてくれなかったけど、しばらくしたら信じてくれたわ。なんでもリゼ先輩が事情を話してくれたとか)

シャロ(子供の頃憧れていた入れ替わり……いざ体験してみて悪くはなかったけど、もういいかなって感じね)

シャロ(やっぱり自分自信の…今の生活が一番楽しくて充実してるんだもの!……で、私は今何をしているのかと言うと………)




シャロ「千夜、大事な話があるの。聞いて」

千夜「…?何かしらシャロちゃん」










シャロ「私ね、ずっと前から千夜のことがーーーーーーー」






おわり

これで終わりです
ココシャロなのか千夜シャロなのか書いてて自分でもわからなくなりました。中途半端にしてしまい申しわけありません。
最後まで読んでくれた方、レスしてくれた方、ありがとうございました。
よろしければ感想や気になった点、こうしたほうがいい、などの意見を書いていただけると幸いです

次の作品をまだ考えていないので、こんなストーリーを読んでみたい等の意見がありましたら、参考にしたいのでよろしければレスください

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月17日 (木) 17:01:32   ID: pQorF4Hz

この話は千夜がシャロのことを支えてるのに感動しました。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom